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1名前:名無しさん 投稿日:2021/08/16(月) 01:02:52  
「あ、、、マジかー!光になんていおう?」
体調が優れないし、半年くらい生理も止まったからてっきり閉経かと思ったけど
体調不良が続くしお腹は出てきたでまさかと思って検査薬をしてみたら、ビンゴ。。。
客の子だった光を出産してからも身体売って生活してて
避妊も全くなしでほぼ毎日してたのに妊娠しなかったのに今になってかー。

光が大学出たから漸く足を洗おうと、ぼちぼち稼げればいいから
スーパーのパートを始めて半年だったんだけど、まさか妊娠するとは。
光が仕事から帰ってきたら話さないといけないよね。

奏(かなで)40歳
幼い頃に事故で両親を亡くし唯一の身内だった祖母を高校時代に亡くした後、
人恋しさもあり身体を売って生活したところ息子に光を妊娠した。
天涯孤独だった奏は光を産み、売りを続けながら生計をたてていた。
避妊も気をつける気もなく毎日身体を売っていたため、光の父親も今回の父親も
相手がわかっていない。
既に安定期に入っており中絶もできないが、そもそも中絶する気もなかった。

光(ひかる)22歳
奏の息子。
国公立の大学をでて大企業に就職。
漸く奏を楽にできると思い、ずっと辞めさせたかった売りを辞めさせることに成功した。
好青年に成長し、近所の評判もよく家に家事全般も率先して行っている。
この歳になってまさか自分に兄弟ができるとは思っていなかった。
6名前:正和 投稿日:2021/09/12(日) 20:49:04  
「光ちょっと大事な話があるの。」
「な、何お母さん?」
光は奏のいつにない真剣な表情に重大なことだと感じた。
(まさかお母さん何かの病気に?)
奏が半年前までしていた職業柄の事を考えると何らかの病気に罹っていてもおかしくなかった。
7名前:名無しさん 投稿日:2021/09/12(日) 21:20:27  
「実はね、私妊娠したみたいなの。」
「何だよ妊娠したのか、お母さん真剣な顔して話すから心配したよ。」
母からの知らせに光はほっとした顔で答えた。
「あら、驚かないのね?」
「お母さん半年前まで風俗してたから別に驚かないよ。むしろ今まで避妊もせずに長い事やっていたのに出来なかった方が驚きだよ。」
光は母からの質問に呆れた感じでそう答えた。
8名前:名無しさん 投稿日:2021/09/16(木) 02:23:54  
「もうー光に何言われるかとドキドキしたのにー。」
「今更だろ?
とりあえず俺が働くしお母さんは高齢妊娠なんだからゆっくり休めよ!」
「大丈夫よ。産んだらしばらく働けないし働くわ。」
光は奏にゆっくりしてもらいたかったが結局やめず今のまま働くことになった。
9名前:正和 投稿日:2021/09/19(日) 00:09:18  
とは言え奏が妊娠したことを聞いたスーパーの店長が気を利かせてあまり体に負担のかからない仕事を回すようにしてくれた。
その為奏は比較的楽に仕事をすることが出来た。
(個々の店長さんが優しい人で助かったわ。)
奏は妊娠7か月頃までは働こうと心に決めていた。
10名前:名無しさん 投稿日:2021/09/19(日) 23:18:21  
しかし奏が病院に行って受診したところ、既に妊娠6ヶ月目の後半だと判明した。
「あらやだ、これだとすぐに7か月目になってしまわ。」
奏の予想通りあっと言う間に妊娠7か月目に入ってしまった。
それでも少しでも働きたい奏は店長に頼んで体に負担のかかりにくい事務の業務をさせてもらう事にした。
最終的に奏が働けたのは妊娠8か月一杯までだった。
11名前:正和 投稿日:2021/09/29(水) 21:17:06  
そして妊娠9か月目に入ると奏はパートを辞め家でおとなしくすることになった。
「・・・・・暇になったのは何年ぶりかしら?家事も光がしてくれるしやることがないわ~~~」
母親が妊娠したので殆どの家事も光が引き受けてしまい、その結果奏はすることが完全になくなった。
「まあたまにはこういうのもいいかもね。この子が産まれたら一気に忙しくなるだろうし。」
奏は束の間の休息を楽しむことにした。
12名前:名無しさん 投稿日:2024/12/16(月) 18:14:14  
それから奏は久しぶりののんびりした日常を過ごしながら臨月を迎えた。
そしてある日・・・・・・・
「ふう大分大きくなったわね。これだと何時産まれてもおかしくないわ。」
奏は大きなお腹を抱えながら家で生活していると。
「ん、あれっ?もしかしてこの感覚って・・・・・・まさか来ちゃった?」
奏は自分のお腹に異変を感じとった。
「困ったわね、光がいない時に来るなんて・・・・・」
今日は平日なので光は仕事で家にいなかった。
「光の仕事が終わるのはまだだから帰ってくるのはまだ先ね。仕方ないわ一人で産むしかないか。」
奏は一人で出産する決意をした。
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2  TEST OF BIRTH リレー小説  (Res : 13)

1名前:華音 投稿日:2013/01/11(金) 03:40:00  

「これより5013年、助産師の最終実地第一期試験前半の部を行う。」
ここは助産師の国家試験会場である。
1000年も前から助産師になるものはお互い出産して取り上げる実地試験がもうけられるようになった。
理由としては至って簡単で出産を介助するものとして出産を経験すべきだという声があがったためだ。
3000年前から晩婚化、不妊、性同一性障害などの問題から1000年前から男性でも国が認めれば妊娠、出産が可能な薬が開発されたのだ。
そのため、男女問わず助産師は出産実地試験を行うことになっている。
受験者は毎年40名いるため、厳正な審査と何かあった時に対応できるように第一期から四期の前後にわかれ、一期10名の前後期5名ずつで行われるのだ。
そして助産師の国家試験は2人1組で行われるが看護師試験を受ける3人(出産の補助として看護師の試験にも取り入れられたため)の5人1組で出産実地が行われるのだ。
その日のうちに機械で妊娠させるため、あらかじめ受験者には当事者だろうが胎児の数、体位、数週などは伝えられずに出産の介助を行わなくてはならないのだ。
超音波などの機械は使用不可で聴診器やメス・吸引機などの処置器具しか使うことが出来ない。
状態を知っているのは試験官だけだ。

試験官カルテ1
受験番号1
・天津 夕火(あまつ ゆうひ)女
・24歳(初)
・胎児 1人 普通サイズ
・体位 正常
・介助者 受験番号2 網藤 奈緒 (あみとう なお)女 24歳(初)
※要注意2人組

試験官カルテ2
受験番号3
・稲瀬 稜 (いなせ りょう)男
・24歳(初)
・胎児 2人 双方巨大児
・体位 正常 逆児
・介助者 受験番号4 鵜川 千里 (うかわ せんり)女 (初)

※巨大児で尚且つ双子が見分けれるかが最重要

カルテ3
受験番号5
・岡崎 桃真(おかざき とうま)男
・24歳(初)
・胎児 2人 双方巨大児
・体位 双方正常
・介助者 受験番号6 紀藤 真也(きとう まや)男 25歳(2度目)
※前回は、双子に気づけず不合格

カルテ4
受験番号7
・栗原 舞(くりはら まい)女
・24歳(初)
・胎児 3人 未熟児
・体位 正常 正常 逆児
・介助者 受験番号8 紺沢 光太 (こんざわ こうた)男24歳(初)
※今年度一番優秀のため、難しい三つ子の早産を見分け、素早い対応

カルテ5
受験番号9
・金野 学(こんの まなぶ)男
・24歳(初)
・胎児 2人 普通サイズ
・体位 逆児 正常
・介助者 受験番号10 佐古 加奈子 (さこ かなこ)24歳(初)
※破水から始まるため、慌てずに対処できるか

この5人のメンバーの出産実地試験が始まることとなる。
7名前:名無しさん 投稿日:2013/01/14(月) 00:35:11  
カルテ1
「うーんっとぉー、まずはぁ。心音確認?内診すべき?」
いまだにナオは考え込んでいた。
「はぁはぁ、うう゛ぅーーー!」
ユウヒはその間にも陣痛がきているため、陣痛に耐えている。
8名前:無能 投稿日:2013/01/17(木) 01:31:37  

カルテ4
マイ・コウタ編
「胎児が未熟児だから早く出産させる必要がある。早産だからか子宮口も五センチ開いてすでに子宮口に頭が見え出しているから短期戦でいこうと思う。」
コウタは、早産ということも含めた対処法を考え出しており、手術用の手袋をはめてスタンバイしつつ、マイの陣痛での張りや陣痛の間隔をメモしている。
9名前:華音 投稿日:2013/01/19(土) 01:30:30  

しばらくしてまだ子宮口が八センチにも関わらず、一人目の胎児が産道をゆっくりと進んできている。
「両足を極限まで広げて胸の方に持っていってください!」
コウタは看護師たちに指示を出して、コウタはマイの下腹部を押し胎児を押し出していく。
10名前:<削除> 投稿日:<削除>  
<削除>
11名前:名無しさん 投稿日:2023/08/11(金) 13:36:39  
「ぎ、ぎたぁ!をぐぅ! ぎゃあぁぁぁ!?
あぁあつい!?」
息むタイミングでお腹を押され、お腹に力をいれつつも悲鳴が漏れてる。
ただ、お腹を押したことでなんとか赤ちゃんの頭は引っ込まなくなったようだ。
12名前:名無しさん 投稿日:2023/08/12(土) 02:54:42  
「やっぱり小さいな。1500g満たなさそうだし、産まれてからの処置も大事だね」
コウタはマイの赤ん坊の大きさを確認して
何をしなくてはいけないか頭をフル回転させている。
その間にもマイの胎児は小さいため、するする出てこようとする。
「ふぅふぅ、あぁーーー!息まなくても、でる、出ちゃうぅううう!!」
いきまずともゆっくり胎児が出てくる感覚にマイは
レバーを掴みながら痛みに耐えていた。
13名前:名無しさん 投稿日:2024/12/07(土) 13:47:01  
「さあ、あと一息だ。次の陣痛で1人目出るからな!細かく息をして~すって~はいて~」
「うぅーー、っきたぁぁ、はぁはぁはぁはぁ…んんぅっっ..」
ずりゅり
「…ふえぇ、ふえぇえ〜〜〜」
「よーし、1人目生まれたよ!ちょっと小さいけど元気だ!」
コウタはそう言って素早く処理をし赤ん坊を保育器に入れた。
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1名前:名無しさん 投稿日:2016/08/19(金) 00:17:16  
「うぅーーー」
「いだぃぃぃぃ!!」
「あぁぁぁぁぁl!!!!!!!」
「ふぎゃあふぎゃあ「ふぎゃあ」」
毎日のように女性の悲鳴と赤ん坊の産声が聞こえるここは元男性刑務所
元がつく理由はこの刑務所には今女性しかいないのだ。
正確には元男性の女性しかいないのだ。
この刑務所は性的犯罪者を収容している刑務所で入所時に女性化の薬を飲まされ女性として入所する。
そして刑期の間子供を産むよいうことになっているのだ。
そのため毎日のように受刑者が出産しているのだ。
ちなみに受刑者には一応人権があり出産に関しても5人にひとりは助産師がつけるくらい
きちんとしている。
2名前: 投稿日:2016/10/29(土) 19:33:10  
その刑務所の受刑者用の産室に、今日もまた一人、産気づいた妊娠が運ばれてきた。
大きな腹を抱えて、両脇から二人の看守に支えられている。
受刑者ナンバー703番。
ここでは、受刑者たちは個人の名前ではなくナンバーで呼ばれていた。
分娩台の端にそろそろと腰掛けた産婦の傍らに、すぐさま助産師が歩み寄って大きな腹を触診し始める。
細身な女性の腹部は、助産師から見ても不自然に大きく膨らんでいる。
陣痛にふぅふぅ言っている受刑者を見やって、看守の一人が手にしたカルテを淡々と読み上げた。
「受刑者ナンバー703番。
最後の定期健診の結果では、正常位の胎児一胎。
しかし、予定日を超過していて胎児は6500g超ではないかと見られます」
3名前:名無しさん 投稿日:2016/10/30(日) 03:22:05  
「かなりの難産になるな……カイザーは?」
「子宮の状態を考えると最終手段ですね。致命的な出血をする可能性がたかいです」
周りの報告を聞き、カルテを見ながらリーダー格らしい看守は呟く。
「そうなると経膣が最優先だな。リスクは大きいが仕方ない」
かなり体力を消耗しているらしい産婦が、分娩台に横たわる。
すると、分娩台そのものの角度が変わり、垂直に近づいた。
立産の姿勢が的確だろうと判断されたためだ。
4名前:名無しさん 投稿日:2021/04/15(木) 04:09:58  
足をM字型に開き、極限まで膝を上にあげ、骨盤を広げやすくする。
「内診する必要はないな。
もう頭が見えてる。」
胎児がでかいわりに既に胎児の頭が挟まっている。
お腹を押しつつ介助することになった。

「ぎゃあおあああ!
あ、あ、もうむりぃいいいいい!
んぁ、な、なんか、でてる、でてるぅうううんだって!」
騒がしい受刑者がやってきた。
受刑者No.826。
カルテを見ると双子を妊娠しているようだ。
2人とも逆子で胎児の大きさは4000g近いらしい。
破水しているらしく通ってきた道には水と血が混じった水が流れている。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
5名前:名無しさん 投稿日:2021/09/29(水) 17:35:48  
分娩台に乗せて状態を確認する。
「4kg超えてはいないくらいか?
お、ここでひっかかってそうだな。」
ぴよん ぶしゅー
医師の1人が産道に手を入れてもう片足も出してしまった。
「足は出たが2人いると考えると早く出産したほうがいいし俺が引っ張るから
お腹を押してくれ。」
出産方針が決まり準備を行う。
6名前:名無しさん 投稿日:2024/12/07(土) 13:21:07  
「あぁあぁぁぁぁあああ!!いだいいだいいだい!!!」
引っ張られる痛さとお腹を押される痛さで、受刑者No.826は叫び狂っていたが看守達に抑えつけられている為、微動だにできずにいた。しかし、そのおかげでスムーズに出産が進みあと一息で1人目が出てくるところまで来ていた。
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4  If 遠未来 4013年 (リレー小説)  (Res : 109)

1名前:名無しの権兵衛 投稿日:2013/02/15(金) 00:40:51  
設定
・少子化に伴い、体が変化し、体が生殖能力を高めるために女性に近づき、男子×女子だけではなく、男子×男子、でも出産できるようになった
・男性でも妊娠できるようになったため、妊婦数が激増したため、妊婦専用車両や会社に育児託児所や緊急出産時に備えた出産室、医師の常駐などが義務付けられた
・男性と女性の区別は、母乳と男性生殖器、顔つきだけで体つきは妊婦に適した女性の体になっている
・男性は2%の確率で自家受精してしまう場合があるが極めて稀である
・女性は妊娠10ヶ月で出産だが、男性は12ヶ月必要であるが、男性の場合6ヶ月当たりで胎児の成長が止まるが、その反動で6ヶ月くらいまでつわりに悩む妊婦が多い。
103名前:名無しさん 投稿日:2024/09/21(土) 01:15:28  
「ふぅー、ちょっと待ってね」
赤月さんは時折手が止まり腰を抑えている。
「先生、さっきから腰押さえてますけど、お腹張ってたりします?」
看護師さんが赤月の様子に違和感を持ち、聞いてみた。
「ん、ちょっとね。ふぅー、でもそこまで張りも強いわけじゃないから大丈夫大丈夫」
そういうと何事もなかったかのように先生は俺の介助に入る。
104名前:名無しさん 投稿日:2024/09/21(土) 20:00:18  
「はぁはぁ……あ ぁぁあ あ ぁあ あ ぁあ!!」
看護師がお腹を押し、先生が胎児を引っ張る。
陣痛の度に何度か繰り返したが、それ以降がビクともしなかった。
「ふぅー、これは完全に挟まっちゃってる感じだね。体制変えるしかないな…」
そう言うと、先生は看護師達に指示を出しはじめた。
すると、2人がかりで膝を片側づつ掴み限界までお腹の方へ持ち上げ、他の看護師は俺が暴れないように身体を抑えた。
105名前:名無しさん 投稿日:2024/09/22(日) 05:40:12  
「ちょっと痛いけど我慢してね」
赤月さんはそういうと俺の限界まで開いた穴に手を滑り込ませている。
「うぅうう!?ぐぅうう!」
俺はあまりの痛みに目がチカチカしてくるけど、
抑えられてて逃げれもしない。
「ちょっと我慢しててねー、ふぅー」
この時赤月先生は額に脂汗をかいていたが、
俺はそれどころじゃなかった。
106名前:名無しさん 投稿日:2024/10/18(金) 16:22:28  
「…っ、次で出すからね!」
俺は声も出すことが出来ない状態であったためただウンウンと頷いた。

「じゃあっ、力を抜いてぇー
ふぅーーふぅーーふぅーーー
123で引っ張るよーー
いちーーー、にぃーーー
さんっっっっ!!!!」
「いぎゃぁぁ!!ぃだぁぁい!!!!」
先生は俺の叫び声関係なくどんどん進めていく。
「あともうちょっとよー
 もう一回!
 いちっにっさん!!!!
 出るよ出るよー!
 次で最後よー!
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
107名前:名無しさん 投稿日:2024/10/20(日) 21:46:26  
「ハハハ。力入れたら一緒に頭でちゃったかも」
先生はやっちゃったなって顔をしてるけど、そんな場合なのか?
下を見ると俺の血液やら体液と一緒に先生から流れた羊水が水たまりができている。
「え、もう!?
白衣の下脱がせますね!」
看護師さんも慌ててるようだ。
108名前:名無しさん 投稿日:2024/10/30(水) 19:01:23  
下着を脱がせると、そこには頭が出かかっている状態の胎児がいた。
「先生!なんで早くいわないんですか!?
自分も出産しながら介助してたなんて…」
看護師は少し怒り口調で先生に言っていた。
しかし先生は破水とともに一気に陣痛が来たようで、看護師の声など聞こえていないんだろうと言う感じに生きんでいた。
109名前:名無しさん 投稿日:2024/10/31(木) 09:10:04  
「ふぅーうぅぅうう!ぐぅうう!!
でそぉお!!」
先生は俺の寝ている分娩台に手をついて
少し腰を落として息んでいる。
医者だからなのか、そこまで胎児が大きくないのか
一度のいきみで少しずつ胎児の頭の見える範囲が広がっている。
「あーちょっと待ってくださいね!
新しいタオルとか、あー冬夜さん、ちょっと赤ちゃん抱いて待っててくださいね」
看護師さんは忙しなく動いている。
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内容
1名前:nom 投稿日:2013/08/25(日) 23:30:24  

「只今より次期国王を継承する皇子を決める儀式を行う。」
「うぉーーーー!」
周りの観客が騒いだ。
この国には3人の皇子がいる。
この国では、次期国王になる皇子をある儀式で決定する。
それは皇子が同時に出産を行い、男児が産まれてきたものが次期国王になるのだ。
ちなみに国王になる皇子以外は女児を出産するようになっているのが伝説だ。
その儀式を行われるのだ。
23名前:名無しさん 投稿日:2024/08/27(火) 09:23:20  
「ふわぁ、はぁはぁ」
公爵は漸く馬車に辿り着き、中に入ると我慢ができず、声が漏れる。
この馬車は防音性にすぐれており、声は外に漏れない。
そして大きく作られているため、公爵が横になってもまだ人が入るスペースがある。
「お医者様を呼んだのだけどお父様、間に合いそう?」
ミアは心配そうに聞いた。
馬車の中とはいえ、公爵として着崩れさせるわけにもいかず、ズボンも脱がずに耐えていた。
24名前:名無しさん 投稿日:2024/09/19(木) 16:00:30  
「はっ、ふー、ふーっ、うぐぅう〜〜っ」
公爵は医者が来るまで必死に我慢しようとしていたが、
あまりの生きみたさに我慢できずにいた。

「公爵様、陣痛が始まったようですな。
今確認しますので、ズボン脱がさせて頂きますよ。」
儀式の為に待機していた医者が馬車の方に駆けつけてくれたようだ。

「こっ、これは!!」
あらわになった公爵のソコは既に全開で胎児の頭が見え隠れしていたのだ。
25名前:名無しさん 投稿日:2024/09/21(土) 01:17:20  
「もう出かかってますね。
辛かったでしょう」
医師はすぐに手袋をはめ、解除の準備をしている。
その間にミアはタオルを城内に取りに行ってくれている。
「もうほとんど息じゃなくても自然と出てきそうですね」
26名前:名無しさん 投稿日:2024/09/23(月) 19:29:05  
ふ、ぅうう~~、う~~、はあはあ、ふ~~~」
公爵はミアがタオルを取りに行っている間、必死に息みを堪えていた。
しかし、公爵の気持ち反して胎児はどんどんと出てこようとしていた。
そしてミアがタオルを持ってきた時には、あと一息で生まれる状態にまでなっており、出てこないように医者が頭を支えていた。

「公爵さま、タオルが届きましたのでもう我慢しなくていいですぞ。
あとは ハッハッハと短く呼吸してくだ…『はぁはぁはぁはぁ…んんぅっっ..』
ずりゅり
「…ゃぁ、ふぎゃぁ!ふぎゃぁ!」
公爵は医者の言葉を最後まで聞くことなくいきみ、そしてすぐに生まれた。

赤子の産声が馬車の中で広がる中、外では観衆達が再度盛り上がっていた。
赤子が生まれたのと同じタイミンクで、レンも破水したのであった。
27名前:名無しさん 投稿日:2024/09/23(月) 23:06:35  
「あら産まれましたわね!
可愛い妹ね!!」
ミアは興奮気味にタオルを医者に渡す。
「おめでとうございます。
公爵は毎回安産ですね。前回ミア様が産まれた時も陛下よりもさっさとおうみになられてましたし」
医者は処置をしながら公爵に声をかける。
「はぁはぁ。そうだな、懐かしいな。
あっちも何か進展あったみたいだな。見えるとこでできれば見届けたいのだが」
28名前:名無しさん 投稿日:2024/10/18(金) 16:52:37  
公爵の願いを叶えるべく、馬車で儀式が見える場所まで近づいてきた。

「3人とも先程よりは進んでるいるが、少し膠着してる様子だな」
ランは、既に破水し全開であるが逆子の為なかなか進まず膝まで出てきている状態。
リンは、5分ほどと短い間隔となっているが、子宮口が開かず強い陣痛と戦いってる状態。
レンは、破水したばかりで、陣痛の強さも間隔もまだまだ時間がかかりそうな状態。
となっていた。
29名前:名無しさん 投稿日:2024/10/20(日) 21:43:12  
「兄上安産な方ではないから3人とも大変だな」
「そうですわね。なら私もきっと安産ね!」
ミアは嬉しそうにいう
「そのじゃじゃ馬じゃまずは相手からではないか?」
公爵は笑いながらいう。
「モーひどいですわ!」
公爵家は3人の出産を見守りつつ終始和んでいた。
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6  寄生出産 (リレー)  (Res : 5)

1名前:Gbaeina 投稿日:2023/11/03(金) 05:29:31  
その昔、不死に憧れ禁呪に手を出した一人の魔法使いがいた。
一つの村、666もの魂と引き換えに、彼は"不死"を手に入れた。
しかしその不死は、彼が憧れていたようなものではなかった。
不生不滅の呪い...多くの魂を贄に捧げた報いとも言えるだろう。
彼は二度と、産まれて生を受けることが出来なくなったのだ。

...と、試しに自分のことを客観視して昔話風に語ってみたり。
今回の母体にちょっかい出せるようになるまでの退屈しのぎさ。
彼女には悪いけど、俺に寄生された時点で死産確定だからな。

ここまで言えば、俺が受けた呪いの正体気づく人もいるだろう。
そう、俺は今まで胎児として女性の胎内を転々と転生していた。
呪いのせいでその都度死産となり、そしてまた転生してゆく...
産まれることがない俺は、一連の過程を"寄生"と呼んでいる。
胎児として母を弄ぶことが、不死となった俺の唯一の楽しみさ。

よし、そろそろ今回の体も思うように動けるようになってきた。
まずは一つ、挨拶代わりに今回のお母さんを驚かせてやろう。
胎内で聞き耳して得た情報によれば、彼女は舟女中だから...
あえてお母さんが接客中の時を狙って、俺は子宮壁を蹴った。

さて、今回のお母さんはどんな反応を返してくれるのかな?
2名前:名無しさん 投稿日:2023/11/05(日) 05:11:14  
「ひゃぁ!?」
母親の悲鳴の直後にガシャンという音が聞こえた。
大方、俺が突然蹴ったことにびっくりしたした拍子に何かやらかしただろう。
「申し訳ありません、すぐ新しいの持ってきますね」「ほら愛瑠も、早くお客さんに謝って」
今のは母親の同僚の双子姉妹、鏡花と水月と声だ。
姉の鏡花は床上手だそうで、客の間では狂花とよばれてる。
妹の水月は酒が入るとすぐ脱ぐらしく、酔月と呼ばれてる。
ちなみに二人とも実は経産婦で、母親にとってはあらゆる意味で大先輩だ。

とにかく、狙いとおりイタズラは成功したようだ。
客に謝ってそそくさと退散した母親は、俺がいるお腹を服越しにさすって話しかけてくれた。
3名前:<削除> 投稿日:<削除>  
<削除>
4名前:名無しさん 投稿日:2023/11/12(日) 08:26:16  
さすられながらも、俺は今回のお母さんのスペックを今一度確認してみた。
まず、舟女中にもかかわらずに子宮は新品だ。
初めてなのに死産が確定された俺に寄生されるとは、お気の毒なこった。
幸い彼女はまだ若い、彼女まで命を失うことはまずないだろう。
次に俺が注目したのは、へその緒を通って俺に送られる栄養だ。
二人の先輩に可愛がられてるからか、意外にもちゃんとした食事をしているようだ。
とりあえず栄養失調で死ぬことは心配しなくても良さそうだ。
となると、今回は出産の途中で俺が死ぬパターンか。
どのみち俺は生きて産まれないし、お母さんと長く付き合えるこっちの方が好みかな。

胎内に浮かぶ俺がそうこう考えているうちに、いつの間にかお母さんは仕事を再開していた。
イタズラは無防備の時に限ったものだし、今はとりあえず一眠りにするか。
5名前:名無しさん 投稿日:2024/10/03(木) 09:34:57  
目が覚めたら、なんか体が一回り大きくなってきた気がした。
手足も、寝る前よりだいぶしっかりしてきてる。
経験から推測して、どうやら俺は産み月近くまで寝てしまったようだ。
イタズラしようとしたらこれか。
今回のお母さんにはさぞ良い子だと思われたんだろうな。
だが、それも俺が目覚めたこの瞬間までだ。
俺のお母さんを取りまく今の状況を把握ためにも、俺は思いっきり、成長した力強い脚で、布団みたいに柔らかいお母さんの子宮を蹴った。
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7  BIRTH LAB DOME(過去ログから)  (Res : 9)

1名前:名無しさん 投稿日:2023/04/09(日) 00:53:01  
男性でも出産が可能な世界のためか出産に対して妊婦専用車両や定期診専用病院、ホテルなどさまざまな取り組みが施されている。
そのなかでもこの世界が取り組んだのは職業研修Birthlabdome、略してBLDである。
ここはバーチャルでさまざまなシチュレーションでの出産介助を体験できる施設で医者はもちろんのこと緊急事態のためにとさまざまな職業の人がその現場で出産が起きたときにどう対応するのか実地体験ができるドームがたの施設である。
今回は高校教師が研修にやってきた。
今回研修に用意されたのは男女5生徒でそれぞれ、教室で男女1名ずつ保健室で女1名トイレの個室で男1名、あとはランダムで女子1名で行われる。
もちろんどの場所でいつどのバーチャル生徒の出産が始まるのかはわからないようにされている。
そのため、教師群は気が気でない。
ちなみにバーチャル生徒の出産役の生徒は生身の人間でバーチャル妊婦としてアルバイトで雇われている。
バーチャル映像でこの施設は一気に学校になった。

出産が始めるまでバーチャルでも授業を行う。
「さー。授業を始めるわよ!」
まだ新人の西野 恭子が授業を始める。
「ふあ~。ねむぃ。。。」
この教室で妊娠しているのは瑞希だ。
瑞希は親にも学校にも妊娠を隠し、セーターでお腹が大きくなっても隠し続けている設定だ。

2時間目を終えても未だ出産は始まらず、
新人の恭子にとってはいつ始まるのかドキドキなのだ。
そのため通常通りの授業をしようとしてもそわそわしてしまっている。
「っつ。。。」
昼を過ぎた頃、瑞希にに変化が出てきた。
お腹が張り出したのだ。

「ぐぅっ…ぅ……っ…」
声を漏らさぬよう必死に頑張る瑞希。
来たか、と思いながら瑞希は大きなお腹をさする。
まだ耐えられると思った瑞希は、
取り合えず陣痛が来たことを隠すことにした。

恭子は授業をしながら、産気づいた生徒を探す。
「いっ、つぅ……」
瑞希は陣痛に耐えていたが、子宮口がすでにかなり開いてきていた。
椅子の脚を握って陣痛をやり過ごしている瑞希に、恭子は声をかけた。
「瑞希さん、どうしたの?」
3名前:名無しさん 投稿日:2024/03/12(火) 14:15:32  
(この教室で出産するのは瑞希さんだろうな。
あの感じだと、妊娠・出産を隠してる感じな?
難しい年頃だし、ギリギリまで気付かないフリをするか。)
そんなことを考えつつ、恭子は黒板へ板書をしていた。

「っ!?いっててっ…。」
瑞希は必死に声を殺して耐えていたが、段々とそれも難しくなってきた。
4名前:名無しさん 投稿日:2024/03/12(火) 14:55:05  
「瑞樹さん、顔色悪いけど大丈夫?」
恭子は声が漏れる瑞樹に声をかけた。
「ふぅーふぅー、大丈夫、ちょっと暑いだけ」
瑞樹は平然を装うように教科書をパタパタ仰いでるけど、
もう冬に近いのよね。
「そう?何かあったらすぐに言ってね」
恭子は再度授業に集中始めた。
5名前:名無しさん 投稿日:2024/08/20(火) 15:15:38  
『バタン!』
恭子が黒板に文字を書いてると後ろから大きな音がした。
ザワザワの教室の中が騒がしくなる。
「あぁあああ゛ーーっ!もぉーむりぃぃ…い、たあああっ!!」
その中で、瑞希の叫ぶ声が聞こえたのだ。
6名前:名無しさん 投稿日:2024/08/22(木) 13:38:42  
慌てて瑞希の下へ恭子が向かうとすでに破水しているのか、椅子の下が水浸しだ。
「ちょっとみんなで机退けてくれる?」
恭子の私事で瑞希が横になれるスペースを用意した。
その間に教室に常備してあるタオルを持って来ていた。
「ちょっと様子を見るから足広げられる?」
机に顔を伏せたまま荒い息で陣痛に耐えている。
座った状態からジャージをおろし状態を見ることにした。
7名前:名無しさん 投稿日:2024/08/26(月) 13:03:04  
「赤ちゃんの頭!!
もうでかかってるじゃない
早くここ、横になって!!」
そこには半分ほど見えている胎児の頭があったのだ。
「あ゙?、痛くて動けねぇ…」
瑞希は、陣痛の合間にそう言った。
しかし、そうは言ってもこのままだと介助ができない為他の生徒に手伝ってもらい何とか瑞希を横にならせた。
8名前:名無しさん 投稿日:2024/08/27(火) 09:13:53  
「あと一回いきんだら頭出てきそうね。
次の陣痛までは深呼吸して赤ちゃんに酸素あげましょうね」
恭子は医療用の手袋をはめて赤ちゃん用の清潔なタオルを持ち、
瑞希の次の陣痛を待った。
「ん“、きたかも、ンンンー!!!」
瑞希はそういうと思いっきりいきんだ。胎児はその波に合わせ少しずつ出てくる面積を広げていく。
9名前:名無しさん 投稿日:2024/09/21(土) 01:12:11  
「いい調子よ。もう少しいきもうか」
「んん“、んーーーあぁ!?」
ずるっと赤ん坊の頭が完全に出てきた。
「もう肩も見えてるからはぁはぁって胸に手当てれる?」
「はぁはぁ、あぁああ!!」
恭子の叫びと共に赤ちゃんが出てきた。
名前
E-mail(省略OK)
内容
1名前:無能 投稿日:2012/08/29(水) 21:09:23  
意見や雑談はここにお願いします。
194名前:名無しさん 投稿日:2022/11/28(月) 02:49:05  
>>186
熊猫さんの方にあった一難二難ですね。
過去ログにありますよ
195名前:名無しさん 投稿日:2023/05/17(水) 07:43:21  
俺の妻~の6を投稿した者です。
一行目"あれから30分"と書いてましたが、計算に合わないことに気づきました。

13時に退社したと想定、電車が止まって45分足止められ、帰宅したのは14時頃でしょう。
そこから30分で夕刻はおかしいです。

よって、最初の一行、すなわち時間経過は
"あれから三時間後"と修正します。
迷惑かけてすみませんでした。
196名前:名無しさん 投稿日:2023/05/17(水) 17:34:13  
>>195さん
そう言うのは雑談スレではなく該当スレに描いた方がいいと思いますよ.
相手が雑談スレを読んでいない可能性もありますし。
197名前:名無しさん 投稿日:2023/11/10(金) 01:39:46  
すみません、携帯だから誤って書き込むボタンに触れてしまった。
寄生出産の3を削除してください、お手数お掛けします。
198名前:無能 投稿日:2023/11/12(日) 03:15:35  
>>197

削除しました
199名前:名無しさん 投稿日:2023/12/19(火) 22:41:16  
管理人さんへ
王家の巫男の2023/12/19(火) 13:18:38番号57番の投稿と2020/04/22(水) 16:57:41 ID:FThfCug20で番号58番の投稿が
同じ内容の二重投稿になっています。
どちらか片方を残してもう片方の削除をお願いします。
200名前:無能 投稿日:2023/12/20(水) 02:14:16  
>>199

王家の巫男58を削除しました。
名前
E-mail(省略OK)
内容
1名前:名無しさん 投稿日:2014/08/25(月) 22:51:56  HOST:s896136.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp

目が覚めたら知らない草原に寝ていた。
俺は朱雀(すざく)20歳。大学の寮にいたはずだが。
俺は起き上がり、近くに街かなにかないか辺りを見回し歩き出した。
その時遠くから動物園で見たことがある虎の二回りくらい大きい虎が現れたけど俺は何も持ってないし、持ってても闘えるわけがない!
俺は走って逃げた。
少しずつ距離を詰められもうダメだと思った瞬間、前から白馬に乗った少女が現れ、剣で虎を一斬りでやっつけた。
「大丈夫か?」
「あぁ。助けてくれてありがとうな。」
少女は馬から降りて俺に聞いた。
少女は14、15歳くらいで金の糸のようなロングのブロンドの髪にグリーンの瞳で凄い美少女だ。
「私はセキレイと申す。貴殿は?」
「俺は朱雀だ。」
「朱雀はもしかして巫皇か?」
「巫皇?なんだそれ?」
「王家は代々王家の血を絶やさぬよう王に即位した年に発情期が起こり、女体化し、子を宿し王自ら民衆の前で子を産み出すのだ。そうすれば、王家の血筋だと一目でわかるからな。でその相手を別次元から呼び出して呼びされたつがいを巫皇と呼ぶのだ。
恐らく貴殿は私のつがいとして呼び出されたのだ。」
てことは、この美少女が皇子?
「てことは、男?」
「いや、男児を産むまでは完璧な女の体だ。とりあえず詳しいことは城へ帰ってから。」
俺はセキレイに馬にのせてもらった。
52名前:名無しさん 投稿日:2014/09/11(木) 23:42:00  HOST:s1312220.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp

トントン
「はぁ〜ぃ。」
返事がして中に入るとセリーヌさんが、ニコニコして出迎えてくれた。
「あら、朱雀くん、いらっしゃい。もしかして誰かから聞きました?」
「はい。セラさんから聞きました。」
「あらそう。ふふっら、でも残念。まだ陣痛はないのよ。」
ガチャ
「これは朱雀どの。いかがなさった?」
「リューク、またサボってきたの?まだ陣痛は始まっていないからもういいわよ。」
なんども来てるんだな。
53名前:六道 投稿日:2014/09/13(土) 00:27:25  HOST:ubr01-c40-229.spacelan.ne.jp
「しかし…不安であるからして…」
「全く、仕事をサボって頻繁に来られてもこま…うぅ…」
苦笑いしていたセリーヌの顔が歪む。
「ど、どうしたセリーヌ!?」
「は、始まったみたい…」
「陣痛がか!?ど、どうすればよい!?」
「取り合えず産婆さんを呼んできて…」
「り、了解した!」
リュークは慌てて走り出した。
54名前:名無しさん 投稿日:2014/09/13(土) 09:58:06  HOST:s1344207.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp

「だ、大丈夫ですか?」
リュークも行っちゃったし、俺はどうすれば。
「今は大丈夫みたい。
驚かせちゃったわね。」
「いいえ。」
「陣痛が始まったことセキレイに伝えてきてくれる?」
「わかりました。」
俺は部屋を出てセキレイの仕事部屋にいく。
とんとん
「はいっていいぞ。」
「セキレイ、セリーヌさん、陣痛が始まったみたいだよ。」
「そうか。わかった。レンビ、すぐに広間の用意を。」
「如意。」
レンビは出ていった。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
55名前:六道 投稿日:2014/09/14(日) 22:29:30  HOST:ubr01-c40-229.spacelan.ne.jp
広間には分娩台がおかれ、その前に見物席がおかれている。
分娩台は三人が同時に出産する可能性を考え3つがそろって置いてあった。
その中の真ん中に、セリーヌが横になる。
産婆さんから説明を受け、陣痛に耐えているようだった。
56名前:名無しさん 投稿日:2014/09/14(日) 23:26:17  ID:???

広間には城からの公報によって少しずつ見物人が集まりつつある。
「わあー。すごい人が集まってるな。」
中学の頃、保険の授業で出産シーンってみたけどあんなグロテスクなものをよく民衆はみるよな。
「まぁ王族の出産は民衆にとって従える象徴でそれをみんなで迎えると言うことで祝いだからな。」
「そうなんだぁ。」
57名前:名無しさん 投稿日:2023/12/19(火) 13:18:38  
それからセリーヌさんは、弱い陣痛が定期的にくるようで30分に1回ほどの頻度で顔をしかめている。
日が変わってすぐ、セラさんの陣痛が始まった。
空は真っ暗にも関わらず、広間だけは明々と光が灯っており特に分娩台がある場所はライトが照らされている。
58名前:<削除> 投稿日:<削除>  
<削除>
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10  俺の妻の出産日(リレー小説)  (Res : 16)

1名前:名無しさん 投稿日:2023/05/12(金) 11:43:28  
「今年も紅葉綺麗ね。お腹のややこにも見したげたいなぁ」
と、ゆったりとしたマタニティニットワンピで身を包んだ紗菜は人差し指を指す。
彼女が指差した先を見ると、遠くの山が燃えているかのように赤く染まっていた。
季節はもうすっかり秋に変わっていて、日差しは暖かいが、風が吹くと少し冷たい。
昨日で臨月に入った紗菜は、今日も夫である俺と二人でゆったりと街を歩いていた。
肌寒くなってきた気候に合わせて、ストールを肩にかけて歩く彼女はとても可愛い。
「あっ」
ふと、何かを感じたのか目を細めてお腹をさすり、紗菜の口から小さく声が零れた。
俺はそれがどういう意味なのかすぐに理解し、隣に並んで彼女と歩調を合わせる。
そんな俺の考えは当たってたらしく、紗菜は嬉しそうにはにかんで微笑んでくれた。
彼女のお腹は足元が見えないほどに大きくせり出しており、出産が近い事が分かる。
その華奢ながら丸みを帯びた体つきは、どこか神秘的な雰囲気さえ漂わせていた。
「ややこってすごいんやねぇ……こないに小さいのに、こないに強う動くもん」
まるでなだめるように何度も繰り返してお腹を撫でながら、紗菜はしみじみと言う。
どうやら今回の胎動は割と激しいらしく、彼女は眉をハの字に困らせ瞳を潤ませた。
その困り顔も実に愛らしいと思ったが、俺はそれを口に出さすにただ紗菜を眺める。
しばらくして彼女はほっと胸を撫で下ろすように一息をつき、お腹から手を離した。
やんちゃ姫がやっと大人しくなったのか、と冗談交じりに紗菜に聞いてみたら――。
「うーん……なんかね、急に静かになったみたい。なんでやろうな?」
今一度お腹をさすってちょっぴり返事を渋った紗菜は、小首を傾げて答えてくれた。
なにそれ、と軽い気持ちで笑い返して、俺は彼女をエスコートして再び歩きだす。
この時の俺、否、もうすぐ出産の時を迎える紗菜でさえ気付くことすらもなかった。
不思議なこともあるもんだなと軽んじた今の胎動こそ、陣痛の前触れだったことを。

つづく

リレーしてくれる人のための登場人物設定
紗菜
26歳の初産婦。一人称"うち"の京都弁。
"童顔で体も小柄なため、中学生に見える"
※これだけはぶれて欲しくないので特記。
胎児の状態などの設定はリレーしてくれる方に任せる、でも死産は勘弁して欲しい。


この小説の一人称視点の語り手。
俺の心境や考え事を混ぜて、地の文で紗菜の出産を描写する...のがこの小説の旨です。
そのため、出来れば"俺のセリフ"は「」を使わずに地の文で語って欲しい。

では、リレーよろしくお願いします。
10名前:名無しさん 投稿日:2023/05/19(金) 01:59:07  
お守りが早速その効果を発揮したのか、それとも元々出産の流れとはこんなものなのか、
あれからの紗菜の痛がり方は、明らかに変わってしまった。

俺が勝手に思い込んでいる出産のイメージとは違う。
悲鳴を上げることなく彼女はうーんうーんと唸って歯を食いしばって耐えていた。
そして陣痛が来で紗菜がお腹をさする度に、彼女のお腹は中から蹴られて一瞬変形する。
俺たちの娘も、お腹から出ようと頑張っているのだ。
一体紗菜はどれだけ痛いのだろうか、男である俺は全然想像できない。
俺ができることは、彼女を励ますことだけだった。

しばらくして、紗菜の子宮口の開き具合を診た産婆さんは一度いきんでみて良いと頷いてくれる。
それを受けて、俺と紗菜は息を整えて、次に陣痛が来るのを待っていた。
11名前:名無しさん 投稿日:2023/05/22(月) 01:11:47  
「うぅぅぅ…っん!ふぅぅぅ、っん…」

いきんでもいいと言われてから、すぐ。陣痛に合わせて紗菜は幾度かいきむ。
だが、破水もせず、出産が進んでいるとは思えない。

「あかんえ、これ。まだ生まれる気しぃひん。長丁場になりそうやさかい、体力セーブしいひんと」

破水がまだしてない…はずの紗菜はそう呟くと再び陣痛の波に翻弄されながら苦しげな呼吸を繰り返す。
いきみたい時にいきんでいいから、と俺が伝えると、幾度が首を立てに振った。

それからどれくらい経っただろうか。
苦しげな呼吸を繰り返しながらも時折いきむ紗菜だが、一向に出産が進まない。
停滞している…のだろうか。何か出来ることは…
そう考えていると、産婆さんから体勢を変えていきんでみたら、と提案された。
紗菜は立ち上がり、俺の首に両腕を回しながら、腰をぐるぐる、ゆらゆらとゆらめかせ始めた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
12名前:名無しさん 投稿日:2023/05/22(月) 07:32:56  
「はっ、はっあ、っう、ぁっ、んうぅぅうっ!」

産婆のアドバイス通りに小刻みに息を吐きながら、子宮が収縮するのに合わせて紗菜は腰を沈ませる。
俺の首に回している両腕から、彼女は今どれだけ力んでいるのか痛いほどに伝わってくる。

「あぁ、ぁ、ああっあぁ!!」

今まで一度も聞いたことのない紗菜の声と共に、あんなに膨らんでいた彼女のお腹は僅かにしぼんだ気がした。
これは、俺たちの赤ちゃんが紗菜の中で出口に向かって動いていたことに違いない。
少なくとも、紗菜の腰に回して彼女を支えている俺の腕が、そう感じていた。

聞いたところで今の紗菜はきっと答える余裕が無いけど、俗に言う『赤ちゃんが降りてくる』って誇張表現ではなく本当にそんな感じなんだろうな、と俺は思った。
13名前:名無しさん 投稿日:2023/05/25(木) 00:24:25  
俺に出来ることなら、なんでもやりたい。紗菜が苦しんでいるのに、何も出来ない自分が悔しい…
そう紗菜に語りかけると、いきみを一旦止め、呼吸を整えて紗菜は口を開く。

「ほんなら…ややこの頭出てきたら、取り上げてくれへんかな。パパさんと一緒にややこを迎えたげたいん、よぉぉぉ…っ」

最後の方にいきみの衝動がピークになったのか、最後の方は唸るような声で話していた。
正直出産の知識は有るが、産婆の役割をしたことがない俺は少し迷った。
だけど、産婆さんから『全力でサポートしてあげるから、産婦さんの気持ちに答えてあげなよ』というアドバイスと、紗菜からのたっての希望という2点から、俺は産婆さんの役をひきうけた。

じゃあ、一旦首に回す手を離していきむの?
俺が発したその問いに紗菜はブンブンと首を横に振る。
頭が出るまではこの体勢でいたいの…と聞くと首を勢いよく縦に振る。
この体勢が1番いきむ力が発揮されるから続けたい…ということのようだ。

そして紗菜は、再び必死にいきみ始めた。
14名前:名無しさん 投稿日:2023/05/25(木) 11:12:07  
しかし、ここまで初産らしくないほどに順調に進んだ紗菜の出産は、ここに来て急にボトルネックに陥った。
産婆によると、赤ちゃんが引っかかって出れないというわけではないそうだ。
俺の予想に過ぎないが、紗菜が小柄すぎたため赤ちゃんが通り辛くなっているだけかもしれない。
本当はどうなっているのかを知っているのはたぶん、産道を通っている赤ちゃんと、その赤ちゃんを産んでいる紗菜の二人だけだろう。

陣痛の合間を縫って俺の予想を紗菜に話したら、痛みが引いていきむのを止めた度に赤ちゃんもまた少し引っ込んでしまうような感じがする、と彼女が言った。
そんなことはありえないしおそらくこれは紗菜がそう感じただけだ、と俺の理性は彼女の証言を否定しようとするが......
もしかして赤ちゃんは紗菜のお腹の中から離れることが怖くて抵抗しているのではと、まるで虫の知らせみたいな感じが俺の頭をよぎる。

となると、父親として俺がやれることは一つしかない。
俺は、今朝見た時より体感一回りくらい小さくなった紗菜のお腹を、両手でがっしりとつかまる。
そして、生まれることに躊躇しているかもしれない俺たちの赤ちゃんに気合を入れた。
何があってもパパはあなたを守る、だから安心してママから生まれてきてくれ、と。
15名前:名無しさん 投稿日:2023/05/28(日) 23:56:14  
俺の語りかけに答えたのか、或いはちょうど出産が進むタイミングだったのか、はたまたお腹の中で臍の緒が絡んでた…みたいなトラブルが解消されたのか。
お腹の中の赤ちゃんが少しずつ降りてきている…ように見える。
それに合わせて、紗菜の余裕も無くなって来ていた。

「なんでっ、やや子生まれてきて、くれへんのっ…!!」

俺の首に回していた片腕を離し、八つ当たりするようやな俺の肩を殴る。
焦るな、頑張れ…と痛む肩を気にもせず、俺は紗菜の頭を撫でる。

「もういややぁ!うち、もう…」

なかなか生まれない赤ちゃんに痺れを切らしたのか、紗菜が泣きそうな声で弱音を吐く。
そんな中、産婆さんが『ちょっと、手を離して股の辺りを触ってみて』と提案してきた。

「あ、これ…赤ちゃんの、頭」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
16名前:名無しさん 投稿日:2023/05/29(月) 12:20:36  
「うんっんんっぁあぁ!!」

文字通りに紗菜は全身全霊を込めたのだろう、今までで一番、力強く掴まれた気がする。
彼女の気合いに影響され、俺もつい一緒にいきんでしまった。
ぬぶぶっと妙に生々しい鈍い音がして、紗菜の股からはおびただしい量の羊水が吐き出される。
それと一緒に、もう頭が通れたおかげなのか俺たちの赤ちゃんが一気に彼女から滑り出した。

生まれた!と頭が反応するよりも先に、俺は両手を受け皿にして赤ちゃんの全身を受け止めた。
生まれたてでほやほやの赤ちゃんは、温くて、ヌメヌメで、へその緒が太くて......意外と重かった。
これが、ついさっきまで、紗菜のお腹の中にいて――

そして、まるでこの場にいる三人の大人の注意を全てカッさらおうとするかのように。
未だへその緒で紗菜と繋がっている俺たちの赤ちゃんは、思ったよりも大きな声で泣き出した。
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