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【リレー小説番外】大阪芸大物語 第3巻【リレー小説番外】

327無記名さん:2006/10/25(水) 20:57:25
紗江は王の突進を間一髪で避け、飛び退いて距離をとる。
そしておもむろに、ちょんまげを黒いノートのページに押し付けた。
ちょんまげは、王と金の戦いで、血が滴っていた。まるで赤い毛筆だ。
そう! 紗江はそのまま黒いノートに血文字で『王虎黄』と書いた。
「さっきポカリ・スウェットがフルネームで王の名を呼んでくれて助かったわ……。
死因を書かないない場合は40秒後に心停止!」
「あっ、なるほど……」とちょんまげはつぶやいた途端、王が遂に紗江を捕らえた。
「ちょんまげ!ちょんまげ!」失血で我を忘れた王は万力のような力で紗江の首を絞める。
喉の奥がつぶれそうになる痛みと遠のく意識の中、紗江はただひたすらに数を数えた。(20、21、)
「僕をはなさないでよ、君の肉体から離れたら、君の作った効力なくなるから」ちょんまげがのほほんと言う
さっきミギーより大丈夫だって言ったくせに!(紗江も漫画好きだった)そう思いつつも必死で意識を保つ。
(31、32、33、)しかし紗江の手から力がどんどん失われていく。
紗江の視界にぱちぱちと白い泡のようなものが弾け、それが増殖し、やがて何も見えなくなる。何も、考えられなくなる。
浮かぶのはただイメージだけ、真っ白な光、そう、これは、あのマンションの窓辺から降り注ぐ光を受けて、にっこりと笑い、
いつもツンツンして人を殺すことしかしなかった私に、初めてふれてくれた人……
「ちょんまげ、かわいいよ」その人は言った。
「A羽さん…!」紗江が思いのたけを拳にこめた。(40!)


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