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番外企画スレ
1
:
管理人★
:2020/10/27(火) 16:39:53 ID:???
通常の妄想ロワとは違う企画を実施する際はこっちで盛り上がろうー。
1691
:
名無しさん
:2022/04/05(火) 19:56:54
妖路歴程・時空爆散の余波の光や、発着場の地面が巻きあげられて生じた噴煙などが医者と草加の元にまで飛んできた
両者ともダメージを受けるほどではないが視界が遮られ、草加はその場から離脱しようとサイドバッシャーに跨りエンジンを点火
しかし医者は噴煙を突き破るように、サイドバッシャーに跨った草加の背に弾丸のような速度で追跡を開始する
サイドバッシャーは先ほどのレジィの攻撃で破損している。変形機能を使用してもどの程度戦えるかわからない。確かめる暇も今はない。草加は逃げに徹する。しかし加速にも影響が出ている。
それでも一度引き離してしまえばバイク対人間、逃げ切れる。だがトップスピードまで加速するまでに追いつかれれば背中を攻撃が襲うだろう。
1692
:
名無しさん
:2022/04/06(水) 11:52:04
「ココアさん……!」
自分を呼ぶ姉の声に、妹が駆け寄る。
擦り傷以外はこれといって大きな傷がなく、ココアの無事を確認したチノは安堵した。
だがチノと共に来たマコトと雲雀、ホメロスは彼女が何かを失っていることに気付いた。
各々がそれぞれの対処に必死で、詳細はわからないが――閃光が大魔王を消し飛ぶ瞬間だけは目撃している。そしてこの場にココアのサーヴァントが居ないということは……。
「ココアさん。キャスターさんは、どこに行きましたか?私はまだあの人とあまり話をしていないですが……ココアさんを守ってくれたことのお礼を言いたいです」
「チノちゃん。キャスターさんは――ルカちゃんはね……」
そしてココアの口から先程起こした奇跡が語られた。
遅れてやってきたピーターやシャアもそれを聞き、セフィロスやクルーゼすらも黙って聞いていた。
セフィロスとクルーゼは聖杯狙いだが、キャスターのおかげで大魔王を倒せたのだ。彼女の犠牲なくして聖杯を狙うことは出来ず、ならばこの程度の時間は設けよう。
「オレは少女達に助けられてばかりだな……。すまない……」
ホメロスは自分の無力さを痛感した
二人の少女に勇気づけられた(
>>1650
)後、大魔王に立ち向かうことは出来たが大した役には立てずキャスターの少女の自己犠牲に助けられた。結果的に自分を勇気づけてくれた少女の片割れはサーヴァントを失うことになり――その心境はハドラーを失ったことのあるホメロスにも理解出来る。
もちろん雲雀と再契約したことでホメロスも勝利に貢献しているのだが、それでも同じマスターで直接的に役立ったピーターと比較して自分はあまりにも無力だ、と。
しかしその無力感はピーターも同じだ。キャスターと過ごしていた時間もホメロスより長く、相手を拘束する手段もあるのに容易く突破された。
「誰にも譲れない誇りはある。君達、小動物が互いを誇りに思うように――キャスターも大きい小動物。君のことを誇りに思っていたようだね」
ココアとチノを交互に眺め、雲雀はそう口にする。
「それに――まだ戦いは終わってないよ」
そしてセフィロスとクルーゼを一瞥して、まだ敵がいることを皆に知らせた。
セフィロスとクルーゼは雲雀の言葉を否定しない。大魔王バーンが倒れた今、自分達は敵だ。
「ああ。バーサーカーやキャスターの生き様を無駄にしないためにも、俺達はまだ戦わなければならない」
雲雀の言葉にマコトが続く。この戦いで多大な犠牲が出たが、これで聖杯戦争が終わったわけじゃない。
「はい。この戦いよりも前に死んでしまったライダーさんやまりなさんや炭治郎さんの分も含めて、私達は皆さんの想いを犠牲にしないために、進まなければなりません……」
「……うん。諦めない心。魔法の言葉――かっとビングだね、チノちゃん!」
「はい。かっとビングというのは、変な言葉だと思いますが……その諦めない心は嫌いじゃないです」
かっとビングという魔法の言葉を口にして、挫けようとしないココアにチノが微笑む。
皆がそれぞれ話し終えた後、シャアがクルーゼに声を掛けた。
これにて共闘は終わるはずだが、まだ大魔王の残党――ムスカと草加雅人がいる。彼らをどうするか、という話し合いだ。
ちなみにファイズの姿をシャアは目撃しており、その特徴を聞いたピーターとココアは巧を思い出す。しかしライダーは既に死んだはずだとピーターは説明。カイザ(草加)だけでなく、ファイズについても警戒心を強める
当然だがカイザが医者でファイズが草加ということは、ここに居る誰も知らない
1693
:
名無しさん
:2022/04/06(水) 12:09:07
「ははははは、ありがとう諸君!あの大魔王を消し去ってくれて!」
対聖杯側のシャアと聖杯狙いのクルーゼが一定の距離を保ちつつ黒幕の一翼であるムスカ達をどうするか話し合いを始めて間もない頃
さらに遠くの方から甲高い笑い声を挙げつつ賞賛の言葉と拍手を送るムスカが自らの存在感を示すかのように姿を晒す
(ちなみに一度はチノ達の対聖杯グループに潜り込もうとしたムスカだが、鬼眼王バーンが一団を襲撃した際にしれっとその場から離れていた)
「特に巨大な姿に変じて英雄達すら敵わない光景を見たときは私も絶望しかけたが、君のキャスターのおかげでこの窮地を切り抜けられた。それに関しては本当に感謝しよう!」
相手側にどう捉えられようとも構わず、ムスカは本心から人形使いの魔女が為した偉業を褒め称える。
なにせ自分や草加が想像していた以上に大魔王バーンという異次元の化け物であった、終末の使者とすら錯覚してしまう程に圧倒的な絶対者のように映っていたのだ。
彼女の献身がなければ聖杯戦争の関係者全員を瞬く間に殲滅とする勢いであった、そう思うとムスカも恐れ戦かずにはいられなかった。
「だが、聖杯戦争は終わっていない!私には宿願がある!聖杯が欲しい!だから、君達にはここで退場してもらおう!!」
そしてムスカが片腕を天に掲げると、そこから青い光が空へと伸びていき、やがて一団上空に滞空していた飛空挺へと差し込んでいく
すると飛空挺から飛び立つ影が無数と落下する、そして一団を包囲するようにロボット兵が地上へ立ち並び、同じく上空を旋回するように飛んでいた
〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜
ムスカにしてみれば、対聖杯+αが自分達の関与なしに大魔王バーンを撃破して、さらには疲弊してくれたこの状況は、計画が狂ったとはいえ当初の予定に近いたため好機とみていた
だが困ったことに力を温存しているはずの草加が未だ襲撃者と戦闘を続けている、これでは生き残り達を一網打尽にすることが今すぐできずに苛立ちを覚えていた
しかしだからといって自分達の正体を彼らに曝かれた以上、草加が戻ってくるのを悠長に待っているわけにはいかず、ムスカは少し悩んだ上に博打に出た
腕に埋め込まれた飛行石に自らの思念を送り、飛空挺で待機していたロボット兵数十体を一斉に機動させて行動を起こさせる
そして対聖杯達が自分に対してアクションを起こす前に数で勝るロボット兵達で包囲させ、ビーム砲を一斉に掃射させた
ラピュタ文明が製造したビーム砲のように着弾して大爆発を起こすことはないが、それでも無数のビーム攻撃が一斉に迫られてはサーヴァントとて一筋縄ではいられない
実際、大魔王バーンに蹂躙されて疲弊しているマコト、雲雀、ピーター、ホメロスは非力なチノやココアを守るべく防衛に徹する他なく、多少は反撃してロボット兵を倒してもその弾幕はそう簡単に途切れることはなく厳しい状況に置かれていた
一方、シャアとクルーゼはムスカに向かって駆け出していた。地上や宇宙空間にて数々の戦場を駆け抜けたMS乗りの二人は、MSの操縦とは違う生身であってもロボット兵の攻撃を読み切りなんとか躱しながら統率者であるムスカに接近する
もし躱しきれない攻撃が進撃を阻むロボット兵が現われた時にはセフィロスに露払いしてもらい、ムスカの横暴を止めるか、彼の腕を斬り落とすか、最悪彼を殺す覚悟で移動速度を緩めることなく突き進んでいった
だが、このロボット軍団ですらムスカの策略の一つだった
上空で滞空していた飛空挺で爆発音が複数回鳴り、やがて浮力を失い真下へと落下していく
実は、ムスカがロボット兵の一体に飛空挺での待機を指示し、対聖杯一団をある程度足止めしたところで飛空挺の動力を破壊するように命令していたのだ
飛空挺一艇と忠実なる部下達を代償に一定範囲を大質量で壊滅させる過剰な攻撃、当然サーヴァントには効き目が薄いだろうが生き残ったマスターには絶体絶命の脅威となる、墜落時点での破壊の嵐を前にしては例え英霊とてマスターを守り切るのは困難であろう
真上から落下する巨大な船舶とムスカの真意に気付いた時には既に遅く、防戦に徹していた一団はなんとか回避行動を取ったものの、直後に発生した墜落時の衝撃、破裂、爆発、大地が抉られる音が鳴り響き、否応なしに大破壊に巻き込まれてしまった
粉塵が巻き上がる中、ホメロスとピーターを退避させるべく全力を尽くした雲雀だったが、墜落の衝撃で無数の残骸が飛び散ったことでピーターは複数の傷を負い、ホメロスは片足に金属片が深々と刺さっていた
一方、マコトもチノとココアを助けだそうとしたが衝撃波によって吹き飛ばされてしまい、彼の手が離れたところでチノとココアが一緒に倒れていた
あの一瞬の最中、ココアはチノを庇うように抱えていたためチノは無事であったが、ココアの腹部には大きな木片が突き刺さっていた
そしてこれで終わりではない、あの神風の如き自爆攻撃によって複数個体も巻き込まれて機能を停止したものの、いまだ大多数のロボット兵達は健在であり、様子を伺いつつ煙が晴れたら殲滅攻撃を再開するつもりでいた
〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜
一方、ファイズに変身した草加がサイドバッシャーで逃げようとし、カイザに変身した医者が草加に迫り、レジィがそれをサポートするもう一つの戦場にて
サイドバッシャーの加速よりも早く草加の背後に迫った医者が容赦なく攻撃しようとした
「マスター、避けろッッ!!」
だが背後のレジィから大声で呼び掛けられ、気付けば医者の身体は閃光に貫かれてしまった
この時、上空を飛んでいたロボット兵がビーム砲で医者を攻撃しており、レジィの前には三体のロボット兵が突如として立ち塞がり彼を妨害していたのだ
これもまたムスカと草加が仕掛けた博打の一つであり、念話で軽く連絡し合った後にロボット兵による強襲を狙っていたのだ
一歩間違えれば失敗もあり得る突発的作戦だがものの見事に成功し、魔術的なビーム攻撃によってカイザの装甲を抜けて身体に風穴を開けられた医者は勢いを失い、草加の逃走を許してしまう
更に大ダメージによって変身が解除された医者は、なおも草加への憎悪を募らせて自らの治療に取りかかろうとするが、直後に墜落の衝撃で吹き飛ばされた飛空挺のプロペラが医者の頭に直撃してしまい即死、やがて全身が灰となって崩れてしまった
【医者@アクダマドライブ 死亡確認】
〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜
背後で発生した轟音や惨劇に対してクルーゼとセフィロスは目もくれず、シャアだけが一瞥した後に、一点突破で包囲網を向け出した
そしてムスカに差し迫ったが、その彼らの前にサイドバッシャーに跨がった草加が現われて立ち塞がる
一刻も早くムスカを倒すべくシャアとクルーゼは銃器で攻撃するもののまだ充分な射程距離ではないため上手く当てられず、一気に距離を詰めたセフィロスが斬りつけんとするが草加によって妨害されてしまう
今のセフィロスは大魔王バーンとの激戦によりかなり消耗しており、さらには何度も攻撃を受けたことで攻撃のキレが些か欠いていた
1694
:
名無しさん
:2022/04/06(水) 14:56:51
>>1693
片足に金属片が刺さったホメロスは、満足に剣を振るえなくなってしまった。
絶体絶命の状況だ。このロボット兵達をどうにかしても、この足ではもう戦えない。皆を守れない。
――だがそれが逆に彼の覚悟を後押しした。
「令呪で命ずる。アサシン、このロボット共を殲滅しろ。私と共に戦ってくれ……!」
「いいよ」
ココアがそうしたように、ホメロスもまた令呪全てを躊躇なく使い果たす。
そして雲雀もまた彼の覚悟を見届け、断りもせずに受け入れた。
「糸使いの少年。そしてクリミナル。少女達のことはお前達に任せる……」
「深海マコト。君は後で咬み殺す。……だからそれまで、そこの小動物達のことは預けておくよ」
「……わかった。ホメロス、雲雀。お前達の想いは俺が繋ぐ。姉妹の命も、繋いでみせる――!」
ホメロスと雲雀にマコトは力強く返事をして、ピーターもまた承諾した。
居残るなら拘束を得意とする自分だと思っていたが、令呪でブーストされた雲雀ほどの力は発揮出来ない。それにクリミナルの状態を考えると護衛は一人でも多い方が良いだろう
「小動物……」
雲雀はチノの方をチラりと見た。
大怪我を負ったココアを心配して、涙を流しながら必死に名前を呼んでいる。
「残念だけど、ここらでお別れだよ。――君達の道は僕がこじ開ける」
死ぬ気の強さは、覚悟の強さだ。
そして今、雲雀は死ぬ気でロボット兵達を咬み殺そうとしている。
令呪全てを使い果たしたホメロスと共に、一騎当千のアサシンが征く。
結果的に雲雀はホメロスと共にロボット兵を一匹残らず、咬み殺した。
ホメロスも雲雀の固有スキル、戦場の鬼により奮起して普段以上のポテンシャルが発揮出来た。
なにより雲雀恭弥は大群を相手にする殲滅戦において圧倒的な力を発揮していた存在だ。
彼の負けん気はここでも遺憾無く発揮され、一匹も残さず咬み殺したことはもはや、意地にも等しい。
「雲雀さん……っ!?」
全てが終わり、光の粒子となりかけた雲雀にチノが声を掛ける。
この時、既にホメロスは死んでいた。しかし彼は何かを成し遂げたような――そんな悔いのない表情でこの世を去った。
「小動物……。君達には君達の生き延び方がある。僕は君達の未来を。君達の宿した死ぬ気の強さを――空から眺めておくよ」
「そんなの……嫌です……!雲雀さんまで、いなくならないでください……!」
「……君のその顔、つまらないな。そこの小動物にもまだ助かる余地はあるはずだよ。小動物なら小動物らしく、最後まで諦めずに足掻くといいさ。
――それが僕の知る香風智乃だよ」
その言葉を最期に雲雀恭弥は消滅した。
孤高の浮き雲は、この地で出来た新たな仲間に看取られて大空へ舞い上がる。
「雲雀さん……。雲雀さん…………!」
チノの叫び声が、虚しく響き渡る。
マコトが彼女の肩に手を置き、スっと近くにあったバットを持ってきた。
チノがココアの心配をしている間、ココアはバットのことを話していたのだが、先程まで取り乱していたチノの耳には届いていなかったようだ。
「チノちゃん……。このバットは、ルカちゃんが私に託してくれたんだよ……」
身体がすごく痛むが、ココアは必死に話す。
マズルカや皆の犠牲を無駄にしないために。チノの頑張りを無駄にしないために。
天城カイトから託された熱き魂を、燃え上がらせて。
「かっとビング、だよ……チノちゃん。お姉ちゃんに、任せなさい!」
保登心愛は強い想いで意識をつなぎ止め、なんとか気丈に振る舞う。
――何故かって?
それは彼女がチノの姉であり、チノが彼女の妹だからだ。
姉という太陽に照らされた妹もまた、涙を拭って立ち上がる。
雲雀やホメロスの犠牲を無駄にしないためにも……。
【雲雀恭弥@家庭教師ヒットマンREBORN! 霊基消滅】
【ホメロス@ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて 死亡確認】
※この場にいるロボット兵達は全滅しました
1695
:
名無しさん
:2022/04/06(水) 15:13:50
ムスカはまだ1つだけ、草加以外には未だ知られていない能力があるんだよね
それは神がかった射撃能力であり、それはこの世界に転送されて国王になってからも腕を衰えておらず、最後の奥の手として国民にも秘匿している
流石にサーヴァント相手には通用しないけど、マスター相手ならこれだけあれば十二分に脅威になる
懐に隠し持った銃と予備の弾、流石に本当の本当にピンチの時しか使えないが出番は来るだろうか
1696
:
名無しさん
:2022/04/06(水) 15:18:11
>>1693
医者の死亡後、間もなくして契約していたレジィも消滅する
思い返せば草加雅人に踏み荒らされてばかりの聖杯戦争だった。相馬も医者も草加雅人に殺されたようなものだ
一度は医者に命を救われたが再びマスター不在で消滅する。聖杯戦争の行く末も見届けられないままに
「草加雅人……お前も運命に翻弄され、道化となって死んでくれよ」
最期に呪いのような言葉を吐き捨てレジィは消滅した
お前「も」という言葉は生前似たような言葉を伏黒恵に吐いたからか、それとも草加雅人や呪いのベルトに翻弄され続けたレジィ自身に対する皮肉なのか……
【レジィ・スター@呪術廻戦 霊基消滅】
1697
:
名無しさん
:2022/04/06(水) 21:04:44
気付けば、ロボットが全滅した場所の様子を見ている一団がいて、チノ達にそろそろと近づいてきた
墜落した飛空艇に乗っていて、マコトに救出された者達が、マスター達がバーンと戦っている間にここまで逃げて来ていたのだ。
ムーの軍人も何人かいるらしく、マコトやピーターは状況の不味さに緊張する
しかし、一人の黒い大きな診療鞄(マコトに救出される時も肌身離さなかった)を持った初老の男性が進み出てきた。
彼は軍医で、傷ついたココアの応急処置をすると申し出た
船と一緒に通信機を失った兵士達も見て見ぬフリをしてくれた。
軍医はなるべく平らな所に乗客の上着を敷いて寝かせ、鞄から消毒液や包帯、糸と針などを取り出して応急処置に取り掛かった。
だが重体のココアの命は、この世界、この不十分な環境では依然、風前の灯火だ。
「…待っててください。ココアさん。」
チノとマコトは一刻も早く決着をつけるべく、草加達の逃げた方向へと向かった。
1698
:
名無しさん
:2022/04/06(水) 21:55:19
>>1697
ムーの軍人はマコト達にムスカの真相を聞いた
彼らがココアの治療を見て見ぬふりをしたのは、それも理由だ。それに彼らも軍人であり、傷付いた民間人を助けるくらいの良心は持ち合わせている
そんな彼らを信用してピーターもチノとマコトに同行を志願した
元々ライダーのマスターだったからファイズの性能をよく知っているし、ファイズが悪行に使われることを好ましく思えない。
ムスカと手を組んでいるということは、あのファイズはきっと草加雅人だ。
巧がベルトを託した?それとも無理矢理にでも奪い取った?
そのどちらかわからないが、どちらにせよ乾巧という男はあんな悪人に加担しないはずだと信じている
とりあえず自分が草加を倒し、ファイズを取り返す。それが乾巧のマスターだった自分の責任だ
1699
:
名無しさん
:2022/04/07(木) 08:45:56
三日目 正午過ぎ
レムリアに破壊の音が鳴り響く最中だった。
聖杯戦争の参加者は、またしても幻を見る。
それは今までの儚い夢のようなものではなく、強烈な紅い光を伴い、眼を焼くような幻痛と、
ズキンズキンと激しい頭痛を伴う苛烈なものだった。
業火に満たされた世界の中に10枚のカードがあった。
最後の幻で残った8枚の他に、新たに2枚のセイバーの絵柄の描かれたカードが並んでいる。
そのカードが、激しく炎を上げて燃える。
燃える絵柄は、アルターエゴ、バーサーカー、ライダー、キャスター、キャスター、アサシン、そして追加されたセイバーのうちの1枚。計7枚。
残ったカードは、クリミナル、フォーリナー、セイバー。計3枚。
その直後、世界が荒れ狂い、意識が揺さぶられる
意識が途切れる直前、マスター達は強烈な光を見た。
その光は一瞬で消えたが、マスター達は直感で理解した。
「聖杯は、そこにある」と。
*聖杯に脱落したサーヴァント達の魔力が急激に入ったため、聖杯が一瞬出現しました
あと1騎サーヴァントが脱落した場合、聖杯が安定して実体化します。(fate/zeroの終盤のような感じ)
そのおおまかな方角・距離をマスター達は幻を通して感じました。
1700
:
名無しさん
:2022/04/07(木) 08:46:31
この光景はいつもの白昼夢のようにマスター達にとっては数秒足らずだった。
前回の聖杯戦争の生き残りであるムスカは当然、聖杯戦争の進行によって起こるこの現象を知っている。
そしてその聖杯戦争で、自分より先に聖杯の場所に辿り着いた瀕死の敵に、出現した聖杯を破壊されてしまうという苦すぎる経験をしていた。
そして今回の幻視の異様さに危機感を感じる。
(なんだこの荒れ狂うイメージは。前回はこのような事は無かった。
まさか最初の聖杯戦争以降、この儀式を影で繰り返していた大魔王が消えた事で魔術が不安定になっているのか?
そうだとしたら、もうこれが聖杯を手に入れる最後のチャンスかもしれん。
いや、やることは変わらない。残りの主従を倒し、今度こそ私が聖杯を手に入れる!)
ムスカは草加に先ほど見たイメージについて伝えた。
そして聖杯の出現した位置に陣取り、やってくる他の主従を迎え撃つことにした。仮に他の主従が自分の元に来ないようならロボット兵などを差し向けるなり他にやりようはある。
1701
:
名無しさん
:2022/04/07(木) 09:57:30
>>1700
ムスカ達を逃してしまったシャア、クルーゼ、セフィロスもマスター二人でイメージ映像を考察。アサシンと彼と再契約したホメロスがおそらく死んだであろうことを察したシャアは、一度は手を組んだ戦友ホメロスの死を内心で弔う
そして聖杯の出現した位置にムスカが居ると考え、そこへ向かおうとする。聖杯戦争の関係者なら、必然的に聖杯の出現場所へ向かうだろう。
ちなみに最優先はムスカと草加雅人という異分子の排除だ。先程のロボット兵といい、バーン程ではないが厄介な敵である
セフィロスが草加を引き付け、クルーゼが指示を出し、サーヴァントを失ったシャアがムスカを狙うという作戦だ
「待ってください……。私達も、戦います……!」
ムスカを倒しに行こうとする三人にチノが声を掛けた。
深海マコトとピーターも一緒だ。シャアはココアのことを質問したが、チノが治療中だと答えた。
ホメロスやアサシンについては、察している。途中から何かを破壊する音が鳴り響いていたので、きっと彼らがロボット兵を命懸けで殲滅したのだろう。
最後にチノが手にしたバットについてシャアは質問した。その無骨なバットは、あまりにも目の前の少女に似合わなかったから。
「これはココアさんから託されたお守りです。私では戦えないと思いますが……ココアさんがどうしてもというので……」
ちなみにココアは「どうしても」と言って押し付けたわけじゃない。
お守りとして渡されたものを、素直に受け取っただけだ。
それでも姉のお守りを持ち運んでいると言うのは恥ずかしかったから、少しだけ言い訳した
チノとシャアのやり取りが終わった後、マコトが口を開く。
「俺達も草加雅人を倒そうと思っている。フォーリナーとそのマスター。お前達とは全てが終わった後に、全力で戦いたい」
マコトの意見をクルーゼ達は承諾。
そしてピーターの口からファイズに関する情報が話される。
とりあえず最終決戦で両者が正々堂々と戦えるように。そしてライダーのマスターとして、ファイズを悪用する草加雅人とは自分が戦いたいとピーターは話した
もしも自分が死んだらその後は託すが、出来れば自分で草加と決着をつけたい……と。
ちなみにムスカの対処は先程三人で話し合った作戦通りシャアが行う予定だ
1702
:
名無しさん
:2022/04/08(金) 00:29:36
>>1693
で草加とセフィロスが戦端を開き、ムスカ達が銃撃戦をしてる最中にイメージ映像(
>>1699
)が届いた。
事を急いだムスカが残存していたロボット兵を呼び寄せて足止めをし、草加と共に逃げると同時に聖杯の降臨場所…レムリア島のある場所へと向かった。
その道中にレムリア島に潜んでいた親衛隊と接触して、本国のムー島に連絡するように指示を出した。
ロボット兵を含めた増援を呼び寄せて残りの主従にぶつけるつもりだが、今からムー島を出発すると時間が掛かってしまう。
そのため、戦力確保のために医者亡き跡に残されたカイザギアも逃げながら回収していた。
ロボット兵の殆どを失った今は増援が来るまで自分達で耐えきるしかない、ムスカにはファイズギアは使えず、カイザギアは使ったら灰と化してしまうので使うつもりはない。
だがカイザギアは草加なら使用できるし、万が一にも自分達の敵が捨て身でカイザギアを使うのを防ぐ目的があった。
>>1701
魂喰いのおかげでまだ倒れずにはいられるもののクルーゼもそれなりに疲れを感じている
またマコトに全力を出させて魔力補充手段を持たないチノはクルーゼ以上に疲労感を感じているはずだが、今は緊張の糸を途切れさせずにムスカ達の対処に集中している
シャア、ピーターも負傷しており、マコトとセフィロスも消耗やダメージを負ってはいるが、全員が同じ目的に向いており戦意が高い状態である
さて、対黒幕の集団は先のイメージ映像から聖杯の出現場所に向かうことにしたが、道中にてクルーゼがレムリアの軍人に指令を出す
先程のバーン戦や包囲戦のように、ムスカは国王という身分を利用して忠実なる部下や兵器を投入して主にマスターを狙おうとしているのは明白だ
この先もまたそれらに妨害される恐れがあるため、クルーゼはレムリア軍を動かしてそれらに対抗させるつもりである
1703
:
名無しさん
:2022/04/08(金) 00:30:16
クルーゼが指令を出した時、レムリアの軍人達は同行者が何者か質問した
クルーゼはチノのことを保護対象、ピーターやシャア、セフィロスやマコトのことは協力者として軍人達に説明した
1704
:
名無しさん
:2022/04/08(金) 00:32:07
クルーゼの指示は対黒幕の集団にとって有利に働く内容のものだ。
だが、それに浮かない顔をしている者がいた。
「どうした?チノ」
「マコトさん…
闘えない私がこんなことを言うのは我儘だと思います…」
「でも私は…レムリアの兵隊さんたちにも戦ってほしくありません…。」
「……」
チノの頭に浮かぶのは、先ほどバーンとの戦いの最中に争い傷ついていてムー島とレムリア島の兵隊たちの姿。
そして先ほどの怖ろしいロボットたちの猛威
ロボットに立ち向かい大勢の兵士たちが鎧袖一触で傷ついていく光景が浮かんでいく。
傍で聞いていたピーターの脳裏にも、ムー島とレムリア島の戦争が起こるのを憂いたマズルカの姿がよぎった。
ムスカという暴威を奮う権力者を相手に立ち向かうこの状況で、容赦なく言えばチノの考えはあまりに現実を見ない甘え考えだ。
だが、最もこの場で力がなく、兵隊の加勢が最も有難いであろうチノ本人が、この状況で勇気を持って言い出した。
それにはどれほどの覚悟が必要だろう。
マコトはレムリアの軍人たちに指示を出している(
>>1703
)クルーゼに提案する。
ロボット兵やムスカの部下は自分達が先行して対処する。だからレムリアの兵隊を出すのはもう少し待ってほしいと。
ロボット兵の多くは雲雀とホメロスが殲滅した。元々あの場で全員始末するつもりだったムスカは大部分の兵力を投下していた。
残りもまだいるとは言えロボット兵は自分が、ムスカの部下は拘束技の得意なピーターが対処できると。
ムー島から増援が到着するのにも時間はまだある筈だ。
その前に指令を出すムスカを拘束または倒せば、兵士達の争いは防げるかもしれないと。
それに対して、クルーゼは条件を突きつけた。
今からムスカと草加の元へ向かう。当然、ロボット兵や部下が道を阻むだろう。
この場でクリミナルに対して令呪を使い、力をブーストし、それらを排除するために動く事。
そうすればレムリア島の軍隊を動かすのに、いくらかの猶予を設けると。
チノとマコトは目を合わせ頷き合う。
「わかりました。『令呪で命じます。マコトさん、頑張ってください…!』」
マコトに力が漲る。
1705
:
名無しさん
:2022/04/08(金) 00:35:05
クルーゼはチノの提案を呑み、レムリアの軍隊を動かしてムスカやロボット兵の元へ一気に攻勢をかけることを控えた。
しばらくの間、レムリアの軍はロボット兵に対しては防衛に徹して無理な突撃などはしない、という方針になった。
ただ今後ムー島から増援の兵士やロボット兵達が飛んで来たり、マコト達が力尽きたり、その他不確定要素により戦力が不足した場合はその限りではない。
正直な所、ムスカ達を倒すためならば自身の権力を活用して兵士を大量に動員した方が確実であり、合理的だと思っている。
だが、最後に聖杯を巡って争う事になるだろうクリミナルの令呪を使わせ、兵士の無意味な損失を避ける事ができた。
悪い手ではないと、考えることにした。
チノの持つバット揺れている。
『少しは使命に目覚めたか?』
殺した男のそんな問いが聞こえてきそうな気がして、馬鹿馬鹿しい、と即座に否定する。
ムーの兵士の損耗が減り喜ばしいと思うのは、自分の戦力だから、それだけだ。
クルーゼにとってこの仮初の世界に価値はなく、人類の滅亡を願う為に聖杯を獲る、それは変わらない。
1706
:
名無しさん
:2022/04/08(金) 00:37:28
(
>>1705
修正)
>ムーの兵士の損耗が減り喜ばしいと思うのは、自分の戦力だから、それだけだ。
>クルーゼにとってこの仮初の世界に価値はなく、人類の滅亡を願う為に聖杯を獲る、それは変わらない。
レムリアの兵士の損耗が減り喜ばしいと思うのは、自分の戦力だから、それだけだ。
クルーゼにとってこの仮初の世界に価値はなく、人類の滅亡を願う為に聖杯を獲る、それは変わらない。
1707
:
名無しさん
:2022/04/08(金) 00:40:15
>>1704
チノは
>>1624
と
>>1642
で既に令呪を使ってたからこれが最後の令呪だったな
1708
:
名無しさん
:2022/04/08(金) 01:19:49
>>1705
自分の持つバットが揺れた気がして、チノは首を傾げる
問い掛けが聞こえてきたのはクルーゼのみだ。他の誰にも聞こえていない
しかしココアから「お守り」として託されたもの。そしてココアも以前にキャスターから託されたもので、その前の持ち主はバッターという名前だと話を聞いていた。
だからこのバットにはキャスターやバッターの想いが宿っているのだと考える。
普段なら「そんなの有り得ない」という結論を出すかもしれない。
それが有り得るかもと思えたのは人々の想いに触れ、それを繋ぐために背負ってきたからだ。
「バッターさん。キャスターさん。私達も、がんばります……!」
バッターという人物のことは知らない。
キャスターについても共に過ごした時間は短く、あまり知らない。
それでも彼らは平和のために戦っていたに違いない。少なくともキャスターはココアのことを守ってくれていたのだから。
平和のために戦ったなんて根拠はそれくらいしかないけど――今のチノにはそう感じられた
1709
:
名無しさん
:2022/04/08(金) 18:07:37
>>1702
(気付けば仮投下
>>1538
が本投下されていないので、シャアの負傷はなしにした方がいいかな?)
1710
:
名無しさん
:2022/04/08(金) 19:18:38
(
>>1709
>>1702
を投下した者ですが単なるミス…
仮投下
>>1538
ですが今投下しても展開に問題なさそうなので代理投下させて頂きます。負傷も展開次第ではかすり傷とも解釈できるし問題ないはず)
>>1693
の直後、イメージ映像と
>>1702
直前の出来事。
セフィロスの攻撃を一度は受け止めた草加だが更に追撃を加えられたことで逃げ切ることは困難と判断
自分の方が消耗が少ないことも考慮した上で、サイドバッシャーから降りてここでフォーリナーを殺すことに決める
一方セフィロスには目の前のファイズが以前戦ったライダーに比べて遥かに矮小な存在に見えていた
乾巧のことはセフィロスの記憶に焼き付いているが、このファイズは同じ姿だというのに全く異なる印象を受ける。
その頃、シャアとクルーゼはムスカとの距離を縮めていく。ムスカは草加がセフィロスと戦っている間にも逃げ惑う。逃げ切ることさえ成功したらムーの王という権力を利用して残りのマスターは後から始末する算段だ
だがシャアとクルーゼもサーヴァント達の戦いを横切り、ムスカを追跡する。セフィロスと戦闘中では草加も妨害出来ない
諦めの悪い二人にムスカが苛立ち気味に銃でシャアに攻撃するが、それが命中してもシャアが歩みを止めることはなかった
お返しとばかりにシャアが銃器で攻撃し、ムスカに負傷を与える
1711
:
名無しさん
:2022/04/08(金) 19:55:36
時系列的に
>>1704
直前くらいの話。どちらかと言えば補完に近い
チノは無力な一般人マスターだ。全てを救えるだなんて思っていない。
だが自分の手が届く範囲の人達くらいは助けたいと思った。
これまで何人もの知人友人が死んでいった。特に自分に想いを託したまりなの最期は未だ鮮明に思い出せる。
知人友人だけでなく、聖杯戦争に無関係の人々も巻き込まれて傷付き、死んでゆく。
聖杯戦争によって巻き込まれたと知れば彼らはきっと自分達を恨むだろう。
だからチノは彼らの想いを小さな身で必死に背負い、聖杯戦争に無関係の者をなるべく巻き込まず戦う道を選んだ。
(ココアさん。小動物の足掻きを見せてやりましょう……!)
大空に浮かぶ雲を見上げながら、ココアから受け取ったバットに心の中で語り掛ける。
チノはこの中で最も弱い小動物だが、それでもまりなや雲雀やエレンは彼女に託したのだ。背負っている想いの数ならば他のマスターとも良い勝負だろう
そしてチノは勇気を出して自分の我儘を話した(
>>1704
に続く)
1712
:
名無しさん
:2022/04/08(金) 22:51:22
>>1704
クルーゼがチノに令呪の使用を要求した時、シャアもまたクルーゼに一つだけ要求した
それはフォーリナーがチノやピーターやココア達、少年少女を攻撃しないように令呪で命令すること。
この場はクルーゼとフォーリナー以外は対聖杯だ。要求に従わなければ反旗を翻すのも厭わないとシャアは語る。
シャアの瞳を暫し見つめた後クルーゼはシャアの要求を呑む。ただし先にチノが令呪を使うという条件付きだ。
シャアはその条件を承諾。チノが令呪を使った後、クルーゼもシャアに要求された通り令呪を使用した
マスターを狙わないだけならば、クルーゼとしてもそれほど不都合ではない。それだけセフィロスの力を信用している
シャアは少年少女が聖杯戦争に巻き込まれることを嫌悪していた。だからチノやおっこに聖杯戦争を降りろと何度も言った。
今更チノを聖杯戦争から降ろすつもりはない。この状況はサーヴァントがいない方がむしろ危険だ。だがそれならせめてその命だけは助けたいと思い、クルーゼに要求を突き付けた
この要求を押し通すなら今のうちだ。チノが令呪を使い切るタイミングを選ぶことでクルーゼがシャアの要求に従い、最後の令呪を使っても条件は対等となる。セフィロスを信頼している彼ならば、不利にならないこの要求を呑んでくれると思っていた
ちなみにロボット兵の排除にはシンスペクターを必要とせず、ディープスペクターに変身した
これは「全てが終わった後に全力で戦う」という誓いに対して裏切らないためだ。これ以上シンスペクターに変身したら最終決戦で全力を出し切れない
当然だがシンスペクターに変身しないだけでもちろん本気で対処するつもりではある
セフィロスも切り札の悍ましき熾天の彼方(スーパーノヴァ)の使用は消費魔力的に最終決戦に多大な支障を来たす可能性があり、使用を控えるつもりだ
打倒草加雅人を掲げていたピーターはチノの覚悟を前に仕方なく折れた
草加雅人の相手は他の者に任せ、自分はクリミナルの提案通りムスカの部下を拘束することを優先する
1713
:
名無しさん
:2022/04/09(土) 06:51:42
>>1700
の後
ムスカ達がイメージ映像に示された場所に行くと一つの遺跡に辿り着いた
その入り口から下へ下へと暗い道を進んでいく、少し入り組んでいたがしばらく歩く内に広い空間へと出られた
そこでムスカは見覚えのある物体を見つけて身震いする、そこには巨大な飛行石が空中にてクルクルと回っていたのだ
さて思い返して欲しい、今回の聖杯戦争の舞台となる空島は過去に大魔王バーンが構築した『大魔王宮殿(バーンパレス)』を礎として空を飛ぶ大地となったのが起源である
この宝具は「魔鉱石」という素材でできており、魔力を受けると浮力を得る特性を持っているが、バーンが聖杯戦争に勝利して受肉した後に封印されてからは彼の魔力を受けることなくその機能を停止していた
やがて聖杯戦争を繰り返すことで幾らか力を取り戻したバーンだが、やはり封印されている状態ではパレスの心臓部に当たる魔力炉を稼働させるのは困難であった
そこで、以前の聖杯戦争の最中に偶然にも見つた飛行石の塊を思い出しそれを活用、自身の魔力を回さなくても飛行石の特性およびそれが有する膨大な魔力でバーンパレスを大地ごと浮上させることに成功する
そして今日まで、飛行石の存在はパレスの所有者であるバーンによって厳重に秘匿され、島の誰にもその正体を知られないまま空に浮かばせる役割を真っ当しつづけていたのだ
1714
:
名無しさん
:2022/04/09(土) 10:28:05
今回の聖杯戦争で顕現し始めた小聖杯は、この空島の龍脈の役割を担う膨大な魔力の源、巨大飛行石が鎮座するこの空間を降臨場所として選んだ
ちなみにだが巨大飛行石は膨大な魔力と浮遊特性、重力制御に空域の気候制御を可能とするアーティファクトではあるが願望器にはなりえず、また魔界の叡知つるバーンを持ってしても飛行石の完全掌握はできなかったのでもう一つの魔力炉として扱っていた
それと、ムー島にはバーンパレス本来の魔力炉が、レムリア島には飛行石が配置され、二つの島に分かれた後も互いの魔鉱石の浮遊特性を活性化させるために活用されていた
1715
:
名無しさん
:2022/04/10(日) 09:00:25
遺跡の外で見張っていたロボット兵やムスカの部下をディープスペクターが蹴散らし、スパイダーマンが手際良く拘束する
そこにムスカの部下の1人が木々に身を潜めて攻撃の機会を窺っていた。
「…チノ、後ろだ!」マコトはチノにギリギリ聞こえる程度に声量を抑えた声で告げる
「わ、わかりました!」
チノがわああああ!と声を上げてバットを掲げる。
木々に身を潜めていたムスカの部下はその声を聞き慌てて飛び出したところでピーターに攻撃され、気絶して拘束された。
「さっきのは警戒しろというだけのつもりだったんだが…いや、俺の言い方が悪かった。」
「やっぱり雲雀さんやマコトさんのようには戦えないですね。……でも、私だってがんばります!」
「ああ。この島を襲う悲劇も、聖杯戦争も俺達が終わらせる!」
三人がこじ開けた道をクルーゼ達が進む。
シャアとしてはチノの傍らに居て見守ってやりたい気持ちもあるが、そういうわけにはいかない。
勇敢に戦うチノを一瞥するとシャアもクルーゼやセフィロスと共に走り出す。今のチノはシャアが思っていた以上に強かった。心配はいらないだろう。
そしてクルーゼ達はムスカ達の待ち構える広い空間に辿り着く。
広い空間だが、内部には柱や突き出した石壁、木の根や苔、深い段差、巨大な石のブロックなど様々な障害があり、見晴らしは決して良くない。
これは元々は簡素なただの広い空間だったが、バーンがこの場所に飛行石を設置して以来ずっと放置されている間に
空島内部の地殻変動―――としか言いようがない―――などが起こり、こうなったのだろうと推測できた。
「やあ、フォーリナー。君には感謝してるよ。君が乾を倒してなければ、コレを手に入れられなかった」
真っ先に口を開いたのは、クルーゼ達より先に到着していた草加雅人だ。
ファイズドライバーを腰に巻いた草加は憎たらしい表情でファイズフォンを見せびらかすように取り出し、変身コードを入力する。
『Standing by……』
「変身!」
『Complete』
草加はファイズに変身。セフィロスとファイズによる二度目の戦闘が始まった。
ちなみにムスカは、この遺跡内に隠れ潜みマスターを狙う機会を虎視眈々と狙っている。
そして銃にはサイレンサーを装着している。
このような場で戦うことまでは想定していなかったが、銃を使うムスカならではの備えだ。
とても音を消すことなどできないが、銃声から方向を察知される可能性は下がる。
広間に辿り着くまでに奇襲を仕掛けなかったのはこの備えの存在も大きい。
多少入り組んでいるとはいえ斜線が限られる通路ではこちらの位置をすぐさま補足され、最悪、傍にいたフォーリナーに神速で始末される可能性すらあった。
相手はあの小僧とは違う本職の軍人。決して油断はしない。
1716
:
名無しさん
:2022/04/10(日) 09:02:09
草加に相対するセフィロスの状況は若干分が悪いと言っていい。
マスターのクルーゼはかなり疲弊している。精神力に優れたマスターなのがせめてもの救いだ。
しかしセフィロス自身の消耗などはある程度回復している。
ここに来るまでの全てのロボット兵はマコト達が始末していくれたため、この場所まで辿り着くのは楽だった。
その間に回復することができた。
また例え消耗してようともこの闘い、無理をして限界を超えてでもこの場でこの強敵(草加)は倒さなければならないとセフィロスは感じている。
草加のマスターであるムスカがこの場に隠れている事は武芸を極めたセフィロスには微かな音や気配で大体の位置まで把握できている。
この場で最も自分にとって困る状況は疲弊したマスターが狙われる事だ。
敵は2人ともこの場にいる。ムスカ達にとってもこの場所は未知の領域なのか遺跡内部にはムスカの手下やロボットの気配はなかった。
マスターをこの場に留めるよりは辿ってきた道を逆に進ませ戦場から話すのが得策と考える。
遺跡の外のロボット兵や人間の兵士は草加達がほぼ制圧しているはずだ。
対聖杯の面々はマスター狙いには消極的なようだが、一応いまいち人物像が掴めないシャアには特に警戒するように伝えて
戦場を離れるよう念話で伝えた。
互いの位置を考えると、今クルーゼが全力でこの場を離れればムスカが追いつくのはかなり難しい。
たとえ追い付けてもその時には遺跡の外に出て対聖杯の面々と鉢合わせる可能性が高くなる。
この場で草加と一対一で闘い倒す。サーヴァントへの攻撃手段に乏しいムスカは最悪無視しても構わない。
(勿論神秘の籠った攻撃手段を保有している可能性は警戒はする)
逆に相手にとってムスカは狙われる足枷にもなりえる。
既に受肉している草加がムスカを見殺しにする可能性は高いが、その場合は魔力の供給源を失うことで宝具使用の負担が大きくなり、相手も持久戦で不利になる。
念話でそう打ち合わせてクルーゼとセフィロスの方向性が決まった時だった。
彼ら4人が入っている広間に音が鳴り響き、入ってきた入り口に石の壁が降りて塞がれた。
ムスカ達がこの場所に辿り着いたのはクルーゼ達より僅か前、数十分程度前に過ぎない。
だがその間にムスカはこの場所の機能をわずかに知り、腕に埋め込まれた飛行石から思念を飛ばして干渉できた。
元々バーンがただ飛行石を動力源として置いていた場所で最低限の機能しかない、それに僅かな時間で把握できたことなどたかが知れている。
だが、古今東西、最も重要な施設には必ずある機能、「入り口を開けろ/閉めろ」の機能だけはあると考え、掌握していたのだ。
所詮はただの石の壁。消耗していようがサーヴァントの攻撃なら、いや、ただの人間でも時間や道具さえあれば突破できる代物だ。
しかし弱点となるマスターを逃がす手段は失われた。
そしてセフィロス達に、変形したサイドバッシャー(レジィの攻撃のダメージが多少残っている)と草加が攻撃をかけてきた。
セフィロスはムスカのおおよその位置を念話でクルーゼに伝え、応戦する。
1717
:
名無しさん
:2022/04/10(日) 09:45:13
(*修正)
>遺跡の外のロボット兵や人間の兵士は草加達がほぼ制圧しているはずだ。
遺跡の外のロボット兵や人間の兵士はマコト達がほぼ制圧しているはずだ。
1718
:
名無しさん
:2022/04/10(日) 15:34:26
クルーゼ達が突入してしばらくした後、クルーゼの部下から伝達があり正体不明の飛空挺が三艇接近していることを聞くチノ達
やがて飛空挺が目視できるところまで現われて、無数のロボット兵が飛翔しムスカの部下達も降下してくる様が窺えた
こうしてクルーゼ達が予測していた通りに増援が現われ、チノ達は約束を果たすべくクルーゼの部下達を下がらせて再度ムスカの戦力を封じるために戦い始めた
ちなみにだが、増援に来た飛行艇は高速艇仕様のものであり、移動時間を短縮できる代わりに積載量はそれほど多くはなかった
そのためムスカは三艇分用意させて可及的速やかに駆けつけるように伝令し、クルーゼ達の予想より早くムー島からレムリア島へと到着したのだ
ただしこの三艇で送れる兵力は先のムスカが搭乗してきた大型飛行艇と本隊には及ばない、
そもそも対バーン戦と聖杯戦争の参加者を殲滅のために国王が所有する親衛隊やロボット兵の大半を連れてきたのだ、ムー島に残していた予備戦力ではある程度の数しか用意できなかった
だからといってそれなりの数が揃えば攻撃は激しくなりそれらを無力化するのは容易ではなかったが、それでもディープスペクターとスパイダーマンは一騎当千の活躍をしてその数を着実に減らしていった
そして敵戦力が半数以下になったところで問題が発生する、ここに来て身体的負担に限界がきてしまったチノが遂に倒れてしまったのだ
大魔王バーン戦においては令呪を使ってまでマコトを全力で戦わせた、ゆえにマコトはシンスペクターへと形態を変えて全力で戦い最強の宝具を使ったのだが、当然その分の魔力負担はチノに重くのし掛かっていた
あの時はその場の雰囲気や高揚感、一瞬でも気を抜けずに集中力が増していたためチノは気丈に振る舞いマコト達を応援できたのだろう
だがその後も連戦が続き、たとえマコトがディープスペクターに変身して全力を出さずに戦っても更に魔力は吸い取られる
ここまでムスカ達を止めるために意地の如く耐え抜いていたチノだったが、遂に限界を迎えてしまい意識を失ってしまった
その結果、魔力供給が滞りマコトの変身が解けてしまい戦闘能力が著しくダウンする
そして残存するロボット兵数体は敵の勢いが落ちたことなどお構いなしに攻撃の手を緩めることはない、この場にて最大の脅威であるマコトを数体で囲みつつもマスターであるチノや再契約を結ぶ可能性のあるスパイダーマンにも狙いを定める
さらにはスパイダーマンはムスカの部下達と交戦中でありマコトやチノを助けにいくのは難しい、絶体絶命のピンチになっていた
1719
:
名無しさん
:2022/04/10(日) 18:11:51
>>1716
この時セフィロスは邪魔なサイドバッシャーを沈黙させるべくサンダガを放ったな、そしたらBURST状態になっても一時的に沈黙してしまったよ
※FFシリーズだと機械系モンスターの大半は雷属性弱点です
※サイドバッシャーがFF7Rでパワーアップした神羅のドッキリビックリメカっぽく思えてきてしまった今日この頃
1720
:
名無しさん
:2022/04/10(日) 18:34:39
>>1718
変身していない状態でも修行していた経験やこれまで培ってきた戦闘経験によりロボット兵の攻撃をなんとか避けるマコトだが、この状況はあまりにも危険だ
ピーターはすぐに駆けつけようとするもムスカの部下に妨害され、悔しさに歯噛みする
更に追い打ちをかけるかのようにムーの兵士と思わしき軍人達までやってくる。
「――我が救世主を援護しろ!」
しかし彼らはリーダーの男が指示すると共にムーの兵士――つまりムスカの部下でありながら、ムスカの部下やロボット兵に立ち向かった。
しかもよく見るとムーとレムリア、二つの島の兵士が入り乱れて手を組んでいるではないか。
困惑するピーターに軍人の男が「我らの救世主を……ヒーローを助けてください!」と叫び、ハッとなってスパイダーマンは駆け出す。
ピーターは加勢に来てくれた彼らに感謝するとマコトを襲っていたロボット兵達の相手を始めた。
ロボット兵は生身のマコトを脅威対象外と看做し、新たなる戦力であるスパイダーマンへメインターゲットが変わる。
彼らはマコトに救われたムスカの部下達とクルーゼの部下達だ。
ロボット兵やムスカの部下の対処に部下を使うことを辞めたクルーゼだが、ロボット兵という存在はあまりにも目立つ。
必然的にクルーゼの部下に見つかり、現場へ急行することになった
そしてマコトが助けたムスカの部下達。彼らも偶然、この近くへ来ていたのだ。
「チノちゃん……」
治療を受けている間も心配そうに妹の名を呼び続けるココアを見て、マコトに助けられたムスカの部下達は少しでも恩返しするために、チノの探索及び助力を申し出た。
聖杯の見せたイメージ映像で聖杯の場所を知っているココアは、地図を見せてもらうと「ここら辺にいると思います」とだいたいの位置を伝えた
「それとチノちゃんに一つだけ、伝えてくれませんか?お姉ちゃんに任せなさい――って」
ココアにチノのことを託された兵士達は、彼女の言葉に「わかった」と返事をすると護衛のために数人だけ残してココアに教えられたチノがいると思わしき場所へ向かった
そこでレムリアの軍人達と出会ったわけだが、自分達はヒーローに助けられた。恩返しにチノという少女を助けるつもりでもうムスカに忠誠を誓っていないとムスカの部下達は語る。レムリアの軍人達は困惑するがムスカが何かを企んでいることはクルーゼからも軽く聞いており、なによりロボット兵という危険な存在を前に困惑する時間すらも惜しいので今は彼らの助力を認めることにした
そしてムーとレムリアの軍人達は一時的に協力することになり、今に至る。
ムスカの部下のうちの一人がチノに駆け寄り、体を揺らして起こすと「救援にきた。お姉ちゃんに任せなさいとココアから伝言だ」と伝える。
「ココアさん……。ありがとうございます……」
間接的にココアが自分を助けてくれたことに、チノは微笑んだ。
そんなチノの近くまでやってきたマコトは声を掛ける。
「あいつらにも守るべきものがある。チノ、これはクルーゼの指示じゃない。あいつら自身の決断だ」
人々が傷付くことが嫌でクルーゼの指示を阻止したチノだが、ムーとレムリアの軍人達はどちらも覚悟を宿した真剣な瞳をしている。
彼らの姿やマコトの言葉で考えが変わった。
それにレムリアとムーが争わず、一致団結している光景やマコトが助けた人々が今度はマコト達を助けようとする姿は感慨深くもある。
「はい。マコトさんが軍人さん達を助けて、今度は皆さんに助けていただいて……なんだか不思議ですね」
「そうだな。誰かを助けるためならどんな敵にも立ち向かえる――それが人間の可能性だ」
ロボット兵という強大な敵を前にしても、ムーとレムリアの軍人達は臆することなく戦っている。その姿はチノやマコトやピーターに勇気を与えた
1721
:
名無しさん
:2022/04/10(日) 20:10:49
(すまないが
>>1716
の誤字が複数あるので、勝手ながら修正する、ついでに文章の構成も少しだけ微修正)
草加に相対するセフィロスの状況は若干分が悪いと言っていい。
マスターのクルーゼはかなり疲弊している。精神力に優れたマスターなのがせめてもの救いだ。
逆にセフィロス自身の消耗などはある程度回復している。
ここに来るまでの全てのロボット兵はマコト達が始末していくれたため、この場所まで辿り着くのは楽であり、その間に回復することができた。
また例え消耗してようともこの闘い、無理をして限界を超えてでもこの場でこの強敵(草加)は倒さなければならないとセフィロスは感じている。
草加のマスターであるムスカがこの場に隠れている事は武芸を極めたセフィロスには微かな音や気配で大体の位置まで把握できている。
この場で最も自分にとって困る状況は疲弊したマスターが狙われる事だ。
敵は2人ともこの場にいる。ムスカ達にとってもこの場所は未知の領域なのか遺跡内部にはムスカの手下やロボットの気配はなかった。
マスターをこの場に留めるよりは辿ってきた道を逆に進ませ戦場から離すのが得策と考える。
遺跡の外のロボット兵や人間の兵士はマコト達がほぼ制圧しているはずだ。
対聖杯の面々はマスター狙いには消極的なようだが、一応いまいち人物像が掴めないシャアには特に警戒するように伝えて戦場を離れるよう念話で伝えた。
互いの位置を考えると、今クルーゼが全力でこの場を離れればムスカが追いつくのはかなり難しい。
たとえ追い付けてもその時には遺跡の外に出て対聖杯の面々と鉢合わせる可能性が高くなる。
この場で草加と一対一で闘い倒す。サーヴァントへの攻撃手段に乏しいムスカは最悪無視しても構わない。
(勿論神秘の籠った攻撃手段を保有している可能性は警戒はする)
逆に相手にとってムスカは狙われる足枷にもなりえる。
既に受肉している草加がムスカを見殺しにする可能性は高いが、その場合は魔力の供給源を失うことで宝具使用の負担が大きくなり、相手も持久戦で不利になる。
念話でそう打ち合わせてクルーゼとセフィロスの方向性が決まった時だった。
彼ら4人が入っている広間に音が鳴り響き、入ってきた入り口に石の壁が降りて塞がれた。
ムスカ達がこの場所に辿り着いたのはクルーゼ達より僅か前、数十分程度前に過ぎない。
だがその間にムスカはこの場所の機能をわずかに知り、腕に埋め込まれた飛行石から思念を飛ばして干渉できた。
元々バーンがただ飛行石を動力源として置いていた場所で最低限の機能しかない、それに僅かな時間で把握できたことなどたかが知れている。
だが、古今東西、最も重要な施設には必ずある機能、「入り口を開けろ/閉めろ」の機能だけはあると考え、掌握していたのだ。
所詮はただの石の壁。消耗していようがサーヴァントの攻撃なら、いや、ただの人間でも時間や道具さえあれば突破できる代物だ。
しかし弱点となるマスターを逃がす手段は失われた。
そしてセフィロス達に、変形したサイドバッシャー(レジィの攻撃のダメージが多少残っている)と草加が攻撃をかけてきた。
セフィロスはムスカのおおよその位置を念話でクルーゼに伝え、応戦する。
※修正箇所「話す→離す」「4人→3人(セフィロス、クルーゼ、シャア)」
1722
:
名無しさん
:2022/04/11(月) 21:28:44
>>1719
厄介なサイドバッシャーが一時的に沈黙したのを確認したシャアとクルーゼは、ムスカを倒すべく動き始めた
クルーゼの近くに居たシャアは彼の口からムスカが潜むおおよその位置は聞いている。隠れているということは何かを企んでいる可能性も高い
ムスカが銃を扱えることは以前の一戦で身をもって思い知った(
>>1710
)
相手が攻撃してくることに警戒しつつ、慎重に距離を縮める必要があるだろう
1723
:
名無しさん
:2022/04/11(月) 21:29:41
シャアとクルーゼがムスカを追い詰めようとするが、逆にムスカも彼らを殺そうとしていた
ムスカと草加は敵に備えてトラップを用意していた、時間も道具も限られているため対した物は用意できないが、サイドバッシャーから抜き出したミサイルの信管に糸を通してワイヤートラップを急造して何本か設置しておいた
遺跡内部は薄暗く光源が乏しければ見つけるのも困難だ、仮に発見されても足止めになり動かぬ的を狙いやすくなる
1724
:
名無しさん
:2022/04/11(月) 21:52:01
>>1720
「人間の可能性……ですか」
マコトの言葉にチノは同じ時代に今、出逢えた仲間達のことを思い出す。
木場、おっこ、まりな、炭治郎、雲雀、シャア、エレン、ホメロス、ピーター、マコト。そしてココアとマズルカ。
利害の一致による一時的な共闘だが、セフィロスとクルーゼも。
彼らは皆、何かのために必死に戦ってきた。
これまで戦いに無縁だったココアすらもチノのために予想以上の心の強さを発揮して、奮闘している。
それが人間の可能性。人間の秘めた無限の可能性。
そして自分達に加勢してくれた兵士達も、心強い仲間だ。
だからチノとマコトは彼らの想いと共に聖杯戦争を終わらせ――新しい時代に漕ぎ出すことを心に誓う。魂を燃やして、生き抜いてみせる。
「我ら思う、故に我らあり……か」
奮闘する兵士達を見てマコトが呟いた。
「我ら思う、故に我らあり……ですか。いい言葉ですね……。私達がここまで辿り着けたのは、きっと皆さんのおかげです」
「ああ。だから俺達はみんなの想いを背負って、前に進むんだ」
「はい。諦めない心――かっとビングですね……!」
1725
:
名無しさん
:2022/04/11(月) 21:58:42
地上でマコトたちを援護して戦ってくれたムーとレムリアの兵士。
ムスカの連れて来た人間の部下も拘束されるか降参した。
しかしロボットには降参などという概念は無くムスカに最初に命じられたように暴れ続ける。
幸いというべきか、このロボット兵は予備戦力をムスカの命令でとにかく早く輸送することを重視して動くようにして届けさせたため、ビームなどの脅威的な兵装は十分に装備されておらず、ほぼ力任せに暴れるだけになっていた。
そのため助太刀してくれた兵士達とピーターの連携によってなんとか引き倒し、崖から突き落とし、転倒させ、なんとか制圧できた。
一旦脅威は去ったが、しかしロボット含むムスカの増援は今後もやってくるかもしれない。
降参したムスカの部下に、無線機を抱えている者がいた。
ムスカを捕まえれば、戦いをやめるよう命令させることができるかもしれない。
僅かながらも休めたチノはココアの伝言と兵士たちの言葉に勇気を貰い、マコトとピーターと一緒に遺跡の内部に突入する。
兵士たちは倒れてもしぶとく起き上がろうとするロボット達をそうはさせじと対処している。
1726
:
名無しさん
:2022/04/13(水) 10:26:42
>>1721-1723
――俺の名前は乾巧。聖杯戦争らしく夢を言うなら……そうだな。世界中のみんなを幸せにすることだ!
草加と戦いながら、セフィロスは乾巧のことを思い出す
セフィロスは彼の命を奪った存在であり、その思想は相容れないものかもしれない。
しかし希望という病に蝕まれ、痛みを背負い、それでも前に進む姿は――まるでクラウドのようなその姿勢はセフィロスの印象に残っている
結果的に巧はセフィロスを倒せなかった
それでもセフィロスの心に乾巧という存在を刻み付け――ファイズの力を悪用する草加に対して嫌悪感を抱かせた
「男からそんなに睨まれても困るなあ。悪いが俺にそういう趣味はない」
乾巧と同じ仮面で煽るように憎まれ口を叩く草加雅人が忌々しい。
無理をして限界を超えてでも草加は倒さなければならないと感じていた(
>>1716
)のもあって悍ましき熾天の彼方(スーパーノヴァ)を放った
草加雅人は色々と背負った乾巧ほどの精神力を持ち合わせていない。
効果は抜群であり、本来の彼ならばここで散るのが道理。
しかし此度の彼は一度死亡したこともあり、異常に生に執着している。それはスキルとなったほどだ。
更に草加は巧の死により、セフィロスの強さを見届けている。その宝具の凄まじさも覚悟はしていた。
ファイズの変身が解除された草加は膝を着きそうになるが、ふらつきながらも立て直して距離を取る。
「俺は生きる。生きて真理に会うんだ……!変身!!」
セフィロスの消耗は激しく、生身の彼に一撃を食らわせる前に草加はカイザに変身してしまった
1727
:
名無しさん
:2022/04/13(水) 10:28:20
シャアとクルーゼは十分にムスカの攻撃や仕掛けられたトラップに警戒していた。
だが草加とセフィロスの攻防、「悍ましき熾天の彼方(スーパーノヴァ)」発動の魔力の消費に悶え苦しむクルーゼはムスカとの攻防の最中、遂に膝をついてしまう。
その隙を見逃さないムスカの銃撃がクルーゼに当たり負傷してしまう。
セフィロスも魔力の供給が滞りカイザに変身した草加から致命的な一撃を食らってしまう。返す刀で切りつけたが僅かに負傷を与えるに留まり勝敗は決する。
満身創痍のセフィロスはそれでも力を振り絞り、ムスカに余波が届くような斜線で広範囲の魔法を放った。
たまらずムスカが遮蔽物の影から姿を出したところを、銃撃を含めた近接戦の末に、シャアが締め落とす。
その時、封鎖された石壁を破壊してピーターを先頭としてチノとマコトが広間に乱入してきた。
ピーターはムスカを上に引っ張り出して無線機で軍を止めるよう命じさせようとシャアとムスカの元に向かうが、
焦りのあまりスパイダーセンスが発動したものの踏み出した足が止まらず、ムスカ達が仕掛けていたトラップに引っかかってしまった。
3人まとめてムスカと草加が仕掛けたミサイルのトラップに巻き込まれる寸前でピーターは2人を連れてウェブを壁に引っ掛けて退避するが、
爆発で吹っ飛ばされ、2人を庇うように背中から強かに広間の壁に衝突してしまう。
ピーターに助け出されたシャアも投げ出された衝撃で武器を手放してしまったが、そのまま懸命にムスカを取り押さえ続けていた。
ムスカも先ほど吹っ飛ばされた衝撃で意識を取り戻していた。
「あの子供のマスターとクリミナル、彼らがセイバーに勝てると思うかね!?」
まだ勝利を信じているムスカ、彼を抑えるシャア、そして気絶したピーターを他所に草加とマコトの戦いが始まる。
頑丈なピーターだがミサイルの爆発にから2人を庇いつつ壁に叩きつけられ満足に動けないほどダメージを負い、意識を手放してしまった。
この場でギリギリ戦えるのは深海マコトのみ。
草加はセフィロスの宝具のダメージが残っているのか顔色は悪いが疲弊した様子を見せず凶悪に笑う。
「この期に及んでマスターを殺さないとは偽善者だなあ。キミ達の敗因はその甘さだよ!」
「チノ、もう少しだけ頑張ってくれ!」「はい!」
嘲る草加にシンスペクターに変身したマコトが立ち向かう。
1728
:
名無しさん
:2022/04/13(水) 14:12:23
>>1727
「タケル。これまでお前がそうしていたように――俺も命を燃やそう!――変身!!」
元の世界の仲間を思い出してマコトが気合いと共にシンスペクターに変身した瞬間、チノの肉体に負担が掛かる。
だがチノは諦めない心で。ココアから教わったかっとビングやこれまで出逢ってきた仲間達の想いで耐える。
(ライダーさん……まりなさん……バーサーカーさん……雲雀さん……!私に力を貸してください……!!)
自分に想いを託してくれた仲間達の名を心の中で叫び、彼らの想いを小さな体で一身に背負う
「マコトさん。がんばってください!!」
「ああ。チノ――お前の心の叫びも、俺があいつに伝えてやる!」
チノの想いにマコトが力強く応える。その姿はとても心強くて、チノはシンスペクターの勝利を信じる
「熱いね。君たちのその態度……俺が嫌いな奴を思い出して寒気がするよ」
チノとマコトを見ていると否が応でも乾巧や木場勇治という存在を――草加の大嫌いな薄汚いオルフェノク共を思い出させる
草加にとってチノとマコトは偽善者そのものだ
1729
:
名無しさん
:2022/04/13(水) 14:20:13
>>1728
自分を応援するチノに強く見つめられ、マコトの心が震える。
残りの魔力は僅かしかない。それでも深海マコトの命は輝きを増し、全身に力が漲る。
深海マコトと草加雅人。
時代や世界こそ違えど彼らは仮面ライダーという存在のはずだった。
しかし決して分かち合えることはなく――仮面に隠されてその表情こそ見えないが、草加は乾巧や木場勇治の想いを背負った亡霊を鬱陶しそうに憎み、マコトは真っ直ぐとした迷いのない瞳で新しい歴史へ漕ぎ出そうとしている。
「乾、木場。お前達はいつまで俺の邪魔をしたら気が済むんだ……!」
この聖杯戦争で死んだはずなのに、未だしつこく自分を止めようとしてくる過去の亡霊共に忌々しく吐き捨てる。
特に綺麗事ばかり並べていた癖に自分を殺してきた木場勇治のことは大嫌いだ。
「お前は何を言ってるんだ……!?」
「君を見ていると偽善者がチラつくんだよ。人類に害を成す異形の癖に人間と分かり合おうとした奴らがね……」
草加雅人がオルフェノクが憎い。そして彼らと人間は決して共存出来ないと思っている。
オルフェノクは殲滅するべき敵であり、それと分かり合うなんて不可能だ。皮肉にも木場勇治が草加のその思想を確固たるものとした。
「俺も人間と異形が共存出来る世界が夢だと語っているサーヴァントにこの聖杯戦争で出会った。そしてあいつは人間を庇って、重傷を負ったことが原因で脱落した……」
「木場か……。偽善者の癖に誰かを庇って死ぬなんて反吐が出るなぁ」
マコトの語るサーヴァントの正体が木場だということを草加はすぐに察した。
本当に心底、反吐が出る。草加にとって木場は共存だのなんだの言ってた癖に人間に刃を向け、自分を殺した偽善者なのだから。
「あいつは偽善者じゃない。ライダーは本気で人間と異形が共存出来る世界を望んでいた!だから俺は、そんなあいつの想いを背負うことに決めた!!」
対してマコトにとっての木場は、本当に根っからの善人だ。
根底に危うい面こそあったかもしれないが、最期まで人間のために戦い抜いた英霊。自分の大切な友――チノを守ってくれた英雄だ。
――俺に出来なかったことを……想いを、繋いでほしい……
木場の最期の言葉がマコトの脳裏に蘇る。
この聖杯戦争で初めて自分に想いを託した男だ。今まで散っていった仲間の中でも特に印象は強く残っている。
あのお人好しは心の底から人間と異形が共存する世界を夢見ていた。そして眼魔と人間が共存する世界に住んでいるマコトは、彼のその夢はいつか叶うと本気で信じている。
人類の未来や自由のために戦った友――木場勇治を心から信じている
「ライダーの名前がわかったことだけはお前に感謝する」
「名前も知らない相手の想いを背負っていたのか。馬鹿馬鹿しい奴だ」
草加が嘲笑うが、それを無視してマコトは今は亡き木場に語り掛ける。
「名前がわかった今、改めて言わせてくれ。
木場――お前の想いは、俺が繋ぐ!」
『シンダイカイガン!シンスペクター!デッドリーオメガドライブ!』
シンスペクターの背後から六枚の翼が展開。万感の想いを込めて、空高く飛翔する。
木場に託された想いやチノ達の努力を無駄にしないために。チノやピーターを無事に元の世界へ帰すために。
「薄っぺらい友情ごっこは他所でやってくれないかなぁ」
『Exceed Charge』
対する草加もまたゴルドスマッシュの発動準備をする。
忌々しい過去の亡霊共を断ち切り、無事に生還して真理を手に入れるために。実は草加自身が過去の亡霊でありながら、今を生きようとする存在なのだが――そんなことにすら気付かずに。
「マコトさん。私達の想いを、あなたの翼に託します……!」
チノも必死にマコトへ声援を送る。
チノ、ピーター、シャア、クルーゼ、セフィロス、島の兵士達。
シンスペクターの翼はまるで彼ら6つの想いを乗せているようで。
「俺達の生き様――見せてやる!」
同じ時代に今、息する仲間達の想いを右脚にエネルギーとして纏う。
そして雄叫びと共にシンスペクターが急降下し、キックを放った。
「いい加減、死んでくれないかなぁ。君たちの存在は邪魔なんだよ!俺は生きて真理の元へ帰る!!」
そしてカイザもまたゴルドスマッシュを放った。
二人の蹴りがぶつかり合い、拮抗する。威力的にはシンスペクターが放つオメガドライブの方が上だが、これまでに蓄積された疲労によりカイザのゴルドスマッシュでも対抗出来ていた。
そして草加の執念深さもマコトが背負った想いに引けを取らない。彼の執念は本当に凄まじいものだ。
二人の仮面ライダーのぶつかり合いをチノが息を呑んで見守る。
しかし運命は残酷なものだ。全力の戦闘で魔力をほとんど使い果たしたシンスペクターの宝具は全力を発揮出来てると言えず、カイザに押されてしまう。
想いだけでは勝負に勝てない――そんな光景を見せられても、チノは諦めずに祈る。深海マコトの勝利を願う。
「今だけでいいです。皆さんの力をマコトさんに分けてください……!」
そんな超常現象など普通なら有り得ない。
それが有り得ると思えるのは、この聖杯戦争で様々な不可思議現象を体験してきたからだろうか。
――そして片翼の天使により、彼女の願いは叶えられる。
致命傷を受け、後は消滅を待つだけだったセフィロス。このままだとマコトが負けることを理解した彼は、死にかけの体でありながら飛翔した。
こんな状態で宝具を使えば、自分はすぐに消滅する。それを知った上でセフィロスはカイザへ正宗による一撃を加えた。
たった一撃。されどもセフィロスの全てを懸けた一撃は非常に重く、攻撃の余波によりカイザのマスクが割れる。
憎悪と執念に塗れた素顔の一部が露呈し、先程の一撃で一気にゴルドスマッシュの勢いが弱まった。
そして思わぬ援護によりマコトは更に魂を燃え上がらせ、限界を超越してオメガドライブの勢いが増す。
花よ。鳥よ。風よ。月よ、儚き命よ――我ら思う、故に我ら在り
「――みんなの想いが、俺に力を貸してくれる!俺達の心の叫びを聞け!!」
――瞬間、カイザのゴルドスマッシュが打ち破られ、カイザへ強烈な蹴りが叩き込まれた。
最期にその光景だけを見届けて、勝利を確信したセフィロスは消滅する。
【セフィロス@FINAL FANTASY 7 霊基消滅】
1730
:
名無しさん
:2022/04/13(水) 21:03:26
>>1729
「くっ……!」
大地へ叩き付けられた草加はカイザの変身を解除され、忌々しい青空の戦士を睨む。
マコトも変身を解除し、草加を見つめた。
「他の奴に負けるならわかる……。どうしてお前なんだ、乾……!お前には聖杯で叶えたい願いなんて……!!」
今の草加にはマコトが巧に見えた。
忌々しい。聖杯で叶えたい願いなんてないはずなのに、どうして邪魔をするんだ――と。草加は心の底からマコトのことが憎かった。
「マコトさん、大丈夫ですか……?」
「ああ。お前こそ無事か?チノ」
「はい。私もなんとか、大丈夫です……」
マコトの傍へチノが駆け寄る。
先程の戦闘でお互い体力を使い果たしたが、それでもまだなんとか生きている。二人は互いの無事を喜びあった。
「真理……」
そして死にかけの今の草加には何故だかチノが真理のように見えた。巧と楽しく談笑している真理のように。
「どうしてそいつなんだ……。真理。俺は君のために……」
草加雅人の言葉は、そこで終わった。
彼の命はここで潰え、灰となって死亡する。
その最期は道化のようで――ある意味、レジィの呪詛が届いたようでもあった。
哀れな男の末路を見て、チノは黙祷した。草加雅人は敵であったが彼なりに何かを背負い、必死に足掻いていたのかもしれない。
香風智乃は相手が敵とはいえ、死者を憎まない。もしも誰かを憎むような性格であれば元は敵であり、仲間が死ぬキッカケを作ったホメロスのことを許さなかったはずだ。
そんな少女を見習い、マコトも共に黙祷を捧げる。彼もまた草加のことを憎もうとは思っていなかった
【草加雅人@仮面ライダー555 死亡確認】
1731
:
名無しさん
:2022/04/13(水) 21:14:03
>>1730
「そんな、まさか!?やめろ、消えるな!!セイバーッッ!!!」
最後に残った英霊同士の勝負が決した
フォーリナー・セフィロス、セイバー・草加雅人が消え去り、最後まで立っていたマコトと、そのマスターであるチノが優勝者となった
シャアに取り押さえられた後も自らの同盟者であるセイバーが勝利を掴むと信じて疑わなかったムスカだが、その非情なる現実を突きつけられたことでついに気力を失い無抵抗となった
こうして聖杯戦争は終幕となり、もう争うことも、これ以上の犠牲もなく、空島に平穏が戻る――と、誰もがそう思っていた
「…待て、何か様子がおかしい」
「見ろ、あの青い巨大な立方体の輝きが、どんどん弱まっている…?」
「それに、さっきから続いていた振動も治まらないです」
「いや、むしろどんどん強くなっている…?」
「…もしや、まさか!?」
その場にいた一同が異変に気付き困惑する中、何かに気付いたムスカがシャアを振り払って近くにある石碑、巨大飛行石の元にある制御盤らしきものに触れた何かを確認し始めた
やがて「ははっ、あははははっ…」と乾いた笑い声をあげたムスカの口から、二つの空島があと少しで崩落してしまう事を告げられる
飛行石の情報を解析した結果、バーン亡き後も巨大飛行石の膨大な魔力に頼って浮遊機能を維持していたバーンパレスだが、その飛行石の魔力も枯渇しかかっており限界を迎えてしまうことが分かったのだ
たとえ聖杯で願い飛行石に魔力を注いでもそれは一時しのぎに過ぎず、その魔力も使い尽くせばまた同じ事になるだろう
ここまで数々の犠牲を払いつつも戦い抜いた末にもたらされた終末の兆しはその場にいた全員に衝撃を与える、何かできることはないかと口論するがどれも現実味がなく徐々に焦りと絶望の色が増幅していった
「みなさん、まだ諦めてはいけません…!こういうときこそ、かっとビングです!!」
だが、万事休すな状況下にあってもチノだけは最後まで諦めずにいた
なんの根拠もない、純粋な心から出てきた言葉が、諦観に支配されかけていたこの場において強く輝いているように見えた
そんな彼女の意志に呼応するかのように、シャアが彼女の前に出て手を差し出した
「これは分の悪い賭けになるかもしれないが…チノ、君のその想いを信じて、奇跡に賭けてみようではないか」
シャアは、自身のポケットの中で不思議な温かみを発していたT字型の物体、サイコフレームを取り出してチノに手をかざすように言葉をかけた
この素材を何故シャアが持っているのかは本人を含めて誰にも分からない、ただこの世界で気付いた時には彼の持ち物の中に紛れていたのだ
それは一度宿敵のアムロの手に渡ったはずのものだが、もしかしたらアムロがアクシズショックを起こした際にシャアと一緒にこの世界にやって来てしまったのかもしれない、とシャア自身は推測しているが定かではない
なにはともあれ、このサイコフレームには“人の意思を物理的な力に変えて膨大なエネルギーを生み出す”サイコ・フィールドという力を発生させることがあり、顕著な例だと地球に落下寸前の小惑星アクシズを押し返してしまう程のオカルトじみた特性を秘めたオーパーツである
あの時の不思議な出来事やアムロの言葉を回顧したシャアはチノ達にも簡略に説明し、この空島の崩壊を防ぐべく人の意思に賭けてみることにした
シャアが差し出した手の上のサイコフレームにチノが手を重ねると、その不思議な温かみや輝きは強さを増した
ピーターもまた想いを乗せるべく手を重ねるとその分も増していったが、しかしまだ奇跡を起こすにはほど遠い様子であった
そこへムスカも手を重ねる、ラピュタの崩壊を経験した彼もまたいても立ってもいられなくなったのか、あるいはこの空島に住む人々を少なからず想ってのことなのか
さらには傷付いたクルーゼも手を重ねた、人々のエゴに絶望して世界の破滅を望んでいた彼もまたジェネシスの光に呑まれる前に自分を倒してくれた少年の事を思い返しつつ、人の意思に賭けてみることにしたのだ
それぞれに想いには強弱の違いがあれど、この状況をなんとかしたいという統一された強い意思に感応したかのように、サイコフレームが自身を包んでいた手々を優しく弾いて宙を漂い始め、巨大飛行石周辺を周回し始めた
五人の意思が一つの超常事象を起こし、さらにはその想いを魔力に変換して飛行石に供給し始めたが……未だに破滅の振動は止まず、未だ空島の限界を押し留められない
それでもこの場に生き残ったマスター達が諦めずに願い続ける最中、本来は現世の存在ではないマコトは彼ら彼女らとは別の行動をとった
「聖杯よ、聞いてくれ!俺達の想いを、仲間から繋いだ想いを、ここで終わらせる訳にはいかないんだ!」
「それに俺は人の意思、人の可能性を信じたい!だから、この空島に生きる人々全ての想いを、この空島の平和を望む想いを、あの飛行石とサイコフレームにかき集めてくれ!!」
マコトが聖杯に願った瞬間、彼の想いが空島にいる全ての人々に届き、ムー島とレムリア島の危機を止めたいと思う人々の膨大な意思が、魔力となった想いが、サイコフレームへと集約されていく
さらに不思議な現象が起こる、マコトやこの場にいる生者の想いに触発されたかのように、これまでに散っていった仲間達の姿が光の輪郭として浮かび上がっていた
さらなる超常事象にチノ達は驚嘆しつつ、彼らもまた自分達を応援してくれていると感じ取っていた
――この時、チノとマコトだけが別の事も少し頭によぎっていた
もしかしたら、おっこ、木場、まりな、炭治郎、雲雀、などこれまで出会い別れた仲間達が、目に見えぬ形で自分達に力を分け与え続けていたのではないか、と
これまで繋いできた想いがチノやマコトに加護として作用し、魔力をどれだけ大量に消耗しても最後まで倒れずに戦い続けられたのは、この場にいない仲間達のおかげではないか、と
そんな都合が良すぎる想像を思い描く程に、今目の前に起きている光景に感化された二人は、仲間達への感謝の想いに心が満たされその瞳から雫が溢していた
(まさか、こんなところで貴様と再会するとはな)
(なっ、アムロ!?なぜ、お前がここに!!?)
(それは、話すと長くなるが――)
そう言いつつ簡略化した事情によると、シャアより数百年前にこの世界に喚ばれて色々あった後に亡くなったという
その際一緒にνガンダムもやって来たがアクシズショックの影響でガラクタ状態であり、この世界では修復不可能なのでムー島の山中に置き去りにせざるおえなかった
そしてνガンダムに残っていたアムロの残留思念がサイコフレームの共鳴とシャアの存在によって呼び起こされた、と推察混じりに語られた
(俺は未だに貴様を許すことはない――)
(だが、お前が人の可能性を信じて、この事態を収拾させたいと想うならば……シャア、俺も協力する)
(アムロ…だが、亡霊みたいな存在になった貴様に、何ができるというんだ!)
(あの時と同じさ…この残滓を使い切ってでも、世界に人の心の光を見せてやるだけだ!)
そう言った後に、アムロの思念はムー島にあるνガンダムへと戻っていく
もはやその機体を動かす事は叶わない、内部の機器も殆どが使い物にならないタダの置物なのだが、アムロの意思が意地を押し通してνガンダムのサイコフレームを強制的に増幅させて共鳴による相乗効果を生み出した
この結果、レムリア島とムー島でサイコ・フィールドの効果範囲および力が強まり、やがて大きな光が両島を包み込んだ
1732
:
名無しさん
:2022/04/13(水) 21:24:46
>>1731
サイコフレームによって短時間だが感応波が両島を包み込み、人々の心に、島の墜落を防ぎたい彼等の意思が重なり合ったことで超常的な物理法則が発生、崩壊現象は収まり始めた
さらには人々の想い、果て無き幻想への祈りが魔力となって飛行石とバーンパレスを繋ぎ止める力へと変換された
この人の意思の伝播はムー島からレムリアに向けて順次出撃の準備をしていたムスカの部下達にも伝わり、その力の一部から戦意を失い空島の存続を願ったムスカの思念を感じ取っていた
遺跡の外で抗争状態であったムスカの増援部隊と対抗する連合部隊も争いを止めて手を取り合い祈り始めた(その際、残り僅かのロボット兵もムスカの思念が伝播したことにより機能を停止した)
やがて空島を包み込んだサイコ・フィールドの光が消えると同時に振動に震えていた両島が静まりかえり、崩落の兆しは消え去った
そして、巨大飛行石の周辺を電子のようにクルクルと不規則な自転をしながら周回するサイコフレームと、顕現し続けたままの聖杯がチノ達の前に残されていた
―――人々が空島の安泰を願う想いを受け取るサイコフレームがそれを魔力に変換して巨大飛行石に供給することによって今後も両島の浮遊機能が維持される仕組みが構築されたのだが、その場にいた誰もがそのような裏事情を“この時”は察するには至らなかった
打つ手などあり得ない状況から覆された「奇跡」を目の当たりにして、しばらくは状況に理解が追いつかなかったチノ達だったがやがて現実に追いついて歓喜の声を挙げた
そして、重ねていた手の一つが離れ、崩れ倒れる男が一人いた
ここまで仮面を被り続けていたクルーゼだが、ムスカの銃撃によって負傷した上にセフィロスを最後まで戦わせるために自分の身体のことを省みず魔力を供給し続けた結果、常人より寿命が短く老いが早いクローンの身体を酷使した反動により生命が尽きかける寸前になっていたのだ
地面に崩れ落ちた際に衝撃で仮面が外れてしまい、今まで隠し続けてきた素顔を人前に晒してしまう
だがチノやピーター、そしてシャアはクルーゼの素顔など気にも止めず、優勝狙いの敵対者だったにも関わらずここまで一緒に戦い続けてくれた彼の身を安否する
意識が段々と朦朧になりながらもクルーゼは自分はもう命を終えることを告げて、ただ独り言を呟いた
「私は、一度は死んだ身だ…人類を憎み、戦争を激化させ終末を望み、挙げ句に世界を終わらせる破滅の光に呑まれて消滅したはずの亡霊に過ぎない…」
「聖杯戦争に喚ばれ、運命はまだ滅びを望んでいると思い、再度己が宿願のために全力を尽くしたが…」
「まさか、その果てに、今度は人の可能性を秘めた光を見せつけられるとはな……」
「つくづく、私は道化だったという訳だが……まぁ、この結末も、悪くは、ない、か………」
【ラウ・ル・クルーゼ@機動戦士ガンダムSEED 死亡確認】
クルーゼの最期を看取ってしばらくした後、チノは顕現した聖杯の前に立っていた
優勝者であるマコトの願いは果たされたが、まだチノが願いを叶えるだけの魔力は残されている
できるなら、死んだ人々を生き返らせたい、とチノは想う
しかし、死者の蘇生は「魔法ですら到達しえない奇蹟」であり、小聖杯程度の力で叶えられるものではない
なので、チノはマコトや他の面子に相談して、聖杯戦争に巻き込まれた人達を無事に元の世界に帰して欲しい、と自らの想いを告げた
その想いに肯定をするマコトとピーター(とムスカ)だが、ここでシャアはこの世界に残ることを彼女達に告げる
自分には元の世界(アクシズショックが起きた後の宇宙世紀)に今更戻る意味はなく、今回の騒動で混迷を極めた空島世界で後処理と贖罪を果たすべく尽力することを語った
まだ輝かしい将来が残っている少年少女達を送り出し、大人としての責務を果たそうとするシャアなりのケジメでもあった
「そ、それでは私は元の世界に」
「貴様も大人なら素直に観念しろ。これまでの悪事を民衆に裁いてもらうから、覚悟しておけ」
「(´・ω・`)」
シャアの決意を聞き届けたチノは彼に感謝の言葉を述べて、ついに聖杯に願う
すると、チノ、ピーター、マコト、そしてこの場にはいないココアの視界が白く染まり、気付けば四人は白亜で不思議な空間に立っていた
これは聖杯が生み出した亜空間であり、気付けば自分達の疲労や傷が癒えている特に重傷を負っていたココアも傷一つなく立っていることを認識する
そして彼らの数メートル先には、各々に対応するように扉が並んでいた
チノの傍らにいるマコトが声をかける
「チノ。ここでお別れだ」
※シャアとムスカは空島世界に残ります。チノ、ココア、ピーターには元の世界に戻るための扉が用意されました。
※「無事に」元の世界に帰して欲しいという願いが反映され、ピーターやココアなど重傷の人物もある程度回復しています。
※サーヴァントであるマコトは座に戻ります。自分の願う分は既に使い果たしたために受肉することはできません。扉の前で別れを告げて英霊の座に還っていきます。
1733
:
名無しさん
:2022/04/13(水) 23:16:48
>>1732
「え……?」
唐突に別れを告げられ、チノは呆気に取られる。
聖杯戦争の終幕。それはずっとチノが望んでいたことだ。
しかしマコトと別離するということは彼女の頭になかった。これまで必死で、そんなことを考える暇もなかった。
「マコトさんもバーサーカーさんや雲雀さんのように、消えるんですか……?」
バーサーカーや雲雀の最期を思い出す。彼らはチノに何かを託して、消滅していった。
深海マコトはサーヴァントだ。決して生身の人間ではない。
「いや。俺はずっとチノを見守っている。雲雀と一緒にあの青い空から――な」
青空からチノの未来を見届ける。それは雲雀が最期に話した言葉と同じものであった。
マコトにはもう何一つやり残したことも、悔いもない。
心の底からチノやココアの幸せを願い、この姉妹にはこの先も末永く仲良くしてほしいと思う。
「嫌です。マコトさんにはラビットハウスの新しい店員として……」
それでもチノはマコトと離れたくない。
いきなりお別れだと言われてすぐに納得出来るほど、チノは人格者じゃない。彼女は元々、普通の女子中学生なのだ。
「チノちゃん。マコトさんとお別れするのが悲しいのはわかるけど……それでも私達は帰らなきゃ。マコトさんもカイトさんも、ルカちゃんも――みんなそのために戦ってくれたんだよ」
「そんなこと、私にだってわかります!」
チノを落ち着かせようとするココアに対して、彼女は声を張り上げた。
これまでずっと頑張ってきた少女の、ありのままの姿だ。聖杯戦争では必死に頑張ってきたが、香風智乃という少女は本来そこまで強くない。
「それでも私は……マコトさんと離れたくありません……。マコトさんは私の仲間で、大切な友達なんです!!」
今までチノには叶えたい願いなんて何もなかった。
元の世界へ戻って、平和な日常へ帰れたらそれで良いと思っていた。
そんな彼女の心にたった今、叶うことのない願いが芽生える。友達と別れたくないという願いが。
「チノちゃん……」
チノの気持ちはココアにも痛いほど理解出来る。カイト、マズルカと二人もサーヴァントを失ったのだから。オービタルや人形達のことも忘れられない。
それでもココアは前を向いてきた。チノへの想いとたった一つの魔法の言葉で。
「私だってこの聖杯戦争で大切な友達と何回も別れてきたよ。それでもみんな、私やチノちゃんのために戦ってくれたから――私達も前を見なきゃダメだよ、チノちゃん」
「ココアさん……」
ココアの真剣な瞳に見つめられて、チノが少しだけ落ち着きを取り戻す。
マコトだけじゃない。カイトやマズルカの意志を無駄にしないためにも、なんとしても自分達は帰らなければならない。
「かっとビングだよ、チノちゃん。もうこれでお別れは最後だから――。これからも辛いことや苦しいことがあるかもしれないけど……そんな時は、お姉ちゃんに任せなさい!」
いつだってココアは――姉という太陽は妹を照らす。優しく暖かな陽だまりにチノの口が緩んだ。
「ココアさん。……少しだけ、お姉ちゃんっぽくなりましたね」
気丈に振る舞うココアにチノは一瞬だけ微笑んで――。
「え!?チノちゃん、私のことをお姉ちゃんって……」
「言ってません」
やれやれ――といつもの調子でチノはココアの言葉をピシャリと遮る。
1734
:
名無しさん
:2022/04/13(水) 23:34:56
>>1733
そんな姉妹の様子を見てマコトもまた微笑んでいた。自分が居なくてもココアが傍に居たら、きっとチノは安泰だ。
「いい姉を持ったな、チノ」
「ほら。マコトさんも私のことをお姉ちゃんって認めてくれたよ、チノちゃん!」
マコトの言葉にココアがすぐさま便乗する。まるで聖杯戦争の後とは思えないほど平和な光景がそこにはあった。
「だから、ココアさんはお姉ちゃんじゃありません!マコトさんまでそんなこと言わないでください……!」
チノは内心ではココアのことを姉のように思っているが、やはり普段の日常通り素直になれず否定する。こんなに好きなことは内緒だから。
本当にいつもの日常の延長線。そして深海マコトと過ごす、最後の日常。
それから少しだけ三人で談笑して――お別れの言葉はココアから切り出した。
「マコトさんと遊べて楽しかったね、チノちゃん。……じゃあ、そろそろ行こっか」
「はい。……マコトさんには色々と大切なものを教わりました。ありがとうございます」
「俺もチノやココアを通じて久しぶりに人間の可能性を見ることが出来た。ありがとう」
マコトが手を差し伸べると、チノもそれを握る。友人として二人は固い握手を交わした。
今の二人はサーヴァントでもマスターでもなく、ただの友人だ。とても大切な親友だ。
「チノ。寂しい時はいつでもあの青い空を見てくれ。俺と雲雀はいつでもお前と一緒だ」
「わかりました。……本当はずっとマコトさんと一緒に居たいです。いつまでもこんな夢を見ていたいですが……私にも帰る場所があります。それに皆さんの想いを無駄にするわけにはいきません……」
「ああ。お前達と過ごした時間は俺にとって宝物だ。魂を燃やして生き抜いた姉妹のことを、いつかタケルやアランにも教えてやる」
「私にとっても、マコトさん達と過ごした時間は宝物です。……私達が元の世界に戻っても、雲雀さん達と一緒にちゃんと見守ってくださいね」
「もちろんだ。約束する」
チノはマコトとそれだけ言葉を交わすと、扉へ向かおうとして。
「じゃあ指切りげんまんしようよ!」
「……いいですね。ココアさんにしては名案です」
指切りげんまんを提案するココアに便乗して、微笑んだ。マコトもそれを断る気はなく、二人は指切りする。
この提案はココアなりに気を利かせた結果でもあった。
「それじゃあ。今度こそ帰ろうか、チノちゃん。……行ってきます、マコトさん!」
「それでは……行ってきます、マコトさん。またいつか、会いましょう……」
ココアは元気良く手を振って。チノは小さく手を振りながら、微笑んで。くるりと一回転すると、姉妹は扉をくぐり抜けた。
同じ笑顔でまた会えると信じて――。
「ああ。またいつか会おう、チノ」
マコトは姉妹が日常へ帰る様子を見届けると、英霊の座へ還る。
人生は誰もが皆、一度きりだ。受肉してチノ達と平和に暮らす日常も悪くないが、姉妹を無事に元の世界へ送り届けた時点でマコトは満足していた。だからこうして座に還ることに対する後悔は一切ない。
それに全てのものは――想いは無限に繋がっている。自分がこうして座に帰っても、チノと過ごした時間や想いが消えるわけじゃないとマコトは信じている
【保登心愛@ご注文はうさぎですか? 生還】
【香風智乃@ご注文はうさぎですか? 生還】
【深海マコト@仮面ライダーゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター 英霊の座へ帰還】
1735
:
名無しさん
:2022/04/14(木) 19:04:34
>>1732
チノが聖杯に願いを述べて三人(チノ、ピーター、マコト)が姿を消した後、クルーゼ配下の少数部隊がシャア達の元に現われた
自分達が遺跡内部に入って謎の現象が起きた後、ムスカ親衛隊も大人しく投降したことで数名の兵士がクルーゼ達を探しに来たのだ
そこでシャアはクルーゼ隊長は戦闘の末に死亡したこと、少年少女の協力者はあの光の最中に姿を消してしまった(と若干嘘をつく)、今回の騒動の首謀犯の一人であるムスカ国王を捕まえた、などの事情を説明した
その言葉を元にクルーゼの亡骸を見つけた兵士達はいたたまれない表情を浮かべ、クルーゼ隊長や少年少女達の尽力により先の激震が静まり異変は治まった、とシャアは付け加えた
そしてシャアとムスカ、クルーゼの遺体は兵士達に連れられて遺跡外へと脱出し、しばらくはレムリアの軍事基地に留まることになった
その後、シャアは各地を奔走し多忙な時間を過ごすことになる
聖杯戦争中の数日間に起きた事件の数々、特にレムリア飛行艇発着場付近における大規模な戦闘と甚大な被害の後処理
その裏にムスカ国王が関与し、さらには親衛隊を私物化してレムリア島内において多数の犠牲を出す暴虐の数々が目撃され、様々な黒い噂も溢れ始めてくる
またムー島のホメロス司令、レムリア島のクルーゼ隊長が揃って死亡したことにより両軍で指揮系統に混乱が発生、場合によっては武力衝突しかねない緊張状態に陥っていた
それらに対してシャアが説明や説得して回り、今は空島の安泰と人々の平和のために手を取り合って一つ一つ問題を解決すべきだ、と演説せざる得なかった
だがその甲斐あってか、空島崩落の危機を救ってくれた英雄の一人として目されていたシャアの言葉に耳を傾ける者は多く、人々はいがみ合うよりも協力して傷を癒やすことに力を注いでくれた
やがて、シャアの働きは国際的にも認められて、二つの島のさらなる安定と発展のために新たな役職に就くことになる
その際にシャアは一人の秘書官を紹介される、もっと政務活動や各所調整が多くなることを見越しての補佐役として一人の女性がシャアと対面した
「本日より秘書官として任命されました、----・----です。よろしくお願いします!」
「君は…以前、どこかで出会ったような気がするのだが」
「?いえ、これが初対面、のはずですが?」
「―いや、失礼をした。シャア・アズナブルだ。こちらこそよろしく頼むよ、----」
「はいっ!」
―――実は言うと、シャアには見覚えのある女性であった
宇宙世紀の世界で出会った人物と瓜二つ、名前まで一緒であったが、彼女にはシャアに関する記憶がなく初対面のよそよそしさがある
つまりはシャアの知る宇宙世紀の人物とは別の人生、この空島で生まれ育った別人であることをシャアは理解した
理解はしたが、少しばかり複雑な想いも抱いていた
けれども彼は今目の前にいる女性のことを尊重し、過去の出来事とは別に彼女と共に数々の難題に立ち向かうことにした
―――やがてその関係にどのような変化が訪れるかは、運命は誰にも分からない
【シャア・アズナブル@機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 生存、空島に残り第二の人生を歩む】
【エピローグ『BEYOND THE TIME 〜メビウスの宇宙を超えて〜』】
【あとがき】
シャアEPに一人の女性を添えたのは超個人的な趣味によるトッピングです、こういうのを想像せずにはいられなかったのです
この人物が誰なのかはこの場では明言せずに個々の想像にお任せします(一応自分は■■■■■■■のあの人のつもりで書いています、できれば幸せになって欲しいものです)
あとシャアには他にも小話を考えていましたが上手く纏められなさそうであり長文化しそうなので割愛、今回は区切りよいところまでにしました
その小話というのは「数年後、シャアは両島の統治者になる」「ムー島にある風化νガンダムに会いに行く」「ムスカは特別収容されるが、度々会っては色々と話し合っていた」などです、このエピソードとは別枠として誰かが書いてもいいですよー
1736
:
名無しさん
:2022/04/14(木) 21:05:47
>>1734
いつもの日常を取り戻したココアとチノ。
リゼやティッピー、シャロや千夜など皆が行方不明になった二人のことを心配していた。
「……チノ!?それにココアまで!今までどこに行ってたんだ?みんなずっと心配してたんだぞ!」
ラビットハウスにいきなり帰ってきた二人を見て、リゼが驚愕する。
どうやら「ずっと心配してた」という言葉に偽りはないようで、リゼの目の下にはクマが出来ていた。
「急に飛び出してしまい、ごめんなさい。……少しだけ旅に出ていました」
「うん。長くて色々と苦労したけど……いろんな人と仲良くなれて楽しい旅だったね、チノちゃん!」
「はい。おかげで人間の可能性や諦めない心というものを知ることが出来ました」
「かっとビングだね!」
急にわけのわからないことを言い始めた二人にリゼは困惑する。
なんというか、どこからどうつっこめばいいのかわからない。でも二人とも上機嫌そうだし、チノが心の底から微笑んでいるからまあ良しとする。
「……まあ二人が無事で良かった。皆にもすぐに連絡しなきゃな」
「はい。……ありがとうございます」
リゼが連絡して暫くするとシャロや千夜が集まってきた。そしてチノの頭にはお馴染みのティッピーが。
「旅行に行ってるなら私達にも連絡くらいしなさいよ……!」
「シャロちゃん、旅行に置いて行かれて寂しかったみたいよ」
「そ、そんなことないわよ!」
たった数日この世界から離れていただけなのに、随分と久しぶりに二人の姿を見た気がしてココアとチノは微笑む。
「ココアちゃんもチノちゃんも、無事で良かったわ。それにしても二人きりで旅行なんて……いつからそういう関係になったのかしら」
仲良く微笑んでいたら、思わぬ流れ弾がきた。そういう関係とは、つまり姉妹以上の何かを指すのだろう。
「ただの姉妹旅行です……!」
「えっ!?チノちゃん今、姉妹旅行って……!」
「言ってないです」
咄嗟に反応した結果、つい姉妹という言葉を使ってしまった。ココアは嬉しそうに喜ぶが、チノはすぐに否定した。
そんないつもと変わらない日常のやり取りに、皆で笑い合う。ようやく自分達は日常に戻ってこれたのだとココアとチノは実感した。
「そういえば二人が帰ってきたらパーティーすることになってるのよ。今から他の人達も呼ぶわね!」
「そういえばそんなことになってたな……。ここ数日はずっと二人のことが心配で忘れてた……」
突拍子もなくパーティーを始めようとする千夜に、それを聞いて何か思い出したように話すリゼ。リゼの反応的に千夜の言葉は本当らしい。
「パーティーですか。……たまにはそういうのも、悪くありませんね」
「うん!私とチノちゃんの、帰宅パーティーだよね!!」
チノとココアが喜んでるのを見たリゼはパーティーを決行すると誓い、準備をするから二人に暫く散歩してくるように言った。
「……私達、帰ってきたんですね」
「うん。おかえり、チノちゃん!」
「ココアさんもおかえりじゃないですか」
「それもそうだったね」
「まったく。相変わらずココアさんはココアさんですね」
「チノちゃんもね!」
他愛のない日常のやり取りをして、チノは「ふふ……」と微笑んだ。釣られてココアも笑う。
「パーティーが楽しみだね、チノちゃん!」
「はい。いったいどんなパーティーになるのでしょうか……」
そんな会話をしていたら、リゼからパーティーの準備が完了したとの連絡が来た。
久しぶりに元の世界へ戻ってきた影響で少しだけ道に迷ったりもしたが、二人はラビットハウスの付近へ着く。
「ここら辺だったはずですが、ラビットハウスのドアはどこでしょうか……」
「こっちだよ、チノちゃん!」
チノの手を引っ張り、ココアが駆け出す。その姿はどう見ても姉妹そのものだった。そして二人はラビットハウスへぴょーんっと飛び込む。
「おかえりなさい」
リゼや千夜やシャロの他にもマヤ、メグ、青山、モカ。更にはココアの母親などパーティーへ集まった皆が二人を迎え入れてくれた。
「「ただいま」」
だからココアとチノは笑顔で「ただいま」と言った。二人の声が同時に重なったのは、ただの偶然か、それとも――。
そして二人が戻ってきたお祝いパーティーで最初にしたことは、まさかのダンス。
「いや、どうしてダンスなんですか……」
「まあまあ。今を楽しもうよ、チノちゃん!」
「今を楽しむ――ですか。そうですね」
ココアの言葉にチノは頷く。きっとマコトも、チノが今を楽しむことを望むだろうから。
「ほら、チノちゃんも。ダンス、ダンス!」
「まったく。しょうがないですね……」
くるんっと一回りしてチノも皆と共にダンスを始める。
天空聖杯戦争を終えた二人のマスターは、元の居場所で仲良くダンスをした。
1737
:
名無しさん
:2022/04/14(木) 21:10:24
>>1736
妄想?現実?今となってはどっちなのかわからないほど、不思議な日々だった。
だが妄想でも現実でも、どっちでもいいんじゃないかなとも思う。大切なものはマコト達から受け取った想いだ。
今はもう天空カフェテリアに――空島には居ないけれど。それでも心はずっと彼らと同じだ。
その日、幾つもの流れ星が降り注いだ。それはまるで夢のように幻想的な光景で――聖杯戦争で仲良くなった皆が自分を見守ってくれていると、チノは思った。
「短い期間でしたが、ありがとうございました。皆さんのことは、絶対に忘れません」
「私もカイトさんやルカちゃんのこと、絶対に忘れないよ。もちろんずっとチノちゃんを守ってくれたマコトさんのこともね!」
二人で夜空を見上げて、それぞれの想いを流れ星にぶつける。
聖杯戦争は終わった。だがその思い出は決して色褪せることがないだろう。
「そういえばトランプを使ったらここでもデュエル出来るかな?」
「いやそれは無理だと思います……」
こうして二人の日常は再び始まる。その日からチノは青空を見ることが多くなり、ココアはカードゲームや人形遊びにハマりだしたのだという――
青空にはいつも雲が浮かんで、それを見る度にチノはくすりと笑っている。
「ココアさんも。……いつも元気をありがとうございます」
ちなみにその日の夜――ココアが眠った後、チノはそんなことをココアに囁いていた。
チノは聖杯戦争で様々な友に出会い、失ってきた。しかし彼らの想いを知ることで強くなれた。ココアと共に新しく歩き出すことも出来た。
もしもココアが居なければ――きっと彼女は聖杯戦争で生き残れて居なかっただろう。それほどチノにとってココアの存在は大きい。保登心愛と深海マコトは、香風智乃にとって非常に大切な存在だ。
そして皆で勝ち取った未来をチノはココアと共に生きてゆく。
皆の想いという光と未来は、この手にある。これからも色々あるかもしれないけど――ココアやマコトとならいつだって前を向ける
【エピローグ『Daydream sky 〜Dear My Sister&My Friend〜』】
1738
:
名無しさん
:2022/04/15(金) 18:07:15
チノ、ココア、マコトと最後の言葉を交えて扉を明けた後、気付けばピーターは高校の屋上にいた
最愛のメイおばさんを殺された後、深い悲しみで何も考えられなくなったピーターは知らず内にいつも訪れていた屋上に来てうずくまっていたのだが、その際に聖杯戦争に喚ばれて空島世界で数日間過ごした後に元の時間軸へと戻されたのだ
そのためピーターの事を心配したMJとネッドが(誰にも知られずに帰還したばかりの)彼の元へと駆けつけて抱き合うのだが、ピーターは状況を思い出すまでに少しの間戸惑っていた
その後、彼女達が連れてきた二人のピーター(ライミ版とウェブ版)との邂逅してヴィラン達を治療する作戦を継続する、というのは原作映画と同じ展開が続く
ただ少し違う部分として、メイおばさんを殺したゴブリンに挑発されても怒りを抑えて殺意までには至らずに、ライミ版ピーターの助けもあって無事に治療薬投与に成功させていた
また、次元の裂け目が生じてマルチバースの侵食が始まり「ピーター・パーカーを知る者」たちが大群をなして現れ始めた際には、聖杯戦争で出会った人物の姿も幾つかは存在していたようだった
ともあれ、MCU世界の崩壊を防ぐべくピーターはとある決意をし、Dr.ストレンジに「自分の記憶をすべての人々から消し去る」魔術を行使してもらい、この世界を訪れたすべての人物を各々の並行世界へと帰還させた
その代償として、あらゆる人物がピーターに関する記憶を失った。MJやネッドだけではなく、別世界に帰還したチノやココア、空島に残ったシャアなどの記憶からもピーターの存在は消えただろう
それでも、ピーターは彼ら彼女らを覚えている
あの聖杯戦争での経験も思い出も、自分だけは忘れないようにしながら、彼は再びスパイダーマンとしてニューヨークへと飛び出した
【ピーター・パーカー@スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム 生還】
【エピローグ『Spider-Man:Chain Of Memories』】
1739
:
名無しさん
:2022/04/15(金) 19:00:41
ムスカは全てが終わった後、政治的な権力を削がれて軟禁された。
色々やらかしまくったとはいえここは王国でムスカは国王であり、すんなり処刑されるような存在ではなかったのだ。
幸いにというか、ムスカは処分に対して徹底的に抗うことはなかった。
聖杯戦争の脱落、なんやかんやあって空島滅亡の危機を乗り越えた事、サイコフレームで人々の心に僅かながらも触れた事などで、
彼もなんらかの心境の変化があったのかもしれない。
あと、ムスカは聖杯戦争が始まるまで表向きは良き国王を演じきっており、元の世界の経験や知識を活かして空島の発展にも貢献していた。
それでもやはり侵攻したレムリア島には糾弾を求める声も大きかったが、ムー島の民には未だに一定の支持があり、
処刑したらクーデターのような印象を他国に与えるなど複雑な政治的事情もあり、ギリギリでこのような処分に留まった。
その後のムスカは歴史の表舞台から姿を消す。
聖杯戦争の終わった後、しばしの平穏を取り戻した二つの島だがその後も続く歴史で色々と大事件は起きた。
事件は島の内から起こることもあれば、外からもたらされることもあった。
例えば技術革新による社会の変化と動乱、他所の空島との武力衝突、未知の巨大生物との遭遇・戦い、二島の衝突まで起きた。
慌ただしい歴史の中、ムスカの行方は歴史の影に埋もれた。
病死した、他国へ亡命した、暗殺された、地上に渡ったなど、様々な話が残っているが、真相は不明だ。
さて、聖杯戦争が終わって数年後、豊穣の儀式が行われた年、この世界である本が出版されて少しブームになった。
それは人々が地上に暮らすのが当たり前の世界の物語。
雲の中に浮かぶ天空の島を喪われた王家の血を引く青年が海賊達の妨害を受けながらも見つけ出すという冒険活劇であった。
作者は不明…ということになっているが当然ムスカである。(内容もその王家の青年がヒーローに書かれている…この程度はご愛敬。)
この世界に渡ってからもラピュタの事はひた隠しにしていた彼がなぜこのような本を世に出したのか。
もしかしたら彼もこの世界に何かを残したいと思ったのかもしれない。
【ムスカ@天空の城ラピュタ 生存 詳細は不明】
1740
:
名無しさん
:2022/04/15(金) 19:03:50
(フルネームの方がええな)
>>1739
【ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ@天空の城ラピュタ 聖杯戦争を経て生存。空島の世界に残り己の行動の責任をとり軟禁されるが、その後の生涯は歴史の影に埋もれる】
1741
:
◆gXaKV49AZQ
:2022/04/15(金) 19:45:44
これでほぼ完結かな、とにかく皆さんのご協力でここまでこれました、お疲れ様です。
あとは17日まで補完とかネタとか感想とか、ご自由にどうぞ。
1742
:
名無しさん
:2022/04/15(金) 20:08:15
マズルカはいざ当選したらやべっ省エネでありながら集団直接戦闘まで強いのは性能面でちょっと盛り過ぎたか…?と不安になった
(補充容易な手下沢山&魔力消費省エネ&諜報できる&馬車小屋で隠匿などなど)
けど、特にセフィロス相手に白熱した闘いを展開してくれて燃えた
未把握だったらしいけどセフィロス&クルーゼvsマズルカ&バッターの戦いがすごく良かった(語彙不足)
1743
:
名無しさん
:2022/04/15(金) 21:27:24
個人的反省点は序盤とかで空島の設定(祭事とか関係)を固めようとしたけど結局あまり活かせなかった事
細かい舞台設定を作ろうとするよりキャラクターをガンガンぶつけ合った方がイイ感じになるなと思った。
1744
:
名無しさん
:2022/04/15(金) 23:44:17
エレンも木場さんも鬱展開になるかなって思ったんでこうなるとは思わなかった
1745
:
名無しさん
:2022/04/16(土) 16:51:38
ドッピオでいる間は鯖としての気配まで消える→けどマズルカのスキル「魂の魔女」によってドッピオおよびディアボロがバレる、なんて展開を考えてはいたが機会がなかったぜ
1746
:
名無しさん
:2022/04/16(土) 23:20:30
ちょうど企画中に禁書シリーズ読んでて強力な助っ人が助力を申し出ても譲れない何かのために自分で解決しようとする上条さんかっけえ…って思った結果が
>>1704
のチノの行動に繋がった
その後両島の軍人たちが自分達の意志で助太刀にきてくれたのには燃えた
1747
:
名無しさん
:2022/04/16(土) 23:24:51
・仮投下スレのおかげで勢いで書いた展開を後から破棄できたり未把握キャラでも指摘受けて修正したりできたので助かった(いっぱい破棄した…)
・舞台が2つの島に別れてたおかげで片方の島のイベントにもう片方は関われない、その島にいる面子だけでなんとかするしかなかったので
それがかえって一度に関わる人数とかが制限されて書きやすかったと思う
1748
:
名無しさん
:2022/04/17(日) 00:02:04
ある程度地理的なり情報的なり分断されてる方が話を作りやすいのはわかった
これが情報化社会!SNSで顔バレ!みたいな感じだと一人一人のキャラが常に情報を容易に調べられるからそれを考慮して語らなきゃいけなくなる
場所も簡単にはいけないから一度に絡むキャラ数が減って語りやすい
1749
:
名無しさん
:2022/04/17(日) 16:19:35
本家の新ゲームロワみたく死亡後なら兎も角、死亡前から参戦なホメロスがああなるとはいい意味で予想外だった
(実際おそらく死亡前から参戦なオール3だと終始マーダーだったし)
1750
:
名無しさん
:2022/04/17(日) 17:10:42
ごちうさは妄想ロワでも本家ロワでも悲惨枠の印象が強かったから今回もごちうさの二人は鬱枠になるかなーって思ってたらまさかここまで熱く語られるとは……
1751
:
名無しさん
:2022/04/17(日) 17:36:18
今回サブタイつけるなら
Fate/Unbroken prays(壊れぬ祈り)
Fate/No throne kings(逆座なき王たち)
Fate/Exorcise dark cloud(暗雲を祓え)
のどれが良いかな……
1752
:
名無しさん
:2022/04/17(日) 19:40:46
相馬組の襲撃とカイト&カイムの決闘のすり合わせの結果助かったな…。
1753
:
名無しさん
:2022/04/17(日) 21:56:28
今回はリョナ大好きな人がほぼおらんかったのてはと思う
1754
:
◆gXaKV49AZQ
:2022/04/18(月) 17:04:47
色々と問題点や困難がありましたが、今回も無事に妄想聖杯戦争を完結まで走りきることができました。
それもこれも企画を盛り上げるのにご協力いただいた皆様のおかげです、誠にありがとうございました。
これにて番外企画は終了となりますが、感想とか反省点とか何かあればご自由に語ってください。もちろん、本スレで企画中の内容を妨げない程度で。
あとそれと次の妄想聖杯戦争の構想もありますので、やる気のある方は手を挙げてください。
1755
:
名無しさん
:2022/04/18(月) 17:30:50
企画主様お疲れ様でした
次回は語り参加できないと思いますが、せっかく作った陣営がもったいないので
仮に次があるなら自分のは使用フリーにしたいと思います
1756
:
名無しさん
:2022/04/18(月) 20:04:17
黒幕投票がギリギリまで拮抗してたときはどうなることかと思ったがギリで決着ついて良かった
1757
:
名無しさん
:2022/04/19(火) 22:02:15
初代が相性ゲー+平成伝奇もの
大戦がチームバトル+近未来SF
天空が生存・政治戦略+ファンタジーって感じで三つとも個性が上手くバラけたね
1758
:
◆gXaKV49AZQ
:2022/04/20(水) 16:46:31
ご相談です、既に次の妄想聖杯を企画していますが、もし実施するならば次のどの時期が良いでしょうか、しばしご意見求めます
①2022年10月〜12月 ②2023年1月〜3月 ③2023年5月下旬〜8月上旬
なお上記の日程は企画主が語りやすい時期を選んでいます
1759
:
名無しさん
:2022/04/21(木) 00:18:07
個人的には案①が良いです
1760
:
名無しさん
:2022/04/23(土) 00:05:46
天空、医者の鯖はエレンとかでも割と終盤まで残ったりしたんかな。あまりどちらもモラルで行動が縛られなさそうで狡猾に立ち回れそう
1761
:
◆gXaKV49AZQ
:2022/06/25(土) 18:54:47 ID:qSGE3MOA
お久しぶりです、妄想聖杯の企画主です。
以前雑談スレにて本格的にパロ聖杯企画を立ち上げることを宣言した後、色々と準備してOP・ルールと専用したらばと@wikiをひとまず作成してみました。
本スレ自体は8月頃に俺ロワ・トキワ荘にて立ち上げてコンペから始める予定ですが、ひとまずルールなどを妄想ロワ民に確認してもらって指摘などをいただきたいと思ってこっちに告知しました。
以下に専用したらばと@wikiのURLを貼りますので、皆さんの感想や意見をお待ちしております。(とりあえず専用したらばにてコメントをお願いします。)
専用したらば : ttps://jbbs.shitaraba.net/otaku/18417/
@wiki : ttps://w.atwiki.jp/whiteveil/
1762
:
名無しさん
:2022/06/25(土) 22:30:03 ID:.s2TEG7M
>>1761
報告乙です。
都合で参加はできないけど応援はしてます
1763
:
名無しさん
:2022/07/08(金) 23:16:45
あげ
1764
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 00:00:02
妄想ロワ交流会 完
ゴリラコング@混沌ロワ3「自分不器用ですが、やってみるッス!」
とゴリラコングは器用な手先で文字を組み替えた
妄想ロワ交流会 つづく
ありがとうゴリコン君!というわけでちょこっとだけ続きます!
1765
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 00:12:38
オルカ2バート「……という訳で、俺とこいつ、俺達が銃を撃ったせいでゾロリ先生を死なせてナルトを辛い目に遭わせてしまったんだ、ゴメンな二人とも……」
オール3バート「アイカランバ!?……俺もごめん!」
オルカ2ユウリ「ナルト君、私が誘ったせいで君まで巻き込ませて……本当にごめんなさい!」
ゾロリ「……結果は悪かったとはいえ、俺様達は互いに助けようとベストを尽くしたんだ。悪く思う必要なんか無いさ」
ナルト「オレがユウリについていったのは、オレ自身が決めたことなんだ。そんでオレもユウリに頼り過ぎて追い詰めちまった…
もっと他に出来たかもしんねーのに、オレも悪かったんだってばよ……」
1766
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 00:17:21
ゴジラ@オルカ2『見つけたぞ我が宿敵ギドラよおおおぉぉぉ!!さあ俺と戦ええええぇぇぇ!!』(もし喋れたらこんな感じ)
スペースゴジラ@オール3『ウルトラマン殺すべし。慈悲はない』(もし喋ry)
不遇団との戦闘中よりにもよってこいつらが乱入してくるとはなぁ
ターゲットにしか興味がないとはいえ、無差別に暴れてるのに変わりはないから厄介だったなぁ
1767
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 00:29:05
主催ロワのクロスやスエボシ、パラガスはアンパンマン号の持ち主たるリピ13アンパンマンのとこに顔を出して敬意示してたな
それを我が事の様に喜びリピ13アンパンマンを讃える年代別アンパンマンと、お前の手柄じゃないだろと毒づきながらまんざらでもない様子のリピ20句楽
そんな句楽に暖かな目線を向けるリピ20ザ・ヒーロー
1768
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 00:45:44
不穏な展開になりそうだった架空3響とオール3未来だったけど、リピ20響が割って入ったため事なきを得た
リピ20響も架空3響を頭ごなしに否定するわけではなかったが
1769
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 08:15:16
映画ロワの剣心と志々雄が一時的な共闘→帰還後チェーンソーでどつき合うなんて事になったのを知って困惑してるオルカ2縁には草
1770
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 08:21:02
安価2の方の獪岳もリピ20の方の獪岳もやっぱりジェノザウラーな善逸(オール3)には困惑するんだなって(小並感)
1771
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 08:37:40
厨二スコールとオルカ2スコールはやっぱ
デュエル
するのか!
そしてそれを見守る厨二遊戯と2人のデュエルを見てカードゲームに興味を持ったカタナコちゃんなんて一幕
(ナナドラⅢではデュエリストって職業がある他DLCを使うとカタナコの外見が使用可能になる)
1772
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 08:55:46
『バスクは確かに傲慢で無能、卑怯で差別的で悪い大人で、偉ぶってるけどなんか抜けてる変なおじさんではあった』
『だけど、魔竜をも恐れず立ち向かう男であり誇り高き戦士だった。あなたごときが、彼を馬鹿にする資格なんかどこにもない!!』
「…………」
『剣よ白き月をともせ! 黒き巨人の咆哮と共に! エクスカリバー!!!』
アルトリア@リピロワ21「バスク、あなたとこの場でまた巡り会えたこと、光栄に思います」
バスク・オム@リピロワ21「……見事だったぞ、アルトリア」ボソリ
アルトリア「へ?今何か仰いましたか?」
バスク「何でもない。それよりもおまえ、何のつもりだ口元を真っ黒に染めて
そんなはしたないザマでは、揃いのゴーグルを付けてる私の品位まで落ちる」
アルトリア「え〜と、美味しいチョコレートを見かけて、つい……」
セイラ@オールカオス2(バスク大佐と同じゴーグルを付けてる女が蛙チョコの山(@オール1)に飛び込んでいってたけど、やっぱり大佐の知り合いなのね。仲間なのだろうけどすごく怪しいわ……)
1773
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 09:19:32
ゼットさんの同僚になった主催ライナーとゼットさんと一体化してるオルカ2の巴の絡みとかあったなあ
後巴はハルキとも話してた…元ロワだと一方的に託される形になってたので何気に会話した事は無かったりする
1774
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 09:22:10
野薔薇姉貴、間もなく出会ったのがオール3カクタスマンことダニエルや安価2虎杖、オルカ2伏黒という
元ロワの「幸せな夢」を思い起こす面子だったからちょっと複雑な表情を浮かべてたな
まああっさり順応して、虎杖の仲間・りり@安価2の都会ギャルなファッションに興味津々だったり
エピローグで髪切ったのり夫から、彼が想いをぶちまけたことを察し「よく頑張ったな」って褒めたり
1775
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 09:32:06
オルカ2の夏油に対して思う所がだいぶありそうな感じだった安価2夏油
1776
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 09:40:44
ロワの時期がズレてたらティーダの(以下略)ネタと目標は優勝だ!の台詞からホモマーダーの一員になってたんじゃね?とふたば連合@黒・白ロワに言われるワッカには草(後今ならワ禁要素も再現されるのではとも)
高奈ちゃん@オルカ2やソラ@オルカ2、後剣ロワの方のソラやキマリ@猫ロワには否定されてたけどワッカ当人はミーム出典なのもあってあり得たかもなあ…って感じの反応してた
1777
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 09:47:09
デマーセルを倒す為かつ一時的とはいえ雷撃のセプティマ習得を受け入れた安価アキュラに驚いてたオルカアキュラとオルカ2アキュラ
1778
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 10:07:26
リピ21の直哉くんに対して最初は警戒してたけど、会話の中でこの人はあの最低な人(オルカ2直哉くん)とは違うってなったオルカ2ジェニファーちゃん
一方やっぱり別世界の自分がやらかしてた事を被害者から直接聞く事となった直哉くんは申し訳なさげにしていた
1779
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 10:12:58
クロちゃん@オルカ2が野獣(リピ19→オルカ2)とステージでコンビ漫才を披露するなんてこともあった
野獣「アイドルライブの幕間扱いだけどしょうがねえな〜(悟空)、お前ら、見とけよみとけよ〜」
クロちゃん「団長やHIROくんとの日々が懐かしいかも……でも良かったの?僕に付き合わせちゃって」
野獣「クロちゃん、俺と最初(混沌5)に会った時、『生きて帰ったら僕の漫才観に来てね』って話したっすよね?
あの時の約束以上のことを果たせそうで俺は感無量だって、はっきり分かんだね。クロちゃんこそ俺のわがまま聞いてくれてよかったんすか?」
クロちゃん「あ〜ん、当然だしん!僕も最初に会えたのが田所君で本当に良かった!」
チャド「む…一護、あのスキンヘッドの男、テレビで見たことないか?」
黒・白一護「ええっと、何とかっていうトリオの芸人だよな……何でこんなところに居るんだ?」
なおBLEACH世界だと安田大サーカスは存在するゆえに一部首をかしげる者もいたとか(劇場版第一作を参照)
1780
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 10:25:19
主催ジーナ、不遇団戦ではオルカ2未久と戦ってたな
ある意味兄みたいな存在と言える(未久の技術が主催ジーナに使われてるため)彼に、かつてそのっちが自分にしたように手を伸ばそうとするジーナと、「…君に俺の何が分かるって言うんだ?同じ造られた者の癖に…のうのうと人並みの幸せを謳歌している君に……何が!!!!」とそれを断固として拒絶する未久…
1781
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 10:33:31
架空3アスランに会っちゃって案の定振り回される聖杯大戦のシン…まあマユと一時的な再会果たしたりもしてたからまだいいけど
1782
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 10:41:02
安価3の兄上(厳勝)とオール3の兄上の絡みは良かった
後不遇団員戦にて開き直って化け物と化してた安価3兄上(黒死牟)との戦いも
1783
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 10:45:39
色が見えなくなるわレ○プされるわトラウマ植え付けられるわで生還したのにズタボロ状態なオールリピ2のあいちゃんとそれに複雑そうな様子をしてた菜々芽ちゃん
1784
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 11:18:11
元スレ
>>3794
多数の継国兄弟と対峙する羽目になり絶体絶命の不遇団無惨(年代別)
同じく不遇団のオルカ2、オルカ2(リピ19)、オルカ2(アニ7)無惨トリオと安価3黒死牟が出てきたから助かったと思いきやロワ内の事情で(リピ19)と(アニ7)は役に立たない
それだけでは終わらず安価3巌勝、安価3縁壱、リピ21縁壱も継国兄弟側に駆け付けたので
>>1782
のように安価3黒死牟は安価3巌勝の一騎打ちに取られてしまい
その上継国インストールしたリピ21倫太郎も助太刀に現れる…人これを「焼け石に水」という
1785
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 11:50:59
>>1784
い、一応不遇団側のオルカ2縁壱がリピ21縁壱に挑みかかったおかげで敵が減ったから…(震え声)
まあ敵の縁壱が一人減ったぐらいで絶体絶命の状況が好転するわけないんだけど
1786
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 12:12:21
オール3イタチがマダラにしばかれた後の忍者ロワイタチだけど、弟の記憶を持つチャクラ宙返りサスケらファストフード組と出会っていたか
イタチはBORUTO世界にいるからハンバーガーとかは食した経験あったけど、今回改めてご馳走になった
イタチ「オレばかりいただいてすまない……返礼と言ってはなんだが、オレが作った目玉焼きをそちらのハンバーガーに挟んで食べてもらえないか」
カーネル「月見バーガーか、風流だな」
ドナルド「嬉しいなあ!ドナルド達もたまには食べる側に回ろうかな!」
サスケ「アンタが目玉焼き……?お手並み拝見といこう」
なお目玉焼き料理中の副産物としてオムレツやチャーハンも添えられることとなった
「何だ…アレは!?」「また幻術なのか!?」と思った人はサニー・サイド・バトルで検索するのだ
1787
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 13:36:09
パワーちゃん@オール3も不遇団入りしようとしたけどダーク・ウルトラマン同様の理由で突っ返されてましたね……
1788
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 14:34:24
聖杯大戦J・ガイル「ドーモ、ラバーソール=サン、J・ガイルです。前会った時より大分イキイキしてるじゃねえかあ〜っククク」
新架空4ラバソ「……両右手のJ・ガイルだったか、ビチグソが馴れ馴れしく何の用だぁ?」
架空学園4(新)世界ではディオがジョナサンに討ち取られているため
ラバーソールはJ・ガイルの事は伝聞でしか知らず、声をかけてきたJ・ガイルに不審な目を向けた
だがラオモト=サンやスペックも交え師弟同士で何だかんだ有意義な時間をとれたそうな
1789
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 15:11:32
忍者ロワマダラを見て感慨深そうにしてるオールリピ柱間好き
一方終始警戒してたリピ13の扉間もらしくて好き
1790
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 15:21:52
◆MoSoKakiteこと書き手氏、平行世界の自分が主催ロワ主催まで昇りつめたこと知って歓喜してたな
書き手氏「最高のハッピーエンドを呼び寄せる、最高の絶望!参加者の礎として暴れたなんて、僕ぁ幸せだなあ!」
富士鷹@オール3「ああっ!お前だなっ!俺の専売特許を勝手に使ってるの……!」
1791
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 15:39:41
不遇団な旧架空4でのマーダーやってた真希パイVS新架空4の真希パイとかあったなあ
マーダーだった真希パイに理解は示してたけどそれはそれとして絶対止めるってなってた新架空4真希パイ
1792
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 15:46:12
不遇団に居た魔眼ロワオビト&忍者ロワオビト&白銀ロワカカシ先生に対峙するオールリピカカシ先生と忍者ロワガイ先生、それにオールリピ2ナルトなんて一幕もあったね…
1793
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 15:54:56
>>1769
不遇団戦では元ロワ最終盤同様背中合わせの共闘やってましたね…もちろん得物はチェーンソー>映画ロワ剣心と志々雄
1794
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 16:04:16
不遇団側なギアッチョ@アニ7やペッシ@オルカ、リゾット@アニ6対リゾット@アニ7とプロシュート@アニ7と暗殺チーム同士の戦いが勃発してたね
1795
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 16:30:45
>>1793
チェンソーぶん回す2人に反応するデンジ君には草生えた
1796
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 16:54:13
リピ21だと再会できたが別れの言葉も交わせなかったネプテューヌとブランもこの会場でまた出会うことができた
終盤復活したとはいえリピ21での過ちからネプチューヌは尻込み気味だったが
ライザ達もいるかもしれねえ、探しに行くぞとブランが引っ張り出す
まず目に入ったクッキーおばあちゃん&ジェニファー@オリ2の洋菓子コーナーに寄って
ブランはクッキーモンスターが歓喜するようなチョコチップクッキーの束を焼いてもらい、
ネプテューヌはジェニファー作のプリンやクレープを食べ少し元気が出た
ネプテューヌ「……引っ張ってくれてありがとう、ブラン」
ブラン「……礼を言うのは私の方だ。あの時守ってくれてありがとうな、ネプテューヌ」
1797
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 17:27:59
安価2夏油の事やそうなるまでの顛末を(リピ20の悟経由で)知って曇るオルカ2姫さま…
オルカ2虎杖も聞いてたけど、だいぶ思う所はあったようだ
1798
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 17:51:41
不遇団戦にてズガンされてたオールでのヴォルデモートと対峙する魔法ロワのスネイプ先生とハリー、それとマルフォイはよかった
1799
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 18:20:13
笑ってはいけないロワIN交流会…
1800
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 18:33:19
言動がMURに汚染されたりしてたオルカ2ゲイツくんに動揺してた白ウォズには草生えたと同時にかわいそ…ってなった
1801
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 18:59:46
クマ吉を止めた後の迅さん(鷹取迅@犯罪者)、同じ名を冠し同じセクハラ趣味をもつ迅さん(迅悠一@安価2)と意気投合してたな
今夜は行為自体は封印すると迅さん(犯罪者)は決めてたから2人+クマ吉、性帝巽で談義だけで盛り上がってたけど
1802
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 19:10:19
蓮(リピ21)「…あれは本当に、城戸なのか…?」(不遇団側のリピ20の主催真司と対峙して)
鏡像真司(リピ20)「…間違いなく奴は城戸真司だ。ここまで摩耗しているとは…俺も思わなかったが。此処でもまた戦う事になるとはな…」
1803
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 19:14:31
大人しくする気なんかさらさらない一部の悪役連中(主催ロワダグバとかリピ21のマッドオニキスとか)
不遇団の暴走に便乗してパーティーをメチャクチャするために動いてたなぁ
(少なくとも前回の振り返りの平成ロワ五代や
>>1780
の未久はこちら側)
1804
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 19:15:46
>>1765
この後オルカ2の方のバートはビュッフェでドカ食い中のホーマーと再会していた
バート「親父……俺、親父とは別の世界に住んでたみたいで、ママの元に帰る約束、守れなかった……ホントごめん」
ホーマー「そんな気はしてたさ…パパの世界のお前たちは気がかりだが、パパはお前を守れて本当に良かったよ」
バート「ああ、親父ぃ……」
ホーマー「それはそうとここのチキンもドーナツもスシもピザもどれも美味い、み〜んな食べちゃうもんね……ほら、お前も食ってみろ」
バート「俺は大丈夫だよ、腹いっぱい」
ホーマー「どーしたんだスケッチなんか始めて」
バート「親父やみんなの事を少しでもなにかに残したくてさ……漫画描いてんだ、みんなのことを描きたくって」
オール3炎尾「待ていっ!!そこの君!まさかこのパーティー会場で漫画を描いているのかっ!その意気や良しっ!!」
バート「炎尾先生!……そっか、まだ俺の事知らないんだったね」
れんげ「にゃんぱすー」
ホーマー「にゃん?どったのお嬢ちゃん?」
蛍「れんちゃん、お邪魔しちゃ駄目だよお!」
れんげ「でもそのお絵かきする姿を見てウチも創作意欲が沸いたん。だから混ぜて欲しいんな」
蛍「ごめんなさい、れんちゃんはお絵描きが大好きで…」
オール3ひで「ぼくもしゅる〜」
LSまる子「おっやってるやってる、同業者としてあたしも混ぜてもらおうかねえ」
炎尾「え、待ってくれ!もしや貴方はさくら先生では……!?」
ホーマー「……ヘへヘ、バートお前中々人気者じゃないか」ワシャワシャ
バート「うわやめろよソースベタベタの手で!」
1805
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 19:42:17
>>1804
「うんなかなかうまいな、どれ俺にも描かせてくれ」
などと言い出した鬼龍さんに悲しき未来……
1806
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 20:11:12
>>1787
当のダーク・ウルトラマンはオール3以外のだと、リピ20の方は不遇団員に居てオルカ2の方はダイゴや遊戯と一緒に普通に不遇団と戦ってたな
1807
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 20:29:49
「イリスにズガンされた俺の悲鳴が聞こえねえかクラウドさんよぉ!!」と不遇団に居るバレット@オール3がクラウドに銃撃してたりしたな
…そのクラウド剣ロワ出典の方なんだけど、なお途中でオール3の方のクラウドとエアリスがバレットの相手を引き受ける形になった模様
1808
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 20:51:03
>>1803
オルカ2未久は死ぬ寸前に真実知っちゃったのもあって完全に「自らの生まれを呪い世界を憎む男」に成り果てちゃってたからなあ
後他だと前回の
>>3839
で出てた不良ロワ一護とオルカハルトマン(カギ爪)もそんな感じで動いてたのは覚えてる
1809
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 21:22:18
>>1805
ほたるは笑い堪えるのに必死で赤面、まる子は引き気味で蒼白、ひでとシンプソン親子からはm9という結果でしたね……
一応れんげと(相手が画家として素人と判断した)炎尾は真顔でアドバイスしてたが
なお鬼龍さんはその後オルカ2明さんと決闘を果たしたりブタゴリラに稽古つけたり、
千枝がステージで歌う番になったら二人とともに聴いたりしてた模様
あと間違っても龍継出典ではなく鉄拳伝出典なのでネイティヴ・ダンスやゴリラコングといったゴリラキャラと関わったりはしなかった
ブタゴリラは名前だけゴリラなので例外
1810
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 21:29:53
>>1797
姫さまは不遇団入りしてた天空聖杯の方の虎杖との戦いでも曇ってたね…野薔薇ネキに活入れられてたけど
1811
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 21:45:18
新架空4の東堂とオリ8のヴァーツラフ・クレオパトラに、リピ21のチップス・HACHIMANが仲良く高田ちゃんの曲聴いてたのいいよね
1812
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 21:55:41
ていとくんとばったり会ってビビって逃げようとするオルカ2フレンダ…だったけどリピ21の方だったから事なきを得たか
なおこの後オルカのむぎのんに追っかけられる羽目になる模様
1813
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 22:03:56
>>1772
セイラとアルトリアのおかげで完全に毒気を抜かれ萌えオジと化しているバスクェ...
このあと両手に花と思いきや修羅場バトルに発展するのでした
1814
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 22:08:45
誰だ
圭一×アスラン@架空学園3、種オルガ×鉄オルガ@リピ2020、ドラえもん×剣崎@主催ロワなどのBL本をどさくさ紛れに出版したのは
1815
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 22:20:51
>>1814
架空3アスラン「シン!1!!!誰だこれを描いたのは!!!1!俺はホモじゃない!!!1!この馬鹿野郎!!1!!」
1816
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 22:21:21
>>1811
そうそう、ジャイアンが出てくる前のカラオケ大会だけど
東堂とチップス、HACHIMANもとい八幡の3人で『青春アミーゴ』を歌ってたりもしてたな
1817
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 22:31:40
>>1816
この和気あいあいとしたカラオケ大会の雰囲気がジャイアンの襲撃によって
阿鼻叫喚の巷になるなんて…
救護室が密になったのは言うまでもないです、ハイ
1818
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 22:35:20
なお、ジャイアンリサイタルの際に壊れた電球やカラオケセットは
スタッフがきれいになおしました
1819
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 22:39:57
オール2のシロエとオルカ2のリーゼの会話とかあったなあ
互いに生還しつつも心残り的なのはある(シロエはレーヴェの件、リーゼはひかりや総士の件)
一方動物ロワの方のにゃん太班長はカンナ共々不遇団入りしていた、まあ殺された挙句煮凝りにされたらねえ…
1820
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 22:54:05
「冗談キツイわよ、何も成せなかった空気キャラどもォ!」
すろ子@オリ学園、不遇団が大幅強化され空気滅殺術も通用せず、真っ先に敵意をあらわにしてたな
でも君もオルカ2ではソッチ側だったんやで
1821
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 23:35:44
オルカ2郁子「ロゼちゃんが言ってた峰田くんってのはキミだね?郁子自信あるんだけど冥土の土産に一発ヤッてみる?」
峰田「よろこんでお願いします!……えっマジで?マジで!?」
郁子「そうと決まれば、個室へレッツラゴー!」
ギシギシアンアン
郁子「はーさっぱりした。峰田ちゃんちょ〜っとがっつき過ぎだけどスジはよかったかな」
峰田「は、葉隠……オイラ、やったぜ。……これで心置きなく、逝けんだ……」カピカピ
葉隠「まったくもう……でも峰田君にとってはよかったのかな」(ロゼさんのクラスメイトさんぶっ飛んでるなあ……)
デク「うわあああ峰田くんがカラッカラに干からびてる!!」
爆豪「干しブドウとか体張ったネタんつもりかテメー」
葉隠「あっ緑谷君!爆豪君!」
峰田「お前ら……つるむ仲だったっけ……?」
「相変わらずだね、A組のみんな!何か名簿の後ろ側が多い気がするけど」
爆豪「あ゛?」
葉隠「えっと……」
デク「君は……」
峰田「お前は……」
「「「「誰?」」」」
アニ5冬夜「えっ」
この後オールマイトに会うことで冬夜の紹介もされたわけだけど
(元ネタ
>>3644
、
>>3653
に追加)
1822
:
名無しさん
:2022/07/10(日) 00:06:47
不遇団だとリピ18でいつの間にか死亡、師匠の仇さえまともに討てなかったリピ18日向もいた
リピ18日向「何が『未来を創る』だ、運よくハイテクなスーツを手に入れただけで粋がりやがって……所詮お前もスーツがなけりゃ、俺と同じ何の取り柄もない無能なままだろ?」
音楽澪田「は、創ちゃんが不良になっちまったっすー!?」
七海「お願い日向くん!もう自分を、キミ自身の心を傷つけないで!!」
オール3日向「確かに俺はスーツがなければ死んでただろうし、恵まれてたのは否定しないさ。だがお前たちの暴走はこれ以上見過ごせないな、止めせてもらうぞ!」
1823
:
名無しさん
:2022/07/10(日) 01:17:51
元ロワで電池にされた不遇団側のアニ7猗窩座殿と殴り合う聖杯大戦の猗窩座殿なんて件もあったな…
1824
:
名無しさん
:2022/07/10(日) 01:45:01
不遇団側にいたジョーカー(警泥ロワ)とやけっぱちになって
>>1803
の連中の走狗になってた過去の自分相手に1人立ち向かおうとする明智@リピ20
1825
:
名無しさん
:2022/07/10(日) 02:04:37
リピ21絡みだと、宗次郎と感慨深そうにしながら共闘するリピ14の剣心(とリピ14の斎藤)とか、不遇団にいたりなりーを説得しようとする侑ちゃんとかあったな
1826
:
1825
:2022/07/10(日) 02:05:43
(
>>1825
すまんりなりーと侑ちゃんの下りの部分はなかった事に、文消し忘れてた…)
1827
:
名無しさん
:2022/07/10(日) 02:12:59
>>1794
あれ?混沌3の方のプロシュート兄貴は…と思ったら善逸に檄を飛ばしつつ不遇団と戦ってたか
1828
:
名無しさん
:2022/07/10(日) 02:26:06
複雑そうにもしてたけどオルカでのゼロ(オールリピ)の活躍を聞き喜ぶナナナスザクとナナリー
一方そんな彼ら経由でマリアンヌの事を知ってこれまた複雑そうにするナナナロロと、そんな彼に「気持ちはわかるけど素直に喜んでいいんじゃねーか?」(意訳)と言うルークらレプリカ組
1829
:
名無しさん
:2022/07/10(日) 02:37:03
元ロワでの喪失やリーシェの件とかもあってオルカ2のイリヤと美遊兄に遭遇した際に思わず目に涙を浮かべちゃうリピ20の美遊…
1830
:
名無しさん
:2022/07/10(日) 02:39:07
新架空4のゾルタン、リピ21のクリアソウゴの顛末を知ってどこか哀れんでる様子だったな…
1831
:
名無しさん
:2022/07/10(日) 03:06:41
>>1808
後はリピ20の鬼化マコト兄ちゃんも平成ロワ五代共々暴れてたのは記憶にある
結果平成とオルカ2と天空聖杯のトリプルマコト兄ちゃんと相対する羽目になっていた
1832
:
名無しさん
:2022/07/10(日) 03:51:16
>>1780
一方その頃、当のそのっちは渡と一緒に不遇団に入っちゃったカーラを止めようとしていたのであった
1833
:
名無しさん
:2022/07/10(日) 04:27:32
振り返りの
>>4958
タイムロワルギエルに立ち向かったのは主催ライナー…だけでなく主催ルギエルも加勢してくれたのには驚いた
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