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チバQ
:2021/09/03(金) 23:37:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd23334e990057757788c99a0c4cb4c239c2db69
各国がタリバンと接触 協力者の出国を協議 将来の人道支援も
9/3(金) 18:59配信
毎日新聞
アフガニスタン人の退避希望者の移送作戦に従事する英軍と米軍の兵士。アフガン国内には英国民や協力者が多数残る=首都カブールで2021年8月20日(英国防省提供・AP)
アフガニスタンで実権を握ったイスラム主義組織タリバンが近く政権を発足させる見通しだ。こうした中、関係各国がタリバン側と接触を図る動きが出ている。喫緊の課題は、アフガン国内に残る自国民や協力者の安全な出国を進めることだが、長期的には、タリバンとの関係を維持することで、アフガンが再び「テロの温床」とならないよう促す狙いもありそうだ。
タリバンのシャヒーン報道担当者は3日、タリバンが政治事務所を置く中東カタールの首都ドーハで、英国とドイツのアフガン担当特使や大使と相次いで会談したことを明らかにした。アフガン国内には現在も両国の国民や協力者が多数残っており、アフガンの首都カブールにある国際空港の再開や、安全な退避を協議した。人道支援についても話し合ったという。
さらにシャヒーン氏は英国側がタリバンに対し、「将来的にアフガニスタン・イスラム首長国(タリバンの自称)と協力する準備ができていると強調した」と述べた。またドイツのマース外相は8月31日、訪問先のドーハで、一定の条件を伴うとしながらも、今後もアフガンを支援したい意向を表明。政治や治安の状況が許せば、「カブールに再び大使館を置くべきだ」とも述べた。
両国がタリバンとの関係強化も排除しない姿勢を見せる背景には、タリバンが恐怖政治を行った旧政権時代(1996〜2001年)に国際的に孤立して困窮し、結果的に国際テロ組織「アルカイダ」との関係強化につながったという見方があるためだ。アルカイダはタリバンに資金や戦闘員を提供し、タリバンはアルカイダへの依存を深めたと指摘されている。
国際社会には、タリバンが求める「国家承認」や援助をテコに、タリバンがテロ組織の活動を許さず、さらに女性の人権など政治や社会の面でも寛容になるよう促す狙いがある。タリバン側としても経済状態が困窮する中、国際社会の援助は必須と言える。
国際社会は当面、タリバン側と接触を続けながらも、近く発足するタリバン政権の構成など、統治の推移を注視していく構えと見られる。【松井聡】
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