ファブレッティさんも、アップルの協力が得られなければハッカーに頼ると言明。既に、FBIのロック解除に協力したと報じられているイスラエルの鑑識技術企業、セレブライト(Cellebrite)に接触し、無料でロック解除に応じるとの回答を得たと述べている。また、アンチウイルスソフトウエア開発の先駆者でFBIに容疑者のiPhoneへのハッキングを申し出たジョン・マカフィー(John McAfee)氏にも手紙を書くつもりだという。(c)AFP/Ella IDE
Linear Technologyは、営業利益率10%を超えれば優良企業とされる半導体業界にあって、常に40%を超える営業利益率をたたき出す“超”の付く優良半導体メーカーだ。同日開示された2016年6月期業績も売上高14億2393万米ドル、営業利益6億3355万米ドルと、営業利益率44.5%を誇る。
こうした超高利益率の事業を展開できる背景には、1981年の創立以来、貫いてきたハイエンドアナログに特化する独自経営戦略がある。同社最高技術責任者(CTO)Robert C. Dobkin氏も以前のEE Times Japanとのインタビューで「競合他社が作れるようなものは開発しない」と言い切るなど、自社の高い技術力をベースに、競合が追従できないハイエンドアナログIC領域に集中して事業を展開してきた。デジタル家電最盛期の2000年代はじめには、民生機器市場で独自性が発揮できないとし、当時主力用途だった民生機器向けのビジネスに見切りをつけて大胆に縮小するほど、独自性重視の姿勢を徹底している。
Linear TechnologyがADIの買収に応じた真相はまだ分からないが、Linear Technologyは、経営幹部の世代交代時期を迎えていることが一因にあると推測される。会長のRobert H. Swanson氏が78歳、CTOのDobkin氏が72歳と経営の要として活躍を続ける創業メンバーが高齢に達しつつあり、世代交代を模索する上で、老舗アナログICメーカーであり、Linear同様、高利益率を誇るADIへの事業売却の選択肢が浮上した可能性がある。
あなたの会社では、仕事にどんなパソコンが使われていますか? きっと使っているメーカーこそ多種多様でも、ほとんどの企業が、毎日の仕事にはWindowsマシンを使用しているというのが現状ではないでしょうか…。
ところが、このほどIBMのWorkplace as a Service部門で副社長を務めるFletcher Previn氏は、昨年より全社的に一斉導入へと踏み切ったMacの利用成果について、JAMF Nation User Conference(JNUC)にて発表。かつてはMicrosoftと蜜月の関係にあったIBMが、WindowsよりMacを導入したほうがよいとのメッセージを発信して物議を醸していますよ。
これまでIBMでは、社員が使用するパソコンとして、Macを導入することは避けてきました。しかしながら、昨年、同社は希望する社員へMacを支給する選択肢を提供開始。その反響は予想外なもので、年間5万台のMac導入という当初の目標を大きく上回りました。いまや社内には毎週1,300台のペースで新しいMacが配備されており、年内には10万台を突破して、企業としては世界最大規模のMac利用者数を誇るまでになってしまったんだとか!
SATA ExpressとM.2はどちらも内部的な接続でPCI Expressを利用しているため、マザーボードによってはM.2スロットを使用するとSATA ExpressコネクタとSATA3ポート2つが使用不可能になり、SATA Expressコネクタを使用するとM.2スロットとSATA3ポート2つが使用不可能になるという排他的な仕様になっています。
参考表
このコネクタを使うと 使えなくなるコネクタ・ポート(内部で同じ帯域を共有しているため)
SATA Express: SATA3ポート M.2スロット
M.2: SATA Express SATA3ポート PCI Expressスロット
それに加えて,「Simultaneous Multi Threading」(同時マルチスレッディング,以下 SMT)にも対応し,1基のCPUコアで2スレッドの同時実行を可能にするという,Intel製CPUと同じような機能を採用した。
SMTに対応するCPUコアは,物理的には1基であるものの,OS側からは2つのCPUコア(論理CPUコア)に見えるので,同時に2つのスレッドを割り当てることが可能だ。内部的には,2つのスレッドを1つのCPUコアで切り替えながら実行することになる。SMTの導入により,メインメモリへのアクセスにともなう遅延が見かけ上削減されるので,実行ユニットの利用効率を上げられるわけだ。
こうした改良により,Zenマイクロアーキテクチャは,ExcavatorよりもIPC(Instructions Per Clock,クロックあたりの命令実行数)が40%向上したと,AMDは主張している。
また,14nm FinFETプロセスで製造したことなどにより,電力効率も向上しており,消費電力当たりの動作クロックも向上しているという。
長らくストレージの主役と言えばハードディスクドライブ(HDD)でしたが、近年、SSD(solid state drive)がその座を奪いつつあります。HDDを圧倒する性能で急速に普及するSSDですが、まだまだ過渡期にあるためサイズ・形状・端子などの規格は多種多様。なんとなく難しいと感じられるSSDを簡単に理解できるようフォームファクタでSSDを分類したまとめがこちらです。
モバイル端末に使われる多くのSSDがmSATAコネクタモデルですが、より小型化・薄型化を狙って新しい規格である「NGFF(Next Generation Form Factor)」が2012年にIntelによって提案され、その後、名前を「M.2」に変えて正式な規格として誕生しています。M.2はSATAとPCIeの両方をサポートしており、さまざまなSSDのサイズが策定されており、今後、mSATAに取って代わる形で普及することが予想されています。
NVMeの大きな利点の1つは、ドライバの登場について心配する必要がないことだ。Linuxはカーネル3.1からNVMeをサポートしている。Windows 8.1とWindows Server 2012 R2にも純正ドライバが入っている。また、FreeBSD用のドライバも作業が進行中だ。AppleがNVMeのサポートを決めた時には、そちらを簡単に移植できるはずである。
アーリーアダプターにとっては、同じくらい厄介な問題がもう1つある。接続に関する問題だ。最初のうちは、PCIe Gen 3スロットを使う拡張カード型のNVMe SSDが数多く登場するはずだ。2.5インチのNVMe SSDはすべて、NVMeとSATA Express用に開発された新しいSFF-8639コネクタを利用するが、現時点ではこのコネクタはハイエンドのサーバーにしか搭載されていないからだ。SFF-8639による接続では、PCIe Gen 3の4レーン、SATAポート2個、サイドバンド信号のチャネル、3.3Vと12Vの両電圧を使用できる。
2.5インチのNVMe SSDをM.2スロットに接続するためのアダプターとケーブルもあるが、M.2スロットから12ボルトを取れないため、アダプターは標準のSATA電源コネクタから電源を取るようになっている。M.2の本当の問題は、Intelのシステムでは一般にPCH(Platform Controller Hub)の下に実装されていることだ。PCHはPCIe Gen 2しか備えていない。PCHはDMI(Direct Media Interface)で接続されており、その上限は2Gバイト/秒だ。問題がお分かりになると思う。
SATA ExpressとM.2はどちらも内部的な接続でPCI Expressを利用しているため、マザーボードによってはM.2スロットを使用するとSATA ExpressコネクタとSATA3ポート2つが使用不可能になり、SATA Expressコネクタを使用するとM.2スロットとSATA3ポート2つが使用不可能になるという排他的な仕様になっています。