5. 7つの政治会派
欧州議会議員は、国ごとではなく政治信条によって会派を形成し、現議会では7つの会派が公認されている。規模の大きい順に、欧州人民民主党(European People's Party、EPP)、欧州社会・進歩同盟(Socialists and Democrats、S&D)、欧州自由民主連盟(ALDE)、緑の党・欧州自由連盟(Greens-EFA)、欧州統一左派・北方緑の左派同盟(GUE/NGL)、欧州統合に懐疑的な欧州保守改革連盟(ECR)(主に英・ポーランド・チェコ)と自由と民主主義のヨーロッパ(Europe of Freedom and Democracy、EFD)。現在、複数の極右政党が新会派の結成を目指している。
フランス・パリ(Paris)とEU本部があるベルギー・ブリュッセル(Brussels)に拠点を置く欧州研究機関、ロベール・シューマン財団(Fondation Robert Schuman)のジャンドミニク・ジウリアーニ(Dominique Giuliani)氏は、欧州の各機関に必要なことは「(事情の異なる各国間の)財政的、社会的隔たりを埋めるものを含め、時間枠とともに優先順位を固定する工程表の策定」だという。(c)AFP/Thibauld MALTERRE
【7月2日 AFP】欧州人権裁判所(European Court of Human Rights、ECHR)は1日、フランスで成立し議論を巻き起こしていたブルカ禁止法による顔全体を覆い隠すベールの着用禁止は、欧州人権条約(European Convention on Human Rights)が保護する思想・良心・信教の自由を侵害しないとの判断を下した。