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宇宙

1とはずがたり:2005/01/10(月) 11:33
全人類の叡智を以て宇宙開発を推進せよ!

TERの過去レス
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/?KEYWORD=%B1%A7%C3%E8

スタートレック
http://www.google.com/search?q=%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF&sourceid=opera&num=0&ie=utf-8&oe=utf-8

カウボーイビバップ
http://www.google.com/search?q=%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%97&sourceid=opera&num=0&ie=utf-8&oe=utf-8

NASA
http://www.nasa.gov/externalflash/Anniversary_VisMar/index_noaccess.html

762とはずがたり:2016/01/14(木) 19:50:40

準惑星ケレス:クレーターの縁に「塩」…探査機の画像公開
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F%E3%82%B1%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%B8%81%E3%81%AB%E3%80%8C%E5%A1%A9%E3%80%8D%E2%80%A6%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F%E3%81%AE%E7%94%BB%E5%83%8F%E5%85%AC%E9%96%8B/ar-BBoaJFy
毎日新聞
2 時間前

 米航空宇宙局(NASA)は、無人探査機ドーンが準惑星「ケレス」に最接近して撮影した画像を公開した。最近できたと見られるクレーターの縁に白く光る物質があり、塩と考えられるという。

 ケレスは直径約950キロで、火星と木星の間にある小惑星帯では最も大きな天体。ドーンは昨年12月19〜23日、ケレスの上空約385キロまで接近し、高解像度の画像を撮影した。

 南半球の中緯度にある直径26キロのクレーターには、縁や壁に塩と見られる光る物質が筋状に多数分布していた。これまでの観測で、ケレスの別のクレーターでも光り輝く点が確認されており、研究者らが同じ物質かどうか調べているという。【大場あい】

763とはずがたり:2016/01/21(木) 08:49:06

太陽系に「第9番惑星」存在か 米チーム発表
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB%E3%81%AB%E3%80%8C%E7%AC%AC9%E7%95%AA%E6%83%91%E6%98%9F%E3%80%8D%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%81%8B-%E7%B1%B3%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E7%99%BA%E8%A1%A8/ar-BBouqVM
AFPBB News
1時間前

【AFP=時事】米カリフォルニア工科大学(Caltech)の研究チームは20日、太陽系の最外縁部に存在する未知の巨大惑星を発見した可能性があると発表した。

 チームが発表した声明によると、「プラネット・ナイン(Planet Nine)」の通称で呼ばれているこの天体は、地球の約10倍、冥王星の約5000倍の質量を持ち、「太陽系外縁部の異様な、非常に細長い軌道」を巡っている。「この新惑星が太陽の周りの公転軌道を完全に1周するのには1万〜2万年かかる」と推定されるという。

 研究結果は、米天文学専門誌アストロノミカル・ジャーナル(Astronomical Journal)に掲載された

太陽を背にした「プラネット・ナイン」の想像図(2016年1月20日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News
c AFPBB News 提供 太陽を背にした「プラネット・ナイン」の想像図(2016年1月20日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News
 同大学のマイク・ブラウン(Mike Brown)教授(惑星天文学)とコンスタンティン・バティギン(Konstantin Batygin)助教(惑星学)によると、この天体は数理モデルとコンピューターシミュレーションを通じて発見されたもので、直接の観測にはまだ至っていない。

 ブラウン教授は「これは、本物の太陽系第9番惑星とみられる」「太陽系のかなりの部分が未解明の状態。これは、非常に胸を躍らせることだ」と話している。

764とはずがたり:2016/01/24(日) 23:28:09
米大統領選 ヒラリー氏 当選の鍵を握る“UFO票”〔2015年5月6日 東スポWeb〕
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/396067/

ヒラリー・クリントンが超爆弾発言 「エイリアンはすでに地球にいる」
http://tocana.jp/2016/01/post_8538_entry.html
2016.01.12

765名無しさん:2016/02/12(金) 06:32:22
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160209-00005860-sbunshun-soci
ホリエモンが56億円“宇宙詐欺”にあっていた!
週刊文春 2月9日(火)16時1分配信

“ホリエモン”こと堀江貴文氏(43)が約56億円の現金をだまし取られたとして、米テキサス州で訴訟を起こしていたことが分かった。

 週刊文春が入手した裁判資料によると、「本件は、民間の宇宙船マーケットで起きた詐欺」として、堀江氏がヒューストンの弁護士であるアート・ドゥラ氏らを訴えている。

 堀江氏はロシア製の宇宙船「アルマズ」を利用した宇宙プログラムに投資していたが、後に宇宙船が展示以外に使えない“ポンコツ”であることが判明。投資金などの返還を求めている。一方、ドゥラ氏側は裁判で「何ら不正行為は行っていない」と全面否認している。

 堀江氏に取材を申し込むと、取材には応じず、自らのブログで事実関係を認めた。そのうえで「どうせ文春は面白おかしく『ホリエモン詐欺に引っかかる(笑)』と書いて(中略)茶化すつもりだろう」としている。

“情報強者”の立場から社会的発言を続けてきた堀江氏だが、これほど大きな舞台装置で騙されることは「想定外」だったのだろうか。


<週刊文春2016年2月18日号『スクープ速報』より>

「週刊文春」編集部

766とはずがたり:2016/02/13(土) 09:00:49
波動は俺の中で良く理解出来ていない物理現象の一つ。
高校数学では三角函数より指数対数の方が苦手だったけど今は指数対数にはお世話になりっぱなしだけど三角函数ほぼ使わない。

アインシュタイン予言の「重力波」、米で初観測
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160212-OYT1T50012.html
2016年02月12日 00時30分

 【ワシントン=三井誠】米カリフォルニア工科大と米マサチューセッツ工科大などの研究チームは11日、物理学者アインシュタイン(1879〜1955年)が100年前に一般相対性理論で存在を予言した重力波について「初めて観測した」と発表した。

 これまで直接観測した例はなく、宇宙初期の状態などを重力波で観測する「重力波天文学」の道を開く成果だ。

 重力波は、物体の重さが時間と空間(時空)にゆがみを作り、物体が運動した時、そのゆがみがさざ波のように、光速で宇宙に伝わる現象。物体が重くて速く動くほど、強い重力波が出る。



 研究チームによると、米国にある巨大観測装置LIGO(ライゴ)が昨年9月14日、重力波を検出した。質量が太陽の29倍と36倍のブラックホールが13億年前に合体した時に、太陽3個分の質量がエネルギーとなった重力波が発生し、地球に届いたとみられる。ブラックホールが合体する瞬間を捉えたのも、世界初の快挙となる。

 ワシントンで11日に記者会見したデビッド・ライツLIGOリーダーは「我々は重力波を手に入れた」と宣言。会場から、大きな拍手が起きた。

767とはずがたり:2016/02/13(土) 09:01:54

重力波「観測は極めて困難」…アインシュタイン
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160212-OYT1T50022.html?from=yartcl_outbrain1
2016年02月12日 07時35分

 重力波は、一般相対性理論から導かれる様々な現象の中で、最後まで残った大物の「予言」だった。

 一般相対性理論は、重力で光が曲がる「重力レンズ」や、ブラックホールの存在など、私たちの宇宙に様々な不思議な現象があることを示した。当時は検証する手段がなかった現象が、観測技術の向上で後から次々と実証され、理論の正しさを不動にしていった。

 しかし、重力波はあまりに弱く、アインシュタイン自身も「観測は極めて困難」と考えていたという。存在を間接的に証明した米国の研究者テイラーとハルスが、1993年にノーベル物理学賞を受賞した後も、直接観測はできなかった。

 それを可能にしたのは、レーザー光線を巨大な直線の真空のパイプに走らせ、原子よりはるかに小さい差を測る観測装置だ。主力は米国にあるLIGOライゴとイタリアにあるVIRGOバーゴで、日本のかぐらも今春から試験観測が始まる。日米欧の国際協力による観測態勢が近い将来に整う見込みだ。

768とはずがたり:2016/02/25(木) 21:27:34

謎の天体現象、50億光年先の銀河で 東大グループ観測
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E8%AC%8E%E3%81%AE%E5%A4%A9%E4%BD%93%E7%8F%BE%E8%B1%A1%E3%80%81%EF%BC%95%EF%BC%90%E5%84%84%E5%85%89%E5%B9%B4%E5%85%88%E3%81%AE%E9%8A%80%E6%B2%B3%E3%81%A7-%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E8%A6%B3%E6%B8%AC/ar-BBpX4vh
朝日新聞デジタル
14 時間前

 爆発的に電波を出す「高速電波バースト」という謎の天体現象が、地球から約50億光年先にある銀河で起きていたとする観測結果を東京大の戸谷友則教授(天文学)らのグループが発表した。最近見つかったタイプの現象で、どういう場所で起きているのか不明だった。25日付の英科学誌ネイチャーで発表した。

 高速電波バーストは、千分の1秒程度の間に激しく電波を出す現象。2007年に発見されたが、どのような仕組みなのかは分かっていない。

 研究チームは、米ハワイにあるすばる望遠鏡の観測データから、15年に豪州の電波望遠鏡がとらえた高速電波バーストが位置する銀河を特定。地球からの距離を求めた。この銀河は古い星が集まっているタイプで、中性子星同士の合体などが原因として推定できるという。

 これまでは銀河系内で起こるのか別の銀河なのかも分かっていなかった。戸谷さんは、周期的に光や電波を出す天体「パルサー」(1967年発見)のように、今後重要な研究領域になると指摘。「発見は天文学の歴史の一ページだと思う。中性子星の合体が原因なら重力波も届くので、重力波天文学との連携も期待できる」と話している。(奥村輝)

769とはずがたり:2016/02/27(土) 09:02:16

世界最大の無人島はカナダの北極圏にあるデボン島だそうな。場所は此処
http://map.goo.ne.jp/map/latlon/W86.10.52.816N75.2.45.635/zoom/1/
バンクス島やビクトリア島には人が棲んでるけどそこよりも気候が厳しいのか?
バーサスト島は昔人が棲んでたそうだがデボン島はどうなんかな?

デヴォン島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%B3%E5%B3%B6
Devon Island

デヴォン島(デヴォンとう、英:Devon Island、イヌイット語:Tatlurutit)[1]とは、北極海に存在する島の1つであり、現在のところ世界最大の無人島となっている。カナダ・ヌナブト準州に属する。

バサースト島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E5%B3%B6_(%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%80)
バサースト島(Bathurst Island)は、カナダのクイーンエリザベス諸島にある島。ヌナブト準州に属する。面積は16,042km2で無人島。
西暦1000年頃の島は現在よりも暖かかったと考えられており、チューレ人が居住していた。1819年にイギリスの探検家ウィリアム・パリーがこの島を「発見」した。名前の由来は、当時イギリスの 戦争・植民地相 であった第3代バサースト伯爵ヘンリー・バサーストから[1]。
バサースト島には1960年代から1970年代にかけて北磁極があった。北磁極は絶えず移動しており、2005年時点では北緯83度付近にあって北上を続けている。[2]


バンクス島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B9%E5%B3%B6

準州 ノースウエスト準州
最大都市 サックスハーバー
人口 136 (2010現在)

バンクス島(英語:Banks Island)はカナダ北部の北極諸島にある島。面積70,028km2で世界第24位、カナダでは第5位。人口114人。ノースウエスト準州のイヌヴィック地域(Inuvik Region)に属する。

ビクトリア島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%B3%B6

ヴィクトリア島
ヴィクトリア島(ヴィクトリアとう、英語:Victoria Island、または、Kitlineq)は、カナダ北部の北極諸島にある島。面積は21万7291km2で世界第9位の広さである([1]参照)。人口は1,707人(ヌナブト準州側1,309人、ノースウエスト準州側398人、2001年国勢調査)
北極海にあり、島の3分の1を占める北西部はノースウエスト準州のイヌヴィック地域(Inuvik Region)に、その他はヌナブト準州のキティクメオト地域に属す。
北はバイカウントメルビル海峡、西はバンクス島、プリンスオブウェールズ海峡、アムンゼン湾、東はマックリンタク海峡、南はドルフィンアンドユニオン海峡、コロネーション湾、クイーン・モード湾がある。主な町は北の海岸にメルビルサウンド、南東の海岸にケンブリッジベイ、西の海岸にホールマンである。

770とはずがたり:2016/03/03(木) 08:42:40

2016.3.2 17:03
高知で異常音の情報相次ぐ、「地鳴りのよう」原因は不明 米軍機でも竜巻でもなく…異常現象か
http://www.sankei.com/west/news/160302/wst1603020068-n1.html

 高知市や室戸市など高知県東部4市の住人から「2月29日未明にゴーという地鳴りのような音がした」などの情報が県に寄せられていたことが2日分かった。県や高知地方気象台によると、この地域で地震や突風などは観測されておらず、原因は特定できていない。

 情報は「ジェット機が近くを通ったような音だった」「窓がガタガタ揺れた」などで、高知、南国両市が各3件、室戸、安芸両市が各1件の計8件。多くは29日午前1〜2時ごろに体感したという内容だった。

 高知地方気象台によると、この時間に地震は観測されず、気圧配置も安定し突風や竜巻発生の可能性はないとしている。中国四国防衛局によると、自衛隊機や米軍機の飛行もなかった。県南海トラフ地震対策課は「各地から寄せられた情報を関係機関で共有しているが、原因を突き止めるのは難しい」と話している。

 同課は、地鳴りなどの異常現象に気付いた場合、メールやファクスで情報を提供するよう呼び掛けている。

771とはずがたり:2016/03/05(土) 17:13:11
134億光年、最も遠い銀河発見…NASA
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160305-OYT1T50045.html?from=y10
2016年03月05日 11時15分
 【ワシントン=三井誠】米航空宇宙局(NASA)は、観測史上、最も遠い銀河をハッブル宇宙望遠鏡で見つけたと発表した。

 地球からの距離は134億光年で、宇宙誕生の4億年後に生まれた銀河になる。

 発見した銀河は、北斗七星の方角にあり、地球が含まれる銀河系の1%の質量しかない。しかし、星が盛んに誕生しており、明るく輝いていた。

 遠く離れた銀河ほど光が届くまでに時間がかかるため、遠い銀河を見れば昔の宇宙の姿が分かる。新たに見つけた銀河は、これまでの記録より2億光年ほど遠く、宇宙初期に銀河がどうやってできたのか、より詳しく分かる可能性があるという。

772とはずがたり:2016/03/06(日) 15:37:46
火星の激変、超巨大火山噴火が原因か 研究
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E7%81%AB%E6%98%9F%E3%81%AE%E6%BF%80%E5%A4%89%E3%80%81%E8%B6%85%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E7%81%AB%E5%B1%B1%E5%99%B4%E7%81%AB%E3%81%8C%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%8B-%E7%A0%94%E7%A9%B6/ar-BBqhmn7#page=2
AFPBB News
3日前

【AFP=時事】35億年前の火星で、フランス国土の半分ほどの大きさの火山が膨大な量の溶岩を噴出したため、その重さで火星の地殻とマントルの位置にずれが生じたとの研究結果が2日、発表された。

 これはつまり、火星のもともとの北極と南極が、かつてあった位置にはもはや存在しないことを意味する。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された研究論文の主執筆者で、仏パリ第11大学(University of Paris-Sud)の地形学者であるシルバン・ブーレー(Sylvain Bouley)氏はAFPの取材に対し、乾いた河床や地下氷床が予想外の位置に存在するなどの、科学者らを長年悩ませてきた火星の謎の数々は、今回の研究結果で説明がつくと語った。

 ブーレー氏は「もし同様の位置変動が地球上で起きたら、パリ(Paris)は極圏内に移動することになるだろう」と話す。「フランスではオーロラが観測され、スーダンではワイン用ブドウが栽培されるだろう」

 論文によると、数億年間続いた火山性の隆起によって、火星表面が20〜25度傾いたという。

 火山から噴出した溶岩流は、広さ5000平方キロ、高さ12キロ以上に及ぶ「タルシス(Tharsis)ドーム」と呼ばれる溶岩台地を、直径が地球の約半分の火星上に形成した。

「タルシスドームは、火星の大きさと比べると特に、途方もなく大きい。まさに常識外れだ」とブーレー氏は語る。

 重量が10の18乗トンに及ぶこの巨大な露頭が地表上部に形成された結果、火星表層部の2つの層、地殻とマントルが、まるでモモの皮と果肉が種を軸に移動するように、旋回移動した。

 2010年に発表された理論的研究で、タルシスドームを火星から取り除くと、火星の自転軸を中心とする位置変動が起きることがすでに示されていた。

■突然解けた謎

 ブーレー氏と共同研究者らが、このコンピューターモデルと、自身や他の研究チームが実施したシミュレーションと観測の結果とを比較した。

 これまで説明がつかなかった火星上の多くの現象が、新たな考え方に照らして解釈すると、突如として意味を持ち始める。

欧州宇宙機関が公開した火星表面にみられる洪水跡「マンガラ谷」の高解像度ステレオカメラ画像(2008年9月26日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB Newsc AFPBB News 提供 欧州宇宙機関が公開した火星表面にみられる洪水跡「マンガラ谷」の高解像度ステレオカメラ画像…
 ブーレー氏はAFPに、「なぜ(現在は乾いた河床となっている)川が今の位置に存在するのかという疑問に、科学者らは答えを見つけることができなかった。その位置にあることに、規則性が全くないように思われるのだ」と話した。

「だが、表面での位置変動を考慮に入れると、川は全て同じ熱帯地域に列をなすことになる」

 同様に、水が凍結した巨大な地下氷床も、極地域により近いところに位置しているはずだ。すでにお分かりのように、昔々はそうだったのだ。

 タルシスドームが「新たな」赤道上に位置している理由も、今回の新説で説明可能だ。火星が平衡状態を取り戻すためには、まさにその位置にくる必要があったと考えられるわけだ。

 さらに、標準とされる年代学では、火星の川はタルシスドームより後に形成されたと考えられているが、今回の研究結果はこれに対しても異を唱えている。

 これら太古の水流の大半は、巨大な溶岩原が存在しなくても、火星の南半球のクレーター高地から、北方にある低地の平原に向けて流れていたと考えられると、研究は結論付けている。

【翻訳編集】AFPBB News

773とはずがたり:2016/03/08(火) 21:27:52
2033年の大安・仏滅決まらず? 旧暦巡るミステリー
http://www.asahi.com/articles/ASJ2B5V5GJ2BPTFC00W.html?iref=com_rnavi_arank_nr04
岡田匠
2016年3月8日10時42分

 現代人にもなじみ深い大安や仏滅、友引などの「六曜(ろくよう)」、冠婚葬祭や伝統行事の日が定まらないとしたら――。旧暦をめぐって、そんな「2033年問題」が起きている。17年先の話とはいえ、一部の業界で解決を探る動きが出ている。

 旧暦は一般的に、月の満ち欠けを基本に太陽の動きを加えた天保暦のこと。天保15(1844)年に導入されたが、明治初めに今の太陽暦(グレゴリオ暦)に代わった。今も太陽暦のカレンダーに記されている六曜などは、旧暦と関係しているものだ。

 旧暦は月の満ち欠けの間の29・5日前後を1カ月とし、1年は約354日。実際の季節とずれが生じるため、ほぼ3年に1回、うるう月を設けて調整するため、1年が13カ月となる。

 その月が何月かを決める目安の一つが、「二十四節気」のうち、冬至や夏至、春分、秋分など12ある区切り「中気(ちゅうき)」だ。冬至を含む月を旧暦11月、春分の月を旧暦2月などとする一方、中気が全くない月をうるう月とする。同じ月に中気が二つ含まれる時もあるが、冬至、春分、夏至、秋分を優先するというルールだ。

 中気のない月は3年に1回程度現れるが、33年夏〜34年春、中気を含まない月が3回、中気を二つ含む月が2回発生。即座にうるう月を決められない状態が起きてしまう。天保暦が実際の太陽の動きに合わせた細かな想定ができていなかったためで、導入後約190年の歴史で初めて。日常生活に支障はないものの、葬儀や祝い事、旧暦に基づく神社の祭り、中秋の名月や旧正月の年中行事などが定まらない事態が起きる。

774とはずがたり:2016/03/20(日) 22:38:20
ハッブル望遠鏡で巨大な恒星を観測 質量は太陽の100倍超
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160320-35079842-cnn-int
CNN.co.jp 3月20日(日)13時48分配信

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)が運用するハッブル宇宙望遠鏡の観測でこのほど、質量が太陽の100倍を超える恒星が9つ見つかった。

恒星が見つかったのは地球から17万光年離れたR136という星団。R136は大マゼラン雲という銀河の中のタランチュラ星雲に位置する。

太陽系に最も近い恒星とされるケンタウルス座アルファ星までの距離は4.3光年。これだけでも40兆キロに相当するという、気の遠くなるようなスケールだ。

発表によると、新たに観測された恒星のうちR136a1は、全宇宙でこれまでに見つかった中で質量が最も大きい。R136には太陽の質量の50倍を超える星が数十個もある。

また巨大な9つの恒星の明るさを合わせると、太陽の3000万倍分に達するという。

観測チームを率いた英シェフィールド大学の宇宙物理学者、ポール・クラウザー氏は「軌道投入から25年以上が過ぎた今も、ハッブルにしかできないことがある」と強調した。

観測結果は英王立天文学会が発行する月刊誌MNRASに掲載される。

775とはずがたり:2016/03/29(火) 18:53:25
冥王星フライバイで得たデータは半分以上がまだ探査機の中
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20160329/Gizmodo_201603_newhorizonz_data_abundance_left.html
ギズモード・ジャパン 2016年3月29日 09時00分 (2016年3月29日 18時40分 更新)

無人探査機ニューホライズンズが冥王星の横をフライバイしたのが去年の7月のこと。次々と素晴らしい画像が届いてきていますが、実はニューホライズンズからの送信速度って1、2Kbps程度なんです。
ここまで地形から、冥王星の月の画像から、動く丘までかなりたくさんの情報が届いてきたように感じますが、まだまだ氷山の一角にすぎないようですよ。
なんと取得したデータの半分以上がまだ探査機の中に残っているんです。
ニューホライズンズはこのまま太陽系の外に飛んで行ってしまうのですが、宇宙ではなにが起こるかわからないですから何か起きてしまう前にNASAは全てのデータを受け取ってしまいたいと考えているようです。ちなみに今ニューホライズンズは地球から約52億7000万km離れているとのこと。
52億kmかぁ...。うん、ちょっと想像つかないですね。
ニューホライズンズ計画のブログでは、サウスウェスト研究所(SwRI)のEmma Birathさんがデータ通信を効率的に行なうソフトウェアの試みについて書いています。もちろん、去年の夏の時点で、全てのデータを集めるには16カ月かかると分かっていたわけなんですが...。
ここ7カ月の間に届いた高画質のデータが感動の連続だったのでもうデータの大部分が届いたような錯覚をしてしまいます。これからさらに多くのデータが来るということで期待が高まりますね。

image by NASA
source: New Horizons Blog
Maddie Stone - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)

776名無しさん:2016/04/03(日) 21:56:52
とはさんの>>534を受けて、こちらに投稿。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160331-00046457-jbpressz-sctch
6万年前に人類が手に入れた脅異の能力とは?
JBpress 3月31日(木)14時55分配信

 ヒトは約6万年前にアフリカを出て世界中に広がり、その後今日に至るまで人口を増やし続けてきた。そしてこの6万年間を通じ、科学や芸術を発展させて文明を築き、産業や貿易を発展させて地球規模の市場を築き、地球環境を大きく変える力を手に入れた。

 たった一種でここまで地球環境を変えた生物は、生命の歴史上初めてだ。ヒトはわずか6万年の間に、どうやってこれほどの力を手に入れたのだろうか。

 その謎を解く手がかりが、ヒトゲノムの研究から得られてきた。今回はその最新の成果を紹介し、ヒトという種の驚異的能力の背景について考えてみよう。

■ ネアンデルタール人との出会い

 「ヒト(ホモ・サピエンス)」はアフリカで進化し、約6万年前にアフリカを出て地球全体にひろがったのだが、実はヒトより先にアフリカを出てユーラシア大陸にひろがったホモ属の化石人類が少なくとも2種いたことが分かっている。

 その一方は、西アジアからヨーロッパにかけて広がった「ネアンデルタール人」であり、1829年に子どもの頭骨が発見されて以後、ヨーロッパ各地や西アジアから多くの骨格化石が発掘されてきた。

 そのネアンデルタール人は、約4万年前に絶滅した。約4万5000年前に起きたヨーロッパへのヒトの分布拡大がネアンデルタール人を絶滅に追い込んだ可能性が高いが、両者の分布が接触したときにいったい何が起きたのか、よく分かっていなかった。

 ネアンデルタール人の骨格化石には、ネアンデルタール人のDNAが残っている。そのDNA配列を決定できれば、ネアンデルタール人とヒトとの違いが明らかになり、ネアンデルタール人がなぜ絶滅したか、ヒトはなぜ急速に地球全体に広がったか、などの疑問に答えることができるかもしれない。

 こう考えて、ネアンデルタール人のDNA配列決定という困難な課題に挑んだのが、マックスプランク進化人類学研究所のSvante Paabo(スヴァンテ・ペーボ)博士だ。

777名無しさん:2016/04/03(日) 21:57:18
>>776

 ネアンデルタール人の骨から得られるDNA分子は、細かく断片化しているので、その配列決定は困難をきわめた。しかしPaabo博士は技術的改良を重ね、2010年についにネアンデルタール人の全ゲノム配列(遺伝情報が書きこまれたDNA分子の全配列)をサイエンス誌の論文で公表した。

 その配列を世界各地のヒトのゲノム配列と比べた結果、ヨーロッパの現代人集団では、ゲノムの1〜4%の配列がネアンデルタール人に由来することが分かった。

 一方、アフリカのヒトのゲノム中にはネアンデルタール人に由来する配列は見つからなかった。つまり、ヨーロッパに進出したヒトは、ネアンデルタール人と交雑し、その遺伝子の一部を取り込んでいたのだ。

■ デニソワ人とも交雑していた

 この、ネアンデルタール人ゲノムプロジェクトが進行しているさなかのことだ。西シベリアのデニソワ洞窟で2008年に発見された子どもの指骨のサンプルがPaabo博士のもとに届けられた。

 この骨から一部のDNA配列を決定したPaabo博士は驚愕した。その配列は、ネアンデルタール人ともヒトとも異なるものだったのだ。

 「デニソワ人」と名付けられたこの化石人類のゲノム配列もまた2010年に決定され、世界各地のヒトのゲノム配列と比較された。

 その結果、メラネシア(ニューギニアとその東側の島嶼)の先住民集団のゲノム中には、デニソワ人由来の配列が4〜6%存在することが明らかになった。ヒトはデニソワ人とも交雑していたのである。

 つまり、ヒトはネアンデルタール人・デニソワ人それぞれの遺伝子をとりこんだ「雑種」ということになる。

 ここまでの研究史は、Paabo博士による著作『ネアンデルタール人は私たちと交配した』(文藝春秋)にいきいきと描かれているので、興味をもたれた方はぜひ一読されたい。この著作が出版されたあとも、研究は着実に進展している。

■ 新たに明かされた交雑の経緯

 先月(3月17日)には、デニソワ人・ネアンデルタール人とヒト交雑の歴史をゲノム情報の詳細な統計学的解析によって解明した論文が、サイエンス誌に掲載された。

 ワシントン大学のBenjamin Vernot(ベンジャミン・ベルノー)博士らがPaavo博士とともに発表したこの論文によれば、ヒトはネアンデルタール人と少なくとも3回、デニソワ人と1回交雑し、これらの化石人類から遺伝子を取り込んで、新しい環境に適応した。

 ヒトとネアンデルタール人との最初の交雑の痕跡は、ヨーロッパ・東アジア・メラネシアの人類集団に共通しているので、ヒトの祖先が約6万年前にアフリカから西アジアに進出したときに起きたと考えられる。

778名無しさん:2016/04/03(日) 21:57:45
>>777

 ヨーロッパと東アジアの人類集団のゲノムには、ネアンデルタール人との2回目の交雑を示す痕跡があるが、この痕跡はメラネシアの先住民ゲノムにはない。したがって、おそらくメラネシアの先住民の祖先は2回目の交雑が起きる前に西アジアを離れ、メラネシアにたどりつく過程で、デニソワ人との交雑を経験したに違いない。

 西アジアから東に向かったメラネシアの先住民の祖先は、おそらく船を使って沿岸部を移動したものと思われる。なぜなら、考古学の証拠によれば、ヒトの祖先集団がオーストラリアに侵入し、大型の有袋類(カンガルーの仲間)の種を次々に滅ぼしたのは、約4万5000年前である。

 つまり、西アジアからオーストラリアへのヒト集団の移住は、わずか1万5000年の間に起きたのだ。この素早い移動を可能にしたのは、船を使う技術だろう。

 一方、東アジアの人類集団には、上記の2回とは別の(3回目の)ネアンデルタール人との交雑の痕跡がある。メラネシアに向かった集団とは別の集団が、少し遅れて東アジアに広がる過程で、この3回目の交雑が起きたのだろう。日本人を含む東アジアの人類集団は、ネアンデルタール人と過去に少なくとも3回の交雑を経験した雑種の子孫なのである。

■ 交雑により環境適応力が向上

 このような種間交雑は、植物では古くから知られている。私は植物の研究からスタートしたので、違った地域に隔離されて進化した種が出会えば、交雑するのは当たり前であることをよく知っていた。

 しかし、私が学生だった40年前には、動物の種は生殖的に隔離されているもの(互いに交雑しないもの)という考えが支配的だった。私見だが、この固定観念は、「種」という概念に不変性や純血性を求める人間の心理的傾向と結びついていたように思う。

 同じ祖先から分かれた2つの集団が地理的に隔離されて違った環境で暮らせば、自然淘汰によってそれぞれの環境への適応が生じ、やがて違った性質が進化する。このようにして異なる進化の道筋を歩んだ集団が、2次的に接触することは、生物進化の過程ではしばしば起きる。このような接触が起きたとき、2つの集団の間にはしばしば交雑が起き、遺伝子が入り混じる。

 今日では、このような交雑によって、適応進化が加速されることが分かっている。「最強のイノベーション『生命の進化』に学ぶ3つの掟」で紹介したように、有性生殖による遺伝子の組み換えは、莫大な数の組み合わせを作り出し、この「組み合わせ」の多様性が適応進化を加速するのだ。

 新しい環境に進出し、そこへの適応を迫られた種にとっては、すでにその環境に適応した別の種と交雑して、その種から適応的な遺伝子を取り込むことが、効率の良い進化の手段なのである。

 実際に、ネアンデルタール人からヒトの集団に取り込まれた遺伝子には、皮膚や免疫系の遺伝子など、環境適応に貢献したと考えられるものが見つかっている。

779名無しさん:2016/04/03(日) 21:58:06
>>778

■ ネアンデルタール人はヒトよりも言語能力が劣っていた? 

 しかし一方で、交雑で受け取る遺伝子の中には、より劣ったもの(適応度が低いもの)もしばしばある。このような遺伝子は、交雑のあとで、自然淘汰によって次第に集団から取り除かれていく。

 ネアンデルタール人との交雑の痕跡が、現代人集団のゲノム配列のわずか1〜4%にしか見られないという事実は、ネアンデルタール人から受け取った遺伝子の大半が自然淘汰によって取り除かれたことを示唆している。

 Vernot博士らは、ネアンデルタール人やデニソワ人とヒトのゲノムの配列を比較することで、交雑後にヒトの遺伝子が強く選び出された領域(ネアンデルタール人やデニソワ人の遺伝子が淘汰された領域)を特定する方法を開発した。

 そしてこの方法を用いて、ヒトの第7染色体の一部に、ネアンデルタール人やデニソワ人との交雑の痕跡が完全に消えている領域があることを発見した。複数回の交雑の痕跡が同じ領域で完全に消えていることから、この領域では自然淘汰によってヒトの遺伝子だけが選び出されたと考えられる。

 そしてこの領域には、とても興味深い遺伝子の配列が含まれていた。言語遺伝子といわれる「FOXP2」や、自閉症に関係する遺伝子がある領域だったのだ。

 FOXP2は、言語障害のある家系の研究から発見された遺伝子であり、FOXP2の変異が家族性(遺伝性)言語障害を引き起こすことがわかっている。

 また、チンパンジーとヒトのFOXP2遺伝子の間には2個の重要な配列差があり、ヒトのFOXP2遺伝子をマウスに導入するとマウスの学習能力が向上する。これらの証拠から、FOXP2はヒトにおける言語能力の進化に関係していると考えられている。

 ただし、ネアンデルタール人とヒトのFOXP2の配列は一致しているので、ネアンデルタール人との交雑の痕跡が完全に消し去られた原因は、FOXP2自体ではない。おそらく、このFOXP2遺伝子の周辺に、FOXP2の調節に関連した別の遺伝子があり、そこが自然淘汰を受けた可能性が高い。

 このように、まだ結論を出せる段階ではないのだが、Vernot博士らの研究は、ネアンデルタール人とヒトの間に、言語や社会性の発達に関わる重要な遺伝的違いがあった可能性を強く示唆している。

■ 6万年前の大移動を前にヒトに起きた変革

 文字が発明される前の言語は、化石にも記録にも残っていない。このため、言語がどのように進化したかは、謎に包まれている。

 ネアンデルタール人は、ヒトと同じ配列のFOXP2を持っており、喉の構造も似ているので、ある程度の言語能力を持っていた可能性がある。しかし、ネアンデルタール人が暮らしていた洞窟には、ヨーロッパに進出したヒト(クロマニオン人)が描いたような壁画や、死者を埋葬した跡は見つかっていない。これらの違いは、ネアンデルタール人とヒトの間の言語能力の差に関係しているのかもしれない。

780名無しさん:2016/04/03(日) 21:58:27
>>779

 DNA配列の証拠から、ヒトがアフリカを出てヨーロッパやアジアへの移住を開始したのは約6万年前だと考えられるが、考古学的な遺跡の証拠によれば、約10万年前にもレヴァント地方(現在のレバノン付近)に進出し、ネアンデルタール人と一緒に暮らしていた。

 しかしこの遺跡では、約7万5000年前にヒトは消失し、再びネアンデルタール人だけの時代が続いた。つまり、最初にアフリカを出てレバノンに到達したヒトは、ネアンデルタール人との競争に敗れた可能性が高い。

 その後、約6万年前にヒトの大移住が開始された。10万年前のレバノン進出から約4万年のこの間に、ヒトに何らかのイノベーションが起きた。船を製造する技術や、壁画を描く能力や、死者を埋葬する心性をヒトは発達させたのだ。これらの変化を支えたのは、言語能力の高度化ではないかと私は考えている。

■ 言語を使いこなす優位性

 言語を使うことには、数々の効用がある。第1に、言語は複雑な推論を可能にする。言語によるコミュニケーションを通じて、人は相手が何を考えているかを推論し、その推論にもとづいて相手の意思や感情に働きかけることができる。推論を可能にする思考能力自体は言語以前に進化したと考えられているが、言語の使用によって相手の言葉の裏を考えるような複雑な思考が可能になった。

 第2に、言語は概念を豊かにする。人間は言語を使わなくても事物や現象を概念化できるが、たとえば色を表す多くの言葉を使うことで、世界をより豊かに認識できる。また、木・草・獣・鳥などの分類的概念を使うことで、多様な対象をより少数の要素に要約し、世界をよりシンプルに理解できる。この概念化は、数による定量化の前提である。

 数は、対象の具体性を捨象し、数的側面のみを概念化したものであり、この概念化によって人は、事物を数えることができる。対象が石であろうが魚であろうが「いち、に、さん」という単語で数えることができるのだ。言語を使わない思考では、人間は「いち、に、たくさん」という概念しか使わないことが分かっている。「さん」以上の数量的な言語を持つことではじめて、より多くの量の間の関係を理解し、事物を測量することが可能になった。

 船を製造するには、ある程度の測量が必要なので、約6万年前のヒトには数に関するかなり高度な語彙がそなわっていたはずだ。死者を埋葬する習慣もまた、「死」という概念や、死者の世界への推論があったことを物語っている。

 第3に、言語は知識を蓄積し、伝達することを可能にする。言語はまた、集団が共有するルールを決めることを可能にする。そして、集団内での高度な分業にもとづく協力行動を可能にする。このような言語を基礎にした集団の協力行動において、おそらくヒトはネアンデルタール人との競争において、大きな優位性を獲得したに違いない。このような推論は、これからのゲノム研究でさらに検証されていくことだろう。

 ヒトは言語を獲得したことで推論能力を高め、科学・技術を発展させ、ついに自分たちの進化の歴史を理解しはじめた。そして、私たちにヒトの活動が地球環境に大きな影響を与えていることも理解するに至った。言語を使うことで、私たちは人類社会の未来についても、さまざまな可能性を考えることができる。これらの可能性の中から、より良い選択肢を選び出す作業においても、言語は欠かせない。

 私たちは言語を日常的に何気なく使っているが、この言語を使いこなす能力は、実は驚異的な能力なのだ。ゲノム科学はこの驚異的な能力の背景をまだほとんど解明できていないが、FOXP2を含む領域の研究から、近い将来に大きな発見が生まれる可能性がある。

 ネアンデルタール人やデニソワ人と交雑しても、この領域だけはまったく変化しなかったことから、この領域にはヒトがヒトたる理由を説明する大きな秘密が隠されているようだ。その秘密が解かれる日が待ち遠しい。

矢原 徹一

781名無しさん:2016/04/03(日) 22:00:28
>>534
>>776

西洋史スレに投稿してしまったもののリンクです。

ネアンデルタール人の謎、こうやって解いた
東洋経済オンライン 7月4日(土)6時0分配信
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/52-55

782名無しさん:2016/04/03(日) 22:12:37
生命の起源、人類の起源、ネアンデルタール人と現生人類の交配、等の記事の目次

>>534-540
>>570-571
>>693-694
>>776-780
>>781

783とはずがたり:2016/04/05(火) 10:25:37
そのうちに住めるようになって観光地に出来ると良いなぁ♪地熱・太陽光・風力なんかを組み合わせたリゾートにしたい。

西之島、地下数キロにマグマだまり=火山灰分析で推定―国立科博など
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/37/e3774b093309564f9c595f2f6030fe34.html
(時事通信) 04月04日 17:37

 国立科学博物館などは4日、2013年11月から2年以上噴火を続ける小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)で採取した火山灰の分析から、地下3?6キロに今回の噴火を起こしたマグマだまりがあるとする推定結果を明らかにした。

 同博物館地学研究部の佐野貴司鉱物科学研究グループ長らの研究チームは14年6月、火山灰を採取し、含まれる鉱物や元素などの組成を解析した。その結果、輝石と呼ばれる鉱物に含まれる鉄やマグネシウムの比率などから、今回のマグマだまりが地下約3?6キロにあり、温度は970?990度と分かった。

784とはずがたり:2016/04/05(火) 10:26:17
西之島のマグマ、海山取り込む…長期噴火要因か
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20160404-567-OYT1T50111.html
09:18読売新聞

 2013年11月から2年近く噴火が続いた西之島(東京都小笠原村)について、国立科学博物館などの研究チームは4日、噴出したマグマに、海底の山「海山」の一部が溶けて取り込まれていたと発表した。

 海山の金属成分は、岩石を溶けやすくしてマグマを増やすことから、噴火が長期化した原因に関係している可能性があるという。

 チームが14年に採取した西之島の火山灰を分析したところ、島がのるフィリピン海プレート(岩板)の下に沈み込んでいる、太平洋プレート上の海山由来の成分が多く検出された。

 西之島は2年間の活動で面積が約12倍になったが、昨年11月以降は噴火が確認されておらず、気象庁は火山活動が低下してきているとみている。

785とはずがたり:2016/04/12(火) 21:06:29

停電したミール宇宙船で密かに成長していた“謎の球体”の正体は!? 専門家「生命は宇宙のいたるところに存在している」
http://tocana.jp/2016/04/post_9422_entry.html
2016.04.12

786名無しさん:2016/04/16(土) 16:31:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160416-00000010-jij-soci
14日地震は前震=余震に注意呼び掛け―気象庁
時事通信 4月16日(土)4時37分配信

 気象庁は16日、熊本県熊本地方で同日午前1時25分ごろ発生したマグニチュード(M)7.3(暫定値)の地震が本震で、14日のM6.5、最大震度7の地震は前震と考えられるとの見解を示した。

 
 M7.3は1995年の阪神大震災と同じ規模。気象庁は今後1週間に、最大で震度6弱の余震が起きる可能性があるとして注意を呼び掛けた。

 青木元・地震津波監視課長は16日未明に記者会見し、「(M7.3地震の震源の)北東側、大分県の方でも地震活動の高まりが見られる」と述べた。

787とはずがたり:2016/04/16(土) 17:42:49
伊方と玄海と川内がやばいんちゃうか。

<熊本地震>気象庁課長 観測史上、例がない事象を示唆
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/35/3505ed69f363c091e2bb6b54a8a27d48.html
(毎日新聞) 11:20

 ◇熊本、阿蘇、大分へと北東方面に拡大していく地震現象に

 気象庁の青木元(げん)地震津波監視課長は16日午前の記者会見で、熊本、阿蘇、大分へと北東方面に拡大していく地震現象について「広域的に続けて起きるようなことは思い浮かばない」と述べ、観測史上、例がない事象である可能性を示唆。「今後の(地震)活動の推移は、少し分からないことがある」と戸惑いを見せた。

 また、14日の最大震度7の地震を「前震」と捉えられなかったことについて、「ある地震が発生した時に、さらに大きな地震が発生するかどうかを予測するのは、一般的に困難だ」と述べた。

 熊本地方などを含む九州北部一帯は低気圧や前線の影響で、早い所で16日夕方ごろから雨が降り始め、16日夜から17日明け方にかけては広い範囲で大雨が予想されている。青木課長は「揺れが強かった地域は土砂災害の危険が高い。さらに雨で(地盤が)弱くなっている可能性があるので注意をしてほしい」と呼びかけた。【円谷美晶】

【熊本地震】阿蘇、大分での発生に「ここまで広範囲は前例ない」 気象庁担当者、名称変更の可能性も示唆
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1604160059.html
10:54産経新聞

 熊本県阿蘇地方や大分県中部で16日未明から相次いだ地震について、気象庁は同日、熊本県内で14日から続いた一連の地震と「関連する」との見方を示した。青木元・地震津波監視課長「ここまで広範囲に及ぶ地震は前例がない」と述べた。今後、両県にわたる広い範囲で余震の可能性があり、気象庁は警戒するよう呼びかけている。

 熊本市や熊本県南阿蘇村では16日午前1時25分、14日から続く一連の地震の本震とみられる推定マグニチュード(M)7・3の地震が発生。その後、同県阿蘇地方では最大で震度6強(M5・8)を観測する地震が相次いだ。

 さらに大分県中部でも午前2時ごろから地震活動が活発化し始め、同県由布市では午前7時11分、最大震度5弱(M5・3)を観測した。

 熊本県阿蘇地方と大分県中部での16日の地震については、14日から熊本県内で続く地震とそれぞれ震源域は異なるが、気象庁の青木課長は「断層がずれたことで、その延長上にある別の断層に影響を与える可能性はある」と関連する可能性を示した。その上で地震が想定以上に広範囲に及んでいる状況に関し、「ここまで大きい地震になるのは近代観測史上、聞いたことがない」とも説明した。

 気象庁は15日、一連の地震を「平成28年熊本地震」と命名したが、大分県でも地震が発生したことで青木課長は「今後検討されると思う」と述べ、変更する可能性も示唆した。

788とはずがたり:2016/04/16(土) 17:42:59

断層帯、北東へ地震続発=「大分―熊本構造線」沿い
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-160416X880.html
12:21時事通信

 熊本県益城町で14日夜、最大震度7を観測した熊本地震。16日未明には同県阿蘇地方で震度6強、朝には大分県中部で震度5弱の地震が起きた。政府の地震調査研究推進本部が2013年にまとめた九州地域の活断層の長期評価では、日本列島の形成過程で生じた地質構造による「大分―熊本構造線」沿いに、断層帯が分布すると指摘していた。地震はこの範囲で北東方向に続発している。

 同本部の地震調査委員会は15日夕の臨時会合で、14日夜のマグニチュード(M)6.5、最大震度7の熊本地震は、日奈久(ひなぐ)断層帯の北端部分「高野―白旗区間」がずれて発生したとの評価をまとめた。しかし、余震はT字形に接する布田川(ふたがわ)断層帯でも起きていた。

 気象庁は16日午前1時25分に熊本地震の北西側で発生したM7.3、最大震度6強の地震を、新たに一連の地震の「本震」と位置付けた。地図上では布田川断層帯付近にある。

 地震は布田川断層帯の北東延長線上へ続き、阿蘇地方では午前3時台にM5.8の地震が2回起き、最大震度5強と6強を観測。さらに大分県中部の別府―万年山(はねやま)断層帯付近では午前7時11分、M5.3で最大震度5弱の地震が起きた。

 東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)は「(新たな)本震は布田川断層帯で起きており、地震調査委は評価を誤った」と指摘。「阿蘇で発生した地震は地上では断層が見えないが、地下に埋もれている可能性がある」との見方を示した。

 日奈久断層帯のうち、熊本県芦北町や水俣市沿岸付近に至る南部については「いつ、どういう形で動くか分からないが懸念される」と話した。

<熊本地震>「本震のエネルギー、前震の16倍大きく」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20160416k0000e040248000c.html
11:25毎日新聞

<熊本地震>「本震のエネルギー、前震の16倍大きく」
平田直・東京大地震研究所教授=円谷美晶撮影
(毎日新聞)
 ◇平田東大教授「内陸型の活断層地震で、かなり大きい規模」

 14日に熊本県熊本地方で発生したマグニチュード(M)6.5の地震(震度7)以降続いていた一連の地震は、16日未明のM7.3の「本震」を経て、同県阿蘇地方や大分県も含めた3地域で同時多発的に地震が相次ぐ異例の事態となった。16日未明のM7.3の地震の規模は阪神大震災に匹敵する。広い範囲で強い揺れを引き起こし、被害の拡大を招いた。

 平田直・東京大地震研究所教授(地震学)は「16日未明のM7.3の地震は14日夜の地震(M6.5)よりもエネルギーで約16倍大きく、強い揺れが起きた範囲も広い。内陸型の活断層が起こした地震としてはかなり大きい規模だ。こうした大きな地震は周辺にも影響を及ぼすので、大分の地震も誘発されて起きた可能性がある」と指摘する。

 気象庁によると、14日夜のM6・5の地震の発生から16日午前11時までに、熊本県熊本地方、阿蘇地方、大分県で震度1以上の地震は252回あった。

 気象庁はこれら三つの地域の地震は別のものとみているが、青木元・地震津波監視課長は「熊本地方の本震の後、熊本・大分両県で地震活動が活発化している。本震が何らかの影響を与えていると思う」と話した。

 今回、地震が相次いでいる熊本地方、阿蘇地方、大分県中部はいずれも、九州の中でも地殻変動の影響でひずみが蓄積しやすい地質構造の「別府?島原地溝帯」の周辺に位置している。阿蘇地方には目立った断層は確認されていないが、大分県中部の地震の震源近くには、熊本県境まで続く「別府?万年山(はねやま)断層帯」がある。

 古村孝志・東京大地震研究所教授(地震学)は「一枚の大きな断層が一度に割れれば最初に本震が起こるが、今回はいくつもの断層が並行する複雑な地形だったので、より大きい本震が後に起きたと考えられる。これまでよりも大きな余震が起こる可能性があり警戒が必要だ」と語った。【飯田和樹、酒造唯】

789とはずがたり:2016/04/16(土) 20:19:10
専門家 「別の断層に地震活動が移ったか」
http://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10010482931_20160416.html
07:25NHKニュース&スポーツ

16日未明、熊本県を震源とするマグニチュード7.3の大地震が起きるなど、熊本県や大分県で地震が相次いでいることについて、専門家は、14日の「熊本地震」を引き起こした断層から別の断層に地震活動が移ったように見えるとして、今後の活動に注意が必要だと指摘しています。

16日午前1時25分ごろに発生した熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3の地震について、地震のメカニズムに詳しい東京大学地震研究所の古村孝志教授は、「内陸の活断層で起きる地震としては国内最大級で、広い範囲が強い揺れに襲われたと考えられる」と分析しています。
そのうえで、この地震のあと熊本県阿蘇地方や大分県西部や中部といった別の場所でも地震が相次いでいることについて、古村教授は「おとといからの地震は、いずれも『別府ー島原地溝帯』と呼ばれる地域で起きている。この地域には数多くの活断層があることが確認されており、おとといマグニチュード6.5の「熊本地震」を引き起こした断層から、近くにある別の断層に地震活動が移ったように見える」と指摘しています。
そのうえで、「地震活動が活発になっているため、今後、影響がどう広がるか注意する必要がある」と話しています。
【道路などに段差やひび割れ 地震起こした活断層の一部か】広島大学の中田高名誉教授らの研究グループは、16日午前1時25分ごろに発生したマグニチュード7.3の大地震の震源に近い、熊本県益城町を調査しました。
その結果、益城町の役場から東におよそ3キロの地点で、田んぼのあぜが、横およそ1メートル20センチ、高さおよそ50センチにわたって食い違い、段差ができているのが見つかりました。
さらにその延長線上にある道路でも、横におよそ2メートル、高さおよそ70センチにわたって路面が食い違い、ひび割れができているのが見つかりました。
この場所には「布田川・日奈久断層帯」と呼ばれる活断層が通っていることから、研究グループはこの断層が16日未明のマグニチュード7.3の大地震を引き起こし、その一部が地上に現れたものとみてさらに詳しく調べています。
中田名誉教授は、「きのうまでの調査では、この場所で段差やひび割れは確認できなかったため、きょう未明のマグニチュード7.3の地震がきっかけで、できたものと考えられる。政府の地震調査委員会が想定していた、この断層のずれの量は最大でおよそ2メートルで、今回、見つかった道路のひび割れもそれとほぼ同じだったことから、国の想定に近い大地震が起きたと考えられる」と話しています。
【「大分の地震も誘発か 地震活動に注意を」】16日午前1時すぎに熊本県で発生したマグニチュード7.3の大地震では、熊本県の広い範囲で震度6強を観測したほか、大分県でも最大で震度6弱を観測しました。
熊本県ではこの地震のあと、地震活動が活発化しているほか、震源の北東側にあたる熊本県の阿蘇地方や東側にあたる大分県で地震が相次いでいます。
午前4時前には阿蘇地方を震源とするマグニチュード5.8の地震があり、産山村で震度6強を観測したほか、午前7時すぎには大分県中部を震源とするマグニチュード5.3の地震で、大分県由布市で震度5弱を観測し、その後も震度4や3を観測する地震が相次いでいます。
地殻変動に詳しい京都大学防災研究所の西村卓也准教授によりますと、今回、地震が集中している領域はGPSの観測データなどから、地下にひずみがたまっていると考えられるということです。
西村准教授は、熊本県で起きたマグニチュード7.3の大地震に誘発される形で、阿蘇地方や大分県で地震が起きていると分析しています。
このうち、今回、地震が相次いでいる大分県の周辺には、マグニチュード6から7クラスの地震を引き起こす可能性のあるとされる別府ー万年山断層帯など複数の活断層があります。
西村准教授は、「熊本県から大分県にかけて活発になっている地震活動は、大地震をきっかけに、ひずみがたまっている一帯で起きている一連のものと考えられる。大分県内の活断層には地震が起きる確率が比較的高い活断層もあるので余震の活発なところでは今後の活動に注意してほしい」と話しています。

790とはずがたり:2016/04/16(土) 20:21:08
熊本地震、「南海トラフ」との関連は… 阿蘇山で小規模噴火も
http://news.goo.ne.jp/article/fuji/nation/fuji-dms1604160013.html
17:01夕刊フジ

 熊本県で16日未明に発生した震度6強、マグニチュード(M)7・3の地震で、気象庁は「14日以降に発生した地震の本震」と発表。14日夜の震度7、M6・5の揺れは前触れだった。16日朝には熊本県の阿蘇山が小規模噴火し緊張が走った。不気味さが漂う直下型の内陸地震の頻発。専門家は、M8級の「南海トラフ」巨大地震との関連にも警戒を促している。

 気象庁によると、16日未明の地震は、M7・3で、1995年の阪神大震災と同規模。エネルギーは、震度7を観測した14日の地震(M6・5)の約16倍だった。14日の震度7の地震はこの前震だった。前震は、震度7の地震を含め154回発生。本震は「横ずれ断層型」とみられる。

 今回の震源の近くには、熊本県内を北東から南西方向に延びる布田川(ふたがわ)、日奈久(ひなぐ)両断層帯がある。阿蘇外輪山の西側斜面から八代海南部に至る全長約101キロの活断層で、熊本県の内陸部で以前から大きな地震を起こすと考えられてきた。

 産業技術総合研究所の活断層・火山研究部門で総括研究主幹を務める山元孝広研究員は、「14日のM6・5の地震、16日のM7・3の地震ともに二つの断層帯が引き起こした直下型地震だとみて間違いない。先に日奈久断層帯が動いた後に、布田川断層帯がずれた。両断層帯はかねてから、大きな地震を発生させるとわれており、布田川のほうがより大きな揺れになるとの予測もあった」と指摘する。

 さらに16日午前8時半ごろには、熊本県の阿蘇山で小規模な噴火があった。噴煙の高さは約100メートル。気象庁は「一連の地震とは直接関連がないとみている」としているが、本当に大丈夫か。

 先の山元氏は、「今回の地震はいずれも火山性地震ではなく、直接の関連はない。ただ、火山活動に影響を与えることは否定できない。内陸地震の頻発による刺激で何らかの変化が生じることはあり得る」とした上で、気になる警告を発した。

 「過去の例を見ると、南海トラフは発生する50年前から内陸地震が頻発するという傾向が確認されている。2011年の東日本大震災以降、内陸地震の発生頻度は上がっており、南海トラフ巨大地震が確実に迫っているという印象だ」

断層帯、北東へ地震続発=「大分―熊本構造線」沿い
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-160416X880.html
12:21時事通信

 熊本県益城町で14日夜、最大震度7を観測した熊本地震。16日未明には同県阿蘇地方で震度6強、朝には大分県中部で震度5弱の地震が起きた。政府の地震調査研究推進本部が2013年にまとめた九州地域の活断層の長期評価では、日本列島の形成過程で生じた地質構造による「大分―熊本構造線」沿いに、断層帯が分布すると指摘していた。地震はこの範囲で北東方向に続発している。

 同本部の地震調査委員会は15日夕の臨時会合で、14日夜のマグニチュード(M)6.5、最大震度7の熊本地震は、日奈久(ひなぐ)断層帯の北端部分「高野―白旗区間」がずれて発生したとの評価をまとめた。しかし、余震はT字形に接する布田川(ふたがわ)断層帯でも起きていた。

 気象庁は16日午前1時25分に熊本地震の北西側で発生したM7.3、最大震度6強の地震を、新たに一連の地震の「本震」と位置付けた。地図上では布田川断層帯付近にある。

 地震は布田川断層帯の北東延長線上へ続き、阿蘇地方では午前3時台にM5.8の地震が2回起き、最大震度5強と6強を観測。さらに大分県中部の別府―万年山(はねやま)断層帯付近では午前7時11分、M5.3で最大震度5弱の地震が起きた。

 東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)は「(新たな)本震は布田川断層帯で起きており、地震調査委は評価を誤った」と指摘。「阿蘇で発生した地震は地上では断層が見えないが、地下に埋もれている可能性がある」との見方を示した。

 日奈久断層帯のうち、熊本県芦北町や水俣市沿岸付近に至る南部については「いつ、どういう形で動くか分からないが懸念される」と話した。

791とはずがたり:2016/04/16(土) 21:39:50
熊本・南阿蘇村で約1000人が孤立状態
(NHKニュース&スポーツ) 14:43
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/985/98ba8ded2541f707ed4108cf9f0689aa.html

熊本県南阿蘇村によりますと、黒川地区にある東海大学のキャンパスにつながる道路が亀裂や土砂崩れなどで寸断され、午後2時現在、大学の体育館に避難している学生およそ700人と住民およそ300人の合わせておよそ1000人が孤立した状態になっているということです。自衛隊などは崩れた道路を通って徒歩で行き来できているということで、南阿蘇村は、村に派遣されている自衛隊とも協議し、孤立の解消に向けた方策を検討しています。

792名無しさん:2016/04/16(土) 21:44:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160416-00000046-mai-soci
<熊本地震>熊本、阿蘇、大分…3つ別々の地震が同時に発生
毎日新聞 4月16日(土)11時0分配信

 ◇気象庁課長「16日未明の本震が影響」

 熊本県熊本地方、阿蘇地方、大分県で規模の大きな地震が相次いでいることについて、気象庁の青木元・地震津波監視課長は16日午前の記者会見で、三つの地域で別々の地震が同時多発的に発生しているとの見解を示した。16日午前1時25分に発生したマグニチュード(M)7.3の地震(本震)が影響していると考えられるという。

 M7.3の本震は、14日発生した熊本地震の原因の「日奈久(ひなぐ)断層帯」とその北側の「布田川(ふたがわ)断層帯」が交わる場所のやや北で発生した。その後、北東側で地震活動の高まりがみられ、午前3時55分には熊本県阿蘇地方でM5.8(最大震度6強)、午前7時11分には大分県中部でM5.3(最大震度5弱)の地震が相次いで発生した。

 気象庁はこれらの余震域が離れていることから、それぞれ別の地震と判断。青木課長は「広域的に続けて地震が発生したケースは近代観測が始まって以降は思い浮かばない」と話した。【飯田和樹】

793とはずがたり:2016/04/16(土) 21:56:50
布田川断層27キロずれ=南阿蘇村、97センチ動く-国土地理院
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041600346&g=soc

 熊本県で16日未明に起きたマグニチュード(M)7.3の地震について、国土地理院は同日、地表に設けた基準点を分析した結果、布田川断層帯が長さ約27キロにわたってずれ、南阿蘇村が南西方向に最大97センチ動いたと発表した。
 地理院によると、全地球測位システム(GPS)を使い、地表に設置した基準点の地震前後のずれを計測。南阿蘇村は南西方向に97センチ、熊本市北区は北東方向に75センチ動いていた。
 この結果から、地中の布田川断層帯が長さ約27キロにわたり、約3.5メートルずれたと考えられるという。(2016/04/16-20:05)

794名無しさん:2016/04/17(日) 10:57:45
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041600378&g=pol
支援表明や哀悼続々=海外も関心高く-熊本地震

 被害が拡大している熊本地震は海外でも関心が高く、各国から被災者支援を申し出る声や犠牲者への哀悼が相次いでいる。
 米国は「要請があればあらゆる支援を提供する用意がある」(国務省報道官)と強調。米軍による災害支援に向けた調整を日本側と進めている。キャメロン英首相は「熊本からのニュースに悲しんでいる。支援できることは何でもする」とツイッターにつづった。タイも支援の用意を表明。韓国政府は、日本に滞在する韓国人のための支援チームを17日に現地へ派遣すると発表した。
 中国外務省の陸慷報道局長は「犠牲者への哀悼、家族と負傷者へのお見舞いの意」を表明。ロシアのプーチン大統領は安倍晋三首相に「九州で相次ぐ大地震で多くの犠牲者が出ていることに哀悼の意」を示した。ウクライナやマレーシアの首脳もツイッターに哀悼のメッセージを記した。
 台湾の馬英九総統は安倍首相にお見舞いの書簡を送付。蔡英文次期総統も「被害が最小限に抑えられ、日本の友人たちが無事であるよう願う」とのコメントを出した。フランスは「悲痛にも強い地震が続いて大規模な被害が出た」(外務省)として、日本の政府と国民に哀悼の意を示した。欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)は「日本は天災に際して常に復興を遂げる力を証明してきた」と激励した。
 一方、ドイツ外務省は、余震の恐れがあるとして熊本、大分両県を訪れないよう国民に勧告。両県滞在中のドイツ人に対し、日本の警察などの指示に従うよう求めた。(2016/04/16-23:04)

795とはずがたり:2016/04/17(日) 13:24:18
大切畑ダムhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152/1167と俵山トンネルhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1156427416/1721と阿蘇大橋http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1156427416/1720,ほぼ一直線だな。。

796とはずがたり:2016/04/17(日) 14:15:14

「協議平行線ならば調停」 中防帰属問題で大田区長
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201604/CK2016040902000119.html
2016年4月9日

 大田区の松原忠義区長は八日記者会見し、江東区との間で争っている東京湾の中央防波堤埋め立て地(中防)の帰属問題についての協議に関し「平行線になった時、どうしてもというときは調停になる」と述べ、不調の場合は都への調停申請に踏み切る考えを改めて示した。
 この問題を巡っては大田区議会も先月二十五日、早期申請を求める決議を全会一致で可決。江東区側が不快感を示している。松原区長は先月八日、江東区役所に山崎孝明区長を訪ね、協議を再開することで合意したが、まだ行っていない。
 松原区長は「協議のポイントは双方の主張を確認すること」と述べて協議を促すとともに、一九七三年に埋め立てが始まる前の海面は「九対一で大田区のノリ養殖業者が占めていた」と指摘。「歴史的沿革からみれば、大田区に全島帰属する。帰属に向けて協議を進めたい」と述べた。 (荘加卓嗣)

797とはずがたり:2016/04/17(日) 19:59:24
日奈久(ひなぐ)はみんな知ってる(駅にあるし高規格道路もある)し,万年山(はねやま)は見付かる(玖珠の方)が,布田川(ふたがわ)という川は何処だ?見付からん。

798とはずがたり:2016/04/27(水) 13:47:47

阿蘇山北西部に大規模亀裂 「未知の断層」動いた可能性
http://www.asahi.com/articles/ASJ4S5QCKJ4SPLBJ005.html?iref=comtop_urgent
阿部彰芳2016年4月25日06時29分

 熊本県で16日未明に起きたマグニチュード(M)7・3の地震で、阿蘇山のカルデラ内の北西部でできた大規模な亀裂を、中田高・広島大名誉教授らのグループが24日、現地調査で確認した。地震を起こした布田川断層帯の延長線上の地域にあたり、未知の断層が動いた可能性もあるという。

799名無しさん:2016/04/30(土) 10:12:40
http://r25.jp/topic/00050347/
熊本地震で再び話題に。広島市では再生プロジェクトも
被災地への千羽鶴 「いらなかった」の声続出
2016.04.21 THU

贈っても感謝されないのなら別のものを贈ったほうが… 4月14日以降、熊本県など九州地方で続く地震では50人近くの犠牲者が出て、今も10万人近くの住民が避難を余儀なくされている。現地では水や食料などの物資が不足し、支援物資が上手く回らないなどの混乱が続くなか、ネットでは「折り鶴」の是非が議論の的となっている。

日本では古来より折り紙で鶴を折って、それを病人に贈る風習が存在する。「鶴は千年、亀は万年」という慣用句もあり、鶴はめでたい生き物の代表。思いを込めながら鶴を千羽折り、それを束ねて「千羽鶴」として贈る光景は高校野球においても見られるものだ。

しかし熊本地震が発生すると、ツイッターには「被災地いらなかった物リスト」というハッシュタグが登場。リストには「古着」「賞味期限の短い食物」などもあげられたが、千羽鶴に関しては、

「全部を飾る場所もなく、きちんと糸で止められていなかったりする物も多く、大量に送られると迷惑です。 焼却処分(焼き鳥)しました」
「東日本大震災のとき宮城にいましたが、千羽鶴君、これ本当にあなた方の自己満足でしかないんじゃないですか?」
「私、東日本大震災で被災しました! その時にダントツでいらなかった物は千羽鶴! 贈られても役に立ちません!」

など、厳しい意見が続出。「寄せ書き」とともに“いらないものリスト”にあげられた。

そんななか注目を集めているのが、広島市で行われている「おりづる再生プロジェクト」だ。原爆の被害を後世に伝える平和記念公園には、平和を願う世界中の人々から毎年10トンもの折り鶴が送られており、広島市はそれらを焼却するのに年1億円を使っているのだそう。同プロジェクトは折り鶴を回収・選別して再生紙として利用し、「おりづる再生名刺」として販売して、利益の一部を原爆ドーム保存事業基金に寄付する取り組みを行っている。

“折り鶴論争”のなかで、このプロジェクトがにわかに脚光を浴び始め、ツイッターには、

「電子折り鶴をポチると送金するシステム作ればいいんじゃないかな」
「被災地にどうしても折り鶴を送りたくて仕方ないって人は
お札で折るといいよ」
「折り鶴もいきすぎると『自粛』と同じように『被災者を本当に想うなら、、それではなく、、』って話なんだろうね」
「変な行動起こす前に『一体何が相手の助けになるか』を立ち止まって考えましょうって話だよな」

といった声が寄せられている。被災地に贈られる千羽鶴には復興を願う人々の思いが込められていることは確かで、広島市の場合は受け入れを拒否しているわけではない。ただ、支援物資の提供は、配布したり保管したりする労力やコストが受け取り側にかかることにもなる。現場の状況や時間の経過で必要なものが変わる被災地への支援は、その時々で適切な品が何なのかを考えることが大切といえそうだ。
(金子則男)

800とはずがたり:2016/04/30(土) 20:41:45
837 :名無しさん:2016/04/30(土) 12:05:31
北極はここ?

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042500740&g=pol
日中韓、28日に北極対話

 外務省は25日、北極に関する初の日中韓ハイレベル対話を28日にソウルで開催すると発表した。初回会合では、3カ国がそれぞれの北極政策を説明し、今後の協力の可能性を探る。昨年11月の日中韓首脳会談での合意に基づくもので、日本からは白石和子北極担当大使が出席する。(2016/04/25-18:43)

801とはずがたり:2016/05/02(月) 11:42:37

震源、博多湾に集中 有感地震 福岡で続発、警固断層南東部動く予兆? [福岡県]
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/231662
2016年03月16日 03時00分

 2005年に発生した福岡沖地震の余震とみられる有感地震(震度1以上)が昨年末から続発している。それまでの余震は、福岡沖地震の震源だった警固(けご)断層帯の北西部(海側)で発生していたが、最近はより陸に近い博多湾に集中している。専門家は、05年に動かなかった警固断層帯の南東部(陸側)が動く予兆とも考えられるとして注意を呼び掛けている。

 警固断層帯(約55キロ)は、福岡市東区志賀島の沖から玄界灘へ北西に走る断層と、福岡市中央区から福岡県筑紫野市へ南東に延びる断層で構成される。福岡管区気象台によると、有感地震は11年初めから今月9日までに16回観測。5回は昨年末から続いている。

 うち4回は志賀島の南側で、断層帯の北西部と南東部を分ける境界域とみられる場所で発生している。南東部の断層は4千年前後の周期で大地震を発生させており「いつ起きてもおかしくない時期」(同気象台)といわれている。九州大の清水洋教授(地震学)は「必ずしも予兆が表れるわけではないが、最近の動向をみると、そろそろ断層が動く準備を整えてきた証しと考えられる」と分析する。

 南東部の断層が動くと、福岡沖地震と同等以上の揺れが予想される。博多湾から断層が割れ始めれば陸地に向かうほど揺れが大きくなり、最大約1メートルの津波が発生する恐れもあるという。高知大の岡村真特任教授(地震地質学)は「博多湾は陸に近く、短時間で福岡都市圏に津波が押し寄せる危険がある」と指摘する。

 一方、今月5日に発生したマグニチュード3・6の地震は、福岡市東区のアイランドシティ(人工島)近くが震源で、警固断層帯からは外れていた。人工島付近から筑紫野市にかけては宇美断層(約23キロ)が走っており、西南学院大の磯望教授(自然地理学)は「福岡沖地震の影響で近くの断層にひずみが残っており、そのエネルギーが開放されたのだろう」と説明。警固断層帯だけでなく、周辺断層の活動にも注意が必要としている。

=2016/03/16付 西日本新聞朝刊=

802とはずがたり:2016/05/02(月) 11:50:52
阿蘇カルデラ北西で断層か 熊本の地震で出現
http://www.nishinippon.co.jp/feature/weather/article/240973
2016年04月24日16時11分 (更新 04月24日 16時17分)

 熊本県阿蘇市内で見つかった地震による断層とみられる地表のずれ=23日(中田高・広島大名誉教授提供)
熊本県阿蘇市内で見つかった地震による断層とみられる地表のずれ=23日(中田高・広島大名誉教授提供)
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 熊本、大分を襲った一連の地震で、阿蘇山のカルデラ北西部に当たる熊本県阿蘇市内で、16日に起きたマグニチュード(M)7・3の地震で出現した断層とみられる地表のずれを、中田高・広島大名誉教授(変動地形学)らが24日までに確認した。

 中田氏によると、断層とみられるずれは垂直方向に最大1メートル超、水平方向には10〜数十センチ。南西―北東方向に断続的に5〜6キロ続いていた。地震後に出現した断層と同様に、断層をはさんだ向かい側が右にずれる「右横ずれ」の特徴が見られた。

 地震で不安定になった地面の表面にひびが入る「地割れ」が生じた可能性も否定しきれないが、中田氏は「右横ずれが生じているので、(地下の岩盤がずれたことによる)地震の断層と考えている」としている。

 中田氏らは既に、今回の場所から4〜5キロ南のカルデラ内に当たる同県南阿蘇村内で、地震による断層を確認していた。中田氏は、阿蘇市内で確認したずれは南阿蘇村の断層から派生した断層の可能性が高いとみている。

803とはずがたり:2016/05/03(火) 06:44:45
気象庁、「余震の発生確率」発表を取りやめ
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160420-OYT1T50123.html
2016年04月20日 20時42分

 気象庁は20日、大きな地震の後に発表する「余震の発生確率」について、「今回は過去の経験則が当てはめられず、発表できない」として、熊本県を中心に相次いでいる地震では発表を取りやめる方針を明らかにした。

 余震の発生確率はこれまで、群発地震を除く大地震の際は必ず発表されており、異例の措置となる。

 同庁は、過去の余震の減少傾向などを基に余震確率を算出、「今後3日間で震度5弱以上の余震が発生する確率」などを発表してきた。

 今回も、14日午後9時26分のマグニチュード(M)6・5の地震発生後の15日に1度、「震度6弱以上の余震が発生する確率は20%」などと発表。しかし、その直後の16日午前1時25分、最大震度7の「本震」(M7・3)が発生し、活動の領域が阿蘇地方や大分県まで拡大。これ以降、同庁は余震の確率を発表していなかった。

(ここまで363文字 / 残り103文字)
2016年04月20日 20時42分

804とはずがたり:2016/05/03(火) 07:06:22
南海トラフ地震「発生が早くなる」可能性も 専門家が指摘
http://dot.asahi.com/aera/2016042800283.html
(更新 2016/5/ 2 11:30)

 2度の「震度7」を観測した熊本大地震。この激震は「次の地震」に影響を与える可能性があると専門家は指摘する。

 東日本大震災以降、「次にくる大地震」の筆頭とされていた南海トラフ地震。30年以内の発生確率は60〜70%と非常に高い。今月1日、研究者をヒヤリとさせる出来事が起きた。三重県の紀伊半島沖でM6.1の地震が観測されたのだ。

 ここでは、近年はほとんど地震が起きていない。フィリピン海プレートが陸側のプレートの下に沈み込む場所で、普段はプレート同士ががっちりくっついているからだ。そこが動いたとなると、巨大地震の始まりかもしれない。過去の地震は、この場所から破壊が始まっていた。

 いまのところ事態が大きく動く様子はないが、京都大学の西村卓也准教授は言う。

「この場所にひずみがたまってきている一つの指標ではある」

 地震の規模は最大でM9クラスを想定している。経済への影響は、コンビナートが津波で破損、流失するなど、生産・サービスの低下によって30.2兆円、東海道新幹線や高速道路の破損など交通の寸断によって4.9兆円と内閣府は試算している。

 地球のプレートが動いている限り南海トラフにはひずみがたまり続け、その「解放」は必ず起こる。問題はそれがいつどのようなパターンで起こるかだ。

 過去の事例では、最初に東側の東海地域で、次に連動して西側の南海地域で地震が起きていた。東西の発生間隔は、ほぼ同時ともいえるわずかな時間差から、数日、数年まで。海洋研究開発機構(JAMSTEC)地震津波予測研究グループの堀高峰さんは、

「やっかいなのは、東海と南海が時間差で起きるとき。これで終わりかと思ったら次の大きな地震が来るというのが怖い」

 確かに今回の九州・熊本大地震でも、前震の後、自宅に戻ったところに本震が起き、被害に遭ったというケースが少なくなかった。JAMSTECは、紀伊半島沖の海底に地震計や水圧計を設置し、陸上とケーブルでつないでリアルタイムで変化を観測している。緊急地震速報や遠方からの津波をキャッチするのが第一の目的だが、南海トラフ地震の微小な兆候をとらえ、連動するタイミングを判断する材料になるという。

 地震の予測でいま注目を集めるのは、地震の発生を早めたり、最後の引き金になったりする「トリガー」の存在だ。

 例えば東日本大震災では、震源近くで2日前にM7クラスの地震が発生。堀さんはこう見る。

「地震発生に向けた最終段階だったと思われる。東日本大震災はいずれ発生していたと考えられるが、M7の地震で若干タイミングが早まったのでは」

堀さんがいま注目するのは、ひずみが「地震の準備の途中」の段階のトリガーだ。スーパーコンピューター「京」で発生サイクルをシミュレーションしたところ、宮崎県の日向灘で地震が起きると、「あと数十年」で起きるはずが「数年後」に早まり、南海で先に地震が発生するというパターンがみられた。

「隣接する地域で起きた地震によって、南海トラフにひずみがプラスされ、発生が早まると考えられます」(堀さん)

(アエラ編集部)
※AERA  2016年5月2日-9日合併号より抜粋

805名無しさん:2016/05/04(水) 10:24:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160503-00000015-jij_afp-sctch
「生命体が存在する可能性」のある3惑星を発見、国際研究チーム
AFP=時事 5月3日(火)13時10分配信

【AFP=時事】国際科学研究チームは2日、生命体が発見される可能性がこれまでで最も高い、地球に似た太陽系外惑星3つを発見したと発表した。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された論文によると、この3惑星は地球からわずか39光年離れた超低温の矮星を周回しており、その大きさと温度は地球や金星に匹敵するとみられるという。

 主執筆者のベルギー・リエージュ大学(University of Liege)天体物理学者マイケル・ギロン(Michael Gillon)氏は、「太陽系外で生命の化学的痕跡を発見した初めての機会」と指摘。これら3惑星はすべて、地球とほぼ同じ大きさで「生命体が存在する可能性」があり、現在の科学技術で大気圏を分析できる距離にあるなど「3拍子揃っている」と語った。

 ギロン氏らの研究チームは、チリにある口径60センチのトラピスト(TRAPPIST)望遠鏡を使って、光学望遠鏡で観測可能な大きすぎず高温すぎない数十個の矮星を追跡調査。その中でも特に可能性が高い、太陽の8分の1程度の大きさではるかに低温の矮星「TRAPPIST-1」に狙いをつけた。

 3惑星のうち、内側の2つの惑星の公転周期はそれぞれ1.5日と2.4日だが、地球が太陽から受ける放射熱のそれぞれ4倍と2倍程度の放射熱しか受けていないという。また、最も外側にある3つ目の惑星の公転周期は4〜73日だとしている。

 大きさや低輝度の恒星から近い距離にあることを考慮すると、この3惑星に液体の水や生命に適した一定の気温を保つ地域が存在する可能性があると論文は結論付けている。

 地球に似た惑星の探索はこれまで、太陽のように巨大で高温な恒星の周囲を中心に行われてきたが、今回の発見により、超低温の矮星の周囲にも生命体が存在する可能性がある惑星があることが示された。ギロン氏は、「銀河系全体でみれば、こうした惑星が数十億個存在するだろう」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News

806とはずがたり:2016/05/04(水) 16:24:14
鉱物だから鉄鋼スレでもいいかもだけど鉱物は地球ネタだしな。

豪で発見の「あり得ないほど希少」なダイヤ、お披露目へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160503-00000027-jij_afp-int&pos=3
AFP=時事 5月3日(火)22時58分配信

(Western Australia)州で、史上最大とされる希少なバイオレットダイヤモンドが発見され、英豪系資源大手リオ・ティント(Rio Tinto)社が毎年開催するダイヤモンド販売会の目玉として披露されることが分かった。同社が3日、明らかにした。

 このバイオレットダイヤの原石は昨年8月、豪アーガイル(Argyle)鉱山で発見された。当初は9.17カラットで、傷や穴、ひびなどもあった。

 数週間かけて査定された後、この「アーガイル・バイオレット」は2.83カラットまで研磨され、楕円形のダイヤモンドに仕上げられた。

 同社の販売部門責任者であるパトリック・コペンズ(Patrick Coppens)氏は声明で、「あり得ないほど希少で非常に珍しいアーガイルバイオレットは、その美しさと大きさ、そして出所の確かさにより、大きな人気を集めるだろう」としている。

 同社は価格について言及していないが、米国宝石学会(GIA)から、特筆に価するダイヤモンドであり、色味に関しては「ファンシー・ディープ・グレイッシュ・ブルーイッシュ・バイオレット」という評価を受けているという。【翻訳編集】 AFPBB News

807とはずがたり:2016/05/04(水) 21:38:47

地表に十数キロの断層出現、熊本 二つの断層帯つなぐ
http://www.nishinippon.co.jp/feature/weather/article/239639
2016年04月19日18時46分 (更新 04月19日 18時56分)

 熊本県を中心とする地震について東北大の遠田晋次教授(地震地質学)は19日、マグニチュード(M)7・3の16日の地震で地表に現れた断層を、長さ十数キロにわたって確認したと発表した。別々とされる二つの断層帯をつなぐように走っており、一続きの断層として地震を起こした可能性があるという。

 遠田教授らは東北大で記者会見。16日の地震によって「布田川断層帯」がある熊本県益城町だけでなく、「日奈久断層帯」がある御船町でも断層が動いて地表に現れていた。いずれも、断層を挟んだ反対側が右にずれる横ずれ断層だった。

 政府の地震調査委員会は、二つの断層帯のうち布田川断層帯が動いたと判断しているが、遠田教授は「(断層帯は二つではなく)一続きの断層が向きを変えてつながっている可能性がある」と指摘している。

 また、地震で断層が動いたことにより、地下にかかる力がどのように変化したかを計算した。大分県など地震活動が活発化した地域では、地下の圧力が地震を起こしやすくするよう変化したと考えられた。

 熊本県の南西側に延びる日奈久断層帯でも同様に圧力が変化したとみられ、今後の地震活動に注意が必要という。

 遠田教授は「大分のような火山地帯では地下の熱水活動が活発で、地震で揺すられると反応しやすく、震源から遠くても地震が誘発されたのではないか」と話している。

益城で断層発見 田んぼに断層露出 緊急調査で 「相当なエネルギー放出」 [熊本県]
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/238761
2016年04月16日 18時26分

 産業技術総合研究所の活断層・火山研究部門(茨城県つくば市)の緊急調査団が16日、熊本県益城町で、田んぼの表面に少なくとも長さ約50メートル、段差20〜30センチにわたって、活断層が露出しているのを確認した。吉見雅行主任研究員は、衛星画像の解析結果も根拠に「16日未明の本震によって露出した布田川断層帯」との見方を示した。

 吉見氏は「これほど地表に影響が出たからには、相当なエネルギーが放出されたとみられる」と指摘。今後、地表に影響が出た範囲を確認し、これまで推定された断層帯の位置と照合する。吉見氏は「布田川断層帯は相当の長さにわたり連続しているとみられており、実際に起きた地震の結果から研究結果を蓄積する必要がある」と話した。

=2016/04/16 西日本新聞=

808とはずがたり:2016/05/08(日) 21:30:02

太陽系の一番外側にある惑星「海王星」の公転軌道の11倍もあるとのこと。ブラックホールは星なのにこの大きさは一体。。ブラックホールが周囲を呑み込むスピードってどんなもんなんだろ?で,吸い込んだらでかくなるのか?

新発見されたブラックホールがケタ外れだった…
新発見されたブラックホールのスケールが、とてつもなくて想像すらできない・・・ので、まとめてみた。http://matome.naver.jp/odai/2135424179049378301
更新日: 2012年11月30日

809とはずがたり:2016/05/08(日) 21:33:59
dwarf planetなんだから矮惑星だろ(; ゜д゜)
エッジワース・カイパーベルトにあるマケマケやハウメアやクワオワーに興味津々である。

準惑星
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F

準惑星(じゅんわくせい、英: dwarf planet)とは、太陽の周囲を公転する惑星以外の天体のうち、それ自身の重力によって球形になれるだけの質量を有するもの。

準惑星の一覧[編集]
IAU が決議案採択の時点で dwarf planet の例として示したのは冥王星からケレスまでの3個であり、2008年7月にマケマケ、9月にハウメアが追加されて5個となった。しかし、このカテゴリー自体の定義も今後の研究に委ねられることを留意する必要がある。

マケマケ(青)、ハウメア(緑)、冥王星(赤)と海王星(灰)の軌道
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%83%A1%E3%82%A2_(%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F)#/media/File:TheKuiperBelt_Orbits_2003EL61_2005FY9.svg

エリスの軌道
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B9_(%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F)#/media/File:Orbit_of_2003_UB313_on_30_July_2005.gif

ケレス(青色)の軌道。赤色の軌道は惑星、一番外側の軌道は木星。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AC%E3%82%B9_(%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F)#/media/File:AnimatedOrbitOf1Ceres.gif

クワオアー(準惑星候補)の軌道
http://star-force.wikia.com/wiki/Quaoar

810とはずがたり:2016/05/08(日) 21:48:30
超大質量ブラックホールが活発化する原因は?
http://www.astroarts.com/news/2011/07/19bh_merge/index-j.shtml
【2011年7月19日 ヨーロッパ南天天文台】

ヨーロッパ南天天文台の大型望遠鏡(VLT)とX線宇宙望遠鏡「XMMニュートン」による観測の結果、過去110億年の銀河中心ブラックホールのほとんどは銀河同士の合体によって活動を始めたわけではないことがわかった。
調査に利用した領域の活動銀河
カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡(CFHT)で撮影したろくぶんぎ座方向の一角。赤い印の箇所が研究で使われた活動銀河。クリックで広域図表示(提供:CFHT/IAP/Terapix/CNRS/ESO)

多くの銀河の中心には超大質量のブラックホールが存在していると考えられている。天の川銀河の中心のブラックホールのように不活発なものもあれば、一部の、特に初期宇宙の銀河の中心にあるブラックホールは、物質をとりこむ際の摩擦エネルギーを放射する「活動銀河核」であることが知られている。
この「寝ている」銀河中心のブラックホールを「起こす」ものがどこから来ているのか、というのは未解決の問題だ。これまでは、銀河同士の合体や接近通過で内部の物質がかきまぜられ、そのエネルギーで活発化するという説が主流だった。
独・マックス・プランクプラズマ物理学研究所のViola Allevato氏らは、ろくぶんぎ座の方向にある600以上の活動銀河について詳細な観測を行い、活動銀河核が活発化する原因を探った。X線宇宙望遠鏡「XMMニュートン」で活動銀河核が出すX線を観測し、南米チリにあるVLT(VLT)でその活動銀河までの距離を調べることで、約110億年前から現在までの、時代ごとの活動銀河の分布の違いを調査した。
すると、110億光年以内(=110億年前以降)では中ぐらいの明るさの活動銀河核ばかりで、極端に明るいものは稀であった。この結果自体は予想通りであったが、このような中ぐらいの明るさの銀河が銀河同士の合体で活発化したわけではないという驚くべき結果が示された。
銀河同士の合体によって活動銀河核ができるというこれまでの理論によれば、太陽の1兆倍程度というほどほどの質量を持った銀河の中に見つかるはずであった。しかし、活動銀河核のほとんどは、この予想よりも20倍も重い、暗黒物質が豊富な銀河の中にあったのだ。
110億年というはるか昔においても、中ぐらいの明るさの活動銀河核のうち銀河の合体によって活発化した割合は非常に低い。当時は今より銀河同士の距離が近く、銀河同士の合体は今よりももっと頻繁に起きていて良いはずであり、非常に驚くべきことである。
衝突ではないとすれば、活動銀河核を活発化させているのは、銀河の円盤の不安定性や星形成のような、銀河の中で起こる活動がきっかけなのかもしれない。

811とはずがたり:2016/05/08(日) 23:10:45
>局部銀河群が属してる「超銀河団」
太陽系と太陽系の属す天の川銀河と別の銀河のアンドロメダ銀河の位置関係が知りたくて調べててこの頁(下記リンク上)に辿り着く。
判りやすくて何となく判ったけど,ラニアケア超銀河団にアンドロメダは属しているのか居ないのか?書いてないけど近い銀河みたいなので同じラニアケアに属しているのだろう。
その隣にはペルセウス座・うお座超銀河団(下記リンク下参照)があって別々の重力源(グレート・アトラクター)に引き寄せられてるとのこと。
グレートアトラクターとかダークマターとか重力がらみがアツいなぁ(゚∀゚)

太陽系、銀河、宇宙の大きさを図で表してみる
http://thk.kanzae.net/knowledge/science/t58/
2014年12月8日

アメージング!天の川銀河は超銀河団の1つであることがわかるマッピング映像 「ラニアケアー」
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52174529.html
2014年10月03日

812とはずがたり:2016/05/10(火) 22:07:02

阿蘇山大噴火の危険な兆候…火口湖の“エメラルドグリーン”が消失していた!?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160509-00064981-playboyz-soci
週プレNEWS 5月9日(月)10時0分配信

5月4日にドローンで撮影した阿蘇山の火口。熊本地震発生から半月、硫黄臭がする大量の噴気が激しく立ち上がりエメラルドグリーンの溜まり水が消失…

熊本地震が襲った熊本の中央部には阿蘇山がある。外輪山(がいりんざん)を含めると横浜市が全部入るぐらいの広大な山で、その中心となる中岳が地震直後の4月16日に続き、5月1日にも噴火した。

これらは大噴火の前触れなのか? 週プレ取材班は急きょ阿蘇に飛び、火口のドローン撮影に成功した。すると火口の中では予想もしなかったことが起きていたのだ。

南九州地方に台風並みの嵐をもたらした低気圧が通過した翌5月4日。阿蘇山中岳(なかだけ)の山頂付近は強風が吹き荒れていた。阿蘇ロープウェイの麓乗り場付近にある気象庁阿蘇山観測所によると、当日の最大瞬間風速は25.3メートル。

中岳山頂付近ではさらに強い向かい風が取材班を襲い、ドローンどころか人も前に進めないほどだった。それでも可能な限り火口に迫り、風が弱まる一瞬を狙って上空からの撮影に成功した。

立ち上がる噴煙が切れる瞬間の火口内部を映し出したカメラモニター映像を見たカメラマンの吉留直人氏が「あーっ!」と声を上げる。阿蘇山の代名詞ともいえる火口に溜まったエメラルドグリーンの溜まり水が消え、黒い溶岩で覆われた山肌が直に見えていたからだ。

「昨年、セスナから火口を見た時は、水は確かにありました。完全に蒸発してしまったのは噴火活動と関係があるのかもしれません…」(吉留氏)

専門家も阿蘇の異変を口にする。

防災科学技術研究所は、中岳の西側深さ約6キロにあるとされるマグマ溜まりが地震で西側に50センチほど引き伸ばされ変形している可能性があることを解析。国土地理院は地盤が最大30センチ沈んでいることを明らかにした。

気象庁が4月22日に行った調査では、火山ガスの放出量が前回調査(4月5日)の2倍にあたる2400トンと多い状態だったこともわかっている。

もともと中岳火口は活発な活動を続け、昭和以降だけで見ても噴火に巻き込まれて21人が亡くなっている。昨年9月には2千メートルの噴煙と噴石が上がり、噴火警戒がレベル3(入山規制)に上昇したばかりだ(現在はレベル2)。取材班が訪れた時も、熊本地震後に2度噴火した第一火口からは断続的に大量の噴煙が上がり、火山ガスの強烈な匂いが漂っていた。

地震の後に火山が噴火したケースは世界中で見られている。東日本大震災の後には阿蘇山で地震活動が一時的に増加したことを考えれば、今回は直下で起きた地震。いつ大噴火を起こしてもおかしくない。

さらに取材を進めると、阿蘇山だけでなく九州に連なる火山のあちこちで大噴火の兆候が…。鹿児島湾での深海魚出現など異常な現象の詳細リポートは発売中の『週刊プレイボーイ』21号にてお読みください!

★『週刊プレイボーイ』21号(5月9日発売)「いよいよ迫る九州大噴火の恐怖」より

(取材・文・撮影/桐島瞬 撮影/吉留直人、村田猛)

813とはずがたり:2016/05/12(木) 18:26:26
〔地震〕台湾付近でM6.0級の地震相次ぐ 宮古島・八重山地方の沿岸で若干の海面変動の可能性
http://news.goo.ne.jp/article/rescuenow/world/rescuenow-00000004588461.html
13:45レスキューナウニュース

気象庁によると、12日13:30頃、台湾付近を震源とするM6.3の地震があり、沖縄県与那国町で震度3の揺れを観測しました。
この地震により、宮古島・八重山地方の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。
なお、台湾付近では12日12:17頃にもM6.4の地震が発生し、沖縄県与那国町・竹富町で震度2の揺れを観測しました。

814とはずがたり:2016/05/14(土) 09:41:45

【熊本地震】「本震」判断基準見直しへ 政府の地震調査委
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1605140008.html
07:34産経新聞

 政府の地震調査委員会は13日、熊本地震で気象庁による余震の発表に混乱が生じたことを受け、余震の評価手法を見直すことを決めた。一律に定めていた最大規模の「本震」の判断基準を見直すことが柱になるとみられる。約3カ月後に新たな手法をまとめる。

 一連の熊本地震で気象庁は、4月14日に起きたマグニチュード(M)6・5の地震を本震と判断し、規模がより小さい余震の発生確率を発表して警戒を呼び掛けた。しかし16日に規模がより大きいM7・3の地震が発生する異例の事態となり、2回目の震度7を観測。14日の地震は本震に先立って起きる「前震」だったと修正し、余震発生確率の発表を取りやめた。

 地震調査委は平成10年に余震確率の評価手法を作成。国内で70年間に起きたM6・4以上の内陸地震は、その後により大きい地震が起きていないことから「M6・4以上の地震は本震とみる」と明記。これに基づき気象庁は14日の地震を本震と発表していた。

 現在の地震学では、地震の発生時に、それが本震か前震かを科学的に判断することはできない。このため調査委は過去の経験則から基準を設けていた。今後はより適切な手法の確立や発表方法を目指す。

 調査委の平田直委員長(東大地震研究所教授)は取材に対し、「新しい経験をしたので、合理的な予測になるよう見直す。具体的にどう見直すかは今後、検討したい」と話した。

815とはずがたり:2016/05/14(土) 09:42:42

熊本「本震」直後に大分でも別の地震、誘発か
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20160513-567-OYT1T50146.html
05月13日 20:22読売新聞

 気象庁は13日、熊本地震の「本震」(マグニチュード7・3)が発生した直後に、大分県でも別の地震(同5・7)が発生していたと発表した。

 一連の地震では、本震後に大分県で地震活動が活発化しており、この地震が引き金となった可能性がある。

 同庁によると、4月16日未明に熊本県内で本震が発生。大分県では最大震度6弱を記録した。同庁が地震計データを解析したところ、本震発生の32秒後に、本震の震源から約80キロ・メートル北東の同県中部で別の地震が起きていたことが分かった。

 同県内で起きた一連の地震の中では最大規模だが、当時の揺れが、本震によるものか、新たに分かった地震によるものかは分からないという。防災科学技術研究所などもこれまで、同様の解析結果を発表していた。

816名無しさん:2016/05/15(日) 11:23:27
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160511/k10010517231000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_054
公明・政調会長「義援金差し押さえ禁止の法案成立を」
5月11日 20時14分
公明党の石田政務調査会長は、記者会見で、熊本地震で被災した人に届けられる義援金などについて、金融機関に借金がある場合でも、差し押さえられないようにするため、今の国会で必要な法案を成立させたいという考えを示しました。
この中で、石田政務調査会長は、熊本地震の被災者や遺族に支給される義援金や「災害弔慰金」などについて、「善意の金が差し押さえの対象にならないようにすべきだ」と述べ、金融機関に借金がある場合でも、差し押さえられないようにする仕組みが必要だいう認識を示しました。
そのうえで、石田氏は、「東日本大震災のときには法的な枠組みを作ったが、今回はできていないので、与党として大至急取り組みたい」と述べ、義援金などの差し押さえを禁止するため、今の国会で必要な法案を成立させたいという考えを示しました。

817とはずがたり:2016/05/16(月) 18:48:40
>>231>>486

恐竜は急に絶滅したんじゃなく、隕石衝突前から死に体だった?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160509-00010003-giz-prod
ギズモード・ジャパン 5月9日(月)21時10分配信

隕石も火山もだめ押しの一手だったのかも。

恐竜が絶滅した理由に関しては、今までいろんな仮説が出されてきました。巨大隕石が地球に衝突したんだとか、火山の噴火のせいだとか、それがコンボで来たんだとか。でもそもそも、「何か大惨事のせいで一気に死に絶えた」という発想が事実とは違うのかもしれません。

そうじゃなくて、たしかに隕石の衝突や火山活動はあったのだけど、それはあくまでとどめの一撃に過ぎなかった、という見方もあります。恐竜を襲ったのは一時の大事件だけでなく、百万年単位の長い時間をかけた大きな変化だったのかもしれません。この考え方自体もじつは新しくありませんが、米国科学アカデミー紀要に掲載された新たな論文では、統計的手法を駆使してその説を強く裏付けています。その論文執筆者たちによれば、恐竜の絶滅とは、健康な木がチェーンソーで切り倒されたというよりは、よぼよぼの木がひと吹きの風で崩れ去ったのに近いのです。

「80年代から90年代は『恐竜はある衝撃が起こるまでは幸せに暮らしていて、突然消し去られたのだ』という説ばかりでした」上記の研究には参加していないプリンストン大学の古生物学者、Gerta Kellerは語りました。「この研究が、そのような考えを葬り去ると思います」

地球史上最大にして最強の種を終わらせたものが何だったのか、その議論は数十年続いてきました。その契機となったのは1980年、メキシコのユカタン半島でチクシュルーブ・クレーターが発見されたことです。このクレーターは、「K-T境界」といわれる恐竜の絶滅時期とまさに同時代にできたと推定されたため、これぞ隕石が恐竜を絶滅させたことの動かぬ証拠だと言われたのです。

でもKeller氏など他の古生物学者は、その考えには異論を唱えています。チクシュルーブ・クレーターが発掘された頃、地球のまったく別の場所でも、K-T境界に近い6600万年前の前後に起きた大規模な火山活動の証拠が発掘されました。それはインドのデカントラップといわれる洪水玄武岩のかたまり(下の画像)でした。「(隕石の)衝撃は一発だけでしたが、火山活動は25万年も続いたのです」とKeller。「その間、恐竜は消えていったのです」

巨大隕石の衝突も、火山が影響した可能性も、恐竜絶滅の原因としてわりとよく知られていますが、でも、一部の研究者たちは、それらだけでは全体像がわからないとし、K-T境界前の数百万年の間に、恐竜の種はゆっくりと間引かれていったのだと主張していました。ただ今まで、その主張に対する裏付けが不十分でした。

「これまでの研究は非常にシンプルでした」、レディング大学の古生物学者、マナブ・サカモトが語りました。「従来の研究では、(恐竜の)種の数を各年代や時間間隔ごとに数え、どの種がいつ増えたり減ったりしているかを推定していました。正直、それはあまり統計的なアプローチとは言えません」

818とはずがたり:2016/05/16(月) 18:48:55
>>817-818
サカモトらはもっと細かい手順を使い、新種の恐竜が現れた回数(種分化イベントと言う)をカウントしていきました。三畳紀(約2億5100万年前〜約1億9960万年前)からジュラ紀(その後約〜1億4550万年前)にかけ、恐竜の多様性はより大きくなりましたが、白亜紀(ジュラ紀の後〜約6600万年前)初期までには、種の分化が頭打ちになってきました。白亜紀中期から後期までには、恐竜が進化する率は劇的に低下していました。それはその後数百万年、チクシュルーブの隕石衝突の前まで下がり続けたのです。

「新たな種の誕生が、種の絶滅の早さに追いつかなかったのです」とサカモト。「それによって恐竜は、劇的な環境変化、特に終末的な変化に対しては、脆弱になってしまいました」

サカモトの研究では、恐竜がゆっくりと消えていった理由には踏み込んでいませんが、多くの要因が関係していると言っています。「我々がモデル化できることは非常に限られています。が、スローダウンからはっきりした減少へと変わった頃、世界は非常に大きな変化の中にあったということは言えます」その変化とは、長期に及ぶ火山活動、超大陸パンゲアの分裂(地球のあらゆる大陸がつながった状態から今の形に近づく)、そして地球規模での寒冷化などです。

Kellerはサカモトらの論文について、「気候に関して強く主張することもできたはず」だと言います。「最終的に(恐竜が)大幅に減ったのは、気候が末期的に寒冷化したときでした。そしてそのとき、絶滅が非常に急速になったのです」

恐竜絶滅の謎は、これからもすべて解明はできないのかもしれません。多くの証拠が時間とともに失われてしまいました。でも我々が研究のツールを洗練させればさせるほど、恐竜が一気に絶滅したわけではないことが明らかになっています。とすれば、今地球上で(一応)繁栄している人間を絶滅させるのも、同じようにゆっくりとした変化なのかもしれません。


Image:Shutterstock、Mark Richards
source: 米国科学アカデミー紀要

Maddie Stone-Gizmodo US[原文]
(miho)

819とはずがたり:2016/05/22(日) 15:14:39
<井戸沢断層>いわき市教委、天然記念物に
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160522_63005.html

 いわき市教委は、東日本大震災の1カ月後の2011年4月11日に起きた大規模余震で市南西部の田人(たびと)地区に出現した井戸沢断層の一部を、天然記念物に指定した。市教委や京都大によると、同断層は、地層が両側から引っ張られる「正断層」型の活断層。東北に地震を起こすような正断層型はないとされていた。海溝型地震に誘発されて内陸の活断層が動き、地震断層(地面のずれ)が顕著に現れたのは国内初という。

 井戸沢断層は茨城県境からいわき市南部まで南北約20キロに及ぶ。余震は断層の南端付近、深さ約6キロが震源の直下型で、マグニチュードは7.0。震度6弱を観測し、田人地区で大規模な土砂崩れが起きて4人が犠牲になった。京大の調査によると、井戸沢断層の活動で起きた前回地震は1万数千年前だったという。
 11年4月の地震で、断層は14キロにわたって地表に現れ、最大約2メートルの段差ができた。市教委によると、京大のほか、東大など多数の研究機関が調査を進め、井戸沢断層の西側に現れた新たな断層との指摘もある。
 天然記念物となったのは、断層の北端に近い約200メートル。西側の地面が沈む形で生じた段差が山中を走る様子が確認できる。指定は5月2日付。市教委は自然風化を防ぐための保存や展示の方法を検討する。
 日本の活断層は両側から押される「逆断層」や「横ずれ断層」が多い。
 京大大学院理学研究科の堤浩之准教授(地形学)は「正断層型の地震断層が顕著に出現した例は、それまで国内では確認されていなかった。あまり明瞭な活断層と言えなかった井戸沢断層が、海溝型地震に誘発され活動したことは、地震研究の上で重要な問題提起だ」と話している。

2016年05月22日日曜日

820名無しさん:2016/05/23(月) 07:07:23
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016051600844&g=pol
情報連絡室を設置=政府

 政府は16日夜、茨城県で震度5弱の揺れを観測した地震を受け、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。(2016/05/16-21:44)

821とはずがたり:2016/05/27(金) 09:49:51
分岐断層、被害集中招く? 益城町中心部に5キロ 熊本地震研究者から指摘
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-20160526162810554.html
05月26日 16:25西日本新聞

http://tohazugatali.we b.fc2.com/science/m_nishinippon-20160526162810554.jpg
倒壊して犠牲者が出た益城町の家屋と断層
(西日本新聞)

 熊本地震で熊本県益城町役場南側の住宅街に犠牲者が集中した原因の一つとして、本震を起こした布田川(ふたがわ)断層帯から枝分かれする分岐断層約5キロを挙げる声が強まっている。25日、千葉市であった日本地球惑星科学連合の学会発表でも複数の研究者が指摘した。今後の地震防災では活断層の本線だけでなく分岐断層への備えも鍵となりそうだ。

 学会で京都大の川瀬博教授(地震工学)は現地調査を踏まえ「分岐断層の動き(横ずれ)で生じた数十センチの地割れが、益城町の建物被害を広げた要因の一つとなった」と報告した。

 益城町では23日現在、町内全建物の83%に当たる約1万5千棟に被害(一部損壊を含む)が出ている。理由として(1)強い地震波(2)地盤の緩さ(3)建物の古さ?が注目されたが、町中心部はどこも似た条件で、役場南側(宮園地区など)の東西約2キロで倒壊が多かったことへの説明はつかなかった。

 熊本地震前震のマグニチュード(M)6・5級では断層が地表に現れないことが多く、全国の活断層でも分岐断層が存在する可能性がある。益城町では、広島大の熊原康博准教授(自然地理学)らが本震後、町北東部の堂園地区から宮園地区にかけて地表に現れているのを確認。熊原准教授は「宮園地区は分岐断層の西端だろう。断層の端では、ほうきの先のようにさらに細い断層が多数存在することが多い。それらも同時に揺れた可能性がある」と見る。

 布田川断層帯の「本線」は堂園地区から南西方面の平田、赤井、島田各地区へとつながっている。名古屋大の鈴木康弘教授(変動地形学)は「本線上の建物も多く倒壊し、被害が幅約1キロに及ぶ“震災の帯”ができている」と指摘。「このような危険地域は事前に住民に知らせることが今後必要だ」と提言する。

 学会では、断層のずれで生じる地震波の強さを被害拡大の主因とする見方もあった。防災科学技術研究所の青井真(しん)・地震津波火山ネットワークセンター長は「益城町中心部を襲った地震波は、阪神大震災や新潟県中越地震と同レベルの極めて大きなものだった」と報告。青井氏は取材に対し「われわれは地下の断層面から伝わる地震波の影響を見ているが、分岐断層との複合的な要因として捉えることも可能だ」と話した。

 一方、宅地の盛り土が崩れたことを被害集中の理由に挙げる研究者が多いことに対し、産業技術総合研究所の中沢努情報地質研究グループ長は「盛り土が崩れた被害は少なかった。むしろ、地震波を増幅しやすい軟弱地盤だったのが理由ではないか」としている。

=2016/05/26付 西日本新聞朝刊=

822名無しさん:2016/05/28(土) 17:14:18
>>816

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160527/k10010536921000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_028
熊本地震の義援金 差し押さえ禁止法が成立
5月27日 10時10分
熊本地震で被災した人に届けられる義援金を、金融機関に借金がある場合でも差し押さえられないようにするための法律が、27日の参議院本会議で、全会一致で可決・成立しました。
この法律は、熊本地震で被災した人に届けられる義援金を、金融機関に借金がある場合でも被災者が確実に受け取り、生活再建に使えるようにするためのものです。
具体的には、被災者が受け取った義援金を差し押さえることや、義援金を受け取る権利を他人に譲り渡したり、担保にしたりすることを禁止していて、法律の施行前に受け取った義援金も禁止の対象にするとしています。
法律は、27日の参議院本会議で採決が行われた結果、全会一致で可決・成立しました。同様の法律は、5年前の東日本大震災の際にも成立していて、与野党内には「災害のたびに法律を整備するのではなく、いつでも適用できる恒久的な制度に改めるべきだ」という意見も出ており、今後、検討が行われる見通しです。
熊本県によりますと、一連の地震で県に寄せられた義援金は、日本赤十字社や共同募金会を通じて寄せられた分も含めて、今月24日の時点で104億6075万円に上っています。
これらの義援金は、地震で家族が亡くなった場合や自宅が壊れた場合など、被害の程度に応じて市町村から被災者に配分されます。県などで作る委員会は、今月6日に1回目の分として、集まった義援金のうち7億5200万円を市町村に配分していて、今後、追加の配分を行うことにしています。

823とはずがたり:2016/06/03(金) 09:27:53

JAXA、リスクへの配慮お粗末 衛星「ひとみ」分解
http://www.asahi.com/articles/ASJ5Z4C95J5ZULBJ00D.html?iref=com_alist_8_01
山崎啓介、竹石涼子2016年6月2日07時25分

 打ち上げから2カ月余りで運用を断念したX線天文衛星「ひとみ」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の原因調査で、単純ミスの積み重ねが機体の分解を招いたことがわかってきた。安全設計もお粗末で、JAXAの宇宙開発の現場は、根本からの見直しに迫られている。

 「驚くような(人為的)ミスだった」「設計の全体感を見るアプローチが抜けていたのではないか」。5月24日、JAXAによる事故原因の調査を検証する文部科学省の小委員会。委員から厳しい声が上がった。

 ひとみは2月17日に打ち上げられ、4月28日に運用を断念した。JAXAの説明によると、ひとみは大きな二つの失敗によって分解した。

 一つは、姿勢制御プログラムの設計が不十分だったこと。観測に適した姿勢になるため明るい星を基準に調整する仕組み。だが、明るい星をうまく見つけられず正しく動かなかった。

 設計段階ではこのような場合、地上操作で姿勢を直すはずだった。ところがJAXA内で地上操作の必要性が現場に引き継がれず、具体的な手順もないまま打ち上げられた。その結果、ひとみは異常回転を始めてしまう。

 二つ目の失敗は、打ち上げ後の人為ミス。2月、異常があった場合に自動で姿勢を整える「セーフホールドモード」で使う噴射の設定値を実際のひとみの状態に合わせて変更した。この際、JAXAに協力するNECの担当者が、プラスにすべき設定値をマイナスで入力。異常回転を加速させてしまった。

 担当者が使ったのは開発用のプログラムでマニュアルもなかった。JAXAは、ミスが起きやすい環境を把握せずに作業を進めていた。「リスクに対する配慮が不足していた」とJAXAは説明する。

残り:871文字/全文:1575文字

824名無しさん:2016/06/05(日) 13:16:25
http://this.kiji.is/111779640585781252?c=40245355334500353
地震対応の職員自殺か
熊本・阿蘇
2016/6/4 19:52
 一連の地震の対応に当たっていた熊本県阿蘇市の50代の男性職員が自宅敷地で死亡していたことが4日、関係者への取材で分かった。現場の状況から自殺とみられ、同市は業務との関連を調べている。

 関係者によると、男性は5月下旬に死亡。遺書は見つかっていない。死亡前は復旧作業や避難者対応といった業務に当たっていた。同市は「職員が死亡した事実はあり、重く受け止めている。遺族の意向もあり(詳細は)明らかにできない」としている。

 同市では地震後に体調不良を訴えた職員がおり、業務量が増え負担が大きくなっているとして、職員の勤務状況の確認を進めていた。

825名無しさん:2016/06/05(日) 16:14:15
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2016060500047
地熱による対流で形成=冥王星、氷の平原の模様-100万年以内に更新・NASA

 冥王星の明るいハート形の地域で、窒素の氷の平原上に見られるさまざまな多角形の模様は、内部の地熱による氷のゆっくりとした対流で形成された可能性が高いと分かった。米航空宇宙局(NASA)などの二つの研究チームが5日までに英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
 米探査機ニューホライズンズが昨年7月に冥王星に最接近した際の観測画像に基づき、コンピューターによるシミュレーションで結論付けた。観測当時は、泥の表面が乾いて縮み、ひび割れるのに似た仕組みも考えられたが、個々の多角形の直径が10〜40キロ程度とスケールが大きいことなどから否定された。
 この対流は、20世紀初めに研究した英仏の物理学者の名前から「レーリー・ベナール対流」と呼ばれるタイプ。熱せられて軽くなった物質は上昇し、表面に達すると冷えて周囲から下降する。こうした部分的な循環が多数でき、全体として多角形が並んだハチの巣のような模様となる。身近な例では、熱いみそ汁をわんに入れた際に観察されることがある。
 NASAなどのチームによると、冥王星の中核を占める岩石にはウランやトリウム、カリウムの放射性物質が含まれ、この崩壊熱が表面を覆う氷の層に伝わる。ハート形地域の中心部にある氷の層は大半が窒素でメタンや一酸化炭素も含まれ、表面の平均温度は零下237度程度とみられる。
 NASAなどのチームは氷の厚さが3〜6キロ、表面の流速は年間数センチで、約50万年で更新されると推定。一方、米パデュー大チームは氷の厚さを約10キロ、表面流速は年1.5センチで、約100万年で更新されると推定した。(2016/06/05-11:21)

826とはずがたり:2016/06/08(水) 22:47:12
世紀の発見「重力波」解明へ。宇宙望遠鏡の試験機「リサ」が実験成功
sorae.jp 2016年6月8日 05時54分 (2016年6月8日 21時37分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/science/20160608/Sorae_31866.html
 
昨年12月に打ち上げられた、ブラックホールなどから発せられる重力波を観測する重力波望遠鏡の試験機「リサ・パスファインダー」。ESA(欧州宇宙機構)は7日、その試験機が高いパフォーマンスを示したと発表しました。今後、NASAとESAは3機の衛星を運用して宇宙空間に巨大な重力波望遠鏡を構築する予定です。
 
重力波といえば、今年2月に米国の観測所「LIGO」が初観測に成功したことでも話題になりましたね。空間の歪みが伝播する重力波は約100年前にアインシュタインによって予言されていた現象で、ブラックホールの合体など巨大な天体活動から発生します。
 
リサの中には金とプラチナでできた2つの立方体が内蔵されています。これらは真空容器の中で無重力により自由状態で浮遊しており、その位置のずれを高精細なレーザー観測で測定。もしずれていれば、重力波が伝播したことがわかるという仕組みです。この2つの立方体の重量差はウイルスほどだというのですから、その繊細さがわかりますね!
 
重力波はLIGOのように地上でも観測は可能ですが、3つの衛星を500万kmの離れた位置に配置できる発展型LISA(eLISA)ではより低周波の重力波を捉えることができます。これにより、宇宙のさまざまな場所で起きる超巨大ブラックホールの融合による重力波を捉えることができるのです。宇宙はまだまだわからないことだらけですが、宇宙に打ち上げられた「巨大な望遠鏡」でその姿が解き明かされることを期待しましょう!
 
Image Credit: ESA?C.Carreau
■Gravitational-wave hunter LISA turns out to be a true high performer
http://www.gizmag.com/lisa-spacecraft/43730/?utm_source=rss&utm_medium=rss

827名無しさん:2016/06/11(土) 15:08:49
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160610/k10010552311000.html?utm_int=all_side_ranking-access_001
「激しい揺れの確率」全国の予測地図を公表
6月10日 17時07分
今後30年以内に地震で震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した最新の全国の予測地図が10日公表され、関東や太平洋側などで引き続き高い確率となっているほか長野県の一部で前回より確率が上がりました。
政府の地震調査委員会は全国の活断層や海溝型の巨大地震などに関する研究成果に基づき、今後30年以内に地震で震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を推計し、「全国地震動予測地図」として公表しています。
10日公表された今年度版の予測によりますと、その確率は関東や太平洋側で高く、千葉市で85%、横浜市と水戸市で81%、高知市で73%、静岡市で68%、北海道根室市で63%、大阪市で55%、東京都庁で47%、名古屋市で45%などとなっています。
おととし12月に公表された前回と比べて大きな傾向は変わりませんが、巨大地震が想定される南海トラフ沿いの太平洋側では前回と比べて2ポイントほど高くなったほか、長野県から山梨県にかけてのびる「糸魚川ー静岡構造線断層帯」の評価が見直された結果、周辺の確率は全体として下がった一方、長野県安曇野市では29.5%と前回よりも10.4ポイント上昇ました。
一方、今回公表された予測地図はことし1月1日時点の確率で熊本地震の影響は考慮されておらず、地震調査委員会は今後、詳細な調査を行って新たな予測地図に反映させたいとしています。
地震調査委員会の平田直委員長は「激しい揺れに襲われる確率がゼロとなる場所は存在しないうえ、確率が低い場所でも安全というわけではなく、ひとたび大きな地震が発生すれば、激しい揺れに見舞われるおそれがある。耐震化や家具の固定など、地震に対する備えを進めてほしい」と話しています。
最新版の「全国地震動予測地図」は、地震調査研究推進本部のホームページで見ることができます。
予測地図の経緯と見方
今後、30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を地図で示す「全国地震動予測地図」は、全国の主要な活断層や海溝で起きる地震について、起こりやすさや地震の規模などを評価し、その結果を地震による被害を減らすことにつなげようと、平成17年に初めて公表されました。
その後も、最新の研究成果を反映したり、確率の推計手法を改善したりするなどして、更新を繰り返し、今回が8回目の公表となります。
地図では、ことし1月1日からの30年間で震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率が高い場所ほど赤色が濃くなり、確率が低い場所は黄色で示されます。
確率が3%であれば、おおむね1000年の間に1回程度、26%であれば100年の間に1回程度、震度6弱以上の激しい揺れに襲われることを示します。
四国から関東にかけての太平洋側の地域や、北海道の太平洋側などでは、広い範囲で26%以上となっています。
地図は、地震調査研究推進本部のホームページで見ることができます。
また、防災科学技術研究所の「地震ハザードステーション」というサイトでは、予測地図を拡大することができ、自分の住んでいる地域などをより詳しく確認することができます。

828名無しさん:2016/06/11(土) 15:08:59
>>827

予測地図公表 その目的は
政府の地震調査研究推進本部によりますと、日本の周辺は複数のプレートがぶつかり合い、地下にひずみがたまっていて、世界で起きるマグニチュード5以上の地震のおよそ1割は日本の周辺で起きています。
世界的にも地震の多発地帯で、過去およそ200年間に国内で大きな被害が出た地震のうち、南海トラフや日本海溝、それに千島海溝などで起きる海溝型の地震は、平均して20年に1回程度、陸域の浅い場所で起きる地震は10年に1回程度発生しています。
ただ、いつどこで、どれくらいの規模の地震が起きるかを正確に予測することはできません。
このため、これまでの調査に基づく考えられる地震の規模や発生間隔などを基に、今後、30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を地図で示しています。
このうち、南海トラフや日本海溝など、海溝型の地震は数十年から100年程度の間隔で繰り返し発生するため、太平洋側の地域では、激しい揺れに襲われる確率が高くなり、日本海側では確率が低くなる傾向があります。
また、活断層がずれ動いて起きる内陸型の地震は、発生間隔が一般に1000年以上と長く、海溝型の地震と比べて発生確率は低く示される傾向があります。
ただ、全国には分かっているだけで2000余りの活断層があり、確率が低くても安全というわけではありません。
実際に、激しい揺れに襲われる確率が相対的に低い地域でも、昭和58年に104人が死亡した日本海中部地震や、平成17年の福岡県西方沖地震、平成19年の能登半島地震など、マグニチュード7前後の規模の大きな地震が繰り返し起きていて、全国どこでも激しい揺れに襲われる可能性があります。
一連の熊本地震で最大震度6強を観測した熊本市も、今回の予測地図での発生確率は7.6%でした。
一連の熊本地震や、阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震のように、近年、規模の大きな地震が起きていなくても、いったん大地震が起きると大きな被害につながります。
また、国内では活断層の調査が十分ではない場所があるため、大地震を引き起こすおそれのある、まだ知られていない活断層が反映されていない可能性があります。
平成16年の「新潟県中越地震」や、平成20年の「岩手・宮城内陸地震」は、いずれもそれまで知られていない場所で活断層がずれ動いて起きました。
地震調査委員会の平田直委員長は「確率が低かった熊本でも激しい揺れを伴う地震が発生したように、確率が低いからといって安全とは言えず、全国どこでも激しい揺れに襲われる危険性がある。ひとたび大きな地震が起きれば大きな被害につながるので、日頃から地震への備えを進めてほしい」と話しています。

829とはずがたり:2016/06/16(木) 18:04:18

震度6弱 気象庁「当分の間 同程度の強さの地震に注意」
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/35/2716965f1205fa45ea4fef88306bb825.html
(NHKニュース&スポーツ) 15:52

北海道で震度6弱の激しい揺れを観測した地震について、気象庁の青木元地震津波監視課長は午後3時45分から記者会見し、「揺れの強かった地域では周囲の状況を確認して、身の安全を図るとともに、家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっているおそれがあるため、今後の地震活動や雨の状況に十分、注意してほしい。今回地震があった渡島半島の周辺では過去に同じ規模の地震が相次いで起きたことがあるため、今後、当分の間は、きょうと同じ程度の規模の地震に十分、注意してほしい」と述べました。

また、渡島半島には、活火山の北海道駒ヶ岳や恵山がありますが、いずれも今回の地震のあと火山活動に特段の変化はないということです。

831とはずがたり:2016/06/22(水) 07:44:02
弱り目に祟り目。。地震で被害が増幅されたかどうか知りたいところ。

熊本豪雨、男女6人死亡 益城町や宇土市の広範囲で冠水
http://www.asahi.com/articles/ASJ6P4VM7J6PTIPE01X.html
2016年6月21日21時34分

 21日までの豪雨による土砂崩れなどで、熊本県の男女6人が死亡した。県内は一連の地震で地盤が緩んでいた。河川も氾濫(はんらん)し、地震で甚大な被害が出た同県益城(ましき)町、宇土市では広い範囲で冠水した。

 熊本市北区津浦町の民家では21日、裏山の土砂崩れに巻き込まれた橋谷信人さん(87)、妻ツネ子さん(85)が見つかり、死亡が確認された。

 熊本県宇土市では、中口隆道さん(66)と草津信子さん(53)が、それぞれ土砂が流れ込んだ自宅で見つかり、死亡が確認された。

 熊本県上天草市でも、岩谷為喜(ためき)さん(92)方の裏山の土砂が崩れ、自宅に流れ込んだ。岩谷さんは土砂の中から発見され、病院で死亡を確認。熊本県甲佐町の曽我収さん(79)は自宅敷地内で水死しているのが見つかった。自宅前の水路があふれ、警戒作業で外に出ていたという。

 熊本県大津町では、熊本市と阿蘇地方を結ぶ国道57号の2カ所でがけ崩れが発生。熊本地震で崩落した阿蘇大橋との間にある熊本県南阿蘇村の立野地区が孤立し、14人が大津町に避難した。宇土市では堤防の決壊で広範囲が冠水し、益城町でも木山川の堤防が決壊、孤立する民家もあった。

 熊本県甲佐町では国内で過去4番目に多い1時間雨量150ミリを観測した。

 県内6市町村の2671世帯、6605人に避難指示が、15市町村の7万1567世帯、17万8981人に避難勧告が出た。128棟の床上浸水、419棟の床下浸水も確認。益城町など7市町村で約1千戸が断水したほか、長崎県や大分県などを含む最大13市町村1133戸が停電した。

 一連の地震後、熊本県は土砂災害を警戒していた。蒲島郁夫知事は「地震で県内のいたるところで地盤が緩んでいる。徹底して予防的避難を呼びかけてきた中で犠牲者が出たことが残念でならない」と話した。

 梅雨前線は一度南下したが、21日夜から22日にかけて再び北上し、九州付近に停滞するとみられる。熊本県などの北部では、22日明け方から昼ごろにかけて雷を伴う激しい雨が降ると予想されており、気象庁は浸水や土砂災害に警戒を呼びかけている。

832荷主研究者:2016/06/25(土) 19:27:29

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160614000079
2016年06月14日 17時20分 京都新聞
宇宙ごみの形や大きさ解析 京大グループ「除去につながる成果」

地球を周回する宇宙ごみのイメージ(NASA提供) ロケットや人工衛星の残骸である「宇宙ごみ」の大きさや形、回転の状況を識別する新たな観測手法を開発し、大気観測用レーダーのデータ解析に適用してごみの姿を捉えることに、京都大の山川宏生存圏研究所教授や佐藤亨情報学研究科教授らのグループが成功した。人工衛星などに衝突して被害をもたらす宇宙ごみの除去に役立つ成果で、日本航空宇宙学会誌にこのほど発表した。

 地球の周りには10センチ以上のごみが2万個ほど確認されている。レーダーを使えば、ごみに電波を照射して跳ね返って来るまでの時間から距離と、跳ね返ってくる電波の周波数の変動(ドップラー効果)によって速度はそれぞれ分かるが、大きさや形、回転の状況までを把握するのは難しかった。

 グループは、ごみの表面の凹凸や回転による微小なドップラー効果を読み取る新たなデータ解析手法を開発した。この手法を京大の大気観測用の「MUレーダー」(滋賀県甲賀市)に適用し、800キロの上空にある一つのごみを調べたところ、直径約1メートルの円盤状で、約6秒周期で回転している、との情報を得ることができた。

 山川教授は「宇宙ごみの除去には、ごみがどんな状態で存在しているかを知ることが欠かせない。今回の手法を専用レーダーに適用すれば、数センチ程度のごみでも詳しい情報を知ることが期待できる」と話している。

833とはずがたり:2016/07/01(金) 13:23:33
列島最大規模の「実績」を持つ阿蘇山、9万年ぶりの大噴火の確率は?
http://ironna.jp/article/3149?p=1
巽好幸(神戸大学海洋底探査センター長、同大学院理学研究科教授)

日奈久断層帯は「札付き」の活断層

 気象庁が本格的に地震データの収集を初めたのは約100年前。これまで九州で震度7が観測されたことはなかった。そのために今回の地震がいかにも「異常」であるかのような印象を与えるかもしれないが、決してそうではない。日奈久・布田川断層帯はバリバリの活断層帯であり、過去に何度も大地震を起こしてきた。これらの断層活動は、フィリピン海プレートが日本列島に対してやや斜め向きに沈み込むために、横ずれ成分が大きい。さらにはこの辺り、別府?島原地溝帯と呼ばれる地帯では、九州島が南北に引き裂かれるような変動も起きている。地震や火山などの地球の営みは、人間のタイムスケールより遥かに長いのである。

 地震調査委員会は日奈久断層帯についてその活動時にM6.8程度の地震が発生する可能性があること、そしてこの断層帯を含む周辺域ではM6.8以上の地震の30年発生確率は7〜18%と評価している。

 この確率は一見、首都直下地震や南海トラフ地震(ともに70%超)に比べると低い。しかし私たちは、21年前の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)前日の30年発生確率が0.02〜8%であったという事実を忘れてはならない。つまりこの九州中部域、さらに言えば日本列島全域ではいつ地震が起きてもおかしくないと認識すべきである。私たちは、太平洋プレートとフィリピン海プレートが押し寄せる「変動帯」に暮らしているのだ。

 日奈久・布田川断層帯は決して1枚の断層ではなく、多くの活断層の集まりである。つまり、今回の地震(破壊)が近傍の断層活動を誘発する可能性は高い。今後も強烈な揺れを伴う余震が数週間続くであろうことに備えるべきである。

阿蘇もまた「札付き」

 阿蘇山は世界有数の活動的活火山である。16日にも小噴火が起きたが、これは火山の日々の息づかいのような噴火かもしれないが、地震直後であるために地震によって誘発された可能性もある。

 阿蘇山のような活火山の直下、数kmには「マグマ溜まり」が存在する。その大きさはよく解らないが、おそらく直径2〜3km程度であろう。地震の揺れがこのマグマ溜まりを刺激すると噴火に至る場合がある。サイダーやビールの瓶を勢い良く振ると炭酸ガスが発生して中身が溢れ出すのと同じ原理だ。これまでにも、地震直後数日以内に火山噴火が起きた例は多い。

 さらにこの火山は、約9万年前に列島最大規模の噴火を起こした「実績」がある。巨大噴火の跡には東西18km南北25kmの巨大な「カルデラ」が残っている。

 私たちは一昨年、このような巨大カルデラ噴火が(阿蘇山と特定しているわけではないが)九州中部で発生した場合、1億人以上の日常生活が奪われると発表した。また、日本列島で巨大カルデラ噴火が今後100年に起きる確率は約1%であることも述べた。この確率が間違っても99%大丈夫であることを意味するのではなく、非常に切迫度の高い値であることは先に述べた通りである。

 巨大カルデラ噴火では、通常のマグマ溜まりより深い所に遥かに大規模なマグマ溜まり(体積数十立方km以上)が存在する。9万年前の阿蘇巨大カルデラ噴火の場合はなんと1000立方kmものマグマが一気に噴き出したのである。

 今回の一連の地震の震源が約10kmであることを考慮すると、このような巨大マグマ溜まりが存在すれば、マグマ溜まりの周囲の岩盤に亀裂が入る可能性がある。その場合には、サイダーの蓋を勢よく開けたときと同様にマグマが溢れ出す、つまり巨大カルデラ噴火が始まることも考えられる。

 ただ、現時点ではこのような巨大なマグマ溜まりが阿蘇火山の下にあるのかどうかは判っていない。現在の観測体制では検知不能なのである。

地震大国・火山大国に暮らす覚悟

 我が国は地球上でも有数の地震大国・火山大国である。私たちはこの「変動帯」から多くの試練を与えられている。一方で私たちは、変動帯ならではの恩恵を享受してきた。温泉は最も解りやすい例だろうし、明治日本の近代化を支えた銅などを高濃度で含む「黒鉱鉱床」も海底火山からの恵みである。
 こんなにも恩恵を受けているのであるのだから、その試練から目を背けているだけでは狡いというものだ。試練による被害を最小限に抑える方策を考えないといけない。

 火山噴火について言えば、現時点ではマグマ溜まりの形状や位置すら正確には判っていない。巨大カルデラ噴火に対しては、巨大マグマ溜まりの存在すら確認できていない。火山大国かつ科学技術立国として誠に情けない限りである。

834とはずがたり:2016/07/01(金) 13:47:55
>また、活断層はその定義が「地震を起こす地震断層が浅くて地表に見えているもの」というものだから、首都圏や大阪、名古屋など、川が土砂を運んできたり、海の近くだったりして堆積層が厚いところでは、「活断層はない」ことになっている。
ひでえ定義だな。。

日本人が初めて体験した巨大地震 阿蘇山の「連動噴火」は起こるか
http://ironna.jp/article/3150?p=1
島村英紀(武蔵野学院大学特任教授)

「阪神・淡路」と同じ最大級の直下型地震

 4月14日の夜、熊本市で震度7の地震が起きた。マグニチュード(M)は6.5であった。震度7は、1949年に新たに気象庁が導入して以来、3回しか記録されたことはない。今回のものは2011年に起きた東日本大震災(地震の名前としては東北地方太平洋沖地震)以来5年ぶりで4回目になる。

 ちなみに、震度7とは、日本の震度階では最高レベルだ。つまり「青天井」でどんな大きな揺れでも震度7なのである。

 4月16日までは、熊本で起きたM6.5の地震は「本震」と言われた。本震と余震は「布田川(ふたがわ)断層」と「日奈久(ひなぐ)断層」の二つの活断層が起こしたと報じられた。

 だが、16日になってから、さらに大きな地震が起きた。Mは7.3。この大きさは内陸直下型地震としては最大級で、たとえば阪神・淡路大震災を引き起こして6400名以上の犠牲者を生んだ兵庫県南部地震と同じ地震の規模である。

 気象庁は、16日になって、このM7.3の地震を「本震」とし、前に起きたM6.5の地震と、16日のM7.3の地震の前までに起きた余震を、すべて「前震」とする、と発表した。つまり後から大きな地震が起きたので、それを「本震」としたのである。

 だが、前震だとしても、それらを前震として認識できなかったことは明らかで、その後、もっと大きな地震が襲って来ることは予想できなかったことになる。

 さらに、その後16日には、熊本の二つの活断層から北東に離れた阿蘇山の近くでM6に近い大きな地震が二回起き、さらに北東の大分県中部でも震度5弱を記録した地震が起きた。これらは、熊本で起きている地震の余震域の外で起きた地震で、明らかに熊本の地震の余震ではない。新しい地震活動が始まったと言うべきであろう。

定義や認定があいまいな活断層

 そもそも、布田川断層と日奈久断層の二つの活断層は「中央構造線」という活断層群の一部なのである。

 中央構造線は長野県に始まって名古屋の南を通り、紀伊半島を横断し、四国の北部を通り、九州に入って横断する活断層群である。詳しく調べられているところでは布田川断層と日奈久断層のように、場所ごとに別の名前がついている。

 活断層は一般に、枝分かれしたり、途切れたりするのが普通だ。活断層の長さや枝分かれをどう認定するかは学者によって異なる。

 このため、たとえば原子力発電所を作る前に「活断層の長さ」から「その場所で起きる最大の地震」を決めることが行われているが、「活断層の長さ」には学者による任意性が大きく、この手法には強い疑問が出されている。

 また、活断層はその定義が「地震を起こす地震断層が浅くて地表に見えているもの」というものだから、首都圏や大阪、名古屋など、川が土砂を運んできたり、海の近くだったりして堆積層が厚いところでは、「活断層はない」ことになっている。

 このため、阿蘇山の近くのように厚い火山噴出物をかぶっているところでも、やはり活断層は見えない。

 これに反して、詳しく調べられているところでは布田川断層と日奈久断層のように、場所ごとに別の名前がついているが、全体としては中央構造線は日本で最長の活断層なのである。長さは1000キロを超える。

835とはずがたり:2016/07/01(金) 13:48:12
>>834-835
 この中央構造線は地質学的には地震を繰り返して起こしてきたことが分かっており、その結果として、たとえばその南北で別の岩が接しているなど、この活断層の南北で山脈や川筋が食い違っている。これはこの活断層に沿って繰り返して起きてきた地震の結果である。

「中央構造線」で初めて体験した巨大地震

 この大断層の西端に近い熊本で起こった4月14日の地震は、日本人が中央構造線で初めて体験して被害を生じた地震だった。

 つまり、この長大な活断層が起こした地震を日本人が体験して史実として書き留めた例はなかった。日本人が住み着いたのは約1万年前、記録を残しているのはせいぜい1000〜2000年ほどなので、この大断層が地震を繰り返してきた時間の長さに比べて、あまりに短い間でしかないのだ。

 その意味では、2014年に起きた長野県・白馬村の地震と似ている。この地震はM6.7。こちらは「糸魚川-静岡構造線」という、やはり長大な活断層群で起きて、日本人がはじめて大きな被害を受けた地震だった。この地震は神城(かみしろ)断層という糸魚川-静岡構造線の一部の活断層が起こした。なお、気象庁はこの地震には名前をつけなかったので、長野県北部地震とも呼ばれている。

 ところで、このような長大な活断層群では、日本列島全体がいくつかのプレートに押されることによって、それぞれの小部分ごとに地震を起こすエネルギーが溜まっていっている。そして、岩が耐えられる限界を超えると地震が起きる。つまり地震が起きることによって、溜まっていたエネルギーが解放されるのである。

 そして、ある部分で地震が起きたことは、同じような理由でエネルギーが溜まっているその隣の部分にとって「留め金が外れた」ことを意味する。つまり、地震が起きた部分の隣で、地震が起きやすくなるのである。

 今回、中央構造線のうちの熊本の部分で地震が起き、2日後に阿蘇に、そして大分に、と地震が広がっていったのは、この理由なのではないかと考えられる。
大分自動車道を覆う土砂崩れ=4月16日午後、大分県由布市(共同通信社機から)
大分自動車道を覆う土砂崩れ=4月16日午後、大分県由布市(共同通信社機から)
 もちろん、「隣の部分」に、まだ十分の地震エネルギーが溜まっていなかったら、この連鎖は起きない。残念ながら、いまの地球物理学では、地下にどのくらいの地震エネルギーが溜まっているかは分からない。

 ところで、心配なのは、連鎖が起こっていった熊本、阿蘇、大分の次にあるのは愛媛なのである。ここには、中央構造線のすぐ近くに伊方原発がある。また、逆に熊本から南西に中央構造線をたどると鹿児島県に入る。ここは川内原発からそう遠くはない。

 地球物理学者としては、「連鎖の次」を恐れているのである。

相前後して起こる火山噴火と大地震

 4月16日、阿蘇の近くで大きめの地震が起きた同じ日に、阿蘇は1ヶ月ぶりに噴火した。ただし、大きな噴火ではなかった。

 地震と火山は両方とも地下でプレートがらみ、あるいはその結果としての活断層がらみで起きる現象だから、なにかがつながっているのに違いないのだが、残念ながら現在の地球物理学では、地震と火山がどうつながっているかはわかっていない。

 地震は活断層に地震エネルギーが溜まっていき、その岩が耐えることが出来る限界を超えると起きるという、いわば直接的な関係である。

 これに対して、火山の場合には、マグマが地下で作られる。だが、そのマグマがそのまま上がってきて噴火するわけではなくて、上がってくるときにいくつかの「マグマ溜り」を作りながら上がってくる。そして、いちばん上にあるマグマ溜りのなかで圧力が高まってマグマが地表に噴出するのが噴火なのである。つまり火山噴火は間接的な関係なのである。

 しかし、世界的に見ても火山噴火と大地震が相前後して起きた例は多い。たとえば、1707年に巨大地震である宝永地震が起きた49日後に、富士山の宝永噴火があった。他方、噴火が地震よりも先だった例もある。

836とはずがたり:2016/07/08(金) 10:22:03
連星の変形版か?

「太陽」が3個ある惑星=340光年先で発見―欧米チーム
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/339/cb34c20cd794bc17bf71a09567dd61aa.html
(時事通信) 03:02

 地球からケンタウルス座方向に約340光年離れた所で、「太陽」が3個ある惑星を発見したと、米アリゾナ大などの欧米チームが7日付の米科学誌サイエンスに発表した。南米チリにある欧州南天天文台のVLT望遠鏡を使い、赤外線で惑星を直接捉えた。

 この惑星は質量が木星の約4倍で、表面温度は約580度。形成されてから約1600万年と推定され、非常に若い。惑星から見て太陽に当たる恒星は大、中、小の3個ある。3個が一緒に昇って沈むため昼夜が変わる時期と、順番に昇ってほぼ昼間が続く時期があるという。

 この不思議な仕組みは円軌道の組み合わせで起きる。中心は大きな恒星で、惑星は周囲を約550年かけて公転している。一方、大恒星は中小の恒星ペアと重力で結び付き、お互いに回り合う関係にある。

837とはずがたり:2016/07/14(木) 12:48:52
謎の第9惑星、太陽がよそから「盗んだ」?
http://www.cnn.co.jp/fringe/35083707.html?tag=rcol;editorSelect
2016.06.03 Fri posted at 15:49 JST

第9惑星は太陽によって別の恒星から「盗まれた」とする説が浮上
(CNN) 太陽系に存在する可能性が指摘された謎の「第9惑星」は、太陽が別の惑星から「盗んで」太陽系に取り込んだものかもしれない――。スウェーデンのルンド大学の研究チームが、天文学会誌に掲載した新たな報告でそんな説を発表した。
第9惑星は米カリフォルニア工科大学が今年1月に痕跡を見つけたと発表していた。海王星より遠い場所にある太陽系の9番目の惑星とされ、質量は地球の10倍と推定される。
ルンド大学の研究チームは、この惑星がもし存在するとすれば、かつて太陽系外の別の恒星を周回していた太陽系外惑星を、およそ45億年前に太陽が「盗んだ」ものだったという説を打ち出した。この説が正しければ、第9惑星は太陽系内で見つかった最初の太陽系外惑星ということになる。
恒星は集団で誕生し、互いに近くを通過する際に惑星を「盗む」ことがあるという。第9惑星にもそれが起きたと研究チームは推測。「第9惑星はほかの惑星に『押しやられた』可能性が大きい。もともとの恒星を周回するには軌道が大きくなりすぎて、私たちの太陽がその恒星からこの惑星を盗んでつかまえた可能性がある」と解説している。
第9惑星の太陽からの距離は、太陽と海王星との距離の約20倍あり、1万〜2万年かけて太陽の周りを周回していると推定される。ただしその存在自体、まだ実証はされていない。

838とはずがたり:2016/07/15(金) 13:45:49
ひとみ後継機、20年目標=失敗生かし再製作、JAXA検討
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160714X798.html
07月14日 18:58時事通信

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、打ち上げから1カ月余りで壊れ、運用を断念したX線天文衛星「ひとみ」の後継機を、2020年を目標に打ち上げる計画を検討していることを明らかにした。同日開かれた文部科学省の宇宙開発利用部会で報告した。文科省は計画を精査し、来年度予算の概算要求に含めるかどうかなどを検討する。

 JAXAの科学衛星を担当する宇宙科学研究所の常田佐久所長は部会で「ひとみはX線天文分野をカバーする、なくてはならない衛星。機会が与えられるなら後継機を実現したい」と述べた。

 JAXAによると、後継機は試験観測で高性能を示した「軟X線」と呼ばれる波長の観測機器を中心にする。信頼性確保と製作期間の短縮、経費削減のため、新規開発の要素は盛り込まない。ただ、失敗の原因となった姿勢制御系は安全性を重視した設計とする。

839とはずがたり:2016/07/21(木) 07:10:11
物理も此処へ。精製水はゆっくり冷却すると凍らないけどコップに入れたりする衝撃を与えるだけで凍るのだそうな。

氷点下でも凍らない「過冷却水」の謎を解明、米研究
http://www.afpbb.com/articles/-/2842449?pid=8128073
2011年11月25日 14:21 発信地:パリ/フランス

【11月25日 AFP】水が凍る温度、氷点は、必ずしも摂氏0度ではない。

 水は、氷点下でも液体として存在することができる。これを「過冷却状態」と呼ぶ。その原理は次のとおりだ。

 水が氷になるためには、水の中に氷の「種」が必要だ。すなわち、その周りに結晶が集まる核となるような結晶だ。だが、核を形成する不純物や粒子が全くない純水の場合は、氷に変わることが難しい。

 これまで、過冷却水が凍る最低温度はマイナス41度とされてきた。科学者らは、実際はこれよりも低いのではないかと考えてきたが、確認はできなかった。こうした低温では水は即座に結晶化してしまうため、結晶化せずに残った水の特性を正確に測定することが不可能だからだ。

■コンピューターで再現

 そこで米ユタ大(University of Utah)の化学者、バレリア・モリネロ(Valeria Molinero)氏とエミリー・ムーア(Emily Moore)氏は、コンピューターを使って過冷却水の動きを顕微鏡レベルでシミュレーションし、その成果を23日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。

 このシミュレーションで、水の熱容量と密度、圧縮率を考慮に入れた上で、3万2768個の水分子が冷却されるとどうなるかを再現したところ、シミュレーション上での数千時間後に結論が出た。

 水が絶対的に凍る温度は、マイナス48度だった。

 水はこの温度に近づくと、密度が低くなって圧縮しやすくなり、構造が変化する。その結果、それぞれの分子は別の分子4個とゆるく結合し、ピラミッド形の4面体を作る。

 2人は、この状態を「中間氷」と名付けた。液体の構造でもなく、完全な氷の構造でもない、その間という意味だ。

■温暖化予測にも有用

 この研究には、科学的好奇心を満たす以上の意味がありそうだ。

 地球温暖化を研究している大気科学者らは、水が凍って氷に結晶化する温度とその速度を知る必要がある。雲の中には最低でマイナス40度の水分が含まれていることが分かっている。

「大気中の水分のどれだけの量が液体で、どれだけの量が結晶化した状態かを知ることは、温暖化を予測する上で重要だ」と、モリネロ氏は指摘した。(c)AFP

840とはずがたり:2016/07/24(日) 18:06:02
<地震>伊豆大島近海で相次ぐ 静岡・東伊豆町で震度3
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/35/0e58df3e0cf89980a1deaaa12ecbaa55.html
(毎日新聞) 16:12

 24日未明から、伊豆大島近海を震源とする地震が相次いでいる。午前0時59分ごろと同2時44分ごろ、午後1時54分ごろ、いずれも静岡県東伊豆町で震度3を観測した。

 気象庁によると、いずれも震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは3.3?3.8と推定される。津波の心配はないという。

841とはずがたり:2016/07/26(火) 09:42:53
〔桜島〕約3年ぶりに火口縁上5000mに達する爆発的噴火 鹿児島市街地でも降灰のおそれ(26日1時半現在)
http://news.goo.ne.jp/article/rescuenow/nation/rescuenow-00000004729941.html
01:00レスキューナウニュース

鹿児島地方気象台などの観測によると、鹿児島県の桜島では、きょう26日00:02に爆発的噴火が発生し、火口縁上5000mまで噴煙が上がりました。
気象庁は、鹿児島市(桜島)で多量の降灰のほか、風下側に当たる鹿児島市街地方向でも降灰が予想されるとして、桜島に「降灰予報」を発表し、注意を呼びかけています。

桜島で火口縁上5000mに達する規模の噴火が観測されたのは、2013年8月18日16:31に発生した爆発的噴火以来、約3年ぶりとなります。この際は、鹿児島市街地にも降灰があり、鹿児島本線、日豊本線、指宿枕崎線が鹿児島県内で一時運転を見合わせるなどの影響がありました。

■降灰が予想される地域(気象庁、26日06:00まで)
多量   鹿児島県:鹿児島市(桜島)
やや多量 鹿児島県:鹿児島市(鹿児島市街地)
少量   鹿児島県:枕崎市、日置市、いちき串木野市、南さつま市、南九州市

■降灰予報:予想降灰量とその対応
・降灰量「多量」  :火山灰が巻き上げられ、視界不良となり、地面は完全に覆われる状態。この範囲内では不要な外出や車の運転は控えてください。 
・降灰量「やや多量」:火山灰が降っているのが明らかに分かり、路面表示が見えにくくなる状態。この範囲内では、傘やマスク等で防灰対策をして、車は徐行運転を心がけてください。
・降灰量「少量」  :火山灰が降っているのがようやく分かり、地面にうっすら積もる状態。

842とはずがたり:2016/07/27(水) 14:54:32

ISS頼みの有人宇宙開発、次の一歩は NASAは火星
http://www.asahi.com/articles/ASJ782QF3J77ULBJ01N.html?iref=com_alist_8_01
山崎啓介、竹石涼子2016年7月8日09時22分

 国際宇宙ステーション(ISS)に向けて大西卓哉飛行士が7日旅立った。国際協力で建設されたISSには、15年余の間に延べ200人以上の飛行士が滞在。宇宙空間が身近になった今、各国が次に目指すのは月面基地建設と火星の有人探査だ。米ロ中などがそれぞれ計画を掲げる中、ISS頼みで有人宇宙開発を進めてきた日本はどうするのか。

 大西さんが乗った宇宙船はロシア製。同行したのは米ロの飛行士。ISSは約400キロ上空に浮かぶ国際協力のシンボルだ。米ロ欧日が中心となって建設、計15カ国で運用し、2000年から各国の飛行士が滞在する。日本は独自の実験棟「きぼう」を保有。一定の存在感を示す。

 地上にはない微小重力という環…

843とはずがたり:2016/07/31(日) 18:15:48
すすとちりとどうちがうんだ?

恐竜絶滅「すす」が原因?東北大など新説
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00000006-khks-soci
河北新報 7月31日(日)11時39分配信

 今から6600万年前に起きた恐竜など生物の大量絶滅は、地球に小惑星が衝突して舞い上がった「すす」による気候変動が原因だったとする新説を、東北大大学院理学研究科と気象庁気象研究所が発表した。

 大量絶滅を引き起こした要因として最も有力なのが、メキシコ・ユカタン半島に落下した小惑星原因説。だが、小惑星の衝突と気候変動の因果関係を巡っては、巻き上げられた「ちり」が太陽光を遮って起きた地表寒冷化、大量発生した酸性雨による海水の酸性化など諸説ある。

 東北大の海保邦夫教授(有機地球化学)らは、カリブ海のハイチとスペインで小惑星衝突後に堆積した地層からすすを採取し、成分を分析。炭化水素の一種「コロネン」の含有率が高いことを突き止めた。

 コロネンは超高温で有機質が焼けた場合に限って含有率が高くなる性質があり、小惑星衝突の熱で生成されたと結論付けた。

 コンピューターで当時の気象変動を再現すると、舞い上がった大量のすすが上空約10〜50キロの成層圏に7〜8年とどまり続けて太陽光を吸収。気温が低下して海水の蒸発量が減り、降水量が激減したために植物が枯れて食物連鎖が崩れた。

 ちりの飛散は、短期間で収まって大きな気候変動には至らないという。海保教授は「もし、小惑星の衝突地点が海だったら、恐竜は絶滅しなかったかもしれない」と話している。

844とはずがたり:2016/08/02(火) 01:09:17
仙台スレかな?

350万年前に火砕流仙台へ 25km南西で噴火
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160725_13019.html

 仙台市街地の代表的な地層「広瀬川凝灰岩部層」が約350万年前、約25キロ南西の宮城県蔵王町東部にあった火山の噴出物によって形成されたとみられることが24日、分かった。地層をつくった火砕流がどこから流れてきて堆積したのか長年謎とされてきた。
 東北大総合学術博物館の高嶋礼詩准教授(地質学)と同大理学部4年の草川遙さんの分析で明らかになった。
 2人は米国の研究者が近年開発した手法を使い、広瀬川凝灰岩に微量に含まれるアパタイト(リン灰石)の結晶を調べた。アパタイトは火山の「指紋」「DNA」とも言われ、マグネシウムと塩素の含有率が火山や噴出時期で異なる。
 凝灰岩の層がある青葉区大倉、宮城県大和、村田両町から標本を採取し、抽出したアパタイトを比較した。その結果、村田町にある村田ダム上流部の凝灰岩の含有率が広瀬川凝灰岩と一致することが分かった。
 厚さ約20メートルの村田町の凝灰岩に含まれる軽石の最大径は約60センチ。広瀬川凝灰岩の軽石(約5センチ)より大きく、同町の方が噴出源の火山に近いとみられるという。
 火砕流を起こしたのは、大量の噴出物を伴うカルデラ噴火と推定。凝灰岩の分布や周辺地形などから「南隣の蔵王町東部にかつて火山があり、仙台市周辺に火砕流が流れ込んだ」との新説に行き着いた。本年度中に関連学会に報告する。
 高嶋准教授は「過去の噴火と被害が分かれば、将来の災害規模が想定できる」と意義を語る。草川さんは「村田町の凝灰岩と一致した時は驚いた」と話した。
 広瀬川凝灰岩部層は、1960年代から地学の副読本で「火砕流を生んだ火山がどこにあったか分かっていない」などと記述されている。泉区住吉台付近でも広瀬川凝灰岩が確認されており、北西の七ツ森(大和町)を起源とする説が有力だった。
 仙台市周辺の地質に詳しい仙台二華高の花松俊一講師は「南西由来の火砕流という説は意外で興味深い。多くのデータが得られれば火砕流の広がりが明らかになるだろう」と期待する。
 高嶋准教授によると、東北地方では過去1000万年の間に100万〜300万年前と500万〜800万年前の2回、カルデラ火山の活発期があった。
 10万年前以降に噴火があったのは十和田カルデラ(十和田湖)のみ。約350万年前にカルデラ噴火を起こしたとみられる蔵王町東部の火山も、現在は活動が収まっているという。

[広瀬川凝灰岩部層]仙台市街地の地層で、青葉区西公園付近では約8メートルの厚さがある。広瀬川沿いや竜の口渓谷では地表に表れている。霊屋橋下流部の河原にあるセコイアの根元の化石は、約350万年前に仙台一円を襲った火砕流が森をなぎ倒し、残った部分と考えられている。

845とはずがたり:2016/08/06(土) 15:38:03
期待の新粒子、なかった…国際研究チームが発表
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160806-OYT1T50021.html?from=y10
2016年08月06日 10時55分

 【シカゴ=三井誠】日米欧などが参加する国際研究チームは5日、現代物理学の土台となる「標準理論」では説明できない新粒子の発見報告が期待されていた米シカゴの国際会議で、「データは統計的なゆらぎで、新粒子はなかった」と発表した。


 研究チームは、欧州合同原子核研究機関(CERNセルン)の「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」を使って実験。昨年のデータは未知の粒子が存在する可能性を示し、歴史的な発見につながる成果として世界的に注目を集めていた。だが、今年のデータを詳細に分析したところ、粒子の存在は否定されたという。

 研究チームのティジアーノ・カンポレージ博士は「自然はとらえがたいものであり、私たちは忍耐強くなければならない」と話した。

846とはずがたり:2016/08/19(金) 18:52:28
ブラックホールの中心にはワームホールがあり、通り抜けて向こうの世界に行ける(最新物理)
http://tocana.jp/2016/08/post_10636_entry.html
2016.08.18

 イギリスの「Daily Mail」紙と科学系オンラインジャーナルの「Unexplained Mysteries」のレポートによれば、バレンシア(スペイン)の粒子物理学研究所の研究チームは、ブラックホールの特異点における時空の幾何学的構造の不完全性を考慮した新説を発表したとのことである。

 ブラックホールの中心である特異点は、原子1つよりも小さい点と考えられており、一般的にはブラックホールに近づくものは、スパゲッティ現象化(※)もしくは究極に引き伸ばされた状態となり、なんであれその巨大な重力によって特異点に吸い寄せられ、物理的にも数学的にも計算不能な失われた状態に陥ると考えられている。

 研究チームは、この新説を検証するために通常のブラックホールの研究ではあまり見られないグラフェン(原子1個分の厚みの炭素結合シート)を使用し、ブラックホールの内部構造をシミュレーションすることで、特異点の幾何学的構造の不完全性を導きだした。そしてブラックホールのジオメトリを分析することよって、ブラックホールの中心に小さな球状の中心点とワームホールを発見したとのことである。

■入口で引き伸ばされ出口で元に戻る!?

 この発見によって、理論的に帯電ブラックホールの解釈に残されたいくつかの問題点を解決することも可能になり、また、ブラックホールの中心がワームホールという扉であるならば、時間と空間の連続性についても解決できるようになるとのことである。研究チームの一員であるバレンシア大学のゴンザーロ・オルモ氏は、「ブラックホールは重力についての新しいアイデアを試すための理論実験室であり、観察された事実と理論から可能なすべてのオプションを検討した結果である」と発言している。

 人間がブラックホールを通過して生きていけるとは想像もできないが、ブラックホールに引き込まれる際に限りなく引き伸ばされた物質は、ワームホールの出口では元の大きさに戻って吐き出されるということらしい。

 すでに、普通の物理をはるかに超えた奇想天外な理論に聞こえるが、オルモ氏によれば、この新説はアインシュタインの理論においてのエキゾチック物質(負の質量を持つ物質)を導入する必要もなく、電界のように一般的な物質とエネルギーですべて説明がつく理論であるという。

847とはずがたり:2016/08/19(金) 19:09:21
ベンヌ (小惑星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%8C_(%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F)

2009年にアンドレア・ミラニと共同研究者が報告した力学的研究によると、ベンヌは2169年から2199年までの間に8回地球に接近し、そのどれかで衝突する可能性があることがわかった。この小惑星を構成する物質が何であるかはほとんどわかっておらず、衝突の可能性もそれに左右されるが、衝突の確率は8回の可能性の合計でも最大0.07%であるという[5]。ベンヌが地球に衝突する可能性をさらに精密に計算するには、この小惑星の形状をより正確に把握し、少なくとも複数年に及ぶレーダー観測と光学観測を続行してヤルコフスキー効果による影響がどの程度かを見極める必要がある。


【NASA発見・地球滅亡】2135年、遂に小惑星“ベンヌ”が地球に衝突する!? 「世界的大惨事になる」(教授)
http://tocana.jp/2016/08/post_10620_entry.html
2016.08.16

 1998年公開のSF映画『アルマゲドン』に描かれていたような地球と小惑星の衝突が、リアルに起きる可能性が浮上してきている。もちろん、映画という予定調和のなかの出来事では小惑星は最終的に破壊され地球は事なきを得るのだが、実際2135年に予測されている小惑星と地球との衝突の可能性はどれくらい信憑性が高いものなのだろうか。

■地球と月との間をすり抜ける異常な軌道の小惑星

 オンラインジャーナルの「Disclose.tv」と「NatureWorld News」のレポートによれば、この小惑星「ベンヌ(Bennu)」は1999年に発見された直径487メートルほどの小惑星で、平均時速10万1000キロという猛スピードで太陽を6年周期で公転している。このベンヌの2135年に地球に最接近する際の公転軌道が、地球と月との間をすり抜けるような異常な近さであることわかってきたのである。

 宇宙規模の距離感覚で考えれば、地球と月との間を抜けるなどという距離は、ニアミスの距離どころか衝突圏内とも考えられる距離であろう。しかも、これだけ地球という惑星に近接した小惑星の軌道が、どれだけ地球自身の重力の影響を受けるかは予測が非常に困難であるという。

 アリゾナ大学惑星科学のダンテ・ローレッタ教授は、「2135年のベンヌの接近は、今後の軌道に大きな影響を与える潜在的な力がある」とも発言している。現時点での予測では、衝突の可能性は高くないとしているが、万が一地球と衝突した場合の破壊力は凄まじいものになるであろう。それは、高性能爆薬の30億トン分の爆発力、広島に投下された原爆の200倍に匹敵するものと考えられている。

 北アイルランドのアーマー天文台のマーク・ベイリー教授によれば、ベンヌは世界的大惨事を引き起こす可能性を秘めているとのことである。

■探査船「オシリス・レックス」を緊急打ち上げ

 NASAは、このベンヌに対して今年の9月にオシリス・レックス(OSIRIS REx)と呼ばれる探査船を打ち上げる予定で、それは「はやぶさ」が小惑星イトカワに対して行った調査のように、ベンヌのサンプルを採取して地球に帰還することを目的としている。

 オシリス・レックスのベンヌへの到着予定は2018年、地球への帰還は2023年を予定している。ローレッタ教授によれば、ベンヌのような炭素系小惑星は、初期の太陽系の有機分子が古代遺跡のように残されており、地球に生命を出現させた原子スープに影響を及ぼしていた可能性もあるとも考えられるとのことである。

 また、このオシリス・レックスのもう一つの重要な調査の目的は、ヤルコフスキー効果と呼ばれる天体の熱による軌道への影響の調査である。この力の影響で、実際にベンヌの軌道は1999年から160キロもシフトしていることが知られている。ローレッタ教授は、「我々は今後のために、サイズ、質量、組成など、ベンヌについてすべてを知る必要があり、それは非常に重要なことである」と語る。

asteroidbennu2.JPG
オシリス・レックス(OSIRIS REx) 画像は「Wikipedia」より
 もし、ベンヌが地球と衝突する可能性が高まってきた場合の対応策などは、まだまだこれからの課題になるであろうが、1910年にハレー彗星が接近した時に世界がパニックに陥った100年前とは、分析力も、科学的対応力も格段に上がっている。遅れてきた恐怖の大王とまではいわないが、1999年に来るはずだったノストラダムスの予言が136年ずれていました、などとならないことを祈りつつ、衝突の予測が外れるか、科学の力でなんとかなることを願っている。
(文=高夏五道)

848とはずがたり:2016/08/25(木) 23:28:33
8月25日 4時27分
水が液体のまま存在できる惑星発見 今後の探査に注目
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160825/k10010653311000.html

地球から、わずか4光年の太陽系に最も近い恒星に、地球と似た大きさで、水も液体のまま存在できる惑星があるとイギリスの研究チームが発表し、生命を育むことができる環境かどうか、今後の探査に注目が集まっています。
イギリスのクイーン・マリー大学の研究チームは、地球からの距離が4光年と、光の速さでおよそ4年かかる場所にあるプロキシマ・ケンタウリという恒星に注目し、南米チリにある天文台で2000年から2008年と、ことしの2回に分けて観測しました。
その結果、この星の周りを惑星が周回していて、大きさが地球の1.3倍と似ているほか、プロキシマ・ケンタウリと程よく離れた距離にあるため、惑星の表面に水があれば、蒸発したり、凍ったりせずに、液体のまま存在できることが分かりました。
これまでにも太陽以外の多くの恒星で惑星が見つかっていますが、プロキシマ・ケンタウリは太陽系から最も近い恒星で、これほど近い距離にあって、地球に似た特徴を持つ惑星が発見されたのは初めてです。
ただ、この惑星に、水や大気など生命を育むうえで欠かせない環境が実際にあるかどうかは、今ある観測装置では突き止められないということです。このため、研究チームはNASA=アメリカ航空宇宙局が来年以降、打ち上げる予定の新たな宇宙望遠鏡などに期待を寄せていて、生命が存在できる環境を持ち合わせているのか、今後の探査に注目が集まっています。

850とはずがたり:2016/08/28(日) 18:19:04
台風10号、史上初となる東北太平洋岸〜北関東に上陸か
http://bylines.news.yahoo.co.jp/morisayaka/20160827-00061582/
森さやか | NHK国際放送局 気象アンカー、気象予報士
2016年8月27日 18時28分配信

進路を東に変え、本州に接近し始めている台風10号ですが、その進路に変化が現れています。危惧されていた、首都圏直撃コースよりも、関東の東の海上を進んで、その後、東北地方や北関東に上陸する可能性が高まってきたようです。

台風の現在の状況と今後の進路予想

台風10号は、27日(土)15時現在、中心気圧955hPa、最大風速45メートルの「非常に強い」勢力で、15キロのペースで東北東に進んでいます。29日(月)に「非常に強い」勢力のまま、関東の南へと到達する見込みです。

注目されるその後の進路ですが、これまでの予報よりも、やや東寄りに進む予想が出ています。神奈川や千葉県などに上陸する恐れもあるものの、以前に増して、東北地方や茨城県を進む確率が高まっています。

参考までに、米軍合同台風警報センターの予想進路図を紹介すると、こちらも気象庁と同じような予報を出しています。ただ、気象庁よりもさらに、大回りのコースをとって、より北に上陸する予想をしています。

過去の上陸台風

もしこの通りに、台風10号が東北地方の太平洋岸に上陸したら、それは未だかつてない事態です。

下の図は太平洋側だけに着目し、1951年以降の台風の上陸場所を地域別に比べたものです。
画像
過去最も上陸が多かった地方は、一位の鹿児島県を含む九州で、続いて四国・東海・近畿・関東・北海道となっています。ちなみに、関東地方は神奈川県と千葉県です。

一方で東北地方と茨城県では、一つも上陸が確認されていません。それは、通常台風は南から北東に向かって進むために、これらの地域に上陸する前に、他の場所に上陸してしまうためです。

懸念される高潮被害

東北地方沿岸部などでは、東日本大震災の影響により、海岸線の地盤が沈下しています。さらに、上陸時は新月に近く、中潮の時期なので、より高潮の被害の恐れが高くなっています。こまめに台風情報を確認し、避難場所を確認しておくなど、早めの備えが必至です。

森さやか
NHK国際放送局 気象アンカー、気象予報士
NHK国際放送局気象アンカー。南米アルゼンチン・ブエノスアイレスに生まれ、横浜で育つ。日本女子大大学院心理学専攻博士前期課程修了。在日米国商工会議所勤務を経て、2011年より現職。英語で世界の天気を伝える気象予報士。日本気象予報士会会員、日本航空機操縦士協会・航空気象委員会会員。著書に「竜巻のふしぎ(共著/共立出版)」がある。

852とはずがたり:2016/09/01(木) 21:14:40
火星まて?37時間、太陽系を移動する鉄道「ソーラー・エクスフ?レス」構想
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160901-00013405-forbes-bus_all
Forbes JAPAN 9月1日(木)15時0分配信

2016年1月、カナダの重工業大手ボンバルディア創業者の孫で工業デザイナーのチャールズ・ボンバルディアが、超音速ジェット機(ニューヨーク--ドバイ間を22分で結ぶ)の構想を発表した。だが彼は今、さらに大きな目標を持っているようだ。

地球の枠を飛び出したその新たな構想は「ソーラー・エクスプレス」。天体と宇宙ステーションの間を行き来して人やモノを運ぶ、未来の鉄道だ。

重力を利用して速度や方向を変え、惑星や月の周りを移動するソーラー・エクスプレス(工業デザイナーのオリビエ・ペラルディと共同で設計)は、スキーのリフトのように絶えず動いており、そこにより小さな車両がついている。

鉄道は、全長50メートルのシリンダー状の車両を連結したもの。各車両(シリンダー)は4つの貨物室に分割することができ、メンテナンス・ロボットを使って飛行中に交換をすることが可能だ。

「シリンダーの縦軸の周りを大きな『スペース・シティ』が回転し、内部に重力を作り出す。これによって人間は、移動中の何か月もの間、そこで歩きまわり、生活をすることができる」とボンバルディアは説明する。

車両の構造や種類、機能はそれぞれ異なるが、(人工的に作られた)重力の影響が少ない中心部分は使用が制限される可能性が高い。また中心部には、実験用の無重力エリアも含まれる見通しだ。そして通常の重力下にある外側の区域が、人間の活動に使える部分となる。

打ち上げにはロケットブースターの力を借り、貯蔵燃料を使って、必要に応じて進路を調整する。速度は車両のサイズや目的によって異なるが、最大で秒速3,000キロに達する(光の速さの1%に相当)。

「宇宙空間に出た後に最も費用がかかるのは、加速と減速の段階だ」とボンバルディアは言う。「加速と減速にはとてつもないエネルギーが必要だからだ。だが巡航速度に到達してしまえば、電力消費量は最小限に抑えられる」

車両は前方と後方を強化シールドで保護されており、航路上にある流星物質などの障害物を排除すべく、ミサイルやレーザーを装備したドローン隊(小型無人機)を伴う。

航路に沿って設置されたソーラーアレイ(太陽電池群)が吸収した太陽エネルギーは、照明設備や電子機器への電力供給に利用される可能性がある。乗客用の水は彗星や月から採取することになるだろう。また水は、代替燃料として使える「水素や推進剤をつくるのにも利用できる」とボンバルディア。さらに飛行中に捉えた小惑星は鉱物資源として利用できる可能性がある。

地球-月間はわずか2.13分
ソーラー・エクスプレスの最長航続距離については「無制限」だとボンバルディアは断言する。最初の便は、地球と月の間を往復して貨物と旅行者を輸送することになるだろうとの見方だ。理想とする秒速15キロのスピードで飛行すれば、およそ7時間で移動が可能だ。

「月が、そのほかのプロジェクトの発射台となるだろう。この種の鉄道は無重力の中の方が、組み立てや建造がしやすいからだ」と彼は言う。「次段階の候補は、火星だろう。特に火星を地球化(人間が住めるようにする)できるならば、候補としてふさわしい」

魅力的な構想だが、多くの問題もあり、実現できるのはずっと先のことだろう。「考えなければならないことがたくさんあるのは確かだ」と、ボンバルディアは認める。

「鉱物や素材、人間を太陽系のある地点から別の地点に輸送するシステムを考案することが目的だ。ソーラー・エクスプレスはたたき台であり、今後どう改善していけるかを解明していきたい」

ソーラー・エクスプレスのフライト時間(最大速度3,000キロ/秒で天体間の最長距離を移動した場合)

・地球-月(38万4,472.28キロ)→2.13分
・地球-太陽(1億5,200万キロ)→14.07時間
・地球-金星(2億6,100万キロ)→24.17時間
・地球-火星(4億100万キロ)→37.13時間
・地球-海王星(47億キロ)→18.13日

Kristin Tablang

853とはずがたり:2016/09/06(火) 16:07:41
南海トラフ「ひずみ」四国沖や愛知沖で強く 海保が初公開
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/4/14762.html
2016年05月24日 14時42分

 公開された分布図を見ると、強いひずみが蓄積されている領域は、紀伊半島沖で1944年と1946年に発生したM8クラスの地震の震源域と重なることがわかる。

 東日本大震災や南海トラフなど海溝型の地震の予測をめぐっては、震源域のひずみの観測が不可欠だが、陸上からでは正確に把握することができず、海底の動きから推定するのは今回が初の試みだという。

854荷主研究者:2016/09/11(日) 11:36:36

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160824000058
2016年08月24日 11時51分 京都新聞
歴史書で宇宙「観測」 京大、成果相次ぐ

京都大に残っていた印画紙による過去の地磁気の記録。奥にあるのは当時用いた観測機器(京都市左京区・京大)

 観測手段が未発達だった頃の宇宙の状態を推測するため、歴史書や過去の記録を活用する手法が広がっている。数百年以上をかけて変化することもある自然現象に対し、蓄積された史料を生かして調べようという試みだ。京都大では300年にわたる中国の歴史書や、半世紀前に違う目的で行った観測記録を洗い直して成果を出した。先人の遺産は、新たな科学の発見の宝庫となる可能性を秘めているようだ。

 清朝(1616〜1912年)の前史を含めた記録「清史稿」。全536巻で、太祖ヌルハチの時代から辛亥革命で政権が変わるまでを、皇帝の行いや政治制度、天変地異などさまざまな観点から記す。

 中国では天体の変化が王朝の行く末に影響すると考えられ、専門の役人が夜空を観察する伝統がある。京大総合生存学館の磯部洋明准教授や理学研究科大学院生の河村聡人さんらはこの点に着目。文学研究科の大学院生で東洋史を専攻する早川尚志さんと協力し、過去のオーロラの記録から太陽活動の推測を試みた。

 磯部准教授らはウェブ上に公開されている清史稿のデータを使い、「気」「光」などのキーワードで検索。公刊された書籍にも当たり、夜空に光るものがあったという趣旨の記載を延べ111件で見つけた。このうち一定期間観察が続いた例は彗星(すいせい)と見なすなど精査。1618〜79年では、延べ5件でオーロラの観測を記したと推測した。太陽の活発さを表す黒点数が少なく巨大なオーロラを発生させにくいと考えられている45〜1715年でも大規模なオーロラが観察された可能性が生じた。

 科学者だけでは清史稿を読めないため、文理の枠を超えた研究となった。少なくとも漢の時代には天体の記録があり、今後も研究を進めたいという。河村さんは「歴史書をひもとき太陽活動の新たな側面の可能性を示せた。京都の寺社には古文書が多いので日本の観測記録も確かめたい」と意欲を見せる。

 京大理学研究科の能勢正仁助教と大学院生の山本和弘さんらは、地震予知などのため約50年前に地磁気を印画紙に記録したアナログデータを活用し、人工衛星での観測が始まる前のプラズマ質量の推定という別の目的で成果を見いだした。

 茨城県石岡市の観測所の資料庫に眠る記録のうち、1956〜75年の分を活用。約7千枚に及ぶ印画紙に記録された地磁気の変化をスキャナーでデジタル化し、極地でオーロラが発生した時に変化する地磁気を分析してプラズマの質量を算出。58年ごろと70年ごろに地球周辺のプラズマの質量が現在の約2倍だったことを突き止めた。

 能勢助教は「宇宙の活動は長期的に観測する必要があり、過去の記録の活用は重要」と意義を話す。

855とはずがたり:2016/09/14(水) 03:22:09
中国の世界最大の粒子加速器計画、始まる前から迷走
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160907-00000054-cnippou-kr&pos=2
中央日報日本語版 9月7日(水)17時42分配信

中国の「科学崛起」の象徴である世界最大の粒子加速器推進計画が中国系米国人科学者の一言で揺れている。

中国が4年前から構想してきた粒子加速器は、現在世界最大規模の欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)より4倍大きく1400億人民元(約2兆円)の予算を投じて2050年河北省秦皇島市の完成を目指している。中国の歴史上、最も多くの予算が投じられる研究施設だ。

7日、香港日刊紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は「1957年ノーベル賞受賞者の楊振寧・中国清華大教授がインスタントメッセンジャー『we chat』に載せた批判コメントによって中国の粒子加速器計画が危険に直面している」と報じた。楊氏は中国系米国人で1956年パリティ非保存に関する研究業績が認められ、翌年ノーベル物理学賞を受賞した物理学分野を代表する人物だ。

4日、楊氏はwe chatに粒子加速器推進を反対するコメントを載せ、「この施設は他の科学分野予算まですべて吸い込むただの“ブラックホール”で、科学的・社会的価値はあまりない」とした。続いて、米国ができないことを中国ができるのかという論旨の文章を作成したとSCMPは伝えた。実際、米国の粒子加速器計画は2012年に予算問題で中止になっている。

楊氏のコメントはすぐに大部分の中国メディアに取り上げられて大きなニュースとなり、この意見を支持する数万個のコメントがつけられた。莫大な費用が投入される粒子加速器がそれほどの社会的価値があるのかに対する論争がまたたく間にネット上に広がった。

粒子加速器推進に対する疑問が大きくなると、5日、王貽芳・高エネルギー物理学研究所長がwe chatに「楊氏はもう科学研究のトップランナーではないので彼のコメントにはミスが多い」とする反論コメントを載せたが、論争を鎮めるには力不足だった。王氏は中国初の基礎物理学ブレイクスルー賞受賞者で、現在は中国粒子加速器計画を引っ張る中国科学界のトップスターだ。

反粒子加速器世論が大きくなったことに関連し、粒子加速器計画に参加中のある研究員は「すでに事態は進んでおりこれを過去に戻す方法は見えない」と無気力感を表わした。SCMPは「楊氏のコメントで中国粒子加速器の未来は分からなくなった」と伝えた。

粒子加速器は電子・陽子のような荷電粒子を光速に近い速度で衝突させてビッグバンを再現する施設で基礎物理学の象徴のような施設だが、兆単位の予算と超高速電子感知器などの最先端技術が必要だ。2012年「神の粒子」ヒッグスを発見したLHCには、世界約100カ国・1万人余りの科学技術者が数十年間にわたり建設および研究に参加してきた。

856とはずがたり:2016/09/16(金) 21:31:22
クマー!!ヽ( ・(ェ)・ )ノ

シロクマに包囲され逃げられないロシア観測隊、番犬犠牲に
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/09/post-5827.php
Russian Scientists Ambushed By Polar Bears in Arctic
2016年9月14日(水)17時59分
デイミアン・シャルコフ

 ロシアの気象観測隊が、北極海上でホッキョクグマに包囲され身動きが取れなくなっている。ロシア政府が緊急に救援物資を届ける準備に入ったと、ロシア国営のイタル・タス通信が伝えた。

 ロシア北部のカラ海に浮かぶトロイノイ島で気象観測をしていた専門家5人は、10頭ほどのホッキョクグマに観測基地を包囲され、威嚇して追い払うこともできなくなったと、観測隊の一人がイタル・タス通信の取材に語った。ロシアでは法律でホッキョクグマを殺すことを禁止しているため、観測隊は照明弾かゴム弾しか武器を持っていない。照明弾はすでに底を突き、番犬も一匹がクマに襲われて殺された。

雌が窓の下に
「土曜日から、雌のホッキョクグマが観測施設の窓の下で寝るようになった」とヴァディム・プロトニコフ団長は言う。常時少なくとも4頭のクマがいるのを建物の中から確認できるという。「基地から出ることもできないため、予定していた海水温度測定なども中断している」

 同基地を管轄する国立観測ネットワークのヴァシリー・シェフチェンコ所長は、観測隊と連絡を取り合いながら、救援物資を届ける準備を進めていると語った。

「基地内にいる観測隊には、警戒を怠らず、建物の外に出ず、観測はできる範囲に限るよう注意した」

 ロシア政府がクマを追い払うために提供する装備には、照明弾の他に起爆装置や番犬などが検討されているという。緊急物資が基地に届くまでには約1カ月かかる見込みだ。

857とはずがたり:2016/09/26(月) 01:17:14
桜島のマグマだまり 急速に増加「25年程度」で大正大噴火並みの爆発が?
ハザードラボ 2016年9月20日 07時00分 (2016年9月23日 15時07分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160920/Hazardlab_16840.html

 鹿児島県の桜島は、噴煙を上げていない日の方が珍しいと言われるほど、活発に噴火を繰り返す火山として、世界中の多くの火山学者が注目している。こうしたなか、京都大学の桜島火山観測所と英国の大学の研究チームは、急速に増える火口下のマグマだまりの量を分析して、今後25年程度で爆発的な噴火が発生する可能性が高いと発表した。

 現在、気象庁が発表している桜島の噴火警報は、入山を規制するレベル3。昭和火口の爆発回数は、年間800回を超える年も珍しくなく、毎年のように噴火が発生している。

 記録に残る大噴火は、いずれも溶岩の流出を伴う山腹噴火で、天平(764年)、文明(1471〜1474年)、安永(1779年)、大正(1914年)に発生している。このうち「大正大噴火」では、もともとは鹿児島湾内に独立した火山島だった桜島が、2週間以上流出し続けた溶岩で大隅半島と陸続きになり、その火山灰は宮城県仙台市でも観測されたほど。

 京大防災研究所の桜島火山観測所と、英国のブリストル大学やエクセター大学の共同チームは、GPS観測装置とスーパーコンピューターなどを駆使した結果、桜島の地下では、毎年1400万立法メートルのマグマが新たに供給されているという答えにたどり着いた。

 これは、サッカースタジアム4杯分に相当し、コンピューターを使ったシミュレーションで、マグマの量は、毎年のように発生する小規模噴火で吐き出されるマグマよりも早いペースで増えているため、そのマグマだまりに蓄積された量から見て、約25年後には、大正噴火並みのマグマ噴火が起こるものと指摘している。
 エクセター大学のジェームズ・ヒッキー博士は「大正大噴火でのマグマの噴出量は1.58立方キロメーターといわれていますが、桜島と同規模の火山で、この量のマグマが蓄積するのには130年かかる計算です。前回の噴火からすでに100年以上経過していますから、タイムリミットは2040年ごろです」と話す。

 桜島は2015年5月21日、爆発的噴火が12回起こり、火砕流は6回発生しているほか、9月にも小規模な噴火が発生。GPSによる地殻変動の観測でも、南岳直下の海面下1〜3キロ付近に、マグマが板状に約200万立方メートル貫入したのではないかと推測されている。

858とはずがたり:2016/09/26(月) 01:21:30
世界最大の電波望遠鏡=宇宙観測でもリード狙う―中国
時事通信社 2016年9月25日 20時25分 (2016年9月25日 23時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20160925/Jiji_20160925X057.html

 【北京時事】中国が南西部・貴州省の山中に建設していた巨大な球面の電波望遠鏡が完成し、25日に運用が始まった。口径500メートルの大きさは、同種の電波望遠鏡としては世界最大。軍事利用や将来の資源確保も見据え、宇宙開発を加速させる中国にとって、観測面でも世界をリードする狙いがある。
 貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州の自然のくぼ地を利用して建設された。反射鏡は地面に置かれた皿のような格好。面積はサッカー場約30個分に相当する。
 中国メディアによると、宇宙観測の障害にならないよう半径5キロに電磁波の「静穏区」が設定され、住民約8000人が域外への移住を余儀なくされた。地元は観光客を誘致しようと、「天文科学文化園」を開設するが、展望台には携帯電話を含め電子機器は持ち込み禁止だ。
 運用開始に当たり、習近平国家主席は祝賀のメッセージを送り、関係者に対して「世界の科学技術強国建設のため努力し、さらに大きい新たな貢献をするよう希望する」と指示した。

859とはずがたり:2016/09/26(月) 14:10:26
中国の宇宙ステーション「天宮一号」、2017年に地球に落下へ。
sorae.jp 9月25日(日)11時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160925-00010000-sorae_jp-sctch

先日「天宮二号」宇宙実験室が打ち上げられるなど、ますます加速する中国による宇宙開発。そんな中、2011年に打ち上げられた宇宙ステーション(ターゲット機)「天宮一号」が2017年の後半に地球に落下することが報じられています。
 
この重量8トンもある宇宙ステーションはほとんどが大気圏で燃え尽きる予定です。中国メディアの新華社も、宇宙ステーション計画でディレクターを務めるWu Ping氏の発言を引用して「計算と分析によれば、天宮一号の大部分は落下途中に燃え尽きるはずだ」としています。ただしいくつかの機械的、あるいは技術的な理由から中国は天宮一号のコントロールを失っていることも、あわせて報じられています。
 
このように大部分が燃え尽きる予定の天宮一号ですが、ハーバード大学の天体物理学者のJonathan McDowell氏によれば、エンジンのような密度の高い部分のいくつかは大気圏を突き抜けて地上まで落下する予定です。パーツの落下予測地点は北緯43度〜南緯43度。結構幅広い領域ですね。
 
役目を終えた人工衛星を大気圏に突入させて燃焼させるのはごくごく普通なのですが、天宮一号はコントロールされていない点が通常の衛星の落下とは異なります。もちろん、中国は天宮一号の落下を注意深くモニタリングすることでしょう。また我々の星の表面は70パーセントが海によって占められており、人口密集地に落下する可能性はおそらくなさそうです。

860とはずがたり:2016/09/27(火) 15:58:26
木星の衛星「エウロパ」から水蒸気噴出か、新たな証拠
2016年09月27日 09:45 発信地:マイアミ/米国
http://www.afpbb.com/articles/-/3102212

【9月27日 AFP】木星の氷に覆われた衛星エウロパ(Europa)の表面から水蒸気が噴出している可能性を示すさらなる証拠が、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)を用いた観測で発見された。米航空宇宙局(NASA)が26日、発表した。

 ガス状巨大惑星の木星を周回している50個あまりの衛星の一つであるエウロパ。NASAは、この星を太陽系内で地球以外に生命が存在する「第一候補」とみなしているが、それは氷で覆われた表面の下に、地球の2倍に及ぶ規模の巨大な、塩分を含む海が存在すると考えられているからだ。

 この最新の発見によって今後、エウロパの数キロに及ぶ分厚い氷殻の掘削をせずとも、無人探査機で噴出場所の上空を通過観測することで、その成分に関する情報の収集が可能となるかもしれない。

 1990年に打ち上げのハッブル宇宙望遠鏡で撮影された紫外線画像では、エウロパの南端付近で発生した水蒸気の噴出現象が「黒い指」のように見えると、米宇宙望遠鏡科学協会(Space Telescope Science Institute)の天文学者、ウィリアム・スパークス(William Sparks)氏は述べた。

 観測は2014年から15か月間にわたって行われ、木星の前を通過するエウロパからの噴出現象を3回特定した。

 水蒸気の噴出と考えられるこの現象が、エウロパの10回の木星通過のうちの3回でしか観測されなかったことは、噴出が間欠的に起きていることを示唆していると、スパークス氏は指摘した。

 2012年にも科学者チームが、ハッブル望遠鏡に搭載された別の観測機器を用いて、水蒸気が宇宙空間に160キロ以上の高さにまで達していることの証拠を発見しているが、今回の現象も、前回噴出が確認されたエリア近くでの出現とみられるという。

 だが、科学的な確証を得るためには、ハッブル望遠鏡による観測か、他の観測技術を用いて、さらに多くの証拠を集める必要があると、スパークス氏は注意を促した。(c)AFP/Kerry SHERIDAN

861とはずがたり:2016/09/27(火) 16:00:42

火星上空に巨大な謎の「雲」出現、研究
http://www.afpbb.com/articles/-/3039812
2015年02月17日 10:01 発信地:パリ/フランス

【2月17日 AFP】アマチュア天文愛好家らが火星上空の高高度で発見した奇妙な雲状のプルーム(煙流)により、火星大気の組成に関する謎が深まっているとの研究論文が、16日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。

?この現象は2012年3月12日、火星上の「明暗境界線」上空で観測された。明暗境界線とは、星表面の光が当たっている部分と当たっていない部分の境目。

?スペイン・バスク大学(University of the Basque Country)のアグスティン・サンチェス・ラベガ(Agustin Sanchez-Lavega)氏率いる研究チームが発表した論文によると、1つ目のプルームは、約10時間かけて形成され、その約11日後に消えた。その間、プルームの形状は次第に変化し、「2つの丸みを帯びた突起物」から複数の柱状になり、最終的には合体して1本の「指」の形になったという。

?2つ目のプルームが出現したのは2012年4月6日。ほぼ同じ場所でみつかり、約10日後に消えたとされる。

?これら2つのプルームは、南北および東西の方向に500キロ〜1000キロの範囲で広がっていた。

?論文によれば、これらのプルームは火星南部の起伏の多い高地の一部、キンメリア大陸(Terra Cimmeria)上空、高度約200〜250キロに達する高高度に出現したという。

?火星では現在、水と火山活動の痕跡を探すための詳細な探査が行われている。理論上、この2つの要素をめぐっては、何らかの形の生命を育んだ可能性があるとされている。

?これまでにも、塵(ちり)や氷の結晶でできた雲は火星上空でたびたび発見されている。だが、それらの雲はすべて100キロより低高度で形成されたもので、今回のように広範囲に及ぶ雲が発見されたのは初めてだ。

?論文は、プルームが水や二酸化炭素(CO2)の微粒子でできている可能性があるとしながら、一方で、太陽からふきつける粒子が地球磁場に衝突して地球大気中で発光する「オーロラ」に似た現象が起きている可能性にも触れている。

?キンメリア大陸には、局地的で強力な磁場を持つ「帯状地」が存在することが、火星周回科学探査機による過去の観測で示唆されている。もしこれが正しければ、火星の「オーロラ」は、地球のオーロラの1000倍と驚くほど明るくなると思われる。

?だが「どちらの説明も、火星上層大気に関する現在の理解に反している」ことを、研究チームは認めているという。(c)AFP


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