板情報 | 学問/人文/科学 ]
気になる英文を掲げ、気ままに語る(英語・翻訳・時事関連)
書き込む前に読んでね | したらばガイドライン | FAQ

1 : 2022年をふり返って(40) / 2 : 欧米の大手メディアにだまされないために(71) / 3 : ウクライナ侵攻、パナマ侵攻(84) / 4 : 現代世界を客観的に把握するために有用な英文(75) / 5 : 質問コーナー(暫定)(1) / 6 : この掲示板の使い方ガイド(2) / 7 : ヒロシマ、ナガサキ、ウクライナ(27) / 8 : ロジャー・ウォーターズ(ピンク・フロイド)、ジュリアン・アサンジ(15)
  (全部で8のスレッドがあります)

掲示板の使い方 / 新着をメールで受信 / 過去ログ倉庫 / スレッド一覧 / リロード


1 2022年をふり返って (Res:40)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1掲示板作成者 :2023/01/25(水) 21:28:36
アメリカのオンライン・マガジン『カウンター・パンチ』から。

--------------------------------------------------

DECEMBER 23, 2022

Ten Surprisingly Good Things That Happened in 2022

BY MEDEA BENJAMIN

With wars raging in Ukraine, Yemen, Somalia and elsewhere, Roe v. Wade
overturned and our resources being wasted on militarism instead of
addressing the climate crisis, it can be hard to remember the hard-won
progress being made. As we end a difficult year, let’s pause to
remind ourselves of some of the positive changes that happened in 2022
that should inspire us to do more in the year to come. While some are
only partial gains, they are all steps towards a more just, peaceful
and sustainable world.

311 :2023/02/07(火) 11:46:26
(続き)

come through は熟語で多義語である。(以下、英辞郎から引用)

句動詞
1.〔物の間・空間・部屋などを〕通り抜ける、通り過ぎる、突き抜ける
I saw her come through a gate. 彼女が門を通り過ぎてくるのを見ました。
2. やり遂げる、成し遂げる、約束を果たす、成功する、期待に応える、期待に沿う
He came through in spite of all the troubles he had.
さまざまな問題を乗り越えて、彼は成功しました。
I knew you'd come through!
あなたはいつか頭角を現すと思っていました。/君はやってくれると信じていたよ!
My plumber always says it's impossible at first, but he eventually comes through.
私が頼む水道工事の人は最初はいつも無理だといいますが、結局ちゃんと修理してくれる。
I trust that she will come through with top grades.
彼女は実力を発揮してトップの成績を得ると確信しています。
3.〔情報などが〕届く、入ってくる、伝わる
4.〔感覚などが〕よみがえる
Maybe old feelings will come through. 懐かしい感覚すらもよみがえってくれるだろう。
5.〔困難・危険・病気を〕切り抜ける、耐え抜く、持ちこたえる
生き延びる、生き抜く、生き残る
6. ~の間から出てくる、はっきりと表に現れる、明白に分かる、発表される
7. ちょこっと立ち寄る
He came through my apartment like a tornado.
彼は、竜巻のような速さで私のアパートに立ち寄りました。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


321 :2023/02/08(水) 16:27:22
>>28の訳例

6.
先住民族や「グローバル・サウス」の声がこれまでで最大規模の気候サミット
「COP27」でようやく脚光を浴びる

先住民族および「グローバル・サウス」の国々の関係者による精力的な働きのおかげ
で、これまで周辺に追いやられていた国々の人間が本年の「COP27」に参加する運び
となっただけでなく、彼らの声が反映され、画期的な「損失・被害に対応する基金」
の設立が決定された。これによって、気候変動の影響にさらされやすい国々は、その
破壊的な打撃に対処することがより容易になる。この展開は、「グローバル・サウス」
の国々の市民社会にとり、および、およそ30年近くに渡る彼らの共同的取り組みに
とり、重要な達成として歴史に刻まれるものである。我々は今や、より富裕な国々が
この基金の設立・運営の約束を確実に果たすよう働きかけなければならない。そして、
我々自身がクリーンエネルギーへの移行にいよいよ前向きに取り組まねばならない
――世界的な惨事を回避するのが手遅れにならないうちに。


331 :2023/02/08(水) 16:29:52
>>28での文法・構文上の補足説明

・~ help vulnerable countries cope with ~
ここの cope は原形動詞である。

「help + 目的語 + 原形動詞」のパターン((目的語)が ~ (原形動詞)するのを
手助けする)。


341 :2023/02/09(木) 10:00:20
>>28の続きの英文

7. Some 200 countries (minus the U.S. and the Vatican) commit to stemming
the loss of nature worldwide. Another critical environmental gathering,
the COP15 Biodiversity Summit in Canada, reached a watershed agreement
pledging to protect nearly one-third of Earth’s land and oceans as a refuge
for the planet’s remaining wild plants and animals by 2030–dubbed “30 by 30.”
This agreement is critical to stemming the massive loss of diversity—about
a million species are at risk of disappearing forever. But it will take
constant grassroots pressure, and significant resources from the wealthier
countries, to put this 30 by 30 goal into practice.


351 :2023/02/09(木) 12:05:44
>>34で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]

・the Vatican は「バチカン市国」。

・commit は多義語である。(以下、英辞郎から引用)

他動詞
1.〔罪などを〕犯す、〔悪事を〕はたらく
Those crimes were committed by the same man. それらの犯罪は同一人物によって犯された。
I have tried to be peacemaker, and I always tell the kids not to commit crimes.
私は調停役でいようとしてきたし、子どもたちにはいつも罪を犯すなと言い聞かせている。
He committed a crime when he was in high school. 彼は高校生の時に罪を犯しました。
2.〔~を…に〕委ねる、委任する
3.〔~に〕責任を持つ、〔~と〕約束する、〔~を〕誓う、〔~を〕明言[表明]する
4.〔~に〕全てをささげる、〔~に〕全力を傾ける、〔~に〕最大限の努力を投じる
Jane has committed the whole weekend to studying. ジェーンは週末はずっと勉強していた。
5.〔~を…に〕収容する
His family involuntarily committed him to the psychiatric hospital.
彼の家族は仕方なく彼を精神科病院に収容しました。
6.〔~を〕危うくする
7.〔戦闘部隊を〕送る
自動詞
約束する、誓約する

(続く)


361 :2023/02/09(木) 12:07:13
(続き)

・stem
1.〔~の流れをダムなどで〕せき[食い]止める
2.〔~の穴を〕塞ぐ、詰める
(英辞郎)

・the COP15 Biodiversity Summit in Canada は「カナダで開催された国連生物多様性
条約第15回締約国会議(COP15)」。

・dub はここでは「〔ニックネームを〕付ける、〔ニックネームで〕呼ぶ」の意。

・30 by 30 は日本語でも「30 by 30」(サーティ・バイ・サーティ)という表記が
定着している。


371 :2023/02/10(金) 17:01:58
>>34の訳例

7.
約200に上る国々(アメリカとバチカン市国を除く)が、自然の喪失を食い止めるべく
世界各地で力を注いでいる。
上記の「COP27」と並ぶ重要な環境会議である「国連生物多様性条約第15回締約国
会議(COP15)」(カナダのモントリオールで開催)では、革新的な合意が成立した。
現在地球に生存する野生の動植物の安全な住みかとして2030年までに現在の陸地と
海洋の3分の1近くを確保するという取り決めである。通称で「30 by 30」(サーティ
・バイ・サーティ)と呼ばれる。この合意は、多様性の大規模な喪失――目下のところ、
約100万の種が絶滅の危機に瀕している――を食い止めるためには極めて重要である。
この「30 by 30」の目標を達成するには、しかしながら、草の根レベルの絶えざる
働きかけ、また、より裕福な国々による潤沢な資源の投入が不可欠となるであろう。


381 :2023/02/10(金) 17:05:12
>>34での文法・構文上の補足説明

・Another critical environmental gathering, the COP15 Biodiversity Summit in
Canada, reached ~

[Another ~ gathering] と [the COP15 ~ Canada] は「同格」の関係。


・it will take constant grassroots pressure, and significant resources from the
wealthier countries, to put this 30 by 30 goal into practice.

「it + take + 目的語 + to不定詞 ~ 」は頻出構文。
この場合の it を文法的にどう考えるかについては2通りの考え方がある。

一つは、時間を表す it で、to不定詞は「目的」を表す副詞的用法と解するもの。
「 ~ する(ため)には(目的語)を必要とする・が必要である」。

もう一つは、形式主語の it で、to不定詞以下が真主語であり、この to不定詞は名詞
的用法と解するものである。
「 ~ することは(目的語)を必要とする・が必要である」。

いずれの考え方でも、意味上は特に違いは生じないので、自分の好みでどちらかで
納得すればよく、議論は文法学者にまかせておけばよかろう。


391 :2023/02/13(月) 11:20:35
>>34の続きの英文

8. The passage of the Respect for Marriage Act. The U.S. Supreme Court
legalized same-sex marriage nationwide in 2015 but the court’s June decision
overturning a right to abortion at the federal level raised concerns that
federal protections for same-sex marriage might be in jeopardy. The Respect
for Marriage Act was passed to address this by guaranteeing federal recognition
of any marriage between two individuals if the union was valid in the state
where it was performed. It won’t force states to issue same-sex marriage
licenses should nationwide marriage equality be overturned by the Supreme
Court but it will extend equality under the law to all same-sex couples, no
matter which state they got married in. It also protects interracial marriages.


401 :2023/02/13(月) 11:25:09
>>39で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]
(主に英辞郎から引用)

・passage は、ここでは「〔議案・法案などの〕議院[議会・会議]通過、可決」の意。

・the Respect for Marriage Act は「結婚尊重法」。

・in jeopardy は熟語で、「危うくなって・危険にさらされて」。

・address は>>3に既出。

・union は>>11に既出。

・interracial marriage は「《an ~》異人種(間結)婚」。


名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


2 欧米の大手メディアにだまされないために (Res:71)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 2
1掲示板作成者 :2022/12/19(月) 09:42:03
アメリカの調査報道サイト『Consortium News』から。

--------------------------------------------------

Caitlin Johnstone: When Journalism Standards Vanish

November 18, 2022

Because Russia and Iran are both viewed as enemies of Washington, Western
news media often feel comfortable publishing any old claim about them as
fact regardless of sourcing or evidence.

By Caitlin Johnstone
CaitlinJohnstone.com

Two false news reports went viral this week due to sloppy sourcing and
journalistic malpractice. As usual they both featured bogus claims about
U.S.-targeted nations, in this case Russia and Iran.
(続く)

621 :2023/01/27(金) 16:07:54
>>59での文法・構文上の補足説明

・We saw this highlighted ~

これはもちろん「感覚動詞(知覚動詞) + 目的語 + 過去分詞」のパターン。
highlighted は過去分詞である。したがって、受け身の意味を含意する。

「我々はこのことが浮き彫りにされるのを目撃した」

「我々はこのことをはっきりと認識した」ぐらいの意。

(続く)


631 :2023/01/27(金) 16:09:37
(続き)

・~ was caught publishing ~

この場合の catch は「現場を押さえる・目撃する」の意で、それが受動態で使われている。

能動態に直してみると、

we caught [mainstream news outlet after mainstream news outlet] publishing ~

となる。

これは、すなわち、上にも出た感覚動詞(知覚動詞)のパターンの一変化形である
「感覚動詞(知覚動詞) + 目的語 + 現在分詞」のパターンである。

「我々は[大手マスコミが次々と] ~ を報道している現場を押さえた・目撃した」

この能動態の文章がここでは受動態となり、元の目的語が主語になっているわけ
であるから、結果として、caught と publishing が引っつくことになるわけである。


641 :2023/01/27(金) 16:11:42
>>59の続きの英文(これで終了)

And this is the case because the Western mainstream media are the propaganda
services of the U.S.-centralized empire. They do not exist to tell people the
truth, they exist to manipulate the public into hating the official enemies of
the empire and into consenting to foreign-policy agendas that they would not
otherwise consent to.

Imperial propagandists lower their editorial standards when reporting on
official enemies not because they are bad at their job, but because they are
very good at their job. It’s just that their job isn’t what we’ve been told.


651 :2023/01/27(金) 16:20:40
>>64で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]

・case は要注意単語である。
英辞郎から引用すると、

1名詞
1. 場合、状況
2. 実例、事例、ケース
3.〔病気の〕症状、症例
4.〔症例としての〕患者
5. 事実、現実、真相
That's always the case with her. 彼女はいつもそうだ。
That's not necessarily the case. 実状は必ずしもそうとは限らない。
That's not always the case. そうとも限らない。
That's the case. 事実はそうだ。
I thought this would be the case. それぐらいのことはあると思った。
6. 問題、難問、困難
7.〔警察などの公的機関が捜査すべき〕事件、事態
8.《法律》訴訟、裁判事件 ◆【同】court case
The case will definitely be dropped. この訴訟は、不起訴は間違いない。
9.《法律》〔主張の〕論拠、証拠
10.〔賛否の〕議論、主張
11.〈話〉変人、奇人、変わり者
(以下は省略)
2名詞
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


661 :2023/01/27(金) 16:22:16
(続き)

・services はここでは「業務・業務部門」の意。

・agenda は多義語である。
英辞郎には以下のように書かれている。

1. 〔検討すべき〕課題[議題](一覧)、アジェンダ
Agenda is as follows. : 議題は次のとおり。
What's first on the agenda? : 議題の最初の項目は何ですか。◆会議の冒頭で使われる。
The agenda for the meeting was posted on the notice board.
会議の議題[日程]が掲示板に貼られた。
2. 〔当面の〕予定、スケジュール
3. 〔発言や行動に隠された〕意図、底意、計略
When the facts don't fit the policy, they charge people with having a political
agenda.
事実が政策と合わないと、人々は政治的な計略を持っていると非難される。

また、「辞遊人」のサイトには
economic agenda 経済政策
economic and domestic agenda 経済・内政問題
fiscal agenda 財務政策、財政政策
などの用例が載っている。

・it is just that ~ は慣用表現で、「ただ〔that以下〕というだけのことです」の意。


671 :2023/01/28(土) 13:26:06
>>64の訳例

そして、このような実態は、欧米の主流派メディアが帝国アメリカのプロパガンダ
機関であることの帰結である。彼らは人々に真実を伝えるために存在しているのでは
ない。人々をして帝国アメリカの公式的な敵国を憎むよう仕向け、もしそうした大衆
心理操作がなければまず人々が同意しないであろう外交政策を受け入れさせるために
存在するのである。

帝国のプロパガンダ機関に属する人間たちは、アメリカの想定敵国をめぐる報道に
際して、みずからの編集基準を低くする。それは、彼らが自分の仕事をうまくやれない
からではない。反対に彼らは実にうまく仕事をしている。ただ、彼らの仕事というのは、
我々一般人がそう信じ込まされているもの――人々に真実を伝えること――とは違う
だけの話なのだ。


681 :2023/01/28(土) 13:27:42
>>64での文法・構文上の補足説明

・They do not exist to tell people the truth, they exist to manipulate the
public ~

ここは、通常は2つ目の they の前に接続詞が置かれるところであるが、コンマ[ , ]
でつながれている。これは「並列」の用法である。似た次元の事柄を接続詞なしにつなぐ。
それによって表現の簡潔さ、リズムのよさなどを狙うのである。
有名な例は
I Came, I Saw, I Conquered.(来た、見た、勝った)(カエサルの言葉)
など。
文学作品ではよく使われる手法である。


691 :2023/01/28(土) 13:33:17
今回の英文に関する[内容の解説]および[内容についての感想、感慨、意見その他]

>>37
> ~ 『米国民主主義基金』は、「ソフト・パワー」方面を担う米CIAのフロント組織
>――何十年にも渡り世界中でレジーム・チェンジ(体制転覆・政権打倒)のための
>活動に資金提供していた組織――なのである

あっさり書かれているが、こんなことは欧米の大手マスコミの報道ではまず言及されない。
もちろん日本の大手マスコミも同様である。

これ以外にも、アメリカの名ばかりの慈善団体が多数秘密工作に関わっている。

そして、「民主主義の推進」という看板を掲げて、例えばウクライナのネオナチ団体に
資金を提供したり、対ロシア戦争のための資金を供給したりするための間接的なパイプ
の役割を果たしているのである。

(もちろん、ロシアや中国も同じことをしているが、アメリカの軍事予算は突出して
巨額である。2位以下のすべての国の軍事予算を合計してやっとアメリカと肩を並べる
ぐらいの規模である。ロシアや中国がやるような悪辣なことは、その何倍もの規模で
アメリカはやっていると思ってまず間違いない)


701 :2023/01/28(土) 13:36:52
今回の英文に関する[内容の解説]および[内容についての感想、感慨、意見その他]

欧米の大手マスコミはCIAなどを表立って批判することはまずない。なぜなら、彼らが
ニュースの種を仕入れる主要な源がCIAその他の政府機関だからである。

ニュースの種を仕入れられなければ「飯の食い上げ」である。
ニュースの種は報道業界にとって、いわば「商品」であって、その商品の卸元、仕入先
は政府機関が大きな割合を占めている。
CIAなどが報道関連企業に対し、「おまえのところにはもう情報を与えない」と言えば
(つまり、「おまえのところにはもう商品を卸さない」と言えば)、ビジネス(商売)
を続けることは難しくなる。だから、報道関連企業は商品の卸元、仕入先である政府
当局には強く出れない。商売であるから、力関係は歴然としている。

こうしたことを背景に政府は企業に圧力を加えることができる。その結果として、
暗黙の裡に情報統制、情報操作が行われるのである。

アメリカでは一流のメディアが自由で客観的な報道を行っているなどとおめでたい考え
を持っている人間が世の中には大勢いる。

そんな調子だから、これまで政府にだまされてきたし、今後も何度でもだまされ続ける
のであろう。


711 :2023/01/29(日) 11:45:20
今回の英文に関する

1.英文解釈・翻訳上の質問
2.解釈や訳の間違いの指摘
2.内容についての感想、意見

などなど、ご自由にお書込みください。


名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


3 ウクライナ侵攻、パナマ侵攻 (Res:84)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 3
1掲示板作成者 :2022/11/08(火) 13:05:17
出典はアメリカの調査報道サイト Consortium News。

--------------------------------------------------

How UK Backed Panama Invasion

October 27, 2022

Thatcher understood Washington’s 1989 invasion was illegal but supported
it anyway, recently declassified documents show, John McEvoy reports.

By John McEvoy

Declassified UK

(続く)

751 :2022/12/17(土) 17:52:50
>>74で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]

・this was effectively the case
case は要注意単語である。
英辞郎から引用すると、

--------------------------------------------------
1名詞
1. 場合、状況
2. 実例、事例、ケース
3.〔病気の〕症状、症例
4.〔症例としての〕患者
5. 事実、現実、真相
That's always the case with her. 彼女はいつもそうだ。
That's not necessarily the case. 実状は必ずしもそうとは限らない。
That's not always the case. そうとも限らない。
That's the case. 事実はそうだ。
I thought this would be the case. それぐらいのことはあると思った。
6. 問題、難問、困難
7.〔警察などの公的機関が捜査すべき〕事件、事態
(続く)


761 :2022/12/17(土) 17:56:41
(続き)
8.《法律》訴訟、裁判事件 ◆【同】court case
The case will definitely be dropped. この訴訟は、不起訴は間違いない。
9.《法律》〔主張の〕論拠、証拠
10.〔賛否の〕議論、主張
11.〈話〉変人、奇人、変わり者
(以下は省略)
2名詞
1.〔物を保管するための〕容器、ケース、入れ物
2.〔中身の入った〕箱、ケース◆【略】c. ; C. ; cs.
3.〔保護や装飾用の〕覆い、カバー
4. スーツケース、旅行かばん
5.〔ピストルの〕ペア、2丁
6.〔窓やドアのなどの〕枠 ◆【同】casing
(以下は省略)
--------------------------------------------------

・Bang – just like that は>>12>>13で既出。


771 :2022/12/18(日) 12:12:34
>>74の訳例

まったくのところ、実質的にはその通りであった。サッチャーの後の回顧によると、
「パナマをめぐってブッシュ大統領が困っていた時、彼は私に電話してきた。そして
味方を得た。ドーンと、そんな感じで。… そんな味方をほかにどこに見つけられた
でしょう」。

今回の文章はこれで終了。


781 :2022/12/18(日) 12:14:27
今回の文章に関する[内容についての感想、感慨、意見その他]など。

>>227
>パナマの軍事指導者マヌエル・アントニオ・ノリエガは、長年米CIAから資金拠出を
>受けていたその協力者であったが、アメリカ政府のお気に入りリストからようやく
>脱落しており、ブッシュ政権はついにノリエガ退場の潮時が来たと決定していた。

アメリカ政府に協力し、庇護を受けていたノリエガも、いったんアメリカ政府の方針
が変われば、容赦なく追い詰められ、破滅させられる。

サダム・フセインの場合もそうだった。アメリカはフセイン・イラクと親密な関係を
結んでいたが(フセインをアメリカに招いたりしていたし、おそらく核兵器開発の
ための技術さえ提供していたと見られる)、いったん方針が変わるや、フセインは
「極悪人だー、現代のヒトラーだー」ということになった。アメリカ政府の御用機関
である大手マスコミがその声を増幅した。

フセインが国内の反対勢力に対し、生物科学兵器を使用した疑惑があっても、その
当時は何も騒ぎ立てなかったのである。

フセインはもう除去した。したがって、現在は、「プーチンは極悪人だー、現代の
ヒトラーだー」、「習近平は極悪人だー、現代のヒトラーだー」である。

相変わらずのパターンであるが、世の中はおめでたい人間ばかりだから、何度でも
だまされるのであろう。


791 :2022/12/18(日) 12:16:11
>>78の続き

>>281
>ブッシュの命により、アメリカはかくしてパナマを「火力で麻痺させた」。それに
>使用されたのは「新製品、すなわち、レーザー誘導ミサイルであり、ステルス戦闘機
>であった」。いずれも新規のテクノロジーの産物で、アメリカは「使ってみたくて
>ウズウズしていた」と、マーク・シスネロス少将は当時をふり返って述べている。

いわゆる「第三世界」または「グローバル・サウス」は、アメリカ政府とその軍需産業
にとって、新兵器の実験場なのである。

あるいはまた、旧兵器の在庫の一掃処分場である。

こうして兵器メーカーや石油関連企業は大儲けする。現代では、兵器にIT機器は不可欠
であるから、当然IT産業も潤うことになる。
昔は、戦車や航空機、戦艦・空母などのメーカーが軍需産業の核であったが、今は
IT企業も含んで裾野が広くなっている。

そして、これらの大企業は大手マスコミにとって、莫大な広告料を払ってくれる
大スポンサーであるから、この面からでも、大手マスコミは報道に手心を加える動機
が存在する。


801 :2022/12/18(日) 12:18:17
ついでに言っておくと、グーグルやアマゾン、ワシントン・ポストその他のIT企業や
大手マスコミは直接か、その子会社、関連会社がアメリカ政府から巨額の仕事を請け
負っている。政府が「お客様」なのである。
「お客様」に対して仕事をもらう立場の者がどんな振る舞いをするか、誰でもわかる
であろう。


811 :2022/12/18(日) 12:22:13
>>78の続き

>>243
>その上、キューバの諜報機関と関わりを持っているということは、ノリエガが
>アメリカ政府の意向に従うとはもはや期待できないことを示唆した。
>>278
>実際には、ノリエガのアメリカ政府に対する服従のいかんが問題となっていたのであった。

アメリカ帝国主義の支配のやり方はいわば「間接統治」。当該国に自分の言うことを
よく聞く独裁者を据えて、間接的にその国を支配・統治するのである。

このアメリカの後押しを受けた独裁者の下で、その国のどれほどの一般市民が拉致、
拷問、殺害、等々の憂き目にあったか。(どなたか一覧表を作ってくれるとありがたい)

「アメリカは自由、人権、民主主義の擁護者である」などというおめでたい人間は
中南米の歴史を多少勉強すべきなのである。

(もっとも、日本のジャーナリストや学者はアメリカ政府の御用ジャーナリスト、御用
学者ばっかりだから、ストレートにアメリカを非難したりはしない。ぬるい言葉で印象
操作するのである)


821 :2022/12/18(日) 12:25:20
>>78の続き

>>305
>それから数日後、英国は国連安全保障理事会の決議案を拒否した。その決議案は、
>アメリカ政府の武力によるパナマ介入が国際法、及び、国家の独立、主権、領土の
>不可侵性を甚だしく侵害する行為であるとして強い懸念を表明したものであったが。

ロシアはウクライナに侵攻した。
それは、上の文章の言葉を借りると、「国際法、及び、国家の独立、主権、領土の
不可侵性を甚だしく侵害する行為である」。

それを同じことを過去、アメリカはこのパナマ侵攻やグレナダ侵攻その他で何度も
やっているわけである。そして、イギリスやフランス等々がそれを支持した。

そのアメリカやイギリス、フランスその他が一体どうやって今のロシアのウクライナ
侵攻を非難できるのか。バカバカしい。

「同じことをやりながら、自分のことは棚に上げて他人を非難する」。これは個人が
やった場合、その個人は「人間のクズ」と言われるような所業である。


831 :2022/12/18(日) 12:30:59
今回の英文に関する

1.英文解釈・翻訳上の質問
2.解釈や訳の間違いの指摘
2.内容についての感想、意見

などなど、ご自由にお書込みください。


841 :2023/01/25(水) 21:41:06
そういえば、ちょっと書き忘れていた。

今回の英文の事実関係を調べている時に、ネットで興味深い文章に出会った。
特に>>81・82に絡んで。

博覧強記のエッセイスト・評論家である松岡正剛氏のブログ『千夜千冊』の1232夜
(2008年4月07日)である。

リンクは貼らないけど、是非多くの人に読んでもらいたい。
アメリカのやり口が実に明快に説明されている。

これぐらいの内容が日本人全員の常識になってほしいところである。

自分がここでうだうだ書いている私見の半分は、この松岡正剛氏の文章を読んで
いただければ、書く必要はなかったぐらいの話です(笑)


名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


4 現代世界を客観的に把握するために有用な英文 (Res:75)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 4
11 :2022/10/14(金) 13:49:31
出典は CounterPunch


JUNE 14, 2022

The End of Laissez-Faire: Russia’s Attempt at Reshaping the World Economy

BY RAMZY BAROUD

Starting on May 31, Russian Foreign Minister Sergei Lavrov embarked on
a tour to Gulf Cooperation Council countries, where he visited Bahrain, Saudi
Arabia, United Arab Emirates, among others. Lavrov’s main objective of these
visits is to strengthen ties between Russia and GCC nations amid a global race
for geopolitical dominance.

The Middle East, especially the Gulf region, is vital for the current global
economic order and is equally critical for any future reshaping of that order.
If Moscow is to succeed in redefining the role of Arab economies vis-a-vis
the global economy, it would most likely succeed in ensuring that a multipolar
economic world takes form.

661 :2022/11/21(月) 12:59:52
>>64の訳例

これらの立ち位置は国連におけるいかなる採決よりもはるかに重要である。国連の票は
大国が無理強いできるものであり、従って、国際舞台においては、ほとんど気に
かけられない。一方、ある国家の経済的な利害、また、世界の何が主要な危険因子
であるかについてのその認識は、当該国家が経済的な側面においていかに反応するか
――例えば、制裁措置などに関して――を決定する重要な要素である。アメリカの制裁
措置に「否」を突き付けたことは、「タテマエでなく経済的な利害を優先したこと」に
他ならない。


671 :2022/11/21(月) 13:02:46
>>64の続きの英文

We in the West hear that Russia is “isolated in the world” as a result of
the crisis in Ukraine. If one is speaking about the Eurovassal states and the
Anglosphere, that is true. But considering humanity as a whole and among the
rising economie of the world, it is the US that stands isolated. And even in
Europe, cracks are emerging. Hungary and Serbia have not joined the sanctions
regime and of course most European countries will not and indeed cannot turn
away from Russian energy imports crucial to their economies. It appears that
the grand scheme of U.S. global hegemony to be brought about by the US move
to WWII Redux, both Cold and Hot, has hit a mighty snag.


681 :2022/11/21(月) 13:05:07
>>67で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]

・Eurovassal は造語で、Euro(ユーロ)+ vassal(臣下・奴隷・隷属者)の組み合わせ。
「ユーロの臣下である ~ ・ユーロに支配されている ~ 」程度の意であろう。

・Anglosphere は「アングロスフィア」または「英語圏」、「英語圏諸国」。
「公用語または主要言語が英語である国・地域の総称」(goo辞書より)である。

・redux は形容詞で、「戻ってきた ~ 」。「名詞の直後に置かれる」と英辞郎には注が
ある。発音は ríːdʌks リーダクス。
近年、記事のタイトルなどでよく使われるようになった。訳語としては「 ~ の回帰・
復活・再来・ ~ 再び」等々、いろいろ考えられる。

・both Cold and Hot はもちろん 「cold war であろうと hot war であろうと」の意。

・snag は多義語であるが、ここの場合は hit a snag で熟語。
英辞郎から引用すると、
hit a snag 切り株にぶつかる、思わぬ困難な問題にぶつかる
We hit a snag in our plans when Barbie crashed our car into Ken's.
バービーが私たちの車をケンの車にぶつけ、私たちの計画は暗礁に乗り上げた。
come upon a snag 思わぬ障害にぶつかる
hit a big snag 大きな問題にぶち当たる
など。


691 :2022/11/22(火) 16:59:50
>>67の訳例

西側の我々は、ウクライナ危機の結果、ロシアが「世界で孤立している」と聞かされて
いる。もし人がユーロの支配下にある国々もしくは英語圏諸国について話をしている
のであれば、確かにそれは事実である。しかし、世界の人々すべてを視野に収めた場合、
また、経済的新興国の間では、孤立しているのはアメリカの方である。おまけに、欧州
においてさえ分断が生じつつある。ハンガリーとセルビアは制裁措置に賛同しなかった。
そして、言うまでもなく、欧州の国々の大半は、自国の経済にとって決定的に重要な
ロシアからのエネルギー輸入を取りやめたりはしないであろう。いや、そんなことは
そもそもできない話である。冷戦であろうとなかろうと、いわば「第二次世界大戦の
再現」を図って世界の覇権を確立しようとするアメリカの壮大な目論見は大きな暗礁に
乗り上げたらしく思われる。


701 :2022/11/22(火) 17:01:33
>>67の続きの英文

For those who look forward to a multipolar world, this is a welcome turn of
events emerging out of the cruel tragedy of the U.S. proxy war in Ukraine.
The possibility of a saner, more prosperous multipolar world lies ahead – if
we can get there.

以上


711 :2022/11/22(火) 17:03:52
>>70で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]

・turn of event は頻出表現である。
英辞郎から一部引用すると、
unfortunate turn of event《an ~》事態の残念な展開
turn of events 事態[情勢]の変化、出来事の節目
bizarre turn of events《a ~》事態の奇妙な展開
など。

・lie ahead も頻出表現。やはり英辞郎から引用すると、
lie ahead 目の前に~がある、前途に横たわる、行く手に控えている
Even if they changed their CEO, so many other tasks lie ahead of them.
CEOを変えたとしても、他にも多くの課題が彼らの目の前に残っている。
I already know what lies ahead. その先は言わなくても分かるよ。


721 :2022/11/23(水) 12:45:51
>>70の訳例

これは、多極的な世界の到来を期待する人々にとっては、歓迎すべき展開である――この
ウクライナにおけるアメリカの代理戦争がむごたらしい事態を引き起こしているとはいえ。
よりまともで、より豊かな多極的世界が生まれる可能性がこの先に開けている――人類が
それまでなお生存していればの話であるが。

以上


731 :2022/11/23(水) 12:55:28
>>34から始まる英文の内容に関する補足説明・感想・意見など。

>>37
>一つは、ご存じの通り、ウクライナのクーデターである。民主的な選挙によって
>成立した政府が、アメリカの指示とネオナチ分子(国内に長い間潜んでいた)の
>>助勢を得て、打ち倒されたのである。

これはもちろん当時のウクライナ大統領ヤヌコヴィチの追い落としを意味している。
ウクライナ侵攻のずっと前から、アメリカがウクライナ国内の反政府勢力に資金提供
していたのは多少世界情勢に関心のある人間の間では常識であった。
>>32でも触れた、アメリカお得意のレジーム・チェンジである。

その国の人々が選挙で成立させた政権を打倒する、それはその国の民主主義を破壊
することに他ならない。

アメリカはとりわけ中南米においてこうしたレジーム・チェンジをたびたび行ってきた。
(有名なのはチリのアジェンデ政権の転覆)
(めんどくさいから自分ではやらないが、誰かその一覧表を作ってくれるとありがたい)

にもかかわらず、世間には「アメリカは民主主義の擁護者である」と思っているおめでたい
人間が大勢いるのである。

そんな調子だから、これまで何度も政府にだまされてきたし、今後も何度でもだまされ
続けるのであろう。


741 :2022/11/23(水) 13:03:29
>>86の続き

>>38
>1万4000人の死者を出したといわれるドンバス地方での砲撃は8年続いた――
>ミンスク合意の下で停戦の協議があったにもかかわらず。ロシア、フランス、ドイツ
>は合意したが、アメリカの支援するウクライナはその遂行を拒んだ。

ここには重大なことが書かれている。

停戦のための合意事項をウクライナ政府は実行しようとしなかったし、その後ろ盾である
アメリカ政府はウクライナ政府にそうするよう十分な圧力をかけなかった。
つまり、停戦――和平を拒んだのはウクライナ政府であり、アメリカ政府なのである。

普通であれば「停戦を拒んだ」、「和平への道を拒んだ」としてウクライナとアメリカを
非難するようなタイトルが主要ニュースの見出しに登場していいところである。
また、この点を非難する論説が書かれておかしくない。
もしこれがロシアや中国であったら、まず間違いなくそういうタイトルで報じられ、そういう
論説が大手マスコミをにぎわすに違いない。実際、その手のニュース見出しや論説を多くの
人が過去何度も目にしたはずである。

しかし、アメリカもしくはアメリカが支持する国の場合はそうはならない。「和平への道を
拒んだ」としてニュースや論説で非難されるのは常にアメリカの仮想敵国であるロシアや中国
その他なのである。

米英の大手マスコミ及びアメリカ政府の御用機関たる日本の大手マスコミは日々こういう形の
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


751 :2022/11/23(水) 13:07:13
今回の英文に関する

1.英文解釈・翻訳上の質問
2.解釈や訳の間違いの指摘
2.内容についての感想、意見

などなど、ご自由にお書込みください。


名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


5 質問コーナー(暫定) (Res:1)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 5
1掲示板作成者 :2022/11/15(火) 09:56:03
各スレで質問は受け付けていますが、それ以外の質問はこちらでどうぞ。

(あくまで試験的に設置するもので、削除することになるかもしれません)

名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


6 この掲示板の使い方ガイド (Res:2)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 6
1掲示板作成者 :2022/10/06(木) 12:46:26

[この掲示板の使い方ガイド]

自分の気になる英文、気に入った英文を数行~1段落程度引用し、

・単語、熟語、文法、構文等の説明
・和訳
・内容の解説
・内容についての感想、感慨、意見その他

などなどを気の向くままに書きつける。
(上の4つは必須ではありません。どれか一つだけでも可)。

原則として出典を明示。

レベルは英検1級以上を想定。

英語力をさらに高めたい人、翻訳に興味がある人などが対象。

誤解釈、誤訳などの指摘は歓迎。

21 :2022/11/01(火) 17:57:49
[この掲示板の使い方ガイド]・その2

上で挙げた使い方以外にも別の利用法があります。

この掲示板に提示された英文を自分の英文解釈力や翻訳力の
チェックに使うというやり方です。

掲示板作成者である私や他の人が提示した英文を読んで意味をとり、
その解釈が正しいかどうかを確認する。
あるいは、自分で実際に訳してみて、掲示された訳文と比べて参考にする。

そういう風に他の人々の英文解釈力、翻訳力の向上、維持などにこの
掲示板が役に立てば、掲示板作成者としては満足です。


名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


7 ヒロシマ、ナガサキ、ウクライナ (Res:27)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 7
1掲示板作成者 :2022/10/22(土) 14:22:30
ウクライナ紛争にからんだ、核使用の話題。

出典は CounterPunch。


OCTOBER 12, 2022

Hiroshima, Nagasaki and Ukraine

BY JACOB G. HORNBERGER

As many people are beginning to realize but would rather not think about,
the United States and Russia are moving perilously close to nuclear war.
Russian President Putin has now openly pledged to defend Russian territory
with “all the forces and means at our disposal.” U.S. President Biden has
responded that Russia will suffer “catastrophic consequences” if it resorts to
the use of nuclear weapons.

(続く)

181 :2022/10/29(土) 17:36:33
>>17で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]
(英辞郎から引用)

・haunt
他動詞
1.〔~を〕しばしば訪れる、〔~に〕しばしば行く、頻繁に[しょっちゅう]出入りする
〔幽霊が~に〕出没する
According to a legend, the town is haunted by a variety of humorous ghosts, a
story townspeople use to promote tourism.
古い言い伝えによると、その町には滑稽なお化けがたくさん出るそうだが、町の人々は
その話をネタに観光を振興している。
2.〔幽霊や不吉な思いなどが人に〕付きまとう
You better not crash. If I die, I'll haunt you.
ぶつけないでよ。もし私が死んだら(幽霊になって)あなたに取り付くからね。
◆【場面】安全運転を頼む。
3.〔心の中に悪い記憶や予感などが〕絶えず思い浮かぶ、立ち現れる
I am haunted by memories of my car accident. 私は自動車事故の記憶にさいなまれている。
4.〔悪い記憶などが人を〕悩ませる
The childhood trauma of being physically abused by the parents continue to haunt
her today.
子どもの頃に親から暴力を受けたことによるトラウマ[心の傷]は、現在も彼女を悩ませ
続けている。
自動詞
1.〔幽霊が〕出没する
2.〔人が場所を〕よく訪れる
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


191 :2022/10/29(土) 17:38:22
(続き)

come back to haunt
1.《~ someone》〔嫌な記憶などが〕よみがえってきて(人)を悩ませる、思い出されて
[脳裏に浮かんで](人)の頭から離れない
2.《~ someone》後で(人)を痛い目に遭わせることになる、〔主語〕のしっぺ返しが(人)
にやって来る、〔主語によって〕(人)につけが回ってくる、〔主語によって〕(人)が墓穴
を掘ることになる

・contrite
1.〔罪・非行などを〕深く悔いている、済まない[申し訳ない]と思っている
2.〔表情・気持ち・謝罪などが〕悔恨の
発音 kəntráit カントゥライト
contrite apology 罪を深く悔いた謝罪

・not do any good
何の役にも立たない[ためにもならない]、全く使い物にならない
not do ~ any good ~には何の効果もない
《not do someone any good》(人)にとって役に立たない[使い物にならない・全くために
ならない・何のメリットもない・効き目がない]
This won't do us any good. これじゃ埒が明かないよ。
Arguing with him isn't going to do you any good. 彼と言い争っても始まらないよ。


201 :2022/10/30(日) 20:58:23
>>17の訳例

一体、あの当時、誰が考えたであろうか。第二次世界大戦でトルーマン大統領が犯した
戦争犯罪が、およそ75年後、アメリカを悩ますことになろうとは。今ではもう何の甲斐
もないことかもしれない。が、バイデン大統領が現在できるベストの行いの一つは、
ヒロシマとナガサキへの原爆投下が実際に戦争犯罪であることを公に、堂々と認め、
これについて心からの謝罪、深く悔いた謝罪の言葉を申し述べることである。


211 :2022/10/30(日) 21:00:58
>>17の続きの英文

With its use of its old Cold War dinosaur NATO to provoke the Russian invasion
of Ukraine, the Pentagon bears responsibility for moving America and Russia
perilously close to nuclear war, even if it happens by miscalculation or accident.
The best thing President Biden could do at this point (in addition to apologizing
for the U.S. war crimes in Hiroshima and Nagasaki) would be to immediately
stop furnishing weaponry and other support to Ukraine, withdraw from NATO,
bring all U.S. troops stationed overseas home and discharge them into the
private sector, and abandon all foreign military bases, especially those in Eastern
Europe and Western Europe.


221 :2022/10/30(日) 21:03:06
>>21で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]
(英辞郎から引用)

・station
他動詞
〔~を〕配置[配備]する、駐在させる

・discharge も多義語である。
[他動詞]
排出する、放出する、送り出す、発射する
Raw sewage was discharged into the river.
未処理の汚水が川へ排出された。
放電する
放免する、赦免する、解雇する、解放する
He will be discharged from the army next week.
彼は来週、陸軍を除隊になる。
These laws prohibit employers from discharging employees on the basis of national
origin or citizenship status.
これらの法律は、雇用主が国籍や市民権の有無を根拠に従業員を解雇することを禁じています。
退院させる
"When is he being discharged?" "I called the hospital and they told me he was being
discharged today.
「彼の退院はいつですか?」「病院に電話をしたら彼は今日退院するそうです」
〔荷を〕降ろす、陸揚げする
《法律》〔検察側が訴追を〕取り下げる
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


231 :2022/10/31(月) 17:05:31
>>21の訳例

いにしえの冷戦時代を生き延びた恐竜であるNATOを利用し、ロシアのウクライナ侵攻を
扇動した米国防総省こそが、アメリカとロシアを危うい核戦争の淵に近づけた責任を負う。
たとえ、それが計算違いもしくはたまたまの結果であったにせよ。現時点でバイデン
大統領がなし得る最善の策は、(ヒロシマとナガサキに対する自国の戦争犯罪を謝罪
することに加え)ウクライナへの兵器その他の支援の即座の停止、NATO軍からの兵士
の引き上げ、他国に駐留する米軍すべての撤退、その兵士たちの民間部門への移行、
海外の全米軍基地の撤収――とりわけ、東欧と西欧におけるそれ――であろう。


241 :2022/10/31(月) 17:07:40
>>21での英文解釈上の補足説明。

・ ~ its old Cold War dinosaur NATO ~
its old Cold War dinosaur と NATO は「同格」。

・bring all U.S. troops stationed overseas home
ここは、bring + [all U.S. troops stationed overseas] + home
すなわち、bring ~ home( ~ を家に連れて帰る・帰還させる)というつながりである。


251 :2022/10/31(月) 17:09:46
>>21の続きの英文

In other words, the U.S. government should leave the world alone. It has
done enough damage already, including moving America and the rest of the
world perilously close to a nuclear holocaust.

(以上)


261 :2022/11/01(火) 17:38:44
>>25の訳例

言い換えれば、アメリカ政府は世界から手を引くべきなのだ。アメリカはすでに
十分なダメージを世界に与えている。アメリカと世界の他の国々を核戦争による
破滅の淵にきわどく近づけたこともその一つである。

以上


271 :2022/11/01(火) 17:42:04
今回の英文に関する

1.英文解釈・翻訳上の質問
2.解釈や訳の間違いの指摘
2.内容についての感想、意見

などなど、ご自由にお書込みください。


名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


8 ロジャー・ウォーターズ(ピンク・フロイド)、ジュリアン・アサンジ (Res:15)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 8
1掲示板作成者 :2022/10/06(木) 12:55:04

Roger Waters calls for freeing Julian Assange at DOJ rally
THE GRAYZONE·AUGUST 18, 2022

The Grayzone’s Max Blumenthal joined Waters and other speakers in front of
the Department of Justice in Washington DC to demand the US drop its charges
against the Wikileaks founder.
(続く)

アメリカの調査報道サイト『The Grayzone』から。

61 :2022/10/07(金) 16:07:31
>>5の注意すべき単語・熟語など

・excoriate
1.〈文〉〔人や動物の〕皮を剥ぐ
2.〈文〉〔激しく~を〕非難する
3.《医》〔皮膚層を〕取り除く
発音[US] ekskɔ́rièit | ikskɔ́rièit | [UK] ikskɔ́ːrièit、[US]エクスコリエイト、
イクスコリエイト、[UK]イクスコーリエイト、

・mainstream press は「主流派メディア」。

・cause は多義語である。ここではもちろん「原因、理由」の意味ではない。
英辞郎には以下の意味が挙げられている。

1.〔物事を引き起こす〕原因、要因
2.〔人の行為や感情の〕理由、動機
3.〔人が求める〕目的、目標
4.〔人を動かす〕理念、信念、大義
I know a woman who worked all her life fighting for a good cause.
私は、大義のために一生をかけて戦った女性を知っています。
5.ン《法律》訴訟(理由)
6.〔議論の〕議題、テーマ

・press freedomは「報道の自由」。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


71 :2022/10/07(金) 16:10:00
(続き)

・past and present は、ここでは文法的にはいわゆる「副詞的目的格」。
辞書サイトの『辞遊人』には以下の用例がある。

He knew all the baseball statistics, past and present.
ベースボールの記録なら、現在・過去を問わず、何でも頭に入っている。

・framing ~ の ~ing はもちろん分詞構文。frame は動詞で以下の意味が英辞郎で
挙げられているが、ここでは該当するものがなさそう。

1.〔~の〕骨組みを作る、〔~を〕組み立てる、構成する
The stage is framed by four pillars and is open on three sides.
舞台は4本の[4隅の]柱で囲まれ、その3方には壁がない[開け放たれている・開放されている]。
2.〔~を〕たくらむ、でっち上げる、陥れる、はめる
3.〔~を〕額に入れる
4. でっち上げで(人)に罪を着せる、〔人を〕犯人に仕立てる
I was framed for the crime.
私は、でっち上げでその犯罪の犯人にされてしまいました。

・national security state は時事英語として頻出であるが、まだ定訳はない模様。
ネットで検索すると「国防国家」、「安全保障国家」などと訳されている。

(続く)


81 :2022/10/07(金) 16:12:55
(続き)

・If JulianAssange goes, the First Amendment goes. に関して。
go も多義語である。英辞郎では以下の使い方がある。

go
自動詞として
1. 前方に進む、行く、及ぶ
It's going, it's going, it's gone! 《野球中継》入るか、入った!
To go. 持って帰ります。◆ファストフード店などで
2. 続ける、継続する
That's what kept us both going.
これがあったからこそ、私たちは続けてこられたのです。
3. 作動する、進展する、達する、~の状態になる
How did it go? どうでしたか?/どうだった?/どんな具合だった?/うまくいった?
◆結果を尋ねる
That was how it went. こういうわけです。
Such ties cannot go ignored. そのような束縛は無視できない。
There goes nothing! こりゃ駄目だ!
There goes the departure bell. 発車のベルが鳴っている。
4.〔物があるべき場所に〕入れられる、しまわれる、納まる、置かれる
These documents go in this cabinet, and those files go in that shelf...
この書類はこのキャビネットに入れて。で、あのファイルはあっちの棚に入れて…。
5.〔貨幣などが〕流通している
6.〔意見などが〕通る、〔事が〕承認される[許される・認められる]、
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


91 :2022/10/07(金) 22:40:35
>>5の訳例

マックス・ブルーメンソールはウォーターズ氏の後に続き、主流派メディアに対して、
彼らがアサンジ氏を裏切り、そしてそれによって、報道の自由という理念を放棄したと
非難した。ブルーメンソールはまた、近年のFBIの不法行為に言及し、それらは米国
「国防国家」の非民主主義的な慣行の一つであると説いた。

「これは、我々の生涯で、報道の自由を巡るもっとも重要な事件だ。もしアサンジ氏が
イギリスから消えるなら、言論の自由も消えてしまう」。
@MaxBlumenthal、編集長 @TheGrayzoneNews pic.twitter.com/PsIfG2pj8a
――コンソーシャム・ニュース (@Consortiumnews) 2022年8月18日


101 :2022/10/11(火) 16:39:42
>>7の frame の解釈について補足説明。

Blumenthal also highlighted recent FBI misdeeds past and present, framing them as part
of the national security state’s undemocratic practices.

英辞郎からいろいろな意味を引用しておいたが、ピッタリ来るものはなさそうに感じる。
語義的には、3.の「(~を)額に入れる」が近いか。

言い換えれば、「~という枠組みに入れる」・「~というフレームに嵌め込む」という感じである。

ここからさらに「~という形で認識する・捉える」という意味に接近すると考えられる。

オンライン辞書の Merriam-Webster を引くと、語義の中に to give expression to という
定義が見つかる。「表現する」ということである。

結局、「~という形で捉える」から「~という風に表現する」という意味に展開するのである。

このような意味での frame の使い方は現代の時事英文では珍しくない。


111 :2022/10/11(火) 16:42:13
If JulianAssange goes, the First Amendment goes. における go についての補足説明。

ここの go の意味は、訳で示したように、>>8の英辞郎での意味の中で、10. の
「離れて行く、去る、消えていく」に当たると考えてよい。

アサンジ氏が(イギリスを)「去る、離れる」とはすなわち「アメリカに移送される」の意味である。

なお、the First Amendment(米国憲法修正第1条)は、ここでは「言論の自由・報道の自由」を
象徴する言葉として使われていると解釈してよい。


12名無しさん :2022/10/12(水) 12:29:30
この文章のサイトには、ロジャー・ウォーターズ氏の発言の様子を撮影した動画が貼られていて、
氏のご尊顔と肉声が視聴できます。
ファンの方はご覧になって下さい。

https://thegrayzone.com/2022/08/18/roger-waters-julian-assange-doj/


131 :2022/10/12(水) 12:31:45
[内容についての感想、感慨、意見その他]

>>9に書かれているように、このアサンジ氏の米国移送の件は言論の自由・報道の自由に
関わる問題である。

報道業界にとって、これはおのれの存立の基盤に関わる大問題のはずである。

にもかかわらず、日本の大手マスコミ(英米の大手マスコミもそうであるが)は、この
件を大きく取り上げようとはしない。
アメリカ政府にとって都合の悪いこの話題をひたすら避けているのである。
完全にアメリカ政府の犬である。

日本の大手マスコミのお偉方が言論の自由・報道の自由の大切さを説いても、決して本気に
してはならない。それは、日本の大手マスコミにとって、アメリカ政府の関与がはっきり
した途端、即座に口をつぐむ程度のものなのである。


141 :2022/10/13(木) 16:34:21

>>13に付け足し。

ちなみに、ロシアでプーチン批判を行ったナワリヌイ氏が拘留され、むごい扱いを
受けているという英ガーディアン紙の報道の読者コメント欄にある人が、英国でも
アサンジ氏が同じような扱いを受けているではないかと書き込みをしたら、その
書き込みはすぐに削除されたそうである。

リベラル派あるいは左寄りとされるガーディアン紙でも、結局、大手マスコミは
こんなものである。本質的に政府の御用機関、プロパガンダ機関なのである。

日本はアメリカの属国であるから、日本の大手マスコミがアメリカ政府の御用機関、
プロパガンダ機関の性格をいよいよ濃く持つことは言うまでもない。


151 :2022/10/17(月) 16:59:19
今回の英文に関する

1.英文解釈・翻訳上の質問
2.解釈や訳の間違いの指摘
2.内容についての感想、意見

などなど、ご自由にお書込みください。



名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


スレッド作成:
タイトル:
名前: E-mail(省略可)
内容: