【AFP=時事】スペインの国王フェリペ6世(King Felipe VI、52)は15日、マネーロンダリング(資金洗浄)への関与が取り沙汰されている前国王で父のフアン・カルロス1世(Juan Carlos I、82)に対する王室手当を剥奪し、前国王からの相続財産を放棄すると発表した。父のスキャンダルから距離を置く姿勢を示したものとみられる。
【特集】世界のプリンセスと王妃
スイスの日刊紙トリビューン・ド・ジュネーブ(Tribune de Geneve)は今月に入り、フアン・カルロス1世がサウジアラビアからオフショア口座を通じて1億ドル(約107億円)を受け取っていたと報じていた。
同紙によると、受け取った金はパナマの財団名でスイスの銀行口座に預けられていた。総額のうち6500万ドル(約70億円)は、フアン・カルロス1世から元愛人のコリーナ・ツー・ザインビトゲンシュタイン(Corinna zu Sayn-Wittgenstein)さんに送金されていた。
こにれ対し欧州委員会(EC)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)欧州委員長は2日、「特別な」懸念を抱いていると表明。同氏は、新型ウイルスの世界的な大流行(パンデミック)に対処するために、欧州連合(EU)加盟国は異例の施策を講じる必要があると認めつつも、「行き過ぎた施策があることに懸念を抱いている…特にハンガリーの状況を懸念している」と述べた。
こにれ対し欧州委員会(EC)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)欧州委員長は2日、「特別な」懸念を抱いていると表明。同氏は、新型ウイルスの世界的な大流行(パンデミック)に対処するために、欧州連合(EU)加盟国は異例の施策を講じる必要があると認めつつも、「行き過ぎた施策があることに懸念を抱いている…特にハンガリーの状況を懸念している」と述べた。
人権活動家のファティマ・ベノマル(Fatima Benomar)さん(36)は、車や通行人の姿が消えてしまったパリ中心部のリボリ通り(Rue de Rivoli)で数人の若者に追い回されたと語った。「彼らの冷やかしを無視していたら、近づいて来て私を侮辱し、脅迫し始めた」「信じられないほど怖かった」とベノマルさんはAFPに語った。「逃げ道がなかった。店はどこも閉まっていて、助けを求める相手もいなくて」
フリーダム・ハウスは年次報告書「ネーションズ・イン・トランジット(Nations in Transit、移行期の国々の意)」の中で、特にハンガリーではオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相の強権的な「体制」により、民主主義国としての地位が「急激に」失われたと指摘。「現在のハンガリーはもはや、民主主義国とはみなせない」「民主主義と純粋な独裁政治の間の『グレーゾーン』に位置する(中略)ハイブリッド体制だ」と評した。