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石炭・亜炭・炭砿スレ

1とはずがたり:2012/12/17(月) 23:11:36
日本では既に斜陽産業からほぼ過去の産業へとなった石炭関係のスレ。
新技術の可能性や廃炭砿の懐古迄。

176とはずがたり:2019/09/23(月) 20:27:52
>>175
神戸空港脇の施設だがまあ規模小さいなw

褐炭の利用法が確立したらドイツでも応用可能ちゃうかな〜。

177とはずがたり:2019/09/24(火) 13:12:01
≫ 2019-01-07 14:39:51 更新
苅田発電所新1号機を点検のため停止します -ボイラーの燃料管詰まりのため点検を行います- -電力の需給に問題はありません-
https://release.itmedia.co.jp/release/sj/2019/01/07/0b15b78fe5d0f53319dd9665cb6f6e93.html
2019年1月7日
九州電力株式会社

苅田発電所新1号機を点検のため停止します
-ボイラーの燃料管詰まりのため点検を行います-
-電力の需給に問題はありません-

苅田発電所新1号機(石炭:36万kW)は、1月4日(金曜日)に、ボイラーへ石炭を送る燃料ポンプ24台の内、2台の出口圧力が上昇したため、1月5日(土曜日)23時54分に停止させ、点検を行いました。
点検の結果、石炭の粉砕機出口の金網部品が脱落し、燃料管24本の内、2本が閉塞していたことが判明しました。今後、燃料系統の点検を行い、速やかな復旧を目指します。
なお、今回の停止により電力の需給に問題はありません。

以上

178とはずがたり:2019/09/24(火) 13:12:49
九州電力
石炭の苅田発電所新1号機がまたトラブル停止
https://mainichi.jp/articles/20160119/k00/00m/020/023000c
毎日新聞2016年1月18日 18時24分(最終更新 1月18日 18時24分)

 九州電力の石炭火力、苅田(かりた)発電所新1号機(福岡県苅田(かんだ)町、出力36万キロワット)が18日、トラブルのため運転を停止した。新1号機の停止は今年度だけで4回目。復旧の見通しは立っていないが、電力需給に支障はない。

 新1号機は同日午前6時26分にガスタービンの異常を示す警報が鳴り、自動停止した。タービン本体ではなく、タービンを制御する機器などに問題がある可能性が高く、点検を進めている。新1号機は昨年6?8月にボイラー配管からのガス漏れなどで3回停止していた。【遠山和宏】

179とはずがたり:2019/09/25(水) 21:48:23
こっちにも

5597 自分:とはずがたり[sage] 投稿日:2019/09/25(水) 21:47:58
おお,600MW*2=1.2GW USC→600MW*1のIGCCへ変更か♪
東芝の辺りから混迷続きだけど今度こそ行けるかな?しかも勿来,広野に続くIGCC実現するといいねえ。

2019年
ニュースリリース
山口宇部パワー(株) 西沖の山発電所(仮称)新設計画 計画変更の検討および環境影響評価手続の休止について
http://www.jpower.co.jp/news_release/2019/04/news190424.html
2019年4月24日
電源開発株式会社

電源開発株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:渡部肇史、以下「Jパワー」)、大阪瓦斯株式会社(代表取締役社長:本荘武宏、以下「大阪ガス」)および宇部興産株式会社(代表取締役社長:泉原雅人、以下「宇部興産」)が出資する山口宇部パワー株式会社(本社:山口県宇部市、代表取締役社長:森本成、以下「YUP」)は、山口県宇部市西沖の山(宇部興産所有地)において、これまで進めてきた西沖の山発電所(仮称)新設計画(以下「本計画」)に関し、今後、計画変更を検討し、環境影響評価法に基づく環境影響評価手続を休止することといたしました。

YUPは、2015年3月の会社設立以来、本計画に関し、発電事業の検討および準備を進めるとともに、環境影響評価法に基づき、環境影響評価手続を実施してまいりました。2018年9月には、環境影響評価準備書を国に届出、関係地方自治体に送付し、審査を受けてまいりました。  しかしながら、このたび、大阪ガスが、本計画からの撤退を決定したことから、YUPは、今後、本計画の変更を検討することとしました。併せて、現行の環境影響評価準備書に関しては、国に、取下げを願い出ることとしました。

Jパワーおよび宇部興産は、YUPを通じ、最新鋭・最高効率の石炭火力発電所建設の検討を継続することを合意しており、今後、60万kW級超々臨界圧発電設備の単機開発へのスケールダウン、および酸素吹石炭ガス化複合発電(※1)による商用機開発への計画変更を検討し、最適な発電所計画を策定することとしております。

Jパワーは、YUPを通じ、これまで関係各位のご理解、ご支援を得て本計画を推進して参りました。関係各位に対し、改めて感謝の意を表しますとともに、今後の計画変更に関しましても、引続きご理解とご支援を賜りますよう、お願いいたします。

石炭は、第五次エネルギー基本計画(2018年7月策定)においても、供給安定性や経済性に優れた重要なベースロード電源の燃料との位置付けに変わりなく、国は、CO2の分離・回収や貯留、利用の技術におけるイノベーションのために、カーボンリサイクルの研究開発を進めております。Jパワーは、今後も、最新鋭・最高効率の石炭火力発電所による低炭素化、および将来の脱炭素化に向けた研究および取り組み(※2)を進め、環境と調和した事業展開を続けてまいります。

180とはずがたり:2019/09/25(水) 22:30:48
中国とインドが悟る、石炭に魅力なし
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1703/24/news110.html

全世界の石炭火力発電の状況をまとめた報告書「Boom and Bust 2017」は、計画段階から許認可、建設に至る世界的な動向に「乱流」が生じたことを指摘した。これまで増設に次ぐ増設を続けてきた中国とインドが方針を180度転換。OECD諸国と歩調を合わせた形だ。需給バランスや発電コストが主な要因だと指摘する。全世界で唯一、この流れに沿っていない国についても指摘した。
2017年03月24日 15時00分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]
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 中国とインドで100以上の石炭火力発電所の開発プロジェクトが凍結。二カ国で68ギガワット(GW)分の発電所の建設が停止。全世界でも建設の開始が62%減少――石炭火力発電所の動向を追う米End Coalが2017年3月21日に発表した内容だ(図1)*1)。

181とはずがたり:2019/09/30(月) 17:58:37

横須賀火力発電所
5月に準備工事着手
8月着工、2023年に運用開始
https://www.townnews.co.jp/0501/2019/03/22/474495.html

 東京電力フュエル&パワーと中部電力による合弁会社「JERA」が久里浜で進めている横須賀火力発電所新1・2号機建設の準備工事が5月から始まる。同社の工事概要によると着工は8月で、2023年6月に1号機の運用を開始。石炭火力による発電施設については、東京湾内の地区で計画中止が相次いでおり、横須賀の動向が注目されている。

 かつては合計8基の発電設備があった久里浜の横須賀火力発電所。株式会社JERAは、動力を石油から石炭に切り替え、出力約65万kWの発電施設を2基建設する計画を進めている。新1号機が2023年、2号機が24年の運転開始を予定しており、今年1月末に環境影響評価の手続きを終え、5月に準備工事に着手する。工事概要によると、8月の着工で22年8月には1号の試運転を行うという。

計画中止の地区も

 石炭火力発電については、CO2発生量が他の化石燃料と比べて多いことから、気候変動への影響や環境リスクも大きいとされ、利用を減らすべきとの声が広がっている。東京湾内では横須賀を含めて千葉(蘇我)、市原、袖ケ浦の4地区で石炭火力発電所の計画が持ち上がっていたが「環境規制に対して事業の採算が取れない」などとして、3地区で撤回に追い込まれている。湾内に残る計画は横須賀のみとなり、署名や学習会などを通して、中止を訴える活動を進めている市民団体もある。

 2月28日の市議会本会議では、大村洋子氏が同計画について質問。上地克明市長は「民間事業者の企業判断によるもの」との市の立場を示した。また、「法令を遵守し、環境に配慮されているもの」として、市街地やマリンレジャーの観光地に近接する発電所が「市のイメージダウンとなるような施設ではない」と答えている。

182とはずがたり:2019/10/12(土) 16:06:38
2018-04-06
なぜ、日本は石炭火力発電の活用をつづけているのか?〜2030年度のエネルギーミックスとCO2削減を達成するための取り組み
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/qa_sekitankaryoku.html

石炭火力発電は、CO2削減の観点から投資を控え始めた国がある一方、新興国ではさらなる活用が求められている状況にあります。

日本は、世界に石炭火力発電を輸出していることで、時代に逆行しているのでしょうか?日本が石炭火力発電をつづけている意味とは?今回は、石炭火力発電について、さまざまな質問にお答えします。



石炭火力が持つさまざまなメリットを考えれば、日本にとって引き続き重要なものです。

エネルギー源は、安定的な供給、経済性、環境適合、安全などのさまざまな側面を満たすことが求められます。しかし、すべての面で完璧なエネルギー源は存在していません。そこで、それらの面のバランスをとりながら、最適なエネルギーとその組み合わせを選んでいくことになります。

石炭は、安定供給や経済性の面で優れたエネルギー源です。ほかの化石燃料(石油など)にくらべて採掘できる年数が長く、また、存在している地域も分散しているため、安定的な供給が望めます。また、原油やLNGガスにくらべて価格は低めで安定しており、LNGガスを使った火力発電よりも、低い燃料費で発電できます。


単位あたりで見たCO2排出量はほかの化石燃料に比べても多いため、利用するためには色々と工夫をしていくことが必要となります。

その工夫の一つとして、石炭火力発電の技術開発が進められています。石炭火力発電というと、皆さんのイメージの中には、もくもくと真っ黒な煙をあげるものというイメージがあるかもしれません。しかし、最近の石炭火力発電は、環境にかける負荷がずいぶんと減ってきています。たとえば、横浜市にある磯子石炭火力発電所は、「クリーンコール技術」とよばれる技術を活用し、大気汚染物質の排出を大幅に削減しています。2002年のリプレース(建て替え)前に比べると、窒素酸化物(NOx)は92%、硫黄酸化物(Sox)は83%、粒子状物質(PM)は90%減っています。


国際エネルギー機関(IEA)の分析では、インド、東南アジア諸国を中心とした新興国では、経済発展とともに、今後も石炭火力発電のニーズが拡大する見通しとなっています。新興国にとって、安く、安定的に採れる石炭は、引き続き、重要なエネルギーなのです。

2017年11月に開催された「東アジアサミット」、2017年9月に開催された「ASEAN+3エネルギー大臣会合」においても、ASEAN諸国からは、エネルギー安全保障と同時にCO2削減にも貢献するクリーンな石炭火力発電技術について、積極的に活用していきたいとの言及がありました。また、その導入のため、金融面・技術面で支援を求める声もありました。


「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」、通称「エネルギー供給構造高度化法(高度化法)」という法律があります。これによって、小売電気事業者には、2030年度に販売する電力量の44%を、「非化石電源」、つまり化石燃料ではない電源にすることが求められています。これは、裏を返せば、石炭やガスといった化石燃料を使っている火力発電の比率を、全体の56%以下にしなくてはならないということを意味しています。

183とはずがたり:2019/10/15(火) 20:26:39

九電松浦1号機700MWと電発松浦1号機は両方ともSCと古い。廃止じゃ

松浦発電所2号機の発電を開始します
-2019年6月1日から試運転による発電を開始-
http://www.kyuden.co.jp/press_h190531c-1

九電、最先端石炭火力を稼働
2019/5/31 18:52l
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45530270R30C19A5LX0000/

九州電力
松浦発電所2号機、工事現場を公開
毎日新聞2018年4月19日 20時51分(最終更新 4月19日 21時03分)
https://mainichi.jp/articles/20180420/k00/00m/020/094000c

出力1000MW

超々臨界圧・46%(L) 石炭利用を1号機(SC/43%)より5%削減。3/46=6.5%だが・・
微粉炭火力

着工:2001.3
工事中止:2004(進捗率3.8%・開業は23年以降とする)
再開:2016.1
(工事現場公開:2018.4/3月末の進捗率62%)
試運転開始:2019.6
営業運転開始:2019.12予

184とはずがたり:2019/10/27(日) 20:03:10

フランス 途上国での石炭生産への公的融資を禁止へ
2019年10月26日 10時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191026/k10012150921000.html

温室効果ガスの排出につながる石炭の利用への批判が国際的に強まる中、フランスのルメール経済相は、発展途上国での石炭の生産などに対する公的な融資を事実上、禁止する方針を示しました。

フランスのルメール経済相は、25日、パリで開かれた途上国への資金援助に関わる会合でスピーチし、フランス政府が進める温暖化対策について説明しました。

この中で、温室効果ガスの排出につながる石炭について、フランス国外での調査や生産などに関わるプロジェクトに対し、来年から公的な保証を行うことを禁止する法案を提出したことを明らかにしました。

ルメール経済相は「国外での石炭への公的な融資を法律で禁止するヨーロッパで最初の国になる」と述べて、途上国での石炭利用への支援を事実上、やめる措置だとしています。

フランスは2022年までに国内の石炭火力発電所をすべて閉鎖するとしていますが、IEA=国際エネルギー機関によりますと、世界全体の発電量のうち石炭火力は38%と最も多く、途上国を中心に利用は続くとみられています。

環境NGOからは途上国の石炭火力などに対する融資に強い批判が寄せられているだけに、フランス政府は国内外で対策を強化する姿勢を打ち出しています。

185とはずがたり:2019/12/23(月) 01:40:38
豪サウス32、南アの発電用石炭炭鉱売却
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51935410X01C19A1FFE000/
アジアBiz

2019/11/7 23:17

186とはずがたり:2020/03/13(金) 20:58:34
小名浜港東港地区の一部運用開始 石炭貨物船が荷揚げ始める
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200307-00010006-minyu-l07
3/7(土) 12:28配信福島民友新聞
小名浜港東港地区の一部運用開始 石炭貨物船が荷揚げ始める
一部運用開始した小名浜港東港地区
 国や福島県などが石炭国際ターミナル港として整備を進めるいわき市の小名浜港東港地区は6日、一部で運用を開始した。東港には水深18メートルの岸壁が備えられており、積載貨物重量12万トン級の大型船舶が接岸可能。今後、石炭取扱量の増加などが見込まれている。2020年度内の本格運用を目指している。
 同日は、同市の企業で使用予定のオーストラリア産の石炭約5万トンを積んだパナマ船籍の貨物船が荷揚げを始めた。作業は約1週間続く予定だという。
 小名浜港は11(平成23)年5月に国の「国際バルク戦略港湾(石炭)」に選定、13年12月に「特定貨物輸入拠点港湾(石炭)」に指定された。東港は面積は約54ヘクタール。総工費は約1337億円。
 石炭を船から運び出すアンローダーやベルトコンベヤーなどが整備され、現在も工事が続いている。

187とはずがたり:2020/03/20(金) 19:20:30
なんか石炭融資批判も日本潰しの一環だよね。。

2020年3月19日 / 09:42 / 1日前
三菱UFJ、豪石炭港への融資8500万ドルを売却 大幅割引価格で
https://jp.reuters.com/article/glencore-coal-australia-idJPKBN216034
Reuters Staff

[シドニー 18日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T)は18日、スイス系商品取引・鉱山開発グレンコアが保有するオーストラリア・クイーンズランド州グラッドストーン港のウィギンズアイランド石炭ターミナル(WICET)への融資8500万ドルをヘッジファンドに1ドル当たり52セントで譲渡した。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で市場の動揺が続き、世界的に資産価格が下落するなか、3月31日の年度末を前に多額のコストを支払って石炭関連資産へのエクスポージャーを排除する決断を下した。3人の関係筋がロイターに明らかにした。

三菱UFJの広報担当者は、コメントを拒否した。

WICETの債権者でもある関係筋の1人は「3月31日が近づくと、邦銀はその前にポジションを処分する傾向がある。しかし、稼働資産にしては大幅な割引価格だ。良い買い物だ」と語った。

WICETはグレンコアのほか、豪ニュー・ホープ(NHC.AX)、コロナド・グローバル・リソーシズ(CRN.AX)、中国のYancoal、宝山鋼鉄(バオスチール)(600019.SS)の豪子会社のアクィラ・リソーシズの4社が保有している。

188とはずがたり:2020/06/18(木) 23:01:07
浦幌と尺別は結構離れてるhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1439271704/3128のに浦幌から尺別迄索道で運んで積み出したんだ。。

調べてみると
>尺浦通洞が完成し専用鉄道で送炭
と云う記述もあって,尺別鉱山から浦幌炭砿迄鉄道が延びてた時期もあった!?

尺別信号場
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BA%E5%88%A5%E4%BF%A1%E5%8F%B7%E5%A0%B4

北日本鉱業が、尺別炭礦運炭軌道向け分岐線(車扱貨物積込線)設置予定地点に、1919年(大正8年)7月13日付で信号所設置を願い出たことにより貨物駅として開設され[1]、その後旅客を扱うようになった。なお雄別炭鉱尺別線は1961年(昭和36年)の一般開放後も、貨物は当駅で接続していたが、旅客は約400 m 離れた社尺別駅が接続駅であった。その後尺別炭鉱は1970年(昭和45年)に閉山となり、2019年(平成31年)3月16日に旅客取り扱いを廃止し[2]、信号場となった[3]。旅客営業末期の駅番号はK44。

周辺

北海道道361号尺別尺別停車場線
旧尺別鉄道と並行。内陸に8キロほど入ったあたりに数千人が暮らした大きな市街地があったが閉山により消滅。わずかに街路の跡と崩れた屋根が残るのみ。

浦幌駅
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%A6%E5%B9%8C%E9%A7%85

1918年(大正7年):大和鉱業浦幌炭砿ケナシ坑(常室川流域)より当駅へ馬車鉄道約17km敷設[4][5]。
1922年(大正11年):浦幌炭砿休止に伴い馬車鉄道廃止[4][5][注釈 1]。
1933年(昭和8年):釧路側約4km地点(常豊信号場手前に相当)から分岐する浦幌炭砿までの専用線敷設工事開始[4]。
1936年(昭和11年)頃:炭砿専用線敷設工事中止[4][注釈 2]。
1938年(昭和13年):浦幌炭砿から尺別炭砿側の選炭場へ山越え索道設置、運炭開始[5]。当駅の利用が無くなる[注釈 3]

歩鉄の達人さんの尺別鉄道レポ
https://www.hotetu.net/haisen/Hokkaido/090716syakubetutetudou.html

浦幌町産炭史
http://www.santankushiro.com/town/history_urahoro.html

昭和8(1933)年の再開と同時に、炭山へ入る専用鉄道の工事がスタート。しかし、昭和10(1935)年の開通予定が豪雨などの影響で実現に至らないまま昭和11(1936)年、三菱鉱業(株)に買収され、浦幌炭鉱は雄別炭礦鉄道(株)の尺別鉱業所の管下に入りました。出炭後の送炭方法が問題となりましたが、尺別まで索道をつくり、炭車で送ることになり、出炭量は急増していったのです。

昭和17(1942)年尺浦通洞が完成し専用鉄道で送炭したので出炭量も伸びることを期待していた矢先、太平洋戦争末期の坑夫の強制配転により休山を余儀なくされます。

昭和23(1948)年、出炭を再開し、22万トン出炭の状態まで回復していきました。これに拍車をかけるように昭和25(1950)年・26(1951)年と朝鮮戦争景気で出炭量は増加の一途をたどったのです。

朝鮮戦争後の反動不況が続き、各ヤマでは大量の貯炭に苦しんでいた昭和28(1953)年、人員整理で希望退職者が308人となった。翌29(1954)年10月、尺別鉱業所は浦幌炭鉱を閉山しました。

189とはずがたり:2020/06/18(木) 23:06:24
音別町産炭史
http://www.santankushiro.com/town/history_onbetsu.html

創成期
大正7(1918)年に椎葉紀義が鉱業権を取得し、同年10月北日本鉱業(株)により開坑したのが尺別炭鉱の始まりで翌8(1919)年には、本格的に採炭事業に着手しました。当時は、四尺斜坑を坑内員50人、坑外員40人くらいの規模で行なっていました。

開坑当時、石炭の運搬は馬の背に頼っていましたが、大正9(1920)年からは山元から鉄道省が認可した尺別岐線まで鉱山軌道によって運搬され、出炭量も大正8(1919)年に4千トンだったものが昭和2(1927)年には7万トンにまで伸びました。

隆盛期
昭和3(1928)年、三菱鉱業(株)が権利、施設を買収、雄別鉱業所支坑として経営に着手しました。三菱の経営に移ってからは、炭住建設、郵便取扱所、尺別炭鉱尋常小学校など次々に整備されるとともに、昭和10(1935)年奈多内坑を開坑、翌年、大和鉱業から浦幌炭鉱を買収し索道で尺別へ石炭を運びました。

昭和14(1939)年尺浦通洞(6km)の開削を開始、同17(1942)年に完成します。尺別炭鉱軌道線路が拡充、根室本線と直結し大型機関車が運行され、これで尺別炭鉱専用鉄道の名称がつけられました。また、東洋屈指といわれた尺別炭鉱総合選炭場が完成し、昭和15(1940)年20万トンあった出炭量が、昭和18(1943)年には出炭量は38万3千トンに伸びました。しかし、太平洋戦争が激しくなり、昭和19(1944)年には休坑、施設を解体して九州に転換するに至りました。

戦後復興期
終戦後、昭和21(1946)年から採炭を開始、雄別炭礦鉄道(株)を三菱から分離独立し、雄別鉱業所尺別炭砿となりました。この頃から、炭鉱で働く人たちの労働条件が良くなり、活気みなぎる炭住街は増築につぐ増築で新町が形成され、まさに全盛時代を迎えます。昭和25(1950)年1,800人台で23万トンの出炭を見ます。

経済成長期
昭和37(1962)年、石炭鉱業調査団の発足と答申に基づく厳しい石炭鉱業合理化政策が出され尺別炭鉱でも企業整備のため、合理化が図られ出炭も昭和26(1951)年には約2,000人で23万トン余、同38(1963)年には600人台で30万トン台の出炭となります。

昭和41(1966)年には石炭鉱業審議会の答申で「全国出炭5千万トン体制」が打ち出されて石炭業界の危機がささやかれ、産炭地域は先行き不透明な時代となりますが、この年の出炭は約34万トン(700人台)。ヤマの灯を消さずと町民一丸となって頑張ってきましたが昭和45(1970)年2月、雄別炭礦は3山企業ぐるみの“政策”閉山で全員解雇となります。同年12月までの間に尺別炭鉱地区内の木造家屋の多くが取り壊され、住民のほとんどは尺別炭鉱地区から転出し、音別町の人口は急減していきます。

同町は国道沿いに用地を持って企業誘致に懸命となり、その成果を上げだします。

190とはずがたり:2020/06/18(木) 23:38:17
出炭量20万トンとか30万トンとかひょっとして弱小炭砿!?(;´Д`)

山行がスレの方に投下案件だったかw

191荷主研究者:2020/06/21(日) 22:25:45

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/412338?rct=n_hokkaido
2020年04/15 05:00 北海道新聞
雄別鉄道 今も胸に 15日廃止半世紀 炭鉱と釧路を往復 元鉄道マン2人 「また元気に走る姿見たい」

雄別炭山駅で白い煙を吐く蒸気機関車=1960年代(宮内明朗さん撮影)

 釧路市阿寒町にあった雄別炭鉱と釧路を結び、「黒いダイヤ」と呼ばれた石炭や地域住民を運んだ雄別鉄道が廃止され、15日で半世紀を迎える。元鉄道マンが当時の駅のにぎわいや車両を懐かしむ一方で、かつて使われた蒸気機関車は関東地方で観光列車として復元される予定で「また元気に走る姿を見たい」と復活を心待ちにしている。

 運行最終日となった1970年4月15日。柴田辰夫さん(88)=釧路町=は最終列車の運転士を務めた。列車の前面には「さようなら雄別鉄道」と書かれた飾りが掲げられ、最後の雄姿を一目見ようと、雄別の住民らで始発から最終まで満員だったのを覚えている。「ここで事故でも起こしたら大変だ。安全に乗客を運ぼうと、いつも以上に気を引き締めた」と振り返る。

 柴田さんは46年に入社。運転士のほか、列車内でスコップを使い、片手で石炭をくべる機関助士も経験した。90歳近くなった今も手はごつごつとして力強い。「当時の鉄道マンはみんなこんな手をしていた。病院で握力測定をしたら数値が高くて驚かれた」と笑う。

 剣持英作さん(91)=釧路市=は「雄別鉄道は中古の車両が多く、よく故障したので苦労した。新車のディーゼル車が導入された時は恋人のように慕ったよ」と思い出す。酔った鉱員が線路内を歩いてひやひやしたり、運転士時代は針で膝を刺して眠気を追い払ったりしたこともあった。「事故を起こさなかったのが誇り」と力を込める。

 JR釧路駅には旧雄別鉄道で使われたホームにつながる地下道の入り口が残り、廃線跡が「釧路阿寒自転車道線」として活用されるなど、現在でも市内各地には在りし日の鉄路の面影が残る。

 関東の大手私鉄・東武鉄道(東京)は57年から70年まで雄別鉄道で使われ、江別市内で保管されていたC11形蒸気機関車を観光列車として復元させるため約400万円で購入。現在、埼玉県内の車両基地で修理を行っている。復元作業は今年の冬ごろに終了する予定。時期は未定だが、今後栃木県日光市の東武鉄道東武鬼怒川線などで運行する。剣持さんは「復活したらまた走っている姿を見たいし、ぜひ運転したいね」と笑顔を見せ、再び汽笛を聞くのを楽しみにしている。(今井裕紀)

 <ことば>雄別鉄道 1919年(大正8年)に雄別地区の炭鉱開発を目的とした会社が設立。23年に釧路―雄別炭山駅間(44・1キロ)で鉄道を開通させた。鉄道は石炭や旅客の輸送を担い、旧運輸省のまとめによると、多い時で年間200万人以上の旅客、100万トン以上の石炭を運んだ。石炭から石油へのエネルギー革命が進み、70年2月27日に雄別炭鉱は閉山。鉱員や家族、関連企業で働く人の生活の足を支えるため、鉄道は同年4月15日まで運行した。

192荷主研究者:2020/06/21(日) 22:43:57
>豊ケ岡駅 …月形炭鉱の発展に伴い、60年に開業

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/413574?rct=n_hokkaido
2020年04/18 16:00 北海道新聞
札沼線 波乱の歴史 戦争で休止/炭鉱消え「秘境駅」に 廃止区間、地域支えた85年

樺戸連山をバックに、新十津川町の水田地帯を走る最終列車。もうこの光景を見ることはできない=17日(伊丹恒撮影)

月形町の秘境駅・豊ケ岡駅には、別れを惜しむ鉄道ファンが訪れた=17日(伊丹恒撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月7日の廃止を待たずに、今月17日で列車運行を終えたJR札沼線の北海道医療大学―新十津川間。47・6キロある区間は昭和初期に開通し、戦時中は休止に追い込まれたが、終戦後に復活した。農作物や石炭、新聞と多くの物資も運び、人々の暮らしや経済を支えてきた。廃止区間は札沼線がたどった波乱の歴史を伝えている。

 春を迎え、空知管内新十津川町では農作業が始まっていた。終着駅がある新十津川駅までは田畑に沿うように鉄路が走る。沿線の水稲農家工藤盛雄さん(66)は17日、農作業の手を止め、最寄りの南下徳富(みなみしもとっぷ)駅へ最終列車を見送りに行った。「仕方ないけど寂しいね」。こみ上げる思いをこぼした。高校3年間は通学に使い、町内会で列車を貸し切り、留萌管内増毛町まで海水浴に出かけたこともあった。「思い出がたくさん詰まってる」と目を細めた。

 札沼線は1935年(昭和10年)、桑園(札幌)―石狩沼田(空知管内沼田町)を結んで全線開通した。コメ生産が盛んな空知管内の沿線自治体にとって、物資を大量輸送できる鉄道敷設は悲願だった。新十津川町の町史は当時の様子を「交通の利便はもちろん、農作物その他の物資の参集、輸送に果たした役割はまことに大きかった」と記している。だが、戦争による資材不足で軍にレールを接収され、43年に石狩沼田―石狩当別(石狩管内当別町)が営業休止に。終戦後の46年から順次、再開した。

 沿線でとりわけ鉄道ファンの人気を集めたのが、空知管内月形町の豊ケ岡駅だ。木々に挟まれ、車1台通るのがやっとの砂利道の先にある。小さな待合室とホーム1本のみの景観は「秘境駅」とも呼ばれる。

 駅は北西約5キロの山中にある月形炭鉱の発展に伴い、60年に開業した。炭鉱は47年に本格稼働し、54年にはスキーのリフトのように石炭を運ぶ索道の運転が始まった。石炭を鉱口から駅周辺の貯炭場まで運び、札沼線の貨車に載せた。

 豊ケ岡駅近くに住む上葛(かみくず)国夫さん(94)は「今だから言えるが、駅ができる前は、石炭を積むため停車する列車に勝手に乗り降りしたもんだ。停車駅の月形駅までは遠かったから」と振り返る。月形炭鉱は炭質の低下や石炭需要の減少などで63年に閉山。今では周辺に暮らす人も少なく、駅だけがぽつんと残る。

 札沼線はその後、沿線地域の人口減や自動車の普及で利用が減り、72年に石狩沼田―新十津川間が廃止。鉄路が新十津川駅で途切れたため、76年には約3キロ先にあるJR函館線の滝川駅への延伸などを求める期成会が発足したが、要望は届かなかった。

 一方、札幌から当別までの沿線には大学が複数建ち、札沼線の愛称は91年、「学園都市線」に。山々が連なり、水田が広がる空知管内の景色とはイメージが異なり、廃止区間の住民の多くは、この名を使わない。

 札沼線が全線開通した2年前に生まれ、空知管内浦臼町で書店を営む岸泰夫さん(86)は「昔は札沼線が新聞や本などの商品を全て届けてくれた。駅から町に文化がもたらされた」と懐かしみ、自らの人生と鉄路の歩みに思いを重ねた。(坂口光悦、勝間田翔)

193とはずがたり:2020/06/22(月) 19:23:51
おそらく日本最後の現役「立坑ケージ」復活なるか?【その1】
2018年3月17日 | カテゴリー: 鉱山記事
http://www.tsuchihashi-kozan.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%9D%E3%82%89%E3%81%8F%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E7%8F%BE%E5%BD%B9%E3%80%8C%E7%AB%8B%E5%9D%91%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%80%8D%E5%BE%A9%E6%B4%BB%E3%81%AA%E3%82%8B/

194とはずがたり:2020/06/24(水) 18:28:26
主な石炭火発計画撤廃

関西電力 赤穂発電所
600MW*2=1200MW
重油・原油→石炭2020年度予
2015年:燃転計画発表
2017年:計画中止
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2017/0131_3j.html

市原火力発電合同会社
東燃ゼネラル50%・関電エネルギーソリューション50%
東燃ゼネラル石油の敷地内
1000MW
2015年:計画公表
2017年:計画中止
http://www.kenes.jp/topics/topics032.html

千葉パワー・(仮称)蘇我火力発電所
中国電力株式会社,JFEスチール株式会社
JFEスチール㈱東日本製鉄所(千葉地区)構内
約1070MW
石炭+副生ガス(10%)
2020年着工・2024年運開予
2017年:会社設立
2018年:計画中止→天然ガス火発開発の検討
http://www.chiba-power.co.jp/pressrelease/2018/pr20180122.html
http://www.chiba-power.co.jp/pressrelease/2018/pr20181227.html

(仮称)仙台高松発電所
住友商事・四国電力
仙台市宮城野区
112MW・石炭バイオマス混焼
2017年:検討開始
2018年:四国電力撤退→住友商事が引き続きバイオマス専焼(規模同じ)で検討
https://www.yonden.co.jp/press/2018/__icsFiles/afieldfile/2018/12/27/pr006_1.pdf

電源開発・高砂火力発電所
リプレース250MW*2=500MW(Sub-C)→600MW*2=1200MW(USC) 2018年着工2021年度新1号機,2027年度以降新2号機
2014年:計画発表
2018年:計画中止
https://www.jpower.co.jp/news_release/2018/04/news180427_1.html

千葉袖ケ浦エナジー
東京ガス(株)、九州電力(株)、出光興産(株)
出光興産工場内
1000MW*2=2000MW
2015年:会社設立
2019年:計画中止→東京ガスと九電は引き続き同地点でLNGを中心とした火発の検討を続ける
https://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20190131-02.html
http://www.kyuden.co.jp/press_h190131-1.html

山口宇部パワー(株) 西沖の山発電所(仮称)
電源開発45%・宇部興産10%・大ガス45%
2015年会社設立
600MW*2=1200MW
2019年:大ガス撤退→電発と宇部興産で引き続き600MW化・IGCC等検討
https://www.jpower.co.jp/news_release/2019/04/news190424.html

秋田港火力発電所(仮称)
丸紅・関電エネルギーソリューション
650MW*2=1300MW 着工2019年予・24年運開予
2015年:計画公表
2019年:着工見送り
https://jp.reuters.com/article/kanden-marubeni-idJPKBN0M80NG20150312
https://www.sakigake.jp/news/article/20190807AK0004/

195とはずがたり:2020/06/24(水) 20:13:16
>>194
これら全部で9082MWの石炭火力計画が阻止できたという訳か。

196とはずがたり:2020/06/24(水) 20:14:54
すげえな中国。再生エネも連系出来ないままのやつがあったし石炭火発も作らせて放置する余裕があるらしい。。

中国が「使わない石炭火力発電所」の新設を続けている理由
https://wired.jp/2019/12/26/fake-rhino-horns/

いまだに中国では石炭火力発電所の新設が続いているが、すでに完成した施設の過半数は停止したままだという。それなのに、なぜ発電所の新設が続けられているのだろうか。背景を探ると、中国ならではの政治的な理由が浮かび上がってきた。

2019.12.27 FRI 09:00
TEXT BY DANIEL OBERHAUS
TRANSLATION BY TOMOYUKI MATOBA/GALILEO
WIRED(US)

気候変動に関する「パリ協定」は2016年11月に発効したが、いまのところ状況はいいとは言えない。多くの国々は排出削減目標を達成できそうにないし、米国は協定からの離脱手続きを進めている。

確かに変化は起きている。世界の石炭火力発電量は19年、史上最大の減少を示した。国連の推計によれば、石炭火力による発電量は今後10年で3分の1にまで削減する必要があるのだから、これはいいニュースだろう。しかし、化石燃料資産を監視するNGO「Global Energy Monitor」が新たな報告書で詳しく解説している通り、中国は「石炭の時代は終わりだ」という共通認識を無視しているようである。

Global Energy Monitorで石炭プログラムディレクターを務めるクリスティーン・シアラーは、「中国は一時、石炭からクリーンエネルギーへの移行を進めているように見えました。しかし、石炭はいまも同国経済の主軸のままです」と語る。「排出削減に関して、残された時間はわずかです。ところがクリーンエネルギー開発は、石炭火力発電所の建設にとって代わるのではなく、同時並行で起きているのです」

Global Energy Monitorの分析によると、パリ協定で定められた目標達成のため、中国は今後10年のうちに石炭火力発電の容量を40パーセント削減しなければならない。だが、いまのところ実現の見込みは薄い。既存の約1,000ギガワットの発電容量に加え、中国は計121ギガワットの発電容量をもつ多数の石炭火力発電所を建設中で、これは他国すべての建設中の石炭発電容量を合計したよりも多い。

石炭火力発電所が爆発的に増加した理由

しかし奇妙なことに、中国が新設した石炭火力発電所は、過半数が停止したままになっている。石炭火力の発電量はすでに十分に足りているのに、なぜ発電所の新設を続けるのだろうか?

その答えは、中国が石炭ブームに沸いた1980年代に制定されたエネルギー規制にある。カーネギー・メロン大学の経済学者リー・ブランステッターは、そのように説明する。

当時は市場経済への改革が進むなか、加速する経済発展にエネルギー供給が追いついていなかった。石炭は中国国内に豊富に存在する天然資源であるため、中国政府は石炭火力発電所の建設を奨励するエネルギー政策をとった。こうして発電所に政府が認可を与え、次々に建設されていった。

しかし、この政策が必要以上の発電所の建設にもつながったと、ブランステッターは指摘する。中央政府が石炭火力発電所の新設を認可していた時代は、電力の需要と供給が一致するよう調整できた。ところが2014年、中央政府が地方政府に対して、省内の発電所建設を認可する権限を与えたことで、状況が変わった。

権限委譲の本来の目的は、数年を要する新規発電所の認可プロセスをスピードアップし、予想されるエネルギー需要を満たすことで、中国経済の成長を促すことだった。

…ブランステッターは言う。「しかし残念ながら、中国では堰を切ったように石炭火力発電所が爆発的に増加する結果になりました」

197とはずがたり:2020/06/24(水) 20:15:06
>>196
撤回されてもなお建設は続く

経済生産性を向上させよという多大な政治的プレッシャーにさらされる地方政府にとって、石炭火力発電所の新設は手っ取り早い方法だった。80年代から90年代の中国のエネルギー政策下では、新たな石炭火力発電所をつくれば確実な収益が見込めたからだ。

省の役人たちには、域内のできるだけ多くの新設計画に認可を与えるインセンティヴがあり、彼らは実際にそうした。こうして2015年、中国で新たに認可を受けた石炭火力発電所の発電容量は3倍に跳ね上がった。

中央政府は、すぐに間違いに気づいた。発電所の新設ラッシュを巻き起こしたルールは16年に撤回され、数十の認可済み新設計画が延期または中止された。しかし、Global Energy Monitorのシアラーらが認可書類や衛星画像を分析したところ、多くの発電所はいまなお建設が進められていた。

これらの新規の発電所がすべて中国の電力網に組み込まれたとしても、発電容量がフル活用されない可能性は高いと、ブランステッターは指摘する。「発電容量を増やしては持ち腐れ、というのが中国の昔からのパターンです。欧米的な見方では無駄で非効率ですが、新設された石炭火力発電所が電力網で利用されない可能性は大いにあります」

中国の進む道

実際、石炭火力発電所の数が爆発的に増えているにもかかわらず、中国の石炭発電量は横ばいだ。カーネギー・メロン大学でエネルギー政策の経済学を専攻する大学院生デイジー・レンによると、中国の石炭使用は20年ごろにピークを迎えると予測される。



198荷主研究者:2020/07/01(水) 21:07:33

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00558349?isReadConfirmed=true
2020/5/21 05:00 日刊工業新聞
技術で未来拓く・産総研の挑戦(123)石炭のポテンシャル評価

石油根源岩の成因解明

マセラルの顕微鏡像

【新生代に注力】
 産業技術総合研究所(産総研)地質調査総合センターでは、石炭の持つさまざまなポテンシャル評価のための技術開発を進めており、特に新生代(約6550万年前―現在)の石炭評価に力を入れている。有機物に富む石炭は、地下深部への埋没過程で熱熟成(熱分解)を起こし、多量の炭化水素(石油・天然ガスの主成分)を排出する石油根源岩になる。

 新生代石炭は、石炭の中でも石油根源岩としての能力が高い。これは主な前駆物質である植物の進化により、石炭の化学構造が変化したためと考えられている。しかし、新生代石炭は、欧米でも研究例が少なく、エネルギー革命の影響で専門家が激減して国内の石炭研究も停滞していた。新生代以前の石炭から得られた知見を化学構造の異なる新生代石炭にも適用できるかどうか、未解明の部分が多く残されている。

【熱熟成度】
 世界には新生代石炭が石油根源岩と考えられる油田・ガス田が数多く発見されている。もし新生代石炭から炭化水素排出が生じる熱熟成度が分かれば、その条件に合う地域に焦点を絞って効率的に探鉱できる。

 そこで新生代石炭の熱熟成実験を行い、生成した炭化水素ガスの安定炭素同位体比と石炭の熱熟成度の対応関係を調べた。得られた関係は、既存モデルよりも実際の天然ガスデータとの整合性がよく、新生代石炭から天然ガス排出が生じる熱熟成度を初めて具体的に検討できるようになった。

【鑑定技術を応用】
 石炭中の有機物はマセラルと呼ばれ、その種類は20以上にも及ぶ。筆者のように顕微鏡を用いたマセラルの鑑定技術を持つ国内の研究者は少ないが、マセラルの組成は石炭の炭質や成因の解析に有効な指標である。

 浅部の石炭層では、微生物活動に由来したメタンが蓄積し、微生物起源コールベッドメタン鉱床が形成されやすい。そこで微生物学者と連携し、メタン生成が活発な石炭の特徴解明を目指している。

 また、燃焼時に発生する石炭灰は、レアアースなどの有用な金属元素を多く含むが、有毒元素も含むため環境汚染の原因にも成り得る。

 そこで鉱物資源の専門家と連携してマセラルごとの元素分析を進めることにより、各金属元素の濃度が高い石炭の特徴や成因解明を目指している。古典的だが強力な顕微鏡による鑑定技術に新たな方法論を組み合わせ、新生代石炭のポテンシャル評価を推し進めたい。(木曜日に掲載)

◇産総研 地圏資源環境研究部門 燃料資源地質研究グループ研究員 高橋幸士
 秋田県出身。叔父の影響を受け、高校時代に研究者を志す。学部時代に初めて触れた石炭に惹(ひ)かれ、石炭研究者の道へ。顕微鏡観察から来る目の疲れに悩まされながら、目に見えないガスとも格闘中。好きな言葉は恩師からもらった「愚直」。産業界への貢献を目指し、一歩一歩、前進する。

(2020/5/21 05:00)

199とはずがたり:2020/07/03(金) 15:32:42

さあてとは総研としても検討開始するかねえ〜

>国内の発電量に占める石炭火力の割合は、2018年度で31%にのぼり、主力の電源

>古い石炭火力発電所による発電量を2030年度までに9割程度、削減する方向で調整

>イギリスは、2010年に28%だった石炭火力発電の割合を、2025年までにゼロにする方針

>フランスは、2022年までに石炭火力発電を廃止する方針のほか、2017年の時点で石炭火力の依存度が日本よりも高かったドイツも、遅くとも2038年までに廃止するとしています。

>このほかカナダは、排出される二酸化炭素を回収して地下に埋める技術が導入されていない従来型の石炭火力発電は、2030年までに段階的に廃止する方針

>経済産業省によりますと、高効率とされる石炭火力発電所は、全国におよそ30基あり、古い方式で効率が低いとされる発電所は、およそ110基に上ります。

古い石炭火力発電所の発電量 9割程度削減へ調整 政府
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200702/k10012492521000.html
2020年7月2日 22時37分

政府は、石炭火力発電の在り方を大きく見直す方針を固めました。二酸化炭素の排出が多い、古い石炭火力発電所による発電量を2030年度までに9割程度、削減する方向で調整に入りました。

石炭火力による発電をめぐっては、温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」に基づいて脱炭素に向けた取り組みが求められるなか、二酸化炭素の排出量が多いとして国際的に見直しの動きが強まっています。

一方、国内の発電量に占める石炭火力の割合は、2018年度で31%にのぼり、主力の電源となっています。こうした中、政府は石炭火力発電の位置づけを大きく見直す方針を固めました。効率が低く二酸化炭素の排出量が多い古い方式の石炭火力発電所による発電量を、2030年度までに9割程度、削減する方向で調整に入りました。

具体的には、電力会社が発電できる量に上限を設けて、古い発電所を休止や廃止するなどして、段階的に引き下げていく方法などが検討されています。

一方、二酸化炭素の排出を抑えた効率がよい石炭火力発電所は新設も認めることにしています。9割程度の削減は、発電所およそ100基分に当たりますが、災害などの際に大規模な停電を防ぐためにすべてがすぐに廃止されないような仕組みも検討することにしていて、今後、有識者による会議を設置することにしています。

こうした方針について、梶山経済産業大臣が3日にも明らかにすることにしています。

ヨーロッパなどは「脱石炭」加速
石炭火力発電をめぐっては、ヨーロッパの国などを中心に、すべての発電所の廃止を掲げる「脱石炭」の動きが加速しています。

このうちイギリスは、2010年に28%だった石炭火力発電の割合を、2025年までにゼロにする方針を掲げています。

フランスは、2022年までに石炭火力発電を廃止する方針のほか、2017年の時点で石炭火力の依存度が日本よりも高かったドイツも、遅くとも2038年までに廃止するとしています。

このほかカナダは、排出される二酸化炭素を回収して地下に埋める技術が導入されていない従来型の石炭火力発電は、2030年までに段階的に廃止する方針です。

一方、日本は石炭火力を選択肢として残しつつ、技術開発によって二酸化炭素の排出削減を目指す立場をとってきました。

200とはずがたり:2020/07/03(金) 15:32:53

2030年に発電量に占める石炭火力の割合を26%程度と見込み、2050年に向けて効率の低い石炭火力を段階的に削減していく方針を示してきました。

日本では主力電源 エネルギー政策の見直しも課題に
国内の発電量のうち石炭火力が占める割合は、2018年度は31%で、天然ガス火力の38%に次ぐ、主力の電源になっています。

福島第一原子力発電所の事故を受けて原発の稼働が止まってからは、その割合が上昇しました。

これは、燃料となる石炭の価格が原油や天然ガスと比べても安く、世界各地で産出されるため安定して調達できるメリットがあるためです。

しかし、いわゆる化石燃料の中でも二酸化炭素の排出量が多いという大きなデメリットがあるため、電力会社などは燃焼温度を高めて発電効率を向上させた石炭火力発電の導入を進めてきました。

経済産業省によりますと、高効率とされる石炭火力発電所は、全国におよそ30基あり、古い方式で効率が低いとされる発電所は、およそ110基に上ります。

国際的に「脱石炭」の動きが強まる中、政府はこれまで新しい技術で排出量を減らす実効的な取り組みが重要だとし、具体的な計画は示してきませんでした。

おととし改定した政府の「エネルギー基本計画」では、2050年に向けた対応として、非効率な石炭を段階的に削減するとしてきましたが、今回の見直しは、その取り組みを加速するねらいがあります。

また、石炭火力への依存を大きく減らすことによって、今後は再生可能エネルギーや原子力も含めた長期的なエネルギー政策の見直しも課題となります。
原発での代替は困難か 根本的な議論が必要に
9年前の福島での原発事故で国内の原発は停止し、火力発電所の比率が以前より高まっています。

こうした中、国は2030年度までには30基前後の原発を再稼働させたい考えですが、事故を教訓につくられた新しい規制基準の審査に合格して再稼働した原発は、これまで9基にとどまっています。

また、審査中のものは11基、審査に合格したものの地元了解が得られていないものが7基ありますが、いずれも具体的な再稼働のめどはたっていないのが実情です。

仮に石炭火力の削減を進める中で、電力需要が増加した場合などは、原発を代替の電源にすることは簡単ではなく、再生可能エネルギーの普及も含めエネルギー全体の構成をどうするか、根本的な議論が必要になってきます。
「日本は温暖化対策に消極的」国際的に批判も
日本の石炭火力発電の利用をめぐっては地球温暖化対策に消極的だとして国際的に批判されてきました。

去年12月、スペインで開かれた、温暖化対策を話し合う国際会議「COP25」では、開幕にあたって国連のグテーレス事務総長が石炭火力発電の利用をやめるよう各国に呼びかけました。

これについて小泉環境大臣は、COPの演説の中で「日本へのメッセージだと受け取った。日本が国際的に批判されていることは承知している」と述べたものの、「石炭火力発電に関する新たな政策をこの場で共有することは残念ながらできない」と話し、具体的な方針を示しませんでした。

また、梶山経済産業大臣は、閣議のあとの記者会見で「石炭火力発電など化石燃料の発電所は選択肢として残していきたい」と述べました。

201とはずがたり:2020/07/03(金) 15:33:19
>>199-201
2人の大臣の発言を受けてCOPの会場では、国際NGOのグループが温暖化対策に消極的だと判断した国に贈る「化石賞」に日本を2度、選ぶなど批判が高まりました。

温室効果ガスの排出量を今世紀後半に実質ゼロにすることなどを目標に掲げた「パリ協定」がことし本格的に始まったこともあり、石炭火力発電をめぐってパリ協定の目標と矛盾しない説得力のある政策を打ち出せるかどうか問われています。

環境省の担当者は「パリ協定の目標を達成するには非効率な石炭火力発電を削減するだけではまだ不十分だ。再生可能エネルギーの拡大や二酸化炭素の回収、貯留などの技術革新を進めていきたい」と話しています。

日商 三村会頭「バランスのとれた政策を」
政府が二酸化炭素の排出が多い、古い石炭火力発電所による発電量を2030年度までに9割程度削減する方向で調整していることについて、日本商工会議所の三村会頭は、2日の記者会見で、方向性は評価しながらも代わりとなるエネルギーを含めてバランスのとれた政策にすることが重要だと指摘しました。

この中で、三村会頭は「石炭火力はCO2を多く排出するので、できるだけ排出量の少ない高効率の火力発電に転換していくことは方向性としては正しい」と述べました。

そのうえで、「『脱石炭』は強すぎると思う。日本で原子力発電所がどんどん利用できればいいが、石炭火力が無くなった場合に、LNG=液化天然ガスに全部頼るのか。そうすると、中東地域に深く依存することになるが、石炭はいろいろな地域にあるので、エネルギーの安全保障という意味では、割合安心だ」と述べました。

そして、今後のエネルギー政策について、三村会頭は「エネルギー政策は、あるものを削減したらそれをどう補うかというトータル的にバランスのとれたものにしなければいけない」と述べ、代替エネルギーについても検討することが重要だと指摘しました。

東電社長「引き続き国と連携して進める」
石炭火力発電の在り方を大きく見直す政府の方針について、東京電力の小早川智明社長は、記者団に対し「大きな潮流の中で脱炭素をしっかり取り組む必要があることは当然、認識している。ただ、安定供給やコストの問題など、いろいろと検討することがあるので、引き続き国と連携しながら進めていくことが重要だと考えている」と述べました。

専門家「温室効果ガスの排出をゼロにする道筋を」
政府が古い石炭火力発電所による発電量を2030年度までに9割程度、削減する方向で調整に入ったことについて、温暖化対策に詳しい東京大学の高村ゆかり教授は「石炭火力発電所をどう計画的に減らしていくのか今まで具体的には打ちだされていなかった。その意味で大変重要な方針が示されたと思う」と述べました。

そのうえで、効率がよい石炭火力発電所は新設も認める方針については「当面、石炭火力が一部残るのはしかたないにしても、段階的に減らし、温室効果ガスの排出をゼロにする道筋を示す必要がある。2030年の先の脱炭素化に向けた取り組みがどうなるのかということが国際的に問われると思う」と指摘しています。

専門家「コストは覚悟しなければならない」
エネルギー問題に詳しい国際環境経済研究所の竹内純子理事は、古い石炭火力を削減する代わりとして、より二酸化炭素の排出が少ない天然ガスが増えるだろうと指摘したうえで、「石炭から天然ガスというより高い燃料を使うことになるので、その部分は電気代に影響を及ぼす可能性はある。また、稼働率の低い古い発電所を安定供給のため維持するということになると、そのコストというのは当然われわれとしては覚悟しなければならない」と述べました。

そのうえで、竹内氏は「再生可能エネルギーや原子力を含めて、すべてにおいて秀でたエネルギー源というのは今はまだなく、うまく組み合わせて使っていく必要がある。どれくらいのコストまで許容できるのか、あるいはどれぐらいのリスクを許容できるのか、オープンに丁寧な議論を進めていくことが必要だ」と述べました。

202とはずがたり:2020/07/05(日) 15:21:02

こっちも心配

https://twitter.com/tbs_news/status/1279249880247005184
TBS NEWS
@tbs_news
【熊本・鹿児島 #大雨特別警報 】
熊本県芦北町、東海カーボンの田ノ浦工場で大規模火災。一帯は水没している模様です。(午前11時50分すぎ)

203とはずがたり:2020/07/08(水) 20:01:51
いや殆ど新規石炭は造れないというのが前提にしないとあかんやろ

経産省に騙されるな! 石炭火力を高効率型に切り換えても、CO2排出はほとんど減らない
経産省の方針は「化石国」と揶揄されても石炭路線を長期固定化すると宣言したに等しい
https://webronza.asahi.com/business/articles/2020070600006.html
木代泰之 経済・科学ジャーナリスト
2020年07月07日

 経産省は7月3日、稼働中の石炭火力発電所140基のうち、旧式で二酸化炭素(CO2)排出量が多い約100基を2030年までに休廃止し、高効率型に切り替えると発表した。

 梶山弘志経産相は「脱炭素社会の実現を目指すため」と説明し、メディアは「石炭火力、抑制に転換」(日経新聞)、「CO2減らせ、石炭火力政策転換」(朝日新聞)などと好意的に報道。…

従来型と高効率型のCO2排出量の差はわずか5%
 石炭火力は元々、排出するCO2の量が多い。日本が「高効率型への切り替えによってCO2を削減する」というのなら、実際に排出量がどれだけ減るのかを数字で示さなければならない。

 しかし、経産相の会見では、質疑応答も含めて、その点に全く触れていない。

 上のグラフは環境省が作成したもので、石炭、石油、LNG火力のkwhあたりのCO2排出量を、それぞれ従来型と高効率型で比較している。現在多く使われている石炭火力は一番左の「従来型」(旧式を含む)で、これから導入されるのが右の高効率型「USC」である。

 CO2排出量をみると、石油火力「従来型」が0.867であるのに対し、高効率型の「USC」は0.80〜0.84であり、減少(改善)幅は5%程度にすぎない。その右にある「IGCC」は0.73で16%減らせるが、実証試験が終わったばかりで、本格的な導入はまだ先の話である。

 5%の削減がなぜCO2を減らす政策転換と言えるのだろうか。石炭火力はLNG火力に比べてCO2排出量が2倍も多く、その中でのわずかな変動である。グラフを見れば、石炭火力を。使うことの是非が問われる理由がよく分かる。

建設中や計画中の石炭火力14基がまもなく稼働する
 現在の石炭火力の発電能力は全部で約4200万kWである。50万〜100万kWの大規模なものと、10万〜20万kWの小規模のものが混在しており、今回休廃止の対象になるのは小規模な発電所が多い。

 それにしてもなぜ100基もの休廃止に踏み切るのか。

 それには3.11大震災の後、稼働停止した原発を補うために、国や企業が積極的に石炭火力の新増設に動いたという背景がある。現在、建設中や計画中の高効率型は14基(計910万kW)あり、2020年代前半に続々と稼働を始める。

 このままでは石炭火力の電源構成比率が40%(現在は約30%)にまで異常に膨らんでしまう。国際的な批判を避けるために、経産省は既存の100基の休廃止を決めたのである。減価償却が終わって利益が出やすい発電所なので電力会社は反対だが、経産省が押し切った。

 これが本当のところだが、経産省がさもCO2削減が目的であるかのように世間に吹聴するから、メディアも国民も騙されてしまう。

石炭路線を長期的に固定化すると宣言したに等しい
 石炭火力は一度建設すれば最低40年は稼働し続ける。経産省の今回の方針は、次の半世紀も世界から「化石国」と揶揄されることを承知の上で、石炭路線を長期的に固定化すると宣言したのに等しい。…

 英国は、総発電量の3割を占める石炭火力の比率を徐々に減らし、2025年にゼロにする。フランスも2022年までに廃止する。石炭大国だったドイツも2038年までに廃止する計画だ。…

 この点、日本は先駆的にSDGsを実践する企業がある一方、要である経団連の動きが鈍く、時に逆行する。日本の内輪の議論だけ聞いていたのでは、世界の危機意識を共有できない。

ネットワーク化や需給調整の進歩で安定性高まる再生エネルギー

… 太陽光や大型風力発電などの再生可能エネルギーは、かつて電力供給が不安定だと批判されたが、ネットワーク技術や蓄電池、需給制御技術の進歩により、安定性を高めている。

 コストも大幅に低下している。太陽光発電のコストは日本では15〜20円前後/kwhだが、中東では2〜3円、ペルー5円などで取引されている。大型洋上風力発電もスウェーデンやデンマークでは6〜7円まで下がっている。

 今回、経産省は、再生エネルギーに基幹送電線を優先的に使わせる方針も同時に示した。これは注目に値する。電力会社が握る送電線の既得権が再生エネルギー開発のネックになっており、好影響を与えることが期待できるからだ。…

204とはずがたり:2020/07/08(水) 23:31:56

政府「脱石炭」新方針の致命的欠陥とはー現実を直視しない安倍ジャパン
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20200703-00186355/
志葉玲 | フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)
7/3(金) 11:53
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G20大阪サミットで環境活動家達が脱石炭を訴えるアピール(写真:ロイター/アフロ)

 政府は「低効率の石炭火力発電所による発電量を2030年度までに9割削減する」との方針を固めたようだ。読売新聞の報道を皮切りに、NHKや朝日新聞等が相次いで報じている。温暖化を防止する上で、主要な温室効果ガスであるCO2を大量に排出する石炭火力発電の撤廃は急務だ。これまで日本は石炭火力発電を推進し、国際社会から「石炭中毒」と批判されてきたが、今回の政府方針は日本の脱石炭への一歩となる。一方で、政府の方針には大きな抜け穴もあり、環境NGOも政府の新方針を歓迎しつつ、その問題点も指摘している。

◯2030年までに石炭火力全廃が求められている
 猛暑や巨大台風、大規模な水害など、既にその牙を私達に剥き始めている地球温暖化。このまま、対策をとらずに温暖化が進行したら、今後、約35億人が「居住不可能」な熱波に苦しむことになるとの予測もある(関連情報)。人類の存亡すらも左右しかねない温暖化を食い止めるための国際的な合意が「パリ協定」だ。同協定での「1.5度目標」(世界平均気温の上昇を1.5度以下に抑えるとする目標)を実現するためには、石炭火力発電の廃止を、OECD諸国で2030年、世界でも2040年には実現する必要がある(関連情報)。


 これまで国際社会の批判を浴びながらも、露骨に石炭火力発電の推進を行ってきた日本政府がその軌道修正を行ったこと自体は、ある程度評価できるが、今回の新方針が決して十分なものとは言えないことも事実だ。環境NGO「FoE Japan」は、その声明で「脱石炭に向けた具体的な案が政府からようやく出されたことは第一歩」としながらも、政府が「高効率の石炭火力発電は維持・拡大する」としていることについて「パリ協定の目標実現のため全く不十分」だと指摘。「日本政府は、全ての石炭火力発電所を対象とした2030年までの全廃案を策定すべきである」と求めている(関連情報)。

◯「高効率」でもCO2排出大、コストも高い
 今回の政府新方針の大きな抜け穴となっているのは、上述のFoE Japanの指摘のように、高効率型の石炭火力発電については「維持・拡大していく」としていることだ。石炭は他の化石燃料と比較してもCO2排出係数が大きく、高効率型の石炭火力発電(IGCC)であっても、最新型の天然ガス発電(GTOC)に比べ、2倍以上の量のCO2を排出する。また、公益財団法人自然エネルギー財団は、その報道関係者向けの資料の中で「IGCCは、CO2削減効果が小さい、高コスト、技術未確立など、実用性のあるものではない」と指摘している(関連情報)。

環境省資料より
 同様に、電源開発やJERA(東京電力と中部電力による合弁企業)も「設備価格の高さ」「稼働率低下リスク」「現時点で利用できる炭種が極めて制限される」等、IGCCの問題点について、環境省の有識者検討会に回答している。つまり、「高効率型」とされる石炭火力発電も「維持・拡大」していくようなメリットは無いのだ。

自然エネルギー財団資料「石炭火力輸出の中止と自然エネルギー支援への転換が必要な4つの理由」より USC、IGCCは共に高効率型石炭火力
◯原発回帰なら愚の骨頂
 今回の政府新方針のもう一つの大きな問題点は、再び原発依存にならないか、ということだ。環境NGO「グリーンピース・ジャパン」も、その声明の中で、石炭火力発電を削減していくこと自体は歓迎しつつ、

「石炭火力を原子力に置き換える可能性を政府が示している点は、大きな懸念材料です。環境、社会、経済の観点から、政府が省エネや自然エネルギー技術を優先することを期待します」

出典:https://www.greenpeace.org/japan/nature/press-release/2020/07/02/16894/
と求めている。

 脱石炭を口実に日本のエネルギー政策を原発依存に戻そうとするならば、控えめに言っても愚の骨頂だ。新規の原発を、用地を確保し、周辺自治体の同意を得て、建設・稼働させるには、長い年月が必要で、あと10年以内に大きな成果を出すことが求められている温暖化対策には、全く間に合わない。また、原発は助成なしには、今や最も高い発電方法であり、劇的に発電コストが改善された太陽光や自然エネルギーに圧倒されているのが、世界的な状況だ。

205とはずがたり:2020/07/09(木) 19:51:13
当然古くて効率悪いけど減価償却済んでるので淘汰進まない古い自家発電の廃止も進めるべき

寧ろ石炭火発によるCO2排出権を入札かなんかでカネ取った上で絞るべきだ

低効率石炭の休廃止、自家発電も対象 経産省方針
2020/7/3 20:30日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61145670T00C20A7EA4000/

206とはずがたり:2020/07/10(金) 22:11:13

石炭火発作るよりは巨大蓄電池作った方がマシっぽいぞ。世の中そろそろそういうふうになっとる

Biz 九州・山口経済 石炭火力発電、休廃止方針 九電、原発延長に現実味 該当2基、代替電源は未定 /福岡
https://mainichi.jp/articles/20200709/ddl/k40/020/259000c
会員限定有料記事 毎日新聞2020年7月9日 地方版

二酸化炭素の排出量が多く、国が削減方針を示した非効率な石炭火力発電所に当たるとみられる九州電力の松浦発電所1号機(左)、右は昨年稼働した同2号機

 政府が二酸化炭素(CO2)排出量の多い非効率な石炭火力発電所を2030年度までに休廃止する方針を表明した。九州電力では稼働中5基のうち、少なくとも2基(出力計140万キロワット)が該当する。他の電源で補う必要があり、24年7月に40年の運転期限を迎える川内原発1号機(鹿児島県、出力約90万キロワット)の延長判断にも影響を与えそうだ。【高橋慶浩】

 政府は今後、休廃止の仕組みなどを新設する有識者会議で検討するが、梶山弘志経済産業相は3日の記者会見で、休廃止が必要な石炭火力について、超臨界圧と呼ばれる技術を使った「SCクラス」と述べた。これに照らすと、松浦発電所1号機(長崎県、出力70万キロワット)と苓北発電所1号機(熊本県、出力70万キロワット)が該当する。休廃止となれば、計140万キロワット分を既存設備か新たな電源で補う必要が出てくる。

207とはずがたり:2020/07/14(火) 23:21:26
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/026_03_00.pdf
USCとICGGで26基とあるが28基22.85MW程確認。どれが入ってないのかな?できたての電発の竹原新1号機は付近で共同火発の相馬新地は含まず,で26基か?相馬共同火発は東電と東北出資で旧一電に準じても良さそうなもんだけど。

今22,850MWで13%なのが将来20%程度と書いているけど更に+5,600MWで20%にもなるとは思えへんけど。。

<USC以上>
苫東厚真 4 700
能代 2 600
能代 3 600 新設
原町 1 1000
原町 2 1000
広野 5 600
広野 6 600
勿来 10 250 IGCC
常陸那珂 1 1000
常陸那珂 2 1000
敦賀 2 700
七尾大田 1 500
七尾大田 2 700
碧南 3 700
碧南 4 1000
碧南 5 1000
舞鶴 1 900
舞鶴 2 900
三隅 1 1000
橘湾 1 700
松浦 2 1000
苓北 2 700
竹原 新1 600 新設
橘湾火力 1 1050
橘湾火力 2 1050
松浦火力 2 1000
新地 1 1000 相馬共同
新地 2 1000 相馬共同
合計 22850

<建設中>

広野共同 540 IGCC
勿来共同 540 IGCC
常陸那珂共同 650 常陸那珂ジェネレーション
横須賀 1 650
横須賀 2 650
武豊 5 1070
三隅 2 1000
西条 1 500
合計 5600

208とはずがたり:2020/07/14(火) 23:56:04
>>207
電発の磯子を忘れてた。

高効率のIGCC/USCは建設中含めて計26基でそれ以外は廃止との26基が不明。

https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/026_03_00.pdf

USC以上
道電 700MW 苫東厚真4号機
東北 3330MW 能代2・3号機1200MW 原町火力1・2号機 2000MW 不明130MW
JERA 6020MW 以下合計5900MW 不明120MW
 東電:常陸那珂1・2号機2000MW 広野5・6号機1200MW (横須賀1300MW)
 中電:碧南火力3・4・5号機計2700MW (武豊1070MW)
陸電 1900MW 敦賀2号機700MW 七尾大田1・2号機1200MW
関電 1800MW 舞鶴1800MW
中電 1000MW 三隅1号機1000MW (同2号機1000MW)
四電 700MW 橘湾700MW (西条新1号機500WM)
九電 1700MW 松浦2号機1000MW 苓北2号機700MW 
電発 5550MW 650MW不明
松浦2号機1000MW・橘湾1・2号機2100MW・竹原新1号機600MW・磯子1・2号機1200MW
その他
常磐共同火力10号機 250MW
相馬共同1・2号機 2000MW

209とはずがたり:2020/07/14(火) 23:58:35
多分判った。

旧一電と電発(6/30運開の竹原新1除く)で26基だ。

残りは共同火力で旧一電と電発と旧一電系で30基24,050MWがUSC以上石炭だな。
で,その枠組みで5600MW程開発している。

210とはずがたり:2020/07/15(水) 00:02:19
即時廃止候補

北海道1200MW
東北1200MW
北陸500MW
中部1400MW
関西500MW
中国1825MW
九州2700MW
沖縄1164MW

老朽化

苫東厚真1・2号機 950MW
砂川1・2号機 250MW

能代火力1号機 600
酒田共同火力1・2号機 700

敦賀1号機 700MW

碧南1・2号機 1400MW

電発高砂1・2号機 500MW

新小野田1・2号機 1000MW
電発竹原3号機700MW
下関1号機 125MW

西条2号機300MW

電発松島1・2号機1000MW
松浦1号機700MW
電発松浦1号機1000MW

具志川1・2号機312MW
金武1・2号機440MW
電発石川1・2号機312MW

211とはずがたり:2020/07/19(日) 23:41:32
5771 名前:とはずがたり[] 投稿日:2020/07/19(日) 23:41:16
>>1777-1781
>>2345>>5091

反対も燻る中2016年運開。
10%を出資する中電の首都圏侵攻への橋頭堡となる筈がJERAの結成により大きく位置づけが変容する中での燃転となった。

富士の石炭火力発電、バイオマスに転換 国内最大級
https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/712504.html?news=706857
(2019/12/5 07:26)

212荷主研究者:2020/07/28(火) 22:30:35

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/433261?rct=n_hokkaido
2020年06/23 05:00 北海道新聞
石炭置き場で自然発火か 留萌港 シートとタイヤ焼く

火災でブルーシートが焼け落ちた石炭の山

 【留萌】留萌港三泊埠頭(ふとう)の石炭置き場で21日早朝、火災が発生し、積まれた石炭を覆うブルーシートと、重しに使っているタイヤ十数本を焼いた。留萌署などは放火の形跡が見当たらないため、空気中の酸素に反応した石炭の発熱で自然発火したとみて詳しい原因を調べている。

 火災は午前3時ごろ、付近を車で通った男性が見つけて119番した。消防車など計8台が出動して放水し、約2時間で鎮火。積まれた石炭の表面積約80平方メートルを焼いた。現場周辺にはこうした石炭の山が15カ所ほどあり、約500メートル離れた場所には民家がある。

 石炭を管理する留萌ヰゲタ港運によると、石炭はロシアから輸入した約2万2千トン。道内の製紙工場の燃料として使うため、5月中旬の荷揚げ以降、縦約50メートル、横約70メートル、高さ約10メートルにして積み上げていた。

 ヰゲタ港運は石炭の発熱を防ぐため月1、2回の温度測定のほか、毎日の目視点検を実施。異常があった場合は山を崩し、水をかけるなどして温度を下げるという。今回出火した山は6月上旬に温度を測り、前日にも見回ったが、異常は無かったという。

 温度測定は数メートルの間隔を空けて温度計を山に突き立てて実施する。同社の井上貞幸社長は「ピンポイントで発熱し、点検で見落とした可能性がある」として、今後は測定の頻度を増やすほか、熱がこもらないようブルーシートの覆い方を変えるなど保管方法の改善を検討するとしている。(吉川幹弘)

213とはずがたり:2020/08/03(月) 23:45:09
ほぼ確認とれた♪
残りは東北電力の非効率な石炭2900MWが謎。

非効率な石炭火力の設備容量の割合
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/2007/15/news063.html

東北電力の保有するSC以下は●能代火力1号機600MWのみ。
100%出資でSub-Cの●酒田共同火力も入れると更に700MWで合計1300MW。
●常磐共同火力の旧式石炭は7〜9号機の1450MWある。
実際には東北電力受電分は8・9号機は半分の600MW分https://www.tohoku-epco.co.jp/pastnews/normal/1183127_1049.htmlなので半分だとすると725MWとなり全部足しても2900にはまだ足りない。

原資料に当たって見る。
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/026_03_00.pdf
※共同出資している共同火力等の出力を、出資比率に応じ案分。

とある。これは想定通り。
更に調べてみると●相馬共同火力新地発電所2000*0.5=1000が1990年代半ばの開業なのにSCでやがる。何を考えとんねん。

計上すると全部で3025となって今度は125MW程大杉。。勿来7号機250MWを計上し忘れか??

北海道・北陸・JERA・関電・中国・四国は確認。
北海道は●苫東厚真1・2(950MW),●砂川250MW,[●奈井江350MW]で1550MW
北陸は●富山新港石炭1・2(500MW),●敦賀1(500MW)で合計1000MW
JERAは●相馬新地2000*0.5=1000,●常磐勿来1450*0.5=725,●JERA知多700*2=1400で計3125MW
関電はなしでOK
中国は●下関1号機175MW,●水島2号機156MW,[●大崎259MW],●新小野田1000MWで1589MWでまあ判明。
四国は●西条1・2号機156+250=406(但し1号機はリプレース済)
九州は●苓北1(700MW),●松浦1(700MW),●苅田新1(360MW)で1760MW
沖縄は全火発●752MW
電発は●高砂(500),●竹原3(700),●松島(1000),●松浦(1000),●石川(312)で3512

どうやら実用化に失敗したPFBCもSC以下扱いのようだ。

取り合えずこれらは最低限でも即時に廃止としたい。

影響大きそうなのは北海道・北陸が既存発電設備不足,東北・中国・九州は規模が大きい。
北海道・東北・九州は風力開発を促進すれば良い。
北陸と中国は受電を強化ってとこか?北陸は水力増強も視野?もう十分やってるけど。。

214とはずがたり:2020/08/03(月) 23:52:12
旧一電合計1810MWではないか?

ともあれ

北海道…6基
東北・共電…8基
JERA…2基
北陸…3基
中電…5基
四国…2基
九州…2基
沖縄…4基
電発…8基
〜〜〜〜〜〜
合計…40基 26基>>207の裏。

http://tohazugatali.dousetsu.com/base00.html

215とはずがたり:2020/08/25(火) 23:17:47
なんと,低効率な自家発電が10%位のバイオマス混焼すれば良いだけの基準なのか!

脱石炭火力を阻む、発電効率の計算トリック
バイオマス混焼とコージェネという2つの抜け道
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/04487/
要地 正義 ジャーナリスト 菰田 馨 ジャーナリスト
2020.08.24

216とはずがたり:2020/09/05(土) 21:16:45
CCSプロセスのCO2捕集率を88%にて検討しても未だ未だのようだ。。

石炭ガス化による水素、アンモニアの経済性と
CO2 排出量
-石炭ガス化(CCS を含む)による
水素、アンモニア製造・物流システムの比較検討-
平成 31 年 2 月
https://www.jst.go.jp/lcs/pdf/fy2018-pp-13.pdf

217とはずがたり:2020/11/04(水) 23:16:38

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!まあ予想通り☆だけどそれでもうれし。
http://tohazugatali.dousetsu.com/sekyusekitan20200.html

松島の廃止は関門連携線の容量や九州島内の太陽光発電などにプラスの影響与えると良いんだけどどうかな?高砂は古くて小さくてリプレースの失敗でもうどうしようもなかった。

電源開発、高砂・松島の石炭火力発電廃止へ
https://article.auone.jp/detail/1/3/6/162_6_r_20201102_1604280032142125

 電源開発(Jパワー)は、石炭を燃料とする旧式の高砂火力発電所(兵庫県高砂市)と松島火力発電所(長崎県西海市)の計4基を、2030年度までに廃止する方針を明らかにした。

 高砂は運転開始から50年超、松島は40年弱経過している。同社は運転開始から30年を超える他の発電所も廃止を視野に検討している。

 政府は非効率な石炭火力発電所を30年度までに休廃止する方針を示しており、同社の取り組みは政府方針の一環となる。50年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする政府目標の達成にも貢献することになる。

218とはずがたり:2020/11/04(水) 23:27:29

>>213-214>>217
SC以下

北海道 ●苫東厚真1・2(950MW),●砂川250MW,[○奈井江350MW=計画停止中] 1200MW[1550MW]

東北 ●能代火力1号機600MW,●酒田共同火力700MW,●常磐共同火力1450MW*0.5,●相馬新地2000*0.5=1000

JERA ●相馬新地2000*0.5=1000,●常磐勿来1450*0.5=725,●JERA知多700*2=1400 計3125MW

北陸 ●富山新港石炭1・2(500MW),●敦賀1(500MW)で合計1000MW

関電 なし

中国 ●下関1号機175MW,●水島2号機156MW,[○大崎259MW=休止中],●新小野田1000MW 計1330[1589]MW

四国 ●西条1・2号機156+250=406(但し1号機はリプレース済)

九州 ●苓北1(700MW),●松浦1(700MW),●苅田新1(360MW)で1760MW

沖縄 全火発●752MW

電発 ○高砂(500),●竹原3(700),○松島(1000),●松浦(1000),●石川(312)で3512→2012MW

219とはずがたり:2020/12/30(水) 16:40:59
ベトナム石炭火力に融資 国際協力銀など1800億円
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF2923P0Z21C20A2000000
2020年12月29日 16:39

220荷主研究者:2021/01/02(土) 16:08:47

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/488472?rct=n_hokkaido
2020年12/04 18:24 北海道新聞
釧路火力発電所が営業運転開始 地場石炭活用

営業運転を始めた釧路火力発電所=11月26日(本社ヘリから、小松巧撮影)

 【釧路】国内唯一の坑内掘り採炭を続ける釧路コールマイン(KCM)の石炭を使う釧路火力発電所(釧路市、出力11万2千キロワット)が4日、営業運転を始めた。KCMの石炭を年間約25万トン使うほか、木質ペレットやパームヤシ殻といった木質バイオマスも燃料に使い、二酸化炭素(CO2)の排出抑制を図る。

 釧路火発の年間想定発電量は約8億キロワット時で、一般家庭の約20万世帯分をまかなう。発電した電力の約35%を新電力2社、約30%を固定価格買い取り制度(FIT)を利用して北海道電力にそれぞれ売電し、残りは日本卸電力取引所(JEPX)に回す。

残り:103文字/全文:371文字

221荷主研究者:2021/01/02(土) 16:09:08

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC079K00X01C20A2000000
2020年12月9日 15:00 日本経済新聞
釧路火力発電に3つの誤算、石炭「地産地消」の理想に影

222とはずがたり:2021/02/02(火) 15:06:19
>>2019

ブンアン第二石炭火力発電事業
法人Vung Ang II Thermal Power Limited Liability Company
発電容量1,200MW(600MW×2基)の超々臨界圧石炭火力発電所
25年間に亘りベトナム国営電力公社(Vietnam Electricity:EVN)に対して売電

ベトナム社会主義共和国ブンアン2石炭火力発電事業に対するプロジェクトファイナンス
成長投資ファシリティにより、電源開発プロジェクトを支援
https://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2020/1229-014147.html
地域: アジア インフラ 投資金融 プロジェクトファイナンス
2020年12月29日

1.株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、28日、三菱商事株式会社等が出資するベトナム社会主義共和国(以下「ベトナム」)法人Vung Ang II Thermal Power Limited Liability Company(以下「VAPCO」)との間で、同国ブンアン2石炭火力発電事業を対象として、融資金額約636百万米ドル(JBIC分)を限度とするプロジェクトファイナンス*1による貸付契約を締結しました。本融資は、「成長投資ファシリティ*2」を活用し、民間金融機関及び韓国輸出入銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は約1,767百万米ドルです。

2.本プロジェクトは、VAPCOがベトナム中部ハティン省ブンアン地区において、発電容量1,200MW(600MW×2基)の超々臨界圧石炭火力発電所を建設・所有・操業し、25年間に亘りベトナム国営電力公社(Vietnam Electricity:EVN)に対して売電するものです。

3.本プロジェクトは、2017年6月6日及び2018年5月31日にそれぞれ発出された日越首脳共同声明においても、両国のエネルギー分野における協力強化のための具体的施策の一つとして位置付けられました。また、日本政府は、2020年7月に改訂した「インフラシステム輸出戦略」において、インフラの設計・建設・運営・管理を含むシステムの受注や現地での事業投資の拡大の推進を表明しています。

4.ベトナム政府は、電力供給能力の拡充を国家の優先課題と位置付け、電源開発を迅速に進めるべく、2011年に策定した「第7次電源開発計画」を2016年に改訂しました。本プロジェクトは同計画に規定され、2020年代以降のベースロード電源として電力の安定供給を通じ、ベトナムの経済発展にも貢献することが期待されるものです。また、JBICは、これまでベトナムにおける脱炭素化に向けたエネルギー政策転換への取り組みを行ってきており、かかるエンゲージメント強化も踏まえ、本プロジェクトを支援してまいります。

5.JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業による海外インフラ事業展開を金融面から支援していきます。

223とはずがたり:2021/02/05(金) 10:32:15
発電用石炭、完全撤退へ=コロンビアで権益売却―伊藤忠
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210204X206.html
2021/02/04 21:00時事通信

 伊藤忠商事は4日、コロンビアに保有する発電用石炭の鉱山権益を2021年度中に売却すると発表した。同社が保有する一般炭(発電用石炭)権益の8割に相当する。残る権益も23年度までの売却を検討しており、一般炭事業から完全撤退する。

 今回売却を決定したのは、米ドラモンド社と保有するコロンビア炭鉱の権益。伊藤忠は年間約620万トンの一般炭を産出しているが、石炭価格の低迷により採算が悪化していた。

 オーストラリアに保有する残る権益の売却も進め、脱炭素化の取り組みを加速させる。鉢村剛専務は4日の決算記者会見で「(権益売却の)具体策を明示することで、地球温暖化対策を進めたい」と述べた。

224とはずがたり:2021/03/26(金) 18:23:58

なにが起きてるのだ!?
>釧路火力発電所の事業者であるIDIインフラストラクチャーズ内でも、一時的に同社との連絡が一切とれなくなったり、ホームページが停止したり…10月には、急遽社長が大和証券出身の荒木秀輝氏に交代するという人事異動が急遽発表されるなど

【ニュース】釧路火力発電所の本格稼働に遅れ 住民苦情を受け事業者に質問書を送付
石炭火力発電所釧路
https://beyond-coal.jp/news/kushiro-plan-delay/
2020.11.27

2020年11月1日に営業運転を開始する予定だった釧路市に計画されている石炭火力発電所が、11月末時点でも本格稼働していません。釧路火力発電所の事業者であるIDIインフラストラクチャーズ内でも、一時的に同社との連絡が一切とれなくなったり、ホームページが停止したりという事態が起きていました。10月には、急遽社長が大和証券出身の荒木秀輝氏に交代するという人事異動が急遽発表されるなど、事業者として不安定な状況であったことが漏れ聞こえていました。

また、釧路火力発電所を考える会(以下、「考える会」)によれば、周辺住民からは、試運転中の音や振動がひどく夜も眠れない、集積場から発電所に石炭を運ぶ10トントラックの横行時の騒音がひどい、といった苦情が市役所や発電所側に相次いでいるとのことです。これらのこと受け、考える会では、大株主である大和証券および主要な株主であるみずほフィナンシャルグループおよびみずほ証券に対して質問書を送付しました。釧路火力発電所の住民トラブルや脱石炭に向かう社会動向との整合などについて問い、その回答を待つとしています。

釧路火力発電所は、112MW(11.2万kW)という規模で、いわゆる国の環境アセス逃れ*の最後の計画で、発電技術規模はSub-C(亜臨界圧)を採用した、いわゆる”非効率石炭火力発電”設備です。今後の運転開始時期についての情報は公表されていませんが、気候危機対策の観点からも、住民への騒音・振動公害の観点からも、本格稼働する前に再考し、中止することが求められています。

釧路火力発電所を考える会WEBサイト

*国の環境影響評価法(環境アセス法)では、11.25万kW以上の火力発電所が環境アセスの対象として義務付けられており、その対象規模をギリギリ下回る設備で計画を進めた石炭火力発電所が2015年以上多数浮上しました。

225とはずがたり:2021/03/26(金) 18:28:55

釧路火力発電に3つの誤算、石炭「地産地消」の理想に影
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC079K00X01C20A2000000/
2020年12月9日 15:00 [有料会員限定]

【日本】釧路石炭火力発電所、運転開始。NGOは「パリ協定不整合」と糾弾。出資の大和証券等にも質問状
https://sustainablejapan.jp/2020/12/06/kushiro-power-plant/56570
2020/12/06 最新ニュース

226名無しさん:2021/04/03(土) 07:57:47
電力・発電・原子力スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1081280165/5926

5926 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2021/04/03(土) 07:57:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/6add283a04ddd69ca97e63237ddd873a36f09bc2
石炭火力輸出の支援停止へ 国際世論に配慮、方針転換 政府
3/29(月) 17:32配信
時事通信
 政府が、民間による石炭火力発電所の輸出に対する支援を全面停止する方向で検討を始めたことが29日、分かった。途上国に日本の高効率な石炭火力を輸出すれば、二酸化炭素(CO2)削減につながるとの考えから、政府はインフラ輸出の柱に位置付けてきた。しかし、地球温暖化対策を強く求める国際世論に配慮し、方針を転換する。

 政府はこれまで、石炭火力の輸出について政府系金融機関を通じて低利融資などを実施。国際的な批判により昨年7月、相手国が脱炭素化に取り組んでいる場合に限定するなど要件を厳格化した。今後は、新規案件はすべて支援を見送る方向で検討する。4月下旬に開かれる気候変動の首脳会議(サミット)での表明を目指す。

227とはずがたり:2021/04/11(日) 21:40:14

釧路火力発電に3つの誤算、石炭「地産地消」の理想に影
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC079K00X01C20A2000000/?unlock=1
2020年12月9日 15:00 [有料会員限定]

釧路火力発電、誤算の連鎖
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67157620Z01C20A2L41000/?unlock=1
世論で逆風、価格も低迷 「地産の電気」に活路
2020年12月10日 1:49 [有料会員限定]

①世界的な石炭火発への逆風(経産相が不効率な石炭火発休止打ち出しなど)

②同じくIDIインフラストラクチャーズ(東京・投資ファンド)が出資する新電力F-Power(エフパワー、東京・港)が北海道の企業向け電力販売から撤退 →販売先探しに手間取ったか運開は1カ月遅れた。

③売電する卸市場の価格は下落が止まらない→これは年明けてからの電力高騰で儲けたのではないか

228とはずがたり:2021/04/16(金) 15:03:02
おお,大ガスが撤退して規模も縮小してたけど旗色悪そうなのは隠せなかったもんな〜。古い自家用石炭火発なんかも廃止へ追い込んでいきたい。

それにしても宇部興産の石炭火発はもっと前に東芝との奴も頓挫してたし自家発電と併せて効率的にやりたいとかあるのかな??

卸電力(IPP)も中国電力向けに195MW持ってるけどこれは2004年から15年間だから中国電力向けは終了して市場に出してるのかな?

Jパワー、山口の石炭火力建設断念 脱炭素で採算合わず
カーボンゼロ
2021年4月15日 22:09 [有料会員限定]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC15B490V10C21A4000000/
宇部興産・大ガス・電発 2015年計画公表 600MW*2=1200MW 石炭 2019.4.大ガス撤退
宇部興産・電発 検討継続 600M*1=600MW 石炭 2021.4断念

東芝/宇部興産の遊休地に大型石炭火力発電所を計画 オリックスと共同、2008年度開始
https://www.jmd.co.jp/article.php?no=47714

 東芝とオリックスは共同で電力卸売り事業(IPP)を目的に大型石炭火力発電所を建設する。発電所は宇部興産の遊休地(山口県宇部市西沖の山地区)に建設、出力は50万-100万キロワット級を予定する。2008年度の運転開始を目標。燃料に使用する石炭消費量は年間100万-200万トンに達する見込み。大部分を海外からパナマックスバルカー(7万重量トン級)で輸送する模様で、海運各社にとっては大型輸送商談につな… 続きはログインしてください。

残り:294文字/全文:494文字

東芝・オリックス・(宇部興産) 2003年検討開始 2008年稼働開始目標 500MW〜1000MW 石炭

https://www.ube.com/contents/jp/cement/power/power_ipp.html
卸電力(IPP)発電設備は、中国電力(株)へ電力を卸供給する石炭専焼の火力発電設備です。
2004年3月1日に15年間にわたる電力供給を開始しました。
発電設備の出力
発電端 216MW
送電端 195MW

https://www.ube-ind.co.jp/ube/jp/corporate/office/map/office_ube.html
12.卸供給石炭火力発電所
13.石炭火力自家発電所

石炭火力発電所一覧
2020年7月13日
資源エネルギー庁
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/026_s01_00.pdf
宇部興産 宇部興産 5 SUB-C 14.5 1982年10月 山口県 宇部市→自家発電
宇部興産 宇部興産 6 SUB-C 21.6 2004年3月 山口県 宇部市→IPP


古い石炭火力、30年までに廃止か更新 新基準で規制強化
経済
2021年4月9日 15:36 (2021年4月10日 5:16更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA09017009042021000000/
>電力会社ごとに石炭火力の発電効率を43%にするよう新たな基準を設ける。
>43%は石炭火力で最高水準にあたる
>大手電力ではないが、宇部興産も山口県宇部市に2つの石炭火力を持つ。同社はいずれも発電効率43%はクリアしているとみている。
この記事,唐突に宇部興産が出てくるが2基とある。既にIPPの15年が終わってるので自家発電扱いか。
低効率のSUB-Cなのにどうして43%もクリア出来てるんだ??

229とはずがたり:2021/04/16(金) 20:58:59
松島2号機はリプレース①かよ。廃止する②んじゃないのかよ。石炭を粉砕する施設が毀れて停止してたのを出力落とし重油で動かす③アクロバチカルな運用で度肝を抜かれたのも記憶に新しいが。。宇部の計画中止①で容量足りなくなったか?新たにガス化設備を加える設備④とあるのでIGCCにでもするのか?

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210416/k10012979571000.html
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201102-OYT1T50102/
https://www.sankeibiz.jp/business/news/210114/bsc2101140600006-n1.htm
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20210416/5030011206.html


①電源開発 宇部市での石炭火力発電所の建設断念 需要見込めず
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210416/k10012979571000.html
2021年4月16日 19時15分

電源開発は、山口県宇部市で計画していた石炭火力発電所の建設を断念すると発表しました。二酸化炭素を比較的多く排出することに加え、需要が見込めなくなったためだとしています。

電源開発は、宇部興産などと共同で山口県宇部市に石炭火力発電所2基を整備し、2026年から運転を開始する計画でした。

しかし、脱炭素社会の実現に向けた機運が高まる中、比較的多くの二酸化炭素を排出することや、再生可能エネルギーの導入拡大で需要が見込めなくなったとして建設の断念を決めました。

一方、運転開始から40年がたつ石炭を燃料にした長崎県西海市の松島火力発電所2号機については、2026年度までに従来より二酸化炭素の排出量が少なく、発電効率を高めた最新鋭のものに更新するということです。

電源開発の菅野等常務は「建設の断念については、関係者の皆様に深くおわび申し上げる。これからも二酸化炭素の削減に向けて、再生可能エネルギーや水素の活用を増やすなどの対応を進めていく」と話しています。


④電源開発 西海市の松島火力を最新鋭に更新
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20210416/5030011206.html
04月16日 18時15分

電源開発は運転開始から40年がたつ石炭を燃料にした西海市の松島火力発電所2号機について、令和8年度までに従来より二酸化炭素の排出量が少なく、発電効率を高めた最新鋭のものに更新することを明らかにしました。

西海市にある松島火力発電所は石炭を燃料にし、運転開始から40年を迎えます。

電源開発は、16日、記者会見し、松島火力発電所2号機について、新たにガス化設備を加える設備の更新計画を発表しました。

具体的には3年後の令和6年に更新計画に着手し、5年後の令和8年度までに、従来より二酸化炭素の排出量が少なく発電効率を高めた最新鋭のものに更新する計画です。

電源開発は設備の更新によって「二酸化炭素をはじめとする環境負荷を速やかに低減しつつ電力の安定供給を実現したい」としています。

③Jパワー石炭火力、重油使い緊急稼働
https://www.sankeibiz.jp/business/news/210114/bsc2101140600006-n1.htm
2021.1.14 06:00

 電力の需給逼迫(ひっぱく)を受け、電源開発(Jパワー)が停止中の石炭火力の松島火力発電所(長崎県西海市)を重油を使って14日に緊急稼働させることが分かった。石炭火力発電所で、主力燃料に重油を使うのは異例という。Jパワーによると、松島火力2号機は石炭を砕く装置の故障により、7日夜から停止している。発電設備そのものは使えるため、重油を燃料に、最大出力50万キロワットを半分程度に落として運転する計画で、装置の復旧まで継続する予定。


②電源開発、高砂・松島の石炭火力発電廃止へ
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201102-OYT1T50102/
2020/11/02 12:46

 電源開発(Jパワー)は、石炭を燃料とする旧式の高砂火力発電所(兵庫県高砂市)と松島火力発電所(長崎県西海市)の計4基を、2030年度までに廃止する方針を明らかにした。

 高砂は運転開始から50年超、松島は40年弱経過している。同社は運転開始から30年を超える他の発電所も廃止を視野に検討している。

 政府は非効率な石炭火力発電所を30年度までに休廃止する方針を示しており、同社の取り組みは政府方針の一環となる。50年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする政府目標の達成にも貢献することになる。

230とはずがたり:2021/04/16(金) 21:12:30
2020年7月の資源エネ庁の資料https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/026_s01_00.pdfに拠ると名寄に王子マテリア(王子製紙系)の自家発電と思われるが,同工場は21年末に廃止https://e-kensin.net/news/132847.htmlだそうな。1号Tが9MW,2号Tが3.7MW。これら発電施設は工場廃止とともに廃止か?

ところが王子・伊藤忠エネクス電力販売のHPに拠るhttps://ojex.net/energy/plants/と名寄には10MWの発電施設があるとある。1号Tの発電端が10MWなのか1/2号機併せて送電端or売電規模が10MWなのか?廃止になるのかどうか。

石炭火力発電所一覧
2020年7月13日
資源エネルギー庁
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/026_s01_00.pdf

王子マテリア 名寄火力 1号タービン その他(蒸気圧14MPa以下) 9.0MW 1966年5月 北海道 名寄市
王子マテリア 名寄火力 2号タービン その他(蒸気圧14MPa以下) 3.67MW 1987年7月 北海道 名寄市

王子マテリア工場跡地でバイオマス発電 名寄市などが要望
https://e-kensin.net/news/132847.html
2020年11月26日 15時00分

 2021年末に閉鎖する王子マテリア名寄工場の敷地利活用などを検討している名寄市などの対策本部は19日、東京都内にある王子マテリア本社を訪問した。本部長の加藤剛士名寄市長らが、同社に協力を求める要望書を提出。工場閉鎖による道北地域経済への影響が最小限にとどまるよう、木質バイオマス発電の設置などを求めた。

 19年10月、王子ホールディングス(本社・東京)の子会社である王子マテリア(同)は、21年末で徳田20の6にある段ボール原紙や特殊板紙を生産する名寄工場を閉鎖すると発表。名寄市を含む道北地域への経済的影響が大きいため、市と名寄商工会議所などは緊急対策本部を設置。工場の継続を王子グループに求めていた。

 名寄市などと王子グループの協議の結果、工場撤退の再考は難しいものの、王子グループから22haに上る工場敷地の利活用に関して協力する意向が示された。工場跡地は撤退後も同社が所有する。協議を踏まえことし10月、敷地の活用などに向け、市と名寄商工会議所、風連商工会、道などで構成する対策本部を新たに設置した。

 要望事項は①工場敷地における新規事業立案②グループ企業の名寄への拠点存置③雇用の確保―の3つ。新規事業としては木質バイオマス発電を軸とした再生可能エネルギーや物流拠点化など6つの事業を提案した。

 グループ企業としては王子マテリアの子会社である北陽紙工(本社・名寄)の拠点存置を要請し、雇用確保として名寄工場や関連会社の従業員が名寄周辺の事業所へ転職する場合の支援を訴えた。

 対策本部では、今後も王子グループとの協議を重ね、工場の跡地活用について検討していく。

(北海道建設新聞2020年11月25日付12面より)

231とはずがたり:2021/04/16(金) 21:12:48
>>230

OJEXが提供する電力の特長
発電所一覧
https://ojex.net/energy/plants/
王子マテリア(株)名寄工場 北海道名寄市 10,000kW 火力(石炭)

232とはずがたり:2021/05/03(月) 11:34:22

2020年9月24日
関西電力株式会社
舞鶴発電所におけるCO2分離回収技術に関する実証試験に向けた業務契約の締結について
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2020/0924_1j.html

 当社は、川崎重工業株式会社(以下、川崎重工)、公益財団法人地球環境産業技術研究機構(以下、RITE)と、省エネルギー型二酸化炭素分離・回収システムのパイロットスケール試験※1設備(40トン-CO2/日 規模)を当社舞鶴発電所内に建設し、2022年度から石炭火力発電所から排出される燃焼排ガス中のCO2分離回収試験を開始することに合意しました。
 また、当社は、川崎重工と舞鶴発電所内でのパイロットスケール試験設備の建設工事に関するマネジメント業務※2契約を本日、締結しました。

 工場などから排出されるCO2は地球温暖化の要因と言われており、CO2をより省エネルギーで分離・回収する技術の確立・適用が求められています。今回、実証に用いる固体吸収法※3は従来の技術と比べて、CO2分離に要するエネルギーを大幅に低減※4できる可能性があり、次世代の分離・回収技術として期待されています。なお、固体吸収法を用いた、火力発電所での実証試験は国内で初の取組みです。

 川崎重工およびRITEは、2015年度から経済産業省の委託事業「二酸化炭素回収技術実用化研究事業」※5において、CO2を分離・回収するための固体吸収材とKCC※6(Kawasaki CO2 Capture)移動層システムの開発、改良を実施しており、2016年以降、当社も舞鶴発電所内での固体吸収材の耐久性評価や、経済性評価など、パイロットスケール試験の実施に向けて協力してきました。

 この度、川崎重工およびRITEが国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「先進的二酸化炭素固体吸収材の石炭燃焼排ガス適用性研究」に採択されたことにより、パイロットスケール試験に移行しますが、今後当社は、川崎重工との契約に基づき、当該設備の許認可対応や安全管理等のマネジメント業務を実施してまいります。

 当社は、「K-VaCSR(ケイバックス)※7」の取組みで培ったノウハウを活用することで、本事業を含め、CO2排出削減ならびに低炭素社会の実現に貢献してまいります。

以 上

233とはずがたり:2021/05/08(土) 23:23:19


コベルコパワー神戸発電所(wikiより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

1号機:700MW・石炭・02年運開・SC・IPP(関電)・蒸気供給事業
2号機:700MW・石炭・04年運開・SC・IPP(関電)・蒸気供給事業
3号機:650MW・石炭・22年営業運転予定・USC・2017年11月に休止予定である第3高炉の跡地
4号機:650MW・石炭・22年運開予(3号機の余波で遅れる?)・USC・2017年11月に休止予定である第3高炉の跡地合計:2,700MW(2.7GW)

神鋼,座礁資産リスクとか大丈夫?石炭専焼みたいだけどアンモニアとかバイオマスとかもっと積極的に混ぜてこうよ。

神鋼火力発電「火入れ」実施 3号機、1カ月遅れで
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202105/0014307124.shtml
2021.05.08

 神戸製鋼所が神戸市灘区の石炭火力発電所で増設中の3号機で、試運転に向けてボイラーに点火する「火入れ」が行われたことが分かった。当初4月中旬に予定していたが、準備に時間がかかるとして、延期していた。

 同社によると、火入れは5月5日に行われた。今後、配管内の酸化鉄の除去や安全弁の試験などを経て、試運転に入る。試運転は年内に終え、2022年1月か2月の営業運転開始を目指す。このほか、22年度には4号機の営業運転開始も予定している。

 増設を巡っては、同社の環境影響評価(環境アセスメント)を認めた国の確定通知を取り消すよう住民らが行政訴訟で求め、大阪高裁に控訴している。神鋼などに建設や稼働の差し止めを求める訴訟も神戸地裁に起こしている。(森 信弘、石沢菜々子)

234とはずがたり:2021/05/12(水) 20:41:36
規模が小さいなら止め易くはあるか
>豪州やカナダの炭鉱の権益を持ち…年間約1千万トンの石炭を日本の電力会社などに販売している。

売却損は出るのかな

こんなのもやってたのか〜
>山口県の石炭中継基地で行っている輸入炭の受け入れや貯蔵、出荷業務の扱いは現在未定

ENEOSホールディングス、石炭事業からの撤退を決定 脱炭素の潮流踏まえ
2021.5.12 17:30経済産業・ビジネス
https://www.sankei.com/economy/news/210512/ecn2105120019-n1.html

 石油元売り最大手ENEOS(エネオス)ホールディングスの大田勝幸社長は12日、オンラインでの決算発表記者会見で、石炭事業から撤退する方針を決めたと表明した。保有する豪州やカナダの炭鉱の権益を売却する。脱炭素の動きが世界的に広がる中で石炭ビジネスに逆風が吹いており、大田氏は「いまの石炭の環境問題に対する大きな流れなどを考えると、将来の当社のコア(中核)事業として持つ必要はないと判断した」と理由を説明した。

 エネオスは前身の旧日本石油時代の昭和56年に石炭事業に参入。豪州やカナダの炭鉱の権益を持ち、共同運営や開発を手掛けるほか、年間約1千万トンの石炭を日本の電力会社などに販売している。大田氏は「当社のポートフォリオ(事業の組み合わせ)としてはそれほど大きなものではない」とし、関連資産の売却金額は「恐らく数十億円程度のレベル」との見方を示した。

 大田氏は「上流(炭鉱運営)の権益の撤退と併せ、顧客の同意が得られれば販売についてもやめていく」とした。ただ、山口県の石炭中継基地で行っている輸入炭の受け入れや貯蔵、出荷業務の扱いは現在未定という。

235荷主研究者:2021/06/05(土) 19:21:17

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20210427-609614.php
2021年04月27日 10時35分 福島民友新聞
【常磐炭礦大閉山50年(上)】石炭の町、繁栄と衰退

炭鉱の坑口に設置されていた銘板を説明する野木さん。現在はいわき市石炭・化石館ほるるに保存されている

 常磐炭田で石炭事業を手掛けたいわき市の常磐炭礦が主力の磐城礦業所を閉じたいわゆる「大閉山」から29日で50年の節目を迎える。採炭事業から観光産業、そして次世代エネルギーの集積地へと時代の移り変わりに歩調を合わせてきた市民らの取り組みや思いを、関係者の証言から掘り起こす。

昭和30年代、石油普及で一変

 「お風呂をたくのはまきではなく配給された石炭だった。通っていた内郷一中の周りは炭鉱労働者の住宅が密集していた」。いわき市の常磐炭田史研究会長の野木和夫さん(77)は、炭鉱が最盛期だった昭和30年代当時を思い出す。

 「同級生の半数ぐらいは関係者の子どもだっただろう。隣の内郷二中はもともと炭鉱がつくった学校で、もっと多かったと思う」。年に1度の炭鉱が休みになる「山神祭」は特にすごいにぎわいだったという。

 野木さんは大学卒業後の1966(昭和41)年に、父が勤めていた常磐炭礦に入社。事務職採用だったが、実習で約2カ月にわたり坑内作業も経験した。常磐炭礦の関連会社を定年退職後、現役時代の先輩らが設立した常磐炭田史研究会に入り、いわきで石炭産業の歴史を語り継いでいる。

 終戦後の昭和20年代は朝鮮戦争による特需があったが、石炭は徐々に安価な熱エネルギーである石油に押された。採炭現場では機械化による合理化が進み、昭和30年代には中小、零細炭鉱が姿を消していった。野木さんによると、大手の常磐炭礦でも昭和30年代から人員整理が進められたという。

 そして71年の「大閉山」で一挙に約5000人の失業者が生まれた。常磐炭礦は多くの子会社、系列会社を設けて退職者の受け皿としたが、別の地域に移り住んだ人も多かったという。野木さんは「閉山は企業の都合によるものだが、その当時の状況は、震災や原発事故で故郷を追われた人々の思いと近いのではないか。改めて大閉山の歴史を知ることが、多くの人たちの生きるヒントになれば」と話す。

 炭鉱は雇用を生み出し、仕事を求めて人々が集まったことで地域に多様性をもたらしたと考える野木さんは「いわきは採炭で栄え、閉山の厳しさを体験した。だからこそ次世代エネルギーを頼って消費する生活ではなく、これからは『できるだけエネルギーを使わない』という新たな生活様式を、発信できるようになれば」と語り、いわきが脱炭素時代のモデル地域になってほしいと希望する。

          ◇

 常磐炭田 本県から茨城県にまたがった南北95キロ、東西5〜25キロに広がる炭田。江戸時代末期に石炭が発見され、明治時代以降に近代産業の発達とともに需要が高まった。産出量のピークは1957(昭和32)年の年間約430万トン。76年に坑内採炭が、85年に露頭採炭がそれぞれ終了して全ての炭鉱が姿を消した。

236荷主研究者:2021/06/05(土) 19:21:54

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20210429-610439.php
2021年04月29日 11時00分 福島民友新聞
【常磐炭礦大閉山50年(下)】いわき発!水素などエネルギー革新

県内で初めて商用固定式の水素供給施設として開所した「いわき鹿島水素ステーション」=2019年3月

 「いわきは歴史的、地域的にエネルギーの街。ここから革新を起こさなければならない」。いわき市に蓄電池(バッテリー)関連産業の集積を目指す「いわきバッテリーバレー推進機構」代表理事の庄司秀樹さん(59)は強調する。

 東日本大震災後、浜通りでは水素を中心とした再生可能エネルギー利活用の取り組みが進んでおり、炭鉱から観光への転換を経て、さらに新エネルギーの中心地としてかじを切ろうとしている。

 庄司さんは「私自身、炭鉱で働いていた父が閉山に伴って火力発電に職場を移した姿や、原発を含めた発電所の保全業務など関連産業で生活基盤を支える人たちを見てきた」と話し、炭鉱から変化する産業の変遷を肌で感じてきた。

 いわき市では石炭産業が陰りを迎え、新産業都市指定に活路を見いだし、重化学工業が発達した。しかし、競争力の衰えが見え、復興需要の終了も伴って急激な人口減少が危惧されている現状がある。

 その中で震災後に推進機構が進めてきたのがバッテリーバレー構想だ。庄司さんが経営するバッテリー性能評価の最大手東洋システムに加え、常磐共同ガスやクレハ、古河電池などがいわき市に事業所を構え、バッテリー関連企業の潜在能力は高い。

 庄司さんらは水素と蓄電池併用技術の開発などを進めながら、市沿岸部への水素パイプライン敷設、消費電力を全て再生可能エネルギーで賄う工業団地整備などを関係機関に働き掛ける。庄司さんも「経済活性化や雇用創出を含め、希望ある未来をつくりたい」と語気を強める。

 構想の基盤は整ってきている。2019年に根本通商(いわき市)が市内に県内初の商用定置式の水素ステーションを開所し、昨春には新常磐交通が東北初となる水素で走る燃料電池バス運行を開始した。また燃料電池車(FCV)保有は県内の8割をいわき市が占め、国の脱炭素推進に向けた動きも追い風となっている。

 小名浜港は次世代エネルギーの流通拠点となる「カーボンニュートラルポート」に位置付けられており、庄司さんは「港を持ついわきから郡山や会津、福島とつながり、国際競争力を高めたい」と話す。

 かつて「炭鉱のまち」と呼ばれたいわき。石炭から形を変え、再びエネルギーの中心地になりつつある。

          ◇

 いわきバッテリーバレー構想 地域産業活性化と復興加速へ向けて庄司秀樹東洋システム社長らが2012(平成24)年から提唱。西日本に集中し災害リスクを抱える蓄電池関連産業の分散立地も目的とする。産学官連携の研究会を経て15年に推進機構が発足した。21年4月現在で加盟企業は約40社。

237とはずがたり:2021/06/21(月) 18:59:23
九電 休止の火力発電所 再稼働へ 夏場の電力ひっ迫に対応
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b67441453d400f34965ce6edcc3124feca2d15d
6/20(日) 18:18配信
11

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TNCテレビ西日本

テレビ西日本

九州電力は2021年4月から運転を停止している、福岡県苅田町にある火力発電所を、夏場の電力安定供給のため、7月上旬を目処に再稼働します。

運転が再開される九州電力の石炭火力、苅田発電所・新1号機は2001年の運転開始からおよそ20年経って施設が老朽化し、発電効率が悪化したことや脱炭素化の流れを受け、2021年4月に運転を停止していました。

しかし2021年の夏は猛暑が予想され、電力供給が逼迫する可能性があるため、それに備える形で、7月上旬を目処に運転を再開するということです。

苅田発電所の出力は36万キロワットで、運転は電力供給が厳しい日に行う予定です。

九州電力は「適切に稼働することで、安定的な電力供給を行えるように務めたい」としています。

238とはずがたり:2021/07/19(月) 08:28:23

酒田火力の存廃、地元が注視 政府が休廃止方針 市や労働団体が税収や就職先懸念
https://kahoku.news/articles/20210102khn000004.html
2021年01月02日 10:52

休廃止の可能性がある酒田火力

 二酸化炭素(CO2)を多く排出する非効率な石炭火力発電所を休廃止する政府方針を巡り、東北電力グループの酒田共同火力発電(酒田市)が石炭火力2基を運転する酒田市で、波紋が広がっている。2基は削減対象となる可能性が高いが、石炭は酒田港で貨物量の半分を占めており地域経済への影響は甚大だ。市や労働団体は拙速な議論に危機感を強める。

 酒田火力はともに出力35万キロワットの1、2号機が稼働中。2号機は石炭と木質バイオマス燃料を混焼している。2基で山形県内の使用電力の半分ほどを発電する。発電方式はタービンを回転させる蒸気の圧力の低い「亜臨界圧」で、発電効率の劣る旧式とされる。
 政府はエネルギー基本計画で、亜臨界圧と、蒸気の圧力のより高い「超臨界圧」を非効率な石炭火力とし、2030年に向けて段階的に休廃止する方向性を示す。梶山弘志経済産業相は20年7月に具体策を検討するよう指示し、有識者による会合で議論が始まっている。
 危機感を募らせているのは酒田市や労働団体だ。地方税収や地元企業との取引、工業用水の利用など、酒田火力の存在は地域で極めて大きい。
 酒田火力の昨年度の売上高は381億円。市の19年度一般会計の予算規模の63・1%に相当する。酒田港は発電用石炭の入荷に大きく依存し、19年は港全体の取扱貨物量の54・2%を石炭が占めた。
 雇用環境も影響を免れない。酒田火力の従業員114人のうち40歳未満が半数を超え、理工系の教育を受けた地元出身者の貴重な就職先となっている。関連業務に常時従事する地元の協力会社の工事関係者らも380人に上り、定期点検時は作業員320人が追加される。
 酒田共同火力労働組合が加盟する電力総連の岡崎信勝会長代理は「石炭火力は電力の安定供給を支え、地域の雇用と強く結び付いている。政府は地域の事情に合わせ丁寧に議論を進めるべきだ」と話す。
 丸山至市長は「休廃止は酒田の雇用と経済に甚大な影響を与える。撤退が決まってからでは遅いので、地域にとっていかに重みのある事案なのかを関係者に訴えていきたい」と述べる。
 酒田火力は、酒田港再開発に伴い誘致された企業と東北電が共同出資で設立し、1977年に運転を開始した。燃料は当初重油だったが石油危機で石炭に転換。誘致企業が業績不振で解散したため87年に東北電の単独出資となった。
2021年01月02日 11:01 update

239とはずがたり:2021/07/19(月) 08:45:48
古いし新鋭能代3号機600MW出来たしもう廃止しかないと思ってる酒田共同火力の700MW。
電気を食うアルミ産業を育成を考えてたけど新産業都市の指定漏れや石油危機の発生で開発に失敗した酒田。20年程に訪問した際も鉄興社(現東北東ソー)の工場跡地や結局工場が建たなかった?住友アルミの予定地が拡がって,それらががらんとしててこれは酷いなと思ったものだけど,その後もまあパッとせず酒田共同火力がなくなると酒田港の貨物取扱量も半減する危険がある様だ。

岩船村上から津軽半島迄拡がる洋上風力・陸上風力の基地として華麗に転身を果たして欲しいものだけど。
30年掛けて整備すれば整備が完了した頃には最初の風車の更新工事が始まってずっと喰っていける筈。

>石炭は酒田港で貨物量の半分を占めており
酒田火力の存廃、地元が注視 政府が休廃止方針 市や労働団体が税収や就職先懸念
https://kahoku.news/articles/20210102khn000004.html
2021年01月02日 10:52

休廃止の可能性がある酒田火力
 二酸化炭素(CO2)を多く排出する非効率な石炭火力発電所を休廃止する政府方針を巡り、東北電力グループの酒田共同火力発電(酒田市)が石炭火力2基を運転する酒田市で、波紋が広がっている。2基は削減対象となる可能性が高いが、石炭は酒田港で貨物量の半分を占めており地域経済への影響は甚大だ。市や労働団体は拙速な議論に危機感を強める。

 酒田火力はともに出力35万キロワットの1、2号機が稼働中。2号機は石炭と木質バイオマス燃料を混焼している。2基で山形県内の使用電力の半分ほどを発電する。発電方式はタービンを回転させる蒸気の圧力の低い「亜臨界圧」で、発電効率の劣る旧式とされる。
 政府はエネルギー基本計画で、亜臨界圧と、蒸気の圧力のより高い「超臨界圧」を非効率な石炭火力とし、2030年に向けて段階的に休廃止する方向性を示す。梶山弘志経済産業相は20年7月に具体策を検討するよう指示し、有識者による会合で議論が始まっている。
 危機感を募らせているのは酒田市や労働団体だ。地方税収や地元企業との取引、工業用水の利用など、酒田火力の存在は地域で極めて大きい。
 酒田火力の昨年度の売上高は381億円。市の19年度一般会計の予算規模の63・1%に相当する。酒田港は発電用石炭の入荷に大きく依存し、19年は港全体の取扱貨物量の54・2%を石炭が占めた。
 雇用環境も影響を免れない。酒田火力の従業員114人のうち40歳未満が半数を超え、理工系の教育を受けた地元出身者の貴重な就職先となっている。関連業務に常時従事する地元の協力会社の工事関係者らも380人に上り、定期点検時は作業員320人が追加される。
 酒田共同火力労働組合が加盟する電力総連の岡崎信勝会長代理は「石炭火力は電力の安定供給を支え、地域の雇用と強く結び付いている。政府は地域の事情に合わせ丁寧に議論を進めるべきだ」と話す。
 丸山至市長は「休廃止は酒田の雇用と経済に甚大な影響を与える。撤退が決まってからでは遅いので、地域にとっていかに重みのある事案なのかを関係者に訴えていきたい」と述べる。
 酒田火力は、酒田港再開発に伴い誘致された企業と東北電が共同出資で設立し、1977年に運転を開始した。燃料は当初重油だったが石油危機で石炭に転換。誘致企業が業績不振で解散したため87年に東北電の単独出資となった。

2021年01月02日 11:01 update

240とはずがたり:2021/07/19(月) 12:10:57
直ぐ故障するお荷物PFBCプラントの苅田新1号機。折角4月から計画休止してたのに夏場の容量不足で戦列復帰だそうな。

九州電力苅田新1号、計画停止を解除/夏季供給力上積み
https://www.denkishimbun.com/archives/129684
2021/06/18 1面

 九州電力は17日、今夏の電力供給に万全を期すため、苅田発電所新1号機(石炭、36万キロワット)の計画停止を同日に解除したと発表した。今夏の供給予備率がここ数年で最も厳しい見通しとなったことを踏まえ、苅田発電所新1号機を再活用して供給力を上積みする。九州電力は計画停止の解除を受け、運転再開に向けた設備点検などに着手。7月上旬までに、必要時に運転を開始できる状態とする予定だ。
 苅田発電所新1号機は、加圧流動床複合発電(PFBC)プラント。4月1日から計画停止していたが、再び戦列に復帰する。

241とはずがたり:2021/07/19(月) 12:12:00
珍しいと書かれている。通常はこのまま廃止だからなあ

石炭火力を異例の再稼働へ 九州電力、電力不足に対応
https://www.asahi.com/articles/ASP6K5V6VP6KTIPE00V.html
会員記事
北川慧一2021年6月18日 6時00分

 九州電力は17日、石炭火力の苅田発電所新1号機(福岡県苅田町、36万キロワット)を7月上旬に再稼働すると発表した。老朽化で今年4月から休止していたが、今夏に懸念される電力不足に対応するため。九電が休止中の火力発電所を再稼働するのは珍しいという。

 苅田新1号機は営業運転の開始から約20年経つ。発電効率で新型の発電所に見劣りするようになり、休止していた。再稼働すれば、電力需給が厳しい日に運転できるようになる。

 需給の調整役を担う「電力広域的運営推進機関」のまとめでは、供給の余力を示す予備率が、九電管内では今年7月に3%台後半、来年2月も3%と、安定供給に最低限必要な水準まで下がる見通し。苅田新1号機の再稼働により、予備率は今年7月に5%台後半、来年2月は5%程度まで押し上げられる見込みだ。

 温室効果ガスの大幅削減をめ…

242とはずがたり:2021/07/19(月) 15:17:13
気付けば運開していた。

勿来IGCC発電所の営業運転を開始いたしました。
2021年4月19日
勿来IGCCパワー合同会社
http://www.nakoso-igcc.co.jp/topics/%e5%8b%bf%e6%9d%a5%ef%bd%89%ef%bd%87%ef%bd%83%ef%bd%83%e7%99%ba%e9%9b%bb%e6%89%80%e3%81%ae%e5%96%b6%e6%a5%ad%e9%81%8b%e8%bb%a2%e3%82%92%e9%96%8b%e5%a7%8b%e3%81%84%e3%81%9f%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97/

 当社は、2021年4月16日から、勿来IGCC発電所(52万5千kW)の営業運転を開始いたしました。

243とはずがたり:2021/07/19(月) 16:48:22
大失敗だったPFBC

世界最大360MW六角炉加圧流動層ボイラの開発と建設
概略系統図
https://dbnst.nii.ac.jp/pro/detail/1782

1.概要

 加圧流動層複合発電システム(PFBC)は,石炭を燃料とし,ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた高効率,低公害の新しい発電技術である.1990年代初頭から70MW級のPFBC実証機,商用機が運転に入っているが,九州電力(株)は,この技術を更に発展させた世界最大容量となる360MW機を,苅田発電所新1号機として建設し,2001年7月,商用運転を開始した.商用機として効率向上をめざし,ガスサイクル,蒸気サイクルの高圧高温化を図り,石炭だき火力としては最高クラスの効率を実現した.大容量機の実現には,設備の小型軽量化が必須(ひっす)であり,そのために,圧力容器に効率よく配置できる六角形断面ボイラを採用した.

244とはずがたり:2021/07/19(月) 17:02:34

北海道)「主力」の石炭火力がピンチ、北電への影響大
有料会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASN7373HJN72IIPE01R.html
長崎潤一郎
2020年7月4日 10時30分

 梶山弘志経済産業相が3日、二酸化炭素(CO2)を多く出す旧式の石炭火力の発電量を2030年までに大幅に減らす方針を打ち出した。泊原発(泊村)の停止が長期化し、発電量の50%超を石炭火力に頼る北海道電力は、再生可能エネルギーを含めた電源構成の見直しを迫られる。

 北電の石炭火力は、苫東厚真(厚真町)、砂川(砂川市)、奈井江(奈井江町、休止中)の3発電所7基。このうち、苫東厚真4号機以外は、60〜80年代に建設された「亜臨界」「超臨界」と呼ばれる旧式だ。経産省は有識者会議を立ち上げ、こうした低効率の石炭火力の発電量を90%近く減らすための具体的な規制方法を検討する。

 かつて年間発電量の半分近くを占めた泊原発が停止し、北電は代わりに、燃料コストが割安な石炭火力への依存を深めてきた。18年9月の全域停電(ブラックアウト)は、当時の発電量の半分近くを石炭火力の苫東厚真一カ所に集中させていたことが主因だった。

 年間の発電量に占める石炭火力…

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245荷主研究者:2021/10/02(土) 15:37:04

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/583798?rct=n_hokkaido
2021年08/30 21:10 北海道新聞
幌内炭鉱資料 九大に寄託 三笠市、労務管理文書など段ボール838箱 戦後史発掘に期待

九大付属図書館記録資料館に移された幌内炭鉱の資料(同館提供)

 【三笠】市は昨年11月、約30年保管してきた北炭幌内炭鉱の資料を九州大に寄託した。段ボール838箱分で、戦後復興期から高度成長期の生産、労務管理の文書が中心。保存状態が良いとは言えず、九大は整理の一方、修復を進めている。資料は存在こそ知られていたものの、市が広く公開したことはなく、寄託により、同鉱の戦後の歴史に新たな光が当たる可能性もある。

 寄託先は九大付属図書館付設記録資料館。同館は2005年、国内の炭鉱研究で実績を誇る九大石炭研究資料センターなどが統合改組されて設立された。市によると、資料は1989年の同鉱閉山後の90年、市が寄贈を受け、最終的には旧幾春別小で保管。雨漏りもあり、整理などが行われないまま劣化が進んでいた。このため、市は九大に寄託を打診していた。

 九大によると、資料は戦前の物は少ないが、戦後以降の生産、炭鉱マンの受け入れなどの記録が多数含まれているという。水分やカビの除去と同時に、データベース作成なども行っていく。整理作業には学生も当たると言うが、膨大な量のため、閲覧や利用が可能になるまでには5〜10年かかる見込みという。

 道内の研究者らによると、市は資料に関し、北炭からの寄託と説明。公開については自身の所有物でないことを理由に拒んでいたという。市の保管が寄贈、寄託のいずれにしても、学術的な利用が進んでいなかったことは事実で、研究者の中には「地元の資料を地元で保存できなかったのか」との声がある一方、九大の保存で利活用が進展することに期待する声も大きい。

 戦後の炭鉱は復興の主役とされ、労働力の確保が急務。その一方で、数々の労働運動の舞台となったことでも知られる。九大の三輪宗弘教授(経営史)は寄託受け入れの要因について「北海道より先に閉山した九州の炭鉱との比較もできる。貴重な資料だ」と説明。今後の研究としては「石油価格が下がる中、生産性を高めようと懸命に取り組んだ過程などが明らかになるのでは」などと話す。

 市は「次世代に引き継ぐためにどうすべきか頭を痛めていた」(加納学・市博物館館長)だけに歓迎。高森裕司教育長は「三笠の歴史を伝えるものとして残すことができれば」と言う。

 北炭関連の資料については、北海道博物館や北大図書館、三井文庫などにも保存されており、すでに公開されているものもある。(石橋治佳)

246とはずがたり:2021/10/06(水) 12:52:45

三井物産の方は年産100万トンだそうだが,燃料として石炭やLNGに換算してどの位?発電量はこの位になるそうな
>アンモニア20%分を石炭に混ぜて燃やした場合、約70万世帯分の電力にあたる200万キロ・ワット分の発電所を稼働できる。

2GW分の発電所を稼働出来るってどういう意味だ?1年間稼働して100万トン使うってことはアンモニア単体だと0.4GW=400MW程度か?まあそれ程大きくないなあ。。

2030年に300万トンの燃料アンモニアの調達が政府目標だそうだが小さすぎね?1.2GW分って事。60%位混焼するとどうなんだろう??

20%混焼ではCO2は精々2割減ってとこだよねえ。。

三井物産、豪でアンモニア生産 製造時のCO2は地中に
【イブニングスクープ】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC285R70Y1A920C2000000/?n_cid=SNSTW005
2021年10月1日 18:00 [有料会員限定]

三井物産、豪州で燃料用アンモニア生産へ…石炭火発で利用し「脱炭素」
2021/10/04 11:39
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20211004-OYT1T50050/

 三井物産は4日、オーストラリアでアンモニアの製造に乗り出すと発表した。日本の石炭火力発電所の燃料として利用するため、2028年の生産開始を目指す。燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さないアンモニアを石炭に混ぜて燃やすことで、発電所が排出するCO2を減らし、脱炭素につなげる。

 現地でアンモニア製造を手がけるウェスファーマーズ社や、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とそれぞれ覚書を結んだ。1000億円超を投資して豪州西部に工場を建設し、年100万トン生産する。アンモニア20%分を石炭に混ぜて燃やした場合、約70万世帯分の電力にあたる200万キロ・ワット分の発電所を稼働できる。

 三井物産が権益の50%を持つ現地のガス田の天然ガスから水素を作り、この水素からアンモニアを製造する。製造時に発生するCO2は地中に貯留する。

西豪州におけるクリーン燃料アンモニア生産を見据えたCCS共同調査の実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000600.000012624.html
JOGMEC2021年10月4日 10時00分

JOGMECは、新技術事業戦略およびカーボンニュートラル・イニシアティブに基づく取組みの一環として、三井物産株式会社(以下「三井物産」)の100%子会社であるMitsui E&P Australia Pty Ltd(以下、「MEPAU」)と、西豪州におけるCO2排出を低減したクリーン燃料アンモニア生産の事業化を見据えて、CO2の回収・貯留(Carbon Capture and Storage、以下「CCS」)に関する共同調査契約を締結しました。

247とはずがたり:2021/10/15(金) 21:06:16

2021年10月13日3:00 午後32分前更新
中国石炭輸入、9月は今年最高 発電所の調達や在庫積み増しで
ロイター編集
https://jp.reuters.com/article/china-economy-trade-coal-idJPKBN2H30EJ?feedType=RSS&feedName=special20

[北京 13日 ロイター] - 中国税関総署が13日公表した統計によると、9月の石炭輸入は前年同月比76%増の3288万トンで今年最高となった。電力危機緩和に向け発電所が燃料を調達したほか、冬季を控えて在庫を積み増した。

8月は2805万トンだった。

1─9月の輸入は2億3040万トンで、前年同期比3.6%減となった。

リフィニティブの貿易フローデータによると、13日時点で約1539万トンの石炭が中国に到着する予定となっている。

248とはずがたり:2021/11/05(金) 16:52:19
丸紅、燃料アンモニアの供給網構築へ事業化調査
JOGMECや関電などと
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC208HD0Q1A720C2000000/
2021年7月20日 18:46 [有料会員限定]

249とはずがたり:2021/11/07(日) 11:43:44
JERA、インドネシアの石炭火力発電所を売却
2021年8月20日 14:24
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2043L0Q1A820C2000000/
所有する約14%分の株式をインドネシアのエネルギー企業に売却する手続きを完了

パイトン・エナジー:JERA持分約14%→メドコ社(インドネシアエネルギー企業)に売却
発電容量
石炭火力発電
「パイトンⅠ」1230MW
「パイトンⅢ」815MW
(JERAの持ち分出力は約280MW・同社の海外事業全体の約3%に相当していた)

三井物産
インドネシア パイトン発電事業の持分売却について
2021年6月22日
https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2021/1241471_12148.html
発電出力 2,045MW(7・8号機:1,230MW、3号機:815MW)
運転開始 7・8号機 1999年 及び 3号機 2012年
PT Paiton Energy(在インドネシア) 当社(三井物産) 45.515%


【スクープ】伊藤忠が石炭火力発電から完全撤退へ、商社が飲み込まれる脱炭素の激流
ダイヤモンド編集部
https://diamond.jp/articles/-/272676
ダイヤモンドSCOOP
2021.5.31 5:20

 伊藤忠商事は、電力会社のJ-POWER(電源開発)と現地の石炭採掘会社と共にコンソーシアムを組成し、2011年にインドネシア電力公社(PLN)と25年間の売電契約を締結して以来、プロジェクトの取りまとめ役を担ってきた。伊藤忠の出資比率は32%、発電量にして640メガワットとなる。総合商社の中で電力ビジネスが最も弱い伊藤忠が手掛ける唯一の石炭火力発電だ。

 ただし、実際に売却できるか否かは不透明だ。三井物産も、インドネシアやマレーシアなどで稼働する石炭火力発電所の売却を模索するが、交渉成立には至っていない。

日本が関与「インドネシア石炭火力」に重大事態
チレボン2号機案件で「贈収賄疑惑」が浮上
岡田 広行 : 東洋経済 解説部コラムニスト
2020/01/16 5:00
https://toyokeizai.net/articles/-/324640

インドネシアの捜査機関である「汚職撲滅委員会」は2019年11月、インドネシア・西ジャワ州のチレボン石炭火力発電所2号機(出力100万キロワット)の建設工事を請け負っている韓国・現代建設の幹部を贈賄の疑いのある容疑者として発表した。

チレボン2号機の発電事業会社「チレボン・エナジー・プラサラナ社」(CEPR社)には、東京電力と中部電力グループの火力発電事業会社JERAや大手商社の丸紅がインドネシアの大手石炭採掘会社や韓国の電力会社などとともに出資している。丸紅の出資割合は出資企業のうちで最多の35%、JERAは10%となっている。

250とはずがたり:2022/03/18(金) 20:55:58
北海道人造石油
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E4%BA%BA%E9%80%A0%E7%9F%B3%E6%B2%B9

北海道人造石油(ほっかいどうじんぞうせきゆ)は、かつて北海道滝川市に存在した石炭化学メーカー[1]。第二次世界大戦前夜から戦時中にかけて、大日本帝国では自給できない石油を石炭液化により得るための研究と製造を行った。

概要

ドイツから技術移転したガス合成による石炭液化技術(フィッシャー・トロプシュ法)による人工的な石油の製造を目的に、1938年(昭和13年)12月、第二次世界大戦直前の石油需給が逼迫する背景の中で設立された[1]。出資者は、特殊会社である帝国燃料興業が中心となり、三井・三菱・住友の三大財閥(前二社は近隣の石狩炭田に炭鉱を有していた)のほか、北海道炭礦汽船などであった。資本金7,000万円[1]と当時としては破格の財務規模を有していた。これに加え、人造石油製造事業法に基づく多額の補助金がつぎ込まれたため、資金は潤沢であった。

産炭地に近く、石狩川から豊富な工業用水が得られる滝川の原野117ヘクタールに主力となる滝川工場が1939年(昭和14年)5月に着工され[1]、1940年(昭和15年)10月に研究所を開設[2]、1941年(昭和16年)6月にコークス炉に火が入れられた[1]。工場は年間で原料石炭を70万トン消費し生産量は揮発油14万トン・灯油3万トン・ディーゼル油4万トンの計画で[3]、800戸の社宅や劇場・武道館などの厚生施設を含む巨大な施設群に最大で約2000人が働き[2]、「東洋一の化学工場」と呼ばれた[1]。1942年(昭和17年)12月に石油生産に成功[1]、敗戦直後にかけて約1万4000キロリットル(kl)を生産して戦地へも送られた[1]。滝川工場で生産された揮発油は直鎖パラフィンが多くオクタン価53程度でガソリンエンジン用としては低質にとどまった一方、ディーゼル燃料は性能が良く艦船向けの高級燃料に用いられた[3]。

滝川の本社工場の他留萌町には1939年に研究所を着工し1940年10月9日に竣工、1941年1月から本格的研究を開始し多くの一線級の化学者を配置させ最盛期には289名が勤務し[4]、また天塩炭田の石炭を原料とした工場建設を計画し起工に至るも軟弱地盤や物資不足から建設が遅れ完成に至ることなく廃業となり、合わせて計画されていた釧路への工場建設案も未着工に終わった[3]。

従業員の待遇には手厚いものがあった。学校を卒業したばかりの10代の養成工に対して、午前中はドイツ人教師による石油化学の教育を施し、午後には仕事に従事させることも行われていた(1944年(昭和19年)まで)[5]。一酸化炭素中毒や爆発事故を防ぐため安全対策は厳重で、従業員は煙草やマッチを持ち込まないよう検査を受けていた[1]。

太平洋戦争下では、触媒に使うコバルトの入手が困難で、1944年(昭和18年)8月から鉄系触媒に切り替えたが、他の資材不足もあって最後まで大量生産はできなかった[1]。1944年10月には軍需省の方針で人造石油会社を低温乾留法・ガス合成法各1社ずつの統合として三池石油合成・尼崎人造石油と合併し日本人造石油株式会社の一部となる[6]。年間23万 klの生産目標[1]に対して、7,000 klの生産に留まり、石油不足の解消に貢献しないまま終戦を迎え[7]、10月には石油合成を停止した[1]。その後1946年(昭和21年)9月に日本人造石油から分社化する形で滝川化学工業株式会社を資本金1億円で設立[8]、コークスの製造やコークス炉のガスを砂川の東洋高圧へ12.6kmのガス管を敷設し販売[8]、コークス炉のガスを活用して硫酸アンモニウムやアンモニアの製造に取り組み、民需への転換を図った[3] 。また高級アルコールや化成炭の製造を試行するも成功せず[8]、最終的には設備が膨大で採算には程遠く、1952年(昭和27年)6月に経営破綻[1]に至った。

251とはずがたり:2022/03/18(金) 20:56:08

http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/apedia/index.php?key=%E5%B0%BC%E5%B4%8E%E4%BA%BA%E9%80%A0%E7%9F%B3%E6%B2%B9
日本石油関西製油所
にほんせきゆかんさいせいゆしょ
(尼崎人造石油より転送)
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

二大消費市場の一つ大阪地域の需要への対応と「国防上、災害対策上の要請」から、大庄村西新田地先の3万坪の敷地を選定、1937年(昭和12)5月操業を開始した石油精製施設。日量650klの処理能力をもつ常圧蒸留装置、300klの分解蒸留装置などを備えた燃料油専門工場で、横浜・鶴見(神奈川県)、下松(山口県)と並ぶ日本石油の太平洋側製油所の一つであった。1945年6月15日・7月19日・8月9日の3回の空襲により被災、設備の8割が壊滅状態となったため、1948年廃止が決定。翌1949年2月、関西製油所はその12年間の幕を閉じた。

また日本石油は隣接する敷地に1939年、尼崎製鉄・帝国燃料興業との三社合弁(資本金3,000万円)で尼崎人造石油(株)を設立。これは製鉄所のコークス炉ガスを利用して人造石油を生産しようとする工場で、計画年産量4万〜10万klという日本では最大規模のものであった。1943年やっと試運転にこぎつけたものの、原料ガスの不足など悪条件が重なり、わずか100klの原料油を生産しただけで1944年8月には運転を中止、同年10月北海道人造石油・三池人造石油との合併により新設された日本人造石油(株)の尼崎工場となったが、1945年7月・8月の空襲によって工場は壊滅した。

https://jp.mitsuichemicals.com/jp/corporate/group/1933_1945.htm
石炭化学コンビナートの成立
1933年?1945年

インジゴの成功は、三井鉱山内部の化学事業への評価を一変させ、合成染料事業の拡充のみならず合成アンモニア・化学肥料事業を拡大させた。
この頃硫安の需要が大幅に伸びていたことから、1933(昭和8)年に、国の産業奨励を受けて「東洋高圧工業」を設立した。
東洋高圧工業は、硫安増産のために原料を効率の良いコークスそのものに転換し、大規模なアンモニアプラントを三池染料工業所のコークス炉に隣接して建設した。
またアンモニアと反応させる硫酸を横須の三池製煉所(現在の三井金属グループ)より調達していたことから、硫安プラントは同所に隣接して建設した。

こうして大正から昭和初期にかけて三井鉱山の三池地区*に多くの工場が建設されていった。
その中核であり三井鉱山の一部門であった三池染料工業所は、1941(昭和16)年に「三井化学工業」として独立した。
その従業員数は、1926(昭和元)年の約千人から1940(昭和15)年には約1万人に膨れ上がっており、朝夕の通勤時は西鉄の栄町駅から北門、正門まで人が数珠つなぎになった。
1943(昭和18)年に設立した石油化学の礎ともなる「三池石油合成(後の三池合成工業)」も含め、三池地区における「石炭化学コンビナート」(下図参照)は昭和10年代にその姿が完成の域に達した。

しかし石炭化学コンビナートが隆盛を極めた矢先に、日本は太平洋戦争に突入した。
大牟田工場は軍需の色を深め、染料・医薬品も軍需品が主力となり、「三池石油合成」では航空機用燃料(人造石油)の製造を行った。

252とはずがたり:2022/03/18(金) 20:56:28
>>250-252
日本は急増する全石油消費量を賄う程(250万kl(<250万トン・恐らく))ではないもののそれなりの規模の人造石油の国内生産を目指していて,その計画の4倍以上の生産実績が(化学先進国の)ドイツではあり,日本の科学技術の後進性は勿論あったにせよ荒唐無稽な計画という訳でもなかった様である。何より日本は石炭が豊富にあったしな。

軌道に乗れば石油禁輸で追い詰められて開戦させられることは無かっただろうに。

https://chemeng.web.fc2.com/process/coliq.html
1937年に人造石油製造事業法が制定され,国家資金提供のための帝国燃料興業が設立された。あわせて人造石油振興7カ年計画がつくられ,満州を含む全国で160万トン/年の人造石油製造が計画された。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A5%E6%B3%95
ドイツは1944年には25の工場から1日当たり12万4000バレル、年間650万トンに達する量を作り出した[3]。

https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/history2taisho.html
大正10年(1921年)には、輸入原油の精製事業が日本で本格的に始まりました。
グラフによると1938年の日本の原油輸入量は250万kl程。

253とはずがたり:2022/03/20(日) 12:19:16
うおっ,Wikiに拠るとIGCCの勿来の元実証機,もう廃止になってる。

>今回の廃止について事由は明らかにしていません。同機は廃止に至るまで、予定よりも長い定期事業者検査(2019年9月5日-2020年1月30日 *当初終了予定2019年12月14日)、ガス化炉不具合による計画外停止(2020年2月23日)、 計画停止(4月1日)という経緯をたどっています
なんか致命的な欠陥が見つかったんちゃうやろねえ。。

【ニュース】日本初のIGCC商用機、勿来発電所10号機廃止
石炭火力発電所
https://beyond-coal.jp/news/nakoso-power-station-10-canceled/
2020.11.30

2020年11月16日、常磐共同火力株式会社が勿来発電所10号機の廃止を発表 しました。

同機は、酸素吹きガス化方式と比較して発電効率が期待できる空気吹きガス化方式を採用、2007年9月から2013年3月までの実証試験を経て、同年6月より“日本初の石炭ガス化複合発電(IGCC)の商用機”として運転を開始しました。出力は25万kW(250MW)とそれほど大規模ではないながらも、その後も記録を更新する度に「IGCCとして世界最長の連続運転を達成した」、「発電効率が42.9%を記録した」など、日本の誇る高効率石炭火力発電設備のひとつとして紹介されることもありました。しかし、今回の廃止について事由は明らかにしていません。なお、同機は廃止に至るまで、予定よりも長い定期事業者検査(2019年9月5日-2020年1月30日 *当初終了予定2019年12月14日)、ガス化炉不具合による計画外停止(2020年2月23日)、 計画停止(4月1日)という経緯をたどっています。 現在は商用機であるとはいっても、設計段階から含めると長い間補助金を受けて完成した発電設備であり 、特に何等かの技術的な問題を抱えていたのであれば、公表することが望ましいのではないでしょうか。

IGCCをこのまま推進して本当によいのか?

IGCCは、政府が、CO2の分離・回収・貯留(CCS)技術とともに低炭素型エネルギーインフラとして期待し開発に力を入れている次世代技術のひとつです。しかし、そのCO2排出量は650g/kWh程度と天然ガス火力発電の約2倍であり、IGCCでさえ温暖化対策としては排出量が多すぎることは明らかです。また、IGCCは、発熱量は低いが安価で埋蔵量が豊富な低品位炭を利用できることで発電コストの抑制が可能、といわれていますが、 それはあくまでも量産後の話で、世界中で脱石炭が進み、石炭火力発電所の新規建設が見込めない現状では、普及が進むのは難しいと言えます。そもそもCCSなしのIGCCでは効果的なCO2排出削減にはならないとの報告 もあることを踏まえれば、IGCCによる温暖化対策の有効性には疑問が持たれます。

なお、勿来10号機の近隣には別のIGCC発電設備、勿来IGCC発電所(出力543MW)があります。2020年9月の営業運転開始を予定していましたが、2020年11月末時点で開始の報は流れていません。2月19日に着火し、6月5日にガス化炉設備に点火、7月19日には定格出力に達成した後、最終調整が行われているようです。

254とはずがたり:2022/04/06(水) 15:03:48

自分のとこの褐炭つかったら宜しいがな。まあ2,3週間のオーダーだと厳しいだろうけど。

2022年4月6日11:27 午前3時間前更新
ドイツ、ロシア産石炭即時禁止なら一部火力発電所が停止=報告書
ロイター編集
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-eu-germany-idJPKCN2LY05V?feedType=RSS&amp;feedName=special20

[ベルリン 5日 ロイター] - ドイツ経済・気候保護省は5日公表した議会向けの報告書で、ロシア産石炭の輸入を直ちに終了した場合、一部の火力発電は稼働停止に追い込まれる公算が大きいとの見通しを示した。

報告書によると、ドイツによるロシア産石炭の輸入は契約変更の結果、2、3週間以内に大きく減少する予定。ただ、それでもロシア産石炭の輸入を即時禁止すれば、「2、3週間後に石炭不足」を招く見込みという。

255とはずがたり:2022/04/08(金) 00:38:26
石炭は多くの国で産出するのでロシア産の排除は容易であろうから順当である。

G7首脳、ロシアから石炭輸入禁止含む制裁を発表「行動直ちにとる」
https://www.asahi.com/articles/ASQ4773F9Q47UTFK01G.html
有料会員記事ウクライナ情勢
2022年4月7日 21時44分(2022年4月7日 23時42分更新)

 主要7カ国(G7)首脳は7日、声明を出し、ウクライナの首都キーウ近郊ブチャなどで多数の民間人の犠牲が判明したことを受け、ロシアからの石炭輸入をやめることなど、ロシアへの経済制裁を科すことを発表した。G7各国で「行動を直ちにとる」としており、岸田文雄首相は8日にも記者会見を開き、日本の制裁内容を発表する。

 声明は「ロシア軍による恐るべき残虐な行為を最も強い言葉で非難する」と主張。ロシアのプーチン大統領を「侵略の立案者」と非難し、「戦争の代償をさらに高めていく」ため、七つの制裁措置を列挙した。

 エネルギー分野を含むロシア経済への新たな投資の禁止や、ロシアの銀行を世界の金融システムから切り離し続けること、ロシアの支配層と家族らへの制裁を科すことなどを挙げた。

 さらに「ロシアからの石炭輸入の段階的廃止や禁止を含む、エネルギー面でのロシア依存を低減するための計画を速やかに進める」と表明。石油の依存を低減する取り組みも加速するとした。

 この発表に先立ち、G7はベ…

256とはずがたり:2022/04/08(金) 13:15:55

多方面から調達出来るのが石炭の強みなんだからできなあかんよな。

日本、ロシア産石炭依存脱却へ
首相、今夕G7で協調表明
2022/4/8 11:31 (JST)
c 一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/884970769092608000?c=39546741839462401

 政府は8日、ロシア産石炭への依存から脱却する方針を明らかにした。萩生田光一経済産業相が閣議後記者会見で、ウクライナへの侵攻を続けるロシアへの制裁強化の一環として、石炭輸入量を段階的に減らす考えを表明し「最終的には輸入をしない方向を目指したい」と述べた。岸田文雄首相も同日午後6時に記者会見し、エネルギー分野を含む追加制裁を表明する見通し。先進7カ国(G7)と協調してロシアへの圧力を強める。

 ロシアからの石炭輸入をゼロにする目標時期は今後詰める。萩生田氏は国内の経済や電力需給への影響を考慮し、代替調達先の確保に合わせて段階的に輸入量を減らす考えを示した。

257とはずがたり:2022/04/13(水) 17:44:47
三井松島HD、住石HDなどの上昇際立つ、石炭市況の中期上昇観測で業績後押しに期待◇
3/22 10:14 配信
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20220322-06018789-kabukei-market

 三井松島ホールディングス <1518> が急反発、一時7.3%高の2275円まで駆け上がったほか、株価低位の住石ホールディングス <1514> も7.8%高の193円まで買われる場面があった。原油価格の高騰はエネルギー価格全般にも波及しており、天然ガスや石炭などの化石燃料の市況高が顕著だ。市場では「石炭価格の上昇はウクライナ情勢など地政学リスクも絡み、今後も中期的に上昇基調は続く見通し。そうしたなか、前週16日に三井松島HDが石炭価格の上昇を理由に22年3月期の利益予想を大幅に引き上げ、配当も増額したことで、思惑だけではなく石炭市況高との収益連動性の高さが改めて認識された」(中堅証券ストラテジスト)とし、PER面でも割安感の強い同社株や住石HDの株価見直しムードが強まっている。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

みんなの株式(minkabu PRESS)

258とはずがたり:2022/04/14(木) 00:10:28

【ウクライナ】EUはロシア産石炭の制裁提案へ-民間人の犠牲拡大で
Rosalind Mathieson
2022年4月5日 14:39 JST 更新日時 2022年4月5日 20:01 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-05/R9UIYCT0G1L001

259とはずがたり:2022/04/18(月) 22:53:15

https://twitter.com/gomatsuo/status/1516050485975068675
松尾 豪
@gomatsuo
インド、ロシア産石炭の購入を検討中。豪州炭や南ア炭に比べて割安であるが、支払いスキームと荷揚げ時期が課題であるとのこと。

https://www.spglobal.com/commodityinsights/en/market-insights/latest-news/coal/041822-india-eyes-russian-coal-offered-at-steep-discounted-price-amid-domestic-shortage

260とはずがたり:2022/04/19(火) 16:09:41
ロシアからの石炭禁輸方針 企業間で調達先切り替えの動き
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220411/k10013577321000.html
2022年4月11日 17時47分

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、政府がロシアからの石炭の輸入を段階的に削減し最終的に禁止する方針を示す中、企業の間では石炭の調達先をロシア以外の国に切り替える動きが広がっています。

ロシアの軍事侵攻に対して日本や欧米各国は経済制裁を強化していて、政府はロシアへの追加の制裁措置として石炭の輸入を段階的に削減し、最終的に禁止する方針を示しています。

こうした中、企業の間では石炭の調達先をロシア以外の国に切り替える動きが進んでいます。

このうちセメント業界最大手の太平洋セメントは、生産過程で使用する石炭のおよそ6割をロシアから輸入してきましたが、ウクライナ情勢を受け、オーストラリアやアメリカからの調達を増やしています。
政府の方針を受け、ロシアからの輸入をさらに減らす方針です。

また、住友大阪セメントも昨年度は使用する石炭のおよそ8割をロシアから輸入していましたが、調達先の切り替えを進めています。

一方、段ボール大手のレンゴーはこれまで使用する石炭のすべてがロシア産でしたが、ことし夏までにロシアからの輸入を取りやめ、インドネシア産などに切り替える方針です。今後は石炭の使用量そのものを減らす取り組みも進めることにしています。

このほか、鉄鋼メーカーや電力会社の間でも調達先を切り替える動きが広がっています。

ただ企業の間では石炭価格のさらなる高騰を懸念する声もあり、今後、企業の収益にも影響を及ぼす可能性があります。

261とはずがたり:2022/07/16(土) 10:49:53

こんな炭砿跡というか坑道跡があるらしい。

驚き!神通坑
http://tabigeinintomato.blog.fc2.com/blog-entry-63.html

みなさんは、夕張でいまだに坑内火災の火がくすぶり続けている場所をご存知でしょうか。
本町2丁目、東山中学校の南側にあった『神通坑』です。
ここは北炭の5番坑坑口として明治42年に開坑しましたが、大正14年に自然発火により密閉されました。
しかし、現在もなおその火がくすぶり続け、地熱で地面に雪が積もらないという異様な坑口となってるそうです。

262とはずがたり:2023/07/04(火) 10:39:31
旧1号機156MW・石炭・SC?・38%→新1号機500MW・石炭バイオマス混焼(何%)・USC・43%

西条1、リプレース完了/四国電、バイオ混焼も
https://www.denkishimbun.com/archives/295230
2023/07/03 1面

 四国電力は30日、リプレース工事を行っていた西条発電所1号機(愛媛県西条市、石炭・木質バイオマス混焼、50万キロワット)が同日午後3時に営業運転を開始したと発表した。2019年6月に着工し、22年12月から総合試運転を行ってきた。旧1号機(15万6千キロワット)を超々臨界圧(USC)火力発電設備に置き換えることによって、出力の大幅な増強に加え、発電端の熱効率(高位発熱量基準)も約38%から43%以上へと改善。電力安定供給や二酸化炭素(CO2)排出削減に寄与する。

263とはずがたり:2023/07/04(火) 10:45:33
四電・西条:旧1号機156MW・石炭・SC?・38%→新1号機500MW・石炭バイオマス混焼(何%)・USC・43%以上
JERA・横須賀:3〜8号機(各35万キロワット)とガスタービン→1号機650MW・石炭・USC・43.5%

西条1、リプレース完了/四国電、バイオ混焼も
https://www.denkishimbun.com/archives/295230
2023/07/03 1面

 四国電力は30日、リプレース工事を行っていた西条発電所1号機(愛媛県西条市、石炭・木質バイオマス混焼、50万キロワット)が同日午後3時に営業運転を開始したと発表した。2019年6月に着工し、22年12月から総合試運転を行ってきた。旧1号機(15万6千キロワット)を超々臨界圧(USC)火力発電設備に置き換えることによって、出力の大幅な増強に加え、発電端の熱効率(高位発熱量基準)も約38%から43%以上へと改善。電力安定供給や二酸化炭素(CO2)排出削減に寄与する。

JERA横須賀1が運開/石炭、最新鋭機に更新
https://www.denkishimbun.com/archives/295235
2023/07/03 1面

 JERAは30日、横須賀火力発電所1号機(神奈川県横須賀市、石炭、65万キロワット)が営業運転を始めたと発表した。東京電力時代の3〜8号機(各35万キロワット)とガスタービンを廃止し、最新鋭機にリプレースした。超々臨界圧(USC)方式を採用し、熱効率は発電端で43.5%(高位発熱量基準)。今夏以降の電力安定供給への貢献が期待される。JERAの石炭火力が新規運開したのは、武豊火力発電所5号機(107万キロワット)に続いて2基目。

264とはずがたり:2024/02/04(日) 20:18:09

武豊火力発電所 会社情報 / 発電所一覧

基本情報
発電所のご案内
愛知県の発電所
発電所一覧

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基本情報

住所
愛知県知多郡武豊町字竜宮1-1

敷地面積
約63万m2

最大出力
107万kW

発電所設備等
運転開始 出力 発電方式 燃料
5号機 2022年8月 107万kW 超々臨界圧(USC)発電 石炭および木質バイオマス
https://www.jera.co.jp/corporate/business/thermal-power/list/taketoyo

JERA武豊火力発電所の火災、電力供給に影響ない見通し 停電も発生せず
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8c5cd5e4e71a8ffe6b5142b79bb8645c77219af?source=sns&amp;dv=pc&amp;mid=other&amp;date=20240131&amp;ctg=dom&amp;bt=tw_ud
1/31(水) 17:45配信
産経新聞

31日午後3時15分ごろ、愛知県武豊町のJERA武豊火力発電所で発生した火災について、同社と中部電力は、電力供給に十分な余力があり、影響はないとしている。中部電の送配電子会社「中部電力パワーグリッド」のホームページなどでも午後5時15分時点で、発電所周辺での停電発生などは確認されていない。JERAは東京電力ホールディングスと中部電が折半出資する日本最大の発電会社。

JERAによると、ボイラー周辺で煙を確認。燃料を搬送するベルトコンベアーで火災が確認されたという。同社が消防に通報するとともに、消防などが消火活動にあたっている。午後4時半時点でけが人の情報はないという。火災発生時運転していた武豊火力発電所5号機は、午後3時30分ごろに運転を停止した。


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