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PC関連スレ

1961とはずがたり:2016/12/12(月) 10:23:25
>>1960-1961
 PCIeの拡張カード型のSSDとしては、米OCZ Storage Solutionsの「RevoDrive」、米Kingston Technologyの「HyperX Predator PCIe SSD」、Plextorの「M6e」などの製品が、しばらく前から登場している。しかし今のところは、SCSIやSATAのプロトコルを基盤とし、直線的なハードドライブの手法を利用している。当然ながら、新しいアプローチが必要となっていた。

ドライバは標準装備が進むも、BIOSとコネクタはまだ先

 NVMeの大きな利点の1つは、ドライバの登場について心配する必要がないことだ。Linuxはカーネル3.1からNVMeをサポートしている。Windows 8.1とWindows Server 2012 R2にも純正ドライバが入っている。また、FreeBSD用のドライバも作業が進行中だ。AppleがNVMeのサポートを決めた時には、そちらを簡単に移植できるはずである。

 一方で、BIOSのサポートは大きく不足している。NVMe対応のBIOSがなければ、NVMeのドライブを起動に使うことはできない。だが、PCIe x4スロットやM.2スロットを搭載したマシンであれば、NVMeドライブをセカンダリストレージとして利用することは可能だ。BIOSをNVMeに対応させることは、技術的なハードルは高くないものの、開発にかかる時間と費用を考えると、過去の製品群にさかのぼって適用される可能性は低そうだ。

 アーリーアダプターにとっては、同じくらい厄介な問題がもう1つある。接続に関する問題だ。最初のうちは、PCIe Gen 3スロットを使う拡張カード型のNVMe SSDが数多く登場するはずだ。2.5インチのNVMe SSDはすべて、NVMeとSATA Express用に開発された新しいSFF-8639コネクタを利用するが、現時点ではこのコネクタはハイエンドのサーバーにしか搭載されていないからだ。SFF-8639による接続では、PCIe Gen 3の4レーン、SATAポート2個、サイドバンド信号のチャネル、3.3Vと12Vの両電圧を使用できる。

 2.5インチのNVMe SSDをM.2スロットに接続するためのアダプターとケーブルもあるが、M.2スロットから12ボルトを取れないため、アダプターは標準のSATA電源コネクタから電源を取るようになっている。M.2の本当の問題は、Intelのシステムでは一般にPCH(Platform Controller Hub)の下に実装されていることだ。PCHはPCIe Gen 2しか備えていない。PCHはDMI(Direct Media Interface)で接続されており、その上限は2Gバイト/秒だ。問題がお分かりになると思う。

 M.2に接続するNVMeは、SATAと比べて3.3倍高速ではない点に注意する必要がある。だが、どうせお金を出すのなら、SSDの能力をフルに発揮したいと思うはずだ。少なくとも筆者はそう思う。コンシューマー向けパソコンにSFF-8639コネクタが搭載されるまでは、拡張カード型ドライブがそうした存在である。

 NVMe SSDの初の製品は、2014年夏に登場したSamsungの「XS1715」だ。容量は実に1.6Tバイトで、米Dellの1万ドルのサーバー「PowerEdge R920」に搭載する形で出荷された。続いてIntelも、「DC P3600」「同3700」シリーズを発表した。高価な製品だが、容量は2Tバイトまである。さらに同社は、コンシューマー向けの初のNVMe SSDとして、「SSD 750」を発表した。筆者のレビュー記事(英語)で紹介したとおり、非常に高速だ。

現状での対応法

 熱心なファンの方々には、Intelの750をじっくり検討してみることをお勧めしたい。最近のハイエンドのマザーボードであれば、ファームウエアのアップグレードによってNVMeがサポートされ、起動ドライブとして使えるようになるはずだ。一方、従来のメインストリームのマザーボードでは、そのような対応はされない可能性が高い。だが、Intelなどのベンダーから話を聞いた印象では、現在は火ぶたが切られた状態であり、今年はNVMeへの対応が怒涛のように見られるはずだ。

 それが現実となるまでの間も、パソコンのストレージのボトルネックを緩和する方法はある(500Mバイト/秒という速度をボトルネックと考えるのであればだが)。その1つはRAID 0だ。SATAポート1つでは600Mバイト/秒が上限だが、4ポートを組み合わせれば、合計の帯域は2.4Gバイト/秒になる。実際には、SATAの背後にあるDMIバスによって2Gバイト/秒に制限され、さらにSATA/RAIDのオーバーヘッドによって約1.4Gバイト/秒まで絞られるものの、それでもかなりの向上だ。

 もう1つの方法は、PlextorのM6eやKingstonのHyperX PredatorのようなPCIe M.2接続のSSDを使う方法だ。PCIe M.2 SSDの多くは、マザーボードにM.2コネクタがない場合でも、安価なアダプタを使って、PCIeスロットを利用できるようになっている。実際に試してみると、速度は1.4G〜1.6Gバイト/秒とかなりのもので、RAID 0構成よりも若干速かった。現在は値が張るが、Intelが比較的手頃な750を投入したことで、今後は価格が下がっていくはずだ。

 現時点でできるのはそんなところだ…。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント(了)


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