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吸血鬼の娘フォーエヴァー

1名無しさん:2014/08/26(火) 16:52:43 ID:???
※本作品はリレー小説です。
「フォーエヴァー」は「four=4」の意味。 
「吸血鬼の娘」及び「吸血鬼の娘G」、「吸血鬼の娘さん」の続編に当たります。
前作キャラの続投はOK、でもサブキャラ止まりでお願いします。
さんの最後で産まれた三人の拓人の娘、綾香(あやか)、紗香(さやか)、円香(まどか)がメインとなります。


新キャラ設定:

原見 綾香(はらみ あやか)
拓人と芽音の娘。20才。
吸血鬼ではあるが始祖ではない。
男勝りな性格で、友達からはアネゴと呼ばれる。
一人称は「あたい」。

雁 紗香(かり さやか)
拓人とあかねの娘。20才。
名義上は優雅の娘(芽音たちの妹。)
始祖と呼ばれる吸血鬼の一人。
大人しい性格で、極力人とは関わらない。
一人称は「私」。

雁 円香(かり まどか)
拓人とことねの娘。20才。
名義上は紗香と同じく優雅の娘。(芽音たちの妹。)
紗香と同じく始祖と呼ばれる吸血鬼の一人。
明るい性格で、友達も多い。
一人称は「ボク」。


始祖
吸血鬼の中でも上位に位置する能力を持つ。
通常は始祖は純血同士からしかうまれないが、稀に混血からでも産まれる。
日光に弱いため色白な肌である。

2名無しさん:2016/05/01(日) 21:15:45
拓人と三人との娘が産まれてから早20年産まれた娘3人は美しく成長した。
3人はまるで本当の姉妹のように仲がよく、3人で集まってはよく会話していた。
3人はある喫茶店で会話をしていた。
「なあ二人は彼氏出来たのか?」
最初に話題を持ち出したのは原見 綾香。
性格は男勝りで髪はウェーブのかかったロングの茶髪、背は女性としては平均よりも高い。
「ふ〜んそう言う綾香こそ出来たのかな〜?」
「うっ、そう言うなって実はあたいもまだなんだよ・・・・・」
綾香にそう言ったのは雁 円香。
明るい性格で友人が多く髪は黒でショート、背は少し平均女性より少し低い程度ではあるが顔はやや童顔で中性的。
「・・・・・はあ・・・・やれやれ・・・・・・」
そんな2人の会話を横から見ているのが、雁 紗香。
大人しい性格で人見知り極力人とは関わらない、髪は白髪で背は低く外見は15歳のように幼く見える。
3人は相手はまだいなかった。

3六道:2016/05/18(水) 00:36:36
3人は同じ大学の同級生である。
今日も大学近くの喫茶店で会話をしていたのだ。
サークルには入らず、3人でお茶会をするのがもっぱらの日課だった。
「折角だから、合コンとかしてみる?
あたいが男友達に聞いてみたりしてさ?」
綾香がそう言うと、円香は、
「いいね、ボク合コンなんて初めてだよ!」と話す。
そこに紗香が口を出す。
「私はあんまり参加したくないな、他人と話すの、苦手だし…」と。
「そんなことを言わずに、あたいの顔をたてると思ってさ!
一緒にやろうよ、合コン!」
強引にさそう綾香に、
「分かった分かった……もう、強引なんだから」と、渋々参加を表明する紗香。

だが、彼女たちは知らない。
この合コンが、彼女たちの運命を変えることになることを……

4名無しさん:2016/05/18(水) 20:57:31
そして合コン当日三人は開催場所の店の前に集まっていた。
「ちゃんと3人集まったみたいだな。」
綾香がそう言う。
「合コン楽しみ〜〜、ねえ綾香他の人は?」
「まだあ見たいだな。」
円香の質問に綾香が答える。
「・・・・・・・」
その様子を紗香はただ無言で見るだけだった。
ちなみに三人の服装は綾香が普通に合コンに行くような格好をしているが、円香はTシャツに短パンのヘソ出しルックス。
紗香は何とゴスロリである。
「おっ、来た来た!」
綾香が他の参加者の姿を確認する。
彼女たちはそこでそれぞれ3人の運命の人と出会う。

5六道:2016/05/19(木) 01:09:28
やって来たのは男3人組。
いかにも遊び慣れている、と言う男と、中性的な青年。
それと、おどおどと落ち着かない眼鏡の青年だ。
遊び慣れていそうな青年が近付いてきた。
「やあ、綾香。ごめんな、俺含めて3人しか都合つかなかったんだ。
3対3だけど、いいかな?」
そう言うと男は頭を下げていた。
「ああ…急だったからな。あたいは構わないよ。円香と紗香は?」
「ボクは構わないよ。合コン自体初めてだからちょうどいいかもね。」
「私も…人が少ない方が落ち着くし。」
「…って訳だ、気にすんな。ああ、こいつの名前は斎藤竜彦。あたいの男友達だな。
後の二人は知らない顔だけど……」
「ああ、じゃあ合コンの前に自己紹介だけしとくか。おい、零次、大和。お前らも自己紹介しとけよな。」
そう言うと竜彦は二人の背中を押していた。
「えーっと、僕の名前は佐藤零次。宜しくね、お嬢さん方。」
中性的な青年がそう話すと、
「あの、その、じ、自分は、笠原大和…です。あの、こう言う集まりは苦手で…」
そう話す眼鏡の青年。
(ふーん…零次くん、女の子みたいだな。ボクでも、話しやすそうかも。)
そう考える円香に、
(大和くん…私みたいに人見知りなのかな。共感できるかも…)
そう考える紗香。

こうして、3対3の合コンは始まるのだった……

6名無しさん:2016/05/20(金) 00:16:01
「なあ、最近どうだ?何か面白い話ないか?」
綾香は知り合いである男友達の斎藤竜彦と会話を始める。
「ねえ君、好きな食べ物は何?好きなスポーツは?」
円香は零次にたくさんの質問をし始めた。
「・・・・・・・・」
紗香は何から話していいのかわからずただ大和を見続けるだけだった。

7六道:2016/05/20(金) 01:01:21
「そうだな…うん、そう言えばさ、俺のゼミの先公がさ…」
そう言って綾香と話を始める竜彦と、
「僕は…そうだね、焼肉屋やラーメン屋によく行くな。後好きなスポーツは野球とかソフトボールだね。」
そうやって円香の質問に答える零次。
「あ、紗香さん、お料理あまり食べてないですね。取り分けてあげましょうか…」
そんな感じで紗香の世話をする大和。

三者三様の合コンは続いていく……

8名無しさん:2016/05/21(土) 23:53:17
やはり話しなれている為か綾香と竜彦の会話は弾んでいる。
円香と零次は明るい性格の円香がやや攻め気味のようだ。
大和と紗香の方は大和が紗香をややリードしているような形になっている。
そうしている内に合コンのお開きの時間が近づくのだった。

9六道:2016/05/23(月) 18:24:08
「さてと、合コンもそろそろ終わりかな?竜彦とあたいはカラオケ行くけど、みんなどうする?」
綾香はそう話す。
「ボクと零次は映画のレイトショー、かな?紗香は?」
「私は大和くんと、漫画喫茶…かな…」
「そうか、二人とも仲良くなったのか。合コンは成功かな。じゃあみんな、またな。」
そう言うと6人は解散するのだった。

10名無しさん:2016/05/24(火) 00:54:04
「竜彦どのカラオケに行こうか?」
「別にどこでも問題ないよ。」
「そうか、じゃあ近くにするか。」
そう言い綾香と竜彦はすぐ近くのカラオケ店へ入った。
「なあまずは何から歌う。と言うよりどっちから先に歌うか?」
綾香は竜彦に質問する。

11名無しさん:2016/05/24(火) 01:35:16
「歌声よりも俺は甘い声が聞きたいかな…」
そう言うと竜彦は綾香の口をふさぎディープキスをする。
綾香は抵抗できず、ただ目を白黒させていた。
一通り口内を蹂躙された後、口を離して綾香は話した。
「ちょっと、竜彦…おまえ酔っぱらってるんだろ?あんたみたいなモテる男に、あたいは合わないよ…」と。

12名無しさん:2016/05/30(月) 22:41:19
それでも竜彦はやめる気配がなかった。
その様子に綾香は。
「ま、ま、待ってくれ!!あの、その・・まだ色々と早いと思うんだ。まずは普通に付き合いたい。」
綾香はそう提案する。

13名無しさん:2016/06/07(火) 23:02:30
竜彦は溜め息を付くと綾香に語りかけた。
「分かった。順番が逆になったけど、まずは俺と付き合ってくれ。
そう言うことも将来的にするだろうが、構わないか?」
竜彦の言葉にコクリ、と頷き今度は綾香の方からキスするのだった。

一方そのころ、円香と零次はと言うと……

14名無しさん:2016/06/09(木) 00:36:07
円香と零次は特に深く考えず、すぐ近くの映画館に入った。
「ねえねえ、零次どの映画を見ようか?」
二人はどの映画を見るか悩んでいた。

15無明:2016/06/29(水) 04:27:44
「それじゃ、せーので決めてみるかい?」
「だね、こういう時は直感でいくほうがラクだし」
そして、円香が「猫の首輪に小型カメラをつけて撮った」という動物映画のポスターを指差すと、零次は別のポスターを指差した。
そちらはどうやら、アクション映画のようだ。
「あら、意見が合わなかったかな?」
「参ったなぁ……両方見る?」
単純な提案をする円香だったが、あいにく手持ちがやや怪しい。
せっかくなので、チラシを見て決めることにした。
そしてさっそく、円香はアクション映画のキャッチコピーに心を奪われた。
(愛する吸血姫(ひと)を救うため、男は神に抗う、か……)

16六道:2016/06/30(木) 13:23:04
円香も吸血鬼の端くれだ。興味を引かないわけはない。
(ボクも将来、零次と…)
想像しただけで、ドキドキする。
円香は、アクション映画の方に惹かれていた。
零次に聞いて、零次もアクション映画の方が気になるのを確認し、
二人はアクション映画の方を見ることにした。

17無明:2016/06/30(木) 18:46:41
映画の中身は至ってシンプル。
典型的な中世ヨーロッパ風の世界を舞台にしていて、偶然から出会った吸血鬼の姫と青年が主人公。
ところが、吸血鬼の存在をこことよく思わない宗教の一派が姫の命を狙う。
そこで青年はその集団との戦いに向かう、という内容だった。
単純で粗も少なからずある映画だったが、アクションシーンの迫力はなかなかのもので円香も見入っていた。
が、やはりストーリーが頭に残って仕方ないようだ。
クライマックス、黒幕であった司祭との一騎打ち。
それを果たした後、姫と青年は結ばれ、子宝に恵まれたという結末。
いくら映画といっても、吸血鬼の彼女は否が応でも意識してしまっていた。

18六道:2016/07/01(金) 17:19:37
「どうだった?意外と面白くなかったかな?主人公の俳優はさ、無名に近いんだけど…」
映画の話をする零次。
円香は上の空で聞いていた。

円香が一番印象に残ったのは、吸血鬼の姫が、青年に吸血鬼であることを話したシーン。
青年は、それでも彼女を愛すると宣言した。

(ボクも、いつかは話せる日が来るのだろうか…)
彼女はそんなことを想像するのだった。

夜も遅くなったので、二人は解散して自宅に戻る。
円香は流石に、まだ零次に自宅を教える気にはなれなかった。

一方その頃、大和と紗香は……

19名無しさん:2016/07/05(火) 23:12:29
「紗香はどの店にしたい?」
大和が紗香にどこの店に行きたいか質問する。
「私が選んでいいの?」
「うん。」
「じゃあ・・・・」
そう言い紗香が選んだ店は内装が洋風の、紗香のゴスロリと合いそうな漫画喫茶だった。

20名無しさん:2016/08/04(木) 18:26:28
漫画喫茶の店内は静かな雰囲気が漂っていた。
紗香はすぐに二人席のテーブルに着き、メニューを頼み本を読み始める。
店内は予想通り紗香の服装に合っていた。
大和が逆に浮いてしまうくらい。
他の客も似たような格好をしているだけ余計にだった。

21名無しさん:2018/04/29(日) 15:27:42
「さ、紗香さんの連絡先教えてくれませんか?」
「はい、xxxx-xx-xxxxですが」
「毎日紗香さんとお話したいなと思って。」
紗香は頬を赤らめる。
「じゃあ大和くんの連絡先も教えてください。」
「はい、これ。」
一枚の紙を取り出すと、紗香に渡した。
「これでいつでも話せるね。」 
漫画のことなんかすっかり忘れて幸せに浸る二人だった。
翌日…


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