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新・鉄道綜合スレ
1
:
とはずがたり
:2015/08/11(火) 14:41:44
前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/l50
4807
:
OS5
:2024/06/15(土) 18:55:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/953c5e07d792d3613061b5181990c941b4569081
半世紀「塩漬け」状態だった四国新幹線 瀬戸大橋経由で一致した「岡山ルート」の行方
6/15(土) 10:00配信
産経新聞
記者会見で署名活動の開始を発表する後藤田正純徳島県知事(手前)ら四国新幹線整備促進期成会のメンバー=高知県本山町(前川康二撮影)
基本計画策定から半世紀以上実現していない「四国新幹線」の誘致に向けた取り組みが、ここにきて熱を帯びている。昨年、四国4県が岡山から各県に線路をつなげる整備ルートで方針が一致したことで議論が活発化。今年6月には四国の官民で作る「四国新幹線整備促進期成会」が4県の知事とともに記者会見を開き、早期実現に向けた署名活動の実施を表明した。各地で整備が進み、今や「唯一の新幹線空白地帯」となった四国。『夢の超特急』の実現なるか-。
【図でみる】四国新幹線のイメージ
■次は四国だ
「四国が一つとなった今、次(の新幹線整備)は四国だという熱い思いを形にして国にしっかりアピールしたい」
今月、高知県本山町で開かれた記者会見。四国の行政、議会、経済団体など46団体で構成する期成会の佐伯勇人会長(四国電力会長)は四国新幹線誘致の署名活動についてこう意気込みを語った。
期成会の副会長でもある各県知事のほか、各県の経済団体の代表も出席。会見に先立ち開かれた4県知事会議では四国新幹線の早期実現と在来線維持を国に強く求める緊急提言を全員一致で採択。四国が一丸となって新幹線誘致に取り組むことを力強くアピールした。
■4県が一丸で
四国の新幹線整備構想は昭和48年にさかのぼる。当時、岡山から瀬戸大橋を経由して高知に至るルートと、大阪から淡路島を経て徳島と大分を結ぶルートの2つが国の「基本計画路線」に策定された。
しかしその後、景気低迷などで国のインフラ投資が鈍化。すでに整備計画に格上げされた北陸や九州の新幹線は工事が進められたものの、基本計画段階の四国新幹線は事実上「塩漬け」状態に。さらに、香川、愛媛、高知の3県は岡山ルートを、徳島は大阪ルートを主張しており、四国内でも足並みがそろわない状況が続いていた。
転機となったのは昨年4月の徳島知事選だ。現職を破り初当選した後藤田正純知事が、整備計画への格上げが先延ばしにされている現状を踏まえ「まずは四国4県が一致できる岡山ルートで打開策を見いだし、四国新幹線実現に向けた動きをつくり出したい」とこれまでの方針を転換した。
これに呼応するように、同年6月に政府が示した「骨太の方針」では、基本計画路線について「今後の方向性について調査検討を行う」と明記された。後藤田知事は「新幹線の実現を通して在来線の維持や街づくりを進めていく。それを四国4県が一丸でやるという意思表示をすることで国の受け止めも全く違ってくる」と強調する。
■新幹線という武器を
ようやく地元の方向性が一致した四国新幹線。誘致が実現すれば、どのような効果がもたらされるのだろうか。
期成会の前身ともいえる「四国の鉄道高速化検討準備会」が平成26年に取りまとめた調査報告書によると、各県庁所在地から新大阪までの所要時間は徳島1時間35分(1時間18分短縮)、高松1時間15分(29分短縮)、松山1時38分(1時間52分短縮)、高知1時間31分(1時間44分短縮)。四国の都市間移動も大幅に改善され、3時間以内で中京圏や九州へ行くことも可能になる。
沿線の経済波及効果は試算で最大年間169億円。実際に九州新幹線博多-鹿児島間は平成23年の開業後、観光客の呼び込みなどに成功し、開業前と比べ区間内の輸送人数も増加。主要駅周辺では再開発が進み、地価も上昇している。
事業費は1兆5700億円を見積もる。ただ、その多くは国費により賄われ、実質の地元負担は2割以下にとどまるという。
「四国だけが新幹線という武器なしで地域活性化などに取り組まざるを得ない状況」(浜田省司・高知知事)、「既存路線の維持存続のためにも収益事業たる新幹線がないと四国の鉄道は将来像が見えない」(中村時広・愛媛県知事)、「北海道、北陸、九州の整備が終盤に入り、いよいよ着手する段階だ」(池田豊人・香川県知事)と各県の知事もその必要性を強調する。
佐伯会長は「基本計画から昨年で50年。各県の足並みがそろい、政府は骨太の方針で一歩踏み込んだ表現をしたこの時期に一気に進めたい。地域の人々の大きな盛り上がりを国に伝えたい」と話した。(前川康二)
4808
:
OS5
:2024/06/18(火) 17:42:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8ee9a88579776d2e41326ded11bc043be443313
JR「青春18きっぷ」夏季用の発売発表 廃止のうわさを払拭 7月10日から販売開始
6/18(火) 17:28配信
JRグループは18日、全国のJR普通列車に1日乗り放題となる「青春18きっぷ」について、今年の夏季用を発売することを発表した。青春18きっぷを巡っては、例年夏季用と冬季用の発売発表を前年度の冬に行う春季用の発表と同時に行っているが、今年は1月の春季用発表時に夏季用以降の案内がなく、鉄道ファンから「廃止になるのでは」と不安が広がっていた。
青春18きっぷはJR全線の普通列車と快速列車の普通車自由席が、最大5日間乗り放題となるきっぷだ。一部は第三セクターも利用でき、特例で特急や急行列車を利用できる区間もある。1人で5日分を使うことも、5人で同時に1日のうちに使い切ることも可能だ。5回分で1万2050円という安価な価格が好評で、根強い人気を誇っている。
今回販売する夏季用は7月10日から8月31日まで発売し、7月20日から9月10日までの間利用できる。
4809
:
OS5
:2024/06/19(水) 16:46:42
必要かどうかは別だけど誰のためかって 貴方のためではない。と言いたくなるタイトルだな
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1272506?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink
米原か小浜か 北陸新幹線延伸の行方(3)
2024年6月17日 5:00
陰山篤志
「若い時は新幹線がほしいと思ったこともあった。でも、この年では新幹線に乗ることはない。むしろ在来線の充実に力を入れてほしい」。日本海に面した島根県江津市に住む77歳の山藤法子さんは願う。江津市と、中国山地の広島県三次市をつないでいたJR三江線が2018年、利用減を背景に廃線になった。山藤さんが営む…
4810
:
OS5
:2024/06/22(土) 17:20:17
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1225451/
福岡・直方市が新幹線新駅構想を再検討 2007年に凍結、市長が議会で表明
2024/6/21 6:00 (2024/6/21 15:24 更新) [有料会員限定記事]
4811
:
OS5
:2024/06/24(月) 08:34:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ede2aa5c11cc4c24a1c055efdb5b2c168f623eb
熊本の市電がダイヤ改正で1割減便へ、終電も繰り上げ…運転士が1年間で1割減
6/21(金) 17:09配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
熊本市交通局は20日、運転士と車両不足による影響で、市電の運行本数を約1割減便するダイヤ改正を行うと発表した。労働環境改善のため、一部の終電の出発時刻も繰り上げる。29日から運用する。
同局によると、ダイヤ改正で、現在433本の平日の運行本数は64本減の369本となる。土曜と日祝日も運行本数を60本程度減らす。退職や病気による休職で運転士が1年間で約1割減ったことが要因。運転士の資格取得に取り組んでいる職員が勤務可能になる来春には増便できる見込みだという。
現在は午後8〜11時台に出発している終電については、出発時刻を最大で42分早める。熊本駅や健軍町から午後11時台に発車する終電がなくなる。
ダイヤ改正は、市交通局のホームページなどで周知する。担当者は「利用者にご迷惑をおかけするが、ご理解いただきたい」と話した。
4812
:
OS5
:2024/06/25(火) 17:49:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef2edb8c687b53a0e52539f6f547e8e9c8de638d
改札省くワンマン列車の運行、JR徳島線で増加 不正乗車の危険も
6/25(火) 16:02配信
徳島新聞
無人駅に設置された運賃箱=石井駅
JR四国が、改札を省いたワンマン列車の運行を徳島線で増やしている。人手不足で車掌を確保できないための苦肉の策だが、無人駅で降りる人は誰のチェックも受けずに切符や運賃を駅の運賃箱に入れており、不正乗車される危険をはらんでいる。
ワンマン列車は通常は1両で「後ろ乗り前降り」だが、改札を省いたワンマン列車は2両編成で運行されており、どの扉からも乗り降りできる。車内では、切符や運賃を駅の運賃箱に入れるよう促すアナウンスが流れている。
こうした列車の運用は「信用乗車方式」と呼ばれ、JR四国では2016年に予讃線の高松―多度津間と土讃線の多度津―琴平間で初めて採用した。徳島県内では22年に徳島線の徳島―阿波池田駅間で初めて導入し、当初は1日9本だったのが、現在は13本に増えている。1日に運行する普通列車60本のうち約2割が信用乗車方式となる。
運転士による改札を省いたのは、2両編成では降りる客が多く、精算などに手間取ると停車時間が長引くためだ。しかし、不正乗車のリスクは高まる。徳島線の多くは無人駅で、有人駅は全26駅中、徳島、鴨島、穴吹、阿波池田の4駅しかない。
対策としてJR四国は、ワンマン列車に抜き打ちで車掌を乗務させ、車内で切符を確認しているという。不正乗車には3倍の料金を徴収する罰則があるものの、券売機がない駅もあるため、切符を持っていない人がいても不正乗車とは認定できず、正規料金を徴収することしかできない。
JR四国は「必要な切符を購入していただきたい」と呼び掛け、スマートフォンで切符が買える独自のアプリの普及を図っている。
4813
:
OS5
:2024/06/26(水) 19:51:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/05429cd2b1d590f3a166846f6de737f863fa24ba
改札でQR・クレカ…関西鉄道キャッシュレス加速、京阪は29年度までに磁気切符廃止へ
6/26(水) 11:50配信
読売新聞オンライン
関西の鉄道会社で広がるQRコードに対応した改札機。スマートフォンをかざして通過する(大阪市北区の阪神大阪梅田駅で)=長沖真未撮影
関西の鉄道各社がキャッシュレス対応に力を入れている。改札機をQRコードやクレジットカードに対応させることで、外国人を含めた乗客の利便性向上を図りつつ、駅での業務の負担を軽減させる狙いがある。鉄道会社の中には、将来的に磁気式の切符を廃止する方針を打ち出すところも出てきている。
阪急電鉄、阪神電気鉄道、京阪電気鉄道、大阪メトロは今月17日、スマートフォンに表示したQRコードを改札機にかざすことで乗車できるサービスを始めた。
当面は、一定区間が乗り放題になる企画乗車券が対象になる。専用サイトでチケットを購入すると、駅で現金を使うことなく乗車できる。このほか、近畿日本鉄道や南海電気鉄道は、すでに改札機をQRコードに対応させている。
改札機を巡っては、磁気式の切符を挿入した際に詰まることがあり、駅員にとって負担になっていた。磁気式の切符がQRコードに切り替わっていけば、メンテナンスにかかる労力を削減できる。
QRコードに対応した仕組み作りを進める「スルッとKANSAI協議会」の担当者は、「乗客が思い立ったらすぐにスマホで購入でき、利便性が高まる」と強調する。
関西の大手私鉄では、ほかにもキャッシュレス対応の動きが広がる。近鉄と阪急、阪神は、今年中に改札にクレジットカードをかざすだけで通過できるタッチ決済を導入する。
タッチ決済は海外ですでに普及しており、クレジットカードがそのまま自動改札で使える。切符や交通系ICカードを入手する必要がなく、窓口や券売機の混雑解消にもつながる。2025年大阪・関西万博を見据え、訪日客の増加に伴って導入が広がる。
こうした中、京阪は29年度までに、磁気式の切符を廃止する方針を打ち出した。QRコードの活用で、作業の効率化を進め、職員の負担軽減につなげる狙いがあるとみられる。
鉄道では交通系ICカードの利用が浸透したことで、現金で切符を購入する人はすでに少数派となっている。今後、キャッシュレス乗車の手段が広がることで、ほかの事業者にも磁気式の切符を廃止する動きが広がりそうだ。
「現金ニーズ根強い」新紙幣使える券売機も
鉄道各社は、キャッシュレス対応とあわせ、切符の券売機について、7月3日に発行が予定される新紙幣への対応を進めている。
JR西日本は有人駅について、少なくとも1台は対応できるよう整備する方針で、7月以降も順次対応を進めていく方針だ。
南海電気鉄道は、特急券の自動販売機など現金の使用頻度が高い券売機から優先して改修している。阪急電鉄や阪神電気鉄道、近畿日本鉄道、京阪電気鉄道でも券売機を新紙幣に対応するよう準備を進めている。
ある大手私鉄の関係者は「現金で切符を購入するニーズも根強く残る。乗客の利便性を確保するため、新紙幣にも対応する必要がある」と話している。
4814
:
OS5
:2024/06/28(金) 14:21:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bc76b84d5611548e92fd7a97ac8cecf91e96d2c
もう飽きられた? 四国DMV「乗客2割減」で大暗雲、駅には鉄オタたった2人だけ 牟岐線も存続危機で今後どうなる
6/28(金) 11:50配信
113
コメント113件
Merkmal
鉄道ファンは駅にふたりだけ
開業効果が消えたなか、阿波海南駅前に到着したDMV(画像:高田泰)
線路と道路の両方を走るデュアル・モード・ビークル(DMV)で徳島県南部と高知県東部を結ぶ阿佐海岸鉄道が、開業効果の収束で苦境に立たされている。挽回はなるのか。バスモードで国道55号を走るDMVが、徳島県海陽町のJR阿波海南駅前に姿を見せる。鉄道モードに切り替える“見せ場”なのだが、鉄道ファンでいっぱいになった2021年12月の運行開始時の雰囲気はない。
【画像】「えっ…!」ここが阿波海南駅の所在地です
6月上旬の週末、モードチェンジにカメラに向ける鉄道ファンはふたりだけ。車内に乗客はいなかった。
駅の駐車場に高知と岡山ナンバーの乗用車があった。写真撮影していた鉄道ファンのものらしく、ふたりはDMVが出発すると乗用車で立ち去った。
「DMVが走り始めたころは鉄道ファンがたくさん来たが、最近は少ない。飽きられたのかも」
駅前のコンビニで地元の女性が寂しそうに話した。
開業効果収束で赤字拡大
DMV(画像:写真AC)
DMVは海陽町の阿波海南文化村から阿波海南駅前まで道路を走ったあと、高知県東洋町の甲浦信号場まで阿佐東線を走行、再び道路に降りて海の駅東洋町から海陽町の道の駅宍喰温泉へ向かう。運行本数は
・平日:8往復
・土日祝日:11往復
だ。土日祝日には高知県室戸市のむろと廃校水族館や海の駅とろむまで1往復運行するほか、2023年8月には、土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線が発着する高知県奈半利町の奈半利駅まで1日限定便を走らせた。海陽町観光交流課は
「今年も運行を計画している」
という。しかし、阿佐海岸鉄道の2023年度決算は経常損失が9694万円となり、赤字額が前年度の8667万円を上回った(約12%増)。経常収支は1992(平成4)年の開業以来、一度も黒字になることなく、32年連続の赤字。経営安定基金からの助成金など特別利益を加えても、886万円の当期純損失が出た。
乗車人員は約3万1300人。開業当初は年間18万人近い利用があったが、5分の1以下に落ち込んだ。前年度と比べても、21.1%の減少で、開業効果の収束は明らかだ。3月には月、木、金曜日の13往復を火、水曜日と同じ8往復に減便した。
アクセスの悪さ解消できないまま
DMV(画像:写真AC)
阿佐海岸鉄道は徳島、高知の両県と沿線・近隣の地方自治体などが出資する第三セクター。海陽町の海部(かいふ)駅と東洋町の甲浦駅間8.6kmを結ぶ鉄道路線の阿佐東線を運行してきた。
しかし、沿線の急激な人口減少や少子高齢化で2010年度に年間輸送人員が3万人台に落ち込んだ。その後、利用促進で多少盛り返したものの、2019年度の輸送密度(1km当たりの1日平均輸送人員)は
「135人」
で、存廃論議が起きてもおかしくない閑散路線であることに変わりない。
このままでは“じり貧”を打開できないとして、徳島県主導で導入したのが世界初の営業運転になるDMVだ。この際、高さ8mの高架駅である海部駅では道路との接続に用地買収が必要になるため、JR四国からJR牟岐線の阿波海南〜海部間1.5kmの譲渡を受け、地上駅の阿波海南駅を起点駅にした。
4815
:
OS5
:2024/06/28(金) 14:21:43
阿佐東線は旧日本鉄道建設公団が徳島県牟岐(むぎ)町と高知県南国市間に建設していた阿佐線の一部。1980(昭和55)年に国鉄再建法施行で工事が凍結されたが、阿佐東線区間がほぼ完成していたことから、地域の足となる鉄道として利用してきた。しかし、DMV転換には
「地域の観光アトラクション」
に軸足を移す狙いがある。DMV発進式では、当時の飯泉嘉門徳島県知事が
「四国観光の起爆剤に」
と声を張り上げた。その思惑通りに初めて通年でDMVが運行した2022年度は、観光利用の急増で輸送人員が約4万7800人と前年度の2倍以上に増えた。だが、開業効果も1年ほどで消えた。
海陽町には20種以上のサンゴが生息する竹ヶ島海中公園、景勝地の水床(みとこ)湾、東洋町にはサーフィンの好スポットとして知られる生見(いくみ)海岸など観光素材として有望な場所があるが、全国的な知名度は低い。
阿佐東線が行き止まりの路線であるうえ、アクセスの悪さも問題だ。徳島市からは牟岐線普通列車で2時間以上。高速道路がないため車でも約2時間かかる。高知県高知市からだと車で約2時間半。DMVの“珍しさ”だけで観光客を呼び込むのに厳しい面がある。
沿線自治体に迫る消滅の危機
JR四国があり方協議を模索する牟岐線の列車(画像:高田泰)
DMVにはツキもなかった。
当初は2020年度末に運行を始める予定だったが、コロナ禍で受け入れ準備が整わず、2021年12月まで延期された。運行開始のニュースもコロナ禍にかき消された。
運行開始の半年後に就任した代表取締役専務が自身の経営する広告会社への融資で詐欺をしたとして徳島県警に逮捕され、実刑判決を受ける不祥事があった。専務就任前の事案だが、阿佐海岸鉄道の社長は海陽町長が兼務しているため、実質的な会社のトップ。DMVのイメージダウンにつながった点は否めない。
さらに、JR四国の西牧世博社長(当時)が2023年4月の記者会見でDMVに接続するJR牟岐線阿南〜阿波海南間のあり方協議に入りたい考えを示した。徳島県の調査ではDMV利用者の約3割が牟岐線で現地を訪れている。廃止となればDMVが孤立路線になる。
開業効果が長く続かないことは関係者も織り込み済みだが、現状打開の名案は簡単に浮かばない。それでも徳島県交通政策課は
「徳島空港に就航した台湾との国際線チャーター便の乗客をDMVに乗せたところ、好評だった。今後もチャーター便を活用して盛り上げたい」
とあきらめていない。海陽町観光交流課は
「本年度は町としてPRにSNSの有料広告を利用する。台湾からの観光客は4泊5日程度の日程で四国を一周しており、この日程にDMVを組み込み、展望を開きたい」
と力を込めた。
沿線2町の人口は1995(平成7)年からの25年間で4割近く減り、約1万人まで落ち込んでいる。65歳以上が全人口に占める割合を示す高齢化率は、2020年の国勢調査で
・海陽町:47%
・東洋町:51%
人口戦略会議からは消滅可能性都市に挙げられた。地域の存続に危機が迫るなか、DMVは正念場を迎えている。
高田泰(フリージャーナリスト)
4816
:
OS5
:2024/06/28(金) 16:28:03
https://www.chunichi.co.jp/article/913977
【並行在来線のあした】(1)あいの風とやま「一万三千尺物語」
2024年6月16日 05時05分 (6月16日 10時28分更新)
料理を楽しむ「一万三千尺物語」の乗客=富山県内で(桜井泰撮影)
料理を楽しむ「一万三千尺物語」の乗客=富山県内で(桜井泰撮影)
地域の足 観光の目玉に 北陸3県横断 秋に計画
北陸新幹線は16日、金沢から敦賀(福井県敦賀市)まで延伸して3カ月を迎えた。JRのレールを引き継いだ並行在来線は長野から福井まで5県にまたがる総延長448キロの長大な路線になり、沿線各県で誕生した第三セクターが日夜、住民を乗せて走っている。新幹線敦賀開業の陰で「地域の足」として活躍する列車の課題、将来像は-。地元ローカル線の「あした」を展望する。
富山県の「あいの風とやま鉄道」は雄大な立山連峰と美しい富山湾を望みながら県内を東西に往来する。新型コロナウイルス禍と能登半島地震に翻弄(ほんろう)された人気の観光列車「一万三千尺物語」は6年目の今秋、北陸3県の横断を計画。地域の足にとどまらず、北陸観光の目玉に、さらなるファン獲得へ新たな試みに挑む。
「立山連峰や透き通る川をゆっくり眺めながら食べるおすしは最高においしかった」。4月中旬に東京から訪れ、初めて乗車した女性(27)は特別な時間を振り返った。
国鉄時代の413系を改造した車内には氷見産木材でブランド化が進む「ひみ里山杉」が随所に用いられている。日本酒やビールなどの飲料も含め「富山」を前面に押し出した空間だ。ユニークな名前は標高3千メートル級の山々が連なる立山連峰と深海約千メートルの富山湾との高低差(約4千メートル=1尺は約30センチ)から付けられた。
列車は2019年4月に運行を始めた。富山発で新潟県境の泊(とまり)で折り返す1号車(富山湾鮨コース、約2時間8分)と、富山発で黒部、高岡で折り返して富山へ戻る2号車(越中懐石コース、約2時間16分)がある。両コースとも車窓からの景色と、季節感に富んだ新鮮で極上な食材が乗客を喜ばせる。7割程度が富山県外の利用者だ。
月300〜600人台で推移していた客数はコロナ禍で大きな打撃を受け、20年度は前年度の約6割の約2900人、21年度は約2400人と、さらに落ち込んだ。回復した22年度は5164人で過去最多を更新したが、23年度は能登半島地震で利用者の6〜7割を占める団体客のキャンセルが相次いだ。
逆風の中、北陸新幹線が敦賀延伸し、観光客が戻り始めた。今年は北陸3県や北陸経済連合会などによる大型観光事業「北陸デスティネーションキャンペーン」が10月から年末まで3カ月間、3県内で展開される。3県が開催県となるのは新幹線金沢開業の15年以来2回目。延伸効果の最大化を狙っていたが、地震からの復興も大事な目的になった。
キャンペーンは美観、美食、美技、美湯、美心の「五つの美」をテーマに食や伝統工芸などさまざまなメニューが用意される。期間中、一万三千尺物語が石川、福井両県内を走る予定で、コースなどは検討中だ。両県の北陸線が第三セクター会社に引き継がれたことで乗り入れが実現し、それぞれの魅力をアピールする絶好の機会になる。
北陸横断観光列車には「キャンペーンに彩りを添える。大変望ましい」(福井県地域鉄道課)と歓迎の声。石川県交通政策課の担当者は「各県の食材や特色を生かした食事の提供、停車駅などでの特産品販売、伝統文化の披露などが魅力の一つ。富山、福井両県、並行在来線各社とも連携してしっかりと取り組みたい」と意欲を見せる。
並行在来線の観光利用に弾みがつくだけでなく、「北陸3県や3県の企業が一致団結して利用促進に取り組み、継続的に協力関係を築いていく象徴になることも期待」と福井県の担当者。あいの風とやま鉄道営業課観光列車予約センターの西岡延恭所長は「成功してほしい」と、秋を待っている。(鈴木渉太)
【メモ】北陸新幹線の並行在来線 北陸新幹線の延伸に伴い、並行するJRの信越線と北陸線は順次、地元自治体などが出資する第三セクターの鉄道会社に経営が移管されてきた。今年3月の金沢-敦賀間の開業で、ハピラインふくいが福井県内で営業を開始。三セク会社5社(しなの鉄道、えちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、ハピラインふくい)が経営する鉄道は軽井沢(長野県)から敦賀までに及ぶことになった。あいの風とやま鉄道は2015年3月の金沢開業に伴い、富山県内の北陸線100・1キロをJRから引き継いだ。22年度(23年3月期)は県の経営安定基金などで1120万円の純利益を計上し、2年連続の最終黒字。
4817
:
OS5
:2024/06/28(金) 16:28:19
https://www.chunichi.co.jp/article/914345
【並行在来線のあした】(2)IRいしかわ鉄道 貨物と共存 物流支える
2024年6月17日 05時05分 (6月17日 10時26分更新)
金沢貨物ターミナル駅に入る貨物列車=金沢市高柳町で
北陸新幹線が金沢から敦賀(福井県敦賀市)まで延伸した3月16日、石川県の「IRいしかわ鉄道」の営業区間が県内全線に広がった。人口減少による利用者減予測と、運行距離の大幅拡大に伴うコスト増という難しい経営環境の中、他の並行在来線会社とともに日本の物流を支える大事な役割も担う。
ブレーキ音を鳴らして貨物列車が金沢貨物ターミナル駅(金沢市高柳町)に到着した。フォークリフトで手際よくコンテナを積み降ろすと、列車は大阪方面へ向けて走り出した。
北陸3県を経由し、大阪と青森を結ぶ全長約千キロの線路「日本海縦貫線」は全国に巡らされた貨物輸送の主要ルートの一つ。旧北陸線はこの「大動脈」の一部を構成する。金沢市の駅は北陸3県で唯一の貨物ターミナル駅。JR貨物金沢支店によると、一日の発着は22本。宅配便のほか、ビールや農作物など16万トンの荷物が届く。
JR貨物などは能登半島地震で、企業などから寄贈された飲料水やカップ麺、簡易トイレなどの救援物資を無償で輸送し、復興復旧に貢献した。
並行在来線会社には、自前の線路をほとんど持たないJR貨物から「線路使用料」が支払われている。国(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)が同社の負担軽減のために交付している調整金が原資だ。線路使用料は並行在来線会社の大事な収入源。IRいしかわ鉄道の2023年度(24年3月期)は7億1600万円で、総収入(26億8700万円)の約3割を占める。鉄道貨物が活発になれば増える仕組みだが、調整金は31年度以降の財源が未定。七野利明社長(76)は「線路使用料はありがたいが、頼り過ぎるといけない」と語る。
4月からトラック運転手の残業規制が厳しくなり、物流業界では輸送力が低下する「2024年問題」が重要課題。脱炭素社会へのシフトもあって鉄道輸送の需要はいっそう増すと予想される。「日本海縦貫線は将来にわたって維持しなければならない大事な路線。日本の物流の大動脈を支えているという自負心がある」と、七野社長は気を引き締める。
北陸新幹線の並行在来線会社は運行だけでなく、線路の保守点検も大事な業務。鉄路の維持のためにも経営の安定は使命だ。
IRいしかわ鉄道の業績は23年3月期に3期ぶりの営業黒字となったが、新幹線敦賀延伸で営業区間が約3・6倍に延び、増えた駅舎の維持管理費などが経営を圧迫する恐れがある。同社は線路使用料をあてにせず、旅客輸送で経営改善する考えで、敦賀延伸に合わせた新駅「西松任駅」(白山市)開業など利便性向上や駅周辺のにぎわい創出で乗客増を狙う。七野社長は言う。「JR貨物とはパートナーとして共存共栄の関係を築いていきたい」 (西川優)
【メモ】IRいしかわ鉄道 北陸新幹線金沢開業の2015年3月、石川県内の俱利伽羅(津幡町)-金沢間の17・8キロで営業開始。3月の敦賀延伸後は金沢-大聖寺(加賀市)間の46・4キロも営業区間となり、全県で64・2キロを走る。県や沿線市町などは運行支援基金を設けて経営安定化に努めている。駅数は19。県は新規開業の金沢-大聖寺間の1キロ当たりの平均乗客数が俱利伽羅-金沢間の7割程度にとどまると試算。県内全線の利用者数について28年が24年比で4%減、33年が同8%減と予想している。本社は金沢市高柳町。
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OS5
:2024/06/28(金) 16:28:39
https://www.chunichi.co.jp/article/914861
【並行在来線のあした】(3) 新駅実現 地元熱意が鍵
2024年6月18日 05時05分 (6月18日 11時23分更新)
小松・今江町駅構想
「本当にまだまだ妄想に近い話かもしれませんけれど、新しく今江駅を検討してもいいのかなと」
北陸新幹線敦賀延伸が約10カ月後に迫った昨年5月。石川県の「IRいしかわ鉄道」の沿線自治体や経済団体などでつくる利用促進協議会の場で、小松市の宮橋勝栄市長が小松-粟津間(約5・8キロ)の「今江町」に新駅をつくる構想を明らかにした。
今江町は南北に鉄道が走り、沿線に市街地が広がる。人口約10万人の市の中で、昨年12月時点の世帯数は2563(6043人)と微増傾向だ。市は駅を生かしたまちづくりを進めている。住宅地を整備して若い世代の転入も促したい。新駅構想はその流れにある。近くには県内唯一の自然水郷公園の木場潟公園があり、駅ができれば、土日の来訪者も見込める。
新駅構想が浮上しているIRいしかわ鉄道の小松-粟津間。手前は木場潟と北陸新幹線=昨年10月、石川県小松市で、本社ヘリ「わかづる」から
IRいしかわ鉄道には新駅の先例がある。北陸新幹線敦賀延伸に合わせ、今年3月に松任-加賀笠間で開業した「西松任駅」(白山市)だ。2014年から署名活動などで要望してきた西松任駅建設促進協議会の信作(しんさく)喜久雄事務局長(75)は地元から声を上げる大切さを挙げ「行政は地元がどれだけ新駅を必要とし、盛り上がっているかを見ている。地元自治体と手を携え、機運醸成を図った」と振り返る。
北陸新幹線沿線では新潟県上越地方のえちごトキめき鉄道で21年3月に開業した「えちご押上ひすい海岸駅」も地元・糸魚川市の要望でできた。県立高校の移転を機に、新駅構想が浮上した。市の担当者は住民の思いに加え「市全体がプラスにならないといけない」と、広域の波及効果が重要と指摘する。1日平均乗車人員は21年度が71人。23年度は115人と、開業効果は出ている。
小松市の新駅構想は北陸線の時代もあったが、実現していない。運行主体がJRからIRいしかわ鉄道に代わり、市は他の沿線自治体と同様、同社に出資。株主として地元の意向を反映させやすい面がある。宮橋市長は「経営に責任がある。持続可能な鉄道にならなきゃならない」と語る。
今江町の二木秀樹・町内会長(70)は「町として住民と意見交換し、要望書を出すことも考えたい」と話す。ただ、市内の高校生が昨年末、住民35人を対象に新駅構想に関するアンケートをしたが、6割が構想を「知らない」と答えた。機運醸成はこれからだ。
IRいしかわ鉄道の七野利明社長は取材に「費用をまかなえるだけの利用者増が見込めるかどうかが判断基準。設置に必要な整備費の全額を地元で負担してください、というのが原則」と強調するが、JR時代に比べればハードルは下がった。宮橋市長は「挑戦する価値はある。必要性を感じる時代は必ず来る」。地元の熱意が大きな力になる。(久我玲)
【メモ】新駅の設置 鉄道事業者による単独整備と、地元住民や自治体、企業などが請願して整備される「請願駅」などがある。請願駅は地元が建設費の大半を負担するケースがほとんど。IRいしかわ鉄道の西松任駅は1978年に地区周辺にニュータウンが誕生し、人口増加で新駅を求める声が上がったことがきっかけ。その後も区画整理事業や商業施設の建設が相次ぎ、地元住民の声を受け、自治体が整備費を負担する請願駅としてつくられた。富山県のあいの風とやま鉄道では2018年3月、高岡-西高岡間に「高岡やぶなみ駅」(高岡市)、22年3月、富山-東富山間に「新富山口駅」(富山市)が開設。いずれも請願駅でなく、県主導の構想で国の補助金を活用しながら県と自治体が設置費用を負担した。
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OS5
:2024/06/28(金) 16:28:56
https://www.chunichi.co.jp/article/916733
【並行在来線のあした】(4)ハピラインふくい 「次の災害」備えを模索
2024年6月19日 05時05分 (6月21日 20時07分更新)
2022年8月の大雨で冠水したJR北陸線(当時)の今庄駅付近=福井県南越前町で、本社ヘリ「まなづる」から
2022年8月の大雨で冠水したJR北陸線(当時)の今庄駅付近=福井県南越前町で、本社ヘリ「まなづる」から
2022年夏、福井県南越前町を襲った豪雨で、JR北陸線は1週間にわたり不通となった。今年3月の北陸新幹線敦賀延伸に伴い運行開始した「ハピラインふくい」は被災区間を含む北陸線をJR西日本から引き継いだ。開業した24年度から赤字が見込まれる同社にとって「次の災害」は経営の致命傷になりかねない。
南越前町は22年8月4〜5日の記録的な大雨で、町内道路の通行止めや家屋浸水などが相次いだ。JR北陸線も土砂の流入や冠水、斜面の崩壊などが7カ所以上で発生。関西、中京圏と北陸を行き来する夏休みの帰省客らに影響が出た。
経営基盤の弱い第三セクターにとって災害は「天敵」だ。08年に全線廃止となった宮崎県北部の高千穂鉄道は05年の台風被害で流失した橋などの復旧ができず、県や沿線自治体も費用を賄えなかった。長野県のしなの鉄道は19年、台風で線路が冠水するなどして3億円以上の損失が発生。それまでは黒字経営だったが、19年度以降は新型コロナウイルス禍の追い打ちもあり、4期連続で最終赤字に転落した。
ハピラインふくいも経営初年度から厳しい船出となる。24年度の収支見込みは7億3千万円の赤字。北陸線の収入源だった特急利用者が北陸新幹線に移ることが主な要因だ。10年後には累積赤字が70億円に達する見込みで、県と沿線7市町が毎年度、穴埋めをする。
山本良一運輸部長は「どこの三セクも経営は苦しい。ハピラインふくいは路線維持費などを考えると、赤字は避けられない」と語る。今後の大規模災害時については「単独での復旧は難しい」とするものの、高千穂鉄道のような廃止も考えられないという。その理由はハピラインふくいが日本海側の物流を支える重要ルートだからだ。
ハピラインふくいの路線は1日最大33本の貨物列車が走る。災害などで線路が途切れた場合の影響は広範囲にわたり、石川、富山など他県の並行在来線の収入源の一つを奪うことにもなる。山本部長は「福井だけの話ではない」と強調する。貨物需要は収入源になるが、設備維持費が経営改善の足かせにもなる。しなの鉄道が検討している一部区間の単線化などで維持費を減らす「スリム化」も運行本数が多いハピラインふくいでは難しい。
自然災害への備えについては今年3月、鉄道建設・運輸施設整備支援機構と連携協定を締結した。防災のための路線調査や復旧に向けた被害状況の調査など、技術面では支援を受けられる状況を整備した。一方、経営面では有効な対策が見つけにくい。廃止もできず、スリム化も難しい中、多額の復旧費用をどうするのか。山本部長は「県や国に負担を求めることになる。路線の重要性を訴えていくしかない」と繰り返した。 (林侑太郎)
ハピラインふくい 並行在来線で全国9社目となる福井県の第三セクター。2019年設立。JR北陸線大聖寺(石川県加賀市)-敦賀(福井県敦賀市)間の84・3キロを引き継いだ。駅数は18。社名は県が掲げる「幸福度日本一」にちなみ、ハピネス(幸せ)とライン(線)を組み合わせた。車両デザインは華やかなピンク色の帯が特徴。1日の乗車人員は約2万人、運行本数は旅客131本、貨物最大33本。本社は福井市大手2。
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OS5
:2024/06/28(金) 16:29:42
https://www.chunichi.co.jp/article/915800
【並行在来線のあした】(5)しなの鉄道 持続可能な身の丈設備
2024年6月20日 05時05分 (6月20日 10時09分更新)
しなの鉄道の新型電車「SR1系」(左)と旧国鉄時代から使われている「115系」=昨年10月、長野駅で
しなの鉄道の新型電車「SR1系」(左)と旧国鉄時代から使われている「115系」=昨年10月、長野駅で
長く立派なホームにどこか懐かしさを感じる車両が滑り込む-。山々に囲まれた信州を走る「しなの鉄道」の日常風景だ。1997年10月の北陸新幹線高崎-長野間開業に伴い誕生した全国で初の並行在来線。地域をつないで四半世紀が過ぎ、時を経たからこその課題が浮かび上がる。「鉄路は必ず残さねば」。持続可能な姿を模索している。
しなの鉄道が走る旧信越線はかつて東京と長野・北陸方面を結ぶ幹線として多くの特急列車が行き交った。上下線が分かれた複線の線路や十数両分の長いホームなど、それまで必要とされていた高度な設備を引き継いだ。
しかし、長距離輸送は新幹線に移行。しなの鉄道は2〜3両の普通列車がほとんどだ。同社はワンマン運転や駅の無人化といった運営の合理化をはじめ、沿線自治体と連携した積極的な利用促進策などで2005年度以降は最終黒字を確保してきたが、19年の台風19号災害や新型コロナウイルス禍で19年度から22年度までは4期連続の最終赤字となった。
さらなるコスト削減を目的に昨年3月、減便や最高速度を引き下げるダイヤ改正を実施。それでもJRから引き継いだ設備・車両の老朽化とともに維持管理費は重荷となっている。線路使用料が入る貨物列車の運行も少なく、沿線人口は減少の一途。守屋芳典経営企画課長は「今は大半が普通列車で、最長でも6両編成。現状に見合った施設にスリム化したい」と話す。
ただ、スリム化にも費用がかかる。同社が検討する一部区間の単線化でさえ、試算では数十億円かかる。守屋課長は「架線や信号も減らせるため将来的なコストを大きく下げられる」と意義を説明するが、資金は限られ実現は容易でない。
同社は昨年12月、長野県や沿線市町とともに、現状では手薄な施設合理化への支援制度創設を国土交通省に要請。県交通政策課も「並行在来線は整備新幹線という国策で生まれた。その維持には国も責任を持ってほしい」と強調する。
打開策の一手として完全新造の「SR1系」車両の導入がある。開業以来の主力「115系」車両は鉄道ファンから高い人気を誇る一方、国鉄時代の製造で老朽化が進み、部品の確保などが難しい。新造導入には大きな初期投資を伴うものの、115系に比べて電力消費量を4割以上削減できるなど維持費で大きな効果が期待できる。SR1系は今春までに2両編成計16本が投入され、1日に運行される列車の約7割が置き換わった。115系は28年度末までに引退する予定だ。
直通先のJR線で交通系ICカードの導入が決まるなど、開業時にはなかった新技術への対応も負担になる。しなの鉄道が直面している課題はどの並行在来線会社でもいずれ生じうる。守屋課長は「先行事例がなく、後発の会社よりもハンディが大きい。今も生みの苦しみ」。地域の交通網維持へ前を見据えている。 (小山豪)
【メモ】しなの鉄道 長野県や沿線市町などが出資する第三セクターとして1996年5月に設立。97年10月の北陸新幹線高崎-長野間開業に伴い、旧信越線の軽井沢-篠ノ井間(65・1キロ)をJR東日本から引き継いだ。碓氷峠越えの横川(群馬県)-軽井沢間は旅客数が見込めないことや急勾配対応の特殊な設備の維持費を理由に引き継がれず廃止された。2015年3月の新幹線金沢延伸で長野-妙高高原間(37・3キロ)も継承。篠ノ井-長野間は現在もJR東日本の所有で、しなの鉄道の列車も乗り入れる。駅数は27。本社は長野県上田市。
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OS5
:2024/06/28(金) 16:30:09
https://www.chunichi.co.jp/article/916408
【並行在来線のあした】(6)えちごトキめき鉄道
2024年6月21日 05時05分 (6月21日 10時23分更新)
観光に力 地域の足守る
新潟県上越地方を走る並行在来線「えちごトキめき鉄道」(トキ鉄)は鉄道テーマパーク運営など観光に力を入れている。仕掛け人の鳥塚亮(あきら)社長(63)は本紙のインタビューで「地域の足を残すため」と狙いを語った。
-観光創出に力を入れている。
旧北陸線の中で唯一、県庁所在地を通らないが、沿線人口は25万人いて、沿線の上越市高田は文化的に非常に価値が高い。高校生もバスでは不便だ。鉄道は絶対に必要。新潟は上越新幹線が開通し、北陸新幹線に対する熱量が低い。人口減で地域需要も少ないから収益を観光で補う。地域の足を残すために観光に力を入れている。
-地域の足の例として2021年に糸魚川駅の隣に「えちご押上ひすい海岸駅」が新設された。
観光創出に力を注ぐえちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長=新潟県上越市の直江津D51レールパークで
糸魚川市の請願駅で住民の50年来の悲願。この場所は架線に電気が流れていない区間内にあり、電車が一度止まると技術的に発車できなかった。トキ鉄は気動車(ディーゼルカー)だったので解決できた。第三セクターは市民の鉄道だからJRができないことを実現しやすい。新駅は無駄な投資ではなかった。
-北陸新幹線敦賀開業に合わせて富山、石川、福井の3県が連携に力を入れている。新潟は含まれていない。
その理由は北陸3県の文化圏は大阪で、新潟は東京だから。上越地方は東京と大阪の合流点。(敦賀開業後は)大阪の人を新潟にどう振り向かせるかが課題。敦賀開業前に観光客に「(トキ鉄のリゾート列車)雪月花に乗った後、どこへ行くか」と尋ねると「今夜は金沢へ」と言う人が非常に多かった。その需要は敦賀開業で増えるだろう。トキ鉄は富山と金沢の「おこぼれ」をどうもらうかだ。
-大規模な災害で鉄道も被災する。
能登半島地震で被災したのと鉄道はJR西日本が線路を維持管理する上下分離方式のため2〜3カ月で復旧できたと考えている。鉄道は国や自治体が復旧費用を補助する制度があるので、地域が真剣に復旧を願うかどうかだと思う。
-北陸3県の並行在来線会社に助言を。
3県はすでに観光地としての魅力があるので、観光客が移動するための楽しい列車としての需要があると思う。富山から金沢へ行く時は並行在来線に乗るでしょう。観光客の立場からすると、学生や地元住民で混んでいたら嫌。少し運賃が上がってもゆったりできたり、料理が提供されたりするのはどうか。例えば行きは昼食列車、帰りはスイーツ列車とかどうだろう。(聞き手・岩本雅子)
【プロフィール】とりづか・あきら 1960年、東京都出身。英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズの旅客運航部長などを務めた。2009年に公募で第三セクターの「いすみ鉄道」(千葉県)の社長に就任し、19年9月からえちごトキめき鉄道の社長を務める。今月26日に退任予定。
【メモ】えちごトキめき鉄道 2015年3月の北陸新幹線金沢開業を前に、新潟県上越地方の並行在来線として10年に設立。運行は妙高高原-市振の97キロで、海側の「日本海ひすいライン」(59・3キロ)と山側の「妙高はねうまライン」(37・7キロ)がある。駅数は22。22年3月期が1億7600万円の最終黒字(純利益)だったが、23年3月期が2億3900万円の最終赤字(純損失)。実際に動くSLを展示する「直江津D51レールパーク」や、国鉄形観光急行列車の運転助士席に乗車できる指定席「クロザ」など観光資源の創出に注力。リゾート列車「雪月花」では新潟県産の食材を使った料理を提供する。本社は新潟県上越市。
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OS5
:2024/06/29(土) 16:08:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/e56344a4a827284d5d87502c34e93e34f5026e6f
JR山口線の新駅、山口市長「需要もう少し必要」…予測利用者と整備費用見合わず保留意向
6/29(土) 12:03配信
読売新聞オンライン
山口市役所
山口市が検討していたJR山口線・湯田温泉―山口間(2・4キロ)の新駅設置について、伊藤和貴市長は28日の定例記者会見で「今ゴーサインを出すタイミングではない。実行段階に移さず保留としたい」との意向を表明した。予測される利用者が少なく、整備費用に見合わないと判断したという。
市によると、両駅のほぼ中間に位置する市有地の椹野公園付近が新駅の候補地。委託先の民間会社が利用者の予測調査をしたところ、設置後に1日617人の新規需要が見込める一方、駅舎(建築面積70平方メートル)と線路の整備に概算で計20億6000万円かかることが判明した。
伊藤市長は、JR側との事務協議の中で1日1000人の新規需要が設置の目安として挙がったことを踏まえ、「(予測調査との)数字に隔たりがあり、需要がもう少し必要」と説明。「(候補地周辺の土地開発など)トータルの状況が今後どう動くのか見極めたい」と述べ、新駅設置に慎重な姿勢を示した。
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OS5
:2024/06/29(土) 16:10:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ade702a99f019127c5768ab37ca47f478ce86a3
【鉄路と生きる】福島県内JR路線存廃「協議会」現段階で設置せず 「地域の交通機関、議論したい」
6/29(土) 10:53配信
福島民報
JR東日本の高岡崇執行役員東北本部長は28日、厳しい経営に直面している地方鉄道の存廃を国主導で議論する再構築協議会に関し、福島県内のJR路線については現段階で国に設置を申請する考えはないと明らかにした。一方、赤字を公表した県内の路線は「大量輸送の機能を担えていない」とし、「地域にとって最も使いやすい交通機関が何かを議論したい」と述べた。福島民報社の取材に答えた。
県内JR路線については県や沿線自治体が対策協議会などを設けて利活用策を探っている。JRはオブザーバーとして議論に関わり地元との関係を築いている。高岡氏は「地域の皆さまと議論できる段階で再構築協議会(の設置)に進むのは考えづらい」とし、国へ設置申請を検討している路線はないと強調した。
JR東は利用の少ない地方路線として1キロ当たりの1日平均乗客数2千人未満の路線の収支を公表している。県内では水郡、只見、磐越西、磐越東の4路線9区間が該当し、いずれも赤字だ。高岡氏は「鉄道にこだわり続けるのが正しいとは思っていない」と他の手段を含めた議論の必要性に言及。再構築協議会に関し「将来にわたって使わないとは現時点で申し上げられない」と状況次第で方針転換する可能性を示唆した。
全線再開通したJR只見線のダイヤ改正などによる輸送力の拡大は収支面から厳しいとし、沿線地域と連携して一層の活性化を進めるとした。
再構築協議会はJR西日本が昨年10月、JR芸備線(岡山県・広島県)について全国で初めて国に設置を申請した。JR東管内で申請の動きはないが、県外では災害や利用者減を背景に存廃議論が進む路線がある。
県や県内市町村はJR路線の維持・存続を目指しており、利用増への機運醸成が一層重要になる。県生活交通課の担当者は「引き続き市町村と連携し利活用促進に取り組む」と話した。 高岡氏は20日付で執行役員東北本部長に就任した。
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OS5
:2024/06/30(日) 11:11:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1c761d260c568e923d96a8f3c0ac747628ad444
存続危機のローカル線、沿線自治体が鉄道会社の株式取得の動き…岡山県真庭市は1億円計上
6/30(日) 10:20配信
読売新聞オンライン
赤字が続くJR姫新線(3月14日、岡山県新見市で)
ローカル線を巡って、利用者低迷や災害などを機に鉄路のあり方を見直す議論が各地で起きている。そうした中、岡山県真庭市は、JR姫新線の存続に向けて発言力を高めるため、JR西日本の株式を購入することを決めた。株主として鉄道の維持を目指す動きで、注目を集めている。
真庭市は今年度予算に1億円を計上し購入の準備を進めている。太田昇市長が株主総会に参加するなどして意見を述べていく考えだ。
JR西は、2004年に政府保有株が全て売却され完全民営化された。株式の時価総額は28日時点で約1兆4600億円。外資の株式購入も進み、今年3月末時点で「外国法人等」の保有比率は約33%に上る。多くの株主は利益を重視するため、経営陣は経営効率化を迫られる。
これに対し、元佐賀市長で福岡大の木下敏之教授(地方創生)は「経済合理性だけで判断すれば地方の鉄道は次々に廃止となり、新幹線と都市部だけになってしまう」と指摘し、自治体がJRの株式を購入し、鉄道の存続を目指すことに賛意を示す。
九州でも鉄道の将来像は大きな課題だ。JR九州は昨年、日田彦山線の一部をBRT(バス高速輸送システム)に転換。不通となっている肥薩線の一部区間については今年4月、自治体が施設を保有・管理する「上下分離方式」への移行を熊本県などと基本合意した。同社の株式を巡っても、宮崎県の日南市と串間市が購入している。
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OS5
:2024/06/30(日) 11:36:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/06195e0ca5b8a15eefa2370f07119bc4d6eb33f9
山口県縦断の美祢線、全線運休1年…JR西日本「単独での復旧とその後の運行は難しい」
6/30(日) 9:50配信
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読売新聞オンライン
山口県内を南北に走るJR美祢(みね)線が、昨年6月30日から7月1日にかけての大雨で被災し、全線運休となって1年になる。地元は復旧を求めているが、運営するJR西日本(本社・大阪市)は今年5月、「単独での復旧とその後の運行は難しい」と主張し、代替案を協議する検討部会を設置するよう沿線自治体などに要請した。地元では反発や戸惑いが広がっており、先行きは不透明になっている。(本岡辰章、池田寛樹)
【写真】消えゆく北の鉄路を求めひとり旅
土台ないまま
土台が流されたままのJR美祢線の線路(28日、山口県美祢市で)
今月21日、美祢市を訪れると、土台が流された状態の美祢線の線路は、1年前とほとんど同じ姿のままだった。近くを流れる厚狭川には橋脚の残骸があり、線路は撤去されていた。
「姿が変わった線路を見ていると悲しい。早く復旧してほしい」。移動を美祢線に頼っていたという厚保(あつ)駅(美祢市)の近くに住む女性(85)はため息をついた。現在は代行バスが運行されている。
利用促進試算
(写真:読売新聞)
被災を受け、沿線自治体や山口県、JR西などでつくる美祢線の利用促進協議会の作業部会は、昨年10月から復旧後の利用促進策について協議してきた。
5月の総会では事務局が、通学定期券の購入費助成や観光客向けの快速列車の運行、居住誘導施策などの利用促進策と、それらを実行した際の効果の試算を報告。最大で輸送密度(1キロ当たりの1日の平均利用者数)が2019年度の「478人」の2・7倍となる「1292人」に増えるとした。
国土交通省がローカル線の存廃検討の目安とする「1000人未満」は上回る試算だったが、JR西の広岡研二・広島支社長は総会で、「大量輸送という鉄道の強みを生かせるレベルに達していない」と指摘。さらに、高額とする復旧費や利用者低迷を理由に「(JR単独での)復旧とその後の運行は難しい」とし、協議会に新たな検討部会を設置するよう要請した。
同社によると、美祢線の収支(19〜21年度平均)は、全区間で年間4億6000万円の赤字となっている。
広岡支社長の発言について、村岡嗣政・山口県知事は今月の記者会見で「事業者の責任でまずしっかり復旧してほしい」と強調した。
バス転換警戒
美祢線は10年夏の豪雨でも被災し全線不通となったが、翌年9月に復旧した。事業費約14億円のうち約5億円は県が負担した。一方、JR西は、山口県内で昨年起きた大雨による鉄道への被害について、山陰線は25年度に全線復旧を目指しているものの、美祢線については現段階で復旧費用も明らかにしていない。
効率的な経営や株主への利益還元を重視するJR西は、鉄道のあり方の見直しを各地で進めている。岡山、広島両県を走る芸備線の一部については、改正地域交通法に基づき、再構築協議会の設置を申請。今年、設けられており、今後、国交省、地元自治体、JR西などで鉄道存続かバスへの転換などの結論を出す。
こうした中、美祢線の地元では、JR西からの要請を受け、協議会に公共交通のあり方を議論する検討部会が設置される見通しという。7月に臨時総会を開き、部会設置を決める可能性もある。
JR西の広岡支社長は美祢線についても、「できるだけ早く議論し地域にふさわしい公共交通を実現したい」と語っており、沿線自治体の関係者からは「新たな検討部会では、JR西がバスへの転換などを提起してくる可能性がある」と警戒する声も出ている。
◆JR美祢線=JR山陽線・厚狭(あさ)駅(山口県山陽小野田市)と山陰線・長門市駅(同県長門市)を結ぶ全長46キロの路線。今年3月に全線開業から100周年を迎えた。沿線には観光地として知られる長門湯本温泉があるほか、厚狭駅には山陽新幹線の駅もあり「こだま」が停車する。
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OS5
:2024/07/01(月) 08:07:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/429824ac3979afe21e394e3cad27dae0664c0b0e
アルミの駅舎消える旅情、木造取り壊し…維持費削減で
6/30(日) 11:17配信
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読売新聞オンライン
アルミ製の簡素な駅舎に建て替わった中田駅で列車を待つ高校生ら(徳島県小松島市で)=近藤誠撮影
鉄道事業の利用低迷に苦しむJR四国が、昔ながらの木造駅舎を取り壊し、バス停のような簡素な駅舎への転換を進めている。維持費削減が目的で、これまでに13駅を整備した。地域のランドマークとして親しまれ、旅情を誘う駅舎が姿を消すことに、住民からは反発も起きている。(徳島支局 北野浩暉、高知支局 石渕譲)
【写真】駅舎の中にはベンチと券売機が置かれている(21日、徳島県小松島市の中田駅で)=近藤誠撮影
牟岐むぎ 線の 中田ちゅうでん 駅(徳島県小松島市)。1936年築の旧駅舎を取り壊して、2022年に整備されたアルミ製の駅舎は広さ10・8平方メートル。畳6枚分ほどのスペースに、ベンチ2台と券売機が備えてあるだけだ。
1日の平均乗降者数は826人(昨年度)で、学生や通勤客が多い朝夕に集中する。県立小松島西高校3年生(18)は「雨の日は駅舎に入りきらないから、多くの人が外で傘をさして列車が来るのを待っている」と話す。
JR四国を巡る状況は厳しい。鉄道運輸収入は1991年度の370億6500万円をピークに減少傾向が続き、2023年度は223億3400万円。鉄道事業は民営化後、一度も黒字化していない。
JR四国は、86%の駅を無人化し、約6割の普通列車でワンマン運転を実施するなど人件費を削減して経営のスリム化を図ってきた。
14年度からは、駅舎の簡素化を実施。地元と協議し、22年度までに13の駅舎を簡易なものに建て替えた。全259駅の中で約100駅が木造駅舎で、うち9割以上が築80年以上を経過している。大がかりな駅の修繕には数百万円かかり、耐震化には、最低でも1000万円以上必要になる。
木造駅舎が建てられた当時、多くの駅では、駅員による改札や切符の販売のほか、列車の運行管理、輸送される荷物の受け渡しなどの業務があったという。
今後は全体の3割近くにあたる約70駅の簡素化を検討しており、西牧 世博つぐひろ 社長(当時)は今年4月の記者会見で「利用の少ない駅に駅舎を必ずしも設ける必要はない。設けるなら簡易にしたい」と強調した。
「地域の顔」といえる駅舎の 変貌へんぼう に反対運動も起きた。
三角屋根の洋館のような建物で知られる徳島線の阿波加茂駅(徳島県東みよし町)では、JR側が22年1月、老朽化に伴う建て替えで町に簡素化の意向を伝えたところ、住民らが「町の玄関口が寂れ、にぎわいを失う」と反対の署名活動を展開し、約850人分を町に提出した。
町はJR四国と協議を重ね、駅舎の存続は難しいと判断。JR側が解体費用を負担した上で、町が約1600万円かけて、トイレと交流スペースを備えた新たな木造の駅舎(約45平方メートル)を整備することが決まった。
高知県佐川町は16年、土讃線西佐川駅の駅舎をJR四国から譲り受け、約1600万円をかけて耐震化と改修を行った。築100年の駅舎には、「仁淀ブルー」と呼ばれる近くの清流・仁淀川流域をPRする施設が入る。
駅舎の風景は、昨夏の「青春18きっぷ」のポスターに採用された。町まちづくり推進課は「地域のシンボルとして駅舎を残して良かった」としている。
香川高専の宮崎耕輔教授(交通工学)の話「JR四国の経営状況から駅舎の簡素化はやむを得ない。だが、駅舎が担ってきた地域の交流や人々が集う機能が失われると、駅周辺が寂れ、鉄道がますます利用されなくなる悪循環に陥る可能性がある。鉄道会社や自治体、住民が知恵を絞り、駅舎に人が集まるような工夫を凝らし、活用を進めることが大切だ」
3Dプリンターで建て替え
簡素な駅舎は、JR各社の沿線で増えている。
JR西日本は、2018年以降、加古川線の 久下村くげむら 駅(兵庫県丹波市)や山陰線の西浜田駅(島根県浜田市)など約50駅で、アルミやコンクリートを使った小さな駅舎に建て替えた。
今年5月には、新興企業「セレンディクス」(兵庫県西宮市)と組み、特殊な3Dプリンター技術を用いた国内初の駅舎の建設に着手した。来年3月までに関西の無人駅1棟を建て替える予定だ。費用や施工期間を検証し、 汎用はんよう 化を目指す。
JR東海も、これまでに10駅をアルミ製の駅舎に更新した。飯田線下地駅(愛知県豊橋市)では、東海道新幹線の車両に使われたアルミを再利用している。
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OS5
:2024/07/01(月) 11:32:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/c51160b6772bc1497136ee70073bfe65002bbb30
特急「しおさい」で銚子グルメ 事前オーダーで味わう車内のお食事
7/1(月) 11:15配信
朝日新聞デジタル
「しおさいモバイルオーダー」で売り出す海鮮丼「いいちょうしDooooN!!」=JR東日本千葉支社提供
JR東日本千葉支社は、スマートフォンから事前に予約・決済した地元グルメや土産を銚子駅(銚子市)などで受け取れるサービス「しおさいモバイルオーダー」を8月3日から始めると発表した。銚子駅で受け取り、東京行きの特急「しおさい」の車内で、ゆっくりと味わってもらうことを想定する。販売は主に一部の土日祝日で、予約は受取日の1カ月前から当日午前9時半まで受け付ける。
予約販売するのは、銚子漁港で水揚げされた旬の地魚など7〜8種類を使った海鮮丼「いいちょうしDooooN!!」(税込み2千円)や、フィッシュ&チップスと地ビールのセット「CHOSHI☆GOODな乾杯セット」(同1600円)など4品。地元産のしょうゆ2本や銚子特産の「醬(ひしお)」などをセットにした「おしょうゆパス」(同920円)だけは、受取場所が銚子観光案内所(同市)になる。
注文はJRのウェブサイト「EeeE銚子」で受け付けており、しおさいの利用客以外も利用できる。(若井琢水)
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/03(水) 09:42:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5370673a7b298fd525be2585aae4b8303da1b03a
明治期の貴賓室、スタバに JR神戸駅、優雅な一杯
7/3(水) 6:44配信
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共同通信
「スターバックスコーヒー」の店舗として使われているJR神戸駅の旧貴賓室=5月
JR神戸駅(神戸市中央区)で、明治時代から昭和にかけて皇族らが利用した貴賓室が「スターバックスコーヒー」の店舗として使われている。シャンデリアや大理石の暖炉が残る優雅な空間でおなじみのコーヒーを味わえると評判を呼び、多くの客がぜいたくなひとときを過ごしている。
JR西日本によると貴賓室は1889年、当時の駅舎に設けられた。皇族が鉄道の乗り換えの際に利用し、1947年と54年に昭和天皇が、68年に皇太子時代の上皇さまが立ち寄られたという。
72年、山陽新幹線開通とともに新神戸駅が開設されると貴賓室の役割を終え、駅長室になった。現在は構内の商業施設「プリコ神戸」の中にあり、昨年まで別の飲食店の客席に使われていたが閉店。近くから移転したスタバが部分的に改修し、5月から利用している。
高さ約5メートルの天井から下がる優美なシャンデリアや入り口近くのステンドグラス、重厚な木製扉、木組みの床は皇族が利用した当時のまま。椅子とテーブルは雰囲気に合わせて新調し16席を用意した。
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OS5
:2024/07/07(日) 10:25:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/0abb73ef8c56657c69b9e538b6d2fb182a9b6517
東海道新幹線、停電で3時間運転見合わせ…乗車の女性「エアコン止まり耐えがたい蒸し暑さだった」
7/6(土) 20:49配信
読売新聞オンライン
新幹線利用客らで混雑するJR新大阪駅(6日午後4時34分)
6日午後0時15分頃、東海道新幹線の静岡―掛川間で停電が発生し、東京―新大阪間の上下線が一部区間で最大約3時間にわたって運転を見合わせた。運休や遅れは135本に上り、約9万7000人に影響した。
JR東海によると、下り線は約15分後に運転を再開したが、静岡市内で停止していた上り「のぞみ12号」の点検作業に伴って再度運転を見合わせ、午後3時10分頃から順次、上下線で運転を再開した。同社が停電の原因を調べている。
のぞみ12号の乗客約800人は静岡駅で後続の車両に乗り換えた。東京観光のため乗車していた大阪市のパート女性(59)は、「エアコンが止まり、耐えがたい蒸し暑さだった。熱中症にならないように水分補給を心がけた」と語った。
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OS5
:2024/07/08(月) 21:17:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdf48aee2a477951959bb5004b8304c51d0291b8
広がる高速道路網との競合…JR四国、赤字事業に新モデル打ち出す
7/5(金) 17:04配信
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読売新聞オンライン
駅周辺の「空洞化」
JR徳島駅西側に延びる約160メートルの通りはシャッターが目立つ。「ポッポ街商店街」。1971年にでき、80年代は約50店が営業していたが、いまは半数以下の約20店しかない。
振興組合理事長でアクセサリー販売店経営の男性(64)は「『橋がつながれば関西からも人が来る』と楽観的な人も多かったが、実際は車で買い物に出て行くばかりだった」と振り返る。
徳島駅前から出発する高速バス(徳島市で)
徳島駅は四国のJRで2番目の利用者数だが、周辺の「空洞化」が課題となっている。徳島市によると、2021年までの10年間で市全体の人口は2・4%減少したが、駅周辺の中心市街地は8・4%減と減少幅が大きい。卸売り・小売業事業所数も16年までの約10年間で21・2%減り、20年には駅前にあった百貨店「そごう徳島店」も閉まった。
郊外化に加え、市は要因の一つとして高速道路の影響をあげる。1985年、淡路島と徳島県を結ぶ大鳴門橋、98年には明石海峡大橋ができ、関西との行き来が活発化。高速バスで関西へ簡単にアクセスできるようになり、駅前が消費先として選ばれにくくなった。
ポッポ街商店街はコロナ禍を経て、人通りが減って厳しい。「飲食店を増やしてもう一度盛り上げたい」と理事長。駅東側の高速バスの乗り場は車両が頻繁に往来する。徳島駅と京阪神を結ぶ高速バスは1日100往復以上に上る。
広がる高速道路網
四国初の高速道路は85年、松山道・三島川之江インターチェンジ(IC)―土居IC間の11キロで誕生した。87年のJR発足から約3か月後には、国は全国に高速道路網を張り巡らす計画を決定。四国では「8」の字の形で4県を結ぶ約660キロの整備が本格化した。
JR四国の利用者
それから37年。今年3月末、発足時の51倍超にあたる563キロが走る。
国土交通省の算出では、高速道路網の広がりで、四国内の車の移動時間は4〜5割程度短縮。本四架橋で本州が近づき、人の往来に加え、物流環境も改善した。
これに対し、JRは利便性の向上で対抗する。運行本数を増やして乗る機会の確保に努めた。鉄道運輸収入が年々減る中でも、列車の運行量は維持してきた。
高速バスを意識し、90年代以降、県庁所在地間はバス運賃と同水準にした割引切符を次々と発売。民営化後、運賃の値上げも消費増税を除けば96年と2023年の2回にとどまったのはライバルの存在も影響した。また、自ら高速バス事業にも参入した。
「四国モデル」
だが、鉄道から車への流れは止まらない。四国運輸局によると、四国内の移動における自家用車のシェアは1985年に64・9%だったが、2009年は92・3%を占めるまでに拡大。対して、JRは5・4%から、1・8%に減った。
もはや他の交通機関と客を奪い合う時代ではなくなった。JRは21年、連携して交通網を維持する「四国モデル」を打ち出す。徳島県の牟岐線では、列車とバスの乗り継ぎで利便性を補完する取り組みを進める。
鉄道と高速道路の競合について、関西大の宇都宮浄人教授(交通経済学)は「道路は公共事業、鉄道は基本的に民間事業という、右肩上がりの時代の仕組みが変わっていない。欧州では社会インフラとして鉄道施設を公的に保有し、運行も公的補助がある」と指摘。「日本も鉄道を道路と同じ社会インフラに位置づけ、地域の発展と生活の質を考える必要がある」とする。
過疎化、高速道路との競合、赤字の鉄道事業――。四国と同じく赤字前提で発足した「三島会社」の中、JR九州は「脱鉄道会社」を掲げ、株式上場にまでこぎ着けた。両社を分けたのは何だったのか。
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OS5
:2024/07/13(土) 19:42:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/1607e01179a8850b7068fb3b7b5190116dd61834
未だ決まらぬ北陸新幹線新大阪延伸ルート、経由予定地が悩む街づくり…「準備尽くすしかない」
7/13(土) 17:01配信
読売新聞オンライン
人通りの少ない小浜駅近くの商店街(福井県小浜市で)
福井県小浜市長選は14日、告示される。建設が計画される北陸新幹線敦賀―新大阪間は小浜を経由する見込みで、人口減が進む中、新幹線延伸を念頭に置いた街づくりが求められている。現状を探った。(浜崎春香)
寂れた商店街
JR小浜駅を中心に、飲食店や呉服店、眼鏡店などが並ぶアーケード付きの商店街。道路脇には「ようこそ、御食国(みけつくに)若狭おばまへ。」の文字と、北陸新幹線の車両「W7系」のイラストが添えられた青地ののぼりが立ち、観光客を歓迎する。しかし、商店街を歩く人の姿はまばらだ。
「敦賀から先の新幹線駅やルートを早く決めてほしい。そうでないとまちの盛り上げ方も決まらない」。小浜駅通り商店街振興組合の理事長、岸野光恭さん(62)は気をもむ。商店街が誕生した約50年前は120軒ほど店舗が並んでいたというが、現在、組合に加入しているのは約40軒。高齢化が進み、閉店したり空き家になったりした店舗も少なくない。
市の人口は約3万4000人だった1980年以降は減少傾向だ。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、6月1日現在で約2万7800人の人口は、2050年には約2万1200人に減ると予測されている。
起爆剤
それだけに、市民らは活性化の起爆剤として、北陸新幹線が小浜を通ることを期待している。北陸新幹線は3月に金沢―敦賀間が延伸。残る敦賀―新大阪間については16年に小浜市を経由するルートに決定し、実現が待たれる。岸野さんは「小浜に新幹線が通れば移動時間が短くなり、関西からの観光客が小浜を訪れやすくなる。経済も活性化するだろう」と話す。
「延伸に備え、にぎわいのある元気な商店街にしておかないと」。岸野さんはコロナ禍前にも店舗をマス目に見立ててすごろくを楽しんでもらうイベントなどで市民らの目を引き付けてきた。今後、市内外から空き店舗への期間限定の出店を呼びかけ、商店街で活動する事業者増に結びつける「チャレンジショップ」を構想している。
しかし、環境影響評価の遅れなどで、46年とされる敦賀―新大阪間延伸に向けた詳細なルートや駅の位置が決まっておらず、着工のめどは立っていない。
準備
市は22年度から、新駅周辺の街づくりを検討する「基本計画策定事業」の予算を計上したものの、駅の位置などが未決定のため22、23年度は執行を見送った。
24年度当初予算では、前年より200万円多い約500万円を充当。環境影響評価のうち現地調査がおおむね進展し、ルートなどの決定も近いとされる。担当者は「どこに駅ができ、線路が通るのか公表されれば、多様な街づくりの計画策定へ動き出せる。準備を尽くすしかない」と説明する。
市は新幹線が延伸するまで人口減対策で手をこまぬいているわけではない。地域経済を活性化させ、U・Iターンを促すため、22年夏に県の産業団地の誘致に立候補。今年2月、小浜市平野の農地が整備対象地に決定した。団地への企業誘致を進め、多くの人材を小浜に呼び寄せたい考えだ。
次の4年間の任期で、北陸新幹線全線開通に向けた新たな街づくりを進めることができるか、リーダーの手腕が問われる。
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OS5
:2024/07/15(月) 08:45:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/03ac850f8914131cc7366a1e1f6ab510304a404d
JR湖西線、強風「比良おろし」に翻弄された半世紀 運行安定性が通勤通学と新幹線連絡特急の課題
7/15(月) 7:32配信
東洋経済オンライン
近江高島付近を走る湖西線特急サンダーバード号(写真:traway/PIXTA)
JR西日本湖西線は関西と北陸を結ぶ大動脈で、特急「サンダーバード」が京都駅と敦賀駅を最短52分、最高時速130kmで走り抜ける。
【写真】天敵は「比良おろし」と呼ばれる強風。湖西線の電車は防風柵が取り付けられた高架を走る
東海道本線山科駅からトンネルを抜け、大津市街地を高架線で進むと、車窓右側に琵琶湖の青い水面を一望できる。左は比良山地の緑の山々が続き、棚田が広がる区間もある。意外に風光明媚な路線だ。
一方、冬季は、日本海側からの強い風「比良おろし」の影響で徐行、運転見合わせが続くのが悩みの種である。多い時期は月に3〜4日、運休する日がある。
今年7月20日に開業50周年を迎える湖西線。3月の北陸新幹線敦賀開業で重要度を増したその姿を追っていこう。
■高速運転を前提に勾配やカーブも緩めで設計
湖西線は正式には山科―近江塩津間の路線であるが、実態としては東海道本線京都駅と北陸本線敦賀間を結ぶ路線となっている。
開業は1974年とJR線では比較的新しい。特急の高速運転を前提として勾配やカーブも緩めで設計された。線内は高架線やトンネルが連続する完全立体交差で、踏切はない。
湖西線の使命は2つある。
1つは、大阪・京都と北陸を結ぶ北陸特急の短絡路としての役割である。
大阪―敦賀間の特急サンダーバードは1日25往復運行されている。以前は金沢まで運行されていたが、今年3月の北陸新幹線延伸で敦賀駅発着となり、新幹線「つるぎ」への乗り換えが必要になった。湖西線内全駅を通過するのが基本だが、一部は朝夕に堅田駅、近江今津駅に停車し、通勤特急としても利用される。
湖西線内での特急利用人員は2018年度で9213人(下り片道1日平均)で、JR西日本管内で一番多い。コロナ禍による急減もあったが、2023年は回復基調にあった。
ただ、北陸新幹線敦賀延伸直後となる2024年ゴールデンウィーク、利用実績は前年比90%と振るわなかった。JR西日本に聞くと、北陸応援割終了による反動や、1月の能登半島地震の影響があったという。ほかにも、特急自由席廃止によるピーク時の乗客減、敦賀駅での乗り換えの手間が報道されたことなど複合的な要因が考えられる。
■湖西線の課題は秋から春の強風「比良おろし」
湖西線のもう1つの役割は、滋賀県の琵琶湖西岸、湖西地区の通勤通学輸送だ。
利用が多いのは、大津市西部に位置する大津京―堅田間である。5駅計の2019年度の乗車客数は1990年度比で47%増と好調が続く。
大津京駅の乗車客数は2019年度で1日当たり9672人(1990年度比79%増)と線内で一番多い。付近で大規模マンションが次々と建設され、駅利用者は順調に増えている。堅田駅は大津市北西部の中心地で、江若(こうじゃく)交通が周辺地域にバスを走らせている。比叡山坂本駅は、延暦寺と日吉大社の門前町である坂本に近い場所にある。
大津市北部(旧志賀町)小野―北小松間では、湖西線開通後、戸建て住宅の整備が進んできた。京都に近くて地価が安いこともあり、ファミリー向けの需要が増えた。珍しいのは、市立志賀中学校の通学利用で、全校生徒540人の約8割が電車で蓬莱駅まで通う。北小松・比良・蓬莱駅では小学生の電車通学もある。ゆえに強風による運休時の対応が悩みの種である。近年は、地域の少子高齢化、湖西道路の無料化の影響もあって利用減が目立つ。
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OS5
:2024/07/15(月) 08:46:00
厳しいのが高島市の近江高島―マキノ間の各駅だ。主要駅である安曇川駅の2019年度の乗車客数は2000年度比71%、近江今津駅は同69%と利用が芳しくない。高島市の高校生の人口(2022年、15〜17歳)が2007年比63%に激減した影響が大きい。
長浜市にある永原―近江塩津間の普通は、開業時だと気動車で1日3本、20年前でも交直流電車で同8本と極端に少なかったが、2006年の直流電化で、湖西線新快速が敦賀まで乗り入れるようになった。北陸新幹線の敦賀開業で、今後、新快速の直通客が増えていくかもしれない。
湖西線の最大の課題は「比良おろし」と呼ばれる強風である。日本海側の若狭湾から比良山地を越えて琵琶湖へ吹き降ろす北西の風で、秋から冬、春にかけて発生する。堅田駅以北で比良山地沿いの高架線を走るため、強風の勢いを真横から受けやすい。1979年と1996年、台風の影響を受けて貨物列車が脱線している。
運休が特に増えたのは2006年以降である。前年の羽越本線の特急脱線事故以降、JR各社は強風による運転見合わせの基準を秒速30m以上から同25m以上と強化。瞬間的な風速でも適用するようになり、2006年度は運休が33回あった。以降、利用者は、ネットで天気予報とJRの運行情報をチェックするのが日課になった。朝に電車が止まると通勤通学ができなくなるし、夕方に運休すれば家へ帰れなくなる。
大変なのは特急サンダーバードも同じだ。湖西線が運転見合わせとなると、東海道本線米原駅経由に変更されるが、大回りとなるため、定刻より20〜30分の遅れが見込まれる。敦賀駅で接続する新幹線つるぎは到着まで待機してくれるが、乗り換え客は広大な駅コンコースを小走りで移動せねばならない。気が重い。
■防風柵で運休時間は7割減になったが…
そうした不安定な運行は沿線住民の利便性を阻害している。高島市では、湖西線の強風問題が若者定住、人口減少などに影響を及ぼしているとの議論もある。
JR西日本も湖西線の運休防止のための対策を推進してきた。
2008年に湖西線比良―近江舞子間の高架線の山側に防風柵が完成する。レール面から高さ2mの強化プラスチック製で、整備区間の規制値を秒速30mとすることで、運転見合わせ時間が約3分の1以下になると試算。実際、運転規制は2007年に38回発生したのが、2012年に6回まで減少した。防風柵は順次延長され、2019年に計14.6kmが完成する。また、和邇駅に折り返し設備が増設された。特に風の強い志賀駅以北で風速が規制を上回ったときでも、京都―和邇間の電車を運転できるようになった。
ただ、高島市議会2024年3月議会の会議録を見ると、「暴風壁(ママ)が整備される前より、今は悪くなった」との声もあるようだ。
実際はどうなのか。JR西日本に確認すると、「防風柵の設置で運転見合わせ時間が約7割低減」という目標は達成しているという。ただ、年ごとに規制がかかる日数が変動するため、単純に比較するのは困難なようだ。
そこで、JR西日本がX(旧Twitter)で公式に運営している「JR西日本列車運行情報(湖西線)」の運休情報を拾い上げてみた。
湖西線で強風による運転見合わせが多発するのは、例年10月から4月にかけての時期で、風を理由にした運休の日数は、2021―2022期で12日、2022―2023期で5日、2023―2024期で14日とシーズンによって大幅な変動がある。以前は風が強くなったので1〜3時間運休して運転再開というパターンが基本だった。しかし、2023―2024期は、前日に「強風が見込まれるため、明日は始発から運休が見込まれています」などとアナウンスし、実際に運転を見合わせる計画運休が増えた。
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OS5
:2024/07/15(月) 08:46:20
計画運休とは、台風や雪など天候の変化をあらかじめ分析し、早期に運休を決定し告知する列車運行管理の考え方だ。JR西日本は、2014年10月の台風のときに、夕方から京阪神地区の全列車を運休させ、一定の評価を得た。JR東日本など他社も計画運休を導入した。批判の声もあるが、リスクマネジメントとして方向性は間違っていない。
■年十数回の運休がライフスタイルに影響
ただ、JR西日本には苦い経験がある。2023年1月に起きた雪のトラブルだ。東海道本線山科―高槻間の各所でポイントが凍結し、15本の列車が駅間で動けなくなり、計7000人の乗客が車外に出られず立ち往生した。以降、JR西日本はダイヤ混乱時の運行に慎重となった感がある。湖西線の強風対策でも、計画運休の考え方を導入し、運転見合わせの時間が増えた。
湖西線で高島市から京都駅まで通勤している運輸関係者は「安全運行は何より大切で台風や大雪の運休は理解できる。ただ、風での運休はもう少し工夫してほしい」と実感を込めて語る。家族が大学の入学試験を受けたときは、運行の不安定さを危惧して京都市内のホテルに泊まらせたという。台風や大雪による計画運休は年に1〜2回なので、利用者も許容できる。だが、湖西線の強風による運休は、多いシーズンだと年に十数日あり、仕事や通学、生活への影響が大きすぎる。
湖西線で電車が止まると、運転区間の北限となる和邇駅、近江舞子駅の駅前ロータリーには送り迎えのクルマがあふれる。大津市と高島市を結ぶ国道161号は大渋滞し、いつ自宅に帰れるかもわからない。マイカーも代替手段にならない。
強風問題は湖西線沿線住民のライフスタイルに大きな影響を与えている。運行可否の判断とタイミングが難しいのは理解できるが、風が強くもないのに運転見合わせを続けるケースもある。
細かい情報発信をするなど利用者目線での配慮、運用が大切だ。JR西日本は強風予測の検証などの対策を進めており、今後の研究の深化が望まれる。
■沿線人口減少への対応も課題に
湖西線の将来ビジョンを描くとき、JR西日本と地域との協働がカギとなる。
特に高島市の人口は、2005年の5.5万人から2024年は4.5万人に減った。2050年は2.8万人に急減するとの推計もあり、人口戦略会議は「消滅可能性自治体」に分類した。高島市の高齢化率は37.6%と県内市町でトップ。高校生など若年人口が急減し、それが市内各駅の利用の大幅減につながっている。北陸新幹線の並行在来線問題も影を落とす。地元としても定住人口の確保が喫緊の課題だ。
JR西日本は、高島市と提携して「おためし暮らし」キャンペーンを展開。自然豊かな地方で暮らしながら都市圏の職場へ行き来するライフスタイルの開拓を目指す。市は空き家などの斡旋をおこない、JR西日本はJR運賃や特急料金の最大40%をポイントで還元している。
また、2021年からは、おごと温泉駅に近い成安造形大学と湖西線アートプロジェクトを展開している。地域と学生とJRでワークショップを開き、駅で学生たちのアート作品が展示されている。
近年、JR西日本は、沿線との共生を目指して、地域の活性化や課題解決につながる取り組みを各地で展開している。地域に根差した地道な取り組みで湖西線の魅力向上へつなげることを期待したい。
森口 誠之 :鉄道ライター
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OS5
:2024/07/16(火) 11:41:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/e37fe010a00ce7e3cb84cd7cb0ea7a35c15f86ab
往路は有明海、復路は大村湾の景色 新幹線なら23分を3時間かけて移動する「ふたつ星4047」のスローな旅の魅力
7/16(火) 11:00配信
西日本新聞
明るく落ち着いた雰囲気の車内
佐賀、長崎両県の在来線沿線を楽しめるJR九州の観光列車「ふたつ星4047(よんまるよんなな)」。2022年9月の運行開始からまもなく2年を迎える中、乗車率は約70%と快走を続けている。何が乗客を引きつけているのか。有明海コースの試乗会に参加し、その魅力を探った。
▶佐賀牛や有明海産のりなどを使った「特製ふたつ星弁当」
6月中旬、平日の午前10時過ぎ。JR武雄温泉駅(佐賀県武雄市)のホームに、白と金が基調の上品な列車が姿を現した。試乗会に参加した旅行代理店や沿線自治体、報道の関係者など約30人が出迎えた。車両を初めて目にした記者は、胸を躍らせて乗り込んだ。
まず目を引いたのが、こだわりを感じる内装だ。JR九州で多くの車両デザインを担当した水戸岡鋭治さんが手がけた。壁や座席には木材をふんだんに使用し、大型ソファなどが備え付けられている。ラウンジが併設されている車両もあり、ここでしか味わえないうれしの茶や、厳選した日本酒などを販売している。
ふたつ星4047が運行を始めたのは、西九州新幹線(武雄温泉-長崎間)が開業した22年9月。並行在来線となった長崎線の江北-諫早間や、その他の在来線の沿線にも新幹線の効果を広げようと、武雄温泉-長崎間にJR九州が投入した。往路と復路でルートが異なり、長崎線を中心に走る往路は有明海、大村線などの復路では大村湾の景色を見られる。
★ ★
武雄温泉駅を午前10時22分に出発した列車は、約15分後に江北駅(佐賀県江北町)に停車した。ホームでは、地元の菓子店が手がけるプリンやフルーツサンドなどの販売が待っており、即完売するほどの人気ぶりだった。
続く肥前浜駅(同鹿島市)では、地元日本酒の飲み比べセット(税込み千円)が用意されていた。全国的に名が通る「鍋島」など酒造りが盛んな鹿島ならではの、おもてなし。記者も「取材のため…」と言い訳しながら味わった。次の多良駅(同太良町)では、鳴らすと幸せになるとされる「幸せの鐘」を鳴らした。
進行方向左手に有明海を眺めながら進む列車。梅雨入り後にもかかわらず晴天に恵まれ、青空に映える有明海がまぶしかった。県境を越え、正午には小長井駅(長崎県諫早市)に到着。一面に干潟が広がる干潮の有明海をバックに、車両が美しく映える。みんな、ここぞとばかりに写真を撮っていた。
★ ★
昼食に佐賀牛や有明海産のりを使った「特製ふたつ星弁当」(要予約)を満喫していると、諫早駅(同)を過ぎた。今度は右手に大村湾を望みながら、午後1時15分には終着駅の長崎駅(長崎市)に着いた。
初めて乗ったという太良町職員の川島杏奈さんは「スローな旅だと、景色や雰囲気などがより伝わる」。諫早市の観光関係者も「地元の良さを改めて感じた。小長井駅の景色などは観光資源になると思う」と満足そうに語った。
武雄温泉-長崎間は、西九州新幹線だと最短23分で移動できる。それだけに、味わえない楽しみもたくさんある。在来線沿線の風景、食、人のおもてなしの魅力を気付かせてくれる、約3時間の列車旅だった。
(米村勇飛)
◆ふたつ星4047 運行は毎週金-月曜や祝日を中心に、夏休み期間中は火、木曜も追加する。各曜日とも、有明海と大村湾の各コースを1日1回運行する。3両編成で定員は87人。全区間乗車する場合、有明海コースは大人4680円、大村湾コースは同5000円。予約は乗車の1カ月前から。
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OS5
:2024/07/17(水) 19:00:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/820bb65d303643e8054988a7f49a2fcf666ff5e3
九州新幹線、全国初の価格変動制導入 支えは社員のアナログ分析
7/17(水) 16:30配信
毎日新聞
JR博多駅に停車する九州新幹線「つばめ」=福岡市博多区で2023年8月24日午前8時17分、下原知広撮影
JR九州は7月から九州新幹線の鹿児島ルート博多―熊本間で、インターネットの割引切符に価格変動制を本格導入した。新幹線区間で価格変動制を導入するのは全国初。需要を予測して価格を上げ下げし、混雑の緩和を目指す。価格を決めるのはコンピューターと思いきや、過去の乗車データを基にした社員の需要予測によるものだった。
【写真特集】懐かしの車両もズラリ 日本の鉄道
鹿児島ルートには、各駅停車の「つばめ」、停車駅を絞り、速さを重視した「みずほ」、その中間的な役割の「さくら」の3種類の新幹線が走行している。運行は臨時便を除き、原則1日上下101本で、みずほ上下16本▽さくら同44本▽つばめ同41本。
新型コロナウイルス禍が収束に向かい観光客が増加し始め、みずほやさくらでは、自由席の通路やデッキに立つ姿が見られるようになった。一方のつばめは、「遅い」というイメージがあるのか、博多―熊本間の到着時間はみずほやさくらと約10〜15分しか変わらないのに利用は低迷していた。
つばめを減らして、さくらを増やす方法も考えられるが、同社は「1時間に1本は列車を止めてほしいという地域の要望もあり、そうすることはできなかった」という。つばめに乗ってもらうにはどうすればいいか。考えたのが列車によって値段を変える価格変動制だった。
参考にしたのは、JR九州のインターネット予約の割引切符だ。博多―熊本の大人の片道(指定席)正規料金は5230円だが、ネット予約では、7日前なら片道3800円、3日前なら4300円で切符を販売していた。
そこで価格変動の上限は割引切符の3日前の値段を上回らない4200円、下限は割引切符の7日前の3800円より400円安い3400円にした。
3月から実証運行を始めたところ、完全に平準化されたとは言い切れないが、みずほやさくらと比べ低価格のつばめを選択する乗客が増え始めた。
列車ごとの価格設定は、予約や正規料金で乗車する利用者の情報を同社営業部が受け取り、九州新幹線の過去の乗車データを踏まえて決める。
過去のデータで混雑率の高い列車があれば、その日にイベントなどがあったのか、365日、101本の列車ごとに一つ一つ人の手で分析する。野球やコンサートのようにわかりやすいイベントであればいいが、そうでないイベントもあるという。
営業部営業課の古賀駿太郎さん(26)は「過去の乗車データやその日に何があったかを調べ、需要予測する。前の年にイベントがあっても次の年にはないこともある。人の需要を読むのは難しい」と話す。
矢野慎一郎・担当課長(46)は「混雑を緩和するために価格変動制を導入した。ノウハウを蓄積して将来的にはこの分野の専門家を育成できれば」と話した。
古宮洋二社長は今年1月の定例記者会見で「より少ない時間帯にお客様にシフトしていただく。平準化することで、お客さまにとっても利用しやすくなる」と語っていた。【下原知広】
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OS5
:2024/07/17(水) 19:02:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/509796e1869469e325e796e19e97a2b186cb56af
JR加古川線のあり方、来年以降に議論へ…兵庫県西脇市と丹波市、JR西と合意
7/17(水) 12:00配信
読売新聞オンライン
兵庫県
JR西日本が赤字を公表した加古川線西脇市―谷川駅間17・3キロについて、兵庫県西脇市と同県丹波市は16日、来年の大阪・関西万博終了時点で利用促進策の効果が乏しければ、地域公共交通としての今後のあり方の議論を始めることでJR西と合意した。
この日、2市の自治会や商工団体などを交え、県や両市、JR西がワーキングチーム会議を丹波市内で開催した。JR西の国弘正治・兵庫支社長が「様々な利用促進策の効果に勢いがなければ、存廃を前提としないあり方の議論開始に同意を」と打診。片山象三・西脇市長と林時彦・丹波市長が承諾した。一方で、JR西に対し、利用促進の新たな提案に対する柔軟な対応を求めた。
JR西は、2023年度の同区間の利用客が前年度より増えたことを示し、利用促進策の一定の効果を認めたうえで、「鉄道の大量輸送の特性は発揮できておらず、少しでも早く将来を見据えた議論を」と強調した。
林市長は、沿線住民による利用促進の協議会が6月に発足したことを踏まえ、「わが事として住民が問題に気がついたところ。もう少し待ってほしい」と主張した。
両市は、倒竹や倒木による運休が相次いでいる同区間で、住民が伐採などに協力することを可能にする「公共交通を守る条例」の制定を検討していることも表明。全国でも珍しい取り組みといい、JR西との連携を強める姿勢を示した。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240628-OYO1T50032/
JR加古川線「西脇市―谷川駅」存続を…30日に沿線住民が協議会を設立
2024/06/28 15:00
関西経済
JR西日本が赤字を公表した加古川線西脇市―谷川駅間17・3キロの廃線可能性に危機感を抱いた兵庫県西脇市と同県丹波市の沿線住民が、利用促進や存続に向けた協議会を30日に設立する。乗客を増やし、鉄路を守る意識を盛り上げていくための取り組みを本格化させる。
西脇市の住民組織・黒田庄まちづくり協議会が、同市の比延地区自治協議会と丹波市の久下自治振興会に連携を呼びかけ、「JR加古川線(西脇市駅―谷川駅)維持・利用促進地域協議会」の設立会を丹波市で開く。設立会には両市や県の関係者も出席する。
黒田庄まちづくり協議会は、普段は祭りなどの催しや登下校時の子どもの見守り、障害者や高齢者の病院送迎などの活動をしている。加古川線の赤字公表後は、それぞれの住民組織が駅前でのイベントやハイキングを企画するなど利用者を増やす取り組みも始めた。
両市と県、JR西が利用促進策を話し合うワーキングチームの会合で昨年12月、JR西の兵庫支社長が改正地域公共交通活性化・再生法施行を踏まえて、「法定協議会で議論を始めるべきだ」との意見を表明。同区間の存廃議論開始が現実味を帯び、沿線住民の間で「存続に向けた取り組みに力を注がなければ」と機運が高まった。
黒田庄まちづくり協議会は「連携によって鉄道が地域に必要だという住民の意識を高め、様々な活動につなげたい」としている。
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OS5
:2024/07/18(木) 07:57:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/459a87ccfb675bb6e13c48fb59357bf64e2e731a
姫新線抱える岡山・真庭市、JR西株を3万4千株取得 取得費1億円
7/17(水) 22:33配信
朝日新聞デジタル
地図 岡山県真庭市
JRローカル線の廃線への懸念が各地で高まる中、JR西日本の株式の取得を検討していた岡山県真庭市は17日、同社株3万4千株を取得したと発表した。
取得金額は手数料などを含め約1億円。市内にはJR姫新線が通っており、株式取得により地域交通の維持に向けた発信力を高める狙いがある。
市によると、プロポーザル方式で選んだ証券会社を通じて16日までに取得した。1株あたりの価格は2935円。年間配当額は総額約244万円(1株あたり72円)を見込み、鉄道振興につながる活用方法を検討するという。
太田昇市長は取材に「資本参加することで地域の交通に一定の責任を持ちつつ、JRにも必要な意見を申し上げる」とした。(礒部修作)
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/18(木) 08:23:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/be5fb4b68c4658a1934bdbf14a5e2398713a9bd4
北陸新幹線の延伸工費が倍増、費用対効果が条件割れ 計算方法変更へ
7/18(木) 5:00配信
朝日新聞デジタル
出発を待つJR敦賀駅の一番列車「かがやき502号」=2024年3月16日午前4時、福井県敦賀市、新井義顕撮影
北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪の延伸計画で、政府が進める「小浜・京都ルート」の建設費が、従来想定の約2倍の約3.9兆円に膨らむ見通しであることがわかった。建設資材が高騰し、難工事も予想されるからだ。費用対効果も悪化し、着工の目安とされる「1」を下回る恐れがある。財源のメドもたっておらず、あらためてルート選定の是非が問われる。
【写真】北陸新幹線敦賀-新大阪の2ルート
小浜ルートは、福井県小浜市付近と京都駅を通る全長約140キロの計画。2016年度に与党のプロジェクトチームが決め、建設費は約2.1兆円と見込んだ。与党側は年内にも詳細なルートを決め、来年度の着工をめざすが、財源は未定だ。
関係者によると、国土交通省と建設主体の「鉄道・運輸機構」が改めて建設費の概算を精査したところ、約3.9兆円になった。それにより、今の計算方法による費用対効果は1.1から0.5程度に下がる見込み。建設費などの半分しかメリットが得られないことを意味する。すでに関係自治体に説明を始めており、今夏にも詳細を公表する。
政府は、新たな区間の着工には、費用対効果が1を上回ることを事実上の条件としてきた。
北海道や北陸などの整備新幹線は、建設費が当初の想定から大きく上ぶれしている。国交省は、滋賀県米原市で東海道新幹線と接続する「米原ルート」の概算も精査した。関係者によると、建設費は従来想定の5900億円から約1兆円に増える。費用対効果も2.2から下がるが、1程度になる見込みという。
ただ、国交省と与党の関係議員は、費用対効果の計算方法を変更する方向で調整中だ。前提とする金利の条件などを改め、従来は織り込んでいなかった地域のにぎわいといった経済効果を新たに加えるとみられる。同じ建設費でも費用対効果が大きくなり、形の上で小浜ルートが着工条件を満たす可能性がある。
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/18(木) 14:36:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4883b68edc4a89defce0e823779b3eb79735308d
滋賀・高島と京阪神の交流盛んに 住民待望の開業、暮らしは一変 湖西線開通50周年㊤
7/16(火) 18:08配信
産経新聞
湖西線開通を祝い、近江今津駅で開催された式典=昭和49年(いずれも滋賀県高島市教育委員会提供)
「湖西線は今年で開通50年。車窓からの絶景を望みながら快適な鉄道の旅をお楽しみください」。JR湖西線の車内で流れる声の主は、滋賀ふるさと観光大使で歌手の西川貴教さんだ。
湖西の動脈といわれる湖西線は昭和44年に廃線となった江若(こうじゃく)鉄道(浜大津―近江今津)に代わる路線として、49年7月20日に開通。山科(京都市山科区)―近江塩津(滋賀県長浜市)間の74・1キロを結ぶ。全線高架式のため、踏切がないのが特徴。高速走行が可能で、関西と北陸を結ぶ特急「サンダーバード」は最速130キロで走る。
線路東側に雄大な琵琶湖の景色が広がる風光明媚(めいび)な路線で、ファンも多い。
湖西線といえば、強風による運転取りやめをイメージする人も多い。線路西側に連なる比良山系から吹き下ろす「比良おろし」が原因で、過去には貨物列車が横転する事故もあった。
湖西線の開通を最も待ちわびていたのは、高島市の人だったかもしれない。
江若鉄道が廃線になってから湖西線が開通するまでの約5年間は代行バスが運行されたが、アクセスがいいとは言い難かった。湖西線が誕生したことで、近江今津以北に駅が新設され、京阪神への移動時間は短縮した。
滋賀県高島市今津町の橋本源之助さん(79)は、50年前の開通の日の様子を覚えている。当時、町立今津東小6年の担任だった橋本さんは、児童を引率して近江今津駅(同町)のホームで開かれた式典に参加した。
ホームには「湖西線開業 安曇川へ8分 堅田へ42分 西大津へ58分 京都へ73分」と書かれた横断幕が掲出され、くす玉が割られたほか、テープカットも行われるなどお祝いムード一色に包まれた。
「とにかくすごい盛り上がりで、ホームが人でごった返していた。児童が線路に落ちないように、そればかり気にしていた」と橋本さんは振り返る。
一番電車を見送ると、近隣の学校の吹奏楽のメンバーや鼓笛隊が駅前や商店街をパレード。夜は小学校の体育館で演奏会が行われるなど、町をあげての大イベントとなった。
その湖西線開通から50年を迎える。
高島市は従来、文化的にも距離的にも、福井県の若狭町や小浜市などと近かったが、湖西線開通を機に一変した。
「京阪神が近くなったという感覚があった。通勤、通学圏が一気に広がった」と橋本さん。他方で、京阪神方面から水泳客やスキー客が多く訪れるようにもなった。
鉄道関連の著書があり、滋賀県内の鉄道事情に詳しい大津市歴史博物館の木津勝副館長は「京阪神から北陸を結ぶバイパスの誕生により、特に湖西北側の人にとっては交通利便性が格段に向上した。それだけに路線に対する思い入れも強いのではないか」と話している。
湖西線は北陸から京都、大阪を結ぶ路線として湖西地域に住む人たちの生活の足となり、沿線の発展に大きく貢献した。半世紀にわたり人を運び、文化を育み続けてきた湖西線と沿線の歴史を振り返る。
■湖西線の主な出来事
昭和44年10月 江若鉄道が営業運転終了
昭和49年 7月 湖西線が開通
昭和62年 4月 国鉄分割民営化、JR発足
昭和63年12月 小野駅が開業
平成 6年 9月 叡山駅が比叡山坂本駅に改称
平成20年 3月 西大津駅が大津京駅に改称
平成20年 3月 雄琴駅がおごと温泉駅に改称
令和 6年 7月 湖西線の開通50周年
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OS5
:2024/07/18(木) 14:37:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaca5708b27c5ff90db8145882c17bdcdb323316
各地で宅地造成、沿線発展 駅名変更、観光客も増加 湖西線開通50周年㊥
7/17(水) 16:03配信
産経新聞
現在のJR湖西線小野駅
昭和49年7月に誕生したJR湖西線は、沿線の発展に大きく影響した。10年前の39年に琵琶湖大橋が開通したことと合わせ、湖西地域の交通利便性は一気に向上。宅地が造成され人口も増加した。新駅の設置や駅名変更により観光地化が進み、「湖西線の開通で街は大きく発展した」との声は根強い。
京阪神へ地理的に近い湖西地域では交通利便性の向上で土地の需要が高まり、昭和40年代初頭から旧志賀町を含む大津市などで宅地造成が進んだ。
大津市北部にある「びわ湖ローズタウン」は湖西線の西側を切り崩し、宅地を造成。湖西線開通と同じ49年に分譲を開始した。
人口増に合わせて、55年に小野小学校が開校したほか、役場の支所、公園などの公的施設も整備され、今も4947世帯1万257人(今年3月末時点)が暮らしている。
「JRの駅ができます。これが最大のうたい文句だった」。昭和50年代中頃にローズタウンに居を構えた内田成康さん(79)は当時を振り返る。
周囲は山や琵琶湖など自然に恵まれており、ロケーションは抜群。一方で、湖西線で京都や大阪へ行くには、バスで最寄りの和邇(わに)駅か堅田駅まで行く必要があった。購入希望者の多くは30〜40代の働き盛りの世代で、通勤に欠かせない新駅の設置が望まれたことは想像に難くない。
そこで昭和63年、湖西線開通後唯一の新設駅となる「小野駅」が誕生した。
駅は街のイメージに直結することも多い。
湖西線が開通した後に駅名を変更したのは、叡山駅(現比叡山坂本駅)と西大津駅(現大津京駅)、雄琴駅(現おごと温泉駅)の3駅。いずれも観光地化やイメージアップを狙ったものだった。
このうち雄琴は歓楽街の印象が強く、昔から男性の団体客が多かった。平成20年の駅名変更の際には、ひらがな表記にして知名度を向上させたほか、温泉地であることをアピールした。
その結果、繁忙期は行楽シーズンの秋から夏休み時期にかわり、家族連れが増えるなど客層も様変わりした。近年では、修学旅行などの宿泊客やインバウンド(訪日客)も増加。おごと温泉観光協会によると、コロナ禍前の令和元年には約52万人の観光客が訪れたという。
協会の池見喜博会長(52)は「駅名表記をみて、京都から近い温泉街とイメージが付いたと思う」と話し、来年に開催の迫った2025年大阪・関西万博の効果にも期待を寄せている。
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OS5
:2024/07/18(木) 14:37:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/edf79cae1f2fbc8cb9886df6c9b0537615115f52
「実は近い滋賀びわ湖」PR 県北部沿線の活性化なるか 湖西線開通50周年㊦
7/18(木) 13:46配信
産経新聞
北陸新幹線敦賀開業記念イベントとして行われた「つるが街波祭」。滋賀県内からも複数の自治体や団体が参加した=JR敦賀駅周辺
今年3月16日、北陸新幹線が敦賀駅(福井県敦賀市)まで延伸された。当日は敦賀市内でさまざまなイベントが実施され、滋賀県内の近隣自治体や観光協会もPRブースを設けて地域の特産品の販売や観光向けのパンフレットを配布するなどお祭りムードを盛り上げた。
湖西線は北陸線を経由して敦賀駅に乗り入れており、北陸新幹線の延伸による新たな人の流れを滋賀県内への誘客につなげたいとする期待は大きい。
滋賀県は、箱館山(同県高島市)から琵琶湖を見下ろす風景写真に「実は近い滋賀びわ湖」のキャッチフレーズを載せたポスターを作成。「敦賀駅からマキノ駅まで最短約27分」とうたい、今年3月末まで北陸新幹線の車内や敦賀駅構内に張り出した。担当者は「敦賀から誘客を図り、県北部の振興につなげたい」と言葉に力を込める。
滋賀県北部地域は近年、人口減少に悩まされ、それに伴う交通インフラの維持も大きな課題だ。
滋賀県の統計によると、昭和49年7月の開通以降、湖西線の1日あたりの乗車人員は、沿線住民の増加などを背景に平成の初めごろまで右肩上がりで増え、その後もおおよそ横ばいが続いている。
ただ、乗車人員における南部地域への依存は年々強まっている。令和4年度の途中19駅の1日あたりの乗車人員4万3159人のうち、大津市中心部に近い大津京―堅田間(5駅)の乗車人員は2万9565人と全体の7割近くを占めた。20年前の平成14年度の同区間の乗車人員の割合は6割程度で、南北格差がじわりと広がっていることが分かる。
加えて沿線自治体にとって悩ましいのが並行在来線の議論だ。北陸新幹線が今後、新大阪駅まで延伸した場合、湖西線が並行在来線にあたる可能性がある。
今月11日に開かれた北陸や東海など9県の知事らで構成する中部圏知事会議で、滋賀県の三日月大造知事は、並行在来線は存在しないと従来の考えを改めて強調した。
また、利便性向上のために地域住民が求めているのがエレベーターの設置だ。高架駅のある湖西線では、建物3階半に相当する長い階段を上る必要があるが、途中19駅のうち7駅でエレベーターが未設置などバリアフリーに対応していない。
そうした駅は高齢者らにとって買い物や通院に使いにくい交通機関となっており、滋賀県は国に対して整備方針の緩和を求めている。
交通政策に詳しい神戸大の正司健一名誉教授は「50年という節目は、街づくりをする上で鉄道の位置づけをもう一度考えるいい機会になるのではないか」と話している。
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:2024/07/18(木) 14:38:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5bd5e18c3f616fbae8f4ce5dd0e17383a89c818
北陸新幹線の「京都新駅」、候補3か所提示へ…年内にも詳細ルート決定の見通し
7/18(木) 14:00配信
読売新聞オンライン
北陸新幹線の車両(福井県敦賀市で)
北陸新幹線の敦賀(福井県敦賀市)以西の延伸について、国側が与党整備委員会に京都駅の新駅の候補地を3か所提示することがわかった。整備委は近く開催する会議で3案を議論し、年内にも詳細ルートを決定する見通し。
(写真:読売新聞)
新駅の候補地は▽現在のJR京都駅の大深度地下(深さ40メートル以上)に東西方向に設置▽同駅南側の地下に南北方向に設置▽JR東海道線桂川駅付近の地下に設置――の3か所。国土交通省などが検討を進めている。
3月に金沢―敦賀間が延伸開業。敦賀以西は2016年に福井県小浜市を通って京都、新大阪に至るルートで決定したが、環境影響評価の遅れなどから着工のめどは立っていない。走行距離が短い米原駅(滋賀県米原市)経由のルートを支持する声も上がっている。
北陸新幹線は、事業主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構や国交省が環境面や利便性を踏まえて案を示す。沿線の国会議員らでつくる与党整備委がルートを協議、決定し、国交省が予算化。機構が線路を整備し、運行するJRに貸与する。
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OS5
:2024/07/19(金) 05:49:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d6f0f6b6f911b23dbf589217e306e7577d90ab6
北陸新幹線の大阪延伸、建設費が想定の2倍近い3・9兆円に…工期も10年延長か
7/19(金) 5:01配信
読売新聞オンライン
北陸新幹線の車両(福井県敦賀市で)
北陸新幹線の敦賀から大阪への延伸で、政府が計画する福井県小浜市と京都を経由するルートの建設費が約3・9兆円に増える見通しであることがわかった。資材価格の高騰や建設業界の人手不足が要因で、当初想定の2倍にあたる。15年とした工期も10年ほど延びる見通しだ。
敦賀以西の延伸を巡っては、政府・与党が2016年、小浜・京都ルートに決めた。国土交通省の試算では建設費は2・1兆円だった。25年度の着工を目指しており、6月には与党が年内にも駅の場所やルートの詳細を決める方針を確認していた。
国交省は、近く開かれる与党の検討委員会で新しい見積もりを報告する方向だ。現在、京都駅の近くに設置する駅の候補地が異なる3案を検討しており、関係者によると、いずれも建設費が3兆円を超える見通しだという。
新幹線の着工には、安定的な財源の確保や、費用を上回る投資効果といった五つの条件を満たす必要がある。建設費が膨張すると、投資効果が下がる。延伸によってほかの新幹線駅と接続し、便利になることを踏まえ、投資効果の試算方法を見直すことも検討する。
16年にルートを決めた際には、滋賀県の米原駅で東海道新幹線に接続する案も検討された。小浜・京都ルートのコストが大きくなり、開業時期が遅れる見通しが強まれば、米原案を求める声が出てくる可能性もある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/08bbb3e81b55a0af5a1aae8c0acb391ebf90efee
大阪延伸、建設費2倍 北陸新幹線小浜ルート、4兆円に
7/18(木) 16:02配信
北國新聞社
北國新聞
●資材高騰や人手不足 「米原論」さらに
北陸新幹線敦賀-新大阪の延伸を巡り、政府が計画する現行の「小浜ルート」の建設費が当初想定の約2倍となる約4兆円に膨らむとの試算を国土交通省がまとめたことが18日、分かった。資材費高騰や建設業界の人手不足が理由。大幅な建設費の上振れで、費用対効果は着工の条件となる「1」を下回る恐れがある。石川や富山、日本維新の会などから「米原ルート」への再考を求める声がさらに強まる可能性がある。
与党は来年度中の着工を目指し、年内に詳細なルートを決める方針だ。
敦賀以西ルートを巡っては、与党が2016年度、大阪延伸へ向け、福井県小浜市から南下して京都市を経由し、新大阪に至る大まかなルートを決定。この「小浜ルート」は概算で2兆1千億円かかるとみていた。
ただ敦賀から先は、環境影響評価(アセスメント)の遅れなどにより、着工のめどが立っていない。早期開業を求める与党などの声を受け国交省は23年度から、本来なら着工後に行う地質調査のほか、京都駅や新大阪駅の構造調査などを前倒しで進めている。
「米原ルート」への再考を求める動きの背景には、整備区間が長い京都で地下水や建設残土の処理の問題が残り、市民団体の反対運動が出ていることがある。与党の整備委員会は6月、小浜ルートを堅持する方針を確認している。
着工に向けて検討していた国交省は小浜の詳細ルートの候補として3案に絞り込み、それぞれの建設費を試算。1案は約3兆9千億円で、残る2案も4兆円ほどとなった。近く与党に報告する。
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OS5
:2024/07/19(金) 12:55:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/67ddc1f41589fa63817eb4005c44b737cc96a58c
北陸新幹線「小浜」最大5兆円超 敦賀以西の建設費、2.4倍
7/19(金) 8:02配信
北國新聞社
北國新聞
●費用対効果、着工条件満たさず
●国交省試算、京都までの工期最大28年
北陸新幹線敦賀-新大阪の延伸を巡り、政府が計画する「小浜ルート」の建設費が3兆9千億円に膨らみ、最大で5兆円超に上るとの試算を国土交通省がまとめたことが18日、北國新聞社の取材で分かった。資材費高騰や建設業界の人手不足などが原因で、5兆円を超える場合は当初想定の2・4倍程度となる。京都駅までの完成には最大28年を要する見通し。費用対効果や工期の面から、石川、富山両県内などで出ている「米原ルート」への再考を求める声が、一層強まりそうだ。
国交省が着工に向けて検討していた小浜の詳細ルート3案も判明。現在のJR京都駅を東西に横切る「東西案」、南北に運行する「南北案」、桂川沿いを走る「桂川案」となる。総事業費は当初想定の約2倍の約3兆9千億円に上振れし、物価上昇が今後も年2%の水準で続けば5兆円以上になる可能性があるとしている。
与党は近く整備委員会を開き、国交省側が3案を報告する。与党は来年度中の着工を目指して年内に詳細ルートを決める方針だが、議論は曲折も予想される。
敦賀以西ルートを巡っては、与党が2016年度、小浜市から南下して京都市を経由し、新大阪に至る大まかなルートを決定した。この小浜ルートは概算で2兆1千億円かかるとみていた。これに対し、東海道新幹線の米原につなぐ米原ルートの建設費は5900億円と算定していた。
●「米原論」の高まり必至
詳細ルートに合わせた新たな試算では、物価上昇分を除く3兆9千億円でも小浜の費用対効果を示す数値は「0・5」程度に下がり、着工条件の「1」を満たさなくなるとみられる。一方、米原は工費が想定の2倍となる1兆円超に増えても「1」程度を維持する見込み。これを受け、国交省と与党は費用対効果の計算方法を変更する方向で検討しているとみられる。
小浜ルートは環境影響評価の遅れなどにより、着工のめどが立っておらず、財源も未定となっている。一方、早期開業を求める与党などの声を受け、国交省は23年度から、本来なら着工後に行う地質調査のほか、京都駅や新大阪駅の構造調査を前倒しで進めている。
石川県内では県議会や小松、加賀、能美市議会などが米原ルートへの再考を求める決議を可決し、金沢経済同友会は提言した。国会では日本維新の会などが政府に米原への変更を提言している。背景には、整備区間が長い京都で地下水や建設残土の処理の問題が残り、市民団体の反対運動が起きていることがある。一方、与党の整備委員会は6月、小浜ルートを堅持する方針を確認している。
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OS5
:2024/07/19(金) 14:43:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/abb5ffac37a6d04ba69b84e0aae6ddf37c4538a2
窮地のJR木次線、一部区間の存廃論浮上 利用激減の現実
7/18(木) 8:30配信
毎日新聞
出雲横田駅を出発し備後落合駅に向かう木次線の列車=島根県奥出雲町で2024年7月4日午後1時12分、松原隼斗撮影
山陰と山陽をつなぐJR木次線が岐路に立っている。JR西日本は利用が特に低迷する一部区間の今後について、関係自治体と協議を進めたい考えだ。人口減や高齢化などに直面する地方は、交通手段の確保でも厳しい現実に直面している。
【写真特集】懐かしい車両ずらり 日本の鉄道
「現状の利用状況は非常に厳しいと考えている。最適な交通体系のあり方について議論をさせていただきたいと伝えた」。7月上旬、島根県の奥出雲町役場を訪れたJR西日本山陰支社の金岡裕之支社長は、町との非公開の会合後、報道陣の取材に対して説明した。
木次線は宍道(松江市)と備後落合(広島県庄原市)の81・9キロを結ぶ。JR西は5月、このうち出雲横田(島根県奥出雲町)-備後落合の29・6キロの今後のあり方について、関係自治体に協議を申し入れる方針を表明。その後、島根、広島両県と広島県庄原市を回り、同町が最後の訪問先だった。会合後、仲佐英哲副町長は「(今後の対応について)関係自治体に相談する」と慎重な言い回しをしたが、「廃止を前提にしたものであれば受けられない」と強調した。
木次線の歴史は古い。1916年に宍道-木次(島根県雲南市)が開通し、徐々に延伸して37年には現在の区間が完成した。住民の通勤通学に加え、木炭を大量に県外へ出荷するなど経済効果は大きかった。地元の郷土誌には「木次線は山陰・山陽を結ぶ連絡線として画期的便宜をもたらした」と記されている。
◇1日3往復のみ
しかし70年ごろになると、マイカーの普及で利用者が激減。利用の低迷は歯止めがかからず、輸送密度(1キロ当たりの1日の平均利用者数)は、87年度の665人から2022年度は171人にまで減った。特に今回議論になっている出雲横田-備後落合はわずか54人。JR西管内では、既に存廃の議論が始まっている芸備線の東城(庄原市)―備後落合に次いで少ない。
利用者の減少に伴って運行本数も減った。現在、出雲横田―備後落合は1日3往復のみで、住民が生活で利用するには不便だ。近くに高校がある出雲横田に向かう備後落合からの始発は午前9時20分発で、通学向けのダイヤにもなっていない。
同区間にある三井野原は県境の無人駅だ。以前は近くのスキー場がにぎわい、周辺には多くの旅館があったが、スキー客が減ってその面影はない。以前、近くで旅館を営んでいた白川英夫さん(71)は「車がまだ主流じゃなかった時代は、木次線でたくさんスキー客が来ていた」と振り返る。
線路沿いで第三セクターが運行している路線バスは1日に6往復しており、利便性では鉄道に勝っている。白川さんは「鉄道は便数が少なく便利が悪いから、この辺の人は生活で使っていない。もし自分で車が運転できなくなってもバスに乗るだろう」と話す。
同区間には、全国的にも珍しい「3段式スイッチバック」があり、車内から中国山地の自然を堪能できる。周辺の自治体はイベントなどを開催して観光での利用を増やそうとしているが、抜本的な解決につながっていないのが現状だ。
広島県の湯崎英彦知事は5月の記者会見で「(赤字路線を)次々としっぽ切りしていくことにつながる。何の国民的議論もなく進んでいく状況は適切ではない」と指摘。島根県の丸山達也知事は6月の記者会見で「(沿線自治体とJR西で)立場や立脚点が違うので話が完全にかみ合うことはない」と話した。【松原隼斗】
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OS5
:2024/07/19(金) 17:21:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0e01ac733ed63ce08af5a04f281cee14dde7cc3
JR九州が29年ぶり値上げ…平均14・6%で初乗りは30円高い200円
7/19(金) 16:11配信
読売新聞オンライン
JR九州
JR九州は19日、2025年4月の運賃値上げを国土交通省に申請した。値上げ幅は平均14・6%で、初乗り運賃は現在より30円高い200円となる。人口減少に伴う利用者数の落ち込みや人手不足が課題となる中、設備の維持費や人件費などを確保する狙いがある。JR九州の値上げは、消費税率引き上げ時を除くと1996年1月以来で、29年ぶりとなる。
運賃は設備の維持費や人件費などの経費に利益を上乗せした「総括原価」を基に算定される。国交省は今年4月、総括原価の算定要領を27年ぶりに見直し、災害で被災した施設の修繕費や人件費を上乗せしやすくした。
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OS5
:2024/07/22(月) 22:14:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/88bea69fd70f498e35cdb0314f3b62d2d878eec4
東海道新幹線の復旧、なぜ長期化 衝突・脱線の保守点検車両になにが
7/22(月) 16:55配信
朝日新聞デジタル
衝突して脱線した東海道新幹線の保守用車両=2024年7月22日午前9時44分、愛知県蒲郡市神ノ郷町舟川原、朝日新聞社ヘリから、上田幸一撮影
東海道新幹線で22日午前3時37分ごろ、愛知県蒲郡市内の上り線路上で夜間作業中の保守用車両2台が衝突し、いずれも脱線した。東海道新幹線は浜松―名古屋間で始発から運転見合わせが続き、ほかの区間でもダイヤが大幅に乱れた。JR東海は同日中の全面運転再開を断念した。
なぜ復旧作業は長引いたのか。
JR東海によると、事故を起こした保守用車両は2台とも脱線し、自力走行できない状態となった。このため、線路に戻しただけでは動かせず、いったん運搬用の台車を使い、別の車両で牽引(けんいん)する作業が必要となった。これによって事故車の撤去作業に時間がかかり、復旧作業が長期化しているという。
東海道新幹線の線路は一般的な在来線と同様に、盛り土の上にバラスト(砕石)を敷き詰める構造。山陽や東北などコンクリート板に直接線路を敷く「スラブ構造」の新幹線と比べ、乗り心地が快適となる半面、バラストの突き固めなどの保線作業が必要となる。
新幹線の保守作業は終電後の午前0時から、始発前の午前6時までの間に行われる。
ある新幹線技術者は「基地からの保守用車の出し入れや、始発前の安全確認に必要となる時間を除けば、実質的に作業できるのは数時間が限度」と話す。作業の遅れは始発の遅れに直結するため、現場はかなり慌ただしい雰囲気だという。
新幹線の営業列車は追突を防ぐため、先行列車との距離に応じて自動ブレーキがかかる自動列車制御装置(ATC)など手厚い安全システムを備えている。一方、保守用車は複数台が近接して作業する場面も多く、運転士らの注意力に頼ることも多いという。
東海道新幹線では1993年と2015年にも、保守用車同士の追突、脱線事故でダイヤが混乱する事故が発生。JR東海は再発防止策として保守用車同士の接近警報装置の改良などを続けてきた。(細沢礼輝)
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/22(月) 22:26:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/527a0e5fe0f010cbd72814f692e293c075d94ae9
「どうにか帰りたい」夏休みを直撃、酷暑も追い打ち 新幹線運転見合わせで新大阪駅大混乱
7/22(月) 15:21配信
産経新聞
保守用車脱線の影響で浜松〜名古屋間の運転見合わせを知らせるホワイトボード=22日午前、大阪市淀川区のJR新大阪駅
22日に発生した東海道新幹線の一部区間の運転見合わせは、夏休みで遠出を予定する家族連れや訪日外国人客(インバウンド)を直撃した。新大阪駅(大阪市淀川区)では酷暑の中、足止めされた利用者でごった返し、混乱や疲労感に包まれていた。
「仕方がない。明日も休みが取れたので、もう1泊する」。家族とともに大阪を訪れ、栃木県へ帰宅予定だった男性会社員(56)は、翌日の切符を手にするため、窓口の列に並んだ。
名古屋-新大阪間は午前10時ごろに運転を再開したものの、ダイヤの大幅な乱れは山陽新幹線にもおよんだ。正午ごろになっても、切符の購入や払い戻しなどのために券売機や窓口の前に長蛇の列ができていた。
駅員は「本日の切符はそのままお持ち帰りください。後日切符をもって駅にお越しください」とアナウンス。運行状況を繰り返し伝えていたが、窓口前の列は何度も折り返しながら最後尾は約100メートル離れた別の改札口に差し掛かる場所まで延びていた。
この日は、大阪でも最高気温が35度を上回る猛暑日。駅構内は室内とはいえ、人混みで熱気が生じ、うちわや携帯扇風機を片手に汗をぬぐう人も散見された。大きなキャリーケースを持った外国人観光客は通路の端で疲れた表情で座り込んだり、うたた寝したりしていた。
神奈川県茅ケ崎市の会社員、清田守人さん(45)は名古屋までの切符をスマートフォンで予約しようとしたが、購入を試みた席が手続き中にほかの利用者に先に購入されてしまったといい、「今日中にどうにか帰りたい」と別の電車の空席がないか検索していた。
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OS5
:2024/07/22(月) 22:50:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/82687b00dedeb706a6f1cab54ba0d144ae5e6276
JR新大阪で「列車ホテル」開設検討 東海道新幹線の再開断念で
7/22(月) 22:18配信
毎日新聞
東海道新幹線の保守用車両同士が衝突し脱線した影響で新幹線の一部区間が不通となり、肩を落とす旅行客ら=JR新大阪駅で2024年7月22日午前10時38分、梅田麻衣子撮影
東海道新幹線の全面的な運行再開が見送られたことを受け、JR西日本は22日夜、帰宅や目的地への移動ができなくなった乗客の休憩用として、新大阪駅に新幹線の車両を開放する「列車ホテル」を開設する方向で調整していることを明らかにした。実施する場合は駅などで周知する方針。
東海道新幹線を巡っては、愛知県蒲郡市の豊橋―三河安城間の上り線で22日未明、線路のメンテナンス作業をしていた保守用車両の2台が衝突して脱線。事故の影響で、浜松―名古屋間の上下線が終日の運転取りやめになった。
東海道新幹線と山陽新幹線の直通運転もほぼ全面的に中止され、ターミナルの新大阪駅は朝から足止めされた客らでごった返した。【木島諒子】
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OS5
:2024/07/23(火) 10:04:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/722366c5f6e4262870cd46b2d7e0eed476764744
「代替」の北陸、大混雑 東海道新幹線運休、「大阪まで早くつなげて」
7/23(火) 8:02配信
北國新聞社
代替経路を案内する電光掲示板=金沢駅
●指定席通路まで客、移動諦め金沢宿泊の人も
東海道新幹線の一部区間が保守車両の脱線事故で終日運休となった22日、北陸新幹線が、関西と関東をつなぐ「代替ルート」として多くの乗客で混雑した。全席指定席の「かがやき」は満席が相次ぎ、「はくたか」では自由席に座れなかった乗客が指定席通路にまであふれる事態に。利用客からは「早く関東と関西を北陸新幹線でつなげてほしい」との声も聞かれた。
【写真】混雑する敦賀行きの北陸新幹線「はくたか」自由席=富山県内(乗客提供)
金沢駅では金沢止まりの北陸新幹線から、東京行きに乗り換えるため、いったん下車する客の姿も見られた。仕事で東京に行く途中、金沢駅で降りた国沢龍太さん(51)=大阪市=は「乗り換えまで時間があり、30分ほど金沢駅を見て回ることにした。東海道新幹線なら、とっくに東京に着いているはずなのに」とため息をついた。
「平日ですいていると思ったが、誤算だった」と疲れた様子で話したのは、法事で金沢に訪れた小倉転子さん(68)=東京=。はくたかの指定席が取れず、立ちっぱなしだったという。
JR西日本金沢支社によると、かがやきは午前11時ごろの出発便から上下線ともに次々と満席になり、はくたかも多くの便で指定席が埋まった。
前日に甲子園で野球観戦した畔見敏彦さん(72)は自宅の群馬県高崎市まで東海道新幹線経由で帰る予定だったが、ルート変更を余儀なくされた。大阪から特急「サンダーバード」で敦賀まで行った後、北陸新幹線に乗り換えた。金沢駅でいったん下車した畔見さんは「乗り換えが面倒だ。どんなルートでもいいので、早く大阪と関東が北陸新幹線で行けるようになってほしい」と求めた。
あまりの混み合いに22日の移動を諦めた人もいた。大阪に行くため、出張先の高岡から北陸新幹線を利用した会社員本田岳一(たかひと)さん(52)=神奈川県相模原市=は、敦賀からのサンダーバードの座席が取れず、急きょ金沢で1泊することにした。本田さんは「東海道の事故は知っていたが、まさか北陸新幹線やサンダーバードにも影響が出るなんて」と驚いた様子で話した。
●臨時列車4本運行
JR西日本は22日、利用客の急増を受け、はくたか2本と、サンダーバード2本の臨時列車計4本を急きょ運行した。このほか、北陸新幹線「かがやき」やサンダーバードの一部列車では、満席になった際に発売する「立席(たちせき)特急券」を提供した。
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OS5
:2024/07/24(水) 14:37:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b6b24d288dfa3b9227590a19318da97572c1d06
【速報】さよなら新幹線「500系」世界初の『時速300キロ』営業運転を実現 JR西日本が開発 ハローキティ―やエヴァともコラボ 2027年に営業運転終了
7/24(水) 14:00配信
関西テレビ
■JR西日本が独自開発 ジェット機に似た顔つき
新幹線「500系」
世界で初めて時速300キロでの営業運転を実現した新幹線「500系」について、JR西日本は2027年に営業運転を終えると明らかにしました。
先頭車両がジェット機に似た顔つきの新幹線「500系」はJR西日本が独自に開発した車両として1997年に登場しました。
■世界最速 時速300キロの営業運転を実現
新幹線「500系」
当時、世界最速となる時速300キロでの営業運転を実現し、東京と博多を結ぶ「のぞみ」としても走りましたが、わずか13年で引退。
現在は新大阪と博多を結ぶ山陽新幹線「こだま」として運行していますが、老朽化が進んでいてJR西日本は2026年度までに段階的に2編成まで減らすことを決めています。
こうしたなか、JR西日本は24日、2026年度以降運転する500系・2編成についても2027年中に運転を終えると明らかにしました。
新大阪と博多を結ぶ山陽新幹線の「こだま」は、N700系へと順次置き換える予定です。
■「ありがとうという気持ちでいっぱい。新幹線の時代が変わっていく」とJR西日本社長
「500系」出発式でのテープカット 1997年撮影
JR西日本の長谷川一明社長は、「500系」の引退について「東海道、山陽新幹線は一体運用ということで、乗り入れながら相互運用しているので、同一サービスをお客様に提供していく、メンテやいろんな経営の効率化を考えると、車両統一品がら統一化していくことが持続的な発展、経営的にも独自性、個別性も大事だが、大量高速輸送のなかでは、共通性により重点を置いたもの」
「1997年から営業運転開始ということで、廃車まで30年運用してきたが、高速走行している車両なので、本当に列車そのものにありがとうという気持ちでいっぱい。新しい車両に置き換えるということで、1つの新幹線の時代が変わっていくと認識」と述べました。
■新幹線500系の歩み
500系の運転席
・1997年3月22日 ダイヤ改正により営業運転開始
・2008年12月1日 8両化「こだま」の営業運転開始
・2010年2月28日 「のぞみ」営業運転終了
■主なイベント
「500 TYPE EVA」
・2013年4月10日 「カンセンジャーラッピング新幹線」運行開始
・2014年7月19日 「プラレールカー」運行開始
・2015年11月7日 「500 TYPE EVA」運行開始
・2018年6月30日 「ハローキティ新幹線」運行開始
■主な特徴
ハローキティ新幹線 車両内部
当時の営業運転速度『世界最高速』タイ 時速300キロで運転。
新大阪~博多『最速2時間17分』ロングノーズの先頭形状、翼型パンタグラフ (16両編成時)。
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OS5
:2024/07/24(水) 19:09:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9772fe9c2e129eed4b73bed6ef5e01fc5b904a0
臨海部ルート、31年度開業へ 羽田空港アクセス線、JR東日本
7/24(水) 17:21配信
共同通信
JR東日本は24日、羽田空港と東京都心などとを三つのルートで直結する新路線「羽田空港アクセス線」のうち、新木場方面の「臨海部ルート」について、2031年度に開業する方向で調整していると明らかにした。東京駅方面に向かう「東山手ルート」との同時開業を目指す。
JR東によると、東京モノレールに乗り換えて約40分かかる羽田―新木場を20分ほど短縮。千葉県の東京ディズニーリゾート最寄りとなる舞浜駅へのアクセス向上を見込む。費用などの詳細は今後、国や都と詰めるとしている。
JR東は昨年4月、東山手ルート開業が31年度になる見通しだと発表。羽田空港地下に設ける新駅とともに整備に着手した。
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OS5
:2024/07/24(水) 19:10:45
蓮舫まだーー?
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e31b699491518cc637036ee01dfbd144f7cd450
国民、衆院東京24区に新人
7/24(水) 15:49配信
時事通信
国民民主党は24日の両院議員総会で、次期衆院選の東京24区に新人で弁護士の浦川祐輔氏(31)を擁立すると決めた。
同区は、自民党の派閥裏金事件で「党の役職停止1年」の処分を受けた萩生田光一前政調会長の選挙区。
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OS5
:2024/07/28(日) 15:44:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0f82bed8f8d1dd00f4fe626c78f3fcaa3af19fa
新大阪駅と関空を結ぶ新ルートが構想中! 大阪の「新線」と接続する、阪急の新たな「独立路線」
7/28(日) 11:35配信
鉄道コム
阪急の車両
東海道新幹線の終点で、山陽新幹線の起点でもある新大阪駅には、私鉄は大阪メトロ御堂筋線しか乗り入れていません。現在、同駅に乗り入れる新たな私鉄路線の建設構想が進められています。
【地図で見る】新大阪〜大阪間を結ぶ阪急の「独立路線」と、その先で建設が進む新線
その路線を構想しているのは、阪急電鉄。大阪駅から十三駅を経由し、新大阪駅に至るという路線構想です。大阪駅は、うめきたエリアにあるJR西日本の地下ホームを使用。大阪駅でJR線と直通する計画となっています。
阪急はもともと、淡路〜新大阪〜十三間、新大阪〜神崎川間の短絡線を建設する構想を持っていました。これらは国からの鉄道事業許可も得ていたのですが、阪急は2002年12月、新大阪〜十三間を残し、鉄道事業許可の廃止を届け出ていました。残る区間も具体的な建設に向けた動きは見られませんでしたが、2017年に策定された「阪急阪神ホールディングスグループ 長期ビジョン2025」において、阪急は「新大阪連絡線」の整備について触れており、計画が消えたわけではありませんでした。
また、2017年には、大阪府、大阪市、JR西日本、南海、阪急の5者連名によるプレスリリース「なにわ筋線の整備に向けて」が発表されました。その中では、北梅田駅(現在の大阪駅うめきたエリア)から十三駅に至る「なにわ筋連絡線」の整備に向けた調査を実施すると説明されています。さらにその後も、公式発表ではありませんが、マスコミ各社が「大阪〜十三〜新大阪間の新線を阪急が建設する」と報じています。
なにわ筋線とは、うめきたエリアからなにわ筋を通り、JR難波駅と南海の新今宮駅を結ぶ計画の路線。現在は大阪環状線を通る「はるか」や、難波駅から発着している「ラピート」が通る計画となっています。このなにわ筋線と、阪急が構想している新線を組み合わせることで、新大阪駅から関空へのさらなるアクセス改善を図る狙いです。
ところで、阪急が各線で採用しているレール幅は、1435ミリの「標準軌」。JRや南海が採用している1067ミリの「狭軌」とは異なり、直通運転はできません。各報道によれば、阪急はなにわ筋連絡線を狭軌で建設し、なにわ筋線との直通運転を実施する計画だといいます。既存の阪急の各路線とは、十三駅で乗り換えこそできますが、線路はつながっていない「独立路線」となります。また、車両も南海と共通仕様になるとのことで、外観のマルーンや車内の緑色の座席などは阪急仕様と考えられますが、既存の阪急車とは異なる雰囲気の車両が登場しそうです。
阪急では、2031年度を予定するなにわ筋線の開業にあわせ、なにわ筋連絡線を開業させることを検討しているようです。また、かつての淡路〜新大阪〜十三間の建設計画に対応し、新大阪駅付近には新線建設用地や橋脚が準備されています。しかし、なにわ筋連絡線は、これらの準備設備を活かすのではなく、トンネルで新大阪駅へと乗り入れることになるようです。
西中悠基
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OS5
:2024/07/28(日) 15:47:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae7593c7218104673f4edebbd111cb1e0d15d076
赤字続きの三セク、苦渋の運賃改定…通学定期は月5000円アップ「小遣い減るかも」「親に伝えるの心苦しい」 鉄路存続へ「やむを得ない」との理解も 肥薩おれんじ鉄道値上げ反応
7/27(土) 11:27配信
南日本新聞
〈資料写真〉肥薩おれんじ鉄道に乗車する高校生=出水市の野田郷駅
鹿児島県薩摩川内市と熊本県八代市を結ぶ第三セクターの肥薩おれんじ鉄道(八代市)は26日、普通運賃を40〜140円(平均9.98%)値上げする改定を国土交通省九州運輸局に申請したと発表した。認可されれば10月1日から変更する。2004年3月の開業後、消費税率引き上げ分以外の改定は初めて。利用者からは負担増加を懸念する声の一方、「存続のためには仕方がない」と理解を示す意見も相次いだ。
【写真】〈関連〉肥薩おれんじ鉄道の株主総会であいさつする古森美津代社長=6月28日、熊本県八代市
「親は今でも『きつい』と言っている。値上げを伝えるのが心苦しい」。鹿児島県阿久根市の高校3年生は困惑した表情だった。普段から家業を手伝うことが多く、「負担が増える分、親の手伝いを増やしたい」。同級生の双子も1カ月の定期券が1人約5000円上がると知り、「お小遣いが減るかもしれないが、仕方がない」と話した。
資格取得の講習を受けるためほぼ毎日利用する薩摩川内市上川内町の男性(60)も「致し方ない」と理解を示す。経営が厳しい中、車両内の装飾やイベントで工夫しているのを日頃から感じている。「観光としての魅力を最大限に生かし、存続に向けて頑張って」とエールを送った。
最寄りの西出水駅(出水市)から徒歩約5分の出水中央高校は鹿児島、熊本両県の生徒約50人が利用する。山下秀雄教頭は「値上げしない方が良いが、大変な経営状況では仕方がない」。他の生徒との平等性を保ちながら、学校でできる対応を考えたいという。
おれんじ鉄道を巡っては、事業者や沿線7市町などで経営改善策を協議する未来戦略検討委員会が6月に初会合を開いたばかり。検討委の鈴木圭祐会長(鹿児島県交通政策課長)は「経費高騰など厳しい状況の中、やむを得ない。(検討委として)スピード感を持って対応したい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島
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OS5
:2024/07/28(日) 20:51:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bb118261663d7c92b1cf6be96e31c83708848e3
南米ベネズエラで大統領選投票始まる マドゥロ氏の不正勝利なら米国が「疑義」唱える方針
7/28(日) 20:38配信
産経新聞
南米ベネズエラで28日、大統領選の投票が始まった。3選を目指すものの「劣勢」と伝えられる反米左派ニコラス・マドゥロ大統領(61)が、野党弾圧を示唆。公正な選挙の実施が危ぶまれている。米国政府は、マドゥロ氏が具体的な根拠を示さず「勝利」を主張した場合、国際社会に「疑義」を唱える方針だ。
大統領選はマドゥロ氏と野党連合が擁立した元外交官エドムンド・ゴンザレス氏(74)の事実上の一騎打ち。米非営利法人(NPO)「アメリカ評議会」によると事前の複数の世論調査の支持率はゴンザレス氏が59〜71%と優勢。マドゥロ氏は12〜24%に止まる。
マドゥロ氏は、2013年に死去したチャベス前大統領の後継として同年の大統領選に勝利した後、強権化。18年の前回選は野党が抗議のボイコットをした結果の〝出来レース〟で再選した。
今回の選挙戦でも一度は招待した欧州連合(EU)の選挙監視団の受け入れを拒否した。自らが勝利しなければ「血で血を洗う内戦」に陥るとも語り、野党や国際社会の懸念は強まっている。
米政府高官は26日、記者団の取材に、野党弾圧の可能性に懸念を示したうえで、ベネズエラ大統領選の成り行き次第で対ベネズエラ制裁を「調整する」と発言。選挙が公正に実施されれば制裁を緩和する可能性を示唆した。(平田雄介)
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OS5
:2024/07/28(日) 22:42:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/679aa8f3ab88c496b9d6eedbd1551c2d33c6f4b7
富士山登山鉄道構想が足踏み、大幅遅れの中間報告は公表時期も定まらず反対派の疑念強まる
7/28(日) 18:20配信
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コメント45件
産経新聞
山梨県が推進する富士山登山鉄道のイメージ(山梨県提供)
山梨県が進める富士山登山鉄道構想で、県が立ち上げた専門家による事業化検討会の中間報告が当初の予定よりも大幅に遅れ、さらに公表の時期が「未定」とされるなど異例の事態となっている。構想は開業時期や技術的な実現性などが不明確で、中間報告で一定の方向性を示すはずだった。構想に反対する地元関係者は「技術的にかなり厳しい結論が出ているのではないか」との見方を示し、実現性について疑念を強めている。
【写真】山梨県が推進する富士山登山鉄道のイメージ
■オーバーツーリズム対策
富士山登山鉄道構想は、麓から5合目を結ぶ有料道路「富士スバルライン」の上に次世代型路面電車(LRT)の軌道を整備し、5合目へのアクセスを自動車からLRTのみに転換させる考え。富士山のオーバーツーリズム(観光公害)が問題視される中で、来訪者を鉄道でコントロールする狙いだ。軌道の地下に電力ケーブルを敷設し、非接触で電車に給電するシステムとすることで架線が不要となり、景観にも配慮した設計となる。
昨年10月に発足した「富士山登山鉄道構想事業化検討会」は弁護士や大学教授らの専門家が事業化、技術課題、法制度の3部会に分かれ、構想の実現に向けた検討作業を進めてきた。
長崎幸太郎知事は昨年秋から富士北麓地域の各市町村で住民説明会を開き、構想の意義などを毎回強調した。しかし、事業スキーム(計画)や具体的な費用、技術仕様などは未確定な部分が多く、この点を住民から質問されると、「令和5年度中に出される検討会の中間報告で一定の方向を示す」と回答してきた。
■公表時期「未定」
ところが、今年3月の検討会では「意見集約に時間が必要」であることや、総事業費についても検討課題が多いとの理由で、5年度内の中間報告の公表見送りを決めた。この時点で検討会の担当である県の和泉正剛・富士山登山鉄道推進監(現・富士山保全・観光エコシステム推進統括官)は「遅くとも6月までの公表を目指す」と明言した。
だが、6月末になっても中間報告は公表されず、和泉氏は7月3日の県議会で「構想を住民説明会などで丁寧に説明してきた。頂いた意見を踏まえて方向性を固め、中間報告をしたい」と答弁。再び公表を遅らせることを明らかにした。専門家の検討による中間報告のはずが、住民の意見を踏まえる路線にいつの間にか変更した格好だ。長崎知事は7月18日の定例記者会見で、中間報告の公表は「未定」とした。
■「実現性に壁か」
登山鉄道構想への反対姿勢を明確にする地元自治体、富士吉田市の堀内茂市長はかねて、LRTから電気自動車(EV)のバス方式への転換を求めてきた。堀内市長によると、県の説明会では住民から、土石流発生時などの保全面▽スバルラインの急勾配を実際に登れるのかや給電システムが可能かなどのLRTの性能面▽収支を含めた事業計画-の大きく3点で質問や疑問が出たという。「その場ではいずれも『精査中』『研究中』として一切回答はなく、『年度内に回答する』とあった」と振り返る。
その「年度内」がずれ込み、さらに「6月までの公表」も延期となったことに、堀内市長は「現実問題として、技術面などで厳しい結論が出ていると推測する」と、現時点での事業化の計画をまとめること自体が難しいとの見方を示す。
登山鉄道への質問状を県に提出した市民団体「富士山の未来を考える市民の会」の秋山真一共同代表も中間報告の公表遅れに「具体的な課題が多くて(報告を)出せず、(登山鉄道の)実現性に大きな壁があるのではないか」と疑問を呈す。
登山鉄道への疑念が渦巻く中でも和泉氏は、市民の会との面談で、登山鉄道を富士北麓地域の2次交通として延伸させることや、地図上の直線距離だけでも約40キロ離れた甲府市内のリニア中央新幹線の「山梨県駅(仮称)」との接続まで想定していると言及。これには関係者からも「大風呂敷の前にまずは本当に登山鉄道を事業化できることを示すのが先だ」といった批判が出ている。(平尾孝)
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:
OS5
:2024/07/29(月) 14:24:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7f5e50061a51261f4418420f0251d4f690ff298
人口最少の県庁所在地 「寂しい」駅周辺、若者向けに変えられるか
7/29(月) 10:15配信
朝日新聞デジタル
JR鳥取駅周辺の再整備後のイメージ=鳥取市提供
鳥取市の中心部ににぎわいを生み出そうと、市がJR鳥取駅周辺などで大規模な整備事業を計画している。人口約18万人と全国の都道府県庁所在地では最も少ない市が目指すのは、「若者や子育て世代が住みたいと思えるまち」、そして「災害に強いまち」だ。(富田祥広)
【写真】JR鳥取駅周辺=2024年6月10日午後2時55分、鳥取市、富田祥広撮影
県都の玄関口、鳥取駅周辺にあるバスターミナルや地下通路、広場、駐輪場などは老朽化が進んでいる。市民や利用者へのアンケートでは「利用しづらい」「薄暗くて寂しい」といった声が上がった。さらには娯楽や文化施設、おしゃれなカフェなどを求める意見も寄せられていた。
市は昨年8月、交通やまちづくりの専門家も交えた官民連携の会議体を立ち上げ、駅周辺の再整備に向けた議論を重ねてきた。今年6月に整備方針をまとめた基本計画を策定。若者や子育て世代を意識し、駅の周辺にヒト・モノ・コトを集める方向性を示した。
基本方針では、鉄道の高架下を活用して駅と直結するバスターミナルやタクシー乗り場を設け、スムーズな乗り換えと災害や豪雪にも対応できる交通ターミナルに再編することを掲げた。
その上で、駅と駅前アーケードをつなぐ歩行者専用の高架通路やオープンスペースを整備する。子どもからお年寄りまで安心して移動でき、市街地に向けてにぎわいが広がっていくイメージだ。
また、駅やバス、タクシーを使う人たちが快適に過ごすことができ、災害時には受け入れ施設にもなる待合環境のほか、市民が集いたくなる文化施設なども整える。民間の投資も呼び込み、スーパーやカフェ、ホテルなど集客力のある複合施設も整備する。
市は今後2年間で具体的な整備計画を作り、2031年度ごろの整備完了を目指す。さっそく今月には市と県、JR西日本、鳥取商工会議所の4者で協議会を立ち上げ、整備手法や役割分担の話し合いを始めた。今秋には若者や子育て世代を対象にワークショップやアンケートを実施し、新たに設ける施設のアイデアや要望を募るという。
駅の高架化以来、半世紀ぶりとなる大規模な再整備に向け、深沢義彦市長は「市民にも分かりやすい情報発信をしていきたい」と話している。(富田祥広)
◇
一方、鳥取駅の約1キロ北東にある市役所の旧庁舎跡地について、市は緑地やイベント広場とする基本計画を2022年度に策定した。今秋にも整備を始め、26年3月までに利用を始める方針だ。
市庁舎は19年に現在の鳥取駅西側に移転。本庁舎跡地に整備する広場は、災害時には市民の避難場所や復旧活動の拠点となることを想定し、炊き出しのかまどとしても使えるベンチやマンホールトイレなどを設置する。
また、37台分の臨時駐車区画を設け、常設の40台分の駐車場とあわせ、災害時は支援物資を搬入する車の駐車スペースにする。
本庁舎跡地の南西にある第2庁舎跡地にはコンビニ「セブン―イレブン」の出店が決まり、オープンに向けて準備が進んでいる。
跡地整備の事業費は8億6810万円。5億7430万円を今年度の一般会計補正予算に盛り込み、残りを来年度の債務負担行為として設定した議案は、市議会6月定例会で可決された。(富田祥広)
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/30(火) 15:05:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6c85a6215bd7b114e3a988a7b2912c5b8653f7a
JR美祢線、存廃含めた協議へ 山口県の沿線自治体とJR西、検討部会設置を決定
7/30(火) 12:48配信
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コメント10件
中国新聞デジタル
昨年の大雨の影響で線路が崩落したままのJR美祢線
1年前の大雨で被災して全線運休が続く山口県西部のJR美祢線(46・0キロ)を巡り、沿線自治体やJR西日本でつくる協議会の臨時総会が30日、山陽小野田市であり、鉄道での復旧と他モードでの復旧の双方を調査、検討する新たな部会を設けることで合意した。
【地図】JR美祢線
自治体は鉄道の存続を求めているが、JR西は利用低迷などを理由に「自社単独での運行は困難」として復旧に応じず、新部会の設置を要請していた。
臨時総会には、沿線の山陽小野田、美祢、長門の3市長と山口県の担当者、JR西の広岡研二広島支社長たち15人が出席。鉄道による復旧と、鉄道以外での復旧の双方のメリット、デメリットを調査、検討する部会を設置することを全会一致で決めた。
JR西によると美祢線は2023年6月30日〜7月1日の大雨で、湯ノ峠(ゆのとう)(山陽小野田市)―長門湯本(長門市)間(36・8キロ)の80カ所が被災。美祢市では第6厚狭川橋梁(きょうりょう)が流失した。10年の豪雨で被災し復旧した場所も含まれていた。
美祢市など沿線自治体が求める早期復旧にJR西は応じず、今年5月に広岡支社長が「JR単独での復旧は非常に難しい。仮に復旧させても、JR単独での持続的な運行は困難」と表明。美祢線の在り方を話し合う部会を設けるよう自治体側に提案していた。
美祢線は県西部を南北に走るローカル線。山陽小野田、美祢、長門の3市を結び、山陽線、山陰線と接続する。車の普及や人口減の影響で利用者の減少が続き、1キロ当たりの1日平均乗客数を示す輸送密度は新型コロナウイルス禍前の19年度で478人。JR西が発足した1987年度(1741人)の3分の1以下に減った。
被災前年の22年4月、JR西は輸送密度が2千人未満の赤字ローカル線17路線30区間を「単独では維持困難」とし、収支を公表した。美祢線も含まれ、年間赤字額は17〜19年度の平均で4億4千万円だった。
中国新聞社
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OS5
:2024/08/04(日) 07:23:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d4eed21ff1abaee0022c27146879a26320db5ae
豪雨から2年、雑草覆う津軽の鉄路 「被災ローカル線」バス転換へ
8/3(土) 16:30配信
朝日新聞デジタル
一直線に伸びる線路は、雑草に覆われていた=2024年7月13日、青森県今別町、林敏行撮影
津軽海峡を望む青森県今別町。2年前の豪雨災害から不通が続くJR津軽線の線路は赤茶色にさび付き、雑草が覆い尽くしていた。
沿線自治体とJR東日本などは5月、鉄路廃止で合意。ここを再び列車が走ることはなくなった。22年8月の豪雨による盛り土崩落などで、約29キロが不通になり、復旧には約6億円が見込まれていた。
災害で不通になった「被災ローカル線」は、全国に13区間。沿線の過疎化も深刻で、ほぼすべてが赤字路線だ。今後、被災路線の廃止論が続く可能性もあるが、宮下宗一郎・青森県知事は6月の会見で、「災害がきっかけに廃止されることは、前例にしたくない」と述べた。
阿部義治・同町長は「地域を存続させるため」と、鉄路復旧を最後まで主張したが、バス転換を望む地域の声も多かった。沿線住民の要望に向き合い、新たな交通網の協議が始まる。(林敏行)
朝日新聞社
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OS5
:2024/08/07(水) 18:59:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b68cefe557cc8bbc904cd9d00968bd491fde842
過疎地の「切り札」か「与太話」か 京都も通る「山陰新幹線」 費用3兆円?「採算無理」「出雲大社人気に」
8/7(水) 18:01配信
京都新聞
山陰新幹線をアピールする山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議のホームページ
「都市との時間的な距離や地域間の格差が正される。出雲大社に行く人も増えるはず」。京都市など関西に時折、足を運ぶ島根県出雲市の男性僧侶(44)は声を弾ませ、山陰地方と大阪を結ぶ「山陰新幹線」の早期建設を待望する。北陸新幹線が2015年に長野-金沢間が延伸開業後、ファスナー大手YKK(東京)が本社機能の一部を富山県に移転。14年に840万人だった金沢地域の観光入り込み客数は、新型コロナウイルスが広がる前の15〜19年は1千万人超で推移した。こうした開業効果を念頭に、「(山陰地方など)日本の隅々まで、人の流れを持っていかないといけない」と主張する。
【写真】京都府内を走る山陰線
鳥取県西部に位置し、行楽客でにぎわう中国地方の最高峰大山を望む伯耆町で観光協会長を務める川原かなよさんも「京都や大阪が近くなるのはメリット」と考える。利用者数や建設費の負担といった課題を気にしつつも、「便利になると思う」と語る。
超高速鉄道への期待感がある一方で、「与太話のレベル」と切って捨てるのは松江市の無職浅野秀長さん(67)。高速インフラの整備が、かえって地域の活力を奪う様子を見てきたという。松江市と広島県尾道市を結ぶ中国横断自動車道・尾道松江線が15年に全線開通して以降、「国道の交通量が減り、道の駅のにぎわいが失われた。新幹線でも同様のことが起こり、沿線の市町村が通過地点になって廃れていく。(新幹線の並行在来線となりうる)JR山陰線も不便になるのではないか」と危ぶむ。
「新幹線は採算が取れない」とも見込む。現状でも山陰線の利用者は低迷し、赤字は巨額だ。1987年と2022年の平均通過人員は、城崎温泉〜浜坂が4966人から721人に、浜坂〜鳥取は4878人から768人に、出雲市〜益田は2779人から860人になった。20〜22年度の3年間の平均収支で、赤字は、城崎温泉〜浜坂が9億5千万円、浜坂〜鳥取が7億6千万円、出雲市〜益田が33億1千万円。「山陰線を走る現在の特急ですら空席がある」とし、見通しの暗さを口にする。鳥取、島根両県で進む人口減の流れに、新幹線がさおさす恐れさえあるとみる。「便利になるほど、関西へ若者が流出してしまう」とみる。
身近な在来線の存続や利便性向上を願う声は多い。「若い時は新幹線がほしいと思ったこともあった。でも、この年では新幹線に乗ることはない。むしろ山陰線の充実に力を入れてほしい」。鉄道で移動した場合、「東京から最も時間がかかる場所」とも言われる島根県江津市で暮らす山藤法子さん(77)は強調する。江津市と、中国山地の広島県三次市をつないでいた全長約108キロのJR三江線が、利用減を背景に、18年に廃線になった影響を肌で感じているためだ。
山藤さんが営む調剤薬局には、三江線に乗ってやってくる高齢者が少なくなかった。現在、高齢者は車に乗り合いして来店するという。「三江線の廃止で、お年寄りは困っている。新幹線に費やすお金があるならば、在来線を使いやすくしてほしい」と語る。
東西に長い島根県の西部に位置する益田市で暮らす野村良二さん(80)も、山陰新幹線の整備よりも、山陰線の複線化を望む。「今は列車のすれ違い待ちが多く発生している。複線化の方が喜ばれる」とする。同市の市議だったが、議会で新幹線が話題になることはなかったという。「人口が減る中で、建設の大義名分が分からない。現実味を持って新幹線のことを考えている人は少ないのではないか」と推測する。
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OS5
:2024/08/07(水) 18:59:32
山陰新幹線の建設費は3兆円とも言われる。人件費や物資の高騰で、さらにかさむ恐れもある。山陰新幹線の沿線自治体の人口は、上位でも松江市20万人、鳥取市18万人、出雲市17万人にとどまり、その他は3万人に満たないところも多い。山陰両県の合計人口は120万人に過ぎず、人口140万人超の京都市1市にすら及ばない。高齢化による福祉費用の増大と、若年世代の流出で税収が増えづらい中、多額の財政負担は、小規模な山陰の市町村の財政を直撃しかねない。
加えて、山陰線が並行在来線としてJR西日本から経営分離されれば、自治体などが鉄路の維持に乗り出す必要に迫られる。新幹線の建設費と在来線維持の負担がダブルでのしかかれば、「他の市民サービスの切り下げにつながりかねない。自治体としては、新幹線誘致に腰が引ける部分だろう」(鳥取県米子市の関係者)との指摘もある。
山陰新幹線の沿線に見込まれる自治体間で温度差もある。山陰新幹線の「終点」となる山口県下関市は、13年に発足した「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」に名を連ねていない。同市の担当者は「参加の打診はあったが、現時点では保留している」とする。完全に開通していない山陰自動車道の整備を優先して国に要望したい考えがある他、同県の一部自治体も同様に加わっていないこと、同市は1970年に発足した「山陰新幹線建設促進期成同盟会」には入っていることを理由に挙げる。
住民の認知度や関心も低い。同会議に加盟している兵庫県北部のある自治体は「地元に新幹線のPR看板はなく、機運が高まっているとは言いがたいと思う」と認める。
ルートに見込まれる米子市の市議(54)は「新幹線を求める議員連盟ができたのは近年で、遅かった。建設は困難だと思っていたことの裏返しだろう」と苦笑する。米子市と漁業基地・鳥取県境港市とを結ぶ高規格道路の建設や、米子市と島根県安来市との間にある湖に橋を架ける問題が地元には横たわり、新幹線よりも関心が高いという。山陰両県の自治体は、山陰新幹線に加え、松江市と岡山市を南北でつなげる「中国横断新幹線(伯備新幹線)」の誘致も掲げ、二兎を追っているが、「どちらも、見通しはかなり厳しいのではないか」と断じる。
自治体が躍起となっている新幹線の誘致について、島根大法文学部の毎熊浩一教授(52、行政学)は「遠くから、速く、多くの人に来てもらい、お金を使ってもらって地域を活性化させるという『昭和の価値観』を感じる」と指摘する。
毎熊教授は近年、原発や自然エネルギーなどのテーマについて、無作為で選ばれた一般市民を議論の主役とし、得られた多様な意見を関係各所に提案する「自分ごと化会議」を展開し、全国から注目されている。現在の誘致論議について、「誰が新幹線を望んでいるのか、誰のための議論なのかが分からない。50年後、100年後に、自分や子、孫がどんな社会に生きていたいかを話し合う場が必要だ」と提言する。賛成でも反対でもない中間的な立ち位置の人や、利益団体の思惑で動くことがない人など、「『普通の人』の関わりが大事だ」と説く。莫大(ばくだい)な税金が投入され、地域の将来像を大きく左右しかねないインフラ整備だけに、多くの住民が我がこととして捉え、考えていく仕組みが欠かせない。
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OS5
:2024/08/07(水) 20:52:53
https://www.asahi.com/articles/ASS873FG3S87ULFA01KM.html
北陸新幹線、新たな京都駅はどこに? 3案提示、JR桂川駅周辺案も
有料記事
中村建太2024年8月7日 19時30分
北陸新幹線を延伸した場合、京都駅をどこに置くのか――。敦賀(福井県)―新大阪間の延伸計画をめぐり、国交省は7日午後、現行の「小浜・京都ルート」の詳細な駅位置や経路の案を発表した。
ルートの詳細案は、京都市内の駅位置や経路を巡って、3パターンある。京都駅の地下にホームを新設し、南北方向に乗り入れる「南北案」と東西方向に乗り入れる「東西案」、同駅から西に約5キロ離れたJR桂川駅付近の地下に新駅をつくる「桂川案」の三つだ。
建設主体の「鉄道・運輸機構」の調査によると、京都市街を流れる地下水は、京都駅周辺や伏見区の酒蔵が密集する地区にまで達している可能性がある。そのため地元住民らからは、地下トンネルが掘られることで、井戸水に使われる地下水などの水資源への悪影響を懸念する声が出ていた。
https://www.asahi.com/articles/ASS872320S87ULFA00CM.html?iref=pc_extlink
北陸新幹線の大阪延伸、物価上昇すれば工費最大5.3兆円に増加も
有料記事
中村建太2024年8月7日 18時12分
国土交通省は7日、北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪間の延伸建設費が、これまでの想定から大幅に増え、最大で約3・9兆円になる見込みだと与党に報告した。今後さらに物価上昇が進めば、最大で約5・3兆円に膨らむ可能性もある。資機材価格や人件費の高騰、一部トンネル区間での工事の難航が見込まれるためで、工期も従来想定から10年以上延び、25〜28年ほどかかる見通しだ。
7日に開かれた与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の整備委員会で、詳細な駅位置や経路の案を初めて示し、建設費と工期の新たな見通しを報告した。
ルートの詳細案は、京都の停車駅の位置や周辺の経路によって、三つある。
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OS5
:2024/08/07(水) 20:55:23
https://www.asahi.com/articles/ASS872S9TS87PLZB00GM.html
新「京都駅」は桂川駅付近? 北陸新幹線新駅候補、人口大幅増の地域
日比野容子2024年8月7日 18時55分
JR桂川駅=2024年7月31日午後4時8分、京都市南区、日比野容子撮影
北陸新幹線京都駅の設置場所の3案の一つとしてJR桂川駅付近が挙げられた。JR京都駅から大阪方面に向かう在来線で2駅目にあり、乗車時間5〜6分の距離にある。平日の午前11時〜午後2時台に停車する列車の数は1時間あたり上下合わせて8本だ。
駅は2008年に開業した。周辺はキリンビール京都工場の跡地の再開発が進み、14年には駅直結で京都府内最大級のイオンモールが開業。オムロンヘルスケアや京都銀行などの有力企業、有名私立高の付属小学校などが次々と進出している。
子育て世代が市外に流出して人口減少に悩む京都市にあって、人口が大幅に増えている。JR桂川駅から西へ直線距離にして約600メートルのところには阪急洛西口駅もあり、京都と大阪双方へJRと阪急の2路線が使える交通利便性が新住民を引きつけている。
京都市の住民活動の単位である「学区」別の人口を10年と22年で比べると、桂川駅の副駅名ともなっている久世は3161人増え、市内で最多だった。合計特殊出生率でみても南区は市内11行政区の中でトップだ。
京都市は21年に市都市計画マスタープランを見直し、JR桂川駅と阪急洛西口駅周辺を子育て世代の市外流出に歯止めをかける「職住近接のまち」として位置づけた。これまではおおむね6階建て程度のマンションしか建てられなかった国道171号沿いや久世橋通沿いで高さ制限を21メートルから30メートルに、容積率も300%から400%に緩和し、住宅やオフィスなど多様な建築需要に応えられるようにした。
この見直しに基づいて設計・建築中のマンションの分譲もすでに始まっている。市都市計画課の担当者は「新しい駅が出来れば交通利便性が更に向上し、一帯のまちづくりにとって間違いなく追い風だ」と話す。(日比野容子)
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OS5
:2024/08/08(木) 18:04:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/eef8c7cc9fe6d4d08e0c7228d1db30f01637f849
北陸新幹線延伸で京都駅3案、選定難航も…大規模工事は「地権者との合意形成に時間かかる」
8/8(木) 11:40配信
読売新聞オンライン
北陸新幹線の車両(福井県敦賀市で)
北陸新幹線の敦賀(福井県敦賀市)以西の延伸を巡り、7日に与党整備委員会で示された京都駅の新駅候補の3案では、各ルートの工期や乗り換え時間などが明らかになり、課題も浮かび上がった。整備委は年内にも3案から詳細ルートを決める方針だが、選定が難航する可能性もある。
【図表】京都駅新駅候補を踏まえた北陸新幹線延伸計画の詳細
新駅の候補地は、〈1〉現在のJR京都駅の地下で東西方向に設置する「東西案」〈2〉京都駅南側の地下に南北方向に設ける「南北案」〈3〉京都駅から南西に約5キロ離れた東海道線桂川駅付近の地下に作る「桂川案」――が示された。
東西と南北の両案は、在来線への乗り換えで利便性に優れる反面、事業費が約3・7兆〜約3・9兆円と桂川案(約3・4兆円)よりかさむ。一方、桂川案は現在の京都駅で在来線に乗り換えるまで約19分かかり、利便性が課題となる。
東西案と桂川案は地下約50メートルに駅を設置することなどから難工事が予想される。京都駅近辺の大規模工事には「周辺の地権者との合意形成に時間がかかる」(関係者)との見方もある。
新幹線を運行するJR西日本は「乗客の利便性を考えると現在の京都駅近辺が望ましい」としている。
関西経済連合会など関西の経済6団体は声明を出し、詳細ルートの公表について「早期全線整備に向けた大きな前進」と評価したが、最長28年となる工期については「想定を上回り、懸念を感じている」とした。
読売新聞
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OS5
:2024/08/08(木) 18:30:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/6acda787b30621026dce3e2cd40fe05475f49b94
敦賀乗り換えでデジタル地域通貨を抽選でプレゼント 不便さを楽しさに転換へ
8/8(木) 16:35配信
FBC 福井放送
不便な乗り換えを楽しく(7日敦賀駅)
新幹線と在来線の乗り換えが面倒だという声が絶えない敦賀駅ですが、初の盆休みはお得な場所になるかもしれません。
県は8日から9月1日まで、敦賀駅の2階乗り換え改札や、連絡通路を通る利用者を対象に、福井のデジタル地域通貨「はぴコイン」が抽選でもらえるキャンペーンを始めました。
JR西日本のアプリWESTERを使い、位置情報などを利用して抽選に参加できる仕組みで、2000人に1000ポイントが当たります。
キャンペーンを利用した人
「大変楽しいので、また敦賀駅を利用したい また乗り換えもたくさんして、いろんな所に行ってみたいと思う 帰りも挑戦する」
県の担当者
「乗り換えが逆に楽しいなというように感じてもらえれば」
ポイントは県内の4400店舗で利用でき、県では、’ネガティブな’乗り換えをラッキーなイベントに変換して、訪れた人に福井への好印象を持ってもらい、また経済の活性化にもつなげたい考えです。
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OS5
:2024/08/15(木) 09:11:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0672ff6d8529ef7e6abe8d8f7c9c9bbec76a029
磐越東線で通勤しよう! 福島・田村市、ダイヤに合わせた勤務時間
8/15(木) 8:30配信
福島民友新聞
新しい勤務区分で磐東線を通勤利用する職員(田村市役所提供)
田村市役所はJR磐越東線の利活用を促進するため、通勤利用に合わせた新たな勤務区分(勤務時間)を導入した。新たな勤務区分で磐東線に乗って通勤する職員からは「無理なく出勤できて朝の通勤時間に余裕ができた」といった声が上がっている。
市役所と行政局の最寄り駅となる船引駅、大越駅、神俣駅の上下列車の発着時刻に、職員の就業時間が合うよう勤務区分を設定した。書類での申請を省き、所属長へ申し出ることで利用できるようになっている。
これまでの勤務区分でも磐東線で通勤することは可能だったが、特に行政局では最寄り駅の到着時刻と始業時間との間に差が生じ、通勤利用を想定すると勤務開始時間まで時間が空くなど利便性が良くなかった。
市は、県とJR磐越東線の沿線自治体で組織する磐越東線活性化対策協議会で、磐東線の利活用促進に向けたアイデアとして職員の通勤利用を検討し、本年度事業化した。公共交通を担当する市企画調整課の吉田祐(たすく)副主査(35)は「磐東線の利用を目的としたことで『一度乗ってみよう』と電車通勤した職員もいる」と効果を語り、「働き方改革やコロナ禍で時差出勤を導入した事例があり、取り入れやすいはず」と沿線自治体や民間企業にも取り組みが広がることを期待した。
福島民友新聞
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OS5
:2024/08/19(月) 11:59:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/6af0fc5b6473b5647d945cfe6bc64b911fef6678
「終電を気にせず楽しんで」福岡市地下鉄の金曜日の終電時刻が最大35分遅くなる 今週から全線で
8/19(月) 11:18配信
福岡市は19日、地下鉄の利便性を向上させるため、今週から毎週金曜日の終電時刻を最大で35分延長すると発表しました。
福岡市の高島市長が19日の定例会見で明らかにしたもので、福岡市地下鉄全線が対象です。
空港線の場合、天神発・姪浜行きの金曜日の終電は現在、土曜日になった直後の午前0時12分発ですが、今週からは午前0時47分発に変わります。
また、七隈線では、天神南発・橋本行きの出発時刻が午前0時17分から午前0時35分に、箱崎線では中洲川端発・貝塚行きの出発時刻が午後11時58分から午前0時半に変わります。
高島市長は「インバウンド客の需要の高まりもあって、福岡市地下鉄の利用者数は一日50万人を超えている」とした上で「延長により終電を気にせず、もうひと楽しみしてほしい」と話しています。
4870
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OS5
:2024/08/20(火) 16:28:32
https://article.yahoo.co.jp/detail/2f47753b2ac03b0245621fa77737603cf7898ed0
大人気「大阪発サイコロきっぷ」2024年秋も登場 目的地は富山、津山、白浜、博多 抽選2万5千組限定
8/20(火) 15:28配信
鉄道チャンネル
JR西日本は、サイコロで旅の行き先を決める「大阪発サイコロきっぷ」を今秋も発売します。利用期間は2024年9月28日(土)〜11月24日(日)の連続する2日間。
※10月11日(金)〜13日(日)、11月1日(金)〜3日(日)利用開始分の設定はありません。
サイコロきっぷは2022年に初登場したJR西日本の企画きっぷ。出目で行き先が決まるゲーム性、リーズナブルなお値段で目的地までの往復JR(新幹線・特急列車)普通車指定席が利用できるコスパの良さなどから、大変な人気商品となっています。
今回の行き先は富山、津山(岡山)、白浜、博多の4か所で、津山駅が当たった場合は岡山駅での途中下車が可能です。各方面の確率は富山1/3、津山(岡山)1/3、白浜2/9、博多1/9となっており、博多駅がレア駅に設定されています。
目的地の1つである津山(岡山)方面では、サイコロきっぷ利用期間(9月28日〜11月24日)に「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が開催される予定です。行き先が津山になった場合、こちらに足を運んでみるのもよいでしょう。
値段は5000円(月〜木出発)または 8000円(金・土・日・祝日出発)で、今回は最大2万5千組限定の抽選制となっています。事前抽選申込期間は2024年8月26日(月) 0:00〜9月8日(日)23:59。WESTERポータルの専用ページで受け付けます。その他詳細は「大阪発サイコロきっぷ特設サイト」に掲載。
(画像:JR西日本)
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OS5
:2024/08/22(木) 08:54:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/86e37e8a0d669455e45b4799da5d6525438e5c48
城崎と敦賀結ぶ、片道5時間のリッチ旅 新観光列車「はなあかり」10月発車 JR西が第1弾
8/21(水) 18:22配信
神戸新聞NEXT
新観光列車「はなあかり」1号車のスーペリアグリーン車の内部(JR西日本提供)
JR西日本は21日、新観光列車「はなあかり」の運行を10月5日に始めると発表した。季節ごとに地域を変えて走り、第1弾は敦賀(福井県)-城崎温泉(豊岡市)間で12月22日までの土日に計24本を運行。グリーン車2両と、より上質な「スーペリアグリーン車」1両を設け、乗り通した際の片道料金は通常1万640〜1万2840円。
【写真】「檳榔子染」と呼ばれる黒褐色を基調としている「はなあかり」
土曜は城崎温泉行き、日曜は敦賀行きで、若狭、丹後地域の約180キロを約5時間かけて旅する。途中駅では最長27分停車し、地域住民による歓迎や特産品の試食、購入などを楽しめる。
車内では、事前予約制で地域の食材を使った弁当やスイーツを提供。地酒やつまみ、土産の販売もある。
列車は特急「はまかぜ」の車両を改造した3両編成で全54席。同社初のスーペリアグリーン車は「はまかぜ」の6席分を使った2人用の個室を10室設ける。2号車のサロンには城崎温泉名物「麦わら細工」を展示する。
同社はシニア層や家族連れ、城崎温泉で急増する訪日客らに加え、3月に敦賀駅まで延伸開業した北陸新幹線の利用客の取り込みも図る。長谷川一明社長は「車窓を楽しみ、地域の皆さんとの交流が深まる旅を提供できれば」と話した。
切符は9月5日午前10時、全国の「みどりの窓口」や主な旅行会社窓口などで発売する。(大島光貴)
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OS5
:2024/08/25(日) 19:31:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/c119586cb543a37ed9b4e914c40e7e3d68d0676a
豪雨で運休の米坂線、復旧手つかず JR東と自治体の議論は平行線/上
8/25(日) 14:00配信
毎日新聞
JR米坂線の車両=山形県川西町で2024年7月1日午後0時37分、神崎修一撮影
経験したことがない強い雨が襲った。2年前の8月3日。山形、新潟両県で集中的な雨をもたらす「線状降水帯」が発生。新潟県関川村では4日未明、国内歴代6位タイの1時間149ミリもの雨を観測した。山形と新潟を結ぶ米坂線(90・7キロ)は線路下の盛り土の流出が相次ぎ、線路は土砂に覆われた。あれから2年。橋梁(きょうりょう)があった場所は線路が途切れたまま。一部の線路は曲がったままで放置されている。【神崎修一】
【写真】大雨で崩落した橋梁
2022年8月の豪雨災害で被災し、一部区間で運休が続く米坂線。JR東によると、今泉(山形県長井市)―坂町(新潟県村上市)で被災し、山形側68カ所、新潟側44カ所の計112カ所で、橋梁や盛り土などに被害を受けた。全区間の約7割にあたる今泉―坂町間は、2年以上経過した今でも運休が続き、バスを代行運転している。鉄道という地域の足の不在は、沿線住民の生活に影を落としている。
夏休みに入った8月1日午後。代行バスが小国駅(山形県小国町)に到着すると、部活終わりの高校生約10人が降りてきた。米沢興譲館高1年の河内僚佑さん(16)は、通学で朝6時台のバスを利用する。「バスよりも電車の方が、走りが静かで揺れない。学校の課題は電車の方がやりやすい」。長井高1年の寒河江雄大さん(15)は今泉駅でフラワー長井線に乗り換えるため「朝は待ち時間が長いと感じる」とつぶやいた。
2年放置された線路は雑草に覆われ、復旧は手つかずの状態だ。復旧のあり方を巡って沿線自治体とJR東の意見が折り合わない。沿線自治体は被災前と同じく「JR東日本による鉄道の復旧と運営」を求める一方、JR東は復旧費や利用減少などを理由に「単独での運営を前提とする復旧は困難」と主張。JR東は復旧には約86億円の工事費と約5年の工期を要すると試算し、単独での復旧以外も視野に、沿線自治体と復旧検討会議を設置した。ただ23年9月から3回開かれたが、両者の議論は平行線をたどっている。
米坂線整備促進期成同盟会副会長で新潟県関川村の加藤弘村長(69)は「もうかる事業に投資したいというのは分かる。でも鉄道事業者としての使命があるはずだ。赤字だから切ろうでいいのか」と憤る。同会長で小国町の仁科洋一町長(72)も「高校生からはトイレが心配、バスだと酔いやすい、冬は外で待たなければいけないなど切実な声を聞いている。何としても復旧させないといけない」と訴える。
復旧費に加えて利用客数の減少も壁となる。JR東が公表した21年度の米坂線の輸送密度(1キロ当たりの1日平均乗客数)は290人で、民営化後の1987年度から7割減と深刻だ。JR東は5月の会議で、線路などを自治体が保有しJRが運行する「上下分離方式」や第三セクターの運営、バスへの転換など四つの復旧方式案を地元に示した。白山弘子新潟支社長は7月の記者会見で「自治体の考えもさまざまある。方向性を一つに絞らず、丁寧に議論していきたい」と説明した。
加藤村長は「(人口約5100人の)小さな村が鉄道の運営費を負担するのは無理だ。鉄道で復旧してほしいが、村内には『鉄道に予算を投入することで他の事業ができなくなると困る』との声もある」と複雑な心境を吐露した。
地域の足をどう確保していくか。乗り越えるべき課題は多い。
◇米坂線
山形県の米沢駅(米沢市)と新潟県の坂町駅(村上市)を結ぶ約90・7キロのローカル線。1936年に全線開通した。91年まで急行「あさひ」「べにばな」が走り、新潟と仙台・山形を結んでいた。80年代に並行する国道113号の整備が進んだことで利用減少が進んだ。赤字額(21年度)は今泉―小国間で8億5800万円、小国―坂町間で5億3600万円。現在は主に通学や通院の足として利用されている。険しい山間部を走るため自然災害による被災も多く、67年の「羽越豪雨」では10カ月運休。2013、14年にも大雨による運休が発生した。
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OS5
:2024/08/26(月) 06:11:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/0873b3e62b0d660b9bbc9710aa93c6185fe3a817
一世風靡した「ひかりレールスター」が存続危機 車内環境充実も「こだま化」で一日1本
8/25(日) 11:30配信
産経新聞
上質な車内環境が注目を集めたひかりレールスター=平成20年、JR山陽新幹線新下関駅
隣の客の腕が気にならない「2+2列シート」や4人用個室など上質な車内環境を売りに平成12年にデビューした山陽新幹線の「ひかりレールスター」が、存続の危機を迎えている。対航空機の切り札として一世を風靡(ふうび)したが、九州新幹線の全線開業で存在感が薄れ、朝の上りで一日1本が残るのみとなった。レールスター向け車両の多くは「こだま」に転用されたものの、近く大幅な削減が予定されており、全面引退の日もそう遠くはなさそうだ。
【写真】JR岡山駅で0系と並ぶひかりレールスター
■彗星のように
《東京-新大阪間の東海道新幹線の利用客数は航空機に対して9対1と圧勝だが山陽新幹線(新大阪-博多間)は約2対1と大きく差は縮まる》
山陽新幹線新大阪-博多間では航空機とのシェア争いが激しく、JR西日本は昭和62年の国鉄民営化直後から「ひかり」のサービス向上に腐心し続けた。
63年に0系を改造した「ウエストひかり」が誕生。それまで普通車の座席は3+2列の横5列だったが、グリーン車同様の余裕を持たせた2+2列の横4列とした。「ひかりレールスター」は、この「ウエストひかり」の後継として平成12年に彗星(すいせい)のように登場する。灰色の車体に窓の周りを黒で覆い、窓下に黄の帯をあしらった独自色。白地に青の従来カラーとは一線を画した。16両がスタンダードな東海道新幹線には乗り入れないことから、需要に合わせた8両とした。
普通車指定席では2+2列の横4列シートを踏襲。車内放送が流れない「サイレンス・カー」やパソコンが使える「オフィスシート」。そして4人用個室の「コンパートメント」など、普通車と異なる趣がビジネスマンや観光客の心を捉え、デビューから半年余りで累計乗客数は約700万人に達した。
山陽新幹線の乗客数を押し上げるにつれ、レールスターの名は沿線に広く浸透したが、平成23年の九州新幹線博多-鹿児島中央間の全通を機に潮目が変わる。
■「みずほ」「さくら」登場で意義薄れ…
新大阪-鹿児島中央の間を直通運転する「みずほ」や「さくら」が新たに誕生。途中停車駅が少ない「みずほ」は東海道・山陽新幹線における「のぞみ」に、比較的多い「さくら」は「ひかり」にそれぞれ相当する。
そもそも「ひかりレールスター」は、快適性や速達性を目的にJR西日本が独自に投入した車両であるため、新大阪-博多間でしか運行することができない。「みずほ」や「さくら」の運転に加え、東海道新幹線区間をまたぐ「のぞみ」にビジネス客が移行したことなどを背景に、「ひかりレールスター」は一定の役割を終えたとみなされ、運行本数を減らし続けた。
また「みずほ」と「さくら」に用いる車両はレールスターの700系を進化させたN700系。個室はないが、指定席はレールスター同様、ゆったり座れる2+2列配置で、最高時速は15キロアップの300キロに達した。
JR西は、レールスター向けの700系を16編成(各8両)保有し、ほとんどを、新幹線駅にすべて停車する「こだま」として運用している。だが、最新型N700Sの投入や老朽化に伴い、16編成のうち8編成を数年以内に引退させる方針を明らかにしている。
■「こだま」とほぼ変わらず
山陽新幹線で「ひかりレールスター」の名で運行されているのは一日1本だけで、始発の新下関を午前6時11分に出発し、終点の岡山には同8時23分に到着する。新下関の隣の厚狭を通過するほかは各駅に停車。後続の「のぞみ」4本に途中で追い抜かれるダイヤが組まれており、運用形態は「こだま」とほぼ変わらない。
もはや時代遅れとなってしまったにもかかわらず、ほそぼそと運行を続ける「ひかりレールスター」。産経新聞の取材に対し、JR西は「近年のダイヤ改正で『のぞみ』をより多く運転できるダイヤにした結果、8両で運転する山陽新幹線完結の「ひかり」が減少。結果として現行ダイヤにおいて、定期列車で『ひかりレールスター』として運転する本数は1本となった」とだけ答え、なぜ1本だけ存続させているのかとの問いには答えなかった。(岡嶋大城)
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OS5
:2024/08/27(火) 11:55:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c180d29208e4c365be73b77a7b9fc8c84846b1a
JR日田彦山線にBRT導入1年、乗客は鉄道時代を上回る10万人超…6割は観光客、課題は「日常使い」
8/27(火) 11:02配信
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読売新聞オンライン
日田行きのBRTに乗る高校生。大行司駅があった場所には屋根付きの停留所が設けられている(21日、福岡県東峰村で)=白井貴久撮影
2017年7月の九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線の一部などにバス高速輸送システム「BRTひこぼしライン」が導入されて、28日で1年となる。運行ダイヤを柔軟に変更するなどバスの機動性をいかして、乗客は鉄道時代を上回り、今月5日には10万人を超えた。一方、JR九州によると、利用者の約6割は観光客で、将来にわたって安定的に運行するためには、「日常使い」の利用者をどう増やしていくかが課題となっている。(白井貴久、饒波あゆみ)
【地図】JR日田彦山線のBRT区間
「学校通る便増えた」
今月下旬、福岡県東峰村の停留所「大行司」で、女子高校生がBRTを待っていた。「今から補習なので、日田市(大分県)の学校に向かいます」と言い、BRTに乗り込んだ。「高校の近くに停留所があるのはありがたい。学校を通る便が増えたのもよかったです」。日田の高校に通う同村の高校3年の生徒(17)はこう話す。
被災した日田彦山線の一部を巡っては、地元は鉄道での復旧を望んだが、JR九州側が地元自治体の財政負担などを求めた結果、最終的にBRT導入が決まった。添田(福岡県添田町)―日田(大分県日田市)駅間の約40キロを走っており、このうち約14キロはJR九州がバス専用道を整備した。停留所は鉄道時代の12駅から36か所に増え、運行本数は約1・5倍となった。
さらにJR九州は自治体や利用者の声を踏まえ、今年3月に運行ダイヤを改正し高校近くを通る便を増やすなどした。4月には56人乗りの中型バスを1台追加して7台態勢にした。今年3月末までの1キロあたりの1日平均利用者数(輸送密度)は164人で、鉄道時代の16年度(添田―夜明駅間)の131人を上回った。
東峰村にある岩屋キャンプ場を管理する熊谷武夫さん(79)は「観光客がBRTを使い、近くの桜やツツジを見に来てくれるようになった」と喜ぶ。真田秀樹村長は「多くの人に利用してもらい、1年目としては成功だと思う」と話している。
「移住・定住にも」
一方、運行本数を安定的に維持していくために、観光客への過度の依存ではなく、地元住民の利用者をどう増やすかが問われている。
JR九州の古宮洋二社長は今月22日の定例記者会見で、「最初なので、ちょっと乗ってみようという人もいると思う。イベントは(利用の)波がある」と指摘。日常利用を促進するため、「きめ細かなルートや時刻を設定するなど地元の要望を吸い上げてダイヤを編成したい」と話した。
真田村長も「今はBRTに関心を持ってもらっているが、興味はいつか薄れていく」と危機感を語る。
村は日常利用者らの増加に向け、村内にある「大行司」など停留所3か所への移動の「足」を確保するため、乗り合いタクシーの仕組みを整備した。電話だけでなくLINEなどからも予約できるようにした。
大分県との県境にある停留所「宝珠山」の駅舎は、JR九州の列車のデザインを多く手がける工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが監修し、カフェやキッズルームを新設する計画で、今秋の完成を目指す。JR九州によると、「宝珠山」の乗車人数は1日平均で14人しかいないが、村は改修に約1億円を計上し利用者増を目指す。さらに駅舎に隣接し、日田彦山線の線路があった場所を公園化する計画もある。
村の人口は約1800人で、今後も減少が予想されている。村ふるさと推進課は「村には子どもが遊ぶ施設があまりないので、駅舎の改修や公園化などを進め、移住・定住も促進していきたい」としており、BRTをいかしながら、地域振興を図りたい考えだ。
地域交通に詳しい流通経済大の板谷和也教授(交通政策)は「観光客を呼び込む魅力を作り、住民も積極的にBRTを利用するなどして乗客が増えれば、ひこぼしラインは全国のモデルケースになり得る」と話している。
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とはずがたり
:2024/08/28(水) 01:08:03
天北峠に挑む9600 昭和47年制作
https://www.youtube.com/watch?v=W6BXgptPU00
鉄道 鉄道関連 天北峠に挑む9600
https://tefucyou.seesaa.net/article/202201article_23.html
この映画「吹雪の名寄本線〜天北峠に挑む9600〜」(カラー・23分)は、国鉄の鉄道100年記念事業の一環として製作されて映画で、国鉄名寄本線屈指の難所・天北峠で吹雪に見舞われ立ち往生した9600形蒸気機関車と機関士たちの戦いを描いたドキュメンタリー映画である。映画は、昭和46年から47年かけて撮影されたもので、昭和10年当時の姿に可能な範囲で復元したうえ、実際に名寄機関区や名寄本線などで撮影されたという。主役の9600形蒸気機関車49672号機は、昭和10年当時の装備に復元(デフなし・小型前照灯・前照灯副灯取外し・炭水車増炭囲い取外し等)し、撮影は、名寄本線の“一の橋―上興部間”および上興部から延びる北海道農材工業石灰砿業所専用線で臨時貨物列車を牽引して撮影したという。ちなみにこの機関車は、大正9年11月に川崎造船所兵庫工場で製造され、国鉄札幌局に配属された。その後、黒松内機関庫―旭川機関庫―旭川機関庫深川分庫―新得機関区と転属し、戦後は、深川機関区―名寄機関区と転属し、この映画の撮影後の昭和46年3月30日に名寄機関区で廃車となった。
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OS5
:2024/08/28(水) 11:37:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaa14994ab183f85d878b7bc99bed0f26239d143
北陸新幹線「小浜・京都ルート」新3駅の詳細位置案を示す 国交省、福井県はJR東小浜駅の西側に
8/28(水) 11:32配信
福井新聞ONLINE
北陸新幹線
国土交通省は8月27日、北陸新幹線敦賀―新大阪間の建設促進を図る与党整備委員会で、小浜・京都ルートに設ける新たな3駅の詳細位置案を示した。福井県小浜市内の新駅はJR東小浜駅の西側、舞鶴若狭自動車道の小浜インターチェンジ(IC)の南東側で、現在のJR小浜線と交差する位置に設ける。駅の結節機能のあり方などについては今後、地元自治体なども含めて協議する見通し。
【地図】北陸新幹線の駅とルート案
国交省は小浜市内の新駅のほか、京都府京田辺市の新駅、新大阪駅の詳細位置案も提示した。京田辺市の新駅はJR学研都市線「松井山手駅」北側の地下、新大阪駅は現在の新大阪駅南側の地下にそれぞれ設ける。京都駅に関しては、前回の整備委で京都駅地下の南北に整備する案と東西に整備する案、京都駅の西約5キロのJR桂川駅付近の地下に新駅を設ける計3案が示されている。
新大阪駅までの全線開通にかかる工期や事業費は、京都駅の位置よって異なる。東西案が工期おおむね28年、事業費約3兆7千億円、南北案が同25年、同約3兆9千億円、桂川案が同26年、同約3兆4千億円。整備委は2025年度内の認可・着工を目指し、年内に1案に絞り込む。並行して工期短縮に向けた検討も進める。
福井新聞社
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:
OS5
:2024/08/28(水) 17:18:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/13d1e802b930332e9769f48b852ba4f4a35ee2c8
北陸新幹線の「京都新駅」どこに? 候補地3案、工期や費用など長短所あり
8/28(水) 16:41配信
読売新聞オンライン
北陸新幹線
北陸新幹線の敦賀以西の延伸について、福井県小浜市と京都市を通る「小浜・京都ルート」の京都駅の候補地3案が公表された。年内にもルートが絞り込まれる見通しだが、事業費や環境面への影響など、京都府内でも乗り越えるべき課題がある。
北陸新幹線「小浜・京都ルート」
国土交通省などが今月の与党整備委員会で示した。敦賀以西は小浜市のJR東小浜駅付近を経由し、トンネルで南丹市美山町付近を縦断。京都市では右京区の京北地域から中心部に入り、京田辺市の松井山手駅付近を経て新大阪駅に至る。宇治市と久御山町の境界付近には車両基地を設ける。
東西案・南北案・桂川案
北陸新幹線の京都駅周辺ルート案
新しい京都駅の位置とルートは、3案が示された。
駅南側の地下約50メートルで東西方向に新駅を設置する案では、右京区西京極付近から山科区椥辻周辺を経由し、車両基地までをつなぐ。
駅南西側の地下で南北方向に駅を設置する案では、堀川通・油小路通付近を南進。桂川までいったん西進して車両基地に向かう。
桂川駅付近の地下約50メートルで設ける案では、京北地域から南進して桂川の西側を沿い、車両基地に至る。
国土交通省が示した延伸計画3案の概要
3案には長短所も指摘されている。
東西案は、JRの在来線や市営地下鉄烏丸線の乗り換えがしやすい。一方、構造物を避けるために工期が約28年と最も長く、八条通の交通規制など市民生活への影響が予想される。
南北案は、乗り換えなどがしやすいほか、市街地の地下を南北に流れる地下水への影響が少ないとされる。ただ、地表に近いため、大規模な用地取得が必要で、概算事業費は約3・9兆円に膨らむとされた。
桂川案は、概算事業費が約3・4兆円と最も少なく、市街地に入らないことで地下水などへの影
響が少ないとみられる。一方、JR京都線が近く、掘削工事の難易度が高いため工期は約26年。京都駅での在来線乗り換えは約19分かかる。
概算事業費は3案とも物価上昇を見込むと5兆円前後になる。
月内には国交省が2025年度予算の概算要求を提出。年内には環境影響評価の準備書が公表され、詳細ルートと新駅の位置が決まる。着工には投資効果や財源確保などの五つの条件が必要となるが、与党は来年度の着工を目指している。
京都府内の自治体、期待と懸念
北陸新幹線の延伸に対し、府内の自治体などは、どうとらえているのか。
活性化への期待がある一方、懸念の一つに挙がるのが地元負担だ。
京都市は「市の負担について、詳しい説明を受けていない」と状況を注視。酒造や染織にも使われる地下水への影響、工事に伴う残土処理に懸念を示す関係者もおり、松井孝治市長は「延伸にかかる投資はふさわしいか。便益と財政、環境面の負担について非常に慎重な検討が必要」と話す。
南丹市では長大なトンネルが通る一方、新駅設置の予定はない。大規模工事が見込まれる美山町の住民からは「水資源や生活環境などへの影響が不安」との声も上がっており、市は「今後の環境影響評価の準備書を注視したい」とする。
一方、第4次総合計画で、「府を中心に連携しながら整備を促進する」と明示している京田辺市。上村崇市長は26日の記者会見で、「松井山手付近の新駅は地下で、地域を分断しないよう配慮されており、安堵した」と評価。「事業費には懸念もあるが、整備が新たなまちづくりにつながる起爆剤になれば」と期待した。
中央や各地の状況を踏まえ、西脇隆俊知事は「受益に応じた合理的な負担が必要で、制度改正を視野に入れてほしい」と重ねて求めている。
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OS5
:2024/08/28(水) 22:30:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaa14994ab183f85d878b7bc99bed0f26239d143
北陸新幹線「小浜・京都ルート」新3駅の詳細位置案を示す 国交省、福井県はJR東小浜駅の西側に
8/28(水) 11:32配信
福井新聞ONLINE
北陸新幹線
国土交通省は8月27日、北陸新幹線敦賀―新大阪間の建設促進を図る与党整備委員会で、小浜・京都ルートに設ける新たな3駅の詳細位置案を示した。福井県小浜市内の新駅はJR東小浜駅の西側、舞鶴若狭自動車道の小浜インターチェンジ(IC)の南東側で、現在のJR小浜線と交差する位置に設ける。駅の結節機能のあり方などについては今後、地元自治体なども含めて協議する見通し。
【地図】北陸新幹線の駅とルート案
国交省は小浜市内の新駅のほか、京都府京田辺市の新駅、新大阪駅の詳細位置案も提示した。京田辺市の新駅はJR学研都市線「松井山手駅」北側の地下、新大阪駅は現在の新大阪駅南側の地下にそれぞれ設ける。京都駅に関しては、前回の整備委で京都駅地下の南北に整備する案と東西に整備する案、京都駅の西約5キロのJR桂川駅付近の地下に新駅を設ける計3案が示されている。
新大阪駅までの全線開通にかかる工期や事業費は、京都駅の位置よって異なる。東西案が工期おおむね28年、事業費約3兆7千億円、南北案が同25年、同約3兆9千億円、桂川案が同26年、同約3兆4千億円。整備委は2025年度内の認可・着工を目指し、年内に1案に絞り込む。並行して工期短縮に向けた検討も進める。
福井新聞社
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:
OS5
:2024/08/31(土) 07:52:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfe4927a73f9065a139e489e272edfdbf4233d87
「新幹線ホテル」宿泊・10時間弱かけ品川から東京へ”不思議な移動”…台風10号で東海道新幹線が突然の運休 名古屋から大勢の立ち乗り客も
8/30(金) 21:22配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン
東海道新幹線が、台風10号の影響で29日夜から運転見合わせを決定した。
突然の運休に、ホテルが取れず新幹線に泊まる人など、翻弄(ほんろう)される人々の姿があった。
【画像】東海道新幹線の運転見合わせで…「新幹線ホテル」宿泊する人々の様子はこちら
「新幹線ホテル」に泊まる人々も
「日本の大動脈」である東海道新幹線が、突然29日夜から運休を発表。
夜7時ごろ、駅の構内では、東海道新幹線運転見合わせのアナウンスが流れた。
アナウンス:
本日、東京駅から東海道新幹線は発車いたしません。
さらに、新大阪方面に向かっていた東海道新幹線の車内では、「このまま東京方面に戻る可能性がある」とのアナウンスが流れた。
車内のアナウンス:
このまま東京方面にこの列車が戻る可能性もございます。
結局、始発駅の東京にまで戻ってくる事態になった。
実際に乗っていた人は、どのホテルも空いておらず途方に暮れていたところ、「新幹線ホテル」を紹介してもらったという。
東京駅まで戻った乗客:
東京駅に着いたのが夜中の1時過ぎ。どのホテルも満室だった。どうしようかと思っていたらJRの方が声をかけてくれて、『新幹線ホテルありますよ』と言われて。
ホテルとして開放された新幹線は、午後3時半に東京駅を出発したが、静岡・三島駅付近で7時間以上停車した。
そして、深夜1時過ぎに東京駅へと戻ってきた。
「新幹線ホテル」に泊まった客:
10時間弱で結局品川から東京に移動した。不思議な移動をした。『1年以内であれば、いつでも全額払い戻せます』と言われた。ちょっと安心している。
大勢の立ち乗り客も…
一方、途中の駅で降りることになった人の料金は…。
「新富士駅」で降りた人:
払い戻したら、きっちりと品川から降りた。新富士駅までは(乗車)料金は引かれる。(合計)1万5000円弱ぐらいだが、1万2000円ちょっとぐらいは戻ってきた。指定席(の料金)は返ってきて。
東海道新幹線は30日も、東京と名古屋の間で運転を終日取り止めとなり、多くの人が途方に暮れていた。
関東行きの列車はないと聞くと、「えっ!何で帰るんだろう…どうしましょう…」と戸惑う人や、「もうきょうは1日仕事をストップしようと、今調整に入っている」と話す人もいた。
名古屋駅でも、切符売り場に50人以上の行列ができていた。
さらに、名古屋発の特急「しなの」では、たくさんの立ち乗り客がいた。
「しなの」の終着駅は長野だが、そこから北陸新幹線・上越新幹線で東京へ移動する人が利用していたのだ。
東海道新幹線の運休の影響で、羽田空港では30日になって日本航空が臨時便を増やした。
臨時便で名古屋に帰る人:
けさニュースを見たら臨時便が飛ぶというので、あわててチェックアウトして、名古屋まで帰るところ。助かったわ〜って、すごく助かった。
JR東海によると、東海道新幹線は31日、始発から終日、三島と名古屋の間で運転を取りやめる。
東京 - 三島駅間、名古屋 - 新大阪駅間は、1時間あたり上下線ともに、2本程度の運転を予定しているとのことだ。
(「イット!」8月30日放送より)
イット!
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OS5
:2024/08/31(土) 23:12:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff8c70b590dfa7d350f69278e4ea98d0a6ae51d6
<JR石勝線 最新情報>線路に大量の土砂 「特急おおぞら・とかち」含む列車は少なくとも9月2日まで運休が決定 3日以降の運行は復旧作業次第
8/31(土) 17:27配信
■JR石勝線に深刻な爪痕…特急おおぞら・とかち含む列車運休続く
土砂が流れ込んだJR石勝線(提供:JR北海道)
JR北海道は8月31日、9月1日の列車運行計画について発表しました。北海道各地で発生した大雨の影響により、9月1日に計34本の列車が運休することにしています。
運休する列車の内訳は、特急が22本、普通列車が12本となっています。
特に影響が大きいのは石勝線です。線路への大量の土砂流入など深刻な土砂災害が発生しています。
この影響で、特急おおぞらと特急とかちを含む石勝線を走行する列車は、少なくとも9月2日まで運休となる見込みです。
JR北海道によると、現在も雨が続いているため、詳細な点検がまだ実施できていない状況といいます。9月1日以降に線路点検を実施し、必要な復旧作業を行う予定です。
■JR石勝線に深刻な爪痕…9月3日以降の運行は復旧作業次第
土砂が流れ込んだJR石勝線(提供:JR北海道)
9月3日以降の運行については、今後の調査および復旧作業の進捗状況によって決定されるため、改めて周知されることになっています。
■運休の対象となる主な列車は以下の通り
・特急おおぞら(札幌→釧路): 1、3、5、7、9、11号(釧路→札幌)2、4、6、8、10、12号
・特急とかち(札幌→帯広): 1、3、5、7、9号、(帯広→札幌)2、4、6、8、10号
JR北海道は、今後の気象状況によっては上記以外の列車についても運休や遅れが発生する可能性があると注意を呼びかけています。最新の運行情報については、JR北海道のウェブページで確認できます。
UHB 北海道文化放送
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OS5
:2024/09/02(月) 13:16:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/4271dfc104dde038af4a597ff10fc2c504100b49
台風で「安全優先」の運休、休業に理解も 介護やインバウンド…サポート課題に
9/2(月) 12:49配信
西日本新聞
台風10号の影響で商業施設が臨時休館となり、閑散とするJR博多駅前=30日午前10時、福岡市博多区(撮影・軸丸雅訓)
台風10号が上陸した九州では、交通インフラなどが一斉に止まった。各事業者は上陸前日の28日、早々に運休や休業を判断。近年の深刻化する気象災害を背景に、安全を優先する動きが定着し、社会にも理解が広がってきたとみられる。一方で識者からは、有事でも欠かせない職業への社会的支援や、外国人観光客への周知の徹底を指摘する声が上がる。
【写真】西鉄バスの路線図を取り入れたブルゾンを着る女性
「めったに止まらないイメージの『最強』西鉄バスが運休する…」。28日午後、西日本鉄道(福岡市)が翌日の電車と路線バスの運休を発表すると、SNS(交流サイト)上ではそんな投稿が相次いだ。X(旧ツイッター)では「西鉄バス」がトレンド入りした。
JR九州も28日、在来線と新幹線を29日午後から運休すると決めた。風雨の影響を受けない福岡市地下鉄は「駅に向かう乗客に危険が及ぶ可能性がある」として29日夜から全線で運転を見合わせた。
JR九州の担当者は「最近は計画運休への批判的な声が少ない」と明かす。社会への浸透に沿うように、商業施設も軒並み休業や時短営業を実施。ある百貨店関係者は「交通機関の早めの運休発表やコンプライアンス意識の高まりで休業しやすくなった。従業員に迷惑をかけずに済む」。
被害防止のため“空振り”を恐れない早めの動きを、専門家は一様に「命を最優先し、正しい取り組み」と評価する。関西大の安部誠治名誉教授(交通政策論)は「コロナ禍で在宅勤務が普及し、出張や通勤での交通需要が減っていることも計画運休の理解を後押ししている」とみる。
ただ、災害で交通機関が止まっても、医療や介護業界などの「エッセンシャルワーカー」の働きは求められる。
福岡県内の介護施設では台風の対応で職員3人が会議室などで一夜を明かした。施設関係者は「通勤できずに泊まった人の手当は出ない。命を預かる職業なので、災害時の対応を施設任せにせず、有事も働きやすい環境を社会として整えてほしい」と話す。九州大の塚原健一教授(防災学)は「台風でも休むわけにいかない人たちの宿泊費などを社会が支える議論が必要だ」と説く。
また、事前に情報が行き届かなかった人もいる。29日夜の福岡市では、運休を知らずに戸惑う外国人観光客が散見された。
安部名誉教授は「計画運休などは日本人には浸透しているが、インバウンド(訪日客)はまだまだ」と指摘。日本の鉄道システムは国際的に評価が高く、外国人観光客の利用も多いだけに「海外に日本の観光情報をアピールする際に、8〜9月は台風シーズンで交通機関が突然、止まることもあるということも発信していくべきだ」と強調した。
(台風取材班)
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OS5
:2024/09/03(火) 08:00:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eed6ed3ad861fa1f3ed0df31142db95f3cd8474
室蘭駅10月から無人化 JR北海道 乗車人数減少、利用拡大見込めず 市内の有人駅は東室蘭駅のみに
9/3(火) 5:01配信
北海道新聞
10月1日から無人化されるJR室蘭駅
【室蘭】JR北海道は2日、JR室蘭駅を10月1日から無人化すると発表した。同駅は室蘭線の東室蘭駅から延びる支線の終着駅で、特急も運行しているが、2023年度の乗車人数は1日当たり521人で減少傾向が続く。利用拡大も見込めないと判断し、無人化に踏み切る。
室蘭市内には七つの駅があるが、有人駅は東室蘭駅のみとなる。
室蘭駅は現在、みどりの窓口があり、JR北海道のグループ会社の社員3人が交代で勤務。土日祝日を含む午前7時20分から午後5時半まで業務を行っている。
10月以降は、同駅に列車の遅れや運休を知らせる案内モニターを設置する。特急券などの販売は、駅にすでに設置済みの遠隔で切符の買い方を説明する「話せる券売機」の活用をすすめる。同社は「利便性が低下しないようサービス維持に努めたい」としている。
4883
:
OS5
:2024/09/04(水) 23:04:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2d3ee9f0aa8b454b0ea8eefef1b650b450e175a
京阪電鉄が大阪市から枚方に本社移転 本線の中央に位置、沿線管理しやすくする狙い
9/4(水) 19:25配信
産経新聞
京阪電鉄が本社を移転する枚方市駅の複合施設「ステーションヒル枚方」=4日、大阪府枚方市(土井繁孝撮影)
京阪ホールディングス(HD)傘下の京阪電気鉄道は13日、本社機能を枚方(ひらかた)市駅に直結する大型複合ビル「ステーションヒル枚方」(大阪府枚方市)に移転する。同ビルは6日にオープンする商業施設「枚方モール」のほか、住宅やオフィスで構成され、地域の新たな経済発展の起爆剤として期待される。京阪電鉄には、主要路線である京阪本線の中央部分にある枚方に本社を移転することで、沿線全体の管理をしやすくする狙いがある。
京阪電鉄は、新本社に経営企画や安全推進、営業などの部署を移し、総務や広報などは引き続き京阪HDの本社がある大阪市中央区に残す。ステーションヒル枚方は3棟からなり、最も高い棟は高さ約126メートル。金融機関やメーカーなどの入居も決まっているという。
枚方市駅は京阪電鉄にとって大阪市の京橋駅、淀屋橋駅に次ぐ規模の乗降人員を持ち、近くには京阪グループが運営する遊園地「ひらかたパーク」もある重要拠点。ステーションヒル枚方は再開発の中心で、本社移転は地域活性化に寄与する思惑もある。
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:
OS5
:2024/09/11(水) 13:50:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/248ee11c46d32a4da9b31e52a88b6d3c1b52a330
「1人最高189万円」人気の豪華列車ツアーが来年も実施…料亭やすし店がランチ提供
9/11(水) 10:13配信
読売新聞オンライン
夕日に照らされながら海沿いを走るザ・ロイヤルエクスプレス(今年1月、松山市で)=近藤誠撮影
JR四国と東急は、東急の豪華列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」が、四国や瀬戸内を巡る3泊4日のツアーを、来年も実施すると発表し、募集を開始した。料金は1人96万〜189万円(税込み)。今年1〜3月に初めて行った全6回のツアーがほぼ満席で好評だったという。
【写真】ザ・ロイヤルエクスプレスのゴージャスな車内
同列車は、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」などを手がけた工業デザイナー、水戸岡鋭治さんによる豪華な内装で知られ、2017年から横浜と伊豆の間を運行。今年1〜3月、ほかの地方では北海道に次いで2例目として、香川や愛媛の海沿いなどを走った。料金は96万〜145万6000円と高額だったが、応募倍率は約2倍と人気を集めたという。
来年は、今年と同じ行程に加え、二つの新プランも実施。JR四国が運行する「藍よしのがわトロッコ」を貸し切り、徳島県の景勝地、大歩危・小歩危を訪れるプランと、バスで淡路島や同県鳴門市の大塚国際美術館を巡り、瀬戸内海に浮かぶクルーズ客船「ガンツウ」に宿泊するプランがある。
列車内では、香川や愛媛の料亭やフランス・イタリア料理店、すし店が昼食を提供。宿泊先は建築家・安藤忠雄さん設計のホテルや、道後温泉などとなっている。
1月31日〜3月7日の毎週金曜日に出発する全6回で、各回最大30人。参加は抽選で、今月4日から募集を開始し、10月21日まで受け付けている。問い合わせはザ・ロイヤルエクスプレスのツアーデスク(03・6455・0644)。
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OS5
:2024/09/11(水) 15:11:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8a5409f43bcb420e91ad868d18eb59a92f3e63f
山陽電鉄別府駅、直通特急などが終日停車へ 25年度以降の次期ダイヤ改正で 兵庫
9/11(水) 14:12配信
神戸新聞NEXT
次期ダイヤ改正で大阪梅田行き直通特急などが停車する予定の山陽電気鉄道別府駅=加古川市別府町朝日町
兵庫県加古川市と山陽電気鉄道(神戸市長田区)は11日、2025年以降に実施する次期ダイヤ改正で、別府駅(加古川市)に阪神大阪梅田-山陽姫路間を運行する直通特急と、東二見-山陽姫路間を走る特急列車が終日停車すると発表した。具体的な時期は「関係先と調整中」(山陽電鉄)で未定だが、停車本数が大幅に増えるほか、神戸、姫路方面との移動時間が短縮され、駅の利便性が高まる。
【写真】踏切と交差点わずか12メートル「線路内で信号待ち、しょっちゅう」脱線事故10年、不安今も 高砂・山電
別府駅周辺エリアは加古川市が「副都心」と位置付け、24年度から駅前広場のリニューアルに向けた検討を開始。10月1日には同駅とJR東加古川駅間のアクセスを強化するため、神姫バス(同県姫路市)がバス路線の新設を予定している。別府駅の南ではホテル新設の計画もある。
山陽電鉄のダイヤ改正が実現すれば、加古川市内で初の直通特急停車駅となる。別府駅は周辺に住宅地や多くの企業、大型商業施設が立地。山陽電鉄の駅で6番目に多い1日約8千人(23年実績)の乗降客を数えるが、普通電車と神戸三宮-山陽姫路間の「S特急」(いずれも3、4両編成)が停車するのみだった。
同社はバリアフリー化の一環でホームをかさ上げし、電車との段差を縮小させるのに合わせ、ラッシュ時の混雑対策として姫路方面にホームを約25メートル延伸する工事を実施している。25年3月までに完了予定で、6両編成の停車が可能になる。(大島光貴)
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OS5
:2024/09/12(木) 09:50:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4b06c049c8f77e063fa298f98af04911adbd4fe
“近未来”の鉄道 「ハイパーループ」走行テストに成功 オランダ
9/12(木) 8:30配信
テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)
真空に近いチューブ内を時速1000キロメートル以上で輸送することを目指す次世代鉄道「ハイパーループ」の走行テストにオランダの企業が成功したと発表しました。
オランダにある「ヨーロッパ・ハイパーループ・センター」で9日、「ハイパーループ」の走行テストが行われました。
「ハイパーループ」は2013年にアメリカの実業家、イーロン・マスク氏が提唱した、真空に近く空気抵抗が少ない状態のチューブ内を車両が移動する次世代鉄道で、自動車や航空機と比べてエネルギー消費や二酸化炭素の排出を大幅に減らすことができるとされています。
理論上、時速1000キロ以上で走行することが可能で、基本的な技術仕様などが公開されていて、各国の企業が開発を進めています。
9日に走行テストをしたオランダの企業は、今回は時速30キロにとどまりましたが、今年末までに時速100キロの実験を行い、2030年までに客を乗せた運行開始を目指しています。
600キロ以上離れているアムステルダムとベルリンの間は現在、鉄道で6時間以上かかりますが、「ハイパーループ」が実現すれば1時間半で結べるということです。
テレビ朝日
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OS5
:2024/09/14(土) 15:37:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cad98943409201be4d4b3ae4e6ac13ebccacef2
宇都宮LRT利用者、500万人達成 予測より約3カ月早いペース
9/14(土) 10:45配
朝日新聞デジタル
宇都宮市と栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)=2024年8月25日午後0時23分、宇都宮市、石原剛文撮影
宇都宮市と栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)の利用者が500万人に達した。運行会社の宇都宮ライトレールが13日、発表した。開業から384日目で、事前の予測より約3カ月早いペースとなった。
同社によると、500万人を達成したのは12日。開業以来、おおむね70〜80日ごとに100万人ずつ増えている。400万人達成から500万人達成までは72日間で、間隔が短くなる傾向にある。
7月の1日あたりの利用者は平日約1万5千〜約1万8千人、土日祝日約1万〜約1万1千人で、事前の予測を上回った。
同社は定期券の購入実績などから「新年度から、通勤、通学で利用する人が前年度より増えているようだ」とみている。
宇都宮市はLRTの利便性を高めるため、14〜16日、21〜23日の連休に「飛山城跡」停留場から飛山城史跡公園まで、タクシーとマイクロバスによる無料送迎サービスを実施する。午前9時半から午後3時半まで10〜15分間隔で運行する。停留場から公園まで徒歩だと、約20分かかる。
地域アクセスの実証実験でもある。市文化都市推進課によると、前回5月に実施した際には、5日間で584人が利用した。アンケートでは「それなりに」「とても」を合わせて98%が「満足」と回答したという。
また、13日に県庁で芳賀・宇都宮地域交通対策協議会が開かれ、LRTが走る宇都宮市の鬼怒通りの交通量(陽東3丁目停留場周辺、8月20日時点)が、約1年で1割減少したとする県と市の調査結果が示された。(石原剛文)
朝日新聞社
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OS5
:2024/09/17(火) 13:50:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/0944d7b72b244b796b6dad6a97c1e3302ad6ab87
西九州新幹線開業から2年たっても「未整備区間」の議論進まず…不透明な中、想定される「三つの展望」
9/17(火) 10:43配信
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読売新聞オンライン
読売新聞
西九州新幹線(長崎―武雄温泉間、約66キロ)は今月23日、開業2年を迎える。佐賀県内の武雄温泉駅(武雄市)から九州新幹線までの「未整備区間」を巡る議論は、この2年進展せず、実現できるかは不透明なままだ。政府・与党や地元自治体の動向、複数の有識者の見方を踏まえると、今後の展望としては、〈1〉国の財政負担を増やしての整備〈2〉現在の在来線特急との「リレー方式」の固定化〈3〉東九州新幹線の整備議論へのシフト――が想定される。(池田寛樹、梅野健吾)
【写真】在来線特急「リレーかもめ」と、西九州新幹線「かもめ」による「リレー方式」は解消のめどが立たない状態が続いている(佐賀県武雄市のJR武雄温泉駅で)
国の財政負担の大幅増
「整備新幹線は事業費の大幅な上振れが常態化しており、これを前提にする必要がある」。今月11日、佐賀県の山口祥義知事は県議会でこう述べた。山口氏は、国土交通省などが8月に公表した北陸新幹線の延伸ルート「敦賀―新大阪間」の建設費が、3・4兆〜3・9兆円と試算され、現状の物価上昇が続けば5兆円を超えるとの見通しが示されたことに触れ、「(西九州も)拙速に議論を進めるようなものではない」と強調した。
整備新幹線の建設費のうち地方負担は、JRが支払う設備の「使用料」を除いた額の3分の1と法令で定められている。武雄温泉―新鳥栖(鳥栖市)間を佐賀駅経由で整備した場合、佐賀県は実質負担を1400億円超と見込み、「負担が大きすぎる」と主張してきた。
一方、与党検討委員会は佐賀駅ルートを基本とし、「沿線自治体はルール通りの負担をしており、佐賀県にだけ特別なことはできない」と制度の変更を否定してきた。長崎県とJR九州も同ルートの整備を求めているが、ある与党議員は「山口知事(昨年1月から3期目)の間は議論は進まないのではないか」と語る。
こうした状況を踏まえ、大阪産業大の波床正敏教授(交通計画)は、「北陸新幹線沿線でも、京都府など建設費高騰を理由に慎重な自治体が出てきている。国家プロジェクトの新幹線ネットワーク構築を進めるには、急激な物価高による地元負担増を軽くする必要がある。与党が政治決断し、国の負担を大幅に増やさなければ北陸も西九州も延伸は困難だ」との見解を示す。
与党内では、毎年800億円程度の国の整備新幹線事業費補助の増額を求める声が出ている。ただ、自民党総裁選に加え、解散・総選挙が近く行われる可能性もあり、先行きは未知数だ。
「リレー方式」固定化
佐賀県内には現在、九州新幹線の新鳥栖駅があり、関西まで新幹線で行ける。また、佐賀―博多間は在来線特急で片道約35分。西九州新幹線を佐賀駅ルートで整備すると、長崎―博多間は30分短縮される一方、佐賀―博多間は15分短縮にとどまる。
西南学院大の近藤春生教授(財政学)は「佐賀は一定の交通インフラがあり利便性は低くない。人口減少を踏まえれば、新幹線整備の費用対効果は高くないだろう。国交省だけでなく、外部機関が費用対効果を客観的に算定・分析し、高い効果を見込めなければ、リレー方式の固定化でも仕方ないのではないか」とする。
「東九州」議論へのシフト
大分県の佐藤樹一郎知事は10日の県議会で、東九州新幹線構想について「(具体的な手続きに入る)整備計画路線への格上げを国に訴えたい」と意欲を示した。同新幹線は福岡市から大分、宮崎両県を通り鹿児島市に至る構想。全国新幹線鉄道整備法に基づき、1973年に基本計画路線に定められたままとなっている。
大分県は昨年、従来の日豊線沿いのルートのほかに、新鳥栖駅から大分駅までの久大線ルートを調査。宮崎県も、新八代駅(熊本県)と宮崎市をつなぐ新たなルートの構想を打ち出すなど、議論が活発化している。
九州大の塚原健一教授(土木工学)は「西九州新幹線の議論が足踏みしていても、南海トラフ地震対策の意義がある東九州新幹線の議論は急ぐ必要がある。大分から愛媛、関西へつなげる豊予海峡ルートも、半導体産業で沸く熊本と大分のラインを発展させるために進めるべきだ」と指摘。
その上で、「九州の新幹線網をどう構築するかという重大な問題は、国も交えて九州の知事会や経済界が議論していく必要があるのではないか」と提案する。
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OS5
:2024/09/17(火) 14:09:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4e8a26b0c15f625cd0b1eb41ca11d4d0c0cde49
新富士―富士駅間結ぶ車両 2025年1月に自動運転実験へ 静岡県と富士市が連携
9/17(火) 8:41配信
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静岡新聞DIGITAL
バスやタクシーが主要移動手段となっているJR新富士駅前=9月上旬、富士市(写真の一部を加工しています)
静岡県は富士市と連携して、JR新富士駅と富士駅を結ぶ車両の自動運転実証実験に取り組む。1988年に開業した新幹線駅の新富士は鉄道路線との接続がなく、在来線主要駅の富士とのアクセスが長年の地域課題。さまざまな交通手段を検討しながら実現しなかった曲折を経て、市はバス型車両の自動運転を「第1選択肢」に掲げ、新たな可能性を模索する。
実証実験は2025年1月に予定する。運転手が乗車しながら特定の条件下で自動運転する「レベル2」で、8人乗り車両を運行。一般道を低速で走り、片道約1・8キロを12分前後で結ぶ計画だ。
両駅間の移動手段は現在、バスとタクシーが主流。「運転手不足が深刻な問題」(市内の交通事業者)で、県と市は自動運転を公共交通網維持の有効な手段としてとらえる。
さらに、市が将来的な可能性として視野に入れるのが、製紙会社の旧引き込み線(専用線路)などを利用した自動運転専用レーンの開設だ。民有地のため、実現への課題は多いが、交通渋滞対策としても有効になる。小長井義正市長は「専用レーンを確保できれば、安全性と定時性につながる」と強調する。
自動運転実証実験のルート
市はこれまでJR東海に身延線の延伸による両駅の接続を要望するとともに、線路と道路の両方を乗り入れる交通システム「DMV」や、ワンコイン(500円)タクシーなどを検討してきた。特にDMVは市内を走る岳南電車との接続も視野に、07年に市内でデモ走行を実施。21年に営業運転が始まった徳島県と高知県の視察調査も行ったが、運行制限が多いことなどから、以降は具体的な検討が事実上止まっている。
新富士駅周辺で土地区画整理事業、富士駅前では再開発事業が進み、「富士山夢の大橋」効果で外国人観光客は急増している。来年1月の実証実験は完全自動運転に向けた5段階レベルの下から2番目。「実用化のめどは立っていないのが現状」(県の担当者)だが、両駅の接続は交流人口拡大や地域活性化につながると期待される。
市都市計画課の野毛史隆課長は「実証実験を貴重な機会として今後も自動運転の検討を進めていきたい」と話す。
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OS5
:2024/09/17(火) 21:29:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/adb608b5a88e4a7d6992208716027a44f65fee45
北陸新幹線の大阪延伸で火種 湖西線「経営分離」なら滋賀の反発必至、着工できぬ恐れ
9/16(月) 7:58配信
産経新聞
滋賀県の三日月大造知事
北陸新幹線の金沢-敦賀(福井県)間の延伸開業から16日で半年。残る敦賀-新大阪間の建設工事を始めるには、並行在来線の経営分離に関する沿線自治体の同意など「着工5条件」を満たす必要がある。沿線では滋賀県内を通り、敦賀-京都間を最短で結ぶ湖西線が経営分離の対象となる可能性がある。今後の議論が経営切り離しの方向に進めば滋賀県が反発するのは必至で、着工の見通しが立たなくなる恐れもある。
着工の条件はほかに、財源見通しの確保▽収支の採算性▽投資効果▽JRの同意-がある。並行在来線の経営分離はJRの負担軽減のための措置で、主に収益性の高い路線は対象にならない。
北陸新幹線の開業区間では、北陸線が「あいの風とやま鉄道」(富山)など5つの第三セクターに移管した。別の新幹線開業時にも実施され、利用者低迷で自治体の負担が増す例も少なくない。
湖西線は滋賀県西部を通る山科-近江塩津間74キロの路線。7月の他県知事らとの会合で滋賀県の三日月大造知事は、新幹線のルート上から滋賀県が外れている点などを踏まえ、「並行在来線は県内には存在しない」と三セク化への動きを改めて牽制(けんせい)。取材に対し、県北部の高島市も県と足並みをそろえる意向を示す。
三セク化議論は、着工目標の令和7年度に向けて始まるとみられ、現段階でJR西日本は「事業着手までに国や自治体と協議し、地域のニーズに合うサービスを検討する」とだけ答えている。(木ノ下めぐみ)
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OS5
:2024/09/17(火) 21:30:18
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1519533
関西客3割減の衝撃
金大の調査 「早く大阪へ」声強まる
〈北陸新幹線・延伸半年を考える〉(1)
社会
2024/9/15 05:00
●乗り換えネック「ツアー組みにくい」
「関西からの客入りは伸びていないと感じていたが、まさかここまでとは」。金沢のホテル関係者は驚きを隠さなかった。北陸新幹線の敦賀延伸後に金大の研究者が調査したところ、関西から金沢駅に来た人数が延伸前と比べ、3割減ったとの結果が出たのだ。16日で延伸から半年。新幹線が延びたことで石川県にプラスがあった一方、マイナスも生じている可能性がある。(経済部・齋藤圭祐)
調査は金大の藤生(ふじう)慎准教授(交通計画)らが実施した。今年3〜9月に関西2府5県から金沢駅を訪れた人数を調べた結果、延伸前の昨年同期と比べ31・2%減っていた。
●駅の位置情報利用
調査はスマートフォンの位置情報を利用し、移動人数を推計する手法であり、関西客の実数を示すものではないが「3割減」は観光関係者に衝撃を与えて余りある。
減少の要因は何か。金沢ニューグランドホテルの担当者は「乗り換えや運賃が響いたのだろう」とみる。新幹線延伸のおかげで金沢-大阪間は22分短縮されたが、敦賀で乗り換えが必要となり、運賃は1950円高くなった。
「旅行代理店がツアーを組みにくくなっているとの話を聞く」。金沢の別のホテル関係者は不安を語る。敦賀でサンダーバードから北陸新幹線に乗り換える時間が最短8分と短く、その余裕の無さが、大勢で動く団体旅行にとってはネックになるのだ。
「関西の奥座敷」加賀温泉郷はどうか。藤生氏の調査では、関西2府5県から加賀温泉駅への来訪者は延伸前と比べ17・7%減となった。
一方、加賀市によると、今年4〜7月、市内の旅館などを訪れた関西客は前年同期比で12・6%増えている。
●夏は車、冬は鉄道
これはどんなカラクリか。山代温泉の関係者によると、加賀温泉郷では、夏は車で訪れる客が多く、冬は鉄道利用が増える。藤生氏の調査は「駅に来た人」を推計しているが、今の季節、車で加賀温泉郷に来る人が多いのだろう。
加賀温泉郷では加能ガニの漁期を迎える秋から冬に客が集中する。新幹線延伸の真価が問われるのはこれからかもしれない。北陸経済研究所の藤澤和弘氏は「延伸の真の効果は半年では分からない」と指摘する。だが現時点で一つだけ鮮明なことがある。
「一刻も早く、北陸新幹線の大阪延伸を実現してほしい」。石川県内の観光関係者は異口同音に強調する。大阪延伸を巡っては「小浜ルート」が工期・事業費とも大幅に増大し、県内からは「米原ルート」を含めて再考するよう求める声が強まっている。
藤澤氏は「敦賀延伸後、新幹線を新大阪まで、どのようにつなぐかを皆が考えるようになった」と語る。これも新幹線効果の一つだ。
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OS5
:2024/09/17(火) 21:32:05
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240917-OYO1T50011/
「電車の待ち時間にちょっと寄っただけ」「30分もあれば十分」…北陸新幹線の重要な「結節点」、滞在は短時間
2024/09/17 12:00
「電車の待ち時間にちょっと寄っただけ。泊まってまで見るような観光名所はないかな」。11日夕方、気比神宮や気比の松原の観光を終えた大阪市天王寺区の大学1年女子学生(19)は敦賀駅で話した。北陸新幹線で金沢を訪れた帰路。観光のために立ち寄った。「よほど良い観光名所ができない限り、2回目はもういいかな」と話し、在来線ホームに向かった。
観光客らが集まる敦賀駅前の「オッタ」(16日、福井県敦賀市で)
北陸新幹線金沢―敦賀間の延伸開業で終着駅となった敦賀。東京からの新幹線、大阪、名古屋・米原からの在来線特急が集まり、重要な「結節点」となった。嶺南地方への玄関口との期待から、福井県などは、福井駅と並んで整備に力を注いできた。
敦賀市などは敦賀駅の拠点機能を高めるため、2022年9月に近くに複合施設「otta(オッタ)」を開設。施設内の公設書店「ちえなみき」では延伸後の5か月間で前年同期の1・7倍超の約20万人が利用。周辺でも、市の資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」は1・7倍、敦賀赤レンガ倉庫は1・5倍、鉄道資料館は2倍程度が訪れた。
◇
しかし、地元住民らは手放しでは喜んでいない。気比神宮近くで約200年続く老舗和菓子店の男性(54)は、来年以降もにぎわいが続くのか不安を抱く。「大型連休までは例年の何倍もの客が来たが、その後は少し落ち着いた。今後、客足をいかに伸ばすかが課題だ」
家族連れらが集まる敦賀駅前の「ちえなみき」(16日、福井県敦賀市で)
「ちえなみき」では短時間立ち寄る乗り換え客らが多い模様だ。富山県の旅行を楽しんだという大阪市旭区の会社員(53)もその一人。乗り換えで空いた30分間で改札の外に出ただけだった。「特に見たい観光スポットがなかったので、30分もあれば十分かと思った」と話す。
観光関係者は「全国に響く知名度を持つスポットが見当たらない」と不安げだ。
滞在に必要な環境も十分に整っていない。
敦賀商工会議所の調査では、敦賀駅前にある四つのホテル(計580室)の延伸時から大型連休までの平均稼働率は9割とほぼ満室だった。週末やイベント開催時などに埋まりやすく、敦賀を拠点に嶺南を周遊したい観光客を逃がしてしまう恐れがある。
◇
市は滞在に結びつくような「目玉」の整備について懸命に模索してきた。
戦前、東京とヨーロッパを鉄道と航路で行き来する客らで繁栄した「鉄道と港のまち」の歴史をアピールしようと、市は22年、企業と協力して敦賀港のある金ヶ崎地区に宿泊施設付き高級レストラン「オーベルジュ」の整備を計画。新幹線延伸後の今年秋のオープンを目指していた。
しかし、「採算が厳しい」と懸念が出るなどしたため、昨年になって計画を変更。オーベルジュに加え、物産販売エリアやスイーツ店などを備えた複合施設を建設し、赤レンガ倉庫などを遊歩道で結んで回遊性を高める構想を明らかにした。
その構想は今も、実現するめどは立っていない。「負の遺産にならないのか」と不安視する声も出ている。市は今年6月、この複合施設を念頭に、高級ホテルなどの整備に最大10億円を補助する制度を設ける方針を発表したものの、今夏の予定だった構想の基本計画策定は資材高騰などを理由に遅れている。
◇
中心部の商店街は空き店舗が目立ったままで、関係者はにぎわいを取り戻そうと、新規出店者を呼び込みつつある。
イベントが開催され、県内外からの来場客でにぎわう金ヶ崎地区(14日、福井県敦賀市で)
市の第3セクター「 港都みなと つるが」は空き店舗のオーナーに、賃貸や売却を働きかけ、出店を希望する人に物件を紹介。入居の問い合わせもあるという。担当者は「劇的な改善は難しいかもしれないが、地道に続けるしかない」と話す。
福井大の江川誠一講師(観光学)は「敦賀は原発が立地し、ビジネス色が濃い場所だった。多くの原発が停止し、コロナ禍もあり活気が消えつつある段階で新幹線が延伸しており、宿泊や食事で観光客らを受け入れる態勢が整っていない。供給力不足だ」と指摘。「海鮮を中心に食への需要は高く、時間はかかるが、忍耐強く街の魅力を向上させる必要がある」とする。
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OS5
:2024/09/17(火) 21:32:46
https://www.asahi.com/articles/ASS9J3V91S9JPGJB001M.html
「人の移動で空白地域が」 北陸新幹線の延伸、福井で効果に地域差
永井啓子 佐藤常敬2024年9月17日 12時29分
北陸新幹線の敦賀延伸から16日で半年を迎えた。来県者数は2割以上増え、好調を維持しているが、開業効果に濃淡が見られるなど課題も抱える。
「現状は非常に順調に、期待通り推移している。夏休みの人出も本当に多かった」
福井県の杉本達治知事は、開業半年を前にした6日の記者会見で、こう手応えを語った。
KDDIの保有するビッグデータによる県の推計で、開業から5カ月間の全国からの来県者は、前年同期比で23%増えた。とりわけ、関東圏と信越地域(新潟・長野)は大きな伸びを見せた。
夏休み期間(7月20日〜8月31日)の観光施設の入り込み数も好調で、県立恐竜博物館(勝山市)は前年同期比5・4%増の約29万9千人。一乗谷朝倉氏遺跡博物館(福井市)は26・7%増の約3万3千人。敦賀赤レンガ倉庫(敦賀市)は41・6%増の約2万1千人だった。
JR西日本金沢支社によると、お盆期間(8月9〜18日)の北陸新幹線の利用状況は、乗客数が最も多い区間の上越妙高―糸魚川間(いずれも新潟県)で約39万7千人。前年同期比で26%増えた。期間中の1日あたり平均乗客数は約4万人で、ゴールデンウィークや年末年始を含む客の多い時期で過去最高となった。金沢―福井間の利用客は、前年同期の在来線特急の運行時と比べ、36%増の29万1千人に上った。
終着駅の敦賀駅も好調だ。敦賀市は、北陸新幹線開業から5カ月(3月16日〜8月15日)の市内の主な観光施設の来訪者数を発表。主要7施設の利用状況は、前年同期比1・5倍の約45万人が来場した。市は「堅調に推移している。短期的ではあるが開業効果が続いている」とみている。
伸び率が大幅に増えたのは、敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅舎)で、前年同期比約2倍の2万3千人。敦賀駅隣接の公設民営書店「ちえなみき」は同1・7倍の約20万6千人に達した。
敦賀駅を降りた後の「2次交通」の利用も順調だという。駅を起点に気比神宮や金ケ崎緑地、日本海さかな街などを巡る周遊バスは、同約2倍の約3万5千人、シェアサイクルも約7600人が利用した。
県観光連盟の観光客アンケートの回答を分析すると、東京からの来県者の世帯収入は1000万以上1200万円未満と1500万円以上が多い傾向がわかった。県は宿泊施設のリニューアルを後押しするなど、そうした富裕層の観光消費拡大をねらう。
恩恵受けられない地域も
ただ、課題もある。福井駅や敦賀駅の新しい商業施設が活況を呈する一方、恩恵が受けられない地域をどうするかだ。杉本知事は会見で「人の移動によって空白地域が生まれている」として、開業後に売り上げと人の流れが減った商店街への支援を打ち出した。
福井市は旅行客向けに、福井駅から離れた中央卸売市場内の食堂や海産物などの販売店、JAの農産物直売所を回る無料バスの実証運行を今月から始めた。
嶺南全体への波及効果もあまり見られず、小浜市の杉本和範市長は会見で、「敦賀に来た観光客が嶺南全体まで足をのばすところまではまだいっていない」と指摘した。
インバウンド(訪日外国人客)の誘致策も道半ばだ。23年の外国人延べ宿泊者数は、全国ワースト2位の6万4900人(観光庁調べ)。石川県(約103万人)の約6%だ。開業後の5月は全国41位まで上向いたが、年間40万人の目標にはほど遠い。
県は13日、JR西日本グループとインバウンド誘客の推進に関する協定を締結。来年4月開幕の大阪・関西万博の会場と県を含む地域を周遊できるお得な切符などを販売する計画だ。(永井啓子、佐藤常敬)
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OS5
:2024/09/17(火) 21:33:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/30dca15e691bbca094d439cfd5b4b3ca43c9abe2
北陸新幹線延伸から半年、福井の観光・ビジネス活況…恐竜博物館の来館者最多・大規模会議も増加
9/15(日) 11:30配信
読売新聞オンライン
福井駅付近を走る北陸新幹線(13日、福井市で)
北陸新幹線の金沢―敦賀(福井県敦賀市)間の延伸開業から16日で半年となる。新たに沿線となった福井に観光、ビジネス両面で効果をもたらしたほか、東海道新幹線が運転を見合わせた際の大阪―東京間の迂回(うかい)ルートとしても活用されている。(福井支局 川上大介、高山智仁)
【図】一目でわかる…公表された敦賀以西の4新駅の位置案
「恐竜一推しできたが、(福井の)認知度が非常に上がっている」。福井県の杉本達治知事は6日の記者会見で、延伸開業に合わせて主に関東で行ってきたPR活動への手応えを示した。
県内には、芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の4駅が誕生した。県などは、多数の恐竜化石が発掘された「恐竜王国」を猛アピール。福井駅前には、肉食恐竜「ティラノサウルス」の実物大ロボット(体長約12メートル)など22体を整備した。
北陸新幹線のルート
県立恐竜博物館の来館者数は、再オープンした昨年7月からの1年間で約118万人と過去最高を記録。延伸開業後は関東、甲信越からの来館者が全体の25・5%を占め、延伸前から5・5ポイント増加した。
学術や経済関係の大規模会議の開催も増えた。県内で50人以上が参加する会議は2023年度、80件だったが、延伸開業後の今年度は約130件に達する見通しだ。
関西方面の在来線特急「サンダーバード」から北陸新幹線に乗り継ぐ敦賀駅では、途中下車して観光する人が目立つ。駅前の土産物店「おみやげ処 敦賀かわと」は、売り上げが5倍近くに増えたといい、店主の河藤正樹さん(55)は「新幹線がにぎわいを運んでくれた」と喜んだ。
一方、延伸開業後の県内の宿泊者数は、コロナ禍前の19年を1割ほど下回っている。訪れた後、そのまま移動する観光客が多いとみられる。
北陸新幹線に詳しい仁愛大の南保勝・特任教授(地域経済学)は「どのように開業ブームを維持するかが課題だ。恐竜以外の多様な沿線の魅力を発信する工夫が必要になる」と指摘する。
「東海道」迂回ルートにも
東海道新幹線が運行を見合わせた際、北陸新幹線を使って関西と東京を行き来する人が増えつつある。
JR西日本によると、台風7号、10号が接近した影響で東海道新幹線のダイヤが乱れた8月16、30、31日、9月1日の4日間、北陸新幹線では臨時列車計14本を運行した。新大阪から東京まで「サンダーバード」と北陸新幹線で移動すると倍ほど時間がかかるが、それでも利用客が集中した。
8月31日、敦賀駅のホームは、北陸新幹線を待つ人で混雑した。出張先の京都から帰宅するという横浜市の男性(24)は「東海道新幹線の運休で京都に足止めされていた。仕事に影響が出るのでこれ以上は待てません」と話した。
北陸新幹線は敦賀―新大阪間が未着工。途中に東小浜、京都、松井山手の3駅が設置される。早ければ26年3月頃にも工事の実施計画が認可される。
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OS5
:2024/09/17(火) 21:35:06
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240916-OYO1T50012/
福井に泊まらない観光客、店舗経営者ら「期待ほど開業効果を受けていない」…北陸新幹線延伸半年
2024/09/16 13:00
3月の北陸新幹線金沢―敦賀間の延伸開業から16日で半年を迎える。観光客が大きく増え、福井県内はかつてない活気に沸く。しかし、宿泊客数は伸び悩み、新幹線効果の恩恵に浴さない地域が出ている。訪日外国人客(インバウンド)の取り込みも低調だ。どうすれば多くの観光客らに県内で滞在してもらえるのか。にぎわいの裏に見える課題から迫る。
「福井の周辺にも魅力的な都市がたくさんある。福井で泊まってまで楽しみたいとは思えない」
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8月25日に北陸新幹線で初めて福井を訪れた埼玉県上尾市の会社員(50)は語る。永平寺町を訪問し、おろしそばを食べた後、土産を購入した福井駅から帰宅した。
土日の北陸旅行。初日の同24日は金沢市内を巡り、そのまま金沢で宿泊した。「兼六園や金沢21世紀美術館といった観光名所がコンパクトにまとまり、食と観光を楽しめた」と評価する。一方で、福井について「東尋坊(福井県坂井市)まで足を延ばして海鮮を食べようとも考えたが、海の幸は金沢の近江町市場で食べることができたのでやめた」とした。
◇
県などは新幹線延伸に向け、多くの観光客に県内で宿泊し、観光名所を周遊してもらうことを目指し、観光施設などの整備を進めてきた。
県の推計では、県外からの宿泊客の消費額は日帰り客の3・7倍の平均約2万3000円。宿泊客増による地域振興を狙い、特に力を注いだのが玄関口・福井駅の周辺だった。県などが多額の補助金を投入して再開発を後押ししたほか、外資系ホテルを誘致し、20体を超える恐竜モニュメントを設けた。
福井駅前のティラノサウルスのロボット
その結果、延伸を機に福井駅から県内各地を訪問する観光客は増えた。県によると、延伸後の5か月間で、永平寺は前年同期比29%増、県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(福井市)は10%増で、大規模改装を経て昨夏に再オープンした県立恐竜博物館(勝山市)も新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同期より19%多かった。杉本知事は今月6日の記者会見で、「投資がされたところを中心に人が集まっている」と誇らしげに語った。
しかし、お膝元の福井市の宿泊者数は、コロナ禍前に戻るほど大幅に伸びているわけではない。市などによると、3〜6月の宿泊者は19年同時期と比べ、それぞれ8〜24%程度減少した。県内全体で見ても、3月から6月までの宿泊者数は、それぞれ19年より1割程度減っていた。
県は20年、延伸する24年の県内での宿泊者数を18年(406万人)より25%多い510万人、観光消費額を1700億円にするとの目標を定めていた。しかし、昨年1年間は324万人で、達成率は63%程度にとどまる。新幹線延伸後も福井を訪れた旅行者が周辺地域で宿泊している可能性があり、県の担当者は「原因を分析しなければならない」と危機感を募らせる。
◇
宿泊者数が「低迷」しているとみられることで、影響も出ている。
福井駅から徒歩約15分の繁華街・片町。複数の店舗経営者らは「期待ほど開業効果を受けていない」と口をそろえる。和食飲食店の 女将おかみ 吉田香澄さん(67)は「客足は開発があった駅前で止まってしまっている」とこぼす。「道路や街灯などを整備するための開発費用を片町にも回し、観光客らが来やすい街にしてほしい」と訴える。
観光客が滞在して福井各地をじっくり回らないのであれば、効果は駅前や特定の観光名所に限定されてしまう。県は6日、片町などを念頭に、新幹線の恩恵が十分に届かず、人の流れや売り上げが減った地域への支援を始める考えを明らかにした。
仁愛大の南保勝・特任教授は「新幹線ですぐ来られるようになったということは、すぐに県外へ出ていけるということだ」と指摘。「福井市内も含め様々な場所が、歴史や文化などそれぞれの魅力を磨き、魅力が多く混在する福井にしなければ、観光客を周遊させ長く滞在させることは難しい」と話す。
「恐竜王国」人気 博物館年間100万人超
来館者でにぎわう恐竜博物館(福井県勝山市で)
北陸新幹線延伸を受け、「恐竜王国」は観光客らの注目を集めている。
県立恐竜博物館(勝山市)では、再オープンした昨年7月から1年間の入館者数が初めて年100万人を超え、118万154人に達した。8月に初めて同館を訪れた東京都練馬区の大学院生(23)は「迫力満点で充実した展示に大満足です」と話す。
同館の担当者は「新幹線開業で福井の注目度が高まった成果が表れている」と分析する。
福井駅前では、肉食恐竜「ティラノサウルス」の実物大ロボットなど22体が観光客らを迎えている。
関西発の最新ニュースと話題
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OS5
:2024/09/17(火) 21:36:31
https://www.chunichi.co.jp/article/958615
乗り換え発生で「しらさぎ」低迷 減便なら中京圏とのつながり希薄に【北陸新幹線・敦賀延伸半年】
2024年9月16日 05時05分 (9月16日 20時24分更新)
北陸新幹線が敦賀駅に延伸してから16日で半年を迎えるなか、北陸と中京圏を結ぶJR特急「しらさぎ」の利用が低迷している。敦賀駅で新たに乗り換えが生じたためで、利用者が半減した時期も。主要な移動手段である鉄道の利用低迷が続けば、北陸と中京圏のビジネスや観光などの結び付きが希薄になることが危惧される。
延伸前は金沢-名古屋間を走っていたしらさぎは、延伸で敦賀-名古屋間に短縮された。このため北陸-中京間の鉄道による移動は、敦賀駅と米原駅で最大2回の乗り換えが発生。利用客(敦賀-米原間)はゴールデンウイークで前年同期比49%減、お盆は40%減と激減。その後も前年を下回る状況が続いている。
金沢-名古屋間の鉄道料金も延伸前より2割以上も上がったため、直行できる高速バスの利用が増加。高速バスを運行する名鉄バス(名古屋市)によると、金沢-名古屋間、福井-名古屋間の利用者数はいずれも4月の1・6倍を筆頭に前年を上回る水準が続く。
JR西日本はしらさぎの利用者減について、南回りで北陸と首都圏を行き来していた人たちが、北回りに変わったことを最大の理由に挙げる。長谷川一明社長は8月の記者会見で「能登半島地震で観光地としての選択肢が北陸から変わった感じもある。今後もう少し動向を見ていく必要がある」と話した。
成形や加工などの「川中」産業が集まる北陸と、自動車や航空機などの「川下」産業が集積する中京圏とはビジネスや研究開発で結び付きは強い。観光でも広域観光ルートの「昇龍道プロジェクト」などで連携しており、しらさぎは重要なアクセス手段を担ってきた。利用低迷が常態化すれば、現行の敦賀-名古屋間8往復、敦賀-米原間7往復から減便につながりかねない。長谷川社長は「そうならないように利用促進を考えたい」と強調した。
神戸国際大の中村智彦教授(地域経済論)は「敦賀延伸で北陸は急速に首都圏とのつながりを強める一方で、中京圏の政財界の関心は薄い。このままでは北陸と中京のつながりは薄れていく」と指摘。敦賀での乗り換えは「非常に不便で改札も混むし、高齢者にとっては歩くのが大変。北陸が旅行先としての選択肢から外れてしまうのではないか」と懸念する。
(中平雄大)
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OS5
:2024/09/18(水) 21:09:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/eae6047142272e78b8301269dbdd711302395943
北陸新幹線延伸半年、外国人客に低い「福井」の認知度…「もったいない」
9/18(水) 17:01配信
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読売新聞オンライン
福井県立恐竜博物館を訪れた外国人客(福井県勝山市で)
「もったいない」。8月上旬に米テキサス州から福井県立恐竜博物館(勝山市)を訪れた男性は日本語でつぶやいた。
【図表】県内の外国人延べ宿泊者数
男性は、恋人とともに、兼六園(金沢市)などを目当てに金沢市内のホテルに3泊。旅行最終日の午前、北陸新幹線を使って福井駅経由で訪れた。
渡航前、ホテルや飛行機の予約を済ませた後に沿線の観光地をインターネットで調べて、恐竜博物館を発見。「Fukui」という県があることを初めて知った。よく見ると、温泉や日本酒など日本らしい魅力がある地域だとわかった。
「もっと早く福井を知っていたら、あわら温泉(あわら市)に1泊したのに……」と残念がった。
3月16日の北陸新幹線金沢―敦賀間の延伸開業をにらみ、県は、外国人延べ宿泊者数の今年の目標について、2018年(7万6000人)の5倍超にあたる40万人に設定していた。
20年度以降は毎年、インバウンド(訪日外国人客)対策に特化した事業を予算化してきた。県内へのツアーを開催してインバウンドの団体客らを呼び込もうと、海外の旅行会社へのアピールを強化したほか、訪日した団体客が県内で貸し切りバスを使う費用への補助などを実施してきた。
しかし、23年の外国人宿泊数は全国46位の6万4900人。新幹線延伸後の今年6月も6150人で、コロナ禍前の19年6月(8640人)を3割ほど下回った。達成にはほど遠い現状だ。
なぜなのか。男性は簡潔に指摘してくれた。「周囲には個人で旅行する人が多い。福井の存在を知らない人は、自分で福井の観光地を調べることはない」
県によると、全国の宿泊客の約9割が個人客。インバウンドもこの傾向が強いとみられる。欧米や豪州の個人観光客の利用が多い「Get Your Guide」といった海外の旅行情報サイトには県内の観光地の情報がほとんど掲載されていない。金沢駅集合・解散の福井への日帰りツアーなどは掲載されているものの、福井に特化した情報は整備されていないという。
延伸を機に今春からインバウンド誘客の担当を設置するなど力を入れ始めた宿泊施設の役員は「スキー客や会社の慰安旅行といった団体客を受け入れるノウハウはあるが、個人のインバウンドとなると、どうPRしたらいいのか、さっぱりわからない」と話す。
県インバウンド推進室の松石健司室長は嘆く。「個人客へのアピールが不十分だった。いまだに『見つけてもらえない』という段階なのはさみしい」
これらのウェブサイトで観光施設やツアーを取り上げてもらうには、事業者などが自ら登録し、サイトを通じて予約を受け付ける必要がある。そのため、県は今月に入り、事業者を対象に説明会を開き、サイトへの登録を呼びかけている。
市民らのおもてなしの精神が希薄だと指摘する声もある。
「残念ながら外国人を迎える準備が整っているとは感じられず、また来たいとは思えない」。福井駅からえちぜん鉄道で勝山駅に移動し恐竜博物館に向かった中国人男性(30)は話す。
勝山駅でバスに乗車する際、料金の支払い方法や乗り場についての案内が日本語ばかりだったため、若い日本人男性に英語で声をかけたが、返事もなく立ち去られてしまったという。「目も合わせてくれなかった。勝手の分からない土地では、ささいなことも不安に感じる。優しくしてほしかった」とため息をつく。
県が準備してきたのはハード面が中心。事業者がキャッシュレス決済の導入や免税店登録をする際の費用を助成することなどだった。
インバウンドの誘客に詳しい「ガストロノミーツーリズム研究所」(大阪府)の杉山尚美氏は「民間事業者や市民らの意識改革を促すことが重要だ。人口減に加え、今後は団塊の世代の旅行が減ることも予想され、国内の客に頼っていては観光業界は立ちゆかなくなる。地域の経済や振興にインバウンドの増加は不可欠との理解が深まれば、変わるはずだ」と指摘する。
その上で訴える。「県がまず『個人観光客を呼びたい』と将来展望に明示し、外国人が利用するサイトへの登録を県内事業者らにもっと積極的に促してほしい」
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OS5
:2024/09/23(月) 01:30:27
九州新幹線長崎ルート 部分開業2年 「全線」開通メド立たず
9/23(月) 0:00配信
九州新幹線長崎ルート(西九州新幹線)が武雄温泉(佐賀県武雄市)―長崎(長崎市)間で開業して23日で2年となった。利用は好調だが、佐賀県内の未着工区間(新鳥栖―武雄温泉間)の整備については議論が進展しない。国が推す佐賀駅(佐賀市)を通るルートか、佐賀県側が「一考に値する」と評価する佐賀空港(同)周辺を通るルートかで隔たりは大きく、県側が懸念を示してきた財政負担の問題も解決の糸口を見いだせない。全面開通のメドは一向に立たない。
【地図で見る】九州新幹線長崎ルート、未着工区間は?
「整備新幹線は事業費の大幅な上振れが常態化しており、それを前提に考える必要がある。拙速に議論を進めるような簡単なものではない」。佐賀県議会9月定例会が開会した11日、提出議案の説明に立った山口祥義(よしのり)知事は未着工区間の整備について、近年の物価上昇などにも触れ、改めて慎重な姿勢を示した。
博多(福岡市)発着の在来線特急と武雄温泉駅で乗り換える「リレー方式」で2022年9月に部分開業した長崎ルート。この1年、未着工区間のルートを巡って議論が活発化する局面もあったが、一致点は見いだせないままだ。
ルートを巡っては、国土交通省が21年11月に新幹線規格(フル規格)で整備する場合の3案について試算した概算建設費などを提示。佐賀駅を通る「アセスルート」は6200億円▽佐賀県北部の長崎自動車道沿いを通る「北回りルート」は5700億〜6200億円▽佐賀空港を通る「南回りルート」は1兆1300億円――で、アセスルートが最も投資効果が高い「ベストな選択肢」とした。
「フル規格を議論するのであれば、佐賀空港の活用を含めて県や九州全体の将来展望にどうつながるか、新たな発想での議論が必要だ」。これまでフル規格での整備に難色を示してきた山口知事が態度を軟化させたのは、部分開業から1年がたった23年9月の県議会9月定例会。答弁で、南回りルートについて「一考に値する」と踏み込んだ。
山口知事の発言が呼び水となり、ルートを巡る議論は活発に。政権与党内ではその後、佐賀駅と佐賀空港の間を通す折衷案が浮上。福岡県の経済団体からは、佐賀空港から久留米駅(福岡県久留米市)に通すルートでの整備を求める動きも出た。
だが、国交省は南回りルートについて、「現実的な選択肢になり得ない」としてきた。軟弱地盤のある有明海沿岸を通るためだ。山口知事の発言後も国交省は「佐賀駅ルートが最適」との立場を崩さず、議論は平行線をたどった。ある与党関係者は「佐賀県が本気で南回りルートに取り組もうとしているようには思えない」と冷ややかに見る。
国との協議が暗礁に乗り上げる中、佐賀県が23年末から強調し始めたのは「新たな地元合意の形成」だ。
福岡、佐賀、長崎各県とJR九州などでつくる「九州新幹線建設促進連絡協議会」は1992年、福岡市―武雄市間は在来線を活用し、武雄市―長崎市間は新線を建設することで合意した。国はその後、在来線と新幹線双方を走れる「フリーゲージトレイン」の導入を目指したが、開発が難航して断念。佐賀県内の区間について、在来線の活用からフル規格での整備推進に方針転換した。
そうした経緯から、佐賀県は「92年の合意と違うことをするのであれば新たな地元合意が必要だ」と訴える。県幹部はその意図について「国交省と協議を重ねても何の進展もない。原点に戻り、少しでもまともな議論をするための『助け舟』だ」とし、「何もしなければ『佐賀のせいで止まっている』と言われる」とも語る。
こうして5月に実現したのが佐賀県と長崎県、JR九州の地元3者トップによる意見交換の場。だが、議論はかみ合わなかった。佐賀県はルートや財政負担について地元での議論を持ちかけたが、長崎県とJR九州は「国を交えた協議が必要だ」と指摘した。
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OS5
:2024/09/23(月) 01:30:38
佐賀県側にとってネックになっているのは財政負担の問題だ。
整備新幹線の建設費は法令に基づき、JRが国側に支払う施設使用料(貸付料)を除いた額の3分の2を国が、3分の1を距離に応じて地元自治体が負担する。建設費の上振れなどを加味した県の試算では、国が推す佐賀駅ルートでの県の実質負担は1400億円超。県は、既に開業した武雄温泉―長崎間の建設費負担額を加えると、佐賀県の負担は長崎県の2倍以上になるとし、佐賀県幹部は「長崎県側が本当にやりたいなら財源スキームの見直しについても『一緒にできることはないか』と提案があるはずだ」とけん制する。
佐賀県側には、佐賀駅を通る新幹線ができれば博多―佐賀間の在来線特急などが減らされ、不便になるとの懸念も根強く、県はこうした問題を「セットで議論すべきだ」と訴える。
新幹線整備に詳しい大阪産業大の波床(はとこ)正敏教授は「距離に応じた地元負担を定めた現行スキームの根幹を変えるのはこれまで負担した自治体との兼ね合いで難しいだろう」とする一方で、「建設費の高騰は建設時期によって不公平が出ないよう平準化すべきだ。分岐部分などの複雑で高価な構造物は、国の負担にするというのもやり方の一つだ。そうした形でスキームを見直さないと議論は進まないだろう」と指摘する。
【五十嵐隆浩】
◇利用者は「確実に増えている」
JR九州によると、部分開業した九州新幹線長崎ルート(武雄温泉―長崎間)の利用は好調に推移している。2022年9月の開業から24年9月17日まで延べ約490万8000人が利用。1日平均利用者数は開業1年目の約6600人から2年目は約6900人と増えた。通勤・通学のために長崎ルートの定期券を使っている人は22年10月末時点で263人だったが、24年8月末時点で528人となっている。
古宮洋二社長は20日の記者会見で「1日平均利用者は確実に増えていると感じる。定期券の利用者も2倍になった。乗っていただき、その良さが浸透して増えたのだと思う。新幹線の快適さや便利さを宣伝して、もっと多くの人に利用してもらえれば」と語った。【下原知広】
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OS5
:2024/09/23(月) 22:14:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/612a26b55250003ebaf7fd008cda88578ec59637
西九州新幹線開業から2年で恩恵続く長崎市…「100年に1度」の再開発、スタジアムシティは来月オープン
9/23(月) 10:30配信
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読売新聞オンライン
西九州新幹線のJR長崎駅一帯。再開発が進み、新幹線がなかった頃とは様変わりした(21日、長崎市で)=佐伯文人撮影
西九州新幹線(武雄温泉―長崎間、約66キロ)は23日、開業から2年を迎えた。長崎市の長崎駅周辺では、新幹線を契機とした「100年に1度」といわれる一連の再開発が進み、来月には「長崎スタジアムシティ」もオープンする。交流人口は増加傾向で、新幹線開業の恩恵が続く。一方、並行在来線となり、特急が激減した佐賀県鹿島市などでは、地域の衰退が懸念されている。(池田寛樹、上山敬之)
【地図】西九州新幹線・並行在来線の位置関係と長崎駅周辺
今月20日、長崎駅。西九州新幹線を降りたオランダ国籍のタマラ・ブラッセンさん(38)は、「長崎とオランダは長い歴史があるので来てみたかった。きれいな街で国際的な雰囲気がある」と語った。
長崎市内を訪れる人は増えている。一般社団法人・長崎国際観光コンベンション協会によると、スマートフォンの位置情報などのデータから、長崎県外から市内に訪れた人は、コロナ禍の2021年には約120万人だった一方、23年は約187万人まで増えた。今年は1〜8月で130万人に達し、23年を上回るペースという。
駅に隣接して21年11月に開業したMICE施設「出島メッセ長崎」では23年度、先進7か国(G7)保健相会合をはじめ、2000件超の国際会議や展示会などが開かれ、市の目標を上回る約66万人が利用した。同協会の田中雅資理事長は「スタジアムシティが開業すれば、新幹線との相乗効果でさらに来訪が増える」とみる。
そのスタジアムシティは、長崎駅から徒歩10分ほどの場所に立地する。サッカースタジアム(約2万人収容)とアリーナ(約6000人収容)を核にホテルなどを備える。整備した通販大手「ジャパネットホールディングス」(長崎県佐世保市)の高田旭人社長は「地域創生の象徴的プロジェクト。スポーツツーリズムを含め、長崎に来るきっかけをつくる」と意気込んでいる。
長崎市長崎創生推進室の井川修平室長は「新幹線開業と再開発で交流人口が増えて雇用が創出され、定住人口の増加や転出の抑制が期待できる」と話す。
ただ、西九州新幹線の武雄温泉駅から九州新幹線までの「未整備区間」については、政府・与党と佐賀県の協議が難航しており、実現の見通しはたっていない。このため、今後も新幹線効果を持続していけるかどうかには、不透明な面もある。
佐賀県の並行在来線沿線は苦境
「駅で待っていても客が来ない」。佐賀県鹿島市のタクシー運転手(73)は今月19日、こう語り肩を落とした。
新幹線開業に伴い、並行在来線となった長崎線・江北―諫早間は、博多駅と結ぶ特急が肥前鹿島駅(鹿島市)止まりとなり、その特急も上下45本から14本に激減した。新幹線開業前までは、市内にある祐徳稲荷神社の参拝客や、出張で来た会社員らを多い日は10組以上駅まで送迎していたが、「そういう日はもうないね」と、さみしそうに話した。
鹿島商工会議所によると、遠方の取引先が商談のために鹿島市の企業を訪れる際は、企業側が江北駅(佐賀県江北町)に迎えにいくなど、企業活動にも支障が出ている。
こうした苦境の中、佐賀県は、スローツーリズムで沿線を活性化させようと、肥前鹿島駅や周辺を玄関口として再整備する計画で、来年度に着工する方針だ。
松尾勝利市長は「このままでは人口が流出してしまいかねない。新幹線の駅から、鹿島にも来てもらう工夫をしていく必要がある」と話している。
4901
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OS5
:2024/09/25(水) 12:17:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/64e9b22446bfa27e2fe1e09c2d499953c3c33de2
まるで「無法地帯」…長崎駅西口の一般乗降場 想定超える送迎バスで混雑、長時間駐車も
9/25(水) 11:50配信
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長崎新聞
二重駐車や乗降場の枠に入りきれない車が連なり、反対車線を通る車が見られた=長崎駅西口駅前交通広場(画像の一部を加工しています)
「乗降場に止まった車が連なり、ホテルの送迎バスが二重駐車していて、反対車線を走行するしかなく、危ない」。長崎新聞の情報窓口「ナガサキポスト」に寄せられた投稿を受け、記者が現場へ急いだ。場所はJR長崎駅の西口駅前交通広場にある一般車乗降場(長崎市尾上町)。管理する市とJR九州長崎支社、県警にも同様の訴えが届いており、調べてみると、長時間駐車や通行の妨げになる車両が続出し、“無法地帯”のような状態だった。
◆激しい出入り
市まちづくり部によると、乗降場は2022年7月、駅利用者向けに供用を始めた。バリアフリー用2台を含む計7台分。西九州新幹線が開業した同年9月以降、利用車両が急増。コロナ禍を経て、観光客が戻り始め、市内ホテルや温泉施設の送迎バスの出入りが激しくなったという。
記者が調べたのは9月中旬の平日。正午から1時間で一般車46台、送迎バス7台が止まった。最も混み合った時間帯は車両が乗降場に入りきれず、北側のT字交差点付近まで連なった。
送迎バスの出入りが重なると、乗降場と出島メッセ長崎の間の市道に止める「二重駐車」が頻発。市道は片側1車線(一部に右折帯)のため、幸町方面から尾上町方面に向かう車両が反対車線を走行せざるを得なくなり、対向車と衝突しそうになる場面を目にした。
◆想定以上
長時間停車も相次いだ。一般車のドライバーが10分ほど車から離れたり、送迎バスの中にはバリアフリースペースで客を待ち、20分以上止まっていた。
市はもともと送迎バスの利用を想定しておらず、現在、把握する限り10事業者が利用。市は5月、週末と平日の2回(午前9時〜午後6時)、送迎バスの利用を調査。平日は76台で、記者が調べた日(1時間に7台)と同じ傾向。週末はさらに多い118台で、「想定以上の状況」と頭を抱える。
◆看板設置も効果は…
「乗降場を広く確保できなかったのか」。不満を漏らす利用者に対し、市は「西口にイベントなどを開く広場を整備したかったため、乗降場をより広く確保するのは構造上、厳しかった」と説明する。
しかし、手をこまねいているわけではない。市とJR九州長崎支社は3月、看板6枚を乗降場に設置。「人を待つための停車はできません」などと注意を呼びかけるが、「効果は見られない」(市担当者)。
市と同支社は今月、ホテル事業者とも協議。県旅館ホテル生活衛生同業組合の塚島宏明専務は「状況は把握している。まず各施設のマナー順守を確認し、送迎時間をずらすなど対応を検討する」とした。
市は西口付近に送迎バス専用のスペース設置などを検討する一方、既に路線バスや大型観光バス用のバス停、タクシー専用の乗降場があるため、現実的に新設は難しく、費用負担の問題ものしかかる。一般車両について、市は東口駅前交通広場に整備予定の有料駐車場(40台)の利用を促すのみ。いずれも車両側のマナー順守にかかっており、抜本的な解決には時間がかかりそうだ。
4902
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OS5
:2024/09/25(水) 14:22:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/30f2387fbc82aee852d55be3ecb1baa9428f7463
西九州新幹線開業から2年…未整備の新鳥栖-武雄温泉間 見えぬ先、佐賀県民の声
9/25(水) 9:40配信
西日本新聞
フリーゲージトレインの新幹線が在来線に乗り入れる計画が頓挫し、西九州新幹線の計画が宙に浮いたJR佐賀駅
西九州新幹線(武雄温泉-長崎間)が23日、開業2年を迎える。未整備区間の新鳥栖-武雄温泉間を巡る議論は、佐賀県や国などが互いの立場を主張するにとどまっている。この状況は県民の目にどう映っているのか-。それぞれの地域事情から全員が納得する方向性が見いだせず、もどかしい現状が透けて見えた。
【地図】新鳥栖駅や久留米駅を経由する新鳥栖ー武雄温泉間のルート案
新たに新幹線駅が開業した嬉野市は、コロナ禍が明けたことも相まってにぎわいを増している。同市嬉野町の老舗旅館「大正屋」の副社長で、嬉野温泉観光協会の山口剛会長(52)は「新幹線開通効果は継続中。開業2年目はその前年に比べても1割程度宿泊客は増えている。外国人、国内客ともに順調」と手応えを感じている。
一方で同市の温泉街にはシャッターを下ろしたままの商店跡も目につく。県が今月発表した7月1日時点の基準地価で同市は、住宅地、商業地ともに上昇率は0・3%以下の小ぶりにとどまり、開業効果は限定的だ。同市は効果を最大限に生かすためにと、7月24日に東京であった与党検討委員会で、フル規格による早期全線開通を求めている。
◇ ◇
国との議論が滞る中、地元で新たな合意形成を図ろうと、5月には山口祥義知事と長崎県の大石賢吾知事、JR九州の古宮洋二社長の3氏による、公式の場では初めての意見交換会があった。8月には県と国の事務方レベルの「幅広い協議」が1年半ぶりに開かれた。ただいずれも議論は平行線のままで終わっている。
山口知事は今月11日の県議会定例会で、北陸新幹線の建設費が高騰していることに触れて「西九州ルートについても、拙速に議論を進めるような簡単なものではない」と従来通り慎重な姿勢を示した。定例会で質問を重ねる「佐賀駅ルート」推進派の議員らをけん制した。
◇ ◇
県内で乗車人数が最も多いJR佐賀駅では複雑な声が聞かれた。来年から福岡市の企業に就職するという佐賀市の男子大学生(22)は、「地元に新幹線が通るのは素直にかっこいいし他の地域の人にも自慢できる。ただ運賃は在来線より上がると思うので、自分は高速バスを使うかもしれない」と語る。同駅周辺で飲食店を営む60代男性は「新幹線ができると佐賀は素通りされて客が減るかもしれない。利点がないなら、やめてほしい。今のままで十分ではないか」と強調した。
福岡県と隣接し、九州新幹線の新鳥栖駅がある鳥栖市。国やJR九州が推す「佐賀駅ルート」では分岐点となるが、議論の打開策が見いだせない中で佐賀・福岡両県の経済界などから佐賀空港経由案や福岡県南部で分岐する案も浮上した。鳥栖駅近くで飲食店を営む70代の男性は「新鳥栖-佐賀を経由する最短距離で速やかに進めてもらうのが望ましい。新鳥栖駅でつながれば、相乗効果で鳥栖駅にもにぎわいは出てくると思う」。
開業に伴って並行在来線となったJR長崎線江北-諫早間では、特急列車の運行が肥前鹿島駅(鹿島市)までとなり、運行本数は3分の1になった。同駅からJR佐賀駅まで毎日通勤する公務員男性(34)は「特急が減って不便。基本は定時に帰れるのだが、たまの残業や飲み会がある時は帰りの電車を気にすることが増えた」。月2回、博多駅(福岡市)まで出かける鹿島市の女性(74)は「不便すぎる。これ以上特急が減ると非常に困る」と不安を口にした。
山口知事は5月の3者協議の後、記者団にこう漏らしている。「西九州ルートの議論は『難しい方程式』を解くようなもの。新幹線っていうのは全てを幸せにする訳ではない」
鳥栖市の70代男性は「既に新幹線や充実した在来線がある鳥栖市民にとって正直、関心が高いとは言えない。ただ協議が停滞している今の状況は良くない」と懸念する。未来図をどう描くのか、最適解の模索が求められる。
(新幹線取材班)
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OS5
:2024/09/29(日) 22:50:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0baca2ab4cbf03cc5cfb13e23a44eb8890b8de53
JR松山駅の新駅舎29日開業 71年ぶり全面刷新、高架化で東西2カ所から出入り可能に(愛媛)
9/29(日) 11:02配信
愛媛新聞ONLINE
29日に開業する新たなJR松山駅=20日、松山市南江戸1丁目(ドローンで武田泰和撮影)
JR松山駅(松山市南江戸1丁目)の新たな駅舎が29日に開業し、高架化される。駅舎の全面刷新は71年ぶり。駅構内への入り口は東西2カ所となり、バリアフリーの充実も図られた。午前6時13分発の岡山・高松行き特急しおかぜ・いしづちが1番列車として発車する。
新駅舎は2階建ての上にホームを設け、旧駅舎の2面3線から2面4線に拡充。特急、普通列車それぞれの専用乗り場を設けることで対面乗り換えが可能になった。
外観は城下町の長屋門をイメージし、内装には県産木材や砥部焼を使った。2カ所の改札のうち、北側の中央改札には自動改札機4台とウオークインタイプの有人改札を設置。南側は無人で自動改札機1台を設けた。
バリアフリー機能では旧駅舎になかったエスカレーターをはじめ、エレベーターや多目的トイレなどを整備した。
駅舎の新調は約2・4キロ区間(松山市美沢2丁目―同市空港通1丁目)の鉄道の高架化事業の一環。付近の線路によって市街地が「分断」されている状況を解消し、踏切を撤去することで交通環境の改善を図るのが狙い。
旧駅舎の営業最終日となった28日は多くの鉄道ファンらが集い、長年親しまれたまちのシンボルの最後の姿を写真に収めた。午後10時46分の最終列車が発車後、歴代の駅長らが出席し、消灯式を行った。新駅舎運用開始に向け、高架切り替えの最終作業も夜通し実施した。
29日以降は旧駅舎の改札を通って新駅舎東口へつながる連絡通路が利用できる。(織田龍郎)
愛媛新聞社
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OS5
:2024/09/30(月) 10:36:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/a72022989b53fe82f827f31e7f3de7c162dcfbe2
全国唯一の空白地帯「四国に新幹線を」 動き活発化の裏に「夢の超特急」との深い縁
9/30(月) 10:10配信
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産経新聞
四国鉄道文化館の北館で展示されている初代新幹線電車「0系」(左)。右はDF50形ディーゼル機関車 =愛媛県西条市
東京と大阪を高速運転で結ぶ東海道新幹線が開通してから今年10月で60年を迎える。その後、新幹線は路線拡大を続け、本州から北海道、九州に伸びた。そんな中、空白地帯となっているのが四国だ。しかし、実は新幹線と四国は縁が深い。「夢の超特急」の計画を推し進め、「新幹線の生みの親」と呼ばれた人物は愛媛出身。愛媛と高知をつなぐローカル線には初代新幹線車両「0系」そっくりの観光列車が走っている。
■功績たたえる
JR予讃線の伊予西条駅(愛媛県西条市)。線路を挟んで北館、南館を構えるのが「四国鉄道文化館」。その北館では団子鼻が特徴の「0系」の先頭車が展示されている。この車両は昭和51年に製造され、平成12年の引退時はJR西日本博多総合車両所に所属し、山陽新幹線の「こだま」として活躍していた。その後、JR四国が譲り受け、同館にやってきた。
残念ながら、車体の後ろ半分はカットされているが、車内はもちろん、運転席にも入ることができる。「運転席の常時開放は全国的にも珍しい」と同館。多くの来館者が席に座って記念撮影するといい、一番人気の展示物という。
なぜ、この地に新幹線車両が展示されているのか。北館の前に建つ銅像が、その答えだ。十河信二(そごうしんじ)。昭和30年、71歳で国鉄総裁に就任。東海道線の輸送力強化のために東京と大阪を結ぶ広軌の新路線を敷く新幹線計画を進め、建設費不足を世界銀行からの融資でしのぐなど、反対の声も上がる中、難局を切り抜けた。日本の大動脈の「生みの親」の功績を新幹線車両の展示でたたえているのだ。
十河は地元の名士だ。明治17年、現在の愛媛県新居浜市で生まれ、旧制西条中学、東京帝国大学を経て鉄道院に入庁。満州に渡った後、戦後は第2代西条市長も務めた。北館に隣接する「十河信二記念館」では十河の足跡や人となりが紹介されている。新幹線建設が始まっていなかったころ、兵庫・芦屋から東京へ遊びに来た孫に「今におじいちゃんが、大阪まで2時間くらいで行ける電車をつくってやるからな」と話したエピソードには、新幹線への熱い思いが感じられる。
■ハードル多く
ここにきて、四国新幹線の実現に向けた動きが活発だ。8月には四国4県や経済団体などで構成する「四国新幹線整備促進期成会」が都内で大会を開き、同新幹線の整備計画への格上げに向け、法定調査を実施するための予算措置などを要望した。同期成会によると岡山から瀬戸大橋を経由して四国各地へ延びる同新幹線が実現すれば、松山-新大阪間の所要時間は現在より2時間近く短縮され、1時間38分となる。四国内も松山-高松間が42分に。現状の2時間22分から大幅短縮となる。
ただ、今後の開業を目指している北海道新幹線の新函館北斗-札幌間、北陸新幹線の敦賀-新大阪間などでは建設費の高騰が指摘されている。そのほか、高速道路や人口減との兼ね合いなど、新幹線空白地帯からの脱却のハードルは多く、そして高い。すべてが右肩上がりだった十河の時代とは状況は異なっている。
■貴重な車両がずらり
四国鉄道文化館の北館は「0系」の横に四国内でも活躍したDF50形ディーゼル機関車の1号機を展示。「準鉄道記念物」に指定されている貴重な車両で、こちらも運転席に入ることができる。
南館の敷地内には、車輪の幅を変えて異なるレール幅の路線の直通運転を可能とするフリーゲージトレインの試験車が置かれている。館内には四国内の急行列車で使われた強力エンジンのキハ65形気動車、C57型蒸気機関車44号機などが展示されている。四国4県の沿線風景を再現した鉄道ジオラマも人気を集めている。
また、同文化館では新幹線開業60周年を記念して企画展を10月31日まで開催。昭和34年4月に行われた東海道新幹線の起工式で、十河信二・国鉄総裁がクワ入れで使ったクワを展示。力強く振りおろしたクワは3度目には頭が抜けてしまったという逸話が残っている。(鮫島敬三)
四国鉄道文化館と十河信二記念館 JR予讃線の伊予西条駅下車すぐ。両館とも開館時間は午前9時から午後5時(入館は午後4時半まで)。四国鉄道文化館は高校生以上300円、小中学生100円で北館、南館両方に入館できる。十河信二記念館は入場無料。鉄道文化館、十河信二記念館ともに休館は水曜日。
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OS5
:2024/10/01(火) 14:00:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/80e7fd5083088ef3a73f9ab53a9d535649f42139
【只見線全線再開通2年 地方創生の針路】(上) 知名度、今や全国区 知恵絞り官民で誘客 福島県
9/30(月) 11:31配信
福島民報
JR只見駅に到着した列車から続々と降り立つ乗客=28日午後2時30分ごろ
JR只見線は全線再開通から10月1日で2年を迎える。沿線地域で人口減少、高齢化が進む中、只見線は地域の暮らしや観光産業を支えている。政府が政策として地方創生を打ち出してから10年。「日本一の地方創生路線」を目指す只見線の存在感は増し、国内外から注目を集める。地方交通線の展望と課題を探る。(2面に関連論説)
週末になると、多くの観光客が福島県只見町のJR只見駅に降り立つ。28日午後2時30分過ぎ、乗客の1人は夏の名残を感じさせる山あいの美しい風景に感嘆の声を漏らした。
JR只見線が2022(令和4)年10月1日に全線再開通してから間もなく2年。只見駅前にある只見町インフォメーションセンターには全国各地から列車運行への問い合わせが相次ぐ。スタッフの吉津てるみさん(65)は「これまで少なかった九州や四国など西日本からの問い合わせが増えている。只見線の知名度が全国区になってきた」と感じる。背景の一つと考えられるのが映画の効果だ。町の風景や只見線が登場する日台合作映画「青春18×2 君へと続く道」が3月に公開され、アジアで大ヒットした。反響は今も続く。町はロケ地マップやのぼり旗などを設置している。駅舎での記念撮影などの「聖地巡礼」をする人は少なくない。
訪日客も絶えない。特に台湾からの観光客は以前に増して好調だ。路線の撮影スポットとして知られる三島町の只見川第一橋りょうビューポイント。隣接する「道の駅尾瀬街道みしま宿」の駅長の布川孝宏さん(43)によると、訪日客の6、7割は台湾人。観光バスで訪れ、只見線の一部区間を利用するのだという。
臨時列車の運行なども奏功し、利用者は着実に増えている。JR東日本が7月に公表した2023(令和5)年度の1日平均乗客数は、運行を再開した会津川口(金山町)―只見駅(只見町)間が103人で、県や沿線自治体でつくる協議会が利活用計画で示した「2027年度に1日平均100人」とする目標を4年前倒しで達成した。
沿線地域では一層の誘客や満足度向上に向けた新規事業が進む。柳津町に会津柳津駅舎情報発信交流施設がオープンし、只見町は日台合作映画にちなんで会津塩沢駅舎をアートで彩った。県などを中心にオリジナル観光列車の導入に向けた検討も始動した。官民がともに知恵を絞る。
奥会津地域は人口減少と高齢化が著しい。県は今が地域の存続を左右する重要な「転換期」と捉え、只見線を核に地域活性化、地方創生にいかす基本方針を掲げる。県生活交通課長の佐藤司さん(53)は「地域が一体となって盛り上げようとする動きを継続させたい。只見線の価値をいかに地方創生につなげられるかが重要だ」と強調する。会津大短期大学部産業情報学科の高橋延昌教授(53)は「只見線は会津地域を一つに結び付ける役割を担っている。地域住民にとって誇り、シンボルであり、地方創生の象徴として有効」と話す。人口減少の抑止や雇用増につながる持続的な取り組みの必要性を説く。
ただ、さまざまな観光誘客策が具体化する一方、利便性の向上や観光客の受け入れ体制など課題は多い。
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OS5
:2024/10/01(火) 14:03:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/e373c12855ff92121d8a7b99d17a4ce733b3dfb0
【只見線全線再開通2年 地方創生の針路】(下) 本数増へ訴え切実 利便性 路線維持の鍵
10/1(火) 10:13配信
福島民報
只見線の列車を利用する高校生。運行本数が少ないとの声が上がる=会津高田駅
福島県会津美里町の会津西陵高で9月に開かれた町の未来を考えるワークショップ。「運行や車両が少なくて通学に不便」。JR只見線で通う生徒から不満の声が上がった。
学校の最寄り駅は約1キロ離れた会津高田駅。柳津町から通う3年の目黒楓さん(17)は午前5時30分に起床し、会津高田駅に午前7時着の列車に乗る。帰りは午後5時23分発。午後3時過ぎに授業を終えると、1時間30分ほど学校で待たざるを得ない。会津若松方面から通う生徒からも、下校時間帯に最適な時間に来る列車の運行を求める声は少なくない。目黒さんは「運行本数を増やしてほしい」と切実に訴える。
全線再開通後、観光などによる乗客数増加が注目される一方、1日3往復しかないダイヤの利便性の改善を求める声はやまない。新潟・福島豪雨被害からの復旧に向けて県とJRが締結した基本合意書・覚書には「被災前の1日当たり3往復を基本とする」と明記されており、実現へのハードルは高い。それでも、県が事務局を務める県鉄道活性化対策協議会は沿線の総意としてダイヤ改正をJR東日本に求め続けている。
第2期只見線利活用計画検討会議で公表された旅行会社に対するヒアリング調査結果では「ツアーに利用できる列車が上下とも1本ずつしかなく、時間的に旅行商品を作りにくい」「コースや行程が制限される」といった実情が報告された。
観光や通学以外にも、持続可能な路線とするには地元住民の“マイレール意識”が欠かせない。福島大経済経営学類の吉田樹教授(45)は観光路線としての利活用だけでなく、地域住民が利用して只見線に向き合っていく必要性を語る。鉄路を生かす地域づくりに向けて「地域住民の幸福度やUターン、移住定住につながる施策を考えなくてはいけない」と指摘する。
全線開通後、2年をかけて徐々に増えている観光客の受け入れ体制も課題だ。只見町内の宿泊施設は、只見川沿いのダム工事や発電事業の関係者らが長期で宿泊するという地域特有の事情がある。只見駅前の只見荘は観光客も含めて10月中の予約がほぼ埋まっている。代表の目黒文雄さん(59)は「全線再開通後、県内外から人が来て活気が出ている。ただ、観光客全てに対応はできていない」と苦しい胸の内を明かす。
JRが運行を担い、地元が鉄道施設を保有、維持管理する「上下分離方式」を導入して全線再開通してから2年。投資に見合うだけの利用を促し、沿線地域を含む会津全体に波及効果をいかに還元できるか。「日本一の地方創生路線」の挑戦は始まったばかりだ。
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