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大中華世界的話題

4686チバQ:2013/03/26(火) 00:51:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130325/chn13032521590005-n1.htm
中国国家主席の思惑 アフリカ掌握へ タンザニア大統領と会談 「核心的利益」の支持要求
2013.3.25 21:56 (1/3ページ)

24日、タンザニア・ダルエスサラームでキクウェテ大統領(右)と会談した中国の習近平国家主席(ロイター)
 【北京=川越一】中国国営新華社通信によると、就任後初の外国訪問中の習近平国家主席は24日、ロシアに次いで2カ国目となるタンザニアの最大都市ダルエスサラームでキクウェテ大統領と会談し、経済支援の継続と引き換えに、中国の「核心的利益」を支持するとの言質を取り付けた。中国建国の父、毛沢東とも関係が深いタンザニアをアフリカ最初の訪問地に選んだところに、習氏の思惑がうかがえる。

 中国中央テレビ(CCTV)などによると、同大統領は習氏の訪問が伝えられたとき、「耳を疑った」という。中国は資源と将来的な市場の確保のためアフリカ進出を進めているが、タンザニアは農業国。しかも主要産物はコーヒーだ。中国が望む石油などの資源の供給国ではない。

 「発展途上国」の盟主を自称する中国は、欧米諸国に対抗するためアフリカ諸国を自らの勢力下に置く狙いがあるとされる。各国との1対1の関係強化から、中国とアフリカの協力関係を強化する戦術に転換しているようだ。

 昨年の中国の対アフリカ貿易は前年比20%増の1984億ドル(約18兆7500億円)。対アフリカ投資は29億ドル(約2700億円)で前年比70%も増加したが、それに伴って摩擦も顕在化している。

 ナイジェリア中央銀行のサヌシ総裁は今月、英フィナンシャル・タイムズ紙への寄稿で、工業製品を売って資源を搾取する中国の手法にふれ、「本質は植民地主義だ」と批判した。

 疎遠になっていたとはいえ、中国にとってタンザニアは1960年代からの友好国だ。国内には毛沢東主導で建設されたタンザン鉄道が走っている。

 昨年11月の共産党総書記就任以来、毛沢東の継承者を自任して求心力アップを進める習氏は外遊先でも毛沢東の威光を利用し、アフリカ掌握の足掛かりとして御しやすいタンザニアを訪れた可能性がある。

 習氏は今回、貿易や金融、インフラ建設などに関する協力文書に署名。総予算100億ドル(約9500億円)に達するタンザニア東部のバガモヨ港の総合開発計画も支える方針だ。同港はアフリカ諸国と中国、中東、欧州を結ぶ拠点として期待されている。

 キクウェテ大統領との会談では、「主権や領土保全に関わる重大問題で継続して中国を支持する」との言葉を引き出した。習氏はこの後訪問する南アフリカ、コンゴ共和国でも、経済支援を武器に支持を求め、中国とアフリカの緊密ぶりをアピールするとみられる。南アでは新興5カ国(BRICS)首脳会議にも出席する。

4687チバQ:2013/03/26(火) 19:13:38
http://mainichi.jp/select/news/20130326ddm007030076000c.html
インドネシア:ユドヨノ与党、汚職疑惑 幹部ら相次ぎ逮捕
毎日新聞 2013年03月26日 東京朝刊

 【ジャカルタ佐藤賢二郎】インドネシアのユドヨノ大統領が最高顧問を務める最大与党、民主党が汚職疑惑に揺れている。党幹部や大統領の側近が相次いで逮捕され、先月には党首が辞任に追い込まれ、党の支持率は過去最低を記録した。汚職疑惑は大統領の次男にも飛び火しており、来年の総選挙や大統領選にも影響を与える可能性がある。

 発端は、スポーツ関連施設の建設を巡って多額の現金を受け取ったとして、11年8月に特別捜査機関「汚職撲滅委員会」に逮捕、起訴された民主党の会計部長だった国会議員(肩書はいずれも当時)が、公判などで複数の党幹部の汚職への関与を次々と暴露したことだった。

 同党副幹事長が昨年4月、収賄容疑で逮捕され、8月には前回大統領選(09年)でユドヨノ陣営の大口資金提供者だった党幹部の女性実業家が贈賄容疑で逮捕された。更に汚職撲滅委は12月、大統領側近の国務相(青年・スポーツ担当)を汚職事件の容疑者として、捜査を進めている。先月には同党のアナス・ウルバニングルム党首も建設事業に絡んで業者から賄賂を受け取った疑いで容疑者として捜査を受け、党首を辞任した。

 汚職疑惑は大統領の親族まで飛び火。先月末には辞任したアナス前党首が、大統領の次男で民主党幹事長のエディ・バスコロ氏の汚職事件への関与を示唆。党内の勢力争いにも発展し、泥沼化の様相を呈している。

 インドネシアでは政府高官が関与する汚職が後を絶たず、「汚職大国」とも呼ばれてきた。ユドヨノ大統領は04年の大統領就任後、汚職撲滅を積極的に進め、民主党は09年の総選挙で第1党に躍進した。だが、相次ぐ幹部の汚職疑惑で民主党の支持率は下落を続け、先月の民間調査機関の世論調査では8・3%となり、04年のユドヨノ政権発足以来、最低を記録。ユドヨノ大統領についても今年1月の調査では「満足」が35・9%に対し、「不満足」は57・7%に達した。民間機関の調査官は「民主党は死につつある」と指摘する。

4688チバQ:2013/03/26(火) 19:17:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130326/chn13032608200002-n1.htm
中華圏メディア、中国が“制圧”へ 台湾、香港で強まる親中色
2013.3.26 08:19 (1/2ページ)[中国]
 中国の対外宣伝工作が、最近とみに激しくなっている。中国外交の内情に詳しい消息筋によれば、尖閣問題をめぐる対外宣伝のため中国当局が昨年使った予算は80億元(約1200億円)にのぼるという。(フジサンケイビジネスアイ)

 最近は日本のホテルでも、中国政府系の英字紙が無料で提供されていることがある。これも、広義の宣伝工作の一環なのかもしれない。

 中国の影響力行使は、こうした直接的なものに限らない。より間接的な手法で、中華圏のメディアや言論のあり方に大きな変化を起こしている。

 それが露骨に表れているのが台湾だ。大陸ビジネスで成功した台湾企業がメディア事業に進出し、中国当局の意を体した記事を流すようになっている。

 その主役が、製菓大手の旺旺(ワンワン)集団だ。旺旺の主力製品は日本企業から技術を学んだ菓子で、1990年代に大陸に進出。いまや大陸に100カ所以上の工場を持ち、グループ全体の従業員数は5万人を超える。

 オーナーの蔡衍明(さいえんめい)氏は、2008年に新聞やテレビ局を傘下に持つ中時集団を個人で買収。さらに翌年には香港のテレビ局も買収して中華圏におけるメディア王となった。

 蔡氏の言動は極めて中国寄りだ。昨年9月に台湾の漁船団が尖閣周辺海域に向かった際にはスポンサーとなり、漁船は「旺旺中時」の横断幕を掲げた。蔡氏が買収したメディアの報道姿勢は親中国色を強められた。こうした動きへの反対運動が組織されると、傘下のメディアは運動のリーダーに執拗(しつよう)な個人攻撃を加えた。

 昨年11月には、旺旺のメディア買収に批判的で「宿敵」とされてきた「りんご日報」をも買収。これによって台湾での旺旺グループ傘下の日刊紙のシェアは5割に達した(朝刊ベース)。

 旺旺はケーブルテレビ局買収にも名乗りをあげている。その動きを止めるべく、台湾では「メディア独占禁止法」制定を求める声が高まっており、関係当局が法案をとりまとめ中だ。

 オーナーによる中国への「配慮」が目立つのは台湾だけではない。中国本土との経済関係が緊密化している香港でも、中国政府に批判的なメディアは少なくなりつつある。中華圏のメディアに詳しいNHK放送文化研究所の山田賢一主任研究員は「台湾が親中派メディア膨張の“迎合型”なのに対し、香港は自主規制強化の“遠慮型”」だと分析する。

 情報統制が厳しい中国の内情に関する報道では、さまざまな人的ネットワークが頼りだ。そこで圧倒的な強みを持つのが香港や台湾などのメディアである。

 彼らには、民主主義や人権といった価値観に立つ報道によって、チェック・アンド・バランス機能を果たしてきた面もある。共産党一党支配の中国に、決定的に欠けている役割だ。翼賛メディアを内外で抱えても中国の安定にはつながるまいと思うが、どうだろうか。(「週刊東洋経済」副編集長 西村豪太)

4689チバQ:2013/03/26(火) 19:17:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130326/chn13032607560001-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
「中国の夢」に同胞から相次ぐ注文
2013.3.26 07:55 (1/2ページ)
 中国の全国人民代表大会(全人代=国会)が5〜17日に開かれ、習近平共産党総書記を国家主席に選出、昨年11月の第18回党大会で始まった胡錦濤体制からの政権移行が完了した。習氏は17日、国家主席として初めて行った演説で「中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現」を強調。「中国の夢」という言葉を9回も用いて、国内だけでなく中国大陸の外にいる「同胞」にも団結を呼びかけた。だが、その同胞からは「中国の夢」を逆手に取る形で習体制への注文が相次いだ。

 香港紙、明報(電子版)は18日、「中国の夢の実現には、民主香港の夢の実現も必要だ」と題する社説を掲載した。社説は、習氏が演説で「中国の夢とは人民の夢だ」と述べたことについて「まったく正しい。政府の選択は人民を信頼し、為政の道は民を敵としてはならない」として、実施が確定していない2017年の香港行政長官選の普通選挙を早急に認めるよう求めた。

 台湾の聯合報(同)も14日の社説で、今年1月に起きた改革志向の中国週刊紙、南方週末の社説すり替え事件で、元の社説の見出しが「中国の夢、憲政の夢」だったことを取り上げ、「北京が注意すべきは、民主活動家や人権活動家だけでなく、南方週末のような若い知識人や小資産家にも『中国の夢、憲法の夢』があることだ」とし、政治改革を軽視しないよう促した。社説は、習氏が「台湾の同胞と大陸(中国)の同胞が手を携えて、ともに中華民族の新たな前途を切り開こう」と間接的に台湾との政治対話を呼びかけることも見越したかのように、「両岸(中台)が統一していない特殊な状況で、いかに状況に適した合理的な配慮をするかは、習政権自身の歴史的責任だ」と台湾の民意を尊重するようくぎを刺した。

 一方、20日付の国際紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(アジア版)は米シートンホール大の汪錚准教授の寄稿を掲載した。汪氏は「新たな中国の指導者は、国内の基盤を満足させるため、より民族主義的な外交政策を取る誘惑に駆られるだろう」と指摘。最高指導部の党政治局常務委員7人には外交の専門家がおらず、「中国の外交官にとり、対立的な外交戦略がいかに近視眼的で思慮に欠けるかを政府に分からせることは挑戦になる」と分析するとともに、習氏にも外交担当者の助言に耳を傾けるよう求めた。

4690チバQ:2013/03/28(木) 19:08:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130328/chn13032818130007-n1.htm
中国指導者の子弟、一斉に帰国 米留学の習主席の娘ら 
2013.3.28 18:12
 留学などの理由で米国に住んでいた中国の国家指導者の子どもたちが、昨年秋の共産党大会前後に一斉に帰国している。香港紙、明報が28日までに報じた。米ハーバード大に留学していた習近平国家主席の娘も含まれる。中国では政府高官らが家族を欧米に移住させてぜいたくな暮らしを送らせているとの批判が出ており、こうした世論の批判をかわす狙いもありそうだ。

 明報によると、習氏の娘は21歳で、2010年5月からハーバード大に留学。仮名を使い、目立たないように生活していたが、昨年11月、突然退学して帰国。習氏は同月の党大会を経て党総書記に就任しており、娘の「安全や政治的要因などを考慮した」という。

 今年3月の全国人民代表大会(全人代=国会)で選出された李克強首相の娘も米国留学を終えて帰国。李源潮国家副主席の息子と汪洋、馬凱両副首相の娘もこのほど米国から中国に戻ったという。(共同)

4691チバQ:2013/03/29(金) 21:16:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130329/chn13032919380002-n1.htm
側近の汚職で馬総統が謝罪 台湾
2013.3.29 19:37
 台湾の馬英九総統の側近で、与党・中国国民党主席室主任を務める頼素如・台北市議が28日未明、開発案件に絡み建設業者から現金を受け取って入札に有利になるよう議会で働きかけた疑いで、台北地検に身柄拘束された。台湾では、26日にも国民党籍の南投県長(県知事)が収賄罪で起訴されたばかりで、「清廉」を売りにしている馬政権の支持率低迷に追い打ちをかけている。

 馬総統は29日、「謝罪する。清廉は私の生命だ。深く反省している」とする党員と市民に向けた声明を発表した。(台北 吉村剛史)

4692チバQ:2013/03/29(金) 21:34:46
http://mainichi.jp/select/news/20130329ddm007030162000c.html
北朝鮮:正恩氏、軍幹部復職を指示 「1%の良心信じるべきだ」 「温情」で住民不満緩和
毎日新聞 2013年03月29日 東京朝刊

 【北京・米村耕一】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記が今年1月、「南朝鮮(韓国)の影響を受け、思想に問題がある」として取り調べを受けた朝鮮人民軍幹部について「1%の良心を信じるべきだ」と指示して、元の職務に復帰させていたことが、中朝貿易関係者の話で分かった。北朝鮮では今年に入り金第1書記の「温情」を強調する国内宣伝が強化されている。昨年12月の長距離弾道ミサイル発射実験以来、国内で続く緊張状態の中で、住民に希望を持たせる狙いもあるとみられる。

 この軍幹部は朝鮮人民軍の機関紙「朝鮮人民軍」の金スンナム編集局長。金編集局長は1年ほど前に「朝鮮労働党の指示をねじ曲げて報道した」などとして解任され、取り調べを受けたという。

 若いころ韓国との軍事境界線付近で勤務した際に韓国のプロパガンダ放送を聞き続け「思想に問題が生じた」と批判された。しかし、金第1書記の取りなしで、1月ごろから再び編集局長として働いているという。

 北朝鮮ではミサイル発射実験(昨年12月)、核実験(2月)、今月の米韓合同軍事演習への対応策で緊張状態が続いている。住民に金第1書記の「温情」という明るい側面を見せるためとみられる。

 また、北朝鮮では貧富の差が広がり強盗、殺人などの犯罪が増加傾向にあるが、関係者によると、刑事事件よりも政治犯罪取り締まりに重点を置くことへの住民の不満を和らげる狙いもあるという。

 一方、「温情」を強調する宣伝も目立つ。

 中国への脱北を繰り返した後、咸鏡北道茂山(ハムギョンプクドムサン)の故郷に戻った40代女性が、地元治安当局から懲罰として遠隔地への引っ越しを繰り返し強要された。

 耐えかねた女性が、政治警察である国家安全保衛部の地元幹部に「私は結局どこへ行けば良いのか」と訴える手紙を出したところ、手紙が金第1書記の手に渡り「反省して戻ってきたものこそ大切にすべきだ」と指示を出したとされている。

 こうした宣伝では、「捕まえるのも先頭だが、放すのも先頭だ」と、国家安全保衛部が金第1書記の「アメとムチ」による社会秩序維持に中心的な役割を果たしていることが強調されているという。

4693チバQ:2013/03/30(土) 09:38:49
http://mainichi.jp/select/news/20130330ddm007030052000c.html
ミャンマー:仏教・イスラム、宗教対立が各地に飛び火 大統領「武力行使」も
毎日新聞 2013年03月30日 東京朝刊

 【ヤンゴン春日孝之】ミャンマー中部で今月20日に始まった多数派の仏教徒と少数派のイスラム教徒の間での暴動が、他の都市にも飛び火した。最大都市ヤンゴンでも「暴動」のうわさが駆け巡り、一時緊張が高まった。死者は40人を超え、テインセイン大統領は28日、国営テレビで「民主化改革を後戻りさせかねない」と強い危機感を表明し、国民に自制を訴えた。

 今回の宗教暴動は、中部メティラで20日、イスラム教徒のインド系住民が経営する貴金属店で起きた店主と仏教徒の客のトラブルが発端だ。主に仏教徒の暴徒がナイフや剣で武装してイスラム教徒を襲撃し、モスク(イスラム礼拝所)や商店、民家を焼き打ちした。

 国営紙によると、遺体の多くは民族・宗教の区別がつかない焼死体だという。最初の襲撃に加わった仏教僧がイスラム教徒側に殺害されたことで、報復の連鎖が加速したとの情報もある。

 大統領は22日、騒乱地域に非常事態を宣言、戒厳令を敷き、メティラでの騒乱は収まった形だ。だが、暴動は25日、ヤンゴン北方の古都バゴーに波及。さらにヤンゴンでもこの日、仏教徒によるモスク襲撃のうわさが広がり、一部地域でイスラム教徒住民が自衛のため道路にバリケードを設けるなどし、治安部隊も出動した。

 テインセイン政権は25日に声明を発表。暴動の収束に向け「最大限の努力」を約束したが、バゴーでは治安部隊が配備されたにもかかわらず、一部の空白域で暴動が続き、部隊が威嚇射撃するなどの事態に発展した。こうしたことから大統領は28日、テレビ演説で「武力行使も辞さない」との決意を示した。

 今回の騒乱は、昨年6月に西部ラカイン州で発生した両教徒の暴動が背景にある。仏教徒の女性がイスラム教徒の集団にレイプされた上で殺害された事件を機に、約200人が死亡した。国民の9割を占める仏教徒の潜在的な反イスラム感情に火が付いた形だ。

 11年3月の民政移管以降、顕在化した宗教対立を巡り、テインセイン政権は旧軍政期のような「徹底した弾圧」には乗り出していない。国民に軍政下の「悪夢」を想起させ、民主化の逆行につながるリスクもあるからだ。政権がジレンマに陥る中、メティラでの初動の鈍さを批判する声も出ている。

 「仏教国ミャンマー」でイスラム教徒は全人口約6000万のうち4〜5%。大半がインド系で、仏教徒の間では主に商業分野に進出しているインド系(ヒンズー教徒も含む)への反感も小さくない。両教徒の間では今も疑心暗鬼がくすぶり、当分緊張が解けない状況が続きそうだ。

4694チバQ:2013/03/31(日) 02:22:41
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2013/02/post-2852.php
急募! マルクス主義のパンダ飼育係
Marxist Zookeepers Wanted in China

広州動物園がトンデモ求人情報を発表。応募条件は「マルクス主義の知識が深〜い方」

2013年02月21日(木)15時31分
ファイン・グリーンウッド

 中国の動物園でパンダの飼育係になりたい? だったらマルクス主義思想を復習し直さないといけない。少なくとも広東省の広州動物園で働きたいのなら、マルクス主義に詳しくないと雇ってもらえないようだ。

 広州動物園の採用では、面接のほかに筆記試験も課される。試験では「中国の文化・歴史、動物園に関する知識、そしてマルクス主義の原理と哲学」について問われるらしい。

 応募資格は大卒であることが必須で、男性なら35歳未満、女性なら30歳未満が条件とされている。「中国的飼育スタイル」では、トラの世話やワニのエサやりがうまくできるというだけでは条件を満たさないようだ。

 広州の日刊紙「羊城晩報」がこの風変わりな募集要項を報じると、ネット上であっという間に広がり笑いのネタにされた。この動物園の監督機関である広州市林業局は、マルクス主義を採用の必須条件としたのは自分たちの決定ではないと弁明している。

4695チバQ:2013/03/31(日) 02:25:43
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2012/12/post-609.php
日本の総選挙より面白い韓流政治ドラマの主役
2012年12月24日(月)09時00分
今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク

[12月19日号掲載]

 日本のテレビドラマは低迷しているが、政治ドラマはなかなか面白い。「小泉劇場」「政権交代」に続き、現在の第3シーズン「新党乱立」も、それなりに高視聴率を維持している。先日の党首討論会で11人の党首が並んで手をつなぐシーンには思わず噴き出し、あまりの党首の多さに「AKBか!」とツッコミを入れたくなった。まさに「センター」を奪い合う総選挙では、熾烈な握手合戦が展開されるのだろう。

 だが韓国にはもっとドラマチックな「韓流」政治ドラマがあった。その主人公は「韓国のビル・ゲイツ」と呼ばれる、IT企業創業者で元ソウル大学教授の安哲秀(アン・チョルス)だ。政治と無縁だった安は昨年の暮れ、20〜40代の若年層の支持を背景に突如大統領候補に浮上し、世論調査の支持率で与党候補を上回った。

 この「安哲秀現象」は、手あかが付いた既存の政治家から代表を選ぶのではなく、有権者自らが候補者を選び育てるという手作りの民主主義を実現したものだ。

 新しい政治への熱望、無党派の支持という点で安哲秀現象は、橋下徹大阪市長の「維新ブーム」と重なる部分もあった。だが安は既成政党との連携を拒み、政治刷新を求める支持者を裏切らなかった。一方の橋下は、自称「暴走老人」の石原慎太郎と組んで政策がぶれ、候補者を「じゃんけんで決めればいい」とまで発言した。韓国だったら政治家の資質を問われ、政治生命は終わっていただろう。

 競争社会を信奉する点で橋下は、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と共通している。韓国でも日本でも、競争に勝てそうな人が唱える競争至上主義になぜか多くの人たちが乗せられている。半分以上の人たちは落伍者になってしまうのだが、それでも自分だけは競争に勝てると信じているのだろうか。人間の不可解なところだ。

 話を安に戻そう。なぜ、韓国で安が支持されたのか。まず第1に格差是正への期待だ。彼は医者だった頃、コンピューターウイルスのワクチンソフトを開発して無料で配布。財産も半分を寄付した。ソウル大学卒のエリートなのに、学歴社会を問題視し、「公正な競争原理」の導入を主張。既得権益層が自ら良識を示したことで「良きモデル」とされたのだ。

 第2の理由は、その柔軟さと中庸さにある。保守か進歩かと問われた安は、「常識か非常識かを判断基準とする」と語っている。右派か左派かの二極対立ではなく、常識という新たな枠組みを示したことが、従来のイデオロギー対立に疲れた国民の心に響いた。

■大統領選も想定外の結果に?

 そして何より安が人気を集めた原動力は「青春コンサート」というイベントだ。安は数年前から全国でトークショーを開き、若者と率直な対話を重ねた。「他人と自分を比較してはいけない」といった生き方のノウハウを「メンター(心の師)」として若者に伝えた。いわゆる「勝ち組」の安が、競争社会で苦悩する若者の叫びに耳を傾け、親身になって社会改革の議論を交わした。こうして安は若者の「心の大統領」になっていった。

 しかし安は突然出馬を断念した。野党系候補一本化のためとはいえ、選挙直前に撤退するのは簡単ではない。会見では記者席から「やめてはいけません」と泣き叫ぶ声まで上がった。政治家が権力のために離合集散を繰り返すご時世、こんな候補者がいただけで韓国人は幸せなのかもしれない。若い世代は、早くも次の大統領選での安の出馬を期待している。

 日本の政治ドラマの難点は、結末が読めてしまうことだ。あり得ない展開やあっと驚く大逆転は起こらない。一方韓国では最後まで展開が読めない。だから開票特番を、皆でビールを飲みながらサッカーのように「観戦」する。

 大統領選という最大の韓国政治ドラマでも、想定外な結末が待っているかもしれない。

4696チバQ:2013/03/31(日) 22:06:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013033100089
現実路線へ転換、公然批判も=スー・チー氏、補選から1年−ミャンマー

補選で初当選した後、国会で宣誓するアウン・サン・スー・チー氏(中央)ら=2012年5月2日、ネピドー 【バンコク時事】ミャンマー最大野党・国民民主連盟(NLD)が大躍進した国会補選から1日で1年。国会議員となったアウン・サン・スー・チー氏は、かつてのような体制批判を控え、国内で起こる事件に対しても慎重な言動が目立つ。現実路線を選択していると評価する声がある一方、公然としたスー・チー氏批判が起こり、民衆から怒声を浴びる場面すらあった。
 中国と国軍系の企業体による銅山開発が進む中部モンユワ地区。国会の調査委員長として、開発は中止しないとの結論を携えて現場を訪れたスー・チー氏に対し、住民から「スー・チー氏は要らない」と怒りの声が上がった。1年前は考えられなかった光景だ。
 少数民族武装勢力カチン独立機構(KIO)に対する国軍の攻撃にも、スー・チー氏は積極的な発言をしていない。タイ・バンコクであったカチン族の抗議集会では、口の部分にバツ印を付けたスー・チー氏の写真を掲げ、消極姿勢を非難する参加者も現れた。
 スー・チー氏について、NLDから分派した国民民主勢力(NDF)のキン・マウン・スエ議長は「国政の枠組みに縛られ、自由な発言ができなくなっている。議員になるべきではなかった」と手厳しい。「憲法改正には軍人議員の協力が必要なので、軍を刺激する発言を控えているのではないか」と分析する研究者もいる。(2013/03/31-14:21)

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4697チバQ:2013/03/31(日) 22:08:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013033100106
「大国外交」に自信=脅威論払拭に懸命−習中国主席が初外遊

新興5カ国(BRICS)首脳会議に集まった、左からシン・インド首相、習近平・中国国家主席、ズマ南アフリカ大統領、ルセフ・ブラジル大統領、プーチン・ロシア大統領=27日、南アフリカ・ダーバン(AFP=時事) 【北京時事】中国の習近平国家主席は31日、ロシアやアフリカ国家への歴訪を終え、帰国した。最高指導者となって初の外遊では、超大国の米国を意識しつつ、世界第2の経済大国として国際社会での影響力拡大を目指した。同行した王毅外相は外遊を振り返り「中国の特色ある『大国外交』の成功的な実践となった」と自信を示した。
 最初の訪問国ロシアでは「全方位的な戦略的協力関係を強化していく」(習氏)ことで一致し、日米ににらみを利かせた。南アフリカで開かれた新興5カ国(BRICS)首脳会議に出席し、「新興国のリーダー」の存在感を印象付けた。
 アフリカではタンザニアなど友好国にインフラ整備など経済支援を確約。アフリカに関する演説では今後3年間で200億ドル(約1兆9000億円)の借款を提供する方針を確認し、「国際状況がいかに変化しても、中国は常にアフリカの友人でありパートナーだ。運命共同体だ」と関与強化をアピールした。
 一方で中国脅威論に対し「必要のない懸念だ」と反論するなど大国化に伴う警戒感の払拭(ふっしょく)にも努めた。王外相はアフリカ進出を「新植民地主義」とする批判に対し、「あるアフリカ指導者は1000人もの聴衆の前で『そうした魂胆を持った考えに惑わされることはない』と明言した」と中国を擁護する発言があったことを強調した。(2013/03/31-16:06)

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4698チバQ:2013/03/31(日) 22:09:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013033100118
駐日韓国大使に李氏=外交官出身の助言役−朴政権
 【ソウル時事】韓国の朴槿恵大統領は31日、新たな駐日大使に李丙※(※=王ヘンに其)・セヌリ党汝矣島研究所顧問(65)を充てるなど主要国大使人事を内定した。相手国の事前承認(アグレマン)を得た上で正式に任命される。
 李氏は外交官出身で、朴大統領が初めて大統領選に挑戦した2007年以降、助言役を務めてきた側近の一人。国家情報院長候補にも名前が挙がっていた。1996〜98年に国家情報院の前身である国家安全企画部第2次長に就いたほか、慶応大客員教授の経験もある。 
 このほか、駐米大使には、経済・通商畑が長い安豪栄・前外交通商省(現外務省)第1次官(56)、駐中国大使には朴大統領の側近で、大統領選で陣営幹部を務めた権寧世・前セヌリ党国会議員(54)を起用。魏聖洛駐ロ大使(58)、金塾国連代表部大使(60)は留任する。(2013/03/31-16:42)

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4699チバQ:2013/03/31(日) 22:17:07
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/480
ヘイトスピーチ:「殺せ」… デモ、目立つ過激言動
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1348989696/447
差別表現街宣活動:参院議員らが都公安委に不許可を要請

http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013033101001708.html
在日コリアン街で旭日旗掲げ街宣 大阪、住民ら抗議し騒然


 JR鶴橋駅前で街宣活動をする「在日特権を許さない市民の会」のメンバーら=31日午後、大阪市
 在日コリアンが多く住む大阪市のJR鶴橋駅近くで31日、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)のメンバーら約40人が街宣活動をした。

 通りを挟んだ向かい側では、地域住民ら200人以上が抗議活動を展開。警察官も200人近くが警備に当たり、物々しい雰囲気に包まれた。

 午後1時すぎ。旭日旗と日の丸を掲げた在特会側が「国に帰れ」「駆除するぞ」などと、罵詈雑言を浴びせかけた。参加者には若い女性やスーツ姿の男性もいた。

 一方、抗議する住民らは「差別主義者は恥を知れ」「言葉のナイフを捨てよう」などと書いたプラカードを手にし、「差別反対」と声を上げた。

2013/03/31 18:22 【共同通信】

http://www.asahi.com/national/update/0329/TKY201303290464.html
2013年3月29日21時59分
新大久保の反韓デモ、救済申し立て 「身に危険の恐れ」

 韓国系の商店が並ぶ東京・新大久保で「韓国人をたたき出せ」「殺せ」などと連呼するヘイトスピーチ(憎悪表現)のデモが続いていることを受け、人権問題に取り組む有志の弁護士12人が29日、「これ以上、放置できない」として、東京弁護士会に人権救済を申し立てた。

 弁護士らは、外国人の安全を守る責任があるのに、適切な防止策をとっていないとして、警視庁に対しても周辺住民の安全確保を申し入れた。

 申し立てたのは、日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児弁護士ら。梓沢和幸弁護士は「在日外国人の恐怖感は高まっており、身体に危険が及ぶ可能性もある」と話した。

4700チバQ:2013/04/01(月) 22:35:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130401/kor13040120060004-n1.htm
北の挑発を眼前に苦慮続く朴槿恵政権の安保
2013.4.1 20:05 (1/2ページ)[韓国]
 【ソウル=加藤達也】南北関係が「戦時状況」に入ったと宣言するなど、北朝鮮が挑発を強める中、一方の韓国では、2月末に就任した朴槿恵(パク・クネ)大統領が指名した閣僚や政府高官の就任辞退など、人事をめぐる混乱が相次ぎ、国防・安全保障では“空白”ともいえる時期が続いた。

 野党側が3月31日に、青瓦台(大統領府)による一連の混乱についての対国民謝罪を受け入れたことで、新政権は1日、ようやく本格始動することになった。しかし、「人事混乱の後遺症が深刻で大統領支持率は40%維持も危うい」(1日付の中央日報社説)状況で、朴政権は当面、内政安定を優先せざるを得ない立場に置かれている。

 朴大統領は対話や人道支援を通じて南北間の信頼構築を目指す「韓(朝鮮)半島信頼プロセス」を進める方針を示してきた。だが、北朝鮮が強硬姿勢を強めて軍事的緊張をあおり続ける中、対話や支援から非核化への道筋を付けるという構想は精彩を欠き、現在も足踏み状態が続いている。

 この間、朴大統領が指名した閣僚候補らが疑惑や不祥事の発覚で、相次ぎ就任辞退や辞職に追い込まれた。国防相ポストでは、米韓連合軍副司令官を務めた金秉寛(キム・ビョングァン)氏が、疑惑のある企業の株式取得を国会人事聴聞会に対し隠していた責任を問われ就任辞退。金寛鎮(グァンジン)氏の留任となったが、問題をめぐって「処理に38日もかかった」と保守系メディアからも疑問視された。

 また、トップに対北強硬派の金章洙(ジャンス)元国防相を据えた新設の「国家安全保障室」も、省庁改編法案の成立が大幅に遅れ、大統領就任から約1カ月後の3月22日にようやく設置された。

 “安保空白期”を脱した朴大統領は1日、国防省の業務計画報告を受け、さっそく「(北朝鮮の)挑発が起きれば、政治的考慮を一切せず、緒戦で強力に対応しなければならない」と指示した。統一省報道官は同日、対北政策に変わりがないことを強調した。

 こうした韓国新政権の“出遅れ”をよそに、一方の北朝鮮は「核開発強化」を叫ぶなど、相変わらず挑発を繰り返している。

4701チバQ:2013/04/01(月) 22:49:07
http://mainichi.jp/select/news/20130402k0000m030048000c.html
ミャンマー:民間の日刊紙再開 半世紀ぶり
毎日新聞 2013年04月01日 19時35分(最終更新 04月01日 21時38分)


ヤンゴン市内でバスの到着を待つ新聞の販売員たち=2013年4月1日、AP
拡大写真 【ヤンゴン春日孝之】ミャンマーで1日、民間の日刊紙の発行が半世紀ぶりに再開された。日刊紙はこれまで国営に限られていた。テインセイン政権の一段のメディア自由化政策は地元で「新聞のルネサンス(復興)」とも呼ばれ、歓迎されている。

 情報省は先月、政党を含む計16の個人・団体に日刊紙の発行を許可。準備が整った民間の「ボイス・デイリー」など4紙が街頭などにお目見えした。「ボイス」は従来の週刊の新聞も引き続き発行する。

 この日は、軍系の政党が運営する「ユニオン・デイリー」もデビュー。野党「国民民主連盟(NLD)」のアウンサンスーチー議長も許可を得ていたが、間に合わなかった。

 民間の日刊紙は、1962年に軍事クーデターで成立したネウィン政権が発禁にした。だが、11年に誕生したテインセイン政権はメディア分野でも規制緩和を続け、昨年8月にはすべての出版物に対する事前検閲を廃止。作業日数がかかる検閲がなくなったこともあり、日刊紙の再開に道筋がついた。

4702チバQ:2013/04/01(月) 22:50:57
http://mainichi.jp/select/news/20130402k0000m030094000c.html
北朝鮮:改革派首相が返り咲き 国内向けに経済重視路線
毎日新聞 2013年04月01日 21時14分(最終更新 04月01日 22時33分)

 北朝鮮の国会にあたる最高人民会議が1日、平壌で開かれ、経済問題に精通し、「改革派」とされる朴奉珠(パク・ボンジュ)元首相が6年ぶりに再び首相に選出された。昨年12月の長距離弾道ミサイル発射実験以来、対外強硬姿勢を強め北朝鮮国内で緊張状態が続く中、北朝鮮指導部は首相人事で「経済重視」路線を打ち出すことで、国民に希望や期待感を抱かせる狙いがあるとみられる。【米村耕一】

 韓国側の資料などによると、朴首相は90年代に党軽工業部副部長、党経済政策検閲部副部長、化学工業相などを歴任した後、2003年9月から首相を務めたが、07年4月に突然、化学繊維工場の支配人に左遷された。その後、昨年4月に軽工業部長に復帰していた。北朝鮮住民の間では、朴首相が指導部内で中国式の改革・開放政策を提言したとのうわさ話が広い範囲で伝わっている。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制が昨年4月に本格的に始動して以降、農業などの分野で一部、経済改革が実施され、北朝鮮国民の間では期待感が一時的に高まっていた。しかし、昨年12月に長距離ミサイル発射実験、今年2月に3度目の核実験を相次いで強行。国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議や3月に始まった米韓合同軍事演習に対しても激しく反発して対外強硬姿勢を強め、国内の雰囲気は経済改革どころではなくなっていた。中朝貿易関係者は3月上旬、北朝鮮国内の状況について「昨年12月以降、経済改革の話は全く聞こえてこなくなった」と証言していた。

 北朝鮮指導部は、ミサイルや核開発の成果によって金第1書記の足場固めを進める一方、米韓など外部の「敵」との緊張感を高めることで国内の団結を図ってきた。ただ、それだけでは国民が疲弊しかねないため、食糧増産のための農作業が本格化する前のこの時期に、経済重視路線を国内向けに打ち出した可能性が高い。

 一方、今回の最高人民会議では「核保有国の地位を強固にする」ための法令や、長距離弾道ミサイル開発を意味するとみられる「宇宙開発法」なども採択。核、ミサイル開発の分野で一切の妥協を見せない姿勢を、さらに強めている。また、金格植(キム・ギョクシク)人民武力相と崔富一(チェ・ブイル)人民保安部長を国防委員に選出した。

4703チバQ:2013/04/01(月) 22:53:31
http://mainichi.jp/select/news/20130401ddm007030010000c.html
インドネシア観光・創造経済相:WTO事務局長に立候補 「貿易圏、閉ざさないで」 TPP、FTA交渉に注文
毎日新聞 2013年04月01日 東京朝刊

 世界貿易機関(WTO)の次期事務局長に立候補したインドネシアのパンゲストゥ観光・創造経済相は毎日新聞と会見し、日本が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加を表明したことについて「自由貿易拡大に向けた積極的な動きだ」と評価した。

 WTOは加盟国間の貿易自由化のルール作りに向けた多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)を推進しているが、米欧と新興国の対立などから交渉が停滞。一方で、各地で2国間や地域間での自由貿易協定(FTA)の交渉が加速している。

 パンゲストゥ氏はこうした現状について「WTOは公正な貿易ルールの原則を作り出すセーフガードとしての役割がある」と強調。日本のTPP交渉参加や日中韓FTA交渉に対しては「閉ざされた貿易圏を作るのではなく、東アジアの経済圏統合に向け開放性を維持すべきだ」と指摘した。

 一方、インドネシアのTPP交渉参加については、多分野にわたる包括的な協定であることから「我が国は多くの法律や規則を変えなくてはならず、受け入れられるか見定める必要がある」と慎重な姿勢を示した。

 07年に日本と結んだ経済連携協定(EPA)は「日本から製造業への投資が拡大しており、インドネシアを市場だけでなく生産拠点としても活用している」と評価し、今後も連携を強化する考えを示した。

 WTOの次期事務局長は既に韓国などから計9人の候補者が出ており、5月末までに選挙ではなく理事会による協議で決定する。【金子淳】

4704チバQ:2013/04/01(月) 22:57:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130401/asi13040121300002-n1.htm
報道変わるか 半世紀ぶり民間日刊紙復活 ミャンマー
2013.4.1 21:28 (1/2ページ)

1日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、日刊紙の印刷過程の紙面を見比べる作業員(AP)
 【シンガポール=青木伸行】ミャンマーで1日、1965年に禁止された民間日刊紙の発行が、約50年ぶりに再開された。民主化に伴う報道規制緩和の一環。この日は政府が発行を許可した16紙のうち、4紙が先行して街にお目見えした。これまで政府の宣伝媒体である国営紙で占められてきた日刊紙に、民間紙が参入したことで、報道に新風が吹き込まれるものと期待されている。

 1日に発行されたのは、「ボイス・デーリー」「スタンダード・タイム」、与党・連邦団結発展党(USDP)の「ユニオン・デーリー」など。ボイス・デーリーは24ページ。3万5千部発行のユニオン・デーリーは20ページで一部150チャット(約15円)。主に最大都市ヤンゴンで販売された。最大野党・国民民主連盟(NLD)の党首、アウン・サン・スー・チー氏の今月予定される訪日や、仏教徒とイスラム教徒の衝突などの記事が、各紙の1面のトップを飾った。

 報道規制の緩和措置は、昨年8月の新聞の事前検閲制度廃止に続くもの。発行が許可されているのは8個人・団体で、スー・チー氏も含まれ、NLDは党機関紙を日刊紙に衣替えする。

 ミャンマーに初めて登場した新聞は、1836年3月3日に発行された、英領ビルマ(ミャンマー)時代の英字新聞「モールメイン・クロニクル」だといわれる。英国から独立した1948年以降の14年間は、言論と報道の自由を“謳歌(おうか)”した時代だった。

 そうした「メディアの春」も62年、ネ・ウィン将軍が軍事クーデターで社会主義的な軍事独裁政権を打ち立てると、終わりを告げる。新聞の多くがつぶされ、あるいは国営化されて、65年以降は民間の新聞と雑誌はすべて、週刊か月刊に規制されてきた。

 久方ぶりの「春」の訪れに、ボイス・デーリーの幹部は「印刷機や記者の確保など、事前の準備に数カ月間を費やしてきた」という。「日刊紙の発行で言論と報道、表現の自由がより進むことを望んでいる。何をどこまで報じていけるのか、紙面の工夫など課題は多い。政府との戦い、各紙間の競争が新たに始まった」と意気込む。

 「国境なき記者団」(本部パリ)の「2013年報道の自由度ランキング」によると、ミャンマーはなお151位。残る課題は事後検閲の廃止による検閲制度の全面撤廃と、新報道法案の策定に絞られている。

4705チバQ:2013/04/01(月) 23:26:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013040100911
首相に経済改革派朴奉珠氏=核保有、初の法制定−最高人民会議開催・北朝鮮
 【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の国会に当たる最高人民会議が1日、金正恩第1書記が出席し、平壌の万寿台議事堂で開催された。会議では新首相に、経済改革派で元首相の朴奉珠前労働党軽工業部長を選任した。
 また「自衛的核保有国の地位をより強固にするための法」と「宇宙開発法」を採択、国家宇宙開発局の新設を決めた。北朝鮮は3月31日の労働党中央委員会総会で「経済建設と核能力強化を並行して推進する新たな路線」を採択しており、今回の決定はこれに沿った形。
 北朝鮮は2012年4月の改憲で自国を「核保有国」と明記したが、核保有に関する具体的な法制定は初めて。法律は「核抑止力と核報復攻撃力を質量的に強化するため、実際的な対策を取る」ことなどを明示。「核保有国」として核開発を続け、米国などに対抗する姿勢を鮮明にした。
 北朝鮮は2月の3回目の核実験後も、米韓合同軍事演習に反発し、米韓への威嚇を続けている。ただ、中央委総会や最高人民会議では激しい非難は抑えており、今後、徐々に態度を軟化させる兆しとみる観測もある。
 経済通として知られる朴氏は03年9月に首相に就任し、大胆な経済改革を試みたが、実現せず07年4月に解任された。31日の総会では「現実の要求に合わせ、経済指導を根本的に改善しなければならない」との改革姿勢が示されており、朴首相の下、北朝鮮が今後、経済改革に踏み出すか注目される。(2013/04/01-23:17)

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4706チバQ:2013/04/01(月) 23:36:21
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130401/mcb1304010502008-n1.htm
マレーシア 総選挙控え補助金ばらまき 財政赤字拡大、資金逃避を懸念 (1/2ページ)2013.4.1 05:00
 マレーシアでは総選挙を控え、ナジブ首相は有権者をひきつけるために補助金などの大盤振る舞いをしている。補助金はスマートフォン(高機能携帯電話)のリベートから家庭電気料金の補助金、公務員の昇給、タクシー運転手へのタイヤ購入用の引換券などがあり、さらに3月24日にはタクシー運転手1000人に限り国産車メーカー、プロトンの新車購入代金が給付金で相殺される計画が発表された。

 低所得世帯への給付金支給も始まる。次期選挙でどの政党が勝利を収めようとも、行き過ぎた給付金のしわ寄せが財政赤字に現れるだろう。

 50年以上政権を担ってきた与党連合から野党連合は政権を奪取すべく有権者に寛容な政策を打ち出し、大学授業料の無料化、燃料価格引き下げ、高速道路無料化を選挙公約に掲げている。米国が金融引き締めに転じた場合、近年新興国市場に流入してきた資金の逆流を引き起こし、給付金の大盤振る舞いで財政がさらに悪化すれば、国外に資金が流出するリスクが高まる。

 東南アジアで3番目の経済規模を誇るマレーシアは過去15年間にわたり財政赤字の状態。経済成長は加速しているが支出が膨れあがっており、格付け会社は同政府の財政リスクに警鐘を鳴らした。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は昨年9月、財とサービスへの課税や財政赤字削減のために給付金プログラムの変更などの措置を取ることができなければマレーシアの格付けを引き下げる可能性に言及している。

 バンク・オブ・アメリカ(BOA)・メリルリンチのエコノミスト、チュア・ハクビン氏(シンガポール在勤)は「選挙後に危険が潜んでいる。選挙結果が小差の勝利となれば、与党が厳しい改革や支出の抑制を推し進めることはないだろう。概して財政赤字が悪化するリスクがある」と述べた。ナジブ首相の支持率は11年以来最低で、2月時点の支持率は61%。

 次期選挙は過去50年で最も接戦となり、与党連合が小差で野党連合に勝利するという臆測から、FTSEブルサマレーシアKLCI指数(クアラルンプール総合指数)は今年、過去最低のパフォーマンスになっている。通貨リンギットは対ドルで今年、1.3%下げている。

 ナジブ首相は20年までに財政均衡を成し遂げる公約をし、増収で社会経済プログラムの資金を確保することが可能だと述べた。昨年のマレーシアの財政赤字の対国内総生産(GDP)比は4%を上回る。国際通貨基金(IMF)の2月の発表では、昨年のマレーシア政府の支出が対GDP比で約2%相当分当初の予算を超過した。超過項目は賃金、年金、燃料補助金、現金支給にわたる。

 民主主義・経済研究所(IDEAS)のワン・サイフル・ワン・ジャン最高責任者は「われわれは誰が最もポピュリスト色が強いか競っており、底辺に向かってレースを繰り広げている。シナリオがどうであれ、マレーシアは福祉国家に向かっている様相で、経済への影響は長期にわたるだろう」と述べた。(ブルームバーグ Shamim Adam、Chong Pool Koon)

4707チバQ:2013/04/02(火) 20:39:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130402-00000100-san-kr
「出遅れ」朴政権 安保で試練 韓国閣僚人事めぐり混乱
産経新聞 4月2日(火)7時55分配信

 【ソウル=加藤達也】南北関係が「戦時状況」に入ったと宣言するなど、北朝鮮が挑発を強める中、一方の韓国では、2月末に就任した朴槿恵(パク・クネ)大統領が指名した閣僚や政府高官の就任辞退など、人事をめぐる混乱が相次ぎ、国防・安全保障では“空白”ともいえる時期が続いた。

 野党側が3月31日に、青瓦台(大統領府)による一連の混乱についての対国民謝罪を受け入れたことで、新政権は1日、ようやく本格始動することになった。しかし、「人事混乱の後遺症が深刻で大統領支持率は40%維持も危うい」(1日付の中央日報社説)状況で、朴政権は当面、内政安定を優先せざるを得ない立場に置かれている。

 朴大統領は対話や人道支援を通じて南北間の信頼構築を目指す「韓(朝鮮)半島信頼プロセス」を進める方針を示してきた。

 だが、北朝鮮が強硬姿勢を強めて軍事的緊張をあおり続ける中、対話や支援から非核化への道筋を付けるという構想は精彩を欠き、現在も足踏み状態が続いている。

 この間、朴大統領が指名した閣僚候補らが疑惑や不祥事の発覚で、相次ぎ就任辞退や辞職に追い込まれた。国防相ポストでは、米韓連合軍副司令官を務めた金秉寛(キム・ビョングァン)氏が、疑惑のある企業の株式取得を国会人事聴聞会に対し隠していた責任を問われ就任辞退。金寛鎮(グァンジン)氏の留任となったが、問題をめぐって「処理に38日もかかった」と保守系メディアからも疑問視された。

 また、トップに対北強硬派の金章洙(ジャンス)・元国防相を据えた新設の「国家安全保障室」も、省庁改編法案の成立が大幅に遅れ、大統領就任から約1カ月後の3月22日にようやく設置された。

 “安保空白期”を脱した朴大統領は1日、国防省の業務計画報告を受け、さっそく「(北朝鮮の)挑発が起きれば、政治的考慮を一切せず、緒戦で強力に対応しなければならない」と指示した。統一省報道官は同日、対北政策に変わりがないことを強調した。

 こうした韓国新政権の“出遅れ”をよそに、一方の北朝鮮は「核開発強化」を叫ぶなど、相変わらず挑発を繰り返している。

4708チバQ:2013/04/02(火) 22:59:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130402/kor13040207240000-n1.htm
北で最高人民会議 首相に朴奉珠氏復帰 経済改革路線、軍反発も
2013.4.2 07:21 (1/2ページ)

朴奉珠氏
 【ソウル=加藤達也】北朝鮮は最高人民会議で、核開発の強化や宇宙開発に関する法令を採択、核とミサイルの開発を基本とする「先軍政治」を維持する姿勢を明確にした。人事では朴奉珠(パク・ポンジュ)氏(73)の首相職への復帰が注目される。前回の首相時代に大胆な経済改革路線を推進したが、2007年に既得権の剥奪を恐れた朝鮮労働党や軍などの勢力に解任に追い込まれたとされるからだ。





 朴氏は3月31日の朝鮮労働党中央委員会総会で党政治局員にも選出されており、今後は「実質的に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の名の下に強大な権限を行使する可能性がある」(韓国対北専門筋)。一方、韓国情報筋は、「経済建設を急ぐ金第1書記の姿勢を内外に印象付け、求心力を高める狙いがある」とみている。

 朴氏は各国の経済にも精通しており、2002年には視察団の一員として訪韓。05年には訪中して胡錦濤国家主席(当時)らと会談している。

 また金正日(ジョンイル)総書記が経済改革を志向していた02年、企業の自立拡大や賃金・物価制度の改善を定めた「7・1経済管理措置」を主導したともされる。首相に抜擢(ばってき)された03年9月、朴氏は党や政府の幹部を集めた席で、金総書記から「高い信任と期待」の言葉を贈られたという。

 金総書記は当時、内閣を「経済司令塔」として(1)国家経済を統一的に掌握し指導管理する(2)経済管理事業で必ず新たな転換をもたらすようにする−を指示してもいた。

 韓国では朴氏の首相復帰で、金正恩政権が新しい経済政策を示す可能性が高まったとの見方が出ている。

 ただ、党や軍の一部には既得権益を奪われることへの強い警戒心や反発が出ることも予想され、金第1書記を中心とする指導体制が北朝鮮経済を本格的な回復に向かわせることができるかは未知数だ。

4709チバQ:2013/04/02(火) 22:59:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130402/kor13040221590007-n1.htm
金正恩氏が企業「自律」経営や特区拡大に言及、経済閣僚一新も“改革”進展は未知数
2013.4.2 21:58
 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞などは2日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が3月31日の党中央委員会総会で、企業の「自律的」経営や経済特区の拡大に言及したと伝えた。1日の最高人民会議でも朴奉珠(パク・ポンジュ)氏の首相復帰に加え、農業相や原油工業相ら経済担当閣僚が大幅に交代したことが判明。経済重視を内外にアピールする狙いとみられるが、「社会主義的所有の固守」も強調しており、実質的な経済改革にどこまで踏み込めるかは未知数だ。(桜井紀雄)

 労働新聞や朝鮮中央通信によると、金第1書記は党中央委総会で、経済に関し企業の「独自で創造的な」経営を奨励。「生産者が生産と管理で主人としての役割を果たせるようにする」と勤労意欲と生産性を高めるために企業に一定の裁量を認める方針を示唆した。

 一方で、「生産手段の社会主義的所有を固守し、国家の統一した指導の下に」との前提も強調した。

 金第1書記はまた、日本海側の元山、七宝山などの観光地区の創設や、北東部の羅先、中朝国境の黄金坪に続く新たな経済特区設置を進め、外資を呼び込む考えも示したという。

 朝鮮通信(東京)などによると、最高人民会議で、李哲万(リ・チョルマン)氏に農業相を、李務栄(ムヨン)氏に化学工業相をそれぞれ副首相と兼務させるほか、原油工業相や都市経営相など経済担当の閣僚が一斉に入れ替わった。

 党中央委総会では「経済建設と核兵器開発を並行して進める」路線を打ち出しており、経済改革派とされる朴氏の首相復帰と合わせ、経済政策推進に向けた布陣とみられる。

 ただ、金第1書記は昨年、農家や企業の裁量拡大をうたった「6・28方針」を打ち出し、昨秋には経済管理改善措置が施行されるとみられていたが、その後、実施が報じられることもなく、経済政策が失速したとみられてきた。朴首相が2002年に主導したといわれる「7・1経済管理改善措置」も市場の統制に重点が置かれていたとされる。

 今回も「社会主義的所有」や「国家の統一した指導」といった“足かせ”が付けられており、韓国の専門家の間でも統制が揺らぐような抜本的経済改革の実施には懐疑的見方が強い。

 一方、2013年の国家予算の伸び率も判明し、歳入が前年比4・1%増、歳出が同5・9%増。実数は非公表。歳出に占める国防費の割合は16%となった。

4710チバQ:2013/04/02(火) 23:00:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130402/kor13040220020005-n1.htm
金正恩氏、イメージアップに懸命 仮想緊張下で各国の思惑
2013.4.2 20:00 (1/2ページ)[金正恩第1書記]

北朝鮮の金正恩第1書記
 【ソウル=黒田勝弘】「戦時体制突入」を宣言するなど軍事的緊張を高める北朝鮮が今度は中断されていた原子炉の再稼働を発表し、核能力強化の姿勢を改めて鮮明にした。

 北朝鮮の相次ぐ“強硬策”に対し米国は、韓国との合同演習に米本土や沖縄からB52、B2爆撃機や最新鋭F22戦闘機など高性能兵器を続々、投入。韓国政府もまた「北の挑発には政治的考慮は一切せずに直ちに強力に対応する」(朴槿恵=パク・クネ=大統領)と強硬姿勢を表明している。

 朝鮮半島情勢は北朝鮮と韓国、米国の3者がいずれも対決ムードで表面的には“一触即発”の危機に見えるが、一方では米韓の軍事当局は「北朝鮮軍に異常な動向は見られない」といい平壌やソウルはきわめて平静だ。

 ソウルの専門家筋によると北朝鮮の緊張激化策のホンネは2つ。1つは対内的に年齢と経験不足から軍および国民の間でいまだ忠誠心が高まらない金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に対するイメージアップと、もう1つは対外的に米国を直接交渉に引き出すための存在誇示だ。

 今回、北朝鮮は金第1書記が韓国との最前線地域や部隊司令部などで現場指揮にあたっている映像をしきりに流している。軍事優先国家の最高指導者として金第1書記が「危機」の中でいかに軍に信頼され軍を統率しているかを演出しているのだ。

 戦略ミサイル司令部訪問の映像では「戦時体制突入」にもかかわらず平服で書類をめくる金第1書記を通常の軍服姿の軍高官たちが取り巻いているというのんびりした風景になっている。米韓演習をきっかけにした北朝鮮の“仮想軍事緊張”は、権力の核心である軍部と金第1書記の一体感を強調し国民の忠誠心を確保するための得意の宣伝扇動策というわけだ。

 ミサイル司令部訪問では壁にわざわざ「戦略軍米本土打撃計画」と書かれた作戦図(?)が掲示されていた。米本土攻撃という大胆さで金第1書記の指導者としての「大胆さと偉大さ」を国民に印象付けようとの演出である。

 北朝鮮の軍事緊張策は25日の朝鮮人民軍創建記念日を経て米韓合同演習「フォールイーグル」が終わる4月末までは続きそうだが、韓国の朴槿恵政権もスタート直後の国政運営の乱れに世論の批判や不満がある。「北の脅威」を背景に「安保重視」で国論をまとめるには軍事緊張は好都合という面もある。

 米国もまた北朝鮮の核への対抗策として韓国内で起きている独自の核武装論を沈静化させる必要がある。有事の強力な対韓支援を印象付けるため「頼りになる米軍」の戦力誇示に力を入れているとの見方もある。

4711チバQ:2013/04/03(水) 20:36:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013040300861
初の政権交代に現実味=華人の与党支持低迷−マレーシア総選挙

マレーシアのナジブ首相=3月7日、ラハダトゥ近郊(EPA=時事) 【クアラルンプール時事】マレーシアのナジブ首相が3日、連邦議会下院の解散・総選挙を発表した。2008年3月の前回総選挙で安定多数を失い退陣に追い込まれたアブドラ首相(当時)の後を継いだナジブ首相は、1957年の独立以来続く長期与党政権の維持に懸命。しかし、人口の約4分の1を占める華人系の支持は低迷したままで、他民族の支持が伸び悩めば、初の政権交代も現実味を帯びてきそうだ。
 マレーシアは、人口の過半数を占めるマレー系などの「ブミプトラ」のほか、華人系、インド系などから成る複合民族国家。与党連合・国民戦線の中核を成すマレー系政党、統一マレー国民組織(UMNO)の総裁であるナジブ首相は、09年4月の首相就任当初から「ワン・マレーシア」(一つのマレーシア)のスローガンを掲げ、華人系などへの配慮を見せてきた。
 首相は今回の選挙で、下院222議席中3分の2の安定多数回復を目指す。しかし、独立系の調査機関が1月に実施した世論調査では、華人系の首相支持率は34%、与党連合の支持率は14%しかない。前回の総選挙では、与党連合の華人系政党、マレーシア華人協会が議席を半減させたのに対し、野党連合の華人系政党、民主行動党が躍進。今回の総選挙でもこうした傾向に拍車が掛かるとの見方も出ている。(2013/04/03-20:17)

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4712チバQ:2013/04/03(水) 20:45:14
http://mainichi.jp/select/news/20130403ddm007030071000c.html
ミャンマー:イスラム学校で火災 少年13人死亡 暴動再燃阻止へ厳戒
毎日新聞 2013年04月03日 東京朝刊

 【ヤンゴン春日孝之】ミャンマーの最大都市ヤンゴンにあるイスラム学校で2日、火災が発生し、寄宿舎で寝ていた少年13人が死亡した。当局は早々に「事件性なし」と発表したが、イスラム教徒の間から「仏教徒の仕業では」との疑念が噴出。ミャンマー中部で先月、多数派の仏教徒と少数派のイスラム教徒の衝突が再燃した経緯があり、テインセイン政権は軍兵士を緊急配備するなど、「ヤンゴン暴動」の阻止に向け躍起となっている。

 火災は2日午前3時前、ヤンゴン東部のモスク(イスラム礼拝堂)に隣接する学校の寄宿舎で発生。約75人が寝ていた。消防や警察の担当者は現場で「電気系統の過熱が原因」と説明したが、目撃者は毎日新聞に対し、付近のインド系イスラム教徒住民が「故意では」と猛抗議し、騒然となったと証言した。

 当局は機動隊に加え軍兵士も現場に配置し、周辺道路を封鎖するなどして警戒を強化。国営テレビは出火原因について「イスラム教指導者を含めた調査委員会をつくった」と報じた。

 ミャンマーでは先月20日、中部メティラで両教徒の暴動が起き、主にイスラム教徒が襲撃対象となって43人が死亡、1万人以上が避難民となった。ロイター通信によると、大統領が28日、国民に「自制」を促す演説をするまで騒乱は15の町村に飛び火したという。

 ヤンゴンでも25日に「モスク襲撃」のうわさが駆け巡り、一時緊張が高まった。この国は旧軍政下、報道統制が続いたことから今も「うわさ社会」だ。国営メディアは今回の火災を受け、国民に「うわさを信じないように」と呼びかけるなど、火災が暴動への引き金にならないよう神経をとがらせている。

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4713チバQ:2013/04/03(水) 20:49:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130402/chn13040223450007-n1.htm
台湾元総統の李登輝氏が入院 下痢や発熱の症状で
2013.4.2 23:44
 台湾の李登輝元総統(90)が下痢や発熱などの症状を訴え、台北市の病院に入院していることが2日、分かった。李登輝事務所が明らかにした。快方に向かっており、近く退院できる見通しという。

 事務所によると、李氏は3月30日に入院した。(共同)

4714チバQ:2013/04/03(水) 20:50:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130403/chn13040308450002-n1.htm
中国の鳥インフル、強毒型に変異か 人→人感染の恐れも
2013.4.3 08:43 [中国]

飼育するニワトリを示す山東省内の養鶏家=1日、ロイター
 中国国内で人への感染が確認された鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)について遺伝子解析などの結果、本来の弱毒性ではなく発症すると重い症状が出やすい強毒性で、人から人への感染の恐れがあるタイプに変異している可能性が高いと専門家が分析していることが3日、分かった。関係筋が明らかにした。

 世界保健機関(WHO)は「人から人への感染例は見つかっていない」としている。しかし変異が確認されれば感染が拡大する可能性もあるため、中国の保健当局と協力し、事態を注視していく方針だ。

 WHOはH7N9型の人への感染は初めてと確認。豚からの感染も疑われているが、上海市の川で3月に見つかった大量の豚の死骸との関係は不明。H7N9型は本来、弱毒性とされるが、中国国内での感染例は症状が重篤で、遺伝子解析の結果、感染した人体内で見つかったウイルスは強毒なことが分かった。さらに上海市で死亡した87歳の男性は、家族内での感染も疑われる状態だという。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130403/chn13040319180008-n1.htm
体温チェックなど警戒強化、鳥インフル 香港
2013.4.3 19:16
 中国国内で人への感染が確認された鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)について、香港政府は空港で香港への入境者の体温チェックを強化するなど、警戒を強めている。3日付の香港各紙が伝えた。

 香港では2003年、隣接する中国広東省で発生した新型肺炎(SARS)が流行し299人が死亡。旅行客が激減するなど経済的にも大打撃を受けたことから、鳥インフルエンザなどに対する関心が高い。

 上海などでH7N9型の人への感染事例が確認されたことに伴い、香港の食物衛生局は2日、緊急会議を開催。香港国際空港や広東省深●(=土へんに川)市との間にある出入境ゲートで、センサーを使った体温チェックを強化することなどを確認した。

 感染者が確認された上海市と江蘇、安徽両省からの入境者には、体調に異常があれば申告するよう呼び掛ける冊子を配るという。(共同)

4715チバQ:2013/04/03(水) 22:25:31
http://diamond.jp/articles/-/34177
2013年4月3日

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小さな文字 5年に1度の選挙を控えたカンボジア
最低賃金引き上げと「ツルの一声」
12次へ進む朝日新聞のマニラ支局長などを経て2009年に単身カンボジアに移住、現地のフリーペーパー編集長を務めた木村文記者が、カンボジアの賃上げについてレポートします。

首相の指示?
 絵に描いたような「鶴の一声」だった。

 3月21日、もめにもめたカンボジアの縫製業・製靴業労働者の最低賃金引上げが発表された。月額61ドルから80ドルへ。すでに支給が決まっていた「健康手当」月額5ドルを差し引けば、14ドルのベースアップだ。

 地元紙によると、カンボジア社会問題・退役軍人・青少年更正省の公式説明は、こうだ。

「最低賃金は月額で61ドルから73ドルに引き上げられ、さらに健康手当として月5ドルを加算し、月額78ドルとすることで素案が固まった。そこへフン・セン首相の直接の指示で2ドルが加わり、月額80ドルとなった」。

 直接の指示? 素案の78ドルが80ドルになった理由は、首相が「もう一声、きりのいいところで!」といったから? 明確な裏付けのない「2ドル」の上乗せには、こんなことで基本給が上がってしまうのか、と驚いた。

 最低賃金の引き上げをめぐっては、カンボジア各地の工場で大規模なストライキが頻発しており、政府や経営者団体、労働組合の間で協議が続いていた。与党系の労組は政府提案を受け入れる構えだが、月額100ドル以上へのベアを求めていた労組の一部は「不満」としており、火種は今もくすぶる。

 月額80ドルの最低賃金が高いかといえば、周辺国と比べてまだ安価だ。カンボジアの人々の労働環境が整っているかといえば、衛生面や安全面で大きな問題を抱える。最低賃金の引き上げは労働者にとっては目先の暮らしをわずかでも楽にする。とはいえ、首相の鶴の一声で額が決まるこの引き上げプロセスには、「不信感が募る」という声が外国企業の中には上がっている。

 カンボジアの縫製業・製靴業セクターには、約40万人の労働者が従事している。内戦終結の経済復興を支え、今も輸出額の大半を占める縫製・製靴業は、カンボジア製造業の最大セクターだ。したがってカンボジアの最低賃金は、縫製・製靴業の労働者賃金が基準となっており、他のセクターでも同様の引き上げが適用される仕組みになっている。

 その最低賃金は2000年に45ドルだったが、07年には50ドル、10年には61ドルと上昇した。カンボジア政府は10年の最低賃金引き上げの際、「14年までは最低賃金の引き上げはしない」としていたが、今回、政府はストライキの多発を抑えきれず、この約束は反故にされたことになる。

 ストは首都プノンペンだけでなく、全国に広がっていた。2月中旬には、ベトナム国境ノスバイリエン州バベット地区の工業団地で、2万人規模のストライキが発生。操業が停止し、治安が不安定になるなど、進出した日系企業にも深刻な影響が出た。また、コンポンスプー州の製靴工場でも、最低賃金の引き上げや労働環境の改善を求めるストライキが発生し、国道3号線が約1時間封鎖される事態を引き起こした。

 もっともフン・セン首相が介入に乗り出したのは、スト拡大の懸念というよりも、選挙向けのパフォーマンスとの見方が強い。

4716チバQ:2013/04/03(水) 22:25:48
次回選挙の最大の争点、労働問題
 カンボジアは7月28日に、5年に1度の総選挙を迎える。東南アジア諸国で最も長期にわたり政権を握るフン・セン首相の与党・カンボジア人民党が今回も圧勝するだろう、と言われている。

 だが、土地問題や労働問題が顕在化する都市部を中心に、人民党の支持率は下落傾向にあり、与党批判の受け皿として、サムレンシー党などの野党が得票率を伸ばしている。今回の選挙に向けては、最大野党のサムレンシー党と、野党の人権党が「相討ち」にならないよう共闘しており、与党はより明確に批判票の存在を示されることになろう。

 その選挙で、最大の争点になりそうなのがこの労働問題なのだ。

 与党側は、首相による「2ドル上乗せ」を見せつける一方、野党側は「最低賃金150ドル」を掲げる。野党サムレンシー党のソン・チャイ議員はプノンペンポスト紙で、「政府が本気で労働者のためを思うなら、選挙前のわずかな賃金引上げではなく、最低賃金引上げを保証する法律を制定するべきだ」と指摘している。

 労働問題以外にも、フン・セン首相はこのほかにもさまざまな機会をとらえ、総選挙に向けた強烈なパフォーマンスを重ねている。たとえば、コンポンチャム州での国道拡張工事起工式での演説では、与党の人民党が選挙で勝てなかったら、「インフラ整備などへの寄付や協力はできなくなる」と発言した。

 地元紙によると、首相は「道路、学校、寺院、灌漑施設……多くのインフラプロジェクトは、国家予算というよりも人民党員である軍人、農民、ビジネスマンや投資家たちが自らの財源を注ぎ込んだもの。もし国民が人民党に投票しなければ、こうした施しもなくなるだろう」と、述べたという。

 与党を指導するフン・セン首相の力で国民生活はいかようにもなる、と言わんばかりの威勢のいい脱線気味の発言。首相のそんな「力」こそが、外国企業にとっては心配の種になっている。

4717チバQ:2013/04/03(水) 22:57:47
http://mainichi.jp/select/news/20130404k0000m030106000c.html
韓国:北朝鮮対応に苦慮 開城団地の越境制限受け
毎日新聞 2013年04月03日 22時32分

 【ソウル澤田克己】朝鮮半島情勢の緊張を高めようとする北朝鮮の「挑発」が、南北経済協力の象徴とされる北朝鮮・開城工業団地にまで及び始めた。北朝鮮は3日、工業団地に入居する韓国企業の従業員らの越境を制限した。北朝鮮の出方は予測しづらくなっており、韓国政府は対応に苦慮している。

 北朝鮮はこの日、工業団地に滞在中の韓国人従業員らが韓国に戻ることだけを許可。滞在していた868人のうち33人が韓国に戻った。韓国メディアによると、韓国側からの越境拒否が4日も続くことに備えて従業員を北朝鮮側に残した企業が多いという。

 韓国統一省によると、北朝鮮側は3日朝、最近の朝鮮半島情勢を受けた措置として越境制限を韓国側に通告した。統一省は「開城工業団地の安定運用に深刻な障害となる」と指摘して「強い遺憾」を表明する声明を発表し、越境制限を撤回するよう求めた。

 2004年に操業開始した開城工業団地では、韓国企業約120社が約5万3000人の北朝鮮労働者を雇用する。

 北朝鮮は09年3月、米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」への対抗措置として期間中に断続的な越境制限措置を取ったことがある。今年は、キー・リゾルブが始まった3月11日を期して、朝鮮戦争休戦協定が「白紙化」されるとともに、南北間の不可侵合意を破棄すると主張していた。

4718とはずがたり:2013/04/04(木) 14:12:18

核作戦決定、米に「通告」=「戦争、一分一秒争う」―北朝鮮
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-130404X554.html
2013年4月4日(木)09:22
 【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の軍総参謀部報道官は4日、談話を発表し「小型化、軽量化、多様化したわれわれ式の先端核攻撃手段に関連した作戦が最終的に検討、決定された状態であることを正式にホワイトハウスと米国防総省に通告する」と表明した。また、韓国で実施中の米韓合同演習に米軍が戦略爆撃機B52などを参加させたことについて「すべての責任は米政府と軍部好戦狂にある」と非難した。

 談話は「情勢は戦争が起きるか起きないかではなく、きょうかあす、爆発前夜の一分一秒を争っている」と強調。「既に宣言した通り、強力な軍事的対応措置を連続して取ることになるだろう。米国は事態について熟考しなければならない」と警告した。

 北朝鮮は米国に対し「われわれの意志を軍事行動で誇示する」と威嚇を続けている。今回、米政府への通告という形を強調し、緊張をさらに高め、軟化を引き出そうとしているもようだ。

4719とはずがたり:2013/04/04(木) 14:22:59

新大久保の反韓デモ、救済申し立て 「身に危険の恐れ」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/TKY201303290464.html
2013年3月29日(金)21:54
 韓国系の商店が並ぶ東京・新大久保で「韓国人をたたき出せ」「殺せ」などと連呼するヘイトスピーチ(憎悪表現)のデモが続いていることを受け、人権問題に取り組む有志の弁護士12人が29日、「これ以上、放置できない」として、東京弁護士会に人権救済を申し立てた。

 弁護士らは、外国人の安全を守る責任があるのに、適切な防止策をとっていないとして、警視庁に対しても周辺住民の安全確保を申し入れた。

 申し立てたのは、日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児弁護士ら。梓沢和幸弁護士は「在日外国人の恐怖感は高まっており、身体に危険が及ぶ可能性もある」と話した。

4720チバQ:2013/04/04(木) 20:21:06
>>4706>>4711
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130404/asi13040400520000-n1.htm
ナジブ首相が下院解散総選挙へ 注目される長期政権への審判 マレーシア
2013.4.4 00:50 (1/2ページ)

3日、連邦下院の解散を発表するマレーシアのナジブ首相。テレビ映像から(ロイター)
 【シンガポール=青木伸行】マレーシアのナジブ首相は3日、連邦下院(定数222、任期5年)を解散し選挙戦に突入した。国民の間にはナジブ政権への不満が高まっており、1957年の独立以来、56年間におよぶ与党連合の長期政権に、有権者がどのような審判を下すのか注目される。

 投開票は憲法の規定で、解散から60日以内に行われる。首相はテレビ演説で「経済は強くなり、自由は拡大している。変革は道半ばで、前進へ向けた投票を望む。未来のために賭けはしないでもらいたい」と述べ、政権交代の道を選択しないよう呼びかけた。一方、野党連合・人民連盟を率いるアンワル元副首相は「民主主義と責任ある政権を選択する機会だ」とし、政権交代の好機とみる。

 2008年3月の総選挙では、野党が解散時から4倍以上の82議席を獲得し、当時のアブドラ首相は翌年4月に退陣に追い込まれ、副首相のナジブ氏がバトンを引き継いだ経緯がある。

 ナジブ首相はこの4年間、経済改革を進め成長を促進してきた。だが昨年、一昨年と、クアラルンプールで民主化と変革、選挙制度改革を求める大規模なデモに見舞われ、深刻な汚職問題と合わせ、長期政権への国民の不満は強い。

 66%を占めるマレー系への優遇政策(ブミプトラ政策)に対する中国、インド系など、少数派の不満も払拭されずにいる。インターネットの普及と若者の著しい意識変化は、野党に追い風になるとみられている。

 東南アジア研究所(シンガポール)のオイ・キベン副所長など、専門家の分析や世論調査では、現時点で与党連合・国民戦線が優勢ではあるものの、野党連合との差は接近し、支持政党未定の者も多い。与党連合の苦戦も予想される中で、「公正な選挙」が注視されている。

4721チバQ:2013/04/04(木) 20:36:03
http://mainichi.jp/select/news/20130404ddm007030198000c.html
マレーシア:総選挙へ 長期政権に不満高まる
毎日新聞 2013年04月04日 東京朝刊

 【バンコク岩佐淳士】マレーシアのナジブ首相は3日、連邦下院(定数222、任期5年)の解散を発表した。総選挙日程は近く発表されるが、地元メディアは今月下旬の実施を有力視している。

 マレーシアでは50年以上も政権を独占する与党連合・国民戦線への不満が急速に高まっており、今回の選挙は与党側の苦戦が予想されている。2月末に発表された世論調査で、与党連合は支持率45%と低迷。政府の汚職体質や物価上昇に批判が集まり、マレー系住民優遇政策に反発する中華系やインド系だけでなく、国民の7割を占めるマレー系も反発している。

 野党連合・人民連盟を率いるアンワル元副首相は3日、記者会見で「信頼できる公正な政府を実現したい」と述べ、政権交代に意欲を示した。

 一方、ナジブ首相は3日のテレビ演説で、国内情勢を安定化させて外国投資を呼び込み、高い経済成長率を達成した長期政権の継続に理解を求めた。政府は昨年以降、公務員・政府系企業社員への特別ボーナスや、低所得者向け補助金など「ばらまき」政策を打ち出し、有権者の取り込みを図っている。

 08年の前回総選挙で、国民戦線は憲法改正に必要な3分の2以上の議席確保に失敗した。

4722チバQ:2013/04/06(土) 16:57:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2013040500527
領土不記載は罰金=南シナ海の地図−ベトナム
 【ハノイ時事】ベトナム天然資源・環境省はこのほど、中国と領有権を争う南シナ海の西沙(英語名パラセル)、南沙(同スプラトリー)両諸島が記載されていない地図や文書を作成・販売・配布した場合、2000万〜5000万ドン(約9万〜23万円)の罰金を科す政令案を公布した。(2013/04/05-14:12)

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4723チバQ:2013/04/06(土) 17:21:45
http://mainichi.jp/select/news/20130406k0000m030047000c.html
中国:胡前主席ら姿を見せる…引退指導者が存在感
毎日新聞 2013年04月05日 21時03分

 【北京・工藤哲】中国の胡錦濤(こ・きんとう)前国家主席(70)が3日、中国各地で墓参りが行われる祭日「清明節」の連休を前に広西チワン族自治区の区都南寧市を訪れ、市民と握手する画像が中国版ツイッター「微博」で伝えられた。胡前主席の活動が公になるのは、3月に国家主席を退いた全国人民代表大会(全人代)以来初めて。同じ日には江沢民(こう・たくみん)元国家主席(86)が故郷の江蘇省揚州を訪れたことが伝えられており、引退した国家指導者が相次ぎ存在感を示している。

 香港メディアの5日の報道などによると、胡前主席は南寧市の南湖公園の植物園などを見学した。また呉邦国(ご・ほうこく)前全国人民代表大会常務委員長(71)も3日、北京の道教寺院の白雲観を訪れた。

4724チバQ:2013/04/06(土) 17:49:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130406/chn13040610460004-n1.htm
習主席、相次ぎ首脳会談 ブルネイ・ミャンマーに積極関与、囲い込み
2013.4.6 10:44

5日、中国海南省三亜市で握手する習近平国家主席(右)とミャンマーのテイン・セイン大統領(ロイター)
 【ボアオ(中国海南島)=河崎真澄】中国国営新華社通信によると、習近平国家主席は5日、海南省ボアオ(博鰲)で6日から開かれる「博鰲アジアフォーラム」年次総会出席などのため訪中したブルネイのボルキア国王や、ミャンマーのテイン・セイン大統領と相次ぎ会談し、アジア太平洋外交を始動させた。

 ブルネイもベトナムやフィリピン同様、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島の一部海域で中国との間に領有権をめぐる摩擦を抱える。

 しかし、北京で習主席と会談したボルキア国王は、天然ガスをはじめとする地下資源やインフラ整備などの分野で中国からの投資に期待感を示した。ブルネイは東南アジア諸国連合(ASEAN)の今年の議長国で、習主席はASEANの囲い込み戦略を加速させたい考えだ。

 習主席はその後、海南省三亜市でミャンマーのテイン・セイン大統領とも会談した。会談後の共同声明で中国は、「ミャンマーが安定的に国内改革を行い、国情に合った発展の道を歩むことを支持する」と民主化に理解を示した。会談で習主席はミャンマー訪問に意欲を見せた。経済発展が期待されるミャンマーで、中国と日本や欧米などとの駆け引きが強まりそうだ。

 中国は軍政時代のミャンマーと関係を深め、インド洋から中国南部への石油パイプライン敷設などを計画したが、2011年に発足したテイン・セイン政権が方向転換。中国からのダム建設援助受け入れを見直したことなどから、関係がぎくしゃくしていた。

4725チバQ:2013/04/06(土) 17:51:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130405/kor13040522020008-n1.htm
北朝鮮、連日挑発のわけ…重しなく側近バランスにも崩れ、鍵握るテロ機関トップ
2013.4.5 22:01 (1/2ページ)[北朝鮮]

北朝鮮の金正恩第1書記
 北朝鮮がこれほど短期間に挑発レベルを引き上げたことは金正日総書記時代にはなかった事態だ。金正恩第1書記の経験不足と、助言すべき側近の人事バランスが崩れた影響が背景にあるとの見方が出ている。

 「金第1書記は若く、経験が足りず、無謀な行動に出やすい」。これが日米韓の専門家の代表的「正恩観」だ。金総書記は金日成主席の後継者として20年にわたり米中韓などとの駆け引きの現場を肌で感じてきた。対して金第1書記は党や軍での経験もなく、後継者として公式登場したのはわずか2年半前だ。

 それを補う意味で金総書記は重厚な側近陣を引き継がせた。筆頭が妹、金敬姫(キム・ギョンヒ)氏と夫の張成沢(チャン・ソンテク)氏だ。だが敬姫氏は病気がちでほとんど政務に就かず、ナンバー2とされる張氏は経済策に傾注し、軍務はもっぱら自らに近い崔竜海(チェ・リョンへ)朝鮮人民軍総政治局長に任せてきた。

 しかし崔氏も軍経験が浅く、軍内で急に存在感を増したのが金英徹(ヨンチョル)偵察総局長だ。同局は対外工作やテロを担い、金氏は2010年の哨戒艦撃沈など「09年以降のほとんどの挑発行為を企画・実行した」(朝鮮半島情報筋)とされる強硬派で知られる。影の存在のはずの金氏が休戦協定白紙化を宣言する軍声明を読み上げたり、金第1書記がロケット部隊に射撃待機を命じたとされる作戦会議にも同席したりと、軍に占める比重の大きさがうかがえる。

 軍トップから昨年、突然更迭された李英浩(リ・ヨンホ)氏ら金総書記時代からの軍側近の大半は相次ぐ人事改編で姿を消し、崔、金両氏の存在が突出する結果を招いた。

 北朝鮮の内情に詳しい消息筋は「崔氏らが金総書記の遺訓を盾に核・ミサイル実験など強硬策を主張すれば誰も異議を挟めない。正恩政権には重しといえる人物がいない危うさがある」と指摘する。(桜井紀雄)

4726チバQ:2013/04/06(土) 21:55:32

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130406/kor13040620260008-n1.htm
韓国経済への悪影響鮮明に 北朝鮮威嚇、目的の一つか
2013.4.6 20:22

ソウル市内の銀行で、韓国の株価下落を示すモニター=5日(ロイター)
 北朝鮮の威嚇が続く中、韓国で、外国人投資家の資金離れが大きな要因とみられる株価下落が止まらず、金融市場への悪影響が鮮明になってきた。

 威嚇の継続には、韓国への投資にリスクがあることを国際社会に見せつけ、外資離れを起こすことで景気回復を急ぎたい韓国新政権を揺さぶる狙いもあるとの見方が強まってきた。

 米韓軍は1日まで最新鋭機の韓国飛来などを公表し北朝鮮に圧力をかけたが、その後訓練の公開を相次ぎ中止。市場への影響を考慮し緊張が拡大しているとの印象を与えるのを避けようとしている可能性がある。

 ソウル株式市場は5日まで5取引日連続で下落、一週間で総合株価指数(KOSPI)は3・8%下落した。(共同)

4727とはずがたり:2013/04/07(日) 23:37:59

安倍首相:きょうモンゴルへ 中国けん制、経済協力推進
http://mainichi.jp/select/news/20130330ddm002010116000c.html
毎日新聞 2013年03月30日 東京朝刊

 安倍晋三首相は30、31日、モンゴルの首都ウランバートルを訪れ、エルベグドルジ大統領、アルタンホヤグ首相と会談する。安倍首相は一連の会談を通じ、発電所改修などのインフラ整備支援や、経済連携協定(EPA)を早期に締結する方針を確認。台頭する中国をけん制するため、市場経済や民主主義の理念を共有する親日国モンゴルと「価値観外交」を進める。

 日本の首相のモンゴル訪問は、06年の小泉純一郎首相以来7年ぶり。モンゴルは世界最大の埋蔵量を誇るタバン・トルゴイ炭田を筆頭に金、銅、ウランなど多彩な鉱物資源を有しており、安倍首相は会談で両国の経済関係強化を打ち出し、同炭田での日本企業の権益獲得を後押しする。

 首相は「平和、自由・民主、助け合い」の「三つの精神」を共有することを確認。沖縄県・尖閣諸島などを巡り「力の外交」を展開する中国をけん制する。モンゴルは社会主義時代から北朝鮮と関係が深く、拉致問題解決への協力も求める方針だ。【吉永康朗】

4728チバQ:2013/04/07(日) 23:57:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130407/chn13040719410006-n1.htm
日本車破壊の3人実刑、中国の反日デモ
2013.4.7 19:38 [日中関係]
 中国広東省珠海市の裁判所はこのほど、日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に反発して昨年9月、同市内で日本車を破壊したとして、公共の秩序を乱した罪に問われた3人に対し、懲役7〜11月の実刑判決を言い渡した。中国メディアが7日までに伝えた。

 3人は昨年9月16日深夜から17日未明、酒を飲みながらテレビを見て、中国各地で反日デモが起きたことを知った。その後、酒に酔った勢いでバイクに乗り、路上に止めてあった日本車に石を投げ付けて窓ガラスなどを破壊。壊された日本車は計12台に上った。

 3人は罪を認め「法律に抵触するとは思わなかった」と説明。「今は、愛国感情は理性的に示さなければいけないと分かった」と話しているという。(共同)

4729チバQ:2013/04/08(月) 00:49:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130407-00000055-mai-cn
<台湾>宝塚歌劇団に酔いしれる 2回公演も満席
毎日新聞 4月7日(日)20時14分配信



宝塚歌劇団台湾公演のポスター前で、星組トップスターの柚希礼音さんと同じポーズを取る趙文敏さん(左から2人目)ら台湾の宝塚ファン=台北市の台北国家戯劇院で2013年4月6日、出水奈美撮影
 【台北・出水奈美】宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の台湾公演は7日、2日目を迎えた。日曜日とあって昼と夜の2回公演があり、いずれも満席の観客が華やかなレビューに酔いしれた。

 会場には、地元の熱狂的なファンも多く詰めかけた。初日と2日目を観劇した台北市のデザイナー、趙文敏(ちょう・ぶんびん)さん(27)は、約10年前からの宝塚ファン。アニメや舞台にもなった日本の人気ゲームで、少女劇団員が都市の魔物と戦う「サクラ大戦」に興味を持ったところ、友人から「日本の宝塚もいいよ」と教えられた。

 以後、宝塚の舞台のビデオを見るようになり、せりふの意味を理解したくて、独学で日本語を勉強。デザインの勉強で日本に留学した際も、宝塚大劇場に通えるよう京都の専門学校を選んだ。

 初日の公演は、インターネット上で宝塚情報を交換する台湾のファン仲間4人で観劇。自分でデザインした、星組トップスターの柚希礼音(ゆずき・れおん)さんと娘役トップの夢咲(ゆめさき)ねねさんのイラスト入りのスカーフや傘も持参した。「宝塚は男性がいない舞台で、清潔感があるのがいい。宝塚の台湾公演があると聞いた時は本当にうれしかった。台湾で宝塚が見られて最高」といい、柚希さんのポスターの前で仲間4人で記念撮影していた。

 宝塚台湾公演は14日まで。
.

4730チバQ:2013/04/08(月) 00:50:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130407-00000009-scn-cn
「赤い地下水=小豆のゆで汁」発言の環境局長、クビに=中国
サーチナ 4月7日(日)13時8分配信

 汚染によって赤く染まった地下水について「小豆をゆでた水のようなもの」発言して非難を浴びた河北省滄県の環境保護局長が更迭されることが明らかになった。中国メディア・中国網が7日伝えた。

 同県のトウ連軍・環境保護局長は先日、同県内の村にある井戸で赤い水が出た問題について「赤い水イコール汚染水ではない。小豆を煮た水だってあるだろう」とコメントした。

 この赤い水については、飲んだ付近の鶏数百羽が死亡するなどしたことから、水質汚染による変色の疑いが高まっていた。同局長の発言は専門家やインターネットユーザーからの非難を浴びたのみならず、国営の中国中央テレビ(CCTV)のニュース番組でもキャスターが批判コメントを出す騒ぎとなった。

 記事は、同県の共産党委員会常務委員会が5日午後、県の人民代表大会常務委員会に対して同局長の解任勧告を出すことを決定したことを伝えた。これにより、同局長の解任は決定的となった。記事はまた、専門家グループが問題の地下水をサンプル抽出して検査を開始したことを併せて伝えた。(編集担当:柳川俊之)

4731とはずがたり:2013/04/08(月) 17:27:17

総連本部落札僧侶「日本が被害に遭わないため」
2013年4月8日(月)07:59
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130408-567-OYT1T00051.html
(読売新聞)

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地・建物を競売で落札した鹿児島市の宗教法人「最福寺」の代表、池口 恵観 えかん 法主 ほっす(76)に注目が集まっている。

 落札額は45億1900万円。「日朝関係改善のために落札した」として朝鮮総連への貸し出しを明言する池口氏だが、多額の資金を投じる狙いはそれだけなのか、本当に資金を用意できるのか。

 池口氏は3日、鹿児島・錦江湾に臨む「烏帽子山最福寺」で取材に応じた。先月26日の落札以来、寺には抗議の電話や手紙が多く寄せられているという。「別に動じません」と笑った後、北朝鮮最高人民会議の常任副委員長らから「中央本部は大使館。失うと戦争になる」と言われて解決を依頼されたとし、「落札は日本が被害に遭わないようにするため。施設内に分寺をつくり、残りを朝鮮総連に貸すつもりだ」と話した。

4732とはずがたり:2013/04/08(月) 17:30:03

朝鮮総連中央本部、最福寺への売却を許可 東京地裁決定
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/TKY201303290078.html
2013年3月29日(金)11:43

 【小松隆次郎】競売にかけられた在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物(東京都千代田区)について、東京地裁は29日、最高価格の45億1900万円で入札した「宗教法人最福寺」(鹿児島市)の落札を認め、売却を許可する決定を出した。

 決定に対する不服申し立てが1週間以内になければ、売却が確定する。その後、1カ月以内に代金を納めると、正式に所有権が最福寺に移る。代金は、借金の返済を求めて競売を申し立てた整理回収機構に支払われることになる。

 民事執行法は、借金の返済を求められている「債務者」から資金提供を受けている場合、買い手の資格がないなどと規定している。地裁が最福寺を審査した結果、こうした事情は見当たらなかったため、売却することに問題はないと判断したとみられる。

4733とはずがたり:2013/04/08(月) 18:03:01

「鳥インフルは米の生物・情報戦」 中国空軍大佐、つぶやき
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130408090.html
2013年4月8日(月)08:14
 【北京=矢板明夫】中国の著名な軍事問題専門家で、対外強硬派として知られる国防大学の戴旭教授(空軍大佐)が6日夜、中国版ツイッター「微博」で、中国中南部を中心に鳥インフルエンザ(H7N9型)が広がりをみせていることについて、米国の仕業だと示唆する書き込みをして、インターネット上で大きな話題となっている。書き込みは「死ぬのはせいぜい数人。M国による生物戦、情報戦の可能性があり、過剰反応をせずに冷静に対応することが必要だ」との趣旨。Mは米国を示す中国語「美国」のローマ字発音の頭文字に当たる。

 さらに、「中国は2003年の新型肺炎(SARS)の失敗を繰り返してはいけない。当時、イラクを攻めようとしたM国は、(イラク支援の)行動を警戒して中国に生物兵器を使い、心理戦も展開した。M国は同じことをしようとしている」とつぶやいた。

 ネット上で広く転載された発言を支持する声は一部にあるものの、「命を軽視している」「専門家なら根拠を示せ」といった批判が大半を占めた。戴氏は7日、「死ぬのは数人」の部分は削除したが、米国による生物兵器攻撃との見方は改めていない。

4734InsanityWorkoutDVD:2013/04/09(火) 20:10:39
http://www.autocross-france.net/Divers/ipb/index.php?showuser=991614 Result: chosen nickname "Keceheaks"; registered (100%); logged in; success (profile was registered successfully, but there is no permissions for creating new topic); Insanity Workout DVD http://60dayinsanity.webeden.co.uk

4735名無しさん:2013/04/09(火) 21:27:16
韓国 「発射はあすの可能性」
4月9日 12時21分
韓国国防省は9日、北朝鮮が弾道ミサイルの発射に踏み切るとすれば10日になる可能性が
高いとみていることを明らかにする一方、北朝鮮が発射を国際機関に通知していないことから、
引き続き注視しています。

韓国国防省の報道官は9日、記者会見で、北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる
機体を日本海側に運んだことについて、発射に踏み切るとすれば、「あす=10日の可能性が
高いという判断になるだろう。ただ、北朝鮮しだいで日付は変わることもある」と述べました。

こうした判断は、北朝鮮がピョンヤンにある外国の大使館などに対して、「戦闘が起きた場合、
10日以降、大使館などの安全を保証できない」として外交官の国外退避を検討するよう呼
びかけたことなどに基づくとしています。

また、報道官は射程が数千キロの中・長距離の弾道ミサイルを発射する際は、一部が
周辺の海上などに落下するおそれがあることから、事前に国際機関に通知するのが原則だと
指摘したうえで、「北朝鮮がそうした通知をしたのか、確認されていない」と述べ、アメリカと
連携して引き続き注視する考えを示しました。

一方、韓国軍は9日、日本海側で陸・海・空軍の主力兵器を投入して定例の砲射撃訓練を
実施していますが、その様子はメディアに公開しておらず、北朝鮮を過度に
刺激しないためだという見方が出ています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130409/k10013782381000.html

4736チバQ:2013/04/09(火) 21:50:03
http://mainichi.jp/select/news/20130409ddm002030088000c.html
北朝鮮:開城工業団地、労働者に撤収命令 韓国揺さぶりか
毎日新聞 2013年04月09日 東京朝刊

 【ソウル澤田克己】朝鮮中央通信によると、北朝鮮で対南政策を担当する金養建(キムヤンゴン)朝鮮労働党書記は8日、開城(ケソン)工業団地で働く北朝鮮の労働者を全員撤収させるという談話を発表した。金書記は「工業団地事業を暫定中断し、存廃について検討する」と述べ、「今後の展開は南朝鮮(韓国)当局の態度次第だ」と主張した。

 韓国統一省によると、北朝鮮が労働者を引き揚げるのは、04年の操業開始以来初めて。韓国政府が事業を「南北関係改善の呼び水」(柳吉在(リュギルジェ)統一相)と重視している上、中小企業ばかりで体力の弱い進出企業に大きな打撃を与えられることから、工業団地の「閉鎖」で韓国側を揺さぶろうとしているようだ。

 金書記は、韓国の金寛鎮(キムグァンジン)国防相が工業団地内に韓国人従業員が取り残された場合の救出作戦に言及したことについて、「工業団地を戦争挑発に使おうとしている」と述べ、韓国側を激しく非難した。

 北朝鮮は先月30日、韓国メディアが「外貨獲得源なので(北朝鮮も)手を付けられない」と報じたことに反発して、工業団地の「閉鎖」もありうると警告。今月3日から、韓国側から工業団地に向かうために南北軍事境界線を越えることを認めず、韓国に戻ることだけを許していた。工業団地には8日夕現在、韓国人475人と中国人4人が滞在している。

 一方、韓国紙・中央日報は8日、北朝鮮が東部・豊渓里(プンゲリ)の核実験場で4回目の核実験の準備をしている兆候が確認されたと報道。柳統一相も午前の国会答弁で「兆候」の存在を認めたが、午後の答弁では事実上撤回した。

4737チバQ:2013/04/09(火) 22:14:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130409/chn13040916460004-n1.htm
鳥インフル 中国共産党新指導部の危機管理能力が試される
2013.4.9 16:45 (1/2ページ)
 感染症の拡大は、社会や経済運営に深刻なダメージを与えることで、危機管理の重要なイシューに挙げられる。中国東部で始まったH7N9型鳥インフルエンザの感染は、ちょうど10年前に中国を見舞った新型肺炎(SARS)と同じく、発足間もない中国共産党の新指導部にとり、危機管理能力を問う試金石となりそうだ。(フジサンケイビジネスアイ)

 中国の衛生当局は、感染症への対策について、この10年に多くの経験を積んだ。対策の柱となる感染症情報の公開に関してみるならば、中国社会にとどまらず、周辺国・地域にも人命を伴う代償を払わせてきた「秘密主義」の弊害は、10年を経てかなり改善されたようにみえる。今後の推移は、習近平政権がこの情報公開の流れを貫けるかどうかにかかっている。


SARS10年の教訓、中国は情報公開を貫け


 思い出していただきたい。中国から始まったSARSの感染は、2003年の春から夏にかけ、成長のセンターだった東アジアをはじめ、世界を「未知の疫病の恐怖」に陥れた。急速に重症化する肺炎と10%前後という致死率。筆者は当時、北京でホテル住まいをしていたが、日を追って宿泊客も従業員も減り、人影もまばらなロビーには消毒薬の臭いが漂っていた。

 アジア開発銀行(ADB)の試算だと、SARSの影響による経済損失は、中国本土だけで179億ドル。03年7月の制圧宣言までに、中国本土と香港を中心に世界で約800人もの人命が失われた。

 中国の衛生当局が、SARS感染をめぐる情報隠しを事実上認め、感染者数のほぼ8倍に及ぶ修正と、閣僚を含む責任者の更迭処分に踏み切ったのは、すでに世界各地に感染が広がっていた同年4月下旬だった。

 仮に中国の衛生当局が、国内感染を把握していた2月半ばの時点で情報公開に踏み切り、世界の防疫機関と肩を並べて戦っていれば、感染の拡大はかなりの程度抑えられていたはずだ。情報隠しの背後には、国家秘密保護法を柱とする中国独特の情報管理システムが介在しているのだが、制度そのものより、それを運用する人々の統制的な「意識」こそが、最大の敵ではなかったか。10年前の状況を振り返って、その思いが強いのだ。

 今回の鳥インフルエンザでは、地方当局の報告から、中国政府を通じた国際機関との連携まで、SARS感染の発生時とは様相を異にしている。現場レベルの課題も伝えられるが、この10年間に中国が積み上げた感染症情報の扱いに関する改善策の数々は、少なくとも現時点では効果をあげている。

 ただ、人の「意識」を完全に改めることは難しい。中国・国防大学の教授を務める空軍の上級大佐は、ソーシャルネットワーク上で実質的に米国を名指しして、SARSも鳥インフルエンザも同国の「生物・心理兵器」だと、何の根拠もなく言い張っているほどだ。この度し難い排外・民族主義こそは、疫病以上にやっかいな病根である。(産経新聞中国総局長 山本秀也)

4738チバQ:2013/04/09(火) 22:32:22
http://mainichi.jp/select/news/20130410k0000m030053000c.html
北朝鮮情勢:米韓、世論沈静化に躍起 過度の刺激懸念
毎日新聞 2013年04月09日 20時29分(最終更新 04月09日 20時59分)

 【ワシントン白戸圭一、ソウル澤田克己】北朝鮮の挑発的言動で朝鮮半島情勢の緊張が高まる中、米韓両国が抑制的な姿勢を見せ始めた。韓国政府は特に、「戦争の危機」に言及する米メディアの報道に「北朝鮮を刺激する」(国防省当局者)との懸念を強めている。過剰な圧力が北朝鮮を刺激し、かえって緊張を高めたと指摘されていることが背景にあるようだ。

 米国のカーニー大統領報道官は8日の記者会見で、中国やロシアが北朝鮮に挑発の自制を促していることについて「中露の努力を歓迎する」と述べ、両国の努力による緊張緩和への期待感を示した。政権高官は記者会見などで、弾道ミサイル発射をちらつかせる北朝鮮の行動について「長年のお決まりのパターン」との言い回しを多用し、強い言葉での非難を控えている。

 ロイター通信によると、米国防総省は9日に予定していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)ミニットマン3の発射実験を延期した。北朝鮮の挑発的言動への対抗措置だという誤解を与え、北朝鮮を過度に刺激する恐れがあると判断したという。

 米国は当初、韓国で実施中の米韓合同軍事演習に戦略爆撃機B52やステルス戦闘機F22などを参加させ、公開する対応を取った。朝鮮戦争休戦協定の「全面白紙化」などと主張する北朝鮮の暴発を抑止する効果を狙ったものだが、北朝鮮はさらに挑発の度合いを高めて対抗している。

 このため4月に入ってから、圧力強化への懐疑論が出てきた。これに加え、北朝鮮の動向に対する不安感が米社会で急激に高まってきたことが、オバマ政権が緊張緩和へ向けた軌道修正を図っているように見える背景にあるようだ。

 米国の主要メディアは3月下旬以降、北朝鮮について前例がないほど集中的に報道。米CNNテレビは連日、「戦争の危機」を示唆し、キャスターが「次に発射されるミサイルは米国民を危険にさらす可能性がある」と発言した。CNNは今月8日には、北朝鮮を米国にとっての差し迫った脅威と見なす米国民がこの1カ月で13ポイント増え、過去最高の41%に達したという世論調査結果を伝えた。

 韓国政府も、ソウルで北朝鮮情勢を取材する外国メディアに過熱報道をしないようにと働きかけを強めている。韓国政府高官は9日、北朝鮮がミサイル発射や核実験をする可能性があるとの見方を示しつつ、「全面戦争に発展する可能性はない。むしろ米国メディアの方が心配だ」と指摘した。

4739チバQ:2013/04/09(火) 22:59:45
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130409/plc13040909100008-n1.htm
親中派大物議員、相次ぎ訪中へ 政府間対話冷え込む中「政冷党熱」
2013.4.9 09:10 (1/2ページ)[日中関係]
 今月中旬からゴールデンウイークにかけて、河野洋平元衆院議長や二階俊博総務会長代行らが相次ぎ訪中を計画していることが9日、分かった。それぞれ習近平国家主席や李克強首相との会談の実現を目指し、調整を進めている。沖縄県・尖閣諸島をめぐり日中両政府の緊張関係が続く中で親中派議員や議員OBによる外交が活発化している形で、対中外交は「政冷党熱」の様相を呈している。

 関係者によると、河野氏は今月14〜20日の日程で、日本国際貿易促進協会の会長として中国各地を訪問。中国政府に対し、15、16日に北京で習氏ら政府首脳との会談を実現するよう要請している。二階氏は超党派議員連盟の会長として、28〜29日の日程で北京に滞在する。

 このほか、自民党の高村正彦副総裁は5月上旬に日中友好議員連盟会長として訪中。江田五月元参院議長も4月27〜29日に日中友好会館会長として訪中する。また、福田康夫元首相は6日からのボアオ(博鰲)アジアフォーラムに出席するため海南省を訪問しており、習氏と会談。ボアオフォーラムには二階氏も出席している。

 一方、政府間の対話は、尖閣問題や中国艦船による海上自衛隊護衛艦への射撃管制レーダー照射事件もあり、関係改善の糸口は見えないままだ。日本政府は毎年春に開かれる日中韓首脳会談を機に日中2国間の首脳会談実現を模索しているが、日中韓首脳会談自体も日程調整が難航。今月中の実現を目指していた麻生太郎副総理兼財務相の訪中も「具体的な日程調整には入れていない」(政府関係者)という。

 日中韓首脳会談に関しては、議長国の韓国政府が5月25、26日にソウルで行うことを提案し、日本政府はこれを受け入れた。しかし、中国側は局次長級の実務者協議には応じているものの、「首脳会談についてはいつまでも返事をしない状態」(外務省幹部)だという。背景には尖閣をめぐる対立とともに、「習近平体制が発足して間もないので、対日方針を固め切れていないのでは」(政府関係者)との見方もある。

 安倍晋三首相は中国に「対話のドアは常にオープンだ」と呼びかけているものの、政府内には「ボールは中国側にある」(外務省幹部)と中国を突き放した見方が大勢。中国が対話姿勢を見せない間に安倍首相は東南アジア諸国連合(ASEAN)歴訪やモンゴル訪問などで着々と“中国包囲網”を構築しており、日中双方の我慢比べが続いている。

4740名無しさん:2013/04/10(水) 20:50:18
漁業権益維持「両岸の責任」=日台の協定締結に不快感-中国

 中国国務院台湾事務弁公室の范麗青報道官は10日の記者会見で、日本と台湾が沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺海域での漁業協定を締結する見通しになったことについて、
「釣魚島は中国固有の領土」とした上で、「領土主権を守るという基礎の上で、(尖閣周辺という)伝統的漁場での両岸(中台)漁民の漁業権益を維持することは、両岸双方に責任が
ある」と述べ、日本の「介入」に不快感を示した。
 中国政府は、尖閣諸島に関して「両岸同胞が共同で主権を守る必要がある」(台湾事務弁公室報道官)と訴えており、台湾との連携を強めることで日本をけん制しようとしてきた。
それだけに今回の日台による漁業協定締結の動きには衝撃を受けている可能性が高い。

【北京時事】(2013/04/10-13:21)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013041000438

4741チバQ:2013/04/10(水) 21:23:14
http://mainichi.jp/select/news/20130411k0000m040049000c.html
中国:ルポライターの入境を拒否 昨年に続き
毎日新聞 2013年04月10日 20時35分

 【北京・工藤哲】中国の市民社会をテーマに執筆するルポライター、麻生晴一郎さん(46)=東京都北区=が中国当局から入境を拒否されていたことが10日、分かった。

 麻生さんは日本の雑誌などに中国事情について執筆する一方、中国のNGO(非政府組織)との交流を続けている。麻生さんは今月4日、香港経由で広東省深セン(しんせん)に入境しようとしたところ、当局者から入境を拒否された。昨年11月にも北京空港で入国を拒否されており、深センの当局者は拒否の理由について「前回と同じだ」とだけ答えたという。

 麻生さんは電話取材に対し、「今回の措置は、中国の草の根活動を追うことに対する嫌がらせだ。日中間の草の根の理解を進められては困る人たちがいると受け取らざるを得ない」と話した。

 中国外務省の洪磊(こう・らい)副報道局長は10日の定例会見で、事実関係について「把握していない」と答えるにとどまった。

4742名無しさん:2013/04/10(水) 21:26:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130410/asi13041021050002-n1.htm
マレーシア選挙は5月5日 独立以来初の政権交代焦点
2013.4.10 21:04
 マレーシアの選挙管理委員会は10日、同国の連邦下院(定数222、任期5年)総選挙の投開票を5月5日に行うと発表した。6日未明(日本時間同)にも大勢が判明する見通し。5日に国内13州のうち12州の州議会選の投開票も同時に行われる。

 ナジブ首相の与党連合、国民戦線に対し、アンワル元副首相が率いる野党連合、人民連盟が挑む構図。双方の支持率は接近しており、独立以来初となる政権交代が実現するかが焦点だ。

 ナジブ首相は今月3日に下院を解散。野党の追い上げを意識してか、貧困層向けの現金給付や、自動車購入にかかる税金引き下げを打ち出すなど支持のつなぎ留めに懸命だ。20日に立候補届け出が行われ、選挙戦が正式に始まる。(共同)

4743チバQ:2013/04/10(水) 23:07:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013041000483
総選挙は来月5日=与野党激戦へ−マレーシア

マレーシアのナジブ首相=3月19日、クアラルンプール(AFP=時事) 【クアラルンプール時事】マレーシアの選挙委員会は10日、連邦議会下院(定数222、任期5年)の解散を受けて、総選挙の投票日を5月5日に決定したと発表した。
 マレーシアでは1957年の独立以来、政権を握ってきた与党連合・国民戦線と、初の政権交代を目指す野党連合・人民同盟が、激しい選挙戦を展開する見通し。サラワク州を除く12州の州議会選挙も同日投票となる。
 与党連合を率いるナジブ首相は、下院の任期切れが4月末に迫る中、首相就任から4年を迎えた同月3日に下院を解散した。2008年3月の前回総選挙では、与党連合は下院で過半数こそ維持したものの140議席へと大きく後退。当時のアブドラ首相は退陣に追い込まれており、ナジブ首相は政権維持に向けて正念場を迎える。(2013/04/10-21:08)

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4744とはずがたり:2013/04/11(木) 15:29:59
自ら改革開放で強勢大国の大門を開いた中国やのに情けないのぉ・・
>中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は3日付の社説で「北朝鮮の核問題はほぼ制御不能になっている」と半ばさじを投げている。
>同紙は「朝鮮半島の不安定化を阻止する能力は、中国にはない」と認めながら、

エスカレートする北の軍事挑発…韓国は戸惑い、中国にも変化
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130408552.html
2013年4月8日(月)17:06

 北朝鮮の軍事挑発が止まらない。休戦協定の白紙化宣言、南北間の軍の通信回線遮断、核施設の再稼働表明−。過去の朝鮮半島危機とは異なるそのエスカレートぶりに、韓国社会では戸惑いを隠せない。実際、北朝鮮による弾道ミサイル発射や核実験、武力攻撃の可能性が取り沙汰される中、米国メディアも朝鮮半島情勢を集中的に報道、これまで親北だった中国メディアの論調にも微妙な変化が出ている。

 ■合理的に予測できない/朝鮮日報(韓国)

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)政権の相次ぐ挑発は、国内引き締めのために緊張状態を作り出す「戦術」との見方が韓国では主流だ。

 韓国紙、朝鮮日報は3月30日付社説で、金第1書記がミサイル発射待機を命じ、「忠誠競争」でもするように各地で過激な言葉を並び立てている現状を踏まえ、「ここ1カ月近く事実上の戦時体制といえる状況にある」と指摘する。

 半面、北朝鮮の観光当局者が中国側に「戦争は行われないので観光客を送ってほしい」と要請したとされることなどから、「北朝鮮の言動は非常に戦術的で計算されたものだ。緊張状態を意図的に作り出そうとしている」と分析する。

 しかし「合理的観点からだけで予測や判断をし対応するのは非常に危険だ」とも当惑気味に述べる。正恩政権の過激な言動は「正恩氏の年齢や経歴コンプレックスに基づいているとの見方も可能」で、留学経験を持つ金第1書記とはいえ「判断力に未熟さが露呈するのは避けられず、時に衝動的言動を示してもおかしくない」。意図的に緊張を高めているとしても「未熟さと衝動が予測不能な事態を招く恐れもある」ということになる。

 核開発を声高に叫びつつ、3月末の朝鮮労働党中央委員会総会で「経済建設を並行して進める」方針を示したことにも同紙は注目する。今月3日付社説で、「経済難をこのまま放置すると自らの権力も危うくなると感じたからだろう」としながら、「一方で核兵器を持ち、もう一方で経済を再生する計画は完全な妄想だ」とも切り捨てる。

 また、「北朝鮮が最貧国に転落した理由は、経済発展に使うべき資金を核やミサイル開発に投じ、挑発行為で国際的孤立を自ら招いたことにある」と断言。米韓が「核・ミサイル挑発をやめれば対話に応じる」と繰り返し表明している点を挙げ、「北朝鮮が本当に経済発展を望むならどのような道を進むべきかは明白だ」と強調する。(桜井紀雄)

 ■イランより切迫した挑戦だ/ニューヨーク・タイムズ(米国)

 普段は北朝鮮情勢への関心が低い米メディアだが、核兵器と長距離弾道ミサイルの標的に米国が名指しされたため、今回は連日、競うように取りあげている。

 ニューヨーク・タイムズ紙は「またもや北朝鮮だ」と題した社説を4日付で掲載し、北朝鮮情勢はイランをしのぎ、いまや米国に対する「より切迫した挑戦だ」と警鐘を鳴らした。

 社説は、金正恩第1書記の権力継承後、北朝鮮は事実上の長距離弾道ミサイル発射実験を実施し、国連安全保障理事会の制裁も顧みず、核実験を強行。最近は核ミサイルによる米国攻撃に言及するなど、「攻撃的になるばかりだ」と懸念を示す。

4745とはずがたり:2013/04/11(木) 15:30:23
>>4744-4745
 米国もミサイル防衛(MD)を強化し、核ミサイルの搭載が可能なB2、B52戦略爆撃機、迎撃ミサイル搭載のイージス艦を展開するなど牽制(けんせい)。社説はオバマ政権が「分別のある対応」をしていると評価する。多くの専門家は「北朝鮮が米国や同盟国を攻撃するわけがない」と見ているとはいうものの、米国が安全保障面で危険な賭けに乗り出すわけにはいかないからだ。

 社説はまた、日本や韓国で一部の政治家が、自国の核兵器開発を進めるよう政府に働きかけていると指摘し、「破滅的で不必要」な核兵器の開発競争を阻止するためにも米国の関与が不可欠と解説する。

 それでも、防衛強化は緊張の本質的な解消にはつながらない。社説では、北朝鮮が暴発しないとは断言できず「危機を鎮める道を探す時期なのは明白だ」と指摘、とりわけ、中国は国際社会の「首尾一貫した戦略」の中心を担うと強調した。

 また、制裁履行を徹底し核保有を認めないメッセージを発信する役割があるとも訴え、13日のケリー米国務長官の訪中は、両国が外交戦略を練り上げる重要局面と分析。「戦略が成功する保証はないが、軍事的なエスカレーションが正しい答えにはならない」として、関係国に真摯(しんし)な対応を迫った。(ワシントン 犬塚陽介)

 ■“有事”に備えて力を蓄えよ/環球時報(中国)

 強硬措置を続ける北朝鮮に対する影響力の行使を求められている中国だが、すでにその限界を悟っているようだ。中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は3日付の社説で「北朝鮮の核問題はほぼ制御不能になっている」と半ばさじを投げている。

 北朝鮮による原子炉の再稼働表明は、北朝鮮がより多くの核兵器を製造するための原料を獲得することを意味すると受け止められている。同紙は「北朝鮮に核開発を放棄させることは不可能だ。国際社会が北朝鮮を核保有国と認めることはないが、現在の状態で凍結し、新たな核実験の実施を防ぐことが現実的だ」と、核問題の“棚上げ論”を展開している。

 朝鮮半島を舞台に戦争が勃発すれば、中国への波及は免れない。同紙は北朝鮮を「東北アジアの最弱国家」と呼び、「金正恩政権の“脳が発熱”して、自身の実力を誤認し、“強大国家”だと思い込むことを防止しなければならない」と主張。「中国には核を放棄するよう北朝鮮を説き伏せる力はないが、冷静さを保つように促す役割は果たせる」と、極力、北朝鮮を刺激しないよう腐心している様子がうかがえる。

 それゆえ同紙は、「北朝鮮経済の正常化と国家の安全が、地域の安定のための前提条件だ。それなしに北朝鮮はトラブルを起こすことをやめない」と、国際社会が北朝鮮に対する制裁をさらに強化することを、暗に牽制するのである。

 ただ、後ろ盾となってきた中国から見ても、北朝鮮の今後の行動は読み切れない。同紙は「朝鮮半島の不安定化を阻止する能力は、中国にはない」と認めながら、「軍事力、経済力を含め、国力をさらに高めなければならない。力量を蓄積し続けることで戦略的なジレンマをより巧みに処理し、直面する困難を緩和できる」と指摘。中国自らが国力を増強することで、“有事”に備えるよう提言している。(北京 川越一)

4746【開業日の特恵の活動情報】:2013/04/11(木) 15:51:47
【開業日の特恵の活動情報】

http://www.bags-new.com

4747チバQ:2013/04/11(木) 20:45:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013041100935
対北朝鮮国境、緊張の余波=観光ストップ、貿易は平常−中国丹東

11日、中国・丹東側から見た中朝国境の鴨緑江に架かる中朝友誼橋(左側)。対岸は北朝鮮の新義州 【丹東(中国遼寧省)時事】北朝鮮が中距離ミサイルの発射準備を進めていると伝えられる中、中国の対北朝鮮国境の都市、丹東では北朝鮮への観光ツアーが前日に引き続き11日もストップした。高まる朝鮮半島の緊張の余波を受けた形だが、中朝を隔てる鴨緑江沿いには通常通り観光客も多く、市内には緊張感はない。
 丹東は北朝鮮の新義州を一望できることから観光地として有名。鴨緑江に架かる中朝友誼(ゆうぎ)橋のたもとで北朝鮮産たばこを売っていた男性は「緊張が高まっているようだが、丹東は観光客も相変わらずで影響はない」と断言した。
 中国から北朝鮮への団体観光旅行は丹東から鉄道などを利用するコースが圧倒的に多く、新義州への日帰りツアーもある。しかし、中国当局の通達で10日から全面的に停止され、丹東の旅行会社関係者も「9日夜にツアーを停止するよう通達があった。いつ再開するかは分からない」と話す。それでも、北朝鮮旅行が突然中止されることは過去にもあり、それほどの驚きはないようだ。(2013/04/11-19:53)

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4748チバQ:2013/04/12(金) 23:33:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013041000721
巨額収賄の劉志軍元鉄道相を起訴=近く初公判、重刑判決か−中国
 【北京時事】中国国営新華社通信などによると、北京市検察当局は10日、収賄や職権乱用の罪で劉志軍元鉄道相(60)を起訴した。近く北京市第二中級人民法院(地裁)で初公判が開かれる。起訴状では「(賄賂は)特別巨額で、職権乱用により公共財産や国家・国民の利益に特別重大な損失をもたらした」と指摘しており、重刑判決は確実な情勢だ。
 昨年8月に鉄道省(当時)内部で出された通告によれば、劉被告は親密な関係にあった山西省の女性実業家が30億元(約480億円)に上るプロジェクトを落札するに当たり便宜供与したほか、鉄道省幹部4人から賄賂を受け取った疑いなどが持たれている。(2013/04/10-17:25)

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4749チバQ:2013/04/12(金) 23:34:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013041200633
開明派の汪洋氏、対外経済を統括=副首相の担当固まる−中国政府
 【北京時事】中国で開明的指導者として知られる汪洋副首相が、商務・貿易、観光、農業を担当することが12日までに固まった。「辣腕(らつわん)副首相」として米中戦略・経済対話などを取り仕切った王岐山・共産党中央規律検査委員会書記の後任として対外経済交渉を統括することになりそうだ。(2013/04/12-20:20)

4750チバQ:2013/04/13(土) 00:12:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130411/kor13041123140012-n1.htm
金第1書記就任1年、核・経済「並進路線」の限界…政権揺るがす“アキレス腱”
2013.4.11 23:13 (1/2ページ)

北朝鮮の金正恩第1書記
 金正恩(キム・ジョンウン)氏の第1書記就任から11日で1年を迎えた北朝鮮は対外挑発を加速させる一方、国内で経済関連の宣伝が目立ち始めた。経済発展と核兵器開発を両立させる「並進路線」を打ち出したが、この1年、経済での実績は皆無に等しい。“アキレス腱(けん)”といえる経済難から国民の目をそらせ、民心をつなぎ止めるためにも「成果」が必要とされ、ミサイル発射など目に見える挑発に踏み切る可能性が高い。(桜井紀雄)

 北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」発射の構えを見せる中、平壌は15日の金日成(イルソン)主席生誕日の記念行事が既に催される“お祭りムード”で、最近訪朝した観光客も「戦争の気配はなく、平穏だ」と語った。

 朝鮮労働党機関紙、労働新聞は11日、昨年末の長距離弾道ミサイル発射と今年2月の核実験を「民族の大慶事だ」と絶賛し「普通の政治家が数十年かけても達成できない業績を重ねた」と金第1書記をたたえた。

 外から見ると、「戦時状況」をあおる挑発ばかりが目につくが、北朝鮮メディアでは今月に入って軍事関連より経済記事が大幅に増えている。同紙は「(金正日)将軍の遺訓貫徹で最優先は人民生活を向上させることだ」とも強調した。

 転換点となったのが「並進路線」を示した3月末の党中央委員会総会だ。金第1書記は企業に一定の裁量を認める方針も示唆。改革派とされる朴奉珠(パク・ポンジュ)氏を首相に復帰させ、経済閣僚を一新する布陣もしいた。

 ただ、企業などの裁量を認める経済策は昨秋に施行されるはずだったものが、草案差し替えを何度も命じる「朝令暮改」で足を引っ張ったのが金第1書記自身だったといわれる。「人民が二度とベルトを締め付けない(飢えない)ようにする」と昨年4月の演説で語った目標は達成できず、訓練などへの連日の動員で国民を疲弊させた。現在、食糧が底をつく「春窮期」を迎えている。

 そこで持ち出したのが「経済大国建設と人民生活向上に力を入れることを米国と追従勢力が阻んでいる」(5日付同紙)との論法だ。それら「敵対勢力」との対決の「成果」を目に見える形で国民に示したのが核・ミサイルだった。裏返せば、第1書記就任以来の業績は核・ミサイル実験しかなかったといえる。

 しかし核・ミサイル開発への過剰な投資と、相次ぐ挑発による国際的孤立こそが経済発展を阻んできた元凶ともいえる。自画自賛したミサイルや核実験は国際社会の制裁強化を招き、頼みの綱の中国からの輸入も抑制され、1〜3月は前年比約14%も減った。それに逆行して最高人民会議で核開発強化の法制化まで打ち出しており、正恩政権が“負のサイクル”から抜け出す見通しはなさそうだ。

4751とはずがたり:2013/04/13(土) 12:20:18

ほんと領土なんてコストばっか掛かるんやから。。
>クロマグロの漁場である八重山諸島北部も同水域に含める

日本、台湾に大幅譲歩=友好優先、領有問題は棚上げ−漁業協定
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/552

日本側は協定の柱である共同水域の設定に際し、台湾の主張する排他的経済水域(EEZ)の境界線を最大限尊重したほか、クロマグロの漁場である八重山諸島北部も同水域に含めるなど、台湾側に大きく譲歩した。日本としては、領土問題で中韓との関係がこじれる中、「台湾との関係は絶対に壊したくない」(日台関係筋)という強い危機感が背景にあった。

 日本は「領有権問題は棚上げにする」との台湾側との共通認識に基づき、尖閣周辺の日本領海を共同水域に含めることは阻止し、尖閣の主権は死守した。一方、台湾側も日本側から大幅な譲歩を引き出すことに成功し、双方が互いの顔を立てた格好となった。

4752とはずがたり:2013/04/13(土) 14:42:16

戦後最大の危機!
北朝鮮の核攻撃は避けられるか
――軍事ジャーナリスト 田岡俊次
http://diamond.jp/articles/-/34560

北朝鮮の異様な強硬策が止まらない。背景には権力闘争の結果、軍の強硬派が金正恩氏を抱え込んで好き勝手しているとの見方もある。理性を失った相手には、核抑止力も効かない。戦後の日本が直面した最大の危機と言える状況だ。

北朝鮮で起きた権力闘争

?北朝鮮が朝鮮戦争(1950年6月25日〜1953年7月27日)の休戦協定の「白紙化」を3月11日に宣言してから1ヵ月が経過した。休戦協定の破棄は「戦争再開」の宣言に等しいが、まだ戦闘は発生していない。

?これと似た状況は第2次世界大戦の初期にも起きた。1939年9月1日、ドイツ軍がポーランドに侵攻したため、後者と同盟関係にあった英、仏両国は3日に宣戦布告を行った。

?ドイツ軍は東方に戦力の大半を向けていたから、その背後を突けばよかったろうが、英、仏陸軍は準備不足でドイツに攻め込めない。海上の戦闘や独仏国境での小競り合いはあったものの、翌年に5月10日に、ドイツ軍が西に向かって大攻勢に出るまで8ヵ月間本格的戦闘は起きず、英国で「フォニー・ウォー」(まやかし戦争)、ドイツで「ジッツクリーグ」(座り込み戦争)と言われた珍現象が続いた。

?その時に比べれば、今回朝鮮半島で本物の戦争が始まる公算は高くはないとはいえ、北朝鮮の異様な強硬策、挑戦的姿勢の背景には、軍と政府の対立や軍内部での権力闘争がある模様だ。そうであるならば、従来のように北朝鮮が悶着を起こしては、米国、韓国などから譲歩や経済援助をせしめる「ゴネ得」戦術や、米国との直接交渉を求める、といった外交上の駆け引きではおさまらず、ブレーキが故障した車でチキンゲームを始めたように衝突にいたる可能性はかなりある、と見ておくべきだろう。

?金正恩(キム・ジョンウン)氏(30)は2011年12月17日の父の死去後、同月30日に朝鮮人民軍最高司令官となり、12年4月11日に労働党第1書記に就任、新政権を発足させた。同氏の叔母の夫、張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長(67)が後見人的な役割を担うとみられた。張氏は中国との関係が深く、中国が勧めた市場経済の一部導入や対外関係の改善で経済再建をはかろうとし、軍が握る貿易の利権を政府に移そうとしたが「先軍政治」の特権を守ろうとする軍の一部と対立した、と伝えられる。

?新政権が人民武力部長(国防相)に任命した金正覚(キム・ジョンガク)次帥は反対派の軍人を粛清(処刑)したとも言われる。さらに7月には事実上の軍のトップで、金正日(キム・ジョンイル)氏の葬儀の際、金正恩氏と並んで霊柩車に付き添った総参謀長・李英鍋(リ・ヨンホ)次帥が解任、拘束された。その際李氏の護衛兵が抵抗して銃撃戦も起きた、との報道も韓国であった。

形勢逆転

?ところが、11月になると形勢は逆転し、粛清を進めた金正覚・国防相が解任され、軍の最強硬派とされる金格植(キム・ギョクシク)大将が後任となり、以後、北朝鮮は12月12日の人工衛星打ち上げ、今年2月12日の核実験、3月11日の休戦協定破棄へと突き進んだ。それらの発表も軍人が前面に出て「金正恩第1書記の御命令」を強調するが、軍の強硬派が巻き返しに成功し、金正恩氏を抱え込んで好き勝手している、とも考えられる。軍は武力も全国的組織を持つから、経験も政治力も乏しい君主は、その神輿に乗るしかないのかもしれない。

?昭和天皇が逝去された際に、米国の雑誌に「真珠湾攻撃をしたヒロヒト」との記事が出たことがある。外から見ると主権者がすべて自分の意志で決めているように思えるが、内情はそうでないことも往々にしてあるのだ。昨年12月の人工衛星打ち上げも、一度は延期を発表しながら、結局当初の予定通りに実施したのは、中国の意向を汲んで様子を見ようとする派と、強硬派の意見対立があり、強硬派が我意を通したことを示すものかもしれない。

?今回、北朝鮮は平壌駐在の各国外交団に安全のために退避の検討を求める一方、14日に平壌で16ヵ国から数十人の外国人が参加するマラソン大会を開くと通知する支離滅裂な行動を取っている。これが1人の頭から出たとは考えにくく、軍と政府の対立や、さらに複雑な派閥抗争で「統合失調」が起きたのでは、と思える。似た症状は満州事変から日中戦争当時の日本でも起き、政府が「不拡大方針」を表明する一方、軍は勝手に作戦を進め、国の信用を傷つけた。もしそんな状況なら、ニューヨークの国連本部などで米朝代表が会談して、休戦協定の有効性を確認しても、事態の悪化を停められるかは疑わしい。

4753とはずがたり:2013/04/13(土) 14:42:51

戦後最大の危機!
北朝鮮の核攻撃は避けられるか
――軍事ジャーナリスト 田岡俊次
http://diamond.jp/articles/-/34560

北朝鮮の異様な強硬策が止まらない。背景には権力闘争の結果、軍の強硬派が金正恩氏を抱え込んで好き勝手しているとの見方もある。理性を失った相手には、核抑止力も効かない。戦後の日本が直面した最大の危機と言える状況だ。

北朝鮮で起きた権力闘争

北朝鮮が朝鮮戦争(1950年6月25日〜1953年7月27日)の休戦協定の「白紙化」を3月11日に宣言してから1ヵ月が経過した。休戦協定の破棄は「戦争再開」の宣言に等しいが、まだ戦闘は発生していない。

これと似た状況は第2次世界大戦の初期にも起きた。1939年9月1日、ドイツ軍がポーランドに侵攻したため、後者と同盟関係にあった英、仏両国は3日に宣戦布告を行った。

ドイツ軍は東方に戦力の大半を向けていたから、その背後を突けばよかったろうが、英、仏陸軍は準備不足でドイツに攻め込めない。海上の戦闘や独仏国境での小競り合いはあったものの、翌年に5月10日に、ドイツ軍が西に向かって大攻勢に出るまで8ヵ月間本格的戦闘は起きず、英国で「フォニー・ウォー」(まやかし戦争)、ドイツで「ジッツクリーグ」(座り込み戦争)と言われた珍現象が続いた。

その時に比べれば、今回朝鮮半島で本物の戦争が始まる公算は高くはないとはいえ、北朝鮮の異様な強硬策、挑戦的姿勢の背景には、軍と政府の対立や軍内部での権力闘争がある模様だ。そうであるならば、従来のように北朝鮮が悶着を起こしては、米国、韓国などから譲歩や経済援助をせしめる「ゴネ得」戦術や、米国との直接交渉を求める、といった外交上の駆け引きではおさまらず、ブレーキが故障した車でチキンゲームを始めたように衝突にいたる可能性はかなりある、と見ておくべきだろう。

金正恩(キム・ジョンウン)氏(30)は2011年12月17日の父の死去後、同月30日に朝鮮人民軍最高司令官となり、12年4月11日に労働党第1書記に就任、新政権を発足させた。同氏の叔母の夫、張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長(67)が後見人的な役割を担うとみられた。張氏は中国との関係が深く、中国が勧めた市場経済の一部導入や対外関係の改善で経済再建をはかろうとし、軍が握る貿易の利権を政府に移そうとしたが「先軍政治」の特権を守ろうとする軍の一部と対立した、と伝えられる。

新政権が人民武力部長(国防相)に任命した金正覚(キム・ジョンガク)次帥は反対派の軍人を粛清(処刑)したとも言われる。さらに7月には事実上の軍のトップで、金正日(キム・ジョンイル)氏の葬儀の際、金正恩氏と並んで霊柩車に付き添った総参謀長・李英鍋(リ・ヨンホ)次帥が解任、拘束された。その際李氏の護衛兵が抵抗して銃撃戦も起きた、との報道も韓国であった。

形勢逆転

ところが、11月になると形勢は逆転し、粛清を進めた金正覚・国防相が解任され、軍の最強硬派とされる金格植(キム・ギョクシク)大将が後任となり、以後、北朝鮮は12月12日の人工衛星打ち上げ、今年2月12日の核実験、3月11日の休戦協定破棄へと突き進んだ。それらの発表も軍人が前面に出て「金正恩第1書記の御命令」を強調するが、軍の強硬派が巻き返しに成功し、金正恩氏を抱え込んで好き勝手している、とも考えられる。軍は武力も全国的組織を持つから、経験も政治力も乏しい君主は、その神輿に乗るしかないのかもしれない。

昭和天皇が逝去された際に、米国の雑誌に「真珠湾攻撃をしたヒロヒト」との記事が出たことがある。外から見ると主権者がすべて自分の意志で決めているように思えるが、内情はそうでないことも往々にしてあるのだ。昨年12月の人工衛星打ち上げも、一度は延期を発表しながら、結局当初の予定通りに実施したのは、中国の意向を汲んで様子を見ようとする派と、強硬派の意見対立があり、強硬派が我意を通したことを示すものかもしれない。

今回、北朝鮮は平壌駐在の各国外交団に安全のために退避の検討を求める一方、14日に平壌で16ヵ国から数十人の外国人が参加するマラソン大会を開くと通知する支離滅裂な行動を取っている。これが1人の頭から出たとは考えにくく、軍と政府の対立や、さらに複雑な派閥抗争で「統合失調」が起きたのでは、と思える。似た症状は満州事変から日中戦争当時の日本でも起き、政府が「不拡大方針」を表明する一方、軍は勝手に作戦を進め、国の信用を傷つけた。もしそんな状況なら、ニューヨークの国連本部などで米朝代表が会談して、休戦協定の有効性を確認しても、事態の悪化を停められるかは疑わしい。

4754とはずがたり:2013/04/13(土) 14:43:35

中国は怒って石油禁輸

1953年7月の朝鮮戦争の休戦協定は韓国が反対して参加せず、米軍主体の国連軍と中国、北朝鮮軍の3者が調印した。朝鮮戦争では開戦後3ヵ月の1950年9月、米軍が仁川上陸作戦を行いソウルを奪回したため、北朝鮮軍は壊滅状態となり、米・韓軍が中朝国境の鴨緑江に迫ったため中国が出兵、その後はもっぱら米軍と中国軍の戦いとなった。

その中国に無断で北朝鮮が休戦協定を破棄すれば中国が怒ることは自明で、中国に対する絶縁宣言でもある。6者協議の議長国として北朝鮮に対し核放棄を求め、経済再建を進めてきた中国は3度目の核実験に対する最も厳しい経済制裁で米国と同調しただけでなく、安保理決議が3月7日に出る以前、2月から原油輸出を停止した模様で、中国の貿易統計で2月の北朝鮮への原油輸出はゼロとなっている。

北朝鮮の石油備蓄量は不明だが、一説には「3ヵ月」と言われる。それが正しければ4月中には石油は底をつき、戦闘能力を失う。備蓄がもっと多くてもいずれは同じ結果だ。そうなってから中国に謝り、その間接的統制に服するとなれば、親中派が権力を回復し、強硬派はまた粛清されかねない。それよりは石油がある間に打って出て「死中に活」を求めるかどうか。真珠湾攻撃の4ヵ月前、フランスのヴィシー政権の承認を得て、南部仏印(南ベトナム)に進駐したため、米国の石油禁輸を受けた日本と似た状況だ。北朝鮮ではここ数ヵ月、脱走兵が例年の7、8倍も出ており、軍が独自の食料調達をできなくなったため、と見られる。切羽詰まった状態にあるようだ。

北朝鮮の威嚇は以前の「ソウルは火の海になる」との発言から数段飛躍して、労働新聞が「横須賀、三沢、沖縄、グアムはもちろん米本土も我々の射撃圏内にある」とか「東京、大阪、横浜、名古屋、京都には全人口の3分の1が住む」などと地名をあげて威嚇報道をし、ときにはそれまで目標として名指しした米国、韓国、日本のほかに「アメリカに追随する勢力」と、中国も攻撃目標であることを示唆する言辞も出ている。

だが、米本土に届くICBMはまだできていない。12月に人工衛星を打ち上げた「銀河3号」ロケットは、弾頭を100キログラム程度に軽量化すれば射程1万キロメートルとも言われる。しかし固定式の大型発射台で組み立て、燃料を注入するなど、発射準備に2、3週間も掛かる液体燃料のロケットは、戦時や緊張時には航空攻撃や巡航ミサイルで簡単に破壊されるため、弾道ミサイルとしては使い勝手が悪すぎる。

人工衛星とミサイルは別物

宇宙開発の初期には大型の液体燃料ICBMが人工衛星打ち上げに転用されたが、そののち半世紀の技術進歩で分化が進み、軍用の弾道ミサイルは先制攻撃を避けるため、潜水艦や自走発射機、列車に乗せて移動したり、サイロに入れるため小型化を目指した。また即時発射が可能なよう西側では固体燃料を使うようになった。旧ソ連では固体燃料の開発が難航したため、硝酸系の液体酸化剤でタンクが腐食しないような手立てを講じ、液体燃料を入れたまま待機できる「貯蔵可能液体燃料ロケット」を使った。

一方、人工衛星は高機能、長寿命(姿勢制御ロケット燃料の容量で寿命が決まる)を求めて大型化し、それを打ち上げるロケットも大型になった。人工衛星の打ち上げは隠す必要がなく、急いで発射することもまずないから、大推力を得やすい液体燃料を長時間かけて注入するものが一般的だ。

「銀河3号」等は日本のH2Aと同様の人工衛星用ロケットの性格が濃いが、防衛相はミサイル防衛予算を正当化するためか、人工衛星打ち上げを「ミサイル発射」と呼び、メディアも追随してきた。そのため今回のように本物の弾道ミサイル発射の準備が進んでも、昨年4月13日や12月12日の人工衛星打ち上げと混同し、事態の重大性に気付かずに対策を論じる人も現れる。犬を見て「狼が来た」と騒ぐうち、狼に対する警戒心が薄れるような形だ。

「弾道ミサイルも人工衛星ロケットも基本的技術は共通」と言う人は多いが、それは昔の話だ。それを言うなら爆撃機と旅客機はもっと共通点が多く、基本的には機体強度に差があるだけだ。現に第2次世界大戦後にはB29を元にした旅客機ボーイング「ストラト・クルーザー」旅客機が現れ、ソ連の双発ジェット爆撃機ツポレフ16の派生型ツポレフ104旅客機も作られた。人工衛星打ち上げを「ミサイル発射」と言うのは、旅客機が飛来するのを「爆撃機接近中」と騒ぐようなものだ。

「ムスダン」は本物の脅威

今回、北朝鮮が日本海岸、元山の南約30キロメートルの旗対嶺(キテリョン)に配置した「ムスダン」はこれぞ本物のミサイル、深刻な脅威だ。旧ソ連のY型弾道ミサイル原潜が搭載した「SSN6」を北朝鮮がスクラップ状態で入手、元は潜水艦の船体内に立てて16基入れるため、無理な設計で短くしていたのを少し長い素直な設計にしたものだ。

4755とはずがたり:2013/04/13(土) 14:44:19
>>4752-4754
SSN6の射程は3000キロメートルだったから、それと同等以上の射程と推定され、グアムまで射程内に入りそうだ。貯蔵可能液体燃料を使うから、命令から約10分で発射できる。全長12メートル、重量19トン程度なので12輪の自走式発射機に乗せて山岳地帯のトンネルに隠し、命令があると出てきてミサイルを立て、すぐに発射する。2010年10月10日のパレードでは8基が公開され、「約50基が配備された」との情報もあるが、北朝鮮での発射実験はまだないから、量産、配備を疑問視する見方もある一方、06年にイランで実験した、との情報もある。

弾頭重量は約1トン、核爆弾をこの程度に小型化するのは比較的容易だ。長崎に落とされたプルトニウム原爆は重さ4.9トン、直径152センチメートルもあったが、1952年に米空軍が戦闘爆撃機用に配備したMK7型原爆は重量740キログラム、直径77センチに収まった。起爆用の爆薬を通常のTNT約2トンからもっと高性能の爆薬に変えて数十キログラムに削減、弾殻(外皮)も厚い鋼鉄から薄いアルミにするなどで軽量化できた。こうした経過は米国で公刊の書物にも出ているから、北朝鮮にも分かっているだろう。

北朝鮮のプルトニウム原爆の威力は多分長崎型の爆薬2万3000トン相当と同様のはずで、熱効果は爆心地から半径3キロメートル以内で火災が起き、爆風により2キロメートル以内で大部分の家屋が倒壊、放射能は約1.5キロメートル以内で受けた人が1ヵ月以内に死亡する、と考えられる。国会議事堂上空で爆発すれば、勤務時間中なら3キロメートル圏内の人口は約159万人と推定され、100万人以上の死傷者が出そうだ。北朝鮮が保有する核爆弾の数は10発以内と推定される。ムスダンの平均的誤差は1.6キロメートルとされるが、前後方向のズレはもっと大きそうだ。

ミサイル防衛は有効か

日本は2003年からミサイル防衛の導入に進み、約1兆円の経費を投じた。実験では大体迎撃に成功しているが、これは標的となる弾道ミサイルの発射の時間、場所、落下地点が分かっていて、野球の「シートノック」で「センター、フライが行くぞ」と言って受けさせるような形だから成功するので、実戦ではいつ、どこからどこへミサイルが飛ぶか分からない。相手のミサイル加速などのデータも推定値だから、命中の公算は低くなる。

また、同時に通常弾頭のミサイルを含め十数発を発射されると、どれが核付きか分からない。イージス艦用迎撃ミサイルSM3が1発16億円、地上配備で射程20キロメートル以下の「パトリオットPAC3」でも8億円もするうえ、さらに新型の開発が進行中で「現在のものは性能が不十分だから、多く買っても無駄」とイージス艦はSM3を8発、PAC3は発射機1輌に4発しか積んでいない。1目標に対し、不発もあるので、2発ずつ発射するから4目標に向け発射すれば「任務完了」となる。

ミサイル防衛は「何も対抗手段がないよりまし」で「気休め」程度だから、「相手が発射しそうなら先制攻撃で破壊すべきだ」と言う人も自衛隊幹部に少なくない。だがムスダンのようにどこにあるか詳しい位置が分からず、地表に出てから10分程度で発射するものに対しては先制攻撃は不可能だ。「核に対抗するには核武装して抑止をはかるしかない」との説も出るが、北朝鮮が核ミサイルを発射すれば、米、韓軍の攻撃で滅亡するのは確実で、発射するのは「死なばもろとも」「死中に活を求める」といった絶望的状況の場合だろう。

そう考えれば、核による抑止も効かない。抑止は相手の理性的判断を前提とし、自暴自棄の相手に通用しない。自爆テロに対し「死刑に処す」と言っても抑止効果がないのと同様だ。米国がもし北朝鮮の要求を呑んで、北朝鮮に核保有国の地位を認め、休戦協定に代えて正式の平和条約を結び、国交も経済関係も開けば、当面事態は収まるとしても、米国がそれを呑むことはまず考えられないし、北朝鮮はそれに味をしめ、米、日、韓などにさらなる要求をする可能性もある。解決の道が全く見えないだけに、日本に戦後これほどの危機があったか、と思えるほど憂慮すべき状況だ。

たおか・しゅんじ
軍事ジャーナリスト。1941年、京都市生まれ。64年早稲田大学政経学部卒、朝日新聞社入社。68年から防衛庁担当、米ジョージタウン大戦略国際問題研究所主任研究員、同大学講師、編集委員(防衛担当)、ストックホルム国際平和問題研究所客員研究員、AERA副編集長、編集委員、筑波大学客員教授などを歴任。動画サイト「デモクラTV」レギュラーコメンテーター。『Superpowers at Sea』(オクスフォード大・出版局)、『日本を囲む軍事力の構図』(中経出版)、『北朝鮮・中国はどれだけ恐いか』など著書多数。

4756チバQ:2013/04/13(土) 17:03:03
http://mainichi.jp/select/news/20130413k0000e030182000c.html
スーチー氏:27年ぶり来日 民主化、経済支援呼びかけで
毎日新聞 2013年04月13日 11時07分(最終更新 04月13日 11時28分)


27年ぶりにミャンマーから来日したアウンサンスーチー氏=成田空港で2013年4月13日午前7時45分、手塚耕一郎撮影
写真特集へ ミャンマーの最大野党「国民民主連盟(NLD)」のアウンサンスーチー議長(67)が13日朝、日本に空路、到着した。スーチー氏はクリーム色の上着に茶色っぽい民族衣装「ロンジー」(腰巻き)姿で、頭には黄色いバラの髪飾り。集まった報道陣に英語で「日本にようこそ」と声を掛けられると、にこやかな表情で「サンキュー・ソー・マッチ(どうもありがとう)」と答えた。

 スーチー氏の来日は27年ぶり。今回はミャンマーの民主化や経済発展支援を呼びかけるのが目的となる。共同通信によると、出国前の12日夜、最大都市ヤンゴンの空港で記者団に「日本との関係がより強くなることを望んでいる」「実務的な訪問なので、成果が得られることを期待している」と語った。

 13日午後は東京都内で在日ミャンマー人との集会に参加する。京都に移動し、プライベートの時間を楽しむほか、15日には1985年から約1年間、客員研究員として在籍していた京都大で講演を行う。19日までの滞在中、岸田文雄外相と会談するほか、安倍晋三首相との面談も調整中。パナソニックセンター東京、東京スカイツリーなどの訪問を予定している。

 88年に英国からミャンマーに帰国し、民主化運動のリーダーとなったスーチー氏は旧軍政の弾圧で通算15年に及ぶ自宅軟禁を強いられた。いったん出国すると帰国できない恐れがあったため、英国に英国人の夫を残したまま、国内で民主化を訴え続けた。ミャンマー民主化の進展に伴い昨年5月、政治活動再開後初めての外遊を開始し、これまで欧米やインド、韓国を歴訪している。【早川健人、岩佐淳士】

4757チバQ:2013/04/13(土) 17:15:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013041300239
「民主化の星」「悲劇のヒロイン」=波乱に富んだ半生−スー・チー氏

自宅軟禁を解かれ、支持者に手を振るミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏=2010年11月13日、ヤンゴン(AFP=時事) 13日来日したミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏(67)。その半生は、主婦から一躍「民主化の期待の星」となった後、軍事政権下で長年にわたり自由を奪われた「悲劇のヒロイン」、自宅軟禁からの解放、国会議員就任と波乱に富んだドラマに彩られている。
 1945年6月、ラングーン(現ヤンゴン)で「ビルマ建国の父」アウン・サン将軍の長女として生まれた。2歳の時に父が暗殺され、母キン・チー氏の手で2人の兄と共に育てられ、60年に母が駐インド大使に任命されると家族でインドに渡った。64年、英オックスフォード大に留学。その後渡米し国連職員を務めるなどした。
 英国留学時代に知り合った英国人チベット学者マイケル・エアリス氏と72年に結婚、2男をもうけた。生活の拠点を英国に置き、子育てをはじめ「炊事や洗濯、裁縫と何でもこなす完璧な主婦」(当時を知る友人)だった一方、敬愛する父の研究に取り組み、85〜86年には研究員として京都大に留学して日本に滞在した。
 大きな転機が訪れたのは、母の看病のため英国から帰国した88年。学生による政府への抗議デモが大規模な民主化要求運動へと発展する中、政治の表舞台に登場。民主化運動を事実上の「第2次独立闘争」と位置付けて非暴力主義を唱え、国民民主連盟(NLD)を結成、国民から熱狂的に支持され「民主化運動のシンボル」となった。
 結婚の際、夫に「国民が私を必要とする場合には、私が彼らに対する務めを果たすのを手助けしてほしい」と伝えていた。だが、軍政によって89〜95年にはヤンゴンの自宅に軟禁された。
 自宅軟禁下で迎えた90年の総選挙はNLDが圧勝、翌年のノーベル平和賞を受賞したものの、軍政は民主化運動を弾圧して選挙結果を無視。99年に夫が英国で病死した際には、出国すると帰国できなくなる恐れがあるため最期をみとることはかなわなかった。2000〜02年と03〜10年にも自宅軟禁措置を受け、軟禁・拘束期間は通算約15年に及ぶ。
 11年3月に発足したテイン・セイン大統領率いる新政権下で政治犯の釈放など民主化に向けた改革が進み、12年4月の議会補欠選挙で下院議員に初当選。5月に24年ぶりの外遊でタイを訪れたのに続き6月には欧州を歴訪。ノルウェーで行ったノーベル平和賞受賞演説で「安心して眠り、幸福の中で目覚めることができる平和な世界をつくるため手を取り合おう」と訴えた。



◇アウン・サン・スー・チー氏の歩み1945年 「建国の父」アウン・サン将軍の長女として誕生  47年 アウン・サン将軍、暗殺される  60年 駐インド大使に任命された母に同行しインド  64年 英オックスフォード大留学  72年 英国人マイケル・エアリス氏と結婚  85年 京都大東南アジア研究センター研究員(〜86年)  88年 母の看病のため帰国(4月)。民衆の前で初めて演説し民主化運動に本格参      加(8月)。国軍、クーデターで全権掌握。国民民主連盟(NLD)を結成      し、書記長に(9月)  89年 国家防御法違反で自宅軟禁(7月)  90年 総選挙でNLDが圧勝(5月)。軍事政権は選挙結果を無視し、民主化運動      を弾圧  91年 ノーベル平和賞受賞  95年 自宅軟禁解除(7月)  99年 マイケル・エアリス氏死去2000年 2回目の自宅軟禁(9月)  02年 自宅軟禁解除(5月)  03年 地方遊説中に襲撃され当局の拘束下に(5月)。3回目の自宅軟禁(9月)  09年 米国人自宅侵入事件で禁錮3年の有罪判決。恩赦で自宅軟禁1年6月に変更      (5月)  10年 NLDがボイコットした総選挙で軍政翼賛政党の連邦団結発展党(USDP)      が圧勝。自宅軟禁解除(11月)  11年 テイン・セイン大統領率いる新政府が発足、軍政から民政に移管(3月)  12年 下院補欠選挙に立候補し当選。NLD、45議席中43議席獲得(4月)。      24年ぶりの海外となるタイ訪問(5月)。欧州歴訪(6月)  13年 27年ぶりに来日(4月)
(2013/04/13-15:28)

4758チバQ:2013/04/13(土) 20:29:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013041302000120.html
中朝国境、滞る物流 中国・遼寧省ルポ
2013年4月13日 朝刊

12日、北朝鮮への通関を待つトラックの列=中国遼寧省丹東市で(新貝憲弘撮影)


 【丹東(中国遼寧省)=新貝憲弘】朝鮮半島の緊張が高まる中、北朝鮮と国境を接する中国遼寧省では、軍部隊が増強されたとの情報が流れたり防空訓練が行われるなど、万一の事態に備えた動きが出始めている。中朝間の物流も一部で停滞しており、不安定な北朝鮮情勢は貿易にも影を落としている。

 遼寧省の地元関係者によると、瀋陽軍区の一部隊が最近、瀋陽市から丹東市の北西約五十キロにある鳳城市に移動したという。「北朝鮮から難民が大量発生した場合などに備えての動きだろう」(関係者)と解説する。

 一方、北朝鮮とロシアと接する吉林省琿春(こんしゅん)市では十一日、初の防空訓練が行われた。華僑向け通信社の中国新聞社によると、空襲警報を受けて防空壕(ごう)に逃げ込み、中で救護所を設置するというもので、「朝鮮半島情勢が緊張するなか、琿春市の訓練は注目を集めている」と伝えている。

 丹東市は中朝貿易の七割が通過するとされる物流の拠点だ。税関入り口では北朝鮮に向かうトラックが長蛇の列をつくる。しかし、地元企業経営者(40)は「自分も含め仲間は二月の核実験以降、北朝鮮との貿易は見合わせている」と話す。

 情勢悪化に伴い現金以外の取引ではリスクが高まったためで「北朝鮮の姿勢はころころ変わり信用できない」とこぼした。実際、一〜三月期の中朝貿易額は前年同期比で7・2%減少した。北朝鮮へのツアーも停止されている。

 ただ、北朝鮮側を鴨緑江から眺める遊覧船は運航しており、川岸では朝から太極拳やダンスを楽しむ市民でにぎわっていた。観光スポット「鴨緑江断橋」のたもとで北朝鮮の紙幣や切手を記念品として売る女性は「(北朝鮮情勢の)影響はないね」とどこ吹く風といった様子で、市民生活は表向き平静を保っている。

4759チバQ:2013/04/14(日) 10:44:33
http://mainichi.jp/select/news/20130414ddm007030182000c.html
米中:北朝鮮対応、強まる米の「中国頼み」 「戦略的忍耐」に失策の声
毎日新聞 2013年04月14日 東京朝刊

 北京で13日に行われたケリー米国務長官と習近平国家主席らとの会談で、新たな挑発の構えを見せる北朝鮮への対応について、米中高官協議を開催することになった。オバマ政権は「北朝鮮と対話のための対話はしない」とする「戦略的忍耐」に徹しつつ、軍事衝突回避の出口を探す綱渡りの対応を強いられている。北朝鮮の出方が読み切れない中、米国の「中国頼み」は強まるばかりだ。一方、国内で北朝鮮への懸念や不満がくすぶる中国は、朝鮮半島の混乱回避が最優先。米国との連携による事態沈静化の努力を演出し、習指導部の指導力をアピールした。【ワシントン白戸圭一、北京・工藤哲】

 「オバマ政権の戦略的忍耐は北朝鮮に核・ミサイル開発の時間を与え、各国当局者や専門家は失策だったとの認識をほぼ共有する。だが、これに代わる妙案もないとの認識も同時に共有している」

 ワシントンの北朝鮮専門家が嘆息した。オバマ政権が当面の緊張緩和に向け軍事的圧力を緩めることはあっても、安易に北朝鮮との交渉に戻ることはあり得ない。北朝鮮が約束を破ることは実証済みだからだ。だが、交渉に応じなければ核・ミサイル開発の勢いが増すのも事実だ。

 そこでオバマ政権は、3月1日に始まった米韓合同軍事演習にステルス戦闘機などを投入し、軍事力を誇示して北朝鮮を抑え込む作戦に出た。だが、米内外で「北朝鮮を刺激し過ぎた」との指摘が相次ぎ、ケリー長官は12日の会見で「オバマ大統領は多くの訓練中止を命じた」と、圧力緩和へ軌道修正したことを明らかにした。

 結局、オバマ政権が行き着く先は「中国頼み」という現実だ。AP通信によるとケリー長官は13日、北京で「米中は朝鮮半島の平和的な非核化のために共同歩調をとることができる」と語った。

 ケリー長官に同行する米CNNテレビによると、訪中の狙いについて米高官は「北朝鮮が中国の利益を危険にさらしていることを納得させることだ」と説明した。「北朝鮮の脅威」で米中の利害が一致している構図を描き出そうとの戦略だ。

 中国にとって、米軍が「北朝鮮への対応」名目で周辺に展開する事態は脅威だ。在ワシントン外交筋は「米韓合同演習での軍事力誇示は『北朝鮮を抑え込まなければ、米軍の爆撃機を間近に見ながら暮らすことになるぞ』という中国へのメッセージでもあった」と解説する。

 米側には「中国が北朝鮮を増長させてきた」との見方が強く、オバマ政権は北朝鮮への原油や資金の流れを止めるよう中国へ強く働きかけていくとみられる。

 ◇中国外務省「対話で事態緩和を」
 中国共産党機関紙「人民日報」(海外版)は13日付の1面で、瀋丁立(しんていりつ)復旦大学米国研究センター主任の論評を掲載した。瀋主任は「(朝鮮)半島や北東アジアの武力衝突が起きれば勝者は誰もいない。互いに挑発し合っては、双方が容易に倒れる」と危機感を示し「中米は対話を深め、危機を回避し、協調すべきだ」と求めた。

 中国は朝鮮半島情勢の緊迫が、自国の安定や経済発展へ影響を及ぼすことを懸念する。

 中国外務省の洪磊(こうらい)副報道局長は12日、「対話によって事態を緩和させるため、(北)朝鮮を含め意思疎通を続けている」と訴え、引き続き危機回避に努めていることを強調した。

 一方、中朝国境では事態の悪化を懸念する声が多い。13日付国際情報紙「環球時報」は、10〜12日に中朝国境付近の都市などで実施した緊急のインターネット世論調査の結果を掲載。朝鮮半島の変化で最も懸念する事態として「戦争の勃発」との回答が約30%に達した。さらに77%あまりが北朝鮮の核実験による環境汚染について「懸念している」と回答。市民に不安が広がりつつあることが、浮き彫りとなっている。

 中国指導部はケリー長官とこの日1日だけで次々と会談、米国との連携をアピールしてみせた。

4760チバQ:2013/04/14(日) 10:50:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130414/kor13041400300000-n1.htm
金泳三元大統領がICUに 肺炎悪化
2013.4.14 00:27

金泳三元大統領
 聯合ニュースは13日、韓国の金泳三元大統領(85)が入院中のソウル市内の病院で肺炎が悪化し、集中治療室(ICU)で治療を受けていると報じた。金氏の次男の話として伝えた。

 金氏は5日に軽い風邪で入院したが、数日前に症状が悪化してICUに移された。13日には容体がある程度安定し、経過を観察しているという。(共同)

4761チバQ:2013/04/14(日) 10:50:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130414/chn13041404010000-n1.htm
【海外事件簿】
側近らの汚職続発 馬総統の清廉イメージに打撃 台湾
2013.4.14 04:00 (1/4ページ)[海外事件簿]

頼素如台北市議の収賄事件を報じる台湾の有力紙「聯合報」と「中国時報」。馬総統の足もとを揺るがせている(吉村剛史撮影)
 世論調査で支持率10%台に低迷している台湾の馬英九政権だが、追い打ちをかけるように与党・中国国民党関係者の不祥事が相次いでいる。3月には南投県長(知事)が収賄罪などで起訴されたのに続き、馬総統側近の台北市議も、同市の大型開発に絡んで収賄容疑で逮捕された。馬総統は党主席として党員や市民に謝罪声明を発表するなど対応に追われたが、もともとクリーンなイメージが身上だっただけに、政権の足もとへの打撃は小さくなさそうだ。

(台北 吉村剛史)

 

謝罪と反省「清廉は私の生命…」


 「司法を100%尊重し、全力で司法機関を支持する」「清廉は私の生命…謝罪する」「われわれは深く反省し…清廉を堅持し、再発防止に務めねばならない」

 3月29日、馬総統の党主席の立場での「謝罪」声明が発表され、本人もテレビカメラの前で反省と謝罪を繰り返した。

 台北地検に収賄容疑で逮捕されたのは頼素如台北市議。事件の舞台は、台北市当局が進めている大型開発で、台北駅近くの一等地に2014年末の完成をめざしている「双子星」ビルだ。

 地元メディアによると、同ビルは総工費700億−800億台湾元(約2310億−2640億円)で、台北101ビルに次ぐ超高層ビルとなるが、頼市議は業者から賄賂を受け取り、市議会で市当局に対し、この業者の落札が有利になるよう働きかけた疑い。

 頼市議は協力者とされる市の財政局長とともに3月27日、台北地検に逮捕され、28日未明には地裁に保釈金を積んでいったん釈放されたものの、その後、地検の抗告で「嫌疑重大」「口裏合わせの可能性もある」などと判断され、拘留が決定し、現在、調べが進められている。

 

買われていた法律家の手腕


 これまでの報道では、頼市議は落札の見返りに1000万台湾元(3300万円)を受け取る約束で、まず100万台湾元(330万円)を受け取ったとされ、結局業者は昨年10月に入札1位となった。

 だが、当該業者はその後保証金を支払わず、今年2月に落札の権利を失い、市当局は2位の業者と協議に入っている。

 このため、頼市議は当初の100万台湾元を業者に返却したとされるが、事件は市の信頼を揺るがしたとして市の担当部署のトップが辞任する事態に発展。

4762チバQ:2013/04/14(日) 10:51:22
 やはり国民党籍で次期総統選が視野にあるとされている●(=赤におおざと)龍斌(かく・りゅうひん)台北市長も、世間を騒がせたことで謝罪の意を表明した。

 頼市議は、党の最高意思決定機関・中央常務委員会の一員でもある実力派。弁護士資格をいかして、党幹部の絡む訴訟ごとで活躍するなど、法律家としての手腕の良さでも知られ、馬総統の台北市長時代(1998−2006)から側近として重用されてきた。

 2008年の馬政権発足後は党の広報で、昨年1月の総統選でも陣営の報道担当窓口として再選に貢献し、昨年末に党主席室主任に就任したばかりだった。

 

課題山積、満身創痍の政権運営


 一方、馬総統は法務部長(法相)を歴任し、「清廉」(クリーン)のイメージで政治家としての地歩を固めてきた背景があり、11年には汚職摘発庁ともいえる「廉政署」を発足させている。

 それだけに、事件では「ついに主席室からも汚職」などと報じられ、自身のイメージを損なう大きな痛手となった。

 国民党では昨夏、党の若手ホープとして知られ、行政院秘書長(内閣官房長官に相当)の要職に登用されていた林益世氏の収賄事件が、2期目に入ったばかりの馬政権の足もとを揺さぶったばかり。

 今年1月にも彰化県長の弟が県事業に絡む不正で逮捕され、今回の側近逮捕の直前の3月26日にも、李朝卿・南投県長が1億円以上もの収賄などの罪で南投地検に起訴されている。

 各種民放の世論調査で支持率が10%台に落ち込んでいる馬総統は、今夏に行われる自身の国民党主席選挙、また来年末には統一地方選挙もひかえている。

 次期総統選に向け、後継者人事も考慮していかねばならない時期でもあり、国民党幹部は「懸案の日台漁業協議をまとめたことで一息つけるとは思うが、今後、中国の反発も予想される。内にも外にも、足もとを気にしながら政権運営していかねばならない」と話し、影響力低下やレームダック化を危惧していた。

4763チバQ:2013/04/14(日) 11:11:15

http://mainichi.jp/select/news/20130414k0000m030077000c.html
アウンサンスーチーさん:民主化へ現実路線
毎日新聞 2013年04月13日 23時16分

 13日の在日ミャンマー人との集会で民主化運動を国外から支えてくれたことに対して感謝したアウンサンスーチー氏(67)は、長年自身が反対を続けてきた経済制裁解除について歓迎し、政権との歩み寄りを印象づけた。事業継続を容認し、反対派住民から批判を浴びた、中国企業などが進める銅山開発問題について「何かを決断するときに反対意見が出るのは仕方がない」と述べ、かたくなに理想を追い求める運動家から、現実路線を重んじる政治家への変貌をうかがわせた。【岩佐淳士】

 米欧は旧軍政時代、人権弾圧を批判して経済制裁を行ったが、2011年3月に民政移管でテインセイン政権が発足した後、民主化の進展度合いに合わせて制裁解除が進んだ。

 スーチー氏はかつて、経済制裁を強く支持していたが、「米国や英国の経済制裁解除・緩和に異論はない」と断言。「海外からの圧力なしに民主化は進展しないとの見方もあるが、(これからは)自分たちの力で民主化を達成しなければならない」と述べ、時には政権側とも協力して、民主化を進めていく姿勢を示した。

 また、軍政時代には日本企業の投資に懐疑的な向きもあったが、「投資は必要」と期待を表明。「長期的な視野に立った投資でなければならないが、一方では短期的な結果も必要で、バランスが重要だ」と語った。

 国軍関連企業と中国企業がミャンマー中部で進める銅山開発について、地元住民が反対運動を展開していた問題で、スーチー氏は先月、調査委員会の委員長として開発継続を決定した。この決定について「100%の人々を満足させることはできない」と、現実的な決定を下した理由を説明した。

 最近のスーチー氏の言動について「議員になって国家の運営・統治を経験し、『批判だけでは駄目だ』と気付いた」(外交筋)と評価する声がある一方で、国内の少数民族問題や宗教対立から距離を置く態度が人権団体などの批判を呼んでいる。

4764チバQ:2013/04/14(日) 11:13:32
http://mainichi.jp/feature/news/20130407ddm001030081000c.html
「革命」支援:ミャンマー制裁の内幕/1(その1) 「禁輸解除」米議会動かしたスーチー氏
毎日新聞 2013年04月07日 東京朝刊

 ◇大物議員に電話で「同意」
 米国はミャンマー軍事政権による人権抑圧を指弾し、厳しい経済制裁を科してきたが、オバマ政権は制裁解除にかじを切った。制裁を巡る米国の対ミャンマー政策の内幕を探った。

 昨年11月16日。米政府は03年からミャンマーに科していた同国産品の輸入禁止制裁を解除した。禁輸は米連邦法に基づく制裁で、解除には議会の同意が必要だった。

 「議会を変えたのはスーチーさんだ。民主化運動の象徴的存在の彼女が解除に同意したことで、制裁継続を主張することは困難になった」。米ミャンマー外交筋は、ミャンマーの最大野党・国民民主連盟(NLD)党首アウンサンスーチー氏(67)が米議会内の議論に与えた影響を指摘する。

 スーチー氏は昨年7月下旬、ミャンマー民主化を支援し、制裁を主導してきた大物議員と電話で接触した。「禁輸を続けなくてよい」。旧知の上院共和党院内総務、ミッチ・マコーネル議員と下院民主党のジョセフ・クローリー議員の2人に伝えた。

 各種制裁を段階的に解除してきたオバマ政権に対し、議会内では「民主化は不十分」と慎重な声が強かった。だが、スーチー氏の意向を反映して最終的に議会は制裁解除に同意し、主要な制裁は全て解除された。

 スーチー氏は89年以降、当局に3度自宅軟禁され、3度目の軟禁は03年5月から10年11月まで7年半に及んだ。だが、スーチー氏は軟禁下でも米議会関係者とひそかに意思疎通を図り、米国の対ミャンマー政策に影響を与えていた。【ワシントン白戸圭一】

4765チバQ:2013/04/14(日) 11:14:37
http://mainichi.jp/feature/news/20130407ddm007030120000c.html
「革命」支援:ミャンマー制裁の内幕/1(その2止) 極秘の「定期診察」連絡
毎日新聞 2013年04月07日 東京朝刊


米議会で行われた表彰式の後、アウンサンスーチー氏(中央)と言葉を交わすアウンディン氏(左)。右側は米国のオルブライト元国務長官=2012年9月20日、白戸圭一撮影
拡大写真 <1面からつづく>

 ◇在米活動家、両国を橋渡し
 昨年9月20日。ワシントンの米議会で、1人の在米ミャンマー人男性が祖国の民主化に貢献したとして、米国の財団「全米民主主義基金(NED)」から表彰された。自宅軟禁から解放後、初めて訪米したアウンサンスーチー氏も来賓として式に出席し、男性の栄誉をたたえた。

 男性の名はアウンディン。ミャンマーの最大都市ヤンゴン生まれの50歳。独身。2001年から米国で暮らし、現在は無職だが、オバマ大統領が米大統領として初めてミャンマーを訪問した昨年11月19日まで、米国の民主化支援団体「U・S・キャンペーン・フォー・ビルマ(USCB)」の共同議長を務めた。

 09年1月に発足したオバマ政権は、ミャンマーを「圧政の拠点」と呼んだブッシュ前政権の圧力一辺倒の政策を改め、圧力と対話を組み合わせた「関与政策」に転換した。

 政権発足から9カ月後の09年10月下旬、アウンディン氏は国務省に招かれた。相手は政権高官として初のミャンマー訪問を間近に控えたキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)だった。

 「自宅軟禁中のスーチーさんが月に1度、医師の診察を受けることを許可するよう軍事政権に念押しすべきです」。アウンディン氏はキャンベル氏に助言した。

 月に1度の診察機会の確保には、単なる健康管理にとどまらない決定的な意味があった。米側は医師を介してスーチー氏とひそかに連絡を取っていた。03年5月に3度目の自宅軟禁が始まった際、軍事政権はスーチー氏が月に1度医師の診察を受けることを認めたが、実際には診察を許可しないことが多かった。

 身の回りの世話をするごく少数の使用人を除けば、スーチー氏の自宅と外部を行き来できる人はいない。「人道的見地」を大義名分に医師の定期訪問を徹底させることは、米政府がスーチー氏との「意思疎通のルート」を確実にすることを意味した。

 キャンベル氏は09年11月3日の軍事政権高官との会談で、政治囚の釈放などとともに「受診の徹底」を認めさせた。オバマ政権がスーチー氏の考えを尊重しながら関与政策を進めるための重要なルートが復活した瞬間だった。

 アウンディン氏は、医師とは別の意思疎通ルートも開拓した。スーチー氏と米政府・議会を結ぶルートとは別ルートで、米国のミャンマー政策に関する情報をワシントンからスーチー氏に伝えた。同時にスーチー氏の意向を米政府のミャンマー政策に反映させる活動を米国で展開した。その活動とは、03年に米国人の活動仲間と設立し、昨年11月まで共同代表を務めていたUSCBによる米政府・議会へのロビー活動だ。

 1988年9月のクーデターで軍が全権を掌握したミャンマーに対し、米国は六つの国内法に基づいて制裁を発動してきた。とりわけ97年発動の米企業のミャンマー新規投資・金融サービス提供の禁止と、03年に制定された「ビルマ自由民主主義法」に基づくミャンマー産品の輸入禁止は、ミャンマーを世界経済から孤立させる強力な措置だった。

 米政府・議会に制裁強化を働きかけつつ、スーチー氏らミャンマー民主化勢力と米側との意思疎通を仲介する−−。アウンディン氏は全ての時間をこのことにささげてきた。

 「米国の対ミャンマー政策に最も影響を与えた活動家。彼がいなければ米国がミャンマー問題にこれほど真剣に取り組むことはなかった」と、人々は評する。ミャンマー民主化にかかわった彼の足跡を追った。【ワシントン白戸圭一】

   ◇

 次回からは国際面で掲載します。

4766チバQ:2013/04/14(日) 11:16:13
http://mainichi.jp/feature/news/20130408ddm007030067000c.html
「革命」支援:ミャンマー制裁の内幕/2 スーチー氏警護が縁
毎日新聞 2013年04月08日 東京朝刊

 「当時は彼女が暗殺されるかもしれないという情報があって、われわれ大学生が警護を担当することになったんだ」

 ワシントン市内のミャンマー民主化支援団体「U・S・キャンペーン・フォー・ビルマ」の事務所で、在米活動家アウンディン氏は25年前のアウンサンスーチー氏との出会いを振り返った。

 アウンディン氏の父はビルマ共産党の活動家で、ヤンゴン市内の自宅は反体制派の活動家のたまり場だった。少年時代に「政治」に目覚めたアウンディン氏は1981年、ラングーン工科大学(現ヤンゴン工科大学)に入学すると、迷わず学生運動に身を投じた。

 62年からネウィン将軍の独裁政治が続いてきたミャンマーでは、88年3月ごろから民主化運動が高揚し、デモと集会が全土に広がった。働きながら学んでいたアウンディン氏は卒業が遅れ、88年8月に結成された「全ビルマ学生連盟連合」の第2副議長に就任し、学生による民主化運動の先頭に立った。

 アウンディン氏がスーチー氏と初めて会ったのは88年8月23日。スーチー氏は3日後にヤンゴン中心部のシュエダゴン・パゴダ(仏塔)で演説に立つ予定だった。アウンディン氏は会場の警備責任者の一人としてヤンゴン市北部のスーチー邸に招かれた。「こちらは25歳の学生。スーチーさんは43歳。民主化に関する彼女の話を一方的に聞くだけだった」と当時を回想する。

 この対面から26日後の88年9月18日、国軍はクーデターで全権を掌握し、民主化勢力の徹底弾圧を開始した。アウンディン氏はスーチー邸の敷地内の別棟に身を潜めていたが、翌89年4月23日に逮捕されてしまった。

 拷問は過酷だった。天井から逆さづりにされて殴打され続け、政治囚の収容で悪名高いヤンゴン市内のインセイン刑務所の特別房に収監された。逮捕令状なし、裁判なし、弁護士との面会なし。国家反逆罪で懲役4年を宣告され、最終的に93年7月7日まで服役した。

 出所後、ヤンゴンの実家に戻ったが、軍に24時間監視され、民主化運動の再開は絶望的だった。年老いた両親の負担を軽くしようと95年3月、単身シンガポールに渡り、空調設備を取り扱う会社に就職した。

 一方、スーチー氏はアウンディン氏の逮捕から3カ月後の89年7月20日、1回目の自宅軟禁状態に置かれた。軟禁は95年7月10日まで約6年に及び、軟禁を解かれた時、アウンディン氏は既にミャンマーにはいなかった。

 「結局、スーチーさんとは、私が逮捕されるまでの短い間にほんの数回会っただけ」とアウンディン氏は言う。2人が次に直接顔を合わせたのは、スーチー氏が訪米した2012年9月17日。23年後のことだった。

「もう民主化運動に関わることもないだろう」。シンガポールの空調会社で黙々と働き、故郷の両親に仕送りを続けた。

 だが、1本の電話が運命を変えることになる。98年2月のことだった。【ワシントン白戸圭一】=つづく

4767チバQ:2013/04/14(日) 11:17:39
http://mainichi.jp/feature/news/20130409ddm007030093000c.html
「革命」支援:ミャンマー制裁の内幕/3 旧友に触発され再起
毎日新聞 2013年04月09日 東京朝刊

 「ヤンゴンのご両親から電話で『息子はバンコクにいる』と聞いた。せっかくだから遊びに来ないか」

 1998年2月、休暇でタイの首都バンコクに滞在していたアウンディン氏に電話がかかってきた。電話の主は88〜89年にかけて一緒に民主化運動に携わり、同じく投獄された経験を持つ旧友のミャンマー人男性だった。

 タイに亡命した旧友は、ミャンマーとの国境の町メーサイで、祖国の政治囚と家族を支援する非政府組織(NGO)を設立していた。一方、民主化運動から離れたアウンディン氏はシンガポールで働いて3年がたとうとしていた。「メーサイで彼の活動を見た私は罪悪感にさいなまれた」とアウンディン氏は回顧する。「無名の彼は祖国のために戦っていた。学生運動の指導者だった私は自分のために稼いでいるだけだった」

 この前年の97年5月、クリントン米政権(当時)は初の本格的な対ミャンマー制裁である米企業のミャンマー新規投資禁止を発動したが、軍事政権「国家法秩序回復評議会」のタンシュエ議長(当時)は米国を「植民地主義者」と呼び、猛然と反発した。アウンサンスーチー氏は95年7月に自宅軟禁を解かれたものの、政治活動の自由はなく、民主化勢力も壊滅状態だった。

 アウンディン氏は、給与の一部を旧友の活動に寄付する形で再び民主化運動に関わる決意をした。そして2000年春に仕事を辞めてタイに移住し、祖国の政治囚を支援する活動に合流した。

 米国には当時、95年に設立されたミャンマー民主化運動を支援する学生主体の「フリー・ビルマ・コアリション(FBC)」という組織があった。00年11月、タイで活動するアウンディン氏にFBCから手紙が届いた。「政治囚の実態を講演してほしい」という米国への招待状だった。

 01年2月末、37歳のアウンディン氏は初めて米国の土を踏んだ。FBCの手配でワシントン、ニューヨーク、シカゴなどの9大学を回り、自らの激しい拷問の体験や刑務所の内情などを講演した。連邦議員のスタッフたちにはミャンマー国内の民主化勢力の動向に関する情報を詳しく伝えた。

 「私の話に驚く米国人を見て、自分にしかできない仕事があることを知った」とアウンディン氏は言う。

 学生運動の元指導者で、軍政の実態を熟知していた。スーチー氏や彼女の周辺者とも連絡が取れた。おまけに独身で、妻子を養う必要もない。米国には大勢のミャンマー人がいたが、こんな人間は他にいなかった。

 「米国は国際社会に最も強い影響力を行使できる国だ。ミャンマー民主化運動に対する世界の支持を得るには、米国の政府と議会を動かすのが効果的だ。私は祖国の民主化のために、米国に亡命する決意をした」

 01年8月、アウンディン氏の亡命が許可された。米国発の「革命」支援が始まった。【ワシントン白戸圭一】=つづく

4768チバQ:2013/04/14(日) 11:18:50
http://mainichi.jp/feature/news/20130410ddm007030182000c.html
「革命」支援:ミャンマー制裁の内幕/4 機逃さず米国動かす
毎日新聞 2013年04月10日 東京朝刊

 2001年から米国でミャンマー民主化運動に取り組んだアウンディン氏は、三つの目標を立てた。「第一に既存の制裁の継続。第二に新規制裁の導入。第三に民主化運動を支援する米国の予算を増やすことだった」と言う。

 既存の制裁は1997年発動の米企業のミャンマー新規投資禁止だった。しかし、禁止対象は、あくまでも「新規」投資で、米石油企業ユノカル社などが制裁発動前にミャンマー沖で始めた天然ガス採掘事業は存続を許された。

 その結果、99年に150万トンだったミャンマーの天然ガス生産量は、01年には650万トンに急増し、03年には国の輸出総額の25%を占めた。軍事政権の最大の外貨獲得源は、皮肉にも米企業の天然ガス生産だった。

 それでも軍事政権は制裁解除に向け躍起になった。新規投資禁止は毎年、米議会で継続を承認する必要があった。アウンディン氏は振り返る。「軍事政権は米国のロビイストを雇い、制裁を継続しないよう米議会に働きかけていた。私は米国のプロのロビイストを相手に戦わなければならなかった」

 米国人の活動仲間と手分けして、上下両院の議員に制裁継続への賛成と新たな制裁法の成立を要請して回った。だが、市民活動家が議員事務所に押し掛けても、相手にされるわけがない。アウンディン氏は一計を案じた。

 狙いをつけた議員の地元へ行き、議員の有力支持者にミャンマーの弾圧の実態を話して協力を求めた。「議員は地元支持者に弱い。彼らの紹介で多くの議員と事務所スタッフに会えるようになった」

 上院では共和党のミッチ・マコーネル議員、下院は外交委員会の民主党のトム・ラントス議員(故人)がミャンマー情勢に強い関心を寄せてくれた。両議員は00、01年とミャンマー産品の米国への輸入禁止法案を議会に提出した。議会内の関心は低く、過半数の賛同を得られず廃案になった。それでも、熱心に活動してくれた。

 03年に米政府・議会の空気は一変する。同年5月にアウンサンスーチー氏が地方遊説中に襲撃される事件が起きたからだ。

 アウンディン氏はこの機会を逃さなかった。マコーネル議員が03年6月に再度提出した制裁法案に賛同するよう他の議員への働きかけを強めた。同時に、ミャンマー情勢の情報収集に苦労していたブッシュ政権(当時)に、国内の仲間からひそかにもたらされた弾圧の実態に関する数々の情報を提供した。

 03年7月28日、ミャンマー産品の輸入禁止と、米国内のミャンマー政府の資産凍結などを柱とする初の包括制裁法が成立した。新規投資禁止措置の継続も勝ち取り、民主化運動を支援する03年の米国家予算は前年の4倍の800万ドル(約7億5000万円)に増額された。

 「米国の外交史上、ミャンマー問題が初めて主要な政策課題に格上げされたことがうれしかった」。アウンディン氏は自らの活動が超大国の政治を動かすことに手応えを感じていた。【ワシントン白戸圭一】=つづく

4769チバQ:2013/04/14(日) 11:20:12
http://mainichi.jp/feature/news/20130411ddm007030051000c.html
「革命」支援:ミャンマー制裁の内幕/5 周到に安保理議題化
毎日新聞 2013年04月11日 東京朝刊

 アウンディン氏の活動は、米外交史上初の包括的ミャンマー制裁法の成立として実を結んだ。だが、同氏は「別の目標があった」と言う。それは、ミャンマー問題を国連安全保障理事会の議題とすることだった。

 安保理の任務は国連憲章で「国際平和と安全の維持」と定められ、ミャンマーの人権問題は、安保理が取り組むべき問題とは考えられていなかった。

 2003年7月に在米民主化支援組織「U・S・キャンペーン・フォー・ビルマ(USCB)」を設立し、ミャンマー問題を安保理に提起するようブッシュ政権(当時)への働きかけを始めた。「名もない市民が声を上げるだけでは相手にされない」と語るアウンディン氏はさまざまな「仕掛け」を考案した。その周到さは、米政府関係者が舌を巻くほどだった。

 仕掛けの一つが、米国の人権派弁護士ジャレッド・ゲンサー氏の協力を得て05年9月に作成した125ページの報告書だった。1万部を印刷した報告書は、ミャンマー軍事政権が「国際社会の平和にとっての脅威」であることを豊富な事例と緻密な論理で説明した。

 さらに、ノーベル平和賞受賞者の南アフリカのツツ元大主教、旧チェコスロバキアの共産政権を非暴力で倒したチェコのハベル元大統領にも報告書の推薦文を執筆してもらった。

 「世界から尊敬を集めている人物に、報告書の公正さを保証してもらう必要があった。さらに、我々の運動が『米国の利益の代弁』ではないことを示すためには、米国人の推薦ではだめだった」

 3度目の自宅軟禁状態に置かれていたアウンサンスーチー氏に水面下で連絡を取り、安保理がミャンマー問題を議題にすることに賛成する声明を国民民主連盟(NLD)から引き出した。NLDの承諾を得た米政府は05年12月、ミャンマー問題を初めて安保理の非公式協議に提起。安保理は06年9月15日、米英仏や日本など10カ国の賛成多数でミャンマー問題の議題化を決めた。安保理が特定国の人権状況を取り上げる前例のない措置が実現した瞬間だった。

 スーチー氏の軟禁解除や政治囚釈放を求める米提出の決議案は07年1月、中露両国の拒否権行使で否決された。だが、アウンディン氏は言い切った。

 「ミャンマー軍政による抑圧とは、人権という普遍的価値に対する挑戦だ。世界の人々にそのことを分かってもらうために、安保理でミャンマー情勢が問題とされること自体に意味があったのだ」

 安保理は07年10月にミャンマー軍政を批判する議長声明、08年5月にミャンマー新憲法の賛否を問う国民投票に関する議長声明、09年8月にスーチー氏有罪の判決を懸念する報道声明を出した。中露の反対で法的拘束力のある決議の採択はできなくても、節目にミャンマー情勢に関する見解を発表するパターンが定着した。

 「世界はミャンマーを見ている」。安保理を介してアウンディン氏が祖国の軍事政権に送ったメッセージだった。【ワシントン白戸圭一】=つづく

4770チバQ:2013/04/14(日) 11:21:31
http://mainichi.jp/feature/news/20130412ddm007030079000c.html
「革命」支援:ミャンマー制裁の内幕/6止 解除巡り指導者と溝
毎日新聞 2013年04月12日 東京朝刊

 ミャンマーへの制裁強化を主導してきたアウンディン氏の活動には、賛否がある。制裁の効果を疑問視する意見と、欧米企業の投資に一定の歯止めをかけたことを評価する意見がある。

 毎年、米議会での更新が必要な米企業の新規投資禁止措置(97年発動)は、アウンディン氏の議会への働きかけで、昨年まで更新され続けた。だが、禁止対象はあくまでも新規投資だ。制裁発動前から存在した米企業の天然ガス開発は現在まで続き、近年は中国、インドなどの企業が開発に新規参入した。

 その結果、11年のミャンマーの輸出総額81億4167万ドル(約8060億円)のうち、天然ガス輸出は31億4634万ドル(約3115億円)と38・6%を占め、軍政の最大の外貨獲得源になった。主な輸出先はタイ。ミャンマーの貿易収支は02〜11年度の間、天然ガスの輸出が支え10年連続の黒字だ。

 03年発効のミャンマー産品の米国への輸入禁止に対しても「影響を受けたのは軍事政権ではなく庶民だった」との批判がある。制裁発動前年の02年のミャンマーの対米輸出総額3億5600万ドル(約352億円)の84%は衣料品が占めた。制裁で輸出が止まり、ミャンマー国内の衣料品業者の倒産が相次ぎ、7万〜8万人が失業したと指摘される。

 米国による制裁強化は、アウンサンスーチー氏の意向でもあり、アウンディン氏は自由を奪われていたスーチー氏の考えを米国で代弁する存在だった。だが、2人の間に亀裂が走る。

 自宅軟禁から解放後初めて訪米したスーチー氏が昨年9月18日、ワシントンでの講演でオバマ政権の制裁解除への支持を初めて公言した。民主化運動の象徴であるスーチー氏の「お墨付き」を得たオバマ政権は、昨年11月までに主要な制裁をすべて解除。その結果、ミャンマーには世界中から企業が押し寄せる。

 「民主化継続を迫るてこを失う」。アウンディン氏はスーチー氏の制裁解除支持の発言から9日後の9月27日に解除に反対する声明を出した。アウンディン氏は言った。

 「民主化運動とは一人の英雄の仕事ではない。軍事政権と闘ってきたのは多くのミャンマー国民だ。スーチーさんの声ではなく、真の民主化までには多くの課題が残っていることを知る国民の声を代弁したかった」

 ミャンマーではテインセイン大統領主導の改革が進む一方、イスラム教徒や少数民族に対する弾圧が激化している。国会の下院(定数440)では、ほぼ半数に当たる219議席を今も国軍の受け皿である「連邦団結発展党」が占める。

 ミャンマーの完全な民主化は実現するのか。米国の制裁は民主化を促す効果的な手段だったのか。オバマ政権の制裁解除は得策なのか。多くの問いが残る中、アウンディン氏は01年から12年に及んだ「革命」支援に区切りをつけ、民主主義のための新たな活動を模索している。【ワシントン白戸圭一】=おわり

4771とはずがたり:2013/04/14(日) 16:09:45

2013年4月3日
中国で流行りの農業会社を設立しようとしたら
苦労だらけだった…。
http://diamond.jp/articles/-/33815

2013年4月12日
中国で農民に一揆を起こされた!!
http://diamond.jp/articles/-/34623

4772とはずがたり:2013/04/14(日) 16:38:38
2月の時点で結構強い論調なのにあんま効果無かったということか・・。

「核で安全確保は幼稚」 中国紙が北朝鮮批判
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130216/chn13021614260002-n1.htm
2013.2.16 14:25

 16日付の中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は「(北朝鮮が)核爆弾があれば(国は)安全と考えるなら、それは幼稚だ」などと北朝鮮の核開発を批判する社説を掲載した。

 社説は「平壌は(核開発という)極端な方式で永久の安全を獲得することを固く決心し、北東アジアは一歩一歩、危険な場所に向かっている」と指摘した。

 その上で北朝鮮に「北東アジアの危機緩和に向けて積極性と主体性を示さなければならない」と呼び掛け、放射性物質による汚染などで中国東北部の安全と安定が損なわれた場合、中国は強硬な対抗措置を取るべきだと強調した。

 また、北朝鮮との友好関係維持と朝鮮半島の非核化支持という二つの中国の基本原則が現在、矛盾をきたしていると指摘し「情勢に合わせて穏健に前進しなければならない」と強調した。(共同)

4773とはずがたり:2013/04/15(月) 10:42:23
ロシアは反ファシスト戦争の勝利成果である南クリルを死守すると云うスタンスは取らないのかな♪

成果得られなかった習氏「夢の旅」
2013.4.14 12:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130414/chn13041412010001-n1.htm

 中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席(59)は3月22日から30日まで、ロシアとアフリカ諸国を歴訪し、中国の最高指導者として外交デビューを果たした。国内メディアは「中国外交の新局面を切り開いた」「希望に満ちた夢の旅」などと称賛している。しかし、中国外務省内部では「期待された成果を得られなかった」といった冷ややかな評価もある。「話すこと、やることがすべて冷戦時代の発想で、中国のイメージを低下させた」と酷評する欧米の外交筋もいた。

ロシアでの冷遇

 習主席が初の外遊先に、米英仏などの主要国ではなく、ロシアとアフリカを選んだのは、米国主導の現在の世界秩序に挑戦する狙いがあると指摘される。最初にロシアに行った背景には、日本と対立する尖閣諸島と北方領土問題で中露の共闘関係を確認し、軍事面での提携を強化する目的があり、日米安保と対抗する思惑があったといわれている。

 しかし、ウラジーミル・プーチン露大統領(60)との会談後に発表した共同声明で、中国側が事前交渉で強く求めていた「反ファシスト戦争の勝利成果を守ることを確認」の部分が盛り込まれず、「主権、領土保全、安全保障など核心的利益で協力」という曖昧な表現に留まった。

 中国政府は「反ファシスト戦争の勝利成果である釣魚島(尖閣諸島の中国名)を日本は中国に返すべきだ」と主張しているため、この文言が共同声明に盛り込まれれば、ロシアが中国の主張を支持したことになる。しかし、日本との関係も重要視したいプーチン大統領は中国の要求を拒否したという。

 また、中国国営中央テレビ(CCTV)は3月25日、習主席が訪露の成果として、中国がロシアから新世代の「ラーダ級」潜水艦4隻と戦闘機スホイ35を24機購入する合意文書に署名したと伝えたが、ロシアのタス通信はこの報道をただちに否定した。双方の軍事協力の交渉もうまくいっていないことをうかがわせた。

アフリカでバラマキ

 ロシアの後に訪れた南アフリカ、タンザニア、コンゴの3カ国で、習主席は経済支援と引き換えに国連などで中国への支持を求める、毛沢東(もうたくとう)時代の古い外交手法を積極的に用いた。

 タンザニアで建設費100億ドル(約1兆円)の港建設を承諾し、コンゴに対しても都市整備の支援など包括的な経済協力で合意した。習主席はさらに、今後3年間でアフリカに200億ドルの借款を提供すると言及した。このバラマキは中国国内のインターネットで「サンタクロースのようだ」と一部批判されている。

 中国の発展途上国への支援総額は現在、毎年100億ドル前後といわれている。習主席の1回の外遊で、その2年分を使ってしまったことに「まずは国内で学校に行けない子供たちの問題を解決すべきだ」といった意見が改革系サイトで見られた。

 中国の巨額な資金支援は、アフリカに大きな経済効果をもたらした。しかし、中国はアフリカで尊敬されている存在ではない。中国の資金は独裁政権に渡ることが多く、一般庶民の生活改善にほとんどつながっていないからだ。現地メディアは中国を「新帝国主義」と評し、警戒する声も少なくない。

 習主席はタンザニアで、毛沢東(1893〜1976年)の呼びかけに応じてアフリカ支援に出向いた中国人技術者らの共同墓地へ献花した。中国とアフリカの友好の歴史を強調することで、自身が毛沢東の後継者であることを中国国内の保守派にアピールする狙いがあると指摘される。

注目された夫人

 習主席の初外遊に同行した「ファーストレディー」の彭麗媛(ほうれいえん)夫人(50)を中国メディアは大きく取り上げ、歌手出身で華やかさがある夫人を「中国のソフトパワーを世界中に広めた」などと絶賛した。
 最も注目されたのは、夫人のファッションがすべて国産ブランドだったことだ。中国の富裕層はグ×チやシ×ネルなどの欧米ブランドを愛用する風潮がある中、好感を持って受け止める声が多かった。「中華民族の偉大なる復興」を強調する習主席が、夫人のファッションを通じて愛国主義をアピールする狙いがあったと指摘する声もある。

 北京駐在のある欧州の外交官は、「国際社会は習近平政権に対し、中国をより開かれた、より民主的な国にしてほしいと期待している。しかし、初外遊を見る限り、民族主義を訴え、欧米と対抗する冷戦時代の古い外交手法が目立った。逆の方向に行っているようだ」と話している。

(中国総局 矢板明夫)

4774とはずがたり:2013/04/15(月) 10:52:02
堅物なんか?

李克強
ttps://www.google.co.jp/search?q=%E6%9D%8E%E5%85%8B%E5%BC%B7&rlz=1C1CHPN_jaJP437&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=g1xrUYb1N8qKiQf-poCYDg&ved=0CAoQ_AUoAQ&biw=930&bih=548

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E5%85%8B%E5%BC%B7
人物像
部下を決して怒鳴りつけることはせず、公私で他人の悪口を言わず、周囲に常に笑顔を見せているという。共産主義青年団にいた頃は胡錦濤と行動をともにすることが多かった。胡錦濤は李克強の人柄を見込んで青年団書記候補に抜擢した。青年団時代の幹部によると、李克強は敵を作らない、という。学校部長であった頃にある部長との意見の相違で対立したことがあり、李克強が中央第一書記になると、その部長は報復を恐れていたが、ある日、李克強は彼を呼び寄せ、人事異動の際に彼の昇格を伝え、新しい官舎の鍵を渡したという[8]。

中国 新指導者2人が見せた「目」
2013.3.24 18:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/chn13032418010004-n1.htm

全人代閉幕後に首相として初の記者会見に臨んだ李克強氏(右)。従来の堅物イメージを覆し、終始、冗談を交えて笑顔を振りまき、親しみやすさを演出した。左は張高麗副首相=17日、人民大会堂(共同)

 中国で5日から開催されていた全国人民代表大会(全人代=国会)が17日、閉幕した。習近平(しゅうきんぺい)国家主席(59)、李克強(りこくきょう)首相(57)が率いる習−李体制が本格始動を告げたその日、習主席は全人代で演説を行い、李首相は閉幕後、首相として初の記者会見に臨んだ。そこで気になったのは、2人の新指導者の「目」だった。

胡氏への冷たい視線

 習主席は20分強にわたった演説の前半で、前任者の胡錦濤(こきんとう)前国家主席(70)について、「胡錦濤同志は10年間国家主席を担い、豊富な政治的英知とずば抜けた指導能力、勤勉な活動精神をもって、中国の特色ある社会主義を堅持・発展させるため、卓越した功績を築き上げ、全国の各民族の人民の忠誠心と敬愛、国際社会の普遍的賞賛を勝ち取った」と“送辞”を述べた。

 そして、「われわれは胡錦濤同志に対し、心からの感謝と最上の敬意を示す」と述べて、壇上に座っていた胡氏の方に体を向け、拍手した。しかし、手を打ち合わせる習主席の表情はまったく変わらない。それどころか、演説中、最も冷ややかな視線を胡氏に向けていた。

 前任の江沢民(こうたくみん)氏(86)に軍の最高ポストをしばらく握られ、独自色をなかなか打ち出せなかった胡氏と違い、習主席は形式上、スタートから共産党、人民解放軍、国家主席のすべてを手中にしている。しかし、政府人事では、胡氏が率いる共産主義青年団(共青団)派が3人の副首相のほか、外相、発展改革委員会主任など多くの重要ポストを押さえた。習主席が率いる太子党(元高級幹部子弟)の複数の有力者は閣僚の座を逃した。

 胡氏の影響力が維持されることを疎(うと)む習氏は、胡氏が唱えた「科学的発展観」などの言葉を口にしようとしない。その姿勢は“送辞”でも貫かれた。故意に冷ややかな視線を送って、胡氏の“引退”を強調しようとした可能性も否定できない。

「作り笑顔」で親近感演出

 一方、「エリート官僚」のイメージがつきまとう共青団出身の李首相の会見もまた、予想外のものだった。派閥争いの末、習氏との“最高指導者レース”に敗れ、副首相の地位を与えられてからというもの、テレビで報じられる姿からは、眉一つ動かさぬ堅物という印象を持っていた。

 それが約2時間も続いた会見では終始、笑顔を振りまき、オーバーアクションと言えるほど手も動かした。会見には英語の通訳が入ったが、米国人記者が中国語で質問した後、自ら英語に翻訳した際に、李首相は「あたなが自分で翻訳したなら2人分の給料をもらうべきだね」などとジョークまで口にした。

 ひとたび災害が発生すると、真っ先に被災地を慰問し、庶民派として人気を博した温家宝(おんかほう)前首相(70)が作り上げた「人民宰相」のイメージを利用しようという計算が働いていた可能性はある。たとえ「作り笑顔」だったとしても、少なくとも、その目的は達せられた感がある。

 「温和で敵をつくらない性格」と言われていた習主席が見せた冷たい視線。「エリート」の李首相が演じた親しみやすさ。その陰には幾層もの深慮遠謀が潜んでいる。習氏の“送辞”を受け、笑顔一つみせず答礼し、疲労感を漂わせていた胡氏の心の中も、計り知れない。(かわごえ・はじめ 中国総局)

4775チバQ:2013/04/15(月) 20:30:26
>>2285
>>3743とか
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130415/asi13041519490003-n1.htm
国際司法裁判所で審理開始 タイ、カンボジア国境紛争 プレアビヒア寺院遺跡周辺の帰属争点
2013.4.15 19:48
 【シンガポール=青木伸行】国際司法裁判所(本部・ハーグ)で15日、タイとカンボジアの国境紛争をめぐる審理が始まった。ヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア」周辺の国境未画定地域の帰属が争点。国際司法裁判所の判断は10月にも示される見通しで、両国の外交関係と内政に大きな影響を与えるものとみられる。

 国際司法裁判所は1962年、カンボジアの提訴(59年)を受け、同寺院はカンボジア領だとの判断を下している。2008年に寺院は世界遺産にも登録された。だが、遺跡の周辺4・6平方キロの地域は国境線が未画定で、両国軍の散発的な戦闘が発生し、11年には計29人が死亡している。

 このためカンボジアはこの年の4月、国際司法裁判所にタイを再提訴した。国際司法裁判所は約3カ月後、暫定措置として、国境未画定地域に17・3平方キロの非武装地帯を設定し、両国軍に即時撤退を命じた。だが、撤退が実現するまで約1年を要した。

 こうした経緯の末に、15日から19日まで開かれる口頭弁論で、ホー・ナムホン外相率いるカンボジア側は「公正な判断を望む」とし、寺院はカンボジア領だとした1962年の判決を確認。そのうえで歴史的な地図などに基づき、寺院の周辺地域もカンボジアに帰属すると主張する方針だ。

 一方、タイ側は1千ページにおよぶ資料と文書を裁判所に提出しており、外相、国防相などを現地へ送り込んだ。ビラチャイ駐オランダ大使は「寺院の帰属を争うつもりはない。問題は寺院周辺の地域だ」とし、国境未画定地域のタイの領有認定に焦点を絞る意向だ。

 タイのインラック首相は「タイの領土であることを示す十分な準備をした」と自信を示し、カンボジアのフンセン首相は「国民と軍は冷静に」と呼びかけた。

4776チバQ:2013/04/15(月) 20:43:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130415/kor13041511260000-n1.htm
太陽節迎えた北朝鮮、献花の列、緊張感薄く…韓国の対話呼びかけは拒否
2013.4.15 11:22 [北朝鮮]

北朝鮮の故金日成主席の生誕記念日「太陽節」を迎え、金主席と金正日総書記の銅像が立つ「万寿台の丘」で献花する少年=15日朝、平壌(共同)
 【ソウル=加藤達也】中距離弾道ミサイル「ムスダン」などの発射の構えをみせる北朝鮮は15日、金日成主席生誕記念日「太陽節」を迎えた。生誕百年の節目となった昨年の太陽節では大規模な軍事パレードが実施され、金正恩第1書記が閲兵式で初の演説を行った。今年も軍事パレードなどが行われる可能性がある。

 一方、北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の報道官は14日、韓国政府による対話の呼び掛けについて、「対決的正体を隠すためのずる賢い術策以外の何物でもない」と批判、「そのような対話は無意味だ」と事実上拒否した。ただ、「今後、対話が行われるか否かは全面的に南朝鮮(韓国)当局の態度いかんだ」とし、さらなる譲歩を求めた。ラヂオプレス(RP)などが伝えた。

 平壌からの報道によると、市内では15日早朝から、住民らが金主席の銅像前で献花の列をつくるなど祝賀ムードに包まれた。緊張感は薄いという。

 金正恩第1書記は同日午前零時、金主席と金正日総書記の遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿を参拝した。金第1書記の動静が伝えられるのは1日の最高人民会議出席以来、約2週間ぶり。

 14日には平壌で太陽節を祝う中央報告大会が開かれ、金永南最高人民会議常任委員長が金第1書記について、「経済建設と核開発を両立させる新たな戦略的路線を提示したことは歴史的出来事だ」と称賛した。

4777チバQ:2013/04/15(月) 20:43:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130415/asi13041511500000-n1.htm
ミャンマー 深まる宗教対立 「個人的いさかい」衝突飛び火
2013.4.15 11:48 (1/2ページ)

SANKEI_EXPRESS__2013(平成25)年4月15日付EX(12、13面(見開き)、特別版)
 ミャンマーで仏教徒とイスラム教徒の対立が深刻化している。中部マンダレー地域で起きた衝突は最大都市ヤンゴン近郊にも飛び火、一部の市民による扇動が拡大を招いているとの観測も広がってきた。背景には、軍事政権時代には抑圧されていた市民の不満が、民主改革の進展により表面化しやすくなったことがあるとの指摘も出ている。

 発端は3月20日にマンダレー地域メティラでイスラム教徒が経営する貴金属店で起きた「ささいな個人的いさかい」(テイン・セイン大統領)。仏教徒の客が換金のために持ち込んだヘアピンをイスラム教徒の店員が壊したとして、暴行事件に発展した。

 このニュースは市民の間で瞬く間に広がった。4月20日夜にはイスラム教徒がメティラのモスク(礼拝所)で仏教僧を殺害したとして、仏教徒がイスラム教徒の店を破壊。報復が報復を招き、数日後にはヤンゴン近郊のバゴーでも衝突。テイン・セイン大統領は3月22日、対象地域に非常事態を宣言した。一連の衝突による死者は4月8日時点で43人に上っている。

≪軍政時代の不満 民主改革で噴出≫

 ミャンマーでは19世紀の英国統治以降、イスラム教徒が根を下ろし、独自のネットワークを駆使してビジネスを拡大、中部などで居住地域を広げている。

 全人口に占める割合は仏教徒の89%に対し、イスラム教徒は4%にとどまるが、一部の仏教徒は「イスラム教徒がミャンマーを侵食しようとしている」と主張。ヤンゴンではタクシー運転手を通じて主張をまとめたパンフレットを市民に配るなどして危機感をあおっている。ある市民は「良くならない生活への不満を衝突で解消しているように見える。どこまで拡大するか分からず不気味だ」と不安な様子で語った。

 軍政時代は治安当局による取り締まりが厳しく、こうした衝突に加わると即座に拘束される恐れがあった。しかし、2011年3月の民政移管以降、現場の治安当局者が「中央政府の許可を待たないと動きにくい状況」(地元記者)となっていることも、衝突の拡大につながっているとみられる。

 一連の衝突では、やじ馬の人だかりもできており、衝突の映像はインターネットを通じて広がっている。ある地元記者は、改革の進展により「市民が不満を自由に表現できるようになった」と指摘。「重しが取れ、たがが外れた状態になっている」(外交筋)との見方も出ている。(ヤンゴン 共同/SANKEI EXPRESS)

4778チバQ:2013/04/15(月) 20:49:14
http://mainichi.jp/select/news/20130416k0000m030033000c.html
北朝鮮:記念日に動きなく…交渉狙い長期化も
毎日新聞 2013年04月15日 20時24分(最終更新 04月15日 20時30分)

 【ソウル大貫智子】北朝鮮の故金日成(キム・イルソン)国家主席生誕記念日の15日、北朝鮮は祝賀ムードに包まれた。記念日を前に弾道ミサイル発射の構えを見せていたが特異な動きはなく、交渉力を高めるため日米韓の動きを見ている可能性もある。

 朝鮮中央通信によると、平壌中心部の「万寿台(マンスデ)の丘」に建つ金国家主席と故金正日(キム・ジョンイル)総書記の銅像の前に多くの市民が献花。韓国政府内には、軍事パレードが行われるとの見方もあったが、15日夜現在、北朝鮮メディアは報じていない。

 日米韓などは中距離弾道ミサイル「ムスダン」などの発射があると見て警戒態勢を取っているが、韓国メディアによるとミサイル発射に向けた動きは止まったままだ。

 韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は15日、ソウルでの講演で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記体制について「以前よりも予測できる可能性が非常に低い」と述べ、今後の出方を読むのは難しいとの考えを示した。

 国防省報道官は15日、「10日以降、ミサイル発射がありうると見てきたが、(現在の緊張状態が)長引くかもしれない」と話した。

 北朝鮮情勢に詳しい尹徳敏(ユン・ドクミン)韓国国立外交院教授は「4月末で米韓合同軍事演習が終われば、米国との対話や日米韓に支援を求めるなど新たな局面に入るかもしれない」と述べ、北朝鮮が出口戦略を模索している可能性を指摘した。

4779チバQ:2013/04/16(火) 18:15:47
http://mainichi.jp/select/news/20130416ddm041030056000c.html
アウンサンスーチー氏:京都訪問 お点前、おいしいです。 裏千家前家元が手ほどき
毎日新聞 2013年04月16日 東京朝刊

 スーチー氏は15日午後、京都市上京区の裏千家今日庵(こんにちあん)を訪れ、千玄室(せんげんしつ)前家元(89)からお茶のもてなしを受けた。

 茶室に案内されたスーチー氏は、玄室前家元から茶の精神である「和敬清寂(わけいせいじゃく)」について熱心に聞いた後、家元の長女万紀子さん(25)がたてた薄茶を味わった。茶わんを両手で包み込むように持ち、何度もうなずいて「おいしいです」と日本語で話した。出された菓子にも「和菓子は美しいです」とほほ笑んだ。

 玄室前家元は、ミャンマーの特産でもある竹を使った茶道具や茶室についても説明。スーチー氏はお点前の体験を勧められると、手ほどきを受けながら薄茶をたて、玄室前家元に振る舞うなど、終始和やかな雰囲気に包まれた。【岡崎英遠】

4780チバQ:2013/04/16(火) 21:08:38
http://mainichi.jp/select/news/20130416ddm008020038000c.html
中国:成長減速 過剰生産、足かせに 政府投資、民間波及せず
毎日新聞 2013年04月16日 東京朝刊

 【北京・井出晋平】中国政府が15日発表した今年1〜3月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質で前年同期比7・7%増と、前期(2012年10〜12月期)の7・9%から鈍化した。今年の政府目標(7・5%)を超えたが、市場の事前予想(8%)は下回った。世界経済の回復や政府の景気対策に支えられたものの、民間企業の生産活動と個人消費の不振を補いきれなかった。

 中国5位の製鉄メーカー、首鋼(しゅこう)集団傘下の首鋼京唐(けいとう)製鉄所(河北省唐山市)。主に国内向けの自動車や船の鋼板を造っている。渤海湾に面した同製鉄所では、10年に完成した最新鋭の高炉2基が白い煙を吐いていた。だが、梁宗平工場長は「需要が減っているので減産している」と明かす。年間の粗鋼生産能力970万トンに対し、12年の生産量は853万トン。将来、高炉を2基増設して生産能力を年間約2000万トンに引き上げる計画も「着工時期は未定」と先送りされたままになっている。

 ただ、景気が減速しても、同製鉄所のように生産調整に動くメーカーはごく一部。12年の中国の粗鋼生産量は前年比3・1%増加した。主要鉄鋼メーカー80社の最終利益が98・2%も減ったのにリストラが進まないのは、地方政府による補助金で、経営が成り立ってしまうためとみられる。中国の産業界はこれまで、需要に見合わない過剰生産を続けてきたことになる。

 中国政府は昨年後半から、鉄道や道路建設などの大型公共投資に相次いで着手した。公共投資が主体の固定資産投資は今年1〜3月期、20・9%増と12年通年(20・6%増)を上回る水準を維持。輸出も18・4%増と2桁の伸びを確保した。これに対し、1〜3月の工業生産は9・5%増と、12年通年の伸び(10・0%)を下回った。各企業が過剰生産で在庫を積み上げてしまっているため、政府が投資を増やしても、民間の生産増に波及していない状況だ。

 個人消費の動向を示す社会消費品小売総額も、1〜3月期は12・4%増と、12年通年の伸び(14・3%増)に届かなかった。政府が公費によるぜいたくな宴会を禁止したことが影を落としたためで、高級料理を扱う大規模飲食業の売り上げは2・6%減少。公費倹約による消費の落ち込みは、中間層以下の民間消費の貧弱さを改めて浮かび上がらせた。

 さらに国家統計局の盛来運(せいらいうん)報道官は15日の記者会見で「先進国の金融緩和で輸出面の困難が増す」と指摘、先進国の通貨安で輸出が減少するリスクを強調した。一方、だぶついたお金が不動産投資に向かい、土地、住宅価格が急騰しているので、金融緩和一辺倒というわけにもいかない。景気減速とバブル懸念に直面し、習近平体制は難しいかじ取りを迫られている。

4781名無し:2013/04/16(火) 23:49:17
なかっち 動画
http://www.youtube.com/watch?v=z2qK2lhk9O0s



みんなで選ぶニコ生重大事件 2012
http://vote1.fc2.com/browse/16615334/2/
2012年 ニコ生MVP
http://blog.with2.net/vote/?m=va&id=103374&bm=
2012年ニコ生事件簿ベスト10
http://niconama.doorblog.jp/archives/21097592.html


生放送の配信者がFME切り忘れプライベートを晒す羽目に 放送後に取った行動とは?
http://getnews.jp/archives/227112
FME切り忘れた生主が放送終了後、驚愕の行動
http://niconama.doorblog.jp/archives/9369466.html
台湾誌
http://www.ettoday.net/news/20120625/64810.htm

4782チバQ:2013/04/17(水) 20:07:03
http://mainichi.jp/select/news/20130417ddm008020150000c.html
ミャンマー:経済制裁緩和 活況、最後の開拓地 日本企業、低人件費に熱視線
毎日新聞 2013年04月17日 東京朝刊

 「アジア最後のフロンティア」と呼ばれるミャンマーに日本企業の進出が加速している。安い人件費が魅力的な上、市場としても期待できるためだ。ただ、物流網や電力などインフラの弱さが課題。日本政府はインフラ整備に向けた円借款を再開するなど、民主化と経済成長を後押ししながら、企業進出を促す考えだ。【横山三加子、西浦久雄、松倉佑輔】

 「日系を含めて進出が相次ぐ外資系企業や、IT化を推進するミャンマー政府を顧客にしたい」。今月1日、日本の事務機器メーカーとして初めてヤンゴンに支店を開設した富士ゼロックスは、ミャンマー経済の将来性に期待をみせた。

 日本企業などが進出する中国や東南アジアでは人件費が上昇しているが、ミャンマーは、東南アジア諸国連合(ASEAN)で最低水準だ。人口も6000万人超と市場としても期待ができるため、「各国企業の進出競争になりつつある」(大手商社)。民主化を受けて12年に日本など各国がミャンマーへの経済制裁を緩和。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ヤンゴン日本人商工会議所の会員数は3月末時点で85社と、前年から32社増加した。

 全日空(ANA)は昨年10月、12年ぶりにミャンマーへの直行便を就航させた。搭乗率は約6割と「予想通りの好発進」で観光客の利用も期待する。大手旅行代理店エイチ・アイ・エスは昨年11月にヤンゴン支店を開設。ビジネス客だけでなく「世界有数の仏教遺跡や少数民族が住む高原の湖など豊富な観光要素がある」とツアー客の増加にも期待する。

 ただ、ミャンマーでは、不安定な電力供給や整備が進んでいるとは言い難い道路網など社会インフラの弱さが課題だ。日本政府は今年、26年ぶりに円借款を再開するなどして、火力発電所の改修や工業団地のインフラ整備などを支援。日本企業の進出が進むよう環境整備を急いでいる。

 昨年11月にヤンゴン支店を開設した日立製作所のように「今はビジネスチャンスを探っている段階」と、本格参入前の情報収集を目的にした現地進出も少なくない。「アジア最後のフロンティア」の可能性に「乗り遅れたくない」という意識も働いているようだ。

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 ■KeyWord

 ◇ミャンマー経済

 ミャンマーは日本の1.8倍の国土を持ち、人口6062万人。2011年の国民1人あたりの国内総生産(GDP)は832ドル(約8.1万円)と日本の55分の1、実質経済成長率は5.5%だった。

 軍事政権に対する先進各国の経済制裁の下、11年の直接投資の受け入れ先のトップは中国で、投資総額の93.6%を占めた。ミャンマーの民主化を受けて、12年に各国が経済制裁を緩和した後は、直接投資が急増している。

 ミャンマーからの輸出産品は天然ガス、豆類、縫製品などで、11年の輸出先トップはタイ。日本は5位で縫製品や靴が輸出されていた。石油製品や自動車、トラックなどを輸入し、日本からの輸入額は第4位だった。

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4783チバQ:2013/04/17(水) 20:08:50
http://mainichi.jp/select/news/20130417dde007030027000c.html
台湾:馬政権で初の離島実弾演習
毎日新聞 2013年04月17日 東京夕刊

 【澎湖島(台湾離島)鈴木玲子】台湾国防部(国防省)は17日、台湾海峡の澎湖(ほうこ)島で、中国の侵攻を想定した大規模合同軍事演習を実施し、内外のメディアに公開した。馬英九総統が就任後、実弾を使って演習を離島で行うのは初めて。また陸海空3軍の統帥権を持つ馬総統が初めて演習の指揮を執った。

 馬政権は発足した08年から演習での実弾使用をやめていたが、「弱腰」批判を浴び、実弾使用に転じた。今回は兵士約7600人が参加。沖合に接近した敵船にミサイルなどで応戦し、台湾製造の「雷霆(らいてい)2000型多連装ロケット」の発射の様子も初めて公開された。

 馬総統は演習を総括し「中国は軍事力を増強している。戦争に備え、台湾海峡の安定を維持しなくてはならない」と強調した。

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4784チバQ:2013/04/17(水) 20:10:05
http://mainichi.jp/select/news/20130418k0000m030002000c.html
中国:チベット族女性が焼身自殺 高圧的統治に抗議
毎日新聞 2013年04月17日 17時03分

 米政府系放送局ラジオ自由アジアによると、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州で16日、チベット族の女性(20)が中国当局の高圧的な統治に抗議して焼身自殺した。

 同放送局は、2009年以来、中国のチベット族居住区で焼身自殺を図ったチベット族は115人に達し、うち97人が死亡したとしている。(北京・共同)

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4785チバQ:2013/04/17(水) 21:37:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013041700664
政権発足52日目、全閣僚任命=大統領強行で波紋も−韓国
 【ソウル時事】韓国の朴槿恵大統領は17日、閣僚ポストのうち、残っていた尹珍淑海洋水産相らを任命し、全閣僚の任命を終えた。省庁改編案の国会通過が遅れたことに加え、各閣僚候補に疑惑が噴出したことが影響し、2月25日の政権発足から52日目と大きく出遅れた。今後、景気浮揚策など政策推進を本格化させる。一方、尹氏の任命には野党が強く反発している。
 未来創造科学省の新設などを柱とする省庁改編案は、政権発足前の1月に国会に提出されたが、野党が反対し、成立したのは3月22日。「疑惑のデパート」と呼ばれた国防相候補の金秉寛氏ら就任辞退者が相次いだことも全閣僚任命の遅れにつながった。
 一方、尹氏は、海洋水産分野の専門家出身だが、国会の人事聴聞会では答えに窮する場面が目立ち、与野党から資質に欠けると反対意見が出ていた。
 朴大統領が任命を強行したことで、最大野党民主統合党の報道官は17日、「任命強行は、政局不安だけでなく、民心爆発の雷管に触れる危険千万な行為だ」と非難。与党セヌリ党報道官も「尹氏の業務能力と力量に対し、多くの国民が危惧の念を抱いている。刻苦の奮闘、努力で国民の憂慮が杞憂(きゆう)だったことを立証しなければならない」と注文を付けた。(2013/04/17-16:53)

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