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仙台・宮城・陸奥

3597荷主研究者:2019/09/23(月) 15:55:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190907_13028.html
2019年09月07日土曜日 河北新報
移転の新仙台厚生病院 409病床、完全個室化で24年度開業目指す

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東北大雨宮キャンパス跡地に移転する仙台厚生病院の完成予想図

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 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)への仙台厚生病院(同)の移転計画で、新病院の基本設計が6日分かった。入院患者のプライバシーに配慮して409病床を完全個室化する。施設の防災体制も充実させ、2020年秋に着工、24年度の開業を目指す。

 新病院は、雨宮キャンパス跡地約9.3ヘクタールの西側半分を占める約4.1ヘクタールに建設する。敷地の中央には地上9階、延べ床面積4万4800平方メートルの病院棟を建て、南側は緑地帯や保育園、北半分は約650台収容の駐車場を設ける。

 病院棟は自然豊かな仙台をイメージして茶色を基調にした外観とする。救急患者の受け入れ態勢を充実させるため集中治療室を26床整備。屋上の大型ヘリポートや、患者受け渡しが屋内でできる救急車の受け入れヤードも設ける。

 建物は免震構造とし、火災時の防煙機能を強化する。災害時のライフラインの断絶に備えて3日分の電力、ガス、水を確保する。

 仙台厚生病院の現建物は1996年の診療開始以来増築を重ねたが、手狭になったため仙台市中心部での新築移転先を探していた。現病院の土地建物は、14年にオリックス不動産に売却しており、移転後の活用法は未定という。

 病院を運営する一般財団法人厚生会の目黒泰一郎理事長は「都市部の先進病院として、より良質の医療を目指す」と強調した。

 キャンパス跡地の南東側にはイオンモール(千葉市)が開発する商業施設、北東側には野村不動産と住友不動産がそれぞれ大規模分譲マンションを建設する。

3598荷主研究者:2019/09/23(月) 15:56:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190907_11037.html
2019年09月07日土曜日 河北新報
集団移転跡地の利活用事業 仙台市が4地区10区画で事業者を募集

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 仙台市は今月下旬、東日本大震災に伴う防災集団移転跡地の利活用事業で、若林区荒浜など4地区10区画(3万7600平方メートル)の事業者を募集する。これまでに5地区31区画(43万7850平方メートル)で募り、面積の9割超を占める25区画(40万9660平方メートル)が決まった。3次募集の今回は新たに4区画(9410平方メートル)を追加し、多彩な事業提案を呼び掛ける。

 募集するのは南蒲生地区2区画(1490平方メートル)、新浜地区2区画(9300平方メートル)、荒浜地区3区画(2万2210平方メートル)、藤塚地区3区画(4600平方メートル)。井土地区は1次募集で全区画が埋まった。

 市はホームページに応募要領を掲載。今月24日〜10月7日に事業提案書を受け付ける。外部専門家を含む選定委員会が審査し、12月上旬に事業候補者を決定。市と覚書や協定を結び、詳細な事業計画書を策定して賃貸借契約を締結する。

 事業提案書などの提出期限を設けた募集は、今回が最後となる。3次募集で事業者が決定しなかった区画は常時募集とし、造成工事に対する支援は打ち切る。

 跡地利活用は2017年9月に1次募集を開始し、18年3月に11区画、同年9月に7区画、19年3月に7区画の事業者が決まった。

 新浜地区は市民団体のカントリーパーク新浜が、水田跡を水辺ビオトープなどに再生。荒浜地区はJR東日本グループの仙台ターミナルビル(仙台市)が、体験型観光果樹園を20年度にオープンさせる。藤塚地区では建設業の深松組(同)が21年秋、農園や温泉などの複合施設「アクアイグニス仙台」を整備する。

 市復興まちづくり課の担当者は「市の支援策は3次募集の終了後に縮小する。魅力的な事業提案を積極的にしてほしい」と話す。

3599荷主研究者:2019/09/29(日) 19:37:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190910_13056.html
2019年09月10日火曜日 河北新報
霊屋橋は昭和の「一夜城」? 短い工期の陰に仙台藩祖・政宗あり

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和風の趣の霊屋橋。左奥が経ケ峰

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広瀬川と霊屋橋。自然豊かな景観が杜の都に潤いを与える

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霊屋橋の完成や三百年祭の様子を伝える1935年の河北新報の記事

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 広瀬川に架かる仙台市内の橋で最も古い青葉区の霊屋(おたまや)橋が「現代では考えられない短い工期で造られている」というファクスが、河北新報「読者とともに 特別報道室」に届いた。真相を調べた。

■重機のない昭和初期に8カ月で完成

 石灯籠を配した白い欄干が河畔を覆う緑に映える。霊屋橋は長さ約60メートル、幅約10メートルの鉄筋コンクリートアーチ橋。杉の巨木がそびえる小高い経ケ峰のふもとの霊屋下地区と閑静な住宅街の米ケ袋地区をつなぐ。

 1935(昭和10)年4月16日、大正時代の木製つり橋から架け替えられた。銘板によると34年8月16日に着工し、工事日数は「244日」とある。

 「今のような重機のない昭和初期、わずか8カ月で橋ができるものだろうか」。ファクスを寄せた近くの男性(86)が首をかしげる。一般的な橋の工期を市道路保全課の橋梁係に尋ねると、施工条件によって異なると前置きした上で、橋脚や橋台といった土台部分がおよそ1年以上、橋桁などの上部構造が1年程度という目安を教えてくれた。車や人が通れる橋の場合、少なくとも2〜3年以上はかかるという。

 工事に携わったのは「延べ2万4137人」、1日当たり約100人だ。「それだけ多くの人数を集められれば可能ではないか」と係の担当者は指摘する。

 霊屋橋付近は広瀬川が回り込むように蛇行し、切り立つ崖と深い淵を築く。機械化の進んでいない時代には難工事だったに違いない。なぜ急ぐ必要があったのだろう。

■翌月、華々しく伊達政宗の没後三百年祭

 橋ができた翌5月、伊達政宗の没後三百年祭が市内を中心に催されている。仙台城跡には政宗の騎馬像が設置された。銘板は「藩祖三百年祭の記念事業を兼ね」「一般労働者失業応急事業」で建設されたと記す。経ケ峰は政宗が眠る地。ゆかりの橋を市民が誇る藩祖の節目に間に合わせるため、大量の失業者を投入した突貫工事が行われたのではないか―。推測を裏付ける文章を35年4月16日の河北新報に見つけた。「藩祖公の三百年祭を記念して仙台市が工事を急いでいた霊屋橋はいよいよ立派に完成した」「去年六月三十日起工して以来(中略)二万七千余人の失業労働者が出役」着工の時期は銘板の記録よりひと月半早く、労働者の数も3000人ほど多いが、急ピッチの作業ぶりがうかがえる。

 昭和初期、東北は昭和恐慌(1930〜31年)や度重なる凶作、昭和三陸津波(33年)などの苦難に見舞われた。暗い時代を吹き飛ばそうと、三百年祭の祝賀ムードは高まったに違いない。三百年祭の記事は、霊屋橋を渡る稚児行列を見ようと沿道に人垣ができた様子を伝える。「伊達模様一色に青葉城下を塗り潰(つぶ)す」「雲間に陽、洩(も)れ 祭典気分最高潮」と見出しも晴れがましい。

 霊屋橋をあっという間に造り上げたのは政宗の記念行事に懸ける仙台市民の熱い思いだった。

[メモ]霊屋は伊達政宗の霊廟(れいびょう)、瑞鳳殿を指す。本来は御霊屋と書き、御の字が脱落した後も「おたまや」の読みが残ったとされる。霊屋橋の下流の川床にはセコイヤの化石林が点在。近くの源兵衛淵では、主の大ウナギと上流の賢淵(かしこぶち)から攻めてきた大クモが戦った伝説が残る。

3600荷主研究者:2019/09/29(日) 19:38:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00530283?isReadConfirmed=true
2019/9/10 05:00 日刊工業新聞
東北大発VB、廃棄油から機能性成分 食用油製造時に分離

サンプル配布をしているビタミンE類のサプリメント用オイル「こめトコリッチ」(ファイトケム・プロダクツ提供)

 東北大学発ベンチャーのファイトケム・プロダクツ(仙台市青葉区、加藤牧子社長、022・226・8818)は、コメ、パーム、大豆、菜種など食用油製造時の廃棄油から、機能性成分を低コストで高純度に分離する独自技術を実用化する。東北大学ベンチャーパートナーズ(仙台市青葉区)から1億円の出資を受け、2019年内に製造装置を設置。19年度内に米ぬか由来のビタミンE類の製造・販売を始める。

 米ぬかからの米サラダ油製造では廃棄油が多量に発生する。これにビタミンEや、その50倍の抗酸化作用といわれるスーパービタミンE、スクワレン、ステロールなどが入っているが分離が難しい。

 大豆などの由来の天然ビタミンEは真空で200度C前後の多段階蒸留で分離するため、高額で合成ビタミンEに比べ市場が小さい。溶媒に毒性があるメタノールを使うため、使用も食品添加物に限定される。

 東北大学大学院工学研究科の北川尚美教授らが開発した技術は、酸性・アルカリ性を利用したイオン交換樹脂で分離する。50度C、大気圧下で毒性のないエタノールが使える。高収率、省エネで製造コストは従来法の10分の1だ。この高純度のビタミンE類を試薬や食品で提供する。

 さらに他の機能性成分の分離や、バイオディーゼルとなる脂肪酸エステルの製造で、廃棄油の高度利用を進める。装置を含め海外ニーズも高いという。

 ファイトケム・プロダクツは18年6月に資本金2000万円強で設立。地域貢献を重視し東北の基幹産物、コメの副産物の高付加価値化で、仙台近郊に本格的な工場を2年以内に建設する計画だ。

(2019/9/10 05:00)

3601荷主研究者:2019/09/29(日) 19:46:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190911_12031.html
2019年09月11日水曜日 河北新報
製造品出荷額 過去最高4兆4696億円 工場の稼働堅調 17年宮城県内

 宮城県内の2017年製造品出荷額(確報)が、16年比8.7%増の4兆4696億円だったことが国の工業統計で分かった。過去最高を記録した16年の4兆1128億円を更新し、6年連続の増加。東日本大震災に伴う復興需要が底堅く推移していることに加え、県内に立地する工場の稼働が堅調だったことが要因とみられる。

 24業種のうち、19業種で16年を上回った。半導体製造装置など生産用機械が50.4%増の4391億円、食料品が10.9%増の6216億円、情報通信機械が33.4%増の1285億円と好調に推移した。

 減少したのは5業種。半導体などの電子部品が6.6%減の5190億円、パルプ・紙が0.7%減の1829億円と落ち込んだ。

 市町村別にみると、27市町村が増加。半導体製造装置の工場などがある大和町(42.2%増)、大崎市(9.8%増)などがけん引した。村田町(25.5%減)や多賀城市(18.2%減)など8市町が減少した。

 東日本大震災前の10年と比べ、仙台市の一部と14市町の沿岸部が10.3%減だった一方、内陸部は71.0%増と対照的だった。自動車関連などの企業立地が進み、数字を押し上げた。

 従業員4人以上の事業所は11カ所増加して2629カ所となり、2年ぶりに増加に転じた。従業員数は6年連続で増加し、2590人増の11万7177人だった。

 原材料費などを除く付加価値額は12.0%増の1兆4271億円で、6年連続の増加。業種別では金額順に電子部品2958億円、食料品2101億円、生産用機械1498億円と続いた。

3602荷主研究者:2019/09/29(日) 19:51:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190913_13024.html
2019年09月13日金曜日 河北新報
仙台駅東口にも「都心再構築」 整備地域拡大へ市の準備協初会合

 仙台市が10月に始動させる都心再構築プロジェクトで、老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大に向けた準備協議会が発足し、初会合が12日に青葉区のエル・パーク仙台であった。

 協議会は学識経験者や経済団体の幹部、金融機関、国、県の関係者ら12人で構成する。会合は非公開で行われ、市によると、東北大大学院工学研究科の姥浦道生准教授が座長に就いた。

 現在の緊急整備地域はJR仙台駅西口の青葉通を中心とした約79万平方メートル。協議会は今後、企業集積が進む駅東口などへの区域拡大を検討するほか、整備方針の見直しなどを議論する。

 市は、協議会が本年度内に決定する拡大区域と整備方針を踏まえ、内閣府に地域の意向を伝える。

 緊急整備地域は都市再生特別措置法に基づき、国が重点的に市街地を整備する地域を指定する。内閣府が7月に「仙台都心地域」を区域拡大の候補地としたため、協議会が発足した。

3603荷主研究者:2019/09/29(日) 19:52:55
>>3511 >>3523
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190913_12007.html
2019年09月13日金曜日 河北新報
NTT東仙台中央ビル解体始まる 放射光施設と連携へ 23年新ビル完成

解体工事が始まった仙台中央ビル=仙台市青葉区

 NTTグループのNTT都市開発(東京)は12日、仙台市青葉区のNTT東日本仙台中央ビルの解体工事を始めた。2023年度の運転開始を目指す次世代型放射光施設(青葉区)との連携を見据えた再開発で、23年6月に新ビルを完成させる見通し。

 現在のビルは1962年に完成。通信機器の営業や電報の受け付けを担っていたが、老朽化や再開発の検討に伴い2017年末に閉鎖された。12日は作業員が敷地を仮囲いするための準備作業に当たった。今後、本体部分と付属舎の内装や設備機器をそれぞれ撤去し解体に取りかかる。完了は20年9月を予定する。

 新ビルは16階程度で延べ床面積約2.4ヘクタールを計画。放射光施設を使用する企業向けのオフィスや寄宿舎、学生や起業家が共同利用するコワーキングスペースを整備し、地上階には市民参画空間として「イノベーションスペース」を設ける。

 新築工事は21年7月に開始する見込み。NTT東日本の担当者は「放射光施設と連携し、地域の街づくりに役立てるようなビルを建設したい」と話した。

3604荷主研究者:2019/09/29(日) 19:55:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190914_12023.html
2019年09月14日土曜日 河北新報
再開発、地元が積極関与を CBRE社長・坂口英治氏に聞く

仙台市の都心再開発に必要な施策を提案する坂口社長

 不動産サービス大手CBRE(東京)社長兼最高経営責任者(CEO)の坂口英治氏(52)は13日、仙台市内で河北新報社の取材に応じた。老朽ビルの建て替えを促す同市の「せんだい都心再構築プロジェクト」の成功に向け「地元企業の参画や若者を引き付けるコンテンツが不可欠だ」と指摘した。

 坂口氏は、地元財界が積極的に出資する福岡市の「天神ビッグバン」と呼ばれる都市再生事業と比較。「仙台の大規模再開発は東京資本の大手デベロッパーが主体。彼らは国内外のマーケットを見据えるため、仙台への投資の優先順位が下がり、スピード感がなくなる」と懸念を示した。

 仙台市は高機能オフィスの整備に容積率を最大で2倍にする施策を打ち出すが、要件は1フロアの面積など「全国と比べ、目新しさはない」と言い切る。

 福岡市は再開発地区にスタートアップ支援施設を設けている。「ビルの箱だけでなく、仙台でなければならないコンテンツづくりが必要。地元企業は巨額の投資ができなくても、知恵を絞って都市の方向性を議論するべきだ」と提言した。

 今後の都市づくりは、「若者や外国人をターゲットにしないと立ち行かなくなる」と予測。東北大青葉山キャンパスに建設される次世代型放射光施設との連携を見据え、NTT東日本が青葉区でビル再開発に取り組むことを「IT系人材の流出を防ぐ好事例」として期待を寄せた。

 そのほか、都市の魅力向上のコンテンツとして、国際的なホテル人材を育成する教育機関「ホテルマネジメントスクール」の誘致を提案。「仙台で盛んなスポーツや音楽もヒントになるだろう」と加えた。

3605荷主研究者:2019/09/29(日) 20:04:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190918_13022.html
2019年09月18日水曜日 河北新報
東部復興道路開通は10月19日午後3時 震災遺構荒浜小などで式典も

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190918kahoku01.JPG

 仙台市は17日、東日本大震災で被災した沿岸部に整備したかさ上げ道路「東部復興道路」が10月19日午後3時、全線開通すると正式に発表した。当日は午前11時から震災遺構荒浜小などで式典を行い、関係者が車で通り初めをする。

 東部復興道路のルートは地図の通り。総延長10.2キロで、県道区間6.8キロと市道区間3.4キロで構成する。高さ約6メートルの盛り土構造で堤防機能があり、海岸堤防などとの多重防御で津波の威力を軽減させる。

 工事は9割以上が完了。復興道路から西に延びる三つの「避難道路」も8月末までに整備が終わった。県道塩釜亘理線は、復興道路と並行する区間が市道となる。市は市議会9月定例会に関連議案を提出する。

 式典では郡和子市長や地元の高砂中生徒があいさつし、テープカットで開通を祝う。地元の七郷すずめ連や六郷すずめっこによるすずめ踊り演舞もある。

 開通前の復興道路を楽しむイベントも開かれる。15日にあったツール・ド・東北に続き、29日は若林区まちづくり協議会が「東部かさ上げ道路を歩こう」と題し、事前申し込みの市民と800メートルを歩く。10月6日は地元の新浜、南蒲生両町内会が見学会を開催。13日はバスツアーも行われる。

 郡市長は定例記者会見で「多重防御の要として整備した命の道、命の防波堤だ。全線開通で市の復興事業はハード面がほぼ完了する。ようやくここまで来たという特別な思いで開通日を迎えたい」と語った。

3606荷主研究者:2019/09/29(日) 20:08:00

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49929540Y9A910C1L01000/
2019/9/18 15:21 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台、止まらぬ駅前一極集中 商店街と「体力差」鮮明
(変わる仙台商業地図 藤崎創業200年(上))

3607荷主研究者:2019/09/29(日) 20:09:12
>現行の店舗を解体して新店舗を建設する計画を2020年に決めたいとのこと

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49974500Z10C19A9L01000/
2019/9/19 17:44 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
「来年に新店舗計画」仙台の老舗百貨店、藤崎社長
変わる仙台商業地図 藤崎200年(下)

3608荷主研究者:2019/09/29(日) 20:15:39

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49984650Z10C19A9L01000/
2019/9/19 16:26 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市起業家支援策、5社選定 岩手の企業も

3609荷主研究者:2019/10/14(月) 11:31:35

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50036440Q9A920C1L01000/
2019/9/20 16:36 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市のガス民営化、事業者が注視 焦点は公募条件
(東奔北走)

3610荷主研究者:2019/10/14(月) 11:32:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190920_12002.html
2019年09月20日金曜日 河北新報
楽天の自社配送、東北へ進出 まず仙台、名取、多賀城で

 楽天は、電子商取引(EC)サイトの自社配送サービス「Rakuten EXPRESS」の対象エリアに仙台、名取、多賀城の3市を加えた。東北でのサービス提供は初めてで、自社物流網の拡大を順次進める。

 エリア拡大に当たり、仙台市若林区卸町に配送センターを開設。直販事業や一部出店店舗の商品について、午前0時までの時間指定ができる再配達や、住宅敷地内への置き場所指定配達「置き配」といったサービスに対応する。

 効率的な物流の提供で、出店店舗の満足度向上にもつなげる。

 宮城県への拡大で、従来の関東、関西と合わせて対象エリアは10都府県、人口カバー率は約27%となった。

 同社は2019年末までに60%に引き上げる目標を掲げており、今後も既存エリアの対象拡大、新規拠点の整備を進める方針。

3611荷主研究者:2019/10/14(月) 11:33:14
>>3006 >>3404
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190922_13036.html
2019年09月22日日曜日 河北新報
<宮城野ウイーク>福田町駅、住民悲願のバリアフリー化へ 移設も視野に本格検討

体に重りを着けて階段を歩き、高齢者や妊婦の苦労を疑似体験した6月のイベント

 JR仙石線福田町駅(仙台市宮城野区)のバリアフリー化に向け、市とJR東日本が駅の移設も視野に検討を進めている。現駅舎はエレベーターがなくホームも狭いため、車いす利用者らが使えない。住民は4年前から改善を訴え、署名を集めるなど積極的に活動してきた。早ければ年度内に方向性が固まる見通しで、住民はバリアフリー化の早期実現を心待ちにする。

 市とJR東は今年1月、福田町駅の現地改修とともに、近接地への移設の可能性を探ることで合意した。線路のカーブに沿ったホームのため、エレベーターなどの設置が難しく、直線区間への移設案が浮上した。

 両者は年度内にも可否を判断する。移設が決まれば、JR東は利便性やコストを踏まえて新駅の建設地を選定。市は駅への接続道路、自家用車やタクシーの乗降場、駐輪場の規模などの調査に乗り出すという。

 バリアフリー化は、住民組織「みんなにやさしい福田町駅をつくろう会」が訴えてきた。2015年10月の発足後、市やJR東と意見交換を重ね、17年には約9000人分の署名簿をJR東と市に提出した。

 今年6月には体が思うように動かない高齢者や妊婦になりきり、駅の不便さを疑似体験するイベントを開催し、バリアフリーの早期実現の必要性を発信した。

 車いすを利用する会員の女性は「自宅は福田町駅近くだが、車いすでは乗降できないため、隣の陸前高砂駅を利用している。障害者だけでなく、高齢者や子ども連れにも優しい駅に生まれ変わればいい」と願う。

 JR東によると、現駅舎は1987年3月に完成した。平均乗車人員は1日当たり3971人(2018年度)。東日本大震災後、駅周辺に被災者が移り住んだこともあり、震災前に比べると増えているという。

 住民と市、JR東の意見交換会は11月下旬にも開かれる。つくろう会の野口健三(けんみ)会長(76)は「バリアフリー化の話が具体的になってきたと感じる。住民側からも積極的に意見やアイデアを出し、利用しやすい駅にしたい」と期待する。

3612荷主研究者:2019/10/14(月) 11:33:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190923_12023.html
2019年09月23日月曜日 河北新報
仙台圏企業6社が東京でアピール 上場へ 市の支援本格化

「仙台未来創造企業」の経営者が今後の事業展開や地方の可能性を紹介したマッチングイベント=19日夕、東京・虎ノ門

 仙台圏で株式上場を目指す中小企業を伴走型で支援する仙台市のプログラムが本格化している。成長性と意欲が高い地元企業8社を「仙台未来創造企業」に認定。うち6社が9月、東京でベンチャー企業の育成に携わる官民関係者にPRした。支店経済から脱却し首都圏への人材流出を食い止めようと、公平中立を重んじる行政が特定の企業に肩入れする異色の取り組み。5年以内の上場を狙う。

■官民の40人出席

 東京・虎ノ門ヒルズで12、19の両日、経済産業省などが主催するベンチャー企業向けのマッチングイベントに認定6社のトップが登場。「地方×IPO(新規株式公開)」をテーマに、自社の特色や仙台・東北の潜在力を売り込んだ。

 両日とも関係者約40人が発表に耳を傾け、終了後は名刺を交換して交流を深めた。障害者福祉事業やサッカースクール運営を手掛けるゼンシン(名取市)の前田忠嗣社長は「社会的な課題の解決に向け、全国に展開できるビジネスモデル。登山に例えるとまだリュックを背負ったくらいだが、2025年には上場したい」と自信を見せた。

 プログラムは市の「経済成長戦略2023」の柱として本年度スタートした。認定8社に対して公認会計士や社会保険労務士など専門家が随時助言。財務、労務面の強化や中核的な人材の確保、情報発信など上場に必要な分野を網羅的に集中支援する。本年度の事業費は約1200万円。

 市の杉田剛経済企画課長は「東京では地方のベンチャー情報が少なく、仙台の魅力を知ってもらういい機会になった」とイベント参加の意義を語る。認定8社へのサポートを継続するとともに、20年度には認定企業を増やしたい考えだ。

■成長への一手に

 東北では、車用品販売イエローハットなどを運営するホットマン(仙台市)が14年に上場して以降、新規上場はゼロ。この間、上場がないのは、全国の各ブロックで東北だけだ。

 東京証券取引所の宇寿山図南(うずやまとなみ)上場推進部課長(登米市出身)は「地域経済の発展には、若年層雇用の受け皿が不可欠。会社の魅力をアピールし、成長させる手段の一つがIPOだ」と指摘。「東北でまず1社上場すれば、象徴となり次につながる。仙台市などが構築した支援網を活用し、新規上場に手を挙げる企業が増えてほしい」と期待する。

3613荷主研究者:2019/10/14(月) 11:38:50

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50149870U9A920C1L01000/
2019/9/24 19:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
函館取り込む「仙台空港観光圏」 訪日客の拠点に
転機の東北観光(上)

3614荷主研究者:2019/10/14(月) 11:57:53
>>3364 >>3560
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=24346
2019/9/25 宮城版
復建技術で立体化検討 国道4号/仙台BPの苦竹IC以南(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、「仙台バイパス道路設計業務」の一般競争入札を19日に開札し、総合評価を経て復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)が1942万円で落札したことを明らかにした。今後に同社と契約を結ぶ。この業務では、国道4号仙台拡幅の一環で、仙台市内の苦竹インターチェンジ(IC)付近から南側の名取川付近までに至る区間を対象に、渋滞解消に向けた立体交差化の検討などを行う。

 同業務の内容は、道路の概略設計と予備設計、平面交差点の予備設計、ダイヤモンド型ICの予備設計で、履行期間が2020年2月28日まで。

 道路の概略設計は、同市宮城野区日の出町〜若林区卸町の箱堤交差点から、同市太白区郡山4丁目の鹿の又交差点までに至る延長約4km区間を中心に、現道の拡幅や、区間内にある交差点の立体化などを検討する。

 同区間内の主要な交差点は、すでに仙台拡幅で立体化の事業が動き出している箱堤交差点〜卸町交差点のほか、六丁目交差点、蒲町交差点、沖の一丁目交差点、若林4丁目交差点などがある。

 一方、道路や平面交差点、ダイヤモンド型ICの予備設計を作成するのは、鹿又交差点から、郡山7丁目の篭ノ瀬交差点までに至る区間。この区間は立体化が都市計画決定しているため、概略設計の対象区間よりも熟度が高まっている。

 箱堤交差点から名取川付近までの国道4号仙台バイパスは、都市計画決定で標準幅員が46m程度となっており、すでに同水準の現道幅員は確保できているものの、渋滞が発生しやすくなっている。仮に鹿の又交差点〜篭ノ瀬交差点以外の交差点も立体化するとなれば、計画段階評価や都市計画決定の変更などが必要になる見通しで、かなり時間がかかることが予想される。

 なお、苦竹ICから箱堤交差点までに至る区間は、すでに仙台拡幅で事業が動いている。箱堤交差点は、卸町交差点付近までに至る延長1.4km区間を立体化する。計画では、橋長439mの4径間連続鋼箱桁+4径間連続鋼鈑桁橋の高架橋を架け、箱堤交差点で交わる仙台市道元寺小路福室線の上に国道4号を通す。

 本年度は高架橋の詳細設計業務をセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)、前後道路の詳細設計業務を福山コンサルタント(同)に委託した。立体化の事業費は120億円を試算。2024年度までの完成を目指している。

3615荷主研究者:2019/10/14(月) 11:58:39
>>3614
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5201/
2019-09-25# 物件(仙台圏)
東北整備局/4号仙台バイパスの道路設計/復建技術コンサルに決定/概略設計4㎞および鹿の又、篭ノ瀬の立体交差予備設計

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は、仙台市内の国道4号仙台バイパスで渋滞緩和箇所整備の一環として実施する道路設計業務の一般競争入札(総合評価落札方式)を19日に行い、1942万円で復建技術コンサルタントの落札を決めた。

 入札者は落札者のほか三井共同建設コンサルタント、中央コンサルタンツ、大日本コンサルタント、オリエンタルコンサルタンツ、ドーコン、構研エンジニアリング、近代設計だった。

 業務内容は道路概略設計(B)一式、道路予備設計(A)一式、平面交差点予備設計一式、ダイヤモンド型IC予備設計一式。履行期間は2020年2月28日まで。

 今回の業務は、国道4号仙台拡幅として事業を進めている仙台市宮城野区の鶴ケ谷工区の南側で、箱堤交差点の南側を対象に渋滞の改善を目的に道路概略設計を行うほか、交差点での渋滞解消を図る目的で立体化するための予備設計を行うもの。

 概略設計の対象区間は、宮城野区と若林区の境界部にある箱堤交差点から太白区の鹿の又交差点までの4㌔㍍が対象。同区間内はすでに上下線で6車線化が完了しているほか、両側に1車線の側道を設けている。委託では渋滞対策の方向性を検討し円滑な交通確保を図るための設計を行う。

 予備設計では立体交差に向けた交差点の設計で、対象は鹿の又交差点や篭ノ瀬交差点等を予定、具体的には橋梁による交差を想定しており、委託の中で橋梁の規模等を詰めるとしている。また、立体化に伴い付随する平面交差点やダイヤモンド型ICの予備設計も作成する。

 今後、20年度以降も引き続きコンサル業務を行い、具体化を目指すとしている。

3616荷主研究者:2019/10/14(月) 11:59:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190925_13027.html
2019年09月25日水曜日 河北新報
<宮城野ウイーク>住民参加で都市型公園整備 仙台駅東地区、21年度利用開始

公園の完成イメージ。右手前の1号公園に複合遊具、左奥の2号公園に芝生広場を設置する

 仙台市宮城野区のJR仙台駅東地区で、住民参加型の公園整備が進んでいる。2021年度の利用開始を目指す「駅東1号・2号公園(仮称)」。区公園課が住民との意見交換会を設置し、整備計画や基本設計を練り上げた。駅に最も近い立地を生かし、ステージや芝生広場がある「イベント公園」にする。住民は地区の青写真を描きながら完成の日を心待ちにする。

 駅東1号・2号公園は市道元寺小路福室線の宮城野橋に隣接。駅東口から約400メートルの距離にあり、橋の下をくぐる特殊道路で名掛丁の藤村広場とつながる。

 公園面積は合わせて約3000平方メートル。東側の2号公園に芝生広場やステージ、西側の1号公園に複合遊具や鉄棒、ブランコ、トイレや駐輪場を設ける計画で、本年度内に着工する。

 昨年11月、区公園課は住民との意見交換会「みんなでワクワク会議」を発足させた。今年3月まで計4回開催し、公園のコンセプト、設備や遊具の種類、配置場所などを議論。基本計画や基本設計を固めた。

 駅東地区では長く土地区画整理事業が行われ、地元3町内会は約10年前から公園の在り方を含め、地区の将来像を考えてきた。意見交換では議論の経過を踏まえ「駅から近くイベントに活用できる」「人が集まれば治安が良くなる」など多様なアイデアが出された。

 最終的には、防犯対策として一定の見通しを確保すること、にぎわい創出のためイベント用の広場を設けることなどが決まった。将来は「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」「みちのくYOSAKOIまつり」の会場に名乗りを上げることでも一致した。

 3町内会の関係者は「住民の議論が計画に反映されたことは意義深い。にぎわいのある都市型公園にしたい」と期待を膨らませる。

3617荷主研究者:2019/10/14(月) 12:14:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190926_11020.html
2019年09月26日木曜日 河北新報
富谷への最終バス、午後11時台に繰り下げ 仙台・泉中央駅で実証運行

 富谷市は25日、仙台市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)から富谷市内への宮城交通(仙台市)の路線バスについて、平日の最終便を現行の午後10時台から午後11時台に繰り下げる実証運行が10月1日から実施されると発表した。

 期間は2020年3月31日までの半年間で、対象はともに午後11時32分泉中央駅発の新富谷ガーデンシティ線(外回り、終点イオン富谷店)と、泉ケ丘大富線(終点富谷営業所)の2路線。通常運賃の100円(小児、障害者は50円)増しとなり、現金で支払う。

 泉中央駅から富谷市内への平日のバス最終便は以前は午前0時台まであったが、運転士不足のため次第に繰り上がり、16年10月から午後10時台になった。深夜便復活を求める声を受け、市は宮城交通に要望し、運転士募集の周知に協力するなどして協議してきた。

 若生裕俊市長は記者会見で「関係者の配慮のおかげで実現した。正式なダイヤとして運行されるよう市も努力したい」と述べた。

3618荷主研究者:2019/10/14(月) 12:21:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190927_12001.html
2019年09月27日金曜日 河北新報
中国国際航空 仙台-上海線 当面週2往復で

 中国国際航空が11月3日から水、金、日曜の週3往復で運航する予定だった仙台-上海線について、金曜の便を当面運休し、週2往復で運航することが26日、分かった。詳しい理由は不明だが、関係者によると12月か1月から金曜も運航できるよう調整中という。

 同社ホームページで26日、10月27日以降の下期スケジュールとして仙台-上海線を水、日曜の週2往復で運航することなどを発表した。「スケジュール調整のため」としている。

 同社は現在、仙台-北京線(上海経由)を週2往復運航。11月3日から路線を再編し、中国・北京を大連経由で結ぶ定期路線の運航を7年ぶりに再開して火、土曜の2往復、仙台-上海線は週3往復の運航を予定していた。

 11月3日以降の金曜の便の航空券の購入者には別の曜日の便への振り替えか払い戻しで対応する。

3619荷主研究者:2019/10/14(月) 12:22:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190927_12002.html
2019年09月27日金曜日 河北新報
長町駅東に12階の賃貸マンション 低層部は商業施設 21年春開業

商業施設を併設した賃貸マンション(中央)の完成イメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社などは26日、仙台市太白区のJR長町駅東口前に賃貸マンションを建設すると発表した。同社が東北エリアで賃貸住宅事業に着手するのは初めて。鉄筋12階、総戸数90戸で、低層部は商業施設になる。総事業費は約28億円。21日に着工しており、2021年春の入居開始と開業を予定する。

 JR長町駅から徒歩1分、仙台駅まで1駅5分の好立地をうたう。延べ床面積約6960平方メートルのうち、住宅部分は約4970平方メートル。単身からファミリー層まで幅広い世帯に対応し、間取りは1Kから3LDKまで取りそろえる。入居者は20年秋から募集する。

 商業施設は2階建ての南棟と、12階建て北棟1、2階部分の延べ床面積約1990平方メートル。デッキで2棟の2階をつなげ、飲食・物販店、理美容店、学習塾といったサービス業を中心に展開。近隣の商業施設や医療施設、スポーツ施設との相乗効果を視野にテナントの配置を検討する。

 建設地は仙台市が1997年から開発を進める「あすと長町土地区画整理事業」の一画。同社の坂井究仙台支社長は「長町は利便性の高い地域で、賃貸住宅の需要もある。駅周辺全体の活性化に期待している」と話す。

3620荷主研究者:2019/10/14(月) 12:35:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50555390T01C19A0L01000/
2019/10/3 17:18 日本経済新聞 北海道・東北
USENHD、仙台オフィス改装

3621荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:05

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50593310U9A001C1L01000/
2019/10/7 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
「地元に愛される次世代光施設に」 行脚重ねるキーマン
放射光が拓く未来(1)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50593610U9A001C1L01000/
2019/10/8 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
宮城の「下町ロケット」 光の威力に翻意
放射光が拓く未来(2)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50702280X01C19A0L01000/
2019/10/9 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市、放射光施設活用へ本気支援 経済けん引役に
放射光が拓く未来(3)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50708780X01C19A0L01000/
2019/10/10 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台の放射光施設活用、データ解析に目を付けたNTT
放射光が拓く未来(4)

3622荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:26

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00533565?isReadConfirmed=true
2019/10/8 05:00 日刊工業新聞
アイリスオーヤマ、東北大の次世代放射光施設に出資

【仙台】アイリスオーヤマは、東北大学青葉山新キャンパスに建設予定の「次世代放射光施設」のコウリション(有志連合)・メンバーに5000万円で加入、出資する。運用開始から10年間、年間最大200時間施設を優先利用できる。パックご飯やコメなどの食品事業に加え、家電、発光ダイオード(LED)照明の研究開発、品質向上に活用する。運用開始予定の2023年までは、既存の放射光施設「スプリング8」を試験的に利用し、活用に向けた課題を洗い出す。

(2019/10/8 05:00)

3623荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:49

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50807310Z01C19A0L61000/
2019/10/9 19:56 日本経済新聞 電子版 南関東・静岡
静岡の三光ダイカスト、宮城に新工場 HV・EV向け部品

3624荷主研究者:2019/11/04(月) 20:00:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191010_12011.html
2019年10月10日木曜日 河北新報
仙台市バス全45路線赤字 営業係数は減便でやや改善

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191010kahoku01.JPG

 仙台市交通局は、2018年度決算に基づく市バスの路線別「営業係数」を公表した。全45路線が赤字となったが、営業係数は17年度と比べやや改善した。今月下旬からバス車内や一部停留所に係数を掲示し、経営状況を市民に知らせる。

 営業係数は100円の収入を得るためにかかる費用で、100を超えると赤字を意味し、数値が大きくなるほど採算性が良くない。

 18年度の路線別係数は表の通り。路線数は泉松陵高校線が18年4月に廃止され、45路線に減った。営業係数が改善したのは37路線、悪化したのは7路線で、岩切線は横ばいだった。

 全路線の平均は152で17年度の157からわずかに改善した。18年4月のダイヤ改正で全体の2.4%を減便した効果で、福田町四丁目線、東部工場団地線の不採算上位の2路線の係数が大きく改善された。

 全45路線の営業収支は約34億円の赤字となった。赤字幅が最も大きかったのは17年度と同様、鶴ケ谷・南光台線で2億3070万円。最小は桜ケ丘線の561万円だった。

 市交通局は循環観光バス「るーぷる仙台」を除く全472台のバス車内に路線別営業係数を掲示。係数400以上の八ツ森線など8路線は、上りの停留所計92カ所に経由地が異なる系統別の詳しい係数を掲げる。

 市交通局の担当者は「沿線住民に厳しい経営状況を理解してもらい、市バスの利用を促したい」と話す。

3625荷主研究者:2019/11/04(月) 20:23:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191017_13031.html
2019年10月17日木曜日 河北新報
定禅寺通を憩いの空間に 車道1車線を規制、官民組織が社会実験

立町エリアの歩道で行われる社会実験。18日からの3日間は車道の一部にもテーブルセットが配置される=9日、仙台市青葉区立町の定禅寺通

 杜の都のシンボルロード、仙台市青葉区の定禅寺通の活性化に取り組む官民組織「定禅寺通活性化検討会」は18〜20日の3日間、車道の一部を開放する。6月から行ってきた社会実験の一環で、初めて実施する。

 東京エレクトロンホール宮城(県民会館)前の国分町エリアと、せんだいメディアテーク向かいの立町エリアの2カ所(地図)で開く。

 国分町エリアでは、ウッドデッキの上にベンチを配置した仮設休憩施設「パークレット」を置く。立町エリアでは、歩道にテーブルと椅子を並べ、市民に利用してもらう社会実験「リビング・ストリートプロジェクト」を実施中。18日から3日間は対象区域を拡大し、周辺のパン屋や酒店5店が販売ブースを設ける。

 開催時間は、国分町エリアが午前11時(18日は正午)〜午後8時、立町エリアが午前10時(18日は午前11時)〜午後8時半。

3626荷主研究者:2019/11/10(日) 22:25:22

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51353250U9A021C1L01000/
2019/10/24 17:54 日本経済新聞 北海道・東北
テクノ情報システム、仙台に拠点

3627荷主研究者:2019/11/10(日) 22:34:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191025_13030.html
2019年10月25日金曜日 河北新報
仙台・泉古屋敷橋あす架け替え 車の擦れ違い可能に 歩道も整備

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191025kahoku01.JPG
車が擦れ違えず交互通行を余儀なくされる現在の古屋敷橋(左)と架け替えられた新しい橋=仙台市泉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191025kahoku02.JPG

 幅が4メートルと狭く車が擦れ違えなかった仙台市泉区の七北田川に架かる古屋敷橋が26日午後2時、新しい橋に切り替わる。これまでは対向車が来ると、どちらかが橋の手前で停車し、相手をやり過ごす必要があった。架け替えでスムーズな通行が可能になる。

 古屋敷橋は県道仙台北環状線と泉区野村地区を結ぶ市道の一部。付近にはシェルコムせんだいなどの体育施設が立地し、一定の交通量がある。

 現在の橋は1970年に完成。歩道もなく、事故の危険が高かった。橋の南側たもとの交差点も変則的な形状で、対向車が橋を渡るのを待つ車で渋滞することも日常的な光景だった。

 区は渋滞と事故の危険を解消するため2016年に架け替え工事に着手。片側1車線と歩道を確保できる新しい橋を整備した。総工費は約6億5000万円。南側の交差点も改良し、見通しを良くした。

 泉区道路課は「擦れ違いが可能になっても南側交差点では一時停止する必要がある。安全運転を心掛けてほしい」と訴える。

3628荷主研究者:2019/11/10(日) 22:37:49

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area3/5326/
2019-10-28# 物件(石巻・気仙沼)みやぎ建設新聞
東松島市/矢本駅前周辺の交通環境整備構想/国際開発コンサルに決定/8.8haを対象に南北通路の設置案なども検討

 東松島市は、矢本駅前周辺交通環境等整備構想策定業務の委託先選定へ、24日に指名競争入札を行い3落の2100万円で国際開発コンサルタンツの落札を決定した。

 入札には落札者のほかにオオバ、ナカノアイシステム、東日本総合計画、大日本コンサルタント、東京コンサルタンツの6社が参加。予定価格は2120万円だった。

 JR仙石線矢本駅周辺は、1日当たりの平均乗車人口が東日本大震災以降増加傾向にあり、2010年度比で約1・2倍の約1200人となっている。このため、通勤・通学時間帯には駅ロータリースペースで渋滞が発生するなど改善が求められている。

 今回の業務では、渋滞緩和などを目的に駅前周辺8・8㌶を対象に交通量調査を行い、今後の駅前周辺の整備構想を策定する。

 また、業務の中で対象区域内にあり築後66年を経過した市営北浦住宅の解体や南北通路の設置案などの検討も進める方針。

 業務期間については年度内を予定しており、20年度以降の具体化を目指すとしている。

3629荷主研究者:2019/11/19(火) 22:53:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191030_12001.html
2019年10月30日水曜日 河北新報
仙台空港バンコク線、5年ぶり運航再開 貨物需要の開拓狙う

3、5月にはチャーター便を使った貨物搭載実験が行われた=3月、仙台空港

 仙台空港とタイ・バンコクを結ぶタイ国際航空の国際定期路線が30日、5年ぶりに運航を再開する。機材はボーイング777-200機(定員309人)で仙台発着の定期線で最も大きく、貨物輸送力も高い。空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は、東日本大震災以降落ち込んだ貨物取扱量の回復を期し、タイと取引のある企業などに働き掛けを強める。

 「タイには東北に関連する製造業の拠点があり、日本食も人気だ。成田空港経由で確立された物流に対し、直行便の迅速さと価格競争力でアピールしたい」。仙台空港の岡崎克彦取締役航空営業部長は言う。

 仙台発着の定期線は小型機材が中心で、貨物スペースが乗客の荷物でほぼ満杯になるが、バンコク線は最大約16トンの貨物が積める。仙台発の初便では、これまで成田経由だった精密機械などを運ぶ。

 企業側も歓迎する。センコン物流(名取市)は、昨夏からタイに仙台牛を冷凍で輸出しており「冷凍品の陸送費は高く、仙台空港から送るメリットは大きい」と前向きだ。ベトナムで受託運営する宮城県のアンテナショップ向けの加工品なども仙台空港から運ぶ方針という。

 一方、カツオなどの生鮮魚介を羽田経由でタイに送る仙台水産(仙台市)は「利用したいが現状では難しい」。運航する水、金、日曜が市場の休日などと重なるためだ。現地の卸問屋は「仙台空港発」をうたって販売を増やす意向があり、台湾経由などでの輸送も検討する。

 また、国際貨物は小口の貨物を一つのコンテナにまとめる混載が主流で「自社単独では相当量がないとコストが厳しい」(宮城県内の企業)との声もある。

 仙台空港は16年の民営化以降、新規就航や増便効果で、18年度旅客数は過去最多の約361万人を記録した。ただ、貨物取扱量は10年度の約1万1857トンに対し、18年度は約7089トン。被災の影響で成田に流れたまま回復していない。うち国際貨物は992トン(前年度比48.9%増)だ。

 仙台国際空港は44年度の貨物取扱量2万5000トンを目標に掲げ、新たな貨物誘致に力を入れる。岡崎部長は「バンコク線は、宮城県が目指す仙台空港24時間化や国際貨物専用便の就航などに向けた試金石にもなる」と安定した貨物輸送に意欲を見せる。

3630荷主研究者:2019/11/19(火) 22:58:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191031_12012.html
2019年10月31日木曜日 河北新報
仙台-バンコク線5年ぶり再開 来年夏にも毎日運航

運航再開の記念セレモニーでテープカットする郡和子仙台市長(左から2人目)とスメート社長(同3人目)=30日午前9時20分ごろ、仙台空港

 仙台空港とタイ・バンコクを結ぶタイ国際航空の国際定期路線が30日、5年ぶりに運航を再開した。当面は週3往復の運航を予定するが、同社幹部は利用が順調に推移すれば、来年7月にも毎日運航に切り替える計画を明らかにした。

 バンコク発の第1便が午前7時50分ごろ、歓迎の放水シャワーを浴びて仙台空港に着陸した。ほぼ満員の333人を乗せ、バンコク郊外のスワンナプーム国際空港から約6時間で到着。東北6県の職員や観光関係者、ご当地キャラクターに出迎えられた。約3時間半後には仙台出発便も320人を乗せて飛び立った。

 定期路線はバンコク発が火、木、土曜の午後11時59分(現地時間)出発で所要時間5時間41分。仙台発は水、金、日曜の午前11時15分(日本時間)出発で6時間50分。通常の機材はボーイング777-200型機(309席)を使用する。

 スメート・ダムロンチャイタム社長は仙台空港での歓迎イベント後、定期路線は80%程度の搭乗率を見込んでいるとし、「うまくいけば毎日の定期便となる」と将来の増便に言及した。

 同社幹部は「子会社のタイスマイル航空が香港か台湾・高雄経由で、仙台-バンコク線を週4便運航することを検討中。実現すれば(タイ国際航空と合わせ)毎日運航となる。早ければ来年7月から飛ばしたい」と補足説明した。

 タイ国際航空は2013年12月に仙台-バンコク線を就航させたが、タイの反政府デモの影響で14年3月に運休。近年、チャーター便で東北を訪れるタイ人観光客の急増を受け、路線再開に踏み切った。

3631荷主研究者:2019/12/01(日) 10:45:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191107_13037.html
2019年11月07日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>いいっちゃ道巡り[3]宮城の萩大通り(宮城野、若林区)/ハギ咲く風景 今は昔に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191107kahoku02.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191107kahoku01.JPG
広々とした宮城の萩大通り。写真上方、大和町2丁目交差点から北側は片側2車線に変わる=仙台市若林区中倉1丁目

「畑だけのところに片側3車線の道路ができてびっくりしたものです」と昔を語る野沢さん

 北は仙台市宮城野区萩野町から、南は若林区古城の国道4号仙台バイパスに至る約3.1キロ。最大6車線、幅36メートルの大通りを車も人もひっきりなしに行き来する。

 ミヤギノハギといえば、しだれ咲く紅紫色がかれんな宮城県花だが、周囲にはほとんど見当たらない。中央分離帯も歩道も、すっくと伸びるイチョウばかり。

 通りの西側に暮らして70年以上になる若林区の白萩町内会長の野沢徳行さん(82)は「かつては一帯が畑で、夜は荒浜の海鳴りが聞こえてくるような場所だった。ハギもたくさん咲いていましたよ」と振り返る。

 沿道にはスーパー、飲食店、紳士服店、ジムなど大小の店舗が並び、住宅街が広がる。高度経済成長期以前ののどかな風景を思い浮かべるのは難しい。

 年に2回の清掃活動には約1500人が参加する。キャンペーン実行委員長でもある野沢さんは「メインの通りを大切に思う住民の心意気で、ここ数年すっかりごみが減りました」。花はなくても、名にたがわぬ美しい通りなのだ。

(阿曽恵)

[宮城の萩大通り]1986年の道路開通を記念し、沿道の商業者らが地域住民を対象に自主的に愛称を募集し、決定した。正式に市が認定したのは97年。それまでの行政主導ではなく、地域の要望に基づいて愛称を付ける仕組みの先駆けとなった。

3632荷主研究者:2019/12/01(日) 10:46:13

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00537350?isReadConfirmed=true
2019/11/7 05:00 日刊工業新聞
TMI、新ナノ結晶磁性材を量産化 標準設備導入

TMI仙台工場に設置した連続熱処理装置

【仙台】東北マグネットインスティテュート(TMI、仙台市青葉区、藤田康隆社長、022・796・9731)は、電気エネルギー損失を最小限に抑える磁性薄帯の量産化技術を確立した。東北大学で開発された新規ナノ(ナノは10億分の1)結晶磁性材料の量産化に向けた標準設備を仙台工場(宮城県名取市)に設置した。幅127ミリメートルの薄帯で量産化を確認。今後車載向けモーターなどへの供給を計画する。

 TMIは2015年に東北大とパナソニック、アルプス電気(現アルプスアルパイン)などが共同で設立した東北大発ベンチャー。同大の牧野彰宏教授らが開発した新規ナノ結晶磁性材料の量産化技術開発を、17年度から科学技術振興機構(JST)の研究支援事業により取り組んだ。

 今回開発した量産化に向けた標準装置は、TMI仙台工場(パナソニック仙台工場内)に設置。これまでの試験装置では連続して薄帯を生産することが難しかった。新材料は鉄を主成分としたアモルファス(非晶質)合金から適切な熱処理を加えてナノ結晶を生成する。量産化の課題となっていた専用の連続熱処理装置など薄帯製造からナノ結晶薄帯を製造するための連続的な標準装置を完成した。

 薄帯の安定した生産では幅127ミリメートル、厚さ27マイクロメートル(マイクロは100万分の1)を確認。試作レベルでは幅245ミリメートルが可能という。現状の量産化装置では年間60トン程度までの生産が可能とみている。今後の新材料による薄帯供給は「(TMIへの)出資企業を中心に進めたい」(藤田社長)としている。

 新ナノ結晶材料は、電磁鋼板に匹敵する高飽和磁束密度と、アモルファス合金並みの電力損失を確認した。モーターやトランスに使えばエネルギー電力損失低減と機器の小型化が両立可能となる。

(2019/11/7 05:00)

3633荷主研究者:2019/12/01(日) 11:15:37

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5365/
2019-11-11# 物件(仙台圏)みやぎ建設新聞
仙台市/市道霊屋下米ヶ袋線・鹿落坂橋の予備設計/参加申請は22日まで/現橋はL137m、歩行者等の安全確保策を検討

 仙台市は8日、市道霊屋下米ヶ袋線上に架かる鹿落坂橋の橋梁予備設計業務を、制限付き一般競争入札で公告した。

 参加申請は今月22日まで、開札は12月3日15時に行う。

 参加資格は、市内に本店または支店、営業所を有する建設コンサルタント鋼構造部門および建設コンサルタント道路部門の登録業者で、2004年以降に完了した河川における橋長70㍍以上の橋梁詳細設計業務の元請け実績を有することなど。

 現在の鹿落坂橋は、市道霊屋下米ヶ袋線に1966年(昭和41年)に架設した橋長137・6㍍、幅員7・55〜8・1㍍の15径間単純PCプレテン床板橋(I桁)。下部工は逆T式橋台2基と張出式橋脚14基で構成。一部区間が東側を流れる広瀬川に張り出しており、下部工部分は擁壁に橋脚を増し打ちした特殊な構造となっている。

 同橋を含む市道霊屋下米ヶ袋線は、市中心部と太白区八木山地区のアクセス道路。路線バスなどの大型車の交通量も多いが、歩道がなく急勾配となっており、過去には交通事故も発生していることから現道の安全対策が必要となっている。

 今回の業務は、歩行者・自転車空間の確保に向けた整備手法の検討や測量を実施するもの。市では現在、現橋から見て河川側への人道橋設置や橋の架け替えなどを想定しており、現道を迂回する道路が近くに無いことから、仮設方法なども踏まえて最適な手法を選定する。なお、同橋については過去に老朽化に伴う耐震化や長寿命化の検討調査(担当はTPC)や健全度調査などを実施しており、業務では、これまでの調査結果に基づく補修・耐震化方策も検討する。対象は太白区向山1丁目から青葉区霊屋下地内の市道向山1号線および霊屋下米ケ袋線の延長300㍍。履行期限は20年3月31日まで。

3634荷主研究者:2019/12/11(水) 22:10:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_12003.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
仙台市、フィンランドのオウル市と産業振興協力協定更新

協定書に署名し、握手を交わすラーヤラ市長(左から2人目)と郡市長(同3人目)ら

 仙台市は13日、フィンランドのオウル市との産業振興協力協定を更新した。2005年に初めて協定を結び、再締結は5回目。IT、新規創業、ヘルスケア、文化交流などをテーマに共同事業や人材交流を行う。

 仙台市役所であった締結式には郡和子市長、オウル市のパイヴィ・ラーヤラ市長、両市の産業支援機関トップが出席。20年4月〜25年3月を期間とする協定書にそれぞれ署名した。

 郡市長は「仙台の地元企業が国際化や高度化を図る上で、大きな知恵をもらえる」と両市連携に期待を寄せた。ラーヤラ市長も「これまで多くのことを成し遂げた協定を更新でき、うれしく思う」と喜んだ。

 これまでも協定に基づき、17年には世界最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ」に共同出展。オウル市で毎年開かれ、音楽に合わせてギターを弾くまねを競う「エアギター世界大会」の日本決勝が12〜15年に仙台で開催されるなどした。

 オウル市はフィンランド北部の中核都市。同国の情報通信企業ノキアの開発拠点もあり、IT産業の振興に力を入れている。

3635荷主研究者:2019/12/11(水) 22:11:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_11015.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
仙台市役所新庁舎の利用さらに半年遅れ

仙台市役所=2019年6月

 仙台市は13日、市役所本庁舎の建て替えに向けた基本計画検討委員会で、新庁舎の利用開始が2028年度半ばにずれ込むとの見通しを示した。6月にも工事期間が長くなるとして、1年遅れると表明しており、当初の27年度より1年半ずれ込むことになった。

 市によると、現在は分庁舎や仮庁舎に分散する各部局を集約し、新庁舎に配置する計画策定の過程で、職員1人当たりの執務空間の平均化などに手間取り、新庁舎の規模が定まらないことが遅れの原因という。

 今後、検討委が規模の算定を待って庁舎整備費などの検討を進め、来年5月までに報告書を郡和子市長に提出。市は意見公募(パブリックコメント)を経て7月にも基本計画を決める。

 当初は今年8月に報告書が出され、11月の意見公募を経て年内に基本計画を策定する予定だった。

 設計作業の開始は20年度後半、先行する議会棟の解体工事の着手は23年度後半にずれ込み、新庁舎の建設と現庁舎の解体を経た事業完了は30年度末を見込む。

3636荷主研究者:2019/12/11(水) 22:18:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_15025.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>いいっちゃ道巡り[7]開成通り(青葉区)/農地開拓成功橋に願う

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191114kahoku02.JPG
朝の通勤・通学時間帯、仙台市中心部などに向かう車で渋滞する開成通り

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191114kahoku03.JPG
愛称の由来になった広瀬川に架かる開成橋=仙台市青葉区愛子中央2丁目

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191114kahoku04.JPG

 JR仙山線愛子駅(仙台市青葉区)の東側、国道457号から広瀬川へ向かう市道愛子赤坂線の約800メートルが「開成通り」だ。2013年2月、住民アンケートを経て命名された。広瀬川に架かる開成橋が名前の由来。戦後間もない1955年に完成した橋は、住民に長く親しまれている。

 地元の旧上町町内会連合会の元会長菅井長一さん(77)によると、開成橋の建設当時、愛子駅の北側は一帯が雑木林だった。終戦で職を失った元軍人や元工員らが農地開拓に挑戦。成功の願いを込め、新築の橋に「開成」の名が付いたという。

 現在の愛子駅北側は閑静な住宅街。60年余りの時が流れ、すっかり様変わりした。市道は朝夕の通勤・通学時間帯、都心部へ向かう車で混雑する。沿道には広瀬中があり、登下校する生徒たちの元気な声が響く。

 「車の渋滞や行き交う生徒たちを見ると、雑木林だった市道周辺の開拓は、成功したんだなと思える」と菅井さん。「開成」の言葉を感慨深げにかみしめる。(石川遥一朗)

[開成通り]仙台市道愛子赤坂線のうち、青葉区愛子の国道457号交差点-開成橋間の784.3メートル。2012年4月、旧上町町内会連合会が地域への愛着を育もうと、愛称の命名を企画。住民にアンケートを実施し、140件の回答で最も多かった「開成通り」を市に申請し、13年2月に決定された。

3637荷主研究者:2019/12/11(水) 22:28:11

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52232520V11C19A1L01000/
2019/11/15 18:29 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
IPOゼロ返上へ宮城の企業奮起 仙台市が支援の8社
東奔北走

3638荷主研究者:2019/12/11(水) 22:58:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191118_11014.html
2019年11月18日月曜日 河北新報
またも冠水、仙台駅前の排水能力増強へ 新たな水路整備に市が着手

タクシーのバンパーの高さまで冠水したJR仙台駅周辺=10月13日午前0時15分ごろ、仙台市青葉区中央1丁目

 台風19号ではJR仙台駅西口の道路や地下街で、内水による浸水被害が発生した。「東北の玄関口」は大雨が発生するたびに道路が冠水し、川のような光景が広がる常襲地帯。商店や飲食店の関係者からは「またか」とぼやきが漏れる。仙台市は本年度、駅周辺の排水路整備事業に乗り出していて、雨水処理能力の増強を急いでいる。(報道部・小木曽崇)

 市などによると、豪雨で駅西口の商業施設「EDEN(エデン)」付近の青葉通で約40センチの冠水を記録。駅東西地下自由通路や市地下鉄仙台駅、エスパル仙台本館の地下などにも雨水が流入、一部の地下店舗が一時的に水没した。商店関係者らは「駅前通に面した店舗が特に被害が大きかった」と振り返る。

 さくら野百貨店仙台店跡地の北側にある金券ショップで働く佐々木啓勝さん(56)は「店頭に土のうを積んだものの、店内は約15センチ浸水した。毎年のように被害に遭う。行政は早く対策してほしい」と訴える。

 市下水道調整課によると、駅前通には緩やかな傾斜がある。海抜は北から順に広瀬通交差点36.8メートル、さくら野跡地前35.5メートル、仙台ロフト前35.6メートル。青葉通交差点付近を底とする「くぼ地」状の地形になっており、水がたまりやすいという。

 駅西口の排水路は主に昭和20年代に整備された。同課の担当者は「開発が進むにつれ、地表がアスファルトやコンクリートに覆われて土の露出が減った。結果、保水能力がなくなった」と別の要因も指摘する。

 市も手をこまねいてはいない。本年度、既存の排水路に加え、もう一つ幹線水路を駅西口に整備する事業に着手。110億円をかけ、アエル付近から五橋公園を経由し、愛宕大橋付近の広瀬川に至る全長約3.8キロを敷設する。

 使用開始は2026年度の予定。最大口径は2.60メートルで既存排水路の1.65メートルを上回り、一帯の排水能力は大幅に向上する。10年に1度の発生が予想される1時間当たり52ミリの大雨でも、駅西側ではほとんど浸水が発生しなくなるという。

 同課の担当者は「仙台駅周辺は都市機能が集中し、商店もたくさんある」と語り、重点的に取り組む必要性を強調する。

3639荷主研究者:2019/12/11(水) 22:59:57

http://www.shelter.jp/news/main/5816
最新情報〈総合〉
19.11.18 [お知らせ]
仙台駅東口に純木造7階建てビルを建設!
日本初の製材を主要構造部に使用した高層木造プロジェクト

杜の都・仙台に純木造高層ビルを建設

 弊社は仙台駅東口エリアに純木造7階建てビルを建設する「(仮称)仙台駅東口プロジェクト」に着手しました。建築主は髙惣合同会社、設計・施工は株式会社シェルター。用途はテナント、オフィス、専用住宅。日本で初めて主要構造部に製材を使用する高層木造建築となります。

 東北最大の都市・仙台で、7階建ての木造ビルが建設される意義は大変大きいと言えます。全国の建築物の階数の分布は、1〜5階建てまでが99.1%、東北地方に限定すると99.7%にのぼります。(国土交通省「平成30年度建築着工統計調査」をもとに算出)

 本プロジェクトによって、現在の建築物のほとんどを木造にすることが可能になることが示され、弊社の掲げる「木造都市の実現」に向けて大きく前進します。また、計画地は仙台駅東口ペデストリアンデッキから目に入る立地のため、駅の利用者はじめ多くの方に木造ビルを認知して頂くことができます。(赤色部が建設予定地)

日本初!高層ビルの主要構造部に製材を使用

 本プロジェクトでは一般流通材であるJAS製材を主要構造部に使用します。これは日本全国、どの地域でも地元の木で高層ビルを建てられる技術を整備する狙いがあります。木造の高層建築は集成材の使用が一般的ですが、集成材工場の整備状況には地域差があるのが現状です。一方、製材は集成材に比べてインフラの整備コストがかからないこともあり、どの地域でも調達しやすくなっています。製材を活用した木造ビルが実現することで、既存の設備を利用してより地元の森林資源を活かすことができます。

 木造建築の需要は公共建築だけでなく民間企業へと広がりを見せており、コスト削減はより重要な課題となります。製材は集成材に比べ安価なため、材料費の削減が可能です。また、集成材工場が近くにない地域では、地元の木を集成材工場のある地域に運び、また戻すという運搬費がかかりますが、地元で部材を手配できれば運搬のコストも下げることができます。製材での高層建築を実現するために、複数の製材を束ねて柱や梁を製作します。束ね材を用いた実例は少なく、高層建築の主要構造部への採用は今回が初となります。

木質耐火部材COOL WOODを採用

 1〜3階は2時間耐火構造、4〜7階は1時間耐火構造で、柱・梁は国土交通大臣認定を取得した木質耐火部材COOL WOOD(クールウッド)を採用します。木材は国産のスギ、カラマツを使用し、東北の木材を積極的に活用します。

 環境問題を契機に木造建築は改めて脚光を浴びており、技術面も大きく進歩しています。高層建築であっても鉄骨・鉄筋コンクリート造だけでなく、木造を選ぶことのできる時代に突入しました。本プロジェクトは一般流通材の使用と(一社)日本木造耐火建築協会によって技術をオープン化しているCOOL WOODの採用によって、地元の木材を使い全国で建てられる汎用性の高い木造ビルのモデルケースとして、杜の都 仙台から全国に向けて新たな建築のかたちを発信します。

-建築概要-
物件名  :(仮称)仙台駅東口プロジェクト
建築主  :髙惣合同会社
設計・施工:株式会社シェルター
敷地面積 : 245.39㎡
建築面積 : 157.93㎡
延べ面積 :1,029.40㎡
階  数 :地上7階建て
最高高さ : 26.52m
建設地  :宮城県仙台市宮城野区榴岡2丁目
地域区分 :準防火地域
工  期 :2020年5月〜2021年春(予定)

【ニュースリリース】仙台駅東口に純木造7階建てビルを建設

3640荷主研究者:2019/12/11(水) 23:02:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_12014.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
東北大が民間と事業創出の新会社 第1弾は医療機器開発

新会社がサポートする「スマート・エイジング・カレッジ」の産学連携フォーラム=12日、東京

 東北大は研究成果を活用して民間企業との事業創出や製品開発を後押ししようと、子会社「東北大ナレッジキャスト」(仙台市)を設立した。第1弾として企業との共同研究が拡大する医療機器などの医工学分野から着手し、健康寿命を延ばすスマートエイジング分野も展開。5年後に売上高10億円を目指す。

 東北大が2017年6月、研究成果を活用した事業に出資できる「指定国立大学法人」に選ばれたのを受け、今年10月に100%子会社として設立。資本金8000万円で、東京にも事務所を置く。社長には荒井秀和特任教授が就いた。

 医工学分野では、主に医療機器の設計や臨床試験、実用化を手掛ける東北大病院臨床研究推進センターと連携。弁理士や薬剤師ら約140人の専門家集団の知見を生かし、医療機器開発で伴走型のコンサルティング業務を担う。

 同大加齢医学研究所が東京で定期開催する企業向けの「スマート・エイジング・カレッジ東京」もサポートする。産学連携による新事業創出を目指すプログラムを充実させ、革新的な新事業や新たなサービスの開発につなげる。

 荒井社長は「東北大が持つ知と、産業界の革新性を融合させ、新しい力を生み出しながら社会に貢献したい」と意気込む。

 子会社を設けたのは京都大、東京大に続き3例目。社会人の人材育成事業や企業コンサルティング事業への出資が可能になる。

3641荷主研究者:2019/12/11(水) 23:03:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_12023.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
日本ファインセラミックス、富谷に新工場建設 20年9月操業開始

建設工事の安全を祈願して地鎮祭に臨む足立社長

 日揮ホールディングス(横浜市)傘下でセラミックス開発製造の日本ファインセラミックス(JFC、仙台市泉区)は、宮城県富谷市の高屋敷工業団地に新工場2棟の建設を決め、18日に現地で地鎮祭を行った。2020年9月の操業開始を目指す。

 同社富谷事業所の第2、3工場として、ともに鉄骨平屋の工場を増設する。延べ床面積2792平方メートルで、投資額は約25億円。約20人で操業をスタートさせる。熱が生じるユニットを多用する電気自動車などの次世代自動車向けに、絶縁放熱基板と呼ばれる熱を逃がすための部品を量産する。

 式典には、日揮ホールディングスの石塚忠代表取締役社長COO(最高執行責任者)ら約30人が出席。JFCの足立茂社長は「10年かけて開発した技術を基に競争力のある製品を生産し、発展を目指す」と抱負を述べた。

 JFC富谷事業所では第1工場が18年7月から稼働している。若生裕俊富谷市長は「早くも新工場が建設されることになり、市民にとってこの上ない喜び」と歓迎した。

3642荷主研究者:2019/12/11(水) 23:05:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_11007.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
新たな県民会館と美術館集約 宮城県が施設配置3案提示

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191119kahoku01.JPG

 宮城県は18日、老朽化する仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と県美術館を、いずれも宮城野区の仙台医療センター跡地に移転、新築する方針案を正式に発表した。両施設と屋外広場、駐車場、民間が活用するエリアを組み合わせた施設配置の3案を併せて公表した。

 県庁であった県有施設の再編に関する有識者懇話会で示した。配置案は図の通り。(1)県有施設のみで構成(2)西側に民間エリアを設定(3)東側に同エリアを設定-の三つで、一定の天井高を見込む新県民会館の位置は日照の観点から敷地南側か南東側とした。

 県は、県民会館、美術館とも芸術を扱う観点から親和性が高く、2000人規模のホールと美術館の集約は地域の文化振興につながると強調。委員からは相乗効果を期待する声が多く、集約に異論は出なかった。

 候補地周辺の人や交通の流れが変化することが想定されるため、駐車場の適正利用や公共交通機関との連携の在り方を検討すべきだとの指摘があった。今後の街づくりに向け、都市計画を所管する仙台市との協議を求める声も出た。

 座長を務めた東北大大学院工学研究科の堀切川一男教授(摩擦工学)は「夢のあるプランだ。将来の宮城の街づくりに寄与するよう議論を進める」と述べた。

3643荷主研究者:2019/12/11(水) 23:29:23

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52401990Q9A121C1L01000/
2019/11/20 19:05 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
東北大発スタートアップ、空気電池向け触媒開発

3644荷主研究者:2019/12/11(水) 23:40:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191121_12043.html
2019年11月21日木曜日 河北新報
ファストファッションブランド「H&M」仙台駅前にオープン 国内で100店目

豊富な品ぞろえが魅力のH&M仙台パルコ店。初日から多くの買い物客でにぎわった

 スウェーデン発のファストファッションブランド「H&M」は21日、仙台市青葉区のJR仙台駅西口の仙台パルコ2に、国内100店目となるH&M仙台パルコ店をオープンさせた。

 パルコ2前には開店を待つ約400人の列ができた。スウェーデン出身のタレントLiLiCoさんがテープカットし、開店を祝った。パルコ店は4階のワンフロア約1400平方メートルでH&Mとしては中規模。太白区のザ・モール仙台長町店(約900平方メートル)の約1・5倍。東北のH&Mは岩手、宮城、山形、福島4県の計5店になった。

3645荷主研究者:2019/12/20(金) 23:28:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191122_12020.html
2019年11月22日金曜日 河北新報
仙台市バス3.3%減便、2路線では区間短縮 来年4月ダイヤ改正

 仙台市交通局は21日、来年4月1日の市バスのダイヤ改正で、運行便数を1日平均3.3%削減すると発表した。経営改善計画(2017〜21年度)の一環で、18年4月に続く第2弾の減便。朝夕ラッシュ時に運行便数が多くなる区間、利用者が極めて少ない区間などを削減対象にする。

 運行総数を現行の1日3541便から117便削減する。午前6〜8時と午後4〜7時のラッシュ時間帯は、市中心部の主要バス停12カ所を経由する36系統を1〜4便ずつ減らす。

 12カ所は北六番丁小学校前、宮町二丁目、立町小学校前、八幡五丁目、国見小学校前、本沢二丁目、桜ケ丘団地入口(青葉区)、小田原二丁目(宮城野区)、新寺三丁目、荒町、広瀬橋(若林区)、八木山入口長徳寺前(太白区)のバス停。

 午前9時〜午後3時の日中時間帯は、仙台駅前を経由、発着する系統を中心に1〜3便ずつ減らし、桜ケ丘線の仙台駅前-宮城学院前の系統は1便増やす。利用者の少ない16系統の最終便を削り、市地下鉄駅間などを走る系統も減便する。

 作並線、秋保・二口線の2路線は区間を短縮。芋沢線、折立・茂庭台線など3路線は運行経路を見直す。

 市交通局は経営改善計画で運行量を段階的に5%削減する方針。第1、2弾の減便で、運行量は17年4月と比べ5.3%減となる。

 担当者は「経営改善計画に基づく減便は最後。路線ごとにダイヤを調整し、来年3月中旬に新しい時刻表を公表する」と説明する。

3646荷主研究者:2019/12/20(金) 23:29:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191122_11021.html
2019年11月22日金曜日 河北新報
仙台に公認プールを 市水泳協など市長に要望

郡市長(左)に公認プール復活を求める市水泳協会の関係者ら

日本水泳連盟の公認を受けていた仙台市青葉区の西公園プール。1961(昭和36)年7月のオープン当時のひとこま。飛び込む前に準備運動。プールは2006年(平成18年)9月に廃止された。

 仙台市内に日本水泳連盟公認の競泳プールを復活させようと、市水泳協会と仙台ねんりんピック水泳協会の関係者が21日、市役所を訪れ、郡和子市長に要望書を提出した。2006年に西公園プール(青葉区)が廃止されて以降、市内に公認プールがなくなり、公式大会はグランディ21(宮城県利府町)などで開かれている。

 要望書は「グランディ21は交通アクセスに難があり、子どもや高齢者の大会は家族が送迎しなければならない。日常的に公認プールで練習できることが望ましく、市内への早期整備が必要不可欠だ」と訴えた。

 ねんりんピック水泳協会の河野務(つとむ)会長は「市内の競泳プールは、大会出場に向けた飛び込みスタートの練習ができない。市地下鉄沿線に公認プールがあれば使いやすく、競技人口の拡大にもつながる」と語った。

 水泳連盟によると、県大会が開催できる公認プールは(1)長さ50メートル(2)8レーン以上(3)水深1.35メートル以上(4)スタート台を設置-などの基準を満たす必要があり、800人以上の観客席、100台以上の駐車場の確保が「望ましい」とされる。

 現在、市内には泉総合運動場(泉区)や新田東総合運動場(宮城野区)など12カ所に市民プールがある。いずれも健康増進を目的とした施設で、連盟の公認基準をクリアしてはいない。

 全国20政令市で公認プールがないのは仙台だけ。今後、両協会は市内の大学や高校などで署名活動も展開し、早期整備を求める。

 要望書を受け取った郡市長は「市内のプール事情は認識した。(音楽ホールなど)いろいろな施設を建設していく時期だが、思いを巡らせたい」と応じた。

3647荷主研究者:2019/12/20(金) 23:29:55

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52498060S9A121C1L01000/
2019/11/22 17:27 日本経済新聞 北海道・東北
仙台市、外国人向け起業イベント

3648荷主研究者:2019/12/21(土) 00:10:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191123_73011.html
2019年11月23日土曜日 河北新報
阿武急 丸森-槻木間、12月中旬再開 車両3編成で運行、ダイヤ被災前より大幅減

 台風19号の被害を受けた第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は22日、不通区間のうち宮城県内の丸森(丸森町)-槻木(柴田町)の運行を12月中旬に再開すると発表した。福島県側にある車両3編成(1編成2両)を宮城県側に移動させて走らせる。運行本数は台風前に比べて大幅に減る見通し。

 宮城、福島両県にまたがる全区間のうち宮城県側の運行再開は初めてとなる。丸森-槻木の再開に向け、同社は富野(伊達市)-槻木の倒れた電柱や切れた架線などを11月末をめどに復旧させる計画。以前と同様に上保原変電所(同)から電気を供給する見通しが立った。

 福島側にある車両を12月上旬にJR東北線を利用して移動させ、丸森-槻木で使用する。信号、踏切など設備の動作確認に加え、1週間程度の走行で安全を確認して運行再開する。

 運行本数は大幅に減る見通し。同社は「車両点検や清掃、乗務員の配置の問題があり、通常ダイヤにはならない」と説明する。台風前には同区間で1日上下46本を運行していた。

 丸森-槻木はレールなどの被害が比較的軽微で、10月中に応急復旧工事を終えていた。台風以降、丸森駅に停車していた車両1編成は伊達市の車両基地に移して点検する。

 福島-富野は既に再開している。残る不通区間の富野-丸森について同社の担当者は「被害の程度が全く異なっており、再開時期を言える段階ではない」と説明している。

3649荷主研究者:2019/12/21(土) 00:38:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191127_11023.html
2019年11月27日水曜日 河北新報
仙台市、駐車場の台数基準を緩和 市中心部の土地有効活用へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191127kahoku01.JPG

 仙台市は26日、一定規模の建物を対象とした駐車場の設置義務を見直し、市中心部で確保すべき台数を大幅に緩和すると発表した。10月に始動した都心再構築プロジェクトの一環で、駐車スペースの土地や建物の有効活用を促し、再開発を誘導する。市は関連する条例改正案を市議会12月定例会に提出し、議決を経て、来年4月の施行を目指す。

 市によると、駐車場の台数基準を緩和するエリアは地図の通り。条例改正後は(1)延べ床面積2000平方メートルを超えるホテルや店舗、事務所(2)同3000平方メートルを超えるマンションや学校-などが対象となる。

 現行条例は、店舗や事務所は床面積250平方メートルごと、ホテルなどは312.5平方メートルごと、マンションなどは562.5平方メートルごとに1台を基準としているが、改正案は店舗や事務所が350平方メートル、ホテルなどが550平方メートル、マンションなどが900平方メートルに1台と3割程度緩和する。

 新基準で算定された台数をさらに削減できる特例制度も創設する。公共交通の時刻表掲示で5%、公共交通利用者への割引サービスで10%、バスの待合環境の整備で20%、駅に接続する地下通路の整備で40%それぞれ軽減。組み合わせで最大55%少なくできる。

 延べ床面積1万平方メートルのホテルの場合、現行条例では32台分の駐車場を確保する必要があるが、改正案の新基準と特例制度を最大限組み合わせれば、9台分を確保するだけで良くなる。余った23台分の空間は別の用途に使うことができる。

 駐車台数の緩和は全国で7政令市が取り組む。仙台市の最大55%の緩和率は、非公表の川崎、京都両市を除くと最も大きいという。

 現行条例は1965年に制定され、半世紀以上が経過する。近年、市中心部の交通量は減少傾向で、駐車場の利用は午後1時前後のピーク時で平均5割程度の空きがある状態。条例の義務付けと実態との隔たりが大きくなっていた。

3650荷主研究者:2019/12/25(水) 22:44:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191128_13026.html
2019年11月28日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[2]宮城県知事公館(青葉区)大正の薫り、挙式で人気

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正面外観。教会のような雰囲気が新郎新婦の記念撮影に人気だ

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披露宴会場として人気の洋室。大きな窓から庭園が見渡せる

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 かつては迎賓館として要人をもてなす場だった宮城県知事公館(仙台市青葉区)。近年は知事が使うのは年数回程度。一般への貸し出しを始めた2006年以降、地元企業が結婚式や披露宴などで使うようになり、身近な建物になった。

 「平日は静かな散歩コース。週末にはにぎやかな声が響く」と管理人の中川昭三さん(66)。挙式をした夫婦の会員制交流サイト(SNS)での発信効果か、半年先まで結婚式の予約が埋まっているという。

 旧陸軍省が第二師団長官舎として1921年に建てた。当時は西洋式の建築が権威の象徴だった時代。洋室のシャンデリアやしゃれた装飾に、思わずため息が漏れる。

 庭園に回ると、洋館に連なる木造の和風建築物に気付く。戦後に米軍に没収され、県所有になったのは58年。残された資料が少なく、詳しい来歴は不明だ。

 屋根瓦は修繕を重ねているが、内装は大正時代のまま。中川さんは「ちょっとした懇親会にもぜひ使ってほしい」とほほ笑む。

(奥瀬真琴)

[宮城県知事公館]仙台市青葉区広瀬町5の43。平屋で床面積は約470平方メートル。洋室3部屋、和室1部屋。開館時間は午前9時〜午後4時。休館日は年末年始と祝日。入館無料。全館使用料は1日6万3290円。連絡先は県秘書課022(211)2212。

3651荷主研究者:2019/12/25(水) 22:47:52

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00539796?isReadConfirmed=true
2019/11/28 05:00 日刊工業新聞
シェルター、木質耐火部材に製材採用 仙台駅東口ビル向け

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/img2_file5dde3024e7539.jpg
仙台駅東口近隣に計画する純木造7階建てビル(完成予想パース)

【山形】シェルター(山形市、木村一義社長、023・647・5000)は、木造ビルの需要喚起のため、自社開発した木質耐火部材内部の主要構造部に製材を採用する。集成材より調達が容易な一般に流通する日本農林規格(JAS)製材を使い、コスト面や供給面などの競争力を高める狙い。製材を用いた耐火部材はJR仙台駅東口で計画中の木造ビル建設プロジェクトに導入する。

 シェルターが設計・施工を担う仙台駅東口プロジェクト(仮称)は、同駅東口近隣に純木造の地上7階建てビルを計画している。施主は民間で、延べ床面積が約1029平方メートルの規模。2020年5月の着工を予定している。

 非住宅分野となる木造ビルの需要が高まれば、地域産木材のもう一段の活用が見込める。一般に木造の高層ビル化には、主要構造部に集成材を用いるという。ただ、全国的に見て接着剤などを用いる集成材工場の立地には地域差がある。その点から物流コストなどの削減も踏まえ、裾野の広い製材工場からの材料調達で地域活性化にもつなげる狙い。

 シェルターの木質耐火部材「クールウッド」は、内部の荷重支持部に木材を使用している。中間部には石こうボード、表面には木材を使った三重構造。17年には国内初の3時間耐火木構造部材として国土交通大臣認定を得た。

 製材を束ねた形でクールウッドの荷重支持部を形成するのは今回が初めて。今後、乾燥工程などの実証試験を経て、プロジェクトに導入する。製材は集成材より安価で、事業費の削減も見込める。シェルターでは「ボリュームが大きい5階建て程度の案件での市場拡大につなげたい」(安達広幸常務)としている。

(2019/11/28 05:00)

3652荷主研究者:2019/12/25(水) 23:03:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_13019.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
東部復興道路が全線開通 「震災復興のシンボルに」 仙台沿岸部、多重防御整う

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191130kahoku01.JPG
全線開通に先立ち、通り初めをする記念式典出席者の車両=30日午前11時55分ごろ、仙台市若林区荒浜

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 仙台市が東日本大震災で被災した沿岸部に整備したかさ上げ道路「東部復興道路」の全線開通を祝う式典が30日午前、若林区荒浜の震災遺構荒浜小であった。一般車両の利用開始は午後3時。市が復興の象徴と位置付けた道路の全線開通で、市内の復興事業はハード面で一区切りを迎えた。

 記念式典は午前11時に始まり、地元の中学生や町内会長、工事関係者ら約120人が出席した。郡和子市長は「幾多の試練を乗り越えて開通を迎えた。津波から人々の命を守るまさに命の道、命の防波堤であり、震災と復興を後世に伝えるシンボルだ」と語った。

 式典後は復興道路の荒浜交差点付近に移動し、郡市長や中学生、県選出国会議員らがテープカットし、連合町内会長らがくす玉を割って開通を祝った。利用開始に先立ち、出席者を乗せた車両18台が通り初めをした。

 東部復興道路のルートは地図の通り。宮城野区蒲生から若林区藤塚までの総延長10.2キロで、県道区間6.8キロと市道区間3.4キロで構成する。約6メートル盛り土をして堤防機能を持たせ、海岸防潮堤や仙台東部道路などとの多重防御で津波の威力を軽減する。

 復興道路と仙台東部道路の間は、県道井土長町線、荒浜原町線、市道南蒲生浄化センター1号線を「避難道路」として拡幅。復興道路の東側に避難の丘、西側に避難タワーやビルを整備した。

 避難道路も合わせた事業費は317億円。2014年3月に着工し、当初は19年3月の完成予定だった。一部区間で地盤改良の必要が生じ、全線開通は10月19日に先延ばしとなり、台風19号によるのり面の損傷で再延期された。

3653荷主研究者:2019/12/25(水) 23:04:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_13017.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
岩沼-村田・志賀姥ヶ懐トンネル、12月21日開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191130kahoku03.JPG

 県は29日、県南の沿岸部と内陸部を結ぶ県道岩沼蔵王線のうち、岩沼市と村田町の境にある志賀姥ケ懐(うばがふところ)トンネルを12月21日午後3時に開通させると発表した。同日午前11時から岩沼側で式典を開く。

 新設したトンネルは全長1285メートル。前後の県道3.7キロ区間も合わせて拡幅し、2車線化した。工事前と比べて、通行時間は約8分短縮されるという。

 現路線は道幅が狭く、カーブが多いため、車両の通行が難しく、大雨時には規制の対象区間になっていた。県は2012年度、工事に着手。18年度中の開通を目指したが、地質が軟弱だったため、掘削に時間を要した。

 県道路課の担当者は「安全で円滑な通行が可能になり、救急医療の改善や地域の広域連携が期待できる」と説明する。

 岩沼蔵王線は東北道と仙台東部道路、仙台空港を結ぶ幹線道路。東日本大震災発生時、内陸部から沿岸部に支援物資を運ぶ車両が通行できず、遠回りを強いられるなど支障が出ていた。

3654荷主研究者:2019/12/25(水) 23:05:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_73012.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
阿武隈急行の丸森-槻木間、12月6日運行再開

 台風19号の被害を受けた第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は29日、不通区間のうち丸森(宮城県丸森町)-槻木(宮城県柴田町)の運行を12月6日に再開すると発表した。当初示した12月中旬との見通しを前倒しての再開となる。

 車両4編成(1編成2両、仙台直通は4両)で、朝(午前5〜8時台)上下各4本、夕(午後4〜9時台)上り7本と下り6本(各2本は角田-槻木)のみの運行。仙台直通は朝夕上下各1本を運行する。丸森-槻木で運行していた無料輸送バスは鉄路再開に伴い5日で取りやめる。

 29日に上保原変電所(伊達市)からの電力供給に問題がないことを確認した。12月2日にJR東北線を利用して車両を福島県側から宮城県側に移動。3〜5日に再開区間を走行して信号、踏切など設備の動作確認を行う。車両整備のためJR東日本が仙台車両センター(仙台市宮城野区)を提供する。

 阿武隈急行の担当者は「被災した丸森町や角田市の少しでも力になれればいい」と話す。特に被害が大きい富野(伊達市)-丸森は再開のめどが立っていない。

3655荷主研究者:2019/12/25(水) 23:06:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191202_11025.html
2019年12月02日月曜日 河北新報
仙台市ガス22年度民営化 推進委「事業譲渡」きょう答申

仙台市ガス局

 仙台市のガス事業民営化に向けた考え方を検討する専門家の「市ガス事業民営化推進委員会」が、2022年度に民間へ事業譲渡するのが望ましいとの答申内容を固めたことが1日、関係者への取材で分かった。委員長の橘川武郎東京理科大大学院教授が2日、市役所を訪れ、郡和子市長に答申書を提出する。

 関係者によると、推進委は民営化の方式に関し、原則的に全ての業務や資産を民間が引き継ぐ「事業譲渡方式」を採用する方向で意見がまとまったという。

 料金設定に議会の議決が必要ないため、機動的な設定が可能になるほか、通信などガス以外のサービスをセット販売するなど、柔軟な事業展開ができる利点などを評価したもようだ。

 公営ガスの民営化を巡っては、大津市が今年4月、公営初の「コンセッション方式(運営権の売却)」で一部民営化したが、近年は事業譲渡方式を採用する例が多い。

 推進委は地域経済活性化の観点を重視し、ガス事業を承継する新会社は、仙台市内に置くことを条件とするよう答申するとみられる。

 市は2日の答申内容を踏まえ、本年度内に民営化の事業手法や日程など基本的事項を盛り込んだ「民営化計画」を策定する。推進委は答申後も継続し、譲渡価格などの公募条件や承継事業者の応募資格、選定方法など詳細の検討を進め、再度、郡市長に答申する。

 推進委はエネルギーや企業買収などの専門家6人で構成し、今年7月に発足した。11月下旬まで計6回の会合を初回以外は非公開で実施。民営化の時期や手法、譲渡価格などに関する議論を重ねてきた。

 仙台市ガスの供給区域は仙台、多賀城、名取、富谷4市と宮城県利府、大和、大衡の3町村に広がる。総需要家戸数は約34万戸に及び、公営事業としては全国最大規模となっている。

[ガス事業民営化]仙台市が2005年に民営化方針を表明。08年に公募を始め、東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社グループが唯一応募したが、リーマンショックに端を発した景気悪化の影響で09年に頓挫した。郡和子市長は今年2月、公募再開に向けた検討を始める意向を明らかにした。

3656荷主研究者:2019/12/29(日) 16:37:06
>>3655
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191203_13021.html
2019年12月03日火曜日 河北新報
仙台市ガス民営化 「事業継承者、来年度決定を」推進委が答申

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191203kahoku01.JPG
答申の骨子

 仙台市ガス事業の民営化に向けた考え方を検討する専門家の「市ガス事業民営化推進委員会」は2日、2020年度に事業継承の優先交渉権者を決定し、22年度上半期に譲渡するのが望ましいと、郡和子市長に答申した。委員長の橘川武郎東京理科大大学院教授が市役所で答申書を手渡した。

 答申は「民間の柔軟性や創造力を最大限に生かした事業運営が望ましい」として、「コンセッション方式(運営権の売却)」ではなく、経営の自由度が大きい「事業譲渡方式」を採用し、原則として全資産を民間に引き継ぐよう求めた。

 安全安心なガスの安定供給、サービス水準の維持向上、地域経済活性化など4点を民営化の基本的な考えに据え、(1)ガス料金は民営化後も一定期間、現行水準を上限とする(2)事業継承者は市内に本社を置く-などの条件設定を提言した。

 事業継承者の選定方法は、最低譲渡価格を設定した上で、公募型プロポーザル方式を導入するよう指摘。価格設定ではガス事業の経営に加え、新たな事業展開で生まれる付加価値分も考慮することを提案した。

 民営化後、市は経営に関与しないとしつつ、一定期間は円滑な事業継承のため人員を配置し、譲渡契約や事業提案の内容の履行状況を確認すべきだとした。

 市は答申を踏まえ、19年度内に民営化計画を策定する。推進委から公募条件などの答申を待ち、20年度上半期に事業継承者の募集を始め、同年度内に優先交渉権者を決定。21年度に事業譲渡契約を結び、1年程度をかけて引き継ぎする。

 郡市長は「安全安心な都市ガスの安定供給が大前提。その上で価値ある事業譲渡に努める」と話した。

■譲渡方式は妥当

 公営ガス事業の民営化に詳しい日本総合研究所(東京)の段野孝一郎リサーチ・コンサルティング部門部長の話 民間の裁量が最も大きい事業譲渡方式を採用したのは妥当だ。全国最大の公営ガスである点を考慮し、1年間の事業引き継ぎ期間を設けた点も評価できる。今後は募集要項に示される譲渡価格、地域貢献や保安など非価格要素の中から、市が何を重視するのかという点に民間事業者の関心が集まるだろう。

3657荷主研究者:2019/12/29(日) 16:37:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52908460T01C19A2L01000/
2019/12/3 17:07 日本経済新聞 北海道・東北
ティ・ディ・シーに13億円協調融資 商工中金など

3658荷主研究者:2019/12/29(日) 16:40:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191203_13034.html
2019年12月03日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[4]晩翠草堂(青葉区)文豪慕い教え子ら贈る

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入口脇に井戸が残り、昭和初期の暮らしぶりを伝える=仙台市青葉区大町1丁目

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室内には晩翠の詩や写真が展示されている

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 仙台市中心部の青葉通に面したビル街の一角に、木造平屋の日本家屋がひっそりと立つ。同市出身の詩人土井晩翠(1871〜1952年)が晩年を過ごした住居「晩翠草堂」だ。

 床面積約100平方メートルで、8畳の寝室と10畳の客間がある。天井は高さ約2.7メートル。南向きのガラス戸と雪見障子から日が差し込み、明るく開放感がある。

 旧仙台高等工業学校(現東北大工学部)教授の小倉強氏が設計し、49年に建てた。仙台空襲で自宅と約3万冊の書籍を失った晩翠のために、旧制二高時代の教え子らが100万円を集め、建物を寄付した。

 仙台文学館(青葉区)の学芸員庄司潤子さん(46)は「建設当時は資材の乏しい終戦直後。慕われた様子が伝わる」と言う。晩翠の没後は、おいの土井俊夫さんが管理し、75年ごろ市の所有となった。

 室内には、第1詩集「天地有情」など一部の初版本や写真、机など愛用品が並ぶ。案内員の瓜生茂木さん(71)は「心穏やかに過ごした晩翠を知ってほしい」と話す。

(藤沢和久)

[晩翠草堂]仙台市青葉区大町1の2の2。開館時間は午前9時〜午後5時。休館日は、月曜(祝日の場合は翌平日)と12月29日〜1月3日。入館無料。駐車場はない。案内員が常駐し、質問などに答える。連絡先は022(224)3548。

3659荷主研究者:2019/12/29(日) 16:51:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191204_13025.html
2019年12月04日水曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[5]塩釜市公民館本町分室 音響抜群 アーチ形天井

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アーチ形天井が特徴的な大講堂。市民サークルの活動にも利用されている

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1階が鉄筋コンクリート、2階が木造の本館。昭和の雰囲気を残す

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 高さ9.7メートルのアーチ形天井が印象的だ。木骨編板(集合材)構造の大講堂は、柱のない広い空間に、窓から差し込む光が静寂な雰囲気を醸し出す。

 1951年落成の本館と、57年に増築した大講堂で構成する。本館は1階が鉄筋コンクリート、2階が木造。外壁には地場建材の塩釜石を使用している。

 2014年11月からは、宮城県塩釜市ゆかりの洋画家杉村惇氏(1907〜2001年、46〜65年に塩釜市在住)の作品を集めた同市杉村惇美術館が入る。本館2階の常設展示室は、かつて1階から吹き抜けで、映画館としても使った名残の映写室がある。

 塩釜神社に近い市街地を見下ろす高台にあり、東日本大震災に伴う建物の被害はガラス1枚が割れただけだった。建設時の状態をよく残し、13年10月には市有形文化財に指定された。

 同館の阿部沙斗加学芸員(32)は「大講堂の音響は、弾き語りなど少人数の演奏に好評」と誇らしげだ。約70年にわたって、港町塩釜の文化活動を支える重要な役割を担い続けている。

(高橋秀俊)

[塩釜市公民館本町分室]塩釜市本町8の1。特別企画展「杉村惇作品展 存在と空間の伝説〜画室の韻律」を来年1月19日まで開催中。午前10時〜午後5時。月曜(1月13日を除く)、年末年始(12月28日〜1月4日)、1月14日は休館。連絡先は022(362)2555。

3660荷主研究者:2019/12/29(日) 16:58:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191205_12018.html
2019年12月05日木曜日 河北新報
ギャップが15日閉店 クラックス仙台で15年営業

サンモール一番町商店街内にあるギャップストア クラックス仙台店

 仙台市青葉区一番町3丁目のカジュアル衣料店「ギャップストア クラックス仙台店」が15日、閉店する。市中心部のサンモール一番町商店街で2005年2月に開業した地上6階の複合ビル「クラックス」の核テナントとして15年近く営業した。

 同店はクラックスの1、2階と地下1階の計約990平方メートルに婦人服、紳士服、子ども服を展開。近くのZARA(ザラ)、仙台駅前のユニクロ、H&Mといったカジュアル衣料店との競合が激しくなっていた。

 閉店の理由について、運営するギャップジャパン(東京)の担当者は「戦略の一環で、詳細は答えられない」と説明。三井アウトレットパーク仙台港(宮城野区)、仙台泉プレミアム・アウトレット(泉区)、イオンモール盛岡(盛岡市)内の各店の営業は続ける。

 ビルを所有する三菱地所によると、後継テナントは未定。同社の担当者は「大通りに面して人気が高い。物販を中心にテナントを探す」と話す。新店開店は来年6月以降になる見通し。

3661荷主研究者:2019/12/29(日) 17:05:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191205_13023.html
2019年12月05日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[6]デフォレスト館(青葉区) 明治の息吹今に伝える

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暖炉が備えられた1階の居間(東北学院提供)

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明治期の貴重な意匠を伝える建物外観と、傍らで解説する桜井教授

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 荘厳な礼拝堂などが並ぶ仙台市青葉区の東北学院大土樋キャンパスを西へ進むと、開放感あふれる小さな洋館と出合う。

 1887(明治20)年に建てられ、米国人宣教師デフォレスト一家が長く居住した旧宣教師館。デフォレスト館の名称で知られる。現存する宣教師住宅では最も古く、2016年に国の重要文化財に指定された。

 「明治期、東北のキリスト教布教の中心だった仙台には外国人宣教師住宅が多数あったが、多くが空襲で焼失した。焼失を免れた宣教師館の歴史的価値は高い」。教職員でつくるデフォレスト館維持保全委員会の桜井一弥教授(47)=建築デザイン学=は指摘する。

 大窓やベランダを特徴とする「コロニアル様式」の意匠からは明治の息吹も伝わる。壁や窓の一部は後付けされているが東北の寒さに耐えかねて改修したと推測されるという。

 東日本大震災で一部被災した建物は復元修復が検討される予定。桜井教授は「歴史公園のように、市民に親しまれる空間にしたい」と理想を描く。(菊池春子)

[デフォレスト館]仙台市青葉区土樋1の3の1。木造2階で延べ床面積391平方メートル。1階は書斎や居間、2階は寝室などだった。デフォレストの死後、1940年に東北学院の所有となった。東日本大震災以降、内部は立ち入り禁止。外観は見学できる。連絡先は学校法人東北学院庶務課022(264)6464。

3662荷主研究者:2019/12/29(日) 17:19:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_12020.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
仙台市地下鉄 東西線利用の伸び鈍化 開業4年、需要予測に届かず

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開業から丸4年の仙台市地下鉄東西線。利用者の伸びが鈍化している=青葉区の青葉通一番町駅

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 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸4年を迎えた。4年目の利用者は1日平均6万2800人(速報値)。前年同期と比べ2000人増えたが、伸び率は3.3%と前年同期を6.4ポイント下回り、大きく鈍化した。通勤・通学客の多い平日は1日平均7万1800人(前年同期比3200人増)で、4年目も開業時の需要予測8万人には届かなかった。

 開業4年間の1日平均利用者数の月別推移はグラフの通り。4年目は秋に台風や大雨で外出を控える傾向が続き、9、10月は前年同月を下回った。一方、学校行事などで利用が増えた6、7月は過去最多の6万8600人に達した。

 駅別の利用者数は仙台駅が最も多く1日平均1万9700人。青葉通一番町駅6300人、八木山動物公園駅4800人、薬師堂駅4700人などと続いた。

 伸び率は卸町駅の8.3%(前年同期20.0%)が最大で、六丁の目駅7.1%(同21.7%)、連坊駅6.7%(同9.3%)など。18年9月の大型商業施設「イオンスタイル仙台卸町」の開業、住宅開発が進む荒井駅や連坊駅周辺の人口増加が押し上げた。

 ただ、伸び率は全13駅で前年同期を下回り、利用拡大がペースダウンした。川内駅は唯一、1日平均利用者数が初めて減少に転じ、3100人から3000人になった。最寄りの東北大川内キャンパスで、大規模な学会が開催されなかったのが要因とみられる。

 駅別の開業時需要予測を超えたのは前年と同じ川内、国際センター、青葉通一番町、連坊の4駅。

 市交通局の三浦孝行営業課長は「イベントがなくても8万人を超える日があり、着実に需要予測に近づいている。東部地域は沿線開発に余地があり、青葉山には次世代型放射光施設が整備される。今後も利用増が期待できる」と話す。

3663荷主研究者:2019/12/29(日) 17:21:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_13024.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
新宮城県民会館と仙台市音楽ホール 類似施設整備巡り激論

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大規模ホールの在り方を巡り、激論が交わされたラウンドテーブル

 宮城県と仙台市がそれぞれ市内に整備を検討する大規模ホールに関し、音楽や建築の専門家が円卓形式で意見交換する「仙台ラウンドテーブル」が3日、青葉区のせんだいメディアテークであった。老朽化する市内の文化施設の現状に触れながら、二つのホールの必要性や立地、機能を巡って激論を交わした。

◎「生音楽専用に」「なぜ二つ同時」専門家ら期待や異議

 仙台フィルハーモニー管弦楽団首席ファゴット奏者の水野一英氏は、音楽ホールの早期整備に期待した。楽団の本拠地、市青年文化センター(青葉区)は「音響のいいホールと評判だったが、今は国際コンクールで審査員から必ず駄目出しされる」と機能面で限界にきていることを訴えた。

 「市のホールは仙フィルの本拠地になる生音楽専用にしてほしい」と求めたのは、ファンクラブ「仙台フィルハーモニークラブ」初代会長の高橋望氏。新県民会館をポップスなど拡声器を使用する公演向けにすれば、市ホールと機能のすみ分けができると主張した。

 一方、せんだい・みやぎNPOセンターの渡辺一馬代表理事は「なぜ、似た施設を二つ同時に造らないといけないのか」と複数整備に異議を唱えた。「公演を楽しむ人たちを増やすようなソフト事業にも財源を充てるべきだ」と語った。

 県は新県民会館をJR仙台駅東側、市は音楽ホールを駅西側にそれぞれ建設する方向。仙台商工会議所の間庭洋非常勤参与は「市街地が拡散するような方向で整備するのはどうか。集積させて投資効果を高めないといけない」と、まちづくりへの影響を懸念した。

 3時間を超えた白熱の議論は最終盤、県が県民会館との一体的な整備を打ち出した県美術館(青葉区)の移転に議論が集中した。

 複数の建築家が日本を代表する近代建築家、故前川国男氏が設計した建物の価値を指摘。「まだ使える前川建築をやめ、別のどこかに美術館を造るのはナンセンス」と痛烈に批判した。

 ラウンドテーブルは県建築士会、日本建築家協会東北支部宮城地域会などが主催した。市役所本庁舎の建て替えを巡って開催した実績があり、文化芸術をテーマにしたのは初めて。

[新宮城県民会館と仙台市音楽ホール]県は9月、青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区の仙台医療センター跡地に移転、新築する基本構想素案を示した。新県民会館のメインとなる2000〜2300席の劇場型大ホールを「東北最大の大型総合エンターテインメント拠点」と位置付ける。一方、市の有識者による音楽ホール検討懇話会は3月、2000席規模の「生音源に対する音響を重視した高機能、多機能ホール」を中核とする施設の整備を提言。候補地にいずれも青葉区の西公園(市民プール跡、市民図書館跡、お花見広場)、錦町公園、青葉山交流広場など7カ所を公表した。

3664荷主研究者:2019/12/29(日) 17:22:56
>>3663
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191208_11015.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
宮城県美術館の移転必要? 県の集約案に美術関係者ら強い不満

突然持ち上がった移転・集約案に揺れる県美術館=仙台市青葉区川内元支倉

 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を、同市宮城野区の仙台医療センター跡地に移転・集約する県の方針案に、県内の美術関係者らから強い不満の声が上がっている。「寝耳に水だ」「時代に逆行する」など、疑問や不安が噴出している状況だ。

 登米市の造形作家吉原かおりさん(51)は「初めて個展を開いた場所が、県美術館の県民ギャラリーでした。ロケーションも素晴らしく、前川国男設計の歴史的価値のある建物なのに、取り壊されてしまうのでしょうか」と計画の行方を不安視する。

 県民ギャラリーで書道展を開催する洗心書道会の中塚仁会長(69)=青葉区=は「長年慣れ親しんだ場所で、施設環境も素晴らしい。重要施設を仙台市中心部から離していくやり方は時代に逆行する」と言う。

 「展覧会など学生の頃から通った思い入れある場所。移転には反対だ」と話すのは、ギャラリーターンアラウンド(青葉区大手町)の関本欣哉代表(42)。「降って湧いたように話が出てきた。方針の決定過程が不透明だ」と指摘する。

 東京芸術大名誉教授の高山登さん(75)=泉区=は2015〜16年度、県美術館のリニューアルに関する懇話会の委員を務めた。「議論を重ね、基本構想の策定までこぎ着けたのは、一体何だったのか」と憤りを隠さない。「美術館は研究機関。貸しホール的な使われ方をする施設とは全く異なり、相乗効果は期待できない」と手厳しい。

 市内周遊観光の面から疑問を呈するのは、東北工業大ライフデザイン学部の大沼正寛教授(47)だ。「仙台市博物館も近く、観光ルートとして一体感がある。せっかく市営地下鉄東西線の駅ができたのに、あまりに中途半端だ」

 県美術館に勤務歴がある前県芸術協会理事長の大場尚文さん(78)=富谷市=は「方針を打ち出した懇話会には当事者の県美術館関係者も、県内の芸術家も入っておらず、意見が反映されていない」と困惑顔。「現美術館建設の際には、県民から広く意見を集めた。将来像をじっくりと議論する場が必要だ」と指摘する。

[宮城県美術館]1981年11月開館。設計は近代建築の巨匠ル・コルビュジエの下で学んだ「モダニズム建築の旗手」前川国男。高橋由一、松本竣介ら東北ゆかりの作家のほかカンジンスキー、クレーなどの外国作品も所蔵する。90年には、佐藤忠良記念館が開館した。11月18日、県の県有施設の再編に関する有識者懇話会で、県民会館とともに移転・集約する案が示された。

3665荷主研究者:2019/12/29(日) 17:25:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_13033.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[7]旧伊達邸鍾景閣(太白区) 長さ14メートル 日本一の長押

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門前には市の名木「鍾景の松」がたたずむ

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約14メートルある継ぎ目のない長押

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 鍾景(しょうけい)閣(仙台市太白区)は、明治時代以降に大名から伯爵となった伊達家が、第2次大戦後まで使用した純和風の邸宅。建築資材には樹齢200年以上の良質な秋田杉の正目を使う。

 入り母屋造りの重厚な表玄関を入ると、左手に畳の廊下が続く。支配人の浮津秀逸さん(55)は「約14メートルある廊下を貫く長押(なげし)は、継ぎ目のない1本物。日本一の長さと言われている」と話す。

 宴を開く72畳の大書院、主人が使う居間書院のほか、2階には客座敷の小書院があり、藩制時代の大名屋敷をほうふつさせる。1947年に昭和天皇が宿泊され、97年に上皇ご夫妻も休憩されたことがある。

 「警護する武士の詰め所を設けたり、長刀(なぎなた)を振り下ろせるように天井高を約4メートルにしたりと、常に戦に備える伊達家の精神が息づいている」(浮津さん)

 設計は、旧登米高等尋常小学校校舎(登米市)などを手掛けた山添喜三郎。移築の際に屋根裏から棟札が見つかり、判明した。

(越中谷郁子)

[旧伊達邸鍾景閣]仙台市太白区茂庭人来田西143の3。木造平屋一部2階で、延べ床面積は約700平方メートル。1905年に若林区一本杉町に建てられ、81年に現在地へ移築された。市指定有形文化財。現在は料亭として使われている。連絡先は022(245)6665。

3666荷主研究者:2019/12/29(日) 17:25:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_13034.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
阿武隈急行の丸森-槻木間が再開、汽笛一声 復興行き

運行が再開した阿武隈急行の始発列車に乗り込む乗客=6日午前5時45分ごろ、角田駅

 台風19号で被災した第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は6日、不通が続いていた丸森(宮城県丸森町)-槻木(柴田町)17.4キロの運行を再開した。朝夕のみに本数を減らしての運行だが、約2カ月ぶりに復活した「生活の足」に、通勤や通学の利用客が続々乗り込んだ。

 仙台方面に向かう多くの人が利用する角田駅(角田市)のホームは午前6時半ごろ、JR仙台駅(仙台市青葉区)への直通列車を待つ約90人が列をつくった。

 仙台市内に通勤する会社員佐藤史郭さん(34)は、槻木まで無料代替バスを利用してきた。「仙台直通はやはり便利。帰りのバス時刻も早く不便だったので、列車で帰ることができて助かる。早く元通りの本数になるといい」と話した。

 角田駅兼丸森駅の小島敏郎駅長(57)は「お客さんが『またよろしくね』と声を掛けてくれた。市民の足として、一日も早く全本数再開したい」と力を込めた。

 宮城、福島両県にまたがる全長54.9キロのうち、福島(福島市)-富野(伊達市)22.1キロは既に再開。土砂流入などの被害が大きい富野-丸森15.4キロは再開の見通しが立っていない。

3667荷主研究者:2019/12/29(日) 17:35:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191207_15038.html
2019年12月07日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[8]JR北仙台駅(青葉区) 街に息づく昭和レトロ

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「レトロな字体の看板が特にお気に入りです」と話す吉田さん

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半円窓のステンドグラスから差し込む光が、白壁の構内に柔らかい雰囲気をつくる

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 「観光客やインバウンド(訪日外国人旅行者)もよく写真を撮っている。レトロな字体の看板がポイント」。JR北仙台駅(仙台市青葉区昭和町)で働く吉田泰徳さん(31)が、駅舎の魅力を語る。

 1929年の開業以来改修を重ねてきたが、基本的な造りは当時のままだ。2段階に勾配のついた瓦屋根は、「マンサード屋根」と呼ばれる17世紀フランスの建築様式。晴れた日の構内には、半月窓のステンドグラスから柔らかな光が差し込む。

 1日の平均乗車数は4825人。仙山線では仙台駅に次いで多い。高層マンションに囲まれて、こぢんまりとたたずむ白い駅舎は、昭和の面影を残しながら街に溶け込んでいる。

 駅前で45年から続く自転車店を営む半沢敬一さん(62)は「子どもの頃は、山形から来た行商のおばちゃんたちが野菜や果物を背負ってぞろぞろと降り立った」と懐かしむ。今年は駅開業90年。待合室に腰掛けて、往時の情景に思いをはせるのも良いかもしれない。(天艸央子)

3668荷主研究者:2019/12/29(日) 17:50:16
>>3664
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191208_11020.html
2019年12月08日日曜日 河北新報
宮城県民会館・美術館移転集約案 知事、県議会一般質問で説明 渦巻く不満、解消に躍起

 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を宮城野区の仙台医療センター跡地に集約する県の方針案を巡り、村井嘉浩知事が開会中の県議会11月定例会で説明に追われている。開会直前に示された集約案に不満がくすぶり、議員は街づくりを踏まえて市と連携するよう求めている。

 今月4〜6日の一般質問で、2会派の計3人が集約案を取り上げた。自民党・県民会議の新人議員は5日、いずれも2000席規模のホールを想定する新県民会館と、市が検討する音楽ホールに言及。「同じ敷地に設置すればコスト削減につながる」と提案した。

 村井知事は「(県と市による)一体整備は市から改めて申し入れがない限り難しい」と答弁。慎重姿勢をにじませながらも、市の対応によっては再考の可能性に含みを持たせた。

 自民党・県民会議の若手議員は4日の一般質問で、建築家の故前川国男氏が設計した現美術館の建物の価値に注目し、「観光資源としての可能性を考慮すべきだ」と活用を訴えた。

 「高く評価されていると認識している」と村井知事。建物や跡地の利活用については「(東北大などが立地する)文教地区であることを踏まえ検討する」と述べるにとどめた。

 県は11月18日、県民会館と県美術館を移転、新築し、集約する方針案を県有施設再編の有識者懇話会で公表。直後から美術関係者らに不満が渦巻く。

 みやぎ県民の声の新人議員は「集約案は突然だった。納得できない部分がある」と4日に登壇。現地で改修する計画だった県美術館の移転方針をただした。

 村井知事は、隣地の地下に仙台西道路のトンネルがあるため、現地建て替えが困難との見解を披露。「遠くない将来の建て替えは避けられない。工期や費用、長期休館の必要性を考えると、(集約案は)県民にとってメリットが大きい」と理解を求めた。

3669荷主研究者:2019/12/29(日) 17:56:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191209_15031.html
2019年12月09日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[9]菅野美術館(塩釜市)造船技術生かした構造

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赤さびの外壁とキューブ形が特徴的な外観。入り口階段(左下)から塩釜市内が一望できる

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彫刻が最も映える白い館内の1階展示室。自然光が差し込み、季節や時間帯で表情が変わる

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 茶色で四角い外観の菅野美術館。塩釜市の住宅地の細い上り坂の先にある。2階の入り口から入り、白い壁の立体感に驚きつつ彫刻を見ながら中2階、1階へ。らせん状の白い空間に迷い込んだ感覚になる。

 開館は2006年。市内で病院などを経営する医師菅野喜與さん(92)が私費を投じて財団法人をつくり建設した。収集したロダン作など近代西洋彫刻9点を常設展示する。

 建物は建築家の阿部仁史氏(仙台市出身)が設計した。「四角い箱にシャボン玉を詰め込んだ多面体のイメージ。当初8点だった彫刻を小空間がそれぞれ包むような感じ」と同館の学芸員斎藤しずえさん(44)は説明する。

 建物の素材は昔ながらの造船技術を活用した鋼板だ。内部に柱はなく面で支える構造となっている。くぼみと2枚の背合わせで強度を上げた。外壁はコールテン鋼。さびが保護膜となり港町の塩害に強い。

 斎藤さんは「金属は気温で伸縮し柔軟性がある。耐震性とデザイン性が考慮されている」と魅力を語る。

(松田佐世子)

[菅野美術館]塩釜市玉川3の4の15。マイカーは原則不可。開館は午前10時〜午後5時(入館は午後4時半まで)。常設展は大人300円、大学生・高校生200円、中学生以下無料。休館日は月、火曜(月曜祝日の場合は火、水曜)と年末年始、企画展前後など。連絡先は022(361)1222。

3670荷主研究者:2019/12/29(日) 18:35:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191214_73009.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
仙台空港アクセス線の上下線14本を4両編成に増強 はやぶさ3往復増発 JR東が来春ダイヤ改正

乗客で混み合う仙台空港駅のホーム

 JR東日本仙台支社は13日、2020年3月14日のダイヤ改正の概要を発表した。東北新幹線はやぶさを東京-新青森間で3往復増発するほか、仙台終点の下り1本を新青森まで延長する。朝夕のビジネス、観光目的の混雑に対応する。

 仙台空港鉄道(宮城県名取市)と共同運行する仙台空港アクセス線では、2両編成で運転している日中の上下計14本を4両編成に増強。仙台空港-仙台間の約7割が4両編成となり、輸送力は10%向上する。空港利用者の需要に応える。

 JRでは東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で不通となっている福島県の常磐線富岡-浪江間について、年度内の運転再開を予定する。駅周辺の避難指示解除を巡る国と自治体の合意がまとまり次第、具体的な再開日を決める。イベント時のみ開設していたJヴィレッジ駅は3月14日付で常設化する。

3671荷主研究者:2019/12/29(日) 18:38:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191214_13021.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[13]定義如来西方寺貞能堂(青葉区)気仙大工の技 装飾の粋

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緻密な彫刻が目を引く貞能堂

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建物が貞能の墓の上に立つことを示す位牌(いはい)

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 年月を経た木材の風合いが趣深い六角堂。前方にせり出す屋根の下に刻まれた、竜や鳳凰の緻密な造形に思わず息をのむ。

 「一生に一度の大願成就の阿弥陀(あみだ)様」として知られる定義如来西方寺(仙台市青葉区)。広い境内の南側には、風情ある昭和初期の木造建築が並ぶ。中でも目を引くのが御廟貞能(ごびょうさだよし)堂だ。

 壇ノ浦の戦いに敗れ、この地に隠れた平貞能が眠ると伝えられる。「定義」の名の由来にもなった貞能の遺言に従い建てられたお堂で、初めはかやぶき屋根だった。1927年に現在の六角形の木造建築となった。

 気仙大工の建築に、彫刻師によって施された装飾が見事だ。「ユーモラスな表現も見られる。寺社建築は職人にとって技量やセンスを誇示する機会だったことがうかがえる」と大江田紘義(こうぎ)住職(42)が解説する。

 内部は拝観自由。一角には、仏教文化に気軽に触れてもらおうと写経体験スペースを設けた。「日常と向き合う静かな時間を過ごしてほしい」と大江田住職がほほ笑んだ。

(小泉智子)

[定義如来西方寺 貞能堂]仙台市青葉区大倉上下1。別名旧本堂。1999年、大本堂の完成に伴い本堂としての役目を終えた。山門、御守り授け所などとともに昨年、国の登録有形文化財に指定された。連絡先は022(393)2011。

3672荷主研究者:2019/12/29(日) 18:39:08
>>3668
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191217_11028.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
宮城県美術館移転案に県議会で批判噴出 方針転換丁寧な説明を

 仙台市青葉区の宮城県美術館と東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区の仙台医療センター跡地に集約する県の方針を巡り、13日の総務企画、文教警察委員会では与野党の議員から批判が噴出した。

 特に現地改修案が示されていた美術館の移転という急な方針転換に異論が集中した。文教警察委では与党議員が「突然湧いた移転集約案だ。議会を愚弄(ぐろう)しているのか」と語気を荒らげる場面もあった。

 批判はもっともだ。現地改修案は、有識者懇話会が3年以上かけて基本の構想と方針をまとめた経緯がある。野党議員からは「関係者の意見をないがしろにしている」との非難が止まらなかった。

 仙台市の街づくりに与える影響に懸念を示したのは総務企画の与党議員。「市側にも異論があると聞く。進め方が乱暴ではないか」と疑問を呈した。

 県の担当者は移転新築のメリットなどを説明したが、防戦一方。村井嘉浩知事は10日にあった本会議で「県民の意見を聞くにはたたき台が必要」と強調したが、集約案の内容以前に、議論の進め方に異議が唱えられている格好だ。

 老朽化が進む県有施設の効率的な運営管理や将来像を描くのは県の責務だ。一方で「知事の独断専行が透ける」(野党議員)と見られるような姿勢では、議論の前進は望めない。

 大きな関心が集まる県有施設の再編構想。県は12月下旬に意見公募を始め、年度内に基本方針の最終案をまとめる考えだが、ゴールありきではなく、丁寧な説明と合意形成が求められているのは言うまでもない。

(報道部・松本果奈)

3673荷主研究者:2019/12/29(日) 18:44:48

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191216_13019.html
2019年12月15日日曜日 河北新報
「ホテル木町」仙台中心部で放置状態20年 部屋の所有者100人超

廃業後約20年、改修などが施されないままのホテル木町=仙台市青葉区木町通2丁目

 「廃業した街中のホテルが20年も放置されている。景観を悪くし、放火される危険もあるのに、なぜそのままにしているのか」

 仙台市の男性会社員(61)から「読者とともに 特別報道室」に疑問の声が届いた。建物が長年手付かずだった理由を探ると、意外な事情が見えてきた。

 対象の建物は青葉区木町通2丁目の「ホテル木町」。JR仙台駅から北西約2キロのビル街の一角に立つ。7階建てで本来は白い壁が黒ずみ、ベランダの欄干のさびが目立つ。

 はす向かいにある木町通小に長女(8)を通わせる薬剤師の女性(37)は「前を通るたびに怖くて娘が心配になる。夫には近づくなと言われている」と話す。

 ホテル木町は1977年4月開業。109室あり、経営した会社が破産する99年1月まで営業した。

 「ホテルと名が付くが実態は分譲マンション。各部屋に今も持ち主が存在する」。所有者の一人、片倉英則さん(57)=青葉区=が教えてくれた。

 経営会社は開業時、1〜3階を宿泊用として管理し、4〜7階を一般に分譲したという。「東北初の高級ホテル分譲」。当時のパンフレットにはこんなうたい文句が躍る。

 「東北大医学部に通う子どもの下宿にしたり、セカンドハウスとして利用したりする所有者がいたようだ」と片倉さんが振り返る。

 廃業後の2002年、宿泊用だった部屋も競売にかけられ、全室が人の手に渡った。所有者は現在も県内外に100人超。反社会的勢力や実態不明の会社も登記簿に記されていた。電気や給排水などの設備は管理されず今日に至った。

 「所有者以外の人間が住み着いている」とのうわさも絶えない。仙台北署も何者かが建物に出入りしている事実を把握している。だが現実には「住む権利も保障しなければならず、簡単に排除できない」と捜査関係者は言う。

 市によると、建物は修繕勧告するほどの状態ではないという。管理組合がなかったこともあり、市建築指導課は「指導が必要になっても、窓口となる組合がなければ手の付けようがない」と説明する。

 状況を打開しようと片倉さんが全所有者に協力を呼び掛け、昨年7月にホテル木町管理組合を設立。修繕や建て替えを視野に、手続きを進める。片倉さんは「早く近隣住民の不安を解消できる状態にしたい」と話す。

■分譲マンションに「廃墟」リスク

 ホテル木町の現状は、都市部の一等地に立つ高層の建物が不良物件と化すリスクを浮き彫りにした。仙台市内では他にもマンションなど管理が行き届かなくなる建物が目に留まるようになった。関係者からは「どの物件も廃虚になり得る」と懸念の声が上がる。

 市が2016年、マンション約1400棟の住人らを対象に実施した調査で「管理組合がない」(13棟)「大規模修繕工事に十分な積立金を集めていない」(79棟)など、建物の長期的な維持管理を巡る課題が浮かび上がった。

 市内のマンション分譲は1970年代に始まり、築30年以上が300棟を超す。市住宅政策課は「著しく老朽化した建物が放置されれば周囲に危険を及ぼす」と危惧する。

 青葉区錦町にある築46年の5階建てマンションは、2016年ごろに屋根の一部崩落が確認された。通行人に直撃する恐れがあったが今も修繕されていない。ある所有者は「住んでいない所有者もおり、修繕の合意形成は現実的に無理」とこぼす。

 長期修繕計画があっても万全とは言い切れない。宮城県マンション管理士会の高橋悦子会長は「30年たてば大災害が起き、建築基準が変わるかもしれない。分譲時の計画が永久に完全ではない」と語る。

 機械式の駐車場や免震ゴムなど大規模設備の更新費は想定より膨らみがちで、負担費用の大幅な見直しを迫られるケースもある。

 東日本大震災後は、改修や解体を巡る住民の合意形成の難航ぶりが顕在化。10月の台風19号では、浸水や土砂崩れなど想定外の被害に遭う物件も相次いだ。

 高橋会長は「数十年単位で不動産価値を保つため、実態に応じて建物を修繕できる組合運営が求められる」と指摘する。

(鈴木悠太、野界航也)

3674荷主研究者:2019/12/29(日) 19:23:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191216_13025.html
2019年12月16日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[14]七ヶ浜国際村(宮城県七ヶ浜町)太平洋を望む交流の場

七ケ浜国際村の主要施設。(右から)セミナー棟、野外円形劇場、国際村ホール

プリマスハウスの内部。北米大陸に入植した当時の生活用品などが展示されている

 宮城県七ケ浜町の国際交流と文化創造の拠点として、七ケ浜国際村は1993年7月にオープンした。577席の大ホールは、舞台後方のガラス張りの壁越しに太平洋を望む独特な構造だ。現在、開館以来初となる全館外壁補修でシートに覆われており、再び眺めを楽しめるのは来年5月になる。

 セミナー棟がある半円形の建物は、アンモナイトの形に似ている。開館時から勤務する国際村の事業係長鈴木裕治さん(60)は「印刷物などに使う施設のシンボルデザインは巻き貝です」と話す。

 野外円形劇場は開館当初、民間企業のCM撮影に利用された。人工池など水辺の雰囲気が漂い、レストランも併設。コスプレの撮影会に使われている。

 木造2階のプリマスハウスは、町が米マサチューセッツ州プリマス町との姉妹都市締結を記念して建設。プリマスに入植した清教徒らが築いたとりでを再現した。明治時代、町内に設けられた外国人避暑地「高山国際村」の資料なども展示されており、無料で入場できる。

(高橋秀俊)

[七ケ浜国際村]宮城県七ケ浜町花渕浜大山1の1。開館時間は午前9時〜午後10時。火曜(祝日の場合は翌日)と年末年始は休館。旧建設省による公共建築100選の一つで、東日本大震災では指定避難所にもなった。連絡先は022(357)5931。

3675荷主研究者:2019/12/29(日) 19:36:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191217_15029.html
2019年12月17日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[15]魯迅の階段教室(青葉区)留学生 志新たにする場

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191217kahoku01.JPG
使い込まれた木の机が魅力の階段教室。「本が置かれた席で魯迅が講義を受けた」と話す加藤准教授

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元は隣に現存する校舎とつながっていた旧六号教室

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 東北大片平キャンパス(仙台市青葉区)に、中国近代の文豪、魯迅(ろじん)(1881〜1936年)が学んだ旧仙台医学専門学校六号教室、通称「魯迅の階段教室」がある。

 完成後間もない1904年9月、魯迅が中国人初の留学生として医専に入学し、この教室で学んだ。1年半の仙台滞在は魯迅が医学から文学を志す転機となり、解剖学の教授藤野厳九郎との交流は、小説「藤野先生」で知られている。

 「魯迅は中央ブロック、前から3列目によく座っていた」と、東北大史料館の加藤諭准教授(41)=日本近現代史=が教えてくれた。魯迅が使った教科書の複製も置かれ、当時の学ぶ姿に触れることができる。

 中国との研究交流の進展に伴い、階段教室の見学が相次ぐ。2018年度の総見学者数は1723人と、14年度の2.4倍。芳名帳には多数の研究者が名を連ねる。東北大が優秀な中国人大学院生に贈る「藤野先生記念奨励賞」の表彰式の会場として、留学生が志を新たにする場にもなっている。

(佐藤素子)

[魯迅の階段教室]教室を含めた構内5棟は2017年、国の登録有形文化財に指定された。開館は毎週月、火、木曜の午前10時半〜正午、午後1〜4時。東北大史料館改修工事に伴い、来年3月までは事前申請なく見学できる。連絡先は東北大史料館022(217)5040。

3676荷主研究者:2019/12/29(日) 19:36:40

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/kensetsu-news/5550/
2019-12-17# ニュース 建設新聞
東北財務局/市街地の国有未利用地の活用方針/売払優先から地域ニーズ重視に転換/旧KKR分院と旧仙台河川は有効利用検討へ

 東北財務局は、市街地に所在する一定規模の面積などの好条件を備える国有未利用地の活用策について、売払いを優先していた従来の考え方から転換し、今後は地域のニーズに適った活用方法を検討していく。

 今月12日に開いた国有財産東北地方審議会では、こうした活用を検討する留保財産はおおむね2000平方㍍以上とする選定基準に加え、仙台市内にある旧東北公済病院宮城野分院と旧東北地方整備局仙台河川国道事務所の未利用地2筆について、ともに国が所有権を留保しつつ、民間や地方公共団体の意見を聞いて利用方針を策定するとの考えを提示し、承認された。

 財務省の財政制度等審議会国有財産分科会はことし6月、「今後の国有財産の管理処分のあり方について〜国有財産の最適利用に向けて〜」と題した答申をまとめた。この中で、庁舎や宿舎跡地の処分が進んだことなどにより処分可能な国有財産が大きく減少していること、有用性が高い土地は一度売却すると再取得が難しいこと、国有財産の貸付が介護や保育の分野に限定されていることなどを指摘。こうした状況を背景に、国有財産の希少性が高まっているため、将来の地域・社会ニーズに備えて地域ごと一定程度の国有財産を確保することが必要とした上で、地方公共団体のように定期借地権の貸付対象を柔軟に検討することが重要課題とした。

 また、留保財産とすべき有用性が高い希少な土地とは、政令指定都市など地域の中心である人口集中地区では2000平方㍍以上(東京23区などは1000平方㍍以上)とする考え方も示している。

 答申が示されて以降、初めて開かれた12日の東北地方審議会では、この方針を踏まえて仙台市エリアでも国が所有権を留保すべき財産は、敷地形状など個別的要因を考慮するがおおむね土地面積2000平方㍍以上とすること、具体案件として、現状は更地になっている2筆が了承された。

 2筆のうち「旧東北公済病院宮城野分院」は仙台市宮城野区東仙台4丁目に所在する面積2万8732平方㍍の敷地で、市街化区域で第一種住居地域、建ぺい率60㌫、容積率200㌫。もう一方の「旧東北地方整備局仙台河川国道事務所」は、同市太白区郡山5丁目に所在する面積4361平方㍍の敷地で、市街化区域で準工業地域、建ぺい率60㌫、容積率200㌫。

 この2筆について民間へのヒアリングなどニーズ調査を行うとともに、必要に応じ協議会を立ち上げて地方公共団体と活用方針を議論する場を設け、国が主体となって利用方針を策定するとした。策定までの期間は特に定めないが、土地利用に当たって各種制限が制約となる場合は当該規制を見直すなど柔軟な対応に取り組む姿勢も示した。

 東北財務局の担当者は「仙台の市街地でもまとまった国有地は枯渇してきた。従来は財政収入の観点から単純に財産を売却していたが、新たに購入することは難しいので、今後はまちづくりのニーズもくみ取って用途を検討していく」と話している。

3677荷主研究者:2019/12/29(日) 19:41:18

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53415230W9A211C1AA1P00/?n_cid=SPTMG053
2019/12/17 7:01 日本経済新聞 関西
大阪・天保山 vs. 仙台・日和山 日本一低い山は?

3678荷主研究者:2019/12/29(日) 19:44:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191218_12015.html
2019年12月18日水曜日 河北新報
名取市、愛島台地区の開発で不動産会社と包括協定

協定を結び、握手する山田市長(左)と和泉社長

 宮城県名取市は17日、団地開発が途中で頓挫した愛島台地区の土地利用を進めるため、市内の不動産会社「渋谷商事」と包括協定を締結した。市が事業主体となり、同社が土地造成や販売計画の立案などを担う。協定期間は2027年度まで。

 市役所で、山田司郎市長と同社の和泉仁也社長が協定書に調印した。山田市長は「地域活力の向上や雇用創出に寄与する」と期待感を示した。

 愛島台地区では1992年、民間業者による団地開発が始まったが、景気後退などで分譲が進まず、2005年に開発を休止。粗造成した土地77ヘクタールの寄付を受けた市が18年12月に土地活用の事業提案者を公募し、渋谷商事が選ばれた。

 20年度に未利用地61.7ヘクタールのうち、産業ゾーンの2地区計38.1ヘクタールについて基本計画作りと設計に着手する方針。和泉社長は「道路網が整備されると仙台空港や仙台港が近くなり、需要が出てくる。早期に完成させて企業を誘致し、定住者を増やしたい」と話した。

3679荷主研究者:2019/12/29(日) 19:47:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191218_13022.html
2019年12月18日水曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[16]亀井邸(塩釜市)和洋の建築美 繁栄今に

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築90年以上の亀井邸。和館と木立の奥の洋館(左下)がつながっている

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丸窓と手前のアール・デコの扉、北欧から取り寄せた窓(右)などが目を引く洋館

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 亀井邸にはどこか懐かしさが漂う。1924(大正13)年建築で、和館と洋館から成る「和洋併置式住宅」。亀井商店(現カメイ)の初代社長亀井文平氏が建て、当時の塩釜港の繁栄ぶりを今に伝える。

 玄関だけ見ても欧州産のモザイクタイル、上がり口の埋もれ木細工、珍しい折上格(おりあげごう)天井と粋が光る。管理運営する地元のNPO法人「NPOみなとしほがま」の職員佐々木まゆみさん(58)は「上質な材料を使い、当時の最高技術で造られた貴重な建物」と話す。

 和館には欄間や床の間があり、踊り場から二手に分かれて上れる階段は2階が接待に使われた往時を物語る。正目材の柱、面取りされた障子のさんにも驚く。

 洋館は平屋で、外観は曲線が特色のアール・ヌーボー様式などを、建具には幾何学的で機能美を求めたアール・デコを採用した。

 「随所に面白さがある」と佐々木さん。十数年前まで人が住み、保存運動を経て2009年夏に公開された。大正ロマンを求め、年間1万5000人超が訪れる。(松田佐世子)

[亀井邸]塩釜市宮町5の5。塩釜神社の裏坂から入る。観覧無料、開館時間は午前10時〜午後3時半(休館は火、水、木曜)。年末は23日まで、年始は1月3日から。離れを含め敷地は330平方メートル超。写真展を開催中。連絡先は022(364)0686。

3680荷主研究者:2019/12/29(日) 19:53:20

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00542058?isReadConfirmed=true
2019/12/19 05:00 日刊工業新聞
インタビュー/東北大学ナレッジキャスト社長・荒井秀和氏 東北大の強み発揮

開発併走型コンサルで後押し

 東北大学は、指定国立大学法人制度による研究成果の社会活用を促す子会社「東北大学ナレッジキャスト」(仙台市青葉区)を10月に設立した。ライフサイエンス・ヘルスケア分野に焦点を当て、当初は企業が抱える事業課題の解決などを支援するコンサルティング事業に取り組む。5年後に売上高10億円を目指す。新会社はどんな方向に進むのか。荒井秀和社長に今後の展開を聞いた。

―指定国立大学法人による新会社は今回で3例目となります。どのような方向を目指しますか。
「全く同じでは意味がない。東北大が持つライフサイエンス・ヘルスケア分野での強みを一段と世の中に発信し、産業界のニーズをとらえた形で『学』の研究成果を活用してもらう取り組みを進めていく。新しい価値を生み出していくことが大事だ。その中で事業の幅を広げたい」

―具体的な事業活動は。
「高付加価値のコンサルティング事業を展開していく。当初は医療機器開発支援サービスとして学内の東北大学病院臨床研究推進センター(CRIETO)との連携で、大手企業の新事業展開やスタートアップ企業などの製品化を開発併走型コンサルティングで段階的に後押しする。今後はCRIETOの一部人材を新会社で活躍できるようにもしたい」

―このほかの取り組みを教えて下さい。
「健康寿命延伸ビジネス支援サービス(スマート・エイジング・カレッジ)について取り組む。脳科学の研究で知られる東北大加齢医学研究所の川島隆太所長と連携し、大学の研究シーズ情報をレクチャーと意見交換の形で提供し、企業の課題解決につなげる。同カレッジは東京で各講座を開講しており、2020年度以降は新たな受講コースを増やす。受講生同士など『産』と『産』の交流を活発化させていきたい」

―今後の展開は。
「先端的な技術シーズを紹介する各種セミナーなどは東京が主戦場となっている。これからは仙台、東北地域にまで事業展開を広げていく。5年後には売上高10億円が目標とした。新会社が成長していく上で、最低限の目標と考えている。人材育成に目を向ければ、東北大が取り組む人工知能(AI)を活用できる人材を育てるカリキュラムなどを広げていきたい」

【略歴】あらい・ひでかず 84年(昭59)東北大工卒、87年仙台コンピュータサイエンス(現・日進サイエンティア)入社。00年社長、17年会長、19年東北大産学連携機構特任教授事業イノベーションセンター副センター長。宮城県出身、58歳。

【記者の目/収益還元の仕組みづくりを】
東北大が母校の荒井社長。長くベンチャー企業の経営を担い、大学との連携にも取り組んできた。19年2月から東北大に移り、今度は「学」の立場で産学連携を引っ張る。まだ指定国立大学法人制度が走りだしてから日が浅い。いかに大学の研究成果を事業化につなげるか。収益を大学に還元する新たな仕組みづくりが新会社に求められている。東北大約6000人の教職員らの研究成果を世の中に役立てる活動を一層してもらいたい。(編集委員・大矢修一)

(2019/12/19 05:00)

3681荷主研究者:2019/12/29(日) 19:54:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191219_13016.html
2019年12月19日木曜日 河北新報
放射光施設の基本建屋、19年度内に着工 東北大青葉山キャンパス

基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

 東北大青葉山キャンパス(仙台市)に2023年度稼働予定の次世代型放射光施設を巡り、産学連携組織の光科学イノベーションセンター(同)は18日、19年度内に中核施設となる基本建屋の建築着工を目指す考えを示した。22年度末の完成を見込む。

 基本建屋は鉄骨2階、地下1階で延べ床面積約2万5000平方メートル。建築費約110億円。線型加速器(長さ約110メートル)や円形加速器(1周約350メートル)、放射光を取り込むビームラインを設置するほか、施設利用者の交流スペースや実験準備室も整備する。

 センターは12月中に建屋の入札を公告し、総合評価落札方式による一般競争入札を経て、20年3月に落札者と請負契約を結ぶ見通し。センターの向田吉広理事は仙台市内であった記者説明会で「東北の地から世界最先端のものづくりを生み出したい」と述べた。

 放射光施設は「巨大な顕微鏡」と呼ばれ、素材開発や創薬など幅広い分野への産業応用が見込まれる。施設の総事業費は約360億円で、国が約190億円を拠出し、センターなど地域側が最大170億円を負担する。センターは1口5000万円の施設利用権付き出資を募り、これまでに約70社が応じる意思を表明しているという。

3682荷主研究者:2019/12/29(日) 19:54:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191219_13031.html
2019年12月19日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[17]シェルコムせんだい(泉区)/白い貝殻浮かび上がる

貝殻状の巨大な屋根が特徴のシェルコムせんだい

1階ロビーにソフトボール女子日本代表のユニホームが飾られている

 泉ケ岳を背に白く大きな貝殻屋根が浮かび上がる。仙台市泉区の屋内グラウンド「シェルコムせんだい」は2000年、宮城県内初の開閉式屋根付きドームとしてオープンし、泉区のランドマークとなった。

 グラウンド面積は約1万3000平方メートル。ドーム頂点までは高さ約51メートルあり、野球、ソフトボール、テニス、サッカーと多種目が可能で、運動会から国際大会まで幅広く利用される。

 特徴的な屋根は23本の鋼管の骨組みにフッ素樹脂の膜を張った。下部には換気用に開閉式の隙間があり、外気を取り込んで循環させることで、ドーム上部に熱をためない仕組みという。

 16年からはソフトボール女子の国際親善試合、日米対抗が行われる熱戦の舞台となった。1階ロビーに選手のサイン入りユニホームが飾られている。

 市スポーツ振興課の及川徹課長は「暗くなると白いドームが光って見える。季節や天候を問わず、スポーツを楽しめる場として、今後も親しまれ続けたい」と話す。(三浦夏子)

[シェルコムせんだい]仙台市泉区野村新桂島前48。4階建て。延べ床面積は約2万平方メートル。愛称は屋根の形の貝「シェル」、コミュニティースポーツの「コム」から付いた。年間約20万人が利用する。現在の開館時間は午前9時〜午後10時。利用は予約が必要。連絡先は022(218)5656。

3683荷主研究者:2019/12/29(日) 20:00:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191220_13023.html
2019年12月20日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[18]内ヶ崎酒造店(宮城県富谷市)/宿場町の歴史醸し出す

奥行きのある敷地に酒蔵が立つ。創業の地で酒を造り続ける

しんまち通りに面した内ケ崎酒造店。風格のある蔵群が青空に映える

 江戸時代初期の元和6(1620)年、奥州街道の七北田(仙台市泉区)と吉岡(宮城県大和町)の間に宿場町として開かれた「富谷宿」(富谷市)。江戸情緒が残る「しんまち通り」で、ひときわ存在感を放つのが内ケ崎酒造店だ。銘酒「鳳陽」を醸造する。

 寛文元(1661)年創業。宮城県内で最も古い。明治初期以降の建築という土蔵造りの蔵が並び、歴史の重みを醸し出す。

 「凝った所はなく、断熱や防火性能など実用性重視の造りがうかがえる」と代表社員の内ケ崎研さん(69)。シンプルな機能美が時を重ねて深みを増し、訪れる人を魅了する。

 「富谷のシンボルです」と言うのは民芸品店「冨谷宿」を営む佐藤紀雄さん(79)。「酒造りはコメをふかすのに使うまき、おけ、たるなどの関連産業も発展させ、活気を生み出した。宿場町の歴史が今も息づいている」と語る。

 来年は開宿400年。節目の年を記念した交流施設の整備が酒造店向かいで進み、魅力向上への相乗効果が期待されている。

(藤田和彦)

[内ケ崎酒造店]富谷市富谷新町27。黒川郡領主・黒川氏の家老だった内ケ崎筑後(後に織部)が、富谷に宿場開設を命じられ初代検断に任命されたのがルーツ。2代目作右衛門が酒造りを始めた。仙台藩主に酒を献納し「春霞(はるかすみ)」「初霜」の酒銘を賜ったことも。連絡先は022(358)2026。

3684荷主研究者:2019/12/29(日) 20:09:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191221_13025.html
2019年12月21日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[19]西欧館(青葉区)/街の変化見守り80年余

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タイル張りの白壁が目を引く西欧館

油絵が飾られている診療所の待合室

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 西欧館は仙台市中心部のビル街の一角に立つ白壁の洋館だ。鉄筋4階。基礎は花こう岩製、壁はタイル張り。変わりゆく街並みを80年余にわたって見守り、多くの市民に愛されている。

 建物の正面上部にあるひし形の装飾をはじめ、端麗なデザインから、洗練された雰囲気が漂う。

 1階にレストランやインテリア用品販売店、2階に建物を所有する歯科医吉田直人さん(77)が開く診療所があり、毎日多くの人が足を運ぶ。

 外観に合わせ、吉田さんが改装した診療所の内部には多くの洋画が並ぶ。「西欧館は憩いの場。新しい建物にない味わいがある」と吉田さんは話す。

 1945年7月の仙台空襲で周囲は焼け野原となったが、焼失を免れた。建物の雰囲気に魅了された吉田さんが75年に購入。補修工事を重ね、当初の面影を大切に残してきた。

 吉田さんの次男で、青葉区の不動産会社西欧館を営む顕二郎さん(32)は「伝統を受け継ぎ、守りたい」と語る。(小田島悠介)

[西欧館]仙台市青葉区大町1の1の18。建築家の佐藤功一氏(1878〜1941年)が設計し、大東京火災海上保険(当時)仙台支店として1936年に建った。欧米で20世紀初めに流行したアール・デコ調の装飾が施された。連絡先は022(797)5292。

3685荷主研究者:2019/12/29(日) 20:10:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191223_11028.html
2019年12月21日土曜日 河北新報
「知事案件」受け身の仙台市政 県民会館と県美術館の移転に議論が集中

 仙台市議会12月定例会は「ここは県議会か」と思うような様相だった。東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と県美術館の移転、みやぎ型の水道事業民営化、宿泊税。村井嘉浩知事が繰り出した県政の重要案件に議論が集中した。いずれも市民への影響が大きく、市の明確なスタンスが問われたが、受け身の姿勢ばかりが目立った印象だ。

 県民会館と県美術館の移転は、市のまちづくりを揺るがしかねず、とりわけ関心を集めた。代表質疑や一般質問では「美術館の存続を望む市民の思いを主張すべきだ」「県民会館の跡地活用策を考え、知事を動かす必要がある」など郡和子市長への注文が相次いだ。

 だが、トップの答弁は無味乾燥だった。「まちづくりや市民生活への影響を考え、市の考え方をまとめ、県に対して意見を申し上げる」。なんとも悠長で、スタンスのかけらもない。がっかりして、取材ノートにメモする手を止めた。

 水道民営化にも及び腰だ。県広域水道の最大の受水自治体として、県に安全を担保させる具体的な行動を求めた議員に対し、郡市長は「受水市町の意見をしっかり伝えられる方向で提案する」と抽象論で答えた。これでは心もとない。

 「市民の代表として、知事に言うところは言ってもらわないと…」。歯がゆさを訴える議員に共感した。

 ただ、議会も市長に求めるだけでいいのかとも思う。県議会と協議の場をつくり、問題意識や課題を共有する取り組みがあってもいい。市長が動かないなら議会が動くという気迫が見たい。知事に振り回される109万都市は情けない。

(報道部・横川琴実)

3686荷主研究者:2019/12/29(日) 20:19:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191223_13031.html
2019年12月23日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[20]洞口家住宅(名取市)/江戸期の民家今も活用

かやぶきの寄せ棟造りが特徴の洞口家住宅=名取市大曲

おしゃれなカフェスペースとなったみそ蔵。文化財の有効活用に知恵を絞る

 名取平野の水田地帯で、伝統的な農家の暮らしを今に伝える国の重要文化財「洞口家住宅」。江戸時代中期の1750〜60年代に建てられたとされ、敷地内には重文に追加指定された土蔵3棟も建つ。

 洞口家住宅はかやぶきの寄せ棟造りで、部屋を田の字型に配置した間取りが特徴。1981年まで生活の場として使われ、建物内にはいろりやかまどが残る。屋敷裏には防風林の「いぐね」が生い茂っている。

 「見学のみではもったいない。皆さんに楽しんでもらいたい」。屋敷で生まれ育った洞口とも子さん(70)は古民家の有効活用に積極的で、イベント会場などとして一般開放している。

 東北工大の協力を得て、米蔵は作品展示のギャラリーに、みそ蔵はおしゃれなカフェに生まれ変わった。主屋では毎週土曜に産直市を開いている。

 「普段から使わないと、建物が朽ち果ててしまう。活用することで後世に残したい」と洞口さん。地域の宝になった先祖代々の家を守り続ける。

(小沢一成)

[洞口家住宅]名取市大曲中小路26。東日本大震災で主屋や蔵の土壁が崩れ、柱が損傷するなどの被害を受けたが修復した。見学は随時受け付ける。入場無料。産直市「旬の情報館」は毎週土曜午後1時半から。連絡先は洞口さん022(385)1908。

3687荷主研究者:2019/12/29(日) 20:26:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191224_15033.html
2019年12月24日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[21]仙台市歴史民俗資料館(宮城野区)戦争の記憶 伝える場に

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和と洋が融合した造りが目を引く仙台市歴史民俗資料館

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館内に旧日本軍が実際に使った生活用品を展示している

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 白いしっくいが映える仙台市歴史民俗資料館は、木々の緑が茂る宮城野区の榴岡公園内にある。

 旧陸軍の歩兵第四連隊の兵舎として1874年に建てられた。現在の外観は明治後期の様式に復元したもので、市の有形文化財に指定されている。

 上げ下げ式の窓や外壁の四隅に配した石材の意匠は、明治期に取り入れられた洋風建築の特徴。一方で、日本伝統の寄せ棟造りを屋根に取り入れ、洋館ながらも随所に日本的な雰囲気を感じさせるたたずまいだ。

 鍛冶屋や大工の職人道具や農具などが館内に並び、明治期以降の庶民の暮らしを振り返ることができる。兵舎の様子も再現され、旧日本軍が実際に使った軍服や寝台も間近で見られる。

 「元は兵舎だったと知る人は多くない。実際に建物や展示を見て、この地の歴史を知ってほしい」と学芸員の渡辺直登さん(27)は話す。かつて周辺に複数あった兵舎は、この1棟を残すのみ。数々の戦争を経て今につながる歴史をたどる貴重な場になっている。

(大芳賀陽子)

[仙台市歴史民俗資料館]宮城野区五輪1の3の7。開館は午前9時〜午後4時45分。入館は午後4時15分まで。月曜(休日の場合は原則次の平日)と第4木曜、年末年始は休館。入館料は大人240円、高校生180円、小・中学生120円。連絡先は022(295)3956。

3688荷主研究者:2019/12/29(日) 20:31:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191225_53001.html
2019年12月25日水曜日 河北新報
仙台-天童・寒河江の特急バス 乗客減で3月廃止

 山交バス(山形市)は、国道48号を通る仙台-寒河江間の都市間特急バスを来年3月末で廃止することを決めた。乗客の減少に加え、深刻化するドライバー不足が理由だという。

 バスは「48(ヨンパチ)チェリーライナー」の愛称で、JR仙台駅前とJR寒河江駅前(山形県寒河江市)を1日3往復、1時間40分で結ぶ。高速道は走行せず、作並温泉(仙台市)や大滝(山形県東根市)、JR天童駅前(同県天童市)などを経由する。

 2003年4月に1日8往復でスタート。天童市や山形県西村山地域から仙台への通勤や買い物などに利用され、寒河江から谷地(河北町)まで一部延長した時期もあった。徐々に減便が進み、12年4月に5往復、17年4月に3往復になった。

 同社は「利用が低迷する中、人手不足もあって路線の維持が難しくなった」(乗合課)と話す。天童市郊外に14年、大型商業施設が開業した影響で買い物客の利用が減ったほか、平日に1日80往復する都市間高速バス仙台-山形線に利用者が流れた影響もみられたという。

3689荷主研究者:2019/12/29(日) 20:33:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191226_13040.html
2019年12月26日木曜日 河北新報
深夜の定禅寺通、重大事故防げ 信号設定変更、速度を抑制 今年2人死亡受け

赤信号で止まる車が列になった定禅寺通=26日午前0時15分ごろ、仙台市青葉区本町3丁目

 仙台市青葉区の定禅寺通で8日未明にあった交通死亡事故を受け、宮城県警は車両がスピードを出しすぎないよう、現場近くにある信号機の深夜帯の設定を変えた。従来は青信号が連続する設定だったが、交通量が減る時間帯は一部が赤信号に切り替わる仕組みで、重大事故を防ぐ狙い。関係者によると、信号機の設定を切り替える事故防止策は珍しいという。

 定禅寺通のうち、国分町通近くから錦町公園近くまでの間約600メートルは、4基ある信号機が青信号で続き、円滑に進めるようになっている。

 県警は20日から無期限で、交通量の少ない午前0〜5時、事故現場の交差点にある信号機の色が切り替わるタイミングを変更。定禅寺通を走ってきた車が赤信号で止まるようにした。

 青葉区本町の定禅寺通(国道45号)交差点では8日未明、車道上にいた男性が国分町側から走ってきたタクシーにひかれ死亡。周辺では5月にも、明け方に男性がタクシーにはねられ死亡する事故があった。

 仙台中央署によると、事故現場周辺で深夜、法定速度を超えて走っているとみられる車や、車道の横断歩道のない場所を横切る歩行者が散見されるという。

 同署は今後、車向けの補助標識などを新たに設け、事故の未然防止を図る方針。伊藤善健交通課長は「深夜帯の安全性を重視した。信号をきちんと守り、通行してほしい」と話す。

3690荷主研究者:2019/12/29(日) 20:42:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191227_12020.html
2019年12月27日金曜日 河北新報
地場の「食」戦略の柱/藤崎、新たな100年の展望 藤﨑三郎助社長に聞く

藤崎の未来像について語る藤﨑社長

 藤崎は今年、創業200周年の節目を迎えて多彩な事業を展開した。藤﨑三郎助社長は河北新報社の取材に応じ、次世代の百貨店経営に向けた売り場再編の在り方を示し、若い世代への訴求力を高める必要性を強調した。(聞き手は報道部・古賀佑美)

 -200周年事業として思い出深いものは何か。
 「3月に開催した『200年のあゆみ展』だ。創業当時から現在までの推移を写真や地図、パネルで紹介した。多数のお客さまや取引先の方々、退職した社員にお越しいただき、節目を感じる良い機会になった。商売の基本的な考え方は変わっていないと感じた。顧客第一、創意実行、地域発展。この三つを社会の変化に沿って組み合わせている」

 -近年は百貨店の在り方が変化している。
 「ニーズが多岐多様になった。ありとあらゆる分野の『百貨』を販売してきたが、薬品、レコード、本といった専門性が高い商品は扱わなくなった。1980年代からはル イ・ヴィト ンをはじめとする海外ブランドのショップをそろえて東北6県からの集客力を上げ、ステータスを高めてきた」

 -次の100年を見据えた展望は。
 「少子高齢化の中で、実店舗をどう位置付けるかが課題だ。eコマース(電子商取引)が普及する中、わざわざ店舗に来る理由は何かを考えなければならない。今、店に来ていただいている団塊の世代が10年後には80代に入り、主要な購買層ではなくなる。その下の団塊ジュニアが買い物に対してどんな習慣を持ち、どんな不満を抱いているかを調べたい」

 -本館の建て替え時期が迫っている。
 「一昔前は売り場面積を増やせば必ず売り上げが上がったが、今は違う。将来的に売り場面積は現在の4館合計約3万2000平方メートルから2万平方メートル規模になるだろうとイメージしている。デパ地下のような食料品は今までよりもずっと多くなる。地場産品や飲食店を加え、客を呼び込む。食は来店動機になる。人気の高い海外ブランド店や化粧品は必須だ。インターネットで買えるような衣料品もある程度は置く。売り上げではなく、利益を重視した経営を目指す」

 -本館は現地再建か。
 「それは分からない。もし移転すれば、一番町の人通りは落ち込むだろう。地下に市地下鉄東西線の駅があることも考慮しなければならない。ベストな選択はなかなか見通せない」
 「そもそも、これからのデジタル世界をどう生き抜くのか。若い社員にも手伝ってもらうが、われわれの世代が方向性を決めなければならない。そこまでやるのが仕事だ」

 -平成元年に社長に就任した。今年は改元があったが、次代の経営者についての考えは。
 「入社した当時の定年は55歳だった。今は70歳まで延ばそうという時代になり、社会が変化している。健康面の心配も今のところはない」

[ふじさき・さぶろうすけ]慶大卒。1971年伊勢丹入社。79年藤崎取締役、89年社長。東北百貨店協会会長、日本百貨店協会副会長、東北経済連合会副会長などを務める。70歳。東京都出身。

3691荷主研究者:2019/12/29(日) 20:45:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191227_15034.html
2019年12月27日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[22完]仙台トラストタワー(青葉区)東北一の展望 夢見心地

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高さ180メートルを誇る仙台トラストタワー

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市民向けイベントも開かれる最上階の宴会場

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 高さ180メートル。東北で最も高いビル、仙台トラストタワーは2010年に完成した。高層ビルの増えた仙台市内でもひときわ存在感を放つ。

 外資系高級ホテル「ウェスティンホテル仙台」とオフィス、飲食店街が入る。富裕層の外国人旅行者を一手に集める一方、屋外広場で毎年開く「東北タイ×フェスタ」などのイベントも徐々に定着してきた。

 運営する森トラスト(東京)の松井徳彦仙台支店長は「完成10周年の来年は新しい価値を感じられる雰囲気が高まる」と話す。何やら仕掛けを構想中とのことで、楽しみにしている。

 晴れ渡った12月のある日、レストランと宴会場がある最上階(37階)に初めて上った。東は太平洋、西は蔵王連峰までくっきりと見える展望に圧倒された。ランチが付いた「天空ヨガ」が人気イベントだという。

 もう少し気軽に行けそうなのは26階のバーラウンジ「ホライゾン」。1、2杯だけなら数千円で、普段お目にかかれない夜景を堪能できそうだ。地上での日々に疲れたときに来ようかな。

(高橋一樹)

[仙台トラストタワー]仙台市青葉区一番町1の9の1。1〜5階の「トラストシティプラザ」には飲食店、診療所など21店舗、6〜24階のオフィスは65社が入る。25〜37階のホテルの客室は292室で、1〜3階に国際会議も行える大宴会場を備える。地下には459台分の駐車場がある。

3692荷主研究者:2019/12/29(日) 20:48:01
>>3639 >>3651
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191228_12004.html
2019年12月28日土曜日 河北新報
国内初、無垢材使い7階建てビル 仙台駅東口に建設へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191228kahoku01.JPG
JR仙台駅前に建設する無垢材使用の木造7階建てビル(中央)の完成予想図

 木造建築業のシェルター(山形市)は、柱やはりに無垢(むく)材を使った木造7階建てビルをJR仙台駅東口前に建設する。高層木造建築はこれまで、構造部に集成材を使う事例はあったが、無垢材で建てるのは国内初。強度と耐火性能を確保した。低コストで地元産材を活用できるメリットがあり、木材需要の拡大につなげたい考えだ。

 ビルは地上7階建てで高さ26.5メートル、延べ床面積1029平方メートル。仙台市宮城野区榴岡2丁目、仙台駅東口のタクシープール東側に建てる。用途はオフィスや住宅で、2020年5月着工、21年完成を予定する。

 木造建築の需要が公共施設から民間施設にも広がり、建設コストの削減が課題となる中、無垢材は集成材に比べて安いほか、集成材工場がない地域で地元産材の集成材を調達する際にかかっていた運搬コストも減らせるという。

 柱とはりには、複数の製材を金具で固定して1本にする「束ね材」の技術を活用。従来、高層建築に使われてこなかった手法で、同社が行った実証試験で必要な強度を確認した。

 高層建築には建築基準法で定める耐火性能が必要で、木材と石こうボードから成る同社開発の木質耐火部材「クールウッド」を採用。木材には東北産のスギやカラマツを積極利用する。

 同社は「地元の木材を使い、全国どこにでも建てられる木造ビルのモデルケースになる。杜の都の玄関口から木造建築の可能性をアピールしたい」としている。

3693荷主研究者:2020/01/12(日) 13:14:59

https://mainichi.jp/articles/20200104/k00/00m/040/019000c
毎日新聞 2020年1月4日 08時49分(最終更新 1月4日 09時09分)
宮城に多い環状交差点 日本一の理由とは
宮城県

震災の被災地では宮城県内で初めて新設される環状交差点(ラウンドアバウト)。右奥は亘理町役場新庁舎=同町悠里で2019年12月29日午後1時46分、滝沢一誠撮影

 宮城県亘理町に6日、信号機のない交差点「環状交差点」(ラウンドアバウト)が開通する。県内の東日本大震災の被災地では初の整備だが、環状交差点自体は県内で21カ所目。あまり見かけない形の交差点が宮城に日本一多い理由とは?

 環状交差点は交差部分が環状のロータリー型になっており、交差点に入る車両は進入口で一時停止し、ロータリー部分を時計回りに走って別の道路に抜ける。ロータリー部分の車の走行が優先され、左折のみで交差点を通過する仕組みだ。

 欧米では1990年代から普及が進み、日本でも2014年9月施行の改正道交法で導入が認められた。車同士が交差しないことから渋滞が少なく、重大事故の抑制も期待できるという。

 県警は14年の法改正直後、県内19カ所のロータリーを改良して環状交差点として整備。全国に約80カ所ある中で県内には20カ所あり、仙台市は11カ所、名取市も5カ所と突出している。今後も東松島市や山元町などで新設が計画されている。

 県内で環状交差点の整備が進む一因には、震災直後に停電で信号機が点灯せず、交通網が混乱した教訓がある。環状交差点は信号機がないことから、停電時でも安全に通行できる。亘理町の交差点は町役場新庁舎や防災広場に隣接することから、災害に強いとされる環状交差点が採用されたという。

 環状交差点は6日に開通式があり、亘理署による通行方法の説明や見本走行が行われる。

【滝沢一誠】

3694荷主研究者:2020/01/12(日) 13:16:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200104_12007.html
2020年01月04日土曜日 河北新報
仙台の中心商店街に大型モニター 2月本格稼働、観光案内や生活情報を配信

大型モニター「まちくるビジョン」の設置イメージ図

 仙台市青葉区のマーブルロードおおまち商店街に今月、大型モニター「まちくるビジョン」(高さ3.2メートル、幅4.8メートル)が登場する。8商店街でつくる市中心部商店街活性化協議会が設置し、観光案内やニュース、天気などの生活情報を配信。広告媒体として収益にも結び付ける。20日をめどに試運転し、2月に本格稼働する。

 藤崎本館前のアーケード上部「空中ステージ」に、JR仙台駅側からの通行人が見やすいよう東向きに設置。青葉まつりや仙台七夕まつりなどのイベント期間を除き、午前8時〜午後8時に放映する。60分で一巡し、10分間のコンテンツごとに5分間のCMを流す。

 観光案内はモニターを起点に県庁や仙台駅、東北大といった近隣施設の場所と所要時間を紹介。商店街を通る動線を映像で示し、音声は英語で放送する。地震などの緊急時には災害対応画面に切り替える。

 設置場所は平日約3万7000人、休日約4万9000人が通る東西と南北のアーケードの結節点。協議会の石井光二事務局長は「旅行者は位置関係や距離感を知りたい。視覚と音声が果たす役割は大きい。国内外の観光客の拠点として、地域全体の回遊性を高めたい」と説明する。

 広告収入は運用費と商店街の活性化に充てる。昨年12月10日に藤崎本館の観光案内所に設置したAI(人工知能)搭載の観光案内電子看板と合わせて総事業費は約4500万円。うち3000万円に経済産業省、1000万円に仙台市の補助金を活用した。

3695荷主研究者:2020/01/12(日) 13:25:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200106_72003.html
2020年01月06日月曜日 河北新報
次世代型放射光施設 東北の中小企業が熱視線 関連産業への参入視野に

次世代型放射光施設の基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

スプリング8を視察する東北の企業関係者ら=2019年12月17日、兵庫県佐用町

 東北大青葉山キャンパス(仙台市)に2023年度稼働予定の次世代型放射光施設に対し、東北の中小企業が関心を高めている。先進地の視察や試験的な利用を通じて「巨大な顕微鏡」との距離を縮め、将来の利活用や関連産業への参入を視野に入れる。

 青森、岩手、宮城、秋田4県の製造業関係者ら約40人が昨年12月17日、大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を視察した。広大な敷地に円形加速器(1周約1.4キロ)や放射光を取り込む57本のビームライン、測定装置などが並ぶ。

 「スプリング8は産業利用のバラエティーに富んでいる」。運営する理化学研究所放射光科学研究センターの田中均副センター長が一行に説明する。企業や大学の研究者ら年間約1万6000人が利用し、低燃費タイヤ、虫歯に効くガムなどの成果が生まれている。

 自動車部品などを製造する岩機ダイカスト工業(宮城県山元町)の担当者は「微量の元素を測定できれば、技術力向上につながるのではないか」と印象を語る。

 東洋刃物(富谷市)は19年度、スプリング8を試験利用する仙台市の事業に名乗りを上げた。加工した刃の先端に生じる微小なささくれのような物「バリ」の硬さや大きさを解析する。

 高橋純也取締役は「バリを抑制、除去する方法を試行錯誤している。より高精度で高品質な刃物を提供したい」と説明。試験利用の結果を踏まえ、仙台の施設を活用するかどうか本格検討するという。

 青葉山キャンパスでは、19年度内に施設の基本建屋の建築が始まる見通し。東北大と産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)は昨年11月に共同研究部門を開設しており、計測技術の研究開発や人材育成などを目指す。

 施設周辺には研究開発拠点のほか、研究成果を製品化する生産施設が集積し、経済効果は10年間で1兆9000億円に上るとの試算がある。

 秋田県産業技術センター(秋田市)は18年、高エネルギー加速器産業への参入に向けて研究会を設立した。参画企業の一つで、スプリング8を視察した長沼製作所(にかほ市)の長沼彰社長は「地場の溶接技術で対応できる確信が持てた」と話し、次世代型施設の利用権付き出資への加入を前向きに検討する。

 センターの近藤祐治主任研究員は「東北は技術力のある企業がたくさんあるが、まだ多くは放射光利用に精通していない。研究機関などが企業の課題を知り、継続的にサポートすることで関わる企業が増えるのではないか」と見込む。

3696荷主研究者:2020/01/12(日) 16:21:27

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200106_13022.html
2020年01月06日月曜日 河北新報
新車両は無塗装 仙台市地下鉄南北線に24年度登場

現行の1000N系車両。新型車両は塗装を抑制する方針で、外装の印象が大きく変わる可能性がある=仙台市太白区の市交通局富沢車両基地

 仙台市地下鉄南北線の新型車両が、2024年度にデビューする見通しとなった。市交通局が新型車両の仕様を固め、近く入札を実施、19年度内にメーカーに発注する。外装のデザインは「無塗装」を基本とし、オフホワイトで全面塗装した現行車両と大きく印象が変わる。1編成(4両)を追加し、全22編成を30年度まで7年間かけて順次、置き換える。

 新型車両はステンレス製か、近年主流のアルミ合金製を想定。外装デザインは塗装を極力抑え、東西線と似たような車体にする。車両基地に塗装ブースを設置する必要がなく、塗り直しなどのメンテナンス費用が少ない。車体の重量を軽くできるメリットもある。

 現行の1000N系車両は、全面塗装に濃淡2色の緑色の線が入る。緑色は南北線のシンボルカラーで、新型車両にどう引き継がれるかが注目される。各駅の可動式ホーム柵は高さが1.3メートルあり、車体の露出は側面上部に限られることも考慮するとみられる。

 具体的なデザインは受注メーカーが検討し、21年度ごろに決める見通しだが、市交通局は東西線の車両を検討した際と同様、ワークショップを開催するなど、市民のアイデアを反映させる仕組みを設ける。現行車両のデザインは10案の中から市民投票で決定した。

 車体の大きさは変わらない見込み。車内に電子広告(トレインビジョン)などを搭載するほか、現在は一部の車両にしかない車いす・ベビーカー用のスペースを全車両に配置する。

 性能面は、エネルギー効率の良いモーターの採用で省力化を図るほか、故障時のバックアップ強化のため制御装置を倍増する。

 現行車両は1987年7月、八乙女(泉区)-富沢(太白区)間開業と同時にデビュー。大規模改修を実施したが、鉄道車両の一般的な耐用年数は40年とされ、期限が2027年度に迫る。南北線の車両更新は開業以来初めて。市交通局は18年8月から新型車両の検討を進めていた。

 市交通局車両課の担当者は「これまでの南北線らしさを失わず、東西線を超える優れた性能の新型車両を目指したい」と意気込む。

[仙台市地下鉄南北線]1992年7月に全線開業。泉中央(泉区)-富沢間の14.8キロを結ぶ。全17駅。1日平均19万5386人(2018年度)が利用する。車両の塗装は「杜の都」をイメージ。現行の1000N系車両は初代1000系車両を03〜13年度に改修し、冷房装置の新設、行き先表示などの発光ダイオード(LED)化を図った。1988年、性能やデザインに優れた車両に贈られる「ローレル賞」に選ばれた。


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