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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 15:36:55

統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40

7291チバQ:2019/03/25(月) 18:18:44
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/821063
保守分裂の福井知事選、県連に動き
現職出陣式参加議員に厳正対処方針
2019年3月24日 午前7時20分

 自民党福井県連は3月23日、福井市内で緊急の執行部会を開き、21日告示の知事選で自民推薦の新人ではなく、現職の出陣式に参加した一部の自民県議会議員(県議)らについて、処分も含め厳正に対処する方針を決めた。

 現職の出陣式に自民県議6人、党員の町長4人の参加が確認されたため、対応を非公開で協議した。

 出席者によると、参加した県議について「県議選告示(29日)前に公認を取り消すべきだ」と、早急な処分を求める強硬論が出た。一方、夏の参院選などへの影響を考慮し「まずは、しっかりと注意を促してはどうか」との慎重意見もあったという。

 このため、この日は今後の方針を決めるにとどめた。会合後、山崎正昭会長は記者団に対し「厳正という言葉には、極めて重い意味がある」と処分もやむなしとの考えを示唆した。

 処分する場合は県議と首長だけでなく、国会議員や市町議員、職域・地域支部長らを対象とし、出陣式の参加以外の行動も踏まえて判断するという。また、処分を決めるには党本部などとの協議も必要で「タイミングは現時点で申し上げられない」とした。

 これに対し、現職出陣式に参加した自民県議の1人は「現職支持者が1人もいない執行部の身勝手な方針。処分するとなると、さらに反発を生み、保守層の亀裂を深めるだけだ」と語気を強めた。

7292チバQ:2019/03/25(月) 18:27:20
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/fukui/CK2019030902000288.html
<県議選12選挙区の情勢>(上)
2019年3月9日

 県議選(二十九日告示、四月七日投開票)は、県内十二選挙区で立候補予定者がほぼ出そろってきた。うち七選挙区で定数を超えて選挙戦になりそうな様相だ。現在の情勢を探った。

写真
◆15人準備で激戦に
福井市選挙区(定数一二)
山本芳男 79 自現<8>
松田泰典 64 自現<4>
大森哲男 64 自現<3>
畑孝幸 70 自現<3>
清水智信 37 自現<1>
長田光広 48 自現<1>
西本恵一 57 公現<1>
佐藤正雄 60 共現<4>
中井玲子 60 無現<2>
井ノ部航太 44 無現<1>
鈴木宏治 45 無元<3>
谷口忠応 73 無元<3>
野田哲生 46 立新
山浦光一郎 37 無新
渡辺大輔 59 無新

 県内随一の大選挙区では、現職十人、元職二人、新人三人の計十五人が立候補の準備をしている。現状で「3オーバー」。激戦が予想される。

 新人は、野田が引退する父の富久から自治労県本部、渡辺も勇退する山本正雄から県教組の支援を引き継ぐ。宝永地区の山浦は「割って入る新人」(現職県議)といえ、市中心部で大森らとの攻防が繰り広げられそうだ。

 元職は東安居地区の谷口、岡保地区の鈴木が再登板を目指す。岡保に接した円山地区には中井がいる。地域の浸透度が競われる。

 海側の西部は松田、畑が地元にしている。ベテラン山本は社南地区を拠点に南部で、長田は北部の森田地区などで活動。元ボクシング世界王者の清水は知名度が高い。井ノ部は春山地区を中心に支援を訴える。西本は公明党、佐藤は共産党の厚い支持を受ける。

◆現職4人、無投票か
坂井市選挙区(定数四)
山本文雄 84 自現<8>
斉藤新緑 62 自現<5>
小寺惣吉 65 自現<2>
西畑知佐代 70 無現<2>

 現職は山本、斉藤、小寺の自民三人と無所属の西畑の計四人が出馬に向けて準備を整えている。

 山本と西畑は春江町、斉藤は三国町、小寺は丸岡町が地盤。これまでの実績を前面に押し出すなど、それぞれの地元で全力を挙げている。

 二期連続で同じ現職が無投票当選となる可能性が濃厚だが、出馬を示唆する新人の動きがある。

◆現新の一騎打ちか
あわら市選挙区(定数一)
笹岡一彦 63 自現<4>
山本篤 61 無新

 五選を目指す笹岡と前あわら市議の山本による現職対新人の一騎打ちとなる公算が大きい。

 笹岡はこれまでの活動実績をアピール。農・商工など各種団体、金津地区を中心にした各集落の支持を得て地盤固めを進めている。山本は出馬会見が一月末とやや出遅れた感があるが、連合福井の推薦を獲得。無投票阻止を掲げる市議らの支援も力に、知名度アップに余念がない。

 【注】立候補予定者の表の並びは現職、元職、新人の順。それぞれ公認を得た所属政党(衆院勢力順)、当選回数の順で、同じ場合は五十音順とした。自=自民党、立=立憲民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属

7293チバQ:2019/03/25(月) 18:28:10
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/fukui/CK2019031002000266.html
<県議選12選挙区の情勢>(中)
2019年3月10日

写真
◆12年ぶり選挙戦へ
大野市選挙区 (定数二)
山岸猛夫 71 自現<5>
山崎利昭 46 自新
兼井大 45 無新

 いずれも知名度抜群の現職一人、新人二人の計三人で二枠を奪い合う構図が予想される。

 現職の山岸は、五期二十年の実績を掲げ六選を狙う。安定感はあるが、市議選などで知名度を上げた新人二人に対し、選挙戦は十二年ぶり。支持者の世代が代わり基盤再構築を進める。

 新人の山崎は、十二年前の雪辱を期す。その間に市議を二期務め、議長も経験した。父親の山崎正昭参院議員の選挙戦も知る経験豊富な陣営に、市議時代に築いた人脈が加わった。

 同じく新人の兼井は市議を五期務め、副議長を経験。市長選の出馬経験もあり、自民公認の二人と知名度は遜色ない。市議時代に支持を集めた三十〜四十代中心に基盤拡大を図る。

◆新人1人のみ準備
勝山市選挙区(定数一)
田中三津彦 59 無新

 現職が今期での引退を表明する中、市議の田中が一期目途中で辞職し、立候補を表明。ほかの新人候補が擁立される動きは今のところないため、無投票となる公算が大きい。

◆新人の動きはなく
吉田郡選挙区 (定数一)
鈴木宏紀 60 自現<3>

 自民現職の鈴木が四選を目指して立候補する方針を示している。地元の上志比地区を中心にこれまでの実績をアピールし、足下を固めている。新人が立候補する動きはなく、無投票となる可能性が高い。

◆現新3人、無投票か
鯖江市選挙区(定数三)
田中敏幸 66 自現<5>
田村康夫 58 自現<4>
山本建 35 無新

 現職の大久保衛(74)が八日夜の県政報告会で、立候補しないことを支援者らに伝えた。今のところ、出馬の意志を示しているのは現職二人と新人一人で、無投票になる可能性が高い。

 新人の山本は山本拓衆院議員の長男で秘書。地元の神明地区を大久保から引き継ぐ形で、大久保の不出馬によって空きができた自民党の公認を得たい考え。

 現職の田中と田村はすでに自民の公認を得て、地元を中心に支持拡大を図る。

◆説明会5陣営のみ
越前市今立郡 南条郡選挙区 (定数五)
関孝治 78 自現<8>
仲倉典克 51 自現<4>
宮本俊 54 自現<2>
細川かをり 59 無現<2>
辻一憲 53 無現<1>

 現職五人が立候補の準備をし、立候補予定者説明会にも五陣営のみが出席した。無投票になる可能性が高い。

 去就が注目されていたベテランの関は、九選を目指し出馬の意志を固めた。仲倉は五選に向け、地元の南越前町で支持を固めつつ、越前市内への支持拡大を狙う。三選を目指すのは宮本と細川の二人。辻は座談会を開いてこれまでの取り組みを訴えるなど、二選への支持固めを図る。

 【注】立候補予定者の表の並びは現職、元職、新人の順。それぞれ公認を得た所属政党(衆院勢力順)、当選回数の順で、同じ場合は五十音順とした。自=自民党、立=立憲民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属

7294チバQ:2019/03/25(月) 18:28:55
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/fukui/CK2019031102000270.html
<県議選12選挙区の情勢>(下)
2019年3月11日

写真
◆現職引退後継立つ
敦賀市選挙区(定数三)
石川与三吉 88 自現<6>
力野豊 59 自現<1>
北川博規 64 無新
堀居哲郎 39 無新

 現職の糀谷好晃(78)が引退を表明し、自民の現職二人と敦賀市議の新人二人が三議席を争う。

 現職は、ベテランの石川が知名度を武器に市内全域で活動を展開。各町で実績を訴え、七選を目指す。力野は二月から市内二十五カ所を回って県政報告会を開催。地元で有権者の多い粟野地区、建設・農業関係者の支持を集める。

 新人は、糀谷の後継となる北川が連合福井の推薦を受け、地元や事務所のある西、南地区のほか、元粟野中校長の経歴を生かし粟野地区へも運動を広げる。堀居は子育て世代などに向けて若さをアピール。昨年から続ける街頭演説で粟野地区の浮動票も狙う。

◆自民同士が一騎打ち
丹生郡選挙区(定数一)
島田欽一 62 自現<2>
藤野利和 67 無元<1>

 一議席を巡り、過去二回と同様に現職の島田と元職の藤野による一騎打ちの構図で激戦が予想される。

 三期目を狙う島田は自民公認として、保守層の票固めを図る。前回の二〇一五年は藤野と約四百票差の辛勝で、油断はできない。

 返り咲きを狙う藤野はまちの活性化や人口減少の歯止めに重点を置き、地元の支持を呼び掛ける。藤野は公認こそないが、二人とも自民同士。大票田の朝日地区を中心に、自民支持層の票の行方が鍵になりそうだ。

◆無風一転、現新戦う
大飯郡選挙区(定数一)
田中宏典 54 自現<3>
山本富夫 61 無新

 これまでほぼ無風の選挙区が一転した。現職の田中が四選を目指す中、同じ高浜町が地盤の山本が立候補を表明した。

 自民党県連支部は公認申請者を絞り込めず、県連会長一任に。先月二十二日になって、田中が追加公認を得た。山本は一月末に高浜町議を辞職し、準備を進める。

 候補者が立っていないおおい町の動向が、激戦の鍵を握る。

◆現職に新人が挑む
小浜市三方郡 三方上中郡選挙区(定数三)
小堀友広 70 自現<1>
西本正俊 60 無現<3>
池田英之 55 自新
松崎雄城 25 自新

 自民現職の小堀と西本に、新人の池田と松崎が挑む。

 小堀は出身地の若狭町三方地区と美浜町で盤石の態勢。前回を上回る一万票を目指す。西本は無所属で立候補を予定。地元の小浜市遠敷(おにゅう)地区を足掛かりに市内全域で売り込みを図る。

 池田、松崎はともに自民の公認候補。池田は元小浜市議。農村や漁村で票の掘り起こしに努め、前回の雪辱戦とする。松崎は松崎晃治小浜市長の次男。引退する現職の中川平一の後継として、中川後援会が支援する。

 【注】立候補予定者の表の並びは現職、元職、新人の順。それぞれ公認を得た所属政党(衆院勢力順)、当選回数の順で、同じ場合は五十音順とした。自=自民党、立=立憲民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属

7295チバQ:2019/03/25(月) 18:34:35
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/mie/CK2019030902000286.html
<県議選展望> (上)新政みえと自公が拮抗
2019年3月9日

 二十九日告示、四月七日投開票の県議選には、八日までに六十五人が立候補を表明しており、五一議席を争う。十七選挙区のうち、十二で選挙戦になる見通しで、無投票は前回より少ない五選挙区か。焦点は、第一勢力の行方。現在の最大会派で旧民進系の新政みえと、追う自民・公明の国政与党の力は拮抗(きっこう)している。現時点の候補予定者の顔触れを二回に分けて紹介する。

 四年前の前回、旧民主系と自民・公明が、ともに二十三議席で並んだが、過半数の二十六には達しなかった。このため、共産など少数会派を多く味方につけた新政みえが四年間議長ポストを握った。

 今回の候補予定者の政党は、公認と推薦を合わせると、自民が二十六人、旧民進系が二十五人、共産三人、公明二人、日本維新の会一人。女性は十二人で全体の18%を占める。

 前回は南部を中心に八選挙区で無投票だったが、南部での定数削減が取りやめになった影響などで、この地域の無投票が大幅に減りそうな見通し。

 前回選挙時にあった民主党は、民進党を経て分裂。県内では国会議員らが地域政党「三重民主連合」を結成した。今回、旧民進系は、民主連合や地域政党「新政みえ」が相互に公認や推薦を出し合う複雑な状況になった。県議会では二〇〇五年から新政みえが第一会派を維持してきたが、国政での野党分裂を受け、かつての「民主王国」を死守できるか正念場になる。

 自民は逆に、国政の勢いを持ち込みたい。前回、旧民主系より議席が少なかった桑名、四日市、鈴鹿、伊賀、津で積み増しができるかが鍵になる。公明は二議席の維持、共産は現有の二議席以上を目指す。

(森耕一)

写真
◆立候補予定者
 ▽桑名市・桑名郡

 (定数四-5)

 倉本崇弘43 無現(1)
 小島智子58 無現(2)
 三谷哲央71 三現(6)
 山本佐知子51 自新
 山本勝74 自現(5)

 現職四人に、三年前の参院選に出馬した山本佐が加わる。いずれの候補も知名度がある屈指の激戦区。さらに、五日の候補予定者事前説明会に、元職の一人が出席した。

 ▽いなべ市・員弁郡

 (定数二-2)

 石垣智矢33 自新
 日沖正信57 三現(5)

 自民現職が引退し、東員町議の石垣が後継となる。三回連続の無投票か。

 ▽三重郡

 (定数二-3)

 舘直人63 無現(4)
 服部富男69 自現(4)
 牧野かほり49 無新

 前回は、自民、旧民主系が分け合い無投票だったが、新政みえの中心メンバーだった舘が、県議会定数減撤回に反発して会派を離脱。牧野が同じ旧民進系で出馬する分裂含み。

 ▽四日市市

 (定数七-8)

 石田成生58 自現(2)
 稲垣昭義46 無元(4)
 田中智也53 みえ現(2)
 津田健児49 自現(4)
 藤田真信47 無新
 山内道明46 公現(1)
 山崎博54 無新
 山本里香60 共現(1)

 津市と並んで、最大の選挙区。やはり七議席を八人が争った前回は、自民二、旧民主系三、公明一、共産一。自民系の山崎は前回落選し再挑戦。稲垣は三年前の市長選で敗れ、県議選に戻る。市議の藤田は、旧民進系現職が参院選へ転出することを受け出馬する。自民は三議席を目指し、旧民進系は三議席を、共産は前回四年ぶりに確保した一議席を死守したい。

 ▽鈴鹿市

 (定数四-6)

 後藤光雄62 無新
 小林正人52 自現(3)
 下野幸助42 三現(2)
 平畑武64 無新
 藤田宜三67 無現(3)
 森川ヤスエ68 共新

 前回は旧民主系が三議席を占めたが、ホンダ労組の組織内候補だった現職が引退。市議の平畑は民間労組系の支援を受ける。自民は市議の後藤を推薦し二議席を目指し、前回は擁立しなかった共産も市議の森川を立てる。

 ▽亀山市

 (定数一-1)

 長田隆尚58 無現(3)

 前回は選挙戦だったが、今回は無投票か。長田は自民、旧民進系いずれとも距離をおく戦略が奏功。

 ▽津市

 (定数七-8)

 青木謙順62 自現(4)
 今井智広51 公現(3)
 岡野恵美66 共現(1)
 川口円47 無新
 小林貴虎45 自新
 杉本ゆや65 無現(3)
 舟橋裕幸63 みえ現(6)
 前野和美70 自現(4)

 前回は七議席を八人が争い、自民二、旧民主系三、公明一、共産一となった結果も四日市と同じ。旧民進系は議長を務める現職が引退し、市議の川口を擁立。自民も市議の小林を立てて、三議席を目指す。

 敬称略、五十音順。党派名の略称は、自=自民、公=公明、共=共産、みえ=新政みえ、三=三重民主連合、無=無所属。

7296チバQ:2019/03/25(月) 18:36:20
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/mie/CK2019031002000265.html
<県議選展望> (下)定数も重要な争点に
2019年3月10日

 二十九日告示、四月七日投開票の県議選で、立候補を表明している予定者のうち、伊賀地区と、松阪市以南の十選挙区の顔触れを紹介する。注目は県南部の七選挙区。今回から定数が計六減るはずだったが、取りやめに。南部の無投票は前回の五選挙区から、二選挙区にとどまりそうで、定数問題も重要な争点となる。

(森耕一)

写真
◆立候補予定者
 ▽伊賀市

 (定数三-4)

 稲森稔尚35 諸現(1)
 川野伸也42 自新
 木津直樹59 自現(1)
 森野真治49 無元(3)

 自民、非自民どちらが二議席を得るかが焦点。稲森は今回、三重民主連合の推薦を受ける。二〇一六年の市長選に落選し県議選に戻る森野も民主連合推薦。自民は木津に加えて川野を立て、川崎二郎衆院議員の地元での勝ち越しを目指す。

 ▽名張市

 (定数二-3)
 北川裕之60 無元(4)
 中森博文65 自現(4)
 森口あゆみ53 維新

 十六年ぶりの選挙戦となりそう。新政みえ元幹事長の北川は、昨年市長選に敗れ県議選に戻る。森口は今回唯一の維新公認。

 ▽松阪市

 (定数四-4)
 喜田健児50 無新
 田中祐治64 自現(1)
 中瀬古初美54 無現(1)
 野口正66 自現(1)
 県教組が推す現職の引退を受け、元教員の喜田が出馬。他は前回と同じ顔触れで無投票か。

 ▽多気郡

 (定数二-3)

 西川浩56 無新
 西場信行67 自現(9)
 浜井初男69 三現(2)

 前回、浜井は西川を二百六十票差でかわした。顔触れは同じだが、今回は西川が定数削減取りやめを批判し、再び接戦になりそう。

 ▽度会郡

 (定数二-3)
 中瀬信之63 無新
 前川さおり46 無新
 村林聡41 自現(3)

 十二年ぶりの選挙戦か。旧民進系の現職引退に伴い、昨年の玉城町長選にも出馬した中瀬が後継で出馬。前川も玉城町議からの転身を目指す。

 ▽伊勢市

 (定数四-4)
 奥野英介72 自現(3)
 中川正美68 自現(9)
 中村進一71 みえ現(6)
 広耕太郎56 三現(1)

 現職の自民系、旧民進系が二議席ずつを分け合い、無投票となりそう。

 ▽鳥羽市

 (定数一-2)

 尾崎幹56 無新
 野村保夫64 無現(1)
 補選に無投票当選した野村は、今回から自民の推薦を受ける。市議から転じる尾崎は定数削減取りやめに批判的な立場をとり、野村に挑む。

 ▽志摩市

 (定数二-3)
 中嶋年規52 自現(4)
 山村健61 無新
 山本教和71 自現(8)

 元衆院議員の山村が八日になって出馬表明し、十二年ぶりの選挙戦に。四回連続で議席を自民で独占してきた中嶋、山本に挑む。

 ▽尾鷲市・北牟婁郡

 (定数二-4)
 石川美紀50 無新
 奥村武生76 無新
 津村衛43 みえ現(3)
 東豊63 自現(2)

 無投票だった前回から一転し、四人が出馬する南部屈指の激戦に。新人二人は、紀北町の建設残土問題を課題に挙げている。現職も残土問題を県議会で取り上げており、各候補予定者の訴えの中心になりそう。

 ▽熊野市・南牟婁郡

 (定数二-2)
 大久保孝栄52 自現(2)
 藤根正典57 無現(2)

 自民の大久保、県教組の支援を受ける藤根が議席を分け合い、二回連続の無投票の見通し。

 敬称略、五十音順。党派名の略称は、自=自民、維=日本維新の会、みえ=新政みえ、三=三重民主連合、諸=諸派、無=無所属。

7297チバQ:2019/03/25(月) 23:22:06
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019030102000331.html
県議選 各選挙区顔ぶれ(1)
2019年3月1日

 県議選は二十九日の告示まで一カ月を切り、立候補予定者の顔ぶれがそろいつつある。各選挙区で準備を進める人たちを随時紹介する。(敬称略、並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆湖西市(定数一)
田内浩之 41 無現(2)
永田晴康 47 自新

 田内は連合静岡やスズキ協力協同組合、漁協、農協の推薦、支援を受ける。八年ぶりの議席奪還を目指す自民は、地元の会社役員永田を擁立した。

◆浜松市北区(定数二)
神間智博 51 無新
鈴木利幸 62 自現(5)
良知駿一 36 無新

 前回は無投票。自民は鈴木を公認し、元浜松市議神間を推薦する。元会社員良知は六期務めた野沢義雄の後継を目指す。

◆浜松市西区(定数二)
鈴木啓嗣 47 自新
田口章 57 無現(2)

 鈴木は現職の自民鈴木洋佑の長男。田口はスズキ労組を中心に、連合静岡の支援を受ける。無投票の可能性が高い。

◆浜松市中区(定数四)
岡本護 74 国現(8)
杉本好重 57 無新
竹内良訓 57 自現(3)
平賀高成 64 共現(1)
山崎真之輔 37 無現(2)

 前回選と同じ顔ぶれ。岡本は旧民主系で労組出身。自民は杉本を推薦、竹内を公認する。平賀は元衆院議員。山崎は若手経済団体などを回る。

7298チバQ:2019/03/25(月) 23:22:39
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019030202000311.html
県議選 各選挙区顔ぶれ(2)
2019年3月2日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆浜松市東区(定数二)
大石哲司 66 無現(2)
中沢公彦 50 自現(3)

 党県連副会長の自民中沢は区内の自治会連合会長の推薦を受け、四期目を目指す。大石は前回同様、政党や企業の推薦なしで挑む。新たに連合静岡の推薦を得た。前回は三人が争ったが、無投票の公算が大きい。

◆浜松市南区(定数二)
飯田末夫 57 自新
田形誠 42 国現(2)
山本隆久 57 無新

 自民の飯田は市議長からの転身。市議を四期務めた経験をアピールする。国民民主の田形は連合の支援を受けながら非自民層への支持拡大を図る。山本は大岡敏孝衆院議員の元公設秘書。

◆浜松市浜北区(定数二)
阿部卓也 52 無現(3)
市川秀之 52 自新

 勇退を表明した渥美泰一(六期目)の後継に市川が自民公認を受け、名乗り。渥美の後援会や出身の浜北青年会議所を基盤とする。民主党県連幹事長だった阿部は、野党の離合集散を「大義がない」として無所属に。地盤とする麁玉、赤佐、浜名を固める。

◆浜松市天竜区(定数一)
中谷多加二 68 自現(6)

 自民中谷のほかに立候補の動きはなく、六期連続で無投票になる公算。元県議長で、県森林組合連合会代表理事会長でもあり、区内全域に浸透している。

7299チバQ:2019/03/25(月) 23:23:16
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019030502000315.html
県議選 各選挙区顔ぶれ(3)
2019年3月5日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆磐田市(定数三)
江間治人 58 自現(1)
川崎和子 59 無新
沢田智文 49 無新
野崎正蔵 55 自現(2)

 六期務めた三ツ谷金秋が引退し、自民江間、野崎の現職二人と無所属新人の二人が三つの椅子を争う。川崎は四期務めた磐田市議からの転身。沢田は元小学校教諭で連合静岡執行委員。

◆袋井市・森町(定数二)
伊藤和子 61 無新
大場正昭 54 無新
渡瀬典幸 56 自現(2)

 伊藤は前・森町議で、連合静岡などが推薦する。前・袋井市議の大場は自民が推薦する。自民現職の渡瀬は二期の実績を強調。

◆掛川市(定数二)
榛葉正樹 42 無新
東堂陽一 63 自現(2)
増田享大 51 自現(2)

 自民現職二人に、掛川市議から転身し、連合静岡と国民民主が推薦する榛葉が挑む。旧掛川市が地盤の東堂は石川嘉延元知事の支援を受ける。増田は自民党県連政務調査会長の実績をアピールする。

7300チバQ:2019/03/25(月) 23:23:44
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019030702000291.html
県議選 各選挙区顔ぶれ(4)
2019年3月7日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆菊川市(定数一)
宮城也寸志 59 自現(2)

 連続無投票の公算が大きい。宮城は農業を営み、市消防団長の経験を持つ。

◆御前崎市(定数一)
藪田宏行 72 自現(3)

 三期連続の無風となる見通し。藪田は自民県連幹事長で、県議会副議長も務めた。

◆島田市・川根本町(定数二)
大池幸男 63 立元(2)
河原崎聖 55 自現(1)
桜井勝郎 74 無現(1)
八木伸雄 65 無新
横田川真人 35 無新

 現職二人に元職・新人の三人が挑む激戦区。大池は脱原発を掲げる。河原崎は元市議長、桜井は市長を三期務めた。八木は連合静岡の推薦を受ける。横田川は若さをアピール。

7301チバQ:2019/03/25(月) 23:25:04
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019030802000055.html
県議選 各選挙区顔ぶれ(5)
2019年3月8日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆牧之原市・吉田町(定数一)
大石健司 53 無新
大石裕之 51 無現(2)
藤田和寿 61 自新

 前回選で自民県連幹部との一騎打ちを制した大石裕に新人二人が挑む。大石健は元牧之原市議で自民党籍を持つが、公認から漏れた。元吉田町議長の藤田は自民公認をアピールする。

◆藤枝市(定数三)
池田博 63 無新
落合慎悟 70 自現(3)
川島美希子 47 立新
佐野愛子 63 無現(4)
西原明美 57 自新

 定数一増。元市議長の池田は自民の公認を得られなかった。自民は二人を公認し、地域ごとに落合、西原を支援する。川島は食育推進の市民団体代表、佐野は元小学校教員。

◆焼津市(定数二)
塚本大 44 自現(2)
諸田洋之 52 無現(1)
良知淳行 54 自現(2)

 定数一減。現職三人が二議席を奪い合う。自民は塚本、県連総務会長の良知を公認し、2議席独占をもくろむ。貿易商社を経営する諸田は前回選で自民の一角を崩した。

https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019030902000217.html
県議選 各選挙区顔ぶれ(6)
2019年3月9日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆静岡市葵区(定数五)
天野一 76 自現(8)
海野博 42 無新
小長井由雄 65 無現(4)
斎藤佳代 35 無新
鈴木節子 64 共新
高田好浩 62 公現(3)
山田誠 57 自現(4)

 現職四人に新人三人が挑む。自民は九期務めた天野進吾が市長選に転出し、天野一、山田は組織や地盤を固める。高田は実績をアピール。前回民主の小長井は無所属に。鈴木、斎藤は市議。海野は派遣社員。

◆静岡市駿河区(定数四)
相坂摂治 45 自現(2)
佐地茂人 48 自現(2)
杉山淳 56 立新
鈴木智 49 国現(2)
牧野正史 46 公新

 旧民進党分裂の象徴区。鈴木は連合静岡が推薦する。杉山は連合構成組織である県職員組合の出身。自民の相坂、佐地はともに三期目を目指す。牧野は引退する前林孝一良(五期)の実質的な後継。

◆静岡市清水区(定数四)
中沢通訓 74 無現(7)
林芳久仁 74 国現(4)
深沢陽一 42 自現(2)
松井優介 35 立新
盛月寿美 51 公現(2)
 自民の擁立は深沢のみ。林は連合静岡の支援を受ける。ベテランの中沢は実績を強調。盛月は組織を固める。松井は自由党・青木愛衆院議員の元秘書。

7302チバQ:2019/03/25(月) 23:26:09
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019031202000047.html
県議選 各選挙区顔ぶれ(7)
2019年3月12日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆富士宮市(定数二)
木内満 39 自現(1)
望月芳将 41 自新
四本康久 57 無元(2)

 自民は木内、望月を公認し、二議席独占を狙う。望月は七期務め引退する吉川雄二の後継。元職の四本は連合静岡が推薦する。

◆富士市(定数四)
植田徹 69 無元(6)
岡村義久 53 無新
鈴木澄美 63 自現(2)
早川育子 59 公現(4)
伴卓 31 無現(1)

 定数一減。前回の市長選で落選した植田は返り咲きを狙う。元市議の岡村は三度目の挑戦。現職の自民鈴木、公明早川は組織や地盤を固める。連合静岡が推薦する伴は、秘書を務めた細野豪志衆院議員の自民会派入りがどう影響するか。

◆沼津市(定数四)
大嶽創太郎 36 立新
加藤元章 55 無新
杉山盛雄 60 自現(5)
蓮池章平 65 公現(5)
曳田卓 65 国現(2)

 大嶽はフリージャーナリスト。自民は元沼津市議の加藤を推薦、杉山を公認する。蓮池、曳田は実績をアピールする。


https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019031302000247.html

県議選 各選挙区顔ぶれ(8)
2019年3月13日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆御殿場市・小山町(定数二)
勝俣昇 59 無新
今隆博 47 立新
和田篤夫 67 自現(2)

 自民は和田を公認、元御殿場市部長の勝俣を推薦して二議席独占を狙う。今は元ガス会社社員。

◆裾野市(定数一)
鳥沢由克 65 自現(2)

 前回選に続いて無投票となる可能性もある。

◆清水町・長泉町(定数一)
杉森賢二 42 無新
坪内秀樹 53 自現(1)

 清水と長泉を地盤とする現職と新人の一騎打ち。坪内は元清水町議。元長泉町議の杉森は自民を離党して無所属で挑む。

7303チバQ:2019/03/25(月) 23:27:36
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019031402000275.html
県議選 各選挙区顔ぶれ(9)
2019年3月14日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆三島市(定数二)
伊丹雅治 42 自新
遠藤行洋 57 国現(2)
近藤正文 43 無新
宮沢正美 69 自元(3)

 自民は伊丹、宮沢を公認し二議席独占を狙う。遠藤は労組が支持基盤、近藤は脱原発を訴える。

◆函南町(定数一)
赤池克斗 32 自新
日吉智 46 無新
広田直美 48 無現(1)

 現職広田に自民赤池、元町議日吉の両新人が挑む。

◆伊豆の国市(定数一)
天野佐代里 61 無新
土屋源由 61 自現(2)

 市議天野と、現職土屋の一騎打ち。

https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019031602000123.html
県議選 各選挙区顔ぶれ(10)
2019年3月16日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆伊豆市(定数一)
野田治久 61 自現(1)
 野田は前回選で保守分裂の争いを制した。無投票の可能性もある。

◆熱海市(定数一)
藤曲敬宏 52 自現(1)
 無投票の可能性が高い。

◆伊東市(定数一)
金子正樹 51 無新
杉本一彦 54 無新
中田次城 54 無現(2)

 三つどもえ。国会議員私設秘書だった金子は自民の推薦を得た。市議の杉本は二月中旬、急きょ出馬表明した。中田は一昨年の県議補選で返り咲いた。

◆下田市・賀茂郡(定数一)
森竹治郎 76 自現(9)

 無投票の公算大。

=終わり

7304チバQ:2019/03/25(月) 23:28:51
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/gifu/CK2019031502000327.html
<県議選情勢分析> (上)岐阜地区
2019年3月15日
◇岐阜市(定数九)
 玉田和浩 75 自現<7>
 長屋光征 39 自現<2>
 広瀬修 48 自現<1>
 若井敦子 47 自現<1>
 渡辺嘉山 61 立現<5>
 太田維久 50 国現<3>
 水野吉近 55 公現<2>
 澄川寿之 39 公現<1>
 中川裕子 38 共現<1>
 土田正光 74 無新 
 平野恭子 44 無新 

 県内最多の定数九を、現職九人と新人二人で争う少数激戦が見込まれる。

 自民は現職四人を擁立する。ベテラン玉田は市東部を地盤とし、二日にいち早く事務所開きをして態勢を整えた。長屋は地元の市北部を中心に、地盤固めを図る。再選を目指す広瀬は、旧柳津町をはじめとする市南部で支持が厚い。若井は元空手選手の経歴に加え、党唯一の女性県議として支持を集める。

 立憲民主の渡辺は、県議選で唯一の党公認候補。連合岐阜の推薦を受け、立民支持層への浸透を図る。

 国民民主の太田も、推薦を受ける連合岐阜の労組票を土台に、前回の最下位当選から上積みを目指す。

 公明は党県代表の水野と、二期目を狙う澄川を公認した。支持母体の創価学会の支援を受け、二議席の死守を目標とする。

 共産の中川は初出馬でトップ当選を果たした前回に続き、党の組織力を生かして支持拡大を狙う。

 無所属では、新人の平野が元県議の父親から継いだ市北西部の地盤固めを図る。新人の土田は囲碁棋士として一定の知名度がある。

◇羽島市(定数一)
 山田優 57 無現<2>
 藤本恵司 57 無新 

 二人の自民系候補が、いずれも無所属で争う分裂選挙になる見通し。三期目を狙う山田は現職の強みを生かし、小まめに県政報告会を開いて実績を強調する。自民羽島市支部の推薦を受ける藤本は、市長や自民系市議の支援を受け、組織票も固める。

◇各務原市(定数三)
 松岡正人 55 自現<3>
 平野祐也 34 自新 
 伊藤正博 68 国現<5>

 自民は現職の松岡と、引退するベテランに代わる新人平野が出馬。国民は県連代表の現職伊藤が立つ。三人の他に動きはなく、前回に続いて無投票の見通し。

◇山県市(定数一)
 恩田佳幸 36 無現<1>=自

 自民の推薦を受ける無所属現職の恩田の他に、出馬の動きはない。無投票の公算が大きくなっている。

◇瑞穂市(定数一)
 篠田徹 58 自現<3>
 森治久 58 無新 

 現職の篠田と、新人で市議の森が出馬を表明。同じ顔ぶれとなった前回選と同様に、激戦が見込まれる。四期目を目指す篠田は自民系市議の支持を受け、市内全域で県政報告会やあいさつ回りを続ける。森は市長選の新人候補と足並みをそろえ、前市長と共に牛牧地区を基盤に支持拡大を図っている。

◇本巣市(定数一)
 松村多美夫 68 無現<4>
 高橋勇樹 32 無新 

 自民系の現職と新人が、いずれも無所属で争う分裂選挙となりそう。続投を狙う松村は、現職の強みを生かして後援会や企業の支持固めを図る。対抗する市議らの支持を受ける市議の高橋は、市内全域で街頭演説をこなす。

◇羽島郡(定数一)
 田中勝士 53 自現<3>

 自民の田中の他に立候補の動きはなく、三回連続で無投票となる可能性が高まっている。

     ◇

 統一地方選の前半戦と位置づけられる県議選の告示まで二週間。立候補予定者の顔ぶれは出そろいつつあり、選挙戦に向けた準備が本格化する。全二十六選挙区の情勢を三回に分けて紹介する。

 【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音-の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、維=維新、由=自由、希=希望、社=社民、無=無所属。<>内の数字は当選回数。当選回数の後の政党は推薦・支持の政党。敬称略。年齢は投票日基準。

7305チバQ:2019/03/25(月) 23:29:07
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/gifu/CK2019031602000305.html
<県議選情勢分析> (中)西濃、中濃地区
2019年3月16日

◇大垣市(定数四)

 猫田孝 79 自現<12>

 岩井豊太郎 75 自現<8>

 伊藤秀光 68 自現<4>

 野村美穂 49 国現<3>

 笹田トヨ子 68 共新 

 定数四を、現職四人と新人一人で争う。

 自民は現職三人が出馬。猫田は企業や地域の後援会、岩井は農業団体を軸に支持基盤を固める。前回選でトップ当選だった伊藤は街頭活動で支持拡大を図る。

 国民の野村は労組票に加え、女性への支持の広がりを目指す。共産新人で大垣市議の笹田は組織票のほか、地域票の確保を狙う。

◇海津市(定数一)

 森正弘 71 自現<4>

 副議長の経験がある森の他に立候補の動きはなく、無投票の可能性が高い。

◇養老郡(定数一)

 村下貴夫 62 自現<4>

 村下は自民党県連幹事長を務めており、支持基盤を固める。無投票の公算が大きい。

◇不破郡(定数一)

 藤墳守 77 自現<6>

 七選を目指す藤墳の他に出馬の動きはなく、無投票の可能性が高まっている。

◇安八郡(定数一)

 安井忠 60 自新 

 自民現職が今期限りで引退し、安八町議で町商工会副会長の安井が地盤を引き継ぐ。他に立候補の動きはなく、無投票となる見通しが強まっている。

◇揖斐郡(定数二)

 国枝慎太郎 42 自現<2>

 所竜也 44 自新 

 いずれも自民の二人が出馬を予定している。国枝は三選を目指し、所は二度目の挑戦。現職の牧村範康は引退を表明したが、他にも出馬の動きがあり、選挙戦となる可能性もある。国枝は出身地の大野町、所は地盤となる揖斐川町を中心に支持を固める。

◇関市・美濃市(定数三)

 尾藤義昭 73 自現<6>

 佐藤武彦 61 自現<4>

 酒向薫 62 自現<3>

 林幸広 66 無元<3>

 関市と美濃市が合区となり、現職と元職の計四人で三議席を争う激戦となりそうだ。自民の現職三人の中で関市を地盤とするのは二人。うち県議長の尾藤は元市長の知名度を生かし、旧町村部にも浸透を図る。酒向は市中心部の催しにこまめに顔を出しアピールする。一方、美濃市が地盤の佐藤は地元を固めつつ、関市にも攻勢をかける。前回選では関市で敗れた無所属元職の林は労組票を固めつつ、各地へのあいさつ回りに奔走している。

◇美濃加茂市(定数一)

 小川恒雄 72 自現<4>

 副議長経験のある小川の他に出馬の動きはなく、無投票になる見通しが強まっている。

◇可児市(定数二)

 小原尚 59 自現<3>

 伊藤英生 46 国現<1>

 自民の小原と国民の伊藤の現職二人以外に出馬に向けた動きはなく、無投票となる公算が大きい。

◇郡上市(定数一)

 野島征夫 73 自現<3>

 自民の野島の他に出馬の動きはなく、無投票の可能性が高まっている。

◇加茂郡(定数一)

 加藤大博 39 自現<3>

 自民の加藤の他に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音-の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、維=維新、由=自由、希=希望、社=社民、無=無所属。<>内の数字は当選回数。当選回数の後の政党は推薦・支持の政党。敬称略。年齢は投票日基準。

7306チバQ:2019/03/25(月) 23:29:20
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/gifu/CK2019031702000230.html
<県議選情勢分析> (下)東濃、飛騨地区
2019年3月17日

◇多治見市(定数二)

 山本勝敏 55 自現<3>

 高木貴行 40 無現<3>

 現職二人以外に出馬の動きはなく、三回連続で無投票となる公算が大きい。

◇中津川市(定数二)

 早川捷也 75 自現<7>

 平岩正光 63 自現<4>

 鈴木規秀 61 共新 

 四回連続の二議席独占を目指す自民に対し、共産が新人を擁立し、選挙戦となる見込み。市北部を地盤とする早川は、農林団体などの支持層を固める。平岩は出身の市中心部を軸に、催しなどを積極的に回る。鈴木は反自民票の受け皿を狙い、支持拡大を目指す。

◇瑞浪市(定数一)

 小川祐輝 33 自新 

 山田実三 64 無現<1>

 無所属現職の山田に、自民新人で元市議の小川が挑む。山田は前回、自民現職との接戦を制し初当選。個人後援会を中心に支持を固め、小さな催しにも積極的に顔を出し前回得票の上積みを狙う。小川は市職員出身。自民の支持組織を精力的に回るとともに、若さを前面に押し出し、若者や子育て世代の票の取り込みを目指す。

◇恵那市(定数一)

 水野正敏 60 自現<3>

 水野の他に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

◇土岐市(定数一)

 矢島成剛 69 自現<4>

 木股与司夫 60 無新 

 山内房寿 65 無新 

 自民現職に、無所属の新人二人が挑む。矢島は地元自治会や経済界を中心に支持基盤を固める。土岐市議四期目の山内は、陶磁器業界の活性化などを訴える。父親が元自民県議の木股は、前回に続く二度目の挑戦になる。

◇高山市(定数二)

 高殿尚 56 自現<2>

 川上哲也 55 無現<4>

 自民の高殿、無所属の川上の他に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

◇飛騨市(定数一)

 布俣正也 54 自現<1>

 布俣の他に出馬の動きはなく、無投票になる可能性が高まっている。

◇下呂市(定数一)

 駒田誠 73 無現<6>

 今井政嘉 53 無新 

 現職の駒田に、前市議長の新人今井が挑み、十二年ぶりの選挙戦となりそう。

 自民県連下呂支部で駒田は支部長、今井は事務局長。分裂選挙で、いずれも無所属で戦うことになる。

 駒田は六期の実績を基に、建設業団体や一部市議の支援を得ながら、支持固めを図る。今井は市議時代の実績をアピールし、一部市議の支援も得て幅広い世代での支持拡大を目指す。

 【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音-の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、維=維新、由=自由、希=希望、社=社民、無=無所属。<>内の数字は当選回数。当選回数の後の政党は推薦・支持の政党。敬称略。年齢は投票日基準。

7307チバQ:2019/03/26(火) 00:04:09
https://news.goo.ne.jp/article/kitanihon/region/kitanihon-113544546.html
高岡市選挙区選挙戦へ 自民6人目、若手に白羽
2019/03/16 16:42北日本新聞

高岡市選挙区選挙戦へ 自民6人目、若手に白羽

北日本新聞

(北日本新聞)

 県議選高岡市選挙区が定数7人に対して1超の選挙戦となる見通しとなった。自民党高岡市連が6人目の候補になるよう打診していた若手市議が16日、出馬を表明。擁立方針を決めてから約4カ月、何人もの名前が浮上しては消え、ようやく着地点を見いだした。告示まで2週間もない厳しい状況の下、市議や市外の県議らの支援も受け、現有から1増となる6議席の獲得を狙う。  午後2時。高岡商工ビルで瀬川侑希市議(34)=1期、井口本江=が記者会見を開き、出馬を表明した。両脇には党県第3選挙区支部長の橘慶一郎衆院議員と市連支部長の渡辺守人県議が控える。同代行の山本徹県議、幹事長の畠起也市議のほか、瀬川氏の支援に回る南部地域の市議4人も顔をそろえた。 最初にマイクを握ったのは橘氏だった。「大変重い決断をしてくれた。6人全員の当選へ、団結して頑張りたい」。同席の理由を問われると、6人目擁立は党県連の意向でもあるとし「自分の選挙区の中で、決断してもらった責務がある。公務などはあるが、可能な限り応援していく」と語った。 6人目の決定がここまで遅れた一因は、最優先にしていた南部地域での混迷だ。 市連は2018年11月、県議がいない南部で擁立すると決めた。この地域は政務活動費不正で16年7月に辞職した矢後肇氏の地盤。矢後氏の出馬論が取り沙汰され、選考作業は難航を極めた。 決定期限の延長を繰り返し、結局、2月末に南部での擁立を断念。その後、市連は元県議会議長や自民会派の市議6人に要請するも、全て断られた。「意欲があったとしてもタイミングが遅すぎる」。固辞した市議は明かす。 窮地に立った市連が白羽の矢を立てたのが、自民党員ながら1人会派で活動する瀬川氏だった。特定の地盤を持たないが、17年の市議選では会員制交流サイト(SNS)などを活用し、全体で3番目に多い3969票を獲得。34歳と若く、浮動票の取り込みを期待する見方もある。 ただ、15年県議選の最下位当選者は5641票。当選への道のりは険しく、南部の市議や市外の「援軍」の力も見込む。会見前の午後1時半、市連は第3選挙区支部長代行の米原蕃(砺波)、同幹事長の四方正治(射水)の両県議を交えて支援体制を協議。渡辺氏は「南部が中心となり、市連、第3選挙区の県議も挙げて支援していく」と語った。 同選挙区は瀬川氏のほか、自民5人、社民1人、共産1人が出馬を表明している。 (高岡編集部・七瀬智幸)■瀬川氏 「若い世代の声届ける」 高岡市議の瀬川侑希氏が16日、県議選高岡市選挙区での立候補を表明した。「市民目線で取り組み、若い世代の声を政治に届けたい」と述べた。 瀬川氏は東大教育学部卒。広告大手の電通での勤務などを経て2017年の市議選で初当選した。告示まで2週間を切る中で決断した理由について「無投票ではなく、市民が選ぶ機会をつくり、高岡に元気と底力があることを伝えたい」と語った。市議は辞職しない方針で、県議選への立候補により自動失職する。■社民2人目は「かなり困難な情勢」 自民が高岡市選挙区で6人目の候補を擁立したことを受け、同選挙区で2人目の擁立を模索する社民県連の東篤幹事長は「かなり困難な情勢となった。簡単に諦めるわけにもいかない。あらためて状況を分析し、一両日中にも判断したい」と語った。 社民は現職・井加田まり氏に加え、2016年の補選で当選した島村進氏の擁立を目指していたが、社民の基礎票では2人を同時に当選させるのはハードルが高く、島村氏は出馬を断念。ただ、又市征治党首の強い意向もあり、南部地域の元市議らを中心に擁立作業を続けている。

7308チバQ:2019/03/26(火) 00:26:08
>>7277http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/613123.html

松崎町長「出直し選なら出馬」 町議会解散、辞職は再度否定
(2019/3/20 07:25)
議会解散後の記者会見で、今後の町政運営について述べる長嶋精一町長=19日午前、松崎町役場
議会解散後の記者会見で、今後の町政運営について述べる長嶋精一町長=19日午前、松崎町役場
 道の駅整備や診療所誘致など町政運営を巡って不信任決議を受けた松崎町の長嶋精一町長は19日、町議会解散後に記者会見を開き、あらためて「不信任に値する町政運営はしていない」と述べて辞職を否定するとともに、出直し町長選になった場合は出馬する考えを明らかにした。
 解散に伴う町議選(定数8)は統一地方選後半(4月16日告示、21日投開票)の日程で行われる。町議会改選後に再び町長不信任案が可決されれば、長嶋町長は失職する。
 会見で、長嶋町長は「政策論ではなく、感情的な政争となっている」と述べた。不信任理由として「独断的」とされた自身の町政運営については「前議員らに全員協議会などで説明を尽くし、意見を求めてきた」と反論。町長の言動により県や周辺他市町との信頼関係が損なわれているとの指摘に対しては、「(他自治体と)良好な関係が続いている」と主張した。
 町議選には、議会解散に伴い失職した前議員8氏全員が立候補するとみられる。不信任案に賛成した6氏は過半数勢力を維持し、町長失職へ追い込みたい考え。長嶋町長は町議選に向けて後援会幹部らとともに自身に近い新人の複数擁立を模索。町民に向けては、「町の将来を考える人物を議員として選んでほしい」と訴えた。
 一方、同日、長嶋町長から議会解散通知書を受け取った前議長の土屋清武氏は「長嶋町長は自分の正当性を主張するだけ。議員や住民の意見を施策に反映しようとしなかった」と強調した上で、「町民に信を問いたい」と述べた。

7309チバQ:2019/03/26(火) 00:27:56
https://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20190315/CK2019031502000023.html
2019年3月15日


松崎町長の不信任案を可決
◆町長は町議会解散へ
 松崎町議会(定数八)は十三日、三月定例会で長嶋精一町長(68)に対する不信任決議案を提出し、賛成六、反対二で可決した。終了後、長嶋町長に不信任決議を通知した。長嶋町長は決議に対抗して議会解散に踏み切る考え。

 地方自治法では首長の不信任決議は四分の三以上の賛成で可決となる。不信任決議を受けた首長は、通知を受けた日から十日以内に議会を解散でき、しない場合は失職すると規定。解散を通知すると四十日以内に町議選が実施される。

 町は任期満了による町議選を統一地方選の四月十六日告示、二十一日投開票で予定しており、町選管によると解散しても日程は変わらない見込み。改選後の議会で再び不信任決議が提出されると過半数の賛成で可決となり、長嶋町長は失職する。

 不信任決議は、町長が住民や議会の意見を聞かず独断的に町政を押し進めてきたと指摘。「意にそぐわない職員に対するどう喝など複数の職員から議会に訴えが届いているほか、後先考えない言動で国県や近隣市町との良好な関係が崩れかけており、これからの行政運営上、町民にとって非常に不利益」と痛烈に批判。早急の退陣を求めている。

 三月定例会では、二〇一九年度一般会計予算案に計上された道の駅の改修工事費一億五千三百万円と、診療所設置の関連費千二百万円を議会側の動議で削除して可決した。いずれも二〇一七年十二月に初当選した長嶋町長が公約に掲げた重点施策だった。これまでも議案の否決や修正を繰り返すなど、町長と町議会の対立が続いている。

http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/612844.html
松崎町長が議会解散 町政継続問い町議選へ
(2019/3/19 12:31)
議会解散通知書を土屋清武議長に手渡す長嶋精一町長(左)=19日午前10時55分ごろ、松崎町役場
議会解散通知書を土屋清武議長に手渡す長嶋精一町長(左)=19日午前10時55分ごろ、松崎町役場
松崎町長不信任・今後の流れ
松崎町長不信任・今後の流れ
 道の駅の地場産品直売所建設など町政運営を巡り、町議会に不信任を決議された松崎町の長嶋精一町長は19日午前、土屋清武議長に「議会解散通知書」を提出し、議会を解散した。統一地方選後半(4月16日告示、21日投開票)の日程で予定されていた任期満了に伴う町議選(定数8)は「議会解散に伴う町議選」として実施されることになった。
 長嶋町長は予定より早い午前10時55分ごろ、土屋議長が待ち受ける議会事務局を訪れ、「議会を解散します」と述べてから議会解散通知書を手渡した。土屋議長は無言のまま受け取り、2人に笑顔はなかった。
 町議選を巡っては、すでに現職8人全員が出馬の意向を示し、最終的に12人前後が立候補するとみられる。改選後の議会で再び不信任案が提出され、可決すれば町長の失職が確定する。長嶋町長は自身に近い複数の候補者擁立を目指し、町議選は長嶋町政の継続の是非を問うことになりそうだ。
 不信任案に賛成した議員6人は改選後も過半数勢力を維持し、町長を失職に追い込みたい考え。一方、長嶋町長は「不信任になるようなことはしていない」と主張している。

7310チバQ:2019/03/26(火) 11:26:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190324-00000045-asahi-pol
投票四つ重なり…浜松大忙し 重鎮の異議が発端
3/24(日) 17:36配信 朝日新聞デジタル
投票四つ重なり…浜松大忙し 重鎮の異議が発端
浜松市の行政区再編(3区)案
 統一地方選前半戦の政令指定市長選が始まり、浜松市では市長選とともに、七つの行政区を三つに再編するかを問う住民投票が告示された。大阪で議論されている大阪都構想と形は異なるが、指定市のあり方を問う動きで、市長選、29日告示の市議選でも主な争点になる。浜松市では29日に県議選も告示され、4月7日に四つの投票が行われる。

 「(現在の7区は)職員が分散化し、無駄が生じる。それを最適化する」。市長選で4選を目指す鈴木康友氏(61)は第一声で再編の必要性を強調。前市議の山本遼太郎氏(32)=自民県連推薦=は「人口がアンバランスだ」と3区案に反対し、農業の野沢正司氏(69)=共産推薦=は「市民サービスが減る」と再編自体への反対を訴えた。

 人口約60万人だった浜松市は11市町村を編入合併して人口約80万人の都市となり、2007年4月に指定市に。旧市町村の意向をくみ、人口約3万〜24万人の七つの行政区を設けた。

 効率の観点から7区に異を唱えたのが地元経済界の重鎮、鈴木修・スズキ会長だ。修氏が会長を務めた市行財政改革推進審議会は09年、「区を置く必然性はない。制度改正を働きかけるべきだ」と提言した。

 修氏の支援を受けて指定市移行直後の07年4月に初当選した鈴木市長も、効率的な組織運営などを目的に区の再編を検討。近年は旧浜松市区域の5区を1区にまとめたうえで必要最小限の2区に減らすことを軸に議会と協議してきたが、最大会派の自民党幹部に慎重派が多く、議論が進展しなかった。自治会連合会が「議会で決められないなら住民投票を」と市と市議会に求め、住民投票が決まった。

 市は最大年7億円の経費削減効果があるというが、旧浜北市(現浜北区)などの意向を踏まえた3区案は区の人口に最大20倍以上の開きがあり、「バランスを欠く」との批判もある。

 住民投票では、まず3区案への賛否を問い、次に反対の人だけに再編自体への賛否を尋ねる2段階の設問になっている。結果に拘束力はないが、市長と議会は「結果を尊重しなければならない」と条例に記されている。(大島具視)

朝日新聞社

7311チバQ:2019/03/26(火) 21:11:43
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019032302000308.html
<県議選展望> (1)名古屋
2019年3月23日

 統一地方選前半戦の県議選(55選挙区、定数102)は29日告示、4月7日に投開票される。最大勢力の自民党に、立憲民主、国民民主両党と無所属の議員らでつくる「新政あいち」などが挑む構図。公明、共産も現有議席の死守を目指す。4年前の前回選で見られた維新、減税などの「第三極」勢力は大幅に減り、立候補予定者は現時点で140人ほど。前回を下回り、無投票区は過去最多になる見込みだ。現段階の顔触れを紹介する。

 ■千種区(定数2)
辻秀樹 43 (元)議員秘書  自現<1>
黒田太郎 52 (元)議員秘書  国現<1>
 辻と黒田がそれぞれの支持層を固め、他に出馬の動きは見られない。前回は三つどもえの戦いだったが、無投票の可能性が高い。

 ■東区(定数1)
政木理香 56 (元)議員秘書  自現<1>
梅田泰明 39 (元)議員秘書  立新

 前回選で減税と民主の候補を抑え、再選を目指す政木と、元衆院議員秘書で初当選を狙う梅田の一騎打ちとなる公算。

 ■北区(定数2)
松川浩明 55 県議長    自現<5>
塚本久 71 政治団体代表 国現<10>

 県議長で6期目を狙う松川と、新政あいち代表で11期目を目指す塚本が出馬予定。ベテラン2人の戦いに割って入る動きはなく、無投票になる見通し。

 ■西区(定数2)
田中泰彦 38 (元)議員秘書  自現<1>
鷲野恵子 71 党県議団長  共現<1>
中堀隆一 46 (元)議員秘書  立新
島袋朝太郎 42 党非常勤職員 減新

 2期目を目指す田中と鷲野は地元の支持固めに余念がない。前回も出馬した中堀は雪辱を期し奔走。減税は島袋を擁立する。

 ■中村区(定数2)
寺西睦 54 (元)電通部長  自現<2>
鳴海康裕 43 党県役員   立現<1>

 3選に挑む寺西と、2期目を狙う鳴海は実績をアピール。そのほかに出馬の動きはなく、無投票の可能性が高い。

 ■中区(定数1)
増田裕二 44 NPO監事  自現<1>
西山あさみ 29 市議     共新

 4人による前回の乱戦を制した増田は2期目を目指し地元をこまめに回る。西山は市議からの転戦。共産支持層以外からの取り込みも狙う。

 ■昭和区(定数2)
成田修 57 (元)会社員   自現<1>
谷口知美 56 (元)中学校教諭 立現<3>
小島一郎 55 税理士    無新

 5人による激戦だった前回、議席を得た成田は再選を目指す。新政あいち県議団幹事長の谷口も支持固めを図る。小島は初の挑戦。

 ■瑞穂区(定数2)
川嶋太郎 43 (元)議員秘書  自現<3>
高木浩司 65 NPO理事  立現<4>
川崎務 63 不動産管理業 無新

 連続4選を目指す川嶋に対し、高木は5期目を目指す。前回は675票差で川嶋が制した。4年前と8年前の名古屋市議選に出馬した川崎は無所属で挑む。

7312チバQ:2019/03/26(火) 21:12:01
■熱田区(定数1)
華地山義章 50 党支部代表  立現<4>
久喜政美 30 党支部役員  自新

 現職と新人の一騎打ちとなる見通し。ともに衆院議員秘書出身で、赤松広隆氏の元秘書で4期の実績がある華地山に対し、工藤彰三氏の秘書から転身した久喜は街頭などで保守層や若者へのアピールに力を入れる。

 ■中川区(定数3)
稲本和仁 60 薬剤師    自現<2>
西川厚志 49 党県役員   立現<4>
犬飼明佳 46 党県議会局長 公現<2>

 元名古屋市議の稲本、衆院議員秘書出身の西川、党県議団幹事長も務める犬飼のほかに出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 ■港 区(定数2)
直江弘文 70 党県委員長  自現<9>
安井伸治 54 (元)市議  国現<1>
加能美恵子 65 党地区委員  共新

 10期目を目指す直江と名古屋市議経験もある安井は、前回選で票を二分した。共産は、地元出身の加能が2007年以来の県議選挑戦。

 ■南区(定数2)
伊藤辰夫 53 (元)組合議長  自現<3>
久野哲生 54 会社顧問   国現<3>
 ともに4選を目指す伊藤と久野の他に立候補の動きはみられず、無投票の可能性がある。

 ■守山区(定数2)
南部文宏 59 (元)陸自隊員  自現<1>
森井元志 55 党県役員   国現<3>
松原美佐子 70 家庭教師   諸新

 再選を目指す南部に対し前回民主で当選した森井は国民から4選を狙う。政治団体代表の松原は4年前の名古屋市議選に出馬した。

 ■緑区(定数3)
渡辺昇 50 会社社長   自現<3>
岡明彦 56 党県役員   公現<1>
松本守 55 市議     立新
満仲美由紀 53 党地区委員  共新
奥田真理 35 会社役員   維新

 市内最多の5人が出馬する見込み。渡辺は自民県議団政調会長。公明県議団政審会長の岡は再選を目指し、支持固めを急ぐ。松本は、8期で勇退するベテランの後継。満仲は元保育士で、前回に続く挑戦。学習塾運営会社取締役の奥田は今回県議選で唯一の維新候補で減税が推薦する。

 ■名東区(定数2)
筒井隆彌 73 団体役員   自現<11>
富田昭雄 60 党県幹事長  国現<4>
田中孝博 57 会社顧問   減元<2>
山本靖也 49 会社社長   自新

 元副議長の筒井は12期目、富田は5選を狙う。1995年から県議を2期務めた田中は、愛知維新の会の推薦も受ける。自民は新人の山本も公認して臨む。

 ■天白区(定数2)
須崎幹 52 党県委員長  自現<3>
水谷満信 54 飲食店経営  国現<3>
高橋真生子 44 党県女性部長 共新

 県議団元幹事長の須崎と、民主で前回返り咲いた水谷がそれぞれ4選を目指す。高橋は次点だった前回に続く挑戦。

 【注】立候補予定者の並びは、現職、元職、新人の順。同じ場合は(1)公認政党の衆院勢力(2)当選回数(3)五十音-の順。自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、維=維新、減=減税日本、無=無所属、諸=諸派。<>内の数字は当選回数。敬称略。肩書、年齢は23日現在。

7313チバQ:2019/03/26(火) 21:14:04
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019032402000221.html
<県議選展望> (2)尾張(上)
2019年3月24日

 ■一宮市(定数5)
神戸健太郎 58 (元)市議    自現<1>
木藤俊郎 62 党県幹事長  公現<4>
岩村進次 64 会社役員   無現<7>
高橋正子 60 出版社社長  無現<4>
佐藤英俊 62 (元)市議    自新 
平松利英 49 (元)議員秘書  自新 
戸松由枝 39 会社社長   立新 
板倉正文 60 (元)市議    共新 

 神戸は旧一宮市域が地盤。木藤は支持層を固める。今回は無所属の岩村は7期の実績を強調。新政あいち県議団長の高橋は実績を前面に出し、市議から転身の佐藤は旧尾西市域をまとめる。平松は秘書として仕えた衆院議員が支援。戸松は浮動票を狙う。板倉は政権批判票を狙う。

 ■春日井市(定数4)
伊藤勝人 73 党県議団長  自現<4>
神戸洋美 63 幼稚園長   自現<4>
市川英男 51 党県役員   公現<2>
日比雄将 45 中電社員   無現<2>
内田謙 68 市議     共新

 5期目を目指す伊藤は、後援会や支持団体の引き締めを図る。前回僅差で当選した神戸は、女性活躍推進などを掲げて支持拡大を狙う。市川は2期8年の実績をアピールし、日比は若さと持ち前の実行力で支持層を固める。内田は市議9期の経験を生かし、福祉の充実などを訴える。

 ■津島市(定数1)
中野治美 63 (元)県議長   自現<4>
鬼松成剛 28 介護施設職員 諸新

 前回の無投票から一転、選挙戦となる見通し。中野は農業などの各種団体から幅広く支持を受ける。鬼松は知名度アップを図る。

 ■犬山市(定数1)
原欣伸 50 党県政調会長 自現<3>

 立候補を表明しているのは原だけ。前回に続き無投票の可能性がある。

 ■江南市(定数1)
村瀬正臣 51 (元)市課長   自新
伊神健雄 44 (元)議員秘書  無新

 引退する自民県議の後を継ぐ村瀬と、自民党員で無所属の伊神の一騎打ちとなる見通し。村瀬は市議会最大会派などを固め、伊神は街頭演説などで支持拡大を図る。

 ■小牧市(定数2)
山下智也 45 (元)市副議長  自現<2>
天野正基 49 (元)議員秘書  無現<3>

 無投票の可能性がある。山下は市議時代からの実績を掲げる。天野は新政あいちの推薦を受ける。

 ■稲沢市(定数2)
久保田浩文 66 党市支部長  自現<6>
鈴木純 60 建設会社員  無現<3>

 前回、前々回と同じ顔ぶれ。議長経験者の久保田は保守層をまとめ、新政あいち推薦の鈴木も地盤を固める。3期連続で無投票の可能性が高い。

 ■岩倉市(定数1)
高桑敏直 60 党市支部長  自現<2>
塚崎海緒 38 広告代理業  無新

 前回は無投票で当選した高桑は保守地盤に浸透。塚崎は子育て制度の充実などを訴え、支持拡大を図る。

 ■愛西市(定数1)
横井五六 62 幼稚園長   自現<5>
出口洋一 49 商社社員   無新

 6期目を目指す横井は保守層を中心に支持を固める。出口は知名度アップが鍵。

 ■清須市・北名古屋市・西春日井郡(定数2)
水野富夫 69 党郡支部長  自現<9>
安藤敏毅 61 党支部役員  立現<3>

 前回は4人が立ったが、無投票の可能性もある。10選を目指す水野は実績を強調し、4選を狙う安藤は労組票を固める。

 ■弥富市(定数1)
朝日将貴 37 (元)市議    無新

 前県議が市長に転身し、欠員になっている。無投票の可能性が高い。

 ■あま市・海部郡(定数2)
石塚吾歩路 49 (元)美和町長  自現<2>
小木曽史人 42 (元)議員秘書  無新

 石塚と定数2を分け合っていた新政あいちの県議が引退し、小木曽を後継指名。前回同様に無投票の可能性がある。

 ■丹羽郡(定数1)
鈴木喜博 62 県副議長   自現<3>

 大口町が地盤の鈴木が過去2回は無投票当選。3回連続となる可能性がある。

 【注】立候補予定者の並びは、現職、元職、新人の順。同じ場合は(1)公認政党の衆院勢力(2)当選回数(3)五十音-の順。自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、維=維新、減=減税日本、無=無所属、諸=諸派。<>内の数字は当選回数。敬称略。肩書、年齢は24日現在。

7314チバQ:2019/03/26(火) 21:15:39
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019032502000228.html
<県議選展望> (3)尾張(下)
2019年3月25日

 ■瀬戸市(定数2)
島倉誠 57 会社社長   自現<2>
長江正成 59 政党支部長  無現<3>
近藤利彦 73 内科医    無新

 3人が立候補した前回選を勝ち抜いた島倉が3期目、長江が4期目を目指し、近藤との三つどもえの戦いとなる見込み。

 ■半田市(定数2)
堀崎純一 64 不動産業   自現<2>
朝倉浩一 53 会社社長   無現<1>

 堀崎は実績を訴え、支持を固める。前回民主の朝倉は新政あいちが推薦。無投票の公算が大きい。

 ■常滑市(定数1)
杉江繁樹 51 市議長    自新
 自民県議の市長選転出に伴い、杉江が後継となる。無投票の可能性がある。

 ■東海市(定数2)
神野博史 70 公認会計士  自現<4>
佐波和則 60 政治団体役員 無現<2>

 神野は保守層に浸透し、佐波は新政あいちの推薦を受ける。3回連続で無投票の公算が大きい。

 ■大府市(定数1)
日高章 49 市議     自新
吹原美樹 45 専門学校講師 国新

 日高は、5期務めた自民現職の後継として出馬する。4人の子どもの母親である吹原は新政あいちの推薦を受ける。

 ■知多市(定数1)
佐藤一志 65 (元)議員秘書  自現<2>
飛田理枝子 43 司会業    無新

 8年間の実績を訴える佐藤に新政あいち推薦の飛田が挑む。前回は佐藤が無投票当選した。

 ■尾張旭市(定数1)
青山省三 67 党市支部長  自現<2>
上田大 46 (元)長久手市議 立新

 2月の市長選で支援した候補が勝利した青山は勢いを維持し、保守層の支持固めを目指す。上田は1期目の長久手市議から転身し、浸透を図る。

 ■豊明市(定数1)
坂田憲治 64 幼稚園長   自現<3>

 坂田が着実に支持を広げ、安定している。無投票の可能性が高い。

 ■日進市・愛知郡(定数2)
近藤裕人 58 不動産業   自現<2>
福田喜夫 63 (元)消防署長  国現<1>

 近藤と福田がそれぞれの支持層を固め、無投票の公算が大きい。

 ■長久手市(定数1)
石井芳樹 50 (元)県職員   自現<3>

 前回同様、石井以外に立候補の動きが見えず、無投票の公算が大きい。

 ■知多郡第一(定数1)
河合洋介 39 (元)議員秘書  無現<2>
北原健吾 51 (元)県職員   自新

 前回選と同じ顔触れ。若さをアピールする河合に対し、北原は地元回りで保守層の取り込みを狙う。

 ■知多郡第二(定数1)
森下利久 76 (元)南知多町長 自現<3>
伊藤美華 53 アナウンサー 無新

 森下は3期12年の実績をアピールし、支持固めを進める。新政あいち推薦の伊藤は街頭演説などで浸透を図る。

 【注】立候補予定者の並びは、現職、元職、新人の順。同じ場合は(1)公認政党の衆院勢力(2)当選回数(3)五十音-の順。自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、維=維新、減=減税日本、無=無所属、諸=諸派。<>内の数字は当選回数。敬称略。肩書、年齢は25日現在。

7315チバQ:2019/03/26(火) 21:18:37
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019032602000269.html
<県議選展望> (4)三河
2019年3月26日

 ■豊橋市(定数5)
丹羽洋章 50 (元)市議    自現<1>
下奥奈歩 31 党地区委員  共現<1>
浅井由崇 57 (元)会社役員  無現<3>
杉浦正和 43 市議     自新
中村竜彦 39 (元)市議    自新
服部文一 52 電気設備業  立新
荻原宏悦 54 (元)会社員   公新

 5期務めた自公現職が引退。丹羽と、共産として12年ぶりに得た議席死守を目指す下奥が再選を狙う。前回トップの浅井は新政あいちの推薦を受け、3期の実績を訴える。自民は新人杉浦、中村を立て、16年ぶりの3議席獲得を狙う。服部は三河で唯一の立民候補。地盤を引き継ぐ荻原は支持層を固める。

 ■岡崎市・額田郡(定数5)
中根義高 46 党支部役員  自現<2>
新海正春 67 (元)市議長   自現<1>
鈴木雅登 48 (元)市議    無現<2>
園山康男 54 会社役員   無現<2>
西久保長史 64 労連顧問   無現<2>
木全昭子 70 (元)市議    共新
横山あゆ美 58 会社役員   諸新

 中根と新海、鈴木は支持層をまとめる。園山は地元額田郡をはじめ支持拡大を目指す。西久保は出身労組の支持が固い。木全は福祉や教育を訴えて党勢拡大を狙い、政界初挑戦の横山は最先端の科学技術センターの開設を主張する。

 ■豊川市(定数3)
藤原宏樹 41 (元)市議    自現<2>
大嶽理恵 41 (元)市議    無現<1>
野中泰志 58 会社社長   自元<1>

 自民は当選6回の元県議長が引退し、藤原と前回無所属だった野中が出馬。新政あいち推薦の大嶽も再選を目指す。無投票の可能性が高い。

 ■碧南市(定数1)
石井拓 53 会社社長   自現<1>

 2期目を目指す石井が自民支持層を固める。ほかに目立った動きはなく、無投票の可能性もある。 

 ■刈谷市(定数2)
渡辺周二 62 (元)市副議長  自現<1>
永井雅彦 58 労連顧問   無現<2>
神谷昌宏 59 (元)市副議長  無新

 現職2人は4年前に無投票当選。渡辺は各種団体・企業の支持を集めつつ地区ごとの集会で実績を説明。デンソー労組出身の永井は自動車関連企業の組織票を固める。神谷は政党や業界団体の支援は受けず、無党派層への浸透も図る。

 ■豊田市(定数5)
鈴木雅博 39 (元)議員秘書 自現<1>
樹神義和 50 労連顧問  無現<2>
神谷和利 58 (元)市議長  自新 
加藤貴志 45 (元)会社員  公新 
大村義則 62 市議    共新 
桜井秀樹 58 トヨタ社員 無新 

 前回は8年ぶりの無投票だったが、共産が28年ぶりに参戦し、選挙戦となる。現職3人が引退する中、鈴木と新政あいち推薦の樹神は現職の実績をアピール。自民は神谷が引き継ぐ。公明の後継は加藤。大村は市議からの転身を目指す。新政あいちの後継はトヨタ労組出身で市議の桜井に決まった。

7316チバQ:2019/03/26(火) 21:18:51
 ■安城市(定数2)
今井隆喜 41 (元)市議    自現<1>
嶋口忠弘 60 労連顧問   無現<1>

 今井、嶋口のほかに出馬の動きはなく、前回に続いて無投票となる公算が大きい。

 ■西尾市(定数2)
山田高生 48 保険代理業  自現<1>
渡辺靖 61 (元)幡豆町長  無現<1>
増山信也 64 (元)副市長   無新

 山田は唯一の公認候補として、自民支持層へ浸透を図る。無所属国会議員の支援を受ける渡辺は労働組合の推薦も得た。増山は保守系市議の一部や元市議らの支援を得て支持拡大を図る。

 ■蒲郡市(定数1)
飛田常年 61 (元)市議    自現<2>

 飛田は県道などのインフラ整備を最優先課題に掲げ、支持を固める。無投票の公算大。

 ■新城市・北設楽郡(定数1)
峰野修 71 (元)県副議長  自現<3>

 峰野は奥三河の企業誘致や道路整備での実績を訴える。無投票の可能性が高い。

 ■知立市(定数1)
柴田高伸 50 (元)鹿島社員  無現<3>
山崎亮璽 41 (元)市議    無新

 柴田は地域の声を聞いてきた経験を強みに、政策実現力や知事との絆を訴える。前回自民公認で敗れた山崎には、市長が全面支援を表明。党派・会派を超えて活動するとして無所属で挑む。

 ■高浜市(定数1)
杉浦孝成 71 党市支部長  自現<4>
 杉浦は副議長の経験と4期の実績を訴える。無投票の公算が大きい。 

 ■田原市(定数1)
山本浩史 48 (元)市議    自現<2>

 山本は渥美半島全体を幅広く回り、8年間の実績を訴える。無投票の公算が大きい。

 ■みよし市(定数1)

小山祐 40 NPO顧問  無現<3>

 小山はトヨタ系労組だけでなく、幅広い層を取り込みつつある。2回連続で無投票の公算が大きい。

 =終わり

 【注】立候補予定者の並びは、現職、元職、新人の順。同じ場合は(1)公認政党の衆院勢力(2)当選回数(3)五十音-の順。自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、維=維新、減=減税日本、無=無所属、諸=諸派。<>内の数字は当選回数。敬称略。肩書、年齢は26日現在。

7317チバQ:2019/03/26(火) 21:34:02
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/822424
福井県知事選、杉本達治氏やや先行
福井新聞社世論調査、西川一誠氏追う
2019年3月26日 午前7時20分

福井県知事選世論調査「誰に投票するか決めていますか」 拡大する
福井県知事選世論調査「誰に投票するか決めていますか」


 4月7日投開票の福井県知事選について有権者の投票行動を探るため、福井新聞社は3月23、24の両日、電話世論調査を行った。無所属新人で前副知事の杉本達治氏(56)がやや先行し、5選を目指す無所属現職の西川一誠氏(74)が追う展開となっている。共産党新人で党県書記長の金元幸枝氏(61)は厳しい戦いで浸透を図っている。調査は選挙戦序盤に実施したため、意中の候補を決めていない有権者がまだ3割以上いる。今後の展開次第で大勢が変わる可能性がある。

⇒D刊に知事選特集「激震知事選」

 知事選で誰に投票するか「決めている」「だいたい決めている」と回答したのは7割弱だった。一方、3割強が「まだ決めていない」「分からない・無回答」とした。

 年代別でみると、杉本候補は18歳以上の全ての年代で4割以上の支持を受け、中でも60歳代は5割に達している。西川候補は各年代で3割以上の支持を得ており、18〜39歳では4割に迫っている。金元候補は各年代で1割前後の支持を受けている。

 支持政党別では、自民党支持者の5割強が自民推薦の杉本候補を意中の候補としている。これに対し、4割弱が西川候補を推しており、激しい保守分裂選挙の様相が調査で裏付けられた。自主投票の公明党は、支持者の6割弱が西川候補、4割弱は杉本候補に決めたとしている。支持政党なしの無党派層は4割強が杉本候補、3割弱が西川候補と答えている。

【調査の方法】福井県内の有権者を対象に3月23、24の両日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。計700人から回答を得た。

7318チバQ:2019/03/26(火) 22:34:57
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20190326/k00/00m/010/282000c
消えゆく地域政党 「老舗」の「減税日本」も名古屋市議選は正念場
毎日新聞2019年3月26日 20時07分(最終更新 3月26日 20時07分)
各地でブームとなった地域政党が消えゆく中、河村たかし名古屋市長が率いる減税日本は2010年設立で生き残っている「老舗」の一つだ。かつては同市議会に最大会派となる28人を送り込み、国会議員を擁する国政政党にもなったが、現在は相次ぐ不祥事などで所属議員は市議8人のみ。少数会派に転落し、29日告示の市議選は党の存亡をかけた戦いになる。

 今月15日の市議会本会議最終日。「恥ずかしいぞ、お手盛り!」。市議報酬を巡って自らが提出した「年800万円の恒久化」の条例案が否決され、議場に河村市長の怒号がむなしく響いた。議会は現在の1454万円の報酬維持を決めた。

 「市議報酬800万円」は、減税が議会の解散請求(リコール)成立に伴う11年の市議選で掲げた看板政策の一つ。減税の躍進で実現させたが、議席が減った16年、自民などが現在の額に増額させた。河村氏は「この非力、なんたることか」と悔しがり、今回の統一選に市議報酬を争点化して臨む姿勢を示す。しかし、ある自民市議は「もうネタが古い。市民の間にもかつての熱気はない」と冷ややかだ。

 減税は河村氏個人の地元人気は変わらないが、党勢の低迷に歯止めがかからない。今回の統一選は維新と候補者を重複させないことで合意したものの、候補者探し自体が難航し、「任期は2期8年まで」としていた内規を事実上撤廃。市議選では3選を目指す現職5人も公認し、なんとか全16選挙区の候補擁立にこぎ着けた。ある減税市議は「素人議員が大半で他会派にやり込められる日々だった」と振り返りつつ、「当初の勢いがなくなると候補者のなり手探しも大変で、河村市長の後継者も見つかっていない」と話す。

 自民、公明などは減税への攻勢を強める。昨年12月以降、減税市議が自宅に建築基準法違反のブロック塀を設置していた問題を議会で取り上げ、議会の広報紙全4ページに問題の経緯を詳報した。一方で別の減税市議は今月22日、自民市議から昨年11月に顔をたたかれたり「クズ」などと暴言を浴びせられたとして、傷害などの容疑で愛知県警に告訴した。対立は政策論争を離れ泥仕合の様相を見せる。

 市議選に向け、ある自民市議は「市長人気頼みの減税日本に引導を渡したい」と手ぐすねを引く。減税市議の1人は「議員の高額報酬などに対する市民の不満はたまっているはず」と党勢回復に期待をかける。地域政党としての独自の存在感が示せるのか、減税日本の真価が問われる。【三上剛輝】

7319チバQ:2019/03/28(木) 23:20:08
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/ishikawa/CK2019032502000229.html
激戦区情勢(1) 七尾市(定数2)
2019年3月25日
保守分裂 溝深く
「近藤票」の行方にも注目
 現職の和田内幸三氏(71)=自民・七期=と高橋正浩氏(44)=自民・一期=に、保守系新人の清水真一路氏(41)が挑む。自民党の推薦や国会議員の動向を巡り、それぞれの思惑が見え隠れするなど保守分裂の戦いは激しさを増している。

 七日にあった自民党七尾支部の役員会。そこで支部は「清水氏を推薦しない」と組織決定した。

 清水氏の選対本部長を務める七尾市議の今田勇雄・支部幹事長名で県連に推薦願を提出したが、和田内氏が務める支部長の署名がなく、差し戻された経緯があった。

写真
 役員会は分裂選挙を象徴するかのように、和田内、清水両氏の支持に分かれて意見が対立。高橋氏は中島支部所属のため、「七尾支部として現職と新人の二人を公認、推薦すべきだ」という提案もあったが、候補者となる和田内氏が加わらない形で採決に。高橋氏の支持を理由に一人が退席し、十七人のうち十人が反対して否決された。

 役員会後、和田内氏は「正当な理由がなかったから推薦には至らなかった。組織の一員として、もっと真摯(しんし)に相談してほしかった」と説明したが、両者の溝は深まる形となった。

 無所属で選挙戦に挑むことになった清水氏。同選挙区の元県議で、衆院石川3区に転出した自民党の西田昭二衆院議員に近い市議らが擁立したため「西田氏の後継」ともささやかれる。

 二月にあった清水氏の事務所開きには西田氏が事前連絡なく現れ、清水氏の周囲を驚かせたが、西田氏は「おのおのの立場で頑張ってもらいたい」と中立の立場を強調。その後の高橋氏の事務所開きでもマイクを握った。推薦が見送られたいま、清水氏に肩入れすれば公認の現職陣営からの反発は避けられない。

 自民支持層の票が割れるのは必至だが、もう一つの焦点は七尾市などを基盤にする国民民主党の近藤和也衆院議員(比例北陸信越ブロック)を支持する、いわゆる「近藤票」の行方。二〇一七年にあった前回衆院選では、有効投票数の46・5%に当たる一万四千九百票を獲得した。各候補者が近藤氏の支持層にどの程度訴え掛けられるかも当落を左右しそうだ。 (松村真一郎)

 ◇ 

 二十九日に告示される石川県議選(四月七日投開票)。県内全十四選挙区のうち、激しい選挙戦が見込まれる選挙区の直前情勢をまとめた。

7320名無しさん:2019/03/28(木) 23:20:25


https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/ishikawa/CK2019032602000258.html
激戦区情勢(2) 河北郡選挙区(定数2)
2019年3月26日

内灘町長選しこり
津幡を巻き込み混沌
 石川県津幡、内灘両町の河北郡選挙区はともに自民現職の米田昭夫氏(74)=四期=と焼田宏明氏(61)=二期=をはじめ元内灘町議で無所属新人の太田臣宣氏(51)=自民推薦=が出馬を表明している。保守分裂の中、米田、太田両氏が地盤とする内灘では現職町長と元町長の対応が分かれる。焼田氏の地元津幡を巻き込み、情勢は混沌(こんとん)としている。

 「内灘町はさまざまな課題を抱えている。現職県議を推すのは当たり前」。川口克則町長は米田氏支援を鮮明にし、「一期じゃ何もできない。出馬の大義がない」と新人をけん制する。

 二〇〇五年の町長選は当時現職だった岩本秀雄氏と元県議の八十出泰成氏が争い、八十出氏が初当選。一三年町長選では八十出氏に挑んだ川口氏が三百六十三票差で勝利した。人口三万人足らずの町ながら主導権争いのしこりが今も残る。

 自民党内灘支部長の夷藤(いとう)満内灘町議は「新人がなぜ今回出馬するのか明確な答えはなかった。大義がないと言われても仕方ない」と指摘。太田氏を支援する保守系町議の動きにも「次の選挙(町長選)をにらんでいるのでは」とみる。

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 その太田氏を支援する生田勇人内灘町議は「太田氏ともども米田氏を支援してきたが、その政治姿勢に町民から不満の声が上がっている」と反論。現職に肩入れする川口町長の姿勢に「就任六年が経過して町民の声が聞こえなくなってきているのでは」と皮肉る。

 米田氏陣営は川口町長が先頭に立ち、公明党県本部が推薦する。太田氏陣営には米田氏陣営の三人を上回る五人の保守系町議に加え、社民の町議らが支援に回る。八十出元町長も後援会に入り「やる気のある若い人にやらせた方が町のためになる。当選すれば県議長になれると言って出馬するのが大義なのか」と話す。

 津幡町議会三月会議の初日、傍聴席に焼田氏の姿があった。「わが町の県議やさかいねえ」。矢田富郎町長は二人三脚で焼田氏を支援する。「二人(米田、太田両氏)とも津幡に票を取りに来とる。『焼田さんは絶対に大丈夫やさかい』という安心感が一番危ない」と引き締める。

 三つどもえの前回は三千票近くの差をつけてトップ当選を果たしたが、焼田氏陣営のベテラン町議は、党派や地域を超えた内灘の余波を前回以上に気に掛けている。 (島崎勝弘)

7321チバQ:2019/03/28(木) 23:20:54
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/ishikawa/CK2019032702000239.html
県議選・激戦区情勢(3) 鹿島郡選挙区(定数1)
2019年3月27日

(右)こぶしを握り、議席死守を誓う山田省悟氏=石川県中能登町能登部上で(左)自転車で地区を回り支持を求める岡野定隆志氏=石川県中能登町二宮で

写真
一騎打ちに国政の影
自民死守か 「実弟票」の国民か
 自民現職の山田省悟氏(71)=六期=と、国民民主新人の岡野定(おかのじょう)隆志氏(48)が出馬を予定する。石川県内全十四選挙区のうち唯一の与野党一騎打ちの構図とあって、背後に国会議員の影もちらつく。二〇一七年の衆院選で、鹿島郡選挙区(中能登町)では岡野定氏の弟近藤和也氏(比例北陸信越ブロック)の得票が自民候補を上回っており、自民が議席を死守できるかどうか注目が集まる。

 「今後も杉本栄蔵町長と手をとって二人三脚でやっていきたい」。山田氏は今月三日、町内であった杉本氏の町政報告会に出席し、決意を述べた。

 杉本、山田両氏は一九九五年の県議選で初当選した。杉本氏は二〇〇三年の県議選で落選したが、〇五年に誕生した中能登町の初代町長に就任。以来、二人は手を取り合い、今回も杉本氏が選対本部長を務める予定で、各集落でミニ集会を開く。

 山田氏は「声を届けるだけが政治家の仕事ではない。知恵を絞り、県を説得する実行力が必要」と訴える。病院、学校、福祉施設などを近距離に集めるコンパクトシティ構想、土砂災害対策の強化などの政策を掲げる。西田昭二衆院議員(石川3区)らの援護も受け、国、県、町の連携をアピールする。

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 一方、岡野定氏は「県に不満がある人は多いが、現職には聞いてもらえていない」「現職はこれまでの活動でできたこと、できていないことの総括をしておらず実績はあいまい」と強調。不満を抱える住民の受け皿となる覚悟を示す。政治は未知の世界だが長年、特別支援学校教員を務めた経験もアピール。「コンパクトシティでは今ある小さな集落や店が崩壊する。元のコミュニティーの活力を生かしたい」と対抗心を見せる。

 自転車で選挙区内をくまなく回り、福祉施設やグラウンドゴルフの会場で名前と顔を売り込み、知名度アップを図る。休日は近藤氏も自身の支持者に訴え、支持拡大に努めている。

 前回の衆院選で、近藤氏は西田氏に3区全体で競り負けたが、出身地の中能登町では圧勝。一四年の得票も北村茂男元衆院議員に二倍の大差をつけた。山田陣営は政党ではなく、近藤氏個人を支持する「近藤票」を警戒する。山田氏も「相手を支持する層の大きさが見えない」と気をもんでいる。 (中川紘希)

7322チバQ:2019/03/28(木) 23:21:24
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/ishikawa/CK2019032802000271.html
県議選・激戦区情勢(4) 白山市選挙区(定数4)
2019年3月28日
「空白区」美川へ奔走 熱帯びる集票合戦
上段左から大口英夫氏、吉崎吉規氏、横山隆也氏、下段左から安実隆直氏、車幸弘氏、作野広昭氏

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 自民現職四人に、自民所属だった元職と自民推薦の新人が挑み、保守分裂の構図となる。二〇一五年の前回選は九人が乱立。〇五年に一市二町五村が合併してから十四年たつが、今回も旧市町村の地域間競争は色濃く表れ、候補者たちは地元の支持を固めながら、空白区となった「美川票」の獲得に奔走している。

 「県政と白山市のより密な関係を構築する。県政に新しい風を吹き込む」。前市議で自民党松任支部幹事長などを務める新人の安実隆直氏(54)=自民推薦=が昨年十二月に出馬を表明し、市内の空気は一変した。

 安実氏はもともと自民党県連幹事長の現職吉崎吉規氏(70)=六期=の連合後援会の事務局長。前回は旧松任市から五人が立候補したが、今回はいわば“身内”からの出馬。吉崎氏だけでなく、同じ旧松任市出身の自民現職で県議長の作野広昭氏(62)=四期、無所属元職の大口英夫氏(53)にとっても影響は小さくない。安実氏が知名度アップに奔走するのを横目に、他の陣営関係者からは「厳しい選挙になるのは間違いない」「誰が貧乏くじを引いてもおかしくない」と危機感を募らせる。

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 一方、旧鶴来町を地盤とする自民現職の車幸弘氏(50)=一期。他の候補予定者も踏み込んでおり、「鶴来代表」を強調しながら地元の支持固めに注力。同じく自民現職の横山隆也氏(54)=一期=は人口が少ない山麓の旧五村が地盤だけに、当選には他の地域からの得票が不可欠だ。

 各陣営は候補者が乱立した前回以上の得票が必要とみており、当選ラインを「およそ一万票」と見立てる関係者も。地元だけでは決め手を欠く候補予定者たちは、一万余りの有権者がいて今回、立候補予定者が不在の旧美川町へと足を向ける。美川は故奥田敬和元運輸相の出身地でもあり、元政界関係者や地縁・血縁、友人・知人などのつながりを手繰るなど集票に躍起だ。

 現職が議席を守るのか、元職、新人が割って入ることができるのか。県議選の告示が迫る中、集票合戦はますます熱を帯びていく。(冨田章午)

7323チバQ:2019/03/28(木) 23:27:16
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190328459810.html
新潟県議選 直前情勢④
上越・佐渡 上越、4現職と2新人が激突
 29日告示、4月7日投開票の県議選は、定数53に対し77人が立候補を予定している。

 上越市は定数5に対して現職4人、新人2人の戦い。各陣営は大票田の高田地区での支持拡大に懸命。今期で引退する自民現職支持者の動向も注目される。

 楡井は旧柿崎町長時代からの実績を強調。企業回りで市中心部への浸透を図る。斎京は地元直江津の地盤を固める一方、高田に後援会を設け、票獲得を狙う。自民推薦の桜庭は一部市議らが支援。東頸や高田を回り、知名度向上に努める。

 野党系は7選を目指す小山が柏崎刈羽原発再稼働反対を掲げ、基盤固めを急ぐ。再選を期す秋山は街宣活動などを通じて女性票のさらなる確保に努める。平良木は街頭でのつじ立ちやミニ集会で、消費増税の反対などを訴える。

 佐渡市は現職と新人2人が2議席を争う。佐藤は2期の経験をアピール。島内各地の後援会組織を生かし、ローラー作戦を展開する。中川は引退する自民現職の後継として保守の票固めを徹底。建設業を中心に組織戦を進める。北は若さを強調。友人らと「草の根」で20〜40代の子育て世代や無党派層への浸透を狙う。

(敬称略)

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190328459808.html
新潟県議選 直前情勢③
中越 見附、12年ぶり選挙戦見込み
 29日告示、4月7日投開票の県議選は、定数53に対し77人が立候補を予定している。

 長岡市・三島(定数6)は主要各党が現職5人、新人2人を擁立し定数1超の激戦。現職では、官製談合事件で秘書が逮捕、起訴された自民星野が県議会最多の12選に向け組織を引き締める。自民県連幹事長の柄沢は後援会組織をフル稼働し、町内単位で県政報告会を重ねる。立民佐藤は労働組合を軸に組織固めを進める。公明安沢は党本部と連携し、無党派層の取り込みを期す。社民長部は反原発を訴えながら、票の掘り起こしを狙う。

 新人では、自民現職の西川洋吉の後継で栃尾が地盤の自民高見が、旧長岡市での支持拡大を目指す。共産遠藤は地元中之島を中心にローラー作戦を展開。共産支持層の票固めを図る。

 柏崎市・刈羽(定数2)は元職1人、新人2人の三つどもえの争い。野党系無所属の元職池田は、昨年出馬した知事選と同じく野党各党と連合新潟の支援を受け復活を期す。自民新人の与口は10期務めた三富佳一の後継として地盤を固める。自民推薦の無所属新人三井田は保守系の青年層などに浸透を図っている。

 見附市(定数1)は現新一騎打ちによる12年ぶりの選挙戦の見込み。自民現職の早川は支持基盤を固めながら、市中心部の無党派層にも浸透を図る。無所属新人の小泉は世代交代を訴え、野党連合の支援を受けて票の掘り起こしを進める。

 南魚沼市・南魚(定数2)は、自民現職2人に非自民系無所属新人が挑む。自民松原は地元市議の半数超の支援を受け、組織をフル稼働させる。昨年6月の補欠選挙で当選した自民石坂はローラー作戦で保守票の掘り起こしを図る。新人樋口は補選の雪辱を果たそうと、野党の支援を受け非自民票の結集を目指す。

 十日町市・中魚(定数2)は現職1人と新人3人が立候補して、8年ぶりの選挙戦になる公算。7選を目指す自民現職の尾身は医療と教育を実績に挙げ、支持の拡大を進める。共産新人の藤ノ木は原発再稼働反対を前面に出し、野党支持票の結集を目指す。無所属新人の島田は地域での精神科の入院病棟維持など医療の充実を訴える。無所属新人の小山は自民の推薦を受け、人材育成やインフラ整備を公約に掲げる。

(敬称略)

7324チバQ:2019/03/28(木) 23:28:06
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190328459809.html
新潟県議選 直前情勢②
下越・県央 三条 自民、野党系が共に分裂 
 29日告示、4月7日投開票の県議選は、定数53に対し77人が立候補を予定している。

 村上市・岩船(定数2)は現職2人と新人1人が出馬を表明。自民小野は昨年中に各地区後援会の会合を終わらせ、地域密着の運動で保守票を固める。連合新潟が推薦する無所属片野は、ミニ集会などで4期16年の実績を強調。無所属本間は村上市議時代の経験を訴えながら、自由党などの支援を後ろ盾に浸透を図る。

 胎内市(定数1)は現職と新人の一騎打ちで12年ぶりの選挙戦となる見込み。自民冨樫は県とのパイプを強調し、ローラー作戦で票固めを図る。無所属佐藤は原発再稼働反対や少子化対策を訴え、支持拡大を狙う。

 新発田市・北蒲(定数3)は現職3人に新人が挑む。今の選挙区割りとなった2007年から4回連続で同じ構図となりそうだ。自民石井は各地区の後援会が集会を開き、組織戦を展開。自民岩村は地盤とする旧町村部を中心に企業訪問を重ねる。諸派佐藤は共産党を含む野党共闘を前面に、非自民の集票に励む。無所属斎藤は組織に頼らず反原発や知事公舎廃止を訴える。

 阿賀野市(定数1)は前回と同じ顔ぶれで、自民帆苅と無所属田中が競い合う。帆苅は実績や花角英世知事との連携を強調し、組織固めを徹底。野党共闘で臨む田中は反原発などを訴え、非自民層に働き掛ける。

 五泉市・東蒲(定数2)は現職2人と新人が争う。県会議長の自民沢野は地元の阿賀町議の大半に加え、保守系五泉市議が支援。無所属小島は沢野とは別の保守系五泉市議が支え、行政とのパイプを訴える。18年の五泉市長選と知事選に出馬した無所属安中は、組織の支援を受けず戦う。

 加茂市・南蒲(定数1)は無所属の新人3人が名乗りを上げる。坂上は組織を持たず独自の運動で無党派層を掘り起こす。元高校教諭の荒井は少子化対策などを掲げ、野党支持層などに訴える。自民党加茂支部長を務めた保坂は、保守系市議らの支援を軸に組織戦で臨む。3人とも地元は加茂市。田上地域の票も鍵となりそうだ。

 三条市(定数2)は自民系と野党系が共に分裂し、計4人による混戦模様。自民推薦の元職坂田は反原発を前面に女性や保守層への浸透を図る。前三条市議の自民河原井は、県と市のパイプ役を掲げ組織戦を展開。野党系は共に無所属で連合新潟が推薦する現職藤田と前三条市議の杉井。唯一の現職の藤田は道路網整備などを主張。杉井は人口減社会に即した行政改革を訴える。

(敬称略)

7325チバQ:2019/03/28(木) 23:28:23
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190328459804.html
新潟県議選 直前情勢①
新潟 東区、定数2に現新3人混戦
 29日告示、4月7日投開票の県議選は、定数53に対し77人が立候補を予定している。

 北区(定数2)は3期務めた現職が引退し、現職1人と無所属新人3人で争う公算。自民青柳は唯一の現職として福島潟の治水対策など2期8年の実績を訴える。自由県連幹事長の無所属菊地は原発ゼロを掲げ、野党支持層への浸透を図る。連合新潟推薦の無所属長谷川は黒岩宇洋衆院議員と連携し、農家の所得向上などを訴える。無所属飯野は斎藤洋明衆院議員の支援を受け、北区長を務めた実績をアピールする。

 東区(定数2)は与野党の現職と野党系新人による三つどもえの混戦が予想される。9期目を狙う自民渡辺惇はミニ集会などを重ね保守系の支持基盤を固める。共産渋谷は原発再稼働反対などを掲げ、党派を超えた支持の獲得を目指す。新人渡辺和は出身の東北電力労組の支援をバックに、世代交代を訴える。

 中央区(定数3)は自民、国民民主の現職と、引退する公明現職の後継となる新人の争いに、自民党籍を持つ無所属新人が絡む。自民小島は新潟市議選の保守系候補予定者らと連携し、組織戦を展開する。国民上杉は新潟交通労組の支援を主体に、非自民支持層の取り込みを狙う。公明市村は支持母体の創価学会の票固めに注力し、つじ立ちで浸透を図る。無所属井上は若手経営者らの支援を得て、あいさつ回りなどで知名度向上を狙う。

 江南区(定数1)は16年ぶりの選挙戦となりそうだ。自民現職の佐藤は後援会を軸に地域をくまなく回り、4期の実績をアピール。立憲民主の新人山本はNPO活動の人脈を生かし、子育て支援などを訴える。

 南区(定数1)は与野党対決で7年ぶりの選挙戦が有力だ。自民現職の笠原は国や県市とのパイプをアピールし、保守票固めに懸命。オール野党が支援する無所属新人の磯貝は農業や交通政策を訴え浸透を図る。

 西区(定数3)は自民、立民、保守系無所属の現職3人に、前回惜敗の共産新人が再び挑む。自民高橋は企業・団体を回り支持層を固めるほか、若者への浸透を狙う。立民大渕は県連代表の西村智奈美衆院議員と連携し、非自民の結集を目指す。元黒埼町長の無所属青木は地元の黒埼地域を中心に、支持を固める。共産武田は「脱原発」などを強調し、安倍政権に批判的な層の取り込みを図る。

(敬称略)

7326チバQ:2019/03/28(木) 23:29:48
https://www.asahi.com/articles/ASM3V5QKTM3VUOOB006.html
長野)県議選長野市・上水内郡区 参院選にらみ拡大狙う
2019統一地方選挙

鶴信吾、岡林佐和 2019年3月27日03時00分
 長野市区(定数10)と上水内(かみみのち)郡区(定数1)が合わさってできた長野市・上水内郡区は、県内で最大の11議席を巡って争われる。現職9人と新顔4人が挑む激戦となりそうだ。県議会に議席を持つ6政党の公認や推薦を受けた立候補予定者が顔をそろえ、7月に参院選を控える中、旧民進党系や自民党など各党が、勢力拡大を図る舞台ともなっている。

 「長野県で再び塊をつくる。これを全国に広げていきたい」。今月下旬、長野県飯綱町の集会所で、現職の埋橋(うずはし)茂人氏(66)=立憲民主党公認、国民民主党県連推薦=はこう話した。

 旧民進党は2017年の衆院選で分裂。いまは国民民主党と立憲民主党に分かれる。新しい党の名前が浸透しておらず、力を結集させなければ自民党に対抗できないと、県内では昨年10月、政治団体「新政信州」をつくった。国民民主と立憲民主の国会議員や地方議員が所属し、一体となって統一地方選や参院選をたたかうとする。

 埋橋氏は前回県議選の長野市区で、旧民主党が公認した唯一の候補として初当選した。今回は、この「新政信州」が推薦する計3人がこの選挙区で立候補する。集会には立憲民主の杉尾秀哉参院議員も激励に訪れ、「まずは県議会で、野党として議席を伸ばすことが重要だ」と語った。

 参院選を見据え、勢力拡大をめざすのは政権与党の自民党も同じだ。参院選に立候補予定の小松裕・元衆院議員にとっては知名度の向上を図る絶好の機会。そのため、南信の立候補予定者の集会や、元々地盤とする長野市での集会などにもこまめに顔を出している。

 長野市・上水内郡区では、いずれも議長経験者の現職4人が立候補。こまめな支持者まわりや企業まわりを続けている。さらに新顔1人も推薦する。県議会の最大会派・自民党県議団の本郷一彦団長は「長野県は、県議会で自民党が過半数を下回っている全国でも数少ない議会。過半数をとるのが悲願だ」と話す。

 公明党は17年まで務めた県議の国政転出で不在になっていたが、今回は新顔を擁立する。共産党は現職2人が組織戦を展開している。

     ◇

 県議選は、地域の代表を競い合う面も色濃い。旧上水内郡区(信濃町、飯綱町、小川村)は県議選では無投票が長年続いてきており、今回は03年以来、16年ぶりの県議選での選挙となる。

 前回選で同区から選出された自民現職の服部宏昭氏(74)の陣営は今回、信濃町や飯綱町を中心に大規模な集会を重ねている。今月中旬、飯綱町で開いた集会には約400人が参加。長野市、飯綱町、小川村、信濃町の各市町村長が顔をそろえ「上水内の火を絶やしてはいけない」と呼びかけた。駆けつけた支持者の年齢層は高め。陣営幹部は「若い世代への支援の呼びかけが鍵だ」と話した。

 若いファミリー層が増えている長野市南部を地盤とする候補にも注目があつまる。この地域を主な地盤として7期務めた無所属の高橋宏氏が引退。後継指名はしなかった。

 この地域からは今回、新顔4人が立候補を予定している。社民推薦の池田清氏(64)、自民推薦の野本靖氏(46)、国民民主推薦の望月義寿氏(50)はいずれも長野市議を辞しての挑戦。公明党が公認する加藤康治氏(47)も出る。

 ある陣営の幹部は「今回の選挙は実力者ぞろい。激戦は必至だ」と話す。(鶴信吾、岡林佐和)

立候補予想顔ぶれ
◇長野市・上水内郡区(11―13)
池田清 64 無新〈社〉
埋橋茂人 66 立現①
風間辰一 57 自現⑤
加藤康治 47 公新
金沢敦志 56 無現①
鈴木清 71 自現④
高島陽子 50 無現②
西沢正隆 47 自現⑤
野本靖 46 無新〈自〉
服部宏昭 74 自現⑦
望月義寿 50 無新〈国〉
山口典久 58 共現①
和田明子 59 共現③

 現時点で立候補の可能性のある人を掲載。50音順。年齢は投票日現在。公認政党、現職・新顔・元職の別。丸数字は当選回数。四角囲み政党は、推薦・支持。政党はいずれも各県連などが発表したもの。

7327チバQ:2019/03/30(土) 21:47:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190330-00124130-kitanihon-l16
激戦区 入り乱れ火花 県議選告示 黒部市 現職と2新人が舌戦
3/30(土) 0:47配信 北日本新聞
激戦区 入り乱れ火花 県議選告示 黒部市 現職と2新人が舌戦
出陣式で支持者と握手する横山氏(左)=黒部市北新、選挙カーから有権者に手を振る松下氏(中央)=黒部市生地経新、街頭演説で「頑張るぞー」と叫ぶ川上氏=黒部市宇奈月温泉
 29日に告示された県議選は候補者の舌戦がスタートした。激戦区とされる黒部市と滑川市の両選挙区では各陣営が初日から火花を散らし、現職は実績や経験を強調する一方、新人は若さや行動力をアピールした。「希望の持てる未来にしたい」「子どもが笑顔になる街づくりを」。平成のその先の時代を見据え、人口減少や経済対策、観光振興を訴えた。

 黒部市選挙区(定数2)は自民党現職1人、無所属新人2人による戦い。全員が自民党籍を持ち、市を3分する地域間競争の様相を呈している。

 新人の川上浩氏(63)は荻生の事務所で出陣式に臨み、一般開放される関西電力黒部ルートを活用した観光振興に取り組む考えを強調した。「地方創生の切り札だ。明るい希望が持てる未来を次の世代に引き継ぐ」と語った。

 終了後は選挙カーで市内各地を回り、午後は地盤の宇奈月地域へ。妻の恵理さんの地元である宇奈月温泉街で最初の街頭演説に立ち、「つながりの強い場所だ」とアピール。一帯の魅力向上に懸ける思いを熱弁し、集まった大勢の商店街関係者ら一人一人の手を固く握った。

 「責任世代として、大人も子どもも笑顔になれる街づくりを目指す」。同じく新人の松下哲也氏(45)は、三日市の事務所での出陣式で第一声を上げ、若さを前面に押し出した。自民市議のほか、堀内康男前市長や公明党の辻靖雄市議も激励に駆け付け、「後継を育てられない地域は発展しない」と支持を求めた。

 式後は選挙カーで三日市や大布施、出身地の生地を中心に巡り、生地経新では街頭演説した。「新時代の県づくりを担わせてほしい」。狭い通りを全力で駆け回り、住民一人一人に握手を求めた。

 一方、唯一の現職である横山栄氏(70)は北新の事務所で出陣式を開き、5期20年の実績を訴えた。「関西電力黒部ルートの活用や少子化対策、幹線道路整備など、道半ばの課題に道筋を付けたい。県政の壇上に押し上げてください」と声を振り絞った。

 地盤の石田地区の電鉄石田駅前での街頭演説では集まった大勢の住民に「やっぱり石田は温かい」と呼び掛け、一人一人と握手した。夜は事務所で「若者の集い」を開き、宮腰光寛沖縄北方兼1億総活躍担当相が予定を繰り上げて駆け付け支援を訴えた。

 海から山まで初日から各陣営が入り乱れた黒部市。午後3時すぎには松下氏の出身地の生地地区で、川上氏と横山氏の選挙カーが交差点でニアミスし、互いにエールを送り合う場面もあった。

北日本新聞社

7328チバQ:2019/03/30(土) 21:47:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190330-00124127-kitanihon-l16
一騎打ち 支持訴え 滑川市選挙区  
3/30(土) 0:38配信 北日本新聞
一騎打ち 支持訴え 滑川市選挙区  
(右)出陣式を終え、選挙カーの前で支持者の応援に応える澤谷氏=滑川市柳原(左)出陣式を終え、選挙カーから身を乗り出して手を振る大門氏=滑川市上島
 滑川市選挙区(定数1)は無所属現職と自民新人の一騎打ちとなった。

 「議席を自民党に渡してはいけない」。現職の澤谷清氏(67)は、柳原の事務所横の公園であった出陣式で相手陣営への対決姿勢を鮮明にした。「市民党」を掲げ、市長と地元課題の解決に努めたという実績を強調。「流れを止めず、皆さんと共に滑川をつくりたい」と拳を上げた。上田昌孝市長は澤谷氏を「相棒」と呼び、信頼関係をアピール。社民党関係者や市長派の市議らも駆け付けた。

 澤谷氏は選挙カーで手を振りながら市内を一巡。地元の滑川東地区の商業施設近くを街頭演説の1カ所目に選んだ。近くの鮮魚店や理髪店も歩いて訪ね、支持を訴えた。

 一方、自民新人の大門良輔氏(34)は上島の事務所駐車場で開かれた出陣式で、「自民県議がいないのは滑川だけ」と議席奪還の必要性を訴えた。子育て世代として、子どもたちに活気のある滑川市や富山県をつなぐ責任があるとし、「県とのパイプを太くして滑川を発展させたい」と力を込めた。自民市議や公明市議、中屋一博元市長らが大門氏の若さと行動力をアピールし、支持者は必勝を誓った。

 大門氏は選挙カーで街頭に飛び出し、地元の滑川西地区をはじめ、市内全域を回った。2カ所で街頭演説に取り組み、耳を傾ける有権者と握手を交わして支持を求めた。

 両陣営ともに、夜は個人演説会を開き、政策を訴えた。

北日本新聞社

7329チバQ:2019/04/01(月) 11:13:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190401-00124244-kitanihon-l16
「市民党」VS自民 滑川市選挙区(定数1-立候補2)
4/1(月) 1:30配信 北日本新聞
「市民党」VS自民 滑川市選挙区(定数1-立候補2)
 県議選滑川市選挙区(定数1)は、届け出順に無所属現職の澤谷清氏(67)=常盤町=と、自民新人の大門良輔氏(34)=高月町=が立候補した。澤谷氏が市長と共に1期目の活動をアピールする一方、大門氏は県政に影響力を持つ自民党県議の必要性を訴える。冷たい雨が降った31日、両氏は朝から市内各地を巡り、街宣や演説会で支持を求めた。 【関連記事1面】

■市長と共闘前面/澤谷氏
 「市民党」を打ち出す澤谷氏。午後4時、寺家町の市民会館で開かれた総決起大会では自民党を意識し、「私たちのまちは私たちで決める。政党が決めるのではない」と声を張り上げた。市長とタッグを組んで早月川の地下水を守る活動など滑川の県政課題に取り組んだとし、「未来の子どもが安心して暮らせる場づくりが必要」と訴えた。

 選対本部長の上田昌孝市長(75)は「澤谷君と方向を一つにして頑張る」と強調。期日前投票を意識して総決起大会を早めに開いたとし、支援の輪を広げるよう求めた。前々回の県議選で社民や民主、国民新の推薦で出馬し敗れた藤井宗一氏(70)や無所属の市議らも駆け付け、非自民勢力の力を結集させたい考えだ。

 日中は、スポーツ関係団体や町内会などの会合に足を運んであいさつを重ねた。午後1時半には山加積コミュニティセンターで演説会を開催。市長と歩調を合わせる自民市議も顔を出し、共に支援を呼び掛けた。

■県政与党を強調/大門氏
 「新しい滑川をつくりたい。流れを変えたい」。午後1時半、澤谷氏の自宅に近い常盤町の称永寺。大門氏は演説会で訴えた。自民党県連の政治学校で学んだり、ギネス世界記録を目指すイベントを開いたりした経験を踏まえ「今までの挑戦を政治の場で形にし、頑張っている人がさらに輝ける仕組みをつくりたい」と語った。

 日中は泉ケ丘公民館でも演説をこなしたほか、選挙カーに乗って市内を回り、商業施設前などで政策を訴えた。夜は4カ所で演説会を開いた。晒屋では党市連支部長の高橋久光氏(70)が大門氏の若さや行動力をアピール。前回澤谷氏に4選を阻まれた神田真邦氏(54)も弁士を務め「僕の思いは大門君に託した。若い人を出さないと」と支援を求めた。

 30日には昨年の市長選で惜敗した前市議の水野達夫氏(56)や中屋一博元市長(71)が演説会で応援。陣営は党や反市長派の力をフルに生かす戦略だ。 (滑川支局長・小幡雄也)

北日本新聞社

7330チバQ:2019/04/01(月) 19:33:00
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/825593
福井県議選挙、激戦の福井市情勢
定数12に15人、当落ライン上昇か
2019年3月30日 午前7時20分

 福井県議選は3月29日告示され、福井市、大野市、敦賀市など8選挙区は4月7日の投開票日に向け9日間の選挙戦に突入した。県都の福井市選挙区は定数12に対し、3人オーバーの激戦。陣営の多くは、当落ラインは前回の約6千票より上がるとみて、しのぎを削る。


 引退する山本正雄の後継として県教組の支援を受ける新人渡辺大輔は、地盤の明新地区を中心に近隣へ浸透を図る。5選を目指す松田泰典は地盤の川西地区をまとめ、つながりの深い湊、草刈り場の清水地区でも支持を広げる。畑孝幸は地元大安寺や鶉地区を固め、市南東部の空白地域や東藤島地区などで支持を訴える。

 中井玲子は地元の円山、和田地区など市東部を中心に浸透を狙う。選挙区唯一の女性候補を前面に打ち出していく。元職谷口忠応は東安居地区を中心に固め、足羽、社北、清水といった地域にも草の根で進出し、返り咲きを目指す。長田光広は森田、河合、西藤島地区を重点に、後援会があるみのり、麻生津地区などを固める。

 元職鈴木宏治は後援会組織がある地元の岡保、円山、東藤島、和田地区を中心に市東部で支持を訴える。前回トップ当選の清水智信は地盤の中藤地区などを中心に支持を広げ、知名度を生かして浮動票も取り込む。新人山浦光一郎は、地元宝永や松本地区など市中心部を固めつつ、若さを前面に市内全域で浮動票を狙う。

 西本恵一は支持基盤の組織票を固め、地元日之出地区から、市全域に支持拡大を狙う。春山を固める井ノ部航太は、和田、木田、みのりなどでも浸透を図るため、若さと行動力をアピールする。佐藤正雄は、知事選候補者の運動と連動し、くまなく票の掘り起こしを図る構え。

 大森哲男は、地盤の市中心部などにある12の地区後援会をフル稼働し、さらに浸透を図る。野田哲生は、引退する父親の地盤を引き継ぎ、地元の社3地区と自治労票を固める。9期目を目指す山本芳男は、出身地の文殊など旧足羽町をはじめ、市南部一帯で後援会を中心に引き締める。

7331チバQ:2019/04/01(月) 19:36:22
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190331/k00/00m/010/205000c
自民推薦の杉本氏やや先行、現職の西川氏激しく追う 福井県知事選情勢
会員限定有料記事 毎日新聞2019年3月31日 20時14分(最終更新 3月31日 20時15分)

福井県
選挙・福井
政治
速報
 統一地方選で実施される11道府県知事選(4月7日投開票)のうち、福井県の情勢は、共同通信の分析によると次の通り。(敬称略)

 自民推薦の新人で元総務官僚の杉本達治がやや先行し、5選を目指す現職、西川一誠が激しく追う。自民県議や職域団体が両者の支援を巡り分裂する状態は続く。2人は県内各地を精力的に回り、一歩も引…

7332チバQ:2019/04/01(月) 19:41:25
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/826628
福井知事選、杉本達治氏が差広げる
福井新聞社世論調査、西川一誠氏追う
2019年4月1日 午前7時20分

福井県知事選に立候補している(左から)金元幸枝氏、杉本達治氏、西川一誠氏 拡大する
福井県知事選に立候補している(左から)金元幸枝氏、杉本達治氏、西川一誠氏

 4月7日投開票の福井県知事選について、福井新聞社は29〜31日の3日間、県内有権者を対象に電話世論調査を行った。前回の序盤調査時(23、24日)に比べ、無所属新人で前副知事の杉本達治氏(56)がリードを広げ、5選を目指す無所属現職の西川一誠氏(74)が懸命に追う展開となっている。共産党新人で党県書記長の金元幸枝氏(61)は苦戦している。ただ意中の候補を決めていない有権者が、まだ3割弱いるため、最終盤にかけて情勢が変わる可能性がある。

⇨D刊に福井県知事選特集

⇨【D刊】当時の紙面で振り返る激動の福井選挙史

 知事選で誰に投票するかを「決めている」「だいたい決めている」と答えたのは、7割を超えた。

 県内を六つの地域別でみると、杉本候補は「奥越」で6割弱から支持を受けている。「福井市・永平寺町」「嶺南」では約5割に浸透し、「あわら市・坂井市」「越前市・池田町・南越前町」でも4割強に支持を広げる。

 西川候補は出身地域の「鯖江市・越前町」で4割台半ばの支持を獲得したほか、「あわら市・坂井市」「越前市・池田町・南越前町」で4割弱の支持を得ている。金元候補は、いずれの地域でも厳しい戦いを強いられている。

 年代別では、杉本候補が序盤調査時と同様、各年代とも4割以上の支持を受けている。中でも30歳代、50歳代、60歳代では5割強になっている。西川候補は序盤情勢でどの年代でも3割以上に浸透していたが、今回は50歳代や60歳代で2割台となった。金元候補は29歳以下で3割弱に食い込む。

 支持政党別でみると、杉本候補を推薦した自民党の支持者のうち、6割弱が杉本候補を、約3割が西川候補を推している。序盤情勢では杉本候補が5割強、西川候補が4割弱だった。今回、杉本候補が差を広げたものの依然として保守分裂選挙の様相は変わっていない。自主投票の公明党の支持者は6割弱が杉本候補に決め、西川候補を推すのは3割弱に。序盤情勢では西川候補が上回っていたが、逆転した。

 野党では共産党支持者の8割近くが金元候補を意中の候補に挙げた。このほか、立憲民主党支持者では杉本候補を、国民民主党と日本維新の会、社民党の支持者では西川候補を推す割合が高い。

 支持政党なしの無党派層では杉本候補、西川候補がともに3割台の支持を獲得するなど、競り合っている。

 【調査の方法】29〜31日の3日間、県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。816人から回答を得た。

7333チバQ:2019/04/01(月) 19:57:23
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019033002000244.html
OME 静岡 ニュース一覧 注目の選挙区ルポ
注目の選挙区ルポ
2019年3月30日

 定数減、保守乱立-。二十九日に告示された統一地方選の静岡県議選と浜松市議選は、さまざまな事情で激戦が予想される選挙区が各地にある。いかに支持層を固め、無党派層を取り込むか。候補者たちは実績や公約を訴えてまちを駆け巡り、四年に一度の戦いは初日から熱がこもった。

◆三つどもえ 僅差戦も
県議選・焼津
 定数一減に伴い、現職三人が二つの議席を争う。保守が強い土地柄で、二議席独占をもくろむ自民に、前回は自民の一角を崩した諸田さんが挑む。

 自民の良知さんは水産業振興など二期の実績を挙げ、「実現力を持って、この八年間やってきた」とアピール。沿岸部の焼津は東日本大震災後、津波への懸念が高まり、人口流出や地価の下落が止まらない。「津波対策を着実に進め、安全性を広く知ってもらうことが大切」と力を込めた。

 焼津駅前の商店街は昼間でも人通りが少なく、シャッターが閉まった空き店舗が目立つ。同じく三選を目指す自民の塚本さんは「駅は人や物が集まる。空き店舗を有効活用することもできる。市、県、国と連携し、活力ある地域づくりを目指す」と主張した。

 自民の二人はともに危機感もあり、三度目の県議選で初めて公明の推薦を取り付けた。二人の出陣式には、公明の市議が一人ずつ出席し「公明党も全力で支援します」と気勢を上げた。

 諸田さんは政党や団体の推薦を受けていない。組織を持たない立場を逆手にとって、自民の議席独占の是非を争点に掲げる。「一政党に議席が偏ると、多様な民意が反映されなくなる」と訴えた。

 市は、中部電力浜岡原発から半径三十一キロ圏の緊急防護措置区域(UPZ)内にある。保守票の取り込みを狙い、前回選で主張した「廃炉」というフレーズは避けつつ、「無所属でしがらみがないからこそ、市民の不安の声を県政に届けられる」と強調した。

(佐野周平、岸友里)

7334チバQ:2019/04/01(月) 19:57:41
県議選・掛川
 三期連続当選を狙う自民現職二人に、市議からの転身を狙う無所属新人が挑む。過去二回の選挙は二位と三位が二百票以内の僅差。自民二人対旧民主系候補という構図は変わらないため、無党派層の取り込みが鍵となる。

 榛葉さんは掛川市初馬の公会堂で、百五十人を集めて第一声。「子育て世代の代表として子育て支援に取り組みたい。国が変えられないなら掛川から変えていく」と声を張り上げた。「すべての市民の受け皿になりたいから無所属で出た」と訴えた。

 国民民主の推薦を受ける榛葉さんは当選した場合、知事与党とされる非自民系の県議会会派に所属する見通し。「知事に直接話ができる県議がいないと、掛川の思いは県政に伝わらない」と支援者が強調。ガンバロー三唱で気勢を上げ、遊説に繰り出した。

 増田さんは沿岸部の大東地区で公園に三百人を集め、「過去の選挙結果は関係ない。ゼロからの挑戦のつもりで死力を尽くす」と支援を呼び掛けた。

 旧民主系新人の出馬が予想される中、県連政調会長を引き受けたのは「地元への予算を増やせると思った」と強調。支援者から「市、県、国の仕組みが分かっている人材」との声が飛んだ。

 東堂さんは同市南西郷の観光施設駐車場で、四百人近くを前に出陣式。与野党対決の選挙区事情には触れず、自らの実績を訴えた。

 前回は辛勝だった東堂さんは「市議を含めて十六年の議員経験を掛川のために生かしたい。二期八年の活動で地域の意見や要望も通りやすくなった」と強調。

「三つどもえの厳しい選挙で、どうなるかわからない」と危機感を訴え、「全力で働きます。もう一度、県政に押し上げて」と述べ、遊説に出発した。

(赤野嘉春、河野貴子)

◆定数6に現・新10人
浜松市議選・南区 
 保守乱立で定数六の枠を現職四人、新人六人の計十人で争う激戦となった。主要政党・会派の候補がそろい踏みし、ベテランの現職候補でさえ「誰が落ちてもおかしくない」と予断を許さない状況だ。自民同士による支持者の奪い合いも指摘される中で、各候補は熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げる。

 自民は現職一人、新人三人を立てた。自民会派寄りの候補も含めれば計五人。「どうしても議会で過半数を取らないといけない」。地域の自民支部長の現職候補は二十九日の第一声で、新人擁立の狙いを語った。

 自民は市議会(定数四六)で最大会派だが、過半数には及ばない。行政区再編などを巡り現市長と会派との溝が深まったこともあり、現職候補は「死に物狂いだ」と声を張り上げた。

 同区では、飯田、芳川地区を拠点にする自民現職が県議選にくら替えした。地盤を新人候補二人が受け継ぐが、「もうバチバチに対立している」と票の奪い合いを心配する声も上がる。

 自民候補の一人は「選挙の時だけ別の地区に来て、票を求めるのは、いかがなものか」。別の候補は「自民同士の争いは避けたいが、地域の特性上、仕方ない面もある。手を取り合いたいが」としのぎを削る。

 南区は八人が出馬した前回選より、当落ラインが下がる見込み。前回、二百八十二票差で落選した共産陣営は、自民系候補の乱立を好機と捉えながらも「油断はできない」。連合推薦の新人候補も「地道にやっていくだけ」と慎重だ。各陣営は他候補との主張の差別化を図りながら、生き残るすべに知恵を絞る。

(篠塚辰徳、松島京太、坂本圭佑)

7335チバQ:2019/04/01(月) 19:59:05
>静岡では三選を目指す現職を、合併前の元市長らが懸命に追う。浜松でも現職が優位を保つ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201904/CK2019040102000135.html
<統一地方選>大阪ダブル選 維新先行 11道府県知事・6政令市長選情勢

2019年4月1日 朝刊


 共同通信社は三十一日、統一地方選の十一道府県知事選と六政令市長選について世論調査や取材を基に情勢を探った。大阪都構想の是非を問う府知事、大阪市長の「ダブル選」では、地域政党・大阪維新の会の新人がともに先行。自民党など「反維新」勢力が推す新人が追う。唯一の与野党対決の北海道は与党系がリード。自民支持層が割れた「保守分裂」の福岡知事選は、現職が自民系新人らに対し優位に立っている。

 態度を決めていない有権者も多く、四月七日の投開票までに情勢が変わる可能性がある。大阪府知事選では、大阪維新の前大阪市長吉村洋文氏が、自民推薦の元副知事小西禎一氏に先んじる。市長選でも、大阪維新代表で前府知事の松井一郎氏がややリード。自民推薦で、公明、立憲民主両党などの府組織の支援を受けた元市議柳本顕氏は支持拡大に躍起となっている。

 北海道知事選では、自公推薦の前夕張市長の鈴木直道氏が一歩前に出る。野党統一候補となった石川知裕氏が追い上げを図る。

 保守分裂となったのは福岡のほか、福井、島根、徳島の三知事選と相模原市長選。福岡では、自民党幹事長経験者の元衆院議員らが支える現職小川洋氏が抜け出し、麻生太郎副総理の後押しで自民推薦を得た元官僚の武内和久氏らが挽回を期す。島根では自民の若手・中堅県議が応援する元官僚の丸山達也氏と、自民推薦の元官僚の大庭誠司氏が横一線。福井、徳島では、県組織を含め自民が推薦する候補がやや先行している。相模原市では自民勢力が分裂する混戦の中、野党系衆院議員だった新人が現職を抑えて一歩先に出る。

 他の知事選では、三つどもえの奈良で現職が優勢。神奈川、鳥取、大分では、与野党の幅広い支援を受けた現職が安定している。三重でも自公推薦の現職が共産党系新人を引き離す。

 政令市長選のうち、静岡では三選を目指す現職を、合併前の元市長らが懸命に追う。浜松でも現職が優位を保つ。札幌、広島では現職が盤石の態勢だ。

7336チバQ:2019/04/02(火) 00:55:19
https://mainichi.jp/articles/20190326/ddl/k17/010/272000c
激戦の構図
’19石川県議選/中 鹿島郡(中能登町) 自・国、一騎打ちか /石川
会員限定有料記事 毎日新聞2019年3月26日 地方版

地方選挙
石川県
選挙・石川
 選挙戦が見込まれる7選挙区のほとんどが保守分裂の様相を呈する中、鹿島郡選挙区(中能登町、定数1)は自民現職・山田省悟氏(71)と国民民主新人・岡野定(おかのじょう)隆志氏(48)の一騎打ちとなる公算が大きい。

 山田氏は、旧鹿島町議長や県議長を歴任した父宗一氏の地盤を引き継ぎ、1995年の県議選で初当選。自民県連や県議会の要職を務め、現在6期目を数える。地元支持者らは「7選を果たせば宗一氏(6期)を超える」と期待する。

 一方の岡野定氏は、国民民主党青年局長の近藤和也・衆院議員(45)の実兄。近藤氏は2009年衆院選石…

https://mainichi.jp/articles/20190327/ddl/k17/010/301000c
激戦の構図
’19石川県議選/下 七尾市 保守系三つどもえ /石川
会員限定有料記事 毎日新聞2019年3月27日 地方版

地方選挙
石川県
選挙・石川
 七尾市選挙区(定数2)は、自民公認の現職2人と保守系新人1人の選挙戦になる見通し。各陣営の関係者は「誰が当選するか読み切れず、意外な結果が出るかもしれない」と口をそろえる。

 8選を目指す和田内幸三氏(71)は、西田昭二氏(自民)の衆院選出馬に伴う昨年3月の県議補選に長女和美氏が立候補した際、いったん引退を表明。しかし、補選は高橋正浩氏(44)が和美氏との一騎打ちを制した。和田内氏は昨年12月、「地元の声を県政に届けてほしいと周囲から要請を受けた」として引退を撤回し、県議選への立候補を表明。陣営は「経緯は支持者に説明した。7期の実績を評価してもらっており、県議選への影響はないと思う。初心に戻りこまめに地域を回っている」と話す。

 一方、県議補選で和美氏を約4500票余り上回る1万3865票を獲得し初当選した高橋氏は「補選は『親…

7337チバQ:2019/04/02(火) 20:14:55
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190322458589.html
自民系も野党系も分裂写真あり
新潟県議選三条市
 統一地方選前半の県議選(29日告示、4月7日投開票)で、三条市選挙区(定数2)は無所属現職藤田博史(49)、無所属元職坂田光子(64)=自民党推薦=、自民党新人河原井拓也(34)、無所属新人杉井旬(57)の4氏が争う見通しだ。自民系が坂田、河原井両氏、野党系が藤田、杉井両氏で分裂する格好。与野党の各2氏は2015年の前回県議選では同じ陣営で戦っており、今回は「骨肉の争い」ともいわれる状況だ。国定勇人三条市長(46)の動向も焦点となっている。...

【政治・行政】 2019/03/22 15:44

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190324458916.html
自民2氏つぶしあい懸念写真あり
新潟県議選南魚沼市・南魚
 統一地方選前半戦の県議選(29日告示、4月7日投開票)で南魚沼市・南魚沼郡選挙区(定数2)は自民現職の松原良道(67)、石坂浩(53)両氏と、野党系無所属新人の樋口秀敏氏(57)による三つどもえの戦いが濃厚だ。分裂選挙となる自民の2氏はつぶし合いに気をもみつつ、保守票の掘り起こしに懸命。樋口氏は非自民層の結集を狙う...

【政治・行政】 2019/03/24 14:30

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190221452441.html
重鎮と新人 激突再び写真あり
新潟県議選阿賀野市区(定数1)
 統一地方選前半の新潟県議選(3月29日告示、4月7日投開票)で「県北の激戦区」として注目を集める選挙区の一つが阿賀野市(定数1)だ。連続7期当選の現職で自民党重鎮の帆苅謙治氏(70)と、野党系国会議員の秘書を務める無所属新人の田中元氏(42)が前回2015年県議選に続き、再び激突する。...

【政治・行政】 2019/02/21 12:28

7338チバQ:2019/04/02(火) 20:21:58
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/ishikawa/CK2019033102000262.html
応援合戦 国政さながら
2019年3月31日

【右】兄の岡野定隆志さんへの支持を訴える近藤和也さん=30日、石川県中能登町久乃木で【左】山田省悟さんの実績を紹介する西田昭二さん=30日、石川県中能登町金丸で

写真
 石川県議選で唯一、与野党一騎打ちの構図となった鹿島郡選挙区(中能登町・定数一)は、国民新人の岡野定(おかのじょう)隆志さん(48)と自民現職の山田省悟さん(71)が対抗心をあらわに、舌戦を繰り広げている。保守層への浸透を狙う草の根か、圧倒的な組織力か-。衆参国会議員も参戦し、国政選挙さながらの様相だ。(中川紘希、林修史、榊原大騎)

岡野定さん陣営
実弟の近藤議員ら 草の根
 岡野定さんは近藤和也衆院議員(比例北陸信越ブロック)の実兄。前哨戦から近藤さんが寄り添い、告示日には亡き母が使ったという自転車で移動し、「この自転車が、支えてくださる皆さまが、私を後押ししてくれる」と強調。三十日には街頭演説で「弱い人に寄り添い、声を掛けるのが政治の姿。県議選で当選させていただき、この政治の流れを変えよう」と訴えた。

 政党ではなく個人を打ち出す戦略で、地道な草の根で衆院選を戦ってきた近藤さん。二〇一七年の衆院選石川3区では、出身の中能登町で自民現職の西田昭二衆院議員に大差をつけ60%超の得票を得た。

山田さん陣営
西田議員ら 与党の組織力
 この状況を放っておくわけにはいかない自民。告示日の出陣式で、西田さんは「私も(山田さんと)二人三脚で中能登のため、能登のため、石川県のため全身全霊を懸けて戦う」と強調。三十日夜の集会でも「与党の立場でこの地域の課題、要望を届けている。一人区の場合、いなくていけない方を選ばなくてはならない」と訴えた。

 告示日には橋本聖子党参院議員会長が応援に駆けつけ、三十日には夏の参院選に出馬する山田修路さん(石川選挙区)、宮本周司さん(全国比例)が参戦。選対幹事長の宮下為幸(ためゆき)町議長も「国民民主が何をやろうとしても、中能登町のためには何もできない」と言い切った。

県議選鹿島郡(一…2)
岡野定隆志48(元)教諭  国新 

山田省悟71党県総務会長 自現<6>

7339チバQ:2019/04/02(火) 20:22:45
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/nagano/CK2019033102000227.html
<県議選ルポ> (上)飯田市・下伊那郡区
2019年3月31日

定数4に8人が立候補した県議選の飯田市・下伊那郡区のポスター掲示板=飯田市で

写真
 二十九日に告示された県議選。合区と定数一減で環境が激変した飯田市・下伊那郡区(定数四)には、現職と新人計八人が立候補、混戦を極めている。香川県の面積に匹敵する大きさの新たな選挙区で、みずからの政策を浸透させようと各地を駆け巡る候補者を追った。

 「郡部では新人」。自民現職古田芙士さんの陣営は飯田市全域に強い地盤を持つとはいえ気を緩めない。自身にとっても、新選挙区では初の選挙。二十九、三十日は出身地の下條村など郡部もくまなく回り、多選批判にも「(現職最多の)八期の人脈や経験が強み」と対抗する。

 飯伊地域から長らく県議を送り出していない共産。新人の水野力夫さんは前回選の飯田市区に立候補、八千四百五十八票を得た(次点)。今回、浮動票や郡区の共産票を取り込めれば「悲願の議席獲得」が狙えると関係者は期待。二十九日には参院選候補者が応援で訪れ、支持を呼び掛けた。

 無所属新人の熊谷元尋さんの選対は「僅差の戦いになる。北部からも県議を出さないといけない」と、地盤の郡北部票集めに力を注ぐ。三期務めた高森町長時代の人脈などを生かし、二十九日の同町での街頭演説には現町長や飯田市長も駆け付け、地元首長との信頼関係をアピールした。

 四選を目指す無所属現職の吉川彰一さんは二十九日に地元の郡北部、三十日に郡西南部を遊説。選対幹部は「正式な出馬表明が遅く出遅れた」とする一方、阿南町議が後援会長を務めることから「阿南など、他陣営が手薄な西南部を回り支持を広げる」と巻き返しを誓う。

 「広い選挙区を八人が横一線で走っている」。自民現職の小池清さんの出陣式で、支援者が今選挙の構図をこうたとえた。陣営は郡部に後援会の支部を設けるなどして知名度アップに懸命。四期の実績があるとはいえ小池さんも気を引き締め、三十日も各地をくまなく回って支持を訴えた。

 「南信州に新しい時代を切り開く」と声を張り上げるのは、公明新人の川上信彦さん。党の支援も手厚く、二十九日には石田祝稔(のりとし)政調会長、三十日には石井啓一国土交通相も飯田入りし「最大の特徴である党のネットワークを生かし、課題を実現させることができる」などと強調した。

 飯田市中心部が地盤の無所属現職小島康晴さんは三期連続トップ当選だが、選対は「今選挙は票数を減らす要素が多く、新人だった十二年前よりも厳しい」と引き締める。二十九、三十日は各地で声を届け、各市町村にできた支持者と連携しながら、小中規模の集会を重ねて支援を求める。

 最年少の無所属新人早川大地さんは、後援会支部数は松川町に一つのみとはいえ「ゼロから立ち上がることに意味がある」と前を向く。期日前投票が始まった三十日は、遊説の力点を郡部から飯田市中心部に急きょ変更。リニア開業を見据えて若さと行動力をアピールした。

7340チバQ:2019/04/02(火) 20:23:12
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/nagano/CK2019040102000237.html
<県議選ルポ> (中)塩尻市区
2019年4月1日

 自民、共産の現職と無所属の元職の計三人が二議席を巡ってつばぜり合いを繰り広げる塩尻市区。三人は四年前の前回選でも争った相手。四年前は無所属新人の元市議を加えた四人の激戦だったが、落選した元市議が四月の市議選に出馬することになり、元市議が前回選で獲得した四千四百余の票の行方が注目されている。

 県議会復帰を目指す無所属元職の続木幹夫さんは四年前、四選に挑む共産現職の備前光正さんは八年前、互いに当選を阻まれ、苦汁をなめた因縁がある。

 「非自民、非共産の受け皿になる」。続木さんは旧民主党公認で出馬した前回選と異なり、無所属で挑戦。しがらみのない立場を強調する。

 三十日午前は地元の洗馬地区で街頭演説を行い「前回は一期四年で終わった。もう一度、県議会で働かせてほしい」と力を込め、県道整備や子どもの貧困対策を強調した。

 組織戦を進める他陣営とは対照的に草の根的な活動を展開。たすきを掛ける青色のジャンパーは、昨夏からほぼ毎日続けたつじ立ちで着てきた。「幹ちゃん、頑張って」の声援に笑顔で応え、大きく手を振った。

 「国のいいなりになっている阿部知事のやり方に反対。県政を徹底的にチェックできるのは共産だけ」。備前さんは三十日午後、市内のスーパー前で声をからした。阿部県政との対決姿勢を強調し「県議会の場から日本の政治を変える力を与えてほしい」と呼び掛け。大北森林組合による補助金不正受給事件のさらなる解明や高校卒業までの医療費窓口負担の無料化を訴えた。

 この日は党県議団長も応援入りし、阿部県政や安倍政権の批判を展開。夏の参院選を見据え、政権批判票の取り込みや党派を超えた支持拡大を呼び掛けた。

 再選を目指す自民現職の丸山大輔さんは三十一日午後、人口の多い同市広丘吉田のスーパー前で「安全安心、未来に希望の持てる地域にします」と声を張り上げた。

 三候補の中で一番の若手。無所属で出馬した前回選は一万一千四十三票でトップ当選したが、陣営幹部は「今回は甘くない」と組織を引き締める。今回は自民の公認を受け保守票の上積みを狙い、反自民票が流れないか警戒する。

 農村部の演説では「農業の振興は私の重要テーマ。生産基盤の充実や新技術導入を進める」とアピール。「頼むぞ。大輔」と声を掛けられ、支援者らと握手をして回った。

7341チバQ:2019/04/02(火) 20:23:31
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/nagano/CK2019040202000253.html
<県議選ルポ> (下)茅野市・富士見町・原村区
2019年4月2日

 茅野市・富士見町・原村区は無風だった前回選から一転、二議席を無所属五人で争う混戦となった。各候補は若さ、地縁、経験、ネットワーク、組織力とそれぞれの強みを生かして選挙戦を展開。八ケ岳山麓の地域づくりを巡って政策を訴える。過去二回の改選では茅野市と富士見町を地盤とする候補が当選。その「すみ分け」が崩れるかどうかも注目される。告示後最初の週末を迎えた三月三十、三十一の両日、支持を求める舌戦は一段と熱を帯びた。

 「走れ、頑張れ、ろくかわ」。三十日朝、茅野市運動公園沿いの坂道。新人の六川鉄平さんは、先導する遊説カーの声援を背に、自転車をこぎながら行き交う車に手を振った。若者の都市部への流出を防ぎ、公共交通の整備を強く訴える。知名度や強力な組織はない。昨年五月から二百カ所で街頭演説をこなしてきた。「体力では負けません」。情熱を有権者に伝えたいとペダルを踏み続けた。

 新人の両角昌英さんは三十日朝、茅野市泉野の住宅地から遊説を開始した。市議を二期八年務め、市遺族会長など各種団体の代表も経験。沿道に顔なじみを見掛けるたび、車を止めて握手に向かった。「高校再編や公共交通の整備など一市町村では解決の難しい問題がある」と広域連携の必要性を指摘。「県議としてリーダーシップを取らせてほしい」と新たなステージでの活躍を約束した。

 告示日から地元富士見町を中心に回り「地固め」をしてきた現職の小池久長さんは、三十一日から大票田の茅野市に入った。買い物客でにぎわう商業施設前で街頭演説。「これからが本当に皆さんにお返しができる四年間になる」と三選をアピールし、県議会文教企業委員長の立場から教育改革に取り組む決意を表した。「経験が大切なんです」。新人候補との違いを鮮明に信任を求めた。

 新人の佐久祐司さんは随所で街頭に立ち、地域の事情に応じて政策を訴える作戦。三十一日は茅野市を中心に遊説し、二十カ所以上でマイクを握った。大規模太陽光発電所建設で反対運動が起きている同市米沢。支援者が集まった大型店前で「このメガソーラーは絶対阻止しなければならない。県政に行ってしっかり取り組む。住民の財産と安全な暮らしを守る」と言葉に力を込めた。

 新人の丸茂岳人さんは三十一日、茅野市内をくまなく遊説した。郊外の住宅地の狭い路地にも入り込み、庭先に人影を見つけると遊説カーを飛び降り、駆け寄ってがっちりと握手。「全力で頑張ります」と深々と頭を下げた。産業振興や社会基盤整備、医療福祉・子育ての充実を掲げる。自民、公明の推薦を受けた候補として「地域の政治的安定をアピールしたい」と表情を引き締めた。

7342チバQ:2019/04/02(火) 20:23:53
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019033102000048.html
県議選 注目区を行く(上)
2019年3月31日

 県議選(定数六八)は、二十三選挙区で八十六人が選挙戦を繰り広げている。三回にわたって各地の注目区を取り上げる。

◆浜松市北区
 前回選は自民と非自民が一議席ずつ確保し、無投票となった浜松市北区選挙区(定数二)。今回も無風とみられたが、六期で退く連合系現職の地盤を新人の良知駿一さん(36)が引き継ぐタイミングに、自民が現職鈴木利幸さん(62)に加え、新人の元市議神間智博さん(51)を擁立し、二議席確保をもくろむ。

 連合系は市議選北区選挙区(定数五)に候補者を立てておらず、県議選で議席を死守できるかどうかが焦点となる。

 連合系現職の後継を目指す元コンピューターエンジニアの良知さんは、二人との争いに「技術畑出身の特徴と若さが自分にはある。有権者がそこをどう見るか」と冷静だ。地元の細江町をはじめ、引佐、三ケ日の旧引佐郡三町を精力的に回る。消防団員の経験を基に、技術者の視点を「地域防災や社会に役立てたい」と力を込める。

 前回、無投票で五選を決めた自民現職の鈴木さん。今回も公認候補の立場だが、「前々回の選挙よりも精力的に回っている」と気を引き締める。主な地盤が神間さんと重なるものの票分けはしない。五期の実績をアピールし、党県連副会長や役員を務めるJAの人脈を生かして支持を固める。市議選の候補者とも連携し、不動産や医療系の団体を精力的に回る。

 自民が狙う二議席目の候補、神間さんは市議を二期務め、自民支部に推される形でくら替えを目指す。市議を辞職した翌朝、なじみの交差点に立ち「県政がまったく見えない。何とかしないといけない」と訴えた。片山さつき参議院議員の秘書経験や、市議時代につくった市関係者とのパイプを強みに「政令市の県議の存在意義を市民が感じられるようにする」と主張する。

(篠塚辰徳、武藤康弘)

◆湖西市 
 湖西市選挙区(定数一)は、三期目を目指す無所属現職田内浩之さん(42)に、自民党県連公認の新人永田晴康さん(47)が挑む。

 告示日に田内さんは「政治を通して子どもたちが誇りを持てる湖西市・静岡県にしたい」と訴えた。県議会では知事与党とされる、ふじのくに県民クラブに所属。国との連携が薄いとの声もある中、経済界や川勝平太知事とのパイプを生かし、津波対策や道路整備の推進などの実績を強調する。「レンタサイクル店運営のNPOを立ち上げ、フットワークも軽い」と関係者。連合静岡やスズキの協力会社でつくる「スズキ協力協同組合」など、自動車関連業の支持を固める。

 三月下旬の決起集会で、同組合理事は「田内さんは現場主義。私たち企業や市民を第一に考えて行動してきた」と力を込めた。陣営は自民党の組織力を警戒し、農協や教育関係団体にも支持を広く呼び掛ける。

 永田さんは出陣式で「市と国と県のパイプ役として働きたい」と声を張り上げた。三月中旬の自民党の会合には岸田文雄政調会長が登壇。「永田さんは国、県、市の連携を完成させる役割を担うのにふさわしい」と推した。「党三役が地方に来るのは異例。どれほど本気か、伝わっただろう」と地元選出の衆議院議員、城内実さんも熱を込める。

 前回選で、大差で敗北したのは「外から」の元熱海市議の自民系新人。永田さんは新居町の元廃棄物処理会社専務で、同町の商工会と観光協会の副会長も務めており「地元から」の出馬が実現した。旧湖西市での知名度不足を巻き返そうと、城内さんや市議の人脈を足掛かりに保守層への浸透を図る。

(片山さゆみ)

7343チバQ:2019/04/02(火) 20:24:07
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019040102000046.html
県議選 注目区を行く(中)
2019年4月1日

◆磐田市
 磐田市選挙区(定数三)では六期務めたベテランが引退し、昨年七月に無所属新人が出馬を表明。無風ムードが漂っていたが、告示一カ月前、元磐田市議の女性が名乗りを上げ、自民現職二人と無所属新人二人による選挙戦に突入した。前回選も四人が出馬し、トップ当選と落選者の得票差はわずか千五百票ほどの大接戦を繰り広げた。今回も“当選確実”と見込まれる候補は不在で、前回選同様の激戦が予想される。

 「無投票ではだめだと出馬を決意した。女性に政治への関心を高めたい」。無所属新人の川崎和子さん(59)は、告示一カ月前に急きょ出馬を決めた。十四年間の市議経験を踏まえ、女性の政治参画や高齢者福祉、子供の保護、減災対策などを訴える。「出遅れは承知。女性目線を県政に入れたい」ときっぱり。

 小学校教諭を辞め、昨年七月に早々と出馬表明した無所属新人の沢田智文さん(49)。連合静岡や教員組合、国民民主党、社民党などの推薦・支援を受け、関係団体に支持を呼びかける。「議員経験がある他候補と比べて顔が売れていない。選挙区をくまなく回り、浸透させたい」と意気込む。

 「これまで以上に厳しい選挙になる」と話すのは、自民現職の野崎正蔵さん(55)陣営。地元の豊田地区からは新人二人も出馬し、地元票の奪い合いを危惧する。陣営は「二期の実績や防災力強化などを強調し、地元票を固めながら全域の支持を集めたい」と話す。

 二選を目指す自民現職の江間治人さん(58)は、地元の磐田地区を中心に人口減少社会の克服や地方創生を訴える。前回選はトップ当選を果たしたが、陣営は「まだまだ名前が浸透しているとはいえない。磐田地区は大票田だけに、細やかに呼びかけたい」と気を引き締める。

(夏目貴史)

◆富士市
 富士市選挙区(定数四)は定数が一減、自民党籍を持つ三人と公明、無所属の各一人が争う。公明現職の早川育子さん(59)は固い支持基盤に加え、得意の福祉分野での人脈を生かし、無党派層にも支持を広げる。

 二〇一七年の県議補選で勝った無所属現職の伴卓さん(31)は告示日の第一声で「二年間いろいろあった。周りの環境も大きく変わって、政党の動きもあった」と政局の影響に言及した。

 補選の肩書は細野豪志衆院議員(47)の秘書。選対は細野後援会などが担当し、細野さんもこまめに応援に立った。当選後、細野さんは無所属のまま自民会派入り。今回、伴さんの陣営は変わらず細野後援会のメンバーが支え、事務所内にため書きも飾られるが、自身に自民入りの意向はなく、無所属で国民民主と連合静岡の推薦を得た。二人がともに街頭に立つことはない。

 伴さんは「(細野さんの自民会派入りに)足を引っ張られることはない」と強調するが、細野さんとの関係悪化から積極支援を行わない労組もあるとされる。伴さんは出陣式で「『大丈夫だろう』が一番まずい」と引き締めた。細野さんから離れ、独自色を打ち出す転機になるかが問われる。

 自民現職の鈴木澄美さん(63)は唯一、党の公認を得た。だが、「自民ブランドが地方選挙でどこまで通用するか」と気を緩めず、専門の環境・防災施策などをアピールする。

 いずれも無所属で新人の岡村義久さん(53)と元職の植田徹さん(69)はともに自民党籍を持つ。三度目の挑戦となる岡村さんの集会には、佐藤正久参院議員も駆けつけ、「今度こそ」と気勢を上げた。植田さんは一七年末の富士市長選に落選後、政治家引退を公言した後の再挑戦。県議六期の実績を強調し、巻き返しに力を注ぐ。

(前田朋子)

7344チバQ:2019/04/02(火) 20:24:21
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019040202000109.html
県議選 注目区を行く(下)
2019年4月2日

◆藤枝市
 定数一増が呼び水となり、無投票だった前回選から一変した。現職二人に新人三人の計五人が三つの議席を争う。女性候補が三人出馬している。

 自民は公認候補を二人に絞り、市を南北に分けた選挙戦を展開する。

 瀬戸川を挟んだ南側は、県議会副議長を務める現職の落合慎悟さん(70)。インフラ整備など実績をアピールする。北側は、前市議長で新人の西原明美さん(57)。二〇一一年の挑戦は落選しており、「新しい風を吹かせたい」と雪辱を期す。三月の出馬会見には十数人の自民市議らが顔をそろえ、市議会との結束を印象づけた。

 自民、とくに落合さん陣営が警戒するのは、自民公認から漏れた無所属新人の池田博さん(63)。市議長の経験もあるベテランで、落合さんと地盤がかぶる。

 無所属現職の佐野愛子さん(63)は国民と社民、連合静岡の推薦を受ける。市内で小学校教諭を長年勤め、広い人脈を誇り、今回初めてJAおおいがわの推薦も得た。立民新人の川島美希子さん(47)は、ヨガを普及する市民団体代表。「母親力」をスローガンにし、自身の育児経験を織り交ぜながら子育て支援や教育環境の充実を訴える。

 女性候補が過半数に上る選挙区はほかにない。三者からは「女性議員が少ない中で喜ばしいこと」「社会が成熟している表れといえる」と歓迎する声が出る一方、「差別化を図りにくく、女性にとって厳しい選挙区」との本音も漏れる。

(佐野周平)

◆静岡市駿河区
 全選挙区で唯一、自民(二人)、立民、国民、公明、共産の主要五政党が公認候補を擁立し、夏の参院選の前哨戦と化す。最近は自民系が二議席、公明、民主(民進)系が一議席ずつ分け合ってきたが、民進分裂の影響はどう出るか。

 「旧民進票の割れ方次第で共産に議席がいく事態だ」と厳しい表情なのは、国民現職の鈴木智さん(49)陣営。連合静岡がフル回転し、夏に改選を控えた榛葉賀津也参院議員も小まめに回る。玉木雄一郎代表も応援に駆けつける予定だ。

 立民新人、杉山淳さん(56)は元民主党衆院議員の牧野聖修さんが選対トップを務める。県職員組合役員で自治労が全面支援。連合静岡も支持する。「原発ゼロ」や福祉、子ども施策の充実を訴える。陣営は国民、共産を意識し「四番目の議席争いだ」と話す。

 自民現職の二人、相坂摂治さん(45)、佐地茂人さん(48)は組織を固める。相坂さんは地元以外の後援会組織づくりを意識し、企業回りにも汗をかく。市長選に出馬する現職の後援会とも連携する。佐地さんは個人演説会を重ね、県と市の連携強化を訴える。

 現職の後継として出馬する公明新人の牧野正史さん(46)には、党の国会議員や市議が連日駆けつけ、組織の結束力を前面に出す。区内町内会の半数以上からも推薦を得た。

 共産新人の山口祐樹さん(28)は、葵区の新人や、党が推薦する市長選候補らと連携を取りながらの戦い。候補最年少も武器に、介護職員の経験を生かした社会福祉の充実を掲げる。

(沢田佳孝)

7345チバQ:2019/04/03(水) 14:56:00
https://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20190403-OYTNT50008/
県議選連載・下。世代交代進むか、「若さ」と「実績」対決
8 時間前
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 清新か、老練か――。7日投開票の県議選では、若さを武器に選挙区を駆け回る新人や若手現職と、地元への長年の貢献を強調するベテラン現職や元議員の戦いにも熱が入る。

 四つの議席を巡り、5人が立候補した富士市で、現職最年少の無所属・伴卓(31)は2歳の娘を持ち、子育て支援の充実を打ち出す。「赤ちゃんが寝るであろう午後7時以降は選挙カーを使いません」。フェイスブックではこんなアピールも繰り返す。

 無所属の新人・岡村義久(53)は「意識改革」を掲げ、心臓外科病院の誘致など医療の充実のほか、介護予防の推進、田子の浦港の魅力発信、富士山の景観保全を呼びかける。

 一方、6期を重ねた無所属の元議員・植田徹(69)は、議長経験や川勝知事との関係性もアピール。「富士市を何とかするのが私の使命だ」と、産業・観光振興を訴える。

 5選を狙う公明・早川育子(59)はこども医療費の助成拡大を求めてきたことを強調し、女性目線での防災対策を主張。田子の浦港へのクルーズ船の誘致などを掲げる。

 3選がかかる自民・鈴木澄美(63)は、茶業や新素材関連産業の振興に尽力してきたとアピール。県富士水泳場への国際大会誘致や人手不足対策に力を入れるとする。



 定数1減の68議席を巡って県議選に立候補した99人は28〜76歳で、50歳代が36人で最も多い。60歳以上33人に対し、50歳未満は30人だ。新人らは議会の「新風」を目指して意気込むが、2015年の前回選で立候補した新人26人のうち当選者は過去最少の8人にとどまり、現職の「壁」は厚い。統一地方選前の県議会(定数69、欠員2)の平均年齢は59・1歳だった。

 30歳代の新人は「政治の世界では、若さは『未熟さ』と受け止められることもある」と明かす。有権者にこれまでの市議活動も説明するよう心がけている。



 今回は、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めての県議選で、「若者票」の行方も注目される。17年の衆院選では県内全体の投票率56・32%に対し、18〜19歳は37・83%にとどまった。

 ただ、日頃から若者を意識してSNSなどでの情報発信に力を入れる30歳代現職は、「若い人も政治に関心がないわけじゃない。投げかければ考えを話してくれる」と指摘する。

 静岡市駿河区の常葉大2年勝山翔太さん(19)は「県内での就職に向けて、働き口や給与、結婚時の手当などは気になる。若い人向けの政策に取り組んでくれる人に投票したい」と話す。

 誰に向けてどんな政策を訴えるのか。各候補はその姿勢も問われている。

(敬称略、おわり)

7346チバQ:2019/04/03(水) 15:10:34
http://mainichi.jp/articles/20190403/ddl/k15/010/128000c
’19統一地方選
県議選激戦区ルポ/上 新潟市南選挙区 野党共闘、原発議論に力 自民「政策リセットさせぬ」 /新潟
会員限定有料記事 毎日新聞2019年4月3日 地方版

地方選挙
新潟県
2019 統一地方選
選挙・新潟
 「自民県議はやじや無駄話、揚げ句には野党の発言時に離席する。まともに議論に応じない人たちに県政は任せられない」

 1日、無所属新人の磯貝潤子氏(45)の街頭演説で、菊田真紀子衆院議員(無所属)がマイクを握り、聴衆に呼びかけた。

 磯貝氏の元には野党幹部や野党系国会議員が続々と応援に駆け付ける。野党系市民団体「バランスのとれた県議会を実現する県民の会」が事実上擁立した磯貝氏は、社民や共産、自由のほか、立憲民主や国民民主の各県連から推薦・支持を受け、「野党共闘の象徴」としてチーム戦を展開している。

 磯貝氏は東京電力福島第1原発事故を受け、2012年に福島県郡山市から新潟市西区に自主避難。与党が進…

7347チバQ:2019/04/03(水) 15:19:03
http://mainichi.jp/articles/20190403/ddl/k16/010/295000c
’19統一地方選
激戦区ルポ/下 県議選 黒部市選挙区(定数2-3) 保守3氏、激しい争い /富山
会員限定有料記事 毎日新聞2019年4月3日 地方版

地方選挙
富山県
2019 統一地方選
選挙・富山
独自色出すのに躍起
 黒部市選挙区で名乗りを上げたのは、自民党員の3氏。保守分裂の構図はちょうど1年前の同市長選とも重なる。二つの席を巡って、現職の横山栄氏(70)と新人の川上浩氏(63)、松下哲也氏(45)が激しいつばぜり合いを続けている。

 2018年4月、川上氏も出馬し、善戦した保守三つどもえの市長選を制したのは、県議だった大野久芳氏。松下氏が大野氏の選対幹部を務めた。この時、横山氏が誰を支援したかは定かでないが、ある陣営関係者は「今回の県議選に、市長選のわだかまりがないわけではない」とささやく。

 これに地理的要因も加わる。同市は06年に旧黒部市と宇奈月町が合併して誕生。横山氏と松下氏の支持層は…

7348チバQ:2019/04/04(木) 13:08:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00000023-san-l22
静岡市長選 磐石の田辺氏を追う天野氏 勝負どころは清水区か
4/4(木) 7:55配信 産経新聞
 統一地方選前半で、任期満了に伴う静岡市長選は7日の投開票まであと3日と迫った。今のところ、3選を目指す現職の田辺信宏氏(57)=自民推薦=が盤石の組織を背景にリードし、旧静岡市で市長を務めた新人、天野進吾氏(77)と県労働組合評議会顧問の新人、林克(かつし)氏(63)=共産推薦=が追う構図。各陣営は勝敗の行方を左右するとみられる清水区や、大票田の静岡市中心部などへの遊説を繰り返し、支持拡大を図っている。(田中万紀)

                   ◇

 田辺氏は昨年から着々と選挙準備を進め、自民と連合静岡から推薦を受けた。葵区七間町の選挙事務所には壁一面に企業や団体の推薦状が200枚以上張られ、清水区分も含めれば推薦を得た企業・団体は400を超える。

 市議時代から地道に築いた後援会組織に加え、支援を受ける自民党市議の後援会や各自治会、連合静岡傘下の企業といった組織票を固めて安定した戦いを展開する。自主投票を決めた公明票の大半が田辺氏に回るとみられることも心強い。

 一方で、有力対抗馬と目されていた副知事の出馬断念で陣営内に楽観ムードが広がり、一部に組織の緩みが懸念されている。さらに、清水庁舎の建て替え問題や桜ケ丘病院の移転問題の影響もあって、清水区では遊説への反応が今ひとつ。陣営も「清水は弱い」と意識しており、選挙戦中盤に同区で約1500人を集めた総決起大会を開いて引き締めを図った。

 対抗する天野氏は、旧静岡市の市長を7年間務めており、葵区と駿河区での浸透度は田辺氏にも劣らず、林氏を大きく引き離す。中でも高齢者への知名度は抜群で、政党や大規模団体からの推薦は得られなかったものの、市長や県議時代を通じた長年の支援者や、田辺市政に批判的で県と市の関係改善を望む層からの熱烈な応援を受ける。

 街頭演説では、川勝平太知事との親密さを強調。当選したら市長補佐官として副知事を迎えて県と市の風通しをよくするという新たな公約を明言し、県と市の連携強化を強く打ち出す。

 ただ「清水区ではまだ『天野って誰』といわれる」(陣営幹部)といい、同区での運動量不足が懸念されている。そのため、同区の選対幹部に旧清水市長を起用し、関係者が中小企業や自治会に足を運んで支持を訴え、田辺氏の組織の切り崩しを画策している。

 「先行する2人に比べて知名度が全く足りていない」という林氏は、目玉政策に雇用環境の改善や新たな労働行政の確立を掲げて、「若者が希望を持てる街」をスローガンに、若者とその親たちに市政刷新を訴える。田辺氏の市政運営を「ハコモノ中心」と批判することで反田辺票を取り込む作戦だ。中でも、庁舎移転などをめぐり、田辺市政への不満が強い清水区は「反応がいい」と手応えを感じている。

 支援母体となるのが共産支持層と市民活動団体。その上に選挙に無関心な層を掘り起こして票を積み増ししようとSNSを積極的に活用し、若者を巻き込んだ路上ライブを敢行しながら1日10回以上の街頭演説をこなしている。

7349チバQ:2019/04/04(木) 20:21:13
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190403460955.html
新潟県議選 激戦区焦点区①長岡・三島
主要政党しのぎ削る
 7日投開票の県議選では、選挙戦となった20選挙区の候補者68人が県内各地で激しい論戦を繰り広げている。複数の候補者が当落線上で激しくしのぎを削っていたり、与野党の政党公認候補が党の面目を懸けた一騎打ちを演じていたりと、ヒートアップしている選挙区も。特に勝敗の行方が注目される激戦区や焦点区の情勢を追った。(敬称略、届け出順)

 主要各党から現職5人、新人2人が立候補し、定数1超の激戦。長岡市の官製談合事件の影響がどう出るかが焦点だ。

 公明現職の安沢は、党組織を基盤に市内全域を街頭演説で回る。無党派層への支持拡大を図るため生活者目線を強調し、4年間の実績をアピール。農産物の輸出拡大や子育て支援を訴える。「前回と変わらず自分の戦いをやっていく」と気を引き締める。

 社民現職の長部は、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡り「県民は判断を迫られる」とし、脱原発を掲げる。夏の参院選を見据え、福島瑞穂元党首の応援を受けて改憲阻止を訴える。地域を回って得た支持者や社民系労組の支援で、地盤固めに力を入れる。

 立民現職の佐藤は、旧長岡の票獲得に向け、住宅街や商店街などを細かく回る。日本海横断航路問題や官製談合事件を批判し「まっとうな政治のためには野党の強化が必要」と主張。県財政の立て直し策が市民の負担増にならないようにすると街頭で訴える。

 共産新人の遠藤は、東電柏崎刈羽原発の再稼働反対や、長岡赤十字病院で看護部長を務めた経歴を前面に押し出し、党支持層や地元中之島の有権者以外にも浸透を図っている。官製談合事件を厳しく追及して「清潔な県政を実現する」と力を込める。

 自民新人の高見は、地盤とする栃尾地域での票固めに加え、旧長岡で街頭演説を重ね、無党派層の掘り起こしに余念がない。少子化や人口減少の県政課題克服には「女性の視点が不可欠だ」と強調。保守系女性候補の立場を前面に、大票田への浸透を狙う。

 自民現職で党県連幹事長の柄沢は、後援会や企業後援会を軸に、選挙戦を展開する。全域で街頭演説を実施。SNSを活用し、政治に無関心な層にもアピールする。花角県政を支えて人口減対策に取り組むとし、「前回失った票を取り戻す」と意気込む。

 自民現職の星野は、官製談合事件で秘書が逮捕、起訴された影響を食い止めようと、後援会などの組織を引き締め、地盤の旧長岡を固める。人口減少対策の必要性を訴え、街頭や集会では「公共工事は福祉だと思ってやってきた」と11期の実績をアピールする。

県議選立候補者はこちら
【政治・行政】 2019/04/03 14:49

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190329460181.html
◇長岡市・三島(定数6-7)
安沢峰子 50 県議 公現(1)
長部登 70 県議 社現(4)
佐藤伸広 52 県議 立現(1)
遠藤玲子 64 政党役員 共新
柄沢正三 64 県議 自現(6)
高見美加 51 理容業 自新
星野伊佐夫 79 県議 自現(11)

7350チバQ:2019/04/04(木) 20:21:51
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190403460956.html
新潟県議選 激戦区焦点区②上越
無党派層獲得に懸命
 5議席を巡り、現職4人、新人2人が激しい争いを展開している。各候補とも、無党派層の多い大票田の高田、直江津両地区での集票が勝敗を分けるとみて支持拡大に懸命だ。

 無所属現職の秋山は、市民活動で培った経験も踏まえ「女性の視点で命と暮らしを大切にする施策に取り組む」と訴える。推薦を受ける国民民主や連合新潟のほか、立憲民主も支援。「再び上越から女性県議を」を合言葉に幅広い年代への浸透を図る。

 7選を目指す社民現職の小山は、旧大潟町議から通算40年に及ぶ地方政治の実績を強調。下位当選が続いているために危機感は強く、元社民党首の福島瑞穂参院議員を迎えた街頭演説や市街地での街宣を重ねて「柏崎刈羽原発の再稼働は許さない」と語気を強める。

 自民現職の楡井は、柿崎町長を務めた地盤の頸北地域や自民の支持基盤である建設業界などを固め、都市部の無党派層にも食い込みを図る。個人演説会を市内各地で開き、「若者が残りたいと思う地域にしたい」と経済・農業への重点投資を強調する。

 無所属新人の桜庭は、格差がない教育の実現や医療・介護現場の整備などを掲げて地元の東頸地域や高田地区で追い上げを狙う。自民が推薦し、高鳥修一衆院議員、県連会長の塚田一郎参院議員らが「上越から保守の立場の女性県議を」と応援に駆け付けている。

 共産新人の平良木は、原発再稼働反対などで一致する「市民連合・上越」のメンバーも応援する中、「上越市で与野党を逆転させよう」と呼び掛ける。昨年の県議補選では斎京に惜敗。市議を3期務めた知名度も生かし、上越市初の共産県議誕生を狙う。

 補選当選から約9カ月の自民現職の斎京は、地盤の直江津を中心に街宣やミニ集会を精力的にこなし、教育環境の充実、直江津港の利用促進に向けた整備などを訴える。今期で引退する東頸出身の自民現職の支援を受け、高田や山間部の票の掘り起こしにも励む。

(敬称略、届け出順)

県議選立候補者はこちら
【政治・行政】 2019/04/03 14:51

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190329460181.html
◇上越市(定数5-6)
秋山三枝子 68 県議 無現(1)
小山芳元 71 県議 社現(6)
楡井辰雄 67 県議 自現(3)
桜庭節子 61 塾講師 無新
平良木哲也 61 団体職員 共新
斎京四郎 53 県議 自現(1)

7351チバQ:2019/04/04(木) 20:22:27
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190404461201.html
新潟県議選 激戦区焦点区③新潟市東区
三つどもえ現新争う
 共産唯一の現職、旧民進党の無所属新人、9期目を狙う自民現職による三つどもえの戦い。激戦となった前回2015年の県議選と似た構図で、今回も激しく競り合っている模様。いずれも80歳の現職2人は実績や経験を強みとする一方、53歳の新人は世代交代を訴えている。

 共産の渋谷は市議9期の活動などで培った独自の支持基盤が強み。前回はトップと約2千票差の2位で初当選し、共産唯一の議席を獲得した。支持者の高齢化が懸念材料だが、新たに「野党共闘」を掲げ、自由党関係者らの協力を得た。新潟市議選の共産2候補とつじ立ちや集会を繰り返し、「消費税増税や原発再稼働への反対を訴えているのは私だけ」と違いを強調。安倍政権や原発再稼働に批判的な層への浸透を図る。

 無所属で前市議の渡辺和は、前回落選した旧民主党候補と同じく、出身の東北電力労組から支援を受ける。市議会で民進系会派の代表を務めた経験もあり、民進が分裂してできた立憲民主、国民民主の各市議選候補とも連携する。地盤の山の下地区以外での知名度向上が課題で、インターネットも活用。港や空港などを生かした拠点性向上を掲げ、「10年、20年先まで責任を持って対応できる若い力が必要だ」と訴える。

 前回約1万8千票でトップだった自民の渡辺惇は、区内を広くカバーする後援組織をフル稼働。自民の国会議員や中原八一新潟市長らと街頭演説を重ねるほか、新潟市議選の自民4候補の集会に連日参加。国、県、市の連携による実行力をアピールし、保守票の結集を目指す。支持者の高齢化が課題だが、「県民の健康寿命を延ばし、高齢者ももっと活躍できる社会にしたい」と訴え、足場固めに力を入れる。

(敬称略、届け出順)
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190329460181.html
◇新潟市東区(定数2-3)
渋谷明治 80 県議 共現(1)
渡辺和光 53 会社員 無新
渡辺惇夫 80 県議 自現(8)

7352チバQ:2019/04/04(木) 20:23:24
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190404461202.html
新潟県議選 激戦区焦点区④柏崎・刈羽
ポスト原発 論戦の軸
 定数2に対し野党系無所属元職の池田と自民推薦の無所属新人の三井田、自民新人の与口が激しく争う。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非よりも「ポスト原発」の地域活性化策、人口減少への対応や産業振興の在り方などが論戦の軸となっている。

 池田は原発再稼働を認めない立場。街宣などで昨年の知事選に立候補した経験に触れながら、花角県政の原発問題への対応や厳しい県財政を「しっかり見る」と県政の監視を訴えの柱に据える。個人演説会では「原発の賛成、反対は脇に置き、住民が心を一つに先のことを考えたい」とポスト原発の地域づくりを呼び掛ける。会田洋前柏崎市長も応援に立つ。保守系2人の勢いを警戒し、若い有権者への支持拡大を図る。

 三井田は若さを前面に「世代交代」を掲げる。自転車での街宣やつじ立ちに加え、インターネットを活用して草の根の戦いを進める。原発の再稼働は認めつつ、ポスト原発の地域発展の鍵は柏崎を通る羽越新幹線の実現として「好機は知事の目が向いている今しかない」と訴える。個人演説会には、自民入りした鷲尾英一郎衆院議員を応援弁士に招いた。西川正純元市長らの支援も受ける。青年層に食い込みを図る。

 10期務めた自民・三富佳一県議の後継指名を受けた与口は「保守本流」の候補として、桜井雅浩市長や品田宏夫刈羽村長の支援を受けながら、組織戦を展開する。三富県議が築いた国、県とのパイプを「しっかりと受け継ぐ」と即戦力をアピールする。原発は再稼働を認めるスタンス。個人演説会では人口減少に悩む地域の振興を中心に訴える。洋上風力発電、水素エネルギーなどを活用した産業振興を掲げている。

(敬称略、届け出順)

県議選立候補者はこちら
【政治・行政】 2019/04/04 13:18

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190329460181.html
◇柏崎市・刈羽(定数2-3)
池田千賀子 58 無職 無元(1)
三井田孝欧 46 会社経営 無新
与口善之 60 会社役員 自新

7353チバQ:2019/04/04(木) 20:56:36
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019033102000238.html
<県議選激戦区ルポ> (上)名古屋
2019年3月31日

 二十九日告示された県議選。四月七日の投開票に向け候補者は東奔西走し、舌戦も熱を帯びている。各地で展開されている激戦の現場を紹介する。

=文中敬称略、名簿は届け出順。

■東区
写真
 自民、立憲民主両党による一騎打ちとなった東区。河村たかし名古屋市長のお膝元で、自民、民主党(当時)、減税日本の三つどもえだった前回選で減税に投じられた票の行方が鍵を握る。ただ東区の市議選は各党が対決する構図のため、減税票を取り込もうとする表立った動きはなく、両陣営とも地道な支持拡大に力を入れる。

 「若い力を県政に届け、暮らしやすい地域づくりに向けて全力で走り抜く」。選挙戦がスタートした二十九日朝。東区を南北に貫く国道41号の交差点で第一声を上げた梅田は、三十九歳の若さと子育て世代であることを前面に打ち出し、支持を訴えた。

 自動車販売会社員から、東区を地盤とする立民の吉田統彦衆院議員秘書に転じ、今回が政界初挑戦。「とにかく名前と顔を覚えてもらわないと」。市議選東区に立候補した立民現職とともに区内をくまなく回り、知名度アップを図る。

 前回七十七票差で減税候補に競り勝った政木は、現職として迎える初の県議選。今回は減税の候補はいないが、陣営は「現職でも楽観視できず、厳しい戦いだ」と気を引き締める。

 頭に残るのは、県議だった父と兄の地盤を引き継いで出馬した二〇一一年の県議選。減税の勢いに阻まれ三千票近い差で落選した。当選後は地域のために尽くすと心に決め、道路環境の整備などに取り組んだ。名古屋市内で自民唯一の女性現職であることもアピールし、街頭では「地域の小さな声を再び、県政に届けさせてほしい」と訴える。 (中尾吟)

■緑区
写真
 市内最多の五人による乱戦が予想される緑区。市内でも人口増が進み、若い世代や移り住んできた区民の票も勝敗を左右しそうだ。

 毛筆を握り、だるまの片方の目に墨を入れた。「必ずもう一つの目を加えます」。二十九日朝の出陣式で渡辺が宣言した。

 有力な名古屋市議だった父から後援会組織を引き継ぎ、団体や企業をこまめに回る。三十日の街頭演説には大村秀章知事を招き、県政与党の一員として存在感をアピール。「県の一層の発展のためにも絶対に負けられない」と力を込める。

 再選を目指す岡は「四年間の仕事を評価していただく機会」と語り、県営住宅やスーパーで街頭演説を重ねる。防災士や認知症サポーターの資格を持ち「災害や少子高齢化など難題に立ち向かうため、もう一度働かせてほしい」と訴える。三十日にはこちらも大村知事が駆け付け、固い握手で連携を強調した。

 市議からの転身を図る松本が告示日に第一声を上げたのは名鉄有松駅。名鉄出身の元バス運転士で「市議会でも力を入れた交通政策をより広いステージで取り組みたい」と意気込む。選挙カーには八期を務めて勇退する女性県議が同乗。松本の名前にちなみ「議席を守る、緑区を守る私の後継者です」と紹介する。

 四年前は岡と三千五百票差の次点だった満仲は「暮らしに寄り添う県政を取り戻すため、全力で議席を取りにいく」と雪辱を期す。元保育士。現県政を「教育、福祉に冷たい」と批判し、十八歳までの医療費無料化などを掲げて週末はスーパーなど十カ所以上で演説を繰り返す。

 今回の県議選で唯一、維新公認の奥田は「議員報酬削減など身を切る改革を進め、教育や介護支援の充実に生かす」と主張。ポスターには、推薦を受けた減税日本代表の河村たかし市長の顔写真も。一男四女の子育て中で「働きながら子育てするお母さんとも一緒に新しい政治のあり方を考えたい」と呼び掛ける。

 (安藤孝憲)


>>7311-7312
 ■東区(定数1)
政木理香 56 (元)議員秘書  自現<1>
梅田泰明 39 (元)議員秘書  立新
 ■緑区(定数3)
渡辺昇 50 会社社長   自現<3>
岡明彦 56 党県役員   公現<1>
松本守 55 市議     立新
満仲美由紀 53 党地区委員  共新
奥田真理 35 会社役員   維新

7354チバQ:2019/04/04(木) 20:57:12
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019040102000244.html
<県議選激戦区ルポ> (中)尾張
2019年4月1日

■一宮市
写真
 二〇一一年の区割り変更以降、五議席を自民系三、旧民進系一、公明一で分けてきた一宮市。今回は自民系四人、旧民進系二人に公明、共産も加わり、激戦の様相だ。

 選挙戦二日目の三十日朝。「女性なら三十代働き盛りに一票を」。戸松陣営がスーパー前で連呼していた。意識するのは国民推薦の女性候補、高橋だ。狙う支持層も重なる。

 民進党分裂で、立民、国民がそれぞれ候補を擁立。過去四回、当時の民主公認で出馬した高橋は経験が強みだが、危機感は強い。「過去一番厳しい選挙だ」

 新人二人、現職二人の自民系も「保守票」の奪い合いは熾烈(しれつ)を極める。

 愛知9区の長坂康正(衆院議員)が佐藤を擁立し、10区の江崎鉄磨(同)も元秘書の平松を立て、それぞれを全面的に後押しする。前回選は江崎の支援を受けた神戸は「一宮の発展を県から支えたい」と出馬。岩村は自身の暴力問題の責任を取り、昨年一月に離党したが「七期二十八年の集大成にしたい」と無所属で立候補を決めた。

 自民系、旧民進系が乱立する構図は、固定票を持つ政党には追い風となるとみられる。前回衆院選に出馬し、尾西地区を除く市内で一万五千票を得た板倉。二十九日の演説会で「党として十六年ぶりに議席を取らせてほしい」と訴えた。

 各陣営の懸念は一月の市長選、二月の知事選での低投票率。固い組織票を持つ木藤陣営ですら「若い人が投票へ行かないのはうちも一緒」と引き締めを図る。

 大村秀章知事は三十日、自民候補の応援演説で「主だった政党が出そろう県内屈指の激戦選挙区」と評した。ある陣営の幹部は言う。「どの候補にも勝機はある。最初に気を抜いた陣営が負けるんだ」

 (植木創太)

■春日井市
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 定数四を六人で競った前回は三〜五位が一万五千票台に乗せながら、当落が分かれた春日井市。今回も五人の候補ともに危機感をにじませ、「一票でも多く上積みを」と咲き始めたサクラを横目に奔走する。

 前回トップの日比は「これまでで一番厳しい戦い。スーツを着ている余裕はない」と綿パンにパーカ、スニーカーで駆け回る。告示日もJR勝川駅周辺の商店街を歩いて握手を繰り返した。子連れの母親たちには「二児の父として子育ての不安や悩みの声をしっかり届けます」と約束した。

 前回、四百六十三票差で惜敗した共産は市議九期の内田で悲願の議席獲得を目指す。告示日の二十九日、内田は地元、高蔵寺ニュータウンを中心に街宣。「今は福祉の充実が最優先事項。皆さんの声を県政に届けます」と、暮らし重視を貫き、大型開発からの転換を掲げる。

 ともに五期目を目指す自民陣営。神戸はチラシに個人演説会の全会場を記し、事務所に初めてキッズスペースを設けるなど、若い世代への支持拡大に躍起だ。女性が活躍する社会などを公約に掲げ、三十日の街頭演説では「女性の持つ力で男性と一緒になってみんなの社会を築くことが、活躍の第一歩だ」と訴えた。

 足場固めを図る伊藤は、こまめに企業や支援者を回り、夕方以降は個人演説会と、地道に今まで通りの戦い方を貫く。演説会場では「楽しい国、楽しい地域づくりのため、どうかご支援をお願いします」と頭を下げる一方、「今回で最後になるだろう」と覚悟を伝える言葉も交じる。

 支援団体が春日井市を「最重要地区」とする公明。市川は「四年前は二位の自分と五位までが千六百十票差の大接戦。今回も似た構図で投票率が鍵となるが盛り上がりに欠ける」と懸念。街頭演説では防災、減災に取り組んだ実績をアピールし「地元の声を県政に届けるため、力を貸してください」と訴えに力を込める。

 (丸山耀平、高岡涼子)

 =文中敬称略、名簿は届け出順。年齢は投票日基準。

>>7313
 ■一宮市(定数5)
神戸健太郎 58 (元)市議    自現<1>
木藤俊郎 62 党県幹事長  公現<4>
岩村進次 64 会社役員   無現<7>
高橋正子 60 出版社社長  無現<4>
佐藤英俊 62 (元)市議    自新 
平松利英 49 (元)議員秘書  自新 
戸松由枝 39 会社社長   立新 
板倉正文 60 (元)市議    共新 
 ■春日井市(定数4)
伊藤勝人 73 党県議団長  自現<4>
神戸洋美 63 幼稚園長   自現<4>
市川英男 51 党県役員   公現<2>
日比雄将 45 中電社員   無現<2>
内田謙 68 市議     共新

7355チバQ:2019/04/04(木) 20:57:59
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019040202000245.html
<県議選激戦区ルポ> (下)三河
2019年4月2日

■豊橋市
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 東三河唯一の選挙戦となった豊橋市。告示日の三月二十九日朝、届け出を終えた服部が向かったのは、市役所玄関から六十メートル先の選挙掲示板だった。「自分でポスターを張り進めながら支援を訴える」。準備不足は否めないが、公認を得た立憲民主は衆院選比例では市内で善戦。党の看板を頼りに浮動票獲得に期待する。

 立民の出馬で最も危機感を持つのは浅井。前回トップ当選だけに、ショッピングセンター駐車場で開いた出陣式では「浅井は大丈夫とキャンペーンを打たれていると感じる。どうか最後までお支えいただきたい」と深々と頭を下げた。

 「豊橋を自民三人、公明一人のような状況にはできない」。事務所前でマイクを握った下奥も反自民票の分散を懸念する一人。反自公の受け皿を強調し、前回選で十二年ぶりに獲得した党の議席死守を目指す。

 対する自民も十六年ぶりに三人を立てた。中心的な役割が期待される唯一の現職、丹羽は「(自民候補が二人だった)前回の得票を上回るのは至難」と話し、出発式前の事務所では、支援者一人一人に駆け寄って握手を交わした。

 自民で目立つのは、農業経験がありJAが強力に支援する杉浦。出発式には平日午前十一時前にもかかわらず他陣営を上回る約八百人が集まり、威勢良くガンバロー三唱した。一方、市外出身でもともとの地盤を持たない中村も一キロほど離れた駐車場で同じころに出発式を開いた。集まった人数は少ないが、党内三番手の劣勢を自認し「首の皮一枚、(当選枠の)ビリで結構。勝たせてください」と必死に訴えた。

 自民や反自民勢の票の分散がささやかれる中、固い組織票を持つ公明は、五期務めた現職が引退。後を継ぐ荻原は知名度不足が課題で、初日からスタッフと街頭演説を各所でこなし、組織票固めに余念がない。

 (五十幡将之)

■豊田市
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 「世代交代」のうねりが押し寄せる。自民二、旧民進二、公明一の現職のうち三人が勇退。各後継者に加え、共産が二十八年ぶりに候補者を擁立し、八年ぶりの選挙戦に突入した。

 四万人と三万人。自民の鈴木と神谷が掲げた握手の目標人数だ。三月二十九日の出陣式後、ともに降壇するや支援者に駆け寄った。

 市北部が地盤の鈴木は、県議を十一期務めた倉知俊彦(故人)の後継として前回、無投票で初当選。初の選挙戦となる。元市議長の神谷は市南部を地盤に五回当選した三浦孝司の後を継ぐ。二人の知名度不足は否めず、自民以外の陣営からは「まだ投票用紙に『倉知』『三浦』と書く人がいるのでは」との声が漏れる。名前と顔を売ろうと、ともに握手に走る。

 迎え撃つ新政あいち推薦の樹神、桜井は組織型選挙に徹する。ともに国民民主の党籍を持つが、無所属で立った。

 全トヨタ労連の樹神とトヨタ労組の桜井。トヨタ系の工場ごとに投票先が割り振られるため、国民民主や立憲民主といった「色は出しにくい」(陣営幹部)。ともに市議経験があり、労組系候補がトップ当選を飾ってきた選挙区で、旧民進の「王国」を守れるか。

 公明も後継候補の知名度に課題を抱える。党県青年局次長の加藤を擁立し、五期で退く小島丈幸が陣営の事務長に就いた。「安泰とはいえない」と危機感を募らせ、支援者に若い候補を売り込む。

 当選ラインを二万票と読む陣営が多い中、鍵を握るのは、市議五期の実績を持つ大村の得票数。一騎打ちだった二月の知事選で共産候補は一万八千票余りだった。どこまで上積みできるか。自民の陣営幹部は「反安倍や無党派の票を取り込めば、台風の目になる」と警戒する。

 (久野賢太郎)

 =文中敬称略、名簿は届け出順。年齢は投票日基準。



>>7315
 ■豊橋市(定数5)
丹羽洋章 50 (元)市議    自現<1>
下奥奈歩 31 党地区委員  共現<1>
浅井由崇 57 (元)会社役員  無現<3>
杉浦正和 43 市議     自新
中村竜彦 39 (元)市議    自新
服部文一 52 電気設備業  立新
荻原宏悦 54 (元)会社員   公新

 ■豊田市(定数5)
鈴木雅博 39 (元)議員秘書 自現<1>
樹神義和 50 労連顧問  無現<2>
神谷和利 58 (元)市議長  自新 
加藤貴志 45 (元)会社員  公新 
大村義則 62 市議    共新 
桜井秀樹 58 トヨタ社員 無新

7356チバQ:2019/04/04(木) 20:58:37
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019032402000223.html
<名古屋市議選展望> (1)千種区・東区・北区・西区
2019年3月24日

 河村たかし市長の下では三度目となる名古屋市議選(二十九日告示、四月七日投開票)が近づいている。今回から七減する定数六八に対し百人前後が出馬予定。最大会派の自民と、立民と国民の統一会派・名古屋民主はそれぞれ勢力拡大を狙い、改選前勢力で並ぶ公明と共産は単独の第三会派をうかがう。八年前の大勝からの衰退が著しい市長与党・減税日本は踏ん張れるか。全十六選挙区で見込まれる顔触れを紹介する。

◇千種区(定数五)

 伊神邦彦 72 自現<7>

 斎藤亮人 59 立現<6> =あ

 山田昌弘 48 国現<2> =あ

 田辺雄一 49 公現<3>

 酒井健太朗 33 共新 

 手塚将之 42 減現<1>

 前回は十一人が立つ大激戦だったが、現職五人と新人一人の出馬にとどまる見通し。自民は八選を目指すベテラン伊神一人に公認を抑えた。名古屋民主からは立民の斎藤と国民の山田が二議席維持を誓う。公明の田辺は四選を、減税の手塚は二選を目指すが、一昨年の衆院選にも出馬した共産の酒井が六百票差で敗れた前回のリベンジを狙う。

◇東区(定数二)

 中川貴元 52 自現<6> =公

 国政直記 29 立現<1> =あ

 村瀬和弘 48 共新 

 佐藤夕子 56 減元<1>

 四人が二議席を争う。参院選出馬もささやかれた自民の中川は今回も公明の推薦を得て七選にまい進。立民・国政は、減税・佐藤の衆院選出馬後の補選で得た議席の死守を目指す。共産の村瀬は前回からの大幅な上積みを狙う。

◇北区(定数五)

 渡辺義郎 81 自現<11>

 服部将也 50 立現<5> =あ

 長谷川由美子 61 公現<4>

 岡田幸子 54 共現<2>

 田山宏之 60 減現<2>

 九人による激戦だった前回から一転、戦後四回目で北区では初の無投票となる公算が大きい。自民は過去最多に並ぶ十二期目を狙う渡辺、名古屋民主は六選を目指す立民の服部をそれぞれ一人擁立するにとどめた。公明の長谷川、共産の岡田、減税の田山と、いずれも現職のみの顔触れ。

◇西区(定数四)1減

 浅野有 49 自現<1>

 上園晋介 43 国現<1> =あ

 沢田晃一 48 公現<2>

 青木朋子 48 共現<1>

 鹿嶌敏昭 72 減現<2>

 定数が一減し、各党一人ずつの現職五人が四議席を争う激戦となる見込み。前回トップだった自民の浅野と国民から出馬の上園はともに再選を目指す。三選に挑む公明の沢田、減税の鹿嶌も議席死守に全力。共産の青木も再選に向けて票の上積みに懸命だ。

 【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音-の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、減=減税、あ=新政あいち。<>内の数字は当選回数。当選回数の後の政党は推薦・支持の政党。敬称略。年齢は投票日基準。

7357チバQ:2019/04/04(木) 20:58:54
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019032602000268.html
<名古屋市議選展望> (2)中村区・中区・昭和区・瑞穂区
2019年3月26日

◇中村区(定数四)1減

 小出昭司 57 自現<2>

 斎藤高央 51 自現<2>

 鵜飼春美 70 立現<5> =あ

 中村満 61 公現<4>

 藤井博樹 41 共現<1>

 佐野勉 65 減新 

 黒田克明 46 無新 

 定数一減の四議席を七人が争うとみられる。自民は小出と斎藤が二期連続での二人当選を狙い、立民・鵜飼、公明・中村のベテラン勢はそれぞれ六選、五選に挑む。前回初当選した共産・藤井と次点で敗れた減税・佐野はいずれも大幅な上積みを目指す。

◇中区(定数三)

 中田千津子 66 自現<6> =公

 塚本剛志 38 立現<1> =あ

 石原愛子 66 共新 

 豊田薫 59 減新 

 則竹勅仁 53 無元<3>

 今枝潔美 61 無新 

 三枠に六人が立つ激戦区。自民の中田は七選に突き進み、前回瑞穂区で維新から初当選した塚本は区、党を変えての二選を目指す。前任者が獲得した議席を死守したい共産・石原と減税・豊田に、減税初代団長の則竹と補選のリベンジを誓う今枝の無所属勢が挑む。

◇昭和区(定数三)1減

 西川学 51 自現<3> =公

 奥村文悟 33 立新 =あ

 柴田民雄 54 共現<1>

 大村光子 57 減現<2>

 定数が一減し、三枠を四人で争う。自民の西川は四選を目指す。立民の奥村は八期務めた父の地盤を継ぐ。共産・柴田は再選に挑み、減税の大村も三選に向けて議席死守に力を尽くす。

◇瑞穂区(定数三)

 藤田和秀 55 自現<5> =公

 久田邦博 35 立新 

 土居芳太 52 国現<1> =あ

 尾関雅美 69 共新 

 前田恵美子 68 減新 

 旧民主系の立民と国民がともに候補を立て、現職二人と新人三人が三枠を巡って激突する。自民の藤田は六選にまい進。久田は現職が転出する立民から出馬し、国民は土居が再選に向けて懸命。共産は尾関、減税は前田が議席奪取を狙う。

 【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音-の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、減=減税、あ=新政あいち、無=無所属。<>内の数字は当選回数。当選回数の後の政党は推薦・支持の政党。敬称略。肩書、年齢は投票日基準。

7358チバQ:2019/04/04(木) 20:59:07
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019032702000238.html
<名古屋市議選展望> (3)熱田区・中川区・港区・南区
2019年3月27日

◇熱田区(定数二)

 服部慎之助 44 自現<1> =公

 森智雄 48 立現<1> =あ

 西田敏子 64 共新 

 憲俊 40 減新 

 二議席を四人が争う構図になりそう。自民は服部、立民は森がともに再選に向けて全力。共産は前回次点の西田を擁立した。減税は名古屋おもてなし武将隊の初代織田信長役を務めた憲俊で議席奪還を目指す。

◇中川区(定数七)

 岡本善博 71 自現<7>

 浅井正仁 54 自現<2>

 赤松哲次 37 立新  =あ

 久野美穂 47 立新  =あ

 木下優 64 公現<4>

 江上博之 64 共現<4>

 高木善英 38 減現<1>

 中川敦史 47 減新 

 加藤まり子 63 諸新 

 七議席を九人で争うとみられる。自民は岡本、浅井が三期連続での二人当選を目指す。立民は二新人が議席増をうかがう。久野は十二期務めて勇退する重鎮の義理の娘。赤松は衆院副議長の長男。公明は木下一人に公認を絞った。共産の江上は五選を狙う。勢力を拡大したい減税は再選を狙う高木と前回は県議選に出馬した中川の二人を擁立。加藤は幸福実現党の区代表。

◇港区(定数四)1減

 坂野公寿 72 自現<4>

 吉田茂 56 自現<1>

 加藤一登 57 国現<5> =あ

 吉岡正修 56 公新 

 山口清明 57 共現<4>

 沢田仁実 35 減新 

 鳥居祐一 71 諸新 

 定数減の四枠に七人が立候補予定の激戦区。自民は前回四、五番手で通過した吉田と現議長の坂野が必勝を期す。国民の加藤は六選、共産の山口は五選を狙い、公明は新人の吉岡が議席確保を目指す。減税は元保険会社員の沢田を立て、二期ぶりの議席奪還に挑む。

◇南区(定数四)1減

 横井利明 57 自現<7>

 藤沢忠将 49 自現<6>

 橋本浩幹 39 国現<3> =あ

 坂井大輔 44 公新 

 高橋祐介 40 共現<1>

 榎沢利彦 57 減新 

 定数減の四枠を六人で争う見通し。自民はともに議長経験者の横井と藤沢が八選、七選に向けまい進。元副議長の国民の橋本、二期目を狙う共産の高橋の両現職は、公明新人の坂井の挑戦を受ける。減税は前回維新で中区から出た榎沢を立て、議席奪還を目指す。

 【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音-の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、減=減税、あ=新政あいち、諸=諸派。<>内の数字は当選回数。当選回数の後の政党は推薦・支持の政党。敬称略。年齢は投票日基準。

7359チバQ:2019/04/04(木) 20:59:22
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019032802000245.html
<名古屋市議選展望> (4)守山区・緑区・名東区・天白区
2019年3月28日

◇守山区(定数五)1減

 北野由晴 43 自現<2>

 松井良憲 54 自現<2>

 川口正章 45 立新 =あ

 小川俊之 43 国現<3> =あ

 金庭宜雄 59 公現<4>

 榑松順子 62 共現<2>

 河本有子 43 減新 

 橋本裕子 61 諸新 

 浅野共市 75 無新

 定数が一減し、五枠を九人で争う。自民はともに三選を目指す松井と北野で二議席死守の構え。公明の金庭は五選、前回トップの国民の小川は四選に突き進む。立民の新顔川口も議席確保を目指す。共産は三選を目指す榑松で、減税はフラダンス講師の新人河本を立てて議席死守を狙う。新顔の橋本は幸福実現党から挑む。

◇緑区(定数七)1減

 岩本崇宏 46 自現<3>

 中里高之 54 自現<3>

 岡本康宏 42 立現<3> =あ

 小野沢美希 28 立新 =あ

 近藤和博 44 公現<2>

 佐橋亜子 51 共現<2>

 増田成美 45 減現<1>

 余語冴耶香 41 減元<2>

 竹村依子 64 諸新

 定数一減の七枠に九人が立つ見込み。自民はともに四選を目指す岩本と中里で二議席の堅持、公明は近藤が三選に向け着々と進める。立民は四選を狙う岡本と車いす利用者の新顔小野沢で二議席を守りにいく。共産は佐橋が三選に挑む。減税は衆院選に出馬した余語が市議への復活、増田が再選を狙う。竹村は幸福実現党から初当選を目指す。

◇名東区(定数五)

 丹羽宏 58 自現<3>

 村上忠明 53 立新 =あ

 日比美咲 34 国現<1> =あ

 小林祥子 62 公現<4>

 斉藤愛子 63 共現<1>

 浅井康正 68 減現<2>

 現職五人と新人一人が五議席を争う。自民は四選を目指す丹羽に絞り、公明は小林が五選を狙う。国民は補選で初当選した日比が議席確保を期す。立民は三月になって村上を擁立し、議席奪取を狙う。共産は再選を目指す斉藤、減税は三選をうかがう浅井で議席を守る構え。

◇天白区(定数五)

 成田隆行 44 自現<3>

 田中里佳 56 立現<6> =あ

 堀田太規 44 国元<1> =あ

 三輪芳裕 59 公現<5>

 田口一登 60 共現<6>

 鈴木孝之 58 減現<2>

 太田敏光 70 無新 

 加納靖子 32 無新

 五議席を各党の公認候補などの八人で争うとみられる。立民の田中と共産の田口は七選、公明の三輪は六選、自民の成田は四選、減税の鈴木は三選をそれぞれ目指す。減税で初当選し前回は維新から立った堀田は国民で、前回は自民公認で次点だった加納は無所属で、経験豊富な現職勢に挑む。

=終わり

 【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音-の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、減=減税、あ=新政あいち、諸=諸派。四角囲みの政党は推薦・支持の政党。<>内の数字は当選回数。敬称略。年齢は投票日基準。

7360チバQ:2019/04/04(木) 20:59:51
i
<名古屋市議選ルポ> (1)定数減 共産現職に試練 
2019年3月31日

 四月七日投開票の名古屋市議選(定数六八)の全選挙区で候補者の訴えを記者が聞き、激戦の構図をリポートする。初回は定数が五から四に減った中村区と西区。いずれも現職が五人全員出馬し、前回二〇一五年に最下位当選だった共産勢に試練が待ち受ける。

 =文中敬称略

【中村区】
 「安倍政権を支える自公に三議席も取らせてはいけない。一つは私に託して」

 昼下がりのスーパー前で共産の藤井博樹が叫んだ。前回選では四位当選と二千票超差。市政での実績より国政での政権との対決姿勢を強調する街頭演説に加え、支持層以外への電話作戦で掘り起こしを図る。

 告示日の朝は、区内の豊国神社の参道に恒例の「九の市」が立った。各陣営が集結し、買い物客の気を引き合った。

 最初に演説したのは前回首位の立民の鵜飼春美。「子ども、お年寄り、働く人の幸せを実現する」。教員経験を強調し、親子連れに意識的に手を振った。

写真
 前回四位の公明の中村満は危機感たっぷり。応援の衆院議員と並んで「大災害が来ても一人も死傷者を出さない覚悟だ」と叫ぶと、取り巻く百人ほどの支持者から手拍子が起きた。

 入れ替わって登場した前回三位、自民の斎藤高央は支持者の動員はせず「ここ駅西地区に秀吉公を中心とした武将観光を根付かせる」と、政策中心の訴え。前回二位の自民、小出昭司は参道内の事務所周辺を「桃太郎」スタイルで練り歩きながら「誇りに思えるふるさとをつくる」。

 最後に現れた減税・佐野勉は鳥居前で「河村市長を助ける男です」と連呼すると自転車街宣へ向かった。

 十年前に市長選経験がある黒田克明も諸派で出馬した。

【西区】
 ショッピングモール前に白いスーツ姿で立った共産の青木朋子が、買い物客に大きく手を降り続けた。「暮らしとかけ離れた大型事業を見直す。引き続き市議会で働かせてください」。初当選の前回は四位と千百票差。六期務めた前任者の県議選候補者と並んで遊説し、知名度アップに努めている。

 前回四位の公明の沢田晃一は今回、党から市内の「最重点地区」に位置付けられ、幹部も続々と応援に。選挙カーの助手席でマイクを握り「老朽化した小学校のトイレを改善してきた」と実績を強調する。

 前回三位の減税の鹿嶌敏昭は税金で補助される選挙カーを避け、徒歩に徹する。七十二歳。若々しく見えるようドラゴンズのユニホーム姿で「子どもたちに誇れる政治を」と書かれたビラを配って回った。

 前回二位の国民の上園晋介は百九十カ所での演説が目標。子どもが多い地域では「通学かばんを軽く」、庄内川の近くでは「東海豪雨を踏まえた防災対策を」と話す。前回トップの自民の浅野有は地元衆院議員を招いた演説会で「税収を上げるため、観光振興やホテルの建設に取り組みたい」と訴えた。

(統一地方選取材班)

7361チバQ:2019/04/04(木) 21:00:07
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019040102000242.html
<名古屋市議選ルポ> (2)主要6党 そろい踏み
2019年4月1日

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 千種区と名東区はいずれも主要六政党の五現職と一新人が五枠を争う。一昨年の衆院選を機に民進から分裂した立民と国民は、市議会では統一会派「名古屋民主」を構成するが、選挙戦ではライバルとしてしのぎを削る。

【名東区】
 前回トップ当選だった夫が白血病に倒れ、遺志を継いで補選に勝った国民の日比美咲。地下鉄藤が丘駅前で、二歳の子どもを育てるシングルマザーとして「子どもの学びと育ちを行政の力でしっかりと支えていく」と訴えた。旧民進党が分裂した今回、陣営は「立民にどれだけ票が流れるか」と懸念する。

 その前を、立民の新人村上忠明の選挙カーが通り過ぎた。党のベテラン衆院議員近藤昭一(愛知3区)の後押しで出馬が決まったのは三月の半ば。本人は区外出身で知名度に課題がある。「違いを認め合い、困ったときに寄り添い、互いに支え合う社会を」と党のスローガンを声にした。

 自宅ブロック塀が違法状態だと発覚した減税の浅井康正。事務所で河村たかし市長が支持者に問題について説明すると、隣で頭を下げた。浅井は「議員報酬八百万円を貫いている。勝ち抜かなくてはいけない」と懸命だ。

 自民は一現職しか立てず、丹羽宏は県が長久手市に整備するジブリパークに触れ「県市連携した藤が丘の街づくりを」と訴える。公明の小林祥子は街頭で「災害時のことを考えても女性の視点が必要」。共産の斉藤愛子は「市の金は無駄な公共事業ではなく暮らしのために使うべきだ」と演説した。

【千種区】
 降りだした雨の中、国民の山田昌弘が街頭演説を始めた。「市、県、国のワンストップで政策を進められるのは私たちだけ」。隣には無投票当選した地元県議が並ぶ。千種は、二人が秘書を務めた衆院議員の古川元久(愛知2区)が事務所を置くお膝元。知名度の高い古川の支持層に三者の一心同体ぶりを訴えて回っている。

 二〇一五年の前回選で、民主(当時)への逆風下でもほぼ同数の票を分け合った斎藤亮人は立民から出馬した。「平和と福祉を守り抜く」。演説では「車いす議員」としての長い実績を強調。応援の衆院議員は政党支持率が高い「立民」の名を連呼し、旧社会党系労組が陣営を支えている。

 前回は五位だった減税の手塚将之は党名より地元の町名や消防団の所属歴を強調し、「厚生労働省出身として障害者や一人親家庭を支えてきた」と実績重視の訴え。前回は七位落選ながら衆院選では区内で九千票超を獲得した共産の新人・酒井健太朗は「消費税ストップへの一票を私に」と、国政課題を前面に押し出す。

 今回は一候補に絞った自民。前回首位当選の伊神邦彦は「更新時期が来た公共施設の再整備を進めます」、二位の公明・田辺雄一は「介護用紙おむつの補助制度を創設する」と公約し、支持層を固めている。

 =本文敬称略(統一地方選取材班)

7362チバQ:2019/04/04(木) 21:00:21
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019040202000246.html

<名古屋市議選ルポ> (3)減税、問われる真価
2019年4月2日

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 河村たかし市長率いる減税は、前々回選での大勝からの勢力低下が著しい。現有議席がない選挙区での勝利に再起を懸けている。新人を擁立した熱田区と瑞穂区、元職が挑む東区はいずれも定数が二、三の少人数区で、減税の真価が問われる。

 【熱田区】

 「政治ってどす黒いイメージじゃないっすか。僕みたいなのが出ることで、変えたいんですよね」

 夕刻の金山駅前。羽織はかま姿、扇子を手に減税の憲俊(けんしゅん)が漫談さながらに演説した。俳優で、おもてなし武将隊の初代信長役。河村市長が秘蔵っ子として擁立した。自転車街宣と選挙カーを組み合わせて浸透を図っている。

 挑戦を受ける自民の服部慎之助は選挙カーを小まめに回し「神宮前のシャッター商店街とボストン美術館が閉館した金山駅南口のにぎわいを取り戻す」と約束。前回首位の立民・森智雄は国民衆院議員との街頭演説で「二十一年の小学校教員の経験を生かし、子どもにやさしい名古屋、熱田をつくっていく」と宣言した。

 共産の西田敏子は住宅街を回って「女性の代表として働くお母さんの声を届ける」と呼び掛けている。

 【瑞穂区】

 前々回、減税はブームとともに当時定数四の瑞穂区で二議席を奪ったが、離党などで今はゼロ。前田恵美子は自転車用ヘルメットと運動靴姿の「河村流」で区内を回る。

 かつて自民市議だった夫が河村市長と交流があり、減税の復活を託された。唯一の女性候補として「身近な問題を積み上げ、生活のお役に立ちたい」と母親らに声を掛ける。

 自民現職は藤田和秀。この選挙直前に減税議員への「クズ」などの暴言問題が降って湧いた。従来通り福祉や教育団体から応援を得て、妻と娘と繰り出す街頭では「アジア競技大会を契機に瑞穂陸上競技場で世界最高水準のバリアフリー対策を」と訴えた。

 国民現職土居芳太は「働く者の代表として戦わせていただいている」と強調。立民新人の久田邦博は地元出身や三十五歳の若さをアピールし「若者の思いを市政に届けていきたい」と声をからす。共産の尾関雅美は「無駄な税金の使い方をしているのが庶民革命の河村市長」と主張した。

 【東 区】

 河村市長が自宅兼事務所を構える「お膝元」東区。二〇〇六年に秘書になって以来、河村と行動をともにする減税の佐藤夕子は新元号が決まった一日午後、約五十人の支援者に「東区の候補は四人中三人が男性。一つは女性に」と支持拡大を依頼した。

 一昨年、市議から衆院選に出馬したため牙城の東区で減税は空白。奪還に向け昨夏から各戸訪問を始めた。

 佐藤の辞職にともなう補選に通った立民の国政直記。「市政一筋。よそ見をすることなく、一本道を歩く」と佐藤をけん制。平成生まれの若さを強調し、スマートフォンのアプリの位置情報機能を使って地域内を隅々まで回る。

 七期目を目指す自民の中川貴元はPTAの仲間と自転車街宣を展開し、「医療、介護、福祉の充実に努めたい」と主張。共産・村瀬和弘は「自公政権直結で大型事業を推進している河村市政をチェックする」と強調した。

 =文中敬称略(統一地方選取材班)

7363チバQ:2019/04/04(木) 21:00:36
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019040302000233.html
<名古屋市議選ルポ> (4)勇退議員の後継は 
2019年4月3日

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 今選挙を前に、議長経験者二人を含む五人が勇退を決めた。中川区(定数七)と昭和区(同三)では、後を託された近親者が地盤を引き継ぎ、世代交代を目指している。

 【昭和区】

 立民から初当選を目指す奥村文悟は厚いサポートを受けながら戦っている。交差点角の演説で、傍らに市議を八期務めて引退した父、文洋。反対側には父と親交のある大村秀章知事が立つ。本人は白いジャンパー姿で高く手を振り若さをアピール。「新たな時代に、皆さまとともに昭和区の街づくりを進めたい」と訴える。

 今回から定数が一減し、「大物二世」を三人の現職が迎え撃つ。

 二度の落選を経て三期重ねた自民の西川学(ひさし)。自転車で区内を回り、着実に票を固める。朝の川名駅前では「愛するふるさとのために役に立てる男になりたい。防災・減災対策を着実に進める」と宣言した。

 三期目を目指す減税の大村光子も支持拡大に懸命。スーパー前で「一番の争点は議員報酬。市民の皆さんと約束した八百万円に再度戻す」と声を上げた。

 前回最下位当選だった共産の柴田民雄は集合住宅の前に立ち、「大企業、大規模開発、大金持ち優先の市政を抜本的に方針転換させる」と強調した。

 【中川区】

 「十二期四十八年を務めた久野浩平のところの、久野美穂でございます」

 JR八田駅前で呼び掛けた立民の新人は、勇退議員の長男の妻。隣では義父が顔なじみを見つけては声を掛ける。本人も議長経験者を両親に持つ「サラブレッド」だが、「二人の子を育てる母として、台所の声を市政に届けたい」と庶民感覚をPRしている。

 立民のもう一人の新人は衆院副議長の長男・赤松哲次。演説会では父も姿を見せ「私の背中を見て出馬を決意したと言われた。必ず勝たせたい」と会場を沸かせたが、本人は街頭では父の名を強調せず「サラリーマン出身。働く人の代表でありたい」と訴えている。

 副議長経験者が引退し公認を一人に絞った公明。木下優は「庄内川より西に住む候補は私一人。この十六年で田んぼと畑だけの地域が区画整理で発展を遂げてきた」と四期の実績を強調する。

 二人擁立の自民。歯科医師の岡本善博は各学区で小規模座談会を開き「医療人として医療と福祉、介護政策に力を入れてきた」と説明し、前々回選で父のバトンを継いだ浅井正仁は「今後も税金が正しく使われているかのチェックに力を注いでいきたい」と誓う。

 減税も二人を擁立。現職の高木善英は「議員活動の見える化に力を入れてきた」、新人の中川敦史は「議員報酬が高くてもいいと思う人は他党、八百万円にすべきだという人は私に票を入れて」と主張。共産の江上博之は「名古屋城天守の木造化に五百億円を投じるよりも暮らしを守るべきだ」と訴える。

 幸福実現党区代表の加藤まり子も出馬した。

 =文中敬称略(統一地方選取材班)

7364チバQ:2019/04/04(木) 21:00:50
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/aichi/CK2019040402000265.html
<名古屋市議選ルポ> (5)定数減 自民2人擁立
2019年4月4日

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 今選挙の焦点の一つが最大会派争い。現在第一党の自民は現有二十二議席を守る作戦だが、二候補が共存する港区と守山区はともに定数減で、二議席ずつ死守できるか注目される。結果によっては、改選前から五増の二十三候補を立てた第二会派「名古屋民主」(立民、国民)に迫られる可能性もある。

 【港区】

 自民の県議選候補者が開いた演説会。壇上に坂野公寿と吉田茂が並び頭を下げた。「私たち二人をどうか通してください」

 ほぼ同数で票を分け合った前回選は吉田が四位、坂野が五位。単純にみれば、定数減の今回はどちらか一人が落ちる公算となる。

 現職議長の坂野は「防災拠点にもなる区役所をアジア大会選手村の跡地に移転改築を」と主張。地元の南陽地区を中心に演説会を開き、親族運営の選対が電話作戦で後押しする。

 二期目を目指す吉田は「リニア時代に向け区内の鉄道網を建て直したい」と宣言。南陽高同窓会や県議選候補者の引き合いで支持者との会合を増やしている。

 迎え撃つ前回三位の共産・山口清明は街頭演説で「敬老パスに上限を設けるのは本末転倒。言い出した自民に二議席もいらない」と、対抗意識を燃やす。

 公明新人の吉岡正修は公営住宅を回り「伊勢湾台風から六十年。命を守る政治を心掛ける」と約束。議長経験者の国民・加藤一登は街頭で「港区で育った子どもたちが進学や就職で離れても将来帰ってきたくなるまちづくりを目指す」と訴えている。

 減税新人の沢田仁実は自転車街宣で通行人らに手を振り、「河村市長を助ける女性」と書かれた政策ビラを配って回っている。

 【守山区】

 「志段味から自民党議員がいなくなったら課題を解決できなくなってしまう。なんとか押し上げていただきたい」

 自民の北野由晴が名鉄小幡駅前で声を上げた。五位当選だった前回、六位の減税議員との票差はわずか十二。定数減に危機感を抱き、志段味地区区画整理事業の推進を駅利用者に強く印象づけた。

 減税は前回の二人から、北野と同級生の新人、河本有子に一本化した。一人で三人の子どもを育て、介護福祉士の経験もあり「志段味の区画整理を進め、子どもたちが安心して遊べる公園、安全な道を造りたい」とスーパー前で訴えた。

 旧民主系は一人から二人に増えたことで順位争いは混沌としている。前回トップの国民・小川俊之は若い世代の仲間と練り歩き「子どもの目線に立った街づくりをしたい」と誓う。新人の立民川口正章は会社経営の手腕をアピールし「中小企業を元気にする」と主張。公明で四期務めた金庭(こんば)宜雄は「子育て世代から高齢者までの声を聞いた上で施策に反映する議員力が問われている」と訴え、共産の現職、榑松(くれまつ)順子は「敬老パスの利用上限を設けず、すぐJRや名鉄でも使えるように取り組みたい」と約束する。

 前回二位の自民、松井良憲は演説会でこれまでの活動をまとめた動画を披露し「さらに安全安心な名古屋、守山を築かなくてはいけない」と強調。幸福実現党の橋本裕子、無所属の浅野共市(ともいち)も立候補している。

 =文中敬称略(統一地方選取材班)

7365チバQ:2019/04/04(木) 21:01:53
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/gifu/CK2019033102000228.html
<県議選激戦区を歩く> (1)岐阜市
2019年3月31日

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 「国政も県政も自民がやりたい放題。許してはいけない」。県議選が告示された二十九日、立憲民主の現職渡辺嘉山の出陣式。マイクを握った党県連代表、山下八洲夫は力を込めた。

 立民が今回、全選挙区で擁立したのは渡辺だけ。ここで虎の子の一議席を失うようなことがあれば、夏の参院選はおぼつかない。渡辺は「頭を丸めるどころか、岐阜にいられなくなるくらいの責任感だ」と話す。

 定数九に主要各党の現職九人と、無所属新人二人が立った岐阜市選挙区。有権者の審判で、二人がふるい落とされることになる。

 前回は八位で当選圏に滑り込んだ渡辺同様、危機感が強いのが同九位だった国民民主の現職太田維久だ。両者が共に前回は看板を背負った「民主」は、「民進」を経て立民と国民に分裂。だが、自民一強を前にいずれも党勢は上向かない。

 太田の選挙カーや、のぼり旗に「国民民主」の文字はない。武器は、告示前から主要駅前などで重ねてきた街頭演説。三期十二年の経験をアピールし「政党より政策で判断してほしい」。

 政党色に加え、選挙戦の軸になりそうなのが、三人の女性候補の動向だ。

 再選を目指す自民現職の若井敦子は、党県連では唯一の女性県議。「責任政党として女性の声を受け止める」と、街角の女性や子育て世代に対して、握手攻勢をかける。

 これに対し、前回は新人ながらトップ当選を果たした共産現職の中川裕子は「唯一の県政野党」の立場を強調。街頭演説を重ね「知事に物を言う姿勢を貫く」と幅広い層に浸透を図る。

 ここに今回加わったのが、各陣営が「台風の目」と警戒する無所属新人の平野恭子。自民、無所属で県議を七期務めた父の地盤を継ぐ。前回は後継を目指した兄が落選した。告示日から繁華街を練り歩き、顔と名前を売り込んだ。

 こうした情勢の中、生き残りを懸けるのは、自民の他の現職三人も同じだ。

 当選七回の玉田和浩は二日に事務所を構え「こんなに早く事務所開きをしたことはない。危機感を持っている」。平野の出馬に「『女性の戦い』に、埋没してはいけない」と気をもむ。

 若さをアピールする長屋光征は「実績や活動を見て投票を」と告示日に訴えた。平野とは市北部の地盤が一部、重なる。「誰よりも地域の人と会ってきた自信がある」と地元を回る。

 地元の流通団地の活性化などを訴える広瀬修は、市南部が票田。出陣式では「南部は広瀬一人だから大丈夫だろうという話があるが、そんなことはない」と陣営の引き締めを図った。

 公明は、市内で長年維持してきた二議席の死守を目指す。現職二人は市域をおおまかに南北で分担し、党支持層などに訴えを広げる。党県本部代表で前回は三位で当選した水野吉近は「現場の声を聞く。選挙に勝って仕事をしたい」と意気込む。前回は七位だった澄川寿之は四年間の実績を強調し「党のネットワークで、県の課題を国につなげる」と話す。

 告示を目前にして出馬を決めた無所属新人の土田正光は「投票に行かないのは政治を諦めること」と有権者に呼び掛け、選挙カーで市内を回る。

(敬称略)

     ◇

 四月七日投開票の県議選は、無投票当選が決まった十六選挙区を除く十選挙区で、舌戦が本格化した。「岐阜のかたち」を巡って各候補は何を訴え、戦いの構図は-。担当記者たちが県内各地の激戦区を歩く。

  (統一地方選取材班)

7366チバQ:2019/04/04(木) 21:02:09
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/gifu/CK2019040202000254.html
<県議選激戦区を歩く> (2)関市・美濃市
2019年4月2日

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 「この地域を日本一素晴らしいまちにしたい。関の刃物を上手に美濃和紙にくるんで、一緒に頑張ろう」。告示翌日の三月三十日朝、関市中心部の長良川鉄道関駅前で、自民現職の佐藤武彦が声を張り上げた。

 美濃市は人口が減少したことにより法律上の基準を下回り、関市との「強制合区」となった。有権者は美濃市の約一万八千人に対し、関市は約七万三千人に上る。

 佐藤が旧美濃市選挙区で前回まで四回重ねた当選は、いずれも無投票。初の選挙戦となるが「美濃の票だけで当選は厳しい」と関市街に繰り出した。演説では関市民への訴えを意識。小雨がぱらつく中、数人が立ち止まって耳を傾けた。

 関市・美濃市選挙区では定数三に対して、佐藤を含む現職三人と元職一人の計四人が立候補した。合区の影響を受けるのは、前回は旧関市選挙区から出馬した他の三候補も同じだ。「票の流れが読めない。誰が落ちてもおかしくない」と、各陣営は口をそろえる。

 うち、元関市長で県議会議長を務め、知名度のある自民現職尾藤義昭も「美濃市の選挙は一からのスタート。今までの経験が通じない」と表情を引き締める。

 選挙戦では地盤とする関市の企業や団体、旧町村部を中心に駆け回るだけではない。美濃市でも「直接、住民に会って、美濃市の問題を受け止めていきたい」と取り込みを狙う。

 前回、尾藤と接戦を演じて二議席を分け合った自民現職の酒向薫は、告示後の第一声では「目標は関市、美濃市に人を増やすこと。若い世代が活躍できる場を増やす」と、両市を並べて口にした。

 関市内で演説会を重ねて地盤を固めつつ、両市を含む「中濃地区」の少子高齢化対策や観光振興などの訴えに、力を入れている。

 一方、前回は二人に惜敗した旧民主系元職で無所属の林幸広は、告示当日に美濃市入り。幹線道路沿いで選挙カーを止め「美濃市と関市の壁はもうない。自民の三議席独占をなくす」と呼び掛けた。関市だけでなく、補選を除いた県議選で過去七回、連続して無投票が続いた美濃市で「自民以外の選択肢をアピールする機会」と捉えている。

 職人のまち関市と、商人のまち美濃市。二〇〇五年に関市に周辺の五町村が合併した際、美濃市は加わらなかった。各陣営は地域の一体感を訴えるが、ある候補は「両市は歴史も気質も違い、心理的にも距離がある」と難しさを漏らす。

 合区の戸惑いは有権者の間にもある。これまで地元の代表を県議会に送り出してきた一方、長く投票の機会がなかった美濃市。六十代女性は「地元から代表を出したい思いはあるが、選択肢ができるのは良いこと」と複雑な胸の内を語る。

 合区では旧両選挙区分を合わせた「定数三」が、今回は維持された。だが、ある候補は四年後には定数が減る可能性を指摘し「今回、当選の枠から外れれば政治生命が終わるのではないか」と危機感を隠さない。

 広がった選挙区を駆け巡り、各候補の攻防は熱を帯びる。

 =敬称略

 (統一地方選取材班)

7367チバQ:2019/04/04(木) 21:02:27
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/gifu/CK2019040302000243.html
<県議選激戦区を歩く> (3)瑞浪市
2019年4月3日

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 「絶対に負けられない」「県内で一、二を争う激戦区です」。新元号「令和」の発表から一夜明けた二日。かつて戦国武将が陣取り合戦を繰り広げた陶都に、マイクの声が響き合った。

 一つの椅子を巡り、自民と保守系無所属の一騎打ちとなった瑞浪市選挙区。「厳しい」。どちらの陣営も同じ声が漏れる。両候補はのっけから全力疾走だ。

 「四年前、本当に悔しい思いをした。涙はもう終わりに」。自民の擁立した新人、小川祐輝が事務所開きで声を張り上げたのは三月十六日のこと。壁には国会議員や市議、業界団体などが寄せた約四十枚の「ため書き」がびっしり。一期務めた市議時代に磨かれていた革靴は、あいさつ回りなどで擦り傷だらけだった。

 傍らには元自民県議の渡辺真。マイクを握り、小川への支持を強く訴えた。

 四年前-。党市支部長を務め、同選挙区で当選四回の現職として出馬したのが、その渡辺だ。当時七十三歳。「世代交代」を主張し離党した元同支部幹事長、山田実三の挑戦を受けた。

 結果は、渡辺が七千八百三十九票、山田は八千七十六票。苦戦が予想された山田がわずか二百三十七票差で渡辺を破る波乱に。だが、渡辺は落選後も支部長職にとどまる。今回、後継として三十三歳の小川を、六十四歳で無所属のまま再選を目指す山田にぶつけた。

 一方、受けて立つ側となった山田は小川と同じ日、事務所を開いた。壁に貼られたため書きは、「同志」と呼ぶ元市議からの二枚だけ。前回と同様、大きな組織に頼らない選挙戦術だ。

 演説では、一部の相手陣営からの「県から地元への予算が減った」との主張に、データを挙げ反論。「みんなで納得して決めようという住民自治が、地方自治を身近にする」と約二十五分間、熱弁を振るった。

 三月二十九日の告示後も両候補の動きは対照的だ。

 小川は連日、各地で大小の集会を開く。三十一日の総決起大会では「皆さんの声を聴き、市が進めるべき事業を貫き通したい。県とのパイプを取り戻す」と強調。駆けつけた野田聖子衆院議員とがっちり握手した。県政与党のメンツが懸かる党県連は応援のため、他の選挙区で無投票当選した県議らを続々と投入する。

 これに対し、山田は告示日の出陣式で「政治は皆さんのためにある。県政を身近にしたい」と声を振り絞った。選挙カーでの顔見せや街頭演説など、地道な活動を積み重ねる。事務所を訪れる支持者らで目立つのは、普段着姿の高齢者らだ。山田が演説で四年間の実績を訴えると、聴衆から「そうだ」の声が飛んだ。

 四年越しの因縁が絡み合う両陣営の訴えは、どちらが多く有権者に届くか。

 街頭演説で小川は「厳しい戦いだが、負けるわけにはいかない」。対する山田は「もう四年、働かせてください」と力を込める。

 前回から攻守を変えた「無所属VS自民」陣営の選挙戦は、後半に入った。

 =敬称略

 (統一地方選取材班)

7368チバQ:2019/04/04(木) 21:02:41
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/gifu/CK2019040402000267.html
<県議選激戦区を歩く> (4)下呂市
2019年4月4日

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 「六期二十四年間の経験を生かすため、この四年間を託してほしい」

 県議選が告示された三月二十九日朝。下呂市の街頭で、現職駒田誠が居並ぶ有権者に深々と頭を下げた。

 自民県連下呂支部長を務め、同市選挙区で七回目の当選を目指す駒田だが、これまでになく危機感が強い。腹心だった同支部事務局長で元市議長の今井政嘉が「世代交代」を訴え、出馬したからだ。二回連続で駒田の無投票当選が続いてきた無風の選挙区は一転、自民分裂の激戦となった。

 党支部で候補を一本化できない場合、県連はいずれも公認はせず、勝ち残った方を自民会派に迎え入れる-。これが、しこりを残さないためのルールだ。駒田、今井とも「自民」の看板は得られないまま、無所属で選挙戦に突入した。

 下呂支部関係者によると、二人の間では候補の一本化に向けた話し合いが昨年初めから少なくとも四回はあった。だが、まとまらなかったという。幹部の一人は「一年もあったので一本化できると楽観視していた」と渋い表情を見せる。

 多選批判に神経をとがらせる駒田陣営。告示後の街頭演説では、昨年七月の豪雨災害時に国や県などに復旧復興を要望したことに触れた。「自民県連の総務会長を務め、議長経験もある。知事の提案にもしっかり連携していく」。築いた地位と実績を強調し、続投に理解を求める戦術だ。

 一方の今井は、市は温泉街を中心に発展してきたものの地域の道路整備が立ち遅れ、停滞感がある、との立場。地元の県議と市議間の情報交換や連携を活発化させるべきだ、と主張する。

 出馬を表明した直後の今年二月、三期目を務めていた市議を辞職し、退路を断った。「県と市のパイプをより太くして同じ方向を向いていかないと、市の発展はない」と力を込める。

 告示後の演説会では、支持者らを前に「まだまだ五十三歳。発想を変えて、いろいろなことにチャレンジしたい」と、世代交代の意義を説いて回った。

 火花を散らす両陣営に商工会関係者は「二人とも商工会員で自民系。どちらかを応援するという色は出しにくい」と戸惑う。従来は自民系候補を応援する形を取ってきた地元観光業界の関係者は「今回は自由投票になるのでは」と話す。

 濃飛横断道路の延伸や人口減少の対策…。両候補の主張に大きな違いはない。

 駒田だけに推薦状を出した下呂建設業協会の会員企業の幹部も「どちらかを何が何でも当選させたいという雰囲気には欠ける」と漏らす。「どちらに入れても自民党。いっそ、別の対抗馬が出て駒田と今井が一本化していたなら、力の入れ方は違っただろうが…」

 三日、駒田は街頭演説でこれまでの経験を改めて強調し「豊かなふるさとづくりに貢献したい」。今井は個人演説会で「夢あるまちを目指して、新しい発想で進みたい」と訴えた。

 十二年ぶりとなった論戦は、あと三日間。有権者は、地域の未来をどちらに託すことになるのだろうか。

 =敬称略、終わり(統一地方選取材班)

7369名無しさん:2019/04/04(木) 22:21:39
https://www.sankei.com/politics/news/190404/plt1904040027-n1.html
浜松市長選 住民投票ふるわずも鈴木氏先行、追う山本氏、野沢氏
2019.4.4 21:42統一地方選静岡
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候補者の演説に耳を傾ける支援者ら=3月31日、静岡県浜松市(石原颯撮影)
候補者の演説に耳を傾ける支援者ら=3月31日、静岡県浜松市(石原颯撮影)

 統一地方選前半で、任期満了に伴う浜松市長選は7日に投開票される。選挙戦は、4期目を目指す現職の鈴木康友氏(61)が地元経済界の支援を受けるなどして先行し、新人で元市議の山本遼太郎氏(32)と新人の農業、野沢正司氏(69)=共産推薦=が追う構図となっている。各候補は行政区再編の是非を最大の争点に、将来の浜松の在り方を有権者に問いかけて舌戦を展開。選挙戦終盤に向けて、さらなる支持拡大を呼び掛けている。(石原颯)

 鈴木氏は連合静岡のほか、地元経済界からの絶大な支援を得て盤石な選挙態勢を築いている。自主投票となった公明党支持層の多くも鈴木氏の支援に回るとみられており、陣営幹部は「順調に来ている」と手応えを感じている。

 選挙戦では、天竜、浜北両区を単独区とし、残り5区を合区とする3区案による行政区再編の実現を訴えて回る。個人演説会や街頭演説では区再編の説明に大半の時間を割いている。

 ただ、行政区再編の住民投票に関しては厳しい見方が強い。令和3(2021)年1月1日までの3区案への移行の是非を問う「設問1」については賛成が半数を下回るとみられている。4期目の当選を果たしたとしても、住民投票の行方次第で、最大の公約である行政区再編の実現は厳しくなる。

 選挙戦終盤は大票田の旧浜松市内を中心に回り、さらなる支持層の拡大と3区案への理解を求める。

 自民党の支部が政令市移行後初めて独自候補として擁立した山本氏は同党県連からの推薦を得て、地元の国会議員らのサポートを受けながら無党派層の取り込みを図ってきた。

 現職への批判が比較的強い中山間地を中心に支持が広がっているもようだ。しかし、鈴木氏と争った党本部の推薦を取り付けられなかったことが影響しているのか、よりどころと頼みにした自民党支持層を固め切れていない。

 並行して選挙戦を戦う、市議時代に所属した最大会派・自民党浜松のベテラン市議の個人演説会などに精力的に顔を出し、勢力拡大を懸命に図っている。

 共産党の推薦を得る野沢氏は中盤以降、“反自民”路線をより前面に打ち出して支持を訴えている。

 自民党本部に推薦を求めた鈴木、山本両氏を「自民党系の2人」と断じたうえ、主張が重なりがちな山本氏との対立軸をより鮮明にしようと主張を展開している。現職批判の受け皿としての地位を確立し、共産党支持層以外への浸透を図っている。

 7日の投開票は、浜松市役所など208カ所で行われる。

7370チバQ:2019/04/05(金) 09:46:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190405-00127498-gifuweb-l21
岐阜県議選終盤情勢、自民が優勢 分裂選挙区は激戦
4/5(金) 8:12配信 岐阜新聞Web
 岐阜県内統一地方選の前半戦の県議選(定数46)は、26選挙区のうち10選挙区が選挙戦となり、24議席をめぐって36人が激しい舌戦を繰り広げている。7日の投開票まであと2日。岐阜新聞社は4日までに、取材などを基に各選挙区の情勢を分析した。自民が優勢に戦いを進める選挙区のほか、与野党が入り乱れた混戦の選挙区、自民系候補が火花を散らす「分裂選挙」など、予断を許さない状況となっている。

 10選挙区の候補者は、自民15人(現職14人、新人1人)、立憲民主1人(現職)、国民民主2人(現職)、公明2人(現職)、共産3人(現職1人、新人2人)、無所属13人(元職1人、新人12人)の計36人。

 自民は大垣市や中津川市などの選挙区で公認候補が優勢。羽島市、下呂市、本巣市は「自民分裂」の構図となっており、いずれも1議席を巡って激しい一騎打ちを繰り広げる。全体では公認候補の中で11人が当選圏内と予想され、無投票当選の18人(推薦含む)や自民系無所属候補の追加公認を含めると、現有33議席から伸ばす可能性もある。

 立民は1選挙区に1人、国民は2選挙区に2人。いずれも岐阜市で激しい戦いとなり、最後の追い込みに全力を注ぐ。大垣市の国民現職は安定した戦い。

 公明は現有2議席の確保へ、岐阜市の現職2人が手堅い戦いをみせる。共産は岐阜市の現職が当選圏とみられるが、大垣市、中津川市の新人は苦戦。無所属は8選挙区で激しい戦いを繰り広げている。

岐阜新聞社

7371チバQ:2019/04/05(金) 11:47:58
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019040502100007.html
浜松市長選ルポ
2019年4月5日

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 平成最後の統一地方選の一つ、浜松市長選(七日投開票)は終盤戦に入った。あと一票を積み上げるため、三候補はどんな戦略を立て、何を訴えるのか。それぞれの一日を追った。

◆区再編の意義 重点
鈴木康友氏(61)
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 新元号「令和」が発表された一日夜、四選を目指す現職の鈴木康友氏(61)は、北区細江町の演説会場でマイクを握っていた。

 「行政区再編で七億円の財政効果がある。将来に向け、柔軟で効率的な行政運営が大切だ」。鈴木氏が二十分の演説で最も時間を割き、弁舌に熱を込めたのは区再編に関してだった。

 鈴木氏は区再編を最大の争点とし、浜北区と天竜区を残し、他を合区する三区案を掲げる。市長選の行方はもちろん、陣営が気に掛けるのが、区再編の是非を問う住民投票の行方だ。

 「選挙は勝てると信じているが、問題は住民投票」と陣営幹部。あるスタッフは「住民投票で区再編への反対が過半数なら選挙に勝っても面目を失いかねない」と漏らす。

 遊説で区再編への反応が芳しくないとみるのが浜北区と天竜区。両区とも三区案だとそのまま区が残るが、「取り残される」と不安を抱く住民が少なくない。

 これまで個人演説会では行財政改革の実績や産業政策をアピールしてきたが、陣営幹部は「終盤に向け、区再編の意義を重点的に訴え、浸透を図りたい」と気を引き締めた。

(篠塚辰徳)

◆生活者に寄り添う
野沢正司氏(69)
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 「水道民営化も区再編もするべきではない。これは自民系と反自民の選挙だ」。共産党推薦の新人、野沢正司氏(69)が向かったのは天竜区。山あいの集落を巡り、数十分おきに街頭に立って声をからした。

 参謀役の支援団体代表、嶋田博氏(70)は前回市長選に出馬し、鈴木氏に敗れたが、最も善戦したのが天竜区だった。今回の選挙でも重点区に据える。演説では区再編への反対や、昨秋の台風被害にも触れたが、中でも重視したテーマは「水道民営化」だ。

 選挙戦では「どこでも反応がいい」と野沢氏。街宣では、市が検討を延期した上水道事業のコンセッション(公設民営)方式導入反対を必ず明言し、「ひねればすぐに出てくる安心安全な水道を民間に任せることはない」と訴える。

 他候補と差別化するために意識するのは「生活者」としてのまなざしだ。つじ立ちはスーパーや住宅地が中心。昼食は主に事務所で、自ら育てた野菜をスタッフと囲む。「他候補より生活者の考えが分かる」。水道事業は暮らしに密着している。「最後まで皆さんと近い立場で訴える」とスパートをかける。

(鈴木凜平)

◆巧みな演説力 武器
山本遼太郎氏(32)
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 北区三ケ日町のスーパー前。「区再編よりもやるべきことがある」と大書された選挙カーから降り立った新人の山本遼太郎氏(32)は区再編批判で口火を切った。

 隣の引佐町出身。「区再編で(中区と)同じ区になってしまえば、人やモノ、金は人口の多い方に流出する。この生まれ育った地域の人口が減るのは許せない」。張りのある声に、聴衆から拍手が起きた。演説の告知は会員制交流サイト(SNS)が中心だ。聴衆には二、三十代の姿も見られ「組織動員はしていないのに、これだけ集まってくれた」と頬を緩めた。

 三区案批判をはじめ、現職への対抗心をあらわにしてきた。自民党県連の推薦を得たが、知名度では劣る。出馬表明直後は周囲から「経験不足」「若すぎる」との声も出たというが、その不利を“武器”に政策を訴えてきた。「声が通るし、思いを言葉に乗せる技術がある。演説のたび、聴衆が好感を抱いてくれるのを感じる」と陣営幹部。

 学生時代は応援団に所属し、体力や精神力をアピールする。「選挙が終われば倒れるかも」。覚悟を胸に、最終日まで全力で駆け抜ける。

(松島京太)

7372チバQ:2019/04/07(日) 09:39:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190407-00000002-at_s-l22
「ノーサイド」の説明ほご 静岡市長選で知事が応援演説
4/7(日) 7:23配信 @S[アットエス] by 静岡新聞SBS
「ノーサイド」の説明ほご 静岡市長選で知事が応援演説
(写真:静岡新聞社)
 現新3人が争う静岡市長選で、中立を公言していた川勝平太知事が6日、新人候補が同市葵区で行った最終演説の会場に姿を見せ、応援演説をした。「市政を担う人はほかにいない」と有権者に呼び掛け、候補への支持を明確にした。

 川勝知事はこれまで、現職の市政運営をたびたび批判しつつも、市長選については「ノーサイド」を貫くと説明してきた。投票日前日に覆した理由について、取材に「義を見てせざるは勇無きなり、という言葉と同じ。たまたま出くわして気がついたらマイクを持たされていた。全て心のままに(語った)」と述べた。

 これに対し、現職の陣営幹部は「選挙はノーサイドと言っていたはず。前言を翻すことはあってはならない」とし、別の新人候補の陣営幹部も「ここにきて関わるのは一貫性がない」と指摘した。

7373チバQ:2019/04/07(日) 09:45:39
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/fukui/CK2019040202000252.html

<県議選 注目区を歩く> (1)福井市 
2019年4月2日

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◆新人、元職加わり混戦
 県議選は無投票となった4選挙区を除き、8選挙区で選挙戦となっている。県内随一の混戦、8年ぶりの選挙戦、現職対新人の真っ向勝負-などで注目を集める四つの選挙区に記者が入り、票の行方を探った。

 激戦区の福井市選挙区では、定数一二に対して十五人(現職十人、元職二人、新人三人)が立候補している。新人や元職の出現により中心部、永平寺町に近い東部、さらに海側に向かう西部などで混戦となっている。

 JR福井駅に近い「さくら通り」。三月三十一日の昼すぎ、一時間ほどの間に数人の選挙カーが「お願いします」と通り過ぎた。うぐいす嬢は「顔を見てやってください」とアピール。今回は中心部でいつも以上に、各候補者の訴えを耳にする。

 理由は、東京からUターンした三十代の新人が中心部に拠点を置いたため。中心部では六十代の現職が「顔役」として活動してきたが、二人で地盤を争う格好になった。そこに何人もの候補の選挙カーが、東西南北への移動も兼ねながら流れ込んでいる。

 中心部から四キロほど離れた東部も激戦の地域。四十代の元職が八年ぶりに立った。すぐ隣の地区には唯一の女性現職がいる。二人の重点地区は重複し、元職側は「貸していた地域。返してもらう」と息巻き、現職は「女性の議席を死守しないと」と抗戦する。他の現職も足を延ばし、票集めに来ている。

 現職二人が地元にしている西部には、少し離れた地区の七十代の元職が分け入っている。現職の一人は「私は非常に地盤が小さい」と警戒し、元職も「厳しい戦いだ」と気を引き締める。この元職は中心部や、南側の市境の地区でも動いている。

 ほかの新人二人は、初陣ながら「安定している」(政界関係者)とみられている。いずれも今期限りで引退した県議から、地盤と労組の支援を引き継いだ。労組支援は、中心部に近い四十代の現職も受けている。

 前回の十二番目の当選者の得票数は五千五百九十票だった。投票率も46・79%と低かったが、今回は知事選の盛り上がりもあり、複数の陣営で「上昇する」と予想。当選ラインも「五千五百〜六千五百票に引き上がると可能性がある」とみられている。 

 (尾嶋隆宏)

7374チバQ:2019/04/07(日) 09:45:58
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/fukui/CK2019040302000254.html
<県議選 注目区を歩く> (2)小浜市三方郡三方上中郡
2019年4月3日

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◆小浜市の票、争奪戦に
 定数三に対し、四人(現職二人、新人二人)が序盤から激しく競り合っている。「過去の実績」「県政への挑戦」「若さと行動力」をそれぞれアピール。引退した中川平一さん(70)の出身地盤だった若狭町上中地域を「草刈り場」とみて、各候補が入り乱れ、票の上積みを狙う。

 小堀友広さんは出身地の若狭町三方地域と美浜町の地盤をほぼ固める。初当選した前回と同様、一万票の獲得を目標に、後援会の青壮年部が中心となった組織選挙を徹底。後援会長の小堀八寿雄さん(69)は「上滑りが最も怖い」と話し、陣営の引き締めに躍起だ。

 四期目を目指す西本正俊さんの陣営は、自民党の公認が得られなかったことをバネにして小浜市全域で浸透を図る。選対本部事務長の藤本重博さん(70)は「区長会の要望をかなえるなど、地域の問題に耳を傾けた四年間だった」と“原点回帰”の三期目を振り返り、実績を訴える。

 池田英之さんは辛酸をなめた前回の雪辱戦となる。事務所責任者の妻佐代美さん(54)は「元市議とはいえ、前回は認知度が低かった」と敗因を受け止める。反省点を踏まえ、集落をくまなく回り支持を広げる草の根選挙を早い時期から展開。地域の名士を通じて支持を広げる。

 松崎雄城さんは退いた中川さんの後継。「中川会」が全面的に支援し、小浜市長の父の松崎晃治後援会が連動する。親子が政治にかかわることへの批判について、選対代表の前野恭慶(やすのり)さん(57)は「地域の課題に連携して取り組める」とかわし、若年層への売り込みを模索する。

 現職の西本さんに、新人の池田さんと松崎さんの二人が挑む小浜市の票の行方が注目の的。市内の有権者数は二万四千五百三十一人(三月二十八日現在)で、投票率を前回並みの六割とすると一万五千票前後となる。若狭町上中地域も絡んだ争奪戦になりそうだ。

 (池上浩幸)

7375チバQ:2019/04/07(日) 09:46:16
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/fukui/CK2019040402000278.html
<県議選 注目区を歩く> (3)大野市
2019年4月4日

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◆知名度高い3人激戦
 六期目を目指す現職の山岸猛夫さんはもちろん、元市議会議長の山崎利昭さんと同副議長の兼井大さんの新人二人も知名度は高い。そんな三人が定数二を巡って繰り広げる激戦は、日増しにヒートアップしている。ただ市民の盛り上がりが伝わらず、各陣営は「手応えがなく、票が読み切れない」と手探り状態が続く。

 投票率は二月の市議選が過去最低の60・82%、昨年六月の市長選も61・40%と低迷した。各陣営は投票率が60%前後、当選ラインを七千〜八千票と読むが、「注目の高い知事選とのダブル選挙でも60%を切るかもしれない」との声も漏れてくる。

 知名度のある候補者がそろったが故に、それぞれとのつながりを理由に選挙中は「中立」を決め込む有権者も多い。飲食店経営の三十代男性は「客に各陣営の関係者がいるから、誰かを支援すれば角が立つ」。複数候補を推薦する地区や団体があるのも、票読みを難しくしている。

 さらに、票の上積みとして狙う若者世代の多くは平日、市外に働きに出ているため訴えが届きにくいのが悩みの種。好機と見込んだ三月三十、三十一日の土日も、悪天候で各陣営は肩透かしを食った。

 二十九日の出陣式では、いずれも自民公認の山崎さんと山岸さんはともに四百人ほどの支援者を集め、保守系無所属の兼井さんのもとへは約百五十人が駆けつけた。しかし「この差はないに等しい」と見る関係者もいる。「最後まで気が抜けない」。各陣営は同じ不安を抱えながら後半戦を迎えている。

 山崎正昭参院議員の長男でもある山崎さんは、地元の中心市街地南部と各種団体などの支持を固めながら、連日開く個人演説会の反応を参考に支持を広げる戦略を展開。山岸さんは地盤の小山、乾側、下庄の各地区とお年寄りを中心に足元を固め、若者との座談会で支持拡大を図る。兼井さんは地元の上庄地区を足掛かりに、若者に向けてインターネットを活用した選挙戦を展開するなどして幅広く浮動票を狙っている。

 (山内道朗)

7376チバQ:2019/04/07(日) 09:46:34
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/fukui/CK2019040502000274.html
<県議選 注目区を歩く> (4)敦賀市
2019年4月5日

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 三議席を四人で争う敦賀市選挙区。現職の二人と、引退した糀谷好晃さんから労組票を受け継ぐ新人は地盤の票固めを急ぎ、組織票を持たない保守系新人が「草の根選挙」で無党派の若年層へ浸透を図っている。

 前回一万票超でトップ当選した石川与三吉さんは七選を目指す。事務所の壁には市内全域の地区長や企業から受けた三百六十枚以上の推薦状がびっしり。支持の固さをうかがわせる。高齢との指摘には「六期二十四年の実績を評価してもらうしかない」(事務局長)とし、原子力制圧道路の整備などの成果を強調する。

 力野豊さんは、市人口の約三分の一を占める大票田、粟野地区が地盤。個人演説会を開くなどし、引き締めを図ってきた。「新人で出馬した前回のような期待感からの票は得られない。今回は一期四年間の実績を訴えたい」(事務所幹部)と警戒しつつ、嶺南でのドクターヘリ運航実現などをアピールする。

 若さを強調するのは、保守系新人の堀居哲郎さん。団体からの推薦は少ないが、旺盛な行動力で昨年一月から四百五十回近くつじ立ちを重ね、幅広い層からの認知を得る。出身地の東浦地区などを固め、選挙期間中も精力的に街頭に立つ。「若い人にも興味を持って聞いてもらえている」と手応えを得ている。

 退いた糀谷さんの後継、北川博規さんは、連合福井の推薦を受ける。事務局長は「組織の支援を得ているので、まずはそこを固めたい」と足元の引き締めを最優先する。働き方改革の推進などを公約に掲げ、組合員の票固めを急いでいる。元中学校長で、教員の労働環境改善も訴えており、学校関係者の票も期待する。

 各陣営が注目するのが人口二万三千人を有する粟野地区。田園地帯に住宅地が広がった地域で、居住者もさまざま。地元の力野陣営も完全な囲い込みは難しいとみて、票の流出阻止に注力する。北川陣営は粟野中校長の経歴を足掛かりに票集めにかかり、堀居陣営は子育て支援を掲げ、若年層の掘り起こしを図る。石川陣営は一定の支持者がおり、継続した支援を訴える。各陣営が入り乱れ、終盤戦の主戦場となりそうだ。

 (高野正憲)

 =終わり

7377チバQ:2019/04/07(日) 09:47:15
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/nagano/CK2019040302000248.html
<県議選・終盤の情勢>(上)
2019年4月3日

 ■飯田市・下伊那郡区

 八人が立った県内屈指の激戦区。古田、小池、小島の現職三人と、政党公認がある水野、川上、さらに前高森町長熊谷の新人三人が優位に戦いを進め、吉川、早川が激しく追う。組織力のある公明が飯伊で初めて候補を立てたことで、知名度が高い保守系現職も公明票が期待できなくなるなど楽観できない。投票率は50〜60%、当選ラインは一万二千票前後との見方が強い。

 古田は八期の経験から、リニア時代に向け県の支援を引き出すと訴え、地盤と組織をまとめる。ネットでの運動も積極展開、若年層の掘り起こしにも躍起だ。

 前回選からの票の上積みが課題の水野は飯伊全域にまたがる組織固めを進めつつ、連日遊説と演説。活動力や若さを売り込み、支持なし層の票獲得も狙う。

 熊谷は、郡北部での得票が鍵として街頭活動を中心に地盤の票固めに注力。首長時代に築いた地元との信頼関係を武器に、西南部や飯田市にも支持を広げる。

 表明が遅れた吉川は、厳しい現状への危機感を強めるが、支持層の厚い郡南部などに加え、市内の支持なし層にも三期の政治手腕をアピールして浸透を図る。

 小池は郡部での知名度向上を目指し、支部組織を立ち上げ週末も重点的に巡回。投開票日が年度初めと重なることから、投票率の行方も気にかけている。

 知名度不足が懸念された川上は、告示直後から政調会長や国交相ら党の大物が次々に飯伊入り。党の支援を味方に市郡をくまなく遊説し、支持拡大を目指す。

 三期連続トップ当選の小島も緊張感を高め、各地で個人演説会を重ねる。生活第一で誰にでも居場所と出番がある県に、と主張。支持固めに余念がない。

 最年少の早川はフェイスブックでの情報発信も力を入れ知名度アップに懸命。若さを強みに、新しい政治家が必要と女性や若者を中心に支持を広げている。

 ■伊那市区

 八年ぶりとなった選挙戦は、強固な後援会組織を基盤にする向山、酒井が着実に支持を広げており、橋本が支持なし層や非自民票を取り込んで追う展開。投票率の行方も焦点だ。

 小学校教諭だった橋本は、改憲反対など安倍政権への対決姿勢も打ち出し、知名度アップに懸命。

 県会議長も務めた向山は今回「議員活動の総決算」として実績を強調。市街地を中心に支持を固める。

 酒井は、伊那市副市長も務めた行政経験をアピールしつつ、地盤の竜東地区以外にも浸透を図る。

 ■上伊那郡区

 十二年ぶりに南部から立候補者が立ち、三人がしのぎを削る混戦。最大有権者数を抱える箕輪町から候補が出ておらず、投票率も注目が集まる。

 山崎は、上伊那の医療・福祉の充実を掲げ、南箕輪村など北部の基盤を中心にさらなる浸透を図る。

 元宮田村会議長の清水は、若さとフットワークの軽さを強みに全域を回り支持を訴える。

 垣内は四期の経験から、中山間地域の保護やインフラ整備、防災対策を訴えて支持取り込みを続ける。

 ■岡谷市・下諏訪町区

 三人がほぼ互角の戦いを繰り広げており、最終盤まで予断を許さない情勢。

 浜は、県とのパイプ役を果たしてきた実績を強調。諏訪湖の浄化と災害対策を主張する。

 若さを売りに自転車で遊説する共田は、個人や企業、団体が連携したまちづくりを掲げ、浸透を図る。

 毛利は、消費税増税の反対と子ども医療費の完全無料化を訴え、街頭演説を重ねる。

 ■諏訪市区

 一期目の実績をアピールする今井を、出足が遅かった宮下が県職員のキャリアを前面に激しく追う。

 今井は教育の充実を掲げ街頭演説を精力的にこなす。同世代の経営者やPTA活動などで培った人脈を頼りに、会員制交流サイトも活用し浸透を目指す。

 宮下は国会議員後援会長を選対本部長に据えるなどして拡充した組織力で知名度アップに懸命。県との太いパイプを訴え、保守層を主に票の取り込みを急ぐ。

   ×    ×   

 七日に投開票される県議選(定数五七)は、十四選挙区の四十六議席を巡り、立候補者六十八人の舌戦も連日激しさを増している。将来の地域づくりや産業振興、雇用創出、社会保障など、課題が山積する中での各区の終盤情勢を探った。

 (敬称略)

7378チバQ:2019/04/07(日) 09:47:37
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/nagano/CK2019040402000269.html
<県議選・終盤の情勢>(中)
2019年4月4日

 ■茅野市・富士見町・原村区

 支持基盤や組織力で優位に立つ小池、丸茂の間に六川、両角、佐久が割って入る混戦となっている。前回選は無投票。市長選に転身する現職が前々回選で獲得した票の奪い合いが焦点の一つだ。

 組織を持たない六川は自転車での遊説を続け、若さをアピール。公共交通の整備を訴え、変化を求める同世代の有権者をターゲットに票を掘り起こす。

 市町村連携の必要性を強調する両角は、市議長や諏訪大社氏子大総代などを経験して得た人脈をフル活用。地元茅野市玉川を軸に市全域に運動を広げる。

 小池は二期八年の経験を前面に、地元富士見町の票を固めつつ、茅野市内での支持拡大をうかがう。連合長野の支持で労組票をどれだけ取り込めるかも鍵。

 佐久は大規模太陽光発電所問題を取り上げ、他候補との差別化を図る。一日二十回の街頭演説と、市民活動で培ったネットワークを生かして浸透を図る。

 自民、公明が推薦する丸茂は市内十地区と原村に支援態勢を整えた。組織力の強化で知名度不足を挽回。地域の政治的安定を掲げ保守票の獲得を目指す。

 ■松本市・東筑摩郡区

 九人が七議席を争う激戦区。自民と国民民主、公明、社民の県連・県本部幹事長や県内唯一の日本維新の会公認候補が出そろい、主要政党が激突している。三期ぶりの選挙戦となった東筑摩郡は投票意欲が強い。投票率は前回並みの45%前後、当選ラインは一万一千〜一万二千票との見方が強い。

 八選を目指す萩原は、スポーツ振興による経済活性化などを訴える。市内全域の支持者を回って長年の実績を強調。後援会組織も駆使して支持固めを図る。

 旧東筑摩郡区から四選した清沢は、同郡の地盤を固めつつ選挙区全域を回る。市内では深刻な人口減などに対応した経験を強調。浸透に手応えを得ている。

 告示一週間前に出馬表明した小金沢は議員報酬削減による福祉財源の確保などを提唱。幹線道路沿いの街頭演説などのほか、SNS発信で知名度向上を図る。

 本郷は企業や支援者回りを精力的にこなして支持層にアピール。夜は個人演説会で支持拡大を図る。松本-上田間の国道143号バイパス整備などを訴える。

 中川博は選挙区全域でくまなく遊説。個人演説会も精力的にこなす。立民国会議員らの支援も受け、子育て支援、雇用対策、高齢者福祉の充実などを強調する。

 選挙区最年少の百瀬は幹線道路沿いなどでの街頭演説が中心、同郡も回る。無党派層を取り込もうと、団体支援を全く受けない無所属の立場を強調する。

 中川宏は徒歩での訪問に注力。組織力で同郡での支持拡大も図る。若者のインターネット検索も見据え、SNS発信も強化。地域の魅力再発見などを訴える。

 下沢は支持者と連携し、地元を中心に市内の基盤を固める。個別訪問で対話を重ね、それぞれに応じた政策を提示し、政策立案能力をアピールする。

 両角は党市村議と緊密に連携。街頭演説を中心に行い、地元四賀地区を中心に回る。同郡でも組織力を活用して支持拡大を狙い消費税増税反対などを訴える。

 ■大町市区

 四選を狙う男性の現職と女性の新人が、経営難の市立大町総合病院や大北森林組合の再建などをめぐって論戦を繰り広げている。

 後藤は大町総合病院の需要調査や、小規模農家が経営継続できる仕組み作りを唱える。昨年の市長選で新人女性を擁立した市民グループの支援を受けている。

 諏訪は大北森林組合の早期再生や松本糸魚川連絡道路の建設促進、旧大町北高校跡地の利活用を訴える。三期の実績を生かした組織戦を展開している。

 ■塩尻市区

 自民、共産の現職各一人と無所属の元職一人が激しく競り合っている。

 続木は県議会への復帰を狙い、草の根的な選挙戦を展開する。無所属の立場を強調し、非自民、非共産票の受け皿になると訴えて最後の追い上げを図る。

 備前は三期十二年の実績を強調し、党派を超えた支持の拡大を狙う。阿部県政への対決姿勢を示しながら、夏の参院選を見据え、安倍政権批判も強める。

 丸山は再選を目指し、市内全域に設けた十五の後援会支部を柱に組織型の選挙を続ける。自民、公明両党の支持固めをし、無党派層への浸透も進める。

 (敬称略)

7379チバQ:2019/04/07(日) 09:48:19
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/nagano/CK2019040502000269.html
<県議選・終盤の情勢>(下)
2019年4月5日

 ■長野市・上水内郡区

 立候補した十三人のうち新人四人はいずれも議会や行政の経験があり「泡沫(ほうまつ)候補がいない」(ある現職)という混戦。合区で有権者数が増え、当選ラインも上がる見込み。

 望月は三期務めた市議時代から地盤とする市南部の票田を主に狙う。国民民主党の国会議員が応援に入り、農家らの票の掘り起こしにも余念がない。

 山口は市北部のほか、前回選まで三回連続で無投票が続いた旧上水内郡区の北部に食い込む。消費税増税反対などを訴え、投票先がなかった支持層を固める。

 鈴木は現職議長として公務に追われるが、個人演説会などで市中心部の商店街や企業関係者らに支持を呼び掛ける。前回選の下位当選からの浮上を目指す。

 池田は県議を五期務めた社民党県連代表の後継候補だが、党派色を薄めて支持を広げたい考え。市議を五期務めた経験を打ち出し、社会福祉の充実を訴える。

 県職員だった加藤は国会議員に転身した前県議の後継候補。「知名度の向上」を課題に挙げつつ、個人演説会は開かず、組織票を固めて上位当選をうかがう。

 風間は県議長だった前回選以上に支援者へのあいさつ回りや個人演説会を重ねる。子育てと高齢者施策への投資を主張。前回選に続くトップ当選を目指す。

 前回選は最下位当選に甘んじた埋橋は選挙区全域の農協や労働組合などを積極的に回った。中山間地の振興などを訴えて、底力を発揮しようとしている。

 高島も全域を巡り、支持なし層への浸透を目指す。特に女性票の取り込みを目指して、街頭演説では子育てや若者支援に力を入れる考えを打ち出す。

 和田は市南部で築いた地盤を固めつつ、旧上水内郡区の南部に進出。街頭演説や個人演説会では、消費税増税への反対や国民健康保険料の引き下げを訴える。

 服部は旧上水内郡区の選出。無投票が続いた地盤のてこ入れを図りつつ、票田の長野市に住む地元出身者や建設業界などからの支持を取り付けたい考えだ。

 西沢は県議だった父の後を継ぎ、二十歳代から五期連続二十年で築いた足場を固める。前回選は僅差で三位だったが、陣営は「トップ当選を」と意気込む。

 金沢は立憲民主や国民民主の国会議員の応援を受けるが、政党からの直接支援は受けていない。市北部の地盤を引き締めつつ、他地域への浸透を図る。

 野本は「市南部唯一の保守系候補」を掲げて地盤を固めつつ、「共生社会の実現」も訴えて支持拡大を図る。「十一番目の議席に滑り込ませて」と訴える。

 ■須坂市・上高井郡区

 自民から公認と推薦を受けた現新二人の議席独占を野党系の新人が阻もうとしている。

 堀内は「千曲大橋」(仮称)の建設や国道406号の混雑緩和を主張。トップ当選できなかった前回選からの浮上を目指す。

 小林は「安倍暴走政治の阻止」を掲げ、対決姿勢が鮮明。旧民進系の政治団体「新政信州」の支持も得て、票の上積みを図る。

 関野は先端技術を使った「スマート農業」の普及や子育て支援の徹底を公約。今期で引退する六期目の現職県議らの支援も受ける。

 ■千曲市・埴科郡区

 非自民の現職二人に自民の新人が挑戦。それぞれ地盤や組織を固めつつ、どこまで支持なし票を上積みできるかが鍵となりそうだ。

 荒井はリベラル層に浸透。旧民進系の政治団体「新政信州」の推薦も受け、個人演説会では二期の実績を訴える。

 竹内は、自民系市議らの組織的な支援を受ける。現在住んでいる坂城町を足掛かりに、選挙区全域への浸透を目指す。

 小川は個人演説会よりも遊説に軸足を置き、次世代育成に取り組む姿勢をアピール。草の根で支持を広げている。

 ■上田市・小県郡区

 自民と国民、公明、共産の現職四人と二月に立候補を表明した元市議の新人一人が激しく争う。

 スピード感のある産業振興を訴える山田は、市議時代の知名度を武器に、市内を中心に活動。支援者のネットワークを生かして、郡部での支持拡大も図る。

 清水は救急医療体制の充実などの公約を強調。地元青木村での支持基盤を固めつつ、大票田の上田市や長和町も取り込もうと積極的に出向いて声をからす。

 暮らしの安心を訴える高村は、街頭演説を精力的にこなす。「消費増税反対」などと明確に訴え、共産支持層以外の浮動票取り込みも狙う。

 スポーツを通じた健康増進などを訴える元プロ野球選手の堀場は、運動に親しむ人やその家族に積極的にアピール。連合長野の支援も受け、地道に回る。

 平野は選挙区全域を回り経済活性化や福祉の充実などを訴える。国政与党の公認と六期二十四年の実績を前面に出し、地域の発展に力を尽くすと強調する。

7380チバQ:2019/04/07(日) 09:48:40
 ■佐久市・北佐久郡区

 告示直前、過去四回の県議選で平均約一万二千票を獲得してきた現職の今井正子(69)が引退を表明。後継候補がいないため、党派を問わず幅広い支持を集めていた今井支持層の票の行方が注目されている。

 選挙区で唯一の女性候補の竹花は、立科町近くの望月地区が地盤。中山間地と都市部の均衡的な発展など、郡部を意識した公約で支持を広げる。

 大井は住み続けられる地域づくりを訴え、地盤の市西部だけでなく市内全域に足を運ぶ。今井が強さを誇った郡部でのアピールにも余念がない。

 街頭演説を中心に取り組む藤岡は、今井票を取り込もうと、原発や沖縄問題などで協力してきたと強調。防災対策の充実などの公約も掲げ、支持を訴える。

 前回選でトップ当選した花岡は、子育て支援充実を訴える。今井と同じ立科町出身の寺島義幸元衆院議員の秘書を務めた時代の人脈も生かし、浸透を図る。

 軽井沢町が地元の市川は、郡部唯一の候補だと強調。広域連携で観光振興を図って佐久平地区の活性化につなげるなど、市内有権者へのPRも怠らない。

 小山は、秘書を務めた柳田清二佐久市長や井出庸生衆院議員の支援を受ける。組織選挙でなく政策で支持拡大を目指し、児童福祉施策の充実などを訴える。

 (敬称略)

7381チバQ:2019/04/07(日) 09:49:05
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019040202100041.html
静岡市長選ルポ(上) 天野進吾さん
2019年4月3日

◆最後の清水市長と共闘
最後の清水市長、宮城島弘正さん(左)から、帽子をかぶせてもらう天野進吾さん=静岡市清水区で

写真
 四月七日に投開票される静岡市長選は、終盤戦を迎える。三候補は何を訴え、どんな選挙戦を繰り広げているのか。各候補に密着し、三回に分けて紹介する。

 ともに七十七歳、熟年コンビの誕生だった。「清水駅前にかつての面影はない。にぎわいを取り戻そう」。そう呼び掛けた天野進吾さんに駆け寄ったのは宮城島弘正さん。二〇〇三年に旧静岡市と合併した旧清水市、最後の市長だ。

 宮城島さんは自分の中折れ帽を脱ぎ、「ご苦労さんだね」とかぶせると、「(帽子は)はげるから」と独特の間で返す天野さん。告示後初の土曜夕、清水でのひとこまだ。

 旧静岡市長、自民県議を歴任した天野さんは、清水での知名度が低い。労組出身で旧民社系の宮城島さんと本来、政治家としての毛色は異なる。県と市の関係改善を期する天野さんと、清水の復活、活性化に執念を燃やす宮城島さんの心中は一致。現職打倒を掲げ、共闘が実現した。

 擁立を画策した副知事が出馬を断念し、告示一カ月前に出馬を表明した天野さん。現職に批判的な市議、母校の中央大関係者らと連携し、街頭演説や中小企業回りを続ける。清水では宮城島さんが頼みの綱だ。

 最優先する公約は「県と市の連携強化」。自分が市長ならば、との自負があるだけに、現職の田辺信宏さんと川勝平太知事の不仲が歯がゆい。街頭ではたびたび「無益な仲たがいにピリオドを打つ」と口にする。

 清水の病院・庁舎の移転凍結のほか、ふるさと納税の推進、教育環境整備なども公約に掲げる。大道芸ワールドカップ創設や井川スキー場の開設など旧市長時代の実績もアピールする。

 政治家人生が半世紀を超えた七十七歳。加齢の影響は隠せない。街頭に立つのは一日に二、三カ所で、演説は一カ所五分程度。疲労が抜けにくいのか、陣営は「体力の温存が大事」と無理はさせない。ブログの更新頻度も下がった。

 つなぎ役に徹する腹は固めている。「四年後には八十一歳。当選しても一期で降りる。政治生命を懸け次の世代にバトンを渡す」

 自民を除名され、組織力に頼れず、長年の政治家生活で培った人脈が頼り。元参議院議員の海野徹さん(69)は四十年前に初めて臨んだ市議選で、天野さんに恩義があるという。「選挙の借りは選挙で返す。進吾ちゃんには『何とかしてあげたい』という根強いファンが多い」と話す。

 市の高齢化率30・1%は政令市で屈指の高さ。天野さんは語る。「輝くシニアが若者のために未来の種をまく」

(西田直晃)

 ◇立候補者

天野進吾 77 無新
田辺信宏 57 無現 当選<2>=自
林克  63 無新 =共

(上から届け出順)

7382チバQ:2019/04/07(日) 09:49:29
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2019/shizuoka/CK2019040302100049.html
静岡市長選ルポ(中) 田辺信宏さん
2019年4月4日

◆清水意識し組織固める
支援者らとハイタッチする田辺さん。後ろは妻の亮子さん=静岡市清水区の清水マリンターミナルで

写真
 田辺信宏さんも新人二人と同じく、清水を強く意識している。千五百人もの支援者を集め、一日夜に清水区で開いた総決起大会。「将来、これで良かったと思えるような清水を絶対につくる自信があるんです」と声を張り上げた。

 自民と連合静岡に加え、自治会連合会など推薦団体は二百を超える。自身と市議らの後援会もフル稼働させ、組織固めは盤石。数少ない陣営の気がかりは、清水にある現市政への根強い不満だ。

 市役所清水庁舎や桜ケ丘病院の想定津波浸水域への移転問題に加え、人口減少や地場産業の衰退などで街に元気がない。田辺さんの行政手腕を批判する清水の関係者は少なくない。

 市長選を控え、田辺さんは手を打った。JAしみずと一月に政策協定を締結。清水の経済界でつくる「羽衣会」に働き掛け、二月下旬に推薦を得た。四月の市人事では清水の中山間地振興に向けて農林水産部を強化し、二〇一九年度予算には企業誘致策など清水を意識した事業を盛り込むなど、現職の強みを生かした。

 田辺さんに批判的だったJAしみずの柴田篤郎組合長は「協定を結んで以降、スピード感を持って、さまざまな施策を実行してくれている。政治生命をかけてくれている」と手のひらを返したように持ち上げる。

 告示後も精力的だ。週末にはのぼりを持った運動員を従えて商店街を練り歩き、演説会は一日一〜三カ所を回る。財政健全化を進めた二期の実績や、公共投資による経済活性化などの公約を訴える。

 受けて立つ身の現職。天野進吾さん、林克(かつし)さんの新人二人が庁舎・病院の移転問題と並び、集中攻撃の材料とするのが川勝平太知事との「不仲」だ。

 田辺さんへの攻撃を緩めぬ知事は告示直前、明らかに田辺さんを念頭に「権力におもねるタイプ」とこき下ろした。そのことを会見で問われた田辺さんは、余裕の笑みを浮かべて「市民が判断してくれることです」と答えた。

 その内心はともかく、陣営は天野さんを「仮想川勝」に見立てて、二〇二一年の次期知事選も見据えた選挙戦を意識している。

 幹部は息巻く。「葵、駿河区で勝つのは当たり前。清水区で(新人二人の合計票より)1%でも多く票を取らないと、次の四年に支障をきたす。静岡では勝てないと知事に印象づけないとだめだ」

(広田和也)

 ◇立候補者

天野進吾 77 無新
田辺信宏 57 無現 当選<2>=自
林克  63 無新 =共

(上から届け出順)

7383 チバQ:2019/04/07(日) 11:16:23
>>7296
>>1020
山村健
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9D%91%E5%81%A5

2000年に行われた第42回衆議院議員総選挙で民主党公認で三重県第5区から出馬、小選挙区で自由民主党から出馬した藤波孝生に敗れたものの比例復活により初当選を果たす。 議員在職中は経済産業委員、民主党サポーター獲得キャンペーン隊長等を務めた。2002年に当時の代表であった鳩山由紀夫が党人事や民由合併への批判により辞職を余儀なくされたことに抗議して離党を表明。しかし認められず、民主党を除名された。除名後、2000年に民主党を離党していた田中甲が設立した政党・尊命に加入し活動した。三重県知事選挙で村尾信尚を支援するなど独自の活動を展開するが支援の輪が広がらず、2003年の第43回衆議院議員総選挙には出馬を断念。
議員退任後は東京を拠点に「まち起こしプロデューサー」としてイベントやコンサルタント業務を行い、複数の企業の取締役を務める。また2005年から明治大学体育会レスリング部監督として3年間部の再建に携わった。
2009年にみんなの党が設立されると田中甲の要請でみんなの党千葉県連代表代行を務めた。その後、9月に代表代行を辞任。10月に伊勢市長選挙に出馬を表明し、出馬するも衆議院議員時代に秘書であった鈴木健一に敗れ落選。
2019年4月に第19回統一地方選挙の一環で行われる三重県議会議員選挙に志摩市選挙区より無所属で出馬する意向を明らかにした[1]。

7384 チバQ:2019/04/07(日) 11:48:40
https://www.niigata-nippo.co.jp/sp/news/politics/20190405461398.html

新潟県議選 激戦区焦点区⑤新潟市江南区

与野党看板懸け激突

 立憲民主新人の山本と、自民現職の佐藤が1議席を争う。旧中蒲選挙区だった2003年以来16年ぶりの選挙戦は、国政の野党第1党と政権与党の看板を懸けた一騎打ち。大票田の亀田地区の動向が鍵を握りそうだ。一方で江南区は同日投開票の新潟市議選が無投票となったため、投票率の低下が懸念されている。

 初挑戦の山本はNPO活動の人脈を生かしながら、立民以外の各野党の支援も受ける。推薦する連合新潟や立正佼成会も陣営を下支えしている。3日には立民の枝野幸男代表が街頭演説に入り、てこ入れした。

 地域で子育てや福祉の相談に乗ってきたことや、県議会を傍聴した経験から「今の議会は途中で退席するなど行儀が悪く、福祉のことを真剣に話し合う場になっていない。古い態勢を崩していく」と力説する。地元の横越地区以外への浸透が課題で、票を掘り起こすため細かく街宣して回る。

 自民県連総務会長の佐藤は、4期16年の経験を掲げ「地域のために必要とされる政治をしていく」と議席死守へ懸命だ。各地区や企業関係、青年部などの幅広い層で構成する連合後援会を駆使し、組織戦を展開。1月からローラー作戦を徹底し、告示後は連日、個人演説会を重ねながら企業回りや街頭演説をこなす。

 過去3回無投票だったため「票が読めない」(陣営関係者)との懸念もある。現職の知名度を生かし、地盤の亀田地区を中心に全区域、老若男女と幅広い支持獲得へ気を引き締める。

(敬称略、届け出順)

7385 チバQ:2019/04/07(日) 11:49:53
https://www.niigata-nippo.co.jp/sp/news/politics/20190405461399.html

新潟県議選 激戦区焦点区⑥見附

無党派層浸透に全力

 12年ぶりの選挙戦となり、7期目を目指す自民現職の早川と、野党の連合組織の支援を受ける無所属新人の小泉が激しく競う。「与野党対決」の構図の中で互いに支持基盤を固めつつ、無党派層が勝敗の鍵を握るとみて、街頭演説などで取り込みを図っている。

 早川は後援会や企業、市議の支援を受けて組織戦を展開。6期の経験や人脈を強調し、「安全・安心のため、総仕上げとして治水対策などの課題に取り組ませてほしい」と訴える。

 新潟県関係の佐藤信秋参院議員も応援に駆けつけ、「国、県、市が一体にならなければならない。パイプ役になれる候補だ」とアピール。早川は花角英世知事夫人と共に後援会支部を回り、建設業界向けの集会も開いて上滑りを警戒する。

 支持層の高齢化が課題だが、初めて会員制交流サイト(SNS)を活用し、若い世代の支持獲得も狙う。

 小泉は1月に出馬を表明し、2月末に市議を辞職したばかり。知名度不足を克服するため、朝夕のつじ立ち、個人演説会を精力的にこなす。「世代交代」を掲げ、「若い力で風を吹かせていく」と支持を訴える。

 町内会を核とした自身の後援会と、菊田真紀子衆院議員の後援会などでつくる野党の連合組織が活動の両輪。菊田氏は「市議会議長も務め、政治経験は十分にある」とエールを送る。

 同級生や見附青年会議所理事長時代の仲間を中心に同世代を集めた会合も開き、草の根で票の掘り起こしを図っている。

(敬称略、届け出順)

7386 チバQ:2019/04/07(日) 11:50:48
https://www.niigata-nippo.co.jp/sp/news/politics/20190405461400.html
新潟県議選 激戦区焦点区⑦胎内

40代現新が一騎打ち

 今の区割りとなった2007年以来、12年ぶりの選挙戦。無所属新人の佐藤が、4期目を目指す自民現職の冨樫に挑む。県政与党として県とのパイプを強調する冨樫に対し、佐藤は野党系の支援を得て「市民党」の姿勢を強調。ともに40代で地域の将来に向けた変革を訴え、無党派層の取り込みを図る。

 市議を辞職して県議選に臨んだ佐藤は「無投票が続き、活気がないと言われた胎内市に活気を取り戻したい」と訴え、市議としての経験をアピールする。

 連合新潟や自由党、共産党など野党系の支持を取り付けたが、政党色は出さない戦略。選対幹部は「無党派層をいかに取り込めるかが勝負の分かれ目」として、選挙戦終盤に向けて街頭演説に力を入れる。

 一方の冨樫も「胎内市の未来を切り開く」として変化を強調。「自分たちの町がいいと実感できなければ、人口は減る。住んで良かったという胎内市をつくっていく」と訴える。

 冨樫は12年前の県議選で、当時70代の自民現職を破って初当選して以来の選挙戦。応援するベテラン市議は「市中心部の無党派層をどれだけ押さえられるかが勝負の鍵だ」とする。

 両陣営が注目するのは、激戦だった17年9月の市長選で政党に頼らず支持を広げて勝利した井畑明彦市長の動向だ。井畑市長は両陣営から応援要請があったことを明かした上で「市長として中立の立場」を強調。応援演説などには応じていない。

(敬称略、届け出順)

7387とはずがたり:2019/04/07(日) 22:18:33
大接戦のようだ。

石川県議会議員選挙(鹿島郡)新人・岡野定隆志氏の公認決定!
https://dpfp-ishikawa.jp/archives/report/306
投稿日|2019年1月9日

1月9日 国民民主党第32回総務会より、石川県議会議員選挙 鹿島郡選挙区の新人候補者

「岡野定隆志」氏の公認を決定いたしました。

岡野定氏は金沢大学経済学部を卒業後、石川県で特別支援学校教諭として勤務しておりました。

現在48歳。
近藤和也衆院議員の実兄です。

7388とはずがたり:2019/04/07(日) 22:45:43
各地で野党統一候補の効果は出ているような。

https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/touitsu/2019/15/14151/skh44914.html
新潟県議選南魚沼市南魚沼郡

定員2
有権者数53,755
開票率99%
投票率60.78%

4月7日 22:28 更新

樋口 秀敏
ひぐち ひでとし
樋口 秀敏



57歳
推薦:共産・自由・社民・国民県連
支持:立民県連

12,076(37.5%)

松原 良道
まつばら よしみち
松原 良道

自民

67歳
当選:1回

11,127(34.5%)
石坂 浩
いしざか ひろし
石坂 浩

自民

53歳
当選:1回

9,010(28.0%)

7389チバQ:2019/04/07(日) 22:51:58
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/831126
福井県知事選 杉本達治氏が当選確実
現職西川一誠氏、金元幸枝氏及ばず
2019年4月7日 午後9時00分
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福井県知事選で当選確実となり、万歳する杉本達治氏=4月7日夜、福井県福井市 拡大する
福井県知事選で当選確実となり、万歳する杉本達治氏=4月7日夜、福井県福井市


 第19回統一地方選前半戦の11道府県知事選と41道府県議選などは4月7日、投票が締め切られた。福井県知事選は、出口調査や世論調査、取材を加味した結果、無所属新人で前副知事の杉本達治氏(56)が初当選を確実にした。5選を目指した無所属現職の西川一誠氏(74)と、共産党新人で党県書記長の金元幸枝氏(61)を退けた。杉本氏は戦後7人目、16年ぶりの新知事となる。任期は23日から4年間。

 知事選は3月21日に告示された。総務省OB同士で、県庁で上司と部下だった西川、杉本両氏による保守分裂の展開に、金元氏が政策の対立軸を掲げて挑む構図となった。3人による争いは2003年春以来。

 杉本氏は「若さと行動力」を前面に打ち出し、世代交代の必要性を強調。北陸新幹線を生かした観光振興や農林水産業への支援強化などを訴えた。30年余りの総務官僚としての経験と人脈もアピールして、幅広く支持を広げた。

 西川氏は北陸新幹線の県内延伸や開業3年前倒しの実現、国体総合優勝など4期の実績を主張。幸福度日本一をさらに充実させると継続の重要性を訴えたが、及ばなかった。

 金元氏は原発ゼロや北陸新幹線関連事業の見直しを掲げた。消費増税や改憲反対も訴え、安倍政権に対する批判票の取り込みを狙ったが浸透しなかった。

 投票は午前7時から県内403カ所で行われた。一部繰り上げの投票所を除いて午後8時に締め切られた。開票は同9時から17市町で随時始まる。

7390とはずがたり:2019/04/07(日) 22:52:18
https://twitter.com/Kyonkyon_senkyo/status/1114884124483805186
きょんきょん/選挙
? @Kyonkyon_senkyo

新潟県議選、柏崎市刈羽郡選挙区の開票状況です。

定数2名に対して、自民公認、自民推薦、池田千賀子さん(国民・社民推薦、立憲支持)が議席を争いました。

池田さんに当確が出たため、残りの1議席を自民系の2氏で争います。


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