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戦場スレpart1
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ロボットの戦闘シチュや、イベントの際にお使い下さい。
イベント告知テンプレ↓
【イベント名】
【予定日時】
【予定人数】
【内容】
【備考】
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>>354
「しかしなんだったんだあいつらは・・・何で攻撃してきたのかすら分からねぇ」
「むち打ち症になってるよなぁ、絶対・・・」
自分の体のことを考えると、背筋がぶるりと震えるのだった
>>355
「何とかなったぜ・・・ただまぁ、な」
被害状況は・・・と確認するまでも無かった、戦闘の爪あとも大きく・・・バルクレイスが破壊した建物も多い
「エミリーも無事だったみたいだな、良かった」
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>>357
「市街地を護りながら戦うのは難しいわね。」
ヒツギに返事を返す。
あのコは、私の事を知っているのかな・・・
「聞いて、ヒツギ・・・私は嘗て宇宙海賊ブラディアローのパイロットだったわ。
ブルースやエドやウォーレスの仲間だった。
地球に降りる前、あの道化師の襲撃を受けて部隊は全滅して私だけが地球に落ちた。
そこで一人になった私をレイナが拾ってくれたの。
私は命の恩人であるレイナを護る為に戦うことにした。
それから、ヒツギやレオンに出会った。
この星には暖かい人が居るって知ったわ。私はこの星が好きになった。
こんな私でも、私を信じてくれる?」
ヒツギは知らないのかもしれない。
この事実を知って、ヒツギは私を敵視するかもしれない。
もしかすると、ヒツギは知らない方が良いのかも知れない・・・
でも、それを黙っておきたくは無かった。
自分を信じてくれている人に対して、隠し事はしたくないから・・・
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>>348
「とりあえず、終わってくれたか・・・。」
はぁ・・・と大きな溜息を吐いて座り込む。
幾ら才能や体力が人並み以上とは言え、初の実戦だった上に相手は化け物じみた存在。
これで疲れるなと言うのは正直、酷な話であった。
(初の実戦にしてはよく動いた方かと思うが?)
「そりゃそうだろうがな・・・実際、これからは安芸だけの問題じゃなくなるだろ。これ・・・。」
少なくともあの化け物を何とか退けた自分と火流羅を安芸だけに留める気は連邦にも他んとこにもない筈だ。
しかも相手は未知数・・・あんな化け物がまだゴロゴロしている可能性が極めて高いと来ている。
「・・・鍛えなきゃな。今よりももっと強く・・・。」
(普通、恐怖で震えるところではないのか?)
火流羅の言に苦笑する。とことん安芸の為に動く事を前提としていた自分だが、普通なら恐怖で身動きも取れなかった筈なのだから。
「そう言えば、援護してくれた機体や方々に礼も言ってなかったな・・・通信機ないからこっちから連絡つけようがないし。」
余り得意ではないのだが、携帯買おうかな・・・と思案していると肉声が聞こえて来た。
>>351
「どうやら上手くやってくれたな!ヒツギにラウディ、えーと・・・。俺は伊豆基地預かり、レオンハルト。階級は中尉だ。君達は誰だ?」
・・・困った。さっきの承知の意は頭の動きだけで何とか示せたものの、今度は名前である。
『気』も相当消費しているので無駄に使いたくはない。通信機?そんなもん積んでません。
「どうしようか・・・んっ?」
少し壊れた文房具屋から、習字道具が顔を出していた。
「火流羅。」
(承知した)
短いやり取りと共に胸から外に出ると、習字道具で近くの和紙にこう書いた。
「私は毛利分家が長男、元鳳と申す。安芸を守る為に力を貸してくださった事、関係の方々に心よりお礼申し上げる」と。
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>>352>>353>>354>>356>>359
>「こっちはもう動けないけど大丈夫、回収してくれると助かる・・・」
ゆったりと回遊しつつ速度制限によりAMへと可変する、バルクレイスの背後まで滑り込みホバリングする
>「あー、だろうな……」
通信が回復したのかヒツギに対してであろう相づちが聞こえる
「了解だ。まぁこのまま運んでもいいが…
動けない程ならキャリアーの到着を待つべきなんだろうな。
直に到着するが特機達はサイズ的に宙づりだな」
>「は、お疲れさまです」
クリアになった通信画面の中で、ラウディが敬礼を返している。
『そちらの新型、見させて貰ったわ。
ああ、私は軌道防衛艦隊のマデリーン・エッシェンバッハ少佐。今回の一部始終はずっと見てたわ』
三十前後らしい女性士官とも通信がつながる。
「改めて、レオンハルト中尉です。よろしく!」
敬礼もそこそこに状況を求める女性士官
『で、味方アンノウンは……』
肩から決して浅くは無いであろう傷を持つ機体と鎧武者の方へとズームする
「無事…とも言い難い…」
>「あー、そこのラウディさんに言ったからラウディさんに聞いてくれ。」
ようやくこちらに気付き返事をする
「いや、話せるなら自分で話しとこうよ。そこは」
ラウディに話足りない部分は在るはず、どう見ても悪人ではないが、こいつも何かを隠している。そんな気がした
そんなやり取りの横で鎧武者から降りる人影
(今、ズルッと出て来なかったか?)
文房具屋の道具を使い何か作業を行っている
和紙の方へズームすると見事な日本語で挨拶が認められていた
「…俺は終始、逃げ回ってただけになっちまったけどなぁ…」
元鳳に向かい機体で敬礼する
ヒツギと俺に個別回線が開く。まあレスポスには拾われるがやむを得ない
>「私は宇宙海賊ブラディアロー、アフロボンバー・キングが率いる第48番隊・・・
別称“AKB(AfroBomberKing)48”の元戦闘員だった。
こんな私に街を護るなんて無理かもしれない。
でも、私はこの星が好きになった。
ヒツギやレオン、そしてレイナと出会ったからよ。
私、この星を護りたい。貴方達みたいな暖かい人が居るこの星を・・・」
通信の後しばしの静寂の後に口を開いた
「………なん…だと…?」
「AKB…アフロボンバーキングなのにABKじゃない…だと?」
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>>360
「あ、ごめん。アフロボンバーじゃなくてアフロキングだったわ。
48番隊の隊長はアフロキング・ボンバーよ。」
私とした事が・・・名前を間違えたようだ。
訂正の通信を入れる。
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>>356
「えーと……?」
『……伍長、その機体を確保しなさい。色々聞きたいから』
「ん……了解」
少し考え、外部スピーカーを使う。
「えーと、シュートとか言ったな。飯にしようか」
ユーティライネンから総突っ込みが入った。
>>357
「その辺は、雲の上の人が考えてくれるよ」
>>358
『ほう……』
「へぇ……」
>>360
『色々聞きたいけどシュナイダー中尉、貴官も彼女の事情を知らなかったようね?』
画面の中のエッシェンバッハの表情が微妙に変わった。
『それはそれとして、レオルドなる機体の確保を……そう言えばあれのパイロットもシュナイダーを名乗ってたわね?』
>>359
「あ、毛利公爵家の方ですね」
ズームで和紙の文字を見て、達筆故にラウディには読めないので軌道艦隊の日本人に読んで貰うという手間をかけ、スピーカーで返す。
「おそらく、その特機……長機人?何を……ああ、とにかくそれについて、然るべき者が話を伺いに……なんか、もうすぐ来ると上層部が申しております」
間に挟まれた下士官の苦悩であった。
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>>362
「・・・・・・・・・・・・・!!」
話を聞かれていた・・・!!
あの二人は話を聞く限り、軍隊の所属・・・!!
地球軍は私の事を良く思っていない・・・
私を捕まえに来るか・・・もしくは・・・
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>>358
>こんな私でも、私を信じてくれる?
「・・・」
目を瞑って考え込む、そうしてから口を開き出てきた言葉は・・・
「そっか」
なんともあっけない言葉、だがそのトーンは批難するわけでも無視するわけでもない
どちらかといえば納得したような、受け入れた様なすっきりとした声だった
「俺は信じる。誰かを助けようとした人を、自分を助けようとした人を信じろ・・・っておばあちゃんが言っていた」
>>360
>ゆったりと回遊しつつ速度制限によりAMへと可変する、バルクレイスの背後まで滑り込みホバリングする
「あんがとレオン、こりゃ道端に下りたら回収用の輸送機が来るまでお互い待機だな・・・」
エクセリオンも相当無茶なことをしているんだろう
思ったよりは揺れないが、この状態で機関するのは無理だ。
「・・・あんたは知っていたのか、エミリーのこと」
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>>360
「今はちょっと無理、機体の破損率が高くてな。
マトモに動けん、後10分辺りすれば動けるようになるから。」
>>362
普通の人ならそこで怪しむだろうがシュートは。
「焼肉を食べに行こう、アンタの奢りでな。」
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>>365
「あー、肉か……血の滴るようなステーキが喰いてぇなァ」
コクピット内のラウディは払いを上に回す気であり、ユーティライネンでは会計をどう処理するかで無言のバトル。
>>363
軌道上ではともかく、ラウディ個人はエミリー=エネミーみたいな直結した思考はしていない。
何故なら……
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>>363
バルクレイスを人型と元鳳と名乗った人物の超機人の見える位置へと降ろす
「エミリーもこっち来てくれ」
>>364
「俺か?んー…」
ヒツギの質問に対し適切と思われる言葉を選択する
「俺自身は病室でお前とレイナ嬢が聞いていた所までしか知らないな
もっとも、エミリーに対する質問について聞いているなら
知り合いに用心深い奴がいるって事だ」
(この人物はヒツギも知っているかも知れないが)
>>362
>『色々聞きたいけどシュナイダー中尉、貴官も彼女の事情を知らなかったようね?』
画面の中のエッシェンバッハの表情が微妙に変わった。
「…細かい所はねぇ。それよりえっさん少左
ファミリーネームだと堅いからレオンでいい」
>『それはそれとして、レオルドなる機体の確保を……そう言えばあれのパイロットもシュナイダーを名乗ってたわね?』
「うーん…何シュナイダーかで随分違うぜ
俺の生まれはドイツだがシュナイダーさんは割と居るしな…」
>>365
「さーて、そんな訳でどこの何シュナイダーさんなのかな?」
通信は何故か通じない面倒な奴だ
>「今はちょっと無理、機体の破損率が高くてな。
マトモに動けん、後10分辺りすれば動けるようになるから。」
「…いや、質問の返答じゃないから、それは
もう一度聞くが、どこのシュナイダー?」
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>>367
「解ったわ・・・直ぐに行く。」
私は機体を動かし、レオンの下へ向かう。
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>>366
「何を言っているんだテメェ?
肉はちゃんと火を通さないと危ないぞ?
血なんかついてたら腹壊すっての。」
どうやらシュートは胃が弱い方のようだ。
>>367
「何処で生まれたかは忘れた、シュート・シュナイダーだ。」
レオルドで右手を差し出す。
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>>367
少佐『えっさん……ファミリーネームをそんな風に省略するのはどうかしらね……
じゃあ、私もマデリーンでいいわ。ちなみに既婚者ですので』
画面の中の彼女はいささか表情が引きつっている。
ラウディ「そりゃ、僕らもドイツだし、たまたま同姓なだけだろうとは思ってるけど……」
相対したラウディにしてみれば、関係者とは到底思えない。
>>369
ラウディ「……って、肉の焼き加減の話はともかくさあ……」
(細かい事考えるのイヤになりました)(まだ投げ捨てちゃダメよ)
画面越しのアイコンタクトで泣きが入りました。
>>全員
少佐『さて、そろそろキャリアが到着する頃でなくて?
イワクニの基地に搬送する手筈で決まりそうなんだけど……』
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>>360
こちらに向かって敬礼する機体を見て、元鳳は苦笑する。
自分はただ、故郷を護りたくて剣を取ったまでの事であり褒められる事もないと言うのが内心の見解だからだ。
「まぁ無事・・・とは言えんが。」
と、今度はスピーカーから肉声が届く。
>>362
「とにかく、その特機・・・超機人?何を・・・ああ、とにかくそれについて、然るべき者が話を伺いに・・・なんか、もうすぐ来ると上層部が申しております」
超機人・・・確かに人智を超えた、信じられない技術で造られた人型の機械。
「成程、相応しい呼び名だな・・・。」
ゆっくりと瓦礫に腰掛ける。
今回の事で安芸もかなりの損害を受けた。
毛利家とてそれは例外でなく、未だ混乱もあるだろう。しかし・・・。
「・・・乱世到来、か・・・。」
恐らく自分と火流羅も連邦の基地なりに身を預けられるだろう。
それが妥当な判断だ、と思う。何より相手も自身を斬った存在を野放しにはするまい。
そんな事をするのはかなりの実力者か、でなけりゃ考えなしの阿呆のどちらかである。
(・・・これからの乱世、共に戦い抜こうぞ)
「ああ・・・。」
肺に溜まった空気を吐き出し、元鳳は天を見上げる。
「これからは退屈と言う言葉は使えなくなりそうだな・・・。」
遠くからキャリアの音が聞こえる・・・。
戦いはまだ、始まったばかりだと言う事実を告げるかのように。
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>>367
>知り合いに用心深い奴がいるって事だ
「そっか・・・」
少なくともヒツギより先に知っていたならエミリーが単独で戦場に入ることは無かったはずだ。
立場的にいえばレオンは言わば監視役、万が一を考えてヒツギよりもエミリーに付くだろう
正規の軍人であるレオンは知りえた情報を上に伝える必要がある。
だがもし、軍部がエミリーの立場を知ったらどんなことが起きるか・・・
「エミリーはきっと俺達を信じて伝えてくれたと思うんだ、裏切らないでやってくれ」
>>370
>さて、そろそろキャリアが到着する頃でなくて?
>イワクニの基地に搬送する手筈で決まりそうなんだけど……
「やっとか、シートに座りっぱなしで足腰ががたがた言ってたんだ」
ホッと安堵の息を漏らした
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PT用の大型輸送機が部隊の中心まで移動し着陸体制に入っている
「弾薬よりエネルギーがヤバかったな…俺もまだまだだな…」
>>372
>「エミリーはきっと俺達を信じて伝えてくれたと思うんだ、裏切らないでやってくれ」
ヒツギへの応答の代わりに通信を入れる
>>368
「エミリー!被弾してる所悪いんだがバルクレイスを担ぐから左を頼む」
バルクレイスの右腕を取り機体を滑り込ませる
「さぁヒツギ!この後はお待ちかねのバナナを食わせてやる」
>>370
「じゃあマデりんと呼ぼう。ラウディ君、後でちょっといいか?」
>>369
「ま、いいさ。それからラウディの血の滴るってのはレアステーキの肉汁の意味で火の通らない血とは別物だ
それより損傷がひど…ん?」
レオルドの異変に気がついた
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>>370
「そうだな、どうでもいいか。」
>>373
「いや、レアステーキのせいで腹をぶっ壊したことがあるんだ。」
嫌な思い出でも語るかのように言った。
(できれば焼肉食いたいけどそのあとに機体の事聞かれるの面倒くせぇな。
幸いナノマシンで機体の損傷も大体直ったし、エネルギーも自動充電式みたいで
マンタンになってるし、運び屋っていう点を使って逃げるか。)
そう思うと、機体をシャトルモードにさせる。
「よし、エンジンは大丈夫だな。」
そう言うとおもむろに携帯電話を取り出し、ある音を出す。
〔ピロロロロロ、ピロロロロロロ〕
そして通話ボタンを押す。
「は〜い、運び屋シュートさんで〜す、……了解しました、直ぐそちらに向かいます。」
わざとスピーカーをオンにして言う。
>>ALL
「わりぃ急用が入った、仕事でな、また今度会えたらな、グッバイ。」
そういきなり言うと緊急発射装置のボタンを押す。
そしてシャトルのジェットが一気に加熱し、そのまま猛スピードで去って行った。
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ラウディ「あー、あの道化のせいで更地が出来たもんな……」
そうでなければ、VTOLとはいえ大型機が降りてこられない。
>>373
少佐『……イントネーションがおかしいようね……』
そろそろへそが曲がりそう。
『まあ、本艦は監視任務をライムンドゥスに引き継ぐわ。
次に何か起きるとしたら、その次のカックラキンあたりがデータリンク支援するんじゃないかしら?』
「ト・ミー級の命名はフリーダムですね……」
「……あ、まあ言いたい事はいっぱいでしょうしね。
自分で良ければ」
レオンに頷いた。
>>371
「えー、それでですね、出来ればその機体と一緒に、我々に同道して頂きたいのですが」
スピーカー越しにお伺いをたてる。
貴族社会の末端で生まれた身なので、無理強いは出来ずにいる。
また上層部も、無理に拘束や接収はしない方がいいと判断したようだ。
>>374
「あー、それで……え?」
何やら機体が変形、電話中みたいな会話が聞こえたかと思うと飛び去った。
「……って、逃がすかっ!!」
とっさにロックオン。しかし敵味方識別が一時的に味方扱いしてあったせいでターゲッティング出来ず、レスボスからはロスト。
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>>373
「うん!」
良かった・・・レオンは私を信じてくれてる。
信じてくれなきゃ、こんな事を頼まない。
私はレオンの指示に従い、機体を動かしてバルクレイスを担ぎ上げる。
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>>375
「えー、それでですね、出来ればその機体と一緒に我々に同道して頂きたいのですが」
二枚目の和紙に大きく「承知」と書く。
実際、元鳳にしても願ったり叶ったりである申し出であった。
残り少ない火流羅の「気」では連邦基地までの距離はとても歩けない。自然界の「気」を取り込んでも充分に動けるまであと半日はかかる。
それならば大型の輸送機に乗せてもらった方が移動と話の手間が省けて助かると言うもの。
更に言えば元鳳個人の思惑として、安芸を救う為に共に手を貸してくれた戦士達の顔を見て礼を言いたいと言う願望もあった。
唯一の懸念は火流羅を力ずくで奪われる場合だが、そもそも毛利の「血」によって動く機体。
持っていったところで毛利の血を持たぬ人間では起動すらままならず、ただの木偶人形である。
「・・・さて、安芸を守る為に共に戦ってくれた方々はどんな人々なのだろうな?」
困難は在れどまだ見ぬ未知への期待とは、こうも胸が躍るものか。
若干16にして未知を知った元鳳は、決めていた。
いずれ安芸に戻り、毛利家を継げるように・・・この旅路にて己を鍛えんと。
荒く、硬い長切ではなく・・・人の手によって蘇る天切となろうと。
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>>377
元鳳が同道してくれるとわかり、安堵するラウディ。
かくして五機はキャリアに乗り込み岩国基地へ、姿を消した機体については別途捜索の手が延びるが別の話。
……そして。
????「行ったか……毛利の超機人、伊豆の試作機に宇宙海賊……次は何が出るか……」
主戦場となったエリアから少し離れたビルの陰から、一機のPTらしき影が姿を見せ、そして人知れず去っていった……
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そのころ、ユウセイは基地でコーヒーを飲みながら研究所に行くために
戦闘機のスタンバイを待っていた
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【岩国基地】
石国基地はてんやわんやだった、噂の新型に見たことも無い機体たちが列を成してやってきたのだ
そんな好機の目に晒されながらヒツギはぐったりとしていた。
本格的な戦闘による肉体と疲れ、使用したモーション等のデータ回収・・・と
行ったのは一時的なデータの回収、本格的なものはきちんとした担当が居なければ行うことは出来ない。
データをまるまる移したといっても過言ではない大雑把な物だ
「・・・早く帰りてぇ」
伊豆基地から緊急発進したこともあり、色々と放置してきている。
元の服は当然伊豆基地にある、運よくぴったりのサイズの予備制服がありそれを着込むことになったのだ
そういえばと、ポケットに突っ込んだタブレットの電源を付け直した。
取り出して着信履歴を確認する・・・当然誰からも連絡は来ていない
「ま、当たり前か」
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>>378
――居住エリア――
エミリーにヒツギの付き添いを頼む体で引き離し、ラウディと思しき人物とドリンクを飲んでいる。俺はスポーツドリンクだ
ドリンクのストローを開けたところで語りかける
「あれだけヘビィな戦場の後で聞く事じゃないんだが…
ここ最近、動きの派手なカーマイン財団をどう思う?」
彼等は連邦の正規軍。『今後』の為にも少しでも情報が多いに越したことはない
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少佐スタンバイ終わりました
了解すぐ行く
席を立った瞬間>>380-381の奴らが見えた
まぁ、いずれ会うだろうそう確信していた
ハヤミ ユウセイ スカイストライク 出ます
ユウセイは京都にあるアスト研究所に向かった
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「あー、レポートどうしよう……」
軍隊という怪物の体内には書類という血液が流れている。
ラウディ・クーリマンが軍人である以上、出撃したからには報告書を提出しなければならないのだが、出撃した場所と帰還した場所が違うのでどうしていいのか……
>>381
「カーマイン……一介の下士官に分かる事と言えば、宇宙軍にも売り込みをかけているとか、そのくらいですね」
コーラをすすりながら、答える。
「少佐の夫が別のメーカーの人間なんで、そっちに連絡付けば大概の事は分かると思うんですが……
何か、気になる事でも?」
伊豆の事件までは知らないので、反応が鈍い。
「……難しい事は全部上に丸投げしたいけど……ダメっぽいな」
視線の先に、一人の女性士官がいた。
「レオンハルト・シュナイダー中尉にラウディ・クーリマン伍長ね?
連邦軍法務局からきた査察官のエレミーラ・タイデグリー中尉です」
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>>380
「お疲れ様・・・」
レオンにヒツギの付き添いを頼まれた私は、私服である白スーツに着替えてヒツギの元へと向かう。
やはり、テストパイロットか。かなり疲れているみたいね・・・
「直ぐに慣れるよ。ヒツギも飲む?」
パイロットとして経験の浅いヒツギにとって、遠征地での実戦は流石にきつかったんだろう。
私は缶ビールをヒツギに渡す。
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その少し前、京都大学。
「……はい、あ……ウィルマース博士はしばらく戻りませんが。
え?超機人らしき機体?
はい、はい、分かりました。連絡がつき次第伝えておきます……いえ、ちょっとした僻地なので……」
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>>383
(まぁ、普通はこんな反応か)
「いや、君の上司の誰かが、その名前を出すときの機嫌は…」
そう言いかけた直後、ラウディの視線に気付く
>「レオンハルト・シュナイダー中尉にラウディ・クーリマン伍長ね?
連邦軍法務局からきた査察官のエレミーラ・タイデグリー中尉です」
(法務局…か、少し慎重にあたるべきか)
「ああ、レオンです。捜査官…探しているのは例の超機人かな?」
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>>386
ラウディ「……現場レベルじゃ、納品されてからですよ。メーカーが話題になるのは」
つまりはその程度の認識。
タイデグリー「……捜査官ではなく、査察官です。
まあ、捜査官や監査官の任務に就く事もありますが。
……それだけじゃないわ?」
レオンの瞳を見つめて。
「超機人、そして毛利家のボウヤは出自がしっかりしている分、優先順位が低いの。
それよりは逃亡した所属不明機、そして彼女ね」
そこで、言葉を切った。発言を促すように相手の瞳を見つめ直す。
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>>387
逃亡したのはレオルドとして…
「彼女…さてね。レスポスが拾った程度の事しか聞いてはいないが…
だがレオルドの探索なら恐らく容易だ
もっとも極東支部に配属されてるゼロワンを幾ら出せるかによるが」
ドリンクのストローを吸い上げる
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>>384
>「直ぐに慣れるよ。ヒツギも飲む?」
差し出された飲み物へと手を伸ばしかけ、それが自分が飲むには分不相応な物だと気がついた
「ビールは飲めない、っていうか基地内に酒持って来るなよ」
渡そうとしているエミリーの手を逆に押し返したす
レイナから連絡が来ているかもと思って取り出したタブレットをポケットに滑り込まる
「エミリーこそ大丈夫だったのか?聞かれてたんだろ、あの話」
あの話とはおそらくエミリーの身の上の話だろう、ラウディが通信を傍受していたのだ
何らかの事情聴取があったと考えてしまうのも頷ける
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厳しい戦闘を終え、ヒツギやレオンハルト達が岩国基地にて出迎えを受けていたころ、レイナ・カーマインはよくわからないが……鹿と戯れていた。
【奈良公園】
「……くっくっく。闇の使い魔ケルベロスよ。遠慮せずとも今日は馳走だ。ニンゲンどもを魂の一欠片まで貪り尽くすがいいわ」
不気味に笑いながら、訳の分からない痛い事を言っているが
端から見れば、純真無垢な帰国子女のお嬢様が鹿用せんべいをやって、鹿と楽しくふれあっている微笑ましい光景であった。
レイナ・カーマインと数人の使用人達は新たなヴィジョンに従い奈良を訪問していた。
あの時、病院にてヒツギ達の広島行きを予知したすぐ後の事。
何者かに呼ばれる様なささやきと強烈なヴィジョンを垣間見たレイナは、無理を通して強引に退院。お付きの者を引き連れ、すぐさま奈良へと足を運んだのであった。
(超機人。私のこのルナティック・レッドアイズが見せた未来のヴィジョン。……メグ、あなたはやっぱり賢しい子だわ。流石は私の見込んだ狂気の魔女。あの子の持論は正しかったわ)
『遺跡に向かう愚者の手から太古の宝具を死守せよ』これが今回の予知内容である。
太古の宝具とはどんなものか?定かでは無かったのだが、レイナの盟友である考古学の“幼き”権威が提唱するには古の奈良の地には超機人なる超古代兵器が眠っている可能性が有るそうだ。
それにレイナの予知も合わさって一気に現実味を増したその超機人という兵器の存在。
そんなものが解き放たれれば一大事である。ましてや、使い方の下手な馬鹿な連中の手に渡ればそれ以上ともなる。
レイナとしても宇宙海賊や反政府組織にはもちろん最近頭角を現し始めている連邦軍のあの組織にも渡すつもりは無い。
「安芸の方もそろそろかたがついたでしょう。念のため、我が闇の眷属達を召喚しておこうかしらね♪♪」
パチンと指を鳴らすと、使用人の一人が携帯電話を持って馳せ参じた。
レイナは不敵に笑みを浮かべながら、キーを操作する。どうやらメールを作成している様だ。
>>380
【そういえばと、ポケットに突っ込んだタブレットの電源を付け直した。
取り出して着信履歴を確認する・・・当然誰からも連絡は来ていない
「ま、当たり前か」】
ヒツギがタブレットの電源を入れるのを待ち構えていたかの様なドンピシャのタイミングで一通のメールが送られて来る。
『今すぐに眷属達を連れて奈良に来て。
魔獣ケルベロスと共に待っているわ』
絵文字も使わない無愛想な短いメールが送られて来ている。
-
>>389
「うん・・・あの話を聞いた奴が、私に刃を向けた場合・・・私は全力で抵抗するつもりよ。
まぁ、詳しい事は聞かれなかったけどね。」
全力で抵抗・・・つまりは戦うと言う事だ。
「あ!ヒツギ・・・メール着てるよ。レイナからだね」
私はビールを飲みながらヒツギのタブレットを覗き込む。
眷属って言うのは私と・・・レオンかな・・・
「魔獣ケルベロス・・・ケルベロスがどんなのかが解らないけど、魔獣って言うんだから、凄い怪物が居るんだね。魔境かな・・・」
-
「で、伍長、報告書は?
まだ?なら至急作成して、私に提出しなさい。
それと、ヒツギ君?彼にも出させて。書き方がわからないようならあなたが教えてやる事」
ラウディを追い払い、二人だけになる。
>>388
「レオルド……あれを追うのは軌道艦隊が見ているから、あなたが今更気にするまでもないわね。
もっとも、彼らがどう対応するかは分からないけど」
僅かに目線を逸らして。
「あれのパイロットがあなたと同じ姓を名乗っていたのも偶然でしょう。
たとえばあなたのファーストネームはドイツ系なのに彼のは英語系なあたりからも関係性が低い事は推測出来るわ。
もっとも、純然たるドイツ人なのに英語系なマデリーンもいますが」
ドイツではマグダレーナが普通である。
「そんなわけで、残っているのは彼女の事よ。
ああ、彼女次第では亡命者として扱ってもいい、私はそう考えているわ」
また、目線を合わせて。
-
「497,498、499・・・500っ!!」
岩国基地の中庭のような所で元鳳は素振りに励んでいた。
確かに力の増大は急務だが、基本を疎かにするのは愚の骨頂。
基本があるからこそ応用が利き、それが土壇場で自らと同胞を支える背骨となるのだ。
「・・・ふぅ、よく汗をかいた。そろそろ飲み物でも・・・。」
そう言い、ハタと気づく。
さっきまでベンチの上に置いてあった筈の高級玉露茶入り瓢箪が、なくなっているのだ。
「・・・割れてしまったと言う訳でもなさそうだが・・・。」
さて、どうしたものか・・・金は送られて来る手筈になっているし、手持ちも少しはある。
だが、ここは安芸ではない・・・要するに元鳳、金はあれど自販機の場所を知らないのである。
「こんな事なら、案内頂いた軍人の方にもう少し内部を見せて貰うべきだったか・・・。」
後悔先に立たず、と言う言葉を実感して溜息を吐く元鳳であった。
(ついでに瓢箪はこの後、ベンチの下に落ちてるのが見つかった。)
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>>390
人間が聞けば不気味な言動でも、鹿たちは、畏れない。
単に言葉が分からないから、ではない。
その本質を嗅ぎ分け、たとえば暴れ鹿に戦いを挑むどっかの謎の先輩みたいな存在ではないと分かるのだろう。
【閑話休題】
ふと、そのうちの一頭がレイナの袖をくわえた。
鹿たちが、彼女を大仏殿に導こうとしている……
《……我らが声を受け取る“耳”成す娘よ……》
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>>392
ミラーシェードから視線を感じるが、当然その表情はこちらからは計りようがない
「まぁ、彼女については実際に会って話す方が早いかも知れない
少なくとも彼女自身は略奪には向いてないのは判るさ」
ドリンクを置きエレミーラを見据えて続ける
「敢えて俺に話を聞きに来たその理由を聞かせてくれるかい?」
-
>>393
「あ、こんなところにいたのですか、フォン・モウリ」
たまたま通りがかり、声をかける。ドイツ風に。
「申し訳ありません、なにぶん立て込んでまして……
あの機体の事などおそらくは弁護士を通すのではないかと……軍の法務局から人が来ましたし」
これはラウディの推測に過ぎないが、元鳳が望むならそうなるだろう。
-
>>395
「そうね……あの会話を聞く限りはそうかもしれない」
目線を外す事なく。
「伊豆の戦闘記録もざっとだけど見たわ。
分析担当官はそこに悩みを抱えていると指摘し、私も同意したの。
ただ、敵では無いにせよ確実に味方だとも言えない、それが、まずあなたに話を聞こうとした理由の一つ目」
指を一本立てる。
「彼女と関係があるらしいレイナ・カーマインが無理矢理に退院し、近畿に向かったわ。
我々にはその意図が掴めない以上あなたを頼るくらいしかないのが二つ目」
二本目を立てる。
「そして、三つ目は女の勘、という奴ね」
三本目を立てながら。
-
>394
完成まで、まだ時間があったので、思い切って奈良公園まで足を延ばしてみた。鹿せんべいを買ってさぁ、戯れようと思った瞬間、変な光景を見た。
その状況を見ていたユウセイは
「何だあの状況、鹿?何だろうあの子たち戯れてない、しかもどこかに連れていこうとしてる。怪しい。」
ユウセイは己の感を信じてその子たちにこっそりついていった。
-
>>397
(へぇ。査察官の、でなく…と言うことは彼女は直接、連中とは関係ないと見てもいいか…とは言え奴等の間接的な差し金で無いとも言い切れない
だが今一番の問題は…)
彼女の指の動きを追いながら応える
「彼女の意図…か。それはこちらが聞きたいが今の話が本当なら法務局も計りかねている?いや、そんな事より」
スーツのジッパーをあげ身支度を整えると
「…休んでいる場合じゃなさそうだ。ただ、俺の勘が正しければ、その女の勘はレイナのソレと近いかも知れない」
エレミーラを残して格納庫へと足を向ける
-
>>399
「レイナ・カーマインの“予知”ね?
私と彼女の共通の友人であるドクター・マーガレット・ウィルマースがちょうど京都大学にいるので詳しく聞きたかったのだけど、捕まらなかったのよ……私自身はレイナ・カーマインを知らないし……」
レオンを追いながら。
「……で、あなたは彼女の“予知”の内容を“推理”したようね。
動く必要がある、と」
つまりは、レイナこそが注目すべき存在であるか否か、だったのだ。
「レイナ・カーマインはカーマインでない、だから経済クラスタの論理は当てにならなかった。
なら、何をもって彼女を語ればいいのかしらね?」
-
>>394
「……うん?どうしたオルトロス?」
レイナと戯れていた鹿の一頭が急にレイナのフリルの袖をくわえて引っ張った。何処かへと連れて行こうとしている様にでも思える不思議な行動である。
そうなれば、流石のレイナ嬢も少しは慌てるというもの。
更に……
《……我らが声を受け取る“耳”成す娘よ……》
なにやらレイナの頭の中に声が響く。目の前の鹿が話した様にも思えた。
それはどうやらレイナにのみ聞こえているのだろう。お付きの使用人には聞こえていない様だ。鹿が喋るなど何を言うのだと首を傾げている。
「ふふ……くっくっく。私には見えているし、聴こえているのよ。デビルイヤーは地獄耳と言うでしょう?……きっとこのオルトロスに導かれ私は宝具と遭遇する」
ニヤリと意味深な笑みを浮かべ、鹿の群れに先導されて行くレイナ。と思い付きで動くフリーダムな主に振り回されるかわいそうな側近であった。
興味がそちらの方向へ向いたが為に、たった今、ヒツギ達を無理矢理召集していたのをすっかり忘れている事が気がかりだ。
-
>>401
「あら、どうしたのレイナ?
鹿さんにモテモテなのね……野生の動物は人の善し悪しが分かるってホントだわ♪」
不意(?)に声をかけたのは、レイナの旧友或いは悪友、マーガレット・ウィリアム=ウィルマース。
超機人研究のため京都大学考古学部に籍を起き、この奈良に調査に来ていたのだ。
この二人の出会いに立ち会ってしまった側近達が、足掻きだす。
おそらく、何とかして二人を止めないと大仏を超機人として扱うなど、名状し難いトラブルを引き起こしかねないからだ。
鹿達も、二人の出会いによりほんわかと淀んだオーラに距離を取る。
「私ね、これから超機人の調査で二上山に行くの。
一緒に来ない?」
この奈良市における最悪の事態は避けられるかもしれない。
でも、太子町と當麻町の皆様、御免なさい。
-
>>390
>ヒツギがタブレットの電源を入れるのを待ち構えていたかの様なドンピシャのタイミングで一通のメールが送られて来る。
ポケットに仕舞おうとしたとき丁度ライトが点る、そして小さな音楽がスピーカーから流れ出した
「もしかしたら」とほんの少しの期待を込めて画面を見る
差出人は・・・「レイナ・カーマイン」、画面に指を当ててすっとスライドさせる。
ヒツギはほんの少し高調感を感じながら、そして無駄に緊張もしていた
ぺろりと液晶内の風景がめくれ、届いたメールの内容が・・・・・・
>『今すぐに眷属達を連れて奈良に来て。
>魔獣ケルベロスと共に待っているわ』
「・・・ケルベロ?」
素っ頓狂な声が思わずヒツギから漏れて出てくる。
労いでは無く催促のメールだったが、それは早く帰って来いでは無かった
デートの誘いかとも思ったが周りの皆も連れてこいとのこと、しかも伊豆の病院じゃなくて何故か奈良
ケルベロスは恐らくは比喩だろうが・・・んなものが奈良にあっただろうか?
>>391
>「魔獣ケルベロス・・・ケルベロスがどんなのかが解らないけど、魔獣って言うんだから、凄い怪物が居るんだね。魔境かな・・・」
「むしろ奈良は正反対の仏界の筈なんだが・・・とりあえず行ってみるっきゃないよな」
ずいっと画面を覗き込むエミリーが見やすいように上体をそらす
そしてレイナの連絡の通り、仲間を連れて向かうべきだろう
「よっし、レオンを探そうぜ」
-
>>402
【「あら、どうしたのレイナ?
鹿さんにモテモテなのね……野生の動物は人の善し悪しが分かるってホントだわ♪」】
鹿達に導かれる先でレイナと相対したのはこどもっぽい舌っ足らずな声を発する小動物の様な庇護欲をくすぐる小さめサイズの美少女だった。
大きなメガネが特徴の彼女は、レイナの数少ない貴重な友人であり、同じくウィルマース財閥の令嬢という立場を背負った少女。マーガレット・ウィリアム=ウィルマース。愛称はメグという。
こんな可愛らしい容姿ながら、現在は大学を飛び級し考古学の権威として活動しているらしい。
「あら運命的な邂逅ねメグ?……くっくっく。悪いが彼らは今や鹿などでは無い。我が纏う真祖のダークオーラに屈服し、悪の魔獣へと転生したのだよ?現に、こやつらは人語を話すわよ」
久しぶりに会った友人に対しても強烈な痛みを生ずるいつもの調子であった。あと断じて鹿と楽しく遊んでる訳では無いのだと念押しする。
【「私ね、これから超機人の調査で二上山に行くの。
一緒に来ない?」】
どうやら目的は同じらしい。
あんななりだが、類は友を呼ぶと言うかメグもレイナとは違うベクトルでとことん危ない少女だった。そんな二人が共同で調査などしようものならどうしても何かが起こる。
レイナはそれを察知した上で、ニヤリと大胆不敵に笑う。
「我が狂気の瞳(ルナティック・レッドアイズ)には見えていたけれど。メグがこの地に出向いた事で私の未来視の内容が確定的なものとなった。……くっくっくっく。そこに超機人が居るわ」
もちろん、メグにもレイナのこの予知能力の事は話して知っている。
右目を抑えるポーズとどや顔でレイナは確かに言った。超機人が見つかると。最悪、土を全部掘り返してでも見付ける気でいたのだが、その必要は無さそうだ。
再度言わせてもらうが、太子町と當麻町の皆様、御免なさい。
-
>>403
「うん、でも・・・何処に居るんだろう・・・」
レオンは私にヒツギの様子を見るように頼んで、何処かに行ってしまった。
何処に居るんだろう・・・
「足はどうする?ヒツギとレオンと私の機体が入る輸送機かトラックがあればそれを盗んでこれるんだけど・・・」
-
>>400
格納庫へと向かうその足を早めるも、なお追う彼女に対し
「まぁ、お宅の対応を見る限りまだ『時間』が有るように思いたいんだけどね…」
レイナの予知自体は差したる問題ではない
問題は、その予知に対して彼女自身が具体的に真摯に行動を取れるという点にある
例えばバルクレイスの開発と、その成果
少なくとも表側を取り繕ったこの世界で悪鬼の如き超兵器の開発は誰も良く捉えたりはしない筈だ
そして誰があんなモンスターの到来を予測するだろう
或いはヒツギとバルクレイスの組み合わせも狙っていたかも知れない
ヒツギであればモンスターの撃退まで漕ぎ着けると
そこに加えて彼女は例の道化については言及しなかった事が妙に引っ掛かった
まぁ聞かれたとして応えようが無いだろう…例え知っていたとしても
『俺達』は知っていた。あの日あの時に怪物が来ることを、そして『連中』もだ
…しかし、その筋の情報でもやってくるのは道化では無かった筈だが
連中の筋書き通りならば、返り討ちにあった俺達に代わり怪物を倒す英雄として
極東支部に対するイニシアチブを握る…と言うモノだった
あの怪物を撃退した事で連中は、いよいよ彼女に対する牽制を本腰で行ってもおかしくはない
レイナの使用人の中にも協力者は居るが、その目さえ、或いは偶然であれかいくぐっている
…つまりは…彼女は今、限りなく無防備
万一、奴等に狙われようならロクな抵抗も出来ないだろう
格納庫へと続く通路をレミーに構わず突き進むと
>>403>>405ヒツギとエミリーの姿が見える
「ヒツギ!エミリー!丁度良い所に居たな!レイナの詳しい座標は判るか?」
何やらエミリーは物騒な事を言っている
「エミリーはスノウローズでエクセリオンにぶら下がれば良い。回収については後でトレーラーを回して貰うさ」
格納庫の扉のカードリーダーに近づくとランプが赤から緑と変わり空気の抜ける音と共に開かれる
-
>>405>>406
「えっ、奈良まで機体で向かうのか!?」
確かに2人の言うとおり機体を飛ばせば速いだろう。
とは言え機体を乗り捨てるわけにも行かない、後で回収を頼むにしたって置く場所という物が必要だ
「確かあの近くに研究所あったろ・・・あそこに機体を下ろせないか連絡とってみようぜ」
タブレットの地域検索を選び、記憶を頼りに近くの研究施設を調べ始める。
あった、京都のアスト研究所・・・奈良までちょっと距離がある
「そうだな、ここから空路でも出して貰おうぜ」
-
>>404
「やっぱり!
あなたがいるのを見て私確信したのよ。
二上山の葛木二上神社には豊布都霊(とよふつみたま)神と大国魂神が奉られているの。
大国魂が“大”と言うくらいだから超機人を指すのは当然としても、豊布都霊にわざわざ“豊”と付けたのは何故だと思う?
そう!人間用ではなく超機人用の武器だからなのよ!
でね?やはり布都御魂を奉じる鹿島神宮では、鹿が神様の使いなの。
あなたが鹿の声を聞いてくれたなら、きっと見つかるわ!!」
レイナの手を取り喜ぶメグ。
そのままタクシーをつかまえ、二人して乗り込んで走り去った。
太子町と葛城市と鹿島神宮の皆様、ごめんなさい。
>>398
そして、ユウセイは見た。
二人のタクシーを追う怪しい車を。
その助手席に手配中のDC残党がいるのを。
-
>>405-407
「……随分な事をしそうね……」
レミーはまだ、レイナとメグが一緒だと知らないので反応が鈍い。
「奈良まで彼女を止めに行くの?機体を持って?
墓を掘り返したら超機人が出るのかしら?」
本当にそうなるのだが、この時点では口から出任せのつもりである。
「……で、伍長はどこ?報告書を書かせろって言いつけたのに……」
ヒツギを見据えて。
-
>>406-407
「輸送機ぐらいちょろいよ?それとも、私の腕を信用出来ない?」
レオンは期待で奈良まで行くと言っているけど・・・
エネルギーが持つかどうか・・・
「座標までは解らないけど、ケルベロスとか言うのと戯れてるって言ってたわ。その場所を教えてくれない?」
空から探せば、見つかるかもしれない。
-
>>408
【「やっぱり!
あなたがいるのを見て私確信したのよ。
二上山の葛木二上神社には豊布都霊(とよふつみたま)神と大国魂神が奉られているの。
大国魂が“大”と言うくらいだから超機人を指すのは当然としても、豊布都霊にわざわざ“豊”と付けたのは何故だと思う?
そう!人間用ではなく超機人用の武器だからなのよ!
でね?やはり布都御魂を奉じる鹿島神宮では、鹿が神様の使いなの。
あなたが鹿の声を聞いてくれたなら、きっと見つかるわ!!」】
「……くっくっく。いよいよ来たか。メグの固有結界が」
研究分野の考古学。とりわけ超機人の事となると、そのロリータボイスでまるでフルオートマシンガンの様に喋り出すメグ。まるで反論の隙も無い攻めの応酬
だが当のレイナはと言うと、メグの突拍子も無い説明を実はあんまり理解していなかった様だ。悪魔信仰をうたうレイナは、まずその思想から『仏がなんだ?』と言うような感じで、不真面目に捉えていたのだろう。
ただ、メグの話を要約して『そこに超機人があります。ついでに超機人の武器具もありますよ』という事は理解した。
「なんだかよくわからないけど、とにかく二上神社?そこに最短距離で全速前進よ、運転手」
運悪く捕まってしまった中年のタクシードライバーへまるで使用人相手にいつもそうしているかの様に偉そうに指示を出すレイナお嬢様。
ちなみに、今日連れていた使用人はあまり役に立たなそうなので、とりあえずその場で放置しておいた。エミリー達との伝手ぐらいは出来るだろう
-
>>409
>「奈良まで彼女を止めに行くの?機体を持って?
>墓を掘り返したら超機人が出るのかしら?」
「超機人? 何言ってるんですか?」
ヒツギはレイナに「皆を連れて奈良公園までこい」としか言われていない。
そこからどこへ向かうかなどここに居る誰も知るはずが無いのだ
「伍長ってラウディですよね いえ、会ってませんけれど」
>>410
>「輸送機ぐらいちょろいよ?それとも、私の腕を信用出来ない?」
「いやいや、輸送機も機体も置いていくわけには行かないだろ!」
帰りも考えればやはりアスト研究所で降りるのが1番だ
それに、この規模のラボならば先の戦闘で得たバルクレイスのデータ解析も行えるだろう。
既に外秘レポートに記述したが、クラウンに対しロックオンの優先度が何故か高かった件など
機体に乗っていて不安になる要素も多かった・・・一石二鳥だ
「多分奈良公園だろ あそこに居るのは犬じゃなくて鹿だけど、動物と戯れる場所って言ったらあれくらいだ」
-
>>412
「……ああ、そう言えば」
自分の言葉足らずに気が付く。
「まず名乗るわ。
私は法務局査察官のエレミーラ・タイデグリー中尉。
今回の事件の調査や報告書の作成などのために派遣されてきたの。
今回新たな超機人が発見された事と、私の知人が以前から関西地区に超機人があると主張していた事が無意識で結合してたみたいね」
ケラケラと笑って。で、笑った顔で、
「ヒツギ・ハヤセ君ね?伍長に報告書の書き方を教えるよう命じたのに……」
-
京都 アスト研究所
ここではいろいろな研究がなされている総合研究所として京都大学や大阪大学や関西の多くの大学と提携している
また阪神工業地帯の企業とも技術開発を行なっている
いわゆる、町工場単位から参加しており、研究所は活気に溢れていた
大阪の中小企業「権田原工業」もそういった企業の一つでアスト研究所で機動兵器の開発に勤しんでいた
その名は「雷切」陸戦用PTとして開発されている権田原自慢の一品である
その開発日記でテレビのドキュメントが一本できそうなものだが今回は権田原工業ではなく、「雷切」のパイロット『小早川 元春』の話
研究所の一角、広大な……とは言えない兵器試験場には天にそびえ立つ大きな影
その中心部、コクピットの中では小早川元春がシートを倒して待機していた
「テストパイロットっていうから、マオかイスルギかって思ったのになぁ」
愚痴を社長権田原源三に聞かれてあらん限りの罵声が飛んでくる
「いやいや、社長さんの機体は機体は大企業にはベンチャーな精神が満載で面白いですよ」
源三は適当なおべんちゃらに気をよくして、照れ笑いを浮かべながら次の射撃試験の指示を出し通信を切った
「俺って射撃が苦手なんだけどなぁ……」
18発中8発となんともしょっぱい結果に終る
火器管制に頼らなければこの程度が元春の実力である
社長には照準が甘いとか腕との連動がイマイチとか適当なことを並び立てて、研究所のラウンジに消えていった
-
>>408 タクシーを追う車の奴を見て
<あれ?見たことあるような?>
ユウセイはipadを取り出し連邦の手配についての機密情報を調べた。
「まずい、あいつ等DC残党!」
慌ててユウセイは所持武器を調べる。
「ちっ、こんな時に限って銃がない。」
ユウセイは次会った時を狙おうと諦め、アスト研究所に向かった。
-
>>409
「…?レイナは超機人を探している…?」
そう言われれば広島の予知は飽くまでも元鳳と火流羅の事を示唆していた
…利用可能な超機人を探す為の能力…?その説はあり得るのだが…
予知について更なる調査が必要か…
>>410
「ケルベロス?日本でか?土佐か秋田か…しかし…」
>>412
「多分奈良公園だろ あそこに居るのは犬じゃなくて鹿だけど、動物と戯れる場所って言ったらあれくらいだ」
中尉は確かに奈良だと言っていた
>>413
「中尉。報告書は極東支部に直接届けさせる。実は潜伏中の宇宙海賊かも知れないと言う報告があった
事態は一刻を争っている。勿論、杞憂なら良いが、もし俺の推測に間違いが無ければレイナ達が危ない。」
勿論、宇宙海賊の件はでっち上げだ
少なくとも彼女にはまだ話す訳にはいかない
-
>>413
>「ヒツギ・ハヤセ君ね?伍長に報告書の書き方を教えるよう命じたのに……」
「報告書ですか、秘密保持契約みたいのがあってどこまで書けるか分かんないですよ」
バルクレイスについて収集したデータは基本的に一部以外は非公開となっている。
新型機でしかもテストマシンだ、情報を秘密にするのは仕方が無いことだろう
「一応書きますけど、多分俺から手渡しじゃなくて部署のほうを通ったのが届くと思います」
故に彼が書いた報告書を他の人間が見る場合、
彼が書き出した報告書は1度本部へ送信され、そこで特秘部位を排除した物が後から届く形となる
ヒツギもレミーも、立場は一介の軍人・・・仕方が無いことなのだ。
>>416
>「中尉。報告書は極東支部に直接届けさせる。実は潜伏中の宇宙海賊かも知れないと言う報告があった
>事態は一刻を争っている。勿論、杞憂なら良いが、もし俺の推測に間違いが無ければレイナ達が危ない。」
「え、そんな話あっt・・・」
-
>>416
「あら、本気にしなくてもいいのよ?
メグ……私の知り合いの言い分を全部聞いてたら、日本列島が超機人みたいに聞こえるんだから」
この時点では、自分の発言の中に責任が発生しているとは思っていない。
「宇宙海賊、ね……なるほど、そう言う情報提供をした、となれば、彼女の立場を守りやすくなる、と」
エミリーを指して言う。
レミーはこの時点では、ヒツギとレオンがエミリーを守ろうとしていると解釈している。
>>417
「ああ、そうよね。あなたがたについてはワイルドカード貰ってないしね。
でもね、私が見聞きした事と報告書に食い違いがあったらどうなるかしら?
あなたはともかくその上官に当たるシュナイダー中尉に何らかの責任が生じるかもよ?」
ここでヒツギに目線を合わせる。
「私は法務で、経理でも開発でもない。
技術面のレポートや消費弾薬の明細までは要求しないわ。
だから、二人には一つだけ答えて貰います」
一度言葉を切り、レオンとヒツギに対して、
「彼女……自称宇宙海賊からの亡命者、ミス・エミリーは敵か味方か」
-
>>396
「あっ、こんな所にいたのですか、フォン・モウリ。」
元鳳はその方向へと視線を向ける。
ラウディ・・・共に安芸を守ってくれた豪傑達の1人で、元鳳を岩国まで案内してくれた戦士である。
「申し訳ありません、なにぶん立て込んでまして・・・。
あの機体の事等は恐らくは弁護士を通すのではないかと・・・軍の法務局から人が来ましたし。」
ラウディから一通りの言葉を聞き、フム・・・と考える。
軍として見た場合、恐らく自分と火流羅がセットで来る事が最も望ましい展開なのは間違いない。
何故なら既存の兵器ではあのカイザー・レオルードなる機体の前に手も足も出ないのだから、戦力は多くて困る事はない筈である。
だが、ここで自分が公爵家の血筋と言う問題が浮上して来る訳だ。
普通の民間人であったなら軍として強制する選択肢もあったのだろうが、公爵家となるとそうはいかない。
何より自分が何かにあった時に首を跳ねられるのは現地の下っ端ではなく、上層部である。
「・・・。」
自分としては脅威に立ち向かいたいと言う気持ちがある。でなければこんな所にいやしない。
「ラウディ殿・・・いざとなれば構わん、私と火流羅も戦線に加えてくれ。」
それは元鳳の本心・・・愛する故郷に再び襲い来るかも知れない底知れぬ悪意と戦う事。
ならば何を迷う事あろうか?と。
-
>>419
「……わかりました。
上官に伝えておきます」
その時、ラウディは理解した。
ああ、この人は武人なのだ。と。
敬礼を返し、気が付いた。
ああ、自分はこの人を公爵家とか超機人だとかでしか見ていなかったな、と。
そして……
「……あ、そう言えば、妙な事を聞くようですが……交際中の女性はいたりしますか?
いや、そんな事を気にする人がいまして……」
-
>>415の後ユウセイはアスト研究所に向かった
到着し車から降りて、目に入ったのは、人々が活気づいているとこだった。
<こんなに人が多く、にぎやかな研究所はあるだろうか?>
そう思っていると、
「すみません」
この子小学生だろうか?
「君、迷……」
「違います!私がアスト•カーマインよ!」
…………すぐにipadで調べた。
「大変失礼しました、ご無礼をお許しください。ハヤミ ユウセイ少佐です。」
「まぁ、わかってくれたら良いんだけど、それより今日はアレを取りに来たんでしょ?」
「はい、すぐに見たいので、案内してもらっても宜しいでしょうか?」
「分かったわ、こちらよ」
僕とアスト博士は研究所の内部に入る
その途中では、「雷切」といわれるPTのテストもしていた。
しばらく歩くと、ある機体を見つけた。
「これがASストライクストームよ」
「これがストライクストーム…」
黒で塗られたカラーと青い線と赤い目は、何とも言えない、カッコ良さだった。
「全く、設計図見たときビックリしたんだから、まぁ気に入ってくれて良かったけど、さぁテスト始めるわよ」
「はい!」
(これが新たなる俺の翼、これで俺は、また戦える。)
そう思いながら、ストライクストームのコックピットに向かった。
-
>>418
最初の質問に戻っているな…だが、もし連中なら、宇宙海賊の幇助だけで材料としては充分
俺達のエミリーに対する態度を気にする必要は無い。なら…
「エミリーは味方だ。時間がとれるなら、無精をしないで後で彼女とも話してみると良い」
-
>>418
>「ああ、そうよね。あなたがたについてはワイルドカード貰ってないしね。
>でもね、私が見聞きした事と報告書に食い違いがあったらどうなるかしら?
>あなたはともかくその上官に当たるシュナイダー中尉に何らかの責任が生じるかもよ?」
「そんなもんただの脅しじゃねぇか!」
理論が滅茶苦茶だ、報告書は文字通り「報告」であり結果や経緯を伝える物だ。
立ち位置が変われば経緯なぞバラバラに決まっている
本来ならばその場に居た人間の報告それぞれが尊重されるべきなのである。
そこから導き出される答えは「贔屓」だ
レミーは少なくともあの場には居なかった、つまり誰かから「教えられた」ことになる。
では同じ教える立場であるヒツギとその誰かに何の違いがあるというのか?
個人の裁量に他ならない。
つまるところヒツギの意見など最初から優先順位が低く、語るに落ちないということなのだ
>「彼女……自称宇宙海賊からの亡命者、ミス・エミリーは敵か味方か」
「仲間です、彼女は」
レミーの言葉が言い終わる前に、ハッキリとした声で伝える。
短い期間だが、エミリーに対して確かな信頼が存在していた。
-
>>422-423
「……なら、彼女についてはそういう事で。
後はレイナ・カーマイン嬢から話を聞ければ大丈夫かしら?」
ヒツギは一つ勘違いをしている。
レミーは“この場での対応”と“報告書”の差異を突くという意図だった。
そして、ヒツギの反応……言い淀む事なく“仲間”と言い切った事は、レミーに少なからぬ好印象を与えた。
「貴方達の報告書にもその事が書かれているといいわね」
物事を見る位置や角度が変わっても、全てが違って見えるわけではない。
異なる視点を組み合わせる事で、立体的な視野を得られるのだから。
-
>>420
「・・・わかりました。
上官に伝えておきます。」
これで良い、と元鳳は思う。
元より守られるだけの戦など窮屈極まりない上に性に合わない事この上ない。
まして戦えるだけの力を有していて立たぬなど愚の骨頂も良いところ。
さて、これで当面は更なる精進を・・・と思考を移した時。
「・・・・・あ、そう言えば妙な事を聞くようですが、交際中の女性はいたりしますか?
いや、そんな事を気にする人がいまして・・・。」
「おらんな。強敵(とも)と言う括りで言えば、居なくもないが・・・。」
そう言って思い浮かべるのは、数人のライバル達・・・公爵家だの何だの関係なく、全力をぶつけ合える好敵手。
「・・・互いに研磨しあう意味だから、これは違うか。」
根本的に武術と学問オンリーで生活して来た元鳳、そっち方面には恐ろしい程疎かったりする。
-
>>624
「さて、始めましょうか。」
「了解です。」
アスト博士からの合図でユウセイはASストライクストームを起動させる。
「うん!ちゃんと起動したね、じゃあ、次、T-Rink行ってみよう。それと、テスラドライブ最大出力」
「了解 T-Rinkフルコンタクト、テスラドライブ オーバードライブ!」
ユウセイはフルコンタクトさせながら、テスラドライブをオーバードライブさせる。
「うん、規定道理だね。これでテスト終了、どうする?このまま、帰るの?」
「今のところは、でも少し休んでからにします。」
ユウセイはコックピットから降り、近くのソファーに座った。
-
>>425
「おりませんか。
すいませんね、変な事聞いて……では、自分はこれで……」
ラウディは元鳳の前から離れ……
>>424
「……あ、中尉……お耳を……」
「遅かったわね。
報告書の件はいいわ、伊豆基地を通さないといけないらしいし……え?」
ラウディがやってきて、レミーになにやら耳打ちした。
「……そう、あの若君がね……じゃあ、そちらには私から話すわ。伍長はここを任せます……
……そうそう、ミス・エミリーをどう思う?」
「どうって……戦術ログを見る限り味方ですよね?政治的に不都合が?」
何か面倒が発生するのかと嫌そうな顔をしたラウディに、
「その不都合をどうこうするなら、むしろ若君の力を借りるわね」
そう言って元鳳のいる方へと去っていった。
>>422-423
「……で、自分に何をしろと?」
何があったのかさっぱりなラウディであった。
-
>>427
>「……で、自分に何をしろと?」
「いや、俺は用無いんだけど・・・」
頭をぽりぽりと掻きながら、困ったように言う。
「あぁそうそう、俺達ちょっと用事が出来たから、アスト研究所まで機体出してくるよ」
-
>>426
元春がラウンジでコーラをあおっている
そこに1人の男がやってきた
特殊部隊の部隊章をつけ、首に元春より3つ上の階級章をつける
(あれがうわさに聞くハヤミ ユウセイってやつか、俺より2つ上で階級は3つも上ときてる
さすがに19で少佐さんはオーラが……俺のほうがあるな)
ふふん、と鼻息をならしてコーラを一口含む
「やあ、少佐さん。お疲れさまです。お互い新型機の慣しには苦労しますね
奈良だけに、ははっ」
ここは京都であるがきにするな
ユウセイに嫉妬しているのだ
-
>>469
缶コーヒーを飲んでいると元春が、話しかけて、
嫉妬してる。用な感じがした。
「あぁ、これは元春さんどうも、あの雷切カッコいいですね。ゼンガー少尉が見たらなんと言うんでしょうね(笑) あと、少佐って呼ぶのやめてくださいよ、恥ずかしいんですから。あの人には到底及びませんし」
奈良?こいつなに言ってるんでしょうか?
まぁ良いや。
(弥生、生きているのだろうか?)
いつも、ユウセイの心には弥生がいた
-
適当に元春をあしらっていると急に、頭が痛くなった。
「痛い、頭が、誰だ俺の頭をいじくり回してるのは?」
ツーか正確に言うと、頭の中がガンガンする。でも、その中から
(助けて、早く 助けて!)
「弥生!」
と叫んだときにはもう、頭痛も引いていた。
近くにいた、元春は唖然としていた。
あいつ、生きているんだな!
だが、ユウセイは喜びより動揺の方が大きく過呼吸に成っていた。
-
>>430-431
(こいつなんで俺の名前を知ってやがるんだ?)
「若干19歳ながら少佐にしょうしんあそばれっっって……・おい!大丈夫かよ!」
頭を抱え、うめき叫ぶ
元春は目の前でことを理解出来ないでいた
それはもう唖然とするしかない
呻き終わると過呼吸をおこす少佐殿をどのようにあつかっていいか
自称天才軍略家の灰色の頭脳がフル回転の大盤振る舞い
で、結論は
「医務室に運ぶしかない」
至極、真っ当な帰結にだれも異論を挟まないだろう
-
【アスト研究所】
管制塔に連絡が入り、遠方から何かが光のサインを送ってくる。
事前に連絡が入っていた連邦の新型機2体と民間からの協力機だ。
新型2機の基地内では出来ない処置を行う為に、専門の機器があるこちらに飛んできたという話らしい。
しかし民間の機体が着いてきた理由にはならないのだが・・・
そうと言っている間に研究所の滑走路に3機の機体が着陸する。
パイロット達はこの研究所を経由し、京都へ用事があるということらしいが・・・
「ふいー、巡航はやっぱりあんま得意じゃねぇぜ・・・」
パイロットスーツを着込んだヒツギが機体から降りる。
基地で借りていた制服はそのまま持ってきたらしく、手には荷物を抱えていた
-
>>433
>「ふいー、巡航はやっぱりあんま得意じゃねぇぜ・・・」
若干、やつれた風なヒツギを冷やかす
「おいおい。お前の機体は寧ろ超音速での突撃がメインだろ?
ちょっと亜光速になった程度でふらふらじゃ保たないぜ?」
思い出した様に呟く
「二人には話しておかなければならない事がある。あの時、海賊云々と言ったのは嘘だ。
だが下手をすれば連中より厄介な奴がレイナを狙ってくるかも知れない
急いだのはその為だ」
足を探すべく、受付に向かう途上
>>432
床に突っ伏しているパイロットスーツの男と、別のパイロットスーツを着た男がそれを助けようとしている
(…今は関わり合っている場合じゃないな)
その場を通り過ぎようとする
-
>>432
「はぁはぁはぁ、大丈夫だから、気にしないで。」
あの声は何だったんだろう。
-
>>434-435
通り過ぎようとする一団を見つける
こちらをちらりとみて通り過ぎようとするその集団に元春はその気持ちはわかると心の中で呟くと同時に
この面倒ごとに付き合ってもらうぞと
「おい、あんたらこの少佐さんが気分が悪いみたいなんだ。医務室に連れて行くのを手伝ってもらいたんだ」
-
>>436
医務室につれていこうとする、元春に
「大丈夫だよ、心の中で思い詰めたら、こうなっちゃうんだ。」
「外の空気吸ってくる。」という言葉ともにユウセイは外に向かった。
-
>>433-434
「レイナを・・・でも、ブラディアローよりも厄介な奴等・・・
太陽系の人類は地球の人が月や火星に移住したりして暮らしてるって聞くわ。
まさか、太陽系の外から来たのは私達だけじゃ無いって事?」
誰が来たかなんてどうでも良い。
でも、レイナが狙われているなら、何としても守らないといけない・・・
-
>>434
>「おいおい。お前の機体は寧ろ超音速での突撃がメインだろ?
「いや、速度自体はいいんだけど地に足が付かない感覚が不安になるって言うか・・・」
茶化すようなその言葉に、照れたように困ったように歯を見せて笑う。
地上適応の高い機体ではあるが、空戦の性能はカスタム機と引けを取らないはずだ
つまりはパイロット、ヒツギの実力不足ということなのだろう
>「二人には話しておかなければならない事がある。あの時、海賊云々と言ったのは嘘だ。
>だが下手をすれば連中より厄介な奴がレイナを狙ってくるかも知れない
>急いだのはその為だ」
「厄介な連中・・・?今のところ日の目で活動してるテロ組織なんて、海賊くらいしか知らないぜ」
ヒツギはほんの少し前までは一般人、込み入った軍事事情は分かっていない。
>>438
>「レイナを・・・でも、ブラディアローよりも厄介な奴等・・・
>太陽系の人類は地球の人が月や火星に移住したりして暮らしてるって聞くわ。
>まさか、太陽系の外から来たのは私達だけじゃ無いって事?」
「ドローンはエミリーたちもどこから来たのか分からないんだもんな」
宇宙海賊もドローンに攻撃されたとエミリーは語っていた。
地球に居るものか地球外のものかは彼女達も確認できないということだろう
「確かに今も新型プラントを宇宙で建造中って聞くけど、異星人の話なんて聞いたことないぜ」
>>436
>「おい、あんたらこの少佐さんが気分が悪いみたいなんだ。医務室に連れて行くのを手伝ってもらいたんだ」
「おいおい、俺達来たばかりだから医務室の場所とかわかんねぇぞ?」
とは言いながら手伝う為に近づいてくる。
今ここに居るということはこの一団は先ほど研究所に来た新型のパイロット達ということになるだろう
「大丈夫かよ、えぇっと・・・少佐?」
>>437
>「外の空気吸ってくる。」
「・・・って行っちまった」
貸そうと腕を伸ばしたときには、ユウセイは元春の下から立ち上がり去った後だった
伸ばした手をそのまま頭に持っていき、ぽりぽりと書きながらため息をこぼす。
「そうだ、会ったばかりで悪いんだけどさ、ここの所長室ってどこか分かるか?」
残されたヒツギは同じく取り残された元春へと尋ねた。
さっき医務室の場所も分からないといっていたんだ、所長室が分からなくてもおかしくは無いだろう
-
アスト研究所の屋上に、ユウセイは居た。
【はぁ、あそこはちゃんと、甘んじて医務室行けば良かったかな。話弾むと思ったんだけど、】
実はユウセイは、友達作りがそんなに上手くない。
面識があり、好意をもっており、なおかつ力を認めていないと、
友として認められないのだ。
なので、女性の友である弥生と仲良くなれたのは奇跡なのである。
故に、弥生を失ったことは彼にとって、大きな心の傷となっている。
(戻るか……)
気分も良くなったので、改めてASストライクストームを見に行こうと思い向かった。
-
>>439
「じゃぁ、誰なんだろう・・・ブラディアローよりも厄介な相手って・・・」
異星人の話を聞いたことが無いとなると、地球人の可能性も高い。
私の予想から行くと・・・
「地球人の盗賊とか、テロリストとか、そう言う奴等かな。ほら、レイナってお金持ちじゃん。
でも、そんな奴等がブラディアローよりも厄介だなんて・・・ちょっと心外かな・・・」
-
>>439
ストライクストームを見に行く間にたまたま、さっきの奴らをみた。
「あの、さっきはすまなかった。俺はハヤミ ユウセイだ。以後お見知り置きを。」
「話はさっき立ち聞きした。所長室にいきたい。つまり、アストカーマインに会いたいんでしょ。」
「ついてきて、あの人のことだ、機体の最終チェックしてると思うよ。来て、一緒に行こう。俺も用があったんだ。」
ユウセイは、
【あの人たちと、仲良くなって新たに戦友をふやす。】
と思いを胸に抱きながら、奴らを手招きした。
-
>>437
「お、おい……」
元春の行為を余所にラウンジからそとに消えていくユウセイを元春は怪訝な目を向ける
「なんなんだあいつ?」
>>439
>「おいおい、俺達来たばかりだから医務室の場所とかわかんねぇぞ?」
「そうなのか、ここはおっきいからな誰が誰だかわかんないぜ……・
と、いうことはあんたたちはさっき来た一団はあんたちだろ?」
どうだ正解だろといわんばかりの見事なドヤ顔である
>「大丈夫かよ、えぇっと・・・少佐?」
「ん、ああ、あいつは19歳で少佐様のハヤミ・ユウセイさ
聞いたことぐらいはあるだろ?ATXのユウセイといえばもっとわかりやすいか?」
ヒツギにテレビにうつる芸能人を紹介するように話す
>>442
「あんたの名前は知ってるさ」
元春はすこし突っかかるような言葉を遊星にむける
>「話はさっき立ち聞きした。所長室にいきたい。つまり、アストカーマインに会いたいんでしょ。」
「俺もロリ所長には興味があるぜ。とくに用はないけど一緒に行くぜ」
-
>>441
「心外ねぇ…戦力よりも状況が、ね。外から来ると判る相手なら遠慮は要らないんだが…」
元春とヒツギが話す側でエミリーに応えていると
>>443
先ほど離れた男が唐突に近づき挨拶をした
元春が言うには何でもATXチームに所属しているとの事…おかしい
「ああ、俺はレオンハルト・シュナイダー。階級は中尉だ。レオンでいいぞハル
ここは正直、詳しくはないんだ。案内を頼みたいが…少し聞かせてくれ」
>>442
ユウセイと名乗った男に視線を送り
「ハルから聞いてるがATXで少佐だって?責任者は?
隊長は確か重要な任務に着いていて公表すら出来ないと風の噂で聞いてるが…?」
-
>>444
「どんな奴等でも遠慮は要らないよ!
やられたらやり返さないと、やられちゃうよ!」
やられたらやり返す・・・
私はそう教えられてきた。
どうしてレオンはあんなに警戒しているんだろう・・・
-
>>441
>「地球人の盗賊とか、テロリストとか、そう言う奴等かな。ほら、レイナってお金持ちじゃん。
> でも、そんな奴等がブラディアローよりも厄介だなんて・・・ちょっと心外かな・・・」
「異星人と地球人、地球人と地球人じゃ訳が違ってくるんじゃねぇかな」
一介のテロリストがあの宇宙海賊より強いとは確かに思えない。
けれど、きっと『強さ』が問題ではないのだろうと、なんとなく感じていた
「うまくいえないけど、前者なら上手くいけば途中で終わらせられるけど
後者は逆に、同じだからこそどちらかが倒れるまでは終わらせられないって言うか」
語るヒツギ自身もあまり納得できていないのか、歯切れの悪い言葉だ
>>442
>「あの、さっきはすまなかった。俺はハヤミ ユウセイだ。以後お見知り置きを。」
「あぁ、俺はハヤセ ヒツギ」
ハヤミが苗字でユウセイが名前、この前後関係で名前を言うのは日本人独特の物だ。
だからこそヒツギも同様に日本人的な言い方、苗字から名前で名乗ったのだ
>「ついてきて、あの人のことだ、機体の最終チェックしてると思うよ。来て、一緒に行こう。俺も用があったんだ。」
「案内してくれるのか、ありがとう とりあえず向かいながら話そうぜ」
(ユウセイ、ってどこかで聞いたような・・・)
>>443
>「ん、ああ、あいつは19歳で少佐様のハヤミ・ユウセイさ
>聞いたことぐらいはあるだろ?ATXのユウセイといえばもっとわかりやすいか?」
「ATXチームのユウセイって・・・」
どこかの本で見たことがある
戦時中に急遽入隊し、そこで数多の戦場を駆け抜けた・・・
「おいマジかよ!前大戦のエースじゃないか!」
あの数多のエース級パイロット凌ぎを削った大戦を
それももっとも熾烈といわれた前線で生き残ったパイロットだ。
こういった物に対し、にわかに近いヒツギでも当然知っていた
>>444
「格納庫にいるっぽいし、結構すぐに向かえそうだな
・・・だたちょっと呼び出されてから時間かかりすぎてるし、レイナどうしてんだろ」
目的の人物へと進みながらも、PDAで時間を確認した。
ヘリを飛ばしてもらって・・・ちょっと厳しいか、ついたら謝る必要があるだろう
-
>>427
「おりませんか。
すいませんね、変な事聞いて・・・では自分はこれで。」
立ち去る彼を見送りつつ、元鳳は思考する。
安芸の名家たる毛利と手を組みたがる輩は多かれ少なかれ存在する。
少なくとも中国地方や隣接する地域に進出する意味合いで名家の後ろ盾があるとないのでは進出出来る幅がまるで違う。
だが、それが婚姻となるとかなり話が違って来る。
ただ単に親しいだけではなく、宗家・分家共に「付き合うに相応しい」と言う認可を得なければ話にならないし、第一本人の気持ちも絡んで来る。
「・・・もっとも、安芸にとって有益な付き合いであれば結婚するかは置いても考えるが・・・。」
何せ街の修復には膨大な手間暇と時間を要する。だが反面、復旧の為に仕事不足が少なくなるのも事実。
引いて考えれば安芸にこれから進出する企業には多少なり融通の利く情勢とも取れる。
「・・・それよりも今後、私はどう動けば良いのだろうか?」
結婚よりむしろ今はそっちが重要であった
-
>>444 レオン 「うっふん、まぁ、作戦で共に戦うのは年に一度程度ですから、珍しいです。アザルト1、それが俺のボスだ。」
「まぁ、あの人は頼れる人です。一戦、一戦が勉強になります。まぁ何かあったら宜しく頼みます、中尉。」
>>446「えっ、そんなに俺有名なんだ。照れるな。あははは 宜しくね、ヒツギ。」
【うわー、念動力だけでこんなにも、有名になれるんだ。(笑)】
-
「ああ、案内ですか?中尉 おそらく俺の機体の、最終調整をしていると思います。」
「俺も此処で機体制作を依頼してたんです。」
「まぁ、おそらく、雷切か俺の機体を整備してると思います。」
「それか、疲れはてて、所長室で寝てるかもしれません、俺も、此処の位置を知らないから、その時はipadで調べます。さっきテストが終わったので、俺の機体の所にいるのが濃厚ですけど」
-
>>444
「レオンかよろしく、俺の階級は少尉だけど堅苦しいのなしでいいだろ?」
ほんらいならレオン側から提案されるべき話だが元春はずうずうしくも自分から言い出した
>>445
「やんちゃな姉ちゃんだな。でも、考え方は嫌いじゃないぜ」
元春はやられる前に準備を完了して徹底的にぶっ殺すタイプ
自称天才軍略家だからこそ準備することが好きなのである
エミリーの銀髪から想像していた性格とちょっと違うのに面白そうに眺める
>>446
「ほ〜ら、聞いたことあるだろ?」
元春は満足そうな笑顔を浮かべる
>>448
「ええい、まどろっこしい!とりあえず格納庫に行こうぜ
ユウセイの話だったらたぶんそこだろうさ」
元春が皆を先導してあるく
「改めて自己紹介だ。俺は小早川元春。 少尉だ
極東支部のラッキーボーイとは俺のことさ!」
自慢げに胸を張る
-
>>445
「やられる前に理由と手段を封じるのがベストって奴だがな
お、エミリー。少佐が案内してくれるぞ」
>>446
>「おいマジかよ!前大戦のエースじゃないか!」
無邪気にはしゃぐヒツギを見て
(こういう風に知らされているのか…今は確かにレイナ達の安否が先か)
>>448
>「うっふん〜
どこかスカしたような…
>「えっ、そんなに俺有名なんだ〜
とも思ったがヒツギへの反応を見る限り天然なのかも知れない
恐らくコバヤシ氏もこういう人物の方が使い易いのだろう
「…そうだな。体には気を付けろよ少佐」
一行は格納庫へと向かう
-
じゃあ行きましょうか。皆さん。
何者かは知らないが中尉が居るから信頼できる。
ASストライクストームの機体の近くに、アストカーマインが居た。
「あれが、彼女の作った機体、ASストライクストーム、俺の機体だ。」
「そして、彼女がアストカーマインだ。博士」
「はーい、なに用かしら?」
「この人たちが用事が貴女にあるってさぁ中尉あれが、その人ですよ。」
ユウセイは、賢明に作業をしている。幼女を指した。
-
>>450
「エミリーよ。よろしくね、元春・・・」
私は元春と名乗る男に名前を返す。
「戦場で必要なのは運と実力。
少尉と言う肩書きは運だけで手に入れたものじゃ無さそうね。」
当然、運だけでは戦場は生き残れない。
元春も、運を活かす為の実力を持っているのだろう・・・
>>451
「やられる前、か・・・」
やられる前にやる場合はそれなりの理由が要る。
此方側に、その大義名分があるのだろうか・・・
>>452
「貴方が少佐さん?よろしくね。」
私はアストカーマインを名乗る少女に挨拶をする。
-
>>453
たまたま、女の子とアスト博士が話してるのをストライクストームから聞いて、
「貴女が少佐ね」
「あのー!」と俺はその子に向かい叫ぶ。
「彼女は博士だ俺が少佐だ。」
という。
-
>>450
>「ほ〜ら、聞いたことあるだろ?」
「びっくりしたぜ、ここは日本王手の研究施設だもんな・・・居ても不思議じゃないか」
落ち着こうと肺に空気を貯め、それをゆっくり深く吐き出した
「俺はハヤセ ヒツギ、元春の言うとおりさっき来た機体のパイロットだ
テストパイロットってだけで軍人じゃないんだけどな」
元春も噂で聞いたことがあるであろう、新型『デーモン』のテストパイロットについて。
偶然居合わせた一般人らしいとの話は真実だったようで、
着慣れない軍服に着させられているこの男がその渦中の人らしい。
どう見てもここに居る3人を見れば、エミリーがバルクレイスの、レオンがエクセリオンの
ヒツギはエクセリオンに釣られていた謎の機体のパイロットと言った方が説得力があるが・・・
>>451
「レオン、どうかしたか?」
DC戦争がいかなる経緯で起こったのか、そういったもの全てをヒツギは知らない。
まだ彼は足を突っ込んだ程度の一般人なのだ。
今後様々な事実を知ることになるだろう、それを受け止められるかは・・・
>>452
「・・・どこ?」
指指された方向を見るも、博士と思しき人物は居ない。
機体の足元に設置された機器がある程度で、後は白い布がそこからはみ出しているというか・・・
アスト『・・・』
眉間に皺を寄せ、可愛らしい顔には似つかわしくない不機嫌そうな表情を浮かべる
>>453
そしてエミリーの言葉に呼応するかのように大きく咳払いをした
アスト『ごほんっ!! 私がアスト・カーマイン、この研究所の所長ですが』
何か?と言いたげな表情は少しむくれっ面だ。
片手に持ったノートパソコンと見比べれば、その小ささがわかる。
小学生と見間違うほどだった
-
>>453
「俺は天才だからな、運も実力も超一流よ!」
多分に誇張が盛り込まれた自信満々の一言
「ここでは雷切のテストパイロットをやってる
指揮の方が得意なんだけどな。あまりに天才過ぎてテストパイロットに選ばれちまったんだよ」
嫌味なく自慢出来るのは彼が虚栄をはっているからだろうか?
>>455
「軍人じゃないのか!そいつは楽でいいや!
ヒツギ、デーモンのテストパイロットもしかしておまえか?
民間人って聞いていたけど?」
噂程度は同じくテストパイロットをやっている元春の耳にも届いていた
>アスト『ごほんっ!! 私がアスト・カーマイン、この研究所の所長ですが』
「噂に違わぬロリッ子所長だな。でもまさかここまでとわな。
まるっきり小学生にしかみえないぜ」
アスト『ヒドい!小学生はヒドいんじゃないですか?少尉』
怒っている姿は完全に小学生にしかみえない
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