携帯電話業界のオフィシャルスポンサーはMTN。ライバルのVodacomは、ファンがバファナバファナに携帯メッセージを送る「Join the Voice」キャンペーンを実施中。目標は1千万メッセージ。成功の暁には、ギネスブックに申請する予定。クリエイティブなメッセージには、一等の賞金100万ランドをはじめ、数々の豪華賞品が用意されている。ノーベル平和賞受賞の3人組、マンデラ元大統領、ツツ元大司教、FWデクラーク元大統領も既に激励メッセージを送ったとか。
格安航空会社kulula.com といえば、オチャラケたコマーシャルで有名。その広告「Unofficial National Carrier of the 'You-Know-What'」も、FIFAの逆鱗に触れた。W杯のオフィシャル航空会社は南ア航空(SAA)。それをもじって「『例のアレ』のオフィシャルじゃない航空会社」とやったわけだが、ケープタウンのスタジアム、サッカーボール、ブブゼラ、南アの国旗などの図柄や「南アフリカ」という言葉を使うなという脅しがかけられたのだ。W杯を連想させる可能性のあるもの全てを知的所有権の対象としてしまう横暴さとユーモアのセンスのなさに、FIFAの株が下がる結果となった。