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【リレー小説番外】大阪芸大物語 第3巻【リレー小説番外】
275
:
無記名さん
:2006/10/22(日) 13:41:14
「最近はね、お乳が張っちゃって痛いの、これがセイリってやつなのかなあ」白く細い背中を流しながらA子は言った。
その背中には、小さな赤い傷がいくつも残っていた。チーフ、ボスとの度重なる戦いでできた傷だった。
そして、紗江のためにできた痛ましい傷……。
「どうかな……わたしにはわかんないよ」湯船に深く身を沈めながら、紗江は答えた。A子が驚きの目を向ける。
「わからないって、あなた何歳……」その言葉を遮るように、A子の背中に手を伸ばす。
「この傷、もう消えないのかな」
紗江のためにできた傷。紗江だけが見ることが許された傷。そっとふれたそれは……
「ごめんね」ふとつぶやくようにそう言うと、A子は紗江の髪を束ねて、頭頂部で立てた。
「ちょんまげ〜」そしてからから笑いながら「かわいいよ」と言ってくれた。
そっとふれたそれは…紗江が初めて手にした、不思議な感情の形だった。
天井の、二つの水滴が重なって、湯船に落ちる。ぴちゃん、という音が、静かに響いた。
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