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テーマは自由、小説や詩を書くところ☆
70
:
奏那
◆/3htnogkOM
:2010/09/12(日) 19:46:39 HOST:p5136-ipbfp1703tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
【無法地帯、注意報鳴り止まる事を知らずに。-ver.闇鍋編-】<南雲 翼×その他いろいろ←>
―――最初は、ほんの軽い気持ちのはずだった。
俺は、この事件のおかげで闇鍋の恐ろしさを知ってしまった。
ある日の、鬱な夕方。
■□
『おーい、闇鍋やろーぜー!』
最初のこの一言はきっと俺から発した(気がする)。
闇鍋。それは、各自いろいろな材料を持ち合わせてとりあえず鍋にぶっこんで煮て一人ずつその中の具剤を取って食べる、という昔から現代に伝わる知るものぞ知る、伝統の鍋だ。
「んじゃ、一人ずつ材料だしてなー」
肌寒いこの季節、学校が終わってからすぐに材料を持ち合わせて玲の家に集まった。
メンバーは瑞樹(みずき)と竜太郎(りゅうたろう)と千春(ちはる)と俺と玲(れい)。
そして、聞きなれたエセ関西弁の千春の言葉で、各々材料を見せ合う事になった。
「まずはー、ウブな竜太郎くんからー!」
「ウブって言うな!」
と言いながら、じゃじゃんと持ってきたものを見せる。
竜太郎の手元にあったのは丸い白い物。
俺は、竜太郎に呟くように言った。
「…おい、りゅーたろー。……なんで、生タマゴ持ってきてンだよ」
「茹で卵俺好きだもん」
「知るかよ!」
ははは、と乾いた笑いを残して、竜太郎は生タマゴ一パック、6個を持ってきた。
これ、どうすればいいんだよ。
-つづく-
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