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テーマは自由、小説や詩を書くところ☆

1侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/09(金) 22:32:31 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
はじめまして! 侑子です☆
ここでは自由に小説や詩を書くところです
ルールは以下のことを守ってね?
1.短レスはダメ
2.荒らしは無視だよ
3.そのほか当たり前のことは守りましょ〜
では次からどーぞ!

2侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/09(金) 22:47:52 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
詩です♪

    ――私の疑問――

  あなたは知っていますか…?
  
  あの人の行動の意味を…
  
  私は知らない―――いや、正確には分からない。

  「ふざけてるんだよ〜」っていってた子がいた。

  でもさ、ふざけたところで何の得があるの?

  得なんて……利益のないことをして何がいいの?

  ―――――私には分からない―――――





  いつもにこにこしているあの人…

  楽しくもなく、嬉しいわけでもないのになんで笑ってるの?

  あなたなら――分かりますか……?

  



  私はあの人にたくさんの疑問を抱いている。
 
  実際はあの人にだけではないのかもしれない…

  でも、今私が不思議に思ってるのはあの人だから―――

  だからあの人のことを…………

  ―――――教えて下さい―――――


これは私のクラスの子をモデルにして書きました^^
まだまだ書き慣れない詩ですが
頑張っていくのでよろしくお願いします。

3侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/10(土) 18:00:56 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
小説、書きたいと思います^^
短編なのですぐ終わると思いますが…
ではでは――

  ――私の好きな人――



 私の名前は大道寺 辮(ダイドウジ アム)

 私のクラスには小学校の時から気になっていた彼がいる
 
 あ、彼の名前は桜庭 理輝夜(サクラバ リキヤ)

 そして親友がいる 親友の名前は夢宮 姫乃(ユメミヤ ヒメノ)

 今日もその親友と一緒に話をしてた

 「ねぇ、やっぱりあの子はやめた方がいいよ」

 え? なんで… 私の彼のことをはじめて否定された…

 「なんで…? 頭いいし、運動できるし、優しいし」

 「だからそれがダメなんだよ 誰にでも優しいなんて絶対ダメ」

 私の好きな理由まで… 今までこんなことなかったのに…

 私の恋のサポートしてくれてたのに…

 この出来事がきっかけで私たちは縁を切るまでに至ってしまった―――

 「私は彼が好きなんだから! 姫乃には関係ないでしょ!」

 「私は辮のことを思って言ってあげたのに! もう辮なんか知らない‼」

 「姫乃なんか大っ嫌い もう絶交よ!」

 「そうね、私の優しさも分からない辮となんか絶交よ!」

 こんなことになるなんてね… でも今の私はすっごく幸せ

 姫乃にあんなこと言われてたけど理輝夜とすぐに仲良くなれたんだよ

 「辮、今日学校終わったら遊びにいかね〜?」
 
 「うん、行く行く〜」

 実はね、理輝夜と仲良くなってから成績もぐんと伸びたんだ

 宿題は忘れずにやってくようにしてるしね

 今更気付いたんだけどさ、姫乃って頭悪かったんだよね〜

 私も頭良かったわけじゃないから気になんなかったんだけどさ…

 「ねぇ、理輝夜って姫乃のことどう思う?」

 「かわい〜けど馬鹿だよな 運動もできねーし やっぱ顔だけじゃダメだろ」

 「だよね〜 実はさあ… 前に姫乃って理輝夜の悪口言ってたんだよ」

 「うわひっで〜」

 ほらね、私の思った通り

 「お前、そんなこと知ってて今まで言わなかったのかよ 酷過ぎ」

 え…? なんでそうなるの? 私、いけないことしてないよ

 唯理輝夜が傷つかないように心の中にしまっておいただけなのに…

 「私…理輝夜が傷ついてることを言いたくなかったの…」

 「じゃあなんでいまさら言ったんだよ 言わなきゃいいじゃねえか」

 「それは理輝夜がかげで言われてるのを見てるのが耐えられなかったから」

 「お前、よく分かんねんだよ」

 「ごめん…ほんとにごめん…」

 「じゃあさ、付き合えよ なあ、俺と付き合えよ」

 そんなの――無理だよ… 私には、まだ早いよ

 「じゃあ、今日は俺の家にこいよ な?」

 「ぅ…うん…」

 どうしよう… 私、まだ中二だよ… 早すぎるよ

 理輝夜ってもしかして遊んでるの? 
 
 いつもこんなこと女の子たちにしてるの?

 「宿題も教えてね?」

 「そうだな、辮が約束守ってくれたらな」

 

  ――続く――

4 ◆jZgVcLWus2:2010/07/11(日) 21:53:35 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――続き――


 ああ、結局こうなっちゃったよ… もうどうしようもないじゃん…

 「あーむちゃん 俺を楽しませてくれよ〜?」

 「ィ…イヤ… イヤだよ、なんで私なの? ねぇ、他の子じゃダメなの?」

 「辮はさぁ、俺のことが好きなんじゃなかったの〜?」

 「好きだ…た でも、今は違う… こんな理輝夜、私の好きな人じゃない‼」

 私が好きだったのは優しくてかっこよくて運動できて頭良くて…

 「こんな理輝夜… 私が好きだった人じゃないよ……――――」

 「脱げよ、泣いてねーでさ 気持ちいいぜ? ほら、脱げって」

 「イヤ…イヤだよ… やめて…やめて‼」

 「結構いい体してんじゃん さ〜て、俺も脱ぐかな〜」

 …もう最悪… このままじゃほんとに…

 「よーし、ほらベッドに入れよ」

 やだ、嫌だ… 

 「わっ! や、やめて‼‼」

 ベッドに押し倒された… 無理だよ、こんな力に抵抗できない…

 「ほーら、気持ちいいだろ?」

 「や、あ… いや…あん」

 あそこにまで手が…

 「本題入りま〜す」

 「っつつ‼ いや… ったい… 痛い…」

 すごく痛いよ… ねぇ… もうやめて…

 「もうちょっと奥に行こうかな…?」
 
 「痛い、痛い」

 「あ、出ちゃった… もうおしまい」

 ……最悪だよ…… でも、もうこれで終わりだよね? もういいんだよね?

 「さて、宿題教えてあげるよ」

 「う、うん…」

 次の日私は学校を休んだ だって汚れた私だもん

 みんなは知らないかもしれないけど… でも汚れてしまったんだもの…

 今更だけど… 姫乃に謝りたい… もう一度笑顔で話したい…

 でも、でもさあ汚れてしまった私は誰とも仲良くなれないよね…

 もう、私の居場所はないんだよね… 好きな人…

 それは実際はとても怖い人だった 

 そして、ほんとは好きな人ではなく、あこがれの人だった

 私の思っていた人はおとぎ話などに出て来る

 王子様みたいな存在でしかなかったんだ

 実際、現実の男の人は怖い人間なんだ…――――

 ―――好きな人――― それは好きだった人へと変わっていった…

  ――END――

ほんとに短編ですね 
というか読んで下さった方のお目を汚してしまい申し訳ありません…
今度書く小説はいじめの話つもりです
ではまた次回――

5侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/11(日) 21:55:46 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
申し訳ありません
上の櫻というのは間違えで、ほんとは侑子です
申し訳ありませんでした…

6:2010/07/12(月) 13:20:19 HOST:gate.esnet.ed.jp
こうやって、帰り道をてくりてくりと、ため息を吐きながら帰っていると

生きててもいいことないなぁ、って思う。

自転車がパンクして遅刻。

ちょうどわからなかった宿題の板書に当たる。

少しおしゃべりしただけでイライラしてた先生にマジキレされる。

寝てたらゲンコツされる。

ほとんど寝てたテストの補習で夜遅くまで居残り。

もうやだな。

そう思って、死のうと思う。

どうやって死のうかな。

痛くないのがいいな。

睡眠薬とか楽に死ねそう。

思い切って、道路を走るトラックに突っ込むとか。

・・・ロクな事考えねェな、アタシ

その時だった。

プチリと音がした。

地面を見ると、なにやら昆虫が、アタシに踏まれて、潰れて死んでいた。

ゴキブリでもクモでもカメムシでもテントウムシでもない

小さな小さな、名も無い昆虫が。

虫を殺した・・なんて、そんなことで、自分は命をうばってしまった、なんて言う人は居ないだろうけど。

でもさ、もしも私だったら

プチリ、で、自分の人生おしまいなんて。

そんなこといちいち言い始めたら、キリが無いけど。

私は人間に生まれたから、こうやって生きてる。

もしも自分がゴキブリだったらとか、考えたくもないけど。

人間は、様々な生命を奪って生きている。

そのクセに、ちょっと嫌なことがあったから「死にたい」なんてね・・・

自分は身勝手な人間だ。

そう思いながら、アタシはまた、てくりてくりと歩き始めた。

7こんにちは!!:2010/07/12(月) 14:10:10 HOST:105.210.30.125.bf.2iij.net
こんにちは!!
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8由菜:2010/07/12(月) 18:36:23 HOST:p1090-ipbf509hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
なんかすごい小説ですね!!!!!

なんか、考えさせられます!!!!!!!続き、待ってます!!

9侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/13(火) 15:34:50 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
由菜さん、書き込みありがとうございます
続きも今日中に更新するつもりです
下手ですけど読んでいただけると嬉しいです

10侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/13(火) 16:22:29 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――復讐に終わりはない――



 あたしの名前? あたしの名前は雪乃原 姫(ユキノハラ ヒメ)よ

 あたしのクラスではね〝イジメ〟が起こってるんだ〜

 あ、ちなみにあたしは加害者だよ 被害者の方は昔の親友

 なんで平気な顔して言えるかって?

 そんなの決まってんじゃん! 

 昔の親友である愛坂 維(アイサカ ユイ)をイジメるのが楽しいからだよ?

 あとね、維がターゲットになったきっかけはわがまま言ったからだよ

 あたしばっかいいなりになってムカついたの だからターゲット☆

 ストレス発散できるし一番楽しいあ・そ・び・だからねw

 でもさ〜 その相手が最近学校に来ないんだよね〜

 つまんな〜い 新しいターゲットが欲しいな?

 「姫様〜 最近維のやつが来ませんね でもいい話しがあるんですよ」

 「何かしら? 話して頂戴」

 「転入生が来るんですよ 次のターゲットにしませんか?」

 「そうね、面白そうだわ 春乃、あなた寝返ったりはしないわよね?」

 「しませんよ ずっと姫様におともします」

 「そう、ありがとう」

 今話してたのは園岬 春乃(ソノサキ ハルノ)よ

 私の一番の部下ね 一緒に維をイジメてたのよ

 あ、先生と転入生ね いつの間にかみんな席についてる

 「転入生を紹介します 自己紹介をどうぞ」

 「藤咲 桃矢(フジサキ トウヤ)です よろしくお願いします」

 「か、カッコ可愛い〜」

 な、なによ転入生… めちゃくちゃ美少年じゃない‼

 ターゲット決定よ‼ こんな奴ムカつくもの

 「ねぇ、藤咲クンってまだ来たばっかりだから学校の中分かんないよね?」

 「うん あの…案内してくれない? 校舎内のこと分かんないから…」

 「いいわよ じゃあ今日の放課後、私の友達も一緒に行こ」

 「ありがとう じゃあ放課後!」

 フッ ちょろいもんだ 放課後に誰が案内なんかするもんですか〜

 でも男子となるとねぇ… 汚い水、準備しておこう

 「春乃〜 あのね… ゴニョゴニョ」

 「あ、いいね ってか転入生カッコ可愛いからってあれはないんじゃない?」

 「そうね〜 女子にちやほやされてニヤニヤしてる…」

 「じゃあ、放課後までに用意しときますね」

 「よろしく」


 
 ――続く――

11由菜:2010/07/13(火) 17:56:27 HOST:p1090-ipbf509hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
上手ですよーーーー!
なんか、ハラハラしてきましたっ!!続き待っています!

12侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/14(水) 21:02:32 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――続き――



 約束の時間だわ 楽しいショータイムのは・じ・ま・り・♥

 「藤咲クン、そろそろ行こっか?」

 「うん、よろしく」

 何ニコニコしてんだか これからされようことも知らずに、気の毒ね〜

 「姫様、行きましょ?  ――準備、整ってますよ」

 「そうね、行きましょう  ――ありがとう」

 「まずはどこから行くの?」

 「第三校舎の美術室はどうですか?」

 「いいわね、第三校舎なら移動教室も多いし」

 「じゃあよろしく! 行こ〜」

 なんだ〜結構バカなのね、藤咲クンてw

 なんにしてもこう予定通り事が進むのって気持ちいいわね〜

 「ここが美術室よ 入って」
 
 ドン まあこのくらいは普通かしら?

 「わっ! な、なにすんだよ!」

 「あんた! 姫様になんて言葉を!」

 「春乃、やっていいわよ 痛めつけてやりなさい」

 「はい!」

 ビシャ ビシャ

 「ぅ、やめろ… やめろお‼」

 私は踏んでやったわ、藤咲クンのスラっとした手、そして美系の顔をね

 「やめろ? そんなこと言われてやめる人がどこにいるのかしら?」

 「お目にかかりたいわ〜」

 「あはは、きったな〜い」

 「姫様、きょ・う・は・ここまでにしましょうよ」

 「そうね〜 これ以上はまだ早いわよね これから、楽しみだわ〜」

 「いいあ・そ・び・相手ができましたね、姫様」

 いいざまね、美少年藤咲クン お前がどんな家系であろうと私は無敵

 「そんな… 僕は何も悪いこと、してない… してないのに…」

 悪いこと? それはお前の運だよ 藤咲君は次のターゲットなんだから

 思いっきり楽しませてもらうわよ どうあがいたって私には敵わないんだから



  ――続く――

由菜さん、コメありがとうございます
こういうの、苦手なんですけど…
頑張ります‼ あ、明日も更新するつもりです 
これからも読んでいただけると嬉しいです

13侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/16(金) 06:16:16 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
昨日のうちに更新できませんでした(泣)
ではでは…

  ――続き――



 僕はその後家に帰った 僕の家にはひつじとメイド、家政婦、シェフがいる

 そう、お金持ちの家だから 服だっていくらでもあるし、いくらでも買える

 でも今日はお父さんもお母さんも仕事 

 ひつじは夕方には帰るし、今日は家政婦は休みの日

 新しく来たばかりのメイドはドジで頼りない シェフはいつも厨房にいる

 だから僕が帰っても誰も出迎えてくれない こんなにビショビショなのに

 どこにも寄らすに鞄だけ玄関においてバスルームに向かった

 バスルームの前には洗濯ものを入れるかごがある 僕は服を入れた…

 シャワーを浴び終わり浴槽に入るが踏まれたところがヒリヒリと痛い

 僕がバスルームを出て鞄を取りに行き、自分の部屋に行ったとき

 ガチャ お父さんとお母さんが帰ってきた

 「お帰りなさい、お父さんとお母さん」

 「ただいま、桃矢」

 「学校、どうだった?」

 イジメられた、なんて越してきていきなりは言えない

 「た、楽しかったよ みんな優しいし、学校の案内もしてもらったんだ」

 「そうか、良かったな」

 ほんとは全然違うけど、でもこれが一番いいんだよね…


 その頃姫はというと…

 ピピピピピピピピピピピピピピ

 「フ、やっぱり思った通りだわ クラスの男子、みんな藤咲クンのこと嫌いだって」

 来れて味方は一気に増えたわ あとは… 女子…?

 まあいいわ、女子だってそのうち味方になるわよね

 明日が楽しみねぇ



  ――続く――

14侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/17(土) 17:47:26 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――続き――



 …やっぱりかぁ… 教室の扉に黒板消しが挟まってる

 だからそれを取り、教室の黒板に置く 唯それだけのことをしたつもりなのに

 「チッ あんだよあいつ ああいう場合は気付いてたってひっかかるだろ」

 陰でひそひそ言ってる でも実際の所全部聞こえてる 

 「陰でひそひそ言うのやめてくれない? っていうか全部聞こえてるけどさ」

 思ってたこと、全部言ってやる この際、嫌われたってもういいや

 「黒板消しが定位置になかったから定位置に戻しただけだよ? 僕は」

 へぇ、何も言えないのかな…? てか女子固まってるしw

 「藤咲クン? 少し生意気ねぇ…? もっと痛くしないとダメかしら?」

 「生意気って使う場所、間違ってません? 僕、頭の悪い人嫌いなんですよ」

 そうだ、頭の悪い奴なんか嫌いだ 力でしか物事を解決できないんだから

 「っ‼ フッ、いいわ 男子ども、やってしまいなさい!」

 やっぱりね にしても男子のやつら、こんな女の言いなりになって

 ガラッ

 みんながドアの方を見た もちろん僕も 見たことない顔だった

 「ゆ、維… フッ、今までのはズル休みかしら?」

 「朝はまず挨拶じゃないの?」

 「あんたに言われる筋合いわないわ!」

 「だったらあたしも答える必要、ないわね」

 「イジメられてた人がよくそんなこと言えるわね」

 「だって、今のターゲットは藤咲クンとかいう子なんでしょ?」

 「なんであんたかそんなこと知ってるのよ!」

 「昨日のメールだよ 一斉送信だったから間違えて送られたんだって思ってたの」

 「ターゲットが変わったからってイジメるのをやめるわけじゃないわよ‼」

 「じゃあ、あたしのことイジメれば? 彼のことも」

 「いいわ、やってやるわよ そんなにイジメてほしいならね」

 「あたしが先生にチクッてあげるわ あたしに先生たち逆らえないから」

 「どういうことよ」

 「彼もそうよ あたしも彼も、大金持ちなの お嬢様とお坊ちゃまなの」

 「あんたがお譲さま? いつからお金持ちになったのかしらねぇ」

 「あたしが休んでた理由、それを聞けば分かると思うけど?」

 「ズル休みじゃないの?」

 「違うわ お父様の考えた事業が大成功したの 一気にお金持ちよ」

 「っ…」

 「あら、何も言えない? ま、あなたにはお父さんがいないのだから当然かしら」

 「維! 姫様に何言ってんのよ‼」

 「姫様? じゃああたしは維様かしら? 次のターゲットは姫、あんたよ‼」

 「あの…? 僕のこと知ってるみたいなんですけど… あなたは?」

 「藤咲君だったわね、少し調べさせてもらったわ あたしは愛坂 維よ」

 「愛坂さん、なんか助けてくれてありがとうございます」

 「いいのよ、お金持ち同士仲良くしましょ?」

 「はいw」

 姫への復讐開始!



 ――続く――

15由菜:2010/07/17(土) 22:20:46 HOST:p1090-ipbf509hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
まとめて見ました♪復讐開始だぁ〜♪よし、ここは私が手伝)ry
なんだ今の(ry)は。よっしゃクラスメートまとめて私が片付)ry
応援してます

16侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/19(月) 15:33:50 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
由菜さんへ
コメありがとうございます^^
下書きのなくしちゃったんでこれから自己流でいきます
だから意味不なところも少々あるかと…
まあがんばります(^^;

  ――続き――

 

 姫への復讐開始!

 次の日からクラスは大荒れだった

 「あら? これじゃ姫なんて名前、似合わないわねw」

 「そうですね、維様 姫じゃなくてゴミ、いやそれ以下でしょうか?」
 
 「そうね〜、春乃 ま、パセリと同類くらいかしら?」

 「あはは、居ても居なくてもどうでもいいってウケル〜」

 「そうよ、居ればイジメるし、居なければそれでもいいってこと」

 「…………」

 「何か言ったらどうかしら? ねぇ、ユキノハラ ヒメさん?」

 「ボソボソ・・・ボソボソ・・・」

 「はっきり言ったらどうなのよ‼」

 「ボソボソボソ・・・」

 「プチッ お前たち、こ・れ・を痛めつけておやり‼」

 「はい!」

 ドカッドカッ ガンッガンッ

 「グハッ ガハッ ゴホッ、ゴホッ」

 どうかしら、前に私がやられてたことよ? 嬉しい?

 「楽しいわね〜 前に、こ・れ・が私に対してやってたことよ?」

 「…ぅ… ち…ぅ …違う…」

 「何が違うのよ? 実際ここにいる人たちは知ってるのよ?」

 「違う… 違うのよ… わ…っ私は…」

 「何よ‼ はっきり言いなさいよ‼」

 「このイジメの発端、忘れたとわ言わせないわ」

 「発端? そんなのあんたが私のことムカついたから始めたことでしょ」

 「やっぱり覚えてないのね そもそものはじめは小学生の時よ」

 「小学生…? なんでそんな昔の… 嫌な思い出を…」

 「小学4年生の時、クラスでは嫌がらせがあった その犠牲になってたのが維よ」

 「っ… そんな思いで…いらない 自分なりに忘れてた、なのに!」

 「忘れる必要ないじゃない 維の事をかばった私がターゲットになったんだから」

 「……」

 「何? それすら忘れてたってわけ? 酷いわね、私のことなんかどーでもよかったんだ」

 「どーでも… なんて…」

 「思ってるんでしょ? 現に今の立場が語ってるじゃない」

 「フッ そうね、だからあの時ターゲットから逃れた私は姫のことをイジメたわけだし」

 「そうよ、やっと思い出した? 私は維にもイジメられた」

 「6年生の時だっけ? ターゲットが別の人に移って仲良くなったのって」

 「そうね、でも私は許せなかった 心の隅で維の事を恨んでた」

 「だから去年、中1になった年ね 私のことをイジメのターゲットにした」

 「そうよ、だからこのイジメはきっと永久に続くわ 終わりなんてないの」

 「復讐しなきゃすまない それが人間だから、でしょ?」

 「こんな時だけ同意するのは私のプライドとして嫌だけど…同じね」

 「あ、そういえばあんたって人を和ませる能力があるんだっけ?」

 「ええ、あるわ そういう維も持ってるじゃない、特別な能力」

 「何が…? 私、そんなの持ってないと思うけど?」

 「強運、それが維の特別な能力よ 4年の時だって私が助けた、今回は大金持ちだっけ?」

 「運なんてみんなが平等に持ってるものよ 不幸だった分、幸せになれる」

 「そうね… じゃあ私のもまた幸せが来るかしら?」

 「ターゲットが変わるのでも待てばどうかしら? あ、いい考えがあるわ」

 「何よ? ターゲットが変わるなんていつになるか分からないし…」

 「今日一日、一日だけ立場を交換ってどうかしら? 私とあんたの立場を」

 「いいの? どんなことになるか分かんないわよ?」

 「いいわよ、それが終わればもう私の番なんだから」

 「じゃあ思いっきりやらさせてもらうわ‼ 今日だけはみんな言うことを聞くのよ」

 「は、はい…」

 「いいのよ、私の事イジメて 命令されるの、嫌だったでしょ?」

 「やってしまいなさい!」



  ――続く――

17侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/20(火) 21:15:06 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――続き――



 はぁ、こんなに気分がいいのはいつ以来かしら?

 やっぱりイジメは楽しいわw さて、次は何をしようか…?

 「ねぇ、誰かハサミ持ってない?」

 「持ってますよ〜 でも何に使うんですかぁ?」

 「フッ、イジメるのが楽しいのよ だからもっと、今まで以上に嫌のことしてあげるの」

 「ちょ、何するのよ‼」

 「おとなしくしてないと変になっちゃうわよ? せっかく可愛くカットしてあげようと思ってるのに」

 「え? だって抵抗した方が面白いでしょ? 実際やってて思うしw」

 「チッ そうよ」

 ジョキジョキ ジャキジャキ バサバサ

 「フフフ、こんな感じかしら? どう? 女の命を切られた感想は」

 「別にいんじゃない? このくらい… 私だったらもっと痛めつけるけど」

 「そう? じゃあ遠慮なくw 男子たち、遊んでやっていいわよ?」

 「が、ガチで? ま、いいわ どうせ今は問題ないし」

 「あら〜残念、維の困った顔が見たかったのに〜」

 「一番手は誰?」

 「僕がいきます^^ 維さんとはお友達ですからw」

 「笑いながら言うところが結構怖いなぁ ま、初めて同士仲良くやりましょ?」

 「はいw」

 

 ――続く――

18侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/23(金) 17:10:40 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――続き――



 「ねぇ藤咲君、ここでやるの?」

 「他にどこでやるんですか?」

 「え、でもクラスのひと居るのよ?」

 「いいよ、俺が攻めてやられたって感じにしてればいいんだから」

 「いわゆるレイプって奴ね 少し緊張するわね」

 「俺が終わったら他の男子だってやるんだ 別に問題ないよ」

 「維、私が服脱がしてあげる 藤咲クンは、下だけ脱ぐのよ?」

 「わかりました」

 「見ろよ、愛坂が服脱いでるぜ? うわ〜胸おっきー」

 「何見てんだよ、ってほんとだ、でけー」

 「あら、あなたたちボインが好きなの? それなら私も負けてないと思うけどw」

 「でも見してくんねーじゃん」

 「今日、家にくる? そしたら見せてあげてもいーけど」

 「ほんと? 行く行く!」

 「おい、見ろよ 始まったぜ? 写メとろーぜ、写メ」

 パシャ パシャ

 「ん… あ、あん…」

 「声、出さない方がいいよ…」

 「で…でもぉ… い、痛…」

 「ごめん」

 「ぅ、たい…」

 「終わり 次の人、どうぞ?」

 「俺行く〜」
 
 「あと、何人いるのかしら?」

 「そうねぇ、8人かしら?」

 「8…人…ねぇ… 先生、来ないの?」

 「平気よ、放課後だし 先生、ほとんど出張よ」

 「そうなんだ」

 「愛坂、話してないでやろーぜ?」

 「そうね…」

 「うおー胸おっきー」

 モミモミモミ

 「やるんならさっさと終わらせてよ…」

 「いっきまーす^^」

 「い、痛い痛い もう少し優しくやってよッ」

 「優しくってこんな感じか?」

 「い゛――― い゛だい゛」

 「終わりだ 次の奴は?」

 「痛いし… まだやんないといけないの?」

 「あたりまえよ 痛いかどうかなんてやる人次第なんだから仕方ないでしょ」

 「もっと足開いて」

 「こ、こう?」

 「そうだよ いくよ?」

 「うん」

 「あ、あん… ん? 何…してるの?」

 「どう? この辺かな…?」

 「い、いやん…あ…あん…」

 「ジースポだよ 僕はこれで終わり」

 「次俺ー いっきまーすw」

 「痛… ちょ… 痛いんだけど… や、やめてよ…」

 「ごっめーん 出ちゃった」

 「そんなこといいからもう終わりにしてよ」

 「あーい^^」

 省略

 「オレで最後だな」

 「やっと… 最後… な、何…? や、やめてよ…」
 
 「気持ちい〜だろ? よーし、下準備完了」

 「痛くしないでよ」

 「それは愛坂しだいだ」

 「あッ うあ゛ー」

 「足閉じるからだ 早く開け」

 「で、でも痛い… あ゛ー」

 「MAX^^ 出ました〜」

 「終わり…?」

 「終わりよ さっさと服着なさい」

 「明日からは私の思い通りw 覚えてなさい」

 「そうね」

 

  ――続く――


またもや目を汚してしまいました…
ほんっとにすみません 
でも、イジメというとなんかこんなイメージがあるので…
言い訳にしかならないけど… とにかくすみませんでした‼

19由菜:2010/07/23(金) 22:55:17 HOST:p1090-ipbf509hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
まとめて見ましたぁあーーー!
最近来れなくてw
やっぱ小説かくの上手いなぁー…。

20侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/25(日) 13:42:23 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
由菜さん
いえいえ、全然文才ないんで困ってるんですよ…
由菜さんは下書きなくてもちゃんとまとまってる文がかけて、羨ましいです

  ――続き――



 結局男子たちは来ないじゃないw せっかく誘ってあげたのに…


 その頃維は…?

 ピピピピピピッピッピピピピ

 ――――明日の実行する内容――――

 まず、雪乃原の髪をめちゃくちゃに切る

 その後は、男子に任せるわ

 ―――――――――――――――――

 
 明日は今日の仕返しをしてやるわ

 ってかもしこれで妊娠しちゃったらどうすんのよ

 その時は絶対に許さないわw

 

  ――続く――



短いけどいったん切ります

21名無しさん:2010/07/25(日) 15:23:37 HOST:113.64.136.195
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22侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/07/27(火) 14:26:15 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――続き――



 次の日、イジメは実行された

 私は髪を可愛くカットしなおして学校に来た

 だから、わたしは可愛く治せないくらいに切り刻んでやるw

 ジョキジョキジョキ

 フフフ 悔しかったら何か言ってみなさいよ〜

 「言ってやるわ、あなたいつまでこんな復讐繰り返すつもりなの?」

 え…? 声に出してないのになんで聞こえるの?

 「それは、私が超能力者だからよ で、質問の答えは?」

 ちょ…チョウノウリョク… フッ、まあいいわ いつまででも続けるわよ

 「そう、じゃあ私が反撃するのを待っててくれるってことなんだw」

 あなたねぇ、ふざけたことぬかしてんじゃねえよ‼

 「ふざけてるのはあなたよ くだらないじめ ほら、学級委員だって困ってるじゃない」

 「あ、いや… 僕はその…」
 
 「はい、はっきり言って迷惑しています このことによって私の成績にも響くのです」

 チッ この優等生野郎が! だから学級委員なんて嫌いなのよ‼

 「この優等生野郎が! だから学級委員なんて嫌いなのよ‼ だそうですけど?」

 な… 私の心をしゃべりやがった!

 「へぇ、やっぱりお金持ちはいいですね 勉強頑張らなくても高校に入れて」

 なんなんだよ‼ 私のこと、怖いと思わないの!? いじめられたいの?

 「私のこと怖いと思わないの!? いじめられたいの? ですってw」

 「怖いなんて思いませんよ って言うか、いつまでこんな幼稚な遊びをしてるつもりなんですか?」

 そんなの決まってねぇよ ったく、なに偉そうに言ってんだか

 「私は偉いですよ あなたよりは百倍くらいね」

 ま、また…? この人も超能力者なの? 

 「まあ、そんなとこですよ 雪乃原さんよりも強い力を持ってますがね」

 「ええ 知らなかったの? このクラスの子たち、みんな何らかの力を持ってるのよ」

 そ…うなんだ…

 「もうあなたに勝ち目はないのよ さっさとこんな遊びやめなさい」

 誰があんたのことなん…か… うぅ…気持ち…悪い…

 「そういえば、昨日男子が騒いでたわね この子、関係あるの?」

 「気持ち悪い…? じゃあ、もしかしてw」

 「何か隠してるのね 言ってみてくれないかしら」

 「この子、妊娠したんですよ 昨日、男子が騒いでたのはその行為をするためですよ」

 「せ…セックス…?」

 「違いますよ、レイプです 男子が攻めていっただけですから」

 「そうなの…? まあいいじゃない 遊びも終わりにすることねw」

 「フフフ それはどうかしら…?」



 誰もやめないわよ 例え学級委員の命令だとしてもね





  ――終わり――

23侑子 ◆dIJnufZEk.:2010/07/30(金) 17:44:20 HOST:softbank219183152113.bbtec.net
今回は詩を書きます^^



 ―――あなたと過ごした日々―――



 私は今日で姿を消す… ――1年間、それが私の寿命だったから――

 君は私の言ったこと、守ってくれたよね 



 私が言ったこと、それはこんなことだった…


 「これから1年間、私と仲良くしてほしいの」


 こんなことなのに君はいいよっていってくれたw

 ――言葉だけでなくて、態度でも――


 だけど私は今日で行かなきゃならない…

 だから約束してほしい… この歌に代えて




 8年後、君が幸せでいてくれること…約束してください…

 私と君がどんな関係であったかそんなことは忘れて幸せになってほしい

 君は私を暗闇から救ってくれた 明るい世界へ導いてくれた

 それだけで私は十分だった… なのに私は… 

 だから今の私があるのかもしれない 行き過ぎてしまったから…

 こんな関係になってしまったから神様が怒ったのかもしれない

 

 8年後、君が幸せでいてくれること…約束してください…

 あの時私は誰にも頼ろうとしなかった 一人で何でも抱え込んでた

 そんな私に君はこういってくれたよね

 「俺を… もっと頼ってくれよ そんなに俺は頼りないか??」

 すっごくうれしかったよ 今までにそんなこと、言われたことなかったから

 それに人を信用してなかったから だからこのとき私は

 「信じていいんだね、もう一人で頑張らなくていいんだね…」

 って言ったよね もう、私は幸せでいっぱいです



 8年後、君が幸せでいてくれること…約束してください…

 私のことを君は好きって言ってくれた 

 ずっと一緒にいようって言ってくれた

 私も好きだよ… でも、ずっと一緒にっていう願いはもうかなわないね…

 君と過ごした1年間、ほんとに楽しかったし幸せでした




 ね、この歌作るのに1年もかかっちゃったw

 今度は…




    君が幸せになる番だよ☆




まあ、こんな感じですw
状況把握が出来ない詩ですね…
でもこれは私の空想の世界の話なんで^^;

24侑子 ◆dIJnufZEk.:2010/08/01(日) 20:38:00 HOST:softbank219183152113.bbtec.net
前回の続きみたいな詩、書きます



  ―――あの8年後って…―――



 あれから8年たった もうあいつはいないけど…

 好きだった奴に歌聴かされてそれがめっちゃ寂しい思いにさせるから

 俺はもうどうしようもなくなってた――

 きっとあのときの俺は誰の言葉も聞こえてなかったんだと思う

 そして約束の8年後が今日だ 今気づいたんだけど…

 今日は俺が通ってた寮制学校の卒業式なんだよ

 もちろんあいつも通ってた 

 そして聞くところによるとこの学校は今日をもって廃校になるらしい

 あいつって何かと不思議な力持ってたからきっとこのことを予想してたのかもしれない

 小学校のときの友達に聞いた話によるとここ以上に規則が厳しいとこってないんだって

 だから俺はこの学校がすごく嫌いだった でも廃校…か…

 あいつと最後に行った…いや、最後に会った場所…

 そこもきっとなくなるから一生いけなくなるんだろうな…

 最後の思い出に… 行っておきたいな…

 「おい! 早く並べよ〜」

 もう並ばないといけないのか… 後で、かならず行こう…

 


 ハアハア 疲れたあ 最後くらい、見たいもんな

 ん? これって… 4つ葉のクローバーだよな…

 願い、叶うかなあ…? 迷信かもしれないけどでも試してみたい

 「比奈乃 搾弥(ヒナノ サクヤ)にもう一度でいいから…会いたい」

 パーン フウォーン

 「な…捺君?」

 「さ…くや…?」

 「捺君、見つけてくれたんだね 4つ葉のクローバー」

 何なんだ…? 搾弥が目の前にいる…

 「あ、ああ でもどうしてお前が…?」

 「私の魂を入れてたの 捺君は王子様のキスをしたような感じw」

 「そうなのか/// 何はともあれ会えて…よかった…」

 「フフ これからもずっと一緒にいられるね?」

 「ああ、今度は死んだりなんかすんなよ?」

 「大丈夫だよ 捺君が裏切らなければね?」

 「どういう…意味?」
 
 「私は捺君に生かされてるの 捺君が私のこと嫌いになったら消えちゃうよ」

 「絶対嫌いになんかなんねえよ 約束する」

 こんな会話をしてたっけ…? とにかくこのおかげで俺は幸せになれた

 ただひとつ、搾弥の命の重みを感じながら…



 ―――終わり―――

25侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/08/08(日) 12:00:13 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
小説書きます
長くなるかもしれませんが…




   ―――プロローグ―――

 

 茅(カヤ)が死んだとき、俺はこんなことを考えていた

 〝死んだ人間が行く世界について〟

 死んだ人間が行く世界は極楽浄土か、地獄のどちらかだって聞いたことがあった

 そして地獄に行く人間は何か罪を犯したものだと…

 でも、たいていの人間は何か1つくらい罪を犯しているんじゃないか…?

 罪を犯さずに一生を終われる者など居ないんじゃないかって…

 例えば、生まれてすぐに死んだ赤ん坊がいるとする

 でもその場合、親は悲しむはずだ それは罪でないとは言い切れないだろう

 どんなちょっとしたことだとしても、悲しむ人間がいればそれは罪になるのではないか

 だったら極楽浄土に行ける者など居ないに等しい

 だから俺はこう考えた 

 死んだ人間が行くのは極楽浄土でも地獄でもなく人間のいる星でもない

 だた地球によく似た星、イザベル星

 だけど、そこに居られるのは人間の記憶に残っている者だけ

 記憶から消えた者はそこを去らなくてはならない

 そしてその時に来世へと生まれ変わるのだ

 ただ、これは俺の空想の世界だ 信じる者など居ないに等しい

 だから俺は自分の最愛の妻茅と息子の爛攻(タダセ)との思い出、

 生活について小説にしようと思う 

 これから始まる物語はその小説の内容だ…

 

  ―――プロローグ終わり―――

26侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/08/09(月) 18:07:40 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ―――第一章―――



 俺の名前は弘弥(ヒロヤ)小学1年生の息子のいるシングルファザーだ

 妻は1年前死んだ どうしてかは追々書くつもりだ

 そして今日も忙しい一日の始まり… 朝起きてから朝食を作る

 息子の爛攻を起こす 爛攻が身支度を済ませてる間に朝食を並べる

 爛攻が席に着くといただきますをして食べる

 爛攻はご飯を食べるのが下手だ いつも食べこぼす 

 おかげで服にはしみがついている 

 「爛攻、もう行かないと遅刻するぞ」

 「ん?」

 「遅刻するぞ」

 「え?」

 「もういい ほら、これしょって行って来い」

 「え? あ、うん」

 「行ってらっしゃい」

 「ん? 行ってきます」

 爛攻はこれでもかというほど耳が遠い

 爛攻を送ると俺もスーツに着替えて仕事に行く

 俺は自分でもよく分からないが乗り物に乗ることができない

 酔うとかそういうんじゃないが急におかしくなってしまう

 自転車は平気らしく、仕事にはそれで行くことにしている

 他にもダメなものがある、映画館とか…

 暗くて静かなところはなんかおかしなことを叫びたくなってしまう

 だから絶対に行かない 仕事場に着くと吉野さんが来ていた

 「おはようございます」

 「おはようございます」

 この仕事場は社長と吉野さんと俺の3人でやっている

 俺にとってはちょうどいい人数だ 大勢でやるのは苦手だから

 仕事の席にはたくさんのメモ用紙が置いてある

 記憶力が弱いからちょっとしたことでもメモっておくのだ

 とにかくほぼ毎日こんなことをして過ごしている

 週末、日曜日には爛攻と森に出かける ここは大事な思い出の場所だ

 どんなかはこれから話す とにかくこんな感じで毎日を送っている

  ―――2章へ続く―――

27侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/01(水) 18:08:03 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
なんか話作ってったら最終的によく分からなくなったので…
書くのやめます…  すみません;
新しいの書きますのでw
では、また後で…

28侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/01(水) 18:38:59 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
 『闇からの解放』



  ――プロローグ――





 あたしには、輝く未来なんて無い…

 




 あるのはこの真っ暗闇という現実だけ






 あたしには光は無い…






 あるのはこの真っ暗闇と言う現実だけ





 そう、あたしにあるのはこの現実





 真っ暗の闇の中に閉じ込められたあたしのココロ





 あたしには光を与えてくれえる人はいない





 だからあたしはこのまま闇と言う名の孤独に縛られたまま一生を終える





 もう、罪を犯してしまったから… 





 もう、後戻りはできないから…




 このまま、人生に終止符を…





 打たせてください






 もう…誰もあたしのせいで死なないように…





 あたしのこの悪魔のような力で…





 人を傷つけないように…




  ――1章へ続く――

29侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/01(水) 18:55:39 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
>>28 プロローグ



  ――第1章 光――




 あたしは生きててもしょうがない





 もう、あたしに残されているのは闇




 この悪魔のような力で自殺してやる…




 そう考えていた時だった、見知らぬ男の人に逢ったのは…

 逢ったというよりかはその人があたしのところに来たというだけだけど…

 その人はあたしにこう言った


 


 「素敵な力を持っているのに自殺なんていけないよ
 
  君を良い場所へ連れて行ってあげる きっと光が待ってるよ」



 
 


 こんなあたしに光… 





 悪魔の力を持っている私に光を…?




 信用していいの?




 あたしの事を見捨てない…?




 あたしをこの闇から解放してくれるの…?




 でも、この人だって悪魔の力が怖くなってあたしの事を見捨てる





 今までだってそうだった





 きっとこれからも





 でもね、信じたいから…




 この人は他の誰とも違う気がしたから…





 だから、行きたい 





 光のもとへ…




  ――2章へ続く――

30侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/04(土) 13:56:19 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
>>28 プロローグ >>29 第1章 光



  ――第2章 期待と不安――





 あたしに手を差し伸べてくれたあの人は「雪影 真白 ツキカゲ マシロ」って名前らしい

 あだ名はマロ先生なんだって…





 先生…?





 あの人が先生…? 





 なんの…?






 その謎はすぐ解けた





 あの人もまた、あたしのような力の持ち主だった





 そしてそんな力を持った人たちが集まる場所




 ここでは学校かな…?





 そこの先生なんだって





 その学校で、あたしは他の子たちと力の使い方について勉強するらしい





 …友達…





 作れるかな…?




 でも…怖いよ…





 だってあたしは…




 両親をこの力で…





 殺しちゃったんだよ…?





 そんなあたしと友達になんてなってくれるのかな…?





 お願い…




 もう、闇に閉じ込めたりしないで…





 あたしを…





 光のもとへ…




 連れて行って…




  ――3章へ続く――

31侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/04(土) 14:22:57 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
>>28 プロローグ >>29 第1章 光 >>30 第2章 期待と不安



  ――第3章 転入生――




 「着いたよ、ここが君が今日から通う魔守制(マシュセイ)学校だよ」
 「魔守制学校…? それがこの学校の名前…?」
 「そうだよ 名前の由来はまあ見れば分かるかもしれないけど…」




 ここの学校の名前の由来は
 悪魔の力、魔力っていうんだって
 それを制御して、自分の身を守るって意味でつけられたって言われた




 「そしてここが今日から君が通うクラス 中学部のA組だよ」
 「私、中学生じゃないよ…?」
 「ここでは12歳からは中学部になるんだ A組は12歳と13歳の子たちだけだから」
 「そうなんだ… 担任は? 学校なら担任が居るんでしょ?」




 担任はマロ先生だって なんか嬉しい…




 「じゃあ待っててね 呼んだら入ってきて」




 「今日は転入生が居ます ってもう皆なら分かってるよね 入ってきていいよ」




 「えっと…」
 「転入生の柊澤 癒羅(ヒイラギザワ ユラ)ちゃんだよ」
 「…柊澤 癒羅です… よろしく…」
 「席は…あ、窓際の1番後ろが空いてるからそこに座ってね」
 「はい」
 「じゃあ僕は用事があるから1時間目は自習ね みんな仲良くしてあげてねー」




 …席に着けば皆が寄ってくる 
 そんな中あたしに触れた子がこう言った




 「皆、この子… 両親殺してるわよ…」



 教室中がざわめく
 すると一人の男の子がこう言った




 「それがなんだよ 別に訳ありな奴なんかいくらでもいんだろ」




 …教室が静まり返る
 



 「あたしの力はまだ制御とがよく分かんないから危ないよ 近づくと死んじゃうかもね」


 

 そう言って教室を走って出た




 走って走って…




 外に行った この学校広すぎだよ




 学校の敷地内から外にいつまで経っても出られないんだもん




 疲れてその場に座り込んだ




 やっぱり友達なんかできそうにない…




 こうして私の学校生活は始まった




  ――3章へ続く――

32侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/05(日) 14:42:32 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
>>28 プロローグ >>29 第1章 光 
>>30 第2章 期待と不安 >>31 第3章 転入生



  ――第4章 逃げられない学校――




 「あれ? 今は授業中のはずなんだけどー? 転校初日からさぼり?」
 「…………………」
 「あ、はは… 君にこの学校の事、教えてあげるよ」






 この学校は魔力を持った子たちが通う学校
 この学校の敷地はすごく広い お店もあるし、東西南北には森がある
 


 学校は0〜3歳の子が幼等部A組
 4〜6歳の子が幼等部B組
 7〜9歳が小学部A組
 10〜11歳の子が小学部B組
 12〜13歳の子が中学部A組
 14〜15歳の子が中学部B組
 16〜18歳の子が高等部
 19〜20歳の子が大学部



 だから20歳まではずっとエスカレーター式
 そして魔力がある限りはこの学園を20歳まで出られない



 寮はないけど孤児院ならある 
 5か所あり、転入した時にくじで決まる
 年齢性別は関係ない




 とにかく不思議な学校である




 「…どうして外に出られない訳…?」



 やっと口を開けばその言葉



 「それはね、外の人にこの学校の秘密をばらされたら困るからだよ」




 「……………」




 「この学校から脱走できないように結界が張られているから脱走なんて考えちゃダメだよ」

 「考えるわけないじゃん… また一人になるなんて考えたくないもん」




 「でもさ、こんな所に閉じ込められるのってすごく嫌じゃない?」





 「マロ先生はそう思うの…?」




 「僕は嫌だったよ だから今こうして先生をやってる、ここが嫌って思えない学校にする為に」




 「…偉いんだね… あたしも大人になったら先生のお手伝い、するよ?」




 「ありがとう 今は辛くても君が頑張ってくれればここので生活もきっと楽しいものになるよ」



 
 そう言ってマロ先生は笑顔を見せた




 「あたしは… 頑張るよ」




 「じゃあ、僕の事… 信じてね」




  ――5章へ続く――

33鈴木美穂:2010/09/05(日) 21:22:46 HOST:p4021-ipbf2904marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
初めましてぇ。中学一年生の鈴木美穂でぇす。
今Hしてくれる人募集中でぇ、なりたいって思ったら電話してねぇ。
年齢制限は特にないから誰でもOKだよぉ〜

わらわーあたなやーはららか

↑でぇす。
携帯で打ったらすぐわかるよぉ
それでは連絡まってまぁす♪

メアドも教えちゃおっかなぁ〜
kuro-ba-myt.391

この後には@が続いていてぇドコモの会社のものを入れてくれればすぐに届くよぉ

住所は、東京都東小岩1の24の7の106号室
学校:小岩第二中学校
クラス:1年2組

よろしくねぇ♪

34このは:2010/09/08(水) 19:07:20 HOST:eaoska129200.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
このはです!私も入っていいですか?
とりあえず、小説書こうと思います。



「桜舞うころに」




・・・なんとなく、わかってたんだ。
いつか、こんな日が来るって。

ねぇー・・・  栄。

     あたしはあんたの、友達でしたか?



病室には、一人の少女が眠っていた。
ベッドの上のネームプレートには、「新野 栄」(にいの さかえ)
と書かれている。
その少女のほほにそっと触れながら、桜庭直(さくらば なお)
はふぅっとため息をついた。

まだ、温かいほほ。いつもの栄の、いつものほほ。
もうすぐ、このほほは冷たく、硬くなる。

『なおちゃんっ!』

もう、あの柔らかい声は聞けない。
制服のスカートを、涙がぬらした。

どうして、この子なんだろう。
あたし、もっと栄といたかったよ。
神様の、ばか。


『きえていく命も、生まれ行く命も 見つめなさい。

それが、つらくとも。

最後までさかえちゃんのそばに、あなたはいなくてはだめ。

あなたにとって、さかえちゃんが大切な人ならば、なおさらよ』


この前聞いた、彼女の言葉をふと思い出した。

バイオリンの音色とともに栄と出会ったあの人のコトバ。






あのひ、桜が散る中で出会った彼女のコトバを。

35侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/09(木) 04:18:16 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
わわわ…;
こんなくだらんスレに入ってくださるのですか…?
ありがとうございます‼ 是非入ってください
小説ネ申ですッ  更新待ってますね☆
≫このはさん

36L.T.:2010/09/09(木) 16:02:43 HOST:i118-17-84-123.s10.a034.ap.plala.or.jp
L.T.と申します。
初めてで恐縮ですが、ひとつ短編を書かせていただきたいと思います。

『Quartet I : Distance(s)』

37L.T.:2010/09/09(木) 16:03:16 HOST:i118-17-84-123.s10.a034.ap.plala.or.jp
<body>

Mvt.1
<na:4>夜道。ノックスという名の残像……ディスタンス――夜を――
<na:1>『二十一歳の誕生日、おめでとう。今さら何を、みたいに思うかもしれないけど、もしそうだったらごめんね。でも、この手紙を読んでくれたら、ほんとうに嬉しいです。あたしたちが出会ったのって、いつか思い出せる? 多分、思い出せるよね。二年とちょっと前、あたしが、好きです、って、言った。あなたがオーケーの返事をくれたから、それがあたしにとって最高のプレゼントだった。しかも誕生日まで同じで……お互い最高の誕生日だったね。大学に入ってからすぐだったけど、なんであたしたち、すぐ仲良くなれたんだろう? わかんないや(笑)。
<na:2>彼女と出会ったのは、十八歳のときだった。少しだけ鼻が高くて、天使のように澄んだ声をしていた。
<na:3>ねえ知ってる? 彼女は言った。何を? と答えた。おかしいことに、彼女はううん、なんでもないよ、と答えた。

38L.T.:2010/09/09(木) 16:03:56 HOST:i118-17-84-123.s10.a034.ap.plala.or.jp
Mvt.2
<na:2>民俗学の講義の席で彼女と隣合わせになったのが、運命の始まり<na:4>真夜中を迎える前の街は不気味なほど閑散として<na:2>だったのだろう。一日に必ず同じ席になる。そのうちに、おはよう、という挨拶をお互いにするようになった。何ヶ月か経過し、徐々に打ち解けていったある日のこと<na:3>花火、なかなか上がらないね……と彼女は言った。もう少しでしょ、と俺は答えた。周りには人が集まり、俺たちと同じように、花火が上がるのを今か今かと待ち構えていた。次の<na:2>だった。彼女は一冊のノートを用意し、俺に渡した。無印の、カーキの表紙。交換日記しよ、と彼女は言った。その日から、俺たちはボールペンで文通をするようになった。六月下旬だっただろうか、彼女は交換ノートに想いを寄せている人物の名前を書いた。俺の名前だった。友達から恋人になりかけているんじゃないかと思っていたが、それが確信に変わった。俺も素直な自分の想いを返した。返事をするまでも無く、その日から俺たちは付き合い始めることとなった。最初のデートは七月七日にすることにした。俺の<na:4>朧に街灯に照らし出される幾何学模様の地面――ノックス……夜……その実体。<na:2>誕生日だ。俺たちが通っている大学のすぐ傍にベイサイドの繁華街がある。そこに行くことにした。休日の正午過ぎということもあってか、ショッピングモールでは人々が賑わいを見せていた。なんか買ってくれない? と理由を添えて彼女に言うと、あたしも誕生日なんだよ、と返事をしてきた。あたしにもなんか買ってね、と言うと、彼女は俺の右手をぎゅっと握りしめ<na:4>やがて郊外から、さらさら、さらさらという音を立てながら砂塵が舞いこんでくる。建造物に当たる瞬間に小さく弾けるノックスの音<na:2>た。俺は香水を貰って、彼女にはネックレスを買った、と今も鮮明に記憶している。ショッピングモールの柱には、必ず一枚、紫色のポスターが貼ってあった。七夕花火大会とあった。今日はレストランで何か食べたらそれぞれの帰路に着く予定だったが、彼女が、花火見ようよ、と言うので、食事の後、花火に行くことにした。夜になって食事を終わらせると、既に<na:3>瞬間、竜のように宙へ昇天する光の筋。閃光。文字通り、火の花が月天一杯に広がっ<na:4>――静寂、ディスタンス……砂の波は清冽に流れ、<na:3>た。わあっ……と、童心に帰ったようなおっとりした声を発する彼女。咲いては散る花火の余韻が、そして彼女の声が、何度も心の中で反芻される。すごいね、と彼女は天に呟いた。俺はただ、ああ、と彼女に聞き取れるくらいの声で答えるだけ<na:1>そもそもこのノートに何を書けばいいのか、正直なところよく分かんないけど……もし。もしだよ。もし、もうあなたが大丈夫だったら、三度目のあたしの誕生日、祝ってくれないかな。<na:3>だった。俺は彼女の肩を抱こうとしたが、なによっ、もう、という彼女のあどけない声に怯んでしまった。結局、俺たちは肩を寄せ合って次の花火を見上げた。その時彼女の心中は<na:2>沢山の見物客が防波堤にずらりと並んでいた。俺たちもそれに混ざり、花火を見た。彼女は花火が上がるたびに、感嘆の独り言を漏らしていた。俺はそれに酔いしれ――十九歳の誕生日は、そんな記憶だけを残し去っていった。素敵な誕生日<na:1>そういえば、二十歳の誕生日にあなたがくれたもの……とても嬉しかったけど、ごめんね。叶わない約束になっちゃったね。<na:2>だった。以後、デートの回数を重ね、手を繋ぐ日数が増えるごとに、きっと俺たちは最後の時までずっと一緒にいられるという確信が自分の中で膨らんでいった。だがその確信は脆かった。十月中旬、彼女が突然<na:4>取り残された夜は再びの朝を迎えられない。小波のように押し寄せる風と、それにつられて舞いこんでくる砂塵が<na:2>倒れた。その時の俺は気が動転していて救急車を呼ぶしかできなかった。病院に着いてから、彼女が倒れたのは多発性硬化症が原因だと告げられた。彼女の場合はもともと持病だったのだが、今まで適切な治療が行われていなかったため、麻痺を起こしたのだと。緊急手術が<na:4>降り積もる。降り積もる砂はやがて砂丘を形成する。研ぎ澄まされた微小な砂、それから風が風紋を形成する。<na:2>施され、面会は三日後からになると言われた。その三日がとても長く感じられた。

39L.T.:2010/09/09(木) 16:04:36 HOST:i118-17-84-123.s10.a034.ap.plala.or.jp
Mvt.3
<na:1>なんかもう、このノート、思いつきでどんどん書いてるみたい。でも割に上手く文章が書けてるんじゃなかなという自己満(え?)。変だと思っても気にしないでね(笑)。んー……。そうそう、<na:2>そしてその日が来ると、俺は飛ぶように病院に向かった。彼女は安らかな顔をしてベッドに横たわって<na:3>全く分からなかった。分かるはずが無い。俺も彼女に便乗して、すごいね、とか、綺麗だね、とかいった言葉を並べてみた。かなり緊張していたので、<na:2>いた。手には点滴の針。ありがと、と言った彼女の眼は、安堵の色に滲んでいた。俺も思わず、よかった、と乱れた呼吸の中から声を出した。いつ退院できるのか、と彼女に訊くと、まだその目処は立っていないという事実が返ってきた。退院できるまで、毎日来るよ、と俺は誓った。それから俺は、来る日も来る日も、彼女の顔を見に行った。どうしてか、デートの回数を重ねているときよりも、より彼女に近づいた気がした。退院したらまた遊ぼうね、と互いに言い合った。<na:3>実にありきたりな言葉しか出てこなかった。<na:2>何度も何度も、まじないを唱えるように。だが、口には出さないものの、確実に彼女は痩せつつあった。月日が流れ、年が明け、また夏を迎える頃には、彼女の頬は一年前とは比べ物にならないほど痩せこけていた。やがて、二回目の<na:3>もしさ、と、盛り上がっていく花火を見つめながら彼女は言った。もし、あたしが突然いなくなったら、どうする? 俺には、その言葉に込められた意味は分からなかったけれど、<na:2>誕生日が来た。プレゼントを何にするかは、一年前にもう決めていた。俺はあの日と同じショッピングモールで、プラチナにダイアモンドを散りばめた指輪を買った。値段なんか、もうどうでもよかったから、とにかく、彼女が喜びそうなものを買うつもりだった。婚約指輪。彼女の指のサイズがどれくらいか分からないけれど、サイズが合わなくともきっと喜んでくれるだろう。意気揚々と病院に向かった。だが、いつもの病室に彼女はいなかった。その代わり、手術室のランプが点いているのを<na:4>砂はさらさらと流れ街を覆っていく。ノックス、夜の<na:2>見た。それが、ちょうど消えるところだった。ドアが開き、彼女は部屋に戻された。眠っている顔。生きている。一瞬の緊張はすぐその琴線が切れた。面会は明日の朝です、と言われたが、<na:3>とりあえず、探すんじゃないかな、<na:2>俺は獲物を狙う猫のように、ずっと病室の前で椅子に腰かけていた。長い夜だった。もういいですよ、と看護師に声をかけられた。そして俺は部屋の中に入った。彼女は、ベッドに座り、俺の姿を視認すると満面の笑みを浮かべた。それはこれまで見たことのない、実に満足そうな表情<na:1>あたしたちがお互いにあたしたちを想い続けてるっていう事実は、多分あなたが生きている限り、揺るぎないものになる、そう思い<na:2>だった。俺は予想し得なかった事態に当惑したが、それが何を意味するのか理解したのと同時に、眼頭が熱くなっているのに気づいた。俺は嗚咽に抵抗するように、ハッピー・バースデイ・トゥー・ユーを歌って、彼女に<na:4>砂丘はやがて街を呑みこみ、黎明の豊饒に帰着しようとする……<na:2>小さな箱を渡した。彼女はゆっくりと箱の中身を取り出した。何が入っているのか分かると、彼女はすっと立ち上がって、立ち尽くしたままの俺を抱きしめた。俺は優しく、彼女を抱き返した。その時、初めて知った。彼女の、ほんとうの温もりを。俺は眼を閉じて、ずっと彼女の存在を<na:1>ます。忘れないよ。あなたがあたしを抱きしめた時の温もり。<na:2>感じていたかった。そして、<na:4>それに内包された虚無の街――。

40L.T.:2010/09/09(木) 16:05:10 HOST:i118-17-84-123.s10.a034.ap.plala.or.jp
Mvt.4
<na:2>長い夜が明けた。ゆっくりと眼を開く。午前七時ちょうどを差している目覚まし時計。枕の傍らに、昨日買った小さな箱が置いてあった。中には、まだ指輪が入っていた。渡していなかったのだろうか。それとも、渡せなかったのだろうか……。俺は指輪の入った箱を持って病院へ走った。病院に着いてからも、病室まで全力疾走だった。病室の中では、彼女の両親と思われる人物や、看護師たちが静かにベッドを取り囲んでいた。彼女の顔には、既にガーゼが掛けられていた。俺は、汗の染み付いた箱を開けた。それから彼女の手を優しく取って、薬指に指輪を嵌めた。ぴったりと、指に収まった。誰も、何も言わなかった。<na:1>花火大会の夜に繋いだ手。だからあたし、決めたんだ。いつでも、どこでも、あなたのことを忘れないようにって。<na:2>俺はやりきれない悲しさをどこにも捌かすことができずに、病院を後にした。通夜と告別式にも出たが、暗い気持ちが募るばかりだった。それから世界は色彩を失い、日常はモノクロームになった。無味乾燥の日々が、俺の心を蝕んでいった。もう大学に行く気もしなくなったし、他の女と交際をしようとも思わなくなった。全てが彼女だった。そして次の誕生日、二十一歳になる日が回ってきたとき、俺は自殺することにした。

41L.T.:2010/09/09(木) 16:05:30 HOST:i118-17-84-123.s10.a034.ap.plala.or.jp
Mvt.5
<na:4>街は全て白い砂に埋もれた。月が照らし出す風紋。まるで擂り潰した人骨のように、軽い砂、それは――ディスタンス。距離。ノックス。夜。月にはやがて<na:2>夜が来た。頸動脈を切って死ぬのが一番楽だろうと思って、ナイフを取り出すため勉強机の引き出しを開いた。しかしそこに入っていたのはナイフではなく、カーキのノートだった。一旦引き出しを閉じようとしたが、ふと昔の記憶に浸ろうかという気になって、ノートを開いた。<na:3>と言った。彼女はごく小さな声で、ありがと、と返した<na:2>戯言ばかりが、つらつらと記されていた。そしてあのページに至った。結局、付き合うことになってからこのノートは俺が持っておくことにしたんだっけ。俺の心の内を打ち明けたページ。だが、ノートはそこで終わってはいなかった。二十一歳の誕生日、おめでとう、と、彼女の筆跡で書かれていた。<na:1>あなたがあたしを忘れても、あたしはずっとずっと、いつも、いつもいつもいつも、あなたと描いた未来を信じているから。あなたがいてくれたから、あたしは幸せだった。だからこれからも、あなたのことを信じていくよ。たとえ、二度とあなたと会えないとしても。そうだよね、そうでしかあなたと一緒にはいられないから。<na:2>彼女にしては珍しく長い文章だった。<na:1>ずっと傍にいるからね。<na:2>読み進めるうちに、俺が悲しんでいる間、どれだけ彼女が俺のことを想い続けていたのか、心にじんと伝わってくる。ページに落ちる<na:4>天に舞う砂が降り注ぐ。僅かな光を返す、綺麗な砂が月を浸蝕する。<na:2>滲み。それに触れる手。それが、今でも、彼女はどこかにいる、という事実を暗示しているように思えた。いや、<na:3>。ねえ。全ての花火が打ち終わってから、彼女は言った。あたしたち、どれだけ離れていても、ずっと一緒にいようね。<na:2>あの場所にいる。二年前に約束した<na:3>好きだよ。そうして俺と彼女は手を繋いだ。<na:4>砂を拾い上げる手、だがそれはすぐ風に流されノックスの風紋の中に<na:2>あの場所に。外に打ち出る。雲一つない夜空に、天の川が見えるような気がした。<na:1>愛しています。ずっと。』<na:3>ずっとそのままでいたかった。ずっと、ずっと……<na:2>俺は力の限りを脚に込めて走り出した。待っているから。<na:3>ずっと……<na:2>きっと……

42L.T.:2010/09/09(木) 16:06:05 HOST:i118-17-84-123.s10.a034.ap.plala.or.jp
Mvt.6
<na:2>繁華街の路面電車を降りるとまた走り始めた。だが恒例の花火大会はもう既に終了していて、そこにはまだ上がるのではないかという期待を込めて空を眺めている人がぽつぽつと居るだけだった。しかし、最後の一人が場を後にするまで、俺はせわしく彼女を探し続けた。警備員の姿も消えて、ベイサイドに取り残されたのは俺一人になった。あの時感じた彼女の体温、繋いだ手の記憶は、確かに俺の心の中に残っている。それなのに、彼女は、もう、ここにはいない。どうして? どうして……。俺の方が世界の果てに葬られたような気がしてならなかった。心臓を潰されたような喪失感。それでも、俺にできることがあるなら……。俺は我知らず手にしていた、カーキ色のノートを開く。二年前からずっと使っているボールペンを手に取り、紙面に文字を走らせた。<na:1>『二十一歳の誕生日、おめでとう。今さら何を、みたいに思うかもしれないけど、俺は……<na:4>消えていく――ディスタンスィズ――夜……

</body>


(了)

43L.T.:2010/09/09(木) 16:07:42 HOST:i118-17-84-123.s10.a034.ap.plala.or.jp
ありがとうございました。
もし感想等いただければ幸いですm(_ _)m

44このは:2010/09/09(木) 19:06:40 HOST:eaoska129200.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
このはです。
LTさん、男性目線、すごいです!(私はちょっと苦手なので・・・)

侑子さん、どうもです! もともと中1のときに書いた小説をリメイク
してるので不安なんですけど、変だったら変って言ってくださいね。



「桜舞うころに」


思えば、半年前。栄と二人で病院前の公園を散歩していたときだった。

もう、目を開けることすらできないけれど、
あの時はまだ、外に出る体力が栄にはあったから。


二人で、海岸沿いの公園を話しながら進んでいたら、
きれいなメロディが聞こえた。
すぅっと、その音は私たちを引き寄せた。

「直ちゃん、いこうよ。あたし、聴きたい!」

「あたしも。いこっか?栄?」


舞い落ちる、桜の下私たちはその音を目指した。


そのメロディの正体は、バイオリンだった。

背の高い、一人の女性が、堂々と弾いていた。
軽くウェーブのかかった髪をひとつにまとめ、
瞳を閉じて、ほほえんでいる。

素人にだって、そのバイオリンがうまいことくらいわかった。

でもそんなことより、驚いたのが、彼女が近所の高校の服をきていたことだ。

「まだ、高校生なんだ!」

栄が驚いたようにつぶやいた。
たしか、私たちがそのとき中3の春だから、あんまり年も変わらない。

45侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/09(木) 19:14:00 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
L.T.さんへ
小説読みましたよw
っていうかもうなんて言ったらいんでしょうか…
言葉じゃ表しきれないほどの感想が…
とにかくその男性と女性の関係に感動しました(T▽T)
ちょっと難しいとこもありましたが文章がまとまっているからでしょうか、
状況飲み込みやすかったです☆
神文ありがとうございましたノノ

46L.T.:2010/09/09(木) 19:15:14 HOST:i118-17-84-123.s10.a034.ap.plala.or.jp
>このはサマ
どうもです!
今回は目線をそれほど意識せずに書いたのですが…なるほど。自分でも再発見!ありがとうございます(おじぎ)。

47侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/09(木) 19:20:14 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
このはさんへ
そうなんですか、でも全然変じゃないですよ
中1でこのような小説がかけるなんて羨ましいですねー

48L.T.:2010/09/09(木) 19:24:42 HOST:i118-17-84-123.s10.a034.ap.plala.or.jp
>侑子サマ
<na:1>〜<na:4>までに一つのダイナミックスを付けたかったのですが、なにぶん初めての挑戦の故、多少難しいところがでてくるのかな…と思いました。
でもやっぱり二人の関係も大事にしたかったので、それはうまくいったかなと思いました。
こちらこそ、ご一読ありがとうございました!

49侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/10(金) 05:03:20 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
>>28 プロローグ >>29 第1章 光 >>30 第2章 期待と不安
>>31 第3章 転校生 >>32 第4章 逃げられない学校




  ――第5章 光をくれた少年との始まり――




 あれから少しして、あたしは教室に戻った
 教室に入れば騒がしかったみんながシーンとなる
 でもあたしは気にしていないかのような振る舞いをした
 ほんとはすごく、すごく悲しかったけどね




 あたしがここへ転入が決まった時はこうなる事なんて考えてなかったし?
 とにかく難しかったんだよね、人と関わるのって






 特にあたしにとってはね
 でもさ、こんなあたしに懲りずに声をかけて来る人が居るんだよ




 「オレは、外見とか中身とか事情とか気にしねえから だからもっと心開いてくんね?」






 あたしに対して発された言葉は長い間響いた、嫌そんなに長くなかったのかもしれないけど
 でもあたしには長く感じられた 
 

 そしてあたしはこう返事をした
 「あたしに話しかけないでよ ってか心を開くって何? 意味分かんないんだけどー」





 ほんとはこんなこと言うつもりじゃなかった
 でも心の片隅に眠っていたこの気もちが勝手に口から漏れた…


 きっともうこの人も話しかけてこないよね、こんなに冷たく当たっちゃったし…
 ごめんね、せっかくの転入生がこんな冷めた暗い人間で




 そんな事を考えていた時だった
 直接脳に飛ばされた言葉、もちろんあたし以外の人は何も知らないけど
 『オレはお前のこと見てると昔の自分を思い出すんだよ』




 『昔のあんたの事なんてどーでもいんですけどー』
 自分の中できちんと整理ができる前にそんな返事を返してしまった
 もう駄目…もう後戻りはできない…




 『そうだな、お前にはどうでもいいことかもしれねえ けど俺にとっちゃすげえ大事なことなんだ』
 けどあいつはあたしに対してそう言った
 そして視線が合うと照れくさそうに笑って見せた




 その笑顔からくみ取れる事は2つあった 





 一つ目は純粋な気持ち





 そして2つ目は辛い過去




 『…で、何が言いたい訳? 用件のみ述べてもらえます?』
 もうこの際こんなのでいいや
 時期にあいつだって呆れて話しかけてこなくなる
 それまでくらい相手してもいいよね…?




 『なんだよそれ、時期に呆れる? それまで相手? そっちの方が意味分かんねんだけど』


 『え、あたしそんなこと送ってない… 唯心の中で思っただけ…なのに…』



 『ここは、魔力を持った奴等が来る学校なんだよ そのくらいできて当然だ
  ってか何、お前ってやっぱそっちキャラな訳? 無理して強がる必要あんの?』




 沈黙があり先に送ったのはあいつだった
 『話、戻すぞ オレは光のような存在と出会い、ここまで来れた
  そのおかげでその光は自らを消したけどな そういう決まりがあるらしいから
  でもオレはそんなの知らねえ、だから勝手に光を与えて勝手に生きてる
  ここに居るやつらだって闇の中に居た奴らばかりだ』





 相手の言葉に訳が分からなくなった 
 一体何を言ってるのか、何が言いたいのかさっぱりだった




 『だから、今回だってお前に光を与える 俺に光をくれたあの時の少女のように』




 『意味分かんない、あたしに光? 何それ、あたし関係ないじゃん』 




 やっぱりこんな言葉しか浮かばない
 もう自分ではどうにもできない なのにあいつはめげず懲りずに送ってくる





 『オレは、3年前まで闇に居た そんな時この学校に転入生が来たんだ
  すごく明るい奴でオレには眩しすぎた 
  そいつはオレに笑顔で話しかけた、そしてどんなに辛い時もいつも笑顔で居た
  だからオレはそいつが無理して笑ってるなんて事に気付くまでに1年もかかったんだ』




 『それとこれと何の関係がある訳? くだらない事』
 
 あたしの言葉にから重ねて送られた

 『くだらない事じゃねえ、話終わるまで送らないでくれ』









 『時間の無駄…話したいならさっさと話せば?』
 そう送りあたしは黙って聞く事にした





 


 あいつの過去について…




  ――6章へ続く――

50奏那 ◆/3htnogkOM:2010/09/10(金) 20:20:39 HOST:p5136-ipbfp1703tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp




 えと、初めまして^^y;;
 奏那(そうな)っていいます!

 自由気ままに(きっと)詩を書いていきたいと思いまする、きっと。



 多分、シリーズ物の詩を考えております。
 たから…登場人物とかも居ますね、きっと←(詩に登場人物なんて居たっけ?;


 えと、、次に思いついたままの駄文かきますので、…orz..
 ご注意を!

51奏那 ◆/3htnogkOM:2010/09/10(金) 20:34:04 HOST:p5136-ipbfp1703tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp



【もしも。】



 ―――もしもこの世には、「幸せ」な人と、「不幸」な人にこの世の人々全員が別れられたとしたのなら。

 きっと僕は・・・「不幸」な人に属する人間だろう。




「みぃーずぅーきぃー…くん?」
「…何?奏弥?」


 にぱり、とかわいらしく笑う少女には、邪気の欠片もなくって。
 見た目では…何も考えていない無垢な子だろう。

 ―――もう一度言う。…「見た目だけ」では。


「も〜!なんで旭とくっつかないんだよぅ!世間を騒がせているBLツーショットが取れないじゃないか!」
「僕、撮れなくていいと思う」
「…〜〜!そんなかわいらしい顔の瑞樹くんのちょっと毒舌なトコ、好き!萌える!」


 ――――――――「見た目だけでは」。重要。


 ほわほわと薄茶色の長い髪をなびかせて、くるくると大きくてかわいい瞳が僕をとらえる。
 それにしても、可愛い顔って。
 奏弥だけには言われたくない、なんて思ってしまうのは何だろうか?


「瑞樹の、笑ったとこも、私好き」


 いつの間にか無意識に笑ってしまった僕の胸の中に、「好き」の言葉だけが入っていく。


―――例えばこの世に。「好き」という言葉で愛を伝えられるとしたら…

 ―――君は、そのまま言ってくれるのかな?


 なんて柄にも合わない事を考えて。




 最低な君に恋をしてしまった僕は。

 最高に不幸な人間だろう。









-END-

52侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/11(土) 11:51:18 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
わ、詩ですねッ
なんか心に残るって感じで良かったです
あ、えっと初めましてです☆((挨拶遅ッ
全然駄文なんかじゃないです、ハイ
私の方が駄文ですので; 
≫奏那さん

53侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/11(土) 13:37:09 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――第6章 過去の思い出――





 『オレに光を与えてくれた奴の名前は平際 癒來(ヒラギワ ユライ)っていう名前だった
  転入してきた当時からいつも笑顔を振りまいてた
  席はオレの隣、いつも話しかけてきた
  でもオレは何も返事を返さない




  ある時そいつはオレに向かってこう言った
  〝私の光、分けてあげるね〟
  そいわれた俺はやはり無視した、なんて返事をすればいいのか分からなかったから




  それからというもの、帰りは一緒に帰るし休み時間はオレとずっと居るようになった
  オレ自身も嫌ではなかったから気にしなかった、でもいつも何もしゃべらない
  相手の話に唯頷くだけ





  いつからかオレは笑うようになってた
  俺が笑顔を見せる度にそいつから笑みは消えて行った




  そしてオレは聞いては行けなかった事を聞いてしまった
  〝なんで…笑わなくなった…?〟
  そしたらそいつは少しだけ笑みを浮かべてこう言ったのだ
  〝契約だから、それが契約だからだよ〟
  




  オレはそんなの信じられなかった、信じたくなかった
  だって俺の事を笑わせるために自分を犠牲にしているというのだから
  やめろと言った…でももう遅いと言われた
  〝もう遅いの、契約はなされたから さよなら、惣映君〟



  …そう、俺の名前は桜庭惣映(サクラバ ソウバ)だ…
  まだ言ってなかっただろ? まあ言わずともお前なら分かるか
  話、戻すぞ



  あいつは此処から脱走した
  そしてあいつがここから逃れてから3年
  お前がここに来た、お前は知らねえかもしんねえけど…















  お前って、癒來にそっくりなんだよ














  だから聞かせてくれ、お前の過去の事
  そしてオレと契約をしよう、笑顔の契約だよ』



  
  ――7章へ続く――

54侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/11(土) 19:41:38 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――第7章 語れない過去――




 相手の言葉が発せられてから数分間の沈黙があった




 『あたしの、過去…?』
 『そう、柊澤さんの過去』




 また沈黙、でも今度のは少し短かった




 『言っとくけど、あたしの過去なんてくだらないからね』
 『そんなことない、世の中の全員の人が過去を持っていてそれがくだらない事だったなんてそんなことない』
 『どうして言い切れるの?』
 『それは…その人が今まで生きた証だから』





 『じゃあ、あたしの過去 話してあげる




  あたしの両親は私が生まれて間もない頃死んだ
  あたしは生まれながら悪魔の力を持っていたから
  小さい頃って制御がきかないんだよね、自分でも
  あたしが泣く度に両親は弱っていった




  ちょうどあたしが生後2カ月になる時だった
  両親は死んだの、あたしのせいで




  もちろんあたしだけがいけないんじゃないってことくらいは分かってる
  今までそうやって言われてきたから 









  でも同情や憐れみなんて聞きたくなかった





  でもみんなそれしか言わない







  そしてあたしが小学2年生の頃かな
  見知らぬ人に連れられて知らないところに行った
  そこは明るい子たちがいっぱい居て孤児院て言うんだって




  あたしみたいに両親の居ない子たちが居てみんな仲良く元気に暮らしてた
  あたしもそこで暮らす事になった 
  どんどん明るくなったよ いっつも笑って辛くても笑って
  




  小学3年生の時からは記憶がない
  唯、いつも笑っていたはずなのにいつの間にか
  自分が笑わなくなってたって事だけしか分からない




  それで小学6年生になった年の春、ついこの間の事だね
  あたしは暗い部屋に閉じこもってた
  孤児院とかそういうとこじゃなく唯真っ暗な部屋に…
  明かりなんて一つもない所




  で、今の自分があるの だからあんたの言った期間の記憶はないの』






  『そうなんだ… じゃあ、柊澤さんてきっと癒來だったんだよ
   オレに光をくれたね だから契約しよう?』




 『それは無理だよ、あたしその契約知ってるの
  1度やった契約は2度は無理、貰った光をひとにあげるなんてね
  だから今度あたしがその契約をするんだとしたらあんたは死ぬよ』




 『でもさ、もし柊澤さんが癒來だったら同じ2度目だよね
  あげた光をもらうって事になるんだから』

 『だからあたしはその人じゃないから、名前違うし』
 『記憶がないのになぜそう言いきれる? 名前が違うのだって記憶操作すれば簡単なことだよ』



 『良いよ、そんなに契約したいならしてあげる
  でも、後で後悔しても知らないからね』




  ――8章へ続く――

55輪廻 ◆jvBtlIEUc6:2010/09/11(土) 22:23:01 HOST:KHP059138212218.ppp-bb.dion.ne.jp
詩(?)のようなものを少しだけ書かせて頂きます!
スペースかりさせていただきますね^^+あ、良いのでしょうか…?
取りあえず書きますが下手ですので、!



――――



「 なぜ私は生きているのでしょうか 」

ぽつりと呟いた私の声は外の騒音に消されてしまったがもう一人の自分には聞こえてたみたいだ。
もう一人の自分は呟いた、私の呟いた小さな声よりも一回り、二回りくらい大きな声で。

「 自分で考えれば、? 」

そう答えられた、納得がいかなかった、自分で考えても駄目だから呟いたのに何故そんな事を言うの。
耐えきれなかった私は大きな声で言った、さっきみたいに騒音で消されてしまったら困るから。

「 じゃあ…私を殺してくれる? 」

ぴしゃり。
私は雷が鳴ると同時に言った、嗚呼そうか何時もより騒音が多かったのは雨のせいか。
にやりと笑うもう一人の私は、小さな声で呟いた。

「 可笑しな奴だな、 」
「 殺すとかじゃなくて殺される運命なんだよお前は 」
「 答えになってなかったら言いなおしてやる、俺はお前を殺してやる 」
「 それで十分だよなあ? 」


何回かに分けられて言われた、殺される運命…そうかもしれないと言うよりそうだ。
だって、私は今私と話しているんだもん。つまりもう一人の私。さらに詳しく言うと…、


―――ドッペルゲンガーと話しているのだから


それなら殺されるにきまってる!嗚呼、私の運命は終わりだ。


またにやりと笑ったもう一人の私は、私を殺そうと取りかかってきた、嗚呼本当に死ぬなあと感じた。
不幸だ不幸、一歳の時に母親を亡くす三歳の時に父親を亡くす両親が居なくなる親戚に預けられる
五歳親戚の人が亡くなる、別の親戚の人に預けられるが八歳の時に捨てられ親戚が居なくなるそして祖母に預けられ
祖母も死んで皆死んでしまう、そして今は全然知らない家の養子だ。

ろくな人生を送ってない気がする。


「 有難う、 」


私は呟いた、


ぽちゃん。


涙が垂れた、ぽろりぽちゃん。もう一人の私は、嗚呼、と言ってもう一人の私も涙をこぼし、


――私を安らかに眠らせてくれた。








「「 有難う、 」」




@えんど@

56侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/11(土) 22:34:43 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
わ…こんなスレに書き込みありがとうございます☆
すごい良かったです、羨ましい…
≫輪廻さん

57奏那 ◆/3htnogkOM:2010/09/11(土) 23:07:26 HOST:p5136-ipbfp1703tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

 あわわ、遅れてすみません;;
 えと最近ここら辺に出没しているゴミ虫、またの名を奏那(そうな)といいますー←

 心にのこっちゃってもいいんですか、あんなダメ文が!
 きっとシリーズ物ですので、そのうち本体にも見分けがつかなくなってくr(ry..
 …えと、ありがとうございます!、いろいろと!

>>侑子さん



×××



【友達だなんて、言わないでよ】<柚夜×美緒>




「ゆずってさ。あんまり男とか考えられないよね」


 朝寝起き。初っ端から好きな子の問題発言。
 え?僕って男じゃなかったっけ?、とあまり寝起きで頭が回らないが必死にぐるぐると回す。

―――いや、そんなはずはないよね。

 でも、どうして?、と頭に浮かんでくる疑問。そんな事、僕が傷つくから言わなくていいのに。


「…どして?、そんなこというの?」
「ゆず、呂律が回ってないよ。舌足らずって言うの?」


 よけないで、よけないでよ。
 呂律が回ってないのはしょうがない事。ちゃんと質問に答えてよ。後、舌足らずって何?


「しつもんに、こたえて」
「あのね、私昨日学校で告白されちゃったんだけど……」


―――されちゃったの!?


 僕の体に突き抜ける雷級の衝撃。
 やられた、やられた。まえから好きな子から告白されるって聞いてたけど。
 自覚してから聞くと、結構いたいんだなあ…と、上の空で居る。


「って言うか、考えてみたけど、ゆずは小動物みたい」


―――小動物!?…せめて、人間で例えてください!


 次々と落ちてくる爆弾にあわあわともう、どうしていいのか分からなくなってきた僕。
 その間にも、どんどんと発言してくる。


「…美緒っ!……僕、そんなに男として見れないの?」


 精一杯の勇気を振り絞っていった。
 片手いっぱい、下手すればティースプーン一杯分の勇気。
 そんな勇気から出してやった声。
 …よくやった、自分、と自分で自分に拍手する。
 これから、少々強引だけど…僕のコト、男として見てくれるかもしれない。


「嫌」
「え…?」


 爆弾正面衝突。…僕って、面と面を合わせて拒否られるほど、男として見れないの?
 危険注意報が僕の中でばんばんと出ている間、君は言った。


「今ぐらいは、友達として見てる」





-END-

58輪廻 ◆jvBtlIEUc6:2010/09/12(日) 10:07:40 HOST:KHP059138212218.ppp-bb.dion.ne.jp


こんなスレって…、!
素晴らしいスレッドだと思います+いえいえ、お礼を言うのは此方です^^
有難うございました。
良かったですか、?凄くうれしいです!何回お礼を言えばいいのかな…←
羨ましいのはこっちのほうなのですよーノノ

えと、またちょくちょく書いてもよろしいでしょうか?

<―/侑子様\―>

59侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/12(日) 11:22:43 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
いんですよ、それで
だからどこが駄文なんですかっ
私は良いと思います☆
≫奏那さん

良いですよ、いつでも暇な時に書き込んで下さいw
≫輪廻さん

60輪廻 ◆jvBtlIEUc6:2010/09/12(日) 11:39:49 HOST:KHP059138212218.ppp-bb.dion.ne.jp
有難うございます、!ではまた…w←
この間の続きだと思ってくれればうれしいですb+



――――



「 ねえドッペルゲンガー 」
「 君はとても優しいね、 」
「 今私は凄く幸せだし何だか願いをかなえてくれて嬉しいよ 」
「 ドッペルゲンガーは可笑しな奴って私の事を言ったよね、 」
「 ドッペルゲンガーだって可笑しな奴だよ。 」
「 ねえドッペルゲンガー 」
「 有難う、ドッペルゲンガー…貴方はお母さんとお父さんみたいね 」
「 ううん… 」




「 有難うお母さん、お父さん 」





「良かった、無事に生まれてきてくれて…」
「嗚呼、本当に良かった!」

一番初めに私が生まれてお父さんとお母さんが言った言葉だ、何故か覚えている。
私は今殺されているのだろう、どうやって殺されているのかは分からないが何となく殺されてる事は分かる。
殺されているから記憶がよみがえっているのだろうか、そうしか考えられない、だって私この時の言葉なんて覚えてないもの。
―――ううん、覚えてる!
知ってる、ずっと心の奥に眠ってた言葉だ、何故眠っていたのかは分からないけれど。



「 ドッペルゲンガー、お母さんとお父さんだったんだね 」



そう言うとぽた、とドッペルゲンガーから涙が毀れ、もう一人の私、否、お母さんとお父さんは消えていく
待って待って待って、!まだ、行かないで、まだ、…!
消えていくと同時に私の姿をした天国のお母さんとお父さんはもとの姿に戻った。
私じゃなくてお父さんとお母さんの姿に戻った。そして、最後に呟いた。




「 辛いこともあるけれど、 」
「 それを踏まえ全部大事に 」

「「 今を生きて行きなさい 」」




―――有難う。二人は消えたけど、私は消えてない、殺されてない生きている。
気付かせてくれてありがとう、ずっと天国で見守っててくれてたのね。
…ろくな人生を送ってないなんてって御免なさい、ちゃんと良い人生を送っていた事に気付きました



有難う!



ぽちゃん、涙がこぼれた音がした。



@えんど@

61奏那 ◆/3htnogkOM:2010/09/12(日) 11:39:50 HOST:p5136-ipbfp1703tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

 あ、ありがとうございます、本望です…←
 ああ、これはもう重症並の駄文才ですよ、もう一生治りませんねorz..

>>侑子さん


 えと、初めまして、でしょうか……?
 もしかすると、間違ってたら無視してもらってもいいですが;;
 二次創作の方に行かれていたりしていませんかね?
 書き方に見覚えがあるので;;
 
>>輪廻さん

62輪廻 ◆jvBtlIEUc6:2010/09/12(日) 11:42:30 HOST:KHP059138212218.ppp-bb.dion.ne.jp
おおう、!初めましてじゃないですよー!
私はずっと知ってますですよー…、藍凛さんですよね、ううん、藍凛ちゃんですよね!
二次創作にも雑談掲示板にも居ますよーw

>>奏那様

63奏那 ◆/3htnogkOM:2010/09/12(日) 11:52:23 HOST:p5136-ipbfp1703tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

 うわぁ、やっぱり、やっぱりですね!
 天才的な文章を見て一目でわかりました(えと…二次創作の方では、頭文字に季節が付くお方ですよね?;←
 私の文は見ない方がいいですよー、お目が汚れてしまいますからーorz..

>>輪廻さまさま←


××

【貴方に出会えて】<藤島 妃那×松木 悠>



 許してください、こんな天邪鬼な私を。
 貴方の隣では『生徒』としていたかった。
 大好きだった、大好きでした、今でも大好きです。

 でも…。
 これは、叶わない恋だと分かっています、いえ、分かっていたはずでした。

『藤島!』

 貴方が私を呼ぶ声が、愛しくて、悲しくて、切なくて、苦しくて。
 今にも心が切れてしまいそうです。
 でも、私の隣に居るべき人は先生じゃありませんでした。

――――光をくれる人が、居たんです。

 先生、私は今でも貴方の事が大好きです。
 ですが私は先生にふさわしくありません。他人の優しさにつけこんでしまうようなズルイ女です。
 それでも、彼は良いって言ってくれました。嘘でもいいから、俺のそばに居てほしいって言ってくれました。

 私の初恋、先生に捧げなきゃ、こんな気持ちは見つかりませんでした。






――――今まで、ありがとうございました、先生。


-END-

64輪廻 ◆jvBtlIEUc6:2010/09/12(日) 11:58:13 HOST:KHP059138212218.ppp-bb.dion.ne.jp
あいあい、そうで御座いますです!
天才的な文と言うのはどの分の事でしょうか?(きょろきょろ/やめ)季節が付きますねー!
え、見ちゃったんですよー!おめめがキラキラしましたわ!←
言いますが春雷です!←←

>>奏那様

65奏那 ◆/3htnogkOM:2010/09/12(日) 12:05:57 HOST:p5136-ipbfp1703tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

 いやはや、やはりですか(きら/ごす←)私の勘も捨てたものじゃありませんねー←
 天才的な文とは、ずばり輪廻さまが書いた文の事でしょう!←/やったー!あたっt(ry
 見ちゃったんですか!?大丈夫ですか!?お目目が汚れてないですかー!(うるせ
 やはり春雷ちゃんでしたか、相変わらずお可愛い名前です^p^
 突然ですが、今から雑談いけませんか?家の方、上にあげておきますので、私も春雷さんのお家に置き手紙を置かせてもらいましてもよろしいですかね?


>>輪廻さま

66輪廻 ◆jvBtlIEUc6:2010/09/12(日) 12:17:43 HOST:KHP059138212218.ppp-bb.dion.ne.jp
ういうい、そう言う事ですよ!(にぱ/やめ)ですねー←
さらにずばばんとずばり言ってしまうと藍凛ちゃんや侑子さんでしょう!←/お祝いだお祝い(
大丈夫でしたよ…だから、おめめがきらきらしたんですって!逆に(ry
相変わらず不細工で小汚い名前ですよね^p^
行けます!ええと、返信しましたーorz

>>奏那様

67侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/12(日) 17:05:03 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
今書いてるのとは別で短編書きます、ハイ
読んでくれたら本体喜びますw
では…どうぞ↓




  ――夢を捨てた少女に夢を与える少年――





 「いいよね、ちょーかっこいいもん‼ 二次元LOVE‼」
 私はこんなキャラだった 友達だってみんなアニメとか好きだったし
 ほんとはこのままで良かった…
 でもね、私…変わっちゃったの…




 親のたった一言で―――




 一言がすごく重く感じられた






 







 私の夢は漫画家になる事だった
 家では机に向かう度に絵を書いていた
 別に上手い訳じゃなくてでも好きだから書いていた




 もう中学3年、将来の事についても真剣に考えなきゃいけないし勉強だって頑張らなきゃいけない
 そして毎日親が発する言葉は

 『勉強しろ』

 私は勉強はそこそこできていた方だったからいいやと思ってた
 でも親はもっと上を目指せと私の夢についてなんて一言も聞いてくれない
 そして昨日の事…私を変えたこの一言…





 『あんたに絵を書く才能なんかないのよ』




 普通の人が言われたならばそれほど衝撃を受ける事がなかっただろう
 でも私はすごく傷ついた
 今までの努力が一気に無駄になったような、そんな感覚…


 「そっか、そうだよね 私に才能なんかないもんね 良いよ、勉強するよ」



 私はそのくらいしか言えなかった
 だって本当の事だったから
 才能ないのにいくら頑張ったって無駄だよね
 だったら勉強してちゃんとした学校に行って就職して
 ああ、現実逃避もやめよう
 ちゃんと今を受け止めなきゃ…




 





 「おはよー美貴ー」
 いつものように声をかけて来る友達
 「…おはよ…」
 私は素っ気ない挨拶をした 
 視線はどこを見ているか分からない様な中途半端な感じ…
 「何?元気ないじゃんw 昨日の〝大好き大好き〟見た?」
 「別に…普通だけど…? 何それ、勉強に関係あるの?」
 


 ほらほら、皆固まってるよ
 「…ねぇ美貴、どうしちゃった訳? 春雪君かっこいいって言ってたじゃん‼」
 「春雪君って誰? どこに住んでんの…?」
 「え…アニメに出て来る春雪君だよ〜 現実的に考えすぎーw」
 「アニメって何? それ知ってると何かいい事あるの? あんたたちが現実見てなさすぎなだけでしょ」
 「…もういい‼ 皆いこ、美貴なんてもういいよ」
 


 


 ほら、やっぱり
 結局のところ二次元のない私なんかと付き合ってくれる人なんか居ないのよ



 ガタンッ




 え、何見てんの? 別に立っただけなんだけど…
 ってか何やってんの私どこに向かって走ってるの?


 「美貴っ‼」


 誰? ああ、松野か…
 でも足が勝手に動くんだよね…
 あれ、こんなとこに座って顔伏せて何してんだろ…


 「おい、美貴っ‼ 今日のお前すごいへんだぞッ 美貴っ‼」


 そんなに呼ばないでよ…
 皆見てる… もう顔あげられなくなっちゃったじゃん
 な、泣いてる訳じゃないからッ



 「美貴っ‼」



 ちょっとやめてよ…なんで手を取ろうとするのよ
 顔が隠せな…


 「美…」


 そりゃあ驚くよね きっと私が泣いてると思ってたんだろうから
 でも私、泣いてなかったでしょ? と言うか表情作ってなかったもんね
 この場で無表情だったら誰だって驚くよね…



 「無理すんなよッ 言いたい事あるならはっきり言えよッ」




 そうだね、でも私今は何も言いたくない
 なぜか相手を見ていて目で訴えてる
 でも視界がぼやけて、頬が濡れてきた…
 


 「来い、美貴っ‼」


 
 そう言って相手は私の手を引いて走っていく
 皆見てるよ… 
 やめてよ…
 どこ行く気なのよ…


  ――続く――

68侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/12(日) 17:31:51 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――続き――




 「どこ行く気なのよッ」
 やっと言えたこの一言
 でも相手はすぐに答えを返す
 「お前の好きだった所」




 私の好きだった所?
 何それ、そんなくだらない所連れてく気なの?





 「ほら、お前の好きだった所…」
 来てみれば美術室
 ボーっとしているうちに松野は何か書き始めた
 覗いてみるとすごくきれいな絵だった
 白と黒の2色なのにすごくきれいな絵、しかもこんな短時間で書ける
 「何が言いたいの? それ見せて私に自慢したいの?」
 「違う…そういう意ッ」
 そのまま松野は持っていた物を下に落として手を隠した
 「松野? だ、大丈夫…?」
 「ああ、平気だ…」
 口ではそう言ってるけど顔が全然平気そうに見えないんだけど…
 「どうしたの…? なんで手を隠してるの…?」
 「俺は生まれつき長時間字を書いたりできないんだ 病気でな」
 「え…何…?」
 「ほんとは漫画家目指してた でも無理して書き続けてるうちに悪化して」
 「ちょっと、よく分かんないんだけど…」
 「今は授業のノート取るのも難しい だから夢だって諦めた」
 「…だから…? だから何が言いたいのよ…」
 もう意味分かんない… あんたの事興味ないし…
 「要するに俺が言いたいのは才能ないとかそういうので夢諦めんなって事」
 なんで知ってるの? 私夢の事なんて一言も言ってない…
 「私、夢諦めたなんて言ってないじゃん」
 「見りゃ分かんだよ お前の事は」
 「私に才能なんかないのよ いつまで経ったって上達しない 時間の無駄なのよ」
 



 「絵描きに才能なんて関係ないんだよ やる気あるかないかが重要なんだよ
  お前一人でできないんなら俺がアドバイスしてやる、教えてやる
  だから夢、諦めんなよッ」





 「ッ…分かった… 松野…手伝ってね… 夢、諦めないから…」




 「「一緒に…頑張ろう…」」




  ――終わり――

はい、意味分かんないですよね…
駄文読んで下さった皆様、もしいらしたら感謝ですw
ではまた…

69奏那 ◆/3htnogkOM:2010/09/12(日) 18:41:49 HOST:p5136-ipbfp1703tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

 ぬはは(�异擷譴�)、合っていてよかったです、間違っていたらどうしようかと…orz..
 え?なんですって?侑子さんなら分かりますよ、春雷さんはもう決定ですかr(ry../あれ?何で私までは言ってるのかな?聞き間違いか書き間違いかな?←//いえい、お祝いと言えばちきんだz(
 きらきら…あれれ?なんでかな?(うざ/こちらは見ていてきらきらよりも、ビームが出るほどでした、ビーム!←
 「春雷」が小汚い名前だったら、私の名前はどうなるんですかー!?
 えと、こちらも返信完了です!遅れました;

>>輪廻さん

70奏那 ◆/3htnogkOM:2010/09/12(日) 19:46:39 HOST:p5136-ipbfp1703tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp



【無法地帯、注意報鳴り止まる事を知らずに。-ver.闇鍋編-】<南雲 翼×その他いろいろ←>



―――最初は、ほんの軽い気持ちのはずだった。

 俺は、この事件のおかげで闇鍋の恐ろしさを知ってしまった。


 ある日の、鬱な夕方。





■□



『おーい、闇鍋やろーぜー!』


 最初のこの一言はきっと俺から発した(気がする)。
 闇鍋。それは、各自いろいろな材料を持ち合わせてとりあえず鍋にぶっこんで煮て一人ずつその中の具剤を取って食べる、という昔から現代に伝わる知るものぞ知る、伝統の鍋だ。

「んじゃ、一人ずつ材料だしてなー」

 肌寒いこの季節、学校が終わってからすぐに材料を持ち合わせて玲の家に集まった。
 メンバーは瑞樹(みずき)と竜太郎(りゅうたろう)と千春(ちはる)と俺と玲(れい)。
 そして、聞きなれたエセ関西弁の千春の言葉で、各々材料を見せ合う事になった。

「まずはー、ウブな竜太郎くんからー!」
「ウブって言うな!」

 と言いながら、じゃじゃんと持ってきたものを見せる。
 竜太郎の手元にあったのは丸い白い物。
 俺は、竜太郎に呟くように言った。

「…おい、りゅーたろー。……なんで、生タマゴ持ってきてンだよ」
「茹で卵俺好きだもん」
「知るかよ!」

 ははは、と乾いた笑いを残して、竜太郎は生タマゴ一パック、6個を持ってきた。
 これ、どうすればいいんだよ。



-つづく-

71侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/16(木) 05:20:32 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――第8章 運命の契約――





 「最近柊澤よく笑ってるよなあ」
 「だな、でもさ…よく見てみろよ惣映の顔」
 「あれ…あいつってあんなに無表情だったっけ…?」
 「いや、いつもはよく笑ってた ああなったのは柊澤に逢ってからだ」
 「3年前見たいだな…」
 「え? 何それ俺知らねー 話してくんね?」
 「良いけど…」


 「ちょうど3年前まで桜庭はここに来たばかりの柊澤さんみたいだったんだ
  でもそんな時にニコニコしてて明るい女の子… そう、平際さんだ
  その子はその笑顔を桜庭にあげたかのように笑みを消していきいつの間にかここから消え去っていた
  だから今度はその反対みたいだなって思ってさ」
 「へえ、そんな事があったんだな 俺がここに来る前に」
 「そうだよ でもここでこのこと知ってるのは…俺と桜庭を含めた5人だけって事になるけどな」
 「じゃあ他の奴等はその出来事の後にここに来たのか?」
 「いや、唯学年が違ってクラスが違ったってだけだ」
 「ふーん、そうなんだ」




 「ねぇ…あたしに笑ってほしいと思ってるの?」
 「オレはどんな事があっても契約をやめる気はねぇ というかもうやめる必要もないけどな」
 「どういう意味…?」 
 「今日が終わって明日になれば契約は成されるんだ」
 「じゃあ、今日でもう…お別れなのね…」
 「みたいだな どうやら弱ってるのはオレだけみてえだし 最後の日くらい二人きりで居たい…」
 「良いよ、あたしもその方が嬉しいから…」
 「良かった…嬉しいって言ってくれた…」
 「じゃあ行こう? この学校で一番思い出が作れそうな場所」
 







 「で、なんでここが思いで作れそうな場所なんだ…?」
 「だって、ここは… あたしと…惣映の思い出の場所だから」
 「え…癒…癒來…?」
 「思い出しちゃった もしかしたら誰かがあたし達の最後の日の為に力使ってくれたのかもね」
 「…そっか… だよな、ここ… オレと癒來が最後にあった場所だもんな」
 「うん… あたしに光をくれてありがとう… でもね…また闇になっちゃうんだよ なぜか分かる?」

 沈黙

 「どういたしまして… また闇に…? なんで…オレのこの努力は無駄…?」
 「うん、無駄になっちゃうの だって…だって… あたし、惣映に恋しちゃったんだもん‼」
 「えっ…何言って…」
 「ほんとは前に逢った時に伝えるはずだった でも伝える前に惣映はクラスの人気者になっちゃった…だから言えなかった」
 「………………………」
 「でもせっかく思い伝えられたのになんでこんなに悲しくなるんだろうね… すごく悲しく…ッ」

 頬に生温かいものが伝って地面へ落ちる その流れは途切れることなく、ましては増える一方で

 「泣くなよ…オレだってずっとお前に恋してた でも伝えたらお前が悲しむだろうって…だから言わなかったんだ」
 「…ック……ッ」
 「ほんと悪いな… オレってお前の何になれたんだか分かんねえや」
 「あたしの中は惣映でいっぱいだよ…今だってッ だから…ッだからこそッ こんなに思いが溢れて止まらなくなってる…ッック」
 「…そうか… オレって罪な男だな… 最後に言わせてくれ…」
 「あたしからも…」









 「「大好きだよ」」




 そして二人の影は重なった 離れたくない、消えたくないという思いを両心に抱いて

 惣映の身体が足の方から消えていく… きらきらと綺麗な砂になって…
 あたしは心配になって唇を付けたまま抱きついた 相場が受け止めてくれる
 …そしてあいつは自ら唇を離した そしてあたしを見てこう言った









 「今までありがとう これからもよろしく」










 そしてあいつの体はきれいな砂になり消えて行った
 その時あたしには聞こえた






 「待ってるから」





 という言葉が…





 「待っててね… 必ず行くから…」




















  ――9章へ続く――

72侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/16(木) 05:26:26 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
はい、ミスがあったので訂正します

×の例
相場が受け止めてくれる
…そしてあいつは自ら唇を離した

○の例
惣映が受け止めてくれる
…そして惣映は自ら唇を離した


後は多分平気だったと思います…多分です…
ではまたノシ
≫ALL

73侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/16(木) 17:45:42 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――第9章 二人の考えた歌――






 あなたとあたしは3年前、逢った事がありました
 あたしはその時の記憶がなく、その事をあなたに聞きました

 あたしは元気で明るい少女だった
 そして逢ったばかりのあなたは暗い少年でした
 だから契約をしました  笑顔という名の光を与える契約

 しかしその契約は残酷なもので、あたしは笑顔と明るさをなくしました
 本当はあなたへ笑顔を与えるうちに恋をしてしまっていたのです
 でもあなたはどんどんクラスの人気者になってあたしから離れて行った
 だからあたしはあなたの前から姿を消しました





 あなたとオレは3年前、逢った事がありました
 オレはその時笑顔がなく、あなたから光を貰いました

 オレは笑顔のない少年だった
 そして逢ったばかりのあなたは明るい少女でした
 あなたと契約をしました  笑顔という名の光を貰う契約

 そしてその契約は素晴らしいもので、オレは元気と明るさを手に入れた
 実際はあなたから笑顔を与えられていたというだけなのに
 でもオレはその事を知らずに人気者になってあなたから離れて行った
 だからあなたもオレの前から姿を消した







 あなたとあたしは2度目の再会をした
 でもあたしは記憶がなくあなたから初めて逢った時の話を聞きました

 あたしは暗くて人と関わるのを好まない少女でした
 あなたは明るくてあたしにとっては眩しすぎる存在でした

 あなたとあたしは契約をした
 2度目の契約を  でも消えたのはあなただけであたしは残った
 好きな人をなくした孤独さで… また光を忘れてしまった――
 




 あなたとオレは2度目の再会をした
 でもあなたは記憶がなくオレは初めて逢った時の事を話しました

 オレはあなたに貰った光で明るい少年になりました
 でもあなたは暗くて昔のオレを見ているようでした

 あなたとオレは契約をした
 2度目の契約を  でも残酷なもので俺は消えました
 あなたは何故か消えることなく… 生き地獄に落とされました――








 あたしとオレは契約の本当の怖さを知らなかった
 だからこんな事になった――
 消されるか…行き地獄か…2つに1つの運命
 そう、光は与えるものでも、貰うものでもない
 唯、自分で手に入れるしかないもの――




  ――10章へ続く――

74侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/17(金) 05:07:36 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
はい、漢字ミス訂正です((最近多い;
最後のところ「行き地獄」ではなく「生き地獄」です
ほんと申し訳ないです…
≫ALL

75侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/18(土) 23:59:49 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――第10章 3度目の出会いそれは残酷すぎて――




 惣映が消えてから1ヶ月 今日も空は青く澄んでいる
 あたしの心はこんなにどんよりしているのに…




 「癒羅ちゃん、ここ1ヶ月くらいどうしたの…?」

 「マロ先生…なんでもないです…本当になんでもないんです…」
 「そうは見えない、君に欠けているものがあるから」

 「そうですか…それは大変ですねー…」
 「君の事だよ? 人事みたいに言うのは良くない、なんで君は…」

 「マロ先生は分かってるんでしょ? あたしがこうなった理由を…あたしの口から言う必要ないじゃん」



 「君は…真実を認める気は…無いんだね? 自分の口から言って傷つくよりより人に言われて傷つく方がいいんだね?」
 「そんなことないッ じゃあ先生、私を笑わせてみてくださいよ…」



 「いいよ、強制的にやってあげる」 
 「出来るものならね」


 『さあ、笑みを浮かべてごらん? いつもの楽しい日常が待っているよ』
 バシッ



 「何してるの、先生…独り言ですか?」









 「え…確かに力を使ったはずなのに…」
 「当たり前、効く訳ないじゃんあたしになんか 契約に守られちゃうんだから」


 「そんなに嫌なら、君がまた別の誰かと契約を組めばいい」
 「今日は転入生が来るからその子に笑顔を与えるんだ そうすれば君は惣映君の所へ行けるよ」








 「そうだね… そうする、この笑顔って言葉が消える前に終わらせる」
 「じゃあ、転入生の紹介だ みんな席ついてー 転入生紹介するよ」




 「桜 遡鵜(サクラ ソウ)です…話しかけたりしないでください…嫌いなんです、人間は…」




 「席は後ろの方に座ってね、じゃあ僕はこれで…」





 「…あのさ、あんた前どこに住んでたの?」
 「話しかけないでくれる? 人間、嫌いなの 礼儀を知らないから」


 「あ、あたしは…柊沢癒羅、平際癒來だよ 君は…桜庭惣映、久しぶり」
 「……………」

 フワン


 「ああ、久しぶり癒來…癒羅…オレの光…」
 「光って言い方はおかしいよ… 魂でしょ…?」
 「そうだな ありがとう、体が来るまで守ってくれて…」



 「ううん、良いの また逢えたから…良いの…」
 「契約したい? また…光を与える契約」
 「だから…魂を与える契約でしょ? 良いよ、今度は魂を作る契約ね」
 「え…それって告白の続き?」
 「さあ、どうだろね?」




 「なんだよそれ、意味分かんない」
 「良いの、意味分かんなくても あたしが幸せで居られれば」
 「自己中じゃん」
 「違うよ、あたしが幸せって事はあんたも幸せなの」







 「そっか、オレ等2人で1つだからな…」

 「うん、2人で1つ」





 「「もう、これは運命だから」」





  ――エピローグへ続く――

76このは:2010/09/19(日) 16:45:25 HOST:eaoska129180.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
えと、今回は小説で無く歌詩を書きます。
引っ越していく友達に送った歌です。

「My Friend」

作詞・作曲 このは(笑)


遠回り 公園の中
君のことを考えて

帰り道 ひとりきり
涙があふれだした

さみしいんじゃなくって
切なさでもなくって

ただ   君の声がききたいんだ



ああ もう1度君に会えたなら
伝えたいことは一つだけなの
ありがとうって ありがとうって
君と出会えたことに  ただ

ありがとう・・・・・・

My Friend


いつか人は一人になって  思い出の中生きてくだけ
いつか来るそのときに  向けて  

僕らは  生きる


ああもう1度君に会えたなら 
伝えたいことはひとつだけなの
ありがとうって ありがとうって

君と笑い会えたことにただ

ありがとう・・・・・・

さようなら・・・・・・

My Furiend

ああもう1度君に会えたなら
伝えたいことは一つだけなの
ありがとうって ありがとうって
君と出会えたことにただ

ありがとう・・・・・・

My Furiend

77侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/22(水) 19:33:00 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
このはさんへ
なんか素敵な歌詩ですね…
あぁ、これを歌っているところを聞いてみたい…((無理言うなッ
素晴らしい歌詩有難う御座いましたノノ

78輪廻 ◆jvBtlIEUc6:2010/09/22(水) 21:57:42 HOST:KHP059138212218.ppp-bb.dion.ne.jp
詩、のようなものを書かせて頂きますね、!






―――



桜の咲く季節がやってきた、また私は今日も景色を眺め空を走る
気温が高くなる季節がやってきた、私は今日も空を走る
落ち葉が一枚二枚と落ちる季節がやってきた、今日も変わらず走る
気温が低くなる季節がやってきた、私は変わらず空を走る



一年中私は走る、希望と夢を抱いて、明日の光へと毎日空を走る。
景色は綺麗、嗚呼それは私の夢。


ああ、一年後の私 貴方は今何をしていますか?生きていますか?走っていますか?
二年後三年後四年後五年後の私 何をしていますか?変わらず走っていますか?
そして、十年後の私 変わらず走っていますか?夢はまだ持っていますか?


何時になっても…、変わらず走っていたい。



もし誰かが走れなくなったら、手を差し伸べよう。
「 一緒に走ろう、 」

そう言って前へ進もう!

決して、世界は綺麗じゃないかもしれない、明日は綺麗じゃないかもしれないけれど。
でも、自分の意志で運命は変えられる。自分のチョイス、選択肢で変わるんだ。


だったら最高な運命を開いていこう。


明日が輝くような運命を開いていこう、ゆっくりでも良いから走ろう。
夢に向かって走ろう、空を走ろう



自分の運命は自分で決めよう、輝く明日を見つけよう。

世界が醜いとは限らないから―――

79侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/25(土) 23:11:38 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
  ――エピローグ――



 「お母さん! あのね、私と仲良くなった子が居るのっ」
 「へえ、紹介してほしいな?」
 「良いよっ じゃあこっち来てー‼」

 ッ…この子もまた…契約の犠牲に…



 「カッコいいでしょ? でもね、全然笑ってくれないから私が笑わさせてあげるの」




 …結局…この契約に…終わりなんて来ないのだ…



  ――END――

やっと終了; 結構長かった…
ではまとめておきました↓
>>28 プロローグ                >>29 第1章 光 
>>30 第2章 期待と不安            >>31 第3章 転入生
>>32 第4章 逃げられない学校         >>49 第5章 光をくれた少年との始まり
>>53 第6章 過去の思い出           >>54 第7章 語れない過去 
>>71 第8章 運命の契約            >>73 第9章 二人の考えた歌 
>>75 第10章 3度目の出会いそれは残酷すぎて >>79 エピローグ

80侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/26(日) 13:58:40 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
 ☆。○。イジメ☆。○。 #00

 今日は体育祭だった そして今年も悲劇は訪れたのだった…




 私はこのクラスの子とは仲良くしていた
 もう2度とあんな悲劇味わいたくなかったから

 でもやっぱりそんなの不可能だった
 この体育祭という行事からまたあの悲劇が始まったのだった――




 今日は体育祭当日 昨日まで熱を出して休んでいたクラスのリーダーグループの子も来た
 まだ本調子じゃないみたいだけど…
 




 競技が始まった どんどん過ぎゆく競技の中でその子の出る種目になった
 私はその子の代わりの補欠だった 
 「調子が悪いので代わってほしい」そう頼まれたから代わった
 唯それだけだったのに…







 体育祭が中盤に差し掛かった頃 
 私は聞いてしまった、その子が仲良しの友達に言っている言葉を…
 「ねぇ聞いてよ、あたしが係りの仕事で居ない間にあいつが競技に出ちゃったんだよ」
 え…私…頼まれたから…出ただけなのに…
 「すっごく楽しみにしてたのにさー」
 私…のせい…? 私…いけない事…したの…?



























 私は決心していた 幼稚園の頃に…
 人と必要以上に関わらない、仲良くなったりなんかしないって
 必要以上に笑わないとも…




 小学生低学年までは守っていた
 高学年に入ってから、私は変わってしまったから
 だから去年も2学期に入り悲劇を味わった
 もう同じ事の繰り返しはしたくなかったのに…









 じゃあ、今までの事振り返ってみようか…



  +続く+

81侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/26(日) 23:54:04 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
 ☆。○。イジメ☆。○。 #01

 「媛歌ちゃん、あーそーぼ?」

 今は幼稚園の年中、私に声をかけたのは同じクラスの元気な女の子
 私の答えはいつも決まってこうだった

 「絵本読むのなら良いよ、でもそれ以外だったら嫌」

 まあ所詮幼稚園児、絵本読むのなんかつまらないがモットーな年齢だろうから私から離れて行く
 私は人見知りが激しいから人と関わるのが苦手
 自分から人が寄ってこない方へと導くのが癖になっていた

 「ねぇ媛歌ちゃん、先生と遊ばない?」

 一人で居ると必ず声をかけて来る
 それが嫌で私はいつもこう言った

 「大人、信用してないから 遊んでてもきっと楽しくない」

 幼稚園のしかも年中の言葉とは思えないくらいでしょ?
 でも私はそんな子だった だって人と一緒に居ても疲れるだけだし全然楽しくない
 そんな事してるくらいなら人と関わらない方が楽しい
 一人で絵本読んだりお絵かきしたりしてる方がずっとずっと楽しい
 でも、やっぱり寂しいって感情もどこかにあったんだと思う…










 じゃあ次は、小学生になってからのこと話すよ
 私がどんな子だったか教えてあげる



 +続く+

82侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/09/27(月) 19:26:00 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
 ☆。○。イジメ☆。○。 #02

 「僕は森山生御(モリヤマオミ)って言うんだ 席隣だね、よろしく」

 私は小学1年生、今日はその入学式の日
 席に着けば隣の席の男の子から自己紹介を聞かされる
 別に今しなくても後でクラス全員でやるのに…
 でもまあ、無視は可愛そうよね 一応ピカピカの1年生なんだろうから

 「あっそ、まあ一応よろしく」
 「ねえ君の名前は? えっと…」

 あぁ、名札の字読もうとしてるんだ でも生憎漢字で書いてあるのよね、私のは
 他の子たちは皆平仮名みたいだけど私は漢字の方が好きだからこうしてもらったのよね

 「逢坂媛歌、おおさかひめかよ」

 所詮1年生か… 私はある程度の漢字はもう読めるけど…
 でもまあ私の字は1年生じゃまだ1つも習わないし仕方ないわよね…
 
 「ひめかって言うんだ 可愛い名前だね」

 え? 何それ、口説き文句? 小1で?
 …そう言う考えしてる私ってもう全然純粋さとかないよね
 口説き文句とか小1で知ってるかよ、普通…みたいな?
 まあここは素直にこう言っとくのが手っ取り早いのよね

 「有難う」

 あんまり突き離したりするのも可哀想だし、最初のうちはこんな感じでいいわよね

















































































 そんな考え、ものすごく甘かった
 この後、心に誓った事を私は見事に破ってしまったのだから…



 +続く+

83侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/10/01(金) 20:19:33 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
ふと思いついた詩書きます^^









 ++探しモノ++




 俺には探しているモノがある

 それは俺にとって大切なモノで家族とか幼馴染とか愛人とかに当たる存在













 俺には探しているモノがある

 それは俺にとって忘れられないモノで過去とか未来とか現在とかに関わる存在































































 俺は探している、そんな存在を…――

 俺は探し続ける、そんな存在を…――














































 無くしたモノは見つからない

 無くした当時は気付かない

















































 後から思い出すんだ

 そして探し始めるのだ































































 でも、無くした時には手遅れで……一生見つからない存在となる

 気付かなければ忘れたまま……悲しいとかの感情は無い

 だからこそ忘れたままではいられない

























































 いつかふと気が付いた時、探しているモノは出来ている

 見つかる事の無い探しモノが…――














































 色々な感情と…共に…―――








 ++END++

84名無しさん:2010/10/02(土) 19:19:46 HOST:p3090-ipbf203imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
あるところに、ベーターパンという名の農夫がいました。
別段変わったところも無く、いたって普通の男でした。

しかし、ある日のことです。
一日の仕事を終え、帰路に着こうとしていた矢先、彼はあることを思い出しました。
それは、今朝家を出るとき、趣味で作ったニトロ爆弾を窓辺に放置していたことでした。
太陽光を浴びると爆発するそれは、家を出るときは壁の影に収まっていたのですが、時間の経過による太陽の移動でおそらく起爆した可能性が高い。

男は後悔しました。何故、ニトロ爆弾などつくったのか、と。
家に着いた男は唖¥愕然とします。
2900壷の豪邸が、2壷の犬小屋になっていました。また、美しかった周囲の庭園は、隕石の落ちたが如く巨大なクレーターを成し、
荒涼とした荒野を形成していました。

彼は悟ります。「ちょっとマズッたかな?」と。

85名無しさん:2010/10/02(土) 19:31:57 HOST:p3090-ipbf203imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
あるところに、神谷神(かみや かみ)という中学生がいました。

信者「貴方は?」
神谷「神谷やけど」
信者は、同様が隠せません。まさにこの男こそ、我等の主マウゼルの化身かー

信者「・・・下のお名前は?」
神谷「神。」
信者「!!」

86名無しさん:2010/10/02(土) 19:44:50 HOST:p3090-ipbf203imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
あるところに、ある人間がいました。
ある人間はあるものはやがてすべてなくなるとあるものを諭し、
その結果あるものはあることを悟りました。あるものなどはそれを見てそういうこともあるものだなと思ったそうです。

87侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/10/09(土) 20:32:30 HOST:114.183.128.120
久々に来ました
レスは蹴らさせて頂きます

今日は詩を1つ思いついたので…





          ○。運命のイジワル○。





   もしも…もしもこの世に…神様が存在するとしたら…


   私は神様を恨みます…―――――























   こんなに最低最悪な人生…


   一緒に居たくもない人との切っても切れない縁






















   もう関わりたくない、そう思って離れていた




   なのに…席替えをすると席は前後に…


   背の順も前後…

































   いくら逃げても逃げ切れない…―――




   今度もまた、体験学習へ行く場所が同じになった…





































   ……………こんな人生……………








   私は一度も望んでない‼




   出来る事なら私は早くこんな生活から逃げ出したい











   もう見たくない



   もう話したくない



   もう聞きたくない



   もう接したくない、関わりたくない




   大袈裟かもしれない



   だけどそれくらい今の生活が嫌だ






























   一日に一度は会話をしないければならない



   関わらなければならないのだ…―――







   …そんなの、耐えられない…









   だから私はこう思うんだ




   もしも…もしもこの世に…神様が存在するとしたら…


   私は神様を恨みます…―――――










   〝運命のイジワル〟

88このは:2010/10/31(日) 18:50:18 HOST:eaoska249149.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
なんとなく、詩というか なんというか・・・
 なものを書きたいと思います。


「明日」

明日は、何のためにあるんだと思う?

私はね、こう思うんだ。

明日は人がこの世界で生きていくためにあるんじゃないかって。

つらくて、苦しい「今日」に絶望して、死んでしまいたくなっても

「明日」は何か変わるかもしれないと思えばがんばれる。

どんなに悲しいことがあっても、明日になればそれは過去のことになる。

「明日」は希望に満ち溢れてるって、心のどこかで想う自分がいるから

私は今日も生きていける。

「明日」はとても不確かで、不安定で、

吉が凶に、凶が吉に、くるくると姿を変えていく。

でもね、不安定で不確かなものだからこそ、私は明日を信じれる。

この世界をあきらめないで、見限らないで生きることができる。

「きっとだいじょうぶ」って、自分に言い聞かせることができる。

この世界で生きていくための勇気を、殺さないで抱きしめられる。


「明日」はきっと、この世界で生き抜くための希望なんだと思うから。










ーねぇ、君は、「明日」は何のためにあるんだと思う?

89侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/11/05(金) 06:22:49 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
…長らく放置すみませんでした…私とした事が…OTL((ガクリ
一ヶ月に一度のペースは流石に無いですよね…はい、申し訳ございません…
ちょうど小説の完結までプロットが完成いたしましたので今後はちょこちょこ来て更新に励みたいかと…。
では後ほどノシ

≫このはさん
詩ですね^^
明日ですか…一体何のためにあるんでしょうかねー?
希望…それもあるんでしょうね、きっとw
素敵な詩、有難う御座いました(´▽`

90ふぁさ:2010/11/05(金) 15:16:30 HOST:p4191-ipbf705funabasi.chiba.ocn.ne.jp
 スレ主とは関係無いのですが私も小説書いているので良かったら読んでください。
 「とある少年の運命操作」と検索してください。
 感想は「ボルシチ15世」と検索すると感想掲示板が出てくると思うのでそこまでよろしくお願いします。

91マリ ◆3cZvXXFIeY:2010/11/06(土) 11:16:39 HOST:p7145-ipbfp402yamaguchi.yamaguchi.ocn.ne.jp
詩を書きます

キミが輝いていること
それはキミが一番つらいからなんだよね
人のつらさはガンバリに変わりそのひとを美しく輝かせているのだから
笑い飛ばして涙なんて枯れてしまえばいい
次に涙が流れ落ちるときには私とキミの友情が分かち合えたときにしようね

92侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/11/06(土) 18:48:18 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
 ☆。○。イジメ☆。○ #03



 私が3年生になった年だったかな?
 担任が1年の時と同じで私が自己紹介した後に先生がああ言ったのは…

 「私は逢坂媛歌、以上」
 「趣味は読書にお絵描きだ 友達少ないので募集中」

 その言葉にはほんとに驚いたね、まさかって思ったけど…
 私もその時だけは素直に顔真っ赤にした、恥ずかしすぎるから…


 3年生ではあの子と仲良くなったんだよね…

 「私、広伊瀬亜未(ヒロイセアミ)って言うの 今日から同じ班だね、宜しく」

 笑みを浮かべて言う彼女の言葉は何の曇りもなくとても純粋なんだなって思った
 その点私は真っ黒…純粋さと蚊の欠片すらない…

 「…ふーん、それで?」

 返す言葉は相手を突き放す為のもの、もう私に声をかけないようにする為の対策
 でもやっぱり彼女は他の事違ったんだ 懲りずに私にこう言う、変わらず笑みを浮かべて

 「逢坂媛歌さんだよね 去年も同じクラスだったんだよ?」
 「………だから? この学校は3クラスしかないんだから同じクラスになっても別に不思議じゃないでしょ」

 また…また私は他人を傷付けている…
 どうしてだろうか…今まで他の人の事なんてどうでもいいと…そう思っていたのに…
 他人の気持ちなんて目も呉れず一人で居る路を選んできた





 今更…今更他の人がどんなに傷付こうが私は関係ない
 私は一人の方が良い存在、人と関わった所で良い事なんて無い
































 きっと相手を不幸にする























 「あのさ媛歌ちゃん、もし良かったら今日の放課後遊ぼうよ 駄目かな?」

 ハイ? 今なんて言いました?
 始めて会話した時から5度目となる会話
 そのうちの3回程は配布物の受け渡しの時に「これ、余ったから前に回して」「うん、分かった」といった会話
 それに媛歌…ちゃんですって?! 馴れ馴れしいにも程がある
 もう一緒に遊ぼうなんて以ての外!! どうかしてる…あり得ない…





 「無理、貴方みたいな人と関わりたくない じゃあそういう事だから」





 結局突き放す もう彼女も諦めるだろう、そう思いながら…



 +続く+

93マリ ◆3cZvXXFIeY:2010/11/06(土) 22:03:51 HOST:p7145-ipbfp402yamaguchi.yamaguchi.ocn.ne.jp
exile〜逃亡者〜
登場人物
 天野城子 amano-siroko
 天野成寛 amano-narihiro
 風神美愛 kazakami-mia
風上美架 kazakami-mina
真銅輝鬱 sindou-teruuti

=続く=
✄ーーーーーキリトリーーーーーーーーーーーーー✄
 ついに書きますよ!楽しみにしてくださいね

94マリ ◆3cZvXXFIeY:2010/11/07(日) 22:56:51 HOST:p7145-ipbfp402yamaguchi.yamaguchi.ocn.ne.jp
城子side
『俺は天野城子。城ちゃんとでも呼んでくれ。』
このグループのリーダーはおれだ。

俺らのグループはある作戦に失敗した。そのせいで政府はくるってしまった。
『どれだけ俺らの活動はすごかったんだ』と思ってしまう。
そのせいで俺らは追いかけられている。
追いかけるものは10人。追いかけられるものは6人…。
まだ俺らのほかにも追いかけられてしまう人がいるんだ…。
捕まれば抹殺or奴隷として生きていかなければならないのだから…。

95マリ ◆3cZvXXFIeY:2010/11/10(水) 18:09:16 HOST:p7145-ipbfp402yamaguchi.yamaguchi.ocn.ne.jp
輝鬱side
『俺は輝鬱。よろしく頼むよ。』
成寛「これからどうするんだ?」

美愛「御飯だけはコンビニで買えるしネットカフェだけは使えるんじゃないの?差し押さえされてなければの話だけど。」

城子「いや、差し押さえられてた。この周辺は全部差し押さえられてる。コンビニとスーパーは大丈夫だったから食糧は確保できる。」

成寛「問題は寝る場所だな…。」

城子「あの公園なら隠れ場所もあるし昔作った秘密基地があるよ。」
『あそこの公園か…。桜木町公園だったっけ?』
みんな必死に話し合っているのに美架はどこに行っちゃったんだよ?!

96侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/11/16(火) 19:35:51 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
 ☆。○。イジメ☆。○ #04




 あれ…なんであたしこんなに仲良くなってんだろ…

 「媛歌ー、外行こー!」
 「うん、行こっか… 縄跳び板空いてると良いね…」

 何この会話…思い出したくない…あの頃の事なんて…
 思い出せば辛くなる…今の現状に耐えられなくなる…

 「あはは、媛歌らしー」
 「何それ…そんな事言ったら亜未だってー」

 なまじ与えられた陽だまりのような時間…
 今の私からしてみればそんな時間…そんな時間さえなければ…っ

 「だよねー、あっ今日の放課後遊ばない?」
 「うん、良いよ 亜未何処行く?」
 「そうだなー…お菓子買って公園でゲームしよう」
 「分かった、じゃあいつもの駄菓子屋で」
 「帰ったらすぐだよ?」
 「分かってるって」
 「あはは、そっかー」
 「もう、信用ないんだからー」
 「えへへ…」

 思い出したくない…そう思ってても…
 溢れ出て来る思い出達が…あたしを…あたしを苦しめて行く…―――

 「媛歌ってこれだけは強いよねー…」
 「それって褒めてんの? 貶してんの?」
 「えー褒めてるよー」
 「じゃあ…ありがと」
 「いえいえ、どういたしまして〜」

 亜未…逢いたいよ…逢ってまたあの頃見たいに…話がしたいよ…
 どんなにそう願っても亜未はもうこの世に居ない
 あたしに笑顔をくれた…あの少女はもう…存在しない…
 ただ…あたしの記憶の中にだけ…存在し続けて笑いかけている…




 じゃあ…今度は中1の…悲劇を…話すから…
 長くなるかもしれないけど…聞いてくれると…うれしいな…




+続く+

97侑子 ◆jZgVcLWus2:2011/02/06(日) 20:04:35 HOST:i118-19-55-98.s04.a011.ap.plala.or.jp
 ☆。○。イジメ☆。○ #05




 「○×小出身の逢坂媛歌です。部活は手芸や料理が好きなので家庭科部に入りたいと思ってます。1年間、どうぞ宜しくお願いします。」

 今日から中学1年生。小学校とは違った学校の雰囲気や先輩達との上下関係なんかに呑み込まれそうになりながら教室で自己紹介をする。
 あたしの居た小学校の子はほとんど違う中学に入ったからこっちの中学に来たのは学年でも10人居るか居ないか。
 殆ど知らない顔。

 「自己紹介も済んだ所で、写真撮影だ。皆校庭に出て適当に背の順になるように並んでくれ。解散!」

 と担任の指示も出て近くに居た小学校の同じだった子について行く。
 外に出れば桜が綺麗に咲いていて所々ひらひらと舞落ちている。
 人見知りのあたしからしてみればこうやって自然を眺めてる方が幸せだ。

 「媛歌ちゃん…だっけ?身長同じくらいだからこっちに並んで。」
 「あ…うん。」

 確か…角川祐(ツノカワヒロ)って子。明るくて人懐っこそうな子だなって思ったんだっけ。
 え…ちょっと待ってよ…?
 此処はちょうど中心になる位置なんじゃ…。

 「おお、逢坂が真ん中か。桜が似合いそうな奴でちょうど良いなっ。」
 「……はぁ。変な言い回しはやめて下さい。」
 「ははは、逢坂は真面目だな。」

 こんなんじゃこの先が思いやられる…。




 中1になって2週間が過ぎた。
 仮入部の時期がやって来たのだ。

 「ねぇ、陸上部行きたいんだけど付き合ってくれない?」
 「え……あ、うん…いいよ。」

 小学校が一緒だった子に付き合って陸上部へ仮入部するあたし。
 メニューのハードさにフラフラ…

 「媛歌、大丈夫?陸上部にしよっかなー、楽しいし。」
 「平気。そっか、じゃあそうしなよ。3年間やるんだし。」
 「そう。だよね、じゃあ明日は媛歌の行きたい部活行こ!」
 「え…いいよ。明日の陸上部行きなよ。あたし一人で行けるから…。」

 結局この場はあたしが負けて次の日はあたしの入りたいと思っていた家庭科部へ仮入部した。
 その次の日からは各自別々であたしは一人で家庭科部に仮入部。

 「あ、媛歌ちゃんだよねっ?!ウチ、久保田ひかり。同じクラスの。」
 「え、あ…うん。あぁ、自己紹介の時家庭科部に入りたいって言ってた子…。」
 「そうそう!!一緒だって思って。今日は此処に仮入部?」
 「まぁ…そのつもり。」
 「そっか、ウチもだよ。茶道やるんだって。茶室行こう?」
 「茶室?そんなのあるの?」
 「あるよ、ほら行こ!!」

 そこで同じクラスの久保田さんに逢って一緒に仮入部し、次の日から行くことになった。




 こんなに普通の生活が出来たあたしは人見知りではあったが幼少時よりも人と接する機会が多くなっていった。
 もう人を必要以上に避けることもなくなり周りに少しずつ解け込んで行った――…









 ――これからが物語の本番になるとも知らずに



+続く+


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