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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

3634荷主研究者:2019/12/11(水) 22:10:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_12003.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
仙台市、フィンランドのオウル市と産業振興協力協定更新

協定書に署名し、握手を交わすラーヤラ市長(左から2人目)と郡市長(同3人目)ら

 仙台市は13日、フィンランドのオウル市との産業振興協力協定を更新した。2005年に初めて協定を結び、再締結は5回目。IT、新規創業、ヘルスケア、文化交流などをテーマに共同事業や人材交流を行う。

 仙台市役所であった締結式には郡和子市長、オウル市のパイヴィ・ラーヤラ市長、両市の産業支援機関トップが出席。20年4月〜25年3月を期間とする協定書にそれぞれ署名した。

 郡市長は「仙台の地元企業が国際化や高度化を図る上で、大きな知恵をもらえる」と両市連携に期待を寄せた。ラーヤラ市長も「これまで多くのことを成し遂げた協定を更新でき、うれしく思う」と喜んだ。

 これまでも協定に基づき、17年には世界最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ」に共同出展。オウル市で毎年開かれ、音楽に合わせてギターを弾くまねを競う「エアギター世界大会」の日本決勝が12〜15年に仙台で開催されるなどした。

 オウル市はフィンランド北部の中核都市。同国の情報通信企業ノキアの開発拠点もあり、IT産業の振興に力を入れている。

3635荷主研究者:2019/12/11(水) 22:11:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_11015.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
仙台市役所新庁舎の利用さらに半年遅れ

仙台市役所=2019年6月

 仙台市は13日、市役所本庁舎の建て替えに向けた基本計画検討委員会で、新庁舎の利用開始が2028年度半ばにずれ込むとの見通しを示した。6月にも工事期間が長くなるとして、1年遅れると表明しており、当初の27年度より1年半ずれ込むことになった。

 市によると、現在は分庁舎や仮庁舎に分散する各部局を集約し、新庁舎に配置する計画策定の過程で、職員1人当たりの執務空間の平均化などに手間取り、新庁舎の規模が定まらないことが遅れの原因という。

 今後、検討委が規模の算定を待って庁舎整備費などの検討を進め、来年5月までに報告書を郡和子市長に提出。市は意見公募(パブリックコメント)を経て7月にも基本計画を決める。

 当初は今年8月に報告書が出され、11月の意見公募を経て年内に基本計画を策定する予定だった。

 設計作業の開始は20年度後半、先行する議会棟の解体工事の着手は23年度後半にずれ込み、新庁舎の建設と現庁舎の解体を経た事業完了は30年度末を見込む。

3636荷主研究者:2019/12/11(水) 22:18:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_15025.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>いいっちゃ道巡り[7]開成通り(青葉区)/農地開拓成功橋に願う

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191114kahoku02.JPG
朝の通勤・通学時間帯、仙台市中心部などに向かう車で渋滞する開成通り

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191114kahoku03.JPG
愛称の由来になった広瀬川に架かる開成橋=仙台市青葉区愛子中央2丁目

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191114kahoku04.JPG

 JR仙山線愛子駅(仙台市青葉区)の東側、国道457号から広瀬川へ向かう市道愛子赤坂線の約800メートルが「開成通り」だ。2013年2月、住民アンケートを経て命名された。広瀬川に架かる開成橋が名前の由来。戦後間もない1955年に完成した橋は、住民に長く親しまれている。

 地元の旧上町町内会連合会の元会長菅井長一さん(77)によると、開成橋の建設当時、愛子駅の北側は一帯が雑木林だった。終戦で職を失った元軍人や元工員らが農地開拓に挑戦。成功の願いを込め、新築の橋に「開成」の名が付いたという。

 現在の愛子駅北側は閑静な住宅街。60年余りの時が流れ、すっかり様変わりした。市道は朝夕の通勤・通学時間帯、都心部へ向かう車で混雑する。沿道には広瀬中があり、登下校する生徒たちの元気な声が響く。

 「車の渋滞や行き交う生徒たちを見ると、雑木林だった市道周辺の開拓は、成功したんだなと思える」と菅井さん。「開成」の言葉を感慨深げにかみしめる。(石川遥一朗)

[開成通り]仙台市道愛子赤坂線のうち、青葉区愛子の国道457号交差点-開成橋間の784.3メートル。2012年4月、旧上町町内会連合会が地域への愛着を育もうと、愛称の命名を企画。住民にアンケートを実施し、140件の回答で最も多かった「開成通り」を市に申請し、13年2月に決定された。

3637荷主研究者:2019/12/11(水) 22:28:11

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52232520V11C19A1L01000/
2019/11/15 18:29 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
IPOゼロ返上へ宮城の企業奮起 仙台市が支援の8社
東奔北走

3638荷主研究者:2019/12/11(水) 22:58:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191118_11014.html
2019年11月18日月曜日 河北新報
またも冠水、仙台駅前の排水能力増強へ 新たな水路整備に市が着手

タクシーのバンパーの高さまで冠水したJR仙台駅周辺=10月13日午前0時15分ごろ、仙台市青葉区中央1丁目

 台風19号ではJR仙台駅西口の道路や地下街で、内水による浸水被害が発生した。「東北の玄関口」は大雨が発生するたびに道路が冠水し、川のような光景が広がる常襲地帯。商店や飲食店の関係者からは「またか」とぼやきが漏れる。仙台市は本年度、駅周辺の排水路整備事業に乗り出していて、雨水処理能力の増強を急いでいる。(報道部・小木曽崇)

 市などによると、豪雨で駅西口の商業施設「EDEN(エデン)」付近の青葉通で約40センチの冠水を記録。駅東西地下自由通路や市地下鉄仙台駅、エスパル仙台本館の地下などにも雨水が流入、一部の地下店舗が一時的に水没した。商店関係者らは「駅前通に面した店舗が特に被害が大きかった」と振り返る。

 さくら野百貨店仙台店跡地の北側にある金券ショップで働く佐々木啓勝さん(56)は「店頭に土のうを積んだものの、店内は約15センチ浸水した。毎年のように被害に遭う。行政は早く対策してほしい」と訴える。

 市下水道調整課によると、駅前通には緩やかな傾斜がある。海抜は北から順に広瀬通交差点36.8メートル、さくら野跡地前35.5メートル、仙台ロフト前35.6メートル。青葉通交差点付近を底とする「くぼ地」状の地形になっており、水がたまりやすいという。

 駅西口の排水路は主に昭和20年代に整備された。同課の担当者は「開発が進むにつれ、地表がアスファルトやコンクリートに覆われて土の露出が減った。結果、保水能力がなくなった」と別の要因も指摘する。

 市も手をこまねいてはいない。本年度、既存の排水路に加え、もう一つ幹線水路を駅西口に整備する事業に着手。110億円をかけ、アエル付近から五橋公園を経由し、愛宕大橋付近の広瀬川に至る全長約3.8キロを敷設する。

 使用開始は2026年度の予定。最大口径は2.60メートルで既存排水路の1.65メートルを上回り、一帯の排水能力は大幅に向上する。10年に1度の発生が予想される1時間当たり52ミリの大雨でも、駅西側ではほとんど浸水が発生しなくなるという。

 同課の担当者は「仙台駅周辺は都市機能が集中し、商店もたくさんある」と語り、重点的に取り組む必要性を強調する。

3639荷主研究者:2019/12/11(水) 22:59:57

http://www.shelter.jp/news/main/5816
最新情報〈総合〉
19.11.18 [お知らせ]
仙台駅東口に純木造7階建てビルを建設!
日本初の製材を主要構造部に使用した高層木造プロジェクト

杜の都・仙台に純木造高層ビルを建設

 弊社は仙台駅東口エリアに純木造7階建てビルを建設する「(仮称)仙台駅東口プロジェクト」に着手しました。建築主は髙惣合同会社、設計・施工は株式会社シェルター。用途はテナント、オフィス、専用住宅。日本で初めて主要構造部に製材を使用する高層木造建築となります。

 東北最大の都市・仙台で、7階建ての木造ビルが建設される意義は大変大きいと言えます。全国の建築物の階数の分布は、1〜5階建てまでが99.1%、東北地方に限定すると99.7%にのぼります。(国土交通省「平成30年度建築着工統計調査」をもとに算出)

 本プロジェクトによって、現在の建築物のほとんどを木造にすることが可能になることが示され、弊社の掲げる「木造都市の実現」に向けて大きく前進します。また、計画地は仙台駅東口ペデストリアンデッキから目に入る立地のため、駅の利用者はじめ多くの方に木造ビルを認知して頂くことができます。(赤色部が建設予定地)

日本初!高層ビルの主要構造部に製材を使用

 本プロジェクトでは一般流通材であるJAS製材を主要構造部に使用します。これは日本全国、どの地域でも地元の木で高層ビルを建てられる技術を整備する狙いがあります。木造の高層建築は集成材の使用が一般的ですが、集成材工場の整備状況には地域差があるのが現状です。一方、製材は集成材に比べてインフラの整備コストがかからないこともあり、どの地域でも調達しやすくなっています。製材を活用した木造ビルが実現することで、既存の設備を利用してより地元の森林資源を活かすことができます。

 木造建築の需要は公共建築だけでなく民間企業へと広がりを見せており、コスト削減はより重要な課題となります。製材は集成材に比べ安価なため、材料費の削減が可能です。また、集成材工場が近くにない地域では、地元の木を集成材工場のある地域に運び、また戻すという運搬費がかかりますが、地元で部材を手配できれば運搬のコストも下げることができます。製材での高層建築を実現するために、複数の製材を束ねて柱や梁を製作します。束ね材を用いた実例は少なく、高層建築の主要構造部への採用は今回が初となります。

木質耐火部材COOL WOODを採用

 1〜3階は2時間耐火構造、4〜7階は1時間耐火構造で、柱・梁は国土交通大臣認定を取得した木質耐火部材COOL WOOD(クールウッド)を採用します。木材は国産のスギ、カラマツを使用し、東北の木材を積極的に活用します。

 環境問題を契機に木造建築は改めて脚光を浴びており、技術面も大きく進歩しています。高層建築であっても鉄骨・鉄筋コンクリート造だけでなく、木造を選ぶことのできる時代に突入しました。本プロジェクトは一般流通材の使用と(一社)日本木造耐火建築協会によって技術をオープン化しているCOOL WOODの採用によって、地元の木材を使い全国で建てられる汎用性の高い木造ビルのモデルケースとして、杜の都 仙台から全国に向けて新たな建築のかたちを発信します。

-建築概要-
物件名  :(仮称)仙台駅東口プロジェクト
建築主  :髙惣合同会社
設計・施工:株式会社シェルター
敷地面積 : 245.39㎡
建築面積 : 157.93㎡
延べ面積 :1,029.40㎡
階  数 :地上7階建て
最高高さ : 26.52m
建設地  :宮城県仙台市宮城野区榴岡2丁目
地域区分 :準防火地域
工  期 :2020年5月〜2021年春(予定)

【ニュースリリース】仙台駅東口に純木造7階建てビルを建設

3640荷主研究者:2019/12/11(水) 23:02:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_12014.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
東北大が民間と事業創出の新会社 第1弾は医療機器開発

新会社がサポートする「スマート・エイジング・カレッジ」の産学連携フォーラム=12日、東京

 東北大は研究成果を活用して民間企業との事業創出や製品開発を後押ししようと、子会社「東北大ナレッジキャスト」(仙台市)を設立した。第1弾として企業との共同研究が拡大する医療機器などの医工学分野から着手し、健康寿命を延ばすスマートエイジング分野も展開。5年後に売上高10億円を目指す。

 東北大が2017年6月、研究成果を活用した事業に出資できる「指定国立大学法人」に選ばれたのを受け、今年10月に100%子会社として設立。資本金8000万円で、東京にも事務所を置く。社長には荒井秀和特任教授が就いた。

 医工学分野では、主に医療機器の設計や臨床試験、実用化を手掛ける東北大病院臨床研究推進センターと連携。弁理士や薬剤師ら約140人の専門家集団の知見を生かし、医療機器開発で伴走型のコンサルティング業務を担う。

 同大加齢医学研究所が東京で定期開催する企業向けの「スマート・エイジング・カレッジ東京」もサポートする。産学連携による新事業創出を目指すプログラムを充実させ、革新的な新事業や新たなサービスの開発につなげる。

 荒井社長は「東北大が持つ知と、産業界の革新性を融合させ、新しい力を生み出しながら社会に貢献したい」と意気込む。

 子会社を設けたのは京都大、東京大に続き3例目。社会人の人材育成事業や企業コンサルティング事業への出資が可能になる。

3641荷主研究者:2019/12/11(水) 23:03:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_12023.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
日本ファインセラミックス、富谷に新工場建設 20年9月操業開始

建設工事の安全を祈願して地鎮祭に臨む足立社長

 日揮ホールディングス(横浜市)傘下でセラミックス開発製造の日本ファインセラミックス(JFC、仙台市泉区)は、宮城県富谷市の高屋敷工業団地に新工場2棟の建設を決め、18日に現地で地鎮祭を行った。2020年9月の操業開始を目指す。

 同社富谷事業所の第2、3工場として、ともに鉄骨平屋の工場を増設する。延べ床面積2792平方メートルで、投資額は約25億円。約20人で操業をスタートさせる。熱が生じるユニットを多用する電気自動車などの次世代自動車向けに、絶縁放熱基板と呼ばれる熱を逃がすための部品を量産する。

 式典には、日揮ホールディングスの石塚忠代表取締役社長COO(最高執行責任者)ら約30人が出席。JFCの足立茂社長は「10年かけて開発した技術を基に競争力のある製品を生産し、発展を目指す」と抱負を述べた。

 JFC富谷事業所では第1工場が18年7月から稼働している。若生裕俊富谷市長は「早くも新工場が建設されることになり、市民にとってこの上ない喜び」と歓迎した。

3642荷主研究者:2019/12/11(水) 23:05:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_11007.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
新たな県民会館と美術館集約 宮城県が施設配置3案提示

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191119kahoku01.JPG

 宮城県は18日、老朽化する仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と県美術館を、いずれも宮城野区の仙台医療センター跡地に移転、新築する方針案を正式に発表した。両施設と屋外広場、駐車場、民間が活用するエリアを組み合わせた施設配置の3案を併せて公表した。

 県庁であった県有施設の再編に関する有識者懇話会で示した。配置案は図の通り。(1)県有施設のみで構成(2)西側に民間エリアを設定(3)東側に同エリアを設定-の三つで、一定の天井高を見込む新県民会館の位置は日照の観点から敷地南側か南東側とした。

 県は、県民会館、美術館とも芸術を扱う観点から親和性が高く、2000人規模のホールと美術館の集約は地域の文化振興につながると強調。委員からは相乗効果を期待する声が多く、集約に異論は出なかった。

 候補地周辺の人や交通の流れが変化することが想定されるため、駐車場の適正利用や公共交通機関との連携の在り方を検討すべきだとの指摘があった。今後の街づくりに向け、都市計画を所管する仙台市との協議を求める声も出た。

 座長を務めた東北大大学院工学研究科の堀切川一男教授(摩擦工学)は「夢のあるプランだ。将来の宮城の街づくりに寄与するよう議論を進める」と述べた。

3643荷主研究者:2019/12/11(水) 23:29:23

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52401990Q9A121C1L01000/
2019/11/20 19:05 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
東北大発スタートアップ、空気電池向け触媒開発

3644荷主研究者:2019/12/11(水) 23:40:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191121_12043.html
2019年11月21日木曜日 河北新報
ファストファッションブランド「H&M」仙台駅前にオープン 国内で100店目

豊富な品ぞろえが魅力のH&M仙台パルコ店。初日から多くの買い物客でにぎわった

 スウェーデン発のファストファッションブランド「H&M」は21日、仙台市青葉区のJR仙台駅西口の仙台パルコ2に、国内100店目となるH&M仙台パルコ店をオープンさせた。

 パルコ2前には開店を待つ約400人の列ができた。スウェーデン出身のタレントLiLiCoさんがテープカットし、開店を祝った。パルコ店は4階のワンフロア約1400平方メートルでH&Mとしては中規模。太白区のザ・モール仙台長町店(約900平方メートル)の約1・5倍。東北のH&Mは岩手、宮城、山形、福島4県の計5店になった。

3645荷主研究者:2019/12/20(金) 23:28:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191122_12020.html
2019年11月22日金曜日 河北新報
仙台市バス3.3%減便、2路線では区間短縮 来年4月ダイヤ改正

 仙台市交通局は21日、来年4月1日の市バスのダイヤ改正で、運行便数を1日平均3.3%削減すると発表した。経営改善計画(2017〜21年度)の一環で、18年4月に続く第2弾の減便。朝夕ラッシュ時に運行便数が多くなる区間、利用者が極めて少ない区間などを削減対象にする。

 運行総数を現行の1日3541便から117便削減する。午前6〜8時と午後4〜7時のラッシュ時間帯は、市中心部の主要バス停12カ所を経由する36系統を1〜4便ずつ減らす。

 12カ所は北六番丁小学校前、宮町二丁目、立町小学校前、八幡五丁目、国見小学校前、本沢二丁目、桜ケ丘団地入口(青葉区)、小田原二丁目(宮城野区)、新寺三丁目、荒町、広瀬橋(若林区)、八木山入口長徳寺前(太白区)のバス停。

 午前9時〜午後3時の日中時間帯は、仙台駅前を経由、発着する系統を中心に1〜3便ずつ減らし、桜ケ丘線の仙台駅前-宮城学院前の系統は1便増やす。利用者の少ない16系統の最終便を削り、市地下鉄駅間などを走る系統も減便する。

 作並線、秋保・二口線の2路線は区間を短縮。芋沢線、折立・茂庭台線など3路線は運行経路を見直す。

 市交通局は経営改善計画で運行量を段階的に5%削減する方針。第1、2弾の減便で、運行量は17年4月と比べ5.3%減となる。

 担当者は「経営改善計画に基づく減便は最後。路線ごとにダイヤを調整し、来年3月中旬に新しい時刻表を公表する」と説明する。

3646荷主研究者:2019/12/20(金) 23:29:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191122_11021.html
2019年11月22日金曜日 河北新報
仙台に公認プールを 市水泳協など市長に要望

郡市長(左)に公認プール復活を求める市水泳協会の関係者ら

日本水泳連盟の公認を受けていた仙台市青葉区の西公園プール。1961(昭和36)年7月のオープン当時のひとこま。飛び込む前に準備運動。プールは2006年(平成18年)9月に廃止された。

 仙台市内に日本水泳連盟公認の競泳プールを復活させようと、市水泳協会と仙台ねんりんピック水泳協会の関係者が21日、市役所を訪れ、郡和子市長に要望書を提出した。2006年に西公園プール(青葉区)が廃止されて以降、市内に公認プールがなくなり、公式大会はグランディ21(宮城県利府町)などで開かれている。

 要望書は「グランディ21は交通アクセスに難があり、子どもや高齢者の大会は家族が送迎しなければならない。日常的に公認プールで練習できることが望ましく、市内への早期整備が必要不可欠だ」と訴えた。

 ねんりんピック水泳協会の河野務(つとむ)会長は「市内の競泳プールは、大会出場に向けた飛び込みスタートの練習ができない。市地下鉄沿線に公認プールがあれば使いやすく、競技人口の拡大にもつながる」と語った。

 水泳連盟によると、県大会が開催できる公認プールは(1)長さ50メートル(2)8レーン以上(3)水深1.35メートル以上(4)スタート台を設置-などの基準を満たす必要があり、800人以上の観客席、100台以上の駐車場の確保が「望ましい」とされる。

 現在、市内には泉総合運動場(泉区)や新田東総合運動場(宮城野区)など12カ所に市民プールがある。いずれも健康増進を目的とした施設で、連盟の公認基準をクリアしてはいない。

 全国20政令市で公認プールがないのは仙台だけ。今後、両協会は市内の大学や高校などで署名活動も展開し、早期整備を求める。

 要望書を受け取った郡市長は「市内のプール事情は認識した。(音楽ホールなど)いろいろな施設を建設していく時期だが、思いを巡らせたい」と応じた。

3647荷主研究者:2019/12/20(金) 23:29:55

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52498060S9A121C1L01000/
2019/11/22 17:27 日本経済新聞 北海道・東北
仙台市、外国人向け起業イベント

3648荷主研究者:2019/12/21(土) 00:10:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191123_73011.html
2019年11月23日土曜日 河北新報
阿武急 丸森-槻木間、12月中旬再開 車両3編成で運行、ダイヤ被災前より大幅減

 台風19号の被害を受けた第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は22日、不通区間のうち宮城県内の丸森(丸森町)-槻木(柴田町)の運行を12月中旬に再開すると発表した。福島県側にある車両3編成(1編成2両)を宮城県側に移動させて走らせる。運行本数は台風前に比べて大幅に減る見通し。

 宮城、福島両県にまたがる全区間のうち宮城県側の運行再開は初めてとなる。丸森-槻木の再開に向け、同社は富野(伊達市)-槻木の倒れた電柱や切れた架線などを11月末をめどに復旧させる計画。以前と同様に上保原変電所(同)から電気を供給する見通しが立った。

 福島側にある車両を12月上旬にJR東北線を利用して移動させ、丸森-槻木で使用する。信号、踏切など設備の動作確認に加え、1週間程度の走行で安全を確認して運行再開する。

 運行本数は大幅に減る見通し。同社は「車両点検や清掃、乗務員の配置の問題があり、通常ダイヤにはならない」と説明する。台風前には同区間で1日上下46本を運行していた。

 丸森-槻木はレールなどの被害が比較的軽微で、10月中に応急復旧工事を終えていた。台風以降、丸森駅に停車していた車両1編成は伊達市の車両基地に移して点検する。

 福島-富野は既に再開している。残る不通区間の富野-丸森について同社の担当者は「被害の程度が全く異なっており、再開時期を言える段階ではない」と説明している。

3649荷主研究者:2019/12/21(土) 00:38:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191127_11023.html
2019年11月27日水曜日 河北新報
仙台市、駐車場の台数基準を緩和 市中心部の土地有効活用へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191127kahoku01.JPG

 仙台市は26日、一定規模の建物を対象とした駐車場の設置義務を見直し、市中心部で確保すべき台数を大幅に緩和すると発表した。10月に始動した都心再構築プロジェクトの一環で、駐車スペースの土地や建物の有効活用を促し、再開発を誘導する。市は関連する条例改正案を市議会12月定例会に提出し、議決を経て、来年4月の施行を目指す。

 市によると、駐車場の台数基準を緩和するエリアは地図の通り。条例改正後は(1)延べ床面積2000平方メートルを超えるホテルや店舗、事務所(2)同3000平方メートルを超えるマンションや学校-などが対象となる。

 現行条例は、店舗や事務所は床面積250平方メートルごと、ホテルなどは312.5平方メートルごと、マンションなどは562.5平方メートルごとに1台を基準としているが、改正案は店舗や事務所が350平方メートル、ホテルなどが550平方メートル、マンションなどが900平方メートルに1台と3割程度緩和する。

 新基準で算定された台数をさらに削減できる特例制度も創設する。公共交通の時刻表掲示で5%、公共交通利用者への割引サービスで10%、バスの待合環境の整備で20%、駅に接続する地下通路の整備で40%それぞれ軽減。組み合わせで最大55%少なくできる。

 延べ床面積1万平方メートルのホテルの場合、現行条例では32台分の駐車場を確保する必要があるが、改正案の新基準と特例制度を最大限組み合わせれば、9台分を確保するだけで良くなる。余った23台分の空間は別の用途に使うことができる。

 駐車台数の緩和は全国で7政令市が取り組む。仙台市の最大55%の緩和率は、非公表の川崎、京都両市を除くと最も大きいという。

 現行条例は1965年に制定され、半世紀以上が経過する。近年、市中心部の交通量は減少傾向で、駐車場の利用は午後1時前後のピーク時で平均5割程度の空きがある状態。条例の義務付けと実態との隔たりが大きくなっていた。

3650荷主研究者:2019/12/25(水) 22:44:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191128_13026.html
2019年11月28日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[2]宮城県知事公館(青葉区)大正の薫り、挙式で人気

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191128kahoku01.JPG
正面外観。教会のような雰囲気が新郎新婦の記念撮影に人気だ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191128kahoku02.JPG
披露宴会場として人気の洋室。大きな窓から庭園が見渡せる

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 かつては迎賓館として要人をもてなす場だった宮城県知事公館(仙台市青葉区)。近年は知事が使うのは年数回程度。一般への貸し出しを始めた2006年以降、地元企業が結婚式や披露宴などで使うようになり、身近な建物になった。

 「平日は静かな散歩コース。週末にはにぎやかな声が響く」と管理人の中川昭三さん(66)。挙式をした夫婦の会員制交流サイト(SNS)での発信効果か、半年先まで結婚式の予約が埋まっているという。

 旧陸軍省が第二師団長官舎として1921年に建てた。当時は西洋式の建築が権威の象徴だった時代。洋室のシャンデリアやしゃれた装飾に、思わずため息が漏れる。

 庭園に回ると、洋館に連なる木造の和風建築物に気付く。戦後に米軍に没収され、県所有になったのは58年。残された資料が少なく、詳しい来歴は不明だ。

 屋根瓦は修繕を重ねているが、内装は大正時代のまま。中川さんは「ちょっとした懇親会にもぜひ使ってほしい」とほほ笑む。

(奥瀬真琴)

[宮城県知事公館]仙台市青葉区広瀬町5の43。平屋で床面積は約470平方メートル。洋室3部屋、和室1部屋。開館時間は午前9時〜午後4時。休館日は年末年始と祝日。入館無料。全館使用料は1日6万3290円。連絡先は県秘書課022(211)2212。

3651荷主研究者:2019/12/25(水) 22:47:52

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00539796?isReadConfirmed=true
2019/11/28 05:00 日刊工業新聞
シェルター、木質耐火部材に製材採用 仙台駅東口ビル向け

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仙台駅東口近隣に計画する純木造7階建てビル(完成予想パース)

【山形】シェルター(山形市、木村一義社長、023・647・5000)は、木造ビルの需要喚起のため、自社開発した木質耐火部材内部の主要構造部に製材を採用する。集成材より調達が容易な一般に流通する日本農林規格(JAS)製材を使い、コスト面や供給面などの競争力を高める狙い。製材を用いた耐火部材はJR仙台駅東口で計画中の木造ビル建設プロジェクトに導入する。

 シェルターが設計・施工を担う仙台駅東口プロジェクト(仮称)は、同駅東口近隣に純木造の地上7階建てビルを計画している。施主は民間で、延べ床面積が約1029平方メートルの規模。2020年5月の着工を予定している。

 非住宅分野となる木造ビルの需要が高まれば、地域産木材のもう一段の活用が見込める。一般に木造の高層ビル化には、主要構造部に集成材を用いるという。ただ、全国的に見て接着剤などを用いる集成材工場の立地には地域差がある。その点から物流コストなどの削減も踏まえ、裾野の広い製材工場からの材料調達で地域活性化にもつなげる狙い。

 シェルターの木質耐火部材「クールウッド」は、内部の荷重支持部に木材を使用している。中間部には石こうボード、表面には木材を使った三重構造。17年には国内初の3時間耐火木構造部材として国土交通大臣認定を得た。

 製材を束ねた形でクールウッドの荷重支持部を形成するのは今回が初めて。今後、乾燥工程などの実証試験を経て、プロジェクトに導入する。製材は集成材より安価で、事業費の削減も見込める。シェルターでは「ボリュームが大きい5階建て程度の案件での市場拡大につなげたい」(安達広幸常務)としている。

(2019/11/28 05:00)

3652荷主研究者:2019/12/25(水) 23:03:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_13019.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
東部復興道路が全線開通 「震災復興のシンボルに」 仙台沿岸部、多重防御整う

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全線開通に先立ち、通り初めをする記念式典出席者の車両=30日午前11時55分ごろ、仙台市若林区荒浜

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 仙台市が東日本大震災で被災した沿岸部に整備したかさ上げ道路「東部復興道路」の全線開通を祝う式典が30日午前、若林区荒浜の震災遺構荒浜小であった。一般車両の利用開始は午後3時。市が復興の象徴と位置付けた道路の全線開通で、市内の復興事業はハード面で一区切りを迎えた。

 記念式典は午前11時に始まり、地元の中学生や町内会長、工事関係者ら約120人が出席した。郡和子市長は「幾多の試練を乗り越えて開通を迎えた。津波から人々の命を守るまさに命の道、命の防波堤であり、震災と復興を後世に伝えるシンボルだ」と語った。

 式典後は復興道路の荒浜交差点付近に移動し、郡市長や中学生、県選出国会議員らがテープカットし、連合町内会長らがくす玉を割って開通を祝った。利用開始に先立ち、出席者を乗せた車両18台が通り初めをした。

 東部復興道路のルートは地図の通り。宮城野区蒲生から若林区藤塚までの総延長10.2キロで、県道区間6.8キロと市道区間3.4キロで構成する。約6メートル盛り土をして堤防機能を持たせ、海岸防潮堤や仙台東部道路などとの多重防御で津波の威力を軽減する。

 復興道路と仙台東部道路の間は、県道井土長町線、荒浜原町線、市道南蒲生浄化センター1号線を「避難道路」として拡幅。復興道路の東側に避難の丘、西側に避難タワーやビルを整備した。

 避難道路も合わせた事業費は317億円。2014年3月に着工し、当初は19年3月の完成予定だった。一部区間で地盤改良の必要が生じ、全線開通は10月19日に先延ばしとなり、台風19号によるのり面の損傷で再延期された。

3653荷主研究者:2019/12/25(水) 23:04:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_13017.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
岩沼-村田・志賀姥ヶ懐トンネル、12月21日開通

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 県は29日、県南の沿岸部と内陸部を結ぶ県道岩沼蔵王線のうち、岩沼市と村田町の境にある志賀姥ケ懐(うばがふところ)トンネルを12月21日午後3時に開通させると発表した。同日午前11時から岩沼側で式典を開く。

 新設したトンネルは全長1285メートル。前後の県道3.7キロ区間も合わせて拡幅し、2車線化した。工事前と比べて、通行時間は約8分短縮されるという。

 現路線は道幅が狭く、カーブが多いため、車両の通行が難しく、大雨時には規制の対象区間になっていた。県は2012年度、工事に着手。18年度中の開通を目指したが、地質が軟弱だったため、掘削に時間を要した。

 県道路課の担当者は「安全で円滑な通行が可能になり、救急医療の改善や地域の広域連携が期待できる」と説明する。

 岩沼蔵王線は東北道と仙台東部道路、仙台空港を結ぶ幹線道路。東日本大震災発生時、内陸部から沿岸部に支援物資を運ぶ車両が通行できず、遠回りを強いられるなど支障が出ていた。

3654荷主研究者:2019/12/25(水) 23:05:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_73012.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
阿武隈急行の丸森-槻木間、12月6日運行再開

 台風19号の被害を受けた第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は29日、不通区間のうち丸森(宮城県丸森町)-槻木(宮城県柴田町)の運行を12月6日に再開すると発表した。当初示した12月中旬との見通しを前倒しての再開となる。

 車両4編成(1編成2両、仙台直通は4両)で、朝(午前5〜8時台)上下各4本、夕(午後4〜9時台)上り7本と下り6本(各2本は角田-槻木)のみの運行。仙台直通は朝夕上下各1本を運行する。丸森-槻木で運行していた無料輸送バスは鉄路再開に伴い5日で取りやめる。

 29日に上保原変電所(伊達市)からの電力供給に問題がないことを確認した。12月2日にJR東北線を利用して車両を福島県側から宮城県側に移動。3〜5日に再開区間を走行して信号、踏切など設備の動作確認を行う。車両整備のためJR東日本が仙台車両センター(仙台市宮城野区)を提供する。

 阿武隈急行の担当者は「被災した丸森町や角田市の少しでも力になれればいい」と話す。特に被害が大きい富野(伊達市)-丸森は再開のめどが立っていない。

3655荷主研究者:2019/12/25(水) 23:06:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191202_11025.html
2019年12月02日月曜日 河北新報
仙台市ガス22年度民営化 推進委「事業譲渡」きょう答申

仙台市ガス局

 仙台市のガス事業民営化に向けた考え方を検討する専門家の「市ガス事業民営化推進委員会」が、2022年度に民間へ事業譲渡するのが望ましいとの答申内容を固めたことが1日、関係者への取材で分かった。委員長の橘川武郎東京理科大大学院教授が2日、市役所を訪れ、郡和子市長に答申書を提出する。

 関係者によると、推進委は民営化の方式に関し、原則的に全ての業務や資産を民間が引き継ぐ「事業譲渡方式」を採用する方向で意見がまとまったという。

 料金設定に議会の議決が必要ないため、機動的な設定が可能になるほか、通信などガス以外のサービスをセット販売するなど、柔軟な事業展開ができる利点などを評価したもようだ。

 公営ガスの民営化を巡っては、大津市が今年4月、公営初の「コンセッション方式(運営権の売却)」で一部民営化したが、近年は事業譲渡方式を採用する例が多い。

 推進委は地域経済活性化の観点を重視し、ガス事業を承継する新会社は、仙台市内に置くことを条件とするよう答申するとみられる。

 市は2日の答申内容を踏まえ、本年度内に民営化の事業手法や日程など基本的事項を盛り込んだ「民営化計画」を策定する。推進委は答申後も継続し、譲渡価格などの公募条件や承継事業者の応募資格、選定方法など詳細の検討を進め、再度、郡市長に答申する。

 推進委はエネルギーや企業買収などの専門家6人で構成し、今年7月に発足した。11月下旬まで計6回の会合を初回以外は非公開で実施。民営化の時期や手法、譲渡価格などに関する議論を重ねてきた。

 仙台市ガスの供給区域は仙台、多賀城、名取、富谷4市と宮城県利府、大和、大衡の3町村に広がる。総需要家戸数は約34万戸に及び、公営事業としては全国最大規模となっている。

[ガス事業民営化]仙台市が2005年に民営化方針を表明。08年に公募を始め、東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社グループが唯一応募したが、リーマンショックに端を発した景気悪化の影響で09年に頓挫した。郡和子市長は今年2月、公募再開に向けた検討を始める意向を明らかにした。

3656荷主研究者:2019/12/29(日) 16:37:06
>>3655
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191203_13021.html
2019年12月03日火曜日 河北新報
仙台市ガス民営化 「事業継承者、来年度決定を」推進委が答申

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191203kahoku01.JPG
答申の骨子

 仙台市ガス事業の民営化に向けた考え方を検討する専門家の「市ガス事業民営化推進委員会」は2日、2020年度に事業継承の優先交渉権者を決定し、22年度上半期に譲渡するのが望ましいと、郡和子市長に答申した。委員長の橘川武郎東京理科大大学院教授が市役所で答申書を手渡した。

 答申は「民間の柔軟性や創造力を最大限に生かした事業運営が望ましい」として、「コンセッション方式(運営権の売却)」ではなく、経営の自由度が大きい「事業譲渡方式」を採用し、原則として全資産を民間に引き継ぐよう求めた。

 安全安心なガスの安定供給、サービス水準の維持向上、地域経済活性化など4点を民営化の基本的な考えに据え、(1)ガス料金は民営化後も一定期間、現行水準を上限とする(2)事業継承者は市内に本社を置く-などの条件設定を提言した。

 事業継承者の選定方法は、最低譲渡価格を設定した上で、公募型プロポーザル方式を導入するよう指摘。価格設定ではガス事業の経営に加え、新たな事業展開で生まれる付加価値分も考慮することを提案した。

 民営化後、市は経営に関与しないとしつつ、一定期間は円滑な事業継承のため人員を配置し、譲渡契約や事業提案の内容の履行状況を確認すべきだとした。

 市は答申を踏まえ、19年度内に民営化計画を策定する。推進委から公募条件などの答申を待ち、20年度上半期に事業継承者の募集を始め、同年度内に優先交渉権者を決定。21年度に事業譲渡契約を結び、1年程度をかけて引き継ぎする。

 郡市長は「安全安心な都市ガスの安定供給が大前提。その上で価値ある事業譲渡に努める」と話した。

■譲渡方式は妥当

 公営ガス事業の民営化に詳しい日本総合研究所(東京)の段野孝一郎リサーチ・コンサルティング部門部長の話 民間の裁量が最も大きい事業譲渡方式を採用したのは妥当だ。全国最大の公営ガスである点を考慮し、1年間の事業引き継ぎ期間を設けた点も評価できる。今後は募集要項に示される譲渡価格、地域貢献や保安など非価格要素の中から、市が何を重視するのかという点に民間事業者の関心が集まるだろう。

3657荷主研究者:2019/12/29(日) 16:37:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52908460T01C19A2L01000/
2019/12/3 17:07 日本経済新聞 北海道・東北
ティ・ディ・シーに13億円協調融資 商工中金など

3658荷主研究者:2019/12/29(日) 16:40:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191203_13034.html
2019年12月03日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[4]晩翠草堂(青葉区)文豪慕い教え子ら贈る

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入口脇に井戸が残り、昭和初期の暮らしぶりを伝える=仙台市青葉区大町1丁目

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室内には晩翠の詩や写真が展示されている

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 仙台市中心部の青葉通に面したビル街の一角に、木造平屋の日本家屋がひっそりと立つ。同市出身の詩人土井晩翠(1871〜1952年)が晩年を過ごした住居「晩翠草堂」だ。

 床面積約100平方メートルで、8畳の寝室と10畳の客間がある。天井は高さ約2.7メートル。南向きのガラス戸と雪見障子から日が差し込み、明るく開放感がある。

 旧仙台高等工業学校(現東北大工学部)教授の小倉強氏が設計し、49年に建てた。仙台空襲で自宅と約3万冊の書籍を失った晩翠のために、旧制二高時代の教え子らが100万円を集め、建物を寄付した。

 仙台文学館(青葉区)の学芸員庄司潤子さん(46)は「建設当時は資材の乏しい終戦直後。慕われた様子が伝わる」と言う。晩翠の没後は、おいの土井俊夫さんが管理し、75年ごろ市の所有となった。

 室内には、第1詩集「天地有情」など一部の初版本や写真、机など愛用品が並ぶ。案内員の瓜生茂木さん(71)は「心穏やかに過ごした晩翠を知ってほしい」と話す。

(藤沢和久)

[晩翠草堂]仙台市青葉区大町1の2の2。開館時間は午前9時〜午後5時。休館日は、月曜(祝日の場合は翌平日)と12月29日〜1月3日。入館無料。駐車場はない。案内員が常駐し、質問などに答える。連絡先は022(224)3548。

3659荷主研究者:2019/12/29(日) 16:51:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191204_13025.html
2019年12月04日水曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[5]塩釜市公民館本町分室 音響抜群 アーチ形天井

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アーチ形天井が特徴的な大講堂。市民サークルの活動にも利用されている

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1階が鉄筋コンクリート、2階が木造の本館。昭和の雰囲気を残す

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 高さ9.7メートルのアーチ形天井が印象的だ。木骨編板(集合材)構造の大講堂は、柱のない広い空間に、窓から差し込む光が静寂な雰囲気を醸し出す。

 1951年落成の本館と、57年に増築した大講堂で構成する。本館は1階が鉄筋コンクリート、2階が木造。外壁には地場建材の塩釜石を使用している。

 2014年11月からは、宮城県塩釜市ゆかりの洋画家杉村惇氏(1907〜2001年、46〜65年に塩釜市在住)の作品を集めた同市杉村惇美術館が入る。本館2階の常設展示室は、かつて1階から吹き抜けで、映画館としても使った名残の映写室がある。

 塩釜神社に近い市街地を見下ろす高台にあり、東日本大震災に伴う建物の被害はガラス1枚が割れただけだった。建設時の状態をよく残し、13年10月には市有形文化財に指定された。

 同館の阿部沙斗加学芸員(32)は「大講堂の音響は、弾き語りなど少人数の演奏に好評」と誇らしげだ。約70年にわたって、港町塩釜の文化活動を支える重要な役割を担い続けている。

(高橋秀俊)

[塩釜市公民館本町分室]塩釜市本町8の1。特別企画展「杉村惇作品展 存在と空間の伝説〜画室の韻律」を来年1月19日まで開催中。午前10時〜午後5時。月曜(1月13日を除く)、年末年始(12月28日〜1月4日)、1月14日は休館。連絡先は022(362)2555。

3660荷主研究者:2019/12/29(日) 16:58:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191205_12018.html
2019年12月05日木曜日 河北新報
ギャップが15日閉店 クラックス仙台で15年営業

サンモール一番町商店街内にあるギャップストア クラックス仙台店

 仙台市青葉区一番町3丁目のカジュアル衣料店「ギャップストア クラックス仙台店」が15日、閉店する。市中心部のサンモール一番町商店街で2005年2月に開業した地上6階の複合ビル「クラックス」の核テナントとして15年近く営業した。

 同店はクラックスの1、2階と地下1階の計約990平方メートルに婦人服、紳士服、子ども服を展開。近くのZARA(ザラ)、仙台駅前のユニクロ、H&Mといったカジュアル衣料店との競合が激しくなっていた。

 閉店の理由について、運営するギャップジャパン(東京)の担当者は「戦略の一環で、詳細は答えられない」と説明。三井アウトレットパーク仙台港(宮城野区)、仙台泉プレミアム・アウトレット(泉区)、イオンモール盛岡(盛岡市)内の各店の営業は続ける。

 ビルを所有する三菱地所によると、後継テナントは未定。同社の担当者は「大通りに面して人気が高い。物販を中心にテナントを探す」と話す。新店開店は来年6月以降になる見通し。

3661荷主研究者:2019/12/29(日) 17:05:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191205_13023.html
2019年12月05日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[6]デフォレスト館(青葉区) 明治の息吹今に伝える

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暖炉が備えられた1階の居間(東北学院提供)

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明治期の貴重な意匠を伝える建物外観と、傍らで解説する桜井教授

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 荘厳な礼拝堂などが並ぶ仙台市青葉区の東北学院大土樋キャンパスを西へ進むと、開放感あふれる小さな洋館と出合う。

 1887(明治20)年に建てられ、米国人宣教師デフォレスト一家が長く居住した旧宣教師館。デフォレスト館の名称で知られる。現存する宣教師住宅では最も古く、2016年に国の重要文化財に指定された。

 「明治期、東北のキリスト教布教の中心だった仙台には外国人宣教師住宅が多数あったが、多くが空襲で焼失した。焼失を免れた宣教師館の歴史的価値は高い」。教職員でつくるデフォレスト館維持保全委員会の桜井一弥教授(47)=建築デザイン学=は指摘する。

 大窓やベランダを特徴とする「コロニアル様式」の意匠からは明治の息吹も伝わる。壁や窓の一部は後付けされているが東北の寒さに耐えかねて改修したと推測されるという。

 東日本大震災で一部被災した建物は復元修復が検討される予定。桜井教授は「歴史公園のように、市民に親しまれる空間にしたい」と理想を描く。(菊池春子)

[デフォレスト館]仙台市青葉区土樋1の3の1。木造2階で延べ床面積391平方メートル。1階は書斎や居間、2階は寝室などだった。デフォレストの死後、1940年に東北学院の所有となった。東日本大震災以降、内部は立ち入り禁止。外観は見学できる。連絡先は学校法人東北学院庶務課022(264)6464。

3662荷主研究者:2019/12/29(日) 17:19:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_12020.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
仙台市地下鉄 東西線利用の伸び鈍化 開業4年、需要予測に届かず

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開業から丸4年の仙台市地下鉄東西線。利用者の伸びが鈍化している=青葉区の青葉通一番町駅

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 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸4年を迎えた。4年目の利用者は1日平均6万2800人(速報値)。前年同期と比べ2000人増えたが、伸び率は3.3%と前年同期を6.4ポイント下回り、大きく鈍化した。通勤・通学客の多い平日は1日平均7万1800人(前年同期比3200人増)で、4年目も開業時の需要予測8万人には届かなかった。

 開業4年間の1日平均利用者数の月別推移はグラフの通り。4年目は秋に台風や大雨で外出を控える傾向が続き、9、10月は前年同月を下回った。一方、学校行事などで利用が増えた6、7月は過去最多の6万8600人に達した。

 駅別の利用者数は仙台駅が最も多く1日平均1万9700人。青葉通一番町駅6300人、八木山動物公園駅4800人、薬師堂駅4700人などと続いた。

 伸び率は卸町駅の8.3%(前年同期20.0%)が最大で、六丁の目駅7.1%(同21.7%)、連坊駅6.7%(同9.3%)など。18年9月の大型商業施設「イオンスタイル仙台卸町」の開業、住宅開発が進む荒井駅や連坊駅周辺の人口増加が押し上げた。

 ただ、伸び率は全13駅で前年同期を下回り、利用拡大がペースダウンした。川内駅は唯一、1日平均利用者数が初めて減少に転じ、3100人から3000人になった。最寄りの東北大川内キャンパスで、大規模な学会が開催されなかったのが要因とみられる。

 駅別の開業時需要予測を超えたのは前年と同じ川内、国際センター、青葉通一番町、連坊の4駅。

 市交通局の三浦孝行営業課長は「イベントがなくても8万人を超える日があり、着実に需要予測に近づいている。東部地域は沿線開発に余地があり、青葉山には次世代型放射光施設が整備される。今後も利用増が期待できる」と話す。

3663荷主研究者:2019/12/29(日) 17:21:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_13024.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
新宮城県民会館と仙台市音楽ホール 類似施設整備巡り激論

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大規模ホールの在り方を巡り、激論が交わされたラウンドテーブル

 宮城県と仙台市がそれぞれ市内に整備を検討する大規模ホールに関し、音楽や建築の専門家が円卓形式で意見交換する「仙台ラウンドテーブル」が3日、青葉区のせんだいメディアテークであった。老朽化する市内の文化施設の現状に触れながら、二つのホールの必要性や立地、機能を巡って激論を交わした。

◎「生音楽専用に」「なぜ二つ同時」専門家ら期待や異議

 仙台フィルハーモニー管弦楽団首席ファゴット奏者の水野一英氏は、音楽ホールの早期整備に期待した。楽団の本拠地、市青年文化センター(青葉区)は「音響のいいホールと評判だったが、今は国際コンクールで審査員から必ず駄目出しされる」と機能面で限界にきていることを訴えた。

 「市のホールは仙フィルの本拠地になる生音楽専用にしてほしい」と求めたのは、ファンクラブ「仙台フィルハーモニークラブ」初代会長の高橋望氏。新県民会館をポップスなど拡声器を使用する公演向けにすれば、市ホールと機能のすみ分けができると主張した。

 一方、せんだい・みやぎNPOセンターの渡辺一馬代表理事は「なぜ、似た施設を二つ同時に造らないといけないのか」と複数整備に異議を唱えた。「公演を楽しむ人たちを増やすようなソフト事業にも財源を充てるべきだ」と語った。

 県は新県民会館をJR仙台駅東側、市は音楽ホールを駅西側にそれぞれ建設する方向。仙台商工会議所の間庭洋非常勤参与は「市街地が拡散するような方向で整備するのはどうか。集積させて投資効果を高めないといけない」と、まちづくりへの影響を懸念した。

 3時間を超えた白熱の議論は最終盤、県が県民会館との一体的な整備を打ち出した県美術館(青葉区)の移転に議論が集中した。

 複数の建築家が日本を代表する近代建築家、故前川国男氏が設計した建物の価値を指摘。「まだ使える前川建築をやめ、別のどこかに美術館を造るのはナンセンス」と痛烈に批判した。

 ラウンドテーブルは県建築士会、日本建築家協会東北支部宮城地域会などが主催した。市役所本庁舎の建て替えを巡って開催した実績があり、文化芸術をテーマにしたのは初めて。

[新宮城県民会館と仙台市音楽ホール]県は9月、青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区の仙台医療センター跡地に移転、新築する基本構想素案を示した。新県民会館のメインとなる2000〜2300席の劇場型大ホールを「東北最大の大型総合エンターテインメント拠点」と位置付ける。一方、市の有識者による音楽ホール検討懇話会は3月、2000席規模の「生音源に対する音響を重視した高機能、多機能ホール」を中核とする施設の整備を提言。候補地にいずれも青葉区の西公園(市民プール跡、市民図書館跡、お花見広場)、錦町公園、青葉山交流広場など7カ所を公表した。

3664荷主研究者:2019/12/29(日) 17:22:56
>>3663
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191208_11015.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
宮城県美術館の移転必要? 県の集約案に美術関係者ら強い不満

突然持ち上がった移転・集約案に揺れる県美術館=仙台市青葉区川内元支倉

 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を、同市宮城野区の仙台医療センター跡地に移転・集約する県の方針案に、県内の美術関係者らから強い不満の声が上がっている。「寝耳に水だ」「時代に逆行する」など、疑問や不安が噴出している状況だ。

 登米市の造形作家吉原かおりさん(51)は「初めて個展を開いた場所が、県美術館の県民ギャラリーでした。ロケーションも素晴らしく、前川国男設計の歴史的価値のある建物なのに、取り壊されてしまうのでしょうか」と計画の行方を不安視する。

 県民ギャラリーで書道展を開催する洗心書道会の中塚仁会長(69)=青葉区=は「長年慣れ親しんだ場所で、施設環境も素晴らしい。重要施設を仙台市中心部から離していくやり方は時代に逆行する」と言う。

 「展覧会など学生の頃から通った思い入れある場所。移転には反対だ」と話すのは、ギャラリーターンアラウンド(青葉区大手町)の関本欣哉代表(42)。「降って湧いたように話が出てきた。方針の決定過程が不透明だ」と指摘する。

 東京芸術大名誉教授の高山登さん(75)=泉区=は2015〜16年度、県美術館のリニューアルに関する懇話会の委員を務めた。「議論を重ね、基本構想の策定までこぎ着けたのは、一体何だったのか」と憤りを隠さない。「美術館は研究機関。貸しホール的な使われ方をする施設とは全く異なり、相乗効果は期待できない」と手厳しい。

 市内周遊観光の面から疑問を呈するのは、東北工業大ライフデザイン学部の大沼正寛教授(47)だ。「仙台市博物館も近く、観光ルートとして一体感がある。せっかく市営地下鉄東西線の駅ができたのに、あまりに中途半端だ」

 県美術館に勤務歴がある前県芸術協会理事長の大場尚文さん(78)=富谷市=は「方針を打ち出した懇話会には当事者の県美術館関係者も、県内の芸術家も入っておらず、意見が反映されていない」と困惑顔。「現美術館建設の際には、県民から広く意見を集めた。将来像をじっくりと議論する場が必要だ」と指摘する。

[宮城県美術館]1981年11月開館。設計は近代建築の巨匠ル・コルビュジエの下で学んだ「モダニズム建築の旗手」前川国男。高橋由一、松本竣介ら東北ゆかりの作家のほかカンジンスキー、クレーなどの外国作品も所蔵する。90年には、佐藤忠良記念館が開館した。11月18日、県の県有施設の再編に関する有識者懇話会で、県民会館とともに移転・集約する案が示された。

3665荷主研究者:2019/12/29(日) 17:25:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_13033.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[7]旧伊達邸鍾景閣(太白区) 長さ14メートル 日本一の長押

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門前には市の名木「鍾景の松」がたたずむ

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約14メートルある継ぎ目のない長押

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 鍾景(しょうけい)閣(仙台市太白区)は、明治時代以降に大名から伯爵となった伊達家が、第2次大戦後まで使用した純和風の邸宅。建築資材には樹齢200年以上の良質な秋田杉の正目を使う。

 入り母屋造りの重厚な表玄関を入ると、左手に畳の廊下が続く。支配人の浮津秀逸さん(55)は「約14メートルある廊下を貫く長押(なげし)は、継ぎ目のない1本物。日本一の長さと言われている」と話す。

 宴を開く72畳の大書院、主人が使う居間書院のほか、2階には客座敷の小書院があり、藩制時代の大名屋敷をほうふつさせる。1947年に昭和天皇が宿泊され、97年に上皇ご夫妻も休憩されたことがある。

 「警護する武士の詰め所を設けたり、長刀(なぎなた)を振り下ろせるように天井高を約4メートルにしたりと、常に戦に備える伊達家の精神が息づいている」(浮津さん)

 設計は、旧登米高等尋常小学校校舎(登米市)などを手掛けた山添喜三郎。移築の際に屋根裏から棟札が見つかり、判明した。

(越中谷郁子)

[旧伊達邸鍾景閣]仙台市太白区茂庭人来田西143の3。木造平屋一部2階で、延べ床面積は約700平方メートル。1905年に若林区一本杉町に建てられ、81年に現在地へ移築された。市指定有形文化財。現在は料亭として使われている。連絡先は022(245)6665。

3666荷主研究者:2019/12/29(日) 17:25:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_13034.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
阿武隈急行の丸森-槻木間が再開、汽笛一声 復興行き

運行が再開した阿武隈急行の始発列車に乗り込む乗客=6日午前5時45分ごろ、角田駅

 台風19号で被災した第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は6日、不通が続いていた丸森(宮城県丸森町)-槻木(柴田町)17.4キロの運行を再開した。朝夕のみに本数を減らしての運行だが、約2カ月ぶりに復活した「生活の足」に、通勤や通学の利用客が続々乗り込んだ。

 仙台方面に向かう多くの人が利用する角田駅(角田市)のホームは午前6時半ごろ、JR仙台駅(仙台市青葉区)への直通列車を待つ約90人が列をつくった。

 仙台市内に通勤する会社員佐藤史郭さん(34)は、槻木まで無料代替バスを利用してきた。「仙台直通はやはり便利。帰りのバス時刻も早く不便だったので、列車で帰ることができて助かる。早く元通りの本数になるといい」と話した。

 角田駅兼丸森駅の小島敏郎駅長(57)は「お客さんが『またよろしくね』と声を掛けてくれた。市民の足として、一日も早く全本数再開したい」と力を込めた。

 宮城、福島両県にまたがる全長54.9キロのうち、福島(福島市)-富野(伊達市)22.1キロは既に再開。土砂流入などの被害が大きい富野-丸森15.4キロは再開の見通しが立っていない。

3667荷主研究者:2019/12/29(日) 17:35:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191207_15038.html
2019年12月07日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[8]JR北仙台駅(青葉区) 街に息づく昭和レトロ

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「レトロな字体の看板が特にお気に入りです」と話す吉田さん

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半円窓のステンドグラスから差し込む光が、白壁の構内に柔らかい雰囲気をつくる

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 「観光客やインバウンド(訪日外国人旅行者)もよく写真を撮っている。レトロな字体の看板がポイント」。JR北仙台駅(仙台市青葉区昭和町)で働く吉田泰徳さん(31)が、駅舎の魅力を語る。

 1929年の開業以来改修を重ねてきたが、基本的な造りは当時のままだ。2段階に勾配のついた瓦屋根は、「マンサード屋根」と呼ばれる17世紀フランスの建築様式。晴れた日の構内には、半月窓のステンドグラスから柔らかな光が差し込む。

 1日の平均乗車数は4825人。仙山線では仙台駅に次いで多い。高層マンションに囲まれて、こぢんまりとたたずむ白い駅舎は、昭和の面影を残しながら街に溶け込んでいる。

 駅前で45年から続く自転車店を営む半沢敬一さん(62)は「子どもの頃は、山形から来た行商のおばちゃんたちが野菜や果物を背負ってぞろぞろと降り立った」と懐かしむ。今年は駅開業90年。待合室に腰掛けて、往時の情景に思いをはせるのも良いかもしれない。(天艸央子)

3668荷主研究者:2019/12/29(日) 17:50:16
>>3664
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191208_11020.html
2019年12月08日日曜日 河北新報
宮城県民会館・美術館移転集約案 知事、県議会一般質問で説明 渦巻く不満、解消に躍起

 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を宮城野区の仙台医療センター跡地に集約する県の方針案を巡り、村井嘉浩知事が開会中の県議会11月定例会で説明に追われている。開会直前に示された集約案に不満がくすぶり、議員は街づくりを踏まえて市と連携するよう求めている。

 今月4〜6日の一般質問で、2会派の計3人が集約案を取り上げた。自民党・県民会議の新人議員は5日、いずれも2000席規模のホールを想定する新県民会館と、市が検討する音楽ホールに言及。「同じ敷地に設置すればコスト削減につながる」と提案した。

 村井知事は「(県と市による)一体整備は市から改めて申し入れがない限り難しい」と答弁。慎重姿勢をにじませながらも、市の対応によっては再考の可能性に含みを持たせた。

 自民党・県民会議の若手議員は4日の一般質問で、建築家の故前川国男氏が設計した現美術館の建物の価値に注目し、「観光資源としての可能性を考慮すべきだ」と活用を訴えた。

 「高く評価されていると認識している」と村井知事。建物や跡地の利活用については「(東北大などが立地する)文教地区であることを踏まえ検討する」と述べるにとどめた。

 県は11月18日、県民会館と県美術館を移転、新築し、集約する方針案を県有施設再編の有識者懇話会で公表。直後から美術関係者らに不満が渦巻く。

 みやぎ県民の声の新人議員は「集約案は突然だった。納得できない部分がある」と4日に登壇。現地で改修する計画だった県美術館の移転方針をただした。

 村井知事は、隣地の地下に仙台西道路のトンネルがあるため、現地建て替えが困難との見解を披露。「遠くない将来の建て替えは避けられない。工期や費用、長期休館の必要性を考えると、(集約案は)県民にとってメリットが大きい」と理解を求めた。

3669荷主研究者:2019/12/29(日) 17:56:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191209_15031.html
2019年12月09日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[9]菅野美術館(塩釜市)造船技術生かした構造

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赤さびの外壁とキューブ形が特徴的な外観。入り口階段(左下)から塩釜市内が一望できる

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彫刻が最も映える白い館内の1階展示室。自然光が差し込み、季節や時間帯で表情が変わる

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 茶色で四角い外観の菅野美術館。塩釜市の住宅地の細い上り坂の先にある。2階の入り口から入り、白い壁の立体感に驚きつつ彫刻を見ながら中2階、1階へ。らせん状の白い空間に迷い込んだ感覚になる。

 開館は2006年。市内で病院などを経営する医師菅野喜與さん(92)が私費を投じて財団法人をつくり建設した。収集したロダン作など近代西洋彫刻9点を常設展示する。

 建物は建築家の阿部仁史氏(仙台市出身)が設計した。「四角い箱にシャボン玉を詰め込んだ多面体のイメージ。当初8点だった彫刻を小空間がそれぞれ包むような感じ」と同館の学芸員斎藤しずえさん(44)は説明する。

 建物の素材は昔ながらの造船技術を活用した鋼板だ。内部に柱はなく面で支える構造となっている。くぼみと2枚の背合わせで強度を上げた。外壁はコールテン鋼。さびが保護膜となり港町の塩害に強い。

 斎藤さんは「金属は気温で伸縮し柔軟性がある。耐震性とデザイン性が考慮されている」と魅力を語る。

(松田佐世子)

[菅野美術館]塩釜市玉川3の4の15。マイカーは原則不可。開館は午前10時〜午後5時(入館は午後4時半まで)。常設展は大人300円、大学生・高校生200円、中学生以下無料。休館日は月、火曜(月曜祝日の場合は火、水曜)と年末年始、企画展前後など。連絡先は022(361)1222。

3670荷主研究者:2019/12/29(日) 18:35:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191214_73009.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
仙台空港アクセス線の上下線14本を4両編成に増強 はやぶさ3往復増発 JR東が来春ダイヤ改正

乗客で混み合う仙台空港駅のホーム

 JR東日本仙台支社は13日、2020年3月14日のダイヤ改正の概要を発表した。東北新幹線はやぶさを東京-新青森間で3往復増発するほか、仙台終点の下り1本を新青森まで延長する。朝夕のビジネス、観光目的の混雑に対応する。

 仙台空港鉄道(宮城県名取市)と共同運行する仙台空港アクセス線では、2両編成で運転している日中の上下計14本を4両編成に増強。仙台空港-仙台間の約7割が4両編成となり、輸送力は10%向上する。空港利用者の需要に応える。

 JRでは東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で不通となっている福島県の常磐線富岡-浪江間について、年度内の運転再開を予定する。駅周辺の避難指示解除を巡る国と自治体の合意がまとまり次第、具体的な再開日を決める。イベント時のみ開設していたJヴィレッジ駅は3月14日付で常設化する。

3671荷主研究者:2019/12/29(日) 18:38:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191214_13021.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[13]定義如来西方寺貞能堂(青葉区)気仙大工の技 装飾の粋

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緻密な彫刻が目を引く貞能堂

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建物が貞能の墓の上に立つことを示す位牌(いはい)

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 年月を経た木材の風合いが趣深い六角堂。前方にせり出す屋根の下に刻まれた、竜や鳳凰の緻密な造形に思わず息をのむ。

 「一生に一度の大願成就の阿弥陀(あみだ)様」として知られる定義如来西方寺(仙台市青葉区)。広い境内の南側には、風情ある昭和初期の木造建築が並ぶ。中でも目を引くのが御廟貞能(ごびょうさだよし)堂だ。

 壇ノ浦の戦いに敗れ、この地に隠れた平貞能が眠ると伝えられる。「定義」の名の由来にもなった貞能の遺言に従い建てられたお堂で、初めはかやぶき屋根だった。1927年に現在の六角形の木造建築となった。

 気仙大工の建築に、彫刻師によって施された装飾が見事だ。「ユーモラスな表現も見られる。寺社建築は職人にとって技量やセンスを誇示する機会だったことがうかがえる」と大江田紘義(こうぎ)住職(42)が解説する。

 内部は拝観自由。一角には、仏教文化に気軽に触れてもらおうと写経体験スペースを設けた。「日常と向き合う静かな時間を過ごしてほしい」と大江田住職がほほ笑んだ。

(小泉智子)

[定義如来西方寺 貞能堂]仙台市青葉区大倉上下1。別名旧本堂。1999年、大本堂の完成に伴い本堂としての役目を終えた。山門、御守り授け所などとともに昨年、国の登録有形文化財に指定された。連絡先は022(393)2011。

3672荷主研究者:2019/12/29(日) 18:39:08
>>3668
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191217_11028.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
宮城県美術館移転案に県議会で批判噴出 方針転換丁寧な説明を

 仙台市青葉区の宮城県美術館と東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区の仙台医療センター跡地に集約する県の方針を巡り、13日の総務企画、文教警察委員会では与野党の議員から批判が噴出した。

 特に現地改修案が示されていた美術館の移転という急な方針転換に異論が集中した。文教警察委では与党議員が「突然湧いた移転集約案だ。議会を愚弄(ぐろう)しているのか」と語気を荒らげる場面もあった。

 批判はもっともだ。現地改修案は、有識者懇話会が3年以上かけて基本の構想と方針をまとめた経緯がある。野党議員からは「関係者の意見をないがしろにしている」との非難が止まらなかった。

 仙台市の街づくりに与える影響に懸念を示したのは総務企画の与党議員。「市側にも異論があると聞く。進め方が乱暴ではないか」と疑問を呈した。

 県の担当者は移転新築のメリットなどを説明したが、防戦一方。村井嘉浩知事は10日にあった本会議で「県民の意見を聞くにはたたき台が必要」と強調したが、集約案の内容以前に、議論の進め方に異議が唱えられている格好だ。

 老朽化が進む県有施設の効率的な運営管理や将来像を描くのは県の責務だ。一方で「知事の独断専行が透ける」(野党議員)と見られるような姿勢では、議論の前進は望めない。

 大きな関心が集まる県有施設の再編構想。県は12月下旬に意見公募を始め、年度内に基本方針の最終案をまとめる考えだが、ゴールありきではなく、丁寧な説明と合意形成が求められているのは言うまでもない。

(報道部・松本果奈)

3673荷主研究者:2019/12/29(日) 18:44:48

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191216_13019.html
2019年12月15日日曜日 河北新報
「ホテル木町」仙台中心部で放置状態20年 部屋の所有者100人超

廃業後約20年、改修などが施されないままのホテル木町=仙台市青葉区木町通2丁目

 「廃業した街中のホテルが20年も放置されている。景観を悪くし、放火される危険もあるのに、なぜそのままにしているのか」

 仙台市の男性会社員(61)から「読者とともに 特別報道室」に疑問の声が届いた。建物が長年手付かずだった理由を探ると、意外な事情が見えてきた。

 対象の建物は青葉区木町通2丁目の「ホテル木町」。JR仙台駅から北西約2キロのビル街の一角に立つ。7階建てで本来は白い壁が黒ずみ、ベランダの欄干のさびが目立つ。

 はす向かいにある木町通小に長女(8)を通わせる薬剤師の女性(37)は「前を通るたびに怖くて娘が心配になる。夫には近づくなと言われている」と話す。

 ホテル木町は1977年4月開業。109室あり、経営した会社が破産する99年1月まで営業した。

 「ホテルと名が付くが実態は分譲マンション。各部屋に今も持ち主が存在する」。所有者の一人、片倉英則さん(57)=青葉区=が教えてくれた。

 経営会社は開業時、1〜3階を宿泊用として管理し、4〜7階を一般に分譲したという。「東北初の高級ホテル分譲」。当時のパンフレットにはこんなうたい文句が躍る。

 「東北大医学部に通う子どもの下宿にしたり、セカンドハウスとして利用したりする所有者がいたようだ」と片倉さんが振り返る。

 廃業後の2002年、宿泊用だった部屋も競売にかけられ、全室が人の手に渡った。所有者は現在も県内外に100人超。反社会的勢力や実態不明の会社も登記簿に記されていた。電気や給排水などの設備は管理されず今日に至った。

 「所有者以外の人間が住み着いている」とのうわさも絶えない。仙台北署も何者かが建物に出入りしている事実を把握している。だが現実には「住む権利も保障しなければならず、簡単に排除できない」と捜査関係者は言う。

 市によると、建物は修繕勧告するほどの状態ではないという。管理組合がなかったこともあり、市建築指導課は「指導が必要になっても、窓口となる組合がなければ手の付けようがない」と説明する。

 状況を打開しようと片倉さんが全所有者に協力を呼び掛け、昨年7月にホテル木町管理組合を設立。修繕や建て替えを視野に、手続きを進める。片倉さんは「早く近隣住民の不安を解消できる状態にしたい」と話す。

■分譲マンションに「廃墟」リスク

 ホテル木町の現状は、都市部の一等地に立つ高層の建物が不良物件と化すリスクを浮き彫りにした。仙台市内では他にもマンションなど管理が行き届かなくなる建物が目に留まるようになった。関係者からは「どの物件も廃虚になり得る」と懸念の声が上がる。

 市が2016年、マンション約1400棟の住人らを対象に実施した調査で「管理組合がない」(13棟)「大規模修繕工事に十分な積立金を集めていない」(79棟)など、建物の長期的な維持管理を巡る課題が浮かび上がった。

 市内のマンション分譲は1970年代に始まり、築30年以上が300棟を超す。市住宅政策課は「著しく老朽化した建物が放置されれば周囲に危険を及ぼす」と危惧する。

 青葉区錦町にある築46年の5階建てマンションは、2016年ごろに屋根の一部崩落が確認された。通行人に直撃する恐れがあったが今も修繕されていない。ある所有者は「住んでいない所有者もおり、修繕の合意形成は現実的に無理」とこぼす。

 長期修繕計画があっても万全とは言い切れない。宮城県マンション管理士会の高橋悦子会長は「30年たてば大災害が起き、建築基準が変わるかもしれない。分譲時の計画が永久に完全ではない」と語る。

 機械式の駐車場や免震ゴムなど大規模設備の更新費は想定より膨らみがちで、負担費用の大幅な見直しを迫られるケースもある。

 東日本大震災後は、改修や解体を巡る住民の合意形成の難航ぶりが顕在化。10月の台風19号では、浸水や土砂崩れなど想定外の被害に遭う物件も相次いだ。

 高橋会長は「数十年単位で不動産価値を保つため、実態に応じて建物を修繕できる組合運営が求められる」と指摘する。

(鈴木悠太、野界航也)

3674荷主研究者:2019/12/29(日) 19:23:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191216_13025.html
2019年12月16日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[14]七ヶ浜国際村(宮城県七ヶ浜町)太平洋を望む交流の場

七ケ浜国際村の主要施設。(右から)セミナー棟、野外円形劇場、国際村ホール

プリマスハウスの内部。北米大陸に入植した当時の生活用品などが展示されている

 宮城県七ケ浜町の国際交流と文化創造の拠点として、七ケ浜国際村は1993年7月にオープンした。577席の大ホールは、舞台後方のガラス張りの壁越しに太平洋を望む独特な構造だ。現在、開館以来初となる全館外壁補修でシートに覆われており、再び眺めを楽しめるのは来年5月になる。

 セミナー棟がある半円形の建物は、アンモナイトの形に似ている。開館時から勤務する国際村の事業係長鈴木裕治さん(60)は「印刷物などに使う施設のシンボルデザインは巻き貝です」と話す。

 野外円形劇場は開館当初、民間企業のCM撮影に利用された。人工池など水辺の雰囲気が漂い、レストランも併設。コスプレの撮影会に使われている。

 木造2階のプリマスハウスは、町が米マサチューセッツ州プリマス町との姉妹都市締結を記念して建設。プリマスに入植した清教徒らが築いたとりでを再現した。明治時代、町内に設けられた外国人避暑地「高山国際村」の資料なども展示されており、無料で入場できる。

(高橋秀俊)

[七ケ浜国際村]宮城県七ケ浜町花渕浜大山1の1。開館時間は午前9時〜午後10時。火曜(祝日の場合は翌日)と年末年始は休館。旧建設省による公共建築100選の一つで、東日本大震災では指定避難所にもなった。連絡先は022(357)5931。

3675荷主研究者:2019/12/29(日) 19:36:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191217_15029.html
2019年12月17日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[15]魯迅の階段教室(青葉区)留学生 志新たにする場

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使い込まれた木の机が魅力の階段教室。「本が置かれた席で魯迅が講義を受けた」と話す加藤准教授

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元は隣に現存する校舎とつながっていた旧六号教室

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 東北大片平キャンパス(仙台市青葉区)に、中国近代の文豪、魯迅(ろじん)(1881〜1936年)が学んだ旧仙台医学専門学校六号教室、通称「魯迅の階段教室」がある。

 完成後間もない1904年9月、魯迅が中国人初の留学生として医専に入学し、この教室で学んだ。1年半の仙台滞在は魯迅が医学から文学を志す転機となり、解剖学の教授藤野厳九郎との交流は、小説「藤野先生」で知られている。

 「魯迅は中央ブロック、前から3列目によく座っていた」と、東北大史料館の加藤諭准教授(41)=日本近現代史=が教えてくれた。魯迅が使った教科書の複製も置かれ、当時の学ぶ姿に触れることができる。

 中国との研究交流の進展に伴い、階段教室の見学が相次ぐ。2018年度の総見学者数は1723人と、14年度の2.4倍。芳名帳には多数の研究者が名を連ねる。東北大が優秀な中国人大学院生に贈る「藤野先生記念奨励賞」の表彰式の会場として、留学生が志を新たにする場にもなっている。

(佐藤素子)

[魯迅の階段教室]教室を含めた構内5棟は2017年、国の登録有形文化財に指定された。開館は毎週月、火、木曜の午前10時半〜正午、午後1〜4時。東北大史料館改修工事に伴い、来年3月までは事前申請なく見学できる。連絡先は東北大史料館022(217)5040。

3676荷主研究者:2019/12/29(日) 19:36:40

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/kensetsu-news/5550/
2019-12-17# ニュース 建設新聞
東北財務局/市街地の国有未利用地の活用方針/売払優先から地域ニーズ重視に転換/旧KKR分院と旧仙台河川は有効利用検討へ

 東北財務局は、市街地に所在する一定規模の面積などの好条件を備える国有未利用地の活用策について、売払いを優先していた従来の考え方から転換し、今後は地域のニーズに適った活用方法を検討していく。

 今月12日に開いた国有財産東北地方審議会では、こうした活用を検討する留保財産はおおむね2000平方㍍以上とする選定基準に加え、仙台市内にある旧東北公済病院宮城野分院と旧東北地方整備局仙台河川国道事務所の未利用地2筆について、ともに国が所有権を留保しつつ、民間や地方公共団体の意見を聞いて利用方針を策定するとの考えを提示し、承認された。

 財務省の財政制度等審議会国有財産分科会はことし6月、「今後の国有財産の管理処分のあり方について〜国有財産の最適利用に向けて〜」と題した答申をまとめた。この中で、庁舎や宿舎跡地の処分が進んだことなどにより処分可能な国有財産が大きく減少していること、有用性が高い土地は一度売却すると再取得が難しいこと、国有財産の貸付が介護や保育の分野に限定されていることなどを指摘。こうした状況を背景に、国有財産の希少性が高まっているため、将来の地域・社会ニーズに備えて地域ごと一定程度の国有財産を確保することが必要とした上で、地方公共団体のように定期借地権の貸付対象を柔軟に検討することが重要課題とした。

 また、留保財産とすべき有用性が高い希少な土地とは、政令指定都市など地域の中心である人口集中地区では2000平方㍍以上(東京23区などは1000平方㍍以上)とする考え方も示している。

 答申が示されて以降、初めて開かれた12日の東北地方審議会では、この方針を踏まえて仙台市エリアでも国が所有権を留保すべき財産は、敷地形状など個別的要因を考慮するがおおむね土地面積2000平方㍍以上とすること、具体案件として、現状は更地になっている2筆が了承された。

 2筆のうち「旧東北公済病院宮城野分院」は仙台市宮城野区東仙台4丁目に所在する面積2万8732平方㍍の敷地で、市街化区域で第一種住居地域、建ぺい率60㌫、容積率200㌫。もう一方の「旧東北地方整備局仙台河川国道事務所」は、同市太白区郡山5丁目に所在する面積4361平方㍍の敷地で、市街化区域で準工業地域、建ぺい率60㌫、容積率200㌫。

 この2筆について民間へのヒアリングなどニーズ調査を行うとともに、必要に応じ協議会を立ち上げて地方公共団体と活用方針を議論する場を設け、国が主体となって利用方針を策定するとした。策定までの期間は特に定めないが、土地利用に当たって各種制限が制約となる場合は当該規制を見直すなど柔軟な対応に取り組む姿勢も示した。

 東北財務局の担当者は「仙台の市街地でもまとまった国有地は枯渇してきた。従来は財政収入の観点から単純に財産を売却していたが、新たに購入することは難しいので、今後はまちづくりのニーズもくみ取って用途を検討していく」と話している。

3677荷主研究者:2019/12/29(日) 19:41:18

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53415230W9A211C1AA1P00/?n_cid=SPTMG053
2019/12/17 7:01 日本経済新聞 関西
大阪・天保山 vs. 仙台・日和山 日本一低い山は?

3678荷主研究者:2019/12/29(日) 19:44:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191218_12015.html
2019年12月18日水曜日 河北新報
名取市、愛島台地区の開発で不動産会社と包括協定

協定を結び、握手する山田市長(左)と和泉社長

 宮城県名取市は17日、団地開発が途中で頓挫した愛島台地区の土地利用を進めるため、市内の不動産会社「渋谷商事」と包括協定を締結した。市が事業主体となり、同社が土地造成や販売計画の立案などを担う。協定期間は2027年度まで。

 市役所で、山田司郎市長と同社の和泉仁也社長が協定書に調印した。山田市長は「地域活力の向上や雇用創出に寄与する」と期待感を示した。

 愛島台地区では1992年、民間業者による団地開発が始まったが、景気後退などで分譲が進まず、2005年に開発を休止。粗造成した土地77ヘクタールの寄付を受けた市が18年12月に土地活用の事業提案者を公募し、渋谷商事が選ばれた。

 20年度に未利用地61.7ヘクタールのうち、産業ゾーンの2地区計38.1ヘクタールについて基本計画作りと設計に着手する方針。和泉社長は「道路網が整備されると仙台空港や仙台港が近くなり、需要が出てくる。早期に完成させて企業を誘致し、定住者を増やしたい」と話した。

3679荷主研究者:2019/12/29(日) 19:47:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191218_13022.html
2019年12月18日水曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[16]亀井邸(塩釜市)和洋の建築美 繁栄今に

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築90年以上の亀井邸。和館と木立の奥の洋館(左下)がつながっている

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丸窓と手前のアール・デコの扉、北欧から取り寄せた窓(右)などが目を引く洋館

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 亀井邸にはどこか懐かしさが漂う。1924(大正13)年建築で、和館と洋館から成る「和洋併置式住宅」。亀井商店(現カメイ)の初代社長亀井文平氏が建て、当時の塩釜港の繁栄ぶりを今に伝える。

 玄関だけ見ても欧州産のモザイクタイル、上がり口の埋もれ木細工、珍しい折上格(おりあげごう)天井と粋が光る。管理運営する地元のNPO法人「NPOみなとしほがま」の職員佐々木まゆみさん(58)は「上質な材料を使い、当時の最高技術で造られた貴重な建物」と話す。

 和館には欄間や床の間があり、踊り場から二手に分かれて上れる階段は2階が接待に使われた往時を物語る。正目材の柱、面取りされた障子のさんにも驚く。

 洋館は平屋で、外観は曲線が特色のアール・ヌーボー様式などを、建具には幾何学的で機能美を求めたアール・デコを採用した。

 「随所に面白さがある」と佐々木さん。十数年前まで人が住み、保存運動を経て2009年夏に公開された。大正ロマンを求め、年間1万5000人超が訪れる。(松田佐世子)

[亀井邸]塩釜市宮町5の5。塩釜神社の裏坂から入る。観覧無料、開館時間は午前10時〜午後3時半(休館は火、水、木曜)。年末は23日まで、年始は1月3日から。離れを含め敷地は330平方メートル超。写真展を開催中。連絡先は022(364)0686。

3680荷主研究者:2019/12/29(日) 19:53:20

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00542058?isReadConfirmed=true
2019/12/19 05:00 日刊工業新聞
インタビュー/東北大学ナレッジキャスト社長・荒井秀和氏 東北大の強み発揮

開発併走型コンサルで後押し

 東北大学は、指定国立大学法人制度による研究成果の社会活用を促す子会社「東北大学ナレッジキャスト」(仙台市青葉区)を10月に設立した。ライフサイエンス・ヘルスケア分野に焦点を当て、当初は企業が抱える事業課題の解決などを支援するコンサルティング事業に取り組む。5年後に売上高10億円を目指す。新会社はどんな方向に進むのか。荒井秀和社長に今後の展開を聞いた。

―指定国立大学法人による新会社は今回で3例目となります。どのような方向を目指しますか。
「全く同じでは意味がない。東北大が持つライフサイエンス・ヘルスケア分野での強みを一段と世の中に発信し、産業界のニーズをとらえた形で『学』の研究成果を活用してもらう取り組みを進めていく。新しい価値を生み出していくことが大事だ。その中で事業の幅を広げたい」

―具体的な事業活動は。
「高付加価値のコンサルティング事業を展開していく。当初は医療機器開発支援サービスとして学内の東北大学病院臨床研究推進センター(CRIETO)との連携で、大手企業の新事業展開やスタートアップ企業などの製品化を開発併走型コンサルティングで段階的に後押しする。今後はCRIETOの一部人材を新会社で活躍できるようにもしたい」

―このほかの取り組みを教えて下さい。
「健康寿命延伸ビジネス支援サービス(スマート・エイジング・カレッジ)について取り組む。脳科学の研究で知られる東北大加齢医学研究所の川島隆太所長と連携し、大学の研究シーズ情報をレクチャーと意見交換の形で提供し、企業の課題解決につなげる。同カレッジは東京で各講座を開講しており、2020年度以降は新たな受講コースを増やす。受講生同士など『産』と『産』の交流を活発化させていきたい」

―今後の展開は。
「先端的な技術シーズを紹介する各種セミナーなどは東京が主戦場となっている。これからは仙台、東北地域にまで事業展開を広げていく。5年後には売上高10億円が目標とした。新会社が成長していく上で、最低限の目標と考えている。人材育成に目を向ければ、東北大が取り組む人工知能(AI)を活用できる人材を育てるカリキュラムなどを広げていきたい」

【略歴】あらい・ひでかず 84年(昭59)東北大工卒、87年仙台コンピュータサイエンス(現・日進サイエンティア)入社。00年社長、17年会長、19年東北大産学連携機構特任教授事業イノベーションセンター副センター長。宮城県出身、58歳。

【記者の目/収益還元の仕組みづくりを】
東北大が母校の荒井社長。長くベンチャー企業の経営を担い、大学との連携にも取り組んできた。19年2月から東北大に移り、今度は「学」の立場で産学連携を引っ張る。まだ指定国立大学法人制度が走りだしてから日が浅い。いかに大学の研究成果を事業化につなげるか。収益を大学に還元する新たな仕組みづくりが新会社に求められている。東北大約6000人の教職員らの研究成果を世の中に役立てる活動を一層してもらいたい。(編集委員・大矢修一)

(2019/12/19 05:00)

3681荷主研究者:2019/12/29(日) 19:54:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191219_13016.html
2019年12月19日木曜日 河北新報
放射光施設の基本建屋、19年度内に着工 東北大青葉山キャンパス

基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

 東北大青葉山キャンパス(仙台市)に2023年度稼働予定の次世代型放射光施設を巡り、産学連携組織の光科学イノベーションセンター(同)は18日、19年度内に中核施設となる基本建屋の建築着工を目指す考えを示した。22年度末の完成を見込む。

 基本建屋は鉄骨2階、地下1階で延べ床面積約2万5000平方メートル。建築費約110億円。線型加速器(長さ約110メートル)や円形加速器(1周約350メートル)、放射光を取り込むビームラインを設置するほか、施設利用者の交流スペースや実験準備室も整備する。

 センターは12月中に建屋の入札を公告し、総合評価落札方式による一般競争入札を経て、20年3月に落札者と請負契約を結ぶ見通し。センターの向田吉広理事は仙台市内であった記者説明会で「東北の地から世界最先端のものづくりを生み出したい」と述べた。

 放射光施設は「巨大な顕微鏡」と呼ばれ、素材開発や創薬など幅広い分野への産業応用が見込まれる。施設の総事業費は約360億円で、国が約190億円を拠出し、センターなど地域側が最大170億円を負担する。センターは1口5000万円の施設利用権付き出資を募り、これまでに約70社が応じる意思を表明しているという。

3682荷主研究者:2019/12/29(日) 19:54:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191219_13031.html
2019年12月19日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[17]シェルコムせんだい(泉区)/白い貝殻浮かび上がる

貝殻状の巨大な屋根が特徴のシェルコムせんだい

1階ロビーにソフトボール女子日本代表のユニホームが飾られている

 泉ケ岳を背に白く大きな貝殻屋根が浮かび上がる。仙台市泉区の屋内グラウンド「シェルコムせんだい」は2000年、宮城県内初の開閉式屋根付きドームとしてオープンし、泉区のランドマークとなった。

 グラウンド面積は約1万3000平方メートル。ドーム頂点までは高さ約51メートルあり、野球、ソフトボール、テニス、サッカーと多種目が可能で、運動会から国際大会まで幅広く利用される。

 特徴的な屋根は23本の鋼管の骨組みにフッ素樹脂の膜を張った。下部には換気用に開閉式の隙間があり、外気を取り込んで循環させることで、ドーム上部に熱をためない仕組みという。

 16年からはソフトボール女子の国際親善試合、日米対抗が行われる熱戦の舞台となった。1階ロビーに選手のサイン入りユニホームが飾られている。

 市スポーツ振興課の及川徹課長は「暗くなると白いドームが光って見える。季節や天候を問わず、スポーツを楽しめる場として、今後も親しまれ続けたい」と話す。(三浦夏子)

[シェルコムせんだい]仙台市泉区野村新桂島前48。4階建て。延べ床面積は約2万平方メートル。愛称は屋根の形の貝「シェル」、コミュニティースポーツの「コム」から付いた。年間約20万人が利用する。現在の開館時間は午前9時〜午後10時。利用は予約が必要。連絡先は022(218)5656。

3683荷主研究者:2019/12/29(日) 20:00:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191220_13023.html
2019年12月20日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[18]内ヶ崎酒造店(宮城県富谷市)/宿場町の歴史醸し出す

奥行きのある敷地に酒蔵が立つ。創業の地で酒を造り続ける

しんまち通りに面した内ケ崎酒造店。風格のある蔵群が青空に映える

 江戸時代初期の元和6(1620)年、奥州街道の七北田(仙台市泉区)と吉岡(宮城県大和町)の間に宿場町として開かれた「富谷宿」(富谷市)。江戸情緒が残る「しんまち通り」で、ひときわ存在感を放つのが内ケ崎酒造店だ。銘酒「鳳陽」を醸造する。

 寛文元(1661)年創業。宮城県内で最も古い。明治初期以降の建築という土蔵造りの蔵が並び、歴史の重みを醸し出す。

 「凝った所はなく、断熱や防火性能など実用性重視の造りがうかがえる」と代表社員の内ケ崎研さん(69)。シンプルな機能美が時を重ねて深みを増し、訪れる人を魅了する。

 「富谷のシンボルです」と言うのは民芸品店「冨谷宿」を営む佐藤紀雄さん(79)。「酒造りはコメをふかすのに使うまき、おけ、たるなどの関連産業も発展させ、活気を生み出した。宿場町の歴史が今も息づいている」と語る。

 来年は開宿400年。節目の年を記念した交流施設の整備が酒造店向かいで進み、魅力向上への相乗効果が期待されている。

(藤田和彦)

[内ケ崎酒造店]富谷市富谷新町27。黒川郡領主・黒川氏の家老だった内ケ崎筑後(後に織部)が、富谷に宿場開設を命じられ初代検断に任命されたのがルーツ。2代目作右衛門が酒造りを始めた。仙台藩主に酒を献納し「春霞(はるかすみ)」「初霜」の酒銘を賜ったことも。連絡先は022(358)2026。

3684荷主研究者:2019/12/29(日) 20:09:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191221_13025.html
2019年12月21日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[19]西欧館(青葉区)/街の変化見守り80年余

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タイル張りの白壁が目を引く西欧館

油絵が飾られている診療所の待合室

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 西欧館は仙台市中心部のビル街の一角に立つ白壁の洋館だ。鉄筋4階。基礎は花こう岩製、壁はタイル張り。変わりゆく街並みを80年余にわたって見守り、多くの市民に愛されている。

 建物の正面上部にあるひし形の装飾をはじめ、端麗なデザインから、洗練された雰囲気が漂う。

 1階にレストランやインテリア用品販売店、2階に建物を所有する歯科医吉田直人さん(77)が開く診療所があり、毎日多くの人が足を運ぶ。

 外観に合わせ、吉田さんが改装した診療所の内部には多くの洋画が並ぶ。「西欧館は憩いの場。新しい建物にない味わいがある」と吉田さんは話す。

 1945年7月の仙台空襲で周囲は焼け野原となったが、焼失を免れた。建物の雰囲気に魅了された吉田さんが75年に購入。補修工事を重ね、当初の面影を大切に残してきた。

 吉田さんの次男で、青葉区の不動産会社西欧館を営む顕二郎さん(32)は「伝統を受け継ぎ、守りたい」と語る。(小田島悠介)

[西欧館]仙台市青葉区大町1の1の18。建築家の佐藤功一氏(1878〜1941年)が設計し、大東京火災海上保険(当時)仙台支店として1936年に建った。欧米で20世紀初めに流行したアール・デコ調の装飾が施された。連絡先は022(797)5292。

3685荷主研究者:2019/12/29(日) 20:10:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191223_11028.html
2019年12月21日土曜日 河北新報
「知事案件」受け身の仙台市政 県民会館と県美術館の移転に議論が集中

 仙台市議会12月定例会は「ここは県議会か」と思うような様相だった。東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と県美術館の移転、みやぎ型の水道事業民営化、宿泊税。村井嘉浩知事が繰り出した県政の重要案件に議論が集中した。いずれも市民への影響が大きく、市の明確なスタンスが問われたが、受け身の姿勢ばかりが目立った印象だ。

 県民会館と県美術館の移転は、市のまちづくりを揺るがしかねず、とりわけ関心を集めた。代表質疑や一般質問では「美術館の存続を望む市民の思いを主張すべきだ」「県民会館の跡地活用策を考え、知事を動かす必要がある」など郡和子市長への注文が相次いだ。

 だが、トップの答弁は無味乾燥だった。「まちづくりや市民生活への影響を考え、市の考え方をまとめ、県に対して意見を申し上げる」。なんとも悠長で、スタンスのかけらもない。がっかりして、取材ノートにメモする手を止めた。

 水道民営化にも及び腰だ。県広域水道の最大の受水自治体として、県に安全を担保させる具体的な行動を求めた議員に対し、郡市長は「受水市町の意見をしっかり伝えられる方向で提案する」と抽象論で答えた。これでは心もとない。

 「市民の代表として、知事に言うところは言ってもらわないと…」。歯がゆさを訴える議員に共感した。

 ただ、議会も市長に求めるだけでいいのかとも思う。県議会と協議の場をつくり、問題意識や課題を共有する取り組みがあってもいい。市長が動かないなら議会が動くという気迫が見たい。知事に振り回される109万都市は情けない。

(報道部・横川琴実)

3686荷主研究者:2019/12/29(日) 20:19:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191223_13031.html
2019年12月23日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[20]洞口家住宅(名取市)/江戸期の民家今も活用

かやぶきの寄せ棟造りが特徴の洞口家住宅=名取市大曲

おしゃれなカフェスペースとなったみそ蔵。文化財の有効活用に知恵を絞る

 名取平野の水田地帯で、伝統的な農家の暮らしを今に伝える国の重要文化財「洞口家住宅」。江戸時代中期の1750〜60年代に建てられたとされ、敷地内には重文に追加指定された土蔵3棟も建つ。

 洞口家住宅はかやぶきの寄せ棟造りで、部屋を田の字型に配置した間取りが特徴。1981年まで生活の場として使われ、建物内にはいろりやかまどが残る。屋敷裏には防風林の「いぐね」が生い茂っている。

 「見学のみではもったいない。皆さんに楽しんでもらいたい」。屋敷で生まれ育った洞口とも子さん(70)は古民家の有効活用に積極的で、イベント会場などとして一般開放している。

 東北工大の協力を得て、米蔵は作品展示のギャラリーに、みそ蔵はおしゃれなカフェに生まれ変わった。主屋では毎週土曜に産直市を開いている。

 「普段から使わないと、建物が朽ち果ててしまう。活用することで後世に残したい」と洞口さん。地域の宝になった先祖代々の家を守り続ける。

(小沢一成)

[洞口家住宅]名取市大曲中小路26。東日本大震災で主屋や蔵の土壁が崩れ、柱が損傷するなどの被害を受けたが修復した。見学は随時受け付ける。入場無料。産直市「旬の情報館」は毎週土曜午後1時半から。連絡先は洞口さん022(385)1908。

3687荷主研究者:2019/12/29(日) 20:26:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191224_15033.html
2019年12月24日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[21]仙台市歴史民俗資料館(宮城野区)戦争の記憶 伝える場に

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和と洋が融合した造りが目を引く仙台市歴史民俗資料館

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館内に旧日本軍が実際に使った生活用品を展示している

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 白いしっくいが映える仙台市歴史民俗資料館は、木々の緑が茂る宮城野区の榴岡公園内にある。

 旧陸軍の歩兵第四連隊の兵舎として1874年に建てられた。現在の外観は明治後期の様式に復元したもので、市の有形文化財に指定されている。

 上げ下げ式の窓や外壁の四隅に配した石材の意匠は、明治期に取り入れられた洋風建築の特徴。一方で、日本伝統の寄せ棟造りを屋根に取り入れ、洋館ながらも随所に日本的な雰囲気を感じさせるたたずまいだ。

 鍛冶屋や大工の職人道具や農具などが館内に並び、明治期以降の庶民の暮らしを振り返ることができる。兵舎の様子も再現され、旧日本軍が実際に使った軍服や寝台も間近で見られる。

 「元は兵舎だったと知る人は多くない。実際に建物や展示を見て、この地の歴史を知ってほしい」と学芸員の渡辺直登さん(27)は話す。かつて周辺に複数あった兵舎は、この1棟を残すのみ。数々の戦争を経て今につながる歴史をたどる貴重な場になっている。

(大芳賀陽子)

[仙台市歴史民俗資料館]宮城野区五輪1の3の7。開館は午前9時〜午後4時45分。入館は午後4時15分まで。月曜(休日の場合は原則次の平日)と第4木曜、年末年始は休館。入館料は大人240円、高校生180円、小・中学生120円。連絡先は022(295)3956。

3688荷主研究者:2019/12/29(日) 20:31:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191225_53001.html
2019年12月25日水曜日 河北新報
仙台-天童・寒河江の特急バス 乗客減で3月廃止

 山交バス(山形市)は、国道48号を通る仙台-寒河江間の都市間特急バスを来年3月末で廃止することを決めた。乗客の減少に加え、深刻化するドライバー不足が理由だという。

 バスは「48(ヨンパチ)チェリーライナー」の愛称で、JR仙台駅前とJR寒河江駅前(山形県寒河江市)を1日3往復、1時間40分で結ぶ。高速道は走行せず、作並温泉(仙台市)や大滝(山形県東根市)、JR天童駅前(同県天童市)などを経由する。

 2003年4月に1日8往復でスタート。天童市や山形県西村山地域から仙台への通勤や買い物などに利用され、寒河江から谷地(河北町)まで一部延長した時期もあった。徐々に減便が進み、12年4月に5往復、17年4月に3往復になった。

 同社は「利用が低迷する中、人手不足もあって路線の維持が難しくなった」(乗合課)と話す。天童市郊外に14年、大型商業施設が開業した影響で買い物客の利用が減ったほか、平日に1日80往復する都市間高速バス仙台-山形線に利用者が流れた影響もみられたという。

3689荷主研究者:2019/12/29(日) 20:33:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191226_13040.html
2019年12月26日木曜日 河北新報
深夜の定禅寺通、重大事故防げ 信号設定変更、速度を抑制 今年2人死亡受け

赤信号で止まる車が列になった定禅寺通=26日午前0時15分ごろ、仙台市青葉区本町3丁目

 仙台市青葉区の定禅寺通で8日未明にあった交通死亡事故を受け、宮城県警は車両がスピードを出しすぎないよう、現場近くにある信号機の深夜帯の設定を変えた。従来は青信号が連続する設定だったが、交通量が減る時間帯は一部が赤信号に切り替わる仕組みで、重大事故を防ぐ狙い。関係者によると、信号機の設定を切り替える事故防止策は珍しいという。

 定禅寺通のうち、国分町通近くから錦町公園近くまでの間約600メートルは、4基ある信号機が青信号で続き、円滑に進めるようになっている。

 県警は20日から無期限で、交通量の少ない午前0〜5時、事故現場の交差点にある信号機の色が切り替わるタイミングを変更。定禅寺通を走ってきた車が赤信号で止まるようにした。

 青葉区本町の定禅寺通(国道45号)交差点では8日未明、車道上にいた男性が国分町側から走ってきたタクシーにひかれ死亡。周辺では5月にも、明け方に男性がタクシーにはねられ死亡する事故があった。

 仙台中央署によると、事故現場周辺で深夜、法定速度を超えて走っているとみられる車や、車道の横断歩道のない場所を横切る歩行者が散見されるという。

 同署は今後、車向けの補助標識などを新たに設け、事故の未然防止を図る方針。伊藤善健交通課長は「深夜帯の安全性を重視した。信号をきちんと守り、通行してほしい」と話す。

3690荷主研究者:2019/12/29(日) 20:42:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191227_12020.html
2019年12月27日金曜日 河北新報
地場の「食」戦略の柱/藤崎、新たな100年の展望 藤﨑三郎助社長に聞く

藤崎の未来像について語る藤﨑社長

 藤崎は今年、創業200周年の節目を迎えて多彩な事業を展開した。藤﨑三郎助社長は河北新報社の取材に応じ、次世代の百貨店経営に向けた売り場再編の在り方を示し、若い世代への訴求力を高める必要性を強調した。(聞き手は報道部・古賀佑美)

 -200周年事業として思い出深いものは何か。
 「3月に開催した『200年のあゆみ展』だ。創業当時から現在までの推移を写真や地図、パネルで紹介した。多数のお客さまや取引先の方々、退職した社員にお越しいただき、節目を感じる良い機会になった。商売の基本的な考え方は変わっていないと感じた。顧客第一、創意実行、地域発展。この三つを社会の変化に沿って組み合わせている」

 -近年は百貨店の在り方が変化している。
 「ニーズが多岐多様になった。ありとあらゆる分野の『百貨』を販売してきたが、薬品、レコード、本といった専門性が高い商品は扱わなくなった。1980年代からはル イ・ヴィト ンをはじめとする海外ブランドのショップをそろえて東北6県からの集客力を上げ、ステータスを高めてきた」

 -次の100年を見据えた展望は。
 「少子高齢化の中で、実店舗をどう位置付けるかが課題だ。eコマース(電子商取引)が普及する中、わざわざ店舗に来る理由は何かを考えなければならない。今、店に来ていただいている団塊の世代が10年後には80代に入り、主要な購買層ではなくなる。その下の団塊ジュニアが買い物に対してどんな習慣を持ち、どんな不満を抱いているかを調べたい」

 -本館の建て替え時期が迫っている。
 「一昔前は売り場面積を増やせば必ず売り上げが上がったが、今は違う。将来的に売り場面積は現在の4館合計約3万2000平方メートルから2万平方メートル規模になるだろうとイメージしている。デパ地下のような食料品は今までよりもずっと多くなる。地場産品や飲食店を加え、客を呼び込む。食は来店動機になる。人気の高い海外ブランド店や化粧品は必須だ。インターネットで買えるような衣料品もある程度は置く。売り上げではなく、利益を重視した経営を目指す」

 -本館は現地再建か。
 「それは分からない。もし移転すれば、一番町の人通りは落ち込むだろう。地下に市地下鉄東西線の駅があることも考慮しなければならない。ベストな選択はなかなか見通せない」
 「そもそも、これからのデジタル世界をどう生き抜くのか。若い社員にも手伝ってもらうが、われわれの世代が方向性を決めなければならない。そこまでやるのが仕事だ」

 -平成元年に社長に就任した。今年は改元があったが、次代の経営者についての考えは。
 「入社した当時の定年は55歳だった。今は70歳まで延ばそうという時代になり、社会が変化している。健康面の心配も今のところはない」

[ふじさき・さぶろうすけ]慶大卒。1971年伊勢丹入社。79年藤崎取締役、89年社長。東北百貨店協会会長、日本百貨店協会副会長、東北経済連合会副会長などを務める。70歳。東京都出身。

3691荷主研究者:2019/12/29(日) 20:45:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191227_15034.html
2019年12月27日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[22完]仙台トラストタワー(青葉区)東北一の展望 夢見心地

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191227kahoku01.JPG
高さ180メートルを誇る仙台トラストタワー

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市民向けイベントも開かれる最上階の宴会場

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 高さ180メートル。東北で最も高いビル、仙台トラストタワーは2010年に完成した。高層ビルの増えた仙台市内でもひときわ存在感を放つ。

 外資系高級ホテル「ウェスティンホテル仙台」とオフィス、飲食店街が入る。富裕層の外国人旅行者を一手に集める一方、屋外広場で毎年開く「東北タイ×フェスタ」などのイベントも徐々に定着してきた。

 運営する森トラスト(東京)の松井徳彦仙台支店長は「完成10周年の来年は新しい価値を感じられる雰囲気が高まる」と話す。何やら仕掛けを構想中とのことで、楽しみにしている。

 晴れ渡った12月のある日、レストランと宴会場がある最上階(37階)に初めて上った。東は太平洋、西は蔵王連峰までくっきりと見える展望に圧倒された。ランチが付いた「天空ヨガ」が人気イベントだという。

 もう少し気軽に行けそうなのは26階のバーラウンジ「ホライゾン」。1、2杯だけなら数千円で、普段お目にかかれない夜景を堪能できそうだ。地上での日々に疲れたときに来ようかな。

(高橋一樹)

[仙台トラストタワー]仙台市青葉区一番町1の9の1。1〜5階の「トラストシティプラザ」には飲食店、診療所など21店舗、6〜24階のオフィスは65社が入る。25〜37階のホテルの客室は292室で、1〜3階に国際会議も行える大宴会場を備える。地下には459台分の駐車場がある。

3692荷主研究者:2019/12/29(日) 20:48:01
>>3639 >>3651
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191228_12004.html
2019年12月28日土曜日 河北新報
国内初、無垢材使い7階建てビル 仙台駅東口に建設へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191228kahoku01.JPG
JR仙台駅前に建設する無垢材使用の木造7階建てビル(中央)の完成予想図

 木造建築業のシェルター(山形市)は、柱やはりに無垢(むく)材を使った木造7階建てビルをJR仙台駅東口前に建設する。高層木造建築はこれまで、構造部に集成材を使う事例はあったが、無垢材で建てるのは国内初。強度と耐火性能を確保した。低コストで地元産材を活用できるメリットがあり、木材需要の拡大につなげたい考えだ。

 ビルは地上7階建てで高さ26.5メートル、延べ床面積1029平方メートル。仙台市宮城野区榴岡2丁目、仙台駅東口のタクシープール東側に建てる。用途はオフィスや住宅で、2020年5月着工、21年完成を予定する。

 木造建築の需要が公共施設から民間施設にも広がり、建設コストの削減が課題となる中、無垢材は集成材に比べて安いほか、集成材工場がない地域で地元産材の集成材を調達する際にかかっていた運搬コストも減らせるという。

 柱とはりには、複数の製材を金具で固定して1本にする「束ね材」の技術を活用。従来、高層建築に使われてこなかった手法で、同社が行った実証試験で必要な強度を確認した。

 高層建築には建築基準法で定める耐火性能が必要で、木材と石こうボードから成る同社開発の木質耐火部材「クールウッド」を採用。木材には東北産のスギやカラマツを積極利用する。

 同社は「地元の木材を使い、全国どこにでも建てられる木造ビルのモデルケースになる。杜の都の玄関口から木造建築の可能性をアピールしたい」としている。

3693荷主研究者:2020/01/12(日) 13:14:59

https://mainichi.jp/articles/20200104/k00/00m/040/019000c
毎日新聞 2020年1月4日 08時49分(最終更新 1月4日 09時09分)
宮城に多い環状交差点 日本一の理由とは
宮城県

震災の被災地では宮城県内で初めて新設される環状交差点(ラウンドアバウト)。右奥は亘理町役場新庁舎=同町悠里で2019年12月29日午後1時46分、滝沢一誠撮影

 宮城県亘理町に6日、信号機のない交差点「環状交差点」(ラウンドアバウト)が開通する。県内の東日本大震災の被災地では初の整備だが、環状交差点自体は県内で21カ所目。あまり見かけない形の交差点が宮城に日本一多い理由とは?

 環状交差点は交差部分が環状のロータリー型になっており、交差点に入る車両は進入口で一時停止し、ロータリー部分を時計回りに走って別の道路に抜ける。ロータリー部分の車の走行が優先され、左折のみで交差点を通過する仕組みだ。

 欧米では1990年代から普及が進み、日本でも2014年9月施行の改正道交法で導入が認められた。車同士が交差しないことから渋滞が少なく、重大事故の抑制も期待できるという。

 県警は14年の法改正直後、県内19カ所のロータリーを改良して環状交差点として整備。全国に約80カ所ある中で県内には20カ所あり、仙台市は11カ所、名取市も5カ所と突出している。今後も東松島市や山元町などで新設が計画されている。

 県内で環状交差点の整備が進む一因には、震災直後に停電で信号機が点灯せず、交通網が混乱した教訓がある。環状交差点は信号機がないことから、停電時でも安全に通行できる。亘理町の交差点は町役場新庁舎や防災広場に隣接することから、災害に強いとされる環状交差点が採用されたという。

 環状交差点は6日に開通式があり、亘理署による通行方法の説明や見本走行が行われる。

【滝沢一誠】

3694荷主研究者:2020/01/12(日) 13:16:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200104_12007.html
2020年01月04日土曜日 河北新報
仙台の中心商店街に大型モニター 2月本格稼働、観光案内や生活情報を配信

大型モニター「まちくるビジョン」の設置イメージ図

 仙台市青葉区のマーブルロードおおまち商店街に今月、大型モニター「まちくるビジョン」(高さ3.2メートル、幅4.8メートル)が登場する。8商店街でつくる市中心部商店街活性化協議会が設置し、観光案内やニュース、天気などの生活情報を配信。広告媒体として収益にも結び付ける。20日をめどに試運転し、2月に本格稼働する。

 藤崎本館前のアーケード上部「空中ステージ」に、JR仙台駅側からの通行人が見やすいよう東向きに設置。青葉まつりや仙台七夕まつりなどのイベント期間を除き、午前8時〜午後8時に放映する。60分で一巡し、10分間のコンテンツごとに5分間のCMを流す。

 観光案内はモニターを起点に県庁や仙台駅、東北大といった近隣施設の場所と所要時間を紹介。商店街を通る動線を映像で示し、音声は英語で放送する。地震などの緊急時には災害対応画面に切り替える。

 設置場所は平日約3万7000人、休日約4万9000人が通る東西と南北のアーケードの結節点。協議会の石井光二事務局長は「旅行者は位置関係や距離感を知りたい。視覚と音声が果たす役割は大きい。国内外の観光客の拠点として、地域全体の回遊性を高めたい」と説明する。

 広告収入は運用費と商店街の活性化に充てる。昨年12月10日に藤崎本館の観光案内所に設置したAI(人工知能)搭載の観光案内電子看板と合わせて総事業費は約4500万円。うち3000万円に経済産業省、1000万円に仙台市の補助金を活用した。

3695荷主研究者:2020/01/12(日) 13:25:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200106_72003.html
2020年01月06日月曜日 河北新報
次世代型放射光施設 東北の中小企業が熱視線 関連産業への参入視野に

次世代型放射光施設の基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

スプリング8を視察する東北の企業関係者ら=2019年12月17日、兵庫県佐用町

 東北大青葉山キャンパス(仙台市)に2023年度稼働予定の次世代型放射光施設に対し、東北の中小企業が関心を高めている。先進地の視察や試験的な利用を通じて「巨大な顕微鏡」との距離を縮め、将来の利活用や関連産業への参入を視野に入れる。

 青森、岩手、宮城、秋田4県の製造業関係者ら約40人が昨年12月17日、大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を視察した。広大な敷地に円形加速器(1周約1.4キロ)や放射光を取り込む57本のビームライン、測定装置などが並ぶ。

 「スプリング8は産業利用のバラエティーに富んでいる」。運営する理化学研究所放射光科学研究センターの田中均副センター長が一行に説明する。企業や大学の研究者ら年間約1万6000人が利用し、低燃費タイヤ、虫歯に効くガムなどの成果が生まれている。

 自動車部品などを製造する岩機ダイカスト工業(宮城県山元町)の担当者は「微量の元素を測定できれば、技術力向上につながるのではないか」と印象を語る。

 東洋刃物(富谷市)は19年度、スプリング8を試験利用する仙台市の事業に名乗りを上げた。加工した刃の先端に生じる微小なささくれのような物「バリ」の硬さや大きさを解析する。

 高橋純也取締役は「バリを抑制、除去する方法を試行錯誤している。より高精度で高品質な刃物を提供したい」と説明。試験利用の結果を踏まえ、仙台の施設を活用するかどうか本格検討するという。

 青葉山キャンパスでは、19年度内に施設の基本建屋の建築が始まる見通し。東北大と産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)は昨年11月に共同研究部門を開設しており、計測技術の研究開発や人材育成などを目指す。

 施設周辺には研究開発拠点のほか、研究成果を製品化する生産施設が集積し、経済効果は10年間で1兆9000億円に上るとの試算がある。

 秋田県産業技術センター(秋田市)は18年、高エネルギー加速器産業への参入に向けて研究会を設立した。参画企業の一つで、スプリング8を視察した長沼製作所(にかほ市)の長沼彰社長は「地場の溶接技術で対応できる確信が持てた」と話し、次世代型施設の利用権付き出資への加入を前向きに検討する。

 センターの近藤祐治主任研究員は「東北は技術力のある企業がたくさんあるが、まだ多くは放射光利用に精通していない。研究機関などが企業の課題を知り、継続的にサポートすることで関わる企業が増えるのではないか」と見込む。

3696荷主研究者:2020/01/12(日) 16:21:27

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200106_13022.html
2020年01月06日月曜日 河北新報
新車両は無塗装 仙台市地下鉄南北線に24年度登場

現行の1000N系車両。新型車両は塗装を抑制する方針で、外装の印象が大きく変わる可能性がある=仙台市太白区の市交通局富沢車両基地

 仙台市地下鉄南北線の新型車両が、2024年度にデビューする見通しとなった。市交通局が新型車両の仕様を固め、近く入札を実施、19年度内にメーカーに発注する。外装のデザインは「無塗装」を基本とし、オフホワイトで全面塗装した現行車両と大きく印象が変わる。1編成(4両)を追加し、全22編成を30年度まで7年間かけて順次、置き換える。

 新型車両はステンレス製か、近年主流のアルミ合金製を想定。外装デザインは塗装を極力抑え、東西線と似たような車体にする。車両基地に塗装ブースを設置する必要がなく、塗り直しなどのメンテナンス費用が少ない。車体の重量を軽くできるメリットもある。

 現行の1000N系車両は、全面塗装に濃淡2色の緑色の線が入る。緑色は南北線のシンボルカラーで、新型車両にどう引き継がれるかが注目される。各駅の可動式ホーム柵は高さが1.3メートルあり、車体の露出は側面上部に限られることも考慮するとみられる。

 具体的なデザインは受注メーカーが検討し、21年度ごろに決める見通しだが、市交通局は東西線の車両を検討した際と同様、ワークショップを開催するなど、市民のアイデアを反映させる仕組みを設ける。現行車両のデザインは10案の中から市民投票で決定した。

 車体の大きさは変わらない見込み。車内に電子広告(トレインビジョン)などを搭載するほか、現在は一部の車両にしかない車いす・ベビーカー用のスペースを全車両に配置する。

 性能面は、エネルギー効率の良いモーターの採用で省力化を図るほか、故障時のバックアップ強化のため制御装置を倍増する。

 現行車両は1987年7月、八乙女(泉区)-富沢(太白区)間開業と同時にデビュー。大規模改修を実施したが、鉄道車両の一般的な耐用年数は40年とされ、期限が2027年度に迫る。南北線の車両更新は開業以来初めて。市交通局は18年8月から新型車両の検討を進めていた。

 市交通局車両課の担当者は「これまでの南北線らしさを失わず、東西線を超える優れた性能の新型車両を目指したい」と意気込む。

[仙台市地下鉄南北線]1992年7月に全線開業。泉中央(泉区)-富沢間の14.8キロを結ぶ。全17駅。1日平均19万5386人(2018年度)が利用する。車両の塗装は「杜の都」をイメージ。現行の1000N系車両は初代1000系車両を03〜13年度に改修し、冷房装置の新設、行き先表示などの発光ダイオード(LED)化を図った。1988年、性能やデザインに優れた車両に贈られる「ローレル賞」に選ばれた。

3697荷主研究者:2020/01/12(日) 16:37:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200109_11010.html
2020年01月09日木曜日 河北新報
宮城県の人口、4年連続減 19年10月現在230万3160人、6市町村は増

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 宮城県が発表した県内の推計人口年報(2019年10月1日現在)によると、総人口は230万3160(男112万5097、女117万8063)だった。前年比1万59人(0.43%)減で、4年連続のマイナスとなった。

 市町村の増減率は高い順にそれぞれ表の通り。増加は6市町村で、増加率が最も高かったのは名取市の0.84%(660人)。大衡村の0.74%(43人)、大和町の0.23%(65人)が続いた。

 減少は29市町。減少率トップは南三陸町の2.74%(316人)。次いで丸森町の2.28%(299人)、蔵王町の2.20%(260人)の順だった。

 減少数の最多は石巻市の1776人(1.24%)。大崎市の1435人(1.10%)、気仙沼市の1284人(2.07%)、栗原市の1209人(1.82%)なども多かった。

 人口動態は自然増減が9708人減(出生1万5498人、死亡2万5206人)となり、15年連続で減った。社会増減は351人減(転入11万616人、転出11万967人)で3年連続の減少となった。

3698荷主研究者:2020/01/26(日) 11:59:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200110_11008.html
2020年01月10日金曜日 河北新報
宮城県民会館・県美術館移転案 仙台市、条例で床面積1万平方超を規制

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移転先の仙台医療センター跡地。住宅地が近く、大規模集客施設の立地規制がある=仙台市宮城野区宮城野2丁目

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 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を移転・集約する県の方針案を巡り、市が新たに整備される施設の「規模」を注視している。移転先となる宮城野区の仙台医療センター跡地には市条例の立地規制があり、床面積の合計が1万平方メートルを超える大規模集客施設は建てられない。市長や市都市計画審議会が認めれば可能だが、周辺環境に影響を及ぼす恐れがあり、慎重に推移を見守る。

 市は2008年、市特別用途地区建築条例に基づき、当時の医療センター敷地(約5万4500平方メートル)を含む銀杏町地区を「大規模集客施設制限地区」に指定した。住宅地があることなども考慮し、劇場や映画館、飲食店、店舗など大型施設の立地を規制した。

 条例はホールを含む劇場の場合、施設全体の延べ床面積ではなく、客席部分の総床面積を基準にする。ステージやロビーなどは対象から外れる。複合施設の場合は、エリア内の合計面積が規制の基準になる。

 県の方針案は、医療センター跡地に新県民会館と新県美術館、駐車場、屋外広場、民間活用エリアを設ける。美術館は大規模集客施設に含まれないが、新県民会館や民間活用エリアは、施設規模によっては規制対象になる恐れがある。

 県は、新県民会館のメインの劇場型大ホールを2000〜2300席と想定する。東京・赤坂にあるサントリーホールは、大ホール(2006席)の客席部分の床面積が1944平方メートル。新県民会館が同程度の規模であれば立地可能だ。

 今後、県の方針が固まり、床面積が1万平方メートル超になった場合も、市長が「公益上やむを得ない」と判断するか、市都市計画審が認めれば制限地区の指定が一部解除され、実現できる。

 市都市整備局の担当者は一般論と断った上で「良好な都市環境が形成されないと判断すれば、都市計画審の議題にすらならない。条例に抵触しない施設であっても市との協議は不可欠。無条件に建てられるわけではない」と話した。

3699荷主研究者:2020/01/26(日) 12:21:19

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54206800Z00C20A1L01000/
2020/1/11 2:00 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
仙台に3年ぶり新規オフィス、企業誘致の起爆剤に
(東北2020)

3700荷主研究者:2020/01/26(日) 12:27:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200111_12001.html
2020年01月11日土曜日 河北新報
ダイワロイヤルが仙台に2店目ホテル 3月開業

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200111kahoku02.JPG
ダイワロイネットホテル仙台一番町の外観イメージ

 ビジネスホテルを展開するダイワロイヤル(東京)は3月19日、仙台市青葉区に「ダイワロイネットホテル仙台一番町」をオープンさせる。宮城県ではJR仙台駅東口に2010年開業したダイワロイネットホテル仙台(宮城野区)に続く2店舗目。

 地上11階、延べ床面積約5370平方メートル。客室124室のうち約6割の70室をツインに設定。ビジネス客のシングル利用が中心の東口の既存店と差別化を図る。フロントは2階で、1階はコンビニエンスストアとレストランが入る。

 客室や外観のデザインは、広瀬通のイチョウ並木、仙台の伝統工芸「埋もれ木細工」などをイメージ。訪日外国人旅行者(インバウンド)需要も取り込む。

 同社ホテル事業部の石原邦彦統括支配人は「仙台は複数のホテルを整備する重要拠点。市中心部の良好な立地で、価値のあるサービスを提供したい」と話す。

3701荷主研究者:2020/01/26(日) 13:55:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200116_11032.html
2020年01月14日火曜日 河北新報
仙台駅西口の青葉通を広場化 市が検討、車両通行止め緑地に

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仙台市作成の広場のイメージ図。青葉通が緑地化され、多くの歩行者が行き交う

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広場化が検討されている仙台駅西口の青葉通=仙台市青葉区中央1丁目

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 仙台市がJR仙台駅西口の青葉通(青葉区)の一部区間を通行止めにし、屋外広場を整備する方向で検討していることが分かった。昨年10月に始動した都心再構築プロジェクトの一環。旧さくら野百貨店仙台店やGSビル跡地などの関係者の協力も得て、沿道の再開発事業と連動させた整備構想を描いている。実現すれば「東北の玄関口」は大きく姿を変えることになる。

 構想によると、青葉通のうち駅前通交差点-愛宕上杉通交差点間の約150メートル区間を屋外広場にする。

 市が作成したイメージ図によると、中央分離帯のケヤキ並木や歩道の街路樹は生かし、片側4車線ずつある車道部分を一部緑地化。テーブルやベンチを配置し、歩行者が散策できるようにする。旧さくら野百貨店やGSビル跡地は、商業施設やオフィスが入る複合ビルの立地を想定する。

 広場の整備は、沿道の民間再開発と一体で実施する。その場合、市は広場整備を「都市貢献」と位置付け、都心再構築プロジェクトのメニューを適用。新築するビルの容積率を最大2倍緩和する。

 GSビル跡地では、オリックスグループ(東京)が商業施設「EDEN(エデン)」との一体的な再開発を検討中。旧さくら野百貨店は複数の地権者が関係するが、再開発に向けた協議が始まっている。市は地権者や開発事業者らに広場の構想を既に説明していて、おおむね好意的に受け止められているという。

 一方、仙台駅に直結する青葉通の一部は車両が通行できなくなる。駅西口に乗り入れる路線バスやタクシー、一般車両は遠回りを余儀なくされ、高速バス乗り場も移転が必要になる。

 市は広場を整備する区間の交通量調査に近く乗り出し、車両通行止めにした場合の影響などを検証する。

 市都市整備局幹部は「青葉通の広場化と沿道の再開発で、駅西口に東北の中枢を担う商業・オフィス機能を集積させるとともに、交流やにぎわいを生むエリアに一新したい」と語る。

 広場構想は2018年9月、青葉通まちづくり協議会が市に提出した「青葉通まちづくりビジョン」でも提案されている。

3702荷主研究者:2020/01/26(日) 14:23:53
>>3701
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200115_11019.html
2020年01月15日水曜日 河北新報
青葉通屋外広場化構想 仙台市長「駅前をわくわくする空間に」 整備の意義強調

 郡和子仙台市長は14日、JR仙台駅西口の旧さくら野百貨店仙台店前の青葉通(青葉区)を通行止めにし、屋外広場を整備する市の構想に関し「仙台駅前は東北の玄関口。多くの皆さんが集まり、わくわくする空間であることが大切との思い」と意義を強調した。

 市は都心再構築プロジェクトの一環として、旧さくら野百貨店や向かい側のGSビル跡地などの再開発と連動を図り、青葉通の屋外広場化の実現を目指す。

 郡市長は「具体の話はまだまだ」としながら「杜の都は仙台のよく知られた都市個性。駅前は交流拠点として新たなにぎわいの創出を目指さなければならず、緑あふれる広場がすてきではないか」と説明した。

 都心再構築プロジェクトは2030年度までが期間。屋外広場化の時期に関し「できるだけ早めに、いろいろなことが見えてくればいい」と語り、30年度までの実現に期待を寄せた。

 「駅へのバスの乗り入れなど(実現するとなると)大きな影響が出てくる」と課題も指摘。新年度、本格的な交通調査に乗り出す方針を示し「交通関係者、利用者に丁寧に話をしながら進める。市民も意見を寄せてほしい」と呼び掛けた。

3703荷主研究者:2020/01/26(日) 14:27:09

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54414330V10C20A1L01000/
2020/1/15 16:55 日本経済新聞 東北 宮城
20歳代の就職支援のジェイック、仙台に拠点

3704荷主研究者:2020/02/02(日) 22:29:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200121_13033.html
2020年01月17日金曜日 河北新報
仙台市人口21年にも減 19年の自然減加速は2.5倍に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200117kahoku01.JPG

 仙台市の2019年の人口動態で出生数が死亡数を1270人下回り、3年連続の自然減となったことが16日、分かった。18年の自然減は506人で減少幅は約2.5倍に拡大した。転入数が転出数を上回る社会増はあったが、人口増加数は12年ぶりに2000人を割り込んだ。今後、同じ規模で自然減が拡大した場合、21年には人口減少局面に突入する可能性がある。

 市によると、出生数と死亡数の推移はグラフの通り。19年は出生7861人、死亡9131人だった。18年比で出生が634人少なく死亡が130人多くなり、自然減は764人に拡大。出生が8000人を下回ったのは、丙午(ひのえうま)の影響を受けて落ち込んだ1966年以来となる。

 出生数は2014年から減少、死亡数は13年から増加が続く。17年に初めて出生が死亡を下回り96人の自然減となった。減少数は18年に大きくなり、19年は落ち込みがさらに加速した。

 区別の自然動態は、青葉699人減(18年は469人減)、宮城野161人増(333人増)、若林27人増(95人増)、太白323人減(144人減)、泉436人減(321人減)。青葉、太白、泉で減少幅が広がり、若林と宮城野で増加幅が小さくなった。

 19年の社会動態は県内の他市町村への転出が鈍化したため、18年を199人上回る2745人増だったが、自然減と相殺した全体の人口増加は565人少ない1475人にとどまった。2000人を下回ったのは07年以来となる。

 今後、19年と同じペースで毎年764人ずつ自然減が大きくなり、2700人の社会増が維持されたと仮定すると、21年には人口が減少に転じるとみられる。

 市政策企画課の松田智子課長は「自然減の拡大は今後も続くだろう。若い世代が働きたい、子育てしたいと思える施策を展開し、どれだけ社会増を維持できるかが課題だ」と指摘する。

3705荷主研究者:2020/02/02(日) 22:45:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200118_12020.html
2020年01月18日土曜日 河北新報
サイボウズが路面店 仙台・花京院に新オフィス

 ソフトウエア開発のサイボウズ(東京)は仙台オフィスを仙台市青葉区中央から同区花京院に移転し、17日、開所式を開いた。関係企業など25社の約50人が参加した。

 新オフィスは広さ約187平方メートルで、同社初となる路面店。約30人収容のセミナールームやウェブ会議用の部屋を併設し、同社の製品を販売する地元企業がイベントや商談などに無償で利用できるようにした。

 青野慶久社長は「新オフィスは路面店で入りやすく、看板で社名も覚えてもらいやすくなる。パートナーの企業にも気軽に使ってほしい」とあいさつ。主力のクラウドサービス「kintone(キントーン)」に触れ「導入した東北の企業で組織改善の事例がたくさん生まれており、広げていきたい」と語った。

3706荷主研究者:2020/02/02(日) 22:46:15

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20200118-451477.php
2020年01月18日 08時00分 福島民友新聞
常磐線・3月14日全線復旧 特急ひたち3往復、普通列車11往復

試運転で双葉駅に到着した列車=2019年12月18日撮影

 東京電力福島第1原発事故に伴い不通となっているJR常磐線の富岡―浪江間(約20.8キロ)について、JR東日本は17日、3月14日に運行を再開すると正式発表した。常磐線は約9年ぶりの全線復旧となる。復旧区間では普通列車が1日11往復するほか、品川・上野―仙台間を直通する特急「ひたち」が3往復する。避難指示の解除などで帰還する沿線自治体の住民の利便性向上が期待される。

 政府の原子力災害対策本部は17日、常磐線の全線復旧に合わせ、沿線の双葉、大熊、富岡3町の帰還困難区域など一部地域の避難指示の解除について正式決定した。双葉町の双葉駅周辺などは3月4日午前0時、大熊町の大野駅周辺は同5日午前0時、富岡町の夜ノ森駅周辺は同10日午前6時にそれぞれ解除する。JR東は駅舎や線路の復旧、除染が完了したことを受け、2019年12月に試運転を始めていた。

 特急列車は勿来―相馬間の県内28駅のうち、広野、富岡、大野(大熊町)、双葉、浪江、原ノ町(南相馬市)など11駅に停車。普通列車は全28駅に停車し、3月14日から常設駅となる「Jヴィレッジ駅」(楢葉町、広野町)にも全て停車する。

 ただ双葉郡内にある広野駅を除く8駅は無人駅となるため、JR東は管内で初となるオペレーターの操作支援機能などを備えた「話せる指定席券売機」を広野、富岡、大野、双葉、浪江の各駅に導入する。

 「帰還困難」初の解除

 双葉町での避難解除は初めてで、原発事故に伴う「帰還困難区域」の解除も初めて。対象は帰還困難区域のうち、再び人が住めるように整備する特定復興再生拠点区域(復興拠点)の一部と、避難指示解除準備区域。復興拠点の解除範囲はJR双葉駅や駅東側に整備される広場、役場機能の一部を再開するコミュニティーセンターなどで、双葉駅と避難指示解除準備区域を結ぶ町道も解除される。

 大熊町は大野駅周辺の解除とともに、昨年4月に先行解除された大川原地区と同駅を結ぶ町道なども通行可能になる。富岡町は夜ノ森駅東側の帰還困難区域のうち町道と県道合わせた約1.1キロが解除される。

 また双葉、大熊両町では復興拠点内に自由に立ち入りができるように規制が緩和される。範囲は双葉町が復興拠点全域、大熊町が大川原地区に隣接する一部。

3707荷主研究者:2020/02/02(日) 23:15:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200121_12001.html
2020年01月21日火曜日 河北新報
仙台の家賃相場 地方5都市比較でトップ 復興需要が影響?

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200121kahoku01.JPG

賃貸相場を路線図に加えたマップ

 賃貸マンション管理の長谷工ライブネット(東京)は地方中核5都市(仙台、札幌、広島、福岡、北九州)のJRや私鉄、地下鉄など駅別の家賃相場をまとめた。各都市の世帯タイプ別の最高値を比べた結果、仙台が単身と2人世帯でトップとなった。東日本大震災の復興需要の影響で地下鉄沿線を中心に賃料が高止まりしていることが原因とみられる。

 各都市のタイプ別の最高値は表の通り。

 1K、1DKなど単身タイプの1位は、仙台の広瀬通(青葉区)の7万3000円だった。勾当台公園(同、7万2000円)、北四番丁と五橋(ともに同、7万円)も高く、東海圏トップの名古屋(名古屋市、7万2000円)に並ぶ水準だという。

 1LDKなど2人世帯タイプも広瀬通が10万1000円で最高だった。仙台では、勾当台公園の9万6000円、青葉通一番町(青葉区)と宮城野通(宮城野区)の9万4000円が続いた。

 広島がトップとなった2LDK以上のファミリータイプでは北四番丁(青葉区、14万8000円)が2位となった。北仙台(同、14万7000円)、仙台とあおば通(ともに同、14万1000円)も高水準だった。

 同社の担当者は「震災後、復興事業の関係者や被災者が一気に流入したことで、仙台の家賃相場が高騰したのではないか」と説明。市中心部に需要が集中しているという。

 同社は初めて地方中核都市を対象に、19年1〜12月の賃貸募集データ約15万件を調査。計43路線、延べ324駅の相場をまとめた。各駅の相場を記したマップを作製し、取引先のマンション所有者が賃料を決めたり、法人が社宅を借り上げたりする際の参考にしてもらう。

3708荷主研究者:2020/02/02(日) 23:16:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200121_12038.html
2020年01月21日火曜日 河北新報
仙台駅にインバウンドステーション スタッフ常駐し観光案内

 JR東日本仙台支社は21日、仙台駅2階コンコースに訪日外国人旅行者(インバウンド)向けの案内などを行う「インバウンドステーション」を開設した。英語や中国語を話すスタッフ3、4人が常駐して対応する。設置は2月29日まで。

 観光・交通案内、駅内の飲食店の紹介に加え、体験型ツアーの販売も行う。駅内の土産店巡り、周辺でのはしご酒といった当日申し込みで参加できるプログラムから1泊2日の旅まで、約50メニューを用意した。訪日客向けだが、日本人も参加できる。

 営業は午前8時〜午後8時。仙台支社は今回の状況を踏まえ、秋以降の常設化も検討する。

3709荷主研究者:2020/02/02(日) 23:21:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200122_12029.html
2020年01月22日水曜日 河北新報
仙台港のコンテナ貨物取扱量、5年連続最多更新 中国航路新設で輸入増

 仙台港の2019年のコンテナ貨物取扱量が約28万9000個(速報値、20フィートコンテナ換算)となり、5年連続で過去最多を更新したことが21日、宮城県のまとめで分かった。18年を約1万1000個上回る見通しだ。

 県によると、18年(27万8179個)比では約4%増加した。東日本大震災前で最多だった10年(21万6345個)からは約32%増えた。

 輸入が堅調に伸びた。上海など中国沿岸部を直接結ぶ国際コンテナ定期航路が18年12月に新設され、電気機械や家具、鋼材などの輸入量が増えた。韓国からの輸入も底堅く推移した。

 輸出は北米向けの貨物量が減少した影響などで18年の実績を割り込む見込みだが、輸入の増加が取扱量全体を押し上げた。

 仙台港では高砂コンテナターミナルの拡張工事が進んでいる。4月には用地約6ヘクタールの使用が暫定的に始まる見込みで、取扱量の増加や荷役作業の効率化などが期待されている。

 県港湾課の担当者は「中国航路の増加が大きな要因。取扱量の上積みに向けて輸出貨物の掘り起こしに努めたい」と話した。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量は震災があった11年に前年比55%減の9万6633個まで落ち込んだ。復旧復興事業に伴う建材建材需要の高まりで、12年は17万6629個と急回復した。

3710荷主研究者:2020/02/03(月) 21:15:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200123_13026.html
2020年01月23日木曜日 河北新報
仙台・燕沢で乗り合い交通実証運行へ 本格導入に向け最終段階

 仙台市宮城野区の燕沢地区交通検討会は22日、乗り合い交通「のりあい・つばめ」の実証運行に乗り出す方針を決めた。本格導入に向けた最終ステップとなる。市が一新する地域交通の支援制度を活用し、4月から1年間実施する。2月14日の市地域公共交通会議で関係機関の合意を得る。

 検討会によると、4月1日〜来年3月31日の月、水、金曜の週3回運行する。夏季(4〜9月)は1日8便、冬季(10〜3月)は6便。ルートは現在実施中の試験運行と同じで、仙台オープン病院を起終点に地区内を回る。停留所は1カ所増やし、29カ所とする。

 運賃は1回200円均一を維持する。市が4月に始める「地域交通乗り乗り事業」を活用し、70歳以上の高齢者と障害者に割引運賃を導入。1回100円とし、差額は市の補助金を充てる。市の支援はないが、小学生以下の子ども運賃(1回100円)も新設する。

 市の支援制度は実証運行の場合、収支率(運行経費に占める運賃、協賛金、グッズ販売など収入の割合)20%達成で、本格運行に移行できる。検討会は1日の利用者を夏季40人、冬季30人と想定し、協賛金や寄付金なども合わせ、収支率は20%を超えると見込む。

 のりあい・つばめは2018年10〜11月、試験運行の第1弾に取り組み、収支率24.8%で目標20%を達成した。第2弾は19年4〜9月に実施し、目標の30.0%に到達。実証運行に移行する条件をクリアした。

 19年10月から冬季の利用状況を把握するため、第3弾の試験運行を20年3月まで実施している。今月17日現在、利用者は1日平均24.5人にとどまり、目標の36人に届いていない。

3711荷主研究者:2020/02/16(日) 11:42:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200128_13032.html
2020年01月28日火曜日 河北新報
JR仙台駅西口バスプール 新ターミナル一部利用30日から

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200128kahoku01.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200128kahoku02.JPG
30日に一部利用を開始する新バスターミナル

 仙台市は30日、JR仙台駅西口バスプールの拡張工事に伴い、北側に新設したバスターミナルの一部利用を始める。ペデストリアンデッキにつながる西側エレベーターの稼働を開始し、既存のバスターミナルの一部乗り場を移設する。

 30日以降のバスプールは地図の通り。新ターミナルの乗り場は片側のみで、当面は中央ターミナルとの間に乗り場は設けず、幅5メートルの仮設通路を設置して行き来できるようにする。

 東側エレベーターは当面、ペデストリアンデッキと市地下鉄仙台駅の改札階を直通で結び、途中のターミナルでは乗り降りできない。西側に整備された階段を利用し、改札階まで行けるようにする。

 中央ターミナルは引き続き、西側エレベーターを休止する。改札階につながる西側階段はエスカレーター設置工事のため、来年3月末まで通行止めにする。

 エレベーターの長期休止で、高齢者や車いす利用者は中央ターミナルへの移動が不便だったが、新ターミナルの西側エレベーターを使い、移動しやすくなる。

 一方、中央ターミナルと地下鉄改札階の移動は当面の間、新ターミナルを経由しなければならなくなる。

 バス乗り場は中央ターミナルの桜ケ丘方面、泉ビレジ方面、国見ケ丘方面の3カ所を新ターミナルに移動。野草園行き、東北工大長町キャンパス行き、長町営業所行きは南側ターミナルに乗り場を変更する。泉区、富谷方面も南側ターミナル内で乗り場が変わる。

 バスプールの拡張工事は2016年度に始まり、22年3月の整備完了を目指す。市は高齢者や障害者の利便性を高めるため、中央ターミナルの東側階段にエスカレーターも設置する。

 市北道路建設課の担当者は「利用者にはもうしばらく迷惑を掛けるが、拡張工事が完了すれば、バスプールのバリアフリーは格段に進む」と理解を求める。

3712荷主研究者:2020/02/16(日) 11:59:39

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area2/5644/
2020-01-29# 物件 みやぎ建設新聞(大崎・栗原)
大崎市/JR塚目駅の移転計画案を公表/22年度から設計着手へ/建設地は郷北公園、事業費約15億円

 大崎市は、古川地域に位置するJR陸羽東線塚目駅の移転に向けた整備方針案を公表した。それによると、駅舎に駅前広場など含めた整備事業費に15億5100万円を試算。今後、JR東日本や県と協議を進め、2022年に設計を発注し、23年度の着工を目指す。

 塚目駅は、JR陸羽東線古川駅の西方約2・7㌔㍍に位置する1960年に開設された古川駅管理の無人駅。近隣には大崎高等技術専門校や大崎市民病院が立地し、駅利用客の増加が進む一方、駅舎の老朽化が進む上、バリアフリーにも対応していないため、移転整備を計画した。

 2018年度には、市との協定締結によりJR東日本が移転候補地の選定などを行う基本計画調査を実施。現塚目駅から400㍍東側に位置する古川穂波地内の郷北公園用地を最も有力な候補地として挙げている。

 ここは、宮城県が整備中の都市計画道路稲葉小泉線に直接アクセスすることが可能なほか、駅移転により大崎市民病院との距離が近くなるため、地域住民の生活機能充実が期待されることなどが大きな理由となった。

 新たな駅舎は、ホームの構造を桁式とし、ホーム長85㍍以上、ホーム高9・2㍍、ホーム幅員は中央部3㍍以上、端部2㍍以上、ホーム上屋は20㍍(1両分)の規模で建設する。駅舎関係(駅舎、運行システムの改修、既存駅舎の撤去等)はJR東日本、駅前の駐輪場や公衆トイレ等は大崎市がそれぞれ施工を担当する。また、駅前広場や接続道路等については、宮城県事業として実施するよう要望協議を進めているところ。

 事業費は、駅舎関係として駅舎の設計費に3000万円、駅舎新設に3億円、システム改修費に3億5000万円、既存駅舎撤去に6500万円の計7億4500万円、駅前広場関係として広場・道路等の設計費に3600万円、駐輪場、公衆トイレの整備費に1億円、接続道路の整備費に5億5000万円、代替公園の整備費に1億2000万円の計8億0600万円で、全体では15億5100万円を試算している。

 今後の事業スケジュールは、市の移転整備の意思決定や移転方針についての地域住民説明会などを21年度まで行い、22年度に設計、23年度に工事、25年3月から新駅舎の供用開始を予定している。

3713荷主研究者:2020/02/16(日) 12:01:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200129_11027.html
2020年01月29日水曜日 河北新報
勾当台公園再整備へ 仙台市、都市活力創出狙う

 仙台市は29日、総額5411億円の2020年度一般会計当初予算案を発表した。19年度当初比152億円(2.7%)減。教育環境や子育て支援の充実に重点配分した。都心再構築プロジェクトとして、勾当台公園(青葉区)の再整備に乗り出す。特別会計と企業会計を合わせた総会計は1兆788億円で、9年連続の1兆円台となった。

 一般会計には不登校対策で適応指導教室「杜のひろば」増設費1298万円を計上。第三者の専門家によるいじめ相談支援窓口の新設、運営費789万円も盛り込んだ。新たに始める5歳児対象の発達相談事業に615万円、子ども医療費助成の所得制限緩和の準備に3817万円を充てた。

 まちづくりでは「勾当台ビジョン(仮称)」策定に500万円、勾当台公園の再整備方針の検討に664万円、東二番丁通と西公園通(青葉区)の歩道空間の検討に600万円を配分。JR仙台駅西口の公共空間の在り方検討に1800万円を充当し、青葉通の一部広場化の可能性を探る。

 歳出は、扶助費が19年度比3.1%増の1232億円。人件費、公債費を含む義務的経費は2.5%増の3015億円となり、歳出全体の55.7%を占めた。

 歳入は、市税が0.5%減の2179億円、国庫支出金が0.2%増の918億円、地方交付税が9.3%減の193億円。市債発行は学校建設などで3.9%増加し、518億円となった。財源不足を補うため、財政調整基金から165億円を取り崩した。

 郡和子市長は定例記者会見で「20年度は東日本大震災の発生10年目に入る。109万の市人口は近く減少が見込まれ、ポスト復興のまちづくりに向けた挑戦との意味を込めた」と当初予算編成の狙いを説明した。

3714荷主研究者:2020/02/16(日) 12:17:01

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020013001211&g=eco
2020年01月30日17時54分 
新生銀、仙台と広島の4拠点閉店 7月31日付で

 新生銀行は30日、仙台市と広島市にある法人、個人向け計4拠点を7月31日付で閉店すると発表した。利用客の減少などを踏まえ、店舗網のスリム化を図る。今後、法人顧客には本店や大阪支店の行員が対応。個人顧客はコールセンターやインターネットバンキング、提携現金自動預払機(ATM)などでサービスを継続する。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55051900Q0A130C2EE9000/
2020/1/30 20:00 日本経済新聞
新生銀、7月に仙台・広島の2支店を閉鎖へ

3715荷主研究者:2020/02/16(日) 12:25:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200130_12004.html
2020年01月30日木曜日 河北新報
仙台に新オフィスビル「花京院テラス」完成 中規模以上は3年ぶり

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200130kahoku01.JPG
仙台市中心部では3年ぶりの新規オフィスビル供給となった仙台花京院テラス=仙台市青葉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200130kahoku02.JPG

 仙台市青葉区花京院1丁目に東京建物(東京)のオフィスビル「仙台花京院テラス」が完成し、29日に記念式典があった。市中心部の中規模以上のオフィスビルの供給は2017年4月の野村不動産仙台青葉通ビル(青葉区中央3丁目)以来、約3年ぶり。高まるオフィス需要を受け、満室での稼働となった。

 花京院テラスは鉄骨9階で延べ床面積約5800平方メートル。1階は店舗、2〜9階はオフィスが入る。関係者によると、カード会社と通信関連会社のコールセンターなどが入る。

 全面ガラス張りのフロアからは北隣の花京院緑地を望める。屋上テラスには植栽を施し、椅子や机を設置した。事業継続計画(BCP)対策として壁などを強化し、耐震基準の1.5倍を確保。停電に備え2回線の受電方式を採用し、屋上に72時間運転できる非常用発電機を設置した。

 東京建物は09年、青葉区中央1丁目に東京建物仙台ビル(地上20階)を稼働させており、市内のオフィスビルとしては2棟目となる。

3716荷主研究者:2020/02/16(日) 14:27:04

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55231510U0A200C2L01000/
2020/2/4 16:13 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
仙台市、次世代放射光施設の利用促進 分析企業と連携

3717荷主研究者:2020/02/16(日) 14:34:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200205_11033.html
2020年02月05日水曜日 河北新報
音楽ホール移転、県民会館跡地は候補外 仙台市長「敷地狭い」

東京エレクトロンホール宮城

 郡和子仙台市長は4日の定例記者会見で、県が移転方針を打ち出した東京エレクトロンホール宮城(青葉区、県民会館)跡地に、音楽ホールを建設する可能性に関し「2000席規模を想定している。敷地面積が足りない」と否定した。

 郡市長は「市が定禅寺通活性化を進める中、跡地はにぎわい創出に資する施設が望ましい」と期待しながらも、県も2000席規模の新県民会館を目指している点に触れ「跡地に建てられるのであれば、県がそうしただろう」と指摘した。

 有識者の音楽ホール検討懇話会は候補地として、青葉区の公園や広場など7カ所を公表したが、県民会館跡地は含まれていない。

 1月31日の県市調整会議で、村井嘉浩知事が県美術館(青葉区)の移転方針案を巡り「建物と中の美術品は別物」と、展示・収蔵物のみの移転に言及したことに関しては疑問を呈した。

 「知事の考え方も一つだろうが、美術館の在り方として、どういうものを展示・収蔵し、どういう空間を与えるべきか考えると、建物と美術品は一体的なものだろう」と強調した。

 調整会議の成果に関しては「関心が高いテーマを公開の場で議論できたことは良かった。知事には物事を丁寧に進める姿勢を打ち出してもらい、仙台市の立場はくみ取っていただけたと思う」と手応えを示した。

3718荷主研究者:2020/02/16(日) 14:36:00
>>3278-3279 >>3479
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200205_11022.html
2020年02月05日水曜日 河北新報
「仙台東道路」の整備、宮城知事ら国交副大臣に要望

 村井嘉浩宮城県知事は4日、仙台東部道路と市中心部を結ぶ新たな自動車専用道路「仙台東道路」を早期に整備するよう国土交通省に要望した。青木一彦国交副大臣は事業の具体化に向け、ルートを複数案提示する考えを示した。

 知事は「東部から市中心部に向かう道路は慢性的に渋滞が起き、移動に時間がかかっている」と指摘し、整備の必要性を強調した。国道4号仙台バイパス拡幅事業の区間拡大も求めた。要望には高橋新悦仙台市副市長が同席した。

 青木氏は「渋滞緩和はしっかりやらないといけないとの思いだ。(仙台東道路に関する)ルートやコストを示した上で、県などと相談して取り組みたい」と応じた。

3719荷主研究者:2020/02/16(日) 15:29:49

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55394150X00C20A2L01000/
2020/2/7 18:23 日本経済新聞 東北 宮城
仙台中心部のオフィス空室率、4カ月連続上昇

3720荷主研究者:2020/02/16(日) 15:30:22

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200207_12026.html
2020年02月07日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>定期路線再開3ヵ月 タイ人増加、攻めの誘客 仙台のホテル

バンコク発の第1便から仙台空港に降り立った観光客ら。インバウンド拡大の起爆剤として期待を集める=昨年10月30日

 仙台空港とタイの首都バンコクを結ぶタイ国際航空の国際定期路線が昨年10月下旬、5年ぶりに就航を再開してから3カ月が過ぎた。新型コロナウイルスの影響は見通せないが、仙台市内のホテルでは11月以降、タイ人宿泊者数が増加。各ホテルは台湾などに続く訪日外国人旅行者(インバウンド)の柱にしようと策を巡らせる。(報道部・天艸央子)

■前年同期の5倍

 ホテルメトロポリタン仙台(青葉区)は昨年11、12月のタイ人宿泊者数が2000人を超えた。「前年同期の5倍。直行便就航以降、目に見えて増えている」と林健一総支配人は語る。

 同ホテルは5年前から年に1回、日本政府観光局(JNTO)主催の現地旅行会社向け商談会に参加してきた。林総支配人は「就航が決まってすぐに団体旅行の予約が入り始めた。商談会で得たネットワークが顕著な実績につながっているようだ」と分析する。

 郊外型リゾートホテルの仙台ロイヤルパークホテル(泉区)は、タイからの個人客が増えた。12月は前年の5倍以上となり、初めて台湾人客を超えた。

 個人客の誘致には、会員制交流サイト(SNS)を使った情報発信がカギを握る。同ホテルは、SNSで影響力を持つ現地の「インフルエンサー」を活用したプロモーションに力を入れてきた。

 「団体も伸びているが、個人客が上回る。写真や映像を駆使したPRの効果が表れている」と広本浩二総支配人は話す。

 個人客中心のビジネスホテルでもタイ人宿泊者の数は着実に増えている。

 JR仙台駅東口にあるダイワロイネットホテル仙台(宮城野区)の主戦場は、専ら海外向け宿泊予約サイトだ。「まずは旅行者の目に留まり、宿泊してもらうことが重要」と楠茂樹支配人は説く。

 タイ人が閲覧するページでは価格が10%値引きされるよう、ターゲットを絞った戦略を展開する。楠支配人は「タイは口コミが物を言う。評価や口コミで実績が上がれば、安定して予約が入るようになる」と語る。

■表記整備が課題

 仙台市がまとめた2018年の市内の外国人宿泊者は過去最多の20万4340人。トップの台湾は前年比38%増の8万8150人だった。タイは18%増の1万1554人で中国に次ぐ3位。定期路線再開でタイが台湾に次ぐ存在になる可能性もある。

 一方、仙台との定期便は台湾の週19往復(3月29日以降は17往復)に対し、タイは3往復。各ホテルとも「増便しない限り、台湾の旅行者数を超えることはない」と口をそろえる。施設やウェブサイトのタイ語表記の整備も課題となる。

 団体客が好調なホテルメトロポリタン仙台の林総支配人は「団体の次はリピーターの個人客が増えるだろう。タイ語表記なども充実させ、よりきめ細かいサービスにつなげたい」と先を見据える。

3721荷主研究者:2020/02/16(日) 15:39:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200207_13020.html
2020年02月07日金曜日 河北新報
仙台バイパス燕沢-鶴ケ谷間 今秋6車線化

 東北地方整備局は6日、仙台市宮城野区の国道4号燕沢-鶴ケ谷間1.8キロで進めている6車線化工事が、今年秋に完了する見通しになったと発表した。渋滞が緩和され、物流の効率化が期待される。

 市内の国道4号は渋滞が慢性化し、整備局は若林区卸町と鶴ケ谷の6.0キロ区間で、4車線から6車線への拡幅工事を1989年度から進めている。苦竹インターチェンジ(IC)-燕沢間の2.8キロは工事が完了。残りは苦竹ICから卸町までの1.4キロとなる。

 村井嘉浩知事は「地域の経済活性化や観光振興に寄与すると期待している」との談話を発表。郡和子仙台市長は「物流拠点の仙台港や東部地区へのアクセスが向上する」とのコメントを出した。

3722荷主研究者:2020/02/23(日) 21:34:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200208_13012.html
2020年02月08日土曜日 河北新報
未来志向のまちづくり挑戦 仙台市議会開会、市長が施政方針

 仙台市議会2月定例会が7日開会し、郡和子市長が新年度の施政方針演説を行った。市政運営のテーマを「多様な力で未来をつくる、新たな杜の都への挑戦」と強調。新総合計画(2021〜30年度)の策定に触れ「未来志向のまちづくりに向けたチャレンジの年にしたい」と決意を表明した。

 最初に言及したのは若い力の育成。「子どもたちの個性を尊重する環境づくりが重要」と述べ、いじめや不登校対策、学習環境の整備を進める方針を示した。児童虐待対策を強化し、5歳児の発達相談も始め「子育て応援のまちづくりに全力で取り組む」と語った。

 「学都」の潜在能力を都市活力の創出に生かすため「暮らし、働く舞台として多くの若い世代を引きつける」と強調。まちづくり若者会議(仮称)の設置などを挙げ「若者の視点を施策に生かし、創造の文化が息づくまちづくりを進める」との方向性を打ち出した。

 次世代型放射光施設の整備、都心再構築プロジェクトを推進するとし「仙台への期待感を実感する。機運を逃さず、積極的に施策を展開する」と力を込めた。

 防災環境都市づくりは新年度に発生10年を迎える東日本大震災の教訓発信、都市型水害への対応強化に取り組み「経験や知見を次世代に継承する」と語った。

 郡市長は「多様な人々のチャレンジ精神が発揮され、輝き続ける街として次の時代へ引き継ぐことが、震災の苦難を乗り越え、ここに生きる私たちの使命」と演説を締めくくった。

3723荷主研究者:2020/02/23(日) 21:34:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200208_13012.html
2020年02月08日土曜日 河北新報
未来志向のまちづくり挑戦 仙台市議会開会、市長が施政方針

 仙台市議会2月定例会が7日開会し、郡和子市長が新年度の施政方針演説を行った。市政運営のテーマを「多様な力で未来をつくる、新たな杜の都への挑戦」と強調。新総合計画(2021〜30年度)の策定に触れ「未来志向のまちづくりに向けたチャレンジの年にしたい」と決意を表明した。

 最初に言及したのは若い力の育成。「子どもたちの個性を尊重する環境づくりが重要」と述べ、いじめや不登校対策、学習環境の整備を進める方針を示した。児童虐待対策を強化し、5歳児の発達相談も始め「子育て応援のまちづくりに全力で取り組む」と語った。

 「学都」の潜在能力を都市活力の創出に生かすため「暮らし、働く舞台として多くの若い世代を引きつける」と強調。まちづくり若者会議(仮称)の設置などを挙げ「若者の視点を施策に生かし、創造の文化が息づくまちづくりを進める」との方向性を打ち出した。

 次世代型放射光施設の整備、都心再構築プロジェクトを推進するとし「仙台への期待感を実感する。機運を逃さず、積極的に施策を展開する」と力を込めた。

 防災環境都市づくりは新年度に発生10年を迎える東日本大震災の教訓発信、都市型水害への対応強化に取り組み「経験や知見を次世代に継承する」と語った。

 郡市長は「多様な人々のチャレンジ精神が発揮され、輝き続ける街として次の時代へ引き継ぐことが、震災の苦難を乗り越え、ここに生きる私たちの使命」と演説を締めくくった。

3724荷主研究者:2020/02/23(日) 21:37:10

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=25087
2020/2/8 日刊建設新聞 宮城版
西道路と東部道路を直結 仙台東道路の起終点設定(東北整備局 計画段階評価)

 東北地方整備局は7日、仙台東道路の計画段階評価で、同線の起終点や必要な機能、政策目標などについて学識経験者らと協議した。起終点の設定に関しては、仙台東道路と仙台西道路を直結するということで了承を得た。この考えを基に、今後はより具体的なルート帯や構造案を検討していくことにした。

 仙台東道路の話し合いは、当日に開かれた社会資本整備審議会道路分科会の第28回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)において行われた。浜岡委員長ら4人の委員と、同局の酒井洋一道路部長や、仙台河川国道事務所の奥田秀樹所長らが出席した。

 仙台東道路に関しては、昨年2〜3月に地域住民や事業者などに対するアンケート調査を行っており、その調査結果が今回の会議で報告された。

 アンケートの回答では、道路整備により優先して解決すべき課題として、住民・事業者ともに「交通混雑の解消」が最も多く挙げられた。次に住民からは「市街地内の交通の快適性や利便性の向上」、事業者からは「物流活動の効率化」を求める声が多く出されている。

 具体的な箇所・区間に対する意見では、仙台駅を東西に連絡する道路不足、中央卸売市場やトラックターミナルなどの物流拠点と高速道路を結ぶ交通網整備の重要性、高速バス乗り場の点在や高速道路から仙台駅までの速達性低下などが挙げられた。

 こうした意見を踏まえ、同局は政策目標として▽仙台市東部地域の交通容量不足の解消▽道路ユーザーのニーズに応じた道路の適切な機能分担▽物流交通に対する円滑な分散・導入による物流活性化▽仙台駅と高速道路網の交通結節機能の強化▽非常時における広域防災力の機能確保──の5つを設定した。

 仙台東道路に必要な機能としては、交通混雑を緩和する道路ネットワークの構築や、交通結節点と高速道路網の接続強化などを提示。今後に概略ルートなどを検討する際の基本条件として[1]東西方向の交通需要に対応できるネットワークの確保[2]アクセスコントロールされたサービス水準の高い道路[3]交通結節点との接続強化──を設定した。

 同局は、この政策目標や基本条件を踏まえ、起終点を設定し、委員から意見を求めた。委員からは「横軸の移動がまちの発展にブレーキをかけていると感じる。仙台東部道路から仙台西道路まで高規格な自動車専用道路で接続するのは重要」「仙台市の中心部の開発プロジェクトとどう整合性を付けるかが重要」「道路が景観を悪くしないようにしてほしい」などの意見があった。

 最終的には事務局案を「妥当」と評価し、今後にルート帯の検討などを進めることにした。

 仙台東道路は、仙台市の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路に指定されている。計画段階評価や事業化に向けては、本年度に道路や平面交差点、ダイヤモンド型インターチェンジの予備設計をパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。

3725荷主研究者:2020/02/23(日) 21:37:59

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=25087
2020/2/8 日刊建設新聞 宮城版
西道路と東部道路を直結 仙台東道路の起終点設定(東北整備局 計画段階評価)

 東北地方整備局は7日、仙台東道路の計画段階評価で、同線の起終点や必要な機能、政策目標などについて学識経験者らと協議した。起終点の設定に関しては、仙台東道路と仙台西道路を直結するということで了承を得た。この考えを基に、今後はより具体的なルート帯や構造案を検討していくことにした。

 仙台東道路の話し合いは、当日に開かれた社会資本整備審議会道路分科会の第28回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)において行われた。浜岡委員長ら4人の委員と、同局の酒井洋一道路部長や、仙台河川国道事務所の奥田秀樹所長らが出席した。

 仙台東道路に関しては、昨年2〜3月に地域住民や事業者などに対するアンケート調査を行っており、その調査結果が今回の会議で報告された。

 アンケートの回答では、道路整備により優先して解決すべき課題として、住民・事業者ともに「交通混雑の解消」が最も多く挙げられた。次に住民からは「市街地内の交通の快適性や利便性の向上」、事業者からは「物流活動の効率化」を求める声が多く出されている。

 具体的な箇所・区間に対する意見では、仙台駅を東西に連絡する道路不足、中央卸売市場やトラックターミナルなどの物流拠点と高速道路を結ぶ交通網整備の重要性、高速バス乗り場の点在や高速道路から仙台駅までの速達性低下などが挙げられた。

 こうした意見を踏まえ、同局は政策目標として▽仙台市東部地域の交通容量不足の解消▽道路ユーザーのニーズに応じた道路の適切な機能分担▽物流交通に対する円滑な分散・導入による物流活性化▽仙台駅と高速道路網の交通結節機能の強化▽非常時における広域防災力の機能確保──の5つを設定した。

 仙台東道路に必要な機能としては、交通混雑を緩和する道路ネットワークの構築や、交通結節点と高速道路網の接続強化などを提示。今後に概略ルートなどを検討する際の基本条件として[1]東西方向の交通需要に対応できるネットワークの確保[2]アクセスコントロールされたサービス水準の高い道路[3]交通結節点との接続強化──を設定した。

 同局は、この政策目標や基本条件を踏まえ、起終点を設定し、委員から意見を求めた。委員からは「横軸の移動がまちの発展にブレーキをかけていると感じる。仙台東部道路から仙台西道路まで高規格な自動車専用道路で接続するのは重要」「仙台市の中心部の開発プロジェクトとどう整合性を付けるかが重要」「道路が景観を悪くしないようにしてほしい」などの意見があった。

 最終的には事務局案を「妥当」と評価し、今後にルート帯の検討などを進めることにした。

 仙台東道路は、仙台市の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路に指定されている。計画段階評価や事業化に向けては、本年度に道路や平面交差点、ダイヤモンド型インターチェンジの予備設計をパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。

3726荷主研究者:2020/02/27(木) 21:29:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200210_13037.html
2020年02月10日月曜日 河北新報
仙台パルコとパルコ2、今春改装 7店が東北初進出

展示会などのイベント会場として本館6階に設ける「スペース6」のイメージ図(パルコ仙台店提供)

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口に立地する仙台パルコ本館とパルコ2が今春、計約1100平方メートルを改装する。東北初進出の7店がオープン。本館6階にイベントスペース「スペース6(シックス)」を設け、5階の「スペース5(ファイブ)」を増床移転する。

 東北初出店は、東映アニメーション(東京)による「エルビーポップアップシアター」、バングラデシュやネパールの素材を使った雑貨店「マザーハウス」、韓国のアーティスト「BTS(防弾少年団)」がデザインした雑貨を扱う「シャイニーライン」など。

3727荷主研究者:2020/02/27(木) 21:55:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200213_12019.html
2020年02月13日木曜日 河北新報
仙台のビッグ企画が破産申請へ 負債11億円

 プラモデルなどの販売店「ビッグサンダー」を経営していたビッグ企画(仙台市)は12日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンク仙台支店によると、負債額は約11億円。

 仙台支店によると、同社は1983年に自動車用品販売会社の子会社として設立され、99年に親会社役員だった現代表が買収した。法人向けのトナーリサイクル事業を主力としつつ、プラモデルやフィギュアを扱う店舗を経営。2018年11月期の売上高は約5億6000万円だった。

 近年は収益性が低下し、複数の金融機関から資金調達したため債務が膨らんでいた。借り入れの際に決算書を粉飾していた可能性があるという。事業停止は今月10日付。

3728荷主研究者:2020/02/27(木) 21:57:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200213_12004.html
2020年02月13日木曜日 河北新報
放射光利用促進へ向け、仙台市が分析2社と連携

放射光施設の利用促進に向け、協定書を取り交わした(左から)佐々木氏、松本氏、郡市長

 仙台市は12日、2023年度に東北大青葉山キャンパス(青葉区)で稼働する次世代型放射光施設の利用促進に向け、測定結果の解析ができる「分析会社」2社と連携協定を結んだ。放射光施設の活用ノウハウがない中小企業による利用の支援に共同で取り組む。

 協定を結んだ2社は日産アーク(神奈川県)と日東分析センター(大阪府)。市は本年度、東北の中小企業を対象に大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を産業利用してもらう事業をスタート。新年度は対象を全国の事業者に拡大し、2社を含む分析会社の活用も呼び掛ける。

 市役所であった締結式で、日産アークの松本隆常務は「東北の放射光施設は世界で最も使いやすい仕様や運用となった。ただ、企業だけで実験や解析、データの解釈を行うには限界がある」と述べ、市に連携を呼び掛けた経緯を明かした。

 日東分析センターの佐々木康行管理部長は「市の事業を通じ、波及効果のある事例を創出したい。自社でも放射光施設活用の知見を蓄積する」と語った。

 市は連携を足掛かりに、2社の取引先を含め、全国の企業に地元施設を利用してもらうことを期待する。

 郡和子市長は「測定分析の知見を持つ企業と連携できて心強い。次世代放射光施設が産業分野で大きな力を発揮できることを広く知ってもらえる」と話した。

3729荷主研究者:2020/02/27(木) 21:57:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200213_12003.html
2020年02月13日木曜日 河北新報
ケーヒンが新工場整備で宮城県、村田町と協定 地元雇用確保など6項目

協定を締結した(左から)村井知事、相田社長、大沼町長

 ホンダ系自動車部品製造大手ケーヒン(東京)は12日、宮城県村田町に整備する新工場に関し、県、町と協定を結んだ。同社は昨年6月に村田工業団地の既存工場を取得済みで、2020年中に改修工事に着手、22年をめどに稼働させる。3者は連携して地元雇用の確保などに取り組む。

 協定は(1)県、町は工場整備や稼働に必要な許認可などの手続きで協力する(2)ケーヒンは工場の周辺環境の保全、公害防止に努める(3)ケーヒンは地元雇用に配慮し、県と市は従業員確保に協力する-など6項目を盛り込んだ。

 新工場は、宮城製作所IPM工場(角田市)で生産する電動車用の電子制御装置「パワーコントロールユニット」(PCU)を増産し、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)向けの需要増に対応する。

 取得した既存工場は鉄筋鉄骨3階で延べ床面積約1万5000平方メートル。同社が国内に保有する工場としては最大規模で、主力工場に育てる方針。稼働当初は一部分を使い、需要に応じて広げる。具体的な生産能力や雇用人数は今後詰める。

 県庁であった締結式で、相田圭一社長、村井嘉浩知事、大沼克巳町長が協定書に署名。相田社長は「新工場から世界をリードする製品を生み出し、宮城の活性化に貢献したい」とあいさつ。村井知事は「PCUは次世代自動車の重要部品で、将来性が大いに期待できる」と語った。

 既存工場は17年に閉鎖され、団地内の10社で唯一稼働していない。大沼町長は「新工場の操業開始で雇用が生まれ、若者の定着促進にもつながる」と話した。

3730荷主研究者:2020/02/27(木) 22:15:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200214_11014.html
2020年02月14日金曜日 河北新報
全線運行再開見通せず 宮城知事「阿武急側から伝達」明らかに

 台風19号豪雨で被災し宮城、福島県境で運休が続く阿武隈急行について、宮城県の村井嘉浩知事は13日、運営する第三セクター阿武隈急行(伊達市)側から現時点で全線運行再開の見通しは立っていないと伝えられたことを明らかにした。

 同日あった県議会予算特別委員会で答えた。村井知事は被害が深刻な上、トンネルなど施設の老朽化が著しく、乗客の安全確保には詳細な調査が必要だと指摘。現場が山間地にあることを踏まえ「会社から全線運行再開を見通すのは難しいと聞いている」と述べた。

 運休区間の復旧方針に関しては「会社と福島県、沿線市町と意思を統一していない。今は何も申し上げられない」と明言を避けた。

 県は阿武隈急行の復旧関連費用として、2020年度一般会計当初予算案に貸付金1億5000万円、19年度一般会計補正予算案に7300万円を計上している。当面は回送列車の運行を目指す方針。

3731荷主研究者:2020/02/27(木) 22:23:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200215_11009.html
2020年02月15日土曜日 河北新報
業務引き継ぎで財団法人を設立 仙台市、ガス民営化で方針

 仙台市は14日、2022年度に予定するガス事業民営化を円滑に進めるため、業務の引き継ぎを目的とした財団法人を設立する方針を表明した。財団法人には市職員を派遣し、事業継承者から業務の一部を受託。5年程度の引き継ぎ期間を設け、液化天然ガス(LNG)基地の運営や保安などの業務手順を伝える。

 市議会2月定例会代表質疑で、氏家道也ガス事業管理者が明らかにした。「市が保有する知見やノウハウを事業継承者に確実に引き継ぐことが重要。市が新たに財団法人を設立し、知識や経験を持った職員を、市職員の身分のまま派遣する」と答弁した。

 市は民間の経営自由度を重視し、事業継承した企業に出資しない方針だが、地方公務員派遣法は出資していない民間企業への職員派遣を認めていない。市職員の身分で引き継ぎしてもらうため、財団法人設立という手法を採用する。

 市ガス局によると、派遣期間の待遇は基本的に市職員と変わらない。派遣人数は、20年度に選定する優先交渉権者との協議で決める。財団法人は原則、市が基本財産を拠出して設立し、業務の引き継ぎが完了すれば解散する。

 郡和子市長は答弁で、専門家による民営化推進委員会の議論を踏まえ「夏前には(事業継承者の)公募を開始する」と述べた。

3732荷主研究者:2020/03/14(土) 19:45:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200219_12019.html
2020年02月19日水曜日 河北新報
勝山スケート場跡地に分譲マンション4月着工 土地取得から10年 仙台

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200219kahoku01.JPG
住友不動産のマンション建設予定地。奥の東北大雨宮キャンパス跡地にも商業施設やマンションが計画される=仙台市青葉区上杉2丁目

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200219kahoku02.JPG

 住友不動産が2010年に不動産・飲食業勝山企業(仙台市)から取得した仙台市青葉区上杉2丁目のスケート場とボウリング場の跡地に計画していた分譲マンションの概要が18日、分かった。今年4月に着工し、22年3月に完成する。土地取得から10年、仙台市内で人気の高い文教エリアの大型計画がようやく始動する。

 マンションは鉄筋コンクリート地上13階で、3、4LDKが計336戸。市内最大規模となる2層吹き抜けのエントランスや内廊下といった高級仕様の設計を施す。約700平方メートルの中庭を備える。

 西側にマンションギャラリーを開設し、今年夏ごろから販売する。北側には自社の営業利用を想定した低層の事務所棟を併設する。

 同社は10年9月、勝山企業が所有するボウリング場やスケート場跡地を含む約1万7000平方メートルを取得。当初からマンション建設を検討したが、東日本大震災後の建設費の高騰に伴う採算性を考慮し、着工時期を模索してきた。

 その後、北六番丁通を挟んだ東北大農学部雨宮キャンパス跡地にイオンモールの商業施設建設と仙台厚生病院(青葉区)の移転計画が浮上。周辺環境整備に見通しがついたことから事業化に踏み切った。

 同社の担当者は「利便性と環境の良さを兼ね備えたマンションは、子育て世代や郊外から住み替える高齢夫婦といった幅広い層に評価していただけるだろう」と話す。建設するマンションは敷地面積約8400平方メートルで、西側の残る約半分の土地は活用方法を決めていない。

 同社は、北に約300メートル離れた雨宮キャンパス跡地内に計画中の分譲マンションも4月に同時着工する。地上13階の204戸で、22年1月に完成する。隣接地には野村不動産の分譲マンション建設が完成している。

3733荷主研究者:2020/03/14(土) 19:51:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55921790R20C20A2L01000/
2020/2/21 16:28 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
起業家、仙台から巣立て 人・資金呼び込みへ
東奔北走


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