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石炭・亜炭・炭砿スレ

197とはずがたり:2020/06/24(水) 20:15:06
>>196
撤回されてもなお建設は続く

経済生産性を向上させよという多大な政治的プレッシャーにさらされる地方政府にとって、石炭火力発電所の新設は手っ取り早い方法だった。80年代から90年代の中国のエネルギー政策下では、新たな石炭火力発電所をつくれば確実な収益が見込めたからだ。

省の役人たちには、域内のできるだけ多くの新設計画に認可を与えるインセンティヴがあり、彼らは実際にそうした。こうして2015年、中国で新たに認可を受けた石炭火力発電所の発電容量は3倍に跳ね上がった。

中央政府は、すぐに間違いに気づいた。発電所の新設ラッシュを巻き起こしたルールは16年に撤回され、数十の認可済み新設計画が延期または中止された。しかし、Global Energy Monitorのシアラーらが認可書類や衛星画像を分析したところ、多くの発電所はいまなお建設が進められていた。

これらの新規の発電所がすべて中国の電力網に組み込まれたとしても、発電容量がフル活用されない可能性は高いと、ブランステッターは指摘する。「発電容量を増やしては持ち腐れ、というのが中国の昔からのパターンです。欧米的な見方では無駄で非効率ですが、新設された石炭火力発電所が電力網で利用されない可能性は大いにあります」

中国の進む道

実際、石炭火力発電所の数が爆発的に増えているにもかかわらず、中国の石炭発電量は横ばいだ。カーネギー・メロン大学でエネルギー政策の経済学を専攻する大学院生デイジー・レンによると、中国の石炭使用は20年ごろにピークを迎えると予測される。




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