したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

大中華世界的話題

4693チバQ:2013/03/30(土) 09:38:49
http://mainichi.jp/select/news/20130330ddm007030052000c.html
ミャンマー:仏教・イスラム、宗教対立が各地に飛び火 大統領「武力行使」も
毎日新聞 2013年03月30日 東京朝刊

 【ヤンゴン春日孝之】ミャンマー中部で今月20日に始まった多数派の仏教徒と少数派のイスラム教徒の間での暴動が、他の都市にも飛び火した。最大都市ヤンゴンでも「暴動」のうわさが駆け巡り、一時緊張が高まった。死者は40人を超え、テインセイン大統領は28日、国営テレビで「民主化改革を後戻りさせかねない」と強い危機感を表明し、国民に自制を訴えた。

 今回の宗教暴動は、中部メティラで20日、イスラム教徒のインド系住民が経営する貴金属店で起きた店主と仏教徒の客のトラブルが発端だ。主に仏教徒の暴徒がナイフや剣で武装してイスラム教徒を襲撃し、モスク(イスラム礼拝所)や商店、民家を焼き打ちした。

 国営紙によると、遺体の多くは民族・宗教の区別がつかない焼死体だという。最初の襲撃に加わった仏教僧がイスラム教徒側に殺害されたことで、報復の連鎖が加速したとの情報もある。

 大統領は22日、騒乱地域に非常事態を宣言、戒厳令を敷き、メティラでの騒乱は収まった形だ。だが、暴動は25日、ヤンゴン北方の古都バゴーに波及。さらにヤンゴンでもこの日、仏教徒によるモスク襲撃のうわさが広がり、一部地域でイスラム教徒住民が自衛のため道路にバリケードを設けるなどし、治安部隊も出動した。

 テインセイン政権は25日に声明を発表。暴動の収束に向け「最大限の努力」を約束したが、バゴーでは治安部隊が配備されたにもかかわらず、一部の空白域で暴動が続き、部隊が威嚇射撃するなどの事態に発展した。こうしたことから大統領は28日、テレビ演説で「武力行使も辞さない」との決意を示した。

 今回の騒乱は、昨年6月に西部ラカイン州で発生した両教徒の暴動が背景にある。仏教徒の女性がイスラム教徒の集団にレイプされた上で殺害された事件を機に、約200人が死亡した。国民の9割を占める仏教徒の潜在的な反イスラム感情に火が付いた形だ。

 11年3月の民政移管以降、顕在化した宗教対立を巡り、テインセイン政権は旧軍政期のような「徹底した弾圧」には乗り出していない。国民に軍政下の「悪夢」を想起させ、民主化の逆行につながるリスクもあるからだ。政権がジレンマに陥る中、メティラでの初動の鈍さを批判する声も出ている。

 「仏教国ミャンマー」でイスラム教徒は全人口約6000万のうち4〜5%。大半がインド系で、仏教徒の間では主に商業分野に進出しているインド系(ヒンズー教徒も含む)への反感も小さくない。両教徒の間では今も疑心暗鬼がくすぶり、当分緊張が解けない状況が続きそうだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板