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スーフィズムに関するHP

503チバQ:2014/11/15(土) 10:30:44
http://www.afpbb.com/articles/-/3031369
シリアのクルド人地域、男女平等法を可決 イスラム国に対抗
2014年11月10日 21:38 発信地:ベイルート/レバノン
【11月10日 AFP】住民の多数をクルド人が占めるシリアのハサカ(Hasakeh)の自治体で、女性に男性と同等の権利を付与する法令が可決された。英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によれば、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が成立させた女性に差別的な法律に対抗する動きだという。

 クルド人が多数派を占めるシリアの周辺3地域は昨年、ジャジーラ(Al-Jazira)地区として自治政府の樹立を宣言した。同政府は前週5日、交流サイトのフェイスブック(Facebook)上の公式ページで、男女が「公的・私的生活のすべての場面で」平等を享受することを定めた法令を発表した。また法令は女性に対するいわゆる「名誉殺人」や「暴力や差別」を禁じている。

 労働の場でも給与を含め男女同権が打ち出された。また女性の結婚は18歳以上とされ、本人の同意なく嫁がせることを禁じている。この他、一夫多妻制の禁止、裁判の際の証言者としての権利の男女平等、全面的な相続権の付与などが含まれている。自治政府内にはアラブ系住民もいるが、男女平等は同自治内のすべての民族に適用されるとしている。

 イスラム教では、男性に扶養能力がある場合には妻を4人まで持つことができるとされている他、相続権や裁判の際の権利について女性には制限が課されている。シリア人権監視団によれば、シリアのクルド人女性にはこれまで一切相続権がなかった。(c)AFP

504とはずがたり:2014/11/15(土) 23:37:04

<イラク>政府軍攻勢 イスラム国から北部バイジ市街地奪還
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20141115k0000e030186000c.html
毎日新聞2014年11月15日(土)11:02

 【カイロ秋山信一】イラク政府軍は14日、北部バイジの市街地を過激派組織「イスラム国」から奪還し、郊外にある国内最大規模のバイジ製油所に向けて進攻した。AP通信が報じた。製油所は今年6月からイスラム国に包囲されて操業停止に陥っており、政府軍は包囲解除を狙っている。政府軍がイスラム国の実効支配下にあるモスルとティクリートの中間にあるバイジ周辺を制圧できれば、北部奪還に向けた大きな足がかりとなる。

 APなどによると、政府軍は10月下旬からバイジで攻撃を開始し、14日までにイスラム国の部隊を市街地から放逐した。中心部から約5キロ北にある製油所は、イスラム国に包囲された状態が約5カ月間続いており、今後は製油所の攻防が焦点になる。バイジ製油所は6月まで国内処理量の3割近い日量30万バレルを精製し、主に国内向けにガソリンや発電用燃料を供給していた。

 アバディ首相は政府軍の立て直しを進めており、今月に入って政府軍幹部36人が「不適格だ」などとして更迭・引退させられた。マリキ前首相は軍・治安機関の幹部をイスラム教シーア派の側近らで固めたが、イスラム国が6月に北部で大規模侵攻を始めた際にほぼ無抵抗で敗走を重ねた。アバディ首相はスンニ派も取り込む形で組織再編を進める意向で、北・西部のスンニ派部族を治安組織に取り込む計画も進めているが、スンニ派の不信感は根強く調整は難航している。

505チバQ:2014/11/16(日) 21:45:23
http://mainichi.jp/select/news/20141116k0000m030117000c.html
パレスチナ:民衆蜂起の胎動 不満、不信高まる若者
毎日新聞 2014年11月16日 10時30分
 【エルサレム大治朋子】イスラエルやヨルダン川西岸パレスチナ自治区でパレスチナ人とイスラエル治安当局との衝突が相次いでいる。パレスチナの若者の衝動的な攻撃が波状的に続いており、先月以降、双方の死者は少なくとも計14人に達した。組織的ではない「暴力の波」(地元紙)への対応に治安当局は苦慮しており、新たな「インティファーダ(民衆蜂起)」の始まりとの指摘も出ている。

 イスラエル治安当局によると、10月初旬からエルサレムや自治区各地でパレスチナ人の若者と治安部隊との衝突が増加した。10月末以降は若者がイスラエル人の通行人に車で突っ込むなどの攻撃が続発し、10月以降、イスラエル人計6人、パレスチナ人の少なくとも8人が死亡した。

 今月12日にはパレスチナ自治区ラマラ近郊でモスク(イスラム礼拝所)が放火され、イスラエル北部でもシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)に火炎瓶が投げつけられた。背景には、イスラエルによる占領の長期化や、事態を打開できないパレスチナ自治政府に対する不満や不信、閉塞(へいそく)感の高まりがある。

 米国仲介の和平交渉は今年4月に頓挫し、イスラエル政府はユダヤ人入植(住宅)地の拡大を再開。10月末に東エルサレム近郊に1000戸余り、今月12日にはエルサレム北方に200戸を建設する計画などを発表した。

 さらに政府は10月末、イスラエル側への通勤許可を持つパレスチナ自治区の労働者らに対し、ユダヤ人入植地を通る公共バスに乗車するのを禁止すると発表。パレスチナ人は大幅な迂回(うかい)を強いられ、「アパルトヘイト(人種隔離)だ」と反発を強めている。

 エルサレム旧市街のイスラム教聖地「ハラム・アッシャリーフ(高貴なる聖域)」(ユダヤ教の呼称は「神殿の丘」)をめぐる問題も対立に拍車をかけている。ユダヤ教聖職者はユダヤ教徒の礼拝を禁じているが、権利拡大を求める右派らが繰り返し礼拝を強行。10月15日には、イスラエル政府がパレスチナ人の立ち入りを禁じてユダヤ教徒約100人の入域を許可したため、衝突に発展した。

 また、ユダヤ教活動家が29日、パレスチナ人に銃撃され重傷を負い、イスラエルの与党右派幹部がこれに抗議して聖地を訪れ礼拝し、さらに対立が激化した。パレスチナ自治区ガザを拠点とするイスラム原理主義組織ハマスなどは「ユダヤ人が聖地を奪おうとしている」と徹底抗戦を呼びかけている。

 イスラエルのネタニヤフ首相は今月13日、ハラム・アッシャリーフを維持管理するヨルダンのアブドラ国王、ケリー米国務長官と会談。ユダヤ教徒の礼拝を禁じる「現状」維持の方針を明確にした。だが、投石などには強硬姿勢で臨む構えだ。

 テルアビブ郊外のバルイラン大学のメナケム・クレイン教授(政治学)は「組織に頼らない若者の抵抗は権威の否定であり、新たな形のインティファーダだ。イスラエルが過剰な力で抑圧しなければ収まるかもしれないが、致命的な過ちを犯せば事態は急激に悪化する」と指摘している。

 【ことば】インティファーダ

 1987年、イスラエルの占領に反発するパレスチナ人が開始した投石などによる抵抗運動。93年の「オスロ合意」(パレスチナ暫定自治合意)前後に沈静化したが、その後の和平交渉が2000年に決裂。失望感が広がるなか、同年9月に右派リクード党のシャロン党首(当時。後の首相)がイスラム教聖地ハラム・アッシャリーフへの訪問を強行し、第2次インティファーダが始まった。パレスチナ側はロケット弾など、イスラエルは爆撃機まで投入する大規模な戦闘となり05年ごろまで続いた。

506チバQ:2014/11/18(火) 20:48:41
http://mainichi.jp/select/news/20141118k0000m030150000c.html
アラブ3カ国:カタールから召還中の大使 復帰で合意
毎日新聞 2014年11月18日 00時21分(最終更新 11月18日 00時46分)

 サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの3カ国は16日、今年3月に召還していた駐カタール大使を復帰させることで合意した。昨年7月のエジプトの軍事クーデターを巡り、カタールがクーデターで弾圧されたイスラム組織ムスリム同胞団を擁護したことに反発し、サウジなど3カ国が大使を召還していた。カタールが同胞団幹部の一部を国外追放するなど譲歩したため和解した。【秋山信一】

507チバQ:2014/11/20(木) 21:04:41
http://mainichi.jp/select/news/20141120k0000e030190000c.html
対イスラム国:最大製油所の包囲破る イラク政府側に弾み
毎日新聞 2014年11月20日 10時25分

 【カイロ秋山信一】イラク治安部隊は18日、北部バイジにある国内最大規模の製油所で過激派組織「イスラム国」の包囲網を破り、製油所内に進入した。国営テレビが報じた。約5カ月間続いた包囲網の突破は、北部でイスラム国の支配地域奪還を図る政府側の動きに弾みをつけそうだ。

 国営テレビなどによると、治安部隊はイスラム国が敷設した地雷を除去し、製油所への進入ルートを確保した。イスラム国の部隊の多くは撤退したが、一部は周辺で抵抗を続けており、国内供給の3割近くを担う製油所の稼働再開には時間を要する見込みだ。

 バイジはイスラム国が実効支配するモスルとティクリートの中間にあり、イスラム国の攻撃が続く油田地帯のキルクークにも近い要衝。政府側は14日に市街地を奪還していた。

 一方、イラク農業省は18日、イスラム国が6月以降に北部の穀倉地帯から100万トン以上の小麦・大麦を奪い、シリアのラッカやデリゾールに運び去ったとの推計を明らかにした。イスラム国は食糧確保に加え、石油精製やインフラ復旧も自前で行うなど、実効支配の強化を図っている。

509チバQ:2014/11/25(火) 20:52:36
http://www.afpbb.com/articles/-/3032554
イスラエルは「ユダヤ人の祖国」、閣議で基本法案を承認
2014年11月24日 16:23 発信地:エルサレム/その他
【11月24日 AFP】イスラエル政府は23日の閣議で、同国を「ユダヤ人の祖国(ナショナルホームランド)」と定義し直す基本法案を承認した。基本法は独立宣言と並んでイスラエルの憲法として機能しているもので、民主主義を弱体化させると非難する声が上がっている。

 ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相率いる右派政党リクード(Likud)は、同党の国会議員の一人が起草者に名を連ねた同法案について、「内閣は本日、『ユダヤ人国家イスラエル』の基本法案を承認した」との声明を発表した。

 閣議は荒れ、14閣僚は賛成したが、ツィピ・リブニ(Tzipi Livni)法相が党首を務めるハトヌア(HaTnuah 運動)と、ヤイル・ラピド(Yair Lapid)財務相が党首を務めるイェシュアティド(Yesh Atid 未来がある)の中道2政党の6閣僚は反対した。

 この法案が可決されれば、基本法の中でイスラエルは「ユダヤ的かつ民主的国家」ではなく、「ユダヤ人の祖国(ナショナルホームランド)」と定義されることになる。

 イスラエル政府の最高法律顧問を含む反対派は、承認された法案はアラブ系イスラエル国民170万人に対する差別を制度化する恐れがある上、イスラエルの民主主義国家としての性格よりもユダヤ人国家としての面を強調しており反民主主義的だとしている。

 シンクタンク「イスラエル民主主義研究所(Israel Democracy Institute、IDI)」は、1948年の独立宣言はイスラエルをユダヤ人の国と規定するとともに全国民の平等を強調しているが、閣議で承認された法案からは後者が抜け落ちていると指摘した。

 これとは別にネタニヤフ首相は、アラブ人を対象に、本人や親族が暴動に加われば居住権や福祉受給権を剥奪する方針も発表した。(c)AFP/Steve Weizman

510チバQ:2014/11/25(火) 20:55:30
http://www.afpbb.com/articles/-/3032647
「女性は男性と平等ではない」、トルコ大統領の発言に非難殺到
2014年11月25日 19:58 発信地:イスタンブール/トルコ
【11月25日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は24日、イスタンブール(Istanbul)で開催された女性の権利に関する会議の席上で、女性と男性は平等ではないと主張し、同国のフェミニストたちは母親という概念を拒んでいると発言した。これに対し、あからさまな性差別だとして激しい非難の声が上がっている。

 敬虔(けいけん)なイスラム教徒である同大統領は、女性と男性の生物学的な違いは、同じ役割を果たすことができないことを意味していると述べ、女性の「繊細な気質」に肉体労働は向かないとも語った。

 このエルドアン大統領の発言は、ツイッター(Twitter)上で大論争を巻き起こした。ある有名な女性ニュースキャスターは、ニュース速報の間に発言を非難する異例の対応をとった。

 エルドアン大統領は会議で、娘のスメイエ(Sumeyye Erdogan)さんを含む出席者らに向かって「私たちの宗教(イスラム教)は、(社会における)女性の地位を母親と定義している」と述べた。

 同大統領はさらに「自然の法則に背くことになるため」、女性と男性を平等に扱うことはできないと続け、「男女の性格や習慣、体格は異なる。赤ん坊にお乳をあげている母親を、男性と平等の立場に置くことはできない」、「共産主義体制のように、男性と同じ仕事を女性にやらせることはできない。女性たちにシャベルを与え、仕事をしろとは言えない。それは女性の繊細な気質に反する」と語った。(c)AFP/Dilay GUNDOGAN

511チバQ:2014/11/26(水) 21:47:14
http://mainichi.jp/select/news/20141127k0000m030037000c.html

イラク:「搾取財産で…」フセイン元大統領孫の結婚式波紋
毎日新聞 2014年11月26日 19時27分(最終更新 11月26日 20時36分)


 ◇長女ラガドさんの娘バナンさん、ヨルダンの高級ホテルで
 【カイロ秋山信一】イラクの故サダム・フセイン元大統領の孫娘が24日、隣国ヨルダンの高級ホテルで豪華結婚式を挙げ、「フセイン政権時代に国民から搾取した財産を使っている」との批判を浴びている。調度品にフセイン政権時代のイラクの国章があしらわれていたことも反感を買ったようだ。

 結婚したのは、フセイン元大統領の長女ラガドさんの娘バナンさん。2003年のイラク戦争後に母と共にヨルダンに亡命した。結婚相手はイラク人男性との情報もあるが、詳細は明らかにされていない。

 ラガドさんが写真共有アプリ「インスタグラム」に結婚式の準備や祝賀パーティーの写真を投稿したところ、交流サイトを通じて拡散。イラクでは過激派組織「イスラム国」の侵攻で多数の死傷者や避難民が出ていることもあり、「イラク国民への当てつけだ」、「お金の使い道が他にあるはずだ」との批判の声が上がっている。

 ラガドさんは亡命時に巨額の資産を国外に持ち出したとされ、イラクの反政府運動を支援しているとの疑惑も持たれている。

512チバQ:2014/11/29(土) 03:41:01
http://www.sankei.com/world/news/141128/wor1411280037-n1.html
2014.11.28 20:28

アフガン大統領就任2カ月 首都の治安ますます悪化 閣僚いまも決まらず

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 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンの首都カブールで今月、要人や治安部隊を狙ったテロが相次ぎ、今年末の国際治安支援部隊(ISAF)撤収を控えて、治安悪化への不安が増している。ガニ大統領は、さきの大統領選で対立したアブドラ行政長官と挙国一致政権を発足させ、29日で2カ月になるが、内閣配分でアブドラ氏との合意が得られていない。閣僚は一人も任命されておらず、悪影響が懸念される。

 イスラム原理主義勢力タリバンは27日、英大使館車を自爆攻撃し、英国人大使館員1人を含む5人が死亡した。複数の大使館が集まる地域にある宿泊施設も自爆や銃撃で襲った。

 24、25日には道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発し、ISAFを主導する北大西洋条約機構(NATO)の兵士2人が死亡、アフガン兵6人が負傷した。9日と16日には、警察署長や閣僚有力候補の女性人権運動家が自爆テロ犯に襲われた。

 米メディアによれば、米軍はアフガン部隊の支援が主要任務となる来年も、空爆などタリバンとの対テロ戦を一部継続するとされる。ロイター通信は、9800人にまで減らすとしていた米兵の数について、数百人規模の増員が検討されていると伝えた。

 アフガン議会の上院は27日、米兵の駐留を可能にする安全保障協定を下院に続いて承認した。アフガン治安部隊は能力に不安を抱え、米軍が支援だけの役割に回ることは難しい状況にあるといえそうだ。

 閣僚任命では、挙国一致政権合意に基づき「権力の折半」を求めるアブドラ氏と、これを押し返そうとするガニ氏との間で調整が難航している。12月4日には、ロンドンで支援国による国際会議が開かれるが、主要閣僚が出席できるかどうかは不透明な情勢だ。一方で、ガニ氏は顧問や特使に元閣僚などを起用し、内閣発足以前に大統領主導の体制を固めつつある。

 アフガンの政治評論家、モハンマド・ユーナス・ファコル氏は、内閣が発足できないことに「ガニ氏とアブドラ氏に配分について明確な合意がなく、それぞれ挙国一致政権について独自の解釈をしていることが原因だ」と指摘し、「地方でNATO軍が撤収するなか、タリバンが首都への攻勢を強めている」として政治、経済、治安に影響を与えることを懸念している。

513チバQ:2014/11/30(日) 21:44:56
http://www.sankei.com/world/news/141129/wor1411290039-n1.html
2014.11.29 19:57

殺人罪などに問われたムバラク元大統領に「無罪」 旧体制への回帰鮮明

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テレビ放送されたムバラク元大統領の公判=29日、カイロ(AP)
 【カイロ=大内清】2011年の民衆デモで参加者の殺害を命じたとして、殺人罪などに問われたエジプト元大統領、ムバラク被告(86)の判決公判が29日、カイロの特別法廷で開かれ、特別法廷は殺人罪の起訴手続きに不備があったとして、公判を無効とする判断を下した。

 ムバラク氏が殺人罪では事実上の無罪となったことで、軍出身のシーシー現大統領の下で進む旧体制への回帰がいっそう鮮明となった。

 11年の政変を主導した若者中心の民主化グループやシーシー氏による昨年のクーデターで政権を追われたイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が反発を強め、抗議デモなどの混乱につながる可能性もある。

 判決では、ムバラク氏とともに殺人罪に問われていたアドリ元内相らには、無罪判決が言い渡された。ムバラク氏や息子2人らの汚職事件では、すでに時効が成立しているなどとして、無罪となった。

 高齢のムバラク氏が今後、政治の表舞台復帰を目指すかは不明だが、エジプトでは最近、旧ムバラク政権関係者が相次いで無罪判決を受けており、来年前半にも行われる議会選に向け、旧体制出身者の復権が進むとみられる。

 エジプトでは政変後の混乱が長期化していたが、今年6月に強権的な手法も辞さずに安定回復を訴えるシーシー政権が誕生。国民の間でも治安が安定していたムバラク旧政権期を再評価する声も高まっていた。

514チバQ:2014/11/30(日) 21:46:44
http://www.sankei.com/world/news/141130/wor1411300017-n1.html
2014.11.30 19:30

アフガンで相次ぐテロ カブール警察本部長辞任

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 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンの首都カブールで11月29日、宿泊施設が襲撃され、警察当局によると、国際援助団体を率いる南アフリカ人とその子供2人、アフガン人1人の計4人が死亡した。イスラム原理主義勢力タリバンが犯行を認めた。カブールでは今月、要人や治安部隊を狙ったテロが相次いでおり、ザヒル・カブール警察本部長は30日、治安悪化の責任を取って辞任した。

 ザヒル氏自身も9日にタリバンの自爆テロの標的になり、部下の首席補佐官1人が死亡していた。

 一方、ガニ大統領の報道官によると、ガニ氏とアブドラ行政長官は新閣僚について、すべて新任とすることや、女性を4人以上任命し、一部で専門家を起用することで合意した。

515チバQ:2014/12/01(月) 21:31:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014120100848
王家支持のスンニ派勝利=バーレーン総選挙


 【カイロ時事】ペルシャ湾の島国バーレーンで行われた総選挙(下院、定数40)で、イスラム教スンニ派のハリファ王家を支持するスンニ派勢力が過半数の21議席以上を獲得し、勝利を収めた。アラブ・メディアが1日報じた。(2014/12/01-21:04)

516名無しさん:2014/12/09(火) 21:40:04
http://www.sankei.com/world/news/141209/wor1412090039-n1.html
2014.12.9 20:56

イスラエル国会解散 3月に前倒し総選挙 右派優勢、和平交渉再開はさらに困難に

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 【シャンリウルファ(トルコ南部)=大内清】イスラエル国会(定数120、任期4年)は8日夜、ネタニヤフ首相が求めていた国会解散と前倒し総選挙の実施に向けた法案を可決した。選挙は来年3月17日に行われる。選挙ではネタニヤフ氏が率いるリクードを中心とした右派勢力が優勢とみられており、今年4月に頓挫したパレスチナとの和平交渉の再開はさらに困難となりそうだ。

 昨年3月に発足した現在の連立政権には、リクードや入植推進派の極右政党のほかに、パレスチナとの和平に積極的なハトヌアなど中道政党も参加。政権は当初から、和平交渉再開の障害となっている占領地・東エルサレムやヨルダン川西岸での入植政策などをめぐる対立を抱えていた。

 そうした中、ネタニヤフ氏は今月、予算編成や住宅関連の税制、イスラエルを「ユダヤ人国家」と規定する法案などをめぐり、ハトヌアのリブニ法相ら2閣僚を更迭。これによって連立政権内の亀裂が決定的となり、ネタニヤフ氏は2017年の任期満了まで2年以上を残した段階で異例の国会解散を決めた。

 現地メディアが伝えた情勢によると、現時点ではリクードや極右「わが家イスラエル」で作る会派が優勢で、リクード党首のネタニヤフ氏が通算4期目の首相に再任される可能性が高い。

 また、パレスチナとの「2国家共存」を目指す現行の枠組みを否定する極右「ユダヤの家」が議席数を伸ばして第2党になるとの予想もある。選挙後、これらの政党が中道勢力を排除した右派連合政権を形成すれば、パレスチナ側が反発を強めるのは必至で、和平交渉再開に向けた機運そのものが低下する恐れもある。

 一方、野党側は、経済や福祉政策などの面でどれだけ支持を拡大できるかが焦点となりそうだ。

517チバQ:2014/12/10(水) 21:50:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141210-00000035-jij_afp-int
イスラム国、「同性愛者」を屋上から落とし投石で殺害
AFP=時事 12月10日(水)16時28分配信

イスラム国、「同性愛者」を屋上から落とし投石で殺害
イラク・ラシャドに立てられたイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の旗(2014年9月11日撮影、資料写真)。
【AFP=時事】イラクとシリアで活動するイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は9日、同性愛者とされる男性を建物の屋上から落とした上で、投石により殺害する場面を写したとみられる写真を、インターネット上で公開した。

先月にも同性愛者とされる2人を殺害

 イスラム国は、写真に添えられた声明で「ウィラヤット・フラー(Wilayet al-Furat)のイスラム法廷は、同性愛行為におよんだ男について、街の最も高い場所から投げ落とし、さらに投石によって死刑に処すべきと決定した」と述べている。

「ウィラヤット・フラー」が指すのは、シリア・イラクの国境にまたがる地域で、シリア側からユーフラテス川(Euphrates)がイラクに流れ込んでいるアブカマル(Albu Kamal)─カイム(Al-Qaim)間の国境検問所付近が含まれる。

 写真の1枚は、同性愛者とされる男性1人が、イスラム国の戦闘員2人に建物から投げ落とされている場面で、場所はシリアとイラクのどちらとも特定されていない。次の写真には地面に倒れた男性が写っている。

 イスラム国は11月にもシリアで、同性愛者だとの理由で男性2人を投石により殺害している。【翻訳編集】 AFPBB News

518チバQ:2014/12/11(木) 07:37:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014121100066
中道2党、統一名簿作成へ=来年3月のイスラエル総選挙


 【エルサレム時事】イスラエルの中道左派・労働党(現有15議席)のヘルツォグ党首と、中道政党「ハトヌア」(同6議席)のリブニ党首は10日夜、2015年3月17日に予定されている国会選挙(定数120)に、候補者名簿を統一して臨むことを発表した。
 リブニ氏は共同記者会見で、「ヘルツォグ氏はイスラエルの次期首相になるべきだ」と強調。今度の選挙は「中道対極右」の戦いになるとの考えを示した。
 イスラエル紙イディオト・アハロノト(電子版)が8日に報じた世論調査では、両者が協力することにより、ネタニヤフ首相が率いる右派リクード(同18議席)を上回る議席獲得も期待できる。
 首相は2日、連立を組んでいた中道政党との対立が深化したことを受け、法相だったリブニ氏らを更迭し、前倒し総選挙を実施する方針を表明。イスラエル国会は8日夜、解散した。(2014/12/11-06:26)

519選挙:2014/12/11(木) 12:00:55
さよなら安倍政権 自民党議員100人落選キャンペーン
URL:http://ouen100.net/

520チバQ:2014/12/12(金) 20:31:10
http://mainichi.jp/select/news/20141213k0000m030060000c.html
イスラム国:モスル恐怖政治半年 新知事スパイ容疑処刑か
毎日新聞 2014年12月12日 20時11分(最終更新 12月12日 20時27分)
 【カイロ秋山信一】イラク北部の主要都市モスルがイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」に電撃制圧されてから半年が経過した。米軍主導の有志国連合の空爆支援を受けて、イラク軍やクルド人治安部隊が周辺で軍事作戦を続けており、住民らはイスラム国の恐怖支配の下で、再び戦火におびえる日々を過ごしている。一方、現地では携帯電話が遮断されるなど、イスラム国指導部は情報統制に神経をとがらせている。

 今月8日、住民の間を衝撃的な情報が駆け巡った。「知事が処刑された」。イスラム国はイラクとシリアの実効支配地域に独自の行政区画を設置。モスル一帯は「ニナワ州」と名付けられ、バグダディ指導者が任命した知事が統治していた。

 だが、11月中旬に前知事が有志国連合の空爆で死亡。12月上旬に新知事が任命されたばかりだったが、スパイ容疑をかけられて処刑されたという。真偽は不明だが、イスラム国指導層の内紛情報が流れるのは異例だ。

 複数の住民によると、前知事への空爆について、所在情報が内部から漏えいした疑惑が浮上していた。また、携帯電話の位置情報を有志国連合や政府軍につかませないため、イスラム国は11月27日に主要携帯電話会社のネットワークを切断すると住民に告知。インターネットもつながりにくくなっている。

 イスラム国は6月以降、シャリア(イスラム法)に基づく統治を標ぼうし裁判、行政、教育などの制度を変え判事、弁護士、公務員らは失職した。

 偶像崇拝につながりかねない芸術や、イスラム国の解釈と相いれない歴史・地理の授業もなくなった。子供たちはイスラム国が管理する学校に通うしかないが、中央政府はイスラム国支配地域での履修実績を無効にする姿勢だ。

 一方、医師や建設業者、技師など住民サービスに必要な人材には「逃亡すれば財産を没収する」と脅し、つなぎ留めを図っている。実際にイスラム国が敵視するシーア派住民の財産は没収された。イスラム国侵攻時に多くは避難したが、脅迫を受け、モスルに戻った人もいる。

 シリアやトルコからの輸送路が確保されており、食料は侵攻以前と同様に手に入る。中央政府の公務員は失職状態だが、送金業者を介した給料の受け取りは認められているという。ただ、水道の不通、麻酔薬の在庫切れなど問題は続出。耐乏生活が住民をじわじわと追い詰めている。

 政府軍やシーア派民兵、クルド人部隊はモスル・ダムや北部バイジなどを奪還。モスル進攻を計画している。住民にはイスラム国からの解放を望む気持ちと、シーア派民兵やクルド人部隊から「イスラム国の協力者」というレッテルを貼られ、弾圧されるのを恐れる気持ちが交錯している。

521とはずがたり:2014/12/19(金) 11:37:49

「イスラム国」副官死亡=米軍主導のイラク空爆で
http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/jiji-2014121900109/1.htm
2014年12月19日(金)7時30分配信 時事通信

 【ワシントン時事】米国防総省のカービー報道官は18日、米軍主導のイラクでの空爆により、過激組織「イスラム国」の複数の幹部が死亡したと発表した。氏名は明らかにしていないが、米メディアによれば、指導者のバグダディ容疑者の副官で組織ナンバー2とされるハジ・ムタズ(別名アブムスリム・トルクマニ)氏ら3人という。
 イスラム国は死亡した幹部の後任に適した人材を多く抱え、致命的打撃にはならないとみられるが、来年からイスラム国に対し、本格的攻勢に出る構えのイラク政府軍には追い風になりそうだ。
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)によれば、イラク北部モスルの「知事」を自称する幹部が11月下旬、空爆により死亡。さらに今月3〜9日の間に、ムタズ氏とイラクでの軍事作戦を統括するアブド・バシト氏の2人を殺害した。

522とはずがたり:2014/12/19(金) 19:12:19
ボコ・ハラム襲撃で32人死亡…軍は士気低下?
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20141218-567-OYT1T50130.html
読売新聞2014年12月19日(金)00:52

 【ヨハネスブルク=上杉洋司】AFP通信は18日、ナイジェリア東北部ボルノ州の村グムシリがイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」に襲われ、少なくとも32人が死亡したと伝えた。

 襲撃があったのは14日で、複数の地元政府関係者によると、多数が行方不明となっており、185人以上の女性と子供が拉致された可能性があるという。

 ボコ・ハラムによって携帯電話の基地局や主要な道路の多くが破壊されているため、情報が伝わるまで時間がかかったようだ。村から約70キロ・メートル北にある州都マイドゥグリなどに村人が多数逃げてきたことから、攻撃が明らかになった。

 ボルノ州では今年4月、学校がボコ・ハラムに襲撃され、女子生徒200人以上が拉致された。同州などナイジェリア東北部では、ボコ・ハラムが食料や家畜を略奪し、女性を拉致する事件が頻発。ナイジェリア軍は、ボコ・ハラムの掃討作戦を展開しているが、地元住民らからは、「軍は住民を守ってくれない」と不満が高まっている。

 一方、同通信などによると、ナイジェリアの軍事裁判所は17日、ボコ・ハラム掃討作戦への参加を拒むなど命令に違反したとして、兵士54人に死刑判決を下した。ナイジェリア軍は、軍需物資の不足や給与の未払いなどで、兵士の士気の低下が著しいとの指摘が出ている。

523とはずがたり:2014/12/19(金) 19:17:19
野党大統領候補にブハリ氏=元軍政トップ、現職と一騎打ち―ナイジェリア
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-141212X321.html
時事通信2014年12月12日(金)05:44

 【ロンドン時事】ナイジェリアからの報道によると、最大野党・全進歩会議(APC)は11日の党大会で、ブハリ元最高軍事評議会議長を大統領候補に選出した。来年2月の大統領選挙は、与党・国民民主党(PDP)のジョナサン大統領との事実上の一騎打ちとなる見通し。

 ブハリ氏は1983年のクーデターで軍政トップの座に就いたが、2年後に失脚。99年の民政移管後、3度の大統領選すべてに出馬し、いずれも落選した。

 ナイジェリアはアフリカ最大の産油国で、国家歳入の大半を原油収入に頼るが、折からの原油価格下落への対応は待ったなしの状況だ。北東部ではイスラム過激組織「ボコ・ハラム」がテロを繰り返し、汚職もまん延する。

524チバQ:2014/12/21(日) 19:23:37
http://www.sankei.com/world/news/141221/wor1412210001-n1.html
2014.12.21 18:00
【国際情勢分析】
危険度増すアフガン 首都でテロが激化

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11月27日、カブールで自爆テロを受けた英国大使館の車両の残骸。5人が死亡、30人余りが負傷した(ロイター)
 アフガニスタンの首都カブールで外国人や要人、治安部隊を標的にしたテロが11月以降、相次いでいる。米支援組織の所長家族3人や、英国人の大使館員らがイスラム武装勢力タリバンの襲撃で殺害され、カブールの警察本部長が更迭される事態に発展した。9月に発足したガニ新政権は、国際治安支援部隊(ISAF)撤収を控え、治安対策で、難しいかじ取りを迫られている。

米支援組織などが標的に

 米カリフォルニア州を拠点とする支援組織「教育開発協力(PAD)」の施設がタリバンのメンバー3人に襲われたのは11月29日のことだった。1人は警官の制服を着ていた。自爆や銃撃で攻撃され、事務所長の南アフリカ人男性(46)のほか事務所長の息子(17)と娘(15)、アフガン人2人が犠牲になった。

 AP通信などによると、親子は医師の母親とともにカブールに居住し、母親は別の職場にいて無事だった。PADは2002年以来、アフガンで活動しており、男性は3年前から事務所長を務めていた。学校へトイレを供給し、英語教育を提供するなどの活動をしてきたが、事件を受け、PADは事務所をいったん閉鎖した。母親は事件後も、医師としての活動を継続しているという。タリバンは、PADがキリスト教の布教の拠点になっていたため、標的にしたと説明している。

 カブールでは11月、タリバンによるテロが続発している。27日には、英大使館車が自動車爆弾を使った自爆テロに遭い、英国人館員1人とアフガン人通訳1人、別のアフガン人3人の計5人が死亡、30人余りが負傷した。大使館の多目的車は爆発で40メートルほど吹き飛ばされ、屋根や扉がなくなるほどの衝撃を受けた。当時、現場付近にいた商店主のハビブラさん(34)は、産経新聞通信員の取材に「爆発はまるで地震のようだった。一帯が衝撃で揺れた」と当時の様子を証言した。

警察本部長は更迭

 このほか、24、25日には道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発し、ISAFを主導する北大西洋条約機構(NATO)の兵士2人が死亡、アフガン兵6人が負傷した。9日と16日には、カブールのザヒル警察本部長や閣僚有力候補の女性人権運動家が自爆テロ犯に襲われた。2人は無事だったが、本部長の部下の首席補佐官が死亡している。

 ザヒル氏は一連のテロの責任を取り、「これ以上は続けられない」(カブール警察報道官)として30日に本部長の辞任を申し出て、その後、更迭された。

 タリバンは一連のテロについて、12月4日のロンドン支援国会合を前にした攻勢だとしている。比較的警備が厳重な首都でテロが可能になっていることについて、アフガンの政治評論家、モハンマド・ユーナス・ファコル氏は産経新聞の取材に、「地方で0001NATO0001軍が撤収するなか、タリバンが首都への攻勢を強めている」と分析する。

525チバQ:2014/12/21(日) 19:23:52
 ロイター通信によれば、南部ヘルマンド州では最近、I0001SAFの縮小に伴い英米軍が撤収し、アフガン治安部隊が使用している基地がタリバンに襲撃され、奪われそうになる事件も発生した。

イラクの二の舞いを警戒

 AP通信によると、アシュラフ・ガニ大統領(65)は治安悪化の事態を重く見て、タリバンの勢力が強い南部ヘルマンド州、東部ガズニ州、ナンガルハル州に加え、北部クンドゥズ州などで文民や軍幹部の更迭に着手した。フランツ=ミカエル・メルビン駐アフガン欧州連合(EU)特使(56)は、「ガニ大統領は、軍内部の改革の必要性を感じている」としている。

 I0001SAF撤収後の来年以降、米国は9800人に規模を縮小し、NATO全体で外国部隊の駐留規模は約1万2000人程度になる見通しだが、米国はアフガンが部隊撤退後にイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の増長を許したイラクの二の舞いになることを強く警戒している。

 このため、米メディアによれば、来年以降、当初予定していたアフガン治安部隊の支援中心の任務に加え、空爆などタリバン掃討作戦を継続する方針だ。ロイター通信は、駐留規模が予定されていた9800人よりも数百人増えると報じている。

 バラク・オバマ米大統領(53)は2016年末までの米軍完全撤退を表明しているが、それまでには、紆余(うよ)曲折があるかもしれない。(ニューデリー支局 岩田智雄)

526チバQ:2014/12/23(火) 13:13:42
http://www.sankei.com/world/news/141223/wor1412230015-n1.html
2014.12.23 05:15

EU、トルコ政権対立のイスラム系言論機関摘発を批判 強権発動 エルドアン大統領「余計なお世話だ」

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 【カイロ=大内清】トルコ警察が国内最大のイスラム団体、「ギュレン運動」系のメディア幹部ら20人以上を逮捕したことをめぐり、同国のエルドアン政権と人権尊重を求める欧州連合(EU)が批判合戦を展開している。エルドアン大統領が強権色を強めていることで、トルコが将来的に加盟を目指すEUとの溝が深まった形だが、政権側は22日、ギュレン運動指導者の逮捕状を取り、さらに圧迫を強める構えだ。

 警察当局は14日、ギュレン系有力紙ザマンのドゥマンリ編集長らジャーナリストや、ギュレンの信奉者とされる警官らを一斉逮捕。編集長は釈放されたが、当局側は「非合法グループを組織し国家主権奪取を図った」などとしている。

 EUのモゲリーニ外交安全保障上級代表は同日の声明で、捜査手法が「欧州の価値観に反している」と、言論機関を標的とするエルドアン政権の対応を批判。これに対しエルドアン氏は、「国家の安全に関わる問題にEUは介入するべきではない。余計なお世話だ」と反撃した。

 ギュレン運動は、米国で事実上の亡命生活を送るイスラム教指導者、フェトフッラー・ギュレン師を奉じる人々のネットワークで、トルコ内外で教育や慈善活動を展開。地方の優秀な学生に奨学金を出し、政府や司法機関、メディアに送り込んでいるとされる。

 エルドアン氏が創設したイスラム系与党、公正発展党(AKP)とは協力関係にあったものの、昨年には対立が表面化し、現在は激しく敵対している。

 逮捕状が発行されたとはいえ、米国がギュレン師を引き渡すとは考えにくい。

 ただ、今年夏の選挙で首相から大統領に就任したエルドアン氏は、AKPが議会の多数派を握っていることもあって政治基盤は安定しており、来年予定される総選挙ではさらなる権力基盤強化を狙っている。

 このため、たとえ強権手法が批判を招いても、選挙戦で障害となりかねないギュレン側への締め付けを強めるものとみられており、逮捕状取得はその意思の表れといえそうだ。

527チバQ:2014/12/23(火) 18:45:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141223-00000017-jij_afp-int
性奴隷の運命恐れ自殺… イスラム国被害者の惨状、人権団体が報告
AFP=時事 12月23日(火)11時55分配信

性奴隷の運命恐れ自殺… イスラム国被害者の惨状、人権団体が報告
イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の侵攻を逃れるため、イラク北部から隣国シリアへ向かう少数派ヤジディー教徒の人々(2014年8月13日撮影)。
【AFP=時事】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は23日、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」により性奴隷にされたイラクの少数派ヤジディー(Yazidi)教徒の女性や少女たちが自殺したり、自殺未遂したりする事例が発生していると発表した。

イスラム国、ヤジディー教徒の女性たちを奴隷化と自賛

 今年6月からイラクの広範囲の領土を掌握しているイスラム国は、隣国シリアとの国境をまたぐ地域でのカリフ制国家の樹立を宣言し、両国で残虐行為を繰り返している。

 アムネスティによると、イスラム国によってイラク北部のヤジディー教徒やその他の少数民族が標的にされた結果、民族浄化や一般市民の殺害、奴隷化が行われた。捕らわれた人の一部は、奴隷となることを死よりも過酷な運命とみなしている。

 アムネスティの危機対応上級アドバイザー、ドナテラ・ロベラ(Donatella Rovera)氏は声明で、「性奴隷として捕えられている人の多くは子どもで、14〜15歳か、さらに若い少女たちだ」としている。

 アムネスティによると、加害者の多くはイスラム国の戦闘員だが、同組織の支持者らも含まれている可能性があるという。

 アムネスティは、被害者の一人であるジランさん(19)の事例を挙げている。兄弟によると、ジランさんは性的暴行を加えられることを恐れて自殺したという。

 ジランさんと共に拘束された後に脱出したある少女も、これを裏付ける証言をしている。「ある日、私たちはダンスの衣装のような服を与えられ、入浴してからそれを着るように言われた。ジランは浴室で自殺した」「彼女は両手首を切り、首をつった。彼女はとても美しかった。男に連れていかれることがわかっていたから、自ら命を絶ったんだと思う」

 別の元人質の女性、ワファさん(27)はアムネスティに対し、強制的な結婚から逃れるために姉妹と共に自殺を図ったが、止められたと語っている。「私たちは、お互いの首の周りにスカーフを巻き付け、思い切り強く引っ張った。私は気を失った。その後、数日間は話すことができなかった」

 アムネスティはまた、家族と共に拉致され、自分の倍の年齢の男から性的暴行を受けたランダさん(16)の話も取り上げている。ランダさんは、「彼らが私や家族にしたことは、本当に痛ましいものだった」と語っている。【翻訳編集】 AFPBB News

528とはずがたり:2014/12/25(木) 19:20:34
教室で女性教師をイスに縛り火つける…武装集団
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141218-OYT1T50027.html?from=yrank_ycont
2014年12月18日 09時16分

 【ニューデリー=石田浩之】パキスタン北西部ペシャワルで16日に起きた7人組の武装集団による学校襲撃事件で、パキスタン軍の発表や地元メディア、生き残った生徒たちの証言などから、武装集団の残忍な犯行が明らかになってきた。

 襲撃が始まったのは16日午前10時頃。学校の裏手での車の爆発が合図だった。爆発で、警備員の注意をそらした後、武装集団は学校に隣接する墓地から壁を乗り越えて次々に校内に侵入した。

 「国境警備隊」の制服姿でカムフラージュしていた武装集団は、「神は偉大なり」と叫び、発砲しながら教室や講堂に向けて廊下を移動。応急処置の講義などのために約400人が集まっていた講堂に入ると、至近距離から次々と生徒を撃った。

 武装集団の1人が「ベンチの下にたくさん隠れているぞ」と叫ぶと、ベンチの下を乱射して回ったという。

 教室を襲った武装集団の1人は、女性教師をイスに縛り付けて火をつけた。その後、生徒たちに向けて銃を乱射した。

 軍の部隊が現場に到着したのは事件発生から約15分後。午後4時までに、武装集団を四つの建物に追い込んだ。銃撃戦の末、数時間後に7人全員が死亡したという。

2014年12月18日 09時16分

529とはずがたり:2014/12/25(木) 19:32:18
拡大し続けないと巧く行かない体制になっているとすると案外脆いのかも。。

「イスラム国」逃亡の戦闘員100人を処刑か
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141221-OYT1T50075.html
2014年12月21日 21時17分

 【ロンドン=柳沢亨之】20日付英紙フィナンシャル・タイムズは、シリアの反体制筋の話として、イスラム過激派組織「イスラム国」拠点のシリア北部ラッカから逃亡を図った外国人戦闘員100人が処刑されたと報じた。

 支配地域の拡大が止まり、組織の士気が低下している可能性があるという。

 同紙はまた、ラッカの複数のイスラム国要員の話として、イスラム国が、任務の報告を怠る戦闘員を取り締まる憲兵隊を創設したと伝えた。戦闘員向けの規則をまとめた文書も発行され、同文書は、受領後48時間以内に出頭しない戦闘員を罰すると通告。既に400人が拘束されたという。

 イスラム国はイスラム教スンニ派の組織で、イラクやシリアのスンニ派居住域に勢力を広げたが、最近は、米軍などの支援を受けた地元勢力の反攻で、一進一退の攻防が続いている。

2014年12月21日 21時17分

530チバQ:2014/12/27(土) 22:26:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014122700136
中東アフリカ、長期政権なお主流=オマーン44年イラン33年−独裁崩壊、副作用も

写真上から、オマーンのカブース国王(2011年10月、マスカット)、カメルーンのビヤ大統領(4月3日、ブリュッセル)、ジンバブエのムガベ大統領(右、2013年8月、ハラレ)、イランの最高指導者ハメネイ師(11月25日、テヘラン)(AFP=時事)
 【カイロ時事】2011年に独裁政権が崩壊した北アフリカのチュニジアで21日、建国後初の本格的な自由選挙による大統領選の決選投票が行われ、カイドセブシ元首相が勝利、民主化定着に向け、大きな一歩を踏み出した。しかし、中東アフリカ諸国では強権的な長期政権がなお主流だ。その「一歩」は決して容易ではない。
 ◇筆頭はカブース国王
 長期政権を握る指導者の筆頭は、アラビア半島にあるオマーンのカブース国王(74)。1970年7月に宮廷クーデターで父親を追放して即位して以降、絶対的な権力を手中にし、実に44年にわたって国家統治を担う。
 これに続くのが、カメルーンのビヤ大統領(81)。首相時代も含め、39年間首脳を務める。このほか30年以上首脳の地位にあるのは、ジンバブエのムガベ大統領(90)(34年=首相時代含む=)、イランの最高指導者ハメネイ師(75)(33年=大統領時代含む=)らで、いずれも中東アフリカ地域の指導者だ。
 ◇四つの理由
 アルアハラム政治戦略研究所(エジプト)のアティア・エサウィ研究員は、強権的な長期政権が続く主な理由として、(1)国民が権力を恐れ、権利要求を自粛する警察国家体質(2)食料や教育の欠如で国民に民主化を求める余裕がなくなる貧困状態(3)選挙を実施しても公平性が担保されない汚職まん延(4)国益のために政権を支える欧米など域外諸国の存在−を挙げる。
 一方で、11年にカダフィ政権が崩壊したリビアでは、独裁体制が倒れた後、国家が内戦状態に陥り収拾がつかなくなった。結果的に国民生活の水準が低下するようなケースも存在する。
 オマーンなどペルシャ湾岸諸国では、王家による安定した統治が続いている。エサウィ研究員は、石油や天然ガスの産出を背景に「国民が経済的な恩恵を受けている」と指摘。さらに「部族社会が色濃く残り、仮に民主化すれば抗争が激化して政治が不安定化する」と副作用を警告し、当面は現状維持が望ましいと考えている。
 ◇ブルキナファソに注目
 今後、民主的な政権移行の成否が注目されるのが西アフリカのブルキナファソだ。民主化が困難とされるアフリカ最貧国の一つだが、27年間政権の座にあったコンパオレ大統領(63)が11月、民衆蜂起で失脚に追い込まれた。
 権力を継承した軍将校は政党、宗教、民族の各指導者との対話により、15年11月に総選挙を実施、民政復帰させることを確認した。ブルキナファソで軍が約束通り権力を手放せば、今後の中東アフリカ地域での政権移行のモデルケースの一つになり得ると期待されている。(2014/12/27-16:33)

531チバQ:2014/12/28(日) 13:42:15
http://mainichi.jp/select/news/20141228k0000m030107000c.html
ガザ:届かぬ資材、遠い復興…停戦4カ月
毎日新聞 2014年12月28日 00時13分(最終更新 12月28日 00時36分)
 今年夏に50日間続いたイスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘の一時停戦から、26日で4カ月が過ぎた。イスラエルの爆撃で自宅を壊され、今も国連の学校で避難生活を送る市民は1万9000人にのぼる。建設資材が搬入されず、市民はがれきの山から鋼材などを収集、家屋再建に役立てようと懸命だ。【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)で大治朋子】

 ◇あふれる避難民

 世界がクリスマスを祝った25日、ガザでは暖房のない冷たい教室で避難生活を続ける人々がいた。「家を建てるお金はない。ここで暮らす以外、生きる道はありません」。ラビラ・アルバラウイさん(52)が障害で感覚を失った左足をさすりながら言った。夫は他界し、7人の子供とガザ市北部にある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)運営のアブアシ小・中学校で暮らす。

 戦闘が始まった7月初旬、自宅を空爆され同校に駆け込んだが、避難民でいっぱいだった。敷地の一角に幕を張って暮らしていたが、冬季に入り雨も増え、同校職員のはからいで先月、教室に移った。四女ヘンドさん(18)は「家が恋しい。ここから出たい」とつぶやいた。

 同校で暮らす避難民は1000人以上。戦闘前から教室不足で午前と午後に授業を行うシフト制を取ってきた。停戦後は避難民を教室に収容したため、1日3交代に変え、45分の授業時間を30分に短縮。同校の校長は「学習に大きな障害をもたらしていることは否めない」と話す。

 UNRWAのサミ・マシャシャ広報担当によると、ガザ全体では約9万6000人が今も避難生活を送り、うち約1万9000人がUNRWAの約18の施設で暮らしている。

 イスラエルとの境界に近い東部シュジャイヤ地区では、破壊された家屋が放置されていた。その一角で若者たちが掘削用の重機を使い、がれきを砕いたり、鋼材を取り出したりしていた。

 「こうすれば鋼材はまた使えるんだ」。ハンマド・シンバリさん(24)はそう言って汗をぬぐった。仲間と2人で曲がった鋼材の両端を持ち、「ガザで発明された特殊工具」にはさんで少しずつまっすぐに伸ばしていく。がれきも細かく砕いて売れば「元の建物価値の10分の1ぐらいは回収できる」という。

 イスラエルは「テロ対策」として2007年からガザを封鎖。停戦後も、家屋再建に必要な資材を「攻撃用トンネルの建設に使う」として搬入規制している。「ガザでは、手元にある資源をいかにリサイクルするか、その知恵が大事なんだ」。シンバリさんがほほ笑んだ。

 米国の仲介で昨年夏に再開したイスラエルとパレスチナの和平交渉は、今年春に頓挫。隣国エジプトもガザには強硬姿勢で臨み、困窮を深めたハマスは今年夏、イスラエルと戦闘を繰り広げた。双方の死者が2200人以上と過去最悪規模になり、8月末に一時停戦したが、和平交渉は中断したままだ。24日には停戦後初の本格的な交戦が起き、再び緊張が高まりつつある。

532chibaQ:2014/12/30(火) 12:38:07
http://mainichi.jp/select/news/20141229k0000e030147000c.html

トルコ大統領:就任4カ月 権限拡大、陰の支配を構築か

毎日新聞 2014年12月29日 11時30分(最終更新 12月29日 11時50分)


 【エルサレム大治朋子】トルコのエルドアン大統領は28日、就任から4カ月を迎えた。トルコでは本来、大統領は象徴的存在だが、エルドアン氏の就任後、大統領府の財政や権限はかつてない規模に拡大。内外メディアは、自ら指名した首相を「かいらい」とする「陰の支配の構築」とも伝えている。対立する国内イスラム穏健派や世俗派、メディアへの抑圧も強まっている。

 ◇予算は倍増

 「首相専用機といわれていたものに大統領が乗り、首相官邸のはずのところに大統領が住んでいる。誰が誰の予算を使用しているのか」。11月初旬、議会で野党議員が財務相を追及した。

 エルドアン氏は2003年から14年までの11年余り、首相を務めた。専用機の購入(220億円)も、部屋数1000室といわれる大統領府「ホワイトパレス」建設(800億円余り)も、エルドアン氏が首相時代に首相府予算で進めたもので、自らの大統領転身を見越して用意したとの批判が出ている。

 10月に公表された15年大統領府の予算は前年比97%増を記録。管理職の職員を大幅に増やしたことによる人件費の倍増や物品購入費の急増が要因という。

 ◇進むイスラム化

 エルドアン氏率いる与党、公正発展党(AKP)は02年以降、単独政権を維持。イスラム的な価値観を重視しつつ市場主義、世俗主義とも折り合いをつける「中東民主化のお手本」と評価された。

 だが昨年、アルコール類の販売規制を始めるなど次第にイスラム色を強め、反発したイスラム穏健派や世俗派らが同年春、各地で大規模なデモを展開。エルドアン氏は、米国在住のイスラム教穏健派指導者フェトフッラー・ギュレン師による「政権転覆のたくらみ」と非難した。同師とは11年ごろまでは共に軍部の弱体化を図るなど協力関係にあったが、師の影響力拡大を警戒し、支持者らの弾圧を開始。反発した同師派の治安当局担当者は昨年12月、エルドアン氏自身も含む大規模な政界汚職事件に着手したが失敗した。政権側は今月中旬、これに報復するようにギュレン師派とされるトルコ最大紙ザマンの編集長ら約30人を「反政府的行為」を理由に逮捕。師の逮捕状も取り、国際刑事警察機構(ICPO)への手配申請を準備するなど全面戦争の様相を呈している。

 ◇国際社会への影響力低下も

 外交政策では、米欧がエルドアン氏の「内向き思考」に不満を募らせている。国境に近いシリア北部の町アインアルアラブ(クルド名コバニ)では、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」が勢力を拡大。米欧は軍事協力を求めているが、エルドアン氏は10月、「我々に期待すべきではない」と不快感を示した。イスラム国が弱体化すれば、敵対関係にあるシリアのクルド系武装勢力が勢いを増し、トルコ内のクルド人反政府勢力と共闘する可能性があると警戒している。

 だが、こうした対応が「国際社会での地位低下を促している」との批判も強い。10月に国連で行われた非常任理事国選挙では、予想外の敗北となった。6年前の選挙では選出されていただけに「イスラム国問題への消極姿勢が影響した」との指摘もある。

533とはずがたり:2014/12/31(水) 19:05:56
リドリー・スコット監督の『エクソダス:神と王』、歴史的に誤りがあるという理由で、エジプトで公開禁止へ
http://news.goo.ne.jp/article/cinematoday/entertainment/cinematoday-N0069467.html
シネマトゥデイ2014年12月31日(水)13:51

 リドリー・スコット監督、旧約聖書の出エジプト記を題材にしたクリスチャン・ベイル主演作『エクソダス:神と王』が、エジプトで公開禁止になったとVarietyが報じた。

 ベイル演じるモーゼが、エジプト王ラムセスと反目し合い、ヘブライ人をエジプトから脱出させ、約束の地に導いていく様を描いた本作の公開を、エジプトの映倫は、「歴史上の事実に異なる内容が含まれている」として禁止とした。その歴史的誤りとは、映画の中ではユダヤ人がピラミッドを建てたことになっていたり、海が真っ二つに切り開かれたのは、モーゼの奇跡によってではなく、地震が起こったため、と描かれている点であるとのことだ。

 エジプトの文化省の長官であるガバー・アスフォー氏は、「ユダヤ人奴隷が大スフィンクスやピラミッドを作ったことになっているのは、歴史上間違っている。なぜならそれらの建設は紀元前2540年ほどで、ユダヤ教の父とされるアブラハムが現れる500年以上も前の出来事だからだ」とコメント。さらに、「これは、シオニズムの考え方で、歴史上の誤りを含んでいるため、われわれは公開を禁止にした」と語っている。

 結局、エジプトでは、12月24日に予定されていた公開初日の1週間前になって、公開禁止になった。今年始めには、預言者を描いたことが、イスラム教に反するとして、映画『ノア 約束の舟』がエジプトで公開禁止となっている。また、モロッコでも、エジプトと同様の理由で、『エクソダス:神と王』が公開禁止となった。(鯨岡孝子)

534チバQ:2015/01/04(日) 05:33:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2015010200066
存在感失うイスラム穏健派=中東混迷に拍車



公判に出廷したモルシ前エジプト大統領(左)ら=2014年12月、カイロ(AFP=時事)
 【カイロ時事】2014年の中東では、イラクとシリアで活動する過激組織「イスラム国」が勢力を伸長させる一方、エジプトでイスラム組織ムスリム同胞団の弱体化が進むなど比較的穏健なイスラム勢力の存在感喪失が顕著だった。穏健派の退潮は、結果的に中東地域全体の混迷拡大をもたらしている。
 ◇弾圧で過激化の恐れ
 中東世界におけるイスラム勢力の代表的存在だったムスリム同胞団。本拠地のエジプトでは、ムバラク独裁政権崩壊を受けた12年の大統領選で同胞団出身のモルシ氏が勝利し、民主的な手続きで国家のイスラム化を目指す組織の代表格として注目を集めた。しかし、13年の政変で政治的に敗北。同胞団は軍出身のシシ大統領に抵抗する「テロ組織」と見なされ、厳しい弾圧下にある。
 イスラム勢力の動向に詳しいエジプトのアナリスト、アフメド・バン氏は「民主主義の道が閉ざされたと考えるイスラム主義者の一部が、暴力に向かっている」と指摘。同胞団弾圧が、結果的にイスラム国など過激派に力を与えることになりかねないと強い懸念を示す。
 ◇国内分裂、社会荒廃も
 エジプト以外でも、14年のチュニジア議会選で世俗派に敗れた政党アンナハダ(再生)や、部族間抗争が続くイエメンで埋没する政党イスラーハ(改革)など、11年の民主化要求運動「アラブの春」で台頭した政治勢力が逆風にさらされている。15年も退潮は続きそうだ。(2015/01/02-14:36)

535チバQ:2015/01/04(日) 06:02:56
http://www.afpbb.com/articles/-/3035515
大統領公邸前で警官襲撃、男を拘束 トルコ
2015年01月02日 09:57 発信地:イスタンブール/トルコ
大統領公邸前で警官襲撃、男を拘束 トルコ 写真拡大 ×トルコ・イスタンブールのドルマバフチェ宮殿(2004年3月31日撮影、資料写真)。(c)AFP/MUSTAFA OZER 【メディア・報道関係・法人の方】写真購入のお問合せはこちら
【1月2日 AFP】トルコ警察は1日、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領のイスタンブール(Istanbul)の公邸近くで、手投げ弾と旧式の銃で武装した「テロリスト」とみられる男を拘束したと発表した。

 イスタンブール警察のセラミ・アルティノク(Selami Altinok)警察長は現場の報道陣に対し「テロ組織の構成員」とみられる男が「攻撃」を仕掛け、イスタンブールの大統領公邸が入っているドルマバフチェ宮殿(Dolmabahce Palace)前を警備していた警官が標的にされたと発表した。

 警察長によると「男が当番中の警官にめがけて投げた2個の手投げ弾は爆発しなかった。男は速やかに取り押さえられた」と述べた。死傷者はいなかったという。またエルドアン大統領個人が狙われた可能性については否定した。地元メディアによれば事件当時、エルドアン大統領は宮殿に隣接する公邸にはいなかった。

 警察は容疑者の身元を公表しておらず、攻撃の動機も明らかになっていない。男は手投げ弾の他に「非常に旧式の」機関銃1丁と拳銃1丁を携行していたという。

 2003年から昨年まで首相を務めたエルドアン氏は、自らの側近や出身母体のイスラム主義政党が関与したとされる大規模な汚職スキャンダルの数か月後に行われた8月の選挙を経て、今度は大統領に就任。反エルドアン派は、同氏がトルコを独裁支配しようとしていると批判している。(c)AFP

536チバQ:2015/01/05(月) 21:54:17
http://mainichi.jp/select/news/20150105k0000e030103000c.html
トルコ:保健相「女性は育児に専念を」…発言に批判噴出
毎日新聞 2015年01月05日 10時37分(最終更新 01月05日 12時02分)

 トルコからの報道によると、同国のミュエジンオール保健相が4日までに「母親は、他のいかなる仕事も母親であること以上に優先させるべきではない」と発言、女性は育児に専念すべきだとの考えを示し、インターネット上などで批判が噴出している。

 保健相は1日、新年に生まれた赤ちゃんを祝福するため西部イスタンブールの病院を訪問。母親らに、子育ては母乳の方がいいなどとも述べた。

 これに対し、ネットには「母親であることは『仕事』ではない」「自分の人生は自分で決める」といった反論が相次いで書き込まれた。(共同)

537チバQ:2015/01/06(火) 20:01:25
http://mainichi.jp/select/news/20150107k0000m030062000c.html
レバノン:シリア人の入国審査強化…難民流入に苦慮
毎日新聞 2015年01月06日 19時54分

 【カイロ秋山信一】レバノン政府は5日、従来は自由に国境を往来していたシリア人に対し、査証の取得を義務化した。内戦下のシリアから100万人以上の難民が押し寄せ、保護が困難になっているうえ、イスラム過激派が越境する事件が頻発したため、入国審査の強化に踏み切った。
 レバノンが難民の受け入れを事実上規制する方針に転じたことで、トルコやヨルダンに向かう難民が増える可能性がある。ただ、各国とも教育や医療などの財政負担が重荷になっており、国際社会の支援強化を求める声が強まっている。

 レバノン紙デーリー・スター(電子版)によると、シリア人は5日以降、レバノン入国時に旅行や商用、留学などの査証取得が義務付けられる。レバノン滞在の目的や場所、期間も明示する必要がある。難民についても、人道上の必要性を厳密に審査した上で受け入れの可否を判断する。

 レバノン政府は既に入国した難民について新たな手続きは必要ないと説明しているが、国境を往来しながら生活する出稼ぎ労働者らには影響が出そうだ。

 国連によると、レバノンには2011年以降、約115万人のシリア難民が避難した。さらに、約50万人が出稼ぎなどで滞在しており、シリア人は総人口の20%以上を占めている。

 シリアとレバノンは歴史的に一体感が強い。20世紀前半のフランス統治下でキリスト教徒が多いレバノンが切り離され、別々の国として独立したが、政治や経済の結びつきは今も強固だ。

538チバQ:2015/01/07(水) 18:31:18
えーーー!1月3日に近くに居ました
http://mainichi.jp/select/news/20150107k0000e030159000c.html
トルコ:警察署内で女が自爆、警官1人死亡
毎日新聞 2015年01月07日 09時44分(最終更新 01月07日 12時12分)
【エルサレム大治朋子】トルコ最大の都市イスタンブールの警察署内で6日、女が自爆し、近くにいた警官1人が死亡した。現場は「ブルーモスク」の通称で知られるスルタンアフメット・モスク(イスラム礼拝堂)などがある旧市街の観光地で、警察は事件後、付近を封鎖した。

 ロイター通信によると、現場は3階建ての警察署で、女は署内に入り、英語で「財布をなくした」と言った後、自爆したという。女の国籍や身元は不明。犯行声明は6日夜現在、確認されていない。

 イスタンブールでは1日にも男が首相事務所近くの警察署に手投げ弾を投げつけ、逮捕される事件が起きたばかり。後日、トルコの極左組織「革命人民解放党戦線(DHKP−C)」が犯行声明を出し、さらに攻撃を加えると訴えていた。

 同グループは、一昨年2月に首都アンカラで起きた米大使館への自爆テロ攻撃も認めている。

539チバQ:2015/01/08(木) 07:47:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150107-00000095-mai-m_est
<トルコ>再び極左組織「革命人民解放党戦線」が犯行声明
毎日新聞 1月7日(水)20時21分配信

 【エルサレム大治朋子】トルコ最大の都市イスタンブールの警察署内で6日に女が自爆し、警官1人が死亡した事件で、トルコの極左組織「革命人民解放党戦線(DHKP−C)」がインターネット上に犯行声明を出した。ロイター通信などが7日に伝えた。

 ロイターなどによると、声明では反政府運動に参加した少年が政府の弾圧で死亡したことへの報復などと主張し、警官について「ファシスト国家の守護者」としている。

 同組織は1日にも、イスタンブールで警察署に手投げ弾を投げつける事件を起こしており、さらなる攻撃を予告していた。一昨年2月に首都アンカラで起きた米大使館への自爆テロ攻撃についても関与を認めている。

 現場は「ブルーモスク」の通称で知られるスルタンアフメット・モスク(イスラム礼拝堂)などがある旧市街の観光地で、警察は事件後、付近を封鎖した。

540チバQ:2015/01/13(火) 07:25:39
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015011201001890.html
アフガン閣僚人事を発表 就任3カ月、調整難航


 アフガニスタンのガニ大統領=2014年12月(AP=共同)

 【イスラマバード共同】アフガニスタンのガニ大統領は12日、新内閣の閣僚人事を発表した。アフガン国軍トップのカリミ参謀長を国防相に充てるほか、外相には反政府武装勢力タリバンなどとの和平交渉を主導する「高等和平評議会」議長を務めたサラフディン・ラバニ氏を起用した。

 大統領選を争ったガニ大統領とアブドラ行政長官との間で調整が難航。昨年9月の大統領就任から3カ月以上も閣僚が決まらなかったが、地元メディアによると、25の閣僚ポストは、両陣営がほぼ半分ずつを推薦する形で分け合った。新内閣は議会の承認を経て正式に発足する。

2015/01/12 22:41 【共同通信】

541チバQ:2015/01/14(水) 21:28:36
http://mainichi.jp/select/news/20150114k0000e030167000c.html
イエメン:混乱深刻化 政情不安、アルカイダ系掃討難航
毎日新聞 2015年01月14日 11時25分(最終更新 01月14日 13時39分)

 【カイロ秋山信一】仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件で、容疑者兄弟が軍事訓練を受けたとされる国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)が拠点とするイエメンでは政情不安で、AQAPの掃討作戦も難航している。欧米が支援するハディ政権はシーア派、スンニ派の争いで弱体化し、AQAPが活動する東部には政府の統治が及んでいない。同国がテロの温床となりAQAPが次なる「テロリスト」を養成する危険もある。

 仏週刊紙襲撃事件が起きた今月7日、イエメンの首都サヌアでも凶悪な事件が起きた。警察学校前で爆発があり、中東のテレビ局アルジャジーラによると、仏の事件を上回る38人が死亡した。治安当局は爆弾テロと断定した。事件を巡り、昨年9月に首都サヌアに侵攻した北部拠点のイスラム教シーア派武装組織フシとAQAPが互いに相手の犯行だと非難した。

 泥仕合の様相に対して、サヌアでは10日、数千人の市民がフシとAQAPの双方に抗議するデモを起こし、暴力の連鎖を止められないハディ大統領にも退陣を要求した。仏の事件に比べると外国政府や国外メディアの注目度は低く、地元通信社「マレブ・プレス」のアハマド・アヤイエド編集主幹は「イエメン国民は仏の事件に同情しているが、国際社会が大騒ぎしている様子を見て、『アラブ人の血』が軽く見られているとの気持ちも抱いている」と明かす。

 ハディ大統領は、2011年の民主化要求運動「アラブの春」で退陣したサレハ前大統領の後継者。フシが首都中枢を掌握して以降、ハディ大統領は「フシの操り人形」(アヤイエド編集主幹)と化し、フシの同意がなければ組閣もできないような状況だ。米欧やサウジアラビアなどはハディ氏を支持しているが、フシはシーア派国家イランの支援を受けているとされ、軍事力を背景に首都中枢や北部各県に居座っている。

 一方、AQAPは、仏週刊紙襲撃事件の容疑者兄弟が軍事訓練を受けたとされる東部で勢力を維持し、サヌアでも再三テロを起こしている。スンニ派の過激派勢力であるAQAPは思想的にもフシと対立。国民の約65%を占めるスンニ派がフシの勢力拡大に不快感を抱いていることを利用して、支持拡大を図っている。米軍やイエメン軍は断続的にAQAPを空爆しているが、勢力に衰えは見られない。

 【ことば】イエメン
古くは東西貿易の中継地として栄えた。19世紀に南北に分断されたが、1990年に統合、イエメン共和国が成立した。サレハ氏による政権が30年以上続いたが、2011年以降のアラブの春で退陣。イスラム教スンニ派が6割以上を占める。人口は約2440万人。

542チバQ:2015/01/15(木) 19:59:48
>憎むべき軽薄な言動」と非難するとともに、礼儀を完全に欠いた、こうした風刺画が預言者の高尚さを傷つけることはできない
良い表現だとおもう

http://www.sankei.com/world/news/150114/wor1501140075-n1.html
2015.1.14 22:55
【仏紙銃撃テロ】
「風刺画、無視を」 スンニ派最高権威機関がイスラム教徒に呼び掛け 


【フランス週刊紙銃撃テロ】
 エジプトにあるイスラム教スンニ派最高権威機関アズハルは14日、フランス風刺週刊紙シャルリー・エブドが預言者ムハンマドの風刺画を再び掲載したことについて、全てのイスラム教徒に無視するよう呼び掛ける声明を出した。

 声明は風刺画掲載を「憎むべき軽薄な言動」と非難するとともに、礼儀を完全に欠いた、こうした風刺画が預言者の高尚さを傷つけることはできないと強調した。(共同)

543チバQ:2015/01/15(木) 20:07:43
http://mainichi.jp/select/news/20150116k0000m030054000c.html
仏週刊紙テロ:アズハリ師「描写は預言者おとしめること」
毎日新聞 2015年01月15日 19時11分(最終更新 01月15日 19時24分)
 ◇預言者を描くことに…イスラム教スンニ派の高位法学者

 仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件で、同紙最新号が「表現の自由」を盾に、イスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)の風刺画を掲載したことが議論を呼んだ。イスラム教徒が預言者を描くことに反発する背景について、イスラム教スンニ派の最高権威アズハルの高位法学者、アシュラフ・サード・アズハリ師(45)に聞いた。【カイロ秋山信一】

 アシュラフ師は、預言者ムハンマドについて、「我々と同じ人間だが、神の啓示を受ける特別な存在でもある。絵画でも映画でも、人間としては描けるかもしれないが、神聖な面を表現するのは不可能だ」と指摘。その上で、イスラム教徒が預言者を描くことを禁じる理由について、「表現しきれないことを描くことによって、預言者をおとしめることになる」と解説した。絵画などの描写を避ける預言者には、キリスト教徒の信仰対象であるイエスやモーセも含まれるという。

 イスラム教の聖典コーランやムハンマドの言行録であるハディースには「預言者を描いてはいけない」といった明確な記述はない。だが、アシュラフ師は「スンニ派のイスラム法学者の一致した解釈だと言ってもよい」と語った。

 「預言者のための報復」という名目で暴力に訴えることについては「間違っている。暴力行為はイスラム教への反発を強めるだけだ」と批判した。また、「禁忌を犯した者に対する罰は、神が与える」と指摘し、風刺画掲載などへの抗議は言葉や平和的なデモで訴えるべきだとの考えを示した。

 一方、政教分離を歴史的に確立したフランスなどの文化について、「欧州社会には、宗教と政治・社会が密接なままのイスラム世界に対して、『発展が遅れているのは宗教のせいだ』という偏見があるように感じる」と述べた。その上で、「(欧州社会で)宗教が軽視されるようになったことは、道徳観の低下につながっている。他者への配慮を欠く行為を『表現の自由』だと一方的に訴えるのは、そうした風潮の表れだ」と、批判した。

 日本や中国については「異なる宗教や慣習を尊重する文化がある。宗教は異なっても、考え方はイスラム教に近いのではないか」と述べた。

 ◇アズハル

 世界のイスラム教徒(推定約16億人)の約9割を占めるスンニ派の最高権威機関。10世紀に創建されたアズハル・モスク(イスラム礼拝所)に大学や研究施設が付属している。イスラム法学の中心地として歴史的に栄え、20世紀初頭にカリフ(スンニ派の指導者)制度が廃止された後は、アズハルを率いる総長がスンニ派の最高権威になったとされる。国際テロ組織アルカイダなどイスラム過激派に対して、穏健派の代表格とみなされている。

544チバQ:2015/01/18(日) 12:56:05
http://mainichi.jp/select/news/20150117k0000e030212000c.html
ニジェール:仏週刊紙抗議デモ暴徒化、4人死亡
毎日新聞 2015年01月17日 10時48分(最終更新 01月17日 14時20分
 【ナイロビ服部正法】ロイター通信によると、西アフリカ・ニジェール第2の都市ザンデールで16日、仏週刊紙シャルリーエブドに対する抗議デモが暴徒化し、フランス文化センターやキリスト教徒の商店などを襲撃し、キリスト教会に放火した。警官隊とも衝突し、警官や市民計4人が死亡した。

 ニジェールはイスラム教徒が人口の9割以上を占める。国際テロ組織アルカイダの分派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」や、隣国ナイジェリアで支配地域を広げるボコ・ハラムなど、複数のイスラム過激派の浸透が懸念されている。

545チバQ:2015/01/18(日) 20:45:31
http://www.afpbb.com/articles/-/3036489
アフガン、戦争孤児に資金援助行き渡らず 汚職まん延で
2015年01月14日 14:37 発信地:カブール/アフガニスタン
【1月14日 AFP】アフガニスタンへの国際援助は同国の福祉水準の改善を目的としている。だが、国際社会からの多額の援助にもかかわらず、首都カブール(Kabul)にある施設で生活する、戦争で両親を亡くした多くの子どもたちはその恩恵をほとんど受けていないのが現状だ。

 カブールにある児童養護施設「ウィンドウズ・オブ・ホープ(Windows of Hope)」では、運営者やボランティアのスタッフがわずかな予算でやりくりしながら、12人の子どもたちの世話をしている。

 厳しい状況の中でも、管理者のフローザンさんは必要最低限の、快適で安全な環境を提供する。ここで生活を共にしているのは、国際社会から資金援助を受けるアフガン政府や国際慈善団体から見放された子どもたちで、多くが重度の障害のある子どもたちだ。

 フローザンさんは「ここにいるのは世話をしてくれる人がいない子どもたち。常に誰かの助けが必要で、多くの問題がある」と語った。また、「多くが戦争で家族を亡くした犠牲者。精神的な問題も抱えていて、親族では面倒を見ることができない」と事情を説明した。

 2001年以降、アフガニスタンには米国主導で国際社会が、旧支配勢力タリバン(Taliban)に対して軍事作戦を展開すると同時に、大規模な復興、開発支援計画も実施してきた。

 支援計画では新しい学校や病院、道路、発電施設などが建設されたほか、成人に読み書きを教えるクラスや手工芸の講座、インターネット、農業支援などのために資金が提供された。だが、都市部でさえインフラの整備や医療などが不十分な状況のため、支援の効果は限定的だ。

 公式の数字によると、01年からの援助額は米国国際開発庁(USAID)だけで150億ドル(1兆7600億円)に上る。だが、タリバン政権崩壊から13年が経ち、アフガンに対する国際社会の関心は薄れつつあり、資金援助が今後、減少していくのは必至だ。

 こうした厳しい時代に適応するため、「ウィンドウズ・オブ・ホープ」はこれまで頼ってきた海外からの支援金ではなく、アフガンの政府や地域団体に資金援助を求めていく意向だという。

 だが、国内に30か所ある国営の児童養護施設はどこも汚職に悩まされており、援助を最も必要とする人々に資金が行き渡らないのだ。

 児童養護施設の責任者、サイード・アブドラ・ハシミ(Sayed Abdullah Hashimi)氏は、アフガンでは一部の親がコネを使い、自分の子どもを国営の施設に入れて教育を受けさせていると明かした。これにより実際の孤児が、必要とする支援を受けられないでいる。ハシミ氏によると、政府による国営施設への割り当て額は、子ども1人の1日当たりの食事に85アフガニ(約170円)だが、汚職などで実際に施設の届くのは50アフガニ(約100円)だという。(c)AFP/Emmanuel PARISSE

546チバQ:2015/01/18(日) 20:46:07
http://www.afpbb.com/articles/-/3036822
イスラム国、イラク北部でヤジディー教徒200人解放
2015年01月18日 18:03 発信地:アルティンキョプリュ/イラク
【1月18日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)派の過激組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は17日、数か月間拘束していたイラク北部のクルド系少数派ヤジディー(Yazidi)教徒200人余りを解放した。大半は高齢者だったという。当局者と活動家らが明らかにした。

 ヤジディー教徒の人権問題に取り組んでいる活動家はAFPに対し、解放された約200人はモスル(Mosul)で拘束されていたと語った。これまでに身元が特定されたのは196人で、今後さらに増える見通し。一部は身体に傷や障害を負い、精神面や心理面の問題に苦しんでいる人が大勢いるとしている。

 ヤジディー教徒らは、キルクーク(Kirkuk)南西の前線で解放された。キルクークとアルビルの当局者は、モスルからハウィジャ(Hawija)経由で身柄を移されたとしている。一行はクルド自治区の治安部隊ペシュメルガ(Peshmerga)に引き渡され、同自治区の中心都市アルビル(Arbil)に向かう途中のアルティンキョプリュ(Altun Kopri)の保健センターに搬送された。

 保健センターではクルド人の医師や看護士数十人が救急医療処置を施した。センターの門周辺には、ニュースを知ったヤジディー教徒らが、行方不明の親族らとの再会を期待して集まり始めている。

 採血を待っているヤジディー教徒らには疲労や衰弱の色が濃く、車いすに乗ったり杖をついたりしている人々も見られた。このうち壊れそうな車いすに乗り、赤と白の布を頭部に被っていた老人は、昨年8月初旬に拘束されて以来、北部イラクを転々とさせられたと語った。「食料が不足していたばかりではなく、長時間不安にさらされたため、とても辛かった」と振り返った。

■拘束継続が負担に?

 当局者はAFPに対し、今回の解放が大規模だったのは意外だと述べ、ISとの取引はなかったと述べた。人権活動家は、「ISは(拘束したヤジディー教徒らが)負担になり、食事を与え世話することができなくなったのだろう」とコメント。また、ヤジディー教徒で、昨年8月に国際社会に対して苦境を切実に訴えたイラク連邦議会のビアン・ダクヒル(Vian Dakhil)議員は、「ISは高齢者を拘束し続けることに何もメリットがないと考えた」との見解を示し、「ペシュメルガが日に日に巻き返している事実も奏功したに違いない。ISは圧迫され、再編を続けざるを得なくなっている」と語った。

 ダクヒル議員によると、ISに依然拘束されている女性や子供は3000人前後とみられている。(c)AFP/Jean Marc MOJON

547チバQ:2015/01/20(火) 00:29:37
イエメンが再び、そして急速に政情不安定になってますね
http://mainichi.jp/select/news/20150120k0000m030129000c.html
イエメン:大統領府に攻撃 シーア派武装組織フシ
毎日新聞 2015年01月19日 23時21分(最終更新 01月20日 00時09分)

 【カイロ秋山信一】イエメンのイスラム教シーア派武装組織フシは19日、首都サヌア中心部にある大統領府を攻撃し、イエメン軍と交戦した。フシは昨年9月にサヌアに侵攻し、政府の実権を事実上掌握していたが、新憲法案などを巡ってハディ大統領との不和が表面化していた。情報相は「クーデターだ」と非難。2011年の民主化要求運動「アラブの春」後に就任したハディ大統領は窮地に立たされている。

 イエメンからの報道によると、フシは19日早朝に大統領府への攻撃を始めた。フシと政府は同日昼ごろいったん停戦で合意したが、戦闘は再開し、フシの戦車部隊が大統領府を包囲。戦闘で少なくとも2人が死亡した。ハディ大統領はサヌアの邸宅に滞在している模様だ。フシとの停戦協議後、バハーハ首相の車列が何者かに銃撃される事件も起きた。

 フシは国土を6分割するハディ大統領の連邦制導入に反対し、対立しているとの見方がある。「アラブの春」で退任したサレハ前大統領がフシと協力し、復権を狙っているとの情報もある。

 イエメンでは昨年夏、北部を拠点とするフシが大規模な侵攻を始め、サヌアなど北・西部で実効支配を広げた。中東での影響力拡大を狙うシーア派国家イランがフシを支援しているとの疑惑もある。東・南部には仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件で犯行を認める声明を出したイスラム過激派「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)の勢力圏もある。

548チバQ:2015/01/20(火) 00:35:56
http://www.sankei.com/world/news/150119/wor1501190041-n1.html
2015.1.19 21:59

反政府民兵が国営TV制圧 イエメン、首相車列銃撃も






 大統領宮殿近くで起きた衝突で、配備された政府側の部隊の車両=19日、イエメンの首都サヌア(ロイター=共同)
 イエメンからの報道によると、同国の首都サヌアで19日、政府への反発を強めているイスラム教シーア派系ザイド派の民兵が国営サバ通信や国営テレビ局を制圧した。サヌアの大統領宮殿周辺では同日朝から、ザイド派民兵と政府軍の衝突が起き、2人が死亡した。

 ザイド派民兵は19日、サヌアの検問所でバハーハ首相の車列を銃撃。けが人はなかったが、政府側は暗殺未遂だとしている。情報相はザイド派のメディア制圧について「クーデターに向けた動きだ」と述べた。

 大統領府は即時停戦を呼び掛ける声明を出したが、衝突は散発的に続いているもようだ。

 ザイド派は昨年9月、サヌアを武力で掌握し、当時の内閣を交代に追い込んだ。その後バハーハ内閣が発足し、連邦制による新体制を目指しているが、ザイド派は連邦制導入による影響力低下を懸念し政府への反発を強めている。(共同)

549チバQ:2015/01/20(火) 20:33:16
http://www.sankei.com/world/news/150120/wor1501200053-n1.html
2015.1.20 19:22
【イスラム国殺害予告】
ジャーナリストの後藤さん、子供に目を向け世界奔走 動画も次々投稿「現場の空気伝えたい…」





(1/2ページ)【過激組織「イスラム国」】

「第53回産経児童出版文化賞」でフジテレビ賞を受賞した後藤健二氏。動画サイトに拘束される様子が投稿された=平成18年6月、東京・飯田橋
 過激派「イスラム国」に拘束されたとみられる後藤健二さん(47)はジャーナリストとして活動していた。平成8年に設立した映像通信会社「インデペンデント・プレス」のホームページには「困難な環境の中で暮らす子ども達にカメラを向け、世界各地を取材している」と記されている。

 昨年12月に後藤さんの現地報告「シリアからの叫び、分裂するイラク」を開催する予定だった宮城県ユニセフ協会の事務局長、五十嵐栄子さん(61)は「紛争の地でも暮らしている人たちがいることを伝えたくて、取材活動をしていたと思う」と話し、「何とか助かってほしい」と無事を祈った。

 昨年9月に後藤さんに会ったという編集者によると、後藤さんは「イスラムについては色々誤解がある。シリアに行きたい」という内容の話をしていたという。

 後藤さんの知人でイラクやシリアなどの紛争地域で取材を続けるフリージャーナリスト、安田純平さん(40)によると、後藤さんは戦闘行為よりも難民問題などに関心を持り、紛争地域を取材するジャーナリストの間で「比較的無理をしない記者」として知られていた。

 一方で取材内容は深さを感じさせたといい、安田さんは「取材が深かったからこそ危険地域に行けてしまったともいえる」という。安田さんは「交渉が通じるルートがあればいいが…」と祈るように話した。

 一方、後藤さんは昨年10月2日、自身のツイッターに「シリア取材に入ります」と書き込んでいた。

 後藤さんは「どこまで皆さんにお伝えできるか、現場の空気が伝えられたら」とも書き込み、2日には動画投稿サイト「ユーチューブ」にシリアと国境を接するトルコへ避難する住民の様子など4本の動画を投稿した。3日にもイスラム国に街を包囲され、トルコ国境に避難している住民のインタビューなどを投稿していた。

 TBSテレビによると、後藤さんは8日、同テレビの情報番組「ひるおび!」に東京都内のスタジオから生出演し、出演前の様子をまとめた動画をユーチューブで披露。この時期に一時帰国し、再び渡航したとみられる。

 確認できる後藤さんの最後のツイッターは10月23日。イスラム国を取り上げるテレビ番組の告知を行っていた。

550チバQ:2015/01/20(火) 20:34:58
http://www.sankei.com/world/news/150120/wor1501200043-n1.html
2015.1.20 18:27
【イスラム国殺害予告】
「戦場記者」の肩書嫌う後藤さん 「死ぬなよ」と湯川さんをたしなめ…





【過激組織「イスラム国」】

「第53回産経児童出版文化賞」でフジテレビ賞を受賞した後藤健二氏。動画サイトに拘束される様子が投稿された=平成18年6月、東京・飯田橋
 シリア内戦を取材していたフリージャーナリスト後藤健二さんは、紛争下でひっそりと暮らす女性や子どもに寄り添い、人々の息遣いを伝えることを心掛けていた。「銃弾が飛び交う現場から離れたところにこそ、記者が伝えなければならない現実がある」と指摘する一方、自身が「戦場ジャーナリスト」と呼ばれるのを嫌っていた。

 トレードマークの長い髪を結い、ビデオカメラ片手に中東やアフリカの紛争地帯や貧困問題を取材してきた。

 昨年8月にシリアで過激派「イスラム国」に拘束されたとみられる千葉市の湯川遥菜さんの知人でもあり、湯川さんに関して取材に応じた際、「自分は死んでもいい身だと話す湯川さんに、死ぬなよ、とたしなめて日本を送り出したのに」と沈んだ声で話していた。

 自身のシリア取材に関しては、反体制派側に面倒をみてもらい、細心の注意を払っていると自信をのぞかせた。(共同)

551チバQ:2015/01/20(火) 20:44:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015012000473
進まぬ和平交渉=国家樹立「見果てぬ夢」−パレスチナ


 【エルサレム時事】中東歴訪中の安倍晋三首相がイスラエル、パレスチナの双方に働き掛ける中東和平交渉の再開は、相互不信の深刻化で見通しの立たない状態が続いている。今後も明るい材料は乏しく、パレスチナ住民にとって国家樹立は「見果てぬ夢」となっているのが現状だ。
 1993年のパレスチナ暫定自治宣言(オスロ合意)に端を発する交渉では、これまでに「2国家共存」を目指す大枠は確認されているものの、国境の画定やエルサレムの帰属などをめぐる各論では22年たった現在も合意がみられない。
 交渉は再開と中断の繰り返しだ。最近では2013年7月、米国が9カ月の期限付きで交渉再開を発表したものの、目立った成果もなく中断された。14年7〜8月にはパレスチナ自治区ガザとその周辺を舞台にイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの大規模軍事衝突が発生。イスラエルとパレスチナ自治政府は、エルサレムの聖地をめぐっても対立を深めた。
 交渉再開の糸口を見つけられないパレスチナ側は、国際社会によるイスラエルへの圧力強化に期待。14年末、イスラエルの占領地撤退に期限を設ける国連安全保障理事会の決議案の採択を目指した。これが否決されると、国際刑事裁判所(ICC)の設立条約などへの加盟申請に踏み切った。
 パレスチナ側には、イスラエルによる占領、軍事作戦に「戦争犯罪」の汚名を着せようとの思惑がある。イスラエル政府高官は「ICC(加盟申請)はわれわれのレッドライン(越えてはならない一線)だ」と強く反発する。
 イスラエルは3月に総選挙を控え、ネタニヤフ右派政権の交代による局面打開を期待する向きもある。ただ、パレスチナが国際機関を舞台に「場外戦」を続ければ「より右寄りの政権が生まれ、パレスチナに不利になる」(同高官)ことになりかねない。自治政府自身が、深いジレンマに陥っている。(2015/01/20-14:30)

552チバQ:2015/01/21(水) 08:01:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150121-00000003-asahi-int
イエメン大統領官邸を武装勢力が制圧 内通者通じ侵入か
朝日新聞デジタル 1月21日(水)1時13分配信

イエメン大統領官邸を武装勢力が制圧 内通者通じ侵入か
 イエメンの首都サヌアで20日、イスラム教シーア派の武装組織が大統領官邸を武力で制圧した。AP通信が伝えた。戦闘員が官邸を砲撃後、内通者を通じて邸内に入ったとの目撃証言もある。同国の情報相は「武装組織が政治体制の転覆を試みている」と自身のツイッターで述べた。

 イエメンは、仏週刊新聞襲撃事件への関与を主張する国際テロ組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」が本拠とする。同国の混乱は地域のさらなる治安悪化を招く恐れがある。

 武装組織は昨年9月、政府の経済政策などに反発して首都の主要政府庁舎を占拠。その後政府との交渉で首相を交代に追い込んだ。しかし、バハーハ新首相がめざす連邦制の導入などに反発し、19日には首相官邸や大統領官邸周辺を包囲。治安部隊との戦闘が断続的に続いた。イエメンは2012年、「アラブの春」の民主化運動でサレハ元大統領が退陣。ハディ暫定大統領が後任についた。ハディ氏は大統領官邸内にいるとの情報がある。(ドバイ=渡辺淳基)

朝日新聞社

553チバQ:2015/01/21(水) 08:01:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150120-00000093-mai-m_est
<イスラム国>規律低下…イラクで戦闘長期化、内紛や脱走者
毎日新聞 1月20日(火)20時27分配信

<イスラム国>規律低下…イラクで戦闘長期化、内紛や脱走者
破壊され「イスラム国」が放棄した軍用車の上に立つイラク側の地元兵士=イラク北部シンジャルで11日、AP
 【カイロ秋山信一】日本人とみられる2人を人質に取り、殺害を警告したイスラム過激派組織「イスラム国」の内部で最近、内紛や脱走者が相次いでいたことがイラク北部の住民の証言などで分かった。昨年6月以降、イラクとシリアで勢力を伸ばしてきたイスラム国だが、戦闘が長期化する中で士気や規律が低下している可能性がある。

【日本人2人殺害を警告 ネットに映像】

 イラク北部では実効支配地域の住民を強制的に徴兵する動きも出ている。近く本格化するとみられる政府側の攻勢に備えて、部隊の立て直しを迫られている模様だ。

 一方、イラクで今月、クルド自治政府の治安部隊ペシュメルガの訓練を行っているカナダ軍特殊部隊が、イスラム国から攻撃を受け、銃で応戦したことが19日、判明した。米軍主導の有志国連合は昨年8月にイスラム国への空爆を開始し、政府軍やペシュメルガへの訓練も進めてきたが、現地に派遣している米欧諸国がイスラム国と地上で交戦したのは初めてとみられる。

 イラク北部モスルの住民やイラクメディアによると、モスルでは昨年12月、任命されたばかりのイスラム国の「知事」が内通の疑いをかけられて処刑された。シリア東部デリゾール県でも今月、「知事」人事を巡って抗争が起きた。本拠地があるシリア北部ラッカでは、逃亡を図った外国人戦闘員約100人が処刑された。

 こうした中、イラク北部の農村部では、若い住民らを戦闘要員として徴集する動きが強まっている。タルアファル近郊の村では徴兵を拒まれたため、村を攻撃し、3人を殺害。約250人を捕虜にした。イスラム国は従来、複数のメンバーの推薦がなければ、新規に戦闘員を加えることはなかった。だが政府側の攻撃が強まるとの観測が広がる中、戦闘要員の確保を急いでいるとみられる。

 ただ、政府側も軍の再編に手間取っており、実際に攻勢に出られるかは不透明だ。昨年6月にイスラム国が大規模侵攻を始めた際、政府軍はほとんど反撃せずに敗走を重ねた。9月に就任したアバディ首相は、汚職容疑で数十人の軍幹部を更迭するなど立て直しを図っている。

554名無しさん:2015/01/21(水) 21:33:01
中田考氏をイスラム国との交渉チャンネルに出来たかも知れないのに公安が潰してしまいましたからね。。。

555名無しさん:2015/01/21(水) 23:09:10
>>554

http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/358547/
http://news.livedoor.com/article/detail/9699980/
【日本人人質事件】2人を救出するチャンスはあった

2015年1月21日 19時0分 東スポWeb
【イスラム国・日本人人質事件】人質2人には解放のチャンスがあった!? シリア、イラクで勢力を拡大するイスラム過激派「イスラム国」とみられるグループが、日本人2人の解放に72時間以内に身代金2億ドル(約236億円)を要求するビデオ声明を発表、日本中をショックに陥れた。映像には男性2人が映っており、日本政府は千葉市の湯川遥菜さん(42)と、仙台市出身のフリージャーナリスト、後藤健二さん(47)の可能性があることを認めた。イスラム国幹部とのパイプを持つフリージャーナリストの常岡浩介氏は「2人を救出するチャンスはあったのに…」と悔やんでいる。どういうことなのか――。

 ビデオ映像では冒頭に「日本政府と日本国民に対し」とのタイトルがつけられ、イスラム国対策で2億ドルの支援を発表した安倍晋三首相(60)を「おまえは『イスラム国』から8500キロも離れているにもかかわらず、自発的に十字軍に参加した」と名指しで批判した。

 これを受け、安倍首相は2億ドルの支援はあくまで人道的なものと強調。情報収集に当たり、対応策を練っているが、軍事ジャーナリストの神浦元彰氏は「安倍首相が中東に来て、2億ドルの支援を表明したことがイスラム国側には挑発行為に映った。72時間と2億ドルという要求は、ハナから交渉するつもりはない。(人質の命は)非常に厳しい状況だ」と指摘する。

 実は、後藤さんが昨年10月に行方不明となった後、12月にメールで妻に、イスラム国関係者から10億円の身代金要求があったという。

「10億は個人が払える額ではなく、家族は政府に通報したが、政府側も内密にしていたようだ」(神浦氏)。最初の交渉機会を既に失っていた。

 湯川さんにも解放機会はあった。昨年8月に拘束が判明後、イスラム国側は裁判にかける準備を進めていた。湯川さんの英語が片言で公平な公判が困難なためアラビア語と日本語の通訳、立会人を求め、イスラム国幹部とパイプがある常岡氏とイスラム法学者の同志社大・中田考元教授に連絡が入った。常岡氏は2010年、アフガニスタンでタリバンを自称する武装勢力に拘束された経験を持つ。

 2人は9月にシリア入りしたが、米軍の空爆による状況悪化で裁判は延期となった。翌10月に再び公判が予定され、常岡氏がシリア入りしようとしたところで北大生が私戦予備・陰謀の疑いで事情聴取される騒動が起きた。常岡氏や中田氏は警視庁公安部の家宅捜索を受け、パスポートが押収されるなどして、渡航不可を余儀なくされた。

「10月の段階で、イスラム国側は『湯川さんを身代金のネタにしない。見せしめの処刑もしない。イスラム法に基づいて、公正に裁判を行う』と通達してきた。また『無罪ならそのまま日本につれて帰ってもいい』とも言っていた。解放される可能性は半々ぐらいあったと思う」(常岡氏)

556名無しさん:2015/01/21(水) 23:09:23
>>555

 結局、湯川さんの生存、所在が確認できる裁判は流れ、常岡氏も当局のマークを受ける中で、イスラム国幹部との連絡は絶たれた。

「湯川さんを助けに行く」と後藤さんが、シリアへ渡ったのもこの北大生騒動直後のタイミングだった。湯川さんの救出に成功していれば後藤さんが捕らわれることはなかったのだ。

 それにしても、なぜイスラム国の態度が変わったのか? 常岡氏は「イスラム国の人間は“日本は友達だ”とよく言っていた。むしろ反米国家とも思っていたかもしれない。それが安倍首相の2億ドルの支援表明で、“目には目を歯には歯を”になったのではないか」。

 この先、2人を解放するチャンスはあるのか?

 常岡氏は「イスラム国には、あわよくばカネがとれれば、という考えもある。2億ドル払われたら解放されると思うが、ありえないでしょう。現状で、イスラム国とやりとりができるのは、僕と中田氏しかいない。外務省でも警察でもいいから我々に協力を求めれば、喜んで協力するが、何も連絡はない。僕個人で勝手に動けば、逆のリスクを生む可能性があるので(直接コンタクトは)できない。このまま2人を見殺しにしてしまっていいのか」と訴える。

 実際、拘束された2人の情報収集で外務省や警察庁の対応は後手に回り、警察庁幹部は「2人の居場所はおろか、状況も分からないまま月日がたった」と言い、強行奪還作戦どころではない。

「表立って身代金を要求されて、裏交渉もできない。(日本政府も)これまで散々、(家宅捜索などで)嫌がらせした常岡氏らに頭を下げて頼むこともできない。もし身代金を払えば、国際的な信用を逸するのでできない。恐怖感を植えつけるのがイスラム国の狙いなんです」(神浦氏)

 タイムリミットは刻一刻と迫っている。

557チバQ:2015/01/21(水) 23:09:58
http://www.asahi.com/articles/ASH1P4QYXH1PUHBI019.html
イエメン暫定大統領の「正統性」確認 国連安保理が声明
ニューヨーク=金成隆一2015年1月21日18時28分

 イエメンでイスラム教シーア派の武装組織がハディ暫定大統領の官邸を制圧したことについて、国連安全保障理事会は20日、暴力で政府の弱体化を試みる攻撃だとして強く非難する報道声明を発表した。

 安保理は今回の事態を受け、非公開で緊急に集まった。声明は「深刻な懸念」を表明した上で、選挙結果などを理由にハディ暫定大統領が「正統な統治者」だとする立場を明確に示した。報道声明に法的拘束力はないが、安保理の統一した意思を示す。

 国連の潘基文(パンギムン)事務総長も同日、全関係者に「即時停戦」を求め、政府機能の回復のために必要な措置をとるよう呼び掛けた。報道官を通じて声明を出した。(ニューヨーク=金成隆一)

558チバQ:2015/01/21(水) 23:54:10
http://www.sankei.com/politics/news/150121/plt1501210038-n1.html
2015.1.21 20:06
【イスラム国殺害脅迫】
日本政府にパイプなし、脆弱な情報収集体制 キルギス人質事件では外交官が部族人脈を駆使した例も

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ヨルダン・アンマンで取材に応じる中山泰秀外務副大臣=21日(共同)
 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人2人を殺害すると脅迫したことを受け、日本政府は関係国に協力を求めるなど情報収集に全力を挙げている。だが、政府は「イスラム国」との折衝のパイプを持っていない上、シリア国内に外交拠点も置いていない。事態打開への有効な手立てを見いだせないまま、「72時間」は刻一刻と迫りつつある。

 外務省は、シリアの内戦激化に伴い、平成24年3月に在シリア大使館の一時閉鎖を決定した。大使館の機能は隣国の在ヨルダン大使館に移管され、その後、シリア国内に日本政府関係者は足を踏み入れていない。

 このため、シリアに残る現地人スタッフらからの情報に頼っている。それでも、「生の情報に接することができず、質と量双方で限界がある」(同省関係者)という。

 政府は、在ヨルダン大使館員を軸に構成する現地対策本部の体制に関しても「規模や要員は相手に手の内を見せることになる」として詳細を公表していない。昨年8月に湯川遥菜さんが「イスラム国」に拘束されたとみられる事件が発生した後から、在ヨルダン大使館に十数人が詰めているが、外務省はアラビア語が堪能な省員を新たに派遣するなど体制強化を急いでいる。

 過去の海外での邦人人質事件では、外交官が独自の人脈を駆使して解決に道筋をつけた例がある。

 11年8月にキルギスで資源開発調査に従事していた国際協力事業団の専門家4人らがイスラム武装勢力に誘拐された際、当時在ウズベキスタン大使館員だった高橋博史駐アフガニスタン大使が武装勢力側との直接交渉ルートを開拓した。高橋氏はパシュトゥン語を操り、武装勢力に影響力をもつ各地の部族長とも親交があった。

 今回は、折衝の相手に想定するのが国家樹立を「宣言」し、人質殺害映像を垂れ流す“特異な組織”であることも外務省が動くに動けない要因になっている。

559チバQ:2015/01/22(木) 00:01:44
http://mainichi.jp/select/news/20150122k0000m010076000c.html
イスラム国拘束:政府、接触の糸口探る 「解放に全力」
毎日新聞 2015年01月21日 21時23分(最終更新 01月21日 22時56分)
 安倍晋三首相は21日、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが拘束した日本人2人の殺害を予告した事件を受け、関係閣僚会議を首相官邸で開き、「厳しい時間との闘いだが、これまで培った外交ルートを最大限活用し、解放へ手段を尽くしてほしい」と指示した。政府は家族への確認などから2人が湯川遥菜さん(42)、後藤健二さん(47)と判断。菅義偉官房長官は記者会見で、身代金要求の期限を23日午後2時50分ごろとみていると表明した。

 ◇2人は湯川さん、後藤さん

 首相は21日夕、中東から政府専用機で帰国し、関係閣僚会議に出席。殺害予告の動画に映っている2人は湯川さんと後藤さんとの認識を示し、「2人に危害を加えず、直ちに解放するよう強く要求したい」と改めて訴えた。首相は会議後、記者団に「我が国は決してテロに屈することはない。国際社会と手を携え、この卑劣なテロとの戦いに万全を期す」と述べた。

 インターネット上に配信された殺害予告動画は「72時間」が身代金支払いの期限だとしている。外務省が動画を最初に確認したのは、20日午後2時50分ごろで、菅氏は会見で、イスラム国の関係者が動画を配信した可能性が高いとしたうえで、同省が確認した72時間後が「タイムリミット」にあたると初めて明言した。

 菅氏はまた、イスラム国との接触や2人の安否情報はないと説明した。ただ、政府関係者は接触について「ノーコメント」としている。

 外務省は2011年から日本人に対し、治安が悪化したシリアからの退避を勧告。在シリア日本大使館もすでに隣国ヨルダンへ移っており、日本政府はシリア国内に直接の拠点がない。首相らは中東・欧米各国に情報収集などで協力を要請。さらにヨルダンの現地対策本部などが、シリアの地域有力者らを通じてイスラム国に接触を試みているとみられる。

 動画は、首相が表明した中東支援策の2億ドルが「イスラム国への戦い」と非難している。これに対し、政府は「難民への人道的・非軍事的支援だ」との反論を外交ルートやメディア、ネットなどで発信し、2人の早期解放につなげようとしている。菅氏は会見で「犯人が主張しているような、イスラムの人々を殺すための支援では全くない」と改めて強調した。

 警察庁は21日、テロ対策の専門組織である国際テロリズム緊急展開班(TRT−2)要員をヨルダンに追加派遣した。すでにヨルダンで外務省と連携して情報収集を行っている要員に合流し、外国の治安当局とも意見交換などを行い活動を強化する。【高橋克哉、長谷川豊】

560名無しさん:2015/01/22(木) 07:13:48
>>554
http://www.bengo4.com/topics/2577/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150121-00002577-bengocom-soci

「私はイスラム国と交渉ができます」ジャーナリスト常岡浩介さんがネットで表明
弁護士ドットコム 1月21日(水)15時35分配信

過激派組織「イスラム国」が日本人2人を人質にして、身代金を払わなければ殺すと脅迫する動画を公開した問題で、ジャーナリストの常岡浩介さんは1月21日、「私とハサン中田考先生はイスラム国と交渉が出来ます」「邦人の人命救助のためなら喜んで協力します」と、インターネットのSNSで表明した。

常岡さんは中東での取材経験が豊富なフリーのジャーナリスト。紛争地域での取材も積極的に行っており、2010年にアフガニスタンで武装勢力に拘束されたこともある。昨年秋には、イスラム国へ向かおうとした北海道大学の学生が私戦予備・陰謀の疑いで事情聴取された事件に関与したとして、元同志社大教授のイスラム研究者・中田考さんとともに、警察から捜査を受けていた。

常岡さんは21日、SNSサイト「Google+」で、「邦人の人命救助のためなら外務省にも、警察にも喜んで協力します」として、次のようなメッセージを公開した。

「日本政府がオマル・グラバ司令官の身柄の安全を保証し、私とハサン先生を交渉人として認めてくれれば、私たちは湯川さん、後藤さんの解放をイスラム国に直接、訴えることができます。日本の拠出する2億ドルはあくまで人道支援目的に限定されたもので、イスラム国を軍事攻撃するためのものではないと説明できます。さらに、イスラム国側が安倍総理の対中東政策をもって、日本人人質を処刑するのは不適切だと説明します」

また、イスラム国の司令官から昨年聞いた話として、次のように記している。

「オマル・グラバ司令官の説明では、去年の8月から10月にかけて、イスラム国は湯川さんを処刑したり、身代金を要求する意志がないことを明言していました。今回、その方針が変わった理由を問い質します」

●捜査を受け、取材が難しくなっていた

SNSでこのようなメッセージを公開したことについて、弁護士ドットコムニュースは、常岡さんに電話で取材した。

それによると、常岡さんはこれまでの取材経験などから「日本の外務省・警察とイスラム国の間にはパイプ役となる人がおらず、イスラム国の指導部と直接交渉したり、彼らの主張に反論するためのルートが存在しない」と分析している。その一方で、「自分や中田氏なら直接交渉ができる」と考えている。

SNSで言及していた「オマル・グラバ司令官」は、テルアビアドという街のイスラム指導責任者で、常岡さんと面識がある人物。イスラム国の階級的には下級司令官だが、直接の上官が「人質を管轄する責任者」なのだという。

グラバ司令官は昨年、イスラム国は湯川さんを処刑したり身代金を要求する意志はないと話していたということだが、さらに「湯川さんの裁判を開く」として、中田さんは通訳者、常岡さんは取材者として来てくれと要請があったという。

「無罪判決が出れば、湯川さんを連れて一緒に帰れる」と考えた常岡さんは、イスラム国での裁判を取材する予定だった。しかし、北大生の一件で捜査を受けたことで、渡航や裁判取材は実現しなかったのだという。

常岡さんは「捜査でパソコンなどを押収されました。取材源を秘匿しなければならないジャーナリストとしては、警察の事件捜査で盗聴を受ける可能性なども考えると、イスラム国の相手とやり取りをすることが難しい状態になっています。しかし、国も認める交渉人としてであれば、今すぐにでも人質解放に協力することができます」と話していた。

弁護士ドットコムニュース編集部

561チバQ:2015/01/22(木) 20:56:23
http://www.sankei.com/world/news/150122/wor1501220030-n1.html
2015.1.22 19:32

イラン前副大統領に実刑判決 





 イランの最高裁判所は、横領の罪に問われた同国のラヒミ前第1副大統領に禁錮5年3月の実刑判決を言い渡した。横領の詳しい内容は明らかにされていないが、最高裁は不正に得た約285億リアル(約1億2千万円)の返還なども命じた。国営イラン通信が22日までに伝えた。

 イランでは、保守強硬派のアフマディネジャド前政権時代に汚職が深刻な問題となり、司法当局が摘発を強化。ロウハニ大統領は昨年12月、強硬派を中心にまん延する汚職を撲滅する姿勢を示している。

 ラヒミ氏は前政権時代の第1副大統領で、国営保険会社の役員人事をめぐって不正を行ったとみられている。2013年8月のロウハニ現政権発足に伴って退任する前から、司法当局の捜査を受けていた。(共同)

562チバQ:2015/01/22(木) 20:57:49
http://www.sankei.com/world/news/150122/wor1501220015-n1.html
2015.1.22 08:24
【イスラム国殺害脅迫】
イスラム国は「金欠」か…油田空爆、原油安で資金枯渇気味に





(1/3ページ)【過激組織「イスラム国」】

シリア北部ラッカで行進する「イスラム国」の戦闘員。法外な身代金要求の狙いは(AP)
 拘束している湯川遥菜さんとフリージャーナリスト、後藤健二さんの命と引き換えに、日本政府に身代金2億ドル(約236億円)を要求したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」とみられるグループ。安倍晋三首相の中東歴訪を狙うという“絶妙”なタイミングで、ビデオ声明をネット上に公開した。破格の金額に姑息なまでの用意周到ぶり。その裏には、豊富であるはずの財源が危機的状況という金欠事情があるようだ。(zakzak)

 金を出せば、助けてやるという非情な要求を突き付けてきたイスラム国。ビデオに登場する黒ずくめの男は湯川さんら2人をひざまずかせて、ナイフを振りかざし、「日本はイスラム国から8500キロも離れていながら、進んで十字軍に参加した」「女性や子供を殺害、イスラム教徒の家を破壊するのに1億ドル、イスラム戦士と戦う背教者養成に1億ドルを提供した」などとぶち、法外な金額を要求。このメッセージは安倍首相、日本国民に向けたものだ−とも主張した。

 イスラム国は、豊富な資金源を有することで知られ、それをテロや生活などさまざまな活動にあててきた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルなどによると、シリアのラッカからイラクのモスルまでを支配下に置き、少なくとも8カ所の油田・ガス田を管理する。

 この原油の密輸で1日あたり100万ドル(約1億1800万円)を得ているとされるほか、市民らから安全保証料などの名目で金銭を徴収。イスラム慈善団体を隠れみのにした海外からの支援といった収入源もある。

 だが、最近その財源が不安定になっているというのだ。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「米軍の空爆などによって主要な資金源としていた油田が次々と破壊されている。このところの原油安の影響もあって、資金が枯渇気味になっていた」と指摘する。中東情勢に詳しい関係者によると、イスラム国が身代金を要求するのはめったになく、そういう懐事情が脅迫に走らせている恐れがある。

 世良氏は「イスラム国は、2人の処刑理由として、安倍首相による(イスラム国を掃討する)連合軍への資金協力を挙げている。しかし、それはシリア難民への援助であって、連合軍への支援ではない。理由は単なるこじつけだろう」とも分析する。この過激派。思想信条というより、単なる金目当ての強盗集団ともいえそうだ。

563チバQ:2015/01/22(木) 21:06:38
http://mainichi.jp/select/news/20150123k0000m030060000c.html
イエメン:武装組織フシに政治的譲歩 大統領府制圧で
毎日新聞 2015年01月22日 19時47分

 【カイロ秋山信一、ワシントン和田浩明】イエメンのイスラム教シーア派武装組織フシが新憲法案などを巡り政府に反発し大統領府を制圧した問題で、同国のハディ大統領は21日、フシに政治的譲歩する姿勢を示した。軍事力を背景にしたフシの要求に屈した形で、大統領の求心力低下は必至だ。混乱が続けば同国を拠点とし、仏週刊紙本社襲撃事件で犯行声明を出した国際テロ組織アルカイダ系団体「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」などの活動が活発化する恐れもあり、米国も警戒している。

 現地メディアによると、ハディ大統領は声明を発表し「フシには、あらゆる政府機関のポストに起用される権利がある。新憲法案も修正する用意がある」と述べた。大統領府や公邸からフシが撤収することでも合意したという。

 新憲法案には、国土を6分割し連邦制を導入することが盛り込まれている。しかし、北部を拠点とするフシは、影響力の低下などを懸念し反対している。

 一方、米国のサキ国務省報道官は21日、ハディ大統領を米国として支持する姿勢を示し、ハディ氏と連絡を取り合っていることを明らかにした。サキ報道官は「イエメンで確固たる存在を維持することは米国の安全保障上必要だ」と述べた。

 AQAPは、欧米を標的にしたテロに積極的な姿勢を見せている。米軍は無人機空爆で幹部を殺害するなどしてきたが、抑え込みに成功していない。

 さらに、CNNによると、イエメンにはAQAPと敵対し、イラクとシリアで活動する過激派組織「イスラム国」が浸透し始め、数カ月前から要員募集などもしているという。政情不安が続けば、テロ組織の活動がさらに活発化する可能性もあり、米国などは情勢を注視している。

564名無しさん:2015/01/22(木) 22:01:27
>>462>>554>>555>>560

http://logmi.jp/35616
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150122-00010000-logmi-soci

「イスラム国にも人道支援を」 邦人人質事件の仲介案をイスラム学者・中田孝氏が提言【全文】
ログミー 1月22日(木)15時35分配信

中東の過激派組織「イスラム国」が日本人2人を拘束し、身代金2億ドルを72時間以内に要求している事件に関連して、イスラム法学者の中田孝氏が記者会見。日本政府とイスラム国に対して、独自の仲介案を提示しました。なお中田孝氏は昨年、イスラム国への参加を希望した北大生に渡航支援を行い、公安から聴取された人物でもあります。(2015年1月16日 イスラム国・邦人人質事件 イスラム学者 中田考氏 記者会見 主催:日本外国特派員協会 より)

■イスラム国からのメッセージ
中田孝氏:今日はお集まりいただきましてありがとうございます。私はもともと、非常に言葉がはっきりしませんで、日本語のテレビでも私が喋ると字幕が出るというくらいはっきりしないんですけれども、今、難聴が非常に悪くなっておりまして、皆さんの質問もよく聞き取れませんので、今回は出来る限り隣にいらっしゃいます秋田先生を通じて話を聞いております。

私は今、(北大生のイスラム国参加計画事件に関与したとして)被疑者の立場におりますので出来る限りマスコミの質問を避けておりましたし、イスラム国とのコンタクトも避けておりました。それは私自身にとっても問題ですし、先方に対しても迷惑がかかるということがあったんですが、今回こういった人命が関わるということでしたので、皆さまの前でお話することに致します。

今回、タイミング的に安部総理の中東歴訪に合わせて発表があったわけですけれども、安部総理自身は、中東に行ったことが地域の平和と安定につながると信じていたのだとは思いますけれども、残念ながら、非常にバランスが悪いというふうに思います。

もちろんイスラエルに対して入植地の反対を直言する、といったことでバランスの取れた外交を行っていると信じているのだと思いますけれども、中東においてそもそもイスラエルと国交をもっている国自体がほとんどないという自体を、正確に実感していないのだと思います。

ですので、これは中東、あるいはアラブ・イスラム世界では、非常に偏った外交というふうに見られます。

記者会見のなかで、難民支援・人道支援を行っているということを強調していましたけれども、もし人道・難民支援ということで今回の中東歴訪があったのだとすれば、今シリアからの難民は、正確にはわかりませんけれども300万人とも言われています。

565名無しさん:2015/01/22(木) 22:01:40
>>564

その大半、半数以上は、160万人とも言われていますけれども、トルコにおります。まずトルコを最優先すべきであって、(訪問国から)トルコが外れている時点で、難民支援のために行った、人道支援をすると言っても、これは通用しないというふうに思われます。

訪問国はエジプト・イスラエル・パレスチナ・ヨルダンと、全てイスラエルに関係する国だけであると、そういう選択をしている時点で、アメリカとイスラエルの手先であると、当然認識されます。人道・難民支援のために行っているとは理解されない、というのが中東を知る者としては常識です。

中東の安定に寄与するというのは当然理解できる発言ですけれども、中東の安定が失われているのはイスラム国が出現する前からのことです。そのなかでわざわざというか、イスラム国だけを名指しで取り上げて、イスラム国と戦うため、と言いながら、人道支援だけをやっていると言っても、それは通用しない論理だと思います。

日本人の人質2人がいるということは、外務省も把握していたことであって、わざわざ「イスラム国と戦う」ということを発言するというのは、非常に不用意であると言わざるを得ないと思います。

テロリストの要求を飲む必要はもちろん無いわけですけれども、しかしそのことと、交渉するパイプを持たないということは、全く別のことだと思います。

例え無条件の解放を要求するとしても、実際に人質2人を解放するために安全が確保されるのか、その間空爆を止めることが出来るのか、誰がどこに受け取りに行くのか、そういったことを、正しい相手を正しく話をするパイプがないことには、そもそも話になりません。

今回の件でも、これまでと似たようなケースでも、多くの「仲介者になる」という偽物が現れて、それにアメリカが騙される、というようなケースはたくさん起きております。今回でも、そういう恐れが当然あるわけです。

イスラム国の呼び掛けは、安倍政権だけではなく日本国民に対する呼び掛け、という形をとっておりました。それに対して我々は応えるべきだと思います。もちろん日本は民主主義をとっている国ですので、安倍政権に賛成する人間もいれば反対する人間もいる。そのなかで我々にどういう対応が出来るのか、というのを問われているのだと思います。

566名無しさん:2015/01/22(木) 22:02:54
>>565
■中田孝氏が考える仲介案「イスラム国にも人道支援を」
ここからは、私個人の提案、提言になります。それはもちろん、イスラム教徒、イスラム学者としての立場でもありますし、同時に日本国民として、日米ともに受け入れられるギリギリの線だ、ということで提言させていただきます。

安部総理が言ったとおり、日本はイスラム国と戦う、そういう同盟国の側に援助をするわけですけれども、それはあくまでも人道援助に限られる、というこの論理は、イスラム国に対しても同じように適用されるべきだと考えます。

これまでも人道援助、あるいは経済援助の名の下に、アフガニスタン、あるいは直接関係するイラクに関しても、日本や国際社会は多くの援助を行ってきましたけれども、それが適切な人の手に届いていなかったと。特にスンナ派のイスラム主義といわれる人たちに対しては、非常に扱いが悪かった、というそもそもの怨嗟が、今回の事件の根源にございます。

現在のイスラム国の前身は、イラクのスンナ派のイスラム運動です。ですので彼ら自身は、アメリカによってイラクが攻撃されたことを、自らの体験として覚えております。そしてその時に彼らも含めて、サダム・フセイン政権が倒れた時には、ほとんどのイラク人はアメリカを歓迎していました。

それが数ヶ月で反アメリカに変わった。それはやはり、空爆その他でたくさんの人が殺された、特に女子供たちが殺されて、それに対して全く保障がされていない、という自体がございます。現在それが繰り返されており、イスラム国が支配している、行政の責任を持っている地域で、多くの人びとが殺されています。

国際赤十字、中東地域では赤新月社と言われておりますけれども、ここはイスラム国の支配下のところでも人道活動を続けていると聞いております。

ですので、私の提言と致しましては、イスラム国の要求している金額、これはあくまでも日本政府の難民支援、それと同額のものということですので、それを難民・人道支援に限る、ということで赤新月社を通じ、そしてトルコに仲介役になってもらって、そういう条件を課したうえで、日本はあくまでも難民の支援を行う、あるいはイラク・シリアで犠牲になっている人たち、そういった家族の支援を行う、という条件を課したうえで行う。

これが一番合理的であって、どちらの側にも受け入れられるギリギリの選択じゃないか、と私は考えています。

これで最後になります。日本ではあまり大きく報道されていませんでしたけれども、1月17日にイスラム国はイラクのヤジディー教徒を350人、無償で、人道目的で解放しております。これもひとつのメッセージであると捉えるべきだと、私は考えています。

567名無しさん:2015/01/22(木) 22:03:19
>>566
■イスラム国の定めた期限「72時間」は短すぎる
これから、イスラム国にいる私の古い友人たちに対して、私のメッセージを伝えたいと思います。まず日本語で。

日本政府に対して、イスラム国が考えていることを説明し、こちらから新たな提案を行いたいと思います。しかし72時間というのは、それをするには短すぎる時間です。もう少し待っていただきたい。もし交渉が出来るようであれば、私自身、イスラム国に行く用意もございます。

1月17日にヤジディー(族)の350人の人質が人道目的で解放されたことは、私も存じております。そのことは高く評価するべきだというふうに思っております。それで印象も良くなっていると思います。

日本人を釈放することが、イスラム、及びイスラム国のイメージを良くするし、私もそれを望んでいます。また、日本にいる全てのムスリムもそのことを望んでいます。72時間という時間は、我々にとってあまりにも短すぎます。時間をもう少しいただきたいというふうに思っています。これを聞いていただければ幸いです。ありがとうございます。

568名無しさん:2015/01/22(木) 22:09:21
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150122-00000035-jnn-soci
「救出に尽力したい」 イスラム法学者が名乗り
TBS系(JNN) 1月22日(木)12時19分配信
 「イスラム国」による日本人人質事件、交渉の期限が迫っています。「救出に尽力したい」と名乗り出たのは同志社大学・中田考元教授です。元教授は「イスラム国」とパイプがあることから、去年、警察の家宅捜索を受けています。果たして、日本政府は元教授を解決の突破口にすることができるのでしょうか。

 2人の安否も依然として分からない中、22日、「イスラム国」とのパイプを築いてきた人物が会見を開き、交渉役として「イスラム国に行く用意がある」と訴えました。

 「テロリストの要求をのむ必要はもちろんないわけですが、しかし、そのことと交渉するパイプを持たないということは全く別のこと。もし、交渉ができるようであれば、私自身が『イスラム国』へ行く用意があります」(同志社大学元教授 中田考氏)

 イスラム法学者で同志社大学元教授の中田考氏です。中田氏は、湯川さんが拘束された後の去年8月、親交のある「イスラム国」の司令官から「湯川さんの裁判をするため、イスラム法や日本語がわかる人を連れてきてほしい」と要請があったと説明。9月になって中田氏自身がシリアに入り、解放交渉を試みようとしましたが、空爆が始まり、やむなく引き返したといいます。

 人質の救出に協力したいと訴える中田氏。会見では、日本語とアラビア語で「イスラム国」にメッセージを出しました。

 「72時間は短すぎます。だからもう少し待っていただきたい。拘束した2人を処刑しないでください。日本人2人を処刑せずに解放したら、イスラム以外の世界でイスラム教と『イスラム国』に対する印象が良くなります」(同志社大学元教授 中田考氏)

 中田氏は去年10月、北大生が「イスラム国」に参加しようとした事件で、関係先として警視庁の家宅捜索を受けました。それ以降は司令官との交流を控えていたといいますが、現在も「イスラム国」側と「コンタクトが取れることは確認している」としています。

 「日本政府からは、直接には私に要請はございません。しかし、コンタクトがないわけではない」(同志社大学元教授 中田考氏)

 身代金について、中田氏は、「イスラム国」の支配地域における難民や人道支援として提供することを提案しています。

 「イスラム国」の支配地域での取材経験があるジャーナリストの常岡氏も、“自分と中田氏はイスラム国と交渉ができる”と訴えています。

 「どんな協力でもしようという意思を持っています。必要があれば『イスラム国』に再び行くこともやろうと思う」(フリージャーナリスト 常岡浩介氏)

 常岡氏も、中田氏と同じ件で警察の家宅捜索を受けました。現段階で日本政府からの接触はないということです。

 今回の「イスラム国」の映像には、「日本政府と国民へのメッセージ」というタイトルが付けられていました。

 「『イスラム国』の呼びかけは、安倍政権だけでなく、日本国民に対する呼びかけという形。我々にどういう対応ができるのかが問われているのだと思う」(同志社大学元教授 中田考氏)
(22日16:44)
最終更新:1月22日(木)19時46分TBS News i

569名無しさん:2015/01/22(木) 22:13:40
http://thepage.jp/detail/20150122-00000008-wordleaf
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150122-00000008-wordleaf-m_est

イスラム国人質事件 常岡浩介氏「日本政府は私たちの直接対話のチャンネルを活用しようとしない」
THE PAGE 1月22日(木)16時34分配信

動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=CbMAdyth15M
 ジャーナリスト・常岡浩介氏が22日、東京の外国特派員協会で会見を行い、「イスラム国」」による日本人人質事件について語った。

 常岡氏は、人質にされている湯川遥菜さんについて、『イスラム国』側は10月の段階では、「身代金を取る材料にしない、見せしめの処刑はしない方針で、イスラム法に則った裁判をすると強調していた」と説明。それだけに今回の『イスラム国』の脅迫ビデオを見て「驚愕した」という。「3か月前に聞いた話では湯川さんに緊急的な危険がある状態ではなかった。状況が完全にひっくり返っていることに驚いた」と語る。

 常岡氏は、自身や中田考氏が『イスラム国』に渡り、湯川さんを無罪にして救出することが出来た可能性があるのに、昨年10月6日の警視庁公安外事3課の捜査・押収のせいでイスラム国に渡航できなくなったと主張する。そして「警察は湯川さんを助け出せる可能性があることを知っていたはず。湯川さんが助かっていれば、後藤さんも無理に入ることはなかった」と捜査を批判した。

 2人の人質について、「状況は絶望的だと思う。彼らは殺害予告した人間を確実に殺害してきた。2億ドルを払うのは現実的ではない」と述べ、「方法があるとしたら、直接対話するしかない。そのチャンネルを私と中田考氏が持っているのに日本政府が活用しようとしない」と政府の対応に不満を述べた。常岡氏は「2人の救出に協力する用意がある」としているが、外務省などからは「接触はない状態」(常岡氏)だという。

570とはずがたり:2015/01/23(金) 18:34:25

イエメン大統領が辞意 権力の空白に懸念
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150123/k10014922771000.html
1月23日 17時42分

イスラム教シーア派の武装勢力と政府の対立で混乱が深まる中東のイエメンで22日、ハディ大統領が辞意を表明し、権力の空白をついてアルカイダ系の過激派組織が活動を活発化させるのではとの懸念が広がっています。

イエメンでは、新しい憲法の制定を巡ってイスラム教シーア派の武装勢力と政府との対立が続き、これまでに大統領宮殿や国営テレビ局などの政府機関が相次いで制圧されました。
こうした事態を受けて22日、ハディ大統領は「もはや政府は完全に行き詰まっている。大統領としての責任を果たすことができていない」として辞意を表明したということです。
イエメンでは「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の広がりで前の政権が崩壊し、アメリカが支持するハディ大統領のもと新しい体制作りが進められてきました。
大統領の辞任には、議会の承認が必要ですが、ハディ大統領の辞任が認められれば新体制づくりは行き詰まり、シーア派の武装勢力が拠点にする北部と、それに反発する南部との間で、対立がさらに深まるおそれが出ています。
イエメンは、フランスで起きた新聞社の襲撃事件に関与を主張するアルカイダ系のイスラム過激派組織が拠点をおいており、権力の空白をついて、活動を活発化させることが懸念されています。


イエメンでクーデター成立か 暫定大統領と首相が辞任
http://www.asahi.com/articles/ASH1R2VQ9H1RUHBI00R.html
カイロ=渡辺淳基
2015年1月23日10時57分

 イエメンのハディ暫定大統領とバハーハ首相が22日に辞任し、政権が崩壊した。AP通信が伝えた。20日から大統領官邸などを占拠しているイスラム教シーア派の武装組織「フーシ派」が実権を掌握し、クーデターが成立したようだ。同国南部では、独立を志向する勢力がイエメンからの行政の分離を宣言するなど、混乱が深まっている。

 衛星テレビ局アルジャジーラによると、議会は大統領らの辞表受理を拒否している。一方、フーシ派は議会機能の停止を宣言。近く、独自に大統領を選ぶ評議会を開くとしている。

 ハディ氏らはフーシ派の戦闘員に20日から官邸に軟禁され、同派の権利拡大などの要求を突きつけられていた。フーシ派の影響下に置かれた国営通信は21日に「大統領が要求に応じ、停戦に合意した」と伝えたが、22日には、同氏が要求を拒んだと報じられた。

571とはずがたり:2015/01/23(金) 19:50:00
「イスラム国」指揮官の50%殺害…米国務長官
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150123-OYT1T50059.html?from=yrank_ycont
2015年01月23日 11時09分

【ロンドン=佐藤昌宏、ワシントン=今井隆】ケリー米国務長官は22日、イスラム過激派組織「イスラム国」の掃討を続ける「有志連合」の外相級会合終了後の記者会見で、イラク、シリアでの空爆やイラク軍などによる地上攻撃により、「(イスラム国の)指揮官の50%と戦闘員数千人を殺害した」と述べた。


 さらに、「(イスラム国に実効支配されている地域の)700平方キロ・メートルの(イラク)領土を奪還、石油やガスの関連施設200か所をイスラム国から剥奪した」とこれまでの戦果を強調した。

 一方で、欧米などから流入が続く外国人戦闘員対策やイスラム国の資金源遮断などについては、「もっと効果的に出来るはずだ」と語り、改善の余地があることを認めた。

2015年01月23日 11時09分

572とはずがたり:2015/01/23(金) 21:01:56
サウジのアブドラ国王死去…テロ対策にも尽力
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150123-OYT1T50026.html
2015年01月23日 11時38分

 【アンマン=上地洋実】サウジアラビアのアブドラ国王が23日未明、死去した。

 国営テレビが伝えた。AP通信によると、90歳だった。イラク戦争や民衆蜂起「アラブの春」で中東が不安定化する中、世界最大の産油国の王制を維持した。最近では、イスラム過激派組織「イスラム国」掃討作戦に加わるなど、米国と連携しテロ対策にも尽力した。後継国王には異母弟のサルマン皇太子が即位する。

 アブドラ国王は、兄の第5代ファハド国王が脳卒中で倒れた1995年以降、実質的に政務を取り仕切った。同国王死去に伴い、2005年に第6代国王に即位した。

 前国王の改革路線を継承し、06年には主要王族で構成する「忠誠委員会」を設置。それまで国王が指名していた皇太子ポストを同委員会で決めるよう改めた。同国は、女性に車の運転が認められないなど男女格差が指摘されるが、国王は地方選挙で女性の参政権を認める方針を打ち出すなど、女性の権利拡充に取り組む姿勢を示した。

2015年01月23日 11時38分

573名無しさん:2015/01/24(土) 11:48:49
>>564-567

http://www.jiji.com/jc/v4?id=isis15010004
「イスラム国」に人道支援を〜中田元教授が会見〜

政府の直接要請はない

 一問一答は次の通り。

 日本政府側から中田さんに何等かの接触はあったか。要請はあったか。イスラム国とのパイプはまだ健在か。

 日本政府からの要請は直接にはない。しかし、コンタクトはないわけではない。また、イスラム国のパイプについても、最初に申し上げたように、できる限りつなぐようにしてた。コンタクトが取れることは確認している。

 日本政府は、中東地域全体のコミュニケーション手段を持っているのか。かなり話をできる人がいるのか。それとも、ゼロから始めなくてはいけない状態なのか。

 それについて答えられる立場ではない。一般論として、私自身も2年間、サウジアラビアで、専門調査員という立場で大使館で働いた経験もしたので、日本には、アラビストというそういうシステムがあり、100人以上のアラブの専門家が働いている。その意味では、アラブに関する知識がないということは言えない。

 しかし、イスラム関係、イスラム主義、イスラム学の専門家に対するコネクションは非常に弱いということは残念ながら申し上げていいと思う。

 今回の人質事件とイスラムは直接、本当は関係ないと思う。私のムスリム教徒の友人が、彼らは傭兵ばっかりだし、敗者ばっかり。遠隔操作されているような人ばかりで、人間的な価値が全くないと、強く非難していたが、どう思うか。

 私はカリフ制というものを信じている。カリフ制というのは本来、イスラムが担っていく体制。その不在は、ある意味では間違っているということになる。当然、イスラム国もその一つであると、私自身は考える。

 (あなたの)友人の方がどういう方か存じないし、どういう根拠に基づいて言っているのか存じないので、コメントできない。私の今までのイスラム国の訪問は、私の友人たちを訪ねて行ったもので、私の友人たちは、そういう方ではない。イスラム国に加入する前は、普通の人よりも正直で教養も高い人たちだった。知らない人については何も言いようがない。

574名無しさん:2015/01/24(土) 11:49:10
>>573

交渉の糸口

 日本の人道支援は、赤新月社とトルコを通じてということだったが、実際に難民にどう届くのか。これは、イスラム国のテロを防止することになるのか。

 難民といった場合、国外難民と国内難民がいる。今回の提言は、トルコ、赤新月社を通じて、あくまでもイスラム国の支配地域にということ。国内難民の話になる。イスラム国での生活は非常に苦しいものがある。それは、私自身も見てきた。

 人道援助がどういう形になるのか、それがテロを減らすかどうかということは、考えないというのが人道援助の基本。直接の効果は必ずしも期待できないかもしれない。

 しかし、イスラム国の前身が出現したのは、アメリカの空爆によって難民化した人たちに対する補償がなかった(ことが要因)。その意味で、間接的には(テロを)減らすことになるとも言えると思う。具体的には、食糧、医薬品、および、シリアも冬は非常に厳しいので、暖房器具、毛布。こういった人道支援以外には使えない物資を配るのが具体的な方法として思い浮かぶ。

 日本政府は交渉のパイプ役はいないと報じられている。先生はパイプ役になられるということを表明されたわけだが、もし政府が反応しなかった場合、政府は人質を救出する気があると思うか。また、2か月、後藤さんを放っていたわけだが、その点についてもどう思うか。

 9月に私がイスラム国を訪問した時、協力することがあれば協力したいと話をしたが、外務省の方からは、トルコの空港で、自己責任で行かないことも含めて、行く場合もご自由にということだった。もちろん、私自身がそういうことをしなくても解放できるのであれば、それで結構なことだが、現在までの展開を見ると、極めてあやしいのではないかと残念ながら思う。

 イスラム国のどのような立場の人とコネクションを持っているのか。そこを通じて交渉した場合、どの程度2人が解放される確率があるのか。72時間を過ぎた場合、生命にどれほど危険があると考えるか。

 ウマル・グラバー氏はイスラム国の中で唯一、表に出ている人。フェイスブックとツイッターの公式アカウントを持ち、今でも発言を続けている。それと、本人自身が特定できる。顔もあがっているし、日本人ジャーナリスト2人がインタビューをしている。2回とも、私自身、その場に立ち会った。イスラム国の中で、どこまで指導的な立場にいるかは私もはっきりとは申し上げられないが、イスラム国の行政機関の中で働いている。

 司令官という名前で呼ばれ、今は、広報というか、宣教担当のチームにいる。顔も出しており、特定できる、表に出られる人。しかし、彼自身がイスラム国の代表として、スポークスマンとして話せるわけではない。

 第二点だが、72時間という非常に短い時間。このことが何を意味するのか、私もまだつかみかねている。しかし、どうやって(身代金を)払い込むかという交渉もあるので、72時間以内にお金が払い込まれなければ…、という話ではないと思う。交渉の糸口をつかめるかどうか。それが、72時間の対応にかかわる。そういう意味で、とにかく交渉の糸口をつかむことに全力を挙げたいと思っている。

575名無しさん:2015/01/24(土) 11:49:24
>>574

最悪のシナリオ

 身代金を支払うかどうかについては、どう考えるか。その理由は。

 身代金を払うということではなく、トルコを仲介役に、赤新月社を通じてイスラム国の支配下にある地域の難民、戦争被害者に対して、人道援助を行う。これを、彼らに信頼して任せるということ。結局、分配に関しては彼らを信頼するしかない。イスラム国、あるいはイスラム国の前身がここまで支持を広げた大きな理由は、ほかの軍閥、あるいは民兵と違って、彼らが援助金、援助物資を公正に人々に分配したという面がある。それを信じて、彼らに任せる。これは、テロリストの要求に屈して、身代金を払ったということではない。

 あくまでも彼らの要求は、日本政府がアメリカの同盟国を通じて人道援助を行ったので、われわれ(イスラム国)を通じて同じような人道援助をしてほしいということだと理解している。

 イスラム国は日本が十字軍に参加したという表現を使っている。イスラム国の認識ではいつから日本が十字軍の一部になったのか。

 十字軍の一部になったかどうかは、イスラム世界の中でも認識は異なっている。特にイラクに関しては日本が自衛隊を派遣している。その意味では今、特に新しいことが起きているという認識ではないと思う。一般的に中東では、いまだに、日本はアメリカとは違うという認識は確かにある。今まで人質が首を切られるというのは、アメリカに対しては攻撃をやめろというメッセージだったのだが、日本に対しては明らかに違う。

 日本の役割はあくまでもお金を出すこと。直接攻撃する者とは別という扱いは今でも維持されている。

 「イスラム国の支配地域で人道援助を行うことが、テロリズムに対する支援にならないか」という質問が出だが、これは彼らから見ても同じことで、当然、人道援助と言う形で支援してても、支援していることに変わりないし、イスラム国だけを名指しして、それと戦うために…という言い方をしているので、これは彼らイスラム国から見ると、われわれと戦っている十字軍だという認識になってしまうのは仕方のないことと考える。

 日本政府は人命第一といっているが、人命を救出するということだけを考えた場合、(中田氏の提案の)ほかに可能性として手段があるのかどうか。今後、最悪の事態を含めてどのような事態が予想されるのか。

 私自身は先ほどの方法が唯一の方法だと考えている。最悪の事態というのは、米軍であるかシリア軍であるかもしれないが、空爆によって殺されてしまうのが最悪の事態だと考える。

 これまで処刑ビデオといわれるものに登場した人質は、ほとんど殺害されている。彼らの求めるような回答が得られなかった場合、処刑されてしまうことになると思うが、それについてはどう考えるか。

 最悪と言ったのは、空爆で殺されるというのはいま現在でもありうるということ。72時間ということでもない。シリアにいる人たちは女性や子どもを含めて皆、殺されている。それと一緒に殺されてしまうのが最悪だと私は考えている。72時間を過ぎて日本政府から反応がなくて殺されるという可能性も、もちろんある。

576名無しさん:2015/01/24(土) 16:54:47
【全文】「警察の捜査が、湯川さん後藤さんの危機的状況を引き起こした」?ジャーナリスト・常岡浩介氏が会見
http://blogos.com/article/104020/

577チバQ:2015/01/25(日) 13:31:55
http://www.sankei.com/world/news/150123/wor1501230016-n1.html
2015.1.23 09:06

イエメン大統領が辞意 大統領府の民兵制圧で「職務遂行不能に」






イエメンののハディ暫定大統領(ロイター)
 【カイロ=大内清】イエメンからの報道によると、同国のハディ暫定大統領は22日、イスラム教シーア派の一派、ザイド派の民兵による大統領府制圧などにより「職務遂行が不可能になった」として辞意を表明した。政府高官は、議会は辞任を認めていないとしているが、ザイド派と対立する部族やハディ氏の出身である南部勢力などは、ザイド派による事実上のクーデターとみて対決姿勢を強めており、国政のさらなる混乱は避けられない見通しだ。

 そんな中、ザイド派の指導者、アブデルマレク・フーシー氏は、ハディ氏の辞意表明を受け、各政治勢力や軍などで作る協議会による暫定統治を提案した。

 イエメンでは2012年、民衆デモの高まりやその後の武力衝突を受けて当時のサレハ大統領が退陣。連邦制導入を軸とした新体制づくりが進められたが、これに不満を持つザイド派が武力を背景に権力配分の見直しなどを求めていた。

578チバQ:2015/01/25(日) 13:33:11
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150125/k10014947511000.html
イエメン大統領辞意 過激派が活発のおそれ
1月25日 9時01分

イエメン大統領辞意 過激派が活発のおそれ
中東のイエメンで、反政府武装勢力と政府の対立で大統領が辞意を表明する事態となるなか、武装勢力が政権を掌握することに反発するデモが行われ、政情が不安定化するのに伴って国内に拠点を置くイスラム過激派組織の活動が活発になることも懸念されます。

イエメンでは、新しい憲法の制定を巡ってイスラム教シーア派の武装勢力と政府との対立が続き、政府機関が相次いで制圧されたことを受けて、ハディ大統領が辞意を表明しています。
これを受けて、武装勢力が政権を掌握することに反発するデモが24日、首都サヌアで行われ、およそ2万人の市民が参加しました。デモの参加者は「武装勢力を打倒し、首都から追い出すため抗議したい」とか、「武装勢力に乗っ取られた状態から抜け出したい」などと話しています。
一方、サヌアでは、武装勢力を支持するデモも起きていて、市民の間でも対立が深まっています。
イエメン南部には、フランスで起きた新聞社の襲撃事件に関与したと主張するアルカイダ系のイスラム過激派組織が拠点を置いています。ハディ大統領が辞意を表明したことで、権力に空白が生じて政情が不安定になるなか、イスラム過激派組織の活動が活発になることも懸念されます。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20150124-OYT1T50111.html
イエメン政情不安強まる…相次ぎ数千人規模デモ
2015年01月24日 21時19分
 【カイロ=柳沢亨之】イエメンの首都サヌアで24日、フーシ部族による攻勢で事実上崩壊したハディ政権の支持者数千人が、フーシへの抗議デモを行った。AFP通信が伝えた。


 サヌアでは23日、フーシ支持者による数千人規模のデモも発生、政情不安が強まっている。

 同通信によると、24日の抗議デモは、フーシによる昨年9月の首都占拠以来、最大規模で、参加者は「フーシ統治打倒」を唱えた。一方、フーシ支持者のデモはフーシ指導部が呼びかけていたもので、「米国に死を。イスラエルに死を」などと叫んだ。

579チバQ:2015/01/25(日) 13:33:53
http://www.sankei.com/world/news/150124/wor1501240057-n1.html
2015.1.24 21:37

米、イエメン政変に危機感 対テロ掃討作戦に支障の恐れ

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(1/2ページ)

イエメンの首都サヌアでデモを行なうザイド派の支持者ら=23日(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】イエメンのハディ暫定大統領がイスラム教シーア派の一派、ザイド派の民兵による大統領府制圧などを受けて辞意を表明し、政情不安が広がっていることにオバマ米政権が危機感を強めている。イエメンを拠点とする国際テロ組織アルカーイダ系の「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」に対して米軍が実施している掃討作戦に甚大な支障が生じる恐れが高いためだ。イエメンでの無人機による空爆を外国での対テロ作戦の「成功例」と位置づけてきたオバマ大統領への政治的打撃も大きい。

 米軍はイエメンでの無人機攻撃で、先のパリ連続テロ事件の容疑者とも接点があったとされるAQAP有力幹部のアンワル・アウラキ容疑者を殺害(2011年)するなど、一定の戦果を挙げてきた。

 アーネスト米大統領報道官は23日の記者会見で、「ザイド派とAQAPは敵同士で、政情不安でAQAPの影響力が強まるわけではない」と述べたが、親米路線のハディ氏は、米軍が中東全体で無人機作戦を展開するための空軍基地の使用を認めてきた経緯があり、イエメンでの混乱が拡大すれば、同国を拠点とした対テロ作戦そのものが遂行困難となりかねない。

 また、イランの支援を受けるザイド派が伸長すれば隣国サウジアラビアとの緊張が高まるのは必至だ。

 現地からの報道によると、ザイド派支持者は首都サヌアの街頭で「米国に死を」と唱えているという。サヌアの米国大使館では、館員の数を削減しつつ、中核の外交官と保安要員を残して業務を続行中だが、不測の事態が生じれば、ヘリなどで全員退避する方針だ。米国防総省のカービー報道官は23日、米海軍がイエメン沖に艦艇を待機させていることを認めた。

580チバQ:2015/01/25(日) 13:34:49
http://mainichi.jp/select/news/20150124k0000m030032000c.html
イエメン:南部4州の軍 中央政府の命令を今後拒否と表明
毎日新聞 2015年01月23日 18時50分

 【カイロ秋山信一】イエメンのハディ大統領が22日、辞意を表明した。政敵のイスラム教シーア派武装組織フシが大統領府を占拠するなど圧力をかけたことが背景にあり、同国ではフシによる事実上のクーデターだとの受け止めが広がっている。南・東部を中心に国民の6割超を占めるスンニ派部族が反発しており、内戦に突入する恐れも出てきた。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、バハーハ首相率いる内閣も総辞職を表明した。フシは大統領の辞任を歓迎し、政治勢力を集めた大統領評議会で次期大統領を決めると主張している。

 大統領の辞意表明を受け、アデンなど南部4州の軍当局は22日、中央政府の命令を今後拒否すると表明した。南部は以前から分離独立運動が活発化している。中部マリブ州でもスンニ派部族らがフシに対し武力闘争の準備を進めている。

 一方、首都サヌアと北・中部6州を実効支配するフシは、油田が多いマリブ州や南部への侵攻を図っており、本格的な武力衝突への懸念が強まっている。イエメンは1990年まで南北に2国家が分立していた経緯があり、国家分裂に発展する恐れもある。

 一方、東部には、7日に起きた仏週刊紙襲撃事件で犯行声明を出した国際テロ組織アルカイダ系のアラビア半島のアルカイダ(AQAP)の拠点がある。米国などはAQAPが混乱に乗じて、勢力を伸ばすことを警戒している。

 また、米国とフシは互いに敵視しており今後、米中央情報局(CIA)とイエメン軍が協調して実施してきたAQAPの掃討作戦に影響が出るのは必至だ。

581チバQ:2015/01/25(日) 13:35:22
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201501/2015012300770&g=int
イエメン情勢、重大局面に=ハディ大統領が辞表提出−米国のテロ対策に影響も



イエメンのハディ大統領=2013年6月、サヌア(AFP=時事)
 アラビア半島南端のイエメン情勢は、欧米諸国の支持を受けるハディ大統領が辞表を提出し、重大な局面を迎えた。イエメンは国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の拠点。混乱が深まれば米国のテロ対策にも大きな影響を及ぼしかねない。
 ハディ大統領は22日付の辞表で「国の混乱を収束するという目標を達成できなかった」と説明。バハーハ首相も辞任を表明した。ただ、政府高官はAFP通信に対し、議会は大統領の辞表受理を拒否し、23日に臨時会議を開くと述べた。一方、国営サバ通信は「25日に緊急会合が開かれる」と報道。大統領顧問の一人は「早くて25日という意味だ」と述べ、情報は混乱している。
 イエメンでは昨年9月、北部を拠点とするイスラム教シーア派系のザイド派武装集団が首都サヌアを制圧した。ザイド派は国を6地域に分割すると定めた新憲法草案に反対。今週になって大統領府を占拠し、大統領や首相の公邸を包囲するなど政権への圧力を強めてきた。
 21日には政権側が憲法草案で譲歩するのと引き換えに、ザイド派が大統領府から撤収するなどと決めた9項目の合意が成立。事態収拾に期待が高まったが、23日時点でザイド派は合意を履行していない。
 ハディ政権はAQAPを標的とした米軍による無人機攻撃を認めるなど、対テロ戦で米国の重要なパートナーと見なされてきた。ザイド派はAQAPと対立関係にあるが、政権が崩壊し、イエメンが「失敗国家」に転落すれば、テロ掃討に大きな影響を及ぼすのは必至だ。(2015/01/23-18:31)

582チバQ:2015/01/25(日) 13:36:10
http://www.sankei.com/world/news/150123/wor1501230048-n1.html
2015.1.23 15:28

イエメン、分裂の危機も 南部4州が政府の命令拒否

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22日、イエメン南部アデンの通りを歩く武装した人々(ロイター)
 フランス公共ラジオによると、イエメンのハディ暫定大統領の辞意表明を受け、ハディ氏を支持していた南部4州の軍・治安当局は22日、政府の命令に従わない方針を決めた。辞任への圧力を強めた北部を拠点とするイスラム教シーア派系ザイド派との対立が深まり、南部で分離独立の動きが加速、国家分裂の危機も現実味を帯びてきた。

 ザイド派の反政府民兵は昨年9月に首都サヌアに進撃。今月19日から国営メディアや大統領宮殿を相次いで制圧し、ハディ氏の私邸も包囲した。政権側は「クーデターの動き」と反発し、ハディ氏は22日、議会の議長に辞表を提出した。

 ハディ政権は憲法草案で国内を6地域に分ける連邦制の導入を目指していたが、ザイド派は影響力の低下を警戒し、南北を二つに分けるよう求めて反発。「アラブの春」で退陣したサレハ前大統領が影響力の回復を狙い、ザイド派に協力しているとみられている。(共同)

583チバQ:2015/01/25(日) 13:36:44
http://www.afpbb.com/articles/-/3037395
イエメン大統領が辞意表明、政局混迷深まる
2015年01月23日 09:44 発信地:サヌア/イエメン
【1月23日 AFP】イスラム教シーア派(Shiite)系の民兵組織に首都が制圧されているイエメンのアブドラボ・マンスール・ハディ(Abdrabuh Mansur Hadi)大統領は22日、辞意を表明した。その数時間前にはハリド・バハーハ(Khalid Bahah)首相とその内閣も辞表を提出しており、同国の政局混迷は深まる一方となっている。

 ハディ大統領は米国と同盟関係にあり、米国が展開する国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)との戦いで鍵となる存在だった。ハディ大統領が議会議長に提出した辞表には、国家運営が「完全に行き詰った」ためもはや大統領にとどまることは不可能だと判断したと記されている。

 同大統領は「私は大統領就任時に公約していた目標を達成することができなかった」とつづると同時に、イエメンの政治的指導者らが「事態の鎮静化に向けて国を引っ張っていく」ことに失敗したという見方を示した。

 大統領の辞表提出に先立ち、バハーハ首相も、国家崩壊の一端を担いたくないとして辞意を表明した。

 しかしある政府高官によると、イエメン議会はハディ大統領の辞任については承認していない。この高官が匿名を条件にAFPに語ったところによると、「議会は…大統領の辞表の受理を拒否し、23日午前に臨時議会を招集することを決定した」という。

 政権トップが相次いで辞意を表明するという衝撃の事態は、シーア派の一派のザイド派(Zaidi)に属する民兵組織「フーシ(Huthis)」(別名:アンサルラ(Ansarullah))が昨年9月に首都サヌア(Sanaa)をほぼ完全に制圧し、今週になってその掌握の力を一層強化する動きに出たことに端を発している。

 当局はフーシがクーデターを起こしたという認識を示している。フーシはすでに政権側と現況に幕を引く協定を結んだにもかかわらず、22日も主要な建物の周囲に戦闘員を配置し、17日に拉致した大統領側近も引き続き拘束している。

 欧米が支持しているハディ政権が崩壊すれば、戦略上重要ながら国家として弱体化しているイエメンが完全な混沌(こんとん)状態に陥る恐れが出てくる。(c)AFP/Jamal al-Jabiri

584チバQ:2015/01/25(日) 13:39:13
http://www.afpbb.com/articles/-/3037389
サウジアラビアのアブドラ国王が死去
2015年01月23日 09:33 発信地:リヤド/サウジアラビア
【1月23日 AFP】(一部更新)サウジアラビアのアブドラ・ビン・アブドルアジズ(Abdullah bin Abdulaziz)国王が23日、死去した。新国王には弟のサルマン(Salman)皇太子(国防相兼副首相)が即位した。サウジアラビア王室が発表した。

 新皇太子には、アブドラ国王の弟のムクリン・ビン・アブドルアジズ(Moqren bin Abdul Aziz)第2副首相兼国王顧問兼国王特使が指名された。

 90歳前後とされるアブドラ国王は、昨年12月に肺炎を患い入院。人工呼吸器が取り付けられていた。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3037545
アブドラ前国王の葬儀に各国首脳が参列、サウジアラビア
2015年01月24日 09:07 発信地:リヤド/サウジアラビア
【1月24日 AFP】サウジアラビアで23日、同日未明に死去した故アブドラ・ビン・アブドルアジズ(Abdullah bin Abdulaziz)前国王の葬儀が執り行われ、各国の首脳が参列した。

 同国首都リヤド(Riyadh)のイマーム・トルキー・ビン・アブドッラー・モスク(Imam Turki bin Abdullah Mosque)で営まれた葬儀には、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領や、パキスタンのナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)首相のほか、スーダン、エチオピア、湾岸諸国の首脳が参列。アブドラ国王の異母弟で、王位を継承したサルマン(Salman)新国王とともに祈りをささげた。

 テレビは、赤と白の伝統的なシュマグ(頭にかぶる装身具)を身に着けた王族が、布で覆われた前国王の遺体を乗せた簡素な担架を運ぶ場面を放送した。担架を担いだ王族の中には亡くなったアブドラ国王の子息であるムトイブ・ビン・アブドラ(Mutuib bin Abdullah)国家警備相もいた。

 アブドラ前国王の遺体は、葬儀の後すぐに近隣の公共墓地に運ばれ、2005年に死去したファハド(Fahd)国王と同様にサウジアラビアの厳格なイスラム教の伝統に従い墓標なしで埋葬された。

 アブドラ前国王の葬儀には、バーレーンのハマド・ビン・イサ・ハリファ(Hamad bin Issa al-Khalifa)国王や、カタールのタミム・ビン・ハマド・ビン・ハリファ・サーニ(Tamim bin Hamad bin Khalifa al-Thani)首長、アラブ首長国連邦(UAE)のハイレベルの代表団、クウェートのサバハ・アハマド・ジャビル・サバハ(Sabah al-Ahmad al-Jabir al-Sabah)首長も参列した。(c)AFP

585チバQ:2015/01/25(日) 13:45:41
http://www.sankei.com/world/news/150123/wor1501230051-n1.html
2015.1.23 16:51

サウジ、国王死去後に即日、新指導体制決定 後継争い危機の芽摘む






サウジアラビアのサルマン新国王
 サウジアラビアでは23日、アブドラ国王の死去を受けてサルマン新国王、ムクリン新皇太子の新指導体制が即日決まり、「アラブの春」後に騒乱が絶えない中東の中でサウジの安定感を国際社会に印象づけた。新国王にとって、ライバルの地域大国イランとの関係改善が大きな課題となりそうだ。

 アブドラ国王は昨年3月、異母弟のムクリン王子を新設の副皇太子に任命し、事実上、自身の2代先の国王を指名していた。23日は国王死去の発表とともに新国王即位、新皇太子任命も発表された。

 副皇太子が任命されていなければ、国王死去から新皇太子決定まで少なくとも数日かかり、後継争いを招く可能性もあったが、サルマン新国王は即日決定により危機の芽を未然に摘んだといえる。(共同)

586チバQ:2015/01/25(日) 13:46:42
http://www.sankei.com/world/news/150123/wor1501230068-n1.html
2015.1.23 21:51
【アブドラ国王死去】
孫の代から初の「王位継承者」 王位は異母弟サルマン皇太子が継承

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サウジアラビアのサルマン新国王=1月6日、リヤド(AP)
 【カイロ=大内清】サウジアラビアの国営メディアは23日、同国のアブドラ国王が入院先の病院で死去したと報じた。国王は今年で91歳前後だった。王位は異母弟のサルマン皇太子が継承し、皇太子には別の異母弟で第2副首相のムクリン王子が就いた。またサルマン新国王は同日、ムクリン皇太子の次の王位継承者となる副皇太子に、初代国王の孫の世代から初めてムハンマド内相を任命した。

 世界最大の産油国サウジは、下落している原油市場に強い影響力を持っているほか、昨年以降はイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」への米軍主導の空爆作戦にも参加している。サルマン新国王の下で対外政策に変化が生まれるかに注目が集まりそうだ。

 アブドラ国王は2005年、異母兄であるファハド前国王の死去に伴い即位した。保守的なワッハーブ派を奉じるサウジでは開明派として知られ、男女共学の大学を初めて開設するなど、徐々にながらも社会変革を推進した。また、年末から15年初頭には肺炎を患ったと伝えられていた。

 サウジでは1953年のアブドルアジズ初代国王の死後、その息子たちが王位を継承してきた。だが、この世代はすでに高齢化し、サルマン新国王は79歳前後、ムクリン王子も69歳前後に達していることから、いかに初代国王の孫の世代に王位を引き継ぐかが大きな課題となっていた。

 そうした中、サルマン新国王が今回、実兄であるナエフ元皇太子(12年に死去)の息子であるムハンマド内相を副皇太子に就けたことで世代交代に向けた道筋がついた格好だ。

587チバQ:2015/01/25(日) 13:55:22
http://mainichi.jp/select/news/20150124k0000e030307000c.html
イスラム国拘束:「私の監禁は…」…元人質の仏記者が語る
毎日新聞 2015年01月24日 11時55分(最終更新 01月24日 17時49分)
 ◇「拉致監禁のプロ集団。計算が緻密」と証言

 【パリ宮川裕章】シリアやイラクの一部を活動範囲とするイスラム過激派組織「イスラム国」に、2013年6月から14年4月まで約10カ月間拘束されたフランス人ジャーナリスト、ニコラ・エナン氏(39)が23日、パリ市内で毎日新聞の取材に応じた。エナン氏は拘束時の状況について「過激派は(拉致監禁の)プロ集団。計算が緻密で、組織立っていた」と証言した。

 エナン氏はイスラム国支配下のシリア北部ラッカの実情を単身で取材中、拉致された。「路上で車が脇に止まり、武装した黒覆面の男4人に車内に投げ込まれた。手錠をはめられ、コートをかぶせられた。10秒間の出来事だった」と語る。 エナン氏は腕時計などを奪われ、狭い浴室に一人で閉じ込められたが、3日後、窓から脱出。夜通し砂漠を走って逃げたが、明け方たどり着いた村はイスラム国の勢力下にあった。すぐに拘束され、元の場所に戻され罰を受けた。

 その後、アレッポで西洋人の人質約20人が1カ所に集められた。「約20平方メートルの作業場で、部屋の隅に蛇口とトイレがあったのは幸いだった」。ここで、昨年8月に殺害時の動画が公開された米国人記者と出会い、その後、6カ月間、行動をともにした。人質の間では仏語、英語、アラビア語などで会話した。「ストレスから人質同士の口論もあったが、一つのコミュニティーが生まれた」という。

 拘束場所は「主にアレッポ、ラッカ間を転々と移動した」と推測する。部屋では2人1組で手錠でつながれ、食事は1日2食。昼がオリーブ12個とヨーグルト。夜にはカップ1杯のご飯が与えられた。「完全に飢えさせることもなく、逃走する体力を奪うように計算されていた」。概して衛生状態は悪く、トイレのホースをシャワー代わりにした。英語のコーランなどが与えられただけで、時間を持て余した。

 看守は用心深く、「武器を奪われないよう人質の部屋には丸腰で入り、別の看守が部屋の外から銃を構えた」。「看守には米英軍によるイラク侵攻への復讐(ふくしゅう)心があり、米英人の人質の扱いは他の人質よりも悪かった」とみる。一緒に拘束されていたグループでは6人が殺害されたが、1人は公表されていない。「ある人質は突然連れ出され、数日後にパソコンで遺体の画像を見せられた」という。

 同じ場所に拘束されたシリア人囚人の扱いは過酷で、「廊下で看守が叫びながらシリア人を殴る音が聞こえた」。エナン氏は自身への拷問については「語りたくない」と言う。通信は許されず、「外界についてわずかでも情報が入るのは、新しい人質が加わった時だけだった」と回想する。

 希望が膨らんだのは、解放される数週間前に3人のスペイン人記者が解放された時だ。「過激派は支離滅裂な形で身代金や囚人解放の要求を語った」という。エナン氏らフランス人4人はトルコ国境沿いで解放され、トルコの警察に保護された。解放から10カ月後の今も「ストレスが残り、生活を再建するのが難しい」と話す。

エナン氏は拘束中、「日本などアジア系の人質や戦闘員は見たことも、話に聞いたこともない」という。イスラム国にとっての日本は「金をゆすり取る対象」とみる。日本がイスラム国対策として打ち出した避難民支援の2億ドルについては「人道的なものであっても、イスラム国の論理では敵対行為とみなされる」と分析。日本人2人の人質事件について「非常に心配だ」と語った。

 日本人の拘束場所については、ネットで配信された映像の背景が「ラッカ周辺の景色と似ている」と指摘した。

 ◇ニコラ・エナン氏

 フランスのフリージャーナリスト。アラビア語を駆使し、中東、アラブ世界の動向取材を専門としている。2003年のイラク戦争では3月の開戦前から現地入り。11年に起きた中東の民主化要求運動「アラブの春」はエジプト、リビア、シリアから報道した。13年6月、過激派組織「イスラム国」の本拠地シリア北部ラッカで拉致され、10カ月間拘束された。

588チバQ:2015/01/25(日) 13:55:51
http://mainichi.jp/select/news/20150124k0000e030308000c.html
イスラム国:九州と四国合わせた広さ…イラクでの支配地域
毎日新聞 2015年01月24日 11時58分(最終更新 01月24日 13時15分)
 ◇米国防総省が分析、イラク国土の12%

 【ワシントン和田浩明】米国防総省のカービー報道官は23日、過激派組織「イスラム国」のイラク側の支配地域は約5万4000平方キロに達しているとの分析を明らかにした。44万平方キロ弱の国土の約12%におよび、日本の九州と四国を合わせたほどの広さだ。イスラム国からイラク側が奪還したのは過去半年間で約700平方キロにとどまっているという。イスラム国の兵力は昨年夏に始まった空爆などで約6000人が死亡したが、今も2万〜3万人が残るという。

 オバマ米大統領は20日の一般教書演説でイラク、シリアの双方でイスラム国の前進を止めつつあると説明していた。ただ、シリア側については、イスラム国が昨年より支配地域を拡大し北東部の大部分を押さえているとの民間研究機関の分析もあり、米国が目指すイスラム国の「弱体化と破壊」の困難さが浮き彫りになっている。

 一方、カービー報道官は、穏健派シリア反体制派の訓練を担当する米軍部隊の先遣隊約100人が数日以内に派遣されることも明らかにした。受け入れを表明しているサウジアラビアやカタール、トルコに展開するものと見られる。最終的な派遣数は400人になる。米軍は3月に訓練を開始できれば年内に約5000人の訓練が可能と説明しているが、現時点ではまだ訓練要員の人選が済んでいない。

 イラクでは米軍による現地部隊の訓練が始まっている。米CNNによると、イスラム国が占拠する北部第2の都市モスルの奪還を目指すクルド人部隊ペシュメルガを支援するため、国防総省は少数の顧問団の派遣を検討しているという。モスルは昨年6月に陥落した。

589チバQ:2015/01/25(日) 13:57:37
http://mainichi.jp/select/news/20150124k0000m030143000c.html
サウジアラビア:現実主義と伝統体現と アブドラ国王死去
毎日新聞 2015年01月23日 21時23分(最終更新 01月24日 00時54分)
 サウジアラビアのアブドラ国王が23日未明に死去した。アブドラ国王は、バランス感覚に優れた現実主義者であったが、改革者にはなれなかった。

 1924年、リヤドに生まれ、部族の伝統的習慣の中で幼少期を過ごした。父のアブドルアジズ氏は32年に初代国王になった。

 63年に国家警備隊司令官となり国内治安を担当。これが力の源泉になった。82年に皇太子に就任した時、ファハド国王(当時)と同じ母を持つ兄弟から反対もあったが、治安機関の統治能力を基に対抗し権力基盤を築いた。

 70年代、アラブの団結を優先し度々、米国を批判した。90年の湾岸危機で米国がサウジ国内への米軍駐留を求めた時も反対したとされる。2005年、第6代国王に即位した。

 一方、対米関係の重要性も認識し、米国との関係を決定的に悪化させることは避け、欧米諸国と良好な関係を維持した。

 サウジの人口はこの30年で4倍になっている。若年層の急増と海外からの情報流入で、国内では欧米の価値観を知る若者とイスラム保守派との間で対立が深刻化している。

 アブドラ氏は改革の必要性を認識し05年11月、世界貿易機関(WTO)加盟を実現。ロンドン五輪(12年)では初めて女性選手を派遣して、欧米諸国に配慮した。

 一方、国民の意思を反映する民主制度は十分、整備されず、女性の車の運転が認められないなど課題は残った。サウジから過激なイスラム主義者が生まれる状況も変わらない。

 アブドラ国王は約30人の妻(離婚した妻も含む)との間に15人の息子と20人の娘があると考えられている。部族の伝統を体現した国王に改革を求めるには限界があった。内外に難題を残したまま国王は逝った。【ロンドン小倉孝保(元カイロ支局長)】

590チバQ:2015/01/25(日) 17:44:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2015012300156
サウジのアブドラ国王死去=スンニ派盟主、テロに危機感−サルマン皇太子が即位



サウジアラビアのアブドラ国王=2014年6月、ジッダ(AFP=時事)
 【アンマン時事】サウジアラビア王室によると、アブドラ・ビン・アブドルアジズ国王が23日、死去した。90歳前後とみられる。国防相を務める異母弟のサルマン皇太子(79)が新国王に即位。新国王はムクリン王子を皇太子に指名した。外交や石油政策に大きな変化はないとみられる。


 アブドラ国王は、世界最大級の石油産出国サウジで20年近く実権を掌握。イスラム教スンニ派の盟主として、中東地域で絶大な存在感を誇った。椎間板ヘルニアや血栓による背中の痛みなどで療養を続け、最近は肺炎で入院していた。
 ファハド前国王が死去した2005年8月1日に即位した。しかし、病弱だった前国王に代わって、1990年代後半から実質的に国政のかじ取りを担ってきた。
 イスラム教発祥の地サウジは90年の湾岸危機で「異教徒」米軍の駐留を容認。これに反発するサウジ出身の故ウサマ・ビンラディン容疑者率いる国際テロ組織アルカイダが台頭し、2001年9月の米同時テロを招いた。このため、03年のイラク戦争では、米軍の基地使用を認めなかった。
 その後も親米路線を維持したが、サウジが脅威とみなすイランとの核協議を進めるオバマ政権とは、関係がぎくしゃくした。イラクとシリアでの過激組織「イスラム国」台頭によって欧米もテロの標的になると訴え、国際社会に迅速な対応を呼び掛けていた。
 サウジは日本の最大の原油輸入先。アブドラ国王の訪日は実現しなかったが、07年4月には第1次政権当時の安倍晋三首相がサウジを訪れて国王と会談。首相は再登板後の13年にもサウジを訪問し、療養中の国王と電話で会談した。(2015/01/23-10:58)

591チバQ:2015/01/25(日) 17:46:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015012500134
第三国絡む複雑な構図=人質、囚人、捕虜−交換に数々の前例・邦人人質


 戦時下などで捕虜や囚人の交換は、中東をはじめ世界各地や地域で広く行われてきた。ただ、日本人を人質に取った過激組織「イスラム国」は今回、ヨルダンで収監中の女性死刑囚の釈放を求めた。第三国が絡む複雑な構図になっている。
 第三国が絡む事案としては1977年、当時の西ドイツのルフトハンザ航空機をパレスチナ解放人民戦線(PFLP)がハイジャックし、西独で収監されていたドイツ赤軍幹部らの釈放を要求する事件があった。西独政府は拒否した。
 72年にイスラエルのロッド空港(現ベングリオン空港)で起きた日本赤軍による乱射事件では、85年になって、イスラエルとパレスチナ解放人民戦線総司令部派(PFLP・GC)との捕虜交換が実現。このとき、イスラエルの刑務所で服役していた岡本公三容疑者が、1000人以上のパレスチナ人に含まれる形で釈放された。
 最近もイスラエルは2011年10月、パレスチナ人受刑者ら約1000人の釈放で合意した。パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが06年6月に拉致したイスラエル兵1人を救い出すための交換条件だった。
 今も続くウクライナ東部の紛争も例外ではない。昨年12月、ウクライナが拘束していた親ロシア派武装勢力222人と交換する形で、親ロ派はウクライナ兵146人を解放した。
 内戦下のシリアでは、イスラム国と反体制派武装組織が捕虜交換を頻繁に行っている。また、イスラム国がトルコ外交官らを人質に取ったが、トルコは収監していたイスラム国戦闘員の釈放を材料に解放交渉を進めたと伝える報道もある。
 ただ、イスラム国は残虐性で知られる。イスラム国に対しては「そもそも交渉することに意味があるのか」(中東専門家)と疑う声は根強い。イスラム国の新たな要求は、日本政府やヨルダン、空爆を続ける有志連合を揺さぶることが目的ではないかと懸念する見方も有力だ。(時事)(2015/01/25-15:44)

592チバQ:2015/01/25(日) 18:40:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150125-00000032-jij-m_est
過激組織、さらなる揺さぶり=ヨルダン巻き込み存在誇示―「イスラム国」
時事通信 1月25日(日)6時10分配信

 日本人人質2人の殺害警告事件は、過激組織「イスラム国」とみられるグループが人質1人を殺害した上で、もう1人の解放と引き換えに、ヨルダンで収監中のイラク人女性死刑囚の釈放を要求する展開となった。ヨルダン政府を巻き込む形で新たな釈放要求を突き付けて改めて存在感を誇示し、日本政府をさらに揺さぶる構えだ。
 昨年6月にシリア北東部とイラク北西部一帯で国家樹立を宣言したイスラム国は、支配地域を一気に広げてきた。米軍主導の有志連合の空爆により、一部で劣勢が伝えられるものの、依然として勢力を維持している。
 イスラム国は巧みなメディア戦略で、インターネット上で広報宣伝活動を展開。欧米のイスラム系移民をはじめ世界各地から戦闘員を集め、その数は3万人を上回るとの推計もある。もともと2億ドルの身代金要求は、その非現実的な金額から、存在感を誇示する政治目的の側面が強かったといわれていた。
 イスラム国は異教徒や反対者を冷酷に殺害する残虐ぶりで知られ、日本も標的になることが改めて明確になった。安倍晋三首相の中東歴訪に合わせ、拘束していた日本人人質の利用価値が高まったと判断して2億ドルの身代金を要求。今回は要求を変えることで、存在をさらにアピールする狙いがあるとみられる。

593チバQ:2015/01/25(日) 18:41:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150125-00000513-san-m_est&pos=1
イスラム国殺害脅迫 相手国の感情をあおり、対立構図に巻き込む戦略
産経新聞 1月25日(日)2時8分配信

 【カイロ=大内清】拘束していた湯川遥菜さん(42)を殺害したとみられるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」。その残酷な手法には、脅迫によって相手を屈服させる意図のほかに、それに失敗した場合でも恐怖を与えることによって相手国の対立感情をあおり、非イスラム世界とのジハード(聖戦)という対立構図に引きずり込む戦略がある。

 「お前は自発的に十字軍に参加する意思を示した」。イスラム国が20日に公表したビデオで日本人2人の殺害を脅迫した戦闘員は、こんな表現で日本の中東支援策を非難した。

 十字軍は、非イスラム教徒を含む中東の人々にとり、欧州キリスト教世界による侵略とそれを撃退した栄光を想起させる歴史用語だが、2003年のイラク戦争で当時のブッシュ米大統領がこの表現を用いたことなどから現代的な意味合いも持っている。

 過激派はこれをさらに拡大させ、敵対する勢力に「十字軍」のレッテルを貼ることで、イスラム全体の敵であるかのように印象を操作することを狙う。イスラム国の声明は、人質の命への脅迫であると同時に、「日本も敵とみなすぞ」との恫(どう)喝(かつ)でもある。

 中東諸国はおおむね親日的で、「植民地支配を敷いた欧米とは違う」と話す人が多いが、過去には国際テロ組織アルカーイダなどが欧米に協力的な日本の姿勢を非難したこともあった。

 過激派のこうした態度の背景には、カリフ制を理想とする半面、民主主義や君主制など現行のあらゆる政体を非イスラム的とみなし、たとえイスラム教徒であってもそこで暮らす者は「不信仰者」扱いするなど、「敵味方を峻(しゅん)別(べつ)する二項対立的な考え方」(専門家)がある。

 過激派の世界観では、最も純粋にシャリーア(イスラム法)を実践する自分たちが絶対的な正義であり、先兵となってジハードを行うことは、他のイスラム教徒に異教徒からの攻勢に気付かせ、目覚めさせるのに不可欠な行為となる。

 過激派が域内外のテロや人質を使った脅迫などを繰り返すのは、一義的には相手を恐怖で屈服させるのが目的だ。だが、たとえ相手がそれに屈せず報復行為などに出た場合でも、過激派側には、その相手をイスラム全体にとっての「敵」だとすり替えるプロパガンダに訴求力が増すメリットがある。

 日本政府は今回の脅迫を受け、日本の中東政策は一般のイスラム教徒に敵対的な意思を持ってのものではないことを訴えた。今後も発信力を強め、善悪二元論的な対立をあおる過激派とは決して同じ土俵に乗らないことを明示していく必要がある。

594とはずがたり:2015/01/25(日) 19:17:09

<イスラム国拘束>新映像「日本政府と家族にも送信」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150125k0000m040089000c.html
毎日新聞2015年1月25日(日)01:35

 ◇安倍首相「許し難い暴挙、断固非難」

 【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループに拘束された仙台市出身のジャーナリスト、後藤健二さん(47)の新たな映像が24日午後(日本時間24日夜)、インターネット上の動画投稿サイトに公開された。後藤さんは同様に拘束されている千葉市出身の湯川遥菜さん(42)の遺体とみられる写真を持たされ、男性の声で「湯川さんは既に殺害された」と英語で訴えた。内容の信ぴょう性や映像の投稿者の素性は明らかではない。これを受けて政府は25日未明、首相官邸で関係者会議を開催。安倍晋三首相は「言語道断の許し難い暴挙だ。断固として非難する」と記者団に語った。

 犯行グループは今月20日、2人の殺害を予告する映像を公開し、政府に対して「72時間以内に2億ドル(約235億円)を支払え」と要求していた。政府は無条件での即時解放を求めている。

 新たに公開された映像は約3分間。真っ白な背景を背に、オレンジ色の服を着た後藤さんの静止画像が流れ、男性の声で英語でメッセージを伝えている。20日に公開された映像にあった「イスラム国」の広報部門を示すロゴマークなどは今回の映像にはなかった。

 声の主は不明だが、「私はゴトウ・ケンジ・ジョゴだ」と名乗っており、後藤さんの可能性がある。20日の殺害予告映像でも「KENJI GOTO JOGO」と紹介されていた。映像では、後藤さんが、湯川さんのひざまずく姿などを写したとみられる2枚の画像を手にしているように見えるが、合成された可能性もある。

 声の主は「湯川さんは殺害された。期限は与えられていたが、安倍(晋三首相)は脅迫を真剣に受け止めなかった。(2人を)拘束していた者たちは、ただちに言葉を実行した」と主張。さらに「彼ら(犯行グループ)はもはや金を求めていない。要求はシンプルだ。ヨルダンで拘束されている女が釈放されれば、私はすぐに解放される」と述べ、要求事項に変更があったことを示唆した。

 映像では同様のメッセージが、日本政府と後藤さんの家族に送られたと説明。声の主が、後藤さんの妻とみられる女性の名を呼び、「愛している。2人の娘に会いたい。家族や友人、報道機関と協力し、あきらめずに政府に圧力をかけてほしい」という言葉もあった。

 新たに釈放を要求された女の氏名は「サジダ・リシャウィ」。英BBCによると、同姓同名の女は2005年にヨルダンの首都アンマンで起きた自爆テロ事件に関与したとして、ヨルダン当局に拘束され、死刑判決を受けている。この女はイスラム国の前身組織の指導者と近い関係にある。イスラム国が、昨年12月に拘束したヨルダン軍のパイロットと女の「捕虜交換」を要求していたとの情報もある。

 新たな映像は、静止画と音声を組み合わせたもので、過去のイスラム国による人質事件とは相違があるが人質にイスラム国の主張を代弁させるスタイルの映像は、過去にも確認されている。

 殺害された可能性がある湯川さんは軍事関連会社経営者で、昨年7月下旬にシリア入りし、8月にイスラム国に拘束されたとみられている。後藤さんは昨年11月ごろ、シリア北部でイスラム国に拘束された可能性が高い。湯川さんは民間軍事会社の運営準備、後藤さんは旧知の湯川さん救出や取材が目的だったとみられている。

 犯行グループは、安倍首相が中東を訪問し、非軍事分野で約2億ドル規模のイスラム国対策を表明したことを受ける形で、2人の殺害を予告し、支援額と同額の身代金を要求していた。

595とはずがたり:2015/01/25(日) 19:17:37
米情報機関「画像疑う理由なし」
http://news.goo.ne.jp/article/nhknews/world/nhknews-10014950371_20150125.html
NHKニュース&スポーツ2015年1月25日(日)14:23

イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された湯川遥菜さんが殺害されたとみられる写真を持った後藤健二さんの画像について、アメリカの情報機関を統括する国家情報長官室は、NHKの取材に対し、「画像の信ぴょう性を疑う理由はない」と答え、アメリカの情報機関としては、画像が本物だと見ていることを明らかにしました。

人質「殺害」を非難=イスラム国裁く―米大統領
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-150125X430.html
時事通信2015年1月25日(日)15:44

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は24日声明を出し、過激組織「イスラム国」に拘束された湯川遥菜さんが殺害されたとみられる画像公開を受けて「イスラム国による残虐な殺害を強く非難する」と表明した。さらに、拘束されている後藤健二さんら人質全員の即時解放を重ねて要求した。

 大統領は「同盟国の日本と共に対抗する。日本が自国から遠い(中東)地域の平和と発展に貢献していることを称賛する」と強調。その上で「われわれは協力して殺人者に裁きを受けさせ、イスラム国を最終的に打ち負かす断固たる行動を継続する」と明言した。

 ケリー国務長官やヘーゲル国防長官も相次いで非難声明を発表。ヘーゲル氏は「イスラム国の残忍な行為は、イラクやシリアへの日本の寛容な支援とは際立って対照をなしている。彼らの蛮行は、われわれのグロバールな連合を結束させるだけだ」と強調した。

 米CBSテレビ(電子版)によると、米国家情報長官室の報道官は、湯川さんが殺害されたとみられるネット上の画像を分析した結果、信ぴょう性を疑う理由はないと語ったという。 

後藤健二さんとみられる男性のメッセージの和訳
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20150125-567-OYT1T50087.html
読売新聞2015年1月25日(日)18:58

 24日に動画サイトで流れた後藤健二さんとみられる男性のビデオ映像で、男性の音声の内容は以下の通り。
          ◇

 私は後藤健二だ。あなた方が見たのは、私と同じように拘束され、イスラム・カリフ国の土地で殺された(湯川) 遥菜 はるなの写真だ。あなた方は警告された。期限を与えられていた。だから、私を拘束する人たちは、自分たちの言葉通りに行動した。

 安倍(首相)、あなたが遥菜を殺した。あなたは、私の拘束者による脅しを真剣に受け止めず、72時間以内に行動しなかった。

 いとしい妻よ、愛している。2人の娘が恋しい。安倍(首相)が私に同じことをしないようにしてほしい。あきらめないでほしい。私の家族、友人、「インデペンデント・プレス」の同僚とともに、政府に圧力をかけ続けなければならない。

 要求はより簡単なものになった。彼らは公正だ。彼らはもう金銭を要求していない。テロリストに資金提供するという心配をする必要はない。

 彼らはただ、捕らわれている仲間のサジダ・リシャウィの釈放を求めている。簡単なことだ。サジダを釈放すれば、私は解放される。今なら、それは可能に思える。我々の政府はすぐ近くにいる。どうすればいいのか。皮肉にも(日本)政府の代表はヨルダンにいて、サジダはそこでヨルダン政府に収監されている。

 もう一度強調するが、私の命を救うのは簡単だ。あなた方がサジダをヨルダン政権から釈放すれば、私はすぐに解放される。私と彼女(サジダ)の交換だ。

 妻よ、これは私にとってこの世で最後の時間になるかもしれない。私は死ぬかもしれない。これを私の最後の言葉にしないでほしい。安倍(首相)に私を殺させないでほしい。

596チバQ:2015/01/25(日) 19:26:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015012500045
経験不足に焦りも=実績求めシリアへ−「軍事会社」設立・湯川さん



湯川遥菜さん(右端)と後藤健二さん(左から2人目)(湯川さんのフェイスブックより)
 過激組織「イスラム国」に殺害されたとの映像が投稿された湯川遥菜さん(42)は周囲に、「シリアは危険だ」と漏らしていた。自ら設立した軍事会社の経営がうまくいかず、戦地での実績づくりを目的にシリアに渡ったという。

イスラム国、後藤さんの画像投稿=湯川さん殺害か−安倍首相「許し難い暴挙」と非難

 湯川さんは自衛隊や警察に勤務した経験はなかったが、昨年1月に軍事会社「ピーエムシー」を設立。民間船舶の警備などを考えたが、経験や資金不足から難航していた。
 元茨城県議で同社顧問の木本信男さん(70)は「焦りから、手っ取り早く経験を積もうとシリアに行ったのだろう」と推察し、「優しく温厚な青年だった」と語った。
 湯川さんは自身のブログで、昨年4月に初めてシリアを訪れた際、反体制派武装組織「自由シリア軍」に拘束されたことを紹介。ジャーナリスト後藤健二さん(47)=イスラム国が拘束=に通訳をしてもらった後は、組織から厚遇されたとつづっていた。(2015/01/25-04:24)

597とはずがたり:2015/01/27(火) 11:39:34
後藤さん母、特派員協会で解放訴える 「健二は幼い頃から心の優しい子でした
http://www.j-cast.com/2015/01/23225989.html?p=all
2015/1/23 12:14

イスラム国が日本人2人の身代金の支払期限にしていた「72時間」が迫るなか、ジャーナリストの後藤健二さん(47)の母親、石堂順子さん(78)が2015年1月23日午前、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見し、「健二はイスラム国の敵ではありません」などと解放を訴えた。
あわせて、イスラム関係の子どもを自宅で教育するという独自のアイディアも披露した。
「3日間、ただただ、悲しくて、泣いていました」

日本政府は、この「72時間」の期限は23日の14時50分頃だとみている。会見に先立って配布された声明で、石堂さんは、
「私はこの3日間、ただただ、悲しくて、泣いていました。表現できません。健二は幼い頃から心の優しい子でした」
「イスラム国の皆さん、健二はイスラム国の敵ではありません。解放してください」
「あと残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救ってください」
などと訴えた。
後藤さんが拘束されて以降、イスラム国側が後藤さんの妻に身代金を要求するメールを送りつけていたことが明らかになっている。ただ、後藤さんは、シリア行きも石堂さんに伝えていなかった。
そして妻と初めて電話で話したことにも触れ、
「赤ちゃんを産んで、まだ2週間にもなっていないということ。私は健二に憤りを感じた。なぜ、そんな乳飲み子を残しながら行くのか、ということ。『友達が、友人が...』と言っても、2週間しか経っていない子どもを守ってあげるのは親しかいないではないか」
と話した。
石堂さんはこのように述べ、後藤さんがシリアに渡った時点で生後2週間の子どもがいたことを明かした。
唐突に原子力の問題を訴える
会見では、石堂さんは終始独自の主張を披露した。後藤さんの拘束問題とどのように関係するかは不明だが、「私は不思議でならないことがある」として挙げたのが原子力の話題で、原子力を平和的に活用すべきだと訴えた。
また、石堂さんは「イスラム国」と「イスラム諸国」を同じだと理解している様子で、イスラム関係の子どもを招待したい考えだ。
「もし、イスラムのお子さんが日本で勉強したいとか、そのような方がいらっしゃったら、私が全力をもってお守りする。私のうちで、しっかりお勉強していただくことをお約束する」
石堂さんによると、日本政府からは特段の連絡はないといい、
「地球のために力をあわせて頑張ります!」
と言い残して会見場を後にした。
会見を主催した特派員協会の神保哲生さんによると、動画がアップロードされた1月20日に石堂さん側から「『息子を救ってほしい』と世界に伝えたい」などとして会見の申し入れがあった。会見の直前になって、後藤さんの兄を名乗る人物から会見を中止するように特派員協会に電話があったが、すでに特派員協会に到着していた石堂さんが電話に出て、電話を切ったという。

598とはずがたり:2015/01/27(火) 13:40:10

イスラム国殺害脅迫 身代金撤回はアラブ流の交渉術か…疑問の裏に「計算高さ」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20150125588.html
産経新聞2015年1月25日(日)23:36

 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に拘束された後藤健二さん(47)が、湯川遥菜(はるな)さん(42)の殺害場面だとする写真を持った画像が公開された。イスラム国が新たな要求を突きつけ、事態がめまぐるしく移り変わる中、いくつかの疑問が浮上している。

 ■「女死刑囚」どの程度重要なのか

 イスラム国は今回、後藤さんの解放と引きかえに、2005年にヨルダンの首都アンマンの連続ホテル爆破テロに関与したとして死刑判決を受け、同国で収監中のイラク人女性、サジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を求めた。

 リシャウィ死刑囚はどれほどの重要性を持つ人物なのか。

 アラブのメディアによると、1970年生まれのリシャウィ死刑囚は2005年、夫のフセイン・シャマリ容疑者とともにアンマン市内のホテルで自爆テロを図ったが、爆弾が爆発せず失敗。シャマリ容疑者はその場で自爆した。この事件では別の2つのホテルなども標的となり、少なくとも計60人が死亡している。

 リシャウィ死刑囚は、イスラム国の前身である「イラクの聖戦アルカーイダ組織」を率いたザルカウィ容疑者の右腕と呼ばれたサミル・リシャウィ容疑者=04年に米軍の掃討作戦で死亡=の妹としても知られる人物だ。別の兄弟少なくとも2人も、イラクで米軍との戦闘で死亡している。

 リシャウィ死刑囚はイスラム国にとって、組織に多大な貢献をした一族の一人であり、象徴的な意味を持つ女性ジハーディスト(聖戦主義者)だともいえる。この一族は、イスラム国指導者、バグダーディ容疑者の元妻と同じ部族出身との情報もある。

 ■法外要求一転…受け入れやすさ演出

 最初の疑問とも関連するもう一つの謎は、なぜイスラム国が金銭要求を取り下げたのかという点だ。

 イスラム国は20日に公開した声明ビデオで、計2億ドル(約236億円)もの身代金を要求していたが、今回のメッセージでは後藤さんに、「彼ら(イスラム国)はもう金を求めていない。だからテロリストの資金源になる心配はないんだ」と訴えさせ、リシャウィ死刑囚との身柄の交換を持ちかけた。

 最初に2億ドルという法外な金額を提示し、その後、要求を引き下げることで受け入れやすくする狙いだった可能性は高い。アラブ世界の商取引などではよくみられる交渉術だ。

 一方で、同死刑囚を釈放するか否かはヨルダン政府の政治判断にかかっている。イスラム国は、金銭支払いという一義的には日本政府に関わる問題にヨルダンを引きずり込み、事態を複雑化した形だ。これによって両国の協議を紛糾させ、結果的に両国関係にくさびを打ち込む意図がある可能性も否定はできない。

 ■日本人2人の「発信力」、天秤に?

 さらに、イスラム国は今回、どうしてメッセージの発信役に後藤さんを選んだのだろうか。

 イスラム国が殺害したと示唆する湯川さんは昨年8月に拘束されて以降、イスラム国支持者らのウェブサイトなどで、銃器を所持していたことなどを理由に「日本や欧米のスパイだ」との疑いをかけられてきた。湯川さんがフェイスブックで、自身の肩書を民間軍事会社の最高経営責任者(CEO)と公開していたことも、嫌疑に拍車をかけたものとみられる。

 これに対し後藤さんは、主に紛争地を取材するジャーナリストとして高い評価を受けてきた。後藤さんの仲間らが、後藤さんにイスラム国と敵対する意図はなかったなどとして助命を訴えた声明文は、英語やアラビア語で多くの過激派系サイトにも転載されている。

 こうした点からイスラム国は、湯川さんに比べて後藤さんの方が日本や諸外国に向けての発信力が高い、と判断した可能性もありそうだ。

599とはずがたり:2015/01/29(木) 16:34:52
「イスラム国」勢いに衰え…シリア要衝から撤退
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150128-OYT1T50035.html?from=y10#
2015年01月28日 11時43分

 【キリス(トルコ南部)=酒井圭吾】シリア・イラクの要衝から26日、イスラム過激派組織「イスラム国」が撤退したことが明らかになり、同組織を空爆する米国などの「有志連合」からは、イスラム国の勢いの衰えを指摘する声が出ている。

 イスラム国が同日、アフガニスタンやパキスタンの過激派への「秋波」とも受け取れる声明を公表したのも、反転攻勢への活路を見いだすためのようだ。

 「2日前までにアイン・アラブから砲弾の音が消えた。今、代わりに聞こえるのは祝いの花火だよ」

 アイン・アラブ周辺の町に住む飲食店従業員シャムスさん(32)は26日夜、本紙の電話取材にそう語った。フェイスブック上には、アイン・アラブの住民が踊ったり歌ったりする写真が多数、投稿されている。4か月間に及ぶ激戦の末に勝利し、喜びに酔いしれているようだ。

 戦闘は有志連合の後方支援もあり、クルド人勢力が戦況を徐々に好転させた。一方のイスラム国は「宣伝戦」と位置付けた戦いに敗れ、大きな痛手を受けた。米国は「完全掌握ではない」との見方を示す一方、米国防総省のウォレン報道部長は26日、記者団に対し、「イスラム国が衰えている証拠だ。(クルド人勢力に)勢いがある」と優勢な状況を強調した。

 イスラム国が支配するイラクやシリアの領域に対し、有志連合はほぼ連日、空爆を実施。ケリー米国務長官は22日、「イスラム国の指揮官の半数と戦闘員数千人を殺害した」と表明した。原油価格低下で収入も減少し、シリアの反体制武装勢力イスラム戦線のメンバー(27)は、「破竹の勢いが止まった。焦りがあるはずだ」と指摘する。

2015年01月28日 11時43分

600チバQ:2015/01/29(木) 23:17:59
http://mainichi.jp/select/news/20150130k0000m030131000c.html
「イスラム国」人質:ヨルダン首都 緊張 迫る期限
毎日新聞 2015年01月29日 22時06分

 【カイロ秋山信一、アンマン坂口裕彦】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)がヨルダン政府に対し、ISの前身組織メンバー、サジダ・リシャウィ死刑囚を29日の日没(日本時間29日深夜〜30日未明)までにトルコとIS支配地域の境界に連れてこなければ、人質のヨルダン空軍パイロット、カサスベ中尉を殺害すると脅迫している問題で、ヨルダンのモマニ・メディア担当相は29日午後に交渉状況を説明すると表明した。29日にインターネットに投稿されたISの声明は、ISの人質になっているフリージャーナリスト、後藤健二さん(47)の処遇や引き渡しには言及していない。日没が刻一刻と近づく中、ヨルダンの首都アンマンやトルコ南部の境界には日本や中東の報道陣が多数詰めかけ、慌ただしい雰囲気に包まれている。

 ヨルダン紙アッサビール(電子版)によると、ヨルダン政府は29日午前、緊急の閣議を開いた。モマニ氏は閣議後「これからしばらく、全ての人にとって重要な時間帯が続く。数時間以内にカサスベ中尉について最新状況を説明する」と述べた。モマニ氏が後藤さんに言及したとの情報はない。状況説明は記者会見か声明によって行われる見通しだが、開始時刻は流動的で、進展がなければ行われないとの情報もある。

 ISが「後藤さんとリシャウィ死刑囚の交換」を主張しているのに対して、ヨルダン政府は「カサスベ中尉とリシャウィ死刑囚の交換」に応じる用意を表明。後藤さんに関するヨルダン政府の立場はあいまいだ。記者会見も「カサスベ中尉に関して」と報じられており、後藤さんへの言及があるかは明らかではない。

 人質交換に関する新たな声明は29日午前1時(日本時間29日午前8時)過ぎ、イスラム過激派が犯行声明などに利用するウェブサイトで公開された。「ヨルダン政府にとってリシャウィ(死刑囚)と日本人を交換する最後のチャンス」との表題が付けられていた。声明内容の真偽は不明だが、IS側が27日に公開した映像で「24時間」と指定した28日午後の期限後もヨルダン政府との交渉が続いている模様だ。

 声明は約30秒で、後藤さんとみられる男性が英語で語る音声メッセージ。一連の事件で声明が出るのは4回目だが、これまでの3回と異なり、後藤さんの静止画や映像は含まれていない。

 男性の声は24日と27日の声明と同様、英語で「ケンジ・ゴトウ」と名乗り、やや早口で「この音声メッセージを送るように言われた」と説明。ISが実効支配するイラク北部モスルの現地時間で29日の日没までに、トルコ境界でリシャウィ死刑囚を引き渡す準備ができなければ、昨年12月に拘束したカサスベ中尉を殺害すると警告した。モスルの日没時刻は、29日午後5時半〜6時(日本時間29日午後11時半〜30日午前0時)ごろとみられる。

 ISは今月20日、後藤さんと湯川遥菜さん(42)を拘束している映像を公開。24日には「湯川さんを殺害した」と主張し、後藤さんとリシャウィ死刑囚との交換を新たに要求していた。

601チバQ:2015/01/29(木) 23:19:56
http://mainichi.jp/select/news/20150129k0000e030197000c.html
「イスラム国」人質:「接点の街」トルコ国境は緊張
毎日新聞 2015年01月29日 11時49分(最終更新 01月29日 13時25分)
 【アクチャカレ(トルコ南部)大治朋子】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)に拘束された後藤健二さん(47)の解放を巡る情報が流れた28日、トルコのシリア国境沿いにあるアクチャカレ検問所前には、日本やトルコのメディア関係者が多数詰めかけた。ISは昨年、付近でフランス人やトルコ人の人質を解放したことがあるからだ。29日の新たな音声メッセージで、ISが後藤さんとの「人質交換」の場所として指定したトルコ境界もここを指す可能性がある。

 28日午後6時(日本時間29日午前1時)。既に暗闇に包まれ、検問所の門の明かりだけが周囲を照らす。気温は0度近い。すぐこの先はISが支配するシリア北部タラビヤドだ。南に80キロ下れば、ISが「首都」機能を置くラッカがある。

 ISの活動範囲はシリアやイラクの北部で、シリア南部のヨルダンと国境を接する地域は、アサド政権や反体制派が押さえる。一方、シリア北部とトルコ南部の国境線は約900キロに及ぶが、アクチャカレ検問所付近は自らの支配地域に接するため、ISはここを人質解放の場所に選んできたとみられる。

 ISは昨年4月、フランス人ジャーナリスト4人をこの付近で解放。両手を縛られ目隠しされた状態で放置されているのをトルコ治安当局が保護した。

 また、同年9月には、在イラク・トルコ領事館の総領事やトラック運転手ら49人をこの検問所から解放した。地元ザマン紙によると、人質は全員ラッカ付近に拘束されていたが、ISがアクチャカレ検問所に移送したという。

 「イスラム国に入りたいか。フェンスを越えて少し行く程度なら100トルコリラ(約4900円)で連れて行ってやるよ」。取材中、見知らぬ男が小声でささやいた。「カメラを預けてくれれば、わたしが中に入って撮って来てもいい」。そう言って長い間、食い下がった。シリアと国境を接するトルコ南部のアクチャカレやキリスなど「国境の町」には、外国人の密出入国を手助けしたり、逆にISの外国人誘拐に手を貸したりする業者がいるとされる。

 地元に住むイリヤス・ジョシュさん(29)が言った。「日本は国力のある国なのに、力に頼らず対話で問題を解決しようとするから好きだ。(後藤さんは)無事に解放されてほしい」

602チバQ:2015/01/29(木) 23:22:06
http://mainichi.jp/select/news/20150129k0000m030043000c.html
「イスラム国」:アフガンやパキスタン地域「領土宣言」
毎日新聞 2015年01月28日 19時46分(最終更新 01月29日 00時08分)
 【ニューデリー金子淳】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)は26日の声明で、アフガニスタンやパキスタンなどを含む地域を「領土」と宣言した。この地域はライバル関係にある国際テロ組織アルカイダの地盤で、ISがイラクやシリアのように一定の統治機構を確立している可能性は低い。ただ、アルカイダは近年、影響力低下が指摘されており、今回の声明を機に地元の武装組織の間でISを支持する動きが加速する可能性がある。

 「良い知らせがある。イスラム国はホラサン(アフガン、パキスタンなどの旧名)に拡大した」。ISは声明でこう宣言し、同地域の武装組織に参加を呼びかけた。

 パキスタンでは昨年10月、国内最大の武装組織「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の幹部6人がISへの参加を表明。同年12月に生徒ら140人以上が殺害された北西部ペシャワルの学校襲撃事件を計画したとされるTTPの司令官も最近、ISに加わったとの情報もある。

 地元記者によると、昨年11月にはISの司令官3人がパキスタンとアフガンを訪れ、地元武装組織の幹部と会談したという。アフガン内務省報道官は今月、欧米メディアに対し、アフガンの旧支配勢力タリバンの一部がISを名乗っていると認めており、ISが両国で支持を広げているのは確実な情勢だ。

 ISの支持拡大の背景には、ライバルであるアルカイダの影響力低下があると言われる。アルカイダ系の組織はパキスタン軍が進めている武装組織の掃討作戦などで弱体化したとみられている。このため、IS傘下に入ることで新たな支援の確保や自らの影響力拡大を狙う武装組織が出る可能性がある。

 一方、アフガンではタリバンがアフガン政権打倒に目標を絞っており、過去には和平交渉に入る姿勢を示したこともある。このため、反欧米感情が強い司令官の間には不満があるとの指摘もある。アルカイダはタリバンの最高指導者、オマル師に対する忠誠を表明しているが、タリバンとしてはISについて沈黙を保っている。

 武装組織に詳しいパキスタンの記者は「ISの方針はタリバンより幅広い。一部の武装組織がISに参加するのは、欧米諸国との戦いを継続したいからだ」と話している。


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