携帯電話業界のオフィシャルスポンサーはMTN。ライバルのVodacomは、ファンがバファナバファナに携帯メッセージを送る「Join the Voice」キャンペーンを実施中。目標は1千万メッセージ。成功の暁には、ギネスブックに申請する予定。クリエイティブなメッセージには、一等の賞金100万ランドをはじめ、数々の豪華賞品が用意されている。ノーベル平和賞受賞の3人組、マンデラ元大統領、ツツ元大司教、FWデクラーク元大統領も既に激励メッセージを送ったとか。
格安航空会社kulula.com といえば、オチャラケたコマーシャルで有名。その広告「Unofficial National Carrier of the 'You-Know-What'」も、FIFAの逆鱗に触れた。W杯のオフィシャル航空会社は南ア航空(SAA)。それをもじって「『例のアレ』のオフィシャルじゃない航空会社」とやったわけだが、ケープタウンのスタジアム、サッカーボール、ブブゼラ、南アの国旗などの図柄や「南アフリカ」という言葉を使うなという脅しがかけられたのだ。W杯を連想させる可能性のあるもの全てを知的所有権の対象としてしまう横暴さとユーモアのセンスのなさに、FIFAの株が下がる結果となった。
旅行会社のカウンターでサッカーW杯観戦ツアーの出発手続きをする旅行客
Photo By 共同
サッカーW杯南アフリカ大会の観戦ツアーは、旅行代理店各社で参加者が募集の半分ほどにとどまり、11日までに販売が締め切られた。高額な旅行代金、現地に対する安全面の不安などが原因で、日本代表の成績不振が追い打ちをかけた。各社は想定外の販売不振に頭を抱えるが、次回大会のためにも代表の奮起を祈っている。