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テーマは自由、小説や詩を書くところ☆

96侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/11/16(火) 19:35:51 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
 ☆。○。イジメ☆。○ #04




 あれ…なんであたしこんなに仲良くなってんだろ…

 「媛歌ー、外行こー!」
 「うん、行こっか… 縄跳び板空いてると良いね…」

 何この会話…思い出したくない…あの頃の事なんて…
 思い出せば辛くなる…今の現状に耐えられなくなる…

 「あはは、媛歌らしー」
 「何それ…そんな事言ったら亜未だってー」

 なまじ与えられた陽だまりのような時間…
 今の私からしてみればそんな時間…そんな時間さえなければ…っ

 「だよねー、あっ今日の放課後遊ばない?」
 「うん、良いよ 亜未何処行く?」
 「そうだなー…お菓子買って公園でゲームしよう」
 「分かった、じゃあいつもの駄菓子屋で」
 「帰ったらすぐだよ?」
 「分かってるって」
 「あはは、そっかー」
 「もう、信用ないんだからー」
 「えへへ…」

 思い出したくない…そう思ってても…
 溢れ出て来る思い出達が…あたしを…あたしを苦しめて行く…―――

 「媛歌ってこれだけは強いよねー…」
 「それって褒めてんの? 貶してんの?」
 「えー褒めてるよー」
 「じゃあ…ありがと」
 「いえいえ、どういたしまして〜」

 亜未…逢いたいよ…逢ってまたあの頃見たいに…話がしたいよ…
 どんなにそう願っても亜未はもうこの世に居ない
 あたしに笑顔をくれた…あの少女はもう…存在しない…
 ただ…あたしの記憶の中にだけ…存在し続けて笑いかけている…




 じゃあ…今度は中1の…悲劇を…話すから…
 長くなるかもしれないけど…聞いてくれると…うれしいな…




+続く+


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