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鉄道貨物輸送研究スレッド

1622とはずがたり:2013/06/02(日) 22:46:41
>>1621
某工事関係者からの情報によると大和川線の工事がここんとこストップしており開通遅れかねんとのこと。。

1623荷主研究者:2013/06/09(日) 16:49:01
>>1617-1618
昨日、時間が出来たので、急遽富士石油と極東石油工業の専用線を見てきました。

ダイヤを全く意識せずに富士石油に行ってしまったのですが、偶然にも京葉臨海鉄道のDLがちょうどタキを専用線に輸送しているところに出くわしました。〝貨物の神様〟からのご褒美かも(笑)。

タキ車は15両程度で、残念ながら荷票の確認まではできませんでしたが、専用線復活を自分の目で確かめられたのは大きな収穫でした。また富士石油には昭シェルのローリーが出入りしており、改めて昭シェルの出荷拠点として機能していることを印象付けられました。

一方の極東石油工業の専用線は特段、使用中止になっている感じではありませんでした。またエネオスやエクソンモービルのローリーが出入りしていて、エクソンモービルは株主ですから当然としても、エネオスは意外でした。JXは出光と物流提携していますが、極東石油も活用しているようです。

1624荷主研究者:2013/06/16(日) 18:39:18

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/05/13-11207.html
2013年05月13日 化学工業日報
日輪 危険物・毒劇物の鉄道輸送を推進

 日輪はモーダルシフトへの取り組みとして、危険物や毒劇物などの鉄道輸送(通運事業)の推進を図る。環境とコストの両立を可能とする輸送手段として、JR貨物利用による液体一貫輸送を提案。現在、通運部門の営業拠点駅は東京貨物ターミナル駅(東京都品川区八潮)など全国11カ所にあるが、今後も他の通運事業者との連携を含め事業の広がりに期待する。「遠距離になればコストメリットが期待できる。CO2排出量の削減効果も大きい。JR貨物もスピード化に取り組んでいる」(大高茂樹通運管理部長)。

1625荷主研究者:2013/06/16(日) 18:41:23

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/05/20-11306.html
2013年05月20日 化学工業日報
ケミカルロジテック 名古屋油槽所にMWS建設へ

 ケミカルロジテック(東京都港区、中島伸治社長)は主力拠点である名古屋油槽所(名古屋市港区潮見町)にマルチワークステーション(MWS)の建設を計画する。構内再整備の一環として取り組むもので、化学品の輸入増加が予想されるなか、同油槽所が主に取り扱うモノマー系に対応するため、設備の高機能化が必要としてMWSの整備を急ぐことにした。ISOタンクコンテナとローリー間での移し替えやドラム缶の加温など行う。MWSのほか分析室の新設、枕タンク3基のスクラップ&ビルド(S&B)による改修、さらに「需要動向を見極めながら」(中島社長)新規にタンクや危険物倉庫の建設も計画する。

1626荷主研究者:2013/06/16(日) 18:42:16


http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/05/29-11436.html
2013年05月29日 化学工業日報
ニヤク 特殊コンテナ事業拡大

 ニヤクコーポレーション(東京都江東区、堀江浩太社長)は特殊コンテナのラインアップ化による国内外での液体輸送サービスを拡大する。日本総代理店である独ホイヤーグローバル社や自社で保有する低背小容量、電気加温、内面特殊塗装など各種タイプの特殊タンクコンテナによるオペレーター事業を展開する。このうち内面特殊塗装の「ケムライン」タンクについてはホイヤーが現状、世界で約300基を保有。従来のフッ素樹脂コートなどに比べ性能、価格面で有利として日本国内でも導入機運にあることから積極的に需要開拓する。低背タイプのタンクコンテナもローリー代替として普及を図る。

1630荷主研究者:2013/07/11(木) 00:37:27

http://cargo-news.co.jp/contents/code/130620_1
2013年6月20日 カーゴニュース 第4194号
「国内生産はまだ回復してないのでは…」=JR貨物の田村社長

 JR貨物の田村修二社長は12日、定例会見で「6月も昨日までの数字では3・8%増という数字だが、月末が日曜日で終わる。5月も途中まで好調だったのに、結果的に1・6%増に落ち着いたということもあるので、先月のような強気なことは言わないでおく」など要旨、以下のように語った。

一、5月の輸送実績はコンテナ輸送が1・6%増、車扱輸送は8・5%増だった。5月は大きな輸送障害もなく、08年11月以来の運休本数ゼロだった、08年5月も運休本数はゼロだったので、5月は天候が安定しているのかもしれない。荷動き全体をみると、生産の減少はあるものの、福山通運の専用列車などもあり、月全体では前年を上回った。しかし、「福山通運さんの専用列車が加わった上でこの数字というのは、計画を考えても低い。あと2ポイントは上積みが欲しいところ。対前年では関西、東海の成績が良くなく、対計画では比重が重い関東が…という感じがしている。

一、景気のせいにしてはダメなんだろうが、ある経済実態を反映していると考えると、やはり国内の生産活動はまだしっかり回復していないのではないか。6月も昨日までの数字では3・8%増だが月末が日曜日で終わる。5月も途中まで好調だったのに、結果的に1・6%増に落ち着いたということもあるので、先月のような強気なことは言わないでおく。積合せ貨物は福山通運さんの専用列車によって大きく伸びた。昨日の全通連の総会で、センコーの福田社長が「ドライバー確保が難しくなっている中で先見の明がある」と挨拶しておられたが、これからも頑張っていきたい。全通連の大会では、ダイヤ改正で品質が落ちたということがあったら、ぜひ改善するので伝えてほしいと挨拶したら、2人のお客さまから「締め切りが早くなったのでトラックを使わざるを得なくなった。社長が伝えて欲しいと言ったんだから、キチンと直してほしい」と言われたので、今朝、さっそく営業部門につないだ。また、臨海鉄道から出ていたコンテナが、締め切り時間が早くなったので、通運さんの方で東京貨物ターミナルから発送するように変えた、というような話しも聞こえてくる。マイナス情報をきちんと取り込めるかどうか。なんらかの輸送力を再配置するなどの努力をしなければならない。

一、車扱は、5月上旬の気温が平年よりも3度下まわったということで増送となった石油をはじめ、全ての品目で前年を上回り、全体では前年比8・5%となった。詳しく計算していないが、収入面ではコンテナのマイナスの半分ぐらいを車扱でカバーしているのではないか。

一、コンテナが2%頑張らなければならず、車扱はプラスに出ているというのが現状だが、月次決算を始めたので運輸収入がどの程度のマイナスかということは把握している。しかし、そのマイナスをすぐコスト削減でカバーするということではない。やはり、最初にキチンと計画を出したのだから、稼ぐ方でカバーしないといけない。支社別にどうなっているのか分析してもらい、どうやってお客さまにアプローチをかけるかなどの検討をやってもらった。支社は支社、本社は本社でカバーすることを考えている。ギリギリになったら総合的な判断も必要になってくるかもしれないが。四半期が終わると人も変わって新しい体制になるので、新布陣でどうするか議論しなければならないとは思っている。

(2013年6月20日号)

1631荷主研究者:2013/07/15(月) 10:21:57
>>857
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201306240009.html
'13/6/24 中国新聞
JR引き込み線跡の購入検討

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/Tn20130624000902.jpg

 山口県和木町は、国が所有する、コンビナート群とJR大竹駅を連絡していた引き込み線跡地の購入検討を始める。中国財務局山口財務事務所から打診を受けており、前向きに取り組む方針。順調なら来年度中にも売買契約を結びたい考えだ。

 引き込み線は1944年に陸軍燃料廠(しょう)の輸送手段として運行が始まり、戦後も長くコンビナート企業の「動脈」として使われた。しかし、輸送手段の変遷で、三井化学岩国大竹工場が2000年、タンカーの大型化による船舶輸送への移行や鉄道の維持費を理由に廃止したことで役目を終えた。

 11年度までにレールや小瀬川をまたぐ鉄道橋などは順次撤去されている。購入を検討するのは小瀬川以南の延長約1200メートル、幅約6〜18メートルの約1万4500平方メートル。現在は高さ約3メートルの盛り土が跡地として残り、雑草が生い茂っているが、近隣の企業の意向も踏まえながら購入部分は最終的に決める。

 購入後の利用計画は今後詰めていくが、引き込み線で分断されている地区間の連絡道路などにも使えるとみられる。自治会などを通じて町民からも意見を集め、利用案をまとめる方針という。

 町内では引き込み線廃止後、道路拡幅などへの有効活用の要望が上がっていた。1月には町と山口財務事務所で連絡協議会を発足させ、早期売買に向けた協力を確認している。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/Tn20130624000901.jpg
【写真説明】和木町が購入の検討を始める引き込み線。中央部分をS字に延びている

1632荷主研究者:2013/07/21(日) 10:21:06

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130704/201307041009_20383.shtml
2013年07月04日10:09 岐阜新聞
エコデリバリー拠点、全国に拡大へ 西濃運輸と福山通運

 西濃運輸と福山通運は、業務提携を受け進めていた、同じ配達先への荷物を集約して一括配送する「エコデリバリー」の対象拠点を、今月中旬から順次拡大する。5月から段階的に始めていた関東−関西間での成果が出ているためで、全国に拡大することでさらなるコスト減を図る。

 エコデリバリーは、西濃運輸の小牧、岩槻、尼崎支店などと、福山通運の春日井、大宮、阪神支店など配達エリアが近い各5支店で実施。同じ荷受け先への配達を一括で行うもので、サービスを開始した5月以降、平日は1日当たり平均約4.6トンの物量があり、同17社が利用した。業種は主に食品や家電の配送センターだった。

 西濃運輸によると、一括配送による効率化により、両社で月間計約660キロの二酸化炭素を削減。燃料や人件費の削減にもつながった。

 西濃運輸は中部・東名阪地方など、福山通運は中国地方などでの配達網が充実しており、今後は全拠点を対象に立地や物量を考慮しながら、事業の拡大を目指す。

1633荷主研究者:2013/07/21(日) 11:05:28

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/06/26-11801.html
2013年06月26日 化学工業日報
日本ヴォパック 名古屋に2500KLタンク建設

 日本ヴォパックは名古屋事業所(名古屋市港区)で6000キロリットルの燃料系大型タンクをダウンサイジングして、2500キロリットルのケミカルタンクへ建て替えを進めている。ほぼ外観は出来上がっており、検査など経て7月末の稼働を予定している。また同時にこのタンク専用のローリー積場も建設中。同社は過去に主に燃料系タンクヤードとして機能してきた名古屋および門司(北九州市門司区)の大型タンクを、ケミカル品対応の中小規模のタンクに建て替えを計画。このほか「設備の老朽化などに対してメンテナンスを継続的に行い、"売れるタンク"として稼働率アップを図りたい」(秋元豊二郎名古屋事業所長)とする。

1634荷主研究者:2013/07/21(日) 11:19:00

http://cargo-news.co.jp/contents/code/130711_2
2013年7月11日 カーゴニュース 第4200号
JR貨物の金沢支店がダイヤ改正効果で久々の増収を目指す

 JR貨物(田村修二社長)の金沢支店は、ここ数年、取扱い収入の減少が続いていたが、3月のダイヤ改正で金沢貨物ターミナル駅〜隅田川駅を結ぶ列車が定期列車に格上げされたことなどもあり、4〜6月期は久々に前年同期並の水準に落ち着きそうだ。

 北陸では従来、工場内に引き込み線を持った大手荷主が多かったが、ここ4〜5年で製紙、ビール、たばこなどの大手メーカーが相次いで工場を閉鎖、唯一残った製紙メーカーでも円高などの影響で減産が続き、隅田川と結ぶ列車も月曜日〜木曜日までの不定期列車となっていたという。「お客さまからは、週末の金曜日に出荷できないのでは使い勝手が悪いということで、さらに取扱量が落ち込むという悪循環に陥っていた」(金沢支店)というが、新規顧客などからの貨物を寄せ集めることで、2年がかりで定期列車に昇格できたという。

 また、吹田貨物ターミナルの列車仕分け能力を使った輸送も、徐々に浸透し始めており、九州向けの特積トラック事業者の利用も拡大しているという。今後、大手路線トラック向けに「とりあえず20両編成のうちの10両分を使ってもらえるような専用列車を提案していきたい」(同)としているほか、中堅トラック各社に対してもDMなどで利用を呼びかけていくという。

(2013年7月11日号)

1635とはずがたり:2013/07/29(月) 22:31:43

中央新幹線開通後は検討すべきちゃうか。

【社会】
幻の貨物新幹線 本気だった 
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013072990070009.html
2013年7月29日 07時00分
中央に広がる東京貨物ターミナル駅の左側が東海道新幹線車両基地。新幹線基地とコンテナ駅をセットで造るのが旧国鉄の方針だったとされる=東京都品川区八潮で、本社ヘリ「あさづる」から(松崎浩一撮影)
写真

 旧国鉄が東海道新幹線開業前後に検討し、鉄道ファンの間で「幻の計画」として知られる東京−大阪間の貨物新幹線計画の詳細を、当時の担当者で、後に首都圏本部長も務めた元常務理事が本紙に明らかにした。貨物輸送が実現しなかったにもかかわらず国鉄首脳がその理由を明確にしなかったため、新幹線建設に世界銀行(世銀、本部ワシントン)の融資を受ける目的での「見せかけの構想」だったとの指摘も出ていた。だが、元理事は、東京、静岡、名古屋などでの貨物ターミナル用地の買収も済み、工事が始められていた事実を指摘し、「真剣な計画だった」と反論している。
 この元理事はJR九州初代社長の石井幸孝氏(80)。石井氏は、国鉄が一九七〇年に作成した「車両の今後のあり方(ビジョン)」を車両課総括補佐として取りまとめた。ビジョンには、機関車が貨車を引くのでなく、電車方式での新幹線コンテナ特急の詳細な検討図が盛り込まれている。
 六四年に開業した東海道新幹線の建設をめぐっては、政府の国鉄幹線調査会が五八年、東京−大阪を三時間で結ぶ旅客超特急とともに五時間半で走る貨物新幹線を答申。具体的な検討は国鉄の新幹線総局計画審議室などに引き継がれた。
 石井氏によると、国鉄は貨物取扱駅の設計図を作製し、東京都品川区、静岡市葵区、名古屋市中村区、大阪府摂津市の四カ所に用地を買収した。しかし、当初、二千億円弱と見積もられた東海道新幹線の建設費が急激なインフレにより三千八百億円に膨れ上がり、世銀から八千万ドル(当時の換算で二百八十八億円)の融資を受けたものの、貨物輸送を断念させられたという。
 計画断念後、貨物新幹線用地は用途を変更し、現在は在来線貨物駅の東京貨物ターミナルや車両基地などに使われている。摂津市の大阪貨物ターミナルの近くには未完成の高架施設も残っている。
 石井氏は「当時定めた国鉄コンテナの規格も、新幹線コンテナ特急に積み込むことを想定し大きさを決めた」と強調。世銀に融資を求める際に貨物が鉄道輸送の主力である米国の理解を得ようとして見せかけの貨物新幹線計画を盛り込んだ、とする見方を否定した。
 その上で「鉄道輸送はトラックに比べて二酸化炭素排出量が約七分の一、エネルギー消費量も十分の一程度。環境対策のためにも、かつて計画した経験を生かし、全国の新幹線網を利用した貨物輸送を再検討すべきだ」と訴えている。
(東京新聞)

1636荷主研究者:2013/08/03(土) 10:27:35

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130708/bsc1307080801002-n1.htm
2013.7.8 08:00 Fuji Sankei Business i.
鉄道輸送に「擦れ防止カートン」 PET飲料でキリンビバレッジ考案

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/bsc1307080801002-p2.jpg
キリンビバレッジは400キロ以上の中長距離輸送をトラックから鉄道に切り替えている

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/bsc1307080801002-p1.jpg

鉄道輸送の品質確保に一助

 地球環境に与える負荷が比較的低いとされる鉄道輸送。国土交通省によると、同じ貨物を同じ距離運んだ場合、トラック輸送と比べ二酸化炭素(CO2)排出量を6分の1以下に抑えられる。キリンビバレッジが考案した「擦れ防止カートン(段ボール箱)」は、そうした鉄道輸送の品質を高める工夫から誕生した。トラックから鉄道への切り替えを促す一助として物流関係者の注目を集めている。

揺れが生じる区間を究明

 「トラック便なら問題ないのに、貨物列車はカートンの『擦れ』が多い。どうにかならないか」。5年ほど前、キリンの物流部門からこんな悲鳴が上がった。鉄道コンテナに積み込んだ大型ペットボトル(1.5〜2リットル)飲料のカートンが輸送中にこすれ合い、箱の損傷や印刷の汚れが頻発していたのだ。

 カートンは商品の保護材であると同時に、顧客からは商品の一部としてみられる。中身に問題がなくても、ひどく傷んだ場合は納入を拒否されることが多い。その場合は出荷先で新しいカートンに詰め直さざるを得ず、必然的に輸送コストの増加を招く。

 キリンは環境保護への取り組みの一環として、400キロ以上の長距離輸送はトラックから鉄道への切り替えを進めていたこともあって、頭の痛い問題だった。

 その原因究明と課題解決に取り組んだのは2009年秋。任されたのは生産本部技術部の吉井孝平主任。同社きっての鉄道ファンで「発生メカニズムを徹底解明するため、貨物列車への同乗も行った」と振り返る。

 同社の大型ペットボトル飲料工場は、湘南(神奈川)、御殿場(静岡)、松本(長野)、彦根(滋賀)の4カ所。カートンの「擦れ」が特に頻発していたのは、湘南工場が輸送に使う神奈川・平塚から札幌のターミナルまで運ぶ貨物列車だったが、調べた結果、盛岡までは異状がないことが判明した。

 そこで、吉井氏は「青函トンネルの前後に原因が潜んでいる」と推測。同乗調査で、本州側の津軽線と北海道側の江差線は単線区間のため分岐ポイントが多く、計50カ所以上で横揺れなどの振動に見舞われることが分かった。五稜郭駅で確かめると、やはり30%以上のカートンに擦れが生じていた。

再現実験でデータ収集

 原因究明の次は課題解決だ。輸送用パレットにセンサーを取り付けて列車に積み、擦れが生じる際の加速度や周波数を計測。集めたデータをもとに社内研究所で再現実験を行い、有効な防止策を立てるためだ。その結果、最終的に採用したのは箱そのものに施す2つの工夫だった。

 まず、擦れが生じやすいカートン側面の上下部分に滑り止めニスを塗布した。また、その部分には何も印刷せず、たとえ擦れても目立たないデザインに変えた。すると擦れの発生は0%。ニスは缶ビールのカートンに使う既存品なので、追加コストはほとんどかからない。こうして「擦れ防止カートン」が誕生した。取り組み開始から約1年後の10年夏、従来品からの切り替えが正式に決まった。

 吉井氏は今月19日、メーカーや物流業界関係者を集めた勉強会に講師として招かれることになった。包装業界の機関誌に「擦れ防止カートン」が紹介されたことが契機となり、貨物利用の増加を目指す鉄道関連団体が企画した。吉井氏は「長距離輸送の品質確保はメーカーにとって大きな課題。われわれの努力の結果が活用されることで、環境保全に少しでも役立てば」と期待する。(山澤義徳)

1637荷主研究者:2013/08/03(土) 10:39:00

環境にやさしい「鉄道コンテナ輸送」による宅急便のモーダルシフト25周年を記念し、
ネコロジーデザインのコンテナを導入 平成25年7月17日
http://www.yamato-hd.co.jp/news/h25/h25_29_01news.html

ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山内 雅喜、以下ヤマト運輸)は、宅急便などの輸送に利用する鉄道コンテナについて、新デザインを導入することをお知らせします。



1.背景

ヤマト運輸では、宅急便開始以前の昭和25(1950)年から「通運事業」を開始し、トラックと鉄道を組み合わせた貨物輸送を60年以上実施しています。また、昭和51(1976)年にスタートした宅急便の中長距離の幹線輸送はトラックを中心に行っていましたが、昭和63(1988)年から一部で鉄道を利用するなど、業界内でも先駆的にモーダルシフトを進めてきました。

このたび、宅急便の鉄道コンテナ輸送25年の節目を記念するとともに、これからもモーダルシフトの推進を通じてお客様と一緒に環境にやさしい物流を実現していきたいという想いを込めて、“ヤマトブランド”の新たな鉄道コンテナを作成いたしました。


2.宅急便の「鉄道コンテナ輸送」の概要・特長

・環境にやさしい輸送手段
鉄道はトラックに比べてエネルギー効率が高いため、CO2排出量を大幅に削減することが可能です。

・「31フィート級コンテナ」を鉄道コンテナ輸送で初めて導入
鉄道コンテナ輸送の主流は12フィートコンテナですが、ヤマト運輸は宅急便のモーダルシフト開始時に鉄道コンテナ輸送で初めて31フィート級コンテナを導入しました。大型トラックの輸送力をそのままコンテナに置き換えられるため、宅急便の幹線輸送で使用しているロールボックスパレットを同様に積み込むことができ、モーダルシフトの推進に大きな効果を発揮しています。

・開始から25年、取扱量は10年前の1.8倍に
昭和63年(1988)年の鉄道利用開始から25年の長い歴史を持っています。平成24(2012)年度は26区間で実施、取扱量は約498,500t(大型トラック換算約60,000台分)と10年前の平成14(2002)年度と比べ1.8倍に増え、CO2排出量削減に貢献しています。

1638荷主研究者:2013/08/03(土) 10:41:31

http://cargo-news.co.jp/contents/code/130718_3
2013年7月18日 カーゴニュース 第4202号
「調達部門とロールスロイス」JR貨物の経営課題とは…

 JR貨物の石田忠正会長が就任会見(前号で詳報)で語った言葉の中で印象的だったのが「調達部門もないし、そういったところにメスを入れなければならない」という発言だった。思い出したのが同社2代目社長の棚橋泰氏が在任中に何回も語っていた「鉄の塊のコンテナ貨車が、どうしてロールスロイスの倍以上するんだ。さらに機関車はその10倍だ。どうにかならないのか」という言葉。

 JR貨物が最初に経営危機に陥った時、運輸省(当時)は棚橋泰鉄建公団総裁を社長として送り込んだ。その棚橋社長が「どうしてもおかしい」と問題視しながら改善できなかったとこぼしていた案件が調達費用。価格は機関車が2〜3億円、コンテナ貨車は2000万円もするわけで「鉄の塊のコンテナ貨車が、どうしてロールスロイスより…」という言葉もうなずける。担当者に聞いてみると「狭軌サイズの機関車と貨車という世界的に見れば特殊な仕様だけに、メーカーサイドも量産効果がないぶん価格が下がらない」というが、その結果、JR貨物の減価償却費は高い水準のまま推移している。10年前の04年度の減価償却費は163億円(営業費用1582億円)だったが、これが10年度には200億円(同1499億円)に達し、12年度は若干下がったものの190億円(1461億円)となっている。減価償却費は投資を抑えた効果の出始めた11年度から若干下がってきたが、それまではずっと増加をし続け、営業費に占める割合は10%から13%へと3ポイント以上も増加している。

 13年4月現在、JR貨物は652両の機関車と7779両のコンテナ貨車を保有しており、JR貨物となってからは機関車で約346両、コンテナ貨車で5785両を新製した。現在、作業体制を見直し中だというが、コンテナ貨車などは「点検・整備に時間がかかりすぎるために、保有車両が多すぎる」という議論もあると言われており、高いコストの車両を過剰気味に入れていたという可能性もなくはない。国鉄時代には蛍光灯などもJISではなく国鉄独自のJRS規格を使うなどして調達費がかさんでいたが、JR貨物でも外部の役員が入るようになった取締役会で「東京電力では調達費一律3割カットを下請けなどに通達しているのに、なぜそうしたことができないのか」という議論もようやくなされるようになってきた。

 「超えるべきバーであるコストをなにがなんでも下げなければならない」という石田会長にとって、調達問題は大きなチャレンジとなりそうだ。

(2013年7月18日号)

1639荷主研究者:2013/08/03(土) 12:29:16

http://cargo-news.co.jp/contents/code/130725_1
2013年7月25日 カーゴニュース 第4204号
「こんなコンテナ積載率で儲かっている会社はない」=JR貨物石田会長

 JR貨物(田村修二社長)は19日、本社内で「JR貨物グループ社長会議」を開催した。当日は45社のグループ会社トップが一堂に会し、JR貨物の経営の現状などについて説明を受けるとともに、意見交換した。

 冒頭、6月末に就任した石田忠正会長が挨拶に立ち、「初めてグループ会社のトップの皆さんとお会いするが、現場に立脚した仕事を行っていることを力強く思う」とした上で、安全の重要性について強調。その上で、「本業である鉄道事業が赤字のままでは十分な安全対策も打てず、悪い循環に陥ってしまう。利益を生み出すことで初めて人や機器に投資することができる。そのためにも収支が最も大事だ。本業での赤字はいつまでも許されるものではない」と述べた。また、「コンテナの平均積載率が平日で7割、土日は4割台だと聞いている。つまり、残りは空気を運んでいるということだ。こんな状態で儲けを出している会社はどこにもないし、これで仕事をやっているとは言えない。(かつて在籍していた船会社では)トップから現場に至るまで、毎日のコンテナ積載率とカレンダーを睨めっこしながら必死にやっていた。鉄道貨物輸送のポテンシャルは高いのだから、全員参加の営業で収入拡大に努めて欲しい」と厳しい口調で奮起を求めていた。

 続いて田村社長が挨拶し、「『本業である鉄道事業の黒字化を目指す』というメッセージが浸透し切っていないことに、私自身も反省している。全体が黒字であればいいという、従来からの惰性で考えているのではないか」と述べるとともに、コストダウンに向けた労働組合との交渉などに言及した。さらに、グループ戦略について「総合物流業への脱皮を唱えて20数年が経ったが、いささか空念仏に終わっている」としたほか、JR貨物グループが置かれた現状について「根性を据えて自らが徹底的に取り組まないと、会社自体がどうなってしまうか理解して欲しい」と厳しい認識を強調していた。

 グループ社長会議ではこのほか、グループ会社表彰を行ったほか、リスク管理/安全推進コンサルタントの山上敬央氏を講師に迎え「エラー防止とコミュニケーション 〜クルー・リソース・マネジメントの活用〜」をテーマに講演を聞いた。

(2013年7月25日号)

1641荷主研究者:2013/08/15(木) 00:02:26
>宇部興産は「運転再開のめどが立たない」として代替輸送を検討中
>>1330 で復活の記事を貼ったが、この時は2010年7月〜2011年9月に豪雨による美祢線不通のため「岡見貨物」は1年以上運休した。またも1年以上運休する見込みである・・・。このように輸送が不安定な状態では宇部興産としても鉄道貨物輸送を維持したくなくなるかもしれないな・・・

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201307300070.html
'13/7/30 中国新聞
豪雨で物流や通信に影響

 山口、島根両県が記録的な豪雨に見舞われた28日から29日にかけて、物流や通信など中国地方の企業活動に影響が広がった。被災地に向けた支援も相次いで打ち出されている。

 <被害>

 JR山口線が不通になった影響で、宇部興産(宇部市)は伊佐セメント工場(美祢市)から中国電力三隅火力発電所(浜田市)に、炭酸カルシウムを運べなくなった。貨物列車が運行できないため。

 貨物列車は週5日、発電所の排煙の脱硫に使う炭酸カルシウムを運んでいた。宇部興産は「運転再開のめどが立たない」として代替輸送を検討中。

 山口銀行(下関市)は29日、浸水した萩市の1支店と、1出張所の現金自動預払機(ATM)を臨時休業。NTTドコモ(東京)の第3世代携帯電話サービス「FOMA(フォーマ)」は28日午前から、山口や萩市などで通話やデータ通信ができなくなった。

 <支援>

 NTTドコモは、被災者の6月の携帯電話料金の支払期限を7月末から9月2日に延ばす。災害で携帯電話が壊れたりなくなったりした場合は携帯電話の購入代金を割り引く。ソフトバンクグループ(東京)とKDDI(同)も携帯電話などの支払期限を延ばす。

 NTT西日本(大阪市)は、山口市内の阿東地域交流センター嘉年分館に無料の特設公衆電話を設けた。孤立世帯が出た島根県津和野町は29日、災害や交通の情報を伝えるため、臨時のFM放送局を開いた。

 山口銀行と西京銀行(周南市)は29日、被災した中小企業や個人を支援するため、低利の貸し出しを始めた。西京銀は8月3、4日、萩市の萩支店と山口市のゆめタウン山口出張所に相談窓口を設ける。山陰合同銀行(松江市)と島根銀行(同)も被災者に配慮した対応をする。

1642荷主研究者:2013/08/15(木) 00:16:10

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/07/01-11862.html
2013年07月01日 化学工業日報
築港、名古屋地区で倉庫拠点の分業を推進

 築港は名古屋地区における倉庫拠点間の役割分担を進める。昨年末に完成した名古屋化学品センター(愛知県弥富市)の本格稼働にともない、輸出対応型としての機能を持たせる一方、現在輸出型の九号地倉庫(名古屋市港区)を在庫倉庫として、また中部物流センター(弥富市)を輸入品および内貨の取り扱いを主体とした業務にシフトする。名古屋化学品センターは名古屋港の主要コンテナターミナルに近接、貿易品の扱いに利便性がある。危険物倉庫のほか加温・詰め替えやタンクコンテナ屋外貯蔵所のマルチワークステーション(MWS)も整備。うち屋外貯蔵所は開所当初の40基の保管能力を6月に倍増の80基に拡大した。

1643荷主研究者:2013/08/15(木) 00:24:54

http://cargo-news.co.jp/contents/code/130806_2
2013年8月6日 カーゴニュース 第4207号
JR貨物はロードファクター重視でイールドマネジメント

 7月のJR貨物のコンテナ実績は、6月の1・4%増増と比べると大幅に伸びて5%台となりそう。飲料水や政府米を中心とした農産物の出荷が旺盛になってきたためだが、収入目標にはまだ届いておらず、営業統括部では抜本的な収入拡大を目指してコンテナ列車単位の積載率向上に向けた具体策を検討していくことになりそうだ。

 6月に就任した民間出身の石田忠正会長は「コンテナの平均積載率が平日で7割、土日が4割台と聞いている。つまり、残りは空気を運んでいるということだ。こんな状態で儲けを出している会社はどこにもない。これで仕事をやっているとは言えない。(かつて在籍していた船会社では)トップから現場に至るまで、毎日のコンテナ積載率とカレンダーを睨めっこしながら必死にやっていた」と本業である鉄道事業の黒字転換のために、海運や航空キャリアが行っているイールドマメジメント(キャパシティに制限がある中での歩留まり管理)を強化する方向を示していた。

 現在、積載率のワースト30列車などを抽出しており、今後は思い切った価格政策が打ち出されそうだ。

 実はJR貨物もここ数年、季節ごとに個々の列車では、踏み込んだ割引などが行われていたようだが、割引期間が短期であることなどから、利用者からは継続的には利用しにくい、という声もあがっていたようだ。こうしたことから、改めてロードファクター(積載率)重視の方向で全国の営業部門のスリ合わせなどを行っていくものとみられている。

(2013年8月6日号)

1644荷主研究者:2013/08/17(土) 09:37:42

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120130805ceap.html
2013年08月05日 日刊工業新聞
ヤマトHD、当日配達の拠点「厚木ゲートウェイ」稼働−輸送・加工一体化

 ヤマトホールディングス(HD)は宅急便の当日配達を実現するための物流拠点「厚木ゲートウェイ」が完成し、11日に稼働する。2016年までに関東、中部、関西の3地域にゲートウェイターミナルを設け、大都市間で当日配達の実現を目指す。新拠点はその第1弾となる物流拠点で、最新のマテリアルハンドリング機器を導入。24時間稼働によって発送と到着を同時に仕分け、多頻度の幹線輸送を実現し主要都市間で宅急便を当日中に配達する。

 新拠点の延べ床面積は9万平方メートルで、各地のサプライヤーから集まった製品や部品の物流業務を集約。施設内で同梱作業を行い、配達先ごとにまとめて納品する。そのためヤマトの拠点と顧客間の在庫移動が不要になる。また、組み立てや品質確認などの機能も併せ持つことで、輸送と加工を一体化して物流の効率化や高速化につなげる。

 新拠点では最新の機器を導入して昼間から発着の作業を同時に行う。

1645荷主研究者:2013/08/17(土) 09:40:06

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/484882.html
2013年08/10 06:25 北海道新聞
北海道の雪、鉄路で首都圏へ 冷房用、JR貨物が空コンテナ活用策

約3千トンの雪が残る沼田式雪山センターを視察するJR貨物の関係者ら

 JR貨物(東京)は、道内に貯蔵してある雪を首都圏に運び冷房の冷熱源として提供する、雪輸送の事業化に向けた検討に入った。同社が北海道から本州へ運行する列車の積み荷は、春から秋にかけて減る。この閑散期の空コンテナを活用する考えで、今後、採算性を検証していく。

 道内と本州を結ぶ貨物列車は、道内でジャガイモやタマネギなどの収穫が本格化する秋以降、本州行き積み荷が圧倒的に多くなる。半面、本州行き荷物が減る春から秋は、空コンテナが増加。関係者によると、5〜7月ごろは空きコンテナ率が3割程度に達する傾向があるといい、貨物量の平準化が課題だった。

 さらに2011年の東日本大震災以降、省エネの機運が高まったこともあり、冷熱源としての雪に着目した。

 9日には、同社関係者ら15人ほどが空知管内沼田町で、貯蔵した雪を冷房や農作物保管用に一般販売している沼田式雪山センターなどを視察した。<北海道新聞8月10日朝刊掲載>

1647クラッチ:2013/08/17(土) 16:48:44
はじめまして。
いつも拝見しております。

以前、荷主研究者様に紹介していただいたブログ
の管理人です。昨日、東北自動車道を走っていた
ところ、安代JCT近くで、東北東ソー化学の液化
塩素タンクコンテナを積んだトレーラーとすれ違い
ました。三菱製紙の八戸工場が着荷主かと思い
つつも、無塩素化の流れの中で疑心暗鬼でしたが、
やはり八戸工場は着荷主ではないようです。

結論が出ない書き込みで申し訳ありませんが
取り急ぎご報告させていただきます。

1648荷主研究者:2013/08/18(日) 23:14:53
>>1647
クラッチ様

初めまして。書き込みありがとうございます!!
当方の掲示板で以前にクラッチ様のブログの情報を勝手に転載してしまいまして、申し訳ありませんでした。

クラッチ様のブログの更新を毎日、楽しみにしています。
全国各地の鉄道貨物スポットに精力的に行かれてらっしゃるようで、本当に頭が下がります。
貴重な荷主情報の数々は、私の研究に素晴らしい刺激を与えて下さるものなので、今後も参考にさせて戴きたくお願い致します。
(拙webサイト「日本の鉄道貨物輸送と物流」は最近あまり更新ができていないのですが…)

ところで、安代Jct近くで東北東ソー化学㈱の液化塩素専用タンクコンテナを目撃されたのですか!
トレーラーは八戸方面に向かっていたのでしょうか?
普通に考えると三菱製紙㈱八戸工場が着荷主かと私も思いますが、仰る通り無塩素化ということを考えると別の荷主かもしれませんよね。
例えば八戸にはコープケミカル㈱があったりしますので、化学メーカー向けの輸送でしょうか?

それと気になるのは安代Jct近くで目撃されたということは、酒田港から鉄道ではなくてトレーラー輸送されてきた可能性があるということでしょうか。
運用されることが少ないらしい東北東ソー化学の液化塩素タンクコンテナの輸送実態の解明は、個人的にとても興味があります!

これからも是非この掲示板をご活用下さい。
今後とも宜しくお願い致します。

1649荷主研究者:2013/08/25(日) 13:25:03

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/486527.html
2013年08/20 06:50 北海道新聞
足止めコンテナ3日間で1900個 北海道・JR函館線運休 野菜劣化懸念

貨物列車の運休で多くのコンテナが滞留した札幌貨物ターミナル駅

 貨物列車脱線などで運休が続いていたJR函館線は19日夕、2日半ぶりに運行を再開したが、本州と北海道を結ぶ大動脈がストップしたことで物流にも爪痕が残った。約1900個もの貨物コンテナが道内に一時足止めされたほか、貨物列車のダイヤの乱れも続く。荷物の行き来が正常化するのは21日以降となる見通しだ。

 JR貨物によると、17〜19の3日間で貨物列車70本が運休。道内の8駅で計10本、東北地方の駅で計12本の貨物列車が長時間の待機を余儀なくされ、19日夕から順次運行を再開した。

 日本通運札幌支店によると、同支店が扱った荷物では、出荷最盛期を迎えた道内産の野菜などを運ぶためのコンテナ約300個が札幌貨物ターミナル駅(札幌市白石区)などに足止めされた。

 ホクレンによると、17日に渡島管内八雲町内で脱線した貨物列車には砂糖やでんぷん、大根、カボチャなど10品目が入ったコンテナ28個が積まれていた。本州向けの農作物輸送はJR貨物が約4割を占める。足止めされたコンテナ内では冷蔵用のドライアイスがなくなり品質が劣化した野菜もあるとみられる。<北海道新聞8月20日朝刊掲載>

1650荷主研究者:2013/08/25(日) 13:25:24

http://mainichi.jp/select/news/20130821k0000m040166000c.html
毎日新聞 2013年08月21日 02時29分(最終更新 08月21日 03時23分)
JR貨物:函館線不通 農作物・雑誌に遅延…深刻な北海道

雑誌の発売が遅れることを知らせる張り紙==札幌市中央区の書店で2013年8月20日午後5時5分、平野美紀撮影

 北海道のJR函館線で起きた貨物列車の脱線事故で、JR貨物のダイヤの回復は21日にずれ込む見込みだ。函館線は道内と本州を結ぶ大動脈だけに、道内から出荷される農産物や、東京から届く雑誌類の物流が正常化するにはさらに数日かかるという。

 JR貨物によると、青函トンネルを通過する貨物列車は1日40本。函館線が不通となった17?19日、北海道と本州を結ぶ貨物列車は計70本が運休した。20日も最大66時間遅れで札幌に到着するなどダイヤは終日乱れた。

 ホクレンによると、17日に脱線した貨物列車には、砂糖やカボチャ、ダイコンなどが積み込まれていた。これらを含め農作物を積んだ100個以上のコンテナが足止めされた。JR貨物とホクレンは一部の生鮮品をフェリーに振り替えて輸送したが、到着は遅れる見通し。ホクレンは「鮮度が落ちて市場で価格が下がる恐れもある。コンテナに積み込むのを見合わせている農作物を含めれば、さらに被害は大きくなる」と懸念する。

 出版取次最大手の日販北海道支店によると、道内で20日発売予定だった週刊誌などはフェリーで運んでおり、21日発売となる。21日に発売予定だった雑誌は貨物列車に載せたが、到着の遅れなどで店頭に並ぶのは22日になるという。

 JR貨物北海道支社は「全ての貨物の遅れを取り戻すには24日ごろまでかかる」としている。【高橋克哉】

1652荷主研究者:2013/08/25(日) 13:50:37
専用線が放置されるなど独特な雰囲気の田浦駅界隈だが、米軍使用地の一部返還で再開発でもされるのかな…。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1308210001/
2013年8月21日 神奈川新聞
吾妻倉庫地区、米軍使用地一部返還へ/横須賀

 在日米海軍が貯油、送油施設として使用する「吾妻倉庫地区」(横須賀市箱崎町、田浦港町)の一部返還を予告してきた、と防衛省南関東防衛局が20日、横須賀市に報告した。今後、日米合同委員会で返還が合意される見通し。

 旧日本海軍が燃料、弾薬貯蔵所として使用していた同地区は1945年9月、米軍に接収された国有地(約81・48ヘクタール)。以後、日米地位協定に基づき、在日米海軍横須賀補給センターの管理運用の下、航空機、艦船燃料など主に貯油施設として使われてきた。59年、89年に地区内の一部が返還された。市道もできたが、その後は具体的な進展がなかった。

 市によると、米軍側が計画している返還予定地(1・3ヘクタール)は、日米で共同使用する一般市道や公道脇に沿って伸びる軌道(約3キロ)などの一部。米軍が燃料輸送のため使用してきた鉄道はタンクローリーでの輸送に変更されたため、軌道は15年ほど前から放置されてきた。周辺道路の老朽化で交通事故が多発したことなども受け、昨年5月に吉田雄人市長は南関東防衛局に同地区の一部返還を要望していた。

 吉田市長は「米軍に提供している施設、区域が返還されるのは約四半世紀ぶりで、在日米海軍と本市との間で築いてきた関係と、お互いの理解がもたらした象徴的な結果と受け止めている」とコメントした。

1653荷主研究者:2013/08/25(日) 13:53:03

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/486523.html
2013年08/20 06:20 北海道新聞
タマネギ列車今季初運行 コンテナ29個、北海道・北見出発

ライトを点灯してJR北見駅を出発するタマネギ列車=19日午後6時40分

 【北見】北見地域で取れたタマネギなどを輸送するJR貨物(東京)の臨時貨物列車(通称・タマネギ列車)の今季第1便が19日夜、旭川に向けJR北見駅を出発した。一時廃止が検討されたが、来春までの運行は決まっており、地元自治体は存続を求めている。

 この日は北見地域が生産量日本一を誇るタマネギのほか、砂糖、ジャガイモをコンテナ29個に積載。旭川到着後は札幌や本州に出荷する。

 かつて1日3往復だったタマネギ列車は2010年度に2往復、11年度に1往復に減便。JR貨物は、機関車の老朽化や採算性から当初12年春での廃止を検討していたが、地元の要望で2年間継続することを決めていた。<北海道新聞8月20日朝刊掲載>

1654クラッチ:2013/08/25(日) 21:17:29
お世話になります。

液化塩素タンクコンテナの件ですが、目撃したのは
午前7時過ぎで、トレーラーは八戸方面へ向かって
行きました。六原の東北ハイテクペーパーから八戸
へ向かっていた、とも考えられます。

今春、酒田港駅や東北東ソー化学構内で当該コンテナを
目撃していますが、秋田貨物〜八戸貨物間専用の文字
は残っていましたので、全区間トレーラーということは
ないと思います。

1655荷主研究者:2013/08/26(月) 01:50:59
>>1654
こんばんは。お返事ありがとうございます!!

なるほど、六原の北上ハイテクペーパー㈱の可能性もありそうですよね。東北東ソー化学㈱から六原向け液化塩素のタンク車輸送は末期まで残っていましたよね〜。タンクコンテナに運用区間の表記がしっかりと残っているのも嬉しい情報です!
ただ六原だと盛岡(タ)駅を利用する方が便利な気もしますよね。タンクコンテナは意外と長距離のドレージ輸送したりするので、八戸貨物から六原までトレーラー輸送することもあり得るのかもしれませんが…。

ところで北上と言えば、以前に >>868 のような貨物駅設置構想がありましたが、その後、進捗は無いようですね。六原駅がORS化されてしまったことですし、尚更北上付近に貨物駅があると便利な気がします。
JR貨物は経営体力に乏しいので、独力で貨物駅の新設をすることは難しそうですけど…。
ただ個人的には、液化塩素のタンクコンテナも北沼や六原でコキに載ったまま専用線扱いしてくれるのが最も嬉しいのですが(笑)。

ともかく北上貨物駅実現はトヨタに依るところが大きいのでしょうねぇ。
今後トヨタとしては、自動車部品の東北地方内での供給体制構築を目指していくでしょうから、そうなると今のように2往復分の専用列車の需要は無くなるかもしれませんし、一方でハイブリッド車の生産台数増加に伴い更なる部品輸送の需要が発生するかもしれません。

調べてみたところ、こんな協議会↓も発足しているみたいです。
「きたかみ新貨物駅設置促進協議会」
http://www.kitakami-shinkamotsu.jp/

1656荷主研究者:2013/09/01(日) 16:12:00
昨年8月に豊橋ORSで目撃した日本通運㈱所有のUM16A形式。多数留置されていたけど、東京製鉄向けの輸送だったのか〜!

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820130829cbac.html
2013年08月29日 日刊工業新聞
東京製鉄、鋼板輸送を鉄道シフト−まず東北向け2割

 東京製鉄は鋼板(カットシート)の東北向け輸送量の約20%を鉄道輸送に切り替えた。モーダルシフトの推進でCO2排出量削減のほか、輸送コストも従来比で10%強削減した。

 鉄道輸送は田原工場(愛知県田原市)で製造した鋼板を特殊コンテナに積載。トレーラーでコンテナを近隣の駅まで陸送し、貨物鉄道で顧客の最寄り駅まで配送。駅でトレーラーに積み直し顧客先に届ける。コンテナ積載重量は10トン。6月から福島県を除く東北5県で運用を始めた。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/130829ts01.jpg
鉄道輸送では毎週出荷するため小ロット対応が可能に

 輸送法の切り替えで出荷頻度が向上した。これまで内航船で中継地に送り、中継地からトレーラーで届けていた。中継地の仙台港への出荷は月1回。だが鉄道輸送では毎週出荷するため納期が短縮、小ロット対応が可能になった。

 東北向けの配送では中継地から長距離の顧客も多く、「高コストで頭が痛かった」(東京製鉄の西村康紀販売部長)。このため東京製鉄と日本通運が組み、約2年かけ検討してきた。

1657とはずがたり:2013/09/02(月) 18:05:37

ヤマト運輸協力会社運転手、宅配便など海に投棄
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130902-567-OYT1T00562.html
読売新聞2013年9月2日(月)13:33

 ヤマト運輸(東京)の愛知主管支店(愛知県長久手市)が契約している協力会社の40歳代の運転手が、間違って車に積み込んだ宅配便75個とメール便約50通を海に捨てていたことが同社への取材で分かった。

 ヤマト運輸によると、この運転手は8月15日夜、愛知主管支店で富山行きの荷物を積み込んだ際、誤って大阪行きの荷物も積み込んだ。16日未明に富山に到着後、ミスに気づき、次の仕事先の新潟に向かう途中、国道沿いの日本海に投棄したという。

 大阪行きの荷物の行方が分からなくなったことを受け、同社が調査したところ、27日、運転手が投棄を認めた。運転手は「所属会社に叱られると思った」と話しているという。

 ヤマト運輸は荷主に謝罪しているが、一部のメール便は荷主が分からなくなっており、同社は「心当たりがあればサービスセンターに連絡してほしい」と呼びかけている。

1658とはずがたり:2013/09/20(金) 22:01:44

ジャガイモ積んだ貨物列車、JR函館線で脱線
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130919-567-OYT1T01005.html
読売新聞2013年9月19日(木)23:44

 19日午後6時5分頃、北海道七飯町のJR函館線大沼駅付近で貨物列車(18両編成)が脱線した。JR貨物などによると、運転士1人が乗っていたが、けがはなかった。

 JR北海道などによると、脱線したのは、帯広発熊谷貨物ターミナル(埼玉県)行き貨物列車の5〜8両目の貨車。列車は、後続列車に追い越されるため、大沼駅のホームに接していない「副本線」で待機し、その後、本線に戻って約180メートル進んだ場所で脱線した。近くには、レールを切り替えるポイントがあり、国の運輸安全委員会はポイントで何らかのトラブルがあったとみて調べる。脱線した列車にはジャガイモが積まれていた。

 JR北海道管内では、8月17日に八雲町の函館線八雲―山越間で貨物列車の脱線事故が起きている。

1659とはずがたり:2013/09/23(月) 11:51:52
豆満江の開発とは別?
中露の輸出基地として開発が進む羅津だが,日本から欧州への輸出入にシベリア鉄道使うって程の有利性はないかな?海に接してない吉林省辺りの中国東北部は兎も角,ロシア産石炭ならウラジボストークなりナホトカなりからで良さそうなものなのになんか経済的利点あるんかいね?

ロ朝鉄道 思惑乗せ走る 直接乗り入れ工事完了 中国にらみ物流強化 他
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1117295937/5131

1660荷主研究者:2013/09/29(日) 23:14:42

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1309050004/
2013年9月5日 神奈川新聞
大型物流拠点が誕生:国内最大級の大型物流施設「ロジポート相模原」、交通利便性高く/神奈川

完成した大型物流施設「ロジポート相模原」の倉庫=相模原市中央区田名

 国内最大級の大型物流施設「ロジポート相模原」(相模原市中央区田名)が完成し4日、報道関係者に公開された。ラサール不動産投資顧問(東京都千代田区)と三菱地所(同)が圏央道(さがみ縦貫道路)の開通をにらみ、共同で開発を進めており、同日からテナントの入居が始まった。

 物流施設は5階建て、延べ床面積約21万平方メートルで、東京ドーム約4・5個分の広さ。複数テナントが分割利用できる汎用(はんよう)性が高いマルチテナント型施設で、大手の物流業務企業やデジタル機器メーカーなどの入居が内定しており、現段階で賃貸面積の約6割が埋まった。

 3月末に開通した相模原愛川インターチェンジ(IC)まで約4キロで、本年度中に高尾山ICまで開通する予定の圏央道で東名高速道路や中央自動車道、関越自動車道につながる交通利便性の高さが大きな利点。内陸で地盤が強固なため災害リスクも低いという。建物はさらに地震の揺れを吸収する免震構造にした。

 ラサールの中嶋康雄社長は「圏央道を利用していろいろなところへアクセスできる。各企業の事業継続計画(BCP)上も震災に対する備えは大きい」と立地の良さを強調、1年半後の満室稼働を目指すとしている。

 両社は10月から、大型物流施設「(仮称)ロジポート橋本」(相模原市緑区大山町)の開発に着手する予定。

1661荷主研究者:2013/10/06(日) 12:34:01

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120130910caax.html
2013年09月10日 日刊工業新聞
鴻池運輸、業務提携で新規開拓−ファッション物流

 鴻池運輸は2014年度末までに衣料品などファッション物流の強化を狙いに、流通加工企業やアパレル系の運送業者と業務提携する。

 神奈川県厚木市に設けた物流拠点「厚木流通センター」を基幹拠点とし、提携先の顧客獲得や海外工場から店舗までの一貫物流の拡充、アパレル業界への営業強化などを図る。これにより同センター関連の売上高を14年度に13年度予想比15億円増の21億5000万円、17年度に51億5000万円とする。

 提携先は2社を想定する。1社は縫製検品や値札付け、ミシンがけ、商品補修など流通加工を手がける企業。厚木流通センターは流通加工機能を備えており提携企業との関係を深めることにより、顧客を紹介し合い新規顧客の獲得や業務の拡充を図る。

1662荷主研究者:2013/10/06(日) 12:35:26

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120130912caam.html
2013年09月12日 日刊工業新聞
ヤマトHD、羽田の大型施設稼働−24時間、陸海空輸送に対応

 ヤマトホールディングスは11日、羽田空港に隣接する大型物流ターミナル「羽田クロノゲート」が20日に完成すると発表した。新拠点は羽田空港のほか、東京港やJR貨物のコンテナターミナルにも隣接し、陸海空の輸送に対応していく。最新のマテリアルハンドリング機器を導入し、24時間稼働によって「止めない物流」を実現。通関や医療機器の洗浄などの付加価値サービスも提供する。

 羽田クロノゲートは地上8階建てで、敷地面積約9万8900平方メートル、延べ床面積約19万8000平方メートル。グループ各社の輸送機能と通関機能を合わせることで、医療機器の洗浄やメンテナンスや修理サービス、オンデマンドの印刷・封入によるダイレクトメールのサービスなどを提供。航空便の輸送と組み合わせたリードタイムの短縮化も可能になる。 国内外のサプライヤーから調達する製品や部品の梱包・配達、組み立てや修理、品質確認などのサービスにも対応できる。

1664荷主研究者:2013/10/16(水) 23:52:57

http://www.jomo-news.co.jp/ns/2913802943386776/news.html
2013年9月28日(土)AM07:00 上毛新聞
物流実態解明へ調査  主要道路開通で県

 北関東道の全線開通をはじめ、本県を取り巻く広域圏の道路整備が大幅に進展していることを受けて、県は10月から国土交通省や東京都と連携した大規模な物流調査に乗りだす。県内の6700事業所を含む関東の12万事業所を対象に、輸送する物資の種類や量、送り先などを調べ、物流の実態を解明。新たな流通団地造成や道路整備などに活用し、効率的に自動車と物資が流れる街づくりを進める。

 同省が主導する「東京都市圏物資流動調査」の一環。本年度に実施する調査は、各事業所を対象とする「事業所機能調査」と、会社単位で行う「企業意向調査」の2種類。

 機能調査では事業所の規模や従業員数、搬出入している荷物の種類や量、取引先など物流の基礎的なデータを収集する。意向調査は県内2300社を含む関東の8万社を対象に、拠点の新設や廃止予定、営業上の問題点などより深い経営実態について情報を集める。

 県内では来年9月に東毛広域幹線道路、16年度に上武道路がともに全線開通の見込みとなるなど、県内の主要道路が相次いで完成する。基幹道路の整備に伴い、今後、各社が物流網再編に着手することが予想されるため、県が先行して企業の動向を調べ、ニーズに応じた対策を取る。

1666荷主研究者:2013/10/20(日) 12:18:35

http://yamagata-np.jp/news/201310/03/kj_2013100300058.php
2013年10月03日10:55 山形新聞
第一貨物、久留米運送とトラック相互使用 東北―九州間の輸送効率化

 第一貨物(山形市、武藤幸規社長)は、九州を拠点とする久留米運送(福岡県久留米市)と、事業用トラックを相互使用することで東北―九州間輸送を効率化する事業を始めた。山形から九州への荷物の場合、従来は第一貨物が大阪まで運び、荷物を久留米運送のトラックに積み替えて九州に運んでいたが、第一貨物のトラックをそのまま久留米運送のドライバーが運転して運ぶ仕組みを構築した。

 最大で半日程度、輸送時間を短縮できる上、積み替えが不要になることでドライバーや荷物への負担も小さくなる。9月30日に第一貨物天童支店、久留米運送大分支店をそれぞれ出発したトラックから開始。10月1日午前に大阪府内のターミナルで車両を交換した。当面は1日1便の運行で、状況を確認しながら1日2便への増便を計画している。

 両社は、トナミ運輸(富山県高岡市)を加えた3社で合弁による「ジャパン・トランズ・ライン」(東京都)を設立し、関東―関西間の輸送効率化を進めてきた。その取り組みの中から今回の事業が生まれた。

1667荷主研究者:2013/10/20(日) 12:18:58

http://cargo-news.co.jp/contents/code/131008_1
2013年10月8日 カーゴニュース 第4223号
シェークハンド運行、鉄道コンテナ化で共同化拡大=トナミ/第一/久留米

 トナミ運輸、第一貨物、久留米運送の3社は、昨年9月から合弁会社「ジャパン・トランズ・ライン(JTL)」を設立し、関東〜関西間の幹線運行の一部を共同化しているが、このほど、九州向け直行便についても3社による共同化を拡大した。第一貨物と久留米運送が、東北〜九州間の貨物を対象に北大阪トラックターミナル(大阪府茨木市)を拠点としたシェークハンド運行を開始したほか、トナミ運輸と久留米運送の間では、富山向け福岡行きの連絡運行便をJRコンテナによるワンウェイ輸送に切り替えている。

 第一貨物/久留米運送のシェークハンド運行は1日からスタートした。第一貨物・天童支店(山形)及び久留米運送・大分支店からそれぞれ車両が出発し、北大阪トラックターミナルに到着後、相互の車両を交換、福岡経由大分及び山形に向け運送する。これにより、運転乗務員の労働時間の改善による効率化や輸送品質の向上を図る。当初は、大型トラック各1便による毎日運行体制でスタートしたが、今後は運行便の状況を見ながら2便体制に増強していくことを計画している。

 一方、トナミ運輸/久留米運送のJRコンテナへのモーダルシフトは7月からデイリーで開始した。トナミ運輸・中央支店(富山県)から久留米運送・飯塚店(福岡県)向けの輸送をトラックからJRコンテナのワンウェイ輸送に切り替えたもので、輸送量は5tコンテナ2個(約10t程度)。従来、同区間ではトナミの運行車が輸送していたが、帰り荷(九州→北陸)の確保が難しかったことから、ワンウェイ・コンテナ化を図ったもの。

 3社は今後も輸送の往復バランス改善について継続して検討していく。また、部分的な施設面の共有化や共同配達も試行的に開始しており、さらなる規模の効果の拡大を目指していく。

(2013年10月8日号)

1668荷主研究者:2013/10/20(日) 13:21:06

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/09/02-12685.html
2013年09月02日 化学工業日報
日本コンセプト、ISOコンテナ利用液体貨物輸送の国際戦略加速

 化学品をはじめとした液体貨物をISOタンクコンテナを利用して国際複合一貫輸送する日本コンセプト(本社・東京都千代田区、松元孝義社長)は、グローバルネットワークを駆使した成長戦略を一段と加速する。今年2月に中部地区に支店・営業所を開設したのに続き、神戸支店(兵庫県)を拡張し、9月から新設備が本格稼働。関西および四国地域で需要の拡大に対応可能な体制を整えた。海外では欧州、中東、アジアなどすでに進出しているエリアの深耕・拡大を図るとともに、2012年にヒューストンに設立した現地法人を基点に北米市場、中南米市場および太平洋、大西洋航路を開拓していく。

1670とはずがたり:2013/10/25(金) 20:04:36

品質のヤマトがこれではあかんね。クール便の値上げしてでも品質維持すべきか。

扉開けっ放し・箱は常温で置きっぱなし クール宅急便
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/TKY201310240729.html
朝日新聞2013年10月25日(金)05:00

 保冷用コンテナは開けっ放し、「冷凍」や「冷蔵」のシールが付いた箱は常温で置きっぱなし――。朝日新聞が入手した動画には、ヤマト運輸のクール宅急便が、一部の営業所で常温のまま仕分けられていた様子が映っていた。ヤマト関係者は「猛暑が続いた今年の夏も外気と同じ環境で仕分けていた」と証言し、食の安全上からも問題視する。

 動画は9月に東京都内の複数の営業所で撮影されたという。いずれも高さ1・7メートルの保冷用コンテナが5〜10本ほど映っているが、閉じた状態のものは映っていない。仕分けに当たる作業員が数人いるが、誰も扉を閉めようとしない。

 床などに「冷凍」や「冷蔵」と書かれたシールが貼られた荷物が置きっぱなしの様子も映る。動画を撮ったヤマト関係者によると、このコンテナは5分で仕分ける決まりだが、「そんなの無理だし、自分が知る限り、いちいち開閉する作業員は皆無」と言う。

 ヤマトが1987年に業界で最初に始めたクール宅急便。物流業界の同業他社も相次いで参入し、成長が続く。その中でも圧倒的なシェアを誇るヤマトは、2000年代から需要が伸びている中国でもクールを展開し、今も「ドル箱」(同社元幹部)の一つという。

 だが、クール宅急便をめぐっては11年12月下旬、兵庫県尼崎市の西大阪主管支店で常温で運んでいた事実が発覚。ヤマトは当時、寒波による交通渋滞などで配送に乱れが生じ、冷蔵設備のある車両を確保できなかったためと説明していた。

1671とはずがたり:2013/10/25(金) 20:05:18

クール宅急便、200カ所で常温仕分け ヤマト運輸
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/TKY201310250397.html
朝日新聞2013年10月25日(金)19:47

 ヤマト運輸の複数の営業所が「クール宅急便」の荷物を常温で仕分けていた問題で、同社は25日に都内で記者会見を開き、全国の営業所の5%に当たる約200カ所で温度管理のルールを守っていなかったことを明らかにした。森日出男常務執行役員は「二度とこのような事態を招かないよう品質向上と信頼回復に努める」と述べ、謝罪した。

 朝日新聞の報道を受け、ヤマトが25日に全国の営業所に緊急の聞き取り調査をしてわかったという。

 同社は1本の保冷用コンテナの荷物を5分で仕分けるとともに、荷物を取り出す際は外気に触れる時間を30秒以内にするという手順を定めている。聞き取りでは、この時間を超えて荷物を常温の状態にさらすなどの実態がわかったという。

 ただ、同社は各営業所で具体的にどんなルールの逸脱があったかなどについては、「詳細を調査中」と述べるにとどめた。

 今後、さらに精度の高い調査を進め、11月中に抜本的な対策を公表する。

1718荷主研究者:2013/10/27(日) 14:01:15

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120131018caaq.html
2013年10月18日 日刊工業新聞
JR貨物、31フィートウィングコンテナを35個製作−14年1月から使用開始

 JR貨物は大型トラックと同様の内容積、積載重量の規格を持つ31フィートウィングコンテナを35個製作し、2014年1月に使用を開始する。同コンテナを使用することで、荷主は輸送単位や荷役作業を変更することなく、簡単に鉄道へのモーダルシフトができる。

 31フィートウィングコンテナは利便性の高さもあって顧客や鉄道利用運送事業者などが所有する私有コンテナとしても普及が進んでいる。これを受けてJR貨物は12年度に初めて25個を製作した。今年度に数量を増やすことで新規の顧客開拓にもつなげる。

1719荷主研究者:2013/11/01(金) 00:10:54

http://cargo-news.co.jp/contents/code/131022_2
2013年10月22日 カーゴニュース 第4227号
「東京〜広島での専用列車を考えてほしいという話しも」=JR貨物田村社長

 JR貨物の田村修二社長は16日、定例の記者会見で「営業面では石田会長のつながりを頼りにトップセールスも行っているが、支社長も外にセールスで出ていることが多くなっている」など要旨、以下のように語った。

 一、10月も大型台風による輸送障害が続き、減収となっている。9月は稼働日が1日少なかったが、コンテナは1・2%増となった。「その他」と分類している様々な輸送品目がプラスになっているなど底堅いものは感じる。上半期全体をみると輸送障害による運休が1・25倍になったほか、車扱ではLNG輸送が減少するなどしたが、輸送量はコンテナ、車扱ともプラスにしなった。

 半期の鉄道収入はコンテナで伸びたのが中距離輸送だったことや、LNGなど危険物輸送が減ったことなどから伸び悩み、コンテナは0・3%増だったが、全体では若干のマイナスとなった。

 一、鉄道貨物輸送の存在意義を示すためにも、早期に鉄道事業部門の黒字化が必要であり、上半期は収入拡大と品質を落とさないコストダウンを進めてきた。しかし、もっと食いこんでいく行為が不足していたと思うので、下期には全力投球したい。構造的にコストダウンするためには保有する機材を少なくするなどの対策も必要かもしれない。

 営業面では石田会長に紹介していただいたつながりを頼りにトップセールスも行っている。海貨をどう取り込んでいくかということで倉庫会社などにも働きかけている。また、専用列車は評価をいただいており、特積事業者の方々からは労働規制の強化などで、長距離は鉄道を頼りにしているとも言われている。東京〜広島などで考えてほしいという話しもいただいており、こうした需要にスピーディに対処していきたい。

 各支社長も電話を掛けると外にセールスで出ていることが多くなっている。12月などには余席販売や思い切ったインセンティブなども考えており、売りまくりたい。

 一、JR北海道の管内で起きた(レール幅の異常放置による)脱線事故については他山の石として、より安全に取組んでいくことが重要だと思う。貨物も一種事業者としての免許を45kmぐらいの線路で持っており、点検を行った。JR東日本は北海道から技術協力を求められ、人材を派遣している。当社にはまだそういった話しはないが何か意見を求められれば、経営が厳しい会社同士で協力していく。また、貨物も東日本とは安全に関する意見交換を以前から行っている。

 一、18日付で本社に調達部を新設し、部長は上子道雄専務に委嘱する。機関車、貨車、コンテナやソフトウェアの契約、工事発注などに関する厳しい姿勢を示していきたいが、当面は数値目標などは置かない。

 (2013年10月22日号)


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