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【リレー小説番外】大阪芸大物語 第3巻【リレー小説番外】
262
:
無記名さん
:2006/10/21(土) 21:53:16
A羽は「お嬢さん、下がっていておくんなせえ」と紗江を促がすと「ほあた!」と足利義満の秘溝をついた。
ピープーコリコリコリコリコリコリコリコリ
バックの金閣寺が炎上するとともに
足利義満は崩壊したぶべらはあー
ボス「くっ、だがこの俺のスロートレーニング&クイックトレーニング&圧迫トレーニングで
酸素の供給を制限することによって、通常以上の体感負荷を安全な負荷によって可能にした
最近はやりの筋トレ法で鍛えた筋肉を見よ!俺がこの筋肉を本気で固めたならば
一瞬なら、…いいか、一瞬だぞ。チャカでさえ防げるような気がするぜ」
ボスは梅沢春人のマンガ(代表作『BOY』)に出てくる悪役のように、
悪役のくせに妙に理屈っぽいインテリだった。
263
:
無記名さん
:2006/10/21(土) 22:05:44
ボスは下卑た笑みを顔に浮かべ
「ちなみにスロートレーニングは、安全な運動法としてパワーリハビリとともに
高齢化社会問題を抱えた老人福祉施設の機能訓練の場でも有効視されてるんだぜ・・・」
ちゃんとこれからの地域社会のことも考えてたりしていた。
「俺は負けねえ…この筋肉が負けるはずがねえ!」
264
:
無記名さん
:2006/10/21(土) 22:26:32
A羽はこれから来るすべてのメイルに
「無からの放出、禅オナニー」と返信した
もちろん女の子にもだ
265
:
無記名さん
:2006/10/21(土) 22:27:44
A羽はこれから来るすべてのメイルに
「NO KEITAI NO INTERNET」と返信した
266
:
無記名さん
:2006/10/21(土) 22:57:42
ボスは携帯を見て
「ほう、『NO』と『の』をかけている…意外と考えてるな」と
わけのわからない文面にも寛容さを見せた。
しかしメールのタイトル欄に『>RE』の文字があることに気付いて、突如ぶちきれた!
「タイトルちゃんと考えてくれよ!めんどくさがらずにさぁ!」
携帯を握りつぶして、A羽にバイクで突っ込む。
267
:
無記名さん
:2006/10/21(土) 23:09:50
ボス「0km/hから200km/hまでその間実に3秒!…そして」
A羽衝突直前でブレーキをかける。
ボス「そして再び0km/hまでの減速に3.5秒!この制動力!
…いいバイクってのは加速のいいバイクじゃねえ、
バイクのスピードを『殺せる!!!』バイクなんだぜえ〜」
ボスは悪役のくせに読者にバイクの安全性能を解説してみせた。
268
:
無記名さん
:2006/10/21(土) 23:32:52
うるせえ、お前らバイクのスピードよりも
話の筋を殺さないようにしろよ!
269
:
無記名さん
:2006/10/21(土) 23:50:42
短文書いてるやつに言ってくれ
整合性を合わせるのに大変なんだ
270
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 00:38:44
まあ先人のレスを尊重して、出された設定を1回は有効利用しないとかわいそうだしな〜
ということで↓再戦!
271
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 00:51:49
遅々として進まない戦いに紗江がついに切れた
紗江「
>>268
!!!」
A羽「・・・ごもっとも」
ボス「・・・ごもっ・・・・・・・・・・・・・ぐふあ!」
ボスのセリフを予想していたA羽は隙をついてボスを瞬殺した。
ボス「ぐぶっ・・・A羽・・・好きだった・・・のに」ボスはこと切れた。
A羽「それでメールのタイトル欄にReの文字があるのにキレてたんだな。
初メールであれは確かに切ない・・・ボス・・・悪かったな」
ボスの死体に花を切り投げた後、紗江の方に向き直る。
A羽「ようやく殻をやぶったようね」
紗江「どうしてそれを(
>>256
)・・・まさか」
そう、ありし日の女主人の正体はA羽だったのだ。
そして、先の大戦で×××をつぶされたA羽は女になっちゃていた!
A子「さあ、私のマンションにいらっしゃい。また落ち着くまで面倒見てあげるわ」
こうして紗江とA子の仮の‘家族‘の生活が始まった。
272
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 01:27:02
A子のマンションは飾り立てたものではなく清潔感があった。とてももと「男」とは思えなかった。
リノリウムの床にA子のスリッパが小気味良く響いた。「とりあえずシャワー浴びてきなさい」A子が言う。
初めての部屋に少し緊張しつつも、紗江はしぶしぶ従った。
お風呂なんて、何日ぶりだろう。脱衣所にぶら下がったA子のブラの大きさに少し顔が熱くなる思いがした紗江は、そう一人ごちてごまかした。
久々のお風呂は皮膚を刺激して少し痛かった。その痛みも熱に安らぐ、身体も心も溶かされていくようだった。
「一緒に入ってい〜い〜?」A子が突然窓の向こうから尋ねた。駄目と言おうとするときには、A子はもう服を脱いでいた。
A子がふくみ笑いを浮かべながら風呂場に入ってくる「紗江ちゃんは……まだまだ子供ね」悪い気はしなかった。
↓さあおまいらの好きな展開に持ってったぞ! 存分に妄想を爆発させてくれ!
273
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 11:31:48
↑の好きな展開
274
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 12:35:05
そのとおり!
275
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 13:41:14
「最近はね、お乳が張っちゃって痛いの、これがセイリってやつなのかなあ」白く細い背中を流しながらA子は言った。
その背中には、小さな赤い傷がいくつも残っていた。チーフ、ボスとの度重なる戦いでできた傷だった。
そして、紗江のためにできた痛ましい傷……。
「どうかな……わたしにはわかんないよ」湯船に深く身を沈めながら、紗江は答えた。A子が驚きの目を向ける。
「わからないって、あなた何歳……」その言葉を遮るように、A子の背中に手を伸ばす。
「この傷、もう消えないのかな」
紗江のためにできた傷。紗江だけが見ることが許された傷。そっとふれたそれは……
「ごめんね」ふとつぶやくようにそう言うと、A子は紗江の髪を束ねて、頭頂部で立てた。
「ちょんまげ〜」そしてからから笑いながら「かわいいよ」と言ってくれた。
そっとふれたそれは…紗江が初めて手にした、不思議な感情の形だった。
天井の、二つの水滴が重なって、湯船に落ちる。ぴちゃん、という音が、静かに響いた。
276
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 14:21:16
ちょんまげPUSHしてんのか?
277
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 14:43:23
>>231
の伏線
今が紗江の回想だということを覚えてる人はどれくらいいるんだろう。
278
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 20:38:16
その頃、横浜中華民国経済特区の中央に聳え立つ超々高層ビル、新九龍城砦の会議室ではこの城の主である王虎黄とある男との密談が行われていた。
「まだ、あの女を捕らえられないのかね?我々にはもう猶予が無いのだ。アレが奴の手に渡ることはなんとしても避けねばならぬ事態なのだよ」
「は、ハッ、わかっております。わかってはおりますが……。その、あのちょんまげに一体どれほどの価値があるのでしょうか?そ、その、目的の物が物だけに部下達の士気が少々、その、アレでして……」
「アレはな……、力なのだ」
「は、はあ」
「アレは力だ。手にすれば、それこそ世界を支配することも夢ではなくなるような力……」
「そ、そうなのですか?私には、その、どうしてもアレにそのような力があるようには、その、どうしても……」
「君は龍脈というものを知っているかね?」
「はあ、風水に関係あるものとしか……」
「龍脈とは大地の気の流れ。アレの一本一本には、それぞれに対応した龍脈を操る能力があるのだ。龍脈を支配すること、それ即ち大地を支配することと道義」
「はあ」
「……簡単に言うとだ、アレを使えば農作物が育たないようにできたり、天変地異を起こしたり、色々とまあできるわけだ……」
「そ、そうなのですか!?」
「そういうわけだ。急ぎたまえよ、彼女がその力に気づく前に……」
279
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 21:58:28
モウ…ワケワカンネ
280
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 22:01:11
あれ?ちょんまげってA羽の付け毛じゃなかったの?
281
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 22:11:50
A羽=A子じゃろ?
282
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 23:31:34
王虎黄「じゃあボチボチ出動してちょんまげ」
283
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 00:25:20
一方その頃A子(=A羽)のマンション。
「あっ!」と紗江は声を上げた。
風呂上りA子がおもむろに後ろに束ねた髪をとったからだ。何かカチッって音がしたけど気付かないことにした。
「…エクステンション、そんなに太いのがあるんだ」
感心する紗江を見て、A子はふくみ笑いを浮かべた。「これはね…」
つけ毛を紗江の頭頂部に立つように乗せ「ちょんまげなのだ」と言った。
頭頂部に立ったつけ毛をいじりながら、紗江は恥ずかしそうに「変なの」とつぶやく。
「ううん、かわいいよ。…何つーか…」がっ!とちょんまげをつかんで
「簡単に捕獲できそうで…」と真顔で言う。
ひどいなあ、と思う。
この時はちょんまげにあんな力があるなんて紗江には想像もつかなかったのだ。
284
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 16:38:41
新垣が風呂に入ってきた
285
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 16:43:31
続々と風呂入りする娘たち
286
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 17:15:30
知らぬ間にハロプロすべての面子が.
287
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 17:19:49
王監督も!
288
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 19:34:01
しかし、A子たちは風呂をあがっていたので、別に風呂がどうなろうと知ったこっちゃなかった。
289
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 19:56:07
ズガァァァァァーン!
突如A子のマンションが光につつまれ風呂場もまとめてふっとんだ。
粉塵と、ハロプロとか王とかの手足が舞い散る中、紗江が気が付くと辺りは瓦礫しか残っていなかった。
「A子さん! A子さん!」必死で呼びかける紗江。
「ったくよ、王さまの時空転送はいつも強引だよな、金」
「王さまはあせっておいでなのだ、銀。それほどまでにちょんまげが…」
「その大事なちょんまげもよ、これでふっとんじまったんじゃねえの? ったく、やりがいのねえ仕事だな」
「A子さん! どこにいるの! 返事をして」紗江の叫びがむなしく響く。返事は、ない。
銀「おっ……おやおやおや、これはこれはこれは。こいつはどうしてめっけもんじゃねえか」
金「銀、あいつの頭を見てみろ。どうやら我々の心配は杞憂だったようだな」
銀「ああ、性欲を満たすのと引き換えに給料分の仕事をしてやるよ」
金「このペドフィリアが…まあ、私はちょんまげが手に入れば後はどうでもいいが…」
紗江「あなたたち、誰なのよ! A子さんをどこにやったのよ」
290
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 20:39:45
銀「A子? そういや王さまの言ってた女がいねえな、そこらへんにばらばらになってるやつじゃねえの」
紗江「なッ…」
金「いや、ターゲットの女は強靭な肉体を持つと聞く。これくらいの爆発じゃものともしないだろう。
しかし、今現時点で姿を現さないということは…」
銀「そうさぁなあ…」銀は思わせぶりに笑みを浮かべる。少女の反応がおもしろくて仕方がないようだ。
紗江「な、何なのよ! A子さんを返してよ」
金「それは無理なことだな、お嬢さん。どこにいるかも、私たちには答えられないのさ、お嬢さん」
銀「A子はなあ〜、時空転送の余波に巻き込まれて、どこかに飛んでっちまったよ、ひゃは。
運が良ければ世界の果て、悪けりゃ……時空の狭間で永遠とさまよい続けちまうのさ」
銀はこらえきれず噴き出した。甲高い笑い声が辺りに響く。
銀「こりゃあ〜、王さまの計算か? 問題のA子はふっとんで、かもがネギ立ててる状態にしてくれたんだからな。
王さまの力はすンばらしい〜。あとはかもとネギを一緒に煮込んで食べるだけだぜ」
金「おい、そんなこと言うな。……王さまのちょんまげをネギに例えるとは、不遜にもほどがあるぞ。
さっさと鴨を食ってしまえ」
銀「お前も十分下郎じゃねえか、ひゃは」
291
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 22:10:09
二人が舌なめずりしながら紗江に近づいた
そのときA子が瓦礫の下から現れた。
A子「おやおや、コレはまた下品な奴らが来たもんだな。」
金「てめえ!生きてやがったのか!」
銀「それ以前に時空転移でふっとばねぇ人間なんてこの世にいるはずが・・・。」
金「どうなってんだ・・・一体!?」
紗江「A子さん、無事だったの?」
A子「ん?お前、俺のことがそんなに信用できなかったのかい?
俺がお前をおいてどっかいっちまうわけねえだろ?」
紗江「・・・うん。」
そのとき紗江は気がついた。
A子がA羽に戻っていることに・・・。
A羽「さて、こいつらをじっくり料理してやるとするか・・・!」
にやりと笑うA羽の顔はものすごい怒りに満ちていた。
292
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 23:32:28
「どんな手を使ったのかは知らねぇが、そのままくたばってりゃあ
苦しまずに済んだのによぉ」
何処からか取り出した長大な青龍刀に舌を這わせ、銀は下卑た笑みを浮かべる。
「ちょんまげさえ無事ならぶっ殺してもいいんだろぉ?
その首刈りとってやらあっ!」
叫ぶや否や地を蹴りA羽に肉迫する銀。
そのスピードはとても2mを超えるであろう巨躯には似合わない、恐るべき速さだった。
293
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 23:36:37
そのA羽の笑顔がそのまま吹っ飛んでいた。
銀「お前、じゃまだじゃまだじゃまだじゃまだああああ!」
A羽が吹っ飛んだ先にさらに金が回り込みさらにA羽を吹っ飛ばす。
金「ちょんまげを持たないお前など、興味はない」
吹っ飛んだ先をさらに銀が、そのまた先をさらに金が、まるでごむ鞠のようにA羽の頭をたこ殴り。
A羽「びゃ、びゃかな! 速すぎてまったく反応できないぃぃぃぃ……」
銀「けっ、てんで弱ぇじゃねえか! これが先の大戦の主犯格A羽さまってか!」
金「まあ、騒ぎに乗じて、世界の半分を滅ぼしてやったのが、私たち王さま傘下の者たちなだけのこと」
金さん銀さんはめっちゃ強かった。今回ばかりはいつものようにいかない!
金「仕上げだ…」
銀「ああ!」二人の背後にスタンドが!
金銀『ポカリ・スウェット!』
白濁色液の塊のようなスタンドがA羽を飲み込んだ。そして時空の狭間につれていってしまった…。
銀「けっ、準備運動にもならねえぜ!」
この二人、恐ろしく強い!
ちなみに『ポカリ・スウェット』という名前は金銀が洋楽嫌いだからであって、別に水分補給とかしてくれなかった……。
294
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 23:39:19
A羽は一言言い放った。
「遅い!」
A羽は銀の青龍刀を指二本で受け止めるとそれをへし折ってしまった。
A羽「次はこっちの番だな。」
そういうと銀に向かってデコピンを放つA羽。
A羽の指が銀に当たった瞬間・・・
銀の体は宙に舞い、約10メートルの距離を一気に吹っ飛んでいた。
295
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 23:40:53
コレどっちで続ければいいの?
296
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 23:49:24
とりあえず
>>294
の続き。
金「ほう、意外とやるようではあるが…銀ごときを倒しただけで
いい気になるなよ。」
そういうと金はふところから何かを取り出した。
297
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 23:50:39
じゃんけんで決めよう。これから0時にリロードしないで
お互い書き込んで、勝ったほう優先。
0時に書き込みなかったら、不戦勝で先進めるよ。
OK? タイトルに番号入れてね。
298
:
無記名さん
:2006/10/23(月) 23:56:09
5分前…もうリロードしません。じゃーん、けーん、
299
:
292
:2006/10/23(月) 23:57:04
被ったのって
>>292
と
>>293
だよね?
300
:
292
:2006/10/23(月) 23:58:39
チョキ
301
:
293
:2006/10/24(火) 00:00:22
ちょきー
302
:
マジで!? 293
:2006/10/24(火) 00:03:14
もっかい! 次は0時15分で!
>>299
そう!
303
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 00:04:44
時計との時間差テスト
304
:
293
:2006/10/24(火) 00:10:36
5分前! もうリロードしません。
ところで、チョキを二回連続で出してくる可能性って掲示板ではめっちゃ低いやね…
305
:
293
:2006/10/24(火) 00:15:27
ぱー
306
:
292
:2006/10/24(火) 00:15:38
グー
307
:
292
:2006/10/24(火) 00:18:05
負けた。じゃあ続きは
>>293
からということで
308
:
293
:2006/10/24(火) 00:18:23
すまん、勝ってもうた。
責任持って今晩は眠くなるまで、作業の合間にちょこちょこ書き込もう。
ありがとうございました!
てことで
>>293
からお願いします。
309
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 00:33:03
紗江「A羽さん! A羽さん!」A羽が消えた虚空へと叫ぶ紗江。
金「もろいもんだな」
銀「しょせんは、×××を無くしたオカマやろうさ!」
突如背後に迫ったの気配に紗江が飛びのく。
しかし、そこにも誰もいないと感じた瞬間、頭頂部に痛みが走った。
銀「つ〜かま〜えた〜」
銀が紗江のちょんまげをつかんでいた。
紗江(くっ、このちょんまげ、何で取れないのよ!)ちょんまげは紗江の頭頂部にくっついて離れなかった。
金「ちょんまげが取れないのか? さて、どうするか…」
銀「なあに、楽しむだけ楽しんだら、地毛ごと切っちまえばいいのさ! …それより、お楽しみの時間だよ(はあと)」
0時を過ぎたとはいえ、この外道!
どうする!? いくら助けを求めてももうA羽はいない←ここ重要!
310
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 01:47:42
銀「それじゃあ、まず、靴下を残して全部脱いでもらっ……な」
銀の表情が一瞬曇る。
ちょんまげをにぎった銀の手に小さな青い点が、うすく光っていた。
天から青く細い光線が一筋、音もなく降り注いでいたのだ。いや、
青い光線は一本でなかった、ぽつ、ぽつと辺りに降り注ぎ、やがて無数に増えたそれは、突如銀に向かって収束し始めた。
金「銀! 逃げろ!」金は叫ぶが銀は「…あ…そんな」とうめくだけだ。
身の危険を感じた紗江はとっさに銀を蹴り飛ばした。意外にもちょんまげはあっさりと手から離された。そのまま瓦礫を転がる。
金「銀!」金がもう一度叫ぶと、銀はようやく我に返り、後ろに飛びのく。
が、天から刺す一陣の収束した光はそのまま銀を追尾するように移動し、次の瞬間。
轟音とともに辺りが一瞬にして真っ白な光に包まれた。
吹き飛ばされる紗江、体中をしこたま打ってそれでも立ち上がると、辺りは大きなクレーターになっていた。
不思議な光景だった。マンションの瓦礫が上空遥か高くに舞い上がり、それでも落ちてこない。
いや、落ちるには落ちてくるのだが、ひどくスピードが遅い。
そして、そんな瓦礫の中心に、何かはげたおっさんがいた。
「王さま!」金が叫んだ。
311
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 03:22:07
王「いつまでも、だらだらとしているでない」空から降り立つはげたおっさん、王虎黄。声にエコーかかってます。
金「王さま! なぜ銀を!?」金は跪きながらも、訴えた。
王「自分の歳ほどいかん女を、なぶるのは外道なるものぞ、金よ」
金「しかし、何も殺さなくても……王将天王寺店で180円餃子と杯を分け合った仲ではないのですか」
紗江(ちっさ!)
王「おまえも、あやつの不遜な態度には辟易していたのだろう?」
金「……」
突如瓦礫と共に「ひゃ、は、は、は、ひゃ、は、は、は」という声が降ってきた。
金「…銀?」
王「声だけ残ったか。あやつの言うとおり、わしの時空転送術は大仰で乱暴だからな。本体の方は存在ごと確実に消し飛ばしてやったわ。
見よ、金よ。あやつは最期までチェシャー猫のようなやつだったな。ま、ドラ猫同然のお前らを広ってやったのはわしなんだがな。
さあ、金よ。さっさとちょんまげを回収しろ。そうすれば、お前がこれから本当のNo.1だ」
金「…だまれ豚野郎」
王「おぅ?」
金「豚野郎……俺は銀と革命・開放の世を…双龍となって昇りつめると誓ったんだ。
こんな風に、豚のエサになるためじゃ、ねえ!」
王「…お前の忠誠心は本物だと思っていたんだがな…しょせんは、ドラ猫の出か…」
辺りにはまだ生前の銀の声が、むなしく響き渡っていた。
312
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 04:30:35
ちょっとまって・・・?コレ過去の回想だよね?
A羽死んじゃったら、後々自殺したことにならなくねえか?
313
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 05:10:10
死んでない死んでないよ〜
たぶん
314
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 07:11:06
王に向かい飛び掛っていく金を王は軽くいなした。
王「お前ごときがこのわしにかなうとでも思っているのか?」
金「うるせぇ!」そういうと再び王に向かっていく金。
王「しかたないか・・・。お前にも消えて貰おう。」
そういうと王は自らの手を金に向けてかざし、こうつぶやいた。
王「時空転送術・フルパワー!」
315
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 12:21:06
ズガァァァァーン!
青い光が金の周りに収束し、一瞬真っ白になった。いつにもましてでかい。
が、今回は前のようにクレーターはできなかった。
そして金もまだいた。金の上には
金「ポカリ・スウェット!」
その身体を半分が消滅したポカリ・スウェットが金を覆うように浮かんでいた。
ポ「ガ…金…王将ノ、ギョウザヨリ…テンイチ…タベタイ…」
金「ああ、いくらでも食わせてやる、天一のこってり、お前好きだったよな、」
ポカリスウェットの身体が白濁色から乳白色に変わっていく。それはまるで天一のスープだった。
ポ「アリガトウ…ニイチャン…」その最期に、ポカリスウェットは形を失い、ぱちゅん、とはじけた。
金「銀…銀!…お前だったのか」もうあの笑い声さえ聞こえなかった。
王「最期の力を使いはたしたか…金よ、銀の転送先をどこに指定したか教えてやろう……無限地獄だ」
金「きっさっまああああああ――――!!!」
316
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 17:58:39
金が青龍刀を持ち出し金に向かってダッシュする。
と、その手が青い光に包まれ、腕から先が青龍刀ごと音もなく消える。
「がああああ!!!」
金は腕を押さえて天をあおいだ。金の服が真っ赤に染まる。
「無理だ。金は王に勝てないものだ。裏返ることもできないのだからな。素直に王に従え」
王にそう言われた金は、血走った目で紗江を見とめると、紗江に向かって駆け出す。
「俺にそのちょんまげをよこせ! それには王を倒す何かがあるはずだ!」
金の残った方の手が、紗江のちょんまげにのび、つかんだ。
だがそれは、拳大の肉の塊だった。
317
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 18:05:00
王「わしはな、短距離の転送ならばモーション無しでできるんだよ」
金「ば……」
つかんだ肉から、血があふれる、まだ定期的に動いている。
王「お前自身を数メートル後ろに転送したつもりだったがな、いかんせんこの力も完全でない。肉体の一部だけ残してしまったよ」
王がわざとらしく笑う。それは、金自身の心臓だった。
自らの心臓を握りつぶしてしまった金。
そのまま断末魔の悲鳴をあげることなく倒れた。
王「さて、」
王がついに、紗江の方を向いた。
318
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 19:10:49
金の心臓より吐き出した血により真紅に染まる紗江は
一歩も後ずさることなく、まっすぐに王を見据えていた。
王「渡せ。それはお前が持っていても、何の意味も無いものだ」
王は先ほどとはうって変わって、つとめて優しく話しかけた。
だが、紗江は答えない。
王「お前が今頭につけているちょんまげは、先の大戦の元凶なのだ。
全てを操り、全てを手に入れることも可能だが、使い手が未熟なれば
世界の破滅しかもたらさない…わしの、次元転送術を持ってして初めて、意味がある」
紗江は驚きを隠せなかった。A羽が殺しても死なない男だったのも、今荒廃を続ける世界も
全てはこのちょんまげが原因であったのだ。王は繰り返す。
王「わかっただろう。素直に渡せば殺しはしない。わしは弱いもの、小さきものには興味がないのだ。
渡せ、いや、あるべきところへ戻すのだ」
紗江「…違う…」王「……」
紗江「このちょんまげは、そんなものじゃない。世界とか力とかどうでもいい…
このちょんまげは、私にとって、大切なA羽さんとの思い出なんだ。たった一つ初めて幸福を感じれたあのマンションでの生活の、
学校でのやりとりの、全てがつまってるんだ。これはお前には渡さない。絶対に渡さない」
気が付くとそんな言葉を発していた。自分の言葉に紗江は驚き、そして自分の気持ちを確信した。
王「ちょんまげが、想い出?」王は噴き出した。あっぱれとでも言うようにひとしきり豪快に笑い続け、やがて笑い声が絶えたとき……
王「……ならば、死ねぃ!」王が右手を前に突き出した。
319
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 19:43:16
その王の右手を、白濁色の液体が包んだ。
王「これは…」気付いたときにはもう遅い。王の右手は、液体ごと手首から先が消滅していた。
王「があああああああ!」
紗江のちょんまげが血に染まる。とっさに紗江は距離をとる。王は、右腕を抑えながら、金の倒れている場所を見た。
王「ポカリ・スウェット…馬鹿な」そこに身体の崩れかけたポカリスウェットがいた。
金「…ガ…、オマエノ、右手ノ、転送先ヲ、オシエテ、ヤルヨ、王虎黄
豚ノハラノ中ダ」
倒れている金の手が持つ心臓、それはまだ微かに動いていた。
そして金の死に顔が、笑った。
王「貴様っ!」王が左手をなぎ払うと、ポカリスウェットがはじけて霧消した。
と、そのとき、紗江は不思議な声を聞いた。
「先手をとれば金も王を指せるんだよ。それにしても僕がちょっと手をかして奇跡を起こしただけであの狼狽振り、
王ってやつもたいしたことないね」
紗江「誰? 誰なの?」
「僕? 僕はちょんまげ」
紗江「え、えぇぇぇぇ」
ちょんまげがしゃべった!
320
:
1
:2006/10/24(火) 20:23:08
どうも
>>1
です。
ちょっとスレッドの決まりごとを修正しました。
以降、書き込みが重複した場合は先に書き込まれた方を優先してください。
他にもここを変えたらいいのではないかというのがあれば書き込んでください。
よろしくお願い致します。
==========================重要==========================
※長文用のスレです。真面目に書きたい人はこちらへ。
※必ず前文に繋げるようにしてください。
※書き込みが重複した場合は先に書き込まれた方が優先されます。
送信する前に別ウィンドで開くなどして、先に書き込まれていないか
確認することをお勧めします。
※スレに関する雑談、連絡等は本文と区別するためにメール欄に
半角でsageと入力してから送信するようにしてください。
※荒し、煽りは無視しましょう。
※スレに関係の無い雑談、他人の文章の批評等は止めましょう。
荒れる原因となるだけです。
========================================================
321
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 20:32:41
全ての事象(急な復活、死亡等)にはそれなりに納得する理由を付けるようにしましょう。
なんちて、
322
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 20:46:54
ちょんまげ「今君の頭の中にだけ話かけてるよ。僕は君の脳と直結してるからね」
えー、やだなーと紗江は思った。
ちょん「ちょっとそれは心外だなあ、君は今すごい力を手にしてるんだよ」
紗江「えぇぇ! 何でわかったの?」
ちょん「だから、脳と直結してるから思ってること全て伝わるんだよ。それにしても目覚めたら血だらけで気持ち悪いや」
王「血が、血が止まらん! さっさとそのちょんまげをよこせ!」王の様子は一変していた。
ちょん「さすがにあいつの手には渡りたくないなぁ」
紗江「ねぇ、さっき奇跡を起こしたみたいに、あいつを倒せないの?」
ちょん「それは無理だなぁ…」
紗江「何でッ!」
323
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 21:03:08
ちょんまげ「基本的に僕は何でも知ってるし、何でもできる。…だけど、できるといっても条件があってね。
このちょんまげを使った方法しかできないんだ」
紗江「だって、今金が…」
ちょん「あれはね、僕の中の抜け毛何本かを、金のところに飛ばして、心臓マッサージをして、一時的に蘇生を促がしたのさ。
あとは金の意思、金の命がわずかでも繋がれば、王に手を出すことを僕は『知っている』からね。」
紗江「ちょっと、それって強引じゃないの?」
ちょん「そんなことはない。ちゃんと僕の身体を使ってる。少しでも僕が関っていればいいんだ。
用は頭の使い方しだいで、何でもできるってこと。だけど君が何にも考えなかったら、僕は何にもできないんだ。
このことを言う前にあいつに僕を奪われそうだったから、一応例の紹介を兼ねて実演してみたけど、僕は元来超めんどくさがりだから
後は自分で考えてねー。さあ、僕を使って王を倒してくれ」
紗江「そんなこと言われたってー」
紗江は考える、このちょんまげを使って、王を倒す?
324
:
無記名さん
:2006/10/24(火) 21:52:45
↓……まかせた!
325
:
無記名さん
:2006/10/25(水) 05:08:15
他力本願MAX!
326
:
無記名さん
:2006/10/25(水) 20:32:20
ぽく、ぽく、ぽく、ぽく、ちーん……
「そうか!」
紗江はそう叫ぶとちょんまげにきく。
「ねえ、髪で紙をつくれない?」
「もちろん、同じ繊維質の固まりだからね、それだけじゃなく、音も同じだ。
これだけ共通項があるなら、不可能じゃないよ」
ちょんまげは言うやいなや、毛髪量を増し、そのほとんどが抜け毛となり、抜け毛は細い繊維となり、紙を編みこんだ。
あっというまに、黒いノートができあがる。
「このノートで、どうするの?」ちょんまげは無邪気に尋ねる。
「ちょっと、ちょんまげさん、私の頭から離れても大丈夫よね?」
「だいじょうぶといえばだいじょうぶさー、寄生獣のミギーより大丈夫さー」ちょんまげは漫画おたくだった。
「それじゃあ、離れて!」
おもむろにちょんまげは紗江の頭から離れた。ちょんまげを手に構える紗江。
王が紗江に向かって走り出した。「ちょんまげ! ちょんまげ!」目がいつのまにか落ち窪んで恐い顔になってる!
「わお、宮崎吾郎版ゲド戦記の魔女みたいだー」ちょんまげはアニメ映画マニアでもあった。
327
:
無記名さん
:2006/10/25(水) 20:57:25
紗江は王の突進を間一髪で避け、飛び退いて距離をとる。
そしておもむろに、ちょんまげを黒いノートのページに押し付けた。
ちょんまげは、王と金の戦いで、血が滴っていた。まるで赤い毛筆だ。
そう! 紗江はそのまま黒いノートに血文字で『王虎黄』と書いた。
「さっきポカリ・スウェットがフルネームで王の名を呼んでくれて助かったわ……。
死因を書かないない場合は40秒後に心停止!」
「あっ、なるほど……」とちょんまげはつぶやいた途端、王が遂に紗江を捕らえた。
「ちょんまげ!ちょんまげ!」失血で我を忘れた王は万力のような力で紗江の首を絞める。
喉の奥がつぶれそうになる痛みと遠のく意識の中、紗江はただひたすらに数を数えた。(20、21、)
「僕をはなさないでよ、君の肉体から離れたら、君の作った効力なくなるから」ちょんまげがのほほんと言う
さっきミギーより大丈夫だって言ったくせに!(紗江も漫画好きだった)そう思いつつも必死で意識を保つ。
(31、32、33、)しかし紗江の手から力がどんどん失われていく。
紗江の視界にぱちぱちと白い泡のようなものが弾け、それが増殖し、やがて何も見えなくなる。何も、考えられなくなる。
浮かぶのはただイメージだけ、真っ白な光、そう、これは、あのマンションの窓辺から降り注ぐ光を受けて、にっこりと笑い、
いつもツンツンして人を殺すことしかしなかった私に、初めてふれてくれた人……
「ちょんまげ、かわいいよ」その人は言った。
「A羽さん…!」紗江が思いのたけを拳にこめた。(40!)
328
:
無記名さん
:2006/10/25(水) 21:15:58
「紗江!おまえはやはり!……が……ま…」
そのまま王は倒れた。
王の腕から開放され、激しく咳き込む紗江。
「…よくがんばったね。僕は『何でも知っている』から当然『デ○ノート』のことも知っている。
今年映画にもなったしね。だから僕の身体を介して、デ○ノート世界を作ることも可能なのさ。
僕は僕の身体を少しでも使いさえすれば『何でもできる』からね」
「さっき、あなたが、ありえないぐらいの、反則技も、よしとしてたからね」息も絶え絶えに紗江が言う。
「それぐらいの余裕を持たせないと、また更新止まっちゃうよ。今後君にはばんばん僕の力を使ってもらわないとね」
ようやく落ち着いた紗江が王の死体を見つめた。A羽を倒し、次元転送した金銀を、余裕で倒した王を、紗江が倒したのだ。
ほんとうにすごい力……。これを使えば、確かに何でもできる気がした。しかし、
「ねぇ、あなたの力でA羽さんを探すことはできないの?」
「それは無理だなあ」
「やっぱり、このパターン」
329
:
無記名さん
:2006/10/25(水) 22:52:43
「せいぜい『父さん妖気です』ばりにA羽反応を感じて髪おったてるくらいだね」
「もう答えを言っちゃうってことは…」
「そう、そんなことをしても意味がないことを僕は知っている。
A羽は今、日本の大阪の、大阪芸大委託寮、平和寮敷地内に飛ばされてるんだ」
「えっ! 場所わかるの?」
「言ったでしょ、僕は何でも知っている…あ〜、あいつ寮民にボコられて死にかけてるな〜」
「ちょっと!今すぐそこへ行かないと」
「だからそれは無理なことを僕は知っている。
何せ一万マイルも離れたところにあるんじゃからの〜。すっぱり忘れてあ〜きら〜めな」
ちょんまげはネバーエンディングストーリーのモウラのものまねをした。
紗江(こいつむかつく!)
「そんなことを言われても栓無いことさ! もう僕と君はパートナーなのさ!」
「ああ、そうか、言わなくてもばれちゃうのね」正直紗江は不便なやつだと思った。
「いや便利だって」ああ! もう!
そのとき紗江とちょんまげを例の青い光が包んだ。
あっ、と思ったときには、紗江は光の中に包まれていた。
「おやまあ、油断したねぃ」今度は『千ちひ』の銭婆のまねかよ!
330
:
無記名さん
:2006/10/25(水) 23:25:36
ズガァァァーン!
気が付くと紗江は亜空間をさまよっていた。
「これは…どういうこと?」
「王が最期の力を使ったのさ」
「心臓を止めたのに」
「心臓が止まっても、酸素の供給を立たれた脳が完全死ぬには、5分ほどかかる。普通は一発で意識を失うんだけど、
どうやら王は気絶しても戦う桜庭のように、次元転送を発動させたみたい。まっ、最後っぺだね」
「そんな…私…死んじゃうの? もうA羽さんを救えないの?」
「一つ目の答えはノー。僕がいるかぎり何とかなるさ、ケセラセラ。君がきちんと方法を考えればの条件つきだけど。
そして二つ目の答えだけど、これもノー。もともと無理なんだよ。A羽は今虫の息。このままじゃ、ドラム缶で燃やされちゃうよ」
「そんな…ちょっと待ってよ!」
331
:
無記名さん
:2006/10/25(水) 23:27:06
ちょんまげは無遠慮に続ける。
「あいつも馬鹿だな。死ぬ前に一発やっとけばいいんだ。せっかくチャンスができたのに、×××も僕の力を使って回復させないで」
「どういうこと?」
「君を守りたいけど、君と一緒にいると自分を抑える自身が無いって。君を大事にしたいって。君のことが、好きだから(A羽談)今時馬鹿でしょ(笑)」
「!」紗江は必死で考えた。何か方法があるはずだ。A羽さんを救う方法。あたしはどうなってもいいの。A羽さんが生きてなきゃ、あたしが生きる意味なんて無いもの。
「その考えは危険だなあ、僕も困るよ」うるさい! 何か方法があるはずだ。このちょんまげは、あたしの考えで何でもできるはずなんだ。だって、A羽さん…やっと…、やっとA羽さんの気持ちがわかったのに、
こんなの…こんなのないよ…ねぇ。
「仕方が無いよ。僕は持ち主である君を守るのが使命さ。そういう風に出来てるんだ。君の手に、あるかぎり」
ちょんまげの言葉を聞いて、紗江はあることに気付いた。
332
:
無記名さん
:2006/10/25(水) 23:58:59
紗江「ねぇ、あなたは何でも知っている、そうでしょ?」
ちょ「そうさ、例えば、前までこのリレー小説でわけのわからない短文を書き込んでいた奴は、
一見すると、常駐してた【A羽本スレ】が自分のせいであまりにも意味わからんものになって、おまけにそれで過疎ちゃったせいで
嫉妬に駆られて、ルール無視でこっちを荒らしている携帯投稿野郎のように見えるけど、
実は、未だに
>>205
の裏ルールに従っている、実はいい人だってことを僕は知っている」
紗江「何を言っているのか…わからないんだけど、とにかくあなたは何でも知っているのね……なら!」
333
:
無記名さん
:2006/10/26(木) 00:26:48
紗江は頭からちょんまげを抜き取った。
「…やっぱりそうきたか。だから危険だって言ったんだよ」
「そうよ! あなたは『何でも知っている』!
当然あなたがあなた自身を使って、A羽さんのところへ行き、再びA羽さんのものになる方法も『知っている』
無理なはずないわ……あなたは『あなた自身が関る限り何でもできる』んだから」
「だけど、君は命の保証は無いよ。僕の手を、離れた瞬間から。もしかしたらこのまま一生亜空間を彷徨い続けるかも」
「構わない…」紗江は静かにちょんまげを見つめた。突き刺すような強い意志と、優しさを持った不思議な眼だった。
「本来はそれは反則だ。僕は元来超めんどくさがりだと言ったはずだ。自分からは何もしないと…」
「それは、私がこのまま手を離しても通用することかしら? あなたはあなたの生存のため、あなたを使う方法を自分で考えないといけない」
「その通りだね。だけど勘違いしてほしくないんだけど、僕が君の言うとおりにするのは、僕自身のためじゃない」
「それじゃあ」紗江の目が輝く。
「ああ、僕は僕自身が知りうる限りの方法を用いて、僕自身を使い、A羽を助ける。
負けたよ。君はたいしたツンデレだ。僕と君自身をを突き放して、A羽を助けるとは…もうA羽とは会えないかもしれないのに」
ちょんまげは、どこかさびしそうだった。
334
:
無記名さん
:2006/10/26(木) 00:56:20
「あ〜あ、せっかく君とA子の添い寝とか添い寝とか添い寝とか、それからおまけに添い寝とかを見たかったんだけどなあ〜
まさかこんな風になっちまうとはなあ〜、王とかもうちょい後から出てきてくれよな。」
「…暗に作者のわがままな本音を語らないでよ」
「ま、いっか、これで紗江回想編も終わりだな…」
「…何?」
「何でもない。君は大丈夫だってこと」
「……」
「おっと、君に言われたことはもちろん、きちんと守るさ。A羽も僕にとって大事な人だから」
「えっ、だって」
335
:
無記名さん
:2006/10/26(木) 00:59:05
紗江の言葉を遮るように、ちょんまげは続けた。
「いろいろ意地悪なこと言って悪かったね。君はほんまもんのちょんまげマスターだ。A羽と同じでね。それは僕が認めるよ」
「ちょんまげマスター、いやな響きね」その言葉を契機に紗江はちょんまげを離した。
波にたゆたうように、二人はゆっくりと、だが確実に離れていく。
「念のため、君の自毛には僕の一部を混ぜておくよ……
あなたが想い出にダイブするとき、私はいつも傍らにいるわ、ってね」イノセンスです。
「えっ、どうして…」
「いったろ、君はA羽と同じくちょんまげマスターだって…。世界に二人だけの…。」
ちょんまげの声が遠のいていく。
「短い間だったけど楽しかった。他の人たちのように、僕を兵器扱いしないで、僕のことを想い出と言ってくれて……ありが…」
そこで声は途切れた。
「……」紗江はそのまま目を瞑り、流れに身を任せた。
336
:
無記名さん
:2006/10/26(木) 01:25:43
何時間、何日、何週間、いったいどれくらいの時間、この波に流されていたのだろう。
そもそもここには時間の観念が無かった。
それから、とつぜん、世界が光が満ちた。本物の波の音が聞こえた。
337
:
無記名さん
:2006/10/26(木) 01:27:26
ふと気が付くと紗江は海岸の砂浜で寝そべって、太陽を見ていた。
その太陽が誰かに遮られる。目を凝らしてその影を見ると、見慣れぬ姿の少年だった。
「ねぇ、死んじゃったの?」少女の声がする。紗江の視界に小さな少女が入り込む。
「大丈夫、意識あるよ。それにしても、この辺じゃ見かけない格好だね。外国船が難破したのかな」どこかで聞いたことのある声。
「ここは…どこ?」紗江はほとんど無意識に聞いた。
「ここ? にしきの浜さ。お姉ちゃん、大丈夫?」
紗江が突然起き上がり、少年を見つめた。少女は恐がり、少年の胸に身をうずめた。
少女をかばうその少年の顔は、A羽にどこか似ていると思った後、また全然似てないと思った。
「大丈夫よ……ありがとう…君の妹?」少女を見つめながら言う。
「違うよ。……でもそんなようなもんさ!」少年は声を大にして言った。
「そう、しっかり守ってやらなくちゃね」紗江はこれからどうすべきか、もう考える必要さえなかった。
立ち上がり砂を払う。そして紗江はA羽を探す旅へと歩みを進めるのだった。
(回想編 了)
338
:
無記名さん
:2006/10/26(木) 01:43:05
そして話は
>>231
に戻る。
B羽「なっげ〜回想だったな〜」ライディーンを弾いている。
亀梨「お父さんバックドロップしちゃうぞ!」『愛のリコーダー』片手に構える。
そして、紗江の頭には……
ちょんまげが立っていた!
紗江「A羽さん、やっぱりあなたは生きてるのね」
ちょんまげ「やあ、ひさしぶりだね。君が考えてることわかるよ。何とか亀梨を救う方法だろ。
それは、無理だな〜」
紗江「あいかわらずね」
ちょん「もう一度ルールを説明しよう。僕は基本、何でも知っているし、何でもできるけど、何でも出来るといっても
ちょんまげを介していないと、何もできない。
さあ、このちょんまげの形状、特性、類似性その他から類推(アナロジー)し、君なりの
亀梨を救う方法を考えだしてくれ。うまくすれば、できないことは存在しない。
僕が認めた。君ならね。んじゃ、まかせた」
ちょんまげの態度はちょっと優しくなっていた気がしないでもない。
339
:
293
:2006/10/26(木) 01:54:44
責任を果たして辻褄合わせたぞ、ごらぁ!
暇人って言うなや。
そんじゃ、あとはまかせた↓
340
:
無記名さん
:2006/10/26(木) 13:11:15
もうよくわかんねぇ展開だな。
それになぜA羽を助けに行ったちょんまげが
紗江の頭に舞い戻っているのか・・・。
341
:
無記名さん
:2006/10/26(木) 20:01:14
あれ、ちょんまげの一部を紗江の頭に残したんじゃないんだっけ?
それと小説以外はsageな
342
:
無記名さん
:2006/10/26(木) 21:18:11
最初に戻ったのによくわからない展開って...
343
:
293
:2006/10/26(木) 22:00:55
>>340
何かとっかりを付けて、少し謎を残した方が、
後続の方が書きやすいかと思ったのですが…
それはすみませんでした。
俺は文句言われるのは全然かまわないけど、いやむしろオッケーやけど
そのかわり文句ついでに、続きを書いてくれるとうれしいなあ〜。
344
:
無記名さん
:2006/10/26(木) 23:30:26
つまりこういうこと?
↓
いいかげん自分で考えろ、ボケェ!
345
:
無記名さん
:2006/10/27(金) 04:27:35
早いはなし、そうだろうな
346
:
無記名さん
:2006/10/27(金) 14:55:42
感想:けっこうおもろかった。
ちょんまげがしゃべるのがいい。
347
:
無記名さん
:2006/11/01(水) 14:46:05
ヴぉおおおおおかーーーーーーん
いきなり大爆発が起こった
全てはリセットされたのだ
348
:
無記名さん
:2006/11/01(水) 15:07:28
「そんな馬鹿な!」
亀梨の叫びが虚空にこだました。
「ここまでやってきた俺らの苦労はなんだったんだ〜!」
作者たちの叫びも虚空にこだました。
349
:
無記名さん
:2006/11/01(水) 15:14:43
ちょんまげだけはかろうじて生き残った.
350
:
無記名さん
:2006/11/05(日) 01:43:21
〜無からの放出、禅オナニー編〜
351
:
無記名さん
:2006/11/05(日) 01:45:38
荒れ果てた荒野の中、一人さまようちょんまげ..
視界に金閣寺が入る.
「何故だ?何故金閣寺だけが生き残った??」
352
:
無記名さん
:2006/11/05(日) 01:48:36
「ん?なんだ???この聞き覚えのあるメロディーは???」
金閣寺から笑点のオープニングテーマが聞こえてきた..
353
:
無記名さん
:2006/11/17(金) 10:29:29
age
354
:
無記名さん
:2006/11/17(金) 23:00:38
テッテケテケテケ♪テッケ♪ふぁあ♪
テッテケテケテケ♪テッケ♪ふぁあ♪
ふぁらふぁ ふぁーふぁーふぁ ふぁらふぁふぁふぁあ♪
ふぁらふぁ ふぁーふぁーふぁ ふぁらふぁふぁふぁあ♪
ぺっぺ〜けぺっぺれぺけぺんぷワふわすったnふぉ〜んんんんん!
ぺぺyaperekeke
ぺぺyaperekeke
ぱっぱ〜ああああああああああ ぴらぽ! ぱふ
355
:
無記名さん
:2006/11/17(金) 23:01:54
円楽が機関銃でちょんまげをズタズタにした
356
:
無記名さん
:2006/11/17(金) 23:03:04
山田くんざぶとん二枚!!
ざぶとんでちょんまげを葬るえんらく。
357
:
無記名さん
:2006/11/17(金) 23:04:19
その後ろで人差し指を出し手を組んで浣腸する歌麿。
「ぱふ!」
358
:
無記名さん
:2006/11/19(日) 23:24:19
誰も続きを書かないから俺が書いてやろう!!!
359
:
無記名さん
:2006/12/06(水) 21:19:00
最近 誰も長文を書いてないな
360
:
A\:>FORMAT C:さん
:2006/12/06(水) 22:14:55
リセットしていいズラか?
361
:
無記名さん
:2006/12/09(土) 23:34:48
>>338
からリセットしていい?
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