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大中華世界的話題

4706チバQ:2013/04/01(月) 23:36:21
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130401/mcb1304010502008-n1.htm
マレーシア 総選挙控え補助金ばらまき 財政赤字拡大、資金逃避を懸念 (1/2ページ)2013.4.1 05:00
 マレーシアでは総選挙を控え、ナジブ首相は有権者をひきつけるために補助金などの大盤振る舞いをしている。補助金はスマートフォン(高機能携帯電話)のリベートから家庭電気料金の補助金、公務員の昇給、タクシー運転手へのタイヤ購入用の引換券などがあり、さらに3月24日にはタクシー運転手1000人に限り国産車メーカー、プロトンの新車購入代金が給付金で相殺される計画が発表された。

 低所得世帯への給付金支給も始まる。次期選挙でどの政党が勝利を収めようとも、行き過ぎた給付金のしわ寄せが財政赤字に現れるだろう。

 50年以上政権を担ってきた与党連合から野党連合は政権を奪取すべく有権者に寛容な政策を打ち出し、大学授業料の無料化、燃料価格引き下げ、高速道路無料化を選挙公約に掲げている。米国が金融引き締めに転じた場合、近年新興国市場に流入してきた資金の逆流を引き起こし、給付金の大盤振る舞いで財政がさらに悪化すれば、国外に資金が流出するリスクが高まる。

 東南アジアで3番目の経済規模を誇るマレーシアは過去15年間にわたり財政赤字の状態。経済成長は加速しているが支出が膨れあがっており、格付け会社は同政府の財政リスクに警鐘を鳴らした。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は昨年9月、財とサービスへの課税や財政赤字削減のために給付金プログラムの変更などの措置を取ることができなければマレーシアの格付けを引き下げる可能性に言及している。

 バンク・オブ・アメリカ(BOA)・メリルリンチのエコノミスト、チュア・ハクビン氏(シンガポール在勤)は「選挙後に危険が潜んでいる。選挙結果が小差の勝利となれば、与党が厳しい改革や支出の抑制を推し進めることはないだろう。概して財政赤字が悪化するリスクがある」と述べた。ナジブ首相の支持率は11年以来最低で、2月時点の支持率は61%。

 次期選挙は過去50年で最も接戦となり、与党連合が小差で野党連合に勝利するという臆測から、FTSEブルサマレーシアKLCI指数(クアラルンプール総合指数)は今年、過去最低のパフォーマンスになっている。通貨リンギットは対ドルで今年、1.3%下げている。

 ナジブ首相は20年までに財政均衡を成し遂げる公約をし、増収で社会経済プログラムの資金を確保することが可能だと述べた。昨年のマレーシアの財政赤字の対国内総生産(GDP)比は4%を上回る。国際通貨基金(IMF)の2月の発表では、昨年のマレーシア政府の支出が対GDP比で約2%相当分当初の予算を超過した。超過項目は賃金、年金、燃料補助金、現金支給にわたる。

 民主主義・経済研究所(IDEAS)のワン・サイフル・ワン・ジャン最高責任者は「われわれは誰が最もポピュリスト色が強いか競っており、底辺に向かってレースを繰り広げている。シナリオがどうであれ、マレーシアは福祉国家に向かっている様相で、経済への影響は長期にわたるだろう」と述べた。(ブルームバーグ Shamim Adam、Chong Pool Koon)


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