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スポーツ総合スレッド

912チバQ:2010/06/08(火) 21:25:27
http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/TKY201006070370.html
過熱するW杯商戦2010年6月8日

 サッカーワールドカップ(W杯)開幕を目前にして、南アフリカではW杯商戦が熱く繰り広げられている。

 前回、「いかにも安っぽい」とご紹介したブブゼラ。敵の戦意を削ぎ、戦略をかく乱することから、南アナショナルチーム「バファナバファナ」の「秘密兵器」「12人目の選手」とその名声(悪名?)が世界に高まったためか、高級ショッピングモールでも販売されるようになった。場所柄と店の格にふさわしく、南アの国旗が描かれたW杯特別仕様や、ビーズ作りの豪華版などが店頭を飾る。

 世界不況の影響をモロに受けていたジュエリー業界は、W杯景気にホクホク顔。総重量900カラットのダイヤをちりばめた実物大サッカーボールには、既にヨーロッパのサッカーチームから購入のオファーがあるという。お値段は2千万ランド(約2億6千万円)。そこまでは手が出ないファンのために、1個8千ランド(10万4千円)のクリスタル製もある。南アの国旗が刻まれた六角形の時計も人気アイテム。24カラットゴールド製が、19万5千ランド(253万円)。

 「バファナバファナ」という名前のワインを見つけた。ナショナルチームの名前を勝手に使っていいの?とラベルを吟味したところ、しっかり南アサッカー協会のロゴがついていた。さすが、商魂たくましい。

 W杯景気にあやかりたいのは、大企業も同じこと。オフィシャルスポンサーでなくても、FIFAの機嫌を損ねない範囲で、なんとかサッカー熱を商売に利用しようと躍起だ。

 携帯電話業界のオフィシャルスポンサーはMTN。ライバルのVodacomは、ファンがバファナバファナに携帯メッセージを送る「Join the Voice」キャンペーンを実施中。目標は1千万メッセージ。成功の暁には、ギネスブックに申請する予定。クリエイティブなメッセージには、一等の賞金100万ランドをはじめ、数々の豪華賞品が用意されている。ノーベル平和賞受賞の3人組、マンデラ元大統領、ツツ元大司教、FWデクラーク元大統領も既に激励メッセージを送ったとか。

 ファストフード業界とビール業界のオフィシャルスポンサー、マクドナルドとバドワイザーがファンパークに出店しないことを受けて、南ア企業のナンドーズとSABが名乗りを上げた。FIFAの条件は、ブランド名を出さないこと。それでも、800万から1千万本のビールが余分に売れるとSABでは見込んでいる。

 「ワールドカップ」という言葉も疑似ブランドも使わなかったのに、FIFAの怒りを買ってしまった企業もある。ケープタウンのグラント・アブラハムズ氏は2004年、キーリングのデザインを通産省に登録した。2010という数字、ブブゼラの絵、南アの国旗がついたものだ。最近、商標・知的所有権侵害を理由にFIFAに訴えられたアブラハムズ氏、「いじめっ子の巨人」相手に戦い抜くと鼻息荒い。

 格安航空会社kulula.com といえば、オチャラケたコマーシャルで有名。その広告「Unofficial National Carrier of the 'You-Know-What'」も、FIFAの逆鱗に触れた。W杯のオフィシャル航空会社は南ア航空(SAA)。それをもじって「『例のアレ』のオフィシャルじゃない航空会社」とやったわけだが、ケープタウンのスタジアム、サッカーボール、ブブゼラ、南アの国旗などの図柄や「南アフリカ」という言葉を使うなという脅しがかけられたのだ。W杯を連想させる可能性のあるもの全てを知的所有権の対象としてしまう横暴さとユーモアのセンスのなさに、FIFAの株が下がる結果となった。

 優勝チームが決まる7月11日まで、W杯とFIFAを巡るこもごもの悲喜劇に、南アフリカ中が振り回されそうである。


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