したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

法学論集

1とはずがたり:2005/03/29(火) 14:02:24
憲法や政治思想・安保論など以外の政治・法学関連スレです。判決・刑事事件等扱います。

=関連スレ=
憲法スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061910652/l100
国際関係・安全保障論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l100
政治思想総合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039194613/l100

2346名無しさん:2015/09/06(日) 14:12:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150906-00000022-sph-soci
溝口敦さんが迫る山口組分裂の行方
スポーツ報知 9月6日(日)11時32分配信

 国内最大の指定暴力団、山口組の分裂騒動について「六代目山口組ドキュメント2005-2007」などの著書があるノンフィクション作家、溝口敦さん(73)をインタビュー取材した。溝口さんは1968年に「血と抗争―山口組ドキュメント暴力団」を出版して以来、50年近く山口組を追っており「へたな組員よりも内部事情に詳しい」という評価もあるほどだ。

 1990年には仕事場の近くで背後から何者かに刺され重傷を負い、2006年には長男が太ももを刺されて重傷を負っている。それでも溝口さんは、暴力団取材を辞めようと思ったことはなく「知りたいと思う読者がいる限り書き続ける」というスタンスを今も貫いている。

 今回の分裂は、2次団体が、総本部に納める会費(上納金)の高騰が引き金になったというのが溝口さんの見方。溝口さんは、その具体的な額までよどみなく説明し、上納金のみならず、ミネラルウォーターや歯磨き粉、ちり紙、文房具などの日用雑貨まで売りつけられる仕組みを解説してくれた。暴力団対策法に続き、暴力団排除条例が全国で施行され、暴力団のビジネスが困難になる中で、分裂への動きは必然だったのかもしれない。

 溝口さんの取材では、13団体からなる新組織(仮称・神戸山口組)は淡路島を拠点とする直系組織、侠友会が中心となり、五代目山口組組長の出身母体だった山健組の組長をトップに擁立する見通し。だが、本体には依然として約60団体が残ることになり、数の上では旧組織が勝ることになりそうだ。

 溝口さんは「暴力団という組織そのものが現代社会に合わなくなってきている。組員の中にも生活困窮者がおり、組員は減る一方。これからは衰退の一途を辿るでしょう」と分析し、暴力団組織には属さずに蔓延しつつある暴力的集団を「半グレ集団」と定義づける。その典型例には2012年に発生した六本木クラブ殺人事件に関与したグループを挙げている。

 溝口さんは近著「危険ドラッグ 半グレの闇家業」などで半グレ集団の実態についてもリポート。暴力団が衰退していくとしても、溝口さんの反社会的集団への追及には終わりはないようだ。

最終更新:9月6日(日)12時7分

2347名無しさん:2015/09/06(日) 14:12:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150906-00000045-sph-soci
山口組分裂を招いた会費大幅アップ 抗争は長期化へ 
スポーツ報知 9月6日(日)11時48分配信

 国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂騒動で、離脱した複数の組長らが5日、同市中央区の有力団体「山健組」の事務所に結集した。捜査関係者によると、新組織結成に向けた会合を開いたとみられる。また、指定暴力団「住吉会」(東京都港区)の傘下組織幹部らも事務所を訪れたことも判明。山口組は8月下旬、離脱の動きを見せた2次団体の組長13人を「絶縁」や「破門」の処分にした。今回の分裂劇の発端、さらに今後について山口組を追ってきたノンフィクション作家、溝口敦さん(73)が分析した。

 司忍組長が、8月下旬に13団体を破門・絶縁としたのは、彼らが新組織結成へ向けた仮盃(かりさかずき)を交わしたという話が広がったからです。分裂の話は昨年6月頃から始まっていました。

 一番の理由は団体が本部に納めるお金(会費)への不満でしょう。暴力団対策法(1992年)に続き暴力団排除条例(2011年)が施行され、シノギ(お金を稼ぐこと)がやりにくくなっているのに渡辺芳則・5代目組長(12年死去)の時より会費が値上がりしています。組員も減っているのでさらに負担は大きくなるわけです。

 05年に組長を引退した5代目時代の80万円から35万円値上がりして、直系(2次団体)組長は月に115万円ずつ納めています。さらにミネラルウォーターや歯磨き粉、ちり紙などの日用雑貨も売りつけられ、月200万円以上払っている。さらに2次団体はお中元で5000万円、お歳暮と司忍組長の誕生日でそれぞれ1億円ずつ分担して納めなくてはなりません。残っている団体も「山口組の代紋があるから何とか食えている」と思っているわけで不満がないわけではないでしょう。

 山健組の井上邦雄組長を組長に担ごうとしている新組織は、今後本体と抗争になる可能性があるでしょう。ただし今の組員はピストルをあまり使いたがらない。拳銃所持、器物損壊などで懲役7年は食らうでしょうし、今は法律上、組長も使用者責任を問われます。刃物や金属バットを使って「半グレ」の連中のケンカのような抗争になるかもしれません。

 山口組と一和会の間で80年代に起きた山一抗争も5年ぐらい続きましたし、今回も1、2年では終わらないかもしれません。これで山口組全体の地盤沈下は進むのではないか。兵庫県警は表面上迷惑そうな顔をしているでしょうが「壊滅まで追い込めるかもしれない」と内心は喜んでいると思います。(取材、構成・甲斐 毅彦)

 ◆溝口 敦(みぞぐち・あつし)1942年7月5日、東京都生まれ。73歳。早大政経学部卒。出版社勤務を経てフリーに。暴力団や宗教などを主に取材し、著書は「暴力団」「続・暴力団」「六代目山口組ドキュメント2005―2007」「武富士 サラ金の帝王」など。「食肉の帝王」で講談社ノンフィクション賞受賞。

最終更新:9月6日(日)12時7分

2348チバQ:2015/09/06(日) 17:50:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150905-00050107-yom-soci
新組織トップに「山健組」組長…淡路島を拠点か
読売新聞 9月6日(日)9時10分配信

 全国最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市)から離脱した直系13団体のうち、約10団体が5日、新しい暴力団組織のトップを、山口組で最大勢力だった「山健組」(神戸市)組長に決めたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 名称は「神戸山口組」とし、拠点は兵庫県淡路市(淡路島)に置くとみられる。兵庫県警など警察当局は、山口組との対立は不可避とみて、警戒を一層強める。

 捜査関係者によると、新組織に入るのは「山健組」や「宅見組」(大阪市)、「侠友会」(淡路市)など。この日、神戸市中央区で会合を開き、新組織の組長を井上邦雄・山健組組長(67)、ナンバー2の若頭を寺岡修・侠友会会長(66)などとする体制を決めた。勢力は約3000人となる見通し。

2349名無しさん:2015/09/07(月) 22:08:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150906-00000047-mai-soci
<山口組分裂>新組織が発足 トップは山健組長
毎日新聞 9月6日(日)19時41分配信

 ◇当面は?友会の事務所を本拠か 名称は「神戸山口組」か

 指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の最大の2次団体だった山健組(同市中央区)などの直系組長13人が、新組織を結成したことが捜査関係者への取材で分かった。山健組の井上邦雄組長(67)が組長に就任し、「神戸山口組」を名乗るとみられる。構成員は数千人に上る可能性があり、国内最大の暴力団は本格的に分裂した。警察当局は抗争事件への警戒を強化するとともに、暴力団対策法に基づく指定に向けて新組織の実態把握を進める。

 捜査関係者によると、新組織は山健組の傘下組織一つを含む計14団体で構成。他に離脱した宅見組(大阪市中央区)の入江禎組長(70)が副組長、?友会(兵庫県淡路市)の寺岡修会長(66)が若頭を務めるという。当面は?友会の事務所を本拠にするとみられる。5日に山健組の関連施設で開かれた会合は初の定例会とみられ、会合場所には指定暴力団住吉会(東京都港区)の幹部も訪れた。

 山口組全体の構成員は昨年末時点で約1万人。14団体は近畿を中心に岡山、福井、熊本など広範囲に点在し、合計すると3000人規模になる。ただ、執行部側が離脱派を翻意させる「切り崩し工作」も続いているといい、新組織の勢力は流動的だ。

 分裂の背景には、山口組の篠田建市(通称・司忍)6代目組長やナンバー2である若頭の出身母体「弘道会」(名古屋市中村区)との対立があったとみられる。弘道会系幹部の重用や、直系組長らに課される上納金の高額化に不満が高まっていたとされる。執行部側が総本部を名古屋に移そうとしたとの情報もあるが、捜査関係者は「暴力団排除条例などで、受け皿となる建物を新たに作ることは難しい」と否定的だ。

 捜査幹部は「新組織は山口組の発祥地である神戸の名を冠して正統性を主張したいのだろう。分裂の決定的な理由は今後、詳細な分析が必要だ」と話す。

2350名無しさん:2015/09/07(月) 22:39:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150907-00000068-mai-soci
<司法試験>漏えいか 明大法科大学院、教授が教え子に
毎日新聞 9月7日(月)21時56分配信

 今年の司法試験を巡り、国の「司法試験考査委員」を務める明治大法科大学院の男性教授(60代)が、教え子の女性に試験内容を漏らしていた疑いが強まり、法務省が調査を始めた。教授は法務省の調査に対し、漏えいを認めているという。

 関係者によると、教授は考査委員(約130人)の一人として、今年5月に実施された司法試験の出題や採点を担当していた。関係者によると、教授は憲法を専攻しており、憲法の問題作成に関わったが、試験前に教え子の20代女性に問題内容を漏らしていた疑いがあるという。

 司法試験を巡っては、考査委員を務めていた慶応大法科大学院の教授が2007年、試験の前に学生を対象とする「自主勉強会」を開いたことが判明したケースがあり、法務省は考査委員を解任している。【和田武士】

2351とはずがたり:2015/09/08(火) 06:09:04
淡路島とは斬新な。不便じゃないのかな?護りやすいとか??侠友会が強いのか?

新組織トップに「山健組」組長…淡路島を拠点か
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%96%B0%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AB%E3%80%8C%E5%B1%B1%E5%81%A5%E7%B5%84%E3%80%8D%E7%B5%84%E9%95%B7%E2%80%A6%E6%B7%A1%E8%B7%AF%E5%B3%B6%E3%82%92%E6%8B%A0%E7%82%B9%E3%81%8B/ar-AAdZYnW
読売新聞 1日前

全国最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市)から離脱した直系13団体のうち、約10団体が5日、新しい暴力団組織のトップを、山口組で最大勢力だった「山健組」(神戸市)組長に決めたことが、捜査関係者への取材でわかった。

名称は「神戸山口組」とし、拠点は兵庫県淡路市(淡路島)に置くとみられる。兵庫県警など警察当局は、山口組との対立は不可避とみて、警戒を一層強める。

捜査関係者によると、新組織に入るのは「山健組」や「宅見組」(大阪市)、「侠友会」(淡路市)など。この日、神戸市中央区で会合を開き、新組織の組長を井上邦雄・山健組組長(67)、ナンバー2の若頭を寺岡修・侠友会会長(66)などとする体制を決めた。勢力は約3000人となる見通し。

2352とはずがたり:2015/09/08(火) 06:34:31
指定暴力団員は銀行口座開けないから児童手当も貰えないのか。

暴力団組員の男、「息子のために、児童手当を…」と口座開設 詐欺で逮捕
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%9A%B4%E5%8A%9B%E5%9B%A3%E7%B5%84%E5%93%A1%E3%81%AE%E7%94%B7%E3%80%81%E3%80%8C%E6%81%AF%E5%AD%90%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E3%80%81%E5%85%90%E7%AB%A5%E6%89%8B%E5%BD%93%E3%82%92%E2%80%A6%E3%80%8D%E3%81%A8%E5%8F%A3%E5%BA%A7%E9%96%8B%E8%A8%AD-%E8%A9%90%E6%AC%BA%E3%81%A7%E9%80%AE%E6%8D%95/ar-AAe1vNF
産経新聞 10 時間前

 暴力団組員であることを隠して、金融機関で普通預金通帳を交付させたとして、京都府警宇治署は7日、詐欺の疑いで、京都府宇治市伊勢田町の暴力団組員の男(46)を逮捕した。同署によると、「詐欺になると知っていた。息子の児童手当を受けるためだった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、平成25年7月12日午前7時45分ごろ、同市内の金融機関で、暴力団組員であることを隠し、自分名義の普通預金通帳を交付させたとしている。

2353とはずがたり:2015/09/08(火) 08:25:59

山口組分裂:脱退14団体が「神戸山口組」発足宣言
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%B5%84%E5%88%86%E8%A3%82%E8%84%B1%E9%80%80%EF%BC%91%EF%BC%94%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%81%8C%E3%80%8C%E7%A5%9E%E6%88%B8%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%B5%84%E3%80%8D%E7%99%BA%E8%B6%B3%E5%AE%A3%E8%A8%80/ar-AAe1ZJL
毎日新聞 16 時間前

 指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂問題で、脱退した14団体が新たに結成した組織が「神戸山口組」と名乗って発足を宣言する文書を出していたことが、捜査関係者への取材で分かった。文書の内容を、警察当局が確認した。

 複数の捜査関係者によると、文書は8月の日付で、新組織の組長に就任した井上邦雄・山健組組長の名前で出されていた。

 文書は「御挨拶(あいさつ)」とのタイトル。篠田建市(通称・司忍)6代目山口組組長を「利己主義甚だしく」などと批判したうえで、「歴代山口組親分の意を遵守(じゅんしゅ)するため」に山口組を離脱し、新組織を結成すると宣言している。

 また、この文書の末尾には、「山菱(やまびし)」と呼ばれる山口組の代紋(シンボル)もそのまま使用しており、今後、山口組側の反発も予想される。

2354とはずがたり:2015/09/08(火) 13:42:52
不適切な関係でもあったのかな?(;´Д`)

司法試験漏洩、法務省が刑事告発 東京地検特捜部が捜査
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/28/40fac9e4a61464462761ee830deec3b0.html
(朝日新聞) 11:42

 今年の司法試験で、問題の作成などを担当する考査委員を務めていた明治大学法科大学院の青柳幸一教授(67)が問題内容の一部を漏洩(ろうえい)したとして、法務省は8日、青柳教授を国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで東京地検に告発し、発表した。地検特捜部は同容疑で捜査を進めている。司法試験の漏洩が発覚し、法務省が告発するのは初めて。

 同省によると、青柳教授は2006年から考査委員を務めていた。今年5月に実施された司法試験では、論文試験のうち憲法に関する問題の作成などを担当。同大学院を修了した教え子の20代女性に対し、担当した問題1問の内容を事前に漏らした疑いが持たれている。同省の調査に対し、青柳教授は問題を漏らしたことを認めているという。同省は8日、青柳教授を考査委員から解任した。

 女性については、今年の受験を禁止して採点の対象から除外。今後5年間、司法試験の受験を禁止する行政処分を出した。今年の司法試験の合格者発表は8日午後に予定されているが、「問題の流出先は1人に限られており、合格者の判定への影響はなかった」としている。

2355名無しさん:2015/09/08(火) 22:10:20
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150908-00000018-pseven-soci
「ネットで嘘の情報を流せ」と言われた山口組幹部も存在した
NEWS ポストセブン 9月8日(火)16時6分配信

“日本最大の暴力団”山口組の分裂が明らかになり、ネットを含め様々な情報が飛び交っている。日本でもっともヤクザに詳しいライター、鈴木智彦氏が当事者たちからの証言をもとに、ネット情報の真偽をレポートする。

 * * *
 今回の分裂騒動では、暴力団関係者の情報収集能力に明確な差が生まれた。分裂というお家の一大事では、末端の組員にはほぼなにも知らされないのだ。山口組から処分された組長たちが率いる団体の構成員も、山口組に残った大半も、ネットやマスコミ報道を頼っていたと推測される。事実、新聞報道の後でも、配下に説明が終わっていない組織があった。

 千にひとつの信憑性しかないネットでも、SNSだけは無視できない。Twitterで離脱一派の「組長」を名乗る男性が、「東京は血の海になるでしょう」などと書いていたが、本当に組長でもおかしくはない。

 というのも、処分された直参組長たちの名前をFacebookでチェックしたところアカウントが見つかり、本人である裏取りもできたからだ。当方のTwitter経由で入手したたれ込みも10件を超えた。

「嘘の情報をネットで流せと指示された。具体的に名前や組織名を出せと言われた」

 とある山口組幹部はそう告白する。真偽の判定は、当事者とのホットラインがないと不可能だ。

 山口組がなんの書状も出していない分裂発覚直後の段階で、ネットには絶縁・破門状が広まった。急いで裏取りすると、山口組の中枢にはいない周辺者が情報を整理するためにワープロで作成したものだった。それが近親者に渡り、ネットに流れ、拡散されたのだ。これを「本物」として掲載したメディアがあるなら廃業した方がいい。

※週刊ポスト2015年9月18日号

2356名無しさん:2015/09/08(火) 22:12:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150908-00000031-mbsnewsv-l28
「神戸山口組」発足の文書発送か 山口組“分裂”問題
毎日放送 9月8日(火)11時50分配信

 指定暴力団・山口組から絶縁などの処分を受けたとされる組長らが結成した新組織、「神戸山口組」が、他の暴力団組織に発足を知らせる文書を発送したとみられることが、警察への取材でわかりました。

 捜査関係者によりますと「神戸山口組」の発足を伝える文書は、全国の暴力団組織などに向けて、トップに新しく就任した山健組の井上邦雄4代目組長の名前で、5日土曜日に発送されたということです。

 末尾には、「山菱」と呼ばれる山口組のシンボル=代紋が使用されていて、兵庫県淡路市にある「侠友会」の本部事務所の住所が新組織の本部として書かれているということです。

 警察は、神戸山口組が組織固めを進めているとみて、実態の把握を急ぐとともに、警戒を強めています。

毎日放送

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150907-00000339-fnn-soci
山口組「分裂」 新組織拠点は淡路島か 住民に不安広がる
フジテレビ系(FNN) 9月7日(月)20時38分配信
分裂した指定暴力団「山口組」の新組織。新たな拠点とされるのは、兵庫県の淡路島。島には、不安が広がっている。
「六代目山口組」から分裂した新組織が、拠点を置くとみられる淡路島の住民たちは、「そういうヤヤコシイ人は、いない方がいい」、「来ない方がよろしいですよ」、「そんなの来たら、この平和な淡路島がなあ」などと不安を漏らした。
新組織の拠点になるとみられるのは、分裂した組の1つ、「侠友会」の事務所。
周辺に学校などがないため、暴力団排除条例の適用を逃れる狙いがあるとみられている。
5日、神戸市中央区にある山健組の施設で行われた会合。
山口組から、絶縁や破門の処分を受けた組長ら14人が集まり、新組織「神戸山口組」を結成したとみられている。
神戸山口組のトップには、山健組の井上邦雄組長が就任したほか、組長に次ぐ副長や、若頭の役職も決まったとの情報もある。
構成員が、数千人にのぼる可能性もある、神戸山口組。
その結成会合に、ある人物の姿があった。
東京に拠点を置く指定暴力団「住吉会」傘下の最大組織で、武闘派と知られる住吉会・幸平一家のトップ、加藤英幸総長。
その参加には、いったいどういう意味があるのか。
暴力団にくわしいジャーナリスト・鈴木智彦氏は、「行ったのは、加藤さんの判断だと推測するしかない。(絶縁や破門処分で)通常、こうやって離脱すると、(新組織は)孤立無援になって、既存の暴力団は、一切つきあわない。(加藤総長は)それでもわたしは、こちらを支持すると、はっきりしたアピールだと」と話した。
六代目山口組組長の出身母体、名古屋市の弘道会に、神戸市の山健組を中心とするグループが反発したことで起きたとされる、分裂騒動。
そこに、関東の暴力団も関係してくるのか。
警察は、新組織の実態把握を急ぐとともに、対立抗争の勃発を防ぐため、警戒を強めている。
最終更新:9月7日(月)20時38分

2357名無しさん:2015/09/08(火) 22:13:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150908-00000500-san-soci
山口組分裂 新組織、文書で「神戸山口組」周知 「山菱」も使用 拠点は淡路市の侠友会本部か
産経新聞 9月8日(火)8時13分配信

 指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂問題で、離脱した組長らが設立した新組織が、設立を周知する文書を出していたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警は同日、暴力団担当者らを集めた臨時会議を開き、分裂を機に取り締まりを徹底するよう指示した。

 ■なぜ淡路島に…事務所の周辺に学校なし、条例を免れる目的か

 捜査関係者によると、文書では新組織を「神戸山口組」と名乗り、組長には山健組(神戸市中央区)の井上邦雄組長の名を記載。山口組が使用する「山」の文字を菱(ひし)形にあしらった「山菱」もそのまま使った。

 また、神戸山口組が、拠点を兵庫県淡路市の侠友会本部に置くとみられることも判明した。同県暴力団排除条例では、学校周辺などでの組事務所の新規運営を禁じているが、侠友会の事務所周辺には学校などがなく、条例適用を免れる意図があるとみられる。

 神戸山口組は、井上組長のほか、副組長に宅見組(大阪市中央区)の入江禎(ただし)組長、若頭に侠友会の寺岡修会長ら山口組から絶縁・破門処分を受けた13団体の組長に、山健組傘下の別の幹部を加えた計14人が中核を担うとみられる。山健組の組長は、井上組長から傘下団体の幹部に交代した。

 一方、大阪府警の臨時会議では、南野伸一刑事部長が「分裂を好機と捉え、暴力団の弱体化と壊滅に向けた取り締まりを徹底してほしい」と訓示。一般人が巻き添えとなる抗争事件を未然に防ぐため、組事務所などに対する警戒活動を強化するよう求めた。

2358とはずがたり:2015/09/08(火) 22:37:27
刑法の先生が領収書を野々村張りの偽造で研究費詐取したけど私大だし依願退職ですんでしかも法科大学院へ栄転してったって話しも聞いたし法学の教員ども腐っとるなw

司法試験漏えい:明大院教授「女子学生食事に誘う」評判も
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%8F%B8%E6%B3%95%E8%A9%A6%E9%A8%93%E6%BC%8F%E3%81%88%E3%81%84%E6%98%8E%E5%A4%A7%E9%99%A2%E6%95%99%E6%8E%88%E3%80%8C%E5%A5%B3%E5%AD%90%E5%AD%A6%E7%94%9F%E9%A3%9F%E4%BA%8B%E3%81%AB%E8%AA%98%E3%81%86%E3%80%8D%E8%A9%95%E5%88%A4%E3%82%82/ar-AAe3efr#page=2
毎日新聞 毎日新聞
10 時間前
シェア
私立高に全国初の「自衛隊コース」
記者会見に臨む維新の党の松野頼久代表(右)と柿沢未途幹事長=27日午後、東京・国会内
維新、柿沢氏ら解任で大阪系幹部排除
 司法試験の問題を教え子に漏らしていた疑いが発覚した明治大法科大学院の青柳幸一教授(67)は、2006年に現在の新司法試験が導入された時から、試験問題の作成に当たる「考査委員」を務めてきた大ベテランだった。発言力が強く、司法試験の世界では有名人だったという。新試験制度の導入から10年目。法曹養成制度を揺るがしかねない事態に、教授を知る専門家や関係者は衝撃を口にした。

 司法試験の問題は、考査委員それぞれがたたき台を作り、意見を出し合い作成する。青柳教授は、今年の司法試験の問題作成で、自身の専門である憲法の問題形式を取りまとめる「主査」を務めた。

 「エネルギッシュで、常に議論をリードしていた」。青柳教授と面識がある考査委員の一人は打ち明ける。「学者としての功績は知らないが、考査委員の経歴が長く、受験業界では有名人。考査委員の中でも発言力が強かった」という。一方でこの委員は「事実とすればばかばかしい。守秘義務を守るのは当たり前で、個人の問題ではないか」とあきれた様子だった。

 青柳教授の授業を受けた明治大法科大学院の男子大学院生は「法律の基本や歴史的背景などが分かりやすく、授業の評判は良い。ただ、女子学生を高級な食事に誘うと評判で、実際に行った知り合いもいる。法曹への信頼に関わるので、教える人と試験問題を作る人は分けた方が良い」と話した。

 明治大法科大学院の同僚の男性教授は「大変な衝撃を受けた。学生に司法試験に合格してほしい気持ちは教授としてはみな同じだが、試験内容を教えるのはゆがんだ親心だ。不正な手段で合格した人がいるとなると法曹界全体が揺らぐ」と肩を落とした。

 また、他大の法学部教授は「恐れていたことが現実になった印象だ。正義を実現する法律家を育てる試験で、こんなインチキがなされ、まじめに取り組んできた学生たちが可哀そうでならないし、許せない」と憤った。「法科大学院はどこも人手不足。人員配置の課題と悪質な教員の存在が掛け合わさり、起きるべくして起きた」と指摘する。

 新司法試験を巡っては07年にも、考査委員だった慶応大法科大学院の男性元教授が学生向けの答案練習会を開いていたことが判明し、法務省は出題の担当から学者枠を大幅に減らすなどの対策を取っている。だが、大学教員が考査委員を務める方式は改まっていない。上川陽子法相は8日の閣議後の記者会見で「ワーキングチームを設け、原因を調査するよう指示した」と話した。

 明治大の福宮賢一学長は「司法試験制度の根幹を揺るがしかねない事態で重く受け止め、大学として関係者の方々におわび申し上げます。今後も事実関係の確認を進め、厳正な対応を行う方針です」とのコメントを出した。【山本将克、平塚雄太】

2359とはずがたり:2015/09/09(水) 19:32:22
【山口組分裂】「どこのもんや」「大阪府警や」「帰れ」「開けんかい」…響く怒声、捜査員と組関係者もみ合いに 山健組事務所捜索
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%90%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%B5%84%E5%88%86%E8%A3%82%E3%80%91%E3%80%8C%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%AE%E3%82%82%E3%82%93%E3%82%84%E3%80%8D%E3%80%8C%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E8%AD%A6%E3%82%84%E3%80%8D%E3%80%8C%E5%B8%B0%E3%82%8C%E3%80%8D%E3%80%8C%E9%96%8B%E3%81%91%E3%82%93%E3%81%8B%E3%81%84%E3%80%8D%E2%80%A6%E9%9F%BF%E3%81%8F%E6%80%92%E5%A3%B0%E3%80%81%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E5%93%A1%E3%81%A8%E7%B5%84%E9%96%A2%E4%BF%82%E8%80%85%E3%82%82%E3%81%BF%E5%90%88%E3%81%84%E3%81%AB-%E5%B1%B1%E5%81%A5%E7%B5%84%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80%E6%8D%9C%E7%B4%A2/ar-AAe61yd?getstaticpage=true
産経新聞 7 時間前

【山口組分裂】「どこのもんや」「大阪府警や」「帰れ」「開けんかい」…響く怒声、捜査員と組関係者もみ合いに 山健組事務所捜索: 大阪府警の捜査員が山健組事務所に家宅捜索に入り、怒号が飛び交うなど物々しい雰囲気となった=9日午前、神戸市中央区

 「帰れ!」「開けんかい!」。振り込め詐欺の関係先として、大阪府警が9日午前に実施した神戸山口組の山健組事務所(神戸市中央区花隈町)などの家宅捜索。山健組事務所の内外では激しい怒号が飛び、捜索を拒もうとした組関係者が捜査員と取っ組み合いになる場面も。周囲では重装備の機動隊員が並び、規制のロープを張るなど厳戒態勢が敷かれ、小雨の降る静かな住宅街は一時騒然とした。

 同日午前10時すぎ、知能犯や暴力団担当の捜査員ら約60人が山健組の事務所前に到着すると、組関係者らは「何しに来たんや」「どこのもんや」と声を上げ、捜査員が中に入るのを拒否。捜査員も「大阪府警の家宅捜索や」「さっさと開けんかい」と応酬し、事務所内になだれ込んだ。激しく抵抗して捜査員ともみ合いになり、事務所の外で取り押さえられる組関係者もいた。

 事務所の周りには、防弾チョッキや盾を持った機動隊員が50人態勢で警戒し、不安そうに通行する住民たちの誘導などにあたった。

 山口組の分裂をめぐっては8月下旬、絶縁・破門処分を受けた山健組など直系13団体の組長が、新たに神戸山口組を結成。新組織の設立を通知する文書には山口組の篠田建市(通称・司忍)組長を批判する文言もあり、警察当局は抗争につながる恐れもあるとして警戒を強めている。

2360名無しさん:2015/09/09(水) 20:19:51
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150909-00059390-hbolz-soci
今国会で「取り調べの可視化実現」が先送りに。参院民主党の罪は重い
HARBOR BUSINESS Online 9月9日(水)16時21分配信

―― 江川紹子の事件簿 ――

◆可視化制度も日本版司法取引も先送り

 取り調べの録音・録画(可視化)の制度化や日本版司法取引の導入を含む刑事訴訟法等改正法案について、今国会での成立が見送られることになった。

 民主党は、衆議院では法案の一部修正と付帯決議で折り合って賛成したものの、参院ではヘイトスピーチ規制法案の優先処理を求めて、刑訴法改正法案の審議入りに応じてこなかった。結局、ヘイトスピーチ法案は与党の同意を得られず廃案となる見込みで、そのうえ可視化も先送り。民主党の戦略の稚拙さが際立つ結果となった。

「極めて遺憾だ」――可視化の実現に長年尽力し、「ミスター可視化」と呼ばれる小坂井久弁護士は、落胆を隠さない。

「元々は、民主党政権の時に、可視化の立法をしておかなければならなかったのに、警察等の抵抗も激しくて、無理だった。法制審議会を通すという形を取る以外、改革にはたどり着けなかった。それがようやく到達しようという時に足踏みするとは、極めて残念だ」

 この法案は、法制審議会特別部会の議論を経て作成され、今年3月に国会に提出された。

①裁判員裁判対象事件と検察の独自捜査事件について、取り調べの全課程の録音録画を義務づける可視化――のほか、

②被疑者国選弁護制度の対象拡大、検察官の手持ち証拠のリスト開示などの弁護活動の充実化を図る改正――に加え、

③被疑者・被告人が他人の犯罪を申告した時に、刑の減免などを得られる合意制度(日本版司法取引)の導入

④捜査機関による通信傍受の範囲拡大や手続きの簡略化――など捜査手法の拡充を図る内容がセットになっている。

 要するに、冤罪防止を求める声に応えつつ、可視化に激しく抵抗する警察を説き伏せるために、捜査手法の拡充を盛り込んだ。このバランスを取るのに、法務省の担当者は腐心したようで、

「ガラス細工のように慎重に作り上げた法案。なので、どこかを修正すれば、そのバランスが崩れてしまう」とも言う。

◆捜査機関の焼け太り、無罪請負人も反対

 一方で、捜査側への配慮が大きすぎるとして、「冤罪や証拠捏造などの問題が相次いだための法改正のはずなのに、これでは(捜査機関の)焼け太りだ」との批判もされている。新たな捜査手法のために、新たな冤罪が生まれる懸念もある。

 特に、③の司法取引は、他人を事件に引きずり込むタイプの冤罪を作りかねない。

 刑事事件の経験豊富な弁護士の中には、今でも密室の取調室の中で、司法取引的なやりとりが行われている現実を考えると、「取り引きが形に残るようになるだけ(法案は)マシ」との評価をする人もいる。

 その一方、多くの刑事事件を担当し、“無罪請負人”の異名もとる弘中惇一郎弁護士は、

「自分の罪を申告するならともかく、他人を巻き込む『司法取引』には害悪が大きすぎる。これをどういう根性の人たちが運用するかを考えると危ない」と指摘。「あらゆる制度改革には慎重であるべき」として、法案には反対の立場だ。

 ④については、もし今後、共謀罪が導入されるようなことになれば、実際の事件がなくても、警察が幅広く国民の通信を盗聴することが可能になるという懸念もされている。

 そのため、「むしろ可決されなくてよかった」「司法取引や盗聴拡大があるなら、今のままの方がマシ」などという声は少なくない。さらには、この法案で可視化が義務化されるのは、全事件の2〜3%程度にすぎないことを挙げて、「こんな法律なら、ない方がマシ」との声もある。

 しかし、本当にそうなのだろうか。

 確かに、法案は大いに問題がある。bestどころか、better、goodの評価もつけられない。

 司法取引に関しては、弘中弁護士が指摘する通りで、法がもたらすリスクは小さくない。けれども、可視化を法制化する機会を、逸してしまっていいのか。密室での取り調べの状況が記録に残らないというworstな現状に風穴を開けるために、他に方法がないのであれば、あえてworseの選択をすることも、政治には必要なのではないか。

2361名無しさん:2015/09/09(水) 20:20:07
>>2360

◆Worseの選択で、可視化を活用せよ

 この法案は、一部の事件とはいえ、取り調べの全課程を録音録画が義務づけられている。警察が、都合のいい部分だけを選んで録画する、あるいはストーリーを被疑者に教え込んでから録画するというようなことはできない。任意同行の場面などが省かれる懸念はあるが、取り調べのすべてが記録されるというのは画期的だ。

 いったん開いたこの風穴は、大きくなることはあっても、それをふさぐことはできないだろう。可視化によって、取り調べのやり方が大きく変わっていくことは間違いない。

 刑事事件のスペシャリストとして知られ、間接証拠による有罪認定についての画期的な最高裁判例を引き出した後藤貞人弁護士(大阪弁護士会)も、一部であっても、可視化が実現することの意義は大きい、として、こんな話をする。

「大阪府警は、特にヤクザの事件などは、殴る蹴るがひどかった。弁護人としては、どうしたら殴る蹴るをさせないか……が大変だった。それが、可視化論議が進展してきて以降、ぴたっとなくなった。論議が深まっただけで、それだけの効果があった。実際に、法律で義務化されればその影響は大きい」

 適正な取り調べをしている限り、可視化は被疑者・被告人の側に有利に働くとは限らず、むしろ捜査機関の側にとって有益な材料にもなる、ということに、警察もいずれ気づくだろう。検察は、すでにそれに気づいて、可視化をうまく活用しようとしている。

 国民にとって大事なのは、その制度が警察・検察と被告・弁護側のどちらに有利か、ということではなく、人権が守られつつ真実を発見するためには何が有効か、だ。その点、可視化は客観的な記録として、双方の目的に寄与する。

 衆議院では、法務委員会が70時間もの時間を費やして、この法案の審理を行った。民主党は当初、慎重な姿勢だったが、最終盤で維新の党とともに与党との修正協議を行い、法案の一部を修正したうえで、他の事件でも「できる限り行うように努める」などとする附帯決議をつけることで合意した。

 先の小坂井弁護士は、この附帯決議を次のように評価する。

「たかが附帯決議というかもしれないが、ここは法制審議会でも最後まで折り合えなかった点。それを、国会で議論があり、一定の合意があったということは、実務上、すごく意味がある。これまで、弁護士が警察に可視化の申し入れをする時にも、何も根拠になるものがなかったが、これでとっかかりができた」

2362名無しさん:2015/09/09(水) 20:20:18
>>2361

◆リアリズムに根ざした政治を

 百点満点からはほど遠くても、現状を鑑みれば、何歩かの前進になる。それを、弁護士が現場で存分に活用し、さらに捜査機関の努力があれば、さらなる前進もありえよう。

 参議院で議論を深め、さらに一歩でも二歩でも前進して(あるいはリスクを少しでも減らして)、新たな制度のスタートを切れれば、さらによい。そんな期待もあったのに、参議院では民主党の抵抗によって、審議に入れなかった。ヘイトスピーチ対策は、とても重要な問題であることはよく理解する。だが、だからといって、村木厚子さん(現厚労次官)に対する無罪判決や検察官による証拠改ざん事件から5年かかって、ようやく可視化が形になろうとする法案を、ここまで軽んじる姿勢は容認できない。

 この機会を逃して、可視化を実現する具体的で現実的な方法を、民主党が持っているなら、それもよいだろう。しかし、そんなものがあるならば、民主党政権の時に、可視化は実現していたのではないか?!

 先の後藤弁護士はこうも言う。

「僕らにとって、あるべき姿から見ると10分の1、100分の1の法案かもしれない。これができれば万々歳なんて、誰も言っていないし、批判をすることは大事だ。でも、前進は前進。だいたい、自民党政権で僕らにとって素晴らしい法律なんてできるわけない。それはしょうがない。でも、だからといって、『こんな法律だったらない方がマシ』というのは、リアリストの言うことではない。僕らは実務家なんで、とれるものは少しでも取る、というのが大事なんです」

 継続審議となるこの法案を、野党は秋の臨時国会で、問題点を指摘し尽くし、さらなる改善をするべく尽力したうえで、成立させてもらいたい。改善できなかった点は、その後も批判し続け、それによってリスクを最小化する。この法案には、三年後の見直し規定がついているので、その時期には、問題点が修正されてよりよい法制度にするための準備を進める。

 地味かもしれないが、少なくとも刑事司法の分野で必要なのは、そういうリアリズムに根ざした政治である。【了】

【江川紹子(えがわ・しょうこ)】

1958年、東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒。1982年〜87年まで神奈川新聞社に勤務。警察・裁判取材や連載企画などを担当した後、29歳で独立。1989年から本格的にオウム真理教についての取材を開始。「オウム真理教追跡2200日」(文藝春秋)等、著書多数。8月に、「大火砕流に消ゆ」(Kindle版)発売。菊池寛賞受賞。行刑改革会議、検察の在り方検討会議の各委員を経験。オペラ愛好家としても知られる。

記事提供:ムーラン (http://www.mulan.tokyo/

新世代のビジネス・ウーマンのためのニュースサイト。「政策決定の現場である霞が関、永田町の動向ウォッチ/新しいビジョンを持つ成長途上の企業群が求める政策ニーズを発掘できるような情報/女性目線に立った、司法や経済ニュース」など、教養やビジネスセンスを磨き、キャリアアップできるような情報を提供している

※本記事の関連記事も掲載中

【江川紹子の事件簿】川崎市中一殺害事件 http://www.mulan.tokyo/article/33/

ハーバー・ビジネス・オンライン

2363名無しさん:2015/09/10(木) 00:17:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150909-00000041-jij-soci
山健組本部を捜索=山口組分裂新組織の中心―詐欺容疑・大阪府警
時事通信 9月9日(水)10時21分配信

 高齢女性からキャッシュカードを詐取するなどした事件に関与した疑いが強まったとして、大阪府警捜査2課と4課は9日午前、詐欺容疑で、国内最大の指定暴力団山口組から離脱した山健組の本部事務所(神戸市)など関係先数カ所を家宅捜索した。
 
 山口組からは山健組や宅見組(大阪市)、侠友会(兵庫県淡路市)など13団体が離脱。山健組の井上邦雄組長を頂点とする新組織「神戸山口組」が結成されたとみられている。
 山口組の分裂後、山健組に対する警察当局による捜索は初めて。今回の捜索は、詐欺事件の全容解明を目指すとともに、新組織について情報収集を進める狙いがあるとみられる。
 事件では、山健組傘下組織の組員平沢康彦容疑者(51)らが8月、他の者と共謀し、愛知県高浜市の80代女性からキャッシュカードを詐取するなどしたとして逮捕された。
 府警によると、平沢容疑者らは警察官などを装って中国から電話をかけ、「キャッシュカードが偽造されているかもしれない。調べる必要があるので暗証番号を教えて」などとうそを言ってカードを詐取。現金を引き出されたケースもあり、府警は同容疑者らのグループによる被害は総額約1億4000万円に上るとみている。

2364とはずがたり:2015/09/10(木) 05:54:07

新組織「神戸山口組」傘下組長ら逮捕 警察官かたりオレオレ詐欺 被害総額は1億4千万円 大阪府警
http://www.msn.com/ja-jp/news/other/%E6%96%B0%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%80%8C%E7%A5%9E%E6%88%B8%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%B5%84%E3%80%8D%E5%82%98%E4%B8%8B%E7%B5%84%E9%95%B7%E3%82%89%E9%80%AE%E6%8D%95-%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E5%AE%98%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%AC%E8%A9%90%E6%AC%BA-%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E7%B7%8F%E9%A1%8D%E3%81%AF%EF%BC%91%E5%84%84%EF%BC%94%E5%8D%83%E4%B8%87%E5%86%86-%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E8%AD%A6/ar-AAe6krU
産経新聞 7 時間前

 警察官をかたるオレオレ詐欺でキャッシュカードをだまし取ったなどとして、大阪府警など6府県警の合同捜査本部は9日、詐欺容疑などで、指定暴力団山口組から直系組長らが離脱して発足した新組織「神戸山口組」の山健組系組長、松森治(52)=神戸市長田区西山町=と同組員、成瀬智英(46)=長野県飯田市鼎切石=ら3容疑者を逮捕し、被害者に電話をかける「かけ子」の男2人を再逮捕したと発表した。

 松森、成瀬両容疑者の逮捕容疑は平成25年11月下旬、中国内から大阪府内の70代女性宅に警察官を装って電話をかけ、「カード情報が漏れている」などと嘘を言ってキャッシュカードをだまし取った上、金融機関の現金自動預払機(ATM)で現金150万円を引き出したとしている。

 松森容疑者らはかけ子を勧誘し、中国に送り出していたという。この詐欺グループによる被害総額は約1億4千万円に上り、府警は一部が山健組に流れた可能性もあるとみて捜査する。

 府警は同日、神戸市中央区の山健組事務所など9カ所を家宅捜索し、USBメモリーなどを押収した。

2365とはずがたり:2015/09/10(木) 08:25:06
明大教授、懲戒免職へ…司法試験漏えい
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150909-OYT1T50106.html?from=y10
2015年09月10日 00時52分

 司法試験の問題を作成する考査委員を務めていた明治大法科大学院の青柳幸一教授(67)による試験問題の漏えい事件で、同大の福宮賢一学長が9日夜、同大駿河台キャンパス(東京都千代田区)で記者会見し、青柳教授を懲戒免職にする方針を明らかにした。

 理事会などを経て正式決定する。福宮学長は「司法試験制度の根幹を揺るがしかねない事態だと重く受け止めており、おわび申し上げます」と陳謝した。

 東京地検特捜部は同日、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で告発された青柳教授の同キャンパス内にある研究室を捜索した。既に自宅などの捜索を終えており、裏付けを進める。

 会見には、福宮学長や、法科大学院の河内隆史院長ら3人が出席。説明によると、河内院長が8日、青柳教授に電話で事実関係を確認したところ、教授は漏えいを認めた上で、「ご迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。特捜部の捜査を理由に詳細な説明は拒んだという。

2366とはずがたり:2015/09/10(木) 18:36:19
溝口敦氏が緊急リポート 「神戸山口組」これが人事一覧と掟だ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163481
2015年9月8日
【溝口敦 緊急連載「山口組分裂 血の抗争の行方」第1回】

 世間を震撼させている日本最大の指定暴力団、山口組の分裂劇は今後、どんな展開を見せるのか。この分裂劇の裏側に何があって、真相は何か。暴力団に関して数々の名著があるジャーナリストの溝口敦氏が緊急連載で渾身リポート!

■月会費は大幅減額、組長への贈り物禁止

 今月5日、神戸市花隈の山健組本部に、山口組を離れた「神戸山口組」のメンバーたちが集まり、発足に向けて人事や月会費を決めた。

 出席したメンバーによれば、人事は次の通りである。煩雑になるが、よそではまだ報じられていないようなので、記すことにする。

 神戸山口組の組長は事前予想通り井上邦雄(山健組組長)。若頭は寺岡修(侠友会、淡路市)、若頭補佐・剣柾和(黒誠会会長、大阪市)、同・織田絆誠(今回、山健組から抜擢)とされる。

 副組長・入江禎(宅見組組長、大阪)、総本部長・正木年男(正木組組長、福井県敦賀市)、本部長・毛利善長(毛利組組長、吹田市)、舎弟頭・池田孝志(池田組組長、岡山市)、舎弟・岡本久男(松下組組長、神戸市)、同・宮下和美(西脇組組長、神戸市)。

 顧問・奥浦清司(奥浦組組長、東大阪市)、若中・池田幸治(真鍋組組長、尼崎市)、同・高橋久雄(雄成会会長、京都市)、同・清崎達也(大志会会長、熊本県八代市)。(順不同)

 注目すべきは神戸山口組が新しく決めた月会費の額である。役付き30万円、中堅20万円、若中10万円と安い。弘道会が支配する従来の山口組では若中が支払う最低額でも100万円以上だから、その10分の1以下といえる。さらに中元、歳暮を組長に贈ることは禁止、組長は誕生日祝いをせず、組長への贈り物も禁止となった。
 従来の山口組では中元の時期、直系組長たちが拠出して司組長に贈るカネが5000万円、歳暮として同じく直系組長たちが分担拠出するのが1億円、1月25日の誕生日祝いにも1億円を司組長に差し出している。両派組員の支払額はえらい違いで、神戸山口組は今の不況にかなっている。

 当然、弘道会支配の山口組が行っているミネラルウオーターや日用雑貨品の強制売り付け(月額50万円以上)も神戸山口組はやらない。

 メンバーたちの多くは「会費の安さと水などの強制売り付けなしはものすごく助かります。6代目山口組が異常なわけで、執行部は脅迫的に直参たちからカネをむしっている。こういうことをまだ続けるつもりか、常識を疑う」などと批判している。

 また6代目山口組が今回、神戸山口組の副組長に納まった宅見組・入江禎組長に対する切り崩し工作を中止するよう指令を出した。これについては、6代目山口組は、よほど入江副組長が握る司忍組長の脱税データと証言が怖いのだろう、との声が参加者からも湧いた。

 こうして両派は対決局面に入ったが、まだどこからも拳銃の音は聞こえてこない。両派の並立が長く続くのかもしれない。

※この連載は第1回のみネット配信します。続きは本日(9月8日)発売以降の日刊ゲンダイ紙面で読めます。

2367名無しさん:2015/09/11(金) 07:17:00
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150909-00005415-sbunshun-soci
少年Aから「週刊文春」に“抗議文”が届いた
週刊文春 9月9日(水)16時1分配信

差出人は「元少年A」
 神戸連続児童殺傷事件の犯人で、手記『絶歌』(太田出版)の著者である元少年A(33)から、「週刊文春」に手紙が届いた。手紙では、「週刊文春」6月25日号で報じた『絶歌』の出版経緯について、<残念ながら事実とは異なっていました>とし、<僕は当事者としてありのままの真実を包み隠さずきちんと伝える義務を感じ、今回独断で筆を執らせていただきました>としている。

 A4・20枚、2万3000字に及ぶ手紙では、出版の経緯を克明に綴った後に、次のような告知をしている。

<最後に、重要なお知らせです。

 いろいろ思うところがあり、急遽ホームページを開設しました。(略)

 まだ立ち上げたばかりで方向性も何も決まっていませんが、今後はこのホームページを基盤に情報発信をしていく所存です。

元少年A>

<元少年A 公式ホームページ>と題されたHPでは、身長や体重やメールアドレスに加えて、マスク姿や、全裸でナメクジにまたがる元少年Aの写真などがアップされている。『絶歌』を巡っては、元少年Aという匿名で、被害者遺族に連絡のないまま出版に踏み切ったことが批判を浴びた。本誌への手紙や「公式ホームページ」は、元少年Aの更生や遺族への贖罪意識に疑問を生じさせる内容が多く含まれており、今後、少年法の在り方や更生プログラムの是非が論議を呼びそうだ。


<週刊文春2015年9月17日号『スクープ速報』より>

「週刊文春」編集部

2368名無しさん:2015/09/11(金) 07:18:08
>>2367

元少年A公式ホームページ
存在の耐えられない透明さ
http://www.sonzainotaerarenaitomeisa.biz/

2369名無しさん:2015/09/12(土) 11:42:07
>>2367

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150910-00000009-jct-soci
「元少年A」サイトの「ムキムキ肉体となめくじ」写真 専門家が分析「これが意味するコト」
J-CASTニュース 9月10日(木)19時52分配信

 1997年に神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇聖斗事件)を起こした加害男性「元少年A」を名乗る人物によるホームページ開設について、複数の週刊誌が報じ、波紋を広げている。

 確認できるサイトを見ると、トップページの詳細なプロフィルや、2015年6月に出版された手記「絶歌」の宣伝文もさることながら、それ以上に目を引くのが「セルプポートレート」と称した「全裸」写真、そして大量のナメクジを用いた「作品」だ。

■使用したナメクジは全部で約100匹

 「元少年A公式ホームページ」をうたったページには、「存在の耐えられない透明さ」とのタイトルが付けられている。

  9月10日発売(首都圏など)の「週刊文春」「週刊新潮」「女性セブン」が、元少年Aと称する人物から同ページURLの書かれた手紙が送られてきたと報じ、その存在が広く知られるようになった。開設した人物が加害男性と同一人物かは不明だが、週刊文春では、手紙が元少年Aによるものであることを「確認できた」と伝え、週刊新潮は、「当事者しか知りえない、いわば"秘密の暴露"とでも言うべき事柄が、詳細に記されていた」と報じている。

 ページ内に設けられたギャラリーコーナーには、趣味で制作したというイラストやグラフィック作品が掲載されている。驚くことに、そこには「セルフポートレート」と称した本人とみられる写真もある。

 顔は黒い布で覆っているが、上半身は裸。全裸を披露したものも3枚ある。局部にエイリアンのような生物が取りついたもの、胎児のように膝を抱えて丸くなっているもの、巨大なナメクジにまたがったものなど、いずれも独特な作品だ。6つに割れた腹筋や太い腕など、筋肉質な体型が強調されている。

 「閲覧注意」と断るべき作品もある。ページの一番下に掲載された大量のナメクジを使ったハート型のコラージュ作品だ。本人曰く「ナメクジを使って寄せ絵をやったらどうなるか見てみたい」との思いから出発し、完成までに最も時間と労力を要したという「力作」。使用したナメクジは全部で100匹はくだらないという。

 この作品には「メイキング」まで用意されており、ナメクジをランウェイを歩くモデルになぞらえながら、写真と文章で細かな制作経過を解説している。

  「メンバー全員が集合したところで、高濃度の塩水を入れたアトマイザーでシュッとひと吹きすると......普段の彼らからは想像もつかないスピードで這い出てきます」「もはや地獄絵図......」「塩に溶かされて粘液の量がハンパない」

などと紹介している部分では、大量のナメクジが重なり合いながらうごめくグロテスクな写真が何枚も連なっている。

2370名無しさん:2015/09/12(土) 11:43:20
>>2369

「透明な存在でもモンスターでもなく、自分自身を表現したい」
 心理学者の碓井真史氏(新潟青陵大学大学院教授)に見解を聞くと、「ナメクジは、彼にとっては命の象徴であり、またみんなに嫌われるナメクジは彼自身の象徴なのかもしれません」と分析した。

 手記「絶歌」ではナメクジの解剖シーンが生々しく描かれていた。ギャラリーで一番に紹介されているナメクジをモチーフにしたイラストの下には、

  「『心象風景』ならぬ『心象生物』という言葉がもしあったなら、不完全で、貧弱で、醜悪で、万人から忌み嫌われるナメクジは、間違いなく僕の『心象生物』だった」

という「絶歌」にもあった文章が引用されている。元少年Aにとって、ナメクジは特別な存在のようだ。

 また、ナルシシズムも感じられるセルフポートレートについて、碓井氏は「透明な存在でもなく、モンスターでもなく、自分自身を表現したい思いの表れとも考えられそうです。かなり鍛えた身体で写っているのは、強さの表れ、強くなりたい思いの表れかもしれません」とみる。

 ホームページでは、物議を醸した手記「絶歌」について「事件から18年。『冷酷非情なモンスター』の仮面の下に隠された"少年Aの素顔"が、この本の中で浮き彫りになっています」と自らPRしているほか、「身長165.6cm 体重54.3kg」といった細かなプロフィル、好きな映画や本の感想なども掲載されている。被害者の遺族に対して謝罪するような言葉は見当たらない。

  「『絶歌』やホームページは、単なる自己顕示欲ではなく、自己の存在確認をするための強烈な表現欲求のようにも感じられます。彼の心の健康にとって、表現することは重要なことなのでしょう」(碓井氏)

 ホームページ開設を受け、元少年Aをヒーロー視する風潮が一部で助長されてしまう可能性を危惧する専門家の意見も出ている。一方、碓井氏は元少年Aの精神状態についても心配な面があるという。

  「周囲からの悪評はあまり気にしていないように感じられますが、これだけ目立つ行動を取れば、何が起こるかわかりません。結果的に、彼の精神が不安定になることも考えられます。サポートチームなどから、必要なサポートをもらって欲しいと思います」(碓井氏)

2371名無しさん:2015/09/12(土) 12:03:35
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150910-00045198-gendaibiz-soci
山口組分裂、それでも大抗争が起きない理由 「やくざの時代」の終焉か?
現代ビジネス 9月10日(木)6時2分配信

司組長が離脱者に送った「通達文書」
 本来なら、血で血を洗う抗争が始まっていてもおかしくないが、いまだ静けさを保っているのが、山口組分裂騒動である。

 8月末に山口組を割って出た一派は、9月5日に定例会を開き、組長は井上邦雄・山健組組長、副組長は入江禎・宅見組組長、若頭は寺岡修・侠友会会長といった人事を明らかにするとともに、組名は「神戸山口組」で代紋は「山菱」を使うと宣言した。

 「親」である司忍6代目を裏切って外に出た「子」の井上組長らが、山口組という名称も代紋も継続使用するというのだから「やくざの論理」では許されない。

 だが、山口組のみならず全国の暴力団で、最も資金力のある戦闘部隊を持つと言われる名古屋の弘道会を支配下に置く司組長は、「軽挙妄動を慎め」と、文書で通達。また、山口組に戻りたい離脱者には、「寛容な気持ち」で接するように伝えている。

 神戸山口組も同じだ。構成員約3000人で、全国的には約1万人の山口組の3割に過ぎないが、神戸では圧倒、大阪でも五分の勢力を誇る。しかし、抗争を起こすことがないように厳命。それでも「夜の盛り場」でトラブルが起きかねないと、自警団を組んでパトロールしている。

 両山口組の関係者はもちろん、警察幹部も他の暴力団幹部も、「山一戦争のようなことはない」と、口を揃えた。30年前にも山口組は、4代目襲名をめぐって分裂、山口組VS一和会の抗争となり、竹中正久4代目を始め25人もの死者を出したが、その“再来”はないというのだ。

 第一に挙げられるのは、時代の変化である。

 1984年の山一戦争勃発は、バブル経済の前夜だった。その後、旧住友銀行に山口組の企業舎弟が入り込んで3000億円を闇に流したといわれるイトマン事件、竹下登政権誕生に功績のあった稲川会会長への謝礼が、4000億円の債務保証となって東急電鉄仕手戦などに繋がった東京佐川急便事件に象徴されるように、バブル期、「裏の世界」の住人であるはずのやくざが、「表の社会」を侵食し始めた。

 これを放置できなくなった国家権力は、92年施行の暴対法を皮切りに、改正を重ねて組長の使用者責任を厳格にし、11年には暴排条例を全国施行して、やくざの糧道を絶った。違法行為はもちろん、合法的な事業も禁じられ、配下の組員が犯した罪でも組長が被って賠償責任を取らされる。

 がんじがらめのなか、暴力団社会は衰退を余儀なくされ、暴力団の構成員と準構成員を含めた数は、毎年1割減が続いて、14年末には約5万3000人となった。

2372名無しさん:2015/09/12(土) 12:06:05
>>2371

「儲かっているのは弘道会だけ」という不満
 この危機を、内部にあっては厳しい管理、外部とは平和外交路線で乗り切ろうとしたのが山口組である。正確には、司6代目の出身母体でナンバー2の高山清司若頭が会長を務めていた「弘道会方式」と言われる。

 執行部への批判は許さず、ウィークデーは神戸の「山口組本部」への“顔出し”を義務付け、上納金は月に80万円以上にアップさせ、ペットボトル入りの水や石鹸、歯ブラシといった日用雑貨品の購入を強制した。

 直参と呼ばれる直系組長に、使用者責任が6代目に及ぶような手荒なしのぎをさせず、完全管理下に置き、中央集権的に資金を執行部に集めるシステムの確立である。

 一方で、他の団体との盃外交は積極的に進めて友好団体を増やした。指定暴力団の半数は山口組の友好・親戚団体である。そのために、襲名、葬式などの義理事はもちろん、墓参や誕生祝いもかかさず、その平和外交路線の費用もまた傘下への割り当てだった。

 結局、儲かっているのは弘道会だけじゃないか――。その鬱積した不満が爆発したのが、渡辺芳則5代目の出身母体である山健組を中核とした今回の分裂騒動だった。

 不満は山口組の内部だけではない。

 平和外交路線は実を結び、対山口組の「箱根から先に菱の代紋を掲げさせない組織」だった関東二十日会は、山口組の一員となった国粋会をメンバーに加え、関東親睦会として再スタートした。確かに、抗争の芽は摘まれた。だが、山口組は他にも、落合金町連合を直参にしており、都合2団体が東京に進出したことになる。

 半グレの代表格である関東連合OBのケツ持ちの主流は弘道会で、芸能界に勢力を築いたのも、暴力団が群雄割拠する歌舞伎町に拠点を持ったのも弘道会。関東の組織からすれば、「平和外交」と言いつつ、静かに侵食を果たしていい目を見ているのは山口組=弘道会じゃないか、という思いがある。

 今回、5日の定例会に、住吉会のなかの一大勢力である「幸平一家」の加藤英幸総長が顔を見せて話題となった。住吉会を割って出るかどうかは定かではないが、他にも福岡の浪川睦会など井上組長と信頼関係を結んでいる組は少なくないし、他の組織のなかにも、山口組との関係が危うくなっても神戸山口組と親戚関係を結ぶところがありそうだ。

2373名無しさん:2015/09/12(土) 12:09:18
>>2372

「やくざの時代」の終焉
 司組長と高山若頭が主導した「弘道会方式」とは、言葉を換えれば、弘道会をトップに暴力団のピラミッドを構築、攻勢を強める国家権力に対抗しようというものだった。だがそれは、10年前、司6代目のクーデターによって当代の座を奪取された山健組の怨念の前に潰えたことになる。

 かつての暴力団社会なら、山口組は分派の神戸山口組をたたきつぶさねばならないが、それは即ち、双方の共倒れを意味する。

 そういう意味で、安藤隆春・元警察庁長官が、「弘道会の弱体化なくして山口組の弱体化はなく、山口組の弱体化なくして暴力団の弱体化はない」と、弘道会壊滅作戦を指示したのは正しい。

 抗争なき山口組VS神戸山口組の姿は、「やくざの時代」の終焉を物語っている

伊藤 博敏

2374名無しさん:2015/09/12(土) 16:13:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015091200205
性犯罪被害者支援、国費でサポート=民主が新法骨子

 民主党は、性犯罪被害者に対する支援体制を拡充する「性犯罪等被害者支援法案」(仮称)の骨子をまとめた。これまで関与の度合いが低かった国の役割を広げるのが目的。与党にも賛同を呼び掛け、秋に想定される臨時国会への提出を目指す。
 骨子は、被害者から相談を受けたり、関係機関を紹介したりする「ワンストップ支援センター」を運営する民間団体に国が財政支援を行うことを明記。専門家に加え、性犯罪被害者もメンバーとする審議会を内閣府に設置し、政府が策定する支援基本計画に意見具申できるとした。被害者支援に関わる専門職員の育成や警察官の研修強化も盛り込んだ。
 性犯罪の厳罰化については政府も前向きで、法務省が法改正を検討中。民主党関係者は「被害者支援の拡充も早急に進める必要がある」と指摘している。 (2015/09/12-14:14)

2375名無しさん:2015/09/15(火) 19:46:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000024-mbsnewsv-soci
「神戸山口組」の中心組織 侠友会を捜索
毎日放送 9月15日(火)11時50分配信

 兵庫県警は、暴力団組員が関わる詐欺事件の関係先として、指定暴力団山口組から離脱した暴力団事務所を家宅捜索しました。

 家宅捜索を受けたのは、兵庫県淡路市にある侠友会の事務所です。

 兵庫県警は、侠友会に関係する35歳の男を暴力団組員であることを隠して金融機関に口座を開設した詐欺の疑いで逮捕し、その関係先として捜索しました。

 侠友会は「神戸山口組」の中心組織のひとつで、新組織の本部が置かれているという情報もあり、実態解明の狙いもあると見られます。

 一方、15日午前、関東を拠点とする指定暴力団・稲川会の幹部らが新神戸駅に到着しました。

 警察によりますと、山口組総本部を訪れるのが目的だということで、警察は山口組側の動向にも注目しています。

毎日放送

2376名無しさん:2015/09/15(火) 19:47:20
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150912-00000031-ann-soci
山口組分裂後初 弘道会が名古屋で定例会開く
テレビ朝日系(ANN) 9月12日(土)20時54分配信
 指定暴力団山口組の6代目組長の出身母体の弘道会が山口組分裂後、初めての定例会を12日に名古屋で開きました。

 名古屋市の弘道会本部には、午前9時半ごろから会長ら幹部らが集まりました。山口組では弘道会が影響力を強めていることを受け、前の組長の出身母体の山健組などが離脱しました。今後、弘道会を中心とする山口組と、分裂した組織との間で勢力争いが起こる恐れがあり、警察は警戒を強めています。
最終更新:9月13日(日)0時3分

2377名無しさん:2015/09/16(水) 20:46:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000562-san-soci
山口組組長ら提訴の男性を襲った直系組織組幹部を逮捕 「お礼参り」か
産経新聞 9月15日(火)19時57分配信

 指定暴力団山口組の篠田建市(通称・司忍)組長や、直系組織の元組長を相手取り民事訴訟を起こした男性を殺害しようとしたとして、大阪府警捜査4課と堺署は15日、殺人未遂容疑で、山口組直系「極粋会」幹部、笠原正治(51)と山口組系元組員、小林誉士昭(46)=いずれも住所不定、詐欺罪などで起訴=の両被告を逮捕した。同課は両容疑者の認否を明らかにしていない。

 府警は男性が訴訟を起こしたことなどに対する報復とみて、犯行の指示役がいないかなどを調べる。

 逮捕容疑は共謀し3月2日午前5時20分ごろ、堺市堺区甲斐町西の路上で、出勤途中だった40代の自営業男性に金属製の工具で背後から頭を殴るなどして殺害しようとしたとしている。男性は軽傷を負った。

 同課によると、笠原容疑者が過去に所属した山口組直系の玉地組(除籍処分で解散)の元組長は平成24年、男性への違法な高金利での貸し付けなどで逮捕され、有罪が確定。男性は元組長や上部団体の山口組の篠田組長に対し、約1100万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしている。

2378名無しさん:2015/09/16(水) 20:50:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00010001-socra-soci
山口組分裂、住吉、稲川巻き込む大再編の予兆
ニュースソクラ 9月15日(火)15時40分配信

弘道会がトップの「暴力団ピラミッド」瓦解へ?
 山口組が分裂した。割って出た側は、当初は20団体以上でのスタートと言われていたが、14団体と想定より少なくなった。山口組の引き止め工作がある程度は功を奏した。
 とはいえ、山口組の一部関係者が喧伝するような「切り崩されて消滅する」という環境にはない。会の名称は神戸山口組で代紋は同じ山菱。組長には山健組の井上邦雄組長が座り、副組長には宅見組の入江禎組長が就き、若頭を侠友会の寺岡修会長が務めるなどきっちりと体制も固まった。
 さらには、山口組以外の暴力団が合流することも予想され、それなりの勢力を保つことになりそうだ。
 勢力均衡が簡単には崩れそうもないのは、なにより、双方、ケンカができないからだ。
 すぐに想起されるのが、31年前に始まり、25名の死者を出した山口組と一和会の山一抗争だが、時代が違う。当時は、暴力団の行動を制限した暴力団対策法も、組長に全ての責任が波及する使用者責任の適用例も、組員の生活権や生存権を認めない暴力団排除条例もなかった。
 いまは、抗争になればトップの逮捕の口実になりかねない。お互い、それを承知だからすくみあうしかない。
神戸山口組が、同じ「山口」で同じ「山菱」にしたのは、山口組100年の歴史と代紋の力に頼ったからだが、子(井上組長ら)が親(山口組の司忍6代目組長)を裏切ったのだから、やくざ本来の論理で言えば、山口組は決して許さないし、許してはならない。
 ところが、それができない。
 やくざが、「やくざの論理」を貫けないところに、暴力団が置かれている今の厳しい環境がある。そして、全国の暴力団員の過半近い勢力を誇る山口組の司組長は、その困難を内部では中央集権の厳しい統率、外部では抗争を避けて警察につけ込ませない平和外交路線で乗り切ろうとしてきた。
 司組長と、2011年4月までの6年間、司組長が服役していた間に留守を預かった高山清司若頭は、内部に執行部への批判を許さない厳しい規律と、月に80万円以上の上納金と、義理事への臨時出費の際の集金、ミネラルウォーターなど日用雑貨品の強制購買などで、金銭的に傘下団体を締め上げた。
  不満は強く、特に、先代の渡辺芳則5代目の出身母体である山健組には、山口組の本拠地は神戸で、そこを守っているのは自分たちだという自負がある。名古屋を拠点に統率する司組長と高山若頭の出身母体である弘道会への批判が強い。これまでに2度のクーデター計画があり、今回、3度目の正直で、ようやく離脱を図った。
 山口組は、他の組織と「盃外交」を展開して平和外交路線を敷いているが、国粋会や落合金町連合といった2次団体を東京に置いたことが証明するように、友好の姿勢を見せながらも進出。その強引さが、「弘道会方式」と恐れられた。
 安藤隆春・警察庁元長官は、「弘道会の弱体化なくして山口組の弱体化はなく、山口組の弱体化なくして暴力団の弱体化はない」という有名なセリフを口にし、「弘道会壊滅作戦」を指示した。
 だが、弘道会は警察や行政と敵対する一方、中央集権で傘下組織を押さえ込んできた。さらには、平和外交と言いつつ他の組織の縄張りを侵食する手法は、暴力団社会からも警戒されていた。
 山口組の分裂は、弘道会が推し進めてきた統治手法への反発がベースになっている。そのため他団体のなかには、神戸山口組と親戚関係を取り結ぶ動きがすでにある。
 住吉会のなかでも最大級の勢力を誇る幸平一家は、加藤英幸総長が挨拶に訪れた。同じ関東の松葉会、稲川会などの「離脱組」にもそういう動きがある。西日本や九州の組織も幾つか同調しそうだ。
 山口組(弘道会)と神戸山口組(山健組)の対立は、全国の暴力団組織を真っ二つに再編する可能性を秘めている。それは同時に、山口組が中心となって築いてきた「弘道会をトップにする暴力団ピラミッド」を瓦解させることに繋がっている。

伊藤 博敏 (ジャーナリスト)

2379名無しさん:2015/09/16(水) 23:28:15
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150916-00000005-sasahi-soci
幻冬舎の見城徹社長を逆恨み? 元少年A制御不能なナルシシズム〈週刊朝日〉
dot. 9月16日(水)11時40分配信

 日本の少年犯罪史で最も強烈な印象を残した酒鬼薔薇聖斗こと元少年A(33)。6月に手記『絶歌』(太田出版)を出版し、25万部のベストセラーとなった。すでに莫大な印税を手にしたとされる。世に出た彼は再び、制御不能なモンスターとなりつつある。

 8月下旬、Aは出版に至る経緯を詳細に書いた手紙を「週刊文春」「週刊新潮」「女性セブン」の3誌、新聞社などに送りつけた。その文章量はA4用紙で20枚、文字数は2万字にも及ぶ。

 公表された手紙によると、その内容のほとんどは、幻冬舎の見城徹社長とのやりとりに費やされていた。詳しくは後述するが、Aは、手記の執筆を計画して、2012年冬に見城社長に熱烈な“売り込み”をしていた。

 そして、もう一つ重要な内容が記されていた。Aは手紙の最後に、自らの表現の場として、公式ホームページ(HP)を立ち上げたことを告知していたのだ。

 HPのタイトルは、「元少年Aの公式ホームページ存在の耐えられない透明さ」。フランスの作家ミラン・クンデラの名作『存在の耐えられない軽さ』と、酒鬼薔薇聖斗が赤字で書いた犯行声明の「透明な存在」を合体させたと思われる。

「Aは『絶歌』を出版する際、HPも作成したいと主張していたそうです。しかし、さすがに太田出版が止めた。すると、勝手に立ち上げ、手紙でメディアに公表してしまったようです。言い出したらきかず、制御不能ですね」(出版関係者)

 HPには、本人のプロフィルや身長と体重、自らが影響を受けた本や映画の感想などが掲載されている。また、「ギャラリー」というページには、覆面をした全裸の自分自身のセルフポートレートや、大量のナメクジを集めた写真などが掲載されている。

 精神科医の片田珠美氏は、Aの今の精神状態を、こう分析する。

「鍛えた体を見せるのは自己顕示欲の表れで、自己愛を満たしたいのだと思う。ナメクジの写真は、塩をかけると小さくなってしまうことに自分自身を重ね、『自分は弱い、悲鳴をあげているんだ』ということを知ってほしいのではないか。攻撃衝動を実際の行為に移すのを防ぐために、書かずにはいられない文章や絵が、気持ちの悪い作品になることがある」

 関東医療少年院で更生し、出所後は10年以上も沈黙を守っていたAが、なぜ、再び暴走し始めたのか。

 その鍵を握るのは、見城社長だ。Aは10年にBS放送の番組を見て、初めて見城社長を知る。番組内で見城社長は、異端者こそが優良なコンテンツをつくる、という自身の出版哲学を披露していて、Aは、その言葉に感化された。将来、手記を発表するときは<頼めるのはこの人以外にあり得ない>と感じたという。

 Aが見城社長に最初の手紙を出したのは、12年の冬。すべて手書きで、その内容は熱烈だった。

<闇に葬られた90年代最大の異端児を、日本少年犯罪史上最悪のモンスターを、他ならぬ「見城徹」の手で、歴史の表舞台に引きずり出してみたいとは思いませんか?(中略)あなたこそは“異端者のメシア”です>

 これに見城社長が返信したのは、翌13年1月17日。そこには、Aへの最大級の賛辞が送られていた。

<私のいただいた手紙の中でこれほど完璧な手紙はなかったような気がします>

 Aは、見城社長を心から慕い、見城社長も社内に編集チームをつくり、出版の準備にとりかかった。だが、順調に見えた両者の関係は、15年1月にきしみ始めた。週刊新潮の記事で、幻冬舎がAの手記の刊行を計画していることが明らかになったからだ。記事には遺族の批判の声も掲載されていたからか、これを機にAは、一度は出版を断念した。一方、幻冬舎側にとっても、手記を出版したあとに世間から受ける批判を警戒していた。にもかかわらず、Aによると、編集チームが太田出版から手記を出すよう、電話やメールで説得してきたという。

<弊社で出せなくなってしまった場合、見城は(チームの面々も同意見ですが)、それでもこの手記はやはり世に出すべきなのではないか>(1月26日のメール)

 Aは、一度は諦めた手記の出版を、再び決意する。そして見城社長は、版元として、親交のある太田出版社長の岡聡氏を紹介。その後、6月に手記が出た。

 当然のことながら、『絶歌』は厳しい批判にさらされた。しかも、同月中旬には、見城社長が週刊文春の独占インタビューに応じ、出版を断念した経緯を明らかにした。これをAは裏切りと感じ、怒りは頂点に達した。

<かつては『心の父』と慕い、尊敬していた人物のみっともない醜態を見せつけられることほど辛いものはありません>

2380名無しさん:2015/09/16(水) 23:28:26
>>2379

 かつてAの更生に携わった関東医療少年院元院長である杉本研士氏は、悔しさをにじませる。

「出所して10年間も地道に努力してきたのに、無にしてしまった。彼は一度、出版を諦めようとしていたのに、惜しいことをした」

 暴走を始めたAを止める手段はないのか。米国では、犯罪者が自らの犯罪を商業的に利用し、印税収入などを得ることを防ぐ「サムの息子法」がある。

 日本でも、『絶歌』が刊行された後の7月に、Aが起こした事件の遺族らが、日本でもサムの息子法の制定を求める意見書を自民党などに提出している。陳情を受けた自民党の司法制度調査会犯罪被害プロジェクトチーム座長の鳩山邦夫衆院議員は、こう話す。

「ご遺族の心情を思うと出版差し止めのルールがあってもいいと感じるが、現実的には『表現の自由』との兼ね合いもあって難しい」

 そして気になるのは、再犯の恐れはないのか、だ。

 AはHPで<『絶歌』を書くにあたって、僕は“或る人物”の存在を強く意識していた。同郷の“異”人、『佐川一政』である>と記していた。

 佐川氏は1981年にパリで女性を殺害し、その人肉を食べ、逮捕されたが、精神鑑定で「心神喪失状態」と判断され、不起訴となった。帰国後には作家になった人物だ。Aはその憧れを延々と綴っていた。

「HPに掲載された画像を見る限り、再犯に及ぶような精神状態ではないように思えるが、孤独に苦しんでいるのではないか。自らの写真には、彼が母親の胎内でうずくまっているようなものがあります。これは精神が逆戻りして赤ちゃんに戻ろうとする『退行』の現象です。『絶歌』が期待したほど世の中に受け入れられなかったと思い、不安定になっているのではないか」(杉本氏)

 Aの両親の代理人の弁護士はこう話す。

「『絶歌』を読んだ両親は、被害者遺族の方々のお気持ちを考えると、本当に申し訳ない、と困惑していた。一刻も早くAと連絡をとり、自分たちの気持ちを伝えたいと考えていた矢先に、Aがこのような形で手紙とHPを公表してしまった」

 制御不能となったAは、この先どうなるのか。その行方は誰にもわからない。

(本誌・西岡千史、牧野めぐみ)

※週刊朝日 2015年9月25日号

2381名無しさん:2015/09/17(木) 07:18:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000193-jij-soci
「活発な子」驚く住民=閑静な住宅街騒然―埼玉・熊谷
時事通信 9月16日(水)23時13分配信

 「活発な子だった」。
 埼玉県熊谷市の民家で16日、4人が相次いで殺害された事件。閑静な住宅街は突然起きた凄惨(せいさん)な出来事に騒然となり、被害者を知る近所の住民は一様に驚いた様子だった。
 加藤美和子さん(41)宅の近くに住む男性(81)によると、午後6時ごろに警察官が訪れ、外に出ないように言われた。小学2年の孫が加藤さんの娘と仲が良かったといい、「家にも遊びに来ており、活発でかわいい子だった」と振り返る。「きのうも2人で一緒に遊んでいた。孫に何て伝えていいのか」と絶句した。
 一方、白石和代さん(84)は夫と息子を亡くし、1人暮らしだったという。近所の男性(78)によると、農協で米の検査員を務めていた夫を約7年前に亡くし、近くに住んでいた1人息子も同じころに難病で他界、一軒家に1人で暮らしていた。
 男性は「白石家は旧家で、地域でも一目置かれている家柄だった。大正琴が趣味で、温和な人柄でいつもニコニコしていた。最近は足腰が痛いと言っていて、1週間前につえを突いて歩いているところにあいさつを交わしたのが最後だった」としのんだ。
 通行人から「警察官4、5人が犯人を追い掛けているのを見た」と聞いたといい、「この地域は治安が良く、青天のへきれきだ」と不安な様子で語った。
 遠縁の男性(77)は白石さんについて、「野菜作りが趣味で、よく持ってきてくれた。さっぱりした性格で、趣味の琴と手芸を楽しんでいた。本当にびっくりしている」と話した。
 現場は熊谷署の南数百メートルの住宅街で、広い範囲で規制線が張られていた。

2382とはずがたり:2015/09/17(木) 22:09:24

「山口組」関係会社へ発砲した疑い、住吉会系暴力団幹部ら逮捕
TBS News i 2015年9月17日 17時45分 (2015年9月17日 19時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150917/Tbs_news_42061.html

 東京・新宿区歌舞伎町にある指定暴力団「山口組」が関係する会社のドアに銃弾2発を撃ち込んだとして、住吉会系暴力団幹部らが警視庁に逮捕されました。
 逮捕されたのは住吉会系暴力団幹部・小藪敏生容疑者(47)ら3人です。小藪容疑者らは2012年12月、新宿区歌舞伎町にある当時の山口組系「山健組」が関係する会社のドアに向け銃弾2発を発射し、玄関を壊した疑いが持たれています。

 住吉会と山口組は2012年12月、歌舞伎町の喫茶店で組員らが乱闘騒ぎを起こし、双方の関係先への発砲事件が他に2件相次いでいました。

 山口組をめぐっては先月以降、山健組などが分裂し新たな組織を発足させていて、警視庁は新たな抗争につながる可能性もあるとみて警戒を強めています。(17日08:02)

2383名無しさん:2015/09/19(土) 07:22:58
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150918-00045364-gendaibiz-soci
元大阪府警暴力団担当刑事が分析する「山口組分裂の行方」と警察当局の「対山口組戦略」 ノンフィクション作家・森功が緊急寄稿
現代ビジネス 9月18日(金)6時2分配信

「この抗争は、資金源がモノをいう」
----------
ノンフィクション作家・森功氏の新著『大阪府警暴力団担当刑事』が9月18日に発売された。ベテランの暴力団担当刑事の目を通じ、暴力団の実態や闇社会と芸能界のつながり、そして山口組関連の事件や「島田紳助引退の舞台裏」をありのままに描いた力作だ。裏社会に鋭く切り込む気鋭の作家が、山口組分裂騒動の内幕と行方を書く――。
----------

 8月27日に直系の13団体の組長が絶縁・破門処分となり、山口組の分裂がはっきりしてから20日が経過した。抗争に発展する危険性の高い当初の1週間ないし10日はおろか、3週間近く経ってなお、双方に表立った動きがない。

 暴力団対策法と暴力団排除条例のダブルの取り締まりにより、ともに動けない、という見方の一方、「どこかのタイミングで抗争を仕掛けざるをえない」と指摘する声もある。

 新組織を結成したのは山建組や宅見組をはじめとした14団体。対して残留した山口組直系は58団体だ。

 斯界では絶縁処分を食らった組織が活動すると、敵対していると見なす。まして「神戸山口組」の旗を揚げ、シンボルマークである従来の山菱の代紋を使うという。本来なら、山口組本部として黙っているわけにはいかない。それがどちらも後に引けない理由といわれる。だが、実際は、やや事情が異なるようだ。

 「今回の分裂騒動は、山口組六代目の司忍(本名・篠田健市)が山口組本部を出身母体の弘道会のある名古屋に持ってくる、という話が発端になっているという説がある。司自身がそう言ったとは思えへんけど、服役中の若頭、?山清司か、弘道会会長の竹内照明がその話を持ち出した可能性はあります。

 竹内は?山のいる府中刑務所に面会に行っている。少なくとも、離脱した山建や宅見組側からは『名古屋に(本部を)持っていかれたら山口組ではあらへんので、やむなく出たんや』という声が聞こえてきます。つまり、その大義名分があるので、出たほうも強いのではないでしょうか」

 元大阪府警捜査四課のベテラン暴力団担当刑事が、そう指摘した。分裂直前の8月、山建組組長の井上邦雄が、その竹内と揉めたという情報もある。1984年から89年にかけて続いた山口組と一和会の分裂抗争では、山口組本部の圧勝に終わった。だが、今回は暴対法が施行させている手前、容易に動けない。

 「現在の暴対法で広域暴力団に指定されているのは、残った山口組本部であり、その意味では彼らのほうが不利です。本部が動けば暴対法で取り締まり、組事務所の使用禁止なども出せる。抗争になれば使用者責任を問えるので、司や竹内などを狙える。一般人を巻き込めば無期懲役になる」(同大阪府警刑事)

 かたや新組織である神戸山口組に対しては、広域暴力団指定までに1年かかるとみられ、今は暴対法が適用できない。その間、みかじめ料集めなどの経済行為をしても、警察は中止命令を出せない。そんな強みもある。

 つまるところ、暴力団の抗争は資金源がものを言う。山建組や宅見組と付き合いのある、ある団体幹部は「山建はこの1年、組員から月に1万円ずつ徴収してきたから、現金はかなり溜め込んできたはず」だと明かした。

2384名無しさん:2015/09/19(土) 07:23:34
>>2383

なぜ「神戸山口組」を名乗ったのか
 警察発表によれば、山建組は構成員・準構成員を合わせると2000人いるので、月に1万円徴収すれば、単純計算でひと月2000万円、1年だと2億4000万円になる。

 もっともそれは抗争資金ではなく、山口組本部の兵糧攻めによる長期戦に備えた蓄えのようだ。

 「普通、抗争の前にはまず四方八方に頼んで出所のわからんチャカ(拳銃)を集める。けど、その動きが今のところあらへん。そやから、山建や宅見から仕掛けることはないと思います」

 先の団体幹部は、そうも話した。山建組や宅見組は関西でかつて勃発した「山一抗争」で中心的な役割を担ってきた。それだけに山口組の代紋を捨ててしまえば、あらゆるシノギ(経済活動)に差支え、じり貧になることを承知している。

 だからこそ、神戸山口組を名乗ったに違いない。政界でいえば、「維新の党」を離党した橋下徹が「大阪維新の会」を名乗り続けるのと似ている。

 しかも、皮肉にも暴対法のおかげで、新組織はしばらくの間、これまでよりむしろシノギをしやすくなる。神戸山口組の井上たちは、資金源を絶たれなければ闘えるという目算の下、今度の離脱に踏み切ったのだろう。

 となれば、当分のあいだは双方がにらみ合い、分裂騒動は長引く――。これが、関係者たちの話を聞いた結果の大雑把な山口組情勢だ。

 山口組、神戸山口組、そのどちらも、実は現在のシノギの主戦場は大阪ではなく、東京である。折も折、山建組に関東の住吉会幸平一家総長の加藤英幸が駆けつけ、山口組本部に稲川会の幹部が馳せ参じたのは、文字通りこの先のシノギ争いに対する作戦会議のためにほかならないのだろう。

 目下のところ、正面衝突を避けようとしているとはいえ、互いに東京で資金を支えるフロント企業を抱えている。その経済活動の最前線で、いつぶつかるか。それが抗争の導火線となりかねない。関東の広域指定暴力団を巻き込み、一触即発の緊張状態が続く。

 一方、こうした山口組の分裂を暴力団の資金源を断つ絶好の機会と虎視眈々と狙っているのが、警察当局である。

 九月に入り、大阪府警と兵庫県警が、振り込め詐欺容疑で神戸山口組の山建組(神戸市)と?友会(淡路市)の組事務所に家宅捜索に入った。それは、神戸山口組の広域暴力団指定に向けた材料集めの一環とみていい。

 ちなみに分裂騒動で見落とされがちだが、まさにこの8月下旬、山口組本部から猛毒のゴミが押収されて騒ぎになったことがある。

 人体の骨まで溶かすフッ素化水素という劇薬が、無造作に捨てられていたのだが、今度の分裂騒動と無縁ではない、と警察当局は見て、捜査を進めている。

2385名無しさん:2015/09/19(土) 07:24:38
>>2384

山口組が「最も恐れた相手」
 また、離脱組の宅見組二代目組長の入江禎は長年、本部長として山口組の会計を預かってきたともされる。山口組本部の脱税問題に関する捜査対象になりうる。警察当局にとっては狙いどころに違いない。二つの山口組に加えて警察当局、いわば三つ巴の闘いが繰り広げられている。

 そしてそんな警察のなかで、間違いなく山口組が最も恐れてきた相手が、大阪府警捜査四課や暴力団対策課のマル暴刑事たちである。

 暴力団捜査において最も大事なのが、経済活動に関する情報収集であり、そこでは長年の経験と蓄積が欠かせない。山口組の捜査に取り組んできた猛者ぞろいの大阪府警の刑事たちが、まさに捜査の端緒をつかむべくフル活動している。

 拙著『大阪府警暴力団担当刑事――捜査秘録を開封する』は、タイトルにある通り大阪府警のベテラン刑事たちの暴力団捜査ファイルだ。

 六代目組長司忍を支えてきた若頭の?山の恐喝事件から島田紳助を引退に追い込んだ山口組と芸能界との因縁、さらに司の親衛隊である弘道会のヒットマン部隊「十仁会」の暗躍なども記した。まさに絶妙のタイミングで文庫化されたように自負している。

 (敬称略)

----------
森功(もり・いさお)1961年、福岡県生まれ。出版社勤務などを経て、ノンフィクション作家に。08年、09年と2年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。主な著書に、『許永中』『同和と銀行』『黒い看護婦』などがある
----------

森功

2386名無しさん:2015/09/19(土) 07:26:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000011-kobenext-soci
東京の指定暴力団稲川会幹部ら山口組を訪問 
神戸新聞NEXT 9月16日(水)10時49分配信

 国内最大の指定暴力団山口組の分裂問題で、東京に拠点を置く別の指定暴力団「稲川会」の幹部らが15日、神戸市灘区の山口組総本部を訪れたことが、捜査関係者への取材で分かった。警察庁によると、稲川会は構成員約2900人で、指定暴力団としては国内3番目の規模。

 一方、今月5日には、国内2番目の規模となる指定暴力団「住吉会」(東京、構成員約3400人)の傘下組織の代表者が離脱派の新組織「神戸山口組」側の事務所を訪問した。

 警察当局は、山口組の分裂が他の指定暴力団の動向に影響を及ぼす可能性がないか、慎重に見極めている。

2387名無しさん:2015/09/19(土) 07:28:08
>>2386

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000546-san-soci
山口組総本部に稲川会幹部ら訪問…警察当局、抗争を警戒
産経新聞 9月15日(火)13時19分配信

 指定暴力団山口組総本部(神戸市灘区)に15日、全国3番目の勢力がある指定暴力団稲川会(東京都港区)の幹部らが訪問したことが捜査関係者への取材で分かった。両団体は友好関係にあるとされ、山口組の直系組長らも集まり、何らかの会合が開かれたとみられる。

 8月下旬、山口組から絶縁・破門処分を受けた直系13団体の組長が新たに神戸山口組を結成。山口組でも最大勢力だった山健組(神戸市中央区)の井上邦雄組長(67)が初代組長に就いた。

 今月5日、神戸山口組の定例会とみられる会合に、全国2番目の指定暴力団住吉会(東京都港区)幹部も出席。捜査関係者によると、新組織結成の協議に際して「立会人」などの立場で出席したとみられている。

 警察当局は、山口組と神戸山口組が、東京を拠点とする暴力団を巻き込みながら抗争に発展する可能性もあるとして、警戒を強めている。

2388名無しさん:2015/09/19(土) 07:36:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000569-san-soci
JR連続不審火 定職就かず、月20万仕送り受け…反原発、政治にも興味 父親「なぜこんなことに」
産経新聞 9月16日(水)18時44分配信

 「表現だとしたら音楽でもできる。芸術家なら作品で訴えるべきだ。なぜこんなことになってしまったのか」。野田伊佐也容疑者の父親(75)は16日、産経新聞などの取材に憔悴(しょうすい)した様子で語った。

 野田容疑者は大学卒業後、一度も定職には就かなかった。「好きな音楽をするために親としてできることをしたかった」(父親)と、月20万円を仕送り。JRへの不満などは聞いたことがなかったが東日本大震災以降、「原発は危険」などと語るようになった。政治に興味があり、反原発のデモにも参加していた。

 野田容疑者とバンド活動を通じて知り合ったという飲食店店長の男性(40)は、「いつもデモに参加したあとにうちの店に来ていた。チラシを自作するなど熱心に活動していたようだが、店の客に興味を示す人はおらず、1人ぼっちだった」と話した。

2389名無しさん:2015/09/19(土) 09:01:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150907-00010001-asiap-soci
弁護士のブログ発言を訴えた「スラップ訴訟」でDHC吉田会長敗訴
アジアプレス・ネットワーク 9月7日(月)11時28分配信

化粧品会社DHCの吉田嘉明会長が、ブログに書かれた内容で個人と会社の名誉を傷つけられたとして、執筆した弁護士に対して損害賠償の支払いを求めた裁判で、東京地方裁判所は9月2日、「社会通念上許される限度を超える侮辱にあてはまるとは言えない」などとして、吉田会長の訴えを退ける判決を言い渡した。(アイ・アジア編集部)

この裁判は、澤藤統一郎弁護士(東京弁護士会所属)が自身のブログに、吉田会長が当時「みんなの党」代表だった渡辺喜美元衆議院議員に8億円を貸し付けたことについて「金で政治を買おうというこの行動は徹底して批判されなくてはならない」などと書き、吉田会長と会社としてのDHCが、名誉毀損があったとして澤藤弁護士に対して総額6000万円の損害賠償の支払いを求めたもの。9月2日に東京地方裁判所で判決の言い渡しが行われた。

判決の中で阪本勝裁判長は、澤藤弁護士がブログに書いた意見や論評について、「その内容は主として、政治家への資金提供の透明性を確保し、民主主義の健全な発展のためには、金員の提供を受ける政治家だけでなく、金員を提供する私人についても監視、批判が必要であることを訴えるもので、専ら公益を図る目的に出たものと認められる」と指摘。

また、8億円の提供は吉田会長がサプリメント販売に関する規制緩和により、自らの利益を追求するためのものであったとした意見や論評については、国民の健康に関するものであり、公共の利害に関する事実に関わるものだとした。

その上で、阪本裁判長は、澤藤弁護士の記述について、「原告(吉田会長)の人格攻撃にわたるものとはいえず、社会通念上許される限度を超える侮辱行為に当たるとは言えない」として、吉田会長らの訴えを棄却した。

判決について澤藤弁護士は次にように話した。

「権力や経済的な力を背景に圧力がかけられても絶対に黙ってはいけない。私は訴えられた後も、沈黙せずにDHCや吉田会長を批判続けた。彼らに「黙れ」と言われたら逆に絶対に黙るわけにはいかなかった。しかしながら、『表現活動への威嚇』には危惧している」

2390名無しさん:2015/09/19(土) 09:02:06
>>2389

◇他にもある吉田会長による提訴
澤藤弁護士の弁護団によると、吉田会長が自身をブログや記事で批判した弁護士やジャーナリストに対して名誉毀損で訴えた裁判は他にも多数あり、係争中だという。

こうした吉田会長の対応について、有識者の中からは、
「訴えることによって、委縮させるのが狙いのスラップ訴訟(威圧訴訟、恫喝訴訟)だ」
「こうした訴訟は損害賠償額の高額化の中で出てきたもので、表現の自由を守るための対策を考えていなかければいけない」
と言った懸念の声が出ている。

この裁判では、吉田会長側は提訴時に2000万円の損害賠償を請求していたが、その後、請求額を6000万円に引き上げた。

※「スラップ訴訟」とは、Strategic Lawsuit Against Public Participationの頭文字を綴った造語で、発言封じなどの威圧、恫喝、報復的な目的で起こす訴訟のことをいう。

2391名無しさん:2015/09/19(土) 09:03:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150902-00003631-bengocom-soci
DHC会長「8億円問題」めぐる名誉毀損訴訟でまた敗訴、ブログ記事に「違法性なし」
弁護士ドットコム 9月2日(水)19時51分配信

みんなの党(解党)の渡辺喜美・元代表が、化粧品大手DHCの吉田嘉明会長から8億円を借り入れていたことが2014年春に発覚し、大きな騒動になった。そのころ、この問題を取り上げたブログ記事で名誉を傷つけられたとして、DHCと吉田嘉明会長が、ブログを書いた澤藤統一郎弁護士に対して、6000万円の損害賠償を求めていた。しかし、東京地裁(阪本勝裁判長)は9月2日、ブログの内容に「違法性はない」として、原告である吉田会長らの請求を棄却し、訴訟費用を原告負担とする判決を下した。

勝訴判決を受けて、被告の澤藤弁護士が東京・霞が関の司法クラブで記者会見し、「これは言論への萎縮効果を狙って起こした裁判だ」「ありあまった金で訴訟を乱発することが許されて良いのか。腹が煮えくりかえる思いだ」と話した。

DHCの広報は弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「判決に不服があるので、控訴する」とコメントした。

●「意見・論評としての域を逸脱していない」

裁判で争点となっていたのは、澤藤弁護士が2014年3月〜8月にかけてブログ「澤藤統一郎の憲法日記」にアップした複数の記事。

東京地裁は、これらの記事はいずれも、吉田会長が発表した手記などをもとに書いた「意見・論評」であると認定。吉田会長らの社会的評価を低下させる記述が含まれていると指摘したが、いずれの記述も公共性があり、前提としている事実に真実性・真実相当性があると判断した。「政治家に金を出して利益をむさぼろうという輩」といった吉田会長について揶揄するような表現も、意見・論評としての域を逸脱しておらず、違法性がないと認定した。名誉感情の侵害もないとした。

澤藤弁護士らによると、DHCと吉田会長が「8億円問題」への批判に対しておこした名誉毀損訴訟は、少なくとも10件あり、現在9件が係属中。今日の判決は、地裁判決としては3件目になる。先行している2件はいずれも、1審と控訴審でDHC・吉田会長側が敗訴し、最高裁に上告中だという。

●言論を封殺する「SLAPP訴訟」とは認められず

澤藤弁護士側は、請求額が6000万円と高額である点や、訴訟を起こす前に、警告や吉田会長からの反論がなかったことなどを理由に、「自己に不都合な言論を封殺しようとするSLAPP(スラップ)訴訟だ」として、裁判所が訴訟を却下すべきだと主張していた。だが、この点について判決は、ブログ記事に断定的・強い表現の批判が含まれており、適法かどうかの判断が「必ずしも容易ではない」として、被告側の主張を退けた。

弁護士ドットコムニュース編集部

2392名無しさん:2015/09/19(土) 09:04:05
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150619-00000009-pseven-soci
一部の市民活動家の裁判利用 「門前払いにすべき」と法学者
NEWS ポストセブン 6月19日(金)7時6分配信

 とにかく「訴え」が多くなったニッポン。麗澤大学教授で法学者の八木秀次氏は、市民活動家が起こす訴訟について言及した。

 * * *
 リベラル系の市民活動家らは、靖国参拝から海外派兵、米軍基地、慰安婦まで、何かあるたびに国を相手取って裁判に訴えようとする。特に今、乱発されているのが、原発の再稼働差し止め訴訟である。脱原発弁護団全国連絡会のサイトによれば、福島の事故以降、全国各地で39件も提訴されているという。

 そんななかで、福井地裁は昨年5月に大飯原発の再稼働差し止め判決を出し、今年4月にも同じ裁判官が高浜原発の再稼働差し止めを決定した。

 しかし、原発の安全審査は、原子炉や活断層の研究者で構成される原子力規制委員会が、科学的知見に基づいて実施している。一方、裁判官は常に数百件の裁判を抱えているので、自分で調べたりはせず、原告の資料と被告の反論資料を付き合わせて判断するだけである。高浜原発は規制委が再稼働を認めていたが、その判断を裁判官が覆すというのは合理的と言えるのだろうか。

 法学の世界には統治行為論(*)という考え方があり、裁判所の判断が馴染まない問題については、判断しないという選択肢もあるはずだ。一部の市民活動家の主義主張で、国のエネルギー政策が左右されていいはずがない。

【*高度な政治性を有する国家の行為については、司法審査の対象にならないとする理論】

 こうした希有な判決は、最高裁でひっくり返るケースがほとんどだが、市民活動家らはそんなこと百も承知である。どこかの地裁で都合のいい判決が出ることを期待して訴訟を起こす。残念ながら、地裁レベルでは、こうした政治運動に同調するような裁判官も希に存在するのである。

 そして、奇妙な判決が出ると、最大限に宣伝に使う。新聞等のマスコミも“画期的な判決”として大々的に報じるので、一般の人々の間にはその判決の記憶だけが残る。

 欧米ではスラップ訴訟というと、大企業や政府が個人を恫喝するために行う訴訟を指すが、日本では逆で、昔から市民活動家らが政府を攻撃するための手段として裁判を利用してきた。

 たとえば、家永教科書裁判は、高校の日本史教科書の執筆者である家永三郎氏が、「教科書検定は憲法違反」として国を訴えた裁判で、第一次から第三次まで32年にもわたって争われた。最高裁は原告の主張を一部認めながらも「検定は合憲」とし、国の勝訴で終わったが、長引く訴訟に文科省が疲弊し、訴訟を避けるため検定基準がどんどん緩められることとなった。

 小泉首相の靖国参拝で精神的苦痛を受けたとして、首相を相手取って損害賠償請求を起こした人々もいたし、最近も安倍首相の参拝に対して同様の訴訟が起きている。2004年に出た判決では原告の請求を棄却しながら、裁判官が「傍論」で「首相の靖国神社参拝は違憲である」と述べた。

 傍論というのは裁判官の個人的な意見に過ぎず、先例としての拘束力はない。しかし、マスコミはこぞって「原告の実質勝訴」と報じた。

 市民活動家がなぜ裁判を利用しようとするのかといえば、彼らの主義主張に共感する人が世の中には少なく、議会に代表者を送り込めないからだ。民主的な議会制度を無視して、歪んだ主張を無理やり通すための手段が裁判なのである。

 だから、こういった訴訟に裁判所が付き合う必要はなく、門前払いにすべきである。

※SAPIO2015年7月号

2393チバQ:2015/09/19(土) 11:10:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150918-00000036-mai-soci
<ダンス営業>倉庫街でクラブ可能に…警察庁が改正案
毎日新聞 9月18日(金)11時19分配信

 クラブなどダンス営業の規制を緩和した改正風営法の施行(来年6月)に向け、警察庁は17日、朝までの営業を可能とする地域や店内の明るさ規制などを定める関連政令の改正案を公表した。事業者の要望を受け、営業可能地域を従来の繁華街に加えて倉庫街などにも広げる。どういった営業形態が新たな規制対象となるのかについての見解も示した。

 改正風営法は、ダンスのような「遊興」を伴って深夜も飲食を提供するクラブなどについて、営業時間を午前0時(午前1時まで延長可能)までとする「風俗営業」の枠組みから外し、店内の明るさを映画上映前後の映画館と同等の10ルクス超とするなどの条件を満たせば「特定遊興飲食店」として朝までの営業を可能にした。

 政令案によると、特定遊興飲食店の営業地域には、繁華街のほか倉庫街のように深夜に人が少なくなる地域も含まれる。原則朝まで営業可能だが、通勤・通学への影響を考え、午前5〜10時については都道府県の条例で規制可能とする。

 警察庁は関連政令などをホームページで18日に公表。1カ月にわたって国民の意見(パブリックコメント)を募集する。【長谷川豊】

 ◇警察庁が示した「遊興をさせる」とは(いずれも不特定の客に対して)◇

 ◇対象になる主な行為(午前0時以降も営業する場合は公安委員会の許可が必要)

・ショーやダンス、演芸など興行を見せる

・音楽や照明の演出でダンスをさせる

・カラオケ装置を置いて歌を勧め、照明などの演出や合いの手で客をほめはやす

・バーでスポーツなどの映像を見せ、応援への参加を呼びかける(頻繁でなく継続性がない場合は対象にしない)

 ◇対象にならない主な行為(午前0時以降の営業でも公安委員会の許可は不要)

・カラオケ装置があっても、客が自分から歌うことを希望した際にマイクや歌詞カードを渡したり、装置を作動させたりする

・ボウリングやビリヤードを自由に使わせる

・バーでスポーツなどの映像を単に見せたり、客自身が応援を行ったりしている場合

2394チバQ:2015/09/19(土) 11:11:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150917-00000047-jij-soci
繁華街、非住宅地に限定=クラブなど終夜営業―地域指定の基準策定・警察庁
時事通信 9月17日(木)10時54分配信

 客にダンスさせて酒も提供するクラブなどの終夜営業を可能とする改正風営法が成立したことを受け、警察庁は17日、終夜営業を認める地域を繁華街と非住宅地に限定するとの基準を定めた。
 終夜営業できる「特定遊興飲食店」の定義や条件も策定。風営法施行令や同施行規則の改正案などとして同日公表した。18日から1カ月間、国民の意見を募る。
 特定遊興飲食店について、警察庁は「午前0時以降に営業」「酒を提供」「積極的に客に遊び興じさせる」の3要素を全て満たす営業と定義した。クラブの他、スナックやライブハウスなど幅広い業態が該当する。
 同じ業種を掲げていても実態によって規制が異なる店もある。例えばスポーツバーは、試合の映像を見せるだけなら対象外だが、客に応援を呼び掛ける営業は「特定遊興」の許可が必要になる。
 終夜営業を認める地域の基準は、「1平方キロメートル当たりに300軒以上の割合で風俗営業店や酒類提供飲食店などが存在する繁華街」か「居住者が1平方キロメートル当たり100人以下の地域」とした。繁華街の中でも、住宅街とその周辺、病院や児童福祉施設などの周辺は営業を禁じた。
 通勤・通学者らのため、午前5〜10時は営業を制限できる規定も基準に盛り込んだ。
 警察庁はこの基準を全国知事会と全国都道府県議会議長会に通知。各都道府県は今後、基準を元に条例を改正し、営業可能な地域や制限時間を具体的に指定する。
 特定遊興飲食店の明るさは「客席で10ルクス超」を条件とした。クラブやディスコの場合、客席の面積がフロア全体の5分の1以下だと、ダンススペースの照度も10ルクス超が必要になる。

2395名無しさん:2015/09/19(土) 14:29:43
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20150919-00000023-nnn-soci
兄の17人殺害事件知られ仕事辞めると話す
日本テレビ系(NNN) 9月19日(土)8時45分配信
 埼玉県熊谷市で6人が殺害され、ペルー国籍のナカダルデナ・バイロンジョナタン容疑者(30)の身柄が確保された事件で、ナカダルデナ容疑者が9年前に兄が起こした殺人事件を勤務先に知られて仕事を辞めざるを得なくなったと話していたことがペルーに住む姉への取材でわかった。

 ペルーの地元メディアによるとナカダルデナ容疑者の兄は17人を殺害した容疑で2006年に逮捕。その後、懲役35年の判決を受けた。

 当時、ナカダルデナ容疑者はペルーに住む姉・マリアエレナさんに対し「勤務先に兄の殺人事件を知られ、仕事を辞めざるを得なくなった」と話していたという。

 マリアエレナさん「兄が殺人事件を起こした時、弟は日本にいた。兄の事件はペルーで大きなニュースとなり、日本にも広がった。弟は仕事に影響が出て仕辞めざるを得なくなった」

 また、ナカダルデナ容疑者は「日本でお金を稼いでペルーで家具を修理する新たなビジネスを始めたい」と夢を語っていたという。

2396名無しさん:2015/09/20(日) 08:12:05
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/09/18/kiji/K20150918011155010.html
ナカダ容疑者 弁当工場に勤務 いつも1人ご飯
熊谷6人殺害
 ナカダ容疑者が働いていた工場を経営するグルメデリカ(埼玉県所沢市)によると、容疑者は登録していた神奈川県藤沢市の人材派遣会社から紹介されていた。

 勤務時間は午前5時から午後2時。派遣会社の関係者は「真面目で就業態度もしっかりしていた」と人物像を語った。同じ工場で働いたパラグアイ人の男性(63)らによると、工場近くの自宅から自転車で通い「サラダ用のキャベツを包丁で切る担当だった」。母国ペルーの出身者もいたが、「日本語はほとんど話せず、人とも話をしないで、いつも1人でご飯を食べていた」と語った。今月12日朝、職場に姿を見せず、派遣会社に「背広の人に追われている。工場に行けない」と連絡があり、そのまま退職した。
[ 2015年9月18日 05:30 ]

2397名無しさん:2015/09/20(日) 09:24:06
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150915-00045292-gendaibiz-bus_all
ドキュメント山口組分裂 すべてを知る親分が私に語ったこと 暴力団取材の第一人者が緊急寄稿
現代ビジネス 9月15日(火)11時1分配信

 「世界最大の犯罪組織」が、割れた。ネットやテレビでは真偽不明の情報が飛び交うが、いったい「菱の代紋」に何が起こっているのか。暴力団取材の第一人者が現役組長の肉声を交えて現状をえぐる。

首謀者の意外な名前
 この8月に山口組は分裂したが、「神戸山口組」が突発的に蜂起・分裂を決めたわけではない。ここに来るまでには周到な準備があった。

 なぜそう言えるのか。実は去年10月、私は都内のホテルで山口組の直系組長の一人に会った。彼は弘道会支配が強まる山口組の情況を語った後、

 「すでに考えを同じくする者たちが定期的に会合を持っている。われわれが立ち上がる以上、絶対、弘道会側に潰させるわけにはいかない。潰されないだけの準備をしっかり固めて立ち上がります」

 と洩らした。

 話を聞きながら、私は半信半疑でいた。仲間うちの会合を重ねながら、司忍組長や竹内照明若頭補佐(共に弘道会の出身)に知られずに済むのか。すでに高山清司若頭(弘道会出身)は4000万円恐喝事件で判決が懲役6年の有罪となっていた。一度は最高裁に上告したが、この年の5月に上告を取り下げ、大阪拘置所に拘置されていた。

 高山若頭の「社会不在」は蜂起勢にとってプラス材料だが、ヤクザはさほど口が固いわけではない。仲間うちのおしゃべりから事前に構想が漏れ、弾圧されるのではないかと危ぶまれた。

 当然のことながら、私は聞いたことを記事化しなかったし、誰にも口外しなかった。だいたい蜂起・分裂する計画があるなど、記事化できるテーマでもない。またどちらに味方するわけではないが、私のせいで彼らの計画が潰れたら、寝覚めが悪すぎる。

 この直系組長のことはほぼ忘れた。時々は思い出したが、蜂起・分裂計画は「その後どうなりましたか」などと聞けるものではない。それでは催促になってしまう。

 今年の4月、私は情報会社をやっている友人から、彼のもとに寄せられた匿名の手紙をたまたま見せられた。すぐこれは直系組長が話していたことだと気づいた。以下、手紙の要所をご紹介しよう。

 〈そんな中で今の六代目体制に納得していない人間たちもいるわけです。その人間たちが密かに集結し、新しい山口組を作り直すために会合が行われているのです。

 今回、弘道会の竹内(照明)氏が(山口組の)幹部になり、いくらもたたないうちに(若)頭補佐に上がりました。執行部入りです。このままでは七、八代目まで名古屋(弘道会のこと)に主導権を握られてしまう。誰の目にも明らかです。ここはもう一度座布団を取り戻すしかないと謀反の計画が進められているのです。

 そのメンバーをリークします。現在も週に一~二回神戸を出た後に密かに集まり、会議が行われています。そのメンバーです(カッコ内筆者註、メンバー名は略す)〉

 この手紙に目を通して、私はインチキではないまでも、山口組の直系組長ではない下位の組員が書いたにちがいないと見た。文中、蜂起側に立つとはとうてい思えない名前が3人も含まれていたからだ。

 今だからいえることだが、私の判断は二人については正しく、一人については完全に間違っていた。間違ったその一人とは〈この会の議長が宅見組の入江氏〉の部分である。

 元の山口組総本部長の入江禎氏(宅見組組長)は司、高山両氏による山口組の絶対支配を助けた協力者、出身は別だが、むしろ弘道会側に立つ人と私は見ていた。そういう入江氏が蜂起側に加わるはずがないと思い込んでいた。

 しかし今、神戸山口組側のメンバーに話を聞くと、山健組・井上邦雄組長を口説き落とし、蜂起に加わる腹を最終的に固めさせたのは入江氏だったという。

 「だから入江さん、なかなかやるなと、こっちでは評判がいい。彼はわれわれの目論見を成功させるために絶対必要な人でした」

2398名無しさん:2015/09/20(日) 09:25:58
>>2397

六代目への不満
 では、誰が入江氏や井上氏をリクルートしたのか。

 蜂起・分裂劇で絵を描いたのは山口組舎弟だった侠友会(淡路島)・寺岡修会長だという説が流れている。当たらずといえども遠からずだろう。それと山口組本部による厳しいカネ集めに一番苦しんできた中堅的な直系組長たちが真の主役だったような気がする。

 4月に私が見せられた手紙にはこの後、〈私の知らないところでもっとメンバーがおるのでしょうが、話を聞くかぎり、山口組の過半数に達したといっていたので〉という一句もあった。

 直系組長の数を70人とすれば、その半数は35人である。今のところ神戸山口組は13人だから、明らかに予定より人数が足りない。従来の山口組側が神戸山口組の切り崩しに成功していると見ていいのではないか。

 このとき私は手紙の記述の信憑性を疑っていたので、こうした情報をあまり重視しなかった。そして4ヵ月後の8月、ほんとうに蜂起・分裂が日の目を見た。直系組長たちは当初の計画通り粛々と準備を進めていたのだ。

 では、彼らは「絶対、山口組執行部に潰されないために」どういう措置を採ったのか。

 今、神戸山口組のメンバーに連絡はついても「まだ外に向けて話せないことになってます。近々われわれの考えについて各方面に分かってもらう文書を作りますんで」と、はかばかしく答えてくれない。

 そのため推測するしかないのだが、一つの準備は山健組・井上組長と宅見組・入江組長の迎え入れに成功したことだろう。

 (五代目山口組組長・渡辺芳則氏の出身母体である)山健組は大勢力であると同時に有名ブランドでもある。参加しているかいないかは対外的イメージが大きく違う。また入江組長は数字に明るいことで、神戸山口組の秘密兵器になり得る。

 神戸山口組が蜂起した主な理由は、今の六代目山口組が行っているきびしいカネ集めにある。直系組長たちは毎月100万円前後を月会費の名目で本部に納めている。山口組本部には直系組長たちが差し出す会費(警察はこれを上納金と呼ぶ)だけで、毎月約7000万円が集まっていた。

 今回の分裂騒ぎで初めて出る数字だが、このうち約3000万円が月々司組長に渡っていたとされる。年間にすれば3億6000万円。

 その他、直系組長たちが拠出して中元や歳暮の時期、また司組長の誕生日祝い(1月25日)などで各1億円近くを集め、司組長には年6億円ぐらいが渡っていたらしい。

 また司組長は友好団体のうち双愛会(千葉)、共政会(広島)、福博会(福岡)、東亜会(東京)を後見し、これら団体からも中元や歳暮で現金を贈られているようだ。なんやかや年間10億円前後を集金していたのかもしれない。

2399名無しさん:2015/09/20(日) 09:27:08
>>2398

造反組が持つ「奥の手」
 では、こうした収入は正確に税務申告され、納税されているのだろうか。全額ではないまでも多少は申告されているはずだ。有名ヤクザは税務署を恐れ、たいてい形式を調えるぐらいの努力はしている。が、それで万全ということではないはずだ。

 実は神戸山口組側の「奥の手」として、警察や税務当局に対して証言の提供があるとされる。数字がどれほどデータ的に裏付けできるのか疑問だが、少なくとも司組長の収入を熟知する立場にいたのはかつての山口組総本部長・入江氏である。入江氏は今、司組長に遠慮する必要がない立場になった。

 今年6月、福岡県警は北九州市を牛耳る工藤會・野村悟総裁を所得税法違反容疑で逮捕した。工藤會では月に約2000万円の会費が集められ、その4分の1、約500万円が野村総裁側に渡されていたという(年額では6000万円)。一昨年までの4年間に約2億2700万円が渡り、おおよそ8800万円を脱税したとして、野村総裁は逮捕された。

 脱税による暴力団トップの逮捕は警察にとっては大金星である。警察庁は「福岡県警でやれたことがよそでやれないわけがない。脱税で暴力団のトップを挙げろ」と全国の警察に号令を掛けている。

 司組長の収入は野村総裁より一ケタ多い。兵庫県警や大阪府警、愛知県警が、神戸山口組側が提供する情報に飛びつき、「司組長を所得税法違反で逮捕」を狙うと予測するのは必ずしも妄想ではなかろう。

 「しかし、われわれがこうした数字の裏付けを出すのは最後の最後です。ヤクザが警察においそれと協力するわけにいかない。ただし向こうの出方によっては出さざるを得ない。司さんだって70過ぎて刑務所に入るのは嫌でしょう。われわれもむりやり入れようとは思ってません」(神戸山口組のメンバー)

 話を聞くかぎり、税務データはきわめて有効な牽制球のように見える。かつての山口組の経理官僚は神戸山口組のほうに厚いから、この件に限っては神戸山口組が有利なはずだ。

 さらに神戸山口組が用意した準備は友好団体への根回しだろう。

 総じて暴力団世界では組を割って出た側が抗争に敗れるケースが多い。山口組―一和会抗争では一和会が解散し、山本広会長が引退することで抗争が終結した。道仁会を出た九州誠道会も数年にわたる道仁会との激しい抗争の果て、最後は九州誠道会が解散することで抗争は終結した(その後浪川睦会という後身団体ができた)。

 今回も山口組を割って出た神戸山口組のほうが不利といえる。ふつう組を割って出た側が暴力団業界で孤立を余儀なくされる。軍資金に不足しても他団体から貸してもらえず、応援部隊も派遣されない。他団体としても「組を割って出る」ことに賛成できないからだ。うっかり賛成すれば、自分の組が内紛を起こしたとき収拾に困る。

 つまり所属していた組の親分から子、あるいは舎弟の盃を受けながら、組を割って出るのはいわゆる「逆盃」であり、親分絶対の暴力団世界では認められない。これが原則的なルールなのだ。

 この辺りのことは神戸山口組も十分心得ている。そのため暴力団世界で孤立しないよう、分裂に踏み切る直前に他団体への根回しに動いている。すでに山陽道の二つの組は従来通りの交際を約束してくれたらしい。

 そうでなくても神戸山口組の侠友会・寺岡会長は侠道会(尾道市)・池澤望会長と五分の兄弟分、山健組・井上組長は浪川睦会(福岡)・浪川政浩会長と兄弟分、かつては住吉会・加藤英幸総本部長(幸平一家総長、東京)と兄弟分だったとされる。

2400名無しさん:2015/09/20(日) 09:32:14
>>2399

これから繁華街で起きること
 しかし逆にいえば、神戸山口組の優位点はこれだけともいえる。

 今のところ所属組や組員数が多いのは圧倒的に従来の山口組のほうだ。友好関係にある団体数も多い。長らく暴力団世界の盟主を続けたガリバー型寡占の巨大組織だから、たとえ勢力が半減しても、構成員数で第1位であることは変わらない。

 だからといって勢力が劣る神戸山口組を暴力的に蹂躙することはできない。抗争すれば、民法や暴対法の「組長の使用者責任」や、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人など)で実行犯の組員ばかりか組長も逮捕され、あるいは損害賠償を求められ、組織がメタメタになる。

 両派とも表向き抗争はできない。しかし敵対する勢力の権益を奪うことで暴力団は活性化する。逆に向こう三軒両隣が自派か自派の友好団体なら、シノギをどこにも求めようがない。敵対する団体があるからこそ、そこの利権を食い荒らせる。暴力団にとっては健康な環境である。

 よって山口組と神戸山口組との対立抗争は最初、地域限定的な経済戦になるはずだ。早い話、東京には弘道会も山健組も進出、企業事務所を構えている。不動産、金融、建設、解体業、産廃処理、作業員派遣、ホストクラブ、ヤミカジノ、特殊詐欺など、あらゆる職種が軒を並べている。

 企業事務所だからといって、拳銃やナイフ、金属バットを持っていないわけではない。ビジネスをめぐってのトラブルや小競り合いはいつでもあり、それが暴力沙汰に発展する理由も無数にある。

 今回のような場合、拳銃の使用はいささか荷が重い。所持、発砲、殺傷行為と別々に計算され、それらの刑が加算されてとんでもない量刑になり得る。しかも拳銃は暴力団抗争のイメージに結びつきやすいから、なるべくなら使いたくない。

 そこで集団的に相手をバットで打ち据えるなど、あたかも半グレ風の喧嘩も装うだろう。バットを使っても六本木クラブ襲撃事件のように一般人への人違い殺人は起こるのだ。山口組における名古屋―神戸抗争は全国の繁華街をストリートファイトで彩りかねない。

----------
みぞぐち・あつし/'42年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社勤務などを経て、フリーに。『暴力団』『詐欺の帝王』『血と抗争山口組三代目』など著書多数。近著に『新装版ヤクザ崩壊半グレ勃興』(講談社+α文庫)がある
----------

 「週刊現代」2015年9月19日号より

週刊現代,溝口敦

2401名無しさん:2015/09/20(日) 15:18:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150920-00000009-mai-soci
<戸籍法違反>無戸籍33歳娘の母に過料…前夫暴力届け出ず
毎日新聞 9月20日(日)10時32分配信

 前夫の暴力を恐れて、33年間出せなかった娘の出生届を役所に提出した神奈川県内の母親に対し、藤沢簡裁(町田俊一裁判官)が、出生後14日以内に届け出をしなかった戸籍法違反で過料5万円を科す決定を出していたことが19日、分かった。法務省の調査では、今月10日現在で無戸籍の人は全国に665人いて実際はそれ以上と見られる。専門家からは「支援を必要とする無戸籍の当事者が、声を上げにくくなる判断だ」との批判が出ている。

 代理人の南裕史弁護士(東京弁護士会)によると、母親は1961年に前夫と結婚し、九州地方で暮らしていたが、激しい暴力に耐えかね、80年に神奈川県内に移住。82年に別の男性との間に娘が生まれた。民法772条は、「婚姻中に懐胎(妊娠)した子は、夫の子と推定する」と規定。出生届を出すと戸籍上は前夫の子になるため、娘の存在を前夫に知られることを恐れ、出せなかったという。

 昨秋、戸籍がないことに悩んだ娘が支援団体に相談し、実父に親子関係を認めてもらう「認知」の審判で今年6月に親子関係が確定した。前夫との離婚も昨年ようやく成立していたため、審判の翌日に出生届を自治体窓口に提出。自治体から、届け出期間超過の通知を受けた簡裁が決定を出した。

 決定は8月7日付で「子と母親の親子関係は出生時に確定している」ため、届け出期間を過ぎた「正当な理由とならない」とした。母親側は異議申し立てをしたが簡裁は退けた。

 専門家によると、民法772条による出生届の提出の遅れで過料を科されることは珍しい。南弁護士は「当事者の救済にブレーキをかける判断だ」と指摘。弁護団を結成し、24日に横浜地裁に即時抗告する方針という。【反橋希美】

2402名無しさん:2015/09/21(月) 10:21:18
イメージは恐ろしい。

>警察庁によると、昨年1年間に殺人や強盗などの凶悪犯罪で検挙された少年は703人で、2010年に比べて80人減った。
>今年の上半期は、昨年同期比で58人減の275人と減少傾向にある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150920-00000010-asahi-soci
少年の重大事件「増えている」78% 内閣府世論調査
朝日新聞デジタル 9月20日(日)9時30分配信

 内閣府が19日に公表した少年非行に関する世論調査で、少年(14〜19歳の男女)による重大事件が「増えている」と感じる人は78・6%と、5年前の前回調査より3ポイント増えた。実際に周囲で問題となっていることを尋ねたところ(複数回答)、(1)いじめ(19・1%)、(2)万引き(15・2%)、(3)バイクや自転車などの乗り物を盗む(13・1%)などとなった。

 7月23日〜8月2日、全国20歳以上の男女3千人に面接方式で行い、1773人から回答を得た。

 「どのような社会環境が問題だと思うか」(複数回答)との問いには、スマートフォンやインターネットの普及から「簡単に暴力や性、自殺その他少年に有害な情報を手に入れられる」が69・8%(前回比22・5ポイント増)、「簡単に見知らぬ者と出会える」が62・5%(同0・9ポイント減)、「少年の交友関係や行動が把握しにくくなっている」が50・8%(同11・9ポイント増)などだった。

 警察庁によると、昨年1年間に殺人や強盗などの凶悪犯罪で検挙された少年は703人で、2010年に比べて80人減った。今年の上半期は、昨年同期比で58人減の275人と減少傾向にある。警察庁は、少年による事件が増えていると感じる人が増えたことについて、「川崎市や愛知県などで社会の耳目を集める凶悪事件が相次いだからではないか」とする。(河合達郎)

朝日新聞社

2403とはずがたり:2015/09/24(木) 10:15:16
どちらが山口組? 抗争前夜の“宣伝戦”勃発〈週刊朝日〉
dot. 2015年9月24日 07時09分 (2015年9月24日 08時52分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150924/asahi_20150924_0000.html

 日本最大の指定暴力団6代目山口組が分裂し、離脱した山健組などが神戸山口組を結成して約半月が経過した。

 当初は「すぐにでも抗争か」と懸念されたが、今のところ、発砲などは確認されていない。だが水面下では、6代目山口組と神戸山口組のどちらが「山口組」なのか、正統性を巡る激しい攻防が展開されている。

 関係者によると、6代目山口組は9月上旬、直系の安東美樹組長に2代目竹中組を継承させることを決めたという。竹中組は、4代目山口組の竹中正久組長の出身母体だ。1984年、4代目山口組に反旗を翻した一派が一和会を結成して「山一抗争」に発展。翌年1月、竹中組長は一和会の組員に射殺された。

「名門・竹中組の名跡を復活させることで、6代目山口組こそが本家本元の山口組だとアピールしたいのだろう」(兵庫県警関係者)

 神戸山口組は今年8月末の結成の際、「御挨拶」と題した文書を全国の暴力団組織に送った。そこには山口組の「中興の祖」とされる田岡一雄3代目組長を「礎をつくられた偉大な親分」と記す一方、司忍(本名=篠田建市)6代目組長を「利己主義甚だしく歴代親分特に三代目親分の意を冒涜」と厳しく批判している。先人の組長をたたえ、われこそが正統性ある山口組だといわんばかりだ。

 司組長もその意を察しているのか、9月1日の定例会で発表した言葉の冒頭で、先人の組長の墓地に「お参り」したことを明記。「五代目先代姐、宅見組先代姐をはじめ、関係者の皆さんには私の不徳と遺憾の意を伝えたことを皆に知らせておく」と書いている。

「わかりやすくいうと、6代目山口組と神戸山口組は、お互い、正統性を争い、そのためには、先人のお墨付きがほしいということです」(同)

 司組長が渡辺芳則5代目組長(故人)の夫人を訪ねたらしいとのうわさが出ると、すぐさま神戸山口組の井上邦雄組長が夫人の信任を得たという話が流れる。激しい宣伝戦が展開されている。

 お墨付きを巡る動きは、ほかの暴力団組織にも広がる。9月5日には関東の指定暴力団住吉会の幹部が神戸山口組を訪問。すると、15日に同じく関東の指定暴力団稲川会の幹部が総勢15人で6代目山口組を訪れた。

 ある指定暴力団幹部は困惑した顔でこう話す。

「6代目山口組、神戸山口組、どちらからも『うちについてくれ』というオファーがあります。でも、山口組は割れたといっても、いちばん大きな組織。そう簡単に、どちらにつくと表明できません」

 抗争が激しかった時代と違い、法規制は厳しい。事件を起こすと、組のトップの責任が問われかねない。当面は水面下で静かな「抗争」が続くのだろうか。

※週刊朝日  2015年10月2日号

2404名無しさん:2015/09/24(木) 22:05:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150924-00000542-san-soci
アグネスさん殺害予告で中3少年宅を捜索「許せないと思った」 警視庁
産経新聞 9月24日(木)18時22分配信

 歌手のアグネス・チャンさん(60)の公式ツイッターに、アグネスさん殺害を予告するコメントを書き込んだ疑いが強まったとして、警視庁渋谷署が東京都昭島市の中学3年の男子生徒(15)の自宅を家宅捜索していたことが24日、同署への取材でわかった。容疑が固まり次第、脅迫容疑で書類送検する方針。

 同署は家宅捜索で、少年の携帯電話を押収。少年は、日本ユニセフの職員やアグネスさんの慈善活動に対するインターネット上の書き込みなどを見て、「許せないと思った」などと話しているという。

 公式ツイッターには、「ナイフでメッタ刺しにして殺しますよ」「児童ポルノ認めないと君のアグネス御殿は血まみれになりますよ」などの書き込みがあった。同署は、少年に殺意や児童ポルノに対する関心は特になかったとみて調べている。

2405名無しさん:2015/09/24(木) 22:17:53
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150924-00010000-jisin-soci
「バッジの値段は?」知りたいヤクザのQ&A
女性自身 9月24日(木)6時0分配信

世間を震撼させた山口組分裂問題。日々その動向が報じられているが、実態を知る人は少ないはず。そこで、知りたいけれど、絶対にヤクザ本人には聞けない疑問を本誌が代わりに聞いてきた。

・バッジの値段はいくら?
 ヤクザの象徴である金バッジ。山口組の場合は「組に入ると、金メッキのバッジを購入する。1個5,000円くらい」(山口組構成員)という。階級が上がるとバッジも変わる。「三次団体の執行部クラスになると、18金のバッジを作る。だいたい10万円くらい。さらに直参になると、プラチナ製で金のチェーンがついたバッジが親分から与えられる」(同前)

・指を詰めるのはどんなとき?
「親分に迷惑をかけたときなど、普通は金を上納して収めてもらうが、金のない奴が指を詰める。場所は病院の屋上だったりする。そのまま縫合してもらえるからな」(暴力団組員)。指はホルマリン漬けにして、ガラスビンに保管しておくという。「でも、もうやることは少ない。カタギに見えないと仕事がしにくいからな。だが、ヤクザにとって指詰めは重いこと。指を出された側は、基本的に許さないといけない」(同前)。

・クスリ御法度は本当?
 覚醒剤のシノギを禁止している組は多いが、多くの組員が覚醒剤の売買で捕まっている。「基本は御法度。見つかったら破門の組が多いが、陰で販売しているよ。1グラム8,000円で仕入れたクスリが3万円で売れる。ここまで稼げるシノギはそうそうないからね」(前出・暴力団員)

・上納金っていくら?
 山口組分裂で、直参組長たちに月100万円以上もの上納金が課せられていることが話題となった。「山口組の四次団体の幹部で月40万〜50万円ぐらい。古い組の上納金は高いね」(前出・山口組組員)。東京の老舗の組では、二次団体の若頭クラスで月25万円、ヒラ組員だと1万円弱を組に収める。

・組の当番ってどんなもの?
 若い組員は組事務所につめて、雑務を行なう。これが極道の入口だ。「電話を受けたり、食事を作ったり……。掃除はかなりきちっとやらないと叱られる。食事は、組幹部の好きなメニューが頭に入っていないといけない。だから料理当番は相当腕が上がる」(関東の暴力団組員)

・銀行口座はどうしているの?
「銀行口座を持っていても、ヤクザだとバレると強制解約。通帳を取り上げられるうえ、金は自分で取りに行かないといけない」(前出・暴力団組員)という昨今、新しい口座を作ることは難しい。さらに、身分を偽って口座を開設すると、罪に問われる恐れがある。「結婚して苗字が変われば、口座を作ることができる。つき合っている女名義の口座を使ったりもする」(同前)。名前を変えるために結婚と離婚を繰り返すヤクザもいるという。

(週刊FLASH9月29日・10月6日号)

2406名無しさん:2015/09/27(日) 20:58:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000002-kobenext-l28
山口組分裂から1カ月 「神戸山口組」見えぬ実態
神戸新聞NEXT 9月27日(日)11時1分配信

【暴対法指定の長期化必至】

 指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂が表面化してから27日で1カ月。兵庫県警など警察当局は、離脱派の新組織「神戸山口組」を暴力団対策法(暴対法)に基づく指定暴力団として規制するため、実態把握を急ぐ。ただ、数千人規模になるとみられる新組織の全体像はつかみにくく、指定作業の長期化は必至の情勢だ。未指定の間は「あいさつ料」の要求などを禁じた暴対法が適用できず、専門家から法改正を求める声も上がる。

 ■3要件

 暴対法によると、各都道府県公安委員会による指定は「暴力団の威力を使って資金を稼いでいる」「薬物犯罪など暴力団特有の犯罪歴がある者が一定割合以上含まれる」「代表者らの統制下に階層的に団体を構成している」-の要件を全て裏付けなければならない。

 分裂直後は互いに切り崩し工作を繰り広げるため、「傘下組織が上部団体と異なる行動をとるケースも実際にみられ、流動的だ」と兵庫県警の捜査員。集めた情報の精査が欠かせず、暴力団や学識経験者から意見を聴く機会も必要となる。

 ■過去にも長期化

 分裂後の指定に時間がかかった事例は過去にもある。2006年、福岡県拠点の指定暴力団道仁会が割れた際、離脱した九州誠道会(現・浪川睦会)の指定には1年半以上を要した。両団体の抗争は激化、一般市民を含め14人の死者が出た。

 兵庫県内でも1997年8月、山口組ナンバー2の宅見勝若頭らが射殺された事件で、関与したとされる中野会(その後解散)が絶縁となった。互いの報復とみられる発砲事件などが相次いだが、中野会の未指定状態は2年近く続いた。

 現在、指定暴力団は国内に21団体。指定がなければ「あいさつ料の要求」や「不当な地上げ」などの行為は暴対法で規制できず、抗争時の事務所の使用中止命令も出せない。

 ■見えない実態

 さらに今回は、構成員の多さも際立つ。過去のケースでは九州誠道会が約350人、中野会が約170人だったが、神戸山口組の場合、離脱派の傘下組員全てが加われば3千人規模になる。

 警察当局への情報統制を徹底する6代目山口組の体質は神戸山口組も同様とみられ、ある捜査員は「組員名の確認さえも時間がかかる」と言う。早期指定への課題は多いが、兵庫県警は「一日も早い指定で市民の安全を守り抜く」とし、情報収集の部署を9月に増員。警視庁や他府県警との情報交換も進めている。

【日弁連民事介入暴力対策委員会の元副委員長、垣添誠雄弁護士(兵庫県弁護士会)の話】 分裂後に暴力団組織が野放しになり、市民を危険にさらす状態が長引く-という立法上の不備がまた露呈した。指定暴力団だった組織は離脱後も指定要件を満たすと推定し、すぐに指定できるよう改善すべきだ。現行の暴対法は、指定暴力団同士の抗争でない限り、事務所を使用制限できないのも問題。片方が指定暴力団なら制限を可能にすべきだ。そもそも、暴対法は暴力団の存在を認める法律で限界がある。存在自体を認めない抜本的な法的規制が必要だ。

2407名無しさん:2015/09/27(日) 20:59:23
>>2406

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000000-kobenext-l28
情報収集で相次ぎ捜索 兵庫県警など 山口組分裂から1カ月
神戸新聞NEXT 9月27日(日)11時0分配信

 山口組の分裂後、全国の警察当局は新組織「神戸山口組」を含め両団体の関連先を次々に捜索し、情報収集に全力を挙げる。今のところ目立った抗争は起きていないが、突発的な衝突も懸念され、警戒を強めている。

 「兵庫県警や」「名刺出せ」。25日午前、神戸市中央区の組事務所前。激しく玄関をたたく捜査員に組員が抵抗し応酬が続いたが、間もなく約20人の捜査員がなだれ込んだ。

 この事務所は、神戸山口組傘下の「山健組」に連なる団体の拠点。神戸山口組側では他に?友会(淡路市)や宅見組(大阪市)、山口組側では現組長の出身母体・司興業(名古屋市)など、双方の有力団体に警察当局の捜索が入った=図参照。

 いずれも所属組員らによる恐喝事件などの関係先だが、組織実態の把握に狙いがあるのは明白だ。しかし、押収物が全くないケースもあり、情報収集は難航している。

 分裂後、別の指定暴力団からの訪問も相次ぐ。26日には東京拠点の住吉会幹部が山口組総本部(神戸市灘区)に姿を見せた。ただ、住吉会の別の幹部は既に神戸山口組を訪問。同じ団体内で行動が分かれ、警察当局はこうした動向にも神経をとがらせている。

2408名無しさん:2015/09/27(日) 21:01:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000074-san-soci
住吉会トップが山口組訪問
産経新聞 9月27日(日)7時55分配信

 指定暴力団山口組の分裂問題で、山口組に次ぐ構成員数を持つ指定暴力団住吉会(総本部・東京都港区)の最高幹部らが26日午前、神戸市灘区の山口組総本部を訪問した。捜査関係者への取材で分かった。住吉会は山口組が友好関係を結んでいる「親戚団体」に含まれず、一定の距離を置いているとされるが、分裂後の訪問は初めて。警察当局は訪問の意図や動向を注視している。

 捜査関係者によると、訪れたのはトップの関功会長ら十数人。山口組総本部で篠田建市(通称・司忍)組長らと会談したとみられる。一方で、山口組から離脱した直系組長らによる新組織「神戸山口組」が今月5日に山健組事務所(神戸市中央区)で開いた会合に姿を見せた住吉会の最高幹部の一人は、今回の訪問を欠席したという。

 警察当局は、分裂が他組織の内部や協力関係に影響を及ぼす可能性もあるとみている。

2409とはずがたり:2015/09/29(火) 18:43:15
「山口組分裂」住吉会に飛び火するのか 歌舞伎町に影響は?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/164566
2015年9月29日

 山口組の分裂騒動が、ついに住吉会に飛び火か――。指定暴力団「住吉会」のトップが26日、山口組総本部を訪問した一件が臆測を呼んでいる。関功会長ら十数人が山口組総本部に足を運び、司忍(篠田建市)6代目会長と会談したとされるが、住吉会の最高幹部である加藤英幸総本部長が今回の訪問を欠席したからだ。

 名門「幸平一家」を率いる加藤総本部長は、山口組を離脱した「神戸山口組」の発足式に出席、「幸平一家は住吉会を割って出て、神戸山口組と合流するのではないか」という風評も流れていた。今回、住吉会トップと行動を共にしなかったことで再び、分裂話が浮上しているのだ。

「加藤総本部長が『神戸山口組』の発足式に出席した時、ヤクザ界全体に激震が走った。住吉会は山口組が分裂した時、神戸山口組とは付き合わないという方針を固めていたからです。さらに、今回、山口組総本部訪問を欠席したことで、さまざまな臆測が流れているのです」(ヤクザ事情に詳しいジャーナリスト)

 加藤総本部長の動向が注目されているのは、自ら率いる「幸平一家」が有数の武闘派として知られ、絶大な力を誇っているからだ。その勢力は、新宿・歌舞伎町をはじめ、関東一円に及んでいる。歌舞伎町でシノギを得る場合、山口組でも加藤総本部長に挨拶しなければできないという。はたして、住吉会の分裂はあるのか。警察関係者がこう言う。

「加藤総本部長は、住吉会から離脱しないと思う。山口組総本部への訪問を欠席したのも、体調が悪かったからだと聞いている。ただ、心配なのは、足元の歌舞伎町で〈山口組VS神戸山口組〉で小競り合いが起きた時です。幸平一家は黙って見ているのか、それとも、親しい関係にある神戸山口組に加勢するのか。場合によっては、住吉会の分裂につながりかねない」

 山口組に次ぐ巨大組織が分裂したら、血の抗争が現実となりかねない。

「神戸山口組」の拠点に 淡路島はシチリアになってしまうのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163601
2015年9月9日

 山口組を離れた「神戸山口組」が兵庫県の淡路島に拠点を置くという。淡路島は、神戸山口組に参加する侠友会(兵庫県淡路市)の本部がある場所だ。

 新組織では山健組の井上邦雄組長がトップになることが決まっている。山健組の本部は神戸市にある上、「神戸山口組」を名乗るにもかかわらず、なぜ、淡路島に拠点を置くのか。

「従来の山口組の本部は神戸市にある。今、拠点を神戸市に置けば、2つの拠点が神戸市に存在することになり、大義名分が立たない。神戸山口組としては、とりあえず淡路島に拠点を置くが、近い将来、神戸市を明け渡せよという意味があるのではないか。あと、いざ攻め込まれたら、空からでもない限り、淡路島のほうが安全だからです。現に淡路島にある侠友会の本部は、有刺鉄線が張り巡らされていて“要塞化”している。緊迫した状態は続いています」(現地で取材している暴力団問題担当記者)

 突然、拠点を置かれ、抗争の現場になりかねない淡路島。たまったもんじゃないのが、島民だろう。観光業にも大ダメージを与えるのは必至だ。

「一般の宿泊客から、相談の電話はありました。やはり、不安があるようです。観光に影響がないとは言えません。ただ、不確定の情報もありますから、今までどおりご案内しています。こちらから何かアクションを起こすのも怖いですから、静観するしかないんです」(淡路島観光協会)

 淡路島といえば、今年3月には男女5人刺殺事件があったばかり。シチリア島のようになってしまうのか。

2410名無しさん:2015/09/30(水) 21:41:25
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150930-00000019-pseven-soci
元少年Aに刺された女性が告白「なぜ彼は国に守られるのか」
NEWS ポストセブン 9月30日(水)16時6分配信

 1997年の神戸連続児童殺傷事件の被害女性・堀内めぐみさん(仮名)は、27才になった今も、人生が一変したあの日の出来事を克明に覚えていた。当時9才だっためぐみさんは、「元少年A」から腹部を刺されて生死をさまよいながらも奇跡的に生還したが、その後も長く事件の悪夢に苛まれてきた…。なお、Aがめぐみさんを刺した同日に、当時10才の山下彩花さんがAから金槌で頭を殴打され、意識不明のまま1週間後に死亡した。今回、めぐみさんは、女性セブンの取材に対し、初めて重い口を開いた──。

 めぐみさんは看護師として多忙な日常を送るなか、2年前に事件の犯人である元少年Aの両親と対面した。社会人となって、精神的にも受け入れられると判断しためぐみさんの両親が、Aの両親との面会場所である弁護士事務所に連れて行ったのだ。その時の様子をめぐみさんが振り返る。

「会う前までは、ああも言いたい、こうも言いたいといろいろ思うところがあったんです。でも事務所に入った途端、向こうのご両親にいきなり土下座されて、“申し訳ありません”“ごめんなさい”と繰り返されて…。私は呆然と立ちすくむばかりで、その光景を見たら何も言えなくなってしまった。この両親もかわいそうだなと思ったんです。

 ただ、私にはどうしても聞かなければいけないことがありました。A本人がどこで何をしているのか。被害者本人として、彼の現状は知っておくべきだと思ったんです。でもご両親は“わかりません。行方不明です”と繰り返すだけでした」(めぐみさん)

 Aが2011年から静岡県浜松市に定住し、手記の出版直前に東京に住居を移したこと、少年院時代に法務省の主導で極秘裏に改名していたことを本誌の報道で知っためぐみさんは、素性を隠し続けるAに対して、怒りと失望感を露わにする。

「なぜ彼はここまで国に守られるのでしょうか。2人を殺して手記を出して、ホームページも開設して、いまだに名前も写真も一切出ない。少年法って一体なんなのか。ホームページで本を宣伝して、その本の売り上げで賠償金を払う? そんなお金、絶対に受け取りたくありません。私がAに望むことはひとつしかないんです。ただ、黙って静かに生きてほしい。目立つことをせずに暮らしてほしい。でも、私の思いはすべて裏切られました」(めぐみさん)

※女性セブン2015年10月15日号

2411名無しさん:2015/10/03(土) 10:26:12
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00010001-shincho-soci
情報戦で劣勢の「六代目山口組」の激白5時間 「カネ、カネ、カネ」だから叛乱は事実か?〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月2日(金)8時1分配信

 六代目山口組体制に不満を募らせ、ついに謀叛を起こした有力組長らの処分から間もなく1カ月。雑誌などには「抗争」、「激震」、「組長の首」といった物騒な文字が躍るが、実際は何が起こっているのか。六代目山口組の直系組長4人が初めて明かす裏切りの内情。

 ***

「メディアは今回の件を分裂と書くし、一般の方から見ても分裂に見えるんかもしれへんけど、実は分裂でも何でもない。単なる謀叛で、謀叛を起こしたモンが絶縁や破門処分になっただけです。徒党を組んで神戸山口組を名乗り、菱の代紋を勝手に使っとるようやけど、そんなことこっちは認めておらんし、いわば似非(えせ)山口組やな。一和会の騒動とは違うんですわ。あの時は、四代目の親分の盃(さかずき)を飲むの嫌や言うて出て行った。これは分裂ですやん。新しい親分に付いていけへん、言うて出て行ったわけやから。今回は司の親分の盃飲んだモンが、その盃を返すことなくほったらかしにして出て行っとるんやから、これ、謀叛ですやんか。しかも、これは逆縁と言うて、我々の世界では犯罪。犯罪の中でも、万死に値するもんです」

 そう語るのは、指定暴力団「山口組」の直系組長である。山口組が、有力直系組長だった井上邦雄・山健組組長や入江禎・宅見組組長、寺岡修・侠友会会長など13人を絶縁、破門処分にしたのは8月27日。そして9月5日、13人は神戸市内の山健組本部に集まり、「神戸山口組」の発会式を行った。井上氏が山健組と兼任する形で組長に就任、入江氏が副組長、寺岡氏が若頭となった。

 本誌(「週刊新潮」)は山口組と神戸山口組、双方に取材を申し込んだ。結果、山口組は直系組長4人が揃って取材に応じたが、神戸山口組は、「取材はお断りさせていただきたい」とのことだった。

「我々の世界の根本に何があるかというと、盃事なんです。汚い世界のたった一つキレイなところ、と言うてもええかもしれません。今回、彼らは我々の世界の根本にあるルールを破った。その時点で、向こうに百に一つの言い分があったとしても、それは通らない、ということなんです。

 山口組を含め、この業界では、一切の権利、一切の縄張りは親分のモン。先代と代替わりした時には、先代のカマドの灰まで当代のモンなんです。山口組の親分は、ええモンも悪いモンも全部引き継ぐ。その親分に白い物を黒や言われても、それは認める言うて我々、盃飲んどるんです。そんな大事な盃をほったらかしにして出るなんて、絶対にやってはならん。彼らには山口組を名乗る資格はない。

 しかも、彼らの中核、中心人物は今の体制を推し進めてきた人間ですよ。例えば、総本部長やってた入江さん。彼、まともなこと言うてましたよ。お前の若い衆は、お前のモンやないんやぞ、と。親分から預かっとる若い衆やぞ、と。そう言うとった張本人が今回みたいなことしてますねん。前出てきてきちんと説明してもらわんと。

 方向性が違うと考えたならば、なぜ彼らは中にあって改革しなかったんですか? 一回でも彼らが腹切る覚悟で親分に諫言しましたか? それが出来ない言うて、オレもう知らんわ言うて、徒党組んで出て、これが通ると思います? そら無理でしょう。中で何もせずに、逆縁を犯してまで勝手に出たというのは、許されないことです」

2412名無しさん:2015/10/03(土) 10:29:42
>>2411

■抗争になりようがない
 9月5日、神戸山口組が発会式と同時に発表した「御挨拶」と題する文章には、以下のように書かれている。

〈現山口組六代目親分に於かれては表面のみの「温故知新」であり中身にあっては利己主義甚だしく歴代親分特に三代目親分の意を冒漬する行為多々あり此の儘見て見ぬふりで見過ごしにする事は伝統ある山口組を自滅に導く行為以外考えられず我ら有志一同の者仁侠道の本分に回帰致し歴代山口組親分の意を遵守する為六代目山口組を離脱致し新たなる「神戸山口組」を発足し歴代親分の訓育と魂魄を忘失する事なく心機一転肝刻致し新しい神戸山口組に身命を賭す覚悟であります〉

「我々からしたら、あんなわけのわからん回状出して、我々の親分に対する思いを逆なでしとる。あれ、全国の山口組以外のモンが見たら“ああ、この程度か。山口組の執行部におったもんの考えってこの程度か”と思うやろうし、我々も恥ずかしいし、カーッともくる。でも、それで鉄砲でも持ちだしたら、一発で特定抗争指定暴力団に指定され、全国の事務所は閉鎖ですわ。向こうはそれを狙っとる。あるいは、そういうことを見越して、彼らは出て行ったんでしょう、今回。

 だから、向こうの挑発に山口組は一切関わるな、との通達が徹底されとる。窓ガラス撃たれたら、窓ガラス代えたらしまいですやんか、と。マスコミは鉄砲をバンバン撃つんじゃないかと煽りますが、そんなことは起こらへんのです。ピストルは撃っただけで10年、人に当たったら20年、相手が死んでもうたら無期ぶちこまれるんでっせ。後、誰が面倒見てくれるゆうんですか。

 大阪のミナミが危ない、なんてマスコミは嬉しそうに書きますけど、出て行った側ときっちり棲み分けができてますから、抗争になりようがない。また、組の電話はあけたままにしてある。“若い子が相談にきたら聞いてあげて”というのが親分の考え方です」

 実際、9月1日、神戸の山口組総本部で開かれた定例会で配られた司忍組長の手紙には次のように書かれている。

〈離脱者の多くから心情を訴える相談が多数あると聞くが、罪のない若い者、この人達に対しては非を咎めることをせず、寛容な気持ちで相談に乗ってあげて欲しい。今、様々な形での噂、流言飛語が飛びかっていると聞くが、真実は皆が一番知るところである。軽挙妄動を慎み、全組員が連絡を密にして平常通り斯道に励み、この困難な時代にこそ男としての真髄を極めることを希望する〉

「歯がゆいのは、向こうに情報のコントロールをうまくやられてしまったことやね。出て行った正木さん(年男・正木組組長)いうのが元々広報担当やっとったし、喋りもうまい。彼だけやのうて、警察通じても向こう側からの情報を出され、あることないこと書かれた。今、いろんな雑誌読んだら司の親分のこと、すごい悪いように思うわな。

 彼らは、逆縁というやってはいけないことやって出て行った。必死に情報を出さなアカン、自分らを正当化せなアカン立場やというのがよう分かっとるんでしょう。また、彼らとしては何か出ていく大義を作らなアカン。それで、司の親分が山口組の総本部を名古屋に移そうとしていた、なんていう作り話をするわけです。こんなんわざわざ否定するのもアホらしいようなありえへん話です。司の親分は一回もそんな計画を口に出したことはないし、そんな考えが頭をよぎったこともないでしょう。だいたい、今は暴力団排除条例とかのせいで、近所に病院や学校がある場所には暴力団の事務所を置けんのです。だから、弘道会の本部に山口組の本部を移転するなんて、そもそも無理なんや。出て行った彼らもそれは分かっているのに、ペラペラそういうウソを言いふらすんですわ。彼らが新しい組織の事務所を淡路島の侠友会の事務所に置こうとしているのは、その周辺に条例にひっかかりそうな施設がないからです。

 出て行った人らは、司の親分のことを“カネ、カネ、カネ”の金にがめつい人間のように仕立てあげたいようやけど、これも全然違います。我々直系組織が支払う会費は、100万円前後です。まず、これらは山口組を運営するために必要な金であって、司の親分の懐を豊かにするためのものじゃないのは言うまでもありません」

2413名無しさん:2015/10/03(土) 10:32:50
>>2412

■異変の兆候
「出て行った人らは、この会費の額が高いと言っとるようやが、山健組は山口組本体より高い金額の会費を集めています。同じように宅見組も高い会費とってますよ。

 こちら側は“カネ、カネ、カネ”の守銭奴みたいな言い方をされていますが、司の親分の体制になってから、引退する親分に元々は1億円の餞別を払っとったんです。直系組長が100万円くらいずつ分担拠出するのはその時ですわ。ただ、親分の引退が相次いで、その1億円がなかなか支払えなくなり、金額は5000万円になり、ついには2000万円になってしまいましたが……。

 ミネラルウォーターや日用雑貨を月額50万円以上、強制的に売りつけている、というのもウソですわ。水、買うてるのは事実やけど、組員の数に応じて、せいぜい月に5万円分から20万円分くらい。組員が100人超えるとこで20万円てとこやろ。

 水の事業をやっとるのは、神戸市にある『アトレジャパン』いう会社で、元々、これを作ったのは今回、出て行った中の1人です。この会社は、我々が『会館』と呼ぶ葬祭場を持っているんやけど、毎月思たように葬儀もないし、組葬もできない。それでも維持費はいるし、社員の給料も固定資産税も払わなアカン。それで始めたのが、組員に水とか雑貨を売る事業ですわ。

 そもそも、出て行った彼らは、組員に水を売りつけてなんやとか言うとるけど、山健組は自分とこで水作って自分とこの組員に売ってますからね。どの口が言うねん、いうことです。

 何度も言うようやけど、山口組本部の名古屋移転の話なんてあらへんし、司の親分が金にがめついなんてこともない。それから水の話も今回の謀叛には関係ないんです」

 ではなぜ今回の裏切りは起こったのか。この人がいれば謀叛は起こらなかったのではないか――として直系組長はある人物の名前をあげる。恐喝の罪で懲役6年の刑が確定し、昨年6月、刑務所に収監された高山清司若頭である。

「頭(かしら)(高山若頭)の事件は、頭本人も俺らも絶対無罪になる思うてたけど、実刑打たれてしもた。入江さんは若いモンをもっと直参に上げろと上から言われて、このままやと宅見組はバラバラにされてしまうんやないか、と考えてアタマがグニョグニョになったんやと思いますわ。で、1人で考えて考えて、今回、頭がおらん時にこんなことした。頭がおったら絶対に無理です。

 でも、今回の件でヨーイドンから謀議しとったんは、井上さん、正木さん、池田さん(孝志・池田組組長)の3人やろう。寺岡さんは舎弟になってからこの3人に加わり、そこへ入江さんも入って行った。

 異変の兆候はあったんです。舎弟さんにも総本部の当番があるんです、水曜日に。当番といっても、2階の応接間でテレビ見てタバコ吸うとるだけですけどね。最初はそれぞれ1人で来とったんですが、池田さんが来る時に正木さんが来る、正木さんが来る時に寺岡さんが来る……。入江さんや井上さんがそこに顔を出すこともあった。で、みんなでチンチンになって(熱くなって)たんですわ。

 そうやってずっと燻っとったわけやけど、まず8月12日、山健と別の組が20団体ほど連れて出るという怪文書が回っとるいう情報が流れた。この時は一旦、ガセネタと判断したんやけど、21日にはもっとはっきり名前が分かってきた。で、26日に“27日に緊急執行部会をやる”と言うたら、井上さんと入江さんが、行きませんと伝えてきたんや。そんなことがあって、27日に向こうは慌てて盃しよったんですわ」

2414名無しさん:2015/10/03(土) 10:35:46
>>2413

■金銭に関する資料?
「出て行ったモンは確かに悪い。でも、彼らを追い詰めたことは我々も考えて反省しなければならない。

 しかし、出て行った彼らは、今の山口組は弘道会支配で人事も何もかも決めてる言いますけど、あの人らが出る前までの執行部の顔ぶれを見ると、圧倒的に山健組、宅見組出身が多いですよ。彼らは思い込んでしまいよったんです。司の親分、高山の頭、竹内さん(照明・弘道会会長)、このラインで決まってもうてる、と。もう決まっとるなら、応援することもないやろ、と。山健組に非ずんば山口組に非ず、と言われた時代があって、山健の枝の葉っぱの先の毛虫みたいなヤツまでエラそうにしとった。で、今度は自分らの思い通りにならんから言うて出て行ったら、そらあきませんわね。

 でも、そもそも竹内さんが八代目になる、なんてことが今から言われることがおかしい。山口組の組長は生涯現役で、基本的には終生親分であり続ける。まだ親分がおるのに次の話をすること自体がありえへんわけやけど、本来は長男である頭が次を取る。高山の頭は、竹内さんにとっては親分やから、その人を七代目に推すのは当たり前」

 9月5日に行われた神戸山口組の発会式に際しては、“サプライズ”が1つあった。住吉会幸平一家の加藤英幸総長が姿を現し、“発会式の見届け人を務めた”と見られているのだ。

「加藤さんの件については、我々はこう聞いています。以前、加藤さんが体調を崩している時に井上さんがお見舞いに行ったことがあった。加藤さんが、その返礼に伺いたいが、いつがいいか、と聞いたら、井上さんに9月5日に来てください、と言われて行った、と。

 主に出て行った側がワーッと情報を流すから、情報が錯綜しているように見えるかもしれませんが、錯綜しているんじゃなくて踊らされているだけです。例えば、出て行った側に山口組の会計に携わっとった人間がおって、資料をいろいろと持ち出していて、当局がそれをもとに脱税などで捜査を始める、といった話が流れとります。あんまり追い込むと資料もってチンコロ(密告)するぞ、という我々に対するプレッシャーなのかもしれませんが、そもそも、金銭に関して詳細に記した資料自体が山口組には存在しませんよ。あの人らが持ち出した言うたら、事始めとかの儀式に使う金の盃と金の茶瓶を勝手に持って行きよりましたわ。

 彼らは自分らを正当化するためにチラシ撒いてみたり、滅茶苦茶なことが書かれた文書を出してみたりしとるようやが、それを見て日本中のヤクザがバカにすんなと思ったはずですわ。盃がまだあるのに、親分の悪口雑言を並べ立てるなんてとんでもない、と」

2415名無しさん:2015/10/03(土) 10:38:00
>>2414

■トロイの木馬
「我々は、出て行った側の人数を1000人弱と計算しています。山健組が600人、宅見組が300人、あとは数人から数十人の組やからね。で、向こうが似非山口組を立ち上げてから2週間ちょっとですが、山健組から150人、他団体から50人がすでにこちらに戻ってきています。自分とこの親分がやっとるのは大義のないことや、こんなもん逆縁や、あるまじき行為や、ということで続々と戻ってきとるわけです。戻ってきた中に向こうのスパイがおって、トロイの木馬みたいなことになったら困りますから、きっちり身元を調べた上で戻す。戻ってきた者は、山口組のいろんな組織に振り分ける。近々、戻ってきた者がどこの組織と縁組した、ということが分かる書状を回す予定になってます。当初は櫛の歯が抜けるようにこちらに戻ってきとったが、今では入れ歯がポンて取れるような感じやで。

 そんな今の状況も彼らにとっては誤算なんやろうけど、彼らは元から計算を間違うとった。七十数人おった直系組長のうち、40人ほどが行動を共にし、全体の人数も数千人になると思うとったんでしょう。でも、フタを開けてみれば直参はたった13人で、全部で1000人弱。今ではそこからさらに減って、全体で800人もいない。

 今後、向こうの組織を出る者はますます増えていって、勝手に自然消滅しよると思いますよ。今、井上さんは山健組の組長と、新しく作った組織の組長を兼任しとる。井上さんは山健組の四代目組長やから、五代目を誰かに譲って、自分は新しい組織のトップに専念すべきですやん。なんでそれをすぐにせえへんのか分かります? それをしたらワーッと人が出て行ってしまうからです。井上さんが、山健のトップから、今度新しく作った組織のトップになる時、元々あった子分たちとの盃は水に流すことになる。で、新たな組織のトップとして盃をせなアカンのですが、その盃を受けずにこっちに戻ってくる者がようけ出てくることになるんですわ。

 盃直しをきちんとやっとらんから、あの組織は妙なことになっとる。新しい組織の若頭になった寺岡さんは、山健組の若頭と同格になる。一般の人には分かりにくいかもしれませんが、これはこの世界ではすごくおかしなことなんですわ。山健組の若頭いうたら、山口組の三次団体の組長です。山口組の執行部メンバーまでやった寺岡さんと、三次団体の組長が同格とは、誰が見てもおかしいでしょ。このままずっと同じ状態で行くわけにはいかんが、盃を直すと人が出て行ってしまうからできへんわけです。

 あと、向こうの組織にとって頭が痛い問題は他にもある。抗争事件でジギリを掛けて(組織のために身命を賭けて)、まだ刑務所から帰ってきていない者がおるんです。彼らは山口組のために自分の体を賭けた。それやのに似非山口組に迎えられたら、帰ってきた人間、どない思います?

 最後に、世間一般の方々には、今回の件でお騒がせして申し訳ありません、と謝罪させていただきたい。こういうことになった原因がどこにあるのかを検証し、今後は世間に迷惑をかけることのないようにしていきたい、と考えております」

SHINCHOSHA All Rights Reserved.

2416名無しさん:2015/10/03(土) 13:16:28
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151002/k10010256351000.html
性犯罪の法定刑引き上げ 法制審に諮問へ
10月2日 14時52分

上川法務大臣は記者会見で、性犯罪の法定刑を引き上げることなどを検討するよう、今月9日に開かれる法制審議会に諮問する考えを示しました。
性犯罪の罰則を巡っては、法務省の有識者らによる検討会が、強姦致死や強姦傷害の罰則が強盗傷害より軽いことなどから、強姦致死や強姦傷害の罰則を引き上げるべきだという意見が多かったなどとする報告書をことし8月に取りまとめました。
これについて、上川法務大臣は2日の閣議のあとの記者会見で、「取りまとめられた報告書を受けて、今月9日に開かれる法制審議会に諮問することにした」と述べました。そのうえで、上川大臣は、性犯罪に対する罰則の強化に向けて、強姦罪などについて、被害者が告訴しなくても起訴できるようにすることや、法定刑を引き上げることなどを検討するよう、諮問する考えを示しました。
また、上川大臣は、政府として、性犯罪の被害者が被害を訴えやすくする体制づくりや、性犯罪者の再犯防止に向けた更生プログラムの充実などを検討する考えを示しました。

2417名無しさん:2015/10/04(日) 18:18:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151004-00000046-jij-soci
奥西死刑囚が死亡=無実訴え拘置46年、再審請求中―名張毒ぶどう酒事件
時事通信 10月4日(日)14時16分配信

 「名張毒ぶどう酒事件」で殺人罪などで死刑が確定し再審請求中だった奥西勝(おくにし・まさる)死刑囚が4日午後0時19分、肺炎のため収容先の八王子医療刑務所(東京都八王子市)で死亡した。
 89歳だった。1969年の控訴審で一審無罪判決が破棄されて逆転死刑となり、身柄を拘束されてから46年。その後、最高裁で確定したが、無実を訴え続けていた。
 特別面会人の稲生昌三さん(76)によると、奥西死刑囚の妹に同日午後、死亡の連絡が来た。2人は鈴木泉弁護団長らとともに同日中に八王子医療刑務所に向かい、5日には名古屋で記者会見を開く意向という。支援団体からも声明が出される見込み。
 61年3月28日夜、三重県名張市の公民館で開かれた地区住民の懇親会で、農薬が混入されたぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡。妻と交際相手を亡くした奥西死刑囚が「三角関係の清算のためにやった」と自白し逮捕されたが、起訴直前に否認に転じた。64年に一審津地裁は無罪としたが、名古屋高裁が死刑を言い渡し、72年に確定した。
 その後再審請求は棄却され続けたが、第7次請求審で名古屋高裁は2005年、「状況証拠から奥西死刑囚が犯人と推認できず、自白の信用性にも疑問がある」として再審開始を決定。しかし同高裁の別の部が検察側の異議を認めて決定を取り消した。最高裁は審理を差し戻したが、同高裁は12年5月に再び開始決定を取り消し、最高裁も改めて弁護側の特別抗告を棄却。第9次再審請求で争っている。
 奥西死刑囚は12年5月の開始決定取り消し後に熱を出し、名古屋市内の病院に入院。翌6月に八王子医療刑務所に移送されていた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151004-00000022-asahi-soci
名張毒ブドウ酒事件の奥西死刑囚が死亡 再審請求中
朝日新聞デジタル 10月4日(日)13時47分配信

 三重県名張市で1961年、女性5人が死亡した名張毒ブドウ酒事件で、無実を訴え続けた奥西勝(おくにしまさる)死刑囚(89)が4日、収監されていた八王子医療刑務所(東京)で死亡した。支援者が明らかにした。72年6月に最高裁で死刑判決が確定してから、収監期間は43年に及び、強盗殺人事件で70年に死刑確定の尾田信夫死刑囚に次ぎ、獄中生活は国内で2番目に長かった。

 死刑確定後も裁判のやり直しを求め続け、今年5月に第9次の再審請求。弁護団は、新証拠を提出していた。

 事件は54年前の61年3月28日夜、名張市の山間部で起きた。地域の懇親会でブドウ酒を飲んだ女性17人が中毒症状を起こし、5人が死亡。奥西死刑囚は農薬をブドウ酒に混ぜたと自白後、逮捕されたが、起訴前から犯行を否認し、64年に津地裁で無罪判決を受けた。しかし、名古屋高裁は69年に死刑判決を言い渡し、72年に最高裁で確定した。

 35歳で逮捕され、一審の無罪判決で釈放された約5年間をのぞいて、刑事施設に収容された期間は約50年だった。

 一度は、再審の扉が開いた。7度目の再審請求で、2005年に名古屋高裁が再審開始を決定したが、06年に検察側の異議申し立てを受けた同高裁の別の裁判長が再審決定を取り消した。さらに10年、最高裁が審理を同高裁に差し戻したが、名古屋高裁は12年5月、「奥西死刑囚以外に農薬を混入しえた者はいないという判断はいささかも動かない」と結論づけた。奥西死刑囚は13年11月、名古屋高裁に第8次再審請求をしたが、14年5月に棄却。

 肺炎を患った奥西死刑囚は、12年6月に八王子医療刑務所に移された。肺に直接酸素を送り込む状態で、今年8月に40度超の高熱を出して意識を失うなど体調不良が続いていた。

 35歳で逮捕された奥西死刑囚は、最高裁で死刑が確定した後の収監期間が40年を超え、1987年に獄中死した「帝銀事件」の平沢貞通・元死刑囚(当時95)の32年を上回った。

朝日新聞社

2418名無しさん:2015/10/04(日) 21:06:43
http://news.livedoor.com/article/detail/10578171/
ナメクジだらけのHPよりもスゴい中身...少年Aが『絶歌』出版から逃げ出した幻冬舎・見城徹社長の裏切りを告発!
2015年9月11日 12時0分 LITERA(リテラ)

『絶歌』(太田出版)の出版騒動から約3カ月、今度は元少年Aがホームページを開設したことがマスコミを賑わせている。ナメクジと自身の全裸をコラージュしたグラフィック作品などを掲載していることから、メディアはこぞって元少年Aの性的サディズムを指摘。"元少年Aは更正などしていない"という論調で、素顔と名前、プロフィルを暴こうという週刊誌の動きもあるらしい。

 だが、このHP騒動にはもうひとつ、あまり大きく取り上げられていない問題がある。

 HP開設がわかったのは、朝日新聞、「女性セブン」(小学館)と「週刊新潮」(新潮社)、「週刊文春」(文藝春秋)などに少年Aからの約2万3000字におよぶ手紙とCD-Rが送付され、そこにHP開設の告知があったからだった。

 だが、このAからの手紙は、HP開設が主題ではなかった。彼が文面のほぼすべてを使って訴えているのは、幻冬舎の見城徹社長への"怒りの反論"なのだ。

■出版をあきらめようとした少年Aに見城氏が出版をけしかけていた

〈この本(『絶歌』)の出版に至る経緯を巡り、6月25日発売(編集部注・実際は6月18日発売)の『週刊文春』に"少年A「手記」出版 禁断の全真相"と題された、幻冬舎社長・見城徹氏の独占インタヴューが掲載されました。しかしこの記事の内容は残念ながら事実とは異なっていました。僕は当事者としてありのままの真実を包み隠さずきちんと伝える義務を感じ、今回独断で筆を執らせていただきました〉(「週刊新潮」、以下「新潮」より)

 本サイトでもいち早く報じたとおり、そもそも『絶歌』は元少年Aが幻冬舎の見城氏に直々に出版をもちかけ、幻冬舎でも編集チームを組んで出版計画を進めていた。しかし、出版を途中で見城氏が断念し、知り合いだった太田出版の岡聡社長に投げた──という経緯がある。6月の「週刊文春」(以下「文春」)のインタビューでは、見城氏はそうした疑惑に答えていたが、今回、Aはそのインタビューを「事実とは異なっている」と告発しているのだ。

 では、Aは何に怒っているのだろうか。

 Aの手紙によると、彼は「異端者」を自ら名乗る見城氏の"生き方"に共感を寄せていた。そして、見城氏に手紙を書いた。その文面が「新潮」では明かされているが、それは"熱烈なラブレター"としか表現できないものだ。ラブレターの最後、Aはこう綴った。

〈「もし死ぬまでに自分の本を出したいと思うことがあったら、頼めるのはこの人以外にあり得ない」そう直感しました〉

 見城氏はこの手紙に、〈心のこもった自筆のお手紙をありがとうございました〉と、指定された場所へ2013年1月17日にメッセージを出している。このとき見城氏は、"フィクションか実話暴露物ではないノンフィクションならば出版するのはやぶさかではない"と打診。Aは対面を希望し、幻冬舎内に極秘プロジェクトチームが結成される。

2419名無しさん:2015/10/04(日) 21:06:57
>>2418

 だが、2014年の秋、最終修正を終えた原稿データを送っても、幻冬舎側から出版の目処について連絡がこないことから、Aは編集チームのひとりと面会。その席で、〈市橋達也の手記出版後、幻冬舎に抗議が殺到したこと、また、やしきたかじんの闘病を描いた『殉愛』が遺族からの猛抗議を受け、さすがの見城社長も世間からの批判にナイーブになっている〉(「新潮」より)と説明を受ける。そして、今度は「新潮」がAの手記出版の噂を嗅ぎつけ記事にしたのだが、その際、見城氏が「大体、手記を出したところで、売れないって」と否定したことから、Aは〈「本当にこの本を出すべきだろうか?」と自問自答するように〉なったという。

 そして、見城氏に"関係者を悲しませたくない。出版を諦めます"という内容のメールを送っている。

 ところが、編集チームのメンバーからこう説得されたのだとAは手紙で明かす。以下、引用する。

〈2015年1月26日の昼過ぎ、外出中に編集チームのメンバーから電話があり、以下の話をお聞きしました。
「見城は、うちから出すのはもう難しいけど、でもやっぱりこの本は世に問うべきだと思う、『このまま出版を断念すれば活字文化の衰退になる』、とまで言っています。(略)見城は太田出版の岡(聡)社長と親交があり、Aさんさえ良ければ、太田出版からこの本を出してもらえるよう、岡社長に話すつもりのようです。岡社長に原稿を見せていいかどうかAさんに確認してくれと言われました。いかがですか?」〉

 ようするに、見城氏は困った少年Aを助けようとして出版社を探したのでなく、出版を断念しようとしていた少年Aをけしかけていたのだ。自社では出すつもりがないにもかかわらず――。

2420名無しさん:2015/10/04(日) 21:07:12
>>2419

■ノリノリだった見城社長、Aの撮った事件現場の写真も掲載しようと...

 見城氏は「文春」のインタビューで、自社からの出版を断念後、「太田出版を含めた三社を彼に提案した」と語っていた。しかし、Aは〈これは虚偽です〉というのだ。

〈おそらく見城氏は、出版のために彼自らが積極的に動いた事実を隠すために、『三社を提案してAに任意で選ばせた』というイメージを世間に植え付けたかったのでしょうが、そんなみみっちい嘘をついてまで自分だけ無傷で逃げおおせたかったのかと呆れ返ったものです〉(同前)

 しかもこのあとの2015年春、編集チームのメンバーと打ち合わせを行ったときのことも、見城氏は嘘をついているとAは怒りを隠さない。

〈文春の記事によれば、見城氏はこの最後の打ち合わせで「手記を出せないことを通告するつもりだった」と話していますが、これも虚偽です。1月26日に編集チームのメンバーからもらった電話とメールで既に幻冬舎から出せないことは知っていましたし、何より僕自身、「手記の出版を諦める」という意向を伝えたまま、再び出版を決意したことを見城氏にもチームの誰にも話していませんでしたので、わざわざここで改めて僕に「手記を出せないことを通告する」必要がどこにあるでしょうか。実際は、「太田出版から手記を出すように何とかAを説得するため」に設けられた打ち合わせだったのです。事実、見城氏はこのときすでに太田出版の岡社長に『絶歌』の企画を話しており、この日僕と会うことも事前に岡社長に伝えていました〉(同前)

 さらに、今回、「新潮」と同様にAの手紙を公開している「文春」の記事によれば、この打ち合わせで"里帰りした際に撮った友が丘(事件現場)の写真をカラーで載せたい"と話したというが、6月のインタビューで見城氏は「『これはやめたほうがいいな』という写真だったから、案の定、『絶歌』でも載せていないね」と語っている。しかし、これも嘘だとAはいう。

〈実際は彼は文章と同時進行で写真を挿入するという案に僕以上に乗り気で、僕の左隣に座っていた編集チームメンバーに、
「おい、メモだ、メモを取れ」
と指示し、僕はそのメンバーに挿入する写真の点数と、どの章にどのようなレイアウトで挿入するつもりかを伝えました。〉(「文春」より)

 つまり、遺族の感情を考慮すれば絶対にあり得ない事件現場の写真掲載を、見城氏本人はノリノリで指示していた、ということになる。ちなみに、Aの手紙によれば、〈「これ(写真掲載)はやめたほうがいいな」と僕にアドバイスしてくださったのは、本当は太田出版の岡社長です〉という。

 その上、Aが太田出版からの手記発売を決め、原稿データなどを見城氏に託すと、〈満足気な笑みを浮かべ〉ながら、「君に言うつもりだったことがあるんだけど」と言ったという。

「週刊新潮の記事が出たあと、君から"関係者を悲しませたくない。出版を諦めます"ってメールがきたじゃない? 俺あのとき正直、心底ガッカリしたんだよ。
 なんだよ? そんなもんなの? ここまで身を削るようにして書いておきながら、"その程度のこと"で諦めちゃうの? 君の想いなんてそんなもんだったの? って。
 まぁでも君がそう言うなら仕方ないから、太田出版から出すのも無理なら、例えばフィクションものでも書いて、1000部とか2000部とか出して、それを繋ぎにしてさ、もうちょっと時間が経ってから君がまた"出したい"って言うのを待とうかな、っていうことも考えたんだよ。
 でも、良かったよ。君が出すと言ってくれて。(後略)」(「文春」より)

2421名無しさん:2015/10/04(日) 21:07:23
>>2420

■「口だけの"ファッション異端者"」Aの見事な見城徹評

 Aからの"熱烈なラブレター"にすっかり気をよくして原稿を完成までもっていっておきながら、批判に晒される覚悟もなく、結局は太田出版に丸投げしておいて「"その程度のこと"で諦めちゃうの?」「君の想いなんてそんなもんだったの?」と説教をたれる。......挙げ句、別れ際には「頑張れよっ!」と言って見城氏はAの肩を叩いたという。

 また、見城氏は「それ(打ち合わせ)以降、Aとは連絡を取っていない」と語っていたが、Aによると〈(『絶歌』の)出版の直前まで見城氏とメールのやり取り〉をしていたといい、〈見城氏は文春の記者には『僕は読んでいないんだけど』などと話していますが、彼は確かに本を受け取り、「装丁も本文の構成も申し分ない。完璧だ」というメッセージもいただいています〉(前出「新潮」)と綴っている。

 見城氏の見事なまでの裏切り──。Aは手紙でその怒りを露わにする。

〈本が出るまではあれほど熱心に出版を勧め、いろいろと取り計らい、「"その程度のこと"で諦めちゃうの?」と、僕を煽るようなことまで言っておきながら、今はもうこの本と関わったことさえ忘れたいというのでしょうか。自分だけ正義漢ぶって、よくここまで掌を返せるものです〉
〈見城氏はいろいろな場所でG(義理)N(人情)O(恩返し)こそが自分の信念であるとのたまっていますが、彼が"GNO"を貫くのはどうやら政治家、企業家、芸能人限定のようです。相手が物を言えない元犯罪者であれば、尻を拭って便所に流してしまえば一件落着というわけです〉
〈かつては『心の父』と慕い、尊敬していた人物のみっともない醜態を見せつけられることほど辛いものはありません。
"共同体からすべり落ちた者の切なさと恍惚にいつも身を寄せていたい"?
 共同体からすべり落ちた者を誰よりも差別し、搾取し、踏みにじって食い物にしているのは彼自身です。僕が彼への手紙に書いた、『ずっと自分を蔑み、嘲り、排除しつづけた世界』の象徴が、他でもない彼だったのです。僕はとんだピエロでした。
 クラスのイケてる連中と必死につるむことで自分もイケてると勘違いする輩がいますが、彼も必死に有名人とつながることでしか、容姿の醜さからくる劣等感や40年前に自分可愛さのあまり学生運動をリタイアした引け目を紛らわせなかったのだなと、少し哀れにも感じます。
 そんな彼にとって"少年A"は「自分に箔を付けるための物珍しい奇怪なアクセサリー」だったのでしょう。
 今頃は少年Aはあーだったこーだったと酒の肴にでもされているのかと思うと怒りの余り気絶しそうです。
 自分の人を見る眼のなさに絶望します。一時でも彼を信じた自分を呪います。
 見城さん、この僕の悔しさ、惨めさがあなたにわかりますか?〉

 Aは、見城氏のことを〈口だけの"ファッション異端者"〉(前出「文春」)ともいっているが、なかなか見事な見城評というしかない。では、見城氏はこのAの反論にどう答えるのか。「新潮」の直撃に見城氏は「警察呼ぶよ。いまから警察呼ぶから」と拒否しているが、トークアプリ755ではこんな文章を投稿している。

〈今日は凹んでいます。国語力は人間力だと思ってますが、僕の言葉が不完全だったせいか、手痛い裏切りに遭いました。全ては身から出た錆、不徳の致すところです〉
〈人を怒るのは己の未熟。人を恨むのも己の未熟。全ては天が見ている〉
(時田章広)

2422名無しさん:2015/10/05(月) 21:53:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00000070-san-soci
いじめ4年、19歳の死 「動くサンドバッグや」暴行60回、スマホに凄惨動画…
産経新聞 10月5日(月)14時43分配信

 6月、日没前後から雨が降り始めた大阪府河内長野市の公園に、男性が力なく横たわっていた。近くの専門学校生、工藤勇人さん(19)。意識不明で搬送され、1カ月後に亡くなった。大阪府警は傷害容疑で高校時代の同級生2人を逮捕。傷害致死罪で起訴された。「動くサンドバッグやな」。捜査で明らかになったのは、高校時代から4年近くも続いた凄惨(せいさん)な「いじめ」。暴行の様子を撮影した動画には、痛がる工藤さんに格闘技の技をかけて喜ぶ2人の姿が写っていた。(大森貴弘)

 ◆タックルされ頭強打

 6月8日昼過ぎ、元専門学校生(20)と大学生(19)は「スマートフォンの液晶保護フィルムを壊された」という口実で工藤さんの自宅を訪れた。捜査関係者によると、「壊れた」とは、保護シートの一部がめくれた程度の話。理由は何でもよかったのだ。

 当時、両親は不在で、工藤さんだけが在宅していた。玄関の呼び鈴を何度も鳴らす2人は「このチャイム、壊れてるんちゃうか」と勝手に扉を開け、中をのぞき込んだ。工藤さんを見つけると、部屋に上がり込み、午後1時ごろ、工藤さんを自宅近くの公園に連れ出した。一瞬、雨が降った。2人は工藤さんに傘を取りに帰宅するように命じ、こう続けた。

 「お前を殴るときにおれたちの服が汚れるから、お前の服を持ってこい」

 工藤さんは指示通り、傘と服を2セット用意。公園で2人はその服に着替え、自分たちの服は持参したリュックサックにしまった。工藤さんにとって地獄のような時間が始まった。

 顔を殴る。腹を殴る。倒れたところを足蹴にする。タックルで押し倒す-。痛がる工藤さんに、2人は何度も暴行を加えた。5時間ほど経過したころ、強烈なタックルが決まった。工藤さんは頭を強打し、白目をむいて倒れ込み意識を失った。約1カ月後の7月4日、帰らぬ人となった。

 ◆「技決まったか確認」

 府警は暴行翌日、2人を逮捕した。調べで明らかになったのは、4年間にわたる壮絶ないじめだった。

 「高校時代から呼び出して殴る蹴るなどしていた。50〜60回は繰り返した」

 府警の調べに、2人はこう供述した。同級生だった工藤さんへのいじめは、高校2年のころに始めたという。2人のスマホには、工藤さんに繰り返し暴行する動画が残っていた。2人はその理由を捜査員に何食わぬ顔で答えた。

 「自分の技が決まった瞬間をとっておきたかった。技が決まったかどうかをしっかり確認したかった」

 残された動画は4本。暴行にうめき声を上げて痛がる工藤さんに、2人は格闘漫画に出てくるような技を次々とかけた。暴行前、2人の間でやりとりされた無料通信アプリ「LINE(ライン)」の記録も残されている。

 「今日、なんかむしゃくしゃするな」

 「じゃあ、動くサンドバッグやな!」

 ◆学校「友達と捉えた」

 いじめを止める機会がなかったわけではない。工藤さんは高校2年時、養護教諭に実名を挙げ、いじめに近い状態にあると打ち明けた。だが、情報は学校で共有されなかった。工藤さんが「僕は要領が悪くて、みんなにネタにされるんです。先生たちに迷惑をかけたくないので、黙っていてくれませんか」と口止めを求めたからだという。

 養護教諭は担任に大まかな内容を伝えたが、学校側はあろう事か、2人を「広い意味で友達ととらえていた」(教頭)。担任は2人に「何かあったら工藤をかばったってくれよ」と呼びかける始末で、以降、工藤さんが学校側にいじめについて話すことはなかった。

 高校3年の11月、工藤さんはこの高校を退学して通信制高校に編入した。その後もいじめはおさまらなかったが、無事卒業。ゲームのプログラマーを目指して専門学校に通い、夢に向かって歩み始めていた。

 事件後、工藤さんの母親は自宅で、SIMカードが抜かれ、通話機能などが使えない息子のスマホを見つけた。母親には、2人からの連絡を拒絶するための必死の抵抗に見えた。

 「小さいころは天真爛漫(らんまん)でよく笑う子だった。亡くなる直前も、何の拍子か『お母さん、いつもありがとう』と言ってくれて…」

 もう涙は流し尽くしたのか。母親は黙って目を伏せた。

2423名無しさん:2015/10/06(火) 20:57:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00000010-kobenext-l28
振り込め詐欺容疑でグループ最高幹部3人逮捕
神戸新聞NEXT 10月5日(月)20時4分配信

 医療費還付金名目の振り込め詐欺事件で、兵庫県警捜査2課などの合同捜査本部は5日、電子計算機使用詐欺容疑で、千葉市花見川区の自称法律事務所職員、成沢卓哉容疑者(24)ら男3人を逮捕した。3人は被害者に電話を掛ける「かけ子」らの責任者に指示を出していた疑いがあり、県警は詐欺グループの最高幹部とみている。

 ほかに逮捕したのは、千葉県習志野市の塗装工米野良司容疑者(40)と、同県船橋市の自称会社員植村信二容疑者(32)。合同捜査本部によると、一連の事件での逮捕者は計24人となった。被害は兵庫など26都道府県で約600件、総額約5億円となる見通し。

 3人の逮捕容疑は、詐欺グループの他のメンバーと共謀し2014年7月、神奈川県内の高齢女性3人に地元の市職員らを装って「医療費を払い戻す」などと電話し、現金自動預払機(ATM)を操作させ現金計約105万円を詐取した疑い。

 県警によると、グループは「かけ子」のほか、ATMから詐取金を引き出す「出し子」、詐取金をグループ上位者に運搬する「中継役」で構成。他の逮捕者の供述などから、3人が各役割の責任者に指示を出していた疑いが浮上したという。

2424名無しさん:2015/10/06(火) 20:57:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150930-00000032-mbsnewsv-l27
西成放火殺人の疑いで逮捕の女「油まいた」
毎日放送 9月30日(水)11時44分配信

 大阪市西成区のマンションに放火し男性を殺害したとして逮捕された女が、「油をまいた」などと放火を裏付けるような供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかりました。

 無職・市川美枝子容疑者(58)は、去年12月に西成区のマンションで身の回りの世話をしていた三島三千穂さん(当時78)のベッドに火をつけ殺害した疑いが持たれています。

 捜査関係者によりますと、市川容疑者は逮捕直後「私は無実です」と供述していましたが、その後の取り調べで「油をまいた」などと供述し、実際に現場からは油のようなものが検出されたことがわかりました。

 市川容疑者は、依然として逮捕容疑については否認しているということですが、警察はこの供述が市川容疑者の殺人と放火の容疑を裏付ける重要なものとみて、関心を寄せてます。

毎日放送

2425名無しさん:2015/10/08(木) 23:25:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000011-kobenext-soci
神戸山口組直系組長を逮捕 詐欺容疑、定例会直後に
神戸新聞NEXT 10月8日(木)20時10分配信

 兵庫県警暴力団対策課と西宮署は8日、詐欺の疑いで、暴力団「神戸山口組」の直系団体「真鍋組」組長、池田幸治容疑者(48)=尼崎市戸ノ内町3=ら2人を逮捕した。捜査関係者によると、神戸山口組の直系組長が逮捕されるのは全国で初めて。

 池田容疑者は同日、神戸市長田区であった神戸山口組の定例会に出席し、終了直後に会場付近で逮捕された。

 逮捕されたのはほかに会社経営小沢寛記容疑者(50)=広島県福山市。2人の逮捕容疑は共謀し、大阪府豊中市にサービス付き高齢者向け住宅を建設・運営するとして、医師と業務委託契約を結んだとする架空の書類を示し、2013年秋〜14年春に3金融機関から約4億7千万円の融資を受けた疑い。

 県警によると、融資は小沢容疑者の会社の口座に振り込まれた。建物は未完成で多額の使途不明金があり、県警は池田容疑者に流れたとみている。

2426名無しさん:2015/10/08(木) 23:32:32
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151008-00010002-shincho-soci
意識を回復「熊谷6人殺害」ペルー人犯人に死刑を言い渡せるか?〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月8日(木)21時53分配信

 独り暮らしの親を気遣って移り住んだ夫婦に、友人想いで多趣味な84歳、そして、年端もいかぬ姉妹と母親――。そんな6人の命は一瞬にして切り裂かれてしまった。他方、意識不明のまま救急搬送された“犯人”は奇跡的に意識を回復したという。しかし、当初から奇矯な行動が特徴的だったこのペルー人に極刑判決を下せるのか。

 ***

「容疑者の行動を見る限り、個人的には死刑が妥当だと思います」

 そう断言するのは、日大の板倉宏名誉教授である。

 6人殺害への関与が疑われる、ペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン(30)は逃亡の果てに被害者宅から転落し、意識不明の重体となった。どうにか、医師の呼びかけに応じるまでに回復したものの、後遺症が残る可能性はある。それでも、

「容疑者の証言が十分でなくとも、今回の事件では凶器や状況証拠が揃っています。完全に回復しないからといって死刑を免れることはないでしょう」(同)

 彼の意識が戻ったのであれば、大量殺人事件の経緯を自らの口で説明させた上で、板倉氏が述べた通り、極刑に処されるのが道理であろう。

■遺伝的な要素
 その一方で、“統合失調症”の疑いが死刑判決を阻む高い壁とならざるを得ないのも事実だ。

 実際、ペルーに住むナカダの姉は、「バイロン(ナカダ)には分裂症の兆しがあった」と証言している。

 この点につき、犯罪者の精神鑑定に携わってきた臨床心理士で、一般社団法人「こころぎふ臨床心理センター」の長谷川博一代表は、

「仮に心神喪失や心神耗弱状態であっても、そのことが事件に直結しなければ死刑は避けられないと思います。今回の被害者には落ち度がなく、殺害された人数も多い。犯行の卑劣さは判決にも影響します。また、裁判で優先されるのは精神鑑定の結果。過去に通院歴があったり、精神疾患と診断されていても参考程度にしかなりません」

 だが、

「本来なら一刻も早く逃げ出したいと考える殺害現場に潜伏し、食事までしている。しかも、躊躇なく次々と殺害行為を続けた。物事を合理的に判断する能力が損なわれていた可能性は否定できません」(同)

 ナカダの常軌を逸した行動が、責任能力の有無の判断に影を落とすと考えるのは、精神科医の町沢静夫氏も同じだ。

「彼が口にした“背広の人に追いかけられている”という被害妄想は、典型的な統合失調症の兆候です。その上、今回の事件は事前に犯行の準備を一切しておらず、計画性も窺えない。明らかに常識を欠いているので重症と言えます。裁判所が心神喪失と判断することは十分に考えられますし、そうなれば死刑に問われることもありません」

 加えて、ペルーで17人を殺害した罪に問われた実兄が統合失調症と診断された点も無視できないという。

「統合失調症には遺伝的な要素もある。彼が兄と同じ病気を患っている可能性は高いと思います」(同)

 そうなれば、遺族は一度ならず二度までも“不条理”に涙することになる。

「ワイド特集 浮沈七度の決算書」より
※「週刊新潮」2015年10月8日号

SHINCHOSHA All Rights Reserved.

2427名無しさん:2015/10/09(金) 22:38:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000000-kobenext-l28
上脇元神戸市議 再審へ 「脱税指南」で有罪 共謀者が証言撤回 大阪高裁
神戸新聞NEXT 10月8日(木)7時30分配信

 知人の元風俗店経営者(75)=有罪確定=に脱税の手口を指南したとして、国税徴収法違反罪で有罪が確定した元神戸市議の上脇義生さん(66)の再審請求審で、大阪高裁(的場純男裁判長)は7日、神戸地裁の再審請求棄却を取り消し、裁判のやり直しを決めた。

 一連の公判では、上脇さんとの共謀を認める元経営者の証言が重視されたが、元経営者は再審請求審でこれまでの証言を完全に撤回。有罪判決が覆る可能性が高まる。

 再審開始の決定を受け、神戸地検は最高裁に特別抗告するかなどを検討するとみられる。

 判決によると、一審では、元経営者の証言と元従業員(65)=有罪確定=の調書などから、上脇さんの共謀を認定。国税の滞納処分の執行を免れるため、上脇さんが2人を仲介し、店の営業を譲渡したように装う方法を教えたなどと結論付けた。

 大阪高裁は今年5月の再審請求審で、元経営者の証人尋問を実施。元経営者が「(上脇さんを)主犯にすれば罪が軽くなり、実刑が免れると考え、共謀したとうそをついた」との新証言などを検討した。

 この証言をめぐり高裁は、元経営者が「上脇さんと共謀した」とする一審の証言が虚偽であれば、偽証罪に問われる可能性があるなかで、共謀を否定する新証言を再審請求審で維持したことは信用性が高いと判断。上脇さんの一審で共謀を否定した元従業員の証言とも一致するとし、高裁は「共謀を認定することは合理的な疑いが残る」と再審決定の理由を述べた。

 弁護団は「DNA鑑定で判決が覆るケースはあるが、今回は元経営者の証言。地裁では棄却されており、極めて画期的な判断」と話した。

 上脇さんは神戸地検に2008年3月に逮捕、起訴された。公判で無罪を訴えが、地裁は執行猶予付きの有罪とし、10年6月の上告審で確定した。


 【元神戸市義の国税徴収法違反事件】神戸地検特別刑事部は2008年3月、国税徴収法違反(滞納処分免脱)の疑いで、当時神戸市議だった上脇義生さんを逮捕、起訴。上脇さんは同年3月27日付で市議を辞職。初公判では起訴事実を認めたが、続く公判で「脱税を指南したことはなく、共謀の事実はない」と、一転して無罪を主張した。神戸地裁は09年9月、懲役1年6月、執行猶予3年を言い渡し、高裁、最高裁を経て10年6月、有罪が確定。上脇さんは14年8月、神戸地裁に再審請求したが棄却されていた。

2428名無しさん:2015/10/10(土) 23:06:05
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151008-00949767-sspa-soci
元ヤクザが語るカタギに戻ることの難しさ 「個人では何もできない者もいる」
週刊SPA! 10月8日(木)16時21分配信

 現在、分裂騒動で揺れる日本最大の暴力団組織・山口組。連日、週刊誌や夕刊紙を賑わす報道に対し、元ヤクザはどのような思いを抱いているのだろうか。

 かつて広域暴力団二次団体に所属し、先日ポール・マッカートニーとの獄中でのエピソードを綴った『獄中で聴いたイエスタデイ』(鉄人社)を刊行した瀧島祐介氏に、近年のヤクザを巡る報道、現代でカタギとして生きていくことの困難さを聞いた。

◆シャバに出てきて釜ヶ崎へ

――山口組の分裂騒動を含めて社会から厳しいまなざしが向けられるヤクザ業界ですが、かつてのヤクザを取り巻く状況はどのようなものでしたでしょうか。

瀧島:1963年にある事件で長崎刑務所に入った時、3年2ヶ月の服役を終えてシャバに出てきたら、所属していた組が解散していたんですよ。それでとりあえず大阪の釜ヶ崎に向かいました。今と違って、稼げる仕事がいくらでも転がってましたから。たまたま開いたスポーツ新聞で兄貴分の名前を発見して、会いに行ったんです。これがきっかけですぐに仕事に就くことができました。しかし、それは今では難しいでしょう。

 瀧島氏がシャバに出てきて始めた仕事はストリップ劇場のスタッフだった。

瀧島:ヤクザであることで仕事に支障はありませんでしたね。まあ、遊んでいたようなものですよ(笑)。

 その後、瀧島氏は再び獄中に入ることになる。1980年、フィリピン・マニラでの殺人事件に絡み、懲役15年の実刑判決が下される。

 1995年に出所後、彼は再び極道の世界に戻るが、2000年に組を外れた。

――組を外れるときにトラブルにはならなかったのでしょうか?

瀧島:私は「特別参与」という上の立場で組にいたのでトラブルはなかった。しかし、若手となるとそういうわけにはいかないでしょう。それでもトラブルにならないケースは、大抵トップの度量によるところが大きいです。

――「トップの度量」というのは?

瀧島:よいトップというのは人情味のある人。包容力があって子分を自分のこどもようにかわいがる人です。野球の監督で言ったら、今のロッテの伊東監督は度量が大きい。ああいうのがヤクザになったらいいリーダーになると思いますよ。

 一方で、感情を表情や動きですぐ出すリーダーはよくない。その例として瀧島氏が例にあげるのが巨人の原監督だ。

◆いまの若い人にはすすめない

 暴排条例以降、ますます締め付けが厳しくなっているヤクザ業界。今後はどのようになっていくのだろうか。

瀧島:ヤクザは看板と組織の威力で稼ぐもん。だから、カタギになったヤクザはひとりで生きていくのは難しいし、中には何もできない者もいるでしょう。組を抜けるときに財産を没収されることもありますからね。

――いまの若い人で極道に入る人に対してどのようない印象をいだきますか?

瀧島:最近の報道を見ていればヤクザをとりまく厳しい状況がわかるはず。それなのに、極道を目指すとすれば、状況が俯瞰できていないのでしょう。仮に若者で極道に興味を持つ人がいたら、私は「絶対に入るな」と言います。

◆報道を巡るトラブルも

 瀧島氏いわく、最近の山口組の分裂を巡る報道には真偽のほどが定かではない部分も少なくないという。

瀧島:私が組にいたころ、ある週刊誌の誤ったヤクザ報道によって、誤解した敵対勢力が抗争を起こしかけたケースもありましたよ。だから、こういう報道は冗談では済まない話になる。なんでも信じるのはよくない。

 いずれにせよ、今後ますますヤクザを巡る状況は厳しくなると言わざるを得ない。それは、瀧島氏の声からも明らかだ。

<取材・文/日刊SPA!取材班>

日刊SPA!

2429名無しさん:2015/10/11(日) 13:29:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00000017-asahi-soci
山口組分裂、抗争の足音 拳銃・ヒットマン…調達始まる
朝日新聞デジタル 10月11日(日)11時8分配信

 国内最大の指定暴力団「6代目山口組」(本拠・神戸市)が分裂した。現執行部に反発するグループが離脱して「神戸山口組」を設立した。警察当局が両派による抗争を警戒するなか、長野県飯田市では6日に暴力団関係者の男性が撃たれ、死亡した。容疑者として6代目山口組系の組幹部が逮捕された。男性は6代目山口組系から神戸山口組系組織に移ろうとしていたという。群馬県内外で、拳銃の調達や襲撃要員の確保など抗争に向けた準備ともとれる動きが出ている。

 「ギョクつきで手に入らないか」

 関東在住の元暴力団幹部の携帯電話に8月下旬から、そんな依頼が相次いでいるという。元幹部は取材に「拳銃を欲しがっている。ギョクは実弾だ」と答えた。依頼は9月に入ってもあり、これまでに8件を数えた。

 山口組が2グループに割れた時期と重なる。元幹部は依頼主を明かさないが、「複数の仲介者をはさんでいるが、おそらくどちらもだ」と、両グループが拳銃調達を進めているとみる。平時には実弾付きで1丁30万円の拳銃が、100万円でも売れるという。

 暴力団関係者によると、県内でも「ヒットマン」を募る声かけが始まっているという。実際に襲撃を担う要員だ。募集する対象は山口組の組員ではない。山口組と近い関係の外国人犯罪組織や、山口組にあこがれを持つ若い人たちだ。

 20歳代の知り合いが勧誘されたという関係者の話では「高額な報酬をちらつかせ、『だれが先に手柄を挙げられるか』とあおる」のだという。


■全国の捜査幹部集め緊急会議

 警察当局によると、山口組は数百の暴力団組織の集合体だ。このうち2次団体と位置づけられる72組織の組長が運営を担ってきた。彼らは「直参(じきさん)」と呼ばれる。

 今回の分裂では、その直参のうち関西の組織を中心に13人が離脱し、「神戸山口組」を設立した。トップは山口組の前任組長の出身組織「山健組」(神戸市)の井上邦雄組長(67)だ。残った59人の多数派は、山口組の現在のトップ、篠田建市(通称・司忍)・6代目組長(73)の出身組織「弘道会」(名古屋市)を中心とする。捜査幹部によると、山健組派が弘道会派の運営に反発したのだという。

 山口組の分裂は初めてではない。大規模なのは4代目の組長人事をめぐるもので、この組長が射殺されたのをきっかけに1985年〜87年、山口組と一和会による「山一抗争」が起きた。25人が死亡、70人が負傷した。警察庁は今回の分裂でも抗争が起きかねないと、9月2日に全国の暴力団捜査幹部を東京に集めて緊急会議を開いた。

 翌日には警察庁の金高雅仁長官が、定例会見で「市民生活の安全に万全を期す」と述べた。

 群馬県警によると、県内に山口組組員は約170人いる。2次団体はなく、その傘下団体の組織に所属している。内訳は山健組系が約100人、弘道会系は約70人だ。

 県警の小田部耕治本部長は9月17日の県議会で、分裂の影響について「上位組織の意向に従うかわからず、動向は流動的。抗争に関する情報は把握していないが、過去、分裂に端を発した抗争で一般人が巻き込まれたこともある」と答え、取り締まりの強化を約束した。


     ◇

2430名無しさん:2015/10/11(日) 13:29:33
>>2429

 〈山口組〉 警察当局の資料などによると、兵庫県淡路島出身の山口春吉・初代組長が1915年に神戸で約50人を集めて設立。46年就任の田岡一雄・3代目組長時代に兵庫県以外の暴力団を傘下に収め、現在の山口組の原形をつくったとされる。警察庁によると、分裂前の6代目山口組の勢力(昨年末現在)は、群馬を含む44都道府県に約2万3400人(組員ではないが周辺から組織を助ける「準構成員」の約1万3千人を含む)。21の指定暴力団中最多で、全国の暴力団約5万3500人の43・7%を占める。2位の住吉会(東京)は約8500人、3位の稲川会(同)は約6600人。


■過去には市民巻き添えも

 実際、群馬県内では過去に暴力団同士の抗争で、一般市民が殺された。前橋市三俣町のスナックで03年1月25日深夜にあった乱射事件だ。指定暴力団住吉会系の組員2人が、当時対立していた指定暴力団稲川会系組員を殺すために拳銃十数発を発射し、たまたま店内にいた市民3人が巻き添えになり、死亡した。

 佐賀県武雄市では、やはり指定暴力団道仁会(本拠・福岡県久留米市)の分裂に伴う抗争で07年11月、入院中の一般市民が組員と間違われて射殺された。

 暴力団関係者は取材に「抗争になると、暴力団とは無関係の人が巻き添えになる危険は高まる」と話す。襲う対象者を決めるのは通常上部組織で、襲撃を担う末端組織に対象者の氏名や住所を伝える。「襲う対象者は組員に限らず、交際中の女性や知人も含まれる。そこに住んでいるかの調査がいい加減だから、誤ることが少なくない」という。

朝日新聞社

2431名無しさん:2015/10/11(日) 13:30:03
>>2429

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000572-san-soci
山口組系組幹部を殺人容疑で逮捕 長野県警 飯田市射殺事件
産経新聞 10月9日(金)23時21分配信

 長野県飯田市の温泉施設駐車場で男性が射殺された事件で、長野県警は8日、殺人容疑で指定暴力団山口組系組幹部、有賀健一郎容疑者(48)を逮捕した。

 殺害されたのは住所不定、無職、長谷川陽一さん(43)。長谷川さんは6日午後0時45分頃、飯田市の温泉浴場施設「湯〜眠」から出ようとしたところ、敷地内の駐車場で頭を撃たれ、市内の病院で7日死亡した。

 捜査関係者によると、長谷川さんは指定暴力団山口組から分裂した「神戸山口組」傘下の組織に加入しようとしていたとの情報もあり、県警が確認を進めている。

2432名無しさん:2015/10/11(日) 17:39:48
もったいないですね。
統治機構への国民参加は良い制度だと思うのですが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00050005-yom-soci
裁判員候補64%辞退、長官自ら参加呼びかけへ
読売新聞 10月11日(日)10時55分配信

 最高裁は、来年の裁判員候補者に選ばれた約23万人への通知書類を来月12日に発送する際、寺田逸郎長官自らが裁判参加を呼びかけるメッセージを同封する初の取り組みを行う。

 裁判員制度のスタートから6年余りが経過し、参加を辞退する候補者の割合が年々増える中、参加意欲を高めるのが目的だ。

 寺田長官の顔写真が入ったメッセージはA4判1枚。裁判員制度の意義について、「国民の様々な視点を審理に反映させられる」と強調。「審理に工夫を重ねて一般の人にもわかりやすい裁判になってきている。安心して参加してほしい」と呼びかけている。

 最高裁は毎年11月頃、選挙人名簿の中から選ばれた翌年の裁判員候補者に通知書類を送付。その中から事件ごとに候補者を呼び出している。70歳以上や学生、重要な仕事がある人などは辞退できるが、辞退率は年々上昇。書面での事前辞退と、裁判所での選任手続きに出頭した際の辞退を足した辞退率は昨年、約64%に上り、制度が始まった2009年より約11ポイント上昇した。

最終更新:10月11日(日)11時8分

2433名無しさん:2015/10/12(月) 10:57:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151012-00000005-mai-soci
<山口組分裂>12団体が新組織へ 各県警は対立激化を警戒
毎日新聞 10月12日(月)10時11分配信

 国内最大の指定暴力団「山口組」の分裂を巡り、九州・山口では少なくとも12団体が新組織「神戸山口組」に移ったか、移るとみられることが九州・山口の各県警への取材で分かった。関係者によると、このうち8〜9団体の組員(準構成員を含む)だけで100人以上に及んでおり、数百人規模で移行が進んでいることになる。各県警は、双方が激しい切り崩しを続けているとみて情報収集するとともに、対立抗争を警戒している。

 各県警によると、九州・山口には分裂前の山口組傘下の暴力団が少なくとも72団体存在していた。内訳は福岡30以上▽佐賀3▽長崎5▽熊本3▽大分15▽宮崎10▽鹿児島3▽山口3。組員数は全部で約1900人。一方、沖縄には山口組系暴力団は存在しない。

 熊本県警によると、分裂問題を巡り組長が破門処分を受けた熊本市の1団体が新組織に移行した。このほか、福岡県の7〜8団体、佐賀県の2団体、大分、山口各県の各1団体が新組織に移ったか、移るとみられる。捜査関係者によると、新組織は「山健組」(神戸市中央区)を含む14団体で結成され、熊本の1団体はこの14団体の一つ。しかし今回判明した他の11団体は、結成時の団体には含まれておらず、今回初めて判明した。

 移行人数が判明しているのは、福岡県の50〜100人程度。山口県でも1団体約50人が移行するとみられるが、全員かどうかは分からず「確認中」(山口県警)という。

 警察当局は新組織、山口組の関係先を次々と捜索している。大阪府警は先月25日、新組織に移った「宅見組」(大阪市中央区)事務所を家宅捜索した。福岡県警も同日、山口組に残った傘下の組事務所(福岡市中央区)、先月17日も新組織系の組事務所(福岡県福津市)を捜索した。

 捜索を繰り返すのは「新組織の組織図や名簿を押さえたいからだ」(捜査幹部)。熊本県警は「暴力団とパイプのある捜査員が関係者から話を聞き、全体像の把握に努める」とする。福岡県警も捜査員が組員一人一人について、新組織に移行したか、残留しているか確認を進めている。ただ双方による切り崩しが続いており、捜査幹部は「今後どうなるか見極めることが重要」と話す。

 長野県飯田市のホテルでは今月6日、暴力団関係者とみられる男性(43)が射殺され、山口組系暴力団幹部(48)が殺人容疑で逮捕された。被害者は新組織に加入しようとしていたとの情報があり、九州・山口の各県警も警戒を強め、双方の傘下団体の事務所や組員宅などの巡回にも力を入れている。

 ◇過去に「道仁会」抗争 人違いで射殺も

 指定暴力団の分裂を巡っては、過去にも「道仁会」(福岡県久留米市)と「浪川睦(なみかわむつみ)会」(同県大牟田市、旧九州誠道会)との間で激しい抗争が起きた。

 2006年5月に道仁会の会長人事を巡り一部組員が離脱し、後に九州誠道会を結成して分裂した。12年12月までに福岡、佐賀、熊本、長崎の4県で発砲や手投げ弾の投げ込み、放火など47件の抗争事件が発生した。このうち、07年8月には道仁会会長が射殺されたり、同11月に佐賀県武雄市で入院中の一般男性(当時34歳)が人違いで射殺されたりするなど14人が死亡した。

 両団体は12年12月、暴力団対策法に基づき組事務所への立ち入りなどを禁じる「特定抗争指定暴力団」に指定された。それ以降抗争事件が起きず、両団体は13年6月「抗争終結」を宣言し、14年6月、指定解除された。

2434名無しさん:2015/10/12(月) 10:59:09
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151009/dms1510091550010-n1.htm
【続・山口組分裂の深層】絶縁、破門処分の組復活の意味 仁義なき戦い勃発か
2015.10.09

★(上)

 山健組(本部・神戸市中央区)や宅見組(同・大阪市中央区)を中心とする14団体による「神戸山口組」の発足から約1カ月が経過した。6日には長野県飯田市で、分裂以降初めて射殺事件が起きた。山口組(総本部・神戸市灘区)と神戸山口組の多数派工作が表面化した格好だ。

 「今回は、山口組から神戸山口組に移ろうとした人間が襲われました。お互いに構成員を増やして存在感を強めようという最中の出来事です」

 かつて山健組に籍を置いていたA氏はこう話す。報道などによれば、過去、山口組から独立した中野会の構成員が約170人、道仁会から独立した九州誠道会の構成員が約350人だったのに対し、神戸山口組の場合は14団体で約3000人に上る。

 「この数字は前代未聞。6代目執行部は、神戸山口組に参画した組織の若い衆の切り崩し工作を続け、残留を呼びかけています。『親分が勝手にやったのだから、子分の罪は問わない』という、これまた前代未聞の司6代目組長自らが書いたとされる『手紙』の存在も明らかになっていますね。離脱した側も『山口組』を名乗っている以上、『どちらが本流か』ということは最も重要だからです」

 こうした中で、9月中旬には竹中組の復活が報道された。竹中組とは、射殺された竹中正久4代目山口組組長が創設した2次団体で、竹中組の出身者が率いる直系組織の柴田会(同・兵庫県姫路市)が竹中組に改称された。

 かつての竹中組は、山一抗争終結後も「親分を殺(とら)れたのだから相手の親分も殺(とら)なくてはならない」と、一和会への襲撃をやめず、当時は「ヤクザらしいヤクザ」と評価された。

 「竹中組は、そういう意味でレジェンドなのですが、当時は『抗争が終結したのにまだやっている』ということで、山口組執行部との軋轢(あつれき)が強まり、『山竹抗争』の様相を呈していきました。しかし、中心となって活動していた竹中組長の実弟の竹中武組長の逮捕もあって竹中組の存在感は薄れていきます。今回の竹中組の復活は、山口組組員にとっては非常に重要なのでしょう」(A氏)

 また、竹中組のほかにも山口組以外の団体も含めて複数の組織の「山口組入り」あるいは「神戸山口組入り」が伝えられる。真偽が不明の話がほとんどであるが、絶縁処分になった組織の「復活」も伝えられる。

 ヤクザ組織においては、絶縁も破門も追放処分である。別の組織が絶縁・破門された者と交際することは、処分をした組への「敵対行為」と見なされるため、処分を受けた者はヤクザ社会では生きていけなくなる。

 しかし、破門は本人の反省の度合いなどから、ときが立てば許される場合もあるのに対し、絶縁は復活できない。今回の問題で前代未聞の絶縁者の復活が取り沙汰されるということは、組織を維持するための関係者の「本気度」の表れなのかもしれない。

 ■宮崎学(みやざき・まなぶ) 1945年、京都府生まれ。早稲田大法学部中退。作家、評論家。『週刊現代』(講談社)記者を経て、家業の解体業を兄とともに継ぐが倒産。96年10月、自身の半生をつづった『突破者』(南風社、幻冬舎アウトロー文庫)で、作家デビュー。警察の腐敗追及やアウトローの世界を主なテーマに執筆活動を続けている。近著に『ヤクザとテロリスト 工藤會試論』(イーストプレス)。

2435名無しさん:2015/10/12(月) 11:06:14
>>2434

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151010/dms1510101530002-n1.htm
【続・山口組分裂の深層】ヤクザ組織を支える「直参制度」 若頭、舎弟が意味するものとは
2015.10.10

★(中)

 山口組(総本部・神戸市灘区)が創立100周年を迎えた年の大規模な分裂問題は、いろいろな意味で象徴的だと思う。国内には江戸時代から続いているテキヤ組織も少なくなく、山口組は「最も歴史が古い」というわけではないのだが、日本最大の組織として盤石の体制を誇ってきたのは事実だ。

 この組織を支えるキーワードが「直参(じきさん)」制度である。直参とは、本来は江戸時代の徳川家に直属していた旗本・御家人の総称であるが、ヤクザの世界では組織のトップから直接「盃」を受けた者を指す。

 盃とは、「親・子」あるいは「兄・弟」の契りを結ぶもので、子分には後継者候補ナンバーワンである「若頭」(いわば長男)を筆頭に、若中頭(次男)、若中、若衆などがいる。組長の弟分は「舎弟」といわれ、兄弟分には対等な「五分」のほか「五厘下り」(一方がわずかに遠慮)、「四分六」「二分八」などの関係があり、この差は上下関係の差であり、服従関係も示す。なお、組長の妻が組員にとって「母親」ではなく「姐」(ねえ)とされるのは、男が中心のヤクザ社会では男女平等でないと見なされてきたからである。

 関東の組織などが加入や脱退が比較的自由なヨコ型の「連合体」体制を採ってきたのに対し、山口組では、この直参制を基本にタテ型のピラミッド型の強固な組織を築いてきた。

 とりわけ1960年代に警察が展開した「頂上作戦」でヤクザ社会を追われた者たちを傘下に収めていったことが、拡大の足がかりになったというのは皮肉な現実といえよう。

 頂上作戦とは、末端の組員ではなく組長や幹部などを重点的に検挙して、トップすなわち頂上から組織を狙って追い込む作戦である。この狙い撃ちにより検挙者は延べ約17万人にも上り、1966年9月までに当時の広域組織の名門である住吉会(本部・東京都港区)や錦政会(のちの稲川会)など、広域ヤクザは続々と解散に追い込まれている。しかし、3代目田岡一雄組長率いる山口組は解散しなかった。

 この作戦により、約18万人いたとされるヤクザが約10万人に減ったと公表されているが、組織を追われた者たちは今さらカタギになれるわけもなく、社会復帰できないまま小集団となっていく。

 山口組は、彼らに積極的にはたらきかけ、傘下入りを勧めていく。その後は、しだいに解散に追い込まれていたはずの住吉会や錦政会などの大組織に戻る者も出てきた。「行儀の悪い」小さな愚連隊のような犯罪集団よりも、統制のとれた大組織の存在は、当時はそれなりに評価されていたのだろう。

 こうして、「数は力」とする論理が正当化され、広域組織は「極道帝国主義」の途をたどっていくのである。

 ■宮崎学(みやざき・まなぶ) 1945年、京都府生まれ。早稲田大法学部中退。作家、評論家。『週刊現代』(講談社)記者を経て、家業の解体業を兄とともに継ぐが倒産。96年10月、自身の半生をつづった『突破者』(南風社、幻冬舎アウトロー文庫)で、作家デビュー。警察の腐敗追及やアウトローの世界を主なテーマに執筆活動を続けている。近著に『ヤクザとテロリスト 工藤會試論』(イーストプレス)。

2436名無しさん:2015/10/12(月) 11:11:08
>>2435

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151011/dms1510110830006-n1.htm
【続・山口組分裂の深層】6代目組長の「手紙」からみえる、親子関係の“希薄さ”
2015.10.11

★(下)

 今回の分裂問題は、私の知るこれまでのヤクザ像とは大きくかけ離れた現象で「ありえないこと」づくしである。

 とりわけ「神戸山口組」の発足について、司忍(本名・篠田建市)6代目山口組組長が自ら書いたとされる「手紙」の存在も明らかになったことにも注目している。ヤクザ組織には多くの離脱、分裂の歴史があるが、当代が総本部の定例会で手紙を配り、所感を述べるというのは、前代未聞である。

 「手紙」では、離脱を「不幸」として認め、「(暴排という)最大の試練の時に内紛をしている場合ではない」「真実は、皆が一番知るところである。軽挙妄動を慎み、この困難な時代にこそ、男としての真髄を極めることを希望する。道なき道を歩く、道を切り開くんだという心意気で、前向きに歩むことを望む」などと書かれていた。

 5代目体制以降の山口組は、原則としてメディアの取材を受けていない。関係者がメディアに語った言葉が独り歩きして、内紛の元となりかねないというのが主な理由である。ちなみに継承式や葬儀などで記者たちが撮影をすることまでは禁止していない。

 だから、2011年10月に司6代目が自ら産経新聞のインタビューを受け、「われわれは任侠(にんきょう)に生きる者として、人としての矜持(きょうじ)をわきまえ、人の尊厳を守り、いかなる逆風であろうとも揺るぎのない信念で若い者たちを指導していくつもりだ」と明かしたことは、注目を集めた。

 当時は、暴力団排除条例が全国の自治体で出そろい、著名なタレントの「密接交際者」問題も浮上していたときであり、司組長のみならず、ヤクザは胸を痛めていた。今回の「手紙」からも、同様の心情がうかがえる。

 一方で、これにさきがけて公表された神戸山口組の「挨拶状」によると、司6代目体制に「歴代親分を冒涜(ぼうとく)する行為」(具体的には記されていない)が多く、看過できないために「神戸山口組」を発足させたとある。

 この2つの書面からは、残念ながら具体的な分裂の背景は伝わってこない。

 神戸山口組側に、カネやメンツ、あるいは人事に対する不満があるのはわからないでもない。しかし、ヤクザに限らず、「組織」というものは、誰も不満を持たない組織などありえない。

 離脱を表明したのは、それぞれ名のある親分衆であり、ヤクザ社会の最大のタブーである親分子分の盃を返す(逆盃)には、よほどのことがあったのだろうが、その真の原因が見えてこないのだ。

 私は、これらを読み、もはやヤクザに肉感的な親子関係が希薄になってしまったことを再認識した。親分、子分、兄弟分といった疑似家族の「心情」よりも組織が優先されている印象を受けたのだ。組織が大きくなることで、機能が家族から企業型社会組織へと変容を遂げ、その維持にエネルギーを注ぐことになる。これは巨大組織が抱えざるを得ない宿痾(しゅくあ)なのだろう。 =おわり

 ■宮崎学(みやざき・まなぶ) 1945年、京都府生まれ。早稲田大法学部中退。作家、評論家。『週刊現代』(講談社)記者を経て、家業の解体業を兄とともに継ぐが倒産。96年10月、自身の半生をつづった『突破者』(南風社、幻冬舎アウトロー文庫)で、作家デビュー。警察の腐敗追及やアウトローの世界を主なテーマに執筆活動を続けている。近著に『ヤクザとテロリスト 工藤會試論』(イーストプレス)。

2437名無しさん:2015/10/14(水) 20:00:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151013-00000566-san-soci
神戸連続児童殺傷 「元少年A」がネットで有料配信スタート
産経新聞 10月13日(火)19時32分配信

 平成9年に神戸市須磨区で発生した連続児童殺傷事件の加害者の元少年とされる人物が公式ホームページ立ち上げに続き、インターネットで有料の配信サービスを始めたことが13日、分かった。12日付の創刊号ではホームページに寄せられた質問、意見に答えている。

 開始した理由については「誰でも気軽に覗けるホームページ上ではなく、元少年Aとよりディープに、魂の触角と触角が絡み合うようなやり取りができるよう、新たに別な場所を設ける」と説明している。

 タイトルは「元少年Aの“Q&少年A”」で、購読料は月額800円。隔週で月曜日に配信するという。

 「元少年」は今年6月、被害者遺族に無断のまま、事件に至る経緯や現在の心境をつづった手記「絶歌」を匿名で出版し、書店や図書館では販売や貸し出しを自粛する動きが相次いだ。また9月にはホームページが立ち上げられていることが明らかになっていた。

2438名無しさん:2015/10/14(水) 20:01:42
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151014-00959462-sspa-soci
“元少年A”の有料配信サービス開始で改めて問われる「少年法」と「更生」の意味
週刊SPA! 10月14日(水)17時51分配信

 1997年に神戸市須磨区で発生した連続児童殺傷事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」こと元少年Aとされる人物が、インターネットでの有料配信サービスを開始した。タイトルは「元少年Aの“Q&少年A”」で、公式サイトの立ち上げに続き、12日付の創刊号では、ホームページにメールで寄せられた意見や質問に答えている。

 開始の理由について運営者は「ホームページ上にFAQコーナーを設けようかとも思ったのですが、想像に反して真摯な内容のメールが多かったため、誰でも気軽に覗けるホームページ上ではなく、元少年Aとよりディープに、魂の触角と触角が絡み合うようなやり取りができるよう、新たに別な場所を設けることにしました」と説明している。

 同サイトはWebサービスのFC2を利用しており、購読料は月額800円。「ディープな元少年A情報をヌメヌメ垂れ流してゆく所存」と書かれ、隔週で月曜日に配信するという。9月に開設したWebサイトで告知され、そこから多数のメールを受け取ったといい、寄せられた質問に答える場として配信するという。

 ブログに公開されたメルマガ創刊号では、メールで62人から送られてきた質問に答えており、自身の精神構造について「僕の抱える異常性の本質は、異常性そのものよりも、異常さと、同等かそれ以上のまともさの“ギャップ”の部分にあるのではないかと自分では感じています」と分析するなど、丁寧な回答をしている。

 少年Aは「関東医療少年院」に送られ、約6年半後の’04年3月に仮退院し、’05年1月1日に本退院となって今年で10年の月日が経つ。今年6月、被害者遺族に無断のまま、事件に至る経緯や現在の心境をつづった手記『絶歌』を匿名で出版し、書店や図書館では販売や貸し出しを自粛する動きが相次ぎ世間を騒がせた。

 仮退院の時、法務省と関東医療少年院関係者は「性的サディズムの兆候は見られない。矯正教育が進んで最高の段階に達している。自分のやったことがどんなに酷いことか理解して、贖罪の気持ちを持っている」と説明していた。

 そんななか、ネット上では元少年Aの再犯を心配し「少年法」を疑問視する声が広がっている。かつて被害少年の父で医師の土師守氏は、週刊SPA!’09年6月2日号のインタビューで「更生とはどういうことか」と聞かれ、以下のように答えている。

<精神的にちゃんと完璧に変わってもらわないと……。ただ単に「これやって見つかったらヤバイ」とか、理性で抑えているのは更生ではありませんからね。本当の意味でのね。世間的に悪いことをしなかったら更生と言うんだと思いますけど。>

 少年院法には「更生」という言葉が初めからなく、加害男性が仮に何か今、事件を起こしたとしても、国が責任を取ることはないという。

<取材・文/北村篤裕>

日刊SPA!

2439名無しさん:2015/10/18(日) 08:34:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151014-00000007-kobenext-l28
神戸・山健組事務所前爆発 東京の暴力団幹部逮捕 実行役に指示の疑い
神戸新聞NEXT 10月14日(水)15時15分配信

 神戸市中央区の暴力団「山健組」事務所前で2010年に起きた爆発事件で、兵庫県警暴力団対策課と生田署は14日、爆発物取締罰則違反(使用)と建造物損壊の疑いで、指定暴力団松葉会(東京都台東区)の最高幹部で理事長の関孝司容疑者(67)=福島県いわき市=を逮捕した。

 逮捕容疑は10年11月1日午前2時25分ごろ、暴力団組員だった男2人と共謀し、山健組事務所前で手りゅう弾を爆発させ、近隣住宅の壁などを損壊した疑い。容疑を否認しているという。

 県警によると、関容疑者が元組員らに爆発を指示した疑いが強いといい、山健組組員との個人的なトラブルが事件の背景にあるとみて調べる。

 共謀したとされる2人は、今年8月に同罰則違反罪などで起訴された指定暴力団住吉会(東京)系の元組員、佐佐木章雄被告(56)と、松葉会系元組員で章雄被告の兄(60)。兄は処分保留となっている。

 警察当局によると、山健組は事件当時、指定暴力団山口組の直系団体だったが、8月下旬に離脱し、暴力団神戸山口組の中核組織となっている。一方、松葉会の構成員数は14年末現在、約820人。

2440名無しさん:2015/10/18(日) 08:36:28
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20151017-00000025-jnn-soci
ラブレター読まれず20代女性を脅迫、78歳男「ぶっ殺してやる」
TBS系(JNN) 10月17日(土)13時1分配信
 喫茶店で働く20代の女性店員に結婚を申し込む手紙を渡したところ、読まずに返されたことに腹を立て女性を脅したとして、78歳の常連客の男が警視庁に逮捕されました。

 逮捕されたのは、東京・世田谷区の自称・無職、石坂登容疑者(78)です。石坂容疑者は15日、世田谷区の路上で、喫茶店で働く20代の女性に結婚を申し込む手紙を渡しましたが、読まずに返されたことに腹を立て、「ぶっ殺してやる」などと言って、脅した疑いが持たれています。

 石坂容疑者はこの女性が働く喫茶店の常連客で、女性も自分に好意を持っていると思い込み、手紙を渡したということです。

 取り調べに対し、石坂容疑者は「この野郎と言っただけ」と容疑を否認しているということです。(17日10:43)
最終更新:10月17日(土)23時35分

2441名無しさん:2015/10/18(日) 16:48:25
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151015-00010004-jisin-soci
妻、娘…山口組分裂騒動の裏側で“極道の女たち”は
女性自身 10月15日(木)6時1分配信

 ついに抗争勃発か!10月6日、長野県飯田市の温泉施設の駐車場で暴力団関係者が銃撃され、翌日に死亡。8日には山口組系暴力団の幹部が殺人容疑で逮捕された。山口組から分裂した神戸山口組への移籍をめぐるトラブルが原因も報じられ、全国の関係者に戦慄が走った。神戸山口組幹部は主張する。

「これは抗争じゃない。殺された男は金銭トラブルを理由に破門されていたと聞いている。ウチの系列の組へ移籍する予定だったというが、ヤツと盃事を交わした人間はいない。警察がそういう理由を吹聴しているなら、抗争事件にしたいと考えてのでっち上げだ」

 今回の銃撃事件がすぐさま抗争につながるわけではないようだが、当局による組関連施設へのガサ入れが連日のようにおこなわれるなど、きな臭い動きは続いている。暴力団組員の間に緊張感の漂うなか、彼らを陰で支える“極道の女たち”も眠れぬ日々を過ごしているという。

 特に出て行った側である神戸山口組の女たちは張りつめた心境にあるようだ。系列団体組長の妻が明かす。

「(神戸山口組側の妻たちは)脱退については具体的に聞いていなくても、みな予想がついていたのではないでしょうか。ただ万が一抗争になれば、自宅と団体事務所が隣接している場合も多いし、当番の若手が自宅に常駐しているので、そこを狙われることになる。予防措置を取るために情報が必要です。組長のパートナーである各組の“姐”だけで定期的に会合を持ち、情報交換を欠かしていません」

 一方、残った側である、山口組傘下の組幹部の妻はこう語る。

「それが今のところ、あまり変化はないんですよね。主人も知り合いから『実際のところ、どういう展開になりそうなの?』と聞かれているんですけれども、『抗争なんか起こるわけない』と涼しい顔で答えています。2年くらい前に“待機(組事務所への待機命令)”がかかったときは、3日くらい帰ってこなくて無性に不安でたまらなかったんですけれども、今回はまだ“待機”はありませんからね」

 ただ、報道で山口組という名前を見るたびに、ドキッとするという。

「暴排条例ができてから、組員は銀行口座を開設することもローンを組むこともできなくなりました。アパートも借りることができません。さらに、住んでいるところに住民票を置いていなかったという理由だけで、主人の周囲でも何人かが捕まっています。抗争が起き、これ以上絞めつけが強くなれば普通に生活していけません」

 また、別の山口組傘下の組員を父に持つ20代の姉妹は、いまの心境を本誌に告白してくれた。

「最近のニュースは食いついて見ています。理解できないんですよ。なんで分裂なんかするんだろう。もうお父さんには刑務所に入ることなく生きてほしい」(次女)

「山口組のニュースが流れると、お父さんじゃないかなって、すぐにLINEを送るんです。安否確認ですよ。お父さんにはお父さんの人生があることは少しずつわかってきたけど、ヤクザの世界で頑張らないでほしい」(長女)

 暴力団組員を家族に持つ。それは並々ならぬ苦労の連続だ。双方引くに引けず、混迷の度を深める山口組の分裂騒動。その陰に、息を潜めて事態の推移を見守る女たちの姿があるのだ。

(週刊FLASH10月27日号)

2442名無しさん:2015/10/20(火) 00:04:08
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151019-00010001-cyzoz-soci
100年の歴史を経て再び分裂騒動へ! 世界最大級の反社会組織【山口組】の“実力”
サイゾー 10月19日(月)20時40分配信

――8月末、現代日本の裏社会に君臨する山口組が、割れた――。その裏には何があるのか? そして、そもそも山口組とは、あるいは広く日本のヤクザ組織とはなんなのか? 犯罪論からカルチャー分析まで、さまざまな視点から考察を加える! 

■ヤクザの二人に一人は山口組
[暴力団の構成員・準構成員数]5万3500人[出典]警察庁組織犯罪対策部『平成26年の暴力団情勢』
暴力団の構成員・準構成員の総数は、63年の約18万4100人をピークに減少の一途をたどり、現在は約5万3500人。逆に山口組の人数は、創設から90年代初頭までほぼ一貫して増加し続け、92年には約4万1000人に達している。その後、暴対法などの影響で14年までに2万3400人とほぼ半減したものの、第2位の住吉会8500人、第3位の稲川会6600人を大きく引き離しており、“ヤクザの2人に1人は山口組”というヤクザ界の勢力図自体に変わりはない。

■暴力組織の年収としては世界第二位
[山口組の総収入]8000億円
06年、元公安調査官の菅沼光弘氏の外国特派員協会における講演での発言。14年、それを米経済誌フォーチュンが「800億ドル」(約9兆6000億円)と誤訳し、世界の有力マフィア年収ランキングのダントツ首位として報道。国内メディアはなんの疑いもなくこの数字を引用していたが、ネットでは早くから誤訳との指摘があり、のちにフォーチュンも訂正記事を掲載。それでも暴力組織の年収としては世界第2位に相当する数字である。

■暴対法効果で抗争激減
[対立抗争事件の発生数]0件[出典]「警察白書 平成25年版」
暴力団による対立抗争の年間発生件数は、63年以前には100件以上、70年代半ば頃まで50〜100件前後で推移していたが、92年の暴対法施行などによって激減し、95年には初めてひと桁(4件)となった。さらに、08年・12年の暴対法改正によって、組員の不法行為の責任を取らせる形での組長の逮捕や、「特定抗争指定暴力団」の指定が可能になったことなどがダメ押しとなり、10年にはついに統計史上初の対立抗争ゼロを記録した。

2443名無しさん:2015/10/20(火) 00:05:01
>>2442

■ヤクザ組長もSNSに“参戦”
[「組長@6yamaguchigumi」のフォロワー数]2万1872人(2015年10月9日時点)
山口組二次団体幹部、構成員18人ほどの三次団体組長を自称する人物が、分裂前日の8月26日から組織の内部事情を連続ツイート。リアルかつ重要な機密情報を次々にリークし、分裂前の山口組の構成員・準構成員数に匹敵する2万人以上のフォロワーを獲得、その中にはメディア関係者も多数含まれている模様だ。ちなみに大変な猫好きらしく、猫をあしらった神戸山口組の新代紋案がアップされた際にも「ええやないの」と好意的な反応を示している。

 ヤクザという言葉から、いったいどんなことを連想するだろうか? おそらく40歳以上の世代なら、1970〜90年代に一世を風靡した映画『仁義なき戦い』シリーズや『極道の妻たち』シリーズで描かれたような、極道たちが血で血を洗う抗争に明け暮れる世界を思い浮かべるのではなかろうか。

 しかし現実には、そんな話はとうに終わったこと。警察庁の統計資料を見てみると、ヤクザ同士の抗争事件は、『極妻』のヒットとは裏腹に、90年代以降激減し、最近5年間でたった1件しか発生していないのだ。今の若者にとって、もはやヤクザは、報道番組ですらほとんど見聞きしない存在になっているのである。

 そんな中、まさにその報道番組において、久々にヤクザ関連の大ニュースが報じられ、世間を騒がせた。2015年8月27日、全国2万人超のヤクザを擁する日本最大の暴力団・山口組が分裂したのだ。

 この機会に本特集では、近年、あまり報じられることのなかった、山口組を頂点とする日本の現代ヤクザについて、改めて考察してみたいと思う。次ページ以降、山口組の歴史から、代紋である「山菱」のデザイン、ヤクザ文学、果てはヤクザとヒップホップの関係に至るまで、海外でも名高い“ジャパニーズ・ヤクザ”なる存在を多面的に分析していこう。

文中に登場する数字は、各年の「警察白書」「犯罪白書」などによった。

(文/柳 一人)

2444名無しさん:2015/10/20(火) 22:50:22
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151020-00010001-cyzozk-soci
高度経済成長で伸長、そしてバブル崩壊……ニッポン経済の盛衰から見る【山口組100年の歴史】と“分裂”
サイゾー 10月20日(火)20時30分配信 (有料記事)

――初代・山口春吉が神戸に本拠を構えてから今年で100年。その実子の二代・山口登、飛躍を見せた三代・田岡一雄、凶弾に倒れた四代・竹中正久、その後を継いだ五代・渡辺芳則、そして分裂騒動を迎えた六代・司忍……。その歴史を、経済状況や暴対法、権力との関係で見つめ直す!

■正業という手法でヤクザ組織を近代化
【初代】山口春吉
[在任期間:1915〜25年]
旧来型の博徒集団ではなく、正業を持つ近代ヤクザ集団という、その後の山口組が歩んでいくべき道筋をつけた伝説的人物。

■初代の実子は堅実路線
【二代目】山口登
[在任期間:1925〜42年]
神戸の有力ヤクザとしての地位を確立し、初代が立ち上げた組織や事業の拡大に尽力する一方、浪曲・相撲の興行に参入し、政界を含む各界に人脈を広げることにも成功した。

■全国展開した“中興の祖”
【三代目】田岡一雄
[在任期間:1946〜81年]
「組員に正業を持たせる」等の運営方針にもとづき、高度経済成長を背景に山口組を巨大組織へ導く。現在につながる山口組のシステムを完成させた偉人と評価されている。

■暗殺された山一抗争のトップ
【四代目】竹中正久
[在任期間:1984〜85年]
田岡組長の病死後に勃発した山一抗争の最中、一和会のヒットマンによって射殺される。田岡組長というカリスマ亡きあとの、山口組混迷の時代を象徴する人物だといえよう。

■最後の“本流筋”出身者
【五代目】渡辺芳則
[在任期間:1989〜05年]
武力と平和外交を使い分け、さらに組織を拡大させる一方、92年の暴対法施行で締めつけが強まる中、抗争事件の使用者責任を問われるなどし、引退。

■ついに“傍流”がトップに
【六代目】司忍
[在任期間:2005年〜]
山口組内では比較的新参の名古屋・弘道会出身ながら、豊富な資金力でトップに上り詰める。自らも銃刀法違反罪で5年4カ月服役するなど、ヤクザ“冬の時代”の象徴的な存在。

 2015年8月27日、日本最大の指定暴力団、山口組分裂のニュースが国内外を駆けめぐった。司忍(本名:篠田建市)組長率いる六代目山口組といえば、今年で創設100年を迎えた任侠界の老舗にして、全国の暴力団の構成員と準構成員合計5万人超のうち、実に半数近くを擁する超巨大組織。そのような、いわばヤクザ業界の“リーディングカンパニー”から、傘下の13団体が突如として離脱し、9月、新たに神戸山口組を結成したのだ。
本文:6,605文字

2445名無しさん:2015/10/23(金) 06:50:56
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151022-00010002-jisin-soci&pos=3
“伝説のヤクザ”が神戸山口組に合流 復帰組が続々
女性自身 10月22日(木)6時1分配信

 分裂以降、山口組と神戸山口組の間で激しい引き抜き合戦が続いている。そのなかで、かつて絶縁や破門になった伝説のヤクザたちが続々と復帰しようとしていた。なかでも注目されるのが、神戸山口組に参加すると話題になっている三島組三島敬一元組長だ。警察関係者は次のように話す。

「三島元組長は、山健組傘下の健竜会の最高顧問だった。五代目山口組渡辺芳則組長が立ち上げた健竜会は名門で、神戸山口組の井上邦雄組長は四代目会長を務めていた。三島元組長は渡辺五代目、また中野会の中野太郎会長(宅見組宅見勝組長の射殺事件で絶縁処分)とも兄弟分だったとされる超大物ヤクザ。長く大阪市西成区の覚醒剤売買を取り仕切っていたが、山口組に司忍六代目が就任後、『山口組で禁じているシャブを扱った』として絶縁処分を受け、熊本に戻っていた」

 ほかにも注目される神戸山口組の復帰組がいる。三島元組長と同じ健竜会で元三代目会長を務め、山健組若頭補佐だった山本一廣元会長だ。

「7日に山口組の幹部が東京の板橋区にある住吉会系幸平一家の本部事務所を訪問したが、その際に山本一廣元会長の姿があって、われわれマスコミは驚きました。復帰したことは知らなかった」(ヤクザ界に詳しいジャーナリスト)

 山本元会長は、幸平一家の加藤英幸総長と兄弟分といわれる。井上組長の先代の健竜会会長として山健組を支えた有力幹部だったが、司六代目体制下で山口組を追われていた。今回、神戸山口組に合流し、山健組の舎弟頭補佐に就任。山口組を追われた元山健組幹部の復帰は神戸山口組の作戦だという。

「山口組六代目に就任した司組長は、五代目の出身母体である山健組の力を削ぐために、多くの山健組有力幹部を追放してきた。神戸山口組側はそのときに処分を受けた人間を戻すことで、司組長の行為の不当性をアピールできる。この流れは今後も続くだろう」(前同)

「伝説のヤクザ」まで飛び出した仁義なき引き抜き抗争。次なる秘密兵器が、拳銃やナイフでないことを祈るばかりだ。

(週刊FLASH11月3日号)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板