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3370
:
チバQ
:2021/08/27(金) 23:49:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2301ecfd09be49353bb5be6d4e99b25b8eed0ea
大爆発、群衆500人パニック 空覆う黒煙、響くサイレン アフガン首都
8/27(金) 20:36配信
時事通信
26日、カブールで起きた爆発で負傷した男性を運ぶ医療関係者(AFP時事)
アフガニスタンの首都カブールの空港付近で26日に起きた「イスラム国」(IS)系武装勢力による連続テロでは、「400〜500人」(目撃者)の群衆が突然の大爆発にパニックに陥り、逃げ惑った。
「遺体、そしてまた遺体…。本当に恐ろしい光景だった」。地元ジャーナリストは、米CNNテレビに当時の様子を振り返った。
日が落ち、辺りが暗くなる中、道路に救急車のサイレンが鳴り響く。現場を撮影した英BBC放送の映像では、黒煙が上空を漂い、爆発の大きさを物語っていた。
ある男性はBBCに「(爆発後)人々が逃げ出した。私たちも逃げた。見た限り、現場には少なくとも400〜500人はいた」と語った。「爆発の威力は非常に大きく、(近くの用水路の)水に落ちた人や、地面にたたきつけられた人もいた」とぼうぜんとした表情を浮かべた。
BBCによると、別の男性も「(米軍などが続けている)国外退避に向け、空港のゲートに大勢集まっていた。まさにその時、爆発が発生した」と話した。自分のいとこが足を負傷し、病院まで搬送したという。
爆発は2回起きたとみられている。米国防総省によれば、うち1回は空港の「アビーゲート」と呼ばれる出入り口で起き、もう1回が、米英両軍の退避活動の拠点として使われてきた空港そばの「バロンホテル」付近であった。
カブール市内の病院を取材したAFP通信のカメラマンは、続々と遺体が到着する光景を目撃。その近くで、顔に血の跡が付いた女性が泣き崩れていたという。
3371
:
チバQ
:2021/08/28(土) 00:07:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6973478f3a96154d0b45fe6e5d23d4d67237070c
「捕まれば殺される」 在日アフガン人、親族らの保護求める
8/27(金) 13:49配信
毎日新聞
カブールに残る親族の退避支援を外務省職員に求めるユヌス・イマミさん(右)=2021年8月26日午後2時15分、和田浩明撮影
「捕まれば殺される」。在日アフガニスタン人の親族らが、イスラム主義組織タリバンが制圧した首都カブールに潜む親族らの保護を日本政府に求めている。カブールでは26日、タリバンと対立する過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力によるとみられる自爆テロで70人超が死亡した。宗教上、民族上の理由や、タリバンが排除した国軍との関係から、国内にとどまれば迫害されると訴えている。【和田浩明/デジタル報道センター】
親族の保護を訴えているのは、在日30年近いユヌス・イマミさん(50)。1992年に在日アフガン大使館の仕事で来日。母国で内戦が始まったため、大使館の仕事は辞め、在留特別許可を得て日本にとどまり、永住権も得ている。
ユヌスさんによると、自分や妻のきょうだいとその家族15人がカブール市内で脱出の機会をうかがっている。いずれもアフガンでは少数派のハザラ人でイスラム教シーア派だ。中には、タリバンに排除された国軍の病院で勤務していた医師もいるという。
タリバンは人口の約4割を占める多数派パシュトゥン人が中心で、イスラム教スンニ派の復古主義的な考え方を支持。ハザラ人を弾圧してきた。
ユヌスさんによると、国軍病院で勤務する親族は15日のタリバンによるカブール制圧以前に、当局者から「個人情報がタリバンに渡っている。注意するように」と警告を受けていたという。制圧後、タリバンに近い同僚から「タリバンは何もしないと言っている。出勤して」との連絡を受け、危険を感じて家族と身を隠した。その後、自宅は捜索され、一家は4回居場所を移しているという。ユヌスさんによると「ハザラ人でありシーア派で、国軍のために働いていたから、タリバンに捕まったら殺されてしまう」と、この親族は話している。
26日夕には、カブールの空港付近でIS系勢力による自爆テロが発生。米兵やアフガン人ら70人超が犠牲になった。身を潜めている親族は巻き込まれていないが、「これからどうなってしまうのか」と非常に怖がっているという。
ユヌスさんは26日、東京都内の参院議員会館で野党議員らが主催した「難民問題に関する議員懇談会」に家族と姿を見せた。
邦人や日本大使館の外国人スタッフらの退避に向けた自衛隊の支援活動が行われていることをニュースなどで知り、外務省関係者が懇談会に出席することを知人から聞いて、カブールに残る親族らの保護を要請しようとやってきた。議員らへの説明を終えて退席する外務省職員に事情を話し、親族らの書類を手渡した。
脱出を図るユヌスさんの知人の中には、すでに日本の在留許可は出ているが査証(ビザ)が発給されず、日本に住む父親との再会を待つ子供などもいるという。
ユヌスさんによると、タリバンがカブール制圧を目指して国内の実効支配地域を拡大する過程で、知人と次々に連絡が取れなくなっているという。「陸路で逃げようにも、国内は各地にタリバンの検問所があり、隣国の国境は越えるのが難しくなっていると聞く。ハザラ人は見た目が違うのでタリバンやISにもすぐ分かってしまう。日本が助けてくれないかと祈るような気持ちだ」とユヌスさんは訴えた。
米軍のアフガン撤収期限は8月末。残された時間は限られている。
3372
:
チバQ
:2021/08/28(土) 00:11:47
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_ZOGOO4C4I5KOXL4ZXUS6RHQHLE.html
政府、アフガンから邦人退避を発表 ごく少数残る
2021/08/27 23:53産経新聞
政府、アフガンから邦人退避を発表 ごく少数残る
首相官邸=東京都千代田区
(産経新聞)
政府は27日夜、イスラム原理主義勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタンからの出国を希望した日本人が自衛隊機で出国したと発表した。出国を希望しなかったごく少数の邦人が残っているという。
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2021082701001907.html
現地職員の退避努力は継続する方針と政府
2021/08/27 23:51共同通信
政府は、在アフガニスタン日本大使館や国際協力機構(JICA)の現地職員らについても、国外退避の努力を継続する方針を示した。
3373
:
チバQ
:2021/08/28(土) 23:24:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ec5bd88fcf1050d14bdaad3b3cb6e96bd28131c
アフガン混乱で勢力伸ばすIS 過激派流入、テロ温床懸念
8/28(土) 21:02配信
毎日新聞
26日に発生した爆発の翌日、空港周辺を警戒するイスラム主義組織タリバンの戦闘員たち=アフガニスタンの首都カブールで2021年8月27日、AP
過激派組織「イスラム国」(IS)はこれまで、世界各地で国家統治の混乱に乗じて勢力を伸ばしてきた。26日にアフガニスタンの首都カブールの国際空港近くで起きた自爆テロは、系列の「ISホラサン州」(IS―K)によるものと見られ、改めて存在感を示した。アフガニスタンで混乱が続けば各地から過激派が流入し、グローバルなテロの拠点や温床となりかねない。
米紙ニューヨーク・タイムズは27日、米当局者の話として、爆発には約11キロの爆発物が使われたと報じた。自爆攻撃用としては大きいものだという。
爆発が起きた26日は、米当局が空港周辺で「安全に対する脅威」が高まっていると警告していたため、空港南東側の敷地入り口「アビー・ゲート」以外の二つのゲートは閉鎖されていた。
「アビー・ゲート」では米兵らが警備し、空港に通じる道に設けられた検問所では、イスラム主義組織タリバンの司令官や戦闘員が警戒に当たっていた。
同日午後5時48分(日本時間午後10時18分)、「アビー・ゲート」から入ろうとする人々の身体検査をしていた米兵の集団に男が接近。男は服の下に爆発物を着け、身体検査直前に起爆させたという。
米国の特別移民ビザ(査証)を手に空港に入るための列に並んでいた男性は「自分の足元が崩され、鼓膜が破れて聴覚を失ったかのように感じた」とロイター通信の取材に語った。竜巻で巻き上げられたビニール袋のように人の体や体の一部が宙に舞っていたという。
イラクを拠点に活動を始めたISは、2003年に始まったイラク戦争の任務を終えた米軍が11年12月に撤収したのを機に勢力を伸ばした。さらに、中東の民主化要求運動「アラブの春」で内戦状態に陥った隣国シリアにも進出。14年にはシリア北部の都市ラッカを「首都」として両国にまたがる広大な地域を実効支配する疑似国家を造り上げた。
この際、IS独自の過激思想に共感したイスラム教徒が世界中から支配地域に入って参戦するケースが相次ぎ、中東、欧州、アフリカ、東南アジアなどから計4万人以上が加わったとされる。
ただ、米国やロシアによる掃討作戦に加え、極端なイスラム法解釈に基づいた支配が住民の反発を招いたこともあり、イラクとシリアでの支配地域は15年から徐々に減少。最近はISが支配地域を失うなど、影響力の低下は顕著だった。
一方、IS本体とは別に近年は各地で勢力を伸ばす関連組織もある。モザンビーク北部ではIS系の過激派組織が17年から政府組織や市民に襲撃を繰り返し、一部の都市を実効支配。80万人以上が家を追われて避難し、犠牲者も約3000人に上る。またブルキナファソ、マリ、ニジェール3国の国境周辺では「大サハラのイスラム国」(ISGS)が活動し、20年はISGS関連の事件で2000人以上が死亡した。
ISは世界各地のテロや攻撃を「実績」として宣伝し、過激派の求心力を保つ手法を取ってきた。世界的な注目を集めた今回の攻撃は、ISにとって大きな得点と言える。また、アフガンで統治が不安定になれば、ISへの共感者が国際的に流入するリスクも高まる。
イスラム過激派に詳しい南アフリカ・フリーステート大のフセイン・ソロモン上級教授は、アフガンでタリバンは多数派パシュトゥン人を基盤としているのに対し、IS―Kはより原理主義に基づくグループで、タリバンの支配が覆ることはないと見る。その上で「米軍に打撃を与えたIS―Kが(過激派の中で)有力な地位を築き、勧誘が有利になる可能性がある」とし、さらにタリバンと良好な関係にある中国やロシアにとっても脅威だと指摘する。【ヨハネスブルク平野光芳、川上珠実】
3374
:
チバQ
:2021/08/28(土) 23:28:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f5f25deca7039fda7b568e2d67cb19a310ac02c
女性公務員の出勤、タリバンが初めて容認 医師など対象
8/28(土) 21:39配信
朝日新聞デジタル
アフガニスタンの首都カブールにあるカブール銀行の前で8月28日、預金を引き出そうと何時間も待つ人たち=AP
アフガニスタンで権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンの報道担当のムジャヒド幹部は27日、ツイッターで「保健省で働く全ての女性職員は職場に戻るように」と要請した。自宅待機を命じられていた女性公務員のうち、職場復帰を認められたのは保健分野が初めて。
1996〜2001年の旧政権時代に女性を抑圧して国際的な批判を浴びたタリバンが、今後どこまで女性の就労を認めるか注目される。
タリバンはこれまでの会見で「女性公務員は新政権が発足するまで自宅待機を」と指示していた。
今回の職場復帰は、全国の公立病院で働く医師や看護師、事務員らが対象とみられる。26日には首都カブールの空港付近で大規模な爆破テロが起き、200人を超える負傷者の治療で人手が足りなくなっていた。
保健以外の就労がどうなるかは明らかでない。タリバンは「イスラム法の範囲内」でしか認めない方針で、女性の職業選択に何らかの制限がかかる可能性がある。(バンコク=乗京真知)
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8a20f87587ff0bf8ae37561605be4f1a73c3a1a
タリバンに知られたら… 退避できず取り残された協力者の不安
8/28(土) 21:53配信
朝日新聞デジタル
カブールで8月28日、現金を引き出すため銀行の前で何時間も待つ人々=AP
米軍の撤退時期が迫り、爆破テロに対する米国の報復攻撃が実施されたアフガニスタンでは、治安情勢がさらに悪化しかねない状況だ。各国の活動に協力してきたアフガニスタン人のなかには、希望しても国外に退避できなかった人がいる。イスラム主義勢力タリバンに抑圧されるのではないかとの不安が広がる。
各国は自国民だけでなく、復興支援などに協力してきたアフガニスタン人ら現地スタッフも国外退避の活動の対象としている。
自衛隊の輸送機により国外へと移送する対象として日本政府が想定するのも、日本大使館や国際協力機構(JICA)の現地スタッフとその家族ら。輸送機を派遣するカブールの空港に向かう際、こうした退避対象者には証明書を発行し、検問所を通過できるよう、タリバン側にも働きかけてきた。
ただ、27日までに、自衛隊の輸送機による現地スタッフの退避は実現していないとみられる。日本政府は「カブールの情勢を見極め、関係国と連携しながら対応する」(外務省関係者)となお機会を探る方針だが、「カブールが安定する可能性はわずか。タリバンも軍用機の利用を許さないだろう」(自民党中堅)との見方もあり、見通しは厳しい。
各国に協力してきた人たちの不安は募る。
過去に約5年、国際協力機構(JICA)のプロジェクトで働いたアフガニスタン人の30代男性は、朝日新聞の取材に「どうして家族を置いて、私だけ逃げられるというのか」と話す。日本政府は現職職員に配偶者と子どもの同行を認めているが、男性は元職員で家族帯同は認められない。
現在、カブールで妻と幼い子ども6人と暮らす。男性は治安悪化で日本人職員が一時的に国外退避し、遠隔で仕事を進めなければならなかったときも、現地で事務所を守った。
外国機関のために働いていたことがタリバン側に知られたらどうなるか、大きな不安を感じている。JICA関係者は「現地スタッフは、政府といま連携しながら対応している」と話す。
朝日新聞社
3375
:
チバQ
:2021/08/28(土) 23:54:02
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3363737.html
アフガン空港、米軍撤退後の運営主体めぐり協議混迷
2021/08/28 18:57AFPBB News
アフガン空港、米軍撤退後の運営主体めぐり協議混迷
アフガニスタンの首都カブールの空港で、退避する人々を護衛する米海兵隊員。米海兵隊提供(2021年8月18日撮影)。(c)AFP PHOTO / US MARINES CORP / Lance Cpl. Nicholas GUEVARA
(AFPBB News)
【AFP=時事】米軍のアフガニスタン撤退後、首都カブールの空港は誰が運営することになるのか──これは、アフガニスタンの新たな統治者であるイスラム主義組織タリバンのみならず、自国民や関係者を全員退避させようとしている欧米諸国にとっても重要な問題であり、協議は混迷している。
カブール(ハミド・カルザイ)国際空港は、来週の9月1日にはタリバンの支配下に置かれる。
国務省のネッド・プライス報道官は27日、「わが国は8月31日までには退避する。その日には、基本的に空港をアフガニスタンの人々に引き渡す」と述べ、各国が共同で空港を運営するのではないかとの臆測を否定した。
しかし、タリバンのカブール進攻を受けて政府が崩壊して以降、権力はタリバンが握っているものの、いまだ政権は樹立されていない。
「空港の運営は容易ではない」とプライス氏は指摘し、「9月1日に空港が通常通り運営されていると期待するのは、おそらく無理な話だと思う」と述べた。
アントニー・ブリンケン米国務長官は今週、空港が一時的に閉鎖される可能性について触れ、周辺諸国が空港の運営維持に協力できるかどうかを見極めるため「非常に積極的な取り組み」を行っていると述べる一方で、空港の今後の行方はタリバンにとって重要だと指摘した。
■トルコ政府の役割は?
しかし、カブール国際空港は、自国民やアフガン人の協力者を脱出させようとしている欧米諸国にとっても重要だ。8月31日までに米国主導の空輸作戦で退避できない協力者は数千人になるとみられる。
これまで、アフガニスタンの安定化には北大西洋条約機構が重要な役割を果たしてきた。加盟国の文民が航空管制、燃料供給、通信事業を引き受け、トルコ、米国、英国、アゼルバイジャンの部隊が治安維持を担当してきた。
多国籍軍の完全撤退が迫る中、空港周辺の警備はトルコが引き継ぐのではないかとみられてきた。
だが、タリバンは、いかなる外国部隊も8月31日までに撤収するべきだと主張。実際、トルコ軍も撤退を始めている。
一方で、外交の最前線では交渉が続けられている。
27日にはカブールでタリバンとトルコ政府関係者らによる初の協議が行われ、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領は、タリバン側が空港警備の監督権限を求めており、トルコ政府には物流面の管理を委託したい意向を示したと明らかにした。
今後のカブール空港運営に関する協議にはカタールや民間事業者も参加しており、米国は自らをその調整役と称している。
だが、誰が空港の運営を引き継ぐかはデリケートな問題だ。治安上の懸念に加え、施設の管理も行き届いていないと米政府関係者らは述べており、空港を管理できるのは世界中で米軍以外にほとんどいないだろうと指摘している。 【翻訳編集】AFPBB News
3376
:
チバQ
:2021/08/28(土) 23:54:33
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASP8X5TS4P8XUHBI011.html
タリバン、混乱続くカブール空港の運営をトルコに要請
2021/08/28 18:21朝日新聞
タリバン、混乱続くカブール空港の運営をトルコに要請
イスタンブールで8月27日、カブールの空港運営について発言するトルコのエルドアン大統領=AP
(朝日新聞)
アフガニスタンの首都カブールの国際空港の運営をめぐり、権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンが、トルコに協力を要請した。空港の稼働は外交関係者や外国人の退避だけでなく支援物資の搬入にも不可欠なため、協議の行方に注目が集まっている。
「(タリバンは)空港の安全は自分たちが提供すると言った」。トルコのエルドアン大統領が27日の記者会見でこう述べ、タリバン側と協議をしたことを明らかにした。技術面などでの運営協力を求めているという。
トルコ大使館が一時的に置かれているカブール空港内で初めての協議が行われ、エルドアン氏は「必要であれば再び会談を持つだろう」と話した。ただ、前日には空港近くで170人以上が犠牲になる爆破テロ事件が起きており、安全の担保が前提条件であるとして慎重な姿勢を見せた。ロイター通信は、トルコ政府高官が、自前の治安部隊なしでは協力は難しいとの認識を示したと伝えている。
米国がアフガニスタンからの撤退を表明して以降、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国であるトルコは、各国の外交団が安全に出入りできるよう、空港の警備や運営に乗り出すことに前向きだった。バイデン政権と条件面の折衝を続け、冷え込んだ対米関係の改善の機会になるとみられていた。
ところが、タリバンが攻勢を強めてほぼ全土を制圧したことで状況は一変。ロイター通信は16日、政府関係者の話として、空港運営について「断念した」と報じた。トルコ国防省は25日、軍の撤退を始めたと発表。27日には一部要員を除いた軍と、民間人の退避を完了したという。
同じイスラム教を信仰する国民が多数のトルコは、NATO加盟国とはいえタリバンにとっては欧米各国に比べて受け入れやすい存在だ。タリバン報道担当のザビフラ・ムジャヒド幹部は、24日の記者会見で「トルコはイスラムの国であり、文化も近い。トルコ政府とは良好な関係でいたい」と語った。ただ、トルコを含めた外国部隊については「必要が無い」として撤退を求める姿勢を崩していない。
一方、中東カタールの衛星放送局アルジャジーラは27日、タリバンがカタールにも協力を要請すると報じた。タリバンは2013年、カタールに外交窓口を開設。タリバンの外交担当幹部たちは、カタール政府の支援を受けながら首都ドーハで生活している。タリバンが米特使と駐留米軍の撤退について交渉したり、アフガン政府と停戦の可能性を話し合ったりする場を、カタール政府がお膳立てしてきた。
トルコとカタールは友好関係にあるうえ、両国とも中東でハブ機能を持ち、日本から欧州などに向かう際にトランジットをする客も多い。(イスタンブール=高野裕介、バンコク=乗京真知)
3377
:
チバQ
:2021/08/29(日) 00:09:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/5994c56f77d78b92b31ea4f70bb0ded4705b8811
IS系「ホラサン州」 高いテロ能力、武力の応酬も
8/28(土) 21:57配信
産経新聞
【シンガポール=森浩】米中央軍は27日、アフガニスタンの首都カブールの空港付近で自爆テロを実行したとされるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)傘下の「ホラサン州」(IS-K)に報復攻撃した。米軍は幹部殺害を主張したが、組織の壊滅には遠い。IS-Kの戦闘力は高く、アフガンで実権を掌握したイスラム原理主義勢力タリバンとも敵対する。31日の米軍撤収完了後、アフガンをめぐり武力の応酬が起こる可能性もある。
IS-Kは2015年に創設され、東部ナンガルハル州を拠点とし、パキスタンとの国境付近に潜伏している。タリバン指導部を「穏健的だ」と捉えて反発した同戦闘員を吸収して勢力を拡大、現在は約2千人の戦闘員がいるもようだ。IS-Kにとってタリバンは対米ジハード(聖戦)を放棄した「背教者」で、米国とともに敵視している。
過去の米軍の攻撃でIS-Kの主要拠点は破壊されたとの分析もあるが、都市部でテロ攻撃を繰り返している。今年5月にはカブールの女子学校で生徒ら80人以上が死亡した自爆テロをしたとされる。産院を襲撃したこともあるなど、アフガン政府を主な攻撃対象としたタリバンと違って、民間人も躊躇(ちゅうちょ)なく襲うのが特徴だ。
タリバンにすれば対応は容易ではない。過去にIS-K掃討作戦を実施したこともあるが、殲滅(せんめつ)には至らなかった。今月26日の自爆テロではタリバンにも少なくとも28人の死者が出ており、IS-Kの動きを察知できていないことも露呈した。
国内では北東部パンジシール州で、旧タリバン政権に抵抗した国民的英雄のマスード司令官の息子、アフマド・マスード氏らが反タリバン勢力の結集を狙う。タリバンは28日までにマスード氏側と一時停戦で合意したが、政府軍の一部がマスード氏に合流する動きがあり、戦闘再燃も懸念されている。
タリバンは新政権樹立に向けた作業を進めているが、軍隊の再編など治安維持に関わる体制の先行きは不透明で、米国も含めた勢力対立の激化に発展する恐れもある。
3378
:
チバQ
:2021/08/29(日) 08:34:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/817fe755d88d72b40053dccbdae360f6d1ded521
タリバン新政権へ準備進む 民主派排除、実力者の動向に注目 アフガン
8/29(日) 7:15配信
時事通信
タリバンの最高指導者アクンザダ師=2016年5月にタリバンが公表(AFP時事)
【ニューデリー時事】アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバンが、新政権樹立に向けた体制づくりを進めている。
これまでに治安や財務を担当する閣僚人事の動きが伝えられたほか、タリバン最高指導者の副官を務める3人の実力者の動向に注目が集まる。
ロイター通信によると、当面の間の国防相代行に、初代最高指導者の故オマル師側近で、キューバ・グアンタナモ米軍基地のテロ容疑者収容施設に収監された経験を持つアブドゥル・カイユム・ザキル氏が任命された。警察などを担当する内相代行には、有力司令官サドル・イブラヒム氏の名前が挙がっている。
新政権をめぐっては、タリバン幹部はロイターに「民主制は全く存在しなくなるだろう」と指摘している。新政権の中枢から民主派は排除され、最高指導者アクンザダ師を頂点にタリバン幹部で構成する評議会が国家運営に当たる可能性があるとされる。
アクンザダ師は、前任者が米軍の空爆で死亡したのを受け、2016年に最高指導者に就任した。イスラム法学者出身で人望は厚いが、戦闘経験には乏しいとされる。現在はパキスタンで保護・監視下にあるとみられている。
実際にタリバンの組織を動かしてきたのは3人の副官。うち1人が大統領に当たる職に就く可能性がある。
副官の一人で政治部門トップのバラダル師は、パキスタンに拘束されたものの、タリバンとの和平合意を目指した米国の計らいで18年に釈放され、タリバン側責任者として米側との和平交渉に当たった。このほか、国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されるタリバン最強硬派「ハッカニ・ネットワーク」を率いるハッカニ氏と、軍事部門の総責任者でオマル師の息子ヤクーブ師が副官を務めている。
3379
:
チバQ
:2021/08/29(日) 08:35:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6443ac2a33b047ba3580ab4ad023d6e6a5dcbbe
【独自】JICA職員ら数百人、空港へ出発直前にテロで足止め…「あと1日早ければ」
8/29(日) 5:01配信
読売新聞オンライン
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27日、カブールの空港を離陸する米軍機=AFP時事
アフガニスタンの首都カブールで、日本大使館や国際協力機構(JICA)で働くアフガン人職員や家族ら数百人が26日、国際空港付近での自爆テロのために空港に向かえず、自衛隊の輸送機に乗れなかったことが分かった。政府は隣国パキスタンに輸送機を待機させているが、米軍撤収期限が月末に迫り、職員らの退避は難しい情勢だ。(ニューデリー支局 小峰翔、テヘラン支局 水野翔太)
【動画】離陸しようとする米軍機にしがみつくアフガンの市民ら
カブール市内の路上で26日夕、大使館のアフガン人職員と家族など数百人が集まった。日本政府が用意した十数台のバスに乗り、空港へ向かおうとした矢先、空港付近でテロが起きた。状況確認をする間に暗くなり、退避は中止した。
バスの出発を待っていたカブール在住で共同通信通信員の日本人女性(57)は、本紙の電話取材に「爆発音が聞こえた。爆発さえなければみんな空港にたどり着けたのに……」と悔しさを押し殺す。
一方、JICAのアフガン人職員らは当時、約10台のバスで空港に向かう途中だった。約300人が乗り、「無事に空港にたどり着けるだろうか」と語り合っていた時、テロの一報を受けて引き返したという。
バスに乗っていたアフガン人職員(40)は2008年から勤務し、教員研修などの事業に携わってきた。今年に入り、イスラム主義勢力タリバンから「JICAを辞めてタリバンに加われ」と脅された。尾行されたこともあり、東京のJICA本部に救出を求めるメールを送っていたという。
このアフガン人職員は電話取材に、「日本政府が間に合うように連れ出してくれなかった。出国する策が思いつかない。危険が迫っている」と不安げに語った。
空港近くに着いたとしてもタリバンの検問で阻まれた可能性があるが、日本政府内では「あと1日早ければ成功していた」との声も漏れている。
翌27日、共同通信通信員の女性はカタール政府の関係車両で外国人記者と空港にたどり着き、航空自衛隊C130輸送機でパキスタンのイスラマバードに退避できた。アフガン人の知人から空港に入る方法を尋ねるメッセージが携帯電話に届くといい、女性は「とてもつらい」と語った。
◇
日本政府が26日、空自輸送機でアフガン人14人をパキスタンに退避させていたことが分かった。政府関係者によると、移送対象の邦人や大使館のアフガン人職員らが空港にたどり着いていなかったため、外国政府の要請で予定外のアフガン人を乗せたという。緊急時の自衛隊機による在外邦人輸送は過去に4例あるが、外国人を乗せたのは初めて。
政府は、少数の邦人とアフガン人職員ら最大約500人を輸送機で退避させる予定だったが、成功したのは共同通信通信員の女性1人とみられる。防衛省幹部は、「退避作戦の継続は困難だ」と語った。
3380
:
チバQ
:2021/08/29(日) 09:13:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/246425200e60f6210e5a6995d5c802dc18414203
米大統領、報復継続を宣言 対テロ、IS系2人殺害
8/29(日) 5:48配信
445
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共同通信
バイデン大統領(AP=共同)
【ワシントン共同】バイデン米大統領は28日、アフガニスタン首都カブールの空港周辺で起きた自爆テロの報復として同国東部で実施した無人機による空爆について「この攻撃が最後ではない」と強調し、過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力の「ISホラサン州」への報復を継続すると宣言した。ホワイトハウスが声明を発表した。
米軍幹部によると、27日に実施した無人機攻撃によってISホラサン州の「計画立案者」を含む幹部2人を殺害し、1人を負傷させた。バイデン氏は声明で「凶悪な攻撃に関与した人物を追い詰め、代償を払わせる」と改めて強調した。
3381
:
チバQ
:2021/08/29(日) 09:21:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef4079e162461de0463dc1ad3619e4675061665d
自衛隊、退避作戦に法的制約 安全確保できず、空港くぎ付け アフガン
8/29(日) 7:17配信
時事通信
アフガニスタンの首都カブールの空港周辺で爆発が起き、対応に追われる防衛省=27日午前、東京都新宿区
日本政府によるアフガニスタンからの邦人や大使館の現地スタッフの退避作戦は、事実上の活動期限である27日を過ぎ、継続は困難な状況となってきた。
自爆テロによる治安悪化などの影響で、最大500人と想定する退避希望者の多くはアフガン国内に残されたまま。派遣の根拠である自衛隊法に活動を制約され、自衛官は首都カブールの空港から一歩も外に出られなかった。
政府は当初、退避希望者の空港までの移動手段について、「各自で確保していただくしか仕方ない」(岸信夫防衛相)としていた。しかし、イスラム主義組織タリバンが24日にアフガン人の出国を認めない考えを表明したことを受け、方針を転換。26日には空港へ向かうバスを20台以上用意したものの、空港ゲート付近で自爆テロが発生したため、移動を断念した。
今回、自衛隊員の任務は自衛隊法84条の4に基づく「輸送」で、空港内での邦人らの誘導と空自機による退避が中心。同法は輸送を「安全に実施することができると認めるとき」に限定しており、米軍が安全をコントロールできる空港内でのみ活動することとした。自衛官が市中に退避希望者を迎えに行き、警護して連れてくることはできなかった。
2016年施行の安全保障関連法で、新たに在外邦人らの救出や警護を認める「保護」(自衛隊法84条の3)が可能となり、より強い武器使用権限も与えられた。しかし、派遣先となる受け入れ国の同意や現地の治安が維持されていることが要件で、タリバンが支配するアフガンでの適用は見送った。
要件をめぐっては、24日の自民党国防部会などの合同会議で「安定していないからこそ(保護の)ニーズがある」として、緩和を求める声が上がった。防衛省内からも「今回の件をきっかけに議論を始めてほしい」と法改正に期待する声も出ている。
3382
:
チバQ
:2021/08/29(日) 12:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/422cea5ea78d77f9a383d9777234035384f113f1
タリバン支配下のカブールを、私はどうやって脱出したか─女性ジャーナリストが語る「緊迫の一部始終」
8/29(日) 9:00配信
クーリエ・ジャポン
8月17日にカブールを発った飛行機内の様子Photo: South China Morning Post / YouTube
取材のためアフガニスタンを訪れていたインド人女性ジャーナリストは、タリバンによって首都カブールが制圧された翌日、一刻も早い出国を試みる──。当時の混乱と緊迫の一部始終を、香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」に寄稿した。
【動画】現地を脱出した女性ジャーナリスト、緊迫の一部始終
無事に出国できるのか?
8日16日、カブール空港では、タリバン統治下で生活していくことを恐れるアフガニスタン人が詰めかけ、混乱が生じていた。
現地の関係者たちは私に、ホテルから出ないでじっとしているように忠告してくれた。タリバンが支配していた他州の地域を回ったことがある関係者の一人は、「カーテンを開けてはいけない。タリバンの人間がその辺を歩いているから」とメッセージを送ってくれた。
けれども、私は帰国したかった。そのときには、民間航空機の運航は停止されており、私が座席を確保していたカブール発インド行きの2便も、翌日に予定通り離陸できないとわかっていた。
私が出国できたかどうか気にかけてくれた現地の女性関係者たちの言葉を聞いて、私はさらに不安になった。タリバン兵はアフガニスタン人の女性ジャーナリストを捜索していると、彼女たちは教えてくれた。「でも外国人の女性ジャーナリストも同じように危険なんですかね?」と私は尋ねてみた。
すると「あなたはインド人だから」という答えが返ってきた。その言葉の裏に響いていたのは、私の短いカブール滞在の間に聞かされた、「アフガニスタン人はインド人に友好的だが、タリバン側の人間はインド人を憎んでいる」という話だ。
囚人解放による交通渋滞
インド政府はアフガニスタン政府を強力に支援し、タリバンとは敵対していた。インド政府とタリバンの間に、直接の交渉ルートは存在しない。
次にどう動くべきか考えていると、私と同僚の女性ジャーナリストのところにインド大使館から連絡があった。私たちはその日一日中、避難させてほしいと何度も求めていたが、それに応えてくれたのだ。
その日の深夜にインド空軍の飛行機でカブールを脱出する予定なので、2時間以内に大使館のある地区に来るようにと言われた。パッキングはもう終わっていた。
信頼できるタクシーの運転手に急いで電話をすると、迎えに行くまでに時間がかかると言われた。後になってわかったのだが、彼はカブールの東の外れにあるアルザン・キマト地区からやってくる際、恐ろしい交通渋滞を抜けなければならなかった。
その地区の近くには、プル・エ・チャルキー刑務所がある。15日にタリバンが権力を掌握するとすぐに、多数の服役囚が解放された。そのような状況下で、地域住民たちが急いでお金を引き出したり、物資を手に入れたりしようとしていたのだ。
用心しながらホテルから出ると、通りはがらんとしていたが、アフガニスタンの伝統衣装サルワール・カミーズを着た男性たちが周辺をパトロールしているのが見えた。検問所を設けて、自動車を停めている者もいる。彼らはロシアのカラシニコフ製ライフルのようなものを持っていた。
3383
:
チバQ
:2021/08/29(日) 12:17:12
「タリバンの気分次第だ」
同僚のジャーナリストを拾うと、私たちのタクシーはカブールの在外公館が集まる地区、ワジール・アクバル・カーンへと向かった。
その地区の入り口で、タリバン兵の一団に止められた。彼らは私たちのパスポートをチェックすると、翌日の朝に出直してくるようにと命じた。
けれども私たちは、引き下がるわけにはいかなかった。国を脱出できる機会を失うかもしれないのだ。ホテルをチェックアウトしてしまったので、他に行く場所もなかった。後でわかったのだが、そのホテルはすでにタリバンの戦闘員であふれかえっていたという。
再度タリバン兵たちと交渉できるまで、私たちは3時間もタクシーの中で粘った。タクシーの運転手が、私たちはどうしてもここを通らなければならないという命令があるのだと、タリバン兵を説得してくれた。
しかし20代に見える一人のタリバン兵が、もう暗くなりかけていて、私たちは女性だからその地区に単独で入るのは許されないと言い出した。
結局、インド大使館の職員がタリバン側の仲介者に電話し、地区の入り口に配置されている兵士たちと話をつけるようにしてくれた。そして私たちは、タリバンがアフガニスタンの治安当局から奪い取った、緑の「警察」車両に乗るように指示された。
私と同僚は躊躇したが、ここで「ノー」と言えばトラブルになるおそれもあったので、荷物を荷台に放り、後部座席に乗り込んだ。大使館まであと100メートルというところで車が止まり、インド公館の装甲車が出迎えてくれた。
大使館の門をくぐった瞬間、安堵感が押し寄せてきた。
空港まで安全に行けるようにと、インドの外交官がタリバンとの交渉を続けてくれていた。空港に向けての出発がいつになるのかは不透明だった。大使館員の話では、前日、出国を許可された人もいたが、止められたインド人もいたという。
「彼らの気分次第だ」と大使館員は語った。
通りに響きわたる銃声
16日の午後10時頃、突然集合するように言われ、車に乗せられた。出発の準備はできているが、荷物よりも人間を退避させることが優先なので、多くの人が荷物を置いていかなければならなかった。私も、衣服が詰まったスーツケースを一つ置いてきた。
このときはタリバン兵が、私たちが乗った22台に及ぶ装甲車の車列をカブール空港まで護送した。インド政府がアフガニスタンの在外公館の閉鎖を決めた今、カブール空港では120人以上のインド人を避難させるために軍用機が待機していた。
情報筋によると、タリバンは大使館の資産や車両を「預かる」と約束し、外交官が戻ってきたときにそれらを引き渡すという。
空港の近くでは、とてもたくさんの人が通りを歩いていた。高性能な武器を持っている人も多かった。近づいてみると、女性や子供もいた。誰も荷物を持っておらず、急いで家を出てきたようだった。
群衆の制御がきかなくなると、通りを巡回しているタリバンの戦闘員が、銃を空に向けて撃った。30分ほどの間に、3回も銃声が聞こえた。
3384
:
チバQ
:2021/08/29(日) 12:17:27
母国を逃れられない女性たちの恐怖
アフガニスタンの首都を衝撃的に掌握したタリバンは、記者会見で手の込んだプロパガンダを展開し、平和を望んでいるとか、シャリーア、つまりイスラム法の枠内で女性の権利を尊重するなどと宣言している。17日には、カブールの街に繰り出す女性の数も増えた。
長年にわたるタリバンの攻撃で、ジャーナリストを何人か失っているアフガニスタン最大の民間放送局トロのニュースでは、女性キャスターがタリバンの当局者にインタビューをしていた。それに、街頭でインタビューを行っていた女性のレポーターも何人か見られた。
けれども、現地にいる私の女性の友人たちは、まだ家から出るのが怖いと話す。
「タリバンは、仕事中の女性には危害を加えないと主張しているが、信じられない」と、カブール大学の大学院生が、16日の夜遅く、私にメッセージを送ってくれた。
私たちの一団が空港のターミナルに到着したのは、17日の早朝だった。
アメリカ軍の兵士は床に寝ている人もいれば、すみやかに退去できるように忙しく作業をしている人もいた。階段を上って待合室に着くと、彼らは水を出してくれ、白いリストバンドを私たちに渡してつけるように言った。何分か待った後、インド人はリストバンドを外すように言われ、飛行機へと誘導された。
朝の5時頃になっていた。シートベルトをしめると、飛行機がもうすぐ出るよ、と姉にメッセージを送った。
私は外国人だから、アフガニスタンを去るという選択肢があったのだとよくわかった。不幸なことに、何百万ものアフガニスタン人は国を去ることができないのだ。
Sonia Sarkar
3385
:
名無しさん
:2021/08/29(日) 17:52:14
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/world/ntv_news24-20210829931281.html
明暗分かれた日韓のアフガン退避作戦 なぜ
2021/08/29 11:50日テレNEWS24
明暗分かれた日韓のアフガン退避作戦 なぜ
明暗分かれた日韓のアフガン退避作戦 なぜ
(日テレNEWS24)
日本が進めているアフガニスタンからの邦人や現地職員らの退避が難航している。一方で、韓国は「ミラクル」と名付けられた退避オペレーションで、現地職員やその家族390人を韓国国内に移送完了した。いったい、何が日韓のオペレーションの明暗を分けたのか-。(NNNソウル支局長・原田敦史)
◇ ◇ ◇
■韓国メディア「日本、カブールの恥辱」
日本政府関係者によると、自衛隊の輸送機でアフガニスタンから退避できた日本人は1人のみ(28日時点)。アフガニスタン人14人をパキスタンに運んだが、これは日本大使館や国際協力機構(JICA)の職員ではなく、第三国から要請された人たちだ。
28日の韓国紙「中央日報」は、当初は500人の退避を想定しながら実際は10人程度だったとして「日本、カブールの恥辱」との見出しで伝えている。
このあざといまでの見出しの念頭にあるのは、韓国のオペレーションの成功だ。26日と27日、韓国政府は現地の大使館職員や家族ら合わせて390人を2便に分けて、無事に韓国に移送した。100人を超える乳幼児も含まれている。作戦名は「ミラクル(奇跡)」。韓国メディアは「文字通り、カブールの奇跡が成し遂げられた」と喝采した。
連日のようにこれらの情報を浴びせられる筆者のような在韓国の邦人をはじめ、多くの日本人が複雑な気持ちを抱いているだろう。いったい、何が日韓のオペレーションの明暗を分けることになったのか。
■水面下で作戦進行した韓国、派遣が遅れた日本
実は、韓国政府は当初、作戦を行っていることを公表していなかった。24日夜、韓国外務省は「政府に協力してきた現地職員と家族を移送するため軍の輸送機3機が作戦を遂行中」と初めて明らかにした。ただ、のちの韓国国防省の発表によれば、22日に経由の拠点となるパキスタン政府の了承を取り付け、23日の未明には、すでに軍が現地に展開していた。
日本が自衛隊の輸送機の派遣を始めたのは、23日夜から24日にかけて。この差はわずかだったが、26日にカブール空港近くで起きた爆弾テロ前に退避できたかどうかの分かれ目になった。
ちなみに、韓国軍が投入したのはエアバスの旅客機A330をベースとした多目的空中給油輸送機(KC-330)1機と輸送機(C-130)2機。一方の自衛隊は、国産輸送機(C-2)1機と輸送機(C-130)2機とかなり似通った編成だ。パキスタンのイスラマバードを中継拠点としてカブールとの間で人員をピストン輸送する方式も共通だった。
3386
:
名無しさん
:2021/08/29(日) 17:52:29
■空港までのバス確保 連絡網も機能
現地の映像でも伝えられている通り、カブール空港周辺には国外脱出を希望する多くの人が集まり、厳しい検問が敷かれている。韓国メディアによると、現地での作戦初日の24日には、徒歩で空港に集まることにしていたが、26人しかたどり着けなかった。
そのため、翌25日にはバスを使った方法に切り替えられた。韓国大使館の現地のメール連絡網を使って場所を伝え、6台のバスで合わせて365人が集まった。バスには米軍が乗り、検問ではタリバン側と直接交渉を行うなど協力を得て、空港に入ることができたという。
彼らを2機のC-130輸送機がカブールからイスラマバードへ移送。そして、377人はKC-330輸送機で26日に仁川に到着、残る13人も27日に仁川に到着した。韓国中部の公務員向け施設でおよそ8週間生活し、特別功労者として長期在留資格が与えられる見通しだ。(途中のイスラマバードでアフガニスタン人1人について、名簿にない人物だとわかり、カブールに送還済み)
■退避後に戻った韓国の駐アフガン大使館員ら 現地連絡のカギに
韓国の駐アフガニスタン大使館の外交官らは、タリバンがカブールに侵入した直後、いったんカタールに撤収している。しかし、今回の現地職員らの移送支援のため、外交官ら4人が22日に再びカブールに戻った。現地職員らとの連絡やバスの手配など、韓国政府は彼らの早期投入が「何より重要だった」と評価している。
「必ず助ける」との約束通りカブールに戻り、同僚の現地職員と抱き合って涙するキム・イルウン公使参事官の姿は韓国メディアに大々的に伝えられた。キム公使参事官は帰国後のインタビューで「空港に行く途中でタリバンにバスを止められ、14〜15時間、閉じ込められた」「全員を連れて帰ることができ、国家の品格と責任を示せた」などと振り返った。
一方で、現地の大使館員が国外退避した状態の日本のオペレーションが、より困難なものになったことは想像に難くない。
■有事対応 浮かび上がる課題
危険性の切迫度や邦人の人数規模もアフガニスタンとは異なるが、ほんの数年前まで朝鮮半島では北朝鮮が弾道ミサイル発射をくり返し、軍事的な衝突があり得るのではと緊張が高まっていた。朝鮮半島有事の際に、韓国からどのように邦人を救出するかは当時、大きな問題になった。
在韓国日本大使館などが作成した『安全マニュアル』を改めて開くと、化学兵器や核兵器による攻撃時の行動要領などに加え、国外退避についても書かれている。ただ、記載がある移動の支援はチャーター機の手配など“空港から先”のものが主で、“空港まで”の移動手段は自力が前提となっていることに改めて気づかされる。
今回、在外邦人や長年日本に貢献してきた現地職員らをスムーズに退避させられていないという現実はあまりに重く、浮かび上がった問題点を再考する機会にしなければならないと感じる。日本政府関係者によると、自衛隊はアフガニスタンからパキスタンに撤収した上で残された希望者の退避に向けた努力を続けるという。
1人でも多くの希望者が退避できることを願ってやまない。
写真:韓国外務省提供
3387
:
名無しさん
:2021/08/29(日) 17:52:51
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20210827k0000m030283000c.html
韓国、アフガンから390人脱出成功 特殊部隊「ミラクル」作戦
2021/08/27 19:37毎日新聞
韓国、アフガンから390人脱出成功 特殊部隊「ミラクル」作戦
韓国軍の輸送機に乗り込むため待機するアフガン人=カブールで2021年8月25日(韓国国防省提供)
(毎日新聞)
韓国政府は27日までに、アフガニスタンで韓国政府に協力していた現地スタッフとその家族390人を脱出させ、韓国で難民ではなく「特別功労者」として受け入れた。作戦名は「ミラクル」(奇跡)。首都カブールの国際空港への接近が難しい状況下で、在アフガニスタン韓国大使館職員以外に60人余の特殊任務部隊を編成し、希望者全員を脱出させることに成功したという。
「とても危険な作戦で、我々は幸運だった」。青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パクスヒョン)国民疎通首席秘書官は26日、ラジオのインタビューでこう振り返った。
青瓦台や国防省などによると、救出作戦を遂行するため空軍などで構成する66人の特殊任務部隊を緊急編成し、23日に軍輸送機3機を派遣。当初は退避希望者が自力で空港に集合した後に空輸する予定だったが、タリバンが空港に至る道に検問所を設置して市民を追い返していたため、24日に空港までたどり着いたのは26人だけだった。
そのため、作戦を変更し、米国が現地で契約するバスを6台確保した。タリバンと米国は事前に指定したバスは空港に入れることで合意していたからだ。
大使館の連絡網を通じて、市内に散らばって待機させたバスの位置と集合時間を退避希望者に伝え、全員をバスに収容。さらに米軍兵に同乗してもらうことで、タリバンの検問を通過し、25日に空港に到着した。パキスタンの首都イスラマバードで待機中の輸送機をカブールに急派し、同日中にイスラマバードへ退避させた。
脱出したのは在アフガニスタン韓国大使館や韓国政府が運営する病院、職業訓練施設などで勤務していたスタッフとその家族390人。全員が27日までに新型コロナウイルスの検査を受けた後、政府施設に滞在する予定だ。「特別功労者」は短期ビザのため、今後、就職が可能な長期ビザへの切り替えを可能にする法整備も進める方針だ。
韓国外務省は今年6月、アフガニスタンに滞在する国民に撤収を要請。カブール陥落後に残っていた国民1人も8月17日に大使館員と共に脱出したため、すでに現地に残っている国民はいない。【ソウル渋江千春】
3388
:
チバQ
:2021/08/29(日) 20:48:48
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_asia_LZYVM23T4VMTXLE7TYNRN4LESE.html
タリバンが近く新政権発表か 米軍撤収後「数日以内」
2021/08/29 19:46産経新聞
【シンガポール=森浩】アフガニスタンの実権を掌握したイスラム原理主義勢力タリバンのムジャヒド報道官は29日までに、新政権は31日の米軍撤収完了後、「数日以内」に発足するとの見方を示した。タリバンは「全アフガン人が参加する包括的政府」の発足を明言しているが、どこまで実現するかは不明。タリバンが主要閣僚を独占すれば国内外の反発が強まる可能性がある。
ロイター通信のインタビューに応じた。ムジャヒド氏によると、既に国内34州のほとんどで知事や警察幹部が任命されたという。女性が新政権でポストを得るかどうかは明言を避けた。
ムジャヒド氏は米軍撤収後、ただちに首都カブールの国際空港の管理を引き継ぐとの方針を強調した。タリバンはトルコやカタールから技術協力を得ながら空港を管理する見通し。
これまでにタリバンは当面の間の国防相代行として、初代最高指導者オマル師側近だったアブドル・カユム・ザキール氏を任命したもようだ。ザキール氏は2001年に米軍に拘束され、キューバのグアンタナモ米軍基地の収容施設に収監された経験がある。行政能力などは未知数だ。
国内では娯楽を禁じるタリバンが地元の音楽家を殺害したとの情報があり、恐怖支配への懸念が日増しに高まっている。タリバンはカブールなどの住民に対して、保有する武器や弾薬を1週間以内に引き渡すよう指示した。抵抗を封じる狙いがあるようだ。
3389
:
チバQ
:2021/08/29(日) 20:49:14
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASP8Y5K8MP8YUHBI007.html
タリバンが首都で「刀狩り」 住宅訪ね、銃や弾薬求める
2021/08/29 19:58朝日新聞
タリバンが首都で「刀狩り」 住宅訪ね、銃や弾薬求める
アフガニスタンの首都カブールで2021年8月27日、空港周辺の道路を封鎖するイスラム主義勢力タリバンの構成員と、その場を通り過ぎるブルカをかぶった女性=ロイター
(朝日新聞)
アフガニスタンで政権を崩壊させ、権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンが、首都カブールにいる人たちに、銃や弾薬をタリバン側に引き渡すよう求めている。タリバンと対立してきた政権幹部や治安機関員の抵抗の芽を摘む狙いがありそうだ。
タリバンの報道担当のムジャヒド幹部が27日、「公用車や銃、弾薬を1週間以内に(タリバン側に)引き渡すように」とツイートした。
同国では政権が崩壊した15日以降、タリバンが政府関係者の自宅や政府機関を訪ね、身辺警護などに使ってきた四輪駆動車や武器をタリバン側に引き渡すよう要求してきた。武器を隠す政府関係者がいる一方、私物まで没収するタリバン構成員もおり、引き渡しはスムーズには進んでいない。
ムジャヒド幹部はツイートで、違反者を「取り締まる」とも語った。26日に空港付近で大きな爆破テロが起きたこともあり、タリバンは治安維持に神経をとがらせているとみられる。(バンコク=乗京真知)
3390
:
チバQ
:2021/08/29(日) 22:39:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8e51ef0fcfd7a9ceec182f60096aaa09f5b11ba
アフガン退避、民間機から作戦変更 想定以上にタリバン制圧早く
8/29(日) 21:25配信
71
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産経新聞
首相官邸=東京都千代田区
イスラム原理主義勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタンに残る邦人らの国外退避をめぐり、日本政府は8月上旬から輸送に向けた準備を始めていた。当初は、海外の民間航空機をチャーターして18日にも首都カブール入りさせ、邦人らを運び出す計画だった。ところが、タリバンが各地の主要都市を制圧していくスピードが想定以上に速く、15日にはカブールが陥落した。民間機から自衛隊機の派遣へと作戦変更を余儀なくされた。
政府が自衛隊機の派遣を正式に決めたのは23日だ。同日午前に開いた国家安全保障会議(NSC)での協議をふまえ、岸信夫防衛相が自衛隊に輸送機の派遣を命令した。
ただ、政府はカブールが陥落する前に邦人らの退避計画に着手していた。輸送対象を邦人のほか、大使館や国際協力機構(JICA)で働く現地スタッフおよびその家族とし、事前の希望調査で500人規模となることをつかんでいた。
その段階では、国際空港があるカブールはタリバンの手に落ちておらず、民間チャーター機で退避は可能と判断。菅義偉(すが・よしひで)首相も「ぜひやるように」と指示し、18日にチャーター機を飛ばす手はずを整えていた。
しかし、想定よりも早く15日にカブールが陥落し、チャーター機の選択肢が消えた。この段階で、外務省から防衛省に自衛隊機派遣を打診する可能性が内々に伝えられたという。
大使館の日本人職員12人は17日に英軍機でアラブ首長国連邦に退避した。この間、カブール空港には市民が殺到し、米軍機にしがみついたアフガン人が死亡した。日本の大使館員は2日間空港で足止めされている間に、この惨劇を目撃したという。
日本政府は米国と連携しつつ、自衛隊機が離着陸できることを確認し、岸氏が21日に自衛隊機派遣を決断した。22日には首相が了承して、同日夜に先遣隊が日本を出発した。決断から派遣するまでの過程は早かった。
もっとも、実際の現地でのオペレーションは思うように進まなかった。タリバンが空港に至るルートに検問を敷いたため、自衛隊機がカブール空港に到着しても、輸送対象者らを集めることができなかった。
政府は現地で車両を手配し、輸送対象者らの検問突破を試みたが、26日にはカブール空港付近で自爆テロが起きるなど、空港周辺の治安は悪化していった。タリバンの検問も次第に厳しくなる中で、米軍撤収期限の31日が迫る事態となっている。
3391
:
チバQ
:2021/08/30(月) 21:17:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1385b0e0aa3c4b5780e96199d0172d312b4c363
タリバン、新政権発足へ準備加速 最高指導者、近く表舞台に アフガン
8/30(月) 20:33配信
時事通信
【ニューデリー時事】31日の駐留米軍の撤収完了期限が迫る中、アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバンは、新政権発足に向けた準備を加速させている。
タリバン幹部によれば、これまで暗殺の懸念から、動向が秘匿されてきた最高指導者アクンザダ師が近く本格的に政治の表舞台に上がる見通しだ。
「間もなく公に姿を現すだろう」。AFP通信は29日、複数のタリバン報道担当者の話として、アクンザダ師が南部カンダハルにいると伝えた。また、ムジャヒド報道担当者はこれに先立つ28日、ロイター通信に対し、これまで米軍が担ってきた首都カブールの空港の管理権を撤収完了後すぐに引き継ぐと表明。その後「数日内」に全閣僚を発表すると述べた。
タリバンによる15日のカブール制圧以降、カタールで米国との和平プロセスの交渉に当たってきた政治部門トップのバラダル師が帰国するなど、タリバン幹部は続々と首都に集結。大統領経験のあるカルザイ氏ら崩壊した民主政権の有力者と会談を重ね、新政権の骨格作りを進めているもようだ。
ただ、タリバン幹部はロイターの取材に対し、アクンザダ師を頂点とする幹部評議会が政権運営に当たる可能性を指摘。評議会の指導力が強まれば、イスラム教の極端な解釈に基づく統治を修正することが困難になる恐れがあり、少数派や女性の権利に配慮した包括的な政治体制構築への懸念が国内外で広がりつつある。
また、約180人が死亡する自爆テロが起きた26日以降、過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力のテロを米軍が阻止するケースが相次ぐ。
一部報道では、タリバンは既に当面の間の国防相、内相として古参幹部を指名。これまで空港や市内の警備に当たってきた米軍の撤収後、両相はタリバン戦闘員の規律徹底を通じた治安回復という喫緊の課題への対応に追われそうだ。
3392
:
チバQ
:2021/08/31(火) 20:20:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb03ffe1edc69b404d7404e2fec4dc404772cd24
タリバン「完全な独立達成」「全ての同胞に祝意」…崩壊政権側の幹部登用し「暫定政府」発足へ
8/31(火) 7:40配信
読売新聞オンライン
【テヘラン=水野翔太】アフガニスタンからの米軍排除を目標に掲げてきたイスラム主義勢力タリバンは、新政権樹立に向けた動きを加速させる構えだ。タリバンのスハイル・シャヒーン報道官は31日、ツイッターで「米兵が去り、我が国は完全な独立を達成した」と主張し、「全ての同胞に祝意を伝えたい」と強調した。
中東カタールの衛星テレビ局アル・ジャジーラは30日、タリバンが、国内各派を糾合した「包摂的な政府」を樹立するまでの間、崩壊した民主政権側の幹部らを登用した暫定政府を発足させ、行政運営にあたる方向で検討に入ったと伝えた。アフガンでは15日のタリバンによる全土掌握後、行政が停滞しており、国民生活の混乱を抑える狙いとみられる。
本紙通信員によると、首都カブールでは31日未明、米軍撤収完了の報道を受け、空に向けて祝意の空砲を撃つタリバン戦闘員もいた。
タリバンは今後、トルコやカタールの協力を得ながら、カブール国際空港の運営を目指す。民間機の離着陸が再開すれば、自国民の出国は「認める」としている。ただ、国家の再建に必要な人材の流出に懸念を強めており、ビザや出国の審査が厳格化されれば、残された米軍協力者らの退避が難しくなる恐れもある。
3393
:
チバQ
:2021/08/31(火) 20:26:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/fec9b23318586b5cb2c385a18ecdc34a8b3e9f2e
中国、タリバン政権見据え布石 国益確保へ支援姿勢
8/31(火) 19:53配信
産経新聞
【北京=三塚聖平】アフガニスタンで実権を掌握したイスラム原理主義勢力タリバンと距離を置く米欧各国に対し、中国は支援姿勢を隠していない。アフガンの首都カブールにある中国大使館は通常業務を続け、タリバン幹部と接触。王毅(おう・き)国務委員兼外相は「各国はタリバンと接触し、積極的に導く必要がある」と呼び掛ける。
8月30日に国連安全保障理事会(15カ国)で行われた、安全な出国を保証するようタリバンに求める決議案の採択を中国はロシアとともに棄権。中国の耿爽(こう・そう)国連次席大使は「関係国は、アフガン人民が自ら将来を決める権利を適切に尊重すべきだ」と主張した。
中国は、タリバンが主導する新政府を承認するかどうか明言していないものの、政権掌握については事実上容認。米国がアフガン情勢への影響力を急速に失墜させる中、タリバン政権発足を見据えて影響力を拡大させてきている。
中国にとっては、巨大経済圏構想「一帯一路」の中東への中継点であるアフガンを影響下に置くという経済的な利益に加え、国境を接する新疆(しんきょう)ウイグル自治区の治安対策という差し迫った動機もある。アフガンを拠点に新疆の分離・独立運動が活発化することを強く警戒しているからだ。
20年間にわたり「テロとの戦い」を進めてきた米軍がアフガンで駐留を続けたことで、中国は隣国の安定に関して多大なコストを負担せずに済むといった恩恵を実質的に受けた。米軍撤収によりアフガンが混乱すれば、中国も無関係ではいられない。そのため早い段階からタリバンを「アフガンで決定的な力を持つ軍事、政治勢力」(王氏)と位置付け、安定化へ向けて支えることが自国の利益に結び付くという計算が働いているとみられる。
3394
:
チバQ
:2021/09/01(水) 11:26:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/34a20ec5b657acfdee3476eb18af5f5ad3fe682d
タリバン、米軍撤退後のカブール空港を闊歩
8/31(火) 21:56配信
AFP=時事
アフガニスタン首都カブールの空港に到着したタリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官(中央)ら関係者ら(2021年8月31日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】アフガニスタンから最後の外国軍機が飛び立った数時間後、イスラム主義組織タリバン(Taliban)の幹部らが特殊部隊に護衛されながら首都カブールの国際空港を闊歩(かっぽ)した。
タリバンのザビフラ・ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官は、いつもの平然とした表情とは打って変わって満面の笑みで、関係者一行を滑走路へと率いた。
「バドリ313(Badri 313)」と呼ばれる特殊部隊は、タリバンの白い旗をはためかせながら、米国製ライフルを持ち写真撮影に臨んだ。
かつてアフガニスタンで最も安全な場所の一つだったこの空港の旅客ターミナルは荒れ果て、すべての入り口近くの床には空の薬きょうが散乱していた。破壊された米軍のヘリコプターも残され、特殊部隊が念入りに調べていた。
タリバンがカブールを制圧した今月15日以降、大勢が国外退避を試みて空港に殺到したが、それより多くの人々が空港周辺のタリバンの検問所で行く手を阻まれた。
空港に続く道路に設置された検問所は31日、1か所を除いてすべて撤去された。空港の雰囲気も変わり、タリバンの衛兵は上機嫌で運転手らと握手を交わしていた。
空港の安全確保は重要な課題だ。タリバンは、どの国の軍にもアフガニスタン駐留を認めないと繰り返し主張している。【翻訳編集】 AFPBB News
3395
:
チバQ
:2021/09/01(水) 12:02:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/80d89c65d2402e6af0c90c94ed39a4cf7291dfc7
アフガン、国際空港の運営も焦点に 退避に影響 タリバンは支援要求
9/1(水) 8:30配信
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毎日新聞
米軍がカブールから撤収した後に国際空港内を警備するタリバンの戦闘員ら=カブールで2021年8月31日、AP
アフガニスタンからの米軍撤収後の焦点の一つは、首都カブールにある国際空港の運営だ。ロイター通信によると、米軍の撤収に伴い航空管制システムが停止した。イスラム主義組織タリバンは、トルコやカタールに空港運営の支援を要請しているが、運営を継続できるかは不透明。現在も国内に残る外国人や外国の協力者らの退避作業への影響も懸念される。
【駐留米軍が撤収】米史上最長の戦争終結
ロイター通信によると、米連邦航空局(FAA)は8月30日、「航空管制システムと航空当局の欠如、治安上の懸念から、米国の民間機はアフガンのほぼ全土でいかなる高度での運航も禁止される」との声明を発表した。米国務省のプライス報道官は27日の記者会見で、「9月1日に通常通り空港が運営されていると期待するのは無理だろう」と述べた。
カブールの空港を巡っては、トルコが米軍撤収後に警備などを担当することに意欲を示してきた。だが外国部隊の駐留を嫌うタリバンが反発し、事実上立ち消えになった。一方でタリバンはトルコやカタールに対し、空港運営の技術面での支援を求めているという。
米国など国際社会は今後も退避希望者を早急に出国させたい考えだが、空港の運営が滞れば、さらに遅れるのは必至で、情勢は混沌(こんとん)としている。【松井聡】
3396
:
チバQ
:2021/09/01(水) 21:50:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/400e0420db698eb69fb639a1459d2e9e3870e9aa
アフガンに大使館残す中露 タリバンとの関係強化に交錯する思惑
9/1(水) 19:25配信
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産経新聞
バイデン米政権が、アフガニスタン駐留米軍の撤収を終えて同国へのプレゼンスを後退させたのに対し、中国やロシア、イランなどは首都カブールに置く大使館の業務を続けている。実権を掌握したイスラム原理主義勢力タリバンとの関係を強化し、それぞれの思惑から新政権発足後をにらんで動きを積極化させている。
8月中旬、中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は、カブールの中国大使館の建物屋上で中国国旗「五星紅旗」がはためいている写真を掲載した。カブールの米大使館に掲げられていた米国旗が降ろされて職員が退避したのと対比させる狙いとみられる。中国の王愚(おう・ぐ)駐アフガン大使は「タリバン側は、中国大使館の安全を保証している」と述べ、タリバンと密接なパイプを築いたことをうかがわせる。
中国は、タリバンを支える構えを強めている。王毅(おう・き)国務委員兼外相は8月29日に行ったブリンケン米国務長官との電話会談で「各国はタリバンと接触を進め、積極的に導く必要がある」との考えを示した。
アフガンが混乱すれば国境接する新疆(しんきょう)ウイグル自治区にも波及することへの警戒に加え、経済的な利益も意識している。中国商務省は2020年の報告書で、アフガンを「金鉱の上に横たわる貧者」と形容した。金、銀、銅や天然ガスなど少なくとも総額1兆ドル(約110兆円)の埋蔵量があるとの米国の試算もある。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」では、同国の豊富な鉱物資源開発も視野に入っていると指摘される。
中国にとってアフガンの安定は、経済利益を得ていくうえでも欠かすことができない。一帯一路の関連事業を通じて巨額の資本投下を受けるパキスタンでは、中国人を狙った襲撃事件がたびたび発生。今年4月には同国南西部バルチスタン州の州都クエッタの高級ホテルで爆発が起きて死傷者が出たが、現地を訪問していた中国大使が標的だった可能性が指摘された。タリバンに「一切のテロリスト組織と徹底的に一線を画するように」(王毅氏)としつこく釘を刺している。
一方で中国は、国際社会による新政権の承認を待つなど慎重な姿勢も見せる。中国の外交関係者は「米国が多大なコストをかけても、中途半端な形で撤収に追い込まれたことを中国はよく観察している」と指摘する。アフガンは古くから「帝国の墓場」と呼ばれ、英国や旧ソ連など幾つもの大国が介入を試みたが失敗に終わっており、中国が自ら血を流すような過度の介入を避けようとしていることをうかがわせる。
◇
ロシアもタリバンとの関係を強化する動きを加速させている。ロシアは、米軍撤収後のアフガンで影響力を高めるとともに、タリバンとの敵対を避け、ロシアの「勢力圏」とみなす中央アジアと自国の安全を確保する思惑だ。
ロシアは8月30日、アフガンからの退避を求める人々の安全な出国を保証するようタリバンに求める国連安全保障理事会の決議案の採決で中国とともに棄権。ネベンジャ露国連大使は棄権理由を「専門家の出国が相次げばアフガンの復興に悪影響が出る」とするロシアの懸念が決議案に盛り込まれなかったためだと主張したが、事実上、国民の国外退避を妨害しているタリバンの肩を持った形だ。
8月下旬には露社会学者のシュガレイ氏が「情勢調査」の名目でアフガンを訪れ、タリバン指導部と相次ぎ会談。自身のSNS(会員制交流サイト)に「タリバンは早期にロシアとの関係構築を望んでいる」と書き込んだ。シュガレイ氏はプーチン大統領周辺に近いとされ、露政権の「名代」としてアフガンを訪れた可能性も指摘されている。
ロシアは国際社会の反応も考慮し、現時点では「タリバンによる政権樹立の承認の是非は今後のタリバンの行動次第で判断する」との立場を示している。しかし、欧米諸国が大使館職員らを退避させる中、アフガンの露大使館は業務を続け、タリバンとの協議も実施。プーチン氏が8月下旬、タリバンによるアフガン掌握は当然の成り行きだ-との見方を示すなど、実質的にはロシアは既にタリバン政権を承認している。
ロシアがタリバンに配慮を示す背景には、アフガンへの発言力を拡大して反米陣営に引き込む狙いや、タリバンに国内のイスラム過激派を統御させる思惑があるとみられている。ロシアは過激派が中央アジアに侵入して地域情勢を不安定化させたり、露国内に移動してテロを起こしたりする事態を警戒しているためだ。
(北京 三塚聖平、モスクワ 小野田雄一)
3397
:
チバQ
:2021/09/01(水) 21:54:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aa29d3f041516c5ad1e01431d648612821fc22f
「数秒の問題」 アフガンに取り残された人々、退避の見通し立たず
9/1(水) 5:15配信
毎日新聞
バスに乗車しようとする人たちを整理するドイツ軍兵(左端)=カブールの国際空港で2021年8月28日、米海兵隊提供・AP
米軍の撤収が完了したアフガニスタンには、出国を希望する外国人のほか、各国政府に協力してきたアフガン人やその家族が数多く取り残されている。日米欧などが8月29日に発表した共同声明によると、イスラム主義組織タリバンは外国人と外国の査証(ビザ)などを持ったアフガン人の安全な出国を確約したとされるが、具体的な退避計画の見通しは立っておらず、正確な人数もわかっていない。
ブリンケン米国務長官は30日、アフガンからの退避を望む「200人以下、おそらく100人近く」の米民間人が残っていると明らかにした。現地に長期滞在するアフガンとの二重国籍者やその家族には、退避すべきかを迷っている人もおり、「正確な人数の把握に努める」と述べた。さらにブリンケン氏は、タリバンからの報復が懸念されるアフガン人協力者も多くが取り残されていることに触れ、「彼らを助けるための努力を続ける。我々の責任に期限はない」と強調した。
米ホワイトハウスによると、米国は7月末以降、12万2300人をアフガンから退避させた。うち5400人は米国の民間人とその家族だという。しかし、米メディアによると、現地に残された政府機関やメディアのアフガン人協力者、アフガンの人権活動家らは数万人とみられている。米紙ワシントン・ポスト(電子版)は30日の論説記事で、「バイデン政権の戦略的、戦術的なミス」に起因する「道義的な災害」だと厳しく批判した。
米国に先駆けて退避作戦を終えた欧州諸国も人道的な責任を問われている。「見つかれば拘束され、殺される。脱出方法をみつけてください」。英BBC放送は30日、英政府機関に協力してきたアフガン人男性の不安の声を伝えた。男性は英国から入国許可を得たが、カブール空港近くにタリバンが設置した検問所を通過できず、家族と共に居場所を転々としているという。「私たちは生き延びるために闘っています。数時間、数日の問題ではなく、数秒の問題です」【八田浩輔】
3398
:
チバQ
:2021/09/01(水) 21:56:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c81042a7b92da3bddbe793ba44bef9f566e77d
自衛隊アフガニスタン撤収 現地スタッフ500人 2回の退避機会実らず
9/1(水) 7:31配信
TBS系(JNN)
政府によるアフガニスタンからの退避任務で、およそ500人の日本大使館やJICAの現地スタッフとその家族の出国機会が2回あり、いずれも成功していなかったことが明らかになりました。
政府は8月31日、アフガニスタンからの自衛隊による退避任務について、アメリカ軍の撤収により空港の安全確保が困難となることなどから終了し、撤収することを決めました。これまでに日本人1人を含む15人を隣国に出国させましたが、退避対象のおよそ500人の現地スタッフは全員が残されたままとなっています。
外務省によりますと、現地スタッフに対する退避計画が二度立案されたものの、いずれも直前で頓挫したということです。
▽一度目は、8月18日、民間チャーター機で大使館員らと国外退避する計画を進めていましたが、イスラム主義組織タリバンによるカブール陥落で3日前に中止になったということです。▽二度目は、8月26日、およそ500人がバス27台に乗り込み、空港に出発する直前に自爆テロが発生したのです。
その後、タリバンは外国人以外の出国を認めない姿勢に転じ、退避の機会は失われました。外務省の担当者は「時間がかかっても出国できるようにタリバンと粘り強く交渉していく」としています。(01日07:07)
3399
:
チバQ
:2021/09/01(水) 21:59:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/069275c628b810d8e63e7aaed884a47a6a7f3779
痛恨の500人置き去りで終わった日本のアフガン退避作戦。出遅れと失敗の背景は?
8/31(火) 21:03配信
日本テレビ系(NNN)
約500人にのぼる日本大使館のアフガニスタン人職員らを置き去りにしたまま、自衛隊が撤収することとなった日本政府の退避オペレーション。各国の中で、なぜ日本だけが「独り負け」とも言える状況に追い込まれたのか、出遅れの背景を探る。
日本テレビ外務省担当・前野全範
■8月13日カブール陥落2日前 低かった外務省の危機意識
アフガニスタンでのタリバンの進攻が報じられるようになった8月中旬。外務省や首相官邸の動きがにわかに慌ただしくなった13日に、アフガンを所管する中東アフリカ局の幹部を取材すると、「首都カブールが今すぐ陥落するという状況でもないので、中期的にいろいろなことを考えている」との返答だった。
たしかに外務省内では、この時点で既に大使館職員らの退避が検討されてはいた。ただし、想定されていたのは民間のチャーター機を使った退避オペレーション。タイミングも翌週以降という計画だった。この段階では、我々メディアも含め、外務省内の関心は翌日の8月14日から始まる茂木外務大臣のイスラエル・イランなど中東各国訪問の準備の方に集まっていた。
■8月15日 カブール陥落 退避拠点の空港が大混乱…
しかし、それからわずか2日後、15日に首都カブールはタリバンの攻勢によってあっさり陥落。在留邦人らの退避の拠点になるはずの空港には、国外脱出を求める人々が押し寄せて大混乱となり、軍用機にしがみついて落下し死亡する人まで出た。
■8月17日 大使館員が退避日本人職員12人だけUAEへ
この頃、まず問題になったのがアフガン大使館の日本人職員らの退避をどうするかという点。混乱の中、日本政府はイギリスに協力を依頼、イギリス軍の軍用機に大使館職員12人が乗り込み、アラブ首長国連邦(=UAE)のドバイへと退避した。しかし、この退避劇の裏で日本大使館や国際協力機構(=JICA)で働いていたアフガニスタン人職員とその家族約500人は、国内に取り残されていたのだった。
この時点でも、ある外務省幹部は「自衛隊機の派遣よりも、タリバンの検問で、現地のアフガン人職員らがカブール空港にたどり着けないことの方が問題だ」と語るなど、自衛隊機の派遣はそれほど具体化していなかった。
3400
:
チバQ
:2021/09/01(水) 21:59:22
■8月20日 自衛隊派遣へ 「空港内だけなら安全」と解釈
しかし、その後、アメリカ軍が8月末のアフガンからの撤退期限を延長しないことが明らかになり、情勢は切迫度を増していく。事態が動いたのは20日・金曜日の夜。法的問題を検討する国際法局の幹部が遅くまで残って自衛隊機派遣に向けた本格的検討が行われた。法律面で最大の問題となったのが、自衛隊員の安全確保。自衛隊法上、派遣ができるのは「輸送を安全に実施することができると認められる時」に限られていたのだ。そこで外務省は落ち着きを取り戻しつつあったカブール空港について「アメリカ軍の管理下にあり、空港内だけでの活動なら安全は確保できる」と解釈、最終的に自衛隊の派遣は可能だと結論付けた。
官邸幹部の1人は、欧米各国や韓国に比べて自衛隊の派遣が遅れた原因について「この自衛隊法上のハードルがネックになり、検討と決定に時間がかかった」と指摘する。
■8月22日 先遣隊出発自衛隊の輸送機がアフガンへ
そして22日・日曜日の午後、首相公邸の菅首相のもとに外務省や防衛省の幹部らが集まり、自衛隊機を派遣する方針が確認された。この日の夜遅くには、成田空港から先遣隊となる外務省職員や自衛隊員がひそかに出国。翌23日に正式に派遣が決まり、早速、夕方には自衛隊機が現地に出発した。
■8月25日 自衛隊機が到着バスを使った輸送作戦に転換
25日には、自衛隊のC2輸送機が拠点のパキスタン・イスラマバードを経て、カブール空港に到着した。しかし、この時点でタリバンの検問を通過して空港にたどり着けた退避希望者はゼロ。政府は自力で空港に来てもらうのは難しいと判断、バスを準備した上で退避希望者に集まってもらい、一気に空港まで運ぶ作戦に転換した。
■8月26日 空港周辺で爆発 アフガン人職員らは足止め
ところが26日、バスによる輸送作戦が敢行される、まさにその時に起きたのがカブール空港近くでの大規模な爆発だった。ある政府関係者は「爆発が痛かった。空港の外は安全が確保されていないので、自衛隊が外に出て退避希望者を守りながら連れてくることもできなかった」と振り返る。
■8月27日 日本人1人を輸送自衛隊機はパキスタンへ撤退
27日になると、ようやく日本人1人を自衛隊機で退避させることに成功した。しかし、そもそも退避を希望する日本人はアフガン国内にはほとんど残っていなかった。最大の課題であるアフガン人職員らの退避は、爆発による治安悪化もあり、空港まで移動できず断念。活動期限が迫る中、自衛隊員や外務省の職員はパキスタンのイスラマバードまで撤退することとなった。
翌28日にはアメリカ軍もカブール空港からの撤退を開始、最終的にアフガン人職員ら退避希望者約500人が現地に取り残されることとなった。各国が軍用機を投入し多くの人々の退避に成功する中、「日本の独り負け」と言われても仕方のない結果だった。
■幹部ら「遅かったと思わない」反省点・改善点との真摯な向き合いを
今回の退避について。外務省は当初、オペレーションが継続していることを理由に詳しい経緯をほとんど明らかにしなかったが、外務省幹部の多くは「やるべきことはやった。自衛隊機の派遣が遅かったとは思っていない」と口々に繰り返す。たしかにアフガン人職員らの退避に向けた努力が続く中、現時点で犯人捜しや、誰かの責任を追及する必要はないのかもしれない。
しかし、一方で早い段階で「問題はなかった」と決めつけてしまうことは、重要な改善点や反省点を埋もれさせてしまうのではないだろうか。次のオペレーションの教訓とするためにも、外務省をはじめ、政府には「退避失敗」という重い現実に真摯に向き合うことが求められる。
3401
:
チバQ
:2021/09/02(木) 08:01:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4098d263231355c6232ae0e1e4b681be0505df3
自衛隊派遣、出遅れ響く 甘い見通し、「想定外」続発 アフガン人退避失敗
9/2(木) 7:38配信
時事通信
アフガニスタンの邦人らを国外退避させるため、自衛隊員に見送られて出発する航空自衛隊のC130輸送機=8月24日、埼玉県の航空自衛隊入間基地
アフガニスタンからの国外退避を支援するため政府が派遣した自衛隊機が近く日本に戻る。
在留邦人のほか日本大使館や国際協力機構(JICA)の現地事務所で働くアフガン人スタッフらの救出を目指したが、情勢の悪化で断念を余儀なくされた。首都カブール陥落から派遣命令まで8日間を要した初動の遅れや見通しの甘さが要因として挙げられている。
◇後手
菅義偉首相は1日、一連の政府対応について「最大の目標は邦人保護だった。その意味では良かった」と記者団に強調。邦人女性1人を退避させた成果を訴え、アフガン人関係者の安全確保や出国に向けた努力を続けると表明した。
ただ、実際の動きを検証すると、何度か起きた「想定外」の展開に右往左往した様子が浮かぶ。
外務省は8月上旬から大使館員と邦人に加え、アフガン人協力者の退避を模索。民間チャーター機で18日までに出国させる調整をしていた。大使館とJICA事務所のスタッフにその家族を含めた500人程度が主な対象にリストアップされた。
だが、イスラム主義組織タリバンの予想を超える攻勢で15日にカブールが陥落。民間機の運航が全面的に止まり、計画の土台が崩れた。大使館員12人は急きょ米軍機で避難することにしたが発着場所にたどり着けず、英軍機で17日に出国した。
アフガン人協力者の元には「必ず助ける」とのメッセージが届いていたが、取り残される形に。日本政府が大使館員と邦人の保護を優先し、アフガン人退避は後手に回った感もある。外務省関係者は「館員を現地に残せば拘束されるリスクがある」と述べ、早期出国はやむを得ない選択だったと話す。
カブール空港は難を逃れようとする市民が滑走路に押し寄せ、死者も出る状況。自民党からアフガン人協力者救出を強く求める声が出た。
そうした中、自衛隊派遣の流れとなる。ネックは「在外邦人等の輸送」を規定した自衛隊法84条の4が要件に挙げる「安全な実施」が、実際に担保されるか不透明だったことだ。その検討にも時間を要し、首相が外務、防衛両省事務次官らを交えて派遣を決めたのは日曜日の22日だった。
◇決定打
翌23日、岸信夫防衛相が派遣を命令。航空自衛隊のC2輸送機1機とC130輸送機2機が順次日本をたった。
ところが、カブール市内はタリバンが検問所を置き、アフガン人協力者は空港に近づけない。自衛隊機3機は25〜27日に計5回カブール空港に着いたが、「空振り」となるケースもあった。
救出断念の決め手となったのが26日に空港ゲート付近で起きた自爆テロ。退避希望者をバス27台に分乗させ、空港へ移動を始めようとした矢先だった。茂木敏充外相は31日の記者会見で「あそこでそのまま突っ込むという判断はできなかった」と振り返った。
26日は結局、米国に依頼されたアフガン人14人を運んだだけ。準備があと1日か2日早ければ何とかなったとみられ、政府関係者は「爆発で全てが狂った」と肩を落とした。
空港を管理する米軍は自らの撤収スケジュールに合わせ、自衛隊機の空港使用のリミットを27日と通告していた。「最終便」に何とか間に合ったのが共同通信社通信員の安井浩美さんだ。タリバンと一定の関係を持つカタールの警護を受け、空港に入れた。
欧米各国は次々に自国民やアフガン人の退避にこぎ着け、韓国も協力者390人の移送に成功した。「他の国は移動を開始した時期も早かった」。31日、与野党有志の議員連盟の会合にオンラインで参加した安井さんはこう証言した。
3402
:
チバQ
:2021/09/02(木) 09:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb4b08c69b04af530e9dae139e0eda4263da6302
就任から5年、ついに姿? タリバントップを世界が注視
9/2(木) 7:00配信
朝日新聞デジタル
イスラム主義勢力タリバンの最高指導者、アクンザダ幹部=タリバン提供
アフガニスタンで権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンの最高指導者、ハイバトゥラ・アクンザダ幹部の動静に関心が集まっている。近く新政権を発足させ、国家運営のかじを握るとみられているが、これまでほとんど姿を見せたことがなく、その経歴には謎が多い。
60歳前後とみられるアクンザダ幹部は2016年5月、前任の2代目最高指導者マンスール幹部が米無人機の空爆で殺害されたことを受け、3代目の最高指導者に就任した。タリバン内で最高指導者は「信徒たちの長」と呼ばれる。
地元メディアによると、アクンザダ幹部はタリバンが本拠とする南部カンダハル州出身の宗教学者。厳罰を用いる裁判官としても名をはせた。イスラム法に基づく宗教見解(ファトワ)を数多く発し、「聖戦」を正当化する理論的支柱になった。戦闘経験は少ないという。
01年にタリバン政権が崩壊した後は、隣国パキスタンの西部クエッタ周辺で暮らしてきた、とタリバン関係者は話す。クエッタにはアクンザダ幹部の家族が運営する礼拝所(モスク)や宗教学校(マドラサ)が複数あるとされる。
朝日新聞社
3403
:
チバQ
:2021/09/02(木) 16:00:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e29662b077b6a6c161839fc623606294b374eef
タリバン「48時間以内に」組閣へ、バラダル師が主導か…米にもパイプある穏健派
9/2(木) 13:59配信
読売新聞オンライン
バラダル師=ロイター
【テヘラン=水野翔太】米軍が撤収したアフガニスタンの新政権について、英BBCは1日、イスラム主義勢力タリバンの政治部門で外交を担うアッバス・スタネクザイ氏の話として、閣僚などが48時間以内に発表される見通しだと伝えた。最高指導者ハイバトゥラ・アクンザダ師を頂点に、古参のタリバン幹部が要職を占めるとの見方が強まっている。
公開されたインタビュー映像によると、スタネクザイ氏は、女性の登用について、新政権でも働くことができるが、閣僚などの主要なポストでは登用されないとの見通しを示した。
一方、米ブルームバーグ通信は1日、別のタリバン幹部の話として、新政権ではアクンザダ師に仕える3人の副官のうち、政治部門トップのアブドル・ガニ・バラダル師が行政を主導する方向で、指導部が調整に入ったと伝えた。穏健派のバラダル師は米国とのパイプもあり、政権の承認や経済的な支援を得る上で有利になるとみている可能性がある。
一方、AFP通信は1日、カブール国際空港の再開に向け、技術的な問題を検証する専門家チームが中東カタールからカブール入りしたと伝えた。専門家の派遣はタリバン側の要請によるものだという。
3404
:
チバQ
:2021/09/02(木) 18:59:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/de90b06207ce2b40c6d81610e0b1b3d4d18d5cb3
【独自】大使館が職員を口止めか アフガン退避遅れ
9/2(木) 14:31配信
テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)
1日、アフガニスタンにいる日本人らの自衛隊機による退避作戦を、「今回のオペレーションの最大の目標というのは、邦人を保護することでありました。そういう意味では、良かったというふうに思っています」と総括した、菅義偉総理大臣。
しかし、実際に出国できたのは、日本人1人だけで、約500人もの現地スタッフなどは、残されたままです。
■現地職員「見捨てられたと思っている」
日本大使館の現地職員は、「アメリカ軍の撤退で、危険はさらに高まっている」として、早期の国外退避を訴えています。
在アフガニスタン日本大使館現地職員:「(Q.日本政府に伝えたいことは?)日本大使館の現地職員同士で何度も話し合いました。ほとんどの人が落胆しています。見捨てられたと思っています。日本政府は“私たちを国外退避させる”という約束をまだ果たしていません。お願いです、私たちの命を救って下さい」
男性は、先月26日、大使館職員とその家族、約270人とともに14〜15台のバスに分乗して空港に向かっていました。
ところが、移動の途中で過激派組織“イスラム国”による自爆テロが発生したことから、空港行きは中止になったというのです。
在アフガニスタン日本大使館現地職員:「(Q.空港行きが中止されたことについて)誰もがすべてを失ったと思いました。国外退避の望みは、消え去ってしまったと…。これでアフガンからの退避はできなくなり、タリバンの手の中で好き放題にやられてしまう」
「タリバン」が外国政府への協力者を捜すなか、報復を恐れている男性。自宅には戻らず、友人宅を転々としている状況だといいます。2カ月ほど前には、男性の公用携帯電話に見知らぬ番号から電話があり、身元を探るような動きもあったということです。
■大使館側から“口止め”か
国外退避が失敗した原因は、大使館の“準備の遅れ”にあると、男性は話します。
在アフガニスタン日本大使館現地職員:「(7月初旬から)最悪の事態が起きる可能性を、幹部を含む外交官に何度も進言しましたが、タリバンがカブールを陥落させることはないと言われました」
しかし、その後、このことについて大使館側から「口外しないよう」口止めされたといいます。
在アフガニスタン日本大使館現地職員:「(大使館側から)現地職員は“声を上げないように”、特に“メディアと話さないように”と言われています。理由は、分かりませんが…」
1日、現地職員の証言について、外務省・吉田朋之報道官は「現時点で、公式にコメントするということは控えたいと思います」と話しました。
(「グッド!モーニング」2021年9月2日放送分より)
テレビ朝日
3405
:
チバQ
:2021/09/02(木) 21:11:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f8bae88262fcc53eb7aa7d78f0f6addbe64ed18
タリバン、抵抗勢力包囲 政権発足へ、国内安定急ぐ
9/2(木) 20:47配信
産経新聞
【シンガポール=森浩】アフガニスタンの実権を握ったイスラム原理主義勢力タリバンは2日までに、国内で唯一、完全に支配下に置いていない北東部パンジシール州で抵抗勢力を包囲した。投降を呼びかけているという。タリバンは数日以内に新政権を発足させて国内の安定を急ぐ考えだが、抵抗の動きは根強く、混乱は続きそうだ。
同州では旧タリバン政権(1996〜2001年)に抵抗して暗殺されたマスード司令官の息子、アフマド・マスード氏らが反タリバン勢力を結集させている。政府軍の一部が合流し、マスード氏の兵力は数千人規模とみられている。タリバンとマスード氏側は今年8月下旬に一度は停戦で合意したが、その後に戦闘が再開していた。
新政権については、タリバン最高指導者のアクンザダ師らが南部カンダハル州で協議し、閣僚の顔ぶれは大筋で固まったもようだ。治安維持を担当する内相に最強硬派「ハッカニ・ネットワーク」のシラジュディン・ハッカニ師を任命する案などが浮上している。
首都カブールの国際空港再開をめぐっては1日、タリバンが対外事務所を置くなど関係が深いカタールから技術チームが到着した。タリバン単独での空港運営は困難とされており、カタールがトルコとともに支援する予定。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは3日にも国内線の運航が再開されるとの見通しを示した。国際線の再開は時間がかかりそうだ。
3406
:
チバQ
:2021/09/02(木) 21:21:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4346e9f25d1ad1ff0e03f5c58009859fb2cbdb3
アフガン派遣「遅れ」 法見直し求める声も 自民
9/2(木) 19:13配信
産経新聞
【アフガニスタンに自衛隊機派遣】入間基地に駐機するC-2輸送機を見つめる航空自衛隊員ら=8月23日午後、航空自衛隊入間基地(川口良介撮影)
自民党国防部会などの合同会議は2日、アフガニスタンへの自衛隊機派遣をめぐって議論した。日本大使館の現地職員ら約500人を救出できなかったことに関し、議員から派遣の遅れを指摘する意見が出たほか、現行の法体系や運用の見直しを求める声も上がった。一方、外務省は、現地職員らが陸路で国外退避する場合に備え、周辺国の日本大使館に保護に取り組むよう指示したと明らかにした。
大塚拓国防部会長が会議終了後、記者団に説明した。
外務省は8月17日の日本大使館員の退避後、現地職員らについて他国の軍用機による輸送などを模索。20日に自衛隊機での輸送の検討を加速した。大塚氏は「自衛隊機派遣を最初からオプションに入れて検討していればもっと早くできた可能性がある。(15日の)カブール陥落時に空振りでもいいから準備行為を取る余地もあった」と述べた。
会議では、自衛隊法が求める現地の「安全確保」が派遣の検討のハードルになったとの意見が出た。また、今回は適用しなかったが、邦人救出に武器使用を認める規定が「当該外国の同意」などを条件としており、政権崩壊時などに対応する条文を作る必要があるとの指摘もあった。
3407
:
チバQ
:2021/09/03(金) 23:37:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/73b1954ff6ce7435fac0c8f756f125ec50826c8a
タリバン新政権トップにバラダル師か 女性の閣僚入り否定 アフガン
9/3(金) 21:07配信
時事通信
イスラム主義組織タリバンの最高指導者アクンザダ師=2016年5月、タリバンが公表(AFP時事)
【ニューデリー時事】ロイター通信は3日、アフガニスタンで国家運営の全権を掌握したイスラム主義組織タリバンの新政権について、「(副官の一人で政治部門の責任者である)バラダル師が主導することになるだろう」と報じた。
閣僚人事は近く発表される見通しだが、AFP通信は「早くても4日までは発表はない」というタリバン報道担当者の話を伝えた。
ロイターによれば、新政権ではほかに、初代最高指導者オマル師の息子で軍事部門責任者のヤクーブ師や、タリバン内の最強硬派「ハッカニ・ネットワーク」を率いるハッカニ氏ら、タリバン幹部が要職を占めるとみられる。最高指導者アクンザダ師は政府の上に立つ最高権力者になるもようだ。
タリバン幹部は1日、英BBC放送のインタビューで「女性政府職員は復帰できるが、閣僚に女性はいないかもしれない」と語った。西部ヘラートでは2日、女性の政権参加を求める人権活動家らのデモがあった。
また、これに先立ち、タリバンのムジャヒド報道担当者は、米メディアの取材に「他勢力との政権共有はわれわれの焦点ではない」と述べ、崩壊した民主政権の有力者の閣僚入りに否定的見解を示している。新政権は、少数派や女性、民主政権有力者らを含む包括的政治体制からはほど遠い陣容となる見通しで、欧米諸国などの反発を呼びそうだ。
ロイターによると、アフガンの隣国パキスタンを訪問したラーブ英外相は3日、タリバン新政権を承認しないと強調。その上で、「(タリバン側に)関与すること、直接交渉の手段を有することの重要性を認識している」と述べた。
3408
:
チバQ
:2021/09/03(金) 23:37:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd23334e990057757788c99a0c4cb4c239c2db69
各国がタリバンと接触 協力者の出国を協議 将来の人道支援も
9/3(金) 18:59配信
毎日新聞
アフガニスタン人の退避希望者の移送作戦に従事する英軍と米軍の兵士。アフガン国内には英国民や協力者が多数残る=首都カブールで2021年8月20日(英国防省提供・AP)
アフガニスタンで実権を握ったイスラム主義組織タリバンが近く政権を発足させる見通しだ。こうした中、関係各国がタリバン側と接触を図る動きが出ている。喫緊の課題は、アフガン国内に残る自国民や協力者の安全な出国を進めることだが、長期的には、タリバンとの関係を維持することで、アフガンが再び「テロの温床」とならないよう促す狙いもありそうだ。
タリバンのシャヒーン報道担当者は3日、タリバンが政治事務所を置く中東カタールの首都ドーハで、英国とドイツのアフガン担当特使や大使と相次いで会談したことを明らかにした。アフガン国内には現在も両国の国民や協力者が多数残っており、アフガンの首都カブールにある国際空港の再開や、安全な退避を協議した。人道支援についても話し合ったという。
さらにシャヒーン氏は英国側がタリバンに対し、「将来的にアフガニスタン・イスラム首長国(タリバンの自称)と協力する準備ができていると強調した」と述べた。またドイツのマース外相は8月31日、訪問先のドーハで、一定の条件を伴うとしながらも、今後もアフガンを支援したい意向を表明。政治や治安の状況が許せば、「カブールに再び大使館を置くべきだ」とも述べた。
両国がタリバンとの関係強化も排除しない姿勢を見せる背景には、タリバンが恐怖政治を行った旧政権時代(1996〜2001年)に国際的に孤立して困窮し、結果的に国際テロ組織「アルカイダ」との関係強化につながったという見方があるためだ。アルカイダはタリバンに資金や戦闘員を提供し、タリバンはアルカイダへの依存を深めたと指摘されている。
国際社会には、タリバンが求める「国家承認」や援助をテコに、タリバンがテロ組織の活動を許さず、さらに女性の人権など政治や社会の面でも寛容になるよう促す狙いがある。タリバン側としても経済状態が困窮する中、国際社会の援助は必須と言える。
国際社会は当面、タリバン側と接触を続けながらも、近く発足するタリバン政権の構成など、統治の推移を注視していく構えと見られる。【松井聡】
3409
:
チバQ
:2021/09/03(金) 23:38:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f57cbb74662e66ac5d2fcde97b75cf96abb1765
タリバン幹部、要職を独占か 女性起用見送りへ
9/3(金) 17:37配信
産経新聞
【シンガポール=森浩】アフガニスタンで実権を握ったイスラム原理主義勢力タリバンが近く新政権を発足させる。最高指導者のアクンザダ師を頂点にタリバン幹部が要職を独占するもようで、国内諸勢力代表らが参加する「包括的政府」が実現するかは不透明だ。女性の主要ポスト起用も見送られる見通し。民主制は否定され、過激なイスラム原理主義に基づく「新タリバン政権」となりそうだ。
タリバンは8月下旬以降、タリバン発祥の地である南部カンダハル州にアクンザダ師ら幹部が集まり、政権作りを協議。その枠組みを大筋で固めた。
ロイター通信や地元メディアによると、選挙など民主的な制度は採用されず、政府の上位機関としてアクンザダ師をトップとする「統治評議会」が設置される。主要閣僚には、政治部門トップであるバラダル師、最強硬派「ハッカニ・ネットワーク」を率いるハッカニ師、初代最高指導者オマル師の息子のヤクーブ師-の副指導者3人が起用されるもようだ。
タリバンは8月15日の首都カブール制圧以降、新政権は国内の各勢力代表が加わる「包括的政府になる」と表明し、アブドラ国家和解高等評議会議長やカルザイ前大統領ら国内有力者と会談を重ねてきた。有力者らは閣僚ではなく、統治評議会の一員としての政権入りが取り沙汰されている。
焦点となっている女性の登用については、政治部門幹部が英BBC放送のインタビューに「(新政権に女性は)いないかもしれない」と発言。閣僚など主要ポストには起用されない可能性がある。
新体制が動き始めても、課題は山積する。過去20年間、国家予算の大半は国際支援で賄われていたが、欧米を中心にタリバン新政権の動向を見極めるまで停止する動きが広がる。先進7カ国(G7)などは包括的政府を求めており、新体制の中身によっては支援再開は遠くなりそうだ。
30万人以上からなるアフガン政府軍の再編も見通しが立っていない。8月26日にカブールの空港付近で自爆テロを起こしたイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)傘下の「ホラサン州」(IS-K)の押さえ込みも課題だ。また、タリバン内ではバラダル師ら穏健派とハッカニ師ら強硬派の路線対立もある。採用する政策によっては対立が本格化し、政権運営が停滞する可能性もある。
3410
:
チバQ
:2021/09/03(金) 23:41:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/85ff3a0c603d3c6760a260a02eb4c85b19aec8c5
アフガン北部で大規模衝突、抵抗勢力最後の拠点パンジシール渓谷
9/3(金) 15:15配信
CNN.co.jp
パンジシール渓谷地域で軍事訓練を行う反タリバン勢力
(CNN) アフガニスタン北部のパンジシール渓谷で2日夜、イスラム主義勢力タリバンの戦闘員と反タリバン勢力の大規模な衝突が発生した。反タリバン勢力の関係者が明らかにした。
パンジシール渓谷はタリバン支配に抵抗する勢力にとって最後に残された重要拠点。これまで長年にわたってタリバンや外国の支配に抵抗し続けてきた歴史がある。
同勢力「アフガニスタンの反タリバン国家抵抗戦線」(NRF)とタリバンの間では、2週間前から散発的な戦闘が続いていた。タリバンはパンジシール州周辺に兵力を集中させ、8月30日には同峡谷の3地区を制圧したと発表していた。
NRFの関係者によると、タリバンとNRFの衝突は2日深夜に始まり、非常に激しくなっているという。
これに先立ちNRFの報道官は音声メッセージを発表し、タリバンの部隊はパンジシール渓谷に侵入しようとして40人を失ったと述べていた。別の報道官は同日、タリバンは多数の重機や兵器も失ったと発表した。
タリバンの死傷者についてCNNは、独立した立場から確認することはできなかった。
これとは別にタリバンは、戦闘の様子や事後の様子を撮影したとする動画を公開したが、CNNはこの動画の撮影場所を確認できていない。
パンジシール渓谷はアフガンのゲリラ戦争の中心地で、かつての大英帝国軍や旧ソ連軍といった外国による支配に対しても抵抗を続けた。
3411
:
チバQ
:2021/09/03(金) 23:42:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/357255d2e552625300f0f39fcf755e268110d9ea
「タリバン政権」に立ち塞がる3つの壁、経済混乱・食糧難・抵抗勢力
9/3(金) 12:21配信
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンのムジャヒド報道官は、新政府が数日以内に発足すると明かした。だが国内経済は崩壊寸前のうえ、干ばつのため食料が不足。さらに北部ではタリバンに抵抗する勢力との間で戦闘も発生し、タリバン政権は重い足かせをはめられたままでの船出となりそうだ。
閉鎖されたカブール空港の見張りにつく武装した戦闘員。滑走路から航空機が飛び立つことはなかった。
市民からは不安の声も聞かれた。カブール市民の男性は「将来に希望が持てない。その理由はお分かりだろう。皆国外に逃れたいと思っている。ここには仕事もビジネスもなく、人々が何かをするための施設もないのだから」と語った。
拡大する経済的な苦難は、タリバン政権にとって最大の課題だ。さらにタリバンが前政権を追放する以前から、アフガニスタンは過去4年で2度の干ばつに見舞われ、多くの市民は家族を養うのに悪戦苦闘していた。
世界食糧計画(WFP)が撮影したこちらの映像は、北部の都市マザリ・シャリフにある国連の配給所で、食料を受け取る人々だ。
市民の男性は「雨も降らず水も出ないので作物が育たない。市民の生活は悲惨だ。(配給された)食料は神様からの素晴らしいお恵みだ」と話していた。
WFPによると、干ばつにより小麦の収穫量がおよそ4割も減り、食料価格が高騰した。現地責任者は「我々が直面している状況は非常に恐ろしいもので、人道上の大惨事に発展する恐れがある」と述べ、数百万人が飢餓に直面する恐れがあると指摘する。
干ばつと崩壊寸前の経済に加え、紛争も続いている。北部パンジシール州で2日、地元指導者のアフマド・マスード氏に忠誠を誓う武装集団がタリバンと戦闘になった。同州はタリバンが陥落させられていない唯一の州だ。双方とも相手に多数の死傷者をもたらしたと主張している。この集団は今後もタリバンに屈しない姿勢を示している。
3412
:
チバQ
:2021/09/03(金) 23:43:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/94ee1041fd741a8f2bdf64dc5155465a5b353b81
アフガン首都の空港近く再開か 市民の脱出は難航
9/2(木) 21:15配信
時事通信
2日、ドーハで記者会見するカタールのムハンマド外相(AFP時事)
【ニューデリー時事】AFP通信によると、カタールのムハンマド外相は2日の記者会見で、米軍撤退後に機能がまひしているアフガニスタンのカブール空港について「可能な限りの早期再開へ復旧作業を行っている。2〜3日以内に良いニュースが聞けると期待する」と述べた。
カタールはアフガンに技術支援チームを派遣している。
国際線の再開には時間を要する見通しで、アフガンの全権を掌握したイスラム主義組織タリバンを恐れた市民の国外脱出は難航しそうだ。陸路で脱出するにも、旅券事務所は閉鎖されたままで、各所での検問も待ち構えている。
タリバンのムジャヒド報道担当者は、カブール空港の現状について「米軍が建物や(管理)システムに損害を与えていった」と批判。タリバンは関係の深いカタールやトルコに空港再開に向けて支援を求めていた。
3413
:
チバQ
:2021/09/04(土) 11:00:13
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3364766.html
タリバン、最後の抵抗勢力に猛攻 アフガン・パンジシール渓谷
2021/09/04 04:17AFPBB News
タリバン、最後の抵抗勢力に猛攻 アフガン・パンジシール渓谷
アフガニスタン・パンジシール渓谷で、軍事訓練に参加する反タリバン勢力のメンバーら(2021年9月2日撮影)。(c)Ahmad SAHEL ARMAN / AFP
(AFPBB News)
【AFP=時事】アフガニスタンのパンジシール渓谷を拠点にイスラム主義組織タリバンに対する武力闘争を続ける抵抗勢力は3日、タリバンからの「激しい」攻撃に応戦していることを明らかにした。
首都カブールから約80キロの距離にあるパンジシール渓谷は、反タリバン勢力最後の拠点となっている。両者による和平交渉は失敗。先月、電撃的攻勢によりアフガニスタン国内のほぼ全域を制圧したタリバンは、パンジシールを掌握することで軍事作戦に終止符を打つことを目指している。
3日夜にはパンジシールが陥落したとのうわさが広まり、カブール市内では祝砲が鳴り響いた。だがタリバンからの正式発表はなく、AFPの電話取材に応じた住民はパンジシール陥落の情報を否定している。
オーストラリア在住のアフガン情勢アナリスト、ニシャンク・モトワニ氏は、「タリバンが圧倒的優位にある」との見方を示し、「タリバンは装備が充実しており、政府を瞬く間に陥落させたことで心理的優位に立っている」と説明した。
タリバンは、同国を撤退した米軍が旧アフガン軍に提供した多数の武器や軍用品を手にしているほか、刑務所から釈放した受刑者らの加勢も得ている。モトワニ氏は「タリバンには自殺戦術の使用を含めた突撃隊もいる」と指摘した。反タリバン武装勢力と旧アフガン治安部隊で構成される民族抵抗戦線も、パンジシール渓谷に多くの武器を保有しているとされる。
タリバン幹部のアミール・カーン・ムタキ氏は1日の音声メッセージで、タリバン部隊が同渓谷を包囲したとし、現地の住民に対し、抵抗勢力に降伏を呼び掛けるよう要請。タリバンはその数時間後、攻撃を再開した。
両勢力が相手側に大きな損失を与えたと主張しているものの、パンジシール渓谷では通信手段が限られており、AFPは現地からの情報を検証できていない。
NRFの報道担当者であるアリ・マイサム・ナザリ氏は3日、夜間にタリバンがさらなる攻撃を実施したことを明らかにした。ナザリ氏はパンジシール渓谷外にいるものの、NRFの指導者アフマド・マスード氏と密に連絡を取っているとされる。
ナザリ氏は「パンジシールでは激しい戦闘が起きている」と明かし、「彼(マスード氏)は渓谷の防衛で忙しい」と述べた。マスード氏の父親である故アフマド・シャー・マスード元国防相は、ソビエト連邦と第1次タリバン政権に対するゲリラ戦を率いた司令官で、「パンジシールの獅子」と呼ばれていた。 【翻訳編集】AFPBB News
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チバQ
:2021/09/05(日) 23:34:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff2e7c6d6055479c5df58feac8b91d7f538bd6c3
アフガニスタンの国内線が再開 タリバン傘下、首都カブールから2便
9/5(日) 20:04配信
朝日新聞デジタル
8月31日、カブールの国際空港内を見回るタリバン戦闘員たち=AP
イスラム主義勢力タリバンが権力を握ったアフガニスタンで、タリバン傘下に入った航空当局が4日、首都カブールの空港の国内線の運航を再開した。タリバンと関係が良好なカタール政府が支援チームを派遣し、管制塔の管理や滑走路の補修などを急いでいた。
【写真】アフガニスタン国営のアリアナ・アフガン航空の旅客機=同航空のフェイスブックから
アフガニスタン国営のアリアナ・アフガン航空によると4日、カブールから北部マザリシャリフと西部ヘラートへ計2便が飛んだ。
空港はタリバンが政権を崩壊させた8月15日以降、運航がまひ。米国をはじめとする各国が自国民やアフガニスタン人協力者の国外退避のために飛ばした特別機以外は離着陸できなくなった。駐留米軍最後の輸送機が飛び立った同月30日以降はタリバンが空港を占拠した。
タリバンは世界から援助物資を呼び込むため、国際線の復旧も目指す。ただ、国民に対しては「国にとどまってほしい」(報道担当幹部)と要請しており、自由な出国を認めるかは不透明だ。各国は残る自国民や現地協力者の国外脱出を許すよう、タリバンに働きかけている。(バンコク=乗京真知)
朝日新聞社
3415
:
チバQ
:2021/09/05(日) 23:56:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090400295&g=int
タリバンの内部対立仲裁か パキスタン高官がアフガン入り
2021年09月04日20時55分
【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンに強い影響力を持つパキスタン軍情報機関、3軍統合情報局(ISI)のハミード長官が4日、代表団を率いてアフガンの首都カブールに入った。タリバンをめぐっては、新政権の閣僚人事の発表が間近とみられる一方、内部対立も伝えられており、ハミード氏が仲裁に当たるもようだ。
ロイター通信などによると、タリバンは政治部門責任者のバラダル師が主導する新政権の発表を控えている。ただ、パキスタン政府筋によれば、ISIの強い影響下にあるバラダル師のトップ就任などにタリバン内の一部勢力が反発しているという。ハミード氏はカブール到着後、記者団に「アフガンと周辺地域の長期にわたる平和と安定を望んでいる」と述べた。
ロイターによると、タリバンは3日、国内で唯一抵抗が続いていた北東部パンジシール州の「制圧」を宣言した。しかし、崩壊した民主政権で第1副大統領を務め、同州の抵抗勢力に合流していたサレー氏は制圧を否定。AFP通信によれば、タリバンと抵抗勢力の間で4日、新たな戦闘が起きたという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090500228&g=int
反タリバン勢力との和平促す アフガンでの対立拡大懸念―パキスタン
2021年09月05日23時28分
5日、アフガニスタン・カブールの市場で、警戒に当たるタリバン戦闘員(AFP時事)
5日、アフガニスタン・カブールの市場で、警戒に当たるタリバン戦闘員(AFP時事)
【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンに影響力を持つ隣国パキスタンの軍情報機関、3軍統合情報局(ISI)のハミード長官は4、5両日、アフガンの首都カブールでタリバン幹部と会談した。軍当局筋によれば、ハミード氏はタリバンと反対勢力の武力衝突拡大に伴うアフガンの不安定化に懸念を表明し、和平締結を促した。
タリバンが唯一制圧できていない北東部パンジシール州では、崩壊した民主政権で第1副大統領だったサレー氏や、旧タリバン政権との戦闘で名をはせた故マスード司令官の息子アフマド氏らが武装闘争を続けている。8月下旬にいったん停戦が成立したが、その後もタリバンの攻撃はやんでいない。
パキスタン軍当局筋は、時事通信の取材に対し「タリバンが(反対勢力の意向をくんだ)包括的政府を早急に樹立しない限り、抵抗はアフガンの他地域に拡大する可能性があるとの情報を得ている」と明かした。実際に東部クナール州などで武装蜂起の動きが見られるという。これに対し、タリバン内部では、停戦を訴える派閥と戦闘継続を主張する派閥の対立があるとされる。
米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は4日、米FOXテレビのインタビューで、アフガン情勢について「内戦に発展しそうな状況にある」との見解を示した。各地で戦闘が生じる事態になった場合、混乱に乗じて過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力がテロを起こす恐れが強まる。パキスタンにとっても、対アフガン国境地帯での治安悪化は大きな懸念材料だ。
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:
チバQ
:2021/09/05(日) 23:56:41
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090500301&g=int
サウジ東部でミサイル撃墜 フーシ派、石油施設狙う
2021年09月05日20時23分
【カイロ時事】サウジアラビア国防省は5日、東部の油田地帯などに向けて発射された弾道ミサイル3発を4日夜に迎撃したと発表した。爆発物を積んだ無人機3機も破壊した。イランの支援を受けるイエメン武装組織フーシ派は、サウジ国営石油会社サウジアラムコの施設を狙って攻撃したことを認めた。
サウジ側の発表によると、落下したミサイルの破片で2人が負傷、建物14棟に被害が出た。サウジは「民間人を狙った無責任な行為だ」とフーシ派を非難した。
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:
チバQ
:2021/09/06(月) 08:33:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0a53e255a37373466911b511fdc49783ccb712c
アフガン難民「戻れば殺される」…決死の脱出1500キロ、トルコ当局は相次ぎ拘束
9/6(月) 5:00配信
読売新聞オンライン
トルコ東部ワン市内で、当局を恐れて物陰に隠れるナジブラさん(左)。欧州を目指していたが、2日後に拘束された(8月30日)=酒井圭吾撮影
イスラム主義勢力タリバンが実権を掌握したことで、アフガニスタンからの難民が急増する恐れがある。隣国イランを経て1500キロ以上先にあるトルコは国境管理を厳格化しており、アフガン人の決死の脱出は困難の度合いが高まっている。(トルコ東部ワン 酒井圭吾)
8月30日夜、ワン市内の草むらでアフガン人の若者2人が寝息を立てていた。近付くと、2人は跳び起き、逃げ出そうとした。取材だと説明しても、しばらくは警戒心が消えなかった。
(写真:読売新聞)
「ここは、どこの国?」。その一人、ナジブラさん(18)が口を開いた。密航業者の手引きに従い、3日前にたどりついた場所がどこかを知らなかったのだ。所持金は10ドル(約1100円)だった。
出国したのは7月。故郷のアフガン東部ナンガルハル州がタリバンの攻撃にさらされ、母親が「おまえだけは逃げて」と、車や家財道具を売って密航費1100ドル(約12万円)を工面してくれたという。険しい山の中を歩き、車を十数回乗り継いだ。
共に祖国を出た25人のうち20人は行方が途中で分からなくなった。捕まった可能性がある。ナジブラさんは「絶対に欧州に逃げる。今、アフガンに戻されれば殺される」と訴えた。
この2日後、大型トラックの荷台に隠れていたアフガン人72人が拘束された。地元アナトリア通信が配信した拘束者の写真には、2人の姿が写っていた。
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:
チバQ
:2021/09/06(月) 13:37:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e111ad9479f1fc7d4c8b24ac10a91cfc05fdaf7
「仕事は仕事」 アフガニスタンの元大臣、ドイツでピザ配達する日々
9/6(月) 10:11配信
AFP=時事
アフガニスタンの元通信・IT相サイード・サダートさん。ドイツ東部ライプチヒで(2021年8月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】サイード・サダート(Sayed Sadaat)さん(50)はかつてアフガニスタンの大臣だったが、政権内の腐敗に嫌気が差し辞職した。今、ドイツでフードデリバリーの自転車配達員として生計を立てている。
平日は6時間、土日は正午から夜10時まで、サダートさんはオレンジ色の上着を着こみ、大きな四角い配達用バッグを背負って、ピザなど注文された料理を客に届ける。
「この仕事を恥ずかしいとは全く思わない。仕事は仕事」とサダートさんはAFPに語った。「仕事があるということは、需要があるということ。誰かがやらなければ」
ここ数年で多くのアフガン人がドイツに住み着いた。サダートさんは、東部のライプチヒ(Leipzig)に住んでいる。
主に中東シリアやイラクでの戦乱を逃れた多くの難民が欧州に流入した2015年以来、21万人前後のアフガン人がドイツに亡命を求めてきた。結果、欧州最大の人口を有するドイツで亡命申請している外国人は、シリア人に次いでアフガン人が2番目に多い。
8月にイスラム主義組織タリバン(Taliban)が再び国を支配すると、ドイツは4000人程度のアフガン人を退避させた。中には北大西洋条約機構(NATO)軍の協力者といった保護が必要な人々も含まれていた。
■「私的な利益」に走る政治家たち
サダートさんのドイツへの移住には、これほどの緊迫感はなかった。
サダートさんは2016年から18年までアフガニスタンの通信・IT相を務めていた。
「大臣として働いていた時、大統領の取り巻きらと自分との間には、(考え方に)違いがあった」と言う。「彼らの要求は私的な利益のためで、私は政府のプロジェクトが適切に実施されるために資金が使われることを望んだ」
要求が満たされない取り巻きらは、サダートさんに大統領側から圧力をかけようとしたという。
それに我慢ならず辞職。その後、通信分野のコンサルタント職に就いた。
しかし、2020年までには国内の治安が悪化し、「出国を決意した」と言う。
アフガニスタンと英国の二重国籍を持つサダートさんは、2020年末にドイツへ移住することにした。英国が欧州連合(EU)を離脱すると、雇用が約束されているなどの条件を満たさない英国民がEU内の居住権を得られなくなるからだ。
サダートさんは英国で職に就くこともできたが、通信分野での好機はドイツの方が多いと思った。
しかし、ドイツ語ができないため、職探しに苦労したという。単身で移住した彼は、家族のことを語りたがらない。
■ドイツ政府のアドバイザーを目指す?
新型コロナウイルスの流行のため、ドイツ語習得の計画は遅れたが、今では1日4時間、デリバリーの仕事の前に語学のレッスンを受けている。
フードデリバリーサービス「リーフェランド(Lieferando)」の自転車配達員の時給は最高15ユーロ(約2000円)。月420ユーロ(約5万5000円)の家賃を含め生活費は賄える。
「このチャレンジは短期的。別の仕事を得られるまでだ」と語るサダートさん。毎月1200キロを自転車で走るので体に良いと力説する。
タリバンの復権とNATO軍のアフガニスタン撤退で、ドイツでの自分の活躍の機会が開かれたのではないかとサダートさんは期待している。
「現地の実情を説明できるので、アフガニスタンに関してドイツ政府に助言できる。それがアフガン国民にとっても有益だ」と語る。
タリバンは、人権、特に女性の権利をめぐっては「過去に犯した間違いから何かを学んだはず」だとサダートさんは考えている。
国際社会に対しては、アフガニスタンを見捨てず経済支援を続けるよう訴えた。
それから、サダートさんはスマートフォンをチェックした。正午にデリバリーのシフトが始まる。
「もう行かなければ」と言い、この日1件目の配達のため、雨の中を走り去って行った。【翻訳編集】 AFPBB News
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:
チバQ
:2021/09/06(月) 19:40:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/73226b84a8ffa4038b861f6ae7f4dc1cd3146404
タリバン、女子学生に顔覆う「ニカブ」の着用命令
9/6(月) 12:22配信
AFP=時事
「ニカブ」を身に着けた女性たち。アフガニスタン首都カブールで(2021年8月2日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】アフガニスタンで権力を掌握したイスラム主義組織タリバン(Taliban)は4日、私立大学に通う女子学生に対し、「アバヤ」と呼ばれる長衣と、顔のほとんどを覆う「ニカブ」の着用を命じた。教室も男女別とし、少なくともカーテンで仕切ることが義務付けられた。
タリバンの教育担当部門が発表した長文の文書は、女性教員だけが女子学生に指導できると明記。それが難しい場合には人格の優れた「高齢男性」が代行することは可能としている。
アフガンでは旧タリバン政権が終わった2001年以降、私立の高等教育機関の新設が相次いだが、今回の命令はそうした教育機関が対象となる。
旧タリバン政権下では、男女共学や、男性親族を伴わない女性の外出が禁じられていたため、女性には教育機会がほとんどなかった。
タリバンは今回、全身をすっぽりと覆う「ブルカ」の着用は命じなかった。ただ、ニカブは目以外の顔全体を覆うものだ。
近年、首都カブール市内ではブルカやニカブを着用する女性はほぼいないが、それ以外の小規模の都市や地区では依然、そうした姿も見られる。
今回の命令は、各大学が6日の再開に向けて準備を進める中で出された。【翻訳編集】 AFPBB News
3420
:
チバQ
:2021/09/07(火) 20:10:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/20cde5fd5677e4d65dc61e93238fdc39d44eaca5
存在感高まるカタール アフガン外交仲介役 タリバンと太いパイプ
9/7(火) 19:36配信
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毎日新聞
タリバンを巡る関係国の構図
ペルシャ湾岸の産油国カタールが、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンと太いパイプを持つことを背景に「仲介役」として存在感を高めている。米欧各国はカタールとの関係強化に動いており、日本政府も一時閉鎖した在アフガンの大使館機能をカタールの首都ドーハに移した。アフガンを巡る外交は当面ドーハを舞台に展開されそうだ。
「ドーハをすごく気に入っている」。タリバンがアフガンの首都カブールを制圧する約2年前の2019年7月、ドーハで会ったタリバン幹部がそう言った。01年のタリバン政権崩壊後に避難したパキスタンでは「行動などに制約があったが、ここでは自由だ」。この幹部によるとカタール政府から住宅なども提供されているという。
タリバンは13年、政治事務所をドーハに開設した。当時のオバマ米政権は、泥沼化するタリバンとの戦闘を受け、タリバンとの交渉を模索していた。米国と良好な関係を持つカタールは、その窓口となる政治事務所の設置を受け入れた。
現在の政治事務所のトップは、タリバンの共同創設者でもあるバラダル師で、20年2月の米国との合意に向けた交渉も主導した。
カタールはイランとも良好な関係を持つほか、イスラム主義組織ムスリム同胞団とも一定の関係を構築。一方、湾岸アラブ諸国は警戒を強め、17年にはサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などが「テロ組織を支援している」と非難してカタールと断交し、21年1月まで続けた。
タリバンの旧政権(1996〜01年)を承認したのはサウジ、UAE、パキスタンの3カ国のみで、カタールは承認しなかった。だが、サウジとUAEは、01年にタリバンと協調していた国際テロ組織「アルカイダ」が米同時多発テロを実行して以降、タリバンとは距離を置いた。
タリバン幹部は「サウジやUAEは我々をテロリストと呼んだ」と批判。両国とタリバンとの関係は弱まったが、その隙(すき)を突くように、カタールは関係を強化した。
カタールにとりタリバンとの「パイプ」は、外交カードとして使えるうえ、タリバンが8月15日にカブールを制圧して以降「仲介者」としての存在感は、さらに高まっている。
米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官は6日、ドーハを訪問し、カタールのタミム首長と会談。アフガンを念頭に、カタールとの連携強化を図る狙いがある。また、8月末以降、英国やドイツの外相らがカタール入りしたほか、米国や英国、日本が在アフガンの大使館機能をドーハに移している。【松井聡】
3421
:
チバQ
:2021/09/08(水) 01:40:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e3ade724503038927b90afeae19222d314b6cc0
タリバンが新内閣発表 トップに国連制裁対象の幹部
9/7(火) 23:44配信
AFP=時事
アフガニスタンの首都カブールで記者会見するタリバンの報道担当者ザビフラ・ムジャヒド氏(2021年9月6日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバン(Taliban)は7日、国連(UN)の制裁対象に指定されている古参幹部のモハマド・ハサン・アフンド(Mohammad Hasan Akhund)師が率いる新内閣を発表した。新内閣はあくまで「暫定」政権だとしている。
タリバンの報道担当者ザビフラ・ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)氏は首都カブールで開いた記者会見で、主要閣僚の顔触れを発表。タリバン共同創設者のアブドゥル・ガニ・バラダル(Abdul Ghani Baradar)師が副首脳に就任するとした。
国防相には、タリバンの創設者で最高指導者だった故オマル師(Mullah Omar)の息子ヤクーブ師(Mullah Yaqub)を起用。内相には、人々から恐れられる武装組織ハッカニ・ネットワーク(Haqqani Network)の指導者で、タリバンの副指導者も兼任するシラジュディン・ハッカニ(Sirajuddin Haqqani)氏が指名された。
外相には、カタール首都ドーハでの交渉役で、最初のタリバン政権でも閣僚を務めたアミール・カーン・ムタキ(Amir Khan Muttaqi)師が指名された。
タリバンは、新政権はアフガニスタンの多様な民族を反映するものになると約束しつつも、女性は高位職には起用しない可能性が高いと説明していた。ムジャヒド氏は会見で「内閣は確定していない。暫定だ」と説明。「国内の他地域の出身者も選ぶ方針だ」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News
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:
チバQ
:2021/09/08(水) 01:41:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/1870cf40d453459fffacbd438d25ccd787d7002d
タリバン、主要閣僚発表 政権人事で権力闘争か
9/8(水) 0:33配信
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共同通信
7日、アフガニスタン首都カブールで記者会見するタリバンのムジャヒド報道官(ゲッティ=共同)
【イスラマバード共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンは7日、暫定政権の主要閣僚を発表した。政権トップには2001年に崩壊した旧政権で副首相職を務めたアフンド師が就任する。タリバンが8月15日に首都カブールを支配下に置いてから3週間以上。穏健派と強硬派の権力闘争が報じられ、閣僚人事は混迷したもようだ。
内相代行には米国が国際テロ組織に指定する最強硬派「ハッカニ・ネットワーク」指導者を任命。国防相代行に初代最高指導者オマル師の息子ヤクーブ師を充てた。また、地元メディアは暫定政権のメンバーに女性は含まれていないと伝えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a78c14a1a3626220b768b3800c0123d2c820888f
タリバンが暫定政府、「首相」にアフンド師任命…最高指導者アクンザダ師は閣僚入りせず
9/8(水) 1:08配信
読売新聞オンライン
【テヘラン=水野翔太】アフガニスタンの実権を握ったイスラム主義勢力タリバンは7日、暫定政府の樹立を表明し、暫定首相にタリバンの意思決定機関「最高評議会」メンバー、モハンマド・ハサン・アフンド師を任命したと発表した。
発表された暫定閣僚らは20人を超え、全員がタリバン指導部内の人物で、女性は起用されなかった。副首相、国防相、治安対策を担う内相に、最高指導者ハイバトゥラ・アクンザダ師の副官3人を充てた。最高権力者で、指導部の精神的な支柱のアクンザダ師は閣僚には入らなかった。
アフンド師はタリバン創設メンバーの一人で、旧タリバン政権で外相と副首相を歴任し、旧政権崩壊後の最高評議会を主導してきた重鎮だ。
副首相には対米交渉責任者で政治部門トップのアブドル・ガニ・バラダル師を据えた。外交をとりまとめるとみられる。国防相には、初代最高指導者オマル師の息子、ムハンマド・ヤクーブ師が就いた。国際テロにも関わる組織内の戦闘組織「ハッカニ・ネットワーク」を率いるシラジュディン・ハッカニ司令官は内相に就任した。
暫定政府の樹立はタリバン政権の復活を宣言するもので、アフガンが親米民主政権からイスラム統治に切り替わった節目となる。
3423
:
チバQ
:2021/09/08(水) 01:42:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/84d23bde512fe599eca6630f442bdf24a175d074
タリバン、アフンド師が首相代行 アフガン暫定内閣、旧政権要職多く
9/8(水) 0:42配信
毎日新聞
タリバンの暫定政権で首相代行を務めることになったアフンド師(右)=パキスタンの首都イスラマバードで1999年8月25日、AP
アフガニスタンで実権を掌握したイスラム主義組織タリバンは7日、首都カブールで記者会見し、新内閣の陣容を発表した。内閣は暫定的なもので、旧政権(1996〜2001年)で副首相職を務め、国連安全保障理事会の制裁対象になっているアフンド師が首相代行を務める。タリバンはこれまで「穏健化」を強調してきたが、女性やタリバン以外の勢力は含まれず、旧政権で要職を務めた人物が多かった。国際社会には「恐怖政治」が再来するとの懸念は根深く、新政権の統治の仕方が今後の焦点になる。
タリバンが8月15日にカブールを制圧した後、政治空白が続いていたが、暫定とはいえようやく新政権が始動することになる。首相代行以外の主な顔ぶれは、政治部門トップでタリバンのナンバー2であるバラダル師が副首相代行、組織内の強硬派「ハッカーニ・ネットワーク」を率いるシラジュディン・ハッカーニ師が内相代行となる。ハッカーニ師はこれまでテロを主導したと指摘されてきた人物だ。初代最高指導者オマル師の息子のヤクーブ師は国防相代行に就く。
タリバンは旧政権時代、女性の就労や教育の機会を制限するなどし、国際社会から批判を浴びた。カブールが陥落して以降、国際社会はタリバンに対して、国内の他勢力を含む「包括的」な政権の樹立を繰り返し要求していた。
一方、カブールでは7日、タリバンが6日に全34州のうち唯一制圧できていなかった北部パンジシール州を「制圧」したと宣言したことを受け、抵抗勢力側を支持するデモがあった。タリバンはデモ隊に威嚇発砲したほか、取材していた報道関係者を拘束した。
パンジシールでの戦闘を巡っては、タリバンを支援しているとされるパキスタン軍が、抵抗勢力側を攻撃したとの未確認情報が拡散。デモ参加者は在カブールのパキスタン大使館前などで「パキスタンに死を」と叫んで抗議した。【松井聡】
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チバQ
:2021/09/08(水) 01:48:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/e18941fe8edef64e14903ed3d1fff95e7276bc2f
アフガン首都で最大規模の反タリバンデモ…数千人規模、威嚇射撃で弾圧
9/7(火) 20:42配信
読売新聞オンライン
【テヘラン=水野翔太】アフガニスタンの首都カブール市内の複数の場所で7日、イスラム主義勢力タリバンの統治に反発する市民らのデモが起きた。参加者は数千人規模とみられ、タリバンの実権掌握後のデモでは最大規模とみられる。タリバンは威嚇射撃などで弾圧しており、隣国イランの国営テレビによると、参加者数人を拘束した。
タリバンに対しては東部パンジシール州の反タリバン勢力の指導者アフマド・マスード氏が6日、国民に「決起」を呼びかけていた。
本紙通信員によると、デモ参加者は、自由な生活を求めているほか、タリバンと関係が深いパキスタンを非難するスローガンを叫んだ。米国などは、パキスタンがタリバンに武器を提供しているとみている。
デモはカブールのほか、中部ダイクンディ州でも起きた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/76bf4aa83cc5c4a6f5e3d4f03cc0ba7f8393dee2
アフガンで反パキスタンのデモ発生 タリバン「後ろ盾」に抗議
9/7(火) 20:39配信
時事通信
7日、カブールで、パキスタンへの抗議の声を上げるアフガニスタンの女性ら(地元記者提供・時事)
【ニューデリー時事】アフガニスタンの首都カブールなどで7日、全権を掌握したイスラム主義組織タリバンと関係の深い隣国パキスタンに抗議するデモが広がった。
【図解】アフガニスタン
パキスタンがタリバンに肩入れし、反タリバン勢力を攻撃したとうわさが広まったことが原因とみられている。タリバンの「後ろ盾」パキスタンへの反感が浮き彫りになった。
アフガンからの報道によると、カブールでのデモには女性も参加した。数百人規模のデモ隊は「パキスタンのかいらいではない独立した政府を求める」と叫びながら大統領宮殿付近を行進した。これに対し、タリバンは威嚇射撃を行い、一部の参加者や現場にいた記者を拘束した。
タリバンは6日、反対勢力が抵抗を続けていた北東部パンジシール州を完全制圧したと宣言した。一方、直前の4、5の両日には、パキスタン高官がカブールを訪れ、タリバン幹部と会談した。
こうした情勢を受け、インターネット上では、パキスタン軍の軍用機がパンジシールを攻撃したとうわさが流れている。ネット上に以前から存在した動画を編集し、実際の攻撃のように見せたケースもあった。
極端なイスラム教解釈で人々にさまざまな規制を強いようとするタリバンへの反発は強い。タリバンは「イスラム法の枠内」で女性の権利を認めると主張しているものの、権利保障を求めて抗議していた女性への殴打、デモへの催涙弾使用も伝えられている。
6日には一部の大学で授業が再開されたが、女子学生には新たな規制が課された。男子学生から見えないよう、全身を覆って体の線を隠す「アバヤ」や、目以外を隠す顔の覆い「ニカブ」の着用が義務付けられた。授業を受けるには男子学生と別の教室を使うか、室内をカーテンなどで男女別に仕切ることも要求した。
また、女子学生の講義の教員は、女性か年配の男性に限定された。アフガンには女性の教員は少なく、女子学生の教育機会が減ると懸念が広がる。民放トロTVは「タリバンは女性に多くの機会は与えないと言っているようだ」と語る薬学を学ぶ女子学生の声を伝えた。
3425
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チバQ
:2021/09/08(水) 02:27:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/45e6174a400beb915511d89f182a57bd171b3692
タリバンが新内閣発表、権力ほぼ独占 3代目指導者を最高権威に
9/8(水) 1:42配信
朝日新聞デジタル
アフガニスタンの政権を崩壊させ、権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンは7日、新しい統治の枠組みと、暫定政権の顔ぶれを発表した。タリバンの3代目指導者ハイバトゥラ・アクンザダ幹部を最高権威とし、その側近たちで主要閣僚を固めた。
タリバンは国際社会の批判をかわすため、反対勢力も含めた「包括的な政権」を樹立すると約束していたが、暫定政権では権力をほぼ独占する。国際社会がタリバン主導の政府を承認するかは不透明だ。
タリバンの報道担当のムジャヒド幹部が7日午後、記者会見で明らかにした。ムジャヒド幹部によると、1996〜2001年のタリバン旧政権で外相を務めたハッサン幹部が首相に就任する。米国との交渉役を務めてきたバラダル幹部が第1副首相、中国との連絡役を務めてきたハナフィー幹部が第2副首相に就く。旧政権で情報文化相を務めたムタキ幹部が外相となる。
治安部門では、オマール初代最高指導者の息子のヤクブ幹部が国防相、強硬派「ハッカーニ派」のシラジュディン・ハッカーニ幹部が内務相を担う。
朝日新聞社
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チバQ
:2021/09/08(水) 21:15:33
https://www.sankei.com/article/20210908-J3ER7IPHCBOQPJOYQQPCTLWKMU/
バイデン政権、タリバン政権の行方注視 最強硬派起用に警戒も
2021/9/8 16:14
【ワシントン=黒瀬悦成】バイデン米政権は、アフガニスタンの実権を掌握したイスラム原理主義勢力タリバンが暫定政権の閣僚を発表したことに関し、タリバンが独自のイスラム法解釈に基づく厳格な統治を再び目指すのかを慎重に注視した上で、タリバンをアフガンの正統な政権として承認するかについて判断を下す構えだ。
国務省報道官は7日の声明で「米国はタリバンの言葉ではなく、行動に注目していく」とし、タリバンが正式な政権を樹立する上で女性や少数派を排除しない「包括政府」の実現を図るかどうかを見極める考えを明らかにした。
声明はまた、タリバンが国際テロ組織アルカーイダに連なる最強硬派「ハッカニ・ネットワーク」の指導者、シラジュディン・ハッカニ師を内相代行に指名したことを念頭に、「一部の閣僚について所属や過去の活動に懸念がある」と指摘し、警戒感をあらわにした。
さらに、タリバンに対し、アフガンを再びテロの温床にしないよう求めるとともに、アフガンの保健衛生や食糧事情の急速な悪化が懸念されるのを背景に、国外からの人道支援活動を受け入れるよう促した。
一方、サキ大統領報道官は7日、記者団に対し、タリバンを正式政府として承認するかに関し、「(判断を)急がない」と強調。タリバンが米国人や出国を希望するアフガン人の国外退避や人道支援の受け入れなどを認めるかを見てから判断する考えを表明した。
ブリンケン国務長官が7日に記者団に明らかにしたところでは、出国を希望しながらアフガンに取り残されている米国人は100人前後。タリバンは米国人とアフガン人協力者らが搭乗予定のチャーター便の飛行許可を出さず、数千人が足止めを食っているとされ、米政府がタリバンと交渉を進めている。
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チバQ
:2021/09/09(木) 07:58:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7ec240e09cbabf1de20af0d3a9aa464044eea82
内部対立、財政など課題山積 問われる対処能力 タリバン
9/9(木) 7:11配信
時事通信
【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの暫定政権には、発足当初から難題が山積している。
タリバン自体の内部対立の解消や、融和を含めた国内の反対勢力対策、大きな財源となる国際支援の再開に向けた対外交渉などで、実務能力を問われることになる。
首都カブール制圧後、閣僚について、タリバン幹部らは報道各社に「数日中に発表する」と繰り返した。しかし、実際の発表は制圧の約3週間後だった。
背景には、タリバンの内部対立があったとみられている。タリバンに影響力を持つ隣国パキスタンの政府当局者は「タリバン内で若手幹部を中心に、パキスタンと関係の深い幹部の要職起用に反発する動きがあった」と説明した。
また、タリバン内部には穏健派と強硬派が混在している。タリバンの首都制圧後も抵抗を続けた北東部パンジシール州の反タリバン勢力「アフガン国民抵抗戦線」(NRFA)に対し、交渉による融和を望む派閥と、武力制圧を主張する派閥の対立もあったという。
タリバンはパンジシール州の武力での「制圧」を宣言したものの、各地では反タリバンデモも相次いでいる。今後も反対勢力に強硬な姿勢で臨むか否かに関し、タリバン内部で亀裂が深まる恐れがある。
もしタリバンによる国民への締め付けが続けば、国際社会のタリバンへの視線はさらに厳しいものとなる。既に欧米諸国を中心に、財政支援を停止する動きが相次いでいる。
ロイター通信は、駐アフガン米大使経験者の話として「(崩壊した民主政権の)予算の7〜8割は国際支援で賄われていた」と伝えており、タリバン政権も支援なしで国家運営に当たるのは困難とみられる。タリバンの最高指導者アクンザダ師は7日の声明で、シャリア(イスラム法)に基づく統治の実現を強調したものの、実際は国内外の現実と折り合いを付けた政権運営を迫られることになりそうだ。
3428
:
チバQ
:2021/09/09(木) 07:59:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbee57d47a63dc18ae815a932cf81ff4ff8fdfba
男だらけの内閣 タリバン暫定政権に各国はどう向き合うのか
9/9(木) 1:19配信
朝日新聞デジタル
イスラム主義勢力タリバンの3代目最高指導者のハイバトゥラ・アクンザダ幹部=タリバン提供
イスラム主義勢力タリバンがアフガニスタン暫定政権の樹立を宣言し、主要閣僚の顔ぶれが明らかにされた。閣僚は全てタリバンの男性で、中には国連の制裁対象となっている人物も。国際社会は、新たな政権にどう向き合うのか。
アフガン情勢をめぐっては米独主導で20カ国以上が参加した外相会議が8日にオンラインで開催された。暫定政権への対応が焦点となった。
米国は、自国民の退避に関してタリバンに協力を求めるなか、暫定政権の顔ぶれに懸念を深めている。
ロイター通信によると、国務省当局者は7日、暫定政権がタリバンのメンバーなどに限られ、女性も含まれていないことを強調。「何人かの経歴を懸念している」と述べた。国連の制裁対象者や米国が国際テロリストに特別指定している人物らの入閣が念頭にある。新政権の承認に関しては、米国は一貫して「今後の行動を見る」としており、バイデン大統領は6日に「まだずっと先の話だ」と強調していた。米国が求めてきた人権を尊重した「包括的」な政府とはかけ離れており、援助再開や承認はさらに厳しくなりそうだ。
一方、現地にはいまも米国人が約100人に加え、元米軍通訳などのアフガニスタン人協力者らが数万人が取り残されており、国外退避にはタリバンの理解と協力が必要となる。政権の承認を望むタリバンに、米国人らが「人質に取られている」との懸念もある。ブリンケン氏は7日の会見でこうした懸念を否定し、「渡航書類を持つ人は自由に退避させるという約束を守るようタリバンに直接求めている」と強調した。
欧州連合(EU)も新政権の承認には慎重姿勢を示しつつ、タリバンとの協議が必要だとの立場だ。2、3日のEU外相会議でも方針を確認。EUが調整役となり加盟国が連携して対応するという。治安が回復すれば退避した職員らをカブールに戻す考えだ。テロ組織の拠点とならないことや人権尊重、出国希望者の退避などの要素が満たされれば新政権の承認に動く可能性もあるが、EU高官らは「時期尚早だ」と繰り返している。
英仏独は自国民や現地協力者らの退避をめぐりタリバン側と接触しているが、ルドリアン仏外相は「政治的交渉ではない」と強調。マース独外相は8日、退避問題もあり、「タリバンとの対話は続ける」とした。一方で、暫定政権はタリバン以外の集団が参加せず、デモ隊やジャーナリストへの暴力行為があるとして、「楽観的な見方ができる兆候ではない」と述べた。
英国も承認には否定的。ラーブ英外相は2日、「我々が意図しているのは、関わりつつ、メッセージを伝えることだ」と話した。
また、今年の主要20カ国・地域(G20)議長国イタリアのドラギ首相は、アフガニスタン問題を話し合うG20の特別会合の開催を目指している。
日本政府は発表された暫定政権の顔ぶれについての評価を避けている。吉田朋之外務報道官は8日の会見で「(報道担当の)ムジャヒド氏が内閣は暫定で、国内の他地域の出身者も選ぶ方針と発言している。引き続き注視していきたい」と述べるにとどめた。
タリバン側を刺激しないようにとの配慮とみられる。外務省幹部は「今後、残された人々の国外退避や人道支援などをめぐり、タリバンとの対話は不可欠。任命された以上、『けしからん』というだけでは前に進まない」と話す。アフガンには日本大使館などの現地スタッフ約500人が残っており、空路での国外退避をめざしているからだ。
一方で、タリバンの変化を促すため、人道支援には関与する方針。茂木敏充外相は8日の会議で国際機関を通じ、水や食料などの分野への6500万ドル(約71億円)を含め、今年中に総額約2億ドル(約220億円)を支援する方針を表明した。
一方、中国は8日、アフガニスタンと国境を接するパキスタン、イラン、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンとオンラインの外相会合を開いた。パキスタンなどは米独主導の会議にも参加したが、中国はこの会合を正式な会議体として存続させる考えで、アフガン問題で欧米と距離を取る姿勢を鮮明にしている。
朝日新聞社
3429
:
チバQ
:2021/09/09(木) 20:13:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/59f0ca39c5dd0772bdfe346c3578f1277a17e5b4
アフガン、公務員出勤せず タリバン政権運営早くも難航
9/9(木) 15:52配信
共同通信
情報・文化省に登庁したタリバンのメンバー=8日、アフガニスタンの首都カブール(共同)
【イスラマバード共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンによる暫定新政権の運営が早くも難航している。公務員の大半が欠勤したり、退職したりしているためだ。米国が支える民主体制の下で育った若手職員は特に将来を悲観し、職場に来ない。政権を奪えば行政も動かせるとみたタリバンの思惑は外れた形だ。
タリバンが暫定政権を始動させた初日の8日、職員約850人の情報・文化省では20人ほどしか出勤しなかった。同省はメディアを管轄し、文化財の保護を担ってきた。30代の男性職員によると、この日の昼すぎに大臣らが登庁し、訓示する予定だった。女性職員は1人も来なかったという。
3430
:
チバQ
:2021/09/09(木) 20:14:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/2650655fc0b1d7dd1e8ccf0297655b72ed0c9c2c
国外逃亡のガニ氏謝罪 「大統領警護隊が退去勧めた」 アフガン
9/8(水) 23:19配信
時事通信
アフガニスタンの大統領だったが国外に逃亡したガニ氏=8月4日、カブール(AFP時事)
【カブールAFP時事】アフガニスタンの大統領でありながら、イスラム主義組織タリバンによる首都カブール制圧を前に国外へ逃亡したガニ氏は8日、「他の形で終わらせることはできなかった」と釈明し、アフガン国民に謝罪した。
ツイッターに声明を投稿した。
声明では、流血の市街戦を避けるため大統領警護隊から退去を勧められたと弁明した。また、国庫から大金を持ち逃げした疑惑を否定した。
3431
:
とはずがたり
:2021/09/10(金) 21:28:26
反タリバン勢力「まだ生きている」 故マスード司令官の弟、抗戦主張
2021年09月08日14時12分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090800674&g=int
【ジュネーブAFP時事】アフガニスタンの旧タリバン政権時代に有力な対抗勢力を率いた故マスード司令官の弟で、元駐英大使のアフマド・ワリ・マスード氏は7日、タリバンが6日に「制圧」を宣言した北東部パンジシール州で、反タリバン勢力が「まだ生きている」とし、徹底抗戦の構えを貫くと強調した。
アフガンで反パキスタンのデモ発生 タリバン「後ろ盾」に抗議
ワリ氏はジュネーブでのシンポジウムで、「パンジシール渓谷にはまだ、われわれの数千人の兵士がいる。負傷したが死んではいない」と指摘。一方で、「アフガンでテロとの戦いを見るのは、おそらく最後の機会。だから負けられない」と語った。
3432
:
チバQ
:2021/09/11(土) 22:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d389f190381acf70c347627d314f6f1ebdbdc0c
退避対象アフガン人、日本へ パキスタンに10人自力出国
9/10(金) 22:22配信
共同通信
アフガニスタン・カブールの空港で退避のため待機するアフガン人ら=8月27日(共同)
【イスラマバード共同】イスラム主義組織タリバンが暫定政権を樹立したアフガニスタンで、日本政府の退避支援対象だったアフガン人約10人が隣国パキスタンに陸路で自力出国したことが10日、分かった。早ければ12日にも日本に向かう。複数の外交筋が明らかにした。タリバンの復権後、アフガン人が日本に退避するのは初めてとみられる。
日本政府は在留邦人や大使館職員ら約500人を救出するため、自衛隊機を派遣。退避させた日本人は1人にとどまり、岸防衛相は8月31日、撤収命令を出していた。日本に退避するのは国際協力機構の現地スタッフとの情報があるが、詳細は明らかにされていない。
3433
:
とはずがたり
:2021/09/11(土) 22:44:03
レバノンで新内閣発表
2021/9/10 22:20 (JST)9/10 22:37 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/809051348187119616?c=39550187727945729
【カイロ共同】レバノンの地元紙によると、新政権発足が難航していたレバノンで10日、ミカティ元首相による新内閣が発表された。
3434
:
チバQ
:2021/09/12(日) 17:11:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/8668858ec2ff13eb2e0443f0060a3f3606bceaa8
中東レバノンで内閣承認
9/11(土) 18:57配信
産経新聞
中東レバノンのアウン大統領は10日、ミカティ元首相率いる内閣を承認し、閣僚名簿が発表された。レバノンでは首都ベイルートで昨年8月に起きた大規模爆発を受け、当時のディアブ首相が引責辞任して以来、正当な政権が不在の状況が続いていた。
政治の機能不全により、通貨レバノン・ポンドの価値はこの約2年の間に対ドルで90%下落し、国民の半数以上が貧困下での暮らしを強いられている。米仏などは国際支援を行う条件として政財界の汚職撲滅などの改革を求めている。過去に2回、首相の経験があるミカティ氏に対しては、腐敗した既存の政界の一員との見方もあり、改革が実現するかは不透明だ。(カイロ 佐藤貴生)
3435
:
チバQ
:2021/09/12(日) 17:13:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/26be5df4cafbd48a5f7b382313a0b4ca78c30298
タリバン、大臣や議員の口座凍結 反対勢力の蓄財ぶりをさらす狙いか
9/12(日) 8:00配信
朝日新聞デジタル
アフガニスタン中央銀行=同銀行のフェイスブックから
アフガニスタンでガニ政権を崩壊させ、暫定政権の樹立を宣言したイスラム主義勢力タリバンが、ガニ政権時代の閣僚らの銀行口座を凍結する方針を明らかにした。地元メディアが伝えた。
報道によると、タリバン傘下のアフガン中央銀行が国内の銀行に対し、ガニ政権時代の大臣や副大臣、国会議員、州知事、市長らの口座を凍結するよう通達した。アラブ首長国連邦(UAE)に脱出したガニ大統領やトルコに脱出したとされるドスタム元副大統領、その他の反タリバン勢力の有力者らも対象とみられる。
腐敗一掃を掲げるタリバンとしては、有力者の蓄財ぶりをさらすことで、自らの正当性をアピールする狙いとみられる。今後、反タリバン勢力の追い落としのための汚職捜査も進みそうだ。
国家予算の約5割を国際援助に頼っていたガニ政権では、有力者による援助金の着服や支援物資の横流しなどが問題となっていた。(バンコク=乗京真知)
朝日新聞社
3436
:
チバQ
:2021/09/12(日) 17:14:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/26be5df4cafbd48a5f7b382313a0b4ca78c30298
タリバン、大臣や議員の口座凍結 反対勢力の蓄財ぶりをさらす狙いか
9/12(日) 8:00配信
朝日新聞デジタル
アフガニスタン中央銀行=同銀行のフェイスブックから
アフガニスタンでガニ政権を崩壊させ、暫定政権の樹立を宣言したイスラム主義勢力タリバンが、ガニ政権時代の閣僚らの銀行口座を凍結する方針を明らかにした。地元メディアが伝えた。
報道によると、タリバン傘下のアフガン中央銀行が国内の銀行に対し、ガニ政権時代の大臣や副大臣、国会議員、州知事、市長らの口座を凍結するよう通達した。アラブ首長国連邦(UAE)に脱出したガニ大統領やトルコに脱出したとされるドスタム元副大統領、その他の反タリバン勢力の有力者らも対象とみられる。
腐敗一掃を掲げるタリバンとしては、有力者の蓄財ぶりをさらすことで、自らの正当性をアピールする狙いとみられる。今後、反タリバン勢力の追い落としのための汚職捜査も進みそうだ。
国家予算の約5割を国際援助に頼っていたガニ政権では、有力者による援助金の着服や支援物資の横流しなどが問題となっていた。(バンコク=乗京真知)
朝日新聞社
3437
:
チバQ
:2021/09/12(日) 17:15:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/7be1c7dfd5e996d3cb77fbe03a1a6c6824528202
政治空白1年1カ月のレバノン 実務家配し、ようやく組閣へ合意
9/11(土) 13:49配信
朝日新聞デジタル
レバノンの首都ベイルートのモスクで10日、礼拝をするナジブ・ミカティ氏。同国では13カ月の政治停滞を経て、内閣が発足することになった=AP
中東レバノンで首相候補に指名されていた実業家のナジブ・ミカティ元首相が10日、アウン大統領と新内閣の顔ぶれについて合意した。昨年8月にベイルート港で起きた大爆発で当時の内閣が総辞職して以来、1年1カ月に及んだ政治空白が解消される。
新内閣は、同国で長年、政治停滞の原因となってきた宗派や党派間で閣僚ポストを取り合う因習を排除し、専門的知見を持った実務家が中心となる方針。財務相には中央銀行幹部のユセフ・ハリル氏が起用される。
ミカティ氏は、アウン大統領と閣僚名簿に署名した後に開いた会見で、「国の崩壊を食い止める」と宣言。「状況は非常に厳しいが、国民の苦しみを和らげるのは不可能ではない」と述べた。
レバノンは2019年に起きた反政府デモで当時の内閣が退陣すると、一気に経済が傾いた。通貨レバノンポンドの実勢レートが公定の10分の1ほどに暴落し、国民の過半数が貧困状態にあるとされる。燃料不足で停電が続くなど、危機的な状況にある。
これまで2人が首相候補に指名されてきたが、いずれも宗派争いなどを背景に組閣に失敗してきた。地元メディアによると、今回、合意できた背景には旧宗主国フランスからの強い働きかけがあったという。
ミカティ氏はイスラム教スンニ派の富豪として知られ、2005年と2011〜14年に2度、首相(暫定首相を含む)として内閣を率いた。(ドーハ=伊藤喜之)
朝日新聞社
3438
:
チバQ
:2021/09/12(日) 17:51:24
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091000706&g=int
経済的苦境にあえぐ市民 タリバン下で「将来心配」―アフガン
2021年09月11日07時09分
【カブールAFP時事】アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが暫定政権を発足させた。20年ぶりにイスラム教の厳格な解釈に基づく統治が始まることになったが、市民からは失業するなどして経済的苦境を嘆く声が漏れる。
「給与が支払われないため、職を離れた」。首都カブールの病院の看護師だったアリザダさん(27)は、2人の子供の手を握りながら、苦しい胸の内を明かした。タリバンから無給の上、顔を覆う衣服を着用し、男女別々に働くように言われた。「あり得ない。私たちは医療従事者なので男女の区別はない」と憤った。
市場では食料品の値段が上昇し、燃料代も値上げされる一方、市民が金銭を得る機会は次第に減っている。国連は先週、「食料不足や高いインフレ率などでアフガン全体で人道危機に陥っている」と警鐘を鳴らした。
対パキスタン国境付近の町の元税関職員によれば、前政権では月給240ドル(約2万6000円)だったが、タリバンは110ドル(約1万2000円)しか払わないと通告してきた。「続けるか辞めるか選べ」と迫られ、結局、辞職した。
カブールで台所用品店を営む5人家族の男性は「(政変で)商売はすべてストップした。家族を食べさせるための収入を見つけられない。みんな将来を心配している」と肩を落とした。
3439
:
チバQ
:2021/09/14(火) 08:00:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/f531874806a1eadb3aebfc39d93661054d6d6241
行く手阻んだタリバンの検問 唯一退避の日本人、緊迫の出国劇を語る
9/14(火) 5:00配信
イスラム主義勢力タリバンが政権を崩壊させたアフガニスタンから、自衛隊機で国外退避した唯一の日本人である安井浩美さん(57)が、朝日新聞のインタビューに応じた。タリバンの厳しい検問を約2時間半かけて通り抜け、首都カブールからの出発にこぎ着けた緊迫の状況が明らかになった。
安井さんは1993年から現地取材を続けてきたジャーナリストで、現在は共同通信社カブール通信員を務める。
退避先の隣国パキスタンから電話取材に応じた安井さんによると、当初は8月26日午後に自衛隊機で退避する予定だったが、直前に自爆テロが起きて空港が閉鎖されてしまった。
翌27日午前4時に日本政府から「カタール軍用機に乗れる」と告げられ、午前7時に集合場所のホテルに着いた。タリバン戦闘員2人が現れ、安井さんの他に外国人記者ら12人の身元を点検。外国人記者のアフガニスタン人助手は、出国を認められなかったという。
午前11時にバスでホテルを出たが、途中のタリバンの検問所で足止めされた。検問所のタリバン責任者がいないという説明だった。
約1時間後に通過が認められ、検問所を抜けて空港の敷地内へ。そこでも軍服姿のタリバン戦闘員がバスに乗り込み、外国人かどうかを確認した。
安井さんは「アフガニスタン人は絶対に脱出を許さないという意思を感じた」という。
ホテルから空港まで通常なら20分ほどの距離の移動に、約2時間半を要した。安井さんだけがカタール軍用機に乗らず、自衛隊機に乗った。
安井さんと一緒に退避する計画だった日本大使館や国際協力機構(JICA)のアフガニスタン人スタッフら約500人のほとんどは、現在も退避する手立てがなく、現地にとどまっている。(バンコク=乗京真知)
朝日新聞社
3440
:
チバQ
:2021/09/15(水) 07:42:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/d444a3635e9ac5027598cb2231ce3b033f16a012
「もの言う調停者」カタール、退避で役割を発揮
9/14(火) 18:46配信
産経新聞
イスラム原理主義勢力タリバンがアフガニスタンで実権を握って以降、中東のカタールがタリバンと西側をつなぐ「もの言う調停者」の役割を果たしている。イランとの友好関係で一時は同国と敵対する周辺のアラブ諸国から孤立したが、欧米のアフガン在留外国人の退避に協力し、タリバンには人権状況の改善を求めるなど、その独自外交路線をフル活用している。
タリバンの実権掌握後、アフガンからは計12万人超の在留外国人とアフガン人が退避したが、カタールは半数近い約6万人を受け入れ、第三国に向かうまでの間、彼らの生活を支えた。また、アフガンに技術チームを送り航空便の運航再開も支援し、9日にはカタール航空のチャーター便を派遣し、米欧の市民ら約200人を退避させた。
カタールのムハンマド副首相兼外相は12日にアフガンの首都カブールを訪問し、タリバン暫定政権のアフンド首相代行らと会談。「調停者」の立場を強調する同外相はタリバンに女性の権利保護を求める一方、アフガンを孤立させず、関与を続けることが重要であるとの考えを示した。
ペルシャ湾岸の小国カタールは国際社会で存在感を確保するため「調停外交」を推進。イスラム色の濃い統治を掲げ、2013年には国内へのタリバンの事務所開設を認めてアフガン和平交渉の舞台を提供してきた。他方で国内の空軍基地に米軍駐留を受け入れ、米国とも親密な関係にある。
しかし、カタールが、地域を不安定化させるイランとつながりを持っているとしてサウジアラビアやエジプトなどが反発し、17年にカタールと一時断交(今年1月に関係修復)した。
カタールを孤立させた「独自外交」を、今は西側が利用する構図だ。ロイター通信によると、13日にはフランスのルドリアン外相がカタールの首都ドーハを訪れ、同国のムハンマド外相と会談。ルドリアン氏は、カタールの協力で、アフガンに残る少数のフランス国民を国外退避させる準備を進めていると述べた。米英独の外相らも次々にカタールを訪問した。
しかし、人権問題などでタリバンがカタールの主張を受け入れなければ、調停は壁に突き当たる。仏メディアのフランス24は「カタールは今後、調停者という立場を注意深く管理しなくてはならなくなる」との識者の見方を伝えた。(カイロ 佐藤貴生)
3441
:
チバQ
:2021/09/15(水) 09:28:38
https://nordot.app/809216020023672832
タリバンはなぜ権力を奪還できたのか 恐怖政治を警戒する人々の一方で…支持する国民も少なくない現実
2021/9/11 09:05 (JST)9/11 13:17 (JST)updated
カブールで水を運ぶ女性たち(timsimages.uk/stock.adobe.com)
8月30日、米軍の最後の飛行機がカブール空港を離れ、バイデン大統領は20年に及んだ対テロ戦争の終結を宣言した。タリバンは第2次タリバン政権を運営していることになりそうだが、今後は女性の人権やテロ組織との関係断絶など諸外国からの要求にどこまで応じていくかが大きなポイントとなる。しかし、ここで今一度よく考えてみたい。なぜ、タリバンは権力を奪還できたのか。それを理解すると、今後のアフガニスタン情勢を予測することはそれほど難しくないかもしれない。
まず、反政府勢力だったタリバンにとって大きなターニングポイントとなったのは、4月のバイデン大統領によるアフガン駐留米軍の完全撤退発表だった。それ以前からタリバンは国内で攻勢を仕掛け、支配地域を拡大させていたが、バイデン大統領の発表がタリバンの士気を一気に高めることになった。4月の発表以降、バイデン政権は米軍撤退を徐々に進めていったわけだが、パシュトゥン族で占められるタリバンは自らのホームである東部や南部だけでなく、他民族の優勢地域である北部や西部でも攻勢を仕掛け、イランやタジキスタンなどとの国境地帯を一気に支配下に置いた。そして、カブールを包囲するかのように勢力を拡大し、あっという間にカブールを占拠した。このスピード劇については、バイデン大統領も想定外だったと認めている。
タリバンのスピード奪還を可能にしたのは、タリバンの組織力や軍事力が有能だったこともあるが、いくつかの決定的な理由がある。まず、長年米国が支援してきたアフガニスタン政府や軍の中では汚職が絶えず、軍は兵士の定員を名目上は定めているというが、実際何人いるか正確な人数は分からず、名前があるだけで実際はいない兵士の給与を幹部が横領することもあった。米軍も実際あるアフガン部隊に何人の兵士がいるか把握できなかったことも多々あったという。それもあってアフガニスタン軍兵士の士気は決して高くなく、勤務日なのに配置先に来なかったり、突如脱走したりする兵士も少なくなかった。タリバンの攻勢が一気に強まってから、タジキスタンへ逃げる兵士やタリバンが来ることを恐れ先に逃亡した兵士も見られた。
また、アフガニスタンは国民の3分の1が飢餓に直面し、15歳以上の識字率が34%しかないと言われる。米国や欧州各国はアフガニスタン軍兵士が独り立ちできるために長年軍事的なアドバイスを行ってきたが、兵士の中には文字の読み書きやコミュニケーションが十分に行えない者も多く、それがアフガニスタン軍の育成を大きく制限したとの指摘もある。
さらに、アフガニスタンが多民族国家であることも影響していると考えられる。歴史的に、アフガニスタンはこれまで中央集権的に国家運営がなされたことがほとんどなく、パシュトゥン、タジク、ハザラ、ウズベクなどの民族が存在する多民族国家である。当然ながらアフガニスタン軍や兵士にも多くの民族が参加しているが、たとえば上司と部下が言葉も文化も違う異民族で、歴史的な対立構図も影響して関係が良くなく、それが合わさって軍の統率やオペレーション能力、兵士のモチベーションなどの低下に繋がっている。そして、今後タリバン政権となることで、その恐怖政治を警戒して海外へ移動しようとする国民の姿が日常的に報じられるが、タリバンを支持する国民も少なくなく、魅力的な給与をくれるとのことでタリバンに参加している非パシュトゥン系もいると思われる。
しかし、権力を奪還したタリバンにとっても、その政権運営は決して簡単ではない。アフガニスタン軍が権力を奪還されたような以上のようなファクターは、タリバンにとっても課題となる可能性がある。
◆治安太郎(ちあん・たろう) 国際情勢専門家。各国の政治や経済、社会事情に詳しい。各国の防衛、治安当局者と強いパイプを持ち、日々情報交換や情報共有を行い、対外発信として執筆活動を行う。
3442
:
チバQ
:2021/09/15(水) 13:49:56
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091400837&g=int
強権支配、徐々に復活 広がるタリバンへの恐怖―カブール制圧1カ月・アフガン
2021年09月15日07時08分
カブールの大学前で警備に当たるタリバン戦闘員=11日(AFP時事)
カブールの大学前で警備に当たるタリバン戦闘員=11日(AFP時事)
カブールの空港で働くアフガニスタン人女性=12日(AFP時事)
【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが駐留米軍の撤収に乗じ、首都カブールを再び制圧してから15日で1カ月。タリバンは当初、崩壊した民主政権関係者や外国への協力者を含む全国民への「恩赦」を強調した。しかし旧タリバン政権を思わせる強権支配を徐々に復活させつつあり、市民の間には恐怖が広がっている。
米国務長官、下院公聴会でアフガン撤収正当化 共和党から非難噴出
英BBC放送は、タリバンが北東部パンジシール州で、「反タリバン勢力に携帯電話のSIMカードを売った疑い」で商店主を殺害したと報じた。同州では反タリバン勢力の中心人物で、旧民主政権の第1副大統領だったサレー氏の兄も処刑された。同氏の親族はロイター通信に、「タリバンは『遺体は腐敗するべきだ』として埋葬を許さなかった」と残虐さを訴えた。パンジシール州で14日までに殺害された非戦闘員は少なくとも20人に上るという。
タリバンのムジャヒド報道担当者は8月17日の記者会見で、「誰に対しても憎しみはない。国民全員に恩赦が与えられた」と宣言した。しかしその後も投降した兵士を処刑したり、元高官の銀行口座を凍結したりと報復は続く。都市部などでは、「反体制派狩り」も行われているようだ。
ムジャヒド氏は、女性の教育や労働の権利について「イスラム法の範囲内」で認めるとも述べていた。しかしタリバン幹部は13日、ロイター通信に「男女が一緒に働くことは(イスラム法で)許されていない」と主張。大学での男女共学禁止なども発表された。
一方、タリバン内部は穏健派と強硬派に分かれており、一枚岩ではないことがあらわになった。タリバンに影響力を持つパキスタン政府筋は「暫定政権の閣僚発表が遅れた一因は内輪もめだ」と指摘する。比較的穏健で、米国との和平交渉に当たったタリバン副指導者のバラダル師は首相就任が取り沙汰されていたものの、暫定政権の副首相代行にとどまった。
さらにバラダル師が公の場に現れないため、強硬派による殺害説まで流れた。タリバンは13日、バラダル師の肉声とされる演説を公開し、「内紛」のうわさを打ち消した。タリバン内の対立が深まれば、治安悪化の隙を縫って過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力が伸長しかねない。また、各地で反タリバン勢力が蜂起し、内戦状態に陥るという懸念も出ている。
3443
:
チバQ
:2021/09/15(水) 20:51:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/c22c0a5defcade58c100aaa3c62adef9736be250
タリバンの退去命令に住民らが抗議デモ アフガン南部の住宅地
9/15(水) 19:40配信
CNN.co.jp
タリバンからの退去命令に反発し、抗議デモを行うカンダハルの住民ら
(CNN) アフガニスタン南部カンダハル郊外にある政府所有の住宅地で、イスラム主義勢力タリバン政権から3日以内の退去を命じられたとして、住民らが14日、抗議デモを展開した。
デモには数百人が参加した。参加者2人がCNNと契約する地元ジャーナリストに電話で語ったところによると、退去命令の理由は告げられなかった。
1人の女性は匿名を条件に、「どこにも行くところがない」と訴えた。紛争で家族を何人も失い、貧しい生活を送っているという。この女性によれば、住民の多くはなけなしの金でここに家を建てた家族で、引越す余裕がない。当該の住宅地には3500人が住んでいる。
目撃者らの話によれば、デモでアフガンの国旗を掲げた女性数人がタリバンによる嫌がらせを受けた。
現地の活動家によると、この地区はもともと政府の所有地だった。前政権下で政府職員らに土地が分配されたが、この手続きをめぐり不正や汚職があったとみられる。20年以上前からここに住んでいる家族もいるという。
地元メディアは、デモを取材していた地元ジャーナリストがタリバンに制止され、暴力を受けたとの情報を伝えている。
タリバンに対する抗議デモはアフガン各地で発生し、タリバン側が締め付けを強めている。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報道官が10日、ジュネーブでの会見で語ったところによると、デモの弾圧には実弾やこん棒、むちなどが使われ、これまでに少なくとも4人が死亡した。
3444
:
チバQ
:2021/09/15(水) 21:49:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee9cc53eef04723fdaf5830f2465cdc63cb2c4b1
タリバン暫定政権が女性権利制限 大学でスカーフ義務、クリケット禁止
9/13(月) 21:30配信
産経新聞
【シンガポール=森浩】アフガニスタンで暫定政権を立ち上げたイスラム原理主義勢力タリバンが、女性の権利を制限する動きを強めている。大学では髪を隠すスカーフ着用が義務化され、スポーツ参加も大幅に規制される見通しだ。タリバン幹部は女性の権利保証を約束したが反故(ほご)にした形で、極端なイスラム法解釈を背景にした抑圧が再来する可能性が高い。
暫定政権のアブドル・バキ・ハッカニ高等教育相代行は12日、女性も大学に通えるとする一方、女子学生には頭を覆うスカーフ「ヒジャブ」着用が義務付けられ、男女共学は禁止されると明らかにした。ハッカニ氏は「国民はイスラム教徒であり、それを受け入れるだろう」と述べた。
教員も異性に対して教えることは基本的に認められない。ハッカニ氏は女性教員がいない場合、「男性教員が(姿を見せずに)カーテンの後ろから教えることもできる」と説明した。具体的な科目名は明らかにしていないが、イスラム法の内容にそぐわない一部の科目を高等教育のカリキュラムから削除する考えも示した。
また、タリバン文化担当のワシク幹部は8日、オーストラリアメディアとのインタビューで、アフガンで人気が高いクリケットについて「顔や体が隠されない状態になる可能性がある。イスラム教は女性がそのようになることを認めていない」として、競技参加を禁じる意向を示した。「女性がクリケットをプレーする必要はない」とも述べた。
タリバンは8月15日の首都カブール制圧後、「女性は働けるし、教育も受けられる。社会に必要な存在だ」と明言してきた。
だが、今月7日に発表された暫定政権の閣僚33人に女性は含まれておらず、暫定政権では旧タリバン政権(1996〜2001年)で女性の権利弾圧を主導した勧善懲悪省を復活させた。
国連のバチェレ人権高等弁務官は13日、「タリバンが女性の権利を守るという保証とは裏腹に、女性はどんどん公の場から排除されている」と懸念を表明した。
3445
:
チバQ
:2021/09/16(木) 13:19:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf5535b6c149bd73ebeef698f4cce846d6087d55
タリバン、旧政権幹部の金塊や現金13億円差し押さえ…第1副大統領のきょうだいは処刑
9/16(木) 11:16配信
26
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読売新聞オンライン
15日、アフガニスタン中央銀行が差し押さえたサレ氏らの現金を数える男性(ロイター)
【テヘラン=水野翔太】アフガニスタン中央銀行は15日、国内の実権を握ったイスラム主義勢力タリバンの指示の下、崩壊したガニ政権のアムルラ・サレ第1副大統領らの資産を差し押さえ、国庫に納めたと発表した。総額1236万ドル(約13億5000万円)の現金が見つかり、金塊も多数没収したとしている。
アフガン中銀は国内の銀行に対し、ガニ政権の閣僚や知事、国会議員らの銀行口座を凍結し、その目録を提出するよう通達していた。発表によると、中銀はサレ氏らの口座のほか、住居も捜索した。タリバン関係者が1ドル単位で数え上げて公表した。ガニ政権が腐敗していた根拠として見せしめにする狙いがある。
情報機関出身で米中央情報局(CIA)と協力関係にあったサレ氏へのタリバンの反感は特に強いとされる。本人はアフガン東部パンジシール州での潜伏を経て、隣国タジキスタンに逃れたとの情報がある。ロイター通信によると、サレ氏のきょうだいは今月に入り、タリバンに処刑されている。
3446
:
とはずがたり
:2021/09/17(金) 01:10:37
取り合えず次は中国にやらせてみたら?
タリバン新政権で内部対立か 暫定副首相と閣僚が激しい口論=情報筋
https://www.bbc.com/japanese/58566844
4時間前
The leader of the Taliban negotiating team Mullah Abdul Ghani Baradar looks on during the final declaration of the peace talks between the Afghan government and the Taliban is presented in Qatar's capital Doha on July 18, 2021画像提供,AFP
暫定副首相に就任したアブドゥル・ガニ・バラダル師は2020年に米軍撤退などを盛り込んだ合意文書に署名した。写真は2021年7月18日にカタール・ドーハで行われた当時のアフガン政権との和平交渉に出席した際のバラダル師
アフガニスタン新政府の構成をめぐり、武装勢力タリバンの指導者たちの間で激しい口論が起きていたことが明らかになった。タリバンの複数の高官がBBCに語った。
タリバン幹部の話によると、タリバンの共同創設者で、暫定副首相に就任したアブドゥル・ガニ・バラダル師と閣僚1人が大統領官邸で言い争いになったという。
バラダル師はここ数日、公の場から姿を消しており、タリバン指導部内で意見の食い違いが出ているとの未確認情報が出ていた。
タリバンはこうした噂を公式に否定している。
先月にアフガンを掌握したタリバンは、「アフガニスタン・イスラム首長国」の樹立を宣言。同国の暫定政府を発表した。新内閣は男性のみで構成され、過去20年の間に米軍を攻撃したことで知られるタリバン幹部が、複数含まれている。
手柄めぐってもめたか
あるタリバンの情報筋がBBCに語ったところによると、バラダル師と、難民担当相で過激派組織「ハッカーニ・ネットワーク」の重要人物カリル・ウルラフマーン・ハッカーニ氏が激しく言い争っていた。近くでは両者の支持者たちによる乱闘が起きたという。
カタールを拠点とするタリバン幹部や関係者も、先週後半に口論があったと認めた。
これらの情報筋によると、暫定副首相のバラダル師が暫定政府の構成に不満を持っていたため口論になった。
アフガンでのタリバンの勝利を誰の手柄にするかで、もめたと言われている。
路線の違い
バラダル師は、自分のような人物による外交に重点を置くべきだと考えていると報じられている。一方で、タリバンの最上級幹部の1人が率いるハッカーニ・グループのメンバーやその支持者は、タリバンの勝利は戦闘により達成されたものだと主張している。
バラダル師は2020年に当時のドナルド・トランプ米大統領と電話で会談した。タリバン指導者が米大統領と直接対話したのは初めてだった。これに先立ち、バラダル師はカタールで、タリバンを代表して米軍撤退などを盛り込んだ合意文書に署名した。
こうした中、強い影響力を持つハッカーニ・ネットワークは、近年アフガンで発生したアフガン軍や欧米の連合軍に対する最も暴力的な攻撃に関与してきた。アメリカはハッカーニ・ネットワークをテロリスト組織に指定している。
同グループのリーダー、シラジュディン・ハッカーニ氏は暫定内務大臣に就任した。
3447
:
とはずがたり
:2021/09/17(金) 01:11:01
>>3446
暫定副首相が姿消す
タリバンで最も顔が知られた人物の1人であるバラダル師が公の場から姿を消し、先週後半から仲間割れが起きているのではないかとの噂が広まっている。また、バラダル師が死亡したのではなかとの憶測も流れた。
タリバンの情報筋はBBCに対し、バラダル師はカブールを離れてカンダハールへ移動したと説明した。
13日に公開されたバラダル師とされる音声は、「私は旅に出ていた」、「私がこの瞬間どこにいようとも、私の兄弟や友人はみな元気だ」としている。
BBCは、タリバンの多数の公式サイトに掲載されているこの音声が本人のものか確認できていない。
タリバン側は、言い争いはなく、バラダル師は安全な状態にあるとの主張を続けているが、バラダル師の現在の状況については矛盾した声明を出している。タリバンの報道担当者は、バラダル師がタリバンの最高指導者に会うためにカンダハールへ行ったとした。しかしその後、BBCパシュトー語に対して、バラダル師は「疲れていて、少し休みたい」と話したと説明した。
過去に指導者の消息を隠す
タリバンの言葉を疑うのは当然だと、多くのアフガン人は思うだろう。タリバンは2015年、タリバン創設者で初代最高指導者だったムラー・オマル氏の死を2年以上にわたって隠蔽していたことを認めた。この間、オマル氏の名前で声明を出し続けていた。
バラダル師はカブールに戻る予定で、カメラの前で口論について否定するかもしれないと、情報筋はBBCに述べた。
タリバンの最高指導者マウラウイ・ハイバトゥラー・アクンザダ氏についても、公の場に決して姿を見せないことから憶測が飛び交っている。アクンザダ氏はタリバンの政治、軍事、宗教の責任を負っている。
こうした中、アフガンの暫定外務大臣は14日、国際的な支援の再開を求めた。そして、国際社会はこうした支援を政治的に利用してはならないと述べた。
国連は13日にアフガンへの人道支援について会合を開き、各国が合わせて10億ドル(約1100億円)以上を拠出すると表明した。国連はアフガンに「大惨事が迫っている」と警告していた。
(英語記事 Major Taliban row at presidential palace - sources)
3448
:
チバQ
:2021/09/18(土) 05:46:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/13505758033a9804260867dc774e7eda95fb3408
タリバン、女性省閉鎖し「勧善懲悪省」に 前政権から復活の宗教機関
9/18(土) 2:35配信
AFP=時事
アフガニスタン首都カブールの政府庁舎入り口で、女性問題省に代わって設置された勧善懲悪省の看板(2021年9月17日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】アフガニスタンを制圧したイスラム主義組織タリバン(Taliban)が、女性問題省を閉鎖し、20年前の第1次タリバン政権下で厳格な宗教規範を執行したことで知られる「勧善懲悪省」に置き換えたとみられることが17日、明らかになった。
首都カブールにある女性問題省の庁舎では、勧善懲悪省の看板を掲げる作業員の姿がみられた。ツイッター(Twitter)にはここ24時間で、職を失ったとして女性問題省前で抗議する同省女性職員の姿が複数投稿された。
タリバン政権関係者は17日、この件に対するコメントの要請に応じなかった。前タリバン政権の勧善懲悪省は、同伴者なしで街を歩いた女性をむちで打ち罰していたことなどで知られていた。
タリバンは今回の政権では穏健な統治を行うと強調しているが、今のところ女性の職場復帰は許可しておらず、大学に通う女学生に対しては服装規定を導入。2週間前に発表された新内閣には女性が含まれておらず、女性の権利を扱う省庁もなかった。
女性の職場復帰について追及されたタリバン政権関係者は、女性たちは身の安全のために自宅待機を命じられているが、男女別の適切な職場環境が整い次第、職務に戻れると説明している。【翻訳編集】 AFPBB News
3449
:
チバQ
:2021/09/20(月) 08:56:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/b57ab53f2e7f2c5fcbaa86e5608466e704d1c10b
強硬路線「ハッカニ派」に影響力 タリバン内で穏健派と対立 アフガン
9/20(月) 7:11配信
時事通信
アフガニスタンの道路脇に設置されたタリバンの初代最高指導者故オマル師(左)とハッカニ・ネットワーク創設者の故ジャラルディン・ハッカニ氏の看板=9日、カブール(AFP時事)
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの暫定政権で、タリバンの一派「ハッカニ・ネットワーク」(ハッカニ派)が存在感を高めている。
かつてアフガン駐留米軍に執拗(しつよう)な攻撃を仕掛け、対米和平交渉を主導した穏健派と一線を画した最強硬派。話し合いに主軸を置く穏健派の力をそぐ形で、じわりと組織内で権勢を拡大させつつある。
指導者シラジュディン・ハッカニ氏は米軍や民間人へのテロを繰り返し、米メディアから「残忍な司令官」と恐れられた存在だ。米連邦捜査局(FBI)から手配され、国務省も拘束に1000万ドル(約11億円)の賞金を懸けている。
反政府勢力だったタリバンで、ハッカニ氏は副指導者の一人を務め、米紙ワシントン・ポストによれば、国際テロ組織アルカイダとの「主要な調整役」を担った。今月発足したタリバン暫定政権では、枢要ポストの内相代行に抜てきされた。
潜伏生活を続けるハッカニ氏だが、タリバンの報道担当者は16日、同氏が国連機関高官と会談し、アフガンの人道支援について協議したとツイッターで表明。閣僚として「表舞台」に登場することで、政権内での影響力を誇示する狙いがあった可能性がある。
また、英BBC放送は、タリバン幹部の情報として、副首相で穏健派と目されるバラダル師の支持者と、ハッカニ派のメンバーが口論になったと報道。内紛はネットで大きく取り上げられ、バラダル師の負傷、死亡説まで流れた。同師は後にビデオ映像を公開し、「神のおかげでわれわれは良好な関係を保っている」と否定したが、対立するハッカニ派に手を焼く様子をうかがわせた。
安全保障関連のコンサルティング企業の幹部クラーク氏はポスト紙に対し、ハッカニ派は「タリバンが『穏健』と見なされることを許さず、そのために政権に加わっている」と指摘。目下、世界的なジハード(聖戦)の展開よりも、国内での影響力拡大を目指しているという見方を示した。
3450
:
チバQ
:2021/09/21(火) 21:58:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5296eb7f928332236299fe39bf683752e2eeb4a
タリバン、少数派民族含む追加閣僚発表
9/21(火) 20:08配信
産経新聞
【シンガポール=森浩】アフガニスタンの実権を掌握したイスラム原理主義勢力タリバンは21日、暫定政権の閣僚を追加発表した。国内諸勢力が参加する「包括的政府」を求める国際社会に一定の配慮を示し、少数派民族の出身者を起用。国際社会の政権承認につなげたい考えだ。
タリバンは7日に暫定政権の閣僚を発表したが、タリバン幹部がポストを独占したことや女性が排除されたことに欧米各国などから批判が上がっていた。
地元民放によると、タリバンは通商産業相代行に反タリバン勢力が活動する北東部パンジシール州出身の少数派タジク人、アジジ氏を任命した。副保健相代行にはタリバンが弾圧を展開してきたハザラ人から登用した。引き続き女性は閣僚に入らなかった。
タリバンのムジャヒド報道官は記者会見で、少数派を加えることで「包括的な政権作りの努力をしている」と主張。暫定政権の閣僚任命は終わっていないことを強調し、女性を起用する可能性を示唆した。
外国によるタリバン政権の承認は進んでいないが、ムジャヒド氏は「近い将来に(承認を)期待している」とも述べた。
3451
:
チバQ
:2021/09/23(木) 23:11:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/666f429f3e7aebbcafb17239d267edfb0510f87e
給与減、未払いで市民困窮 タリバン財源問題深刻 アフガン
9/23(木) 7:13配信
時事通信
アフガニスタンの路上で売られる家財道具=16日、カブール(AFP時事)
【ニューデリー時事】イスラム主義組織タリバンが暫定政権を始動したアフガニスタンで、給与の削減や未払いにより、公務員ら市民が生活に窮している。
【図解】アフガニスタン
首都カブールでは、家財道具などを路上で売る人々の姿も報じられている。海外資産の凍結や国際支援の停止で、タリバンが深刻な財源不足に陥っていることが背景にあるとみられる。
保健省で働く男性(37)は時事通信の取材に「以前は2万アフガニ(約2万5000円)だった月給をタリバンは半額にすると言ってきた。とても家族7人を養えない」と打ち明けた。他の複数の政府職員も同様に給与減額を打診され、不服なら辞職するよう求められたという。
男性はまた、崩壊したガニ政権末期から続く混乱で「ここ数カ月は給料の支払いがない」と声を落とした。アフガンでは数少ない安定した職業の公務員でさえ、満足に生活できない状況だ。
このほか、戦乱などで職を失った人も多く、故郷を追われた国内避難民は350万人超とみられている。国連のグテレス事務総長は13日の会合で「(アフガンの人口の4割近い)約1400万人が飢餓の瀬戸際にある」と警鐘を鳴らした。
タリバンは21日、暫定政権の閣僚を追加発表した。タリバン幹部以外を初めて入閣させ、ビジネスマン出身のアジジ氏を商務相代行に指名。財務省などと連携し問題に対処させる方針だ。
タリバンが崩壊させた民主政権時代から、政府予算の7〜8割は国際支援で成り立っていた。タリバンの首都制圧後、アフガン中央銀行が保有する約100億ドル(約1兆1000億円)の資産の大半が国外で凍結されたほか、国際支援の多くも停止され、タリバンは財源不足に直面している。欧米諸国などが求める「包括的」政治体制の実現なしに、問題解決は難しい状況だ。
3452
:
とはずがたり
:2021/09/26(日) 23:37:58
コロナ禍で困窮 イスラム教徒に「ハラル」対応の食品配布 東京
2021年9月26日 18時12分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210926/k10013277711000.html
新型コロナウイルスの影響が長引く中、留学生など日本で暮らすイスラム教徒の生活を支援しようと、26日、都内にある日本最大級のモスクで、イスラム教の戒律に従った「ハラル」に対応した食品が無料で配布されました。
食品の無料配布が行われたのは、東京 渋谷区にある日本最大級のモスク「東京ジャーミイ」です。
モスクの一角には、イスラム教の戒律で禁止されている豚肉などを使っていないインスタントの麺類や豆の缶詰などハラルに対応した食品が用意されました。
食品はモスクの呼びかけで、都内に住むイスラム教徒などが持ち寄ったということで、訪れた人たちは必要な食品を袋に入れて持ち帰っていました。
東京ジャーミイによりますと、新型コロナウイルスの影響が長引く中、中東や中央アジア出身の留学生などから生活が厳しくなったという声が、多く聞かれるようになったということです。
都内に住むチュニジア人の30代男性は「ハラル食品があって助かります。生活に困っているイスラム教徒の人も周りにいるので、みんなで力を合わせて乗り越えたい」と話していました。
東京ジャーミイのムハンメッド・ラーシット・アラス代表は「イスラム教には、貧しい人を助けなければいけないという教えがあります。困っている人に対して、できるかぎりサポートをしていきたい」と話していました。
3453
:
チバQ
:2021/09/29(水) 06:29:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/3219520c1a3423fc9f8e99885cce7daa6c77c375
タリバン、君主制時代の憲法「一時」復活へ ただし内容は改訂
9/29(水) 4:31配信
AFP=時事
アフガニスタンの首都カブールの空港を歩くタリバンのメンバー(2021年9月13日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】アフガニスタンを制圧したイスラム主義組織タリバン(Taliban)は28日、女性の選挙権を認めた1964年制定の憲法を一時的に復活させると発表した。ただ、同意できない要素は一切排除するとしている。
タリバン政権の暫定法相は、「一時期間にわたり、モハメド・ザヒル・シャー(Mohammed Zahir Shah)元国王時代の憲法を採用する」と発表。しかし、シャリア(イスラム法)や、タリバンが樹立を宣言したイスラム首長国の原則に抵触する文言はすべて削除するとした。
ザヒル・シャー国王は即位翌年の1964年、立憲君主制を導入し、同憲法を制定。73年に政権を追われるまでの10年近くにわたり議会制民主主義体制を敷き、アフガニスタンに短い民主主義の黄金時代をもたらしていた。
タリバンは1996年から2001年までの強権支配で、女性の社会生活を厳しく制限し、就労や教育などを禁止。今年8月中旬に復権した後には、より穏健で、多様な人々が参加する統治を約束していたが、今月初めに発表された暫定内閣は主要閣僚が強硬派で占められ、女性は一人も含まれていなかった。【翻訳編集】 AFPBB News
3454
:
チバQ
:2021/09/29(水) 15:50:59
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210927-OYT1T50150/?ref=yahoo
タリバン、理髪店に「ひげそり禁止」通達…違反者は「イスラム教に照らして処理」
2021/09/27 21:38
【テヘラン=水野翔太】イスラム主義勢力タリバンが実権を握ったアフガニスタンで、暫定政権の南部ヘルマンド州政府が、理髪業者らに住民のひげそりなどを禁止する通達を出したことが分かった。イスラム教のルールに沿った措置だと説明しているという。
タリバン暫定政権のヘルマンド州政府が26日、州内の理髪師ら約150人を集めた会合で、通達文を配った。通達によると、ひげそりのほか、ひげの長さを整えたり、目立つ髪形に調髪したりするサービスも禁止した。もし行った場合は、「イスラム教のルールに照らして処理される」とし、理髪師らの反論は許さないなどと明記している。イスラム教を独自解釈するタリバンは、男性はひげを長く保ち、華美な外観は控えるべきだとの立場だ。
暫定政権の高官は26日、ツイッターで、通達はヘルマンド州が独自に出したもので、有効でないと強調した。だが、同州で理髪業を営む男性(24)は電話取材に対し、髪形の見本となるポスターを店から撤去するなど、対応を急いでいることを明らかにし、「収入の大幅減は避けられない」と嘆いた。
3455
:
チバQ
:2021/09/30(木) 17:35:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/acc298abbbd7ff9202f2009474e7a36bdb6a468b
チュニジア初の女性首相を大統領が指名 政変2カ月、混乱解消に向け
9/30(木) 17:16配信
毎日新聞
北アフリカ・チュニジアの首相に指名されたナジュラ・ブーデン・ラマダン氏=首都チュニスで2021年9月29日、チュニジア大統領府提供・AP
北アフリカ・チュニジアのサイード大統領は29日、地球物理学者の女性ナジュラ・ブーデン・ラマダン氏を首相に指名し、直ちに組閣作業に入るよう指示した。ロイター通信が伝えた。女性の首相は同国で初。アラブ諸国で数少ない民主政治の成功例とされた同国だが、7月から政治混乱が続いており、首相指名を機に解消へ向かうか注目される。
チュニジアではこの1年、経済低迷や新型コロナウイルス禍への政府の対応不足に抗議するデモが活発化。憲法学者出身のサイード氏は7月25日、「緊急事態」としてメシシ首相の解任と、首相を支えるイスラム政党アンナハダが第1党の座を占める国民代表議会の停止に踏み切った。
同国憲法では本来、大統領が外交と安全保障、首相は内政を担当する。しかし、サイード氏は9月22日に「大統領は政令によって立法行為が可能」などとする施策も発表し、ほぼ全権を掌握した。
大統領の強権発動に対し、主要政党や全国労組「チュニジア労働総同盟」から独裁化を危惧する声が上がり、26日には首都チュニスで数千人規模のデモが起きた。欧米主要国などからも懸念が示されていた。
新首相に指名されたブーデン氏は政界で無名に近く、政府関係の職歴もほとんどないという。政変で更に悪化した経済難に対処できるかは不透明だ。
チュニジアは、2011年に中東各国で起きた民主化要求運動「アラブの春」の反政府デモが最初に起きた国で、同年1月に長期独裁政権が崩壊した。その後、イスラム勢力と世俗派勢力の対立を抑え、新憲法制定や大統領選の実施などのプロセスを経た「民主化」を実現していた。
首相指名前、地元紙アルアンワルのナジュム・アルアカリ編集長は電話取材に「大統領の目的は国の方向性を正し、汚職を止めることで、世論調査でも国民の大多数が支持している」と指摘したが、時間の経過とともに国内外で独裁化を懸念する声が強まっていた。【カイロ真野森作】
3456
:
チバQ
:2021/10/02(土) 07:02:50
https://www.asahi.com/articles/ASPB10HQ8P9ZUTFK032.html
アフガニスタンのJICA現地職員ら16人、日本に到着 陸路で脱出
アフガニスタン情勢
2021年10月1日 2時01分
タリバンが権力を握ったアフガニスタンからの国外退避をめぐり、日本の外務省は1日、国際協力機構(JICA)の現地職員ら16人が日本に到着したと発表した。いずれもアフガン人で、現地職員と家族3組の計15人と、JICAのプログラムで日本に留学予定だった1人。9月上旬から中旬にかけ陸路で近隣国に脱出していた。
いずれも日本行きを希望したため、日本政府が短期滞在ビザの発給や航空券の手配をし、民間機で30日に到着。滞在費用はJICAが負担する。政府は16人に日本滞在を望むか、第三国への出国を求めるかなどを個別に聞き取って対応するという。
政府はアフガンの日本大使館の現地職員やJICAなどで働いていた職員、家族ら約500人を退避支援対象としているが、アフガン国内からの空路ではまだ困難だという。8月にはJICAの現地職員と家族計10人が陸路から自力で隣国パキスタンに出国。9月12、13日に日本に到着していた。
3457
:
チバQ
:2021/10/03(日) 20:38:11
アフガン、子供の餓死相次ぐ 年内に100万人が栄養失調
10/3(日) 14:40配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9722aed202515baf75c0ab5fef53b2fb2a16fc2c
時事通信
容器にくんだ飲み水を運ぶアフガニスタンの子供=1日、カブール(AFP時事)
【カブールAFP時事】イスラム主義組織タリバンが復権し、人道危機が深刻化するアフガニスタンで、子供の餓死が相次いでいる。
地元当局者らが2日、明らかにした。国連は、年内に5歳未満の100万人が重度の急性栄養失調で治療が必要になる恐れがあると警告している。
中部ゴール州の保健当局者がAFP通信の取材に語ったところでは、州内ではこの半年間、栄養失調で入院した子供のうち少なくとも17人が死亡、300人近くが治療を受けた。このほか、数百人の子供に飢餓の危険性があるという。
3458
:
チバQ
:2021/10/03(日) 21:03:21
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-211003X733.html
女性の当選者なし=初の国政選挙―カタール
2021/10/03 16:42時事通信
【カイロ時事】カタール内務省は3日、同国で2日に初めての国政選挙として投票が実施された諮問評議会選挙の開票結果を公表した。サッカーのワールドカップ(W杯)開催を来年に控え、国民の政治参加を認めた一定の「民主化」をアピールする狙いがあるとみられるが、定数45人のうち直接選挙で選ばれる30人の中に女性は1人も含まれなかった。
3459
:
チバQ
:2021/10/05(火) 11:50:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e4a994e75c5420f25f9a9aa2a8a0223c6da0018
初の国政選挙で民主化アピール、サッカーW杯に向け「専制イメージ」払拭狙う…当選者は全員男性
10/5(火) 10:56配信
0
読売新聞オンライン
【カイロ=上地洋実】カタールで2日、立法機関にあたる諮問評議会の議員選が行われた。首長が全権を握る君主制のカタールで初の国政選挙となる。来年に開催を控えたサッカーワールドカップに向け、専制のイメージを払拭(ふっしょく)し、民主化をアピールする狙いがある。
評議会45議席のうち、30議席を選挙で選び、立候補者233人のうち26人が女性だった。3日に内務省が発表した開票結果によると、女性の当選者は一人もおらず、全員が男性だった。投票率は63・5%だった。
諮問評議会は予算の承認や首長への助言などを行う。これまで議員は首長による任命制だったが、三権分立の実現へ公選制が導入された。残る15議席は、従来通り首長によって選ばれる。
今後もカタールで国政選挙が定着していくかどうかが注目される。
3460
:
チバQ
:2021/10/07(木) 23:48:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/a35ef7cc2e25057b31d54febe56db81ec8fe7b99
対タリバンで温度差 アフガン隣接の中央アジア3カ国 異なる思惑
10/7(木) 20:02配信
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産経新聞
【モスクワ=小野田雄一】アフガニスタンを掌握したイスラム原理主義勢力タリバンへの対応で、隣接する中央アジア3カ国の温度差が目立っている。タジキスタンはタリバンを非難し、双方が国境付近の兵力を増強する事態に発展。一方、ウズベキスタンとトルクメニスタンはタリバンに融和的だ。背景には、経済や治安、民族問題をめぐる各国の思惑の違いがある。
タジクが非難
タジクのラフモン大統領は9月23日、国連総会で「タリバンは各民族が参加する包括的政府をつくるとの約束を守るべきだ」と演説。タリバンは過激派を釈放していると非難し、「アフガンは再び国際テロの温床になる」と警告した。
27日には、タジクはアフガン国境付近で2千人の将兵や50台の地上兵器が参加する軍事パレードを行い、ラフモン氏も閲兵した。国境地帯に兵力を集め、タリバンを牽制(けんせい)した形だ。
一方、タス通信によると、タリバンは25日、「潜在的脅威に対処するため」としてタジク国境付近に特殊部隊を配備したと発表。27日に放映された中東テレビ局のインタビューで、タリバン幹部が「タジクはアフガンに内政干渉すべきではない」と述べるなど、両者の緊張が高まっている。
タジクが危惧しているのは、アフガン国民の3割前後を占めるとされるタジク系住民がパシュトゥン人主体のタリバン政権下で迫害されることだ。さらにアフガンには、ラフモン政権の打倒を宣言し、テロ活動を行ってきたタジク人系過激派組織「ジャマート・アンサルッラー」が存在し、タリバンと協力関係にある。タジクは民族保護や治安維持の観点から、タリバンとの敵対も辞さない構えだ。
2国が支援前向き
タジクと対照的に、ウズベキスタンはタリバン支援に前向きだ。同国は9月、アフガンに食料など1300トンの人道支援を実施。ミルジヨエフ大統領も先の国連総会で、「アフガンを孤立させるべきではない」と演説した。タス通信によると、ウズベク政府は今月、アフガンへの電力供給を停止しない方針も示した。
ウズベクは南アジアへの経済進出を図っている。そのためには輸送路となるアフガンの安定が不可欠とみて、タリバンと良好な関係を築く思惑だ。アフガンに拠点を置き、ウズベク政府と敵対してきた過激派組織「ウズベキスタン・イスラム運動」が各勢力との戦闘で壊滅状態となり、治安上の懸念が少ないことも、同国のタリバンへの接近を後押ししているとみられる。
トルクメニスタンもウズベクと同様だ。ベルドイムハメドフ大統領はタス通信が今月1日に配信したインタビューで「タリバンと関係を強化する準備がある」と表明。トルクメニスタンは、自国産天然ガスをアフガン経由でパキスタンやインドに運ぶパイプライン「TAPI」の敷設計画の実現に向け、タリバンと協力する構えだ。実際、今年2月にトルクメを訪れたタリバン幹部から「TAPI計画を支援する」との確約も得ていた。
3461
:
チバQ
:2021/10/08(金) 14:43:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe80ab74694684e0a01c6a813e58ef232840a9a1
イラク国会議員選、10日に前倒し実施 政治不信のデモ激化受け
10/8(金) 14:37配信
毎日新聞
バグダッドに張られた選挙のポスター=イラク・バグダッドで2021年10月7日、AP
イラクで10日、国会(定数329、任期4年)の選挙が行われる。政治不信から2019年秋に激化したデモを受け、22年5月の任期満了から前倒しされた。各宗派・民族を基盤とする勢力が議席を争う。
イラクでは人口約4000万人の約6割をイスラム教シーア派が占め、他のアラブ諸国では多数派のスンニ派がここでは約3割と少数派だ。民族別ではアラブ人が約8割、クルド人が約2割でトルクメン人など少数民族も暮らす。03年のイラク戦争でスンニ派主体のフセイン政権が米軍に倒されて以降、国政ではシーア派勢力が優勢となっている。ただ、シーア派大国である隣国イランとの距離感を巡り、シーア派内部でも対立がある。
今回は新たな選挙法が適用され、州ごとの比例代表制から選挙区制に変わり、独立系候補も立候補しやすくなった。このため、デモを率いた民主派活動家の一部も立候補している。
地元の政治アナリスト、ジャッセム・アルムサウィ氏は「宗派・民族による政治上の分裂は変わらず、今回もシーア派政党が多数を占めるだろう。選挙後、政党間の連立工作が長引き、新政権誕生まで半年以上かかる可能性がある」と政治空白が生じる恐れを指摘した。【カイロ真野森作】
3462
:
チバQ
:2021/10/10(日) 08:25:06
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100900368&g=int
国民95%に飢えの危機 タリバン政権下、混乱続く―アフガン
2021年10月10日07時05分
横断幕を掲げるデモ隊=6日、カブール(EPA時事)
横断幕を掲げるデモ隊=6日、カブール(EPA時事)
【ニューデリー時事】イスラム主義組織タリバンが暫定政権を樹立したアフガニスタンで、経済政策の不備や政府資産凍結などを背景に、国民生活の混乱が続いている。世界食糧計画(WFP)によれば、国民の95%が十分な食料を取れず、飢餓の危機に直面。過酷な冬を前に、国連や国際支援機関などが人道支援を急いでいる。
「(タリバン暫定政権の)政府職員が状況を調べに来たが、その後は何もしてくれない。このままでは餓死してしまう」。アフガンの民放トロTVは2日、首都カブールの国内避難民キャンプで暮らす女性の声を伝えた。このキャンプには、戦火を逃れてたどり着いたものの娘の病気治療費が払えず、乳児を3万アフガニ(約3万7000円)で売った一家もあるという。
国連児童基金(UNICEF)は、今年末までに5歳未満児320万人が急性栄養不良に陥る恐れがあると警告している。うち100万人はすぐに治療を受けなければ死亡する危機に直面している。
カブール在住の地元記者は「自分の食事を減らし、子供に与えている。貧困と物価の急騰は国中を覆っている」と悲痛な叫びを上げた。中部バーミヤンの地元記者は取材に「最近、パンの価格が2倍に跳ね上がった」と指摘した。カブールでは、相互扶助の精神でパンを無料配布する店もある。インターネット交流サイト(SNS)上には、パンに多数の男性が殺到する写真が投稿されている。しかし、国民の「自助努力」にも限界がある。
タリバンが8月中旬に首都を制圧後、アフガン中央銀行が保有する約100億ドル(約1兆1000億円)の資産の大半は国外で凍結された。財源不足のタリバンは公務員給与をカットするなど急場しのぎの対策に終始し、有効な経済施策を打てていない。地元メディアは「失業率が劇的に上昇している」と批判した。
周辺国との貿易も滞り、国内での物価上昇につながっている。カブールでは「なぜわれわれは沈黙しているのか」と訴えるデモが発生。国民の不安は高まるばかりだ。
3463
:
チバQ
:2021/10/10(日) 09:46:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c8c7d338414003c1a9877f07e2eb9d5fb54bbf4
レバノン全土で停電、数日続く見通し 燃料不足で発電所2カ所が停止
10/9(土) 22:24配信
毎日新聞
3月に停電した際、復旧しないまま日没を迎えたレバノンの首都ベイルートの街並み=2021年3月29日、AP
ロイター通信によると、経済危機に陥っている中東レバノンで8〜9日、2カ所の大規模発電所が燃料不足のため相次いで操業を停止し、全土で停電した。政府関係者は、停電が数日続く見通しだと述べたという。
レバノンは2019年の通貨暴落をきっかけに経済危機に陥り、20年3月に政府がデフォルト(債務不履行)を宣言。輸入に依存している燃料の供給が滞り、国民生活に影響が広がっていた。今年9月にレバノン国内の親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラが、政府の許可を得ずにイランから燃料油の輸入を始めていた。
レバノンは人口約685万人。保釈中の19年末に日本から逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告も滞在している。ロイターによると、自家発電機を所有する国民も多いが、燃料の軽油も不足しているという。【金子淳】
3464
:
チバQ
:2021/10/11(月) 09:54:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbb42df369833949be2e800bc05816f60d374453
イラク国会選挙実施 政治不信反映し、低投票率の見通し
10/11(月) 6:12配信
毎日新聞
イラク国会選挙で投票所として使われた学校。テロなどを警戒し、武装した治安部隊員が待機していた=バグダッドで2021年10月10日午前10時20分、真野森作撮影
イラクで10日、国会(定数329、任期4年)の選挙が行われた。前回2018年と同様、国民の6割を占めるイスラム教シーア派系の政党が優勢。投票率は民主化後の選挙では過去最低を記録する可能性が高く、既得権益を握る政治エリート層に対する多くの有権者の憤りが反映された。
今回の選挙は、政治不信から19年秋に激化したデモを受け、22年の予定から前倒しされて実施。デモを率いた活動家の一部はボイコットを呼びかけていた。イラクでは選挙後の連立工作が数カ月単位で長引く傾向があり、速やかに新政権を発足させられるかも焦点となる。
前回第1党だったシーア派指導者サドル師率いる「行進者たち」は今回も最大勢力となる見通し。貧困層などの人気を集めるサドル師は愛国路線を打ち出し、隣国のシーア派国家イランと米国双方の影響力排除を主張する。一方、親イランのシーア派系政党から成る「征服連合」は第2党の座を守る可能性が高い。少数派のイスラム教スンニ派やクルド人の各政党も支持基盤を固め、一定の議席を積み上げる見通しだ。政治改革を訴える民主派候補は苦戦した模様だ。
10日、首都バグダッド中心部の投票所を訪れたジャーナリストの男性ハッサンさん(47)は「汚職政治を変えたいので1票を投じた」と語った。一方、「投票はボイコットする」と話す市民も数多くいた。全国の有権者は約2500万人。
イラクでの国会選挙は03年のイラク戦争で米軍などがフセイン独裁政権を倒して以来、5回目。戦後の民主化によって、スンニ派を主体としたフセイン政権時代の権力構造からシーア派が主導する形へ移行。各宗派・民族で権力を分け合い、首相はシーア派、国会議長はスンニ派、大統領はクルド人という慣例が続いている。【バグダッド真野森作】
3465
:
チバQ
:2021/10/11(月) 11:29:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/e806f5869acbf719488092a43f3f127442b760dc
イラク戦後最低の投票率も イラク国会選 政治に失望感
10/11(月) 7:48配信
産経新聞
イラク国会選で投票を行う男性=10日、バグダッド市街(佐藤貴生撮影)
【バグダッド=佐藤貴生】イラクで10日、国会(定数329)の総選挙が行われ、同日夕の投票締め切り後に開票作業が始まった。ロイター通信は選管当局者の話として、2003年のイラク戦争後の国会選としては最低の投票率となる可能性があると伝えた。
イラクでは19年、汚職の拡大や経済悪化への反感から大規模な反政府デモが起きたが、その後も機能不全が続く政治への失望感が示された形だ。イラク戦争後の国会選の最低投票率は前回18年の約45%。
これまでの開票では、隣国イランや米国などの影響力排除を唱えるイスラム教シーア派の有力指導者、サドル師が主導する政治組織や、イランと連携する民兵組織の元司令官が率いる政党連合の「征服連合」などのシーア派勢力が最多議席を争っているもよう。両者は前回選でも首位を競い合った。
19年の反政府デモを受け、政府は政党と無関係の独立候補が当選しやすくなる制度改正を行った上、予定より1年前倒しして今回の選挙を実施した。しかし、失業率の高止まりや劣悪な行政サービスに歯止めがかからず、国民の選挙への関心は低調だった。有権者は約2500万人。選挙では電子投票が導入された。
イラクでは03年、米軍などの軍事侵攻でフセイン独裁政権が崩壊。14〜17年にはスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が支配地域を拡大するなど混乱が続いた。
3466
:
チバQ
:2021/10/11(月) 18:28:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/620c7921e3a9aaabbf26bffb3d62bf43075773af
医療態勢は「崩壊」、冬季到来で犠牲者増の懸念 アフガニスタン
10/10(日) 15:29配信
CNN.co.jp
病院で患者の治療を行う看護師=9月1日、アフガニスタン首都カブール
(CNN) イスラム主義勢力タリバンが暫定政権を樹立したアフガニスタンで活動する国連機関やNGOは10日までに、同国の医療態勢はここ数カ月で内紛や外国援助の枯渇により文字通り崩壊したとの危機感を表明した。
数千人規模の医療従事者は給料を半年間もらえず、医療施設では薬品や装備品が払底。NGO「セーブ・ザ・チルドレン」は冬季が近づき5歳以下の子どもの死亡が毎月数千人増える恐れがあると警告した。
医療崩壊の現状は特に都市部以外で目立つ。世界保健機関(WHO)や同NGOによると、国内にある2300の医療関連施設の80〜90%がどうにか機能を維持している。ただ、国連人道問題調整事務所(OCHA)はこれら施設の3分の2は必要な医薬品を使い果たしたと報告した。
国連によると、食糧不足は慢性的で、国民1200万人以上が飢餓の危機にあり、栄養不良も急激に増加。国内の現金不足でNGOは給料支払いや物資補給が困難となっている。
自宅など失ったアフガン人は今年60万人以上で、このうち8割が女性や子どもとした。2時間ごとに女性1人が出産時に死去しているとの悲劇的なデータもある。
新型コロナウイルスの感染者も増加。国民の大多数はワクチン未接種者で、データ算出の方法がなく検査も非常に少ないことから国内の感染状況も正確に把握出来ていない。コロナ禍を知らない国民も多いという。国連によると、ワクチン接種者は今年8月前には約220万人だった。
世界食糧計画(WFP)のアフガン担当者はCNNの取材に、これほどのペースや規模で危機が悪化する事例を見たことがないと嘆いた。
アフガンへの外国援助はタリバンの政権掌握と共に途絶えた。世界銀行、米国や欧州連合(EU)などはタリバンとの交渉などを理由に同国の保健省を通じた援助を停止した。
国連各機関はNGOの支援も受け援助不足の穴を埋めることに尽力。EUは新たな援助を約束し、ジュネーブで先月開かれた国連の支援会合では10億米ドルの資金援助が発表された。
しかし、数週間後には初冬に入る中でこれらの援助を最も必要とする国民にはほとんど届いていない。
3467
:
チバQ
:2021/10/12(火) 18:59:05
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20211012k0000m030151000c.html
イラク国会選挙、サドル師派が勢力拡大「外国の介入は許さない」
2021/10/12 17:03毎日新聞
イラク国営通信は11日、国会選挙(10日実施)の暫定開票結果として、イスラム教シーア派指導者サドル師率いる政党連合が全329議席中73議席(前回54議席)を獲得し、第1勢力の座を維持したと伝えた。米国とイラン双方の介入排除を訴えるサドル師が影響力を拡大し、今後の連立交渉をリードするとみられる。
サドル師派に続き、スンニ派のハルブシ国会議長率いる政党連合が38議席、シーア派のマリキ元首相の連合が37議席を獲得した。一方、親イランのシーア派民兵組織と関係が深い「征服連合」は失速し、第2勢力の座から転落した。ロイター通信によると、少数民族のクルド人勢力は合計61議席を確保、政治改革を訴える民主派候補は数議席を獲得したという。
サドル師は11日の暫定結果発表後に演説し、「イラクは国民のためのものであり、外国の介入は許さない」と訴えた。イラクでは過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を目的に駐留する米軍の戦闘任務が年内に終了予定で、全面撤退を求める圧力が強まる可能性もある。【バグダッド真野森作】
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/s
イラク総選挙、サドル師派が最大勢力維持 政治停滞変わらず
2021/10/12 09:10産経新聞
イラクで10日に行われた国会(定数329)総選挙の開票作業が進み、ロイター通信は11日、選管当局者らの話として、イスラム教シーア派の有力指導者サドル師の政治組織が70議席以上を獲得して最大勢力を維持すると見通しを伝えた。近く発表される開票結果を受け、次期政権発足に向けた連立協議が本格化する。
暫定投票率は41%とイラク戦争(2003年)以降では最低となり、汚職の拡大などに対する国民の不信感が示された。既存政党が主体の構図は変わらず、改革の停滞で今後も不満が高まることは確実だ。
サドル師はイラクへの浸透を深める隣国イランなど外国の影響力排除を主張し、駐留米軍の撤収を求めている。11日には国営テレビで勝利宣言し、「国内問題に干渉しないすべての国の大使館を歓迎する」と述べた。首都バグダッドでは同日夜、支持者らが街頭に繰り出して勝利を祝った。
連立協議はサドル師派を軸に進むとみられるが、合意までに数カ月かかるとの見方もある。同派は18年の前回選で54議席を獲得、最大勢力となっていた。
ロイター通信によると、スンニ派のハルブシ国会議長率いる政党連合が票を伸ばし、シーア派で親イランのマリキ元首相が率いる「法治国家連合」と37〜38議席で第2勢力を争う。少数民族クルド人勢力も議席を維持する見込み。
イラクでは高い失業率や劣悪な行政サービスへの不満から19年に大規模な反政府デモが起き、治安部隊との衝突で600人近くが死亡した。国民の暮らしは向上せず、デモ当時と変わらない状況が続いている。(カイロ 佐藤貴生)ankei-_world_mideast_WGTSOB24S5K7NMY5SO2IETPZ2U.html
3468
:
とはずがたり
:2021/10/15(金) 12:30:00
タリバンが勝利宣言 アフガン首都制圧「戦争は終結した」
https://mainichi.jp/articles/20210816/k00/00m/030/039000c
毎日新聞 2021/8/16 09:18(最終更新 8/16 18:13) 有料記事 407文字
アフガニスタンの旧支配勢力タリバン政治部門トップのバラダル師は15日、首都カブールを制圧したことに関連してビデオ声明を発表した。「主要都市が1週間で陥落した予想外に迅速で比類のない勝利だ」と勝利を宣言。ロイター通信が伝えた。バラダル師は「人々の期待に応え、課題に取り組む」と述べた。
またタリバンのムハンマド・ナイーム報道…
3469
:
チバQ
:2021/10/16(土) 10:53:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ab010eb8d17c947a3fdd2ba53df33e7406bdd24
IS、モスク爆発で犯行声明 金曜礼拝狙いテロ相次ぐ アフガン南部
10/16(土) 8:13配信
時事通信
15日、アフガニスタン南部カンダハルで、モスク(イスラム礼拝所)の爆発現場を調べる人々(EPA時事)
ロイター通信によると、アフガニスタン南部カンダハルのイスラム教シーア派モスク(礼拝所)を狙った自爆テロとみられる爆発で、過激派組織「イスラム国」(IS)が15日、系列のアマク通信を通じ、犯行を主張する声明を出した。
イスラム主義組織タリバンがアフガンで権力を掌握した8月中旬以降、治安の空白を狙うように、IS系武装勢力が関与したとみられるテロが相次いでいる。
爆発は15日の金曜礼拝中に起き、AFP通信によると、少なくとも41人が死亡した。ISは声明で、戦闘員2人がモスクの門番を銃撃・殺害した上で内部に侵入し、自爆したと主張した。
アフガンでは8日にも、北部クンドゥズのシーア派モスクで金曜礼拝中に自爆テロがあり、少なくとも55人が死亡した。アフガンでシーア派は少数派。金曜礼拝で多数が犠牲となる爆発は2週連続となった。
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