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鉄道貨物輸送研究スレッド

1■とはずがたり:2002/11/04(月) 21:56
鉄道貨物輸送研究を通じて不振のJR貨物を応援するスレッド

2412荷主研究者:2017/09/09(土) 19:00:57

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/08/01-30380.html
2017年08月01日 化学工業日報
日陸 NIケミカルと提携

 日陸はこのほど、東京湾エリアにおける油槽所の確保などを目的に、エヌアイケミカル(千葉市美浜区)と業務提携した。エヌアイケミカル・千葉事業所(同)で2018年10月をめどに新設を計画する1000キロリットルタンク2基について長期賃貸借契約を締結。これにより、日陸では東京湾エリアで初のストレージタンク運営に乗り出すとともに、両社の事業資源を有効活用。物流サービス機能を相互に補完し、競争力の強化を図るほか、顧客サービスのさらなる向上に弾みをつける。

2413荷主研究者:2017/09/09(土) 19:02:09

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/08/04-30427.html
2017年08月04日 化学工業日報
丸善 柏事業所に新倉庫 京葉はドラム缶加温増設

 化学品物流の丸善(東京都江東区)は、事業拠点を相次ぎ拡充する。柏事業所(千葉県白井市)の隣接地に新たな用地を取得。拡張した敷地内に危険物倉庫と普通品倉庫の計2棟を建設する計画で、早ければ年末に着工し、2018年度内の稼働を目指す。京葉油槽所(同市川市)では、マルチワークステーション(MWS)におけるドラム缶の加温設備を1棟増設。計3棟体制とする計画で、近く工事に着手し、年内の完成を見込む。輸入化学品をはじめとする需要拡大や高度な温度管理ニーズに対応する。

2415荷主研究者:2017/09/09(土) 19:17:52

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/407
2017.08.15 カーゴニュース 第4596号
ズームアップ 危険物物流で協業の動きが加速

 危険物物流業界で協業の動きがますます加速してきた。三菱ケミカル物流(本社・東京都港区、福田信夫社長)と日本トランスシティ(トランシィ、本社・三重県四日市市、小川謙社長)は7月3日に合弁会社を設立。日陸(本社・東京都千代田区、能登洋一社長)とエヌアイケミカル(NIC、本社・千葉市美浜区、安晝浩一社長)もこのほど業務提携に合意した。危険物物流に対するニーズの高度化・多様化に対応するために、設備の相互活用・補完する動きが高まっている。

設備やノウハウを活用・補完

 化学品業界では業界再編による生産拠点の統廃合、製品の高機能化、原料調達のグローバル化が進み、物流事業を取り巻く環境が変化。危険物物流においても小ロット化への対応等が求められている。また、生産集約などを背景に大手化学メーカーの共同物流も活発化している。

 こうした中で、三菱ケミカル物流とトランシィはケミカルワークステーション事業を目的とする合弁会社「四日市ケミカルステーション」を設立。近年増加傾向にある、ISOタンクコンテナで輸出入される液体化学品の荷姿変更、保管、加温等の附帯作業、空容器洗浄、メンテナンスまでを総合的に手掛ける予定だ。

 日陸とNICの業務提携では、NICが建設する1000klクラスタンク2基について日陸と長期賃貸借契約締結を結んだのを機に、タンク、危険物倉庫、マルチワークステーションなど双方の事業資源の有効活用と物流サービス能力の補完を目指す。今後、両社事業拡大に寄与する設備投資案件など含めた検討も進める。

 築港(本社・神戸市中央区、瀬戸口仁三郎社長)も多様化する顧客ニーズへの対応と投資効率の観点から、同業他社との協業を推進。最近では、松木運輸(八代港)、櫻島埠頭(大阪港)、名港海運(名古屋港)と危険物倉庫運営において提携し、旺盛な保管需要に応えるためにキャパシティ増強を図った。

 また、宝ケミカル(本社・名古屋市港区、山内雅景社長)が名古屋港9号地で取得した土地の一部をローリー会社の中部液輸(本社・名古屋市港区、狭間容子社長)が購入。宝ケミカルのタンクターミナル、危険物倉庫、中部液輸のローリー輸送、ISOタンクコンテナ保管施設との将来的な協業可能性も模索されている。

 危険物物流はニッチな分野で、化学品、危険物を取り扱うノウハウや高度な知識も必要となる。プレイヤーも限られており、消防法上の規制対応も含めて設備投資額も大きい。協業が進む背景には、互いの機能や営業力を補完し合うことで投資効率を高める狙いもありそうだ。

(2017年8月15日号)

2416荷主研究者:2017/09/09(土) 19:22:38

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/125877?rct=n_hokkaido
2017年08/16 05:00 北海道新聞
ロジネット 新拠点稼働 愛知・小牧市に

ロジネットジャパンが16日に稼働するLNJ中部物流センター(同社提供)

 運送業大手のロジネットジャパン(LNJ、札幌)の子会社、ロジネットジャパン西日本(大阪市)は16日、LNJ中部物流センター(愛知県小牧市)を稼働させる。全国展開を図る中、中部地区にも大規模な拠点を新設することで輸送や営業の強化につなげる狙いだ。

 同センターは東名高速道路小牧インターチェンジから約300メートルの好立地で、計4棟で構成。このうち2棟が新築で、鉄骨造り2階建て延べ5950平方メートル。保管機能は既存の2棟を合わせ計1万3738平方メートルと従来より7割強アップするなど、機能を増強した。

 全国に約20カ所あるLNJグループの倉庫施設の中で東京・品川、神戸に次ぐ3番目の規模となり、食料品、日用品を中心に施設規模を生かした多様な保管や運送を行う方針。整備費用などは非公表。全館で発光ダイオード(LED)照明を採用しコスト削減や環境にも配慮したという。

 LNJは本州での展開に力を入れており、これまでの主力エリアである関東、関西に続き、中部地区にも大規模な拠点を開設。同社は「中部地区の物流や営業に加えて、関東と関西の中継基地としても活用して、本州全体の経営基盤の強化につなげたい」と話している。

2417荷主研究者:2017/09/14(木) 23:17:05

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/126828?rct=n_hokkaido
2017年08/21 05:00 北海道新聞
貨物列車の愛称、児童から募集 富良野 路線存続へ初の試み

JR富良野駅で札幌へ向けて出発の準備をする臨時貨物列車=17日

 【富良野】富良野市を走るJR根室、富良野両線の利用を促す根室本線・富良野線利用推進協議会(会長・能登芳昭富良野市長)は、富良野―札幌間を走る臨時貨物列車の愛称を市内の小学生から募集している。運行するJR貨物(東京)によると、貨物列車の愛称募集は全国でも初めて。貨物列車が走るJR根室線の富良野―滝川間はJR北海道が「単独では維持困難」とする路線。協議会は貨物列車に愛着を持ってもらうことで路線存続を目指す。

 富良野―札幌間の貨物列車は毎年8月から翌年4月まで1日1往復する。基本的に気動車と貨車14両で運行する。主な積み荷は農産物。JR貨物北海道支社によると、2016年度に富良野から札幌まで運ばれた5トンコンテナの総数は1万843個で、タマネギが8割近くを占めた。

 列車名は札幌から富良野が「8091」で、逆が「8092」。愛称募集は7月に市内の全校児童1057人に呼び掛けた。選考を経て決まる愛称は9月3日、富良野市で開かれる「ふらのワインぶどう祭り」の会場で発表する。

 協議会事務局を務める富良野市は「多くの人が親しみを込めて列車を愛称で呼び、鉄路の重要性を見直すきっかけになってほしい」と期待する。

 同支社によると、愛称を公認する考えは現段階ではない。道内では、オホーツク管内産タマネギを運んで北見―旭川間を結ぶ臨時貨物列車が「タマネギ列車」と呼ばれて知られるが、あくまで通称だ。

2418荷主研究者:2017/09/14(木) 23:23:08

https://this.kiji.is/272170176725501436?c=92619697908483575
2017/8/21 15:00 熊本日日新聞
青果物トラック輸送、苦境
運転手の人手不足が常態化

トラックにキュウリの入った箱を積み込むドライバー。積載率を高めるため、基本的には手作業だ=益城町の熊本交通運輸

 県内JAが出荷する青果物の輸送の9割を担うトラック輸送が、苦境に立たされている。熊本地震や全国的な雇用環境改善の影響で運送業界の人手不足が常態化。人員確保のための待遇改善にはコストが掛かるが、かといって運賃を値上げすれば農家の負担増になるため、関係者は頭を悩ませている。

 JA熊本経済連によると、県内のJAから全国に出荷される青果物は年間22万〜23万トン。「全国の消費者に新鮮な県産野菜を届けるには、トラック輸送は欠かせない」と経済連の担当者。

■ぎりぎり
 ただ、そのトラック輸送は「ぎりぎりで踏みとどまっている状況」(県内運送業者)だ。農産物輸送が売り上げの1割を占める熊本交通運輸の吉川誠常務は「地震以降、建設業などに転職した運転手は20人以上。人手が足りず、事務職員をドライバーに回すこともある」と窮状を訴える。

 厚生労働省の調査(2015年)によると、道路貨物運送業の年間所得額は388万円と、全産業平均に比べて101万円低い。また、ここ10年に相次いだツアーバス事故や、大手運送会社の長時間労働で運転手の労働環境改善に注目が集まり、法令順守に対する国の要請も高まっている。

■時間厳しく
 県内の青果の輸送先は、大消費地・東京が約35%を占める。熊本からの距離は約1200キロ。朝、収穫した青果は県内各地のJAなどに集められ、トラック運転手自らが手積みして夕方出発。翌々日の朝の競りに間に合うよう都内の複数箇所の市場に届けている。

 ただ、生育が天候に左右される農作物は事前の出荷量把握が難しく、荷を満載にするため複数の集荷場を回ることが多い。また、選果や箱詰めにも時間がかかり、運転手は出荷待ちを余儀なくされる。連続運転時間や休憩時間などの法令順守を徹底すれば、「東京の競りに間に合わせるのは、時間的にかなり厳しい」と吉川常務。

■行政支援を
 農産品物流の改善・効率化に向け、国も対策に乗り出した。農林水産省、経済産業省、国土交通省は今年3月、対策の中間まとめを発表。主な対策として(1)荷の積み降ろし作業軽減のため、フォークリフトでパレット(運びやすい荷台)を敷いたまま積載(2)産地に物流拠点を設けて荷物を集約し、積載率を向上(3)消費地にも物流拠点を設置。長距離輸送した運転手は荷を拠点に降ろし、各市場への輸送は別の運転手が担う-を打ち出す。

 しかし、いずれの対策もコストの壁が立ちはだかる。パレットを敷けば、青果物の積載量が減る。物流拠点を産地や消費地に設けるには、建物や冷蔵施設などの整備が必要。長距離輸送と市場への輸送の担当を分ければ人件費がかさむ。

 吉川常務は「運送業者の経営努力にも限界がある。かといって、運賃を値上げすれば農家の負担は増える」と悩ましげ。「熊本の農業を守るためにも、輸送への行政の支援があれば助かるのだが…」と話す。(植山茂)

2419荷主研究者:2017/09/14(木) 23:24:25

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/08/22-30614.html
2017年08月22日 化学工業日報
三和倉庫 物流拠点を相次ぎ拡充

 三和倉庫は物流拠点を相次ぎ拡充する。川崎事業所(川崎市川崎区)では新たな危険品立体自動倉庫を建設する計画で、2018年6月をめどに保管能力を現状の2倍に拡大。大宮事業所(埼玉県さいたま市)では普通品倉庫に加え事務所を新設するほか、川口事業所(埼玉県川口市)の事務所を新設し、ともに今年9月の完成を見込む。これらにより危険化学品をはじめとする需要拡大や安全ニーズの高まりなどに対応、保管体制や物流サービスの充実を図り業容拡大に弾みをつける。

2420荷主研究者:2017/09/14(木) 23:28:45

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00440349?isReadConfirmed=true
2017/8/23 05:00 日刊工業新聞
センコー、安全輸送を子会社化 冷凍物流強化

 センコーは22日、関東地区で貨物自動車輸送事業などを手がける安全輸送(横浜市戸塚区、久保田司社長、045・812・6088)を10月上旬に完全子会社化すると発表した。

 取得額は非公表。神奈川県を中心とした西関東地区で車両や作業員を増強し、安全輸送が得意とする冷凍・冷蔵食品に対応した物流網を取り込む狙い。

 センコーは安全輸送の子会社化で、首都圏の常温・冷蔵・冷凍による食品の3温度帯物流センター網を強化する。

 安全輸送もセンコーの生産・顧客基盤の活用やセンコーグループのランテック(福岡市博多区)と連携して、3温度帯物流の拡充を図る。

 安全輸送の2017年5月期の売上高は約64億円。関東地区で5カ所の物流センターを運営する。保有する約400台の車両を使い、冷凍・冷蔵食品を中心に日用雑貨や工業製品など幅広い輸送を手がけている。 

(2017/8/23 05:00)

2421荷主研究者:2017/09/15(金) 00:05:33

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201708/CK2017083102000198.html
2017年8月31日 東京新聞
東扇島堀込部 リニア残土で埋め立てへ 川崎市とJR東海が覚書

 川崎市は、リニア中央新幹線・梶ケ谷非常口(宮前区)の工事で発生する残土を受け入れ、川崎区の東扇島堀込部を埋め立てる土地造成事業を実施するための覚書をJR東海と結んだ。三十日に開かれた市議会環境委員会で報告した。

 覚書は二十八日付。公有水面を埋め立てるための免許取得を前提に、二〇二〇〜二五年度にかけて残土約百四十万立方メートルをJR梶ケ谷貨物ターミナルから臨海部に鉄道で運ぶ。さらに東扇島へ船で搬入する。

 残土の運搬、堀込部の護岸築造、埋め立てなどにかかる費用は概算で二百億円で、JR東海が負担する。埋め立て工事終了後の二五年度から道路や下水、地盤改良などの基盤整備を市が四十億円かけて行う。本年度内に埋立免許を取得し、来年度から護岸築造工事に着手する予定。

 市によると、川崎港ではコンテナ取扱量の増加を見込んでおり、主要貨物である完成自動車を保管する用地、物流倉庫の老朽化に伴う建て替えの代替用地の確保が課題。

 この日の環境委員会では委員から市民への十分な説明を求める意見があり、市の担当者は「事業者であるJR東海に説明会の実施を要請していく」と述べた。 (小形佳奈)

2422荷主研究者:2017/09/16(土) 20:14:06

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201709/CK2017090302000136.html
2017年9月3日 東京新聞
運行休止54年、5月廃線「西武安比奈線」 川越市、鉄道会社などと活用法検討方針

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/PK2017090302100059_size0.jpg
森のトンネルの中を延びる線路=川越市で

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/PK2017090302100060_size0.jpg
http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/PK2017090302100062_size0.jpg

 川越市の西武新宿線南大塚駅から入間川河川敷まで延びる貨物専用線「西武安比奈(あひな)線」(三・二キロ)が五月末で正式に廃止された。入間川の川砂利輸送を目的に一九二五(大正十四)年に開業し、六三年に運行を休止してから五十四年。細長く続く線路敷と、約二十ヘクタールの車両基地予定地などの跡地利用が今後の課題となる。川越市は西武鉄道や自治会代表らを交えて活用法を検討していく方針だ。 (中里宏)

 線路は南大塚駅から一キロ余り続く住宅街を抜けると、水田が広がる田園地帯、うっそうとした森の中を通り、入間川河川敷に出る。半世紀も電車が走らなかった線路敷には、今も線路や架線用の電柱が残されているが、森の中では広葉樹の大木の根が線路の下に伸び、自然の生命力に驚かされる。「通常、これほど線路の近くに木はありません。運行休止後に生えた木が、五十年余りでこれだけ成長したんです」と同行してくれた西武鉄道広報部の川口寛さん。

 二〇〇九年、川越市を舞台にしたNHK連続テレビ小説「つばさ」のロケ地となったのを機に、線路敷の一部を整備して半年ほど一般公開したこともあったが、現在は立ち入り禁止だ。森の中には「マムシに注意」の立て札もある。線路沿いの畑で農作業をしていた男性は「ひところはカメラを持った人をよく見たが、最近は少なくなったね。マムシはいるよ」と話す。

 住宅街の線路敷には、花や野菜が植えられたところも。自宅裏の線路敷で野菜の手入れをしていた八十代男性は「自宅に面した線路敷を買いたい人はいるかもしれないが、全部となると難しいだろうね。道路にするといっても、川越市にはそんなお金はないと聞いている」と話す。別の男性は「バブル時代には通勤用の電車が走って新駅もできると聞いたが、立ち消えになった」という。

 市政策企画課の担当者は「車両基地跡地は優良農地だった場所を転用しているので、廃線となると、再び農地に戻すかどうかも検討しなければならない。他自治体では、線路敷を道路や遊歩道、ポケットパークにしている例があるが、安比奈線については、これから検討するので白紙の状態」と話している。

2423荷主研究者:2017/09/16(土) 20:40:55

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/444
2017.09.05 カーゴニュース 第4600号
日本石油輸送が30ft級通風コンテナを増備

 日本石油輸送(JOT、本社・東京都品川区、森田公生社長)では、「30ft級通風コンテナ」を15基新造し、リース用に投入した。鉄道へのモーダルシフト需要が高まる中、顧客からの引き合いに迅速に対応するため、“リース即納”体制を強化。今後、同コンテナについては毎年15基以上を目標に増備していく考えだ。

 同社では1988年から「30ft級通風コンテナ」の提供を行っている。通常、オーダーがあってからコンテナの建造には4〜5ヵ月要するが、昨今、特積貨物をはじめとするリース需要が急拡大していることを受け、迅速にコンテナを供給できる体制を整えた。

 今回新造した「UV51A」の外寸は高さ2641㎜×幅2460㎜×長さ9189㎜で、積載はコキ100系限定。内寸は高さ2443㎜×幅2318㎜×9061㎜で、T11パレット16枚、T8パレット22枚収容可能。総重量は14・1t(積載重量10t、自重4・1t)で「妻一方開き」となっている。

特積貨物のモーダルシフトを支援

 汎用性を重視しつつ、ラッシングレール・ベルト・バー、乗降用取っ手、落下防止ストッパーを装備。ラッシングレールにかかる負担を軽減するため、ダブルワンピースを採用している。月額リース料は3万3000円から(1年以上の契約が前提)で、側壁などに社名を表記することも可能だ。

 主なターゲットは特積貨物を扱う通運会社で、トラックドライバー不足を背景とする、長距離輸送の鉄道へのモーダルシフトを支援する。ウィングコンテナに比べると荷役作業効率は劣るが、後方開きは建造コストが安く、メンテナンス経費も廉価であることから、リース価格もより抑えられる。

 なお、同社では今後、30ftコンテナに加え、12ft冷蔵コンテナや31ftスーパーURなどのコンテナについても即応体制を整えていく方針にある。

(2017年9月5日号)

2425とはずがたり:2017/09/19(火) 22:54:52
営業所受け取り54円割引=10月に開始-ヤマト運輸
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091301194&g=eco

 ヤマト運輸は13日、荷物を送る際に受け取り場所を同社の営業所に指定すると料金を割り引く「宅急便センター受け取りサービス」を10月に始めると発表した。従来の割引制度に加えて料金を安くするサービスで、荷物1個当たり54円割り引く。インターネット通販の拡大に伴う取扱量の増大などで、負担が増すドライバーの労働環境を改善する取り組みの一環。
 サービスの対象は個人の利用者。荷物の受け取り場所を全国に約4000カ所ある同社の営業所「宅急便センター」に指定すれば、料金が割り引かれる。荷物を持ち込む場所は営業所などに限定する。(2017/09/13-20:32)

2426とはずがたり:2017/09/20(水) 11:49:30
ヤマトが荷物取扱量を減らす計画を撤回との報道。どういうこと?
http://news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/13631910/

 宅配便最大手のヤマト運輸が、荷物の取扱量を前年度より8000万個減らすという計画を撤回したと報道されています。想像以上に法人客が値上げを受け入れているというのがその理由とのことですが、何ともスッキリしない感覚が残ります。

 ヤマト運輸は、アマゾンなどネット通販からの配送依頼が急増し、現場が疲弊しているとの理由から、配送料金の大幅な値上げを決めるとともに、2017年度における荷物の取扱量を8000万個削減する計画を明らかにしていました。同社が配送した荷物の量(宅配便)は、2015年度が17億3100万個、16年度が18億6700万個となっており、2016年度を基準にすると8000万個という数字は全体の4.3%に相当します。

 ところが同社は、早くもこの目標を撤回してしまいました。報道によると、法人など大口顧客が想定以上に値上げを受け入れたことから、取扱量の削減が進まず、年間3600万個の削減に下方修正したとのことです。しかしながら、この話については額面通りには受け取らない方がよいとの声も聞こえてきます。

 もしアマゾンなどの大口顧客がいくらでも値上げを受け入れるなら、さらに値上げを実施して取扱量を目標値まで減らすことは不可能ではありません。ヤマトは未払いの残業代の支払い増加で業績が悪化しており、2017年4〜6月期決算では100億円の営業赤字に転落しています。値上げが実施しやすい環境なら、さらに思い切って値上げをすることで、業績を回復させ、従業員の給料も増やすことができるでしょう。

 そうなっていないということは、アマゾンなど大口顧客との交渉が難航している可能性が考えられます。ヤマトとしては値上げを強行すると大量の顧客が離れる可能性があり、一方、現状のままでは単価が安く利益を出しにくいという状況なのかもしれません。

 確かに荷物の急増は、アマゾンなどネット通販事業者の事業拡大が原因ですが、ネット通販の荷物が急増することは分かりきっていたことです。それにもかかわらず、十分な体制を組むことができず、未払いの残業代を発生させていたヤマトの経営陣には一定の責任があると考えるべきでしょう。

 宅配の事業はもはや公共インフラに近い存在となっており、働き方改革という点でも社会の注目を集めています。同社は今回の目標撤回や今後の戦略について、さらに踏み込んだ情報公開をしていく必要がありそうです。

(The Capital Tribune Japan)

2427とはずがたり:2017/09/26(火) 06:34:58

土曜日だったかヨドバシで注文http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1431925873/269。27日以降になりますとかいう表示が出てたけえが気にせずクリック。
一昨日の夜には生駒郵便局に届いていたので昨日届くかなと楽しみにしてたのに届かない。よく見ると27日に届くように指定してあるのに気付いて昨日の晩に郵便局に電話。出荷者側が27日に指定しているので荷受け側が変更できないのだそうな。

大急ぎでヨドバシに電話。こちらが間違えて指定しちゃったのかも知れないですが変更して貰えますでしょうか?と頼むと向こうも低姿勢で,倉庫の不都合が発生していてヨドバシ側で27日と指定してましたが不都合の起きていない倉庫からの出荷だったから早く着いたようです,とのことで早速変更して呉れた。

発送が遅れるからと云ってわざわざ指定せんでもいいのにねえ。

ヤマトがAmazon当日配送から撤退と報道 「ヨドバシの大勝利待ったなし」との声も
スマダン 2017年4月7日 21時35分
http://www.excite.co.jp/News/smadan/E1491550814179/

画像はAmazon.co.jp「Amazonプライム」のスクリーンショット。

ヤマト運輸がアマゾンの当日配送サービスから撤退する方針を固めたと4月7日付の日本経済新聞ほかで報じられた。既にヤマトはアマゾン側に荷物引き受け量の縮小と運賃の値上げを要請しているという。
運輸業界の過酷な現状が多数報じられている中でさまざまな声があがっている。


ヨドバシカメラの大勝利待ったなし!?

アマゾンの当日配送サービスは、年会費3,900円(税込)の「Amazonプライム」に入会すれば何度でも無料で利用することが可能。プライム会員でなくとも、514円(税込)で「当日お急ぎ便」のオプションを利用できる。

日本経済新聞によると、夜間配達しなければならない当日配送サービスは従業員の負担増につながるため、ヤマトは人手不足の中で配送網を維持していくのが困難と判断。アマゾンに対して当日配送の引き受け量の縮小と運賃の値上げを要請しつつ、最終的に当日配送の受託をなくす方針だという。また、アマゾンは既に一部地域では当日配送で日本郵便の利用を増やし始めたが、輸送能力がヤマトの3分の1程度のため、当時配送可能な荷物量やエリアが縮小する可能性があるとも報じられている。

今回のヤマトの方針について当日配送利用者はTwitterで「すごく便利なのにー」「プライム倍払うから維持して欲しい」とツイートしているが、「当日なんか対応せんでええねん」「元々、無理があったんだよ」「即日配送したければ自社でやればいい」と賛同する声も多い。

なかには「これはヨドバシ・ドット・コムのエクストリーム便の大勝利待ったなしか」と同様のサービスを提供しているヨドバシカメラに注目する声や、「CMでもあんな奇麗な宣伝してるけどその裏にどんな過酷さがあるかと思うと素直に見れないよ」と以前話題となったCMの見方が変わったという声、「ボク田舎者だから当日配送を経験したこと無い・・・」という悲しい声も……。


これまでのアマゾン配送の歴史とヤマトの今後

2000年に日本に進出したアマゾンは、当初日本通運の「ペリカン便」に宅配を委託。その後宅配業務は佐川急便に引き継がれていたが、2013年に佐川急便も撤退。そしてそれを引き継いだのがヤマト運輸だった。

しかし、ヤマト運輸も2016年度に取り扱った宅配便の数が過去最高の18億7000万個となるなど、人手不足が問題に。今年の4月24日からは、ドライバーによる当日再配達の受付締め切り時間を、これまでの20時から19時に変更することが決定。また、6月中には12時から14時の配送時間指定を廃止する見通しで、20時から21時の時間指定枠も19時から21時と配送時間に幅を持たせる予定になっている。

2428とはずがたり:2017/09/27(水) 07:42:12

不正売り上げ3000万超か 「白トラ」容疑の運送会社 湖西署
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/404307.html
(2017/9/21 07:45)

 国の許可を得ずに運送業を営む「白トラック営業」を行ったとして貨物自動車運送事業法違反の疑いで湖西署に摘発された愛知県豊川市の運送会社(廃業)が、3年間で少なくとも3千万円以上の売り上げを不正に得ていたとみられることが20日、関係者への取材で分かった。
 湖西署は5月1日から31日までの間、国土交通大臣の許可を得ないまま自家用の大型トラックを使い、無許可でトラック運送事業を営んだとして会社員の男(34)=豊川市伊奈町南山新田=を逮捕し、容疑者が経営していた運送会社を摘発した。
 同署などによると、容疑者は3年ほど前に同社を設立し、静岡、愛知両県で採石現場から土砂などを運搬する業務を請け負っていた。この間、「白トラック」による営業を続け、少なくとも年間1千万円以上の売り上げがあったとみられる。
 7月31日に湖西市新居町の国道301号交差点で、同社社員が運転する大型トラックが自転車の男性と衝突し、死亡させる事故を起こして発覚した。この時も「白トラック」による業務中だったという。

2429とはずがたり:2017/09/28(木) 11:53:58

愛知-盛岡のトヨタ専用列車を活用 佐川、運転手不足で
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20170927_4

 愛知県と盛岡市を結ぶトヨタの部品輸送専用列車トヨタ・ロングパス・エクスプレス(20両編成、約900キロ区間)で、宅配便大手の佐川急便が中部地区から北東北への宅配便輸送を今月中旬スタートさせた。トヨタによると、今回のような自動車部品以外の荷物を輸送する異業種連携は初めて。

 佐川急便によると、トラック輸送している中部地区(愛知、岐阜、三重の一部)から北東北地区(青森、秋田、岩手の一部)への宅配便を鉄道輸送に切り替え。31フィートコンテナ1台分(10トントラック1台分相当)で、当面は週3、4便実施。トラック輸送の運転手運行時間(年間1685時間)の省力化や二酸化炭素排出量(年間83・5トン)削減が見込まれるという。

 同社広報課は「労働力不足、特に大型トラック運転手が不足しており、トラック輸送だけでは安定輸送できない状況になってくる。さまざまな輸送手段を模索していきたい」としている。

(2017/09/27)

2431荷主研究者:2017/10/01(日) 10:33:46
>>2417
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/129942?rct=n_hokkaido
2017年09/04 05:00 北海道新聞
富良野の野菜運んで JR貨物列車の愛称「ふらのベジタ号」に

「ふらのベジタ号」のヘッドマークを掲げた機関車の前で写真を撮る西村さん(前列中央)と家族

 【富良野】JR貨物(東京)が富良野―札幌間で運行する臨時貨物列車の愛称が3日、「ふらのベジタ号」に決まった。同日、市内で開かれた「ふらのワインぶどう祭り」の会場で発表され、会場に展示された機関車にヘッドマークが取り付けられた。

 貨物列車が走るJR根室線の富良野―滝川間は、JR北海道が「単独では維持困難」とする路線。富良野市根室本線・富良野線利用推進協議会(会長・能登芳昭富良野市長)が、貨物列車に愛着を持ってもらうことで路線存続につなげようと、市内の小学生から愛称を募集。288件の応募があった。

 「ふらのベジタ号」は山部小2年の西村柚姫乃(ゆきの)さん(8)の作品で、親しみやすさなどが評価された。西村さんは名前の由来を「富良野の野菜をいっぱい運んでくれるから」と説明。ヘッドマークが取り付けられた機関車を見上げて「頑張って名前を考えたから、うれしい」と喜んだ。

 JR貨物北海道支社によると、貨物列車の愛称募集は全国初。正式名称とする予定はなく、「ふらのベジタ号」のヘッドマークを掲げて運行することはない。

2432荷主研究者:2017/10/01(日) 10:50:26

http://www.sankei.com/economy/news/170911/ecn1709110012-n1.html
2017.9.11 21:57 産経新聞
物流効率化の動き広がる ビール4社は12日から北海道で共同輸送

イオンとサッポロビールの専用貨物列車。長野-東京間で両社の製品を共同輸送している

 食料品・日用品メーカーに物流を効率化する動きが広がってきた。ビール大手4社は、12日に北海道で共同輸送を始める。トラック運転手などの人手不足が深刻化する中、国も補助制度を拡充して各社の取り組みを後押しする。

 ビール4社の共同輸送は貨物列車を利用。出荷する製品が各社10トン未満の場合、工場や物流拠点から札幌貨物ターミナル駅の倉庫に集めて釧路貨物ターミナル駅まで運び、取引先までのトラック配送も共同で行う。共同輸送により、長距離トラックの運行を年間800台減らせるという。

 鉄道での共同輸送は、アサヒビールとキリンビールが大阪-金沢間でも昨年7月に開始。キリンはコカ・コーラボトラーズジャパンとの共同輸送も検討する。

 国は環境負荷の低減を目的に貨物輸送を集約する物流総合効率化法を平成17年に制定し鉄道・海上輸送への転換を進めているが、近年は「トラック運転手不足が深刻化し、民間の取り組みが加速している」(国土交通省幹部)という。国交省は28年度に運行経費などの補助事業に23件を認定しており、30年度当初予算では今年度比2.2倍の8600万円の確保を目指す。

 流通大手イオンは鉄道に加え、海運の活用をサッポログループと共同で7月に始めた。静岡県の清水港から大分港へサッポロの飲料を輸送、イオンの商品を逆向きに運ぶ。「輸送手段の多様化は災害対策にも役立つ」(イオン広報)として、今後東北地方への船便も増やす方向だ。

 共同輸送などの広がりは新たな需要も掘り起こしている。JR貨物は輸送量が27年度から2年連続で増加し、28年度に鉄道事業の黒字化を果たした。「運転手の不足が業績の追い風」(石田忠正会長)となっている。

2433荷主研究者:2017/10/01(日) 11:01:47

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/131862?rct=n_economy
2017年09/13 05:00 北海道新聞
ビール4社、共同輸送開始 札幌―釧根 鉄道主体に転換

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20170913hokkaido01.JPG
貨物列車の前でテープカットをする関係者=12日、札幌貨物ターミナル駅

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20170913hokkaido02.JPG

 アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーの国内ビール大手4社は12日、札幌から釧路・根室方面に向けたビールなどの共同輸送を開始した。4社の商品をコンテナに混載し、大部分を貨物列車で輸送する仕組みで、4社が共同輸送に取り組むのは全国初となる。面積が広く輸送距離が長い上、トラック運転手不足が深刻化する北海道の共通課題に対処するため、ライバル同士がタッグを組んだ。

 各社ともこれまではトラック輸送だったが、運転手不足の中、トラックより人手が少なく済み、環境負荷も小さい鉄道輸送へ転換する「モーダルシフト」を採用。これにより10トントラックの運行台数を年間約800台削減できる。将来、運転手がさらに不足する事態に備え、今から輸送手段を担保しておく狙いもある。

 輸送業務全般は日本通運に委託する。札幌圏にある4社の工場などから各社が札幌貨物ターミナル駅(白石区)にある日通の倉庫に商品を運び、5トンコンテナに混載。釧路貨物駅(釧路市)までJR貨物が輸送し、同駅からは日通がトラックで釧根地区の卸業者に配送する。コンテナでは積載量がオーバーする場合やダイヤの関係で、一部は札幌からトラックで直送する。

 共同輸送の対象は釧根地区で販売される商品の6割に当たる年間80万ケース(大瓶換算)で、道内全体で運ぶ量の5〜6%に相当する。

 将来は稚内や函館など他地域への共同輸送も視野に入れる。災害などで鉄路が寸断された場合に備え、苫小牧から釧路へ向かう日通のフェリー型貨物船による代替輸送も検討する。

 同日は札幌貨物ターミナル駅で出発式が行われ、サッポロビールの田島一孝サプライチェーンマネジメント部長は「共同輸送が実現し感慨深い。必要な商品を確実に道内のお客さまに届けられるよう、4社が一丸となり物流の使命を果たしていきたい」と述べた。

 ◇

 深刻化する人手不足やネット通販による小口貨物の急増で経済や生活を下支えする物流網に今、新たな波が押し寄せている。変わる北海道の物流の実態を追う。

2434荷主研究者:2017/10/01(日) 11:02:34

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/132045?rct=s_logistics
2017年09/14 05:00 北海道新聞
ビール共同輸送 北海道モデルの確立を

 国内ビール大手4社が、札幌から釧路・根室方面に向けたビールなどの共同輸送を始めた。

 コンテナに商品を混載し、札幌―釧路間はJR貨物の列車で輸送するのが特徴だ。

 トラック運転手の不足という難題の克服に資するだけでなく、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量も減らせる。

 加えて、貨物列車で運ぶことは、経営が厳しいJR北海道の鉄路の有効活用にもつながる。

 共同輸送は、札幌圏を除いて人口密度が低い北海道に適した手段と言えよう。物流の「北海道モデル」として、さまざまな業界で工夫を重ね確立してもらいたい。

 取り組んでいるのはアサヒ、キリン、サッポロ、サントリーで、4社の共同輸送は全国初だ。

 札幌貨物ターミナル駅(白石区)で商品をコンテナに積み込み、JR貨物が釧路貨物駅まで輸送。そこからトラックで釧根の卸業者に配送する。

 これにより、10トントラックの運行台数を年間約800台減らすメリットがあるという。

 半面、貨物列車はダイヤがあらかじめ決まっているといった制約を受けるほか、災害で運行が止まる恐れもある。貨物船を含む代替手段の確保など、安定輸送への努力が求められる。

 4社は、稚内や函館方面向けの共同輸送も視野に入れている。

 どんな輸送手段を組み合わせ、効率的、安定的に運ぶのか。今回の取り組みで見えてくる課題を検証し、改善に役立ててほしい。

 道内での共同輸送は、味の素、カゴメなど食品6社が昨年始め、薬品業界にも広がっている。今後は、業界の枠を超えた協力関係の構築も必要だろう。

 今回のビールの共同輸送で注目したいのは、輸送経路の大半を貨物列車で運ぶ点だ。

 人手不足の早期解消が見込めない中、トラック輸送から大量輸送機関である鉄道や海運に転換する「モーダルシフト」は全国的に強まると見られている。

 道内では、鉄道による大量輸送の典型が、北見方面を結ぶ“タマネギ列車”である。

 ところが、JR貨物の営業線区のうちタマネギ列車が走る石北線をはじめ根室線、室蘭線の一部は、JR北海道が単独での維持が困難とする路線に含まれる。

 人だけでなく、大量のものを運ぶことで鉄路の役割を高める。そんな視点からも、新たな物流のあり方を模索したい。

2435荷主研究者:2017/10/01(日) 11:30:37

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/459
2017.09.14 カーゴニュース 第4603号
ズームアップ ブルボンが31ftコンテナで鉄道輸送拡大

 ブルボン(本社・新潟県柏崎市、吉田康社長)では31ftコンテナによる鉄道輸送を拡大する。断熱性能を高めた「31ftスーパーURコンテナ」の運用を8月から開始。新潟〜岡山間では他メーカーとの往復輸送を実現した。同コンテナのラッシングレール2列は積載品を損傷しないよう壁に埋め込み式となっており、高い温度管理性能と合わせて物流品質の向上にも寄与できる。今後は新潟〜大阪間など中距離の鉄道輸送にも往復運用を前提に31ftコンテナを積極的に投入していく

物流部門、運行管理者の資格取得を励行

 同社の国内の生産体制は、新潟県柏崎市の柏崎工場をはじめ、新潟県内に上越、長岡、新潟、新潟南、五泉、新発田、村上、山形県内にある羽黒工場の9工場。各工場から全国11ヵ所の物流拠点(札幌、仙台、新潟、佐野、白岡、厚木、名古屋、大阪、岡山、福岡、鹿児島)にトラック、鉄道コンテナ、フェリー等の複数のモードを活用し、商品の供給を行っている。

 物流部門の配車担当が全国分の発送を手配し、輸送は協力会社に依頼。1日あたりトラックは70台、鉄道コンテナは50基以上発送している。全国の物流拠点の運営および得意先への配送はすべて協力会社に委託しているが、全国に6ヵ所ある営業所(受注センター)に物流担当者を配置。物流部門のスタッフは運行管理者の資格取得を励行し、協力会社とコミュニケーションをとりながら運用している。

 全社を挙げて品質保証第一主義を掲げており、物流でも品質面を最重視。輸送、保管、荷役時における製品破損、濡損事故防止の取り組みに力を入れている。具体的には、ブルボンの物流品質に対する考え方を理解し、実践してもらうため、年に1回、協力会社を集め、「物流品質管理説明会」を開催。「物流品質管理マニュアル」を定め、作業の標準化を図り、協力会社と連携した物流体制を構築している。

 新潟県内外の工場の生産体制の再構築・再編を進める一環として、羽黒工場(山形)の工場倉庫増設工事がまもなく竣工予定。羽黒工場の製品は工場内の倉庫のほか、繁忙期には社外の製品倉庫も借りて保管しているが、増設後は工場内の倉庫に集約することで物流コストの圧縮や作業の効率化、迅速な受注対応を図る。今後のアイテム数や生産量の増加に備え製品倉庫スペースを確保する狙いもある。

500㎞以上の鉄道輸送比率は60%

 同社が積極的に進めているのが鉄道コンテナ輸送。歴史は1931年にさかのぼる。当時のコンテナは大・中・小3種類があり、大型の1tコンテナの取り扱いは駅が指定されていた。日本海側で初となる「指定駅を柏崎駅に」と上申したのが、初代の吉田吉造社長。国鉄は32年に北日本製菓(現ブルボン)提案のコンテナを採用し、柏崎から秋葉原間の第1号輸送を実施。吉田氏自ら貨物列車に同乗し、輸送品質の調査を行ったという。

 その後、現吉田康社長の「健康は環境から」という方針に基づき、97年の京都議定書採択を機に地球温暖化対策を強化していく中で、鉄道輸送への切り替えを加速。06年の改正省エネ法で特定荷主に該当したことや、新潟から九州向けの定期フェリー航路の廃止、将来的に予想される深刻なトラックドライバー不足などを念頭に、さらに鉄道コンテナ輸送への取り組みを拡大していった。

 鉄道を利用する商品は菓子、食品、飲料などすべての商品カテゴリーに及ぶ。チョコレートを使用した商品が多いため、飲料をのぞく全体の9割で日本石油輸送(JOT)のURコンテナを利用。輸送日数から計算した必要量のドライアイスを積載し、品質を維持している。現在、500㎞以上(大阪向け幹線輸送含む)の長距離輸送における鉄道コンテナ輸送比率は6割となっている。

2436荷主研究者:2017/10/01(日) 11:31:15
>>2435-2436 続き

31ftコンテナ、パレット化も並行し運用

 コンテナの大型化にも取り組んでいる。昨年7月からJOTの高断熱性能コンテナ「スーパーUR」の31ftタイプの試作品を利用し、新潟から岡山向けの輸送でトライアル。同11月からの冬期期間はJR貨物の31ft保冷コンテナを利用し、新潟から岡山、福岡向けに運用を開始した。今年8月からは、JOTの新造コンテナ「31ftスーパーUR」を採用し、岡山までの輸送を開始した。

 「31ftスーパーUR」は主にチョコレート菓子を輸送。10tトラックと同等の積載量なので配車も組みやすく、一度に大量輸送できるメリットがある。パレット化も並行して運用しており、出荷側だけでなく入荷側の作業スペースの圧縮、荷役作業の効率化にもつながっている。復荷に関しても、新潟〜岡山は両県に拠点を持つ他メーカーと共同で運用することで、往復輸送を実現している。

 鉄道輸送については、企業としてだけではなく、飲料や菓子の主力商品で「エコレールマーク」の認定を取得。将来的には500㎞以上の長距離輸送の鉄道利用比率を7割程度までアップしたい考えである。山形で製造する飲料水を大阪向けに12ftコンテナによる鉄道輸送を継続し、菓子にも展開中。大阪向けにも31ftコンテナの投入を検討しており、復荷のパートナーを模索している。

 なお、日本海側のルートを利用していることから、暴風や雪外を受けやすく、輸送障害時への対応が課題。ブルボンではBCP(事業継続計画)の一環として、物流拠点向けの輸送モードを2系統以上使用しているため、列車の遅延により後発のトラックが先に物流拠点に到着した場合、製造日の日付が逆転してしまうことがある。このため、運休決定よりも早い段階でトラック輸送への代替を行い配車に余裕を持たせている。

細かい時間指定の交渉で待機時間を短縮

 菓子は年間で出荷の波動が大きく、冬期の繁忙期における幹線、配送車両不足が課題となる中、積込み時の出荷遅延、待機時間の削減、発送体制の改善を図っている。従来、数ヵ所の工場を回って集荷していたが、工場製品倉庫の増築や事前に商品を集約し、積込み場所を削減。入庫時間もブルボンが配車の際、細かく時間指定の交渉をすることによって、待機時間の短縮に努めている。幹線輸送の中継輸送も前向きに検討する。

 昨今問題になっている、届け先での棚入れや先入れ・先出し等のドライバーの附帯作業に関しても、営業部門を通じて減らす取り組みを進めてきた。物流業界の実態や待機時間等の課題を営業部門に理解してもらうため、運行管理者の資格を持つ物流部門のスタッフが研修も実施。ブルボンが掲げる“響働”(きょうどう)の理念にのっとり、物流における協力会社との共存共栄を目指す。

「何かがあった時に役立つ企業」に

 ブルボンの初代吉田社長は関東大震災のときに、菓子の供給が全面ストップしたのを目の当たりにし「地方にも菓子の量産工場を」と柏崎駅前(現在の本社所在地)で1924年に北日本製菓を創業。95年の阪神淡路大震災では、震災の当日に製造を始めたミネラルウォーターを救援物資として提供し、2000年代の新潟中越地震、中越沖地震、東日本大震災でも救援物資の輸送や炊き出しの支援も行った。

 中越沖地震の際に、現吉田社長は「工場の復旧は後、被災者の支援に最優先に取り組みなさい」との号令を発し、社員は個人車両の助手席に食料を満載にして避難所を回ったという。物流拠点を全国にきめ細かく配置し、輸送モードを輻輳化しているのも、「何かがあった時に役立つ企業でありたい」という企業理念から。創業者の精神を受け継ぎながら、同社の物流改革は続く。

(2017年9月14日号)

2437荷主研究者:2017/10/01(日) 11:44:19

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/464
2017.09.19 カーゴニュース 第4604号
ビール大手4社の共同輸送列車スタート

 アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリービールのビール大手4社とJR貨物、日本通運は12日、札幌貨物ターミナル駅(札幌市白石区)で共同輸送列車の出発式を開催した。同駅構内にある日本通運の倉庫を活用し、北海道・道東エリア(釧路・根室地区)向けに共同輸送を開始。ビール4社は共同物流とモーダルシフトにより、ドライバー不足への対応と環境負荷低減を図り、安定的な輸送体制の構築を目指す。

 なお、ビール4社とJR貨物、日通による共同輸送スキームは、8日付で改正物流総合効率化法に基づく総合効率化計画の認定を受け、今回の出発式において国土交通省北海道運輸局から認定書が授与された。

年間800台のトラックを削減

 ビール4社はこれまで、同エリア向けに、札幌市近郊の製造・物流拠点(アサヒ北海道工場、キリン北海道千歳工場、サッポロ北海道工場、サントリー千歳倉庫)からトラック輸送を行っていた。今後は、トラック単位に満たない荷物を対象に、4社の製造・物流拠点から、札幌貨物ターミナル駅内の日本通運の倉庫に製品を集積し、同倉庫で配送先ごとに各社製品を仕分けして積み込み、配送を実施する。

 輸送手段は鉄道コンテナ(札幌〜釧路)とトラックを併用する。1社・1届け先で車両単位に満たない荷物(目安として4〜5tとその倍数)は、鉄道コンテナによる共同輸送を行う。4社合算で車両単位となる場合は大型車での共同輸送を行う。トラックが満載になる届け先については、各社の拠点からのトラック輸送を一部継続するなど、荷量によって最適な輸送手段を選択し、全体最適の観点から効率性を実現していく。

 この取り組みでは、札幌〜釧路間330㎞、札幌〜根室間450㎞の長距離を鉄道輸送にシフトすることにより、ドライバーの運転時間を年間約5300時間(従来比約35%)省力化できる見込みで、トラック運行台数にすると年間約800台の削減が可能となる。また、4社合計で、年間約330t(従来比で約28%)のCO2排出量を削減できる。

 JR貨物は札幌から釧路、根室向けのコンテナスペースの有効活用が可能となり、積載率のさらなる向上が実現する

持続可能な輸送体制構築へ

 出発式では、ビール4社を代表し、サッポロビールサプライチェーンマネジメント部の田島一孝部長が挨拶に立ち、「ビール4社は営業部門では切磋琢磨を繰り広げているが、物流部門では共通した課題の解決に向け、首都圏エリアでの小口配送や関西工場から北陸エリアへの共同輸配送を複数社間で実施している。4社揃っての共同物流は今回が全国初の取り組みで、大きな意味がある」と強調。その上で「ドライバー不足や配送の小ロット化に対応し、環境負荷低減への取り組みを進めているが、今回の共同輸送を優れたモデルとして、将来は他エリアでの展開も目指していきたい。企業間の垣根を越え、安定的かつ環境にやさしい物流を持続的に実現していくことが重要だ」と意欲を語った。

 JR貨物の内山健・北海道支社長は「大変に画期的な取り組みで、コンテナ内に異なるお客様各社の荷物を混載する輸送は当社にとっても初めてのことだ」と強調した。内山氏は今年1月に関西〜北陸エリアで開始されたアサヒ、キリン2社の共同輸送を契機として4社の共同物流への検討が進展し、日本通運がとりまとめる形で実現したと経緯を説明。「鉄道輸送の利用率が高まる一方で、空コンテナの回送など非効率性の改善が課題となっている」と述べ、「今回の共同物流は関係各社のニーズにマッチするだけでなく、鉄道輸送の未来を切り開く先進的なモデルとなる。共同物流で基幹的役割を果たすものとして、当社は安全で安定的な輸送につとめていく」と決意を述べた。

 日本通運・常務執行役員北海道ブロック地域総括兼札幌支店長の青山陽一氏は「全国初のスキームに参画でき、大変光栄だ。改正物効法の認定を受けたことで、この取り組みの重要性の認識を新たにした。ビール各社はより良い製品を提供し、JR貨物と日通は安心・安全に貨物を届けるという消費者と社会への貢献を使命として忘れず、6社が協調して取り組みを進めていく」と挨拶した。

 また、来賓として出席した国土交通省北海道運輸局の齊藤敬一郎・交通政策部長、高橋はるみ北海道知事の代理として平野正明知事室長、ビール酒造組合から滝本修司専務理事が祝辞を述べた。その後、関係者によるテープカットが執り行われた。

2438荷主研究者:2017/10/01(日) 11:45:00
>>2437-2438 続き

同業他社の連携が評価され改正物効法の認定

 出発式では、総合効率化計画認定書授与式も行われ、北海道運輸局の齊藤部長から6社の代表者全員に認定書が手渡された。

 今回の取り組みでは、同業他社が連携する共同物流のモーダルシフトとして、鉄道コンテナ輸送を優先的に活用した点と、営業分野で競争関係にある業界大手企業が、物流分野の課題解決へ向けて協同して取り組む啓発性が高く評価された。

(2017年9月19日号)

2439とはずがたり:2017/10/11(水) 12:59:55

ヤマトが強気値上げ、ネット通販業者の苦悩 配送量も抑制、ドライバーの働き方改革急ぐ
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-192077.html
06:00東洋経済オンライン

10月1日、宅配便最大手のヤマト運輸は個人向けの運賃を平均で15%値上げした。運賃の全面改定は実に27年ぶりだ。

アマゾンなどネット通販(EC)の拡大で急増する荷物量にヤマトの配送現場はパンク。ドライバー不足や長時間労働が深刻化し、サービス残業も発覚した。ヤマトは今年、未払いの残業代約240億円を支払う事態にも追い込まれた。

労働環境の改善を急ぐヤマトは、「サービスを維持するためには適正な運賃をいただく必要がある」として、値上げに動き始めた。

アマゾンは4割値上げか
今春から、大口顧客1000社を対象に、法人向け運賃も平均15%以上引き上げるべく交渉を進めている。ヤマトホールディングス(HD)の山内雅喜社長は、9月末までに8割以上の顧客が値上げを受け入れたことを明かした。

焦点は最大顧客であるアマゾン向けの運賃だ。ある国内証券アナリストは、「現状で1個当たり平均280円前後という水準を、400円強へと約4割引き上げる方向のようだ」と話す。

アマゾンはヤマトの宅配便取扱個数の1?2割を占めるとされる。「仮に4割を超すような運賃の値上げとなっても、体力のあるアマゾンは消費者に転嫁しなくても十分に吸収できるだろう」と通販や物流の業界関係者は口をそろえる。

苦しくなるのは、他社との熾烈な価格競争で消耗しているEC事業者だ。東京に拠点を置くある物流の一括請負業者の元には、配送コストを少しでも抑えたい業者が駆け込んでくるという。同社社長は、「ヤマトの値上げ要請はとにかく強気だ。3?4割はざらで2倍を超えるところもある」と明かす。

ヤマトが要求する値上げ幅が、顧客によって大きく異なるのはなぜか。ヤマトはかつて大口顧客に対し、荷物のサイズや距離にかかわらず大幅な割引を実施した。

2013年に起きたクール宅急便の品質問題を契機に「運賃の適正収受」を進めたが、「一部の顧客は値上げに応じなかった」(通販大手幹部)。こうした顧客に対し、値上げを迫る狙いがある。ただ、「2?3年をかけて引き上げるようだ」(同)。

ヤマトの値上げ影響がじわり広がる

通販大手のベルーナは、従来は5000円未満の注文で390円としていた送料を10月1日から490円に引き上げた。同社の通販事業は増収の一方、コスト削減を進めても、前期比で約9%の減益見通しだ。

宅配クリーニングを手掛けるリネットは、ワイシャツの畳み仕上げの料金を290円から390円に値上げするなど、大半の料金を引き上げた。「配送の質を維持するうえではヤマトの代わりが見つからない」と、運営会社ホワイトプラスの森谷光雄取締役は話す。

ヤマトが荷主に求めているのは、値上げだけではない。荷物の受け入れ量を抑制する「総量規制」もだ。ヤマトは、2017?18年度の2年間で宅配便の配達個数を2016年度比で約1億個減らす計画で、配送現場の負担軽減を急ぐ。

西日本のあるEC事業者は今年8月、ヤマトとの契約を打ち切った。今年2月、同社から荷物量の抑制を求められ、宅配業者の2社活用を検討した。だが物流コストが増えるため、最終的に日本郵便への切り替えを決めた。「ヤマトの担当者は申し訳なさそうにしていた。本社が地方の営業所にも総量規制をそうとう急がせたようだ」と同社社長は話す。

ヤマトHDは9月28日、2019年度までの中期経営計画を発表。経営の最優先課題に掲げた「働き方改革」に1000億円を投じる。午後から夜間にかけての配達に特化したドライバー制度を新設。19年までに1万人規模の人員を雇用し、正社員やパート社員の残業の大幅な削減を目指す。

「社員の負担や将来性を考慮し、雇用を安定化させる策を打ち出したといえるが、実現のハードルは決して低くない」(SMBC日興証券の長谷川浩史アナリスト)。宅配業界は慢性的な人手不足のうえ、アマゾンが自社物流網の構築を探る動きもあるからだ。

ドライバー争奪戦が一層激化へ
アマゾンはヤマト以外にも物流の一括請負業者を活用。そのうちの1社、丸和運輸機関はアマゾン向けに東京23区を中心として早期の配送車1万台体制の確立を目指す方針だ。物流コンサルタントの?井亮一氏は「軽貨物宅配ドライバーの取り合いが加速するのは確実だ」と指摘する。

ヤマトHDの山内社長は、「今後も社会インフラであり続けたい」と語気を強める。宅配便シェアで半分を握るガリバー企業は、有言実行を貫けるか。

2440荷主研究者:2017/10/14(土) 21:21:25

http://www.sankei.com/region/news/170331/rgn1703310014-n1.html
2017.3.31 07:03 産経新聞
長崎野菜、鉄路で首都圏へモーダルシフト計画 国が九州で初認定 トラック輸送から転換

 長崎県産の野菜を、鉄道で首都圏に輸送する計画を、国土交通省が改正物流総合効率化法に基づく事業として九州で初めて認定し、補助することが30日、分かった。政府は、運転手不足や環境問題への対策として、トラック輸送から鉄道・船への転換「モーダルシフト」を推進しており、長崎の事業は九州での先例となる。(村上智博)

 事業計画は、同県諫早市の北尾運送とJA全農ながさき、JR貨物グループが提案した。

 長崎のJAが集荷した白菜やレタス、ブロッコリーなどはこれまで、東京・大田市場までの約1260キロを、長距離トラックで16時間かけて運んでいた。

 計画によると、福岡貨物ターミナル駅(福岡市東区)と東京貨物ターミナル駅(品川区)間の1184キロで鉄道コンテナを利用する。保冷機能があるクールコンテナを使うことで鮮度を保つ。JAから駅まで、駅から市場まではトラックで運ぶ。

 モーダルシフトによって、トラックの運転時間を87%、二酸化炭素の排出量も73%削減できるという。

 こうしたメリットが評価され、今月28日に事業認定された。近く公表する。認定によって、原則運行経費の2分の1以内を国が補助する。

 国交省は、九州他県で同様のモーダルシフトを進めるよう、九州農政局などに働きかける。

2441荷主研究者:2017/10/14(土) 21:22:32
>>2337
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170421/bsd1704211426016-n1.htm
2017.4.21 14:26 Fuji Sankei Business i.
西濃運輸、長距離便を鉄道切り替え トラック運転手不足で輸送効率化

 セイノーホールディングス傘下の西濃運輸(岐阜県大垣市)が、片道800キロ超の長距離トラック定期便の多くを鉄道輸送に切り替えることが21日、分かった。人手不足が続く中、交代要員が必要な長距離便の運転手の数を減らせるため、別の輸送に振り向けるなどして効率化を目指す。

 西濃運輸は1日に約3700便を運行しており、片道800キロを超えるのは145便。このうち区間内に鉄道が走っており、切り替えても従来と輸送時間が変わらない約80便を対象とする。

 主要都市を結ぶ定期便で約2100人の運転手を抱えており、鉄道の利用により約150人を他の輸送などに充てることができるという。

 5月に東京-福岡の便で始める。東京都内から大阪府茨木市の拠点までコンテナ対応のトラックで運び、近くのJR貨物のターミナル駅で積み替えて福岡まで輸送する。新たな鉄道コンテナなどの導入に約2億円を投資する。

2442荷主研究者:2017/10/14(土) 21:23:14

https://mainichi.jp/articles/20170606/ddm/008/020/056000c
2017年6月6日 毎日新聞 東京朝刊
鉄道シフト加速 トラック運転手、不足深刻化 近距離輸送が課題

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20170606mainichi01.JPG

福山通運が東京-大阪間の貨物輸送に使用しているJR貨物の専用列車=福山通運提供

 貨物輸送をトラックから鉄道に切り替える動きが進んでいる。トラックドライバー不足が深刻化していることが背景にある。ただ、今のところは長距離輸送が中心。近距離輸送での鉄道利用には課題が多く、都市部で深刻化する宅配ドライバー不足の打開策となるかは見通せない。【中島和哉】

 「ドライバー不足などを背景とした中長距離輸送ニーズを確実に取り込み、黒字を継続する」。日本貨物鉄道(JR貨物)グループは2017年度の事業計画でそう打ち出した。同社は17年3月期決算で、部門別収益の開示を始めた07年3月期以来、鉄道事業が初めて黒字化。16年度のコンテナ輸送量は、熊本地震などの影響で前年度比微減(約0・6%減)となったものの、「地震などが無ければ2〜3%増だったとみられ増加基調は続いている」(広報)。国土交通省の統計によると、全国の鉄道コンテナ輸送量は東日本大震災で11年度に落ち込んで以降は順調に増えている。

 鉄道貨物協会は13年度の調査で、トラックドライバーは20年度に約10万6000人、30年度に約8万6000人不足すると推計。インターネット通販の拡大による荷物量の増大で、足元では不足感がさらに強まっているとみられる。

 ドライバー不足への危機感から貨物輸送を鉄道に切り替える運送会社やメーカーは増え、福山通運は今年5月から、名古屋-北九州・福岡間で鉄道輸送を開始した。すでに実施している東京-大阪間、東京-福山(広島県)間と合わせ、計220台分のトラック輸送が代替できるという。

 アサヒビールとキリンビールは1月から、関西圏から北陸圏へのビールなどの輸送を個別のトラックから共同の鉄道輸送に切り替えた。年間計1万台相当の長距離トラック輸送の削減を見込む。コスト面もトラックより割安とみられ、「共通の届け先も多く協業してドライバー不足解消に貢献する」(アサヒ広報)方針だ。

 だが、都市部での近距離輸送には課題も多い。東京メトロは昨年、東武鉄道や宅配便大手のヤマト運輸などと共同で地下鉄を使った貨物輸送の実証実験を行った。しかし、荷物の積み下ろし場所の確保や、駅利用者の安全確保などの課題が浮かんだ。都市部での鉄道貨物輸送には駅施設の大規模改修などが必要で、「現状のままでは難しい状況」(東京メトロ関係者)だ。

2443荷主研究者:2017/10/14(土) 21:37:02

http://www.logi-today.com/300320
2017年9月26日(火)Logistics Today
東洋製罐、茨城・大阪工場間で鉄道へモーダルシフト

 東洋製罐は26日、茨城県・大阪府間の缶容器製造用部材の輸送をトラックから専用の鉄道コンテナを使用した鉄道輸送に転換した取り組みで、物流子会社の東洋メビウス、東罐ロジテック、JR貨物、中央通運とともに、改正物流総合効率化法(改正物効法)の認定を受けた。

 これまでは年間1122トンの部材を茨城県と大阪府の自社工場間591キロでトラック輸送していたが、東京貨物ターミナルと大阪貨物ターミナルの間600キロを鉄道輸送に転換した。大阪府の工場と貨物ターミナル間(8キロ)、茨城県の工場と貨物ターミナル間(100キロ)はトラックで結ぶ。

 この取り組みにより、ドライバーの運転時間が年間2112時間(27.2%)削減できたほか、CO2排出量も年67.5トン(43.2%)削減した。

2444荷主研究者:2017/10/14(土) 21:38:11

https://www.kensetsunews.com/archives/109014
2017-09-27 建設通信新聞 6面
仙台貨物ターミナル駅を移転/18年度早期に本格着工/JR貨物

【近く環境影響評価書】

 JR貨物が仙台市内で整備する仙台貨物ターミナル駅移転工事が、2018年度早期に本格着工する見通しだ。近く仙台市に提出する環境影響評価書をまとめ、宮城県に農地法に基づく農地転用手続きを申請する。並行して17年度内は用地取得を進めるとともに、先行して農作業用道路や境界となるあぜ道などを整備する方針だ。現駅の移転跡地に宮城県が広域防災拠点の整備を計画しているため、新駅は同拠点の供用開始目標に合わせて20年度の営業開始を目指す。 仙台市宮城野区宮城野にある現駅の敷地を含めた約46ha内に県が広域防災拠点の整備を計画していることから、公共補償により同区岩切地区の敷地約22.6haに駅を移築する。新駅は、現在と同様の規模を想定しているが、輸送サービスの効率化を図るため、E&S(着発線荷役)方式に変更する。

 鉄道施設はコンテナホーム3面、着発線や機回線、機留線など計21線で構成。建物は3階建て延べ約2000㎡の総合事務所や通運事務所、コンテナ検修庫、倉庫群などからなり、総延べ床面積は約2万3500㎡の規模を想定している。

 概略設計は日本交通技術、詳細設計はジェイアール貨物・不動産開発、アセスメント業務は復建技術コンサルタントが担当している。

2445荷主研究者:2017/10/14(土) 22:08:49

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00444976?isReadConfirmed=true
2017/10/2 05:00 日刊工業新聞
北海道から本州へ…農産物輸送たけなわ 新幹線高速化、JR貨物に影響も

ジャガイモなど農産物は北海道発鉄道貨物の主力

JR貨物は2年ぶりに馬鈴薯列車を通常区間で運行

 北海道から本州への貨物輸送が繁忙期を迎えている。ジャガイモやタマネギの収穫が本格化し、日本通運など利用運送事業者は鉄道、船をフル活用して旬を届ける。JR貨物による「馬鈴薯(ばれいしょ)専用列車」も2年ぶりに通常区間での運行を始めた。北海道からの貨物は農産品が半分近くを占め、鉄道輸送の比率も高い。一方、青函トンネルを共用する北海道新幹線の高速化が検討される中で将来の貨物減便も課題に挙がっている。(小林広幸)

 馬鈴薯列車は10月中旬まで毎日1便、北海道の帯広貨物駅から、ポテトチップス工場に近い埼玉県の熊谷貨物ターミナルまで設定。昨秋は台風被害で不通区間が生じ、トラックで苫小牧貨物駅まで運んで隔日運行した。

 2016年は北海道産のジャガイモが不作で、ポテトチップスは品不足に見舞われた。今年は生育が順調で今が収穫のピーク。鉄道貨物は産地の収穫と同期した輸送力提供で、ポテトチップスの生産正常化に貢献する。

 田村修二JR貨物社長は「北海道―本州間の鉄道輸送は、物流の波動に比較的強い」と話す。陸上貨物輸送で鉄道のシェアは14年度実績49%。季節変動が大きいため、繁忙期の臨時運転に対応したダイヤを設定している。

 北海道と本州をつなぐ青函トンネルは通過列車のうち、定期・臨時合わせて約3分の2を貨物が占める。北海道新幹線は、すれ違う貨物列車の荷崩れを避けるために時速140キロメートルまで減速走行しており、速達性向上のために、これを引き上げようと検討が進む。

 日本通運は9月、苫小牧―東京間に新造の貨物専用フェリー(RORO船)「ひまわり8」を就航した。旧船よりも輸送力は25%高い。12月には同型船を、もう1隻更新する計画。日通の牧野繁徳海運事業支店事業統括部部長は「輸送の選択肢が拡大する」と説明する。

 日通は昨年に船と鉄道の両方に対応できる12フィートハイブリッドコンテナを開発。新船投入を機に8月、苫小牧から東京までの海上輸送と、東京発の鉄道輸送を組み合わせた新商品「シー&レール東京ランドブリッジWB」の提案を始めた。

 鉄道貨物を扱う日通にとって、青函トンネル高速化による貨物減便リスクへの対応は不可避だ。14年度は北海道発のジャガイモ28万トンのうち38%、タマネギ35万トンのうち62%を鉄道が占めた。これを一部代替するにも船腹拡大は必須。長期の輸送力確保を見据える。

 北海道でも運転手不足は深刻。輸送量は横ばいで推移するが、内陸は輸送距離も長く、今後もモーダルシフトで鉄道輸送への期待は大きい。青函トンネル高速化の議論を進める上で、農業をはじめとする経済活動に影響が出ないよう調整することが求められる。

(2017/10/2 05:00)

2448荷主研究者:2017/10/27(金) 22:41:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171007_12035.html
2017年10月07日土曜日 河北新報
宮城産の新米、全国へ出発 仙台ターミナル駅で初荷式

新米を積んだ貨物列車の出発を祝った初荷式

 宮城県外に販売する今年の県産米の初荷式が6日、仙台市宮城野区のJR貨物仙台貨物ターミナル駅であり、ひとめぼれ25トンを積んだ列車が中京圏に向けて出発した。

 JR貨物東北支社や全農県本部、運送業者の関係者約30人が出席。神事で輸送の安全を祈願し、午後1時の第1便発車を見送った。第1便は7日午前11時半ごろ名古屋貨物ターミナル駅(名古屋市)に到着。早ければ当日中に店頭に並ぶ。

 県内の作況指数(9月15日現在)は100の「平年並み」。全農県本部の菊地潔本部長は「8月の記録的な長雨で心配したが、おいしい新米ができた。管理を頑張った生産者の思いも酌み、味わってほしい」と話した。

2449荷主研究者:2017/10/27(金) 22:45:23

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/137999?rct=n_economy
2017年10/12 05:00 北海道新聞
青函航路活用 トラック便快走 日本アクセス北海道、石狩―埼玉を毎日24時間で

大手スーパーの商品棚に並ぶチチヤスのヨーグルト。青函をまたぐ定期便の活用で販路が拡大している=札幌市東区のマックスバリュ北40条店

 食品卸道内大手の日本アクセス北海道(札幌)が石狩チルド物流センターと埼玉の物流センターを24時間で毎日結ぶトラック定期便「アクセス便」を新設し、成果を上げている。青函航路を使い通常の便より輸送時間を9時間短縮。より早く届けられる上、複数の業者の荷物を混載することで物流費を抑えていることから、豆腐や漬物など賞味期限が短い商品を手がける大手メーカーなどが同便を活用して販路を広げている。

 アクセス便は石狩発の上り便が昨年11月に、埼玉発の下り便が今年3月に開始。上下便とも10トントラックで午前11時に出発し、翌日午前11時に着く。同社は苫小牧―大洗(茨城)間のフェリーで33時間かけて運ぶ便もあるが、日持ちする荷物が一定程度集まらないと出発しない。このため物流網の拡大を狙い、時間を短縮し、荷物の有無にかかわらず毎日走る便を設けた。

 時間短縮に加え、フェリー乗船中と青森で法令上必要な1日8時間の休憩を取ることで、各便1人の運転手で運行でき、人件費を抑制。さらに、冷蔵・冷凍の2層構造トラックで各業者の荷物をまとめて積載しており、各業者が宅配便や自社便で個別に配送するより物流費が安くなるという。

 道内発の便は現在約40社が活用し、牛乳や野菜、キムチなど60品目を配送している。漬物製造道内大手の北日本フード(札幌)は、宅配便などを使い丸2日間かけて関東に商品を送っていた時に比べ、主力の「スーパー極上キムチ」などの商品供給量が2倍に増えた。「より新鮮な状態で届けられることで、商品価値が高まった」(同社担当者)

 道外メーカーの利用も拡大している。群馬県の豆腐製造大手、相模屋食料は賞味期限の短さや物流費がネックとなり、道内向け出荷を週2回に限っていたが、8月末から同便を利用。スーパーから毎日来る細かな発注にも応えられ、道内への供給量は1・8倍に増えた。広島県の老舗乳業メーカー、チチヤスも同便を使い、道内スーパーの陳列棚にヨーグルト製品を常時並べられるようになった。

 日本アクセス北海道の小島亨営業推進部長は「物流量が増えるほどコストが下がる。多くの企業に利用してほしい」と呼びかける。

2450荷主研究者:2017/10/27(金) 22:56:47

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/516
2017.10.17 カーゴニュース
JR貨物、輸送好調も収支はギリギリの状態

 JR貨物(本社・東京都渋谷区、田村修二社長)のコンテナ輸送が好調だ。今年度上半期(4〜9月)のコンテナ実績は前年比4・0%増の1099万5000tを記録。9月単月では7・7%増の197万8000tとなり、同月の鉄道取扱収入はリーマンショック前の2008年以来、9年ぶりに100億円の大台を超えた。だが、今期は当初から線路使用料や貨車の修繕費などコスト上昇が見込まれており、2期連続での鉄道事業黒字化を確保するためには、さらなる収入増と輸送効率化が必須だ。

9月の取扱収入はリーマン前の水準に

 同社の9月の輸送実績は、コンテナが7・7%増の197万8000t、車扱が0・9%増の69万4000tとなり、合計で5・9%増の267万1000tとなった。コンテナ品目別ではトラックドライバー不足を背景にした積合せ貨物に加え、自動車部品が好調で、それぞれ2ケタの伸びを記録。また、前年に台風の影響を受けた北海道発の農産品が好調で、農産品・青果物も13・1%増という高い伸びを示した。

 11日に会見した田村社長は「9月は極めて順調だった。特に下旬は1日当たりの収入が4億円を超える日が続いた」と述べた。これを受け、9月の速報ベースの鉄道取扱収入は102億円となり、リーマンショック前の高い水準を回復した。

 上半期の輸送実績も好調。コンテナは4・0%増の1099万5000t、車扱は1・3%増の396万2000t、合計では3・3%増の1495万7000tとなった。コンテナ品目別では紙・パルプを除く全品目で前年を上回り、モーダルシフトの追い風を受けていることを裏付けている。

荷動き好調も、対計画では若干のビハインド

 ただ、その一方で収支面では予断を許さない状況が続いている。もともと今年度は、JR旅客に支払う線路使用料が上昇するほか、例年よりも貨車の全般検査が多い年でもあり、当初から経費上昇が見込まれていた。このため、「収入を頑張って伸ばすのが今年のスタンス」(田村社長)であり、収入計画も高いハードルが設定されている。実際、輸送実績は好調だが、「計画に対しては若干のビハインド」(同)というのが現状。

 上半期の段階では、収入増で相殺できていない“紐付けられていない”コストが20億円程度あるとも言われており、鉄道事業の黒字を維持していくためにはコスト削減に加えて、さらなる収入アップが求められている。

輸送余力は限界に近づく空コン削減など効率化必須

 とは言え、平日の積載率は8割を超えるなど、輸送余力は限界に近づいており、今後さらなる収入増を実現するためには、運賃施策の強化と空コンテナ回送の削減など輸送効率化が必要になる。

 犬飼新・取締役兼執行役員営業統括部長は会見で「平日は積載率が85%を超える日もあり、空コンにも積み荷しないと収入は増えない」と語る。このため、同社では全国通運連盟と連携して、31ftコンテナなど私有コンテナのラウンド輸送による空コン回送の削減に力を入れている。「情報開示により企業の枠を超えたマッチングを進めることで、ラウンド利用を拡大していく」(同)としている。

 また、運賃施策についても「従来からの“強いところはより高く”という方針をさらに徹底していく」(田村社長)という。イールドを示すトンキロ価は、4年前と比べ4%増になるなど効果は出ているが、需要増の追い風を受けさらなる単価アップが求められている。

「強い輸送品目をより強く」下期の荷動き

 下期以降の荷動きについては、積合せ貨物や自動車部品などのさらなる増送に期待する。「積合せ貨物は、年末繁忙期に向けてさらに需要が高まるほか、自動車部品についても新たなお話をいただいている。強い品目をより強くしていく」(犬飼取締役)。

 また、市況悪化により出荷調整が続いていた玉ネギについても、輸送需要の回復が見込まれるほか、日照不足により収穫が遅れていた東北のコメについても、「収穫が遅れていたが、作柄は悪くないと聞いている。今後は出荷が増えていくことを期待している」としている。

(2017年10月17日号)

2451荷主研究者:2017/10/29(日) 12:46:26

http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_28476.html
2017年10月7日 宮崎日日新聞
貨物遅れ取扱量減 JR日豊線臼杵-佐伯不通

 台風18号による土砂の流入でJR日豊線臼杵(大分県臼杵市)-佐伯(同県佐伯市)が不通になり、県内の貨物輸送に遅れや取扱量減少といった影響が出ている。JR貨物によると、トラックによる代行輸送に切り替えた結果、所要時間は延岡で数時間、宮崎市で1日程度長くなった。県内の取扱量は6〜7割に減少しており、当面、この状況が続く見通し。

(全文は7日付朝刊または携帯サイトで)

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20171007-1507303722.jpg
【写真】大分県のJR日豊線臼杵-佐伯間の不通に伴い、鹿児島経由でトラック輸送が行われている佐土原駅の貨物輸送拠点=6日午前、宮崎市佐土原町

2455荷主研究者:2017/10/29(日) 13:16:57

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00448077
2017/10/26 05:00 日刊工業新聞
人手不足解消なるか-福山通運とヤマト、高速道で連結トラック実証

ヤマトが導入した全長25メートルのダブル連結トラック「コネクト」

 大型トラック2台分の貨物を運ぶ「ダブル連結トラック実証実験」が始まった。福山通運とヤマト運輸が相次いで導入。新東名高速道路で実際に運用して安全性や効果などを検証する。人手不足の深刻化が懸念される運送業界では、生産性の向上と慢性的な長時間労働是正への取り組みが喫緊の課題。同業他社との共同輸送を模索する動きも出ている。(小林広幸)

【ルート探る】
 全長25メートルのダブル連結トラックは、国土交通省が2016年9月に協議会を設立し、実現を目指してきた。最大21メートルの特殊車両通行許可基準を緩和。10トントラックに全長11・4メートルのトレーラーをつなげて運行する。積載量は全長21メートルのフルトレーラー比で1・2倍だ。

 福山通運とヤマト運輸は、いすゞ自動車と日本トレクス(愛知県豊川市)が開発した同型の車両を導入した。専用トレーラーは、旋回時の挙動や荷物に対する振動影響などへの配慮から特殊部品を採用しており、メーカー担当者は「開発費はかなり高額」と明かす。

 新東名は片側3車線の高規格高速道路だが、インターチェンジから営業所までは一般道を走る。誘導車の先導がなくても運行できるように重量制限や道路幅員などの条件に適合したルートを探り、事前の許可申請が必須だ。

【運行効率化】
 福山通運は早々に通行許可を得て10月、愛知県北名古屋市―静岡県裾野市間で1年間の実証に入った。連結トラックの運転は、けん引免許が必要だが、福山通運は1300人超の有資格者を抱える。実証は万全を期すため「運転者は実務5年、けん引免許取得後5年の経験者とし、専門訓練も受けさせた」(業務改善部)と話す。

 福山通運は通行規制の緩和が新東名以外にも広がれば、大都市間輸送に100台規模で本格導入する方針だ。トラック到着までに、荷物を積んだトレーラーを用意しておき、到着後すぐに連結して出発させることで、運行の効率化を狙う。

【課題洗い出し】
 一方のヤマト運輸は年内にも東名阪の幹線輸送で実証に入る。関西の大型物流拠点が11月稼働するのを機に、東名阪の拠点間で多頻度輸送を開始。実証も同ルートで行う。車両を「スーパーフルトレーラ25(愛称・コネクト)」と名付けた。

 ヤマト運輸は同業他社に幹線輸送の“相乗り”を呼びかける。自社トラックに他社の荷物を積んだトレーラーを連結して運ぶことを想定し、業界団体の全国物流ネットワーク協会で勉強会を立ち上げた。ヤマトホールディングスの山内雅喜社長は「シェア運行を実現する」と意欲を示す。

 輸送生産性の飛躍的向上が期待できるダブル連結トラック。実証実験を通じ、安全性を確かめるとともに、実用化に向けた課題を洗い出して、規制緩和を含む環境整備を進める必要がある。

(2017/10/26 05:00)

2456荷主研究者:2017/10/29(日) 13:23:19

http://www.mitsuichem.com/jp/release/2017/2017_1026.htm
2017年10月26日 三井化学株式会社
国土交通省より「モーダルシフト等推進事業」に認定
〜 複数企業での混載、帰り荷の確保で次世代型モーダルシフトへ 〜

 三井化学株式会社(所在地:東京都港区、社長:淡輪 敏)は、2017年10月10日に山九株式会社、三井・デュポン ポリケミカル株式会社(以下、MDP)、日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)及び株式会社丸運と5社共同で国土交通省が進める「モーダルシフト等推進事業*1」(補助事業)の認定を受けました。

 これまでも当社はモーダルシフトに取り組んでまいりましたが、この度認定された事業は、当社の市原地区(千葉県)と当社のグループ会社であるMDPの大竹地区(広島県)間の製品輸送を、従来のトラックから鉄道に切り替えるというものです。さらに、今年8月よりJR貨物が提供する大型コンテナ(日本の道路交通事情によりマッチする31フィートコンテナー)を本格導入し、三井化学グループの共同物流でのコンテナラウンドユースを実現。従来のワンウェイ輸送ではなく、帰り荷も積載できることとなりました。これらにより、安定的な輸送手段を確保しつつ、環境問題にも対応することが可能となりました。今後は、変更前輸送ルートでの実績に対して、CO2排出量の70%削減とトラックドライバーの労働時間の86.8%削減を目指してまいります。

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/pict_1026_01.jpg

 ・鉄道輸送によりCO2排出量削減
 ・トラックドライバー不足解消に貢献
 ・複数企業による混載・帰り荷の確保×モーダルシフトの「次世代型モーダルシフト」
 ・31フィートコンテナーの本格的ラウンドユースは、国内化学業界で初めて

 また当社は、国土交通省が設置している「エコレールマーク運営・審査委員会」より、地球環境にやさしい鉄道貨物輸送に取り組んでいる企業として、2014年より「エコレールマーク認定企業」の認定を受けております。これからも当社は、CO2排出削減や環境保全、生産性向上に積極的に取り組んでまいります。

*1:
モーダルシフト等推進事業

 国土交通省では、物流分野における労働不足への対応や環境負荷の低減を推進するため、昨年10月に施行された「改正物流総合効率化法」に基づき、トラック輸送から鉄道、海運へのモーダルシフトや幹線輸送網の集約化、共同輸配送などの取り組みを進めている。モーダルシフト等推進事業とは、同法に基づき、荷主企業や物流事業者によって構成される協議会が実施するモーダルシフトの取り組みに対して、国土交通省が補助事業として認定する政策のこと。

国土交通省HP:http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000352.html

2457とはずがたり:2017/10/29(日) 19:25:05
福山通運とヤマト、新東名で連結トラック実証へ。人手不足解消なるか
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171028-00010004-newswitch-bus_all&pos=2
10/28(土) 14:43配信 ニュースイッチ

ヤマトが導入した全長25メートルのダブル連結トラック「コネクト」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171028-00010004-newswitch-bus_all.view-000

他社との共同輸送を模索する動きも
 大型トラック2台分の貨物を運ぶ「ダブル連結トラック実証実験」が始まった。福山通運とヤマト運輸が相次いで導入。新東名高速道路で実際に運用して安全性や効果などを検証する。人手不足の深刻化が懸念される運送業界では、生産性の向上と慢性的な長時間労働是正への取り組みが喫緊の課題。同業他社との共同輸送を模索する動きも出ている。

 全長25メートルのダブル連結トラックは、国土交通省が2016年9月に協議会を設立し、実現を目指してきた。最大21メートルの特殊車両通行許可基準を緩和。10トントラックに全長11・4メートルのトレーラーをつなげて運行する。積載量は全長21メートルのフルトレーラー比で1・2倍だ。

 福山通運とヤマト運輸は、いすゞ自動車と日本トレクス(愛知県豊川市)が開発した同型の車両を導入した。専用トレーラーは、旋回時の挙動や荷物に対する振動影響などへの配慮から特殊部品を採用しており、メーカー担当者は「開発費はかなり高額」と明かす。

 新東名は片側3車線の高規格高速道路だが、インターチェンジから営業所までは一般道を走る。誘導車の先導がなくても運行できるように重量制限や道路幅員などの条件に適合したルートを探り、事前の許可申請が必須だ。

 福山通運は早々に通行許可を得て10月、愛知県北名古屋市―静岡県裾野市間で1年間の実証に入った。連結トラックの運転は、けん引免許が必要だが、福山通運は1300人超の有資格者を抱える。実証は万全を期すため「運転者は実務5年、けん引免許取得後5年の経験者とし、専門訓練も受けさせた」(業務改善部)と話す。

 福山通運は通行規制の緩和が新東名以外にも広がれば、大都市間輸送に100台規模で本格導入する方針だ。トラック到着までに、荷物を積んだトレーラーを用意しておき、到着後すぐに連結して出発させることで、運行の効率化を狙う。

 一方のヤマト運輸は年内にも東名阪の幹線輸送で実証に入る。関西の大型物流拠点が11月稼働するのを機に、東名阪の拠点間で多頻度輸送を開始。実証も同ルートで行う。車両を「スーパーフルトレーラ25(愛称・コネクト)」と名付けた。

 ヤマト運輸は同業他社に幹線輸送の“相乗り”を呼びかける。自社トラックに他社の荷物を積んだトレーラーを連結して運ぶことを想定し、業界団体の全国物流ネットワーク協会で勉強会を立ち上げた。ヤマトホールディングスの山内雅喜社長は「シェア運行を実現する」と意欲を示す。

 輸送生産性の飛躍的向上が期待できるダブル連結トラック。実証実験を通じ、安全性を確かめるとともに、実用化に向けた課題を洗い出して、規制緩和を含む環境整備を進める必要がある。

日刊工業新聞第ニ産業部・小林広幸

2458とはずがたり:2017/10/29(日) 19:25:56

2016年09月25日
運転手不足で多くの荷物を運べる「トラクター」の販売が急伸
荷重制限緩和も後押し。商用車各社は負担軽減などの機能を訴求
https://newswitch.jp/p/6216

 トラックの運転手不足などを背景に、一度に多くの荷物を運べる「トラクター」の販売が伸びている。けん引する荷物の重さや長さを緩和する規制緩和も販売を後押しする。いすゞ自動車はトラクター販促の専門組織を立ち上げ、UDトラックスは試乗の機会を増やして運転手の負担軽減につながる機能を訴求するなど、運送業界が抱える構造的な課題の解決に取り組む。

前期比3割増

 日本自動車販売協会連合会によると1―8月のトラック(普通貨物車)販売は前年同期比2%減の約11万台。うちトラクターは同30%増の約6000台と好調に推移する。

 いすゞは4月、21年ぶりに大型トラック「ギガ」のトラクターモデルを全面改良して販売。運転席の周りにスイッチを適切に配置して操作性を高めるなど、運転手の負担軽減につながる機能も盛り込んだ。

 販売では4月にいすゞ自動車販売(東京都品川区)でトラクター販促の専門組織を新設した。新車販売に合わせて商品研修を実施し、試乗車を活用した営業も展開。1―8月のトラクター販売は同68%増と躍進する。

 UDトラックスは全国でトラクターを含めた試乗会を開き、クラッチを操作することなく変速できる12速電子制御式変速機の体験に力を入れる。従来の12速の手動変速機を使いこなすには熟練の技術が必要だが、経験が浅い運転手でも「オートマ」感覚で運転できる。

 試乗によりトラクターを運転する不安を和らげ、「少しでも運転手不足に貢献したい」(UDトラックス国内車両営業本部の柴崎徹バイスプレジデント)。1―8月の販売は同20%増と伸長。8月単月では販売シェア約3割の首位となり、「2016年は前年比2割増を目指す」(柴崎バイスプレジデント)と意気込む。

 また1―8月の販売シェア首位の日野自動車は同19%増、三菱ふそうトラック・バスは同23%増と各社とも堅調だ。



長距離輸送では中間地点で荷物引き継ぐ

 国土交通省は15年、トラクターの後輪の軸に係る重さ制限を10トンから11・5トンに緩和。またコンテナを含む車両の長さの許可基準を17メートルから18メートルに見直し、全長45フィートのコンテナ輸送を可能にした。一連の規制緩和でより多くの荷物を運べるようになり、増車時に物流などで使われる「カーゴ系トラックよりトラクターを選ぶ動きも出ている」(商用車メーカー幹部)。

 また500キロメートル超の長距離輸送では、中間地点で別のトラクターに荷物を引き継ぐ輸送方法の広がりも販売を支える。例えば東京から大阪まで輸送する場合、中間の静岡辺りでコンテナを引き継ぎ、別のトラックが大阪まで輸送する。

 トラクターはカーゴ系トラックと異なり荷降ろしすることなくコンテナを引き継げるほか、静岡であれば東京まで日帰りで引き返せるため運転手の負担軽減にもつながるという。運転手不足が深刻化するなか、行政、運送会社、メーカーが一体となって働きやすい環境をつくり出す知恵が求められていると言えそうだ。
(文=西沢亮)

2459とはずがたり:2017/10/29(日) 19:57:15
ヤマト、佐川、日本郵便「貨客混載」それぞれの思惑
https://newswitch.jp/p/10251
2017年09月01日
今日から規制緩和。将来に備え経験積む

 路線バスや鉄道で旅客と貨物を一緒に運ぶ「貨客混載」の試みが各所で盛んになっている。地域交通や物流事業者の生産性向上に有効とされ、国土交通省は9月1日から過疎地における規制が緩和された。物流大手の戦略やいかに…。

 佐川急便と北越急行(新潟県南魚沼市)は4月、六日町駅(同)―うらがわら駅(新潟県上越市)間約47キロメートルで鉄道による貨客混載を始めた。両市間で集配する荷物は、山間部を迂回(うかい)してトラックで運んでいたが、一部を両市を直接つなぐ鉄道に転換した。

 利用客の少ない平日夜に貨客混載列車を1日1往復設定。北越急行は北陸新幹線開通により、同線を通過していた北陸方面への特急列車が廃止され、収入が激減した。旅客数人相当の定期収入増は決して小さくない。

 両端の営業所から中継駅まではトラックで輸送。運転手は貨客混載専用の台車2台を、トラックから降ろして駅構内を搬送し、列車の数分の停車時間の間に積み込む。荷降ろし時は逆の行程を踏む。

 鉄道利用で壁となるのは駅施設の問題だ。トラックがホームに横付けできる環境が整えば作業性は高まる。東京メトロと宅配大手が16年に行った地下鉄による貨客混載の実証実験でも、積載の作業性が課題に挙がった。

 また行き先を柔軟にできるバスと異なり、両端の駅から営業所の間のトラック輸送も必要となる。少量貨物では速達性を考慮しない限り、十分な生産性向上の効果が得にくい。

 だが駅施設の環境が整えば、輸送密度の低い第三セクター鉄道などでのトラック代替輸送は可能性がある。旅客車両を活用したモーダルシフトを考えてみる余地はありそうだ。

 佐川急便は「将来に備え、さまざまな経験を積む」(佐川急便)とし、鉄道のほかバスなどでも今後、貨客混載を積極展開する方針だ。普及には「旅客事業者と物流事業者をマッチングする仕組みや、貨物の料金体系などを整備する必要がある」(同)と指摘する。

旅客と同じ動線を利用するため、エレベーターを2度使う

 ヤマト運輸は地域活性化プログラム“プロジェクトG”で貨客混載に取り組む。「地域の課題を事業で解決する」(ヤマト運輸)共通価値創造(CSV)の一環。ハブ&スポークの集配網では営業所と配達エリアを1日に2、3往復する。1往復分をバスに代替できれば、運転手が荷物を取りに営業所へ帰る負担が軽減できる。

2460とはずがたり:2017/10/29(日) 20:08:52
>>2459-2460
 荷物量が少なく移動距離が長い中山間地域と中心部との輸送が本命だ。「配達エリアでの滞在時間が増えれば、新しい収入を生み出す機会が作れる」(同)とし、過疎地の生活課題に関する新たなサービス提供も模索する。

 貨客混載便を単なる輸送代替だけでなく、地域産物の輸送に使えば、地域活性化にもつながる。ヤマト運輸は貨客混載を行う宮崎県の路線バスに、1月から保冷ボックスを搭載し、農水産品の都市部への輸送を始めた。

 日本郵便は7月から高知県でJR四国バス(高松市)の路線バスによる郵便局間の幹線輸送を始めた。狙いはモーダルシフトによる二酸化炭素(CO2)削減。従来の郵便輸送と同じ時間帯にバスが運行しており、効率化が見込めるとして初の貨客混載を決めた。

 かつて郵便は“鉄道輸送”が主力。旅客列車に郵便車を連結していた。高速道路網の延伸と国鉄改革で、86年からトラックに交代。鉄道輸送は「ハードルが高い」(日本郵便)と再開に否定的だ。

重量規制の緩和に期待

 貨客混載の規制緩和のポイントは、路線バスの積載重量350キログラムの規制撤廃、過疎地における貸し切りバスやタクシーによる貨客混載と貨物事業者による旅客運送の3点だ。

 ヤマト運輸は重量規制の緩和に期待する。多くの荷物が積める貨客混載専用バスも今は規制内で運用しており、「可能性が広がる」(ヤマト運輸)と歓迎する。

 一方、過疎地の配達網に有効とされたタクシーの活用はハードルが高い。配達は宅配事業者が最もこだわるサービス。「ラストワンマイル(配達)は自前で」(同)との思いは強い。

 佐川急便はタクシーによる配達の実証を検討する。あくまで空車時間の活用とし「“集配専用車”にしない」(佐川急便)ことを前提とするなど、厳しい条件を設ける。

 病院と山間地の集落を運行する乗り合いタクシーを候補に挙げ、回送距離が長くならないよう配車効率も重視。配達集荷の委託時には、協力会社と同等の運転手教育を課し、サービス品質を維持する考えだ。

 宅配事業者による旅客“かけもち”について、大手各社は可能性を否定しないが慎重な姿勢だ。「トラックや集配車に人を乗せるイメージが浮かばない」(日本郵便)。車両の改造や貨物スケジュールに合わせた運行、運転手の2種免許取得など実現への道は遠い。

(文=小林広幸)

2461荷主研究者:2017/11/07(火) 22:30:12

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/10/04-31175.html
2017年10月04日 化学工業日報
エヌアイケミカル 千葉で1000キロリットルタンク増強

 エヌアイケミカルは、千葉でタンク貯蔵能力を増強する。タンクターミル拠点である本社・千葉事業所(千葉市美浜区)で1000キロリットルタンク2基を新たに建設する計画で、今年12月に着工し、2018年末の運用開始を目指す。これによって同事業所における総貯蔵能力は約3万5400キロリットル体制に拡大する。50―100キロリットルの小型タンク新設も検討しており、需要動向を見極めながら建設計画を具体化する考え。タイト基調が続くタンク需要や多様化するニーズに対応するほか、とくに貯蔵能力が不足している東京湾岸エリアでの体制強化を図る。

2463荷主研究者:2017/11/07(火) 22:49:09

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20171027-215440.php
2017年10月27日 08時30分 福島民友新聞
郡山JT跡地を物流拠点に 大和ハウス、倉庫建設や工場用地へ

大和ハウス工業が物流拠点建設を計画するJT郡山工場跡地=郡山市外河原

 大和ハウス工業(大阪市)は26日までに、郡山市外河原の郡山中央工業団地にある日本たばこ産業(JT)の郡山工場跡地約11.2ヘクタールを取得した。大規模物流拠点の建設を計画し、18年春に着工、19年春の完成を目指す。大和ハウス工業は全国で物流拠点の整備を進めているが、県内での整備は初めて。同市東部地区の懸案となっていた跡地利用が動きだした。

 同社によると、跡地全体の約3分の1に当たる約4.5ヘクタールに、複数のテナントが入居できる規模の倉庫を建設する。このほかの敷地は、工場などの用地として他企業に貸し出す予定。同工場は2015(平成27)年3月に閉鎖。今年1月から解体工事が進められている。同社は、市中心部に近いことをはじめ、製造業などの利用が見込まれることから整備を決断したとみられる。

 物流拠点整備の背景には、インターネット通販の進展に伴い、企業が物流機能を強化する配送サービスの高度化が求められていることなどが挙げられるという。同社は、札幌や仙台など全国の都市部で物流拠点の整備を進めている。同社は「物流拠点を利用してもらい、企業の物流を促進させたい」としている。

2465荷主研究者:2017/11/11(土) 23:29:38

 国会図書館にも新潟県立・新潟市立図書館にも所蔵されておらず、個人的には〝幻の社史〟となっていた新潟臨海鉄道の『創立十年史』(1979年)。存在を知ったのは、おそらく10年以上前だが、現物の所在がどうにも分からず、気になりつつも半ばあきらめかけていたのだが…。

 寝る前に何となくネット検索していたところ、吃驚…。〝名古屋学院大学 白鳥キャンパス〟の図書館に所蔵されており、その図書館は一般にも開放されている!! それを知ったら居ても立っても居られず、早速現地訪問した。

 新潟臨海鉄道の社史の内容も非常に興味深かったが、名古屋学院大の社史の充実ぶりもなかなかであった。社史コレクションで有名な川崎市の神奈川県立図書館に匹敵、むしろ新潟臨海鉄道の社史が所蔵されているという意味では、それ以上であった。

 と言うことで、新潟臨海鉄道以外にも下記の社史の複写を実施。

・『二十年のあゆみ』日本肥糧株式会社、1970年
・『三十年史』日本肥糧株式会社、1980年
・『富山工場50年史』日産化学工業株式会社富山工場、1977年
・『東邦理化工業30年史』東邦理化工業株式会社、1981年
・『五十年の歩み』日鐵セメント株式会社、2004年

 特に東邦理化工業の社史は、名古屋港駅の専用線からの輸送に関する貴重な記述があった。

 木船先生に御礼を言わないといけないなぁ…

2466とはずがたり:2017/11/12(日) 00:14:50
なんと、今度機会あったら俺からも伝えとくで♪

2467荷主研究者:2017/11/12(日) 11:28:06

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/546
2017.11.02 カーゴニュース 第4617号
JR貨物/2Q決算 中間期では最高益達成も、通期では増収減益に

 JR貨物(本社・東京都渋谷区、田村修二社長)の2018年3月期中間決算は、連結ベースで増収増益となり、連結決算を開始して以降の最高益となった。セグメント別では鉄道ロジスティクス事業の営業利益が約7000万円となり、中間期として初めて黒字化を達成した。

 単体ベースでの鉄道事業は4億円の損失を計上。ただ、通期での黒字化を果たした前年度は中間期で12億円の赤字となっており、それとの比較では8億円の改善となった。10月30日に会見した永田浩一・取締役兼執行役員経営統括本部長は「昨年度は中間決算の段階で12億円の赤字だったが、最終的に5億円の黒字となった。収入が計画通り進めば、通期での収支トントンによる黒字化は達成可能だ」との見通しを示した。

連結での鉄ロジ事業、中間期として初の黒字に

 同社の中間決算で売上高は前年比2・6%増の935億円となり、各段階の利益も最高値を達成した。

 増収を牽引したのは輸送量の増加。上期のコンテナ輸送は自動車部品や積合せ貨物の好調で4・0%となったほか、車扱も石油元売りの再編に伴う増送で1・3%増となった。これを受け、鉄道ロジスティクス事業の売上高は3・1%増の831億円となり、営業利益も6億円の損失だった前年同期から7000万円の黒字に初めて転換した。

 一方、単体決算も4年連続の増収となったほか、利益も東日本大震災以降6年連続の増益、中間決算を開始した97年度以降で最高益を記録した。このうち鉄道事業の売上高は3・9%増の676億円となったが、営業利益は4億円の赤字。ただ、12億円の赤字だった前期からは8億円の改善となり、3年連続での損失減少となった。

2年連続での鉄道事業の黒字確保は可能

 今期のJR貨物は、修繕費や線路使用料の増加によるコストアップを、輸送量増加による増収でどう吸収するかがテーマ。中間期では17億円の営業費用の増加を収入アップでカバーすることで増収増益となったが、通期では増収減益に転じる見通し。具体的には、売上高は3・4%増の1966億円と増収を維持するものの、営業費用が前期比77億円増となるため、利益が前期を下回ることになりそう。

 その中で同社にとっての最大の課題は、単体ベースでの鉄道事業の黒字化を維持すること。永田取締役は、「コストアップにより、年度当初は21億円の紐付けられていないコストがあったが、7月の段階で18億円強まで減り、10月に事業計画を修正した段階では、すべての施策に紐がついた状態になった。そのため、収入計画さえ達成できれば鉄道事業の黒字化維持は十分可能だと思っている」との見通しを語った。

(2017年11月2日号)

2468荷主研究者:2017/11/19(日) 12:13:57

http://logistics.jp/media/2017/11/16/2138
2017/11/16 物流ニッポン新聞
東札幌日通輸送、リーファーコンテナ増強 来年2月に5個導入
t.kokudo

 【北海道】東札幌日通輸送(大町勉社長、札幌市白石区)は、2018年2月、温度管理のできるリーファーコンテナ(31フィート)を新たに5個導入する。

 リーファーコンテナは壁面に断熱材を用いた保温コンテナで、庫内温度維持のための冷凍・冷蔵機能が付加されており、マイナス25度〜セ氏25度の範囲内で、0.1度単位の温度設定が可能。生鮮食品や冷凍食品、生花、医療品、精密機器など温度変化に敏感な貨物の輸送に適している。

 12年5月に初めて31フィートのリーファーコンテナを6個購入したのを機に、13年と15年にも増強を図った。現在では、31フィート20個、20フィート8個、12フィート10個の計38個となった。

 大町社長は「道内の物流事業者でリーファーコンテナを所有するのは当社だけだが、需要は年々増えているように感じる。今後もバランスを見定めながら需要に応えていきたい」と話している。(那須野ゆみ)

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/4043-06.jpg
【写真=温度変化に敏感な貨物に適する】

2469荷主研究者:2017/11/19(日) 12:15:00

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00451042
2017/11/17 05:00 日刊工業新聞
JR貨物、年末繁忙期の臨時列車24%増

 JR貨物は今秋冬の繁忙期に臨時列車111本を設定する。臨時の輸送サービス供給量は、12フィートコンテナ換算で前年同期比24%増の1万990個、5万4950トンに相当。通常期に比べて1・8%の輸送能力増となる。

 12月は歳暮やクリスマスなどで宅配便荷物の輸送が集中する。トラック運転者不足を背景に、モーダルシフトの需要が拡大すると見込んだ。平日のみ運転する列車を日曜日にも運転するほか、需要の多い九州向けで臨時列車を設定。通常とは違う積みおろしに便利な貨物駅を発着駅として設定するなど運送事業者の利便性に配慮した。

2470荷主研究者:2017/12/02(土) 20:58:41

http://logistics.jp/media/2017/11/23/2151
2017/11/23 物流ニッポン新聞
セイノー/20年3月期メド、全国で完全翌日配達 来期に関東圏―関西圏 福通との共同運行拡充
t.kokudo

 セイノーホールディングスは特積輸送の市場競争力強化に向け、2019年3月期をメドに関東圏―関西圏での完全翌日配達を実現するとともに、20年3月期には全国一円に拡張する。また、幹線運行便の大型化や共同化などに取り組み、年内に全長25メートルのフルトレーラ(ダブル連結トラック)の運行を開始、20年3月期には福山通運と展開している共同運行の実施コースを現行の全国103コースから350〜400コースに拡大する。17日に開かれた決算説明会で、セイノーHDの田口義隆社長、西濃運輸(岐阜県大垣市)の神谷正博社長らが明らかにした。(高木明)

 当面、東京―大阪など輸送距離600キロ圏内について、翌日午前中配達を確実なものにするため、各店舗への到着貨物の「午前中持ち出し率」を、現行の92%から95%に引き上げることに注力。更に、運行便の前倒し出発やダイヤグラム化に取り組むことで、19年3月期に関東圏―関西圏の全域で、20年3月期には全国一円での完全翌日配達体制を構築する。

 幹線輸送の効率化や省人化では、大型車両や鉄道輸送を積極活用する。12月中には、大垣―静岡でダブル連結トラックの運用を開始。また、東京―大阪―福岡で実施しているトラックと鉄道輸送を組み合わせた「リレー式モーダルシフト」を拡充、他線区への適用も検討する。これまで計12便を鉄道利用に切り替えたが、引き続き、20年3月期までに80便をシフトする。

 一方、福山通運と実施している共同運行や一括配送サービス「エコデリバリー」の拡大にも注力する。現在、共同運行は全国103コースで行っているが、今後、全4千コースのおよそ1割まで増やしたい考え。エコデリバリーでは、エリア内での共配にも並行して取り組みながら、全国60拠点での実施体制を目指す。

 セイノーHDでは、輸送品質向上や幹線輸送の効率化・省人化を実現させる「運び方改革」を進めている。田口氏は「運び方改革は労働力不足や環境問題への対応策だが、物流コストの削減にもつながる。B to B(企業間)物流における盤石なネットワークを構築し、環境変化や社会的課題に対応したい」と語った。

2471荷主研究者:2017/12/02(土) 21:12:37

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00451763?isReadConfirmed=true
2017/11/23 05:00 日刊工業新聞
センコーグループHD、国内外に16物流拠点新設 冷凍食品需要取り込み

 センコーグループホールディングス(HD)は2017年度下期から18年度にかけて、物流センターを国内外で16拠点新設し、順次稼働させる。関連の設備投資は累計で約490億円を見込む。増加する冷凍冷蔵食品の保管需要などを取り込む。

 具体的には17年度下期に国内6拠点と海外2拠点を新たに稼働し、18年度は国内6拠点と海外2拠点の新設を計画する。物流センターの整備に併せ、子会社のランテック(福岡市博多区)などと共同で常温・冷蔵・冷凍による食品の3温度帯輸送を整備する。18年度末までに稼働する新規拠点のうち、4施設を3温度帯の専門拠点とする。

 17年4―9月期における同社の物流事業の売上高約1700億円のうち、食品関連は350億円と前年同期比で約5%増加した。今後も温度管理のノウハウを生かした物流により国内外で伸ばしていく方針だ。物流拠点の拡充は、M&A(合併・買収)で子会社化した物流事業者の拠点も活用していく。

(2017/11/23 05:00)

2472とはずがたり:2017/12/03(日) 17:01:33
>>2470
>20年3月期には福山通運と展開している共同運行の実施コースを現行の全国103コースから350〜400コースに拡大する。
西濃福山通運なるか!?

そろそろ物流も合従連衡時代に突入して欲しい所

2473とはずがたり:2017/12/14(木) 19:41:04
佐川親会社、生き残りに向けた上場 人手不足、競争激化…にじむ危機感
https://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/bsd171214005.html
06:17フジサンケイビジネスアイ

 佐川急便の親会社SGHDが東証1部への株式上場に踏み切った背景には、人手不足の深刻化や国際的な競争激化など物流業界を取り巻く経営環境の厳しさがある。同社は今回の上場を機に、企業価値の向上やコンプライアンスの強化を急ぎ、生き残りに向けた“臨戦態勢”を整えていく構えだ。

 「社会インフラを支える企業として、社会の公器として評価を受けたい」

 上場を記念する鐘を打った町田氏は記者会見で上場理由を語った。宅配業界2位の佐川急便を中核子会社に持つ優良企業の上場。売り出し価格を上回る初値という順調な船出にも表情は険しい。

 言葉の行間ににじむのは強い危機感だ。インターネット通販の普及を背景に宅配便の荷物数が急増。トラックドライバーを含む運転手の有効求人倍率(2016年度)は2.42倍に跳ね上がる。人材獲得が経営課題の“一丁目一番地”となる中、「非上場」が足を引っ張りかねなかった。

 売り出した株式に「資本増強効果はしばらくない」(広報)。いわば上場企業の肩書入手を優先させた格好だが、町田氏は「優秀な人材を引きつけられる企業となれれば」とメリットを強調する。

 市場からの資金調達を可能にしたことで、事業拡大への選択肢も広がる。

 少子高齢化で長期的な国内市場の縮小が避けられない中、宅配を含む物流各社はアジアを中心とした海外事業の拡大を進めており、SGHDも日立物流との資本業務提携で海外での事業基盤を強化する。上場後は迅速な資金調達を武器に機敏なM&A(企業の合併・買収)を仕掛けることも可能で、ライバルとの拡大競争を勝ち抜く構えだ。

 今後の課題は上場企業に求められる法令順守意識の徹底だ。SGHDは昨年、駐車違反の身代わり出頭事件で略式起訴される社員を多数出したほか、今年は一部従業員への賃金未払いが発覚した。肩書倒れで終わらない「真の上場企業」への脱皮が、今年最大となった上場の成否を握る。(佐久間修志)

2474とはずがたり:2017/12/16(土) 18:49:41

ヤマトにしかできなかった荷主への物言い、物流費の適正化じわり
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00010005-newswitch-bus_all
12/16(土) 15:06配信 ニュースイッチ

持続可能な仕組みへ踏み出すも課題山積
 物流が社会インフラであることを広く一般にも認識された一年だった。宅配便最大手ヤマトホールディングス(HD)を震源として“物流危機”が叫ばれるようになった。

 業界が長年抱えてきた長時間労働や商慣習といった諸問題に改善の兆しが現れた。日本物流団体連合会(物団連)の田村修二会長(JR貨物社長)は「宅配のように消費者に近いところだから、問題は顕在化した」と指摘する。

 ヤマトHDでは、規模を追うことで利益を拡大してきた宅配便ビジネスモデルの転換を余儀なくされた。

 電子商取引(EC)市場の成長が経営陣の想定を超えて加速し、EC事業者から安値受注した荷物が急増。労働力の確保が追いつかず、現場では処理能力を超える荷物量に対応するため、サービス残業が常態化していた。

 ヤマトHDの山内雅喜社長は「あえて言うならば“送料無料”という言い方は適切ではないのではないか」と訴えた。サービスにはコストがかかり、適正な料金を払うことでサービスが継続でき、良い循環が生まれる。

 ごく当然の論理だが物流業界では荷主との力関係から、相対での料金設定やサービスの範囲などが明瞭ではなかった。

 宅配大手の幹部は「(荷主への物言いは)ヤマトにしかできなかった」と評価する。業界全体の構造的な問題として、暗黙の約束事が見直されるきっかけになった。

 11月には標準貨物自動車運送約款が改正され、荷物の積み降ろしや待機時間にかかる料金の明確化が盛り込まれた。荷主とともに持続可能な仕組みを考える一歩を踏み出した。

 一方で物流業界も仕事のやり方を見直さなければならない。情報通信技術(ICT)活用によるデジタル化が遅れており、作業を変えることへの現場の抵抗が根強い。

 「労働力問題を解消するのは、どう生産性を上げるかだ」(物団連の田村会長)。国内貨物量が減る中でトラックの台数は増え、積載率も悪化が進む。18年は生産性改善が待ったなしだ。

日刊工業新聞第ニ産業部・小林広幸

2475荷主研究者:2017/12/20(水) 23:16:21

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/149848?rct=n_economy
2017年12/08 05:00 北海道新聞
道外青果物、鉄道輸送に転換 ラルズなどに経産省表彰 物流コスト、CO2排出削減

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20171208hokkaido01.JPG

 食品スーパー道内大手アークス(札幌)傘下のラルズ(同)やJR貨物(東京)など4社が7日、物流効率化に取り組む企業を表彰する経済産業省の「グリーン物流優良事業者表彰」を受賞することが決まった。仕入れ側のラルズが道外の青果物生産者にトラックから鉄道輸送への転換を求め、年間の物流コストを25%、CO2排出量を60%削減することに成功。同省によると、小売店側主導で輸送手段を決めるのは全国的に珍しい。

 ラルズと、その取り組みに協力する同社加盟の共同仕入れ機構シジシー(CGC)ジャパン(東京)、JR貨物、全国通運(同)の4社が受賞する。

 青果物は天候や季節で出荷量が増減するため、トラックによる定期便化が難しく、輸送費が高くなりがちだ。コスト削減と、業界で深刻なドライバー不足に対応しようと、昨年3月から4社が協力。輸送を貨物列車に切り替える「モーダルシフト」を推進している。

 対象は和歌山の柿、佐賀のタマネギ、新潟のシメジ・マイタケのほか、CGCが輸入するバナナやブロッコリーなど約30品目に上る。2016年度は12フィートコンテナ換算で450個を鉄道で輸送し、17年度はコンテナ800個での輸送を見込む。取り組みに協力するキノコ生産販売大手「雪国まいたけ」(新潟県)は「ドライバー減少のリスクが回避でき、増加する道内向け出荷が維持できる」と話す。

 コスト削減分の一部は、スーパーの特売日を増やすなど消費者にも還元。ラルズの猫宮一久社長は「物流コストを見直すことで、小売り、生産者、消費者の皆が得をする。今後も鉄道で送る品目、割合を増やしていきたい」と話している。

2476荷主研究者:2017/12/28(木) 22:33:45

http://www.weekly-net.co.jp/logistics/post-14106.php
2017.12.06 物流ウィークリー
トラックからの切り替え加速 鉄道貨物輸送

 少子高齢化に伴うトラックドライバー不足で近年、長距離輸送における鉄道貨物の活用が注目されている。なかなか進まないといわれてきたモーダルシフトだが、今年に入って鉄道貨物が24年ぶりに黒字化するなど、「トラック輸送からの切り替えが加速している」といった声が聞かれる。そこで、鉄道貨物輸送の関係者に利用状況などについて聞いてみた。

 日本貨物鉄道(JR貨物、田村修二社長、東京都渋谷区)によると、「2007〜2011年までは総じて右肩下がりだったが、11年以降は、積み合わせ貨物(路線貨物)と食料工業品(飲料・菓子類などの2品目)が比較的に右肩上がりの傾向」という。

 品目別の輸送量をみると、積み合わせ貨物は2011年に2040個、12年2067個、13年2295個、14年2341個、15年2657個、16年2674個となっている。

 また、食料工業品は、11年に3046個、12年3104個、13年3286個、14年3388個、15年3640個、16年3692個だった。従って直近5年程度で考えると、トラックドライバー不足などを背景に「積み合わせ貨物」「食料工業品」を中心に鉄道貨物の利用が増えていると考えられる。

 これまでモーダルシフトが大きく進まなかった原因として同社は「輸送障害による影響が大きい」とし、「より安心して利用してもらうために輸送障害の減少に取り組むほか、発生後の影響をできるだけ少なくしていく」としている。

 輸送障害の減少に向けた対策として、沿線自治体と連携した鳥獣対策を推進。さらに、輸送障害の影響を最小限に留めるため、利用者ならびに利用運送事業者への的確な情報提供をはじめ、災害復旧後の円滑な立ち上がりに向けたスキルアップや代替輸送機関の円滑な確保などに取り組むとしている。

 関東を営業エリアとするJR貨物関東支社の佐々木康真営業部長は「数年前までは平日の積載率が7割程度だったものが8割以上まで増加している」とし、「特に食料工業品と積み合わせ貨物が伸びている」と話す。

 なお、関東支社では現在、東京から新潟・長野へ向かう貨物列車の積載量アップが課題となっている。新潟・長野発東京着の需要は毎年10%ずつ伸びている一方で、戻りの積載量については伸び悩んでいる状況だ。

 鉄道貨物の利用を促進するために同社では、各地で企業や運送事業者を対象にした説明会を実施するなど、鉄道貨物輸送のPRや営業に力を入れていく考えだ。

 また、JR貨物では、東京貨物ターミナル駅の高度利用プロジェクトとして大規模物流施設「東京レールゲート」の建設を計画。平成23年3月に延べ床面積7万5800平方mの「東京レールゲートWEST」を、平成34年度には延べ床面積16万1000平方mの「同EAST」を開設する予定で、ターミナルの利便性を高めて、鉄道貨物の利用増加を図る。

 こうした鉄道貨物を利用する通運会社では利用促進に向け、どのように取り組んでいるのだろうか。

 昭和25年に通運会社として設立した大宮通運(井島孝社長、埼玉県さいたま市)では、今期からドライバー不足により、長距離輸送の新規の取引先に対しては、積極的に鉄道貨物輸送を行う方針を打ち出している。

 同時に、既存の取引先に対しても鉄道輸送によるモーダルシフトを提案。親会社である澁澤倉庫とともに鉄道貨物輸送の利用促進に力を入れる考えだ。

 鳥海新吾部長は「ドライバー不足や運行管理の面で、トラックによる長距離輸送は非常に厳しい状況」とし、「トラックに代わる手段として長距離を鉄道貨物で輸送することは大きなメリットがある」という。

 同社の鉄道貨物の輸送量は現在、日用雑貨の輸送が売り上げの上位を占めており、路線では北海道と九州が8割強をしめている。今後は、東京ターミナルに事務所を構え、事業の拡大を図るという。

2477荷主研究者:2017/12/28(木) 22:34:59
>>2476-2477 続き

 東京貨物ターミナル駅に本拠を構えるサワ・コーポレーション(大澤律子社長、東京都品川区)では昨年、通運部門が売り上げベースで114と飛躍的に伸び、取引先と貨物輸送量を順調に増やしている。

 種村拓郎統括本部長は「運ぶものによっては、鉄道貨物を利用するメリットは大きい」とし、「重くて、小さくて、遠くに運ぶ荷物であれば、トラックよりもコストを抑えることができる。大阪より西のエリアや岩手から北、北海道ならトラックよりもコストが安い」という。

 利用促進のための課題について種村統括本部長は「鉄道貨物の利用価値を知らないところが多い」として、「鉄道貨物を利用してもらうためには、もっとPRする必要がある」と話す。「取引先には、鉄道輸送のメリットだけでなく、デメリットもしっかりと説明して理解を求めることが大切」としている。

 一方、道産農畜産物の物流において、鉄道輸送は不可欠かつ重要な輸送手段とするホクレン農業協同組合連合会では、5トン単位での小ロット輸送が可能なことと、全国各地に貨物駅があるため利用しやすいとしている。

 ホクレン物流部取扱実績は、平成28年76万7000トン、同27年81万4000トン、同26年73万6000トン、同25年66万5000トン、同24年71万1000トンとなっている。

 今後の需要についてホクレンは、「現状でも繁忙期には鉄道輸送力を最大限活用しているため、モーダルシフトで今後、劇的に増えることはないと考えている」と話す。

 ホクレンでは、鉄道輸送力を勘案すると、これ以上の鉄道利用の増加は物理的に困難であると認識しており、安定輸送のためには、様々な輸送手段のバランスを維持することも必要であると考えている。

 また、新幹線の高速化や、JR北海道(旅客)の「維持困難な13路線」存続議論に関し、鉄道輸送力の減少やコストアップなど、物流への影響を懸念している。今後の利用目標について「安定輸送力確保の観点から、鉄道輸送力の維持に向けた取組が必要」としている。

2478荷主研究者:2017/12/28(木) 23:01:13

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/150680?rct=n_hokkaido
2017年12/12 09:20 北海道新聞
4 ロジネットジャパン 多彩な輸送法で差別化

中部地区の拠点として稼働する愛知県小牧市の物流センター

 2005年、北海道と関東で総合物流事業を展開する札幌通運(札幌)と、関東を中心に鉄道コンテナ輸送を行う中央通運(東京)の経営統合に伴い発足した持ち株会社。12年に関西地盤の運送業青山本店(現ロジネットジャパン西日本)を子会社化し、陸海空の輸送手段を持つ全国規模の総合物流企業となった。

 本州での大口顧客開拓や子会社間の業務再編などを進めた結果、17年3月期連結決算の営業利益は、2年連続で最高益を更新した。

 顧客ニーズをくみ取りさまざまな輸送方法を組み合わせてきめ細かい提案を行うなど、総合物流企業の強みを生かし同業他社との差別化を図る。事業会社3社を含め子会社15社のグループ内で提案が完結するスピード感と、幅広い種類の貨物を受託できる点に顧客の評価も高い。

■鉄道貨物を活用
 運転手不足に対応するため、関東―関西間で今年6月に新サービスを始めた。一つはJR貨物との共同輸送。貨物列車の空きスペースが出やすい土日、祝日などに、急ぎではない荷物を鉄道で運ぶ。トレーラーによる中継輸送も実施。中継地点で運転台を交換して運行区間を分割し、1人当たりの運行時間を短縮する。8月には愛知県小牧市で、中部地区の中継拠点となる物流センターを稼働。来年は26トン程度積める大型トレーラーを導入する予定だ。

■多角化も推進中
 事業の多角化も進める。旅行業「クラブゲッツ」や引っ越し業「さくらスマイル引越隊」などに加え、12年に上川管内上川町産のミネラルウオーター「北海道大雪山ゆきのみず」の製造販売事業に乗り出した。ホテルなど道内を中心に約100社と取引があり、近年は北海道ブランドの人気が高い中国や香港などに輸出。現地のスーパーなどで売り上げを伸ばしている。

 人口減少が進む国内で運送事業を展開する同社にとって、労働力と顧客の確保は長期的な課題だ。木村輝美社長(74)は「現状を正確に認識した上で、迅速な経営判断が企業の存続には不可欠。本州地区での営業展開強化と雇用環境の整備を進める」と意気込む。(経済部 土屋航)

 ◇

▽本社   札幌市中央区大通西8
▽事業所  88カ所
▽創業   2005年
▽事業内容 運送業など
▽売上高  529億6300万円(2017年3月期、連結)
▽従業員数 2211人(連結)
▽採用実績 18人(17年春)

2480荷主研究者:2017/12/30(土) 21:29:58

https://news.mynavi.jp/article/20171218-558796/
2017/12/18 10:58:00 マイナビニュース
JR貨物3/17ダイヤ改正 - DD200形新製、コキ50000形定期運用終了
上新大介

 JR貨物は2018年3月17日にダイヤ改正を実施する。関西・東北間、九州・関東間など中長距離区間のコンテナ列車新設と輸送力増強がおもな内容に。電気式ディーゼル機関車DD200形をはじめ、機関車・コンテナ貨車・コンテナの新製・増備も発表している。

電気式ディーゼル機関車DD200形(写真は今年7月に報道公開された901号機)

 電気式ディーゼル機関車DD200形は、非電化区間の貨物列車牽引および貨物駅構内での入換作業で使用してきた液体式ディーゼル機関車DE10形・DE11形の老朽化にともなう置換用として、今年は試作車1両が製作された。DE10形・DE11形と同様の左右非対称の凸型車体ながら、JR移行後に導入した電気式ディーゼル機関車DF200形・電気機関車EF210形の技術を応用し、性能確保と信頼性向上を図った点が特徴。JR貨物は今回、機関車6両の新製を発表しており、うち1両はDD200形とされた。

 機関車は他に直流電気機関車EF210形2両、ハイブリッド方式を採用した駅構内入換作業用の機関車HD300形3両を新製。さらにコンテナ貨車コキ107形442両、コンテナ4,000個(19D形2,600個、19G形1,400個)を新製する。なお、国鉄時代から使用してきたコンテナ貨車コキ50000形は来年3月のダイヤ改正をもって定期運用を終了。コキ107形をはじめ100km/h以上の走行に対応した形式への置換えが完了する。

東北本線を走る貨物列車

 関西・東北間に新設されるコンテナ列車の時刻は吹田貨物ターミナル駅22時14分発・陸前山王駅12時10分着(列車番号2058〜4059)、陸前山王駅23時6分発・吹田貨物ターミナル駅15時44分着(列車番号4058〜2059)とされ、途中の郡山貨物ターミナル駅・仙台貨物ターミナル駅に停車し、陸前山王駅から仙台臨海鉄道の仙台港駅へ直通する。「主に大手特積事業者様の専用としてご利用いただくとともに、多様化するお客様のニーズにお応えするため、輸送力の一部をご提供します」(JR貨物)とのこと。

 九州・関東間の自動車部品輸送は大手自動車メーカーの要望を受けて開始され、北九州貨物ターミナル〜相模貨物間に専用の直行輸送力を新設。自動車部品とその返送積付用品(輸送途中におけるコンテナ内部の荷崩れや偏積を防止するための養生材)の往復輸送を行う。積合せ荷物(宅配便など)の需要が非常に強く、鉄道輸送へのモーダルシフトが引き続き旺盛な京浜地区から九州向けの輸送力増強も進める。

2481荷主研究者:2017/12/30(土) 21:57:53

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/705
2017.12.25 カーゴニュース 第4630号
【鉄道輸送】西濃運輸向け専用列車を3月新設 JR貨物/ダイヤ改正

日産向け自動車部品の専用便も

 JR貨物(本社・東京都渋谷区、田村修二社長)は15日、来年3月17日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。新たに関西〜東北(仙台地区)間で相互深夜発のコンテナ列車を新設。20両編成のうち15両分を西濃運輸が専用で利用する。また、日産自動車向けに北九州〜相模地区間で専用の直行輸送力を新設する。会見で大橋康利取締役専務執行役員は「モーダルシフトのニーズが高い中長距離間のコンテナ列車新設や輸送力増強で、より使いやすいダイヤにした」と述べた。

8本目の専用列車、輸送力の7%相当に

 ダイヤ改正後の輸送力は1日当たり2万1915個(12ftコンテナ換算)で、改正前から250個減となるが、より利用ニーズの高い路線や時間帯に輸送力を重点化した。ダイヤ改正による増収効果は、コスト低減分も含め18億円と試算している。

 西濃運輸グループ向けに新設する関西〜仙台間の専用コンテナ列車は、特積み輸送の利便性を考慮して相互深夜発にダイヤ設定。吹田貨物ターミナルを22時14分に出発し、陸前山王駅に12時10分に到着、さらに仙台臨海鉄道の仙台港駅(12時40分着)まで直通する。復便は仙台港駅発22時35分で吹田タ着が15時44分。

 20両編成のうち15両分(12ftコンテナ100個分)を西濃運輸の専用とし、残り5両分を一般向けに販売する。専用列車はこれで8列車目となり、このうち大手特積み向けは5列車(佐川急便1、福山通運3、西濃運輸1)となる。輸送力換算では2万1915個のうち約1600個、約7%が〝専用売り〟となる。

シフト需要旺盛な関東発九州向けの輸送力増強

 また、日産自動車からの要望を受け、北九州地区から相模地区への自動車部品と、その返送積付用品の往復輸送を行うため、北九州タ〜相模貨物駅間で専用の直行輸送力を新設した。既存の列車に日産向けの専用枠を設けたもので、北九州発の列車ではコンテナ45個分(相模貨物駅発の復路は35個分)。また、これまでの輸送では東京貨物ターミナル駅で積み替えを行い、相模貨物駅まで輸送していたが、これを直通の輸送体系に変えることで荷物事故のリスクを低減する。

 このほか、今回のダイヤ改正では、ドライバー不足や労働時間の規制強化といったトラック業界の諸課題に対応し、とくに輸送需要の旺盛な関東発九州向けの輸送力を増強した。列車の長編成化や、例えば広島地区の輸送枠を九州に振り向けるといった手法により既存の列車を活用してコンテナ25個分の輸送量を新たに生み出した。

同一貨車形式による運用で効率アップも

 機関車・コンテナ貨車・コンテナの新製・増強では約130億円を投資する。機関車では6両(EP210形式2両、DD200形式1両、HD300形式3両)を新たな製造・投入。コンテナ貨車は「コキ107形式」442両を製造する。なお、今回のダイヤ改正で国鉄時代の1971年から使用してきた「コキ50000形式」の定期運用が終了。これにより時速100㎞以上の走行に対応した貨車への置き換えが完了する。また、「すべて低床貨車になるので背高コンテナが積載できるほか、同一貨車にすることで運用効率が大幅に向上する」(大橋専務)という。

 また、12ftコンテナ4000個(19D形式2600個、19G形式1400個)を新たに製造する。

2482荷主研究者:2018/01/02(火) 10:59:00

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00455237?isReadConfirmed=true
2017/12/21 05:00 日刊工業新聞
日本レヂボン、砥石物流を岐阜に集約 新センター来月稼働

新物流センター「菱和コア東海」

 【名古屋】日本レヂボン(大阪市西区、洞口健一社長、06・6538・0136)は、砥石(といし)製品の新物流センターを岐阜県多治見市に完成した。2018年1月に稼働する。親会社のノリタケカンパニーリミテドの旧工場を活用し、千葉県、岐阜県、愛知県の3カ所に分散している物流機能を移転・集約する。物流費の削減と納期短縮が狙い。

 新物流センターは「菱和コア東海」。販売子会社の菱和(大阪市西区)が運営する。建物は2階建てで延べ床面積は約3000平方メートル。既存の建物を補修し、トラックヤードを新設した。投資額は非公表。

 これまでは主力の古川工場(岐阜県飛騨市)と、菱和の関東物流センター(千葉県市川市)、輸出業務を委託する愛知県飛島村の社外倉庫の3カ所に分かれ製品の保管と出荷管理をしていた。タイ工場から輸入する製品を古川工場の倉庫で管理するなど輸送距離が長く、業務委託の費用もかさむなど課題があった。

 日本レヂボンは汎用オフセット砥石が主力。14年にノリタケの子会社となった。ノリタケグループの資産を活用し、効率化を進める。特注品の砥石が主力のノリタケとは顧客先や事業形態が異なるため、物流の一本化は計画してしない。

(2017/12/21 05:00)

2483荷主研究者:2018/01/02(火) 11:27:28

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00455654?isReadConfirmed=true
2017/12/26 05:00 日刊工業新聞
光製薬の物流、大塚倉庫が受託

 大塚倉庫(大阪市港区、濵長一彦社長、06・6576・5921)は、医療用医薬品メーカーである光製薬(東京都台東区)の北海道を除く全国の物流事業を受託した。光製薬は主力の輸液や一部の注射薬について、医薬品卸へ納入するルートの物流を大塚倉庫へ委託する。

 データやITに基づく庫内ナビゲーションや配車システムを活用し、在庫管理や配送車両の手配などの効率化も図る。

 光製薬の2017年3月期単体売上高は68億4500万円。大塚倉庫は大塚ホールディングス(HD)傘下で、大塚グループの製品の物流を手がけている。

(2017/12/26 05:00)

2484とはずがたり:2018/01/02(火) 13:59:15
>>2482
菱和は名前の通り三菱系,具体的には三菱電機系の物流会社。
http://www.ryowa.co.jp/

ノリタケは云わずと知れた名古屋系の会社だが,特に三菱系って訳でも無かった筈で,調べて見ると不動産開発で三菱やイオンと一緒にやってたりするようだ。

https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%82%B1+%E4%B8%89%E8%8F%B1&oq=%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%82%B1%E3%80%80%E4%B8%89%E8%8F%B1&aqs=chrome..69i57j0l3.4130j0j4&sourceid=chrome&ie=UTF-8

2485荷主研究者:2018/01/03(水) 23:07:56

http://www.book61.co.jp/book.php/N053913
多摩地域史研究会第24回大会
『多摩の鉄道史Ⅲ -大正・昭和期の引込線を探る 《発表要旨》』
2015年6月7日

「村山貯水池工事における東村山軽便軌條」  伊藤 守

「西武多摩川線の引込線とその変遷」  神谷 淳文

「専用鉄道から通勤路線へ -西武上水線の誕生と発展-」  安島 喜一・佐藤 賢三

「五日市鉄道と西多摩 -貨物から旅客へ-」  池田 昇

「青海線界隈の石灰石関連専用線」  渡辺 一策
 二俣尾駅:瑞穂建材工業(株) 1970年に新規開発した成木採掘場からの砕石輸送に二俣尾駅の貨物扱いを復活し、箱根ヶ崎まで1日6本の専用列車設定を国鉄に要請するも、実現せず
 古里駅:昭和石材工業所 1986年11月廃止。末期の発送先はセメント工場のある板橋駅が多かった

2486荷主研究者:2018/01/03(水) 23:39:56
年末年始に以下2件を更新した。

専用線とその輸送 下里駅(出光興産)
http://butsuryu.web.fc2.com/shimosato_idemitsu.html

荷主企業事例研究 三井鉱山セメント株式会社
http://butsuryu.web.fc2.com/mitsui-cement.html

 紀勢本線・下里駅の出光興産(株)の専用線は、これまでweb上で全く話題に上ったこともないような地味な存在だが、未だにアストモスエネルギーのLPGの充填所が残り、貨物取扱駅だった頃の面影が残っているのが興味深い。
 徳山駅からLPGが到着していたと予想しているが、下里駅は出光興産所有のタサ5700形(LPガス専用)の常備駅だった時期があり、私有貨車の歴史の片隅にその名を刻んでいることは注目に値する。

 今は無き三井鉱山セメント(株)は、いわゆる〝金見鉄道〟が趣味的にも有名である一方で、あまりその輸送体系について着目されてこなかったように思われる。鉄道貨物輸送は九州内だけのシンプルな輸送体系ながら、金見鉄道や田野浦埠頭以外に関してはレポートがされてこなかったように思われ、荒尾や上熊本、諫早の各SS向けの輸送実態についても今後新たな情報を発掘したいところだ。

2487荷主研究者:2018/01/14(日) 23:29:36

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00456476
2018/1/5 05:00 日刊工業新聞
JR貨物、貨物駅の業務をトヨタ方式で改善

JR貨物の東京貨物ターミナル駅

 JR貨物は2018年春、貨物駅のオペレーションでトヨタ生産方式(TPS)による改善活動を導入する。16年秋に立ち上げた業務創造推進プロジェクトの一環。札幌貨物ターミナル(札幌市白石区)と福岡貨物ターミナル(福岡市東区)で、調査に着手した。業務改善で社外の知見を採用するのは初。徹底的な“ムダ取り”で鉄道ロジスティクス事業の抜本改革を目指す。

 JR貨物は中部産業連盟の支援を得てトヨタ自動車OBらの指導の下、TPSの導入に取り組む。会社発足以来30年、社内で培った経験やノウハウで日々の業務改善を推進してきた。自前の発想では限界があることから、異業種の事例に学ぶ。

 貨物駅では貨物列車が発着するホームに沿って、段積みにされたコンテナが並ぶ。コンテナは配達日調整のため、発着前後5日程度は無料で留め置ける付帯サービスがある。このため駅構内には処理量を上回るコンテナが滞留しており、スペースがひっ迫している。

 構内では大型フォークリフトや自走式クレーンによって、トラックや貨車への積み替え作業が行われている。トラックが行き交う中での作業であり、流入や流出といった動線の設定にも、改善余地がありそうだ。

 JR貨物は将来の株式上場を視野に入れており、主力事業の基盤強化、収益力向上は最大の課題だ。鉄道ロジスティクス事業は17年3月期に、バブル経済期以来の黒字を回復。だが鉄道輸送単独では採算が取れず、貨物駅周辺の物流施設などで収益を補っている。貨物駅構内で余剰スペースを捻出できれば、駅の高機能化や収益施設の拡充が可能になる。

(2018/1/5 05:00)

2488とはずがたり:2018/01/19(金) 17:11:30
ほら見てみい。直ぐに6車線必要になる。
日本に莫大な損害をもたらした小泉と猪瀬は腹切って詫びろ。すぐ切れ。

トラック自動隊列走行へ 国交省、新東名6車線化急ぐ
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/445710.html
(2018/1/13 08:02)

 国土交通省の社会資本整備審議会部会は12日までに、高速道路の整備に関する基本方針に新東名高速道の6車線化の環境整備を急ぐ必要性を明記した。自動運転の一形態である「トラックの隊列走行」の実現に向け、片側3車線の区間を増やすことで、自動運転するトラックなど物流車両と一般車両が交錯して追突事故を起こすリスクを抑え、自動運転をスムーズに実現する狙いがある。
 新東名は計画当初、6車線での供用を想定していた。だが、事業費圧縮などを理由に6車線の道路幅を確保しながらも4車線で運用する「暫定4車線」に一部区間が見直された経緯がある。このため4車線と6車線の区間が混在している。
 基本方針では、高低差やカーブが緩やかで隊列走行に適した新東名を「物流の主要幹線」と位置付けた上で、車線が減少する箇所の追突事故のリスクを指摘。6車線化できる構造になっている区間は「6車線運用を可能とする環境整備を急ぐ必要がある」と記した。技術開発や実証実験の成果を踏まえ、走行車線や分・合流部の整備検討の必要性に触れた。
 また、隊列走行の分離・連結地点にすることを想定し、サービスエリアやパーキングエリアでスペースの整備などを進める方針も盛り込んだ。

 ■浜松SA―遠州森PAで実験 3台編成 23〜25日
 経済産業省と国土交通省は12日、新東名高速道の浜松サービスエリア(SA)と遠州森町パーキングエリア(PA)の区間で23〜25日の3日間、自動運転によるトラック隊列走行の実証実験を初めて実施すると発表した。
 政府は2020年に後続車両を無人にした隊列走行を新東名で実現することを目指している。今回は後続車両の運転手がハンドル操作し、加減速のみ自動運転を適用する。
 浜松SA―遠州森町PAは片側3車線が長い区間のため実験区間に採用された。
 トラック3台を1編成とし、最も左側の第1通行帯を走行して1日2往復を予定している。一般車両と一緒に走り、交通の流れへの影響や周辺車両からの認識などを確認する。
 国内トラックメーカー4社がそれぞれ開発した車両を入れ替えながら実験する。異なるメーカーのトラックを使った隊列走行は世界初という。

 <メモ>自動運転によるトラックの隊列走行 通信技術を使って、縦に連なるトラック数台を同時に操作する。最終的に先頭車両だけに運転手が乗車し、後続車両は通信技術によって無人運転で走行させる計画。政府は高速道路での実用化を想定し、2020年に新東名で実現した上で22年をめどに東京―大阪間の事業化を目指す。運転手不足対策としても期待されている。

2489荷主研究者:2018/01/28(日) 11:14:12
>>2444
www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180124_11026.html
2018年01月24日水曜日 河北新報
宮城野原から岩切へ ターミナル駅年内移転着工 宮城県とJR貨物が説明会

 宮城県広域防災拠点の整備に伴い、JR仙台貨物ターミナル駅を仙台市宮城野区の宮城野原から岩切地区に移転する計画について、県とJR貨物が23日、同地区で説明会を開き、年内に本格着工する見通しを示した。

 住民ら約40人が出席。JR側は今月下旬から、移転先の敷地周辺に約1キロの農耕用仮設通路や仮設水路を設置すると説明した。

 住民からは「周辺の渋滞が悪化する」「普段使っている踏切がなくなるのは困る」など移転工事の影響を懸念する意見が相次いだ。県の担当者は「渋滞や歩行者の安全性が悪化しないよう関係機関と協議したい」と理解を求めた。

 説明会は24、25の両日も実施される。県は現在の貨物駅敷地に広域防災拠点を建設し、20年度に一部利用を開始する方針。

2490とはずがたり:2018/02/06(火) 19:48:23
実現しなくて残念だなあ。。

阪和貨物線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%AA%E5%92%8C%E8%B2%A8%E7%89%A9%E7%B7%9A

南港貨物線[編集]
上述の外環状線計画と合わせ、大阪市によって杉本町駅から南港駅(現在の阪神高速4号湾岸線南港北出入口付近)に向かう路線(南港貨物線)が計画されていた。線内には途中、北島(現在の新北島小学校・新北島中学校の敷地)に操車場を設ける予定とされ、外環状線と一体で旅客化も計画されていた。

南港貨物線計画に合わせ、北島操車場から南下する臨港鉄道も大阪府によって計画された。これは堺泉北臨海工業地帯に至るもので、さらに南下した泉北1号造成地に羽衣操車場を設置し、東羽衣からの延長線と接続する構想もあった[要出典]。国鉄もこの計画を承認したが、構想が拡大するのに合わせ公費が当初予定の三倍に膨れ上がったため、国鉄は用地買収と下部構造の費用の負担を大阪府に要求した。大阪府はこれを拒否したため、国鉄による直営は見送られ、大阪府と大阪市・国鉄・進出企業が出資する第三セクター「阪堺臨海鉄道」を設立して対応した。

しかし、大阪外環状線計画の凍結に伴い、外環状線の建設を前提としていたこれら臨海鉄道の計画も進行しなかった。そうこうしているうちに大阪南港のコンビナート構想はオイルショックの影響で凍結されて実現はますます遠のいていき、時機を失った臨海鉄道計画は立ち消えとなった。その後、南港貨物線が予定されていたルートに沿う形で[要出典]大阪市が住之江公園駅 - 中ふ頭駅間に大阪市交通局南港ポートタウン線(ニュートラム)を建設、1981年に開業し、南港へのアクセスを担うようになった。

2491とはずがたり:2018/02/08(木) 21:21:56
うぉ。。

https://twitter.com/kai4541re/status/961380659112509445
オクシナ?
@kai4541re
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その他
今朝の神奈川新聞に神奈川臨海鉄道水江線廃止の記事が載っていた。

2493荷主研究者:2018/02/10(土) 23:46:24
>>2491
http://www.kanaloco.jp/article/309529
2018/02/08 神奈川新聞
水江線ひっそり廃止 昨年9月、道路拡幅の用地提供で・川崎
臨海部走る貨物鉄道 工業地帯支える

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20180208kanagawa01.JPG
1988年3月に走った石灰石輸送の「さよなら列車」(神奈川臨海鉄道提供)

 川崎市臨海部を走る貨物鉄道・神奈川臨海鉄道(本社・同市川崎区)の水江線が廃止になった。ディーゼル機関車が牽引する列車輸送が高度成長下の京浜工業地帯を支えた。新たな道路拡幅に用地を提供するため昨年9月、53年の歴史に幕を閉じた。廃止までの約30年間は荷主がなかったため、その存在を知る人は少なく、ひっそりと姿を消した。

 水江線は1964年3月25日開業。同区塩浜の川崎貨物駅から同区水江町の水江町駅までの約2・6キロを単線で結んでいた。最盛期、沿線の石油、造船、鉄鋼などの企業と引き込み線で結ばれ、石油や石灰石などを輸送したが、貨物のルート変更やトラック輸送への転換で輸送量は減少した。

 石灰石を運んでいた日本鋼管(当時)の専用線が88年3月に廃止されたのを機に荷主をなくした。その後、運転士の訓練などに活用されたが2015年12月に終了し、路線は休止状態に。“晩年”は線路のさび取りをする機関車が1日1往復するだけだった。

 そんな中、川崎区東扇島と内陸部を結ぶ「臨港道路東扇島水江町線」整備事業が進み、水江線と並行する道路の拡幅が必要となった。同社は当初、歴史ある路線を残す意向だったが「地域振興のため」廃止を決断したという。

 廃止となったのは17年9月30日。「さよなら列車」の運行や社内セレモニーはなかった。現在は線路の撤去作業が行われている。同社執行役員で工務部長の菅野隆さんは「自社の路線が消えたことに、あらためて寂しさを感じる」と話す。

53年の歴史を閉じた水江線では線路の撤去作業が行われ枕木や踏切が痕跡をとどめる=川崎市川崎区水江町

◆神奈川臨海鉄道 臨海部企業の貨物輸送を行うため1963年6月1日、JR貨物と横浜市、神奈川県などが出資する第三セクターとして設立。現在、川崎市内に千鳥線4・2キロ、浮島線3・9キロの2路線、横浜市内に本牧線5・6キロがある。ディーゼル機関車7両を配置し、旧国鉄から引き継いだ蒸気機関車C56を保存。自社線の営業のほかJR貨物の業務受託を行っている。

2494荷主研究者:2018/02/18(日) 10:58:25

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00459396?isReadConfirmed=true
2018/1/26 05:00 日刊工業新聞
JR貨物、IoTで車両管理 保守を最適化

機関車や貨車の検査記録を一元管理するシステムを導入する

 JR貨物は2018年度に、IoT(モノのインターネット)やビッグデータ(大量データ)を活用した車両管理、保守の最適化に取り組む。機関車や貨車の検査記録をタブレット端末で入力して一元管理するシステムを導入。労働生産性の改善や部品交換の適正化による保守費用低減などにつなげる。運行中の機関車からデータを常時収集し、人工知能(AI)で故障を予測する技術も研究する。

 JR貨物は10月の稼働を目指し、車両管理システムの刷新に着手した。従来は作業者が現場で作成した検査書類を上司が目視で確認していた。電子入力する新システムの導入により、検査データは社内で迅速に共有でき、記載漏れも防げる。年4万件程度の事務作業削減が見込める。

 車両情報の一元管理により蓄積したビッグデータを活用して、故障傾向や予兆管理などに効果を見込む。部品の交換時期や在庫の適正化で修繕費用の抑制も狙う。作業進捗(しんちょく)状況の可視化により、ボトルネック工程を把握し、生産性改善にもつなげる。

 運転中の機関車から車両データと運転操作データを取得し、これを元に最適なメンテナンスを行う状態基準保全(CBM)を視野に入れる。既存の機関車に遠隔モニタリング装置を搭載し、集中サーバーでデータを管理。各車両の劣化度合いや異状部位を常時把握するとともにAIで異状進行を予測して最適な予知保全を実現する。

(2018/1/26 05:00)

2496とはずがたり:2018/02/19(月) 18:52:05
大陸の欧州や北米が鉄道貨物輸送が残ったのに対して日本は島国で貨物鉄道が衰退したって認識だったけど,欧米が鉄道貨物を残したのに対してアジアがトラック輸送に移行したって解釈の方が矛盾が無いのかもしれない。
なんで土地の広さではなく地球上の場所でメインの輸送モードが違うのかって疑問はそのまんま残るんだけど。
>数千カ所の工場に対して、国内で輸送手段として最も好まれている道路交通ではなく、鉄道を利用して貨物の出荷を行うよう命じたのだ。

2018年2月10日 / 08:34 / 6日前
焦点:迷走する中国石炭政策、寒波が「供給網の不備」露呈
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1355753496/112-113
Muyu Xu and Josephine Mason

…中国の南部・中部地域を襲った例年にない豪雪は、2日までに一段落したが、鉄道の混乱は続いている。国営の中国鉄路総公司(中国国鉄)は、燃料不足に陥っている南部の発電事業者に対する石炭供給を増やすため、追加的な緊急措置を実施している。

新たな貨物路線が建設されるまでは、今後数年間にわたって、こうした混乱状況がもっと頻繁に発生する恐れがある、と鉄道専門家と電力事業者幹部らは警鐘を鳴らす。

「中国の鉄道輸送能力はひどく不十分だ。新路線開設のために毎年かなりの投資を行っているにもかかわらずだ」と語るのは北京交通大学のZhao Jian教授だ。

鉄道網の負担をさらに増大させたのが、昨年の政府による指令だった。数千カ所の工場に対して、国内で輸送手段として最も好まれている道路交通ではなく、鉄道を利用して貨物の出荷を行うよう命じたのだ。



この10年間、中国は高速旅客鉄道網の拡大に何兆ドルもの資金を注ぎ込んできたが、投資拡大のペースは鈍り始めている。

中国国鉄の今年の投資目標額は2013年以来最低であり、大半は高速旅客路線である。貨物路線はやや後回しにされており、これでは増加する輸送量をさばくことが難しい。

国内初の南北を結ぶ石炭運搬専用線、内蒙古・江西線は総延長2000キロにわたって2億トンの貨物を輸送する計画だが、運行開始は早くとも2019年まで待たねばならない。

既存の貨物路線も、燃料を切実に必要とする地域向けではない。

国内4つの主要貨物路線は年間12億トンの貨物運搬能力があるが、石炭を産出する西部から東部の沿岸港へと延びており、燃料用の石炭はそこから南部に向け、トラック又は長江沿いの荷船により内陸に運ばれる。

…中国国鉄はすでに石炭輸送を最優先としており、南部向けの穀物・肥料の出荷を制限している。中国国鉄と国家鉄路局にコメントを求めたが、回答は得られなかった。

…めったにない豪雪の影響で悲鳴を上げているのは、江蘇、湖南、四川といった南部や中部の地域だ。こうした地域はここ数年、石炭産出量の比率を最も大きく削った省であり、一方で、内モンゴル、山西、陝西・新疆の各省は供給を増やしている。

中国石炭輸送公社のデータによれば、これら上位4地域が国内の石炭産出量全体に占めるシェアは、2008年には半分強だったのに対して、2017年には72%に膨らんだ。

従来の産業中心地から外れた、こうした地域における石炭生産の拡大は、大気汚染の原因となる産業活動を、人口最過密地域から遠ざけるという、狙いどおりの効果をあげている。

だが、これらの供給ハブと需要中心地が鉄道網によって効率的に接続されるまで、輸送能力の限界を巡る問題が今後も続く可能性が高いとアナリストは警告している。

2497荷主研究者:2018/02/25(日) 14:18:36
>>2489
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180204_13006.html
2018年02月04日日曜日 河北新報
貨物駅予定地の表土を被災農地改良に活用 JR貨物と東北農政局が連携

水田表土が津波被災地で活用されるJR貨物の新駅予定地=仙台市宮城野区岩切

 仙台市宮城野区の県広域防災拠点の整備に伴い、JR仙台貨物ターミナル駅の移転先となる同区岩切地区の水田の表土が、東日本大震災の津波で被災した農地の土壌改良に活用されることになった。JR貨物と東北農政局が連携し、使い道がなかった肥沃(ひよく)な土で被災地の農業再生に乗り出す。

 JR貨物の新ターミナル駅用地は約23ヘクタール。用地買収がほぼ完了し、今年中にも表土の剥ぎ取りが始まる見通しだ。地盤の改良を目的に地表から深さ約10センチ、約3万立方メートルの表土を掘り起こす予定で、当初は残土捨て場に運び込むことを想定していた。

 農業関係者によると、表土は粘土質を多く含み、肥料持ちが良いのが特長という。地元農家から「別の地区にある田んぼで使いたい」との声が上がるほどの良質な土は、古くから岩切地区の稲作を支えてきた。

 表土活用の見通しが立っていないことを知った東北農政局が昨年10月、JR貨物に調整を持ち掛けた。JR貨物も表土が農業の復興に有効に活用されるならばと応じた。新駅予定地を新たに覆う土は農政局が用意する。

 利用先は国が農地の大区画化を進める仙台東地区(約2000ヘクタール)を想定する。津波で表土がさらわれた若林区荒浜などで水田の土壌改良に取り組む予定だ。具体的な土の量や活用区画などは今後、関係者らでつくる検討会が決める。

 農政局によると、関係機関による事前協議がまとまり、工事前に残土などの利用方法が決まるのは珍しい。担当者は「吟味したよい土を使い、農家の利益になる取り組みにしたい」と期待を込める。

 JR貨物仙台貨物ターミナル駅移転計画室の椿辰治室長は「津波で被災した農家の復興に協力できるのであればうれしい」と話す。

 県は現在の貨物ターミナル駅敷地に広域防災拠点を整備し、2020年度に一部利用を開始する方針。JR貨物は年内に移転工事に着手する見込み。

2498荷主研究者:2018/02/25(日) 21:12:33

www.sankeibiz.jp/business/news/180207/bsd1802070500001-n1.htm
2018.2.7 06:09 Fuji Sankei Business i.
宅配「シェア2強」に変化 日本郵便の追い上げや新勢力が台頭

宅配荷物の取扱量が増えている日本郵便の車両=東京都港区【拡大】

 ヤマト運輸と佐川急便の値上げをきっかけに、宅配業界の勢力図が変わる可能性が出てきた。値上げを遅らせた日本郵便の「ゆうパック」に顧客が流入し、市場シェアで2位浮上をうかがう。インターネット通販会社が自前の物流網の整備に乗り出すなど、新勢力の存在感も高まっている。

 値上げ遅らせ奏功

 「佐川急便に十分追いつける」-。日本郵便の横山邦男社長は、今後の宅配便のシェア拡大に自信をみせる。値上げ時期を3月に遅らせたことが功を奏し、昨年12月のゆうパックの取扱個数は単月として初めて1億個を超えた。2017年度のシェアは2割を超える見通しという。

 物流コンサルティング会社イー・ロジット(東京)の角井亮一社長は「配送網の余力はまだあるはず」と指摘する。10年に日本通運の「ペリカン便」を吸収したが、当初想定した相乗効果を発揮できていないためだ。

 日本郵便は値上げ後の料金水準も同業大手と比べて低く設定する。手紙やはがきの配達が減る中で、宅配事業の拡大に向けてアクセル全開で挑む構えだ。

 ヤマト運輸は昨年10月、27年ぶりに運賃を引き上げ、値上げ幅は平均で約15%に達した。佐川急便も昨年11月に追随した。ただトラック運転手の人手不足を背景に人件費が急ピッチで上昇する経営環境は変わらず、法人向けを中心に値上げの動きは続くとみる関係者は多い。

 ネット通販会社にとっては収益圧迫につながるため、送料無料を見直す動きが広がっている。衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイは昨年11月、配送料を無料から一律200円に変更した。

 EC特化の配送網

 「ヤマト運輸や佐川急便より安い値段を実現できる」-。楽天の三木谷浩史会長兼社長は1月30日、電子商取引(EC)に特化した独自の配送網を2年以内に構築すると表明した。担い手として大手私鉄の子会社を活用。ドローンを使った配送方法などを検討するという。

 流通業界に詳しいコンサル会社フロンティア・マネジメント(東京)の山手剛人シニア・アナリストは「営業所で荷物を受け渡す代わりに運賃を安くする手もある」と指摘。「格安航空会社(LCC)のように、サービスを簡素にした格安宅配会社が登場するのではないか」と新勢力の今後の動きを予想した。

2499荷主研究者:2018/02/25(日) 21:41:19

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/767
2018.02.13 カーゴニュース 第4642号
味の素物流が幹線事業を機能別に組織再編

 味の素物流(本社・東京都中央区、田中宏幸社長)では幹線事業を強化する。4月から、幹線事業部を機能別に専門性をより高めた組織に再編する方針。トラックドライバー不足が深刻な幹線輸送で、あらゆる輸送モードを駆使し、安定的かつ高付加価値、高品質なサービスを実現する狙いがある。

低温輸送で積込み先に要員投入、パレット輸送を実現

 7日に東京都内で開かれた2017年度「幹線輸送協力会」で、幹線事業部の概況と今後の戦略が説明された。

 幹線事業部では15年度に13拠点から4拠点に集約後、16年度に業務特性ごとの拠点体制を構築。味の素グループおよび食品系メーカーの全国の幹線輸送を担当する「幹線センター」を川崎市に置き、非食品メーカーの幹線輸送および一般貨物の求荷求車業務を行う「取扱センター」を東日本(横浜)、西日本(西宮)、九州(福岡)に置く。

 幹線輸送の安定化を目的に、ドライ製品では近年、新たな輸送スキームとしてドライバーの日帰り運行が可能な中継輸送を導入。15年8月からはトレーラ版「リレーライナー」を、17年6月からはトラック版「リレーライナー」の運行を開始。船舶、鉄道へのモーダルシフトも拡大している。

 新規事業として卸売会社と連携した青果物輸送にも取り組む。東北から大阪および九州から東京へ個別輸送していた青果物を東西のゲートウェイで積み替え、東京〜大阪間の幹線輸送を共同化するもので、昨年7月に物流総合効率化法の総合効率化計画に認定。ゲートウェイの新設や青果物を中心に小口混載便運行も検討する。

 低温幹線輸送の改革も進めていく。17年4月から、それまで各営業所で行っていた低温幹線配車業務を鉄道、船舶、トラックを含めすべて「幹線センター」に集約。バラ積みや下ろし回り、長時間待機など低温品特有の課題解決に取り組む一環として、積込み先に積替え要員を投入することでパレット輸送を実現した。

 来年度から、各輸送モード、各地域での協力会社との協力関係を強化するため組織を再編予定。鉄道、船舶、自車に特化した専門部隊「マルチモーダルサービスセンター」を置き、全国を集中管理。一方のトラックは現行の「取扱センター」をベースに専門組織として「コレクトセンター」を設置し、エリア連携を充実させる。

 なお、現状のモード別輸送比率はトラック輸送が88%、鉄道、船舶がそれぞれ6%だが、トラック輸送におけるスポット車両の比率は65%を占める。スポット車両を極小化するため、味の素物流のセンターを中心に地域での協業体制を強化し、相互のメリットを追求。スポット車両では実現できない安全・品質レベルを維持していく。

(2018年2月13日号)

2500荷主研究者:2018/03/06(火) 22:22:29

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2018/02/07-32668.html
2018年02月07日 化学工業日報
日輪 ISOコンテナ車両用シャシー 吐出口3カ所型開発

 日輪は、従来1カ所だった積載物の吐出口を3カ所に増やし、作業性を大幅に高めた13キロリットルISOタンクコンテナ車両用シャシーを開発した。グループ企業のサンマシの鹿島本社工場(茨城県神栖市)で既存シャシーを改良。配管やギアポンプなどを架装し、車両後方部のみだった吐出口を左右に設けることで荷役時の作業性向上に威力を発揮するとともに、積み下ろし場所を限定されないなど、ローリー車両と同様な使用を実現する。日輪は新型シャシーの特許を取得。ローリー代替や車両更新需要を狙い採用拡大を目指す。

2501荷主研究者:2018/03/06(火) 23:21:34

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00462486
2018/2/20 05:00 日刊工業新聞
JR貨物、鉄道輸送用コンテナの標準サイズ拡大

JR貨物の鉄道コンテナ

 JR貨物は3月17日のダイヤ改正を機に、鉄道輸送用コンテナの標準型を従来よりも100ミリメートル背が高いタイプに変更する。コンテナ容積は従来の標準型に比べて両側開き「20D」で約4・2%、妻側開き「20G」で約4・8%拡大する。

 積載荷物を増やせるほか、荷役作業軽減で増加傾向にあるパレット積み荷物にも対応する。

 ダイヤ改正で国鉄時代に製造した貨車「コキ50000形」が定期運用から外れる。これまで背高コンテナは輸送可能区間が限られていた。床面の高さが低い貨車「コキ100形」などに置き換わることで輸送区間に制限がなくなるため、標準サイズを拡大する。

 JR貨物は19年3月期に、20Dを2650個、20Gを1300個の計3950個のコンテナを新しく作る。

 次年度以降も順次、更新を進めるが、すべてを置き換えるのは10年以上かかる見通しだ。

(2018/2/20 05:00)

2502とはずがたり:2018/03/10(土) 20:29:43
EF64…38/132・愛知
EF65…37/308・新鶴見
EF66…
EF67…残り5両・後継はEF210・300番代
EF81…19両・門司
ED76…10/179・門司・残る唯一の交流専用機関車
DD51…17/649・北海道や美祢線が廃止され今では関西本線のみ。愛知機関区にDF200が1両配属
EF200…21・製造した日立製作所が電気機関車の製造から撤退。部品供給に事欠くようにもなり、配置された吹田機関区ではEF66やEF210を主力機として使う傾向が強くなっていった。東日本にはEF66の代役で姿を見せるぐらいとなり、関西から東側のエリアでは、なかなかその姿を見ることができなくなってしまっている。

2017/3/12 16:00
3月4日のダイヤ改正で貨物列車事情が一変! いまのうちに見たい撮りたい古豪機関車8選
https://getnavi.jp/vehicles/115583/
星川功一
絶滅が危惧される鉄道車両 第5回 国鉄型貨物用機関車

国鉄がJRとなって、ちょうど30年。国鉄時代に生まれた車両たちも、寄る年波には勝てず、消えていく車両が目立つ。いまもなお残存している国鉄型車両の中で、鉄道ファンの注目度が高いのが「貨物用機関車」ではないだろうか。JRになって生み出された機関車のように、姿や形はスタイリッシュといえない角張っていて武骨なスタイル。どこか懐かしく、親しみが感じられる。そして何より“絵になる”。

ここでは、いつかは最後の時を迎えるであろう国鉄型機関車の動向と今後の展望を、3月4日のJRダイヤ改正後の情報も交えて触れていきたい。

【その1】EF64形式直流電気機関車

国鉄原色機がほぼ消えてしまったのが残念

山岳路線向けに造られたEF64。計132両が造られ、貨物列車のけん引だけでなく、寝台列車のけん引にも活躍した国鉄を代表する電気機関車である。

現在、JR貨物が所有しているEF64は全機が愛知機関区に配置され、38両(2017年3月1日現在=紹介の車両数は以下同)が残されている。とはいえ、38両中1012号機や1016号機といった国鉄原色機と呼ばれる国鉄時代の塗装を残す車両は休車扱いという状況。いまも走る国鉄原色機は1019号機のみとなってしまった。 “最後”の原色機となりそうな1019号機の今後の動向が気になるところだ。

ダイヤ改正後の3月4日以降で目立つ列車を見ておこう。希少となっていた首都圏での運用だが、3月4日以降も続けられている。残った列車のうち注目されるのが、東京貨物ターミナル駅と鹿島スタジアム間を走る1095列車と1094列車の1往復。人気撮影地が多い路線を通る列車だけに、鉄道ファンとしてはうれしいところだ。

ほかでは、EF64が主力で活躍してきた中央西線の貨物列車の減便が気になるところ。特に石油輸送用の高速列車2本が、臨時列車となってしまった。EF64が2両連なり、重連でタンク車と引く風景が絵になっていただけに残念なところ。今後は、石油輸送が確実に行われる冬場を中心に、沿線を訪れたほうが良さそうだ(石油輸送用の専用列車は1日に2往復残ったが、運休日がある)。

【その2】EF65形式直流電気機関車

国鉄最多を誇った直流機の気になること

国鉄電気機関車として最多の車両数を誇ったEF65。合計308両が製造され、東海道本線をはじめ多くの幹線で貨物列車や寝台列車のけん引に活躍した。いま残るJR貨物のEF65は1000番代(2012年に車両番号を2000番代に変更)でPF形と呼ばれる。計37両が残り、全機が新鶴見機関区に配置されている。

3月4日のダイヤ改正で気になるのは、鹿島スタジアムへの便(往路は越谷貨物ターミナル駅からの1093列車、復路は東京貨物ターミナル駅までの1092・78列車)が復活したこと。3月3日まではEF210の運用だっただけに、この運用は今後、鉄道ファンから注目を集めそうだ。

さらに首都圏?関西?四国という運用が残った。津軽海峡線の主力機EH500の運用が増え、その動きに押し出される形で、東北本線などの運用が激減したが、まだまだEF65自体の運用は首都圏を中心に見ることができそうだ。

2503とはずがたり:2018/03/10(土) 20:29:56

一方で懸念されるのが、希少車となりつつある“ネタがま”(撮影などのネタとなる機関車という意味)の動向。唯一の広島更新色2127号機は元気に活動中、最後の国鉄原色機となった2139号機が3月2日以降、活動が確認されておらず、気になるところだ(3月9日から運用再開を確認)。

【その3】EF66形式直流電気機関車

40年以上活躍する貴重な基本番代の動向

EF66といえば国鉄時代に高速貨物列車用に製造された直流機関車。東海道・山陽本線を中心に貨物列車だけでなく寝台列車のけん引でも活躍した。国鉄がJRとなった後にも、貨物列車の本数を増やすために100番代が増備されている。

とはいえ、初期の基本番代と呼ばれる車両は製造されて40年以上の年がたち、JRの旅客会社に引き継がれた車両はすでに全機が引退している。JR貨物のEF66基本番代も6両のみとなっており、一時期は引退も予想された。しかし、100番代と共用できる部品が多いこと、EF200形式を先に引退させたい、などの理由から現在も貴重な戦力として使われ続けている。

気になる基本番代の最新動向だが、“ニーナ”の愛称を持つ27号機は健在。30号機、33号機、36号機と共に第一線で活躍している。なお車籍が残る21号機、26号機の出番はほぼなく、吹田機関区内に留置されていることが多いようだ。

【その4】EF67形式直流電気機関車

撮影が難しくなっている“瀬野八”の補機

山陽本線の瀬野駅?八本松駅間には22.6パーミル(1000mの間に22.6m登るという意味)という急勾配があり、古くから上り貨物列車のみ後ろに連結した電気機関車が後押しして急坂区間を走った。EF67は、この“瀬野八(せのはち)”と呼ばれる区間の補機として使われてきた機関車だ。補機のEF64は広島貨物ターミナル駅から西条駅まで後部に連結して走る(帰りは単機で広島車両所まで戻る)。

EF67は1982年から使われてきた補機専用の機関車で0番代と100番代が造られた。0番代はEF60の改造車、100番代はEF65からの改造車だ。後継機のEF210形式300番代が2013年に導入されたことで、すでに0番代は全機が引退。100番代は5両のみ広島車両所に配属される。

3月4日以降の動向だが、EF67の運用は7本しかない(前年とほぼ変わらず・1本は臨時便)。さらに問題なのは、深夜に同区間を走る列車への利用が多いこと。日が出る5時台、6時台、7時台に、広島貨物ターミナル駅を発車する列車が各1本ずつ計3本のみだ。ようは、日が明けるのが遅い季節は撮影も難しい。こうした状況が続くかどうかは不明だが、EF210形式300番代が9両に増えていることから、EF67は徐々に減車されると見てよさそうだ。

【その5】EF81形式交直流電気機関車
基本番代を中心に九州で欠かせない存在に

北陸本線、信越本線、奥羽本線などの日本海側の路線を中心に長年、走り続けてきたEF81。万能な交直流電気機関車として生まれ、50年にわたり貨物輸送や寝台列車をけん引し続けてきた。JR貨物のEF81は日本海縦貫線のエースとして走り続けてきたが、基地となる富山機関区に車籍は残るものの、すでに同路線での運用は行われていない。

代わってEF81が増えているのが九州の門司機関区。富山機関区から移動した車両も含め全19両と増備されている。基本番代(車両番号は700番代)とステンレス車体の300番代、400番代、JR後に生まれた450番代、500番代とその種類も豊富。多彩な姿を確認することができる。

九州に進出したEH500だが、現在は下関の幡生操車場?福岡貨物ターミナル駅間の運用に限られている。EH500を走らせるためには線路の基盤整備が必要なため、九州に移ったEF81の立場は、しばらく安泰と見てよいだろう。

2504とはずがたり:2018/03/10(土) 20:30:11
>>2500-2502
【その6】ED76形式交流電気機関車

北九州?鹿児島間の2往復列車に注目したい

国鉄が九州向けに1965年から製造した交流電気機関車がED76。九州だけでなく、北海道向けの車両も製造された。合計139両が造られたが、九州や北海道を走る客車列車がほぼなくなり、JR旅客会社の機関車は消滅。現在ではJR貨物に残る10両(基本番代2両、ほかは1000番代)が門司機関区に配置され、九州を走り続けている。ちなみに、交流専用の電気機関車は、すでにED75やED79が消え、ED76が残るのみとなってしまった。

EF81が増備され、ED76の立場は危うくなりつつあるが、3月4日以降もその運用は健在。運用の中でも北九州貨物ターミナル駅と鹿児島貨物ターミナル駅を結ぶ列車は2往復が走り、南九州でその元気な姿を見ることができそうだ。

残念なのが、日豊本線での運用。前年から1往復のみとなっていたが、3月4日以降は、その1往復4071列車と4076列車の運行区間が短くなり、定期運行を行う区間が北九州貨物ターミナル駅?西大分駅間と短縮された。そして、以前に走っていた西大分駅?延岡駅間は臨時列車となった。同列車は深夜帯に走るため、ほぼ撮影はできない。西大分駅から延岡駅までは日が昇る時間に走っただけに残念な変更である。

【その7】DD51形式ディーゼル機関車

とうとうDF200が愛知機関区に正式に配備

DD51といえば、国鉄が非電化路線向けに開発したディーゼル機関車。1962年から1978年の間に649両もの車両が造られた。安定した性能を誇る機関車で、長年、非電化路線の主力として活躍。北海道では長年、寝台列車のけん引で活躍した。JR貨物でも北海道や山口県を走る美祢線などで使われてきたが、現在は、関西本線などでの運用のみとなっている。

残る車両数はわずか17両となり、全機が愛知機関区に配置されている。ちなみに、国鉄原色機は853号機のみ。現在使われている車両は、JR貨物の更新塗装となっている。

また、関西本線ではDD51を2両つらねた重連運転が行われる。国鉄原色機同士の重連を見ることができなくなってしまったが、それでもDD51の凛々しい姿を見ることができる。

そんなDD51だが、気になる情報も。3月1日現在、愛知機関区に後継となるDF200形式ディーゼル機関車が1両のみだが正式に配備されたのである。昨年から試運転が行われ、鉄道ファンをやきもきさせたが、最新の貨物時刻表では運用に入ることも記されている。現状、同運用の列車にはDD51が使われているが、DF200に代わるのも時間の問題だろう。

なお、同エリアでは末広橋梁という鉄道路線唯一の可動橋が残されている。ここをDD51より12tも重いDF200が渡りきることができるのだろうか。気になるところである。

【その8】EF200形式直流電気機関車

すでに東日本エリアへの定期運用が消滅

国鉄型機関車に比べて注目度が低いものの、JR貨物が造った機関車にも関わらず、消滅が危惧されている車両がある。それがEF200だ。JR貨物が生まれた以降の1990年から製造された直流機関車で、当時の最新技術が多く取り入れられた。

出力、牽引力とも最強の機関車として登場したが、あまりに強力すぎたため、後に変電所の設備に負荷がかかることが判明。その性能を十分に生かすことができず、21両しか造られなかった。しかも、製造した日立製作所が電気機関車の製造から撤退。部品供給に事欠くようにもなり、配置された吹田機関区ではEF66やEF210を主力機として使う傾向が強くなっていった。

前年のダイヤ改正時から大阪貨物ターミナル駅と幡生操車場間の定期運用のみに使われていたが、EF210が代わるケースも増えている。東日本にはEF66の代役で姿を見せるぐらいとなり、関西から東側のエリアでは、なかなかその姿を見ることができなくなってしまっている。

2506荷主研究者:2018/03/18(日) 14:08:05

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00464274?isReadConfirmed=true
2018/3/5 05:00 日刊工業新聞
清水建設、400億円投じ多機能物流施設 モーダルシフト対応

「S・LOGi新座」の完成予想図

 清水建設は埼玉県新座市で、物流施設を開発する。投資額は約400億円。東京・新宿から約20キロメートルと首都圏の大消費地に近い場所に設けることで、ネット通販など商品の配送拠点のほか、流通加工、保管倉庫などあらゆる利用者ニーズに対応する。延べ床面積は施設3棟合計で約19万平方メートルと同社最大の開発規模。3月末に着工し、2019年9月から順次稼働させ、20年春の全稼働を目指す。

 新設する物流施設「S・LOGi(エスロジ)新座」は、複数テナントが入居できる大型施設1棟と、テナントのニーズに合わせて作り込む専用倉庫2棟の計3棟で構成。いずれも4階建て。大型施設は延べ床面積約13万平方キロメートルで約19年9月に稼働する。専用施設は同約3万8000平方メートルと同約1万9000平方メートルで、それぞれ19年冬、20年春の完成を目指す。

 立地は埼玉県新座市の土地区画整理事業区域内にある。関越自動車道の所沢インターチェンジ(IC)まで約2キロメートル、東京外環自動車道の和光ICまで約7キロメートルと交通の利便性が高い。また、JR貨物新座貨物ターミナルまで約1キロメートルと、トラック輸送から鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトを実施しやすい。トラックのドライバー不足や環境問題などへの対応も可能になる。

 清水建設は1500億円の投資枠を設け、開発事業を展開している。物流施設「S・LOGi」シリーズとしては新座が4カ所目。物流施設の開発から設計・施工、管理・運営まで、清水建設グループ一体となって実施し、付加価値の高いサービス提供を目指す。

(2018/3/5 05:00)

2507名無しさん:2018/03/21(水) 20:27:03
JR貨物のタリフ値上げはそこまで大きな話題になっていないのかな。

2508荷主研究者:2018/03/26(月) 22:46:39

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/169161?rct=n_hokkaido
2018年03/08 18:19 北海道新聞
青函トンネル 開業30年、転機の大動脈

 青函トンネルは3月13日、開業30年を迎える。道内と本州とを陸続きにする一大国家プロジェクトは、航空機との競争にさらされながらも、天候に左右されずに人と物を運ぶ大動脈として定着。2016年3月には道民悲願の北海道新幹線(新青森―新函館北斗)の走行も始まり、重要性は増している。ただ、老朽化に伴う維持管理コストの増大や、高速化を目指す新幹線と貨物列車の共用走行問題など新たな課題も浮上している。

 青函トンネル建設構想実現を強く後押したのは、1954年9月の「洞爺丸台風」だ。洞爺丸を含めた青函連絡船5隻が沈没し1430人もの犠牲者が出た。事故を機に建設機運が高まり、10年後の64年5月に着工。難工事の末、当初想定を大幅に上回る24年後に開業し、連絡船時代に4時間かかった函館―青森間を半分ほどに短縮した。

■低迷する旅客数
 実質的な初年度となる88年度の輸送人員は306万人だった。ただ、300万人を超えたのはこの年だけ。90年代半ばから航空便の路線充実と低価格化が進んだため減少傾向となり、96年度以降は100万人台に低迷した。

 16年度は北海道新幹線開業効果で228万人と21年ぶりに200万人台を回復したが、17年度は前年を下回る見通し。札幌の企業経営者は「利用するにはまず函館まで行かなければならず、(30年度の)札幌延伸までは飛行機を利用する」と話す。

 一方、貨物は96年度の569万トンがピーク。97年11月の北海道拓殖銀行破綻以降、道内景気が冷え込み急落したが、その後はほぼ400万トン台後半を維持。昨年度は連続台風の影響で451万トンにとどまった。道内から本州方面へは農産物、その逆は日用品が中心。タマネギ主産地・北見市のきたみらい農協の西川孝範組合長は「青函トンネルは産地と大消費地を結ぶ生命線」と言い切る。近年はトラック運転手不足などで鉄道シフトも進んでいる。

■維持管理300億円
 青函トンネルが直面している最大の懸案は、老朽化に伴う維持管理問題だ。海水を地上にくみ上げる排水施設の更新など、トンネルの機能保全を目的とした維持管理業務は、開業11年後の99年度から本格的に始まり、18年度までの関連経費は計約300億円。国が3分の2、JR北海道が3分の1を負担する枠組みで、経営難のJRの負担は総額100億円に上る。

 さらに、長年周囲から高い圧力を受けたことで底部がわずかに隆起するなど、関係者の間で「盤ぶくれ」と呼ばれるゆがみが近年、排水や換気を担う「先進導坑」で発生。内壁に複数のボルトのようなものを打ち込み強度を高める工事を行った。列車が走る本坑ではまだ確認されていないが、運輸関係者は「いずれ大規模な改修が必要になってくる」と話す。

 新幹線の高速化を巡る問題も浮上している。国は20年度までに、すれ違う際の貨物列車の荷崩れを防ぐため140キロに制限している最高時速を、一定期間、一部の車両で200キロに引き上げる方針だ。30年度の札幌延伸に向け、高速化を求める声は高まりそうだが、現行の貨物列車との並行走行は難しくなる。その受け皿として、フェリー各社が輸送力を増強する動きが出てくる一方、大手ゼネコンなどは第2の青函トンネルを造り貨物列車を移す構想を打ち出す。北海道―本州間をどのようにつないでいくのか。青函トンネルはいま、岐路に立っている。(経済部 栗田直樹)

 ◇

■真価は札幌延伸後 佐藤馨一北大名誉教授(地域交通、物流システム論)の話

 青函トンネル開業で最大の効果を受けたのは物流面です。天候に左右されず、約21時間半かかっていた札幌―東京間が約4時間短縮されて、農産物の鮮度向上や近畿以西への出荷増にもつながる、いわば「物流革命」が起き、食糧基地・北海道を支えています。

 トンネルが真価を発揮するのは2030年度の北海道新幹線札幌延伸後です。厳しい自然環境の中、トンネル走行が7割を超すことを考えれば、地下鉄並みの全天候型の移動が可能になります。

 青函トンネルは先進導坑完成から35年、本坑全貫通から33年が経過し、老朽化が進んでいます。機能保全の技術は確立されていますが、維持管理コストは増大していくでしょう。基本的に国とJR北海道が費用負担する仕組みですが、物流面の恩恵も考えて、新たな枠組みを検討する時期に来ています。

 <ことば>青函トンネル 渡島管内知内町―青森県今別町間を結び、津軽海峡の海底を走る列車専用トンネル。全長53・85キロで海底トンネルとしては世界一の長さ。総工費約6900億円。建設工事には延べ約1400万人が携わった。列車が走る本坑と並行する作業坑、工事の際に先行して掘られた先進導坑がある。

2509荷主研究者:2018/03/26(月) 23:27:54

http://www.sankeibiz.jp/business/news/180315/bsd1803150500001-n1.htm
2018.3.15 05:00 Fuji Sankei Business i.
JR貨物、10月に10%値上げ 民営化後初 人件費、設備投資の資金確保

 JR貨物は14日、基本運賃を10月1日に10%値上げすると発表した。値上げは1987年の国鉄分割・民営化で同社が発足して以来初めて。業界で人手不足が続く中、人件費や車両などへの設備投資に資金を確保する。

 コンテナで1300キロの距離を運ぶ場合、1トン当たり1万2818円から1万4100円に上がる。実際の運賃は輸送条件に応じて割引や割り増しがあり、個別の交渉となる。

 直近で基本運賃を値上げしたのは85年。ただこの時は特殊な車両を使う石油などの輸送だけが対象だった。

 田村修二社長は記者会見し、「積極的に技術革新に取り組む」と話した。

 トラック運転手の不足や、排ガスによる環境負荷の低減を求める流れから鉄道貨物に対するニーズが高まっており、JR貨物は投資拡大で対応能力を向上させる。

 物流業界では人手不足による人件費高騰で宅配便各社を中心に値上げが広がっている。

2511とはずがたり:2018/03/30(金) 14:51:07

国立公文書館で『鉄道省文書・釧路埠頭倉庫株式会社・昭和十六年〜昭和二十一年』を漁る。

新富士分岐で北埠頭迄結んでいた釧路開発埠頭線であるが,元々釧路埠頭倉庫(株)が計画したものである。

同社は最初,浜釧路と釧路駅の分岐付近に港釧路駅を設置して此処で省線と連絡して埠頭迄線路を延ばす予定をしていたが,S14.7.26付で新富士分岐に変更願が提出されている。

昭和十四年十月二十四日付けで北海道庁長官から鉄道大臣向けに提出された文書には

…釧路駅分岐計画は其の後に於ける釧路港の発展に伴い同駅取扱貨物輻輳し荷捌困難なるの実情に徴し之が大量貨物の運輸其の他総ての点に於て合理的と認めらるゝ新富士駅分岐に変更せんとするものに有之別段支障なき様思料せられ候…

となっている。

鉄道省文書・釧路埠頭倉庫株式会社・昭和十六年〜昭和二十一年
https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/MetSearch.cgi?DEF_XSL=default&IS_KIND=summary_normal&IS_SCH=META&IS_STYLE=default&IS_TYPE=meta&DB_ID=G9100001EXTERNAL&GRP_ID=G9100001&IS_SORT_FLD=&IS_SORT_KND=&IS_START=1&IS_TAG_S1=fpid&IS_CND_S1=ALL&IS_KEY_S1=F0000000000000074137&IS_NUMBER=100&ON_LYD=on&IS_EXTSCH=F9999999999999900000%2BF2009121017005000405%2BF2005021611024800533%2BF2005031414382102990%2BF2005031414382202991%2BF0000000000000074137&IS_DATA_TYPE=&IS_LYD_DIV=&LIST_TYPE=default&IS_ORG_ID=F0000000000000074137&CAT_XML_FLG=on

釧路開発埠頭埠頭線
埠頭線(ふとうせん)は、北海道釧路市の新富士駅から同市の北埠頭駅までを結んでいた釧路開発埠頭の鉄道路線(貨物線)であるhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%A7%E8%B7%AF%E9%96%8B%E7%99%BA%E5%9F%A0%E9%A0%AD%E5%9F%A0%E9%A0%AD%E7%B7%9A


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