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国際政治・世界事情

1294チバQ:2010/04/14(水) 22:18:51
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100415k0000m030055000c.html
キルギス:政変1週間 臨時政府、結束欠く
 【モスクワ大前仁】中央アジアのキルギスで、大衆デモによりバキエフ政権が崩壊してから14日で1週間。臨時政府は全土の掌握に取り組むが、南部に逃亡中のバキエフ大統領の処遇をめぐる方針が固まっておらず、米軍基地問題でも意見の食い違いが出ている。「反バキエフ」で結束していた野党指導者がまとまりを維持できるか不透明だ。

 出身地の南西部ジャララバード州に逃亡中のバキエフ氏は13日、首都ビシケクから逃亡後初めて記者会見を開いた。自らと家族の身の安全が保障されれば、辞任を受け入れる考えを示したが、傍らには自動小銃を手にした兵士が護衛していた。バキエフ氏は隣接するオシ州で15日に開く支持集会に参加する予定で、両州では限定的ながら移動の自由を確保しているようだ。

 ◇特殊部隊を派遣
 キルギス国民の間では6〜8日のデモで80人を超す死者が出たことに対して、バキエフ氏の責任を追及する声が日増しに強まっている。臨時政府のベクナザロフ副代表(検察・司法担当)は13日、大統領の不逮捕特権をはく奪したと発表したうえで、バキエフ氏の逮捕に備えて、逃亡先の近くまで特殊部隊を派遣したことを明らかにした。

 これに対して、同政府代表のオトゥンバエワ元外相は同日のインタビューで、大統領の不逮捕特権を尊重する考えを繰り返し、バキエフ氏の自発的な国外亡命による事態収拾を望む考えを表明した。 バキエフ氏の亡命先をめぐっては、トルクメニスタンなど他の中央アジア諸国や、トルコ、イランなどが候補国として取りざたされている。だが、これらの国はロシアとバキエフ氏の関係が悪化していることから、ロシアに配慮して、バキエフ氏の受け入れに消極的になっているとの見方も出ている。

 また臨時政府は、ビシケク近郊にあるマナス米空軍基地の契約更新問題でも明確な姿勢を打ち出せていない。オトゥンバエワ氏はAP通信に対して、今年7月に現在の契約が切れた後も「次の1年間は自動更新する」と明言した。しかし、テケバエフ副代表(憲法改正担当)は「臨時政府内で基地問題のあり方を徹底的に検討すべきだ」と主張しており、調整は難航が予想される。

 臨時政府はオトゥンバエワ氏のほか、5人の副代表が中心で、これら6人はそれぞれ自らの政党を率いている。キルギスの政治評論家、クニャーゼフ氏は臨時政府の現状について「お互いの意見のすり合わせができていない。(さまざまな問題で)時間をかけて見解を統一する必要がある」と指摘。半年後に実施される大統領選と議会選に向け、各党の思惑の違いが表面化する可能性もある。


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