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スーフィズムに関するHP

3383チバQ:2021/08/29(日) 12:17:12
「タリバンの気分次第だ」
同僚のジャーナリストを拾うと、私たちのタクシーはカブールの在外公館が集まる地区、ワジール・アクバル・カーンへと向かった。

その地区の入り口で、タリバン兵の一団に止められた。彼らは私たちのパスポートをチェックすると、翌日の朝に出直してくるようにと命じた。

けれども私たちは、引き下がるわけにはいかなかった。国を脱出できる機会を失うかもしれないのだ。ホテルをチェックアウトしてしまったので、他に行く場所もなかった。後でわかったのだが、そのホテルはすでにタリバンの戦闘員であふれかえっていたという。

再度タリバン兵たちと交渉できるまで、私たちは3時間もタクシーの中で粘った。タクシーの運転手が、私たちはどうしてもここを通らなければならないという命令があるのだと、タリバン兵を説得してくれた。

しかし20代に見える一人のタリバン兵が、もう暗くなりかけていて、私たちは女性だからその地区に単独で入るのは許されないと言い出した。

結局、インド大使館の職員がタリバン側の仲介者に電話し、地区の入り口に配置されている兵士たちと話をつけるようにしてくれた。そして私たちは、タリバンがアフガニスタンの治安当局から奪い取った、緑の「警察」車両に乗るように指示された。

私と同僚は躊躇したが、ここで「ノー」と言えばトラブルになるおそれもあったので、荷物を荷台に放り、後部座席に乗り込んだ。大使館まであと100メートルというところで車が止まり、インド公館の装甲車が出迎えてくれた。

大使館の門をくぐった瞬間、安堵感が押し寄せてきた。

空港まで安全に行けるようにと、インドの外交官がタリバンとの交渉を続けてくれていた。空港に向けての出発がいつになるのかは不透明だった。大使館員の話では、前日、出国を許可された人もいたが、止められたインド人もいたという。

「彼らの気分次第だ」と大使館員は語った。

通りに響きわたる銃声
16日の午後10時頃、突然集合するように言われ、車に乗せられた。出発の準備はできているが、荷物よりも人間を退避させることが優先なので、多くの人が荷物を置いていかなければならなかった。私も、衣服が詰まったスーツケースを一つ置いてきた。

このときはタリバン兵が、私たちが乗った22台に及ぶ装甲車の車列をカブール空港まで護送した。インド政府がアフガニスタンの在外公館の閉鎖を決めた今、カブール空港では120人以上のインド人を避難させるために軍用機が待機していた。

情報筋によると、タリバンは大使館の資産や車両を「預かる」と約束し、外交官が戻ってきたときにそれらを引き渡すという。

空港の近くでは、とてもたくさんの人が通りを歩いていた。高性能な武器を持っている人も多かった。近づいてみると、女性や子供もいた。誰も荷物を持っておらず、急いで家を出てきたようだった。

群衆の制御がきかなくなると、通りを巡回しているタリバンの戦闘員が、銃を空に向けて撃った。30分ほどの間に、3回も銃声が聞こえた。


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