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宇宙

1とはずがたり:2005/01/10(月) 11:33
全人類の叡智を以て宇宙開発を推進せよ!

TERの過去レス
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/?KEYWORD=%B1%A7%C3%E8

スタートレック
http://www.google.com/search?q=%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF&sourceid=opera&num=0&ie=utf-8&oe=utf-8

カウボーイビバップ
http://www.google.com/search?q=%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%97&sourceid=opera&num=0&ie=utf-8&oe=utf-8

NASA
http://www.nasa.gov/externalflash/Anniversary_VisMar/index_noaccess.html

806とはずがたり:2016/05/04(水) 16:24:14
鉱物だから鉄鋼スレでもいいかもだけど鉱物は地球ネタだしな。

豪で発見の「あり得ないほど希少」なダイヤ、お披露目へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160503-00000027-jij_afp-int&pos=3
AFP=時事 5月3日(火)22時58分配信

(Western Australia)州で、史上最大とされる希少なバイオレットダイヤモンドが発見され、英豪系資源大手リオ・ティント(Rio Tinto)社が毎年開催するダイヤモンド販売会の目玉として披露されることが分かった。同社が3日、明らかにした。

 このバイオレットダイヤの原石は昨年8月、豪アーガイル(Argyle)鉱山で発見された。当初は9.17カラットで、傷や穴、ひびなどもあった。

 数週間かけて査定された後、この「アーガイル・バイオレット」は2.83カラットまで研磨され、楕円形のダイヤモンドに仕上げられた。

 同社の販売部門責任者であるパトリック・コペンズ(Patrick Coppens)氏は声明で、「あり得ないほど希少で非常に珍しいアーガイルバイオレットは、その美しさと大きさ、そして出所の確かさにより、大きな人気を集めるだろう」としている。

 同社は価格について言及していないが、米国宝石学会(GIA)から、特筆に価するダイヤモンドであり、色味に関しては「ファンシー・ディープ・グレイッシュ・ブルーイッシュ・バイオレット」という評価を受けているという。【翻訳編集】 AFPBB News

807とはずがたり:2016/05/04(水) 21:38:47

地表に十数キロの断層出現、熊本 二つの断層帯つなぐ
http://www.nishinippon.co.jp/feature/weather/article/239639
2016年04月19日18時46分 (更新 04月19日 18時56分)

 熊本県を中心とする地震について東北大の遠田晋次教授(地震地質学)は19日、マグニチュード(M)7・3の16日の地震で地表に現れた断層を、長さ十数キロにわたって確認したと発表した。別々とされる二つの断層帯をつなぐように走っており、一続きの断層として地震を起こした可能性があるという。

 遠田教授らは東北大で記者会見。16日の地震によって「布田川断層帯」がある熊本県益城町だけでなく、「日奈久断層帯」がある御船町でも断層が動いて地表に現れていた。いずれも、断層を挟んだ反対側が右にずれる横ずれ断層だった。

 政府の地震調査委員会は、二つの断層帯のうち布田川断層帯が動いたと判断しているが、遠田教授は「(断層帯は二つではなく)一続きの断層が向きを変えてつながっている可能性がある」と指摘している。

 また、地震で断層が動いたことにより、地下にかかる力がどのように変化したかを計算した。大分県など地震活動が活発化した地域では、地下の圧力が地震を起こしやすくするよう変化したと考えられた。

 熊本県の南西側に延びる日奈久断層帯でも同様に圧力が変化したとみられ、今後の地震活動に注意が必要という。

 遠田教授は「大分のような火山地帯では地下の熱水活動が活発で、地震で揺すられると反応しやすく、震源から遠くても地震が誘発されたのではないか」と話している。

益城で断層発見 田んぼに断層露出 緊急調査で 「相当なエネルギー放出」 [熊本県]
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/238761
2016年04月16日 18時26分

 産業技術総合研究所の活断層・火山研究部門(茨城県つくば市)の緊急調査団が16日、熊本県益城町で、田んぼの表面に少なくとも長さ約50メートル、段差20〜30センチにわたって、活断層が露出しているのを確認した。吉見雅行主任研究員は、衛星画像の解析結果も根拠に「16日未明の本震によって露出した布田川断層帯」との見方を示した。

 吉見氏は「これほど地表に影響が出たからには、相当なエネルギーが放出されたとみられる」と指摘。今後、地表に影響が出た範囲を確認し、これまで推定された断層帯の位置と照合する。吉見氏は「布田川断層帯は相当の長さにわたり連続しているとみられており、実際に起きた地震の結果から研究結果を蓄積する必要がある」と話した。

=2016/04/16 西日本新聞=

808とはずがたり:2016/05/08(日) 21:30:02

太陽系の一番外側にある惑星「海王星」の公転軌道の11倍もあるとのこと。ブラックホールは星なのにこの大きさは一体。。ブラックホールが周囲を呑み込むスピードってどんなもんなんだろ?で,吸い込んだらでかくなるのか?

新発見されたブラックホールがケタ外れだった…
新発見されたブラックホールのスケールが、とてつもなくて想像すらできない・・・ので、まとめてみた。http://matome.naver.jp/odai/2135424179049378301
更新日: 2012年11月30日

809とはずがたり:2016/05/08(日) 21:33:59
dwarf planetなんだから矮惑星だろ(; ゜д゜)
エッジワース・カイパーベルトにあるマケマケやハウメアやクワオワーに興味津々である。

準惑星
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F

準惑星(じゅんわくせい、英: dwarf planet)とは、太陽の周囲を公転する惑星以外の天体のうち、それ自身の重力によって球形になれるだけの質量を有するもの。

準惑星の一覧[編集]
IAU が決議案採択の時点で dwarf planet の例として示したのは冥王星からケレスまでの3個であり、2008年7月にマケマケ、9月にハウメアが追加されて5個となった。しかし、このカテゴリー自体の定義も今後の研究に委ねられることを留意する必要がある。

マケマケ(青)、ハウメア(緑)、冥王星(赤)と海王星(灰)の軌道
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%83%A1%E3%82%A2_(%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F)#/media/File:TheKuiperBelt_Orbits_2003EL61_2005FY9.svg

エリスの軌道
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B9_(%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F)#/media/File:Orbit_of_2003_UB313_on_30_July_2005.gif

ケレス(青色)の軌道。赤色の軌道は惑星、一番外側の軌道は木星。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AC%E3%82%B9_(%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F)#/media/File:AnimatedOrbitOf1Ceres.gif

クワオアー(準惑星候補)の軌道
http://star-force.wikia.com/wiki/Quaoar

810とはずがたり:2016/05/08(日) 21:48:30
超大質量ブラックホールが活発化する原因は?
http://www.astroarts.com/news/2011/07/19bh_merge/index-j.shtml
【2011年7月19日 ヨーロッパ南天天文台】

ヨーロッパ南天天文台の大型望遠鏡(VLT)とX線宇宙望遠鏡「XMMニュートン」による観測の結果、過去110億年の銀河中心ブラックホールのほとんどは銀河同士の合体によって活動を始めたわけではないことがわかった。
調査に利用した領域の活動銀河
カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡(CFHT)で撮影したろくぶんぎ座方向の一角。赤い印の箇所が研究で使われた活動銀河。クリックで広域図表示(提供:CFHT/IAP/Terapix/CNRS/ESO)

多くの銀河の中心には超大質量のブラックホールが存在していると考えられている。天の川銀河の中心のブラックホールのように不活発なものもあれば、一部の、特に初期宇宙の銀河の中心にあるブラックホールは、物質をとりこむ際の摩擦エネルギーを放射する「活動銀河核」であることが知られている。
この「寝ている」銀河中心のブラックホールを「起こす」ものがどこから来ているのか、というのは未解決の問題だ。これまでは、銀河同士の合体や接近通過で内部の物質がかきまぜられ、そのエネルギーで活発化するという説が主流だった。
独・マックス・プランクプラズマ物理学研究所のViola Allevato氏らは、ろくぶんぎ座の方向にある600以上の活動銀河について詳細な観測を行い、活動銀河核が活発化する原因を探った。X線宇宙望遠鏡「XMMニュートン」で活動銀河核が出すX線を観測し、南米チリにあるVLT(VLT)でその活動銀河までの距離を調べることで、約110億年前から現在までの、時代ごとの活動銀河の分布の違いを調査した。
すると、110億光年以内(=110億年前以降)では中ぐらいの明るさの活動銀河核ばかりで、極端に明るいものは稀であった。この結果自体は予想通りであったが、このような中ぐらいの明るさの銀河が銀河同士の合体で活発化したわけではないという驚くべき結果が示された。
銀河同士の合体によって活動銀河核ができるというこれまでの理論によれば、太陽の1兆倍程度というほどほどの質量を持った銀河の中に見つかるはずであった。しかし、活動銀河核のほとんどは、この予想よりも20倍も重い、暗黒物質が豊富な銀河の中にあったのだ。
110億年というはるか昔においても、中ぐらいの明るさの活動銀河核のうち銀河の合体によって活発化した割合は非常に低い。当時は今より銀河同士の距離が近く、銀河同士の合体は今よりももっと頻繁に起きていて良いはずであり、非常に驚くべきことである。
衝突ではないとすれば、活動銀河核を活発化させているのは、銀河の円盤の不安定性や星形成のような、銀河の中で起こる活動がきっかけなのかもしれない。

811とはずがたり:2016/05/08(日) 23:10:45
>局部銀河群が属してる「超銀河団」
太陽系と太陽系の属す天の川銀河と別の銀河のアンドロメダ銀河の位置関係が知りたくて調べててこの頁(下記リンク上)に辿り着く。
判りやすくて何となく判ったけど,ラニアケア超銀河団にアンドロメダは属しているのか居ないのか?書いてないけど近い銀河みたいなので同じラニアケアに属しているのだろう。
その隣にはペルセウス座・うお座超銀河団(下記リンク下参照)があって別々の重力源(グレート・アトラクター)に引き寄せられてるとのこと。
グレートアトラクターとかダークマターとか重力がらみがアツいなぁ(゚∀゚)

太陽系、銀河、宇宙の大きさを図で表してみる
http://thk.kanzae.net/knowledge/science/t58/
2014年12月8日

アメージング!天の川銀河は超銀河団の1つであることがわかるマッピング映像 「ラニアケアー」
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52174529.html
2014年10月03日

812とはずがたり:2016/05/10(火) 22:07:02

阿蘇山大噴火の危険な兆候…火口湖の“エメラルドグリーン”が消失していた!?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160509-00064981-playboyz-soci
週プレNEWS 5月9日(月)10時0分配信

5月4日にドローンで撮影した阿蘇山の火口。熊本地震発生から半月、硫黄臭がする大量の噴気が激しく立ち上がりエメラルドグリーンの溜まり水が消失…

熊本地震が襲った熊本の中央部には阿蘇山がある。外輪山(がいりんざん)を含めると横浜市が全部入るぐらいの広大な山で、その中心となる中岳が地震直後の4月16日に続き、5月1日にも噴火した。

これらは大噴火の前触れなのか? 週プレ取材班は急きょ阿蘇に飛び、火口のドローン撮影に成功した。すると火口の中では予想もしなかったことが起きていたのだ。

南九州地方に台風並みの嵐をもたらした低気圧が通過した翌5月4日。阿蘇山中岳(なかだけ)の山頂付近は強風が吹き荒れていた。阿蘇ロープウェイの麓乗り場付近にある気象庁阿蘇山観測所によると、当日の最大瞬間風速は25.3メートル。

中岳山頂付近ではさらに強い向かい風が取材班を襲い、ドローンどころか人も前に進めないほどだった。それでも可能な限り火口に迫り、風が弱まる一瞬を狙って上空からの撮影に成功した。

立ち上がる噴煙が切れる瞬間の火口内部を映し出したカメラモニター映像を見たカメラマンの吉留直人氏が「あーっ!」と声を上げる。阿蘇山の代名詞ともいえる火口に溜まったエメラルドグリーンの溜まり水が消え、黒い溶岩で覆われた山肌が直に見えていたからだ。

「昨年、セスナから火口を見た時は、水は確かにありました。完全に蒸発してしまったのは噴火活動と関係があるのかもしれません…」(吉留氏)

専門家も阿蘇の異変を口にする。

防災科学技術研究所は、中岳の西側深さ約6キロにあるとされるマグマ溜まりが地震で西側に50センチほど引き伸ばされ変形している可能性があることを解析。国土地理院は地盤が最大30センチ沈んでいることを明らかにした。

気象庁が4月22日に行った調査では、火山ガスの放出量が前回調査(4月5日)の2倍にあたる2400トンと多い状態だったこともわかっている。

もともと中岳火口は活発な活動を続け、昭和以降だけで見ても噴火に巻き込まれて21人が亡くなっている。昨年9月には2千メートルの噴煙と噴石が上がり、噴火警戒がレベル3(入山規制)に上昇したばかりだ(現在はレベル2)。取材班が訪れた時も、熊本地震後に2度噴火した第一火口からは断続的に大量の噴煙が上がり、火山ガスの強烈な匂いが漂っていた。

地震の後に火山が噴火したケースは世界中で見られている。東日本大震災の後には阿蘇山で地震活動が一時的に増加したことを考えれば、今回は直下で起きた地震。いつ大噴火を起こしてもおかしくない。

さらに取材を進めると、阿蘇山だけでなく九州に連なる火山のあちこちで大噴火の兆候が…。鹿児島湾での深海魚出現など異常な現象の詳細リポートは発売中の『週刊プレイボーイ』21号にてお読みください!

★『週刊プレイボーイ』21号(5月9日発売)「いよいよ迫る九州大噴火の恐怖」より

(取材・文・撮影/桐島瞬 撮影/吉留直人、村田猛)

813とはずがたり:2016/05/12(木) 18:26:26
〔地震〕台湾付近でM6.0級の地震相次ぐ 宮古島・八重山地方の沿岸で若干の海面変動の可能性
http://news.goo.ne.jp/article/rescuenow/world/rescuenow-00000004588461.html
13:45レスキューナウニュース

気象庁によると、12日13:30頃、台湾付近を震源とするM6.3の地震があり、沖縄県与那国町で震度3の揺れを観測しました。
この地震により、宮古島・八重山地方の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。
なお、台湾付近では12日12:17頃にもM6.4の地震が発生し、沖縄県与那国町・竹富町で震度2の揺れを観測しました。

814とはずがたり:2016/05/14(土) 09:41:45

【熊本地震】「本震」判断基準見直しへ 政府の地震調査委
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1605140008.html
07:34産経新聞

 政府の地震調査委員会は13日、熊本地震で気象庁による余震の発表に混乱が生じたことを受け、余震の評価手法を見直すことを決めた。一律に定めていた最大規模の「本震」の判断基準を見直すことが柱になるとみられる。約3カ月後に新たな手法をまとめる。

 一連の熊本地震で気象庁は、4月14日に起きたマグニチュード(M)6・5の地震を本震と判断し、規模がより小さい余震の発生確率を発表して警戒を呼び掛けた。しかし16日に規模がより大きいM7・3の地震が発生する異例の事態となり、2回目の震度7を観測。14日の地震は本震に先立って起きる「前震」だったと修正し、余震発生確率の発表を取りやめた。

 地震調査委は平成10年に余震確率の評価手法を作成。国内で70年間に起きたM6・4以上の内陸地震は、その後により大きい地震が起きていないことから「M6・4以上の地震は本震とみる」と明記。これに基づき気象庁は14日の地震を本震と発表していた。

 現在の地震学では、地震の発生時に、それが本震か前震かを科学的に判断することはできない。このため調査委は過去の経験則から基準を設けていた。今後はより適切な手法の確立や発表方法を目指す。

 調査委の平田直委員長(東大地震研究所教授)は取材に対し、「新しい経験をしたので、合理的な予測になるよう見直す。具体的にどう見直すかは今後、検討したい」と話した。

815とはずがたり:2016/05/14(土) 09:42:42

熊本「本震」直後に大分でも別の地震、誘発か
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20160513-567-OYT1T50146.html
05月13日 20:22読売新聞

 気象庁は13日、熊本地震の「本震」(マグニチュード7・3)が発生した直後に、大分県でも別の地震(同5・7)が発生していたと発表した。

 一連の地震では、本震後に大分県で地震活動が活発化しており、この地震が引き金となった可能性がある。

 同庁によると、4月16日未明に熊本県内で本震が発生。大分県では最大震度6弱を記録した。同庁が地震計データを解析したところ、本震発生の32秒後に、本震の震源から約80キロ・メートル北東の同県中部で別の地震が起きていたことが分かった。

 同県内で起きた一連の地震の中では最大規模だが、当時の揺れが、本震によるものか、新たに分かった地震によるものかは分からないという。防災科学技術研究所などもこれまで、同様の解析結果を発表していた。

816名無しさん:2016/05/15(日) 11:23:27
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160511/k10010517231000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_054
公明・政調会長「義援金差し押さえ禁止の法案成立を」
5月11日 20時14分
公明党の石田政務調査会長は、記者会見で、熊本地震で被災した人に届けられる義援金などについて、金融機関に借金がある場合でも、差し押さえられないようにするため、今の国会で必要な法案を成立させたいという考えを示しました。
この中で、石田政務調査会長は、熊本地震の被災者や遺族に支給される義援金や「災害弔慰金」などについて、「善意の金が差し押さえの対象にならないようにすべきだ」と述べ、金融機関に借金がある場合でも、差し押さえられないようにする仕組みが必要だいう認識を示しました。
そのうえで、石田氏は、「東日本大震災のときには法的な枠組みを作ったが、今回はできていないので、与党として大至急取り組みたい」と述べ、義援金などの差し押さえを禁止するため、今の国会で必要な法案を成立させたいという考えを示しました。

817とはずがたり:2016/05/16(月) 18:48:40
>>231>>486

恐竜は急に絶滅したんじゃなく、隕石衝突前から死に体だった?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160509-00010003-giz-prod
ギズモード・ジャパン 5月9日(月)21時10分配信

隕石も火山もだめ押しの一手だったのかも。

恐竜が絶滅した理由に関しては、今までいろんな仮説が出されてきました。巨大隕石が地球に衝突したんだとか、火山の噴火のせいだとか、それがコンボで来たんだとか。でもそもそも、「何か大惨事のせいで一気に死に絶えた」という発想が事実とは違うのかもしれません。

そうじゃなくて、たしかに隕石の衝突や火山活動はあったのだけど、それはあくまでとどめの一撃に過ぎなかった、という見方もあります。恐竜を襲ったのは一時の大事件だけでなく、百万年単位の長い時間をかけた大きな変化だったのかもしれません。この考え方自体もじつは新しくありませんが、米国科学アカデミー紀要に掲載された新たな論文では、統計的手法を駆使してその説を強く裏付けています。その論文執筆者たちによれば、恐竜の絶滅とは、健康な木がチェーンソーで切り倒されたというよりは、よぼよぼの木がひと吹きの風で崩れ去ったのに近いのです。

「80年代から90年代は『恐竜はある衝撃が起こるまでは幸せに暮らしていて、突然消し去られたのだ』という説ばかりでした」上記の研究には参加していないプリンストン大学の古生物学者、Gerta Kellerは語りました。「この研究が、そのような考えを葬り去ると思います」

地球史上最大にして最強の種を終わらせたものが何だったのか、その議論は数十年続いてきました。その契機となったのは1980年、メキシコのユカタン半島でチクシュルーブ・クレーターが発見されたことです。このクレーターは、「K-T境界」といわれる恐竜の絶滅時期とまさに同時代にできたと推定されたため、これぞ隕石が恐竜を絶滅させたことの動かぬ証拠だと言われたのです。

でもKeller氏など他の古生物学者は、その考えには異論を唱えています。チクシュルーブ・クレーターが発掘された頃、地球のまったく別の場所でも、K-T境界に近い6600万年前の前後に起きた大規模な火山活動の証拠が発掘されました。それはインドのデカントラップといわれる洪水玄武岩のかたまり(下の画像)でした。「(隕石の)衝撃は一発だけでしたが、火山活動は25万年も続いたのです」とKeller。「その間、恐竜は消えていったのです」

巨大隕石の衝突も、火山が影響した可能性も、恐竜絶滅の原因としてわりとよく知られていますが、でも、一部の研究者たちは、それらだけでは全体像がわからないとし、K-T境界前の数百万年の間に、恐竜の種はゆっくりと間引かれていったのだと主張していました。ただ今まで、その主張に対する裏付けが不十分でした。

「これまでの研究は非常にシンプルでした」、レディング大学の古生物学者、マナブ・サカモトが語りました。「従来の研究では、(恐竜の)種の数を各年代や時間間隔ごとに数え、どの種がいつ増えたり減ったりしているかを推定していました。正直、それはあまり統計的なアプローチとは言えません」

818とはずがたり:2016/05/16(月) 18:48:55
>>817-818
サカモトらはもっと細かい手順を使い、新種の恐竜が現れた回数(種分化イベントと言う)をカウントしていきました。三畳紀(約2億5100万年前〜約1億9960万年前)からジュラ紀(その後約〜1億4550万年前)にかけ、恐竜の多様性はより大きくなりましたが、白亜紀(ジュラ紀の後〜約6600万年前)初期までには、種の分化が頭打ちになってきました。白亜紀中期から後期までには、恐竜が進化する率は劇的に低下していました。それはその後数百万年、チクシュルーブの隕石衝突の前まで下がり続けたのです。

「新たな種の誕生が、種の絶滅の早さに追いつかなかったのです」とサカモト。「それによって恐竜は、劇的な環境変化、特に終末的な変化に対しては、脆弱になってしまいました」

サカモトの研究では、恐竜がゆっくりと消えていった理由には踏み込んでいませんが、多くの要因が関係していると言っています。「我々がモデル化できることは非常に限られています。が、スローダウンからはっきりした減少へと変わった頃、世界は非常に大きな変化の中にあったということは言えます」その変化とは、長期に及ぶ火山活動、超大陸パンゲアの分裂(地球のあらゆる大陸がつながった状態から今の形に近づく)、そして地球規模での寒冷化などです。

Kellerはサカモトらの論文について、「気候に関して強く主張することもできたはず」だと言います。「最終的に(恐竜が)大幅に減ったのは、気候が末期的に寒冷化したときでした。そしてそのとき、絶滅が非常に急速になったのです」

恐竜絶滅の謎は、これからもすべて解明はできないのかもしれません。多くの証拠が時間とともに失われてしまいました。でも我々が研究のツールを洗練させればさせるほど、恐竜が一気に絶滅したわけではないことが明らかになっています。とすれば、今地球上で(一応)繁栄している人間を絶滅させるのも、同じようにゆっくりとした変化なのかもしれません。


Image:Shutterstock、Mark Richards
source: 米国科学アカデミー紀要

Maddie Stone-Gizmodo US[原文]
(miho)

819とはずがたり:2016/05/22(日) 15:14:39
<井戸沢断層>いわき市教委、天然記念物に
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160522_63005.html

 いわき市教委は、東日本大震災の1カ月後の2011年4月11日に起きた大規模余震で市南西部の田人(たびと)地区に出現した井戸沢断層の一部を、天然記念物に指定した。市教委や京都大によると、同断層は、地層が両側から引っ張られる「正断層」型の活断層。東北に地震を起こすような正断層型はないとされていた。海溝型地震に誘発されて内陸の活断層が動き、地震断層(地面のずれ)が顕著に現れたのは国内初という。

 井戸沢断層は茨城県境からいわき市南部まで南北約20キロに及ぶ。余震は断層の南端付近、深さ約6キロが震源の直下型で、マグニチュードは7.0。震度6弱を観測し、田人地区で大規模な土砂崩れが起きて4人が犠牲になった。京大の調査によると、井戸沢断層の活動で起きた前回地震は1万数千年前だったという。
 11年4月の地震で、断層は14キロにわたって地表に現れ、最大約2メートルの段差ができた。市教委によると、京大のほか、東大など多数の研究機関が調査を進め、井戸沢断層の西側に現れた新たな断層との指摘もある。
 天然記念物となったのは、断層の北端に近い約200メートル。西側の地面が沈む形で生じた段差が山中を走る様子が確認できる。指定は5月2日付。市教委は自然風化を防ぐための保存や展示の方法を検討する。
 日本の活断層は両側から押される「逆断層」や「横ずれ断層」が多い。
 京大大学院理学研究科の堤浩之准教授(地形学)は「正断層型の地震断層が顕著に出現した例は、それまで国内では確認されていなかった。あまり明瞭な活断層と言えなかった井戸沢断層が、海溝型地震に誘発され活動したことは、地震研究の上で重要な問題提起だ」と話している。

2016年05月22日日曜日

820名無しさん:2016/05/23(月) 07:07:23
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016051600844&g=pol
情報連絡室を設置=政府

 政府は16日夜、茨城県で震度5弱の揺れを観測した地震を受け、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。(2016/05/16-21:44)

821とはずがたり:2016/05/27(金) 09:49:51
分岐断層、被害集中招く? 益城町中心部に5キロ 熊本地震研究者から指摘
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-20160526162810554.html
05月26日 16:25西日本新聞

http://tohazugatali.we b.fc2.com/science/m_nishinippon-20160526162810554.jpg
倒壊して犠牲者が出た益城町の家屋と断層
(西日本新聞)

 熊本地震で熊本県益城町役場南側の住宅街に犠牲者が集中した原因の一つとして、本震を起こした布田川(ふたがわ)断層帯から枝分かれする分岐断層約5キロを挙げる声が強まっている。25日、千葉市であった日本地球惑星科学連合の学会発表でも複数の研究者が指摘した。今後の地震防災では活断層の本線だけでなく分岐断層への備えも鍵となりそうだ。

 学会で京都大の川瀬博教授(地震工学)は現地調査を踏まえ「分岐断層の動き(横ずれ)で生じた数十センチの地割れが、益城町の建物被害を広げた要因の一つとなった」と報告した。

 益城町では23日現在、町内全建物の83%に当たる約1万5千棟に被害(一部損壊を含む)が出ている。理由として(1)強い地震波(2)地盤の緩さ(3)建物の古さ?が注目されたが、町中心部はどこも似た条件で、役場南側(宮園地区など)の東西約2キロで倒壊が多かったことへの説明はつかなかった。

 熊本地震前震のマグニチュード(M)6・5級では断層が地表に現れないことが多く、全国の活断層でも分岐断層が存在する可能性がある。益城町では、広島大の熊原康博准教授(自然地理学)らが本震後、町北東部の堂園地区から宮園地区にかけて地表に現れているのを確認。熊原准教授は「宮園地区は分岐断層の西端だろう。断層の端では、ほうきの先のようにさらに細い断層が多数存在することが多い。それらも同時に揺れた可能性がある」と見る。

 布田川断層帯の「本線」は堂園地区から南西方面の平田、赤井、島田各地区へとつながっている。名古屋大の鈴木康弘教授(変動地形学)は「本線上の建物も多く倒壊し、被害が幅約1キロに及ぶ“震災の帯”ができている」と指摘。「このような危険地域は事前に住民に知らせることが今後必要だ」と提言する。

 学会では、断層のずれで生じる地震波の強さを被害拡大の主因とする見方もあった。防災科学技術研究所の青井真(しん)・地震津波火山ネットワークセンター長は「益城町中心部を襲った地震波は、阪神大震災や新潟県中越地震と同レベルの極めて大きなものだった」と報告。青井氏は取材に対し「われわれは地下の断層面から伝わる地震波の影響を見ているが、分岐断層との複合的な要因として捉えることも可能だ」と話した。

 一方、宅地の盛り土が崩れたことを被害集中の理由に挙げる研究者が多いことに対し、産業技術総合研究所の中沢努情報地質研究グループ長は「盛り土が崩れた被害は少なかった。むしろ、地震波を増幅しやすい軟弱地盤だったのが理由ではないか」としている。

=2016/05/26付 西日本新聞朝刊=

822名無しさん:2016/05/28(土) 17:14:18
>>816

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160527/k10010536921000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_028
熊本地震の義援金 差し押さえ禁止法が成立
5月27日 10時10分
熊本地震で被災した人に届けられる義援金を、金融機関に借金がある場合でも差し押さえられないようにするための法律が、27日の参議院本会議で、全会一致で可決・成立しました。
この法律は、熊本地震で被災した人に届けられる義援金を、金融機関に借金がある場合でも被災者が確実に受け取り、生活再建に使えるようにするためのものです。
具体的には、被災者が受け取った義援金を差し押さえることや、義援金を受け取る権利を他人に譲り渡したり、担保にしたりすることを禁止していて、法律の施行前に受け取った義援金も禁止の対象にするとしています。
法律は、27日の参議院本会議で採決が行われた結果、全会一致で可決・成立しました。同様の法律は、5年前の東日本大震災の際にも成立していて、与野党内には「災害のたびに法律を整備するのではなく、いつでも適用できる恒久的な制度に改めるべきだ」という意見も出ており、今後、検討が行われる見通しです。
熊本県によりますと、一連の地震で県に寄せられた義援金は、日本赤十字社や共同募金会を通じて寄せられた分も含めて、今月24日の時点で104億6075万円に上っています。
これらの義援金は、地震で家族が亡くなった場合や自宅が壊れた場合など、被害の程度に応じて市町村から被災者に配分されます。県などで作る委員会は、今月6日に1回目の分として、集まった義援金のうち7億5200万円を市町村に配分していて、今後、追加の配分を行うことにしています。

823とはずがたり:2016/06/03(金) 09:27:53

JAXA、リスクへの配慮お粗末 衛星「ひとみ」分解
http://www.asahi.com/articles/ASJ5Z4C95J5ZULBJ00D.html?iref=com_alist_8_01
山崎啓介、竹石涼子2016年6月2日07時25分

 打ち上げから2カ月余りで運用を断念したX線天文衛星「ひとみ」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の原因調査で、単純ミスの積み重ねが機体の分解を招いたことがわかってきた。安全設計もお粗末で、JAXAの宇宙開発の現場は、根本からの見直しに迫られている。

 「驚くような(人為的)ミスだった」「設計の全体感を見るアプローチが抜けていたのではないか」。5月24日、JAXAによる事故原因の調査を検証する文部科学省の小委員会。委員から厳しい声が上がった。

 ひとみは2月17日に打ち上げられ、4月28日に運用を断念した。JAXAの説明によると、ひとみは大きな二つの失敗によって分解した。

 一つは、姿勢制御プログラムの設計が不十分だったこと。観測に適した姿勢になるため明るい星を基準に調整する仕組み。だが、明るい星をうまく見つけられず正しく動かなかった。

 設計段階ではこのような場合、地上操作で姿勢を直すはずだった。ところがJAXA内で地上操作の必要性が現場に引き継がれず、具体的な手順もないまま打ち上げられた。その結果、ひとみは異常回転を始めてしまう。

 二つ目の失敗は、打ち上げ後の人為ミス。2月、異常があった場合に自動で姿勢を整える「セーフホールドモード」で使う噴射の設定値を実際のひとみの状態に合わせて変更した。この際、JAXAに協力するNECの担当者が、プラスにすべき設定値をマイナスで入力。異常回転を加速させてしまった。

 担当者が使ったのは開発用のプログラムでマニュアルもなかった。JAXAは、ミスが起きやすい環境を把握せずに作業を進めていた。「リスクに対する配慮が不足していた」とJAXAは説明する。

残り:871文字/全文:1575文字

824名無しさん:2016/06/05(日) 13:16:25
http://this.kiji.is/111779640585781252?c=40245355334500353
地震対応の職員自殺か
熊本・阿蘇
2016/6/4 19:52
 一連の地震の対応に当たっていた熊本県阿蘇市の50代の男性職員が自宅敷地で死亡していたことが4日、関係者への取材で分かった。現場の状況から自殺とみられ、同市は業務との関連を調べている。

 関係者によると、男性は5月下旬に死亡。遺書は見つかっていない。死亡前は復旧作業や避難者対応といった業務に当たっていた。同市は「職員が死亡した事実はあり、重く受け止めている。遺族の意向もあり(詳細は)明らかにできない」としている。

 同市では地震後に体調不良を訴えた職員がおり、業務量が増え負担が大きくなっているとして、職員の勤務状況の確認を進めていた。

825名無しさん:2016/06/05(日) 16:14:15
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2016060500047
地熱による対流で形成=冥王星、氷の平原の模様-100万年以内に更新・NASA

 冥王星の明るいハート形の地域で、窒素の氷の平原上に見られるさまざまな多角形の模様は、内部の地熱による氷のゆっくりとした対流で形成された可能性が高いと分かった。米航空宇宙局(NASA)などの二つの研究チームが5日までに英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
 米探査機ニューホライズンズが昨年7月に冥王星に最接近した際の観測画像に基づき、コンピューターによるシミュレーションで結論付けた。観測当時は、泥の表面が乾いて縮み、ひび割れるのに似た仕組みも考えられたが、個々の多角形の直径が10〜40キロ程度とスケールが大きいことなどから否定された。
 この対流は、20世紀初めに研究した英仏の物理学者の名前から「レーリー・ベナール対流」と呼ばれるタイプ。熱せられて軽くなった物質は上昇し、表面に達すると冷えて周囲から下降する。こうした部分的な循環が多数でき、全体として多角形が並んだハチの巣のような模様となる。身近な例では、熱いみそ汁をわんに入れた際に観察されることがある。
 NASAなどのチームによると、冥王星の中核を占める岩石にはウランやトリウム、カリウムの放射性物質が含まれ、この崩壊熱が表面を覆う氷の層に伝わる。ハート形地域の中心部にある氷の層は大半が窒素でメタンや一酸化炭素も含まれ、表面の平均温度は零下237度程度とみられる。
 NASAなどのチームは氷の厚さが3〜6キロ、表面の流速は年間数センチで、約50万年で更新されると推定。一方、米パデュー大チームは氷の厚さを約10キロ、表面流速は年1.5センチで、約100万年で更新されると推定した。(2016/06/05-11:21)

826とはずがたり:2016/06/08(水) 22:47:12
世紀の発見「重力波」解明へ。宇宙望遠鏡の試験機「リサ」が実験成功
sorae.jp 2016年6月8日 05時54分 (2016年6月8日 21時37分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/science/20160608/Sorae_31866.html
 
昨年12月に打ち上げられた、ブラックホールなどから発せられる重力波を観測する重力波望遠鏡の試験機「リサ・パスファインダー」。ESA(欧州宇宙機構)は7日、その試験機が高いパフォーマンスを示したと発表しました。今後、NASAとESAは3機の衛星を運用して宇宙空間に巨大な重力波望遠鏡を構築する予定です。
 
重力波といえば、今年2月に米国の観測所「LIGO」が初観測に成功したことでも話題になりましたね。空間の歪みが伝播する重力波は約100年前にアインシュタインによって予言されていた現象で、ブラックホールの合体など巨大な天体活動から発生します。
 
リサの中には金とプラチナでできた2つの立方体が内蔵されています。これらは真空容器の中で無重力により自由状態で浮遊しており、その位置のずれを高精細なレーザー観測で測定。もしずれていれば、重力波が伝播したことがわかるという仕組みです。この2つの立方体の重量差はウイルスほどだというのですから、その繊細さがわかりますね!
 
重力波はLIGOのように地上でも観測は可能ですが、3つの衛星を500万kmの離れた位置に配置できる発展型LISA(eLISA)ではより低周波の重力波を捉えることができます。これにより、宇宙のさまざまな場所で起きる超巨大ブラックホールの融合による重力波を捉えることができるのです。宇宙はまだまだわからないことだらけですが、宇宙に打ち上げられた「巨大な望遠鏡」でその姿が解き明かされることを期待しましょう!
 
Image Credit: ESA?C.Carreau
■Gravitational-wave hunter LISA turns out to be a true high performer
http://www.gizmag.com/lisa-spacecraft/43730/?utm_source=rss&utm_medium=rss

827名無しさん:2016/06/11(土) 15:08:49
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160610/k10010552311000.html?utm_int=all_side_ranking-access_001
「激しい揺れの確率」全国の予測地図を公表
6月10日 17時07分
今後30年以内に地震で震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した最新の全国の予測地図が10日公表され、関東や太平洋側などで引き続き高い確率となっているほか長野県の一部で前回より確率が上がりました。
政府の地震調査委員会は全国の活断層や海溝型の巨大地震などに関する研究成果に基づき、今後30年以内に地震で震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を推計し、「全国地震動予測地図」として公表しています。
10日公表された今年度版の予測によりますと、その確率は関東や太平洋側で高く、千葉市で85%、横浜市と水戸市で81%、高知市で73%、静岡市で68%、北海道根室市で63%、大阪市で55%、東京都庁で47%、名古屋市で45%などとなっています。
おととし12月に公表された前回と比べて大きな傾向は変わりませんが、巨大地震が想定される南海トラフ沿いの太平洋側では前回と比べて2ポイントほど高くなったほか、長野県から山梨県にかけてのびる「糸魚川ー静岡構造線断層帯」の評価が見直された結果、周辺の確率は全体として下がった一方、長野県安曇野市では29.5%と前回よりも10.4ポイント上昇ました。
一方、今回公表された予測地図はことし1月1日時点の確率で熊本地震の影響は考慮されておらず、地震調査委員会は今後、詳細な調査を行って新たな予測地図に反映させたいとしています。
地震調査委員会の平田直委員長は「激しい揺れに襲われる確率がゼロとなる場所は存在しないうえ、確率が低い場所でも安全というわけではなく、ひとたび大きな地震が発生すれば、激しい揺れに見舞われるおそれがある。耐震化や家具の固定など、地震に対する備えを進めてほしい」と話しています。
最新版の「全国地震動予測地図」は、地震調査研究推進本部のホームページで見ることができます。
予測地図の経緯と見方
今後、30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を地図で示す「全国地震動予測地図」は、全国の主要な活断層や海溝で起きる地震について、起こりやすさや地震の規模などを評価し、その結果を地震による被害を減らすことにつなげようと、平成17年に初めて公表されました。
その後も、最新の研究成果を反映したり、確率の推計手法を改善したりするなどして、更新を繰り返し、今回が8回目の公表となります。
地図では、ことし1月1日からの30年間で震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率が高い場所ほど赤色が濃くなり、確率が低い場所は黄色で示されます。
確率が3%であれば、おおむね1000年の間に1回程度、26%であれば100年の間に1回程度、震度6弱以上の激しい揺れに襲われることを示します。
四国から関東にかけての太平洋側の地域や、北海道の太平洋側などでは、広い範囲で26%以上となっています。
地図は、地震調査研究推進本部のホームページで見ることができます。
また、防災科学技術研究所の「地震ハザードステーション」というサイトでは、予測地図を拡大することができ、自分の住んでいる地域などをより詳しく確認することができます。

828名無しさん:2016/06/11(土) 15:08:59
>>827

予測地図公表 その目的は
政府の地震調査研究推進本部によりますと、日本の周辺は複数のプレートがぶつかり合い、地下にひずみがたまっていて、世界で起きるマグニチュード5以上の地震のおよそ1割は日本の周辺で起きています。
世界的にも地震の多発地帯で、過去およそ200年間に国内で大きな被害が出た地震のうち、南海トラフや日本海溝、それに千島海溝などで起きる海溝型の地震は、平均して20年に1回程度、陸域の浅い場所で起きる地震は10年に1回程度発生しています。
ただ、いつどこで、どれくらいの規模の地震が起きるかを正確に予測することはできません。
このため、これまでの調査に基づく考えられる地震の規模や発生間隔などを基に、今後、30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を地図で示しています。
このうち、南海トラフや日本海溝など、海溝型の地震は数十年から100年程度の間隔で繰り返し発生するため、太平洋側の地域では、激しい揺れに襲われる確率が高くなり、日本海側では確率が低くなる傾向があります。
また、活断層がずれ動いて起きる内陸型の地震は、発生間隔が一般に1000年以上と長く、海溝型の地震と比べて発生確率は低く示される傾向があります。
ただ、全国には分かっているだけで2000余りの活断層があり、確率が低くても安全というわけではありません。
実際に、激しい揺れに襲われる確率が相対的に低い地域でも、昭和58年に104人が死亡した日本海中部地震や、平成17年の福岡県西方沖地震、平成19年の能登半島地震など、マグニチュード7前後の規模の大きな地震が繰り返し起きていて、全国どこでも激しい揺れに襲われる可能性があります。
一連の熊本地震で最大震度6強を観測した熊本市も、今回の予測地図での発生確率は7.6%でした。
一連の熊本地震や、阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震のように、近年、規模の大きな地震が起きていなくても、いったん大地震が起きると大きな被害につながります。
また、国内では活断層の調査が十分ではない場所があるため、大地震を引き起こすおそれのある、まだ知られていない活断層が反映されていない可能性があります。
平成16年の「新潟県中越地震」や、平成20年の「岩手・宮城内陸地震」は、いずれもそれまで知られていない場所で活断層がずれ動いて起きました。
地震調査委員会の平田直委員長は「確率が低かった熊本でも激しい揺れを伴う地震が発生したように、確率が低いからといって安全とは言えず、全国どこでも激しい揺れに襲われる危険性がある。ひとたび大きな地震が起きれば大きな被害につながるので、日頃から地震への備えを進めてほしい」と話しています。

829とはずがたり:2016/06/16(木) 18:04:18

震度6弱 気象庁「当分の間 同程度の強さの地震に注意」
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/35/2716965f1205fa45ea4fef88306bb825.html
(NHKニュース&スポーツ) 15:52

北海道で震度6弱の激しい揺れを観測した地震について、気象庁の青木元地震津波監視課長は午後3時45分から記者会見し、「揺れの強かった地域では周囲の状況を確認して、身の安全を図るとともに、家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっているおそれがあるため、今後の地震活動や雨の状況に十分、注意してほしい。今回地震があった渡島半島の周辺では過去に同じ規模の地震が相次いで起きたことがあるため、今後、当分の間は、きょうと同じ程度の規模の地震に十分、注意してほしい」と述べました。

また、渡島半島には、活火山の北海道駒ヶ岳や恵山がありますが、いずれも今回の地震のあと火山活動に特段の変化はないということです。

831とはずがたり:2016/06/22(水) 07:44:02
弱り目に祟り目。。地震で被害が増幅されたかどうか知りたいところ。

熊本豪雨、男女6人死亡 益城町や宇土市の広範囲で冠水
http://www.asahi.com/articles/ASJ6P4VM7J6PTIPE01X.html
2016年6月21日21時34分

 21日までの豪雨による土砂崩れなどで、熊本県の男女6人が死亡した。県内は一連の地震で地盤が緩んでいた。河川も氾濫(はんらん)し、地震で甚大な被害が出た同県益城(ましき)町、宇土市では広い範囲で冠水した。

 熊本市北区津浦町の民家では21日、裏山の土砂崩れに巻き込まれた橋谷信人さん(87)、妻ツネ子さん(85)が見つかり、死亡が確認された。

 熊本県宇土市では、中口隆道さん(66)と草津信子さん(53)が、それぞれ土砂が流れ込んだ自宅で見つかり、死亡が確認された。

 熊本県上天草市でも、岩谷為喜(ためき)さん(92)方の裏山の土砂が崩れ、自宅に流れ込んだ。岩谷さんは土砂の中から発見され、病院で死亡を確認。熊本県甲佐町の曽我収さん(79)は自宅敷地内で水死しているのが見つかった。自宅前の水路があふれ、警戒作業で外に出ていたという。

 熊本県大津町では、熊本市と阿蘇地方を結ぶ国道57号の2カ所でがけ崩れが発生。熊本地震で崩落した阿蘇大橋との間にある熊本県南阿蘇村の立野地区が孤立し、14人が大津町に避難した。宇土市では堤防の決壊で広範囲が冠水し、益城町でも木山川の堤防が決壊、孤立する民家もあった。

 熊本県甲佐町では国内で過去4番目に多い1時間雨量150ミリを観測した。

 県内6市町村の2671世帯、6605人に避難指示が、15市町村の7万1567世帯、17万8981人に避難勧告が出た。128棟の床上浸水、419棟の床下浸水も確認。益城町など7市町村で約1千戸が断水したほか、長崎県や大分県などを含む最大13市町村1133戸が停電した。

 一連の地震後、熊本県は土砂災害を警戒していた。蒲島郁夫知事は「地震で県内のいたるところで地盤が緩んでいる。徹底して予防的避難を呼びかけてきた中で犠牲者が出たことが残念でならない」と話した。

 梅雨前線は一度南下したが、21日夜から22日にかけて再び北上し、九州付近に停滞するとみられる。熊本県などの北部では、22日明け方から昼ごろにかけて雷を伴う激しい雨が降ると予想されており、気象庁は浸水や土砂災害に警戒を呼びかけている。

832荷主研究者:2016/06/25(土) 19:27:29

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160614000079
2016年06月14日 17時20分 京都新聞
宇宙ごみの形や大きさ解析 京大グループ「除去につながる成果」

地球を周回する宇宙ごみのイメージ(NASA提供) ロケットや人工衛星の残骸である「宇宙ごみ」の大きさや形、回転の状況を識別する新たな観測手法を開発し、大気観測用レーダーのデータ解析に適用してごみの姿を捉えることに、京都大の山川宏生存圏研究所教授や佐藤亨情報学研究科教授らのグループが成功した。人工衛星などに衝突して被害をもたらす宇宙ごみの除去に役立つ成果で、日本航空宇宙学会誌にこのほど発表した。

 地球の周りには10センチ以上のごみが2万個ほど確認されている。レーダーを使えば、ごみに電波を照射して跳ね返って来るまでの時間から距離と、跳ね返ってくる電波の周波数の変動(ドップラー効果)によって速度はそれぞれ分かるが、大きさや形、回転の状況までを把握するのは難しかった。

 グループは、ごみの表面の凹凸や回転による微小なドップラー効果を読み取る新たなデータ解析手法を開発した。この手法を京大の大気観測用の「MUレーダー」(滋賀県甲賀市)に適用し、800キロの上空にある一つのごみを調べたところ、直径約1メートルの円盤状で、約6秒周期で回転している、との情報を得ることができた。

 山川教授は「宇宙ごみの除去には、ごみがどんな状態で存在しているかを知ることが欠かせない。今回の手法を専用レーダーに適用すれば、数センチ程度のごみでも詳しい情報を知ることが期待できる」と話している。

833とはずがたり:2016/07/01(金) 13:23:33
列島最大規模の「実績」を持つ阿蘇山、9万年ぶりの大噴火の確率は?
http://ironna.jp/article/3149?p=1
巽好幸(神戸大学海洋底探査センター長、同大学院理学研究科教授)

日奈久断層帯は「札付き」の活断層

 気象庁が本格的に地震データの収集を初めたのは約100年前。これまで九州で震度7が観測されたことはなかった。そのために今回の地震がいかにも「異常」であるかのような印象を与えるかもしれないが、決してそうではない。日奈久・布田川断層帯はバリバリの活断層帯であり、過去に何度も大地震を起こしてきた。これらの断層活動は、フィリピン海プレートが日本列島に対してやや斜め向きに沈み込むために、横ずれ成分が大きい。さらにはこの辺り、別府?島原地溝帯と呼ばれる地帯では、九州島が南北に引き裂かれるような変動も起きている。地震や火山などの地球の営みは、人間のタイムスケールより遥かに長いのである。

 地震調査委員会は日奈久断層帯についてその活動時にM6.8程度の地震が発生する可能性があること、そしてこの断層帯を含む周辺域ではM6.8以上の地震の30年発生確率は7〜18%と評価している。

 この確率は一見、首都直下地震や南海トラフ地震(ともに70%超)に比べると低い。しかし私たちは、21年前の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)前日の30年発生確率が0.02〜8%であったという事実を忘れてはならない。つまりこの九州中部域、さらに言えば日本列島全域ではいつ地震が起きてもおかしくないと認識すべきである。私たちは、太平洋プレートとフィリピン海プレートが押し寄せる「変動帯」に暮らしているのだ。

 日奈久・布田川断層帯は決して1枚の断層ではなく、多くの活断層の集まりである。つまり、今回の地震(破壊)が近傍の断層活動を誘発する可能性は高い。今後も強烈な揺れを伴う余震が数週間続くであろうことに備えるべきである。

阿蘇もまた「札付き」

 阿蘇山は世界有数の活動的活火山である。16日にも小噴火が起きたが、これは火山の日々の息づかいのような噴火かもしれないが、地震直後であるために地震によって誘発された可能性もある。

 阿蘇山のような活火山の直下、数kmには「マグマ溜まり」が存在する。その大きさはよく解らないが、おそらく直径2〜3km程度であろう。地震の揺れがこのマグマ溜まりを刺激すると噴火に至る場合がある。サイダーやビールの瓶を勢い良く振ると炭酸ガスが発生して中身が溢れ出すのと同じ原理だ。これまでにも、地震直後数日以内に火山噴火が起きた例は多い。

 さらにこの火山は、約9万年前に列島最大規模の噴火を起こした「実績」がある。巨大噴火の跡には東西18km南北25kmの巨大な「カルデラ」が残っている。

 私たちは一昨年、このような巨大カルデラ噴火が(阿蘇山と特定しているわけではないが)九州中部で発生した場合、1億人以上の日常生活が奪われると発表した。また、日本列島で巨大カルデラ噴火が今後100年に起きる確率は約1%であることも述べた。この確率が間違っても99%大丈夫であることを意味するのではなく、非常に切迫度の高い値であることは先に述べた通りである。

 巨大カルデラ噴火では、通常のマグマ溜まりより深い所に遥かに大規模なマグマ溜まり(体積数十立方km以上)が存在する。9万年前の阿蘇巨大カルデラ噴火の場合はなんと1000立方kmものマグマが一気に噴き出したのである。

 今回の一連の地震の震源が約10kmであることを考慮すると、このような巨大マグマ溜まりが存在すれば、マグマ溜まりの周囲の岩盤に亀裂が入る可能性がある。その場合には、サイダーの蓋を勢よく開けたときと同様にマグマが溢れ出す、つまり巨大カルデラ噴火が始まることも考えられる。

 ただ、現時点ではこのような巨大なマグマ溜まりが阿蘇火山の下にあるのかどうかは判っていない。現在の観測体制では検知不能なのである。

地震大国・火山大国に暮らす覚悟

 我が国は地球上でも有数の地震大国・火山大国である。私たちはこの「変動帯」から多くの試練を与えられている。一方で私たちは、変動帯ならではの恩恵を享受してきた。温泉は最も解りやすい例だろうし、明治日本の近代化を支えた銅などを高濃度で含む「黒鉱鉱床」も海底火山からの恵みである。
 こんなにも恩恵を受けているのであるのだから、その試練から目を背けているだけでは狡いというものだ。試練による被害を最小限に抑える方策を考えないといけない。

 火山噴火について言えば、現時点ではマグマ溜まりの形状や位置すら正確には判っていない。巨大カルデラ噴火に対しては、巨大マグマ溜まりの存在すら確認できていない。火山大国かつ科学技術立国として誠に情けない限りである。

834とはずがたり:2016/07/01(金) 13:47:55
>また、活断層はその定義が「地震を起こす地震断層が浅くて地表に見えているもの」というものだから、首都圏や大阪、名古屋など、川が土砂を運んできたり、海の近くだったりして堆積層が厚いところでは、「活断層はない」ことになっている。
ひでえ定義だな。。

日本人が初めて体験した巨大地震 阿蘇山の「連動噴火」は起こるか
http://ironna.jp/article/3150?p=1
島村英紀(武蔵野学院大学特任教授)

「阪神・淡路」と同じ最大級の直下型地震

 4月14日の夜、熊本市で震度7の地震が起きた。マグニチュード(M)は6.5であった。震度7は、1949年に新たに気象庁が導入して以来、3回しか記録されたことはない。今回のものは2011年に起きた東日本大震災(地震の名前としては東北地方太平洋沖地震)以来5年ぶりで4回目になる。

 ちなみに、震度7とは、日本の震度階では最高レベルだ。つまり「青天井」でどんな大きな揺れでも震度7なのである。

 4月16日までは、熊本で起きたM6.5の地震は「本震」と言われた。本震と余震は「布田川(ふたがわ)断層」と「日奈久(ひなぐ)断層」の二つの活断層が起こしたと報じられた。

 だが、16日になってから、さらに大きな地震が起きた。Mは7.3。この大きさは内陸直下型地震としては最大級で、たとえば阪神・淡路大震災を引き起こして6400名以上の犠牲者を生んだ兵庫県南部地震と同じ地震の規模である。

 気象庁は、16日になって、このM7.3の地震を「本震」とし、前に起きたM6.5の地震と、16日のM7.3の地震の前までに起きた余震を、すべて「前震」とする、と発表した。つまり後から大きな地震が起きたので、それを「本震」としたのである。

 だが、前震だとしても、それらを前震として認識できなかったことは明らかで、その後、もっと大きな地震が襲って来ることは予想できなかったことになる。

 さらに、その後16日には、熊本の二つの活断層から北東に離れた阿蘇山の近くでM6に近い大きな地震が二回起き、さらに北東の大分県中部でも震度5弱を記録した地震が起きた。これらは、熊本で起きている地震の余震域の外で起きた地震で、明らかに熊本の地震の余震ではない。新しい地震活動が始まったと言うべきであろう。

定義や認定があいまいな活断層

 そもそも、布田川断層と日奈久断層の二つの活断層は「中央構造線」という活断層群の一部なのである。

 中央構造線は長野県に始まって名古屋の南を通り、紀伊半島を横断し、四国の北部を通り、九州に入って横断する活断層群である。詳しく調べられているところでは布田川断層と日奈久断層のように、場所ごとに別の名前がついている。

 活断層は一般に、枝分かれしたり、途切れたりするのが普通だ。活断層の長さや枝分かれをどう認定するかは学者によって異なる。

 このため、たとえば原子力発電所を作る前に「活断層の長さ」から「その場所で起きる最大の地震」を決めることが行われているが、「活断層の長さ」には学者による任意性が大きく、この手法には強い疑問が出されている。

 また、活断層はその定義が「地震を起こす地震断層が浅くて地表に見えているもの」というものだから、首都圏や大阪、名古屋など、川が土砂を運んできたり、海の近くだったりして堆積層が厚いところでは、「活断層はない」ことになっている。

 このため、阿蘇山の近くのように厚い火山噴出物をかぶっているところでも、やはり活断層は見えない。

 これに反して、詳しく調べられているところでは布田川断層と日奈久断層のように、場所ごとに別の名前がついているが、全体としては中央構造線は日本で最長の活断層なのである。長さは1000キロを超える。

835とはずがたり:2016/07/01(金) 13:48:12
>>834-835
 この中央構造線は地質学的には地震を繰り返して起こしてきたことが分かっており、その結果として、たとえばその南北で別の岩が接しているなど、この活断層の南北で山脈や川筋が食い違っている。これはこの活断層に沿って繰り返して起きてきた地震の結果である。

「中央構造線」で初めて体験した巨大地震

 この大断層の西端に近い熊本で起こった4月14日の地震は、日本人が中央構造線で初めて体験して被害を生じた地震だった。

 つまり、この長大な活断層が起こした地震を日本人が体験して史実として書き留めた例はなかった。日本人が住み着いたのは約1万年前、記録を残しているのはせいぜい1000〜2000年ほどなので、この大断層が地震を繰り返してきた時間の長さに比べて、あまりに短い間でしかないのだ。

 その意味では、2014年に起きた長野県・白馬村の地震と似ている。この地震はM6.7。こちらは「糸魚川-静岡構造線」という、やはり長大な活断層群で起きて、日本人がはじめて大きな被害を受けた地震だった。この地震は神城(かみしろ)断層という糸魚川-静岡構造線の一部の活断層が起こした。なお、気象庁はこの地震には名前をつけなかったので、長野県北部地震とも呼ばれている。

 ところで、このような長大な活断層群では、日本列島全体がいくつかのプレートに押されることによって、それぞれの小部分ごとに地震を起こすエネルギーが溜まっていっている。そして、岩が耐えられる限界を超えると地震が起きる。つまり地震が起きることによって、溜まっていたエネルギーが解放されるのである。

 そして、ある部分で地震が起きたことは、同じような理由でエネルギーが溜まっているその隣の部分にとって「留め金が外れた」ことを意味する。つまり、地震が起きた部分の隣で、地震が起きやすくなるのである。

 今回、中央構造線のうちの熊本の部分で地震が起き、2日後に阿蘇に、そして大分に、と地震が広がっていったのは、この理由なのではないかと考えられる。
大分自動車道を覆う土砂崩れ=4月16日午後、大分県由布市(共同通信社機から)
大分自動車道を覆う土砂崩れ=4月16日午後、大分県由布市(共同通信社機から)
 もちろん、「隣の部分」に、まだ十分の地震エネルギーが溜まっていなかったら、この連鎖は起きない。残念ながら、いまの地球物理学では、地下にどのくらいの地震エネルギーが溜まっているかは分からない。

 ところで、心配なのは、連鎖が起こっていった熊本、阿蘇、大分の次にあるのは愛媛なのである。ここには、中央構造線のすぐ近くに伊方原発がある。また、逆に熊本から南西に中央構造線をたどると鹿児島県に入る。ここは川内原発からそう遠くはない。

 地球物理学者としては、「連鎖の次」を恐れているのである。

相前後して起こる火山噴火と大地震

 4月16日、阿蘇の近くで大きめの地震が起きた同じ日に、阿蘇は1ヶ月ぶりに噴火した。ただし、大きな噴火ではなかった。

 地震と火山は両方とも地下でプレートがらみ、あるいはその結果としての活断層がらみで起きる現象だから、なにかがつながっているのに違いないのだが、残念ながら現在の地球物理学では、地震と火山がどうつながっているかはわかっていない。

 地震は活断層に地震エネルギーが溜まっていき、その岩が耐えることが出来る限界を超えると起きるという、いわば直接的な関係である。

 これに対して、火山の場合には、マグマが地下で作られる。だが、そのマグマがそのまま上がってきて噴火するわけではなくて、上がってくるときにいくつかの「マグマ溜り」を作りながら上がってくる。そして、いちばん上にあるマグマ溜りのなかで圧力が高まってマグマが地表に噴出するのが噴火なのである。つまり火山噴火は間接的な関係なのである。

 しかし、世界的に見ても火山噴火と大地震が相前後して起きた例は多い。たとえば、1707年に巨大地震である宝永地震が起きた49日後に、富士山の宝永噴火があった。他方、噴火が地震よりも先だった例もある。

836とはずがたり:2016/07/08(金) 10:22:03
連星の変形版か?

「太陽」が3個ある惑星=340光年先で発見―欧米チーム
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/339/cb34c20cd794bc17bf71a09567dd61aa.html
(時事通信) 03:02

 地球からケンタウルス座方向に約340光年離れた所で、「太陽」が3個ある惑星を発見したと、米アリゾナ大などの欧米チームが7日付の米科学誌サイエンスに発表した。南米チリにある欧州南天天文台のVLT望遠鏡を使い、赤外線で惑星を直接捉えた。

 この惑星は質量が木星の約4倍で、表面温度は約580度。形成されてから約1600万年と推定され、非常に若い。惑星から見て太陽に当たる恒星は大、中、小の3個ある。3個が一緒に昇って沈むため昼夜が変わる時期と、順番に昇ってほぼ昼間が続く時期があるという。

 この不思議な仕組みは円軌道の組み合わせで起きる。中心は大きな恒星で、惑星は周囲を約550年かけて公転している。一方、大恒星は中小の恒星ペアと重力で結び付き、お互いに回り合う関係にある。

837とはずがたり:2016/07/14(木) 12:48:52
謎の第9惑星、太陽がよそから「盗んだ」?
http://www.cnn.co.jp/fringe/35083707.html?tag=rcol;editorSelect
2016.06.03 Fri posted at 15:49 JST

第9惑星は太陽によって別の恒星から「盗まれた」とする説が浮上
(CNN) 太陽系に存在する可能性が指摘された謎の「第9惑星」は、太陽が別の惑星から「盗んで」太陽系に取り込んだものかもしれない――。スウェーデンのルンド大学の研究チームが、天文学会誌に掲載した新たな報告でそんな説を発表した。
第9惑星は米カリフォルニア工科大学が今年1月に痕跡を見つけたと発表していた。海王星より遠い場所にある太陽系の9番目の惑星とされ、質量は地球の10倍と推定される。
ルンド大学の研究チームは、この惑星がもし存在するとすれば、かつて太陽系外の別の恒星を周回していた太陽系外惑星を、およそ45億年前に太陽が「盗んだ」ものだったという説を打ち出した。この説が正しければ、第9惑星は太陽系内で見つかった最初の太陽系外惑星ということになる。
恒星は集団で誕生し、互いに近くを通過する際に惑星を「盗む」ことがあるという。第9惑星にもそれが起きたと研究チームは推測。「第9惑星はほかの惑星に『押しやられた』可能性が大きい。もともとの恒星を周回するには軌道が大きくなりすぎて、私たちの太陽がその恒星からこの惑星を盗んでつかまえた可能性がある」と解説している。
第9惑星の太陽からの距離は、太陽と海王星との距離の約20倍あり、1万〜2万年かけて太陽の周りを周回していると推定される。ただしその存在自体、まだ実証はされていない。

838とはずがたり:2016/07/15(金) 13:45:49
ひとみ後継機、20年目標=失敗生かし再製作、JAXA検討
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160714X798.html
07月14日 18:58時事通信

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、打ち上げから1カ月余りで壊れ、運用を断念したX線天文衛星「ひとみ」の後継機を、2020年を目標に打ち上げる計画を検討していることを明らかにした。同日開かれた文部科学省の宇宙開発利用部会で報告した。文科省は計画を精査し、来年度予算の概算要求に含めるかどうかなどを検討する。

 JAXAの科学衛星を担当する宇宙科学研究所の常田佐久所長は部会で「ひとみはX線天文分野をカバーする、なくてはならない衛星。機会が与えられるなら後継機を実現したい」と述べた。

 JAXAによると、後継機は試験観測で高性能を示した「軟X線」と呼ばれる波長の観測機器を中心にする。信頼性確保と製作期間の短縮、経費削減のため、新規開発の要素は盛り込まない。ただ、失敗の原因となった姿勢制御系は安全性を重視した設計とする。

839とはずがたり:2016/07/21(木) 07:10:11
物理も此処へ。精製水はゆっくり冷却すると凍らないけどコップに入れたりする衝撃を与えるだけで凍るのだそうな。

氷点下でも凍らない「過冷却水」の謎を解明、米研究
http://www.afpbb.com/articles/-/2842449?pid=8128073
2011年11月25日 14:21 発信地:パリ/フランス

【11月25日 AFP】水が凍る温度、氷点は、必ずしも摂氏0度ではない。

 水は、氷点下でも液体として存在することができる。これを「過冷却状態」と呼ぶ。その原理は次のとおりだ。

 水が氷になるためには、水の中に氷の「種」が必要だ。すなわち、その周りに結晶が集まる核となるような結晶だ。だが、核を形成する不純物や粒子が全くない純水の場合は、氷に変わることが難しい。

 これまで、過冷却水が凍る最低温度はマイナス41度とされてきた。科学者らは、実際はこれよりも低いのではないかと考えてきたが、確認はできなかった。こうした低温では水は即座に結晶化してしまうため、結晶化せずに残った水の特性を正確に測定することが不可能だからだ。

■コンピューターで再現

 そこで米ユタ大(University of Utah)の化学者、バレリア・モリネロ(Valeria Molinero)氏とエミリー・ムーア(Emily Moore)氏は、コンピューターを使って過冷却水の動きを顕微鏡レベルでシミュレーションし、その成果を23日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。

 このシミュレーションで、水の熱容量と密度、圧縮率を考慮に入れた上で、3万2768個の水分子が冷却されるとどうなるかを再現したところ、シミュレーション上での数千時間後に結論が出た。

 水が絶対的に凍る温度は、マイナス48度だった。

 水はこの温度に近づくと、密度が低くなって圧縮しやすくなり、構造が変化する。その結果、それぞれの分子は別の分子4個とゆるく結合し、ピラミッド形の4面体を作る。

 2人は、この状態を「中間氷」と名付けた。液体の構造でもなく、完全な氷の構造でもない、その間という意味だ。

■温暖化予測にも有用

 この研究には、科学的好奇心を満たす以上の意味がありそうだ。

 地球温暖化を研究している大気科学者らは、水が凍って氷に結晶化する温度とその速度を知る必要がある。雲の中には最低でマイナス40度の水分が含まれていることが分かっている。

「大気中の水分のどれだけの量が液体で、どれだけの量が結晶化した状態かを知ることは、温暖化を予測する上で重要だ」と、モリネロ氏は指摘した。(c)AFP

840とはずがたり:2016/07/24(日) 18:06:02
<地震>伊豆大島近海で相次ぐ 静岡・東伊豆町で震度3
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/35/0e58df3e0cf89980a1deaaa12ecbaa55.html
(毎日新聞) 16:12

 24日未明から、伊豆大島近海を震源とする地震が相次いでいる。午前0時59分ごろと同2時44分ごろ、午後1時54分ごろ、いずれも静岡県東伊豆町で震度3を観測した。

 気象庁によると、いずれも震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは3.3?3.8と推定される。津波の心配はないという。

841とはずがたり:2016/07/26(火) 09:42:53
〔桜島〕約3年ぶりに火口縁上5000mに達する爆発的噴火 鹿児島市街地でも降灰のおそれ(26日1時半現在)
http://news.goo.ne.jp/article/rescuenow/nation/rescuenow-00000004729941.html
01:00レスキューナウニュース

鹿児島地方気象台などの観測によると、鹿児島県の桜島では、きょう26日00:02に爆発的噴火が発生し、火口縁上5000mまで噴煙が上がりました。
気象庁は、鹿児島市(桜島)で多量の降灰のほか、風下側に当たる鹿児島市街地方向でも降灰が予想されるとして、桜島に「降灰予報」を発表し、注意を呼びかけています。

桜島で火口縁上5000mに達する規模の噴火が観測されたのは、2013年8月18日16:31に発生した爆発的噴火以来、約3年ぶりとなります。この際は、鹿児島市街地にも降灰があり、鹿児島本線、日豊本線、指宿枕崎線が鹿児島県内で一時運転を見合わせるなどの影響がありました。

■降灰が予想される地域(気象庁、26日06:00まで)
多量   鹿児島県:鹿児島市(桜島)
やや多量 鹿児島県:鹿児島市(鹿児島市街地)
少量   鹿児島県:枕崎市、日置市、いちき串木野市、南さつま市、南九州市

■降灰予報:予想降灰量とその対応
・降灰量「多量」  :火山灰が巻き上げられ、視界不良となり、地面は完全に覆われる状態。この範囲内では不要な外出や車の運転は控えてください。 
・降灰量「やや多量」:火山灰が降っているのが明らかに分かり、路面表示が見えにくくなる状態。この範囲内では、傘やマスク等で防灰対策をして、車は徐行運転を心がけてください。
・降灰量「少量」  :火山灰が降っているのがようやく分かり、地面にうっすら積もる状態。

842とはずがたり:2016/07/27(水) 14:54:32

ISS頼みの有人宇宙開発、次の一歩は NASAは火星
http://www.asahi.com/articles/ASJ782QF3J77ULBJ01N.html?iref=com_alist_8_01
山崎啓介、竹石涼子2016年7月8日09時22分

 国際宇宙ステーション(ISS)に向けて大西卓哉飛行士が7日旅立った。国際協力で建設されたISSには、15年余の間に延べ200人以上の飛行士が滞在。宇宙空間が身近になった今、各国が次に目指すのは月面基地建設と火星の有人探査だ。米ロ中などがそれぞれ計画を掲げる中、ISS頼みで有人宇宙開発を進めてきた日本はどうするのか。

 大西さんが乗った宇宙船はロシア製。同行したのは米ロの飛行士。ISSは約400キロ上空に浮かぶ国際協力のシンボルだ。米ロ欧日が中心となって建設、計15カ国で運用し、2000年から各国の飛行士が滞在する。日本は独自の実験棟「きぼう」を保有。一定の存在感を示す。

 地上にはない微小重力という環…

843とはずがたり:2016/07/31(日) 18:15:48
すすとちりとどうちがうんだ?

恐竜絶滅「すす」が原因?東北大など新説
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00000006-khks-soci
河北新報 7月31日(日)11時39分配信

 今から6600万年前に起きた恐竜など生物の大量絶滅は、地球に小惑星が衝突して舞い上がった「すす」による気候変動が原因だったとする新説を、東北大大学院理学研究科と気象庁気象研究所が発表した。

 大量絶滅を引き起こした要因として最も有力なのが、メキシコ・ユカタン半島に落下した小惑星原因説。だが、小惑星の衝突と気候変動の因果関係を巡っては、巻き上げられた「ちり」が太陽光を遮って起きた地表寒冷化、大量発生した酸性雨による海水の酸性化など諸説ある。

 東北大の海保邦夫教授(有機地球化学)らは、カリブ海のハイチとスペインで小惑星衝突後に堆積した地層からすすを採取し、成分を分析。炭化水素の一種「コロネン」の含有率が高いことを突き止めた。

 コロネンは超高温で有機質が焼けた場合に限って含有率が高くなる性質があり、小惑星衝突の熱で生成されたと結論付けた。

 コンピューターで当時の気象変動を再現すると、舞い上がった大量のすすが上空約10〜50キロの成層圏に7〜8年とどまり続けて太陽光を吸収。気温が低下して海水の蒸発量が減り、降水量が激減したために植物が枯れて食物連鎖が崩れた。

 ちりの飛散は、短期間で収まって大きな気候変動には至らないという。海保教授は「もし、小惑星の衝突地点が海だったら、恐竜は絶滅しなかったかもしれない」と話している。

844とはずがたり:2016/08/02(火) 01:09:17
仙台スレかな?

350万年前に火砕流仙台へ 25km南西で噴火
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160725_13019.html

 仙台市街地の代表的な地層「広瀬川凝灰岩部層」が約350万年前、約25キロ南西の宮城県蔵王町東部にあった火山の噴出物によって形成されたとみられることが24日、分かった。地層をつくった火砕流がどこから流れてきて堆積したのか長年謎とされてきた。
 東北大総合学術博物館の高嶋礼詩准教授(地質学)と同大理学部4年の草川遙さんの分析で明らかになった。
 2人は米国の研究者が近年開発した手法を使い、広瀬川凝灰岩に微量に含まれるアパタイト(リン灰石)の結晶を調べた。アパタイトは火山の「指紋」「DNA」とも言われ、マグネシウムと塩素の含有率が火山や噴出時期で異なる。
 凝灰岩の層がある青葉区大倉、宮城県大和、村田両町から標本を採取し、抽出したアパタイトを比較した。その結果、村田町にある村田ダム上流部の凝灰岩の含有率が広瀬川凝灰岩と一致することが分かった。
 厚さ約20メートルの村田町の凝灰岩に含まれる軽石の最大径は約60センチ。広瀬川凝灰岩の軽石(約5センチ)より大きく、同町の方が噴出源の火山に近いとみられるという。
 火砕流を起こしたのは、大量の噴出物を伴うカルデラ噴火と推定。凝灰岩の分布や周辺地形などから「南隣の蔵王町東部にかつて火山があり、仙台市周辺に火砕流が流れ込んだ」との新説に行き着いた。本年度中に関連学会に報告する。
 高嶋准教授は「過去の噴火と被害が分かれば、将来の災害規模が想定できる」と意義を語る。草川さんは「村田町の凝灰岩と一致した時は驚いた」と話した。
 広瀬川凝灰岩部層は、1960年代から地学の副読本で「火砕流を生んだ火山がどこにあったか分かっていない」などと記述されている。泉区住吉台付近でも広瀬川凝灰岩が確認されており、北西の七ツ森(大和町)を起源とする説が有力だった。
 仙台市周辺の地質に詳しい仙台二華高の花松俊一講師は「南西由来の火砕流という説は意外で興味深い。多くのデータが得られれば火砕流の広がりが明らかになるだろう」と期待する。
 高嶋准教授によると、東北地方では過去1000万年の間に100万〜300万年前と500万〜800万年前の2回、カルデラ火山の活発期があった。
 10万年前以降に噴火があったのは十和田カルデラ(十和田湖)のみ。約350万年前にカルデラ噴火を起こしたとみられる蔵王町東部の火山も、現在は活動が収まっているという。

[広瀬川凝灰岩部層]仙台市街地の地層で、青葉区西公園付近では約8メートルの厚さがある。広瀬川沿いや竜の口渓谷では地表に表れている。霊屋橋下流部の河原にあるセコイアの根元の化石は、約350万年前に仙台一円を襲った火砕流が森をなぎ倒し、残った部分と考えられている。

845とはずがたり:2016/08/06(土) 15:38:03
期待の新粒子、なかった…国際研究チームが発表
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160806-OYT1T50021.html?from=y10
2016年08月06日 10時55分

 【シカゴ=三井誠】日米欧などが参加する国際研究チームは5日、現代物理学の土台となる「標準理論」では説明できない新粒子の発見報告が期待されていた米シカゴの国際会議で、「データは統計的なゆらぎで、新粒子はなかった」と発表した。


 研究チームは、欧州合同原子核研究機関(CERNセルン)の「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」を使って実験。昨年のデータは未知の粒子が存在する可能性を示し、歴史的な発見につながる成果として世界的に注目を集めていた。だが、今年のデータを詳細に分析したところ、粒子の存在は否定されたという。

 研究チームのティジアーノ・カンポレージ博士は「自然はとらえがたいものであり、私たちは忍耐強くなければならない」と話した。

846とはずがたり:2016/08/19(金) 18:52:28
ブラックホールの中心にはワームホールがあり、通り抜けて向こうの世界に行ける(最新物理)
http://tocana.jp/2016/08/post_10636_entry.html
2016.08.18

 イギリスの「Daily Mail」紙と科学系オンラインジャーナルの「Unexplained Mysteries」のレポートによれば、バレンシア(スペイン)の粒子物理学研究所の研究チームは、ブラックホールの特異点における時空の幾何学的構造の不完全性を考慮した新説を発表したとのことである。

 ブラックホールの中心である特異点は、原子1つよりも小さい点と考えられており、一般的にはブラックホールに近づくものは、スパゲッティ現象化(※)もしくは究極に引き伸ばされた状態となり、なんであれその巨大な重力によって特異点に吸い寄せられ、物理的にも数学的にも計算不能な失われた状態に陥ると考えられている。

 研究チームは、この新説を検証するために通常のブラックホールの研究ではあまり見られないグラフェン(原子1個分の厚みの炭素結合シート)を使用し、ブラックホールの内部構造をシミュレーションすることで、特異点の幾何学的構造の不完全性を導きだした。そしてブラックホールのジオメトリを分析することよって、ブラックホールの中心に小さな球状の中心点とワームホールを発見したとのことである。

■入口で引き伸ばされ出口で元に戻る!?

 この発見によって、理論的に帯電ブラックホールの解釈に残されたいくつかの問題点を解決することも可能になり、また、ブラックホールの中心がワームホールという扉であるならば、時間と空間の連続性についても解決できるようになるとのことである。研究チームの一員であるバレンシア大学のゴンザーロ・オルモ氏は、「ブラックホールは重力についての新しいアイデアを試すための理論実験室であり、観察された事実と理論から可能なすべてのオプションを検討した結果である」と発言している。

 人間がブラックホールを通過して生きていけるとは想像もできないが、ブラックホールに引き込まれる際に限りなく引き伸ばされた物質は、ワームホールの出口では元の大きさに戻って吐き出されるということらしい。

 すでに、普通の物理をはるかに超えた奇想天外な理論に聞こえるが、オルモ氏によれば、この新説はアインシュタインの理論においてのエキゾチック物質(負の質量を持つ物質)を導入する必要もなく、電界のように一般的な物質とエネルギーですべて説明がつく理論であるという。

847とはずがたり:2016/08/19(金) 19:09:21
ベンヌ (小惑星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%8C_(%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F)

2009年にアンドレア・ミラニと共同研究者が報告した力学的研究によると、ベンヌは2169年から2199年までの間に8回地球に接近し、そのどれかで衝突する可能性があることがわかった。この小惑星を構成する物質が何であるかはほとんどわかっておらず、衝突の可能性もそれに左右されるが、衝突の確率は8回の可能性の合計でも最大0.07%であるという[5]。ベンヌが地球に衝突する可能性をさらに精密に計算するには、この小惑星の形状をより正確に把握し、少なくとも複数年に及ぶレーダー観測と光学観測を続行してヤルコフスキー効果による影響がどの程度かを見極める必要がある。


【NASA発見・地球滅亡】2135年、遂に小惑星“ベンヌ”が地球に衝突する!? 「世界的大惨事になる」(教授)
http://tocana.jp/2016/08/post_10620_entry.html
2016.08.16

 1998年公開のSF映画『アルマゲドン』に描かれていたような地球と小惑星の衝突が、リアルに起きる可能性が浮上してきている。もちろん、映画という予定調和のなかの出来事では小惑星は最終的に破壊され地球は事なきを得るのだが、実際2135年に予測されている小惑星と地球との衝突の可能性はどれくらい信憑性が高いものなのだろうか。

■地球と月との間をすり抜ける異常な軌道の小惑星

 オンラインジャーナルの「Disclose.tv」と「NatureWorld News」のレポートによれば、この小惑星「ベンヌ(Bennu)」は1999年に発見された直径487メートルほどの小惑星で、平均時速10万1000キロという猛スピードで太陽を6年周期で公転している。このベンヌの2135年に地球に最接近する際の公転軌道が、地球と月との間をすり抜けるような異常な近さであることわかってきたのである。

 宇宙規模の距離感覚で考えれば、地球と月との間を抜けるなどという距離は、ニアミスの距離どころか衝突圏内とも考えられる距離であろう。しかも、これだけ地球という惑星に近接した小惑星の軌道が、どれだけ地球自身の重力の影響を受けるかは予測が非常に困難であるという。

 アリゾナ大学惑星科学のダンテ・ローレッタ教授は、「2135年のベンヌの接近は、今後の軌道に大きな影響を与える潜在的な力がある」とも発言している。現時点での予測では、衝突の可能性は高くないとしているが、万が一地球と衝突した場合の破壊力は凄まじいものになるであろう。それは、高性能爆薬の30億トン分の爆発力、広島に投下された原爆の200倍に匹敵するものと考えられている。

 北アイルランドのアーマー天文台のマーク・ベイリー教授によれば、ベンヌは世界的大惨事を引き起こす可能性を秘めているとのことである。

■探査船「オシリス・レックス」を緊急打ち上げ

 NASAは、このベンヌに対して今年の9月にオシリス・レックス(OSIRIS REx)と呼ばれる探査船を打ち上げる予定で、それは「はやぶさ」が小惑星イトカワに対して行った調査のように、ベンヌのサンプルを採取して地球に帰還することを目的としている。

 オシリス・レックスのベンヌへの到着予定は2018年、地球への帰還は2023年を予定している。ローレッタ教授によれば、ベンヌのような炭素系小惑星は、初期の太陽系の有機分子が古代遺跡のように残されており、地球に生命を出現させた原子スープに影響を及ぼしていた可能性もあるとも考えられるとのことである。

 また、このオシリス・レックスのもう一つの重要な調査の目的は、ヤルコフスキー効果と呼ばれる天体の熱による軌道への影響の調査である。この力の影響で、実際にベンヌの軌道は1999年から160キロもシフトしていることが知られている。ローレッタ教授は、「我々は今後のために、サイズ、質量、組成など、ベンヌについてすべてを知る必要があり、それは非常に重要なことである」と語る。

asteroidbennu2.JPG
オシリス・レックス(OSIRIS REx) 画像は「Wikipedia」より
 もし、ベンヌが地球と衝突する可能性が高まってきた場合の対応策などは、まだまだこれからの課題になるであろうが、1910年にハレー彗星が接近した時に世界がパニックに陥った100年前とは、分析力も、科学的対応力も格段に上がっている。遅れてきた恐怖の大王とまではいわないが、1999年に来るはずだったノストラダムスの予言が136年ずれていました、などとならないことを祈りつつ、衝突の予測が外れるか、科学の力でなんとかなることを願っている。
(文=高夏五道)

848とはずがたり:2016/08/25(木) 23:28:33
8月25日 4時27分
水が液体のまま存在できる惑星発見 今後の探査に注目
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160825/k10010653311000.html

地球から、わずか4光年の太陽系に最も近い恒星に、地球と似た大きさで、水も液体のまま存在できる惑星があるとイギリスの研究チームが発表し、生命を育むことができる環境かどうか、今後の探査に注目が集まっています。
イギリスのクイーン・マリー大学の研究チームは、地球からの距離が4光年と、光の速さでおよそ4年かかる場所にあるプロキシマ・ケンタウリという恒星に注目し、南米チリにある天文台で2000年から2008年と、ことしの2回に分けて観測しました。
その結果、この星の周りを惑星が周回していて、大きさが地球の1.3倍と似ているほか、プロキシマ・ケンタウリと程よく離れた距離にあるため、惑星の表面に水があれば、蒸発したり、凍ったりせずに、液体のまま存在できることが分かりました。
これまでにも太陽以外の多くの恒星で惑星が見つかっていますが、プロキシマ・ケンタウリは太陽系から最も近い恒星で、これほど近い距離にあって、地球に似た特徴を持つ惑星が発見されたのは初めてです。
ただ、この惑星に、水や大気など生命を育むうえで欠かせない環境が実際にあるかどうかは、今ある観測装置では突き止められないということです。このため、研究チームはNASA=アメリカ航空宇宙局が来年以降、打ち上げる予定の新たな宇宙望遠鏡などに期待を寄せていて、生命が存在できる環境を持ち合わせているのか、今後の探査に注目が集まっています。

850とはずがたり:2016/08/28(日) 18:19:04
台風10号、史上初となる東北太平洋岸〜北関東に上陸か
http://bylines.news.yahoo.co.jp/morisayaka/20160827-00061582/
森さやか | NHK国際放送局 気象アンカー、気象予報士
2016年8月27日 18時28分配信

進路を東に変え、本州に接近し始めている台風10号ですが、その進路に変化が現れています。危惧されていた、首都圏直撃コースよりも、関東の東の海上を進んで、その後、東北地方や北関東に上陸する可能性が高まってきたようです。

台風の現在の状況と今後の進路予想

台風10号は、27日(土)15時現在、中心気圧955hPa、最大風速45メートルの「非常に強い」勢力で、15キロのペースで東北東に進んでいます。29日(月)に「非常に強い」勢力のまま、関東の南へと到達する見込みです。

注目されるその後の進路ですが、これまでの予報よりも、やや東寄りに進む予想が出ています。神奈川や千葉県などに上陸する恐れもあるものの、以前に増して、東北地方や茨城県を進む確率が高まっています。

参考までに、米軍合同台風警報センターの予想進路図を紹介すると、こちらも気象庁と同じような予報を出しています。ただ、気象庁よりもさらに、大回りのコースをとって、より北に上陸する予想をしています。

過去の上陸台風

もしこの通りに、台風10号が東北地方の太平洋岸に上陸したら、それは未だかつてない事態です。

下の図は太平洋側だけに着目し、1951年以降の台風の上陸場所を地域別に比べたものです。
画像
過去最も上陸が多かった地方は、一位の鹿児島県を含む九州で、続いて四国・東海・近畿・関東・北海道となっています。ちなみに、関東地方は神奈川県と千葉県です。

一方で東北地方と茨城県では、一つも上陸が確認されていません。それは、通常台風は南から北東に向かって進むために、これらの地域に上陸する前に、他の場所に上陸してしまうためです。

懸念される高潮被害

東北地方沿岸部などでは、東日本大震災の影響により、海岸線の地盤が沈下しています。さらに、上陸時は新月に近く、中潮の時期なので、より高潮の被害の恐れが高くなっています。こまめに台風情報を確認し、避難場所を確認しておくなど、早めの備えが必至です。

森さやか
NHK国際放送局 気象アンカー、気象予報士
NHK国際放送局気象アンカー。南米アルゼンチン・ブエノスアイレスに生まれ、横浜で育つ。日本女子大大学院心理学専攻博士前期課程修了。在日米国商工会議所勤務を経て、2011年より現職。英語で世界の天気を伝える気象予報士。日本気象予報士会会員、日本航空機操縦士協会・航空気象委員会会員。著書に「竜巻のふしぎ(共著/共立出版)」がある。

852とはずがたり:2016/09/01(木) 21:14:40
火星まて?37時間、太陽系を移動する鉄道「ソーラー・エクスフ?レス」構想
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160901-00013405-forbes-bus_all
Forbes JAPAN 9月1日(木)15時0分配信

2016年1月、カナダの重工業大手ボンバルディア創業者の孫で工業デザイナーのチャールズ・ボンバルディアが、超音速ジェット機(ニューヨーク--ドバイ間を22分で結ぶ)の構想を発表した。だが彼は今、さらに大きな目標を持っているようだ。

地球の枠を飛び出したその新たな構想は「ソーラー・エクスプレス」。天体と宇宙ステーションの間を行き来して人やモノを運ぶ、未来の鉄道だ。

重力を利用して速度や方向を変え、惑星や月の周りを移動するソーラー・エクスプレス(工業デザイナーのオリビエ・ペラルディと共同で設計)は、スキーのリフトのように絶えず動いており、そこにより小さな車両がついている。

鉄道は、全長50メートルのシリンダー状の車両を連結したもの。各車両(シリンダー)は4つの貨物室に分割することができ、メンテナンス・ロボットを使って飛行中に交換をすることが可能だ。

「シリンダーの縦軸の周りを大きな『スペース・シティ』が回転し、内部に重力を作り出す。これによって人間は、移動中の何か月もの間、そこで歩きまわり、生活をすることができる」とボンバルディアは説明する。

車両の構造や種類、機能はそれぞれ異なるが、(人工的に作られた)重力の影響が少ない中心部分は使用が制限される可能性が高い。また中心部には、実験用の無重力エリアも含まれる見通しだ。そして通常の重力下にある外側の区域が、人間の活動に使える部分となる。

打ち上げにはロケットブースターの力を借り、貯蔵燃料を使って、必要に応じて進路を調整する。速度は車両のサイズや目的によって異なるが、最大で秒速3,000キロに達する(光の速さの1%に相当)。

「宇宙空間に出た後に最も費用がかかるのは、加速と減速の段階だ」とボンバルディアは言う。「加速と減速にはとてつもないエネルギーが必要だからだ。だが巡航速度に到達してしまえば、電力消費量は最小限に抑えられる」

車両は前方と後方を強化シールドで保護されており、航路上にある流星物質などの障害物を排除すべく、ミサイルやレーザーを装備したドローン隊(小型無人機)を伴う。

航路に沿って設置されたソーラーアレイ(太陽電池群)が吸収した太陽エネルギーは、照明設備や電子機器への電力供給に利用される可能性がある。乗客用の水は彗星や月から採取することになるだろう。また水は、代替燃料として使える「水素や推進剤をつくるのにも利用できる」とボンバルディア。さらに飛行中に捉えた小惑星は鉱物資源として利用できる可能性がある。

地球-月間はわずか2.13分
ソーラー・エクスプレスの最長航続距離については「無制限」だとボンバルディアは断言する。最初の便は、地球と月の間を往復して貨物と旅行者を輸送することになるだろうとの見方だ。理想とする秒速15キロのスピードで飛行すれば、およそ7時間で移動が可能だ。

「月が、そのほかのプロジェクトの発射台となるだろう。この種の鉄道は無重力の中の方が、組み立てや建造がしやすいからだ」と彼は言う。「次段階の候補は、火星だろう。特に火星を地球化(人間が住めるようにする)できるならば、候補としてふさわしい」

魅力的な構想だが、多くの問題もあり、実現できるのはずっと先のことだろう。「考えなければならないことがたくさんあるのは確かだ」と、ボンバルディアは認める。

「鉱物や素材、人間を太陽系のある地点から別の地点に輸送するシステムを考案することが目的だ。ソーラー・エクスプレスはたたき台であり、今後どう改善していけるかを解明していきたい」

ソーラー・エクスプレスのフライト時間(最大速度3,000キロ/秒で天体間の最長距離を移動した場合)

・地球-月(38万4,472.28キロ)→2.13分
・地球-太陽(1億5,200万キロ)→14.07時間
・地球-金星(2億6,100万キロ)→24.17時間
・地球-火星(4億100万キロ)→37.13時間
・地球-海王星(47億キロ)→18.13日

Kristin Tablang

853とはずがたり:2016/09/06(火) 16:07:41
南海トラフ「ひずみ」四国沖や愛知沖で強く 海保が初公開
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/4/14762.html
2016年05月24日 14時42分

 公開された分布図を見ると、強いひずみが蓄積されている領域は、紀伊半島沖で1944年と1946年に発生したM8クラスの地震の震源域と重なることがわかる。

 東日本大震災や南海トラフなど海溝型の地震の予測をめぐっては、震源域のひずみの観測が不可欠だが、陸上からでは正確に把握することができず、海底の動きから推定するのは今回が初の試みだという。

854荷主研究者:2016/09/11(日) 11:36:36

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160824000058
2016年08月24日 11時51分 京都新聞
歴史書で宇宙「観測」 京大、成果相次ぐ

京都大に残っていた印画紙による過去の地磁気の記録。奥にあるのは当時用いた観測機器(京都市左京区・京大)

 観測手段が未発達だった頃の宇宙の状態を推測するため、歴史書や過去の記録を活用する手法が広がっている。数百年以上をかけて変化することもある自然現象に対し、蓄積された史料を生かして調べようという試みだ。京都大では300年にわたる中国の歴史書や、半世紀前に違う目的で行った観測記録を洗い直して成果を出した。先人の遺産は、新たな科学の発見の宝庫となる可能性を秘めているようだ。

 清朝(1616〜1912年)の前史を含めた記録「清史稿」。全536巻で、太祖ヌルハチの時代から辛亥革命で政権が変わるまでを、皇帝の行いや政治制度、天変地異などさまざまな観点から記す。

 中国では天体の変化が王朝の行く末に影響すると考えられ、専門の役人が夜空を観察する伝統がある。京大総合生存学館の磯部洋明准教授や理学研究科大学院生の河村聡人さんらはこの点に着目。文学研究科の大学院生で東洋史を専攻する早川尚志さんと協力し、過去のオーロラの記録から太陽活動の推測を試みた。

 磯部准教授らはウェブ上に公開されている清史稿のデータを使い、「気」「光」などのキーワードで検索。公刊された書籍にも当たり、夜空に光るものがあったという趣旨の記載を延べ111件で見つけた。このうち一定期間観察が続いた例は彗星(すいせい)と見なすなど精査。1618〜79年では、延べ5件でオーロラの観測を記したと推測した。太陽の活発さを表す黒点数が少なく巨大なオーロラを発生させにくいと考えられている45〜1715年でも大規模なオーロラが観察された可能性が生じた。

 科学者だけでは清史稿を読めないため、文理の枠を超えた研究となった。少なくとも漢の時代には天体の記録があり、今後も研究を進めたいという。河村さんは「歴史書をひもとき太陽活動の新たな側面の可能性を示せた。京都の寺社には古文書が多いので日本の観測記録も確かめたい」と意欲を見せる。

 京大理学研究科の能勢正仁助教と大学院生の山本和弘さんらは、地震予知などのため約50年前に地磁気を印画紙に記録したアナログデータを活用し、人工衛星での観測が始まる前のプラズマ質量の推定という別の目的で成果を見いだした。

 茨城県石岡市の観測所の資料庫に眠る記録のうち、1956〜75年の分を活用。約7千枚に及ぶ印画紙に記録された地磁気の変化をスキャナーでデジタル化し、極地でオーロラが発生した時に変化する地磁気を分析してプラズマの質量を算出。58年ごろと70年ごろに地球周辺のプラズマの質量が現在の約2倍だったことを突き止めた。

 能勢助教は「宇宙の活動は長期的に観測する必要があり、過去の記録の活用は重要」と意義を話す。

855とはずがたり:2016/09/14(水) 03:22:09
中国の世界最大の粒子加速器計画、始まる前から迷走
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160907-00000054-cnippou-kr&pos=2
中央日報日本語版 9月7日(水)17時42分配信

中国の「科学崛起」の象徴である世界最大の粒子加速器推進計画が中国系米国人科学者の一言で揺れている。

中国が4年前から構想してきた粒子加速器は、現在世界最大規模の欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)より4倍大きく1400億人民元(約2兆円)の予算を投じて2050年河北省秦皇島市の完成を目指している。中国の歴史上、最も多くの予算が投じられる研究施設だ。

7日、香港日刊紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は「1957年ノーベル賞受賞者の楊振寧・中国清華大教授がインスタントメッセンジャー『we chat』に載せた批判コメントによって中国の粒子加速器計画が危険に直面している」と報じた。楊氏は中国系米国人で1956年パリティ非保存に関する研究業績が認められ、翌年ノーベル物理学賞を受賞した物理学分野を代表する人物だ。

4日、楊氏はwe chatに粒子加速器推進を反対するコメントを載せ、「この施設は他の科学分野予算まですべて吸い込むただの“ブラックホール”で、科学的・社会的価値はあまりない」とした。続いて、米国ができないことを中国ができるのかという論旨の文章を作成したとSCMPは伝えた。実際、米国の粒子加速器計画は2012年に予算問題で中止になっている。

楊氏のコメントはすぐに大部分の中国メディアに取り上げられて大きなニュースとなり、この意見を支持する数万個のコメントがつけられた。莫大な費用が投入される粒子加速器がそれほどの社会的価値があるのかに対する論争がまたたく間にネット上に広がった。

粒子加速器推進に対する疑問が大きくなると、5日、王貽芳・高エネルギー物理学研究所長がwe chatに「楊氏はもう科学研究のトップランナーではないので彼のコメントにはミスが多い」とする反論コメントを載せたが、論争を鎮めるには力不足だった。王氏は中国初の基礎物理学ブレイクスルー賞受賞者で、現在は中国粒子加速器計画を引っ張る中国科学界のトップスターだ。

反粒子加速器世論が大きくなったことに関連し、粒子加速器計画に参加中のある研究員は「すでに事態は進んでおりこれを過去に戻す方法は見えない」と無気力感を表わした。SCMPは「楊氏のコメントで中国粒子加速器の未来は分からなくなった」と伝えた。

粒子加速器は電子・陽子のような荷電粒子を光速に近い速度で衝突させてビッグバンを再現する施設で基礎物理学の象徴のような施設だが、兆単位の予算と超高速電子感知器などの最先端技術が必要だ。2012年「神の粒子」ヒッグスを発見したLHCには、世界約100カ国・1万人余りの科学技術者が数十年間にわたり建設および研究に参加してきた。

856とはずがたり:2016/09/16(金) 21:31:22
クマー!!ヽ( ・(ェ)・ )ノ

シロクマに包囲され逃げられないロシア観測隊、番犬犠牲に
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/09/post-5827.php
Russian Scientists Ambushed By Polar Bears in Arctic
2016年9月14日(水)17時59分
デイミアン・シャルコフ

 ロシアの気象観測隊が、北極海上でホッキョクグマに包囲され身動きが取れなくなっている。ロシア政府が緊急に救援物資を届ける準備に入ったと、ロシア国営のイタル・タス通信が伝えた。

 ロシア北部のカラ海に浮かぶトロイノイ島で気象観測をしていた専門家5人は、10頭ほどのホッキョクグマに観測基地を包囲され、威嚇して追い払うこともできなくなったと、観測隊の一人がイタル・タス通信の取材に語った。ロシアでは法律でホッキョクグマを殺すことを禁止しているため、観測隊は照明弾かゴム弾しか武器を持っていない。照明弾はすでに底を突き、番犬も一匹がクマに襲われて殺された。

雌が窓の下に
「土曜日から、雌のホッキョクグマが観測施設の窓の下で寝るようになった」とヴァディム・プロトニコフ団長は言う。常時少なくとも4頭のクマがいるのを建物の中から確認できるという。「基地から出ることもできないため、予定していた海水温度測定なども中断している」

 同基地を管轄する国立観測ネットワークのヴァシリー・シェフチェンコ所長は、観測隊と連絡を取り合いながら、救援物資を届ける準備を進めていると語った。

「基地内にいる観測隊には、警戒を怠らず、建物の外に出ず、観測はできる範囲に限るよう注意した」

 ロシア政府がクマを追い払うために提供する装備には、照明弾の他に起爆装置や番犬などが検討されているという。緊急物資が基地に届くまでには約1カ月かかる見込みだ。

857とはずがたり:2016/09/26(月) 01:17:14
桜島のマグマだまり 急速に増加「25年程度」で大正大噴火並みの爆発が?
ハザードラボ 2016年9月20日 07時00分 (2016年9月23日 15時07分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160920/Hazardlab_16840.html

 鹿児島県の桜島は、噴煙を上げていない日の方が珍しいと言われるほど、活発に噴火を繰り返す火山として、世界中の多くの火山学者が注目している。こうしたなか、京都大学の桜島火山観測所と英国の大学の研究チームは、急速に増える火口下のマグマだまりの量を分析して、今後25年程度で爆発的な噴火が発生する可能性が高いと発表した。

 現在、気象庁が発表している桜島の噴火警報は、入山を規制するレベル3。昭和火口の爆発回数は、年間800回を超える年も珍しくなく、毎年のように噴火が発生している。

 記録に残る大噴火は、いずれも溶岩の流出を伴う山腹噴火で、天平(764年)、文明(1471〜1474年)、安永(1779年)、大正(1914年)に発生している。このうち「大正大噴火」では、もともとは鹿児島湾内に独立した火山島だった桜島が、2週間以上流出し続けた溶岩で大隅半島と陸続きになり、その火山灰は宮城県仙台市でも観測されたほど。

 京大防災研究所の桜島火山観測所と、英国のブリストル大学やエクセター大学の共同チームは、GPS観測装置とスーパーコンピューターなどを駆使した結果、桜島の地下では、毎年1400万立法メートルのマグマが新たに供給されているという答えにたどり着いた。

 これは、サッカースタジアム4杯分に相当し、コンピューターを使ったシミュレーションで、マグマの量は、毎年のように発生する小規模噴火で吐き出されるマグマよりも早いペースで増えているため、そのマグマだまりに蓄積された量から見て、約25年後には、大正噴火並みのマグマ噴火が起こるものと指摘している。
 エクセター大学のジェームズ・ヒッキー博士は「大正大噴火でのマグマの噴出量は1.58立方キロメーターといわれていますが、桜島と同規模の火山で、この量のマグマが蓄積するのには130年かかる計算です。前回の噴火からすでに100年以上経過していますから、タイムリミットは2040年ごろです」と話す。

 桜島は2015年5月21日、爆発的噴火が12回起こり、火砕流は6回発生しているほか、9月にも小規模な噴火が発生。GPSによる地殻変動の観測でも、南岳直下の海面下1〜3キロ付近に、マグマが板状に約200万立方メートル貫入したのではないかと推測されている。

858とはずがたり:2016/09/26(月) 01:21:30
世界最大の電波望遠鏡=宇宙観測でもリード狙う―中国
時事通信社 2016年9月25日 20時25分 (2016年9月25日 23時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20160925/Jiji_20160925X057.html

 【北京時事】中国が南西部・貴州省の山中に建設していた巨大な球面の電波望遠鏡が完成し、25日に運用が始まった。口径500メートルの大きさは、同種の電波望遠鏡としては世界最大。軍事利用や将来の資源確保も見据え、宇宙開発を加速させる中国にとって、観測面でも世界をリードする狙いがある。
 貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州の自然のくぼ地を利用して建設された。反射鏡は地面に置かれた皿のような格好。面積はサッカー場約30個分に相当する。
 中国メディアによると、宇宙観測の障害にならないよう半径5キロに電磁波の「静穏区」が設定され、住民約8000人が域外への移住を余儀なくされた。地元は観光客を誘致しようと、「天文科学文化園」を開設するが、展望台には携帯電話を含め電子機器は持ち込み禁止だ。
 運用開始に当たり、習近平国家主席は祝賀のメッセージを送り、関係者に対して「世界の科学技術強国建設のため努力し、さらに大きい新たな貢献をするよう希望する」と指示した。

859とはずがたり:2016/09/26(月) 14:10:26
中国の宇宙ステーション「天宮一号」、2017年に地球に落下へ。
sorae.jp 9月25日(日)11時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160925-00010000-sorae_jp-sctch

先日「天宮二号」宇宙実験室が打ち上げられるなど、ますます加速する中国による宇宙開発。そんな中、2011年に打ち上げられた宇宙ステーション(ターゲット機)「天宮一号」が2017年の後半に地球に落下することが報じられています。
 
この重量8トンもある宇宙ステーションはほとんどが大気圏で燃え尽きる予定です。中国メディアの新華社も、宇宙ステーション計画でディレクターを務めるWu Ping氏の発言を引用して「計算と分析によれば、天宮一号の大部分は落下途中に燃え尽きるはずだ」としています。ただしいくつかの機械的、あるいは技術的な理由から中国は天宮一号のコントロールを失っていることも、あわせて報じられています。
 
このように大部分が燃え尽きる予定の天宮一号ですが、ハーバード大学の天体物理学者のJonathan McDowell氏によれば、エンジンのような密度の高い部分のいくつかは大気圏を突き抜けて地上まで落下する予定です。パーツの落下予測地点は北緯43度〜南緯43度。結構幅広い領域ですね。
 
役目を終えた人工衛星を大気圏に突入させて燃焼させるのはごくごく普通なのですが、天宮一号はコントロールされていない点が通常の衛星の落下とは異なります。もちろん、中国は天宮一号の落下を注意深くモニタリングすることでしょう。また我々の星の表面は70パーセントが海によって占められており、人口密集地に落下する可能性はおそらくなさそうです。

860とはずがたり:2016/09/27(火) 15:58:26
木星の衛星「エウロパ」から水蒸気噴出か、新たな証拠
2016年09月27日 09:45 発信地:マイアミ/米国
http://www.afpbb.com/articles/-/3102212

【9月27日 AFP】木星の氷に覆われた衛星エウロパ(Europa)の表面から水蒸気が噴出している可能性を示すさらなる証拠が、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)を用いた観測で発見された。米航空宇宙局(NASA)が26日、発表した。

 ガス状巨大惑星の木星を周回している50個あまりの衛星の一つであるエウロパ。NASAは、この星を太陽系内で地球以外に生命が存在する「第一候補」とみなしているが、それは氷で覆われた表面の下に、地球の2倍に及ぶ規模の巨大な、塩分を含む海が存在すると考えられているからだ。

 この最新の発見によって今後、エウロパの数キロに及ぶ分厚い氷殻の掘削をせずとも、無人探査機で噴出場所の上空を通過観測することで、その成分に関する情報の収集が可能となるかもしれない。

 1990年に打ち上げのハッブル宇宙望遠鏡で撮影された紫外線画像では、エウロパの南端付近で発生した水蒸気の噴出現象が「黒い指」のように見えると、米宇宙望遠鏡科学協会(Space Telescope Science Institute)の天文学者、ウィリアム・スパークス(William Sparks)氏は述べた。

 観測は2014年から15か月間にわたって行われ、木星の前を通過するエウロパからの噴出現象を3回特定した。

 水蒸気の噴出と考えられるこの現象が、エウロパの10回の木星通過のうちの3回でしか観測されなかったことは、噴出が間欠的に起きていることを示唆していると、スパークス氏は指摘した。

 2012年にも科学者チームが、ハッブル望遠鏡に搭載された別の観測機器を用いて、水蒸気が宇宙空間に160キロ以上の高さにまで達していることの証拠を発見しているが、今回の現象も、前回噴出が確認されたエリア近くでの出現とみられるという。

 だが、科学的な確証を得るためには、ハッブル望遠鏡による観測か、他の観測技術を用いて、さらに多くの証拠を集める必要があると、スパークス氏は注意を促した。(c)AFP/Kerry SHERIDAN

861とはずがたり:2016/09/27(火) 16:00:42

火星上空に巨大な謎の「雲」出現、研究
http://www.afpbb.com/articles/-/3039812
2015年02月17日 10:01 発信地:パリ/フランス

【2月17日 AFP】アマチュア天文愛好家らが火星上空の高高度で発見した奇妙な雲状のプルーム(煙流)により、火星大気の組成に関する謎が深まっているとの研究論文が、16日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。

?この現象は2012年3月12日、火星上の「明暗境界線」上空で観測された。明暗境界線とは、星表面の光が当たっている部分と当たっていない部分の境目。

?スペイン・バスク大学(University of the Basque Country)のアグスティン・サンチェス・ラベガ(Agustin Sanchez-Lavega)氏率いる研究チームが発表した論文によると、1つ目のプルームは、約10時間かけて形成され、その約11日後に消えた。その間、プルームの形状は次第に変化し、「2つの丸みを帯びた突起物」から複数の柱状になり、最終的には合体して1本の「指」の形になったという。

?2つ目のプルームが出現したのは2012年4月6日。ほぼ同じ場所でみつかり、約10日後に消えたとされる。

?これら2つのプルームは、南北および東西の方向に500キロ〜1000キロの範囲で広がっていた。

?論文によれば、これらのプルームは火星南部の起伏の多い高地の一部、キンメリア大陸(Terra Cimmeria)上空、高度約200〜250キロに達する高高度に出現したという。

?火星では現在、水と火山活動の痕跡を探すための詳細な探査が行われている。理論上、この2つの要素をめぐっては、何らかの形の生命を育んだ可能性があるとされている。

?これまでにも、塵(ちり)や氷の結晶でできた雲は火星上空でたびたび発見されている。だが、それらの雲はすべて100キロより低高度で形成されたもので、今回のように広範囲に及ぶ雲が発見されたのは初めてだ。

?論文は、プルームが水や二酸化炭素(CO2)の微粒子でできている可能性があるとしながら、一方で、太陽からふきつける粒子が地球磁場に衝突して地球大気中で発光する「オーロラ」に似た現象が起きている可能性にも触れている。

?キンメリア大陸には、局地的で強力な磁場を持つ「帯状地」が存在することが、火星周回科学探査機による過去の観測で示唆されている。もしこれが正しければ、火星の「オーロラ」は、地球のオーロラの1000倍と驚くほど明るくなると思われる。

?だが「どちらの説明も、火星上層大気に関する現在の理解に反している」ことを、研究チームは認めているという。(c)AFP

862とはずがたり:2016/09/28(水) 18:49:32
水星は地球の仲間? 現在も地殻運動で収縮中との研究報告
http://www.excite.co.jp/News/science/20160928/Sorae_34493.html
sorae.jp 2016年9月28日 07時12分 (2016年9月28日 18時37分 更新)

水星や地球、火星は表面が岩石からできているので「地球型惑星」と呼ばれることがあります。そういう意味でもこれらの惑星は仲間なのですが、新たな研究によると水星は地球と同じように地殻運動があり、惑星自身が収縮しているというのです。
 
水星は2004年に打ち上げられたNASAの探査機「メッセンジャー」により、徐々にその活動が明らかになりつつあります。また同探査機は水星にて高さ3km、長さ1,000kmの断層などを観察。このような断層は地球と同じように、岩石(地殻)の移動によって形成されたものです。
 

 
以前、このような断層は加熱と冷却をくり返す水星の温度変化によってできたものだと思われていました。しかしメッセンジャーが長さ10kmほどの小さな断層を観測した結果、それらはたったの5000万年前に形成されたことがわかります。そして、そのような断層は水星の冷却と収縮によってできたものだと発表されたのです。
 
ワシントンの研究機関のThomas Watters氏は、「これらの断層は地震性の活動によってできたものです。おそらく水星にも震度5以上の地震が存在し、惑星に斜面を作り出しているのでしょう」と語っています。
 
ただし、なぜ水星のように小さな惑星が冷めきっていないのかなど、今回の発表にはまだよくわからない点もあります。このような疑問についても、今後研究が進められることでしょう。
 
Image Credit: NASA
■Mercuryquakes May Currently Shake Up the Tiny Planet
http://www.space.com/34199-earthquakes-rock-mercury-today.html?utm_source=rss&utm_medium=rss

863とはずがたり:2016/10/06(木) 11:55:54
どうやら天保暦問題のようだ。受験日本史の記憶だと貞享暦@渋川春海しかないけど,宣明暦→貞享暦→宝暦暦→寛政暦→天保暦となったようだ。
一番権威ある機関が決めればいいんだろうけど,寧ろ平成暦(その次ぎの代と成ってるだろうけど)を造ればいいね。

「友引が決まらない」 葬儀業界を震撼させる2033年旧暦問題
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1226053946/448-449
NEWS ポストセブン 9月27日(火)7時0分配信

 旧暦(天保暦)の日付の確定には、

(1)新月と新月の間を1か月とする。
(2)「その月が何月か」は春分、夏至など太陽の動きから算出される「中気」の日で決める。春分のある月が2月、夏至は5月、秋分が8月、冬至は11月とする。

 など複数のルールがある。ところが、2033年秋に、「ルールを全て満たそうとすると、『9月の次の月が11月』になってしまう」といった不具合が生じてしまうのだ。これは1844年に天保暦が導入されて以来、初めての異常事態だ。

864とはずがたり:2016/10/08(土) 19:02:30
阿蘇山で爆発的噴火 西日本の広範囲で降灰
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161008/k10010722921000.html
10月8日 12時01分

8日未明、熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で爆発的な噴火が発生し、これまでに西日本の各地で灰が降ったことが確認されています。気象庁は阿蘇山に火口周辺警報を発表して噴火警戒レベルをレベル2から3に引き上げ、火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、8日午前1時46分ごろ、阿蘇山の中岳第一火口で規模の大きな「空振」と呼ばれる空気の振動や地震を伴う爆発的な噴火が発生しました。
監視カメラの画像の分析から、噴火に伴って火口から1キロを超えて噴石が飛んだと見られるほか、気象衛星による観測で高さ1万1000メートルに噴煙が達したことが確認されたということです。

気象庁は、今後も同じ規模の噴火が起きるおそれがあるとして、阿蘇山に改めて火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2の「火口周辺規制」からレベル3の「入山規制」に引き上げ、警戒が必要な範囲を火口周辺のおおむね1キロから2キロに拡大しました。
阿蘇山で爆発的な噴火が観測されたのは、36年前の昭和55年1月以来です。

噴火に伴う噴煙はその後、風に流されて北東の方向へ広がり、これまでに九州や四国で灰が降ったことが確認され、気象庁は降灰予報を発表して西日本の広い範囲に注意を呼びかけています。

阿蘇山では今月に入って地震が増加し、7日夜、発生した噴火のあとからは、火山性微動の振幅が徐々に大きくなっていたほか、火口付近に設置された傾斜計で山が膨張する変化が観測されていました。気象庁は現地に職員を派遣して、詳しい状況を調べるとともに、中岳第一火口からおよそ2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒し、風下に当たる地域では火山灰や小さな噴石などにも注意するよう呼びかけています。

けが人なし 午前11時半現在
NHKが阿蘇地域の警察や消防に取材したところ、午前11時半現在、けが人などの被害の情報は入っていないということで、警察や消防は、引き続き情報の収集を進めています。

気象台 ヘリで火口周辺調査
熊本県の阿蘇山で8日未明に起きた爆発的噴火を受けて、福岡管区気象台は午前中、ヘリコプターで火口周辺を調査しました。調査は8日午前、福岡管区気象台の機動調査班の職員2人が、ヘリコプターに乗り込んで上空から1時間ほど行われ、赤外線カメラで地表の温度を観測したり、噴火後の地形に変化がないか確認したりしました。

調査を終えて午前11時すぎに福岡空港に戻った福岡管区気象台の川村安火山機動観測班長は先月28日の時点で火口の中で確認されていた湯だまりについて「確認できず、噴火で消失したと見られる」と述べました。
そのうえで「火口から北東方向に火山灰が積もっていることが確認できたが、上空からは被害を確認できなかった。地表の表面温度は日ざしの影響で上がっていて、今後、データを詳しく調べるなどして火山活動の影響を把握し、今後の活動などを解析したい」と述べました。

865とはずがたり:2016/10/08(土) 19:02:47
>>864-865
周辺関係機関が対策会議
阿蘇市役所では午前8時半ころから阿蘇山周辺の自治体や国土交通省の担当者などが集まって対策会議が開かれました。このなかでは、道路に積もった火山灰を散水車を使って早急に洗い流すことなどが確認されました。
会議の後、阿蘇市の佐藤義興市長は「観光面の影響も考えられ、早急に対応していきたい」と話していました。

火山灰で農作物への影響も
熊本県阿蘇市では、農業用ハウスや田畑などにも火山灰が降り積もっていて、農家などが対応に追われています。
このうち、阿蘇市一の宮町の甲斐晴人さん(85)と妻のイチヨさん(73)は農業用ハウスでトマトを栽培していますが、ハウスの屋根に火山灰が積もり、内部に太陽の光が十分に入らなくなっているということです。すでに全体の3分の2の収穫が終わっていたということですが、残っているトマトの今後の生育に不安を訴えていました。イチヨさんは「夫婦とも高齢なので、ハウスを清掃するのも難しく困っています。地震で壊れた自宅の修復が終わったばかりのところで今度は火山灰に遭い、本当に自然災害にはかないません」と話していました。

隣接の大分 竹田市 火山灰で車線見えず
熊本県阿蘇市に隣接する大分県竹田市では、降り積もった火山灰で、道路に車のわだちができたり、車線が見えなくなったりしています。
また、竹田市にある商店の前では店の関係者が路面や車に積もった火山灰を洗い流す作業に追われていました。店の男性は「朝起きて最近見たことがないくらいの灰の量の多さにびっくりしました。量が多いので、洗い流すのが大変です」と話していました。また、別の店の女性は「フロントガラスが真っ黒で前が見えなくなっていました。灰の粒が大きくて水では落ちないので手でふきながら落としました。きょうは客も少なそうです」と話していました。

竹田市によりますと、市の北西部の久住町や直入町を中心に多くの降灰が確認されているということですが、けが人などの被害の情報は寄せられていないということです。竹田市は灰の量が多かった地域では車が灰を巻き上げて視界が悪くなることが考えられるため、不要な外出を控えるよう呼びかけています。

866とはずがたり:2016/10/16(日) 18:05:55
中国の有人宇宙船、17日に打ち上げ=独自ステーション計画
時事通信社 2016年10月16日 15時14分 (2016年10月16日 17時35分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20161016/Jiji_20161016X968.html

 【北京時事】中国の有人宇宙プロジェクト弁公室は16日、有人宇宙船「神舟11号」を17日午前7時半(日本時間同8時半)に北西部の酒泉衛星発射センターから打ち上げると発表した。男性飛行士2人が乗り組む。9月に打ち上げた宇宙実験室「天宮2号」と軌道上でドッキング。順調に計画が進めば、中国の独自の宇宙ステーション建設に向け、詰めの準備が整う。
 中国の有人宇宙船打ち上げは2003年の「神舟5号」以来、6回目。飛行士の宇宙滞在期間はこれまでで最高の33日間となる。

867とはずがたり:2016/10/16(日) 18:06:56

なんだ,このガンダム時代の到来みたいなニュースは!?

宇宙国家「アスガルディア」構想が始動:軌道上から地球を防衛、国民も募集中
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/post-6038.php
2016年10月14日(金)17時00分
高森郁哉

 ロシアや米国など4カ国の宇宙開発専門家らのグループが、衛星軌道上に独立国家「アスガルディア」を建設する構想を発表した。米ニュースメディアのビジネスインサイダーなどが報じている。

構想の概要
 グループはパリで10月12日に記者会見を行い、プロジェクトのウェブサイトも公開した。同サイトによると、アスガルディアという名称は、北欧神話に登場する神々の住む国「アースガルズ」に由来(同じく北欧神話に着想を得たアメコミヒーロー映画『マイティ・ソー』でも、神々の住む星「アスガルド」が描かれている)。地上ではなく天空に浮かぶ史上初の「宇宙国家」を目指し、独自の憲法も整備するという。

 人類初の人工衛星スプートニク1号が打ち上げられてから60周年にあたる2017年に、プロトタイプの人工衛星を打ち上げる計画だとしているが、技術的な詳細は明かされていない。ビジネスインサイダーの記事は、将来的な目標として、小惑星の資源開発ミッションや、危険な隕石や宇宙ゴミから地球を防衛するミッションの拠点となることを掲げているという。

発案者らの顔ぶれ
 プロジェクトのリーダーを務めるのは、旧ソ連圏のアゼルバイジャン出身で現在はロシア国籍のイーゴリ・アシュルベイリ氏。地対空ミサイルシステムなどを開発するロシアの防空企業アルマズ・アンテイのCEOを務めたのち、2013年にオーストリアのウィーンに拠点を置く航空宇宙国際研究センター(AIRC)を設立。現在は国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の宇宙科学委員会で議長を務めている。

 記者会見で提供された資料によると、メンバーにはほかに、米ライス大学の宇宙研究所所長、加マギル大学の航空・宇宙法研究所所長、米ジョージ・ワシントン大学の宇宙・高度通信調査研究所(SACRI)所長、ルーマニアの宇宙飛行士の名前が挙がっているという。

国民を募集中。国旗・国歌のコンテストも
 アスガルディアのサイトでは現在、国民を募集している。「地球に住む人間なら誰でもアスガルディアの国民になれます」としており、氏名とメールアドレス、国籍を入力すると登録できる(18歳以上であることを確認するチェック欄がある)。

 リーダーのアシュルベイリ氏は、英ニュースメディアのガーディアンに対し、「登録者は、それぞれが住む国の国民であると同時に、アスガルディアの国民にもなる。登録者が10万人を超えたら、正式に国として申請できる」と説明している。

 サイトのトップページには登録した人数が表示されており、日本時間14日午後2時30分の時点で約9万9999人となっている。

 サイトではさらに、アスガルディアの国旗、標章、国歌のコンテストを開催。誰でも応募でき、応募作に対してネット投票を実施する予定だ。いずれも2017年1月20日が応募期限となっている。

アスガルディアの意義は?
 ガーディアンの記事には、宇宙法に詳しい英サンダーランド大学のクリストファー・ニューマン博士がコメントを寄せている。同博士は、国連による承認から信頼性をめぐる問題まで、アスガルディアがさまざまな難題に直面するだろうとしながらも、「多くの点でエキサイティングな開発であり、どう進展するか興味深い見ものになるだろう。彼らが提唱している構想は、現行の宇宙法の枠組みを再検討することでもある」と述べた。

 ガーディアンの記事は、「私たちは、遠い未来に宇宙での定住を可能にする基礎を敷いているのです」というアシュルベイリ氏のコメントで締めくくられている。

868とはずがたり:2016/10/19(水) 18:17:11

原子核の形、がらりと変わる=球から楕円へ、理論計算で確認-東大
http://www.jiji.com/jc/article?g=soc&k=2016101800372

 氷点下になると水が氷に姿を変えるように、陽子と中性子で構成される原子核でも、中性子の数がある数を超えると原子核全体の形が球から楕円(だえん)体に急に変わる「量子相転移」と呼ばれる現象があることを、東京大の研究チームがスパコン「京」を使った理論計算で突き止めた。原子核が安定して存在する条件などに関わっており、超新星爆発などによる元素の生成過程を知る手掛かりになるという。論文は17日付の米物理学誌フィジカル・レビュー・レターズ電子版に掲載された。
 陽子40個と中性子からなるジルコニウムの原子核では、中性子を徐々に増やすと、中性子58個(質量数98)までと、同60個(同100)との間で原子核の特徴が急変することが実験で知られていた。東京大の大塚孝治教授らは、「京」を使った理論計算で、中性子58個までは球形で安定していたジルコニウム原子核が、中性子が60個になると楕円体の方が安定するように変わることを明らかにした。
 こうした計算には、最大で10の23乗という膨大なパターンの陽子と中性子の相互作用を計算する必要があったが、研究チームは新たな計算手法で約100通りに削減した。(2016/10/18-12:17)

869とはずがたり:2016/10/21(金) 09:40:56
なんか怪しさ満点なんじゃが(;´Д`)
硬派ななんちゃら機構って名前なのにメルマガ?ユーザー大会!?
今村遼平理学博士は何者?博士号は取ったけど研究職に就けなかったのん?

南関東が危ない。地震予測の権威が小田原沖に見た不穏な兆候
http://www.mag2.com/p/news/223818
2016.10.17 8481

最大の危険地帯は南関東! 『週刊MEGA地震予測』ユーザー大会で発表

先月、9月25日に東京・青海の日本科学未来館で開催された、地震科学探査機構(以下、JESEA)が発行するメルマガ『週刊MEGA地震予測』の第2回ユーザー大会。その席上、日本最大の地震予測メルマガとして震度5以上の地震を幾度も的中させてきたJESEAから最新の地震予測が発表された。

リアルタイムの地震予測実現へ!プライベート電子観測点の設置

JESEA顧問であり測量工学の世界的権威、村井俊治東大名誉教授が講演に立ち、今後、独自のプライベート電子観測点の設置について発表。これにより、短い期間で高精度な地震予測が可能になると述べた。

NTTドコモの協力を得て2015年から設置が始まったプライベート電子観測点は、2015年5月25日の埼玉県北部地震(M5.5、最大震度5弱)、5月30日の小笠原諸島西方沖地震(M8.5、最大震度5強)、9月12日に首都圏地震(M5.2、最大震度5弱)、2016年では5月16日の茨城県南部地震(M5.5、最大震度5弱)や7月27日の茨城県北部地震(M5.4、最大震度5弱)において、それぞれ直前の異常変位を捉えており、村井名誉教授の話を実績面から裏付けている。

続いて、今村遼平理学博士による発表「地震災害から身を守る知恵」、向山栄氏による発表「航空レーザー計測による地震前後の地殻変動解析」に続き、村井名誉教授が再登壇。読者からの質問に答える形で、今、最も危ない地域について解説を行った。

南関東が危ない!首都を震度6以上が襲う可能性も。

現在、JESEAがもっとも危険と考えているのは小田原沖。メルマガ週刊MEGA地震予測の中で「警戒レベル5」とされている南関東地方、特に太平洋沖を震源とする巨大地震が首都圏を襲う可能性について、改めて村井名誉教授から根拠が示された。

870とはずがたり:2016/10/21(金) 09:41:18
>>869-870
1週間異常変動が起きている

週間異常変動が起きている

千葉県北部と南部、茨城県の北茨城と筑波など、近い地域が正反対の方向を向いている。この状況は非常に危ない。

2駿河湾付近で沈降が進んでいる

駿河湾付近で沈降が進んでいる

火山噴火は地面の隆起に注意するものだが、地震では沈降に着目する。現在、富士山の西側や御前崎で6月前に比べ沈降が進んでいる。

関東大震災は小田原周辺で地震が起きた。小田原で地震が起きた場合、軟弱な地盤が多い東京都は、かなり揺れると考えられる。また、八丈島が沈降しているのに対し、大島や三宅島は隆起していて、歪みが溜まっている。差異が大きくなると地殻が我慢できなくなる。

地殻の歪みによる、地震のきっかけには様々なことが考えられる。毎年夏場に地下水を汲み上げている三和では沈降が進み、北茨城との差が約7センチに達している。月の満ち引きや台風などの低気圧が、トリガーとなって地震が起こる可能性だってある。

3水平方向変位の向きがバラバラである

水平方向変位の向きがバラバラである

伊豆半島南部、大島、新島、八丈島は西変位、その他の地域は東変位している。千葉県北部の干潟は東変位、館山は西変位しており、格差は約8センチに達している。更に伊豆半島、駿河湾付近の水平変位が複雑に異なる方向を向いており、非常に不安定である。

「太平洋沖を震源とし、南関東地方を震度6程度の大地震が襲う可能性は十分にある。脅かすわけではないが、ここ数ヶ月、来年のはじめ辺りまでに注意して下さい」と警鐘を鳴らし、ユーザー大会をしめくくった。

一人でも多くの人を救いたいと願い研究を続けてきた村井名誉教授は「恐れるのではなく、早めの備えを促したい」と繰り返した。いつ起きてもおかしくないという南関東地震も含め、最新の地震予測情報はJESEAの発行するメルマガ『週刊MEGA地震予測』で毎週水曜日に配信されている。

メルマガ『週刊MEGA地震予測』
フジテレビ「Mr.サンデー」「週刊ポスト」など数多くのメディアで取り上げられ、話題沸騰中・東京大学名誉教授村井俊治氏が顧問を務める、JESEAジェシア(地震科学探査機構)のメルマガ。

871とはずがたり:2016/10/21(金) 20:37:28

横浜地球物理学研究所もよく判らないけど村井先生のでたらめさを指摘している。

横浜地球物理学研究所
YOKOHAMA GEOPHYSICS RESEARCH LABORATORY
地震予知・地震予測の検証など
村井俊治氏の地震予測を信じてはいけません(1)
http://blog.goo.ne.jp/geophysics_lab/e/edc3b33183a6b8f62fe2d03aa32aa29c
2015年01月02日 | 地震予知研究(村井俊治氏・JESEA)

一部の週刊誌をはじめとするメディアが、東大名誉教授の村井俊治氏(JESEA・地震科学探査機構)の地震予測を絶賛して紹介し続けているようです。



■ GPSの誤差を補正していない

なぜ村井俊治氏は、このようなあり得ない値を提示しているのでしょうか。

村井氏は自身のツイッターなどで、電子基準点の「日々データ」を見ていることを自ら明言しています。実は、国土地理院で出している「日々の座標値」は、気象条件などの各種影響を完全に取り去ったものとは程遠く、近隣点との比較や基線ベクトルをみた修正(単独のデータをみるより格段に精度が高くなる)を行う前のデータなのです。各基準点のデータを単独でとると、いわば誤差まみれのデータとなるはずです。

GPSに代表される全地球測位システム(GNSS)というのは、幾ら受信機や衛星の機械を精度よく作っても、(単独では)誤差を免れません。電波が通過する電離層の状態や、成層圏内での水蒸気量や温度などによって、散乱やマルチパスが生じて、誤差がどうしても出てしまうのです。たとえ気象条件を加味して誤差を補正しても、短期間では数センチの誤差は残ってしまうのです。

このように考えますと、1週間単位で数センチ規模の地殻変動を、日本のあちこちで、年間に何度も何度も観測しているとする村井氏らのデータは、単にGPS(GNSS)の誤差を適切な補正なく示しているものと考えるのが自然です。すなわち、実際には地殻は動いていないのに、GPSデータのノイズによる変動をみて「地殻が動いている」と勘違いして、地震の予兆だと騒いでいるだけなのです。

■ 過去の観測データとも矛盾

なお、これまでに発生した大きな地震の前にも、地殻変動はほとんど観測されていません。たとえば、あの兵庫県南部地震(1995年)の前でさえ、震源に最も近かった箕面市をはじめとする近隣の全ての観測点で、1センチを超える地殻変動は一切見られなかったのです(岩波出版「阪神・淡路大震災と地震の予測」10頁等)。GNSSはおろか、震央の近くに高精度な傾斜計や伸縮計がある場合であっても、地震前に有意な前兆的異常はほとんどみられていないのです(宇津徳治「地震学第3版」322頁等)。

このように、大きな地震の前であっても、数センチ規模の地殻変動は一切観測されない場合がほとんどであるということは、地震学界では半ば常識です。測量学がご専門の村井氏は、この事実を全く知らないのでしょう。

あらためて指摘するまでもないことですが、「地震の前には地殻が動いているのではないか?」といった程度のことは、地震学者たちは当然にすでに検討済みなのです。GNSSの精度や観測点密度が上がってきて、実際にデータを見てみた結果、思いのほか地震の前にも地殻変動がほとんど先行しないことが明らかになってきているのです。

なのに、いまさら「地震の前には地殻が動いている」などと、ノイズまみれのデータを適切な補正もせずに提示して騒いでいる村井俊治氏の見識は、正直言って噴飯ものです。


村井俊治氏(JESEA)の言っていることは、支離滅裂で信用できません
http://blog.goo.ne.jp/geophysics_lab/e/70721936cee7b13543e27c3ca0998751
2015年03月04日 | 地震予知研究(村井俊治氏・JESEA)

872とはずがたり:2016/10/22(土) 08:53:50
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1358408534/314-319
今回は活断層無しでも大地震かい(;´Д`)何でもあるねぇ。。

鳥取、なぜ大地震多い 気象庁「活断層なくても起きる」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJBQ05DTJBPULBJ00N.html
01:09朝日新聞

http://tohazugatali.we b.fc2.com/uchu/chikyu/m_ASJBQ05DTJBPULBJ00N.jpg

 21日午後に最大震度6弱の地震が起きた鳥取県は、これまでも大きな地震が繰り返し起きてきた地域だ。震源付近に活断層は確認されていないのに、なぜ、起きたのか。

 「今回のような地震は活断層がない所でも起きる」。気象庁では午後3時40分から青木元・地震津波監視課長が記者会見した。震源付近で明確な活断層が確認されていないことや、地下の浅い場所が押し合って起きる「横ずれ断層型」であることを明らかにした。

 気象庁によると今回の震源付近では、地震の約2時間前にマグニチュード(M)4・2の地震が起きたが、M4クラスの地震が繰り返しており、前震かどうかを区別するのは難しいという。発生後も震度1以上の地震が相次ぎ、青木課長は「活発な地震活動が続いている」と注意を促した。

 鳥取付近は中国地方でも地震活動が活発な地域ととらえられてきた。政府の地震調査研究推進本部は今年7月、鳥取県や島根県東部を含む中国地方北部で今後30年以内にM6・8以上の地震が起こる確率を40%と発表している。

 実際、過去にも大地震が起きている。1943年にはマグニチュード(M)6級の地震が2回起きた半年後、鳥取地震(M7・2)が発生して千人あまりが死亡。2000年の鳥取県西部地震(M7・3)では182人が負傷した。

 なぜ地震が多いのか。紀伊半島から四国沖の南海トラフ周辺では、陸側のプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込み、プレート同士が押し合っている。

 西村卓也・京都大防災研究所准教授(地震学)のGPS(全地球測位システム)データの解析によると、中国地方の日本海側は瀬戸内側より年3?4ミリ東にずれ動いており、ひずみが集中しやすい地域がある。西村さんは「鳥取は地盤が比較的軟らかくひずみがたまりやすい。今回の震源付近はここ数百年はM7クラスの地震が起きておらず、ひずみがたまっていたと見られる」と指摘する。

 遠田晋次・東北大教授(地震地質学)は「山陰地方は常時、地殻がひずんでいる。地震がよく起きる地域が日本海側の内陸に帯状に広がっており、今回の規模の地震は起きやすい」と話す。

 中国電力によると、島根原発のある松江市では震度4を観測したが、運転停止中で異常は確認されていない。また、四国電力によると、震度3を観測した愛媛県伊方町にある運転中の伊方原発3号機も異常はないという。

 一方、原子力規制委員会と内閣府は、原子力事故合同警戒本部を初めて立ち上げた。原子力災害対策指針に基づき、原子力施設が立地する道府県で震度6弱以上の地震があると設置を判断する。今回は、鳥取県境に近い岡山県内に日本原子力研究開発機構のウラン加工施設「人形峠環境技術センター」があるため。

 機構などによると、施設は01年に運転を停止している。異常が確認されなかったことから合同警戒本部は約2時間後に解除された。

873荷主研究者:2016/10/22(土) 14:19:06

http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20160930000092
2016年09月30日 17時00分 京都新聞
M7地震、1時間前に予知可能? 京大教授ら電離圏異常検知で

電離圏電子数異常の分布図

 マグニチュード(M)7以上の大地震の発生を、1時間〜20分前に予測できる可能性のある手法を、京都大情報学研究科の梅野健教授や大学院生の岩田卓也さんのグループが開発した。震源域の上空の電離圏の異常を、国土地理院のGPS連続観測網「ジオネット」のデータを用いて検知する手法で、米国地球物理学連合の学会誌で30日発表する。

■有効性の検証が必要

 梅野教授は「公開データのみを用いる手法であり、今後、有効性などの検証が進むことを期待したい」としている。

 2011年の東日本大震災(M9・0)では、本震の直前に震源域の上空60キロ以上に存在する電離圏で電子数が異常に増えることが報告されている。ただし、ジオネットの一つの観測局のデータを用いて解析しているために精度が不十分で、他の地震に適用しようとすると誤差も生じていた。

 グループは、複数の観測局のデータを組み合わせて精度を格段に高める手法を新たに開発した。新手法を用いると、東日本大震災の前後に周辺で起きたM7クラスの地震についても電離圏の異常を捉えられる例があることを確かめた。

 電離圏の異常が起こるメカニズムはよく分かっておらず、梅野教授は「今後、東日本大震災以外の地震についても今回の手法を適用し、研究を進めていきたい」と話している。

874とはずがたり:2016/10/22(土) 22:43:13
着陸探査機、火星表面に「墜落して木っ端みじんに」 ESA
http://www.afpbb.com/articles/-/3105305
2016年10月22日 11:01 発信地:パリ/フランス

【10月22日 AFP】欧州宇宙機関(ESA)が、生命およびその痕跡を探査する目的で、ロシアと協力して進めている火星探査計画「エクソマーズ(ExoMars)」で、母船の無人周回機トレース・ガス・オービター(TGO)から分離した着陸探査機「スキャパレリ(Schiaparelli)」が19日、火星表面に「墜落」して粉々になっていたことが分かった。ESAの管制官が21日、明らかにした。

 米航空宇宙局(NASA)が撮影した着陸予定地点の写真によって、2日間消息を絶っていたスキャパレリが「火星表面に墜落」したと確認された。

 ドイツ・ダルムシュタット(Darmstadt)にある管制センターの地上管制の責任者、ティエリー・ブランカート(Thierry Blancquaert)氏は電話取材に対し「(スキャパレリは)火星表面に墜落した」、「計画を大きく上回る速度で火星表面に到達した」と述べた。

 ESAの飛行管制の責任者、ミシェル・ドニ(Michel Denis)氏は、NASAの火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)」によって撮影された写真について「パラシュートの大きさと一致する白い点がある。そこから2キロほど離れたところに黒い点がある……スキャパレリの墜落地点である可能性が高い」とコメント。

 ドニ氏によると、黒い点はスキャパレリが無事に着陸した場合に想定されるよりも大きく、同探査機は木っ端みじんになったとみられるという。(c)AFP

877とはずがたり:2016/10/23(日) 18:26:46
>>876-877
間もなく嵐が発生か

 火星では時折、局地的な砂嵐がいくつも合わさり、全球的な現象になる。「火星全体の風の吹き方は、地球によく似ています。ジェット気流と、大規模な流れのパターンです」とシャーリー氏。「大抵の場合、砂嵐は温度が上がる夏に南半球で始まります。塵が十分な高さまで持ち上げられると、風の流れに乗って別の地域に運ばれます」(参考記事:「火星の砂嵐シーズン」)

 仮に複数の砂嵐が起これば、塵による煙霧は赤道を超えて広がり、北半球に入り込む。そして、遂には火星全体を包み込むまでになり得る。

 だが、このような全球規模の砂嵐は毎年起こるわけではないため、科学者たちはパターンを見つけ出そうと苦心している。1924年以降に9回発生しており、直近の5回は1977年、1982年、1994年、2001年、2007年だった。

 これについて、シャーリー氏は天体力学に基づいた有力な説を出している。軌道上を周回する火星の運動量は他の惑星から影響を受けており、その影響の大きさは一定の周期で変動する。

 この点を考慮し、シャーリー氏は砂嵐シーズンの初めに火星の運動量が増加していると、全球規模の砂嵐が起こる傾向にあることを突き止めた。この説が正しければ、火星では今後数週間から数カ月以内に、全球を覆う砂嵐が起こることになる。

「砂嵐が今日から始まっても全く驚きません」とシャーリー氏。

科学者たちの熱い期待

 スキアパレッリが安全にかつ無傷で着陸できていれば、その後は火星での2〜8日間を気象観測に費やす。スキアパレッリは、砂嵐が生み出す電場を計測するための特殊な機器を積んでいることから、この段階では砂嵐も歓迎すべき客と言える。着陸機の動力源は内蔵電池なので、ソーラーパネルが塵で覆われるのを心配する必要はない。

 砂嵐で電気現象が起こることは従来から知られていたものの、火星では1990年代後半のパスファインダー計画で初めて観測された。科学者たちは、砂嵐の季節ではないのに火星の大気中に大量の塵が含まれていることを発見。間もなく判明した「犯人」は、ダストデビルと呼ばれる塵旋風だった。(参考記事:「火星のつむじ風」)

 NASAゴダード宇宙飛行センターの物理学者ウィリアム・ファレル氏は、「明らかなのは、特に塵旋風の一番下で粒子がかき回されているということです」と話す。「小さな粒子は負の電荷を、重い粒子は正の電荷を帯びる傾向にあるということが分かりました」

 火山の噴煙口の中と同様に、塵旋風の中では負の電荷を帯びた小さな粒子が垂直方向の風によって高く吹き上げられる。一方、正の電荷を帯びた粒子は低い高度にとどまる。「塵旋風の内部で、実際に大規模な電場を作り出せます」と、ファレル氏は話す。

 ファレル氏によれば、火星で起こる大きな砂嵐の中でも電場は生じているかもしれないが、他の条件によって緩和されている可能性があるという。

 地球上であれば、雷雲の中に電荷が蓄積され、限界を超えると放電が起きる。だが研究室でのシミュレーションでは、火星のように大気が薄い場合、過剰な帯電が起こりにくいとファレル氏は話す。

 この現象を研究する機器を火星に送ろうと、ファレル氏は他の科学者たちと共に15年もロビー活動を続けてきたという。それだけに、エクソマーズの着陸機は、世界の火星研究者たちの関心を一層かき立てている。

「この問題の解明にスキアパレッリがいくらかでも貢献するよう、心から応援しています」とファレル氏は話している。

2016年11月、ナショナル ジオグラフィックは『マーズ 火星移住計画』をTVシリーズと雑誌、書籍で総力を挙げて特集します。

文=Mark Strauss/訳=高野夏美

878とはずがたり:2016/10/23(日) 19:18:44
鳥取の地震 未発見の約10キロの断層がずれ動いたか
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161022/k10010740411000.html?utm_int=all_side_ranking-access_004
10月22日 20時36分

21日、鳥取県中部で発生した最大震度6弱の地震について、政府の地震調査委員会は、これまで知られていない長さおよそ10キロの断層がずれ動いて起きたと見られるという見解をまとめました。
21日、鳥取県中部で発生した最大震度6弱の地震を受けて、政府の地震調査委員会は22日、臨時の会合を開き、今回の地震のメカニズムなどを検討しました。

この中では、今回の地震のあとに周辺で相次いでいる地震は、ほぼ、北北西から南南東方向に延びる長さおよそ10キロの帯状の範囲で起きていることが報告されました。また、GPSによる観測では、地震が起きている範囲の西側では南向きに、東側では北向きに地盤が動き、このうち、今回の地震で震度6弱の揺れを観測した鳥取県湯梨浜町では地震前と比べて北北東へおよそ7センチ、地盤が動いたということです。

このため、地震調査委員会は、今回の地震はこれまで知られていない、ほぼ南北に延びる長さおよそ10キロの断層がずれ動いて起きたと考えられるという見解をまとめました。

そのうえで、地震調査委員会は、鳥取県周辺では規模の大きな地震のあとに、規模の近い地震が相次いだ例が複数あるため、揺れの強かった地域では地震の発生から1週間程度は最大で震度6弱程度の地震に注意が必要だとしています。

地震調査委員会の委員長で東京大学地震研究所の平田直教授は「被災された方は大変苦労されていると思いますが、今後も強い揺れに見舞われる可能性があることを考慮して、後片づけなどをする際には十分注意してほしい」と話しています。

周辺の活断層への影響は
今回の地震が起きた震源の東側には、鹿野ー吉岡断層や岩坪断層など複数の活断層があることが知られています。今回の地震によるこうした周辺の活断層への影響の有無について、地震調査委員会の委員長で東京大学地震研究所の平田直教授は記者会見で、「今回の地震の震源からはいずれも距離が離れていて、直接、影響を及ぼしたとは考えていない」と述べました。

また、近い将来、発生すると想定されている南海トラフの巨大地震との関連については、22日の臨時の会合では議論していないとしたうえで、「南海トラフで起きる規模の大きな地震の前後に内陸の地震が増えるという研究結果があるが、巨大地震の前後50年くらいの期間について指摘しているもので、今回の地震が南海トラフの地震に直接結びついていくかは言うことはできない。ただ、南海トラフで今後30年以内にマグニチュード8から9クラスの巨大地震が発生する確率は60%から70%と高くなっているので、今回の地震にかかわらず、十分に備えを進めてほしいと思う」と話しています。

879とはずがたり:2016/10/27(木) 00:20:07
内陸の人が知っててもしょうが無い部分があるので海岸沿いの人に偏って調べると違うんではないか。
まあ津波が何処迄押し寄せるか解らない上に内陸の人もたまたま海岸沿いに居るかも知れないし調べた方が良いのかも知れないけど。。

津波
「てんでんこ」7割知らず 「薄情」と感じる人も
http://mainichi.jp/articles/20161026/k00/00e/040/175000c
毎日新聞2016年10月26日 10時57分(最終更新 10月26日 14時56分)

 「津波が来たら家族ら他人のことに構わずすぐに避難しろ」という意味の「津波てんでんこ」という言葉について、7割の人が知らないうえ、多くの人が「自分だけ助かればよい」という自己中心的な行為だと感じるとの調査結果を、東洋大の及川康准教授(災害社会工学)がまとめた。本来は各自で避難することを事前に家族で話し合っておくことなども含めた心構えを示した言葉だが、浸透していない実態が浮かんだ。

<「てんでんこ」の本当の意味>
<大川小訴訟>遺族のみんなと闘う「あの子の存在、なくさない」
<合成動画>もしも鎌倉に津波が押し寄せたら…
<幼稚園バスが津波で犠牲になった…愛梨ちゃん映画に>
<まんがで解説>震災から5年の被災地は…
 「てんでん」は「てんでんばらばらに」という意味。岩手県大船渡市出身で子供のころに昭和三陸大津波(1933年)を経験した津波研究家の山下文男氏(故人)が広め、東日本大震災を機に津波防災の啓発で改めて注目されている。

 調査は2014年度、インターネット調査会社の全国の登録者を対象に年代や地域が偏らないよう調整して実施、767人が回答した。このうち約7割にあたる529人が「津波てんでんこという言葉を聞いたことがない」と答えた。この529人に言葉の意味を知らせたうえで、津波てんでんこに賛同するかしないかを尋ねたところ、約7割が「賛同しない」と回答した。「薄情だ」「利己主義」などネガティブに受け取る人が多かった。

 京都大防災研究所の矢守克也教授(防災教育学)は、「津波てんでんこ」には迅速な避難で自分の身を守るという直接的な意味に加え、避難する姿を見せることで他者の避難を促進する▽事前にそれぞれが避難するという信頼関係を構築する▽自分だけが助かってしまったという生存者の自責の念を軽減する--などの意味があると指摘する。

 表面的な言葉だけが独り歩きすることを懸念する防災関係者も多く、及川准教授は「津波てんでんこという言葉を繰り返すだけでは、防災に生かせない。丁寧にその意味を説明することが必要だ」と話した。【飯田和樹】

880とはずがたり:2016/10/27(木) 00:26:19
親となった為か,子どもが大勢犠牲になった事を思うと哀しく,しかも裏山が其処にあって其処に逃げれば助かったかも知れない無念さを思うと,誇張ではなく涙が出そうになる。

<大川小津波訴訟>「7分前に危険性予見」学校の過失を認定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161026-00000112-mai-soci
毎日新聞 10月26日(水)21時16分配信

 ◇仙台地裁 石巻市と宮城県に総額14億2658万円賠償命令

 東日本大震災の津波で児童、教職員計84人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校を巡り、児童23人の遺族が市と県を相手取り約23億円の損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は26日、市と県に総額14億2658万円の支払いを命じた。高宮健二裁判長は「教員らは津波襲来の7分前には危険性を具体的に予見したのに、安全な裏山ではなく不適当な場所へ避難しようとした」と指摘し、学校の過失を認定した。

 大震災による最悪の学校災害に対する司法判断は、教育現場に重い課題を突きつける内容となった。

 裁判の大きな争点は(1)大川小への津波襲来を予見できたか(2)安全な場所への避難は可能だったか--の2点。判決はまず、校舎付近が震災までに大津波に襲われた経験がなく、ハザードマップの浸水予測区域外だったことから、震災前や地震直後の段階では襲来は予見できなかったとした。

 一方で当時の市職員の法廷証言から、北上川河口への津波襲来や高台避難を呼びかける広報車が校舎前を午後3時半ごろに通り、7分後に実際に津波が襲ったと認定。「教員らは広報を聞いた段階で、大規模な津波が襲来し、児童に危険が生じることを予見したと認められる」と指摘した。

 教職員や児童らはその後、北上川の橋のたもとにある標高約7メートルの「三角地帯」と呼ばれる高台に向かう途中に津波にのまれた。市側は、遺族側が主張する裏山への避難について「山崩れや倒木の危険があった」と反論したが、判決は「児童らはシイタケの栽培学習で登っており、裏山への避難を決断すべきだった」として、学校側に過失があったと結論付けた。賠償額は慰謝料、逸失利益など児童1人について約5300万〜6000万円とした。

 大川小の被災を巡っては、市が2013年2月に第三者検証委員会を設置。14年2月、被災の直接原因を「避難決定が遅れたこと」とする報告をまとめたが、その背景事情には踏み込まず、遺族が同年3月に市と、国家賠償法に基づき教職員の給与を負担する県の責任を問うため提訴した。【百武信幸、鈴木一也】

 亀山紘・石巻市長の話 大変重く受け止めている。控訴するかどうかは検討し、早い段階で結論を出したい。

 ◇大川小津波訴訟判決の骨子

 ・宮城県と石巻市は、児童23人の遺族に対し約14億円を支払え

 ・教職員は市の広報車の避難呼びかけを聞いた段階で、津波襲来を予見していた

 ・北上川の橋のたもと(三角地帯)への避難は不適当で、裏山に避難させるべきだった

 ◇大川小学校

 石巻市中心部から北東約15キロ、北上川河口から約4キロの川沿いにあった小学校。東日本大震災による津波襲来時は児童数108人のうち78人が学校近くにおり、70人が死亡、4人が現在も行方不明。生存者は4人だけだった。教職員も学校にいた11人中10人が死亡した。現在は約10キロ離れた市立二俣小敷地内の仮設校舎で授業を続けており、児童数は29人。2018年4月に二俣小と統合する。被災した旧校舎は多くの教育関係者や見学者が訪れる防災学習の場になっており、市は今年3月、震災遺構として保存することを決めた。

881とはずがたり:2016/10/27(木) 00:27:49
津波被害
大川小訴訟、26日判決 学校の予見性争点
http://mainichi.jp/articles/20161025/k00/00m/040/150000c
毎日新聞2016年10月25日 08時10分(最終更新 10月25日 12時00分)

 東日本大震災の津波で児童74人と教職員10人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校を巡り、児童23人の遺族が市と県を相手取り、23億円の損害賠償を求めた訴訟は26日、仙台地裁で判決が言い渡される。学校側が津波襲来を予見できたか、避難行動が適切だったかなどが争点。学校管理下で多くの犠牲者を出した責任を司法がどう判断するか注目される。

<まんがで解説>震災から5年の被災地は…
 市が設置した第三者検証委員会の報告書などによると、2011年3月11日の地震発生後、同小は児童らを約5分で校庭へ避難させた。発生から約50分後に校庭より約6メートル高い北上川の橋のたもとへ移動開始直後、津波にのまれ、その場にいた児童78人のうち74人と、教職員11人のうち10人が犠牲となった。

 遺族側は、大津波警報を防災行政無線が伝えた▽市の広報車が高台避難を呼びかけた▽迎えに行った保護者が、10メートル超の津波が来る恐れがあるとの情報を元に、教員に「山に逃げて」と呼びかけたと証言した--などと指摘。津波襲来は予見できたと主張している。

 一方、市側は、校舎は市のハザードマップの浸水予測区域外にあった▽同小は津波時の避難所に指定されていた▽校舎の建つ釜谷地区には過去数百年間津波の経験がなく、地区住民らも多数犠牲になった--などと反論。津波襲来は予見できなかったとしている。

 また、遺族側は、震災発生後に学校の裏山へ避難すれば全員助かったと主張。同小では07年度に地震発生時の危機管理マニュアルを策定し、10年度には津波の対応も追加されたにもかかわらず、避難先の設定など具体的な対策の検討を怠っていたと指摘した。

 これに対し、市側は裏山は傾斜が急で倒木や山崩れの危険性があり、避難先として選ぶことは不可能だったと主張。マニュアルに問題はなく、教職員は震災当日、訓練に従い避難しており過失はなかったと反論している。

 震災を巡る過去の津波訴訟では、園児5人が死亡した石巻市の私立日和幼稚園の遺族が園側を訴えた訴訟で「情報収集していれば津波に襲われる可能性が予見できた」などとして仙台地裁で勝訴(後に仙台高裁で和解)した。一方、従業員12人が犠牲になった七十七銀行女川支店(宮城県女川町)を巡る訴訟では「屋上を超える津波を予測するのは困難で、屋上への緊急避難は合理性があった」とし、最高裁で遺族側敗訴が確定している。【百武信幸】

882とはずがたり:2016/11/02(水) 17:37:56
「小さなシミ」の上に生きるあなた。26枚の写真が示す人間の小ささ
宇宙、人類…宇宙
https://www.buzzfeed.com/daves4/ko-no-26-mai-no-shashin-wo-mi-re-ba-a-na-ta-ha-jibun-no-sonz?utm_term=.dxVdpXmzw4#.drwOa6J0qY
posted on 2016/01/06 19:03
Dave Stopera
BuzzFeed Staff

883とはずがたり:2016/11/08(火) 12:53:54
阿蘇山噴火1カ月
なお火山ガスの放出5倍以上
http://mainichi.jp/articles/20161107/k00/00m/040/019000c
毎日新聞2016年11月6日 18時29分(最終更新 11月6日 20時07分)

 熊本県の阿蘇山・中岳第1火口の爆発的噴火から8日で1カ月になる。依然として火山ガスの放出量が小康状態の5倍以上となるなど活発な火山活動が続き、同程度の噴火は今後も発生する恐れがあり、福岡管区気象台は入山規制区域(火口から半径2キロ以内)については噴石や降灰などへの警戒を呼び掛けている。一方で区域外のふもとは噴火以後は被害は拡大しておらず、住民は一日も早い沈静化を願っている。安全をアピールしようと、6日もイベントが開かれた。【山下俊輔、野呂賢治、福岡賢正】

 気象台によると、阿蘇山の小康状態の火山ガスの放出量が500〜600トンなのに対し、今月1日に2600トンを観測した。36年ぶりとなった爆発的噴火前の9月下旬には放出量は3000トンを超えたが、過去のケースを参考にすると、2600トン段階でも小規模な噴火につながる可能性はある。9月の平均が一日24回だった火山性地震も、10月は3・5倍の85回にのぼった。

 気象台などのこの間の調査によると、爆発的噴火で火口付近に直径1メートル以上の噴石が複数飛散し、最大で3メートル超の噴石もあった。遠くは大分県竹田市で約3ミリの噴石が見つかった。火山灰は熊本、大分、愛媛、香川の4県24市町村で確認。火山灰などの噴出量は3人が死亡した1979年の噴火と同規模で、約50万トンと推定される。熊本大の宮縁育夫准教授(火山地質学)は「近年では一番大きい規模」と話している。

 気象台は「今後も爆発的噴火と同程度の噴火が発生する可能性がある。そうなれば、また噴石や火山灰が遠くまで飛散する」と注意を呼び掛ける。

 今回の爆発的噴火を受け、気象庁は噴火警戒レベルの引き上げ基準の見直しを検討している。9月下旬から火山ガスの放出量が、10月に入ってからは火山性地震の回数も多くなったが、現行基準では噴火前に引き上げられなかったためだ。気象庁は10月26日から観測データをホームページに公開し、情報提供に努めている。

 衛星による観測では、10月8日の噴煙の高さは観測史上最高の約1万1000メートルを記録し、気象庁は噴火警戒レベルを「2」(火口周辺規制)から「3」(入山規制)に引き上げた。

火山ガスの放出量
10月 7日 15000トン
(噴火前日)
   12日  1400トン
   17日   900トン
   25日  1600トン
11月 1日  2600トン

「熊本地震から復興へ」の観光業界、歩みにブレーキ
 4月の熊本地震から復興へ向けて動き出した観光業界には、爆発的噴火でその歩みにブレーキがかかった。噴火から5日間の阿蘇市内の宿泊キャンセルは約1300人にのぼり、日帰り客も入れると被害総額は約1億2200万円に上った。

 火口から約3キロの「ニュー草千里」の展望レストランは地震を乗り越えて10月1日に営業再開したが、10月の売り上げは昨年同期の1割以下に。風評被害を懸念して岩田健佑支配人は「阿蘇は元気にやっている。ぜひ来てほしい」と語る。復興の後押しを狙い、同市の観光施設「はな阿蘇美」では6日、約100店が並ぶ青空マーケットが開かれ、観光客らでにぎわった。

 農業被害も、噴火当日は降灰などで同市の一部地域で農作物や農業施設に約3450万円の被害が出たが、その後は拡大していない。市農政課の職員は「阿蘇山の活動が収まってほしい」と願う。

884とはずがたり:2016/11/10(木) 20:58:01
宇宙というフロンティアへのロマンを再起動させる「スター・トレックBEYOND」
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1478602839961.html
Excite Bit コネタ 2016年11月10日 17時00分

885とはずがたり:2016/11/15(火) 21:59:43
今日の帰りがけひときわデカく思えたんだが(;´Д`)

68年ぶりの「スーパームーン」を巡る“大きな誤解”
http://news.goo.ne.jp/article/dot/trend/dot-2016111400033.html
11月14日 12:00dot.

 いつもより大きく、明るい月が夜空を彩るスーパームーン。2016年11月14日は「68年ぶりのスーパームーン」が見られるという触れ込みで、今から心待ちにしている人も多いのではないだろうか。

 しかし、思い返してみると昨年も一昨年も「スーパームーンが見られる」という話題となり、実際に目にした人も少なくないはず。何が「68年ぶり」なのか、疑問を抱いた人もいることだろう。

「何十年ぶり」というような表現が用いられると、スーパームーン自体が極めて珍しいという印象を受けがちだ。だが、実際のところ、スーパームーンは1?2年ごとに起きており、それほど珍しい現象ではない。何が68年ぶりなのかというと、それは「地球と月の距離」なのだ。

 月が地球の周囲を回る軌道は楕円形であるため、月は普段から地球に近づいたり、遠のいたりしていて、その距離は約35万6000㎞から約40万6000㎞の間で変動している。スーパームーンと呼ばれているのは、ちょうど地球に近づいたタイミングで満月になった月なのである。

 今年11月14日のスーパームーンは、地球から35万6520.2㎞のところまで近づく。これほど満月が近づくのは68年前の1948年1月26日(約35万6490.6㎞)以来であるという意味で、「68年ぶり」と呼ばれているわけだ。記憶に新しい2015年9月28日のスーパームーンは約35万6900㎞、2014年8月11日のものは約35万7000㎞であり、確かに今回はひときわ近い。

 では、今年のスーパームーンは昨年や一昨年に比べて、どれくらい大きく見えるのか。残念なことに、見かけの大きさはほとんど変わらず、差は1%以下なのだという。国立天文台の広報担当者は語る。

「そもそも満月の大きさの違いを実感するのはなかなか難しいのです。今年11月14日の満月は35万6520.2㎞まで接近しますが、この距離は『地心距離』と呼ばれ、地球の中心から月の中心までの距離を指します。私たちは地球の表面から月を見ているため、月が地平線にあるときと天頂にあるときでは、私たちと月の距離は大きく変わります。地平線にあるときは地心距離とほぼ同じですが、天頂にあるときは地球の半径(約6400㎞)分、私たちは月に近い。つまり天頂にあるときに月はもっとも大きく見えるはずなのです」

 しかし、地平線付近の月の方が大きいと感じたことはないだろうか。担当者によると、これは目の錯覚によるものとのことだが、私たちは約6400㎞も月に近づいても、その大きさの変化を正確に把握できないのだ。

「今年11月14日の満月は、68年前のものより約30km遠く、昨年や一昨年のものより約500km近い。しかし、約6400㎞という地球の半径のサイズを考えれば、ほとんど気付かないような差なのです。つまり『数十年ぶり』という表現は、事実ではありますが、いわば言葉遊びのようなもので、ほとんど意味がないといえます」(前出の国立天文台の広報担当者)

886とはずがたり:2016/11/15(火) 21:59:58
>>885
 スーパームーンはあまり「スーパー」ではない、ということか。このようにスーパームーンの貴重さが過度に強調される背景には、話題づくりをしたいというマスコミの姿勢もあるだろう。それが人々の生活に彩りを添えることがあるのも事実だが、誤解が生じるのであれば、是正されてしかるべきだ。

 またもうひとつ、スーパームーンについて意外な事実がある。スーパームーンには明確な定義が存在しないのだ。国立天文台の広報担当者はこう説明する。

「NASAは数年前からスーパームーンという言葉を使い始めているようですが、この言葉は天文学の正式な用語ではなく、国立天文台も使用していません。これが問題になるのが『次のスーパームーンはいつか』という話になったとき。今年は35万6520.2㎞まで接近した満月がスーパームーンと呼ばれていますが、どの程度近くなったらスーパームーンと呼ぶかという基準がないため、次のスーパームーンがいつか答えることができないのです」

 スーパームーンを楽しみにしていた人には水を差す結果になったかもしれない。だが、担当者はこうも語る。

「十五夜をはじめ、日本人には古くから満月を眺める風習がありました。しかしこの忙しい現代、特に若い人たちの間では落ち着いて月をめでる機会が少なくなっています。スーパームーンを巡る表現には是非がありますが、理由はどうあれ、多くの人が月を眺める呼び水になるのは素晴らしいことだと考えています」

 次のスーパームーンがいつであるかを答えることができないが、今年11月14日よりも満月が地球に接近するのは18年後の2034年11月24日。やはり貴重であることにかわりはないので、秋の月見に興じてみてはいかがだろうか。(ライター・小神野真弘)

893とはずがたり:2016/11/18(金) 09:42:26
>>892-893
 ハートの両側には非常に暗い領域があり、この部分もよく目立つ。また、ハートは半分ずつ別々の成分からできているようだが、全体の地質学的特徴はまだ解明できていない。

 研究チームのメンバーである米ローウェル天文台のウィル・グランディー氏は、「2つの領域が同じような明るさになっているのは偶然の一致でしょう」と言う。

 冥王星のハートは滑らかそうで、スペンサー氏の言葉を借りれば「信じられないくらい特徴がない」が、その理由も不明である。ここで起きていることを解明するには、境界部分を調べればよい。滑らかな領域の高度が、ほかの領域に比べて高くなっているのか低くなっているのかも明らかになるだろう。

「冥王星の表面が複雑で魅力的であることは予想していましたが、ここまですごいとは思っていませんでした」とグランディー氏は言う。「科学者は全員、期待に胸を躍らせています」。

見つめ合い踊る二つの星

 異常に大きな衛星カロンについても新たな発見があった。
「冥王星とカロンの見た目は大きく違っています」とスターン氏は言う。「今回の観測は、その違いの大きさを明らかにするものです」。

 冥王星とカロンは連星系を作っていて、宇宙空間の共通重心のまわりを互いに公転し、見つめ合いながら宇宙のダンスを踊っている。カロンが興味深い天体であることをよく知る科学者たちも、今回ニューホライズンズが送ってきた写真には驚かされた。

 副プロジェクトサイエンティストのキャシー・オルキン氏は、「小さな天体に、深い峡谷や地溝、崖、それに謎めいた暗い領域があるのが分かります」と説明する。「たった1枚の画像の中に、科学的に興味深い現象をいくつも見てとることができます」。

謎の黒い領域「モルドール」

 カロンの極地方には得体の知れない暗い領域があるが、この領域は冥王星から逃げ出してきた物質からできている可能性がある。研究チームのメンバーはこの領域を非公式に「モルドール(訳注:トールキンの小説『指輪物語』に登場する冥王サウロンの王国で、『黒の国』という意味)」と呼んでいるという。

 カロンの表面にはひび割れがあり、なかには深さ8〜10kmという巨大なものもある。科学者たちはこれまでカロンの表面は古く、クレーターだらけだろうと予想していたが、そうではなかった。クレーターがまばらにしかない表面は驚くほど新しく、冥王星と同様、カロンにもまだ地質活動がある可能性を示唆している。

 科学者は、カロンは原始冥王星に巨大な天体が衝突したときに形成され、衝突の際に飛び散った破片が融合して4つの小さな衛星ニクス、ヒドラ、ケルベロス、ステュクスが誕生したと考えている。

 今回初めてヒドラの姿が捉えられた。画像でもまだ何か分からない塊をモザイク加工したようにしか見えないが、研究チームはヒドラの大きさを43kmと推定することができた。

 プロジェクトサイエンティストのハル・ウィーヴァー氏は、「ヒドラの表面積は意外に大きい」と言う。「ヒドラの表面は、主に水が凍った氷からできていると考えられます」。

 冥王星の4つの小さな衛星は、コマのように規則的に自転せず、カオス的に軌道上をごろごろ転がっている。冥王星系は、惑星系を小さくしたような複雑な系なのだ。科学者たちは、冥王星の秘密を解き明かすことで、惑星系が形成され、進化する過程の理解を深めたいと考えている。

文=Nadia Drake/訳=三枝小夜子

895とはずがたり:2016/11/18(金) 13:33:57
7年かけて作った「人工ブラックホール」でホーキング放射を初観測。ブラックホールが完全にブラックではない証拠になるか
http://japanese.engadget.com/2016/08/17/7/
Munenori Taniguchi
2016年8月17日, 午後04:00 in Black Hole

イスラエルの科学者ジェフ・スタインハウアーが人工的なブラックホールを製作し、その振る舞いからスティーブン・ホーキング博士が1974年に発表した理論「ホーキング放射」に似た現象を観測したと発表しました。

スタインハウアーが作った人工的なブラックホールは本物のブラックホールのように光を含めて何でも吸い込むというものではなく試験用のチューブ内に流体を流し、ある地点でそれを音速以上に加速させることで音響的な事象の地平面を生み出すというもの。本物のブラックホールでは光が逃げられなくなる位置で事象の地平面が発生しますが、この人工ブラックホールでは音が逃げられなくなる位置を事象の地平面とします。
ブラックホールは一般に、すべての物質を引き寄せ、光であっても逃さないほどの強力な重力を有するため、宇宙空間にポッカリと真っ黒く何も見えない穴が開いたように見えると思われています。しかし、ホーキング博士は量子効果を考慮するとそこからは熱的な放射がなければならず、事象の地平面(想像図に描かれるブラックホールの縁の部分)から電磁波のようなエネルギーが発せられるため「ブラックホールは完全なブラックではない(何も放出しないわけではない)」としました。

もう少し詳しく説明すれば、真空中には何も存在しない部分から常に一対の粒子が発生しており、それらはすぐに結合してまた消滅するという動作を繰り返していると考えられます。事象の地平面よりブラックホールの中心に近いところでは、粒子が発生してもブラックホールに引き寄せられるだけで終わってしまいます。ところが、事象の地平面では片方の粒子のみがブラックホールに落ち、もう片方が外へ逃げる可能性が考えられます。するとこの逃げた粒子が、外界からはブラックホールが放出したエネルギー、つまりホーキング放射として観測できることになります。

一方、ブラックホールに落ちた方の粒子は、相棒を失ってエネルギー的にマイナスとなっているため、ブラックホール全体からエネルギーを吸収します。ホーキング博士は、この現象が長期間繰り返されることで最終的にブラックホールは蒸発するように消えるだろうとしました。

スタインハウアーは実験のために、「人工ブラックホール」を7年かけて製作しました。人工ブラックホールではガスを絶対零度近くまで冷却して得られる、ボース・アインシュタイン凝縮と呼ばれる状態のガスをチューブ内に流し、ある位置でそれをレーザーを使って音速以上に加速させることで音響的な事象の地平面を生み出します。

そしてこの音響的な事象の地平面に一対のフォノン(音子、音響量子、音量子)を発生させ、フォノンの片方がブラックホールから放射されるように移動し、一方のフォノンがブラックホールにとらわれるホーキング輻射と同様の現象が発生するのを確認したとのこと。スタインハウアーは特に高エネルギーのフォノンのペアが量子的なもつれの状態を示すこともわかったとしており、これはホーキング放射の重要な証拠となる特徴だとしています。

この実験結果を聞いた学者の一部には、フォノンのもつれ状態が低エネルギー状態で観測していないことを理由に不完全な結果だとする向きもあるものの、他方ではホーキング放射を擬似的に再現したのはこれが初のことであり、実験結果に欠陥がないと確かめられれば、ヒッグス粒子の発見と同じぐらい大変な出来事だとする声もあります。

もしかするとこの実験を発端として、ホーキング博士がノーベル賞を受賞するというストーリーもありえるかもしれません。

論文はNature Physics 「Observation of quantum Hawking radiation and its entanglement in an analogue black hole : Jeff Steinhauer」

901とはずがたり:2016/11/18(金) 14:26:29
>>900-901

 ニア・スカウトは大きな靴箱程度の大きさのキューブサット(既存の技術を利用した箱形の小型衛星)で、ソーラーセイルの面積は86平方メートルだ。本体は小さいが、ニア・スカウトは小惑星1991VG上の写真を撮影したり、組成や大きさ、運動を調べられるさまざまな観測装置を搭載している。

 NASAは、こうした調査は、将来の小惑星への有人ミッションの第一段階として欠かすことができないと考えている。例えば、宇宙飛行士が小惑星の表面で探査活動を行うときには、小惑星がゆっくり回転しているのか、ふらつきながら高速で回転しているのか、あらかじめ分かっていなければならない。また、小惑星が密に詰まった塊なのか、小さな破片が重力でゆるやかに集まっているだけなのかも知っておく必要がある。

方向転換技術

 このミッションで、ニア・スカウトは少なくとも1回、小惑星の近傍を低速で通過する。具体的には、秒速10m未満まで減速して、小惑星1991VGから約1kmのところを通過する予定だ。

 ここで、ソーラーセイルのもう1つの長所が役に立つ。ソーラーセイルは操作しやすく、従来の推進システムより優れた操作性が期待される場面もあるのだ。

 大西洋上の帆船も宇宙空間をゆくソーラーセイル探査機も、帆を操ることで非対称な推進力を生み出している点は同じである。それにはさまざまな方法があり、宇宙版のマストや操帆装置を用いる手もある。日本のイカロスには電気式の調光フィルムが搭載されていて、これに電圧をかけると黒くなり、光子を反射せずに吸収するようになる。その結果、帆の一部が光子に押される力が他の部分の半分程度になり、探査機を傾けることができる。

 ニア・スカウトは、これとは違ったアプローチをとる。ブーム(帆のすそを張る棒材)に対して本体の位置を前後に動かすのだ。

「コーラの缶を私たちの探査機だとして、その上に紙を載せてみましょう。これが帆です。私たちは宇宙で、この紙を左右に動かすわけです」。帆を傾けることによっても、スピードは調節できる。

NASAの新型ロケット「スペース・ローンチ・システム」は13機の小型人工衛星を宇宙に運ぶ。2018年のミッションでは、ソーラーセイルから推進力を得る小型人工探査機「ニア・スカウト」が小惑星探査を行う。(解説は英語です。Video:NASA)

ソーラーセイルの新たな応用可能性

 ソーラーセイルの操作性と、太陽から安定して供給される推進力からは、興味深い可能性が見えてくる。(参考記事:「ソーラーセイル、ヴェルヌの夢の現在」)

 例えば、太陽の北極を調べるために、探査機に黄道面(太陽系の惑星が公転する面)を離脱させたいとする。貴重な燃料を使わずに探査機の方向と速度を大きく変えようとしたら、天体の重力を利用したスイングバイを行わなければならない。「今の技術では、探査機に黄道面を離脱させ、大きな軌道傾斜角をもつ軌道に投入するためには、探査機を木星に近づけて、その重力を利用してスイングバイを行わなければなりません」とジョンソン氏は言う。「帆があれば、ちょっと傾けてやるだけでよいのです」。

 もう1つの応用可能性は「極静止衛星」だ。現時点では、地上から見たときに人工衛星が空のある一点に静止しているようにするには、赤道上の高度約3万5786kmの静止軌道に投入するしかない。静止軌道は通信衛星に適しているが、高緯度地域の国々では地表からの角度が低すぎて使えない。

 ここでソーラーセイルがあれば、「地球の北極か南極の上空で、地球が太陽のまわりを公転するのと同じ速度で軌道運動するようにすればよいのです」とジョンソン氏。「衛星が地球の重力に引かれて落下しないようにするには、常に上向きの推進力を得られるように帆を傾ければよいのです。そうすれば、北極の上でも南極の上でも衛星を静止させられます」

 ソーラーセイル探査機は、大航海時代の帆船と同じように、帆を広げて、星々に導かれて進んでゆく。そこからどんな発見がもたらされ、関連技術が私たちの生活をどのように変えるのか、期待は高まる。

文=Mark Strauss/訳=三枝小夜子

903とはずがたり:2016/11/18(金) 14:31:20
>>901-902
――アルファ・ケンタウリを訪れるためだけに、これほどの投資を行うのはなぜ?

 アルファ・ケンタウリへの挑戦は、恒星間航行という壮大なビジョンの最初の一歩にすぎない。4.37光年(約41.3兆km)の彼方にあるこの星は、宇宙的視野では地球の「すぐ隣」にあるのだ。

 正確には、アルファ・ケンタウリは、大きい順にA星、B星、プロキシマと呼ばれる3個の恒星からなる三重星系なので、見るべきものはたくさんある。このうち、小さく、薄暗く、赤みを帯びたプロキシマは、地球からの距離が4.24光年で実は少しだけ手前にある。A星とB星はお互いのまわりを約80年に一度のペースで周回していて、太陽に似ているため、科学的にはプロキシマよりも興味深い。

――アルファ・ケンタウリに惑星はある?

 あるかもしれない。…(参考記事:「最も近い恒星系に地球大の惑星を発見」>>896、「太陽系から最も近い太陽系外惑星が消えた!」>>897

――アルファ・ケンタウリは肉眼でも見える?

 南半球からはよく見える。アルファ・ケンタウリは全天で3番目に明るい星で、ケンタウルス座の一部である。北半球では地平線すれすれの高度になるので見るのは難しい。

――アルファ・ケンタウリは写真にはどのように写るの?

 スターショット計画のチームは、まだ仕事を与えられたばかりだ。スターチップは、地球から太陽までわずか1時間で行けるような猛スピードで宇宙空間を駆け抜けることになる。そこからアルファ・ケンタウリを撮影したとしても、現状の技術では、大きくて明るいしみにしかならない可能性がある。プロジェクトチームは、高速撮像が可能な光学カメラの開発を計画しているが、それが実現できなければ、宇宙船はすばらしいピンボケ絵はがきを送ってよこすことになるだろう。待ち時間も長い。写真のデータを光速より速く送ることはできないため、地球に到達するのに4年以上かかる。

――それは残念。ところで、宇宙空間にレーザーアレイを配置すれば、もっと簡単になるのでは?

 実は、数十年前に最初に提唱されたレーザー推進システムは宇宙空間に配置するものだった。物理学者でSF小説家でもあったロバート・フォワード氏は、当時、宇宙空間にレーザーアレイを設置して宇宙船を加速する方法を研究していた。地球の大気は光を吸収するため、地上に設置したレーザーアレイはあまり効率がよくないからだ。

 けれども、スターショット計画のレーザーアレイは地上に設置される予定だ。地球周回軌道上に1000億ワット級のレーザーを打ち上げるには莫大な費用が必要になるだけでなく、政治的な問題に発展するおそれがある。「補償光学」の発達も理由の1つだ。これは大気のゆらぎによる像の歪みを補正する技術で、すでに天文学者によって広く利用されている。この技術を利用すれば、地球の大気の影響を最小限に抑えることができる。スターショット計画では、レーザーの力を最も高めるために、チリのアタカマ砂漠のように海抜が高く乾燥した場所にレーザーアレイを設置することも検討している。(参考記事:「世界最高の性能を誇るすばる望遠鏡」)

――こうした新技術は、もっと身近な宇宙探査にも役立つ?

 そうかもしれない! 成功すれば、同じようなナノ宇宙船を土星の衛星エンケラドスや冥王星に送り込めるだろう。2015年にNASAの探査機「ニューホライズンズ」がほぼ10年がかりで到達した冥王星には、光速の20%で飛行する宇宙船なら1〜3日で行ける。(参考記事:「土星探査機カッシーニ、エンケラドスの間欠泉に突入」)

文=Nadia Drake/訳=三枝小夜子

905とはずがたり:2016/11/18(金) 16:16:27
>>904-905
 それでも、過去にさまざまなチームが、少なくとも光速の何分の1かの速度に到達する方法を提案してきた。

 1950年代には、米国の防衛業者ジェネラル・アトミクスの研究者らがオリオン計画を考案した。この宇宙船は、原子爆弾によって動く。連続する核爆発を制御して宇宙船を高速で推進させ、何百トンもの貨物と8人の宇宙飛行士を火星や太陽系の外に高速輸送できるという内容だった。

 このテクノロジーを恒星間旅行に適応させる方法を示す青写真も作られていた。しかし、核パルス推進と名付けられたこの方法は、1963年核実験禁止条約によってすべての実験が取りやめとなった。

 2016年4月に発表された意欲的なプロジェクト「ブレイクスルー・スターショット」は、比較的爆発の少ない方法で恒星間飛行を実現すようという取り組みだ。理論物理学者のスティーブン・ホーキング氏や億万長者が運営するこのプロジェクトは、4.3光年離れた三重星系、アルファ・ケンタウリに切手サイズの宇宙船団を送ることを目指している。(参考記事:「【解説】ホーキング博士らの超高速宇宙探査計画」>>902-903

 このほんの小さな宇宙船には、薄くて軽い帆が取り付けられる。その帆に地球軌道からレーザーを当てることで、宇宙船を推進させるという技術だ。レーザーによって、宇宙船は光速の20%にまで加速される。つまり、およそ20年かけて目的地に到着することになる。

 小さな宇宙船団の多くはアルファ・ケンタウリに到達できないかもしれない。しかし、いくつかは生き延び、はるか遠くの三重星の軌道を周回する惑星付近を飛び、未知の世界のデータを送り返してくる可能性がある。(参考記事:「NASAがソーラーセイル探査機、広がる可能性」>>900-901

「恒星間飛行の分野を一気に推し進めるアイデアに、民間のお金が使われることがとにかくエキサイティングです。今後もこのようなことが続くといいですね。ブレイクスルー・スターショットには工学的な課題が複数ありますが、どれひとつとして克服できないものとは思えません」と、オバウシー氏は語る。

超光速を可能にする理論も

 もちろん、真のブレークスルーは、ワープ・ドライブの実現だ。それには、理論的設計に追いつくテクノロジーが不可欠である。(参考記事:「科学に基づいてないとダメだ!――『スター・トレック BEYOND』のジャスティン・リン監督に聞いてみた」)

 1994年、メキシコの理論物理学者ミゲル・アルクビエレ氏が、スター・トレックファンに希望の光を与えた。氏は、アインシュタインの特殊相対性理論に反しない、超光速航法の説を唱えたのだ。

 宇宙船そのものを光速まで加速させるのではなく、宇宙船周辺の時空構造をゆがめてしまえばいいのでは? アルクビエレ氏は、時空間にバブルを作る計算を提示した。バブルは、その後方が拡大し、前方が収縮することで推進する。この理論にしたがえば、宇宙船はバブルに沿って運ばれ、光速の10倍以上の速度までの加速が可能になる。

 机上ではシンプルだが、実現のためには、あまり理解の進んでいない変わった形態の物体を利用する必要がありそうだ。さらに、バブルを作ってコントロールするには、未解決の問題が無数に存在するとオバウシー氏は言う。

 それでも、とこう付け加えた。「15世紀にいくら考えても、21世紀のテクノロジーの素晴らしさを予想することはできなかったでしょう。同様に、27世紀の人類がどのようなテクノロジーを習得しているかなんて、誰にもわかるはずがありません」(参考記事:「スター・トレックが描く異星人は科学的に正しいか?」)


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