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スーフィズムに関するHP

543チバQ:2015/01/15(木) 20:07:43
http://mainichi.jp/select/news/20150116k0000m030054000c.html
仏週刊紙テロ:アズハリ師「描写は預言者おとしめること」
毎日新聞 2015年01月15日 19時11分(最終更新 01月15日 19時24分)
 ◇預言者を描くことに…イスラム教スンニ派の高位法学者

 仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件で、同紙最新号が「表現の自由」を盾に、イスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)の風刺画を掲載したことが議論を呼んだ。イスラム教徒が預言者を描くことに反発する背景について、イスラム教スンニ派の最高権威アズハルの高位法学者、アシュラフ・サード・アズハリ師(45)に聞いた。【カイロ秋山信一】

 アシュラフ師は、預言者ムハンマドについて、「我々と同じ人間だが、神の啓示を受ける特別な存在でもある。絵画でも映画でも、人間としては描けるかもしれないが、神聖な面を表現するのは不可能だ」と指摘。その上で、イスラム教徒が預言者を描くことを禁じる理由について、「表現しきれないことを描くことによって、預言者をおとしめることになる」と解説した。絵画などの描写を避ける預言者には、キリスト教徒の信仰対象であるイエスやモーセも含まれるという。

 イスラム教の聖典コーランやムハンマドの言行録であるハディースには「預言者を描いてはいけない」といった明確な記述はない。だが、アシュラフ師は「スンニ派のイスラム法学者の一致した解釈だと言ってもよい」と語った。

 「預言者のための報復」という名目で暴力に訴えることについては「間違っている。暴力行為はイスラム教への反発を強めるだけだ」と批判した。また、「禁忌を犯した者に対する罰は、神が与える」と指摘し、風刺画掲載などへの抗議は言葉や平和的なデモで訴えるべきだとの考えを示した。

 一方、政教分離を歴史的に確立したフランスなどの文化について、「欧州社会には、宗教と政治・社会が密接なままのイスラム世界に対して、『発展が遅れているのは宗教のせいだ』という偏見があるように感じる」と述べた。その上で、「(欧州社会で)宗教が軽視されるようになったことは、道徳観の低下につながっている。他者への配慮を欠く行為を『表現の自由』だと一方的に訴えるのは、そうした風潮の表れだ」と、批判した。

 日本や中国については「異なる宗教や慣習を尊重する文化がある。宗教は異なっても、考え方はイスラム教に近いのではないか」と述べた。

 ◇アズハル

 世界のイスラム教徒(推定約16億人)の約9割を占めるスンニ派の最高権威機関。10世紀に創建されたアズハル・モスク(イスラム礼拝所)に大学や研究施設が付属している。イスラム法学の中心地として歴史的に栄え、20世紀初頭にカリフ(スンニ派の指導者)制度が廃止された後は、アズハルを率いる総長がスンニ派の最高権威になったとされる。国際テロ組織アルカイダなどイスラム過激派に対して、穏健派の代表格とみなされている。


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