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テーマは自由、小説や詩を書くところ☆

92侑子 ◆jZgVcLWus2:2010/11/06(土) 18:48:18 HOST:i114-183-128-120.s04.a011.ap.plala.or.jp
 ☆。○。イジメ☆。○ #03



 私が3年生になった年だったかな?
 担任が1年の時と同じで私が自己紹介した後に先生がああ言ったのは…

 「私は逢坂媛歌、以上」
 「趣味は読書にお絵描きだ 友達少ないので募集中」

 その言葉にはほんとに驚いたね、まさかって思ったけど…
 私もその時だけは素直に顔真っ赤にした、恥ずかしすぎるから…


 3年生ではあの子と仲良くなったんだよね…

 「私、広伊瀬亜未(ヒロイセアミ)って言うの 今日から同じ班だね、宜しく」

 笑みを浮かべて言う彼女の言葉は何の曇りもなくとても純粋なんだなって思った
 その点私は真っ黒…純粋さと蚊の欠片すらない…

 「…ふーん、それで?」

 返す言葉は相手を突き放す為のもの、もう私に声をかけないようにする為の対策
 でもやっぱり彼女は他の事違ったんだ 懲りずに私にこう言う、変わらず笑みを浮かべて

 「逢坂媛歌さんだよね 去年も同じクラスだったんだよ?」
 「………だから? この学校は3クラスしかないんだから同じクラスになっても別に不思議じゃないでしょ」

 また…また私は他人を傷付けている…
 どうしてだろうか…今まで他の人の事なんてどうでもいいと…そう思っていたのに…
 他人の気持ちなんて目も呉れず一人で居る路を選んできた





 今更…今更他の人がどんなに傷付こうが私は関係ない
 私は一人の方が良い存在、人と関わった所で良い事なんて無い
































 きっと相手を不幸にする























 「あのさ媛歌ちゃん、もし良かったら今日の放課後遊ぼうよ 駄目かな?」

 ハイ? 今なんて言いました?
 始めて会話した時から5度目となる会話
 そのうちの3回程は配布物の受け渡しの時に「これ、余ったから前に回して」「うん、分かった」といった会話
 それに媛歌…ちゃんですって?! 馴れ馴れしいにも程がある
 もう一緒に遊ぼうなんて以ての外!! どうかしてる…あり得ない…





 「無理、貴方みたいな人と関わりたくない じゃあそういう事だから」





 結局突き放す もう彼女も諦めるだろう、そう思いながら…



 +続く+


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