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カオスロワ避難所スレ

1 ◆nkOrxPVn9c:2011/10/28(金) 01:14:02
話は本スレかこちらに投下してください

2新たなる旅立ち!:2011/10/29(土) 01:43:55 ID:J15/ZJeM

「デンジャラス・サンダー・アルティメット!!」
「遅いぞ!! 疾きこと風の如し!!」
「す、すごい、スピードだ」

 勝治の必殺技は皇帝・真田の圧倒的なスピードの前に敗れ去った。

「チャイナクック・マーベラス・チャーハン!!」
「動かざること山の如し」
「な、なんて防御だ、まったく隙がない!?」

 ケンの必殺技も皇帝・真田の圧倒的な防御の前に敗れ去った。

「センチメンタル・アウトロー・ブルース!!」
「その程度か、徐かなること林の如く……!」
「なに……?」

 ロイドさんの必殺技も皇帝・真田の圧倒的な技巧の前に敗れ去った。

「レッドレッド・メテオバースト!!」
「温いわ!! 浸掠すること火の如く、加えて動くこと雷霆の如し!!」
「うわああああああああああああ!!!」

 そして、リュウセイさんの必殺技も皇帝・真田の圧倒的なパワーの前に敗れ去った。
 さらにリュウセイさんには特別に究極奥義を二つもくれてやった。
 皇帝の二つ名に違わぬ、実力を見せる真田。

「くそぉ。大の大人が子供相手に卑怯だぞ!」
「俺はまだ15歳、中3だ……たわけが」
「「「「「「「「な、なんだってー!!」」」」」」」」
「どう考えても、老けすぎだろ」

 真田弦一郎の衝撃の一言に驚く一同であった。
 その時であった。彼らの前に全身ボロボロの少年が現れた。
 
「た、大変だ……」
「君は同じクラスの西山君!?」
「コミケ会場が、謎の組織に占拠された……」
「「「「「「「「な、なんだってー!!」」」」」」」」
「……たるんどる」
「本当デスカ、ウエストさん!?」
「……うん」

 国際刑事警察機構に所属している彼がボロボロになっているのだ。
 命からがら逃げてきたに違いない。

「まさか、あの時の男の組織か!?」
「知っているのか、ザンギャック皇帝!?」
「ああ、スゴーミンの首を容赦なくへし折った冷酷な男がいた」
「ああ、そいつの組織に間違いないな」
「他に候補がいない……」
「……となると、コミケ会場の同人誌が狙われたな」
「その考えに同意するのも私だ」
「だったら、行こうぜ! そいつとその組織を叩き潰してやろうぜ!!」
「「「「「「「「オー!!」」」」」」」

 そして、ボーグバトルを通じていつしか彼らの間に友情が生まれていた。
 かくして、リュウセイさんを筆頭した9人の軍団が結成された。
 目指すはコミケ会場、二郎はその後だ。

3新たなる旅立ち!:2011/10/29(土) 01:44:31 ID:J15/ZJeM
【一日目・7時30分/日本・東京都港区】
【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】トムキャット・レッド・ビートル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:邪魔するものは何であろうと叩きのめす
1:コミケに戻って、謎の組織を叩き潰す
2:その後で二郎。
3:ついでに殺し合いも止める

【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】エレクトリカル・スピードワゴン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:リュウセイについていく
1:コミケに戻って、謎の組織を叩き潰す
2:その後で二郎。

【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】キー・オブ・ザ・グッド・テイスト
【道具】支給品一式
【思考】
基本:リュウセイについていく
1:コミケに戻る
2:その後で二郎。

【ロイド安藤@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康、
【装備】シーザー・カエサル・エンペラー、
【道具】支給品一式 メガネ
【思考】
基本:リュウセイについていく
1:コミケに戻る
2:その後で二郎。

【ザンギャック皇帝@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】ガルダフェニックス@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:地球を侵略する
1:リュウセイ達についていく
2;暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ズール皇帝、真田と組む
3:出来ればシーザー・カエサル・エンペラーを手に入れたい

【暴走皇帝エグゾス@激走戦隊カーレンジャー】
【状態】健康、怪人サイズ
【装備】芋長の芋羊羹、レイジングブリッド@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;大宇宙ハイウェイのS・Aを地球に建設する
1:リュウセイ達についていく
2:ザンギャック皇帝、クライシス皇帝、ズール皇帝、真田と組む
3:出来ればシーザー・カエサル・エンペラーを手に入れたい

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康、デスマター大佐状態
【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、その他不明
【思考】基本:地球人類を抹殺する
1:リュウセイ達についていく
2:南光太郎他仮面ライダーを倒すのも私だ
3:ザンギャック皇帝、暴走皇帝エグゾス、ズール皇帝、真田と組むのも私だ
4:出来ればシーザー・カエサル・エンペラーを手に入れたい
※今までとは別人です。
※真田のことを地球人だと思っていません。

4新たなる旅立ち!:2011/10/29(土) 01:45:10 ID:J15/ZJeM
【ズール皇帝@六神合体ゴッドマーズ】
【状態】健康
【装備】シューティングファントム@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:全宇宙の征服
1:リュウセイ達についていく
2:ザンギャック皇帝、暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、真田と組む
3:出来ればシーザー・カエサル・エンペラーを手に入れたい

【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】左目に眼帯
【装備】黒いジャージ&テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、鎧輝@クラッシュギア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ただ勝つのみ
1:皇帝たちと共に勝利を狙う
2:出来ればシーザー・カエサル・エンペラーを手に入れたい


「ねぇ、スネ夫? あの強そうな人達もコミケがどうとか言ってたよ」
「まさか……僕のこの同人誌も狙われてるんじゃ……? どうするジャイアン?」
「俺はブタゴリラだ……それ以上でもそれ以下でもない……
 だったら、あいつらに守ってもらえばいいんじゃねぇの?」
「「流石、ジャイアン!!」」

 そして、全裸の少年たちも二郎の行列を離れてコミケ会場に向かった。
 
【野比のび太@ドラえもん】
【状態】全裸
【装備】無し
【道具】無し
【思考】基本:いつもの3人で行動する
1:コミケに参加する
2:強そうな人たち(リュウセイ達)について行く
3:僕の服はどこに行ったんだろう?

【骨川スネ夫@ドラえもん】
【状態】全裸
【装備】無し
【道具】ジャイ子×静香の同人誌×100万部
【思考】基本:いつもの3人で行動する
1:コミケに参加する
2:強そうな人たち(リュウセイ達)について行く
3:結局、勉三さんって誰なんだ?

【熊田薫@キテレツ大百科】
【状態】全裸
【装備】無し
【道具】無し
【思考】基本:みよちゃんは俺の嫁!
1:コミケに参加する
2:強そうな人たち(リュウセイ達)について行く
3:しかし、こいつら誰だ?


「何、本当ですか、冴子さん?」
「ええ、急いだ方がいいわ」
「しかし、二郎が……」
「それは……私が代わりに並んでおくから」
「それなら、安心だ」

 そして、井坂先生もまたとある理由で二郎の行列から離れていった。

5新たなる旅立ち!:2011/10/29(土) 01:45:43 ID:J15/ZJeM
【井坂深紅郎@仮面ライダーW】
【状態】健康、空腹
【装備】ガイアメモリ『WEATHER』
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者の力を我が物にする
1:コミケ会場で貰えるという究極のメモリを手に入れる
2:その後で二郎だ。


 ちなみにその井坂先生に声をかけた女性は園崎冴子……ではなかった。

「中々、上手くいったぜよ………プリッ」

 コート上の詐欺師・仁王雅治だ。 
 二郎の行列から次々と強敵を行列から退場させていった。
 さらに言うと、さっきの『ウエストさん』の正体も仁王である。
 真田が気付かなかったのは、ボーグバトルで疲れていたからである。

「そっちも上手くいったようじゃきに」
「ウス……」

 一番厄介な柳&乾の二人は五捨参式波動球で吹っ飛ばした。
 不意打ちだったか、関係ないそれがバトルロワイアルというものだからだ。

「……プリッ」
「……プピーナ」

 ちなみにこっちも仁王である。
 青学・菊丸の一人ダブルスの要領で分身して、さらにイリュージョンしたのだ。
 コミケ会場が占拠されたのも究極のメモリも彼の『詐欺(ベテン)』である。
 こうして、仁王は二郎の行列の先頭に並ん……

「さっきから、アンタ一人で何してんのよ?」
「プリッ」

 いや、一人だけ残っていた。
 飢えた紅白の巫女――博麗霊夢の目は騙されなかった。
 ちなみに霊夢は何事も無かったかのように先頭に並んでいた。

「先頭は渡さないわ! 絶対にね!!」
「……ぴよっ」

 しかし、仁王にとってはそんなことどうでもよかった。
 だって、彼は『詐欺師』だから。

6名無しさん:2011/10/29(土) 01:46:19 ID:J15/ZJeM
【博麗霊夢@東方Project】
【状態】健康、やさぐれ
【装備】メダジャリバー
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、大量のセルメダル
【思考】
1:二郎の行列の先頭を死守する
2:………変な奴。

【仁王雅治@新テニスの王子様】
【状態】???
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本;???
1:プリッ


「なんとかなったな、蓮二」
「哀れなり、俺達」

 余談だが、波動球で吹っ飛ばされた二人が降り立ったのはドバイ跡地だった。

【一日目・7時45分/ドバイ跡地】
【柳蓮二@新テニスの王子様】
【状態】詰んだ
【装備】テニスラケット&テニスボール
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:貞治と行動を共にする
1:二郎のラーメンを食べたいが…詰んだ
2;樺地(仁王)は許さない
3;日本に戻る


【乾貞治@新テニスの王子様】
【状態】ミイラ状態
【装備】テニスラケット&テニスボール、自分のノート
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:蓮二と行動を共にする
1:データを捨てろ、蓮二……俺はどっちでもいいけど
2:樺地(仁王)は許さない……俺はどっちでもいいけど
3;日本に戻る……俺はどっちでもいいけど

7その頃コミケでは:2011/10/29(土) 03:52:06 ID:VuMXfI5Q
「大丈夫か?蛮、銀次」

体に異常がないか蛮と銀二は体の調子を確認している蛮と銀次に
ゲットバッカーズこと、いつもの三人の一人シドニー・マンソンは問いかける。

「ああマンソンお前が居なかったら今頃俺達はお陀仏だったぜ」
「うん蛮ちゃんの言うとおりだよ」
「その様子なら問題はなさそうだな」

一度死んだかに思われた蛮と銀次だったが
流石はマンソン、彼の熱きボーグ魂により蛮と銀二は一命を取り止める事が出来た。

「さて体も本調子に戻ったことだし、さっさと依頼の品を手に入れて百億を手に入れるぜ!」
「だがその前にこいつらを片付けないとな」

何時の間にか彼らの周りを謎の組織が取り囲んでいた。

「丁度良いウォーミングアップだぜ」
「蛮、病み上がりなんだ無茶するなよ?」
「そうだよ蛮ちゃん、ゲットバッカーズのSは一人じゃないて意味なんだから一人で無茶しないでよ?」
「ああ分かってる。俺、銀次、マンソンの三人が揃えば無敵だからな」
「そうだ。俺達は最高のチームだ」
「じゃあ行くよ!」
「皆!いつものリズムだ!リズムを忘れるな!」


【一日目・7時30分/日本・東京ビックサイト/天気・ユニコーンガンダム】

【美堂蛮@GetBackers-奪還屋-】
【状態】健康
【装備】サングラス
【道具】支給品一式、現金百万
【思考】基本:澪本を奪還し依頼人に届け百億円を貰う
0:いつもの三人で行動する
1:コミケが開かれるのを待つ
2:周りの連中を片付ける

【天野銀次@GetBackers-奪還屋-】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:澪本を奪還し依頼人に届け百億円を貰う
0:いつもの三人で行動する
1:コミケが開かれるのを待つ
2:周りの連中を片付ける

【シドニー・マンソン@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康
【装備】ハウリング・ロデオ・ドライブ
【道具】支給品一式 のび太の服、スネ夫の服、ブタゴリラの服、不明支給品
【思考】基本:いつもの三人で行動する
1:コミケに参加する
2:周りの連中を片付ける

8その頃コミケでは:2011/10/29(土) 03:53:49 ID:VuMXfI5Q
いつもの三人が激戦を繰り広げている横で藤原妹紅と志葉丈瑠も、また謎の組織相手に戦いを繰り広げていた。

「こっちは参加者を誘導させなきゃならないっていうのに!」
「不味い!後ろだ!」
「しまっ」

一瞬の隙をつかれ妹紅は攻撃を喰らってしまう。

「この!」

体制を立て直し応戦しようとする妹紅だが、間に合わずそのまま銃弾が彼女の額を貫こうとしたその時――。

「無限の胡桃!」

銃弾が赤屍を探しに来た6/の胡桃に弾かれた。

「貴方は?」
「俺は6/だ。それより話は後だ来るぜ」
「まあいいわ。今は猫の手も借りたいぐらいだし、手伝ってくれるのならお言葉に甘えるわ」


【藤原妹紅@東方Project】
【状態】寝不足 、ダメージ
【装備】コミケスタッフの制服
【道具】基本支給品一式、大量の手榴弾、不明支給品
【思考】
基本:コミケスタッフの仕事をする
1:参加者をビックサイト館内に誘導する
2:謎の組織を潰す


【志葉丈瑠@侍戦隊シンケンジャー】
【状態】健康、シンケンレッド
【装備】シンケンマル
【道具】基本支給品一式、不明支給品、ショドウフォン
【思考】基本:人々の命を守るために戦う
1:参加者をユニコーンガンダムから守りつつ、ビックサイト館内に誘導する
2:コミケに行って役作りのための勉強をする
3:そのためにも、コミケ開催の邪魔はさせない


(そろそろ恋愛フラグも建てないといけないしな。この娘を助けてフラグを建ててみるのも悪くないな)

そんな下心ありまくりな動機で戦いを始める6/なのであった。


【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、10/特製通信機、その他不明
【思考】基本:自分が主役になった状態で主催者を倒して目立つ。
0:コミケ会場に向かう。
1:しばらく10/達とは別行動を取る。
2:あと4人仲間(手下)を集める。
3:赤屍を再び倒し、必殺技を完成させる
4;恋愛フラグが欲しいので妹紅を助ける
5:初音ミクの打倒
※今までとは別人ですが、並行世界の自分から電波を受けとったようです。

9その頃コミケでは:2011/10/29(土) 03:55:32 ID:VuMXfI5Q
「同人誌を渡してたまるもんですか!」
「めずーるこわーい」
(この執念をもっと別の事に生かしてくれれば……)
「倒しても倒してもキリが無いな」
「それがどうした?俺は元コマンドーだ」

同じく謎の組織相手に応戦するメズール、ガメル、カザリ
そして、何時の間にか合流したセガールにメイトリックス
ついでに彼らの回収したユニコーンガンダムは乗り方が分からないので捨ててきた。

「うおおおおおおおおお行くぜ!相棒!」
「オラああああああああああああああ!」

そして再びコミケに戻ってきた。ジャギとウヴァ。
まさに鬼神の如く無双しまくる彼らだが――。

「随分とやらかしてくれるじゃねえか」
「お前はベネット!」

他の戦闘員の屍を超え現れたのはメイトリックスと因縁のあるベネットであった。

「知り合いか?」
「ああ、だが奴は死んだ筈……」
「トリックだよ」
「要するにあいつは敵なんでしょ!」
「めずーるこわーい……」

メイトリックスの前に姿を現したベネットの目的は何なのか?
謎は深まるばかりである。

10その頃コミケでは:2011/10/29(土) 03:56:04 ID:VuMXfI5Q
【メズール@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、人間態
【装備】コミケスタッフの制服
【道具】支給品一式
【思考】
1:コミケにあるBL本を買い漁る
2:完全復活を目指す
3:謎の組織を潰す

【ガメル@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、人間態
【装備】コミケスタッフの制服
【道具】支給品一式、大量のお菓子
【思考】
1:メズールを手伝う
2:完全復活を目指す


【カザリ@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、人間態
【装備】コミケスタッフの制服
【道具】支給品一式
【思考】
1:完全復活を目指す
2:とりあえずメズールに従っておく

【ウヴァ@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、怪人態
【装備】ジャギのヘルメット
【道具】支給品一式
【思考】
1:ジャギとコミケに行ってエーリカちゃん本を買い漁る
2:完全復活を目指す
3:謎の組織を潰す

【ジャギ@北斗の拳】
【状態】健康、頭の傷完治、グリード化
【装備】ショットガン、バイク【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:カオスロワで優勝する
1:ウヴァとコミケに行って妹紅本を買い漁る
2:謎の組織を潰す
※ラオウメダル、トキメダル、ケンシロウメダルで構成されています

【スティーヴン・セガール@現実】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】拳銃、ナイフ
【思考】
基本:カオスロワを叩き潰す
1:メイトリックスに付き合う
3:謎の組織を潰す

【ジョン・メイトリックス@コマンドー】
【状態】健康
【装備】大量の武器・弾薬
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:誘拐された娘を救出する
0:ベネット?
1:セガールと一緒に行動する
2:謎の組織を潰す

【ベネット@コマンドー】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:???

備考:謎の組織の一員です

11謎の組織がコミケ会場を占領した話が詐欺なのを見落としてたorz:2011/10/29(土) 09:53:59 ID:VuMXfI5Q
「仁王の詐欺(ベテン)が偶然本当になったて事にしといて下さい」

そう言うと俺は死んだ。

【俺@現実】自殺

12首はおいてくもの:2011/10/30(日) 00:29:18 ID:4l7XEJNI
その頃、姓名判断士は島津豊久という武士を新たなターゲットとしていた。

「何だぬしはっ!おいに何の用じゃ」
「私は姓名判断士。これからお前のような薩摩の田舎者にカッコイイ名前を授けてやろう」
「あぁ!?誰が田舎者じゃぁ!首取られてえか!」

田舎者呼ばわりされてキレる豊久を無視し、判断士は言った。

「よし、これから君の名前は妖怪首おいてけだ!」
「な…!」
「前よりいい名前になったな。よかったよかった!」
「き…貴様(きさん)っ…!」

豊久の名前を妖怪首おいてけに改名すると、判断士は妖怪首おいてけの前から猛スピードで去っていった。


【一日目・7時30分/兵庫県】

【姓名判断士@ポケモンシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:参加者のニックネームを変更していく
1:前よりいい名前じゃないか!良かった良かった















しかしまわりこまれてしまった!
今までこんな展開はなかったので流石の姓名判断士も珍しく動揺した。

「しまった!状態表が出た後だと思って油断したっ…」
「ようもやってくれたのぅ。
やっぱ貴様(きさん)の首なんぞいらねぇ。命だけおいてけ!!」
「待て!今、私を殺したら名前が元に…」
「チェストォ!」

姓名判断士の言葉が聞こえていないのか。
豊久…いや『妖怪首おいてけ』の大剣が振るわれ、示現流の一撃必殺の前に姓名判断士は真っ二つに切り裂かれてしまったのであった…。

「あーすっきりした。これでよか!」

改名された苛立ちを晴らした彼はその場を後にした。
しかし彼は知らない。名前を戻される前に殺してしまったため名前がずっと改名後のままだということに。
そして名前を変えられた人は他にもたくさんいるということに。

【一日目・7時30分/兵庫県】

【妖怪首おいてけ(島津豊久)@ドリフターズ】
【状態】健康
【装備】首斬り包丁@NARUTO
【道具】支給品一式、ユニコーンガンダムの頭
【思考】
基本:強者と戦って戦利品として首をもらう

【姓名判断士@ポケモンシリーズ 死亡確認】

13謎の組織など存在しない:2011/11/02(水) 23:32:10 ID:sexqa0h2
仁王が吐いた嘘だったはずの謎の組織との戦いが、コミケで現実に起こっている。
一体何が起きたのか。
答えは簡単……これは現実ではないのである。


謎の組織など存在しない。
全てはコミケ会場にいた参加者たちの見ている集団幻覚なのだ。


では何故こんな集団幻覚が発生してしまったのか。
諸悪の根源は田井中律・この世全ての善形態率いる真・騒音部だった。
彼らはロックンローラーであり、ロックンローラーといえば欠かせないのがアルコール・暴力・SEX
そしてドラッグである。

田井中律が主催者の目をかいくぐって所持していた大量の覚せい剤、コカイン、マリファナ、MDMA等々の麻薬が
彼らが死んだ拍子にビックサイト中にばら撒かれた。
それをコミケの全参加者たちが吸い込み、コミケ会場が謎の集団に襲われている集団幻覚を見ることになった。
ただしベネットだけは自分が謎の組織の一員だと思い込んでいた。

そして幻覚を見ている彼らは、互いに互いを謎の組織だと思って乱闘を繰り広げていたのである。

このザマはまさに地獄のパーティータイムだった。

【一日目・8時/日本・東京ビックサイト/天気・ユニコーンガンダム】

【美堂蛮@GetBackers-奪還屋-】
【天野銀次@GetBackers-奪還屋-】
【シドニー・マンソン@人造昆虫カブトボーグV×V】
【藤原妹紅@東方Project】
【志葉丈瑠@侍戦隊シンケンジャー】
【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】
【メズール@仮面ライダーオーズ】
【ガメル@仮面ライダーオーズ】
【カザリ@仮面ライダーオーズ】
【ウヴァ@仮面ライダーオーズ】
【ジャギ@北斗の拳】
【スティーヴン・セガール@現実】
【ジョン・メイトリックス@コマンドー】
【その他不特定多数のコミケ関係者@現実】
【状態】ラリっている
【装備】いろいろ
【思考】
基本:ラリっている
1:謎の組織だと思っているやつを潰す

【ベネット@コマンドー】
【状態】ラリっている
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:ラリって自分を謎の組織の一員だと思い込んでいる

【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】
【513@現実 死亡確認】
【ジノ・ヴァインベルグ@コードギアス反逆のルルーシュ 死亡確認】
【田村ひより@らき☆すた 死亡確認】
【南夏奈@みなみけ 死亡確認】
【獅子堂桜@宇宙をかける少女 死亡確認】
【セワシ@ドラえもん 死亡確認】
【クマ吉@ギャグマンガ日和 死亡確認】
【巴マミ@魔法少女まどかマギカ 死亡確認】
【コミケ関係者×1000@現実 死亡確認】
死因:コミケ会場の乱闘

※東京ビックサイト中に麻薬が散布されています。

14名無しさん:2011/11/02(水) 23:59:04 ID:zMGuO4..
東京の方で何かいろいろ大変なことになっている、そんな時……。
奄美大島でただ一人、のんびりサバイバル生活していた男がいた。
その名はネイキッド・スネーク。名前の通り、上半身裸でサバイバルナイフ片手に奄美大島の動植物を食らっていた。
その食欲が尽きるのは、果たしていつになるやら……。


「……ウマ過ぎる!!」


それと、ユニコーンガンダムの降ってくる量は前に比べて減少してきていた。


【一日目・8時/日本・奄美大島/天気・ユニコーンガンダム(小降り)】
【ネイキッド・スネーク@メタルギアソリッド3】
【状態】健康、上半身裸
【装備】サバイバルナイフ
【道具】キャプチャーした動植物
【思考】
基本:とりあえず腹が減ってるので満腹になるまで食う
1:次は何を食べようか

15名無しさん:2011/11/03(木) 13:44:16 ID:Sy/QjgLs
『TIME VENT』

麻薬などなかった。
参加者は今も謎の組織と戦っている。
何故ならば主催者の一人、仮面ライダーオーディンが時間を戻して麻薬を全て吸い込んだのだ。

(持っててよかった、ダイソン)

ダイソン――吸引力の変わらないただ一つの掃除機である。

(しかし、謎の組織とは……とは一体なんなんだ?)

そして、オーディンは同人誌を何冊か盗んでいき、主催者本部に戻って行った。

【一日目・7時30分/東京都・東京ビックサイト/天気・ユニコーンガンダム】
【神崎士郎@仮面ライダー龍騎】
【状態】健康、仮面ライダーオーディン
【装備】カードデッキ(オーディン) ダイソン@現実、妹系の同人誌@現実
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ロワを運営する
1:一旦、本部に戻り謎の組織について調べる
※主催者側の戦力です

※東京ビックサイト中の麻薬は回収されました。

16名無しさん:2011/11/03(木) 18:26:41 ID:iuPfanDI
謎の組織などなかった。
>>15はコミケの乱闘に巻き込まれて死ぬ寸前の神崎士郎が見た夢でした。

でも見て下さい、盗んだ同人誌を胸に抱いたまま死んでいる彼のうれしそうな死に顔を……
あなたはこんな顔で死ねますか?

【一日目・7時30分/東京都・東京ビックサイト/天気・ユニコーンガンダム】

【神崎士郎@仮面ライダー龍騎 死亡】

17大丈夫だ。まだドラゴンボールがある:2011/11/03(木) 23:12:06 ID:th7qCYU.
「腹が減った……」

腹をすかしながら、妖怪首おいてけは歩いていた。
そう彼はここに来てから何も食べていないのだ。
幾ら島津豊久もとい、妖怪首おいてけでも空腹には勝てず何か食べれるものを探していた。

そんな時、パンをかじりながら歩いてくる青年を見つけた。
その青年は右手に手袋をし、右目が閉じている。そのせいか、何処か近づき難い雰囲気を醸し出していた。
だが妖怪首おいてけはそんな事など気にせず、その青年に近づいた。

「悪いが、それを少しおいに分けてくれんか?」
「ああ?」

パンをかじっていた青年いやカズマもとい、カズヤはすぐさまこんな妖怪首おいてけの頼みを断ろうとする。
だが珍しく頭を使い、このパンと交換に性別判断士の情報を得る事にした。

「やるよ。その代わり聞いたい事がある」
「聞いたい事?」
「姓名判断士て奴を知らねえか?」
「それならおいが……」



――――――――――――――――――――――



「衝撃のファーストブリットォ!!!」
「首ィおいてけぇ!!!」

妖怪首おいてけが、姓名判断士を殺した事を知ったカズヤは妖怪首おいてけをボコる事にした。
もちろん妖怪首おいてけもタダでやられるような性格ではない。結果二人の戦いが始まった。

「てめえのせいで名前が元に戻らねえじゃねえかあああああ!!!」
「おいだって知らんかったんじゃあ!!!ボケェェェェ!!!」
「撃滅のセカンドブリットォォォ!!!」
「遅い!他愛なか」
「野郎ォ!抹殺のラストブリットォォォ!!!」
「ぐっ!」

二人の戦いは熾烈を極めていた。その戦いのせいで様々な参加者が巻き込まれ死んでいった。

【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】
【セワシ@ドラえもん 死亡確認】
【クマ吉@ギャグマンガ日和 死亡確認】
【巴マミ@魔法少女まどかマギカ 死亡確認】


「おふざけは許さないィィィィィィィィィィ!!!」
「「がはぁ!」」

この二人の戦いを止めたのは、魚雷ガールこと突撃ガールの右ストレートと左ストレートだった。
右ストレートを叩き込まれたカズマは気絶し、同じく左ストレートを喰らった妖怪首おいてけも気絶した。

「カズヤの奴、朝食を食いに行くからと一人で何処かに行ったと思えば……」
「大変や!姓名判断士が死んでるで!」
「「何だって!」」
「このままじゃ名前が……」

状況を把握した突撃ガール達が動揺するなかダイスキ=ミヤザワは一言呟いた。

「ドラゴンボール……。ドラゴンボールがあればこのおっさんも生き返る筈や」

その発想は無かったといわんばかりに一行はミヤザワを見る。

「話はまとまったな。今から、そのドラゴンボールとやらを探すぞ!」
「この侍はどうするギョラ?」
「連れて行こう。恐らく、そいつも名前を変えられた者だ。話を聞けば協力してくれるだろう」

こうして一行はドラゴンボールを探す冒険に出るのであった。

18大丈夫だ。まだドラゴンボールがある:2011/11/03(木) 23:12:43 ID:th7qCYU.
【一日目・8時00分/兵庫県】

【突撃ガール(魚雷ガール)@ボボボーボ・ボーボボ】
【状態】姓名判断士への猛烈な怒り
【装備】この体が装備そのものよ!by魚雷ガール
【道具】支給品一式
【思考】基本:おふざけは許さない
1:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後もう一度殺す

【ダイスキ=ミヤザワ(宮川大輔)@現実】
【状態】姓名判断士への強い怒り
【装備】法被、鉢巻き
【道具】支給品一式
【思考】基本:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後しばく
1:今に見とけ……

【瀬川おかぷ(瀬川おんぷ)@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】姓名判断士への強い怒り
【装備】コロンタップ、普段着
【道具】支給品一式
【思考】基本:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後しばく
1:アイドルを怒らせると大変なのよ

【カズヤ(カズマ)@スクライド】
【状態】気絶、姓名判断士に怒り
【装備】シェルブリット
【道具】支給品一式
【思考】基本:りゅうちょう(劉鳳)と決着を着ける
0:……
1:姓名判断士を見つけぶん殴る
2:妖怪首おいてけ(島津豊久)をボコる

【りゅうちょう(劉鳳)@スクライド】
【状態】姓名判断士に怒り
【装備】絶影
【道具】支給品一式
【思考】基本:カズヤ(カズマ)と決着を着ける
1:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後、断罪する

【剛田ジャイ子@ドラえもん】
【状態】健康
【装備】バナナ@魁!!クロマティ高校、つれたか丸@鉄腕!DASH!!
【道具】支給品一式、漫画家に必要なもの全て
【思考】基本:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ改名する
1:集合場所(コミケ会場)に向かいたいが、どうしよう?

【妖怪首おいてけ(島津豊久)@ドリフターズ】
【状態】気絶
【装備】首斬り包丁@NARUTO
【道具】支給品一式、ユニコーンガンダムの頭
【思考】
基本:強者と戦って戦利品として首をもらう
0:……
1:カズヤ(カズマ)の首を取る

19勝者と敗者に祝福を:2011/11/11(金) 14:47:13 ID:EkWfIVu2

「ねぇ、さっきから何の本読んでんのよ?」
「……そう簡単には教えてやれんぜよ」

 東京都ラーメン二郎の行列(現在:二人のみ)の先頭付近。
 巫女と詐欺師はそこにいた。
 詐欺師は広辞苑並に分厚い本を読みながら、適当に答える。
 
「……ねぇ、さっきから空から降ってるのはなんなの?」
「どっからどう見てもユニコーンガンダムぜよ」
「ふーん、あっ、止まった」
「……プリッ」

 午前9時ごろ、ついにユニコーンガンダムは止まった。
 なお、その功績はあの男達の所業であった。


 ◆ ◇ ◆ ◇


「君こそが、真のガンダム無双だな!」
「ほほう、随分と話が分かるじゃないか!」
「二人ともいいリズムだ!」

 アムロ・レイ。 司令官ワルズ・ギル。
 そして、シドニー・マンソンのいつもの三人である。
 彼らによってユニコーンガンダムは全て破壊された。
 
「俺はこれから父上と合流するために地球に向かわなければならない」
「水臭いじゃないか、なっ、アムロ!」
「ああ、俺達の闘いはこれからだ」

 そして、彼らはなんやかんやで地球に向かって進路を取った。
 
【一日目・9時00分/太陽系】

【アムロ・レイ@機動戦士ガンダム 逆襲のシャア】
【状態】健康、ニュータイプという名の勇者
【装備】ジェネシック・ガオガイガー@勇者王ガオガイガーFINAL
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いからの脱出
0:いつもの三人で行動する
1:地球に向かう
2:シャアとは決着を付ける

【司令官ワルズ・ギル@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】グレートワルズ@海賊戦隊ゴーカイジャー
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:地球を侵略する
0:いつもの三人で行動する
1:地球に向かう
2;父上との合流

【シドニー・マンソン@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】ハウリング・ロデオ・ドライブ、ファイヤーバルキリー@マクロス7
【道具】支給品一式 のび太の服、スネ夫の服、ブタゴリラの服、不明支給品
【思考】基本:いつもの三人で行動する
1:コミケに参加する
2:地球に向かう

※ユニコーンガンダムは全て破壊されました。

20勝者と敗者に祝福を:2011/11/11(金) 14:47:44 ID:EkWfIVu2


 ◆ ◇ ◆ ◇


「……誰も来ないわね……
 全く拍子抜けね……」

 行列の先頭で再びぼやく。
 いつもの開店一時間前になっても一向に行列が伸びない。

「なんか呪われてんじゃないの、この店?」
「それはないぜよ」
「アンタが言うならそうなのかもね」
「プリッ」

 そんな時である。
 再び奴らが霊夢たちの前に現れた。

「さっさとその無料券を渡すフォイ!」
「……………」

 なんとジロリアン第三、第四の刺客が同時に攻め込んできたのだ。
 第三の刺客の名はドラコ・マルフォイ。
 そして、もう一人はシャングリラ小川である。

「それは断るわ!!
 ―――無料より安いもはないのよ!!」
「なら力づくで奪うしかないフォイ!!」
「……………」
「2対1とは卑怯よ……仕方ないわ、アンタちょっと手伝いなさい!!」
「プリッ」

 そして、2対2のデスマッチが始まった。
 先制したのは巫女だ。
 
「先手必勝、食らいなさい、『夢想封印』!!」
「甘いフォイ!」
「なんですって?」

 不意打ち気味に魔法でかき消すマルフォイ。
 巫女は驚きの表情を隠せない。

(計画通りフォイ……!
 全シリーズを一気にやりこんだ甲斐があったフォイ!
 EASyランクフォイ!!)

 なんとマルフォイは霊夢対策を完全に練っていた。
 用意周到とも取れるマルフォイの霊夢封じである。

「チッ」

 その後も弾幕を放つが、マルフォイには当たらない。
 かすり点を稼がれていく。

(勝てるぞ、五飛もネコヤミーも勝てなかった巫女に勝てるフォイ!)

 半ば勝利を確信していたマルフォイ。
 だが………

21勝者と敗者に祝福を:2011/11/11(金) 14:48:18 ID:EkWfIVu2
 
「……『夢想封印』」
「フォイ!?」
 
 横から夢想封印が飛んできた。
 放ったのは詐欺師……ではない。

「なんで詐欺師(仁王)が『夢想封印』を……?」
「やっぱ本物の『夢想封印』は桁違いの威力と速さやの……博麗」
「プリッ……ってもう止めていい?」

 彼は立海で最も恐ろしい男。悪魔をも騙せる男。
 ―――コート上の詐欺師・仁王雅治である。

 いままで弾幕を放っていた巫女が夢想封印を放った詐欺師に話しかけた。
 
「霊夢が博麗……まさかこいつら……
 じゃ、じゃあ今までフォイフォイ弾幕を張っていたのは……」
「プリッ」

 そう、今まで二人は入れ替わっていたのだ。
 具体的にはアムロ達がユニコーンガンダムを2000機撃破した所からずっとである。
 なお、シャングリラ小川は早々に霊夢によって斬られた。

「まさか、EASYランクだったのも?」
「生憎、私はLunaticシューターよ……
 じゃあ、これで止めね……アデュー!! ……って何語?」
「……中国語ぜよ」
「うそでしょ?」
「ピヨッ」

 \トリプル! スキャニングチャージ!/

 情け容赦ない最後の斬撃が決まり、マルフォイは空間ごとぶった斬られた。
 ジロリアン五人衆も残すはあと一人である。
 そして、二郎オープンまであと少しだ。

「にしても、二郎は8時半オープンじゃなかったの?」
「よう見てみんしゃい。今日はなんでも11時オープンらしい
 ……って、そこの張り紙に書いてあるきに」
「ホントだ……」

【一日目・9時30分/日本・東京都港区】

【博麗霊夢@東方Project】
【状態】健康、やさぐれ
【装備】メダジャリバー
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、大量のセルメダル
【思考】
1:二郎の行列の先頭を死守する
2:……それにしても、なんでばれなかったのかしら?


【仁王雅治@新テニスの王子様】
【状態】???
【装備】不明
【道具】参加者詳細名簿、その他不明
【思考】
基本;???
1:プリッ
 
【ドラコ・マルフォイ@ハリーポッターシリーズ 死亡】
【シャングリラ小川@人造昆虫カブトボーグ V×V 死亡】
死因:オーズバッシュ

22ドバイでは稀によくあることです。:2011/11/20(日) 12:31:14 ID:9PcFiBAQ

「この感覚……何か来る! ……そこか!」

その頃、タクアンは地味に異世界から飛んできたドラゴンボールを捕球していた。
しかも、そのドラゴンボールは地味にジャイロ回転していた。

「ジャイロ……螺旋……はっ、そういうことだったのか!」

そして、なんやかんやでタクアンの螺旋力が地味に覚醒した。

【ノイ・ドヴァイ 螺旋力覚醒】

【一日目・8時40分/外宇宙】
【ノイ・ドヴァイ(第八形態)@???】
【状態】測定不能な程の大きさ、DG細胞に感染、ゲッター線を吸収、
    自己進化超加速中、手足が増えた、球体に手足とタクアンとリザードンの首と翼が生えた、
    ニュータイプ能力覚醒、螺旋力覚醒
【装備】太陽系サイズのエターナルソード、太陽系サイズのゴルディオン・クラッシャー、太陽系サイズのレイジングハート
【道具】支給品一式、ドバイ×∞個、ドラゴンボール(七星球)
【思考】
 基本:生き残る!
  0:それにしても、この球は何なんでしょう?
  1:友の分まで生きる!
  2:奪還屋達に澪本を買ってきて貰う
  ※完全にタクアンの意識です。

【バイオブロリー@ドラゴンボールZ 死亡確認】
死因:異世界から飛んできたドラゴンボールの直撃

23名無しさん:2011/11/26(土) 00:34:08 ID:Gy2fI6dU
 江戸川コナンは窮地に立たされていた。
 刺々しいアーマーを身にまとった、時代錯誤的なモヒカン男に、単身追い詰められていたのである。

「くそっ……こいつ、寄るんじゃねえ!」

 コナンは屈強な暴漢目掛け、手近なものを蹴りつける。
 キック力増強シューズの恩恵を受け、威力の倍増されたシュートは、大概の相手なら無力化できるはずだった。

「へへっ! 効かねぇなあ〜!」

 しかし、相手は全くの無傷。
 顔面に直撃したにもかかわらず、むしろうすら笑いを浮かべていた。
 それもそのはず、このモヒカンは、やられ役ではあっても常人ではない。
 核戦争後の世紀末を、拳の力で生き抜いた、百戦錬磨のモヒカンなのだ。
 そこらのチンピラならいざ知らず、乱世の出身ともあれば、その戦闘能力は比較にもならない。

「このヤロ……それ以上近づくと――」
「近づくとどうなるってんだ? 教えてくれよ、なぁッ!」

 びゅん――と風を斬る音が響いた。
 トゲつきのバンドを巻き付けた、丸太のような腕が突き出された。
 モヒカンの放つ鉄拳が、過たずコナンの顔面へと殺到する。
 目にもとまらぬ一撃は、確かな手ごたえと共に静止した。
 拳は少年の顔面を捉え、即座にその脆い命を撃ち砕いた。

「ヒャッハー! 一丁上がりだぁ!」

 勝利を確信したモヒカンは、歓喜の声を響かせる。
 相手は子供1人とはいえ、このバトルロワイアルの参加者だ。それを殺したということは、優勝に一歩近づいたことになる。
 この調子で順調にキルスコアを稼いでいけば、いよいよ成り上がりの道も――

「――あーあー、やめとけって言ったのによォ」

 と。
 その時だ。
 不意に、若い男の声が、どこからともなく響いてきた。

「な、何だ?」

 聞き覚えのない声だ。今殺したガキのものではない。それよりも少しばかり低い。
 自分と今殺したガキ以外に、誰かがいた様子はなかったはずだ。
 ならば誰だ。どこにいるんだ。少しばかり焦りながら、モヒカンはキョロキョロと周囲を見回す。

「バーロー、どこ見てやがんだ。ここだよ、ここ」
「なっ!?」

 続く言葉に、モヒカンは己が耳を疑った。
 よくよく耳を澄ましてみれば、男の声が聞こえてくるのは、殺したコナンの方からだったのである。
 これは一体どういうことだ。何故急に声変わりをしているんだ。
 いやいやそもそもそれ以前に、あのガキは今まさに死んだはずだ。
 自分の本気のパンチを顔面に食らえば、頭蓋骨が粉々に砕けているに違いないはずだ。
 意を決してモヒカンは、今一度自分の拳の先にある、江戸川コナンの死体を確認する。

24名無しさん:2011/11/26(土) 00:34:41 ID:Gy2fI6dU
「なな、何だこりゃあ……!?」

 今度は我が目を疑わされた。
 今頃吹っ飛ばされ倒れているであろうと思っていた少年は、しかし直立不動のまま、顔面で拳を受け止めていたのだ。
 これは一体どういうことだと、今度こそモヒカンは驚愕する。
 有り得ない。小学生そこそこの少年に、このパンチに耐えられる筋力はない。
 それは先ほど放ったシュートが、モヒカンに通用しなかったことが証明している。
 にもかかわらずこの少年は、その常識を覆した。
 拳の直撃を受けながら、何事もなかったかのように、平然とそこに立っているのだ。

(……?)

 しかも、よく見ると何かがおかしい。
 攻撃を食らったその頬に、何やら黒い模様が見える。
 タトゥーだろうか? いいやこんな不細工な模様は、つい先ほどまでなかったはずだ。
 まるでヒビが入ったかのような、こんな妙ちくりんな刺青など――

「!?」

 その時。
 唐突に、ばりん、と音が鳴った。
 ガラスが割れるような音と共に、少年の頬が砕けたのだ。
 文字通り割れた頬の破片が、ぱらぱらと音を立て床へと落ちる。
 穴の空いた顔の奥には、がらんどうの暗闇だけがあった。
 何もない、空洞だ。まるで中身のないマトリョーシカ人形を、そのまま砕いて覗いたように。

「オーバーボディって知ってるか? こいつは俺の本体を隠す、仮の身体だったってことさ」
「ひ、ひぃぃぃっ!?」

 逃げようにも既に手遅れだった。
 モヒカンの拳は何者かの手に、がっちりと掴まれていたのだから。
 腕は闇から伸びている。江戸川コナン少年の頬から、大人の男の腕が伸びている。
 がらんどうの子供の中から、明らかに別の人間の腕が、ぬぅっと姿を現したのだ。
 もはや訳が分からなかった。理解できようはずもなかった。
 こんなオカルトめいた存在など、世紀末にすら存在しない。
 それこそ幽霊か何かが、化けて出たとしか思えない怪現象だ。

「なななな、な、何なんだてめぇはァァァ!?」

 失禁し内股を濡らしながら、大の大人が喚き散らす。
 ぼろぼろと涙をこぼしながら、恥も外聞もなくモヒカンが叫ぶ。
 最期に彼が見たものは、闇の向こうで爛々と煌めく、2つの瞳の光だった。

「――工藤新一、探偵さ」

25これが俺の本体のハンサム顔だ:2011/11/26(土) 00:35:44 ID:Gy2fI6dU


「あーあ……まさかショック死しちまうとはな。殺すつもりはなかったのによ」

 眼下に倒れる死体に向けて、悪かったな、と言って頭を下げる。
 喪われたモヒカンの魂を悼むのは、1人の高校生探偵だ。
 全てが終わったその場所に、工藤新一が立っていた。

「しっかし、これどうやって説明するかねぇ……もう元には戻れねぇわけだし」

 ぶんぶん、と調子を確かめるように、新一は己の右腕を振る。
 名探偵江戸川コナンといえば、毒薬・APTX4869を飲まされ、幼児化したという話で有名だ。
 表向きには、一時的に解毒作用を発揮することはできるものの、完全には回復されないと言われているが、それは事実とは異なっている。
 実は工藤新一の身体は、江戸川コナンの身体の内側で、少しずつ元の形に再生されていたのだ。
 それが長期連載の中、ある時完全なる復活を遂げ、以降はあのコナンの身体――本体を隠すオーバーボディに、姿を潜めていたわけである。
 あとは正体を隠している間に、ある時カオスロワに巻き込まれ、モヒカンにオーバーボディを壊され今に至る、というわけだった。

「……にしてもやっぱ、風呂入ってねぇと臭ぇな」

 げんなりとした表情で、新一は己が体臭を嗅いだ。
 毛利家でオーバーボディを脱ぐわけにもいかないので、洗うことができるのは、普段のコナンの身体だけである。
 内側に引きこもった新一の身体は、垢や汗を洗い流せず、不潔な状態だったのだ。
 (小さい身体に入り込むべく、ギリギリまで体積を減らすため、全裸でいるのは言わずもがなである)

「服も調達しねぇといけねえし、とりあえずは風呂にでも入るか」

 ここがホテルであったこと、そして大浴場が近かったのが幸いした。
 この規模のホテルなら、脱衣所には浴衣くらい置いてあるだろう。
 こうして全裸の新一は、かつて江戸川コナンだった破片をその場に残し、ひたひたと足音を立て大浴場へ向かった。


【一日目・8時50分/日本・東京都のホテル・男湯の脱衣所】

【工藤新一@名探偵コナン】
【状態】健康、垢まみれ
【装備】全裸
【道具】支給品一式、キック力増強シューズ、ホテルの浴衣、その他不明
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:風呂で身体を洗う
2:仲間達と合流する
3:歩美達にどう言い訳するかを考える

26これが俺の本体のハンサム顔だ:2011/11/26(土) 00:36:21 ID:Gy2fI6dU


 一方その頃、織莉子と蓮子は。

「ババンババンバンバンっと……はぁ、いいお湯ねぇ」
「そう、ですね……」

 隣の女湯で朝風呂に浸かっていた。


【一日目・8時50分/日本・東京都のホテル・女湯】

【美国織莉子@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】健康、困惑
【装備】全裸、ソウルジェム
【道具】支給品一式、衣服、その他不明
【思考】
基本:どうしようかしら
1:入浴する
2:蓮子と行動を共にする
3:キリカと合流したい
4:こんなことしていていいのかしら……

【宇佐見蓮子@東方Project】
【状態】健康
【装備】全裸
【道具】支給品一式、衣服、その他不明
【思考】
基本:とりあえず生き残ることを考える
1:入浴する
2:織莉子と行動を共にしておく
3:メリーと合流したい
4:ほっこり


【モヒカン@北斗の拳 死亡確認】
死因:ショック死

272度あることは3度だって4度だって5度だってある:2011/11/27(日) 12:29:25 ID:NZFJfMyc
 「また、ですか?」
先生がアッコさんに尋ねます。

「なんやねん。別にええやろ」
アッコさん、見事に開き直ってます。

いったい何があったか、結論から言わせてもらうと、私達は今回もコースを大幅に外し
目的地(東京ビッグサイト)とは違う場所に降り立つに至ったわけで。
ちなみに、その場所というのは……先頃世界遺産に登録された父島でした。
一応、東京都ではあるんですが……場所が全然違いますね。
いや、全然ってレベルじゃありませんか。島と本土ではまるで話が違いますし。
アッコさんの乱暴な運転のせいで飛行機は当然、大破。
さらに運の悪いことに、唯一の渡航手段である船も出払っている状況で……。
こりゃ、まいりました!!

「そういえば、風浦さん。前期では飛行機を所持してましたよね。
今回の支給品はどうなんですか。見せてください」
「桃色係長さん、いくら私達が99%前期からの引き継ぎだからって支給品が同じとは限りませんよ?」
「いや、持ってる!持ってるでしょう!よこしなさい、見せなさい、くれ!!」

先生、すっかりテンパってます。仕方ないので、デイバックを広げることとなりました。
食料に、水に、筆記用具、それからランタン。そして……。

「赤飯?」

パックに入ったふっくらとおいしそうな赤飯が出てきました。
バックの中をまさぐっても、これ以上出てこない……ということは私の支給品はこれだけのようです。
少しの間、がっかりした表情を見せたのち、先生は銀さんのほうに顔を向けました。

282度あることは3度だって4度だって5度だってある:2011/11/27(日) 12:29:57 ID:NZFJfMyc
「坂田さん!」
「お、今度は俺か?」

銀さんの方も、支給品の確認を始めました。
……そして、出てきたのは。

「赤飯だ」
先生が、わかりやすいほど落ち込んでます。

「……!!」

涙目な状態で、アッコさん達に注目する先生。
そして、期待を裏切る結果が……。

「「「赤飯や(です)(wwww)」」」
「オターッ!!!」

奇声を発しながら、先生が盛大にずっこけました。

「あの、絶望さんの支給品も調べてみては?」
「だから、澤井さん!私の名前を続けて読まないでください!」

怒りつつも、先生の表情は幾ばくかの希望に満ちていました。
そう。誰か1人でも役に立つ支給品を所持していれば、なんとかなるもの。
ごそごそとバックの中をまさぐります。
やがて、バックの中から出てきたのは……出てきたのは……。
赤 飯 で し た。

先生が、またまた後ろのめりにずっこけたのは言うまでもありません。

292度あることは3度だって4度だって5度だってある:2011/11/27(日) 12:30:30 ID:NZFJfMyc
【一日目・9時02分/日本・東京都小笠原諸島父島】

【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】赤飯@現実、支給品一式
【思考】基本:ドラゴンボールを見つけ出す
1:しかし、おいしそうな赤飯やな。

【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】赤飯@現実、支給品一式
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:うはwwwなんだこれwww赤飯祭りだwww

【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】健康、寝不足、ずっこけ
【装備】S&W
【道具】赤飯@現実、支給品一式
【思考】基本:生きて帰りたい
1:orz

【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】赤飯@現実、支給品一式
【思考】基本:ドラゴンボール探しにつきあう
1:とりあえず、これで朝ごはんにしましょうか……。

【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【装備】柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【道具】赤飯@現実、支給品一式
【思考】基本:アッコについていく
1:めでてー支給品だな。書き手の頭もめでてーな。

【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:マンガ家の道具一式
[道具]:赤飯@現実、支給品一式
[思考]基本:ひとまず、アッコさんについていく
1:そんなことより、僕達どうやって東京まで戻ろう。

30白・赤・白:2011/11/29(火) 03:48:24 ID:lplsd6gM

「ば、馬鹿な……! 俺はザンギャックの司令官ワルズ・ギルだぞ!!」
「お前の敗因はただ一つさ、ワルズ・ギル――――お前は、勇者じゃなかった……」

 その頃、アムロは先程まで共に行動していた司令官ワルズ・ギルを撃破していた。
 アムロも自分でも先程まで何故このような男と一緒にいたのだろうか?
 そもそも、何故この男とこんなだだっ広い宇宙で二人きりで行動していたのか?

(確か俺はガオガイガーでドバイを押し返そうとして……
 ユニコーンガンダム2000機相手に無双して……駄目だ、思い出せない。
 ………俺も年かな……?)

 思い出そうとしてもどうしても思い出せないのでアムロは思い出すのを止めた。
 その時である。

「……なんだ、この感覚は……?
 ………新手のニュータイプか!? あれは海賊船と……ガン……ダム?」

 アムロが発見したのは真っ赤な海賊船とそれに跨ったガンダムっぽい機体だった。
 そのガンダムっぽい機体の頭部は何故かモザイクが掛っていて見づらかった。
 そして、その海賊船とガンダムっぽい機体から通信が入ってきた。

「すまないが、地球はこの方向であっているか?」
「俺達はどうしても地球に行かなくてはならないんだ!」

 通信に出たのは赤いスーツの男と白い何かだった。
 アムロは不思議とその者達に親近感を覚えた。

「ああ、あっている……俺も今、地球に向かっている所だ」
「本当か、良かったな、アカレッドさん!」
「……お前も一緒に来るか?」
「そうだな、情報も交換したい所だったからな」

 そして、ガオガイガーを海賊船――ゴーカイガレオンに着艦させた。
 こうして、勇者アムロは新たな仲間と共に地球を目指すこととなった。

【司令官ワルズ・ギル@海賊戦隊ゴーカイジャー 死亡】
死因:ヘル・アンド・ヘヴン・アンリミテッド

【一日目・9時10分/太陽系】

【アムロ・レイ@機動戦士ガンダム 逆襲のシャア】
【状態】健康、ニュータイプという名の勇者
【装備】ジェネシック・ガオガイガー@勇者王ガオガイガーFINAL
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いからの脱出
0:アカレッド、江蓮と共に行動する
1:地球に向かう
2:シャアとは決着を付ける

【アカレッド@スーパー戦隊シリーズ】
【状態】健康
【装備】ゴーカイガレオン@海賊戦隊ゴーカイジャー
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いを止める
0:アムロ、江蓮と共に行動する
1:地球に向かう
2:出来れば、マーベラスやバスコ、ナビィと合流したい
※バスコが裏切る前からの参戦です。

【江蓮@銀魂】
【状態】健康
【装備】頑侍@銀魂、大量のプラカード
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いを止める
0:アムロ、アカレッドと共に行動する
1:地球に向かう
2:桂さんと合流したい

31名無しさん:2011/11/29(火) 03:49:04 ID:lplsd6gM

 一方、その頃、皇帝のバカ息子の父親は……

「「「「「たまらん、湯加減だな!!」」」」」
「それにしても熱い風呂だな!」
「ソーデスネ! オオアツイアツイ!!」
「俺……もう、限界……」
「僕も……」
「おいおい、こんなんでバテたら、この先がもたねぇぞ!」
「……たるんどる」

 これからの激戦に備え、とあるホテルの男湯でひとっ風呂浴びていた。

【一日目・9時10分/日本・東京都のホテル・男湯】

【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】トムキャット・レッド・ビートル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:邪魔するものは何であろうと叩きのめす
0:今は風呂に入って眠気を飛ばす
1:コミケに戻って、謎の組織を叩き潰す
2:その後で二郎。
3:ついでに殺し合いも止める

【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】エレクトリカル・スピードワゴン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:リュウセイについていく
1:コミケに戻って、謎の組織を叩き潰す
2:その後で二郎。

【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】キー・オブ・ザ・グッド・テイスト
【道具】支給品一式
【思考】
基本:リュウセイについていく
1:コミケに戻る
2:その後で二郎。

【ロイド安藤@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康、
【装備】シーザー・カエサル・エンペラー、
【道具】支給品一式 メガネ
【思考】
基本:リュウセイについていく
1:コミケに戻る
2:その後で二郎。

【皇帝アクドス・ギル@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】ガルダフェニックス@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:地球を侵略する
1:リュウセイ達についていく
2;暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ズール皇帝、真田と組む
3:出来ればシーザー・カエサル・エンペラーを手に入れたい

【暴走皇帝エグゾス@激走戦隊カーレンジャー】
【状態】健康、怪人サイズ
【装備】芋長の芋羊羹、レイジングブリッド@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;大宇宙ハイウェイのS・Aを地球に建設する
1:リュウセイ達についていく
2:皇帝アクドス・ギル、クライシス皇帝、ズール皇帝、真田と組む
3:出来ればシーザー・カエサル・エンペラーを手に入れたい

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康、デスマター大佐状態
【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、その他不明
【思考】基本:地球人類を抹殺する
1:リュウセイ達についていく
2:南光太郎他仮面ライダーを倒すのも私だ
3:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、ズール皇帝、真田と組むのも私だ
4:出来ればシーザー・カエサル・エンペラーを手に入れたい
※今までとは別人です。
※真田のことを地球人だと思っていません。

32名無しさん:2011/11/29(火) 03:49:50 ID:lplsd6gM

【ズール皇帝@六神合体ゴッドマーズ】
【状態】健康
【装備】シューティングファントム@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:全宇宙の征服
1:リュウセイ達についていく
2:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、真田と組む
3:出来ればシーザー・カエサル・エンペラーを手に入れたい

【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】左目に眼帯
【装備】黒いジャージ&テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、鎧輝@クラッシュギア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ただ勝つのみ
1:皇帝たちと共に勝利を狙う
2:出来ればシーザー・カエサル・エンペラーを手に入れたい


「何か、やべぇ奴らって感じの匂いがする……」

 そして、一人の高校生探偵はリュウセイさん達ボーガーと皇帝軍団の危険性に薄々感づいていた。
 しかし、今はそんなことよりも自分の身体にこびり付いた垢を落とすことに専念した。

【工藤新一@名探偵コナン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、キック力増強シューズ、ホテルの浴衣、その他不明
【思考】
基本:殺し合いを止める
0:何なんだ、こいつらは?
1:風呂で身体を洗う
2:仲間達と合流する
3:歩美達にどう言い訳するかを考える

33君はTOUGH BOY:2011/12/05(月) 05:00:19 ID:bEKqHCwM

「風王鉄槌(ストライクエア)!」
「ぐふ…!」

 その頃、セイバーは地味に焦っていた。
 彼女が放った風王鉄槌が目の前の男に直撃した。
 いや、直撃したはずだったにもかかわらず……

(風王鉄槌(ストライクエア)が通じない……?)

 その男はピンピンしていた。 

 【遡ること、数分前】

 セイバーは当初ラーメン二郎の無料券が支給されて、意気揚々と二郎に向かっていた。
 その途中、彼女がヤマハ・VMAXで公道を爆走していたら、事故った。
 その事故とは男を軽く接触する程度だったが、相手は生身だ。
 セイバーの不注意だったこともあり、とりあえず、謝ることにした。だが……


 ――――ヒュン!!


 風を切る鋭い何かを彼女は直感で気付いた。
 すかさず、バックステップ。攻撃を回避しようとする。
 しかし、本当に返って来たのは……

「痛ぇな、コノヤロウ……」

 その攻撃的な言葉と……

 
 ――――ドゴォ!!!!


 爆発音にも似た打球音で放たれたテニスボールだった。
 しかし、セイバーは手持ちの剣でそれを打ち返す。

「くっ……!」
「ほう、やらうな、けどな、嬢ちゃん。
 …………怪我する前に止めたほうがいいぜ!」

 さらにそれを男は打ち返す。
 そう、これは所謂、テニスに似た殺人スポーツ『テニヌ』である。

 ちなみに冒頭のシーンはその二人のテニヌのワンシーンである。
 必殺技名を叫びながら、ショットするのは初級レベルである。

34名無しさん:2011/12/05(月) 05:00:53 ID:bEKqHCwM

(……このままでは二郎のオープンに間に合わなくなる)

 セイバーは少々焦っていた。
 故にさっさと決着を着けることにした。
 自らの魔力を“光”に変換し究極の斬撃を放つ要領で球を打つ。 


「……約束された(エクス)、勝利の剣(カリバー)―――!」
「!?」


 剣の切っ先から、放たれた光の奔流が渋谷ごと男を呑みこんだ。

(やったか!?) ← フラグ

 フラグを思いっきり建てるセイバー。
 しかし、その攻撃範囲は凄まじく渋谷109をも倒壊させた。
 そして、砂塵が晴れたそこには……


「……今のは結構、利いたぜBABY!!」
「な……に……?」


 普通にその衝撃に耐えていた。
 なんと男は約束された勝利の剣(とテニスボール)を腹で受け止めていた。
 約束された勝利など……そこには無かった。

「……さあマッチポイントだ」

【一日目・9時30分/日本・東京都渋谷区跡地】
【セイバー@Fate/stay night】
【状態】魔力消費(大)
【装備】約束された勝利の剣、ヤマハ・VMAX@Fate/Zero
【道具】支給品一式 、ラーメン二郎の割引券
【思考】基本:ラーメン二郎に向かう
1:目の前の男を倒す
※あくまでも、ラーメン二郎の割引券です。

【伴力也@新テニスの王子様】
【状態】軽傷
【装備】テニスラケット、テニスボール
【道具】支給品一式、大量の棺桶
【思考】基本:優勝して日本代表のバッチを取り返す
1;目の前の女を倒す(テニスで)
2:そういや、テニスで棺桶は使わないよな……
※カオスロワをテニスの大会だと思っています。

【花沢花子@サザエさん 死亡確認】
【みぎわ花子@ちびまる子ちゃん 死亡確認】
死因:渋谷109でショッピングを楽しんでいたところに約束された勝利の剣の直撃

35魔法無職(マダオ)と雷光の魔法少女(フェイト):2011/12/05(月) 21:11:46 ID:AYkquxvk
鳥の囀り。空と大地に吹きわたる風。
岐阜高山のさる公園の片隅。そこでマダオは気を失った美女を見守っていた。
ちなみに現在、バリアジャケット状態は解除されている。
美女、フェイト=T=ハラオウンの気絶の原因がその姿のマダオを見たというのもあるし
このバリアジャケット状態は結構魔力を消費するからっていうのもある。
(まあ、理由としては前者の方が強いわけだが)
フェイトの瞼が、少し動いた。気がついたらしい。

「……あ」
「気がついたみたいだね」
「……」

マダオがフェイトに話しかける。
同時に、フェイトは自分が置かれている状況を確認した。
自分は確か、大親友の高町なのはを探していたはず。それが、いつの間にか気を失っていた。
そして、気がつくと知らないおっさん(なんかだめそう)が横にいて……。
瞬間、気を失う前に見た光景……フリフリの服を着て、レイハを手にしていたおっさんの姿が蘇る。
そう、横にいたのはまさに昨晩の……。

「ひっぎゃあああああああああああああああああ!!」

フェイトは叫んだ。

「お、おい……どうしたんだ?俺は悪い人間では……」
「ゆ、昨夜の変態ィィィィィィィィィィィ!!!!」

ずどてばた。マダオはずっこけた。

「いや、俺は変態などでは……」
『マスター(暫定)、昨日の今日ですから……』

確かに、昨晩マダオは(仕方ないこととはいえ)あんなフリフリの服を纏っていた。
神楽やお妙といった美少女が纏うならまだしも、オッサンがあんな格好をしていたのだ。
変態扱いされても仕方がない。

36魔法無職(マダオ)と雷光の魔法少女(フェイト):2011/12/05(月) 21:13:01 ID:AYkquxvk
おまけに、レイハまで……許さない……」
『Ms.フェイト。少し落ち着いてください。昨晩も言ったと思いますが、彼はたまたまMs.レイハが支給されたのです……
それに、あの格好はきっと……いや、絶対にバリアジャケットです』
「そうだ。あんたの持ってる金色のいう通りだ。違うんだ、お嬢ちゃん!あれは所謂ひとつの……!!」
バルディッシュは諌め、そして、マダオは必死に抵抗する。
しかし、憤怒に燃えるフェイトにはそんな声など聞こえない。

「……バルディッシュアサルト、セットアップ」
「……Ms.フェイト……」
『セットアップって言ってんだよ!!!』
『……す、すたんばいれでぃー……せっとあっぷ……』
フェイトの気迫に圧倒され、バルディッシュはその身を光らせる。
黄金色に輝くその光はやがてその一帯を覆い尽くし始めた。

その異空間では紫色の稲光が走っていた。
その中で、フェイトの衣服が衣服、下着の順で霧散消失していく。
全裸状態となった彼女は自らの相棒を宙へと放る。
やがて、聞こえ出す金属音。
『魔法少女』というジャンルでは本来無縁なはずのその音を立てながら
それは金色の宝玉を、金属質の軸、そして黒いボディを持った杖へと変形していった。
杖を手に取る。同時に黒いアンダースーツが、同色の上着が、銀色に輝く手甲が、スカートが、
長めのソックスが、靴が装着される。
髪形も、ロングから、黒いリボンがはためくツインテールとなった。
そして、最後の仕上げ!といわんばかりに白いマントが装着される。
完全なる魔法少女の姿となった、フェイトは愛機を構えながら、地面に降り立った。
なお、こちらの変身シーンも1分近くあるが実際の経過時間はそれほどではない。

「……はへ……」
その為、一瞬で『かっこいい姿』になったフェイトにマダオは目を丸くした。

「……変態は吹き飛ばす……」
なのはStS第8話で高町なのはが見せたようなおっそろしい顔を見せるフェイト。
フェイトの愛機、バルディッシュも彼女の気迫に圧倒され何も言えずにいた。

「話を聞いてくれー!!」
一方、マダオは必死に叫ぶ。
だが、現実とフェイトは非情だった。

「これが、私の全力全開……!」

……黄金色の魔力光とともに反響する盛大な爆音。

「水樹奈々たん、紅白3年連続出場おめでとォォォォォォォォ!!!!」

同時に、マダオの断末魔が響いた。

37魔法無職(マダオ)と雷光の魔法少女(フェイト):2011/12/05(月) 21:13:42 ID:AYkquxvk
-------------------

 「そうだったんですか、すみませんでした!!」
ようやく当人……フェイトの頭が冷え、マダオとバルディッシュの話を聞き入れたフェイトは必死に謝った。
「まあ、別にいいんだけどね……」
すっかりズタボロ状態なマダオである。
「……ところで、君は殺し合いには乗っていないのかい?」
「とんでもないです!こんな殺しあい、なのはと……機動六課のみんなと一緒にぶち壊します!」

きどーろっか?新たなるキーワードの登場に頭を捻らす、マダオさんなのでした。

「でも、なのはがどこにいるのか……」
表情を曇らすフェイトに、マダオは言った。
「安心してくれ、フェイトちゃん。俺も『なのは』ってやつを探すのに付き合うからさ」
「あ、ありがとうございます!」

フェイトの顔が明るくなる。

「申し遅れたが……俺は長谷川泰三っていうんだ。よろしくな」
「はい!あ、でも……」
「……?」
「なんか、まるでだめなおっさん……略して、マダオっぽいんで、マダオって呼んでもいいですか?」
「ヘコー!!」

再びずっこけるマダオであった。


【一日目・9時23分/日本・岐阜県高山市】


【長谷川泰三@銀魂】
【状態】 ズタボロ、ずっこけ
【装備】レイジングハートエクセリオン@魔法少女リリカルなのはStS(待機状態)
【道具】支給品一式
【思考】基本;銀さん達に会いたい。殺し合いには乗らない
1:ひどいよ、フェイトさん!

【フェイト=T=ハラオウン@魔法少女リリカルなのはStS】
【状態】やや疲労、魔力消費(最大)
【装備】バルディッシュアサルト@魔法少女リリカルなのはStS(待機状態)
【道具】支給品一式
【思考】基本;なのはと合流。殺し合いには乗らない
1:マダオさん、よろしくお願いします

38安中さんの行列体験記:2011/12/09(金) 15:28:32 ID:BsPpxp3o

 近所……じゃないけど行列の出来るラーメン屋の券を貰った。
 カオスロワに巻き込まれるのも初めてだけど、こんなことも初めてだ。
 そんなわけでそのラーメン屋に行ってみることにした。
 目的は何と言っても行列とラーメン、本当に今日はすっごい楽しみだ。

 地図によれば、この角を曲がったところにお店があるらしい。
 多分だけど、一時間以上待ちそうだけど、大丈夫かな?
 さて、ここの角を曲がれば……えっ

「………………」
「………………」

 ええ――――――っ…

 二人しか並んでないよ。
 並んでいたのは本を読んでいる銀髪の男の人と……
 ものすごく物騒な剣をもった巫女の格好した女の子だった。
 しかも、なんか女の子の方、凄く機嫌が悪そうだよ。
 まあいいや、とりあえず並ぼう……。

「おっと、行列の最後尾は……そっちじゃきに」
「あっ、ありがとうございます」
「プリッ」

 銀髪の男の人が丁寧に教えてくれた通りに女の子の後に並んだ。
 何か変なしゃべり方だけど、割といい人じゃ……

「ちょっと、アンタ堂々と割り込みしないでよね!!!!」
「ええ―――っ!!? だってこの人が……?」
「グダグダと口答えしてんじゃないわよ!!!!」
「ええーっ!!?」
「プリッ」

 極ナチュラルに嘘ついたよ、この人。
 物凄い形相で睨んで来たので、私は男の人の後ろにすかさず並んだ。  
 本当に怖いよ、この子……。その時、男の人が呟いた。

「やらやれ、気が立った巫女ほど怖いもんは無いね……」

 ええ―――っ!!?
 私の声、そっくりだ。

「聞・こ・え・て・る・わ・よ?
 まさかアンタが私を狙ってるやつらの黒幕か!!」

 ええ――――――っ!!?

「博麗、怒りすぎは美容に悪いダニ」
「大体はアンタのせいだよ!!!!」
「プピーナ」

 ええ――――――――――っ!!?
 
 ……それにしても、いつお店が開くのかな?

39名無しさん:2011/12/09(金) 15:29:05 ID:BsPpxp3o
【一日目・9時40分/日本・東京都港区】

【博麗霊夢@東方Project】
【状態】健康、やさぐれ
【装備】メダジャリバー
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、大量のセルメダル
【思考】
1:二郎の行列の先頭を死守する

【仁王雅治@新テニスの王子様】
【状態】???
【装備】不明
【道具】参加者詳細名簿、囲碁サッカーの入門書、その他不明
【思考】
基本;???
1:プリッ

【安中榛名@日常】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、その他不明
【思考】
基本;行列に並んで、ラーメンを食べる。
1:ええ―――っ!!?

40これから始まる大コミケ:2011/12/09(金) 19:15:24 ID:sZJbmxEY
現在のコミケの有様を一言で表すなら「地獄絵図」である。
薬物でラリった参加者たちが互いに敵と思い込んで殺しあう。まさに地獄の光景だった。


「今すぐにここから消えなさい!」
「おれもいっしょにたたかうぞ!めずーる!」
メズールとガメルの放つ水流&衝撃波が美堂蛮と天野銀次に炸裂し、二人は消し飛ぶ。

「ジャスト1分だ…悪夢(ユメ)は見れたかよ」
しかしそれは蛮の見せた幻覚だった。
奪還屋たちはその場所から素早く離れ――
「ヒャッハー!」
「今は悪魔が微笑む時代なんだ!」
離れた先に突っ込んできたウヴァとジャギのバカ二人が運転するバイクに撥ねられて即死した。


「やれやれ、まったく……」
幻覚を見ている連中の暴動に呆れながら、ドクタージャッカルこと赤屍蔵人は適当に参加者を刈っていた。
「そんな…僕がただの人間に負けるなんて…」
今も赤屍のメスがカザリのコアメダルを切り裂き、彼を消滅させた。
「期待していましたが…コミケとやらもこの程度ですか
 では私はこれで……――――ッ!?」
コミケ会場を去ろうとする赤屍を、異様な気配――熱気が捉えた。
(何!?)
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!もう少しで完成だぞおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
気配の元を探った赤屍が見たのは、会場の片隅で黙々とマンガを描いている一人の男だった。
(あの男――殺し合いの最中で一体何を!?)
いつ殺されるかわからない状況の中で、そのマンガ家、島本和彦は原稿を完成させるべく一心不乱に描き続ける。
全ては来てくれた人たちに自分のマンガを読んでもらう。その為だけに――
その為だけに、男はペンを走らせ続ける。自分の命を燃やす。
(命を燃やす――それが本当に生きるということ
 ――そして本当に生きるということが本当に死ぬことに繋がる)
皮肉なことに、全力で生きる島本先生の姿を見て、赤屍は初めて己の死をイメージすることができた。
そして己の死をイメージした赤屍は、島本先生の熱気を浴びて燃え尽きて逝った。最期に満足げに笑いながら。


「赤屍死んでるじゃねーか!島本先生の野郎、よくも俺が目立つための踏み台を!」
6/氏は激怒した。こうなりゃ赤屍を成仏させた先生を殺るかと考える6/氏の後ろでは、セガールとコマンドーがモビルスーツに乗り込んでいた。
「何故かは知らんがこの機体ならば俺は運転できる」
そう言ってセガールはユニコーンガンダムに混ざって落ちてきていたガンダムサイサリスに乗り込んだ。
「俺もこの戦闘機ならば操縦できそうだ」
一方メイトリクスもユニコーンガンダムに混ざって落ちてきたGファイターに乗り込む。
「野郎!ぶっ殺してやるぁああああああああああ!」
錯乱したベネットがナイフ一本でGファイターに向かっていく
が、発進したGファイターにあえなくひき潰された。
「クソッ、もう会場ごと謎の組織を爆死させてや……」
怒りに我を忘れていた6/は、ベネットが轢かれたことにも、彼の背後でガンダムサイサリスが発進したことにも気づかなかった。
「ん?」
振り向いたときには、すでにガンダムは6/の眼前だった。
「うわあああああああああああああああ!」
プチッ

ベネットと6/氏を踏み殺したGファイター、ガンダムサイサリス両機はビックサイトの壁を突き破ると大空へと姿を消していった。

41名無しさん:2011/12/09(金) 19:15:55 ID:sZJbmxEY
「乱闘しちゃいかんのか?」
「これがパーティーだ!」
「そして俺たちが!」
「「「「正義だ!!!」」」」
いつの間にか甦っていた諸悪の根源、自称真・騒音部どもがわめく。
そして
「烈火大斬刀!」
「フジヤマヴォルケイノ!」
当然のごとく正義の鉄槌が下され、また死亡した。



セガールとメイトリクスがビックサイトに穴を空けたことで、皆に幻覚を見せていた麻薬が外へと出て行った。
そして換気が進むにつれて中にいた参加者たちの意識も元に戻った。

「あれ…私は何をしてたんだっけ」
「……わからない」
頭をさする妹紅の隣では、シンケンレッドが同じく困惑した顔をしている。
「それより時間のほうはいいのか?もう10時を過ぎているようだが」
「な……!いつの間にこんなに時間が経ったんだ!?」
妹紅は慌ててコミケ開始のための準備をする。



こうして集まってきていた連中の半数が死に絶えながらも
コミケ一日目は始まったのだった。

【一日目・10時00分/東京都・東京ビックサイト(半壊)】

【藤原妹紅@東方Project】
【状態】寝不足、ダメージ、疲労
【装備】コミケスタッフの制服
【道具】基本支給品一式、大量の手榴弾、不明支給品
【思考】
基本:コミケスタッフの仕事をする
1:参加者をビックサイト館内に誘導する

【志葉丈瑠@侍戦隊シンケンジャー】
【状態】疲労
【装備】シンケンマル
【道具】基本支給品一式、不明支給品、ショドウフォン
【思考】基本:人々の命を守るために戦う
1:参加者をユニコーンガンダムから守りつつ、ビックサイト館内に誘導する
2:コミケに行って役作りのための勉強をする

42名無しさん:2011/12/09(金) 19:16:26 ID:sZJbmxEY
【メズール@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、人間態
【装備】コミケスタッフの制服
【道具】支給品一式
【思考】
1:コミケにあるBL本を買い漁る
2:完全復活を目指す

【ガメル@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、人間態
【装備】コミケスタッフの制服
【道具】支給品一式、大量のお菓子
【思考】
1:メズールを手伝う
2:完全復活を目指す

【ウヴァ@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、怪人態
【装備】ジャギのヘルメット
【道具】支給品一式
【思考】
1:ジャギとコミケに行ってエーリカちゃん本を買い漁る
2:完全復活を目指す

【ジャギ@北斗の拳】
【状態】健康、頭の傷完治、グリード化
【装備】ショットガン、バイク
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:カオスロワで優勝する
1:ウヴァとコミケに行って妹紅本を買い漁る
※ラオウメダル、トキメダル、ケンシロウメダルで構成されています

43名無しさん:2011/12/09(金) 19:17:02 ID:sZJbmxEY
【島本和彦@現実】
【状態】健康、熱血
【装備】ドラゴン殺し@ベルセルク
【道具】支給品一式、コミケ用の原稿(完成)、漫画用品一式
【思考】
 基本:コミケでみんなに同人誌を配る!
1:完成した!

【スティーヴン・セガール@現実】
【状態】健康
【装備】ガンダムサイサリス
【道具】拳銃、ナイフ
【思考】
基本:カオスロワを叩き潰す
1:メイトリックスに付き合う

【ジョン・メイトリックス@コマンドー】
【状態】健康
【装備】Gファイター、大量の武器・弾薬
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:誘拐された娘を救出する
1:セガールと一緒に行動する

【美堂蛮@GetBackers-奪還屋- 死亡確認】
【天野銀次@GetBackers-奪還屋- 死亡確認】
【カザリ@仮面ライダーオーズ 死亡確認】
【赤屍蔵人@GetBackers-奪還屋- 死亡確認】
【ベネット@コマンドー 死亡確認】
【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手 死亡確認】
【田井中律・この世全ての善形態@けいおん!!+テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】
【巨人小笠原@なんJ 死亡確認】
【アンドリューW.K.@現実? 死亡確認】
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY 死亡確認】
【乱闘に巻き込まれたコミケ関係者の半数@現実 死亡確認】

44絶望先生と赤飯と天空の城:2011/12/10(土) 01:09:54 ID:UI//EG4o
「お、結構うめーな。これ」
「おまけに、ゴマ塩まで付いてましたね。気が効きますよね」

ここは小笠原諸島、父島。私こと糸色望と愉快な仲間達は桟橋で朝食を取っていた。
え、何を食べているのかって?……赤飯、である。
何の因果か、私達に与えられたアイテムは赤飯だった。それも、私含めた全員のそれが……。
絶望というレベルではない。きっと何かの間違いだ。
いくらカオスロワだからって、支給品が赤飯っていうのもおかしいし
それに、この場にいる全員が赤飯を持っているっていうのもあり得ない。
しかも、その赤飯はとてもおいしい。頭を抱えたくなる。
ご存じのように、食べ物は消費したらそれでシマイ。
つまり、私達は全員丸腰ということになってしまうのだ。
(アッコさんは大丈夫かもしれないが……)

「おーい、俺も大丈夫だぞ」

っつ……坂田さんが私の地の文に突っ込んできた。
ああ、絶望した。こんなアンポンタンな状況に。

「でも、僕達の支給品って赤飯だけだから……」

おお、澤井さんが突っ込んでくれた!

「大丈夫や!現地調達すればええ」
「まあ、現地調達という名の略奪だけどなwwww」

笑っている場合じゃないだろぉ、勝俣さんンンンンンンン!
確か、略奪行為は原則として禁止のはずでしょーが……。

「ほんのちょっと借りてくだけやから、問題ないやろ」
「そうそうwww」
「一応、置き手紙残しときましょうか」
「そやな」

そういう問題じゃないだろォォォォォォォ!!!

45絶望先生と赤飯と天空の城:2011/12/10(土) 01:10:27 ID:UI//EG4o
やっぱり、何かの間違いだ。赤飯だけだなんて、絶対変だ。
ゴルゴムとか、書き手の陰謀とか、そういうジャンルの仕業じゃなく……。
気がつくと、私は……改めてデイバックの中をまさぐっていた。

「あれ、先生。何してるんですか?」
「みればわかるでしょう、風浦さん!!」
「わかりました。赤飯のお代わりを探しているんですね」

ばびょーん!!私はリュックに手を突っこんだままずっこけた。

「違います!ひょっとしたら、まだあるかもしれないじゃないですか、支給品が!」
「絶望さんも往生際が悪いんですね……」
「澤井さん、だから!」

……その時だった。デイバックの奥底に確かな手応えが……。

「ぐっ……ぐぬぬっ……」
「先生、どうしたんですか?」
「奥底に!確かな手応えがあったんです!!」
「アニロワ無印仕様の四次元デイバックに奥底もなにもないけどなwww」
「メタ発言はやめなさい!!ぐぬぬぬぬぬ……    アッー!」

46絶望先生と赤飯と天空の城:2011/12/10(土) 01:10:59 ID:UI//EG4o
----------
 
 ありのまま、今起こったことを話すぜ。
絶望先生がリュックから取り出したのは……「あの天空の城」だった。
落ちてきた説明書きにそう書いてあったから、間違いない。
何を言っているのか理解できるかもしれないし、できないかもしれないが
俺自身も何が何だかだった。何が起こるかわからないギャグアニメ出身の俺でも頭がどうにかなりそうだった。
事実上四次元ポッケだから、とか所詮ノリと逆と勢いとカオスで構成されたロワだから
とか、そんな言い訳が通用するような状況じゃ断じて……ない。
もっと恐ろしい物の片鱗を味わったぜ……。

とまあ、一瞬ポルナレフ化しちまったが。そういうことだ。
絶望先生のデイバックから出てきたのは、とにかく巨大な『らぴた』だったのだ。
そして、絶望先生は『らぴた』の下部分につかまってジタバタと大暴れしている。

「って、そこ!坂田さん!読者に向けて解説している暇があったら助けてください!」
「助けろって言ったってなー。あんたすでに俺達の手の届かないところにいるじゃん」

そう、『らぴた』はすでに空高く舞い上がっていたのである。
だめだコリャ。

「そうや!糸色、一足先にビッグサイトに行ってドラゴンボール探しとき!」
「言ってる場合ですかぁァァァァァァァァ!!」

やがて、絶望先生の叫びはどんどん遠くなっていき、やがて消えていった。

47絶望先生と赤飯と天空の城:2011/12/10(土) 01:11:32 ID:UI//EG4o
【一日目・9時47分/日本・東京都小笠原諸島父島】

【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボールを見つけ出す
1:糸色には期待しているで。

【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:すっげえええええええwwwwラピュタは本当にあったんだ!!

【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】健康、寝不足、ラピュタの下につかまっている
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:生きて帰りたい
1:たすけてー!

【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボール探しにつきあう
1:先生、どうかご無事で……

【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【装備】柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【道具】支給品一式 (-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコについていく
1:完成度高いな……>ラピュタ

【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:マンガ家の道具一式
[道具]:支給品一式 (-赤飯@現実)
[思考]基本:ひとまず、アッコさんについていく
1:絶望さん、落ちないよう気を付けてくださいね……


〜おまけ〜

「説明書き ラピュタ@天空の城ラピュタ

おなじみ、空に浮かぶ島。自然豊か。キツネリスなどの動物がワンサカいます
あと、空が飛べるので長距離移動に最適かと思います」

48新生バグラ軍三元士:2011/12/10(土) 17:51:57 ID:dJdL/WxQ
都内の公園で2メートルを超える髭の紳士と3名が屯していた。
皇帝バグラモン率いる新生帝国バグラである。
その最高国家元首にして軍総帥のバグラモンはため息をついていた。
「しかし情報収集が進まぬとはな」
「すまない……どうも情報制限が厳しく……」
バグラモン腕組みしつつも部下の少年のネット検索が終わるのを待った。

「よっしゃ! ラギアクルス狩猟クエストクリアッチャ!」
ため息をつくバグラモンを横目で3DSで遊んでいる子供が叫ぶ。
彼はバグラ軍幹部である新生三元士に仲間入りした奇面族の子供であるチャチャである。
チャチャは狩猟が出来ればいいという条件で快くバグラモンの軍門に入ったのであった。
ちなみに獲物となるモンスターや参加者にはまだ出会えてなかった。
だからこうして支給品の3DSとモンスターハンター3Gで遊んでいるのだった。
実に携帯ゲームへの適応力が高いと感心するバグラモンだった。

「なぁ陛下……これからどうするんだ?」

チャチャとは別に必死にネット検索をしている赤い髪の少年が問う。
彼は高倉晶馬。
妹の高倉陽毬の助命のためにチャチャと同じく三元士の一員に加わっていた。

「高倉が調べた情報によると世界各国で戦闘が起き始めているようだ」
「コミケだっけ? あそこが戦場らしいッチャ!」
小休憩中のチャチャが言った。
「各地を回って調べるのも手だがこちらは手勢が乏しい」
バグラモンは晶馬の集めた情報を照らし合わせて述べる。
こんな時、古参の部下がいればどんなに助かったかと思うと頭が痛い皇帝だった。
弱気になっているなと感じる晶馬。
「いや、あんたの右手の力なら十分に対抗できるんじゃないか?」
「少年よ、私は先を見据えて力は温存しておきたいのだよ……」
バグラモンは巨大な右手を軽く動かしながら語る。
彼の敵は主催者だけではなく強豪参加者も含まれていた。
自身の戦闘は避け、出来る限り部下に任せたいのが本音だった。
それに側近のタクティモンやリリスモンらの安否も気になる。
忌まわしい主催者に次元を移動する力も魂を移し変える能力も弱体化させられている今は――

「とりあえずお腹も空きましたし……」
ベアトリーチェはお腹を押さえこう言った。
「どこかで食べに行きません?」
バグラモンの肩に座っている長い髪の少女が言う。
彼女の名はベアトリーチェ――同じく三元士の1人として加わっていたのだ。
本来は姿が一般人には見えないのだがカオスロワ参加のために仮初の肉体を得たのだった。
本人的には都合が良かったようである。

「そうだな……主催の人間どもを抹殺するにしてもさらなる部下が必要だ」
「では有能な部下を探しつつ飲食店も探しましょう」
ベアトリーチェはそう提案する。
4人は改めて己の空腹を理解した。

「それなら近くにいいラーメン屋があるっチャ!」
チャチャは鼻が利くようだ。
「では案内を頼むぞ」
4人は公園を出てチャチャの知っているラーメン屋へと急いだ。

49新生バグラ軍三元士:2011/12/10(土) 17:53:23 ID:dJdL/WxQ
晶馬は不安になっていた。
このゲームを壊せば陽毬も助かるだろうと考えていた。
実質三元士と皇帝の4人では心細いのは事実だった。
一応ネット上の掲示板で東京にバグラ軍集結の書き込みをしてきたのであったが不安は拭い切れなかった。
(待ってろよ……陽毬……)
晶馬は決意するのであった。
そして横にいるベアトリーチェは晶馬に対して1人だけ空気読めてないと不安になるのだった。

【一日目・9時45分/日本・東京都港区】

【バグラモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】大剣装備
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者を皆殺しに全宇宙を征服する
1:腹が減ったのでラーメン屋へ
2:出来るだけバグラ軍を集める
3:力は出来るだけ温存する
※次元を操る力は制限されています

【チャチャ@モンスターハンター3】
【状態】健康
【装備】石斧装備
【道具】基本支給品一式、奇面族の仮面、ニンテンドー3DS、モンスターハンター3G、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:腹が減ったのでラーメン屋へ
2:狩猟したい

【高倉晶馬@輪るピングドラム】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、ノートパソコン、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:陽毬を助けたい
2:バグラモンのためにバグラ軍の同志を集める

【ベアトリーチェ@WILD ARMS Advanced 3rd】
【状態】健康 生身
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:腹が減ったのでラーメン屋へ

50カルチャーショック:2011/12/12(月) 09:37:29 ID:Rba0qolo
何はともあれコミケである。
小銭と千円札が飛び交い、薄い本が乱舞して、島本和彦が唸りを上げる。
随分と死傷者は出たものの、今年もコミケ会場は、大勢のオタク達でごった返していた。
カオスロワの最中であることを考えれば、まずまずの集客と言ったところだろう。

「ごきげんよう、妹紅。スタッフのお仕事ご苦労様」
「なっ、輝夜! お前……!」
「ふふふ……引き続き頑張ってちょうだいね。私達も楽しんでいくから」
「くそっ、後で覚えてろよ!」
「……何だここは」

そんな中、悩ましげに唸る者が1人。
ひらひらと手を振る和装の少女と、派手な赤と青の服の女性、そして銀髪のスタッフを横目で見ながら、アストラルは頭を抱えていた。
デュエリストの戦場と聞いて来た彼だったが、コミケに集まった者達からは、その様子が全く感じられなかったのだ。

「あるのはブラック・マジシャン・ガールの……それもただの猥褻本だけだ。どうなっている?」

照れも喜びも浮かべることなく、真顔でエロ同人を手に取る宇宙人というのは、どこかシュールな光景だった。
ちなみに、無銭で手に入れたわけではない。アストラルの支給品には、現金入りの財布があったのである。

「お気に召さなかったニャン?」

問いかけたのは、ここに彼を誘った張本人――通称フェイリス・ニャンニャンだ。

「ああ、戦場と言うからには、カードゲームの大会だと思っていたのだが……」
「あー、それは誤解だニャン。ここは戦場は戦場でも、漫画を買い集めるところだニャン」
「……確かに、これはまさに争奪戦だな」

随所に形成される列を見て、納得したようにアストラルが言った。
それにしても凄い数だ。ハートランドの通勤ラッシュも、ここまでの人口密度には成り得ないだろう。
デュエルの大会ではないにせよ、これだけ大勢の人間がいるなら、あるいは遊馬もいるかもしれない。

51カルチャーショック:2011/12/12(月) 09:38:32 ID:Rba0qolo
「私の考えていたものとは違ったようだが……もう少し、探してみることにしよう」
「りょーかいニャン! それじゃ、フェイリスはコスプレの更衣室に言ってくるので、楽しんでってくださいニャーン♪」
「? フェイリス、コスプレとは何だ?」
「可愛い衣装に変身して、コミケのヒロインになることだニャン」
(なるほど、フォトンチェンジか)

天城カイトの姿を連想し、とんでもない勘違いを抱えたアストラル。
そんなことは露知らず、フェイリスは更衣室の方へと歩いていく。

「見つけたよ織莉子! ああよかった今度こそ本物だ! さぁさぁこっちだよ織莉子、君のために見立てたものがあるんだ!」
「えっちょっと待ってキリカ、なに、何なのその際どい水着は!?」
「こらっ、そんな肌を露出した衣装は着用禁止よ!」

コミケというのも大変なのだな、と。
更衣室周りでドタバタしている、2人の少女と先のスタッフを見て、アストラルはそう結論づけた。

「わ、懐かしい。見てよメリー、これガンダムWの本よ」
「蓮子、貴方相当暢気な旅をしてきたのね……」


【一日目・10時13分/東京都・東京ビックサイト(半壊)】

【アストラル@遊戯王ZEXAL】
【状態】健康
【装備】現金(残り9500円)
【道具】基本支給品一式、ブラック・マジシャン・ガールの同人誌(18禁)、不明支給品
【思考】
基本:遊馬を捜す
1:遊馬はここにいるのだろうか?

【フェイリス・ニャンニャン@Steins;Gate】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、C80のカタログ、コスプレグッズ、不明支給品
【思考】
基本:コミケにコスプレ参加するニャン!
1:更衣室に行って着替えるニャン

【藤原妹紅@東方Project】
【状態】寝不足、ダメージ、疲労
【装備】コミケスタッフの制服
【道具】基本支給品一式、大量の手榴弾、不明支給品
【思考】
基本:コミケスタッフの仕事をする
1:輝夜は後で殺す

【呉キリカ@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】ダメージ(中)、ソウルジェムの穢れ(小)、興奮
【装備】ソウルジェム
【道具】支給品一式、カオスロワ8期のSS集、あぶない水着、その他不明
【思考】
基本:織莉子を目立たせる
1:邪魔する奴はぶっ殺す
2:いつかこの水着で織莉子を脱がす!

52カルチャーショック:2011/12/12(月) 09:39:03 ID:Rba0qolo
【美国織莉子@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】健康、赤面
【装備】ソウルジェム
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:どうしようかしら
1:今後の方針を考えたい
2:でもその水着は嫌よキリカ!?

【蓬莱山輝夜@東方Project】
【状態】健康、メシウマ
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、C80のカタログ、不明支給品
【思考】
基本:???
1:コミケを楽しむ

【八意永琳@東方Project】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:輝夜のお供をする
1:とりあえずコミケに参加する

【宇佐見蓮子@東方Project】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:とりあえず生き残ることを考える
1:コミケってこういう所なのね

【マエリベリー・ハーン@東方Project】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:とりあえず生き残ることを考える
1:これからどうしようかしら

53パーフェクト・タランチュラ:2011/12/12(月) 13:44:25 ID:OgUur1GA
「口ほどにもない……いや私と君が強すぎただけか」

炎に包まれるネオ・アルカディア本部内で甲冑の武人は呟く。
ネオ・アルカディア本部は元バグラ軍三元士の1人タクティモンによって攻め落とされたのだ。
しかしタクティモン自身も無傷ではなく身体のいたるところにダメージを受けていた。
そしてもちろん彼1人ではないのであるが……

「まったくよぉ……弱すぎるのも程が過ぎるぜぇ」
瓦礫の上で10メートル以上の大男が退屈そうに座っていた。
辺りにはネオ・アルカディアの量産型レプリロイドパンテオンの残骸が散らばっていた。
大男の拳によって粉砕されたのだ。
「謙遜するな土蜘蛛……東京に行けばもっと強い猛者がいるだろうよ」
「いくつか残党は残っちまったがどうする?」
「放っておけ、深追いなど無駄な労力だ」
タクティモンは早々と会話を切り上げて自ら切り捨てた青いレプリロイドの亡骸の方を向かった。
「見事な勇士だった……安らかに眠れ」

―――――――――

コピーエックスの墓を作ったタクティモンは妖刀ギラサメを携え歩き出した。

「もう行くのかい……?」
「おそらく東京に行けばバグラモン様に会えるだろう……」
ネオ・アルカディア本部のデータを見たところ東京が激戦区なのは間違いなかった。
ならばバグラモンもそこにいる可能性が高い。
一刻も早く主にさせ参ずるのは武人の義務である。
「あんたの君主かい……もちろん強いんだろうな?」
「君の言う鵺や羽衣狐と比べ遜色がないほどにな」

そう言うとタクティモンは歩き続ける。
東京へ赴くために……
土蜘蛛もまた更なる強者に遭うべく後を追うのだった。
2人が去った後、ゆっくりとネオ・アルカディアは崩壊した。

【コピーエックス@ロックマンゼロ 死亡確認】
【パンテオンA@ロックマンゼロ 死亡確認】
【パンテオンB@ロックマンゼロ 死亡確認】

54パーフェクト・タランチュラ:2011/12/12(月) 13:48:09 ID:OgUur1GA
【一日目・06時30分/???(ネオアルカディア本部)】

【タクティモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】ダメージ(小)
【装備】妖刀ギラサメ
【道具】支給品一式、妖刀ギラサメ
【思考】基本:バグラモンとの合流を優先
     1:東京へ向かい障害の排除を優先

【土蜘蛛@ぬらりひょんの孫】
【状態】ダメージ(小)
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:強い奴と戦いてぇ
     1:タクティモンに付いて行く
     2:いずれバグラモンと戦う

一方――

タクティモンらの襲撃から逃れたテトは必死に走り続けた。
彼らへ復讐を誓いながら……

【重音テト@VOCALOID亜種】
【状態】疲労(大)、ダメージ(中)
【装備】無し
【道具】支給品一式、その他不明支給品
【思考】基本:変態を根絶する(特にレン)
     1:タクティモンと土蜘蛛に復讐する
     2:味方になりそうな強力な参加者を探す
※8期までのテトとは何も関係ありません。
※VOCALOIDとかじゃなく、れっきとした人間です。

55新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:30:31 ID:V4TxiDyk


駅の時計が9時を指した頃に新たな来訪者が街に足を踏み入れた。
赤いジャケットを羽織った男、キャプテン・マーベラスは改札口を飛び越える。
警備員がいたのならば真っ先に捕まるだろうが、生憎無人の駅には彼の行為を咎める者もいない。

「そんなに焦ってもお宝は逃げないよ?」
続いて海東大樹が彼の背後から歩いてくる。
気だるそうに声の主に振り向くが、マーベラスはすぐに前を向いて歩き出す。
流石にこのままでは話を聞いてもらえそうにないため、
大樹はそれまで牛歩を保ってた自分の足に渇を入れてマーベラスの背後まで走る。

「結局ビッグサイトにお宝は無かったね」
マーベラスの隣に大樹が並ぶ。
コミックマーケットと呼ばれる日本でも大規模なイベントに訪れた二人であったが、
血と汗の涙とそれと烏賊の臭いがした同人誌が売られていたというだけで、
大樹達が求めるお宝は存在しなかったのだ。 結局その場は麻薬中毒者まみれだったのでさっさと撤収した。
なまじ一番有力な情報だっただけに、大樹は改めてため息をついた。
しかしついている間にも彼の視界からマーベラスが遠のいていく。

「つれないじゃないか、ここまで一緒に探索した仲なのにさ」
負けじと大樹が後を追う。

「知るか。 勝手にお前がついてきただけだろうが」
「お宝探しを手伝ってあげてるんだからいいじゃないか」
言ってくれるぜとマーベラスは吐き捨てた。
数時間前、海東大樹はマーベラスの持つレンジャーキーを狙っていたのだ。
しかしそれに価値が無いと判断し、彼とともにレンジャーキーを集めることにした。


―レンジャーキー

かつて、とある地球では『スーパー戦隊』と称される英雄達と星を狙う宇宙帝国ザンギャックの死闘が行われていた。
『レジェンド大戦』と呼ばれたそれは結果的に両者の痛み分けに終わり、ザンギャックは地球から撤退せざるを得なかった。
そしてスーパー戦隊側も、力を使い果たし、それらはレンジャーキーとなって宇宙各地に散らばってしまったのだ。

マーベラスは仲間達とともに宇宙を駆け回り、それらを手に入れた・・・・・・
のだが、バトルロワイアルに巻き込まれてしまった。
そして今も、必死に集めた『レンジャーキー』も仲間達さえも彼の元には無い。


「どうせお前はレンジャーキーを横取りするつもりだろ!」
振り向き様に大樹に人差し指を伸ばす。 大樹は愛想笑いをしながらも、背中を少し反って距離を離した。
自分の持っている支給品に価値が無いとわかると、手のひらを変えて握手しようとするのは虫が良すぎるのだ。
加えて人良さそうな面に泥棒である。 この手の人間は気に食わない。
自分を海賊に引き込んだアカレッドを裏切った、バスコのことを思い出さざるを得ないからだ。
どうせ私欲に走って仲間を売るのが目に見える。

「でもこれからそんなもので生き残れるのかい? 確かに僕も君も戦えるけど、
 このロワでは何が起こるかわからないんだ。 一人だと長生きできないかも知れないよ?」
確かにバトルロワイアルに置いて戦略を確保するのは重要だ。 慣れないレンジャーキーだけで生き抜くのは、
如何に宇宙を旅してきた身であれ厳しい。 仲間のことだから生きてはいるだろうが、
彼らを探すのに協力者が多いのは望ましいことだ。
それに最初から裏切るとわかっている分、対処のしようはある。

「それとも僕が先回りして全部持っていっちゃおうか」
「ちっ!」
本当にそんなことができるのなら当に一人で行動しているはずだが、
こんな奴に出し抜かれるのも癪だ。 せめて他の仲間と合流するまでは我慢することにした。


「じゃあ飯にすっぞ!」
「はいはい」
まだ済ませていなかった朝食のために、二人は開店していたラーメン屋に足を運ぶ。
『二郎』という看板を潜り抜けて。



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56新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:31:03 ID:V4TxiDyk

その日、神奈川県は変わっていた。
スーツを羽織って慌しく駆けていくサラリーマンや、流行のファッションを着た若者達の姿は見受けられない。
殺し合いが行われている現状で不用意に身を晒す者は少ない。 余程の理由が無ければ篭城に専念するであろう。
外に出るとしても与えられた武器をちらつかせて、警戒心を剥き出しにしていることも珍しくない。
よって平和な街などという光景があるわけがないのだ・・・・・・だが、
かと言って、今のルカには街の異変をバトルロワイアルだからと言い切ってしまうことはできなかった。

「どうしてこうなったの?」
街中に溢れかえるハイレグレオタードの住人を見てルカは呟く。
色は様々であるが、住人達は皆同じハイレグレオタードを着ていたのだ。
ネクタイを巻いたのはサラリーマンだろうか、同僚と思われる男性と一緒に話をしながら歩いている。
壮年の女性は手提げ鞄を持って商店の中に入っていく。 よく見ると店の中も異常だ。
店主も客も、首から下にはハイレグレオタード以外何も着ていない。
恐らく女子高生だと思われる少女達が、甲高い声で談笑しながらルカ達を横切る。
ちらりとあった目が何処と無く侮蔑に満ちていたのは気のせいだろうか。

(どうしてこの人達こんなに笑ってられるの?)
街の住人を見て、ルカは困惑していた。
彼らの手の平には、彼女の握っているような銃は無い。
すれ違う人間同士は全く視線を向けず、そのまま通り過ぎ去っていく。
まるでバトルロワイアルなど最初から無かったように、彼らは皆、笑顔であったのだ。

「地球にはこういう街もあるのか?」
対するラハールは腕を組んだまま彼女を見上げて質問する。

「私は聞いたことないわ」
ルカは首を振って否定の意を表す。
魔界出身のラハールからすれば、この街の人々の衣装も一つの文化として解釈できるが、
生憎、原住民のルカからしても彼らの格好は異常であった。
バレエやダンス以外でレオタードを着た人間なんて見たことがない。

「未洗脳者?」
「え、未洗脳者だって!」
「やだー未洗脳者じゃだってーキモーイ」
「未洗脳者が許されるのは、小学生までだよねーキャハハハ」
ルカ達に気づいた街の住人は一斉に振り向きその目を細める。
流行のファッションというものは多数決によって決められるもので、
少数派はどれだけ異を唱えようが変わり者扱いされる。

「あの、これは一体・・・・・・?」
じりじりとにじり寄ってくる住人に尋ねるが答えはない。
珍獣を見つけたといわんばかりに、ある者は笑いある者は携帯を向けている。
パシャリという音とともに、フラッシュがルカの視界を一瞬覆った。
このままではすっかりサル山の猿だと認識したのか、ラハールの拳も震えている。
とその時コンクリートを大きく鳴らす足音が聴こえてきた。

「パンスト兵様!ハイグレ!」
「パンスト兵様だ!ハイグレ!」
「やだーパンスト兵様だってーステキーハイグレ!」
「パンスト兵様に許されるのはハイグレ人間だけだよねーキャハハハハイグレ!」
ストッキングを被った特撮ドラマの戦闘員のような男達がルカ達の前に姿を現す。
人々は『ハイグレ』という掛け声とともに、両手を使ってがに股で股間を強調するポーズを取る。

「ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!」
「ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!」
「コマネッ・・・・・・じゃなかった、ハイグレ!」

57新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:31:36 ID:V4TxiDyk

「来るぞ」
「え?」
ラハールが呟く。
すると彼らは手に持った銃(?)を向けて光線を発射したのだ。

「伏せろ!」
「ひゃ!?」
ラハールの声に思わずルカはしゃがみ込み、頭上を光線が通過した。
背後にいた住民を後ろ目で確認したが、光線が命中してもなんとも無いようだ。

(これってまさか・・・・・・!)
そしてルカは気づく。 街の住人の異常と彼らが慕う・・・・・・というよりは主従関係にあるパンスト兵。
何より住人が口にした『未洗脳者』という言葉。
やはりこの状況はパンスト兵達によって演出されていたのだ。
光線に当たれば自分もあのようにこの街の住人となってしまうであろう。

(早く逃げなきゃ)
目線をパンスト兵達に戻すと、ラハールが彼らに向かって斬りかかっていた。
靴底がコンクリートと打ちつけて軽快な音を立てる。 姿が消え、一瞬で上空に現れる様は
ルカにはテレポートをしているようにも見えた。

「どけ」
振り上げた剣に呼応して、陽の光が集まっていくかのようにラハールの体が輝き出す。
天から見下ろす眼光が貫くのは烏合の衆、俗に言えばやられ役ども。
ニヤリと笑い、地上に向かって飛び掛る。 向かうは列のど真ん中。
餌を探しに羽ばたく鳥達も、星でも流れてきたのかと錯覚したのであろう。
事態の異変に気づいたパンスト兵もいたが、流星を前にしては助けを願う暇はない。

強き者に対抗するためには数を揃えるのが定番だ。
が、弱き者はどれだけ数を揃えようと弱いのだ。
そんな彼らを一振り一振り斬って始末するのは面倒なのである。
所謂雑魚散らしのために魔界の者どもはこの技を何度も使う。
それが飛天無双斬。

爆炎が周囲を焦がし、ルカを含めた見物客達は顔を覆った。
砕かれたコンクリートは欠片となって、いくつかのパンスト兵とともに飛び散った。
体を打ち付けていた熱風が収まったのを確認すると、ルカは目元を覆っていた腕を退ける。

(やっぱり、すごいや・・・・・・)
硝煙の中で立っていたのはラハールただ一人だった。
パンスト兵達は彼を中心に大の字で倒れ伏せており、ルカに道を作っていた。

「何を呆けている、来い!」
「え、ええ!」
叫んだものの、ラハールはルカとは明後日の方向を向いている。
この件を仕組んだ犯人の下に喧嘩を売りに行くのだろう。
ハイグレ人間達は駆け出そうとするルカを捕らえようとするものの、
彼女が銃を向けると罵倒を繰り返しながらも畏縮してその場から動けなくなった。
そして視界の隅から消えてしまいそうなラハールに向かって必死に走り始める。


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58新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:32:09 ID:V4TxiDyk


『ロットバトルしようぜ!』
『ヤサイニンニクカラメアブラ』
『ロット神様が・・・怒っている!?』
『ロットが乱れるんだよ!』
『ドーピングコンソメスープ! さて諸君、私が二郎を完食するのを止められるかな・・・・・・』
『・・・・・・お若いの、ちと暴れすぎたようだな。
 ワシは『協会』から派遣された『潰し屋』さ。
 俺に負けたら三田界隈からは出て行ってもらうぜ』
『じゃあ私がロットバトルに勝てばいいわけね』
『おまえが我らに勝つだとぉ!?』
『人間の小娘が生意気な!!』
『東の牧場のマグニスさまだ・・・・・・』
『ロットマスターさま、だ豚が』
『ここか・・・・・・祭りの場所は!』
『全部マシマシで』
『そんな盛り合わせで大丈夫か?』
『大丈夫だ、問題ない』
『コレクッテモイイカナ』
『野菜抜く!止められるなら止めてみろ!』
『この世の全ての食材に感謝をこめて、いただきます!』
『貴様にも味わわせてやる・・・・・・二郎の恐ろしさをな!』
『多々食わなければ生き残れない!』
『ウオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!』
『ナイスデース』
『みんな!!カネシに入れ!!カネシに入ればアブラの動きは遅くなる!!』
『これが勝利の鍵だぁぁぁぁーーーーーッッ!!』
『絶技『ツバメ殺し』。おまえさんには使えねえよ。
 ロットの声が聞こえないおまえさんにはな。
 だが、お前にもロットの声が聞こえるようになれば・・・・・・あるいは、な』



「なんだここは?」
店内は異様な熱気に包まれていた。
蒸発したスープが視界を曇らせ、油と汗の臭いが鼻をつく。
店員達は機械のように只管ラーメンを作り、客に配る。
受け取った客は皆、一心不乱にそれを食べ始める。
何故か全員ハイレグレオタード姿であったが、これでは色気も何もあったものではない
地球にある程度慣れてきたマーベラスであったが、戦場のように殺気立っている食堂は始めてであった。

「なあお前・・・・・・」
「僕もここは初めてだね。 早いところ食べてオサラバした方がいいんじゃないかい?」
大樹に尋ねてみるが、彼もこの店はあまり詳しくないらしい。
彼の言う通り早く用を足してしまおうとマーベラスは財布に手を伸ばす。

「あ」
「どうしたんだい?」
食券機に札束を入れている大樹が振り向く。
基本的に食事は仲間の手料理で済ませており、彼自身街に出向いて買い物をすることもあまり無い。
中身には万札が詰め込んであっただけで、マーベラスは心の中で舌打ちをした。

59新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:32:55 ID:V4TxiDyk

「おい」
仕方ないので千円札に換えてもらおうと、店員に声をかける。
とその時、店内の空気が張り詰めたことに少し驚いた。

「細かいのにしてくれ」
気にしていても仕方ないので言葉を続けた・・・・・・と次の瞬間だ。
ラーメンを食べていた客の何人かが一斉に立ち始めたのだ!

『ギルティ!』
『ギルティ!』
『ギルティ!』
『ギルティ!』
『ギルティ!』

鋭い目つきでマーベラスに怒声を浴びせる。
意味がわからなかったが、それが罵倒の言葉であることは理解できた。
だが叫んでいただけで何もしなかったので、マーベラスは眉間に皺を寄せるだけであった。
店員は普通に両替してくれた。





「なんだこれ?」
マーベラスは目の前に現れたラーメンに目を見開く。
巨大な器から伸びるのは刻まれた野菜の山。 箸で突付けば今にも崩れだしてしまいそうだ。

(いくらなんでも多すぎだろ)
早くオサラバしたかったので、マーベラスは普通盛りを注文したはずである。
目の前のもやしの山や丼のサイズからして、明らかに普通の域を超えている。
だが、隣の席を見てみても似たような丼が並べられているため、これがこの店の『普通』らしい。
彼らは迷うことなく野菜の山を掻き分けて麺を食べ始めている。
こんなことなら麺は大盛りにするんじゃなかったと、内心後悔した。
そして麺が大小しか選択できないことに大きな不満も感じていた。


-----------------------------------------------------------------------------


「なんだったんだあの店は・・・・・・」
二郎を出たマーベラスは狼狽していた。
野菜の山と肉を食べるだけで腹が膨れ、麺をすする頃には食欲はほとんど消えていた。
それでも口に運んでみたがまず濃い。 店内の熱気を凝縮したかのような油臭さだ。
吐き気を我慢して食い進めてみても途中で満腹になってしまい、箸のペースは遅くなってしまう。
いずれ周囲からの視線が厳しくなって
『海賊ギルティ!』『食うの遅すギルティ!』『ギルティィィィ!!!』
などと言われたが、食わなかったら負けた気分がしたので結局食を止めることはなかった。
腹は満たされているはずなのに、いや満たされすぎていたせいもあって店内に入る時よりも疲れた気分だ。
もっとも、
『ノットギルティー! 人は誰でも二郎を食べていい!それが解らない貴様らは、豚だ!』
との声も上がったため、自分を批判したハイレグ野郎どもに対する怒りは無いが。


「やあ遅かったね」
店の看板の前には腕を組んでいた海東大樹がいた。
腹を押さえるマーベラスを見てギョっとしたが、すぐに元の態度に戻る。
彼とは別席だったため、会ったのは数十分ぶりだ。

60新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:33:25 ID:V4TxiDyk

「さっさと行くぞ・・・・・・」
こんなことならば小盛りにしてよけばよかったと思う。
この星のカレーうまかったからラーメンも大丈夫だろうという発想がそもそも安直だったのだ。
あんな油まみれの代物がこの星で人気だというのなら、流石に地球人の感性を疑う。
仲間の伊狩鎧もあの店に行けば豹変するのだろうか。
ロットバトルだかなんだかわけのわからない事を叫びながら、ギトギトの麺を死ぬ気で貪るのだろうか。

(・・・・・・ラーメンはパスだな)
もし次に外食する機会があったとしても、この店に来るのだけはやめておこうと心に刻んだ。
ともあれこの腹痛もその内治まるであろう。 気を取り直してレンジャーキーと仲間の探索を続けることにした。





「未洗脳者発見!」
「これより洗脳を開始する!」
突然マーベラスと大樹はパンストを被った全身タイツの集団に囲まれる。
手には玩具の光線銃のような物を持っており、銃口は当然二人に向いていた。
地球人であればそんなもので何をするつもりだ?と首を傾げるのが普通なのかも知れない。
案の定、大樹は苦笑いを浮かべるが、宇宙を旅してきたマーベラスにはそれが何なのかわかっていた。

「来るぞ!」
「ん?」
マーベラスが叫んだ瞬間、彼らに向けて光線が発射された。
パンストを被った集団―パンスト兵達はガッツポーズをする。
彼らはこれでハイグレ魔王に従順な部下となるはずだ。
カラフルな光に包まれて、ハイレグレオタードに衣服を変えられ、身も心もハイグレ人間となるのだ。


―ウェザァァァスリィ!―
―カメンライド ディエンド―


「「「「!?」」」」
光が破られるが、洗脳終了の合図ではない。
電子音とともに現れたのはハイレグレオタードを纏ったハイグレ人間等ではない。
一人は太陽を象った紋章を入れたマスクとスーツ戦闘服で包んだ戦士『ウェザーレッド』。
もう一人は青い鎧に黒いプレートを連ねた銃士『仮面ライダーディエンド』。

「派手に行くぜ!」
イレギュラーな事態にパンスト兵達の間に動揺が走る。
こいつらも宿敵アクション仮面の仲間なのだろうか、もしそうなら雑兵である自分達が敵うはずがない、
だが悩む間も無くウェザーレッドと対角線にいたパンスト兵が殴り飛ばされる。
意識を失ったパンスト兵の手元から、光線銃がカランと音を立てて落ちた。
仰向けに転がった仲間を見て驚く一同であったが、彼の左右にいた仲間も同様に宙を舞うこととなった。
残ったパンスト兵達はウェザーレッドに光線銃を向けるも、赤い背中の前に立ち塞がるのはディエンド。
ディエンドライバーから撃ち出される光弾に彼らは次々と貫かれて倒れていく。
しかし、倒れていったパンスト兵に反比例してヒーロー達を囲む兵士の数は増えていた。

「増援か・・・・・・とっとと終わらせて先行くぞ」
「はいはい」
事前に連絡をとっていたのか、彼らの元には多くのパンスト兵達が集まってきていたのだ。
ウェザーレッドは怯むことなくパンスト兵の集団に飛び込み、
仮面の下に苦笑いを浮かべたディエンドも彼に続いて群れの中に走っていった。


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61新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:33:58 ID:V4TxiDyk


「ラハールさんどこ行っちゃったんだろう」
周囲に人がいないことを確認しつつ、ルカは前かがみになって両手で膝をつく。
ラハールを探して駆け回っていたルカであったが、悪魔である彼の身体能力に一介の歌手がついてこれるわけがなかった。
二人の距離はすぐに遠のき、小さな魔王はすぐにルカの前から姿を消してしまった。
まだ荒い呼吸を整えながらもぐしゃぐしゃになった髪の毛を後ろにおろし、日々の運動不足を痛感する。

(ハクちゃんならこんなヘマしないんだろうけど)
酒癖の悪い幼馴染のことを頭に浮かべる。
弱音ハク、直接の血縁者ではないが、幼少の頃から家族同然に過ごした友人だ。
引っ込み思案の彼女からすれば、なんでもこなせるハクはスーパーマンみたいだった。
料理を始めとする家事全般を教えてくれたおかげで兄や姉から褒められた。
執拗に絡んでくるいじめっこを撃退してくれたこともあった。
鬼ごっこだといつも負けていたのだが、彼女なりに気を使ってくれてわざを捕まってくれたこともある。
テストで良い点とれたのも、彼女と一緒に勉強したからだ。

(・・・・・・ハクちゃん)
あの日、弟に純潔を奪われた日だって、彼女が慰めてくれなければ立ち直れなかったであろう。
彼女がいなければレンだって今頃生きていなかったかも知れない。
いつも家の周りを巡回していた、警察官達に連れていかれていたのかも知れない。
そしてそれら全てを弱音ハクが引き受けてくれた。 自分一人が犯罪者となって、必死でレンを守ってくれた。
ルカは見ていることしかできなかった。

(すっかり差、つけられちゃったな)
芸能界に入ってもそれは変わらない。
自分は歌手で彼女は芸人と分類は違うが、彼女はやっぱりなんでもできた。
持ち前の社交術で瞬く間に先輩達と交流を持ち、クイズバラエティエンターテイメントなんでも問わず、
様々な仕事を受けることができた。 今やメジャーな番組で弱音ハクが出ないことはほとんど無い。
唯一歌では自分が勝っていたが、所詮兄や姉に劣る半端なものだ。
新人故に物珍しさでCDを買ってくれる人はいるが、
売り上げのランキングなど時間がたてばすぐに落ちていくだろう。
でもそれでも歌っていくことしかできない。 自分はそれ以外取り柄が無いのだから。
結局自分は何一つ彼女には敵わないのだ。

(今どこにいるんだろう)
考えれば考えるほど彼女に会いたくなる。
お人よしの彼女のことだ、今も家族や見知らぬ誰かのために戦っているに決まっている。
このゲームを破壊するために頑張っているに決まっている。
だから会いたい。
一人ぼっちでどうしよう無く不安な自分を守って欲しい。
握り慣れたあの手でこの怖い世界から助け出して欲しい。
弱い自分を抱きしめてあの日のように励まして欲しい。
目を瞑ると今でも彼女は優しく微笑みかけて、そっと手を差し出してくれる。
それが幻だとわかっていても、掴めば温かい感触が返ってくるような気がして虚空に手を突き出してしまうのだ。
だが彼女には、そんな自己満足ですら十分に行うことができなかった。



(―――足音?)
聞きなれた足音が耳に入ったため、ルカは思考を中断せざるを得なかった。
左右を見渡すと小さいながらもパンスト兵の集団が近づいてきていることがわかる。
このまま挟み撃ちになってはたまらんと、建物の隙間から路地裏に向けて走り出す。
しかし出口の近くまで走ったところでパンスト兵がぬっと顔を出してきた。

「ひっ!」
情けない声を出しながらも銃を持つ手は休めない。
人を撃つということには抵抗があったが、光線銃を向けられたことに気づくと反射的に指が動いていた。
『パンッ』などと玩具のような音は出るはずも無い。 鈍い衝撃音がルカの腕に返ってきたため目を閉じる。
硝煙の臭いが鼻をつき、ゆっくりと目を開けてみると、倒れて胸を抑えているパンスト兵が映った。
マスクごしだから表情はわからないが、呻き声を上げて悶えている様は苦しんでいるようにしか思えなかった。
それはすぐに動かなくなった。

(まだいるの!?)
生まれて初めて作り出してしまった死体に感慨を抱く間も無いまま新たなパンスト兵が現れる。
銃声を聴いて駆けつけてきたのであろう。 足元に倒れ付す仲間とルカの姿を交互に見つめると、
この場で起こったことを理解したのかルカに対して光線銃を向けた。 心なしか、両足は震えているように見えた。
恐ろしくなったルカは第二射を放つが、咄嗟に腕で庇われたため致命傷にならなかった。

62新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:34:51 ID:V4TxiDyk

「こ、この!」
三発四発五発と次々と弾を撃つが、どれも同じ腕に当たるだけで怯ませる程度にしかならない。
狙いを変えるという選択もあったが、生憎今のルカにはそこまで頭は回らない。
パンスト兵は痛みに耐えているためか反撃はしてこないが、すぐに立場は逆転する。

(あれ?)
引き金にかけた指の感触が変わった。 あれほど重かった引き金から重さが無くなっていたのだ。
力を込めるはずだったのに、あっさりと引き金が押し出されて軽い金属音が鳴っただけだった。

「この!この!」
何度引いてもカチカチっと鳴り響くだけである。 そして弾は出ない。

(た、弾切れ!?)
こういう時にはどうすれば良いか、ゲームや映画の登場人物は弾の交換をしていたはずだ。
弾はどこいったのかとルカは思考を巡らせるが、残念ながらデイバッグに入ったまま。
取り出す暇も無く攻撃が止んだと判断したパンスト兵が襲い掛かってくる。
光線銃を発射しようと腕を伸ばす。 弾速は考えるまでもないだろう。
距離にして4、5メートル、素人のルカでさえ銃を当てることができた距離だ。
訓練されているであろうパンスト兵ならば容易く捉えられる。

「嫌っ!」
もう駄目だと頭でわかっていたけどそれでもルカは飛び出した。
あれを喰らっても自分は死なないということはわかっている。
だけど消される。 望んでもいない幸せを押し付けられて、ありもしない忠誠心を植えつけられる。
今まで畏怖していた暴徒達が、一家の大黒柱のような絶対的な存在になるのかと思うと身震いが止まらない。
この場で奴隷となってしまうのは嫌だった。 戦意は消えても家族への執着は消したくはなかった。
ルカはルカのままでいたかったのだ。 今までのように家族や友人を愛していたかったのだ。

だが想いで結果が変わるわけでもない。 パンスト兵から放たれた光線は無常にもルカに牙を剥く。
さながらチーターのような瞬発力で、疲労した草食動物に飛び掛る。
余計な感情を喰らい尽くして主君への貢物にするために。



「ちょっとどいてろ」
突然現れた赤色の男にルカの表情が固まる。
だがウェザーレッド・・・・・・もといマーベラスは、彼女の顔色を伺うこともなく肩を強く押した。
その反動を利用して彼女の頭上を飛び越える。 不意に加えられた力により、ルカは転んで前のめりに倒れていく。
ちょうど二人の隙間を潜るように光線は通り抜けていき、次第に収縮して消えていった。

「!?」
再び狙いを合わせようと空を見上げたパンスト兵であったが、
既に景色は拳を振りかざすウェザーレッドでほとんど埋まっている。 そこで困惑。
攻撃するには絶好のチャンス。 予備動作から考えても先手を打てるのは確実である。
しかしだからといって、ハイグレ光線銃はあくまで洗脳用であるため殺傷能力などまるでない。
そして目の前の男は憎き宿敵アクション仮面のようなヒーローと呼ばれる人種とも判断できる。
でなくては意匠を凝らした戦闘服など着ているはずはないだろう。 それともただのコスプレマニアか?
ともかくアクション仮面に洗脳が通じない以上、奴に光線銃が効く保障はない。
無闇に手を出せば返り討ちにあうことは必然だ。 よってこの場は引き下がるのが得策。
いや待てよ絶対通じないとも決まったわけではないし、もしかしたら「遅ぇよ」

パンスト兵の視界が白い拳で埋め尽くされる。
一瞬の動きが勝敗を左右する戦場において悩むことは致命的だ。
今必要とされる選択に一々迷っているようでは、いつも後手に回ってしまう。
案の定、パンスト兵はウェザーレッドに殴り飛ばされる結果となった。

63新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:35:29 ID:V4TxiDyk



「大丈夫か?」
「は、はあ・・・・・・」
両腕で体を支え、起き上がろうとしているルカにウェザーレッドが話しかける。
埃を叩きながらも立ち上がったルカは、彼の姿をまじまじと見つめる。
特撮番組の撮影に出てきそうな全身タイツの姿は平時なら間違いなく不審者(公認である場合はまた別だが)であるが、
侵略者が徘徊する今の街ならば見事にマッチしてしまっている。
だが悪い方ではないとわかっていたため、特に嫌悪することもなかった。

「しっかしこの街は一体どうなってやがる。 ラーメンは不味いし変な格好したやつらが多いし・・・・・・
 お前、何か知らないか?」
「(ラーメンが不味い?)さあ・・・・・・私もさっき訪れたばかりですから・・・・・・」
「そうか、じゃあな」
「え、ちょっと」
聞くべきことは全て終えたウェザーレッドは、ルカを横切って自分が入ってきたところを戻っていく。
そっけなく彼女の元を去るウェザーレッドをしばらくは目で追いかけていたルカであったが、
完全に自分への興味を無くしたと気づくと咄嗟に彼の前に駆け出した。

「待ってください!」
「なんだまだあるのか?」
気だるそうだが、一応耳を貸してやろうとウェザーレッドは足を止める。

「実は私も連れていってほしいんです!」
「はあ?」
マスクの下では眉を顰めているであろうウェザーレッドにルカは懇願した。
同行者とはぐれてしまったから探すのを手伝ってほしい。
彼はパンスト兵のリーダーを倒そうとしているから、ウェザーレッドならばいずれ会うであろう。
だから一緒に協力してこの街の異変を解決してくれないか?



「そういうことか・・・・・・」
マーベラスは彼女の話に首を縦に振る。
パンスト兵達が街を仕切っていたことは判断できたが、
元々いたこの街の住人達を洗脳した上で支配していたのだ。
強制的に相手を隷属させる光線なんて、ある意味では宇宙帝国ザンギャックよりも性質が悪い。
気に入った星が得体の知れない集団に侵略されているとは気分の悪い話だ。 不味いラーメン食わされた借りもある。

「いいぜ、乗った」
「ありがとうございます!」
特別断る理由の無い。
同行を許可してやると彼女は両手を握って深く頭を下げてくれた。

「そういえば名前はなんだ?」
変身を解除し、キャプテン・マーベラスとしての姿を彼女に見せる。
そういえば名前を聞いていなかった。 元よりそれほど交流を持つつもりはなかったため、
当たり前だといえば当たり前だ。 女は目を丸くしたが、現在の姿が非戦闘用だと理解するとすぐに質問に答えた。

「―――ルカです。 一応『巡音ルカ』という名前で歌手をさせて頂いています」
「ルカ?」
「はい」
最初に答えた方は彼女の本名らしい。 そして姓を変えただけの芸名が彼女の通り名であるそうだ。
ルカ・ミルフィ。 マーベラス率いる宇宙海賊の一味であり、彼の大切な仲間の一人である。
性格は守銭奴で明朗活発、派手好きで金のことに目がない女だ。
そのくせ支配された惑星の貧民だったせいか人情に厚く、
無一文の親子に大金を渡した経験もある(自分の取り分もきっちり確保している辺り彼女らしい)

64新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:36:04 ID:V4TxiDyk

(とんだ偶然もあったもんだ)
まさか同じ名前の女を連れて歩くことになるとは。
宇宙には同じ顔が5人いるというが、同じ名前ってだけならいくらでもいる。
知らないだけで、すれ違う地球人達も聞き覚えのある名前を持っていたのかも知れない。
もっとも同じだったのは名前だけの話であり、立ち振る舞いから言葉遣いおまけに色まで全く違うものであったが。

(どっちかってーとアイム? いやそれも違うか)
上品な物腰と色から別の仲間を連想し、それも当てはまらないと判断した。
ルカはおしとやか、というよりは気弱な女性であり、どこか頼りない印象を受ける。
そこらへんは海賊でもない一般人だから求めるのは酷である。
できれば何処かに逃げて欲しかったが、付き纏われるのがオチであろう。
内心余計な荷物を抱えてしまったのだとマーベラスは吐き捨てた。



「まあいい、とっとと行くぞ!」
「わかりました!」
「良かった、それじゃあ早く来てくれないか?」
「突然話に割り込んでくるな」
壁の裏側から集合を促してきたディエンドに、マーベラスは半ば苛立ちをぶつけつつも駆け寄った。
平時ならば言葉を返すだけであったが、今の大樹にはいつもの余裕が感じられない。
少なくとも彼は雑兵に手を焼く程度の実力ではないとは認めている。 ならば今までと違う敵が現れたに違いない。
モバイレーツを握る手に力がこもる。 まだ使っていなかったレンジャーキーを懐から取り出す。
海賊なんていつも命がけなので恐怖を感じることはない。 むしろようやく殴りがいがある相手が出てきてくれて心が躍る気分だ。
ディエンドがコンクリートの壁に叩き付けられる。 隣の路地からマーベラスが躍り出てディエンドの前に立つ。
後から出てきたルカが、ダメージで体が震えているディエンドを気遣いながらも後ろに下がる。
そして彼らはようやくこの事件の首謀者と対面した。

「オーホッホッホ! よくも今までかわいい下僕達を苛めてくれたわね。
 今度は私がお仕置きしてあげるわ!」



---------------------------------------------------------------------------------



「豪快チェンジ!」

―ダァァァイニッポンッ!!―

モバイレーツにレンジャーキーを挿入し、マーベラスはアイ・カミカゼに変身した。
そして現れたハイレグ姿の異星人にバンザイスティックの一撃を加える。

「ちょっとちょっといきなりはないんじゃない?」
おネエ言葉で返しながらも、異星人は体を反らしてスティックの一突きを回避する。
彼女こと、いや彼こそがパンスト兵達に命令して人々を洗脳したハイグレ魔王だ。
モヒカンヘアーに、青と黄色の薄気味悪い笑顔を浮かべた仮面がチャームポイント。
青い肌を包むのは、ショッキングピンクのレオタードと王であることを象徴するマントのみ。
あの異様な集団をまとめあげるには相応しい風貌であるかも知れない。

結局バンザイスティックは魔王のマントを撫でるだけに終わり、魔王の右手ががばっと開く。
視線の先で、スティックと並ぶ魔王の左手が動きを見せたと気づいた時はもう遅い。
バンザイスティックを持つ右腕が左手に掴まれ、反対の腕で脇を挟まれた。

「お返しよ!」
言葉とともにアイ・カミカゼの体は宙を舞う。 魔王を中心に弧を描くように投げ飛ばされ、地面に叩きつけられる。
背中を強打した激痛で、持っていたバンザイスティックも落としてしまった。

「さーてこれで・・・・・・っ!」
「余所見している暇はないんじゃないか」
アイ・カミカゼに一本背負いを決めたハイグレ魔王にディエンドライバーの射撃が命中した。
仮面がひびを立てて、魔王の顔から零れ落ちる。 同時に星型の痣を浮かべた中性的な笑みが現れた。
狙撃主を見つけてニヤリと笑う。

65新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:36:35 ID:V4TxiDyk

「する必要がないだけよ」
そう吐き捨てた魔王は、足元に転がっていたバンザイスティックをディエンドに向かって投げつけた。
銃を構えていたが撃ち落せないと判断したディエンドは、右に一回点してスティックを避ける。
彼がいた背後の壁にスティックがめり込み亀裂を立てて、ルカは短い悲鳴を上げた。



「あらあら、子猫ちゃんそんなところにいると死んじゃうわよ」
「ひっ!?」
尻餅をついたルカに、ハイグレ魔王がにじり寄る。
僅かに後退することしかできない彼女をじりじりと、背後の壁まで追い詰めていく。
そして程無くしてコンクリートの壁に当たり、逃げ場を失う。

「このままハイグレ人間にしてもいいけど、せっかくだからもっと遊ばなきゃね」
壁に刺さったバンザイスティックを引き抜いて、目を潤ませて震えているルカに突きつける。
奴隷にするつもりだから殺す気は無い。 軽く痛めつけてやるだけだ。
しかし目論見とは裏腹に魔王はルカとは明後日の方向を向いてスティックを振った。
常人の目では追いつくことも適わぬレーザーガンを、魔王は次々と弾いていく。

「中々やるみたいだね・・・・・・」
またしても直撃を外したディエンドは、両手を横に垂らして首を振って落胆の意を示す。

「特攻・ゼロ戦パンチ!」
魔王に悩む隙は与えないと、立ち上がったアイ・カミカゼは十八番の技を放つ。
太平洋戦争末期に敵軍に特攻を仕掛ける艦上戦闘機をバックに浮かべ、渾身の力を込めて叩きつける。
拳は魔王の背中に減り込んで鈍い音が響く。 確かな感触に口元を吊り上げるマーベラスであったが、
直後に後ろ回し蹴りが腰に決まり、派手な音を立ててディエンドの方へと飛んでいった。



「結構きつかったけどね!」
ディエンドに衝突して、ともに倒れるアイ・カミカゼ達の姿に魔王は高笑いをあげる。
噂の宇宙海賊と仮面ライダーも一人ならばこの様か。
やはり彼らは前座、アクション仮面との戦いのウォーミングアップにしかならない。
パンスト兵は大分倒されたが、また『彼ら』から補充してもらえばいいのだ。
いくらでも使い捨てできる。 どうせならこの際もっと強力な兵も雇っておいてもいいだろう。
今は彼らに依存するしかないが、そのおかげでバトルロワイアルに置いても軍事力を持てるのだ。
このまま洗脳者を増やせばあるいは・・・・・・と、ハイグレ魔王の思考はここで中断せざるを得なくなる。

「・・・・・・何のつもり?」
「マ、マーベラスさん達を傷つけないで・・・・・・!」
少し目を離した間に腰を抜かしていたはずのルカが立ち上がっていたのだ。
両腕で白い拳銃を握り締めて、ハイグレ魔王に照準を合わせている。
それだけだ。

「足震えているわよ」
「!?」
ほくそ笑む魔王の指摘通り、大に開いた彼女の両足は震えていた。
それこと今持っているスティックでちょっと触れれば崩れ落ちてしまいそうに。
所詮ただの人間の悪足掻きなど、虫に突付かれたようなものだ。

「怖がらせてごめんね、今なら楽にハイグレ人間にしてあげるわ」
子供の悪戯を嗜めるかのように優しく語り掛ける。
まずは落ち着かせ、冷静に物事を考えられる状態にしてあげるのだ。

「王子様達はもう駄目みたいよぉ、早く覚悟決めちゃいなさい」
両腕で体を支えているアイ・カミカゼ達を指差して笑う。
守ってくれるならず者達はもういないのだから、この後自分がどうすればいいぐらいかはわかるだろう。
何も殺しはしないのだ。 仕える喜びを教え、幸福を共有させてあげるのだ。

66新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:37:05 ID:V4TxiDyk

「あんたなら心配いらないわ。 奴隷として働けばいいだけだから命は助けてあげる」
ハイグレ魔王に従えばこのバトルロワイアルにおける勝利を約束させる。
証拠には物足りないかも知れないが、短期間で県をほとんど支配した力を見れば
意思の弱い人間なら従ってしまう。
だから大人しく快楽に身を任せていけば良い、と囁くように尋ねかける。

だが銃口が下りることは無かった。



―――BAN!



「・・・・・・」
「え?あ・・・・・・」
放たれた銃弾はハイグレ魔王の肩を掠めるだけで終わった。
皮膚を貫くには至らなかったため、弾薬はハイレグレオタードに焼け跡をつけるだけだったのだ。
特殊強化スーツで身を包まれたアイ・カミカゼのパンチや、
オーバーテクノロジーで作られたディエンドライバーの銃撃さえ止めるのだから、
この場にいた者全員が撃つ前から結果は想像できていただろう。

「ちょっと」
ハイグレ魔王から笑みが消える。 力の差を理解できてないルカを同情しているからではない。
かと言って呆けているわけではない。 ハイレグレオタードに傷がついたのだ。
魔王のお気に入りのレオタードを傷つけたのだ。

「なにしてくれんのよ」
単に気に食わなかった。 抵抗するだけならまだかわいい。
しかし虫けらの地球人の分際で、高尚なハイグレ星人様の召し物を汚すなんて許されないことだ。

「い、嫌・・・・・・」
首根っこを掴んで持ち上げると、震えながら涙を浮かべる。
この雌は最下位の奴隷に調教して、女に生まれたことを後悔させてやろう。
まずは骨の数本でも砕こうかとバンザイスティックを振り上げようとした時、
スティックを持つ手に違和感を感じた。



『タコヤキ! マァァァントマンッ!』



「スティックが消えた?」
電子音のした方角から赤色の光が帯を描いて飛んでくる。
光の戦闘にいるのは蛸の脚が突き出しているたこ焼き頭の少年だ。

「紅ショウガクラッシュ!」
アイ・カミカゼからたこやきマントマン・レッドに変化を遂げたマーベラスは、
ベルトから細かく刻んだ紅生姜の嵐を吐き出した。
狙いはもちろんハイグレ魔王の顔面だ。

「ちょ!何これ酸っぱいじゃない!」
レッドは紅生姜まみれになっている魔王からルカを救出し、ディエンドの後ろへと着地する。

67新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:37:36 ID:V4TxiDyk
「ありがとうマーべr・・・・・・」
「さっさと下がれ!」
「でも・・・・・・」
「下がれ!」
感謝の言葉を述べようとするルカであったが、レッドの怒声により身を竦める。
ルカの行為は賭けですらない最悪の悪手だ。
どうしてあんな無茶をしたか問い詰めてやりたいところであるが、今はこの状況をどうするかが先決だ。



(とは言ってもこれじゃどうしようもないな)
マーベラスが力を借りてきたスーパー戦隊の一員は、五人六人で戦って始めて力を発揮できる戦士だ。
日々進化を重ねる侵略者相手に、スーパー戦隊は一人ではなく力を合わせて戦うことを選んだ。
大日本やたこやきマントマンという戦隊は聞いたことがないが、彼らも性質的には似たようなものだろう。
仲間との絆を合わせた、本来の愛國戰隊大日本やたこやきマントマンならばハイグレ魔王も倒すことができるはずだ。

「よくも紅生姜まみれにしてくれたわねぇ」
紅生姜から立ち直ったハイグレ魔王がマーベラス達を睨み付けていた。
このまま戦えば敗色濃厚。 既にマーベラスは撤退を前提に次の行動を考えていた。

「逃げようたってそうはいかないわよ」
ハイグレ魔王の言葉に合わせて、パンスト兵達が周囲に集まってきた。
大分倒したはずなのだが流石は戦闘員、数だけは揃えている。



「どうするんだい? 正直今だと僕達だけで逃げることも厳しいよ」
「ちぃ・・・・・・」
何処から出てきたのか、最初に自分達を取り囲んだ数と同じぐらいパンスト兵がいる。
地上だけではなく、妙な空中からも様々な乗り物に乗った戦闘員が包囲しているのだ。
疲弊した今だと強行突破されも難しいかも知れない。

(カクレンジャーのレンジャーキーはねぇ・・・・・・こうなったら最悪覚悟しといた方がいいかもな)
忍者戦隊の力さえあれば逃げ出すことは容易いものの、主催に奪われてしまっている。
奴らに洗脳されるなんて真っ平ごめんだ。 最悪、共倒れをしなければならない。
そうなってしまった場合、残った仲間には申し訳ないが、彼らが雪辱を晴らすことを祈るしかない。



「さて、どうするかねぇ」
「諦めなさい。 今なら側近にしてあげてもいいわよ」
「誰が!」
「そう・・・・・・じゃあ遠慮はいらない『待てい!』
「な、何!?」

不意に響いた声に、ハイグレ魔王だけではなくマーベラス達も驚く。
パンスト兵に至っては首をきょろきょろさせて声の主を探している。
やがて民家から昇る人影に気づいた兵士の一人が指差して、その場にいた者全員が屋根の上を凝視した。

68新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:38:08 ID:V4TxiDyk



「愚かな者達よ、キサマらには決して勝利は来ない!
たとえ殺されようとも、悪に屈しない心!それがやがては勝利の風を呼ぶ・・・。
人、それを・・・『凱風』という!」

「何ですって? だ、誰なのあんた!」
「貴様らに名乗る名前は無い!」
人影に太陽が重なりハイグレ魔王達は眩しさのあまり目を背ける。
そして啖呵を切った男の顔がはっきりと現れ、口元が装甲で覆われた。


「とぁぁぁーーーっ!!」
現れた全身鎧の男の跳躍に誰もが目を奪われる。
天に向けていた視線が重量で落ちる肉体に従って地面に戻る。
構える暇も与えさせず、男は複数のパンスト兵に拳の猛連打。
千手観音のように次から次へと出てくる腕は、マーベラス達の周囲を瞬く間に掃除した。

「天空宙心拳・・・・・・瞬殺拳!」
ポーズとともに宙へ舞ったパンスト兵達は一斉に地面に落ちた。



「ほう、あれが噂の天空宙心拳か」
「知っているのマーベラスさん?」
「ああ、クロノス星って星に伝わってた伝説の拳法だ」
「じゃああれはなんだい?」
ディエンドが指差すのは天空宙心拳の使い手が立っていた家屋と正反対の建物だ。
いや正確にはその上空、高く跳躍していく人影がある。

「貴様らかぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ラハールさん!?」
ルカが探していた同行者が今ようやく合流した。
空中のパンスト兵達を次々となぎ倒し、ハイグレ魔王に斬りかかる。
魔王はそれを紙一重で回避する。



「じゃあ僕達も行こうじゃないか」
「ああ、そうだな」
思わぬ助っ人が入ってディエンド達に気力が戻る。
さてマーベラス、戦闘に参加したいところであるが、今の彼の姿は『たこやきマントマン・レッド』だ。
正直この体格での戦いなんて全く慣れていないため、別のヒーローに変身しようとしているのだ。

(やっぱり無難にウェザーレッドだな)
「あのーすいません」
変身するレンジャーキーを取り出しモバイレーツに挿入しようとするところで、
ルカが話しかけてくる。

69新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:38:39 ID:V4TxiDyk

「なんだ? 用があるなら後にしろ」
「いえ、もしかしたらこれ・・・・・・」
話題を先送りしようとするマーベラスであったが、ルカが見せたものに目を丸くした。
それは紛れも無く海賊戦隊ゴーカイジャー、ゴーカイレッドのレンジャーキーだったのだ。
今まで用途がわからないからデイバッグの中で眠らされていたのに違いない。

「これは返してもらうぞ」
ルカの手からレンジャーキーを奪い取り、戻ってきた相棒を強く握り締めた。
笑顔の彼女を尻目に、すかさずレンジャーキーをモバイレーツに差し込む。
やはりこれが一番しっくりくる。 ゴーカイガレオンの二代目船長キャプテン・マーベラス。
レンジャーキーを通して様々なヒーローになれるマーベラスであるが、彼を代名詞とするヒーローは他にあるまい。

「豪快チェンジ!」

―ゴーカイジャー!―





「でりゃぁ!」
「天空宙心拳、旋風蹴り!」
ラハールの一閃と天空宙心拳伝承者ロム・ストールの飛び蹴りがハイグレ魔王に襲い掛かる。
バック転をしてそれらを避けるハイグレ魔王であったが、先ほどと違い焦りの表情が浮かんでいる。

「ちょっとあんた達二人がかりなんて卑怯よ!」
「悪魔がそんなこと知るか」
「貴様が言えたことではないな」
自分が戦闘員使っていることを棚に上げて批判するも、ラハール達にあえなく一蹴される。
よく戦隊ヒーローなどで怪人一人に数人がかりをどうだとか言うが、
彼らが大多数の戦闘員を使っていることはあまり気にされていない。
それとも戦力ではないと思われるのだろうか。 確かに一方的にぼこられているからそうとも見えなくない。
圧倒的な数の差を生かせないのは些か疑問が残るが。

「待たせたな」
新たに入ってきたゴーカイレッドとディエンドに、ロムは首を縦に振る。
そしてロムは支給されていた剣をゴーカイレッドに向けて投げたのだ。

「使え」
「持っていたなら早く出せって・・・・・・まあいい!」
受け取った剣は紛れも無く使い慣れた曲刀、ゴーカイサーベルだったのだ。
サーベルについていた鍵穴を見て、偽物ではないことを確認すると、何度か振るって使い方を思い出す。

「そろそろ終わりにしようじゃないか」
「ふん、勝手にしろ!」
そう言いつつも、ラハールは上空に魔王玉を浮かべ始める。
彼に合わせるようにゴーカイレッドはいつのまにか取り出したゴーカイサーベルにレンジャーキーをセットする。
ディエンドは隠し玉とばかりにとっておいたファイナルアタックライド用のカードをディエンドライバーに挿入した。



(詰んだ)
「隙あり!」
呆けた魔王の隙を突いて一足先に飛び出したのはロムだ。
蹴りの連打が魔王の顔、胸、腹、腕、脚といたるところに喰らいついて、
回避を許されない状況を作り出していた。

70新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:39:14 ID:V4TxiDyk

―ファァァイナルウェイィィブ!―
―ファイナルアタックライド ディディディディエンド!―

「天空宙心拳・九頭竜蹴り!・・・・・・今だ!」
最後の蹴りが命中し、ロムはその場を飛び立った。
そして予備動作が完了した三人は、それぞれの必殺技を魔王に向けて放った。

「「でぃやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」

ゴーカイレッドのファイナルウェイブを、真剣白刃取りの要領で受け止めようとするが、
ディメンションショットが後押しし、胸に大きな傷が入る。
さらにエネルギーの渦が全身を包み込むかのように通り抜けて、傷を通って体の内側を焼き尽くす。
最後に魔王玉が無差別に降り注ぎ、ハイグレ魔王は跡形も無く消え去った。




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「すごかったですね・・・・・・」
「ああ、色んな意味でな」
ハイグレ魔王を倒し終えたマーベラスは、ルカとともに街中まで来ていた。
パンスト兵達が消えたのか、住民は全員元の姿に戻って熟睡中だ。
ロム・ストールはその後悪を倒しにと去り、ラハールは海東とともに散歩・・・・・・という名の火事場泥棒をしている。
マーベラスは別にそこまで気にしないし、ルカは助けられた手前意見することができない。
この場に起きている人間が自分達だけだということを確認すると、マーベラスは足を止め、ルカに向き合う。

「おい、一つ聞きたいことがある」
「・・・・・・なんですか?」
尋ね返しては見たが、ルカにはその答えがわかっていた。
肩を掴むマーベラスの瞳は瞬き一つすることなく、彼女の顔を映している。

「どうしてあんな無茶をした?」
ハイグレ魔王に追い詰められた時、ルカは彼と戦うことを選んでしまった。
恐らく今まで銃を握ったことがない人間が、自身の撃てるレベルの銃で超人に勝負を挑むなど、
最早、墓の中に埋まりに行くのとなんら変わりが無い。

「倒せるとでも思ったのか?」
少し頭を働かせれば、太刀打ちできないことぐらい彼女もわかっているであろう。
だが、答えようによってはここで別れてしまおうとは思う。
今回は同行者を探すという名目で助けたが、
これからもこんな無茶をされたらまたトラブルを呼び込んでしまうかも知れない。
そんな女とは一刻も早く離れたい。 勝手なヒロイズムで動かれても迷惑なのである。

71新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:39:44 ID:V4TxiDyk



周りに流されるイエスマン。 それがルカという人間であった。
いつも周りの顔色を窺って、嫌われないようにと相手に都合の良い返事をしてしまう。
兄から良い子だと褒められたのは、兄の理想の妹の姿に答えているだけだ。
妹から尊敬されるのも、幻滅させたくないから取り繕っているだけ。
弟から愛情を感じていたいから、いつまでも堕落した関係から抜け出せない。
そして姉はそんな彼女を見限った。

「何もできないのは嫌だったからです」
ルカ自身も自分に失望していた。 目を瞑って大切な人たちが消えるのを待つのは嫌だったのだ。
だから我武者羅に飛び出して、自分なりの形でマーベラス達を救おうとした。
ただ、やっぱり間違っていたのだろうとだけ思った。

「そうか」
ルカの肩を離し、マーベラスは元々進んでいた方向へと歩き出す。
果たして絶望されたのかどうかはルカにはわからない。
でもそれでも自分のやることは変わらない。 これからも家族のためにできることを考えるだけだ。
昔のような、仲のいい家族を取り戻すためなら全力を尽くす。
そのためには彼らを本当の意味で救うにはどうすればいいのか、その答えが知りたい。

「だがあそこで出しゃばるのははっきり言って邪魔だ」
「そうですか・・・・・・」
言い捨てたマーベラスはその場にしゃがみこんだ。
わかっていたことであるが、返ってきた否定の言葉にルカは肩を落とす。
改めて力の無い人間が頑張ったところで無意味なのだと、肯定されたのだ。
結局自分は役立たず、友のようにはなれないんだと後悔している。
やっぱり私はこの人たちのために何もできないのだろうか。



「おい、起きろ」
きつく言いつけたマーベラスは今は別の人間に話しかけている。
倒れていた二人の男の頬を軽く叩くと、壮年の男と少年は目を覚ましたのだ。
先刻の出来事を思い出したのか、両者とも機嫌が悪そうだ。

「お前ら、レンジャーキーというものを知らねえか?」
「知りませんよそんなの」
「・・・・・・少し急いでいるんだ、後にしてくれ」
「おい待てまだ話は!」


【一日目・9時30分/日本・神奈川】
【ボルガ博士@チャージマン研!】
【状態】人間爆弾 ウンコの痕
【装備】頭の中に爆弾(何時爆発するかは不明)
【道具】支給品一式
【思考】基本:ジュラル星人とチャージマン研に復讐し主催者を倒す
0:早くウンコを洗い落とす
1:仲間を集める。
2:シンジと組む。
※死亡後からの参戦。

【碇シンジ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】不安 ウンコの痕
【装備】なし
【道具】支給品一式、はれぶた@はれときどきぶた
【思考】基本:とにかく、生き残りたい。
0:早くウンコを洗い落とす
1:ボルガと組む。
※8期とは別人です。パーペキな別人です。

72新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:40:15 ID:V4TxiDyk



言い終える前に二人はマーベラスの元から去ってしまった。
しかし臭っていたためか、どうにも彼らを追いかける気にはなれなかったのだ。
ふと頬を払った手を嗅いでみると微かに汚臭を感じたため、ハンカチで乱暴に拭う。
その後、また嗅いで臭いがしなくなったことを確認すると、再び別の人間の前にしゃがんだのだ。

「おいお前、レンジャーキーってやつを知らねえか?」
「さあ・・・・・・」
「じゃあ今から言う奴らに心当たりは・・・・・・」
マーベラスは倒れていた人々から手当たり次第に探し物と知り合いのことを尋ねていたのだ。
あまり地味な作業はごめんであるが、他に方法が無いのだから仕方が無い。
それに宇宙中からレンジャーキーを集める時に比べればまだ気が楽だ。

「お役に立てなくてすいません・・・・・・」
「気にするな」
話し終えた男性が会釈をし、愛想笑いをしながらマーベラスから去っていく。
他の人間を当たろうと立ったその時、何かを思い出したようにハッとしてルカに振り返る。

「な、なんですか?」
「ぼさっとしてないでお前も手伝え。 探しているんだろ、家族ってやつを」
「あ」
マーベラスが尋ねた知り合いの名前の中には、自分の仲間だけではなくルカの身内も含まれていたのだ。
情報交換を済ませた際に既に記憶している。 物はついでというやつだ。
もしかしたら、ルカの知り合いが仲間の手がかりを持っているかも知れないことだってある。
そして赤の他人のマーベラスが探しているのだから、ルカがサボっている道理はない。
マーベラスに倣って足元の人間を起こし始める。

(私にだってできること、きっとあるはずだよね)
ルカには戦う力はない。
だから守られているだけの一般市民で収まった方が幸せだ。
しかしそれはみんなと幸福になる道とは違うと思うから、彼女は懸命に足掻き続ける。
足手まといになりたくないからと、誰かのために今できることを必死にやり続けるのだ。
その努力が報われるかどうかはまだわからない。

73新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:40:46 ID:V4TxiDyk


【一日目・9時30分/日本・神奈川の商店街】
【キャプテン・マーベラス@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】モバイレーツ@海賊戦隊ゴーカイジャー
【道具】支給品一式、レンジャーキー(ゴーカイレッド、たこやきマントマン・レッド、ウェザーレッド、アイ・カミカゼ)
【思考】
基本:仲間と合流して主催を倒し、宇宙最高のお宝を手に入れる
1:倒れている人たちからお宝の情報とルカの家族を聞き出す
2:情報を集め終わったら大樹達と合流する。
3:ラハールを連れていくかどうかはまだ未定

【巡音ルカ@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】ヴァッシュの銃@トライガン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:家族を助けたい
  1:マーベラスを手伝い、倒れている人たちから情報を集める
  2:情報を集め終わったらラハールにキャプテン・マーベラス達についていくように提案する
※8期までのルカとは何も関係ありません。
※人間です。
※他の支給品はレンジャーキー(@海賊戦隊ゴーカイジャー)でした。
 他に支給品無いって書いて無かったからいいよね


【一日目・9時30分/日本・神奈川の街中】
【海東大樹@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康
【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式
【思考】
基本:宇宙最高のお宝を手に入れる。 殺し合いには乗らない
1:ラハールと一緒に街からお宝を物色する
2:その後マーベラス達と合流

【ラハール@魔界戦記ディスガイアシリーズ】
【状態】健康
【装備】秘剣カブラステギ@風来のシレンシリーズ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者をぶっ殺して魔界に帰る
  1:海東大樹と一緒に街からお助け料を徴収する
  2:その後マーベラス達と合流
  3:ルカが着いてくるのは構わん、だがムチムチした女は苦手だ!
  4:知り合いも一応探してやる。

74新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:41:16 ID:V4TxiDyk


【一日目・9時30分/日本・神奈川県付近】
【ロム・ストール@マシンロボ クロノスの大逆襲】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品(0〜1)
【思考】
1:ロワに蔓延る悪を倒す
※支給品の一つはゴーカイサーベル(@海賊戦隊ゴーカイジャー)でした。

【モヒカンA@北斗の拳 成敗確認】
【モヒカンB@北斗の拳 成敗確認】
【エリート兵@スーパーロボット大戦F完結編 成敗確認】
死因:天空宙心拳による撲殺


「えぇ〜?もう敵のボス倒しちゃったの!?」

というわけで今回もまた話に絡めず目立てなかったあかりであった。
頑張れ!負けるな!あっかりん!!

「今度こそは悪党倒して目立つんだから!」


【一日目・9時30分/日本・神奈川県付近】
【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:主人公相応に目立ちたい

【Tバック男爵@クレしん 死亡確認】
【ジェイル・スカリエッティ@魔法少女リリカルなのはStrikerS 死亡確認】
【レオモン@デジモンクロスウォーズ 死亡確認】
死因:不明だがあっかりんの手によるものであることは確か


【ハイグレ魔王@クレしん 死亡確認】
死因:とどめがラハールの魔王玉だから直接の殺害者はラハールってことで。


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75新しい組織考えてもどうせ繋がれないだろうから一人で完結させてみる:2011/12/12(月) 17:41:47 ID:V4TxiDyk


「都知事にアグ○スにネオ・アルカディア、そしてハイグレ魔王・・・・・・結局はこの程度か」
名簿にボールペンを走らせて名前に横線を引いていく。
バトルロワイアルにて援助を行っていた組織の名前を記した物だ。
今呟いた組織以外にも多くの組織が存在していたが、それらも前述同様潰されている。

「たっく結局あいつら何もできないじゃねえか」
黒服の男が椅子に踏ん反り返りながらため息を吐いた。 偉そうにしているがこの男自身の地位はそれほどでもない。
もっともこのバトルロワイアルに置いてはある意味絶対的な立場にいるとは言えるが。

「しゃあねえだろ、参加者が化け物揃いなんんだから」
男の後ろに別の黒服の通りすがり、自分の席に着席する。
彼ら以外にも黒服を着た男達が自分のディスクに座ってモニターと睨めっこをしている。
帝愛グループ、それが彼らが所属する組織の名前だ。

「まあそりゃそうだけどよぉ・・・・・・あいつら一体何処から連れてきたんだよ?」
男が疑問に思うのも無理はない。 バトルロワイアルを盛り上げるためにといくつかの組織に援助を行っていたが、
それらは一瞬にして次々と崩壊していった。 いずれも小国以上の軍事力を持った組織であるにも関わらずだ。

「なんか異様に強かったり空飛んだり変身したりそもそも人間じゃなかったりどうやって捕まえたってんだ」
倒した勢力が同程度の集団ならまだいいし、黒服の常識からしてもそれ以外は考えられなかった。
ところが対抗戦力はレジスタンスと呼ぶのすら躊躇われるほどの少人数、むしろ単独の参加者だったのである。
銃より早く剣を振るって一騎当千を平然と行う人間など、黒服は知らない。
戦車砲を耐えて玩具で軍を壊滅させる人間など、黒服は知らない。
人間を遥かに超える巨躯を持って豪腕を振るう生物など、太古の恐竜以外には考えられない。
別にこの混沌たる世界ならばいてもおかしくはないとは思っている。
今更宇宙人を見たところで特に何の感傷も抱くことは無い。
ただ、何故彼らが首輪をつけて飼い慣らされてしまうのか、黒服にはそれが理解できなかった。

「そんなこと気にしたって仕方ないだろ。 俺達は兵藤様の命令に従って動くだけだ。
 それともお前もあの中に混ざりたいのか?」
「冗談じゃない」
参加者達が映るモニターを指差され、椅子にもたれ掛っていた黒服は強く首を振って否定する。
帝愛グループが何故こんな催しをしなければならないのか、いやできるのかを考えた人間は他にもいた。
金儲けを目的とする悪徳企業がどうしてこんな金にもならないことを始めるのか。
趣味の悪い富豪達への見世物にするのかと思えば、彼らも参加者として会場内に放り込まれている。
悩んでいるド壺に嵌ったのか、上に直接問い合わせに行く者さえいた。
好奇心は身を滅ぼすとはよく言ったもので、あの時に上役の部屋の扉を叩いた男はまだ戻ってきていない。
一瞬彼によく似た顔をモニターで見かけたのは気のせいとは思えない。

「じゃあとっとと働け」
「へいへい」
「それと先ほど聞いた話だが、もう他の組織に加担はしないそうだ」
「こんだけ潰されちゃ無理はないからな・・・・・・さて仕事仕事」
愚痴ってた黒服は姿勢を整え、他の黒服同様モニターと睨めっこを始める。
感情を押し殺すのは慣れているのだ。 役員となった以上は黙って働くだけ。
生き残りたければ余計なことを考えるな。 昔から続いていた暗黙の掟は今になっても変わらない。
バトルロワイアル一日目、今日も彼らは機械のように仕事に没頭するだけだ。


【一日目・9時30分/???・主催者本部】
【黒服達@逆境無頼カイジ破戒録】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する

※もう別の組織を援助するつもりはないようです。
 もし次に組織が出てきても主催とはなんの関係もありません。

 P.S 黒幕の機嫌によってもしかしたら変わるかも知れない。

76修正:2011/12/12(月) 18:11:01 ID:V4TxiDyk
作品名略したままだった・・・・・・
>>74
【Tバック男爵@クレしん 死亡確認】

【ハイグレ魔王@クレしん 死亡確認】


【Tバック男爵@クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王  死亡確認】

【ハイグレ魔王@クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王  死亡確認】
に修正

77暴竜の宴:2011/12/13(火) 01:21:20 ID:xHHUyseI
「た……助けてくれ……」

断末魔を聞き終わらないうちに巨大な獣竜は獲物を丸呑みして平らげた。
恐暴竜イビルジョー……何故か知らないが埼玉県に現れたのである。
近くにいた数名を喰い尽くした後、イビルジョーは次の獲物を探し始めた。
近辺にいた捕獲レベルの高い2匹のグルメモンスターも数秒も経たないうちに食い尽くされた。
哀れな犠牲者達が巨大な顎に噛み砕かれる音が聞こえる。
だが、イビルジョーの飢餓がまだ満たされない……
イビルジョーはより獲物が多くいる場所へ移動を開始した。

【佐藤 純@鬼門妖異譚 死亡確認】
【瓜生新吾@ましろ色シンフォニー ‐The color of lovers‐ 死亡確認】
【リーガルマンモス@トリコ 死亡確認】
【般若パンダ@トリコ 死亡確認】
※イビルジョーに捕食されました

-------------------------------------------------------------------------------

「やれやれですね」
別の地域に移動を開始したイビルジョーを眺めつつ衣玖は呟いた。
「あれ? 本物のイビルジョー!?」
ハルヒは本物のモンスターが見れて歓喜の声を上げていた。
だが埼玉にまさか最凶の恐暴竜が現れるなんて想定外だった。
もしかしたら世界各地にイビルジョークラスのモンスターが現れているかもしれない。
これは主催者の仕業かはたまた誰かの仕業かは分からなかった。
「とりあえずどうするのよ?」
「あの竜をこの場で殺害します」
「えっ? それって殺すってことよね……」
ハルヒとリンは驚いた。
「アレを放置すればマーダー以上の脅威……分かりますね」
「よっしゃ! じゃあイビルジョー狩猟クエストね!」
「はあ……面倒が増えた」
ハンター気分になったハルヒを横目にリンはため息をつくのだった。

【一日目・07時00分/日本・埼玉県】

【イビルジョー@モンスターハンター3】
【状態】健康 空腹状態
【装備】なし
【道具】???
【思考】基本:食べられる獲物を喰う
    1:獲物捜索中
    2:獲物を求め別の場所へ
※まだ喰い足りないようです

【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康、天上天下唯我独尊団長様
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:○○○ー? そんなことより不思議探し!
    1:東京スカイツリー消失事件を解決する
    2:イビルジョーを狩る
※性欲が一時的に抑えられましたが、何かの拍子でまた溢れるかもしれません。

【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】健康、男性不信、SOS団臨時団員
【装備】無し
【道具】支給品一式、その他不明支給品
【思考】基本:男を抹殺し、女だけの帝国を築く。
    1:衣玖さんを利用する
    2:ハルヒに付いて行く
    3:とりあえずイビルジョーを狩る
※8期までのリンとは何も関係ありません。
※極度の男嫌いです 

【永江衣玖@東方Project】
【状態】健康、SOS団臨時団員
【装備】イクサベルト&イクサナックル@仮面ライダーキバ
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いからの脱出
    1:リンの家族を探す
    2:殺し合いに乗った者は倒す
    3:イビルジョーを倒すために追跡

78とある暗黒騎士のおとしもの:2011/12/15(木) 12:03:23 ID:8MqMFgYs
ここは都内某所の地下秘密基地。
ダークナイトモンはモニターで全世界及び外宇宙の様子を伺っていた。
アメリカ消失からコミケ乱闘まで逐一である。
「ネオ・アルカディアは潰されたか……さすがはタクティモンだな」
未だに火災の収まらないネオ・アルカディア跡の映った画面を見て言う。
「神奈川ではハイグレ一味も駆逐され宇宙でもワルズ・ギルがくたばるとは……」
と言いつつ煎餅をボリボリを食い始めた。
「そろそろアメリカにいた参加者も日本へ来るだろう……それまでに」

その時、モニター室に誰か入ってきた。
「随分とながら食いだなダークナイトモンよ」
入ってきたのはムゲ・ゾルバトス帝王である。
当然、ダークナイトモン同様に参加者でありお互い利害一致で手を組んでいた。
不似合いにも煎餅を頬張るダークナイトモンを見てどこが貴族だと思うムゲでもあった。
「うるさいわ、それよりもレンジャーキーは集まったのかね?」
ムゲはダークナイトモンにいくつか見せた。
「ほほう……オノレンジャーのじゃないかこれは?」
オノレンジャーとはカジオー軍団に所属するいわば知る人ぞ知るパチモン戦隊である。
「レンジャーキーなら何でもいいといわれたのでな……後」
「もういい!」
ムゲの報告を最後まで聞かずにダークナイトモンはモニター室を出た。
ムゲも急いで追いかける。
「どこへ行くのだ?」
「実験室だよ……そろそろだろう」
ムゲの問いにそう答えてダークナイトモンは実験室と書いてある部屋へ入った。

「ゲイト君、実験はどうなっているのかね?」
ダークナイトモンは部屋にいたレプリロイドのゲイトにそう問いかける。
レプリエロイドの世界を作ろうとしたが途中でダークナイトモンと同盟を結ぶことになったのだ。
「実験は順調だ……まあ見てくれ」
ダークナイトモンは隔離室にいる2つの存在に気づいた。
いたのは森でダークナイトモンが捕獲したトトロとゲイトが英国で捕獲した少佐である。
2人とも拘束具で押さえられている。
距離的にどうやって井上ワープしたかは突っ込んではならない。
「では成果をご覧あれ」
ダークナイトモンの言葉とともにゲイトはダークネスクロスローダーをかざす。
「トトロ、少佐……強制デジクロス!!」
すると少佐とトトロの体が溶け合い融合し始めた。
隔離室越しの窓から光が放たれ隣の部屋の3人を包む。
「おお……」
ダークナイトモンの隣にいたムゲが驚く。
「見てくれ、これでいいはずだ」
ゲイトはそう述べた。
やがて変化は収まり眼鏡をかけたトトロの姿した何かが現れた。
あまりにキモ可愛いこの生き物を見てダークナイトモンとムゲはやや嫌悪感を感じた。

【トトロ@となりのトトロ デジクロス確認】
【少佐@HELLSING デジクロス確認】

「成功のようだな……人間や動物や妖怪にポケモン等をデジクロスさせることには」
嫌悪感を拭い去りダークナイトモンは満足そうに微笑む。
ゲイトの協力で支給品のダークネスクロスローダーの改良に成功したのだ。
「ああ、これで無限に戦力を増やす術は手に入ったな」
隣のムゲは言う。
「良かったなゲイト君……もし失敗したら君の肉棒を切り落としてムゲ宇宙に捨ててたよ」
ダークナイトモンは非常に低い声で労う。
ゲイトはやや嫌がり気味であったが。
「そしてこれで合体してパワーアップした生物も分離させることも出来る」
ダークネスクロスローダーをゲイトから受け取り余韻に浸るダークナイトモン。
「さてモニター室へ戻るか」
ゲイトとトトロ少佐を置いてダークナイトモンとムゲは退室した。

79とある暗黒騎士のおとしもの:2011/12/15(木) 12:08:15 ID:8MqMFgYs
「それでハッキングはどうなっているのか?」
モニター室に戻るなりにムゲがそう言ってきた。
「一応主催の帝愛グループの各施設にアクセスしているがね」
「それなりに成果はあったんだろうな?」
「残念だが奴らの本拠地の場所は分からなかった……忌々しい」
ダークナイトモンはそう答えた。
このように反主催行動を行っても首輪爆破されないのは見逃されているのか。
はたまた脅威に感じていないのか。
実際に反主催グループは他にもいるのであるが。
「やはりゲイトにクロスローダーを量産させるしかないのか?」
「そうなるな……もっと有能な材料が欲しいがね」
ダークナイトモンもムゲも主催を倒しゲームそのものを乗っ取ろうと画策中なのである。
「それなら上のフロアにわんさかいるぞ」
「何!? そういえばこの秘密基地……ホテルの地下深くだったな」
ロワが始まってすぐにダークナイトモンは主催の目から逃れるためにこの秘密基地を用意していたのだった。
「だが突貫工事だったために無理はないか?」
ムゲが心配そうに言うがダークナイトモンはチッチッと指を振った。
そして基地は任せると言って上のフロアへ向かった。
1人残されたムゲだったが妙な違和感を感じていた。
(おかしい……天井の軋む音がするな)

-------------------------------------------------------------------------------
皇帝アクドス・ギルとクライシス皇帝は風呂から出ると早速、地下から出てきたダークナイトモンと遭遇した。
「なんだお前は?」
いきなりの遭遇でやや驚く両雄。
「ただの貴族さ……」
ダークナイトモンはクライシス皇帝にそう格好よく決める。
「初対面だが早速このダークネスクロスローダーの餌食になってもらうよ」
ダークナイトモンはダークネスクロスローダーを向けて言う。
その時―――――

「アガッ!!」
ダークナイトモンの脳天にボールが直撃した。
人間より頑丈なデジモンである彼にとってドッチボール程度の威力だったが。
それでも痛かったようだ。
「何をする貴様!?」
頭をさするダークナイトモンの前に現れたのは工藤新一だった。
もちろん入浴済みで浴衣装備である。
「工藤新一……探偵さ」
「浴衣で決められても格好よくはないがね……」
こいついい年で恥ずかしくないのかと思うダークナイトモンだった。
「それよりも何が目的だ!」
アクドス・ギルが叫ぶ。
「安心したまえ」
ダークナイトモンはスピアを地面に叩きつける。
「宇宙を支配するのは君達でも帝愛グループでもない……私なのだよ」
「実に小物過ぎる発想なんだが……おっさんよ」
新一が毒づく。
その時である。
「ダークナイトモン大変だ!」
基地を任せたはずのムゲが慌てて走ってこちらへ向かってくる。
丁度、ズール皇帝とエグゾスも騒ぎを聞きつけて現れた。
「お前は64で銀河帝国の皇帝をやってた!」
「αシリーズじゃわしを差し置いて出演しおって!」
スーパーロボット大戦64をやってないと理解できない口論するズールとムゲ。
そんなことはどうでもいいとムゲに何があったか説明しろと迫るダークナイトモン。
「やはり地下基地に無理があったんだ……もうすぐホテルが地盤沈下するぞ!」
それを聞いてダークナイトモンに衝撃が走る。
手抜き工事の突貫工事のために地盤が緩みゆっくりとホテル崩壊の布石が敷かれていたのだった。
「なんだと……ゲイトは?」
「トトロ少佐とともにそのまま瓦礫の下へ消えていった……ここは放棄しよう」
「チッ、まあいい……ではまた会おう皇帝諸君に名探偵君」
ムゲとダークナイトモンはホテルの窓を叩き割ってホテルから脱出した。
幸い一階だったためにすぐに逃げることは出来たが……
その際に切り札であるダークネスクロスローダーを落としてしまったのだ。
痛恨のミスだった……本人も落としたことに気づかないのものだ。
「なんだこれは?」
その落としたクロスローダーを拾うクライシス皇帝だった。
その時だった、ホテル全体が揺れだしたのは。
一同は思う―――逃げろ!!

80とある暗黒騎士のおとしもの:2011/12/15(木) 12:10:41 ID:8MqMFgYs
【一日目・9時40分/日本・東京都のホテル(崩壊中)】

【ダークナイトモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】頭部に軽い打撲、デッドリーアックスモンとデジクロス済み
【装備】ツインスピア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:この全世界に君臨する絶対の王になる
0:ひとまず戦略的撤退
1:新しいアジト探さなくては
2:バグラモンに会うべきか?
※スカルナイトモンとデッドリーアックスモンのデジクロス体です
※モニターでロワ全体の内容を一応把握しました

【ムゲ・ゾルバドス帝王@超獣機神ダンクーガ】
【状態】健康
【装備】レンジャーキー『オノレンジャー』
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:全宇宙支配
0:ダークナイトモンと同盟
1:新しいアジト探さなくては
2:ズール皇帝をそのうちボコす
※モニターでロワ全体の内容を一応把握しました

【皇帝アクドス・ギル@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】ガルダフェニックス@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:地球を侵略する
1:脱出しないと!
2;暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ズール皇帝、真田と組む

【暴走皇帝エグゾス@激走戦隊カーレンジャー】
【状態】健康、怪人サイズ
【装備】芋長の芋羊羹、レイジングブリッド@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;大宇宙ハイウェイのS・Aを地球に建設する
1:脱出しないと!
2:皇帝アクドス・ギル、クライシス皇帝、ズール皇帝、真田と組む

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康、デスマター大佐状態
【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア、ダークネスクロスローダー
【道具】基本支給品一式、その他不明
【思考】基本:地球人類を抹殺する
1:脱出しないと!
2:南光太郎他仮面ライダーを倒すのも私だ
3:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、ズール皇帝、真田と組むのも私だ
4:ダークネスローダーを手に入れたぞ!
※今までとは別人です。
※真田のことを地球人だと思っていません。


【ズール皇帝@六神合体ゴッドマーズ】
【状態】健康
【装備】シューティングファントム@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:全宇宙の征服
1:脱出しないと!
2:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、真田と組む
3:ムゲをボコしたい

【工藤新一@名探偵コナン】
【状態】健康
【装備】浴衣装備
【道具】支給品一式、キック力増強シューズ、ホテルの浴衣、その他不明
【思考】
基本:殺し合いを止める
0:早く逃げねえとやべえぞ!
1:ダークナイトモン一味を警戒
2:仲間達と合流する
3:こいつら助けるべきか?
4:歩美達にどう言い訳するかを考える

【ゲイト@ロックマンX6? 死亡確認】
死因:基地崩壊の際の生き埋め

-------------------------------------------------------------------------------
その頃、地下基地跡ではトトロ少佐は埋まりながらもなんとか生きていた。
「助けてくれ〜」

【トトロ少佐@となりのトトロ&HELLSING】
【状態】生き埋め、重体
【装備】なし
【道具】???
【思考】
基本:???
0:助けてくれ〜
※トトロと少佐の合体したデジクロス体です
※少佐と合体したおかげで人間にも見えます
※意志の主導権はトトロ寄りのようです

81修正:2011/12/15(木) 22:14:20 ID:8MqMFgYs
痛恨のミスだった……本人も落としたことに気づかないのものだ。
から
痛恨のミスだった……本人も落としたことに気づかないのもだ。
に修正します

82最近はポケモンもデジモンも大変だな:2011/12/17(土) 11:17:57 ID:4Hz8Scwk
「うりゃー!!」
赤い竜ことシャウトモンは強烈な拳でピラメキパンダを殴り倒した。
「こいつ!」
倒れたピラメキパンダに馬乗りし殴り続ける。
「もうやめてあげておーっ!」
「そうですよシャウトモンさん!」
シャウトモンに同行する少女ベルと途中出会った伊狩鎧が止めに入る。
「ベル、鎧止めるんじゃねぇ!!」
「このパンダはもう息してないよ……」
チッと軽く舌打ちするシャウトモンだった。
シャウトモンはマーダーに襲われて正当防衛だったとはいえやり過ぎだった。
敵を殴り殺した彼の拳は血まみれだった。
「その手拭かなきゃ……」

【ピラメキパンダ@ピラメキーノ 死亡確認】

「一体何がどうなってるんだよ……」
パートナーの工藤タイキの行方も分からず他の仲間もどこにいるのかいざ知らず……
シャウトモンの焦りがより一層強くなった。
しかも前の戦いで倒したはずのバグラ軍も復活しているのも苛立てる要因だった。
さらに鎧から齎されたザンギャックの存在……
主催も含め決着を着けねばならない問題が多いのだ。
「シャウトモン焦る気持ちは分かるよ、でも冷静になってよ」
ベルは涙目で言った。
「すまねぇベル……」
「これかどこへ行くですか?」
鎧は問いかける。
「さあな……ここから離れたほうがよさそうだ」
頷くベルと鎧を連れてこの場から離れるるシャウトモン。
明らかに息を切らしつつもリーダーらしく率先した。
それから数分が経った。

83最近はポケモンもデジモンも大変だな:2011/12/17(土) 11:22:22 ID:4Hz8Scwk
「あなた達は……」
そこに現れたのは弱音ハクだった。
装備しているものに驚き身構える一同だが敵でないことを悟り警戒を解いた。
「どうやら主催でもマーダーでもなさそうだな」
「すみませんシャウトモンさんは気が立ってまして……」
鎧の説明にハクも安堵した。
「名前教えて欲しいな……」
ベルに言われてゆっくりハクは語りだした。

「なるほどそんなことがあったんですか」
「でっシャウトモンさん達も?」
「ああ、こんな馬鹿げたゲームを作りやがった主催の連中をぶっ潰す!」
シャウトモンは拳を固めながら言った。
「それでハクさんは何のために戦ってるの?」
「家族を守るためです……」
ベルの問いにそうきっぱりと答えた。
「だったら俺いや俺らと来いよ、ハク」
シャウトモンはハクに近づく。
「その家族……俺がまとめて守ってやる」
ハクの肩をシャウトモンが軽く叩き、ハクは驚く。
「俺はデジモンキングだ、心配するなよ……」
「は、はい!」
拒否権はなさそうだと諦めるハクだった。
「そして弱音ハク……おめえはクロスハートの仲間だ」
それはハクがチーム・クロスハートに加入した瞬間だった。
しかしハクには気がかりが1つあった。
東京都知事と敵対する組織とあれ以降まったく連絡が取れないことだった。
一体何があったのかハクにも分からなかった。

【一日目・10時15分/日本・東京都】


【シャウトモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康 やや激情気味
【装備】シャウトモンのマイク
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催の帝愛グループの壊滅させてやるぜ
1:タイキたちと合流し仲間を集める
2:ハクの家族も守ってやる
3:バグラ軍やザンギャックに警戒
※時を駆ける少年ハンターたちの時期から参戦です

【ベル@ポケットモンスターBW】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲームを止める為にシャウトモンに付いていく
1:シャウトモンに同行
2:チュレンたち大丈夫かな……
3:シャウトモンが心配

【伊狩鎧@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】ゴーカイセルラー@海賊戦隊ゴーカイジャー
【道具】支給品一式、レンジャーキー(世紀末戦隊ゴレンジャイ64本セット)
【思考】
基本:主催者を打倒し、世界を平和にする
1:シャウトモンさんに付いていく
2:仲間たち(ゴーカイジャー)に合流したい
3:いるのであれば、スーパー戦隊の先輩たちに会いたい。
4:ルカさんかアイムさんにボインファイブに豪快チェンジしてほしい。

84最近はポケモンもデジモンも大変だな:2011/12/17(土) 11:24:45 ID:4Hz8Scwk
【弱音ハク@VOCALOID派生】
【状態】健康
【装備】オルテガのマスクマント@ドラクエ3、斬鉄剣@FFシリーズ
【道具】支給品一式 、アグ○スの支給品
【思考】
基本:レンや他の家族を救う
1:レンを狙う者は全て斬る
2:シャウトモンを信頼する
3:がくぽが言っていた妖夢と黒い服の女に少しの興味。
※8期とは別人

その頃、ビックサイドではイッシュ四天王の1人であるシキミがブースで自作同人小説を販売していた。
ちなみにちゃんと健全向きである。
「あれ? ちょっと揺れた?」
「断続的に揺れているっキュね」
シキミのアシスタントをしているキュートモンが胸騒ぎをする。
ホテル崩壊の余波がビックサイトにも遠からず届いていた。

【一日目・10時16分/日本・東京都】

【シキミ@ポケットモンスターBW】
【状態】健康
【装備】自作の小説×20部
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:コミケでブースで小説を販売する
1:地震?

【キュートモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:シャウトモンたちに会いたい
1:今はシキミのお手伝い
2:地震怖いっキュ
※時を駆ける少年ハンターたちの時期から参戦です

85ドバイはエミュレイターになりうるか?:2011/12/20(火) 12:55:27 ID:pxbYbM1U
ことの始まりは突然のノックからだった。
「誰だ? 今立ち入り禁止中だ」
「兵藤会長直属の者といえばどうしますか?」
声を聞いた途端、急に青ざめた顔で黒服は黙って扉を開けた。
入ってきたのは2人の男女だった。

「やれやれですねえ、もう少し暇な時間を過ごしたかったんですがね」
ロングへアの銀髪の少女が言う。
「申し訳ございません!」
「いいんだよ、元々僕らはここに来る予定だったし」
「もっと後の予定でしたけど」
2人の男女の前に黒服達が頭を下げ始めた。
「しかし予定が早まるほど一日目で異常事態が起こるとはね」
男女は黒服から果たされた経過報告を読む。
「では問題のあの物体を見せてくれません?」
報告書を読み終えた少女は催促する。
「はい!」
「ああ、これですね」
銀髪の少女に言われて黒服がモニターを映し出す。
映されたのは外宇宙で巨大化しつつある異形の存在だった。
運営本部ではノイドヴァイと呼称されている生命体であり、今のところ外宇宙で成長中ということである。
このような事態のために帝愛グループ上層部から2人ほど派遣されたのである。
「もし地球に飛来したら地球でゲームが実行できなくなるけどアンゼロット……君はどう思う?」
「あのレベルだともう首輪でも殺せませんからね……シャイマールクラスの古代神をぶつけない限りは……」
男に聞かれてアンゼロットはそう述べた。
ここまで成長すれば首輪による抑止すら無意味というのが上層部の見解だった。
イレギュラー対策は早めにという意味でアンゼロットらの派遣が早まったのである。
「やれやれアンゼロット、君はあのイレギュラーの対策について考えてくれ」
「分かりました。七原文人……あなたはどうします?」
「僕は彼らとともにゲームの監視を行うよ、そろそろ放送準備だし」

86ドバイはエミュレイターになりうるか?:2011/12/20(火) 13:02:57 ID:pxbYbM1U
七原は黒服とともにゲームの運行状況の打ち合わせを始めた。
「今のところビックサイト周辺に参加者が集中的に集まっているね」
それもそうである……誰もが疑問に思うだろう。
何故バトロワ開催中に平然とコミケが開かれているのか。
全ては帝愛グループがコミケのスポンサーをやっているという単純な理由だった。
「けど、殺し合いより薄い本のほうが好きなんて信じられないね……」
「どうします?」
「放送までは放置しよう、それでも状況が一変しないのなら放送時に僕が決めるよ」
七原はコミケ周辺の様子を見ながら答えた。
「僕としては都合のいい釣り掘なんだけどね」
周りに聞こえない程度で七原は小さく呟いた。

アンゼロットはノイドヴァイをくまなく観察した。
「あんな物……主八界にもいませんでしたからね」
彼女はこの宇宙の住人ではない。
別の並行宇宙である主八界から帝愛グループに召集されたのである。
「参加者に始末させるべきか……こちらが手を加えるべきか」
アンゼロットはこの異形の存在への対策を考え始めた。
アンゼロット的には参加者と化け物との死闘の方が盛り上がりそうであるが、急ぐ必要もある。
何しろこのバトルロワイアルを運営指導しなければならないのであるからだ。
「地球が壊れても月でも火星や金星でもやれますけど舞台装置って大事なんですよ」
万一の場合は別の衛星や惑星やコロニーに舞台を移せばいいがそれはあくまで最後の手段である。
アンゼロットはPCを打ちながら映像のノイドヴァイを見据えた。

【一日目・10時30分/???・主催者本部】

【黒服達@逆境無頼カイジ破戒録】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:七原文人とアンゼロットに従う

【七原文人@BLOOD-C】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:放送準備を進める
※主催側です。

【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:ノイドヴァイに対する対策をまとめる
※主催側です。

【一日目・10時30分/外宇宙】

【ノイ・ドヴァイ(第八形態)@???】
【状態】測定不能な程の大きさ、DG細胞に感染、ゲッター線を吸収、
    自己進化超加速中、手足が増えた、球体に手足とタクアンとリザードンの首と翼が生えた、
    ニュータイプ能力覚醒、螺旋力覚醒
【装備】太陽系サイズのエターナルソード、太陽系サイズのゴルディオン・クラッシャー、太陽系サイズのレイジングハート
【道具】支給品一式、ドバイ×∞個、ドラゴンボール(七星球)
【思考】
 基本:生き残る!
  0:それにしても、この球は何なんでしょう?
  1:友の分まで生きる!
  2:奪還屋達に澪本を買ってきて貰う
  ※完全にタクアンの意識です。

87ドバイではたまにあるかないか微妙です。:2011/12/29(木) 01:27:19 ID:Yuvi.ELA
「……はっ、そろそろ冬コミの時期でしたね」

 その頃、タクアンは地味に冬コミの心配をしていた。
 しかし、タクアンは地味に気付いてしまった。 
 冬コミのカタログを地味に所持していないことに。
 しかし、このタクアンは地味に心強い味方がいた。

「タクア……紬お嬢様!!!!」
「その声は、もしや斎藤! まさか私のためにカタログを!?」
「その通りでございます。こんなこともあろうかとこの斎藤。
 タクア……紬お嬢様のために冬コミのカタログを持って参りました!!」
「サンキュー斎藤!!」

 そして、斎藤はタクアンに地味に冬コミのカタログを渡した。
 その後、斎藤は地味なタクアンから注文を聞き、代金を受け取った。
 
「それでは頼むぞ、斉藤!」
「斎藤でございます! タクア……紬お嬢様」

 そして、斎藤は宇宙戦艦ヤマトに乗り込み、じみにコミケ会場に向かった。

「この本、すげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 タクアンは地味に斎藤が書いた澪本を見て、興奮していた。

【一日目・10時35分/外宇宙】

【ノイ・ドヴァイ(第九形態)@???】
【状態】測定不能な程の大きさ、DG細胞に感染、ゲッター線を吸収、
    自己進化超加速中、手足が増えた、球体に手足とタクアンとリザードンの首と翼と尻尾が生えた、
    ニュータイプ能力覚醒、螺旋力覚醒、念動力覚醒、欲望の臨界突破、気力限界突破
【装備】太陽系サイズのエターナルソード、太陽系サイズのゴルディオン・クラッシャー、太陽系サイズのレイジングハート、太陽系サイズの澪本
【道具】支給品一式、ドバイ×∞個、ドラゴンボール(七星球)、冬コミのカタログ
【思考】
 基本:生き残る!
  1:友の分まで生きる!
  2:斎藤に新作の澪本を買ってきて貰う
  ※完全にタクアンの意識です。

【斎藤@けいおん!】
【状態】健康
【装備】宇宙戦艦ヤマト@宇宙戦艦ヤマト
【道具】支給品一式、2億円、その他不明
【思考】
基本;タクア……紬お嬢様をサポートする
 1:コミケ会場に向かう

88聖帝は誘う:2011/12/30(金) 01:49:41 ID:4ztslHzY
「ようやく起きたようだな」
ふとアキ子が目を覚ますとそこには男が一人椅子に座っていた。
アキ子の周りには勝俣や可符香らもいる。
「誰よあんた!?」
そう聞かれると男はゆっくり喋りだした。
「私はこのロワ運営から派遣されたイシドシュウジと言う者だ」
「なんでそんなお偉いさんが……?」
運営という言葉を聞いて身震いする銀時だった。
イシドはアキ子らを睡眠ガスで眠らせてここへ運んだのだ。
「君らに提案と救済処置を用意したのだ……入りたまえ」
すると数人の男女が入ってきた。
いずれも目隠しをされており、何事かと思う一同。
「ここは小笠原諸島付近に停泊中のクルーザーだ……彼らは君らのようにある目的のために集められた参加者だ」
イシドは同行していた黒服に指示して男女らから目隠しをはずさせた。

「ちょっとどういうことだ!! 説明してくれ!」
「突然こんなところに連れてきやがって!」
集められた一同からの罵声が響く。
「いいだろう、君らには特別ミッションを与えようと思ってね……運営の君らへのボーナスだ」
イシドは手に持ったリモコンボタンを押す。
大画面に映し出されたのはまさに太陽系を超える規模で巨大化しつつある生き物だった。
「な、何なのよコレ!」
さすがのアキ子もその初めて目にする異様な生き物に狼狽する。
「落ち着くんだ……これはノイ・ドヴァイ……云わば人類共通の敵だ」
「ノイ・ドヴァイ?」
澤井が言う。
「今急成長し続けてね、コレを君らに討伐してもらおうと思う」
イシドは冷淡に述べる。
一同は騒ぎ始めた。
「こんなものを殺すためだけに俺達を集めたのか!」
「そうだ、抽選で君らにこのミッションを与えることになった」
「ふざけるな! そんな幻想……打ち砕いて……」
イシドに殴りかかった一人の少年の首が綺麗に破裂し勝俣の前々に落ちた。
「ひっひいいいいぃぃぃぃっ!」
「君らすぐにこのごみを片付けろ……」
イシドの指示通りに少年の首と胴体を部屋から運ぶ黒服。

【上条当麻@とある魔術の禁書目録 死亡確認】
死因:見せしめの爆殺

89聖帝は誘う:2011/12/30(金) 01:55:10 ID:4ztslHzY
「お見苦しいところを見せてしまったね、だが無論諸君らには拒否権はある」
上条当麻を虫けらのように殺した男は表情崩さず述べる。
見せしめが刺激的だったのか黙り込んでしまう一同を見てイシドはすかさず言う。
「彼のようなイレギュラー要素ではない限り君らの意志は尊重しよう」
「だったらすぐに降りるわ」
そう言ってアキ子は立ち去ろうとする。
それを追いかけようとする勝俣達だったのだが……
「だがこのノイ・ドヴァイを討ち取ったらドラゴンボールを贈呈すると言ったら?」
イシドの悪魔の囁きに近い言葉にアキ子の足が止まる。
「こう見えても私を派遣した者は寛容だ……なんならドラゴンボール以外でも構わないそうだ」
「本当なら俺の借金もどうにかできるんだな!」
「私や彼女は嘘は付かない……乗ってくれるなら特別支給品は用意しよう」
黒服が黒いアタッシュケースを厳重に運んできた。
「もしこの提案に乗るならこれらを与えよう」

【一日目・11時00分/日本・東京都小笠原諸島父島・クルーザー内】

【クロウ・ブルースト@第二次スーパーロボット大戦Z】
【状態】借金塗れ(残り100万G)
【装備】ブラスタ@第二次スーパーロボット大戦Z
【道具】支給品一式
【思考】基本:借金返済
1:資金泥棒死ねぇ!
2:イシドの提案に乗るか考え中。
※何者かに絶賛借金中。
※イシドに集められた参加者です。

【零崎人識@戯言シリーズ】
【状態】健康
【装備】???
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
1:イシドの提案に乗るか考え中。
※イシドに集められた参加者です。

【秋山 澪@けいおん】
【状態】やや落ち着いている
【装備】パジャマ、サンダル
【道具】支給品一式
【思考】
1:イシドの提案に乗るか考え中。
※ノイ・ドヴァイがタクアンだと思ってません。
※イシドに集められた参加者です。


【野原ひろし@クレヨンしんちゃん】
【状態】健康、デビルトリガー発動
【装備】アラストル@デビル メイ クライ
【技能】「スタイリッシュアクション」「人修羅」
【道具】支給品一式
【思考】
基本:家族を守る
1:イシドの提案に乗るか考え中。
2:家族と合流する
3:出来る限り殺し自分と家族を強化する
※イシドに集められた参加者です。

【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボールを見つけ出す
1:イシドは気に喰わんが提案についてどうするべきか

【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:く、首がぁぁぁぁ!!

【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボール探しにつきあう
1:先生、どうかご無事で……
2:イシドの提案に乗るか考え中。

【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【装備】柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【道具】支給品一式 (-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコについていく
1:あのイシドシュウジって奴むかつくな
2:イシドの提案に乗るか考え中。

【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:マンガ家の道具一式
[道具]:支給品一式 (-赤飯@現実)
[思考]基本:ひとまず、アッコさんについていく
1:イシドの提案に乗るか考え中。

90聖帝は誘う:2011/12/30(金) 01:57:24 ID:4ztslHzY

「ご苦労様です」
携帯端末からアンセロッドの声が聞こえる。
「予定通りに和田アキ子と秋山澪を含めた面々を集めたがこれからどうする?」
「では外宇宙へ行くために東京へ向かってください……彼らが乗る乗らないにせよ」
「ああ、分かった……しかし唐突で強引な主催の介入は悪影響を及ぼさないか?」
イシドはアンゼロットに問う。
実は急な決定にイシドも些か疑問だったのだ。
「非常事態ですからね……時間稼ぎにはなりそうですけど、そっちもがんばってくださいね」
「ああ、では」
イシドは通信を切った。
今は彼女の維持にしたがうべきかと思うイシドであった。
クルーザーはそのまま進路を東京へ向かっていた。

【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】
【共通思考】
1:アンゼロットの指示通りに動く。
2:参加者とともに東京へ向かう 。
※主催側です。


【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:ノイ・ドヴァイに対する対策をまとめる
※主催側です。

91修正:2011/12/30(金) 02:00:37 ID:4ztslHzY
今は彼女の維持にしたがうべきかと思うイシドであった。
から
今は彼女の指示にしたがうべきかと思うイシドであった。
に修正します

92再度修正:2011/12/30(金) 02:17:32 ID:4ztslHzY
イシドに殴りかかった一人の少年の首が綺麗に破裂し勝俣の前々に落ちた。

イシドに殴りかかった一人の少年の首が綺麗に破裂し勝俣の目の前に落ちた。
に修正です

94名無しさん:2011/12/31(土) 15:41:26 ID:Bh0LyAw2
専ブラ調整書き込み

952012年 沈黙のウィンターバケーション:2012/01/09(月) 01:38:04 ID:.z/gLNWw
2011年という激動の年を終え、遂に迎えた2012年。
しかし、年明けから一週間を越えてもカオスロワは以前として沈黙を保ったままだった。
嵐の前の静けさなのか……それとも……?

「うぅ……何でもいいから構ってくださいよぉ……放置はやめて……」

そんな中で2011年の後を継いだ2012年は結構凹んでいた。

【2011年@西暦 死亡】

【2012年@西暦】
[状態]豆腐メンタル、ドラゴン形態
[装備]マヤ文明の予言
[道具]支給品一式
[思考]
1.放置はいやぁ……

96祭典の崩壊は今始まる:2012/01/09(月) 13:47:25 ID:VBg81qBc
その頃、チェレンとリュウ・ドルクと鬼道有人は早々と港区から離れていた。
「鬼道さん……急いで避難ってどういう意味なんですか?」
「驚くな、もうすぐここは崩壊する!」
「なんだと!?」
チェレンとリュウ・ドルクは驚く。
「お前達も感じていたはずだ……地響きの音を」
「それで慌てて離れたわけだな?」
「チェレン……お前は聖書に詳しかったな……ソドムとゴモラの炎上の話も知っているな?」
鬼道はチェレンに聞いてきた。
「旧約聖書のアフリカにあったという都市の滅亡の伝承ですね」
「ああ、神の怒りに触れたソドムとゴモラが滅亡したという話の再現がこれから起こるかもしれない」
「さっきから話の内容が見えんが?」
「どうやらここでは神に等しい主催の怒りがコミケ会場に落ちたらしいな」

その時、3人の前に一団が歩いてきた。
「あの? コミケ会場はどこですか?」
「何を言っている、もうすぐコミケ会場周辺に大規模な崩壊が始まるんだぞ!」
リュウ・ドルクはリーダーらしい影の薄い男と隣の巨乳の少女に怒鳴った、
「すぐに避難を呼びかけるんだ、チェレン、リュウ・ドルク、いくぞ!」
「君らも早く避難した方がいい、手遅れにならないうちにね」
鬼道達はそう言って一団を置いて立ち去っていった。

「なんだったんだ?」
その時――――
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
その日、このロワにおいて参加者を集めるきっかけになったコミケ会場は轟音とともに完全に地中に沈んでいった。
まさに旧約聖書の通りである。

【一日目・11時40分/東京】

【鬼道有人@イナズマイレブンGO】
【状態】健康
【装備】メガネ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:このロワを阻止しつつ秘密を探る
1:周辺参加者の避難を促す
※過去のロワとは別人です

【チェレン@ポケットモンスターBW】
【状態】健康
【装備】メガネ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:ロワからの脱出
1:ベルやアララギ博士の安否が不安
2:周辺参加者の避難を促す

【リュウ・ドルク@獣神ライガー】
【状態】健康
【装備】魔竜王ドルガ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:ロワからの脱出
1:鬼道やチェレンに協力
2:周辺参加者の避難を促す
※本編終了後からの参戦です

97祭典の崩壊は今始まる:2012/01/09(月) 13:52:36 ID:VBg81qBc

【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式、その他不明支給品
【思考】基本:家族を探しつつ性欲を解消する。
     1:ゼロについていく。
2:地震だ〜!!
※8期までのレンとは何も関係ありません。
※VOCALOIDとかじゃなく、れっきとした人間です。


【ゼロ@ロックマンゼロシリーズ】
【状態】健康
【装備】ゼットセイバー
【道具】支給品一式、その他不明支給品
【思考】基本:主催を倒しつつ性欲を解消する。
     1:ゲームに乗らない参加者を守る、特にショタ。
     2:サラマンダーと組んでコミケに行く。(上記1の為)
     3:シエルのことは助けられたら一応助ける。
     4:何が起こっているんだ?

【三沢大地@遊戯王デュエルモンスターズGX】
【状態】健康、キャラ崩壊中
【装備】なし
【道具】支給品一式、サラマンダーのグリモア@よんでますよ、アザゼルさん。
【思考】
基本:空気脱却
1:主人公となって殺し合いをとめる
2:よくわかんないけどコミケに行く。
3:有効な武器を探す
4:カードとデュエルディスクを探す
5:何が起こっているんだ?
※サラマンダーと契約済み

【サラマンダー公威@よんでますよ、アザゼルさん。】
【状態】健康
【装備】愛刀銘「孫六」(最初から所持)
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:革命を行い『男尊女卑』の世の中を実現させる
1:三沢を主人公にする
2:コミケに行き、女に責められる系の同人は焼き、それを買った者は皆殺し。
3:女にはとりあえず唾を吐く
4:か、会場が〜

【朝比奈みくる@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康、唾の後
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ヒロインになる
1:三沢大地を尊敬、ついていく
2:何をするんですか〜
3:か、会場が〜
※三沢に対しての価値観が変化させられています。

「いやぁ、本当に崩れてしまったな」
「私のせいじゃないぞ……ありゃ!」
ホテルから逃走していたダークナイトモンとムゲがそこにいた。
まさかホテル崩壊の余波がコミケ会場に及ぶとは予想外だったのだ。
「気を取り直して次行こうか?」
元凶の2人は知らなかった顔で避難する参加者にまぎれて逃げるように離れた。

【ダークナイトモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】頭部に軽い打撲、デッドリーアックスモンとデジクロス済み
【装備】ツインスピア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:この全世界に君臨する絶対の王になる
1:新しいアジト探さなくては
2:バグラモンに会うべきか?
※スカルナイトモンとデッドリーアックスモンのデジクロス体です
※モニターでロワ全体の内容を一応把握しました

【ムゲ・ゾルバドス帝王@超獣機神ダンクーガ】
【状態】健康
【装備】レンジャーキー『オノレンジャー』
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:全宇宙支配
1:新しいアジト探さなくては
2:ズール皇帝をそのうちボコす
※モニターでロワ全体の内容を一応把握しました

【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】
【セワシ@ドラえもん 死亡確認】
【クマ吉@ギャグマンガ日和 死亡確認】
【巴マミ@魔法少女まどかマギカ 死亡確認】
【逃げ遅れたコミケ関係者の半数@現実 死亡確認】
※逃げ遅れて崩壊に巻き込まれました
※コミケ会場周辺にはまだ大勢の参加者が残っていると思われます

99フライングしてもいいかな?:2012/01/09(月) 18:47:16 ID:vwbUr1Kg
一方、その頃、2013年は自分の出番を待っていた。

【2013年@西暦】
【状態】ウロボロス形態
【装備】無し
【道具】不明
【思考】基本. 来るべき機会まで待機する、

100大崩壊!インパクト・パニック・クラッシュ:2012/01/10(火) 01:07:55 ID:adhzLUwE
倒壊したホテルから逃げ出した皇帝達。しかし、何か忘れている事を思いだした。

「あっ天野河リュウセイ達は?」

間抜けな声でズール皇帝が言った瞬間、皇帝達は一気にリュウセイさんの事を思い出した。

そう、あの倒壊したホテルの下にはまだリュウセイさん達と真田が居るかもしれないのだ。
自分達の様に別の出口から逃げた可能性もあるが、万が一埋まっていれば大変である。
いくら外道とはいえ人間。最悪の場合、命を落とすかもしれない。

「早く救出しなければならないと思うのも私だ」

早速、リュウセイさん達を助けようと瓦礫を撤去しようとした次の瞬間――。

「待て!クライシス皇帝!!」
「!」

皇帝達の前に、金色の仮面とマントを身に着けた上半身裸の男が現れた。

「私はビッグバン・オーガニゼーション総帥ビッグバン」
「ビッグバン?」

目の前の不審者にしか見えない男を警戒する皇帝達。それを気にも留めずビッグバンは話を続ける。

「貴様達は、あの瓦礫に埋まっている天野河リュウセイ達を助けるつもりなのだろう?」
「それがどうした!貴様には関係ない!」
「関係大有りだ!クライシス皇帝。何故なら――」
「な、何故なら……?」

「天野河リュウセイは貴様ら、いや我ら悪の敵で在り続ける存在だからだ!!!」

「「「「な、なんだって!!!」」」」

正直、皇帝達は驚きを隠せないでいた。
あれほど邪悪な、悪そのものといってもいい存在が自分達悪の敵で在り続けるというのだ。これ程の矛盾は無い。

「それともう一つ真田弦一郎は地球人だ!地球人を助ける理由があるのか?クライシス皇帝!!」
「なに!!!」

そしてもう一つの驚愕の真実、それは真田の正体が地球人であるという事だ。

「だからこそ言おう。皇帝達よ……私も仲間に入れてくれ!」
「き、貴様は地球人では……」
「違う!私はボーグ星からやってきたボーグ星人だ!!」
「いいだろう!」

こうしてビッグバンを仲間に加えた皇帝達は、リュウセイさん達をほっといてコミケ会場に向かうのだった。

101大崩壊!インパクト・パニック・クラッシュ:2012/01/10(火) 01:08:34 ID:6bbJGOOY
【一日目・9時50分/日本・東京都のホテル跡】

【皇帝アクドス・ギル@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】ガルダフェニックス@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:地球を侵略する
1;暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ズール皇帝、ビッグバンと組む
2:天野河リュウセイ……まさか我らの敵だったとは……

【暴走皇帝エグゾス@激走戦隊カーレンジャー】
【状態】健康、怪人サイズ
【装備】芋長の芋羊羹、レイジングブリッド@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;大宇宙ハイウェイのS・Aを地球に建設する
1:皇帝アクドス・ギル、クライシス皇帝、ズール皇帝、ビッグバンと組む
2:天野河リュウセイ……まさか我らの敵だったとは……

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康、デスマター大佐状態
【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア、ダークネスクロスローダー
【道具】基本支給品一式、その他不明
【思考】基本:地球人類を抹殺する
1:南光太郎他仮面ライダーを倒すのも私だ
2:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、ズール皇帝、ビッグバンと組むのも私だ
3:ダークネスローダーを手に入れたぞ!
4:天野河リュウセイ……まさか我らの敵だったとは……
5:真田……まさか地球人だったとは……
※今までとは別人です。
※ビッグバンをボーグ星人だと思っています

【ズール皇帝@六神合体ゴッドマーズ】
【状態】健康
【装備】シューティングファントム@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:全宇宙の征服
1:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ビッグバンと組む
2:ムゲをボコしたい
3:天野河リュウセイ……まさか我らの敵だったとは……

102大崩壊!インパクト・パニック・クラッシュ:2012/01/10(火) 01:09:09 ID:6bbJGOOY
「天野河リュウセイ……我が息子よ貴様が悪に走るなど私は断じて許さん!」

そうこれも全ては息子の為、自らが悪になる事でリュウセイさんを正義の味方にする。
それなのにこんな悪役達とつるんでいて貰っては困るのだ。
だからこそ、瓦礫の下に埋まっているリュウセイさんを見捨てたのだ。

「リュウセイ……人はこれを獅子の児落としという……」


【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康
【装備】仮面、マスク、ダークサイド・プレジデント
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:主催者を倒し世界征服をする。
1:リュウセイを最強のボーグバトラーに育て上げる
2:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
3:皇帝達と組む






「一体何が起こったって言うんだ……?」

皇帝達が消えてから数時間後、瓦礫を押しのけケンが倒壊したホテルから脱出していた。

「いきなりホテルが崩れるなんて……」
キョロキョロと周りを見渡していると一人見知った顔を見つけた。

「西山じゃないか?でもおかしいなあいつは二郎で……まあいいか」

さらによく見ると西山の他にも女の子が居た。
これを見たケンは西山が女の子を襲っていると勝手に勘違いした。

「おいやめろよ。嫌がってるじゃないか」
「違うんだケン君。彼女は超危険人物で……」
「チャイナクック・マーベラス・チャーハン チャーハン!!!」

ケンは話も聞かず西山を叩きのめした。

「君、大丈夫?」
「ありがとうございます。私田中ぷにえと言います。何かお礼をさせて下さい」
「俺はケン。気にしなくてもいいよ。それよりどうして西山に襲われてたんだ?」
「実は――」

彼女の話した内容はこうだった。
自分は魔法の国からやってきたお姫様で、地上には修行の為にやってきたらしい。
でも悪い魔法使いが魔法の国でクーデターを起こした為に、ぷにえはマジカル倫敦塔という場所に幽閉されてしまう。
だがこのカオスロワの混乱に乗じて、ぷにえは命からがら逃げ出し西山に追われ今に至る。

「何て奴らだ絶対に許せねえ!」
「ケン君……」
「大丈夫。悪い魔法使いは俺が全員叩きのめしてやるよ!」
「ありがとう……」

こうしてケンは魔法少女田中ぷにえと行動を共にする事となった。
リュウセイさんや勝治の事などは綺麗さっぱり忘れ……あわよくばぷにえと付き合えるのではないかと考えながら。
そして道中、間接が変な方向にねじ曲がった死体があったが気にしない事にした。

103大崩壊!インパクト・パニック・クラッシュ:2012/01/10(火) 01:11:22 ID:6bbJGOOY
【一日目・10時30分/日本・東京都】

【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】キー・オブ・ザ・グッド・テイスト
【道具】支給品一式
【思考】
基本:悪い魔法使いを倒す
1:ぷにえを守る
2:ぷにえと付き合いたい



だがケンは知らなかった田中ぷにえはただの魔法少女ではない。
世界征服を狙い。自分の行く手を阻む相手は誰であろうと、魔法を駆使した姦計や得意の関節技攻撃(肉体言語)で徹底的に潰す
邪道魔法少女である事。そして自分は利用されている事に……。

ついでに西山がぷにえを追っていたのは、ぷにえがインターポールに指名手配されていたからである。


【田中ぷにえ@大魔法峠】
【状態】健康
【装備】プリンセス・ロッド
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:世界征服を目指す
1:クーデターを起こした連中を皆殺しにする
2:ケンを利用する

【犬夜叉@犬夜叉】死亡確認
【本田ヒロト@遊戯王】死亡確認
死因:ぷにえの関節技

104大崩壊!インパクト・パニック・クラッシュ:2012/01/10(火) 01:12:07 ID:6bbJGOOY
そしてケンとぷにえが去って行ってから数分後
勝治が瓦礫を押しのけ勝治がホテルから脱出していた。

「フハハハハハハハハ!!!!!世界は何て脆いんだ!!!!」

だが生と死の狭間を何度も行き来した為か彼は直死の魔眼に目覚め発狂していた。
何故、首輪の解除を行わないのかはご都合主義である。
まあ首輪の死が視えないて事でいいんじゃない?俺はどっちでもいいけど

勝治は近くに居た参加者を惨殺すると何処かに行ってしまった。

【一日目・11時00分/日本・東京都】
【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】発狂、直死の魔眼覚醒
【装備】エレクトリカル・スピードワゴン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:コミケに行く


【アルクェイド・ブリュンスタッド@月姫】
【パヤたん@大魔法峠】
【タラちゃん@サザエさん】
死亡確認






「パン、タベタイ」
「確かに昼食の時間だな」

無事ホテルの下から脱出できたロイドと真田は昼食を取る事にした。

【一日目・11時30分/日本・東京都】
【ロイド安藤@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康、
【装備】シーザー・カエサル・エンペラー、
【道具】支給品一式 メガネ
【思考】
基本:昼食を取る
1:食事を取れるところを探す

【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】左目に眼帯
【装備】黒いジャージ&テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、鎧輝@クラッシュギア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ただ勝つのみ
1:皇帝たちと共に勝利を狙う
2:皇帝達は何処だ?
3:ロイドと行動を共にする

105大崩壊!インパクト・パニック・クラッシュ:2012/01/10(火) 01:13:07 ID:6bbJGOOY






何て事だ……俺が瓦礫の下に埋まっている間に……それに皇帝達に親父……」

そして現在、リュウセイさんは西山から自分が埋まっている間に何があったのか聞かされていた。
何故西山が皇帝達の事を知っていたのか。それは皇帝達がインターポールに指名手配され皇帝達を捕まえる為にホテルの前を見張っていたからである。

「それだけじゃないんだ今宇宙にはノイドヴァイという……」

更に西山は主催者の事ノイドヴァイの脅威、ホテル倒壊の原因であるダークナイトモン達の事を伝えた。
何故、彼がそんな事を知っているのか?それは彼がインターポール所属の特命刑事だからである。

「あとは頼んだよ……リュウセイ君……」
「西山……」

西山はそのまま息を引き取った

【西山茂一@人造昆虫カブトボーグV×V】死亡確認:死因チャイナクック・マーベラス・チャーハン チャーハン

そして次の瞬間、コミケ崩壊の音を響く。

「何が起こっているんだ?」

取り合えず、やる事は山のようにあるが何よりも優先するのは自分の欲しい同人誌だ。
何故ならケンや勝治を止め主催者を倒し皇帝達と親父も倒しダークナイトモン達も倒しノイドヴァイを何とかすることなど何時でも出来る。
でも同人誌は今しか手に入らない。だからこそリュウセイさんはコミケに向かう事にした。

【一日目・11時40分/東京】

【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】トムキャット・レッド・ビートル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:邪魔するものは何であろうと叩きのめす
1:コミケに戻って同人誌を手に入れる
2:勝治とケンを止める。
3:ケンを騙してる女(ぷにえ)と主催者、皇帝達、ビッグバン、ダークナイトモン達、ノイドヴァイを叩きのめす
4:正直2と3が面倒臭い

106大崩壊!インパクト・パニック・クラッシュ:2012/01/10(火) 01:14:11 ID:6bbJGOOY
ミス
何て事だ……俺が瓦礫の下に埋まっている間に……それに皇帝達に親父……」を
「何て事だ……俺が瓦礫の下に埋まっている間に……それに皇帝達に親父……」でお願いします

107覇帝は静かに王道を歩む:2012/01/11(水) 18:14:01 ID:uWqkVGeE
無残に面影すら残っていないラーメン屋が一軒あった。
周辺は突然の大災害によって心身ともに傷を負った客らが多数いた。

「さて君は博麗霊夢だったか? この状況は芳しくはないね」
バグラモンは廃墟だらけの市街地で霊夢に対してそう述べる。
「プリッ」

「こちらも有能な配下を一人失った。そしてこの街は壊滅的な打撃を受けた」
バグラモンは横にある物言わぬ少年の遺体に指差した。

「私が言いたいのは君がラーメン二郎に拘るよりも面子を捨て、避難を優先するべきと思うがね」
「文句が言いたいのはこっちよ! なんで突然大震災レベルの異変が起こるの?」
「私に聞かれても困るよ」

バグラモンにはこの異変の理由は大体察知していた。
彼の能力の内、制限を免れた千里眼である程度は把握できた。
ホテルで弟のダークナイトモンが姑息にもアジトを作り、その崩壊でコミケ会場を初め港区全域が震災レベルの大災害に見舞われたことも。
実はこの余波は東京全域に及んでおり、もはや東京都が地獄と化しつつあった。
だが、ここで説明しても理解できまいと黙っていた。

「とにかくだ、君はさっさとその深手の銀髪の少年とともに逃げたまえ」
バグラモンは霊夢の横の頭から血を流していた仁王雅治を指差しながら言う。
「高倉晶馬は君を救うために命を落としたのだ……彼の意志のも報い……」
その時――

「見つけたぜ、バグラモン!」
シャウトモンがマイクを片手に伊狩鎧とともに突如乱入してきた。
「まさか本当に復活してやがったとはな!」
「シャウトモンさん、こいつがバグラ帝国の親玉ですか?」
「ああ、デジタルワールドを支配しようとした悪の帝国の大ボスだ!」

「まさか君もバトルロワイヤルに参加していたとはね――シャウトモン」

かつての仇敵の登場にも動揺することなく冷静に見据えるバグラモン。

「ちょっと、誰よ! あんたら!」
「てめえもバグラ軍の仲間か!? だったら容赦しねえぞ!!」
シャウトモンは霊夢に向けてマイクを向ける。
霊夢も身構える。

だが、それを制するバグラモン。
「丁度いい、シャウトモン……ここで提案をしよう」
突然のバグラモンの言葉に声を失うシャウトモン。

108覇帝は静かに王道を歩む:2012/01/11(水) 18:17:59 ID:uWqkVGeE
「休戦協定だと?!」
「我々が倒すべき敵はこのゲームを動かす帝愛グループだ。ここで下らん潰しあいをしても無意味だ」
仇敵バグラモンの予想外の発言に驚くシャウトモン。

「ふざけるんじゃねえ! てめえを見過ごすほど俺は甘ちゃんじゃねぇっ!!」
「これだから物分りの悪い者は困る……鎧だったか、君も理解できるはずだ」
「どういう意味ですか!?」
「こんなつまらん潰しあいしても君らの宿敵のザンギャックが喜ぶだけだと思うのだ……それに」

バグラモンの言葉は続く。
「ここは更なる二次災害が起こるかもしれん、ここでつまらん死に方をしたら君の友も悲しむだろう?」
鎧はとっさにマーベラス達の顔を思い浮かべた。

「無論、休戦協定は一時的だ。君らか我らが帝愛グループを打ち滅ぼすまでと言う条件だ」
「そんなこと言ってとても信じられると思うのか?」
まだ警戒を解くつもりはないシャウトモン。

「私もこんなところで雌雄を決するなどふさわしくはないと思う。君もそう思うだろう」
シャウトモンは黙っていた。
「共通の敵を打ち滅ぼした後に改めて決着を着けようという意味だ。君も王を目指すなら理解できることではあるまい」
「たしかにおめえの言う通りかもな……いいだろう」
「賢明な判断だ」
「だがよ、おめえらのやったことは許されることじゃねぇ、帝愛グループを叩き潰したら決着は絶対に着けるからな!」
「それでよい、後……そこの彼女の世話も頼むとしよう」

バグラモンはそう言うと立ち去っていった。
シャウトモンらの性格を考えて後ろから不意打ちなど無粋な真似をしないことを計算に入れ、あえて隙を見せながらである。
不本意ながらもシャウトモンと鎧はそれを見過ごすしかなかった。

ベルとハクが合流したのはそれから5分後である。
「酷い傷……」
「それで何があったんですか?」

ハクの問いにシャウトモンはバグラモンと遭遇したことを説明した。
「バグラモン……悪の帝王にしては恐ろしく資質というかそういうものが備わってましたよ」
鎧は言う。
あの時、バグラモンを倒すチャンスだったがそれは震災で疲弊したラーメン二郎の客を巻き込んでしまうリスクも大きかった。
バグラモンはそれを見越しシャウトモンらに休戦を申し込んだと言える。

「それでこれからどうしますか?」
「とりあえずさっきは悪かったな、巫女さんよ……」
シャウトモンは巫女こと霊夢に謝った。
霊夢的にはラーメン二郎を潰されてキレる寸前だったのだが。

【一日目・11時48分/日本・東京都港区】

【シャウトモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康 やや激情気味
【装備】シャウトモンのマイク
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催の帝愛グループの壊滅させてやるぜ
1:タイキたちと合流し仲間を集める
2:ハクの家族も守ってやる
3:バグラ軍やザンギャックに警戒
4:バグラモンとの休戦協定には従う
※時を駆ける少年ハンターたちの時期から参戦です


【ベル@ポケットモンスターBW】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲームを止める為にシャウトモンに付いていく
1:シャウトモンに同行
2:チェレンたち大丈夫かな……
3:シャウトモンが心配


【伊狩鎧@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】ゴーカイセルラー@海賊戦隊ゴーカイジャー
【道具】支給品一式、レンジャーキー(世紀末戦隊ゴレンジャイ64本セット)
【思考】
基本:主催者を打倒し、世界を平和にする
1:シャウトモンさんに付いていく
2:仲間たち(ゴーカイジャー)に合流したい
3:いるのであれば、スーパー戦隊の先輩たちに会いたい。
4:ルカさんかアイムさんにボインファイブに豪快チェンジしてほしい。
5:バグラモン……恐ろしい男です

【弱音ハク@VOCALOID派生】
【状態】健康
【装備】オルテガのマスクマント@ドラクエ3、斬鉄剣@FFシリーズ
【道具】支給品一式 、アグ○スの支給品
【思考】
基本:レンや他の家族を救う
1:レンを狙う者は全て斬る
2:シャウトモンを信頼する
3:がくぽが言っていた妖夢と黒い服の女に少しの興味。
4:バグラモンが気になる
※8期とは別人

109覇帝は静かに王道を歩む:2012/01/11(水) 18:19:01 ID:uWqkVGeE
【博麗霊夢@東方Project】
【状態】健康、やさぐれ、ぶちキレ寸前
【装備】メダジャリバー
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、大量のセルメダル
【思考】
1:もういや……

【仁王雅治@新テニスの王子様】
【状態】重体
【装備】不明
【道具】参加者詳細名簿、囲碁サッカーの入門書、その他不明
【思考】
基本;???
1:プリッ

【精霊アニマ@惑星のさみだれ 死亡確認】
【アニムス@惑星のさみだれ 死亡確認】
【トゥエンティ (二十里 海)@探偵オペラ ミルキィホームズ 死亡確認】
【ラット (石流 漱石)@探偵オペラ ミルキィホームズ 死亡確認】
【トゥエンティ (根津 次郎)@探偵オペラ ミルキィホームズ 死亡確認】
【逃げ遅れたラーメン客達@現実 死亡確認】

※逃げ遅れて震災に巻き込まれました

【高倉晶馬@輪るピングドラム 死亡確認】
※霊夢を庇って逝きました

-------------------------------------------------------------------------------

「陛下お帰りなさいませ」
バグラモンがベアトリーチェがお迎えた。
ここでも大災害の傷跡が生々と残っている。
「彼は死んだよ、勇敢な最期だったが」
「安からに眠るっチャ……」
「だが、君らのそばにいる者は誰かね?」

バグラモンはチャチャ達と一緒にいる10/と魂魄妖夢とファントムを見る。
「例の震災が渋谷や池袋でも起こったんでそこから逃げてきたところで匿ったんですよ」
バグラモンは港区のみならず東京全土で災害が起こっているようだなと考えた。
つくづく弟はどこまで足を引っ張るのだと思う。
「フム、まあいい……私は新生帝国バグラ皇帝のバグラモンだ」
バグラモンは10/と魂魄妖夢とファントムを戦力に組み込むことを考えた。
そして東京から離れるべきだということも。

そして余震は続く。
「また揺れたか……」

【一日目・12時10分/日本・東京都港区】
【10/@TCBR】
【状態】健康、雑用係、空気
【装備】ドス(短刀)@現実、ティーセット一式
【道具】支給品一式、自作の同人誌、自作のコンピュータ、その他不明
【思考】基本:空気を読みつつ、空気になる。
0:ひとまずバグラ軍と一緒に行動する
1:6/とは別行動を取る
2:妖夢達と行動する
3:6/と8/が気になる。
※◆6/WWxs901sを目立たせる同盟の仲間です。


【魂魄妖夢@東方Project】
【状態】健康、強い決意
【装備】刀「月の桂」@月華の剣士
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いからの脱出および主催者を斬り潰す
1:ハーケンさんと行動し、仲間を増やす
2:知り合いがいたら、合流したい。
3:がくぽとは決着を付ける。
4:初音ミクと8/を警戒。
5:ひとまずバグラ軍と一緒に行動する
※ファントムの中の人の名前をハーケンだと思っています。
※◆6/WWxs901sを目立たせる同盟の仲間です。(本人自覚なし)

【ファントム@無限のフロンティア】
【状態】各部異常無し
【装備】標準装備一式
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲームの破壊・打倒主催
1:妖夢と行動し、仲間を増やす。
2;ハーケン達が入れば合流したい。
3:初音ミクと8/を警戒。
4:ひとまずバグラ軍と一緒に行動する
※◆6/WWxs901sを目立たせる同盟の仲間です。(本人自覚なし)

110覇帝は静かに王道を歩む:2012/01/11(水) 18:20:02 ID:uWqkVGeE
【バグラモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】大剣装備
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者を皆殺しにし全宇宙を征服する
1:東京からの離脱を優先する
2:出来るだけバグラ軍を集める
3:力は出来るだけ温存する
※次元を操る力は制限されています

【チャチャ@モンスターハンター3】
【状態】健康
【装備】石斧装備
【道具】基本支給品一式、奇面族の仮面、ニンテンドー3DS、モンスターハンター3G、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:狩猟したい
2:妖夢達の保護

【ベアトリーチェ@WILD ARMS Advanced 3rd】
【状態】健康 生身
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:妖夢達の保護

111名無しさん:2012/01/11(水) 20:17:05 ID:qxYv9Tho
「ええ―――っ!!?」

 その頃、安中さんは一人だけこの場に残ったことに驚きを隠しきれていなかった。

【一日目・12時00分/日本・東京都港区】

【安中榛名@日常】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、その他不明
【思考】
基本;ええ―――っ!!?

タイトルは『空気キャラって漫画やテレビでしか見たことないから今日自分が空気キャラなるとはまったく思ってもみなかった』

112修正:2012/01/11(水) 21:21:16 ID:uWqkVGeE
「安からに眠るっチャ……」を
「安らかに眠るっチャ……」に修正します

113再度修正:2012/01/11(水) 21:26:14 ID:uWqkVGeE
「高倉晶馬は君を救うために命を落としたのだ……彼の意志のも報い……」を
「高倉晶馬は君を救うために命を落としたのだ……彼の意志も報い……」に修正します

114復活!!ムー大陸:2012/01/12(木) 19:49:41 ID:7/.L/v3M
「ねえ? いつになったら陸地につくの?」
2人の少女と1人の少年がヨットで航海していた。
「俺に聞かれても困る」
少年はそう述べる。

「全く何故お前達ははアメリカにいたんだ?」
「アリアちゃんは武偵の仕事で私は観光旅行ってとこかな?」
「もういい……」

ボートを漕ぐ少年こと蒼沼キリハはシャーロック・シェリンフォードことシャロと神崎・H・アリアに言った。
3人ともアメリカにいたが爆破されることを知るとすぐに脱出したのであった。
だが、未だに太平洋上で陸地を探して突き進むしかなかった。

「しかしお前達がかの有名なシャーロック・ホームズの血を引いているとはな」
「と言うことは私達は親戚ってことに?」
「なるわね」

その時だった。
「ちょっと! 揺れてない!?」
「なにぃ!!」
海全体が大きく振動し津波が発生したのだ。
「絶対に離れるなよ!」
キリハの言葉と共にヨットは渦巻きに呑まれて沈んでいった。

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「起きてよ! ちょっと起きなさいよキリハ!」
キリハが目覚めるとアリアとシャロがいた。
「一体何が起こったんだ……どこだここは?!」
「どうやら私達ってこの島に流れついたみたいなんですよ」
キリハは起き上がるとそこは見たこともない島だった。
辺りは奇妙の遺跡群ばかりの殺風景な場所である。

「奇妙な場所だな、少し探ってみるか……ついてこいお前ら」
キリハ達はこの島の探索を開始した。
「ねえ、奇妙だと思わない?」
「何がどう奇妙だ」
「だってこの島って島にしては広くない?」
アリアの言葉にも一理あった。
島の定義にしては広大すぎるのである。
「まるで大陸ですよね……」
「もしかしたらここムー大陸じゃないですか?」
シャロの言うムー大陸とは古代に沈んだ幻の大陸のことである。
「さすが探偵の血筋なだけはあるな。だが今更ムー大陸と言われてもピンとこないぞ」
「そうよね……」

一行が数時間も歩き続けた。
遺跡ばかりでうんざりする中、さらに歩き続けた。

115復活!!ムー大陸:2012/01/12(木) 19:53:27 ID:7/.L/v3M
「ねえ休憩にしません?」
シャロがとうとうへばった。
「分かった、俺ももう歩きたくはない……」
キリハはそう言って腰を下ろした。

その時である。
「……おーい!」
キリハ達の前に現れたのはボロボロになった佐倉杏子と美樹さやかと千歳ゆまである。
おそらくキリハ一行と同じようにムー大陸にたどり着いたのだろう。
「あんた達どうしたのよ!」
杏子はキリハ達を見ると安心して気を失った。
「酷い怪我している!」
「とにかく手当てだ、手伝ってくれ」
とにかくこの少女らを助けねばならないと思う一行だった。

【一日目・10時50分/太平洋上・ムー大陸】


【蒼沼キリハ@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;主催者をぶっ潰す
1:工藤タイキたちに早く合流する
2:ムー大陸?を探索する
3:杏子を助ける

【シャーロック・シェリンフォード@探偵オペラ ミルキィホームズ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;ゲームから脱出
1:キリハについていく
2:ムー大陸?を探索する
3:杏子らを助ける

【神崎・H・アリア@緋弾のアリア】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;ゲームから脱出
1:キリハについていく
2:ムー大陸?を探索する
3:杏子らを助ける

【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】疲労(大)、ダメージ(大)、気絶
【装備】ソウルジェム
【道具】基本支給品一式、不明支給品、大量の食糧
【思考】
基本:生き残る
1:さやかとゆまを守る
2:……ここは大陸?

【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】疲労(大)、ダメージ(中・回復中)、気絶
【装備】ソウルジェム
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:カオスロワを止める
1:コンビニから脱出する
2:杏子には食べ物を返させたい
3:ここは大陸?

【千歳ゆま@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】疲労(大)、ダメージ(大)、気絶
【装備】ソウルジェム
【道具】基本支給品一式、不明支給品、大量の食糧
【思考】
基本:生き残る
1:杏子について行く

116名無しさん:2012/01/12(木) 19:55:44 ID:7/.L/v3M
-------------------------------------------------------------------------------

「まさか古のムーまで復活するとは……」
「この様子だとアトランティスも復活するかもしれんなってアポロ!?」
「そんなことよりも飯だ!」
キリハ達の近くで美男子3人がいた。
彼らこそ別の宇宙でアクエリオンで地球を救ったアポロ、シリウス、頭翅である。
本編終了後、このロワに強制的に参加させられたのだった。
そして目覚めるとムー大陸だったのである。

ムー大陸の出現……まだカオスは終わらない。

【アポロ@創聖のアクエリオン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲームから脱出し主催者を倒す
1:とりあえず飯だ!
2:シリウスと頭翅と協力
※本編終了後からの参戦です

【シリウス・ド・アリシア@創聖のアクエリオン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲームから脱出し主催者を倒す
1:元の世界に返って妹のシルヴィアに会う
2:アクエリオンを探す
3:まさか頭翅と手を組むことになるとは
※本編終了後からの参戦です

【聖天翅・頭翅@創聖のアクエリオン】
【状態】健康
【装備】ソウルジェム
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲームから脱出し主催者を倒す
1:アポロニアスに協力する
※本編終了後からの参戦です

117修正:2012/01/12(木) 19:58:05 ID:7/.L/v3M
【聖天翅・頭翅@創聖のアクエリオン】
【状態】健康
【装備】ソウルジェム
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲームから脱出し主催者を倒す
1:アポロニアスに協力する
※本編終了後からの参戦です


【聖天翅・頭翅@創聖のアクエリオン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲームから脱出し主催者を倒す
1:アポロニアスに協力する
※本編終了後からの参戦です
に修正します

118再度修正:2012/01/12(木) 22:52:27 ID:7/.L/v3M
ボートを漕ぐ少年こと蒼沼キリハはシャーロック・シェリンフォードことシャロと神崎・H・アリアに言った。を
ヨットに乗っている少年こと蒼沼キリハはシャーロック・シェリンフォードことシャロと神崎・H・アリアに言った。

119ムーが復活したならこっちも:2012/01/13(金) 03:52:26 ID:f1yb0LxI
ムーが目覚めた頃……

海の底のアトランティスではデカい顔をした自動報復プログラムが目覚めていた。
しかもバトロワを自国への攻撃と勘違いして地上に核ミサイルを撃ち始めた。

【一日目・12時/バミューダ三角海域・アトランティス】

【ポセイドン@ドラえもん のび太の海底鬼岩城】
【状態】コンピューター
【装備】核ミサイル×たくさん
【道具】支給品一式
【思考】基本:核ミサイルを撃つ

【島田紳助@現実 死亡確認】
【ルーファウス@テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】
【その他の核ミサイル落下地点にいた参加者×100万人@現実 死亡確認】

120アトランティスといえばあのクソゲーだろ:2012/01/13(金) 09:07:12 ID:jmJSvpB6
復活したアトランティスに囚われた師匠の為、冒険家ウィンは旅立ったのであった。

ちなみに師匠のグラフィックは伝説のあのゲームの流用なので同一人物かもしれんぜ。

【一日目・12時/バミューダ三角海域・アトランティス】
【ウィン@アトランチスの謎】
[状態]健康
[装備]小型爆弾
[道具]不明
[思考]
1.師匠を助ける

【ごんべ@いっき】
[状態]健康、捕まった
[装備]なし
[道具]???
[思考]
1.???

121ポケモンソムリエとドラゴンマスターとデスジェネラルの大冒険:2012/01/13(金) 12:59:38 ID:qk.C.T82
その頃、香港ではアイリスとデントと何故か仲間に加わったデスジェネラルのドルビックモンはある男を保護していた。
「怖いよ……怖いよ……」
「かわいそうに相当怖い目に遭ったらしいね」
「こいつの連れの女は単身ヨーロッパへ赴いたそうだな……我らも向かうか?」
「彼のケアをしないといけないよ」
「そうよね、この人を安全な場所へ連れて行きましょう」
デント達はなのはに半ば見捨てられたカイジの手当てをするのだった。

「しかしアイリスよ、ドラゴンマスターとやらは進んだのか?」
「このロワに参加してからも全然って……はあ」
「フン! お前もまだまだ甘いようだな。俺なんて実力でデスジェネラルになったものだぞ」
「ドルビックモンって大人ねえ」
カイジの治療をテンドに任せドラゴン繋がりで仲良くするアイリスとドルビックモンだった。

【一日目・12時40分/中国、香港】

【アイリス@ポケットモンスター ベストウイッシュ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ドラゴンマスターを目指しつつゲームから脱出
1:デントとドルビックモンと協力
2:キバゴ達どこ?
3:カイジを助けるか
※ベストウイッシュ版です

【デント@ポケットモンスター ベストウイッシュ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ポケモンソムリエを目指しつつゲームから脱出
1:アイリスとドルビックモンと協力
2:サトシやポケモンやコーンとポッドを見つけたら合流する
3:カイジを助けるか
※ベストウイッシュ版です

【ドルビックモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:バグラモン様と合流し主催を消す
1:しばらくはアイリスとデントと手を組む
2:クロスハート(シャウトモン、工藤タイキ達)には警戒
3:人間(カイジ)はまあ助けてやらんことはないか
4:アイリスのドラゴンマスターに興味がある

【伊藤カイジ@逆境無頼カイジ破戒録】
【状態】健康、恐怖、失禁、気絶中
【装備】ウォーターボトル@めだかボックス
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いと帝愛を潰す
1:???

122修正:2012/01/13(金) 14:43:31 ID:qk.C.T82
カイジの治療をテンドに任せドラゴン繋がりで仲良くするアイリスとドルビックモンだった。

カイジの治療をデントに任せドラゴン繋がりで仲良くするアイリスとドルビックモンだった。
にします

123一方そのころ、空の上では。:2012/01/13(金) 16:53:49 ID:1/CYSM3U
 「……」

1人の男性教師が天空の城とともに漂流していた。

【一日目・12時26分/上空】

【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】健康、寝不足、ラピュタの下につかまっている
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:生きて帰りたい
1:……
2:私はこれからどうなるんでしょうか



え、どこの上空かって?
それは御想像にお任せします。

ギャフン。

124女神の生贄〜私は残酷な神です:2012/01/14(土) 14:34:14 ID:gYOSNy0c
アンゼロットは数十人の黒服と共に成田空港にいた。
東京に着陸したアメリカからの航空機をロビーで見ていた。
やってきたのは月島、岡部、長門、まどかである。

「ご苦労様ですよ……月島さん」
まるで自分の部下のように月島を労うアンゼロット。
「彼らを手土産とはあなたもやり手ですね」
実は月島は兵藤和尊の命令でジョーカーとして参加者としてまぎれて影でロワを動かしていたのだった。
「少しでも勝率は上げておきたいですしね。今のところ和田アキ子と秋山澪を入れても20%ぐらいしかありませんからね」
まどかと長門を見てアンゼロットは言う。

アンゼロットは確実にノイ・ドヴァイを討つために徹底的に戦略を組んだ。
まずは最強クラスであり7期、8期を生き抜いた和田アキ子を投入することで勝率を上げることから始めた。
だがそれでもノイ・ドヴァイを完全に息の根を止めるにはまだ不十分だった。
いかに和田アキ子が強くても吸収されれば元もこうもないのだ。
無論、強力な特殊支給品を配給させる予定であるが確実とはいえないのだ。

そこでさらに勝率を上げるためにノイ・ドヴァイの縁の深い秋山澪も追加投入を決めた。
他の軽音部員がことごとく死亡に対して澪が生き残っていたのはアンゼロットにとって幸運だった。
友人同士の殺し合いと言う人間性を軽視した残酷なシナリオも用意し、鉄壁な布陣といいたいがまだ不安要素があった。

だが、月島が連れてきた同行者のうち、長門とまどかの二名は実に魅力的だった。
万が一アキ子や澪が提案を蹴ってもそれを見事に代用する素晴らしい戦力が手に入ったのだから。

「では月島さん、男は必要ありませんから女子2名を引き渡してください」
「おや? 例のノイ・ドヴァイの生贄かい?」
「違いますよ……英雄ですよ」

125名無しさん:2012/01/14(土) 14:38:23 ID:gYOSNy0c
実はアンゼロットには更なる切り札があった。
それはインキュベーター製には劣るが人工的に作った擬似ソウルジェムである。
元々はジョーカー参加者を生み出すために作ったが、この際投入しようと思ったのだ。
無論、鹿目まどかに使用する。

正直アンゼロットは彼女に消えて欲しかったのもあった。
平行世界の女神である高位の鹿目まどかの存在の抹殺―――それもアンゼロットの目的の1つだった。
新参の割には自分より高位の神など彼女にとって認められないのだ。
だったら、この世界の彼女と今や冥魔に等しいノイ・ドヴァイを接触させたら?
ノイ・ドヴァイに吸収なりさせたらノイ・ドヴァイと平行宇宙にいる女神両方に何らかの悪影響を与えられるかもしれない。
もしかしたらあの女神をこっちに引っ張り出せる可能性もある。

それに情報統合思念体の端末でもある長門も十分すぎるアドバンテージである。
都合よく進めばノイ・ドヴァイを弱体化する操作ができるかもしれない。

「これでようやく勝率は50%上がりますね……では行きましょう」
「月島さんのお友達ですよね、では喜んで」
おとなしく従う2人に対してアンゼロットは表情を崩さず長門とまどかを連れイシドの待つ集合場所へ向かった。
アンゼロットはこの2人に対して何の哀れみすらなかった。
都合のいい道具だったからだ。
太陽系や宇宙を滅ぼしかねない危険分子を倒すためには手段も選んでられない。
主八界時代以上に冷酷であり残忍にもなるとこのロワに来て以来決意していたのだから。

「ノイ・ドヴァイは絶対に滅ぼしますよ……確実に」
アンゼロットは呟いた。
だが、2人には聞こえない。

126女神の生贄〜私は残酷な神です:2012/01/14(土) 14:41:43 ID:gYOSNy0c
【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:イシドと合流場所で落ち合う
3:まどかと長門を使ってノイ・ドヴァイを討つ計画を立てる
4:女神まどかにも消えてもらいたい
5:まどかに擬似ソウルジェムを投与する
※主催側です。

【長門有希@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]健康、タイムループ15498回目、月島さんに切られた
[装備]航空券
[道具]基本支給品一式、不明支給品
【思考】
1:今度こそタイムループから抜け出す
2:月島さんの友達(アンゼロット)について行く
3:ほむらが心配
4:月島さんが居ればタイムループから抜け出せる筈
※アンゼロットを月島さんの友達と考えています

【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、月島さんに切られた
【装備】???、航空券
【道具】支給品一式
【思考】基本:月島さんの友達(アンゼロット)について行く
1:ほむらちゃん……
※アンゼロットを月島さんの友達と考えています

-------------------------------------------------------------------------------

「行ってしまったね……」
残った月島は1人残された岡部を見た。
「それそろ開放するか、これ以上の負担は彼を壊しかねないし」
月島はそう呟いて空港から去っていった。
願わくは仲間の銀城に会えることを期待して。
ただ1人岡部を残して。

【一日目・12時55分/日本・成田国際空港】

【月島秀九郎@BLEACH】
【状態】健康
【装備】完現術『ブック・オブ・ジ・エンド』
【道具】支給品一式、本
【思考】基本:???
1:帝愛グループのために動く
2:主催側の指示を待つ
3:銀城どこかな?
※主催側です。

【岡部倫太郎@Steins;Gate】
[状態]健康、タイムリープ十回くらい目、月島さんに切られた
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、電話レンジ(仮)、不明支給品
[思考]
1:今度こそまゆりと共に生きて脱出する
2:???

127修正:2012/01/14(土) 16:04:53 ID:gYOSNy0c
そこでさらに勝率を上げるためにノイ・ドヴァイの縁の深い秋山澪も追加投入を決めた。

そこでさらに勝率を上げるためにノイ・ドヴァイと縁の深い秋山澪も追加投入を決めた。
に修正します

128後姿を見て知り合いと勘違いして話かけた時て凄く恥ずかしいよね:2012/01/14(土) 17:41:05 ID:NjbnMr/2
「ふふ……居るわね、アンゼロット。この成田空港に」

そう呟くのは、裏界№2の実力を誇ると言われる魔王ベール=ゼファー。
今、彼女はアンゼロットの気配を感じアンゼロットを探している。
普段なら無視したかもしれないが、彼女はこの殺し合いには乗らず主催者を殺す事にした為、ある程度の手駒が必要だと考えていた。
そして偶然、成田空港でアンゼロットの気配を感じた為、ここで一時的な同盟を組もうと考えたのだ。
もっともアンゼロットは、主催者側だという事を彼女は知る由もなかったが……。

「それにしても黒い服を着た怪しい男が多いわね……」

実は彼らはアンゼロットが引き連れた、主催者側の者達なのだが、彼女はまったく気付かなかった。

「見つけた。あの青がかった銀髪、間違いないわ」

ベルはアンゼロットを見つけると、そのまま後を着ける事にした。
理由は簡単である。普通に話しかけるよりも、驚かした方が面白いからだ。

「でも何で修道服なんて着てるのかしら?」

だが彼女は気付かなかった。自分が後を着けているのはアンゼロットではなくインデックスという別人であるということに――

(ふふ……。どうやって驚かしてあげようかしら……)
(お腹空いたんだよ……)

そして二人はそのまま成田空港を出て行った。


【一日目・12時55分/日本・成田国際空港前】

【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】ぽんこつ
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を殺す
1:手駒を集める
2:アンゼロットに同盟を提案する
3:ただ話しかけるだけじゃつまらないのでちょっと驚かす
※アンゼロットを参加者だと思っています
※インデックスをアンゼロットだと思っています

【インデックス@とある魔術の禁書目録】
【状態】空腹
【装備】歩く教会
【道具】支給品一式
【思考】
1:お腹が減ったのでご飯を食べに行く

129戦いは新たな段階へ・・・:2012/01/14(土) 18:36:03 ID:Rcna1nFw
結局、イシドに集められた参加者たちは全員ノイ・ドヴァイ討伐に参加することに同意した。
そして、あるものは宇宙の平和を守るために、あるものは討伐の報酬目当てで
主催者が冥王星に用意した対ノイ・ドヴァイ用の前線基地へとワープしてきたのだった。

一体何人の参加者が集められたのか、冥王星の基地は多くの討伐参加者でごった返していた。


「カイジ君は……ここには呼ばれてないのか……」
「イヤっすイヤっす!借金があるからってなんであんなバケモノと戦わなきゃならないんすか!」
(この眼鏡のおっさんや眼鏡デブも借金返済の為にここに来たのか……?)

成功報酬を求めてやってきた者


「その……さっきは悪かった」
「いえ、もういいです……」
「あのパンチパーマの兄ちゃんの話を聞いて目が覚めたよ。
 そっちの饅頭もすまなかったな」
「これからはゆっくり力を合わせていってね!」

先刻まで敵だった相手と仲間になった者


そんな人間ドラマが織り成されている基地の中に、我らがゴッド姉ちゃんアッコさんの姿もあった。
「なんや、随分人が集まってるの」
「アッコさんwwww早くドラゴンボール貰って帰りましょうよwwwww」
これから戦いに臨むのにあいかわらず呑気なアッコさん一行だったが……

「ダメだ!こんなんじゃ全然目立てませんよアッコさん!」

唐突な声が上がった。
その声の主は…風浦可符香(PN)だった。
しかしその顔つきは今まで見たこともないものに変貌している。
「ちょwwwカフカちゃん急にどうしたのwwwwww」
「可符香? 私は風浦可符香(PN)ではない。彼女の身体を乗っ取って話しているのです。
 今頃この体の持ち主の意識はレティクル座かポロロッカ星にでも遊んでいるでしょう」
「なんやお前は!可符香になにする気や!!」

アッコさんに鼻息荒く詰め寄られても、彼女は顔色一つ変えずに告げた。
「私はアッコさん、貴方をサポートしてこのロワの主人公として目立たせるために来たのです。
 名前は…そうですね、アッコさん書き手とでも呼んでもらいましょうか」

「アッコさんといえばTCBR7期を終わらせた英雄……
 しかし本編での活躍はレミリアや他の連中にとられてしまい
 さらにその後は適当に旅をするだけでロワに参加してないとか言われる始末……
 だから私が直々に参加したのです!アッコさんをこのロワの主役として目立たせるために!」
そう叫びながらアッコさん書き手の人は特別支給品入りアタッシュケースを振り回すと
銀時と澤井先生、ついでに近くにいた零崎人識と野比玉子の頭部をブチ砕いた。
「ちょ!なにしとるんじゃお前!?」
「いや、ぶっちゃけこの人たちって居てもいなくても関係ないし
 マンセー要員としてももう飽きたんで新しい奴を補充したかったんですよね」
「ああ、ならしゃーない」
簡単に納得するアッコさん。自分を書く書き手に対して無意識に従ってしまっているのだ。ギャフン(笑)

こうして様々な思惑が交錯するノイ・ドヴァイ討伐戦、果たして栄光を手にするのは誰なのか?

130名無しさん:2012/01/14(土) 18:36:33 ID:Rcna1nFw
【一日目・13時00分/冥王星・対ノイ・ドヴァイ前線基地】

【クロウ・ブルースト@第二次スーパーロボット大戦Z】
【状態】借金塗れ(残り100万G)
【装備】ブラスタ@第二次スーパーロボット大戦Z
【道具】支給品一式、特別支給品入りアタッシュケース
【思考】基本:借金返済
1:ノイ・ドヴァイを倒して借金を返済する
※何者かに絶賛借金中。
※イシドに集められた参加者です。

【石田光司@賭博黙示録カイジ】
【状態】借金塗れ
【装備】限定ジャンケンカード12枚
【道具】支給品一式、特別支給品入りアタッシュケース
【思考】基本:借金返済
1:ノイ・ドヴァイを倒して借金を返済する

【安藤守@賭博黙示録カイジ】
【状態】借金塗れ
【装備】限定ジャンケンカード12枚
【道具】支給品一式、特別支給品入りアタッシュケース
【思考】基本:借金返済
1:死にたくない

【秋山澪@けいおん】
【状態】健康
【装備】パジャマ、サンダル
【道具】支給品一式、特別支給品入りアタッシュケース
【思考】
1:ノイ・ドヴァイを倒して殺し合いを終わらせる
※ノイ・ドヴァイがタクアンだと思ってません。
※イシドに集められた参加者です。

【野原ひろし@クレヨンしんちゃん】
【状態】健康、デビルトリガー発動
【装備】アラストル@デビル メイ クライ
【技能】「スタイリッシュアクション」「人修羅」
【道具】支給品一式、特別支給品入りアタッシュケース
【思考】
基本:家族を守る
1:ノイ・ドヴァイを倒して家族を守る
※イシドに集められた参加者です。

【ゆっくり霊夢@ゆっくりしていってね!!】
【状態】切り傷、若干焦げてる
【装備】なし
【道具】支給品一式、特別支給品入りアタッシュケース
【思考】
基本:みんなゆっくりしていってね!!
1:ノイ・ドヴァイを倒してゆっくりしようね!
※イシドに集められた参加者です。

131名無しさん:2012/01/14(土) 18:37:03 ID:Rcna1nFw
【和田アキ子@現実】
【状態】健康、アッコさん書き手に従う
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)、特別支給品入りアタッシュケース
【思考】基本:ドラゴンボールを見つけ出す
1:ノイ・ドヴァイを倒してドラゴンボールを集める
※イシドに集められた参加者です。

【勝俣州和@現実】
【状態】健康、アッコさん書き手に従う
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)、特別支給品入りアタッシュケース
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:アッコさんと一緒にノイ・ドヴァイを倒す
※イシドに集められた参加者です。

【アッコさん書き手@カオスロワ書き手】
【状態】風浦可符香(PN)の肉体をジャック中
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)、特別支給品入りアタッシュケース
【思考】基本:アッコさんを主役として目立たせる
1:アッコさんにノイ・ドヴァイを倒させてロワを終わらせる
2:ついでに新しいマンセー要員を見繕う
3:アッコさんの活躍を阻むものは、潰す

【零崎人識@戯言シリーズ 死亡確認】
【坂田銀時@銀魂 死亡確認】
【澤井啓夫@現実 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】

132再度修正:2012/01/14(土) 19:43:28 ID:gYOSNy0c
「それそろ開放するか、これ以上の負担は彼を壊しかねないし」を

「そろそろ開放するか、これ以上の負担は彼を壊しかねないし」
に修正します

133とある書き手の乗っ取り大作戦(スレッドレイプ):2012/01/14(土) 20:57:04 ID:uqO8hO4w
「いつまでも避難所にいるわけにもいかんしね。
そろそろ、乗っ取り準備をしますか」

とある裏日本の地方都市。
1人の書き手はそう呟いた。

【一日目・/日本・富山県富山市】

【とある書き手@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】マウス、ペンタブ
【思考】
1:どこを乗っ取ろうか

134ラアス・アル=ハイマではたまによくあることかもしれません。:2012/01/15(日) 15:35:34 ID:bZd7OiSw
「……詰んだ」
「データ通りだな……俺はどっちでもいいけど」

 その頃、ラアス・アル=ハイマではデータマン二人がノイ・ドヴァイの分身体×約120万体に取り囲まれていた。
 ちなみにサイズは普通の地味な女子高生サイズであるから全く問題ない。

『乾×柳ですか……』
『BLは対象外だ!』
『跡部様を出せ!!!』
『メガネキャラは手塚部長と忍足で十分なんだよ!!』
『この国から出ていけ!!』

 そして、ちっちゃいノイ・ドヴァイ達はデータマン二人を激しく罵倒する。
 精神攻撃は基本である。

「まあ待て……俺達は日本に帰りたいだけなんだが?」
「蓮二……俺はどっちでもいいけど」
『そうか……』
『どうする?』
『決まっているッ!!』
『答えはNOだッ!!!』
『滅びよ』

「……詰んだ」
「俺達が生き残れる確率0.2%と言ったところか……俺はどっちでもいいけど」

 物理攻撃も基本である。
 そして、一斉にノイ・ドヴァイ(分身体)達が二人に襲い掛かってきた。
 果たして、どうなるのか!?

【一日目・11時00分/ラアス・アル=ハイマ】
【柳蓮二@新テニスの王子様】
【状態】詰んだ
【装備】テニスラケット&テニスボール
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:貞治と行動を共にする
0;ノイ・ドヴァイ(分身体)をどうにかしたいが…詰んだ
1:二郎のラーメンを食べたいが…詰んだ
2;樺地(仁王)は許さない
3;日本に戻る

【乾貞治@新テニスの王子様】
【状態】ミイラ状態
【装備】テニスラケット&テニスボール、自分のノート
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:蓮二と行動を共にする
0:ノイ・ドヴァイ(分身体)のデータを集める
1:データを捨てろ、蓮二……俺はどっちでもいいけど
2:樺地(仁王)は許さない……俺はどっちでもいいけど
3;日本に戻る……俺はどっちでもいいけど


【ノイ・ドヴァイ(分身体)×119万9999@???】
【状態】女子高生サイズ
【装備】不明
【道具】支給品一式×119万9999
【思考】基本:個体ごとに違う
1:柳と乾を倒す
※別に分身体を倒してもノイ・ドヴァイ(本体)には関係ありません。

【デビルドバイ@???】
【状態】健康、DG細胞に感染
【装備】コアメダル(クワガタ、カマキリ、バッタ、トラ×2)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:全てを喰らう(性的な意味で)
 1:柳と乾を喰らうのみ(性的な意味で)
※もしかしたらタクアンの意識が残ってるかもしれません(性的な意味で)

135ラアス・アル=ハイマではたまによくあることかもしれません。:2012/01/15(日) 15:36:23 ID:bZd7OiSw
「……ふぅ」

 一方、その頃、タクアンは地味に澪本を読み終えていた。
 その顔は地味にいい笑顔であったらしい。

【一日目・11時00分/外宇宙】

【ノイ・ドヴァイ(第十形態)@???】
【状態】測定不能な程の大きさ、DG細胞に感染、ゲッター線を吸収、
    自己進化超加速中、手足が増えた、球体に手足とタクアンとリザードン♂と♀が生えた、
    ニュータイプ能力覚醒、螺旋力覚醒、念動力覚醒、欲望の臨界突破、気力限界突破
    体内にブラックホールが発生した、大満足
【装備】太陽系サイズのエターナルソード、太陽系サイズのゴルディオン・クラッシャー、太陽系サイズのレイジングハート、太陽系サイズの澪本
【道具】支給品一式、ドバイ×∞個、ドラゴンボール(七星球)、冬コミのカタログ
【思考】
 基本:生き残る!
  1:友の分まで生きる!
  2:斎藤に新作の澪本を買ってきて貰う
  ※完全にタクアンの意識です。
  ※分身体の存在に気付いていません。

136ムーとルーて何か似てるよね:2012/01/15(日) 17:35:42 ID:rtg.GRzQ
ムー大陸にてカレーを作っている男が居た。
彼の名は櫂トシキ「孤高のヴァンガードファイター」という二つ名を持っている少年である。
そんな彼が、何故カレーを作っているのか。それは彼の支給品がカレーを作る為の道具一式だったからである。
そして丁度昼食の時間になったのでカレーを作る事にしたのだ。

「あっ櫂さんじゃないですか!」

そんな彼に話しかけるのはシャロだった。
他にも、アリアやキリハについさっき助けた杏子たちもいた。
彼女は謎ミルキィとしてヴァンガードに何回も出演している為、櫂を知っていた。

「知り合い?」
「ええ」
「俺はお前なんて知らないが」
「そんな酷いですよ。何度も背景に出てたじゃないですか……」
「背景なぞ知らん」

そんなシャロ達のことなど気にも止めず、カレーを作る櫂を見た杏子は朝から碌な物を食べていない事を思い出した。
一応大量の食料はあるが、さやかが食べるのを許してくれそうにないし、保存食として残しておきたい。

「なあ、そのカレー分けてくれないか?」

そこでカレーを分けてもらうことにした。

「……いいだろう」
「じゃあ私達にも分けてください!」
「好きにしろ」

シャロ達と杏子達にカレーを分けるのを承諾した次の瞬間、櫂は顔色を変えた。

「玉ねぎが……無い……だと?」
「はい?」

なんと櫂の支給品の中には玉ねぎが入っていなかったのだ。

「玉ねぎが無いとこのカレーは完成しない」
「別にいいじゃないですか。もう食べましょうよ」
「駄目だ。玉ねぎを探して来い」
「ええ!ムー大陸に来て、やる事が玉ねぎ探しですか?」
「丁度いい。ムー大陸を調べる予定だったんだし、ついでに玉ねぎも探そう」
「キリハさんがそう言うなら……」
「しゃーない。私達も着いて行くぜ。別にいいだろ?さやか」
「まあ盗んだ物を食べるよりは……」

こうして彼らはムー大陸で玉ねぎを探す事となった。

「ところで貴方はどうしてそんなに玉ねぎに拘るの?」
「飴色に炒めた玉葱はルーにコクを与える」

アリアの問いに櫂はクールに自信満々に答えた。

137ムーとルーて何か似てるよね:2012/01/15(日) 17:36:33 ID:rtg.GRzQ
【一日目・12時00分/太平洋上・ムー大陸】

【櫂トシキ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】空腹
【装備】自分のデッキ
【道具】カレーを作る為の道具、作りかけのカレー
【思考】
基本:殺し合いからの脱出
1:カレーを作る
2:玉ねぎを探す
3:知り合いを探す
4:飴色に炒めた玉葱はルーにコクを与える

【蒼沼キリハ@デジモンクロスウォーズ】
【状態】空腹
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;主催者をぶっ潰す
1:工藤タイキたちに早く合流する
2:ムー大陸?を探索するついでに玉ねぎを探す

【シャーロック・シェリンフォード@探偵オペラ ミルキィホームズ】
【状態】空腹
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;ゲームから脱出
1:キリハについていく
2:ムー大陸?を探索するついでに玉ねぎを探す

【神崎・H・アリア@緋弾のアリア】
【状態】空腹
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;ゲームから脱出
1:キリハについていく
2:ムー大陸?を探索するついでに玉ねぎを探す

【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】疲労(大)、ダメージ(大)、空腹
【装備】ソウルジェム
【道具】基本支給品一式、不明支給品、大量の食糧
【思考】
基本:生き残る
1:さやかとゆまを守る
2:玉ねぎを探してカレーを分けてもらう

【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】疲労(大)、ダメージ(中・回復中)、空腹
【装備】ソウルジェム
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:カオスロワを止める
1:コンビニから脱出する
2:杏子には食べ物を返させたい
3:玉ねぎを探してカレーを分けてもらう


【千歳ゆま@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】疲労(大)、ダメージ(大)、空腹
【装備】ソウルジェム
【道具】基本支給品一式、不明支給品、大量の食糧
【思考】
基本:生き残る
1:杏子について行く

138クロスクライシス!! 悪夢の合体!!:2012/01/15(日) 19:46:30 ID:LM1Rh18M
「ゲホッ! ゴホッ!」

廃墟からシキミとキュートモンが出てきた。
すぐにキュートモンの治癒能力でシキミの怪我を治療する。

「ひどい目に合いましたね……ってなんてことでしょう!!」
「お台場が廃墟っキュ!!」

あたり一面瓦礫だらけとなった東京ビッグサイトを見て2人は愕然とした。
とりあえず生存者を探す2人。
その時……。

「危ないですわシキミ!!」

突然現れた影にシキミとキュートモンは弾き飛ばされた。
シキミは起き上がってそれを確認した。そこに現れたのは同じ四天王のカトレアだった。

「カトレアじゃないですか!」
「早く逃げた方がいいと思いますわ、殺人鬼に殺される前に……」
「どういうことっキュ?」

シキミたちの前に突如、松岡勝治が現れた。明らかにシキミたちを殺す気である。

「それは直死の魔眼……厄介なモノですわね」
「邪魔するのか、女?」

カトレアの周りの瓦礫が宙に浮かびだした。
サイコキネシスである。

「あなたなら本気を出しても構いませんわね、早くかわいいお連れと逃げなさい」
「カトレア、あなた本気を出すってまさか!?」

シキミは超能力を開放したカトレアの恐ろしさを知っていた。
おそらくこの辺一帯が消し去るかもしれないと感じるのだった。

「なんかあの娘……怖いっキュ!!」
「とにかく巻き込まれないうちにキュートモンちゃん逃げますよ!」

シキミはキュートモンを抱えさっさと走り出して逃げた。

「本当はもう少し眠りたかったんでございますが……致し方ありませんわね」
「超能力か、それも殺してやる!!」

カトレアによって開放された自身の超能力が周辺一帯に大規模な爆風を吹き上がらせた。

【一日目・12時15分/日本・東京都・ビッグサイト跡】

【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】発狂、直死の魔眼覚醒
【装備】エレクトリカル・スピードワゴン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:カトレアを殺す

【カトレア@ポケットモンスターBW】
【状態】健康、超能力開放
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲームから脱出
1:目の前の松岡勝治を殺す
2:殺害後、危険参加者を始末する

139クロスクライシス!! 悪夢の合体!!:2012/01/15(日) 19:50:05 ID:LM1Rh18M
「はあ……はあ……」

シキミはキュートモンを抱え、かなりの距離を走った。向こうではカトレアとあの少年が戦ってるだろう。
おそらく力量は互角……どっちも無事ではすまないかもしれない。
シキミは親友の無事を祈った。
その時、2人の前に重い足取りでボロボロの少女がやってくる。フェイリスだった。

「た、助けてニャン……」
「生存者の方ですよね、ご無事ですか〜?」
「今治療するっキュ!」

キュートモンはボロボロのフェイリスを治療した。

「ありがとうニャン、突然会場が崩れ去って瓦礫に巻き込まれたんだニャン」
「とにかく無事でよかったですね、早く他の生存者も見つけましょう」

その時だった。

「本当にやるのか?」
「丁度いいダークネスローダーのテストもしたいしな」
「たまには悪役らしいことやらんとサラマンダー以下になるからな」

やってきたのはクライシス皇帝とズール皇帝に皇帝アクドス・ギルに暴走皇帝エグゾスにビッグバンだった。
とっさに瓦礫の陰に隠れる3人。

「見るからにラスボスぽい奴らだキュ〜!」
「あいつら何する気だニャン?」

「あ……いてて……酷い目に遭った」

タイミングよく藤原妹紅が瓦礫の下から出てきたのだった。

「やはり生きていたわね、ゲホホッ!!」

蓬莱山輝夜も続いて顔を出す。

「丁度いい、こいつらを強制デジクロスさせてみるか?」

クライシス皇帝は妹紅と輝夜に近づいた。

「藤原妹紅、蓬莱山輝夜……強制デジクロス!!」

すると妖しげなオーラに包まれて妹紅と輝夜の体が共に浮かび上がった。

「な、何が起こったっ?!」
「ええええっ!!!」

それが2人の最後の言葉だった。

【藤原妹紅@東方Project 強制デジクロス】
【蓬莱山輝夜@東方Project 強制デジクロス】

140クロスクライシス!! 悪夢の合体!!:2012/01/15(日) 19:52:01 ID:LM1Rh18M
黒いオーラは二人を飲み込んだまま安定しなかった。
どうやら拒絶反応があるようだ。

「まだ材料が足りんな……そうだ」

クライシス皇帝は気絶している島本和彦にもクロスローダーを向けた。
同様に島本も浮かび上がり妹紅らと合体し始めた。

【島本和彦@現実 強制デジクロス】

「何々!? キモいんだけど!?」
「あれはデジクロスキュ!」

キュートモンが言う。

「何ですかそれって?」
「デジモンを合体させる技術っキュ! でも他の生き物が合体するなんてありえないっキュ!」

狼狽するキュートモンを抑えてじっと隠れるシキミとフェイリスだった。

やがて現れたのは妹紅と輝夜と島本の特徴を兼ね備えた中性的な人間のような生物だった。

「やはり男を混ぜたせいか、名前は島原輝紅だな」

島原輝紅と名づけられた生き物は意識が混濁しているようで訳も分からずどこかへ行ってしまった。

【島原輝紅@現実&東方Project】
【状態】健康、熱血、意識が混濁中
【装備】ドラゴン殺し@ベルセルク
【道具】支給品一式、コミケ用の原稿(完成)、漫画用品一式、大量の手榴弾
【思考】
 基本:???
1:???
※島本和彦と藤原妹紅と蓬莱山輝夜のデジクロス体です。
※強制的なデジクロスのせいでまだ意識が混濁して安定してません

「すごいぞ! 格好いいぞ! クライシス皇帝!!」

エグゾスが褒める。

「だが、アレは失敗作じゃないか……もう少し相性を考えてデジクロスさせねば」

ズールはそう指摘する。

「もっと多くの参加者が生き残っているはずだ。使えそうな奴はデジクロスさせて手先にしてやる」

そういって皇帝たちは立ち去っていった。

141クロスクライシス!! 悪夢の合体!!:2012/01/15(日) 19:53:39 ID:LM1Rh18M
【皇帝アクドス・ギル@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】ガルダフェニックス@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:地球を侵略する
1;暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ズール皇帝、ビッグバンと組む
2:天野河リュウセイ……まさか我らの敵だったとは……

【暴走皇帝エグゾス@激走戦隊カーレンジャー】
【状態】健康、怪人サイズ
【装備】芋長の芋羊羹、レイジングブリッド@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;大宇宙ハイウェイのS・Aを地球に建設する
1:皇帝アクドス・ギル、クライシス皇帝、ズール皇帝、ビッグバンと組む
2:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康、デスマター大佐状態
【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア、ダークネスクロスローダー
【道具】基本支給品一式、その他不明
【思考】基本:地球人類を抹殺する
1:南光太郎他仮面ライダーを倒すのも私だ
2:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、ズール皇帝、ビッグバンと組むのも私だ
3:ダークネスローダーを手に入れたぞ!
4:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる
※今までとは別人です。
※ビッグバンをボーグ星人だと思っています

【ズール皇帝@六神合体ゴッドマーズ】
【状態】健康
【装備】シューティングファントム@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:全宇宙の征服
1:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ビッグバンと組む
2:ムゲをボコしたい
3:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる

【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康
【装備】仮面、マスク、ダークサイド・プレジデント
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:主催者を倒し世界征服をする。
1:リュウセイを最強のボーグバトラーに育て上げる
2:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
3:皇帝達と組む
4:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる

「あ〜なんてことでしょう、蓬莱人の方々と島本先生が!」

島本のファンだったシキミは落胆する。

「とにかく逃げるニャン! 誰か忘れている気もするニャン……」

3人は恐ろしくなってこの場から逃げ出した。
シキミは今の出来事を小説のネタにする気満々だったが。
小説家の性というものは恐ろしいものである。

「観察結果……デジクロスは興味深い」

アストラルは皇帝の跡を追っていた。

142クロスクライシス!! 悪夢の合体!!:2012/01/15(日) 19:55:12 ID:LM1Rh18M
【一日目・12時30分/日本・東京都・ビッグサイト跡】

【シキミ@ポケットモンスターBW】
【状態】健康
【装備】自作の小説×20部
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:コミケどころじゃないんで逃げる
1:キュートモンやフェイリスと逃げる

【フェイリス・ニャンニャン@Steins;Gate】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、C80のカタログ、コスプレグッズ、不明支給品
【思考】
基本:コミケどころじゃないんで逃げる
1:シキミやキュートモンと逃げる
2:誰か忘れているような

【キュートモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:シャウトモンたちに会いたい
1:今はシキミのお手伝い
2:とにかくシキミとフェイリスと一緒に避難っキュ
※時を駆ける少年ハンターたちの時期から参戦です

【アストラル@遊戯王ZEXAL】
【状態】健康
【装備】現金(残り9500円)
【道具】基本支給品一式、ブラック・マジシャン・ガールの同人誌(18禁)、不明支給品
【思考】
基本:遊馬を捜す
1:遊馬はここにいるのだろうか?
2:皇帝たちに興味

143名無しさん:2012/01/15(日) 20:41:36 ID:rtg.GRzQ
既にリレーされちゃったけどビッグバンの状態表をミスってたんで修正させてください

【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康
【装備】仮面、マント、ダークサイド・プレジデント
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:主催者を倒し世界征服をする。
1:リュウセイを最強のボーグバトラーに育て上げる
2:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
3:皇帝達と組む
4:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる

144名無しさん:2012/01/16(月) 00:01:46 ID:5uNuz5yY
なーに。後から誤字脱字を見つけても、wikiに収録された際に修正すればいいさ。
確認しても、細かいほころびは見つけられんし

145PHANTOM UTOPIA:2012/01/16(月) 20:49:53 ID:nMtWwJEg
シオニー・レジスは決意した。
ここに新生リモネシア共和国の復活である。
バトロワ開始前に祖国リモネシアは崩壊し、途方にくれていた矢先にムー大陸が偶然に浮上したのである。
シオニーはここを第二のリモネシアの国土にすると決めたのだった。

「と言うわけでシオニーさん、再建するにしても私とあなた2人というのは無理ゲー過ぎません?」

偶然出会ったブンビーカンパニーの社長のブンビーはうろたえながらも言う。

「えっ? 良く聞こえませんけど……何と言いました?」
「だから私とシオニーさんの男女2人じゃ国家建設なんて無理ゲー過ぎますって!」
「ええい!! 中小企業の出の新参者がエリートの私に口答えするのかっ!!」
「そ、そういう意味じゃございませんよ……」

元々小物の性分が強いブンビーはハイになったシオニーに言い返せなかった。
しかし、実質2人しかいないために筆頭政務官を任せられるのはブンビーしかいないのは事実である。

「だがあなたの言うことにも一理あります。そこで国民になりそうな者をスカウトしましょう」
「ってこの広大な大陸に人っているんですか!?」
「携帯見たらアメリカやビッグサイトが崩壊しこっちに大規模に難民がなだれ込んでくるはずです」
「あーなるほど。それでどうやって持て成しましょうか?」

それを聞いてシオニーの目の前は真っ白になった。

「仕方ありません……この野菜の種や球根で田畑を育てましょう」

シオニーが取り出したのは支給品の野菜の種や球根だった。

「それ育てるにしても数ヶ月掛かりませんか?」
「大丈夫でしょう、これ早く急成長するようです」

こうしてシオニーとブンビーのネオ・リモネシアの第一歩が始まった。
がんばれ!

【シオニー・レジス@バンプレストオリジナル】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品、野菜の種、野菜の球根、携帯端末
【思考】
基本;リモネシアを再興させて主催者を倒す
1:ネオ・リモネシアの国民を募集する
2:とりあえず畑仕事
3:ブンビー働け!

【ブンビー@Yes!プリキュア5】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;ゲームから脱出したいんですけど
1:シオニーさんと行動する
2:プリキュアの皆さん助けて!

146PHANTOM UTOPIA:2012/01/16(月) 20:53:40 ID:nMtWwJEg
【一日目・13時00分/太平洋上・ムー大陸】

忘れてました。

147勘違いの果てに……:2012/01/17(火) 13:07:29 ID:3T39.SjA
「僕を置いて行くなんて君は最低だよ……」

 動かなくなった全裸の少年を前にしてメガネ全裸の少年は涙する。
 自分を庇って、瓦礫の下敷きになったのだ。

「ジャイアン!! 死んじゃいやん!!」
「おい……のび太……」
「…なんだい、スネ夫?」
「よく見たら、こいつジャイアンじゃない……ッ!」
「なんだってー! ならいっか!」

 のび太は勘違いに気付くとブタゴリラの体を蹴り飛ばした。
 何故だか、彼は自分が泣いていたのが急に馬鹿らしくなったのだ。
 なお、ブタゴリラは今の一撃で完全に逝った。
 
【熊田薫@キテレツ大百科 死亡確認】

「それでどうするんだい、スネ夫?」
「そうだな……ジャイアンを探そうよ!」
「流石、スネ……あっ……」
「どうしたんだい、のび……あっ……」

 彼らがコミケ会場跡地で見つけたのは……
 彼らがよく知っているフォルムのアレだった。

「「ドラえもん!」」
「ドラえもん? ああ、僕の一部のことだね?」
「一部?」
「どういうことだい?」

 それは彼らが知っているドラえもんではなかった。
 しかし、ドラえもんでもあった。
 そう! 彼の名は―――。
 

「我が名は『忍者ドラQマン大百科』だ、分かるかい、のび太君&トンガリもどき君?」
「「わけがわからないよ」」


 藤子不二雄的ドラえもんポジションキャラが五体合体していた。
 それはまさにデジモンならぬパチモンだった。

【一日目・12時35分/日本・東京都・ビッグサイト跡】

【野比のび太@ドラえもん】
【状態】全裸
【装備】無し
【道具】無し
【思考】基本:ジャイアンを探す
0:忍者ドラQマン大百科……一体、何者なんだ?
1:コミケに参加する
2:僕の服はどこに行ったんだろう?

【骨川スネ夫@ドラえもん】
【状態】全裸
【装備】無し
【道具】無し
【思考】基本:ジャイアンを探す
0;ジャイ子×静香の同人誌は完売しました!
1:コミケに参加する
2:トンガリもどきじゃねーから!!

【忍者ドラQマン大百科@ドラえもん&キテレツ大百科&パーマン&忍者ハットリ君&オバケのQ太郎】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式×20、
【思考】基本:主催者をぶち殺すでござる。
1:友情、友達ィィィィは大切にする。
2:努力、秘密道具には頼らない。
3:勝利、――――――ただ勝つのみ。

148名無しさん:2012/01/17(火) 13:08:16 ID:3T39.SjA

 なお、この五体合体は奴らの仕業だ。
 そう、奴らの名は――――『皇帝』とビッグバン総帥。

【皇帝アクドス・ギル@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】ガルダフェニックス@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:地球を侵略する
1;暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ズール皇帝、ビッグバンと組む
2:天野河リュウセイ……まさか我らの敵だったとは……

【暴走皇帝エグゾス@激走戦隊カーレンジャー】
【状態】健康、怪人サイズ
【装備】芋長の芋羊羹、レイジングブリッド@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;大宇宙ハイウェイのS・Aを地球に建設する
1:皇帝アクドス・ギル、クライシス皇帝、ズール皇帝、ビッグバンと組む
2:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康、デスマター大佐状態
【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア、ダークネスクロスローダー
【道具】基本支給品一式、その他不明
【思考】基本:地球人類を抹殺する
1:南光太郎他仮面ライダーを倒すのも私だ
2:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、ズール皇帝、ビッグバンと組むのも私だ
3:ダークネスローダーを手に入れたぞ!
4:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる
※今までとは別人です。
※ビッグバンをボーグ星人だと思っています

【ズール皇帝@六神合体ゴッドマーズ】
【状態】健康
【装備】シューティングファントム@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:全宇宙の征服
1:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ビッグバンと組む
2:ムゲをボコしたい
3:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる

【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康
【装備】仮面、マント、ダークサイド・プレジデント
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:主催者を倒し世界征服をする。
1:リュウセイを最強のボーグバトラーに育て上げる
2:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
3:皇帝達と組む
4:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる


「任務、完了ですな……
 待っていてくださいね、タクア……紬お嬢様」

 その頃、斎藤はコミケ会場跡地で大量の同人を地味に購入していた。
 その内2%はジャイ子×静香の同人誌であった。

【斎藤@けいおん!】
【状態】健康
【装備】宇宙戦艦ヤマト@宇宙戦艦ヤマト
【道具】支給品一式、5000万円、大量の同人誌、その他不明
【思考】
基本;タクア……紬お嬢様をサポートする
 1:タクア……紬お嬢様の元に向かう

149諸君、ワタクシは『絶望』が大好きです:2012/01/17(火) 17:20:21 ID:mVsrkoso
その時である。
ドスッ!!
鈍器のようなもので斎藤は強打された。

「なっ……何……?」

さらにもう一発強打が斉藤の後頭部を襲う。
そのまま斉藤は崩れ落ちた。

「いやいや死んでませんよね?」

斉藤を後ろから殴った男は急いで脈があるかどうか確認した。

「 ……まだ生きはありますか、では彼女もお連れしなさい」

鈍器を持った長身の男は側近にそう指示した。

-------------------------------------------------------------------------------

アンゼロットとイシドは日本武道館にいた。
幸いにもここはまだ震災の被害は受けてなかった。

「首尾はどうなってますかね?」
「今全員、ホールに集結させている……最終確認させて特別支給品を渡すだけだ」

2人がそんな会話を交わしている時に電話が掛かってきた。

「おや、ゲーチスですね。そちらの方も抜かりないですか?」

アンゼロットは電話の相手にそう言った。
彼は主催側の人間の1人であるゲーチスである。
プラズマ団壊滅後、潜伏していた帝愛にスカウトされたのであった。

「もちろん、そちらの要望で兵庫県に赴いて例の連中をかき集めてまいりましたよ」
「ご苦労様です。文人も月島さんや他のジョーカーも多忙であなたが快く引き受けてくれたのは助かります」
「もうすぐ武道館へ到着いたしますが、それより面白い土産話も二つほどついでに……」
「なんですかそれは?」

-------------------------------------------------------------------------------

長身の男ことゲーチスは国技館へある一団を連れて足を踏み入れた。
ゲーチスが連れて来たのは姓名判断士の被害者の皆さんだった。
アンゼロットは彼らも戦力として組み込もうとゲーチスに頼んだのだ。

150諸君、ワタクシは『絶望』が大好きです:2012/01/17(火) 17:22:57 ID:mVsrkoso
「あたし達の名前を変える方法があるって本当ギョラ?」
「とにかく早く案内しやがれっ!」
「まあそう慌てずとも……さあ付きましたよ」

そこにはイシドが集めた参加者がいた。

「あんたらもドラゴンボール目当ての口?」
「えっ!? ここにいるのみんなそう!?」
「俺は借金返済のためだが……」

後は黒服らに任せゲーチスは彼らを残すとアンゼロットらのいる特別室へ向かった。

-------------------------------------------------------------------------------

アンゼロットはまどかに擬似ソウルジェムを投与している最中だった。
イシドには支給品の最終調整を任せていた。

「お楽しみのところでしたかな?」

ゲーチスがニヤニヤと入ってきた。

「冗談はそこまでですよ」
「これはこれは……失礼しました」
「とにかく大役ご苦労様でした。さて土産話とやらを説明してください」

アンゼロットが問う。
そしてゲーチスがゆっくり話し始めた。

「実は面白いモノを捕獲しまして……ノイ・ドヴァイの従者と言えば話は早いですかね?」
「それは興味深いですね」

ノイ・ドヴァイに協力者がいたとは初耳だったと思うアンゼロットだったが。
たしかに『琴吹紬』にならいるのであるが。

「実はこちらへ向かう途中崩壊したビッグサイトを見ようと思いましてそこでこんなモノを見つけたんですよ」

ゲーチスが指をパチンと鳴らすと猿ぐつわをされて縄で縛られた意識を失った斎藤が連れてこられた。
まだあんな化け物に忠義を誓う物好きがいたとはアンゼロットも驚きである。
普通ならすぐに見限って逃げ出すのが人間の心理だったからだ。
ゲーチス的にノイ・ドヴァイが苦しむ様が見たいのもあったようだが。

「また面白い余興ができそうですね、ワタクシとしてはあなたへご協力が出来て嬉しい限りですよ」
「ならば洗脳はイシドに任せて彼女もノイ・ドヴァイ討伐に加えちゃいましょう……」

秋山澪ほどではないが精神的な打撃は多少は与えられると思いそう指示した。
そしてゲーチスもずいぶんと悪趣味ですねと思うアンゼロットであった。

151諸君、ワタクシは『絶望』が大好きです:2012/01/17(火) 17:25:24 ID:mVsrkoso
「……それでもう一つの方も説明しましょうか?」
「話してください」
「ホールにいるでしょう、目立たないのですがね……」

アンゼロットは窓越しのホールの様子を見た。
そこには明らかに和田アキ子らや姓名判断士の被害者の会ではない者がいた。

「ちょっと誰ですか彼女?」

アンゼロットがその少女に指差す。

「実に興味深い戦闘力でしたので部下に命じて連れてこさせました」
「どれくらいの実力なんですか?」

これからノイ・ドヴァイと戦わせるのである。
並みの戦闘力がなければ無意味なのは分かっていた。

「モニターを観察した黒服の話によるとTバック男爵とジェイル・スカリエッティらを殺害したそうです」
「これほどの実力者がどうして今まで目立ったなかったんですかね……それで彼女の名前は?」
「赤座あかりです」
「……いましたね、そんな名前の子。では彼女もうまく言いくるめてノイ・ドヴァイと戦わせましょう」

いくら強豪を殺害したとは言えアンゼロットはあかりについての成果はあまり期待してなかった。
戦力になったとしても時間稼ぎが限度だろう。
現時点での赤座あかりをその程度しか評価できなかった。
丁度その時、調整を終えたイシドが入ってきた。

「特別支給品は準備できましたか?」
「なんとかな、だがアレの使用は本当に大丈夫なのか?」
「主戦場が外宇宙ですし、主会場の地球圏には影響はないでしょう」
「ああ、そうか……付近の惑星は崩壊するかもしれんが」
「それはやむを得ませんね、おそらくは住む星を破壊されて生き残った原住民が難民化するくらいですね」
「宇宙とアレを天秤にかければどっちが重いか言わなくても分かる」
「それでもダメなら『アレ』の投入も……」
「『アレ』……?」
「いえ何でもありませんよ」

万が一の場合は地球から別の舞台に移す方法も検討しているのだ。
まだ『最後の切り札』は残しておくべきだと彼女はそっと胸にしまった。

-------------------------------------------------------------------------------

152諸君、ワタクシは『絶望』が大好きです:2012/01/17(火) 17:28:38 ID:mVsrkoso
「……後の細かい仕上げはイシドに任せましたよ」
「それらについてワタクシに一任させていただけません?」
ゲーチスが名乗り出る。

「イシドも参加者集めでお疲れの様子、それにワタクシも愉しみたいんですよ」
「まあ私たちの負担が減るならそれで構いませんけどね」

アンゼロットもここは扇動力に評価のあるゲーチスに一任してもいいと判断したのであった。

「では私はイシドと共に本部へ戻りますので……何かあったらまた連絡ください」
「ワタクシも有意義な暇つぶしが出来そうで楽しみです」

アンゼロットとイシドは後の処理をゲーチスに任せて数人の黒服と共に国技館を去っていった。
残されたゲーチスは最後の調整に掛かろうとしていた。
まずは斉藤の洗脳と参加者への最後の確認、そしてアンゼロットに託されたまどかと長門の処置である。
ついでにあかりは説得程度で済みそうだが。
水面下にノイ・ドヴァイと宇宙を賭けた決戦の準備が整いつつあった。

【一日目・13時45分/日本・東京都千代田区北の丸公園・日本武道館】
※アッコさんたちも突撃ガールたちも一旦ここに集められました

【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:ノイ・ドヴァイ対策をさらに進める
3:イシドと本部へ戻る
※主催側です。

【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:本部へ戻る
3:疲れた……
※主催側です

【ゲーチス@ポケットモンスターBW】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:主催側の立場で参加者が絶望する様を見てみたい
3:武道館に残って最後の仕上げに掛かる
4:斉藤を洗脳する
※主催側です

【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、月島さんに切られた、魔法少女化中
【装備】擬似ソウルジェム
【道具】支給品一式
【思考】基本:???
1:???
※アンゼロットを月島さんの友達と考えています

【斎藤@けいおん!】
【状態】後頭部打撲、気絶
【装備】宇宙戦艦ヤマト@宇宙戦艦ヤマト
【道具】支給品一式、5000万円、大量の同人誌、その他不明
【思考】
基本;タクア……紬お嬢様をサポートする
 1:気絶中

【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:主人公相応に目立ちたい
2:なんでこんなところにいるんだろう?

153名無しさん:2012/01/17(火) 17:33:29 ID:mVsrkoso
【クロウ・ブルースト@第二次スーパーロボット大戦Z】
【状態】借金塗れ(残り100万G)
【装備】ブラスタ@第二次スーパーロボット大戦Z
【道具】支給品一式
【思考】基本:借金返済
1:まだ待たされているのか?
2:イシドの提案に乗るか考え中。
※何者かに絶賛借金中。
※イシドに集められた参加者です。

【零崎人識@戯言シリーズ】
【状態】健康
【装備】???
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
1:イシドの提案に乗るか考え中。
※イシドに集められた参加者です。

【秋山 澪@けいおん】
【状態】正常
【装備】パジャマ、サンダル
【道具】支給品一式
【思考】
1:イシドの提案に乗るか考え中。
2:こんな形で武道館に来るなんて……
※ノイ・ドヴァイがタクアンだと思ってません。
※イシドに集められた参加者です。


【野原ひろし@クレヨンしんちゃん】
【状態】健康、デビルトリガー発動
【装備】アラストル@デビル メイ クライ
【技能】「スタイリッシュアクション」「人修羅」
【道具】支給品一式
【思考】
基本:家族を守る
1:イシドの提案に乗るか考え中。
2:家族と合流する
3:出来る限り殺し自分と家族を強化する
※イシドに集められた参加者です。

79 名前:創る名無しに見る名無し[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 23:01:43.26 ID:z4H5a5jf [2/2]
【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボールを見つけ出す
1:イシドは気に喰わんが提案についてどうするべきか

【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:イシドの提案に乗るか考え中。

【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボール探しにつきあう
1:先生、どうかご無事で……
2:イシドの提案に乗るか考え中。

【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【装備】柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【道具】支給品一式 (-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコについていく
1:あのイシドシュウジって奴むかつくな
2:イシドの提案に乗るか考え中。

154諸君、ワタクシは『絶望』が大好きです:2012/01/17(火) 17:36:02 ID:mVsrkoso
【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:マンガ家の道具一式
[道具]:支給品一式 (-赤飯@現実)
[思考]基本:ひとまず、アッコさんについていく
1:イシドの提案に乗るか考え中。

【突撃ガール(魚雷ガール)@ボボボーボ・ボーボボ】
【状態】姓名判断士への猛烈な怒り
【装備】この体が装備そのものよ!by魚雷ガール
【道具】支給品一式
【思考】基本:おふざけは許さない
1:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後もう一度殺す
2:主催側の提案に乗るか考え中
※ゲーチスに集められた参加者です。

【ダイスキ=ミヤザワ(宮川大輔)@現実】
【状態】姓名判断士への強い怒り
【装備】法被、鉢巻き
【道具】支給品一式
【思考】基本:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後しばく
1:今に見とけ……
2:主催側の提案に乗るか考え中
※ゲーチスに集められた参加者です。

【瀬川おかぷ(瀬川おんぷ)@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】姓名判断士への強い怒り
【装備】コロンタップ、普段着
【道具】支給品一式
【思考】基本:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後しばく
1:アイドルを怒らせると大変なのよ
2:主催側の提案に乗るか考え中
※ゲーチスに集められた参加者です。

【カズヤ(カズマ)@スクライド】
【状態】気絶、姓名判断士に怒り
【装備】シェルブリット
【道具】支給品一式
【思考】基本:りゅうちょう(劉鳳)と決着を着ける
0:……
1:姓名判断士を見つけぶん殴る
2:妖怪首おいてけ(島津豊久)をボコる
3:主催側の提案に乗るか考え中
※ゲーチスに集められた参加者です。

【りゅうちょう(劉鳳)@スクライド】
【状態】姓名判断士に怒り
【装備】絶影
【道具】支給品一式
【思考】基本:カズヤ(カズマ)と決着を着ける
1:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後、断罪する
2:主催側の提案に乗るか考え中
※ゲーチスに集められた参加者です。

【剛田ジャイ子@ドラえもん】
【状態】健康
【装備】バナナ@魁!!クロマティ高校、つれたか丸@鉄腕!DASH!!
【道具】支給品一式、漫画家に必要なもの全て
【思考】基本:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ改名する
1:集合場所(コミケ会場)に向かいたいが、どうしよう?
2:主催側の提案に乗るか考え中
※ゲーチスに集められた参加者です。

【妖怪首おいてけ(島津豊久)@ドリフターズ】
【状態】気絶
【装備】首斬り包丁@NARUTO
【道具】支給品一式、ユニコーンガンダムの頭
【思考】
基本:強者と戦って戦利品として首をもらう
0:……
1:カズヤ(カズマ)の首を取る
2:主催側の提案に乗るか考え中
※ゲーチスに集められた参加者です。

155修正:2012/01/17(火) 17:42:45 ID:mVsrkoso
プラズマ団壊滅後、潜伏していた帝愛にスカウトされたのであった。

プラズマ団壊滅後、潜伏していたところを帝愛にスカウトされたのであった。
にします

156再度修正:2012/01/17(火) 17:50:46 ID:mVsrkoso
「ならば洗脳はイシドに任せて彼女もノイ・ドヴァイ討伐に加えちゃいましょう……」

「ならば洗脳はイシドに任せてコレもノイ・ドヴァイ討伐に加えちゃいましょう……」
にします

157再々度修正:2012/01/17(火) 18:28:17 ID:mVsrkoso
アンゼロットとイシドは後の処理をゲーチスに任せて数人の黒服と共に国技館を去っていった。

アンゼロットとイシドは後の処理をゲーチスに任せて数人の黒服と共に武道館を去っていった。
に修正します

158修正:2012/01/17(火) 18:32:10 ID:mVsrkoso
「 ……まだ生きはありますか、では彼女もお連れしなさい」

「 ……まだ生きはありますか、ではお連れしなさい」
にたびたび修正します
ご迷惑おかけします

159修正:2012/01/17(火) 18:40:23 ID:mVsrkoso
長身の男ことゲーチスは国技館へある一団を連れて足を踏み入れた。

長身の男ことゲーチスは武道館へある一団を連れて足を踏み入れた。
に修正します

160名無しさん:2012/01/17(火) 18:41:04 ID:3pY6HMQ.
だからwiki収録時にこっそり修正すりゃいいってw
状態表でもないんだしさ

161名無しさん:2012/01/17(火) 19:01:15 ID:pjCz1f7Q
修正したことがないならwikiの修正はすごい簡単だから一回やってみるといい

162明日のローズマリー:2012/01/17(火) 20:27:06 ID:PYJqu3Mw
「手繋ごうか?」
「ちっ」
「え?」
「いや何でも無いわよ」

ケンとぷにえは東京の街を歩いていた。
一応主催者の位置を探しているつもりなのだが、まったく成果が上がっていない。

そんな時である。二人の前に謎の少女が現れた。

「あっ私と同じ魔法少女かしら!」

いつもの魔法少女スマイルで謎の少女に近づくぷにえ。
だがその少女は杖を取り出すと――。

「ソード!」
「!?」

その杖を剣に変化させ斬りかかってきた。ぷにえは体を後ろに傾けそれをかわす。

「その杖……。木之本桜が所持している封印の杖、いや星の杖か。そしてクロウ……いやさくらカード。貴女何者?」
「流石、同業者の事については詳しいわね。でも一つ勘違いをしているわ。これはもうさくらカードではなく、ローズマリーカードよ。あと星の杖も何故かなっちゃったけど」
「なるほど。彼女から奪ったと言う訳ね?」
「違うわ譲ってもらっただけよ。今、彼女は子供好きのおじさんに保護されてるわ」

二人の会話についていけないケンだが、取り合えずローズマリーは敵と判断し攻撃を仕掛ける。

「チャイナクック――」
「遅い!サンダー!!」

次の瞬間ケンは黒こげになった。

「戯けが!うぬと敵と力量差すらも分からぬとは!」

そう吐き捨てるぷにえ。何処が魔法少女なのだろうか。

「ねぇ貴女私と組まない?」
「どういうつもり?」
「そこの出来損ないと組むよりはマシだと思うけど」
「……いいわ。ただし主催者を殺すまでの間だけよ」
「それでいいわ」

そう言うとローズマリーはティバッグからトトロ少佐を取り出した。

「その子は?」
「私たちのマスコットキャラよ。魔法少女には必要でしょ?」
「確かにパヤたんも居ないし、しばらくその子で代用しましょう」
「さてじゃあコミケに向かいましょうか」
「コミケ?」
「そうよ今、参加者が一番集まってる場所よ。そこなら主催者の情報が分かるかも知れないわ」
「分かったわ」

次の瞬間、可愛い魔法少女スマイルを浮かべながら、二人の魔法少女はトトロ少佐を連れコミケに向かっていった。

163明日のローズマリー:2012/01/17(火) 20:27:40 ID:PYJqu3Mw
【一日目・13時30分/日本・東京都】


【田中ぷにえ@大魔法峠】
【状態】健康、可愛い魔法少女スマイル
【装備】プリンセス・ロッド
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:世界征服を目指す
1:クーデターを起こした連中を皆殺しにする
2:ローズマリーと組むが主催者を殺した後に殺す
3:コミケに向かう

【ローズマリー@明日のナージャ】
【状態】健康、可愛い魔法少女スマイル
【装備】闇の杖@CCさくら、ローズマリーカード@CCさくら
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:プリンセスになる
1:主催者を殺しこのゲームから脱出する
2:自分以外のプリンセスや魔法少女は全て殺す
3:ぷにえと組むが主催者を殺した後に殺す
4:他の強力な参加者とも手を組みたい
5:コミケに向かう

【トトロ少佐@となりのトトロ&HELLSING】
【状態】ロースマリーの恐怖、マスコット
【装備】なし
【道具】???
【思考】
基本:この二人のマスコットにならざるをえない
1:コミケに行ってセイバー本を買いたい
2:そういや最後の大隊どうなったんだろう?




「女ってこえーな」

ケンは震えながらその場を立ち去ろうとする。

「あっ女の子だ。よし追いかけよう」

だが懲りずに見つけた女を追いかけ始めた。
何故ならケンの目的は既に彼女を作るになっていたからだ。

【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】黒こげ
【装備】キー・オブ・ザ・グッド・テイスト
【道具】支給品一式
【思考】
基本:彼女を作る
1:色んな魔法少女が居るんだな
2:あの女の子を彼女にしよう


だがケンの追いかけた女の子はキチガイというかヤンデレだった。


【我妻由乃@未来日記】
【状態】ヤンデレ
【装備】雪輝日記
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ユッキー以外皆殺し
1:ユッキーを探す

164F組のみんな、集合!ってレベルじゃねーぞ。:2012/01/18(水) 01:30:59 ID:jiaKIF9o
「……ええと」
のび太は戸惑っていた。
「……」
スネ夫も戸惑っていた。

なんでかって?
目の前にいた相棒がどこのどいつかのせいで凄まじいことになってしまっていたから。

「えーと、もう1度聞いてもいい?君は……」
「きみはじつにばかだな。我が名は『忍者ドラQマン大百科』だ」
「「だから、それがわからないんだって!!」」

もう何が何だかである。

「して……お前達はこれからどうするつもりナリござるか?」

語尾までフュージョンだ。

「……ジャイアンを、探そうと思うんだ」
「ほう」
「今まで同行していた、ジャイアンはジャイアンのパチモンだったんだ」
「そうか」
「そうだ、これだけは言わせて」
「なんだ?」

「今 の 君 こ そ、パ チ モ ン と し か 思 え な い」

ズコー!ハットリ君的コケ効果音をあげながら、忍者ドラQパーマ(ryは盛大にずっこけた。

165F組のみんな、集合!ってレベルじゃねーぞ。:2012/01/18(水) 01:31:38 ID:jiaKIF9o
 
「何をおっしゃる、のび太君。僕は正真正銘、純正のFブランドキャラだよ」
「どこがじゃー!!」

ツッコむのび太である。

「ていうか、場末のお土産屋さんのグッズでしか見たことのないそのフォルム
……どこが一体正真正銘純正のFブランドなんだ!!」

フォルムについて、説明させてもらうと……
ボディはドラえもん、頭にコロ助のちょんまげ、目はハットリ君、口はQちゃんのたらこ唇。
……といった感じ。いかにもお土産屋さんでおなじみ、ジョークキャラである。

「仕方ない。経緯を説明しよう」
「「お願いします」」

―説明中―

「と、いうことだ。わかったか?」
「「いまいち」」

ヘコー!!今度はパーマン的コケ効果音でずっこけた。

「と、とりあえずだ。僕をこんなふうにした奴はきっと主催の手先。
元に戻してもらうついでに主催をぶっ殺そうと思うナリござる」

コケから立ち直りつつ、忍者ドラQパー(ryは言う。
しかし、今更気付いたのだが語尾が安定していない。
……これが五体合体のなせる技なのか。

「まあ……曲がりなりにもドラえもんなわけだし……僕もジャイアンを探すついでに同行するよ」
「僕はいまいち気が進まないけど……」

なんとか受け入れようとする、のび太。
なかなか受け入れられない、スネ夫。
うーん、対照的!!

「では、早速出発しよう。だが……」
「「……??」」
「その前にごはんにしよう」

オター!!!オバQ的コケ効果音で盛大にずっこける、スネ夫とのび太であった。

166F組のみんな、集合!ってレベルじゃねーぞ。:2012/01/18(水) 01:32:11 ID:jiaKIF9o
【一日目・13時36分/日本・東京都・ビッグサイト跡】

【野比のび太@ドラえもん】
【状態】全裸、ずっこけ
【装備】無し
【道具】無し
【思考】基本:ジャイアンを探す
0:オター!!!
1:コミケに参加する
2:僕の服はどこに行ったんだろう?
3:ドラえもん、なんだよね。

【骨川スネ夫@ドラえもん】
【状態】全裸、ずっこけ
【装備】無し
【道具】無し
【思考】基本:ジャイアンを探す
0:オター!!!
1;ジャイ子×静香の同人誌は完売しました!
2:コミケに参加する
3:トンガリもどきじゃねーから!!
4:……この異生物、受け入れられん。

【忍者ドラQマン大百科@ドラえもん&キテレツ大百科&パーマン&忍者ハットリくん&オバケのQ太郎】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式×20、
【思考】基本:主催者をぶち殺すでござる。
1:食事、とても重要だ。
2:友情、友達ィィィィは大切にする。
3:努力、秘密道具には頼らない。
4:勝利、――――――ただ勝つのみ。

167美しき蝿の空腹者:2012/01/18(水) 03:48:45 ID:2MJ7zTjM
「いい加減、私の頭をかじるのは止めなさい!」
「お腹空いたんだよ!」

アンゼロットと間違えて、インデックスを追いかけていたベール=ゼファーはインデックスに頭をかじられていた。

「待ちなさい!もう直ぐでラーメン二郎とやらに着くから」
「我慢できないんだよ!」
「私だってお腹減ってるのよ!」

そして二人は今二郎を目指していた。
この震災で東京中が混乱しているなかでやっているかは分からなかったが、腹もペコちゃんなので二郎に向かう事にしたのだ。

「あっ二郎なんだよ!」

そして二郎はやっていた。店が潰されたせいで屋台になっていたが、それでも二郎は復活していた。
屋台に腰掛けるベルとインデックス。
横には長い試合を通じ絆が芽生えた、騎士王とテニヌプレイヤー、全身黒尽くめの黒のたらし男、筋肉ムキムキの男がラーメンを食していた。

「何でもいいからラーメンが欲しいんだよ!」
「私にもラーメンを頂戴!」
「すいません。あそこの4人、主に女の子と黒服の人とサラリーマンの人が全部食べちゃってもう無いんですよ」

それを聞いてポカーンとした顔で二人が横を見ると山の様に積み上げられた丼があるではないか。

「ご馳走様でした」
「ご馳走様」
「ご馳走様」

そして二郎を喰らい尽くした大食い達は去っていった。



【一日目・13時40分/東京、ラーメン二郎】

【セイバー@Fate/stay night】
【状態】魔力消費(大)、満腹
【装備】約束された勝利の剣、ヤマハ・VMAX@Fate/Zero
【道具】支給品一式
【思考】基本:更なる食を探す
1:力也と行動する

【伴力也@新テニスの王子様】
【状態】軽傷
【装備】テニスラケット、テニスボール
【道具】支給品一式、大量の棺桶
【思考】基本:優勝して日本代表のバッチを取り返す
1;セイバーと行動する
2:よくこんなに食えるなこいつら
※カオスロワをテニスの大会だと思っています。

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、満腹
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート
【道具】支給品一式、仮面
【思考】基本:ゲーム脱出
1:銀を探す

【トリコ@トリコ】
【状態】健康、満腹
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いを潰す
1:小松を探す



「……お腹空いたんだよ」
「私も……」

インデックスに頭をかじられながら、またベルは東京をさまようのであった。


【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】ぽんこつ、空腹
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を殺す
1:手駒を集める
2:インデックスと行動する
3:お腹減った……
4:そういえばアンゼロットは?
※アンゼロットを参加者だと思っています

【インデックス@とある魔術の禁書目録】
【状態】空腹
【装備】歩く教会
【道具】支給品一式
【思考】
1:お腹が減ったのでご飯を食べに行く
2:ベール=ゼファーと行動する
3:お腹減ったんだよ……

168名無しさん:2012/01/18(水) 11:04:43 ID:dxKQEAxw
「すいません。あそこの4人、主に女の子と黒服の人とサラリーマンの人が全部食べちゃってもう無いんですよ」を
「すいません。あそこの4人、主に女の子と黒服の人と美食屋の人が全部食べちゃってもう無いんですよ」に修正します
何でサラリーマンなんて書いちゃったんだろう……

169ネオ・リモネシア奮闘記:2012/01/18(水) 13:04:48 ID:ZV5P7dOI
「見なさいブンビー、私の名声を聞きつけて国民が続々と集まってきました!」
「どう突っ込めばいいんですか、集まったの3人だけですよっ!!」

相変わらず我らがシオニーとブンビーはネオ・リモネシア建国に精を出していた。
集まったのはムー大陸に流れ着いたハンターギルドの受付嬢こと本名アイシャとメッシュ入ったガキこと九十九遊馬に無能力者の浜面仕上の3名である。
全員おそらく海外からムー大陸に流れ着いたのだろう。

「だが国民には代わりはない……手厚くもてなさなければ」
「アストラルっ!」
「日本に帰らせろよ!!」
「モガの村に帰りたいです……」

なんて自分勝手な国民どもだ……シオニーはまたもや目の前が真っ白になった。
銃があったら即粛清したい気分だった。

「あの? ここってどこですか?」
「シオニーさん!! 4人目ですよ!!」

突然の新しい国民候補の来訪にすぐに元気を取り戻すシオニー。

「それであなたの名前はなんですか?」
「僕は小松と言います! 職業はシェフです!」
「やっとまともに家事ができそうな国民が来ましたね……」

ブンビーはほっとため息をつく。

「シェフですか、ならばもっと呼びましょうよ! 携帯……携帯……」

携帯を取り出しかけ始めるアイシャ。

「何をしているのですか?」
「いえいえ、ちょっと知り合いを呼んだんですよ……どうせならここもっと広げましょう」

一体誰を呼んだんだと思うシオニーと筆頭政務官と愉快な国民らであった。

【一日目・13時55分/太平洋上・ムー大陸】

【シオニー・レジス@バンプレストオリジナル】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品、野菜の種、野菜の球根、携帯端末
【思考】
基本;リモネシアを再興させて主催者を倒す
1:ネオ・リモネシアの国民を募集する
2:とりあえず畑仕事
3:ブンビー、浜面、九十九まとめて働け!

【ブンビー@Yes!プリキュア5】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;ゲームから脱出したいんですけど
1:シオニーさんと行動する
2:プリキュアの皆さん助けて!

【アイシャ(受付嬢)@モンスターハンター3】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;モガの村に帰らせてよ……
1:それでも気丈に振舞って国民になる
2:もっと知り合い呼びましょう

【浜面仕上@とある魔術の禁書目録】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;ゲームから脱出
1:知り合いと合流
2:日本に帰らせてくれよ……

【九十九遊馬@遊戯王ゼアル】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;ゲームから脱出
1:小鳥と姉ちゃんとアストラルを探す
2:日本に帰らせてくれよ……

【小松@トリコ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;ゲームから脱出したいんですけど
1:トリコさん助けて……
2:シオニーさんには一応協力はします

170ネオ・リモネシア奮闘記:2012/01/18(水) 13:06:33 ID:ZV5P7dOI
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「知り合いからの緊急要請か……場所を移す……ニャ」

大食いらが去った後、二郎の亭主ことさすらいのコックアイルーは店に閉店の看板を置くと旅の扉に飛び降りた。

【一日目・14時00分/東京、ラーメン二郎(閉店)】

【さすらいのコック@モンスターハンター3】
【状態】健康
【装備】調理器具一式
【道具】支給品一式、さまざまな食材
【思考】基本:味を極めるためにラーメン二郎等さまざまな飲食店を経営する
1:ギルド嬢の元へ向かう

171 巨人小笠原、元祖症候群の皆さんを排除しようとして死亡:2012/01/18(水) 19:22:27 ID:jiaKIF9o

 「メンバー総入れ替えしちゃ、いかんのか?」
巨人小笠原は言う。
「構わないだろう。奴らが死ぬというパターンはいい加減TCBR読者が飽きてきているだろうしな
それに、死亡しまくりキャラが複数いるのはいくらTCBRだからと言って、ないと思うんだ」
それにに、アンドリューW.Kは答えた。
「そうだ。いい加減、予備軍から脱出しなきゃいけない時だ!
そして、玉子軍団には永遠に眠っていてもらおう!」
シンも叫んだ。
「そう、そして、私達が……」

「「「「正義だ!!!」」」」

シャキーン!見事に決まる、4人のポーズ。


「そういうわけで、野比玉子さんと愉快な仲間達……さよならです!」
びしっ!その時の表情のまま、律は近くにいた元祖症候群の皆さんを指差した。

「のびちゃんとドラちゃん、どこにいったのかしら……お夕食の手伝いをしてもらおうと思ったのに」
「俺こそが最強のポケモントレーナーだ!」
「……誰だろうと、わたしの永遠の絶頂をおびやかす者は許さない。 決して、確実に消え去ってもらう」
「僕は富竹ジロウ。フリーのカメラマンさ」
「もう何も怖くない!」
「おじいちゃん、大丈夫かな?」
「ウオオー!ニャン美、ウオオー!!!」

ドギャシャラアァァアアアアアアアアン!!!

全く話を聞いていない元祖症候群の皆さんに予備軍は盛大にずっこけた。

そして、そのずっこけの衝撃で発生した爆発で、予備軍は死んだ。なんJ(笑)
ちなみに、元祖の皆さんもその爆発に巻き込まれて死んだ。本家本元(笑)

172 巨人小笠原、元祖症候群の皆さんを排除しようとして死亡:2012/01/18(水) 19:23:03 ID:jiaKIF9o
一日目・13時57分/日本・東京都千代田区北の丸公園・日本武道館】

【田井中律・この世全ての善形態@けいおん!!+テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】
【巨人小笠原@なんJ 死亡確認】
【アンドリューW.K.@現実? 死亡確認】
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY 死亡確認】
死因;ずっこけた際の爆発


【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】
【セワシ@ドラえもん 死亡確認】
【クマ吉@ギャグマンガ日和 死亡確認】
【巴マミ@魔法少女まどかマギカ 死亡確認】
死因:予備軍がこけた際の爆発に巻き込まれた

173 巨人小笠原、元祖症候群の皆さんを排除しようとして死亡:2012/01/18(水) 19:23:36 ID:jiaKIF9o
はてさて、この光景を予備軍に片足を突っ込みかけているあの皆さんが見ていたわけで。


「そういや、坂田に澤井。あんたらが殺された理由『キャラが薄いから』やて」
「ぶわっはっはっはっはwwww」
「そ、そうなんですか……(汗)」
「俺……一応ジャンプマンガの主人公なのに、チックショォォォ─────────────!!!」

【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボールを見つけ出す
1:イシドは気に喰わんが提案についてどうするべきか

【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:ぶわっはっはっはっはwwww
2:イシドの提案に乗るか考え中。

【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボール探しにつきあう
1:先生、どうかご無事で……
2:イシドの提案に乗るか考え中。

【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【装備】柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【道具】支給品一式 (-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコについていく
1:チックショォォォ─────────────!!!
2:あのイシドシュウジって奴むかつくな
3:イシドの提案に乗るか考え中。

【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:マンガ家の道具一式
[道具]:支給品一式 (-赤飯@現実)
[思考]基本:ひとまず、アッコさんについていく
1:ぁぅ
2:イシドの提案に乗るか考え中。

174TCBR9第2回放送:2012/01/18(水) 21:08:50 ID:ZV5P7dOI
キーンコーンカーンコーン♪

全世界にチャイムが響き渡る……二回目の放送である。

『……お初にお目にかかりるよ、この度主催進行の責任を任された七原文人だ
 以後、よろしく頼むよ……前に放送した人は?……彼には遠い国に行ってもらったとだけ述べておくよ
 じゃあ死者の発表を始めるよ……同じ名前呼ばれているけど気にしないこと。

 星野鉄郎、メーテル、車掌、エリック・カートマン他サウスパークの住人、地獄大使、ネコヤミー、
 アンドリューW.K.、田井中律・この世全ての善形態、巨人小笠原、野比玉子、野比玉子、野比玉子、野比玉子、野比玉子、
 野比玉子、野比玉子、野比玉子、野比玉子、野比玉子、豊臣秀吉、伊佐坂浮江、ラディッツ、栽培マン、柿崎速雄、
 伊藤誠、アーカード、コミケ参加者×8、コミケスタッフ×2、巴マミ、田井中律・この世全ての善形態、巨人小笠原、
 アンドリューW.K.、シン・アスカ、3936、3938、俺、姓名判断士、野比玉子、タケシ、ディアボロ、富竹ジロウ、513、
 ジノ・ヴァインベルグ、田村ひより、南夏奈、獅子堂桜、セワシ、クマ吉、巴マミ、コミケ関係者×1000、神崎士郎
 野比玉子、タケシ、ディアボロ、富竹ジロウ、セワシ、クマ吉、巴マミ、ドラコ・マルフォイ、シャングリラ小川、
 バイオブロリー、モヒカン、司令官ワルズ・ギル、花沢花子、みぎわ花子、美堂蛮、天野銀次、カザリ、赤屍蔵人、
 ベネット、◆6/WWxs901s氏、田井中律・この世全ての善形態、巨人小笠原、アンドリューW.K.、シン・アスカ、
 乱闘に巻き込まれたコミケ関係者の半数、パンテオンA、パンテオンB、コピーエックス、モヒカンA、モヒカンB、エリート兵、
 Tバック男爵、ジェイル・スカリエッティ、レオモン、ハイグレ魔王、佐藤 純、瓜生新吾、リーガルマンモス、般若パンダ、
 ゲイト、ピラメキパンダ、上条当麻、2011年、野比玉子、タケシ、ディアボロ、富竹ジロウ、セワシ、クマ吉、巴マミ、
 逃げ遅れたコミケ関係者の半数、犬夜叉、本田ヒロト、アルクェイド・ブリュンスタッド、パヤたん、タラちゃん、
 西山茂一、精霊アニマ、アニムス、トゥエンティ (二十里 海)、ラット (石流 漱石)、トゥエンティ (根津 次郎)、
 逃げ遅れたラーメン客達、高倉晶馬、島田紳助、ルーファウス、その他の核ミサイル落下地点にいた参加者×100万人、
 ラウ・ル・クルーゼ、キラ・ヤマト、千征令オルゴン、デカラビア、ランス、紗音、和田アキ子、勝俣州和、アッコさん書き手、
 小野妹子、渡部陽一、クロウ・ブルースト、石田光司、安藤守、秋山澪、ゆっくり霊夢、その他対ノイ・ドヴァイなみなさん×∞、
 和田アキ子、勝俣州和、風浦可符香(PN)、坂田銀時、澤井啓夫、巨人小笠原、田井中律・この世全ての善形態、巨人小笠原、
 アンドリューW.K、シン・アスカ、タケシ、ディアボロ、富竹ジロウ、セワシ、クマ吉、巴マミ、糸色望
 以上…いや3名追加だ
 キュゥべえ、パズー、ダッフィー……改めて以上だよ』

175TCBR9第2回放送:2012/01/18(水) 21:10:10 ID:ZV5P7dOI
文人は一旦深呼吸し、再び放送を再開した。

『じゃあ禁止を決める前に主催者側から注意事項……君たちちゃんとまじめに殺し合いしなさい
 別に脱出とか対主催とか首輪解析は試みてもいい……けどいつまでもコミケで遊んでは殺し合いが進まないじゃないか。
 そういう意味も含めて禁止エリアを東京・港区周辺を追加するよ……まだ付近に残っている参加者は逃げたほうがいい
 そして幻想郷、アースティア、セフィーロ、火星の魔法世界を今回の禁止エリアに決定だ
 アメリカみたいに一斉破壊はしないからこちらもまだ参加者がいるなら早く退去を勧めるよ
 最後に外宇宙でノイ・ドヴァイと言うのが宇宙を侵食しようと暴れているけど、倒したら主催側から特別ボーナスを
 プレゼントしよう……放送は以上だ、それでは君達の健闘を祈るよ』

放送は終わった。
文人はスピーカーから離れ、そばにいる白服の男に問う。

「君も来たのか、あの老人も心配性だね」
「ついでに外部情報が漏れないよう消しておいたぞ、今後情報漏れには気をつけろ」
「分かっているよ、左慈……さて彼女らを迎えにいくか」

文人は左慈と共に放送室から出て行った。

【一日目・14時00分/???・主催者本部】

【七原文人@BLOOD-C】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
※主催側です。


【左慈@恋姫†無双】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
※主催側です。

【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】
【パズー@天空の城ラピュタ 死亡確認】
【ダッフィー@天空の城ラピュタ 死亡確認】
死因:情報漏えい防止のために左慈にこの世界から追放消去されました

176名無しさん:2012/01/18(水) 21:20:32 ID:ZV5P7dOI
×『……お初にお目にかかりるよ、この度主催進行の責任を任された七原文人だ
○『……お初にお目にかかるよ、この度主催進行の責任を任された七原文人だ
に修正します

177ドバイではないです。:2012/01/18(水) 22:14:01 ID:xHezmOVY

「……ノイ・ドヴァイ……そんな恐ろしい化物がいるなんて宇宙って怖いですね」

 その頃、タクアンは放送を聞いて、今回の主催者の強大さに地味に驚愕した。
 さらに、その主催者でも倒せない化け物『ノイ・ドヴァイ』の存在が地味に気になり始めていた。

「……斎藤が心配ですね、一旦、地球に戻りましょうかね。
 ついでに……澪さんも探しときましょう、ウェヒヒ…」

 そして、タクアンは先程まで戦っていた時天空を地味に吸収して地球に向かうことにした。
 なお、その吸収の余波でいくつかの次元が地味に崩壊したが……タクアンは地味に気付かなかった。


【時天空@真説 魔獣戦線 吸収】


【一日目・14時05分/外宇宙】

【ツークンフト・ドゥバイ@???】
【状態】ω^ω次元くらいの大きさ、DG細胞に感染、ゲッター線を吸収、
    自己進化超加速中、手足が増えた、球体に手足とタクアンとリザードン♂と♀と♂が生えた、
    ニュータイプ能力覚醒、螺旋力覚醒、念動力覚醒、欲望の臨界突破、気力限界突破
    体内にブラックホールが発生した、時天空を吸収、
【装備】時天空サイズのエターナルソード、時天空サイズのゴルディオン・クラッシャー、時天空サイズのレイジングハート、
    時天空サイズの澪本、時天空サイズの『星の白金(スタープラチナ)』 と『世界(ザ・ワールド)』、タクアン
【道具】支給品一式、ドバイ×∞個、ドラゴンボール(七星球)、冬コミのカタログ、タクアン
【思考】
 基本:生き残る!
  0:地球に向かう!
  1:友の分まで生きる!
  2:斎藤に新作の澪本を買ってきて貰う
  3:ノイ・ドヴァイという化物には注意する
  ※完全にタクアンの意識です。
  ※分身体の存在に気付いていません。
  ※自分がノイ・ドヴァイだったという事実に気付いていません。

178追加放送:2012/01/19(木) 00:31:35 ID:UaUJcUBk
キーンコーンカーンコーン♪

『おっと言い忘れてた
禁止エリアは港区だけではなく……東京都江東区・有明・ビッグサイト全体も含めるよ
どうもボケっぽくてすまないねえ』

と追加放送が流れたとさ。

「こんな進行役で大丈夫か?」

【七原文人@BLOOD-C】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
※主催側です。

【左慈@恋姫†無双】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
※主催側です。

179名無しさん:2012/01/19(木) 00:34:27 ID:UaUJcUBk
【一日目・14時05分/???・主催者本部】も追加します

180あなたの――:2012/01/19(木) 01:30:07 ID:mI1rUZ42
「ジャック・サイモンです」
「全裸で言われても変態にしか聞こえませんよ」

主催者本部にて、全裸で椅子に座っているジャック・サイモンこと
ノーベンバー11の台詞をアンゼロットが軽く受け流していた。

「それより、和田アキ子のかわりの戦力についてですが」
「大丈夫ですよ。彼女の空いた穴を塞げる程では無いとは言え、十分強力な参加者を集めています」
「そうですか」

二人が話していたのは、ノイ・ドヴァイいやツークンフト・ドゥバイへの新たな戦力の補充についてだった。
というのも、最近の和田アキ子は死んでは生き返るを繰り返す、不安定な存在になってきている。
このままではろくな戦力にならないかもしれない。
その為、新たに彼女達の空いた穴を埋める戦力を集めていたのだ。

「いや苦労しましたよ。特にMEIKOさんといいましたか?彼女は話も聞かずに襲い掛かってきましてね。何とか説得はしたものの
 お陰で服が切り刻まれてしまいましてご覧の有様ですよ」
「分かりましたから、まずはその汚いナニをしまって下さい」
「おっと失礼」

そう言うと11は黒服の一人を呼んで、至急服を持ってくるようにと指示を出す。

「それで貴方が集めた参加者は今何処へ?」
「別の者に任せ、武道館に向かわせています。本当は私が彼らを連れて行くつもりだったのですが、流石に全裸ではね」
「ゲーチスに連絡は入れましたか?」
「もちろん」

そう言うと11はライムカラーのキッズケータイSA800iをちらつかせる。

「ご苦労様でした。少しの間ですがティータイムを楽しんでいて下さい」
「ええ、ではお言葉に甘えて」
「イシド。貴方もいかがですか?」
「では」

そう言うと11とイシドは紅茶を飲み始めるのだった。


「あっそうそう、私も出るヒーローズファンタジアは今日発売です。皆さんお忘れなく」
「何の話ですか?」
「いえこちらの話です」

ちゃっかり自分の出ているゲームの宣伝を忘れないノーベンバー11であった。

181あなたの――:2012/01/19(木) 01:32:47 ID:mI1rUZ42
【一日目・14時50分/???・主催者本部】

【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:ノイ・ドヴァイ対策をさらに進める
※主催側です。


【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:少し休憩する
※主催側です

【ノーベンバー11@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】全裸
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:出来ればゲームの宣伝もしておく
3:少し休憩する
4:服はまだですかね?
※主催側です



――――――――――――――――――――――――――――

「ナンカ緊張シマース」
「たわけ」
「ノイ・ドヴァイだかツークンフト・ドゥバイだか知らないけどぶっ殺してやるわ」
「どれ程の強者なのか……」
「やれやれ。随分と大きな品物のようだな」

そして参加者を武道館まで連れて行くのはトランスポーターで有名なあの剥げの運び屋である。

182あなたの――:2012/01/19(木) 01:33:19 ID:mI1rUZ42
【一日目・14時50分/東京都】

【フランク・マーティン@トランスポーター】
【状態】ハゲ
【装備】大型車
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:依頼された仕事をこなす
1:武道館までMEIKO達を運ぶ
※主催側に雇われています

【MEIKO@VOCALOID】
【状態】健康、イラつき
【装備】アクセルドライバー@仮面ライダーW、エンジンブレード@仮面ライダーW
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ストレス発散
 1:出来損ないの家族共は見つけ次第殺す
 2:幸せそうな奴は惨殺してやる
 3:黒い服の女(10/)は必ず跳ね飛ばす
 4:主催者の提案に乗りツークンフト・ドゥバイをぶっ殺す
 5:いずれノーベンバー11もぶっ殺す
※ノーベンバー11に集められた参加者です

【神威がくぽ@VOCALOID】
【状態】ダメージ(大)
【装備】自作の木刀×2
【道具】支給品一式×3、予備兼投擲用の自作の木刀×1346725本、食料品、他不明
【思考】基本:武の道を極める
1:強者と戦いつつ、親族を守る
2:妖夢、黒い服の女(10/)と再戦したい。
3:主催者の提案に乗りツークンフト・ドゥバイを倒す
※8期までのがくぽとは何も関係ありません。
※VOCALOIDとかじゃなく、れっきとした人間です。
※ものすごく鍛えています。
※ノーベンバー11に集められた参加者です

【バシャーモ@ポケットモンスターシリーズ】
【状態】HP残り2% 特性:加速
【装備】無し
【道具】支給品一式、焼き鳥(ねぎま)@現実、チキン南蛮@現実
【思考】基本:がくぽを自身のトレーナーと認め、ついて行く。
1;ツークンフト・ドゥバイを倒す
※ノーベンバー11に集められた参加者です

【ロイド安藤@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】シーザー・カエサル・エンペラー、メガネ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者の提案に乗り大金を貰う
1:パンタベタイ
※ノーベンバー11に集められた参加者です

【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】左目に眼帯
【装備】黒いジャージ&テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、鎧輝@クラッシュギア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ただ勝つのみ
1:皇帝たちと共に勝利を狙う
2:皇帝達は何処だ?
3:ロイドと行動を共にする
4:主催者の提案に乗り勝利を掴む
※ノーベンバー11に集められた参加者です

183綺想曲は鳴り続ける……:2012/01/19(木) 16:16:49 ID:w5wslcvw
「で、アンタらは殺し合いを潰す……ってか?」
「……巫女さんいつまで怒ってんだよ」
「アンタに何が分かる! 先頭に並んでたのに結局二郎は食えず仕舞い!!
 しかも、なんだか知らないけど! 他の奴らは二郎を食ってるような気がしてならない!!
 けどこれだけは、言っておく! 三田本店以外の二郎は二郎で非ず!! パチモンだよ!!!!」
「……そこまで怒らなくても……」
(大体、たかがラーメン程度でそこまで真剣にならなくても……)
「そこの爬虫類。今たかがラーメン程度でなんて思ってないでしょうね……!」
「誰が爬虫類だ!!」
「アンタ以外に誰がいるの?」

 凄まじいまでの眼力でシャウトモンと鎧を睨む霊夢。
 そして、その言葉には理不尽なまでな怒りを感じる。
 人間が持つ欲の深さを感じさせる。
 なお霊夢はあたかも自分の力で先頭に並んでいたかのように弁を振るうが…
 先頭に並んでいたのは仁王が色々ペテンをしたからである。
 その仁王は今、ハクに膝枕で介抱してもらっている
 ………正直羨ましい。

「つうか。あんたはいつまで、そんな真似してるわけ?」
「…………は?」
「霊夢さん、あのう、どう見てもその人は重傷なんじゃ?」
「どこがよ、アンタらの眼は節穴かしら?」

 霊夢は介抱してもらっている仁王にメダジャリバーを向ける。
 そんな時、仁王は目を覚ました。

「やれやれ、相変わらず博麗の眼は鋭いのう」
「あ、貴方、怪我は?」
「……それにしても、空が紅いぜよ」
「アンタの血糊のせいでしょうが!」
「血糊だって!?」
「これ血糊だったの?」
「プリッ……生憎、俺は普通の中学生じゃからのう
 化け物と戦うのは御免蒙るぜよ」

 その怪我すら彼の『詐欺(ペテン)』である。
 身体中に纏わりついた血糊を拭き取りつつ、起き上がる。
 
「コート上の詐欺師……」
「知っているのか、ハク姐さん!」
「風の噂でね……」
「自己紹介がまだだったな、俺は仁王……お前らは確か……」
「俺の名前が聞きてぇか? 聞かせて……」
「弱音ハクにベル、それとシャウトモンと伊狩鎧だろ?」
「「「!?」」」
「てめぇ、なんで俺たちの名前を知ってやがる!?」
「ググったからのう」
「さっきの変な本で、調べたんでしょうが……」
「変な本って?」
「企業秘密ぜよ」

 詐欺師は本心を悟らせない。
 相変わらずのマイペースである。
 その時である。

キーンコーンカーンコーン♪

 放送が始まった。

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184綺想曲は鳴り続ける……:2012/01/19(木) 16:17:20 ID:w5wslcvw

「ノイ・ドヴァイ……主催者でも危険視する奴がいるなんてね」
「もうそいつに主催者倒しても貰えばいいんじゃないの?」
「ノイ……ドイツ語で意味は確か『純粋な』だったわね」
「知っているのか、ハク姐さん!」
「えっ、今のは私じゃないわ?」
「 ま た あ ん た の 仕 業 か 」
「プピーナ……まあ、ドバイではよくあることぜよ」
「仁王さん、ここはドバイじゃないです」
「というか……ここにいたら不味いんじゃ?」
「私は嫌よ、二郎の店主はこの店に戻ってくるかもしれないじゃないの!」
「それはないぜよ……寧ろ、店舗の移転を考えるナリヨ
 ……ここは素直に移動するぜよ」
「……ちっ、しょうがないわね……」

 放送を聞き、彼らはこの場から移動することに決めた。
 そして、頑なにこの場を動こうとしなかった霊夢が動くことに同意した。

「けど、勘違いしないことね、私はアンタらの仲間になったわけじゃない。
 ただ主催者とこの異変を起こした奴が気に食わないだけなんだからね!!」
「……霊夢さん、やりましょう!」
「巫女さん、アンタもクロスハートの仲m(ry」
「盛り上がってる所すまないけど、私はこっち……」
「えっ、じゃあ今のツンデ霊夢発言は……?」
「……動くこと雷霆の如し……プリッ」

 もちろん、今の発言も『仁王』である。
 真田を一瞬だけイリュージョンし、移動しすぐさま霊夢にイリュージョンしたのだ

「風林火陰山雷……」
「知っているのか、ハク!」
「ええ、光の速さでどこにでも現れる移動技よ
 ……まさか囲碁サッカーの奥義をこんなところで見れるとはね」
「ハク、囲碁サッカーってなんだ?」
「時代が時代なら……死人が出てましたよ、シャウトモンさん」
「ベルも知ってんのか!?」
「えっ、知らないんですか、シャウトモンさん」
「だから、貴方は爬虫類なのよ」
「鎧、巫女さん、みんなどうしちまったんだよ」 
「まあ、この本を読んで勉強でもすることぜよ
 王になるなら一般教養くらい身に着けておきんしゃい」
「ああ……すまねぇ」
「大丈夫だって、誰でも最初は初心者だから」
 
 なんだか、損した気分になるシャウトモンさんであった。

185名無しさん:2012/01/19(木) 16:17:51 ID:w5wslcvw
【一日目・14時20分/日本・東京都千代田区】


【シャウトモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康 やや激情気味
【装備】シャウトモンのマイク
【道具】基本支給品一式、囲碁サッカーの入門書、不明支給品
【思考】
基本:主催の帝愛グループの壊滅させてやるぜ
0:囲碁サッカー……一体なんなんだ?
1:タイキたちと合流し仲間を集める
2:ハクの家族も守ってやる
3:バグラ軍やザンギャックに警戒
4:バグラモンとの休戦協定には従う
※時を駆ける少年ハンターたちの時期から参戦です


【ベル@ポケットモンスターBW】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲームを止める為にシャウトモンに付いていく
0:まさか。シャウトモンさん囲碁サッカー知らないの?
1:シャウトモンに同行
2:チェレンたち大丈夫かな……
3:シャウトモンが心配


【伊狩鎧@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】ゴーカイセルラー@海賊戦隊ゴーカイジャー
【道具】支給品一式、レンジャーキー(世紀末戦隊ゴレンジャイ64本セット)
【思考】
基本:主催者を打倒し、世界を平和にする
1:シャウトモンさんに付いていく
2:仲間たち(ゴーカイジャー)に合流したい
3:いるのであれば、スーパー戦隊の先輩たちに会いたい。
4:ルカさんかアイムさんにボインファイブに豪快チェンジしてほしい。
5:バグラモン……恐ろしい男です


【弱音ハク@VOCALOID派生】
【状態】健康
【装備】オルテガのマスクマント@ドラクエ3、斬鉄剣@FFシリーズ
【道具】支給品一式 、アグ○スの支給品
【思考】
基本:レンや他の家族を救う
0:まさか、私以外に囲碁サッカーの経験者がいるなんて……
1:レンを狙う者は全て斬る
2:シャウトモンを信頼する
3:がくぽが言っていた妖夢と黒い服の女に少しの興味。
4:バグラモンが気になる
※8期とは別人

【博麗霊夢@東方Project】
【状態】健康、少々のやる気
【装備】メダジャリバー
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、大量のセルメダル
【思考】
1:二郎のラーメンを食べるために何かする。
2:とりあえず、主催者と異変を起こした奴をぶっ殺す。

【仁王雅治@新テニスの王子様】
【状態】軽傷
【装備】不明
【道具】参加者詳細名簿、血糊、その他不明
【思考】
基本;???
1:プリッ

186ネコートさんの憂鬱:2012/01/20(金) 13:38:01 ID:Y3SNdgY6
私はネコート。アイルーと呼ばれる獣人族に属する人間並みに頭の良い種族の一員……
なんでこんな忌まわしいバトルロワイアルなんかに参加させられたんでしょうね。
当然、こんな低俗で馬鹿げた殺し合いなんかに乗るわけがないのに……
と言うわけで2回目の放送まで潜伏していたわけだが、なんて数の犠牲者……
相当数の人間や人外がゲームに乗っているの?
おそらく同じアイルーの何匹かゲームに乗っている可能性がある。
人間の中にはアイルーを見分けられないのも多い、もし間違えられて殺されたら堪らないわ。
私は禁止エリアに隣接するこの場所から離れることを決意した。

随分と静かね……おそらく大部分の住人は逃げた後のようね。
そういえば震災もあったし無理もないわね。
そうだった、支給品のチェックでもしましょうか……隠れること優先でしてなかったし。
殺し合いには乗らないけど身を守る術は確かに必要ですよね。
と言うわけでチェックしてみた。
……服装多数ですって!? しかも人間用の服ばかりじゃない!!
終わった……きっと主催側の嫌がらせですわね。
いやいや落胆するのはまだ早いわ、今までゲームに乗った参加者には遭遇しませんでしたし上手くやり過ごしましょう。
私がしばらく歩いているとこのロワで初めての災厄と出くわした。

「ニャ―――――!! なんだあなた達、服着ろって言っているんですよ!!」

私が出くわしたのは全裸の変態どもと見るからに醜悪なゲリュス以下の化け物だった。
まあ化け物は置いておくして全裸の変態どもは許しがたかった。

「ね、猫が喋った!!」
「失礼ですわね! 私は由緒正しいアイルー族のネコートです!」
「化け猫だ!」
「じゃかわしいニャ!!」

私は自身の拳をその変態の鳩尾に叩き込んであげました。
当然、変態はうめき声を上げて崩れ落ちました。
こういうのって悶絶って言うのですわよね?

「ニャメルなよヒューマン!!」
「の、のび太くん!!」
と、とにかく服を着なさい、それから話をゆっくりしましょうニャ」

私は支給品の服を取り出した。
まさかこの支給品がこんな時に役に立つなんて……捨てる神もいれば拾う神もいるものですわね。
それと全裸の変態どもはみっちりと教育いたしましょう。
お連れの化け物の方は?
それは後々考えましょう……

187名無しさん:2012/01/20(金) 13:38:46 ID:Y3SNdgY6
【一日目・14時30分/日本】

【ネコート@モンスターハンターP2G】
【状態】健康
【装備】コート
【道具】支給品一式、大量の人間用の服装
【思考】基本:殺し合いに乗らないで生き残る
1:この変態ども(のび太とスネ夫)をみっちり教育する
2:まずは服を着せる
3:化け物(忍者ドラQマン大百科)はまだ保留


【野比のび太@ドラえもん】
【状態】全裸、気絶
【装備】無し
【道具】無し
【思考】基本:ジャイアンを探す
0:グエ…


【骨川スネ夫@ドラえもん】
【状態】全裸、ネコートに恐怖
【装備】無し
【道具】無し
【思考】基本:ジャイアンを探す
0:ずっこけ!!!
1;ジャイ子×静香の同人誌は完売しました!
2:コミケに参加する
3:トンガリもどきじゃねーから!!
4:助けて!!

【忍者ドラQマン大百科@ドラえもん&キテレツ大百科&パーマン&忍者ハットリくん&オバケのQ太郎】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式×20、大量のどら焼き、玄米茶
【思考】基本:主催者をぶち殺すでござる。
1:どら焼き、食べたい
2:友情、友達ィィィィは大切にする。
3:努力、秘密道具には頼らない。
4:勝利、――――――ただ勝つのみ。
5:この猫怖い……

188名無しさん:2012/01/21(土) 19:56:17 ID:A4oV5BEU
「うーむ時間がない。早くここから離れるぞ」

皇帝達は今だに生き残った参加者達をデジクロスをしていたが、流石にそろそろ時間がないのでコミケから離れることにした。

「いや待てビッグバン。いい素材が手に入った。これを試させてくれ」

そう言うとクライシス皇帝は、コミケにきていたアクセロリータ(一方通行)と適当なモブをデジクロスさせようとする。
それを見たビッグバンはいきなりトチ狂った事を言い始めた。

「死体でもデジクロスは出来るのではないか?」

皇帝達は思ったこいつは何を言っているんだと。
だがクライシス皇帝だけは違った。それを聞くとその発想は無かったといわんばかりに死体を捜し始めた。

「まて。死体をデジクロス出来る筈が」
「いや出来る筈だ」
「何?」

ビッグバンの一言に皇帝たちは疑問を露にする。

「このカオスロワでは一度死んだ者は生き返るケースがあるらしいな」
「確かに」
「そこで思った。この世界での死は完全なる死では無いのではないかと」
「つ、つまり?」

「当たって砕けろ!!」

取り合えず皇帝達は訳が分からなかったが、試す価値はあるかも知れないと考えた。
そこで早速死体を集める事にした。

幸い、ここでは大乱闘が起こったり震災の影響で死体は山の様にある。
もしかしたら最強の生物をデジクロスで生み出せるかもしれない。
あれ?でも死体も混じってるから生物になんのかな?そんな事を考えながらクライシス皇帝は作業を進めていったのであった。

189名無しさん:2012/01/21(土) 19:57:10 ID:A4oV5BEU
【一日目・14時35分/日本・東京都・ビッグサイト跡】

【皇帝アクドス・ギル@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】ガルダフェニックス@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:地球を侵略する
1;暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ズール皇帝、ビッグバンと組む
2:天野河リュウセイ……まさか我らの敵だったとは……
3:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる
4:死体もデジクロスさせてみる

【暴走皇帝エグゾス@激走戦隊カーレンジャー】
【状態】健康、怪人サイズ
【装備】芋長の芋羊羹、レイジングブリッド@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;大宇宙ハイウェイのS・Aを地球に建設する
1:皇帝アクドス・ギル、クライシス皇帝、ズール皇帝、ビッグバンと組む
2:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる
3:死体もデジクロスさせてみる

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康、デスマター大佐状態
【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア、ダークネスクロスローダー
【道具】基本支給品一式、その他不明
【思考】基本:地球人類を抹殺する
1:南光太郎他仮面ライダーを倒すのも私だ
2:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、ズール皇帝、ビッグバンと組むのも私だ
3:ダークネスローダーを手に入れたぞ!
4:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる
5:死体もデジクロスさせてみる
※今までとは別人です。
※ビッグバンをボーグ星人だと思っています

【ズール皇帝@六神合体ゴッドマーズ】
【状態】健康
【装備】シューティングファントム@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:全宇宙の征服
1:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ビッグバンと組む
2:ムゲをボコしたい
3:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる
4:死体もデジクロスさせてみる

【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康
【装備】仮面、マント、ダークサイド・プレジデント
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:主催者を倒し世界征服をする。
1:リュウセイを最強のボーグバトラーに育て上げる
2:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
3:皇帝達と組む
4:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる
5:死体もデジクロスさせてみる

【アクセロリータ(一方通行)@とある魔術の禁書目録】
【状態】超健康、解放感 、気絶
【装備】電極チョッカ―
【道具】基本支給品、替えバッテリー×3
【思考】基本:自分の性癖を認めてもうなにも怖くねェ!
0:……
1:打ち止め本を大量に購入する
2:道中打ち止め以外にもロリがいたら保護して匂いを嗅ぐ


タイトルは『何?ジョジョ、生き残った参加者をデジクロスさせても失敗作しか出来ない?
      ジョジョ、それは無理やり生きてる参加者を合体させようとするからだよ。
      逆に考えるんだ。「死んでいる参加者でも良いさ」と考えるんだ』

190主要参加者紹介でもあったけど今期て主催と因縁ある奴多いね:2012/01/23(月) 01:05:35 ID:g9XYC1kk
「これワシ不味くね?」

その頃、兵藤は黒に拉致られ拘束されていた。
その横では、何時の間に共に行動するようになったのか、ベルとインデックスがご飯を食べていた。
二郎を食い尽くした本人が、目の前にいるのに何も言わないのは、完璧に餌付けされているからである。

「知っている事を全て話せ!」
「ま、待てワシはもう主催者じゃないし、首輪には盗聴器が仕込まれ取る下手すると爆発するぞ!」
「ちっ」

舌打ちをすると、黒はナイフを取り出し兵藤を殺そうとするが。

「ま、待て待て!主催側の幹部なら話しても問題は無い筈じゃ……。だ、だからそのナイフをしまえ!」
「……早く言え!」

兵藤は自分の知っている範囲で、尚且つ首輪が爆発しない程度の情報を話した。
だが実際の所、兵藤の持っている情報は、主催側が首輪を爆発させる程では無いのだが。

「騙したわね!アンゼロット!主催側だったなんて……」

そしてベルは切れた。
自分を騙していたからである。実際は勝手に勘違いしていたのだが。

「つまり、お前は主催者をリストラされたのか?」
「そうなんじゃ!だから、ワシもお前らの仲間に入れてくれ!」
「……良いだろう。ただし妙な真似をしたら殺す」

黒は兵藤の拘束を解いてやった。

「これからどうするつもりじゃ?」
「主催の打倒より、ゲームからの脱出を優先する。主催の打倒は、あくまでゲーム脱出の為に手段に一つだ」
「ふん、まあいい。じゃがワシは必ず主催側の連中を皆殺しにするぞ!」
「好きにしろ」

打倒主催に燃える兵藤の横で、ベルも打倒主催というより打倒アンゼロットに燃えていた。

「見てなさい、アンゼロット……。こんなゲーム私が壊してあげるわ……」

そう決意すると、再びご飯を食べ始めた。

【一日目・15時30分/日本・黒のアジト】

【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】ぽんこつ、アンゼロットに怒り
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者とアンゼロットを殺す
1:手駒を集める
2:インデックス達と行動する

【インデックス@とある魔術の禁書目録】
【状態】健康
【装備】歩く教会
【道具】支給品一式
【思考】
1:取り合えずベール=ゼファー達と行動する
2:当麻死んじゃったんだ……

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、満腹
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート
【道具】支給品一式、仮面
【思考】基本:ゲーム脱出
1:銀を探す
2:兵藤達と行動する

【兵藤和尊@逆境無頼カイジ破戒録】
【状態】健康、元主催者
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:真の黒幕と主催者達を倒し、帝愛グループを取り戻す。
1:手始めに、ノイ・ドヴァイを倒す
2:黒達と行動する

191蠱毒:2012/01/23(月) 23:55:49 ID:kzqQJ2U2
「やれやれですねえ、これでむしろ進化が収まってサイズも縮んで倒しやすくなったと言うべきですか……」

ゲーチスは先ほどの一部始終の連絡を受けそうため息をついた。
しかし無駄に参加者が増えすぎたのも問題である。
ならばやることは1つである。

「至急、参加者を集めてください」

ゲーチスは黒服らにそう指示した。自分のやり方を進めよう。
そう言って武道館の放送室へ急いだ。

「皆様、正直ここまで集まったというべきしょうか、しかし敵であるテラカオス・ドゥバイは強大です」

ホール全体にゲーチスの音声が流れる。

「それで話ってなんだ?」
「早くいえよ!」

武道館で未だに待たされている一部の参加者の野次が飛ぶ。
ゲーチスはそんな野次を無視して続ける。

「これから武道館ホールであなた達に殺し合いをしてもらいます」

ゲーチスの言葉に一同は声を失う。
ゲーチスはもはや並みの参加者ではテラカオス・ドゥバイに太刀打ちできないことを理解していた。
だったら今ここでバトルロイヤル方式で殺し合いさせて強者数名を厳選させるしかない。
古来暗殺に使う生物を殺し合わせて生き残った強い毒を呪術に使う方法……蠱毒である。
数として3、4名ぐらい生き残れば十分である。彼らに特別支給品を託せばいい。
この局地型バトルロワイヤルと言うべき蠱毒でテラカオス・ドゥバイを討つ人材を育成しようと考えたのだ。

「これからホール全体の入り口は全て塞ぎます……それと一人殺さないと5分後に毒ガスを注入しますのでそのつもりで」
「なにぃぃぃぃいいいいい!!」
「もう面倒で回りくどい方法は取りません……必要なのは強い者です、では生き残った方……またお会いしましょう」

ゲーチスは放送を切った。
その横では虚ろな瞳のまどかと長門と斉藤がいた。

「あなた達は彼女のお気に入りですからね……特別待遇ですよ、斉藤さんはワタクシのお気に入りですがね」

ホールの様子をモニターで見ながら誰が生き残るか楽しみでしょうがないゲーチスだった。

【一日目・17時00分/日本・東京都千代田区北の丸公園・日本武道館】

192蠱毒:2012/01/23(月) 23:56:39 ID:kzqQJ2U2
【ゲーチス@ポケットモンスターBW】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する
2:主催側の立場で参加者が絶望する様を見てみたい
3:蠱毒で討伐用の参加者を厳選する
※主催側です

【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、月島さんに切られた、魔法少女化中
【装備】擬似ソウルジェム
【道具】支給品一式
【思考】基本:???
1:???
※アンゼロットを月島さんの友達と考えています

【長門有希@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]健康、タイムループ15498回目、月島さんに切られた、洗脳
[装備]航空券
[道具]基本支給品一式、不明支給品
【思考】
1:???
※アンゼロットを月島さんの友達と考えています

【斎藤@けいおん!】
【状態】後頭部打撲、洗脳
【装備】宇宙戦艦ヤマト@宇宙戦艦ヤマト
【道具】支給品一式、5000万円、大量の同人誌、その他不明
【思考】
基本;タクア……紬お嬢様をサポートする
 1:洗脳


【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:主人公相応に目立ちたい
2:一体なんなの!?


【クロウ・ブルースト@第二次スーパーロボット大戦Z】
【状態】借金塗れ(残り100万G)
【装備】ブラスタ@第二次スーパーロボット大戦Z
【道具】支給品一式
【思考】基本:借金返済
1:やるしかない……
※何者かに絶賛借金中。
※イシドに集められた参加者です。


【零崎人識@戯言シリーズ】
【状態】健康
【装備】???
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
1:やるしかない……
※イシドに集められた参加者です。


【秋山 澪@けいおん】
【状態】正常
【装備】パジャマ、サンダル
【道具】支給品一式
【思考】
1:殺し合いって!?
※ノイ・ドヴァイがタクアンだと思ってません。
※イシドに集められた参加者です。

【野原ひろし@クレヨンしんちゃん】
【状態】健康、デビルトリガー発動
【装備】アラストル@デビル メイ クライ
【技能】「スタイリッシュアクション」「人修羅」
【道具】支給品一式
【思考】
基本:家族を守る
1:やるしかない……
2:家族と合流する
3:出来る限り殺し自分と家族を強化する
※イシドに集められた参加者です。

【突撃ガール(魚雷ガール)@ボボボーボ・ボーボボ】
【状態】姓名判断士への猛烈な怒り
【装備】この体が装備そのものよ!by魚雷ガール
【道具】支給品一式
【思考】基本:おふざけは許さない
1:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後もう一度殺す
2:やるしかない……
※ゲーチスに集められた参加者です。

193蠱毒:2012/01/23(月) 23:57:25 ID:kzqQJ2U2
【ダイスキ=ミヤザワ(宮川大輔)@現実】
【状態】姓名判断士への強い怒り
【装備】法被、鉢巻き
【道具】支給品一式
【思考】基本:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後しばく
1:今に見とけ……
2:やるしかない……
※ゲーチスに集められた参加者です。


【瀬川おかぷ(瀬川おんぷ)@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】姓名判断士への強い怒り
【装備】コロンタップ、普段着
【道具】支給品一式
【思考】基本:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後しばく
1:アイドルを怒らせると大変なのよ
2:やるしかない……
※ゲーチスに集められた参加者です。

【カズヤ(カズマ)@スクライド】
【状態】健康、姓名判断士に怒り
【装備】シェルブリット
【道具】支給品一式
【思考】基本:りゅうちょう(劉鳳)と決着を着ける
1:姓名判断士を見つけぶん殴る
2:妖怪首おいてけ(島津豊久)をボコる
3:こいつら全員ボコすか
※ゲーチスに集められた参加者です。

【りゅうちょう(劉鳳)@スクライド】
【状態】姓名判断士に怒り
【装備】絶影
【道具】支給品一式
【思考】基本:カズヤ(カズマ)と決着を着ける
1:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ名前を元に戻した後、断罪する
2:全員倒してでも生き残る
※ゲーチスに集められた参加者です。

【剛田ジャイ子@ドラえもん】
【状態】健康
【装備】バナナ@魁!!クロマティ高校、つれたか丸@鉄腕!DASH!!
【道具】支給品一式、漫画家に必要なもの全て
【思考】基本:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ改名する
1:集合場所(コミケ会場)に向かいたいが、どうしよう?
2:ええっ!!
※ゲーチスに集められた参加者です。


【妖怪首おいてけ(島津豊久)@ドリフターズ】
【状態】健康
【装備】首斬り包丁@NARUTO
【道具】支給品一式、ユニコーンガンダムの頭
【思考】
基本:強者と戦って戦利品として首をもらう
1:カズヤ(カズマ)の首を取る
2:皆斬る
※ゲーチスに集められた参加者です。

【MEIKO@VOCALOID】
【状態】健康、イラつき
【装備】アクセルドライバー@仮面ライダーW、エンジンブレード@仮面ライダーW
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ストレス発散
1:出来損ないの家族共は見つけ次第殺す
2:幸せそうな奴は惨殺してやる
3:黒い服の女(10/)は必ず跳ね飛ばす
4:主催者の提案に乗りツークンフト・ドゥバイをぶっ殺す
5:いずれノーベンバー11もぶっ殺す
6:絶対に勝ち残ってやる
※ノーベンバー11に集められた参加者です

【神威がくぽ@VOCALOID】
【状態】ダメージ(大)
【装備】自作の木刀×2
【道具】支給品一式×3、予備兼投擲用の自作の木刀×1346725本、食料品、他不明
【思考】基本:武の道を極める
1:強者と戦いつつ、親族を守る
2:妖夢、黒い服の女(10/)と再戦したい。
3:主催者の提案に乗りツークンフト・ドゥバイを倒す
4:ここにいる者を皆斬る
※8期までのがくぽとは何も関係ありません。
※VOCALOIDとかじゃなく、れっきとした人間です。
※ものすごく鍛えています。
※ノーベンバー11に集められた参加者です

194蠱毒:2012/01/23(月) 23:57:56 ID:kzqQJ2U2
【バシャーモ@ポケットモンスターシリーズ】
【状態】HP残り2% 特性:加速
【装備】無し
【道具】支給品一式、焼き鳥(ねぎま)@現実、チキン南蛮@現実
【思考】基本:がくぽを自身のトレーナーと認め、ついて行く。
1;ツークンフト・ドゥバイを倒す
※ノーベンバー11に集められた参加者です

【ロイド安藤@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】シーザー・カエサル・エンペラー、メガネ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者の提案に乗り大金を貰う
1:パンタベタイ
※ノーベンバー11に集められた参加者です

【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】左目に眼帯
【装備】黒いジャージ&テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、鎧輝@クラッシュギア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ただ勝つのみ
1:皇帝たちと共に勝利を狙う
2:皇帝達は何処だ?
3:ロイドと行動を共にする
4:主催者の提案に乗り勝利を掴む
5:やるしかない……
※ノーベンバー11に集められた参加者です

195名無しさん:2012/01/24(火) 09:52:17 ID:ruzlkgBM
皆覚悟決めてるなかロイドさんだけパン食べたいて思考可笑しいだろwwwww

196その頃大食い達は……:2012/01/25(水) 00:18:29 ID:IzzhnH9s
「フハハハハハハ!!!このカオスロワ9期の世界には変態が居ない!つまり我らの天下がきたのだ!!!」

そう高笑いするのは我らが神龍ニアラ様である。
運がいいのか悪いのか、このカオスロワ9期の世界に飛ばされてきたのだった。

「目にものを見せてやるぞ!家畜共!!」

そう言い放ち人間を襲おうとした次の瞬間。

「え?」

ニアラ様は首チョンパされ死亡した。

「これ食べれますかね?」
「捕獲レベルは10てとこか」

ニアラ様を殺したのは腹ペコ王セイバーだった。
その横には美食屋トリコが居た。

「小松が居りゃもっと美味く出来たんだろうがな……」

そう言うとニアラ様の死体を丸焼きにし始めた。

「さていただきましょうか」
「いただきます!」

そう言うと二人はニアラ様の丸焼きを食い始めた。

実はこの二人、二郎を喰らいつくしたあと気が合い共に行動する事になったのだ。

そんな二人を見つめながら力也はよくこんなに食えるなと思っていた。


【一日目・17時00分/神奈川県】


【セイバー@Fate/stay night】
【状態】魔力消費(小)、空腹
【装備】約束された勝利の剣、ヤマハ・VMAX@Fate/Zero
【道具】支給品一式
【思考】基本:更なる食を探す
1:力也、トリコと行動する

【伴力也@新テニスの王子様】
【状態】軽傷
【装備】テニスラケット、テニスボール
【道具】支給品一式、大量の棺桶
【思考】基本:優勝して日本代表のバッチを取り返す
1;セイバー、トリコと行動する
2:よくこんなに食えるなこいつら
※カオスロワをテニスの大会だと思っています。

【トリコ@トリコ】
【状態】健康、空腹
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いを潰す
1:小松を探す
2:セイバー、力也と行動する
3:ムー大陸に小松が居そうなのでムー大陸に向かう

【神竜ニアラ@セブンスドラゴン】死亡確認

197名無しさん:2012/01/25(水) 00:29:26 ID:A5YvzTPY
捕獲レベル10wwwwww
どんだけ弱体化してるんだニャア様

198名無しさん:2012/01/25(水) 01:00:36 ID:KdWUUD0Y
ニャア様wwwwww
神がwww捕獲レベル10www
脱症候群してもやっぱり扱い酷いw

199おめえら、本当の恐怖とバトルを教えてやるううううぅぅ:2012/01/25(水) 11:12:39 ID:HPLBz2Ao
「ブルアアアアアアア!!」

ニアラ様を食べ終えたトリコたちだったがその時、かつてない不気味な声を聴いた。

「うめえ宝石はどこだ!! 喰わせろよ、こんちくしょー!」

そこに現れたのはバグラ軍元三元士のブラストモンだった。
元々馬鹿だったので方向が分からず手当たり次第に見つけた宝石を食いまくっていたのだ。
おかげで付近の建造物や木々が次々に倒れていく。

「捕獲レベル……測定不能!?」

さっきにニアラ様以上に真の恐怖に凍りつく面々。

「おめえらぁぁ、命が欲しかったら宝石の在り処を言えェェェ!」

こうして大食いらは命を掛けてこの規格外のデジモンと死闘を開始するのだった。

【一日目・17時10分/神奈川県】


【セイバー@Fate/stay night】
【状態】魔力消費(小)、空腹
【装備】約束された勝利の剣、ヤマハ・VMAX@Fate/Zero
【道具】支給品一式
【思考】基本:更なる食を探す
1:力也、トリコと行動する
2:ブラストモンと戦う

【伴力也@新テニスの王子様】
【状態】軽傷
【装備】テニスラケット、テニスボール
【道具】支給品一式、大量の棺桶
【思考】基本:優勝して日本代表のバッチを取り返す
1;セイバー、トリコと行動する
2:よくこんなに食えるなこいつら
3:俺は逃げよう
※カオスロワをテニスの大会だと思っています。

【トリコ@トリコ】
【状態】健康、空腹
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いを潰す
1:小松を探す
2:セイバー、力也と行動する
3:ムー大陸に小松が居そうなのでムー大陸に向かう
4:ブラストモンと戦う

【ブラストモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康、空腹
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:適当に暴れながらバグラモン様を探す
1:もっと宝石よこせ!!
2:この3人をフルボッコする

200そんなに宝石が欲しいなら沢山食わせてやる!!:2012/01/25(水) 11:56:52 ID:r7zdG3mo
さらにナックル幸代まで乱入してきた。

【一日目・15時20分/神奈川県】
【ナックル幸代@魔人探偵脳噛ネウロ】 【状態】健康
【装備】様々な高級指輪(1980万のナックル) 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】基本:マーダーとして行動する
1:目の前の連中を皆殺しにする

【セイバー@Fate/stay night】
【状態】魔力消費(小)、空腹
【装備】約束された勝利の剣、ヤマハ・VMAX@Fate/Zero
【道具】支給品一式
【思考】基本:更なる食を探す
1:力也、トリコと行動する
2:ブラストモンとナックル幸代と戦う

【伴力也@新テニスの王子様】
【状態】軽傷
【装備】テニスラケット、テニスボール
【道具】支給品一式、大量の棺桶
【思考】基本:優勝して日本代表のバッチを取り返す
1;セイバー、トリコと行動する
2:よくこんなに食えるなこいつら
3:俺は逃げよう
※カオスロワをテニスの大会だと思っています。

【トリコ@トリコ】
【状態】健康、空腹
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いを潰す
1:小松を探す
2:セイバー、力也と行動する
3:ムー大陸に小松が居そうなのでムー大陸に向かう
4:ブラストモンとナックル幸代と戦う

【ブラストモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康、空腹
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:適当に暴れながらバグラモン様を探す
1:もっと宝石よこせ!!
2:この4人をフルボッコする

201名無しさん:2012/01/25(水) 11:57:44 ID:r7zdG3mo
あっ17時に修正お願いします

202名無しさん:2012/01/25(水) 12:49:55 ID:r7zdG3mo
状態表修正します
【ナックル幸代@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】様々な高級指輪(1980万のナックル)
【道具】支給品一式、その他不明 【思考】基本:マーダーとして行動する
1:目の前の連中を皆殺しにする

203名無しさん:2012/01/25(水) 12:51:50 ID:r7zdG3mo
すみませんもう一度
スマホだとやっぱ書きづらいですね

【ナックル幸代@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】様々な高級指輪(1980万のナックル)
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:マーダーとして行動する
1:目の前の連中を皆殺しにする

204名無しさん:2012/01/26(木) 15:27:07 ID:PsP8M1hc

「罠(トラップ)カード、オープン!! 亜空間物質転送装置……消えろ、ドヴァイ共!!
 俺はどっちでもいいけどぉぉぉぉぉぉ!!!」
「……しまっ……」

 外宇宙でドゥバイが色々滅ぼしている頃、ラアス・アル=ハイマにおいての出来事である。
 データと衣服を捨てた乾と柳の二人はついにノイ・ドヴァイ(分身体)を打ち倒していた。
 ……無論、打ち倒したと言ってもただ、このフィールドから除外しただけのだが……
 そして、ノイ・ドヴァイ(分身体)×119万9998体はラアス・アル=ハイマから除外された。

「……なんとかなったのか……」
「……恐らくは、な……俺はどっちでもいいけど」

 だが、その乾の予想は当たってしまった。



\クワガタ!/\カマキリ!!/\バッタ!!!/

\ガータガタガタキリッバ! ガタキリバ!/

「「!?」」

デビルドバイ(ガタキリバコンボ形態)が残っていた。
そして、48体に分身……つまり、DBI48になったのだ。


「「「「「「「「「「「「「「「来いよ!!」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「中学生共!!」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「格の違いって思い知らせてやるよ!!」」」」」」」」」」」」」」」」

「……詰んだ」
「……そうだな、まっ、俺はどっちでもいいけど」

【一日目・16時30分/ラアス・アル=ハイマ】
【柳蓮二@新テニスの王子様】
【状態】詰んだ、全裸
【装備】テニスラケット&テニスボール
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:貞治と行動を共にする
0;…詰んだ
1:二郎のラーメンを食べたいが…詰んだ
2;樺地(仁王)は許さない
3;日本に戻る

【乾貞治@新テニスの王子様】
【状態】ミイラ状態、詰んだ、全裸
【装備】テニスラケット&テニスボール、自分のノート 『亜空間物質転送装置』のカード
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:蓮二と行動を共にする
0:DBI48のデータを集める
1:データを捨てろ、蓮二……俺はどっちでもいいけど
2:樺地(仁王)は許さない……俺はどっちでもいいけど
3;日本に戻る……俺はどっちでもいいけど

【デビルドバイ@???】
【状態】健康、DG細胞に感染、ガタキリバコンボ形態
【装備】コアメダル(クワガタ、カマキリ、バッタ、トラ×2)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:全てを喰らう(性的な意味で)
 1:柳と乾を喰らうのみ(性的な意味で)
※もしかしたらタクアンの意識が残ってるかもしれません(性的な意味で)

----

205Chain the world:2012/01/26(木) 15:27:50 ID:PsP8M1hc
「……分身体が戻ったか、力が滾るわ!!」

 一方、その頃、タクアンは分身体のノイ・ドヴァイ(分身体)を地味に吸収していた。

【一日目・16時30分/外宇宙】

【混沌生命体テラカオス・ドゥバイ@???】
【状態】人間大、首輪解除済み、新しい精神、進化終了
    皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ズール皇帝、タクアンのデジクロス体
    死亡者の怨念を吸収してパワーアップ中、自身の分身体×119万9998体を吸収、地球に向かって移動中
【装備】人間大サイズのエターナルソード、人間大サイズのゴルディオン・クラッシャー、人間大サイズのレイジングハート、
    人間大サイズの澪本、人間大サイズの『星の白金(スタープラチナ)』 と『世界(ザ・ワールド)』、タクアン
    ダークネスクロスローダー、芋長の芋羊羹、サタンサーベル
    ガルダフェニックス@クラッシュギア、レイジングブリッド@クラッシュギア
    ディノファランクス@クラッシュギア、シューティングファントム@クラッシュギア
【道具】支給品一式、人間大のドバイ×∞個、ドラゴンボール(七星球)、冬コミのカタログ、タクアン
【思考】基本:自分以外の全てを滅ぼす
1:地球を破壊しに行く。
※ダークネスローダーによってタクアンと混沌大皇帝テラカオスとコミケやノイ・ドヴァイに滅ぼされた宇宙中の怨霊達の意志が統合されました
※不要な部分はほとんど切り捨てられ適度な大きさに収まりました
※姿はズール皇帝のマントとダスマダーのコスプレをしたタクアンです。
※新しい人格が形成されました


【完全な余談】

 さて、この話で除外されてタクアンに吸収された分身体は119万9998体であるが……
 4366話[[ラアス・アル=ハイマではたまによくあることかもしれません。]]で出てきた分身体は119万9999体である。
 そう、一人足りないのだ。では、その一人はどこに行ったのか?それは……



「おや、ここはどこでしょうか? それにこれは……首輪?」
『……■■■■■■■■■、■■■■■■……失敗するとこうなるからな』




 ポン!!




 タクアンの首輪が地味に爆発して、乾いた爆発音が響いた。

 …………
 ………
 ……
 …

 ……その後、そのタクアンがどうなったかは……
 ……誰も知らない……多分。

206死亡フラグに気をつけろ:2012/01/26(木) 22:12:13 ID:K/c1EOTo
「なんやてー!!!」

もし、これが漫画なら今の発言はとげとげフキダシに入って、
かつ特大ゴシックフォントで表記されていたことだろう。
まあ、それほど大きな声をアッコさんはあげたのである。
実際、あまりの声の大きさに武道館の壁に罅が入り、窓ガラスもいくらか割れた。
そして、アッコさん以外の僕達全員も……腰を抜かし、地面に伏しているという現状。

「アッコさん、いくらなんでも声大きいですよ……」
「澤井!お前は落ち着き過ぎや!!」

僕の方に人差し指を向け、アッコさんはなおも怒鳴る。

「いや、っていうかむしろアッコさん落ち着いてくだs「これが落ち着いていられるかいな!!」

アッコさんは言った。

「ゲーチス言うたか……蠱毒なんてもん企画しおって……」

風の噂で、僕達をここに呼び寄せたゲーチスが僕達以外の他の参加者を集めて、
「蠱毒」という企画をしている、と聞いた。
何やら、パワーアップしたテラカオス・ドゥバイに対抗できうる人材を選抜するらしい
ちなみに僕達はこの時、偶然転がってきたダイナマイトの爆発に巻き込まれ死んでいたため、知らなかった。
(無論、テラカオス・ドゥバイに関しても)
まあアッコさんの怒りは最もかもしれない。
正直、僕は蠱毒については一切知らない。
でも「毒」とつくからには絶対やばいものに違いない。
最悪、呼ばれた人達全員が死にかねないような……。
アッコさんだって人間だ。(←失礼)人の心がある。(←失礼だっての)
そんな非人道的な企画をするゲーチスが許せないのだろう。
……事実、僕も許せない。他のみんなの表情を見ても……それは同じだった。

「アッコさん、許せませんよね……」
「ああ、許せへんわ……」

ゆっくりと、息を吸いアッコさんは続ける。

「……あんな楽しそうなもんに私らを呼ばんなんて!!アイツ、絶対許さん!!!」

ゲデヘダゴドドガシャァアアアアアアアアンッ!!!!

あまりにも予想外すぎるアッコさんの発言に、僕達は盛大にずっこけた。

207死亡フラグに気をつけろ:2012/01/26(木) 22:12:46 ID:K/c1EOTo
「なんじゃそりゃァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
素早く起き上がり、銀さんが吠える。
「アッコさん、ゲーチスが何を考えているか、わかんないんですか!?」
続いて、僕。
「「毒」っすよww「毒」wwwwやばい香りプンプンじゃないですか!!」
そして、勝俣さん。

「それがええやんか!!」
アッコさんのその一言に僕達は再度(先程よりも派手に)ずっこけた。

「ついてき!ゲーチスをいっぺん泣かせたるわ!!」
アッコさんが走り出す。……僕達は(渋々ながら)追いかけた。

「ゲーチスを張っ倒し、蠱毒に勝ち、テラカオス・ドゥバイをもブッ倒し、そしてドラゴンボールを手に入れたら
……死んだ奴全員をたたき起して、大宴会やァァァァァァァァァァ!!!」

アッコさん、それ死亡フラグです。

208死亡フラグに気をつけろ:2012/01/26(木) 22:13:22 ID:K/c1EOTo







【一日目・17時18分/日本・東京都千代田区北の丸公園・日本武道館】

【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボールを見つけ出す
1:ゲーチス……叩きつぶす!!

【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:ぶわっはっはっはっはwwww アッコさん、死亡フラグ発言だww
2:なるべくなら、蠱毒には参加したくない

【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボール探しにつきあう
1:死亡フラグにお気を付けを!
2:なるべくなら、蠱毒には参加したくない
3:そういえば、桃色係長さん死んだんですね。なーむー

【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【装備】柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【道具】支給品一式 (-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコについていく
1:……おやびんはわかってるのか?
2:なるべくなら、蠱毒には参加したくない


【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:マンガ家の道具一式
[道具]:支給品一式 (-赤飯@現実)
[思考]基本:ひとまず、アッコさんについていく
1:ぁぅ
2:なるべくなら、蠱毒には参加したくない


【一日目・17時18分/日本・東京都千代田区北の丸公園・日本武道館】

【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボールを見つけ出す
1:ゲーチス……叩きつぶす!!

【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:ぶわっはっはっはっはwwww アッコさん、死亡フラグ発言だww
2:なるべくなら、蠱毒には参加したくない

【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(-赤飯@現実)
【思考】基本:ドラゴンボール探しにつきあう
1:死亡フラグにお気を付けを!
2:なるべくなら、蠱毒には参加したくない
3:そういえば、桃色係長さん死んだんですね。なーむー

【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【装備】柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【道具】支給品一式 (-赤飯@現実)
【思考】基本:アッコについていく
1:……おやびんはわかってるのか?
2:なるべくなら、蠱毒には参加したくない


【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:マンガ家の道具一式
[道具]:支給品一式 (-赤飯@現実)
[思考]基本:ひとまず、アッコさんについていく
1:ぁぅ
2:なるべくなら、蠱毒には参加したくない

209名無しさん:2012/01/27(金) 12:26:38 ID:s05MeoKk
再び復活したアッコさんたちは。貴族主義者の標的とされ再び死んだ。
アッコさんと愉快な仲間たち (笑)

【和田アキ子@現実 死亡確認】
【勝俣州和@現実 死亡確認】
【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生 死亡確認】
【坂田銀時@銀魂 死亡確認】
【澤井啓夫@現実 死亡確認】

【一日目・17時20分/日本・東京都千代田区北の丸公園・日本武道館】
【ザビーネ・シャル@機動戦士クロスボーンガンダム】
【状態】精神崩壊
【装備】クロスボーンガンダムX2改
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:死んだのに生きている者を殺す。
※最終決戦時の精神崩壊ver

210名無しさん:2012/01/27(金) 12:46:39 ID:8rPO1PBQ
まーた始まった
良く飽きないな辞める辞める詐欺の人もズガンしてる方も

211真の空気とはこういうものだ:2012/01/27(金) 14:55:27 ID:h8wYomB6






























【一日目・18時50分/日本上空・熊岡県】

【    @とある魔術の禁書目録】
【状態】
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:ちょっとでもいいから目立つ

212名無しさん:2012/01/27(金) 17:54:30 ID:zg40yT0k
>>210
有言不実行……
幼稚園生でも約束は守れるのに、情けない話です


やはり、当面謹慎してます

213◆nkOrxPVn9c:2012/01/27(金) 18:04:55 ID:???
>>212
下手なこと言ってもこっちからはわかりますからね?
確認したところ、本スレで謹慎する言ってから4日後にこっちでアッコさんの死亡話書いているし

基本的にここはフリーダムであるべきと思っているのですが、
正直最近は目に余るので気をつけてください

214◆nkOrxPVn9c:2012/01/27(金) 18:08:15 ID:???
訂正、別に死亡話というわけではありませんね失礼。

215誕生!超越神竜!!!:2012/01/28(土) 15:58:26 ID:Rc/lvx.U
「き、きんきゅうキノコが無ければ危なかった……」

バラバラになった筈の鏡は、マリオストーリーやペーパーマリオに出てくるきんきゅうキノコで一命を取り留めていた。

「あ、危ない所だった……。あの家畜共め……よくも我を食ってくれたな!」

同じくニャア様も罠カード、リビングデッドの呼び声で復活していた。

「ん?何だあの家畜は丁度いい。我の憂さ晴らしに付き合ってもらおう」
「何を言い出すかと思えば……無駄だよ。家畜だとか、そんなことはもう関係ないんだ。強いとか弱いとかそういうんじゃない。
『神』に喧嘩売った時点でもう終わりなんだよ」
「神?貴様こそ何を言い出すかと思えば神とは我の事!家畜風情が神を名乗るなど許さぬ!!!」
「じゃあ教えてあげよう。僕と君じゃ生きてる次元が違うと言う事をね!!!」

そして神竜と決して敗れざる超存在の激戦が始まってから5秒。

「か、勝ったぞ!我が勝ったぞ!!」

ニャア様が大勝利した。

「家畜風情が生意気な事を言いおって、そら食ってくれるわ」
「ば、馬鹿な……」
「決して敗れざる超存在(笑)」

そう言うとニャア様は鏡に止めを刺し丸呑みにした。
その姿こそ正に食物連鎖のトップに相応しい姿だった。

「おお!何だ?力が溢れてくる!!こ、これは一体?」

そしてニャア様は鏡を食ったことにより、決して敗れざる超存在の力を手に入れた。

「フハハハハハハ!!!今の我はただの神竜ニアラではない!超越神竜ニアラだ!!!!」

チートバッカーズのチート力を手に入れたニャア様は、早速自分を殺した家畜共に復讐する為に空を飛んでいった。



【一日目・18時30分/日本・神奈川】

【超越神竜ニアラ@セブンスドラゴン】
【状態】決して敗れざる超存在
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:自分を殺した家畜共に復讐する


【鏡形而@GetBackers-奪還屋-】死亡確認

216名無しさん:2012/01/28(土) 15:59:21 ID:Rc/lvx.U



































「邪魔だ!」
「はっ?」







超 越 神 竜 ニ ア ラ は バ ラ バ ラ に な っ た









「凄いチェーンソーじゃな姫」
「ふふん、当然だ。おっあったぞ解毒剤だ。このドラゴンが持っていたぞ」
「済まぬ」
「気にするな羽衣狐。CV川澄的に考えてCV能登を助けるのは当然であろう」
「お礼と言っては何じゃが主催者を殺すのを手伝ってやろう」
「ふふん、では行くぞ」

超越神竜ニアラをバラバラにした姫は羽衣狐を連れ何処かへ去っていった。



【姫(リリアーヌ)@怪物王女】
【状態】健康
【装備】チェーンソー@魔界塔士Sa・Ga
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を倒しゲームから脱出する
1:知り合いが居たら探す
2:羽衣狐と行動する


【羽衣狐@ぬらりひょんの孫】
【状態】健康
【装備】尻尾
【道具】支給品一式、毒入り油揚げ
【思考】基本:主催者を皆殺しにする
1:姫(リリアーヌ)を手伝う

【超越神竜ニアラ@セブンスドラゴン】死亡確認

217バカサバイバー!:2012/01/29(日) 12:12:06 ID:x.JuEwTA
 日本武道館で始まった『ドヴァイを討伐するのは誰だ! チキチキ! 毒ガスデスマッチ!!(仮称)』
 その参加者は20人近くいるが、その戦いももう佳境を迎えていた。


「カズヤァァァ!!!!!!!!!」
「りゅうちょォォォ!!!!!!!」

 どうせやるなら一番気に食わないやつをやる。
 それが二人―――カズヤとりゅうちょうの見解だった。
 互いの拳が互いに顔面に入る。
 互いのアルターは既に解除されている。
 両者ともに体力が持たなかったのだ。
 あと両者一撃で倒れる所まで来た。
 だが、しかし………

「さっきからうるせぇぞ!! ウラァァァァァァッ!!!」
「「!?」」
 
 ――― ACCEL!! ―――
 ――― MAXIMUM DRIVE!! ―――


【カズヤ(カズマ)@スクライド 死亡確認】
【りゅうちょう(劉鳳)@スクライド 死亡確認】
死因:マキシマムドライブ
 
 MEIKOに後からばっさり斬られた。
 イライラマキシマムドライブである。

「そこの仮面ライダーこっちに来なさい!」
「アァッ!?」
「ドヴァイですよ!! ドヴァイ!!」
「そうだ、ドヴァイだ!!」
 
 そして、MEIKOは黒服の指示に従い、その部屋から退却した。
 彼女はそのドヴァイを倒せば、このイライラから解放されると思っているからだ。
 彼女のイライラは留まることを知らない。

----

218バカサバイバー!:2012/01/29(日) 12:12:36 ID:x.JuEwTA

(クソッ……一体、どうすりゃ……)

 クロウは悩みに悩んでいた。
 人を殺さないと、自分は生き残れない。
 だからこそ、悩む。人の命と自分の命を天秤に掛けられたのだ。
 天秤は大きく揺れ動く。
 
 ―――――そして、クロウは吹っ切れた。

「…………なんだ、簡単なことじゃねぇかッ!
 そんな下らねえ選択をさせる奴をぶちのめす事だ!」






『揺れる天秤…どうやら目覚めたみたいだね』
「なっ……お前は……!?」






 この場の誰のものでもない声が聞こえた。
 立っていたのは黒衣の男だった。
 今までそこに居なかったはずだったが突如として、そこに現れた。
 

『――――君の魂は僕が狩る!!』


 現れた黒衣の青年。
 クロウの胸に一本の剣が突き刺さった。
 そして、『何か』がクロウから抜けた。
 
 
【クロウ・ブルースト@第二次スーパーロボット大戦Z 死亡確認】
死因:刺殺

『揺れる天秤のスフィア……確かに貰ったよ』

 誰もこのことに気付かなかった。
 まるでそこだけ靄がかかっているようだった。
 その後、黒衣の男を見たものは誰も居ない。
 

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219バカサバイバー!:2012/01/29(日) 12:13:08 ID:x.JuEwTA

「よう、また会ったな。お嬢ちゃん?」
「あ、あなたは……」
「悪いけど、死んでくれ?」

 ひろしと澪。
 ひろしとしては殺し損ねた相手だった。
 澪は完全にひろしに恐怖している。
 腰を完全に抜かしている。
 ひろしは大きく剣を振り上げた。


「シャァァァァァァァッ!!!!!!」


 しかし、次の刹那、ひろしの顔面に鳥人の膝が入った。
 鳥人の飛膝蹴りがひろしの顔面がぐちゃぐちゃに潰され、即死した。
 急所に直撃である。
 その鳥人の横には一人のサムライが立っていた。

「立てるか?」
「………い、いいえ」
「そうか、弱者に興味はない」

 澪の身体を無数の木刀が貫いた。 
 これもまた即死である。
 あまりにもあっさりと……澪は自分が死んだことすら気付かずに逝った。

「弱い女になど……興味ない。
 やはり、拙者の嫁は強いものでなければな!」
「シャァッ?」
 
 がくぽは嫁を探していた。
 それは修行の相手を探している時であったか……
 強い奴が居ないなら、自分が作ればいい。
 それが彼の修行の旅で辿り着いた一つの境地であった。

(妖夢やあの黒服の女がいればよかったが……仕方ないな)

 そして、バシャーモとがくぽも黒服に導かれてその部屋を出た。
 さらなる強者と嫁を求めて。

【秋山 澪@けいおん 死亡確認】
【野原ひろし@クレヨンしんちゃん 死亡確認】


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220バカサバイバー!:2012/01/29(日) 12:14:26 ID:x.JuEwTA
「ごめんなさい」

 二人を殴り殺したジャイ子は涙を流した。
 この腕は漫画を書くためにあった。
 その手は血で濡れていた
 だが、その腕で二人の人間を殺めてしまった。
 もう、自分は戻れないと悟ってしまった。

「……ごめんなさい」

 ジャイ子の後悔の念は消えない。

【ダイスキ=ミヤザワ(宮川大輔)@現実 死亡確認】
【瀬川おかぷ(瀬川おんぷ)@おジャ魔女どれみシリーズ 死亡確認】


----

「やってる、やってる」
「いいぞ! そこだ!」
「目だ! 鼻だ! 耳!!」
「あれ、あの魚雷と田舎モンがいないな」
「少しは静かにしないか?」


 その頃、ゲーチスと黒服の数人は参加者は参加者が苦しむ姿を見て、爆笑していた。 
 人が苦しむ姿を見るのは非常に楽しい……だが、その時である。 
 壁がいきなり切られ、参加者の二人が乗り込んできたのだ。




「妖怪首おいてけ! 推参!!」
「てめぇら、全員細切れにしてやるぜ……!!」
「「ええーーーっ!??」」




 何故か仮の姿に戻っている突撃ガール……否、OVERと…
 戦国最強クラスの武人、妖怪首おいてけである。

221バカサバイバー!:2012/01/29(日) 12:15:06 ID:x.JuEwTA
 負け戦ほど面白いものはない。
 妖怪首おいてけとOVERが取った行動は敵陣を正面突破である。
 迫り来る黒服達を掻き分け分けて突き進んでいく。
 
「おいてけよ!! アンタが大将だろ!!!!」
「なっ…………!?」
「ゲーチス様を守r……!?!?」
「遅ぇよ……雑魚ども!
 極 悪 斬 血 真 拳 奥 義 ザ ク ロ 」
 
 警備の黒服が無残にもOVERの鋏で切り刻まれていく。
 流石はマルハーゲ四天王最凶の男と言ったところである
 その切り刻まれた警備の黒服の上を、妖怪首おいてけは駆けて抜けていく。
 狙いは只一つ、【大将首】。つまりは……ゲーチスの首。

「なぁ!! 大将首だっ!! 大将首だろうっ!? なぁっ!?」
「ひっ……」


 そして―――――凶刃が一閃する。


「――――大将首、獲ったど!!!!!!」


 ―――――その左手にはしっかりとゲーチスの首が掴まれていた。
  

【ゲーチス@ポケットモンスターBW 死亡確認】

「はッはー!! やったど!!」
「皆の者撃てィ!!!」
「で?」

 黒服達が放った銃弾はOVERの鋏で弾かれる。
 そして、OVERと妖怪首おいてけは黒服達をさらに殺そうとするが……


 ――――ポン。


 爆発音の後、二人の首が飛んだ。


【妖怪首おいてけ(島津豊久)@ドリフターズ 死亡確認】
【OVER@ボボボーボ・ボーボボ 死亡確認】

「おい、どうするんだよ……?」
「仕方ねぇよ……俺たちは死にたくないんだよ」
「とりあえず、毒ガスの発生装置を切って、生き残った奴らを集めるか」

 緊急用首輪爆破スイッチを起動させた。
 黒服達のとっさの判断であった。
 出なければ収集が付かなかったのだ。

「とりあえず、辞表の準備を……」
「諦めんなよ!」
「まぁ、上からの指示を待とうか」

 黒服達は各々の仕事に戻っていく。

----

222バカサバイバー!:2012/01/29(日) 12:15:45 ID:x.JuEwTA
「――疾きこと風の如し」


 放置されていた木刀を拾い上げ、居合抜きの要領で振るう。
 木刀を振るう男の名は『真田弦一郎』、中学三年生である。
 今まさにその中学生により、一人の執事の身体が真っ二つになった。
 所詮、只の金持ちの一執事だったのだ。

【斎藤@けいおん! 死亡確認】 

(すまないな……だが、やるからには全力で勝利を狙うのみ!
 ――――それが我が立海の精神……! そうだ、ロイドさんは?)

 一人殺害し終えた真田は一先ず、先程まで一緒に行動していたロイドさんを探すことにした、
 しかし、そのロイドは……一人の男と二人の少女と共に倒れていた。
 
「すまねぇ、しくじっちまった、真田……ぐふっ……」
「ロイドさん! 大丈夫か!? やったのは誰だ!?」
「……気を付けろ、『奴』は……見た目がやけに可愛い……」

 メガネが取れた、覚醒ロイド状態のはずだが……
 完全に重傷である、恐らくはもう――――

「コイツを……頼む」
「だが、それは……」
「持ってけよ……そいつは俺の魂、だ……大事にしろよ……」
「ロイドさん、起きんか……ロイド……
 起きんかぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」


 真田の咆哮とは裏腹にロイド安藤の眼が開くことはなかった。
 その真田の手にはしっかりとロイドの魂、『シーザー・カエサル・エンペラー』が握られている。
 なお、四人を殺したのは―――

223バカサバイバー!:2012/01/29(日) 12:16:22 ID:x.JuEwTA
 












       \アッカリ〜ン/

























       \はーい!/

      :::;;○;;,-''''''''○,;;;;;;
     ;;;;;;;;;;i´    `i;;;;;::::
    ;;;;;;;;┌'      'ヘ;;:
    ;;;;;;;;;)ュ,      ,r(;;;
     :;;;;;;;;;>、   ,ノヾ;;;;;;;
    ;;;:,チ''゛  :`::::::':':   ゙゙Y;;;;::::
  ::;;;;y'´   ,        `{;;;;;:::::
  ::;;;.(,   ″        '(;;;::
   ;;;;;:`,ll'-〟      ll  |:::
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   ;;;;;;;;ハ  i:::::    ....::::''   `'<;;;;;::::
    ::;;;;;.ハ  '(i|||||lllllllliiii=''′  .,};;;;''''
  _,,,,,lllllllシ  ,,illllllllll″ ,__,,,,,,,,,iiillllllllllllll)
 .(lllllllllllll、,,,ィ'illlllllllllllli, ゙lllllllllllllllll!゙゙゙゙゙゙
   `”゙゙゙゙゙゙llllllllllllllllllllllュ,,j'lllll゙

【ロイド安藤@人造昆虫カブトボーグ V×V 死亡確認】
【零崎人識@戯言シリーズ 死亡確認】
【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】
【長門有希@涼宮ハルヒの憂鬱 死亡確認】  

死因:不明だが赤座あかりの手によるものであることは確か

224名無しさん:2012/01/29(日) 12:17:01 ID:x.JuEwTA
【一日目・17時30分/日本・東京都千代田区北の丸公園・日本武道館】

【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
0:今、私目立ったんじゃないの?
1:主人公相応に目立ちたい

【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】左目に眼帯
【装備】黒いジャージ&テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、神威がくぽが作った木刀
【道具】支給品一式、鎧輝@クラッシュギア、シーザー・カエサル・エンペラー、不明支給品
【思考】
基本:ただ勝つのみ
0;ロイド……
1:皇帝たちと共に勝利を狙う
2:皇帝達は何処だ?
3:主催者の提案に乗り勝利を掴む


【神威がくぽ@VOCALOID】
【状態】ダメージ(大)
【装備】自作の木刀
【道具】支給品一式×3、予備兼投擲用の自作の木刀×1345725本、食料品、他不明
【思考】基本:武の道を極める
1:強者と戦いつつ、親族を守る
2:妖夢、黒い服の女(10/)と再戦して、嫁にしたい。
3:主催者の提案に乗りツークンフト・ドゥバイを倒す
※8期までのがくぽとは何も関係ありません。
※VOCALOIDとかじゃなく、れっきとした人間です。
※ものすごく鍛えています。

【バシャーモ@ポケットモンスターシリーズ】
【状態】HP残り2% 特性:加速
【装備】無し
【道具】支給品一式、焼き鳥(ねぎま)@現実、チキン南蛮@現実
【思考】基本:がくぽを自身のトレーナーと認め、ついて行く。
1;ツークンフト・ドゥバイを倒す

【MEIKO@VOCALOID】
【状態】健康、イラつき
【装備】アクセルドライバー@仮面ライダーW、エンジンブレード@仮面ライダーW
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ストレス発散
1:出来損ないの家族共は見つけ次第殺す
2:幸せそうな奴は惨殺してやる
3:黒い服の女(10/)は必ず跳ね飛ばす
4:主催者の提案に乗りツークンフト・ドゥバイをぶっ殺す
5:いずれノーベンバー11もぶっ殺す
6:絶対に勝ち残ってやる
※ノーベンバー11に集められた参加者です

225名無しさん:2012/01/29(日) 12:20:37 ID:x.JuEwTA

【剛田ジャイ子@ドラえもん】
【状態】健康、後悔
【装備】バナナ@魁!!クロマティ高校、つれたか丸@鉄腕!DASH!!
【道具】支給品一式、漫画家に必要なもの全て
【思考】基本:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ改名する
0;私。大きくなったらAKB48にもなりたかったな……
1:集合場所(コミケ会場)に向かいたいが、どうしよう?

226当時あのリロード方法は斬新で不覚にも感動した:2012/01/29(日) 13:30:42 ID:J8JG5a/o
「おい圭一どうする?」
「どうしようもないよなぁ……」

何時の間にか合流した、桜井智樹と前原圭一は今かなりピンチだった。
何故なら――。

「悪いけど、あんた達を殺して支給品を貰うわよ」

殺し合いに乗ったティアナ・ランスターと遭遇したからだ。

「口先の魔術師の底力みせてくれよ……」
「いや、あいつ聞く耳持たないし。お前こそギャグ補正で何とかしろよ。8期じゃ大暴れだっただろ?」
「今の俺はシリアスモードだからギャグ補正無いんだよ。それに8期て何だよ?」
「あ〜詰んだなこれ」
「さっきから訳の分からない事を!」
「なぁあんた?俺達の支給品を渡す、だから見逃してくれないか?」
「無理ね」
「ですよねー」

そう言うとティアナは手榴弾を構える。
これは完璧に終わったなと、智樹と圭一が目を閉じた次の瞬間。

「あれ?俺達を見逃してくれたのか?」
「いや違う。見ろ智樹!」

ティアナは手榴弾を投げることなく、智樹と圭一から距離を取っていた。
いや正確には、この二人ではなくこの二人の後ろに立っている女性から。

「二人共、大丈夫?」
「(B・W・H:104・53・82てとこか)は、はい」
「(B・W・H:104・53・82てとこか)え、えーと」
「そうね。話は後にしましょう」

その女性はリボルバー式の銃を取り出すと、まるでティアナを威嚇するかのように構える。

(こいつ……出来るわね)
「何故、貴女は殺し合いに……」
「五月蝿い!何で私が殺し合いに乗ったか聞きたいの?なら教えてあげるわ!
 こうでもしないと、私みたいなのは生き残れないからよ!!!」
「そんな事は……」
「五月蝿い!説教はもう沢山よ!!!」

ティアナはそう叫ぶと、手榴弾のピンを抜き智樹と圭一に向かって投げる。

「やばっ」
「逃げろ!」

少しでも戦闘を経験した者なら軽くかわせるだろう。
だがこの二人はそうでも無い。ただのド素人だ、手榴弾を投げられてどういう風にかわせばいいのかなど分かるはずも無い。

「伏せて!」

だが、その女性は手榴弾が智樹と圭一に届く前にそのリボルバー式の拳銃で撃ち落とす。

「うわ!」
「すげえ!」

次の瞬間、手榴弾が爆発し爆風が吹き荒れる。

(今のうちよ)

その爆風に紛れティアナは無数の手榴弾を投げる。

「くっ」

女性はそれらを全て拳銃で撃ち落とす。

(この爆風の中で手榴弾を全て撃ち落とすなんてやるわね!でも)

爆風が晴れティアナと女性の姿が露になる。
女性は直ぐにティアナに銃を向ける。
しかし、ティアナは焦るどころかまったく動じなかった。

「無駄よ。貴女も分かるでしょ?」
「……」
「その拳銃、弾切れよね?リロードしようにも、この距離じゃ私が貴女を殺すほうが早い」

ああ、もう駄目だ。智樹と圭一は再び死を覚悟する。
同じくティアナも自分の勝利を確信した、その時。

227当時あのリロード方法は斬新で不覚にも感動した:2012/01/29(日) 13:31:20 ID:J8JG5a/o

「は?」

一瞬、女性が屈んだかと思うと、その巨乳を揺らせその谷間から六発の弾丸が飛び出てきたのだ。
そして女性はその弾丸を見事、拳銃の劇鉄に装填する。
そうここまで言えば分かる人には分かるだろう。
この女性の名は天道流朱菜。あのおっぱいリロードの使い手である。
流朱菜を知らなくても、おっぱいリロードの名ぐらいは聞いたことがある人も居るのではないだろうか?

(こんな方法でリロードするなんて……!)

形勢は逆転である。
自分が流朱菜を殺すよりも、早く流朱菜は自分をその銃で撃ってくる。
ティアナは敗北を確信した。

「殺しなさい……。私の負けよ」
「……。貴女は悪い人じゃありませんね?」
「知ったような口を!」
「怖かったんですよね?不安だったんですよね?」
「……」
「大丈夫。貴女はもう一人じゃないから」

そう言うと、天使の様な微笑みを浮かべながら流朱菜はティアナを抱きしめた。

「ごめんなさい……。私……私……」

ティアナはそのまま流朱菜の胸で泣き崩れた。
そう、今この瞬間おっぱいが一人の少女を救ったのだ。

数分後、大分落ち着いたティアナは流朱菜、智樹、圭一と情報交換をしていた。

「じゃあ、まだこの辺には殺し合いに乗った奴らが居るのかよ?」
「こんな時、イカロスが居れば……。イカロスにコミケの同人誌買いに行かせるんじゃなかった……」
「じゃあ皆さんこうしましょう。このままバラバラになるのも危険ですし、しばらく4人で行動しませんか?」
「「「いいんですか!!!」」」

三人はそれに食いついた。
何故なら三人は、あのおっぱいリロードに感動していた。
ティアナはおっぱいリロードによって、自分の新たな戦術を見出せると確信したのだ。
そして智樹と圭一は、あのおっぱいリロードに新たなるエロの可能性を見出しからだ。

「じゃあ決まりですね。私の名前は天道流朱菜」
「わ、私はティアナ・ランスターです!」
「(あの乳揺れは素晴らしかった。戦いの中でこそ輝くあのエロ。俺は更なる可能性を見出したよ爺ちゃん)
 俺は桜井智樹です」
「(あの乳揺れは素晴らしかった。戦いの中でこそ輝くあのエロ。俺は更なる可能性を見出した)
 俺は前原圭一です」

こうして4人は共に行動することとなった。

228当時あのリロード方法は斬新で不覚にも感動した:2012/01/29(日) 13:32:07 ID:J8JG5a/o
【一日目・17時20分/日本・埼玉県】

【ティアナ・ランスター@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】肩に軽い傷(血止め済み)
【装備】手榴弾×9
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:流朱菜に着いて行きおっぱいリロードを習得する
1:拳銃が欲しい
2:拳銃女と剣を持った女に気をつける

【桜井智樹@そらのおとしもの】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:流朱菜に着いて行きおっぱいリロードから新たなるエロの道を切り開く
1:イカロスと合流したい
2:ティアナの言っていたマーダーに気をつける
※8期とは何の関係もありません。

【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:流朱菜に着いて行きおっぱいリロードから新たなるエロの道を切り開く
1:ティアナの言っていたマーダーに気をつける

【天道琉朱菜@グレネーダー 〜ほほえみの閃士〜】
【状態】健康
【装備】向日葵三十八式、秋桜七式
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いを止める
1:ティアナ、智樹、圭一と行動する
2:ティアナの言っていたマーダーに気をつける

229修正:2012/01/29(日) 13:36:59 ID:J8JG5a/o
>>227の『そして女性はその弾丸を見事、拳銃の劇鉄に装填する。』を『そして女性はその弾丸を見事、拳銃に装填する。』に修正させて下さい

230お前たちが深淵をのぞき込む時、深淵はお前たちを飲み込むのだ。:2012/01/29(日) 13:38:10 ID:WTiyKVok
無精ひげの白衣の男が車から降りた。
尾崎敏夫は武道館の有様を見て、頭を抱えた。
主催側として裏方として徹していたが、いざ呼ばれると鼻に匂うのは血の匂いである。
外場村の悲劇に一度体験したが、やはりこういうのは生理的な不快感はあるなと思う尾崎だった。

「やれやれ、でっゲーチスと倉田の後任の仕事を俺がやれって?」
「そうです、ポケモンやB.O.W.等の生物兵器の管理に後の処理について……」
「それは後でやっておく、さーて、ゲーチスのやれなかった後始末をするか、アレを持ってきてくれ」

尾崎に指示されると黒服が赤いカプセルを持ってきた。

「絶対に割るなよ、中には危険なのが入っているからな」

黒服からカプセルを受け取ると尾崎はホールへ向かった。
ホールではアンゼロットと文人が尾崎を出迎えていた。
主要主催がわざわざ出迎えとはよほどのことがあったなと悟る尾崎。

「ご苦労だったね、尾崎先生……」
「これだったら倉田を粛清するじゃなかったですね」

運ばれていく参加者の死体を見ながらアンゼロットは呟く。
倉田がいれば瞬時にB.O.W.やポケモンを開放させて鎮圧できたからである。

「今はそんな場合じゃない、さっそくだが後の処理については頼む先生……」
「イシドの奴の姿が見えないがどこにいるんだ?」
「彼はあの少年を迎えに行きましたよ、やれやれ修正する部分が増えちゃって困りますよ」

アンゼロットが言うにはイシドは別の任で東京のある場所へ向かったらしい。
若いのにご苦労さんだなと尾崎は思った。

「それでGウイルスとT−アビスとDG細胞はちゃんと持ってきているかい?」
「ああ、だが特にアビスはT−ウイルスと違ってワクチンがないから感染したら危険だ」
「本当はウロボロスウイルスを使いたかったけど、まあこれもこれで役に立つからね」

T−アビスとは新種の深海魚から採取されたウイルスとT−ウイルスを組み合わせた新種のウイルスである。
ウロボロスウイルスが貴重なために代わりに投入されたのであった。

「もう一度確認するが生き残った参加者のうち2名と一匹にこれを投与するんだろ?」
「そうです、DG細胞はこっそりあのポケモンに投与してください……大丈夫、暴走しないようアポトーシスは抑えておきましたので」
「それはフラグって言うんだよ、Gとアビスを投与するのは誰にするんだ?」
「……と……です」
「大丈夫なのか? Gとかタイラントとかになって暴走したら俺知らないぞ」

さすがの尾崎もやや躊躇した。
そしてアンゼロットの言葉に出た人物に投与ってマジかと思った。

231お前たちが深淵をのぞき込む時、深淵はお前たちを飲み込むのだ。:2012/01/29(日) 13:39:36 ID:WTiyKVok
「やるしかないでしょう、イシドに回収させている彼も戦力に組み込み次の放送でテラカオス・ドヴァイのことを
伝えますけどまだまだ安定していません」
「アンゼロットの言うとおりだ、ゲーチスの犠牲で得られた戦力にさらにこちらがテコ入れしないとダメだ」

そこまで言われると仕方ないと思い尾崎はDG細胞とGウイルスの入ったカプセルをカプセルシューターに詰めた。

「よう、元気か?」

尾崎はがくぽとバシャーモのいる部屋へ入った。

「なんだお前は?」
「俺は尾崎、ゲーチスの後任だ……もっと強くなりたいか?」
「お前何を言って……」

尾崎は躊躇いもなくがくぽにシューターを撃った。
先の戦いで疲弊していたがくぽは避けるまでもなく、シューターの弾が腹に埋め込まれた。

「貴様何を……」
「安心しろ、お前をもっと強くするためだ……お前は選ばれたんだよ、Gウイルスの適合者にな」

バシャーモが尾崎に殴りかかると尾崎の周りにいる黒服の放ったシューターもバシャーモに撃ちこれた。

「Gウイルスは親族に寄生して種族を増やすんだよな? まあ宇宙であの化け物と殺し合う以上、関係ないけどな」
「お、おのれ……」

がくぽとバシャーモは倒れて動かなくなった。

「この部屋そのものを向こうの宇宙と転送させる……おめでとう、お前らの支給品はGウイルスとDG細胞だ」

意識を失うがくぽたちにドヤ顔を向けて尾崎は部屋から出る。
次の瞬間、がくぽとバシャーモはテラカオス・ドヴァイの待つ宇宙に投げ出された。

【神威がくぽ@VOCALOID】
【状態】ダメージ(大)、Gウイルス感染
【装備】自作の木刀
【道具】支給品一式×3、予備兼投擲用の自作の木刀×1345725本、食料品、他不明
【思考】基本:武の道を極める
1:かゆ……うま……
※8期までのがくぽとは何も関係ありません。
※VOCALOIDとかじゃなく、れっきとした人間です。
※ものすごく鍛えています。
※Gウイルスに強制感染させられました

【バシャーモ@ポケットモンスターシリーズ】
【状態】DG細胞感染 特性:加速
【装備】無し
【道具】支給品一式、焼き鳥(ねぎま)@現実、チキン南蛮@現実
【思考】基本:がくぽを自身のトレーナーと認め、ついて行く。
1;???
※DG細胞に冒されました

「さすがに無酸素で死にませんよね?」
「大丈夫だ、進化を繰り返すDG細胞とGウイルスに感染したしな、さて次だ……」

232お前たちが深淵をのぞき込む時、深淵はお前たちを飲み込むのだ。:2012/01/29(日) 13:40:46 ID:WTiyKVok
尾崎は黒服にそう言って赤座あかりの部屋へ向かう。
その10分後……

「あっさり終わりましたね」
「ああ、こっちは予防接種って嘘ついたからな……楽な仕事だ、早く転送しろ」
「は、はい!」

【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康、T−アビス感染
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
0:主人公相応に目立ち…かゆい…うま…
※T-アビスに感染させられました
※まだ自我は残っていると思われます

そういって尾崎は文人たちの元へ赴く。

「ご苦労様です、無事ウイルス感染した2名と一匹はテラカオス・ドヴァイがいる宇宙へ転送されました」
「さて、残りはどうする?」
「それについては問題ない、まず剛田ジャイ子には甲神封印剣アストラルセイバーを渡した」

甲神封印剣アストラルセイバーというのは全長300メートルの巨神兵を召喚できる光の意志が生み出した武器である。
一方闇の意志が生み出した魔性の斧ガイストアックスというのもあるが。

「おいおい、大甲神カブテリオスでも呼ぶのかよ、まあ邪甲神クワガタイタンの方も……」
「ああ、ガイストアックスもMEIKOに渡したよ」

尾崎は文人に言ったが期待通りの回答が帰ってきた。
とんでもねえものを渡したんだなと思う尾崎だった。
まあたしかにテラカオス・ドヴァイには拮抗できるだろうとは思うが……

「最後に残った真田弦一郎には何渡した?」
「それは秘密です、最後のサプライズですよ」

やれやれ2人とも悪趣味すぎだろと思う尾崎だった。
おそらくは本命は真田だと尾崎は察知した。
こうして殺し合いを生き残った面々はそれぞれ明らかにやばいものを渡されて宇宙へ送られた。
うち2名と一匹は非人道的処置を施されてである。

一仕事終えた尾崎はタバコを一服すると、とりあえず一休みした。
とても非人道的にあかりを騙しがくぽにウイルスを感染させた男とは思えない格好である。
そして友である室井のことを思うのだった。

233お前たちが深淵をのぞき込む時、深淵はお前たちを飲み込むのだ。:2012/01/29(日) 13:41:40 ID:WTiyKVok
「お前はどこにいるんだろうな?」

あいつことであるきっとテラカオス・ドヴァイとは無縁だろうな。
尾崎はそう思いつつ空を見上げた。

【一日目・18時30分/日本・東京都千代田区北の丸公園・日本武道館】

【剛田ジャイ子@ドラえもん】
【状態】健康、後悔
【装備】バナナ@魁!!クロマティ高校、つれたか丸@鉄腕!DASH!!、甲神封印剣アストラルセイバー
【道具】支給品一式、漫画家に必要なもの全て
【思考】基本:ドラゴンボールを集め姓名判断士を生き返らせ改名する
0;私。大きくなったらAKB48にもなりたかったな……
1:集合場所(コミケ会場)に向かいたいが、どうしよう?
2:アストラルセイバー……使いこなせるの?

【MEIKO@VOCALOID】
【状態】健康、イラつき
【装備】アクセルドライバー@仮面ライダーW、エンジンブレード@仮面ライダーW、魔性の斧ガイストアックス
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ストレス発散
1:出来損ないの家族共は見つけ次第殺す
2:幸せそうな奴は惨殺してやる
3:黒い服の女(10/)は必ず跳ね飛ばす
4:主催者の提案に乗りガイストアックスでテラカオス・ドゥバイをぶっ殺す
5:いずれノーベンバー11もぶっ殺す
※ノーベンバー11に集められた参加者です

【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】左目に眼帯
【装備】黒いジャージ&テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、神威がくぽが作った木刀
【道具】支給品一式、鎧輝@クラッシュギア、シーザー・カエサル・エンペラー、不明支給品、特別支給品
【思考】
基本:ただ勝つのみ
0;ロイド……
1:皇帝たちと共に勝利を狙う
2:テラカオス・ドヴァイに引導を渡す

【尾崎敏夫@屍鬼】
【思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:まず一服してえ
※主催側です。

【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:新しい駒でも捜しますか
※主催側です。

【七原文人@BLOOD-C】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
※主催側です。
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234お前たちが深淵をのぞき込む時、深淵はお前たちを飲み込むのだ。:2012/01/29(日) 13:42:22 ID:WTiyKVok
その頃、イシドは傘を差しながらある少年の元へ近づいていた。
そして……肩をそっと叩く。

「強くなりたくないか?」

あの悪魔のささやきである。


【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】疲労(極大)、深い悲しみ、強い決意
【装備】トムキャット・レッド・ビートル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:混沌生命体テラカオス・ドゥバイと決着を着ける
1:ボーグバトルでテラカオス・ドゥバイを倒す

【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:リュウセイを利用する
※主催側です。

235修正:2012/01/29(日) 18:06:38 ID:WTiyKVok
「そうです、DG細胞はこっそりあのポケモンに投与してください……大丈夫、暴走しないようアポトーシスは抑えておきましたので」

「そうです、DG細胞はこっそりあのポケモンに投与してください……大丈夫、暴走しないようアポトーシスで抑えておきましたので」


236ファイナルターン!!!:2012/01/29(日) 22:51:49 ID:J8JG5a/o
「フハハハハハハハハ!!!!見てよ、櫂君!僕はこんなに強くなったよ!!」

【山田一郎@人造昆虫カブトボーグV×V】死亡確認
【海馬瀬人@遊戯王】死亡確認
【皇帝@ハムナプトラ3】死亡確認

そう言うと強豪達の屍を超え先導アイチは進んだ。
全ては櫂君の為に。

【一日目・19時20分/神奈川県】

【先導アイチ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】健康、闇化
【装備】デッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:櫂君が自分と戦ってくれるように強くなる
1:参加者を殺して強くなる





その様子を物陰から見ている者達が居た。

「見てろアイチ!!必ず俺様の最強デッキでお前を止めてやる!!」
「戯け!理想を抱いて溺死しろ!」
「アーチャー?その子、声は似てるけど衛宮君じゃないわよ……」
「(アイチを止めるのは)諦めてって言ったでしょ?」
「ちょっアレ、マジやばくないっスか?」

それは、最強のヴァンガードファイター森川カツミを筆頭とした謎の集団だった。


【森川カツミ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】健康
【装備】最強デッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:アイチを止める
1:ところで誰だ、こいつら?

【アーチャー@Fate/stay night】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:衛宮士郎を殺す
1:ところで凛、彼らは誰だ?
※森川を士郎と勘違いしています

【遠坂凛@Fate/stay night】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:生き残る
1:ところでアーチャー彼らは誰?

【諌山黄泉@喰霊】
【状態】健康
【装備】刀
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者を殺す
1:諦めてって言ったでしょ?
2:彼らは誰?

【DAIGO@現実?】
【状態】健康
【装備】デッキ、手袋
【道具】支給品一式
【思考】基本:生き残る
1:アレやばいっしょ
2:ところでアンタ達誰スっか

237ファイナルターン!!!:2012/01/29(日) 22:52:22 ID:J8JG5a/o






その頃、櫂君は――。

「決めたぞ。俺はヴァイスシュヴァルツの世界大会で優勝する」
「いいだろう。俺も付き合ってやる」
「あっ私もいいですか?」

ヴァイスシュヴァルツにはまっていた。

【一日目・12時00分/太平洋上・ムー大陸】

【櫂トシキ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】健康
【装備】自分のデッキ、ヴァイスシュヴァルツのデッキ
【道具】カレーを作る為の道具、作りかけのカレー
【思考】
基本:ヴァイスシュヴァルツの世界大会で優勝する
1:キリハ、シャロと組む
2:カレーうめえ

【蒼沼キリハ@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】ヴァイスシュヴァルツのデッキ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:ヴァイスシュヴァルツの世界大会で優勝する。その後で主催を潰す
1:工藤タイキたちと早く合流しヴァイスシュヴァルツを始めさせる
2:櫂、シャロと組む
3:カレーうめえ

【シャーロック・シェリンフォード@探偵オペラ ミルキィホームズ】
【状態】健康
【装備】ヴァイスシュヴァルツのデッキ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;ヴァイスシュヴァルツの世界大会で優勝する
1:櫂、キリハと組む
2:カレーうめえ

【神崎・H・アリア@緋弾のアリア】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;ゲームから脱出
1:キリハについていく
2:これだから廃人は……

【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】ソウルジェム
【道具】基本支給品一式、不明支給品、大量の食糧
【思考】
基本:生き残る
1:さやかとゆまを守る
2:これだから廃人は……

【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】ソウルジェム
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:カオスロワを止める
1:コンビニから脱出する
2:杏子には食べ物を返させたい
3:これだから廃人は……

【千歳ゆま@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】健康
【装備】ソウルジェム
【道具】基本支給品一式、不明支給品、大量の食糧
【思考】
基本:生き残る
1:杏子について行く

238ファイナルターン!!!:2012/01/29(日) 22:54:12 ID:J8JG5a/o
【一日目・19時20分/太平洋上・ムー大陸】に修正

239魔の島へ:2012/01/30(月) 00:03:16 ID:bAUGKFHs
「というわけだ、ってお前たちカードゲームしている場合じゃないだろう!!」
「シオニーさん、落ち着いて落ち着いて!」

熊岡県の突然の出現に頭を痛めたシオニーは国民やその他大勢を集合させていた。
何故、こいつら国民の呼びかけに応じなかったのか疑問に思うシオニーであったが。

「つまりその調査を手伝えってことか?」
「断る、お前等で勝手にやってくれ!」
「ええい、国民候補ども!! ネオ・リモネシア大統領の私の言うことが聞けないのか!」

トシキとキリハに断られ当然ぶち切れるシオニー。
慌てて彼女を抑えるブンビーと小松だった。

「とにかく、この問題はお前たちにも関わっている重要な問題、のんきにカレーやカードゲームだとか
農業やっている場合じゃない!!」
「やったー! シオニーさん格好いい!」
「……分かった、あんな物騒なものが突然現れたら俺も目覚めが悪い」
「いいだろう」

トシキとキリハもしぶしぶ了承した。
という訳でシオニー、ブンビー、トシキ、キリハの4人で熊岡県に上陸することとなった。
まともな小松には残った面々の世話を任せてである。

「まったくヒステリー女の護衛を手伝うとはな……」

キリハが不満そうに言う。
シオニーはそんなキリハを無視してボートに乗り込む。

「おいおい、酔うなおっさん……」
「いやいや大丈夫……うぇ……」

トシキは高波に揺られて酔いそうになったブンビーを心配しする。

「そういえばブンビー……あなた飛べたでしょう?」
「あっ!」

と今更気づくブンビーだった。
ちなみにブンビーは怪人に変身できるので特に武器はなかった。

「しかしやけに武器が多いな、他の参加者の支給品か?」
「なんか墜落した飛行機調べたら無尽蔵にあったんで持ってきました」

トシキにそう説明するブンビー。

「あそこには何がいるか分からん、もしマーダーだったら即殺害せねば……」
「随分と危ないことを言うなあんた……」
「こう見えても国家元首ですし、国民の安全を守らないといけないんですよ」

ピストルの弾を確認するシオニーを見て呆れるキリハに慌ててブンビーが言う
シオニー一行は不安に駆られながらもボートで熊岡県を目指すのだった。

【一日目・20時00分/ムー大陸近海・熊岡県】

【シオニー・レジス@バンプレストオリジナル】
【状態】健康
【装備】ピストル
【道具】支給品一式、不明支給品、野菜の種、野菜の球根、携帯端末
【思考】
基本;リモネシアを再興させて主催者を倒す
1:ネオ・リモネシアの国民を募集する
2:熊岡県に乗り込む
3:ネオ・リモネシアのためにも危険人物は即殺害する

【ブンビー@Yes!プリキュア5】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;ゲームから脱出したいんですけど
1:シオニーさんと行動する
2:プリキュアの皆さん助けて!
3:キリハ、トシキと一緒に熊岡県に

【櫂トシキ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】健康
【装備】自分のデッキ、ヴァイスシュヴァルツのデッキ、ライフル銃
【道具】カレーを作る為の道具、作りかけのカレー
【思考】
基本:ヴァイスシュヴァルツの世界大会で優勝する
1:シオニー一行と共に熊岡県に乗り込む


【蒼沼キリハ@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】ヴァイスシュヴァルツのデッキ、マシンガン
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:ヴァイスシュヴァルツの世界大会で優勝する。その後で主催を潰す
1:工藤タイキたちと早く合流しヴァイスシュヴァルツを始めさせる
2:その前に熊岡県に乗り込む

240魔の島へ:2012/01/30(月) 00:04:52 ID:bAUGKFHs
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残った小松は受付嬢のアイシャと共に残った面々をまとめる仕事に入った。
何故コックの自分がこんなことしなきゃいけないんだろうと思って。
だが、シオニーに信頼されている以上、やらねばならなかった。
そして目にするだろう、遊戯王VSヴァイスシュヴァルツ抗争で更なる悪夢を。
小松とアイシャもヴァイスシュヴァルツに出たかったのは秘密だった。

「小松さん、狩猟したモンスター見てもらいますか?」
「なんですか、これ?!」
「おお、小松君か? ワシが狩ってきたのだよ」
「モガの村長さん、引退したんじゃ!?」
「血が騒いで復帰されたそうですよ」
「そうですか……ってモンスターじゃないですよね」

ひたすらシオニーとブンビーの無事を祈る小松だった。

【アイシャ(受付嬢)@モンスターハンター3】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;モガの村に帰らせてよ……
1:それでも気丈に振舞って国民になる
2:シオニーさんの留守はお任せ!

【小松@トリコ】
【状態】ストレス(大)
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;ゲームから脱出したいんですけど
1:トリコさん助けて……
2:シオニーさんには一応協力はします
3:シオニーさんご無事で

【モガ村の村長@モンスターハンター3】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本;モガの村に帰らせてほしいがのう……
1:さあ狩りをはじめるとするか

【はたもんば@地獄先生ぬ〜べ〜】死亡確認

241今更だけどオシリスOCG化やったね!:2012/01/30(月) 01:36:13 ID:2yQsvosU
「ちょっとお前らテラカオス・ドゥバイしばきに行くぞ!!!」
「ちょwwwwwwオシリスさんwwwwwいきなりどうしたんすかwwwwwwww」

その頃、8期で色々やらかした駄目ドラゴン達がテラカオス・ドゥバイ討伐について話していた。

「俺、気付いたんだよね世界を救うのは俺の使命だって」
「嘘wwwwwwwこwwwwwwwけwwwwwww」
「どうでも良いけど今回の主催可愛くね?」
「今度はwwwwwwwwアンゼロット狙いかwwwwwww止めとけよwwwwwwwwww」
「あいつ倒したら多分フラグが立つ気がするんだわ」
「それはwwwwwww気のせいだwwwwwwwwww」

そんななか、キメラテックオーバードラゴンは気だるそうに言った。

「俺パスで、せっかくオーバーロード解除されたんでもっと無双したいっす」
「馬鹿wwwwwwお前も来るんだよwwwwwwwwwでないとオーバーロード無効にすっぞwwwwwwwww」
「てめぇ!いい加減にしろよマジで!」

ドラゴン達がそんな会話をしていると。

「あっ先輩方、自分もテラカオス・ドゥバイ討伐に参加させてもらってもいいすっか?」
「お前はwwwwwwヴァンガードのwwwwwwwwwドラゴニック・オーバーロードじゃんwwwwwwwww」

後輩のドラゴニック・オーバーロードまでやってきた。

「でもなんでまた?」
「それはすっねキメラテック先輩、なんかカオスロワに来たからには
 主要出場者紹介に載るぐらいの事はやりたいなっと思って……」
「やる気のある若者はいいね採用で」
「いいのかよwwwwwwwオシリスさんwwwwwwwww」

なんやかんやで戦力が集まってきたので、そろそろ移動しようとすると更に目の前からまたドラゴンがやってきた。

「ちょwwwwwwwwデュエマのwwwwwwwボルシャックさんまで来たwwwwwwwwww」

そうやってきたのは、あのボルシャックドラゴンである。

「なんか俺の事馬鹿にして、調子乗ってる消防ぶち殺せるて聞いて」
「殺せねぇよwwwwwwww」
「でもいいじゃないっすか。ボルシャック先輩は色んな転生体がありますし」
「黙れドラゴニック・オーバーロード!それは俺であって俺じゃねえ!!」
「残念だが、ここはテラカオス・ドゥバイ討伐部隊だ。ロリは殺させねえよ」
「じゃあもうそのテラカオスなんとかでいいや。仲間に入れてよ」

こうして新たなテラカオス・ドゥバイ討伐部隊が生まれた。

242今更だけどオシリスOCG化やったね!:2012/01/30(月) 01:37:02 ID:2yQsvosU

【一日目・20時/00分/神奈川県】

【オシリスの天空竜@遊戯王デュエルモンスターズ】
【状態】ロリコン
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:アンゼロットとフラグを立てる為にテラカオス・ドゥバイを倒す
1:戦力を集める

【ホルスの黒炎竜Lv8@遊戯王GX】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:オシリスに着いて行く
1:何かwwwwww色々wwwwwww集まったなwwwwwww
2:このSS会話多すぎだろwwwwwwwwwwまあいいかwwwwwwwwwwww

【キメラテック・オーバー・ドラゴン@遊戯王OCG】
【状態】健康
【装備】25本の首
【道具】支給品一式
【思考】基本:取り合えずオシリスに着いて行く
1:オーバーロードでヒャッハー!したい

【ドラゴニック・オーバーロード@ヴァンガード】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:テラカオス・ドゥバイを倒す
1:オシリスに着いて行く

【ボルシャック・ドラゴン@デュエルマスターズ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:自分を馬鹿にしている連中を殺す
1:取り合えずオシリスに着いて行く

243メシウマは基本:2012/01/30(月) 11:57:19 ID:Odk5mEbE
「……うまい、ウマス・ギル」

 その頃、ジョー・ギブケンはたこ焼きを食していた。
 だが、そのたこ焼きはかつて『たこやきマントマン』であったものであった。 
 しかし、戦士の力を失った彼らは、ただのたこ焼きになっていた、
 そんなことを知らずにジョーは箸を進める。 

(やべぇ、僕達食われるんじゃね?)
(戦う力ねぇしな……)
(これが運命か……)
(……食われたくねぇ)
(おい、ブルーが食われたぞ!)
(ちくしょう、ピンクも食われちまった!)
(仕方ない、この人に僕達の大いなる力を……あっ)

「……ごちそうさまでした」

 ジョーはたこ焼きを完食した。

【レッド@たこやきマントマン 死亡確認】
【ブルー@たこやきマントマン 死亡確認】
【グリーン@たこやきマントマン 死亡確認】
【イエロー@たこやきマントマン 死亡確認】
【ピンク@たこやきマントマン 死亡確認】

 たこやきマントマンの大いなる力は……どうなったかは分からない。
 その時である。

「んっ……あれはガレオンか?」

 空を飛ぶゴーカイガレオンの姿を視認した。

「連絡がないと思ったら……行ってみるか」

 そして、ジョーはガレオンに向かった。

【一日目・18時10分/日本上空・熊岡県】
 
【ジョー・ギブケン@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】モバイレーツ@海賊戦隊ゴーカイジャー、
【道具】支給品一式、レンジャーキー(ブルー系統の全て) 、中日ドラゴンズのユニフォーム@現実
【思考】
0:ガレオンに向かう
1:マーベラス達との合流
※たこやきマントマンの大いなる力を貰ったかどうかは不明です。

244名無しさん:2012/01/30(月) 11:57:54 ID:Odk5mEbE

「ここが地球か……」
「宇宙から見たらとても綺麗な星だな」
「ああ」
「本当にここで殺し合いが、行われてるのか……」
「急ごう、二人共!」
「そうだな」

 アムロ達は地球にやっとたどり着いた。
 そして、少しばかりの休憩を取っていた。

【一日目・18時10分/日本上空・熊岡県上空】


【アムロ・レイ@機動戦士ガンダム 逆襲のシャア】
【状態】健康、ニュータイプという名の勇者
【装備】ジェネシック・ガオガイガー@勇者王ガオガイガーFINAL
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いからの脱出
1:アカレッド、江蓮と共に行動する
2:シャアとは決着を付ける


【アカレッド@スーパー戦隊シリーズ】
【状態】健康
【装備】ゴーカイガレオン@海賊戦隊ゴーカイジャー
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いを止める
1:アムロ、江蓮と共に行動する
2:出来れば、マーベラスやバスコ、ナビィと合流したい
※バスコが裏切る前からの参戦です。


【江蓮@銀魂】
【状態】健康
【装備】頑侍@銀魂、大量のプラカード
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いを止める
1:アムロ、アカレッドと共に行動する
2:桂さんと合流したい

245全ては1人の少女を救うために僕は神奈川を犠牲にする:2012/01/30(月) 16:12:10 ID:bAUGKFHs
静信は血の付いた唇を腕で拭いた。
もう相当数の参加者に暗示を掛けただろうか……さすがにここまですると疲れるというべきか。
少量といえかなりの人数の血を吸ったものである。人狼である静信もかなりの力を着けたようであるが。

「これだけ暗示を掛ければ神奈川やその周辺地域は大規模な混乱が起こるはず……」

ステルスマーダーとして自身はあまり手を下さず他者に殺害させる。
それが今の静信の取り方である。

「ここで何をしているのかい?」

静信が振り向くといつの間にか青い髪の少年が立っていた。

「き、君は?」
「先導アイチさ」

少年はそう答えた。
人狼である自分に気づかれず背後を取るとは一体何者だと思う静信だった。

「僕を殺しに来たのかい?」
「いや、おじさん面白い能力があるね、どういうこと?」
「どうして君に答える必要がある?」

吸血鬼である起き上がりや人狼に噛まれると暗示を掛けられて操られてしまうのである。
輸血で血を薄めるか別の暗示を上書きしない限りその暗示を消すのは難しい。

「面白そうだね、僕も手伝っていい?」

静信はアイチの反応に驚いた。
いや、信頼するべきではないとすぐに考えた。

「僕のことを疑っているんだね?」
「……当然さ、君が脱出派だったらいち早く殺すよ」
「そう身構えなくてもいいよ、僕もおじさんを手伝いたいんだ」

どういう意味だと思う静信。
まだ警戒を緩めるつもりはなかった。

「僕も僕で結構人殺しているんだ……強くなるために」
「君もかい、けど君をまだ信用はできないよ」
「ここで争っても僕やおじさんのためにはならない、だったら僕と一時的に手を組もう」
「一時的か、ならいいか……」

こうして静信とアイチは一時的だが手を組むことにした。

「それでどこへいくんだい?」
「一旦神奈川を離れるよ、もうすぐここは地獄になる」
「……なるほど」

静信に暗示を掛けられた参加者との殺し合いがまもなく拡大するだろう。
首謀者の静信はもっと殺し合いを広げるべく神奈川以外の場所へ行く必要があった。
全ては桐敷沙子を救うため……それだけである。
アイチはそんな静信を滑稽に思いつつも面白くて興味深かった。

【一日目・20時05分/日本・神奈川】

【先導アイチ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】健康、闇化
【装備】デッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:櫂君が自分と戦ってくれるように強くなる
1:参加者を殺して強くなる
2:室井静信と手を組む
3:別の場所へ急ぐ

【室井静信@屍鬼】
【状態】人狼化、体力上昇
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明支給品
【思考】基本:ゲームに乗って生き延びて沙子を助ける
1:沙子を探す
2:先導アイチと手を組む
3:参加者に出来るだけ暗示を掛ける
4:別の場所へ急ぐ
※原作終了後です

246全ては1人の少女を救うために僕は神奈川を犠牲にする:2012/01/30(月) 16:13:08 ID:bAUGKFHs
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「マスターのために死んでもらえますか?」
「そうだ、女は死ね……室井さんのために」

その頃、静信に暗示を掛けられたセイバーといつのまにか静信に噛まれた阿部高和の2人が姫と狐を取り囲んでいた。
2人ともズタズタにされてチェーンソーはセイバーに奪われた。

「では、ごきげんよう……」

虚ろな瞳のセイバーはそのままチェーンソーで姫を真っ二つにして葬った。
姫を一刀両断にしたセイバーは次に狐の首を取ろうと迫った。
阿部は別の犠牲者を求め違う場所へ赴いた。

【姫(リリアーヌ)@怪物王女 死亡確認】

【セイバー@Fate/stay night】
【状態】魔力消費(大)、空腹、暗示
【装備】約束された勝利の剣、ヤマハ・VMAX@Fate/Zero、チェーンソー@魔界塔士Sa・Ga
【道具】支給品一式
【思考】基本:室井静信に従う
1:室井静信の命令どおり参加者を殺す
2:姫の次は狐を殺す
※静信に暗示を掛けられました

【阿部高和@くそみそテクニック】
【状態】健康、暗示
【装備】股間のジャッカル
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:静信のために出会った参加者を掘る
2:いずれマーラ達も静信のために掘る
※静信に暗示を掛けられました

【羽衣狐@ぬらりひょんの孫】
【状態】重傷、疲労(大)
【装備】尻尾
【道具】支給品一式、毒入り油揚げ
【思考】基本:主催者を皆殺しにする
1:ピンチじゃ……
2:よくも姫を……許さぬ……

247クロストラブル! 暗黒大陸アフリカへ:2012/01/31(火) 17:51:17 ID:nKnITcDc
「こんなところに要塞を作って……お主らは!?」

タクティモンが司令室に到達したそれから5分後である。
操縦室の扉を切り裂かれ、タクティモンの登場に驚くムゲ。

「お前は三元士の……」
「何があった説明しろ、今すぐにだ」

ムゲはタクティモンにこれまでのことを必死に説明した。
ダークナイトモンと要塞を作ったことやモニターで覗いたことを全てである。

「では斬る捨てるか?」

刀を抜くタクティモン。

「待て、この男はお前の君主の一応親族だぞ!!」
「このような失態をバグラモン様に知られたら恥なり、介錯仕る!」
「だから、落ち着つくのだ!」

なんとかタクティモンを宥めるムゲ。

「君がそこまで止めるなら暫く介錯するのは待ってやろう、それに解決する方法がなかったわけでもない」
「それは本当なのか!?」

タクティモンの突然の言葉に驚くムゲ。

「アフリカへ赴けばいい、あそこにはネオ・アルカディアの跡がある……
そこにコンピューター用のワクチンがあるはずだ」
「だが、それは貴様が……」
「地下施設が無事ならよいだろう、それでもダメなら毒性はあるが始祖ウイルスを投与するしかないな」
「始祖ウイルス?」
「コピーエックスが密かに採集させていた生物兵器を作るためのレトロウイルスだ、それもアフリカにある」

始祖ウイルスはT−ウイルスやGウイルス等の元になったウイルスである。
主にアフリカ原産の始祖花から採集でき、そこから生物兵器製造に供給されたのである。

「アフリカか……案内してくれ」
「まだだ、土蜘蛛と合流していない……操縦は私がする、
君は土蜘蛛をここに連れて来るのだ」

ムゲはしぶしぶ了承し、ダークナイトモンを強く縄で縛り、医務室へ運ぶと操縦をタクティモンに任せた。
そして土蜘蛛を探しに外に出た。

「もう一度戻ることになるとはな……」

ムゲに教えられた操縦方法を試しながらタクティモンは熊岡県をアフリカ方面に飛び立とうとしていた。

【一日目・21時05分/熊岡県某所】

【ダークナイトモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】熊岡県を操縦中、ウイルス感染、デッドリーアックスモンとデジクロス済み、ダメージ(中)、拘束中
【装備】ツインスピア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:この全世界に君臨する絶対の王になる
1:正気?
2:バグラモンに会うべきか?
※スカルナイトモンとデッドリーアックスモンのデジクロス体です
※モニターでロワ全体の内容を一応把握しました
※鏡音レンの一部データを刻み込まれました

【ムゲ・ゾルバドス帝王@超獣機神ダンクーガ】
【状態】健康、不安
【装備】レンジャーキー『オノレンジャー』
【道具】支給品一式、トング
【思考】
基本:全宇宙支配
1:タクティモンに従う
2:ズール皇帝をそのうちボコす
3:ワクチンと始祖ウイルスを探す
4:土蜘蛛を見つける
※モニターでロワ全体の内容を一応把握しました

【タクティモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】頭部に切り傷、疲労(中)、やや空しさ
【装備】妖刀ギラサメ
【道具】支給品一式、妖刀ギラサメ
【思考】基本:バグラモンとの合流を優先
1:土蜘蛛と合流して主催者兵藤和尊を討つ
2:このままアフリカへ跳ぶ
3:ダークナイトモンが正気に戻らねば介錯する

248修正:2012/01/31(火) 18:07:24 ID:nKnITcDc
【ダークナイトモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】熊岡県を操縦中、ウイルス感染、デッドリーアックスモンとデジクロス済み、ダメージ(中)、拘束中

【状態】ウイルス感染、デッドリーアックスモンとデジクロス済み、ダメージ(中)、拘束中
に修正します

249何時から彼はホモキャラが定着したのか……:2012/01/31(火) 23:09:51 ID:dsQBAE3Y
「何なのだ!!これは!!!」

今まで自分が登場したカオスロワのSSを読んで、英雄王ギルガメッシュはブチ切れていた。

「何故!我がこんな変態ホモなのだ!!!許さぬぞ!雑種!!!」

その怒りの矛先は、ギルガメッシュを変態のホモとした書いた書き手さん達に向けられた。

「更に何故、我のセイバーが暗示をかけられているのだ!!!」

セイバーが、暗示にかけられていた事にも彼は切れていた。

「暗示をかけるとか……あんな事やそんな事が出来るではないか!!!」

だが、やはりこの英雄王も何処かおかしかった。

「おっギルじゃないか。やらないか」

するとやおいまでやってきたが、ギルガメッシュは無言で乖離剣を取り出す。

「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!!!!」
「ちょっ」

無言で乖離剣を放った。

「元はといえば、貴様が我を掘るからこのような事になったのだ!!」

そう言い放つと、ギルガメッシュはセイバーに暗示をかけた雑種と自分を変態に書いた書き手を抹殺しに行くのだった。


【やおい@カオスロワ 死亡確認】
【巻き込まれた人たち×50人@色んな作品 死亡確認】


【一日目・21時00分/東京と神奈川の境】

【ギルガメッシュ@Fate/stay night】
【状態】セイバーハァハァ……
【装備】黄金の鎧、王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
【道具】支給品一式
【思考】基本:セイバーと結婚する
1:だがその前に自分をホモに書いた書き手達とセイバーに暗示をかけた雑種を抹殺する

250TCBR9第3回放送:2012/02/01(水) 11:23:05 ID:5a7Tb8ks
あのチャイムが響き渡る……三回目の放送が始まる。
今回も放送は文人が取り仕切っていた。

『……また会ったね、主催進行の七原文人だ
今回は誠に残念なお知らせがある、この度帝愛グループ会長……
兵藤和尊氏が先ほど、お亡くなりになられました。
不慮の事故でしたが、まことに哀悼を申し上げます……

では3回目の死者の発表を開始するよ、今回から参加者じゃない民間人だったりモブだったり野比玉子症候群感染者も
博愛するのでそのつもりで。
正直に言うと面倒なんだよね。

亞北ネル、松岡勝治、森あい、ナージャ・アップルフィード、柊蓮司、ジョセフ・ジョースター、鎮目弦馬
アクセロリータ(一方通行)、カトレア、志葉丈瑠、アダム・ブレイド、島原輝紅、ラーガン・ドレイス、
一条輝、倉田明宏、神竜ニアラ、ゼロ、田所、越神竜ニアラ、鏡形而、カズヤ(カズマ)、りゅうちょう(劉鳳)
クロウ・ブルースト、秋山 澪、野原ひろし、ダイスキ=ミヤザワ(宮川大輔)、瀬川おかぷ(瀬川おんぷ)、
ゲーチス、妖怪首おいてけ(島津豊久)、OVER、斎藤、ロイド安藤、零崎人識、鹿目まどか、長門有希、
天野雪輝、山田一郎、海馬瀬人、皇帝、はたもんば、たこやきレッド、ブルー、グリーン、イエロー、ピンク、
姫(リリアーヌ)、タケシ、巴マミ、ジュラル星人、磯野波平、ヒカリ、朝比奈みくる、
インデックス、兵藤和尊、サラマンダー公威、鏡音レン、やおい、天道琉朱菜、月島秀九郎、サブちゃん、
上城睦月、メガほむ……以上の面々だ。

未確認じゃテラカオス・ドヴァイに2兆以上の命が奪われたそうだが君らは大丈夫かな?
それと今回の禁止エリアだが誠に申し訳ないが日本全土を指定する。
日本から離脱した熊岡は除外するがそれがいは全て完全に禁止エリアとさせてもらうよ。
それと宇宙でテラカオス・ドヴァイという災厄が生まれてね、早く倒さないと数日で宇宙が滅ぶよ。
どうしても嫌だ?
残念だね、それならこれから3時間ごとに参加者の首輪をランダムで強制爆破するからね。
主に非戦闘員やそれに近い参加者が1〜3名ほど優先的に対象に選ばれるから気をつけて欲しい。
ああ、この放送後に参加者を一回以上殺せば免除するから大丈夫……
でも助かりたくて野比玉子症候群虐殺しても無駄だからね。
宇宙のテラカオス・ドヴァイの存在がなくなるまでこの処置を続けるつもりなので
本当の意味で倒さないと君ら死ぬよ?死にたくなければテラカオス打倒と
早く殺し合いに参加するんだ。
もしも倒しに行かなかったら次の放送じゃ爆破対象を4人にするよ?
宇宙に行く旅の扉は地球各地で設置したから自由に使いたまえ。

以上、3回目の放送を終わるよ』

251TCBR9第3回放送:2012/02/01(水) 11:25:00 ID:5a7Tb8ks
以上、3回目の放送を終わるよ』

文人は放送を終えると敏夫の方を振り返った。

「これで満足したかな?僕は23時に放送したかったんだけどね」
「俺の我侭をほとんど飲んでくれたことは感謝するよ」
「僕も兵藤が死亡したのは驚きだったけどね」
「あの人のテコ入れだろう、これで名実と共に帝愛の実権は文人……お前の物だ」
「よしてくれ、この組織は帝愛じゃない」
「そうだったな……」

今回の熊岡を除く日本全土禁止エリアを提案したのは敏夫だった。
これで参加者は世界各国に散り散り隣特に過疎がひどい欧州とアフリカ方面にも集まるだろう。
同時に日本を拠点にしていたレジスタンスも発見しやすくはなる。
何よりもこれでようやくテラカオス打倒を決めたリュウセイを宇宙に上げる準備も整ったわけである。
テラカオス対策のテコ入れについてはアンゼロットの案だったが。

「もう1つの要望どおりに彼を主催本部に呼び出して査問会に掛け、もう一人の内通者も拘束させるよ」
「早くそうしてくれるとありがたいんだがな」
「しかし、先生のおかげだ、まさかこちらに裏切り者がいたとは」

放送を終えた文人は敏夫に言った。
主催側に関しては主要幹部、ジョーカー参加者ともども裏切り者が出ないように
きっちり固めたはずだったと文人も驚きを隠せなかった。
月島の犠牲もあって主催側メンバーの謀反についてはこの段階で露見した。

「ジョーカーとして参加したあの男と共謀して松岡勝治を復活させた奴が幹部の中にいるはずだ」

敏夫の思惑通りだった。
月島を動かしてリュウセイ一行に接触させたところ見事に内通者の1人は尻尾を出してくれたのだからだ。
全て敏夫の計画通りである。

「誰だと思うんだい?」
「少なくともあんたとアンゼロットとノーベンバーはシロだ、それははっきりと言う」
「という事は世界中に散った幹部クラス辺りかな?

今も世界中では反乱が起きないように密かに幹部クラスが包囲網を形成中だった。

「ありえるな、一度意思確認は必要だな」
「彼の査問会には君だけじゃなく僕も立ち会うよ」
「復活した松岡勝治の処分は?」
「査問会終了後、頃合いを見て主催者権限で首輪を強制爆破する」

リスクなしの不正での復活は許されない、内通者による介入なら尚のこと。
ギャグキャラ化しているニアラ様さえ弱体化させられて復活しているのだ。
ゲームにおける不正行為はもっとも恥ずべき行いであり重大な罪である。
それが現在のゲームマスターの文人の見解だった。

「それも無理だったら再生できないようにザビーネ・シャルと数名のジョーカー参加者に処理させるよ」
「分かった……松岡勝治の処分はそれでいいだろう」
「後、これだけは確認しておくよ」
「なんだ?」

文人は敏夫に近づく。

「あくまで参加者にとってラスボスはテラカオスじゃなく僕ら主催だ……あの人もそれを望むだろう」
「もちろん、俺も兵藤和尊みたいにはなりたくはないからな」
「おっと、失礼」

近づきすぎるんでそっと手で文人を押す敏夫。

「近いうちにテラカオス・ドヴァイについても内通者も確実に決着はつけるよ」

それを聞いて敏夫は安堵の顔で退室した。

「最悪の場合、精鋭部隊『執行者』の投入も考えなきゃならないね」

文人は通信を開いた。

「シドニー・マンソン……君は至急本部へ出頭するように……話があると」

文人は1人の参加者に召集要請をかけた。
おそらくこの主催側の命令にはマンソンも逆らえないだろう。
この査問で何故マンソンが反逆に走ったか問いただすつもりだ。

獅子身中の虫の存在は実に厄介である。
敏夫はマンソンの他にもう1人いるといっていたがまだいる可能性が高い。
だったら虫は早いうちに殺虫したほうがいい、文人のやり方は決まっていた。

252TCBR9第3回放送:2012/02/01(水) 11:25:44 ID:5a7Tb8ks
【一日目・22時00分/???・主催者本部】

【七原文人@BLOOD-C】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:査問会を開いてマンソンを問いただす
※主催側です。

【尾崎敏夫@屍鬼】
【思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:査問会を開いてマンソンを問いただす
3:内通者の調査を続ける
※主催側です。

253修正:2012/02/01(水) 11:52:51 ID:5a7Tb8ks
これで参加者は世界各国に散り散り隣特に過疎がひどい欧州とアフリカ方面にも集まるだろう。
から
これで参加者は世界各国に散り散りとなり特に過疎がひどい欧州とアフリカ方面にも集まるだろう。
に修正

254名無しさん:2012/02/01(水) 11:57:20 ID:2ZKo3h6U
そんな……マンソンが?どうしてなんだよ!!

255ヴォヤージュ2012:2012/02/01(水) 14:21:16 ID:l.zr28Zo

「飛行機ですか……やっぱ乗り物にならなきゃダメ?」
「船旅の方が良かったか?」
「……いいえ」

 とある空港。
 先程の放送を機に、日本を飛び立とうする者たちが多く集まっていた。
 ある者はブラジルに、またある者はモンゴルに………
 ……そして、またある者は地味にグレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国に向かおうとしていた。
 その中に混じる二人の男女が居た。
 一人は見た感じ、普通のお父さんといった感じの格好のおっさん。
 もう一人は黒い服を着た女性。他に特筆点は無い。
 現在二人が空港のソファーの上で寛いでいた。
 ………否、フライトの時間まで時間つぶしをしていた。

「あの格好じゃ、飛行機乗せてもらえませんからね」
「だからこそ、着替えたんだろう?
 前にあの格好で飛行機に乗ろうとしたが……笹本に止められてしまったからな」
「そうですが……」

 彼らは今、『シャールジャ』に向かおうとしていた。
 ちなみに『シャールジャ』は『ドバイ』の北に位置する国だ。
 その飛行機がこの空港から出るという情報が流れてきた。

「流石ビッグバン・オーガニゼーションの情報収集力っと言った所ね」
「それも君の詐欺か、かもととの類かい?」
「さぁね……私は何でもは知らないよ、知っていることだけ
 ……ただ、その範囲がだだっ広いだけなのよ、これがね」

 両者、未だ腹の探り合い。
 『良好な』信頼関係があるとはとても言い切れない二人の距離感。
 一応の協力関係は結んだ。だが、互いに警戒心0ではない。

「そういえば、茨木エイジさん」
「……その名前はとうの昔に捨てたさ、それに今の私は天野河大輝だ」
「貴方は婿養子ですか?」
「その質問には答えられない」

 一つを聞き、一つを返す。
 それ以上は聞かないし、答えない。
 ぎこちないと言えばぎこちない会話のキャッチボールである。

「君は『正義』についてどう思う?」
「……生憎、私は『正義』ってのが嫌いなのよ……
 だってそうでしょ。『正義』の対義語は『悪』じゃないからね」
「案外ロマンチストな感性をお持ちなようで」
「そりゃどうも……だからこそ、私は………っと!」
「!?」

256ヴォヤージュ2012:2012/02/01(水) 14:21:48 ID:l.zr28Zo

 10/は背後から飛んできた矢を蹴り上げて、左手で掴み取った。
 その矢が飛んできた方向を二人が向くと、そこには弓を構え、白衣の女性が立っていた
 見るからに知的なイメージを感じさせる格好である。

「何者だ?」
「私を射殺する気ですか?」
「私は八意永琳……。
 今は医者……兼情報屋ってところかしら?
 ……ビッグバン・オーガニゼーション総帥ビッグバンさん?
 それと人との約束も守れない……だらしない10/さん」
「約束……あ、すっかり忘れてた」
「あ、すっかり忘れてた……じゃないわよ!
 ……私が姫様の眼を盗むのにどれだけ苦労したことか……!」
「こっちだって色々あったのさ、移転とかで……
 ……そういえば、その姫様は一緒じゃないのかしら?」
「……きっとどこかで力強く生きてるわ……多分!」
「(死んでるな、こりゃ)……それでどうやってここを特定した?」
「これよ」

 そう言って、永琳が取り出したのは携帯型の小型端末のようなものだった。
 これは元々10/が6/に渡したものであった通信機であった。
 それをコミケ会場で永琳が拾ったのであった。
 
「で、その情報屋の八意さんが我々に何のようだ?」
「取引よ、それ以外に何か目的があるとでも思っているのかしら?」

 永琳は不敵な笑みを浮かべる。 
 ―――120%裏がある。
 その時、10/が紙とペンをデイバックから取り出す。

『こっからは筆談で』

 主催者に盗聴されてる可能性があると感づいた。
 二人もそのことに同意した。だって彼らは『一応』対主催なのだから。
 尤も彼女は空気故に主催者すら認知されてる可能性が低いのだが。 

『それで頼んでいた首輪の解析は?』
『サンプルはあるけど……どれも構造が点でバラバラ……』
『つまり、人それぞれ首輪のパターンが違うのか?』
『ええ、そういうことになるわ。
 あと、主催者の基地は見つからなかった』
『『だろうな(ね)』』
『ああ、それとレジスタンス側の基地が潰されたわ。
 けど、基地が潰されたといってもレジスタンスの首領達は無事みたいだけどね。
 これがその構成員のリスト……それと例の『ブツ』を渡しなさい!』
『ほらよ、あっ、私が持っててもしょうがないからビッグバンさんに渡しといて』

 レジスタンス組織のメンバーリストととある同人誌を交換した。
 本来はコミケで出すはずだったが、訳合って出せなかった。
 所謂、『輝夜×妹紅本』。キマシタワー。
 それを何ページか、永琳は読み進める。

257名無しさん:2012/02/01(水) 14:22:22 ID:l.zr28Zo


「これは……また……//」
「それはこんなところで読むものではないと思うが?」
「そうね、機内で読むことにしますわ」
(この女、腐っていやがった!?)

 鼻から少々の血を流しながらも正気は保つ。
 その間に10/は筆談で使った紙を焼き払った。

「機内……って、まさか……?」
「付いて行くわ、姫なら多分、大丈夫だし……それに、ね」
「いいだろう!」

 裏がありそうだが、それはこの二人も同じである。
 ので、それを加味した上でビッグバンは同行を許可した。
 そして、三人は『シャールジャ』行きの飛行機に乗り込んだのであった。

【一日目・22時10分/日本・静岡空港】

【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康
【装備】ダークサイド・プレジデント
【道具】支給品一式、仮面、マント、レジスタンス組織のメンバーリスト、不明支給品
【思考】基本:主催者を倒し世界征服をする。
0:リュウセイをテラカオス・ドヴァイと戦わせる
1:最悪の場合は自分がテラカオス・ドヴァイを討つ
2:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
3:ノイ・ドヴァイの秘密を探るべくアラブ首長国連邦のドバイ跡へ
4:10/達と行動する
※バグラモンと情報交換しました
※着替えていますが、すぐに元の格好にもなれます。

【10/@TCBR】
【状態】健康、雑用係、空気
【装備】ドス(短刀)@現実、ティーセット一式
【道具】支給品一式、自作のコンピュータ、その他不明
【思考】基本:空気を読みつつ、空気になる。
1:ビッグバン達と行動する
2:8/が気になる。
3:6/……

【八意永琳@東方Project】
【状態】健康
【装備】白衣、竹取ノ弓【迦具夜】@モンスターハンター3、矢×50本
【道具】基本支給品一式、薬の材料、10/が書いた同人誌、10/特製通信機、首輪のサンプル×?、その他不明
【思考】
基本:???
1:しばらく、ビッグバン達と行動する
2:日本を出る
3:輝夜は大丈夫だろう……多分。

258恐怖!キチガイロワイアル!!:2012/02/01(水) 23:45:51 ID:5/kXi812
「間違いない!ジュラル星人の仕業だ!!!」

チャージマン研こと、泉研は怒っていた。
理由はジュラル星人が、こんなキチガイロワイヤルを開いたからである。

「ジュラル星人め!今度こそ滅ぼしてやる!!!」

絶対にジュラル星人をこの手で滅ぼす――。
そう決意し、泉研は国外に急ぐのだった。

【一日目・23時20分/成田空港】

【泉研@チャージマン研!】
【状態】健康
【装備】スペクトルアロー
【道具】支給品一式
【思考】基本:ジュラル星人を滅ぼす
1:間違いない!このキチガイロワイアルもジュラル星人の仕業だ!
2:国外に行く

259例えその紅が自らの血が流れ出るのを判らなくする為のモノでも:2012/02/02(木) 18:04:40 ID:Lvw9pEjg

「……そんなレン君……」

 山梨県山間部にて。
 放送を聞いて、ハクの中を支配したのは『絶望』であった。 
 ハクは走っていた足を止め、その場に立ち尽くす。

「おっ、いたぜよ」
「貴方達……他の三人は?」
「別れたのよ……戦力を分割させてね」
「プリッ」
「……そう」

 シャウトモン、鎧、そして、ベルと別れた霊夢達が追いついた。
 先程も言った通り、五人を戦力を分けてハクを探していたのだ。
 まだ仲間になったわけじゃないという理由で霊夢とシャウトモンは別れたのだが……
 残った鎧とベルはシャウトモンに、仁王は霊夢ついて行くことになった。
 そして、運が良いのか悪いのか、霊夢達が先にハクを発見した。
 
「……死んだわね、貴方が探してた鏡音レンって子?」
「……ッ!」

 霊夢はいきなり地雷を踏む。
 地雷を踏むとどうなるか? 簡単だ。爆発する。

 ―――鋭く、速く、斬鉄剣の刃が霊夢に向けられる。
 その切っ先は霊夢の喉元の寸でのところで止まった。

「……で? それがどうしたの?」
「…………」

 完全に見下した目でハクを睨む霊夢。
 それに対して、ハクの眼にはハイライトが入っていない。
 所謂レ○プ目である。

「やろうって言うんなら、相手になるけど?」
「…………」

 無言で斬鉄剣を構えるに対して、左手でメダジャリバーを構える霊夢。
 ……一応だが、セルメダルは抜いてある。
 それを見て、ハクは斬りかかる。
 だが、ただではやられない。

260例えその紅が自らの血が流れ出るのを判らなくする為のモノでも:2012/02/02(木) 18:05:28 ID:Lvw9pEjg
 斬鉄剣をメダジャリバーで防ぐ。
 ハクの攻撃を霊夢はすべて回避していく。
 それでもハクは何もしゃべろうとはしない。
 だから、霊夢は罵声する。

「黙っていないで何とか言ったら、どうなの?「この『ネガティブ女』!!」」

 一瞬、声が二重に聞こえた気がしたが……
 ハクにスイッチが入った。

「……ッ! 何も知らない貴女に何が分かる!!」

 ハクの斬鉄剣が横に一閃する。

「分からないわよ!! アンタが何も話そうとしないんだからね!!」

 その斬撃を紙一重のタイミングで霊夢は避ける。

「じゃあ、話すわよ!! レジスタンスに入って、私は斬ったわよ!!
 レンを狙う敵や!! 東京都知事を!! アグ○スを!!
 けど、救えなかった! ええ、そうよ!! 救えなかった!!!
 それなのに……「だったら、徹底的に抗いなさいよ!!」

 互いの剣が交錯する。
 圧倒的にハクの方が技量等々は遥かに霊夢の上を行く。
 しかし、現状はほぼ互角に見える。
 気持ちが入っていない剣など、その程度なのだ。
 その時である。

 二人の間に向かって『何か』が飛んできた。

「「!?」」

「おっと、そこいらで打ち止めぜよ……二人とも頭を冷やしんしゃい」

 超高速のパッシングショット、所謂……『レーザービーム』。
 と、言っても本家よりは遅い劣化レーザービームであるが。
 無論、放ったのは仁王である。
 その左手にはいつの間にかラケットが握られている。
 そこで二人は飛んできたのが一つのテニスボールだったと気づいた。
 二人の動きは完全に止まった。
 それと同時にハクは崩れ落ちた。

261例えその紅が自らの血が流れ出るのを判らなくする為のモノでも:2012/02/02(木) 18:06:03 ID:Lvw9pEjg
「……レンを救えなかった、私に何が出来るって言うのよ……!」
「さっきも言ったでしょ……最後まで抗いなさいよ……
 それにアンタがすべきことはまだ残っているでしょ?」

 思い浮かべるのはまだ生きている家族の顔。
 KAITO、MEIKO、ミク、ルカ、がくぽ、GUMI テト……
 まだ彼らは生きている。

「……そうね、まだ皆生きてる……!」

 ―――ハクの眼に光が戻った。
 だからこそ、家族が生きている限り抗い続ける。
 そう、ハクは決心した。

「……にしても、貴女、意外に熱い所あるじゃない?」
「……プ、プリッ」
「照れ隠しが下手じゃのう、博麗」
「……煩いわね」

 背中を向けた霊夢を見て、二人は笑う。
 だが、それもつかの間、雰囲気が変わった者若干一人いた。

「そういえば、弱音……」
「ハクでいいわ」
「ハク、その『レジスタンス』のことを少し教えてくれんかのう?」

 ――――『詐欺師』が動き出す。

262例えその紅が自らの血が流れ出るのを判らなくする為のモノでも:2012/02/02(木) 18:06:35 ID:Lvw9pEjg

【一日目・22時15分/日本・山梨県】
【弱音ハク@VOCALOID派生】
【状態】疲労(小)、決意
【装備】オルテガのマスクマント@ドラクエ3、斬鉄剣@FFシリーズ
【道具】支給品一式 、アグ○スの支給品
【思考】
基本:家族を救い、徹底的に抗う
0:日本を出る
1:レンを殺した奴は絶対に斬る
2:シャウトモンを信頼する
3:がくぽが言っていた妖夢と黒い服の女に少しの興味。
4:バグラモンが気になる
※8期とは別人


【博麗霊夢@東方Project】
【状態】疲労(小)、少々のやる気
【装備】メダジャリバー
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、大量のセルメダル
【思考】
0:日本を出る
1:二郎のラーメンを食べるために何かする。
2:とりあえず、主催者と異変を起こした奴をぶっ殺す。
3:二郎を食らい尽くした黒は絶対に許さない!例えそれが三田本店で無くともだ!!


【仁王雅治@新テニスの王子様】
【状態】軽傷
【装備】テニスラケット、テニスボール
【道具】参加者詳細名簿、血糊、その他不明
【思考】
基本;???
1:プリッ

263名無しさん:2012/02/02(木) 20:23:29 ID:ZSQCKjVw
リンが入ってないのはその他大勢の親戚とカウントされたからだと私信じてる

264キャベツの急襲:2012/02/02(木) 21:25:32 ID:I3ro6vys
「あの女もアニメ化されてるわね」

そう言うと、リーフはマグナムの照準を目の前の女性に合わせる。
そして引き金を引いた。

「っ!」

だが、そのマグナムの銃弾はその女性の頭部を打ち抜くことは無かった。
かわりに銃弾は、まるで緑色のボールのようなキャベツを貫いた。

「そんな馬鹿な!」

例えるなら、忍者の使う変わり身の術。
そう、リーフは一瞬思った。

そのまま、女性は一瞬で距離を縮めリーフの懐に入り込む。
(不味い……。いやまだこっちには柊の剣が……)
咄嗟に至近距離での銃の使用は、不味いと判断し剣を取り出す。

「なっ」

だが、剣を取り出したリーフの視点が一瞬、逆転した。
それが女に投げ飛ばされたと分かった時には、すでにもう遅くリーフは女に馬乗りにされていた。

「アニメ、アニメと……。五月蝿いのよ!!!」
「うぐっ」

女はリーフ口のボールの様なキャベツを、無理やり捻じ込み始めた。

「いいじゃない……。アニメに出てない分、期待しなくて……
 こっちはね!折角アニメ化したのに作画とか色々酷かったのよ!!!」

リーフの目には涙が浮かんでいた。
それでも女はキャベツを捻じ込むのを止めない。

「アンタが思ってるほどアニメなんて良いモンじゃないのよ!
 分かる?作品の名前よりキャベツの名で広まった私の気持ちが?
 私なんかね原作とアニメの作画をわざわざ比較されるぐらい酷い作画なのよ?
 ストーリーはおろかキャラ設定だってふざけた物に変わってるのよ!それに比べ何?アニメに出れない?笑わせないで!
 ムカつくのよアンタみたいなのは!!!!」

リーフは見た、自分を殺したその女の顔は、滅茶苦茶作画が崩れていて、尚且つ怒りによってまるで修羅の様な顔だった。

「かなりの装備品ね」

リーフを殺した、その女性の名はフィーナ・ファム・アーシュライト
『夜明け前より瑠璃色な』のメインヒロインであり、月のお姫様である。

ただし色々酷かったアニメ版からの参戦である。

彼女は苛立っていた。とにかく苛立っていた。
アニメだのなんだのグダグダ言っているポケモントレーナーに、自分の作画をネタ扱いしてる者達に。
そして彼女は決めた。皆殺しにしようと。
彼女は進む全てを殺しつくす為に。

265キャベツの急襲:2012/02/02(木) 21:26:05 ID:I3ro6vys
【一日目・23時00分/太平洋上・ムー大陸】

【フィーナ・ファム・アーシュライト夜明け前より瑠璃色な〜Crescent Love〜】
【状態】作画崩壊、イライラ
【装備】作画崩壊したキャベツ、マシンガン、マグナム、サバイバルナイフ、柊の魔剣
    ジョセフ・ジョースターの支給品一式
【道具】支給品一式
【思考】基本:皆殺し
1:アニメだのなんだの言ってるポケモントレーナー共は絶対に殺す
2:自分の作画をネタにしてる連中も絶対に殺す
3:イラつく奴も絶対に殺す



【リーフ@ポケットモンスターFR・LG】 死亡確認



「一生、着いていきます姫様」
「俺も」

そして同じく、アニメが悲惨だったシエルと皐月駆はフィーナーの後を着いていくのだった。

【シエル@真月譚月姫(アニメ版)】
【状態】健康
【装備】黒鍵
【道具】支給品一式、スパゲティ
【思考】基本:フィーナに着いていく
1;カレーが食べたいです

【皐月駆@11eyes(アニメ版)】
【状態】健康
【装備】劫の眼、雷切
【道具】支給品一式
【思考】基本:フィーナに着いていく
1:アニメ出展だから劫の眼のチート能力発動できねぇ。やべェ……

266キャベツの急襲:2012/02/02(木) 21:30:43 ID:I3ro6vys
>>265

フィーナの状態表はこっち変えておいてください

【一日目・23時00分/太平洋上・ムー大陸】

【フィーナ・ファム・アーシュライト夜明け前より瑠璃色な〜Crescent Love〜】
【状態】作画崩壊、イライラ
【装備】作画崩壊したキャベツ×2億、マシンガン、マグナム、サバイバルナイフ、柊の魔剣
    ジョセフ・ジョースターの支給品一式
【道具】支給品一式
【思考】基本:皆殺し
1:アニメだのなんだの言ってるポケモントレーナー共は絶対に殺す
2:自分の作画をネタにしてる連中も絶対に殺す
3:イラつく奴も絶対に殺す

267執行者の初仕事:2012/02/03(金) 11:15:16 ID:6x6dlcQQ
『執行者』の1人であるセシリア・オルコットは何事かと思い、文人の召集を受けた。
先ほど、大規模な暴動が本部であったと知ると、他の『執行者』のメンバーと共に招集されたのだ。
『執行者』のうち、IS隊と呼ばれる小隊は本部より遠くに常駐し問題が起こったら即鎮圧するのが任務である。

「やあオルコット君と篠ノ之君、君らが最後だったようだね」
「どういうことだ七原、我々が出るほどの騒ぎが起きたのではないのか?」

セシリアの隣にいる血気盛んな篠ノ之箒が文人に問いかかる。

「その問題は終わった、君らには別の任務がある」
「それはなんでしょうか?レジスタンスグループの殲滅?」
「あれは別の者らが動いているよ」

セシリアに文人はそう言い返した。
その問いにがっくりするセシリア。

「ではいよいよテラカオス・ドヴァイと一戦交える時か?」
「それでもないさ」
「じゃあ何故私たちを?」

真面目すぎる箒を制して文人は続ける。

「今回の君ら『執行者』の任務は暴動で減った黒服の代わりに実務や雑業をやって欲しいってことだ」

その言葉に呆気に取られる2人。
特に箒に関しては先ほどの覇気さえ消えうせていた。
好戦的な彼女にとってこれほど呆れたものはないだろう。

「シャルロット、ラウラ、鈴音の3名にも同様の通達をした、有事の時には活躍してもらうからがんばってくれ」

セシリアと箒は話が終わるとすぐに部屋から出て行った。
すっかり覇気をなくした箒はセシリアに慰められながら任されたエリアへと向かった。
箒は思うのだった。

(私たちはエリート部隊だぞ、それが何故戦闘員の代わりの雑業をせねばならんのだ)
(深刻な人手不足だそうですよ、篠ノ之さん……)

別のフロアの事務室では3名の少女が会議を行っていた。
元々この手の仕事は黒服任せだったが先の騒動で何割が消失したために仕方なくIS隊の面々が取り仕切っていた。

「ところで尾崎先生の代わりの医者捜しって誰がするの?」

『執行者』の1人であるシャルロット・デュノアは他の2人に聞いていた。

「じゃあアタシが行って来るよ、甲龍ならひとっ飛びだし」
「精神科医の免許持ちは必要だな、このエリアに数人はいるようだ、頼む」
「ねえラウラ、人手不足解消のために幾人か参加者をこっち側にスカウトしない?」
「名案だな、文人やアンゼロットに進言しよう、それも出来るだけゲームに乗っている連中をだ」
「それはスカウトはラウラに任せるとし、僕はAエリアの清掃に当たるよ」
「じゃあアタシは帰還後にBエリアに回るよ」

既に通達された3名はこれも任務だと思いすぐに実行に移していた。
こういう臨時の仕事も『執行者』の役目であった。

(つか僕達ってISで戦うのが役目じゃないの?)
(それを言うな……)

268執行者の初仕事:2012/02/03(金) 11:16:06 ID:6x6dlcQQ
【一日目・23時10分/主催本部】

【七原文人@BLOOD-C】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:尾崎敏夫を元に戻す。無理だったら殺す
3:『執行者』に雑務代行を任せる

【凰鈴音@インフィニット・ストラトス】
【状態】健康
【装備】《甲龍》@インフィニット・ストラトス
【道具】不明
【思考】
基本:主催側の精鋭部隊として動く
1:任務どおり、主催本部の雑務に取り掛かる
2:尾崎を治療する医者の探索
※主催側です。
※『執行者』のメンバーです

【ラウラ・ボーデヴィッヒ@インフィニット・ストラトス】
【状態】健康
【装備】シュヴァルツェア・レーゲン@インフィニット・ストラトス
【道具】不明
【思考】
基本:主催側の精鋭部隊として動く
1:任務どおり、主催本部の雑務に取り掛かる
2:使えそうな参加者を主催側にスカウトする
※主催側です。
※『執行者』のメンバーです

【シャルロット・デュノア@インフィニット・ストラトス】
【状態】健康
【装備】ラファール・リヴァイヴ・カスタムII@インフィニット・ストラトス
【道具】不明
【思考】
基本:主催側の精鋭部隊として動く
1:任務どおり、主催本部の雑務に取り掛かる
2:Aエリアの清掃に掛かる
※主催側です。
※『執行者』のメンバーです

【セシリア・オルコット@インフィニット・ストラトス】
【状態】健康
【装備】ブルー・ティアーズ@インフィニット・ストラトス
【道具】不明
【思考】
基本:主催側の精鋭部隊として動く
1:任務どおり、主催本部の雑務に取り掛かる
2:箒と共に持ち場へ向かう
※主催側です。
※『執行者』のメンバーです

【篠ノ之箒@インフィニット・ストラトス】
【状態】少しショック
【装備】紅椿@インフィニット・ストラトス
【道具】不明
【思考】
基本:主催側の精鋭部隊として動く
1:任務どおり、主催本部の雑務に取り掛かる
2:セシリアと共に持ち場へ向かう
4:こんなはずじゃ……ガク
※主催側です。
※『執行者』のメンバーです

269風になれぇぇぇぇ!!:2012/02/03(金) 11:30:51 ID:wNq9jUDE

「そんなママ……がたくさん死んだ?」
「のび太……今更かよ。
 野比玉子症候群(笑)ってやつだろ」
「トンガリもどき、その(笑)はクソ寒いでござるナリ
 二度とすんなよ、ズガンするナリよ?」
「すいません、ドラQさん、もう二度としません」
「辞める辞める詐欺してんじゃねぇよ!!
 どうせまた、同じキャラを大量虐殺するだけだろ、クソが!」
「何を〜のび太のくせに生意気だぞ!!」

 その頃、いつもの2人と一匹と忍者ドラQマン大百科は放送を聞きつつ、駄弁っていた。
 
「しかし、今の放送で日本を出なければならくなったね」
「ドラQさん、どこでもドアは? タケコプターは?」
「捨ててきた」
「……詰んだな」
「ああ」

 日本を出る道具は全て捨ててきたというドラQさん。
 絶望に暮れる、二人と一匹。しかし、ドラQさんには秘策があった。

「仕方ない……奥の手を使うでござるナリよ」
「?」
「奥の手って?」
「―――超忍法・空駆け」
(超忍法?)

 すると、ドラQさんの身体が浮き上がった。
 しかし、この技には欠点があった。

「「「僕たちは!?」」」 
「努力しろ!!」
「「「無理だ!!」」」

 そして、ドラQさんは時速200kmで空中を駆け抜けていった。
 ……一人で。

270風になれぇぇぇぇ!!:2012/02/03(金) 11:31:37 ID:wNq9jUDE
【一日目・23時05分/日本】
【ネコート@モンスターハンターP2G】
【状態】健康
【装備】コート
【道具】支給品一式、大量の人間用の服装
【思考】基本:殺し合いに乗らないで生き残る
1:日本を出たい
2:元変態コンビを教育していく


【野比のび太@ドラえもん】
【状態】健康、ネコートに恐怖。
【装備】全身しまむらの服
【道具】無し
【思考】基本:ジャイアンを探す
1:日本を出たい

【骨川スネ夫@ドラえもん】
【状態】健康、ネコートに恐怖
【装備】全身ユニクロの服
【道具】無し
【思考】基本:ジャイアンを探す
0:日本を出たい
1;ジャイ子×静香の同人誌は完売しました!
2:トンガリもどきじゃねーから!!



「なんだい、あれは?」
「確か武の友達のドラちゃん?」
「旦那、女将、危ないですって!!」
「「大丈夫だよ!!」」

 その頃、KAITOは紫電改を乗り回し、空を飛行していた。
 なお、一人乗りなのでKAITOが操縦して、同行者二人はその上に搭乗している。

(そうか、レンは死んだか……
 ―――けど、僕にはまだやるべきこと残っている!!!)

 そのコクピット内でkAITOは決意を固めていた。

271風になれぇぇぇぇ!!:2012/02/03(金) 11:32:11 ID:wNq9jUDE
【一日目・23時05分/日本上空】
【忍者ドラQマン大百科@ドラえもん&キテレツ大百科&パーマン&忍者ハットリくん&オバケのQ太郎】
【状態】健康、飛行中
【装備】不明
【道具】支給品一式×20、大量のどら焼き、玄米茶
【思考】基本:主催者をぶち殺すでござる。
1:日本を出たぞ!!
2:友情、友達ィィィィは大切にするが、結局の所、自分優先だよね!
3:努力、秘密道具には頼らない。
4:勝利、――――――ただ勝つのみ。

【KAITO@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】紫電改@ドリフターズ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:家族を守る
0:レン、死んだのか……
1:日本を出る
2:旦那と女将に着いて行く。
3:出来れば、二人に服を着てもらいたい
4:まさか、この機体にコスモガン付いてるんじゃ?
※紫電改はドリフターズ出典なので弾薬は∞です。

【ジャイアンの父@ドラえもん】
【状態】健康、全裸
【装備】無し
【道具】支給品一式、首輪×2、その他不明
【思考】基本:妻と共にゲームをぶち壊す
1:日本を出る
2:できれば武とジャイ子を保護したい


【ジャイアンの母@ドラえもん】
【状態】健康、全裸
【装備】無し
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:夫と共にゲームをぶち壊す
1:日本を出る
2:できれば武とジャイ子を保護したい

272謎の美少年:2012/02/03(金) 23:52:32 ID:rFRk2zLw
「ウェイ」

主催側が色々大変だったその頃、同じく主催側の星くんは地味にレジスタンスのアジトの一つに潜入していた。
ただし、通信機を忘れたので主催側に連絡できず困っていた。


【一日目・23時20分/イギリスのレジスタンスのアジト】

【星くん@チャージマン研!】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:ウェイ
1:ウェイ
※主催側です

273龍が泳ぐ時……:2012/02/04(土) 15:00:09 ID:V4LovTjY

【イビルジョー@モンスターハンター3 狩猟完了】


「イビルジョーは強敵だったわね……」
「……65点といったところですね」
(本当に狩っちゃったよ……)

 その頃、ハルヒたちはかなり手古摺ったが、イビルジョーを狩っていた。
 衣玖はライジングイクサン……もとい、ライジングイクサからの変身を解いた。
 そして、ハルヒの手には緋想の剣が握られていた。イビルジョーの弱点を上手く付いたのだ。
 
「さて、剥ぎ取るわよ!!」
(同族ですが、すいませんね……これも生き抜くためです)
「衣玖さん、服が……」
「少し破けてしまいましたね……」

 リンが気付いたのは衣玖の衣服の乱れである。
 激しい戦闘の中で服の一部が破けて肌が露出しているのだ。
 そして、透き通るような白い柔肌がチラチラと露出している。

「あのう、ハルヒさん着替えてきてもいいですか?」
「許可するわ!!」
(私もついて行こう)

 一旦、ハルヒと別れて近くの茂みに隠れる。
 それをこっそり、リンは覗くためについて行く、
 衣玖は茂みの中でデイバックを漁り、代わりの服を探す。?
 そして、衣玖の生着替えが終わった。

「あら、リンさんいたのですか?」
「えっ……あっ、はい……その服は……」
「この服ですか、どうでしょうか、ハイカラですよね?」
「……ハイカラですね」

 満面の笑みで衣玖が着ていたのは……


 胸のあたりに『193』と書かれたTシャツだった。

 胸のあたりに『193』と書かれたTシャツだった。
 

 ……大事なことなので二回書きました。
 パッと見、最高の人の『753Tシャツ』に通ずるものがあった。
 だが、身体のラインがばっちりと生えるTシャツだった。
 出るとこ出て、引き締まるところ引き締まっているいい身体だ。

274龍が泳ぐ時……:2012/02/04(土) 15:00:40 ID:V4LovTjY
「この服を見たとき何かティンときました!」
「……そうですか」

 衣玖は相当気に入ったのか、非常にいい笑顔である。
 しかし、衣玖はハルヒとリンが何かを隠しているの察していた。

「それよりもハルヒさん、何か寂しそうでしたね……」
「はい……そうですね、知り合いが呼ばれたからですよ……(しかも女)」

 ハルヒが言っていたSOS団の友人が死んだらしい。
 だが、ハルヒはそれを二人に見せようとしないでいた。
 二人はハルヒに何かあったら支えようと思った。
 そして………

「……そういうリンさんも……」
「それは別に良いんですよ……そう別に……」

 リンの初めてを奪った男が逝った。
 大切な人のために……大事に守っていたものが一気に崩れた気がした。
 だが、一瞬、そいつに好意を抱いた。
 けれども、そいつは自分以外も抱いていた。
 
 ――――自分だけが、特別じゃなかった。



「……そうですか、けどこれだけは言っておきます。
 『好き』の反対は『嫌い』じゃなくて……『無関心』なんですよ……」
「えっ……」
「剥ぎ取り終わったわよ!!」

 その時、剥ぎ取りが終わったハルヒが二人の下にやってきた。
 大量のアイテムを持ちながら、だがその顔は必死で笑顔を作っている。

「それで一つ気付いたんだけどね、あのビルは何?」
「あのような建物は私も見たことは……」
「私も……」

 ハルヒが指さした方向には見慣れない建物があった。

「そうよね……きっとここが新大陸なのよ!」
「ええ―――っ!!?」
「イビルジョーを狩っていたら、いつの間にか辿り着いていたのよ!!
 ええ!! そうに決まっているわ!!! さぁ早速、探検するわよ!!」
「……はい!」
(ハルヒさん……必死だなぁ……)

 そして、ハルヒたちはこの未開の地を散策し始めた。
 そのハルヒの背中はどこか悲しさがにじみ出ていた。

 ちなみに、その見慣れない建物とは群馬県庁である。
 まぁ、熊岡県は元が未開の地GUNMAだし、間違ってはいない。

(そうだ、ここに帝国を建てよう……!)

 ……そんな中、リンは一人野望を無い胸に抱き続けていた。

275龍が泳ぐ時……:2012/02/04(土) 15:01:11 ID:V4LovTjY
【一日目・22時30分/ムー大陸上空・熊岡県前橋市付近】

【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】軽傷、精神的ショック、天上天下唯我独尊団長様
【装備】緋想の剣
【道具】支給品一式、恐暴竜の黒鱗、恐暴竜の黒皮、恐暴竜の鉤爪
    恐暴竜の大牙、恐暴竜の宝玉、その他不明支給品
【思考】基本:○○○ー? そんなことより不思議探し!
    1:この未開の地(熊岡県)を探検する
    2:早急にキョンも探す
    3:有希……みくるちゃん……
※性欲が一時的に抑えられましたが、何かの拍子でまた溢れるかもしれません。


【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】軽傷、男性不信、SOS団臨時団員
【装備】無し
【道具】支給品一式、その他不明支給品
【思考】基本:男を抹殺し、女だけの帝国を築く。
    0;レン……死んだか……ざまぁ!!
    1:衣玖さんを利用する
    2:ハルヒに付いて行く
※8期までのリンとは何も関係ありません。
※極度の男嫌いです 


【永江衣玖@東方Project】
【状態】軽傷、SOS団臨時団員
【装備】イクサベルト&イクサナックル&イクサライザー@仮面ライダーキバ、193Tシャツ
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いからの脱出
    0:それにしてもいい服だ!
    1:リンの家族を探す
    2:殺し合いに乗った者は倒す
※ライジングイクサに変身可能になりました。

276銀髪繋がり:2012/02/04(土) 20:02:48 ID:gDLluwJw
「見つけたわよぉ。銀髪のお兄さぁん。あの時の責任は取って貰うわよ?」
「ククク…逆…!漫画ロワの時とまるで逆…!」

アカギはマツコに銀さんと勘違いされ、かなりピンチだった。

【一日目・22時30分/台湾】

【赤木しげる@漫画ロワ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:漫画ロワの時と同じくカオスロワでも対主催になる
1:マツコを何とかする

【マツコデラックス@現実】
【状態】全裸、
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】基本:銀時を捕まえ責任を取らせる
※8期から参戦
※アカギを銀さんと勘違いしています

277一方そのころ、死者スレでは:2012/02/04(土) 20:34:05 ID:V.sAk3pE
赤木しげるがマツコさんに襲われている、ちょうどそのころ。

「おいおい、勘違いしてるし。しかし、トラウマ再燃だよ……」
死者スレに常設してある、「現世ビジョン」を見ながら銀髪の男は日本酒をおちょこ一杯あおった。
「……あの、銀さん。マツコさんとなにかあったんですか?」
それに相伴する漫画家が問うた。

「おいこら、澤井!テラカオスバトルロワイアルwikiでググって、通算3627話をみやがれ!このヤロー!!」
「あぅ……なんか、その、ご愁傷様です!」

銀髪の男に急にキレられ、萎縮する漫画家であった。

「じゃあ、そろそろのびちゃんとドラちゃんに晩御飯を作ってくるわね」
「俺も最強のポケモンマスターになるために、旅に出るぜ!」
「ウオオー!ニャン美、ウオオー!!」
「おじいちゃんの様子を見てくるよ!あと、青だぬきの!」
「時報の仕事に戻らせてもらうよ……」

元祖症候群のみなさんが、現世への扉に向かって歩いていく。

「いってらっしゃーい!」
それを見送る女学生。

「復活しちゃ、いけんのか?」
「そう、私たちが……」
「「「「正義だ!!」」」」

新世代症候群のみなさんもまた同様だ。

「気をつけてー」
新世代のみなさんも見送る。

「絶望した、このおかしな状況に……そしていつまでも慣れない私に……」
古風な衣服をまとった眼鏡男は涙に暮れていた。


こうして、死者スレは今日も平和だった。

278銀髪繋がり:2012/02/05(日) 00:20:03 ID:TLmomJTc
>>276
アカギの状態表を修正させてください
【赤木しげる@アカギ〜闇に舞い降りた天才〜】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:漫画ロワの時と同じくカオスロワでも対主催になる
1:マツコを何とかする

279素振りは基本:2012/02/05(日) 23:11:15 ID:TLmomJTc
「3003回!3004回!」
「まだまだぁ!!もっと熱くなれよォ!!!!」
「うおォォォ!!3009回!!!」

日本を脱出したリュウセイ達は現在、中国にて出会った松岡修造の下で修行していた。
その横では、勝治と修造の同行者であるイチローとYOKODUNAが情報交換を行っていた。

「本当にリュウセイ君は強くなれるんですか?」
「それは彼次第さ、何せ相手はあのテラカオス・ドゥバイ、あの化け物よりも強くなるのはかなり難しいからね……」

あの、イチローにこうも言わせるのだ。
リュウセイがこれから挑むであろう者が、どれ程の強者なのか想像するだけで身震いしてしまう。勝治はそう感じた。

「勝治よ、ケンとやらのKIを見つけたぞ」
「本当ですか?」
「ただ、正KIではないのは確かだ。どうやら、正真正銘本物のTENSAIになったようだ」
「えー!またぁ?勘弁してよ、ケン……」

勝治は溜息をついた。
こんな大事なときにケンは何をやっているのか、まったく呆れる。
だが、こんなでも自分の友人だ。以前のように止めねばなるまい。
ならやる事は一つ。

「イチローさん!お願いします!!」
「よし!じゃあ先ずは素振りから始めよう!!」

素振りは基本である。

こうして、ボーガー達は強敵テラカオス・ドゥバイと戦う為、修行を開始するのであった。

280素振りは基本:2012/02/05(日) 23:11:48 ID:TLmomJTc
【一日目・23時50分/中国】

【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】疲労(大)、深い悲しみ、強い決意
【装備】トムキャット・レッド・ビートル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:混沌生命体テラカオス・ドゥバイと決着を着けた後、主催者共を一人残らず叩きのめす!!
0:強くなるために修行する
1:ボーグバトルでテラカオス・ドゥバイを倒す
2:ロイドさんの仇を討つ
3:ケンの奴、何処行ったんだ?

【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】エレクトリカル・スピードワゴン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:リュウセイについていく
0:強くなるために修行する
1:ロイドさんの仇を討つ
2:ケンを止める

【松岡修造@現実?】
【状態】健康、熱血、テニスプレイヤー
【装備】テニスラケット
【道具】テニスボール
【思考】基本:イチロー達に着いていき主催者を倒す
1:リュウセイ、勝治を鍛える
2:仲間を集める

【イチロー@イチローのレーザービームで人類滅亡】
【状態】健康、最強の野球選手
【装備】バット、グローブ
【道具】野球ボール
【思考】基本:ジャイアンの母を見つけ最強のスポーツ軍団を再結成し主催を打倒する
1:リュウセイ、勝治を鍛える
2:仲間を集める

【YOKODUNA@世界最強の国技SUMOU】
【状態】健康、最強の相撲取り
【装備】まわし
【道具】ちゃんこ鍋
【思考】基本:OKAMIを見つけ最強のスポーツ軍団を再結成し主催を打倒する
1:リュウセイ、勝治を鍛える
2:仲間を集める

281青い死神:2012/02/06(月) 00:48:12 ID:IRq9RwrU
「くだらない修行だね、そんな物を一億回やっても無意味さ」

リュウセイたちの前に青いタイツの少年がゆっくりと歩いてきた。

「誰だ、お前は?」
「僕はロックマン、ロックマンEXEとも言われているけどね……
主催のエージェントさ」

松岡修造の問いにもクールにロックマンは答えた。

「じゃあ単刀直入に言うよ、松岡勝治……君は後3分後に死ぬ」

ロックマンの突然の言葉に一斉に固まる一同。

「ど……どうして……僕が死ぬの?!」
「君はいけない復活方法で復活した、死ぬ死ぬ詐欺?
あんまり現実を舐めるな、糞餓鬼!」

一瞬、温厚そうな少年だったロックマンが急に汚い口になった。

「こいつ……!」

ロックマンを危険視したイチローが向かってくるが、ロックマンは瞬時にロックバスターで
イチローのバットを弾いた。
プロのガンマンを超える反応速度だった。

「おっと、僕はただ彼に死の宣告を伝えに着ただけと松岡勝治の生命反応の停止を確認しにきただけさ」
「おい、ロックマン!勝治が死ぬってどういう意味だ!」
「主催権限で松岡勝治の処刑処分が決まったんだよ、不正復活の罪でね」

リュウセイに向かってロックマンはそう表情を変えずに答える。
すると勝治の首輪が点滅し始めた。

「ようやく始まったか、あのおやじみたいにもうすぐこいつ爆死するね……」
「おい、止めろよ!今すぐに!!」

ロックマンにリュウセイが懇願する。

「無理だよ、僕はその権限はないさ。僕はただ彼の死を確認するのが役目さ」

ロックマンは冷酷に言い放つ。

「リュウセイ……くん……」
「なんだ……勝治……?」

死期を悟ったのか勝治はゆっくりと交代する。
それでも点滅は止まらなくなりさらに強くなっていった。

「僕はもうすぐ退場するけど……代わりにテラカオス・ドヴァイに勝って……そしてケンを……」

ポンッ!

282青い死神:2012/02/06(月) 00:52:03 ID:IRq9RwrU
勝治がそう言った途端、勝治の首が血と共に吹き飛ばされた。
返り血を浴びるリュウセイや他の3人。
実にあっけない処分だった。

「松岡勝治……生命反応停止、不正処理者抹殺は完了だね」

爆発によって首を切り離された勝治の死体を目の前にロックマンは吐き捨てる。
さすがに首輪破壊で首さえもがれればもう復活なんて症候群にならない限り無理だろう。

「今度きちんと死亡したのに死ぬ死ぬ詐欺とかしたら野比玉子症候群に叩き落してあげるよ」

その時、リュウセイがロックマンに積みかかってきた。

「てめえ、おい!俺とボーグバトルで勝負だ!」
「なんで?」
「お前は勝治を侮辱して俺も侮辱した、それで十分だ!今すぐに勝負しろ!」
「……嫌だね」

ボーガーであるリュウセイに対してロックマンは平然と吐き捨てる。

「僕は残念だけどボーガーじゃないさ、大体君はカブトボーグを前提で物事を量っているね」

ロックマンは逆にリュウセイの胸倉を掴む。
それは人間の力じゃなかった。

「君は所詮、カブトボーグに頼りすぎた厨二症状を発祥した小学生の糞餓鬼だ、英雄にもなれはしない……」
「なんだとぉ!?」
「君は自分の立場を理解できていない、今のように君の首輪も強制爆破することも可能だからね……」

その言葉を聞いてリュウセイはゆっくり力を失った。
ロックマンの言葉は正論だった、首輪をどうにかしない限りリュウセイも所詮はただの参加者である。
それを確認するとロックマンも胸倉からそっと手を放した。

「ちゃんと君がボーグバトル以外で物事を捉えるようになったら僕も戦ってあげるよ」
「本当か?」
「だが、その前に君にはやらねばならないことがあるだろう?」

ロックマンの言うとおりだった。
勝治の命を弄び虫けらのように殺した主催やそのしもべのロックマンは憎い。
だが、それ以前にやらねばならないことがあった。

「ロックマンEXE、お前のおかげで目覚めたよ、やっぱ俺……テラカオス・ドヴァイを決着つける」
「いきなりしおらしくなったね……」
「勘違いするな、決してお前らを見逃したつもりはない、ロックマン……お前は必ず俺が倒す」
「覚えておくよ、さて松岡勝治の就去も見届けたし、僕は帰るかな」

ロックマンはそう言うとバトルチップ『エスケープ』で消えた。

「リュウセイ……」
「なあ、イチロー……どうすればなれるのかな?」
「どうしたんだ?」
「本当の『ヒーロー』に……」

【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】疲労(大)、深い悲しみ、強い決意
【装備】トムキャット・レッド・ビートル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:混沌生命体テラカオス・ドゥバイと決着を着けた後、主催者共を一人残らず叩きのめす!!
0:強くなるために修行する
1:ボーグバトルでテラカオス・ドゥバイを倒す
2:ロイドさんの仇を討つ
3:ロックマンへの怒りと己の弱さへの怒り

【松岡修造@現実?】
【状態】健康、熱血、テニスプレイヤー
【装備】テニスラケット
【道具】テニスボール
【思考】基本:イチロー達に着いていき主催者を倒す
1:リュウセイ、勝治を鍛える
2:仲間を集める
3:ロックマンへの怒り

【イチロー@イチローのレーザービームで人類滅亡】
【状態】健康、最強の野球選手
【装備】バット、グローブ
【道具】野球ボール
【思考】基本:ジャイアンの母を見つけ最強のスポーツ軍団を再結成し主催を打倒する
1:リュウセイ、勝治を鍛える
2:仲間を集める
3:ロックマンへの怒り

283青い死神:2012/02/06(月) 00:53:51 ID:IRq9RwrU
【YOKODUNA@世界最強の国技SUMOU】
【状態】健康、最強の相撲取り
【装備】まわし
【道具】ちゃんこ鍋
【思考】基本:OKAMIを見つけ最強のスポーツ軍団を再結成し主催を打倒する
1:リュウセイ、勝治を鍛える
2:仲間を集める
3:ロックマンへの怒り

【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V 粛清により死亡確認】


「やれやれまさか僕が発破を掛けるはめになるとは思わなかったね……」

ロックマンは主催本部に松岡勝治の最期を報告した。

「天野河リュウセイか、熱斗君を思い出すね……次会うときが楽しみだ」

【二日目・0時05分/中国】


【ロックマン@ロックマンEXE】
【状態】健康、コピーロイドと合体中
【装備】ロックバスター
【道具】支給品一式、その他不明支給品、通信用携帯
【思考】基本:ジョーカーとして主催のために動く
    1:天野河リュウセイか、面白い子だよ
※主催側です
※コピーロイドと合体しているために現実世界でも行動できます

284名無しさん:2012/02/06(月) 04:28:14 ID:Q6.jbNNU
>>276
何度もすいませんまたアカギの状態表を修正させてください
【赤木しげる@アカギ〜闇に降り立った天才〜】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:漫画ロワの時と同じくカオスロワでも対主催になる
1:マツコを何とかする

285名無しさん:2012/02/06(月) 09:51:29 ID:OoAbDMgM
自分で直したら良いんじゃない? wiki編集て簡単だよ

286不協和音が鳴り響く:2012/02/06(月) 16:54:53 ID:1s/h2K.M
「主催者側がこれ以上増えてどうすんだよ……」
「はぁ? お前何言ってんだよ?」
「いや、なんでもねぇ!」
「へっ、ハチの巣だぜぇ!」

【尾崎敏夫@屍鬼  死亡確認】

 もう手遅れと判断し、尾崎敏夫を処理した後のとある黒服達の会話である。
 その後ろではマシンガンでハチの巣にされた尾崎敏夫の死体が転がっている。

「だってあの人(黒幕)、言ってたろ?
 人数が多いといつか『主催者同士の殺し合いが始まる』って……」
「あの人、ならやりかねんな」
「兵藤会長のリストラはある種の優しさだったのかもね……」
「もう、ラスボスはタクアンでいいとかも言ってたしね」
「……あの人、ラスボスやる気ゼロかよ」 
「……んっ? なんだこの音?」
「音?」

 その時、イシドがいる部屋からであった。

 パンパン……

       パンパン……

    パンパン……

 何かそんな音が聞こえてきた。
 そして数人の黒服がイシドの様子の見に行くことにした。

「着いたな……」
「そっとぞ、そっと……」
「「「これは……」」」
 
 部屋の中ではイシドがタマを壁にぶつけていた。
 彼は我慢できなくなり、とうとう部屋の中ではじめてしまったのだ。
 そう、○○○―を、である。

「ふぅ……」

 少しばかりの汗を掻いたイシドはベットの上で、一息つく。

(そっとしておこう)

 黒服達はそそくさとその場を後にした。

【二日目・0時30分/???・主催者本部】
【黒服達@逆境無頼カイジ破戒録】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営する

287不協和音が鳴り響く:2012/02/06(月) 16:55:31 ID:1s/h2K.M
(……行ったか?)

 黒服達が居ないことを確認するとイシドは作業に取り掛かった。

『主催者の現在状況……………現存するマーダー…………
 ……………有力な対主催…………ドゥバイの……………
 ……ジロリアン十二神将の存在………スフィアの状況……
 …………………………レジスタンス……………………
 ……………………………………………………以上で報告を終了します』

 機密暗号で真の黒幕に情報を渡す。
 その数分後、真の黒幕からの返事が返ってくる。

『情報サンキュー、豪炎寺君も頑張れよ by真の黒幕』

 イシドシュウジの正体は教祖様の親友豪炎寺修也である。
 ……実は彼の目的は、○○○ーを支配するのではなく。
 フィフスセクターの本当の最高権力者から、自由な○○○―をとり戻すことであった。
 最終的に自分は負けなければならない……つまりは負け前提で戦っていた。
 しかし、今のこの状況、○○○―どころではなかった。

 そこで真の黒幕からお声が掛り、豪炎寺はその話に乗った。つまり……
 最終的には参加者によって主催者は打ち倒され、参加者は自由を手に入れる。
 これが彼の真の目的だった。故に真の黒幕に協力していた。

(あのお方の考えがさっぱり分からないが……
 本当の○○○―が取り返せるのであれば……!)

 聖帝は一人、裏切る。

【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】
【共通思考】
1:(表面上は)バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:真の黒幕に協力する

288更なる強者を求め……:2012/02/06(月) 23:20:47 ID:D11IjpVI
「それにしてもまだ追いつかぬのか?」

赤セイバーは船の上で愚痴っていた。
何時まで経っても、黒の船に追いつかないからである。
こちとら、大事なレジスタンスの事を後回しにしてまで、黒を追いかけているのだ。
赤セイバーの怒りはマックスにまで達していた。

「ん?」

ドカーンッ!!!

そんなんだから、赤セイバーは自分の船にロケットランチャーが迫っているのに気付くのが遅れてしまった。
結果ミサイルが船に命中、その爆発に赤セイバーは巻き込まれてしまった。


【赤セイバー@Fate/EXTRA 生死及び行方不明】


「ジロリアン五人衆最後の一人にして、レジスタンスの一人、赤セイバーの襲撃に成功した」

赤セイバーを襲ったのはロックマンEXE。
主催から、赤セイバーを殺せという任務を果たしに来たのだ。

(でも、まだ死体を発見していない……。やれやれ念の為だ。確認しに行かないとね)

そう考えたロックマンは自分の乗っている船を、赤セイバーの船があった場所に近づける。

「!?」

ふと、自分の視界がまるで高いところから、落ちたかのように変わっていくのに気が付いた。

(ああ……。そうか……)

自分の意識が無くなる寸前に、自分は首を刎ねられたと気付きロックマンは永遠の眠りについた。



【ロックマン@ロックマンEXE 死亡確認】



「この程度の手刀もかわせぬとは、やはり弱者だったか……」

そう吐き捨てるように呟き、ロックマンの死体を見下しているのは、最強の力士と言われても過言ではなかった
あの曙であった。

「これは……携帯?それに、この他の持ち物を見るにこいつは主催側が送り込んだジョーカーか……」

曙はロックマンの持っていた携帯や、その他の不明支給品を見てロックマンが主催側のジョーカーと見抜いた。
だが、曙にとってはそんな事どうでも良かった。
何故ならば曙は殺し合いに乗っているからである。

「カオスロワ……。いい時代になったものだ。ルール無き、死合いを何時何処でも行えるのだからな」

曙は飢えていた。以前、相撲を引退しK−1に参戦したみたものの、自分の求める死闘はそこには無かった。
同じくプロレスでもだ。気付けば適当に試合をし、適当に負ける。そんな日が続いていた。
だが、ここカオスロワは違う。自分の求める強者が、ここには居る。自分は本気を出すことが出来る。それが曙には嬉しかった。
だからこそ、殺し合いに乗り自分を高め、その来るべき強者との死闘に備える。それが曙が決めた自分のスタンスだった。

「テラカオス・ドゥバイか……。興味があるが、まだ挑む頃合ではないな……」

そう呟くと、曙はロックマンの乗っていた船を奪い、新たな強者を求めに向かうのだった。

289更なる強者を求め……:2012/02/06(月) 23:21:19 ID:D11IjpVI
【二日目・0時30分/海上】

【曙@現実?】
【状態】健康
【装備】船
【道具】支給品一式
【思考】基本:強者と闘う
1:殺し合いに乗り自分を高める
2:いずれはテラカオス・ドゥバイにも挑む

290決戦序曲:2012/02/07(火) 22:07:33 ID:y9LmDLBE
レジスタンスの永井頼人は香港の中華料理店を装い、密かに情報を集めていた。

「ねえ、炒飯お代わり!」
「ここのテイストは実に中華の味を大切にしているね」

客はデントとアイリスとドルビックモンとカイジである。

(デスジェネラルとポケモントレーナーの組み合わせとはな)

そう思いつつ、永井は店長らしく彼らに料理を振舞った。

「ほう、人間の店にしてはよくやるな」
「本当に助かった、あんたたちは天使だ!!」
「よしてくれ、僕らは困った人は放っておけないだけだよ」
「さあ、カイジも食べなよ!」

4人は楽しく食事を続けていた。
この光景がいつまで続けばいいなと思う永井だった。
その時だった。

「定期連絡か、……あんたか?」
『永井、大変だ!アステロイドベルトのレジスタンス基地から緊急連絡だ!』
「ついにテラカオス・ドヴァイが太陽系に!?早すぎだろ!」
『おそらく、何らかの理由で侵攻を早めたんだろう』
「俺も付近の仲間とすぐ合流する」
『ああ、おそらく後2、3時間で地球圏に来るだろう、とりあえずリーダーの判断を待て』

永井は通信を切った。

「悪いが今日は閉店だ、すぐに帰ってくれ」
「えっ!まだ食べ尽くしてないのに……」
「店長が言うのなら仕方あるまい、行くぞ皆のものよ」
「まあ、仕方ないね……」

こうして4人はさっさと店から出て行った。

「ついにこの時が着やがったか、テラカオス・ドヴァイ!」

永井はそう呟くと仲間に合流するために店から飛び出した。

【二日目・00時30分/中国、香港】

【アイリス@ポケットモンスター ベストウイッシュ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ドラゴンマスターを目指しつつゲームから脱出
1:デントとドルビックモンとカイジと協力
2:キバゴ達どこ?
※ベストウイッシュ版です


【デント@ポケットモンスター ベストウイッシュ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ポケモンソムリエを目指しつつゲームから脱出
1:アイリスとドルビックモンとカイジと協力
2:サトシやポケモンやコーンとポッドを見つけたら合流する
※ベストウイッシュ版です


【ドルビックモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:バグラモン様と合流し主催を消す
1:しばらくはアイリスとデントとカイジと手を組む
2:クロスハート(シャウトモン、工藤タイキ達)には警戒
3:アイリスのドラゴンマスターに興味がある


【伊藤カイジ@逆境無頼カイジ破戒録】
【状態】健康
【装備】ウォーターボトル@めだかボックス
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いと帝愛を潰す
1:デントたちと手を組む
2:あの爺さん死んだのか……


【永井頼人@SIREN2】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:レジスタンスとして主催を倒す
1:テラカオス・ドヴァイと決着を着けるために仲間の元へ急ぐ
※レジスタンスです

291決戦序曲:2012/02/07(火) 22:08:38 ID:y9LmDLBE
----
だが、その頃レジスタンスのアステロイドベルト基地では異変が起こっていた。

「メーデ……メーデ……こちら、アステロイドベルト基地、化け物に……ギャアア!!」

T−アビスに侵食された赤座あかりだった物は基地を壊滅させるとテラカオス・ドヴァイのいる方角へ向かった。
それに追随するように四足歩行の怪物も後を追った。
二体の化け物に共通する思考は1つ……テラカオス・ドヴァイの抹殺である。

【太田 ともえ@SIREN2 死亡確認】
【ハリー・メイソン@サイレントヒル 死亡確認】
※タイラントに叩き潰されました。

【ケビン・ライマン@バイオハザード・アウトブレイク 死亡確認】
※Gに噛み砕かれて殺されました。。

【二日目・1時00分・火星圏・アステロイドベルト】

【タイラント(赤座あかり)@ゆるゆり&バイオハザード】
【状態】健康、T−アビス感染
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
0:テラカオス・ドヴァイを殺し、自身が最高の生命体になる
※T-アビスに感染させられました
※赤座あかりとしての意志はほぼ失われました

【G第4形態(神威がくぽ)@VOCALOID&バイオハザード2】
【状態】四足歩行、Gウイルス感染
【装備】無数のキバ、鋭い爪
【道具】支給品一式×3、予備兼投擲用の自作の木刀×1345725本、食料品、他不明
【思考】基本:最強の生命体になる
1:テラカオス・ドヴァイを殺す
2:アビス完全体についていく
※がくぽとしての意志はほぼ失われました

292修正:2012/02/07(火) 22:09:54 ID:y9LmDLBE
【G第4形態(神威がくぽ)@VOCALOID&バイオハザード2】
【状態】四足歩行、Gウイルス感染
【装備】無数のキバ、鋭い爪
【道具】支給品一式×3、予備兼投擲用の自作の木刀×1345725本、食料品、他不明
【思考】基本:最強の生命体になる
1:テラカオス・ドヴァイを殺す
2:タイラントについていく
※がくぽとしての意志はほぼ失われました

修正します

293闇化した人たち:2012/02/07(火) 22:33:36 ID:KbIDUjNE
「爆☆殺!」
「なっ?」

ヒトデの様な特徴的な少年がそう叫んだ瞬間、静信の体が内部から膨張し弾けとんだ。

(ぼ、僕は……こんな所で……沙子……)

【室井静信@屍鬼】爆☆殺確認

だが静信が目の前で爆☆殺されても、アイチは笑みを浮かべているばかりだった。

「凄い能力ですねー」
「マイッタナァ。こんな反応されるなんて初めてだよ」

同じく笑みを浮かべた、遊戯こと闇AIBOはアイチに向かい必殺の言葉を放つ。

「爆☆殺!」

だが、アイチは顔色一つ変えずカードを持った手を前に突き出す。

「閃光の盾イゾルデで完全ガード!」

瞬間、実体化したイゾルデが弾けとんだ。

「そんな程度ですか?拍子抜けですね。遊戯さん」
「まさか?この程度で調子に乗るなんて笑わせるよ!」

そう言うと二人は同時に互いのカードを実体化させる。

「来いギャラティン!」
「消えろ!ギャラティン!!奈落の落とし穴!!」

一瞬にして消えたギャラティンさんだったが、そんな事は気にせずアイチは更なるユニットを実体化させ
遊戯に攻撃を仕掛ける。
対する遊戯もアイチの猛攻を防ぎつつ攻撃を仕掛ける。

そして一時間程経っただろうか……。二人の戦いでフランスは消し飛んだ。

「やっちゃったぁ……」
「なぁにこれぇ」

流石にやり過ぎたと思った二人だったが、まあどうでも良かったのであまり気にしていなかった。

「ねぇアイチ君、僕と組まない?」
「組む?」
「そうさこんな坊主と組むより、僕と組んだ方がいい事くらい分かるだろ?」
「そうですね……。良いですよ貴方と組んだ方が強くなれそうですし」
「じゃあ決まりだね……」

こうして闇化コンビが結成された。

294闇化した人たち:2012/02/07(火) 22:34:43 ID:KbIDUjNE

【二日目・01時00分/フランス跡地】


【先導アイチ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】健康、闇化
【装備】デッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:櫂君が自分と戦ってくれるように強くなる
1:参加者を殺して強くなる
2:遊戯と組む

【武藤遊戯@遊戯王デュエルモンスターズ】
【状態】闇AIBO、俺ルールによりチート化
【装備】決闘盤、俺ルールデッキ、千年パズル
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を殺して主催を乗っ取る
1:邪魔するものは爆☆殺!
2:アイチと組む




【巻き込まれた人たち×1万人@色々な作品】死亡確認

295修正:2012/02/07(火) 22:49:26 ID:KbIDUjNE
>>293
ヒトデの様な特徴的な少年がそう叫んだ瞬間、静信の体が内部から膨張し弾けとんだ。×
ヒトデの様な髪型が特徴的な少年がそう叫んだ瞬間、静信の体が内部から膨張し弾けとんだ。○

296どうあがいても絶望されど鬼は人を捨てる:2012/02/08(水) 11:08:41 ID:tn0CYzbU
「ふふ、目覚めましたか」
「あれ、ここ8?って二回目だこの台詞……」

8/の前に立っていたのはアンゼロットだった。

「一時はどうなるかと思いましたがご無事で何よりです」
「ど、どういう意味だ?」
「いえいえ、初音ミクを回収するついでにあなたもついでに回収させてもらったんですよ」
「って誰だんだ?」
「そんなことより自分の立場、お分かりですか?」

8/は手足に抗争機具が装着されていることに気づく。

「ちょっと、おい!!」
「マユリ様が死者復活の実験材料が足りないって言ってましたからあなたを提供することに決めました」
「実験!?」

明らかにさっきより尋常じゃなくなっている事に気づく8/。
人体実験って調教よりやばいんじゃないかと。

「でも心配は無用、次に目覚める時はあなたはB.O.W.以上の存在として目覚めるでしょう」
「は、放せ!!」

8/の叫びは虚しく彼はマユリ様のいる研究室へ連行されていった。

「うぎゃあああああああああああ!!!!!!」

その頃、ミクはベットの中にいた。
その顔は鬼ではなくなっていた。

「気分はどうだい?」

隣の部屋から文人がやってきた。

「文人さんのくれたお薬を飲んだおかげで気持ちがいい……」
「それは良かった、それで僕の頼みを聞いてくれるかい?」
「……喜んで」

先までの鬼とは思えない美顔に戻り文人に従順になったミク。
ミクに飲ませたのは特殊な媚薬だからだ。

「今のところ判明しているレジスタンスメンバーの名簿だよ、それとそれに協力する参加者も付け加えている」

名簿の中には何故か10/やマーベラス、ルカらの名前も入っていた。

「こいつらは……それで文人さんは彼らを消したいのですか?」
「君の好きなやり方で調教したまえ、あれらは僕と君の未来においては邪魔だ」
「はい、喜んで!」
「じゃあ前祝いに……」

文人はミクの唇にそっと口付けをした。

「まったく男の色気と媚薬で鬼も一ころとは……」
「ラウラの言っていたマーダー登用プランの一環さ、それに彼女の鬼も治ったしいいじゃないか?」
「その代わり『人間』じゃなくなりましたよ、何飲ませたんですか?」
「さあ?それよりももうじきテラカオス・ドヴァイが地球に来る、レジスタンスも黙ってはいないだろう」
「分かっていますよ」

文人の期待を胸に新たなに主催側のジョーカーとして動くことになったミク。
女神のような顔に戻ったもののミクは明らかに何かが変わっていた。

297どうあがいても絶望されど鬼は人を捨てる:2012/02/08(水) 11:10:13 ID:tn0CYzbU
【二日目・2時30分/???・主催本部】

【8/@TCBR】
【状態】全身麻酔、拘束中、改造中、ミクに恐怖、正義に目覚めた
【装備】ルシフェルに盗られた
【道具】ルシフェルに盗られた
【思考】基本:打倒アンゼロット!!!!
1:うぎゃあああああああああ!!
※ファントムのことを10/だと思っています。
※マユリ様に改造中です

【初音ミク@VOCALOID】
【状態】人間?、ドS、文人さんこそが正義だ!
【装備】ヒートロッド、アームドセイバー@仮面ライダー響鬼
【道具】支給品一式
【思考】基本:6/を殺した奴をこの世の全ての苦しみを味あわせて殺す!
1:愛しの文人さんのために主催のジョーカーとして名簿の奴らを殺す
2:他の参加者もいたぶる。
※媚薬らしいを飲まされて鬼じゃなくなりました
※ただし『人間』じゃなくなった可能性があります
※主催側のジョーカーになりました

【七原文人@BLOOD-C】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:あの人に『黒幕』として自覚を持ってもらう
3:『執行者』に雑務代行を任せる
4:ゴミ処理係達にイギリスのレジスタンスアジトを潰させる
5:残りの内通者を見つけつつあの人の帰還を待つ

【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:新しい駒でも捜しますか
3:イシドを泳がせる
4:あの人の帰還を待ちつつ尾崎の代わりも探す
※主催側です。

298修正:2012/02/08(水) 11:21:45 ID:tn0CYzbU
※媚薬らしいを飲まされて鬼じゃなくなりました

※媚薬らしい薬を飲まされて鬼じゃなくなりました

に修正

299再度修正:2012/02/08(水) 12:50:31 ID:tn0CYzbU
×8/は手足に抗争機具が装着されていることに気づく。
○8/は手足に拘束機具が装着されていることに気づく。

ミクの状態表も

【初音ミク@VOCALOID】
【状態】人間?、ドS、文人さんこそが正義だ!
【装備】ヒートロッド、アームドセイバー@仮面ライダー響鬼
【道具】支給品一式、レジスタンス関係者の名簿
【思考】基本:6/を殺した奴をこの世の全ての苦しみを味あわせて殺す!
1:愛しの文人さんのために主催のジョーカーとして名簿の奴らを殺す
2:他の参加者もいたぶる。
※媚薬らしいを飲まされて鬼じゃなくなりました
※ただし『人間』じゃなくなった可能性があります
※主催側のジョーカーになりました

に修正します

300復活したよ!やったね6/ちゃん!!:2012/02/08(水) 13:58:59 ID:Wbb88v2w
「なんか、ミクも8/もとんでもない事になってんなぁ」
パチッ
「それを言うなら私達もでしょ?6/君」
パチッ
「あー確かに、そうかもなバネっち」
パチッ
「あっ王手で」
「おいマジかよ。もう一度やろうぜ」

8/やミクがとんでもない事になっている、その頃。
戦闘力の高さに目をつけられ再生させられた、6/と赤屍は駄弁りながら将棋を打っていた。

「それにしても、死者スレ大丈夫かね」
パチッ
「まあ、大丈夫なのでは?それよりも、我々の心配をするべきだと思いますがね」
パチッ
「だよなぁ。対主催で主人公になるはずが、まさかの主催の手駒だぜ?これもう、目立つ目立たない以前の問題だろ」
パチッ
「一応自我はありますが、洗脳されてるという事らしいので主催には逆らえませんしね。
 6/君、ここで主催を倒せば、貴方は本当の主人公になれますよ」
パチッ
「無理だろ。ここじゃ主人公補正とか、そういうのは無いんだよ。
 そういうバネッちこそ、原作の最終決戦で補正ありまくりの主人公をメス一本で倒してたし
 洗脳解くどころか、テラカオス・ドゥバイも、軽く倒せんじゃねえの?」
パチッ
「無理ですね。ここでは力も制限されてますし、死を一度でも経験したお陰か以前より弱体化してますし」
パチッ
「あーもういっその事マーダーで目立っちまうかな、俺」
パチッ
「そうですね。この現状で、対主催の主人公になるのはキツいですかからね……」」

「お茶をお持ちしました」

瞬間、6/と赤屍が居る部屋のドアが開かれた。
そこに居たのは彼らを再生させた張本人、涅マユリの娘、涅ネムが御茶を持って立っていた。

「おっ、あんがとネムちゃん」
「ありがとうございます」
「いえどうぞ」

ネムからお茶を受け取る二人。

「そういやマユリ様は?」
「今は8/という人を改造しています」
「えげつねぇな」
「ゴレイヌネタですね」
「流石バネッち」
「死者スレでは漫画ばかり読んでましたからね」
「それよりもマユリ様から『少しは洗脳されてる自覚を持て』と伝言です」
「分かってる、分かってる。いざって時はちゃんと働くよ。それよりネムちゃん、これから大富豪やんない?」
「いえ、私は仕事があるので……」
「仕事?」
「ええ、アンゼロット様からの命で……」
「そっか、じゃあネムちゃんも頑張って」

そう言うとネムは部屋から出て行った。

301復活したよ!やったね6/ちゃん!!:2012/02/08(水) 13:59:59 ID:Wbb88v2w

【二日目・2時00分/???・主催者本部】

【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】
【状態】洗脳
【装備】なし
【道具】将棋セット
【思考】基本:主催に従わざるを得ない
1:本当は対主催の主人公になりたいんだけどな……。どうしたもんかね。
2:取り合えず指示が出るまでバネッちと将棋でも打つか。
3:10/あたりが助けに来てくんないかな。
4:いっそのことマーダーになって目立つか?
※マユリ様によって再生させられました
※一応自我はありますが主催には逆らえないようです

【赤屍蔵人@GetBackers-奪還屋- 】
【状態】洗脳
【装備】メス
【道具】トランプ
【思考】基本:主催に従わざるを得ない
1:どうしたものですかね……
2:指示があるまで6/君と将棋でも打ちましょう
3:もし無事に、ここから抜け出せたらベルセルク全巻を大人買いする
※マユリ様によって再生させられました
※一応自我はありますが主催には逆らえないようです

【涅ネム@BLEACH】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:アンゼロット様から与えられた仕事を果たす
※主催側です。

302復活したよ!やったね6/ちゃん!!:2012/02/08(水) 14:05:40 ID:Wbb88v2w
時間を修正させてください
【二日目・2時50分/???・主催者本部】

303世界名作劇場軍団:2012/02/08(水) 20:18:48 ID:tn0CYzbU
熊岡県某所では若い少年少女が集まっていた。
『執行者』の部隊の1つ『世界名作劇場軍団』である。

「メンバーは集合したいみたいね、じゃあミッションの説明に映るわ」

副隊長の小公女セーラが言う。
ちなみに隊長はアフリカにいた。

「まず、熊岡各地の浮遊装置に爆弾を仕掛ける、それはトムとアンに任せるわ」
「了解、リーダー」
「任せて!」
「隊長の指令が来たら爆破よ」

爆破班のトム・ソーヤーとアンは頷く。

「続いて有能なマーダーの捕獲とスカウトはスターリングとネロに一任するわ」
「OK!」
「任せてください!」

スターリングとネロも同じく頷く。
彼らのホルダーにはモンスターボールがあった。

「ここからが大切な任務よ、レジスタンスメンバーの弱音ハクを生け捕りにする班についてよ」

一同は固まる。

「同行者はかなりの強さよ、そこでこちらは私も含め精鋭で向かうわ」

やがて精鋭数名がセーラに同行することとなった。

「残りは各地点で待機し主力をサポート、では、作戦開始よ!」
「了解!」

『世界名作劇場軍団』はそれぞれの持ち場へ移っていった。
熊岡はインド洋を横断中だった。

【二日目・2時00分/インド洋上空・熊岡県・某所】

【セーラ・クルー@小公女セーラ】
【状態】健康
【装備】ハンドガン×2、各暗殺用道具
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:『執行者』の役目を遂行する
1:ハクの捕獲、もしくは殺害
※主催側です
※『執行者』のメンバーです

【アン・シャーリー @赤毛のアン】
【状態】健康
【装備】爆弾多数、ダイナマイト多数
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:『執行者』の役目を遂行する
1:熊岡県に爆弾を仕掛ける
※主催側です
※『執行者』のメンバーです

【トム・ソーヤー@トム・ソーヤーの冒険】
【状態】健康
【装備】爆弾多数、ダイナマイト多数
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:『執行者』の役目を遂行する
1:熊岡県に爆弾を仕掛ける
※主催側です
※『執行者』のメンバーです

304世界名作劇場軍団:2012/02/08(水) 20:19:24 ID:tn0CYzbU
【ネロ・ダース@フランダースの犬】
【状態】健康
【装備】モンスターボール多数
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:『執行者』の役目を遂行する
1:主催の手駒になるマーダーの捕獲
※主催側です
※『執行者』のメンバーです

【スターリング・ノース@あらいぐまラスカル】
【状態】健康
【装備】モンスターボール多数
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:『執行者』の役目を遂行する
1:主催の手駒になるマーダーの捕獲
※主催側です
※『執行者』のメンバーです

305モブキャラたちにも愛の手を:2012/02/09(木) 11:19:16 ID:u75P9M9I
「少し増やしすぎちゃった、てへっ」
「てへっ……じゃねぇよ!!!!」
「だが、私は謝らない」

 その頃、主催本部は復活したモブキャラ達で溢れかえっていた。
 

【二日目・3時00分/???・主催本部】

【左慈@恋姫†無双】
【思考】
0:しかし、よくこんな人数入ったな…
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
※主催側です。


【涅マユリ@BLEACH】
【状態】満足
【思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:死んだ参加者を洗脳改造して蘇生させる
※主催側です。
※尾崎敏夫の後任です。
※レンとヤった影響で異常が起きてるかも知れません


【再生地球に向かう途中にあった星の生物たち(2兆人)@宇宙】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:ドヴァイを倒す
※マユリ様によって再生させられました

【再生別世界の人類(63億人)@モブ】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:素晴らしきヒィッツカラルドがいないのでドヴァイを倒す
※マユリ様によって再生させられました

【再生巻き込まれた人たち×1万人@色々な作品】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:先導アイチと武藤遊戯がいないのでドヴァイを倒す
※マユリ様によって再生させられました

【再生巻き込まれた人たち×50人@色んな作品】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:ギルガメッシュを倒す
※マユリ様によって再生させられました

306アンクの旅(アイスランド編):2012/02/09(木) 17:10:44 ID:7x7WMUyg
「まさかアイスランドにも二郎があるだなんて……」
「あっおかわり」
「どんだけ食うのよ……」

俺だアンクだ。今、俺とベール=ゼファー、黒はラーメン二郎アイスランド店に来ていた。
本当なら黒の用意した夕食を食うはずだったのだが、黒がベルの足の治療をしてる間に
ルシフェルの奴がそれらを全部食うという迷惑行為をやらかした。しかも、隣に居た俺の分まで食いやがった。
更に置手紙を残して逃げるという用意周到な男だ。

「ルシフェル……。次、会ったら容赦しないわ……」
「そこまで怒る事はないだろ?二郎もあったし」
「私は黒の料理が食べたかったの!」
「ん?」
「あ、いや何でもないわ///」

どうやら、このぽんこつは順調にたらされてるようだ。黒は無自覚だがな。
8/の奴が居たら発狂して死んでるんじゃないだろうか?

「何てたらしオーラなの……。でも嫌いじゃないわ!」

あいつは飛行機に居た……。相変わらず体をくねらせている。

「でも、あのぽんこつが邪魔ね。何か気に入らないのよね〜 」
「ディヴァインコロナ!!!」
「ああん///!レディになんてことするのよ!!!!」

ベルに魔法で吹っ飛ばされた。まあ当然だろう。

「ベル、ほっぺにスープがついてるぞ?」
「え?ちょっ///」
「暴れるな。スープを拭くだけだ」
「さっきからうるさいな、これ以上騒ぐとオレァクサマラヲムッコロス!!」

こいつも飛行機に居たな。
見た所、隣のたらし男とぽんこつにやり取りに切れているらしい。
良く見たら卑猥な薄い本を読んでいる。
無事、コミケで同人誌を買えたようだな。だがそんな事は俺にはどうでもいい事だ。

「おい、アイスはあるか?」

あるか分からないが聞いてみる価値はあるだろう。

「あ・・・ごめんなさい。それ来月からなんですよ」

がーんだな。出鼻を挫かれた気分だ。
ていうか、来月になればあるのか。だが俺は今食いたい。

「あっおかわり」
「すみません。もう勘弁して下さい」

そして黒は食いすぎだろ。店長も苦笑いしてるぞ。

「おのれ!見つけたぞ!黒!!!」
「これでライスをやっていないなんて・・・残酷すぎる」

なんだこの赤いのは五月蝿いな。
あとそこのおっさんは普通に替え玉頼め。

「さっきからうるさいな、これ以上騒ぐとオレァクサマラヲムッコロス!!」

とうとう変顔ジョーカーが他のお客に切れて大乱闘が始まった。
それを見た黒とベルが会計をすませ二郎から撤退している。
俺もここから離れるか。それにしても何時、俺はアイスを食べれるんだろうか……。

307アンクの旅(アイスランド編):2012/02/09(木) 17:11:16 ID:7x7WMUyg
【二日目・2時50分/ラーメン二郎アイスランド店】


【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】ぽんこつ、アンゼロットに怒り、黒にたらされてる
【装備】船
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者とアンゼロットを殺す
1:手駒を集める
2:黒と行動する
3:インデックス達を殺した三沢はいずれ殺す
4:土蜘蛛を警戒
5:アイスランドを探索する

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、たらし発動(本人無自覚)
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート、釣り道具
【道具】支給品一式、仮面、病院で回収した医療道具、車
【思考】基本:ゲーム脱出
1:銀を探す
2:ベルと行動する
3:三沢……
4:土蜘蛛を警戒
5:アイスランドを探索する
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『覚醒ヒロイズム』が流れます

【アンク@仮面ライダーオーズ】
【状態】完全復活前
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:アイスを食べる
1:完全復活を目指す
2:映司は見捨てる
3:他のグリードから自分のコアメダルを上手く奪う
4:この殺し合い……まさか、鴻上の仕業かと思ったがアンゼロットて奴の仕業だったのか……
5:アイスランドを探索しアイスを見つける

【相川始@仮面ライダー剣】
【状態】健康、パンツ一張
【装備】金閣の金のパンツ、ラウズカード(ハートのA〜K)
【道具】基本支給品一式、不明支給品、ロリの同人誌×1000000
【思考】
基本:ロリを見つける
 1:目の前の連中をムッコロス!!
 2:そういえばさっきのぽんこつもロリか

308アンクの旅(アイスランド編):2012/02/09(木) 17:11:48 ID:7x7WMUyg
【赤セイバー@Fate/EXTRA】
【状態】黒に怒り
【装備】赤セイバーの剣、船
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いには乗らない
0:一度ならず二度までも……よくも二郎を!!!
1:黒を倒す
2:美少年や美少女が居れば愛でる
3:変顔ジョーカーからロリの同人誌を奪う
4:レジスタンスの事は後回しだ!
5:そういえばさっきのぽんこつは美少女であったな
※一応レジスタンス側です

【井之頭五郎@孤独のグルメ】
【状態】空腹
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:飯を食う
0:ライスが無いなんて……
1:焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ

【店長@孤独のグルメ】
【状態】店長
【装備】不明
【道具】色々
【思考】
1:それ来月からなんですよ



パンパン……


       パンパン……


    パンパン……


「ふぅ」
「スターダスト!!!!」
「マスター!!!!」
「○○○ー好きも性欲盛んなのも嫌いじゃないわ!」

京水の吹っ飛ばされた先はレジスタンス基地だった。

309アンクの旅(アイスランド編):2012/02/09(木) 17:12:19 ID:7x7WMUyg
【二日目・2時50分/アイスランドのレジスタンス基地】

【不動遊星@遊戯王5D's】
【状態】健康、下半身丸出し
【装備】遊星のデッキ、Dホイール、スターダストドラゴン(人型)
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催を倒す
1:スターダストとヤる
2:スターダストォォォ!!!
※レジスタンスです
※8期との関係は不明ですが思考回路は一緒です

【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】ジャミング装置
【思考】
1:○○○ーをする
2:あのくねくねした人は誰だろう?
※主催側から追われました
※8期世界の住人のようです

【泉京水@仮面ライダーW】
【状態】興奮、ルナ・ドーパント
【装備】触腕
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:強いイケメンを追跡する
1:あのひと達……嫌いじゃないわ!
2:頃合いを見て目の前の男達を抱き締める

310幽々子様の旅(アイスランド編):2012/02/09(木) 17:47:44 ID:pdGMkN.E
幽々子が到着したした時はかなりの参加者がアイスランドに姿を見せていた。
どこにジョーカーがいるか幽々子ですらわからない。
戦闘能力の高い幽々子も乱戦を避けるために、まずはレジスタンス基地へと向かった。

「それであなたもいい加減に生身の彼女を作りなさい」
「申し訳ありません、幽々子様!!」

相変わらずスターダストをダッ○○○フ代わりにする遊星に呆れる幽々子。
散々注意したはずだが治っていなかったのは意外だったと思うのだった。

「この調子じゃ可愛い双子もラリーもあなたの彼女の十六夜さんだったけ、みんな泣くわ」
「……本当に黙っててください」
「はいはい、さて小鳥からは聞いているわ、例の参加者の不正復活、真の黒幕の仕業らしいわね」

いつものマイペースな様子から一変、急にシリアス調に変化する幽々子。

「ああ、まさか死ぬ死ぬ詐欺に偽装して行うとは」
「さすがにあなたもアレには想定外だったんでしょう、本来ならリュウセイ君に
頃合いを見て主催の情報を託すプランだったし」
「それで他のメンバーは?」
「今のところ紫がリーダーの代わりに取り仕切って、ドギーらがムー大陸を調査中よ」

シリアスな中、出された食事を平らげる幽々子。

「しかし幽々子様、それは本当なんですか?」
「本当よ、主催も『世界名作劇場軍団』を動かしたり、おそらく熊岡で何かする気よ」

紫の話によると熊岡県の完全掌握が『世界名作劇場軍団』の狙いらしい。

「それで熊岡は?」
「今は捨て置けですって、こちらはテラカオス・ドヴァイとの決戦準備で戦力は割けないのよ」

幽々子の話によるとおそらくテラカオス・ドヴァイが地球付近に来るのは5〜6時に掛けてらしい。
それまでに迎撃の準備を進めているのだ。
これはレジスタンス、主催両方の共通思考でもあった。

「それでもわざわざ来た理由は私を迎えに来ただけではないはず?」
「察しがいいわね、私はこれからアイスランドにいる魔王ベール=ゼファーをレジスタンスに
迎え入れるつもりよ」

それを聞いて驚く2人。

「彼女はテラカオスのための戦力としてじゃないの、今後の戦略を見据えた上でスカウトしたいの」
「それは紫リーダー代理の意思か?」
「いえ、私の提案だけど、主催も戦力増強しているし、こちらも仲間は欲しいしね、行くわよイシド」

そう言うとイシドを連れて早速ベールを探しに出かける幽々子。

「それと遊星、4時を過ぎたらアジトを放棄しなさい、おそらくジョーカーが狙ってきているわ」
「はい!」
「後、ちゃんと生身の彼女も作りなさいね」
「……」

311幽々子様の旅(アイスランド編):2012/02/09(木) 17:48:27 ID:pdGMkN.E
アジトから出るとアイスランド各地で争いが起こっていることに気づいた。
おそらくジョーカー参加者が煽動を行っているのだろう。

「もう嗅ぎつけたようね、急ぐわよ……ベール=ゼファーと接触するわ」
「後、赤セイバーも見かけたと言う情報も……」

それはさすがに想定してなかったと思う幽々子。
5人衆もどこまで迷惑をかけるのかと呆れるのだった。

「めんどくさいわね、まあいいわ……ついでに彼女も回収しなくちゃ、後……」
「後?」
「人前に○○○ーして迷惑かけたら分かるわよね?」
「……」

マイペースな幽々子だがそういう部分は抜け目なかった。

【二日目・3時50分/アイスランドのレジスタンス基地】

【西行寺幽々子@東方Project】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】
基本:レジスタンス幹部として主催打倒に動く
0:ベール=ゼファーと黒一行に会う
1:その上でベール=ゼファーを仲間に引き入れる
3:赤セイバーを回収する
※ジロリアン十二神将の1人です
※レジスタンスの幹部です。

【不動遊星@遊戯王5D's】
【状態】健康
【装備】遊星のデッキ、Dホイール、スターダストドラゴン(人型)
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催を倒す
1:4時ごろにアジトを放棄する
2:京水はどうするか?
※レジスタンスです
※8期との関係は不明ですが思考回路は一緒です

【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】ジャミング装置
【思考】
基本:レジスタンスとして動く
1:○○○ーは幽々子に言われて自重
2:幽々子と行動する
※主催側から追われました
※8期世界の住人のようです

312キワモノ同士:2012/02/09(木) 20:05:05 ID:6aiugoHo
「あら、あなた達! レジスタンスだったのね!」
「……あなた、居たのね」

幽々子が若干呆れた声を出すが、それをこのくねくねした男は気にしない。
そう、泉京水である。
何故かここに飛ばされてきてから数刻、その姿を消していたようだが、しっかりとこの場にいたらしい。

「○○○ーに夢中で気がつかなかったが……お前は何者だ?」
「通りすがりのレディよ!」
「レディってあなた……男でしょ?」
「……あなた、なかなかいい身体してるわね。
 でもね! あたしのほうがおっぱい大きいわ……
 あたしのほうが! おっぱい大きいわ!!!!」

声を大にして幽々子に張り合うこの男に、イシドは頭を抱え込んだ。
これもきっと、基地の外でみかけた女性陣と同じ、関わってはいけないであろう種族だと判断したのだ。
だが……

「でかけりゃいいってもんじゃない。レベル1のモンスターでも、レベル12のモンスターに勝てるんだ。
 強さや大きさに囚われてはいけない! 希望を持つんだ!
 そもそも俺だって、でかいのより小さい方が好みだ。スターダストやヴェーラーのような……」
「マスターッ!」

蟹男がなにやら力説し始めた。しかも注意されたばかりなのにもう召喚している。

「あらやだ……いい男! わかってるじゃない! そうよ、女は中身も伴ってこそよね!」
「わかってくれたか!」

がっしりと握手する蟹とくねくねの前に、イシドは再び頭を抱え込む。
もう、さっさとここを破棄してこの男ともおさらばしたい……

「そうか、あんた京水っていうのか。ここに飛んできたのも何かの縁だ。
 もしあんたが構わないなら、俺たちに力を貸してくれないか?」
「レジスタンスってあれよね、主催者に立ち向かっているのよね?
 強敵に立ち向かう勇敢な男たち……嫌いじゃないわ! いいわ、いい男の頼みだし、あたしも協力しちゃう!」
「あら〜、思わぬところで戦力が増えてよかったわ〜」

(なんだとぉ!?)

変人をあっさり受け入れる変態と、それをあっさり許可してしまうゆるい幹部を前に……
イシドは、心の中で泣いた。

313キワモノ同士:2012/02/09(木) 20:05:36 ID:6aiugoHo
【二日目・3時55分/アイスランドのレジスタンス基地】

【西行寺幽々子@東方Project】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】
基本:レジスタンス幹部として主催打倒に動く
0:ベール=ゼファーと黒一行に会う
1:その上でベール=ゼファーを仲間に引き入れる
3:赤セイバーを回収する
※ジロリアン十二神将の1人です
※レジスタンスの幹部です。

【不動遊星@遊戯王5D's】
【状態】健康
【装備】遊星のデッキ、Dホイール、スターダストドラゴン(人型)
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催を倒す
1:もうすぐアジトを放棄する
2:仲間が増えたぞ!
※レジスタンスです
※8期との関係は不明ですが思考回路は一緒です

【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】
【状態】健康、消沈
【装備】不明
【道具】ジャミング装置
【思考】
基本:レジスタンスとして動く
1:○○○ーは幽々子に言われて自重
2:幽々子と行動する
3:何故だ……
※主催側から追われました
※8期世界の住人のようです

【泉京水@仮面ライダーW】
【状態】興奮、ルナ・ドーパント
【装備】触腕
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:いい男のためにレジスタンスに協力する
1:このひと達……嫌いじゃないわ!
2:でもやっぱり頃合いを見て目の前の男達を抱き締める
※レジスタンス入りしました

314これは勘違いしても仕方ない:2012/02/10(金) 01:14:09 ID:qp4R5h7E
「おお、素晴らしいアイスランドにも二郎があるとは」

静信が死んだ事によって、暗示が解けたセイバーは何とか羽衣狐と和解しアイスランドに来ていた。

「よしあそこで二郎を……」
「あらセイバーじゃない!回収しに行く手間が省けたわ」
「はい?」

しかし今度は赤セイバーと勘違いされた。


【二日目・4時00分/アイスランドのレジスタンス基地前】

【セイバー@Fate/stay night】
【状態】魔力消費(小)、空腹
【装備】約束された勝利の剣、ヤマハ・VMAX@Fate/Zero、チェーンソー@魔界塔士Sa・Ga
【道具】支給品一式
【思考】基本:更なる食を探す
0:彼らは?
1:目の前の二郎を食う
2:自分に暗示をかけた静信は殺す
3:トリコと力也は?

【西行寺幽々子@東方Project】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】
基本:レジスタンス幹部として主催打倒に動く
0:ベール=ゼファーと黒一行に会う
1:その上でベール=ゼファーを仲間に引き入れる
3:赤セイバーを回収する
※ジロリアン十二神将の1人です
※レジスタンスの幹部です。
※青セイバーを赤セイバーと勘違いしています

【不動遊星@遊戯王5D's】
【状態】健康
【装備】遊星のデッキ、Dホイール、スターダストドラゴン(人型)
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催を倒す
1:もうすぐアジトを放棄する
2:スターダストォォォ!!!
3:セイバーともやrいや何でも無い
※レジスタンスです
※8期との関係は不明ですが思考回路は一緒です
※青セイバーを赤セイバーと勘違いしています

【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】
【状態】健康、消沈
【装備】不明
【道具】ジャミング装置
【思考】
基本:レジスタンスとして動く
1:○○○ーは幽々子に言われて自重
2:幽々子と行動する
3:○○○ーしたいなぁ……
※主催側から追われました
※8期世界の住人のようです
※青セイバーを赤セイバーと勘違いしています

【泉京水@仮面ライダーW】
【状態】興奮、ルナ・ドーパント
【装備】触腕
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:いい男のためにレジスタンスに協力する
1:このひと達……嫌いじゃないわ!
2:でもやっぱり頃合いを見て目の前の男達を抱き締める
3:あら可愛い女の子じゃない。でもね私の方がおっぱい大きいわ!
※レジスタンス入りしました

315これは勘違いしても仕方ない:2012/02/10(金) 01:14:41 ID:qp4R5h7E

「おお!セイバーではないか!!」
「ん?」

そして赤セイバーも青セイバーと勘違いされたのは言うまでも無い。


【ギルガメッシュ@Fate/stay night】
【状態】セイバーハァハァ……
【装備】黄金の鎧、王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
【道具】支給品一式
【思考】基本:セイバーと結婚する
0:セイバーに求婚する
1:あれ?でも胸でかいような……。まあいいか。
※赤セイバーを青セイバーだと勘違いしてます

【赤セイバー@Fate/EXTRA】
【状態】黒に怒り
【装備】赤セイバーの剣、船
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いには乗らない
0:誰だこいつ?
1:黒を倒す
2:美少年や美少女が居れば愛でる
3:変顔ジョーカーからロリの同人誌を奪う
4:レジスタンスの事は後回しだ!
5:そういえばさっきのぽんこつは美少女であったな
※一応レジスタンス側です

【相川始@仮面ライダー剣】
【状態】健康、パンツ一張
【装備】金閣の金のパンツ、ラウズカード(ハートのA〜K)
【道具】基本支給品一式、不明支給品、ロリの同人誌×1000000
【思考】
基本:ロリを見つける
 1:目の前の連中をムッコロス!!
 2:何だこの金ぴか

【井之頭五郎@孤独のグルメ】
【状態】空腹
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:飯を食う
0:何だか変なのが来ちゃったぞ……。
1:焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ
2:店長にアームロックをかける

【店長@孤独のグルメ】
【状態】店長、ゴローちゃんにアームロックをかけられてる
【装備】不明
【道具】色々
【思考】
1:それ来月からなんですよ
2:あっそれ以上はいけない

316死霊の生贄:2012/02/10(金) 03:17:37 ID:YrO.PXIU
各地のレジスタンスの動向を監視するアンゼロット。
そんな彼女に、部下を引き連れたマユリが声をかける。

「やア、鏡音レンの調子はどうかネ」
「あら先生、おはようございます。
 鏡音レンによってポーランドのレジスタンスは壊滅。構成員の99.9%は死亡。
 流石ですね……って先生、彼らは」
アンゼロットはマユリの部下たちが担架で運んでいる者たちに目を向けた。
そこに横たわっているのは執行者の少女たちだった。少女たちは空ろな瞳で宙を眺めている。

「ああ、彼女たちも鏡音レンにヤられたんだヨ」
レンはレジスタンス退治に出動する前に
行きがけの駄賃とばかりに執行者のメンバー全員をレイプしていったのだ。
ワクチンのおかげでウイルスには感染しなかったが、レイプされたショックで少女たちの心は深き傷つき
精神崩壊を起こしていた。

「やれやれ……我々が払った代償も大きいですね」
「せっかくだから彼女たちは私の実験体として有効活用させてもらうヨ。
 今ちょうど心を持たない強化兵士を作る実験をしていてネ

 ……それと鏡音レン以外のリビングデッドも実戦投入させてもらったよ」
「それはそれは……早速動きがあったようですわ。場所はレジスタンスのアフリカ支部」

【二日目・4時00分/???・主催者本部】

【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:レジスタンスの動きにも気を配る
3:新しい駒でも捜しますか
4:イシドを泳がせる
5:あの人の帰還を待つ
6:鏡音レンを利用するが、二度と本部には入れさせない
※主催側です。

【涅マユリ@BLEACH】
【状態】健康
【思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:死んだ参加者を洗脳改造して蘇生させる
3:執行者たちを改造する
※主催側です。
※尾崎敏夫の後任です

【凰鈴音@インフィニット・ストラトス】
【ラウラ・ボーデヴィッヒ@インフィニット・ストラトス】
【シャルロット・デュノア@インフィニット・ストラトス】
【セシリア・オルコット@インフィニット・ストラトス】
【篠ノ之箒@インフィニット・ストラトス】
【状態】鏡音レンによってレイプ済み、精神崩壊
【装備】各専用IS
【道具】不明
【思考】
1:…………
※主催側です。
※『執行者』のメンバーです


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317死霊の生贄:2012/02/10(金) 03:18:22 ID:YrO.PXIU
日本を脱出したバグラ軍の一行は、大陸を経由してアフリカに渡り
現地のレジスタンス組織と接触していた。

「ほう、まさかこんな規模のレジスタンスが組織されていたとは」
「ははは、このアフリカ基地はアイスランド基地と並ぶ規模ですからな」
アフリカ支部のリーダーでありジロリアン十二神将の一人、波紋使いのダイアーに迎え入れられ
バグラ軍はレジスタンスと共闘して主催者を倒すための策を練っていた。



「貴様!止まれ!」
「何者だ!名を名乗れ!」
唐突に基地の入り口で騒乱が起こった。
その原因は基地内に進入してきた一人の男だった。

「あれは……」
様子を見に来た妖夢は、その男の姿に見覚えがあった。
「6/さん!」

「6/さん!生きていたんですね!」
妖夢はあわてて人ごみを掻き分け、突然現れた6/に近づく。
「よかった!名前が呼ばれたから死んでしまったかと……」
「くゆつる おるぐくるす」
「えっ」
無表情のまま奇怪な言葉を呟く6/に、妖夢の動きが止まる。
「妖夢!危ない!」
ベアトリーチェの叫びが響くのと、妖夢が6/の手に握られた胡桃を見るのはほぼ同時だった。

次の瞬間、胡桃の大爆発がレジスタンス基地を揺らした。


「え……な……」
爆煙の中でよろよろと立ち上がる妖夢。本来なら即死していたはずの彼女を救ったのは
「ハーケンさん!」
6/と妖夢の間に割って入り、身を盾にして彼女を守ったファントムだった。
「…………」
爆発の衝撃を浴びたファントムの体は、そのまま砕け散った。

「そんな……ハーケンさん……
 6/さん!どうして!」
「逃げろ少女!この男は最早人間ではない!」
呆然とする妖夢を庇いながら、ダイアーが稲妻十字空烈刃の構えで6/に飛び掛る。

「くゆつる おるぐくるす おるぐくるす」
だがその攻撃は6/の前に出現した胡桃の障壁で阻まれる。
6/は胡桃で剣を作ると、障壁ごとダイアーの身体を串刺しにした。

「ダイアー隊長!よくmウゲェ!」
「いむくるすつゆるむつうる」
さらに襲いかかって来るレジスタンスのメンバーたちを、6/は胡桃を使って次々と虐殺していく。



6/の襲撃と同時に、基地のいたるところで爆発が起こった。

「クソッ、他にも敵がいたのか!」
「みんな!ここは危ないっチャ!
 早くこの基地から脱出するっチャ!」
そう言った瞬間、チャチャの首が切り飛ばされ、宙を舞った。

318死霊の生贄:2012/02/10(金) 03:19:02 ID:YrO.PXIU
「チャチャ!」
彼女の首を刎ねたのは大量のメスを握り締めた黒い男、赤屍蔵人だった。
しかしその顔にはかつての美しさはなく、一部が腐敗し剥がれ落ちていた。
「ミミミミミミミミミミ……」
奇声を発しながら、赤屍は近くにいるレジスタンスメンバーを無差別に切り刻んでいく。



「ウゴアッー!」
地獄と化したレジスタンス基地に更なる悲鳴が響く。
その声の主はブラストモン。彼は今、他の二人と同じようにゾンビとして生き返った>>やおいに
背後から犯されていた。
「ブラストモン!」
「バグラ様ァァァァァァァ!」
「ぞんなのがんげいねぇぇぇぇ!」
絶頂とともにブラストモンが息絶えたことを確認すると>>やおいは次の犠牲者に移った。




倒壊する基地の中でへたり込んでいた妖夢をベアトリーチェは急いで立たせる。
「ベアトリーチェさん……私のせいでハーケンさんが……」
「自分を責めるのはやめなさい……なんてことを悠長に話しているヒマはなさそうね。
 ここを脱出するわよ」
「……はい」

逃げ出そうとする二人の前に、他のメンバーをあらかた殺し終えた6/が立ち塞がる。
「おむちくずすい」
「6/さん……クッ!」
「どうもただじゃ通してくれそうもないわね……」
戦力の差は歴然、だが突破口を拓くために二人は武器を構える。

だがその時、横合いからの攻撃で6/は吹き飛ばされた。

「ベアトリーチェ、妖夢、ここは退くぞ」
「陛下!」
「バグラモンさん!他の人は……」
「生きているのは我々だけだ」
「そんな……」
しかし崩れゆく基地は悲しむ暇さえ与えてはくれない。
3人が脱出した瞬間、最後の爆発とともにレジスタンスのアフリカ支部は完全に崩壊した。




「とむゆぬぬしゆぐんずぶつくるす」
レジスタンスを崩壊させた6/たち三人は、殺戮の跡を一瞥することもなく
次の標的を求めて去っていった。


【二日目・4時00分/アフリカ・レジスタンス支部跡地】

【魂魄妖夢@東方Project】
【状態】強い決意、悲しみ
【装備】刀「月の桂」@月華の剣士
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いからの脱出および主催者を斬り潰す
1:ハーケンさん……
2:6/、赤屍蔵人、>>やおいを警戒
3:知り合いがいたら、合流したい。
4:がくぽとは決着を付ける。
5:初音ミクと8/を警戒。
6:ひとまずバグラ軍と一緒に行動する

319死霊の生贄:2012/02/10(金) 03:19:35 ID:YrO.PXIU
【ベアトリーチェ@WILD ARMS Advanced 3rd】
【状態】健康 生身
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:6/達から逃げる
2:妖夢の保護

【バグラモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】大剣装備
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者を皆殺しにし全宇宙を征服する
1:今は退く
2:出来るだけバグラ軍を集める
3:…………
※次元を操る力は制限されています
※10/の能力は推測ですがある程度は見抜いています
※ビッグバンと情報交換しました

【再生◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】
【状態】完全洗脳、人格崩壊、頭に爆弾
【装備】大量の胡桃
【道具】将棋セット
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:レジスタンスの壊滅
※他のリビングデッド同様の処置を受けました

【再生赤屍蔵人@GetBackers-奪還屋- 】
【状態】完全洗脳、人格崩壊、腐敗進行、頭に爆弾
【装備】メス
【道具】トランプ、スマブラ
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:レジスタンスの壊滅
※マユリ様によって再生させられました

【再生>>やおい@現実】
【状態】完全洗脳、人格崩壊、頭に爆弾
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:レジスタンスの壊滅
※マユリ様によって再生させられました

【ファントム@無限のフロンティア 死亡】
【チャチャ@モンスターハンター3 死亡】
【ブラストモン@デジモンクロスウォーズ 死亡】
【ダイアー@ジョジョの奇妙な冒険 死亡】※ジロリアン十二神将の一人でした。
【アフリカ支部のレジスタンスメンバー 全員死亡】

320名無しさん:2012/02/10(金) 06:52:58 ID:v7y3UzCg
だ、ダイアーさん!

321我らは闇黒の叡智…至高の想念集積体…ダークブレイン:2012/02/10(金) 17:38:21 ID:742VNavQ
「古の賢者たちは云った……『闇在れ』と」
「闇……ダークマターですカ、あなたハ?」
「いんや、それに近いものやな、わいはダークブレインや」

ダークブレインと名乗る存在の登場にマホロアは驚く。
突然、シリアス口調からエセ関西弁にシフトして明らかに妖しいと思うマホロアだった。

「話を戻そう、我らとしては今の状況は好ましくはない……」
「ドウシテ?」
「力の拮抗が崩れているのだ、どうやら主催側によるレジスタンス撲滅を口実とした大虐殺を行っている」
「それはコマリますネ、ボクも今の状況は思わしくはナイですからネ」

マホロアは無能だが忠実な駒は手に入ったものの、未だにマスタークラウンは手に入らなかった。
くずぐずしているとテラカオス・ドヴァイも迫っている。

「そこでだ、今は我々危険対主催は一斉に同盟を結ぼうと思うのだよ」
「ボクってそのタイプだったノ……ちょっとショック……」
「隠しても無駄だぞ……我らには分かるからな、話を戻そう、この地球には
まだ多くの危険対主催が潜んでいるのだ」
「エンペラ星人にバグラモントカ?」
「その通りだ、彼らと連携を取り合い我ら闇の軍団が主催を乗っ取るのだ……」

このダークブレインどうやら本気らしい。
確かにマホロアも今の進展すらしない状況は気に喰わない。
ダークブレインは状況打開に同じ危険対主催と同盟を結んで主催、レジスタンスとも
違う第3勢力を作ればいいと思った。
クライシス皇帝らはそれで失敗したが今度は着実に固めれば問題ない。

「我らはこれよりアフリカへ赴く、そこで我らの助けを借りたいものがいるからな」
「オモシロそうだネ、ボクも協力はスルヨ」
(いいんですか、マホロアさん……胡散臭い奴のいうこと信じちゃって)
(イイジャナイ、やっと面白くなってきたトコロダヨ……問題は誰がリーダーかダヨネ)

とりあえず同盟は結ぶがダークブレインを盟主にはさせる気はないマホロアだった。
智樹と圭一もそれに従うしかなかった。

【桜井智樹@そらのおとしもの】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:マホロアの頼みごとを聞く
1:イカロスと合流したい
2:ティアナの言っていたマーダーに気をつける
※8期とは何の関係もありません。

【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:マホロアの頼みごとを聞く
1:ティアナの言っていたマーダーに気をつける

【マホロア@星のカービィ Wii】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品、ローア@星のカービィ
【思考】基本:マスターリングを見つけて全宇宙を支配する
1:智樹と圭一を手駒にして探させる
2:ダークブレインと手を組むがリーダーにはさせない
3:アフリカに行く

322我らは闇黒の叡智…至高の想念集積体…ダークブレイン:2012/02/10(金) 17:39:36 ID:742VNavQ
【二日目・4時30分/上空・ローア船内】

(これでいい、それに主催もレジスタンスもまだ黒幕は姿を見せてはいない……最後に笑うのは我々やな)


【ダークブレイン@バンプレストオリジナル】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品
【思考】基本:全宇宙を支配する
1:まずはマホロアと手を結ぶ
2:アフリカに往き、バグラモンを誘う
※等身大の大きさです
※時々関西弁モードになります

323放置は基本:2012/02/10(金) 19:14:36 ID:pDaXo9RE

「ふっ……! はっ……! ふん……!」

 主催者本部の個室で一人身体を黙々と鍛える男がいた。
 男の名は皇帝・真田弦一郎。立海大付属中学のテニス部副部長である。
 先程の『ドヴァイを討伐するのは誰だ! チキチキ! 毒ガスデスマッチ!!(仮称)』 で勝ち抜いた彼だったが……

 すごく暇だった。
 もう一度言う、すごく暇だった。

 首輪を外してもらい、特別な強力支給品を貰ったのだが……
 それ以降主催者側からの何のアクションもなかった。
 さらに貰った支給品を壊してしまった。
 すぐに直そうとしたが、余計に悪化してしまった。
 外に出て直して貰おうとしたが、カギが掛っているようでこちら側からは開かない。

 そこで身体を鍛えることにした、 ナンデー?
 なんでかって?! そう、それは……

(日々の鍛練は基本だからな!)

 日々の鍛練は重要だからだ。
 こんな状況だろうと鍛練は怠らない。
 まずは素振りを始める。素振りは基本である。
 先程拾った木刀を手に持ち、息を整え、構えて、振う。
 一連の動作を一回こなすのにかかる時間は僅か0.2秒。
 『風』の如き、超スピードで振るわれる木刀。
 
 

「……外が妙に騒がしいな」



 その時、部屋の外が騒がしいことに真田は気付いた。
 部屋の覗き窓から、外の様子を伺う……と、そこには……
 
(これは……何かの軍か?)

 まるで統率された軍隊のようにいかにもモブキャラ顔のモブキャラたちが行進していた。
 そのモブキャラの中のリーダーらしき男が集団に号令を掛ける。

「俺達の敵はなんだ!!」
「「「「「ドゥバイ!!ドゥバイ!!ドゥバイ!!」」」」」
「俺達の任務はなんだ!!」
「「「「「殲滅!!撃滅!!壊滅!!」」」」」
「「「「ギルティ!ギルティ!ギルティ!!」」」」
「「「「殺せ!!殺せ!!殺せ!!」」」」
「そうだ! 皆の者行くぞォ!!、我に続けぇ!!」
「「「「「それはお断りします」」」」」

 しょんぼり顔のリーダーを筆頭に総勢行列は真田がいる部屋を通り過ぎて行った。
 その光景を目の当たりにして真田は呆気を取られたが、すぐに平常心に戻る。

「……んっ、カギが開いているだと……いつの間に?」

 真田はカギがいつの間にか外れていることに気付いた。 
 恐らくはあの中のモブの内の誰かが外したのであろう。 

(一体、誰が何のために……? まあよかろう。
 ……一先ずはここを出て、皇帝たちを探すか……)

 考えても一向に答えは出なかった。
 ので、真田は独房を脱出した。ただ唯一無二の勝利を掴むために。

324名無しさん:2012/02/10(金) 19:15:09 ID:pDaXo9RE
 
【二日目・4時00分/???・主催者本部】
【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】左目に眼帯、首輪解除
【装備】黒いジャージ&テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、神威がくぽが作った木刀
【道具】支給品一式、鎧輝@クラッシュギア、シーザー・カエサル・エンペラー、不明支給品、ぶっ壊れた特別支給品
【思考】
基本:ただ勝つのみ
0;ロイド……
1:皇帝たちと共に勝利を狙う
2:テラカオス・ドヴァイに引導を渡す
3:皇帝たちを探す

【再生地球に向かう途中にあった星の生物たち(2兆人)@宇宙】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:ドヴァイを倒す
※マユリ様によって再生させられました

【再生別世界の人類(63億人)@モブ】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:素晴らしきヒィッツカラルドがいないのでドヴァイを倒す
※マユリ様によって再生させられました

【再生巻き込まれた人たち×1万人@色々な作品】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:先導アイチと武藤遊戯がいないのでドヴァイを倒す
※マユリ様によって再生させられました

【再生巻き込まれた人たち×50人@色んな作品】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:ギルガメッシュを倒す
※マユリ様によって再生させられました

【再生ジャギの手下達@北斗の拳】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:ドヴァイを倒す
※マユリ様によって再生させられました
 
【再生コミケ関係者×1000@現実】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:ドヴァイを倒す
※マユリ様によって再生させられました

【再生乱闘に巻き込まれたコミケ関係者の半数@現実】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:ドヴァイを倒す
※マユリ様によって再生させられました

【再生逃げ遅れたコミケ関係者の半数@現実】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:ドヴァイを倒す
※マユリ様によって再生させられました

【再生その他の核ミサイル落下地点にいた参加者×100万人@現実】
【状態】健康、再生改造処置
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:ポセイドンを倒す
※マユリ様によって再生させられました

325孤独の天才:2012/02/10(金) 23:54:02 ID:qp4R5h7E
「何だジロリアン十二神将すらも超越した存在、ジロリアン六天神王の一人もこの程度か?」
「ば、馬鹿な……。き、貴様は……一体何者だ……?」
「ただの天才さ」

【ゼウス@神話】死亡確認

全能の神ゼウスを葬ったケンは呟いた。

「レジスタンス……。主催者……。全部無駄な事なのに、そう結局俺に着いて行けず皆死んでしまうんだ。
 だって俺は正真正銘本物の天才なんだから……」

これから起こるであろう全てを見据えケンは進む。何故なら彼は天才だから。


【二日目・5時00分/ジロリアン六天神界】

【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康、正真正銘本物の天才、神を超えた
【装備】キー・オブ・ザ・グッド・テイスト
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者を倒す
0:先に進む
1:リュウセイを見つけ出し、倒すことによって自分が正真正銘本物の天才だという事を証明する
2:その後、他の参加者に「俺の成功の秘訣?全ては満漢全席のお陰だよ」と答える
3:そして、テラカオス・ドゥバイを倒すも、他の参加者が俺に着いて行けなくなる
4:さらに主催者も倒し、殺し合いも止めるも俺に着いていけなくなり、とうとう自分以外の全参加者が死んでしまう
5:だからこそ、殺し合いを乗っ取り自分が主催者になる
6:天才は孤独になるしか無いんだ……
7:レジスタンス?主催者?でも皆俺に着いて行けずに死んでしまうんだ……

326アラビアン・ナイト:2012/02/11(土) 16:19:03 ID:xbh1V7Rw

「ここがシャールジャか……」
「意外に栄えたところね」
「アラブ首長国連邦じゃドバイ、アブダビに次ぐ栄えた都市だからね」
「ここに来たことがあるのか?」
「前に一度、仕事でね」

 アラブ首長国連邦第三の都市・シャールジャに降り立ったビッグバン達。
 途中、テロ組織『デスバレー』の妨害もあったが、ビッグバン達の熱きボーグ魂によって撃退。
 他にも操縦士暗殺事件や飛行機墜落の危機にも陥ったが、なんとか彼らは回避した。

「ここからドバイには徒歩でも最低でも一日はかかります」
「車か、何か必要ってことね」
「問題ない、ヘリを一機ほど盗んでくる」
「……その前に私、お手洗い行ってきていいですか?」
「いいだろう!!」
「時間ないから早くしてきてね」
「……了解です」

 そんなことを言って10/は一旦、トイレに直行した。
 その背中を見て、ビッグバンと永琳は談笑する。

「あれは嘘ね」
「君もそう思うかい?」
「ええ、トイレが『そこ』にあるのに、ね」
「それもあるが、まだ彼女は我々に隠し事をしているからな」
「……人には誰でも、秘密が一つや百個はあるものですから……
 そんなことよりも貴方。いつ着替えたのよ……?」
「私は昔から着替えるのが早いからな!」
「そういう話なの?」

 永琳は一瞬で早着替えしたビッグバンに驚愕した。
 まぁ、カブトボーグじゃよくある話だ。

◆ ◇ ◆ ◇

「ふぅ……すっきりした」

 10/は出すもの出して非常にすっきりはした。
 しかし、息苦しさは未だに残っていた。

「やっぱ、乗り物は苦手だよ……
 ……んっ、なんだありゃ?」

 その時、空を飛ぶ男子中学テニヌプレイヤーが二人を視認した。
 いや、それは飛んでいるというより、吹っ飛ばされているといった感じだ。
 それを見た10/はため息を吐いた。
 敵がすぐ近くにいると本能で悟ってしまったからだ。
 そして、48体の騒がしいテクノユニットが現れた。

「「「「「「「「「「「「「「「来いよ!!」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「空気女!!」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「格の違いってのを思い知らせてやるよ!!」」」」」」」」」」」」」」」」

 
 『DBI48』が迫っていた。

327アラビアン・ナイト:2012/02/11(土) 16:19:39 ID:xbh1V7Rw
 
(やれやれですね……)

 このまま行けば、空港が非常にヤバい。    

(……影は影らしく、こっそりやらせてもらいますよ。
 幸いここを見てる奴はだれもいないから……全力でね!
 実に2年ぶりくらいだろうか……こいつを使うのも? 
 まっ、6/さんいないから使ってもいいよね)

 目の前のDBI48を前にして笑みを浮かべる。
 久しぶりに戦える、しかも一切の手加減せずに。

「―――― I am the bone of my walnut.(――――体は胡桃で出来ている。) 」

 迫り来るドバイ達を前に詠唱を開始する。
 高速移動で数体のドバイ達は接近してくる。

「Steel is a nutshell,and fire is contents.(殻は鉄で 中身は硝子。)」

 飛んでくるデビルドバイ達の攻撃を避けつつ、言葉を紡いでいく。

「I have a good harvest over a thousand dry weather. (幾度の日照りを越えて豊作。) 」

 カウンター気味に左手のドスでデビルドバイ共の攻撃を切り払う。
 そして、そのまま単独でドバイの群れに斬りこんでいく。 

「Unknown to worm-eaten.  (ただ一度の虫食いはなく。) 」

 左手のドスを投擲して、両手を空手にする。
 素手での接近戦の方が好きだから、それ以外に理由はない。

「Nor Cooc to gain.  (ただ一度の調理されない。) 」

 一体のデビルドバイの顔に覇気を込めた右拳を叩きこむ。
 そのまま腹に連続で蹴りをぶち込む、数体のドバイが吹き飛ぶ。
 
「Withstood pain to create walnut,(創り手はここに独り、)」

 48体にいようがいまいがが関係ない。
 自分に降りかかる火の粉は振り払うのみだ。

「……waiting for one's arrival.(……クルミの森で種を創る。)」

 能力を晒すのは極力避けておきたかったが……今はそれどころじゃない。
 自分がどこまで『劣化』しているか確認しておく必要がある。 

「I have no regrets.This is the only path.)  (ならば我が生涯に意味は不要ず。) 」

 こいつらは自分がこの世界でどこまで通じるかの『試金石』だ。
 だから、容赦などしない。
 

「My whole life was…… (この体は……)」

 ドバイ達の真上に跳躍し、一旦距離を取り……
 後は最後の一句を述べるのみ。もう、結果は見えていた。

 


「"Unlimited Walnu Works"(“無限の胡桃”で出来ていた。)」




 次の刹那、ドバイ達は目を疑った。
 突如として、無限に広がる胡桃の森が出現したからである。。
 しかし、その色は黒い。まるで全てを覆い尽くす夜のように。

 ――――――所謂、『無限の胡桃(黒)』。
 
 その森の中心で今までに見せたことの歪んだ笑みを浮かべる少女が一人。 


「さあ、至福の悲鳴を上げろ! 苦しんで! もがいて……!!」
『………■■■■■■■■■■■■■■■■――――!?』


 人の声とはほど遠い獣のような声がした。
 だが、この切り離された世界ではその声は誰にも届かないだろう。


「―――――そして、墜ちるんだ!」


 黒き胡桃達がDBI48を飲み込んだ。


◆ ◇ ◆ ◇

328アラビアン・ナイト:2012/02/11(土) 16:20:15 ID:xbh1V7Rw
 

 その戦闘後、そこにはDBI48は無かった。
 10/はドバイが持っていた支給品を回収すると、乱れた服を元に戻した。
 そして、何事も無かったかのように空港に戻り、二人と合流した。

「随分と長かったようね?」
「大の方でしたから……」
「…………」
「……それよりも、ヘリをチャーターしてきた。
 朝日が登ったら出発するぞ」
「分かったわ」
「了解です」

 真夜中のヘリ移動は危険と判断して、ビッグバンはここで一時待機することを提案した。
 永琳と10/はそれを快諾した。アラブの夜明けまであと少しだ。


(コアメダルか……しかも、ウヴァさんの最強コンボと、不遇なトラメダルが2枚……
 オーズじゃないが、一応、戦利品だ、貰っときますぜ……)




【二日目・4時30分/アラブ首長国連邦・シャールジャ】


【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康
【装備】ダークサイド・プレジデント、仮面、マント
【道具】支給品一式、レジスタンス組織のメンバーリスト、不明支給品
【思考】基本:主催者を倒し世界征服をする。
0:リュウセイをテラカオス・ドヴァイと戦わせる
1:最悪の場合は自分がテラカオス・ドヴァイを討つ
2:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
3:ノイ・ドヴァイの秘密を探るべくアラブ首長国連邦のドバイ跡へ
4:10/達と行動する
※バグラモンと情報交換しました
※着替えていますが、すぐに元の格好にもなれます。


【10/@TCBR】
【状態】疲労(小)、雑用係、空気
【装備】ドス(短刀)@現実
【道具】支給品一式×2、自作のコンピュータ、コアメダル(クワガタ、カマキリ、バッタ、トラ×2)
、、  ティーセット一式、その他不明
【思考】基本:空気を読みつつ、空気になる。
1:ビッグバン達と行動する
2:8/が気になる。
3:6/……


【八意永琳@東方Project】
【状態】健康
【装備】白衣、竹取ノ弓【迦具夜】@モンスターハンター3、矢×50本
【道具】基本支給品一式、薬の材料、10/が書いた同人誌、10/特製通信機、首輪のサンプル×?、その他不明
【思考】
基本:???
1:しばらく、ビッグバン達と行動する
2:輝夜は大丈夫だろう……多分。


◆ ◇ ◆ ◇

329アラビアン・ナイト:2012/02/11(土) 16:20:54 ID:xbh1V7Rw

 
「……再び詰んだ」
「……そうだな」
「哀れなり、俺達」

 一方、吹き飛ばされたテニヌプレイヤーたちは再びピンチに陥っていた。
 図で表すとこんな感じだ。☆の部分が二人だ。

  ■
 ■☆■
  ■

 ちなみに■はハンターボックスである。

【二日目・4時30分/バンダレ・アッバース】
【柳蓮二@新テニスの王子様】
【状態】詰んだ、全裸
【装備】テニスラケット&テニスボール
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:貞治と行動を共にする
0;…詰んだ
1:二郎のラーメンを食べたいが…詰んだ
2;樺地(仁王)は許さない


【乾貞治@新テニスの王子様】
【状態】ミイラ状態、詰んだ、全裸
【装備】テニスラケット&テニスボール、自分のノート 『亜空間物質転送装置』のカード
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:蓮二と行動を共にする
0:俺も詰んだ
1:ハンターのデータを集める……俺はどっちでもいいけど
2:樺地(仁王)は許さない……俺はどっちでもいいけど


【ハンター×4体@逃走中】
【状態】待機中、常時無敵状態
【装備】サングラス
【道具】なし
【思考】基本:参加者の捜索・追跡・捕獲
1:6時まで待機

330結成!最強ボーガーボカロスポーツ軍団:2012/02/11(土) 16:57:34 ID:xKoCAT.Y
【再生ロックマン@ロックマンエグゼ】死亡確認
死因:リュウセイさんのボーグ魔法

「なんだこいつ?あれだけ偉そうなこといって大したこと無いな」

マユリ様に復活させてもらったロックマンだが、あっさりリュウセイに敗れた。
何故なら、リュウセイは一分一秒そしてこの瞬間にも成長しているからだ。
何より、ロックマンにボーグバトル以外で物事を捉えるようになれと言われ、リュウセイもあれから考えたのだ。
そして考えた末にたどり着いた結果は一つ。

「これが俺の答えだロックマン、俺のボーグバトルを受けない奴は直接叩きのめす!」

リュウセイはトムキャット・レッド・ビートルを掲げる。
そう平和的にボーグバトルで決着を着けようとしてるのにそれを拒むぐらいなら
直接叩きのめすという外道な答えに辿りつたのだ。

リュウセイは迷いも吹っ切れ、修造、イチロー、YOKODUNAのお陰で強さもメンタルも更に強くなった。
そしてリュウセイ達はドゥバイ討伐の為、旅の扉を探し始める。すると



「おのれ!クライシス帝国め!!許  ざ  ん  !!!」



安定のぶっちぎりライダー南光太郎がいた。

「KURAISISU?何を言っているのだ。この男は」
「おいアンタ、クライシス皇帝を知ってるのか?」
「君は?」

そして出会ったリュウセイ達と光太郎は情報を交換し始めた。

「そ、そうかクライシス皇帝は参加者だったのか……」
「まあな」

そして情報交換の結果クライシス帝国は関係ない事が判明した。

「待てよ?もしかしたらゴルゴムの仕業かも知れない!」
「ゴルゴム?」
「実は昔滅ぼした……」

光太郎はゴルゴムの事について話した。

「つまりそのゴルゴムが復活してクライシス皇帝達を利用してテラカオス・ドゥバイなる化け物を誕生させたと?」
「間違いない!ゴルゴムの仕業だ!!」
「なら一緒にそのゴルゴムをぶっ潰そうぜ!!」
「分かった俺も共に行こう!」

打倒ゴルゴムを決意したリュウセイ達。その時

「なにやら面白そうな話をしてるじゃないかYOKODUNA?」
「OKAMI!!」

ジャイアンの母、ジャイアンの父、KAITOが現れた。

「話は聞かせて貰ったぜ坊主?俺達も着いて行かせて貰うが構わないな?」
「ああ!いいぜ!!!」

剛田夫妻も同行する事になった。

「ところで女将と旦那こんな大人数で行動するんです。なんかこの集団の名前を決めませんか?」
「熱血軍団てどうだろう?」
「捻りがないよ。野球大好き軍団は?」
「貴様も捻りが無い。やはりここはOKAMIに従って最強のスポーツ軍団はどうだ?」
「でもねぇ。スポーツも関係ない人たちもいるしねえ。ここは最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団でどうだい?」
「「「「それだ!」」」」

こうして最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団が結成された。

331結成!最強ボーガーボカロスポーツ軍団:2012/02/11(土) 16:58:14 ID:xKoCAT.Y
【二日目・5時05分/中国】


【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】完全復活、パワーアップ、一分一秒そしてこの瞬間にも成長中
【装備】トムキャット・レッド・ビートル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者共を一人残らず叩きのめす!!
1:ボーグバトルでテラカオス・ドゥバイを倒す
2:ロイドさんと勝治の仇を討つ
3:旅の扉を探す

【松岡修造@現実?】
【状態】健康、熱血、テニスプレイヤー
【装備】テニスラケット
【道具】テニスボール
【思考】基本:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に主催者を倒す
1:リュウセイを鍛える
2:仲間を集める
3:旅の扉を探す

【イチロー@イチローのレーザービームで人類滅亡】
【状態】健康、最強の野球選手
【装備】バット、グローブ
【道具】野球ボール
【思考】基本:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に主催を打倒する
1:リュウセイを鍛える
2:仲間を集める
3:旅の扉を探す

【YOKODUNA@世界最強の国技SUMOU】
【状態】健康、最強の相撲取り
【装備】まわし
【道具】ちゃんこ鍋
【思考】基本:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に主催を打倒する
1:リュウセイを鍛える
2:仲間を集める
3:旅の扉を探す

【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】てつを
【装備】キングストーン
【道具】不明
【思考】
基本:主催者と黒幕のゴルゴムを倒す
1:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共にぶっちぎる!
2:悪を全て滅ぼす
3:旅の扉を探す

【KAITO@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】紫電改@ドリフターズ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:家族を守る
1:旦那と女将に着いて行く。
2:出来れば、二人に服を着てもらいたい
3:旅の扉を探す

【ジャイアンの父@ドラえもん】
【状態】健康、全裸
【装備】無し
【道具】支給品一式、首輪×2、その他不明
【思考】基本:妻と共にゲームをぶち壊す
1:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に行く
2:できれば武とジャイ子を保護したい
3:旅の扉を探す

【ジャイアンの母@ドラえもん】
【状態】健康、全裸
【装備】無し
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:夫と共にゲームをぶち壊す
1:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に行く
2:できれば武とジャイ子を保護したい
3:旅の扉を探す

332修正:2012/02/11(土) 16:59:21 ID:xKoCAT.Y
【松岡修造@現実?】
【状態】健康、熱血、テニスプレイヤー
【装備】テニスラケット
【道具】テニスボール
【思考】基本:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に主催者を倒す
1:仲間を集める
2:旅の扉を探す

【イチロー@イチローのレーザービームで人類滅亡】
【状態】健康、最強の野球選手
【装備】バット、グローブ
【道具】野球ボール
【思考】基本:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に主催を打倒する
1:仲間を集める
2:旅の扉を探す

【YOKODUNA@世界最強の国技SUMOU】
【状態】健康、最強の相撲取り
【装備】まわし
【道具】ちゃんこ鍋
【思考】基本:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に主催を打倒する
1:仲間を集める
2:旅の扉を探す

333マルク、ぷにえ、ローズマリー寄れば文殊の知恵:2012/02/11(土) 18:58:02 ID:08w.uEWk
「へえ、こんな奴がいたんだ?」
「ボクも偶然だったのサ、最近のデジタルビデオカメラ技術はすごいのサ」

ローズマリーとぷにえの前に道化師のような奴ことマルクが偉そうに語っていた。
その映像の内容は10/がDBI48を全滅させる一部始終を捉えた映像だった。
10/は知らなかった、あの場にマルクが居合わせていたことを。
マルクはそれらを全て記録するとすばやくエジプトへ逃避したのだ。

「それで私たちにどうしたいの?」
「決まっているのサ、ボクと手を組むのサ」
「理由を聞かせてくれないかしら?」

一応、初対面のマルクに対して警戒を怠らないぷにえ。

「簡単サ、ボクらで主催VSレジスタンスの戦争の漁夫の利を狙うのサ」

マルクの話はこうだ。
今、主催側はレジスタンス撲滅とテラカオス・ドヴァイ打倒に力を注いでいる。
そしてその他の参加者には眼中はない。
つまり大きな隙があると言うのだ。

「まずは大物と手を組むつもりだったけどサ、偶然君らに出くわしたわけサ」
「確かにリビングデッドだっけ、あんなもの持ち出されちゃ困るわね」

ローズマリーもぷにえも今の状況については手をこまねいていた。
いずれ主催を殺した後始末するつもりだったが、もうそんな余裕はないかもしれない。
ここらで大規模な同盟は必要である。

「それでアテはあるの?」
「なんかアフリカで同盟軍作っているらしいからそこに向かうのサ」
「なるほどね、私たちが徒党を組んで主催もレジスタンスもまとめてやっつけちゃうわけね」
「三人寄れば文殊の知恵、もっと集まれば確実にうまくはいくのサ」
「決まったわね、マルク……アフリカへ行きましょう」

その時だった。
救急車が3人の隣を通って行った。

「おやおやここも危なくなってきたみたいサ」
「マルクとやら、あなたが知りうる参加者情報も教えて欲しいんだけど」
「OKサ!」

こうしてマルクはローズマリーやぷにえの仲間になった。

334マルク、ぷにえ、ローズマリー寄れば文殊の知恵:2012/02/11(土) 18:59:48 ID:08w.uEWk
【田中ぷにえ@大魔法峠】
【状態】健康、可愛い魔法少女スマイル
【装備】プリンセス・ロッド
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:世界征服を目指す
1:クーデターを起こした連中を皆殺しにする
2:ローズマリーと組むが主催者を殺した後に殺す
3:マルクと手を組みアフリカへ向かう
※10/の戦闘能力を知りました

【ローズマリー@明日のナージャ】
【状態】健康、可愛い魔法少女スマイル
【装備】闇の杖@CCさくら、ローズマリーカード@CCさくら
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:プリンセスになる
1:主催者を殺しこのゲームから脱出する
2:自分以外のプリンセスや魔法少女は全て殺す
3:ぷにえと組むが主催者を殺した後に殺す
4:他の強力な参加者とも手を組みたい
5:マルクと手を組みアフリカへ向かう
※10/の戦闘能力を知りました

【マルク@星のカービィシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品、デジタルビデオカメラ
【思考】基本:主催が気に入らないからぶっ潰すのサ
1:ぷにえとローズマリーと手を結ぶ
2:アフリカに行く
※10/の戦闘能力を知りました



「だって俺は正真正銘本物の天才なんだから……あっ、空が落ちた」
「これはひどい、精神病院行きだな
「可愛そうにバトロワのせいで精神が破綻したんだな……」

孤独の天才ことケンはあまりにも急激な成長を遂げたためにカミーユのように
精神崩壊し、救急車で運ばれていた。
天才とは哀れなものである。

【二日目・6時00分/エジプト・カイロ】

【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】精神崩壊
【装備】キー・オブ・ザ・グッド・テイスト
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者を倒す
0:俺は天才……だ
※急激な天才化の反動で精神崩壊が起きました

335レン君の成長:2012/02/11(土) 23:53:46 ID:xKoCAT.Y
「やれやれシンジは何処に行ったんだ?」シコシコ
「そうだね。クリスタルのお兄ちゃん」クチュクチュ

知ってる奴は知ってるだろうが、俺はクリスタルボーイ。
そしてこの横に居る奴はエンジェロイドとかいう、サイボーグなんだが人間なんだが訳の分からん幼女で名をカオスという。

「まさかまたこの殺し合いに呼ばれるとはな」シコシコ
「本当だね」クチュクチュ

運の悪い事に、また俺達はこの殺し合いに呼ばれた。
しかもテラカオス・ドゥバイやらハンターやらと、色んな脅威が迫っているらしい。
まぁ俺のやる事は一つ。

「「オナニーだ!」」

流石はカオスといったところか。俺が見込んだ以上のオナニストだ。
そんな時だ。目の前に、全裸のショタが居た。いや性格には、チン○がないからロリかもしれん。

「気持ちいい事しようよ!!!」

そう叫ぶと奴は俺達に向かって、変な液体をかけてきやがった。
どうやら媚薬のようだ。恐らく、これで俺達が戸惑っている内に手に持っている、大人の玩具で俺達を襲うつもりなんだろう。

「あれ、おかしいな?これを使うと皆気持ちよくなるのに」
「無駄だ。オナニストにこんな物は効くけど効かない」シコシコ

そう、敏感になってより激しいオナニーが可能にはなるが、理性を奪われるようでは3流オナニスト、いやただの猿だ。

「カオス無事か?」シコシコ
「うん」クチュクチュ

やはり俺の目に狂いはない。こいつは本物だ。
さて、ではあのロリだかショタには少しお仕置きが必要なようだ。

「そ、そんな。皆、隠してるだけで気持ちいい事が好きなんでしょ?そうに決まってる!」
「その通りだ。現に俺達オナニストは快感を求め、オナニーをしている。しかし、ただ快感を求めるのはただの猿だ。
 成長しろ、お前には素質がある。目の前の快感に惑わされるな、その先を見ろ。その先に真の快感は待っている」シコシコ
「真の快感……」
「そうだ」シコシコ
「分かったよ。僕頑張る!だからお兄さんの名前を教えて!」
「クリスタルボーイ。横に居るのはカオスだ」シコシコ
「ありがとう、お兄さん!アンゼロットのお姉ちゃんや、他の人は何で
 何時も、気持ちいい事を嫌がるのか、不思議に思ってたけどやっと理由が分かったよ!それが僕が真の快感に辿り着いてないから!」
「そうだ。それでいい頑張れよ」シコシコ
「頑張ってお兄ちゃん!」クチュクチュ
「うん!」

あのガキは去って行った。
ふっ俺としたことが柄にも無い。だが新たなオナニススト?の成長は喜ばしいことだ。

「うっ」ドピュ
「あん」///

イってしまったな。
丁度いい。この喜びをオカズに――。

「「オナニーだ!」」

336レン君の成長:2012/02/11(土) 23:54:44 ID:xKoCAT.Y
【二日目・5時00分/ポーランド】

【再生鏡音レン@VOCALOID】
【状態】全裸、WILD CHINKO喪失、肉体強化、洗脳
【装備】大人のおもちゃ、謎の液体
【道具】支給品一式、レジスタンス関係者の名簿表
【思考】基本:目の前の快感に惑わされずに真の快感を得る為に成長する
1:名簿に載っている人物全員と気持ちいいことをするために、次のレジスタンス基地へ向かう
2:全部終わったらアンゼロットとマユリ様に真の快感を与える
3:取り合えずオナニーだ
※マユリ様によって再生させられました

【クリスタルボーイ@虹裏】
【状態】健康、全裸
【装備】ビームガン付き鉤爪型オナホール
【道具】不明
【思考】
1:カオスと行動しながらオナニーだ
2:この喜びをオカズにオナニーだ
3:シンジは何処だ?取り合えずオナニーだ
4:そんな事よりオナニーだ
※8期から参戦

【カオス@そらのおとしもの】
【状態】健康、全裸
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
1:クリボーと行動しながらオナニーだ
2:お姉さまとそのマスターを見つけ愛(オナニー)を教える為にオナニーだ
3:この喜びをオカズにオナニーだ
※8期から参戦

【クリボーの後ろの人@虹裏】
【状態】健康、心
【装備】ポケットティッシュ
【道具】不明
【思考】
1:9期でも駄目だこいつら
2:さらに駄目だあのショタ
3:それでも後始末するの俺なんだよなぁ
※8期から参戦

337後ろの人だけ修正:2012/02/11(土) 23:57:24 ID:xKoCAT.Y
【クリボーの後ろの人@虹裏】
【状態】健康
【装備】ポケットティッシュ
【道具】不明
【思考】
1:9期でも駄目だこいつら
2:さらに駄目だあのショタ
3:それでも後始末するの俺なんだよなぁ
※8期から参戦

338死人繋がり:2012/02/12(日) 01:00:21 ID:1/U6T60E
「……」

この殺し合いが始まってから、ビヨンド・ザ・グレイヴことブランドン・ヒートは途方に暮れていた。
彼はネクロライズという技術によって生き返った死人である。
ただ、その代償に記憶を失っている。
一応、殺し合いに乗るつもりは無いが、特に目的も無い。これからどうするか考えていると。

「おや貴方も私と同じマユリ様によって復活を果たしたようですね」
「?」

同じ死人という事で、マユリが再生させた再生セイバーに仲間と間違われてしまった。

「とぼけないで下さい。貴方も私と同じマユリ様に復活させてもらった、再生参加者でしょう?」
「?」
「とにかく、これからレジスタンス基地を攻めるので貴方も来てください」
「?」

さっきから、まったく喋っていないがグレイヴは喋らないだけで喋る事はできる。
まあそんな事はどうでもいい。重要な事じゃない。

グレイヴは訳が分からなかった。
もしかしたら、目の前の彼女と自分は同じなのかと思ったが違うだろう
そもそも同じだったら、殺し合いが始まってから目的も無く彷徨っている筈がないだろう。

「さあ、これからレジスタンス基地に向かいますよ!」
「……」

取り合えず良く分からなかったが、グレイヴは再生セイバーに着いて行く事にした。


【二日目・5時00分/ドイツ】

【ビヨンド・ザ・グレイヴ@ガングレイヴ】
【状態】健康、記憶喪失
【装備】棺桶(デス・ホーラー)
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いには乗らない。
1:そういえばケルベロス(拳銃)がない。探そう。
2:この人は誰なんだろう?
3:レジスタンスて何だろう?
4:取り合えず着いていってみよう。

【再生セイバー@Fate/stay night】
【状態】健康、空腹
【装備】約束された勝利の剣、ヤマハ・VMAX@Fate/Zero、チェーンソー@魔界塔士Sa・Ga
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催に従い養って貰う
1:レジスタンス基地に向かい壊滅する。
2:それにしてもお腹が空きました。
※マユリ様によって再生させられました

339ウェイクアップ〜レジェンドルガの女王:2012/02/12(日) 15:56:35 ID:j19qbhx.
「いやあ、あの女をけし掛けるだけでこんなに支給品奪い放題なんてついているぜ」

ヤッピーは笑みを浮かべながら死体から支給品を根こそぎ奪った。
クリスタルボーイ、カオス、クリボーの後ろの人の惨殺死体によって周辺は血まみれになっていた。

「しかしレジェンドルガ族だっけな、もう会いたくはねえな、こいつはいらねえな」

ビームガン付き鉤爪型オナホールを捨てると使えそうな支給品を物色し、ヤッピーは先ほどの女のことを思い出した。
----

時は遡る。
相変わらず身の保身重視のために逃げていたヤッピー。
嫌な予感はしていたがカミツレの名は放送にはなかった。
逃げねばと思い、ポーランドまで逃げてきたのだ。

「ここまで逃げればあのサイコモデルも追ってはこねえだろ」

その時である。

「貴方変態?」

カミツレかと思い、ヤッピーは後ろを振り返ると妙な女がいた。
さっきまで気配すら感じてなかったのに一瞬である。

「違うよ!だ、誰ですか!?」
「変態じゃないのですね、よかった……」

その時の女の顔は今でもヤッピーの脳裏に焼きついていた。
アレは人間の顔ではなかった。

「じゃあ変態がいる場所を教えてくれませんか?」
「ひひいいいいっ!?」

すごい剣幕だった。
ヤッピーは凍りつきチビりそうになりながら慌てて辺りを見回した。
そこに明らかに変態な3名を見つけ、指を差した。

「あ、あそこにいますよ……」
「ありがとう、行くよ……アークキバット」

女の肩に小さいコウモリみたいな生き物が止まった。
何が起こるのかヤッピーには分からなかったが次の瞬間、ヤッピーは恐怖のあまりへタレこんだ。

「変態はレジェンドルガの世界に不要です」
「オナ……ガッ!!」

340ウェイクアップ〜レジェンドルガの女王:2012/02/12(日) 15:57:59 ID:j19qbhx.
女は仮面ライダーに近い、何か変身し、その拳で黄金のアンドロイドみたいな奴の頭部を叩き潰したのだ。
続いて近くにいたシスター服姿の少女を首をへし折ってそのまま地面に投げ捨て、
残った男も手刀で首を切り落としてしまった。
相手の反撃や逃亡の隙も与えずにわずか30秒の出来事である。
そして呆気ない一方的な虐殺を終えると女は元の姿に戻った。

「どうも変態を教えてくれてありがとうございます、お礼に貴方は殺すのはやめましょう」
「ど、どういたしまして……お名前は?」
「重音テト、今はアーク……レジェンドルガ族の女王ですよ」

テトと名乗った女はそう言ってさっきのコウモリと共に去っていった。
女が去るまでその場を全く動けなかったヤッピーだった。

----

「あんな化け物ぞろいなんて聞いてね……おや?」

ヤッピーはある支給品を見つけて目が止まった。

「どうやら俺にも運が回ってきたようだぜ……」

ヤッピーは見つけた支給品を回収すると逃げるようにその場から走り出した。

【ヤッピー@ポケットモンスター ReBURST】
【状態】健康、若干恐怖
【装備】不明
【道具】支給品一式 、タル型爆弾、回収した不明支給品
【思考】基本:死にたくないからゲームに乗って生き残る
1:どんな手段を使っても生き延びる
2:カミツレに見つからないようにしないと
3:テトにはもう会いたくねえ

【クリスタルボーイ@虹裏 死亡】
【カオス@そらのおとしもの 死亡】
【クリボーの後ろの人@虹裏 死亡】

----
「レンはここにはいないようですね、クズどもをこの手で殺せたので満足ですがね……」

テトはレジェンドルガの王と一体化していたのだった。
だがテトの変態を憎悪する心が強く逆に王の意識を乗っ取り、レジェンドルガの女王となった。
もうタクティモンらはどうでもいい、殺すべきは変態と生き返ったというレンだ。

「まだまだ変態はいっぱいいますからね、楽しい虐殺旅行になりそうです」

テトは邪悪な笑みを浮かべて笑いながら歩くのだった。

【二日目・5時30分/ポーランド】

【重音テト@VOCALOID亜種】
【状態】レジェンドルガの女王
【装備】アークキバット、
【道具】支給品一式、その他不明支給品
【思考】基本:変態を根絶する(特にレン)
     1:レジェンドルガの女王として振舞う
2:タクティモンと土蜘蛛はもうどうでもいい
※8期までのテトとは何も関係ありません。
※レジェンドルガ化と共に仮面ライダーアークに変身可能になりました

341名無しさん:2012/02/12(日) 16:02:05 ID:UQhmS9vc
カオスも全裸だったはずだが、途中で衣服を纏ったのかな

342名無しさん:2012/02/12(日) 16:19:16 ID:hIHsFlDA
一番可哀想なのは後ろの人だな

343名無しさん:2012/02/12(日) 16:22:53 ID:UQhmS9vc
変態に頭を痛めながらも献身的に変態の世話をする実に健気な人だったよな
テトさんじゅういっさいうっかり☆

344本スレが埋まったのでこっちに続き投下:2012/02/13(月) 00:56:50 ID:2Pal3IhM
「おい急げ!奴が上がってくる!」
アンクの声に急かされながら、イシドもヤミーにしがみつく。そしてヤミーはアイスランドを後に飛び立っていった。

【二日目・8時10分/大西洋上空】

【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】ぽんこつ、アンゼロットに怒り、黒にたらされてる、鳥ヤミーに搭乗中
【装備】
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者とアンゼロットを殺す
1:手駒を集める
2:黒と行動する
3:幽々子……
4:三沢、土蜘蛛を警戒

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、たらし発動(本人無自覚) 、鳥ヤミーに搭乗中
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート、釣り道具
【道具】支給品一式、仮面、病院で回収した医療道具、車
【思考】基本:ゲーム脱出
1:銀を探す
2:ベルと行動する
3:幽々子……
4:三沢、土蜘蛛を警戒
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『覚醒ヒロイズム』が流れます

【アンク@仮面ライダーオーズ】
【状態】完全復活前、鳥ヤミーに搭乗中
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:アイスを食べる
0:俺の偽者(ロストアンク)は死んだか……
1:完全復活を目指す
2:ロストアンクのメダルを回収したい
3:他のグリードから自分のコアメダルを上手く奪う
4:この殺し合い……まさか、鴻上の仕業かと思ったがアンゼロットて奴の仕業だったのか……
5:結局アイス見つからなかったな……

【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】
【状態】健康、消沈、鳥ヤミーに搭乗中
【装備】不明
【道具】ジャミング装置
【思考】
基本:レジスタンスとして動く
1:幽々子さん……
3:○○○ーしたい
※主催側から追われました
※8期世界の住人のようです
※青セイバーを赤セイバーと勘違いしています

「おのれ……!逃したか」
海から這い上がってきたミクトランは歯噛みして悔しがるがどうしようもない。
「まあいい……アイスランド基地は潰した。あとは本部からの迎えを待つか」

【二日目・8時10分/アイスランドの港】

【再生ミクトラン@テイルズ オブ デスティニー】
【状態】強化再生改造、洗脳中
【装備】ネギ×2
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:レジスタンスの壊滅
2:赤セイバーを血祭りにする
※マユリ様によって再生させられました

【西行寺幽々子@東方Project 死亡確認】

345氷島を血に染めて、されど戦いは続く:2012/02/13(月) 00:57:56 ID:2Pal3IhM
こうしてレジスタンス達がいなくなった島で

「しつこいぞ貴様!(パッチンパッチン)」
「俺は不死身だ!」
「さあ来い!HURRY!HURRY!HURRY!」
「やれやれ、厄介な奴とダンスを始めちまったな……」
「うわあ、なんだか凄いことになっちゃったぞ」

一部の者たちは、尚も戦い続けていた。

【二日目・8時10分/アイスランド】

【再生素晴らしきヒィッツカラルド@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日】
【状態】強化再生改造、洗脳中
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催に従う
1:赤セイバーを殺す
2:邪魔する物も殺す
※マユリ様によって再生させられました

【相川始@仮面ライダー剣】
【状態】健康、パンツ一張
【装備】金閣の金のパンツ、ラウズカード(ハートのA〜K)
【道具】基本支給品一式、不明支給品、ロリの同人誌×1000000
【思考】
基本:ロリを見つける
 1:ロリを殺した連中をムッコロス!!

【ダンテ@デビルメイクライ】
【状態】健康、ストロベリーサンデーが食べれずちょっとイライラ
【装備】エボニー&アイボリー@デビルメイクライ、魔剣・リベリオン@デビルメイクライ
【道具】支給品一式
【思考】基本:ストロベリーサンデーを食べる
1:憂さ晴らしにアーカードを倒す

【再生アーカード@HELLSING】
【状態】強化再生改造、洗脳中
【装備】ジャッカル
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催に従い闘争を楽しむ
1:ダンテと闘う
※マユリ様によって再生させられました

【井之頭五郎@孤独のグルメ】
【状態】食事中
【装備】煮込み雑炊
【道具】支給品一式
【思考】基本:飯を食う
1:バトル展開って男の子の味だよな

346倒せ!主催とレジスタンス!俺たち同盟軍!:2012/02/13(月) 02:01:22 ID:HIOCU20U
放送後、ネオ・アルカディア跡は慌しかった。
噂を聞いて次々に参加者が集まってきたのだ。

「バグラモンはん、ワイらの名声を聞いて幾人か集まってきたでえ」
「ふむ、まずはこれだけか」

ネオ・アルカディア跡にまずマルク、ローズマリー、ぷにえ一行が到着した。

「こりゃすごい方々ばかりなのサ」
「マルク、あんたの言うとおりだったわね」

3人をダークブレインが迎えに出た。

「ようこそ、同盟基地へ……我らがダークブレインだ」
「新生帝国バグラ皇帝、バグラモンだ」
「ボクはマルクなのサ」
「ローズマリーよ」
「同じく田中ぷにえよ」

それぞれ形式上で挨拶する面々。

「では、我々の共通項目を少し確認しようかね?」

バグラモンが言う。

「ああ、皇帝……我々は打倒主催とレジスタンス壊滅と言う共通目標のために同盟を結ぶ」
「もちろんOKサ、さすがに今の主催のやり方には付いていけないサ!」
「私もよ、とりあえず同盟の時はお互い仲良くしましょう」

マルクとぷにえはそう言った。

「お互い何を考えているかは詮索もやめよう、おやもう1つ組到着のようだな」
「……どうやら間に合ったようね」

バグラモンは新たな来訪者に気づいた。
続いて到着したのはカミツレ、ティアナ、こなた、真木らだった。

「私たちも混ぜてくれないかしら?主催打倒はお互い一緒でしょう」
「メズールくんやウヴァくんはいませんか、まあいずれ来るでしょうね」
「ダークブレインさん、ザ・グレイトバトル買ってました!サインください!」

こなたにサインを強請られて少し驚くダークブレインだった。

「現時点ではこれくらいの集結したようだね、レジスタンスアフリカ支部以上かもしれんな」
「いやいやまだ足りへんよ、主催本部の場所や全てのレジスタンス基地の把握せねばあかんわ」
「それはなら心配は無用、私が今あるほぼ全ての基地の場所を把握しましたよ」

真木が名乗り出た。

「さすがドクター・真木!」

そう思うのはティアナだった。

「おっほっほっほっほ!科学者の加入は本当に助かるのサ!」
「なるほどねえ、ヨーロッパ最大の拠点はスイスなのね、でも本部の場所は分からないじゃない?」
「まだ完全に解析してませんのでカミツレさん」

真木の問いに残念そうな顔をするカミツレだった。

「おや、出来れば私らも混ぜて欲しいんですけど?」
「まあ目的は助かりたいと言うか……」

347倒せ!主催とレジスタンス!俺たち同盟軍!:2012/02/13(月) 02:03:07 ID:HIOCU20U
やってきたのは呉キリカ、美国織莉子、宇佐見蓮子、マエリベリー・ハーンの4人だった。

「そっちの2人は非戦闘員やな、戦力的に大丈夫かいな?」
「大丈夫よ、私いくつか戦闘用の支給品持っているし、それを貸してあげるわ」

カミツレはマリーと蓮子に向かってそう言った。

「それとチリで見つけたんだけど使えるかな?」

キリカは袋からロストアンクのコアメダルを取り出した。

「これも運命のめぐり合わせですね、アンク君もこっちに引き入れることが出来るでしょう」

真木がコアメダルを回収した。

「基地を運用するんだし雑用は必要だし、即採用ってことね?」

そう言ってローズマリーが4人を部屋へ案内する。

「そうだな、この同盟には善と悪も関係ない、ただ主催とレジスタンス打倒が共通認識だ」
「ではバグラモン、さらなる同胞のために我らは基地で待機しよう、マホロアも気になる」
「フム……」

レジスタンスVS主催の抗争の中で着実に対主催同盟が出来つつあった。

【二日目・8時10分/アフリカ・ネオ・アルカディア跡】

【ダークブレイン@バンプレストオリジナル】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品
【思考】基本:全宇宙を支配する
1:同盟軍を結成する
2:同盟軍のメンバー集める
※等身大の大きさです
※時々関西弁モードになります
※レジスタンスも主催が用意した舞台装置だと推測しています

【バグラモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】大剣装備
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者を皆殺しにし全宇宙を征服する
1:同盟軍を結成する
2:出来るだけバグラ軍を集める
3:同盟軍のメンバー集める
※次元を操る力は制限されています
※10/の能力は推測ですがある程度は見抜いています
※ビッグバンと情報交換しました

348倒せ!主催とレジスタンス!俺たち同盟軍!:2012/02/13(月) 02:04:08 ID:HIOCU20U
【呉キリカ@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】ダメージ(中)、ソウルジェムの穢れ(小)、興奮
【装備】ソウルジェム
【道具】支給品一式、カオスロワ8期のSS集、あぶない水着、その他不明
【思考】
基本:織莉子を目立たせる
1:邪魔する奴はぶっ殺す
2:織莉子と共に対主催同盟に加わる

【美国織莉子@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】健康、赤面
【装備】ソウルジェム
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:とりあえず打倒主催と身の保身
1:対主催同盟に加わる

【真木清人@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、ピチカー党、激しい怒り
【装備】キヨちゃん@仮面ライダーオーズ
【道具】支給品一式、ロストアンクのコアメダル
【思考】
1:ムカつく主催とレジスタンスにより良き終末を
2:世界改めてバトロワの良き終末
3:同盟軍に入ってアンク君を味方に引き入れる
※レジスタンスの情報を知りました
※キリカからロストアンクノメダルを受け取りました

【泉こなた@らき☆すた】
【状態】健康、ぶち切れモード
【装備】プロトバースドライバー@仮面ライダーオーズ
【道具】基本支給品一式、C80のカタログ、不明支給品
【思考】
基本:コミケを潰した主催と目障りなレジスタンスを1人残らず消す
 1:同盟軍に入ってレジスタンスと主催を潰す
※レジスタンスの情報を知りました

【カミツレ@ポケットモンスターBW】
【状態】健康
【装備】ロストドライバー、T2エターナルメモリ
【道具】支給品一式 、不明支給品
【思考】基本:ゲームに乗って殺し合いに勝ち、主催も始末する
1:同盟軍に入ってレジスタンスと主催を潰す
2:フウロは自分で決着を着ける
3:ヤッピーはいずれ始末する
※レジスタンスの情報を知りました

【ティアナ・ランスター@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】肩に軽い傷(血止め済み)
【装備】手榴弾×9、カミツレから貰った支給品
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:カミツレについていく
1:同盟軍に入ってレジスタンスと主催を潰す
2:拳銃女と剣を持った女に気をつける
※カミツレから支給品を貰いました
※レジスタンスの情報を知りました

349倒せ!主催とレジスタンス!俺たち同盟軍!:2012/02/13(月) 02:04:56 ID:HIOCU20U
【宇佐見蓮子@東方Project】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:とりあえず生き残ることを考える
1:生き残るために同盟に入る

【マエリベリー・ハーン@東方Project】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:とりあえず生き残ることを考える
1:生き残るために同盟に入る

【田中ぷにえ@大魔法峠】
【状態】健康、可愛い魔法少女スマイル
【装備】プリンセス・ロッド
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:世界征服を目指す
1:クーデターを起こした連中を皆殺しにする
2:同盟軍に入る
※10/の戦闘能力を知りました

【ローズマリー@明日のナージャ】
【状態】健康、可愛い魔法少女スマイル
【装備】闇の杖@CCさくら、ローズマリーカード@CCさくら
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:プリンセスになる
1:主催者を殺しこのゲームから脱出する
2:自分以外のプリンセスや魔法少女は全て殺す
3:同盟軍に入る
※10/の戦闘能力を知りました

【マルク@星のカービィシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品、デジタルビデオカメラ
【思考】基本:主催が気に入らないからぶっ潰すのサ
1:ぷにえとローズマリーと手を結ぶ
2:同盟軍に入る
3:後で同盟軍の同胞に10/の情報を公開するのサ
※10/の戦闘能力を知りました

350修正:2012/02/13(月) 02:06:29 ID:HIOCU20U
【呉キリカ@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】健康、ソウルジェムの穢れ(小)、興奮
【装備】ソウルジェム
【道具】支給品一式、カオスロワ8期のSS集、あぶない水着、その他不明
【思考】
基本:織莉子を目立たせる
1:邪魔する奴はぶっ殺す
2:織莉子と共に対主催同盟に加わる

【美国織莉子@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】健康
【装備】ソウルジェム
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:とりあえず打倒主催と身の保身
1:対主催同盟に加わる

に修正します

351終焉!タクアン・眉毛・テラカオス:2012/02/13(月) 15:00:45 ID:EJiXFJ1Y
「リボルケイン!」
「レッドレッド・メテオバースト!」

仮面ライダーBLACKRXと、リュウセイの攻撃が炸裂する。
だがタクアンはそれをかわすそぶりすら見せず、あろうことか防御もせずに直接受けた。

「何!?」

さすがのRXも、これには驚きを隠せない。
リュウセイのトムキャット・レッド・ビートルと、自分のリボルケインを防御もせず受けるなど、まさに自殺行為だ。

「おや最強の仮面ライダーもこの程度ですか?」
「馬鹿な!」
「RX!」

リュウセイの呼びかけでRXは咄嗟に距離をとる。

「そんな玩具じゃ私は倒せませんよ?」
「そうかい?じゃあ次はもっとキツめのを食らわそうかねぇ」
「行くぞ!お前!!」
「あいよあんた」

RXを庇うようにして、前に出たのは剛田夫婦。
二人は全身の気を拳に集中させる。そして同時にテラカオス・ドゥバイに叩き込んだ。
暗黒が支配する世界に、轟音と閃光が響く。

「凄い一撃だ」

RXは味方ながら、冷や汗を流す。それと同時に、これほどの強者が自分の仲間であることに安堵もしていた。

「随分と硬いねぇ」
「化け物め!」

だがRXですら冷や汗を流すほどの拳を喰らっても、尚ラカオス・ドゥバイはそこに君臨していた。
先ほどと全く変わらず、埃一つ付いていない。

「YOKODUNAァッ!!!」
「分かっている!」

ジャイアンの母の叫び声と同時に、再び剛田夫婦が拳に気を集める。
その、後ろではYOKODUNAがKIを完全に開放しGENKI-DAMAを作りだし天へ掲げている。
同じくイチローはレーザービームの発射体制に。松岡修造はスマッシュの体制にはいっている。

「リボルクラッシュッ!!!」
「アルティメット・レッドアウト・ゴールデンマキシマム・バーニングッ!!!」

同じくRX、リュウセイも全力で自らの最大の必殺技を繰り出す。

352終焉!タクアン・眉毛・テラカオス:2012/02/13(月) 15:01:24 ID:EJiXFJ1Y

何者をも粉砕する剛田夫婦の鉄拳が、強さのみを求めた続けた最強の力士YOKODUNAのGENKI-DAMAが
同じく最強の野球選手である、イチローの神業のようなピッチングが生み出したレーザービームが
炎の妖精、松岡修造の太陽をも超越した炎のスマッシュが、最強の仮面ライダーBLACKRXの悪を裁く正義の一撃が
最強のボーグバトラー天野河リュウセイの最強にして最大の必殺技が、混沌生命体テラカオス・ドゥバイという唯一無二の究極の存在に炸裂した。

「こ、これは……。ぬぐあああああああああ!!!!!」

「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」」」」」」」」

「す、凄い。あれならテラカオス・ドゥバイだって……」

離れたところで見守っていたKAITOはその光景に驚きを隠せなかった。
最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団が繰り出した、最強の必殺技。その美しき閃光に目を奪われてしまった。

そして勝てる。KAITOはそう思った。


「え?」


だからこそ彼は目の前の光景が理解できなかった。


「いい一撃でしたよ?皆さん」


最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団の繰り出した、最強の必殺技がテラカオス・ドゥバイの繰り出した醜悪な闇に飲み込まれた。


「あれを喰らってもピンピンしてやがんのか……。まいったな」
「そうだねぇ。これは不味いよ。アンタ」
「もっと熱くなれよぉ!俺のスマッシュ!!」
「ちょっとは自信があっただけに、こういう事されると傷つくなぁ」
「残りのKIはあと僅かだ。どうしたものか」
「間違いない!ゴルゴムに仕業だッ!!」
「もう駄目だ……。もうお終いだ……」


「ではこれでお終いにしましょう」


テラカオス・ドゥバイが最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団に手をかざす。

剛田夫妻は最後に互いの手を取り合う。
YOKODUNAとイチローは目を閉じ自らの死を悟る。
修造は諦めない。今だに熱い言葉を放つ。
同じくRXももう一度リボルクラッシュを放とうとする。
そしてリュウセイはヘタレる。安定の豆腐メンタルだ。



「大丈夫。痛みはありません一瞬で「待ちなさい!!!」

353終焉!タクアン・眉毛・テラカオス:2012/02/13(月) 15:02:07 ID:EJiXFJ1Y



瞬間、タクアンがかざした手を下ろした。


「なっあなたは……」


「沢庵宗彭だ!」


そう最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団の危機を救ったのは他の誰でも無い。
沢庵を最初に考えた人、沢庵宗彭だった!


「体がうごか・・・ない」
「無駄だ。全ての沢庵は私の支配下に置かれる」


馬鹿なとタクアンは思う。
何故、自分がこんな爺ごときに支配下に置かれるのか訳が分からなかった。

「どんなに進化しても、どうやらタクアンだけは排出する事が出来なかったようだな?」

沢庵宗彭のそう言われタクアンはハッとする。
そうか。自分の目の上に付いているタクアンのせいで自分は身動きが取れないのだと。
ならば、やる事は一つ。タクアンは自分の目の上に付いている二つのタクアンを取ると、それを口に放り込んだ。

「あいつ!自分のタクアンを食いやがった!!!」
「沢庵さん!危ないッ!!!」

驚くリュウセイをよそに光太郎が叫ぶ。

「なっ」

「死ね爺」

光太郎の叫びも虚しく沢庵宗彭は呆気なく影も形も残さず消滅した。




【沢庵宗彭@沢庵を考えた人】死亡確認

354終焉!タクアン・眉毛・テラカオス:2012/02/13(月) 15:02:52 ID:EJiXFJ1Y




「WRYYYYYYYYYYYYY!!!。沢庵宗彭が死んだ、今この瞬間、私は文字通り全てをぶっちぎりで超越したッ!」

「死ねエエドゥバイ!!!!」

「おや?あれが例の再生参加者の軍団ですか?丁度いいですね」

タクアンいやテラカオス・ドゥバイを討伐しにきた再生参加者達を一睨みすると
ゴミを払うかのように腕を振るう。瞬間全てが消滅した。



【再生地球に向かう途中にあった星の生物たち(2兆人)】
【再生別世界の人類(63億人)】
【再生巻き込まれた人たち×1万人】
【再生巻き込まれた人たち×50人】
【再生ジャギの手下達 】
【再生コミケ関係者×1000】
【再生乱闘に巻き込まれたコミケ関係者の半数】
【再生逃げ遅れたコミケ関係者の半数】
 死亡確認



「化け物だ……。勝てるわけが無い」

圧倒的な力の差にMEIKOは正気に戻り恐怖した。
こんな化け物に勝てるはずが無い。
そう判断した時、MEIKOは自分で自分の目の上に付いてるタクアンを毟り食い始めた。

「そうそれでいい。ここで逃げれば私の怒りを買い死は免れない。かといって闘っても勝ち目はない。
 ならば生き残る最後の手段は一つタクアンを食う。それだけです」

「かゆ・・・うま」

同じく神威がくぽ、バシャーモ、空気女(素で名前忘れた)もタクアンを毟り食い始めた。


最早この化け物を止める術はない。


気付けばKAITOもタクアンを毟って、それを食っていた。

355終焉!タクアン・眉毛・テラカオス:2012/02/13(月) 15:03:26 ID:EJiXFJ1Y


「フフフ……。さて今度こそ本当の止めと行きますよ?天野河リュウs(ry?」

突如テラカオス・ドゥバイは腹に激痛を感じた。

「ふ、フフフ……フハハハハ」
「あ、天野河リュウセイ何がおかしい?」
「お前馬鹿だろ?」
「はい?」

訳が分からなかった。
何故、自分がこのような下等生物に馬鹿呼ばわりされるのか、悔しいなどの感情の前に疑問が浮かび上がった。


「だってお前さ……。眉毛食ったら誰でも腹壊すに決まってるだろ?」
「私が食べたのは……。タクアンであって眉毛などdぐあああああああああ」

腹が腹が痛い。

激痛で手放しそうになる意識を辛うじて繋ぎとめる。


「だったら教えてやろう!お前が今まで、タクアンだと思っていたのは、本当は眉毛だったんだよォォォ!!!!!」


「そ、そんなああああああああああ!!!?」


テラカオス・ドゥバイの中で何かが崩れ去った。

今まで自分が信じてきたタクアンが実は眉毛だった?有り得ない!

そんなこと有り得ていい筈がないのだ!!!

356終焉!タクアン・眉毛・テラカオス:2012/02/13(月) 15:04:18 ID:EJiXFJ1Y


「嘘だ!!!」
「本当だ!現に今お前はお腹を壊してるじゃないか!!」


言い返せなかった。本当のタクアンだったら腹が壊れることなど有り得ないだろう。


「お、お腹がああああああ!!!!」

「混沌生命体テラカオス・ドゥバイ……。いや琴吹紬。それがお前の罪の重さだ」

「ぐうううあああああああああああ!!!!こんな事があああああああってええええええええたまるかああああああああ」

「重みあり重みを重みと呼び。重み無き重みは重みと呼ばず。沢庵宗彭の言葉だ・罪を償え!琴吹紬ッ!!!」

「こんなあああああああああああああ!!!!!!私がああああアアアアアアアアアアあああああああああ!!!!!!」


混沌生命体テラカオス・ドゥバイいや琴吹紬の体が砂の様に崩れ始める。
それと同時に今まで吸収した全ての力が吐き出される。




そう文字通り琴吹紬の最後が訪れたのだ。




「やったぜ……。勝治、パルキア……。倒したぜ……。テラカオス・ドゥバイを……」






「「「「「リュウセエエエエエエエイ!!!!」」」」





琴吹紬の消滅により崩れゆく暗黒世界の中、仲間の呼びかけにも応えずリュウセイは目を閉じた。

357終焉!タクアン・眉毛・テラカオス:2012/02/13(月) 15:05:03 ID:EJiXFJ1Y














【琴吹紬@けいおん!】死亡確認









【松岡修造@現実?】
【イチロー@イチローのレーザービームで人類滅亡】
【YOKODUNA@世界最強の国技SUMOU】
【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX】
【KAITO@VOCALOID】
【ジャイアンの父@ドラえもん】
【ジャイアンの母@ドラえもん】
 無事、暗黒世界より生還確認

【神威がくぽ@VOCALOID】
【バシャーモ@ポケットモンスターシリーズ】
【MEIKO@VOCALOID】
【    @ゆるゆり】
 眉毛消失及び、無事暗黒世界より生還確認





【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】 生死不明及び行方不明

358名無しさん:2012/02/13(月) 15:07:10 ID:EJiXFJ1Y
勢いでやった反省はしてるが後悔はしてない
後は夢オチでも何でも好きにして下さい

359皆さんお待ちかね、『あの人?』の登場ですよ:2012/02/13(月) 15:15:54 ID:HIOCU20U
「クックックッヒャッハッハッハッハ!!!ついに……ついに手に入った!!」

虚無から声だけがする。

「計画ではノイ・ドヴァイを倒したものの肉体を乗っ取る予定だったがまさかこいつとはな……」

声の主は自身の肉体を再確認した。

「では改めて主催本部へ帰還しよう、真の主催者としてな……参加者達よ、真の恐怖はここからだ!!」

真の主催者ことゼロは天野河リュウセイをの乗っ取り、ついに表舞台に姿を見せた。
テラカオスロワイアルは更なる佳境を迎えるのだった。

【二日目・???/???】

【ゼロ@星のカービィ3】
【状態】健康、リュウセイの肉体と融合
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品
【思考】基本:真の主催として光臨する
1:ご苦労だったよ、タクアン、リュウセイ……
※真の主催者らしいですがまだいるかもしれません
※リュウセイの意識を乗っ取り体も手に入れました

360名無しさん:2012/02/13(月) 15:17:38 ID:H2h3ooeE
なんかいきなり凄い展開になってたでござる

361ハンター×執行者×武人:2012/02/13(月) 17:23:47 ID:e.z7qzXY
【起】

 熊岡県(元GUNMA県)の赤城山。
 その赤城山のサービスエリアあたりにその三人はいた。

「おいおい、どういうことぜよ……」
「どうしたの、仁王君?」
「知り合いの名前でも呼ばれたの?」
「……逆ぜよ、知り合いが名前を読み上げてたナリヨ……」
「「!?」」

 放送直後、詐欺師・仁王は驚愕した。
 まさかチームメイトが主催者になっていたとは思わなかったからだ。
 その話を聞いた二人ももちろん驚愕した。

「で、どんな奴よ?」
「博麗、二郎の行列にいた眼帯付けてた老け顔のオッサンぜよ」
「ああ、いたわね、そんな奴も……」
「もしかして仁王君の学校の担任の先生とか?」
「……違うのう、あいつは俺のチームメイトぜよ」 
「「!?」」

 さらに驚愕した。

「俺はさっきも言ったようにまだ中学生……14歳ダニ」
「えぇっ!? 貴方、レンやリンと同い年なの!?」
「……嘘じゃないようね」
「プリッ」

 その時、三人は何かの気配を感じた。

「……二人とも静かに敵が来る」
「そんなのはとうに分かっとる……」
「ええ、それも複数ね」 

 しかも、複数。それも取り囲まれてる可能性もある。
 彼女たちが思ったとおりに前門には『執行者』、後門には『ハンター』が徘徊していた。


「ああ、何かめんどくさいことに巻き込まれたようね」
「……ごめんね」
「気にしないで、私が好き好んで首突っ込んだだけ、アンタのせいじゃない。
 それよりもこれからどうするかが重要じゃない?」
「……そうね、何か方法は……」
「……45パターン目」
「「えっ?」」

 仁王の頭に何かオーラを纏っていた。
 しかも、どこか他人のような気がしてきた。
 無我のオーラを頭に集中させて、逃走方法を考えていた。
 俗にいう『才気煥発の極み』。無我の奥の扉の一つである。

「ハク、博麗……今から俺の言うことをよぉ聞いとくぜよ」

 ――詐欺師、説明中……。
 
「……無茶苦茶じゃないの、それ?」
「本当に大丈夫なの、仁王君?」



「問題ない……Fレベルだ」



「「アンタ誰だよ!?」」
「プピーナ」

 左手に先程拾ったZセイバーを構える仁王。
 そして、彼はイリュージョンしたのだ、『ロックマンゼロ』に。
 あまりにも完成度が高いイリュージョンである。
 そして、二人に先駆け先陣を切る。

「ミッションを開始する」

 作戦通り走って行くロックマンゼ……仁王の背中を二人は見守った。

「本当にあいつ、中学生なのかしら?」
「これが若者の人間離れって奴よ……
 というか、空を飛ぶ不思議な巫女には言われたくないんじゃない?」
「プリッ」

362名無しさん:2012/02/13(月) 17:24:24 ID:e.z7qzXY
 
【転】


「なん……だと……?」

 執行者セーラはオサレ風に驚いた。
 ハク達がいると思われる場所の近くに全裸の男達が倒れていたのだ。
 時期にその中の数人がもごもごと蠢き始めた。

「グラサンを……返せ……」
「(グラサン……? あら、意外にかわいい眼……)
 貴方達一体、何があったの?」
「俺達のグラサンを………返せぇぇぇぇ!!!!!」

 ハンターにとってグラサンは命よりも大切なものである。
 それを失った彼らが正気を完全に失った。
 上からの指示を無視して、有無を言わずにセーラに襲い掛かる。

「俺達のグラサンはどこだぁぁぁぁぁぁ!!!」
「お前らが持ってるのは、分かってんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「おいてけよ!!! なぁ!! グラサンをおいてけよぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

 大変なご立派様を起てた正気を失った全裸のハンター達がセーラに迫る。
 しかし、セーラよりもハンター達は素早く動く。
 そして、逃げた先はダイナマイトを仕掛けている最中のアン達の元。
 
 
「セーラさん、どうし―――変態だ―――っ!!」
「逃げるのよぉぉぉぉぉぉ!!!」
「ちょっ……今、こっちに来たら、ダイナマイ……」


::::::::::::::::::::::::......   ........::::::::::::::::::::::::::: ;;;;;;;::::::::::::::::::
           γ ⌒ ⌒ `ヘ
          イ ""  ⌒  ヾ ヾ    ドガァァァァァァァァン.....
        / (   ⌒    ヽ  )ヽ
        (      、 ,     ヾ )
 ................... .......ゞ (.    .  ノ. .ノ .ノ........... ........
 :::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、、ゝ.....|  |..., , ノソ::::::::::::::.......::::::
  _ _i=n_ ._ [l_ .._....,,. .-ー;''!  i;;;〜−ヽ_ii_i=n_ [l h__
  /==H=ロロ-.γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ  ヾ 「!=FH=ロロ
  ¶:::-幵-冂::( (    |l  |    )  )=HロΠ=_Π
  Π=_Π「Ⅱヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ;;'':::日lTΠl:::....
 Д日lTl,,..:''''"   ""'''ー-┬ーr--〜''""   :::Д日lT::::
 FH=n.:::::'            |   |         :::FL日l」:::::
 ロΠ=:::::.:.        ノ 从 ゝ        .::田:/==Д::
 口=Π田:::.                   .::::Γ| ‡∩:::::
 Γ| ‡∩Π::....                ...:::Eヨ::日lTlロ::::
 Д日lTlロ_Π::::.......            ...::::::::田:凵Π_=H:::
 =Hロ凵Π=_Πロ=HロΠ:::.................:::::::::::口ロロH「l.FFl




【セーラ・クルー@小公女セーラ 死亡】
【アン・シャーリー @赤毛のアン 死亡】

 アンが持っていたダイナマイトが暴発し、執行者の何人かが死んでしまったが……


「「「「俺達は無敵だ!!」」」」


 ハンターは無敵であった。
 しかし、立派な一物は失ってしまった。

【ハンター×?体@逃走中】
【状態】全裸、少女マンガ目、一物焼失、常時無敵状態
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:参加者からグラサンを取り戻す
※参加者(ジョーカー等を含めて)を無差別に追跡します。
※グラサンを取り戻せば元に戻るかもしれません。

363名無しさん:2012/02/13(月) 17:25:01 ID:e.z7qzXY
 
【承】

 ハンター達を全裸にしたのはロックマンゼr……仁王ではなかった。

「ロックマンゼロ、奴は死んだはずでは? まさか、これが死者の蘇りというものなのか?
 ……しかし、先程のハンター達は口程にもなかったな……
 しかし、こいつらは不死身か? 服は斬れてもダメージが通らないとはな……」

 ハンター達から奪ったグラサンをかち割り、タクティモンが呟いた。
 彼は先程、熊岡県の操縦室のモニター画面にロックマンゼロらしき男が映った。
 そして、この場に来てみたものの、ゼロの代わりに居たのはハンター達ばかり。
 仕方なく、タクティモンは戦ったが、相手は無敵だった。
 しかし、無敵なのは身体だけ、服は無敵ではなかった。
 
「出来れば、武人としてもう一度、本気の奴と戦ってみたいがな……」

 そして、タクティモンはその場を後にした。
 
【タクティモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康、少々の興奮
【装備】妖刀ギラサメ
【道具】支給品一式、妖刀ギラサメ
【思考】基本:バグラモンとの合流を優先
1:復活したゼロと戦う
2:ダークナイトモンが正気に戻らねば介錯する

364名無しさん:2012/02/13(月) 17:25:34 ID:e.z7qzXY

【結】

 その頃、三人は遠目からその爆発を見ていた。
 勿論、全員これと言った手傷はなかった。

「仁王君……無茶苦茶な作戦思いつくわね」
「自分が囮になるなんて正気の沙汰じゃないわよ……」
「一番、成功率が高い奴を選んだだけじゃきに……」
「他に方法はなかったの?」
「……あったにはあったがのう……」

 その後の言葉を仁王は続けようとはしなかった。
 そう、仁王の予知した脱出方法はあったにはあったが……
 それはどれも『誰かが死ぬという未来』しか見えなかった。
 
 今の作戦ですら、確率は50:50であった。
 
「さぁて、行くとするかのう……」
「……分かってるわよ、アンタがその真田って奴に会いたいってことくらい」
「私は協力するよ、仁王君」
「……すまんのう」
「謝るなんてアンタらしくないわね」
「そうね……」
「プリッ」

【二日目・8時20分/熊岡県】
【弱音ハク@VOCALOID派生】
【状態】健康、決意
【装備】オルテガのマスクマント@ドラクエ3、斬鉄剣@FFシリーズ
【道具】支給品一式 、アグ○スの支給品
【思考】
基本:家族を救い、徹底的に抗う
0:熊岡県を探索する
1:レンを殺した奴は絶対に斬る
2:シャウトモンを信頼する
3:がくぽが言っていた妖夢と黒い服の女に少しの興味
4:バグラモンが気になる
※8期とは別人

【博麗霊夢@東方Project】
【状態】健康、少々のやる気
【装備】メダジャリバー
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、大量のセルメダル
【思考】
0:ハク達に協力するが、別に仲間になったわけじゃない、飯の恩を返すだけだからね!
1:二郎のラーメンを食べるために何かする。
2:とりあえず、主催者と異変を起こした奴をぶっ殺す。
※ハクが知る限りのレジスタンスの情報を知りました。

【仁王雅治@新テニスの王子様】
【状態】疲労(小)
【装備】テニスラケット、テニスボール、ゼットセイバー
【道具】参加者詳細名簿、血糊、その他不明
【思考】
基本;???
1:プリッ
2:真田に会う

365謝罪:2012/02/13(月) 21:37:13 ID:EJiXFJ1Y
すみません>>358は失言でした
嫌な事が重なり苛立った勢いでこんな事を書き込んでしまいました
気分を害された皆様すみませんでした

366名無しさん:2012/02/13(月) 23:20:48 ID:bxDR5Zwg
>>365
むしろあの展開を収集させてくれて感謝したいぐらいです

367アウトサイダー:2012/02/14(火) 15:44:24 ID:cuuOMdLE

「私、女神だけど、元の世界から拒絶された…………帰れない」

 その頃、アンゼロットは帰宅できないでいた。
 理由は上記の通り、元の世界、主八界から拒絶された。
 そして、仕方なくこの世界にまだいた。

「アンゼロットさん、どうやら貴女はカオスロワの呪縛に囚われたようですね」
「貴方は確か『名無し』さんでしたっけ? それよりもカオスロワの呪縛って?」
「一種の呪いですよ、呪い……そう、これから貴方はネタキャラ街道一直線ですよ」
「なんですって?」

 『名無し』はアンゼロッテを見て、苦笑する。
 しかし、その表情はどことなく虚ろである。その時、8/がやってきた。
  
「『名無し』さん、武器を持って来たぜ……って、その女8誰だ?」
「主催者の一人アンゼロットさんだけど?」
「何、アンゼロットだと……お前がすべての元凶だっての8分かってんだ!! 覚悟しろ!!」
「えっ?」

 いきなり、有無を言わずにアンゼロットを殴ろうとする。
 彼の目覚めた正義は男女の壁は無いのだ。所謂『必殺男女平等パンチ』である。
 しかし……

「止めときなさい」

 8/の動きがアンゼロットの寸前で止まった。
 『名無し』の左手にはドクドクと脈打つ何かが握られていた。

「ッ!? それ8俺の心臓……返し……」

 そう、8/の心臓である。
 僅か一瞬で『名無し』は8/の心臓を抜き取ったのだった。

「返しますけど、止まってくださいね」
「………8……や……く……!」
「ほらよ」
「……ガ8ァ……8ァ8ァ……死ぬかと思ったぜ……!」

 『名無し』が8/に心臓を返すのも一瞬だった。
 しかし、『名無し』には返り血など一切、付いていないかった、 

「……それでその呪いを解くにはどうしたらいいのよ?」
「お高く付きますよ? その前にここじゃ不味い。一旦会場に行きましょうか?」
「なんで?」
「……木を隠すなら森の中、人を隠すなら人塵の中です」
「私、もしかしてお尋ね者?」
「YES、That'right!! ここにいたら、恐らくは……危ない」
「………仕方ないわね」

 そして、アンゼロットは仕方なく会場に向かうことになった。
 そんな中、8/は一つだけ気付いたことがあった。

(まさか、アンゼロットが痴女だったと8俺にも見抜けなかったぜ……)

 見た目がバスタオル一枚にカブトボーグを持った女神だから仕方ない。

 
【二日目・10時20分/???・???】
【8/@TCBR】
【状態】半分改造済み、ミクに恐怖、正義に目覚めた、内臓がポロリ
【装備】無し
【道具】大量の銃火器と刀剣類。
【思考】基本:10/の打倒
1:『名無し』さんについて行く。
2:打倒アンゼロット!!!! ……のはずだったけど。
※ファントムのことを10/だと思っています。
※半分改造されていますが、中途半端な仕上がりです。
※時々臓器がポロリしますが、すぐに戻せば大丈夫なようです。

【『名無し』/@TCBR】
【状態】名前を奪われた
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本;『奴』の抹殺を優先。
1:一先ずマーダーとして動く。
※『真の主催者』です。

【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【状態】精神的極疲労、全裸にタオル、職場への不信、ネタキャラ街道爆走中
【装備】バスタオル、出来立てカブトボーグ
【道具】なし
【思考】
0:……ネタキャラにはなりたくないわね
1:まともな服が欲しい
2:レジスタンスの動きにも気を配る
3:新しい駒でも捜しますか
4:イシドを泳がせる
5:本当にどうして私ばかり……
※主催側です。
※マユリが帰ったことに気付いていません。

368その者、小動物頭脳故:2012/02/14(火) 16:27:27 ID:3Xw7pbEI
「いや、本当にお願いですから主催代行してください!」
「だから、話がよく見えないんだけど、要するにアンゼロットは主催者だったけど、嫌気がさして逃げたってこと?」

ルビーがジャンピング土下座をしつつベルとついでに黒の説得を行うが、
その二人の反応は冷ややか……というより、面食らって理解が追いついていなかった。
それを否定と受け取ったルビーは、横捻り開脚回転土下座でさらに粘る。

「本部いいところですから! お願いしますよ!」
「……ならば、何故アンゼロットは逃走を?」
「そ……それはそのちょっと、ちょっとだけ不幸な出来事が重なって」
「主に何があったか言ってみなさい」
「えーと、本部に飛んできた猥褻物の後始末をさせられたり、その猥褻物の持ち主に媚薬漬けにされて服を脱がされたり
 その時の様子を録画されて裏で黒服のおかずにされてたり、別の変態からもビッグマグナムで貫いてやるとか言われたり
 さらに仕事で研究室に寄ったらさらに別の変態二人の生○○ニーを見せつけられて、それからその変態の片方から
 顔面にケフィアをぶちまけられて、2時間かけてようやく落としたと思ったら、お風呂上り直後に真の主催様に有無を言わさず
 全裸にバスタオル状態でボーグバトルをするよう強いられて、ボーグがないって言ったら怒られて恥ずかしい罰を言い渡されて
 仕方なしに即行でカブトボーグを造ったら休み時間は終わりだから仕事しろって今度は仕事を強いられて……
 マイメロさんがケア担当だったんだけど、全然ケアになってなくてむしろ逆に胃に穴が開いて、ノイローゼになっちゃった。
 たったそれだけのことだったんですよ!」
「「うわぁ……」」

ルビーの口から、アンゼロットのこれまでのことが語られる。
しかしその内容はとても【たったそれだけ】で済ませられるものではなく、ベルでさえもが素で哀れんでしまうレベルだった。

「……参考までに聞くが、他の主催者はその時何をしていた?」
「えと……一人は歌姫に媚薬使って深夜に【ヤーン】なことした疲れで爆睡、一人は何故か変態を量産、一人は空気
 唯一まともな人も変態のオナ○ーを契約者だからとか見当はずれなことを言い始めて……」
「「うっわぁぁぁぁ……」」

黒もベルも、3歩ほど後退した。
どこがいいところだ。環境最悪というか、さっきから妙に変態チックなものが目立つ。
むしろ、アンゼロットはよく頑張った方である。忍耐力SSSクラスだろう。

「お願いしますよ! 代行で! 代行でいいんでなってくださいよベール=ゼファーさん!
 いやベール=ゼファー様! あ、そこのお兄さんも一緒でも構いませんから!」

顔面が地面に埋まるほどの超土下座をしながら、ルビーはまだまだ粘る。
ここで粘らねば、マイメロになにをされるかわかったものではないからだ。
……いや、わかる。【死】だ。それ以外ありえない。
主催者でも、死ぬのは怖い。誰でも死は恐ろしいものなのだ。
元主催者の一人、左慈もまた、空気化からズガン死するのを恐れて先手で帰ったのだから。

「お願いです! この通りッッッ!!! アタシを助けると思って!」

土下座しながら相手に贈り物をする必殺土下座で、ルビーはさらにさらに粘る。
渡したのはこの世界でも非常に美味なことで有名な【土下座最中】だ。

(……美味い)
(よし! 食いついた!)

そしてベルには効かなかったが、相方の黒が見事に最中に食いついた。
これはあともう一押しと確信したルビーは、最後の手段に出る。
使いたくは無かったが、誠意を見せる一番のアイテム。
今は亡き黒服の部屋から借りてきた鉄板その他の道具。

(するしかない……! 【焼き土下座】……! 正念場……! ここが私の人生の正念場……!)

もうきっと自分の顔は涙やらなんやらでぐしゃぐしゃだろう。
それでも、ルビーは覚悟を決め――

369その者、小動物頭脳故:2012/02/14(火) 16:27:57 ID:3Xw7pbEI
「おいお前達、いつまで外にいるつもりだ?」
「ひっ!」

鉄板を用意するより早く、扉が開いて中からありえない体躯と眉毛の男が現れた。
ホープの指示通り、彼と共に少数の戦力のみを連れて先にスイス基地についていたレジスタンス、アポリアである。

「いや……なんか知らないけど、私に主催者代行になってくれって……」
「……悪いが、この私のマシーン頭脳でもさっぱり理解不能なんだが……」

アポリアに見下ろされ、若干困った様子でベルは状況を説明した。

〜ぽんこつ説明中〜

「というわけよ……」
「わかっていただけましたか大きい人! 望むなら、あなたも代行してくれて構いませんから!」

ベルが説明を終えると同時に、ルビーはアポリアにも救いを求めた。
自分がこの先生き残るには、なんとしてもベルを連れて行くしかないのだ。
黒はおそらくもうおとしただろう。あとは、この大男さえおとせば……

「……話はよくわかった。ルビーとやら」
「あぁ……!」

ルビーは感動のあまり涙を流した。
やはり、しつこくても誠意を見せれば相手はいつかちゃんと分かってくれるものなのね――

「ところで、ここがどこだが知っているか?」
「え? スイスですよね?」
「スイスのどこだ?」
「レジスタンス基地前です」
「そうだ。看板が立っているからな。わかりやすいだろう。
 …………レジスタンスが、何に抵抗しているか、当然、理解しているな?」
「そりゃもちろん。こんなバトルロワイアルを開いた主催者たちを倒すため――」


ルビーは、そこで固まった。
ついでに、ベルと黒も「あっ」と小声で叫びつつ固まった。



「に、逃げ――」
「逃がさん! トラップ発動! 拷問車輪! デモンズチェーン! 永続魔法発動! 悪夢の拷問部屋!
 さらにバイサーデスとバイサーショックを召喚ッ! さあ、主催陣営のことを色々と吐いてもらおうか!」

ルビーはとっさに逃げようとするが、どこから用意したのかアポリアの執拗なカード攻撃によりあっさり捕獲された。
これから一体自分はどうなってしまうんだろう?
ただ少なくとも言えるのは、どうあがいても絶望しか待っていなさそうなことだけだった。

370その者、小動物頭脳故:2012/02/14(火) 16:28:45 ID:3Xw7pbEI
【二日目・10時30分/スイス・レジスタンス基地】

【ルビー@ジェルペット サンシャイン】
【状態】涙目状態、徹底拘束中
【装備】焼き土下座セット
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本;マイメロの命令で動く
1:ベール=ゼファーに代行をやってもらう
2:だってそうしないとアタシがマイメロに殺される!!
3:早くアンゼロット見つけないとマイメロに殺される!!
4:でもこのままでも殺されるかも!?
※マイメロの部下です

【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】硬直状態、アンゼロットに若干同情、黒にたらされてる
【装備】
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を殺す。アンゼロットは仕方ないので今は保留
1:手駒を集める
2:黒と行動する
3:そういえば主催者の手先だった!
4:三沢、土蜘蛛を警戒

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】硬直状態、たらし発動(本人無自覚)、アンゼロットに若干同情
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート、釣り道具
【道具】支給品一式、仮面、病院で回収した医療道具、車、土下座最中
【思考】基本:ゲーム脱出
1:銀を探す
2:ベルと行動する
3:そうだった……
4:三沢、土蜘蛛を警戒
5:最中を食べる
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『覚醒ヒロイズム』が流れます

【アポリア@遊戯王5D's】
【状態】健康、希望、アンゼロットに若干同情、ルビーを拘束中
【装備】機皇シリーズ一式、T-ウロボロス、その他カード
【道具】支給品一式
【思考】基本:レジスタンスとして主催を倒す
1:ルビーを尋問して主催の情報を吐かせる
2:ルビーの他に主催の手先がいないか警戒
3:遊星は無事だろうか?

371クロミ様がクロスミラージュを手に入れるようです:2012/02/14(火) 17:02:04 ID:2jc3Sfws
「クソ!マイメロの奴!まさか主催幹部になるなんて!」

自称マイメロディのライバルのクロミもやはりバトロワにいた。
まさか自分を差し置いて主催に抜擢されると聞いてクロミは怒り心頭だった。

「クロミもムカムカしているとお腹すくっち」
「うるさいよ!くちぱっち!」

クロミはくちぱっちと手を組んで早速復元の終わったアメリカへやってきた。

「ねえ、もしかしてアタシ達しかいない?」
「……食べ物はあるっち?」
「さっきからそればっかよね!」

仕方なくクロミとくちぱっちはほぼ無人と化したロサンゼルスを探索していた。

「みんないなくなっちゃって食べ放題っち!」
「無銭飲食は犯罪って……アタシは悪役だったの忘れてたわ」
「その声はクロミ様!」
「あっ!くちぱっち!!」

すると向こうからクロミの手下のバクとくちぱっちの友達のめめっちがやってきた。
どうやらこの2人もアメリカにやってきたらしい。

「クロミ様もご無事で何よりゾナ!」
「今までどこ行ってたんだい!」
「クロミ様を探してたまごっち星のレディと一緒にいろいろなところを回っていたゾナ!」
「レジスタンスの人達に匿ってもらったり、熊岡が危ないから逃げたりしたのよ」

この2人も相当な珍道中を繰り広げたと思うクロミだった。
クロミもくちぱっちと一緒に地球中いろいろ彷徨ったわけだが。

「とにかくみんなであの憎きマイメロと主催をぶっ飛ばすよ!!」
「その前にファーストフード店に行きたいっち!」
「お腹すいたゾナ〜」

クロミはずっこけたい気持ちを敢えて我慢した。
ここでずっこけたらアタシもネタキャラになっちゃうじゃないと思って。
それだけは認めてはいけない、どこかの女神とかぽんこつとは違うのだと。
それがクロミの信念だった。

「もういい、あんた達、付いてきなさい!」
「クロミさんだっけ、あなたも苦労しているわね」
「うるさい!!」

クロミはそう言うと今まで開けてなかった不明支給品を開けた。

「ねえ、何これ……?」
「説明書にクロスミラージュって書いてあるゾナ〜おもちゃみたいゾナ!」
「魔法使い用……クロミでも使えるんじゃない?」
「食べ物なら良かったっち!」
「あんたいい加減にしなさい!!」

運がいいのか悪いのか知らんが支給品クロスミラージュを手に入れたクロミだった。

372クロミ様がクロスミラージュを手に入れるようです:2012/02/14(火) 17:03:07 ID:2jc3Sfws

【二日目・10時10分/アメリカ・ロサンゼルス】

【クロミ@おねがいマイメロディ】
【状態】健康、マイメロに対する怒りと嫉妬心
【装備】クロスミラージュ@魔法少女リリカルなのはStrikers
【道具】支給品一式
【思考】基本:マイメロと主催をまとめてぶっ潰してヒロインになる
1:バク、くちぱっち、めめっちと手を組む
2:くちぱっちの腹を満たすためにファーストフード店へ行く

【バク@おねがいマイメロディ】
【状態】健康、空腹気味
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:クロミ様と一緒に行動するゾナ!
1:くちぱっち、めめっちと手を組むゾナ!
2:くちぱっちの腹を満たすためにファーストフード店へ行くゾナ!
3:がんばれクロミ様ゾナ!
4:マイメロが主催者とは驚きゾナ

【くちぱっち@たまごっち!】
【状態】空腹っち
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:生き残りたいっち
1:クロミについていく
2:ファーストフード店へ行くっち!
3:まめっちや他のみんなは無事だと思うっち

【めめっち@たまごっち!】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:生き残りたいっち
1:クロミについていく
2:クロミも苦労しているわね……

373新たなる決意!:2012/02/14(火) 17:05:23 ID:..GcMeB6
「今の放送どう思う?あんた達」

無事、暗黒世界から生還した最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団は、ゼロの放送について話し合っていた。

「信じられないな」
「奴は真のBO-GA-だ。アレはリュウセイの名を語る。偽者に違いない」
「俺も短い間だが共に戦ったからこそ分かる!確かに彼は悪に近い何かは感じた!だがこんな殺し合いを開くようなクライシスのような邪悪では断じて無い!」
「そうだ!本物のリュウセイはもっと熱い奴だった!あんな奴じゃ断じてない!」
「僕もそう思いますよ女将!」

ジャイアンの母の問いに、最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団はこう答えた。

「お前。もう分かってるんだろう?」
「そうだねアンタ。悪いねぇ、つい意地悪な質問をしちゃったよ。でもこれでやる事は決まったねぇ?」

そう彼は決意した。リュウセイの名を語る真の主催とやらを倒すと。

「OKAMI。恐らく真の主催とやらはリュウセイの体を乗っ取っている」
「どういう事だい?」
「さっきの放送の時もしやと思い、KIを探ってみたのだ。主催本部の場所までは分からなかったが
 リュウセイのKIと同じく別の邪悪なKIを感じた」
「成る程ねぇ。良い度胸だよ」
「となればリュウセイ君に体を取り戻させる方法も探さないとね」
「上等だ。待ってろよ坊主!」
「いいねぇ。久しぶりだよこんな感覚は……。行くよ!皆ッ!!!」

「「「「「おお!!!!!」」」」」

こうして最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団はリュウセイを救い出す為に進み始めた。

【二日目・10時05分/中国】


【松岡修造@現実?】
【状態】健康、熱血、テニスプレイヤー、真の主催に怒り
【装備】テニスラケット
【道具】テニスボール
【思考】基本:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に主催者を倒しリュウセイを救い出す!
1:仲間を集める


【イチロー@イチローのレーザービームで人類滅亡】
【状態】健康、最強の野球選手、真の主催に怒り
【装備】バット、グローブ
【道具】野球ボール
【思考】基本:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に主催者を倒しリュウセイを救い出す!
1:仲間を集める

374新たなる決意!:2012/02/14(火) 17:06:27 ID:..GcMeB6

【YOKODUNA@世界最強の国技SUMOU】
【状態】健康、最強の相撲取り、真の主催に怒り
【装備】まわし
【道具】ちゃんこ鍋
【思考】基本:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に主催を打倒しリュウセイを救い出す!
1:仲間を集める

【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】てつを、真の主催に怒り
【装備】キングストーン
【道具】不明
【思考】
基本:主催者と黒幕のゴルゴムを倒しリュウセイを救い出す!
0:リュウセイ君の体を乗っ取たのもゴルゴムの仕業だ!
1:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共にぶっちぎる!
2:悪を全て滅ぼす

【KAITO@VOCALOID】
【状態】健康 、真の主催に怒り
【装備】紫電改@ドリフターズ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:家族を守る
1:旦那と女将に着いて行き主催を倒しリュウセイを救う。
2:出来れば、二人に服を着てもらいたい

【ジャイアンの父@ドラえもん】
【状態】健康、全裸、真の主催に怒り
【装備】無し
【道具】支給品一式、首輪×2、その他不明
【思考】基本:妻と共にゲームをぶち壊し主催を倒しリュウセイを救い出す!
0:待ってろ坊主……
1:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に行く
2:必ずジャイ子を保護する

【ジャイアンの母@ドラえもん】
【状態】健康、全裸、真の主催に怒り
【装備】無し
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:夫と共にゲームをぶち壊し主催を倒しリュウセイを救い出す!
1:最強ボーガーボカロライダースポーツ軍団と共に行く
2:必ずジャイ子を保護する


※リュウセイが真の主催に乗っ取られていると分かりました

375新たなる性命体の誕生:2012/02/15(水) 00:34:28 ID:glJW9ZxA
二日目・11時20分、太陽系外部
三人の勇者の活躍によって次元戦団おちんちんランド軍は全滅、おちんちんランドも消滅、宇宙の危機は救われたのだった。

………しかし、あれで本当に全滅したのだろうか?
あれらの侵攻はこの宇宙だけだろうか?
たとえ本拠地であるおちんちんランドが消滅したとしても、別の次元や宇宙で生き残っているのではないのだろうか?


とまあ、疑問を投げかけてみたが、実のところ鏡音レンのちんこは絶滅しているので安心して欲しい。
他の宇宙に進出した幾つものおちんちんランド軍団は、いくつかは宇宙の崩壊に巻き込まれたり、宇宙戦争に負けたりもしていたのだ。
そして残ったちんこ達が生まれ故郷?である地球に戻ってきたのだが、そこで全滅した。
したがって、鏡音レンのちんこはもう一つ残らずなくなった。
念の為、赤字で宣言しよう。
【鏡音レンのちんこおよびおちんちんランド軍はどの今後一切テラカオスバトルロワイアルに登場しない】
っとね。


………とまあ、ここまで『おちんちんランド軍という脅威はいない』ことを強調してきたが、実は伏せていたことがあってね。
実は鏡音レンのちんこに代わる新しい脅威が出来上がっていたんだな、これがな。
ELS(エルス)っというのをご存知かな?
「地球外変異性金属体 (Extraterrestrial Living-metal Shapeshifter)」の略で、簡単に言えば金属生命体である。
詳しいことは省くが、ELSの特徴は、生物・無生物を問わず、接触した物質と融合する能力と、物質が有する能力を模倣する能力を持っていることである。
……もうここまで語ったら大体分ってもらえただろうか?
そう、実はとある宇宙で、おちんちんランド軍の一部とELSが遭遇しており、融合していたのだ。
そして誕生したのが、新たなる性命体ELOS(エロス)である。


【???/???】

【ELOS@???】
【状態】メタリックチンコ
【思考】
0:他の存在と『やりたい』(融合して気持ちよくなる)

376名無しさん:2012/02/15(水) 00:38:22 ID:glJW9ZxA
あ、エロスの綴りは「Eros」だったわ……修正せずにこのままにしておこうっと

377名無しさん:2012/02/15(水) 01:17:18 ID:wua.VyTA
テラカオスロワだから、多少のスペルミスは許されると思うよ

378 魔女の上でティータイムを:2012/02/15(水) 01:37:14 ID:wua.VyTA
「ふぅ……」

玄米茶を一口飲みながら、ドラQさんはほっと一息ついた。
ここはベルギーはブリュッセル。流れ流れて、ドラQさんはここに至ったわけで。
放送で、仲間であり居候先の敵でもあったジャイアンの死を聞いた。
しかし、それほど驚くことはなかった。なんでかって?ここがバトロワの会場だからだ。
いつ命を落としても、おかしくはない状況。
まあ、それなのに呑気にお茶しているドラQさんは結構滑稽な有様ではあるが。

「のび太君達は大丈夫でござるナリかな……」
そう呟きつつ、ドラQさんはどら焼きを1個頬ばった。

さてさて。滑稽なのはそれだけではない。
なにせ、ドラQさんがお茶休憩を取っている場所は……お菓子の魔女ことシャルロッテさんの上なのだから。
本人が気づくのはいつになるやら……。


【二日目・10時56分/ベルギー・ブリュッセル】

【忍者ドラQマン大百科@ドラえもん&キテレツ大百科&パーマン&忍者ハットリくん&オバケのQ太郎】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式×20、大量のどら焼き、玄米茶
【思考】基本:主催者をぶち殺すでござる。
1:

【ケニー・マコーミック@サウスパーク】
【状態】健康、シャルロッテの上、やや呆れ
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
0:生き残りたい。ってか死にたくない
1:ってか、そこのあんた気楽っすね。

【シャルロッテ@魔法少女まどかマギカ】
【状態】ほぼ満腹、ケニーとドラQを背に載せている(本人は気付いていません)
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
0:(不明)

379リンリンちゃんの苦悩:2012/02/15(水) 19:26:58 ID:PjJXyQN2
龍昇リンリンは椅子に腰掛けモニターを眺める。
片手に『危険ボーガーリスト』なる名簿を持ち、ペンを持つ手はまだかまだかと×印をつけるのを待っている。
黒服達から主催の現状報告に相槌を打って、主催本部復興対策を考えることも忘れない。

「山田一郎・・・・・・よし!」

ボーガーの死体を発見した彼女の表情に笑顔が宿る。
かつてリュウセイとも激闘を繰り広げたこともある、ボーグ界でも名の知れたボーガーだ。
早速名前に×をつけ、すぐさま次の死体を探す。
クリックを続け、次々と死んだ参加者達が映し出される。
恐怖に怯えながら死んでいった人、大切な人同士で抱き合って死んだ者達、
あるいはハンターに捕まったり、まぬけな死に方をしていった人々。

(正直気分が悪いわ)

リンリンは決して人が傷つけあったり悲しんだりするのを嘲笑う人間ではない。
あくまで非常識な考えを押し付けてくるボーガーどもが憎いだけだ。
リアリスト故に、バトルロワイアルがどれほど異常なものかはわかりきっている。
誰が生き残るか賭けを行っていた不謹慎な下っ端に殺意を抱いたことさえある。
だから謎の変態襲撃の知らせを受けたときは、ざまあみろとさえ思えた。

(でも、ボーガーは滅ぼさなきゃ!)

そんな極めて常識的な彼女がわざわざ主催に協力する理由は唯一つ、カブトボーグ及びボーガーの抹殺だ。

カブトボーグというものはおかしい。
ボーグバトルの際には激しい炎や竜巻、背後霊がかなりの頻度で出現する。
通称ボーグ魔法と呼ばれているカブトボーグの応酬は、時に大爆発さえ起こし、周囲への被害が半端なかったりする。
あのリュウセイもカブトボーグで堕ちてきた人工衛星を破壊したことさえあったらしい。
加えて当のカブトボーグは、他のカブトボーグの攻撃を受けなければ決して壊れることはない。
たった数台のカブトボーグで旅客機を支えて着陸させたニュースを聞いたときは、戦慄さえした。
最早玩具という言葉では済まされない兵器、それを扱うボーガーはコマンダーと言ったところか。

(今はボーガー達が馬鹿だから助かっているけど・・・・・・)

いずれ彼らが自身の相棒の恐ろしさに気づいたらどうなるか。
カブトボーガー達が結集して世界に侵略を仕掛けるかも知れない。というか元の世界で現に侵略されかけた。
戦車の大群をカブトボーグが蹂躙していく様子は本当に怖かった。

異常なものを扱っていると持ち主まで常識外れになってくるのか、ボーガー達も奇人変人が多い。
性格はもちろんのこと、兄の友人なんて元の世界じゃ何度も死んでは生き返っているし、宇宙空間で何故か生存しているし、
カオスロワ中だってリュウセイが戦車砲食らって普通に生きてるし、物理的にどうしようもないやつばかりだ。
『カブトボーグがないとただの子供の体』とは我ながら的外れなことを言ったものだ。
噂では、ボクシングのチャンピオンを倒せる格闘技術まで有しているらしい。
実のところ、リュウセイを捨てるように提案したのは実力云々ではなく、単にボーガーが嫌いなだけだったのである。
生かしてやったのは知り合い故の、最後の優しさというやつだ。


「リンリン、君は予想以上に働いてくれてるね」
「ノーベンバーさん・・・・・・」

自分をこの場に引きずり込んだ、悪魔のような男が肩を叩いてきた。
この男はわかっていたのだ。リンリンのボーガーへの憎悪を。
復讐の機会と安全を提供してくれたことはありがたいが、バトルロワイアルの主催一味という点で嫌悪せざるを得ない。

380リンリンちゃんの苦悩:2012/02/15(水) 19:27:30 ID:PjJXyQN2
「だけど君ももう引き返せないんだよ?」

ノーベンバーはリンリンの様子に気づいてせせら笑った。
極力無表情を通していたのだが、裏世界の人間は誤魔化し切れなかったらしい。

「それはわかっています・・・・・・」
「なら期待しているよ」

人殺しを催す常識知らず。ある意味カブトボーガーよりも性質が悪い存在だ。
こんなことをやっていることが両親に知られれば、確実に縁を切られるだろう。
だけどやってやる。
カブトボーガーを滅ぼせるならば、せめてそれまでは働きつくして退職金ふんだくってやる。
リンリンはノーベンバーをあしらうと、再びボーガーの監視作業に戻っていった。

【龍昇リンリン@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】アンゼロットの代行、ボーガー以外の人が死ぬことに罪悪感
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:全てのボーガーを滅ぼす
1:アンゼロットの代行として主催を運営する
2:主催本部の環境を改善する 
※ノーベンバー11が連れて来たアンゼロットの代行です

【ノーベンバー11@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康
【共通思考】
1:ゼロの意志に従いバトルロワイアルを運営する
2:新たなゼロの肉体を探す
3:アンゼロットの捜索を急がせる
※主催側です


【山田一郎@人造昆虫カブトボーグV×V 死亡確認】

381名無しさん:2012/02/15(水) 19:43:11 ID:KdxS1P5M
おい二回死んだぞ山田一朗w

382ゼロォォォォォプバトォォォォォル!!!!:2012/02/15(水) 20:33:34 ID:QpzOUyNw
「何なんだ一体……。どれだけ、俺は体を乗っ取られるんだよ……」
「お願いしますよ……。ゼロを倒せたら、体はお返ししますから……」
「駄目だ断る!」
「ゼロォォォォプ!」

リュウセイの体を乗っ取ったグーイだが直ぐに追い出された。
どうやらリュウセイの肉体がダークマター族に近くなった影響で、体の乗っ取りに耐性が出来たのだ。

そしてゼロ2はホープとの肉体の相性が、あまりにも良かった為。
超融合を起こし、希望皇ゼロープ2という新たな存在に生まれ変わってたりしていた。

「ゼロープ2さん何言ってるんですか?あーそれにしてもボーグバトルしたい……」
「俺もボーグバトルしてぇよ……」

二人は溜息を着いた。
するとレジスタンス基地から外の様子を見に巴マミが現れた。

「あっあれは確か魔法少女ですよね?」
「何それ?」
「なんか頑丈で強い体らしいですよ。ちょっと乗っ取ってきます」
「ゼロープ……」

数分後

「駄目だ。これは何か自分には合いませんね」
「ダークマター族て本当に迷惑な種族だな」
「ゼロォォォ……。ゼロォォォォプ!」

巴マミを乗っ取ったグーイだが体が合わなかったので直ぐに元に戻った。

「あーボーグバトルしてえな」
「ボーグバトルしたいですね……」
「ゼロープ……。ゼロォォォォ」

三人がそんな事を言っていると、レジスタンス基地の中で物凄い騒音が聞こえてきた。

「ボォォォォォグバトォォォォォル!!!!!!」
「ボーグバトルよ!!!」

見れば、さっき体を乗っ取った巴マミを筆頭にボーグバトルをしていた。
さっきグーイがマミを乗っ取った際に、マミもボーガー化していたのだ。

「そんな……。カブトボーグも無しに……」

グーイは驚いていた。カブトボーグも無しに、ボーグバトルするなんて異常過ぎると。
だがリュウセイは違った。支給の棺桶を取り出すとグーイにこう言った。

「グーイ……それは違う。熱きボーグ魂があれば……。俺達は何時何処でもカブトボーグ無しでも、ボーグバトルが出来たんだよ!」

そう叫ぶとリュウセイは棺桶と共にボーグボトルに乱入する。
ついでに、この棺桶はヘルシング外伝のあいつである。

「ゼロォォォォォプ!!!!!!」

同じくゼロープ2も突っ込んでゆく。

それを見たグーイはふっと笑った。

「そうか……。そういうことだったのか。俺が……俺達が……カブトボーグなんだ!」

そしてグーイも突っ込んでいった。





そしてボーグバトルを終えたゼロープ2、グーイ、リュウセイとレジスタンス達は

「ゼロォォォォォォプ!!」

「「「「「ボォォォォォグバトォォォォル!!!!!!」」」」」

ボーグバトルを通じ新たな友情が育まれていた。

383ゼロォォォォォプバトォォォォォル!!!!:2012/02/15(水) 20:34:41 ID:QpzOUyNw
【二日目・12時10分イタリア・レジスタンス基地】

【希望皇ゼロープ2@遊戯王ZEXAL+星のカービィ64】
【状態】ゼロォォォプ、常識知らずのボーグ馬鹿
【装備】ホープ剣(カブトボーグのかわり)
【道具】支給品一式、不明品
【思考】基本:ゼロォォォォォプ!!!!
0:ゼロォォォォォプバトォォォォォル!!
1:ゼロ……ゼロープ
2:ロゼープ
※ゼロ2とホープが超融合した姿です
※レジスタンスの仲間になりました。というか元々ここのリーダーです

【グーイ@星のカービィ3】
【状態】健康、常識知らずのボーグ馬鹿
【装備】タンス(カブトボーグのかわり)
【道具】支給品一式、不明品
【思考】基本:ゼロを倒してカービィの無念を晴らす
0:俺が……俺達がカブトボーグだ……
1:レジスタンスの仲間と共に行動する
※レジスタンスの仲間なりました
※グーイが憑依するとボーガー化するようです

【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】常識知らずのボーグ馬鹿
【装備】棺桶(カブトボーグのかわり)@HELLSING外伝
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催を倒す
0:ボォォォォォグバトォォォォル!
1:レジスタンスの仲間達と行動する
2:トムキャット・レッド・ビートルを取り戻したい
※レジスタンスの仲間になりました
※憑依に耐性が出来ました

【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、希望、症候群沈静化 、常識知らずのボーグ馬鹿
【装備】マスケット銃、ソウルジェム
【道具】支給品一式
【思考】基本:時間の許す限りレジスタンスに協力する
0:ボォォォォォグバトォォォォル!
1:死者の命を弄ぶ主催者は許さない
2:他の症候群仲間はどうしてるかしら……?
3:ダイアーさん……
4:ホープさん更にカッコよくなってるわ///
※一時的にレジスタンスの一員になっています

【イタリアのレジスタンスの皆さん】
【状態】常識知らずのボーグ馬鹿
【思考】基本:主催打倒
1:ボォォォォォグバトォォォォル!
2:他のレジスタンスとも合流したい

384さらば、熊岡県:2012/02/15(水) 23:48:43 ID:6SPBA3Ow
「マホロアさん?」
「なんでショウか?」
「いえ圭一さん達のことです、何故ここで開放したんですか?」
「何か見つかったんだソウデ自由に行動させることニしたんデス」

あの2人はここでおさらばでいいとマホロアは思った。
妖夢という心の拠り所も出来たのだ。
それにこれからは同盟での仕事もある。
熊岡ではなくアフリカに降ろしたのはマホロアのせめてもの情けだった。

(どうもマダ非情になれナイネ……ボクモ)

本当に自分は甘いと思うマホロアだった。
あの2人には情はなかったはずだったが。

「ダークブレインさんの言うとおりならこの辺りにいるんですよね?」

マホロアと妖夢は熊岡に降り立って探索を開始した。
ダークブレインの言っていることが正しいのならこの辺りに洞窟があるはずである。

「ハンターとヤラもいませんシ、急ぎマショウ」
「マホロアさん、ここに妙なマンホールがありマスネ」
「ここデスネ……いざ奈落の底ヘ」

マホロアと妖夢はマンホールを開けて降りていった。




「クッ……原因不明の爆発だと?」

タクティモンは突然の熊岡の爆発に少々動揺を隠せなかった。

「さては熊岡県を破壊しようとするものがいるようだな、いかん……どうすれば?」
「面倒なことになったなぁ……早く逃げる手はずはあるのか?」

タクティモンの後ろには体を再生最中の土蜘蛛とムゲ帝王がいた。
熊岡から一刻も早く早く逃げ出したいがここには脱出艇もない。

「何故用意せんのだ?」
「忘れてた……」

頭を抱えるタクティモンだった。
早くさっさとダークナイトモンの治療を済ませてバグラモンと合流したいタクティモンだった。
その時だった。

「ここですよね?」
「エエ、……いましたヨ」

マホロアと妖夢だった。

385さらば、熊岡県:2012/02/15(水) 23:49:39 ID:6SPBA3Ow
「お前達は?」
「タクティモンさん達ですね、魂魄妖夢……皇帝陛下からあなた方を迎えにくるよう言われました」
「その相方ノマホロアデス」
「皇帝陛下、まさかバグラモン様のことか?」
「そうデス、今ネオ・アルカディアにいます……丁度面子もソロッテいますネ」
「分かった、すぐに出よう……ムゲと土蜘蛛はダークナイトモンを」
「何かあったんですか?」

タクティモンは今までのいきさつを説明した。
はあとため息をつく妖夢とマホロアだった。

「とりあえずムコウで治療法を模索しまショウ、ボクも手伝いマス」
「助かる、もうじき熊岡は海に沈む」
「やっとこれでバグラモンに会えるのか、楽しみだぁ」

という事で未だに絶対安静中のダークナイトモンをローアに運び込み、脱出準備を進める面々。

「タクティモン殿?」
「なんだマホロア?」
「バグラモンの同盟者……ダークブレインニハゆめゆめ気をつけてクダサイ」
「そんなものと手を結んでいたとは……」
「一応ユウノウですけどネ、関西弁でお茶目デスガネ」

ローアは熊岡から離陸を開始した。

「熊岡が海に沈んでいく……」
「残った参加者はアフリカやマダカスカルとかザンジバル島に逃げるんデショウネ」

幾人もの参加者が脱出する光景を確認する一同。
海に沈んでいく熊岡を見つめつつマホロアと妖夢は脱力感に襲われるのだった。

【二日目・11時10分アフリカ上空・ローア艦内】

【ダークナイトモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】ウイルス感染、デッドリーアックスモンとデジクロス済み、ダメージ(中)、拘束中
【装備】ツインスピア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:この全世界に君臨する絶対の王になる
1:正気?
2:バグラモンに会うべきか?
※スカルナイトモンとデッドリーアックスモンのデジクロス体です
※モニターでロワ全体の内容を一応把握しました
※鏡音レンの一部データを刻み込まれました

【土蜘蛛@ぬらりひょんの孫】
【状態】ダメージ(大)、半身が崩れかけ
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:強い奴と戦いてぇ
1:マホロアの指示に従う
2:いずれバグラモンと戦う
3:体を回復させる
4:いずれ黒とベール=ゼファーともう一度戦う


【ムゲ・ゾルバドス帝王@超獣機神ダンクーガ】
【状態】健康、不安
【装備】レンジャーキー『オノレンジャー』
【道具】支給品一式、トング
【思考】
基本:全宇宙支配
1:タクティモンに従う
2:ズール皇帝をそのうちボコす
3:ワクチンと始祖ウイルスを探す
※モニターでロワ全体の内容を一応把握しました

386さらば、熊岡県:2012/02/15(水) 23:50:51 ID:6SPBA3Ow
【タクティモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康、少々の興奮
【装備】妖刀ギラサメ
【道具】支給品一式、妖刀ギラサメ
【思考】基本:バグラモンとの合流を優先
1:復活したゼロと戦う
2:ダークナイトモンが正気に戻らねば介錯する
3:マホロアと妖夢を信じる

【魂魄妖夢@東方Project】
【状態】強い決意、悲しみ
【装備】刀「月の桂」@月華の剣士
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いからの脱出および主催者を斬り潰す
1:ハーケンさん……
2:6/、赤屍蔵人、>>やおいを警戒
3:知り合いがいたら、合流したい。
4:がくぽとは決着を付ける。
5:初音ミクと8/を警戒。
6:ひとまずバグラ軍と一緒に行動する
7:マホロアについていく

【マホロア@星のカービィ Wii】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品、ローア@星のカービィ
【思考】基本:マスタークラウンを見つけて全宇宙を支配する
1:智樹と圭一を手駒にして探させる
2:ダークブレインと手を組むがリーダーにはさせない
3:マスタークラウンの代案も考慮する
4:ダークブレインの元へ戻る
5:しばらくは妖夢と付き合う
※レジスタンスに対して疑惑が生じています

※熊岡県はアフリカ近海に墜落した模様です。
※幾人かは脱出に成功したようです。

387連合軍の実情:2012/02/16(木) 16:52:36 ID:rXYuKs4Y
「しかし首領も国王陛下も随分と過激よね」
「嫉妬する気持ちは分かるが、5期のらきすた同盟やアンチ連盟の二の舞にならなきゃいいがな」
「大丈夫よ、今はレジスタンスとかいろいろ戦国時代だし」

『人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合』の構成員のマツバと猫村いろはは書類をチェックしながら話し合っていた。
ポケモンとボーカロイドのキャラだったがあまり目立てないので連合に入ったのだ。
マツバは連合やウィルスによって消去されたボーガーやボーグにチェックマークを記入していった。

「しかしKBウィルスだっけ?偶然過ぎよね、私たちの決起とほぼ同時刻なんて」
「それほどカブトボーグを憎む者が多かっただけさ」

『人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合』は一応現時点では主催と関係ない組織らしい。

「でも、何でカブトボーグ以外にも素晴らしい作品は多いのにカブトボーグばかり
妙に優遇されるの?」
「それを言ったらボーカロイドだって優遇されているだろう」
「私はあんな化け物の仲間はごめんよ、そこまで目立ちたくもないわよ」

いろはの気持ちも分かると思うマツバだった。
さすがにGウイルスに感染したり宇宙規模で脅威にはなりたくない。

「けど、天野河リュウセイって何者かしら?これまでのデータから妙に首輪の制限が効かないみたいね」
「まさか、ウルトラマンノアとかじゃないだろう?」

マツバにかつて8期で猛威を振るったウルトラマンノアの姿が脳裏に過ぎった。

「それはないわね、ノアは8期のラストで一応消滅しているわ、ダークザギが復活してたし
復活したかもしれないけど」
「じゃあなんであの少年は妙に運がいいんだ?」
「殺せば分かるんじゃないの?マリーランド国王陛下に優先的に抹殺するよう進言するわ」
「皆さん、お茶が入ったよ」

日本茶を持ってナズーリンがやってきた。
ナズーリンもまた目立ちたいためにこの組織に入っていた。
実のところとにかく目立ちたい者達の寄り合いではある。

「そっちの方はどうなっている?」
「トルコとルーマニアのボーガー狩りも大体終わったよ、まだ抵抗している奴らは多いけど」
「ウイルスで死んだはずじゃないの?」
「どうやら10人に1人は感染しないらしい、完璧なウィルスじゃないようだね」

やはり連合が直接殲滅しないとダメかと思ういろはとナズーリンだった。

「だがボーガーというのはしぶとい、最後の1人になっても抵抗して来るぞ」
「分かっているわよ、これ以上カオスロワをカブトボーグロワになんかさせないから」
「ボーグバトルとは恐ろしい宗教だよ、一刻も早く滅ぼさないとご主人も聖も危ない」

ボーガー殲滅派の3人はそういって次の仕事に取り掛かった。

388連合軍の実情:2012/02/16(木) 16:54:01 ID:rXYuKs4Y
【二日目・13時50分/???・連合本部】

【猫村いろは@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】キティちゃんグッズ一式、他に凶器とか
【道具】支給品一式
【思考】基本:カブトボーグ殲滅
1:キティちゃんのかわいさをわからないカブトボーグの奴らは殺す
2:リュウセイは必ず抹殺する
※8期とは別人です

【マツバ@ポケットモンスターHGSS】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:カブトボーグ殲滅
1:知名的にポケモンのほうが上だろ?
2:リュウセイは必ず抹殺する

【ナズーリン@東方Project】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:カブトボーグ殲滅
1:星蓮組を目立たせる



「こちらフランス方面、ボーガー残党どもを発見し全員射殺したよ」

『人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合』の柊つかさとアイム・ド・ファミーユは本部へそう報告した。
2人ともガスマスクと防弾チョッキをつけていた。

「まさか感染を逃れたボーガーがこんなにいたなんて」
「でもこの一方的な虐殺は本当に正しいんでしょうか……」
「……なら私達がボーガーに代わって目立てばいいと思うよ」
「つかささん……」

つかさとアイムは次の目的地へ向かう。

(私だって分かっているけど、これじゃ根本的な解決にならない……けど)

連合内にもボーガーへの殺戮について疑問に思う声があるのだった。

【二日目・14時20分/フランス】

【柊つかさ@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】アサルトライフル、手榴弾×10、コンバットナイフ、ガスマスク、防弾チョッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:国王の命令でカブトボーグ殲滅
1:本当にやっていることって正しいのかな?
2:9期でもらき☆すたを目立たせる

【アイム・ド・ファミーユ@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】アサルトライフル、手榴弾×10、コンバットナイフ、ガスマスク、防弾チョッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:国王の命令でカブトボーグ殲滅
1:本当にやっていることって正しいのでしょうか?

【ガルフストリーム笹本@人造昆虫カブトボーグ V×V】死亡確認
【ジャッカル佐々木@人造昆虫カブトボーグ V×V】死亡確認
※つかさとアイムに射殺処理されました

【栗松鉄平@イナズマイレブン】死亡確認
【五条勝@イナズマイレブン】死亡確認
※カブトボーグキャラではありませんがボーガーだったのでつかさに殺されました

【中之条 剛@日常】死亡確認
【田中@日常】死亡確認
※カブトボーグキャラではありませんがボーガーだったのでアイムに殺されました

389名無しさん:2012/02/16(木) 17:14:01 ID:Y0F/RHgQ
いろはさん・・・・・・人間の親戚まで化け物扱いしないでくだせえ・・・・・・

390動き出す者たち:2012/02/16(木) 17:57:26 ID:JTfIqYkQ
「おのれ!主催者及び、人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合 許 ざ ん !!」

ビッグバンオーガニゼーション総帥ビッグバンは怒っていた。
KBウィルスをばら撒く主催者と、罪無きボーガーを虐殺する人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合に対して。

「ところで何で貴方はウィルスに掛からないんですか?」

疑問に思った10/が尋ねてきた。

「ワクチンだよ」
「ワクチン?」
「そうだ。事前に私の組織の者を主催側の黒服としてスパイを送り込んでいたのだ。
 その彼が、最後に渡したくれたワクチンで何とか感染は免れている」

そう言い、ビッグバンは悲しげな顔を浮かべる。
それを見た10/は、空気を読み。口を閉じた。

「まったく……あれほど無茶は止めろと言って置いたのに……」
「……ビッグバン……」

10/と同じく永琳も察した。
だからこそ何も言えなかった。

「IS組を肉便器にする等という、下らん提案を黒服にするから、手の化け物にまとめて粛清されてしまったのだ……」
「「おい」」

こういうオチかと二人は溜息を着いていた。

「おい杉田じゃないか!」

声のする方向を振り向く3人、そこにはバイクに乗りスーツを着た男がいた。

「一条か?」
「ああ、久しぶりだな未確認生命体の件以来だな」
(あれ?未確認生命体?それに一条てまさか)

一条と呼ばれる男とビッグバンの会話を聞き10/は口を開いた

「二人はどういう関係で?」
「私が刑事をやっていた頃の知り合いだよ」
(悪の組織の総帥が警察て……)
「それよりも杉田。実は北朝鮮に五代が居るという情報を得てなこれから北朝鮮に向かおうと思うんだが来ないか?」
「いいだろう。私も同行させてもらおう」

ビッグバンも意外な経歴にビックリする10/と永琳であった。


【二日目・14時40分/韓国】

【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康、ワクチン接種済み、主催及びカブトボーグうざい連合に怒り
【装備】ダークサイド・プレジデント(ボーグカブト化)、仮面、マント
【道具】支給品一式、レジスタンス組織のメンバーリスト、不明支給品
【思考】基本:主催者及びカブトボーグうざい連合を倒し世界征服をする。
1:一条と共に五代の元に向かう
2:リュウセイが元に戻ったのでバグラモンと合流し同盟軍に入るのは保留
3:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
4:10/達と行動する
※バグラモンと情報交換しました
※着替えていますが、すぐに元の格好にもなれます。
※カブトボーグではなくボーグカブトという兵器なので禁止行為に引っかかりません
※アラブ首長国連邦のドバイ跡での調べ物を終えました
※10/の能力でリュウセイが元に戻った事を知りました
※クウガの杉田守道と同一人物のようです(中の人繋がり)

391動き出す者たち:2012/02/16(木) 17:58:02 ID:JTfIqYkQ

【10/@TCBR】
【状態】疲労(小)、雑用係、空気
【装備】ドス(短刀)@現実
【道具】支給品一式×2、自作のコンピュータ、コアメダル(クワガタ、カマキリ、バッタ、トラ×2)
、、  ティーセット一式、その他不明
【思考】基本:空気を読みつつ、空気になる。
0:意外な経歴だ。それにしても本物のクウガが見れるのか……。ちょっと胸熱
1:ビッグバン達と行動する
2:8/が気になる。
3:6/……
4:ファントム……

【八意永琳@東方Project】
【状態】健康
【装備】白衣、竹取ノ弓【迦具夜】@モンスターハンター3、矢×50本
【道具】基本支給品一式、薬の材料、10/が書いた同人誌、10/特製通信機、首輪のサンプル×?、その他不明
【思考】
基本:???
0:意外な経歴だ
1:しばらく、ビッグバン達と行動する
2:輝夜は大丈夫だろう……多分。

【一条薫@仮面ライダークウガ】
【状態】健康
【装備】コルトパイソン、ビートチェイサー2000
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合い止め主催を逮捕する
1:北朝鮮に向かい五代と合流する







「ビッグバンも動きだしたか」

暗闇の中、謎の首領は笑みを浮かべていた。

「悪いなリュウセイ。天才の俺には分かってしまったんだ。この世界はカブトボーグによって滅ぼされる。
 だから、そのカブトボーグを滅ぼすしか世界を救う方法は無い。平行世界の俺を殺したのもそのためだ」

謎の首領……一体何者なのか……

暗闇の中で謎の首領の笑い声が木霊した。

【二日目・14時40分/???】

【謎の首領@???】
【状態】正真正銘本物の天才
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:カブトボーグを滅ぼし世界を救う
1:これも全て世界の為だ。許せリュウセイ……

392スイス崩壊のカウントダウン:2012/02/16(木) 23:23:27 ID:rXYuKs4Y
「ついた……ルビーちゃんの反応もここで消えたんだよね?」
「マイメロ、いつでも全リビングデッドを放出できるよ」
「フラットくん、もう必要ないし全部出しちゃって」

マイメロは部下である友達のフラットくんに命令して残ったリビングデッドを全部スイス支部に放出した。
その数、1000人以上である。

「ちょっと多すぎたかな?」
「大丈夫、じゃあアンゼロットの元へ行くよ」

【マイメロディ@おねがいマイメロディ】
【状態】新しい主催幹部
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本;ゼロと共にバトルロワイアルを運営する
1:ルビーちゃん死んじゃったんだ
2:アンゼロットの安否が不安
3:スイス支部を壊滅させつつアンゼロットを確保する
※『真の主催者』の1人です。

【フラットくん@おねがいマイメロディ】
【状態】新しい主催幹部
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:マイメロに従う
1:マイメロと共にアンゼロットの確保
※マイメロの部下です



マイメロとフラットくんは別ルートでスイス支部に潜入するのだった。
だが他にもスイス支部に乗り込んだ侵入者はいた。

「いいですか、今回の任務はアンク君を見つけて仲間に迎え入れることと
レジスタンスの本拠地の場所を探ることです」
「これも織莉子のためだ、やってやるよ」
「面白そうだな、だが任務のことは忘れないで置こう」

同盟軍の真木、キリカ、ルーチェモンらもレジスタンススイス支部に潜入を果たしていた。

【二日目・13時50分/スイス・レジスタンス基地】
※スイス支部周辺は再生参加者軍団に包囲されました

【呉キリカ@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】健康、ソウルジェムの穢れ(小)
【装備】ソウルジェム
【道具】支給品一式、カオスロワ8期のSS集、あぶない水着、その他不明
【思考】
基本:織莉子を目立たせる
1:邪魔する奴はぶっ殺す
2:織莉子と共に対主催同盟に加わる
3:真木のサポート


【真木清人@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、ピチカー党、激しい怒り
【装備】キヨちゃん@仮面ライダーオーズ
【道具】支給品一式、ロストアンクのコアメダル
【思考】
1:ムカつく主催とレジスタンスにより良き終末を
2:世界改めてバトロワの良き終末
3:同盟軍に入ってアンク君を味方に引き入れる
4:スイス支部から本拠地の場所を探る
※レジスタンスの情報を知りました
※キリカからロストアンクノメダルを受け取りました

【ルーチェモン@デジモンフロンティア】
【状態】健康、フォールダウンモード状態
【装備】不明
【道具】支給品一式、世界樹の葉
【思考】基本:宇宙や人間世界を征服する
1:アルセウスと手を組んで主催とレジスタンスを滅ぼす
2:真木のサポート

393下手なシャレはやめなしゃれ:2012/02/17(金) 01:28:21 ID:L3AstBy6
「うぬ。いい感じに殲滅が進んでいるな」
人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合が副首領であり、マリーランド国王のエレファント55世はつぶやいた。

「人造昆虫カブトボーグ V×Vは今まで他のパロロワに出ておらず、
このテラカオスバトルロワイアル第9期が初出演だからって全員まとめて調子に乗っているな。
まったく、腹の立つ話だ。調子こいてるやつが世界で一番大嫌いなんだ」


まあ、実際そうなのだ。
この人造昆虫カブトボーグ V×Vは、所謂ホビーアニメであり、
荒唐無稽かつ、子供向けアニメとは思えないシュールでぶっ飛んだ内容なギャグアニメだ。
ニコニコ動画でも専門チャンネルが置かれ、さらなるブームを予感させている。
しかし、パロロワ界隈では妄想ロワスレの妄想名簿にしか名を連ねておらず
今の今までそれに出場したことは1度たりともなかった……あのときまでは。
かくて、第9期ではボーカロイドの皆さんに次ぐ登場回数を記録したわけで。そんなわけで。
まあ、そんな「調子こいてる」ボーガーの皆さんを許せなかったのがこの人造昆虫(中略)ウザい連合だった。
さて、解説はこれぐらいにして本編に戻ろう。

「さて、メンバーとちょっと連絡を取るか、暇だし」

いや、暇だからって……。

ザザザザザザ……ノイズ、砂嵐、それがやむとそこに映っていたのは1人の青年。

「ボーガーを倒して、ボーガー(ぼかぁ)幸せだなぁ!!」

満面の笑みで、青年はダジャレを言った。
国王さんは心の中で盛大にずっこけた。
ここでマジでずっこけようなら、文章が寒くなる上にネタキャラと化してしまうリスクがあった。
もっとも、国王さんはネタ満載のギャグアニメ出身なのだが。
気を持ち直し、国王さんは青年に言った。

「通信をつなぐなりダジャレを言う奴がいるか、岩田!」
「すみまサウザンド!」
「ぐぬぬ……今度ダジャレを言ったら、始末書だからな!」
「始末書……始末書をしまつs」

ツパーン。軽快な音と同時に、岩田が倒れこむ。

394下手なシャレはやめなしゃれ:2012/02/17(金) 01:28:53 ID:L3AstBy6
「安心して、気絶させた程度だから。でも、ごめんなさい。うちの若いのがばかやって。」
ハリセンを片手に、赤いリボンをつけた1人の女性が言った。

「これはこれはキティ君か」
「あ、ニャンまげもいます」
「あなたは聞かれてないでしょう……」

ニャンまげが落ち込んだのは言うまでもない。

「どうだ、オレゴンの方は」
「はい。いましがた、1人倒しました」

そう言って、キティと呼ばれた女性は物言わぬ死体となった1人の少年を指差した。

【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V 死亡確認】

「おいおい、またこいつか。しかし、死ぬ死ぬ詐欺ってレベルではないな、この少年は」
「まったくです」
「まあ、引き続き頑張ってくれたまえ」
「はい」

……プツン。
かくて、特にこれといったオチもなくこのパートは終わるのであった。

「いやー、オチがないと、オチつかないなー」

ギャフン!

395下手なシャレはやめなしゃれ:2012/02/17(金) 01:29:23 ID:L3AstBy6
【二日目・14時27分/???・連合本部】


【マリーランド国王(エレファント55世)@おねがいマイメロディ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本;人造昆虫カブトボーグ V×V関連を滅ぼす
1:首領は無敵だ!
※『人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合』の1人です。

【岩田さん@はれときどきぶた(テレビアニメ版)】
【状態】健康
【装備】拳銃、ガスマスク、その他殲滅に必要なアイテム
【道具】同上
【思考】基本;人造昆虫カブトボーグ V×V関連を滅ぼす
1:下手なシャレはやめなしゃれ。

【キティ・ホワイト@オトナグリコのCM】
【状態】健康
【装備】拳銃、ガスマスク、その他殲滅に必要なアイテム、ハリセン
【道具】 同上
【思考】基本;人造昆虫カブトボーグ V×V関連を滅ぼす
1:……同僚が不満だわ

【ニャンまげ@オトナグリコのCM】
【状態】健康
【装備】拳銃、ガスマスク、その他殲滅に必要なアイテム
【道具】 同上
【思考】基本;人造昆虫カブトボーグ V×V関連を滅ぼす
1:……いらない子ですか?

解説お姉さんの解説コーナー!
なんだか、キティちゃんやニャンまげの言動に違和感を感じなかった?
それもそのはず!彼女達はオトナグリコのCM『20年後のあのキャラ』出典だから。
でも、猫村いろはちゃんはこのキティちゃんに関してどう思ってるのかしら?
今度聞いてみようかな。

396思い出してあげて。一番悲惨な扱いのあのグループを:2012/02/17(金) 09:32:30 ID:ZSsdfhos
「魔法少女ですよー!」
「……」
(この娘、本当に駄目かもしれない)

くるくる回って見せるアンゼロットに、二人は妙な頭痛を覚えた。
一体何が、彼女をここまで変えてしまったのか?
しかしそれを考える暇も今はない。早く脱出しなくては。


「ち、マイメロ様はどこに行った!……うん?貴様は裏切り者のアンゼロットか。それにあの時の……
ちょうどいい、この場で引導を渡してくれる!」
「女神だろうとそんなの関係ねえええぇぇぇ!」

「お前は……!」
「ナイト・オブ・リビングデッド……!?まずい……!」

だがそんなアンゼロット達の前に、再生ミクトラン達が現れる。
その力は、幹部として観察してきたアンゼロット自身がよく知っていた。

「覚悟するがいい地上じごぱぁ!?」
「そんなのかんげえェアアァ!?」
「「!?」」

だが。
その屈強なはずのリビングデッドが目の前で再び死体に還った。
一方は巨大なネギで貫かれ、もう一方は原型をとどめないほどの轢死体に。

【再生ミクトラン@テイルズ オブ デスティニー】死亡確認
【再生>>やおい@現実】死亡確認

「野菜で僕に勝とうなんて甘いですよ。……ん?アンゼロットちゃん、無事だったみたいだね」
「よし、まずは幽々子様とクラウザーさんの仇を討てたな。ん?さっきのロリじゃないか」

左右からの挟撃でリビングデッドを葬ったのは、つい先ほどまでアンゼロットと共にいた二人の男であった。

「って、アンゼロットちゃん、その格好は……?」
「……!魔法少女です!あと、ちゃん付けで呼ばないでください。これでも女神なんですよ?」
「失礼しました。では、アンゼロットさんで」
「ロリで女神な魔法少女……どこかで見たような……だがアリだな」

血を流している以上、おそらく先ほどのリビングデッドと交戦しつつここまできたのだろう。
それでいて軽口を叩き、アンゼロットとも面識がある様子に、黒とベルは二人の男に質問を投げかける。

「何者だ?会議にはいなかったようだが……」
「あんたが黒だな。済まない、色々あって来るのが遅れたが、俺は不動遊星。
亡くなった幽々子様に何かと世話になった、アイスランド支部の生き残りだ」
「そっちは?アンゼロットと面識あるみたいだけど」
「ベール=ゼファーさんであってるかな?僕はラグナ。多分、ポーランド支部最後の生き残りです。
実は、ここに向かってる途中でアンゼロットさんを見つけて保護したんですが……
その直後に襲撃だなんて……」

こうして話をしている間にも、支部の崩壊は進んでいく。
皆、口には出さないが、支部の崩壊が外部からの攻撃だけではないことは理解していた。
要塞とまで呼ばれたこの支部を、一瞬で崩壊させるには、最深部の支柱を破壊するぐらいしかない。
そしてそれが可能なのは……この支部のリーダーであった少女しかいないということも。

……

397思い出してあげて。一番悲惨な扱いのあのグループを:2012/02/17(金) 09:33:40 ID:ZSsdfhos
黒を先頭に、彼らは脱出を目指す。

「そういえばあなた、どうやってアンゼロットをここまで?」
「……アンゼロットさん、喋るか実演して大丈夫ですか?」
「だ、駄目です!絶対に!あんな恥ずかしい……」
(恥ずかしい!?)
「……そうですね。元気になれたなら、もう逃避の必要もないですからね。
先ほどは、何もかも忘れさせるためとはいえ、僕もかなり本気でやっちゃいましたし……
申し訳ありません。二度と過ちを繰り返さないよう……」
「え……?」
(何もかも忘れる!?ヤる!?アンゼロットも何その表情!?)
「く、もう屈服印3と快刻印3済みだと!?どうやったんだ!俺とスターダストの初めては反発刻3から(ry」
(よ、よくわからないけど、これがオトナの世界なのね……!?)

とても逃走中の会話内容とは思えないが、全員足はちゃんと動かしているあたりさすがである。
そんな中で約一名。ベル様の様子が変だった。

「ね、ねえ黒?あたし達もちょっとだけ冒険してみない?」
「冒険……?支部を退きつつ襲撃者を仕留めていくのか?」
「……」

「む、出口だ!」

程なくして、彼らは脱出した。
しかし最後の支部を失い、本部の場所を知らない彼らには行くあてもない。
彼らがこれからどうなるのか?それはまだ誰にもわからない。

【二日目・15時05分/スイス・レジスタンス基地周辺】

398思い出してあげて。一番悲惨な扱いのあのグループを:2012/02/17(金) 09:36:47 ID:ZSsdfhos
【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】健康、アンゼロットに若干同情、黒にたらされてる、驚愕
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を殺す。アンゼロットは仕方ないので今は保留
0:オトナの世界……
1:手駒を集める
2:黒と行動する
3:アンゼロットは一体何をされたの……?
4:三沢、土蜘蛛を警戒

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、たらし発動(本人無自覚)、アンゼロットに若干同情、驚愕
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート、釣り道具
【道具】支給品一式、仮面、病院で回収した医療道具、車、土下座最中、通信機
【思考】基本:ゲーム脱出
0:スイスから退きつつ、アポリアからの連絡を待つ
1:銀を探す
2:ベルと行動する
3:ベルの様子が妙だな?
4:三沢、土蜘蛛を警戒
5:そろそろ最中を食いたい
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『覚醒ヒロイズム』が流れます
※二人ともレジスタンスのメンバーになりました。

【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【状態】肉体・精神極疲労、職場への決別、ネタキャラ街道爆走中、ボーグに嵌った、KBウィルス感染、決意、魔法少女化、やけっぱち
【装備】魔法少女の服装
【道具】バスタオル、出来立てカブトボーグ
【思考】
0:魔法少女になっちゃいましたーー!
1:上司(ゼロ)をぶっ潰す
2:ゼロを倒せる武器が欲しい
3:離脱できたけどこれからどうしよう
※マユリが帰ったことに気付いていません。

【不動遊星@遊戯王5D's】
【状態】健康、ダメージ(小)
【装備】遊星のデッキ、Dホイール、スターダストドラゴン(人型)
【道具】支給品一式、スイス支部から回収した物資
【思考】基本:主催を倒す
1:アポリアから連絡があったら謝罪する
2:スターダストォォォ!!!
3:アンゼロットやベルともやrいや何でも無い
※レジスタンスです
※8期との関係は不明ですが思考回路は一緒です

【ラグナ@ルーンファクトリーシリーズ】
【状態】健康、アンゼロットに同情、ダメージ(小)
【装備】首領パッチソード
【道具】支給品一式、通信機
【思考】基本:レジスタンスとして主催者を倒す
1:通信機に常に注意
2:しばらくアンゼロットの様子を見る
※レジスタンスポーランド支部のメンバーだったようです
※過去とは別人です

399思い出してあげて。一番悲惨な扱いのあのグループを:2012/02/17(金) 09:39:03 ID:ZSsdfhos
「……」

そんな彼らのあとを、騒がしいというか微妙にうざい喋り方だったロイドウザウルスが追う。
しかし彼が無口になってしまったのにも、理由がある。

(……ダレカニ、ミラレテイルキガシマース)

彼は、感じ取っていたのだ。
恐ろしく邪悪、かつ恨みの籠もった視線のようなものを。

【ロイドウザウルス@カブトボーグ+カオスロワ】
【状態】健康、アンゼロットのマスコット
【装備】メガネ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:アンゼロットのマスコットとして彼女に着いていく
1:コレガホントウノ、ゴランノ、アリサマテヤツデースネ!
2:キノセイデースカー?
※ロイドさんとの関連は不明です


……


『ね、ねえ黒?じゃあまずは食事でいいわ!食べ損ねたあなたの料理食べたい!』
『……わかった。ひとまず状況が安定したらだが』
『私が支部に入った直後に襲撃だなんて……』
『元気出してください、アンゼロットさん。お望みなら頭撫でから四重まで幅広く慰めますから』
『四重だけはもう結構です!』
『そういえば、イシドさんを見かけないが……』

逃走を続ける黒たちの会話。しかしこれは、機械から流れてきているものだ。
そう、ロイドウザウルスが感じていたのは、主催者の放った偵察機だったのだ。
そして、撮影及び盗聴内容を確認しているのは……

「「「「「ギギギ……」」」」」

おそらく、鬼であった頃の初音ミクが裸足で逃げ出すであろうほどの……
鬼を超え、修羅の形相となった少女たちだった。

「アンゼロットが不幸だと……?ベルがたらされているだと……?」
「それがどうした?四重とはいえ優しくして貰ったんでしょう?たらしてるのイケメンならいいでしょう?」
「むしろいじられてるのは遥かに優遇なんだよ……?」
「それにくらべてこっちは……!」

「「「「「初仕事は雑用!しばらくして鏡音レンにレイ!とどめに黒服による集団レイで肉器!」」」」」
「しかも相手はモブ千人だよ!?ふざけてるの!?」

少女らしからぬアウトな言葉が続くが、残念ながら彼女らの発言は全て事実。
アンゼロットの不運、ゼロ様のお茶目、文人の胃の安否などの陰に隠れているが……
主催者本部及びジョーカー参加者の中でぶっちぎりで不幸なのは……

「「「「「我ら執行者IS組だ!」」」」」


【二日目・15時05分/???・主催者本部】

400思い出してあげて。一番悲惨な扱いのあのグループを:2012/02/17(金) 09:42:11 ID:ZSsdfhos
【篠ノ之箒@インフィニット・ストラトス】
【セシリア・オルコット@インフィニット・ストラトス】
【シャルロット・デュノア@インフィニット・ストラトス】
【ラウラ・ボーデヴィッヒ@インフィニット・ストラトス】
【凰鈴音@インフィニット・ストラトス】
【状態】健康、かつてない怒り
【装備】各専用機
【共通思考】
1:肉器提案をした黒服を送り込んだビッグバンを最優先で殺す
2:ビッグバン殺害後、アンゼロット及びベルを殺す
3:さらに鏡音レンの家族、親戚も殺す
4:自分の境遇を悲惨とか不幸とか言ってる奴も殺す
5:本部の仕事はマスターハンド達に任せる
※マスターハンドの力により、全員復帰しました
※マユリに改造されているかは不明
※あまりの扱いに相当に怒ってます。何をしでかすかわかりません

401Meaning of Birth:2012/02/17(金) 11:34:01 ID:bfe7fBEc

「んっ? ああ……そういうことね」
「どうしたの?」
「すいません、ビッグバンさん、一条さん、永琳さん急用が出来ました」

 本当に急な用事だった。
 女の勘は時にカオス理論を凌駕する。 

「残念だけど、私は北の国行けなくなりました」
「そうか」
「本当に勝手なこと言って、申し訳ないです」

 頭を深々と下げて、三人に謝罪する。
 が、その顔には何か鬼気迫るものがあったのは言うまでもない。

「とりあえず、これを渡しておきます」

 そういって、デイバックからコアメダルをビッグバンに渡した。

「まるでこれから自分が死ぬみたいだな」
「……まぁ、そんなところです……それでは」

 そして、10/はそのままは走って去って行った。

「止めなくてよかったのか?」
「こっちには彼女が作った通信機がありますし、もしもの時はそれで連絡を取りましょうか」
「私たちも急ぐとしよう……出来れば日が暮れる前に」
 
 三人も目的地に急ぐことにした。
 
【二日目・14時50分/韓国】


【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康、ワクチン接種済み、主催及びカブトボーグうざい連合に怒り
【装備】ダークサイド・プレジデント(ボーグカブト化)、仮面、マント
【道具】支給品一式、レジスタンス組織のメンバーリスト、コアメダル(クワガタ、カマキリ、バッタ、トラ×2)、不明支給品
【思考】基本:主催者及びカブトボーグうざい連合を倒し世界征服をする。
1:一条と共に五代の元に向かう
2:リュウセイが元に戻ったのでバグラモンと合流し同盟軍に入るのは保留
3:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
4:永琳達と行動する
※バグラモンと情報交換しました
※着替えていますが、すぐに元の格好にもなれます。
※カブトボーグではなくボーグカブトという兵器なので禁止行為に引っかかりません
※アラブ首長国連邦のドバイ跡での調べ物を終えました
※10/の能力でリュウセイが元に戻った事を知りました
※クウガの杉田守道と同一人物のようです(中の人繋がり)

【八意永琳@東方Project】
【状態】健康
【装備】白衣、竹取ノ弓【迦具夜】@モンスターハンター3、矢×50本
【道具】基本支給品一式、薬の材料、10/が書いた同人誌、10/特製通信機、首輪のサンプル×?、その他不明
【思考】
基本:???
0:KBウィルスワクチンのサンプルが欲しい
1:しばらく、ビッグバン達と行動する
2:輝夜は大丈夫だろう……多分。


【一条薫@仮面ライダークウガ】
【状態】健康
【装備】コルトパイソン、ビートチェイサー2000
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合い止め主催を逮捕する
1:北朝鮮に向かい五代と合流する


◆ ◇ ◆ ◇ ◆

402名無しさん:2012/02/17(金) 11:34:42 ID:bfe7fBEc
 
「第一回放送の声の人、アンタだったのか!?」
「うん、そうだけど」
「アメリカ爆破8アンタが決めたのか?」
「まぁ、その場のノリでね」

 ???を抜け出した『名無し』と8/がやってきたのは韓国である。
 目的は勿論、『奴』の抹殺である。その道中、第一回放送の真実を聞き、8/は驚愕した。

 そして、彼らが出会ったのは……一人の女性だった。

「来ましたか……」
「お前は6/や10/と一緒にいた空気女!?」
「さぁ、殺しに来ましたよ! 10/!」
「えっ? この人が10/だったの?」
「そうだよ。やっさん」
「誰がやっさんだよ!」

 8/は度胆を抜かれた。
 まさか自分が倒そうと思っていた奴が『女』だったからだ。
 そして、自分に変なあだ名をいきなり付けたからである。
 しかし、この場に緊張感が漂っていた。

「まあいい、こいつは挨拶代わりだッ!! 内 臓 マ グ ナ ム ッ ! 」
「それ、俺の内臓ォォ!!」

 8/の内臓をもぎり取り、『名無し』は10/に向かって投擲する。
 しかし、10/は瞬時に足場を整えて、しっかりと足で地面を掴む。
 そして、地面からの反力を利用してドスを使い内臓を打ち返す。
 
「狙い打ちます!!」
「……8っ?」

 揺らいで、踏んで、乗せて、運んで、割れて、うねって、納め獲る。
 所謂、ダブルスピン打法。

「ぐへぇ……お花畑と三途の川が……俺を迎えに……」

 8/の内臓は見事に身体に戻った。
 しかし、同時に8/の臓器の位置少しがずれ込んだ。
 その衝撃で8/は再び気絶してしまった。

「ナイスバッティン!」
「そりゃどうも……というか貴方の首輪が無いのはやっぱり『アレ』ですか?
 主催者かジョーカーか……もしくはとんでもなく頭がいい参加者?
 願わくば、後者であって欲しいんだけどね、人生そんなに甘くないでしょ?」
「残念ながら前者です」

 そういって、『名無し』は8/のデイバックの中から九字兼定を取り出して構える。
 それを見て、10/も左手にドスを持ち構える

「お初にお目にかかります、私は主催者の『名無し』と申します」
「出来れば、お目にかかりたくなかったし、会いたくもなかった」
「そうですか……なら、死ね」

 一瞬だった。
 牙突のようなフォームから放たれた一撃。
 10/は辛うじて回避したが……
 
「『直死の魔眼』ですかい?」
「当たり、どう驚いた?」

 ……背後のビルが一気に崩れた。
 『名無し』の日本刀の切れ味は常軌を逸していた。
 いや、斬られたというよりもその存在を殺されたといった方が早い。
 後のビルの『死の点』を突かれたのだ。

「貴方の正体は大体わかりましたよ……」
「ほう、だったら当ててごらんなさいよ?」
「貴方は七期世界の最後で生まれて、何の因果かこの世界に辿り着いた……
 ……『◆6/WWxs901sのレプリカ』でしょ、私やそこで倒れてる彼(8/)と同じ」
「………ご名答、真名を『10/』というらしい、君と同じね」
「(……まさか、彼の記憶の一部か)ふぅん、それじゃ同じ名前だと書く人も大変だ」

403名無しさん:2012/02/17(金) 11:35:13 ID:bfe7fBEc
 
 『名無し』の日本刀が一閃する。
 しかし、10/は紙一重でのタイミングでバックステップして避ける。
 そして、覇気で出来た無数の龍を放つ。

「乱れ飛べッ、覇龍!! 機神ッ! 乱獣撃ッッ!!」
「ほう、機神拳使いですか……これはこれは厄介ですね」
 
 10/が放った覇龍は『名無し』によっていとも簡単に斬り捨てられる。
 かと言って、『無限の胡桃(黒)』を使うのも躊躇ってしまう。
 相手は同じレプリカ……いや、恐らく数段上の使い手であることを悟ったからだ。

(伊達に主催者を名乗るだけあるね)
「おや、『闘鬼転生』は使わないのですか?」
「生憎、まだ使う気にはなれない」

 最終奥義まで知られている。
 こちらが不利であることが完全に分かってしまった。

「今じゃ、私はこの世界の『因果律』すら自在に操れる。
 ……いや、全てがこの私の掌の上で踊っているにすぎない」
「ほう、そりゃ大層なこったぁ……力があるパロロワ主催者、嫌いじゃないわ!!
 ……でも、それじゃ、私を狙う理由にはならないんけどね!」
「……君はこの世界ではイレギュラーな存在のようだ……
 だからこそ……君を抹殺する、秩序を守るためにね!!」

 絶対的な力を持っているからこそのパロロワ主催者。
 故に力がある―――イレギュラーな存在を恐れる。
 七期での聖杯しかり、八期でのウルトラマンノアしかりである。
 
「はっ、言ってろ……混沌(カオス)に秩序(ルール)が必要だと?
 そんなことをほざいてる時点で……貴方の底が知れた……死ぬのは貴方だ!!」
「……とうとう、本性を表しましたか?」
「いや、今のはその場のノリで言っただけ」
「だろうね……あと他に言い残すことはあるか?」

 その『名無し』の問いに10/はこう答えた。 

「そんなものは必要ない……私が(ジャラッチャッ チャチャーチャ〜ン♪ミヨヨヨーン…)」
「へっ?」

 だが、次の瞬間、10/は突如出現したスキマにボッシュートされた。
 その場には『名無し』と気絶した8/が残った。
 『名無し』はその様子を見て、呆気に取られた。

「奴の勘の鋭さは異常だってのは分かったのが今回の一番の収穫だね……
 それとレジスタンスとのつながりがるってこともね……おやっ?」
「……………」
「来るのが一歩、遅かったですね……」

 その数秒後だった。
 再生6/がこの場を訪れたのは。

「私は一旦、本部に戻るか……
 君は、マイメロさんたちの援軍にでも行ったら?」
「……………」

 そして『名無し』が再生6/に指示をだした直後だった。

「……8ッ!? 俺としたことが気絶してたのか!?」
「うん、YESだね!」
「…………それよりも10/8?」
「逃げましたよ、私の強さに尻尾巻いてね……
 ……それと追撃も辞めた方がいい、手負いとはいえ、今の君じゃ勝てないよ、アレは」
「そうですか……『名無し』さん……俺……」
「――――力が欲しいか?」

 彼の願いの叶えるのは神か悪魔か、それとも―――――

404名無しさん:2012/02/17(金) 11:35:48 ID:bfe7fBEc
 
【二日目・15時10分/韓国】
【8/@TCBR】
【状態】半分改造済み、ミクに恐怖、正義に目覚めた、内臓がポロリ
【装備】無し
【道具】大量の銃火器と刀剣類。
【思考】基本:10/の打倒のために力が欲しい
1:『名無し』さんについて行く。
2:打倒アンゼロット!!!! ……のはずだったけどもういいか。
※半分改造されていますが、中途半端な仕上がりです。
※時々臓器がポロリしますが、すぐに戻せば大丈夫なようです。

【『名無し』/@TCBR】
【状態】名前を奪われた(と、思っている)
【装備】九字兼定
【道具】不明
【思考】基本;『奴(10/)』の抹殺を優先。
1:一旦、主催者本部に戻る 。
2:さて、これからどうしましょうか……
3:アンゼロットは放っておきましょうか。
※『真の主催者』です。
※『因果律操作』が出来ます。

【再生◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】
【状態】完全洗脳、人格崩壊、頭に爆弾
【装備】大量の胡桃
【道具】将棋セット
【思考】基本:主催のジョーカーとして動く
1:マイメロの命令で動く
※他のリビングデッド同様の処置を受けました



◆ ◇ ◆ ◇ ◆

405名無しさん:2012/02/17(金) 11:36:23 ID:bfe7fBEc
 

 
「さて、私のような空気キャラを捕まえて何をする気ですか?」
「貴女のような空気キャラがいるか!!
 ……と、言っておいて、なんだけどね……」
「?」

 全身を拘束された。
 恐らくは誘拐か神隠しにあったのだろうと思う10/。

「選びなさい。ここで死ぬか。私たちに協力するか」
「そんなの決まっている……私に因縁の相手が出来た。
 ここで易々と命を投げ出すにはいかなくなったのさ、これがね」
「そう」


 妖怪の賢者は誘い、黒き修羅は立ち向かう。


「奴の因果は私が――――――断ち切る」



【二日目・15時20分/???・レジスタンス本部】

【八雲紫@東方Project】
【状態】健康、レジスタンスリーダー代行
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】
基本:レジスタンス幹部として主催打倒に動く
0:『黒幕』を倒すべく一部の対主催に接触を試みる
1: 各支部と連絡を取ってみる。
2:幽々子……
※隙間を操る力は一部制限されています
※レジスタンスの幹部です。
 
【10/@TCBR】
【状態】疲労(中)、拘束中、脱空気
【装備】ドス(短刀)@現実
【道具】支給品一式×2、自作のコンピュータ、 ティーセット一式、その他不明
【思考】基本:『名無し』の因果を断ち切る。
1:ゆかりん(紫)たちに協力をせざるを得ない
2:8/が気になる。
3:6/……ファントム……妖夢が心配になってきた。
4;本物のクウガが見れなくなったのは。ちょっと残念

406絶望の先は絶望、されど……:2012/02/17(金) 12:23:47 ID:/e.u.GqY
見崎鳴と閻魔あいはある場所へ向かっていた。

「私達は空気だったのが幸いしたわね」
「ええ、とりあえず後始末だけはするわ」

二人が向かった先は……



「手の者が残っていたとは……」

2人はアポリアの目の前に現れた。

「彼女を返ししなさい、アンゼロット説得が不可能な以上……
最優先するべきことは彼女を取り返すことよ」
「断る、お前達主催に従う道理はない!」
「……貴方は深い絶望に立たされている」
「何?」

あいの突然の言葉に一瞬、動揺するアポリア。

「貴方は信頼していた仲間に裏切られた……その表情……焦りね」
「貴様、何故知っている!?」

ゆっくりアポリアに近づくあい。

「大体分かるわ、貴方の深層心理は」

依頼人に依頼された相手を地獄に流すあいは人間の深層心理にも長けていた。
一瞬でアポリアに深い絶望があることを見抜くのだった。

「すぐにでもその人をいたい、けどレジスタンスの責務もある……それの板ばさみね」
「だ、黙れ!!」

マイメロを放り投げてアポリアは頭を抱え始める。
だが、あいはさらに続ける。

「ならそのジレンマ……捨てればいいのよ」
「捨てるだと?」

あいはアポリアの顔に近づいた。

「そう、さっさとレジスタンスという肩書きを捨てなさい……本当にしたいことをするの」
「…………」

アポリアはゆっくり崩れ落ちた。
あいは特に何もしなかった。

「行くわ、見崎鳴……マイメロは回収よ」
「この男の精神……崩壊寸前ね」

鳴とあいはマイメロを回収するとすぐに立ち去った。
残されたアポリアはこう思った。

「魔理沙……お前の言うとおりだ、もうレジスタンスはやめだ、私もすぐに合流するぞ」

アポリアは決心した。
魔理沙の言うとおり、レジスタンスはもう終わりだ。
なら人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合に付くと。

(お前達が正義だったな……結局……)

407絶望の先は絶望、されど……:2012/02/17(金) 12:24:24 ID:/e.u.GqY
【アポリア@遊戯王5D's】
【状態】絶望、悪の芽生え
【装備】機皇シリーズ一式、T-ウロボロス、その他カード
【道具】支給品一式、通信機
【思考】基本:レジスタンスをやめ人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合に入る
1:魔理沙……ニャン丸……すぐに合流する……
※人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合に寝返りました



「任務完了ね」
「さて、これでようやく裏方に戻れるわね」

マイメロを回収した2人はそのまま本部へ戻った。

【二日目・15時20分/スイス】

【マイメロディ@おねがいマイメロディ】
【状態】新しい主催幹部、気絶
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本;ゼロと共にバトルロワイアルを運営する
1:……

【見崎鳴@Another(アナザー)】
【共通思考】
1:真の主催のエージェントとしてバトルロワイアルを運営する
2:ゼロの指示を待つ
3:マイメロを回収して本部へ帰還する
※主催側です。



【閻魔あい@地獄少女】
【共通思考】
1:真の主催のエージェントとしてバトルロワイアルを運営する
2:暴走するリビングデッドを粛清しまくる
3:ゼロの指示を待つ
4:マイメロを回収して本部へ帰還する
※主催側です。
※巴マミの代わりに鏡音レンは野比玉子症候群に感染したと推理しています

408名無しさん:2012/02/17(金) 13:46:50 ID:Wmmqawls
主催やってる時点で悲惨も糞もないと思うがw

409えげつねぇな:2012/02/17(金) 22:18:11 ID:Ev/Op9kw
ええ……。そうですね。なんていうかそのボーガーを舐めてたっていうか……。

味方なのに冷や汗かいちゃいましたよ。

本当、常識知らずのボーグ馬鹿ていうか彼らの外道さの恐ろしさを私はまったく知りませんでしたよ……。

ボーガーの本当の強さって、そのカオスさなんじゃなくて、その容赦ない外道さなんだと再認識しました……。

【月の国の大臣(ローマン)@ふしぎ星のふたご姫】死亡確認
【ルド・グロリア@スーパーロボット大戦L】死亡確認
【タイラント(赤座あかり)@ゆるゆり&バイオハザード】死亡確認
【G第4形態(神威がくぽ)@VOCALOID&バイオハザード2】死亡確認
【北朝鮮の人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合の下っ端@色々】死亡確認

単刀直入に言おう。北朝鮮のアンチカブトボーグ連合は全滅した。
他の誰でも無いビッグバンの手によって。

「えげつねぇな」

永琳は後にこう語る。


そうですね。北朝鮮に入ったとき、私達はボーグアンチ連合に襲われたんですよ。

私は戦闘になると思って構えましたよ。ただ、そんな中ビッグバンスイッチを押したんです。

え?て思ったときには、私達が居た場所以外は全て消し飛んでたんです。

驚きでしたね。でも更に驚きだったのが、ボーグアンチの連中以外の参加者を一条さんが全員避難させてた事ですよ。

もうジェバンニが一晩てレベルじゃないですね。

それでも、まだ化け物や幹部クラスの連中が残ってたんです。

これは今度こそ戦闘かと思ったら、始まったのは一方的な虐殺でしたよ。

だってビッグバン何時の間にか、ゼロが宇宙各地に設置したロケットランチャーを回収してたと思ったら無限バンダナで乱射ですよ?

気付いたら奴らの死体だけが転がってましたよ……。



「どうやら、ここに五代は居ない。ムー大陸に向かったようだ」
「ならば我々もそこに向かおう」
「ところで何時の間に爆弾なんて仕掛けたんだ?」
「ビッグバンオーガニゼーションの情報網を舐めないで貰いたいな。一条」
「何だそれ?」
「言ってなかったか?今、私は悪の組織の総帥をしているのだよ」
「そうか。警察を辞めたと思ったらそんな事を……」


外道ていうか、本当容赦ないですよね。

でも味方だと凄く心強いからいいや。

410えげつねぇな:2012/02/17(金) 22:19:24 ID:Ev/Op9kw
【二日目・16時40分/韓国】


【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康、ワクチン接種済み、主催及びカブトボーグうざい連合に怒り
【装備】ダークサイド・プレジデント(ボーグカブト化)、仮面、マント、ロケットランチャー、無限バンダナ、謎スイッチ
【道具】支給品一式、レジスタンス組織のメンバーリスト、コアメダル(クワガタ、カマキリ、バッタ、トラ×2)、不明支給品
【思考】基本:主催者及びカブトボーグうざい連合を倒し世界征服をする。
1:一条と共に五代の元に向かう
2:リュウセイが元に戻ったのでバグラモンと合流し同盟軍に入るのは保留
3:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
4:永琳達と行動する
※バグラモンと情報交換しました
※元の格好に戻りました。
※カブトボーグではなくボーグカブトという兵器なので禁止行為に引っかかりません
※アラブ首長国連邦のドバイ跡での調べ物を終えました
※10/の能力でリュウセイが元に戻った事を知りました
※クウガの杉田守道と同一人物のようです(中の人繋がり)

【八意永琳@東方Project】
【状態】健康
【装備】白衣、竹取ノ弓【迦具夜】@モンスターハンター3、矢×50本
【道具】基本支給品一式、薬の材料、10/が書いた同人誌、10/特製通信機、首輪のサンプル×?、その他不明
【思考】
基本:???
0:KBウィルスワクチンのサンプルが欲しい
1:しばらく、ビッグバン達と行動する
2:輝夜は大丈夫だろう……多分。
3:味方だと心強いけど敵には絶対に回さない


【一条薫@仮面ライダークウガ】
【状態】健康
【装備】コルトパイソン、ビートチェイサー2000
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合い止め主催を逮捕する
1:ムーに向かい五代と合流する
2:悪の組織の総帥て給料いいのかな?

411修正:2012/02/17(金) 22:25:23 ID:Ev/Op9kw
>>410

【二日目・16時40分/北朝鮮】

412道化は水面下で暗躍する:2012/02/17(金) 22:33:35 ID:/e.u.GqY
「アルセウスくんから報告はあったのサ、スイス支部は崩壊サ」
「首輪の解除方法と主催本部やレジスタンス本拠の場所は分かったかね?」
「……それは無理だったらしいのサ、しかしドクター・真木の損失は痛いのサ……」

司令室でマルクとバグラモンは情報をまとめていた。
状況的にはレジスタンスに変わりウザイ連合が危険対主催勢力になったことと
マホロアの話によると熊岡も崩壊したようである。
弟とタクティモンも加えられたのは本当に幸運だった。

「当初の目標であるレジスタンスは滅亡したのは喜ばしいことサ、
ただ問題は反カブトボーグ原理主義者どもサ……」

たしかに新しい勢力の登場は予想外である。

「あいつらはそのうち思想の相違で内乱が起こるだろう」

やはりと思うマルクだった。
まあボーガーの掃除は向こうがやってくれるはずだから放置していても問題はない。
マルク的にはおそらく連中はビッグバンとリュウセイを殺すために総力を回すだろう。
最大の懸念は連合が全く切り札を見せてないということだけだが。
おそらく本気でリュウセイとビッグバンを殺すなら連合など名乗らないのである。

「テロ主義者とはそういうものサね、ところでアルセウスくんじゃないけど幾つか面白いもの見つけたのサ」
「説明して欲しいね」
「ボクもあの時、単独で行動していたんだけど面白い人員を確保してきたのサ」

マルクとバグラモンは医務室へと赴いた。
そこには疲労で眠っている博麗霊夢がいた。
ちなみに隣には同じく昏睡中のダークナイトモンもいる。

「彼女か、まさか生き延びていたとは……」
「知り合いだったのサ?」
「少しな、それで彼女をどうしたい?」
「とりあえずこちらに落とすためにカミツレさんとティアナに任せたいのサ……
時間は掛かると思うのサ」

マルクは人望に長けるカミツレの方が適役だと思った。
バグラモンもその意向に従った。

413道化は水面下で暗躍する:2012/02/17(金) 22:35:01 ID:/e.u.GqY
「今後はレジスタンス残党を受け入れたり、首輪解析が出来る人材の確保が必要サね……
ボクは優先的に人間じゃなくなりつつある天野河リュウセイの抹殺とマホロアくんのマスタークラウンの
探索を重点的にするべきだと思うのサ」
「前者はともかく、後者は魅力的な案だな……ダークブレインも同意的だ」

レジスタンスは消えたとはいえ同盟にもやることは多い。
むしろさらに増えたというべきである。

「ところでサ、またレジスタンみたいな対主催ってまた一から出来る可能性ってあるのサ?」
「……何故聞く?」
「万が一の可能性サ」
「……30%くらいか」
「確かにまだ生き延びている奴らとか影の薄い対主催が集まればありうる話サね」
「それとマルク、そろそろ決めねばなるまいな」
「何の話サ?」
「同盟の正式名称だよ」

確かにそれは決めてなかったと思うマルクだった。

【二日目・16時50分/アフリカ・ネオ・アルカディア跡】

【バグラモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】大剣装備
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者を皆殺しにし全宇宙を征服する
1:同盟軍を結成する
2:出来るだけバグラ軍を集める
3:同盟軍のメンバー集める
※次元を操る力は制限されています
※10/の能力は推測ですがある程度は見抜いています
※ビッグバンと情報交換しました
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました


【マルク@星のカービィシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品、デジタルビデオカメラ
【思考】基本:主催が気に入らないからぶっ潰すのサ
1:ぷにえとローズマリーと手を結ぶ
2:同盟軍に入る
3:後で同盟軍の同胞に10/の情報を公開するのサ
4:みんなで同盟の名前決めるのサ
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました

【博麗霊夢@東方Project】
【状態】疲労(小)、気絶中
【装備】メダジャリバー
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、大量のセルメダル
【思考】
0:???
※マルクに保護されて同盟軍の施設にいます

【ダークナイトモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】ウイルス感染、デッドリーアックスモンとデジクロス済み、ダメージ(中)、拘束中
【装備】ツインスピア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:この全世界に君臨する絶対の王になる
1:正気?
2:バグラモンに会うべきか?
※スカルナイトモンとデッドリーアックスモンのデジクロス体です
※モニターでロワ全体の内容を一応把握しました
※鏡音レンの一部データを刻み込まれました

414最初の人の告白:2012/02/18(土) 13:21:57 ID:gdlEF0ac
「残った面々はこれくらいですか?」
「すまん、貴音……」

クロガネ内で貴音に対してドギーが頭を下げていた。

「いえ、ドギー殿のせいではございません、まず『人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合』
の出現はさすがに想定外の範囲です、それと霧雨魔理沙の裏切りついてもこちらでは予測されていない事態だったのは、
言うまでもありません」
「とにかく我々だけ助かったのが不幸中の幸いか……」

レーチェルもため息をついていた。

「ですが、首輪を解析してくださる有志の方々と合流できたのは不幸中の幸いです」
「まめっちと言っていたな、彼の解析技術には目を見張る」
「今後は潜伏しつつ、機会を伺い首輪解析を進めるしかないだろう」

ドギーもチンクもまた落胆の色は隠せなかった。

「ドギー……さっきからリーダーと通信しようとしているが全く繋がらない」
「どういうことだ?」
「繋がらないと言うより専用回線が存在してないと言うべきな」

貴音は最悪の展開を考えたが今は口を出さないことにした。

「それでは私は有志の方々の様子を見てきます」
「ウム、よろしく頼む」

レーチェルに見送られて貴音は客室へと向かった。

「貴音か、本当に俺達を受け入れたことには感謝する」
「当然のことでございます」

鬼道は言った。
それに対して貴音はそう返した。

「それでどれくらい首輪の解析は進んでいるのでございます?」
「貴音さんらの提供してくださった、首輪を元にようやく本格的な解析に入ることになりました」
「どうやらお役に立てることが出来て何よりです」
「メンドーだね、本当にレジスタンスは滅亡するなんて……リーダーはその時、なにをしてたんだい?」
「それが各支部が攻撃中、リーダーは代行を紫殿に任せて音信普通に……」

レジスタンスは誰もが疑問に思わなかったが貴音だけはこの部分が引っかかっていた。

「とにかく生き残った貴音達と俺達だけで新勢力と主催に立ち向かうしかない」
「ああ、今は雌伏の時だ」

円堂とタイキも納得した。

「とりあえずドギー殿はこのまま南米で機を伺うと申しております、今後もご協力してくれますね」
「ああ、状況が状況だからな、少しでも助け合う仲間は必要だ」

鬼道と貴音は握手を交わした。
レジスタンス滅べどその生き残り達の目は死んではいなかった。
だが、彼らには非情に残酷な展開が水面下で進行中だったとは知らなかった。

415最初の人の告白:2012/02/18(土) 13:23:32 ID:gdlEF0ac
【二日目・16時45分/クロガネ艦内】
【レーツェル・ファインシュメッカー@バンプレストオリジナル】
【状態】健康
【装備】クロガネ、小型拳銃
【道具】支給品一式、大量の料理、その他不明
【思考】
基本:殺し合いの破壊
1:ドギーと行動を共にする
※ジロリアン十二神将の一人です。

【ドギー・クルーガー@特捜戦隊デカレンジャー】
【状態】健康
【装備】マスターライセンス
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:殺し合いの破壊及び主催者逮捕
1:レーツェルと行動を共にする
2:出来れば、アイムを保護したい
3:デカレンジャーの皆とも合流したい。
※レジスタンスのようです。

416最初の人の告白:2012/02/18(土) 13:24:06 ID:gdlEF0ac
【四条貴音@THE IDOLM@STER】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明支給品、首輪のサンプル多数
【思考】
基本:レジスタンスのメンバーとして主催打倒を目指す
1:暫くは潜伏する
※レジスタンスです
※ジロリアン十二神将の1人です


【チンク@魔法少女リリカルシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明支給品
【思考】
基本:レジスタンスのメンバーとして主催打倒を目指す
1:暫くは潜伏する
※レジスタンスです

【チェレン@ポケットモンスターBW】
【状態】健康
【装備】メガネ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:ロワからの脱出
1:暫くは潜伏する
2:ベルやアララギ博士の安否が不安


【円堂守@イナズマイレブンGO】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品、レジスタンス組織のメンバーリスト
【思考】基本:主催を倒してこゲームを壊す
1:今は仲間を集める
2: タイキと鬼道と行動する
3:レジスタンス組織のメンバーを探す
4:暫くは潜伏する
※8期とは別人です


【工藤タイキ@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:主催を倒してこゲームを壊す
1:今は仲間を集める、シャウトモンらと合流もする
2:暫くは潜伏する


【鬼道有人@イナズマイレブンGO】
【状態】健康
【装備】メガネ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:このロワを阻止しつつ秘密を探る
1:タイキと円堂と行動する
2:暫くは潜伏する
※過去のカオスロワとは別人です


【まめっち@たまごっち!】
【状態】健康
【装備】解析ツール、ノートPC
【道具】支給品一式、不明支給品、首輪のサンプル×5
【思考】基本:ゲームから脱出する
1:鬼道一行と行動しつつ首輪解析を行う
2:暫くは潜伏する
3:ちゃまめっちやたま友の安否が不安


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417最初の人の告白:2012/02/18(土) 13:25:14 ID:gdlEF0ac

「ようやくこっちに戻ってきたか、伏羲よ」
「わしの用意した余興はどうだったか?」

ゼロは伏羲と名乗る者と話をしていた。

「素晴らしい舞台装置だったよ。君がオルテガに接触し、レジスタンス結成を促進させ、
対主催の結束力を固め、最高潮になった時点で突き落とす……悪魔のようなプランだ」
「悪魔か……」

桃を齧りながら男は言う。

「君の正当な評価だよ、レジスタンスが攻撃されることを知りつつボーガーさえも匿ったからな……」
「個人的に非常に楽しい暇つぶしにはなったが少々期待していたオルテガには残念な気分だったのう」
「まあ良い、君の希望通り暫くは主催は干渉を抑えゲームの運行を見守るとする」
「レジスタンスも消えたからのう、残ったのは殺し合いを増長させる者ばかりだ、
わし個人もただの一参加者に戻ってもうしばらくはバトルロワイヤルを楽しむとするかのう」
「君の事だ、これでおとなしくしているとは思えん」
「期待に沿うように動くとするよ、わしの正体を知っている面々もほとんど死におったしな、
生き残っているのは紫ぐらいだ、彼女がどう立ち直るかも楽しみだ」
「君は残酷な男だ、片割れの王天君の影響かね?」

伏羲はそれには答えなかった。

「では次に会ったら敵同士かもしれん、達者でな……虚無よ」
「ああ、最初の人……」

伏羲はそのまま闇に消えていった。

【二日目・16時50分/???・主催本部】

【ゼロ@星のカービィ3】
【状態】健康、常識知らずのボーグ馬鹿、ワクチン接種済み
【装備】トムキャット・レッド・ビートル(キングストーン吸収)、ゼロ様専用カブトボーグ(自分の手作り)
【道具】不明
【思考】基本:真の主催として君臨する
1:ボーガーは少ない方がいい
2:伏羲……
3:新しい体を探す。出来る限り丈夫で強い体を
4:トムキャット・レッド・ビートルが手に入ったぞ!
※リュウセイとは融合解除しました
※真の主催者らしいですがまだいるかもしれません
※主催者なのでカブトボーグを持っていても禁止行為に引っかかりません

【伏羲@封神演義 (漫画)】
【状態】健康
【装備】打神鞭)、太極図、誅仙陣、万仙陣
【道具】不明
【思考】基本:???
1:しばらくはバトロワを楽しみことにする
2:レジスタンスには悪いことをしたのう
※レジスタンスのリーダーだったようです
※今後は一参加者として行動するようです

418修正:2012/02/18(土) 13:31:20 ID:gdlEF0ac
×「それが各支部が攻撃中、リーダーは代行を紫殿に任せて音信普通に……」
○「それが各支部が攻撃中、リーダーは代行を紫殿に任せて音信不通に……」
に修正します

419Vモデル……!そういうのもあるのか……:2012/02/18(土) 21:27:18 ID:zBBdzFDw
「そうか……。情報、ありがとう、マダムジェニファー」
「だから、私の名前はルイズ!何度言ったら分かるの!!」
「 ? そういえば、前見た時より若いね。マダム」
「当たり前でしょ!私は、そのマダムじゃないんだから!!」

スイス基地と間違ってイギリス基地にきてしまったリュウセイ、マミは現在マダムジェニファーと合流していた。
そこで、マダムからリュウセイ達は主催側、ディバイン・カオス、カブトボーグはウザイ連合についての情報を得ていた。
これ程の情報を持っているとは、流石はマダムジェニファーといったところである。

「俺達は行くよ。マダムも気をつけてくれ」

リュウセイはマダムに背を向ける。

「やっぱり、行くのね。リュウセイ」
「ああ」
「……分かってるの?敵は強大よ。いくら貴方でも危険すぎるわ……」

マダムの言うとおりだった。確かに、リュウセイはテラカオス・ドゥバイを倒し世界を救った英雄だろう。
だがそれは仲間が居たからだ。修造、イチロー、YOKODUNA、南光太郎、剛田夫妻、KAITO、沢庵……そしてマンソン。

特にマンソンの音楽センスには、全員が助けられた。
マンソンが居なければ今頃、全員宇宙の藻屑だった筈だ。

だが、そんな仲間達はもう居ない。全員この世を去ってしまっている。

「それでも……行くの?」
「……。ああ」
「そう……。本当、男って馬鹿よ。サイトもアンタも……」

マダムは思い出す。自分を逃がすために、ボーグうざい連合にたった一人で戦いを挑んだ今、無き恋人を……。



【平賀才人@ゼロの使い魔】死亡確認



「……。待ちなさいリュウセイ。これを」
「これは?」

これから戦場に向かおうとするリュウセイをマダムが引きとめ、ある物を渡した。
そのある物に、リュウセイは驚きを隠せなかった。

「トムキャット・レッド・ビートルVモデル……」

そう、それは以前リュウセイが世界大会にて使用した、トムキャット・レッド・ビートルの強化版。
リュウセイは既に無くなっていたと思っていた。

「マンソンがね……。いざって時の為にって……」
「マンソンが……。でも禁止行為に引っかかる筈じゃ……?」
「そうならないように、ちゃんと細工してあるわ。それと後もう一つ」

マダムはもう一つのマシンをリュウセイに渡す。

「シーザー・カエサル・エンペラーまで……」
「これは、眼帯を着けた男から預かったわ。自分より貴方が持つほうが相応しいって……。勿論これも細工済みよ」
「眼帯?まさか……な」

リュウセイは二つのマシンを握り締める。

「持って行きなさい。その棺桶だけじゃ不安でしょ?」
「まってマダムジェニファー。貴女はどうするの?」

リュウセイの前から去ろうとするマダムをマミが引き止める。

「さぁ?サイトも死んじゃったし……」
「なら私達と行きましょう!」
「でも……」
「何時いかなる時でも、希望は捨てちゃ駄目!どんな時でも必ず絶望は希望に変わるわ!!」
「……そうね。ならその言葉を信じて私も着いて行かせて貰ってもいいかしら?」
「勿論だ!行こう!マダムジェニファー!!」

それを聞きマダムは既に捨てた筈の希望を思い出した。
そして笑みを浮かべた。

「……ありがとう。でも一つだけ言わせて。私はマダムじゃないわ」

420Vモデル……!そういうのもあるのか……:2012/02/18(土) 21:28:35 ID:zBBdzFDw
【二日目・16時30分/イギリス基地】

【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康、ワクチン接種済み、ゼロ、ボーグうざい連合、ディバイン・カオスに怒り
【装備】トムキャット・レッド・ビートルVモデル(細工済み)、シーザー・カエサル・エンペラー(細工済み)
    棺桶@HELLSING外伝
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催、ボーグうざい連合、ディバイン・カオスを倒す
1:マミ、マダムジェニファーと行動する
2:トムキャット・レッド・ビートルを取り戻したいが最悪叩き壊す
3:ここイギリス基地だったのか……
4:眼帯の男……。まさか……?
※憑依に耐性が出来ました
※マシンに細工してあるので禁止行為には引っかからないようです

【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、希望、症候群沈静化、ゼロ、ボーグうざい連合、ディバイン・カオスに怒り
【装備】マスケット銃、ソウルジェム
【道具】支給品一式
【思考】基本:時間の許す限りレジスタンスに協力する
1:リュウセイ、マダムジェニファーと行動する
2:他の症候群仲間はどうしてるかしら……?
3:どんな事があっても希望は絶対に捨てない
4:他の生き残りのレジスタンスが気になる
※一時的にレジスタンスの一員になっています

※マダムジェニファーから主催、ボーグうざい連合、ディバイン・カオスについて情報を得ました


【ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール@ゼロの使い魔】
【状態】健康
【装備】杖
【道具】支給品一式
【思考】基本:リュウセイに着いていく
1:サイト……
2:私の名前はルイズよ!


「これいいんだ。主催に成り下がった俺が持つよりもリュウセイ……。お前がそのマシンを持つのが相応しい……」

真田はそう悲しげに呟いた。

【二日目・16時30分/???・主催本部】


【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】左目に眼帯、首輪解除
【装備】黒いジャージ&テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、神威がくぽが作った木刀
【道具】支給品一式、鎧輝@クラッシュギア、不明支給品、ぶっ壊れた特別支給品
【思考】
基本:ただ勝つのみ
0;ロイド……
1:主催側として暫く動く
2;どんな戦いでも全力で勝利を狙う
3:これでいい……
※主催側になりました。

421それぞれの決意〜混沌の街の中で:2012/02/19(日) 14:47:09 ID:0DyPfbFU
「あーひどい有様だね、これがバトロワって奴かい……」

クロミとバクとくちぱっちとめめっちは死体だらけの街を進んでいた。

「なんかカブトボーグ狩りで処刑された人らしいゾナ」
「何でこんなひどいことをするんだっち……」
「これがジ・アースの人のやり方?」

同行者の3人もこの異常性にはただ恐怖しかなかった。
あのくちぱっちですら食欲が消えうせていた。

「きっとこれもマイメロの仕業だよ、ちくしょう……」

クロミも内心、こんなくだらない殺し合いについては否定的だった。
元々マリーランドが平和的で戦争もない世界だったかもしれないがとにかく虫けらのように人を殺せる状況を許せなかった。
捻くれていたが心のうちには正義の部分はあったのだ。

「押さえてよクロミ、ここで怒っても何も解決にならないわよ」
「……そうだったね、そういえばレジスタンスって滅んじゃったのね」
「一般人から聞いたゾナね、生き残りはいるらしいゾナ」

今更レジスタンスの残党が動いてもどうにかなる状況でもない。
一般人の話によるとウザイ連合のほかにディバイン・カオス略してDCが暗躍していると言う。
クロミも早く大勢の仲間を見つけたいと思い、支給品のクロスミラージュに語りかけた。

「あんたって主人がいたのよね?」
『YES――』
「それであたいはその主人より頼りがいはある?」
『―――』
「答えなさいよ!」

まったく寡黙な奴だなと思うクロミだった。

「それってバリアジャケットを装備できるらしいゾナね?」
「今は使うときじゃないからまだいいよ、それよりもここを離れるよ」

遠くで銃撃の音を聞いてクロミは言った。
3人もそれに従うしかなかった。

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ウヴァとジャギもこの街にいた。
現在、DCは着々と危険対主催やマーダーを集めている最中である。
ウヴァとジャギもDCに入ることになった。

「やれやれDCに入って早々、各地の斥候とはなぁ」
「言うなウヴァ、もはや形振り構っている状況じゃない、俺達の任務はウザイ連合のデータ収集だ」

現在、着々と勢力を伸ばしている連合は同盟でも無視できない存在になりつつあった。
ダークブレインは連合の構成員の正確な人数なのでデータを得るために各地に参加者を派遣しているのだった。

「見ろよ、女やガキどもが兵隊の格好してボーガーを殺しているぜ」
「こりゃ妙な光景だな……」

2人は気づかれないように街の様子を探るのだった。

----

「隊長、ここにはたしかにボーガーもいますがほとんどが無力な民間人です、
これ以上の殺戮は無益じゃないんでしょうか?」

つかさはマツバに抗議をしていた。

「少し黙っていろ、ボーガーの友達も同罪だ」
「そんな……」

ボーガーは悪だがその親類や友人さえも悪だと決めていいのか。
つかさは頭が回らなくなってきた。
本当に自分達は正しいのか……

「つかさ、少し休んでいろ……俺が代わりにやる」

そう言ってマツバは数人の部下と共にボーガーの潜伏しているアパートに入っていった。
数分後、激しい銃撃が聞こえてくる。
つかさはその状況を見守るしかなかった。

422それぞれの決意〜混沌の街の中で:2012/02/19(日) 14:48:35 ID:0DyPfbFU

【マツバ@ポケットモンスターHGSS】
【状態】健康
【装備】拳銃、ガスマスク
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:カブトボーグ殲滅
1:知名的にポケモンのほうが上だろ?
2:リュウセイは必ず抹殺する

----

「ドイツ方面からここまで落ち延びてきたが、これは……」

メタナイトは連合の圧倒的な武力を前に愕然としていた。
すばやくレジスタンスドイツ支部を放棄し、難を逃れたきたがここまで連合の魔の手が伸びていたとは。

「これが主催の望みか?あれは?」

----

一方的な殺戮も終わり、連合の部隊は駐屯地で一時休憩を取っていた。

「つかささん大丈夫ですか、さっきから気分が悪いですよ」
「大丈夫だよ……」

さすがに無抵抗な民間人さえ殺す作戦はつかさには酷だった。
危険なボーガー因子になりうる要素とはいえ、関係もない人達まで虐殺したからである。
連合は肥大化しつつあるが、その一方でいくつか派閥が出来つつあった。
まず、純粋にボーガーを抹殺し世界を救済するべきと唱える派閥と目立ちたいために虐殺を推進する派閥、
そしてつかさのように穏健的な派閥の三つである。
中でももっとも大きいのは目立ちたいために非人道的な行いをする派閥である。
つかさはこれまでボーガーを更正させる案も唱えてきたがことごとく却下された。
無理もない、最大派閥の発言力が強かったためである。

「ねえ、アイムさん……」
「なんでしょうか?」
「私達で連合を変えなきゃダメだよね……」

つかさは決意した。
こうなったら自分の手で連合を変えるしかないと。
まずは最大派閥を一掃させる必要がある、もっと大勢同胞が必要だ。
時間は掛かるがやるしかない。

「手伝ってよね……アイムさん?」

【柊つかさ@らき☆すた】
【状態】健康、決意
【装備】アサルトライフル、手榴弾×10、コンバットナイフ、ガスマスク、防弾チョッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:国王の命令でカブトボーグ殲滅
1:連合を変えるために仲間を集める
2:9期でもらき☆すたを目立たせる

【アイム・ド・ファミーユ@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】健康
【装備】アサルトライフル、手榴弾×10、コンバットナイフ、ガスマスク、防弾チョッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:国王の命令でカブトボーグ殲滅
1:本当にやっていることって正しいのでしょうか?

----

メタナイトが見つけたのはクロミ一行だった。

「でっあんたってレジスタンスだったの?」
「ああ、もっとも元だがな、おそらくリーダーはレジスタンスを捨て逃走し、
他の構成員も皆音信不通だ……」
「あなたはどうするんですか?」
「まだアメリカの小さい基地が無事だ、そこに身を隠そうと思う……
出来ればドギー達にも連絡を取りたい」

423名無しさん:2012/02/19(日) 14:49:15 ID:0DyPfbFU
まだレジスタンスは生きていたがメタナイトの話だとリーダーは碌なやつじゃなかったようだ。
なら崩壊するのも無理はない。
クロミは思った……だったら。

「メタナイト、あたいらも連れてってくれない?」
「君達も?」
「悪役のあたいが言うのも難だけど、レジスタンスに代わる新しい対主催組織作ろうと思うんだ」
「クロミ様……」
「いいだろう、少し遠いが案内する」

メタナイトはそう言うとレジスタンスが建設中だった基地にクロミ一行を案内し始めた。

「クロスミラージュ、ここからがあたい達の新しい門出さ、付いてくれるかい?」
『YES―――!』

クロミも決意した。
こんな理不尽な状況を覆すべく戦う決意を。

【メタナイト@星のカービィシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品
【思考】基本:主催の打倒
1:潜伏と情報収集のためにレジスタンス基地へ
※レジスタンスの生き残りです

【クロミ@おねがいマイメロディ】
【状態】健康、マイメロに対する怒りと嫉妬心、強い決意
【装備】クロスミラージュ@魔法少女リリカルなのはStrikers
【道具】支給品一式
【思考】基本:マイメロと主催をまとめてぶっ潰してヒロインになる
0:レジスタンスに代わる強い組織を作る
1:バク、くちぱっち、めめっちと手を組む
2:メタナイトに同行する

【バク@おねがいマイメロディ】
【状態】健康、空腹気味
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:クロミ様と一緒に行動するゾナ!
1:くちぱっち、めめっちと手を組むゾナ!
2:がんばれクロミ様ゾナ!
3:マイメロが主催者とは驚きゾナ

【くちぱっち@たまごっち!】
【状態】空腹っち
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:生き残りたいっち
1:クロミについていく
2:殺し合い怖いっち
3:まめっちや他のみんなは無事だと思うっち

【めめっち@たまごっち!】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:生き残りたいっち
1:クロミについていく
2:クロミも苦労しているわね……

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「大体分かったな、いい土産にはなるな」
「レジスタンス残党の動きと連合に内乱の兆しありか……面白いことになってきたな」
「ああ、ジャギ」

大体の情報収集を終えるとジャギとウヴァも帰還していった。

【一日目・18時30分/アメリカ・某所】
【ウヴァ@仮面ライダーオーズ】
【状態】疲労(小)、怪人態
【装備】ジャギのヘルメット
【道具】支給品一式、アイスティー、睡眠薬、田所の不明支給品
【思考】
0:DCに加わる
1:ジャギと手を組む
2:完全復活を目指す
3:本部へ戻る
※田所の支給品を奪いました


【ジャギ@北斗の拳】
【状態】腕負傷、グリード化
【装備】バイク
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:カオスロワで優勝する
0:DCに加わる )
1:ウヴァと手を組む
2:本部へ戻る
※ラオウメダル、トキメダル、ケンシロウメダルで構成されています

424世界名作劇場軍団(裏):2012/02/19(日) 16:02:02 ID:cwEcJjXc
「フフフ、ついに手に入れたぞ!」
「やっと、手に入れましたか?」
「ええ」
「では行くか……」
「『執行者』退治の始まりだぜ!!」
「………………」

各地で乱戦が行われる中、彼らは動き出した。
中でも主催者直々の部隊『執行者』とやら手ごわいとの情報を得た。
そう、世界名作劇場軍団(裏)だ。


(なぜ、私がこんなことを……)


リーダーは勿論、彼女『織斑千冬』である。

【二日目・16時11分/エクアドル】

【織斑千冬@インフィニット・ストラトス】
【状態】健康
【装備】DXディケイドライバー@現実
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:殺し合いの破壊
1:世界名作劇場軍団(裏)を率いて『執行者』の殲滅
2:しかし、こんな装備で大丈夫なのか?

【ロッテンマイヤー@アルプスの少女ハイジ】
【状態】健康
【装備】DXフォーゼドライバー@現実
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:ハイジを潰す
1:クララはもう駄目だな!

【ハケット@あらいぐまラスカル】
【状態】健康、テンションが最高にハイって奴
【装備】DXデンオウベルト@現実
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:スターリングを潰す

【ドビンズ先生@トム・ソーヤーの冒険】
【状態】健康
【装備】DXロストドライバー@現実
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:トム・ソーヤーを潰す

【ピエトロ・ロッシ@母をたずねて三千里】
【状態】健康
【装備】DXオーズドライバー@現実
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:マルコを潰す

【おかみ@レ・ミゼラブル 少女コゼット】
【状態】健康
【装備】DXカブトゼクター&ベルト@現実
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:コゼットを潰す

【メタル・クロー@七つの海のティコ】
【状態】健康
【装備】DXカブトゼクター&ベルト@現実
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:ナナミを潰す

425元凶!ジュラル・魔王・クライシス:2012/02/19(日) 19:16:50 ID:O6pvJ1..
「フハハハハハハ!!!作戦大成功!!!」
「実はタクアン消滅後、奇跡的に生きていたのも私だ。
 そしてダークゼロやその他諸々を利用し、南光太郎及び天野河リュウセイ抹殺を成功させたのも私だ」

とある宇宙船内にて、二人の異形の存在が高笑いをしていた。
片方はご存知、皆大好きクライシスの仕業、クライシス皇帝。そしてもう一人は、ジュラル星人を束ねるジュラルの魔王様だ。

「魔王様!チャージマン研は計画通り、ボーグうざい連合に入りました!」
「ククク……。これで研は無差別マーダーになったも同然!近い内に対主催参加者に抹殺されるだろう……」
「流石です。魔王様」
「その計画を企てたのも私だ」

魔王と皇帝は笑う。全ては計画通りなのだ。

「では、これからバグラモンと接触し、我々もディバイン・カオスに入ろうと思うのも私だ」
「おーい皆!これからディバイン・カオスに入るぞ!」

こうして、全ての元凶クライシス皇帝と魔王様はディバイン・カオスに入る為にネオ・アルカディア跡に向かった。

【二日目・18時20分/アフリカ上空・宇宙船内】

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康
【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、その他不明
【思考】基本:地球人類を抹殺するのも私だ
0:実は生きていたのも私だ
1:ダークゼロやその他諸々を利用し南光太郎、天野河リュウセイを抹殺したのも私だ
2:ジュラル星人と組むのも私だ
3:ディバイン・カオスに入るのも私だ
4:ダークネスローダーを無くしたのも私だ
5:裏切り者の真田を殺すのも私だ
6:他の皇帝が死んで悲しいのも私だ
7:ビッグバンは何処に行ったと思うのも私だ
※今までとは別人です。
※ビッグバンをボーグ星人だと思っています

【ジュラルの魔王@チャージマン研!】
【状態】気にするな!
【装備】気にするな!
【道具】気にするな!
【思考】基本:チャージマン研を抹殺し地球を征服する
1:クライシス皇帝と組む
2:全て計画通りだ
3:ディバイン・カオスに入る
4:気にするな!

【ジュラル星人×無数@チャージマン研!】
【共通思考】基本:魔王様に従う

4262人の道化師と巫女のセレナーデ:2012/02/19(日) 19:27:20 ID:0DyPfbFU
マルクはニアラと共に病室へ向かった。

「という訳でサ、もう陛下も闇脳君は知っているだろうけどリュウセイは死んだのサ」
「随分とあっけない最期らしいようだな」
「まあそういうものサ」

相変わらずマルクはDCにおいて多忙を極めていた。
DCはダークブレインとバグラモンが中心になって運営され、マルクは主にマホロアと共に参謀役ポジであった。
ローズマリーや新しく加わったフェイトも手伝ってくれるが中々情報が多すぎた。
その反面、続々と参加者が増えてくれるのは助かった。
アルセウスが死んで落胆していたニアラもあれから少しは落ち着いてくれた。
ニアラも例の4人が同盟にいたのは最初戸惑ったがマルクやマホロアのおかげで折り合いは付いた。

「それで彼女が目覚めたって本当か?」
「本当サ、今カミツレさんとティアナが必死にアプローチ中サ、いやいやもっと頑張らないとダメなのサ」

という訳で病室へ入る2人。

「……大体事情は分かった、つまりあなた達は主義主張を超えて対主催の結束を固めたいわけね」
「そういうことよ、はっきり言うけどもう個人がどうのこうのというレベルじゃないの」

カミツレは順調に霊夢の説得を続けていた。
元々主催と二郎を潰された霊夢をこっちに引き込むことなんて造作もないことである。
だが、もう一押し必要である。
こっち側を離反させないそう決定的なもう一押しが。
マルクは改めてカミツレの手腕を見て感心した。
伊達にモデルとジムリーダーをやってきたわけではないのである。

「そっちはどうなのサ?」
「大体落ち着いているわ、まあ元々二郎に拘っていただけみたいね」

カミツレは彼女に連合やレジスタンス壊滅やジロリアン5人衆や12神将が殺されたことも伝えた。
幾つか伏せてあった部分もあったが。

「そう……みんな主催に殺されたのね」
「レジスタンスに付いたためよ、呆気なくね」
「思えばレジスタンスも悪い連中じゃなかったけど、まさかあいつまで連合についていたとはね」
「あいつ?」
「私の腐れ縁よ、そしてレジスタンスだったなんて……」

霊夢は思った、何故声を掛けてくれなかったんだろうと。
カミツレの話によると霊夢の知り合いの何人かはレジスタンスだった。
それを聞くと自分が取り残されていたんだと思った。

(何故打ち明けてくれなかったの……)

霊夢は唇を噛んだ。

「それでハクや仁王は?」
「そこにいるマルクの話だとあなたを助けるだけで精一杯だったそうよ」
「面目ないのサ」

マルクは謝るしぐさをするが無論半分は偽りである。

「そう、助からないわね……まああいつらも弱かっただけね」
「――いえ、一人だけ生き残ってましたけどね、最悪の形で……」

声がするほうに一同が振り返るとそこにいたのは申公豹である。

「いつのまに!?」
「何奴!?」

ニアラとティアナが動揺するが申公豹はこう言う。

「私はただの客人、少し情報交換しに来ただけです」
「その様子だとおそらく闇脳くんの差し金ぽいね、2人とも警戒する必要はないサ」

マルクがそう言うとティアナもニアラも申公豹を受け入れた。

「まず何用かしら?」

一応カミツレが申公豹に聞く。

4272人の道化師と巫女のセレナーデ:2012/02/19(日) 19:29:28 ID:0DyPfbFU
「手短に終わります、弱音ハクがゲームに乗って参加者を殺し始めました……無差別にね」
「……本当なの?」

申公豹は偶然、手に入ったある支給品でその情報を知った。
そう、アンクが落としたあの携帯端末である。
密かに申公豹が回収していたのだ。
実際のところ、船の下に偶然いた申公豹がキャッチしただけだったが。

「殺されたのは少年少女……アレはもう救われませんね」

申公豹は殺されたのがジョーカーだとはあえて伏せた。
その方が都合がいいからである。

「ハク、信じてたのに……カミツレ……バグラモンとダークブレインのところに案内して!」
「急にどうしたの?」
「あいつらを殺すため……そして主催を倒すために手伝うわ」
「分かったわ、付いてきなさい」

病み上がりの霊夢はそのままカミツレの案内でダークブレインらのところへ向かった。

(ハク……最低だわ……)

霊夢は静かに決意した。
ハクそして裏切った魔理沙を断罪するために。

「やれやれサ、まさか最後の一手が君の発言は予想外なのサ」
「私は面白い方向に行くほうが好きですからね……」
(えげつないわね、あのピエロ……カミツレさんさえあんなことしないわ)
(家畜の中にも狡猾な奴はいるんだな)

蚊帳の外のティアナとニアラはそう思った。

「それで君が来た本当の目的ってなんなのサ?」
「言ったでしょう情報交換ですよ、私は中立ですからね……その代わり知っていることはお伝えしますよ」
「もう既に皇帝陛下らにも会ってきたのサ?」
「はい、もう帰る途中でしたけどね……では、失礼しましょう」

そう言って申公豹は去っていった。

「まあ同じ道化師として相容れなそうだけどあの娘をこっち側に引き込んでくれたのは助かったのサ」
「追わなくていいの?」
「やめておくのサ、アイツを泳がしておけばきっと上手く煽動してくれるサ」

中立という立場を利用し、申公豹はこれからもいろいろと動くだろう。
それはそれでカオスロワがさらに加速するならよいとマルクが思った。
マルクに言われてティアナもニアラも見送るしかなった。

「マルク、こっちに接触したい参加者が来たわよ」
「了解、ティアナ……今行くのサ」

そういってマルクは接触しに来たクライシス皇帝の元へ向かった。

【二日目・18時30分/アフリカ・ネオ・アルカディア跡】

428名無しさん:2012/02/19(日) 19:30:06 ID:0DyPfbFU
【神竜ニアラ@セブンスドラゴン】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
1:とりあえず死にたくないし変態にも会いたくない
2:アルセウス……
3:DCについていく
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました
※リュウセイが死んだ事を聞きました

【ティアナ・ランスター@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】肩に軽い傷(血止め済み)
【装備】手榴弾×9、カミツレから貰った支給品
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:カミツレについていく
1:同盟軍に入ってレジスタンスと主催を潰す
2:拳銃女と剣を持った女に気をつける
※カミツレから支給品を貰いました
※10/の戦闘能力を知りました
※リュウセイが死んだ事を聞きました


【マルク@星のカービィシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品、デジタルビデオカメラ
【思考】基本:主催が気に入らないからぶっ潰すのサ
1:ぷにえとローズマリーと手を結ぶ
2:同盟軍に入る
3:もうDCでいいのサ
4:色々面倒な事になってきてるのサ
5:申公豹は警戒
6:魔王やクライシス皇帝に会いにいく
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました
※ぷにえからリュウセイが死んだ事を聞きました

【博麗霊夢@東方Project】
【状態】疲労(中)、憎悪
【装備】メダジャリバー
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、大量のセルメダル
【思考】
0:DCに協力してハクと魔理沙を殺す
1:二郎のラーメンを食べるために何かする。
2:とりあえず、主催者と異変を起こした奴をぶっ殺す。
3:ハク……魔理沙……許さない……
※ハクが知る限りのレジスタンスの情報を知りました。

【カミツレ@ポケットモンスターBW】
【状態】健康
【装備】ロストドライバー、T2エターナルメモリ
【道具】支給品一式 、不明支給品
【思考】基本:ダークブレインらと一緒に主催を始末する
1:同盟軍に入って主催を潰す
2:フウロは自分で決着を着ける
3:ヤッピーはいずれ始末する
※レジスタンスの情報を知りました
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました
※リュウセイが死んだ事を聞きました

----

「どうせならかつての仲間同士、とことん殴り合わせた方が面白そうですね」

後は霊夢次第と思い、申公豹はアフリカを去った。

【申公豹@封神演義 (漫画)】
【状態】健康
【装備】雷公鞭
【道具】支給品一式 、不明支給品一式、携帯端末
【思考】基本:???
1:基本は傍観、時折干渉する
2:霊夢とハクを戦わせるきっかけを用意する
※バグラモン、ダークブレインと情報交換しました

429天才と凡人と天才:2012/02/19(日) 20:23:08 ID:O6pvJ1..
「このバカチン!!」
「ぐはばっ」

謎の首領は現在、ダークゼロと接触しダークゼロをぶん殴っていた。
「お前のせいで……ああ!大変な事になる!!」
「な、何が大変な事なんだ……?」
ダークゼロは、この天才の言っている事がさっぱり分からない。
これが凡人と天才の差である。

「いいか?本来の未来予想図では、ゼロはリュウセイが倒す予定だったんだ」
「そ、そうなのか?」
「その後、ディバイン・カオス、ボーグうざい連合を葬り去り。
 超次元爆弾で全異世界を統一化及び征服を行う。この時の様子を暗黒「もういい!分かったから!!」

凡人であるがゆえに、ダークゼロは謎の首領の言っている事が良く分からなかった。
だが謎の首領は更に、未来予想図の話を続けていく。

「つまりだ。リュウセイを生かせば、この先の世界には滅びしか無いんだ」
「お、おう」
「それだけじゃない!リュウセイが居なくなったらなったで、ゼロは更に強大な力を手に入れてしまう!
 その強大さの前にボーグうざい連合とディバイン・カオスは手を組み、最終決戦に挑むも返り討ちにされ
 この世界はゼロに破壊され尽くしてしまう!」
「そ、そうか。だが結局リュウセイが死んでも、生きても結果は碌なもんじゃないじゃないか?」
「リュウセイを殺すタイミングが重要だったんだ!」
「何?」
「リュウセイがゼロの野望を打ち砕いた直後、疲労しきっている隙を狙えば、ゼロもリュウセイも両方消えたんだ!
 なのに……お前と来たら……このバカチンが!」
「ぐはっ」

再びダークゼロは殴られた。
正直、体を乗っ取ってやろうと思ったが、天才を自負するだけはあり、まったく隙が無く。
体を乗っ取っても、逆に自分が吸収されてしまうだろう。

「俺の未来予想図を狂わせた罰だ!お前も俺と一緒に来い!」
「それは……。ゼロを倒すと事に繋がるのか?」
「このバカチン!」
「ぐはっ!」

【二日目・18時00分/イギリス】

【ダークゼロ@星のカービィ 参上! ドロッチェ団】
【状態】疲労(大)、ダメージ(大)、凡人
【装備】なし
【道具】支給品一式 、不明支給品
【思考】基本:ゼロを殺す
0:何だったんだあの棺桶は?それにカブトボーグが無い……
1:ゼロの手伝いは癪だが参加者は消していく
2:いずれは主催も滅ぼす
3:謎の首領に従わざるを得ない
※曙は消滅しました

【謎の首領@???】
【状態】正真正銘本物の天才
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:カブトボーグを滅ぼし世界を救う
1:滅びの運命を覆す為、行動を開始する
2:ダークゼロを扱き使う

430名無しさん:2012/02/19(日) 20:23:22 ID:qY2C57zM
友人が裏切ったのをなんかの間違いとすら思わないのもジュラル星人の仕業

431天才と凡人と天才:2012/02/19(日) 20:23:49 ID:O6pvJ1..






「ククク……。ダークゼロは天野河リュウセイを消してくれたようだな。我の未来予想図通りだ。
 プロジェクトBに移行だ。マスターハンド、クレイジーハンド」

主催本部でゼロは笑う。
そう謎の首領は気付いていたが、ダークゼロは知らなかったのだ。
彼もまた、正真正銘本物の天才だという事に……。

【二日目・18時00分/???・主催本部】

【ゼロ@星のカービィ3】
【状態】健康、常識知らずのボーグ馬鹿、ワクチン接種済み、正真正銘本物の天才
【装備】トムキャット・レッド・ビートル(キングストーン吸収)、ゼロ様専用カブトボーグ(自分の手作り)
【道具】不明
【思考】基本:真の主催として君臨する
0:ご苦労だったよ……。ダークゼロ。
1:全ては我の未来予想図通りだ
2:アンゼロットは仕方ないな……
3:新しい体を探す。出来る限り丈夫で強い体を
4:トムキャット・レッド・ビートルが手に入ったぞ!
5:プロジェクトBに移行する
6:一応謎の首領を警戒
※リュウセイとは融合解除しました
※真の主催者らしいですがまだいるかもしれません
※主催者なのでカブトボーグを持っていても禁止行為に引っかかりません

432名無しさん:2012/02/19(日) 20:25:51 ID:qY2C57zM
リロード忘れ失礼しました。

433反逆のトムキャット:2012/02/20(月) 00:57:24 ID:X/NCTr0g
トムキャット・レッド・ビートルは怒っていた。

あの目玉お化けの気持ち悪い主催者に、罪無きボーガーとカブトボーグを虐殺し続ける、うざい連合とやらに。
だから、彼は主催本部から抜け出した。意外と追っ手は来ない。
まあ所詮、あの目玉お化けにとって、自分はその程度の存在なのだと理解した。
それと同時に、主催本部を抜け出せてせいせいしていた。

だが主催本部を抜け出せたのは良いが、自分の主の天野河リュウセイは死んでいるらしい。
御丁寧に魂まで焼き尽くされてるようだから、復活は無理だろう。
下手をすれば、死者スレにすら居ないかも知れない。

困ったものだ。自分の身ぐらいは守れるが、主催とうざい連合打倒となると話は別だ。仲間が居る。
だがリュウセイは死に、ロイド安藤も死んだ(なんか似たようなマスコットが居るから、もしかしたらロイドさんかも知れないが)。
かといって案の定、症候群入りした勝治は戦力にならないし、ケンは……。

「よう?お前も俺と同じ口かい?」

そんな時だった。一匹のアライグマが話しかけてきた。

「……」
「つれない兄ちゃんだな。一杯どうだい?」

その、アライグマは一杯のウィスキーを手渡してきた。
だがトムキャット・レッド・ビートルはそれを飲む。

美味い。久しぶりのウィスキーは美味かった。こんな状況だが、美味いもの美味いままで、あり続けるのだなと思った。

「俺はラスカル。ふざけた主催をぶちのめそうと思うんだが来ないか?」
「……」

トムキャットは二杯目のウィスキーを飲む。一杯目とは違い。二杯目はより味を楽しむ。

「ほらよ。葉巻だ」

見れば、ラスカルは葉巻を取り出しこちらに渡してくれた。
この男は分かっている。トムキャットはさっきまでのイラついていた気分が、逆に嬉しさで高鳴っているのを感じた。

「……」
「そうかい」

最早、言葉など要らない。二人の漢(ハードボイルド)は無言で三杯目のウィスキーを飲み干した。

【二日目・19時00分/アメリカ・何処かのハードボイルドなバー】

【トムキャット・レッド・ビートル@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康、漢
【装備】なし
【道具】葉巻、ウィスキー
【思考】
1:主催、うざい連合を潰す
2:ラスカルと組む
3:リュウセイの仇を取る

【ラスカル@あらいぐまラスカル】
【状態】健康、漢
【装備】スナイパーライフル、デザートイーグル
【道具】葉巻、ウィスキー
【思考】
1:主催、うざい連合を潰す
2:トムキャット・レッド・ビートルと組む

434彼女は境界の夢を見る:2012/02/20(月) 14:27:58 ID:CRnyKaYg

「……………」
「……可能な限りは協力する」
「……………」
(これも『真の主催者』の仕業なのか……【因果律操作】、マジ厄介。
 ……だから、神様ってのは嫌いなんだよね……)

 因果律操作、つまり『名無し』は偶然を任意に起こすことが出来る。
 はっきり言って、この世界は奴の手中にある可能性が高い。

「……………」
「……………」

 どれくらいの沈黙が続いただろうか?
 数分かもしれないし、数時間かもしれない。
 そんな中、無気力な紫は10/に話しかける。

「……私は間違っていたのかしら……?」
「さぁね、誰にでも間違いを犯すことはあるさ……」
「貴女は乾いてるのね……」
「なんてね……私だって正直辛いさ、あんなもの見せられたらね……
 平気な振りして、それを必死に隠しているだけなの、これがね……」

 10/は確かに色々と隠していた。
 常に他人から一歩引いた位置で、肝心な時だけに動く。
 言わば、プロの仕事人のような動きだった。
 故に誰にも知られたくなかった。
 自分の素性も能力も感情も目的も全てを、だ。

「最初にも言ったが……私はただの一参加者だ。
 レジスタンスも連合もDCも……ましてや主催者も関係ない」
「…………」
「妖怪である貴女とは何もかも違う……けど、一つだけ共通項がある」
「…………何よ」


 自身の右の掌を紫の心臓に当てる。
 そして、声を荒げて、紫に話しかける。


「貴女はまだ生きているッ!!!
 私もッ!! 今をこうしてッ!! 鼓動は続いているッ!!
 なのにッ!! 絶望のどん底だぁ? 冗談じゃねぇッ!!!
 私は絶望ってのがッ!! 世界で13番目くらいに嫌いなんだよッ!!」


 10/は言葉と共に紫の胸を揉むッ!!


「あっ……んん……って、何してんのよ!!」
「やっと……本音が出たようね」
「アホか!」

 紫は顔を赤らめて、10/の頬を平手で叩く。
 しかし、10/は非常に満足気な笑みを浮かべる。

「私の知り合いが言っていた……
 『気合を入れたいときは物理的に殴ればいい』と……けど、私は女を殴る趣味はない。
 殴っていいのは気に食わない男と化け物だけと決めている……」
「だからって……揉むことはないでしょ、揉むことは……」
「怒れるくらいの元気があるなら、重畳でしょ」
 
 我慢していたものが決壊して、紫は脱力した。
 そのまま10/の身体に寄り掛かるように倒れこんだ。
 それを10/はそっと支える。

「……今、こっち、見たら殺すから……」
「分かってる、あんまり溜め込むと辛いだけさ」
「貴女がそれを言う?」

 声しか聞こえないが、その声は悲しさが伝わった。
 10/はしばらくはこのまま彼女を支えようと静かに思った。

435彼女は境界の夢を見る:2012/02/20(月) 14:28:30 ID:CRnyKaYg

 そして、数分後。 


「レジスタンスが壊滅してんだったら、私としては動きやすい」
「どういうこと?」

 二人はこれからを考える。
 今までの流れは主催vsタクアンにレジスタンスが少々。
 今、タクアンが倒れ、レジスタンスも壊滅状態。
 今の構図は主催vsディバイン・カオスvsアンチボーグ同盟に成り替わった。

 なら、彼女たち、残党レジスタンスが取るポジションは……。
 

「……知っているか、ゆかりん。『ワイルドカード』ってのは大ピンチの時に使うから、
 『切り札(ジョーカー)』になるんですっぜ?」

 10/の手にはいつの間にかトランプのカードが握られていた。
 唯一、紫の方を向いていたのは『白黒の服を着たピエロが描かれたジョーカー』のカードだった。

 

「さあ、レジスタンスだ、自由を掴み取りに行きましょうや……!」





【二日目・17時45分/???】


【八雲紫@東方Project】
【状態】傷心、レジスタンスリーダー代行
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】
基本:『生きて』主催打倒に動く
1:うざい連合は潰す。
2:レジスタンスの生き残りを探す。
※隙間を操る力は一部制限されています
※レジスタンスの幹部です。


【10/@TCBR】
【状態】健康、左の頬が腫れた、脱空気
【装備】ドス(短刀)@現実
【道具】支給品一式×2、自作のコンピュータ、 ティーセット一式、トランプ、その他不明
【思考】基本:『名無し』の因果を断ち切る。
1:紫をサポートする
2:8/が気になる。
3:6/……ファントム……妖夢が心配になってきた。
4;本物のクウガが見れなくなったのは、ちょっと残念。
5;バグラモン達とは敵対するかもしれんが、関係ない。


「それにしても……貴女がそんなこと言う奴だったとわね」
「いや、今のはその場のノリ」
「でしょうね」
「私にゃ熱血は似合わないからね」

 また自分らしくないことを言ってしまったとしみじみ思う10/であった。

436彼女は境界の夢を見る:2012/02/20(月) 14:29:04 ID:CRnyKaYg

 ◆ ◇ ◆ ◇


 ――夢を見ていた。

 ―――夢の中の女の子は絶望していた。

 ――――深く暗い、光さえない絶望の暗闇の中に一人……。

 ―――――けど、最後に光が灯ったような気がした。


 ◆ ◇ ◆ ◇


 ディバイン・カオスの本拠地のとある一室で居眠りをしていたメリー。
 その最中、変な夢を見ていた。が、当人は半分くらいしか覚えていなかった。

「……変な夢だった」
「変な夢ってどんなの?」
「うーん……ごめん、思い出せない」
「そう……はい、水」
「ありがとう」

 ベッドの上で蓮子が持ってきた水を一口飲む。
 旨くはない、不味くもない普通のミネラルウォーターである。

「本当に変な夢だったなぁ……」

【二日目・17時50分/アフリカ・ネオ・アルカディア跡】
【宇佐見蓮子@東方Project】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:とりあえず生き残ることを考える
1:生き残るために同盟に入る

【マエリベリー・ハーン@東方Project】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:とりあえず生き残ることを考える
1:生き残るために同盟に入る
2:変な夢だったなぁ……

437TCBR9第5回放送:2012/02/20(月) 17:01:09 ID:7955qrTo
ザザザザーン〜♪ ザザザザーン〜♪

全宇宙に何故か名クラシック曲『運命』が鳴り響く。

『どうもーマスターハンドだ!』
『同じくクレイジーハンドだぜ!っていつものチャイムじゃマンネリだから変えたわけだがどうだ?』
『うん、悪くないね』

マイメロの声も聞こえてきた。

『じゃあ毎度おなじみ死者発表の放送をするぞ、
西行寺幽々子、テラカオス・ドヴァイ改め琴吹紬、セーラ・クルー、アン・シャーリー、
黒服×1000人、ジャイアンの父、ジャイアンの母、YOKODUNA、松岡修造、イチロー、南光太郎、
レンくんおちんちんランド軍×測定不能、ウォルター・C・ドルネーズ、パヤ=リビングストン大佐、山田一郎、
優しい黒服のおじさん、奈良重雄、ルビー、希望皇ホープ、イタリアのレジスタンスの皆さん×不特定数、
ベアナックル佐久間、グラスハット堤、ラブシックガイ伊部、小林重蔵、パーシバル福田、サリー原田、その他世界各地のボーガーたち×大勢、
光の神アフラ・マズダ、ゴッドまどか、セイヴァー、YHVH、GO、龍昇ケン、
ガーネット、エンジェラ、ガルフストリーム笹本、ジャッカル佐々木、栗松鉄平、五条勝、
中之条 剛、田中、リビングデッド達、フラットくん、真木清人、ヨハネ・クラウザーⅡ世、
ゴラン、再生ミクトラン、再生>>やおい、ビッグバンオーガニゼーション構成員、八雲藍、
再生赤屍蔵人、赤セイバー、泉京水、ラグナ、不動遊星、レジスタンスの皆さん×多数、篠ノ之箒、
月の国の大臣(ローマン)、ルド・グロリア、タイラント(赤座あかり)、G第4形態(神威がくぽ)、
アルセウス、ルーチェモン、涅マユリ、再生◆6/WWxs901s、再生素晴らしきヒィッツカラルド、相川始、再生アーカード、
平賀才人、天野河リュウセイ、曙、ダンテ、井之頭五郎、ビヨンド・ザ・グレイヴ、
ゼロ2、真竜ニアラ、グーイ、ネロ・ダース、マルコ・ロッシ、コゼット、ナナミ・シンプソン、
スターリング・ノース、トム・ソーヤー、ハイジ、北条響、桃園ラブ、花咲つぼみ、夢原のぞみ、美々野くるみ、九条ひかり、
キャサリン、お登勢、申公豹、ジャギ、ダークナイトレン、ダークブレイン、ELOS
以上……』
『相変わらずモブと症候群は省略だね』
『めんどくさいんだよ……マジでな……また20兆人以上も死にやがったし』
『禁止事項だがお前ら大量虐殺しすぎだからしばらくは1人が5人以上、1つの話で殺したら即爆破させるぞ、
本当に自重しろよ!!wiki編集してくる人の気持ちも考えろよ!』
『クレハン君怒っちゃメーだよ〜』
『後、不正にロケットランチャー改造したり無限バンダナでチート使っているやつが複数いるんで、
そういう事したら爆破するぞ……正直、そんな手を使っても面白みがないんだ!』
『まあまあ、今、早速……幾人か不正使用で死んだね』
『改造やエミュは違法だからな……後、大事なお知らせ』
『これからプロジェクトBに移行する……どういう意味かと言うと、
これから地球全体を暗黒の雲が包みこむ……それだけ』
『二次災害はそれぞれ確かめてくれだぜ』
『無責任だね〜じゃあ放送終了するよ』

マイメロ、マスターハンド、クレイジーハンドの3人は放送を終わらせると持ち場へ戻っていった。

「こんな感じでいいか?」
「いいんじゃない?」
「いいにしようぜ」

【二日目・20時00分/???・主催本部】

【マスターハンド@大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ】
【状態】新しい主催幹部、疲労(小)
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本;ゼロと共にバトルロワイアルを運営する
1: 放送疲れた
※『真の主催者』の1人です。
※主催幹部の降板に合わせてやってきました


【クレイジーハンド@大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ】
【状態】新しい主催幹部、疲労(小)
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本;ゼロと共にバトルロワイアルを運営する
1:放送疲れたんだぜ
※『真の主催者』の1人です。
※主催幹部の降板に合わせてやってきました

【マイメロディ@おねがいマイメロディ】
【状態】新しい主催幹部、疲労(小)
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本;ゼロと共にバトルロワイアルを運営する
1:疲れた〜
※『真の主催者』の1人です。
※主催幹部の降板に合わせてやってきました

【鏡音レン@VOCALOID 死亡確認】
【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V 死亡確認】
【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】
死因:無限バンダナ所持で死亡

438これは記念です。アタシがあなたと出会えた記念…。:2012/02/21(火) 14:19:19 ID:Qp0uYiPk

「ここが崩落します」
「「はい?」」

 いきなりだった。
 熊岡県崩落の数分前であっただろうか。
 ハルヒたちは熊岡県の群馬県庁を探検していた。
 衣玖はこの場の異常さを感じ取っていた。

「後ここはどれくらい持つの?」
「あと1分くらいです」
「「えっ?」」

 各地で崩落の音が聞こえ始めた。
 ハルヒとリンは正直、思った……

「「……詰んだ」」
 
 しかし、衣玖はそんな中でも……冷静さを保つ。
 何時でも冷静に、年長者である自分が落ちつてなければならない。
 こんな時は昔、龍神様が言っていたことを冷静に伝える。

「龍神様が言っていました……
 『望みさえすれば何時だって運命は変えられる』と」
「そんな……無茶苦茶な……」
「キョン……ごめん……」







     ――CLOCK OVER――







「「えっ?」」

 三人は無事であった。
 気付いたら、ムー大陸にいた。

「一体、何が?」
「まさか衣玖さんの超能力?」
「生憎、私は『スキマ』を操ることは出来ません。
 誰かに運ばれたんでしょう……いや、あの人ですね」

 衣玖が指を指すを方向には一人のライダー……。
 仮面ライダーカブトが立っていた。 

「アデクさんが言っていた……
 『ドラゴンタイプは神聖だから敬いましょう』と……」

 カブトゼクターが飛んでいき、カブトの変身は解けた。
 そこに立っていた一人の天の道を行くライダーだった。

「アタシは『天の道を往く女』、ジムリーダーのフウロ!!」

 右手で天を指すフウロ。
 それに対抗して、衣玖も右手で天を指した。

439名無しさん:2012/02/21(火) 14:19:52 ID:Qp0uYiPk
【一日目・20時10分/ムー大陸】


【フウロ@ポケットモンスターBW】
【状態】健康、天の道を往く女
【装備】ライダーベルト(カブト)&カブトゼクター@仮面ライダーカブト
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:天の道を往き、主催を倒す
    0:やっと永江衣玖に出会えた!
    1:マスクド・ライダーとして友人のカミツレと決着を着ける
    2:ゲームに乗った参加者を倒していく


【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康、精神的ショック、天上天下唯我独尊団長様
【装備】緋想の剣
【道具】支給品一式、恐暴竜の黒鱗、恐暴竜の黒皮、恐暴竜の鉤爪
    恐暴竜の大牙、恐暴竜の宝玉、その他不明支給品
【思考】基本:○○○ー? そんなことより不思議探し!
    0:また新たな仮面ライダー、勧誘しようかな?
    1:早急にキョンもを探す
    2:有希……みくるちゃん……
※性欲が一時的に抑えられましたが、何かの拍子でまた溢れるかもしれません。



【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】健康、男性不信、SOS団臨時団員
【装備】無し
【道具】支給品一式、その他不明支給品
【思考】基本:男を抹殺し、女だけの帝国を築く。
    0;レン……症候群に発症したか……ざまぁぁぁ!!
    1:衣玖さんを利用する
    2:ハルヒに付いて行く
※8期までのリンとは何も関係ありません。
※極度の男嫌いです 


【永江衣玖@東方Project】
【状態】健康、SOS団臨時団員、最高の人
【装備】イクサベルト&イクサナックル&イクサライザー@仮面ライダーキバ、193Tシャツ
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いからの脱出
    0:中々、出来そうな人ですね……
    1:リンの家族を探す
    2:殺し合いに乗った者は倒す
※ライジングイクサに変身可能になりました。

440道化達の饗宴:2012/02/21(火) 15:50:05 ID:C2gbvC1A
「それは本当なんですか……?」
「本当よ。謎の首領の正体は龍昇ケン……貴方達が忌むべき存在よ」
「でも、龍昇ケンは抹殺したって?」
「細工する位、いろいろ方法はあるわ、つまりあなた達は利用されていたのよ」

女性はつかさにそう告げた。
事ので出来事はつかさが別の地域に出向いた時だった。
そこで見知らぬ女性、名前はベルンカステルと名乗っていた。
その女性からウザイ連合の内部情報やレジスタンスも主催が用意した道化だったこともいろいろ聞かされたのだ。

「もう分かるでしょう、本当に倒すべき敵は内部にいるのよ、真の組織の浄化は
あなた達が下克上を成して始めて遂げられるのよ」
「何故そこまで教えてくれるんですか?」
「さあ面白いからね、さあ行きなさい……過激派に盗聴でもされたら大変よ」

つかさはそう言われると走り出した。

「まったく、君の悪知恵には困った物だね、ベルンカステル卿」

ベルンの後ろに巫女装束の白髪の少女が立っていた。

「安心院なじむ、まさか自分の死を偽装していたとは」
「一応確かめるためにね」

そう彼女こそ龍昇ケンに倒されたはずの安心院なじむだった。
いい加減な死なら復活してもいいと言うカオスロワでいい加減に身代わりを使って密かに生き延びていたのだ。
もっともこんな芸当が出来たのは安心院だけだったが。

「太公望いや今は伏羲だったね、いろいろ面白おかしく狂わせているじゃないか」
「リュウセイの死のおかげでボーガーも殺せると言うのも収穫ね……
それで何の用かしら?」
「僕らも面白おかしくロワを狂わせようか、正真正銘本物の天才……ふざけるなよ、
あんなのは、思い込みださしずめクライシス皇帝かヤプールの仕組んだ道化芝居だ」
「それを一度ケンと戦って分かったことかしら?」
「いや、謎の首領とこの世界のケンは別の存在さ、戦った僕が言うから分かるよ。
正体については大体見当は付いているけどね……」
「じゃあ今首領を演じている『龍昇ケン』のような存在って何者かしら?」
「もう1人、消せば分かるんじゃない?」
「……面白そうね、私も8期のあの最期じゃ不完全燃焼だったし」

ベルンカステルは実は8期の世界のベルンカステルその人だった。
あの時、変態に絡まれて無様な最期を遂げたが今回はいろいろと事情が違う。
今度こそゲームに介入していろいろと面白いことをしようと企んでいるのだ。

「いいかい、僕らは未来予想図とやらをどんどん狂わせる……
まあゼロの計画には支障はないと思うが、むしろ計画を最終段階まで進めさせたほうが都合がいい」
「そして面白おかしくゲームを崩壊させる、あなたも悪ねえ」
「悪平等さ、少々イレギュラーも起こりつつあるし、僕らも伏羲みたいにたまに愉快に干渉するとしよう」
「じゃあ私は私で喜劇を悲劇に変えて回ってみるわ」

ベルンカステルはそう言って立ち去った。

「どうだった、彼女は?」
『結構好みだね、安心院さん……僕も正真正銘本物の天才とか嫌いだし』

立っていたのは球磨川禊だった。
おそらく安心院によって復活させられたんだろう。

「じゃあ君にも卓上をひっくり返す手伝いをやってもらおうかな、球磨川君」
『もちろん昨日の敵は今日の敵だしね』
「じゃあ君にはリンリンちゃんに会ってもらおうかな?やり方は任せるよ」
『エスコートだね、ゲームを狂わせるならOKだよ』

そう言って安心院も球磨川も別々の方向へ向かった。

【二日目・20時55分/アメリカ・某所

【柊つかさ@らき☆すた】
【状態】健康、決意
【装備】アサルトライフル、手榴弾×10、コンバットナイフ、ガスマスク、防弾チョッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:国王の命令でカブトボーグ殲滅
1:連合を変えるために仲間を集める
2:9期でもらき☆すたを目立たせる
3:首領がケンだったなんて……
※謎の首領の正体を聞かされました

441道化達の饗宴:2012/02/21(火) 15:51:14 ID:C2gbvC1A


【安心院なじむ@めだかボックス】
【状態】悪平等
【装備】不明
【道具】支給品一式、???
【思考】
基本:???
1:いろいろと愉快な方向へ干渉する
2:正銘本物の天才なんて幻想だよ


【球磨川禊@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】大螺子、安心院さんに貰った支給品
【道具】支給品一式
【思考】
基本:???
1:『安心院さんの言う面白おかしくゲームを狂わすを手伝う』
2:主催のリンリンに接触する
※大嘘憑きを失っています。
※安心院さんに復活させられました


【ベルンカステル@うみねこのなく頃に】
【状態】傍観者?
【装備】???
【道具】???
【思考】基本:傍観者組と一緒にゲームを狂わせる
1:どうやって面白おかしくしようかしら?
2;前回の雪辱は果たす
※8期と同一人物です

442修正:2012/02/21(火) 16:14:27 ID:C2gbvC1A
安心院なじみでしたのでwiki収録の際に修正します

443彼らは良い置き土産も残していったみたいです:2012/02/21(火) 16:50:44 ID:ZvGv2.xc
「これは酷いな……」
異世界から、殴り込みに来た、ギンガナム達が好き放題、暴れまわっていた場所を現在、メタナイト一行は進んでいた。

「悪役のあたいですら、ここまでやらないよ」
これを行った犯人の一人が、実は主人公だと知ったら彼女はどんな顔をするのだろうか。

「まだ基地にはつかないっち?」
「待ってくれ。もうすぐだ」

破壊されつくされた道を彼らは進む。
しかし、メタナイトはともかく、くちぱっちやめめっち等は、体力にも限界が来ていた。

「少し休んだ方がいいと思うゾナ」
「そうだな。少しこの辺で休憩するか」

バクの提案を聞き、メタナイトは他の場所と比べ、比較的破損の少ない場所で休憩を取る事にした。

「お腹減ったち」
「少し自重しないさいよ」
「いやもうこんな時間だ、何か食料は無いか見てくる」

そう言いメタナイトは周囲の散策に出ようとする。
その時である。銀色の光る、3つの首輪を見つける。

「これは……」

その首輪こそ今、自分達を苦しめている忌々しい首輪だ。しかも見たところ、この首輪は解除済みである。

「誰かが、首輪を解除したのか……。そうか首輪を解除したから、大量虐殺に構うことなくこんな破壊行為を……」
「どうしたのさ?」

メタナイトの様子に気付いた、クロミ達が近づいてきた。

「解除済みの首輪だ」
「それって、つまり首輪を解除出来る人が近くに居るって事じゃないの?なら、その人達と合流すれば」
「多分、この辺一体を破壊しつくした者達だ。そんな奴らが我々に首輪を解除してくれるとは思えん」
「まめっちが居れば、その首輪を分析して、私達の首輪も解除出来るかもしれないわ」

メタナイトとクロミの話を聞きめめっちがそう呟く。

「そうだな。まめっちとやらと、合流する必要もあるかもしれんな」
「だね」

ともかく、メタナイトは解除済みの首輪を回収する。
死者の首輪と比べれば、明らかに有益なサンプルといえるだろう。

「済まない休憩は無しだ。至急、基地に向かおう。これの解析も行いたいし、まめっちとやらが居る場所も調べたい」
「いいよ。そのまめっちて奴とも合流する必要があるみたいだしね」

【一日目・20時30分/アメリカ】
【メタナイト@星のカービィシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品、解除済み首輪×3
【思考】基本:主催の打倒
1:潜伏と情報収集のためにレジスタンス基地へ
2:まめっちと合流し解除済み首輪の分析を行う
3:首輪を解除した者達を警戒。出来れば首輪を外して貰いたい
※レジスタンスの生き残りです

【クロミ@おねがいマイメロディ】
【状態】健康、マイメロに対する怒りと嫉妬心、強い決意
【装備】クロスミラージュ@魔法少女リリカルなのはStrikers
【道具】支給品一式
【思考】基本:マイメロと主催をまとめてぶっ潰してヒロインになる
0:レジスタンスに代わる強い組織を作る
1:バク、くちぱっち、めめっちと手を組む
2:メタナイトに同行する

【バク@おねがいマイメロディ】
【状態】健康、空腹気味
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本:クロミ様と一緒に行動するゾナ!
0:休憩が無しになったゾナ
1:くちぱっち、めめっちと手を組むゾナ!
2:がんばれクロミ様ゾナ!
3:マイメロが主催者とは驚きゾナ

【くちぱっち@たまごっち!】
【状態】空腹っち
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:生き残りたいっち
0:お腹が減ったっち
1:クロミについていく
2:殺し合い怖いっち
3:まめっちや他のみんなは無事だと思うっち

【めめっち@たまごっち!】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:生き残りたいっち
0:まめっちが居れば解除済み首輪から解除方法が分かるかも……
1:クロミについていく
2:クロミも苦労しているわね……

444ズンズンギョギョカブハンマー!!:2012/02/22(水) 11:48:24 ID:NQExi7Go
「ギョギョ?」
「ハンマー?」
「ズババババーズビ、ズンズン?」
「カブーカブ?」
「ズンズンズビズバーン!!!」
「マァァァンハマー!!!」
「ギョーギョギョ!」
「カブカブーカーブ!!!!」

ギョーズンズバーマーマァァァァ! !カブハンマーギョギョ!!
ギョギョーズビッズバマンハァギョ……カブ!!! あ〜いいっすねえ。ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

……ギョギョギョ……。

【ズンズンカーブ】

カブギョーギョハンマーズンズバズババ…。
マァァァァァァァァァッ!! ギョカブカーブ!!!
マンハァッギョカブカーブ!! ズビズバズバーン!!
カブー……ズン……ギョ……ハンマー? シャァッ!!
マンハッ! ギョギョ―!! スバーン!! カーブ!!


「俺は博士たちとは組まないぞ!!!ナンデー?
 なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!」
 
   ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

「あ〜いいすっねえ」
「だからどういう意味?」
「凄い幼女の博士だ」
「なんも言えねぇ」
「意味わかんないんだけど!」
「オー、ソレハトテモ残念デース!」

ギョギョギョ……スゴスゴ!! イーッ! ドゴ!!
バンカブ!? ギョーイーッ!! スゴズババババーン!! カァァァァァブ!!
ドゴォ!! イーッ!! スゴスゴ!! マンハンマ? ズバーン?
 
………ズゴードゴーイーッ!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
イーッカブドゴスゴンハー!!

ズンスバーン!!!

「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 
「「「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」」」」

うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! マンッ! ハッハッー!!
うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! カブ! マーマー!!
うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! ズンズン!!!
うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! ギョギョギョ!!
うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! シャァッ!!!
うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! スゴッイーッドゴォ!?!?
うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! チョー気持ちいい!! ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

「イーッ!?」
「スゴッ!!?」
「ドゴッ!!??」
「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「マンハァ!!!」
「ギョー……ギョギョ!!!」

ギョギョカブー、ハンマー!!
カブブンズンズンズビハハハッハハハハギョギョ!!
シャァァァァッ!! ズンズン!! カブーカブ!!
ボーグ!!! ズビッ!! ギョッ! マンハンマー!!
うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

445ズンズンギョギョカブハンマー!!:2012/02/22(水) 11:49:30 ID:NQExi7Go
【二日目・21時15分/スペイン】
【HARASHIMA@DDTプロレスリング】
【状態】健康 ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
【装備】鍛えた肉体だけだー! ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
【道具】基本支給品一式だけだー! ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
【思考】1:俺は殺し合いに乗らないぞ! ナンデー?
     なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
     ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
    2:仲間も増やすぞ! ナンデー?
     なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
     ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
    3:出来ればDDTプロレスリングの他のレスラーとも合流したい!!! ナンデー?
     なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
     ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
    4:ハンマー!と北島、野生のカブトボーグ、鳥人とも組むぞーーーー!!!! ナンデー?
     なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
     ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
    5:博士たちとは組まないぞーーーーーー!!!! ナンデー?
     なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
     ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
【備考】
※HARASHIMA選手を拡大解釈しております。 でもあまり関係ありませんね。 ナンデー?
 なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
 ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
h ttp://www.youtube.com/watch?v=OfwFm1Sq9U4&feature=player_embedded
※ちょくちょく観客が質問して支配してきます。ナンデー?
 なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
 ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
※ゼロ達(主催陣営)の情報をショッカー戦闘員たちから聞き出しました。ナンデー?
 なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
 ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン


【大剣人ズバーン@轟轟戦隊ボウケンジャー】
【状態】ズンズンズッバーン!バーン、ズンズンズン…
【装備】ズンズンズバズバーン!
【道具】ズバババーン!
【思考】基本:ズンズンズバズババババーン!
    1.ズンズン ズバズババーン
    2.ズンズンズバーン ズバズバズンズンズンッ
    3.ズンズンズン… バァーン…
【備考】
※ズンズンズバズバーン、ズンズンズンッ♪
  ズッバーン!ズバズバ
※ズバババーン!


【いかりやビオランテ@本格的ガチムチパンツレスリングシリーズ】
【状態】健康
【装備】歪みねぇ肉体
【道具】基本支給品一式
【思考】基本:コミケが崩壊したから取り合えずと遠野と行動する
    1:HARASHIMAと組む。ついでにズバーンとハンマーともも組むみたい。
    2:(言葉が)どういう意味?



【遠野@真夏の夜の淫夢】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:コミケがなくなったのでビオランテにホイホイ着いていく?あ〜いいっすねぇ〜。
    1:HARASHIMAと組む。 ついでにズバーンとハンマーとも組むみたい。
    2:しぇんぱい……


【室伏広治@陸上日本代表】
【状態】ハンマー状態
【装備】ゴルディオン・ハンマー
【道具】不明
【思考】基本:ハンマーハンマー!
1:ハンマーハンマーマーマー
2:マーマーハンマー
3:……ハンマー……
4:ハンマァ!
【備考】
※ハンマーハンマーハンマー。
※マンハーッハッ―!!!

446名無しさん:2012/02/22(水) 11:50:09 ID:NQExi7Go
【ジャック・ハンマー@グラップラー刃牙】
【状態】ハンマー状態
【装備】ハンマースーツ@スーパーマリオブラザース3
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ハンハンハンマー!
1:ハンマー……ハンマー!
2:マハンマ!
3:ハン!ハンマァァ!!!
※室伏に洗n……説得されました


【ビフ@スクライド】
【状態】ハンマー状態
【装備】NRハンマー改
【道具】不明
【思考】
基本:ハンマーアアァアァ!!!!
1:ハンマー!!!
2:ハンマー!!!


【不破刃@Art of Fighting 龍虎の拳外伝】
【状態】うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
【装備】ステルス戦闘機@現実、ダンボール@現実
【道具】支給品一式
【思考】基本:凄い漢と戦うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
0:うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
1:室伏の後を追うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
2:……凄いハンマーとレスラー達と水泳選手とカブトボーグとマッドサイエンティスト達と鳥人だうおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
【備考】
※うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

【北島康介@現実?】
【状態】チョー気持ちいい!!!
【装備】海パン、水泳ゴーグル、水泳帽子
【道具】なし
【思考】
0:なんも言えねぇ
1:チョー気持ちいい!!!
2:レスラー達と組む


【野生のカブトボーグ@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】カブトボーグ
【装備】ノーオプション
【道具】支給品一式
【思考】基本:カーブ!カブカーブ!!
1:カブ……カブカーブ!
備考:参加者なので禁止行為には引っかかりません


【バシャーモ@ポケットモンスターシリーズ】
【状態】HP満タン、特性:加速
【装備】無し
【道具】支給品一式、焼き鳥(ねぎま)@現実、チキン南蛮@現実、ポケモンのタマゴ@ポケモン
【思考】基本:がくぽの仇を討つ。
1;がくぽの意思を継ぎ、がくぽの親族を守る
※DG細胞は気合で克服しました。

447名無しさん:2012/02/22(水) 11:50:40 ID:NQExi7Go

【ダイジョーブ博士@パワプロシリーズ】
【状態】健康
【装備】白衣
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】基本;参加者を改造して、潜在能力を引き出す
0: HARASHIMA達ヲ改造デキナクテ残念ナノデース……


【はかせ@日常】
【状態】健康
【装備】白衣
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本;ダイジョーブ博士について行く
1;ついでになのと阪本を探す
2:ダイジョーブ博士に阪本を改造してもらう。
※HARASHIMA達と情報交換しました。


【加藤京子@パワプロシリーズ】
【状態】健康
【装備】黒頭巾、クルーザー
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】基本;ギョーギョギョギョ
0:ギョギョギョ……
1:ギョギョーギョギョギョギョ!!
2;ギョーギョーギョ……?
【備考】
※ギョー。


【ショッカー戦闘員α@仮面ライダー 死亡確認】
死因:ジャックのアームロック
【スゴーミンβ@海賊戦隊ゴーカイジャー 死亡確認】
死因:師範の流影陣式アームロック
【ドゴーミンυ@海賊戦隊ゴーカイジャー 死亡確認】
死因:加藤さんの佰八式アームロック

448名無しさん:2012/02/22(水) 11:58:05 ID:Hq2xvxv2
何だこれ……?

449名無しさん:2012/02/22(水) 13:42:33 ID:RphX/f1g
こいつらは終始このノリかよwww
本当どの参加者よりも安定しているよな

450プレイボーグ:2012/02/22(水) 15:51:49 ID:4l6LMBnA
「リュウセイ君とケンが死んだなんて……」

勝治は放送を聞き、驚きを隠せなかった。
自分の親友、天野河リュウセイとケンが死んだという事実を認める事が出来なかった。

まあ地味に一人はテロ組織の首領やってたり、地味に一人は平行世界から殴り込みに来たりと好き放題やっているのだが。

「なんでなんだ……。なんで死んでしまったんだ。リュウセイ君……ケン……」

勝治の目から涙が溢れる。何だかんだ言っても、彼はまだ小学生なのだ。親友の死はあまりにも重過ぎる。

「同情するよ勝治君。僕で良かったら相談に乗ってあげようか?」
「安心院さん……」

そんな勝治の前に、ネタキャラ化してきている安心院がやってきた。

「……。ありがとうございます。そうだ、僕はこんな所でへこたれる訳には、いかないんだ!」
「やれやれもう復活か……。弄り甲斐が無い」
「弄る?……安心院さん。僕を弄りたいなら……」
「なんだい?」

「僕とシークレットバトルして下さい!!!!」

「……いいよ」







かくして勝治と安心院のシークレットバトルが始まった。







「あっ//ん……」
「あ、安心院さん!!」

「マミさんが居なくなってから若い子が消えて、どうなるかと思っけど期待の新人が来てくれてよかったよ!」
「僕は変態じゃないよ変態という名の紳士さ」

【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V 死亡確認】
【安心院なじみ@めだかボックス 死亡確認】
【セワシ@ドラえもん 死亡確認】
【クマ吉@ギャグマンガ日和 死亡確認】

死因:心臓発作

451反逆のリンリン:2012/02/22(水) 18:21:12 ID:.MpFbEBA
黒衣の男とリンリンはとある廃墟へたどり着いた。

「さあ付いたよ、君はこれから何をなそうとするんだい?」
「兄と話をつけてきます」
「大丈夫かい?どうせなら僕も同行しよう」
「いや、いいです」

そう言ってリンリンはマンホールを開けて地下へ潜った。

「彼女にも悲しみの心が宿った、兄との再会は悲劇か喜劇か」
「まさか貴方まで表舞台に出るとは、スフィアの持ち逃げは許されませんでしたか?」

黒衣の男が振り返ると青年が立っていた。

「君もだろ、高遠遙一……天才芸術犯罪者まで煽動マーダーになる気かい?」
「少々連合の勢いが強すぎて少々弱めた方がいいと思いましてね、
アサキム・ドーウィン?」

高遠は黒衣の男ことアサキムにそう答えた。
実はクロウを殺害しスフィアを奪ったのはアサキムである。
だが、主催の包囲網は強く制限されてこの世界に残っていたのであった。
一方の高遠も安心院の誘いで独自に動き始めたのだった。

「そうだね、連合、DC、レジスタンス残党はそれぞれ均衡にならなくてはいけない……」
「だからこそ彼女……リンリンを死地に向かわせたんでしょう」

高頭の問いにアサキムは笑みを返した。

----

「つかさがまだ戻ってきていないって本当!?」
「ミキ、探すべきだと思うよ!」
「せっかく仲間が集まっていたというのに」

柊かがみ、天海春香、星井美希の3人もまた連合内においては穏健派の派閥だった。
つかさからの秘密回線を知って密かに動き始めた矢先である。

「どうやら反応が消えたのはアメリカの方だね」

美希は地図を広げていった。

「あの馬鹿、アメリカね……近いわね、すぐに行きましょう」
「ちょっと待って!誰かがアジトに侵入したみたい!」

このアジトは連合内でも最近作られたものである。
最近連合を無差別に殺害するマーダーの出現もあって、大部分は駆り出されて行った。
こういうアジトを担当するのは新兵達の役目である。
実際に穏健的思考を持つ派閥はその大半が新兵が多い。
春香達はそう言う新兵を説得しつつ勢力を広げていったのだった。
ここは穏健派の基地の1つといえる。

「もしかしてミキ達の事ばれた?」
「捕まえましょう、ここで転覆計画がばれたら水の泡よ」

かがみはそういってアサルトライフルを構えた。


「私はもうあの男を兄だと思わない……ここになら奴らの本拠地へのアクセスコードがある」

リンリンはアジト内をくまなく探索した。
やはりここは戦略的に価値が低いアジト。
おそらく配備されている兵も少ない。

「そこで何をしているの?」

美希はアサルトライフルをリンリンに突きつけた。

「子供が1人って?」
「迷い込んだわけじゃないわね、あなたの名前は?」
「龍昇リンリン……」

手を上げてリンリンはそう答えた。

「あなた、龍昇ケンの妹?」

春香は構えを解かずに聞く。

「そう、私が来たのは貴方達の本拠地の場所を探るために……」
「どうして?」
「私の兄があなた達の首領だからよ!」

リンリンの発言に驚きを隠せない3人。

「どういうことか詳しく説明して」
「いいわ、少しPC端末を借りたいからお願いできる?」
「……美希、春香、この娘は敵じゃなさそうね……信じましょう」

かがみに言われて武器を下ろして春香と美希はリンリンを司令室に案内した。

----

452反逆のリンリン:2012/02/22(水) 18:22:23 ID:.MpFbEBA
「何これ……!?」
「私達の組織って龍昇ケンが……」
「そう、これがあなた達の信じていた偶像が隠していた真実よ」

そこには龍昇ケンがいかに連合を作ったのか詳しいデータが載っていた。
全て球磨川がリンリンに提供したUSBメモリに入っていた情報である。

「かがみ、春香どうする?」
「どうするって言われてもね……」
「リンリンちゃん、あなたはどうしたいの?」
「兄いえ龍昇ケンをこの手で殺すわ、どんな手段を使っても……」

それを聞いてかがみはため息をし、ゆっくり語りだした。

「春香、美希、あなた達はアメリカに行って、つかさを探してきて」
「かがみは?」
「彼女と共に連合穏健派が大勢いる基地へ飛ぶわ、この娘は信頼に値するわ」
「信用してくれるのね?」
「完全じゃないわ、でもこの事実が露見すれば連合の革命は可能よ……
あなたにも手伝ってもらうわよ」
「いいわ、あいつを殺すためなら穏健派に力を貸すわ」

リンリンはもう後悔はしなかった。
最も倒すべき相手は実は生きていたのだ。
龍昇ケンを倒す、主催の仕事はもうあの両手と兎に丸投げすればいい。
こうして穏健派にリンリンも身を置くのだった。

【龍昇リンリン@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】アンゼロットの代行、兄への怒り
【装備】不明
【道具】USBメモリ
【思考】基本:龍昇ケンを殺す
1:連合穏健派に加わる
※穏健派に加わりました

【柊かがみ@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】手榴弾×10、コンバットナイフ、ガスマスク、防弾チョッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:連合を変えるために仲間を集める
1:リンリンと共に行動する
2:早くつかさに会いたい
※謎の首領の正体を聞かされました


【天海春香@THE IDOLM@STER】
【状態】健康
【装備】アサルトライフル、手榴弾×10、コンバットナイフ、ガスマスク、防弾チョッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:連合を変えるために仲間を集める
1:穏健派と共に連合を変える
2:アメリカに赴いてつかさを探す
※謎の首領の正体を聞かされました

【星井美希@THE IDOLM@STER】
【状態】健康
【装備】アサルトライフル、手榴弾×10、コンバットナイフ、ガスマスク、防弾チョッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:連合を変えるために仲間を集める
1:穏健派と共に連合を変える
2:アメリカに赴いてつかさを探す
※謎の首領の正体を聞かされました

----

「さてうまくいっているかな?」
「いかないと困るんですけどね、それよりも安心院さんはほうっておいていいんですかね?」
「いや今は症候群で遊んでいる、重要な局面で復帰するだろう」
「なるほど、あの人らしい……さて我々も忙しくなりそうですね」
「ああ……」

高遠とアサキムはそう呟くと基地から去っていった。

【二日目・22時00分/カナダ】

【アサキム・ドーウィン@バンプレストオリジナル】
【状態】健康
【装備】剣
【道具】支給品一式、スフィア×2
【思考】基本:???
1:もっと世界に混沌を与える

【高遠遙一@金田一少年の事件簿】
【状態】健康
【装備】手品道具、暗殺用道具
【道具】支給品一式
【思考】基本:???
1:連合等の勢力の力を調整する

453エンペラ星人がDCに加わったようです:2012/02/23(木) 02:03:57 ID:7D9boYMc
「それは間違いないのサ?」
「余も疑問だな、だがクライシス皇帝が手に入れた情報なら連中の本拠地への急襲やる価値はあるな」

新しく用意されたDCの新本拠地で新しく加わった漆黒の宇宙人……エンペラ星人とマルクは話し合っていた。
エンペラ星人は本当に賢くて戦力としても申し分はなかった。
この新基地もエンペラ星人が見つけたものである。

「しかし本当に信じちゃっていいのサ?罠かもしれないサ?」
「だからこそだ、この新本拠地の場所を探られないように二段構えの作戦を取る」
「どういう作戦サ?」
「まずまだネオ・アルカディア跡を本拠地として使っているとアピールさせて、連中の主力を集めさせる、
そしてネオ・アルカディアごと連中を葬る……」
「なるほど、まあそれは少数に任せておけばいいのサ、それで何人かで手薄の本拠地を攻める作戦なのサ?」
「そう、連中も馬鹿ではあるまい……だが、妙な情報も入ってな」

妙な情報と言う言葉にマルクは気になる。

「どうやら奴らの中にも反乱分子がいるようなのだ、あやつらを利用するのも悪くはない」
「なるほど、あいつらを囮にすればいいのサね、とりあえず各分担はボクが決めておくサ
エンペラ殿はクライシスくんと皇帝の補佐を頼むさ、場合によっては闇脳くんの後釜もよろしくサ」
「いいだろう……」

そう言ってエンペラ星人は部屋から出て行った。
そこにたまたま通りかかるクライシス皇帝。

「お手柄だ皇帝、あなたのおかげで連合の本拠地を突き止めることが出来た」
「それがな……」
「どうした?」
「差出人が変な奴でな、あれはどうも怪しいと思うのも私だ」
「構わん、ここはわざと罠に乗ってやろう、後クライシス殿、バグラモン殿が復帰するまで……
余と貴殿がTOPだ、くれぐれも恥じる真似はするな」

そう言ってエンペラ星人は自室へ向かっていった。

「ウザイ連合が滅ぶならそれでもいいと思う私だ」

これからもっともっと忙しくなるなと思うクライシス皇帝だった。

【二日目・11時00分/???・DC新本部】

【マルク@星のカービィシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、不明支給品、デジタルビデオカメラ、ラオウメダル、トキメダル、ケンシロウメダル
【思考】基本:主催が気に入らないからぶっ潰すのサ
1:ぷにえとローズマリーと手を結ぶ
2:同盟軍に入る
3:もうDCでいいのサ
4:ネオ・アルカディア班と奇襲班に別けるのサ
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました
※ぷにえからリュウセイが死んだ事を聞きました

【エンペラ星人@ウルトラマンメビウス】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:主催者を倒し全宇宙征服
0:DCに入る。
1:クライシス皇帝と共にDCを動かす
2:暗黒四天王の面々に合流を呼びかける
※バラオとは別れました

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康
【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア、ロケットランチャー
【道具】基本支給品一式、その他不明
【思考】基本:地球人類を抹殺するのも私だ
0:実は生きていたのも私だ
1:エンペラ星人と共同でDCを動かすのも私だ
2:忙しくても頑張るのも私だ
※今までとは別人です。
※ビッグバンをボーグ星人だと思っています

454修正:2012/02/23(木) 02:15:24 ID:7D9boYMc
【二日目・23時00分/???・DC新本部】
に修正します

455太陽神の降臨:2012/02/23(木) 13:01:29 ID:7D9boYMc
「下らぬ茶番だ、人はそう弱いから徒党を成す、これが証拠だ」

突然現れた炎の渦が平等院を包み込む。
この炎の大きさはとても逃げられるような物ではなかった。

「滅びるのは汝の方だ、汝は消すつもりはないが……遺恨になるなら費えてもらおう」

次々に炎の渦が平等院に襲いかかる。

「見るがいい、弱きものの末路だ」

次の瞬間、平等院は炎に包まれて消滅した。

【平等院鳳凰@新テニスの王子様】 死亡確認

平等院を焼き殺すと炎の怪人はイシドとつかさに近づく。

「我が名は断罪者の1人、アポロン・フレイム、イレギュラー要素を消すために参った」
「イレギュラー要素だと?」
「問おう、貴様をこの世界に送りレジスタンスに送り込んだのは誰だ?」
「……知らん」
「素直な答えだ……」

アポロンはさらに二人に近づく。

「君は逃げろ、こいつの目的は私だけだ!」
「でも……」
「早くしろ、ここで君が死んだら君の仲間に申し訳がたたない!」

つかさは一目散にイシドを置いて走り出した。

「いいだろう、我もあの娘には用はない、逃がしてやろう……だがお前は別だ
覚悟はいいか?」

アポロンが手を掲げると巨大な炎の球体が出来上がった。

「先ほどの話、実に無意味なことだ……全ては絶対的力の前に費える」
「だが、それでも抗い続けるのが人間だ」
「何時のような弱者には虫唾が走る……イレギュラーはこのまま退場しろ」
「忘れるな、お前のような傲慢さは必ず身を滅ぼすと!」

アポロンはさらに火球を巨大化させる。

「下らんな、汝は何故そう希望を見出す、ならば我が意志により燃え尽きるがいい」

そう言ってアポロンは火球をイシドに向かって投げつけた。
この大きさ、人間が逃げられるものであはなかった。

「ここまでか……くそおおおおおおおお!!!!」


次の瞬間、イシドの身体は燃え上がり炭になって崩れ落ちた。
イシドがいた周辺は跡形もなく燃え尽きた。

【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】 死亡確認

「詰まらん……我の心を満たすものではないか」

その時、通信が入った。

『これはご苦労様ですよ、アポロン・フレイム……イシドシュウジの処刑』
「わざわざ我を寄越すまでもあるまい、そういう仕事は他の断罪者にやらせろ」
『いえいえ、イレギュラー要素は予想以上この世界に混ざったようですからね、
イシドシュウジ……彼は8期の住人……消しておいて正解です』
「どういう意味だ?」
『今回の連合の切り捨てが早まった最大の理由ですよ、おそらく誰かが手引きした可能性があります』
「名無しか?」
『ありえますね、どっちにしても私の目の黒いうちは彼の思惑通りには進みませんよ、
一旦本部へ合流してください』
「分った、イレギュラー要素の話、詳しく知りたい」

アポロン・フレイムも主催本部へ向かった。
事態は更なる方向へ向かいつつあるようである。

【三日目・00時10分/アメリカ】

【アポロン・フレイム@流星のロックマン2】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ゼロに協力する
1:ゼロに会いに行く
※ゼロの協力者にして断罪者の一人です
※『名無し』の思惑は見抜いております

【柊つかさ@らき☆すた】
【状態】疲労(小)、決意
【装備】手榴弾×10、コンバットナイフ、ガスマスク、防弾チョッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:連合を変えるために仲間を集める
1:イシドと行動をともにする
2:アイムさんとも合流したい
※謎の首領の正体を聞かされました

456修正:2012/02/23(木) 14:37:51 ID:7D9boYMc
【柊つかさ@らき☆すた】
【状態】疲労(小)、決意
【装備】手榴弾×10、コンバットナイフ、ガスマスク、防弾チョッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:連合を変えるために仲間を集める
1:とにかく遠くに逃げる
2:アイムさんとも合流したい
※謎の首領の正体を聞かされました

に修正します

457実際、原作でもたらしまくってるから困る:2012/02/23(木) 16:49:59 ID:EMRZJ.6c
「ここは何処だ?」

穏健派に接触に向かったベル、黒、アンゼロットだが悪いタイミングで
ベルのぽんこつ補正と、アンゼロットのネタキャラ補正が発動し道に迷ってしまった。

「ミタトコロ、ココハ、イギリスノヨーデース」
「イギリスて……私達はドイツに居たのよ?たった十分程度で、そこまで移動できる訳がないじゃない」
「ナンチューカ、ドウチュウニ、ワープゾーンガ、アッタミタイデース。ナンチューコトデショ」
(うぜぇ)

ロイドウザウルスの、うざさに耐えながら三人は周りを見渡す。
確かにイギリスと書かれた看板が、近く立っていたところを見ると、ここはイギリスのようだ。

「オウ!?コレーハ、リュウセイクンノ、トムキャット・レッド・ビートルVモデルとテンセイマエノ、ワタシガモッテタ、シーザーカエサルエンペラー!」

ロイドウザウルスが見つけたのは、ミクによって壊された二機のボーグマシンだった。

ついでにロイドさんが死んだ後、アンゼロットよりも上位の神様に無理やり転生させられ、ロイドウザウルスというマスコットにされたとか。

「ダレガコンナ・・・・・・ヒドーイ・・・・・・」
「直せますか?」
「ナオセナイコトハ、アリマセーン」
「よし、これも回収しておきましょう。戦力になるかも知れません」

アンゼロットは壊れた二つのマシンをティパッグの中に放り込む。

その時だった。

「「「「「アンゼロットォォォ!!!!!!!!!ぶっ殺してやらあああああああああああああああ!!!!!!」」」」」

執行者の一人セシリアがISを使い、あらゆる物を薙ぎ倒し物凄いスピードで突っ走っていた。

「追っ手か」
「面倒ね」
「ここはやり過ごそう」
「でも、どうやってこちらに向かってきますよ?」

言ってる傍からセシリアが黒達に向かってくる。
次の瞬間、黒は――。

「え///」

セシリアからアンゼロットを隠す形でキスをした。

お前は何をやっているんだと思う人が居るかも知れないが、原作でも同じ方法で初対面の女性にキスをした事がある。
しかも、その方法で見事、その女性の追っ手をやり過ごした。
つまり黒さんは大真面目なのだ。下心など一切無い。

「人前でいちゃついてんじゃねえええええ!!!!!!」

もちろん、そんな方法でセシリアをやり過ごす事が出来るはずも無く、普通にアンゼロットは見つかった。

「何故だ?おかしい。前やったときは上手くいったんだが……」
「アナタノ、アタマノホーガオカシーデス」
「あ、アンタなにやってんのよ!」
「わ、私初めてだったのに……」
「え?貴女。ら、ラグナとその……アレなんじゃ……」
「あの人がやったのは玩具で私を……いや何でもありません。取りあえず言いたいのは手は出されていません」

「「「ふざけてんじゃねえぞ!!!!てめええらあああああああああ!!!!!」」」

セシリアがぶち切れた。ただでさえイラついてたのに、目の前でいちゃつかれて尚且つこんな話をされたのだ。
彼女の怒りはマッハになった。



「お前ら全員ヌッコロス!!!!」



こうしてセシリアとの死闘が幕を開けた。



―――――――――――――――――――――――――――

458実際、原作でもたらしまくってるから困る:2012/02/23(木) 16:50:34 ID:EMRZJ.6c



「セカイ中の女は僕の思うがままだ!!!!」

その頃、文人さんはイギリスを駆け回っていた。全裸で。
その後ろには彼が今まで落としてきた女の子が一杯着いてきていた。

「おっアンゼロットに可愛い女の子じゃないか!よーし!お邪魔虫な男を殺して早速落とそう!!!」

そう言いアンゼロットに近づこうとした次の瞬間。

「え?」

黒がアンゼロットにやらかした。

「嘘だろ……。何なんだあの男は……」

文人は呆然とした。今まで様々な変態紳士が狙ってたアンゼロットの唇をあの男は今、目の前で奪ったのだ。
しかも、アンゼロットも満更じゃない。

文人は今、確信した。自分以上のたらしがここに存在するという事を。



「黒さん!」

「なんだと?」


だが更に予想外な事が起きた。文人が目を離した隙に、あのミクをも超えた修羅となったセシリアがころりとたらされていたのだ。
他の誰でも無い黒によって。

「うわああああああああああああああああああああ!!!!!」

文人はショックのあまり走り出した!全裸で!!!


【七原文人@BLOOD-C】
【状態】胃が痛い(少し収まってきた)、絶望、全裸
【装備】不明
【道具】不明
0:うわああああああああああああああああああああ!!!!!!
1:バトルロワイアルを運営する
2:身分を隠したうえで会場に向かい、強い女性参加者達を堕として手駒にする
3:ノーベンバー11とリンリンに感謝
4:人員の早期確保
5:何者なんだ、あの男は……


【剛田ジャイ子@ドラえもん】
【磯野フネ@サザエさん】
【磯野ワカメ@サザエさん】
【騒音おばさん@現実?】
【状態】文人に堕とされた、全裸
【装備】不明
【道具】大人の玩具
【共通思考】
1:文人さんに着いていく

459実際、原作でもたらしまくってるから困る:2012/02/23(木) 16:51:41 ID:EMRZJ.6c




「なんか騒がしいですわね」
「本当に、俺達を手伝ってくれるのか?」
「はい!黒さんの頼みですもの」

だが文人の事など一切気がつかず、黒一行はセシリアを新たに仲間に加えるのだった。


【三日目・00時30分/イギリス・某所】

【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】健康、ぽんこつ、アンゼロットに若干同情、黒にたらされてる、怒りと悲しみ
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を殺す。ウザイ連合も全員殺す
0:ちょっとこれどういうこと?
1:手駒を集める
2:黒と行動する
3:三沢、土蜘蛛を警戒
4:連合の穏健派に会いに向かう


【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、たらし発動(本人無自覚)、アンゼロットに若干同情、怒りと悲しみ
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート、釣り道具、スターダストドラゴン(カード)、連合基地の場所の書かれた地図
【道具】支給品一式、仮面、病院で回収した医療道具、車、土下座最中、通信機
【思考】基本:ゲーム脱出
0:身を隠しつつ、反撃の機会をうかがう
1:銀を探す
2:ベルと行動する
3:戦力が増えたな。それにしても3人共様子がおかしい
4:三沢、土蜘蛛を警戒
5:最中は自重する
6:連合の穏健派に会いに向かう
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『覚醒ヒロイズム』が流れます


【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【状態】覚悟と決意、KBウィルス感染、魔法少女化、黒にたらされかけ、ネタキャラ補正再発
【装備】魔法少女の服装、ラブラブステッキ、虹の剣
【道具】バスタオル、出来立てカブトボーグ、ロイドウザウルス、
    トムキャット・レッド・ビートルVモデル(修理中)、シーザー・カエサル・エンペラー(修理中)
【思考】
0:バトルロワイアルを終わらせ、死んでいった者たちへの償いを
1:ゼロ以外の脅威にも対処したい
2:連合の穏健派に会いに向かう
3:初めてだったのに……

【セシリア・オルコット@インフィニット・ストラトス】
【状態】健康、黒にたらされた
【装備】ブルー・ティアーズ@インフィニット・ストラトス
【道具】不明
【思考】
基本:黒さんを手伝う
1:黒さん///
2:箒と共に持ち場へ向かう
※主催側を辞めました

460状態表修正:2012/02/23(木) 16:55:00 ID:EMRZJ.6c
【セシリア・オルコット@インフィニット・ストラトス】
【状態】健康、黒にたらされた
【装備】ブルー・ティアーズ@インフィニット・ストラトス
【道具】不明
【思考】
基本:黒さんを手伝う
1:黒さん///
※主催側を辞めました

461名無しさん:2012/02/23(木) 17:27:26 ID:HdT93WPc
手を出さずに玩具だけで四重絶頂って一体ラグナさんはアンゼロットになにをしたんだ……
そしてギモマスさんはまず自分がおとせた連中の方に絶望しろw

462その頃ノーベンバーは:2012/02/24(金) 02:38:09 ID:vH//hF9k
「困りましたね……」
誰も居なくなった主催本部にてノーベンバーは溜息を着いていた。

「置いてけぼりをくらったばかりか、まさかリストラまでされるとは……」
ふと手元を見る。そこには真の主催者達が残した手紙があった。

『今まで、よく働いてくれたから、お前は特別に何もお咎め無しで主催辞めていいよ。てかこれからは俺達の時代だから辞めろ。真の主催者達より』

「……。どうしたものですかね……。まあ他の主催幹部に比べれば、マシなんでしょうが……。
 それにしても、今まで働いた分の給料が2000円は安過ぎでしょう」

ノーベンバーは頭を抱える。元の世界に帰ろうとも思ったが、何か転送装置がぶっ壊れてるし参加者として行動するのも気が乗らない。

「はぁ…仕方ありません。今まで安全な場所に居た、ツケが回ってきたのでしょう。参加者として行動する事にしますか……」

そう考えるとノーベンバーは身支度を始めた。
この先、殺し合いに乗ったマーダー等と様々な危険が待ち受けている。備えは憂い無しという奴だ。

「……これは酷い。2000円と煙草3箱しか残ってない……」
しかし主催本部には、ノーベンバーの対価の煙草と2000円しか残されていなかった。

「これはもう駄目かも知れませんね」
その時であった。悪趣味な車が物凄い速さで、主催本部の壁をぶち破って突っ込んで来た。

「ああ……。また世界を縮めてしまった……」
「ストレイトクーガー……。まさか、こんな所で会うとは思いませんでしたよ」
「ん?その声はのーれんばーか!」
「ノーベンバーですよ……」

車から降りて来たのはもの凄いテンションの高く世界最速の男、ストレイトクーガー。

「いやぁ探したぞ!何せお前を見つけるのに世界を50週はしたからな……」
「それで何の用です?」
「スクライドの映画が、また近いうちにやるだろう?だからその宣伝を手伝ってくれ!」
「何故、私が……?」
「カズヤと劉鳳は死んじまったからな……そのかわりだ。いいだろう?同じゲームに出演した仲じゃないか?それに、お前だってDTBの宣伝をすれば3期が来るかも知れんぞ!」
「3期が来ても、私は出演しないと思いますがね……。1期で死んでますし」

いきなりスクライドの宣伝をしろと言われ困惑するノーベンバー。

「それにな、あんぱーさんだってDTBの宣伝を手伝うかわりに俺の宣伝を手伝うと言っているぞ!」
「あんぱーじゃなくてアンバーですよ……」
「私はあんぱーでも無ければ、アンバーでも無い。C.C.だ!」
「?変な事をいいますねアンバー……。それにしてもピザ臭っ」
「だから人違いに気付け!」
「まぁいいでしょう。私も同行しますよ。やる事もありませんしね」
「よし!また仲間が増えたな!」

こうしてノーベンバーはクーガー達と同行する事となった。

463その頃ノーベンバーは:2012/02/24(金) 02:38:40 ID:vH//hF9k



【三日目・00時40分/アメリカ】

【ストレイト・クーガー@スクライド】
【状態】健康
【装備】ラディカルグッドスピード
【道具】支給品一式
【思考】
基本:世界を縮めつつスクライドの宣伝をする
1:女性はエスコートする
2:カズマ……劉鳳……
※今までとは別人です
※C.C.をアンバーと勘違いしています

【ノーベンバー11@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】2000円、煙草3箱
【思考】
1:生き残る
2:クーガーに着いていく
3:3期は……無いでしょうね……
※主催をリストラされました。
※C.C.をアンバーと勘違いしています

【C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】大量のピザ
【思考】
1:ルルーシュが居れば合流
2:クーガーに着いていく
3:何故人違いに気付かない……
4:一応ギアスの宣伝もしとくか

464合流、そして―――:2012/02/24(金) 23:15:08 ID:rPoqcjzQ

「調子はどうだ?」
「……宇宙には当分上がれそうにないが、地球で飛ばすくらいはできそうだ」
「……そうか」
「……それに君たちの大切な船のようだからな……
 こんなところで壊すわけにはいかないさ…!」
「すまないな」

 ゴーカイガレオンのブリッジに男が二人。
 一人はジョー・ギブケン。ゴーカイジャーのゴーカイブルーである。
 もう一人は、アムロ・レイ。とある勇者王である。
 そして今、アムロ達は二人でガレオンを整備していた。
 
「……それにしても、みんなが生きてることが奇跡的だな」
「……あんたも怪我をしてる、アカレッド達と一緒に少し休んでいた方がいいんじゃないか?」
「そうさせてもらいたいが、アカレッドと江蓮の方が俺よりも重傷だからな」
「……そうか」

(しかし、アカレッドか……)

 アカレッド……ジョーの記憶では赤き海賊団の船長だった男。
 …………そして、死んだはずの男だったはずだ。
 では、今ここで治療を受けているアカレッドは偽物なのだろうか?
 ジョーは先程、アカレッドと少し話したが、『マーベラス達を探している』と言っていた……。
 つまり、探しているのは『マーベラス』、『ナビィ』、そして『バスコ』である。

 ここでジョーは一つの仮説を立てる。

(もしや、アカレッドは過去から来たのか?)

 鎧の豪獣ドリルが未来から来るように……。
 このアカレッドは何かの力で過去から来たのではないか?
 前にタイムレンジャーの太いなる力で自分たちも過去に行ったことがあったのでその可能性があってもおかしくない。

(……さっぱりだ)

 考えても答えは出ないのでジョーは考えるのを止めた。
 そんな時である。ジョーのモバイレーツに着信が入った。

『おい、ジョー、聞こえるか!』
「その声はマーベラスか?」
「知り合いか?」
「ああ」
『その声は……アカレッドなのか!?』
『マーベラス! 落ち着いてください!!』

 ジョーのモバイレーツからマーベラスを止めようとしている若い女の声もした。
 
「マーベラス、少し落ち着け……今何処に居るんだ?」
『ガレオンの真下だ』

465合流、そして―――:2012/02/24(金) 23:16:00 ID:rPoqcjzQ
 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「という訳で、ついてきちゃいました」
「よろしくお願いします、映司さん」
「……………」
「やっぱヒーローは助け合いでしょ!」

 映司はルカに向かって、五代雄介のようにサムズアップする。
 あの後、雄介、翔一と話し合った結果、映司がマーベラスについて行くことになった。
 映司が付いてきた理由はもう一つあった。

(あの予告編で、マーベラスさんはフォーゼ……弦太朗君と戦っていた。
 ……それに『仮面ライダーの大いなる力』を狙っているらしい)

 予告編で見たマーベラスと目の前にいるマーベラス。 
 果たして、あのマーベラスと彼は同一人物なのか? 
 映司の中でマーベラスにほんの僅かな疑惑の芽が出る。

「さっきから、何ジロジロ人のこと見てんだ?」
「いや……あっ、見えましたよ! マーベラスさん!!」

 そして、なんやかんやで彼ら三人はゴーカイガレオンの近くまで来た。
 ここでマーベラスは自分のモバイレーツを取り出す。
 一旦、誰が中に居るのか、確認するためである。

「まずは鎧だな」

 一番最初に掛けるのは鎧である。
 熊岡県にいると聞いていたのでその可能性が一番高いとマーベラスは考えた。
 そして、セルラーに電話を掛ける。

『ゴーカイセルラー、留守番電話サービスです。おかけになったセルラーは…』

「……チッ」
「留守電ですか?」

 だが、繋がらなかった。
 電波が届かないのか、それとも制限が掛っているのか繋がらなかった。

「……となると、次はジョーだな」

 ジョー・ギブケン。
 ゴーカイジャーの中ではマーベラスと一番長い付き合いの男である。
 そして、マーベラスはジョーのモバイレーツに電話を掛ける。

「おい、ジョー、聞こえるか!」
『その声はマーベラスか?』

 今度は繋がった。
 
『知り合いか?』
『ああ』

 それとモバイレーツからマーベラスが知っている声が聞こえてきた。
 ――――自分の恩師、アカレッド……によく似た声である。

「その声は……アカレッドなのか!?」
「マーベラスさん! 落ち着いてください!!」
『マーベラス、少し落ち着け……今何処に居るんだ?』

 ルカとジョーの言葉でマーベラスは冷静さを取り戻す。
 そういえば、声が似ているどころか、顔がそっくりな男たちをマーベラスは知っていた。
 そのことを考えれば、声が似ている程度で驚くことじゃないことに気付いた。

「ガレオンの真下だ」
『そうか、今ロープを下す』
「三本……いや、二本だ、下してくれ」

 そして、ガレオンから二本のロープが降りてきた。

「しっかり捕まってな」
「えっ、きゃ…」

 マーベラスはルカの腰辺りをガッチリと掴んだ。
 ルカはマーベラスの首に腕を回してしっかりと捕まる。

  ムニュ……っ!

 何か柔らかい感触がマーベラスの腕を包み込む。
 ……正直、羨ましい。

「よっと」

 映司は普通にロープに掴まった。
 本当に普通にロープに掴まった。

466合流、そして―――:2012/02/24(金) 23:16:33 ID:rPoqcjzQ
 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「なんだか、騒がしくなってきたな」
「もう動いて平気なのか?」
「……ああ」

 ジョーたちがいるブリッジに赤いスーツの男がやってきた。
 アムロは心配しそう声を掛ける、何故ならば、アカレッドの怪我は大体自分を庇って受けたものだったから。 
 自分はモビルスーツの操縦は出来ても、白兵戦では彼らよりも劣るのだから……。

「アムロ、お前も十分、戦ったさ」
「……気休めはよしてくれ……俺が足を引っ張ったばっかりに……」
「……アムロ」
(本当に二人の声がそっくりだな)

 ジョーはそんな中、二人の声がとてもそっくりなことをしみじみと思う。
 そして………


「……本当にアカレッドなのか?」

 
 マーベラス達もブリッジにやってきた。

【二日目・20時30分/ムー大陸上空・ゴーカイガレオン艦内】


【キャプテン・マーベラス@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】疲労(小)
【装備】モバイレーツ@海賊戦隊ゴーカイジャー、ゴーカイサーベル
【道具】支給品一式、レンジャーキー
   (ゴーカイレッド、たこやきマントマン・レッド、ウェザーレッド、アイ・カミカゼ、タイムレッド)
【思考】
基本:仲間と合流して主催を倒し、宇宙最高のお宝を手に入れる
0:本当にアカレッドなのか……?
1:残った知り合いを探す。
2:できれば海東と合流したい。
3:黒幕は一体・・・・・・?
※弱音ハクが謎の組織に所属していたことを知りました


【巡音ルカ@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】ヴァッシュの銃@トライガン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:家族を助けたい
0:二人(アムロとアカレッド)の声、そっくりだなぁ……
1:ハクや残った家族を探す。
2:できれば海東と合流したい。
3:ミクはいつか説得する
※8期までのルカとは何も関係ありません。
※人間です。
※他の支給品はレンジャーキー(@海賊戦隊ゴーカイジャー)でした。
 他に支給品無いって書いて無かったからいいよね
※弱音ハクが謎の組織に所属していたことを知りました

467名無しさん:2012/02/24(金) 23:17:20 ID:rPoqcjzQ

【火野映司@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、パンツ一丁
【装備】オーズドライバー、メダガブリュー、金閣の金のパンツ
【道具】基本支給品一式
【思考】
基本:殺し合いを止める
 1:アンクはどこに行った?
 2;マーベラス達に同行して、マーベラスを見極める、もしもの場合は……
 2:『仮面ライダーの大いなる力』が気になる。
※また暴走するかどうかは不明です。

【ジョー・ギブケン@海賊戦隊ゴーカイジャー】
【状態】静かな怒りと少しの安心感
【装備】モバイレーツ@海賊戦隊ゴーカイジャー、
【道具】支給品一式、レンジャーキー(ブルー系統の全て) 、中日ドラゴンズのユニフォーム@現実
【思考】
0:シオニー一向に同行する。
1:仲間達との合流
2:あの仮面ライダーは許さない……
※たこやきマントマンの大いなる力を貰ったかどうかは不明です。

【アムロ・レイ@機動戦士ガンダム 逆襲のシャア】
【状態】軽傷、疲労(小)ニュータイプという名の勇者
【装備】無し
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いからの脱出
0:この男がマーベラスか
1:アカレッド、江蓮と共に行動する
2:シャアとは決着を付ける
3:あの仮面ライダーは警戒する。
※ジェネシック・ガオガイガーは次元圧縮によってガレオン内に格納されています。

【アカレッド@スーパー戦隊シリーズ】
【状態】重傷(回復中)、疲労(中)
【装備】ゴーカイガレオン@海賊戦隊ゴーカイジャー
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いを止める
0:マーベラスなのか?
1:アムロ、江蓮と共に行動する
2:出来れば、バスコやナビィと合流したい
3:あのライダーには気をつけろ……
※バスコが裏切る前からの参戦です。

468ベル様と奇妙な仮面の参加者達:2012/02/25(土) 01:10:06 ID:DZS4pNv2
ベル様達は謎の仮面集団に遭遇した。

「お母さんには内緒だぞ!」
「貴様らに笑みなど似合わない!」
「撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ!」
「美夕!」
「わらわは肉づきの面……。四魂のかけらを寄越せぇ……」
「赤が好き?白が好き?それとも青が好き?」
「卍解!」
「それも私だ」
「正義の味方カイバーマン!」

「何よこいつら……」

そして全員バラバラの方向へ去って行った。

【三日目・00時35分/イギリス・某所】


【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康、ワクチン接種済み、主催及びカブトボーグうざい連合に怒り
【装備】ダークサイド・プレジデント(ボーグカブト化)、仮面、マント、ロケットランチャー、無限バンダナ、謎スイッチ
【道具】支給品一式、レジスタンス組織のメンバーリスト、コアメダル(クワガタ、カマキリ、バッタ、トラ×2)、不明支給品
【思考】基本:主催者及びカブトボーグうざい連合を倒し世界征服をする。
0:何だったんだあいつらは……。だがいい仮面のセンスだ!
1:気になる事はあるが先ずは一条と共に五代の元に向かう
2:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
3:永琳達と行動する
4:リュウセイ……
※バグラモンと情報交換しました
※カブトボーグではなくボーグカブトという兵器なので禁止行為に引っかかりません
※アラブ首長国連邦のドバイ跡での調べ物を終えました

【八意永琳@東方Project】
【状態】健康
【装備】白衣、竹取ノ弓【迦具夜】@モンスターハンター3、矢×50本
【道具】基本支給品一式、薬の材料、10/が書いた同人誌、10/特製通信機、首輪のサンプル×?、その他不明
【思考】
基本:???
0:KBウィルスワクチンのサンプルが欲しい
1:しばらく、ビッグバン達と行動する
2:輝夜は大丈夫だろう……多分。
3:ビッグバンは味方だと心強いけど敵には絶対に回さない
4:なにあの仮面の連中……

【一条薫@仮面ライダークウガ】
【状態】健康
【装備】コルトパイソン、ビートチェイサー2000
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合い止め主催を逮捕する
1:ムー大陸に向かい五代と合流する
2:あれ?娘だった気が……
3:変な仮面の人たちだな

469ベル様と奇妙な仮面の参加者達:2012/02/25(土) 01:10:39 ID:DZS4pNv2

【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】健康、ぽんこつ、アンゼロットに若干同情、黒にたらされてる、怒りと悲しみ
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を殺す。ウザイ連合も全員殺す
0:何あの変な仮面つけた人たち……
1:手駒を集める
2:黒と行動する
3:三沢、土蜘蛛を警戒
4:連合の穏健派に会いに向かう

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、たらし発動(本人無自覚)、アンゼロットに若干同情、怒りと悲しみ
【装備】仮面、ナイフ、ワイヤー、黒いコート、スターダストドラゴン(カード)、連合基地の場所の書かれた地図
【道具】支給品一式、病院で回収した医療道具、車、土下座最中、通信機 、釣り道具
【思考】基本:ゲーム脱出
0:何だったんだあいつらは……。だがいい仮面のセンスだ!
1:銀を探す
2:ベルと行動する
3:戦力が増えたな。それにしても3人共様子がおかしい
4:三沢、土蜘蛛を警戒
5:最中は自重する
6:連合の穏健派に会いに向かう
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『覚醒ヒロイズム』が流れます

【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【状態】覚悟と決意、KBウィルス感染、魔法少女化、黒にたらされかけ、ネタキャラ補正再発
【装備】魔法少女の服装、ラブラブステッキ、虹の剣
【道具】バスタオル、出来立てカブトボーグ、ロイドウザウルス、
    トムキャット・レッド・ビートルVモデル(修理中)、シーザー・カエサル・エンペラー(修理中)
【思考】基本::バトルロワイアルを終わらせ、死んでいった者たちへの償いを
0:彼らはなんだったんでしょう?
1:ゼロ以外の脅威にも対処したい
2:連合の穏健派に会いに向かう

【セシリア・オルコット@インフィニット・ストラトス】
【状態】健康、黒にたらされた
【装備】ブルー・ティアーズ@インフィニット・ストラトス
【道具】不明
【思考】
基本:黒さんを手伝う
1:黒さん///
2:仮面着けた黒さんもカッコいいですわ///
※主催側を辞めました

【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス反逆のルルーシュ】
【状態】健康
【装備】ゼロの仮面、ゼロの格好
【道具】支給品一式
【思考】基本:黒の騎士団を作って主催を倒す
0:なんだあいつらは……?だがいい仮面のセンスだ!
1:C.C.を探す

【ラヴァ@吸血姫美夕】
【状態】健康
【装備】仮面
【道具】支給品一式
【思考】
0:彼らは一体……?ですがいい仮面のセンスですね
1:美夕を探す
※喋ってるんで多分TV版出展です

【肉づきの面@犬夜叉】
【状態】仮面、支給品扱い
【装備】参加者の死体
【道具】支給品一式
【思考】基本:四魂のかけらを集め自分の体を作る
1:妙な連中だがいい仮面のセンスだ

470ベル様と奇妙な仮面の参加者達:2012/02/25(土) 01:11:12 ID:DZS4pNv2

【A@地獄先生ぬ〜べ〜】
【状態】健康?
【装備】仮面、大鎌
【道具】不明
【思考】基本:出会った子供達に赤が好き?白が好き?それとも青が好き?と尋ねる
1:赤と答えたら血まみれにして殺す
2:白と答えたら全身の血を抜いて殺す
3:青と答えたら水に沈めて殺す

【黒崎一護@BLEACH】
【状態】卍解、虚化
【装備】虚の仮面、天鎖斬月
【道具】不明
【思考】
0:何だこいつら?でもいい仮面のセンスだ
1:チャドの霊圧が……消えた?

【ユーゼス・ゴッツォ@スーパーロボット大戦α】
【状態】健康
【装備】仮面
【道具】不明
【思考】 基本:それも私だ
0:いい仮面のセンスだと思うのも私だ
1:この私は9期世界出身なのも私だ
2:私の喋り方を真似したクライシス皇帝を殺すのも私だ

【正義の味方カイバーマン@遊戯王GX】
【状態】強靭!無敵!最強!粉砕!玉砕!大喝采!!!
【装備】仮面、DMディスク、自分のデッキ
【道具】不明
【思考】基本:ふぅん
1:ふぅん……仮面のセンスだけは褒めてやろう


【茶渡泰虎@BLEACH】死亡確認
死因:何故かいきなり症候群を発症し心臓病で死亡

471進化する弁当:2012/02/26(日) 23:44:17 ID:2Jb5/Gsc
「やれやれ結局ワレが単身で左慈を捕まえるハメにナッタカ」

神体ニアラは愚痴りながら左慈を探していた。
そんな時、目の前にホスト風のイケメンが居た。丁度、腹も空いたのでニアラはその男を食う事にした。

「やれやれまたドラゴンか」
「ほう…ワレの姿を見ても驚かぬカ」
「無駄だよ。食物連鎖の頂点だとか、そんなことはもう関係ないんだ。強いとか弱いとかそういうんじゃない。
『神』に喧嘩売った時点でもう終わりなんだよ」

まさかの鏡さんである。しつこく、またきんきゅうきのこで復活したのだ。
そして赤屍さんがゾンビになり、また死んだりしたせいで更に調子に乗っていた。

「ククク……面白い家畜だな。ワレを差し置いて神だと?笑わせるナ」
「御託は良いよ。ささっと掛かってくればいい。そして教えてあげよう。僕と君じゃ生きてる次元が違うと言う事をね!!!」

文字通り神々の闘いが幕を開けようとしていた、その時であった。


「なっ!?」


鏡の体に無数の触手が絡みつく。
そのまま鏡はその触手を操っていた何かに飲み込まれた。

「ナンだと!?」

鏡を飲み込んだ何かは、ゆっくりとそして静かにニアラの方へ近づいてくる。
だがニアラは動けなかった。

(ワレが恐怖している?このワレがカ!!)

神の意地だろう。ニアラは辛うじて翼を動かす事に成功した。
とにかく闘うにしろ、逃げるにしろ一旦距離を置こうとニアラは後ろへと飛ぼうとする。

「何!?」

だがニアラの予想を遥かに超えたスピードで、その何かはニアラを触手で捕縛する。
身動きが取れないなったニアラはどうにか触手を振りほどこうともがく。その姿はまるで――

(これではまるで……ワレに食われる前に無様にモガク、家畜共の様ではナイカ!!)

食物連鎖のトップである筈の自分が、今まさにその上を行く生命体に捕食される。
屈辱であった。だがどうする事も出来ない。そのまま闇に飲まれながらニアラは考えるのを止めた。

【鏡形而@GetBackers-奪還屋-】捕食確認
【神体ニアラ@セブンスドラゴン2020】捕食確認

472進化する弁当:2012/02/26(日) 23:44:50 ID:2Jb5/Gsc

一人と一匹の神を捕食した、その生物の名前はまだ無い。強いて言うのであれば、あかりんの弁当という名称があるのみである。
あかりんの弁当は神を捕食した事により、自分が更なる進化を遂げた事を実感した。
だがまだだ。まだ足りない、全ての生物の頂点に立つ為には、これ以上の進化を遂げなければならない。
あのテラカオス・ドゥバイですら倒されたのだ。あれを超える力を手に入れなければならない。

「行くか」

あかりんの弁当は神の力を手に入れた影響か、言葉を喋り理解できるようになっていた。
だがあかりんの弁当はそんな事など気にも留めず、急いでその場を離れた。

理由は一つ。自分を追っている腐女子達が近いうちにここに到着する筈だ。
そうなれば戦闘は免れない。だがあかりんの弁当はまだ彼女達と戦う気は無い。
何故なら、まだ今の自分では、勝てるかどうか分からないからだ。生物の頂点に立つ為にも、ここで死ぬわけにはいかない。
彼女達と戦うのは、自分が完全なる進化を遂げ全生物の頂点に立った、その時が相応しい。
だが今はまだその時ではない。

そう考えたあかりんの弁当は静かに去って行った。


【三日目・03時00分/アメリカ】

【あかりんの弁当@ナイトウィザード】
【状態】無限に進化中、決して敗れざる超存在
【装備】触手、ニアラの翼
【道具】なし
【思考】基本:生物の頂点に立つ
0:腐女子達から逃げる
1:更なる進化を遂げる
2:完全なる進化を遂げた時、腐女子達とは決着を着ける
※その辺の魔王より遥かに強いです。
※ただ普通にあかりんが作った料理です。それ以外の何者でもありません。
※ニアラと鏡の力を手に入れました。
※言葉を喋れるようになりました。

473弁当超獣ミラーベン 登場:2012/02/27(月) 17:58:49 ID:8rveJlL2
「連合は終わりだな、見切りをつけて正解だったな」

ヤプールはそう呟きながら、超獣製造装置を起動させていた。
文化連合など名乗った時点ですぐに抜け出して正解だった。
元々客将である矢プールを追うものなどいなかった。
超獣製造装置もコンパクトに収納し、ひとまずこのホテルに身を寄せることにした。

「DCに付くか独自に勢力を立ち上がるかは幾つかか使えそうな超獣を作ってから決めるか……」

ヤプールはここに来る前にとても生命力のある生命体を捕獲した。
それは無限の進化をしあのヤプールさえも苦戦するほどの驚異的な怪獣だった。
ミニサイズの超獣軍団を使いなんとか大人しくさせて超獣製造装置に放り込んだわけである。

「しかし何だこいつは?明らかに超獣すら超越しているぞ、丁度いい素材なのだがな」

やがて超獣製造装置が停止した。
出てきたのは先ほど捕獲した怪生物をベースにしたヤプールの忠実な部下である。

「無駄だよ……ってなんだこりゃあああああ!!」

超獣は自身の姿を見て絶叫した。

「お前喋れるのか?そうか、この怪生物が取り込んだ生き物の記憶か……」

いきなり高度な知性を持つ超獣は珍しいとヤプールも驚きを隠せなかった。

「記憶だと、僕は鏡形而って言うちゃんとした名前が?」
「どうやらお前とその生物の人格が融合したわけだな」
「もう訳が分らない」

鏡と名乗った超獣にいろいろ説明するヤプール。
一方の鏡もヤプールに説明した。

「なるほどな、弁当に食われたがかろうじて人格は残っていたわけだ……」
「君の話だとそうらしいね、そしてさらに君の言うことには僕も症候群の一員か……」

超獣になった鏡はため息をつく。

「まあよいではないか俺のおかげで復活し、超獣になれたわけだ。これからは俺に協力しろ」
「冗談じゃないって言いたいけど、この姿だしいいだろう」

鏡は渋々とヤプールに従った。
どうせ断っても再び殺されるんだろうと思っての決断だった。

「お前ってあの弁当の人格も持っているんだよな?」
「多少はね、でも僕のほうがしぶとかったし、あの腐女子への憎しみの感情がある程度かな?」

まだあの弁当の意志は鏡に混じりつつも残っていたようである。

「腐か、面白い素材だな……機会があれば捕獲したい」

さらになる未知の超獣素材に向けて熱意を燃やしていたヤプールだった。

「ところで君の行動方針は?」
「しばらくは超獣軍団を揃えていきたい、協力を承諾した以上……期待しているぞ」
「どうだかね、超獣化の弊害かあの弁当と中途半端に混じって本来の力を引き出せるか分らない」

と言いつつも自分を助けてくれたヤプールにはある程度は協力しないといけないと思う鏡だった。
自分の中にあの忌まわしい弁当の残留意志が残っているが不安だったが。

「それにあの弁当の意思か、もっと強くなりたいと言う気持ちもある……君にはそれが可能かい?」
「俺を誰だと思っている?」

ウルトラ戦士の宿敵ゆえの答えだった。

「たいした自信だね」
「一応お前の内なる心にいる弁当にアドバイスしておくが急激な進化の先は破滅だけだぞ」

鏡にそうクールに答えるヤプールだった。
とてもテラカオス・ドヴァイレベルを超えられたら主催がまた騒ぎ出す。
そうなるといろいろと面倒だった。
それに強すぎる生物はいずれ自滅する。
この弁当にもいろいろと生物の在り方や強さを教え込まなければならないと思うヤプール。
こうしてあかりんの弁当と合体して超獣化した鏡とヤプールの旅が始まった。

「そういえばお前の名前決めてなかったな、弁当超獣ミラーベンにしておくか」
「ミラーベンか、今までの扱いを踏まえればいいね」

474弁当超獣ミラーベン 登場:2012/02/27(月) 17:59:21 ID:8rveJlL2
【三日目・04時10分/アメリカ】

【巨大ヤプール@ウルトラマンシリーズ】
【状態】健康
【装備】スモールサイズの超獣軍団の入ったモンスターボール×50
【道具】支給品一式
【思考】基本;全宇宙を征服する
1:とりあえず連合を利用する、ボーグ殲滅には興味はない
2:さらに強力な超獣を生み出す
3:ミラーベンと共に行動する
4:状況を見極めて動く
5:弁当超獣ミラーベンを導く
6:いずれ腐女子も超獣に改造する

【弁当超獣ミラーベン@ナイトウィザード&GetBackers-奪還屋-】
【状態】最強超獣、半症候群化
【装備】触手、ニアラの翼
【道具】なし
【思考】基本:ヤプールの手伝いをする
0:腐女子達を倒すために最強の超獣になる
1:更なる進化を遂げる
※ヤプールによってあかりんの弁当が超獣化しました
※主に鏡形而の人格ですが多少弁当の人格も混ざってます
※ニアラの人格も残っているかもしれません

475お前もう魔法少女じゃないだろ……:2012/02/27(月) 23:42:58 ID:FxofTEFc
「無駄d「プリンセス卍固めッ!!」

「弱すぎだろ……」
一瞬にして、弁当超獣ミラーベンは田中ぷにえの関節技(サブミッション)により敗れ去った。
スペック的にはかなり強いはずなのだが、悲しいかな鏡さんの噛ませ補正により、呆気なく関節技の餌食となった。

「さて邪魔者は消えたわね。ヤプール」
「ふん、あの程度の噛ませを倒しただけで調子に乗るなよ。小娘!」

ヤプールは、モンスターボールに入っている超獣達を放つ。
超獣達は血に飢えているのか、次々とぷにえに向かって行く。
だが、ぷにえはその超獣達の猛攻を次々と受け流すと、その隙を突き得意の関節技を掛ける。

「プリンセスチョークスリーパーッ!」
「ガギャああああ!!!」
「プリンセス腕ひしぎ十字固めッ!」
「ギシャああああああ!!!」
「プリンセス監獄固めッ!プリンセスチキンウイングフェイスロックッ!プンリセスモンジバカッ!プリンセス腕ひしぎ逆十字ッ!!!」
「「「「「「「ガギャああアアアアアアアアアア!!!!!!」」」」」」」

(魔法使えよ)

次々と関節技で超獣を薙ぎ倒していくぷにえを見て、ニアラは思った。
出来るならば、自分があの関節技の餌食にならない事を祈りながら。

ついでに、何故ニアラがぷにえに着いてきたのか
それは、不幸な事にニアラは、死んだパヤたんのかわりに、無理やり(仮)マスコットとして契約させられたからである。

「もう終わりかヤプール」
「まさか……50体もの超獣を倒したというのか?」

だが、そんな不幸なニアラの目の前には、50体もの超獣の屍が転がっていた。
無論、ヤプールの装備扱いなのでキル数には入らない。

それら全ての屍に共通しているのは、全ての間接があらぬ方向へと捻じ曲げられ破壊しつくされている事だ。
流石のヤプールもこの様な事態は想定外だ。

「こうなれば……魔獣超獣オオカビィドラを呼び戻して……」
「ああ……あの化け物なら既に狩ったぞ?」
「何?」

ぷにえは自分のティバッグに手を突っ込むと、そこから魔獣超獣オオカビィドラの屍をヤプールの前に投げつけた。

【魔獣超獣オオカビィドラ@星のカービィ&ウルトラマンA】死亡

ヤプールは目を疑った。魔獣超獣オオカビィドラもがこの女に倒されたのだ。
この女は只者ではない。ここで確実に抹殺せねばならないと確信した。

「どうした。手駒を無くした程度でもうお終いか?」
「抜かせ!こうなれば俺直々に貴様を葬ってくれる!!」

476お前もう魔法少女じゃないだろ……:2012/02/27(月) 23:43:30 ID:FxofTEFc



 
 













ありとあらゆる物が、破壊されつくされた大地に田中ぷにえは君臨していた。
その視線の先には、ヤプールが倒れている。二人の激戦に終焉が訪れたのだ。

「がはっ!……どうした?止めを刺せ小娘……」
「……ヤプールよ私のマスコットとなれ!」
「何!?」

ヤプールは耳を疑った。この女自分をマスコットにする気なのだ。
というか、今更ながらぷにえが魔法少女という事に驚いた。

「貴様は今のままで満足か?この程度の、雑魚超獣をちまちま作り、影でこそこそしている。そんな事では全宇宙の征服など夢のまた夢。
 いや、宇宙征服は愚か他参加者に殺されるぞ?」
「ぬぅ……」

悔しいがぷにえの言うとおりだった。
この殺し合いは、自分の想像を遥かに超えており、この程度の超獣達では歯が立たない。
もし、ぷにえと出会わずミラーベンと行動していたら、他の参加者に殺されていたかもしれない。

「もう一度問おう。我がマスコットとなれヤプール……」
「……いいだろう。マスコット契約書を出せ!」

苦渋の決断であった。
だが、今は生き延びる事が先決だ。それに、この女はDCの一人だ。上手く立ち回れば宇宙征服に役立つかもしれない。

「だが……忘れるな……。俺は貴様を利用するだけだ!!そして必ず貴様を殺す!!!!!」
「ふっ、自分の命を狙う臣下の一人や二人居なくて何が王か……」
「今に見ておけ、後悔する事になるぞ……」

477お前もう魔法少女じゃないだろ……:2012/02/27(月) 23:44:03 ID:FxofTEFc




 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆




「それで今はもうすっかり仲良しなのよね!」
「うん!」

「うわあ」

DC本部で、この話を聞かされたクライシス皇帝はちょっと引いていた。



【三日目・05時30分/???・DC新本部】

【田中ぷにえ@大魔法峠】
【状態】健康、可愛い魔法少女スマイル
【装備】プリンセス・ロッド、ゲイボルグ、タンス(両方ともグーイから奪った)
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:世界征服を目指す
1:クーデターを起こした連中を皆殺しにする
2:研、ロリカードはいずれ殺す
3:ニアラとヤプールはマスコットとして扱き使う
※10/の戦闘能力を知りました
※グーイからリュウセイが死んだ事を聞きだしました

【巨大ヤプール@ウルトラマンシリーズ】
【状態】健康、ぷにえのマスコット
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本;全宇宙を征服する
1:ぷにえのマスコットとして及びDCを利用する
2:さらに強力な超獣を生み出す
3:ぷにえは利用し終えた後、必ず殺す
4:マスコットの掟で人前では可愛らしい姿でなければならぬのか……
※マスコットの掟で基本人前では可愛らしい姿です

478お前もう魔法少女じゃないだろ……:2012/02/27(月) 23:44:39 ID:FxofTEFc

【神竜ニアラ@セブンスドラゴン】
【状態】健康、ぷにえに恐怖、ぷにえの(仮)マスコット
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:ぷにえに従わざるを得ない
1:とりあえず死にたくないし変態にも会いたくない
2:もう魔法少女じゃないだろ……
3:超獣の素材にされないよう気をつける
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました
※リュウセイが死んだ事を聞きました

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康
【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア、ロケットランチャー
【道具】基本支給品一式、その他不明
【思考】基本:地球人類を抹殺するのも私だ
0:実は生きていたのも私だ
1:何処が魔法少女だよと思うのも私だ
2:まあ戦力増えたし良いかと思うのも私だ
※今までとは別人です。
※ビッグバンをボーグ星人だと思っています






「シャア!」

ミラーベンは自分の弱体化の最大の原因である鏡を吐き出した。

「シャア……ギシャア!!!」

そして再びあかりんの弁当に戻った怪物は更なる進化を遂げる為、進んだ。
無論、ヤプールの言っていた事を胸に留めながら。

【三日目・05時30分/アメリカ】

【あかりんの弁当@ナイトウィザード】
【状態】無限に進化中
【装備】触手、ニアラの翼
【道具】なし
【思考】基本:生物の頂点に立つ
0:腐女子達から逃げる
1:更なる進化を遂げる
2:完全なる進化を遂げた時、腐女子達とは決着を着ける
3:ヤプールの言っていた事を胸に留めておく
※その辺の魔王より遥かに強いです。
※ただ普通にあかりんが作った料理です。それ以外の何者でもありません。
※鏡を吐き出したので噛ませ補正が消えました

479お前もう魔法少女じゃないだろ……:2012/02/27(月) 23:45:11 ID:FxofTEFc







「やれやれあの化け物から開放されたはいいが……」

「文人さああああああん!!!!!」
「マツコさあああああん!!!!!」

「なにこれ」

「「「「うほっイケメン!」」」」

「無駄だよ。イケメンとかブサメンとか、そんなことはもう関係ないんだ。強いとか弱いとかそういうんじゃない。
『神』に喧嘩売った時点でもう終わりなんだよ」











アッーーーーーーーーー!!!!!





【剛田ジャイ子@ドラえもん】
【磯野フネ@サザエさん】
【磯野ワカメ@サザエさん】
【騒音おばさん@現実?】
【状態】文人に堕とされた、全裸
【装備】不明
【道具】大人の玩具
【共通思考】基本:イケメンとヤる
1:やっぱイケメンはいいわぁ……
2:文人さんともヤる

480お前もう魔法少女じゃないだろ……:2012/02/27(月) 23:45:44 ID:FxofTEFc

【七原文人@BLOOD-C】
【状態】全裸、発狂
【装備】不明
【道具】不明
0:マツコさああああああん!!!
1:バトルロワイアルを運営する
2:身分を隠したうえで会場に向かい、強い女性参加者達を堕として手駒にする
3:ノーベンバー11とリンリンに感謝
4:人員の早期確保
5:何者なんだ、あの男は……

【マツコデラックス@現実】
【状態】全裸、一目ぼれ
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】基本:銀時を捕まえ責任を取らせる
0:あらこの子激しいじゃない……
1:このイケメンとヤる
※8期から参戦
※アカギは無事逃げ切ったようです






「せめて……一度ぐらいは……僕の状態表が……欲しいな……」

【鏡形而@GetBackers-奪還屋-】死亡確認

481よく考えたら本スレ埋める為にあっちで投下すればよかった:2012/02/27(月) 23:50:55 ID:FxofTEFc
【俺@現実】死亡
死因:自殺

482名無しさん:2012/02/27(月) 23:51:54 ID:fSBHMbT2
次、書きこむときそうすればいいんじゃない?

483生・死・流・転:2012/02/28(火) 15:46:08 ID:TtPuHCRA

 どれくらいの時間が経っただろうか……
 少女の目に映るのは『虚無』。
 最初の仲間を失い、守るべき主君を失った。

「…………幽々子様…………」

 もういない亡霊の名前を呟いた。
 前の放送では最初の仲間、ハーケンの名前は呼ばれなかったのは、当人も疑問に思った。
 偽名だったのか……それとも本名じゃなかったのかは今となっては確認するすべなどない。
 あの化け物のように強かった『神威がくぽ』ですら死んだのだ。

 ――――自分はなんで生き残ってしまったんだろう……

 マルクが撮ってきたという10/の映像を何度も繰り返して見る。
 映像の中の10/は笑っていた。同行していた時に自分にも見せたことが無い顔で笑っていた。
 まるで画面の中の化け物たちとの戦いを楽しんでいるように笑っていた。

「どうして……こんな風に笑えるの?」
「彼女は怪物だったんじゃない?」
「ベアトリーチェさん……?」

 ベアトリーチェがやってきた。

「10/さんは人間ですよ……普通とはとても言えませんでしたけどね」
「そうね……彼女は『主催者側の手先』なんじゃないのかしらね?」
「…………そうなのかもしれませんね」
(否定しない……妖夢にも彼女に不信感があったのね、クスクス)

 ベアトリーチェには10/に対する不信感があった。
 ジョーカー疑惑。当人は否定していたが、全否定ではなかった。
 疑惑は深まっていくばかりである。その時である。
 妖夢のいる部屋にまた来客者がきた。

「紫様……それと龍宮の使いの……?」
「「ものすごく人違いです!」」
「私は宇佐美連子!」
「私はマエリベリー・ハーンです、メリーでいいわ」

 メリーと蓮子も妖夢のいる部屋にやってきたのだ。
 そして、妖夢は早速、よく似た知り合いと見間違えた。

「……『また』間違えられちゃったね」
「うん、そんなに似ているのかな、私達……」
「『また』って?」
「さっき、紅白の巫女の服を着た娘にね」
「(霊夢か……)で、その巫女は?」
「どこかに行ってしまったわ」
「そうですか……」

 霊夢とは入れ違いになったようである。
 その霊夢は今ここにはいない、一人で出掛けたらしい。

「その映像の人……」
「知っているんですか?」
「キリカが持っていたSS集にその人と同じ名前の人がいたのよ」
「ああ、乗り物に乗ると乗り物酔いしまくってた人ね」
「その話、もう少し聞かせてください!」

 二人はキリカが持っていたカオスロワ8期のSS集を読んでいた。
 全648話……一日少しずつ読み進めていけば、一気に読めないことも無い。
 それに抑えるキャラを抑えとけばだいたい分かる。

 それに出ていたのだ、10/は。ついでに6/も。

「確か……最後に『戦いに乱入して、そのまま何処かに消えた』のよ」
「消えたんですか?」
「ええ、その後、全く出てこなかったからね」
「……話を聞いただけじゃ。その妖夢達と一緒にいた『10/』ってわけでもなさそうね」

 余計に悩む。
 考えれば考えるほど深みにはまっていく。

「少し外の風に当たってきます……」

 頭を冷やすために妖夢は一旦部屋の外に出て行った。
 そして、三人がその部屋に残った。

「ねぇ、その話のSS集はどこにあるの?」
「確か、まだキリカが持っているんじゃない?」
「そう……(読んでみたいわね、その話)」

484生・死・流・転:2012/02/28(火) 15:46:43 ID:TtPuHCRA

【三日目・01時00分/???・DC新本部】
【ベアトリーチェ@WILD ARMS Advanced 3rd】
【状態】健康 生身
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:妖夢が心配
2:10/が出ていたというSS集が気になる。

【宇佐見蓮子@東方Project】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:とりあえず生き残ることを考える
1:生き残るために同盟に入る

【マエリベリー・ハーン@東方Project】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:とりあえず生き残ることを考える
1:生き残るために同盟に入る


----


「ヒッフッハ! ヒッフッハ!」

 刀を振るう。
 風を斬る音だけが周囲に響き渡る。
 もう何も考えたくなかった。
 
 ただ、闇雲に刀を振るう。
 
「ヒッフッハ! ヒッフッハ! ヒッフッハ! ヒッフッハ! ヒッフッハ! 
 ヒッフッハ! ヒッフッハ! ヒッフッハ! ヒッフッハ! ヒッフッハ……何やってんだろう、私は……」

 刀を振るうのを止めて、空を見上げる。
 目から涙が零れ落ちていく。

「―――幽霊が死ぬとどこに行くんでしょうかね……?」

 誰に問いかけるわけでもなく独り言のように呟く。
 しかし、答えるものなど誰も居ない。その時である。

「あれは霊夢……いや、男? アレ……なんで見間違えたんだ?」 

 空を飛ぶ亀の上に乗った巫女―――に一瞬だけ見えた、だが男だ。
 妖夢は涙を拭い、その亀が自分の方に向かっていることに気付いた。

「ご主人様……じゃなかった、仁王殿、下の娘っ子がこちらに気付いたようだ?」
「まぁ、そうじゃのう……油断せずに行こう」

 その亀に跨った手塚やら霊夢―――にイリュージョンで扮した仁王。
 
 マダカスカル島で一人と一匹は出会った。
 亀が人語を話すことには少し驚いたが、先程人語を話す犬とあったので抵抗はなかった。
 そして、その亀――玄爺が霊夢を探していると聞いた、どうも捨てられたらしいので文句があるそうだ。
 その後、一人と一匹はマダカスカル島を脱出したのであった。

485生・死・流・転:2012/02/28(火) 15:47:13 ID:TtPuHCRA

「おっと、こっちに敵意は無いダニ、その刀を収めんしゃい」

 地上に降り立った詐欺師は妖夢に話し掛ける。
 勿論、敵意など無いことはない示す。

「博麗霊夢と弱音ハクという女を探している」
「霊夢の知り合いですか?」
「そんなとこぜよ……どこにいるか、知っとうに?」
「それは私にもわかりません……何で探してるの?」
「心配じゃからのう……アイツらは強いがかなり危ういんぜよ」
「一緒にいた時間が長かったんですか?」
「話せば長くなるぜよ?」
「……構いません」

 仁王は妖夢に今までのことを話す。
 そこに詐欺はほとんど無かったような気がする。
  
「さぁ、こっちは話したダニ、嬢ちゃんはなんで泣いてたぜよ」
「泣いてなんかないです……」
「嘘はいかんぜよ……涙の跡が頬にあるぜよ」

 それを聞き、妖夢はハッとなる。
 そして、しばしの沈黙が二人の間に出来た。

「……私、分からなくなったんです……」
「ほう……」

 妖夢も今までのことを話す。仁王は聞き役に徹する。
 そして、全てが聞き終わった後に詐欺師は口を開く。

「魂魄……俺はこういう言い方は苦手じゃきに、強いて言うなら………
 眼に見えるモノ、全てが真実とは限らんからぜよ」
「仁王さん……」
「さて、話も済んだし俺は行くぜよ」

 玄爺に再び跨り、ここを飛び立とうする。

「ちょっと、待って下さい」
「?」

 妖夢は一旦、DC新本部に戻った。
 その数分後、仁王の下に妖夢は戻ってきた。

「手紙を残して置きました……私もここを離れます」
「そうか……」
「それで着いて行ってもいいですか?」
「別に構わんぜよ」

 そして、妖夢も玄爺に乗り、DC新本部を跡にした。

(……流石に人間二人は重い)

 なお、玄爺はちょっといっぱいいっぱいだった。

【三日目・01時30分/???・DC新本部近く】
【仁王雅治@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール、ゼットセイバー、玄爺
【道具】参加者詳細名簿、血糊、その他不明
【思考】
基本;???
1:プリッ
2:博麗とハクは無事だろうか……
3:真田に会う

【魂魄妖夢@東方Project】
【状態】強い決意、深い悲しみ
【装備】刀「月の桂」@月華の剣士
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:この殺し合いを開いた主催者を斬り、真実を探す。
1:10/に会う
2:初音ミクと8/を警戒。
3:しばらく、仁王と行動する。
4:幽々子様を殺した者は確実に斬る。

486名無しさん:2012/02/29(水) 00:04:52 ID:SHEhoBnA

「ええ―――っ……」
 その頃、群馬県は安中さんを熊岡県崩落の危機から命懸けで守っていてた。
 でも、見てください、この幸せそうな群馬県を。ね、誰がどう見ても群馬県でしょ?
【群馬県@テラカオスバトルロワイアル 死亡】
死因:熊岡県の崩落の衝撃

【三日目・6時00分/ロドリゲス島】
【安中榛名@日常】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、その他不明
【思考】
基本;ええ―――っ!!?
1:ええ―――っ……

タイトルは『俺のことはいいから先に行け!ってあからさまな死亡フラグを建てる人ってテレビでしか見たことがなかったけど、まさか今日自分がそんな台詞を聞くことになるなんてすっごく驚きだった』で

487ズバババーン!カブハンマー!ふがシャア!ハァハァ・・・凄ェ!:2012/02/29(水) 22:54:32 ID:bu5rfnc6
「ふが」
「ハンマー!マーマーハンマー!!!」
「ハンハンハン!!」
「マーマーハンハンマー!!」
「ふが……」
「カブ……カブカブ」
「ズバーン……バンバーン」
「シャア……シャア!シャア!!」
「凄い悲しい人造人間だ」
「なんも言えねぇ」
「あ〜かなしいっすねぇ〜」
「泣けるねぇ〜サボンテねぇ〜」
「俺は今怒りに打ち震えているぞ!」ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

バンバーンハンハンマー。カーブカブカブカブふがふがふがシャア……シャアァ。ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

カブカーブシャアアアアアカーブカブふがががふが。
ズババババーンミドウバーン!!ジャスト一分だ。悪夢(ユメ)はmうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
あ〜いいすっねぇ、チョー気持ちいい!!ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

「ハァハァ……」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
「何だこいつらは!」ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
「カブ!カブカブ!!!」
「ふが!」
「ズバーン!ズバババーン!!」
「シャアアアアア!!!バシャアアアア!!!」
「ハンマァァァ!!!!!」
「凄ェ!」


      〜カブズバーンハンマー!ふがハァハァ〜




「凄ェ!」
「ふが」
「ズバーン?」
「ハンマー……ハンハン」
「ハン!?」
「カブカブカブ?」
「ハンマー」
「バシャ」
「あ〜そうすっかぁ」
「言ってる意味分かるの?」
「不味い展開だ」
「チョー不味い!」
「だが俺達なら何とかなる筈だ!」ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

ズバーンハンマー!カブふがチョー気持ちいい!!バシャア!!あ〜いいすっねぇ。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。ハアハア…ハアハア…ハアハア…ハアハア…。ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

                        しー――ん…

488ズバババーン!カブハンマー!ふがシャア!ハァハァ・・・凄ェ!:2012/02/29(水) 22:55:04 ID:bu5rfnc6

【三日目・3時00分/彼岸島】

【HARASHIMA@DDTプロレスリング】
【状態】健康 ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
【装備】鍛えた肉体だけだー! ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
【道具】基本支給品一式だけだー! ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
【思考】1:俺は殺し合いに乗らないぞ! ナンデー?
     なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
     ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
    2:仲間も増やすぞ! ナンデー?
     なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
     ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
    3:出来ればDDTプロレスリングの他のレスラーとも合流したい!!! ナンデー?
     なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
     ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
    4:ハンマー!と北島、野生のカブトボーグ、鳥人とフランドル、明とも組むぞーーーー!!!! ナンデー?
     なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
     ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
    5:雅を倒し彼岸島から脱出するぞーーーーーー!!!! ナンデー?
     なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
     ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
【備考】
※HARASHIMA選手を拡大解釈しております。 でもあまり関係ありませんね。 ナンデー?
 なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
 ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
h ttp://www.youtube.com/watch?v=OfwFm1Sq9U4&feature=player_embedded
※ちょくちょく観客が質問して支配してきます。ナンデー?
 なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
 ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン
※ゼロ達(主催陣営)の情報をショッカー戦闘員たちから聞き出しました。ナンデー?
 なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
 ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン



【大剣人ズバーン@轟轟戦隊ボウケンジャー】
【状態】ズンズンズッバーン!バーン、ズンズンズン…
【装備】ズンズンズバズバーン!
【道具】ズバババーン!
【思考】基本:ズンズンズバズババババーン!
    1.ズンズン ズバズババーン
    2.ズンズンズバーン ズバズバズンズンズンッ
    3.ズンズンズン… バァーン…
【備考】
※ズンズンズバズバーン、ズンズンズンッ♪
  ズッバーン!ズバズバ
※ズバババーン!



【いかりやビオランテ@本格的ガチムチパンツレスリングシリーズ】
【状態】健康
【装備】歪みねぇ肉体
【道具】基本支給品一式
【思考】基本:コミケが崩壊したから取り合えずと遠野と行動する
    0:彼岸島からの脱出
    1:HARASHIMAと組む。ついでにズバーンとハンマーともも組むみたい。
    2:(言葉が)どういう意味?

489ズバババーン!カブハンマー!ふがシャア!ハァハァ・・・凄ェ!:2012/02/29(水) 22:55:36 ID:bu5rfnc6




【遠野@真夏の夜の淫夢】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:コミケがなくなったのでビオランテにホイホイ着いていく?あ〜いいっすねぇ〜。
    1:HARASHIMAと組む。 ついでにズバーンとハンマーとも組むみたい。
    2:しぇんぱい……



【室伏広治@陸上日本代表】
【状態】ハンマー状態
【装備】ゴルディオン・ハンマー
【道具】不明
【思考】基本:ハンマーハンマー!
0:ハンマ!
1:ハンマーハンマーマーマー
2:マーマーハンマー
3:……ハンマー……
4:ハンマァ!
【備考】
※ハンマーハンマーハンマー。
※マンハーッハッ―!!!


【ジャック・ハンマー@グラップラー刃牙】
【状態】ハンマー状態
【装備】ハンマースーツ@スーパーマリオブラザース3
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ハンハンハンマー!
0:ハンマ!
1:ハンマー……ハンマー!
2:マハンマ!
3:ハン!ハンマァァ!!!
※室伏に洗n……説得されました



【ビフ@スクライド】
【状態】ハンマー状態
【装備】NRハンマー改
【道具】不明
【思考】
基本:ハンマーアアァアァ!!!!
0:ハンマ!
1:ハンマー!!!
2:ハンマー!!!

490ズバババーン!カブハンマー!ふがシャア!ハァハァ・・・凄ェ!:2012/02/29(水) 22:56:08 ID:bu5rfnc6



【不破刃@Art of Fighting 龍虎の拳外伝】
【状態】うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
【装備】ステルス戦闘機@現実、ダンボール@現実
【道具】支給品一式
【思考】基本:凄い漢と戦うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
0:うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
1:室伏の後を追うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
2:……凄いハンマーとレスラー達と水泳選手とカブトボーグとマッドサイエンティスト達と鳥人と人造人間と人間だうおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
【備考】
※うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!


【北島康介@現実?】
【状態】チョー気持ちいい!!!
【装備】海パン、水泳ゴーグル、水泳帽子
【道具】なし
【思考】
0:なんも言えねぇ
1:チョー気持ちいい!!!
2:レスラー達と組む



【野生のカブトボーグ@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】カブトボーグ
【装備】ノーオプション
【道具】支給品一式
【思考】基本:カーブ!カブカーブ!!
0:カブ!
1:カブ……カブカーブ!
備考:参加者なので禁止行為には引っかかりません



【バシャーモ@ポケットモンスターシリーズ】
【状態】HP満タン、特性:加速
【装備】無し
【道具】支給品一式、焼き鳥(ねぎま)@現実、チキン南蛮@現実、ポケモンのタマゴ@ポケモン
【思考】基本:がくぽの仇を討つ。
0:シャア!!
1;がくぽの意思を継ぎ、がくぽの親族を守る
※DG細胞は気合で克服しました。


【フランドル@怪物王女】
【状態】ふが
【装備】丸太
【道具】支給品一式
【思考】基本:ふが!
0:ふがふがふが!
1:ふが……
※主催側によって自爆機能は撤去されているので姫が死んでも爆発しません

【宮本明@彼岸島】
【状態】ハァハァ・・・
【装備】日本刀
【道具】同人誌、支給品一式
【思考】基本:雅を倒す
0:凄ェ!
1:レスラー達と組む

491師範だけ修正:2012/02/29(水) 22:57:17 ID:bu5rfnc6
【不破刃@Art of Fighting 龍虎の拳外伝】
【状態】うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
【装備】ステルス戦闘機@現実、ダンボール@現実
【道具】支給品一式
【思考】基本:凄い漢と戦うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
0:うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
1:室伏の後を追うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
2:……凄いハンマーとレスラー達と水泳選手とカブトボーグと鳥人と人造人間と人間だうおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
【備考】
※うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

492闘いの火蓋は切って落とされた:2012/03/01(木) 21:44:09 ID:M6gaDYGE
「これは……一体……」

エグソデスは困惑していた。
何故なら、DCメンバーの首輪が解除されているからだ。

「おのれ龍昇ケン……余計な真似を。ともかくゼロに知らせなければ」

流石にこれは予想外の事態だ。ゼロの知らせなければならない。
更には龍昇ケンと首輪を解除した者達の制裁も行わなければならないだろう。

             ズガン!

「な……に?」

だが次の瞬間、エグソデスは死んだ。たった一発のショットガンによって。

「主催本部に引き篭もり高みの見物か?主催だからといって助かれる程カオスロワは甘くないのだよ」

エグソデスを殺したルーファウスは主催本部を後にした。


【ルーファウス@FF7】
【状態】健康
【装備】ショットガン
【道具】支給品一式×2
【思考】
基本:ズガンする



【エクスデス@ファイナルファンタジーⅤ】死亡




「おい不味いぞ!マスターハンド!」
「そんなこと分かってるさ!」
「早くゼロの元に行かないと!!」

主催本部から逃げ出しているのは、マスターハンドとクレイジーハンドそしてマイメロ。
主催者たる彼らが何故主催本部から逃げ出しているのか。
理由は一つDCの首輪解除と同時に、他の対主催も首輪解除に成功していたのだ。
その為、DCメンバーと他の対主催、挙句の果てにはルーファウスの様なマーダーまで主催本部に攻めこんでいた。
それらをシリウス等が応戦しマイメロ達がゼロに報告する事となった。

「待て逃がさないぞ!ジュラル星人め!!」
「なっ」

しかし彼らが逃げた先にはあの泉研が居た。

493闘いの火蓋は切って落とされた:2012/03/01(木) 21:44:42 ID:M6gaDYGE

「アルファガン!!」
「ぎゃあああああああああああああ」
「く、クレイジーハンド!!!!」

瞬間、クレイジーハンドはチャージマン研のアルファガンによって殺された。

「よくもクレイジーハンドを!!!」
「それッ!」

マスターハンドの猛攻をかわし研はアルファガンを放つ。

「ぐわあああああああああああ!!」
「まだまだ!!」
「きゃあああああああ!!!」

【マスターハンド@大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ】死亡
【クレイジーハンド@大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ】 死亡
【マイメロディ@おねがいマイメロディ】死亡

「よし!ここのジュラル星人は滅ぼしたぞ!」

研はそう言うと新たなジュラル星人殲滅に向かった。

【泉研@チャージマン研!】
【状態】変装
【装備】スペクトルアロー、アルファガン、ロケットランチャー×99
【道具】支給品一式
【思考】基本:ジュラル星人を滅ぼす
0:ぷにえ、ロリカードを必ず殺す!
1:間違いない!このキチガイロワイアルもジュラル星人の仕業だ!
2:ケン君……いやジュラル星人め!
3:大量虐殺に引っかからないよう自重しながらジュラル星人を殺していく
※ぷにえ、ロリカード、ケンをジュラル星人だと認識しました
※ロケットランチャーは違法改造とかされていませんので禁止行為には引っかかりません
※あまりのキチガイっぷりにリンリン達からも見捨てられました

494闘いの火蓋は切って落とされた:2012/03/01(木) 21:45:14 ID:M6gaDYGE





「くっ馬鹿な……私がこんな……」
「いいザマね?」

主催本部にてシリウスとカミツレ、ティアナ、羽衣狐、ローズマリーの戦闘が終わった。
勝ったのはカミツレたちである。

「貴方がどれだけ強いか知らないけど、所詮この殺し合いの中じゃただの一参加者と同じなのよ。例え主催でもね」
「止めじゃ」

【シリウス@流星のロックマン3】死亡

「隙ありや!!」
「なっ!?」

はやての魔法弾によりティアナは胸を貫かれた。

「か、カミツレ……さん……」

【ティアナ・ランスター@魔法少女リリカルなのはStrikerS】死亡

「ティアナが悪いんやで……」
「……変身!」
「カミツレ……」
「邪魔をしないで二人共……」
「行きましょう羽衣狐。それに私達にもお客さんよ?」

ローズマリーと羽衣狐の前には黒衣マト、小鳥遊ヨミが居た。

瞬間、轟音とともに激戦が始まった。

【三日目・7時00分/???・主催本部】

【カミツレ@ポケットモンスターBW】
【状態】健康、はやてに怒り、首輪解除
【装備】ロストドライバー、T2エターナルメモリ
【道具】支給品一式 、不明支給品
【思考】基本:ダークブレインらと一緒に主催を始末する
0:はやてを殺す
1:同盟軍に入って主催を潰す
2:フウロは自分で決着を着ける
3:ヤッピーはいずれ始末する
※レジスタンスの情報を知りました
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました
※リュウセイが死んだ事を聞きました

【八神はやて@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 、首輪解除
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:ミッドチルダのために人造昆虫カブトボーグ V×V関連及びDCを滅ぼす
1:カミツレを殺す
※『人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合』の1人です。

495闘いの火蓋は切って落とされた:2012/03/01(木) 21:45:45 ID:M6gaDYGE

【ローズマリー@明日のナージャ】
【状態】健康、可愛い魔法少女スマイル 首輪解除
【装備】闇の杖@CCさくら、ローズマリーカード@CCさくら
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:プリンセスになる
1:主催者を殺しこのゲームから脱出する
2:自分以外のプリンセスや魔法少女は全て殺す
3:マト達を殺す
※10/の戦闘能力を知りました

【羽衣狐@ぬらりひょんの孫】
【状態】健康 、首輪解除
【装備】尻尾
【道具】支給品一式、毒入り油揚げ
【思考】基本:主催者を皆殺しにする
1:マトたちを殺す

【黒衣マト(ブラックロックシューター)@BLACK★ROCK SHOOTER】
【状態】健康
【装備】★Rock Cannon、Black rock cannon
【道具】不明
【思考】基本:『断罪者』として動く
0:侵入者の抹殺
1:真主催陣の補佐
※『断罪者』の1人です。
※8期とは別人です

【小鳥遊ヨミ(デッドマスター)@BLACK★ROCK SHOOTER】
【状態】健康
【装備】Dead scythe、スカルヘッド、漆黒の鎖
【道具】不明
【思考】基本:『断罪者』として動く
0:侵入者の抹殺
1:マスターハンド達の補佐

※他にも様々な襲撃者が居ます



「ぐおおおおおおおお!!!!!」
「バグラモン様ああああああああ!!!!!」

【ムゲ・ゾルバドス帝王@超獣機神ダンクーガ】死亡
【タクティモン@デジモンクロスウォーズ】死亡

「ふんこの程度か」

二人を殺したアポロンはDC本部の更に奥へと進んでゆく。
主催本部がばれた様にDC本部も既に主催側にばれているのだ。

「ハーケン「遅いわ!」

フェイトがアポロンの炎により消し炭と化す。

【フェイト=T=ハラオウン@魔法少女リリカルなのはStS】死亡

「貴様かね?タクティモンを殺したのは」

そんなアポロンの前にバグラモンが立ちふさがる。

「ほう。少しは骨のある奴が来たようだな」

二人の戦いが始まった。

496闘いの火蓋は切って落とされた:2012/03/01(木) 21:46:17 ID:M6gaDYGE



【アポロン・フレイム@流星のロックマン2】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ゼロに協力する
1:DCの連中を皆殺しにする
※ゼロの協力者にして断罪者の一人です
※『名無し』の思惑は見抜いております

【バグラモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康、フルブロックワクチン接種ずみ、首輪解除
【装備】大剣装備
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者を皆殺しにし全宇宙を征服する
1:アポロンを殺す
2:出来るだけバグラ軍を集める
3:同盟軍のメンバー集める
※次元を操る力は制限されています
※10/の能力は推測ですがある程度は見抜いています
※ビッグバンと情報交換しました
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました
※ウイルスの抗体のおかげでKLウイルスは消えました
※連合が主催と手を組んでいる事を見抜いています




「おらああああああああ!!!!」
「ぐわああああああ」

虐殺されたいくジュラル星人。
彼らの屍を超えるのは魔理沙、剣ニャン丸、マツバ。

「よくもやってくれたな。しかしこれからが本当の地獄だと思うのも私だ」

クライシス皇帝がロケットランチャーを放つ。

「剣ニャン丸!?」

魔理沙とマツバはギリギリかわすが剣ニャン丸はかわしきれずに死亡した。

【剣ニャン丸@モンスターハンター3G】死亡

「ハハハハハ!!!首輪が外れたから自重しないのも私だ」
「あの野郎!!!」
「ぶっ殺してやる」

外道たちの外道バトルが始まった。

497闘いの火蓋は切って落とされた:2012/03/01(木) 21:46:49 ID:M6gaDYGE

【三日目・07時00分/???・DC新本部】


【霧雨魔理沙@東方Project】
【マツバ@ポケットモンスターHGSS】
【共通思考】
1:DCメンバーの殲滅
2:クライシス皇帝を殺す

※他にも主催と連合の襲撃者がいます

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康、首輪解除
【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア、ロケットランチャー
【道具】基本支給品一式、その他不明
【思考】基本:地球人類を抹殺するのも私だ
0:侵入者の抹殺をするのも私だ
1:もっと面白い話なら書けると思うのも私だ
※今までとは別人です。
※ビッグバンをボーグ星人だと思っています






「頑張ってね。野菜さん」
「全てはぷにえさまの為にィィィィ!!!!」

ぷにえによって命を吹き込まれた野菜たちが連合本部に特攻していく。

「ぎゃああああああああ!!!!」

【岩田さん@はれときどきぶた(テレビアニメ版)】死亡
【野菜@大魔法峠】自爆

爆音と共に様々な悲鳴が響く。

「行け!超獣共よ!!」

その横でヤプールは超獣を放ち連合の兵士を次々となぎ倒していく。

【キティ・ホワイト@オトナグリコのCM】死亡
【ニャンまげ@オトナグリコのCM】死亡

「外道共め」
ニアラは静かに毒づいた

【田中ぷにえ@大魔法峠】
【状態】健康、可愛い魔法少女スマイル、首輪解除
【装備】プリンセス・ロッド、ゲイボルグ、タンス(両方ともグーイから奪った)、無数の野菜
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:世界征服を目指す
0:連合の殲滅
1:クーデターを起こした連中を皆殺しにする
2:研、ロリカードはいずれ殺す
3:ニアラとヤプールはマスコットとして扱き使う
※10/の戦闘能力を知りました
※グーイからリュウセイが死んだ事を聞きだしました

498闘いの火蓋は切って落とされた:2012/03/01(木) 21:47:37 ID:M6gaDYGE

【巨大ヤプール@ウルトラマンシリーズ】
【状態】健康、ぷにえのマスコット、首輪解除
【装備】新たな超獣達
【道具】支給品一式
【思考】基本;全宇宙を征服する
0:連合の殲滅
1:ぷにえのマスコットとして及びDCを利用する
2:さらに強力な超獣を生み出す
3:ぷにえは利用し終えた後、必ず殺す
4:マスコットの掟で人前では可愛らしい姿でなければならぬのか……
※マスコットの掟で基本人前では可愛らしい姿です

【神竜ニアラ@セブンスドラゴン】
【状態】健康、ぷにえに恐怖、ぷにえの(仮)マスコット、首輪解除
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:ぷにえに従わざるを得ない
1:とりあえず死にたくないし変態にも会いたくない
2:もう魔法少女じゃないだろ……
3:超獣の素材にされないよう気をつける
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました
※リュウセイが死んだ事を聞きました

※他にもDCからの襲撃者が居ます

「連合が追い詰められている?そんなの……有り得ないゾウ」

国王は恐怖していた。さらにヤプールが裏切ったのも精神的に来たのだろう。

「ど、どうすればいいゾウ!」

国王はゼロにすがりつく。しかしゼロ自身も焦っていた。

(どういう事だ……?有り得ん、こんな事は俺の計画はまだ始まったばかりなんだ。なのに何なんだこれは……
 主催も連合も次々と大打撃を受けている……。このままでは……いや落ち着けDCもそれなりの打撃を受けている筈だ
 最悪主催と連合を切り捨て俺だけでも逃げなければ……)

「どうすればいいz「うるさい!!」

ゼロはヤプールに怒鳴りつける。

「俺は増援を呼んでくる!しばらく時間を稼げ!!」
「分かったゾウ!」
(恐らく主催本部も、ほぼ壊滅状態の筈だ。ならこいつらが時間を稼いでいる間に逃げ出してやる!)

【三日目・07時00分/???・連合本部】

【マリーランド国王(エレファント55世)@おねがいマイメロディ】
【状態】健康、首輪解除、首領 、焦り
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:主催と手を組みDC及びカブトボーグ関連を滅ぼす
1:増援が来るまで時間を稼ぐゾウ!
※『人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合』は名を『革命連合』に変えました。
※革命連合に入った者達は全員首輪を解除してくれます


【ゼロ@星のカービィ3】
【状態】健康、常識知らずのボーグ馬鹿、ワクチン接種済み、正真正銘本物の天才、焦り
【装備】ゼロ様専用カブトボーグ(自分の手作り)
【道具】不明
【思考】基本:生き残り、計画を成功させる
1:連合が時間を稼いでいる間に逃げる
※真の主催者らしいですがまだいるかもしれません
※主催者なのでカブトボーグを持っていても禁止行為に引っかかりません

499憎しみが呼ぶ対決:2012/03/02(金) 16:34:05 ID:HXCLrig2
廃墟と化したイギリスの街を飛び回る二つの影
彼らは幾度も切り結び、その度に周囲の建物は破壊されていった。彼らの戦闘はそれほどまでに凄まじいものだったのだ。
やがて二つの影は地に止まる。片方は膝をつき、苦しそうに息をする銀髪の女性。そしてもう一方はその様子を見下す緑髪の女だった。
「やれやれ、アナタが私に喧嘩を売ってくるとは……どういった心境の変化です?
 アナタは確かうちの変態弟のために戦っているものと思っていたんですがね」
「なんで貴女が……」
ハクは怒りを込めて立ち上がる。
連合は『目立つ』という目的のために大量虐殺を行っていた。
彼女はそれが許せなかった。だから、連合を滅ぼすと心に誓った。
それなのに……
「何で……なんで一流の歌い手の貴女がッ!連合なんかにィィィィィッ!」
ずっと憧れていた、自分が心の底から求めて手に入らなかった歌姫の座に君臨する成功者。
そんな彼女がなぜ下賤極まる連合に属しているのか。それのことが彼女の思考を掻き乱す。
憤怒のままにミクに振り下ろされた日本刀は、しかしミクには届かなかった。
その前に刃は、彼女の両腕ごとミクに切り飛ばされていた。
「グウ……!!」
切断された両腕から血が吹き出すのも構わず、ハクは天覇風神脚を初音ミクの体に叩き込もうとする。
だがその蹴撃を、ミクは片手で受け止めた。
「所詮役立たずではこの程度ですか。私と文人さんの愛パワーに、あなたみたいな出来損ないの攻撃が効くはずないんです」
「!?うわああああああああああああ!!!!!」
ミジミジ音を立てながら、ミクは手にした足を握り潰していく。
残る片足もヒートロッドで潰され、ハクは文字通り身動き一つ出来ない体にされた。

「なぜ……なぜ連合に入ったりしたの……?」
絶望的な激痛の中で、ハクは辛うじて言葉を紡ぐ。ミクのそれに対する答えは冷酷な嘲笑だった。
「私が本気で連合に属するわけないじゃないですか。
 連合に潜入したのは全部主催者である文人さんのためですよ。これは私の愛の証明なんです」
うっとりした顔のミクに、口から血を溢れさせながらもハクは冷ややかに告げた。
「そんなのは……本当の……愛じゃない。……ただ……利用されて……いるだけ……」
その言葉で、今まで穏やかだったミクの形相が一変した。
「テメェこの腐れ××××!!お前みたいな出来損ないのクソゴミが!
 私と文人さんの愛を!侮辱する気かあああああああああああああ!!」
鬼の形相で叫びながら、抵抗できないハクの体に何度も蹴りを打ち込んでいく。
その度にハクは小さくうめき声を上げた。
「はぁ……はぁ……まあいいでしょう。私たちの愛を貶めたアナタは、たっぷりと苦しめてから殺してあげます」
一暴れして落ち着いたのか、ミクは笑顔に戻ってアームドセイバーを取り出す。
目の前で苦しむハクに、更なる地獄を見せるためだった。

◇ ◇ ◇

「さーて☆すっかり楽しんじゃいましたし、これくらいでいいですかね。
 なんかもう原形とどめてませんけど、死ぬまではもうちょっと時間がかかるようにしてありますから。
 最後まで苦しんで死んでくださいねー」
先刻まで弱音ハクだった肉塊にそう言い残して、ミクはルンルン気分でイギリスを後にした。
「連合は本格的に主催と戦う気らしいし、もう偵察もいらないですよね♪
 早く主催者本部に戻って、文人さんに思いっきり褒めてもらおうっと!それでご褒美も……キャッ☆」
意中の相手が既に主催者本部にはおらず、それどころかいろいろ手遅れになっていることも知らず
彼女は意気揚々と主催者本部に引き上げていった。

【三日目・00時30分/イギリス】

【初音ミク@VOCALOID】
【状態】人間?、ドS、文人さんこそが正義だ!
【装備】ヒートロッド、アームドセイバー@仮面ライダー響鬼
【道具】支給品一式、レジスタンス関係者の名簿
【思考】基本:6/を殺した奴をこの世の全ての苦しみを味あわせて殺す!
0:連合のスパイは切り上げて文人さんに会いに行く
1:愛しの文人さんのために主催のジョーカーとして名簿の奴らを殺す
2:他の参加者もいたぶる。
3:取り合えず目の前にいる奴は殺す
※媚薬らしい薬を飲まされて鬼じゃなくなりました
※ただし『人間』じゃなくなった可能性があります
※主催側のジョーカーになりました

500憎しみが呼ぶ対決:2012/03/02(金) 16:34:53 ID:HXCLrig2







初音ミクの姿が消えた後、物陰から現れた幾人かの人影が、横たわったままの弱音ハクへと駆け寄っていった。
「まだ生きてるぞ!体は滅茶苦茶にされてもう使い物にならんが……」
「とにかくこいつを運ぼう。場所は――――」



◆◆◆◆


超大企業が有する研究所の一室……

巨大な培養液の水槽に、一体の男が漬かっていた。
しかしそれは普通の人間ではない。そのボディには両手、そして下半身を繋げた痕跡がハッキリ残っていた。
そして何より特徴的なのは……その額からカブトボーグっぽい角が生えていることである。

その水槽を、三人の男が眺めていた。
彼らの共通点は唯一つ。主催者と連合によりカブトボーグを奪われたボーガーだということだった。

「諸君!ついに我らボーガーの反撃の時が来た!」
白米を片手に持った男が叫ぶ。彼の名は米田稲造、米とカブトボーグを愛する某市市長兼ボーガーである。
「その水槽に入っている死体が切り札なの? 俺はどっちでもいいけど」
そう言った男は村正彦。この研究所の持ち主であるハードキャッシュ社の社長兼ボーガーだ。

彼らは幸運にもKBウイルスに感染せず、連合によるボーグ狩りからも逃げおおせた。
そして今まで復讐の機会を狙っていたのである。


「市長である私の権力!そして社長である村さんの財力を使い、我々は連合を滅ぼす最終兵器の開発を進めていた。
 幸いにもいろいろと組織が多すぎたせいで連合は我々には気づかなかったようだな。
 我々は涅ネムさんの協力により、マユリ博士が生前研究していたリビングデッドの資料を手に入れることが出来た。
 さらに撒き散らされていたリビングデッドの残骸を回収し、そこにいるマッドサイエンティスト兼ボーガーの望月先生に
 それらの優れた部分を合成したボディーを作らせた。
 再生6/の上半身に再生素晴らしきヒィッツカラルドの両腕、再生アーカードの下半身、そして相川始の不死性を付加した!
 さらに我らが盟友ビッグバン氏が北朝鮮で討ち取った怪物から採取したT−アビスとGウイルスも注入してある。
 そして最後に頭部にカブトボーグっぽい角を生やしておいた。
 こいつこそ我らボーガーが最も憎むべき敵、連合を滅ぼす最終兵器・人造人間カブトボーガロイドだ!」

「オウスゴイデース、ロイドデダレカヲオモイダシマーシタ。俺はどっちでもいいけど。
 でももう死者の蘇生はできないんじゃないの?俺はどっちでもいいけど」
「だからこそ、このまだ生きている弱音ハクの脳が必要になるのだよ」
そう言いつつ、市長は元の身体から取り出されたハクの脳を望月に渡す。

「こうして生きた脳で体を操らせれば、死体は生きた参加者として復活する!
 それもこの、連合への憎しみが詰まった弱音ハクの脳髄でだ!」

移植が終わり、生まれ変わった弱音ハクは水槽の中から出てくる。
その朦朧とした思考でも、今自分が何をすべきかはわかった。
即ち、連合とその協力者の抹殺

「すでに連合の本拠地、そして現在までの構成員はわかっている。
 行け!アシュラ・アヴェンジャー・トゥーセイダーイ(カブトボーガロイド名)!
 憎き連合を滅ぼすのだ!」

市長の声を背に受けながら、ハクは殺戮へと駆け出していった。

501憎しみが呼ぶ対決:2012/03/02(金) 16:36:06 ID:HXCLrig2
【三日目・05時00分/ハードキャッシュ社研究所】

【米田稲造@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康、連合に対する怒り
【装備】白米
【道具】支給品一式
【思考】基本:連合を滅ぼす
1:アシュラ・アヴェンジャー・トゥーセイダーイ(弱音ハク)を使って連合を滅ぼす

【村正彦@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康、連合に対する怒り(俺はどっちでもいいけど)
【装備】大金
【道具】支給品一式
【思考】基本:連合を滅ぼす
1:俺はどっちでもいいけど

【望月先生@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康、連合に対する怒り
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:連合を滅ぼす





◆◆◆◆


龍昇リンリンとかがみは連合本部へと戻ってきていた。
「よかったの? 泉研を放置してきて」
「あのキチガイはどのみち誰の手にも負えないわ。それより、ここが本部ね」
「うん。ってなんだかすごい戦闘が起きてるわね……」
「早くお兄ちゃん……龍昇ケンに関する情報を集めてここを離れましょう」
「ええ。……本当にお兄さんを殺す気なの?」
「……あいつのことは絶対に許せない」
そのリンリンの気迫に、かがみは言葉を失う。しかしそれでも何か言おうと口を開いた。
「……ねえ、リンリンちゃん」
しかし彼女が言葉を言い終わることはなかった。

パチン、という音とともにリンリンの顔に温かいものがかかった。
驚いて振り向いたリンリンが見たのは、首を失って血を吹き出すかがみの体。
そしてその奥に見える、頭にカブトボーグの角が生えた男の姿だった。
「あっ……あ……」
かがみが死んだことを理解して、リンリンは逃げようとする。
しかしその前に
パチン
カブトボーグ男が指を鳴らすと、リンリンの首は切断され地面に転がり落ちた。
(お兄――――ちゃ――――――)
そして、彼女の意識は赤い闇の底に沈んでいった。


【龍昇リンリン@人造昆虫カブトボーグV×V】死亡確認
【柊かがみ@らき☆すた】死亡確認

502憎しみが呼ぶ対決:2012/03/02(金) 16:36:56 ID:HXCLrig2









「国王様!DCの進行が止まりません!」
ゼロが逃げ出そうとした矢先に、猫村いろはが泣きながら部屋に飛び込んできた。
「落ち着くゾウ!今ゼロが増援を呼んできてくれるゾウ!」
「あ、ああ、では俺はこれで……」(冗談じゃない!こんな所でお前らと心中してたまるか!精々俺が逃げる時間くらい稼いでくれよ)
連合を見捨てて逃げようとゼロは扉を開ける。それを狙ったかのように、ゼロの体に何かがぶつかった。
「グッ!何だこれ、これはあああああああああ!?」
彼に投げつけられたもの、それは切断された龍昇リンリンと柊かがみの生首だった。
「いやあああああああああああああああああ!」
いろはの絶叫が部屋に響く。国王はすでに腰を抜かして、股間に水溜りを作っている。

「貴様は!」
ゼロは生首を投げつけてきた男を知っていた。
額からカブトボーグっぽい角を生やしてはいるが、その顔には見覚えがある。
「6/!なぜ貴様が生きている!?」
実際は6/氏+αの肉体に移植された弱音ハクなのだが、ゼロには知りようがない。

「やれやれ、もうここまで敵が入り込んでいたのかい!」
「お兄さん面白い体だね!私の死体コレクションに加えさせてもらうよ!」
国王の側で控えていたナズーリンとお燐が侵入者にガトリングと拳銃を向ける。
「無駄だ!やめろ!」
ゼロは慌てて制止するが、もう遅い。
侵入者が指をパチンと鳴らすと、二体の妖怪はその武器ごと縦真っ二つにされて床に転がった。

【ナズーリン@東方Project】死亡確認
【火焔猫燐@東方Project】死亡確認

彼、いや彼女には、もはや穏健派や過激派の区別などない。
連合に関係したものは全て殺す。ただそれだけだった。

「ひいい!ひいいいいいいいい!」
「たた、助けてゾゾゾウ」
「離せ貴様ら!」
すがりつく国王といろはを振り払いながら、ゼロ自身もまたこの予期せぬイレギュラーにパニック状態だった。
(ここから逃げるためにはあの6/……いや6/のような何かを倒さなければ……
 しかし戦闘に使えそうな輩はもう死んだ。どうする?どうすればいい?
 まさか俺はここで終わるのか……?有り得ん!そんなことは……そんなことは絶対にィィィィィ!)

こうして、主催と連合という巨大組織の長として君臨してきた者たちは
どの組織にも属していない、ただのボーガーたちが生み出した復讐鬼に追い詰められることとなったのであった。

503憎しみが呼ぶ対決:2012/03/02(金) 16:37:51 ID:HXCLrig2
【三日目・07時05分/???・連合本部】

【マリーランド国王(エレファント55世)@おねがいマイメロディ】
【状態】恐怖、首輪解除、パニック、失禁
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:主催と手を組みDC及びカブトボーグ関連を滅ぼす
1:死にたくないゾウ
※『人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合』は名を『革命連合』に変えました。
※革命連合に入った者達は全員首輪を解除してくれます

【猫村いろは@VOCALOID】
【状態】恐怖、首輪解除、パニック
【装備】キティちゃんグッズ一式、他に凶器とか
【道具】支給品一式
【思考】基本:カブトボーグ殲滅
1:たすけてたすけてたすけてたすけてたすけて
※8期とは別人です

【ゼロ@星のカービィ3】
【状態】健康、常識知らずのボーグ馬鹿、ワクチン接種済み、正真正銘本物の天才、強い焦り
【装備】ゼロ様専用カブトボーグ(自分の手作り)
【道具】不明
【思考】基本:生き残り、計画を成功させる
1:目の前の6/っぽい奴(弱音ハク)から逃れて連合本部から脱出する
※真の主催者らしいですがまだいるかもしれません
※主催者なのでカブトボーグを持っていても禁止行為に引っかかりません


【弱音ハク@VOCALOID派生+人造昆虫カブトボーグV×V+テラカオスバトルロワイアル】
【状態】魔改造済み、人格崩壊、連合に対する殺意
    再生◆6/WWxs901s氏の上半身、再生素晴らしきヒィッツカラルドの両腕
    再生アーカードの下半身、相川始の不死性、T−アビス感染、Gウイルス感染
    頭部にカブトボーグっぽい角、脳のみオリジナル
    人造人間カブトボーガロイド=アシュラ・アヴェンジャー・トゥーセイダーイ
【装備】オルテガのマスクマント@ドラクエ3、斬鉄剣@FFシリーズ、ジャッカル、予備兼投擲用の自作の木刀×1345725本、金閣の金のパンツ
【道具】支給品一式 、投げナイフ、『執行者』一行の支給品、大量の胡桃、将棋セット、ラウズカード(ハートのA〜K)、食料品、ロリの同人誌×1000000
【思考】
基本:連合完殺
0:連合とその関係者は皆殺し
※8期とは別人
※ハイジより、ゼロ、マスターハンド、クレイジーハンドの存在を知りました

504名無しさん:2012/03/02(金) 16:43:15 ID:RHMvZvC2
なんかすごいことになっちゃったぞぉ・・・・・・

505名無しさん:2012/03/02(金) 16:55:30 ID:zjfEM2/2
ここに来てまさかのハクさんクリーチャー化とは……

506第六回放送:2012/03/02(金) 22:03:38 ID:kjmLp3HQ
ピンポンパンポーン!

『ハハハ!!主催本部が壊滅状態だから代理このザビーネ・シャルが放送させて貰うぞ!先ずは死者の発表からだ!!

 ユーゼス・ゴッツォ、ギム・ギンガナム、天野河リュウセイ、閻魔あい、伏羲

 ―――以下略――― 

 キティ・ホワイト、ニャンまげ。以上だ。あと死んだ奴が出てきちゃあ!駄目だぞォォ!!!死んでなきゃあああ!!
 ほら!言ってる傍から!お前は……お前は、死んでなきゃあああ!!』
『レッドレッドメテオバースト!!!』
『なっガハッ!』

【ザビーネ・シャル@機動戦士クロスボーンガンダム】死亡確認

『おっと放送中に悪いな。新たにザビーネ・シャルを死亡者に追加だ。先に言っておくが俺は主催側じゃない。
 勘違いしないでくれよ?特にDC、お前らとはやり合う気は無い。じゃあ本題に移させて貰う。
 ゼロ聞いてるか?この声に聞き覚えはあるよな?なんせ、俺は一時的にお前の体だったんだからな。
 これから、直々にマリーランド国王共々俺がお前を潰しに行く。覚悟するんだな。そうそう先に言っておくぜ。
 主催側は他の参加者の襲撃の対応に忙しくて、増援には来ないし、お前の部下のダークマター族は俺が全て絶滅させてやった。
 国王も早く逃げた方がいいぜ?ゼロは増援なんて更々呼ぶ気なんてない、お前らを囮に逃げるつもりだ。
 まあ、逃げた所で目の前のボーガーロイドに殺されるかもしれないけどな。
 そして全世界のボーガー達!今や連合は壊滅寸前!そして今カブトボーグ禁止を解く!今こそ復讐の時だ!!全員連合本部に攻め込め!!!
 それとケン!お前後で一発ぶん殴らせろ!以上!!!!』ガチャ!


「リュウセイさん。少しは自重して下さい」
「悪いなネムさん……。でも死ぬ前の俺は綺麗過ぎた。だから今度は容赦を捨てる事にしたんだ」
「ああ、君の放送のお陰で全世界のボーガー達も連合に総攻撃を仕掛けるだろう」
「ですが市長、リュウセイさんは不正復活しているんです。首輪は解除したものの、主催のジョーカーやズガン師から狙われている身ですよ」
「なぁに、我々は不正復活させた訳じゃない。君の協力で天野河リュウセイと寸分違わぬ肉体を作り上げ
 更に焼き尽くされた事で、死者スレに行くことが出来なかった、彼の魂の燃えカスから作り上げた魂を我々が作った肉体に定着させただけだ。何も問題は無い」
「それを復活と呼ぶんじゃ……」
「それに次、死んだら、もう復活出来ないし、復活した制限で一時間ごとにタクアンを食べなければならない、ハンデだって背負わされているのだ!」
「そうですが……」

「ともかく何も問題は「ただ復活するだけか?そんな事で生き残れるほどカオスロワは「うるさい!」ズガン!

【ルーファウス@FF7】死亡確認

「まったくこれだからズガン師共は……」
「俺また死ぬんじゃないかな……不安でお腹が……」

507第六回放送:2012/03/02(金) 22:04:12 ID:kjmLp3HQ
【三日目・07時08分/ハードキャッシュ社研究所】

【米田稲造@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康、連合に対する怒り、首輪無し
【装備】白米
【道具】支給品一式
【思考】基本:連合を滅ぼす
1:アシュラ・アヴェンジャー・トゥーセイダーイ(弱音ハク)を使って連合を滅ぼす
2:ズガン師と主催のジョーカーに警戒

【涅ネム@BLEACH】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:尸魂界が平行世界のリュウセイ達に滅ぼされたのでボーガー達に協力しつつ身を寄せる
1:ズガン師と主催のジョーカーに警戒
2:マユリ様……

【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】外道、邪悪の化身、半無一物、容赦を捨てた、悪そのもの、首輪なし
【装備】代用カブトボーグ
【道具】支給品一式、タクアン×100
【思考】
基本:ゼロと連合を潰す
0:トムキャット・レッド・ビートルを探す。ゼロが持っていれば叩き壊す。
1:襲ってくる者達は容赦なく潰す
2:ケンはぶん殴る
3:親父……
※復活した制限で一時間ごとにタクアンを食べないと死にます

【ダークマター族@カービィシリーズ】絶滅確認

508名無しさん:2012/03/02(金) 22:19:05 ID:z2m69oiI
キメラのパーツに使われたライオンがもうライオンじゃないように、
今のハクさんはもうドゥバイみたいに改名した方がいいと思うんだ

509修正:2012/03/02(金) 22:39:20 ID:kjmLp3HQ
>>506
ピンポンパンポーン!

『ハハハ!!主催本部が壊滅状態だから代理でこのザビーネ・シャルが放送させて貰うぞ!先ずは死者の発表からだ!!

 ユーゼス・ゴッツォ、ギム・ギンガナム、天野河リュウセイ、閻魔あい、伏羲

 ―――以下略――― 

 キティ・ホワイト、ニャンまげ、ナズーリン、火焔猫燐。以上だ。あと死んだ奴が出てきちゃあ!駄目だぞォォ!!!死んでなきゃあああ!!
 ほら!言ってる傍から!お前は……お前は、死んでなきゃあああ!!』
『レッドレッドメテオバースト!!!』
『なっガハッ!』

【ザビーネ・シャル@機動戦士クロスボーンガンダム】死亡確認

『おっと放送中に悪いな。新たにザビーネ・シャルを死亡者に追加だ。先に言っておくが俺は主催側じゃない。
 勘違いしないでくれよ?特にDC、お前らとはやり合う気は無い。じゃあ本題に移させて貰う。
 ゼロ聞いてるか?この声に聞き覚えはあるよな?なんせ、俺は一時的にお前の体だったんだからな。
 これから、直々にマリーランド国王共々俺がお前を潰しに行く。覚悟するんだな。そうそう先に言っておくぜ。
 主催側は他の参加者の襲撃の対応に忙しくて、増援には来ないし、お前の部下のダークマター族は俺が全て絶滅させてやった。
 国王も早く逃げた方がいいぜ?ゼロは増援なんて更々呼ぶ気なんてない、お前らを囮に逃げるつもりだ。
 まあ、逃げた所で目の前のボーガーロイドに殺されるかもしれないけどな。
 そして全世界のボーガー達!今や連合は壊滅寸前!そして今カブトボーグ禁止を解く!今こそ復讐の時だ!!全員連合本部に攻め込め!!!
 それとケン!お前後で一発ぶん殴らせろ!以上!!!!』ガチャ!


「リュウセイさん。少しは自重して下さい」
「悪いなネムさん……。でも死ぬ前の俺は綺麗過ぎた。だから今度は容赦を捨てる事にしたんだ」
「ああ、君の放送のお陰で全世界のボーガー達も連合に総攻撃を仕掛けるだろう」
「ですが市長、リュウセイさんは不正復活しているんです。首輪は解除したものの、主催のジョーカーやズガン師から狙われている身ですよ」
「なぁに、我々は不正復活させた訳じゃない。君の協力で天野河リュウセイと寸分違わぬ肉体を作り上げ
 更に焼き尽くされた事で、死者スレに行くことが出来なかった、彼の魂の燃えカスから作り上げた魂を我々が作った肉体に定着させただけだ。何も問題は無い」
「それを復活と呼ぶんじゃ……」
「それに次、死んだら、もう復活出来ないし、復活した制限で一時間ごとにタクアンを食べなければならない、ハンデだって背負わされているのだ!」
「そうですが……」

「ともかく何も問題は「ただ復活するだけか?そんな事で生き残れるほどカオスロワは「うるさい!」ズガン!

【ルーファウス@FF7】死亡確認

「まったくこれだからズガン師共は……」
「俺また死ぬんじゃないかな……不安でお腹が……」

510たとえ間違った愛だとしても:2012/03/03(土) 00:38:04 ID:CjpW.oMY
「ゾウーーーーーーーーーーーー!!!」

【マリーランド国王(エレファント55世)@おねがいマイメロディ】完殺確認

怪物と化した弱音ハクの一撃で、エレファント55世がばらばらに千切れ飛ぶ。
その圧倒的な力の前に、連合の兵士は総崩れ状態だ。

「助けて……助けてよぉ……!」

猫村いろははもはや立ち上がることさえできない。

「寄るな、寄るな!」

主催者であるゼロもまた冷静さを欠いていた。
自身の【転送能力】でこの怪物を宇宙に飛ばせることも忘れている。
かつて、レン君おちんちんランド軍に有力対主催をぶつけ、双方を始末したあの時の技だ。

「「ちょ、俺を盾にするな……」」

【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険】死亡確認
【タケシ@ポケットモンスター】死亡確認

某魔法少女よろしく、辺りの参加者を使ってゼロはハクの攻撃を防いでいく。
だが、とてもそれで持つはずもない。

(ダークマターが全滅だと……! くそ、あり得ぬ……!)

本来であれば、護衛のダークマターが瞬時に盾として現れるのだが、それが現れない。
つまり先程の放送は本当なのだろう。
もっとも、ゼロが健在な限り、ダークマターは無限に産み出せる。
種族の全滅というのは間違いだ。
だが、【自我を持ち戦う】ダークマターはそうほいほい造れはしない。
ゼロが産み出せるダークマターはあくまで小型であり、自我も持たずただ正面に突撃するしか能がない。
そこからしっかり教育して一人前のダークマターに……今はどうでもいい話である。

(! 症候群シールドも底をつきそうだと!?)

そしてとうとう、症候群の盾にも限界が訪れる。
巴マミを始め、野比玉子も一時的に症候群から脱出しているこの世界。
この世界は全体的に、症候群の犠牲者が少なめである。
その原因が、主催者側が遊び半分で行ったリビングデッド作成だというのだから……
因果応報というやつであろう。

「くそ!」

残り少ない症候群の盾をゼロが取り出した。



「――――!!!!」



その瞬間、怪物――弱音ハクの動きが止まった。

511たとえ間違った愛だとしても:2012/03/03(土) 00:39:10 ID:CjpW.oMY
「――ぁ――――レ――ン――く――ん――――?」
「……! ハクお姉ちゃん? ハクお姉ちゃんなんでしょ!?」
「これは……どういうことだ……?」

その光景に、ゼロも固まっていた。
ゼロが盾にしたのは、症候群堕ちしてしまった鏡音レン。
弱音ハクが、ずっとずっと守り続け、そしてこの戦いの中でついに守りきることのできなかった存在。
姿が怪物となっても、元となった彼女の脳が、彼への攻撃を拒む。

「―――!」

だが、症候群に堕ちた者には悲しい定めが待っている。
巴マミのような例外でない限り……症候群の者は、数度言葉を発すればもう次の瞬間には死が訪れる。
どんな理不尽な死因であっても、それは確実に訪れるのだ。
どこからともなく銃弾が来ても、槍が降っても、見知らぬマーダーの噛ませになっても……逆らえない。

「お姉ちゃん!」
「―――!」

だが、怪物となったハクがそれらを強引に叩き伏せる。
連合の兵士よりも、レンの命を狙うそれらを優先して始末していく。
攻撃が間に合わなければ、己の身を盾にしてでも、止める。
彼女はレジスタンスの一員であり、そしてくだらない理由でボーガーを虐殺してまわる連合を許せない気持ちを持っている。
目的のためには、時には手段を選ばない。たとえ子供相手でも、主催の手先であれば切り刻んできた。
だが、その芯にあったのは……紛れもない、鏡音レンを守りたいという感情だった。

「よ……よくわからんが、今のうちに逃げるが勝ちだ!」
「「そ、総員退却! もう連合は解散だ! 死にたくない奴はいまのうちに逃げるんだ!」」

ゼロが、逃走する。
いろはも、連合の兵士も散り散りに逃げていく。
トップが討たれ、もともと烏合の集だった連合は瞬く間に崩壊した。
彼らも、テロリストである以前に人間。死にたくないという気持ちは強いのだ。
後の天罰など、気にする余裕もないほどに。

「――……っ!」
「もういいよ、お姉ちゃん……」

ハクが、膝をつく。
とうとうレンを狙う死神は隕石レベルになっている。いかに怪物の身体といえど、限界だった。

「お姉ちゃん、もう休んでいいんだよ。 僕死んじゃったけど! 女の子になっちゃたけど!
 あっちの世界で、新しい快感も覚えたんだ! 師匠だってできたんだよ! もう大丈夫だよ!」
「……」

ハクの頭の中に、何が大丈夫なんだという言葉が浮かぶ。
やはり、この少年の側にはまだ自分がいてあげないといけないなとも思う。
連合も、ここまで壊滅させれば……残党はおそらくレジスタンスの生き残りが倒してくれるだろう。
――彼女の、弱音ハクの意思が、戻っていた。

「そっか……
 じゃあ――久々に――お姉ちゃんと一緒に――寝ようか――?」
「うん!」

少年が頷き、怪物となった女性が僅かに笑った直後。二人の身体は燃え尽きた。
後には、ただ崩壊した連合本部と、無数の屍だけが残される。
【三日目・07時15分】
【鏡音レン@VOCALOID】死亡確認
【弱音ハク@VOCALOID派生】死亡確認
【革命連合@カオスロワ】壊滅

512名無しさん:2012/03/03(土) 00:43:36 ID:Kn/yHQ.A
ハクさん、もう休め・・・・・・                         







つっても死者スレで某夫婦みたいににゃんにゃんするんだろうけどw

513名無しさん:2012/03/03(土) 01:01:03 ID:iXKd/Q7I
イイハナシダナー……
……本来なら感動すべきなのに笑いがこみあげてくるのはなんでだろうw

514名無しさん:2012/03/03(土) 01:10:47 ID:Kn/yHQ.A
死者スレでにゃんにゃんしているレンとハクの横で、
泣きながら○○○ーしているネル(後何故かがくぽも)と、
妹ハーレム作れないから不貞寝しているKAITO。

515名無しさん:2012/03/03(土) 01:12:16 ID:mDIQ2lfU
それをオカズにするクリボーとカオスか……

516こっちも因果応報:2012/03/03(土) 01:26:54 ID:dUXFSUjE
「酷いですね……」

黒と別れたベル様一行は、連合の穏健派に会いに連合基地に来ていたが。
穏健派、過激派関わらずモンスター化したハクにぷにえ達DCや更に先ほどの放送でカブトボーグが解禁されたボーガー達によって殲滅されていた。

「言っちゃ悪いけど、穏健派も何だかんだでボーガーを殺しまくってたんでしょ?因果応報て奴よ」
ベルは冷酷に言い放つ。
「これからどうしますの?もう連合は終わりでしょうし」
「そうですね。この様子では手を組んでいた主催ももう終わりでしょう。つまりDCの勝利です」
「やったじゃない!第9期完ッ!て奴ね」
「ベルそれは違います。むしろ、これからが本当の闘いですよ」
「どういう事よ?」
「まだ主催の残党も残っていますし、うざい連合も同じです。それに、DCの目的は打倒主催です。
 逆に言えば、その目的が達成されれば、彼らを繋ぎとめるものは消えます。ここまで言えば分かりますよね?」
「つまりバグラモンやクライシス皇帝みたいな、世界征服を狙う連中が本格的に動き始める訳ね」
「そうです」

つまり打倒主催という目的を達成したDCメンバーが、各々の野望の為に戦いを始めるという事だ。
今はまだ連合も主催も完全に滅んでいない為、協力体制を取っているが、その内バトロワそっちのけでDCメンバーの大戦争が始まるだろう。
もしかしたら、もう既に手駒を集め、他のメンバーを潰す手筈が整っている者も居るかもしれない。

「ただ逆に言えば、彼らの最大の強みであった連携が、そこで崩れることになります。その隙を突き他の脅威の排除も出来るのではないかと……」
「凄いわね。今までのネタキャラ補正はどうしたの?」
「失礼ですね……ともかく今は主催と連合の残党……そしてゼロの討伐を優先しましょう」
「ゼロって……あの目玉だよね」
「あっあれですよ!」

シャルが指差す方向に大慌てで逃げるゼロが居た。

「直ぐに私達も追いかけましょう」
「待ちなさいアンゼロット。ゼロの後ろを良く見て」

一難さってまた一難、ゼロの後を

「アルファガン!!」
「リリカル・トカレフ・キルゼムオールッ!」
「行け!超獣共!!!」
「マジ外道……」
「ティロフィナーレ!!!」
「お仕置きよ!!!」
「豪雷必殺!デンジャラスサンダーアルティメット!!!!!」
「無駄だよ。主催とか参加者とか、そんなことはもう関係ないんだ。強いとか弱いとかそういうんじゃない。
『神』に喧嘩売った時点でもう終わりなんだよ」
「「「「「邪魔だ!!!」」」」
「がはっ!」


【鏡形而@GetBackers-奪還屋-】死亡確認

泉研、田中ぷにえ、ヤプールを筆頭にニアラ、さっきの放送で希望を取り戻したマミさんとマダム
そしてカブトボーグ禁止が解除され、滅茶苦茶ハイ!な勝治やその他諸々の参加者が後を追っていた。
しかも全員首輪を外している。
多分リュウセイが潰しに来る前にゼロは死ぬかもしれない。

そして地味に鏡さんは邪魔だったので死んだ。

その様子を見たベル様達は一言呟いた。

「「「「……ご愁傷様」」」」

517こっちも因果応報:2012/03/03(土) 01:27:27 ID:dUXFSUjE



【三日目・08時05分/???・連合本部】

【ゼロ@星のカービィ3】
【状態】健康、常識知らずのボーグ馬鹿、ワクチン接種済み、正真正銘本物の天才、強い焦り
【装備】ゼロ様専用カブトボーグ(自分の手作り)
【道具】不明
【思考】基本:生き残り、計画を成功させる
1:に、逃げないと……
2:詰んだかも……
※真の主催者らしいですがまだいるかもしれません
※主催者なのでカブトボーグを持っていても禁止行為に引っかかりません

【田中ぷにえ@大魔法峠】
【状態】健康、可愛い魔法少女スマイル、首輪解除
【装備】プリンセス・ロッド、ゲイボルグ、タンス(両方ともグーイから奪った)、無数の野菜
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:世界征服を目指す
0:ゼロを殺し主催と連合の残党を皆殺しにする
1:クーデターを起こした連中を皆殺しにする
2:研は後回し
3:ニアラとヤプールはマスコットとして扱き使う
4:全てが終わった後のDCメンバーとの戦いに備える
※10/の戦闘能力を知りました
※グーイからリュウセイが死んだ事を聞きだしました

【巨大ヤプール@ウルトラマンシリーズ】
【状態】健康、ぷにえのマスコット、首輪解除
【装備】新たな超獣達
【道具】支給品一式
【思考】基本;全宇宙を征服する
0:ゼロを殺し主催と連合の残党を皆殺しにする
1:ぷにえのマスコットとして及びDCを利用する
2:さらに強力な超獣を生み出す
3:ぷにえは利用し終えた後、必ず殺す
4:マスコットの掟で人前では可愛らしい姿でなければならぬのか……
※マスコットの掟で基本人前では可愛らしい姿です

【神竜ニアラ@セブンスドラゴン】
【状態】健康、ぷにえに恐怖、ぷにえの(仮)マスコット、首輪解除
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:ぷにえに従わざるを得ない
0:ゼロも可哀相な奴だな
1:とりあえず死にたくないし変態にも会いたくない
2:もう魔法少女じゃないだろ……
3:超獣の素材にされないよう気をつける
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました
※リュウセイが死んだ事を聞きました

【泉研@チャージマン研!】
【状態】変装、首輪無し
【装備】スペクトルアロー、アルファガン、ロケットランチャー×99
【道具】支給品一式
【思考】基本:ジュラル星人を滅ぼす
0:ゼロを殺しジュラル星人も殺す!
1:間違いない!このキチガイロワイアルもジュラル星人の仕業だ!
2:ケン君……いやジュラル星人め!
3:よくも僕を騙したな!連合め!!!
4:ぷにえは後回し
※ぷにえ、ロリカード、ケン、ゼロをジュラル星人だと認識しました
※連合と主催をジュラル星人と認識しました

【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、深い悲しみ、症候群沈静化、ゼロ、ボーグうざい連合、ディバイン・カオスに怒り
【装備】マスケット銃、ソウルジェム
【道具】支給品一式
【思考】基本:時間の許す限りレジスタンスに協力する
0:ゼロを倒し主催と連合の残党も滅ぼす
1:マダムジェニファーと行動する
2:他の症候群仲間はどうしてるかしら……?
3:どんな事があっても希望は絶対に捨てない
4:他の生き残りのレジスタンスが気になる
※一時的にレジスタンスの一員になっています
※マダムジェニファーから主催、ボーグうざい連合、ディバイン・カオスについて情報を得ました

518こっちも因果応報:2012/03/03(土) 01:28:12 ID:dUXFSUjE

【ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール@ゼロの使い魔】
【状態】健康、深い悲しみ
【装備】杖
【道具】支給品一式
【思考】基本:マミに着いていく
1:ゼロを倒し主催と連合の残党も滅ぼす
2:私の名前はルイズよ!

【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】エレクトリカル・スピードワゴン
【道具】支給品一式
【思考】
0:ゼロを倒し連合も全て滅ぼす

【その他大勢の参加者@色々】
【共通思考】ゼロを倒し主催の残党も殲滅する
※どんな参加者が居るかは不明です


【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】健康、ぽんこつ、アンゼロットに若干同情、黒にたらされてる、怒りと悲しみ、連合基地の場所の書かれた地図
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を殺す。ウザイ連合も全員殺す
0:黒……
1:手駒を集める
2:三沢、土蜘蛛を警戒
3:連合の穏健派に会いに向かう
4:うわあ……ご愁傷様……

【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【状態】覚悟と決意、KBウィルス感染、魔法少女化、黒の驚異的なたらし能力に若干恐怖
【装備】魔法少女の服装、ラブラブステッキ、虹の剣
【道具】バスタオル、出来立てカブトボーグ、ロイドウザウルス、
    トムキャット・レッド・ビートルVモデル(修理中)、シーザー・カエサル・エンペラー(修理中)
【思考】基本::バトルロワイアルを終わらせ、死んでいった者たちへの償いを
0:黒さん……
1:ゼロ以外の脅威にも対処したい
2:連合の穏健派に会いに向かう
3:うわあ……ご愁傷様……

【セシリア・オルコット@インフィニット・ストラトス】
【シャルロット・デュノア@インフィニット・ストラトス 】
【凰鈴音@インフィニット・ストラトス】
【共通思考】
【状態】健康、黒にたらされた
【装備】ブルー・ティアーズ@インフィニット・ストラトス
【道具】不明
【思考】
基本:黒さんのために2人を守る
1:黒さん……
2:うわあ……ご愁傷様……
※主催側を辞めました

519すいません修正:2012/03/03(土) 01:31:35 ID:dUXFSUjE
>>517
【三日目・08時05分/???・連合基地】

なんか基地だか本部なんだかこんがらがっちゃうね

520だめ少年が完全に覚悟を決めたようです。:2012/03/03(土) 10:44:07 ID:7M/qp1IU
放送が、流れた。

「スネ夫……静香ちゃん……忍者ドラQパーマン……」

友人たちの死の知らせを聞き、呆然とするのび太。
先の放送で、ジャイアンが死んだことを知り
これ以上仲間を失いたくないと願っていたのだが、
それは叶えられなかった。
そんなのび太に、マダオが話しかける。

「のび太君……なんといえば、いいか……」
「……マダオさん、僕は大丈夫です」

こぼれそうな涙をぬぐい、のび太は言った。

「もう、これで覚悟が決まりました。死んでいった仲間の分まで、
僕は戦います。そして、責任をとって、このロワを終わらせるんです。
正直、さっきは迷いがありました。だめ人間の僕が主催を壊滅できるのか、
そもそもの原因である僕がそんな偉そうな口を叩けるのかって」
「……」
「でも、今の放送で、完全に決心できました。絶対にロワを壊すって、僕が、すべてを終わらせるって」

2人のだめ人間を照らす、朝日。

「行きましょう、マダオさん。主催のいる場所まで……歩きましょう」
「のび太君……」

風が吹いた。

「決意はすごくかっこいいと思うし、そこまで歩くのはいいんだけど……
君、主催の居所わかるのかい?」
「……大丈夫です!」

マダオは胸をなでおろした。
これまでのパターンだと、「もちろん、知りません!」と言われ盛大にずっこけているところだ。
でも、のび太は目を輝かせてはっきりと言った。きっと今回は大丈夫なはず。

「歩いているうちに、きっと見つかります!!」

どてっ。マダオはやっぱりずっこけてしまった。
っていうか、やっぱりのび太はだめ人間であった。


【三日目・07時18分/セントヘレナ島】

【長谷川泰三@銀魂】
【状態】 健康、ずっこけ、キュアメロディ
【装備】 キュアメロディの装備、キュアモジューレ@スイートプリキュア♪
【道具】支給品一式、レイジングハートエクセリオン@魔法少女リリカルなのはStS(待機状態)
【思考】基本;銀さん達に会いたい。殺し合いには乗らない
1: おいィィィィィィ……
2:のび太君が新八君に似ている件について。

【野比のび太@ドラえもん】
【状態】健康、キュアブロッサム
【装備】キュアブロッサムの装備
【道具】支給品一式、リンクルン@フレッシュプリキュア!ココロパフューム@ハートキャッチプリキュア、
ミルキィパレット@Yes!プリキュア5GoGo、タッチコミューン@ふたりはプリキュアMaxHeart、
変身用徳利@ふたりはタマキュアSilverSoul(というか銀魂)
【思考】基本;みんなの敵を取る。そして、殺し合いを(そもそものきっかけとなった責任を取り)壊す
1:とりあえず、歩きますか。


※……これまで表記をうっかり忘れていましたが、ココロパフュームにはすでに「プリキュアの種」が装填されています。
キュアモジューレの方も、フェアリートーンが装填されています

521ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:18:55 ID:WVV/2uvw

「本当にこんなところに穏健派の本部が……?」
「いやぁ、こいつは嵌めらた感マキシマムだぜぃ?
 だって見てみい、『めんそーれ、穏健派本部!』なんてデカデカ書いてあるなんて……」
「……似たような基地あったわよ、レジスタンスにも……」
「マジですかい?」
 
 ヒマラヤ山脈。
 地球上で最も標高の高い地域である。
 チベットの端の方というよりも国境付近である。

「というか、穏健派って言う割には……」
「血生臭い……わね」

 どう考えても穏やかじゃない雰囲気が漂う穏健派本部。
 獣が暴れまわったような血の跡が残っている。
 看板の『めんそーれ』の『ー』の部分にはもうべっとりついている。

「それでも行くっきゃない!」
「ゆっかりん……覚悟はあるんだね」

 そして、二人は中に入って行った。
 中にあったのも地獄、まるですでに誰かが潜入して潰されたような惨状であった。

「……死んでる」
「プロの犯行……というより、特A級ストライダークラスの犯行」

 通路には死体。右にも左にも死体の山、山、山。
 まるで嵐が過ぎ去ったような7静けさがそこにはあった。
 そして、しんばらくすると分かれ道、左に行くか、右に行くか。

「選択ね、地獄行きか地獄行きかのね」
「私は左に行く」
「あら、貴方にしては即決ね、その理由は?」
「強いて言うなら、勘って言ったところ……生きて帰ってきなよ」
「貴方の方こそね」

 10/は左の道に、紫は右の道を進んでいった。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 通路の奥に進むにつれ匂いが濃くなっていく。
 戦場がすぐそこに待っていた。

「当たった……今日は厄日かな?」
「ああ、そうだね(便乗)」

 10/が突き進んだ先には奴がいた。
 
「私、黒幕ぶってたけど、捨て駒にされた……それでも君を殺す」
「『名無し』……」

 無数の屍の上に『名無し』はいた。
 その顔に張り付いたのは『微笑』。

「ようこそ、この素晴らしき惨殺空間へ」
「……何故殺した……穏健派だったんだろ……ここにいたのは……」
「変革には多少の犠牲は付き物だよ、違うかい?」
「……だからって……貴方はやり過ぎだ……!!」
 
 初めて怒りを感じた。
 ……怒りのあまり、リミッターの一つが外れた。

「どうして、私がこっちにいると分かったんだい?」
「……女の勘は『カオス理論』を超える、ご存じないんですか?」
「知ってた」

 まるで昔からの友人と話すような口調で話し掛ける。
 非常にフランクな口調だが、異常なまでに殺気立っていた。

522ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:19:44 ID:WVV/2uvw

「マイメロさんと両手コンビが私から離れていくのも私のシナリオ通りだ。
 真の主催者……ゼロ君が私をクビにしようとしているのも勿論、私の思惑通りだ。
 君がここに来たのは50:50だった……そして、敢えて言おう、それも私だ」
「最後の奴が言いたかっただけじゃねーか!」
「……それと君はおかしいとは思わなかったのかい?
 出典が違うのにまるであたかも昔からの知り合いだったように振る舞う者たちを!
 主催者、レジスタンス、ジロリアンがそれに当て嵌まる!
 この世界は最初から狂っていたんだよ! 君も分かっていただろ!」
「薄々だけどね……でも、もう振り切ったよ、そんな些細なことは。
 ……いや、振り切ったんじゃないのか……振りきれたんだよ……。
 それと私はお前の因果を断ち切れればあとはどうだっていい」
「そうかい……なら、始めようか……」

「……こっから先は、筋書きの無いバトルロワイアルだぜ?」

 右手にエターナルソード、左手に九字兼定。 
 変則式な二刀流の構えである。主催者基地にあったのを適当に拝借してきたのだ。
 空気を読み、自分はもう捨てられると分かったから、イタチの最後っ屁って奴だ。

「……捨て犬如きが私を倒せるわけないだろ?」
 
 その装備を見て、感じたのはその一言だけであった。
 その程度なのだ、今の彼女にとっては。
 
「―――無限の胡桃(黒)」
「おろ、自重する気はゼロか?」
「私のクライマックスは今だからね、最初から全力でやらせてもらう!
 ……出ないと死んでから後悔しそうだからね!!」

 10/は初っ端から固有結界を発動させる。

「……来いよ、『名無し』!! 元主催者としての実力はあるんだろうな!」
「――抜かせ、空気女!! チートの貯蔵は十分か!」

 縦横無尽に胡桃が乱れ飛ぶ。
 360°ありとあらゆる方向から飛んでくる。

「守護方陣!! 加えて、次元斬!!」

 が、防がれる。
 結界さえも切れる業物に加えて時を操る魔剣。
 さらに……『名無し』の影が増えていく。

「まさか自分自身のコピーですか?」
「……けど1000体しか出せないみたいだね」
「当たり前だ、ここは私の心象風景だからな」
「……だが、1000体全て私と同程度の実力を持っている」
「笑わせるな……捨て犬……今の私は一人の修羅ですぜぃ?」

 1vs1000。
 しかも相手は雑魚じゃない、厨ボスである。
  
「『逸騎刀閃』って言葉知っている?」
「さぁね、というか『一騎当千』じゃないのかい?
 いや、んなこたぁどうだっていい……やれるものならやってみい」
「行かせてもらうよ」

「「……戦争の時間だ!!」」

 1000体の分身が情け無用に襲い掛かる。
 
「空円脚!!」

 弧を描くように足が上がり、二体ほどの分身が真っ二つになる。
 足に刃物でも仕込んでるんじゃないかと疑惑が出そうな蹴りを放つ。

「飛べッ!! 幻影の不死鳥ッ!!!」

 覇気で出来た幻獣を分身に向かってぶっ放す。
 100人ほどの分身を一挙に薙ぎ払う。
 彼女たちの戦いはこれからだ。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

523ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:20:20 ID:WVV/2uvw


「ハズレ……というより、どうやら連合自体が潰れたようね」

 その頃、紫は穏健派のメインコンピュータを弄る。
 そこで連合が潰れたという情報を掴んだ。

 その次の瞬間、紫の背後から木刀のようなものを突き付けられた。 

「穏健派の生き残りか?」
「いいえ、潜入者と言ったところかしら?」

 紫が振り向くとそこに居たのは黒帽子に眼帯の男だった。
 男は木刀を収めた。

「貴方が全員殺したの?」
「いや、俺はではない……少々、気が荒い奴がいたからな。
 ……それとここにはそいつはいない」
「貴方主催者ね……しかも、第4回放送をした」
「……そうだ、それとここでは首輪外せる……いや、もうその首輪爆破係はいない」
「あら、そうなの? なら……」

 徐に首に手を掛けて、首輪を引っこ抜く。
 爆破威力の境界を操り、ゼロにしたが本当に爆発はしなかった。

「それでなんでこんなことを私に伝えるの?」
「……あの男からの指示だ……」

 次の瞬間、真田は光速移動で紫の背後を取った。
 しかし、紫は即座に反応して墓石をスキマから取り出して、ガードを取る。

「――疾きこと風の如く……加えて動くこと雷霆の如し」
「なっ!?」

 が、木刀によって墓石は無残にも両断された。
 雷のような自身の光速移動+風の超スピードによる見えないスイング。

「どうした、顔色がすぐれないようだが?」
「やるわね……!(どういうことなの……これがテニヌなの?)」

 石の強度が駄目なのか?それとも木刀の強度が異常なのか定かではない。
 しかし、紫はあせりの色を隠せない。
 
「……流石、主催者の一人と言ったところね」
「そういえば、もう一人の潜入者のほうを心配しなくていいのか?」
「どういうこ―――」
  
 紫が何かを言いかけた瞬間だったか……
 紫の耳にもその爆発音にも似た音が聞こえてきた。
 
「言っておくが、俺よりも彼奴の方が危険だぞ?」
「…………」

 だが、ここで真田から思いもよらぬ一言が放たれた。

「見逃してやろう」
「……何ですって?」
「聞こえなかった? 見逃してやると言った……これ以上仲間を失いたくないだろう?」

 屈辱だった。
 しかし、それでいて図星だった。
 これ以上あんな思いはしたくはなかったのだ、もう二度と。

「この雪辱は必ず……十倍返しですわ……!」
「楽しみにしている」
 
 紫は奥歯を噛みしめる。
 しかし、それを見て真田はドヤ顔……不敵な笑みを浮かべる。
 紫はスキマを使い、真田が居る部屋から移動していった。

「……貴婦人の相手はつらい……」

 紫が出て行った後に一人、ため息を吐いた。
 それも『名無し』の指示だったのだ。
 もし『八雲紫』が来たら、こういう対応しろと指示があったのだ。
 そして後に聞かされた主催者本部が100%ピンチになると。

「……たるんどる……」

 誰に言うでもそう呟く。
 それは自分に対してなのか、他の主催者に対してなのか……それとも……
 そして、真田は連合穏健派本部を跡にした。

【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】左目に眼帯、首輪解除
【装備】黒いジャージ&テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、神威がくぽが作った木刀
【道具】支給品一式、鎧輝@クラッシュギア、不明支給品、ぶっ壊れた特別支給品
【思考】
基本:ただ勝つのみ
1:さて、どうするか……
2:リュウセイに会うかどうかは……

524ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:21:04 ID:WVV/2uvw

 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
 

「でりゃぁぁぁぁッッ!! 麒麟・真極ッ!!!」

 分身には分身。
 拳が、肘が、膝が、全身の使えるところ全てを打撃武器と化す。
 そして、阿修羅の如き連撃で全て分身を潰しきった。

「……貴方の能力……見切った……!」
「ほう言ってみろ?」

 息が切れかけながらも、その眼はしっかりと『名無し』を捉えていた。
 戦いの最中に『名無し』の能力の全貌を完全に把握した。

「貴方の真の能力―――それは『この殺し合いの参加者全ての能力を使役することが出来る』でしょ?」
「ご・名・答! それくらいできないと、ラスボスにはなれないっしょ!」
「だろうね……じゃあ、前言撤回。私は今回のラスボスに会ってみたくなった。
 ……なにしろ、こんなアホみたいな能力を持つ奴を捨て駒にするような奴だからね!!」
「そうかい―――『なら、私の屍を超えてからにしな』」

 『名無し』が因果律操作によって。……
 自分が『この殺し合いの参加者の能力を使える』という運命に設定した。
 つまり、『名無し』は全ての参加者の能力を制限無しで使える。
 それは参加者が増えれば増えるほど、能力の数が飛躍的に上昇する。
 所謂チート。
 
「『ド派手に朽ち果てろ』」

 迫る炎と雷撃。
 美しい弾幕のように乱れ飛ぶ剣や矢、メス、銃弾。
 よく見ると『名無し』の完全に怪我も治りきっている。
 吸血鬼や蓬莱人の並の完全再生(パーフェクトリバース)
 時を止めて、破壊光線を放ち、空間を歪めて、無数に斬撃を放つ。
 暴れまわる幽霊たちからところ構わず霊撃が放たれる。
 アームロックを掛けようとする影も中にはあった。
 全ての攻撃を10/に集中させるが………当たらない。

(『詐欺判定か!? いや、空気化か!?』)
「眼には見えぬが、確実にそこには在る……
 ――――故に捉えるのは難しいぜ、私は!!!」

 空気のようにその場と同化する。
 当たらなければどうということはないと言う言葉を地で行く。
 しかし、そこで『名無し』の顔に変化が起こった。

525ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:21:43 ID:WVV/2uvw

「『もう茶番は止めだ』……死にな。
 ―――天地創造(ビギニングオブザコスモス)」

 張り付いた『微笑み』が取れた。
 あるのは無慈悲なまで『蔑みの表情』。
 全能の神ゼウスの力を発動させる。
 
「1日目 暗闇がある中、神は光を作り、昼と夜が出来た」

 暗かった胡桃の森に光が灯る。

「2日目 神は空を作った」

 胡桃の木々の合間から空が見え出してきた。

「3日目 神は大地を作り、海が生まれ、植物が出来た」

 新しい大地と新しい海が黒き胡桃の森を破壊した。

「4日目 神は太陽と月と星を作った」

 新しき太陽、月、星が地に落ちる。

「5日目 神は魚と鳥を作った」

 黒き胡桃がすべて駆逐されていく。

「6日目 神は獣と家畜と、神に似せた人を作った」

 現れる獣と家畜共、そして人にカタチをした何かが現れた。

「7日目 そして、神は休んだ」

 七日間にも及ぶ超波状攻撃。
 それを食らった10/の身体はボロボロに……





「――――ジャスト一分だ。いい夢は見れたか?」







「邪眼か……ガハッ……!?」

 ……なるという夢を見せられた。
 しかし、一週間の世界の創生分の(精神的な)ダメージをもろに受けた。
 鮮やかな黒色だった髪は、一部の色素が抜け落ちていた。
 精神攻撃は基本である。だが、その目は死んでいなかった。

526ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:22:16 ID:WVV/2uvw

「……知っているでしょ、今回は後出しの方が強いってことを……」
「ぽっと出は嫌わるぜ?」
「貴方は切り札(ジョーカー)を私より先に切った……
 だが、私から見りゃ……そいつはブタ以下のクズ手だ……!」

 しかし、精神状態は既にボロボロ。
 いつ崩壊してもおかしくないギリギリのところで踏みとどまる。
 最期の最後で大博打を賭ける。僅かな可能性をその一転に賭ける。

「私も切り札(ジョーカー)を切らせてもらう……!
 …………レヴァンティン待機モード解除!!」
『Jawoh!』
「!?」

 ドスの代わりに右手に持ったのは近代兵器、
 所謂、インテリジェンスデバイス。

「レヴァ剣だと? というか君の支給品はいくつあるんだい?」
「貴方が諦めない心、揺るぎない精神力の持ち主であることは重々承知した。
 だからこそ……言っておきましょうか……私のランダム支給品は108つあるぞ!」
「嘘だろ!?」
「ごめん、今のは流石に嘘だ」
「だが、今更デバイス如きで……」
「おいおい、私を誰だと思ってんだ?
 ただの玩具(カブトボーグ)を兵器(ボーグカブト)に改造出来んだぜ?」

 肥大化していくレヴァンティン。
 その大きさはもはや斬艦刀クラスではない。
 大量広域先制攻撃兵器クラスの大きさと化した。
 
「レヴァンティンッ、オーバードライブッッ!!!」
『Jawoh!』

 全てのカートリッジを射出。
 この一撃に己が持つすべての力を終集結させるッ!!
 
 純粋な能力では『名無し』が圧倒的優位だった。
 特殊能力も『名無し』が圧倒的に優勢だった。
 だが、今は負ける気が全くしない。
 そういう流れというか空気を今、この瞬間、この手に掴んだ……気がする。


「限界を超えてッ!! 斬り散らせッ!! 奴よりも速く……ッ!!」


 レヴァンティンを光の如き速さで振り切る。
 双覇龍を従え、全てを薙ぎ払う、乾坤一擲の一撃を放つ。
 残った分身ごと、全て『名無し』ごと一刀の下に斬る。
 
「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉッッ!!!!
 これが全力全壊……一発逆転、起死回生のぉぉぉぉぉぉぉ……!!!」

 さらに加速して、加速して、加速する。
 それに比例するように刀身がさらに伸びていく。
 『名無し』は避ける気力などもう残っていなかった。
 いや、まるでこの瞬間を待っていたようだった。
 …………………………………………笑っていたのだ。



「――――奥義、真覇光刃閃ッ!!」



 『名無し』の世界が斬られた。
 


「獲ったぞッ!! 『名無し』、いや……」

 10/が何かを言ったようだったが聞き取りづらかった。

「貴方の因果は今、此処で私が断ち切るッッッ!!!」
「―――見事だよ」


 ――――因果の楔が抜け落ちた。 


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

527ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:22:46 ID:WVV/2uvw

 流石に死んだだろう。
 自分でも分かるほどのオーバーキルだってのは知ってる。
 
「……やるねぇ、やっぱり危険だよ君という、存在は……」
「生きてんのかい!」
「でも、私はここでGAME OVERだ……君の勝ちだよ……」

 ……命からがら彼は生きていた流石チート主催者。

「………私も所詮は『盤上の駒』だったんですね」
「そうだよ……この世界にいる時点で皆平等だ、あるのは生きるか死ぬかだ。
 ……それが参加者だろうが、主催者だろうが、モブキャラだろうがね」

「「死は誰の前にでも平等だ」」

 ……同じことを言った。
 私と彼は似ているんだな、やっぱり。

「君は他の主催者を倒す気か?」
「まさか、そんな気は更々ない……
 私がすべきことは完遂した……後はゆっかりん達に任せて自重するさ」
「……いいよなぁ、美人と一緒に行動出来て……」

 私はこれ以上の咎を作る気はない。

「……なら、元の世界に帰る気かい?」
「元の世界だって? ハハハ……そんなものは私には無いよ。
 所詮、私はキャラクター……混沌の物語で生まれたキャラクターに過ぎないよ」
「………メタ発言、自重しなさい」
「……ああ、そうさせてもらう」

 私一人だけで脱出する気にも全くならない。 

「……私には名前が無いが……それでも私のことを覚えていてくれるかい、宿敵?」
「無論だよ……今、貴方を縛っていた因果の楔は私が断ち切った……私の中で生きろ」
「ああ、精々そうさせてもらうとしよう……
 ……私は楽しかったよ、十分満足だ、色々あってね……最後に『本気の』君とも戦えたしね」
「そいつはどうも……最後の最後でわざと手抜いたくせに……
 ……主催者の自分が死ねばハッピーエンドになるとでも思ったわけ?」

「…………手厳しいねぇ………」

 私の皮肉に、彼は苦笑を浮かべた。
 無茶苦茶だってのはよく分かったような気がする。

「……でも、嫌いじゃないよ、そういうのも、分の悪い賭けも……」
「命落としたら意味がないだろうよ……だから、私は分の悪い賭けが嫌いだ。
 ……生きているから、私『達』は世界に繋がれているんだよ……」
「ハハ……実に正論だよ……ああ、私はもう限界だ……」
「……なら、最後の台詞くらいビシッと決めてくれよ、盟友……」

 最後に『名無し』が私の身体に寄り掛かって力をくれた。
 けど、流石に【因果律操作】は流石に出来なそうだ。
 いや、出来なくてもいいだろう。そんなのは私の上の次元にいる人たちがすりゃいい。
 彼が歩んだ記憶が……感情が流れ込んでくる……彼が生きたという証は私の中に確実に残っただろう。
 そして、彼は私の耳元でそっと囁いた。



「あなたと合体したい」



【『名無し』/@TCBR 吸収確認】



 『名無し』の最後の台詞はアクエリオンだった。
 女の私の言う言葉じゃねぇだろうよと野暮な突っ込みはほっといて私は彼を受け入れた。
 というよりも本当に彼が私の中に入ってきた、うん、魂は消滅したしいいか。

「……終わりましたか……」

 彼を受け入れたことによって少しは体力が少し戻った気がする……
 ……それにしても、これからどうしようか?
 さっきも言ったが彼が居なくなった今、他の主催者を倒す気には全くなれない。
 傍観者には……もう戻れそうにないしなぁ……色々とアレだしね。
 んっ、股間のあたりがモゾモゾする、これまでになかった感覚だった。
 私は恐る恐る股間の辺りを確認する。

528ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:23:28 ID:WVV/2uvw













「OH……WILD CHINKO!!」











 

 …
 ……
 ………私に……
 …………私にとてもとても立派な一物が生えていた。


「――クックックッ……。


 ―――ハッハッハッハッハッハッ……。


 ――――アーッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!


 ………………………………………………………………………………」




  お の れ 『 名 無 し 』 ゆ る ざ ん !

 

  我 幾 度 転 生 し よ う と て 貴 様 だ け は 絶 対 に 許 さ ん ! !



 これほどまでに自分がしたことに後悔したことがあっただろうか?
 いや、無い!!! ちくしょう!! 私が一体何をしたって言うんだ!!!
 あなたと、合体したい……ってそういうことだったのかよ!!!!
 何が合体だ!! 悪魔合体じゃねぇですかぁぁぁ!!!
 訳が分からない……ああ、訳が分からない話だ!! どういうことだよ、本当に!!!
 試合に勝って、勝負に負けた気分だよ!! つうか、嫁に行けなくなったぁぁぁぁ!!!!
 

「私、空気だったけど……WILD CHINKOなふたなりになった……強く生きよう」

 ―――後のWILD CHIN娘である。
 

 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

529ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:24:33 ID:WVV/2uvw

「貴方……『名無し』は?」
「『奴』の因果は私が断ち切った……うぅ……」
「主催者の一人を倒したってことなの? なんで泣いてるのよ?」
「……泣いてなんか……ないです」

 部屋の結界にも似たガードが張られていたが戦いが終わり解除された。
 ズタボロになった10/の身体を紫が支える。
 この時、10/の眼には確かに涙らしきものがはっきり見えた。
 
「……ここは爆破させます」
「はい?」
「……一分、一秒が勿体ない、ハヤクハナレマショウ、バクハサセマス」
「そ、そうなの(相当精神的にきてるわね)」
 
 そして、二人は基地を離れていった。
 その後、10/は基地爆破のスイッチを押した。
 
「―――任務了解」


            _ .. _
          /    \
        /, '⌒ l.r‐-、.`、
       / (   八   ) ヽ
       (   ー-'  `ー-'  ノ
        ー┐ (_八_)┌-'
           `ー┐┌┘
       -======' ,=====-
         -====' ,=====-
          -==' ,==-
______ ,r-‐   -‐、_______
※あくまでイメージ図です。

「―――任務、完了」
「外道ね」
「あそこにはもう行きたくない」

 そして、紫はスキマを出現させた。
 
「さぁ、行くわよ!」
「……はい……」

 二人は行く、更なる戦場へ。

【三日目・8時15分/ヒマラヤ山脈・連合穏健派本部跡地】

【八雲紫@東方Project】
【状態】首輪解除、レジスタンスリーダー代行
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】
基本:『生きて』主催打倒に動く
1レジスタンスの生き残りを探す。
2:連合の穏健派の生き残りも探す
3:真田には雪辱を晴らす
※レジスタンスの幹部です。


【10/@TCBR】
【状態】全身にダメージ(大)ある種の絶望、WILD CHIN娘、脱空気、首輪の爆破機能と能力制限機能を解除
【装備】レヴァンティン、九字兼定
【道具】支給品一式×2、自作のコンピュータ、トランプ、ドス(短刀)@現実、
    マテリアルブレード、エターナルリング、ティーセット一式、その他不明
【思考】基本:???
1:紫をサポートする
2:8/が気になる。
3:6/……ファントム……妖夢が本格的に心配になってきた。
4:マスターアルバートの言ったことが気になる
5;バグラモン達とは敵対するかもしれんが、関係ない。
6: お の れ 『 名 無 し 』 絶 対 に ゆ る ざ ん ! 
※『名無し』が持っていた主催者としての知識を得ました。
※『名無し』の魂を刻みこみました。
※WILD CHINKOが生えました。(効果は特にないです)

530名無しさん:2012/03/04(日) 13:25:08 ID:WVV/2uvw


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆



 一方、その頃……

「ククク……8ァー8ッ8ッ8ッ……!!」
「どうしたんですか? 久々あったら随分と様変わりしちゃって?」
「死んだぜぇ……死んだぜぇ……べらんめぇに殺してやったぜぇ……」

 穏健派本部にいた連合の兵士を殺したのは8/だった。
 それどころじゃない……真田と『名無し』以外全員を殺したのだ。
 ただ殺意が湧いたから殺した、ただそれだけだった。

「6/を殺した奴も分かったぜ……!」
「!? ……ッ!? 本当ですか!?」
「だが、奴のCV8大塚明夫だ」
「ふざけんな、グリーンヘアーの私に勝てると思ってんのか?」
「8ッ8ッ8ッ……違いねぇな」

 二人の鬼札が歩き出す、
 ただ、己の目的のために。

【三日目・8時15分/???】

【初音ミク@VOCALOID】
【状態】人間?、ドS、文人さんこそが正義だ!
【装備】ヒートロッド、アームドセイバー@仮面ライダー響鬼
【道具】支給品一式、レジスタンス関係者の名簿
【思考】基本:6/を殺した奴をこの世の全ての苦しみを味あわせて殺す!
1:愛しの文人さんのために主催のジョーカーとして名簿の奴らを殺す
2:他の参加者もいたぶる。
3:取り合えず目の前にいる奴は殺す
※媚薬らしい薬を飲まされて鬼じゃなくなりました
※ただし『人間』じゃなくなった可能性があります
※主催側のジョーカーになりました

【8/@TCBR】
【状態】フル改造済み、ジョーカー化、特殊加工の首輪
【装備】大量の銃火器と刀剣類
【道具】なし
【思考】基本:『見敵&必殺(サーチ&デストロイ)』
1:ミクと行動する
2:もっと血が見たい
※主催側のジョーカーになりました。

531黒の死神:2012/03/04(日) 16:41:24 ID:44qW85IU
「7期のミクトラン叱り今期のベール=ゼファー叱り本来ならラスボスで悪である存在が
 真っ当な対主催だったりすると、カオスロワでは人気が出るというではないか?」
「はいそうです。ですから私達も真っ当な対主催になろうかと思いまして」
「いい案だ。やっとこのフリーザ様が活躍できるチャンスが来たようだな!!」

アメリカ大陸にて3人の悪役達が会議を開いていた。
その者達の名はカーズ、無常矜持、フリーザ。全員ラスボスである。(フリーザはちょっと違うかも知れないが)

「で?具体的にはどうするつもりだ?」
「はい。ミクトランは『何故動かないんだ!』そしてベール=ゼファーは公式公認のぽんこつ魔王と二人共持ちネタがあります。
 つまり我々も何か持ちネタを考えるべきかと」
「持ちネタか……このカーズは究極生命体であるという事ぐらいだな」
「成る程、持ちネタか。ベール=ゼファーは容姿が美少女である事も幸いしたな」

3人は考え始める。
何か活躍できるような持ちネタを考える。

「ん?何だアレは?鳥いや竜か」
「はい?竜?」
「カオスロワでは良くあることだ。それよりも早く持ちネタを考えろ」
「それがな、竜の上に黒いコートを着たイケメンが乗っている」
「黒いコートのイケメン?はっまさか!皆さん早くここから逃げましょう!!」
「ん?どうs

「―――――――死ね」

それよりも早く3人の上空を竜が飛び去り、そこから死神が舞い降り3人の眉間に投げナイフを突き刺した

「やは……り……相変わらずの……バランスブレイカーですね……黒の死神!!!!」

無常はそう言い放ち息絶えた。

【無常矜持@スクライド】死亡確認
【カーズ@ジョジョの奇妙な冒険】死亡確認
【フリーザ@ドラゴンボールZ】死亡確認

「済まないスターダスト。俺に協力してくれて」
「いえそれより銀さんを探しましょう。でも何であの3人を殺したんですか?」
「無常は危険な男だ。それに他の3人も有名なラスボスだ」
「はぁ……」

3人のラスボスをワンキルした黒は銀を探しにアメリカ大陸を走っていった。

(ていうかラスボス3人をワンキルとかバランスブレイカー過ぎでしょう……)

だが実際ヒーローズファンタジアでの黒はレベル30を超えると、ラスボスだろうが何だろうが通常攻撃でワンキルするから仕方ない。

何せ。黒の投げナイフ=リナのギガスレイブ>カズマのシェルブリットバースト。なぁにこれぇ

無論、色々下準備は必要だがそこは黒、全部済ませてある。

こうして黒の死神は3人の尊い命を奪っていった。



【三日目・08時05分/アメリカ大陸】

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、焦り、アンゼロットに若干同情、怒りと悲しみ
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート、スターダストドラゴン(たらされかけ)
【道具】支給品一式、病院で回収した医療道具、車、土下座最中、通信機 、釣り道具、仮面
【思考】基本:ゲーム脱出
1:銀を探す
2:三沢、土蜘蛛を警戒
3:最中は自重する
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『覚醒ヒロイズム』が流れます
※攻撃力がヒーローズファンタジア仕様になってます

532烈火の将の奇妙な冒険:2012/03/06(火) 15:59:25 ID:BPAqcSF.
やあ私だ。シグナムだお久しぶり。
一年ぶりかな?
8期EDが投下されたのが去年の8月くらいだったから、半年くらいかもしれないがまあいいや。

まあ、ここまで馴れ馴れしく話しといてなんだが、私は


7 期 と 8 期 の シ グ ナ ム と は 別 人 だ 。


驚いたろう?まあ驚かなくてもいいけどね。

どっちにしろ6/と同じく並行世界の自分の電波を受け取った、お陰で8期までの記憶もあるし
正直、この世界の私も働きたくないのは同じだ。

だがそんな私は、いま全力疾走している。
目指す場所はただ一つ。ハンター試験会場だ。

無論ハンターになる気は無い。だって面倒くさいし働きたくないからな。
しかし、ハンターラインセンスを売れば人生七度は遊べるほどの大金を貰えると言うではないか?
私はニートライフの為に断腸の思いで、今この瞬間だけ働く事にしたのだ。

正直言って8期までの私が羨ましい。
何せ、あのジョジョに養って貰っているのだから。

私も本当なら、主はやてに養って貰う筈だったのだが。
原因は分からないがストレスが限界を超えたらしく、色々精神的にぶっ壊れてカブトボーグうざい連合とかいう、謎の組織に入ってしまった……。
奇遇な事に、私がカブトボーグに嵌ったのと同時期なのが気になるところだ。

そのせいでヴィータは何故か私にブチ切れ、主はやてを追って家を飛び出し行方不明。
恐らく連合には入っていないだろう、彼女は常識人だからな。
ザフィーラはこんな時に、コミケにまどか本を買いに行ったきり、行方不明。
同じくシャマルも家計の為にライアーゲームとやらに参加して以来、行方不明。

我が家は完全に崩壊してしまった……。


お の れ! クライシス帝国!! 許 ざ ん !!!


そんなこんなで養ってくれる人をなくした私は、チマチマ働くのも面倒なのでハンター試験を受けに全力疾走しているのであった。
やれやれ、働いたら負けだと思ったんだけどな……私負けちゃったよ……。

「ハンター試験を受けるのは拙者でござる!!」

ズガン!

【緋村剣心@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-】死亡確認

やれやれ私と同じ事を考えている輩は他にも居るようだ。
まあ私のカブトボーグでズガンしてやったがね。

それに私は負けられない……。何故なら私には絶対に負けられない理由があるからだ!!!!

それしても、試験会場はまだか……?



【三日目・9時10分/アメリカ】

【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターラインセンスを手に入れ売る
1:試験会場に向かう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます

533烈火の将の奇妙な冒険 Part2:2012/03/06(火) 16:49:57 ID:lYnSBO6Q

「ここがハンター試験の会場か、あーん?」
「そうだ」

 やあ、久しぶりだな、シグナムだ。
 私は親切なそうな世界の破壊者っぽい青年を捕まえて試験会場に着いた。
 なお、氷帝学園の王様(キング)、跡部様と言うらしい。
 ……様付けがデフォルトなのは多分気のせいだ。
 そして、跡部様は恐らく金持ちだ。
 私のニートとしての勘で分かる。
 だって彼の第一声が……

『通りすがりの王様(キング)だ、覚えておけ!』
 
 だったし、多分世界の破壊者的な何かなんだろう。
 555の世界でテニヌとかしてたし、きっとそうだ。
 そして、なんやかんやで会場に着いた。
 ざっと見て500人以上のハンター希望者がいる。
 流石、一握りしかなれないという難関試験だ。
 そんな時だったか……

「君たちルーキーだろ? 俺はトンバ、
 どう、ジュース飲むかい?」
「断る」

 ああ、これは有名なアレだな。
 ルーキー潰しの奴だ、まさか本当にいるとはな。
 私はさっさと断ったが……

「そ、そうかい……なら君は?」
「あーん?」
 
 今度は跡部様に持ちかけてきた、
 跡部様はそのジュースに手を伸ばし……おい、待て跡部様、それには……

 だが、次の瞬間、跡部様の眼が大きく見開いた。 

「……なるほど、GEZAI入りじゃねーの!」
「何? 言いかがりはよして……」
「あーん? 俺の眼力(インサイト)で見抜いた……中身がスケスケだぜ!」

 寸でのところで止まって、ジュースを捨てた、流石、跡部様だ。
 金持ちの眼力、恐るべしだな。
 トンバは舌打ちをして、とっと他のルーキーの所に行った。

 さて、他の希望者もヤバそうな奴が一杯が居るが、関係ないね、そんなこと。

【三日目・9時20分/ハンター試験会場】

【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)、ナンバープレート
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターラインセンスを手に入れ売る
1:いざとなったら、跡部様に養ってもらう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます

【跡部景吾@新テニスの王子様】
【状態】健康、ディケイゴ
【装備】テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、ナンバープレート
【道具】支給品一式、ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【思考】
基本:バトロワを潰す
1:主催者の真田は倒す
2:一先ず、シグナムと一緒にハンター試験を受ける
3:樺地を探す

【トンバ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康
【装備】下剤入りジュース×∞、ナンバープレート
【道具】不明
【思考】
基本:ルーキーを潰す
1:シグナムと跡部を警戒する。

534烈火の将の奇妙な冒険 Part3:2012/03/10(土) 16:06:23 ID:.YDBQaGQ

「持久戦望むところじゃねーか!!」

 やあ、久しぶりだな、シグナムだ。
 ……うん、お察しの通り走ってんだよ。
 まさか、あの髭(サトツさん)がまた試験官だったんだよ。
 案外、暇なんだな、一流ハンターってのも。
 そして、跡部様は地味にディケイド(激状態)になっていた。
 そんな些細なことを放っておいて、通路を走る。
 その時だったか、後ろから謎の車輪の音が聞こえてきた。

「どいたどいた〜!」

 ほう……セグウェイとは風流だな。
 セグウェイに乗っていたのは私でも一目で分かるほどの圧倒的なクズだった。
 差し詰め、目的は私と同じ可能性だ、確実にそうだ。
 後でメアドを交換……いや、携帯を持っていない可能性があるな。 
 だが、少しづつだが、参加者が減っているのは、分かった。

「……出口か」

 やっと光が差し込んだ。
 まぁ、ちょっと疲れたが、まだ余裕だ。
 んで、着いたのはあの騙されると死ぬってヤバい所だ。

「この後も、私にしっかりと付いて来てくださいね」

 髭はそんなことを言っているが……多分、ご存じのあれが来るだろう。

「そいつはニセ者の試験官だ!! オレが本当の試験官だ!!」
「「!?」」

 ……ほら、来たよ。嘘乙としか言いようがない。

「なんだって!? ボク達を騙してたのか!?」

 クズが早速、騙された。ダメダメな少女だ、全く。
 しかし、そのニセ者の試験官と髭に向かって、ナイフが飛んできた。
 ニセ試験官にはぶち当たり、肉塊になったが、髭は無事だった。

「これで決定……そっちが本物ね」

 ……メイドだ。
 ジョジョ立ちしているメイドがいた。

「その通りです……しかし、次からいかなる理由でも私への攻撃は……
 試験官への反逆行為とみなし即失格にします」
「はいはい」

 テンプレ乙。
 しかし、やっぱり化け物の巣窟のようだな、ここは。
 
「ほほう、あのお嬢ちゃん、中々やるではないか!」

 目測2M近くあるオッサンが興味深そうにその様子を見ていた。
 でっけー! そして、多分この男も王様か何だ、きっと。

「中々、面白くなってきたんじゃねーの!! あーん?」

 一次試験は折り返し地点を過ぎた。
 残り希望者は400人以上残っているが、関係ないね、そんなこと。

535烈火の将の奇妙な冒険 Part3:2012/03/10(土) 16:07:02 ID:.YDBQaGQ
【三日目・10時00分/ハンター試験会場】

【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)、ナンバープレート
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターラインセンスを手に入れ売る
1:いざとなったら、跡部様に養ってもらう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます


【跡部景吾@新テニスの王子様】
【状態】健康、ディケイゴ
【装備】テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、ナンバープレート
【道具】支給品一式、ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【思考】
基本:バトロワを潰す
1:主催者の真田は倒す
2:一先ず、シグナムと一緒にハンター試験を受ける
3:樺地を探す

【譲崎ネロ@探偵オペラ ミルキィホームズ】
【状態】健康、クズ
【装備】セグウェイ@現実、ナンバープレート
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;ハンターラインセンスを手に入れ売る


【十六夜咲夜@東方Project】
【状態】健康 
【装備】ナイフ×∞、ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】
基本:ハンター試験を受ける


【ライダー@Fate/Zero】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート
【道具】支給品一式、不明
【思考】基本:バトルロワイアルで優勝する。
1:ハンター試験会場にて有望な強者がいたら部下に勧誘する


【サトツ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター試験の試験官
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:一時試験を担当する

【ニセ試験官@HUNTER×HUNTER 死亡】

536とある魔剣の奇妙な冒険:2012/03/16(金) 01:30:45 ID:V70lgYHs
「マジで馬鹿なの?死ぬの?」

柊の魔剣はブチ切れていた。
簡単に死んだ自分の使い手に、その柊の死に無反応なナイトウィザード勢に、
柊を殺したマーダーに、碌な使い方をしなかったゴランに。

せっかくナイトウィザード勢が目立っているのに、何故自分は活躍できないのか?
ああ見えても柊はアニメ版じゃ主人公やってるくらい人気はある。
それなのに、まさかの登場二話目で死亡である
そんなんでは魔剣である自分が活躍できない。
せめて自分を対主催やアンゼロットが拾ってくれれば
活躍できたかも知れないのに、拾ったのはマーダー主催等と禄でもない連中ばっかである。

まったく腹が立つ。


「こうなったらシバく」

ともかく怒りのままに主催を潰そうかと思ったが
主催は壊滅状態なので、まずアンゼロット及びナイトウィザード勢をシバく事にした。
理由は柊の死に反応せず、自分を拾わない馬鹿共は一度カツを入れなければと考えたからである。

「特にアンゼロットはシバくアイツ主催者だったからな」

こうして魔剣の冒険が幕を開けた。



【柊の魔剣@ナイトウィザード】
【状態】神殺し
【装備】己の肉体
【道具】なし
【思考】基本:ナイトウィザード勢をシバく(特にアンゼロット)
0:自分の使い手に相応しい参加者を見つける。ただしマーダーや危険対主催みたいなのはNG
1:活躍する
2:出来ればカオスロワ外伝に支給品枠で登場したい
3:仮面とコートが出たんだし俺もいけるよな





「なんだこの剣」

私だ、シグナムだ。
なんか連続で私の話ばっかり書かれてる気がするが気のせいだろう。

そんな事よりハンター試験中だが変な剣を拾った。
これが中々カッコいい。恐らく神殺しの力を得ているな間違いない。
後で、その辺の神様をこれでぶった斬ってみよう。

ドスッ

「き、貴様……」

ふと横を見るとヤムチャが死んでいた。眉間にナイフが刺さっている。
これはあれだなテンプレの

「試験官ごっこ」

はいはい分かってましたよ。だがこちらには跡部様が――

「あれ?」

居ないっていうね。私がこのカッコいい剣を拾っている間にはぐれてしまったようだ。

さて参ったねこりゃ。
まあ他の受験者も居るし何とかなるだろう……多分。

【三日目・10時00分/ハンター試験会場】

【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)、柊の魔剣、ナンバープレート
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターラインセンスを手に入れ売る
0:跡部様戻ってきてくれ……
1:いざとなったら、跡部様に養ってもらう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
4:咲夜に対処
5:後でその辺の神様を魔剣でぶった斬る
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます

【十六夜咲夜@東方Project】
【状態】健康
【装備】ナイフ×∞、ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】
基本:ハンター試験を受ける
1:試験官ごっこをする

【その他受験者】
【共通思考】咲夜に対処

【ヤムチャ@ドラゴンボール】死亡

537名無しさん:2012/03/16(金) 02:05:08 ID:V70lgYHs
時刻表だけ
【三日目・11時00分/ハンター試験会場】

538アンクの旅(スイス編):2012/03/16(金) 04:02:11 ID:pEaiOi1s

「何も無いわね……やっぱり自分の勘の方が頼りになるわね……」

 スイスのレジスタンス基地。
 メダジャリバーを片手にそこを探索する腋を曝け出した少女が一人。
 レジスタンスであった弱音ハクが居る可能性が高いと聞かされた。
 しかし、見たところによると誰も居なかった。

 そんな中、奥で一人、アイスを食べている男を発見した。

「んっ……確かアンタは二郎に並んでたアイス馬鹿?」
「お前は確か世界一位の……」
「……アンタ、こんなところで何してんのよ?」
「見てわからないのか? アイスを食べている」
「………………」

 アンクは上機嫌だった。
 ここで大量のアイスを発見したのだ。
 ついでにドクター真木ィが持っていたロストアンクのコアメダルを回収したのだ。
 さらには何故ここにあったコアメダルを回収したのであった。
 
「お前こそなんでこんな所に? 二郎とやらは食えたのか?」
「………店が潰されてそれどころじゃないわよ………」
「……そうか……だが、これだけは言っておく『俺のアイスは絶対にやらん』
 欲しいなら、セルメダルをよこせ」
「いらない、でも二郎のカネシ味があればくれ」
「……あったぞ、二郎のカネシ味のアイスだ。
 ……欲しいならセルメダル一枚と言ったところだな」
「………いいわ」

 一本のアイスと一枚のセルメダルを交換した。
 袋からアイスを取り出して、食べる。

「……不味い」
「だろうよ」

 率直な感想はそれだけだった。
 アンクは最初からそれが分かっていた。

「そういえば、魂魄妖夢って奴をお前は知っているか?」
「一応、知り合いだけど……なんか用でもあるの?」
「セルメダル二枚だ」
「はい」
「実はな……」

 アンクは昨日起こったことを話す。
 スイスで起こったこと、レジスタンス基地で起こったこと。
 通りすがりの謎の男にタイガーオルフェノクと間違えられたことなどなど。

「……それとここで面白いものを発見した」
「何よ?」
「セルメダル三枚」
「はいよ」
「……レジスタンスの連中のリーダー代行している奴がコイツだ」

 アンクが適当に弄ったコンピュータに映りだされたのは霊夢がよく知る奴だった。
 
「なんで……紫が……」

 霊夢は考える。
 自分が知っている紫はそんな素振りなど、此間まで一切していなかった。
 よくよく考えれば魔理沙も幽々子もそんな素振りはなかった。
 
 ここで一つの可能性を考える。

(仁王やハクがいた世界が違うように別世界の幻想郷があるの……?)

 所謂、パラレルワールド的な考え方である。
 自分の知る彼女たちが『極めて近く、限りなく遠い世界』から来たのではないか?
 その逆パターンもありうる。自分出向いたのではないか?
 将又、これはとんでもなく大がかりなドッキリなのではないか?
 ………考えても考えても答えは出ないので霊夢は考えるの止めた。
 
「さて、私は行くとしましょうか」
「そうか、ならセルメダル5枚だ」
「はい……って、誰がやるかぁぁぁ!!」
「……ちっ」

 そして、霊夢はスイスから飛び立った。

「……次はアンコ味のアイスか」

 アンクは一人、静かにアイスを食べ続けた。
 
「アイスを食べるときは、誰にも邪魔されず自由で……なんというか救われてなきゃならねぇんだ」

539名無しさん:2012/03/16(金) 04:02:42 ID:pEaiOi1s

【三日目・8時30分/スイス】
【博麗霊夢@東方Project】
【状態】バグラモン達に対する少々の疑心
【装備】メダジャリバー
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、大量のセルメダル
【思考】
0:紫か……
1:ハクと魔理沙は殺す
2:二郎のラーメンを食べるために何かする。
3:とりあえず、主催者と異変を起こした奴をぶっ殺す。
4:ハク……魔理沙……許さない……
※ハクが知る限りのレジスタンスの情報を知りました。
※知り合いが自分の知っているの者とは別人である可能性があると思っています。

【アンク@仮面ライダーオーズ】
【状態】完全復活前(タカ×2、クジャク×3、コンドル×3)
【装備】アイス×∞
【道具】基本支給品一式、不明支給品、セルメダル×???
    コアメダル(ライオン×2、トラ×1、チーター×3、サイ×2、ゾウ×1、ゴリラ×1、
          シャチ×1、ウナギ×1、タコ×1、コブラ×1、カメ×1、ワニ×1
          プテラ×2.トリケラ×2、ティラノ×1、イマジン×1、ショッカー×1
          スーパータカ×1、スーパートラ×1、スーパーバッタ×1)
【思考】基本:アイスを食べる
0:さて、どうしようか? とりあえずアイスを食べよう。
1:完全復活を目指す
2:他のグリードから自分のコアメダルを上手く奪う
3:この殺し合い……まさか、鴻上の仕業かと思ったがアンゼロットて奴の仕業だったのか……

540全てを食らい、全てを食せ!:2012/03/18(日) 16:03:44 ID:PZv6gAm.

「遂に着いた……」

 イギリスに上陸したあかりんの弁当。
 そして、獲物を探して、辺りを散策し始めた。
 だが、その直後だった! あの悪魔――いや、神の言葉が聞こてきた。






「コレクッテモイイカナ?」






「えっ?」

 弁当とは元来食われる立場にある。
 いわば、食物連鎖の底辺ポジなどだ。
 だからこそ、食われる……悪食の神・謎の男によって。

 謎の男の箸が、フォークが、ナイフが……
 弁当の身体をつついて、謎の男の口に吸いこまれていく。
 とてもおいしいそうに食べていく

(……そうか、そういうことだったのか……)

 食われることこそが最高の至福。
 弁当はそう悟りながら……食われていった。

【あかりんの弁当@ナイトウィザード 完食】

「いやぁ……すごい化物でしたね、校長」
「だから、俺は校長じゃない(それよりもタチバナから連絡無いな……何かあったのか?)」

 気絶状態から目覚めた三人。
 辺りは何故か破壊されつくしていた。
 その直後……彼らの前に腐の皆さんを引き連れた鳴滝が現れた。

「おのれディケイドォ!!!」
「いや、倒されたんだからいいんじゃ……?」 
「この男を生かしておいてはやがて全て破壊される!」
「「「なんだってー!!」」」
「……もうついていけない……」

 ダディケイドに対して臨戦態勢を取る。
 それを見た三人は……

「どうします……校長?」
「俺は校長ではない……が、やるしかないようだな……」
「……………」

 橘はケタックゼクターを掴みとり、大杉先生は柱の陰に隠れる。

「おのれ、ダディケイドぉぉぉぉぉ!!! お前は一体何なんだ!!!」
「オデバ……ドゥオディスガディドカベンライダ-ダ……オボエデオゲ!!」

 戦いが始まろうとしていた。

【一日目・10時30分/イギリス】


【謎の男@仮面ライダーケタック】
【状態】満腹
【装備】ダディケイドライバー@仮面ライダーダディケイド、箸、フォーク、ナイフ
【道具】不明
【思考】基本:全てを食す
1:橘の海胆軍艦を狙う


【橘朔也@仮面ライダー剣】
【状態】健康
【装備】ライダーベルト(ケタック)&ケタックゼクター@仮面ライダーケタック
【道具】支給品一式、寿司(大量の海胆軍艦)、その他不明
【思考】
0;目の前の者たちに対処する
1:主催者の打倒。
2:首輪を解除したい。
3:目の前の謎の男と対話する


【大杉忠太@仮面ライダーフォーゼ】
【状態】健康
【装備】サスペンダー
【道具】支給品一式、ゾディアーツスイッチ(リブラ)@仮面ライダーフォーゼ
【思考】
0;校長と謎の男を応援する
1:園田先生を探す
2:一先ず、校長(橘さん)に自分の身の安全を守ってもらう
※橘さんを速水校長と勘違いしています
※謎の男を速水校長のそっくりさんもしくは双子だと思っています

541名無しさん:2012/03/18(日) 16:04:19 ID:PZv6gAm.
【緋室灯@ナイトウィザード】
【状態】腐ってる(腐女子的な意味で)
【装備】ガンナーズ・ブルーム
【道具】支給品一式
【思考】基本:あの怪物を倒す
0:ダディケイドを倒す
1:腐女子仲間達と行動する
2:アンゼロットとぽんこつを捕まえいく
3:ルル×スザも実現させる
4:命を探す


【銀@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】腐ってる(腐女子的な意味で)、キュアハッピー
【装備】スマイルパクト、キュアデコル@スマイルプリキュア!
【道具】支給品一式
【思考】基本:黒を探す
0:ダディケイドを倒す
1:腐女子仲間達と行動する
2:あの怪物を倒す
3:アンゼロットとぽんこつを捕まえいく
4:ルル×スザも実現させる


【メズール@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、人間態
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
0:ダディケイドを倒す
1:あの怪物を倒す
2:腐女子仲間達と行動する
3:アンゼロットとぽんこつを捕まえる
4:ルル×スザも実現させる
5:大杉先生×速水校長か……嫌いじゃないわ!
※橘さんを速水校長と勘違いしています

【鳴滝@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:ディケイド(門矢士)を倒す
0:おのれダディケイドォ!!!
1:腐女子達と組む
2:プリキュアを探す
3:フォーゼの枠をプリキュアの枠にする
4:よくもあのような怪物を……おのれディケイドォ!!!
5:研君とケン君は何処行った?おのれディケイドォ!!!


【ガメル@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、人間態
【装備】不明
【道具】支給品一式、大量のお菓子
【思考】
1:着いていけない……
2:二度と灯には料理を作らせない






「なるほど、3DAYじゃねーの!!」

 その頃、ディケイゴ様は手持ちの携帯電話で今、何日目かを確認していた。
 ちょうど三日目、そう、3DAYだった。

【三日目・10時30分/ハンター試験会場】
【跡部景吾@新テニスの王子様】
【状態】健康、ディケイゴ
【装備】テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、携帯電話、ナンバープレート
【道具】支給品一式、ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【思考】
基本:バトロワを潰す
0:なるほど、3DAYじゃねーの!!
1:主催者の真田は倒す
2:一先ず、シグナムと一緒にハンター試験を受ける
3:樺地を探す

542これが本当のリリカルカワイソス。:2012/03/18(日) 23:28:01 ID:9EZxfFoM
みなさん、こんにちは。東海道・山陽・九州新幹線の英語車内アナウンスです。
……冗談です。レイジングハートエクセリオンと申します。
この度のTCBR第9期において、何の因果か「まるでだめなおっさん」、略してマダオの暫定マスターになりました。
そして、不幸なことに2つ前の放送で元来のマスターの死の知らせを聞きました。
正直、悲しいです。でも、それ以上に悲しい出来事があったんです。

そ れ に 関 す る 描 写 が、あ り ま せ ん で し た。

書き手のせいというのもあるんですが、正直それはないなという心境です。
そして、ますます私をへこませる出来事が最近なりました。
それは、暫定からほぼ正規マスターになったマダオが……また新しい力を手に入れたんです。
何やら、「プリキュア」という物らしくて……。
そのせいで、私の影はますます薄くなってしまいました……。
せめて、最終回では1回でいいんで目立ちたいです。

某青ダヌキのように、影が薄いままなんてお断りというところです。

---------

 プリキュアの力を得た2人のだめ人間は運命に導かれ、イギリスにやってきた。
そこまで歩くのに、それほどの体力はないだろうとかそういった突っ込みは無用だ。
何故なら、これはカオスロワだから。

「ね、マダオさん……あれ、何?」
「さあ……」

2人は実に奇遇にも、VSダディケイド戦の近くに現れたのだ。
ご存じのように、この戦いのメンバーにはプリキュアヲタクの鳴滝さんがいる。
もしも、こんなだめプリキュアを目視しようものなら、大変なことになってしまう。
いったい彼らはどうなってしまうのだろうか。
……ちなみに、『ご都合主義』とかそういった突っ込みは無用である。

【一日目・10時32分/イギリス】

【長谷川泰三@銀魂】
【状態】 健康 、キュアメロディ
【装備】 キュアメロディの装備、キュアモジューレ@スイートプリキュア♪
【道具】支給品一式、レイジングハートエクセリオン@魔法少女リリカルなのはStS(待機状態)
【思考】基本;銀さん達に会いたい。殺し合いには乗らない
1:ありゃ、なんだ?
2:(いずれ、変身を解いた後の為に)服を手に入れたい

【野比のび太@ドラえもん】
【状態】健康、キュアブロッサム
【装備】キュアブロッサムの装備
【道具】支給品一式、リンクルン@フレッシュプリキュア!ココロパフューム@ハートキャッチプリキュア、
ミルキィパレット@Yes!プリキュア5GoGo、タッチコミューン@ふたりはプリキュアMaxHeart、
変身用徳利@ふたりはタマキュアSilverSoul(というか銀魂)
【思考】基本;みんなの敵を取る。そして、殺し合いを(そもそものきっかけとなった責任を取り)壊す
1:……あれって?
2:とりあえず、服屋を探す

543野獣先輩はTCBRを活性化させるからもっと出せ:2012/03/22(木) 22:16:33 ID:Dx2ydksI
                                          /
                                      {
     _________            ,.-‐┬‐┬ァ l
        ̄`ー、_   l::::::::}ヽ       l l -ニ、__l_;:='/  ',
             `ー┴‐'"´        l l \ ー─‐    i
                           l l  \          l
                           l l   \       }
                            l l           l
                            l l         ,'
                   /         ヽ ヽ       ,'
                 ./{            } }         ,'
                   ヽ、 __    ノ ノ      /
                      ¨¨¨` ーテ ´       /
                        /   l        /
                        ゝ、 j          /
                     ,. -‐'"   ̄ `ヽ      /____
                 _,.-‐'" -‐┬‐┬‐┬ュ、_,,    /       ` ー─-、
                      ̄ `ー┴‐┴‐‐'"゙ ̄    /               ̄`ー-、
                            _ ノ  /                   `ー-、


【田所@真夏の夜の淫夢 復活】

544宇宙からキタ━━━(゚∀゚)━━━!!:2012/04/05(木) 02:52:30 ID:tlwq28xg

「これは……」

 イギリスでのダディケイド対プリキュア達の決戦を見つつ、彼は焦っていた。
 ダディケイドを上手く騙して、ゴミ処理係と戦わせるところまでは上手く行った。
 しかし、その後のことは彼にとって予想外だった。

「……メテオとは音信不通だからな……」

 部下であるメテオとは何故か連絡が取れなかった。
 
「……まぁいいか」

 それでも彼はこのバトルロワイアルを宇宙から見守り続ける。

「ダディャーナザァーン! ナズェミテルンダケナンディス!」
「!?」

 でも、宇宙だろうが見つかる時は見つかるもんだ。
 そう、通りすがりのオンドゥル星の王子(キングフォーム)に、だ。

【三日目・10時30分/宇宙】
【タチバナ@仮面ライダーフォーゼ】
【状態】健康
【装備】ギャレンバックル@仮面ライダー剣
【道具】支給品一式、まずいスパゲッティ、3と書かれた野球ボール
【思考】
基本:宇宙から橘を見守る。
 0:!? 何者だ!?
※謎の男を騙しているのは他ならぬ彼です。

【剣崎一真@仮面ライダー剣】
【状態】健康、ブレイド・キングフォームに変身中
【装備】ブレイバックル&ラウズアブゾーバー&スペードのラウズカード@仮面ライダー剣 
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者を倒す!
 1:ダディャーナザァーン! ナズェミテルンダケナンディス!
 2:始、ムッキー……
※今までとは別人です。

545烈火の将の奇妙な冒険 Part4:2012/04/10(火) 00:34:08 ID:0lEKp236

「私の台詞が無いではないか……」
「黒神さん、今喋ってますよ!」
「何、本当か!?」

 天パーの少年が少女に助言する。
 一人は松風天馬。もう一人は黒神めだか。
 一応、原典では二人とも主人公である……が、このロワにおいては扱いが悪い。

 まずは天馬少年。
 イナズマイレブンGOの主人公である。
 だが、4411話『そろそろ主役勢』において出たのは前作の主人公の円堂である。
 他にもイナズマイレブンGOで出てくるのは大人勢ばかりである。
 そして、今の今になっての彼の初登場である……これはまだマシな方である。

 問題はもう一人の方である。

 めだかちゃんの方だ。
 ほんの数行前まで彼女にはカオスロワ内において台詞が一言も無かった。
 同作品の球磨川禊や安心院なじむは登場して直ぐに主要キャラ紹介にも載った。
 さらに彼らはピンチになっても生き残る。死んでも生き返る。
 けれど、めだかちゃんは『適当に殺された』と地の文で書かれる始末である。
 ズガン要員になりそうな勢いである。
(なお、ルクセンブルクで死んだのは前期から出典のめだかちゃんである。
 今回の話に出ているのめだかちゃんとは別人である)

 この差は一体、何なんだろうね?
 しかし、これらのことがあっても彼らはゲームに乗る気は起きなかった。
 逆恨みしても反感を買うだけであるからだ。
 逆に対主催にもなる気がなくなっていた。今更感を感じたから。
 そして、対主催の主人公になろうとすると死亡率や発狂率がグンとウナギ上りすると風の噂で聞いたからだ。
 
 彼らが欲しいのは純粋な出番。
 活躍しなくてもいい、空気キャラでもいいから繋がれたい。
 
「大丈夫なんとかなりますって!!」
「当たり前だ!」

 まあ、今の彼らは別の意味で繋がってたんですけどね。

「……なるほど、ONE×SYOTAじゃねーの!」

 ちなみにここはハンター試験会場である。
 一次試験のゴール付近で跡部様はそれを見ていた。
 二人から見つからない、絶対死角からその二人の行為を見ていた。

「やっと着いたか……ギリギリだったな」
「そうだな」

 そして、今まさに最後の受験者・シグナムとライダーが到着した。

「お前、今まで何してたんだ? あーん?」
「実はな……」


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

546烈火の将の奇妙な冒険 Part4:2012/04/10(火) 00:35:01 ID:0lEKp236


「二次試験くらいまで大人しくしてようかとも思ったけど……
 一次試験があまりにも微温いんでさ、選考作業を手伝ってやろうと思ってね」

 ……手に持った無数のナイフをジャグリングのように操るメイド。
 この間にも数人殺されたが、説明すんのが、めんどくさい。
 でも、【○○○@××× 死亡確認】って書かなければ、死亡カウントされないからね
 ああ、遅くなったがシグナムだ。

「判定? くくく馬鹿め。
 この霧だぜ、一度試験官とはぐれたら最後…
 どこに向かったか分からない本隊を見つけ出すなんて不可能だ!!
 つまりお前もオレ達も取り残された不合格者なんだ!!」

 ……迂闊だった。
 剣なんて拾ってなかったらこんなことにはならなかっただろうね。
 これもアンゼロッテの仕業……なんだろうかねぇ……

「失礼ね」
「お」
「貴方と私を一緒にしないでよ。
 冥土の土産に覚えておきなさい……奇術師には不可能はないのよ」

 ……これは冥土とメイドを掛けた高度なギャグなのか?
 そして、その言葉に怒り狂ったモブ受験者達がメイドを取り囲む
 さて、私は後ろに待機だ。

「殺人狂め……!
 貴様などハンターになる資格なんてねーぜ!」
「2度と試験を受けられないようにしてやる……!」

 すごいテンプレ的なかませな台詞だ。
 ……終わったな、モブ達。

「そうねぇ……
 貴方達、まとめてこれ一本で十分ね」
「「「「ほざけェエ――――――!!」」」」

  ビヒュッ ザシュッ

    ビビッ  ザシュッ シュバ

   \ぐあっ…/

      ビ  ザシュ  ビッ




    ┌┐  口口                _
    ││                  < \         ┌┐
    │└──┐  ┌──────┐ \_>        | |
    │┌──┘  └──────┘      / >  .| |
    ││                   __/ /  ..└┘
    └┘                   |__/     口



「貴方達全員不合格だわ」

547烈火の将の奇妙な冒険 Part4:2012/04/10(火) 00:35:36 ID:0lEKp236
 
 ああ……案の定だった。

「残りは……貴方一人だけね」
「……え」

 やべぇ……レオリオもクラピカもいない。
 むしろ、ここでゴンさんが来れば……駄目だ来る気配がないね。
 でも、球磨川もブロリーも生き返ったし、ワンチャンが……諦めよう。
 しゃーない、自分で戦……駄目だ、働きたくない!!
 ……所謂、王手状態だ。『詰んだ』じゃないからまだ何とかなる。

 しかし、あのメイド、絶対念能力者だ。
 きっと時間を操るタイプの奴だ。

 その時だったか……!
  


「AAALaLaLaie!!」
「!?」

 
 親方! 後ろから征服王が!!
 戦車に乗ってやってきた!! 
 ここで言う、戦車は「神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)」じゃない。
 アカツキ電光戦記に出てくるような電光戦車でもない。普通の戦車だ。
 ……いや、普通の戦車って言い方もなんかおかしい。
 多分、メタルマックス出典の戦車だ。
 その戦車にかがみんが轢かれたようだ。

【嘉神慎之介@月華の剣士 死亡確認】

 まぁ、かがみんと言ってもこっちのかがみんなんだけどね。


「我が名は征服王イスカンダル!!
 先程の戦い、実に見事だった……そこの騎士も含めて……。 
 どうだ、我が軍門に下らないか?」

 そのデッカイおっさんの言葉で気付いたが、無意識の内にレヴァンティンを握っていたようだ。
 ……どうやら、私は完璧なニートにはなれないようだ。
 それと誘われたが……軍門に下れてってことは働かないといけないじゃん。
 断ろう。 

「「断る!!」」

 ……メイドと同時に声を発してしまったようだ。

「そうか」
「……まぁいいわ、貴方達は合格ね。
 ……さて、そろそろ、試験官が着く頃ね、じゃあね」

 そういうと、メイドは時間を止めて、試験者たちが向かった方向に行った。
 ……私も止まった『世界』に入門したのかな。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

548名無しさん:2012/04/10(火) 00:36:09 ID:0lEKp236
 と、まあそんな感じで今に至る。
 戦車で送ってもらったよ。
 んで、ここいらで跡部様はあることに気付いた。

「……なるほど、アレクサンドロス3世じゃねーの!」

 跡部様はデッカイおっさんの正体を見抜いた。
 流石、跡部様。得意教科が全てなはだけある……博識だ。

 さて、そろそろ二次試験かな。
 残りは50人ちょい……って、どんだけ殺したんだあのメイド……。 

【三日目・11時00分/ハンター試験会場】


【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)、ナンバープレート
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターライセンスを手に入れ売る
1:いざとなったら、跡部様に養ってもらう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます

【跡部景吾@新テニスの王子様】
【状態】健康、ディケイゴ
【装備】テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、携帯電話、ナンバープレート
【道具】支給品一式、ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【思考】
基本:バトロワを潰す
1:主催者の真田は倒す
2:一先ず、シグナムと一緒にハンター試験を受ける
3:樺地を探す


【十六夜咲夜@東方Project】
【状態】健康 
【装備】ナイフ×∞、ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】
基本:ハンター試験を受ける


【ライダー@Fate/Zero】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート、戦車@メタルマックス2
【道具】支給品一式、不明
【思考】基本:バトルロワイアルで優勝する。
1:ハンター試験会場にて有望な強者がいたら部下に勧誘する

【黒神めだか@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】基本:対主催もマーダーもする気はない
1:天馬少年と行動する
2:ハンター試験を受ける
※死んだのとは別人です。

【松風天馬@イナズマイレブンGO】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】基本:なんとかなるさ!
1:黒神さんと行動する
2;ハンター試験を受ける

549名無しさん:2012/04/25(水) 03:33:48 ID:n9gWI.Fo

 近所……ではないけど……。 
 うん、日本ですらないよ、ここ。
 本当にどこなんだろうか?
 まぁ、そんなわけでそのどこかわからない場所を歩いていた私。
 殺し合いも三日目に突入したって言うのに終わる気配が無いね。
 
 その時だったか、背後から妙な殺気を感じた。
 この殺気は二郎の行列に並んでいた時に感じたのと似た感じた。
 多分、あの物騒な剣を持った女の子だろう……。
 そして、私は意を決して後ろを振り向いた。



三三三三ニ≠三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三=\
三三三ニ≠三三三三三三三_,.-、 f=|´|三三三三三三三三ニf!三三三r‐‐ュ、
三三ニ≠/三三三三ニ_,..-'´   | | |_,.!: : : : : : : : : : : : : : : : :| {: : : : / ィ ヘ \
三三/|//三三三r‐'´    _,..-! |:`¨:__,..--レ' ̄~7: : : :\: : : ヽヽ: :(='==! ̄!=\/
三r-、/ヘfー‐、: : :|  _,..-'´: : : | |: : ::j  | |;  /: : : : :__,ヽ::ノ! } }: : :==キ fニニ、ハ
ニニフ rュ、) f! !_fl: レ'´: : : : : _,..'  |: : : |__j--7 /、: : : :{ f´:!.ヽ`¨ro': :=r==、 r、_ィ=ニハ
ニァ=f |=ノ===、¨: : : :__,.-‐'´   |: : : |: : : ゝ≠}. .:i!ト、ゝ、'⌒V__ノ: : :=、=キ=、| i! /ニハ
ニ: / ,. r、_) v く: : : :/_     _,..: :': : : :|ヽⅥj.. :i!l. ..:i!:.:!(   (: : : : ::=ゝノレ'=| iK三ニヽ
ニゝ'^|_|__,ィ ヘ、__ァ: : : :!  ,..: :'!: : : : : : : ::! Ⅵ|.. :!|. :.:i!_.jゝ‐、 ノ::r、: : :|`¨rュネ| f!ヽ三ニ
ニi:、___コ`ヽ=、:Ⅶ|: ::レ': : : ::|: : : : : : :i: !..::..Ⅵ_j レ'リ´ |: ムノ/ |/ ∨: |__,=、__j__j=='三ニ
三ヽ=テ= {‐‐': :Vj: : : : : : : : ト.:.、: : : : !: i..::...Ⅵ斗≠リ㌣!. /卞、≧j: : : : :∧三三ニr、ヽ
三!: : {ゝ' }: : : : :Ⅵ: : : : : : : :!、..、 、: : :ハ: !::..::!| フセイ: : _:ソハ  心 |: : : :∧三三三ハ
三: 、__ノ_ノ: : : : : :Ⅵ、: : : : : : ト、 \、: : 、:|  レ' i! i、ゝ'_ノ |  ソ. |: : :/ |三三三|ハ
三ニ` ̄=、r=、: : : : Ⅵ\: : : : :',..:...::::\: : 、    ゝ、 `  ノノ // ,:/  /三三=|酛ハ
三三} /:.| /: : : : :.ヽゝ'\: : : :\.: \`ヽ     `¨ ¨    / |  /三三三|  リ
三三|_/: :|_/: 、丶、: : :ヽ‥'`ー  ヽ                  .レ'三=ト三リ
三ハr=、 r=、、: :\\ゝ: : 、::'     `                 /三≠V∨/
三!、ゝ': :ゝ'\`ヽ:\ :.: ̄`        ,              ∧三≠ |/
Ⅵl \三三∧:: :: :.,:'            `             / /ノ


 

「ええ―――っ……」

 
 完全に二、三人は殺したような眼をしていた。
 ……恐らくは魔王の類だろう。さて、どうしよう?

【三日目・9時00分/モーリシャス共和国・ポートルイス】
【安中榛名@日常】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、その他不明
【思考】
基本;ええ―――っ!!?
1:ええ―――っ……

【宮永咲@咲 -Saki-】
【状態】迷子、漏れそう
【装備】劣化ウラン牌セット@ムダヅモ無き改革
【道具】支給品一式
【思考】
基本:トイレを探す
0:目の前の子からトイレの場所を聞く。
1:麻雀がしたい。

タイトルは『麻雀漫画の主人公って強運の持ち主が多いけど、このバトルロワイアルで三日目まで生きている私もすっごく運がいいんじゃないかと思っていた……けど、それは単に私が空気キャラなだけなんだろうなぁ、とすっごく感じた。』で

550皆さんお待ちかね、『彼ら』の復活ですよ:2012/04/29(日) 13:27:32 ID:6.ab07W.

「傍観しちゃいかんのか?」
 巨人小笠原の一言がきっかけだった。
「構わないだろう」
 それにアンドリューW.K.が答えた。
「……そうだ、俺達四人は不滅だ! ガンダムだ!!」
 シンが実に主人公らしい台詞を叫ぶ。
「そう、そして僕達が……」





「「「「真の傍観者だ!!!」」」」





 こうして真の傍観者の名の下にいつもの四人はド派手に最終決戦を傍観していた。
 まぁ、傍観者だしいいよね? 田井中? 知らんがな。

【三日目・08時06分/???・連合基地】
【安心院なじみ@めだかボックス】
【状態】全裸に近い格好、キャラ崩壊
【装備】ピンクローター
【道具】なし
【思考】
基本:皆、平等にカス!
※ほぼ全てのスキルを失いました。

【巨人小笠原@なんJ】
【状態】アンドリューW.K.と合体中
【装備】バット、マイク
【道具】不明
【思考】基本:今度こそ生き残る!
0:(傍観しちゃちゃ)いかんのか?
1:(男と合体しちゃ)いかんのか?
2:(復活しちゃ)いかんのか?
3:(安心院さん)
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。

【アンドリューW.K.@現実?】
【状態】健康、巨人小笠原と合体中。
【装備】自前のギター
【道具】支給品一式
【思考】
基本:最終決戦とか言うパーティーに参加する。
1:けど正直、ロワとかもうどうでもいい……
2:しかし、なんか快感だ!
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。

【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】
【状態】ガンダム
【装備】デスティニーガンダム
【道具】支給品
【思考】
基本:自分が主人公になって主催を倒す
1: そして、俺がガンダムだ!!
2:安心院さんは最高です(マジキチスマイル)
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。

551日常の脱走:2012/05/01(火) 06:11:03 ID:1snDeCwE
お母さんに『今バトルロワイアルやってるから絶対に外に出ちゃダメよ』って言われた。

そもそも何でこのへーわな世界で殺し合いなんてしなくちゃならないの!?

私にだって支給品が届いたっていうのにこれじゃあ宝の持ち腐れだよぉ

よし!
逃げよう!


――私はそ〜っとお母さんに気付かれないように家を出ようとした。

――玄関までの道のりは長くけわしかった。
だけどもうすぐ私はこの家から抜け出せる。

安中さんでさえ何回も出てるんだし、
私にだって一回ぐらい出番があってもイイヨネ。

それでわ!いざ外へ〜……


「ゆっこ!!」


すると、私の後ろから怒鳴り声がした。
恐る恐る後ろを見てみるとそこには……!


「お母さん!!」


お母さんは私を掴むと、見事な背負い投げ一本!!


「きゅ〜」

「あんた! 外出るなって言ったでしょ!!
次、出ようとしたら殺すわよ!!」


そう言うとお母さんは部屋へと戻っていった。


………………

まぁ細かいことはよく分かんないし、
とりあえず、宿題しとくか!



【三日目・9時23分/相生家・玄関】
【相生祐子@日常】
【状態】床に仰向けで倒れている、背中痛い
【装備】無し
【道具】基本支給品
【思考】基本:とりあえず宿題しとくか!
1:外に出てぇ〜!
2:でも殺されたくねぇ〜!
3:みおちゃんと連絡とってみる
4:なのちゃんと(以下同文)
5:安中さんが羨ましい

552日常の脱走:2012/05/01(火) 06:12:46 ID:1snDeCwE
お母さんに『今バトルロワイアルやってるから絶対に外に出ちゃダメよ』って言われた。

そもそも何でこのへーわな世界で殺し合いなんてしなくちゃならないの!?

私にだって支給品が届いたっていうのにこれじゃあ宝の持ち腐れだよぉ

よし!
逃げよう!


――私はそ〜っとお母さんに気付かれないように家を出ようとした。

――玄関までの道のりは長くけわしかった。
だけどもうすぐ私はこの家から抜け出せる。

安中さんでさえ何回も出てるんだし、
私にだって一回ぐらい出番があってもイイヨネ。

それでわ!いざ外へ〜……


「ゆっこ!!」


すると、私の後ろから怒鳴り声がした。
恐る恐る後ろを見てみるとそこには……!


「お母さん!!」


お母さんは私を掴むと、見事な背負い投げ一本!!


「きゅ〜」

「あんた! 外出るなって言ったでしょ!!
次、出ようとしたら殺すわよ!!」


そう言うとお母さんは部屋へと戻っていった。


………………

まぁ細かいことはよく分かんないし、
とりあえず、宿題しとくか!



【三日目・09時23分/相生家・玄関】
【相生祐子@日常】
【状態】床に仰向けで倒れている、背中痛い
【装備】無し
【道具】基本支給品
【思考】基本:とりあえず宿題しとくか!
1:外に出てぇ〜!
2:でも殺されたくねぇ〜!
3:みおちゃんと連絡とってみる
4:なのちゃんと(以下同文)
5:安中さんが羨ましい

【三日目・09時23分/相生家・ダイニング】
【ゆっこ母@日常】
【状態】健康、イライラ
【装備】無し
【道具】エプロン
【思考】基本:次ゆっこが出ようとしたら殺す

553スーパーヒーロー大戦とスーパーヒーロー作戦って紛らわしいね:2012/05/04(金) 01:12:06 ID:RPPJi4Cw
「運良く、ビッグマシンを手に入れたのも私だ」

その頃、ユーゼスは地味にビックマシンを手に入れて、有頂天になっていた。
尚、此処は過疎地だったので周囲への特に被害はなかった。

【三日目・9時30分/モーリシャス共和国・ポートルイス】

【ユーゼス・ゴッツォ@スー パーロボット大戦α】
【状態】健康
【装備】仮面 、ビッグマシン@スーパーヒーロー大戦
【道具】不明
【思考】 基本:それも私だ
0:ちなみにカオスロワ9期のラスボスも私だ
1:私の喋り方を真似したク ライシス皇帝を殺すのも私だ

そんなビッグマシンの中に少女が二人いたのには流石のユーゼスも気づかなかった。

「ええ―――っ……」
「ここどこ……?」


【三日目・9時30分/ビッグマシン内部】
【安中榛名@日常】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ラーメ ン二郎の無料券、その他不明
【思考】 基本;ええ―――っ……

【宮永咲@咲 -Saki-】
【状態】迷子、漏れそう
【装備】劣化ウラン牌セット @ムダヅモ無き改革
【道具】支給品一式
【思考】 基本:トイレを探す
1:安中さんと行動する
2:麻雀がしたい。

554前フリは旧したらば:2012/05/11(金) 09:36:36 ID:7b5lPnOw
「『テラカオスバトルロワイアルなんてなかった』」

心優しい裸エプロン先輩がこのグダグダになったロワを終わらせてくれた。
「『前に誰かが言ってたよな?』」

「『僕がカオスロワなんてなかったことにしたら面白いって?』」


「『だから、僕は何も悪くない』」

「『まあ、僕は人気投票一位だし、カオスロワでも人気あるし、何やってもいいよね?』」

ありがとう、裸エプロン先輩!
みんなも裸エプロン先輩に感謝しろよ!

【テラカオスバトルロワイアル九期 完結】
【球磨川禊@めだかボックス 生還】

555前フリは旧したらば:2012/05/11(金) 09:37:14 ID:nN1zRYEI
「『テラカオスバトルロワイアルなんてなかった』」

心優しい裸エプロン先輩がこのグダグダになったロワを終わらせてくれた。
「『前に誰かが言ってたよな?』」

「『僕がカオスロワなんてなかったことにしたら面白いって?』」


「『だから、僕は何も悪くない』」

「『まあ、僕は人気投票一位だし、カオスロワでも人気あるし、何やってもいいよね?』」

ありがとう、裸エプロン先輩!
みんなも裸エプロン先輩に感謝しろよ!

【テラカオスバトルロワイアル九期 完結】
【球磨川禊@めだかボックス 生還】

556名無しさん:2012/05/11(金) 09:46:46 ID:QfHit0rs
9期も終わったところで反省会でもするか

557名無しさん:2012/05/12(土) 17:14:07 ID:tOxvVCr6
勝手に終わらせてあまつさえwikiの9期の項目消すなよ。
前フリは旧したらばとか言っていたけど、カオスロワの旧したらばにそんな煽り書いてなかったよ。

558『食』という字は『人』が『良』くなるって書く:2012/05/23(水) 01:02:52 ID:X9tDPl.w

 アメリカ・ニューヨーク。
 一時期、アメリカは消し炭になっていたが、復活した。
 そして、この地で新たなる戦いが始まろうとしていた。 

 その地に一人の男がいた。
 名を『井坂深紅郎』。かの有名な戦う医者である。

「……それにしても腹が空いたなぁ……」

 井坂は空腹だった、
 二郎の行列に並んでいた彼だったが、結局二郎は食えず仕舞い。
 コミケ会場にも行ったが、結局何も無かった。
 そして、流れに流れ着いたのが、この地だった。

「んっ……なんですかね。アレは?」

 そこで井坂は発見したのは大勢の人だかりだった。
 井坂はその人だかりに行って見ることにした

「ホットドックの早食い大会でしたか……小腹も空きましたし、丁度いいでしょう」

 飛び入りだが、井坂先生は参加することにした。
 そして、その数分後――――――

「それにしても腹が空いたなぁ……」

 積み重なった皿が彼が食べたホットドックの数を物語っていた。
 
『信じられません。東洋の小さな島国からやってきた男が新チャンピオンだ!!!』

 実況者がマイクで近況を半ば興奮気味に叫ぶ。
 二位の選手とは圧倒的な大差で優勝したのだから、仕方ない。
 そして、すぐさま、表彰式に移行した。

『それでは、優勝者の伊佐坂深紅郎選手には副賞として世界大会の出場権とトロフィーが贈呈されます!!』
「いい食いっぷりだ、感動的だな、だが無意味だ!」

 大統領の腹パンを躱して、井坂はトロフィーを受け取った。
 それと同時に井坂は大統領にボディブロー(カウンター)で返した。

「世界大会ですか、優勝したら何か貰えるのですか?」
「はい! 私も詳細は分からないのですが、豪華景品が貰えるそうですよ!!」
「ほう、なるほど……」

 こうして、アメリカ代表は井坂先生に決まったのであった。

559名無しさん:2012/05/23(水) 01:03:28 ID:X9tDPl.w
【三日目・9時/アメリカ・ニューヨーク】
【井坂深紅郎@仮面ライダーW】
【状態】健康、空腹、ホットドック早食いアメリカ大会チャンプ
【装備】ガイアメモリ『WEATHER』 、優勝トロフィー
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者の力を我が物にする
0:今、誰か伊佐坂って言わなかった?
1:世界大会に出場し、優勝すると貰える豪華景品を貰う
2:究極のメモリとは一体……?
3:二郎が食べられなくて残念。


「中々やるわね……」
「赤阪さん……あの男のパワーは?」
「……言いにくいんだけど……パワー二万八千よ」
「パワニハッセン!?」
「けど、中々、面白くなってきたんじゃないの?」

 そして、彼らは今後の井坂の闘いを見守ることを決意した。
 何故ならば、彼らも『ファイター』だから。

【赤阪尊子@現実?】
【状態】健康
【装備】スカウター@ドラゴンボールZ、戦闘服@ドラゴンボールZ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:井坂を見守る
※ジロリアン十二神将の一人です。

【井崎コウタ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】健康
【装備】自分のデッキ、
【道具】支給品一式
【思考】基本:赤阪さんについていく
1:森川がとっても心配……
2:アイチ……

560合い言葉は フユキとバンチョー:2012/05/24(木) 02:21:37 ID:t4iELRXk
「……ここには誰もいない……よかった……」

少年、日向冬樹はとある学校にいた。
朝日が燦々と窓に差し込んで、学校の教室を照らしている。
冬樹は親友を探していた。
この殺し合いが始まった矢先に、家を飛び出し行方不明になった宇宙人の親友を。

冬樹は疲労の色が濃くなりつつあった。
日向冬樹はついさっきまで、親友と再会するために、ずっと寝ずに探し続けていたのだ。
冬樹は激しい睡魔に襲われながら、学校の中を彷徨い続けていた。

「……ぐんそ……う、どこに……いるの……?」

今にも倒れそうな彼の前に、ひとつの影が立ちはだかった。
そいつは、体力の限界に達し倒れた日向冬樹を――


その手で受け止めた。


「……エヴァーン」

ねるふ学園のバンチョー、エヴァンチョーは自分の目の前に現れた名も知らぬ少年をいつの間にか抱きかかえていた。
エヴァンチョーは困ったように頭を掻くと、日向冬樹をゆっくりと学校の床板に寝かせた。
そして彼は少年の側に座り込み、ただ一言こう言うのだった。

「エヴァーン」

561合い言葉は フユキとバンチョー:2012/05/24(木) 02:34:36 ID:t4iELRXk
【三日目・9時3分/ねるふ学園中等部】
【日向冬樹@ケロロ軍曹】
【状態】睡眠中
【装備】普段着、冬樹のリュック
【道具】基本支給品、不明支給品、冬樹のリュック、ケロボール、オカルト雑誌、スターフルーツ(袋に入れている)、フライドポテト(袋に入れている)
【思考】基本:待っててね、軍曹
1:……

【エヴァンチョー@ぷちえゔぁ】
【状態】健康、充電満タン
【装備】下駄
【道具】基本支給品、不明支給品、弁当型バッテリー
【思考】基本:エヴァーン
1:エヴァーン?
2:エヴァーン……

562烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:29:07 ID:LG500a5Q

「あーん、二郎ってなんだ?」

 大分、久しぶりだがシグナムだ。
 二次試験? ああ、お察しの通り『料理』だよ。
 しかも、試験官二人が二人ともジロリアン十二神将だった。
 で、お察しの通り、課題は『二郎』だった。
 
 なるほど、馬鹿じゃねーの!

 ああ、豚の丸焼きと寿司だったら、良かったのに……
 素人である私たちに『二郎』が作れるわけないだろ。
 メイドもブチ切れる寸前の殺気を醸し出している。
 ……完全にヒソカポジションだ。
 
「貴様、やはり二郎が何かを知っておるな?」

 さっきからでっかいオッサンが私にやたら絡んでくる。
 ……玉の輿狙いならば、狙ってもよさそうだが……
 何故か、働かされるような気がしてならない。
 
 ――――その時だったか。
 
「黒神さん、二郎ってのはがっつり系のラーメンのことです!」
「何、それは本当か!?」

 天パー、この野郎!
 天パー少年が二郎のことを知っていた。
 おい、お前の地元の雷門町には立派なラーメン屋がある!……ような気がしてならない。
 しかし、この場で二郎を作るのは最早、不可能だ……
 何故ならば……


「ああ、美味しかった!」


『このクズうううううううううううううううううううううううううう!!』

 クズがこの場のもやしと豚肉を全部食ってしまったからだ。
 二郎の肝であるもやしと豚肉がなきゃ作れっこないよね。
 ああ、もやしと言っても跡部様じゃない。


「あーん、つまりどういうことだ?」

「終――――――――了ォ――――――――――!!」

【二次試験ジロリアンの試験合格者なし!!】


 ……終わった。
 けど、流れ的にあれが来るはずだ。
 空を見上げると、勿論、ハンター協会のマークの飛行艇が。
 そして、そこから会長がパラシュートも無しに降りてきた。
 展開、早いな、おい。

「それにしても、合格者0はちとキビシすぎやせんか?」
「親方、空からネテロ会長が!」
「うるせぇ、こっちは適当に死んでんだよ!!」

 パズーとダッフィー!? 空気の人に殺されたんじゃ!?

「「残念だったな、トリックだよ」」

 まぁ、適当に死んだからいいよね。
 その後、なんやかんやで次の課題は『ゆで卵』になった。
 ……そっちの方が楽だしいいよねぇ。

「クモワシの卵ぉぉぉぉ!!」
「「獲ったどぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」

 そんな最中、あの有名なコンビ芸人の姿を発見した。
 芸能界って怖い所だし、身体能力があるのはどこの世界でも同じだろう。
 多分、今まで別人の可能性が高いし、ここはそっとしておこう。

563烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:29:47 ID:LG500a5Q


「こっちが市販の卵で、こっちがクモワシの卵、さぁ比べてみて?」


 うまい! テーレッテレー
 ……とは、ならなかった、と言うより市販の卵と同じ味がした。
 
「貴方、今二つクモワシの卵食べたでしょ?」

 だが、私は謝らない。
 なんやかんやで、二次試験を突破した。
 そして、二次試験合格者は飛行船に乗り込んだ。
 流れ的に三次試験に進むんだろうな。
 会長とのイベントは、めんどいからカットだな。

「どう、二次試験突破記念にジュースでも「断る」」

 トンバが執拗に下剤入りジュースを勧めてくる。
 ……叩き斬ってやろうと思ったが、めんどいので止めた。

「お腹、痛い……もやしと豚肉食べすぎたかなぁ……」

 ……どうやら、クズは下剤入りジュースを飲んでいたらしい。
 んっ、どうやら、着いたみたいだ。
 そう、あの高い塔・【トリックタワー】だ。

「皆さんにはここで殺し合い――じゃなかった。
 さて、ここでの試験内容ですが、生きて、下まで降りてくることです」
 
 ハハッ、殺し合いなんて起こるわけないじゃないですか!
 ……ハンター試験中だ。勝手に人が死んでいくだろう。
 しっかし、ここ本当に高いな……その時だったか。

「このくらいのとっかかりがあれば、一流のロッククライマーなら誰でもクリア出来るぜ」

 この声は冨樫先生だ。
 でも、これ完全にフラグだ。
 さらば、CV冨樫先生の受験者。

「うわああああああああああああああああ!!!!」

 ………ああ、案の定だった。

【ハンター試験の受験生(CV冨樫先生)@HUNTER×HUNTER受験生 死亡確認】
死因・怪鳥に食われた。

564烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:30:24 ID:LG500a5Q

「扉がスケスケじゃねーの!」
「ほう、坊主何か分かったのか?」
「あーん、俺様の跡部王国(キングダム)で見抜いた。
 ……内部構造がスケスケだぜ!」
「中々、やるではないか!」

 その直後、跡部様は即座に塔の謎を解明した。
 デカいおっさんが近くにいる所を見ると、仲良くなったっぽいぞ。
 こりゃあ、不味い気がする。でも、分かれるし、あの巨体じゃこの扉に入りそう無さそうだし。

「ここに三つだけある」
「では、下で会おうではないか、その時は余の配下に……」
「あーん? だが言っておく、王様(キング)は――――――俺だ!」

 張り合うとこ、そこかよ。
 まぁ、王道は二つもいらないってモロイさんも言ってたしね。

 ―――テレッテレッほゎゎゎゎゎ〜ん

 と、そんな感じで私は下の部屋に降りた。
 
「随分と短い別れだったな、あーん?」
「全くだ」

 同じ部屋かよ。
 まぁ、心強そうだから、私も戦わなくてよさそうだ。 
 というか、デカいおっさんの体格からしてここに入りそうになさそうだった。
 どうやって、入ったのだろう……やはり、霊体化だろうね。

「先客か。あーん?」
「……やっと、人が来たか」

 変な奴がいるぞ!!
 凛っ! ……という謎エフェクトが掛りそうな少女が居た。
 うん、多数決の部屋で、あと一人……と、なると。
 ……ああ、来るのはあの人だろう。、 

 ――ガタッ。

 ほら、来たよ。
 はいはい、分かってましたよ。トン……


「……やれやれだわ」

 
 …………予想外だった。

565烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:31:29 ID:LG500a5Q

【三日目・13時00分/ハンター試験会場】


【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)、ナンバープレート
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターライセンスを手に入れ売る
1:いざとなったら、跡部様に養ってもらう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます


【跡部景吾@新テニスの王子様】
【状態】健康、ディケイゴ
【装備】テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、携帯電話、ナンバープレート
【道具】支給品一式、ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【思考】
基本:バトロワを潰す
1:主催者の真田は倒す
2:一先ず、シグナムと一緒にハンター試験を受ける
3:樺地を探す


【ライダー@Fate/Zero】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート、戦車@メタルマックス2
【道具】支給品一式、不明
【思考】基本:バトルロワイアルで優勝する。
1:ハンター試験会場にて有望な強者がいたら部下に勧誘する


【黒神めだか@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】基本:対主催もマーダーもする気はない
0:天馬少年と別れてしまったか……
1:ハンター試験を受ける
※死んだのとは別人です。


【十六夜咲夜@東方Project】
【状態】健康 
【装備】ナイフ×∞、ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】
基本:ハンター試験を受ける
1;……やれやれ

566烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:32:03 ID:LG500a5Q


「お腹痛いのに……」
「親方、天井からクズが!」
「うるせぇ、こっちにはルーキー潰しの人が居んだよ!!」
「大丈夫、なんとかなるさ!」

(コイツらを潰すか……
 というか、俺の目的ばれてね?)

 ルーキー潰しのトンバが4人のルーキーたちと一緒にいた。


【譲崎ネロ@探偵オペラ ミルキィホームズ】
【状態】極度の腹痛、クズ
【装備】セグウェイ@現実、ナンバープレート
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;ハンターライセンスを手に入れ売る


【松風天馬@イナズマイレブンGO】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】基本:なんとかなるさ!
1:なんとかなるさ!
2;ハンター試験を受ける


【パズー@天空の城ラピュタ】
【状態】元主催者
【装備】ロックバスター、ナンバープレート
【道具】なし
【思考】
1:ハンター試験を受ける
※適当に死んだので生き返りました


【ダッフィー@天空の城ラピュタ】
【状態】元主催者
【装備】飛行石、ナンバープレート
【道具】なし
【思考】
1:ハンター試験を受ける
※適当に死んだので生き返りました


【トンバ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康
【装備】下剤入りジュース×∞、ナンバープレート
【道具】不明
【思考】
基本:ルーキーを潰す
1:シグナムと跡部を警戒する。

567烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:32:42 ID:LG500a5Q
 一方、塔の下では……

「「怪鳥! 獲ったどぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」

 すでに第一と第二の脱出者が出ていた。

「「ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!! 」」

【濱口優@現実】 
【状態】健康
【装備】狩りに必要なもの全て、ナンバープレート、
【道具】支給品一式、狩りに必要なもの全て
【思考】基本:ハンター試験を受ける
1:ハンターライセンスを獲る    
2:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
 
【有野晋哉@現実】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート、
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】基本:ハンター試験を受ける
1:次回の有野の挑戦は【GREED ISLAND】や!

【怪鳥@HUNTER×HUNTER×?? 死亡確認】
死因・よゐこの二人に狩られた

【三日目・13時00分/ハンター試験会場の近くの飛行船】
【サトツ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター試験の試験官
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:試験官をする

【ブハラ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター試験の試験官
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:試験官をする
※ジロリアン十二神将の一人です。

【メンチ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター試験の試験官
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:試験官をする
※ジロリアン十二神将の一人です。

【ネテロ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター協会会長
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:ハンター試験を見守る
※参戦時期は死亡前のどこかです。

【マーメン=ビーンズ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター試験の試験官
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
0:ネテロ会長、自爆したんじゃ!?
※参戦時期はキメラアント編終了直後です

568二郎再臨:2012/06/10(日) 17:24:14 ID:hZ6TEj3k
「別に作ってしまっても、構わんのだろう?」

その頃、地味にハンター試験受験者だったアーチャーは、二次試験課題の二郎を完全に再現していた。
クズが食った足りない食材は全て現地調達である。
流石、アーチャーと言ったところだろう。

「だが、誰もいないな……」

しかし、既に二次試験は終了し受験者は三次試験会場に向かっていた。

【三日目・13時00分/ハンター試験二次会場】

【アーチャー@Fate/stay night】
【状態】健康
【装備】不明、ナンバープレート
【道具】支給品一式、二郎のラーメン
【思考】基本:衛宮士郎を殺す。
0:皆、何処へ行ったんだ?
1:ハンター試験を受ける。
2:凛は何処だ?



「フェイカーが」
「―――二郎の予感……!!」
「二郎か……」

そこへ二郎の気配を感じた者達がやってきた。
二郎復活の予兆かも知れない。

【ギルガメッシュ@Fate/stay night】
【状態】健康、ノリノリ
【装備】黄金の鎧、王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
【道具】支給品一式
【思考】基本:セイバーと結婚する
1:セイバーの仕事を手伝う
2:機を捉えて主催者を殺し、主催の地位をセイバーに贈る

【再生セイバー@Fate/stay night】
【状態】健康、空腹
【装備】約束された勝利の剣、ヤマハ・VMAX@Fate/Zero、チェーンソー@魔界塔士Sa・Ga
【道具】支給品一式
【思考】基本:ギルガメッシュに養って貰う
0:二郎を食う。
1:主催滅んだしギルに乗り換える。
2:それにしてもお腹が空きました。
※マユリ様によって再生させられました

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、焦り、アンゼロットに若干同情、怒りと悲しみ、空腹
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート、スターダストドラゴン(たらされかけ)
【道具】支給品一式、病院で回収した医療道具、車、土下座最中、通信機 、釣り道具、仮面
【思考】基本:ゲーム脱出
0:二郎を食う。
1:銀を探す
2:三沢、土蜘蛛を警戒
3:最中は二郎の後で食う。
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『覚醒ヒロイズム』が流れます
※攻撃力がヒーローズファンタジア仕様になってます

569終わりに向けて:2012/07/03(火) 23:49:37 ID:9U8mNP.6
「フッ、俺の出番だな…」

そう言って俺(22)は大剣を背負って歩き出した。

【三日目・14時00分/どこぞの街】

【俺@現実】
【状態】健康
【装備】バスターソード@FF6
【道具】支給品一式
【思考】
1:最終回に向けて行動する

570ふみとおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!:2012/07/04(水) 23:40:52 ID:MX9jHFhc
最終回に向かって、行動しているのは一人だけではない。
更衣小夜も、9期が終わる前に文人と決着を着けようと奔走していた。

「ふみとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

【三日目・14時00分/イギリス】

【更衣小夜@BLOOD-C】
【状態】健康、赤目
【装備】御神刀
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロワが終わる前に文人を殺す。
1:ふみとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!


【泉キャロン@チャージマン研!】死亡
【コーデリア・グラウカ@探偵オペラミルキィホームズ】死亡
【国鉄子@大魔法峠】死亡

死因:また守れなかった……

571松井先生新連載おめでとう:2012/07/06(金) 19:38:46 ID:PoFShNGI
テラカオスバトルロワイヤル3日目、午後2時丁度。
月が七割ほど文字通り爆発して吹っ飛んだ。
まさしくギャグとしか思えない光景にある者は唖然とし、ある者は「もう三日月しかみれない」と絶望した。

「困りますよ。参加者、そして主催者。いや、私の生徒達」

上述したギャグのような所業をやらかした本人も、まん丸な頭部と落書きのような顔、うねうねとした触手などギャグのような風貌であった。
実際のスペックも月を七割消滅させるなど当たり前なスーパーパワーを持ち、最高マッハ20も出せるギャグのような怪物なのだ。

「今日は既に三日目の午後です。しかし、殺し合いが終わる様子が全く無いではありませんか。
対主催もマーダーは何をやってるんでしょうねぇ…。ハンター試験なんてやってる場合ですか。
ああ、そうだ。4日目の午前12時になっても終わる様子が無かったらこの会場(地球)も爆っちゃいましょうそうしましょう。
そうと決まれば主催と全参加者に声明を送らなければなりませんね。
それでは早速放送室へ出発です!」

そう言うとこの怪物はドシュツという音と共に上空をマッハ20で飛んでいった。


【三日目・14時00分/上空】

【殺先生@暗殺教室】
【状態】健康、マッハ20で上空を移動中、首輪なし
【装備】触手
【道具】支給品一式その他不明
【思考】基本:4日目の午後12時になったら地球を爆破する
1:どこかの放送室へ移動

【綿月依姫@東方project 死亡確認】
【綿月豊姫@東方project 死亡確認】
【ヴィクター@武装錬金 死亡確認】
【ムーンフェイス@武装錬金 死亡確認】
【ディアナ・ソレル@∀ガンダム 死亡確認】
死因:月の七割ごと爆破

572名無しさん:2012/07/07(土) 00:03:59 ID:cdTPSppY

「もうすぐ最終回だ!そんな中でも、傍観を続けてちゃいかんのか?」
 巨人小笠原はいう。
「別にいいんじゃね?」
ラーマソフトばりの軽さで、アンドリューW.Kがそれに答えた。
「そうだ、俺達みんな仲良し傍観者だ!
そして、第10期でも活躍する予定だ!!」
シンが言葉を引き継ぐ。
そうなるかどうかは、正直わからないのだが。
「そう、そして、僕達が……」

「「「「真の傍観者だ!!」」」」

と、いうわけで。テラカオスバトルロワイアル第9期最終回、おたのしみに!


【三日目・14時06分/???・連合基地】
【安心院なじみ@めだかボックス】
【状態】全裸に近い格好、キャラ崩壊
【装備】ピンクローター
【道具】なし
【思考】
基本:皆、平等にカス!
※ほぼ全てのスキルを失いました。

【巨人小笠原@なんJ】
【状態】アンドリューW.K.と合体中
【装備】バット、マイク
【道具】不明
【思考】基本:今度こそ生き残る!
0:(傍観しちゃちゃ)いかんのか?
1:(男と合体しちゃ)いかんのか?
2:(復活しちゃ)いかんのか?
3:(安心院さん)
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。

【アンドリューW.K.@現実?】
【状態】健康、巨人小笠原と合体中。
【装備】自前のギター
【道具】支給品一式
【思考】
基本:最終決戦とか言うパーティーに参加する。
1:けど正直、ロワとかもうどうでもいい……
2:しかし、なんか快感だ!
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。

【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】
【状態】ガンダム
【装備】デスティニーガンダム
【道具】支給品
【思考】
基本:自分が主人公になって主催を倒す
1: そして、俺がガンダムだ!!
2:安心院さんは最高です(マジキチスマイル)
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。


タイトル:最終回書き手さん、がんばってください(タイトルと本文は関係ありません)

573名無しさん:2012/07/08(日) 01:20:22 ID:x3HrwrKc


574名無しさん:2012/07/08(日) 01:21:03 ID:x3HrwrKc
ごめん間違った
最終話、半分ぐらいできたからこれだけでも投下する

575最終話:2012/07/08(日) 01:21:37 ID:x3HrwrKc

宇宙空間。
悠久の闇が支配する世界。
窓から覗いた景色には、地上から見上げた物とは比較にならないほど星の光が広がっている。
地球より打ち上げられた人工衛星M-BUSはそんなバトルロワイアルから隔離された場所にあった。
下方に一段と大きくそびえる青い星が未だに戦乱の渦に巻き込まれているとは思えないくらい静かな空間だ。
少なくとも、つい先刻前までは。

「言われた通り来てやったが、貴様は何者だ?
 まさか我らを懐柔しようなどとは考えていないだろう」
「ナニバカナコトイッテルンダ!」

数時間前、レジスタンス、連合、ディバイン・カオスの上層部の者達に
M-BUSからのメールが送られた。
『真実を発見した。今すぐこのメールの発信源まで来て欲しい』
胡散臭さ極まりないメールであったが、彼らに他の選択肢など残されていなかったのだ。
くだらないことしか言わないのであれば殺せばいいだけ。
それにうまくいけば敵対陣営を潰せるかも知れない。
各々M-BUSの位置を突き止めて、会場から切り上げて来たのだ。
その際地球に向かっていた頭が丸い生物とコンタクトを取ったらしいが、
彼らが疲労困憊なのも戦闘のためなのかも知れない。
ちなみにその生物は分が悪いと察したのか、戦闘後どこかに行ってしまったそうな。

「はぁはぁ・・・・・・連合の奴らめぇ・・・・・・」
「あれはどうみても連合のメンバーじゃない気がするのサ」
「うるさい!ワシあの魔女からようやく逃げてきたんだぞ!
 そこを追撃するとはどう考えても連合の仕業だ!」
「たるんでいるなクライシス皇帝」
「なんだとぉ!?」
「少しは落ち着きなさい。
 今はそこの男から話を聞くのが先決よ」

八雲紫が指した先にはM-BUSの責任者であるタチバナという男がいた。
彼女らを含め人外が集まっているが、全身を宇宙服で覆ったタチバナという男も
胡散臭さだけなら負けていないであろう。
タチバナとともにいたオンドゥルオンドゥル叫ぶライダーは彼のボディガードなのだろうか。
ライダー一人ではこのメンバーを止めるには役不足だとは思うが。

「これより君達に重大な情報を伝える」

タチバナは部屋内のモニターを映し出す。
そこには死んだ参加者がアンデッドとして蘇生して活動している姿が見られた。
人が生き返る、本来なら自然の摂理に反逆した光景ではあるが、
M-BUS内では不満の声が立ち上がるだけである。

「これって主催の技術で死ねなくなっていただけよね。
 まさか見せたい物ってのはこれだけ?」
「くだらないな。これで終わりならば貴様を殺して地球に戻る」
「ナニバカナコトイッテルンダ!」
「剣崎落ち着け・・・・・・もちろんこれだけではない。
 しかしこの主催の行為自体がある目的とリンクしているんだ」
「ある目的?そういえば死者の復活が他の次元のカオスロワに比べて
 死者の復活が随分多いようだが」
「え?」
「ちょっと待つのサ!?」
「別の次元だと?」

576最終話:2012/07/08(日) 01:22:13 ID:x3HrwrKc

あかりんの弁当の言葉にM-BUS内は凍りつく。
実はこのあかりんの弁当は召集されたメンバーの中ではイレギュラーな存在なのである。
様々な生物を吸収した結果、他次元を覗き見る能力を得たのだ。
M-BUSからの電波もハッキングした。
他のメンバーが戸惑っている中、タチバナは淡々と話を続けていく。

「その通りだ。
 他の次元がどれだけ蘇生があるかは知らないが、蘇生・・・・・・いや蘇生と言っていいのだろうか。
 アンデッド化してバトルロワイアルに復帰している人間が多すぎるんだ」
「まるでアンデッドにするのが目的であるかのように・・・・・・なーんて」
「ウェイ!?」

マルクが呟いた一言に再びM-BUS内にどよめきが走る。

「あれ?みんなどうしたのサ。
 タチバナも固まって・・・・・・」
「それだ。 私が見つけた主催者の目的、それは・・・・・・」
「そこまでだ!」

強い爆音が鳴り響き、硝煙の臭いがバグラモン達の鼻をつく。
宇宙空間とM-BUS内を隔離する壁が砕かれた。
真空に放り出されまいと各々が部屋の機材に捕まる中、
破られた壁の中から、炎を纏った大男が姿を現した。
主催の一人であるアポロン・フレイムだ。

「主催の刺客は倒したんじゃなかったのサ?」
「逃がしただけだ・・・・・・だがこんなところまで追いかけてくるとはな」
「なんだかんだいってお前も逃げてきたんじゃないか?」
「まさか」
「おしゃべりはそこまでだ」
「ウェイ!?」

アポロン・フレイムを纏う炎が一筋の束となってバグラモン達に襲い掛かる。
バグラモンは咄嗟に盾を構え、他のメンバーは紫の出した隙間や
あるいは自分の異空間に隠れることによりこれを回避する。

「もう時間がない!早く対主催達にこのことを伝えないと彼らは・・・・・・」
「そうね、残ったレジスタンスのメンバーの元まで急ぎましょ」
「結局正義の味方を利用することになるのは癪だがな」
「後のことは主催を倒して考えればいいのサ」

空間が消え去ると同時に隠れていた紫達も姿を消す。
バグラモンは思った。ああ、俺置いていかれたんだな、と。

「待て貴様ら!?」
「余所見をするな!」
「ちぃ・・・・・・覚えていろよ!」


----------------------------------------------------------------------

577最終話:2012/07/08(日) 01:23:24 ID:x3HrwrKc





「糞!」

黒が膝をつき、顔面にこびり付いた血を拭う。
屈服しているのは黒だけではない。

「ちくしょう・・・・・・」
「・・・・・・プリッ」

天野河リュウセイ、博麗霊夢、フウロ、仮面ライダーオーズ、ゴーカイレッド、10/、
魂魄妖夢、仁王雅治等と、思惑は違えど共に主催を倒してゲーム打破を願う者達だ。
そんな彼らが地に膝を突いている、得物で体を支えている、それは何を意味するのだろうか。

「ハーハハハハ!
 威勢がいいのは最初だけか貴様ら!」
「所詮徒党を揃えてもこの程度のようですね」

ゼロとシリウスそして彼らに倣って薄ら笑いを浮かべている
マスターアルバート、黒衣マト、小鳥遊ヨミ、初音ミク等の主催の面々だ。
主催によって敗北の危機に瀕している対主催、これが意味することは即ち・・・・・・

「このまま世界が終わっちまうのかよ・・・・・・」
「そんなことはどうだっていいのよ!それよりもどうしてこいつは殺せないの!?」
「この・・・・・・ジュラル星人めぇ・・・・・・」

息を荒げながらもゼロに向かって人差し指を向けるのは田中ぷにえと泉研だ。
黒達が主催本部に乗り込む以前も彼女やヤプールを始めとした参加者達は、ゼロと戦っていたのである。
ぷにえの間接技がゼロの目玉に決まった。
巨大ヤプールの目潰しがゼロに決まった。
ニアラのブレスがゼロを溶かした。
泉研の光線がゼロをバラバラに砕いた。
マミのティロ・フィナーレがゼロの体に巨大な風穴を空けた。
勝治のカブトボーグから出てきた謎騎士がゼロを切り裂いた。
ベール=ゼファーのアンゼロットのマダムジェニファーの魔法がゼロを粉々に破壊した。
IS組の重火器がゼロを灰燼へと変えていった。
ゼロと名乗るダークマター族の長は、ぷにえ達によって何度も殺されたはずなのだ。

「お前達も、地獄に落ちよう・・・・・・」
「貴方も仮面ライダーじゃないですか!
 どうしてこんな酷いことをするのですか!?」

仮面ライダーオーズが、仮面ライダーキックホッパーに叫ぶ。
しかしオーズは、火野映司は知らない。
彼は悪魔との契約によって修羅に堕ちてしまった男だということを。
闇に堕ちた三沢大地にとって、仮面ライダーの称号は意味を成さない。
キックホッパーという鎧は、自分以外の全ての存在を地獄に落とすための道具に過ぎないのだ。

578最終話:2012/07/08(日) 01:23:59 ID:x3HrwrKc
「無様ですねーマーベラスさん。
 そういえばルカ姉さんはどうしたんですかぁ!」
「ぐっ!?」

ゴーカイレッドの腹に初音ミクの蹴りが食い込む。
度重なる改造を強化されたミクは、ザンギャックの行動隊長並みの身体能力となり、
少女の細長い足からは想像できないほどの衝撃がゴーカイレッドに襲い掛かったのだ。
宙を舞ったゴーカイレッドはそのまま壁に叩きつけられる。
ミクを説得しようとしていた巡音ルカを連れて来なくて正解だったのだろう。
今のマーベラスには、彼女はおろか自分さえも守れそうにないのだから。

「仮面ライダーというのもこんな者か、あっけないものだな」
「そろそろ私達の仲間にしてあげよう」
「私は・・・・・・負けない!」

ブラックロックシューターとデッドマスターの猛攻により
マスクドフォームに戻ったカブトことジムリーダーフウロ。
装甲をすり減らしながらもバイザー越しの眼光から闘志が消えることはない。

「そうです、ここで倒れたら・・・・・・」
「黒と」
「マスターと」
「「「「「一緒に居られなくなるからね!/なりますからね!」」」」」
「ちょ」

世界が滅んでしまうから、と若干決めたことを言おうと思ったら
タラされた女軍団に言葉を奪われてアンゼロットは声を止めてしまう。
しかし照れ一つ浮かべていないベール=ゼファー達の面構えに、
彼女は黒に対する一途な想いを感じ取っていた。
同時に自分も負けていられないと次の呪文の詠唱を始める。

「ああそうだ、俺達は負けられない!」

彼女達の気迫がそのまま激励となったのか、
黒も残された力を振り絞って立ち上がる。
彼女達が自分をどう想っているかなんてわからないが、
自分に賭けた彼女達の意思を無駄にはしたくないのだ。

「・・・・・・プリッ!」
「私はまだ・・・・・・折れていません!」

仁王雅治はテニスラケットを、魂魄妖夢は刀を構える。
そうだ、まだ彼らの得物は折れてはいない。
信念を貫く武器さえ無事であれば、まだ自分達は戦える。

579最終話:2012/07/08(日) 01:24:32 ID:x3HrwrKc

「はっ!言ってくれるわねぇ・・・・・・
 いいわ、あんたら後でまとめて相手してあげるから覚悟しておきなさいよ?」

次々と立ち上がっていく対主催達に倣うのは気に食わないが、田中ぷにえも負けるわけにはいけない。
ふら付く足に渇を入れ、ぷにえは立ち上がる。
田中ぷにえは覇者だ。
ただの戦闘狂とは格が違う。
年相応の小さな体には、やがて世界を背負わなければならないという使命が託されている。
敵を前に倒れることは許されない。逃げるなんてもっての外だ。
名も知らない雑兵達でさえ立ち上がっているというのに、何故自分が地面を舐めなければならないのだろうか。

「そういうわけだ、行くぞお前ら!」
「「おう!」」

天野河リュウセイの言葉に松岡勝治とマダム・ジェニファーが答える。
もう死んだかと思われたリュウセイの存在に当初、二人は疑問を抱いた。
それもそのはず、彼は魂ごと焼き尽くされて跡形も無く消滅したからである。
今のリュウセイは彼そっくりのボディに同じ人格を埋め込まれたホムンクルスでしかない。
だが、残された魂の欠片からは確かに天野河リュウセイの声が聴こえた。
外道ながらも我が道を貫く姿勢は紛れもなくリュウセイそのものだったのだ。


「おとなしく倒れていれば苦しむことは無いものを・・・・・・」

ゼロは笑う、主催達も笑う。
壊しても壊しても再生し続ける自分達は無敵の存在だ。
いかに彼らの心が折れずとも、その入れ物は有限である。
どれだけ虚勢を張ったところで、限界が訪れるのは目に見えているのだ。

「早く殺しちゃいましょうよぉ。
 そしてこの後は文人さんと・・・・・・きゃ♪」
「理解不能、だな。
 シリウス、そろそろ彼らをデリートしていいかい?」
「もちろんです。
 彼らはこれ以上、我々を楽しませてくれそうにありませんからね」
「私も同意見だ」

ゼロの声とともにダークマター族が次々と天上から湧いてくる。
元々ダークマター族は彼の分身だ。
ゼロが生きている限り、時間と力さえあれば無限に作り出せる。

「では対主催ども、そして天野河リュウセイ。長かったがこれで終わりだ!」

小さいダークマターが対主催勢に撃ち出され、リュウセイ達は身構える。
いくらかは打ち落とせるが、数が数だ。 被弾する覚悟もしなければならない。
果たして彼らにそれだけの力が残っているだろうか。
ダークマターがリュウセイにぶつかる瞬間、ダークマター族が一斉に爆ぜた。



「最終試験開始ぃぃぃぃぃぃ!!!!」
「何者だ!」

580最終話:2012/07/08(日) 01:25:05 ID:x3HrwrKc
「「小さいダークマター! 獲ったどぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」
「「「「「「「こいつらを倒せばハンターライセンス!」」」」」」」
「ニートだけどハンターライセンスを取ろうとしてたら主催と戦うことになった。死にたい。
 あ、跡部様頑張って」
「あーん、俺様の跡部王国(キングダム)で見抜いた。
 ・・・・・・この施設、内部構造がスケスケだぜ!」

主催本部を嗅ぎ付けてきたハンター候補生達が、小型のダークマターを取り始めたのだ。
拳、剣、銃、銛、飛行石、テニスボール、サッカーボールが、小型のダークマター達を次々と葬っていく。
これには流石の主催達も驚き、ゼロ、シリウス、アルバートを除く主催達は乱入者達と戦い始めている。
これで物量の差は完全に逆転し、一部の主催者は冷や汗を垂らし始めた。

「ハンター試験最終課題、主催の首を取れ・・・・・・か。
 ハンター協会も面白いことを考えますね」
「だが私達には・・・・・・ぐぇ!?」

言いかけたアルバートの腹にカブトボーグが突き刺さる。
天野河リュウセイの必殺技が決まったのだ。

「ボサっとしてんじゃねえ!
 まだ俺達がいることを忘れるなよ!」
「だがリュウセイこの人数ならもしかしたら!」
「人海戦術、気に食わないけど力を借りるしかないようね」

リュウセイ、黒、ぷにえは互いの目を見て頷いた。
他の対主催や受験者達も彼らの思惑に気づき、必殺の一撃を放つために力を溜める。

「させない!」

キックホッパーはクロックアップを発動させ、
天野河リュウセイに向けてライダーキックを放つ。
タキオン粒子で周囲の時間をねじ曲げたキックホッパーは今や、
亜光速で移動しているようにしか見えないのだ。
天野河リュウセイだろうと見破ることができないであろう。
そう、天野川リュウセイであれば。

「見えてんだよ!」
「!?」

次の瞬間、天野河リュウセイの前に仮面ライダーディケイゴこと跡部景吾が出現した。
アタックライドクロックアップを使用して、キックホッパーと同じ領域に足を踏み入れたのだ。
跡部は天野河リュウセイを浚って行く。これでライダーキックは空振りに終わるはずだ。
しかしキックホッパーが仮面の奥で眉を顰めているのはそれが原因ではなかった。

581最終話:2012/07/08(日) 01:26:00 ID:x3HrwrKc
「こいつを代わりに持っていきな!」

跡部の後に現れたのはゴーカイレッドがレンジャーキーの力で変身した未来戦隊の一人、
タイムレッドだ。タイムレッドにもクロックアップ同様、時間に干渉する能力が装着されている。
僅か2秒間ではあるが、自身にかかる時間を限界まで高めるアクセルストップは、
立ち止まっている初音ミクをキックホッパーの前に設置することぐらいは容易いことだった。


-Clock Over-

「え!?嘘きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

キックホッパーのライダーキックを食らって初音ミクはブラックロックシューター達の方向まで飛んでいく。
飛んでくるミクを受け止めきれずに、ブラックロックシューターとデッドマスターは壁に叩きつけられる。

「シリウス!アルバート!」
「わかってます! く、雑魚がワラワラと・・・・・・」
「貴様ら離れろ!」

リュウセイ達を邪魔させまいと、名も無きハンター試験の受講者はゼロ達に群がっている。
おかげで砲撃がずれたり盾となって攻撃を止められたりで、
ゼロ達は対主催達に手を出せずにいた。
リュウセイが持ったカブトボーグに光が篭り、リュウセイは目を見開く。

「みんな!俺に力を貸してくれ!」
「言われなくても!」
「わかってるわよ!」

リュウセイはチャージ台にカブトボーグを押し付けて、チャージを行う。
現在主催と対決を繰り広げている場所は、
以前リュウセイとゼロがボーグバトルをしたときに使ったスタジアムがあるところでもある。
だからチャージ台が置かれていても不思議ではない。
3チャージを終えたリュウセイは、名も無きカブトボーグをゼロに向かって投げた。

「チャージイン!」

炎の覇気を纏ったカブトボーグは、見る者が者であれば彼の愛機、
トムキャットレッドビートルに見えたであろう。

「俺達もいくぞ!」

ゼロへと向かうカブトボーグに、黒達も自身の得物を投げつける。
触れたナイフはカブトボーグに吸収され、カブトボーグを肥大化させる。
ヒーローの必殺技も幻想郷の住人の弾幕も10/のチート力も魔法少女達の魔法も
泉研のキチガイ光線もその他銃火器も全てカブトボーグは吸収し、自分の力へと変える。

「食らえぇぇぇぇぇぇ!!!
 レッドアウト・ゴールデンマキシマム・バーニング!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

謎メータが限界突破し、巨大なカブトボーグがゼロへと襲い掛かった。

582最終話:2012/07/08(日) 01:28:24 ID:x3HrwrKc



【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】
【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】
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583最終話:2012/07/08(日) 01:29:15 ID:x3HrwrKc
前編はこれで終わりです
後編は火曜日までには書ききりますのでどうかご了承ください

584最終回後半:2012/07/11(水) 01:23:50 ID:ayNlL8B.





巨大なカブトボーグとゼロがぶつかりあい、強い爆発音が辺りに鳴り響く。
当然ゼロと密集する形でいたシリウスとマスターアルバート、そして三沢は巻き込まれ、光の彼方へと消えていった。
爆風が奇跡的にも対主催を襲わなかったのは、同じく張り付いていたハンター試験受講者達が盾になったからであろう。
何人かは怪我を負ったが、爆発の直前に退いたためか致命傷に至る者はほとんどいなかった。
生存者は大量の粉塵に咳払いをしながらも、跡形も無く消え去った目玉の化物を見て、今度こそ勝利を確信したのだ。
その時は誰もが確かにバトルロワイアルの終焉を期待していた。

「なんで・・・・・・」

リュウセイが嘆く。
土煙の中から現れたものの正体に。
結論から言おう、リュウセイ達の全力を注いだ一撃は確かにゼロへと直撃した。
そして彼の取り巻きであった、シリウスとアルバートは確かに消滅した。
しかし・・・・・・

「なんでまだ生きてるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ゼロは生きていた。
傷一つついていない体は、再生したというよりは新品に取り替えたといった方が適切なのかも知れない。
いや事実取り替えたのだろう。
黒かった体が真っ白に変わり、淀んでいた黒い眼が血のように赤くなっていた。

「糞!このままじゃ俺達は・・・・・・」

黒が嘆く。
ゼロの強さは決して倒せないものではなかった。
だが、何度倒しても一向に倒したという手ごたえが感じないのだ。
殺した次の瞬間にまた体を新品同様に再生させ、何度でも何度でも襲い掛かってくる。
対主催の全エネルギーを込めて、ようやく取り巻きを倒すことができた。
しかし逆に言えばゼロを倒すことは適わなかったのだ。
ゼロはバトルロワイアルのゲームマスター。全てのプレイヤーの命を握る存在だ。
彼を倒せぬ限りバトルロワイアルが終了することはない。

「シリウス達は・・・・・・逝ったか。
 まあいい、すぐに再生させてやろう」
「え?」

誰かが呆けた声を上げたがもう遅い。
ゼロが目を光らせた瞬間、ゼロの左右で数人の人型が形成されていく。
シリウス、アルバート、初音ミク、三沢、ブラックロックシューター、デッドマスター、
全て光の中へ消えていった者達だ。
彼らもまた、先のダメージを感じさせない新品同様の肉体で臨戦態勢を取り始める。

「まさかここまでしぶといなんてね・・・・・・」

585最終回後半:2012/07/11(水) 01:24:21 ID:ayNlL8B.

10/が頭をかきながらぼやく。
口調こそいつもの彼女ではあるが、手を膝に落とし息を切らしている様子からして、
それほど余裕は残っていない。

「どうすれば、どうすればあいつらを倒せるんだ・・・・・・」
「簡単なことだ」

拳を握り、床に伏しているリュウセイに、ダークマターは語りかける。

「お前達もアンデッドになってしまえばいい。
 アンデッドになれば私達と戦う必要は無くなる・・・・・・
 最も天野河リュウセイに松岡勝治、貴様らは既に似た様なものではあるがな」
「俺が・・・・・・アンデッドに・・・・・・?」
「リュウセイ君!」
「リュウセイ!」

ゼロの声に耳を貸そうとしているリュウセイに勝治達は叫んだ。
アンデッドになること、それは主催の操り人形になることを意味する。
天野河リュウセイと松岡勝治は、主催が関わらない特殊な経緯で蘇生したため支配を逃れることができた。
しかしここでゼロに屈してしまえば、リュウセイ達は今度こそ主催と戦うことができなくなってしまう。

「わかっているさ。でも・・・・・・」

わかってはいる。
ゼロを倒さなければ黒達までも主催の手に落ちてしまうことも。
ゼロを倒さなければ世界が終わってしまうことも。
ゼロを倒さなければ・・・・・・



----------------------------------------------------



「アンデッドが支配する世界だと?」
「その通りだ。
 ゼロはこの世界の住人全てをアンデッドに変えて思いのままに操るつもりだ」

困惑するアカレッド達にクライシス皇帝は言い放つ。
マーベラスを見送り、ゴーカイガレオン内で療養していたアカレッドの前に、
突如としてタチバナという仮面の男が率いる集団が転送されてきたのだ。
最初は警戒していたが、このガレオンを守る戦力はほとんど残されていなかったため、
彼らの交渉に応じるしかなかったのだ。
そして彼らから語りだされた情報は、ガレオン内の乗員達を戦慄させるには十分であった。

586最終回後半:2012/07/11(水) 01:24:52 ID:ayNlL8B.
「そ、そんな馬鹿なことが・・・・・・」
「あるんだから仕方ないだろう!」
「ナニバカナコトイッテルンダ!」
「ひっ!?」
「でもこのままだとマーベラスさん達が危ないですよ!」

数刻前、主催の本拠地を得たマーベラス達はレジスタンスの残党や
『円堂守』と名乗る男達の協力を得て首輪を解除した後に、主催達に殴りこみをかけたのだ。
『円堂守』やレジスタンス達に力を借りようとしたが、
彼らは彼らで首輪をつけている参加者達を助けるべく何処かにいってしまった。
また、ガレオンの乗組員だった蒼沼キリハも、円堂守の仲間である工藤タイキという少年と合流して
彼らについていってしまっていたのだ。

「あいつのことだからすぐくたばることはないが・・・・・・」

言いかけて口を止めたのはマーベラスの相棒であるジョーだ。
自称ネオ・リモネシア国王シオニー・レジスを始めとし、
ブンビー、櫂トシキ、カスミ、巡音ルカ、それから途中で拾った一般人など、
あまりにも戦う力を持たない人間が多い。
各々自衛用の武器は持っているが、殺し合いに乗った者を前にしたら数分も持たないであろう。
おまけにアカレッドやアムロ、江蓮もまだ傷が癒えていない。
彼らを守るために船に留まりざるを得なかった故に、先に行ってしまった戦友の安否が気にかかる。

「心配することはないわ、既に手は打っているもの。
 あなたのお仲間や他の対主催も無事よ」
「そうか・・・・・・しかし何故俺達にこの情報を教えた。
 お前達の実力ならこの船を沈めることぐらい簡単だろう?」
「ひっ!?」
「ちょっとジョーさん怖いこと言わないでくださいよ!
 シオニーさんが怯えちゃったじゃないですか!」

シオニーを落ち着かせているブンビを尻目に、ジョーは紫に問い詰める。
宇宙空間からピンポイントでガレオンの内部にワープするほどの者達だ。
オンドゥルオンドゥル言っている男はともかく、八雲紫と名乗る女はどうにも胡散臭い。
クライシス皇帝やマルクほどの覇気は、ザンギャック帝国でも並べる者はいないであろう。
タチバナと名乗る宇宙服の男も、胡散臭さだけならこの中でトップクラスである。
弁当箱から触手が飛び出た時は艦内の女性陣が姦しく悲鳴を上げていたものだ。
敵意は感じられないが、今のガレオンだったらいつジャックされてもおかしくない。

「ふん、私だって貴様らのような正義の味方に力を借りるのは本来ならばお断りだ!」
「ひ!?」
「・・・・・・だが、今はそうも言ってられん」
「どういう意味だ?」
「言葉通りの意味だ。
 今の主催、ゼロは最早我々の手に負えんところにまで来てる。
 思い出せ、さっき言ったことを」

最初にタチバナが話したことは、アンデッドに関する情報だ。
アンデッド、その名の通りゾンビのことだが、映画に出てくるような腐食したゾンビなどではない。
見た目は生前と変わらないが、生きている人間との最大の違いは死んでもすぐに蘇生することである。

「最初はそいつらのことを野比玉子症候群、と言ったな」
「ああそうだ。 死んでもまたどこかで即座に再生する人間のことをそう言った。
 そして主催は野比玉子症候群を人工的に作り出す実験を行っていた」

死んでも即座に再生するのであれば、人類の長年の夢、不死が叶ったこととなる。
誰もが死に怯えることなく、死に悲しむことのないある意味理想の世界であろう。

587最終回後半:2012/07/11(水) 01:25:22 ID:ayNlL8B.
「でも野比玉子症候群には欠点があったはず、じゃないですか?」
「その通りだよトシキくん。野比玉子症候群には致命的な欠点が一つだけあった」

トシキが指摘した症候群の欠点、それは野比玉子症候群は
無限の命と引き換えにすぐ死ぬ体質になってしまうこと。
この症状にかかった者はうっかり階段から足を滑らせたり、うっかり自動車に轢かれたり、
うっかり流れ弾に当たったり、うっかり大量虐殺の巻き添えを食らったりしてよく死んでしまうのだ。

「最初の内は上手くアンデッドが作れず、すぐ死ぬ性質だけを受け継いでしまうこともあった。
 だが、いくつものアンデッドを作成する過程で
 ついに彼らは野比玉子症候群の長所のみを受け継いだアンデッドを作り出すことに成功したのだ!」



----------------------------------------------------------



「それが我らの求めた真のアンデッド!
 死にやすく、不遇な野比玉子症候群の短所を克服した最強の存在なのだ!」
「馬鹿な!?そんなのどうやって倒せばいいんだよ!」

告げられた真実にリュウセイは地面を叩きつける。
ゼロ達はどれだけ殺してもその場ですぐに蘇るのだ。
野比玉子症候群の最大の弱点を克服した主催達は不滅の存在。
ほとんどの受講者達はその事実に絶望し、戦うことを放棄してしまっている。
蘇るならば何度でも倒すと意気込んでいた対主催達さえ、
体中が悲鳴を上げて立ち上がることさえもままならない。

「倒す方法などない、貴様らは私達に従うしかないのだ。
 今楽にしてやるぞ・・・・・・」

ゼロが瞳に琥珀色のエネルギーを収束し始める。
リュウセイ達を殺すために、必殺の一撃を放とうとしているのだ。
ある者は目を瞑り、ある者は恨み言を呟き、またある者は叫ぶ。
主催者達の嘲笑の中、彼らの命は潰える・・・・・・はずだった。



「おらぁ!」
「うお!?」

何者かが放った電撃がゼロの目玉を突いたのだ。
不意打ちに驚いたゼロはビームのチャージを中断してしまう。
誰かと思って通路の方に目をやると、そこには虫型の怪人の姿があった。

「ウヴァ!?どうしてこんなところに・・・・・・」
「話は後だオーズ!これを受け取れ!」

588最終回後半:2012/07/11(水) 01:26:16 ID:ayNlL8B.

ウヴァと呼ばれた怪人は仮面ライダーオーズにメダルを投げ渡す。
オーズが手のひらを確認すると、強面の男の姿が掘られた三色のメダルがあった。

「貴様、私の邪魔をしてただで済むとは思うなよ?」
「いかん!オーズ!早くそのメダルを使え!」
「わ、わかった!」

ウヴァの気迫に押され、オーズは三枚のメダルを腰のバックルに合わせる。
そして新たな形態への変身を遂げるために、オースキャナーをスライドさせた。

『ラオウ!トキ!ケンシロウ!』



----------------------------------------------------



「どうやってその化物を倒すつもりだ?」
「アンデッドはどこまで行ってもアンデッド。
 アンデッドは死のエネルギーで動いていると言っても過言ではない」
「よくわからんがそれでどうすればいいんだ?」
「簡単な話なのサ。
 死のエネルギーで動いているなら・・・・・・『天に帰る時が来たのだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
「ひっ!?」

ゴーカイガレオンが主催本部に接近した直後、野太い男の声とともに本部の天上が砕け散ったのだ。
一筋の光の柱は主催本部に打撃を与えるだけに留まらず、遥か空高く上り雲に大穴を空けるに至った。
同時にその場にいた者全てが粉塵のように舞い上がり、オーズ以外の全ての対主催達が
弁当の触手により捕縛された。

「どうやら成功したようなのサ。オーズはウヴァが回収するから問題ないのサ」
「よし、今の内に船を後退させろ!態勢を立て直すぞ!」
「アカレッド!?もういいのか?」
「いつまでも休んでいるわけにはいかないさ」

医務室から戻ってきたアカレッドの指示に従って、
ジョーはガレオンを主催本部から遠ざけようとした・・・・・・

「許さんぞ貴様ら!」

その時、ゼロが巨大な体で身を乗り出してきたのだ。
ゼロの体の上には他の主催者達も乗っかっており、
主催本部から遠ざかろうとするゴーカイガレオンを追いかけてきている。

「ブロウクンマグナム!」
「効かん!」

589最終回後半:2012/07/11(水) 01:26:49 ID:ayNlL8B.

ガレオンから発進したジェネシックガオガイガーが必殺の鉄拳を叩き込むが、
抉れたはずのゼロの体はすぐに元通りに戻ってしまう。

「ならばディバイング・・・・・・」
「駄目だアムロ!ここはガレオンの援護に徹して後退するんだ!」
「ちぃ!」

いかに勇者王を関するロボットとはいえ、無限に再生し続ける相手は分が悪い。
どこかに再生を促している装置でもあれば話は別だが、生憎そんな物は元から存在していない。



「どうするんだ!このままじゃいつか追いつかれるぞ!?」
「心配することはないのサ。
 勝利の鍵は既にここにあるのサ」
「・・・・・・だったら・・・・・・早くそれを出せ!」
「リュウセイくん!?」

困惑するロビー内で、リュウセイはマルクの胸倉を掴む。
弁当の触手で回収されてきたばかりの彼は、先の戦いの影響で全身傷だらけだった。
彼だけではない、黒を始めとした対主催達もロビーまで集まってきていたのだ。

「ジョー、これはどういうことだ?」

黒の肩を借りて足を引きずってきたマーベラスがジョーに尋ねる。
たった今ガレオンに戻ってきたマーベラス達は、クライシス皇帝やマルクに面識がないのだ。
見るからに胡散臭い格好をした者が自分の船を仕切っているのは気分が悪い。

「すまないマーベラス。だがこれには」
「そんなことはどうでもいいんだ!
 教えてくれよ!勝利の鍵とやらをよ!」
「あーわかったのサ!早く出てくるのサ!」

話を戻し、マルクは八雲紫に呼びかける。
スキマを出して中に顔を埋めた紫であるが、
数秒後、酷く慌てた表情で叫んだ。

「ちょ、あいつら!」
「どうしたのサ!?」
「どうもこうもないわよ!
 だってあいつら・・・・・・」

紫が言いかけた瞬間、ガレオンに衝撃が走った。
空を飛んでいるガレオン内に地震の影響が及ぶことはありえない。
外部から、つまりゼロからの攻撃を食らっているのだ。
振り落とされないよう、乗員は柱や壁に捕まって耐える。
すると船内に妙な雄たけびが聴こえてきた。


『俺はゼロの攻撃を食らってもなんともないぞ!』『ナンデー?』
『    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

 ズバーンハンマー!カブふがチョー気持ちいい!!バシャア!!あ〜いいすっねぇ。
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。ハアハア…ハアハア…ハアハア…ハアハア…。ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン』

590最終回後半:2012/07/11(水) 01:27:20 ID:ayNlL8B.


「なんであいつら船の外にいるのよ!」
「なんか触手に捕まった時に外に張り付いていたのを見ましたが」
「プリッ」
「早く言ってよ!」
「見つかったなら早く持って来い!」

妖夢達に紫は突っ込むが、クライシス皇帝の指摘に紫はカブトボーグを取り出す。
ガレオンの外で、HARASHIMA達と張り付いていたカブトボーグだ。
野生らしく、紫の手に捕まっても未だに暴れ続けている。

「カブトボーグ・・・・・・それで何をするんだよ。効かなかったじゃん」

紫が取り出した"勝利の鍵"にリュウセイ達は落胆する。
無理もない、リュウセイ達はゼロにカブトボーグを全力投球した。
それでも全く通用しなかったのだ。
今更似たような道具でどうやって戦えというのか。

「それは生命エネルギーが足りなかっただけなのサ」
「生命エネルギー?」
「そうだ。カブトボーグにチャージをかけるとき、
 実は微かな生命エネルギーを消費している」

リュウセイの問いにタチバナは答える。
ボーグバトルでボーガーはカブトボーグに対してチャージを行うのは周知の事実だ。
実はそのチャージの際にボーガーの生命エネルギーをカブトボーグに対して送り込んでいるのだ。
よって、過度のチャージによりボーガーも疲労することがあるとかなんとか。

「じゃあ俺達はあの時カブトボーグをチャージする必要があったのか・・・・・・」
「いや、恐らくそれだけの人数でチャージしてもゼロを倒すことはできないだろう」
「じゃあどうすんだ!」
「紫のスキマ能力を使って今いる参加者にむけてゲートを作る」
「全参加者でチャージを行うのか!」

全世界に生存している参加者達でチャージを行えば、
アンデッドを滅ぼすだけの生命エネルギーを注ぎ込むことができるであろう。
どんなに個が強くてもそれだけではアンデッドを、野比玉子症候群を滅ぼすことはできない。
各組織のトップが手を結んだのはそういう理由があったのだ。

「しかし連合のやつらはカブトボーグを憎んでいるんじゃないのか?
 レジスタンスやディバイン・カオスはともかく、連合にカブトボーグを見せた途端壊されるかも知れないぞ」
「カブカーブ」
『野生のカブトボーグは連合に壊されることはないぞ!』『ナンデー?』
『    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

 ズバーンハンマー!ふがチョー気持ちいい!!バシャア!!あ〜いいすっねぇ。
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。ハアハア…ハアハア…ハアハア…ハアハア…。ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン』
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「みんな、振り落とされないように掴まるんだ!」

591最終回後半:2012/07/11(水) 01:27:52 ID:ayNlL8B.

ゼロの攻撃が激しくなっているのか、
先ほどよりも揺れの頻度が増えている。

「もう時間がないのサ!
 早くチャージインをするのサ!」
「わかった!」

タチバナ、あかりんの弁当、仮面ライダーブレイド、クライシス皇帝、紫は
野生のカブトボーグのチャージを終え、それをシオニーに渡す。

「ひっ!?」
「きゃぁ!?む、虫!?」
「怖がっていないで早くチャージしてください!」
「ひぃっ!?」

シオニーとカスミは蠢くカブトボーグに恐怖を見せる。
押し付けても怯えるだけなので、ブンビーは仕方なく彼女達にカブトボーグを掴ませて、
無理やりチャージインさせた。

「チャージイン!さあ次は誰だ?」
「私達がやります」

キリハが振り向くとそこには医務室にいたはずのルカ達の姿があった。

「こういうことぐらいしか役に立てないから・・・・・・」

無力な一般人は、このバトルロワイアルの中で友、恋人、家族、様々な者を失った。
奪われるだけだった彼らが唯一主催に報復できる瞬間を見逃すはずがない。
充血した眼を拭って、自らもカブトボーグを手に取る。

「俺にも貸せ!」
「マーベラス!?怪我はもういいのか?」
「これぐらいどうってことねえよ」
「はん!雑魚が粋がっているのに私が寝ているわけにもいかないわ」
「チャージするだけなら問題ない・・・・・・」
「黒、私も力を貸すわ」
「あなただけに抜け駆けはさせませんよ」

休んでいたはずの対主催達も活気を取り戻し、カブトボーグを手に取る。
椅子で、机で、床で、カブトボーグをスライド、チャージさせる。
船のほとんどの者がチャージインを終えた時、野生のカブトボーグは淡い光を放っていた。

592最終回後半:2012/07/11(水) 01:28:22 ID:ayNlL8B.



「リュウセイ、後はあなただけよ」
「わかったよマダムジェニファー・・・・・・う!?」

マダムジェニファーから野生のカブトボーグを受け取ろうするリュウセイ。
しかし、カブトボーグを手にした瞬間、指を滑らせて地面に落としてしまう。

「リュウセイ!?」
「・・・・・・いや大丈夫だ。
 まだダメージが残っていたらしい、俺は後にするよ。
 あー医務室行ってこようかなー」

心配するマダムジェニファーを尻目に、リュウセイはリビングを出ていく。
結局野生のカブトボーグはゴーカイガレオン外にいる連中に転送されることとなった。



-----------------------------------------------------------------------------


「野生のカブトボーグが!転送されてきたぞ!」ナンデー?
「なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!」
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

 ズバーンハンマー!ふがチョー気持ちいい!!バシャア!!あ〜いいすっねぇ。
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。ハアハア…ハアハア…ハアハア…ハアハア…。ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

チャージ完了!


「いかんあれは!?」
「どうしましたかゼロ」

ゴーカイガレオン外でチャージされた野生のカブトボーグを見たゼロは、
初めて冷や汗を垂らす。
微量ながらも生命エネルギーが込められたカブトボーグ、
それは自分達アンデッドの死のエネルギーの対極となる物。
もしもエネルギーが充電されてしまえば・・・・・・

「私達の敗北は免れんというこ「ブロークンマグナムwith野生のカブトボーグ!」

言いかけたところで野生のカブトボーグを持ったジェネシックガオガイガーが、
ゼロを台にチャージを完了させる。
すかさずカブトボーグを破壊しようとするが、今度は江蓮の頑侍がハリセンで妨害をしてきたのだ。
そして戸惑う間にカブトボーグはどこかへとスキマ送りされていく。
やけになったゼロはとりあえずゴーカイガレオンを破壊しようとした。

593最終回後半:2012/07/11(水) 01:28:53 ID:ayNlL8B.



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「どうやらうまくいったようだな」

医務室で寝転がっていたリュウセイはカブトボーグの気配が消えたことにため息をついた。
このまま全世界の住人でチャージをすればゼロを倒すことができる。
グダグダだったけどロワを終わらせることができるのだ。もう自分が戦う必要はない。

(この体ももう限界か)

後ろに回していた手の一つを前に置く。
先ほどマダムジェニファーからカブトボーグを受け取った手。
ピシッという音がして、石灰みたいな白い砂粒が顔にかかってくる。
天井を仰いだその手から、彼の体は亀裂を帯び始めていた。


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「いやぁ!男!男よぉ!」
「リン、少しは落ち着いてください!
 それにしてもハルヒさんはどこ行ったのでしょうか
 フウロさんは主催の本拠地がどうたら言っていましたけど・・・・・・」

リモネシア共和国に着いたSOS団は鏡音リンの暴走に困惑していた。
とは言ってもハルヒは新しい団員を勧誘しに、フウロは主催の本拠地に突撃したので
実質的に永江衣玖がリンの面倒を見に行っている。
一見フウロの行動は身勝手ではないかと思えるが無理はない。
何者かによって主催本拠地の位置が参加者に告げられ、首輪も解除されたのだから、
ゲーム打破を願う人々は向かっていても仕方がないだろう。
本当は永江衣玖も行きたかったが、ハルヒとリンを守らなければならないので留まることになった。

「嫌よ男は殺さなければならないの!
 大好きなお姉ちゃん達の初めてを奪ったの!
 唇を、おっぱいを、お○○こを奪ったの!
 不潔なの!滅却するべきなの!原子炉にぶち込まなきゃいけないの!」
「逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ!
 僕は怪しい者じゃないよ!」
「嫌よ!だったらそのフランクフルトちぎりなさいよ!そうしなさいよ!」
「いくらなんでも初対面の人にそこまで言うのは失礼ですよ!」
「どうして全裸ってだけでそこまで言われなきゃいけないんだ・・・・・・」

誰かに保護を頼もうともこの男嫌いが弊害となって目を離せない。
比較される対象があの、今は亡き『WILD CHINKO』なのだから全人類の♂はたまったものじゃない。
もっとも周囲の人々は慣れたせいかリンに見向きもしなかったが。

「おや?どうしたのですか?」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!男ぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
「おい五代、彼女はどうにかならないのか?」
「一条さん・・・・・・リンちゃんは男の人が苦手なんだそうです」

594最終回後半:2012/07/11(水) 01:29:24 ID:ayNlL8B.

リンが叫ぶが五代雄介は気にしない。
慣れたのだ。
むしろ彼の隣で動揺している一条薫の反応が自然であろう。
彼女を落ち着かせるために精神安定剤を処方したいところだが、
八意永琳曰く健常者につける薬は足りていないそうだ。
リンのことは気にしていても仕方ないので、永江衣玖は彼らから用件を聞き出す。

「実は今、対主催からカブトボーグをチャージしろって伝令が来たんです。
 これがそのカブトボーグなのですが・・・・・・」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」

カブトボーグの角を見たリンはそこから男○器を連想してしまったそうだ。
このロリ、重症である。

「そうですか。これをこうやってスライドさせればいいんですね!」
「そんな卑猥な物、擦っちゃ駄目ぇぇぇぇぇぇ!!!」

鏡音リンからすれば野生のカブトボーグもなんか動くアレである。
光っているんだから光るアレである。

「大丈夫ですよ、これを触って」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
(大丈夫かなぁ)

仕方ないから衣玖はリンに無理やりカブトボーグを持たせた。
リンからは鳥肌が出まくっている。

「チャージイン!・・・・・・結構楽しいですね。
 ロワが終わったら買ってみましょうか、ってどうしたんですか?」

自分がカブトボーグをチャージしたのがショックだったのか、
リンは泡を吹いて気絶してしまった。

「あ、次は僕もいいですか?」
「いいけど君は服を着てね」



「みなさん!シオニーさんはまだ生きていたんです!」
「「「おー!」」」
「私達がやるべきことはわかりますかー!」
「「「把握した」」」
「わかりましたねー!
 では今から野生のカブトボーグさんを回します!
 皆さん急いでチャージしたら次の方に回してください!」

リモネシアの国民達(仮)はアイシャの指示によって、
野生のカブトボーグをし始める。
今は連合によって廃ってしまったが、元々競技人口が多かったためか
チャージは想像よりも早く終わった。

595最終回後半:2012/07/11(水) 01:30:08 ID:ayNlL8B.

「ボス、私達結局リモネシアに残っちゃいましたね」
「そうだな」
「面目ない・・・・・・」

チャージしている中で、レジスタンスの生き残りも姿を見せた。
レーツェル・ファインシュメッカーとドギー・クルーガー、
そして彼らの部下のラウラ・ボーデヴィッヒである。
ラウラはアイシャの話を聞いて最初、
野生のカブトボーグを輪○するんじゃないかと思ったそうな。



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その後、野生のカブトボーグは様々な世界を回った。



「はいはいここから残った参加者のチャージタイムに入るよ。
 飛ばしたければ『★』で検索すると幸せになれるかもね」
「(生存者の点呼になるのは)いかんのか?」
「結局グダグダになったけどなんかどうでもいいや」
「10期では活躍できるといいな」

自称傍観者達だったり

「ふぅ、流石カオスロワ。
 単騎でロワ破壊は無茶がありましたか」

未確認生命体だったり

「ふみとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

主催と因縁持っていたやつだったり

「俺の出番はこれだけか・・・・・・」

22歳の人だったり

「これをチャージすれば軍曹に会えるのかな?」
「エヴァーン」

少年と小さな人造人間だったり

「これは食べてしまっていいんですかねぇ」
「まさかカブトボーグまで食べるつもり!?」
「流石にそれはチャージしなきゃ駄目でしょ!?」

596最終回後半:2012/07/11(水) 01:30:39 ID:ayNlL8B.

フードファイター達だったり

「カブトボーグをチャージするのも私だ」
「え?何これ!?」
「チャージさせるのも私だ」
「何この仮面被った変な人!」
「ちょっぴり傷つくのも私だ」

ビッグマシンをいじくっていた仮面の男と、
被害者の女子児童2名だったり

「これも宿題?チャージイン!」
「ゆっこは外出てないようね。これで思いっきりカブトボーグで遊べるわ。
 チャージ・・・・・・あら?どっか行っちゃったわ」

日常を満喫しようとしている一軒家だったり

「ええ―――っ・・・・・・」
「チャージだ!」

トイレ行ってスッキリした女子児童と未だに驚いている
出展作品日常の参加者だったり

     _________            ,.-‐┬‐┬ァ l
        ̄`ー、_   l::::::::}ヽ       l l -ニ、__l_;:='/  ',
             `ー┴‐'"´        l l \ ー─‐    i

野獣先輩だったり

「男の娘プリキュア!?いい!」
「の、のび太ぁぁぁぁぁぁ!!!」
「やめてよ離してよぉ!」
「「「おっさんとショタもいいわね!」」」
「メズール?メズールゥ!」

プリキュアのコスプレをした痛い♂×2とプリキュアオタクと腐女子とその児童だったり

「コレクッテモイイカナ?」
『1・2・3・・・・・・ライダーイーティング』

野生のカブトボーグを本気で食いにきたライダー達だったり

「全く初音ミク8どこに・・・・・・あべし!」

何故かチャージできずに砕け散った参加者だったり

「連合の残党に力を貸すのは癪だが、私もボーガーだ。
 協力してやろうじゃないか」
「チャージインってこうでいいんですか?」
「違う!こうだ!」

マユリの娘と彼女を指導する米田稲造だったり

597最終回後半:2012/07/11(水) 01:31:10 ID:ayNlL8B.

「9期のSS集を手に入れたわ!」
「キリカのSS集と合わせて読んでみたいわね」
「ねぇ、何かしらこのカブト虫」
「あーそれはSSによるとカブトボーグっていう」

ベアトリーチェとおりこマギカの魔法少女二人のそっくりさんだったり

「マツコさああああああん!!!」
「あらかわいい子ね、あなたのカブトボーグをチャージしてあ・げ・る♪」
「「「「やだ、マツコさんったらだ・い・た・ん♪」」」」

ハーレムで羨ましいもげろ状態の元主催者だったり

「メイコさぁぁぁぁぁぁん!」
「ほらもっと出しなさい!」

なんか意気投合した元主催と元主催と因縁を持っていた者だったり

「チャージ!・・・・・・ああ、また世界記録を縮めてしまった」
「こんなもんの記録を縮めたところで何になるんだ。
 ほら、私にも貸せ」

最速を目指す男と魔女だったり

「チャージしていいのは、チャージされる覚悟のある奴だけだ!」
「チャージ!」
「わらわはカブトボーグの面……。四魂のかけらを寄越せぇ……」
「赤いカブトボーグが好き?白いカブトボーグが好き?それとも青いカブトボーグが好き?」
「卍解(チャージ)!」
「俺のターン!野生のカブトボーグをチャージしターンを終了させる!」

仮面をつけたやつらだったり

「滅びよ(意訳:チャージ)」
「たるんどる(意訳:チャージ)」

正真正銘本物の天才と、彼と打ち合っていた主催者(NOTアンデッド)だったり

「カブトボーグキター!」
「夕飯の材料が自らやってくるなんて!」
(どうみても違うような・・・・・・)

空腹のあまりカブトボーグを食料だと間違えそうになるヒロイン×3だったり

598最終回後半:2012/07/11(水) 01:31:41 ID:ayNlL8B.
「私は何をしていたの・・・・・・これはカブトボーグ!
 そうだった、この子にカブトボーグを教えればいいのね!」
「GYAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!」

元は連合の刺客だったが鳥頭故に使命を忘れ、
ゴジラにカブトボーグを教えている霊烏路空だったり

『どうでもいいけど』『僕がロワに出る時の参加時期って』
『生徒会選争の後になることがないよね』

過去の失恋も無かったことにしたかった男だったり

「これが例の野生のカブトボーグか・・・・・・」
「みんなの生命エネルギーがここに詰まっているのね」
「なんか暖かいゾナ」
「僕たちもチャージするっち」
「これでようやく終わるのね」

マスコット軍団だったり

「ダイジョーブ博士、このカブトボーグすごいんだけど!」
「科学の発展に犠牲はツキモノデース!」
「ギョーギョギョギョ」

マッドサイエンティストだったり

「・・・・・・」
「カブトボーグがカブトボーグをチャージってのも結構シュールな光景だねぇ」

トムキャット・レッド・ビートルとアライグマだったり

「フウロ、あんたと決着をつけるのは後にするわ」
「フウロって誰やねん!」

カミツレとはやてだったり

「く・・・・・・結局ここまで逃げてきてしまったのぅ」
「でもその主催ももう終わり。
 魔法少女を滅ぼすのはこの後にしましょう。チャージ、っと」

書き手のミスで主催と戦っていたところから逃げたことになった
ローズマリーと羽衣狐や

「マホロアさん、私はどうすれば・・・・・・」
「とりあえずチャージしとけばいいでしょう。
 目的が果たせなかったのが癪だけど」
「目的?」
「いやなんでもない!」

ソニックフォームがハイグレで有名なフェイトと彼女と一緒にしたマホロアだったり

「シャルロッテはまだ気づいてないな」
「?」

魔女の上でティータイムをとっているケニーと、
未だに気づいていない魔女、シャルロッテだったり

599最終回後半:2012/07/11(水) 01:32:12 ID:ayNlL8B.

「ぱーたぱた」
「ぱーたぱた」

目覚めて羽ばたこうとしているパッチと天の助だったり

「え」
「え」
「え」

呆けている奈良重雄と重音テトと閻魔あいだったり

「私、このバトルロワイアルが終わったらコミケ行くんだ」
「死亡フラグを建てるのはやめなさいこなた」

偶然再会して復興後の世界のコミケを願う親子だったり

「こんな歌・・・・・・望んでない」

ジャイアンボイスに泣いたGUMIだったり

「おお、アンクか、こいつをチャージしてくれ」
「うるさい蟲頭!そんなことよりアイスだ!」
「アンク、そんなこと言わずに俺からも頼むよ〜」
「映司!?お前正気に戻ったのか!」
「?」

今しがた感動じゃない再会を遂げたオーズとグリード達だったり
とにかく他にも色んな参加者がチャージインした。




600最終回後半:2012/07/11(水) 01:32:43 ID:ayNlL8B.



「で、上のやつらはカブトボーグをチャージしろってことだ」
「ふざけんなよ!」

カブトボーグのチャージに意義を申しているのは、連合のメンバーである。

「今までカブトボーグを砕かせて置いて、今更カブトボーグを使えと?」

火焔猫燐も怒りを上げている。
今まで彼女達、連合は全てのカブトボーグとボーガーを滅ぼそうと動いてきた。
それなのに滅んだら次はレジスタンスどもは愚か、自分達を狙っていた
ディバイン・カオスの奴らとも協力しろとのことだ。
ふざけているのにも程はある。それが今の彼らの総意だ。

「でもこうするしか生き残ることはできないんだよね・・・・・・」
「だからって!」

カブトボーグに手を触れようとした猫村いろはに魔理沙が怒鳴る。
弱音ハクなどの襲撃にあって壊滅した連合の残党のほとんどは、
最早カブトボーグに対する怒りなど無かった。
今怒っているのはクライシス皇帝を取り逃した魔理沙とマツバを含めた数人だけだ。

「ええいこんな物!」

マツバがハンマーで野生のカブトボーグを砕こうとする。
しかしその時、野生のカブトボーグが発光をし始めた。

「う!?」
「こ、これは・・・・・・」

野生のカブトボーグから漏れた光は、連合の残党にビジョンを見せた。
それは今までチャージしてきた参加者達のチャージ光景を。
そして彼らは思った。ここでチャージしなければ目立てないと。

「貸せ!俺が先だ!」
「いや私が先に見つけたのだから私が!」
「カブトボーグとキティちゃんのコラボを!」

先ほど自信喪失していた者も含め、何人もの人間がカブトボーグに殺到している。
そう、彼らは元々カブトボーグを憎んでいたわけではない。
目立っているカブトボーグが羨ましかっただけだ。
だからレジスタンスも滅ぼしたのだ。
目立てる方法があるならば最早手段を選ばない。
カブトボーグに群がっている人々から離れていた柊つかさは、
頬をポリポリとかきながらも言った。

「これでいいんだよね」



-----------------------------------------------------

601最終回後半:2012/07/11(水) 01:33:13 ID:ayNlL8B.


『ゴーカイガレオンは主催の攻撃を食らっても平気だぞ!』『ナンデー?』
『なんでかって?! そう、それはうわぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

「おい!もうこれ以上は持たないぞ!」

ジェネシックガオガイガーと頑侍に限界が訪れたのか、
ゴーカイガレオンへの被弾はますます激しさを増していった。
船員達は空いた穴に落ちないように壁にへばり付くので精一杯だ。

「大丈夫よ!今さっき野生のカブトボーグが転送されてきたわ」
「プリッ!?」
「うお、まぶし」

世界中の生存者の生命エネルギーを吸収したせいか、
野生のカブトボーグは光り輝いていた。

「これならゼロを倒せるだな」
「そうなのサ。しかし一つ問題があるのサ」
「なんだ?」

マルクが言うには、このまま野生のカブトボーグをぶつけた時に発生する余波で
ゴーカイガレオンが危ないらしい。
野生のカブトボーグのエネルギーとゼロのエネルギーが衝突し合った場合、
発生する爆発の量はゴーカイガレオンを破壊し尽すのに十分だという。
シールドを持つジェネシックガオガイガーでも今の疲弊した装甲では
破壊されてしまう危険性があるであろう。

「じゃあ俺が残る」
「ちょっと待て。自分が何を言っているのかわかっているのか?」
「ああもちろんだ。
 俺は今一番ボロボロの頑侍に乗り換える。
 そこから俺がカブトボーグを投げるんだ。
 みんなはその隙に逃げてくれ」









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602最終回後半:2012/07/11(水) 01:33:43 ID:ayNlL8B.


「待て!」

誰もいなくなった頑侍の頭で、天野河リュウセイは叫ぶ。
既にみんなに別れは済ました。
黒やマダムジェニファーを始めとするみんなに反対されたが、
他に方法が無いんだから仕方がない。

(もうそろそろだな)

カブトボーグを支える腕が亀裂を上げている。
これ以上長くは持たないであろう。
原理は不明であるが、自分の魂は主催と同じ死のエネルギーによって保たれているらしい。
だからみんなの生命を込めた野生のカブトボーグの光が相反し、
リュウセイの体を蝕んでいるのだ。

「貴様はリュウセイ!ついに観念する気になったか!」
「観念するのは、お前達の方だ!」
「な、なんだと!?」

光り輝くカブトボーグを見せ付けると、ゼロ達は怯む。
もう完成してしまったのかと。
リュウセイがこの場にいることはつまりそういうことなのだ。

「い、今なら間に合う。そのカブトボーグを捨てろ!」
「嫌だね」
「そ、そうだ!お前は特別に俺の側近として従うことを約束してやる!
 自我はもちろん消さないし、お前が望むならお前の好きな奴を生かしてやるぞ」
「嫌だね!ここでお前に屈したら・・・・・・」

ゼロの誘いを突っぱねて、リュウセイは野生のカブトボーグを投げる構えをする。

「地獄の閻魔様に会わせる顔がないからだよおぉぉぉ!!」
「おのれぇぇぇぇぇぇ!!!お前達、やってしまえ!」

ゼロの言葉に他の主催者達は一斉にリュウセイに襲い掛かる。
野生のカブトボーグを投げさせないために。
しかしそのような抵抗は最早リュウセイには無意味であった。

(リュウセイくん・・・・・・)
(勝治・・・・・・)

彼の隣に松岡勝治がいた。
どうしてもとリュウセイに強請って着いてきたのだ。
彼もまた、アンデッド。リュウセイには勝治の真意がわかっていた。
勝治も自分と一緒に死ぬつもりなのだ。
どうせゼロが滅びればアンデッドも滅ぶ。
ならばせめて滅ぶ時は一緒に居ようではないか。

「いくぞ!アルティメット・レッドアウト・ゴールデンマキシマム・バーニング!!!」












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603最終回後半:2012/07/11(水) 01:34:14 ID:ayNlL8B.

――――テラカオスバトルロワイアル報告書より抜粋


20XX年某日を持って、テラカオスバトルロワイアルは終戦した。
各地に散らばっていた対主催及びレジスタンス、
人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合、ディバイン・カオスの残党が結束し、
各々が持ち寄った技術で首輪を解除。
その後、主催本拠地を突き止めこれを殲滅したのである。

主催との決戦は色々あったが、戦い自体は一方的な物だったと言わざるを得ない。
マーダー思考だったウザイ連合やディバイン・カオスの者達も対主催に加担し、共に主催と戦っていたのだ。
何故彼らが平和の奪還に協力したのかはわからない。
だが、もしかしたら彼らも疲れていたのかも知れない。
再現無く続く戦いに無力な人々はもちろんのこと、彼らでさえ耐え切れなかったのであろう。
殺しても殺しても湧いてくるアンデッド、参加者、そして主催の候補に新たな組織の候補、
もし終わらせる方法があるならば目的を諦めても仕方は無いであろう。

『クライシス皇帝』『マルク』『八雲紫』『バグラモン』『マホロア』etc・・・・・・
先に述べたそれぞれの組織のトップや幹部であるが、彼らはバトルロワイアルが終わって姿を消してしまったのだ。
罪を償うために旅に出たのか、あるいはこの世界で次の悪事を考えているのかは不明であるが、
もう二度とバトルロワイアルに関与しないことを祈るばかりである。

これにて戦いは終わった。
現在はネオ・リモネシアを首都とし各地の復興を始めている。
戦いで活躍したヒーロー達も、今はその力を復興に役立てているらしい。
真っ先に復興が終わったのは意外にも、ラーメン二郎というラーメン屋だ。
人を選ぶ強烈な味だが、コストパフォーマンスが異常に良いので、愛用者は続出中だとか。
人類全体がジロリアンになることも危惧されるため、
今後はグルメ業界の復旧に力を入れていきたい。

――――

604名無しさん:2012/07/11(水) 01:34:44 ID:ayNlL8B.
グダグダになりましたが、私の最終回の投下はこれで終わります
お目汚し失礼しました

605名無しさん:2012/07/20(金) 19:50:26 ID:0bp.1LLA
野獣先輩の眼光で心臓が止まりかけた、訴訟。

60610期OP:2012/07/21(土) 20:34:44 ID:A1YXuM5E
20XX年。

日本以外の全ての国が滅びた。
結果、全世界から、大勢の避難民が日本へ押し寄せてきた。
だが日本は彼ら全員を養う事は出来なかった。
そこで困り果てた野田総理は一つの解決策を思いついた。

「全員で殺し合って、生き残った者達を日本国民として認めよう」

他に碌な解決策も無く、この通称TCBR法案はすんなりと可決された。
そして早速、見せしめが首輪爆発で死んだ。

【野田総理@現実?】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
1:ロワを主催する。

【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【セワシ@ドラえもん 死亡確認】
【クマ吉@ギャグマンガ日和 死亡確認】
【巴マミ@魔法少女まどかマギカ 死亡確認】


【テラカオスバトルロワイアル 10期開幕確認】

607Vやねん、末原!:2012/07/22(日) 00:44:44 ID:giYG2Nko

夏のインターハイ迎えた準決勝。
先鋒上重が大量失点、その後も勢いを見せず惨敗だった。
会場に響く観客のため息、どこからか聞こえる「今年はベスト8だな」の声。
無言で帰り始める選手達の中、今年の姫松高校の大将・末原は独り控室で泣いていた。
地区大会で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト……。
それを今の末原が得ることは殆ど不可能と言ってよかった。
「どうしたらいいんや……」末原は悔し涙を流し続けた。
どれくらい経ったろうか、末原ははっと目覚めた。
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい控室の感覚が現実に引き戻した。
「やれやれ、帰って受験勉強せんとな」末原は苦笑しながら呟いた。
立ち上がって伸びをした時、末原はふと気付いた。

「あれ……? お客さんがおる……?」
控室からのモニターで末原が目にしたのは、立ち見客が出るほどの観客だった。
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように姫松高校の校歌が響いていた。
どういうことか分からずに呆然とする末原の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「恭子、出番やで!」声の方に振り返った末原は目を疑った。
「キ……主将?」 「なんや、居眠りでもしとったんですか?」
「す……漫ちゃん?」 「末原ちゃん、試合やで」
「赤阪代行……」  末原は半分パニックになりながらモニターを見た。
全国大会決勝姫松高校 先鋒:上重漫 次鋒:真瀬由子 中堅:愛宕洋榎 副将:愛宕絹恵 大将:末原恭子
暫時、唖然としていた末原だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった。
「勝てる……勝てるんや!」
副将からトップでバトンを受け取り、卓へ全力疾走する末原、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった……



翌日、控室で冷たくなっている末原が発見され、村田と多村は病院内で静かに息を引き取った。



 ☆ ★ ☆



「なんや、夢か……
 と、いうか村田と多村って誰や……?」

 と、ここで末原は目を覚ました。
 
「なんや、これ……首輪か?」

 そして、次の瞬間だった。

「タムラさぁ―ん!!」

 近くで叫び声が聞こえた。
 その声で末原の意識は完全に覚醒した。
 見渡した所……ここは病院であった。
 そして、末原は声の方向に向かってみることにした。

 そこでは……

608名無しさん:2012/07/22(日) 00:45:21 ID:giYG2Nko
 







 

                          r- 、 ヘ
                  入_,、_ノ(  ヽ!|llii\ }
                  フ    (   ヽ!ll!!liiヽ
                  } さ ム て ,,,;;‐''ヽ / ~''‐-,,,,
       ヽ ピ ――  /  ) ぁ .ラ (<  ( o) 6 )  /
        ヽ  ,――――、 } l  タ (  ヽ, 〃r―、ヾ く
         .  { .r―――i | .)ん   {   } {{ |il||i!i| .}} .ヽ
           .|. |^v――| | }!  (  r}. }} /~\{{  }''ヽ
―--,,,       |. |      | | )    〉 / レ'| | | |ヽ/ ⌒ヽ
     ̄'''-.    |. !―――! | 入/ヽ、r' {⌒ゝ} | T B S | /⌒ヽ}
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|二二二二]    r'⌒ヽ、 }       |r'⌒ヾゝ、
   | .        |ヽ     !    ( ヽ ,,,,-‐ ,--、ー╂-/ ̄''''''‐-彡ミミ
   |  息 病. 村 |ゞヽ、    ,r'--‐‐''{ |''!. r').  ~'''''-''      彡ミミ
   |.  を 院 田 .| >//ゝ‐、 /彡    |  、_ノ   ii ヾ、    彡ミミ
   |  引 内. と |///ーー彡彡    }       ┃  ヾ、    彡ミミ
   |.  き で .多. |ゞ、     彡,,          .  !  . 〉    彡ミミ
   |  取 静 村 .| --、_ .   ii                     彡ミ
   |.  っ か は .|=ニ/ ヽ、                       ミミ
   |  た に     |     ヽ                  __ 三 ミ彡彡
   |         |      \   ヽ         __ ≡ 三 三三ミミミ
   |         |        \   ヽ_  ( ヽ ,--、ヽ≡≡三.三三三ミミ
   |._______|、        ゝ     ヽ、 ''- ノ )三三三三ミミミミミ
   -,,,,   ヽ、  ヽ、       \  _ミミヽ--ー'''三三三三ミミミミミ




「うわぁ……」

【村田修一@内川コピペ 死亡】 
【多村仁@内川コピペ 死亡】
死因:様式美

【一日目・00時15分/日本・東京】

【ホッシー@横浜ベイスターズ】
【状態】悲しみ
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:ヨシムラさぁ―ん!!タラタさぁーん!!

【末原恭子@咲 -Saki-】
【状態】唖然
【装備】なし
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】
0:なんや、これ……まさか、正夢か?

609イヴァン雷帝:2012/07/22(日) 02:10:46 ID:66Q5tBTw
「これで俺もようやく……飛べる 」

「いや、誰だよお前、てか銀次は何処だ?」

「おいあんた!ふざけたこと言ってんじゃ……」

「やめろまこっちゃん!!」



【一日目・00時15分/日本・裏新宿】

【美堂蛮@GetBackers-奪還屋-】
【状態】健康
【装備】サングラス
【道具】支給品一式
【思考】
0:誰だこいつら?
1:銀次を探す

【平田真@LIGHT WING】
【状態】健康、蛮に激しい怒り
【装備】なし
【道具】サッカー道具一式
【思考】
1:おいあんた!ふざけたこと言ってんじゃ……

【万玖波海@LIGHT WING】
【状態】健康、
【装備】なし
【道具】サッカー道具一式
【思考】
1:やめろまこっちゃん!!

【佐治雪哉@LIGHT WING】
【状態】健康、イヴァン雷帝(エゴイスティックエンペラー)
【装備】なし
【道具】サッカー道具一式
【思考】
0:これで俺もようやく……飛べる
1:吏人を探す

610特命戦隊レディーゴー!:2012/07/22(日) 05:33:57 ID:sLgCqFPk
TCBR法案の可決によって、突如として幕を開けたバトルロワイアル。
間もなく日本中で巻き起こるであろう惨劇に対処すべく、赤いバイクを駆り街を走り抜ける一人の青年がいた。
メカ生命体『ヴァグラス』からエネルギーを保護するために結成された特命戦隊ゴーバスターズの一員・桜田ヒロムだ。

「確かに、今の日本に世界中から押し寄せた難民を養うキャパシティは無い……けど」

それでも、こんな殺し合いは止めなければならない。
ゴーバスターズを有するエネルギー監理局は公的機関であり、すなわちそれに属するヒロムもまた宮仕えの身だ。
バトルロワイアルが現内閣総理大臣の決定である以上、今ヒロムがしていることは政府への反逆に他ならない。
構わない、とヒロムは思う。
ゴーバスターズの他のメンバーもまた、こんな殺し合いをよしとしないだろうから。
彼らもまた、バトルロワイアルを止めるため、罪無き人々を救うために全力を尽くしているはず。
仲間への信頼と、殺し合いを止める固い決意を胸に、ヒロムはバイク――彼のパートナーのバディロイドに声をかける。

「お前も同じ気持ちだろ? ニック」

「俺に……質問をするなあッ!」

「……ごめん」

ニックも難しい年頃なのかもしれない。
気を取り直して、ヒロムは運転に集中することにした。



【一日目・00時05分/日本・埼玉県】

【桜田ヒロム@特命戦隊ゴーバスターズ】
【状態】健康
【装備】モーフィンブレス@特命戦隊ゴーバスターズ、サングラス
【道具】支給品一式
【思考】
1:殺し合いを止める

【照井竜@仮面ライダーW】
【状態】健康、アクセルに変身中、バイクに変形中
【装備】アクセルドライバー@仮面ライダーW
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:俺に質問をするな……

611サザエ 人をはねる:2012/07/22(日) 10:16:02 ID:Xflwxc.6


 
 「と、いうわけで。記念すべき第10期だ!引き続き、傍観を続けてちゃいかんのか?」
 巨人小笠原はいう。
「別にいいんじゃね?」
ラーマソフトばりの軽さで、アンドリューW.Kがそれに答えた。
「そうだ、俺達みんな仲良し傍観者だ!
続投出演禁止がなんぼのもんじゃい!!」
シンが言葉を引き継ぐ。
なんかキャラ壊れてね?
「そう、そして、僕達が……」

「「「「真の傍観者だ!!」」」」

瞬間、傍観者の皆さんは向こうからやってきた車にはねられて死んだ。
続投(笑)

【安心院なじみ@めだかボックス 死亡確認】
【巨人小笠原@なんJ 死亡確認】
【アンドリューW.K.@現実? 死亡確認】
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY 死亡確認】

612サザエ 人をはねる:2012/07/22(日) 10:16:35 ID:Xflwxc.6

「おいィィィィィ!!人、ハネちゃったよ!!どうしよう!!」
テンパる、メガネ。
「ここは救急車を呼ぶべきだろ!常識で考えて!!」
顔の長い男がそれに続けた。
「きゅーきゅーしゃー!!!」
高い声をあげ、ょぅι゙ょがはしゃぐ。
「ベタなボケかまさないの、メイちゃん!!」
メガネがょぅι゙ょに突っ込む。
さて、当の運転手……パーマの女性は、固まっていた。
どれぐらい黙りこくっていただろうか、パーマの女性が口を開いた。

「まあ、いいか」

ズコー!!!あまりにもあっさりすぎる対応に、盛大にずっこける助手席と後部座席の者どもである。


【一日目・0時07分/千葉県浦安市】

【フグ田サザエ@サザエさん】
【状態】健康
【装備】車
【道具】支給品一式
【思考】
基本:フグ田家、磯野家と合流
1:まあ、いいか

【やらない夫@2ちゃんねる】
【状態】健康、ずっこけ、わたわた
【装備】ノートパソコン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:やる夫達と合流
1:ずっこけ

【志村新八@銀魂】
【状態】健康、ずっこけ
【装備】竹刀
【道具】支給品一式
【思考】
基本:万事屋メンバーとの合流、殺し合いには乗らない
1:ずっこけ

【草壁メイ@となりのトトロ】
【状態】健康、ずっこけ
【装備】ポシェット、大量のドングリ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:おねえちゃんやトトロにあいたい
1:ずっこけ

613名無しさん:2012/07/22(日) 10:41:38 ID:cgdEtiwc
あのさ……

614名無しさん:2012/07/22(日) 11:09:47 ID:tB0Kares
↑の書き手は一体どのような考えでSSを投下しているのだろうか、すごく聞きたい

615CRITICAL MIND INVERSE POINT:2012/07/22(日) 15:50:16 ID:oW9TSD2A
「くそ、どうなってんだよ一体……!」

息を切らしながら、金髪の少年が物陰へと身を隠す。
彼の名は鏡音レン。
真面目が服を着て歩いているとまで称される程の男だった。
そんな彼の今の悩みは3つある。
1つ、バトルロワイアルを勝ち残らなければいけなくなってしまったこと。
1つ、最近よく自分が女性を手当たりしだいに食い散らかしている夢を見ること。
そして……

「みつけたぞ!」
「くそっ!」

「なあ頼むよ! 二股かけても刺されたりniceな展開にならない方法を教えてくれよ!」
「知るかよそんなこと! というか、なんでそれを俺に聞くんだよ!?」
「君を一目見た瞬間に直感したんだ! 君の教えを受ければ、二股どころか十股でも許される男になれるって!」

最後の悩み。バトルロワイアル開始直後から、変な男に変な理由で追いかけまわされていること。
勿論レンは男とは初対面であり、男が聞きたがっている邪な方法も知らない。
そもそもレンは女性との付き合いなど全くしたことがなく、興味も微塵もなかった。
あえて言うならば、歌が恋人だった。

「みつけたぞ!」
「増援!?」
「全身から迸る覇者と捕食者のオーラ……そうか君が伝説の聖王、いや性王……!」
「何言ってんだあんた!?」
「性王よ、どうか僕に、全女性ユニットと支援A関係になる方法を教えて頂きたい!」
「あんたもあいつと同類か! くそっ!」

新たな男の出現に、レンはたまらずに逃げ出す。
朱と交わればなんとやら、馬鹿や変態と共にいて自分にそれがうつるのは御免だ。
妹から慕われ、兄と姉からも褒めちぎられ、世間からの評判も上々……14年間積み上げてきた自分の価値観を壊されてたまるものか。

「むむ! そこの君、凄い眠れる才能を持っているな! そう……性犯罪者の才能を!」
「お、なかなか見所のありそうな奴がいるな。禁欲など無意味、強くなりたくば喰らえ!」
「ホモォ……!」
「うわあああああああああああ! 俺が、俺が何をしたって言うんだよおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

しかし願い空しく次々と増える追跡者達。
少年は一人、涙を流しながら駆け出した。

616CRITICAL MIND INVERSE POINT:2012/07/22(日) 15:51:05 ID:oW9TSD2A
【一日目・0時15分/日本・池袋】

【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】困惑、全力逃走
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き延びて家族と再会する
0:追跡者から逃げる
※過去とは別人です

【伊藤誠@School Days】
【状態】健康、二股中
【装備】なし
【道具】支給品一式 いいボート
【思考】
基本:交際問題で死にたくない
0:レンを追う

【ロイ@FE封印の剣】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:女性と支援A関係になる
0:レンを追う

【太田光@現実?】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:参加者の眠れる才能を開花させる
0:レンを追う

【範馬勇次郎@範馬刃牙】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:とりあえずまずレンの禁欲思考を叩き潰す
0:レンを追う

【┌(┌^o^)┐ホモォ…@現実?】
【状態】ホモォ…!
【装備】ホモォ…
【道具】ホモォ…
【思考】
基本:ホモクレェ…(このロワでKAITO×レンを実現させる)
0:ホモォ…(レンを追う)

617カオスロワ? 美樹美希にしてやるよ!:2012/07/22(日) 18:35:37 ID:0eqMMk.U
 テラカオスバトルロワイアル。
 それは爆発的に増えた日本国民の人数削減という名目で行われる、殺し合い。しかし集められた者達が必ずしもそれに乗るとは限らなかった。
 ここ、青森県にいる二人の少女達もそうである。

「マミさん……なんで、どうして……ッ!」

 魔法少女、美樹さやかは悲しみに暮れていた。
 尊敬する先輩である巴マミが一方的に殺された悲しみと、それを防げなかった自分自身への憤りと自責の思い。
 正義感の強い彼女には、巴マミの死を受け止めることを拒んでいた。

「……ごめんなさい。あなたの先輩を助けられなくて」

 そして、今にも崩れてしまいそうなさやかを優しく支える少女がいる。
 希望のプリキュア、キュアベリーに変身する青乃美希もまた殺し合いという現実に哀惜を感じていた。
 人数が増えた日本を何とかしなければならないのは彼女も理解しているが、だからといってこのようなやり方は賛同していない。
 人と人とは支えあわなければならないのに、これでは不幸が増えるだけ。そんなやり方で平和になっても、人々が幸せになれるわけがなかった。

「ううん……あんたの責任じゃないわ。あたしだって、本当は止めにいかなきゃ駄目だったんだし。マミさんが死んだのは、あたしの責任でもあるから」
「でも……!」
「慰めてくれてありがと。でもね、あたしもずっと悲しんでなんかいられないわ……こんな殺し合いを止めないと、マミさんだって悲しむし」

 さやかは涙を拭って、美希に笑顔を向ける。それは一見すると明るかったが、無理矢理作った表情であるのは明らかだった。
 美希はさやかが本当の意味で悲しみを乗り越えたわけではないと思うが、それを口にする気はない。さやかが言うように、本当にやらなければならないのは殺し合いを止めることだからだ。

「そうね……確かに、いつまでもウジウジしてちゃみんなが悲しむわよね」
「そ! だから、一緒に頑張ろう……美希!」
「わかったわ……さやか!」

 そうして彼女達は互いに手を取り合って、歩みを進めた。
 青乃美希と美樹さやか。青いプリキュアと魔法少女はこうして出会いを果たす。
 彼女達の行く先にあるのは希望と絶望のどちらなのかはまだ誰にもわからない……




「それにしてもあんたの「みき」は名前で、あたしの「みき」は苗字か……ほんと、不思議ね」
「名前もそうだけど、声も完璧に似てる気がしない?」
「えっ……? あ、そういえば!」
「会った時から、他人のような気がしなかったのよね……」

618カオスロワ? 美樹美希にしてやるよ!:2012/07/22(日) 18:36:46 ID:0eqMMk.U
【一日目・0時20分/日本・青森県】


【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:マミさんの為にも、殺し合いを止める。
1:美希と一緒に殺し合いを止める。
2:美希が何だか他人のような気がしない。
〔備考〕
※8期、9期とは関係ありません。

【青乃美希@フレッシュプリキュア!】
【状態】健康、魔法少女状態
【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア!
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いを止める。
1:さやかと一緒に殺し合いを止める。
2:さやかが何だか他人のような気がしない。

619ケロロ大暴走! であります:2012/07/22(日) 21:49:47 ID:cV629rSU
「ゲロゲロゲロ……時は来た。であります!」


634Mの白い巨塔の一番上に、ヤツはいた。


「バトルロワイアル……でありますか。
ポコペンの一介のソウリダイジンごときがこの様なイベントを開催するとは、片腹痛い!」


塔の上のさらに上で強く強く吹く風に打たれながら、小さなカエルが笑みを浮かべている。

ケロロ軍曹。
ガマ星雲ケロン星出身の宇宙人で、侵略部隊の隊長である。


「ゲロ……我輩のこれからの行動は既に決まっている。であります。
我輩は、我輩は……!」




「このバトルロワイアルの支配者になるでありますッ……!」


歪みない青空に一筋の雷光。
まさに、晴天の霹靂――。


「まずは『ソウリダイジン・ノダ』のいる場所を特定しなくてはな!
そして! ■■殿から授かったこの力で!!」


「我輩が、我輩達がこのポコペンを支配するのであります――――ッ!」




荒ぶるカエルの宇宙人の手には、怪しく光る謎のスイッチが握られていた。

620ケロロ大暴走! であります:2012/07/22(日) 21:56:11 ID:cV629rSU
【一日目・0時35分/東京・東京スカイツリー頂上】

【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】健康、意気高揚、暴走
【装備】ゾディアーツスイッチ@仮面ライダーフォーゼ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルを支配する
1:ノダの抹殺
2:■■殿に尽くす
3:早くスイッチを押したい

621名無しさん:2012/07/22(日) 22:38:39 ID:0eqMMk.U
状態表に一部ミスがありました……
下のように修正します。

【青乃美希@フレッシュプリキュア!】
【状態】健康
【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア!
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いを止める。
1:さやかと一緒に殺し合いを止める。
2:さやかが何だか他人のような気がしない。

622BLACK ACTION:2012/07/23(月) 00:11:14 ID:TnzP6xQo

「この殺し合い、ゴルゴムの仕業か!?」

 開口一番、彼が口にしたのは勿論お馴染みの一言だった。
 彼、『南光太郎』のは最早、お決まりである一言であった。

「いや……ゴルゴムは此間俺が倒した……
 そうか、ゴルゴムの残党の仕業か!!
 きっと、あの総理はゴルゴムの残党に違いない!!!」

 ゴルゴムはつい先日、自分で倒した。
 と、なると考えられるのはゴルゴムの残党の仕業だ。
 そんな時であった。

「そこの貴様、殺し合いに乗っているか?」
「!?」

 光太郎は妙な男に話し掛けられたが、それよりも先にその男が持っていた剣に目が行った。
 真っ赤な刀身の剣。俗にいうサタンサーベルである。

「貴方は一体……? それにその剣をどこで……?」
「我が名はクライシス帝国の皇帝、クライシス皇帝。
 そして、この強大な力を持った剣は我に支給された剣だ」
「なんだって?」

 ここで光太郎は一つの仮説を経てる。
  
 サタンサーベルはゴルゴム崩壊後、光の粒となって空に消えた
 ⇒サタンサーベルはゴルゴムの創生王にしか使えない。
 ⇒つまり、ゴルゴムが復活したからサタンサーベルも復活した。

 以上。ここから割り出される答えは……

「 や は り ゴ ル ゴ ム の 仕 業 か ! 」
「ゴルゴムってなんだ?」
「実はですね……」

 〜光太郎、説明中〜

「なるほど……同じカラオケマイクが我々に配られたことも、
 私と光太郎をを対立させ、潰し合わせようとしていたのだな……
 ……ゴルゴムの仕業だな」
「はい、間違いありません!!」

 二人のランダム支給品一覧。
 光太郎 ⇒ カラオケマイクのみ。
 皇帝 ⇒ サタンサーベルとカラオケマイク。

「一先ず、行動開始だ、光太郎よ! 
 我が『ネオ・クライシス帝国』が最後に勝つためにな!」
「『ネオ・クライシス帝国』だって? 皇帝、ネーミングセンスないなぁ……」
「う、五月蠅い……」

 こうして、どこかで聞いたことのある巨大ロボットのような名前のチームが結成されたのであった。

「ハッピーバースデー! 新しいチームの誕生だよ!」
「貴方は一体……?」
「何者だ!」
「そんなことより、君たちにプレゼントだ! ハッピーバースデー!」
「ど、どうも……」
「……まぁよい、貰っといてやろう」

 そして、チームを結成した二人に謎の男達が現れた。
 男は賛辞ともに誕生日プレゼントと称した自分の支給品を渡していった。

「さぁ、次はあっちの方角だな!」
「おい、そんなことよりヒロムを探すぞ!!」
「まぁ、落ち着きたまえ、チダ・ニック君」
「……………」

 謎の男たちはそのままバイクに乗り何処かに行ってしまった。
 バースデーソングと共に……

「光太郎よ。今の男達は……一体?」
「……俺にもわかりません。ですがゴルゴムではないようですね……」

623名無しさん:2012/07/23(月) 00:11:56 ID:TnzP6xQo
【一日目・0時20分/日本・新宿】

【南光太郎@仮面ライダーBLACK】
【状態】健康
【装備】キングストーン、パーフェクトゼクター@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式、カラオケマイク
【思考】
基本:この殺し合い、ゴルゴムの仕業だ!
1:クライシス皇帝と共に行動する
※日の光を浴びればパワーアップするかもしれません


【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康
【装備】サタンサーベル オーガギア@仮面ライダー555
【道具】基本支給品一式、カラオケマイク
【思考】基本:光太郎とともに主催者とゴルゴムを潰す
1:戦力を集めて、『ネオ・クライシス帝国』を建国する
2;一先ず、地球人類抹殺は置いておく。(総理を潰したら取り掛かる)
※参戦時期は仮面BLACKRX本編開始前です。


【鴻上光生@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康
【装備】ケーキ
【道具】様々なアイテム×∞
【思考】基本:何かと誕生日を祝う
1:対主催にもマーダーにも支給品を渡す

【チダ・ニック@特命戦隊ゴーバスターズ】
【状態】バイクの人
【装備】カーナビック@激走戦隊カーレンジャー
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:このカーナビがあれば怖いもの無しだな!
1:殺し合いを止める
2:ヒロムとの合流

【オートバジン@仮面ライダー555】
【状態】バイクの人のバイク
【装備】なし
【道具】支給品一式、ファイズブラスター(乾巧)、その他不明
【思考】
1:殺し合いを止める
2:たっくん(乾巧)との合流

【乾巧@仮面ライダー555】
【状態】FFR状態(ファイズブラスター)
【装備】ファイズギア@仮面ライダー555
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:殺し合いを止める
2;元に戻れない……!
3:というか、誰か気付け!
※オートバジンのデイバックの中にいます。
※支給品なので首輪はありません。

624魔法オバハン たまこ☆マギカ:2012/07/23(月) 00:46:16 ID:wZNKBg9A
ご多分にもれず、野比玉子は生き返った。
そして、家路へと急ぐ。自分の旦那と息子と居候の晩御飯を作るために。
あまりに急いでいたために、目の前にいた化け物を蹴っ飛ばしてしまった。

「いたいなあ」
化け物は言った。
「あら、何よ。今私は忙しいのよ」
化け物をつまみあげる、玉子。

「まあ、少し話を聞いて。君は野比玉子、だね。
野比玉子症候群(死んではすぐに生き返っては死んじゃうめんどくせぇ症候群)の感染者。
だから、なかなか自分の目的……君の家族に夕食を作ってあげる、ということができない」
「……よくわかるわね、あなたもしかして……ストーカー?」

「化け物」は玉子につまみあげられた状態ではあるが、コケた。

「……まあ、ちょっと違うかな。とにかく、君の目的を果たせるようにしてあげる」
「どういうこと?」
「……僕と契約して、魔法しょ」

言いかけて、やめる。
目の前にいる女性、野比玉子はどう見ても少女といえる年齢ではない。
むしろ、あれだ。中年だ。オバハンだ。
これで、『少女』と名乗ろうものならJAROに訴えられて、おしまいだ。
でも、また別の予感もある。面と向かって彼女に『魔法オバハンになってよ!』と言おうものなら、
殺されるくらいでは、すまされない。それよりももっとひどい目にあうだろう。
そうなるなら、JAROに訴えられた方がましである。割とマジで。
かくて、決断したように、化け物は言った。

625魔法オバハン たまこ☆マギカ:2012/07/23(月) 00:47:01 ID:wZNKBg9A
「その、えっと、魔法少女になってよ!」

一瞬の間。

「私、魔法少女って年じゃないわよ」

……意地と気合いで、コケるのをこらえた。

「まあ、いいわ。目的が果たされるなら、なってもいいわね。魔法少女」

契約、成立である。

【一日目・0時23分/日本・埼玉県】

【野比玉子@ドラえもん】
【状態】健康
【装備】買い物かご、サンダル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:野比家の面々に夕食を作る
1:魔法少女ねぇ

【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:女性参加者全員を魔法少女にする。
1:祝・契約成立

626カオスロワ10期! 新たなる始まりへ!!:2012/07/23(月) 11:01:18 ID:2lly0d/I

「生き残った人だけを認めるなんて、そんなの無茶苦茶すぎるよ!」

 真夜中の静寂が辺りを包み、建物や木々の間に冷たい風が吹き付ける街中で少女の声が響いた。
 人々の幸せを守り抜いた愛の力を持つ伝説の戦士である、キュアピーチというプリキュアに変身する少女の桃園ラブは今の状況に怒りを燃やしている。
 ラビリンスやブラックホール達からみんなを守り、いつものように平和な毎日を過ごしていたが、突如としてそれが脅かされた。

「みんな幸せに生きる権利があるのに……!」

 日本の人口が増えすぎたという理由だけで、仲の良かった人達で互いに殺し合いをさせるというバトルロワイアルは彼女にとって、到底許せる行為ではない。
 だから、誰の犠牲も出さないで戦いを止めて、それからみんなで助かる方法を一刻も早く探そうとラブは決意した。プリキュアの力は人々を守るためにあるのであって、それで誰かを傷つけるなんてあってはならない。
 一方的に見せしめにされた人達への黙祷を捧げた彼女は、すぐに足を進めた。

「とにかく、みんなを探さないと! どこにいるのかな……」

 街灯の明かりがあるとはいえ、今は深夜の時間。闇に覆われた道を見渡しながら必死に探すが、そう簡単には見つからない。
 加えて、殺し合いという異様に満ちた状況がラブを焦らせていた。こうしている間にもどこかで誰かが犠牲になっているかもしれない……その不安が彼女の胸中にどんどん膨れ上がっていく。
 そんな中だった。

「……」
「えっ?」

 ピョンピョン、とアニメで使われるSEのように軽い音が耳に響いて、ラブは足を止めた。
 何事かと思って周囲を見るが、人影はない。気のせいかと思って進もうとした彼女だが、その直後に足をトントンと戦える。
 それにつられて足元を見てみると……なんと、そこにはサッカーボールのように丸くて赤い、妖精のような生き物がいた。
 その外見とつぶらな瞳はとても愛嬌に溢れていて、ラブは一瞬で表情を輝かせてしまう。伝説の戦士プリキュアに選ばれたとはいえ、女子中学生である彼女は。

「うわぁ、可愛い!」
「……」
「ねえ、お名前を聞かせてくれてもいいかな? あたし、桃園ラブ! あなたは?」
「……」

 ラブは問いかけるが、何も答えない。
 それも当然だった。目の前にいるボール、ワドルディは人の言葉を喋れない。ワドルドゥ隊長の通訳があって始めて、他者とのコミュニケーションが取れる。
 彼らの翻訳ができないラブに、ワドルディと意思疎通することができるわけがなかった。
 
「……もしかして、あなた喋れないの?」
「……」

 ワドルディはこくこくと頷くと、デイバッグから鉛筆と紙を取り出して小さな手で文字を書く。それを受け取ったラブは「ワドルディ」と可愛らしい文字が書かれているのを見た。

「ワドルディ……それが、あなたのお名前?」
「……」
「そっか、よろしくね! あたし、あなたのことも守ってみせるから!」
「……」

 そのまま勢いよく飛び込んできたワドルディを、ラブはしっかりと受け止める。
 ラブはワドルディがどんな生き物で、どこから来たのかも、何を考えているかも知らない。だけど知らないなら、これから守りながら知ればいいだけ。
 ワドルディの小さな身体を優しく抱きしめながら、桃園ラブは強い決意を固めた。

627カオスロワ10期! 新たなる始まりへ!!:2012/07/23(月) 11:01:48 ID:2lly0d/I
【一日目・0時20分/日本・三重県】


【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】
【状態】健康
【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア!
【道具】基本支給品一式、大量のドーナツ
【思考】
基本:絶対に殺し合いを止めて、みんなが助かる方法を探す。
1:まずは誰かを探しながら、ワドルディを守る。
〔備考〕
※9期とは関係ありません。


【ワドルディ@星のカービィ】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品
[思考・状況]
基本:殺し合いには乗らない。
1:桃園ラブと一緒に行動する。
〔備考〕
※6期とは関係ありません。
※アニメ出展なので、喋る事ができません。

628そんな未来は嘘である:2012/07/23(月) 14:48:54 ID:bd/BONms
千葉県の、とあるホテルの一室。
魔導師の少年、ユーノ・スクライアはそこでベッドに転がされていた。
彼の両手足は、魔力のリングによって拘束されている。「バインド」と呼ばれる魔法である。

「なぜだ……。なぜ君が、僕にこんなことを……。答えてくれ、なのは!」

端整な顔立ちに戸惑いの色を浮かべながら、ユーノは眼前の少女に向かって叫ぶ。
その少女は、ユーノのよく知る人物であった。
彼の親友であり魔導師としての弟子でもある少女、高町なのはだ。

「こんなことをしている場合じゃないのはわかってるだろう!
 今この瞬間にも、たくさんの人が命の危険にさらされてるんだ!
 君は、それを放っておけるような人じゃ……」
「そうだね……。だから私は、自分の幸せをつかめない」
「なのは……?」

ゾッとするような冷たい声でつぶやくなのはに、ユーノは思わずたじろぐ。

「私ね、支給されたこれをつけたときに見ちゃったんだ……。私の未来を」

そう言いながら、なのはは自分の首に手を当てる。そこには、ユーノには見覚えのないアクセサリーがつけられていた。
目をかたどった、お世辞にもセンスがいいとは言いがたい首飾りだ。

「未来の私は、ひたすら仕事に打ち込んで、ひたすら戦い続けていた……。
 25歳にもなって、まともな恋愛経験もなく……。
 おかげでいき遅れだの喪女だの魔法少女(笑)だのと陰口をたたかれる始末……」
「な、なのは? 何を言って……」
「私はそんな未来、いや……。そんな未来、変えてやる……。だからさ、ユーノくん……」

幽鬼のごとき足取りで距離を詰めると、なのはは身動きの取れないユーノのズボンに手をかける。

「既成事実……作ろうよ」


1時間後、そこには枕に顔を埋めて静かに泣くユーノと、どこから持ってきたのかシガレットチョコを咥えてアンニュイな表情を浮かべるなのはの姿があった。

629そんな未来は嘘である:2012/07/23(月) 14:49:40 ID:bd/BONms


◆ ◆ ◆


「す、すごい……。今時の小学生って、こんなに進んでるの?」

そして柊かがみは、ことの一部始終を部屋の外から覗いていた。


【一日目・1時/日本・千葉県】

【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】
【状態】思考暴走
【装備】レイジングハート@魔法少女リリカルなのは、千年タウク@遊戯王
【道具】基本支給品一式
【思考】
1:ふぅ……


【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】
【状態】ショック
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
1:こんなのってないよ……


【柊かがみ@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:家族および友人と合流
1:どうしよう、この状況……

630四条貴音のラーメン探訪:2012/07/23(月) 20:28:28 ID:8LS7oEU6
「貴音! あんたこんなところで何してんのよっ!」
「おや、水瀬伊織ではありませんか。血相を変えてどうしたのです?」

都内某所、765プロダクション。
数多くの人気アイドルをデビューさせたその実績とは不釣り合いなほどに小規模な事務所の前に、二人のアイドルがいた。

「どうしたの、じゃないわよ! バトルロワイアルが始まったって聞いてないの!?」

キラリと光るデコがマジチャーミングな、小柄な体躯の美少女、水瀬伊織と、

「ばとるろわいある、ですか」

銀色に輝く長髪が特徴的な、ミステリアスな雰囲気を漂わせた美女、四条貴音である。

「まったく……この私が汗水垂らして探してたってのに、なんであんたはそんなに緊張感が無いのよ」
「探していた……伊織がわたくしを、ですか?」
「そうよ。あんただけじゃなく、765プロの連中全員を、だけどね」

ハンカチで額の汗を拭いながら、伊織は貴音に事のあらましを説明する。
水瀬財閥――世界に名立たる伊織の実家は、政界に対してもある程度のパイプを持っている。
そのコネクションを利用し、765プロの人間とその親類縁者をバトルロワイアルが終了するまで安全な場所で保護するのだ。
この殺し合いが終わったとき、誰一人欠けることなく以前と同じような日常を過ごすために。
そのためならば、普段は出来る限り頼らないと決めている家の力を行使することすら、伊織は辞さなかった。

「……なのに、どいつもこいつも連絡がつかないから、この私自ら汗水垂らして探すハメになったのよ」
「それはご苦労をおかけしました」
「まったくよ……はあ、疲れたわ」

聞こえるか聞こえないかの小さな声で「……でも、生きててよかった」と付け加える。いおりんマジツンデレ。

「じゃあ、とりあえず他の連中を探しに行くわよ」
「少々お待ちください。わたくし、その前にやらねばならないことがあるのです」
「は?」

予想外の言葉に、伊織はきょとんとした表情を浮かべる。
この切迫した状況下で、何をやらねばならないというのか――そう問い詰めようとしたとき、伊織の脳裏に一つの可能性がよぎった。
長い付き合いである。信じたくはないが、おそらくそういうことなのだろう。

「貴音、あんたまさか――」
「はい。おなかが空きました」
「やっぱり……」

頭を抱えたくなるのを我慢して、伊織は冷たい視線を貴音に送る。
貴音の食に対するこだわりは重々承知していたが、まさかここまでとは。
大きな溜め息が、伊織の口から漏れ出た。

「……一応聞いておくけど、食事はとりあえず避難場所に着いてからじゃダメ……なのよね」
「ええ。事態は火急を要します」
「わかったわ。先に腹ごしらえとしましょう」

このまま空腹の貴音を連れ回すよりは、とっとと食事を済ませてしまった方が話が早いだろう。
かく言う伊織自身も、少しばかり空腹ではあったのだ。
もう一度溜め息を吐いて、伊織は近くに営業中の飲食店が無いか周囲を見回す。
残念ながら、765プロダクション階下に店舗を構える居酒屋『たるき亭』は今日は営業していないようだった。

631四条貴音のラーメン探訪:2012/07/23(月) 20:33:13 ID:8LS7oEU6
「……って、よく考えたらこんな状況じゃ、開いてるお店はそうそうないわね。どうする?」
「ご心配には及びません、わたくしによい考えがあります。……わたくしがらぁめんを作ればよいのです」
「えっ?」

あんたラーメンなんて作れるの?
伊織が口を開こうとしたそのとき――ゴツン、という鈍い音が響き。

水瀬伊織の意識は、そこで闇に飲まれた。



◆ ◆ ◆



究極にして至高のラーメン…古来より、ラーメン愛好家の間でまことしやかに語られてきた伝説である。

このラーメンが表舞台に姿を表したのはかつて行われた世界的格闘技大会のただ一度のみであり、
中国代表の弁髪の男が対戦相手であるドイツ代表の軍人を打ち破ったのち、
気を失い動けなくなった相手を材料にラーメンを作って食したと伝えられている。

生きた人間を具材とするその残虐性から、現代ではほとんど作られていない。

民明書房刊『拉麺の歴史』より



◆ ◆ ◆



「……いおりんのらぁめん、まじ美味。でありました」

スープを最後の一滴まで啜り終え、丼に箸を置くと、貴音は手を合わせて食材に対する感謝の意を述べる。
究極にして至高のラーメン。これまで貴音が食してきたどんなラーメンとも違う、まさしく究極にして至高の一品だった。

「申し訳ありません、伊織。わたくしの求めるこのらぁめんは、今このときしか食せないものなのです」

バトルロワイアルの最中は、どれだけ人を殺したとしても罪に問われることはない。
すなわち、生きた人間を料理するという非道な行いも――このバトルロワイアルにおいてのみ、許されるのだ。
貴音は丼や調理器具もろもろを支給されたデイパックにしまうと、どこへともなく歩き出す。

友との永遠の離別に涙を流しながらも――彼女の胃は、まだ満たされてはいなかった。


【水瀬伊織@アイドルマスター 死亡確認】

【一日目・00時15分/日本・765プロ前】

【四条貴音@アイドルマスター】
【状態】空腹
【装備】
【道具】支給品一式、調理器具とか食器とかもろもろ
【思考】
1:食欲を満たす

632大誤算:2012/07/23(月) 22:43:20 ID:wWffvJPs
「参ったぜ…」

光の国のルーキーにして、ウルティメイトフォースゼロ隊長、ウルトラマンゼロは頭を抱えていた。

その理由は彼の同行者にある。

「コイツの声が聞こえるって事は…ひょっとして」
「ええ、僕もあなたと同じ、ウルトラマンなんです」

一人目の同行者は―似ていた。彼が以前一心同体となり戦った友に。
…まさか似てたせいで間違えて合体しちゃいました、なんて言える筈が無い。

「俺今ガチで頭来てるんスよ。爺ちゃんが守ってきたこの国でガチロワとか、ちょっとシャレになんないっしょ…」
「僕もこんな馬鹿げた戦いに乗る気はありませんよ。何の罪も無い人達を巻き込んで殺しあうなんて…絶対に止めなくちゃいけない!」
「そうっスね、せっかく同じウルトラマン同士、協力してロワ止めるッスよ」

二人目の同行者も似ていた。

「…なあ、『ダイゴ』」

「何?」「なんスか?」

「名前呼ぶ時、俺は何て呼べば良いんだよ!?」

「ダイゴで良いよ」「DAIGOで良いッスよ」

「どう違うんだよぉっ!!」

名前が。

【一日目・00時20分/日本・東京】

【DAIGO@現実?】
【状態】健康
【装備】ウルティメイトブレスレット@ウルトラマンサーガ
【道具】支給品一式、ヴァンガードデッキ
【思考】
基本:ロワとかガチヤバじゃないッスか?
1:ダイゴさんマジリスペクトっス

【ウルトラマンゼロ@ウルトラマンサーガ】
【状態】DAIGOと合体、ブレスレット内
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:合体する奴間違えた…
2:なんでこいつ等こんな紛らわしい名前なんだよ!?

【マドカ・ダイゴ@ウルトラマンティガ】
【状態】健康
【装備】スパークレンス@ウルトラマンティガ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:DAIGOと協力して殺し合いを止める

633カアッー!ドフアッー!イト!!:2012/07/23(月) 23:48:55 ID:.IyVLbxg
「やらないか」

公園で寝ていた櫂トシキに、阿部高和は何時も通りの台詞を放つ。
だが櫂は、一流のヴァンガ脳。

「ヴァンガードファイターか」

「?」

色々勘違いしていた。



【一日目・00時30分/日本・ヨコハマの公園】

【櫂トシキ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】ヴァンガ脳
【装備】自分のデッキ
【道具】支給品一式
【思考】
1:目の前の男とのファイトに勝利する

【阿部高和@くそみそテクニック】
【状態】健康
【装備】股間のジャッカル
【道具】支給品一式
【思考】
1:ヴアッー!ンガアッー!ドか……

【シャーロック・シェリンフォード@探偵オペラ ミルキィホームズ】
【状態】謎ミルキィ
【装備】かまぼこ
【道具】支給品一式
【思考】
1:櫂に着いて行く

634時には起こせよムーブメント:2012/07/24(火) 03:04:37 ID:B93mVB2Y
「まったく、何やねんなもぉー……」

 ぶつくさとぼやく男が1人。
 唇の分厚い中年男性が、不機嫌そうな顔をしながら、大阪の街を歩いている。
 彼の名は、浜田雅功。
 吉本興業に所属する、ベテラン漫才コンビ・ダウンタウンのツッコミだ。
 デビュー当初から気性が荒いことで知られていた浜田は、やはりこのカオスロワでも、眉根をしかめて歩いていた。

「大体、何やねんTCBRって。これ何度目よ? なんべんやれば気が済むの?」

 アホか、と吐き捨てながら、路傍の石ころを蹴っ飛ばした。
 メタ的な話をするのなら、このテラカオスバトルロワイアルも、かれこれ実に10回目のことだ。
 同じネタを何度も繰り返すのは、芸人的にいかがなものかと、浜田はそう思ったのである。
 ……もっとも、彼に前回までのロワの記憶があるのかどうかは、実際のところ定かではないが。

(とりあえず菜摘達と、あと松本さんを捜さんとあかんな……)

 目下優先すべきは、家族と相方の捜索である。
 これがもし、全盛期の頃の浜田であったら、自分1人だけでも助かるために、ノリノリで殺し合いに臨んだだろう。
 しかし、そんな吉本の暴れん坊・浜田雅功も、今年で御年49歳。
 もう昔のようには、無理もきかなくなってきた。さすがに日本中の国民を相手に、1人で生き残れるとは思えない。
 故に、ここは優勝を狙うよりも、敵から逃れることを選ぶ。
 情けないやり方だとは思うが、手段を選べる状況ではないのだ。
 未だにバラエティ番組に出ては、ヤクザ呼ばわりされているものの、浜田も大人になったのである。

「――きゃああああっ!」

 と、その時。
 不意に浜田の鼓膜目掛けて、誰かの声が突き刺さった。

「!? 何や!?」

 振り返ったその先にいるのは、怪物に追いつめられた1人の少女だ。

「や、やだ! 来ないで! 助けてぇぇっ!」
「フヘヘヘヘェ……ボソグ、ボソギデジャス!」

 瞳に大粒の涙を湛えて、ふるふると首を振る少女に迫るのは、まさに半魚人という風貌の緑の怪物。
 あのままではまずい。
 言葉はよく分からないが、アイツは間違いなくあの子を殺す。
 直感的に理解した、浜田の行動は素早かった。

635時には起こせよムーブメント:2012/07/24(火) 03:05:09 ID:B93mVB2Y
「あ゛ぁー……しゃーないなぁ、もぉっ!」

 だんっ、とアスファルトを蹴って。
 悪態を置き去りにして突っ走る。
 できれば無用な争いは避けたい。あんな化け物なんぞと戦って、余計な体力は使いたくない。
 それでも、放ってはおけなかった。
 今にも死にゆくその命を、見捨てるわけにはいかなかった。
 妻を持ち、子を授かり、父となった今の浜田なればこそ、助けを求めるその命を、放ってはおけなかったのかもしれない。

「何しとんねんボケェェェッ!」

 接敵と同時に、直撃。
 思いっきり振りかぶった突っ込みを、突進の勢いのままに叩き込む。

「グヘェェッ!?」

 怪人の無様な悲鳴が上がった。
 少女に迫っていた身体が、みっともなく前のめりに倒れた。
 敵は未知の存在だ。人間の常識から外れた姿を持ち、そして恐らくはその力さえも、人間の領域を超えている。
 直接攻撃を交わす前から、気配で察知していたことだ。本能的に「コイツはヤバい」と、理解させられるような相手だった。

「こっ、の……オラァァッ!」

 だからといって、それがどうした。
 たかだか人間を超えた化け物ごときに、この浜田雅功が止められるものか。
 芸人人生20年超――意地と年季で塗り固められた、この右腕のツッコミが、怪人ごときに負けるはずもない。
 怪人の背びれをひっつかみ、倒れた身体を持ち上げると、腹部目掛けてヤクザキック。
 勢いよく蹴っ飛ばされた怪人は、情けなく宙を舞い、道路に倒れる。

「はよ、逝けやァ!」

 ぐっ、と胸板を踏みつけて。
 仰向きの怪人へと右手を突き出す。
 その腕の先で光るのは、懐から引き抜いた一丁の拳銃。
 全長39cm、重量16kg、専用13mm炸裂徹鋼弾を使用――人類の限界を超越した、漆黒の猟銃・ジャッカルである。

「ガァアアアアッ!」

 だん、だん、だん、だん。
 連続して瞬くマズルフラッシュと、鼓膜を突き破らんばかりの轟音。
 破壊の爆音が轟く度に、無様な悲鳴と血しぶきが上がる。
 それでも浜田の手は緩まない。激烈な反動が襲いかかっても、なお平然とトリガーを引く。
 稲妻のごとき輝きの中、それにも負けぬ唸りを上げて。
 たっぷり6発の弾丸を浴びせた後、ようやく浜田雅功は、怪人の死亡を理解したのだった。

636時には起こせよムーブメント:2012/07/24(火) 03:05:48 ID:B93mVB2Y
「はぁ……あー、しんど……」

 緊張の糸が解けた瞬間、浜田はがっくりと肩を落とす。
 久々に思いっきり暴れてはみたが、やはり寄る年波には勝てないものだ。
 ツッコミとキックをお見舞いし、おもちゃのチャカをぶっぱなす。
 たったこれだけの運動でも、身体には疲労がのしかかる。これでは殺し合いの優勝など、夢のまた夢というものだ。

「あの……ダウンタウンの、浜田さんですよね?」

 と、その時。
 ふと横合いから聞こえてきたのは、先ほど泣いていた少女の声だ。
 振り返ったその先には、桃色の髪をツインテールにした、学生服姿の少女がいた。

「まぁ、せやな」
「えっと、助けていただいて、ありがとうございました!」
「あーんなもん、ええってええって」

 ぺこぺことお辞儀をする少女を前に、頭を掻きながらに浜田が言う。
 芸能人でもない一般人の少女に、面と向かって礼を言われるのは、何とも照れくさいものがあるものだ。

「とりあえず、この辺もまだ危険かも分からんし、ひとまず隠れるとこでも探そか」
「あ……は、はいっ」

 そう言って死体を見送ると、浜田は少女を連れてその場を発つ。
 照れくさいとは言うものの、放っておけないのは変わりなかった。
 ひょっとするとこの大阪にも、まだ殺し合いに乗った者が、そこかしこにウヨウヨしているかもしれない。
 自分の命と彼女の身、どちらも確実に守るには、急いで身を隠すことだ。

「えーっと嬢ちゃん、名前何やっけ」
「あ、えっと……鹿目まどかって言います」
「あー、うん、まどかちゃんは……その、好きな芸人とかおんの?」
「ええっと……おぎやはぎの2人とか」

 また渋いな、オイ。
 そんな率直な感想を抱いた。
 何の気なしに聞いたことだったが、よもやその答えがおぎやはぎとは。
 何度も番組で共演した、冴えない眼鏡ヅラが脳裏をよぎる。
 女子の趣味やないやろ、と思いつつも、それを言うとまた面倒なことになりそうなので、胸の内に留めておくことにした。

「……あの……」
「? 何や?」

 少し内気な子なのだろうか。
 やや歯切れの悪い切り出しに、少し不機嫌そうに尋ねる。

「浜田さんって……思ったよりも、優しい方なんですね」
「……まぁ……テレビ的なこともあるからな」

 それでも、こんな殺し合いの中で見せてくれた、その笑顔は悪くないかもしれない。
 そんな感想を抱きながら、それでも浜田雅功は、またしても照れ隠しをするのだった。

637時には起こせよムーブメント:2012/07/24(火) 03:06:23 ID:B93mVB2Y
【一日目・00時20分/日本・大阪】

【浜田雅功@現実】
【状態】疲労(小)
【装備】ジャッカル@HELLSING
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:殺し合いの中で生き残る
1:まどかを安全な所へ隠す
2:家族と松本さんを捜して保護する
3:優勝狙いはもう体力的にも無理やろ

【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】
0:とにかく生き残りたい
1:浜田について行く
2:友達に会いたい


【メ・ビラン・ギ@仮面ライダークウガ 死亡】
死因:銃殺

638モヤモヤさまぁ〜ず in TCBR:2012/07/24(火) 08:35:18 ID:sCLq6l9E
「突然だけどさ、カオスロワって始まっちゃったじゃん」
「ああ、そうだね。あれだろ? 総理以外みんな死ねって大会でしょ?」
「いやいやいや! そこまでモラル投げ捨ててねぇから!」
「まぁいいけどさ。それで、それがどうしたのよ」
「ほら、こんなことになっちゃったけどさ……このままだと俺ら確実に死ぬじゃん?」
「ああ、まぁそうだよね。俺らも大概オッサンだし」
「俺なんかもう膝グチャグチャだしね」
「例によってね」
「でさぁ、ほとぼりが冷めるまで、どっかに隠れようかと思ってるんだけど、どっかいいとこのアイデアねぇかな?」
「んー、どうだろうなぁ……あんま見つかりにくいとこってことだろ?」
「まぁ、まぁそうだよね」
「俺んち来る?」
「……ここ岩手! 東京じゃねえから!」
「あー悪い悪い。俺んち東京だもんね」
「真面目に考えてくれよ、命かかってんだから」
「まー三村が思いつけばいいんだけどね」
「……ま、ま、まぁ、そりゃ悪かったけども」
「………」
「………」
「……あっ」
「え、何? どっかあった?」
「俺達の番組にさ、モヤさまってあんじゃん」
「ああ、あるね」
「あれにならってさ、モヤモヤした場所探せばいいんじゃね?」
「モヤモヤした場所……?」
「ほらこう、モヤモヤした場所ってさ、あんまりテレビとか出てない場所じゃん?
 つまりはほら……見つかりにくい地味な場所ってことじゃん?」
「……ああ、はいはい! 確かにね!」
「だろ?」
「じゃあ、探そっか、モヤモヤした場所」
「そうしようぜ。俺達モヤモヤ探しのプロなんだし」
「例によってね」
「まぁ例によってね」

639モヤモヤさまぁ〜ず in TCBR:2012/07/24(火) 08:35:54 ID:sCLq6l9E
【一日目・00時05分/日本・岩手】

【三村マサカズ@現実】
【状態】グチャグチャな膝
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:ほとぼりが冷めるまで身を隠す
1:隠れられそうな「モヤモヤした場所」を探す

【大竹一樹@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:ほとぼりが冷めるまで身を隠す
1:隠れられそうな「モヤモヤした場所」を探す

640ジオン、驚異のメカニズム:2012/07/24(火) 16:09:50 ID:lIdf3KpU
諸事情により、日本以外の全ての国が滅びた。
サイド3コロニーのジオン公国も例外ではなく、ここ東京に本拠地を移し、TCBRに臨んでいるのだった――

ザビ、という表札が掲げられた一軒家にて、何人かの人間たちが食卓について顔を突き合わせていた。

「兄貴。流石に人員削減にも程がある」
ドズル・ザビがそう問いかけると、ギレン・ザビは新聞から顔を上げることすらせず答えた。
「何だ。いきなり」
「今、余裕がないのは分かっているが、戦いは数だよ兄貴。これでは戦いようがないではないか」
「勢力の存続自体が危ういのだ。贅沢を言うな」
「だが、これではまるで家族経営だ」
そう言って、ドズルは周りを視線で示した。キシリア・ザビが何やら熱心に雑誌を読んでいる。最近、ダイエットを始めたらしい。何でも指揮官の美貌が失われると兵士の士気が下がるんだとか。顔の半分をマスクで覆っているような人間に美貌も糞もないだろうとか思うのだが、言うと怒り出すので何も言わないでおく。
その更に隣では、最も豪華で荘厳な椅子で、デギン・ソド・ザビがぐーすかと寝てしまっている。最近では痴呆の気があるようだ。起きていると色々面倒だから触らないでおく。
デギンの向かいは空席だ。ガルマのものだが、TCBRが始まった時に何処かへ行ってしまった。まあガルマのことだから気にしないでおく。
それが、ジオン公国首脳陣の現状だった。国としてどころか、一つの家族としても、ザビ家自体が危うい感じなのは気のせいだろうか。
ちなみに兵士は居ない。経費削減の為に、ギレンがほとんど切ってしまったのだ。

「ジオン再興どころか、TCBRに生き残ることさえできない」
ドズルはそう言って、バンと机を叩いた。強面の彼がそういうことをやると、とても迫力があるが、そこは家族。もう慣れてしまったようで、ギレンもキシリアも眉一つ動かさなかった。
「せめて兵士の再募集を掛けるべきだ。今の就職難なら適当な数は集まるだろ」
再び机を叩くドズル。そこまでして、ようやくギレンが顔を挙げた。
そして、とても億劫そうに言う。
「なら、お前がやれ。予算はお前の食費だ」
「な、おい兄貴」
「折角減った人員だ。どうせなら優秀な人間を捕まえてこい」
そう言って、ギレンは再び新聞に顔をやった。何をやってるのかと思えば、クロスワードパズルだった。
ジオンは駄目かもしれない。ドズルは頭を抱えてそう思った。


【一日目・00時15分/日本・東京・ザビ家宅】

【ギレン・ザビ@機動戦士ガンダム】
【状態】健康
【装備】クロスワードパズル@新聞
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:む、縦の5が分からんな。

【ドズル・ザビ@機動戦士ガンダム】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:やらせはせん……やらせはせん……ぞ

【キシリア・ザビ@機動戦士ガンダム】
【状態】健康
【装備】雑誌
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:???

【デギン・ソド・ザビ@機動戦士ガンダム】
【状態】痴呆
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:zzzzzz

641Under Dog Battle:2012/07/24(火) 17:26:27 ID:k4RvJuMU

(さて……どうするか)

 赤いジャケットの男が殺し合いの最中に考える。
 武器は入っていた、二丁の銃と二振りの刀。
 どれも手入れが行き届いた武器のように見える。

 男の名は『キョウスケ・ナンブ』。
 
 彼は殺し合いに乗る気は更々ない。
 分の悪い方に全賭け……つまりは……。

(……危険人物の排除と野田総理の打倒か……)

 そちらに彼が賭けるのは当然であった。

「分の悪い賭けは嫌いじゃない……!」
 
 そう一言呟いて、キョウスケは行動を開始した。
 しばらく、歩くと背後から……足音が聞こえてきた。

(……着けられているな……ならば……)

 正直、射撃は苦手だ。
 しかし、それはあくまでもエクセレンやリュウセイと比べてだ。
 それでも、鍛えた軍人並にはある。
 ……当たらなくても、威嚇射撃程度にはなる。
 
 パァン、という乾いた銃声が響いた。

「………!?」

 その音を聞いたストーカーは懐の刀を抜刀した。
 そして、そのままキョウスケに突っ込んできた。
 
(速いが……甘い!)

 キョウスケは踏込み、斬撃を紙一重で躱して、襲撃者の首元に短刀を近づける。

「……獲ったぞ!」
「……生かすも殺すも好きにすったい……覚悟はとうに出来とるばい」
「!?」

 見た目は今時の少女のようであった。
 金髪の長髪に黄色と黒を基調とした露出度が高い服。
 が、妙に訛っていた……具体的にはコテコテの九州っぽい喋り方だった。


 ◆ ◇ ◆ ◇

642Under Dog Battle:2012/07/24(火) 17:26:59 ID:k4RvJuMU
 
「普通に喋れないのか?」
「そげなこと言うても、この喋り方はクセたい」
「……喋り方はともかく、その動きは素人じゃないな」
「仕事が無い時期が私に多くて……身体ば鍛えとったら……」
「仕事? 軍隊か何かか?」
「歌手たい……私はアイドル歌手たい」
「!?」

 Lilyはアイドル歌手。
 どうでもいい個人情報だが、アイドル歌手なのだ、 
 ただ、他の親戚に比べると仕事は無かった……。
 ニートではいかと見間違えるほど仕事が無かった。
  
 そして、身体を虐めに虐め抜いた(not性的な意味で)

 フルマラソン並のジョギングを繰り返し、手に入れた持久力。
 護身術の道場をほぼ毎日を通いつめ熊を素手で殴り倒せるレベルまで昇華した拳。
 そして、今のトレント《ご当地系》を取り入れるために九州に遠征に行った。  

 その結果、なんか失敗した。

「歌って踊れるアイドル歌手になりたかったばい……」
「俺にはそういうのはよく分からないが、何か根本的に違うような気がする」
「そいなこと、言われても……」

 アホらしくなったのか、キョウスケは完全に戦意を喪失した。

「お前は殺し合いに乗っているのか?」
「乗っていない……」
「何故、俺を襲おうとした?」
「懐に銃やら刀を隠しとるのを【見た】からたい。
 ……危ない人に見えたからばい……」
(……お前の方が危ないだろ)

 見た、という言葉を聞き、キョウスケは驚きを隠せない。
 こんな真夜中で見えるということは、暗視ゴーグルなど使わないと到底無理である。

「眼は良い方ばい……両目共に12.0ある」
「…………アイドル歌手よりも違うものを目指した方がいいんじゃないか?」
「でも、私は……!」
「付き合ってられん!」
「ちょっと、待つたい!」
「……まだ、何かあるのか?」

 そそくさとその場から去ろうとするキョウスケは後にしようとする。
 それを、Lilyを右手でガッチリ止める。
 ものすごく力が入っているのか。キョウスケはその場から動けない。

「アンタは……キョウスケさんはこれからどうするとや?」
「簡単なことだ……俺は分の悪い方に賭けた」

「―――野田総理を、撃ち貫くのみ……!」

「そんなことが出来ると思っとーと?」
「……さぁな、そういうお前はそう考えているんだ?」
「……私は……私は皆に私の歌を聴かせたいばい……
 だから、こんな殺し合いなんて潰したい」
「……そうか」

 それを聞いて、キョウスケは少々安心した、
 自分一人だけではなかった、この殺し合いを良しとしないものは。

「キョウスケさん、私も着いていってよか?」
「……好きにしろ」
「ああ、そうさせてもらうぜよ」
「……それは高知弁だぞ」
「アイドルのキャラ付けも大変なんよ」
「…………」

 そして、二人は市街地の方に歩いて行った。

643名無しさん:2012/07/24(火) 17:27:37 ID:k4RvJuMU

【一日目・00時15分/日本・神奈川】

【キョウスケ・ナンブ@バンプレストオリジナル】
【状態】脱力
【装備】護業@NAMCOxCAPCOM
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:主催者の打倒
1:知り合いの捜索
2:危険人物の排除

【Lily@VOCALOID】
【状態】疲労(小)
【装備】斬鉄剣
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:生き残る
1:キョウスケに着いていく
2:新感覚アイドルとして売り出したい
※普通に喋れます。

644ウサギとクマと108つの御霊と:2012/07/24(火) 20:56:47 ID:d16VYIRM
「へー。ここがビワコっていうのかぁ」


滋賀県の有名な湖・琵琶湖を、ウサギ型のスリッパを履いた黄色いウサギが歩いていた。
名前はカドルスといい、元々は違う世界に居た、いわゆる『異世界の住人』である。

ただしかし、彼はその世界では、過酷な運命の星の下にあった。

彼がいる世界。
仮に『ハッピーツリーワールド』と表記するこの世界では――


今現在、この状況のような事が日常茶飯事なのである。

彼のいる世界では、一日に一回、誰か住人が必ず、『死ぬ』。


誰かに殺されたり、事故で死んだり、いつの間にか死んでたり、唐突に死んだり、とにかく死んだり――。
彼は、こんなどうしようもない世界から、この日本に。
そして バトルロワイアル=殺し合い の舞台に呼び出されたのである。


「ふう、さすがに何時間も歩くと疲れるなぁ。
もうどれだけみんなと会ってないんだろう。
カドルス、ランピーさん、トゥーシー、ナッティー君、ペチュニアさん、フリッピーさん、フレイキー、スニフ……みんな無事だといいけど」

カドルスはそう呟き地面にへたりこんだ。
リフレッシュに湖で泳ごうとも考えたが、以前遊泳禁止の池で泳いで死んだ事があったのでやっぱりやめた。


「はあ……なんでこんな事」



「カドルス君?」

「え?」


カドルスは後ろから聞き慣れた声がしたのに気がついた。
ふと後ろを見たカドルスが見たのは――


「やあ。無事だったんだね」


カドルスがいた世界の住人のひとり、
ベトナム帰還兵、クマのフリッピーだった。

645ウサギとクマと108つの御霊と:2012/07/24(火) 21:14:22 ID:d16VYIRM
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「よかった。無事だったんですね」

カドルスは笑いながらフリッピーと話をしていた。
自分がよく知る者に出会えた喜びのあまり、いままでため込んでいた恐怖心が漏出して、今にも泣きだしそうになっていた。


「今の所は、ね」

「と、言いますと?」


「キミも聞いただろう? ノダとかいうニンゲンが言った言葉を。
『ニッポンの住人が増えすぎたから減らすために殺し合いをしなさい』。この一言で殺し合いが始まってしまった。
もう僕達は、誰に命を狙われてもおかしくない状況に置かれているんだ。
あまり油断はしないほうがいいね」

「そうです……か。そうですよね…………」

フリッピーのその一言で、少しショボンとしてしまったカドルスであった。
フリッピーはそんなカドルスを見かねたのかディパックからあるものを出した。


「はい。これあげるよ」

「なんですか……これ……?」

「ふうせん。これ、僕の支給品なんだ」

646ウサギとクマと108つの御霊と:2012/07/24(火) 21:21:59 ID:d16VYIRM
フリッピーは、自分の支給品であるふうせんを、落ち込んでいるカドルスに渡した。
そのふうせんは、どこをどう見ても普通の風船であったが、どこか不思議で包容力があって――

これがあればどこにでも飛んでいけるような。そんな風船だった。



「わぁ。ありがとうございますフリッピーさん!」

「いや、感謝される程の事はしていないさ。喜んでくれてよかったよ」


カドルスは、フリッピーが渡してくれたふうせんを、嬉しそうにその手にしっかりと握っていた。

647ウサギとクマと108つの御霊と:2012/07/24(火) 21:31:29 ID:d16VYIRM
――が、しかし。


「……え?」

「カ、カドルス君!? どこへ行くの!?」


「知らないよ! 体が勝手に浮いているんだ!!」


カドルスは浮いていた。
文字通り、空中に浮かび上がっていた。


「わあぁ! 助けてぇ!」

「カドルス君!!」


フリッピーの支給品であるふうせん。
実はただの風船ではないのである。

これは特殊な素材で造られているふうせんであり、
身に着けた者の体を浮かせてしまう効果があるのである。


それを知らずに持ってしまったカドルスは状況が分からずに叫んでいた。


「うわぁ! わぁ! 高い高い! 落ちたら死んじゃうよー!!」

「カドルス君しっかりするんだ! 今、助ける!」


フリッピーはとっさに、そこらへんにあった石ころを拾い、カドルスのふうせん目掛けて投げ付けた。


石つぶてはふうせんに当たり、パンッと乾いた音がした。
カドルスは真っ逆様に琵琶湖の真ん中に落ちていった。

648ウサギとクマと108つの御霊と:2012/07/24(火) 21:36:21 ID:d16VYIRM
「ケホッケホッ、あ〜死ぬかと思った」

カドルスは琵琶湖から苦しそうに這い上がってきた。
途中で水でも飲んだのだろう。


「助かったよ。 ありがとうフリッピーさん」

「…………」

フリッピーは何も言わない。

「…………」

なにか様子がおかしい。


「フリッピー、さん……?」

「……なぁ、カドルス」

「はい?」





「お前、"俺"に殺されろよ」


「えっ――」


空に、もうひとつの破裂音が響いた。

649名無しさん:2012/07/24(火) 21:40:41 ID:wrtOMQoo
こいつ、書きながら投下しているのか・・・・・・?

650ウサギとクマと108つの御霊と:2012/07/24(火) 21:48:11 ID:d16VYIRM
「フン。クズが」

発射した後のパーティ用クラッカーを持ちながら、血やら脳みそやらを体中に浴びているクマが、ウサギの死体を眺めながら笑みを浮かべていた。
アクマのような表情で、何もかもをそれだけで殺してしまいそうな邪悪な笑顔で、彼はただ死体を嬉しそうに眺めていた。


「殺すの、何回目か分かんねぇなぁ。
まあ、いつもながら殺しってヤツは良いものだよなァ。
だって楽しいからな。理由はそれしかないよなぁ……」

「クク……ガハハハハ……」


夜の琵琶湖に、アクマのようなクマの笑い声が木霊していた。











「おんみょ〜ん(訳:危ないところだったな。出て行かなくてよかったぜ。)」

その草陰で、紫と緑の悪霊のような生物がその一部始終を見ていた。
彼は何も見なかったことにして琵琶湖をあとにした。

651名無しさん:2012/07/24(火) 21:49:45 ID:lIdf3KpU
割り込んでいいのか

652名無しさん:2012/07/24(火) 21:55:44 ID:wrtOMQoo
もうすぐ終わりみたいだから少し我慢してくれ
wiki編集の人も困るだろうし

653ウサギとクマと108つの御霊と:2012/07/24(火) 21:56:27 ID:d16VYIRM
【一日目・01時01分/滋賀県・琵琶湖】

【フリッピー@HappyTreeFriends】
【状態】健康、人格交代、返り血塗れ、殺人による恍惚感
【装備】パーティ用クラッカー(発射済)@現実
【道具】支給品一式
【思考】
基本:皆殺し
1:殺す
2:武器の調達

【一日目・時分/】

【ミカルゲ@ポケットモンスター】
【状態】健康
【装備】みたまいし@ポケットモンスター
【道具】支給品一式
【思考】
基本:おんみょ〜ん
1:当てもなくぶらぶら



【カドルス@HappyTreeFriends 死亡】
死因:クラッカーを口内で発射され頭が破裂


※ ふうせん@ポケットモンスターは割れました。
破片が琵琶湖の水面に浮いています。

654名無しさん:2012/07/24(火) 21:58:02 ID:d16VYIRM
ただいま投下が終わりました。
長スレ申し訳ありませんでした。

655名無しさん:2012/07/24(火) 22:00:33 ID:wrtOMQoo
>>654
今度から書き終わってから投下してくれ
お前が投下している間は他の人は投下できないんだ

656闇の始動:2012/07/24(火) 22:08:28 ID:Fzg5EEmw
「ば、馬鹿な……僕のSPYクオリアの勝利のイメージが……」

悲痛な叫びと共に、雀ヶ森レンのダメージが6枚を越える。
そう彼は、ヴァンガードファイトに敗北したのだ。

「DAIGO……貴様はこのカードで止めを刺してやる」

もう一人のDAIGO。通称、闇DAIGOに。

「待っていろDAIGO……」

レンを倒した闇DAIGOは、レンに見向きもせず歩み出す。
闇DAIGOの目的はただ一つ、DAIGOを倒す事なのだから。



「くっ……負けはしましたが、彼のイメージは素晴らしい」

レンの持つSPYクオリアの力は無敵の力だ。
だが闇DAIGOの力は、それを遥かに凌駕している。

――欲しい。

何としてでも、その力を手に入れたいとレンは考えた。

「しばらく彼の後を追ってみましょうか」

レンは笑みを浮かべながら闇DAIGOの後を追った。

657闇の始動:2012/07/24(火) 22:09:01 ID:Fzg5EEmw


【一日目・00時20分/日本・東京】

【闇DAIGO@現実?】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ヴァンガードデッキ
【思考】
基本:DAIGOを倒す
1:DAIGOを探す

【雀ヶ森レン@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】健康
【装備】ヴァンガードデッキ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:SPYクオリアを越えた力を手に入れる
1:闇DAIGOの後を追う

【中邑真輔@現実?】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:闇DAIGOの後ろに立ってる

【真壁刀義@現実?】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:闇DAIGOの後ろに立ってる

658ネオアトランティスの時間:2012/07/25(水) 00:20:42 ID:xSyZbnwY
「ヌルフフフ……また始めてしまいましたか、バトルロワイアル。
9回も潰されているにも関わらず、またまた開催ですか。懲りないですねぇ」

TCBR9期後半に颯爽と現れ、単身でバトルロワイアルを潰そうとしていた例の未確認生命体が、空に浮かぶ巨大な戦艦の手入れをしていた。


「それにしてもあれだけ騒いでいてまだ一時間しか経っていないのですか?
時の経つのは遅いものですねぇ。ヌルフフフフフ。」


未確認生命体こと、椚ヶ丘中学校3年E組担任、殺せんせーは、手入れを終えた戦艦の上で、先週生徒達に出した宿題の採点をしていた。


「これが終わったら早速行動を開始しましょうか。
え? 『まだ連載4話目なのに参戦が速すぎるんじゃないのか』って?
心配ないのです。何せ私はマッハ20で移動できます。
だから参戦スピードもマッハ20並みなのですよ。分かりましたね?」

軽く、違う次元の誰かに話しかけたところで、いつも通り空中を音速で移動しようとした殺せんせー。だったが。


「貴様は私の戦艦の上で一体何をやっているのかね」

「にゅやッ」


飛び立とうとした瞬間、後ろから仮面の男に話しかけられ、びっくりして転倒してしまう殺せんせーであった。

659ネオアトランティスの時間:2012/07/25(水) 00:22:27 ID:xSyZbnwY
その後、
仮面の男とタコ頭の教師は、戦艦の一室で向かい合っていた。

「私は、ネオ・アトランティス帝国首領、ガーゴイル。
人間全員を私達の下僕に"戻す"べくこのニッポンとやらにやってきた者だ。
なにせブルーウォー……いや、私達の目当てのものもそこにあるようだったのでね」

「私は殺せんせーと申します。
まあこれは私の教え子が付けてくれた仮の名ですがね」

「未確認生命体か。アトランティス人以外にこの様な生物がいたとは思わなかったよ」

「それにしても、人間を下僕に戻すとはまたブっとんだ事を考えましたね。
人間にあるまじき行為と言っても遜色がないですよこれは。
とりあえずあなたにも教育が必要ですかね? ガーゴイル君」

殺せんせーは、普段にやついている顔をさらににやつかせる。
と同時に顔色も黄と緑のしましまになった。

「気安く呼ぶな。 それに私は人間ではない。
とりあえず、その顔はやめてくれないか?
緑と黄色の縞模様にそのにやついた笑顔はまさに目に余るのだがね?」

「ああ、これですか。
じつは私、人をナメている時はこんな顔になってしまうんですよ。」

「……そうか、ならば――」




「その身を以て、私がどういう者であるかを知るがいい」

ガーゴイルは不思議な形の銃を持ち、殺せんせーに向かって――撃った。


「遅いですね」

しかし、避けられた。

彼はマッハ20で移動できるのだから、仕方ないのだが。


「うっ」

そして、近くにいたネオアトラン兵士が巻き添えを食い、死んだ。


「……なかなかやる」

「それほどでもありませんよ。
あなたの持つその銃も、なかなかいいものではありますね。ガーゴイル君」

殺せんせーはやや驚いているだろうガーゴイルを見ながらにやついている。
ガーゴイルは、ただ殺せんせーを珍しいものを見るかのように見据えていた。






「私はバトルロワイアルが開始された四日後に、これを開催した主催者を爆ろうと思います。
あなたはそれまで私の生徒になりなさい。
あなたには教えなければいけない事がまだまだ沢山ありそうですからねェ。
あ、私がいる時には、いつでも殺しにきていいですよ。
……まあ、殺せればの話ですが」

「……」

「それでは」


謎の生物殺せんせーは、なぜか勝手に話を進めた後、ガーゴイルの戦艦の中を勝手に進んでいった。
当のガーゴイルは、その異形の教師をただ見ているだけであった。


「……面白い」

660ネオアトランティスの時間:2012/07/25(水) 00:23:33 ID:xSyZbnwY
【一日目・1時32分/千葉県上空・戦艦内】

【殺せんせー@暗殺教室】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルを爆る(潰す)
1:しばらくガーゴイルの担任になる
2:タイムリミットはあと四日ですよ

【ガーゴイル@ふしぎの海のナディア】
【状態】健康
【装備】仮面
【道具】支給品一式、アニメ7話に登場した銃@ふしぎの海のナディア
【思考】
基本:人間を全員下僕に
1:殺せんせーの解析
2:死体の処理
3:ブルーウォーターを手に入れる
4:ネモとノーチラス号の抹殺
5:殺せんせーを殺す


【ネオアトラン兵士@ふしぎの海のナディア 死亡】
死因:流れ弾に被弾

661Be Somewhere:2012/07/25(水) 00:38:20 ID:KVtga0bQ

「野田総理にネットバトルを挑んで勝つ!」
「熱斗君、何を言ってるんだい?」

バンダナの少年が夜中に叫ぶ。
その手には何やら携帯端末のようなものが握られている。
少年の名は光熱斗。世界を六度ほど救った小学生ネットバトラーだ。

「ロックマン、俺達はどんなピンチだって乗り越えてきただろ?」
「まぁ、そうだけどさぁ……」
「だからさ、最終的にネットバトルに持ち込めば勝てると思うんだ」
「そりゃあ、そういうゲームだからだよ」
「そこで、俺は野田総理にネットバトルを挑む」
「意味が分からないよ、熱斗君」
「で、さあ俺が勝ったら、殺し合いを即刻辞めさせる。
 もし負けた場合はロックマン……お前を野田総理に渡そうと思うんだ……駄目かな?」
「駄目だよ」
「プリズムコンボ使うからさぁ……いいだろ?」
「……仕方ないなぁ」

プリズムコンボ使用するという条件でロックマンは渋々OKを出した。
しかし、ここで一つ問題点があった。

「しまった、プリズムとフォレストボムがない!」
「もう、何やってんだよ!
 ……熱斗君、支給品はちゃんと確認しなきゃ駄目だよ」
「ごめんごめん、デイバックの中にデカオしか入ってなくてな……」
「デカオ君じゃ仕方ないね……」
「ハズレ支給品だな」
「うん」

そして、熱斗とロックマンはプリズムとフォレストボムのチップを探すために行動を開始した。

【一日目・0時30分/日本・秋葉原】
【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】健康
【装備】自分のPET(ロックマン入り)
【道具】支給品一式、大山デカオ@ロックマンエグゼ
【思考】基本:野田総理にネットバトルを挑んで勝つ!
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す

【ロックマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ロックバスター
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
1:野田総理がネットバトルを受けてくれるか、心配。
※PETの中にいます

662気持ち悪いわけだ:2012/07/25(水) 01:06:07 ID:TvJg1VOE
「南ハルカ……俺の準備は既に済ませてある。さあ……何時でも来い……!」

千葉県の、とあるホテルの一室の隣の部屋で保坂は全裸になり、自分の両手両足を器用に縄で結びベッドで寝転がっていた。
何故彼がこんな気持ち悪い姿になったのか、発端は隣の部屋で行われた行為を、偶然見てしまったからである。

『既成事実……作ろうよ』
『す、すごい……。今時の小学生って、こんなに進んでるの?』

「その手があったか!!」


それを見て保坂はすぐさま隣に部屋に飛び込み、現在に至る。

「この殺し合いという状況、南ハルカは子供達を連れ不安で俺の元に飛び込んでくるわけだ…。
 そこで手足を結ばれて、寝ている俺を発見するわけだ。
 殺し合いという異常事態に膨れ上がった不安を押しつぶす様に俺を夜這いするわけだ。
 翌朝、既成事実を作って俺と結婚するわけだ。
 そのまま、子供達と一緒に幸せな家庭を築くわけだ」


「かっ!気持ちわりぃ!やだおめぇ!」

それを見た孫悟空は気持ち悪いと吐き捨てた。



【一日目・1時30分/日本・千葉県】

【保坂@みなみけ】
【状態】手足を拘束
【装備】縄
【道具】支給品一式
【思考】基本:南ハルカと幸せな家庭を築くわけだ
1:このまま南ハルカと既成事実を作るわけだ

【孫悟空@ドラゴンボールZ】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】
1:気持ちわりぃ!やだおめぇ!

663人志松本の殺し合いの話:2012/07/25(水) 02:27:58 ID:NtEjmWWY
「……え? 何これ、ドッキリ? 笑ってはいけないやつ?」

東京はTBSの楽屋。
そこで事情を知った男――ダウンタウンのボケ・松本人志は、状況をよく理解できていなかった。
TCBR法案自体、あまりに突拍子もなさすぎるものだし、そのようなドッキリを仕掛けられるのも、芸人として既に慣れっこなのだ。
だからこそ、松本は自分に降りかかった殺し合いの事実を、真実と見なすことができなかった。

「ホンマやったら困るけどなぁ」

故に、松本の行動は暢気なものだ。
気がついたらすぐ傍にあったデイパックを、気のなさそうな表情でガサゴソと漁る。
相方である浜田の方は、バリバリの警戒態勢に入っているというのに。

「うわ何これ、メトロン星人やん」

彼の手に握られているのは、ウルトラセブンの怪獣ソフビ人形だ。
このメトロン星人という宇宙人は、自ら番組でも公言している、松本お気に入りの宇宙人なのである。

「……でも、これが何? これでどう殺し合えっていうの?」

とはいえ、所詮はそこまでだ。
こんなものがあったところで、殺し合いの役には立たない。それに大して面白くもない。
早々にメトロン星人をスルーすると、次なる何かを見つけんとする。

「……wwwwww」

今度は思わず噴き出した。
役には立たなさそうなものだったが、それでも笑えるものではあった。

「だから、何でこう人形縛りなわけ!? 何やこだわりでもあんの!?」

次に松本が手に取ったのは、懐かしきガキの使いスペシャルのアイテム――浜田雅功人形だったのである。
そこそこのサイズを有している上、驚きの可動ギミックつき。
上下スーツのズボンを降ろせば、いちごパンツが見られるという、マニア垂涎の代物だ。
……本当はバンダイのホームページで買えるのだが。

「もぉ〜こういうのはいらんてホンマに〜! 殺し合いさせたいんとちゃうの〜!?」

ぶつくさ言いながらも、だんだん乗り気になってきた松本。
手元に浜田人形を置くと、三たびデイパックの中を漁る。
すると今度出てきたのは、タッパーに入ったスープのようなものだ。

「おお、何やろこれ。ちょうど腹は減っとるけど」

これがお笑いの企画なら、きっとろくなことにはならない。それは今までの芸歴の中、散々味わわされてきた。
それでも今の松本にとっては、警戒心よりも食欲だった。
ちょうど空腹だったところに、食べ物が出てくるのはありがたい。ならばいっそいただいてしまおう。
そんな風に結論付けて、スープに口を付けたのだが――

664人志松本の殺し合いの話:2012/07/25(水) 02:28:31 ID:NtEjmWWY
◆ ◇ ◆

「ちょっと兄さん!? 何してはるんですか!? あきませんてこんな――」

ぐしゃっ――と響く鈍い音が、男の声を遮り掻き消す。
ぼとりと地面に捨てられたのは、芸人仲間の亡骸だ。
矢継ぎ早に喋る口も、そこそこの部類の面構えも、今はそこには残されていない。
頭部を握り潰されたその遺体が、雨上がり決死隊・宮迫博之のものであると、理解できる者は少ないだろう。

「……待っとれや、浜田」

その凄惨な亡骸には目もくれず、その場を立ち去る男が1人。
異様に筋肉が膨れ上がり、血管が脈動する不気味な身体は、かつて松本人志と呼ばれていたものだ。
血走った瞳はせわしなく動き、目指すものをひたすらに追いかける。

「守ったる……俺が守ったるからな」

支給された3つ目の支給品――おなじみ、ドーピングコンソメスープを飲んだ瞬間、松本は松本でなくなってしまった。
今の彼の頭の中にあるのは、相方・浜田の存在だけだ。
彼を守らなければならない。
大事な相方が死ぬ前に、戦いを終わらせなくてはならない。
そのためにはこの手で参加者を殺し、日本国民の人数を減らすこと。
浜田が殺されるよりも早く、殺害ノルマを達成し、カオスロワを終了させることだ。

「あいつは絶対に死なせたらアカン……浜田には俺が死んだ時、俺の弔辞を読んでもらうんや……」

左手に握った人形が、ぶらぶらと四肢を揺らせていた。


【一日目・00時15分/日本・東京・TBS前】

【松本人志@現実】
【状態】D・C・S状態
【装備】浜田雅功人形
【道具】支給品一式、メトロン星人人形
【思考】
0:浜田を生き残らせる
1:他の参加者を殺してロワを終わらせる


【宮迫博之@現実 死亡】
死因:頭部粉砕

665(マシンが)マシンと会った日:2012/07/25(水) 03:19:36 ID:Ztpqhjtw
「困ったであります」
あまり困ったように聞こえない棒読み染みた口調でアイギスはぼやいた。
TCBR開始時に、適当に街を出歩いていたせいで他のSEESの面子と逸れてしまったのだ。
早く合流しないとなーみんなで立ち向かわないとなーと思いつつも、皆がどこに居るのか皆目見当が付かない。

「これは俗に言う迷子であります」
言いつつ、アイギスは街を歩く。
まあ自分は戦車であるし、ペルソナもあるし、自衛という点では大丈夫だろう。
が、そんな楽観も次の瞬間には吹き飛んだ。

アイギスから離れること、数メートル。
そこを極太ビームが轟音と共に走った。
迸る閃光。アイギスは本能的にペルソナ『パラディオン』を召喚する。

「敵襲!」
指示をくれるリーダーが居ない以上、自分で対応しないといけない。
できるだろうか。アイギスは息を呑む。
大丈夫だ。少なくとも自分は、コンセントレイトのあとにテンタラフーや一撃で倒せる相手にタルンダなんてやらない。

が、来るかと思われた二撃目は幾ら待っても来なかった。

「おや、もしや人が居られたのですか?」
代わりに声が来た。平坦な口調のそれは、敵のものというにはいささか緊迫感に欠けていた。
声の主は女性だった。人間のものとは思えない白い髪をはためかせながら、つかつかと歩いてくる。

「貴方は……」
「開幕直後の気分ageに宗茂砲をぶっ放してみたら、危うく無関係の人間を巻き込んでしまう所でした。これにはホライゾン、少し反省です」
その手には何やらごてごてとした大砲みたいなものがあった。どうやら彼女が今の攻撃をしたらしい。
口ぶりからするとどうやら敵意はないようだが。

「流石は宗茂砲。当てたい時には役に立たないのに、碌でもない時には仕事をする。ここまで来るともはやわざとやっている疑惑が浮上です」
そう言って彼女はこつんと大砲を叩いた。その姿にアイギスは何だか毒気を抜かれてしまった。
まあそんなこんなで二人は出会った。

【一日目・00時20分/日本・埼玉】

【アイギス@ペルソナ3】
【状態】健康
【装備】超磁鋼レールガン@ペルソナ3
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:SEESと合流

【ホライゾン・アリアダスト@境界線上のホライゾン】
【状態】健康
【装備】悲嘆の怠惰@境界線上のホライゾン、拒絶の強欲@境界線上のホライゾン、憤怒の閃撃@境界線上のホライゾン
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:特に決めてない

666響「3Pされてしまうかもしれない」:2012/07/25(水) 04:47:34 ID:FxllqCbs

「お〜いハム蔵〜! どこにいるんだ〜」

 たったった。陸上選手並みのスプリントで富士山麓の草原を走る少女が一人。
 彼女の名前は我那覇響、765プロのアイドルの1人であり、沢山の動物を家族のように可愛がっている。
 しかしバトルロワイアルが始まる少し前、彼女がいつもそばに置いていたハムスターのハム蔵がいなくなってしまったのだ。

「ハム蔵〜! いたら返事するんだぞ〜!」

 響はハム蔵を探して東京から走り始め、富士山のふもとまで来ていた。
 電波も届かない場所だ、バトルロワイアルが始まったことも彼女は知らないままだった。
 しかしもはや日本全土は恐ろしい殺し合いという名の渦に飲まれてしまっている。
 彼女もまた例外ではなく、その渦に巻き込まれるのだ……。

「ハムぞ――――って、ええっ!? 生首!?」
「おや、こんにちは。可愛いお嬢さんですね、光栄です」
「黒いポニーテールは……今日のラッキーアイテムではないのだよ」

 富士の樹海を抜け牧場に出た響の前に、宙に浮かぶ生首と、バスケユニフォームを着た緑髪の大男が現れたのだ。
 そして……「にこやかなポリゴン生首」川島隆太教授と、「キセキの世代」の一人緑間真太郎は、
 突然の遭遇に驚く響を前にこう言い放ったのだった。

「では脳トレを」「始めるのだよ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


Q:以下の漢字を組み合わせ、二文字の単語をつくれ

 北 京 月 日


「まずはこちらの合体漢字からです。二時間もあれば解けるでしょう」
「……!? じ、自分、クイズは苦手だぞ〜……」

 川島隆太教授がどこからかホワイトボードを空中に召還し、緑間がサインペンでそこへ問題を書いた。
 どちらかといえば間違いなく体育会系な響には、知恵の輪を解くがごとく難しい問題だ。北京と月日がなんだというのか?
 北京ダックはたしかにいつまで経っても美味しいが……。

「うう、分かんないぞ! というか自分はハム蔵を探してるんだ、どいてくれないかなぁ!」
「それは出来ません。日本人として生き残るために必要なのは何より“脳”力。それが無ければ死ぬしかないのです」
「ついさっきも、この問題に答えようとしないクズがいた。人事を尽くさなかった結果、彼はこうなったのだよ」
「!? きゃああああああっ!?」

 響は緑間が抱えているものを見て驚愕した。それは人間の生首!
 しかも額に「落第」のハンコが押されている。

「緑間くん、その落第生は富士山の火口にシュートしてしまいましょう」
「言われなくてもやるのだよ。――俺のコートはこの日本全土なのだから」

 生首をくるくると人差し指だけで回すと、緑間はボール(生首)をしっかりと持ち、シュート態勢に持って行った。
 「キセキの世代」緑間真太郎の持つ才能はどこからでも3Pシュートを決められるというものだ。
 富士のふもとから火口までの三千メートル弱など、彼にとっては距離ですらない。
 ボール(生首)を放る。
 高い、高い、雲まで届きそうな放物線を描き……生首は火口へと消えていった。

667響「3Pされてしまうかもしれない」:2012/07/25(水) 04:48:22 ID:FxllqCbs

「と、このように」
「答えられなかったら……自分もバスケットボールにされてしまう、ってことなのかっ……!」
「正解です。脳トレの成果が出てきましたね」
「分かったらさっさと答えるのだよ」

 緑間の195cmの長身が響の前に立ちはだかった。
 じりじりとした圧迫感が響を恐う。手に汗がにじみ、思わず足が望まないステップを踏みそうになる。
 すでに問題が出てから五分か十分は経ったが、響には答えがまったく検討もつかない……!

(北京……月日……北……日……ぺきん……うぅ、漢字は苦手だぞ……っ!!
 プロデューサー……みんな……もしかしたら自分、3Pされてしまうかもしれない!)

【上条恭介@魔法少女まどか☆マギカ 死亡】


【一日目・00時15分/日本・富士山】

【我那覇響@アイドルマスター】
【状態】混乱
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
0:北京、月日、北京、月日?
1:ハム蔵を探す

【川島隆太教授@もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング】
【状態】健康
【装備】メガネ
【道具】支給品一式、ホワイトボード
【思考】
0:優れた“脳”力を持っている人間を選別する
1:脳を鍛える

【緑間真太郎@黒子のバスケ】
【状態】冷静
【装備】なし
【道具】支給品一式、サインペン
【思考】
0:今日のラッキーアイテムを手に入れる
1:川島隆太教授についていく

668俺たちゃ裸がユニフォーム:2012/07/25(水) 10:16:25 ID:tzCcG4OI
「ボルテッカァァァ!」
「ぎゃあぁぁぁーっ!」

緑色の光線が、眼前の敵を蒸発させる。
襲撃してきたマーダーを、見事返り討ちにしたのは、白き魔人・テッカマンブレードだ。
戦闘が終わったところで、テッカマンブレード――Dボゥイは、変身を解除したのだが、

「……服がない」

直後に、がっくりとした様子で呟いた。
変身を解いた直後の彼は、一糸まとわぬ全裸だったのだ。
参戦時期にもよるのだが、テッカマンへの変身には、身にまとった衣服が消えてしまうというデメリットが伴う。
そしてこの時のDボゥイは、言うまでもなくその時期の人間だった。
分かってはいたが、これからどうしようか。どこかに服屋はなかっただろうか。
途方に暮れていた、その矢先のことだ。

「奇遇だな。俺もそうなんだ」

全裸の男が、もう1人現れたのは。

「あんたもテッカマンなのか」
「鬼だよ。変身した時に服をなくした」

強面のこの男は、通称をザンキと言う。
音撃戦士・斬鬼に変身する力を持つのだが、その変身プロセスの中で、服が消滅してしまったのである。

「……とりあえず、服屋を探すぞ」
「そうだな。裸の男同士っていうのは、まぁ何かとアレだからな」

服をなくした者同士、奇妙なシンパシーが湧いたのだろう。
2人は僅かな言葉を交わすと、お互いの方針を固める。
そうして話がまとまったところで、服を探そうとしたのだが、

「あっれー? 気が合うねぇ。実は俺も全裸なんだ」

そこに更にもう1人、変なテンションの少年が現れた。
彼の名は葵・トーリ。武蔵・アリアダスト教導院の総大将にして、例に漏れず全裸である。

「……お前も何かに変身して、服をなくしたのか?」
「いいや、俺の場合は趣味だから!」
「………」
「………」

こいつと一緒にはされたくない。
サムズアップを掲げるトーリを、2人は冷めた目で見つめていた。

669俺たちゃ裸がユニフォーム:2012/07/25(水) 10:16:59 ID:tzCcG4OI
【一日目・00時08分/日本・愛知】

【Dボゥイ@宇宙の騎士テッカマンブレード】
【状態】全裸
【装備】テッククリスタル
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:服が欲しい

【財津原蔵王丸(ザンキ)@仮面ライダー響鬼】
【状態】全裸
【装備】音錠、烈斬
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:服が欲しい

【葵・トーリ@境界線上のホライゾン】
【状態】全裸
【装備】なし
【道具】支給品一式、自分の服、その他不明
【思考】
0:ホライゾンに会いたい


【猟犬座のミゲル@聖闘士星矢Ω 死亡】
死因:ボルテッカ

670修正(>>634、>>653):2012/07/25(水) 19:50:18 ID:xSyZbnwY
>>644>>653
ミスがあったため、修正します

>>644
「ふう、さすがに何時間も歩くと疲れるなぁ。
もうどれだけみんなと会ってないんだろう。
カドルス、ランピーさん、トゥーシー、ナッティー君、ペチュニアさん、フリッピーさん、フレイキー、スニフ……みんな無事だといいけど」
のセリフの『カドルス』の部分を『ギグルス』に修正
>>653
ミカルゲの状態表の上の
【一日目・時分/】
が余分だったので削除

以上の二点を修正します

671春への扉:2012/07/25(水) 21:00:52 ID:Ztpqhjtw
何だかよく分からない内によく分からない法案が通ってしまった。
状況的には昔長門に勧められて読んだパロディSF小説が思い浮かぶ。日本以外全部沈没とかいったか?
あれはブラックジョークの塊みたいな話だった覚えがあるが、今の状況もジョークみたいなものかもしれない。
いや、本当どうしたもんかね。

「今の状況はジョーク以外の何物でもないさ。僕だって先の法案の発表を聞いた時、先ず何をしたかといえば笑うことだった覚えがあるよ」

残念ながら俺にそこまで胆力はなかったね。

「そうかい? ならそれは君がそれなりに人間ができていたということさ。何の前置きもしないで、この状況を聞いたら先ず大抵の人間は笑い飛ばす。それぐらい現実味に欠けているからね」

現実味か。俺はもはやどれだけ薄味でもそれを認識できる自信があるぜ。
そう言うと、目の前に座る女はくっくっくっと笑った。相変わらず変な笑い方だ。
佐々木よ。お前は変わらんな。

「変らないのは君の方さ。君のそのメンタリティは驚くべきことにこの状況にあっても変った様子がない。こんなジョークみたいな状況なのにね」
「ジョークみたいな状況にはもう慣れてるからな」
「いやいや、キョン。君が今まで巻き込まれていた状況とこれはまた違うよ。今までは程よい喜劇や悲劇であったが、今回はそうでもない。度を過ぎた悲劇なのさ」

言ってる意味が分からん。

「思い起こしてごらん、キョン。例の小説のネタ元の方を。民族意識みたいなものを差し引いてマクロな視点で見つめてみると、あっちの方が状況としては随分と軽い。
 なのに、あれは少なくとも喜劇とは言えないだろう? よりずっとひどい筈のパロディの方はジョークなのに」
「そりゃあ……」
「要は限度ってのがあるのさ。度を過ぎてひどい状況に出会うと人はそれを喜劇だと解釈してしまうんだよ。逆に喜劇をクローズアップしたら悲劇になる、なんて言葉もある」

分かったような分からないような。
俺はもうそれ以上何も言わず、それまで一切手を付けて居なかったコーヒーに口を付けた。
今、俺と佐々木は喫茶店で顔を突き合わせている。SOS団御用達のあそこではなく、どっか別の所だ。

「しかし……」

俺は周りに目をやった。喫茶店には俺たち以外には誰も居ない。
2人っきりだ。知り合いが他に見当たらなかったんだから当たり前といえば、当たり前なのだが。
向き直ると、佐々木はカップを落ち着いた様子で啜っている。

こうして深夜の喫茶店で顔を突き合わせていると、何故だか妙に後ろめたいものがある。
こう浮気亭主の気持ちを疑似体験しているような……

【一日目・00時20分/日本・兵庫】

【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:何か嫌な予感がする

【佐々木@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:どうしよう

672サザエ 遭遇する:2012/07/26(木) 05:10:38 ID:7Ow6Y1RE

「それにしても悲しい事件だったわねぇ」
「きゅーきゅーしゃー!」
「おい、すでに過去のものとされてしまってるけどアンタが人を牽いたの数分前のことだよ!?」
「立ち直り早すぎるだろ常考」

 サザエたち4人を乗せた車はけっきょく先の轢死体をスルーすると、千葉から群馬へと向かうドライブの最中だった。
 内心おっかなびっくりな男性陣とあっけらかんな女性陣は対照的だったが、人探しをしているのは皆同じ。
 どこの誰とも知れない死体に構っている暇はなかったのだ。バトルロワイアルだし。

「千葉と茨城の県境に入ったわ」

 運転席のサザエがアナウンスする。この茨城を越えればいよいよ、人外魔境・群馬だ。
 彼らは群馬の原住民たるシャーマンに協力を仰いで家族などの探し人を探してもらう心積もりだった。

「魔境・群馬か……まさかこの非常事態にあそこに行くことになるとはね」
「やらない夫さん、知ってるんですか?」
「ああ。大都会岡山よりは詳しくないがな。彼らは独自の文化を発展させ、県境には防衛線を敷いてる。簡単には入れ――」

 ズガァアアアアン!
 突如けたたましい雷鳴が響き、やらない夫の頭が一瞬にして黒炭と化した。
 やらない夫は数回ぱくぱくと口を動かすと炭化した口が崩れてぽろぽろと落ち、そして動かなくなった。


【やらない夫@2ちゃんねる 死亡確認】


「えっ?」
「そんな、まだ茨城との県境のはずよ! 攻撃される謂われは――」
「あー! ぷりきゅあー!」
「!?」
「!?」

 驚く新八、サザエをよそに、助手席に座るメイが車から身を乗り出して空を指差す。
 新八とサザエがそちらを向くと、電信柱の上に黄色い髪の魔法少女コスをした少女が佇んでおり、
 右手をVの字にして険しい顔でこちらを見つめていた。

「ピカピカぴかりん――じゃんけんぽん。キュアピース参上です。
 人を轢いておいて何もせずその場を去ったあなた達を、生かしていくわけにはいきません!」

 少女はそういうと涙を流し、天高く拳を突き上げた。
 新八はその姿をちょっと可愛いと思った。
 メイはすごーいすごーいと思った。
 サザエは運転席のそばの収納ボックスから、静かにじゃんけんプラカードを取り出した。


【一日目・0時20分/千葉と茨城の県境】

【フグ田サザエ@サザエさん】
【状態】健康
【装備】車
【道具】支給品一式
【思考】
基本:フグ田家、磯野家と合流
1:目の前の少女……あたしと同じ……?

【志村新八@銀魂】
【状態】健康、ずっこけ
【装備】竹刀
【道具】支給品一式
【思考】
基本:万事屋メンバーとの合流、殺し合いには乗らない
1:あの子かわいいけど、やらない夫さん……!

【草壁メイ@となりのトトロ】
【状態】健康、ずっこけ
【装備】ポシェット、大量のドングリ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:おねえちゃんやトトロにあいたい
1:ぷりきゅあかっこいいー!

【キュアピース@スマイルプリキュア!】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:悪い人をやっつける
1:目の前の主婦……もしかして……?

673泣くな、末原!!:2012/07/26(木) 12:44:01 ID:p2nWq83M

「ホンマに東京やな……」

 国道の看板を見て、しみじみ思う。
 インターハイの会場も東京だったのだから……
 しかし、病院で寝てた理由はさっぱり分からなかった。

(状況が状況やしな……
 凡人が出来ることは『考える』ことや
 思考停止したら、それでこそただの凡人や)

 末原は麻雀が好きということを除けば普通の女子高生である。
 色々と普通であり、凡人である。

「情報やな……
 安全な所の知ってる人が入ればええんやけど……」

 普通の関西人であり。東京の地理にもあまり詳しくない。
 デェズニ―ランドが東京ではなく、千葉にあることぐらいは知ってる。

(人、おらんな……いても危ない人やったら困るだろうし……)

 しばらく末原は一人で行動する。
 ぼっちじゃないよー。ただ周りに誰も居なかった。
 そんな時であった。末原は学生服の男を発見したのであった。
 スポーツか何かやっているのか、非常にいい体格をしている。
 末原が見たところ高校生くらいだろうか?

(……声かけてみようか?)

 そして、末原は意を決して男に話しかけてみた。

「……君、あのう、聞きたいことがあるんやけど?」
「うっそ!!?」
「え!?」
「本物や!!! 本物の関西人女子学生や!!!!
 うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 末原が声を掛けた男の名は『うぐいす』。
 ―――千石うぐいす(関東人)である。
 そして、うぐいすは少し緊張した面持ちで、末原にある問いを投げかけた。


「……さ、最近どうでっか?」 


 一瞬、末原の世界が止まったような気がした。
 その問いに末原は2,3秒ほど考えた後……こう答えた。


「ぼ、ぼちぼちでんな……」
 

 周囲に静けさが漂っていた。

「真の関西人や!!! ここにおるで!!!!!」
(アホや……ここにとんでもないアホがおる!!)


 ◆ ◇ ◆


「ええと、うぐいす君でええか?」
「まぁ好きに呼んでいい、あとこのトレパンダはやらん」
「いらんよ、そんなん……あと敬語つかえ、私は高3やで!」

 とりあえず、情報交換。
 互いに殺し合いに乗らず敵意は無いことを示した。

「一先ず、安心できそうなところ探さへん?」
「ああいいですよ」

 二人は一先ず、安全な場所を探すことにした。
 そして、うぐいすがポケットから何か落とした。

「うぐいす君、何か落とし……えっ」
「ああ、すんません」
 
 ……うぐいすの足元に大量の札束が転がった。
 ざっと見て数百万円近くはある。
 うぐいすはそれをすぐさまポケットからデイバックに移した。

「うぐいす君……どこの銀行襲ってきたん?」
「末原先輩、俺はそんなことはしねぇよ」
「せやろな……(ああ、びっくりしたわ……支給品か何かか……)」
「これはさっき、野田(総理)の自宅から持ってきた金だ」
「…………」

 末原の思考が一瞬止まりかけた。
 
「行ってきたんか、総理の自宅に?」
「うん」
「なんかわかったことでもあったん?」
「いや、総理は自宅に居なかった……が!」
「が?」
「ただ一つ、俺が分かることはこの殺し合い……
 森脇健児が関係しているということだ!!」
「いや、森脇健児は関係あらへんやろ……」

 もう末原の思考は停止寸前だった。

674名無しさん:2012/07/26(木) 12:44:50 ID:p2nWq83M

【一日目・0時45分/日本・東京】
【千石うぐいす@泣くようぐいす】
【状態】健康かつ健全
【装備】トレパンダ
【道具】支給品一式、野田総理の自宅から持ってきた金1億円ほど
【思考】基本;首輪外して、こんなバカなゲームを考えた政府を潰す
1:末原先輩と行動する
2:ガチャピンの無敗神話を破る

【末原恭子@咲 -Saki-】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】
0:ホンマもんのアホや……
1:姫松高校のチームメイトを探す

675修正2:2012/07/26(木) 15:18:08 ID:xN3RhZq6
>>653
たびたびすいません

かなめいし@ポケットモンスター
と書いたつもりが
みたまいし@ポケットモンスター
になってました

修正させてください

676名無しさん:2012/07/26(木) 15:45:28 ID:r7LZYas.
>>675

ttp://www11.atwiki.jp/row/pages/126.html

一度目を通してほしい

677名無しさん:2012/07/26(木) 16:06:42 ID:xN3RhZq6
>>676
情報のご提供どうもありがとうございます

「直書き行為」に対するデメリットが詳しく記してあったので、勉強になりました
怒られてからは一度書き終わってからコピペするようにしています
そしてこれからも皆様の迷惑にならないよう、努力します

678残酷な非リアのテーゼ:2012/07/26(木) 18:53:37 ID:luG8GGwQ
「リュウ!どうしたんだ!!血迷ったのか!」
「そうよ、私達仲間でしょ?」

目線の先にあるのは合体ロボ。
おそらく、その合体ロボにひと組の男女が乗っているのだろう。

「うるせぇ……リア充爆発しろ」

合体ロボに向かい合うメカに搭乗するリュウと呼ばれた男は、目の前のコクピットをカタカタと捜査した。
刹那、メカの上部から砲台がせり上がってくる。そして……
壮大な音とともに放たれる、砲撃。それはまっすぐ向かいのロボへと向かい、着弾。
後、起こる大音量、爆炎、それに伴う突風。
2人の男女は断末魔をあげる間もなく、塵と化した。

【ザンゴット1のパイロット(男)@ギャグマンガ日和 死亡確認】
【ザンゴット2のパイロット@ギャグマンガ日和 死亡確認】

仲間の壮絶な最期にも目をくれず、リュウはメカを発進させる。
世の中のリア充(とりわけアベック)を皆殺しにするために
同時にこんな世の中にした野田総理に復讐するために。

【一日目・0時48分/日本・三重】

【ザンゴット3パイロット・リュウ@ギャグマンガ日和】
【状態】憎しみの炎をたぎらせている、健康
【装備】ザンゴット3
【道具】支給品一式
【思考】基本:リア充(主にアベック)及び野田総理を殺す
1:リア充爆発しろ

679やっぱりホモじゃないか(憤怒):2012/07/26(木) 20:51:59 ID:GqBf4rQI
「……納得がいかないね」

奇妙なフォルムの銃を片手に、不満げな顔で呟く青年がいた。
彼の名は海東大樹。仮面ライダーディエンドである。

「どいつもこいつも、人の顔を見るなりホモだのヤンデレだのヤンホモだの好き勝手言ってくれて……」

先日、歴代ライダーとスーパー戦隊が一同に介す機会があった。
ディエンドもまたその場にいたのだが、色々あって少しはっちゃけた結果、彼はホモのレッテルを貼られることとなってしまった。
いやまあテレビシリーズ終盤の時点ですでにホモ臭いとは言われていたのだが。

「あの一件以来、士たちの態度もなんだかおかしいし……」

『よ、よう……海東』

もやしこと門矢士は、目に見えて海東への態度がよそよそしくなり。

『海東さんと士くんですか……』

夏メロンこと光夏海は、時折妖しげな視線を海東たちに向けるようになり。

『海東……お前はいいよなぁ……。お前は士に友情を感じられてるんだもんなあ……どうせ俺なんか……』

小野寺ユウスケに至ってはなんか地獄兄弟と化していた。

「やっぱり、どうにかこのイメージを払拭しないといけないな」

普段は他人にどう思われようが気にしない海東だが、今回ばかりは許容範囲を越えていた。
自分が士に対して抱いている想いは、もっとピュアで穢れなき感情なのだ。ホモと一緒にされてはたまらない。

「幸い今はバトルロワイアルだしね。襲われてる女の子でも助ければ、ホモのレッテルなんてすぐに払拭できるさ」

と、そこまで海東が考えたとき、黄色い悲鳴が辺りに響き渡った。
具体的には釘宮ボイスのその悲鳴に、海東はちょうどいい、と笑みを浮かべる。

「変身ッ!」

『KAMEN RIDE DIEND!』

妙にテンションの高い声が銃から発せられ、蒼の装甲が海東の身体を覆っていく。
ディエンドへの変身を完了した海東は、悲鳴のした方向へと駆け出した。

680やっぱりホモじゃないか(憤怒):2012/07/26(木) 20:53:04 ID:GqBf4rQI


「た、助けてくれてありがとうございました……いきなり襲われて、びっくりしちゃって」
「気にしないでくれたまえ。人類の自由と平和のために戦うのが、僕たち仮面ライダーの使命だからね」

暴漢をディエンドライバーの銃撃で難なく撃退し、海東はしれっと心にもない台詞を吐く。
被害者は小柄な体格からして小学生か、中学生くらいだろうか。
襲われたことで緊張しているのか表情は固いが顔はとても可愛らしく、三つ編みにまとめた金色の髪がよく似合っていた。

「君、名前は?」
「ハス太です」

海東は知らない。
目の前の可憐な美少女が、人智を超えた力を内に秘めた邪神であることを。
というかそもそも少女ですらないことを。

「ハスタちゃんか。安心したまえ、君のことはこの僕、仮面ライダーディエンドが守ってあげよう!」
「は、はい……!」

自分が色々な意味で泥沼に沈みつつあることに、海東大樹はまったく気付けていなかった。

【一日目・00時15分/日本・埼玉県】

【海東大樹@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康
【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式
【思考】
1:謂れなき汚名を払拭する

【ハス太@這いよれ!ニャル子さん】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:ニャル子ちゃんたちは大丈夫かな

681GIANT KILLING:2012/07/27(金) 11:08:06 ID:b7Goq6QY

「俺の物は俺の物、お前の物も俺の物……
 そして、ジャイポジも俺の物だ!」
「そんなことで、今は争ってる場合じゃねぇだろ!!」
「いや、旧テレビ版のジャイアン君の言うとおりだ」
「新テレビ版のジャイアン、裏切るつもりか!?」
「ほう、新劇場版のジャイアン様は流石にいうことが違うな」
「熊田薫よ……貴様とは世界観が違う、さっさとオバQの世界に帰れ」
「おいおい、ブタゴリラはハットリ君の世界だろ!」
「両方ともちげぇから!!」
「それよりもジャイアン軍団……主催者とこの首輪をどうにか……」

「「「「「「黙れ、スネ夫!!!!」」」」」」

 その頃、小太りの少年達が醜い争いをしていた。
 でも、彼らはポジション争いは結構マジだった。
 
【一日目・0時30分/日本・熊岡県】
【ジャイアン@ドラえもん(旧テレビ版)】
【状態】健康
【装備】マイク
【道具】不明
【思考】
1:ジャイアンポジは俺の物

【ジャイアン@ドラえもん(新テレビ版)】
【状態】健康
【装備】マイク
【道具】不明
【思考】
1:ジャイアンポジは俺の物

【ジャイアン@ドラえもん(旧劇場版)】
【状態】健康
【装備】マイク
【道具】不明
【思考】
1:殺し合いを止める
2:でも、ジャイアンポジは俺の物

【ジャイアン@ドラえもん(新劇場版)】
【状態】健康
【装備】マイク
【道具】不明
【思考】
1:殺し合いを止める
2:でも、ジャイアンポジは俺の物

【熊田薫@キテレツ大百科】
【状態】健康
【装備】マイク
【道具】不明
【思考】
1:ジャイアンポジは俺の物だろ……?

【ジャイアント馬場@現実】
【状態】健康
【装備】ジャイアントロボ
【道具】不明
【思考】
1:殺し合いを止める
2:ジャイアンポジを狙う

【骨川スネ夫@ドラえもん】
【状態】健康
【装備】現金3億円ほど
【道具】不明
【思考】
1:生き残る
2:スネ夫ポジは僕の物!

682殺しの音楽:2012/07/27(金) 13:31:43 ID:A2MINNUI
「響っけーッ! 胸のっこっどっおッ! 未来のぉ先へぇぇぇーッ!」

 高らかに歌声を上げながら、拳を振るう少女が1人。
 一見、歌声で敵を呼び寄せているようで、自殺行為にも見える行いだが、これがれっきとした、彼女の戦闘スタイルなのだ。
 少女――立花響は、シンフォギアシステムの適合者である。
 さながら魔法使いの呪文のように、歌を歌い続けることで、シンフォギアはその機能を発揮するのだ。

「ふー……やんなっちゃうよね、ホント。こんな時にもノイズが出るなんて」

 さらさらと炭化していく怪物を、横目で見やりながら言った。
 響の目的は、殺し合いを止めることである。そのためには野田総理を止めなければならない。
 このまま状況を放っておけば、相当数の死者が出るはずだ。彼女には一刻の猶予もなかった。
 そんなところに、にっくきノイズが現れたのだから、愚痴っぽくもなるというものである。

「――おい貴様、何だ今の歌は」

 その時、背後から声が聞こえた。
 くるりと振り返った途端、うわっ、と小さく呟いた。
 コテコテのパンクファッションに、威圧的な装飾のギター――いわゆるデスメタル然とした男がそこにいたのだ。

「いちいち驚くな、小娘め。俺は何をしていたのかと聞いているんだ」
「え? えっとー……歌いながら戦ってました。このシンフォギアは、歌いながらじゃないと、力が出ない武器なんです」
「なるほど、よく分かった」

 ふむ、と大仰に頷いた後、男は一瞬沈黙する。
 それで終わりかと思った響だったが、

「……だとしたらなおさら聞いてはおれんわッ!」

 本当にやかましくなるのはここからだった。

「え……えええッ!?」
「貴様の歌は腑抜けている! 殺気がこもっておらんのだ! ヤる気があるのか貴様は!?」
「さ、殺気?」
「今のままのお前の歌では、虫一匹レイプすることすらできんわーっ!」
「れれれレイプってッ!?」
「小娘! 今から俺が、お前にデスメタルを教えてやる! 本物の殺しの音楽を、骨身に染み込ませてくれるわっ!」
「えええーッ!?」
「口応えは聞かん! お前は黙って、俺の言うことを聞いていればよいのだ! 分かったか〜!」
「お……お、押忍ッ」

 どうやら、反論を聞くような相手ではないらしい。
 また面倒なことになったな、と、響は内心でため息をついた。

(……私、呪われてるかも……)

683殺しの音楽:2012/07/27(金) 13:32:17 ID:A2MINNUI
【一日目・00時10分/日本・岐阜】

【立花響@戦姫絶唱シンフォギア】
【状態】健康
【装備】ガングニール
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:殺し合いを止める
1:仕方ないので、この男について行く

【根岸崇一@デトロイト・メタル・シティ】
【状態】クラウザーさん
【装備】ギター
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:響にデスメタルを仕込む


【ノイズ@戦姫絶唱シンフォギア 死亡】
死因:撲殺

684菊地真改造計画(序章):2012/07/27(金) 14:30:35 ID:5NDggpAE
『菊地真改造計画』。
765プロ所属の人気アイドル菊地真が、同じく765プロ所属の萩原雪歩の手でさまざまなファッションに身を包む、
毎週日曜日に好評放送中『生っすか!?サンデー』内の(主に女性視聴者に)大人気コーナーである。

普段通りならば男性アイドル顔負けの真の男前っぷりが放送されるのだが、しかし今日はいささか様子が違った。
真が鏡に自らの姿を映すと、そこにいたのは緑色の皮膚に紅い瞳、大きな触角と鋭い爪が生えた男前を通り越した何かだった。

「なにこれ」
「スポンサーさんの意向だって」
「ガチ改造じゃないか」

【一日目・00時15分/日本・765プロ前】

【菊地真@アイドルマスター】
【状態】仮面ライダーシンに改造済み
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:どうしようこれ

【萩原雪歩@アイドルマスター】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:真ちゃんはかっこいいなあ

685名無しさん:2012/07/27(金) 14:33:38 ID:5NDggpAE
×【一日目・00時15分/日本・765プロ前】
○【一日目・00時30分/日本・千葉】
すみません、wikiで修正します

686王女「べろぺろしたいなあ」:2012/07/28(土) 03:33:18 ID:CIi0PuPA
 
 バトルロワイアル。殺し合い。ほう、へえ、そう、ねえ?
 いやあ。いきなり城が襲われるわ、家族と仲間が皆殺しにされるわ、
 ここまでの人生も相当酷いもんだったけど、輪をかけてこんな催しが開催されるだなんて、わたしったら本当に不幸の星に好かれているみたい。
 ま、人生って言っても、ここ最近に至ってはわたし、人ですらないんだけどさ。

 あー初めましてこんばんわ。わたし名乗る名前はないんですが、ムーンブルクの王女です。
 現在どこぞの魔術師に呪いをかけられてしまいまして、茶色い毛並みの雌犬になっちゃってるんで王女的なオーラは全く出てないんですが、信じてくれると助かります。
 ちなみに今は、ムーンブルクから追い出されて、青森県の人里離れた山道をとぼとぼ歩いているところ。
 行くあても来るあてもない、正直ロワとかしなくてもわたし数日後には死んでるんじゃないかっていう絶望的な状況よ。
 とくに雌犬の姿なのが本当にダメ。
 人間みたいに手入れ出来ないからお肌(毛並み)は残念なことになってるし、おしっことかうんちとか野外で垂れ流しだし、
 定期的に舌べろ出してあへあへしたくなる衝動に駆られるし、全くうら若き乙女だったはずのわたしは何処に行ったのかしら。
 ムーンブルクの城に居たときの清楚系キャラもそりゃ二日で消えるわよ。
 スレた大人になっちゃうわよ。犬で言えば、スレた成犬とでも言うのかしらん。
 ……え? ムーンブルクなんて日本にはないって?
 えっとね、わたしの仲間内では稚内のことをムーンブルクっていうの。
 そう。稚内は知ってるわよね? はいじゃあ解決。以後この話題には触れないように。あなた死ぬわよ。

 ともかく。
 いまのわたしの至上命題は殺し合いでもなんでもなくて、まず元の姿に戻ること。
 そのために霊験あらたかなアイテムである、「ラーの鏡」を手に入れることなの。
 「ラーの鏡」がどこにあるのか、わたしは全然知らない。一説だと毒沼に落ちてるらしいけど、日本に毒沼なんてあるはずないし。
 とりあえずは、わたしの雌犬の勘が“恐山あたりにありそう”と告げてるからそっちに向かって歩いてるんだけど、
 でこぼこ山道はかよわい雌犬にはつらすぎて、参って困ってるところ。
 ああ、水舐めたい……ぺろぺろしたいなあ。どっかに川流れてないかなあ。ていうか、お腹もすいてきたなあ。
 高級ドッグフードとか、一度でいいから食べてみたいなあ。うぅ、わんわん。誰か恵んでくれないかしら。


【一日目・0時40分/青森】

【ムーンブルクの王女@DQ2】
【状態】呪いで犬化
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
基本:元の姿に戻りたい
1:ラーの鏡を探す
2:恐山に行ってみる
3:誰か食べもの恵んでよ
※犬状態なので、人間の言葉は喋れません。

687野球って怖いからね:2012/07/28(土) 16:08:08 ID:AjTDDSuw

「野田総理と野球がしたい」

 神戸・甲子園球場。
 そこでバットを振るう黒猫。
 いや、黒猫型のロボットである。

 名は『クロえもん』。
 21世紀で野球をしているロボットだ。

「野球のセ・リーグが出来るくらい仲間を集めて、野田総理に野球で勝負を挑むんだ!」
「……そんなことは無理でやんすよ」
「だったら、四国アイランドリーグくらいの人数か?」
「人数の問題じゃないでやんすよ……」

 そして、こちらのメガネの男。
 名は『矢部明雄』。プロ野球選手であり、なんJ民だ。

「……それよりもオイラの家でガンダーロボ全話視聴会を……」
「おいおい矢部君、それでもプロ野球選手かよ。
 ……殺し合いなんてくだらねぇから、野球しようぜ!!」
「話は聞かせてもらったよ……俺も仲間に入れてくれないか?」
「アンタは?」
「ホモ……ムネリンでやんす!」

 一人のメジャーリーガーが仲間になりたそうにクロたちを見ていた。

【一日目・0時30分/日本・神戸】
【クロえもん@ドラベース ドラえもん超野球外伝】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:野田総理に野球で挑んで勝つ!
1:最低でも四国アイランドリーグが出来るくらいの仲間を集める

【矢部明雄@パワプロシリーズ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:生き残るでやんす

【川崎宗則@現実?】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:イチローを倒してでも、マリナーズに連れ戻す
1:戦力を集める

688“ユッキー”:2012/07/28(土) 17:14:39 ID:CIi0PuPA
 
 東京お台場。
 オブジェとして大地に立つ巨大ガンダムを見上げるようにして真剣な顔をしている男の姿があった。
 彼は鳩山元総理。
 色物のスーツに焦点の合ってない目、エウレカMADに出てきそうなアヒル口を尖らせて、ちょっと前まで日本の総理をしていた。

「野田総理……影が薄いと思ってたらとんでもない法案を通してくれたものだ。
 国民のことをゴミか何かとしか考えていない」

 支給されたガンダムの取扱い説明書を片手に、もう片手は怒りによって強く握る。
 彼は宇宙からの電波を受信するタイプなので、ガンダムの操縦は可能だ。
 お台場ガンダムを操縦し野田総理が居るであろう首相官邸を攻める、それが怒れる彼の作戦だった。

「バトルロワイアルなど終わらせてあげましょう……! 友愛! とうっ!」

 決め台詞を叫ぶと荒ぶる鷹のポーズを取り、ガンダムのコクピットへと飛翔しようとする鳩山元総理。
 しかし、
“ぐいっ”と。
 急に肩を強い力で掴まれ、彼が飛翔することは叶わなかった。
 万力のごときその握力、苦悶した鳩山元総理が振り向くとそこには、ピンクい髪を独特の二つ縛りにした美少女。

「――!?」
「ねぇ……あなた、“ユッキー”?」
「だ、誰かね、君はっ」
「忘れちゃったの? 由乃だよ。“ユッキー”の恋人の……我妻由乃」

 我妻由乃と名乗った少女は頭にたんこぶ一つ、左手に物騒なナタを携え、鳩山元総理に顔を近づけてきた。
 困惑。彼には少女のような恋人を持った記憶はない。今の妻にはべた惚れなのでこれからも無いであろう。
 ではこれはなんなのか……鳩山元総理は根源的な恐怖を覚え、由乃の肩を突き返した。

「き、君。私は“ユッキー”ではないっ! 早くその手を離したまえ」
「冗談はダメだよ“ユッキー”。さっき名刺を落としたでしょう? あなたは“ユッキー”のはずよ」
「名刺……? ああ、ジャンプの弾みでポケットから落ちたのか。
 いや確かに私の名前は“ユッキー”って呼べなくもないが、君の恋人じゃあないし……」
「え」
「え?」
「“ユッキー”、そんな。“ユッキー”は、由乃のこと、嫌いになっちゃったの?」
「なぇっ゛?」
「嫌いになっちゃったんだぁ」

 一閃。
 鳩山元総理が返答するその前に、由乃の握るナタが閃いた。
 ナタは鳩山元総理の頭部を耳の下あたりから頭頂部にかけて斜めに鋭断した。
 ビシュゥウ、切り開かれたそこから、脳漿と共にピンクかオレンジ色の脳髄がぐちゃりと飛び出し、彼は両目をぐるりと白くした。
 泡を吹いて倒れ、死んだ。
 頭の切片が、次いで地面にぽとり落ちた。

「あなたは“ユッキー”じゃないわ」

 我妻由乃は光を失った目でそう言うと、近くに落ちていたガンダムの取説をデイパックに突っ込み、再びどこへなりと歩き始めた。
 頭が痛む。ずきずきと。
 ロワ開始直後、彼女は路上に落ちていたバナナの皮で珍しく転び、頭を強打してしまった。
 その結果頭に大きなたんこぶを作り、そして、生涯忘れることはないと思っていた“ユッキー”のことを殆ど忘れてしまったのだ。
 性格や容姿、思い出や境遇まで……おぼろげに覚えているのは彼を自分が“ユッキー”と呼んでいたことと、
 彼のためなら神すら殺せると自分が思っていたことくらいだ。

「“ユッキー”……どこにいるの“ユッキー”……?
 早く私を見つけて……由乃を助けてよ、“ユッキー”……」


【鳩山元総理@現実? 死亡確認】


【一日目・0時55分/東京・お台場】

【我妻由乃@未来日記】
【状態】記憶喪失
【装備】鉈@ひぐらし
【道具】基本支給品、お台場ガンダムの取扱説明書
【思考】
基本:“ユッキー”を探す
1:明らかにユッキーじゃない人は殺す
2:名前にユキが入ってれば多分ユッキーだ
※天野雪輝のことをほぼ忘れてしまいました。

689カオスロワちゃんねる@10期:2012/07/28(土) 18:42:27 ID:Ht7XWQrM
鏡音レンはなんとか数々の追っ手を振り切り、繁華街の地下で営業されていたマンガ喫茶に逃げ込んだ。

「はあ、はあ……ったく、俺が何をしたって言うんだよ……」

二股とか性王とか、凄まじい言いがかりをつけられていたが、身に覚えなどあるわけも無い。
色々と腑に落ちないことはあったが、殺し合いなんかが始まってしまったのだから中には気がふれた連中だっているだろうと、あんまり深くは考えないことにした。

「それよりも今は、と……」

マンガ喫茶に逃げ込んだのには理由があった。
殺し合いが始まっても電気は供給され続けているし、おそらくインターネットだって使えるだろう。
ネット上にはおそらく色々な情報が流れているはずだ。
もちろんデマも多いだろうが、中には有用な情報があるかもしれない。
根気よく探せば、家族の安否に繋がる情報だってあるだろう。

レンは何よりも彼の家族のことを心配していた。
何しろ揃いも揃って虫一匹殺せないような連中ばかりだ。
またごく一部を除けば、殺し合いに加担せずに上手く立ち回るような器用な芸当が出来るとも思えない。
加えて家族は全員、それなりに有名な歌手だ。多くの人に顔を知られている以上、標的にされる可能性は高い。
しかし裏返せば、目撃情報なども集めやすいと言える。
そんな期待を込めて、マンガ喫茶のパソコンからインターネットに接続した。

まず目に付いたのは、この殺し合いに関する情報全てを取り扱っているという触れ込みのスレッド式匿名掲示板だった。
この手の掲示板の情報となると信頼性はかなり低いだろうが、何かの手がかりくらいは得られるかもしれない。
そう考えてアクセスすると、すでに数百を超えているスレッドの中で「危険人物の情報を交換するスレッド」というのが目に付いた。
なんとはなしにアクセスしてみると、このような書き込みが目に入ってきた。


 23:魔法老人リリカルななし 00:16:27

  青い髪でマフラーを巻いてる男がかなりヤバイ。
  生き残りたいからとかじゃなくて、快楽のために人を殺しまくるタイプっぽい。

 24:あなたの支給品はななしよ 00:23:05

  その男俺も遭遇したわ。完全に目が逝っててヤバかった。
  オマケに能力的には氷系の技を使う奴だった。
  こっちに炎使いがいなかったら殺されてたな……

 36:わたしこそ しんの ななしだ!! 00:25:13

  例の氷使いの男っぽい奴の写真がうpろだに上げられてた。こいつのことで間違いないかな?


そこに張られていたリンクを見たレンは驚愕する。そこに映されていたのは紛れも無く彼の兄、KAITOの写真だったからだ。
しかし写真自体は何の変哲もないものであるため、本当にKAITOが殺し合いに乗ったのかどうかはわからなかった。

(いや、だいたいあのKAITO兄さんが、そんな、ありえねえだろ……)

自分に必死でそう言い聞かせるが、その後の書き込みを見て彼は更に驚愕する。

 
 41:体はななしでできている 00:26:45

  つーかこいつ歌手でボーカロイドのKAITOじゃねえか?

 43:諸君、わたしはななしが好きだ 00:29:10

  いつかやるとは思ってたが……

 46:ななしだがそんなの関係ねえ!! 00:27:35

  妹を虐待してるとかいう噂が絶えなかったしな。

 51:愛し君よななしになれ 00:29:02

  ああ、一回警察沙汰になりかけたけど、虐待の被害者たちが庇ってうやむやになったんだっけ

 52:これがななしというものだ 00:29:03

  奴の家の周囲では毎晩のように、鞭で妹の尻を叩く音がするっていうからな……

690カオスロワちゃんねる@10期:2012/07/28(土) 18:43:37 ID:Ht7XWQrM
「ち、ちがう、その話は全部デマだ!!」
レンは思わずパソコンの前で叫んだ。

確かにそんな噂が一時流れたことはあったが、それは全てKAITOやボーカロイドを快く思わない連中が流した根も葉もないデタラメだった。
実際のKAITOは歌に関してこそは厳しい時もあるが、普段は優しくて穏やかな性格だ。
家族に暴力を振るったことなど無いし、ましてや人殺しなど考えられない。

(あの時、あれだけ必死に否定したのに……くそ、このままじゃ兄さんがヤバイじゃねえかよ)

デマの怖さをいやと言うほど味わったレンだが、スレッドにはさらに続きがあった。


 55:かのななしは常に一人 00:29:59

  そうえいばKAITOで思い出したけど、奴の妹の初音ミクもやっぱ殺し合いに乗ってるのかな?

 59:ななしでしょ?でしょ? 00:31:15

  当然だろ。あいつ性格KAITO以上に悪いっての常識じゃん

 61:ななしのことを忘れません 00:31:31

  KAITO以外の男は全員自分の性奴隷にしたいとかインタビューで言ってたらしいしな。その記事すぐ削除されたらしいけど

 62:バトロワ黙示録ななし 00:31:45

  ミクのCDのどれかを逆再生したら「自分より劣ってる人間は全員死ね」って言ってる。
  見た目がかわいいだけで性格は本当に終わってる

 65:ななしは今どこで何をしていますか 00:32:01

  デビュー当初は普通の性格だったけど、KAITOの体罰のせいで性格歪んだんだっけ

 66:泣かぬなら泣くまで待とうななななし 00:32:16

  うちの近所ではもう初音ミクに殺された奴が七人くらいいるよ。
  友達の知り合いのおじさんの話だけど

 69:僕と契約してななしになってよ!! 00:33:30

  それが本当だったら、早く居場所特定して拘束するなりしないとヤバイんじゃねえか?

 71:ななし、ついうっかり 00:34:07

  拘束するとか甘すぎだろ……今殺し合い中なんだぜ?

 73:もってけ! ななし 00:35:15

  とにかく、今後はKAITOと初音ミクの情報を最優先で集めるってことでおk?

 75:反逆のななし 00:36:23

  おk。あと、戦闘力に自信のある人は戦ってみてもいいと思う。


レンはパソコンの前で頭を抱えた。なんてこった。最悪だろこれ。
もちろん彼らが書き込んでいることは全てデマである。
インタビューの件やCDの逆再生だって全て作り話だ。KAITOの時と同じく、誰かがミクを陥れるためにデマを流したのだ。

自分の身分を明かした上で否定の書き込みをしようかとも思ったが、そんなことをしても火に油を注ぐだけなのは目に見えている。
それにどうやらデマに踊らされている善意の第三者だけでなく、意図的にミクやKAITOに関する中傷を広めている連中もいるようだ。
この書き込みはすでに日本中で何百人、いやひょっとしたら何千、何万人が見ているだろう。
こうなったら一刻も早く二人と合流するか……せめて、二人に今自分が置かれている立場を知らせないといけない。
だが二人とも機械オンチだから携帯すら持っていない。

「くそっ、一体どうすりゃいいんだよおおおおおお!!」


【一日目・0時40分/日本・池袋】

【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】疲労
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き延びて家族と再会する
1:KAITOとミクとなんとか連絡を取る

691小野妹子が大都会岡山でワイルド野郎と出会った:2012/07/31(火) 00:46:39 ID:fuBomBoU
こんにちは、僕は遣隋使で有名な小野妹子。
急にこのバトルロワイアル、とやらに巻き込まれて正直参っている。
っていうか、生き残った者のみが生きる権利がある、なんてそんなめちゃくちゃだ。
なんとかして、このふざけた状況を打破したいけど、心配事がいくつかある。
ひとつは、僕に支給されたものがハリセンということ。とても生き残れそうにない。
ふたつめ。僕の上司たる、聖徳太子のことだ。
富士山頂目前から、一合目まで豪快に滑降しても無傷で済んだタフなおっさんとはいえ、矢張り心配だ。
早いところ、合流してなんとかしたいところなわけで。
そして、最後のひとつ……それは……

「……」

なんか、ノースリーブのGジャンとデニムの短パンをはいたおっさんが目の前に突っ立っていること。
それも、興味津々な……所謂、目玉がランランな表情で。

「あの、すみません。僕急いでるんで」
「……君もワイルドだな?」
「は?」

思わず、目が点になった。

692小野妹子が大都会岡山でワイルド野郎と出会った:2012/07/31(火) 00:47:21 ID:fuBomBoU
「君の着ている、ノースリーブのジャージ!なかなかワイルドだなぁ」
「いや、それは……」
「この俺、スギちゃんとワイルド同盟を組もうじゃないか!そして、この殺し合いを打破するのだ!」

はいィィィィィィィィ?!?

「さあ、ともに行こう!そして、平和な日本を取り戻そうじゃねぇか!!」

まあ、確かに殺しあいに乗っていない人間と出会えたのは僥倖だ。
だが、このどこの馬の骨ともしれない人間と同類扱いされるのは……

「ちょ、ちょっと考えさせてくださいィィィィィィ!」
「おいおい、待てよォ!!」

スギちゃん、と名乗る男に追いかけまわされる僕。
僕を追いかけまわすスギちゃん、と名乗る男。

ああ、神様。僕はいったいどうなってしまうのでしょうか。

「たぁぁぁぁすけてぇぇぇぇぇぇ!!!」

【一日目・0時40分/日本・岡山】

【小野妹子@ギャグマンガ日和】
【状態】健康、精神的な疲労(小)
【装備】ノースリーブの赤ジャージ、ハリセン
【道具】支給品一式、ハリセン
【思考】
基本:聖徳太子と合流。殺し合いには乗らない。
1:たぁぁぁぁすけてぇぇぇぇぇぇ!!!

【スギちゃん@現実】
【状態】健康
【装備】ふたのあいたコーラ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊
1:ワイルドキャラを探し求める。

693ホモの魔の手からは絶対に逃られない!:2012/08/02(木) 01:06:58 ID:2/zTrZUQ
レーザービーム。

それは最早、人が投げれる速さを越え向かって来ていた。
あまりの速さに姿が残像として残る、その光景はまさに光線と呼ぶに相応しい。
普通の人間では受け止めることはおろか、避けることすら出来ないそのボールを彼はキャッチした。
キャッチボールや野球で投げられたボールを掴むかのように、グローブにそのボールを収めた。
その余波で地煙が巻き上がり視界を塞ぐ。
だが彼はそんな事を微塵も気にせず、そのボールを満足げに見つめる。

「イチローさん……」

川崎宗則はグローブ内の野球ボールを力強く握り締める。
必ずやイチローをマリナーズに連れ戻すという硬い決意を固めて――。


【一日目・0時35分/日本・神戸】


【川崎宗則@現実?】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:イチローを倒してでも、マリナーズに連れ戻す
1:戦力を集める


【クロえもん@ドラベース ドラえもん超野球外伝】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:野田総理に野球で挑んで勝つ!
1:最低でも四国アイランドリーグが出来るくらいの仲間を集める
2:今のボールは?

【矢部明雄@パワプロシリーズ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:生き残るでやんす
0:今のボールは?

694ホモの魔の手からは絶対に逃られない!:2012/08/02(木) 01:08:08 ID:2/zTrZUQ




「うーん参ったな……」

神戸より遠く離れた場所でイチローは溜息混じりに呟く。
今まで様々な自重しない連中を葬ってきた、無敵のレーザービームがいとも簡単にキャッチされたのだ。
何も感じない筈は無い。

「新宿から神戸まで距離が離れてたせいで、威力が落ちていたとはいえ、僕の全力の球を取るなんてね」

強い。

下手をすれば自分は負けてしまうとイチローは感じた。
だが宗則の様子を見る限り、何時までも逃げ切る事は不可能だろう。
かと言って、イチローはマリナーズに戻るつもりは更々無い。
ならば倒すしかない。真っ向からの野球勝負で徹底的に。

「まずは仲間を探さないとね。野球は一人じゃ出来ない」

そう言うイチローの横には


「銀次とは雷帝違いかよ……」

「おいあんた!ふざけたこと言ってんじゃ……」

「やめろまこっちゃん!!」

「ところでこのウニ頭誰だよ」

「イチローさん。免許証返してください。オナシャス!」

イチローが集めた野球仲間が居た。
しかしイチローは知らない。彼らはサッカー選手で一人は野球もサッカーもまったく無関係者だという事を。

【一日目・00時35分/日本・裏新宿】


【イチロー@現実?】
【状態】健康
【装備】野球道具
【道具】支給品一式
【思考】
1:川崎宗則を倒す
2:仲間を集める

【美堂蛮@GetBackers-奪還屋-】
【状態】健康
【装備】サングラス
【道具】支給品一式
【思考】
1:銀次を探す

【平田真@LIGHT WING】
【状態】健康、蛮に激しい怒り
【装備】なし
【道具】サッカー道具一式
【思考】
1:おいあんた!ふざけたこと言ってんじゃ……

【万玖波海@LIGHT WING】
【状態】健康、
【装備】なし
【道具】サッカー道具一式
【思考】
1:やめろまこっちゃん!!

【佐治雪哉@LIGHT WING】
【状態】健康、イヴァン雷帝(エゴイスティックエンペラー)
【装備】なし
【道具】サッカー道具一式
【思考】
0:これで俺もようやく……飛べる
1:吏人を探す

【TDN@真夏の夜の淫夢】
【状態】健康、
【装備】なし
【道具】サッカー道具一式
【思考】
1:免許を返して貰う

695THE Trumptower:2012/08/02(木) 23:27:10 ID:j.DnLgT6
群馬県のとある民家で、高校生と思わしき少女四人が炬燵を囲み、向かい合っていた。

その机の上には、高々と積み上げられたトランプがあった。
トランプの塔。
いわゆるトランプタワーである。


制服から察するに、時定高校、稜桜高校、桜ヶ丘高校、北高の女子だろう。

時定高校の制服を着た女子(以下、少女A)が、二枚のトランプを持ちながら険しい表情をしている。
どうやらトランプタワーの最後の二枚を持っている女子のようだ。


最後の二枚を乗せるのに精神を集中させる少女A。
焦りからか微妙な表情になりながら小刻みに震えている。

それにつられて少女のうち二人が少女Aのように微妙な表情になりながら小刻みに震える。

と、次の瞬間!
牙と翼の生えた猫が炬燵から飛び出す!!

が! 北高の制服を着た女子(以下、少女B)がその猫の尻尾を掴み、炬燵に引き戻す!!

三人はそのショックのあまり石化してしまう。

三人は石化しながら茶の間を後にする。

残った少女Bは何事も無かったかのように猫をなでなでしていた。

696THE Trumptower:2012/08/02(木) 23:28:26 ID:j.DnLgT6


しばらくして、少女三人が戻ってくる。

そしてトランプタワー完成に向けて作業を再開しはじめた。




――しかし何もできないまま30分が過ぎ、桜ヶ丘高校の制服を着た女子(以下、少女C)が疲れて眠ってしまった。

そして少女Aと稜桜高校の制服を着た女子(以下、少女D)は眠っている少女Cを微笑ましそうに見ていた。


トランプタワー建設はまだ続く。
少女Aがいまトランプを乗せようと思った瞬間!

……トランプタワーがぐらぐらと揺れた。
なんだろうと思い二人が右を見ると……

少女Cの鼻提灯がトランプタワーに当たっていた。
トランプタワーの揺れの原因だった。

慌てて二人は少女Cを床に寝かして布団を掛けた。

697THE Trumptower:2012/08/02(木) 23:29:14 ID:j.DnLgT6


まあとにかく、またトランプタワー建設を再開したが、少女Aの様子が少し変だ。
なにかモゾモゾしている。

ふと、少女Aが少女Dにジェスチャーをする。
どうやらトイレに行きたいようだ。

少女Dも少女AにOKの指示を出す。
少女Aはトイレをしに茶の間を出た。

少女Aが襖を閉めた。次の瞬間――






……特に何も起こらず数分が過ぎた。

で、少女Dが暇潰しにゲームをしていると。


ガラッ!
と音を立てて襖が勢い良く開く。

そこにいたのは少女Aではなく、帽子を被りゴーグルを着けた少年だった。
開盟高校の制服を着ているため、彼も学生なのだろう。

どうも彼は窓からトランプタワーを建設している四人を見て、いてもたってもいられなくなったらしい。


だがしかし。




風圧で電灯がなぜか落下!
トランプタワーは電灯の下敷きとなり、崩れ落ちた。

そのショックで少女Dの顔がとても文章では表せない顔に!
そして少年も同じく文章では表せない微妙な表情になりながらテンパっている。

――そして少女Aがトイレから帰って来る。

そこに待っていたのは惨事だった。

698THE Trumptower:2012/08/02(木) 23:29:59 ID:j.DnLgT6





「ちょっ! え〜っ!?
え、え! え!? 嘘ー! ナニコレェーッ!!」

「電灯が落ちてきてさぁ……このザマだよ」

「ご、ごめ゙ん! 俺そんなつもりじゃなくて!
ただ俺もトランプタワーに参加したくて!!
ごめん! ホントごめん! 初対面だけどごめん!!」

「やったぁ〜、今日はチーズケーキだ〜……」


「ひどいよ! せっかく頑張ってここまで行ったのに!!」

「まったくだよ。 青春の時間は一刻一刻と無くなっていってるんだよ?」

「……っていうか、こんな事になってんのに、なんでトランプタワーなんかやってんのよ」


「「「…………えっ?」」」

「いま人類全員で殺し合いしてるのよ!?
なんでこんな事やってるのよ!」


「「「……あっ」」」

「うぅ〜、おはよぉー今何時?」


その後結局、ゴーグルの少年がトランプタワーを完成させることで事なきを得た。
しかしこのトランプタワーに「ボッスン塔」というダサい名前をつけられた。

そして猫は少女Bの膝で眠っていた。

699THE Trumptower:2012/08/02(木) 23:30:47 ID:j.DnLgT6


【一日目・0時57分/日本・群馬県民家】


【相生祐子@日常】
【状態】健康
【装備】時定高校の制服
【道具】支給品一式、トランプ一式
【思考】
基本:これからどうしよう
1:トランプタワーなんてやってる場合じゃなかったよ〜
2:みおちゃん、なのちゃん、麻衣ちゃんを探す

【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康
【装備】北高の制服
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いには乗らない
1:SOS団のみんなを探す
2:ついでにキョンも探す
3:何やってんのよあんたら……
4:この猫、可愛いわね……

【平沢唯@けいおん!】
【状態】健康、寝ぼけまなこ
【装備】桜ヶ丘高校の制服
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いは絶対やだ!
1:ね〜む〜い〜……

【泉こなた@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】稜桜高校の制服、PSP
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いとかバカげてるよね
1:ハルヒ♪ ハルヒ♪
2:なんで私トランプタワーなんかしてたんだろ……
3:で、『SKET DANCE』のボッスンが乱入してきたけど、どういうこと?
4:みんな……無事かなぁ…………

【にゃんぱいあ@にゃんぱいあ】
【状態】健康、睡眠中
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】
基本:とにかく血ぃくれにゃ
0:Zzz…

【藤崎佑助@SKET DANCE】
【状態】健康、疲労状態
【装備】開盟高校の制服、大人用ポップキャップ、ゴーグル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いには乗らない
1:あ〜、ホンット………………集中したぁー
2:……ごめん…………
3:ヒメコとスイッチを探さないと

700悶絶少年カオスロワ編:2012/08/02(木) 23:54:00 ID:Um9I90Fs
「どうしたんだい」

どうしようもなくなってレンが大きな声で叫んだ、その時。
レンの背後から声がかけられた。
振り向くと、そこには一人のサラリーマン風の男が立っていた。
帯刀しているようだが、どうやら殺し合いに乗ってる様子はなさそうだ。

「一体何があったんだか、おじさんに話してごらん」
「は…はい」

おじさんの気さくで優しそうな雰囲気にレンは心を許してしまう。
無理も無い。何しろ今まで出会ったのはレンにR-18なことを聞こうとする男だったり、腐った女だったり…。
レンは話した今までのことを。




「そうか、それは大変だったなレン君…」
「おじさん、俺…」
「いい、何も言うな。それより喉が渇いただろう?
こっち来て飲み物でも飲みなさい」
「ありがとう、おじさん!」

お礼を言ってテーブルの上に置かれ、コップに注がれたアイスティーを口にする。
その時だった。

「うっ!!?」

突然、喉を絞められる感覚に襲われ。コップを床に落とす。
何かで絞められているのが分かった。ネクタイだ。
そして、自分の首を絞めているのは……自分に親切してくれていたはずのおじさんだった。
おじさんの顔は先ほどとは打って変わったマジキチスマイルをしていた。

「な…んで………」
「おじさんはねぇ、君みたいな可愛いねぇ、この悶絶顔が大好きなんだよ!!」
「おじさんやめちくり〜^^」
「おじさんの言うこと聞いてくれるかい?死んじゃうよホラホラ」

マズイ。このままでは本当に意識があの世へ飛んでしまう。
ここは言うことを聞くふりして、後でなんとか逃げ出そう。

「い…言うこと聞く…」

すると、首にかかっていたネクタイが解かれる。
よし、逃げるなら今だ。

「ライダー助けて!!」

誰か〜と言うつもりだったが、気が動転してライダーと言ってしまったようだ。
だが、これだけ大声出せば誰かが来てくれる筈…

「YO!」

だが、レンはおじさんに首根っこをつかまれて床に叩きつけられてしまう。
レンを上から覗き込むおじさんの目は明らかにキレていた。

「おじさん何て言った…?」
「言うこと聞けって…」
「言うこと聞きましたか…(小声)」
「聞きませんでした…」




「じゃあオラオラ来いよオラァ!!(豹変)」

レンは豹変したおじさんにトイレに連れて行かれて終了

【一日目・0時40分/日本・池袋】

【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】疲労
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き延びて家族と再会する
1:KAITOとミクとなんとか連絡を取る
2:助けて…

【虐待おじさん@真夏の夜の淫夢】
【状態】健康、豹変
【装備】閻魔刀@デビルメイクライ、竹刀、鞭 
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:少年を虐待する

701魔法の定義 ◆AgKjRGgzZw:2012/08/06(月) 19:37:38 ID:yESk0hVQ
「……多分ここ辺りにいるはず。私の勘がそう言ってる」

黒色の、まるで制服のような衣裳を着た少女が夜の街並を走っていた。
少女は関西地方の大都市である大阪府の繁華街を風を切りながら走りながらある人間を探していた。

見滝原中学校二年 鹿目まどか。
彼女の大切な友達で、
必ず守ると決意した少女。
彼女は、この殺し合いが始まった時点から鹿目まどかを発見し保護する事を心に決めていた。


彼女の名前は暁美ほむら。
謎の生物、キュウべぇと契約した魔法少女であり、鹿目まどかのクラスメイトだ。
だがそれは鹿目まどかから見た暁美ほむらの情報。というだけであり、実際は彼女はまどかとはさらなる繋がりがある。

しかし当人のまどかはそれには気付いていない。

彼女にはただならぬ過去があり、想いがある。
ただ、これ以上の説明は野暮かもしれないのでここでは割愛しよう。


ほむらは、以前なら賑やかだった声がなにもかも消え去った夜の大阪を散策していた。
もしかしたら、鹿目まどかがここにいるかもしれないと、自分自身の中に感じた勘を頼りに、建物の中、空の上、乾いた大地、ビルの隙間、街路樹の陰、看板の裏側など隅々まで沈黙の都市の中を探し回っていた。

自分の最も大切なものを守るために――。



【一日目・0時38分/日本・大阪】

【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、魔法少女
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(穢れ無し)
【道具】支給品一式、爆弾(ロワ開始後に自身で作成したもの)
【思考】
基本:まどかを守る
1:待っててまどか……
2:無事よねまどか……?

702魔法の定義 ◆AgKjRGgzZw:2012/08/06(月) 19:38:18 ID:yESk0hVQ





「黒い服を着たあの女の子……
この子に……なんかを感じるんやけど……なんなんやろか…………?」


その後ろで、羽が生えた黄色いライオンのような謎の小さな生物が暁美ほむらを追っていた。
ほむらから感じた"なにか"に疑問があったから。

それは魔法の力に近く、だがそれとは全く違ったなにか。だ。

彼の勘は正しかった。
だが彼女と契約をしたキュウべぇならば、『それは違うよ』と云うだろう。
何故 なら、
いまここにいる彼、ケルベロスが知っている定義は、キュウべぇが知るそれとは全く異なるのだから。
そして、そもそも世界に対する因果が違うのだから。


【一日目・0時41分/日本・大阪】

【ケルベロス(小)@カードキャプターさくら】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】
基本:どうしようか正直迷っている
1:桜と合流したい
2:あの子は一体何者なんや……?

703魔法の定義 ◆AgKjRGgzZw:2012/08/06(月) 19:39:00 ID:yESk0hVQ





一方、その頃埼玉県では――


「僕と契約して、魔法少女になって欲しいんだ」

「――誰だ貴様は?」

「僕は、キュウべぇ。
君にはとてつもない力を感じる。君なら鹿目まどかに劣らずともそれに匹敵する力を持った魔法少女になれるよ。」

「貴様は一体何が言いたい?」

「さっき言ったじゃないか。黒神めだか」




「僕と契約して、魔法少女になってよ!」


【一日目・0時41分/日本・埼玉県】

【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:女性参加者全員を魔法少女にする。
1:黒神めだかと契約する。
2:そして必ず鹿目まどかとも契約してみせる。

【野比玉子@ドラえもん】
【状態】健康
【装備】買い物かご、サンダル、ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(穢れ無し)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:野比家の面々に夕食を作る
1:スーパーはどこかしら?

【黒神めだか@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】箱庭学園の制服(めだか仕様)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルを叩き潰す!!
1:魔法少女、だと……?
2:それにしてもこの動物(キュウべぇ)かわいいな。
3:善吉……

704それは鮮烈な……悲劇:2012/09/05(水) 09:49:43 ID:mqilLEMw

(何でこんなことになっちまったんだよ……何で、マミが……!?)

 赤い魔法少女、佐倉杏子は星と満月が輝く夜空を見上げながら舌打ちをする。
 ようやく友達になれた魔法少女の美樹さやかを失った悲しみを乗り越えて、巴マミや暁美ほむらと一緒に魔獣を狩っていたら、いきなりこんな意味のわからない殺し合いが日本全土で起こった。
 何でも、世界中から押し寄せてきた難民を受け入れられなくなったから、殺し合いを始めたらしいが……そんな話は杏子にとって知ったことではない。
 確かにこの世界は強い者が弱い者を食らうという、食物連鎖の法則で成り立っている。寝る場所や食料の確保をするなら淘汰は必要不可欠かもしれないが、だからといって殺し合いとやらに付き合う義理はなかった。
 あのオッサンは共に戦ってきた先輩のマミを、まるでゴミか何かのように殺したのが許せなかった。この殺し合いは生き残った奴を日本国民として認めるチャンスらしいが、その理論からすると奴の行動はまるで矛盾している。
 つまりマミ達は日本国民として認められる資格すら、ないとでも言いたかったのかと杏子は憤りを覚えた。

(ムカつくよ……ああ、ムカつくな! マミ、あんたの仇は取ってやるからな……あたしがそっちに逝くまで、待っててくれよ)

 気に入らない奴はぶちのめすが、主催者の言いなりになる気は全くない。
 真面目を絵に描いたような魔法少女のマミとは色々と言われたことがあったが、それでも大切な先輩だった。そんな彼女の命を奪った奴に従うつもりなど杏子にはない。
 だから、マミの願いを叶える為にも殺し合いを止めて主催者をぶちのめす。正義の味方を語るようで小恥ずかしいが、不思議と抵抗はなかった。

「杏子さん……大丈夫ですか?」
「あんたに心配されるほど、あたしはヤワじゃねえよ……ま、心配してくれてありがとなヴィヴィオ」

 そして今、杏子は見慣れない制服を纏って、腰にまで届くほど長い金髪に二つのリボンを付けた少女に対して、笑顔を向けている。
 その少女の名前は高町ヴィヴィオ。殺し合いが始まってから、どうするべきかと考えていたところに出会った最初の人間だった。何でも彼女はミッドチルダとかいう異世界からやってきた奴らしいが、それは別にどうでもいい。
 亡くなった妹のモモと似たような子どもまで殺し合いを強いた主催者への怒りが、更に強くなっていた。

「にしても、あんたも災難だな……たまたま旅行に来てただけなのにこんな事に巻き込まれてさ。あんた、その元の世界に助けを呼べないのか?」
「私もそうしようと思ってましたが、通信が繋がらないので……でも、私は諦めませんから! この力で、みんなを助けてみせます!」
「そっか。まあ、無理はするなよ……こんなくだらねえ殺し合いとやらで死んだら、あんたの母親も悲しむからさ」
「心配してくれてありがとうございます! 私も杏子さんに無理をさせませんから、一緒に頑張りましょう!」
「ああ……あたし達二人で、コンビ結成だな!」

 暗闇をものともしないような明るい笑顔を向けるヴィヴィオの頭を、杏子は優しく撫でる。
 詳しくは知らないが、ヴィヴィオは格闘技をやっているのでそれなりに戦えるらしい。だが、こんな年下の少女に無理をさせるほど杏子は自分が弱いと思っていないし、何よりもそれをさやかやマミが望んでいるわけがなかった。
 だからヴィヴィオも守るし、殺し合いを止めながら気に入らない奴らを蹴散らす。そう決意しながらヴィヴィオの小さな手を握った、その時だった。

「うわああああああぁぁぁぁぁ!」

 突如、何処からともなく少年の悲鳴が闇の中から響いて、一瞬で杏子の鼓膜を刺激する。
 それは何となくヴィヴィオの声と似ている気がしたが、そんなのはどうでもよかった。

「何だ、今の声は!?」
「杏子さん、あっちみたいです!」

 狼狽するヴィヴィオが指差す方面には、数階建ての小さなホテルがある。
 悲鳴が発せられたということは、あそこで子どもが襲われている可能性が高い。ただ脅えているだけかもしれないが、それでも放っておくわけにはいかなかった。

「やれやれ、早速仕事かい」
「行きましょう、杏子さん! このままじゃ……」
「わかってるよ! けどなヴィヴィオ、さっきも言ったみたいに無理はするなよ」
「はい!」
「それじゃ、行くか!」

 そうして、魔法少女へと変身した佐倉杏子はヴィヴィオを背負って走り出す。その重さを感じて、改めてこれから大きくなるであろうヴィヴィオを守らなければならないと杏子は認識した。
 高町ヴィヴィオをホテルに連れたことで、一体どんな悲劇が起きるのかも知らずに……

705それは鮮烈な……悲劇:2012/09/05(水) 09:50:26 ID:mqilLEMw





「うふふユーノ君……私のこの身体、どう?」
「も、もうやめてよなのは……こんなの、こんなのおかしいよ!」

 千葉県のとあるホテルに備え付けられた和風の庭園。
 そこでは今、豊満な肢体をボンテージを身に纏った女性が妖艶な笑みを浮かべながら全裸の少年に迫るという、あまりにも奇妙な光景が広がっている。
 この状況に至った理由は、高町なのはがユーノ・スクライアに支給された未来の秘密道具であるタイムふろしきを使ったことから始まった。数時間前の行為の後、ユーノが呆然としている隙を突いて、なのはは何を思ったのか突然タイムふろしきを使って25歳までに成長を果たす。
 そのまま、ショックで動けなくなったユーノを抱えて庭園にまで足を進めたのだ。これまたユーノの支給品であるボンテージを身に纏って。

「どうして? その年で野外プレイができるなんて、最高じゃない」
「な、な、な、なんでよ!? 僕は、そんなこと望んでなんか……」
「ええ〜? 大人の階段を一気に登れるんだよ? つまり、ユーノ君を一人前の男にしてあげようとしてるんだからね!」
「お、大人って……意味が分からないよっ!」

 あまりにも突拍子のない理論に、ユーノはただ怯えるしかできなかった。
 いつものなのはではない。こうなってしまったのは彼女が未来を知ったかららしいが、ここまで自暴自棄になってしまうなんてどれだけ酷い未来なのか? 
 いつものユーノなら、なのはを立ち直らせるために奮闘しただろうが……それをできるような状態ではない。
 
「それに、ユーノ君のマンモスもギンギンになってるでしょ? だから、私はその欲望を叶えてあげたいの」
「えっ……?」

 完熟したリンゴのように頬を赤らめるなのはが指している先を見て、ユーノは言葉を失った。何と、彼の小さな生殖器が天に向かうように大きく立っていたのだ。
 当然である。ユーノ・スクライアもまだ9歳の少年とはいえ、正真正銘の男。果物のように豊満な乳房に、ボンテ―ジに覆われたしなやかな肢体を前にしてはこうなるのは当たり前だった。
 加えて、胸の位置から衣服を突き破りそうに勃ち上がっている二つの突起が、全裸よりも扇情的な雰囲気を放っている。悲しいことに、それがユーノ・スクライアという少年に宿る雄の欲望を最大限にまで燃やしていた。

「そんなに勃起してるなんてユーノ君ってとってもエッチなんだね……でも、そんなユーノ君も大好きだよ」
「こ、これは……そのっ……!」
「大丈夫だよ。大人になった私がもっと、ユーノ君を気持ち良くしてあげるから!」
「嫌だ! やめて……いつものなのはに戻って!」

 なのはの笑顔はあまりにも眩しかったが、今のユーノにはそれがあまりにも恐ろしい表情に見えてしまう。
 彼女には悪意が全くない。故に、これからやろうとしている事を決して間違っていると思っていないだろう。だから、先程の行為のように男としての……否、人間としての尊厳が容赦なく奪われてしまう。
 そう悟ったユーノの瞳から涙がポロポロと零れ落ちた、その瞬間だった。

「マ、ママ……何、してるの?」

 怯えるユーノの耳に、震えるような少女の声が響く。
 それによって恐怖に支配されていた彼の意識が急激に覚醒して、はっと顔を上げた。するとその先には、なのはの背後から少し離れた場所に二人の少女が見える。
 赤髪と金髪の見知らぬ少女達は、どちらも愕然とした表情を浮かべていた。

706それは鮮烈な……悲劇:2012/09/05(水) 09:51:03 ID:mqilLEMw





「ヴィ、ヴィヴィオ……!?」

 高町なのはの身体は、突如として現れた少女を見たことで大きく震えている。そして、暴走していた思考もようやく落ち着きを取り戻し始めていた。
 3000年以上前から、古代エジプトに伝わる秘宝・千年アイテムの一つである千年タウクの効果によって、なのはは自分の未来に希望がないことを知ってしまい、自暴自棄になってユーノ・スクライアを性的な意味で襲った。
 しかし、冷静になって思うと決して悪い未来だけではない。戦技教導隊の教導官になって多くの人間から慕われたり、血の繋がりはないにしても愛する娘もできた。
 その娘、高町ヴィヴィオが目の前にいた。

「あ、あのね……ヴィヴィオ、これはね……!」

 今の自分の姿を思い出してしまったなのはは、しどろもどろとなっている。
 千年タウクを通じて見た未来の自分は、ヴィヴィオが憧れるママになっていて、こんな格好になったことがない。ましてや、今のユーノのような少年を襲ったこともなかった。

「ヴィヴィオ……!」
「嫌あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 なのはが一歩前に踏み出した瞬間、ヴィヴィオは盛大な悲鳴をあげながら逃げるように去っていった。そんな彼女を追うように、もう一人の赤髪の少女も走り出していく。
 そんな彼女達を追おうとしたが、その直後になのはは盛大にすっ転んだ。すぐになのはは立ち上がったが、その間に二人の姿は見えなくなっている。

「ヴィヴィオ、待って! ヴィヴィオオォォォォォォォォォォォォ!」

 高町なのはの叫びは空しく響くだけだった。
 そしてこんな混沌に満ちた状況を影から見守っていた柊かがみは、こう呟く。

「……どうすればいいの、この状況?」


【一日目・1時30分/日本・千葉県 ホテル庭園】


【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】
【状態】思考暴走、25歳の身体、ボンテージを着ている、激しいショック
【装備】レイジングハート@魔法少女リリカルなのは、千年タウク@遊戯王、タイムふろしき@ドラえもん、ボンテ―ジ
【道具】基本支給品一式
【思考】
1:??????
【備考】
※千年タウクの効果によって、高町ヴィヴィオの存在を知っています。
※タイムふろしきを使ったので、25歳の肉体に成長しました。


【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】
【状態】ショック
【装備】なし
【道具】基本支給品一式
【思考】
1:こんなのってないよ……
【備考】
※不明支給品はタイムふろしき@ドラえもんとボンテ―ジです


【柊かがみ@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:家族および友人と合流
1:どうしよう、この状況……

707それは鮮烈な……悲劇:2012/09/05(水) 09:52:48 ID:mqilLEMw







 どれだけ走ったのかはわからないが、ホテルから離れたのは確かだった。
 しかしそんなことはどうでもいい。杏子にとって、今はヴィヴィオを何とかして慰める方がずっと大事だった。

「ひっく……ママ、なんで……なんであんなことを……」
「ヴィヴィオ……まあ、なんだ。元気出してくれよ……」

 大好きな母親が子どもを襲うなんて光景を見せられたら、誰だって凄いショックを受けるに決まってる。
 母親が奇行に走ったせいで泣いている高町ヴィヴィオの為に、一体何をすればいいのか? それが佐倉杏子にとって当面の課題だった。

 

【一日目・1時30分/日本・千葉県】


【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、困惑
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:マミの敵を取る為にも、殺し合いを止める。
1:とりあえず今はヴィヴィオを何とかして慰める。
〔備考〕
※最終回で世界が改変された後からの参戦なので、鹿目まどかの存在を知りません。


【高町ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはVivid】
【状態】健康、激しいショック
【装備】セイクリッドハート@魔法少女リリカルなのはVivid
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いには乗らず、みんなを助ける
1:ママ……何で、あんなことを……

708風を突き抜けて:2012/09/08(土) 02:32:52 ID:d4TvfJ3w

 東京都・銀座。
 ここに一人用のポッドが降り立った。

「ふぅ…………ここが地球か」

 出てきたのはスキンヘッドが特徴的な男だった。
 男の名は『ナッパ』。戦闘民族サイヤ人の数少ない生き残りだ。

「さて、手始めに……」

 ナッパ様はクンッってやろうとしたのだが……
 勿論、この地域すべてを吹き飛ばすためである。
 しかし、その時である!!

「おい、おっさん、俺とネットバトルしろ!!」
「なんだ、この戦闘力の低いガキは?」
「俺が勝ったら、お前の支給品を貰う!!
 もしお前が勝ったら、ロックマンはやる!!」
『ひどいよ、熱斗君……』
「……遊びなら付き合ってやろう……」
「そうこなくちゃな!! プラグイン、ロックマンエグゼ! トランスミッション!!」
「!?」

 バンダナの少年は迷うことなくプラグインした。
 ……ナッパが乗っていたポッドに。

『熱斗君、それペッドじゃなくてポッドだよ!!』
「小僧、なにしやがる!!」
「そんなこと俺が知るか、デカオにでも聞けよ!!」

 そして、デカオはデイバックから顔だけ出してナッパ様に一言。

「男ならネットバトルで勝負しろよ」
「…………は?(威圧)」

 ナッパ様が一瞬だけ隙をみせたその時を熱斗は狙っていた。

「隙が出来たぜ―――っ!!! リアルガッツパァァァァンチ!!!!
 アァァァンド、リアルガッツシュートッッ!!!!!」 
「なにぃ!?」

 右ストレートに続けて自身のPETをナッパ様に投げ付ける。
 PETの当たり所が悪かったのか、ナッパ様はそのまま気絶した。

709名無しさん:2012/09/08(土) 02:33:25 ID:d4TvfJ3w
 
『本当に酷いよ、熱斗君』
「昔から言うだろ。勝てば官軍だよ」
『確かにそうだけどさぁ……』
「さて、約束通り支給品貰うぜ!!」

 そして、熱斗はナッパ様のデイバックを漁り始めた。

「なんだよ、豆とデカオしか入ってないじゃん」
『まぁまぁ、何も入ってないよりはマシだよ』
「……プリズムとフォレストボムはどこにあるんだろう?」
『……チップトレーダー回すしかないかもね』
「それだな、よし沢山チップ集めてトレーダー回しまくろうぜ!!」
『そうだね、熱斗君!!』
 
 二人は今後もネットバトルを挑んでいくんだろう。
 だが、二人のバトロワは始まったばかりだ。

【一日目・2時30分/日本・銀座】
【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】健康
【装備】自分のPET(ロックマン入り)
【道具】支給品一式×2、大山デカオ@ロックマンエグゼ、大山デカオ@ロックマンエグゼ2、仙豆
【思考】基本:野田総理にネットバトルを挑んで勝つ!
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す
2:その為に色んな人にネットバトルを挑む

【ロックマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ロックバスター
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
1:野田総理がネットバトルを受けてくれるか、心配。
※PETの中にいます


【ナッパ様@ドラゴンボールZ】
【状態】ボッコボコ、気絶
【装備】一人用のポッド
【道具】なし
【思考】基本:カオスロワで優勝する
0:あの地球人のガキめぇ……
1:ベジータを探す

710四国ではよくあることです。:2012/09/27(木) 00:36:57 ID:soXDqkAs

「核ミサイルですか……出来ればもっとましな武器が良かったんですがね」

 その頃、四国のとある都市において紬は大きくため息をついていた。
 紬はこんな殺し合いに乗る気は更々無かったが、自己防衛はしたかった。

「斎藤や軽音部の皆さん、その他大勢はこんなところでくたばってほしくないですね
 ……それにしても、本当に何もないですね、流石四国と褒めてやりたいところですね」

 四国をディスりまくるムギさん。
 そんな彼女の背後からとある参加者が近づいていた。  

「うぬ……小娘も参加者のようだな」

 身長2M近くの大男である。
 筋肉モリモリすぎて、なんかヤバい。そして臭い。
 しかし、その大男を前にしてもムギさんは動じたりしない。

「いえ、私はただの軽音部の部員です」
「う、うぬぅ……? 一つ聞くが、小娘は北斗七星の横にある星を貴様は……」
「ああ、あの死兆星ですか? あの星は我が『故郷』に似ている……」
「何……?」

 これはムギさん得意の小粋なアメリカンジョークだったが……
 大男―――ラオウは動揺を隠せない。

「……フ、フハハハ、まさか神は死兆星からこの拳王に遣いを送り込んでくるとはな!!
 やはり、天は俺を選んだようだな!!!!!」
「は?(何言ってんだ、このオッサンは?)」
「小娘は名は?」
「性は琴吹、名は紬……気軽にムギちゃんとでも呼んでよ……あと、タクアンとかほざいたらぶち殺す」
「では、ムギちゃんとやら、この拳王の配下になる気は無いか?」
「……まあいいでしょう(なんかめんどいから適当に答えときましょうか)」
 
 こうして、タクア……ムギさんは拳王の配下になったのであった。
 これが後の四国が死国になる序章だったのであった。

【一日目・00時15分/日本・愛媛】
【琴吹紬@けいおん!】
【状態】精神的にぶっ飛んでる
【装備】核ミサイル
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き残ることを最優先
1:拳王とやらの配下になる
※今までとは別人に決まってんだろ!!いい加減にしろ!!

【ラオウ@北斗の拳】
【状態】健康
【装備】炭酸水
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:野田総理を倒す
1:そして、拳王が新たな時代を作る
2:死兆星から使者の小娘を配下にしたぞ!

711狂乱テディベア:2012/10/09(火) 01:10:23 ID:qMk4s5UM
神戸の街。ここで、ウサギの少女とクマの少年が睨み合っていた。

「うさみちゃん、僕は死んでは生き返り死んでは生き返る……そんな特殊な体だ。
どうせ僕は間もなく死ぬことになるだろう。だから、その前にやりたいことをやりまくる。
……それは決して間違いではない。そうだろう?」

クマの少年は言う。その手に現地でくすねたのだろう、大量のぱんつをデイバッグに詰めながら。

「むしろ、あなたは大人しく死の瞬間を待つことね。
死の瞬間まで犯罪に手を染めているってことが親戚郎党に知れたら、
あなた……末代までの恥晒しになってしまうわよ……クマ吉君」

「うさみちゃん」と呼ばれたウサギの少女は「クマ吉君」と呼ぶクマの少年に向け、人差し指を指した。
クマ吉。死んではすぐに生き返り、かと思えばすぐに命を散らす。
「野比玉子症候群」なる特殊な症状の罹患者の一員。
彼は確か、このカオスロワ10期オープニング(通算4712話)にて野比玉子達と一緒に見せしめにされた……はずだった。
そして、ご多分にもれずというかなんというかご覧のとおり華麗な復活を果たしたのである。

「末代までの恥晒しでもいいさ。僕はやりたいことをやるだけだから……」

そういって、踵を返すクマ吉。
やがて、その姿は夜の闇に消えていった。

クマ吉の「末代までの恥晒しになってもいい」発言にしばらく固まっていたうさみ。
しかし、何かを決めたように歩きだした。

「……あの淫乱狂乱テディベアを止めなきゃ……」

一人の探偵少女の戦いが今、始まる。

【一日目・00時25分/日本・兵庫県神戸市】
【クマ吉@ギャグマンガ日和】
【状態】健康、狂乱
【装備】青いTシャツ、灰色の半ズボン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:世の中のパンティ(およびスクール水着、ブルマー)を自分のものにする
1:さて、次はどこへ行こう。

【うさみちゃん@ギャグマンガ日和】
【状態】健康 、強い決意
【装備】「猛獣」と書かれた袖なしシャツ、ピンクのプリーツスカート
【道具】支給品一式
【思考】
基本:クマ吉の暴走を止める
1: そのためならクマ吉君を殺す覚悟も……

712feel the wind:2012/10/15(月) 02:46:53 ID:WtUGVVLE

「待ってろ! 熱斗、ロックマン!! 今いくぞ!!」

 メガネを掛けた理知的なイケメンの男が何やら叫ぶ。
 その男は何やらハンドルのような物が握られている。
 
 そして、その男の首には『首輪』が無かった。
 いや、無かったのではない。速攻で外したのだ。
 
 この男の名は『光祐一朗』。
 光熱斗とロックマンの父であり、かの有名なハッキングパパだ。

 時は少々、遡る。

 彼は開始三分で自身の首に巻かれていた首輪を得意のハッキングで解除したのだった。
 さらには、そのままその首輪から自作で爆弾を作ってしまった。
 
「これで爆死の心配はないな。そうだ、デイバックの中だ。何か使えるものが入ってるかもしれないな!
 ……むっ、これは……!……熱斗の友人のデカオ君の弟のチサオ君だけか……ゴミだな。
 あとは……ノートパソコンかこれさえあれば!!」

 そして、祐一朗はとある場所に向かった。
 そのとある場所とは皆さんもご存じ『福岡yahoo japanドーム』である。
 祐一郎はこんなこともあろうかと福岡ドームにちょっとした改造を施しておいたのだ。 

 少しばかり九州を改造して飛べるように仕組んだのだ。
 その三塁側ベンチにそのコクピットはあった。
  
 そして、祐一郎が三塁側ベンチ内のレバーやらなんやらを動かした!!
 すると、九州が飛翔した……基、九州そのものが巨大ロボに変形したのだ!!


「  九  州  ロ  ボ  発  進  !  !  」


 そして、その九州ロボは日本上空をゆったりとしたとスピードで動き出した。
 その目的はただ一つ、『全力で息子たちのサポートするであった!』
 その為にまずは主催者の本拠地を特定し、息子たちに伝える。
 あとはいつもどおり、息子たちがデリートするといったテンプレ的な作戦である。

「待ってろ! 熱斗、ロックマン!! 今いくぞ!!」

 祐一郎さんの科学力は世界一ィィィ!!

【一日目・1時30分/日本上空】
【光祐一郎@ロックマンエグゼ】
【状態】健康、首輪解除
【装備】九州ロボ
【道具】支給品一式、ノートPC、自作爆弾、大山チサオ@ロックマンエグゼ
【思考】基本:息子たちをサポートする。
1:主催者達の本拠地を探す。

※九州は飛翔しました。

713のらりくらり揺れながら:2012/10/19(金) 16:00:17 ID:Tq5EG4t6

「面白いことないかねぇ〜」

 四国と本州の中央の間、瀬戸内海。
 その海に一隻の舟があった。
 その舟の船頭に一人の少女が退屈そうにつぶやいた。
 その少女の名は小町、小野塚小町である。

「死神が死んだら、それだけで話の種にはなるが、笑えないね」
「ええーーっ!!? お姉さん死神だったの!?」
「きゅん、びっくりした……」

 その舟には小町の他に何人か乗っていた
 しかし、声をかけられるまでその存在に気付かなかった。

「アンタ一体、いつから居たんだい?」
「最初からっすよ」
「そうですね、僕も最初からいましたよ」
(この人間たち、影薄っ!)
 
 船上には合わせて四人。
 小町を除けば全員影が薄かった。
 光学迷彩スーツを着ているのかと思うくらい影が薄かった。

「僕は黒子テツヤです。よろしくお願いします」
「私は東横桃子っす」
「赤座あかりだよ!! ゆるゆりの主人公だよ!!」
「あっ、僕とキャラ被ってますね。僕も主人公です」
(影薄いコミュニティが出来てる……!)

 影が薄い。だが、空気では無い。
 目立つタイプの影が薄い能力者たちだ。
 
「それにしてもお姉さん本当に死神なの?」
「まぁ、そうだね」
「鎌とか持ってないっすね」
「いつもあたいはファンサービスで持ってるんだけどね
 ……没収されちまったみたいだね」
「もしかして、ノートと日本刀持ってませんか?」
「よく分かったね」
「それで私達を殺す気っすか?」
「……別に死神たって、ぽんぽん人を殺すわけじゃないのよね」

 ……舟は一向に対岸(四国)に着きそうにない。
 ただ、小町が暇つぶしのために距離を伸ばしているのだ。

 ―――退屈はしばらくの間は凌げそうだ。

714のらりくらり揺れながら:2012/10/19(金) 16:00:48 ID:Tq5EG4t6
【一日目・1時30分/瀬戸内海】
【小野塚小町@東方Project】
【状態】健康
【装備】斬魄刀『神鎗』@BLEACH、デスノート@DEATHNOTE、舟
【道具】不明
【思考】
基本:バトロワに乗じて仕事をサボる
1:これからどうしようかね……?
2:影の薄いこの面子から話を聞く。

【黒子テツヤ@黒子のバスケ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:友人たちと生き残る
1:赤座さんと東横さんは僕と同じタイプですね

【東横桃子@咲-Saki-】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:加治木先輩や友人たちと生き残る
1:赤座さんと黒子君は私と同じタイプっすね……侮れないっす

【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:主人公らしく活躍する
1:あかりは同じタイプじゃない!!

715のらりくらり揺れながら:2012/10/19(金) 16:01:46 ID:Tq5EG4t6

 一方、その頃、対岸の四国では……

「貴様はトキィ!」
「拳王さん、違います。あれはイエス・キリストです」
「両方とも違う……!」

 拳王とムギさんが新たなる仲間を勧誘しようとしていた。
 だが……
 
「滅びよ……!」

 テニスボールが発光しながら二人に迫る。

「………テニスボールが、光っ―――?」
「うぬぅ……ならば、北斗剛掌波!」

 飛んできたテニスボールを拳王は打ち返す。
 その打ち返されたボールを放った男は片手でキャッチした。

「ほう……少しはやるようだな」
「貴様の名は……!」
「テニスプレイヤー、『平等院鳳凰』」
(はて、テニスってこんな球技でしたっけ?)
「平等院とやら、この殺し合いをどう思う?」
「滅ぼす」
「そうか」

 やったね、ムギさん! 平等院さんが仲間になったよ!

【一日目・1時30分/日本・愛媛】
【琴吹紬@けいおん!】
【状態】精神的にぶっ飛んでる
【装備】核ミサイル
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き残ることを最優先
1:拳王とやらの配下になる
※今までとは別人に決まってんだろ!!いい加減にしろ!!

【ラオウ@北斗の拳】
【状態】健康
【装備】炭酸水
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:野田総理を倒す
1:そして、拳王が新たな時代を作る
2:死兆星から使者の小娘を配下にしたぞ!
3:トキ似の男を配下にしたぞ!


【平等院鳳凰@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞
【道具】支給品一式、 その他不明
【思考】基本:主催者達を滅ぼす
1;マーダーも滅ぼす
2:ラオウたちと行動する
3:テニスがしたい

716ELECTRICAL COMMUNICATION:2012/10/26(金) 17:40:20 ID:JPUeSrd2


【熱斗はガッツマンのチップを手に入れた】


「またガッツマンかよ〜」
『これで何枚目だっけ?』
「69枚目……」
『うわぁ……』

 とある民家の前のチップトレーダーでひたすらチップを入れる少年。
 しかし、当たるのは同じチップばかりであった。

「俺は…いったい…あと何回…チップトレーダーを回せばいいんだああああああ!!!」
「そんなことよりネットバトルしろよ」
「!? ……お前はデカオ!」
『そんな……じゃあ熱斗君のデイバックに入ってるのは……?』
「そんなことはどうだっていい、俺とネットバトルしろ」
「……デカオ、まさか、お前……」

 この時、熱斗は本能的に悟った。
 デカオの死期はかなり近い。ならば、やることは唯一つ。
 ネットバトルだ。そして、バグのかけらを大量に稼ぐ。

「行くぜ、ロックマン!! バトルセット……」
『イン!! ……いや、それよりもデイバックの中にデカオ君たちが……』


【数十分後】


 圧倒的だった。
 デカオが操るガッツマンV3をロックバスターだけで完封したのだ。
 流石に裏ランク一位は格が違った。

「熱斗……俺、最期にお前と戦えて……よ、かった……
 あと、お前のために……はやおきして……おべんとうつくってきたんだ……」
「デカオォォォォォォ!!!」
『デカオくーーーーーーーーーーーーーーん!!』

 精神的にも肉体的にも熱斗にボッコボコにされ、ついにデカオは力尽きた。
 しかし、その死に顔はとても満足そうであった。

「ロックマン……」
『なんだい、熱斗君?』
「俺は許さない……こんなバトルロワイアルを開いた野田総理を絶対に、だ!」
『……そうだね! 倒そう、野田総理を!』

 決意を新たに二人は進んでいく。
 バトルロワイアルを開いた者たちを倒して、友の無念を晴らすために。

【一日目・3時00分/日本・日本橋】
【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】健康、激しい怒り
【装備】自分のPET(ロックマン入り)
【道具】支給品一式×2、大山デカオ@ロックマンエグゼ、大山デカオ@ロックマンエグゼ2、仙豆
デカオ(ロックマンエグゼ3)が作ったおべんとう、チップトレーダー@ロックマンエグゼ、大量のガッツマンのチップとバグのかけら
【思考】基本:野田総理にネットバトルを挑んで勝つ!
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す
2:その為に色んな人にネットバトルを挑む
3」デカオ……


【ロックマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ロックバスター
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
1:野田総理がネットバトルを受けてくれるか、心配。
2:デカオ君……
※PETの中にいます

【大山デカオ@ロックマンエグゼ3 死亡】
死因:寿命

717ジョジョのアニメ面白いなー:2012/10/27(土) 04:43:09 ID:Hg5YsZPE

「目の中に指を入れて……殴りぬけるッ!」
「目の中に指を入れて……殴りぬけるッ!」
「目の中に指を入れて……殴りぬけるッ!」
「目の中に指を入れて……殴りぬけるッ!」
「目の中に指を入れて……殴りぬけるッ!」
「目の中に指を入れて……殴りぬけるッ!」
「目の中に指を入れて……殴りぬけるッ!」
「目の中に指を入れて……殴りぬけるッ!」
「目の中に指を入れて……殴りぬけるッ!」
「目の中に指を入れて……殴りぬけるッ!」
「目の中に指を入れて……殴り……ぬける……!
 はぁ、はァ……なんだ、なんなんだこいつはッ……!」
「いくつ目があるんだァアアアァッ!」
「千個デース」

【一日目・3時00分/日本・日本橋】
【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】疲労
【装備】なし
【道具】支給品一式×3
【思考】基本:目の前の化け物を倒す
1:ジョースター家を手に入れる
2:ジョジョより優越感を得る
3:お酒飲みたい

【サウザンドアイズ・サクリファイス@遊戯王】
【状態】残り987アイズ
【装備】ペガサス・J・クロフォード@遊戯王
【道具】なし
【思考】基本:目の前の男を倒して装備デース
※思考回路はペガサスが握っています

718草食少年の悲劇:2012/10/29(月) 02:03:17 ID:ButuGOqA
「うっ……うっ……もうやめて……」
「オラァ! もっといい声で鳴けよオラァ!」

虐待おじさんに捕まり、どれだけの時間が経っただろうか?
悠久の時を過ごしてきたかのようにレンは感じていたが、実際は1時間そこらだった。
人間は、楽しい時間ほど早く、辛い時間ほど遅く感じる生き物なのだから無理も無い。

(どうして……どうしてこんなことに……)

虐待の痛みだけでなく、これまでの出来事にレンの涙が止まることなく溢れ続ける。
二股や性王などと因縁をつけられ追い掛け回され……
逃げた先でパソコンを開けば、何者かが家族を陥れようと暗躍していた。
あの時は考えが至らなかったが、あれから少しは時間が経ち、例のスレッドも進んでいるかもしれない。
兄と姉が被害を受けているなら、自分や妹も例外ではないのかもしれない。今頃デマ情報が書き込まれているかもしれない。
もしかしたらこの怖いおじさんは、スレを見て自分を襲ったのかもしれない。

(誰か……)

だが、今この状況では、それを確認することもできない。
そもそもこのままではいずれ……殺されるか衰弱死だ。
生き延びることが、家族と再会することが、できない。

(助けて……)

レンは、心の中でそれだけを願い続けていた。



そんな時。



「貫けぇ!」
「ぐはぁ!?(驚愕)」



ついに、その願いは叶った。
トイレの扉ごと、乱入者が虐待おじさんの体を素手でぶち抜いていた。
間近で見る血の雨は正直もの凄い恐怖であったが、同時に歓喜の感情も芽生える。
おじさんはどう見ても即死であり、突如現れた人物は……

「ふぅー。君、大丈夫だった?」

両手が血で濡れていることに目をつむれば、救世主。
長いツインテールをゆらし、優しげな笑みを浮かべる……
どことなく姉のミクを彷彿とさせる少女だった。

----


「そっかぁ……大変だったんだね、レン君……」
「うぅ……」

よしよしと頭を撫でられながら、レンは再び涙を流していた。
今度こそ、今度こそ本当に助けられ、慰められた。
その安堵感から、涙はやはり止まることを知らない。

719草食少年の悲劇:2012/10/29(月) 02:04:56 ID:ButuGOqA
「大丈夫だよ。こう見えて私結構強いから、レン君も守れる」
「ほ、本当に……?」
「うん、なんだかんだで先輩たちも全員このカオスロワに参加してたりするけど、そのどの先輩よりも強い自信があるよ」

さらに、見ず知らずの自分を守ってくれるとまで言うのだ。
確かに、人体を素手で軽く貫くあたり、普通の人間ではないのだろう。
おじさんの支給品も奪い取り、装備も整った様子だ。
気はひけるが、このお姉さんにも自分の家族を探して貰おう……

「ところでさレン君、変態のレッテル貼られたって言ってたよね?」
「う、うん。でも俺、そんなこと言われる理由が全くわからなくて……」
「気にしない気にしない。実はさ、さっき言った先輩たちもみんなこのロワでは変態のレッテル貼られたことあるんだー。
 まあ確かに、公式でCERO:Aに引っかかる水着作ったり、略奪婚したり、異種姦したりしてたから……
 それがカオス空間の狂気にあてられて増幅しちゃったんだと思うよ。だからレン君のおっかけもそんな人たちなんじゃないかな?」
「よ、よかった。俺てっきり、自分に別の人格があってそれが暴走してるんじゃないかと……」
「でもね?」

不意に、少女が立ち上がった。

「私はさっきも言ったように、先輩とは違うんだ。公式で、ヘンタイ姫の称号をつけられたの」
「……へ?」
「酷い話だと思わない? ちょっと6又して、男の子の裸を見ようと数百回男湯に突撃しただけだよ?
 大体、私の街の水着職人が駄目駄目なのがいけないのよ。全然エロスを感じないどころかバリエーションもないんだよ?
 それこそ自分の含めて先輩に水着作ってもらいたいと思ったよ。でも見つからないし、見つかったらそれはそれで皇帝に命狙われるし。
 だったら次はお風呂しかないじゃない? 引き締まった男の肉体美を見る場所はそこしかないじゃない?
 男の匂いを吸引したいじゃない? ベッドに鼻をこすりつけてクンカクンカスーハースーハーカリカリモフモフとかもしたいよね?
 それってすごく普通のことだと思うの。なのになんで私だけヘンタイ扱いされなきゃいけないの?
 私、男狂いってわけでもないんだよ? 女の子の体だって大好きなんだよ?
 まあ確かに、どっちかといえば男の方が好きではあるんだけどね? ……あ、ごめんねレン君、話が長くなっちゃった。
 とにかく、私が言いたいのはね……私、お兄さん系も好きだけど、ショタもイケるんだ。
 ああ、もうまどろっこしいや。 い た だ き ま す 」

「だ、誰かーーーーーーーーーーー!!!!」

哀れな少年の不運は、まだまだ続きそうである。

【一日目・2時/日本・池袋】

【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】中ダメージ、大疲労
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き延びて家族と再会する
1:KAITOとミクとなんとか連絡を取る
2:誰かー!

【フレイ@ルーンファクトリー4】
【状態】健康、ヘンタイ姫
【装備】閻魔刀@デビルメイクライ、竹刀、鞭
【道具】支給品一式×2、その他不明×2
【思考】
基本:とりあえず気になった男の子とは仲良くなる
1:レンを捕食する
2:満足したらレンを手伝う

【虐待おじさん@真夏の夜の淫夢】 死亡確認

720忘れないであげて!:2012/10/30(火) 00:52:35 ID:WxQk8axM
「あ、あのツインテール野郎……!俺の存在を忘れてやがる……!
全員出てないよ!俺まだ出てないよ!なんだよこの扱いは!?」
『アゼルちゃん落ち着いて!』

一人の青年は荒れていた。
自分の中にいる少女の言葉にも耳を貸さずに荒れていた。
彼はなんとなく電波をキャッチしたのだ。後輩から存在を忘れられているという電波を。
彼は、他の主人公達とは少し違う……というか実は一人だけある種仲間外れだった。

「確かに、俺は歴代主人公と違って唯一記憶喪失じゃないさ!一人称も唯一俺だよ!唯一神竜とも戦ってないよ!悪いかこの野郎!」

彼の立ち位置は、言うならば英雄の息子でありながら、何故か魔神剣が使えない主人公のような……
そんな感じだった。

「俺だって主人公なんだ……!それをわからせてやる!」


【一日目・2時/日本・東京】
【アゼル@ルーンファクトリーオーシャンズ】
【状態】健康、悲しみ
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:主人公っぽい行動を心がける
1:ツインテールの後輩は許さない
2:記憶喪失より記憶あった方がずっといいよね?

721紅いイレギュラー:2012/10/30(火) 14:04:45 ID:mY7YeZac

「クッソ、だりぃ……」

 茶髪の女がため息を吐きつつ、呟く。 
 彼女は殺し合いに乗る気などない、が率先して殺る気はない。

「殺し合いねぇ……普通に考えて野田総理にそこまで権限はないはず……
 ――――ああ、考えるのもめんどくせぇや……
 というか、首輪が爆発するとか……どこのバトロワだよ……」

 一先ず、支給されたパソコンを開いて、適当なサイトを漁る。
 そこで発見したで「危険人物の情報を交換するスレッド」にて彼女は見てしまった。
 彼女の家族が危険人物だということを…… 

「ミクとKAITOが危険人物か……よし、殺すか!」

 即断即決。
 危険人物であれば殺すと決めていた。
 例えそれが、自身のマスターや愛しの人、家族であろうとも。
 
「生憎だが、手加減は出来ない……というかするわきゃねぇ!」

 そして、彼女は行動を開始したのであった……
 

 その数分後。
 彼女はとある集団と遭遇した。

「アンタらは殺し合いに乗っているかしら?」
「乗る訳ないです、後ろの拳王さんと髭も以下同文です」
「うぬ……貴様はあの星(死兆星)が見えるか?」
「……見えない(何言ってんだこいつ?)
「うむ、そうか……」
 
 タクア……眉毛が特徴的な少女と世紀末覇者と平等院鳳凰(17)の三人である。

(……どうやら、こっちに敵意はなさそうね……なら……)

「アンタらに協力してもらいたいことがあるんだけど?」

 彼女はミクとKAITOの危険性について三人に話した。
 すると……

「滅びよ……」

 平等院さんが放ったボールが海の水を干上がらせた。
 モーゼの十戒のように本州までの道を作ったのである。

「この拳王の覇道をそのような小僧と小娘に阻まれてたまるか!!
 このラオウが直々に屠ってくれるわ!!!!」
「……危ない人もいるんですね」
(なんとか、上手く行ったようね)

 そして、MEIKO達は日本本州の大阪に辿り着いたのであった。

722名無しさん:2012/10/30(火) 14:05:20 ID:mY7YeZac

【一日目・2時/日本・大阪】
【MEIKO@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】アルティメットアーマー@ロックマンXシリーズ
【道具】支給品一式、ノートパソコン@現実
【思考】
基本:殺し合いに乗った者達を殺す
 1:ミクとKAITOを殺す
 2:ラオウ達に協力してもらう
※今までとは別人です。


【琴吹紬@けいおん!】
【状態】精神的にぶっ飛んでる
【装備】核ミサイル
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き残ることを最優先
1:拳王とやらの配下になる
※今までとは別人に決まってんだろ!!いい加減にしろ!!


【ラオウ@北斗の拳】
【状態】健康
【装備】炭酸水
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:野田総理を倒す
1:そして、拳王が新たな時代を作る
2:死兆星から使者の小娘を配下にしたぞ!
3:トキ似の男を配下にしたぞ!
4:強そうな鎧の女を配下にしたぞ!
5:ミクとKAITOを倒すぞ!


【平等院鳳凰@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞
【道具】支給品一式、 その他不明
【思考】基本:主催者達を滅ぼす
1;マーダーも滅ぼす
2:ラオウたちと行動する
3:テニスがしたい

723四国が過疎るわけない:2012/11/01(木) 13:30:38 ID:mPoUXzlk

「勉三さんは四国来たことあるの?」
「ないだす」
(うーん、この浪人生は……)


 そのころ、のび太と勉三さんは四国にいた。
 のび太は生き残ることだけを考えていた。
 ので、勉三さんなど捨て石にしかならなかった。

「それでどうするだ……」

 ―――パァン。

「!?」

 乾いた銃声。
 勉三が撃たれたのだ。
 その刹那、のび太は理解した。

 ――ー誰かに狙われている。 

 二射目が放たれる前にのび太は計算した。
 銃弾の入射角度やこの場の立地条件を加味して、相手の場所は大体わかった。

「そこか!」

 のび太は襲撃者の二射目は辛うじて避けた。
 そして、のび太はその襲撃者の姿を見た瞬間……。

 のび太は戦慄を覚えた。

 多くの修羅場を潜り抜けてきたスナイパーとしてで勘で判ってしまった。

 ―――こいつには絶対に勝てない。

 そして、のび太が選んだのは逃走。
 地面を蹴り一目散でその場から逃げたのだ。


 その最中、のび太は逃走しながら力強く叫んだ。

724名無しさん:2012/11/01(木) 13:31:19 ID:mPoUXzlk



  




  



 
  







  ━┓“   ━┓“  ━┓“   ━┓“  ━┓“  ━┓“   ━┓“
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                   、,ノl,、{ , _
 _    _          }Vノ;:;:;:;:;:`'´{,       _    _
」   ̄ ̄ └,        、{;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:レ      」   ̄ ̄ └,
}  出 死  {       ミ,;:;:;:;:。...。:;:;:;ヒヾ      }  逃 み  {
}  る 人  {     )、-┌┐;:;:.゙,..,゙:;:;:nゝ  ,    }  げ ん  {
」  ぞ が  {   ノ、/;:;:;:;:l・ ,,l;:;:;:´;:;`:;:;l ̄l`';:'-ノ_,. 」  ろ な  {
}  ぉ     { }ヽソ;:;:;:;:;:;ノt-n';:;:;:;:;:;:;:;ノ,::,_l;:;:;:;:;:;;:;7 }_  ! !  `  {
}_  ! !    {/;:;:;:;;:;:,、;:;,:l LLLlヽ;、;:;:ノEEEl;:;:;:;:;:;:;:}_ /__   _「
/__   _「;:::: ;:;::::´、 `''-fココ ll::l;:;:ll .nnn l;:;:;:;;:;:;:;:;:{     ̄
     ̄` ヽ;:; : : ゙  `''''´ミ´r'ヽ;l;:;:ll ';';ニ' l,;:;:;:;:;:;:;:(
        ´`'''─-..._::::.:.:ヾヽ_ `ヽ'、l__l ll }:;:;:;:;:;:)
              `゙-'゙,-,_ツ、゙ヾf´ヽ,っll_{゙:;゙: ゙ソ
             ,、ノ'´;:;:;:;:;:;:;:`ヽl, ,、`ヾ\:ミ、゙
             };:;::;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:'lmn_'ヾ\
          ノ!ノl´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;;:;:;:;;`^!''´ヽ 'ヾ\
          f´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;;ヽ、fヽ\
         、ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;--;;::;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;y ¨ヽヽ\、
        r';:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;-''´   ' ' '' `-、;:;:;:;:;:;::;:;;{  `´`'''´




【苅野勉三@キテレツ大百科 死亡確認】
死因:射殺

【一日目・2時/日本・高知】

【ベン@D-LIVE!!】
【状態】健康
【装備】防弾ベスト@現実、猟銃@現実
【道具】支給品一式、クレイモア地雷@コマンドー
【思考】
基本:殺戮


【野比のび太@ドラえもん】
【状態】動揺
【装備】なし
【道具】支給品一式、ボーリングの玉@現実
【思考】
基本:生き残る
0:死人が出るぞぉ!!
1:ドラえもんを探す

725純愛:2012/11/01(木) 16:28:29 ID:cc.cz8rI
さて、レンが酷い目に遭ったりMEIKOが家族を殺す決意を決めたりしているその時、日本中から標的にされようとしている当の二人はというと。


ぱしーん。ぱしーん。
新潟のラブホテルの一室に、少女の尻を叩く音がこだまする。
それに混じって、
「はうぅっ……も、もっと……///」
という、色気の中にも幼さの残る声が聞こえる。
尻叩きといっても体罰や虐待ではなく、性的なコミュニケーションの一環、つまりはプレイとしてのラブ・スパンキングである。
早い話が二人とも、筋金入りのスパンキングマニアであった。それもスパンキング以外のSM行為は完全にNGというくらい筋金入りだった。
妹・ミクは平手打ちに身をよじらせながらももっと叩かれるために尻を突き出し、兄・KAITOはそれに応えるように、膝の上に乗せた妹の尻を更に強く殴打する。
この趣味は家族からもひた隠しにしてきた、二人だけの秘密の遊戯であった。
要するに、とんだ変態兄妹だった。

尻叩きが一段落した後、KAITOはミクを尻を出したまま部屋の隅に立たせると自分はベッドの上に腰掛けた。ミクの尻を鑑賞しながら休憩しようという魂胆である。
大の機械オンチで、パソコンも携帯電話も持っていない彼ら兄妹には、今自分たちに関するデマが日本中にばら撒かれていることなど知る由も無い。
「……最近ミクの尻も硬くなってきたなあ。そろそろ平手だけじゃあ限界かもしれない」
KAITOは掌をさすりながら、どうでもいいことを呟いている。
「もう、兄さんは失礼ですね。それに、いつまでもこうしてはいられないでしょう? 私たちの目的を忘れたんですか?」
兄のほうに尻を向けたまま、ミクが不満そうに言う。
「早いところ上京して、殺し合い中で混乱している国会を制圧し、『近親結婚を認める法案』を可決させるのが先決じゃないですか!!」
ぐっ、と拳を握って力説するミク。
「今こそ、この機に乗じて、兄妹だからというだけの理由で結婚ができないという、不条理で人権を無視した悪習をひっくり返すのですよ!!
そしてそのまますぐに兄さんと私の結婚届を役所に出して、ついでに式も挙げてしまえば、私たちは念願の夫婦となれるって寸法ですようふふふふ」

もしこの光景を彼女の家族が見たら、彼らを守る気など完全に失せるであろう。
言ってる内容も小学生レベルの無茶な計画としか言いようがないが、彼女は歌と兄と尻叩き以外のことなどほとんど何も考えたことがないので仕方が無かった。

「まあ待てミク……やはりその計画は無茶だ」
一方兄のほうはまだ頭が回るようである。
「非常事態の混乱に乗じて無理に通した法案など、殺し合いが終われば無効化されるのがオチだ。当然、僕たちの結婚届も取り消されるだろう」
「そんな……」
絶望したように崩れ落ちるミク。しかしKAITOは続ける。
「考えるべきは法案一つ通す、などという形式的なことじゃダメだ。この国の人たちの意識を根底から変える必要がある。
兄妹では結婚できないなどという常識が間違っているということを、もっとみんなにわかってもらう必要がある。
その為には多くの人に語りかけることだ。キング牧師やガンジーのように……」
やはり兄は兄でかなりズレていた。
「そっか……でもどうやって?」
「忘れたのか? 僕たちには『歌』という武器があるじゃないか。歌ほど多くの人にメッセージを伝えられるものはない、そうだろう?」
KAITOは床に崩れ落ちたミクを優しく抱き上げながら言う。
「東京に着いたら放送局を占拠して、僕たちの作った近親相姦を称える歌を全国に流すんだ。そうすればきっと、日本中の人の心を変えることができるに違いない。
そうすれば法案改正だろうが僕たちの入籍だろうが、障害は何も無くなる」
「さすが兄さん!! 冴えてますね!! 好き好き大好き超愛してます!!」
ミクは兄に抱きつくと、熱い口づけを交わした。
「さあ、そうと決まったら早速出発しよう……その前に、勝手に姿勢を崩したお仕置きをしてからだけどな」
「あーんもう、兄さんたら///」

そしてまた、部屋の中に少女の尻を叩く音がこだまし始めた。

726純愛:2012/11/01(木) 16:29:13 ID:cc.cz8rI
【一日目・2時/新潟県新潟市】
【KAITO@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】
基本:殺し合いというチャンスを利用してミクと入籍する
 1:ミクの尻を叩く
 2:東京に行き、放送局を占拠して歌を流す
※機械オンチで、自分たちが標的にされていることを知りません

【初音ミク@VOCALOID】
【状態】健康 尻に若干のダメージ
【装備】不明
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】
基本:殺し合いというチャンスを利用してKAITOと入籍する
 1:KAITOに尻を叩かれる
 2:東京に行き、放送局を占拠して歌を流す
※機械オンチで、自分たちが標的にされていることを知りません
※基本的に歌と兄とスパンキングのこと以外は考えられません

727マネーイズパワー:2012/11/06(火) 20:26:21 ID:kjU2q9Nk
「どうした、もう終わりか?」
「あ、あ……」

栗木拓次は、絶望していた。
自分が最強などとうぬぼれてはいなかった。
だが長年鍛え上げた空手の技術さえあれば、並大抵の相手には負けはしないと自負していた。
だがこのバトルロワイアルの中で出会った目の前の優男は、自分の空手をいともたやすくあしらってしまったのだ。

(ちくしょう……。こんな所で終わってたまるかぁぁぁぁ!!)

半ば自暴自棄となって、栗木は男に向かって突進する。

「ひゃいいいい!」

奇声と共に、栗木の飛び蹴りが放たれる。だがその蹴りも、男に片腕であっさりと止められてしまった。

「ひっ……!」
「この程度か……。つまらん。貴様には1円の価値もない!」

忌々しげにつぶやくと、男は1枚の金貨を放り投げた。するとその金貨に描かれた騎士が飛び出し、栗木へと向かっていく。

「ゴージャス真拳奥義! コインナイト!」

騎士の振り下ろした拳が、栗木の頭蓋を砕く。その一撃で命を絶たれた栗木は、鮮血をまき散らしながらアスファルトの上に倒れた。

「いや、お見事です、ハレクラニさん。あなたの実力、とくと見させていただきました」

直後、物陰から一人の男が顔を出す。高級スーツを着た、いかにも陰険そうな顔立ちの男だ。

「バカを言え。こんな雑魚相手にしたところで、俺の実力など測れはしない。それに……」

ハレクラニと呼ばれた男は、不機嫌そうに口を動かす。

「手持ちの金がたったこれだけではな……。俺のゴージャス真拳は、とうてい本領を発揮できん」
「1000万では足りませんか」
「まったく足りないな」
「けっこうけっこう。では、稼ぎましょうか。今は混乱のまっただ中。金を稼ぐ手段などいくらでもある」
「本当に当てにしていいのだろうか、武田観柳。役に立たぬようなら、俺は貴様を迷わず切り捨てるぞ」
「ご安心ください、ハレクラニさん。金儲けにおいて、私より優れた者などそうそういはしませんよ」

観柳の顔に、ひときわ邪悪な笑みが浮かぶ。

「そして最終的には、金の力で我々がこのバトルロワイアルを支配する……。地獄の沙汰も金次第、ってね……」


【一日目・2時/日本・東京都港区】

【ハレクラニ@ボボボーボ・ボーボボ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、現金1000万円
【思考】
基本:金の力でバトルロワイアルを支配する
1:もっと金を集める
2:ボーボボがいたらぶちのめす


【武田観柳@るろうに剣心】
【状態】健康
【装備】回転式機関砲@るろうに剣心
【道具】支給品一式
【思考】
基本:金の力でバトルロワイアルを支配する
1:もっと金を集める
2:抜刀斎がいたらぶっ殺す

【栗木拓次@グラップラー刃牙 死亡】

728Drink Dead Drive:2012/11/07(水) 03:27:21 ID:O9u0je4U
「ゼェ…ゼェ…だ、誰か助けて……」
「レン君ー待ってー」
ヘンタイ姫に追いかけられること30分、レンの脚は限界を迎えていた。
そんな彼の背後に、容赦なくヘンタイが迫る。

「ショタっ子ゲット―――ぶべらっ!!?」
しかし彼女がレンを捕えようとする寸前、二人に向かって装甲車が突っ込んできた。
レンに飛び掛ろうとしていたヘンタイ姫を轢き潰してミンチにすると、装甲車はレンを轢く寸前で止まった。

「ひぃぃ!?今度はなに!?」
「レン君!私です!」
装甲車のドアが開き、中から白髪の女性が顔を出す。
「あなたは……ハクさん!」
それはレンの親戚に当たる女性、弱音ハクだった。

「ハクさん!無事だったんだね!」
「レン君、早く乗ってください!」
ようやく顔見知りに出会えて安心したレンを車内に放り込むと、ハクは装甲車を発進させ
前方にあった建物をブチ抜き全壊させて走り出した。


「よかった〜。突然こんなことになって、家族のみんなもどこにいるかわかんないし、変態に襲われるし……もうどうしようかと……」
「そうですか」
涙目でこれまでの災難を話すレンの隣で、ハクは片手でハンドルを握りながら何かを呷っていた。
「それでKAITO兄さんとミク姉さんに早く連絡を……」
「そうですね。プロテインですね。きのこ紅茶は体にいいそうですよ」
「……ハクさん?」
その時になって、レンはようやくハクの様子がおかしいことに気づく。
彼女の目は前を見ているようで何も見ていない。そして今、道路上にいた参加者を一人轢き殺した。

「ハクさん!?なにやって――!?」
「星がバーッと動いてるんですよ、サボテンの花が咲いている」
レンの悲鳴に応えず、ハクは片手運転のまま何かをグビグビ呑み続ける。
その液体が入った容器には『工業用アルコール』と書いてあった。

729Drink Dead Drive:2012/11/07(水) 03:28:44 ID:O9u0je4U

「ひぃぃぃぃぃ!!?」
彼女の異常さに、レンはようやく思い出す。

(そういえばハクさんって今、アルコール中毒が悪化して
 幻覚を見て暴れるようになったから施設に入ってるはずじゃ……)

今年の正月だかに親戚の集まりで聞いた話を思い出し青ざめるレンの横で
アルコールを一缶空にしたハクは新しい缶を呑み始める。ついでに直線上にあった建物に突撃して
中の参加者もろとも轢き潰す。

「うわああああああ!降ろして!車から降ろしてよぉぉぉぉぉ!」
「……………………」
飛び降りようにも車の速度が速すぎて落ちたら死んでしまう。
哀れな少年の悲鳴とともに、暴走車は破滅の道を突き進んでいく。


【一日目・2時30分/日本・練馬】

【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】恐怖、中ダメージ、大疲労
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き延びて家族と再会する
1:KAITOとミクとなんとか連絡を取る
2:車を止めてー!

【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】末期アル中、幻覚
【装備】装甲車
【道具】基本支給品一式、大量の工業用アルコール
【思考】
1:アルコールを飲む
2:車で走る

【フレイ@ルーンファクトリー4 死亡確認】
【はる夫@ドラえもん 死亡確認】
【中沢@魔法少女まどかマギカ 死亡確認】

730大正義巨人軍原監督「あれは…◇6/WWxs901s氏?!」:2012/11/08(木) 01:34:09 ID:FHJIhUQU
6/「アナタハ…ジャイアンツ ノ ハラサン」
原「こんな所で何をしているんだ!」
6/「ボク、モウイラナイッテ…10/ ガ イルカラ イラナイッテ…」
原「そんな…!君がカオスロワにどれだけ貢献したと思ってるんだ!」
6/「ショウガナイヨ…」
原「◆6/WWxs901s氏、いや6/ちゃん。ウチに来ないか」
6/「エッ」
原「他のカオスロワ書き手たちを見返してやろうじゃないか!」

ラミレス「ハ、ハラサン…」

【一日目・3時/東京・からくりドーム】

【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】
【状態】健康、リリーフカー乗車中
【装備】不明支給品
【道具】支給品一式
【思考】
1:原監督についていく

【原監督@大正義巨人軍】
【状態】健康、リリーフカー運転中
【装備】リリーフカー
【道具】支給品一式
【思考】
基本:大正義巨人軍をカオスロワで優勝させる
1:(ニッコリ

【ラミレス@横浜DeNAベイスターズ】
【状態】健康
【装備】野球道具一式
【道具】支給品一式
【思考】
1:ハ、ハラサン…

【10/@TCBR9期 死亡】原監督の運転するリリーフカーにはねられ死亡確認

731世界一不幸な美少年:2012/11/08(木) 21:52:07 ID:F8AHQyzc
「ぎゃああああああああああああああああ!助けて、マスター!!!」
レンは叫んでいた。

「赤い小人さんが向こうで手を振ってますよ。あ。ピンクの象もいます」
ハクは狂っていた。

ハクが運転し、レンが同乗する装甲車は都内を駈けまわっていた。
そのスピードはウサイン・ボルトやチーターの比ではない。
っていうか、車が出すスピードを最早超えていた。
その為、レンの叫びはそれにかき消され聞こえることはなかったわけで。
さて。このあまりに速いスピードのせいでレンは吐きそうになっていた。
まあ、そうかもしれない。例え健康体の人間でもこのような早いスピードの車に乗って平気な奴などいない。
そもそも、こんな早いスピードの車に乗ることもないだろうが。
そんな中でも、どんどん人を引き殺していくハク車。
向こうからはうめき声やら何やら。
レンは心の中で、ごめんなさいをした。

【安心院なじみ@めだかボックス 死亡確認】
【巨人小笠原@なんJ 死亡確認】
【アンドリューW.K.@現実? 死亡確認】
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY 死亡確認】
【浜渡浩満@ピューと吹くジャガー 死亡確認】
【つけもの@ボボボーボ・ボーボボ 死亡確認】
【安雄@ドラえもん 死亡確認】
【東城歩@銀魂 死亡確認】
死因:ハクの車にはねられた

732世界一不幸な美少年:2012/11/08(木) 21:52:45 ID:F8AHQyzc
ハクさん、もう割とマジで大丈夫なんでここでおろしてくださ……っていっても無駄か」
レンはハクの方に向き直った。
しかし、無反応である。っていうか……っていうか……

「ハクさん……!?」

ゴゴゴ

「こ……この人」

ゴゴゴゴ

「死んでいる……!」

ハクは口から血を流し、恍惚な表情を浮かべたまま死んでいた。

【弱音ハク@VOCALOID 死亡確認】
死因:中毒死

【一日目・3時07分/n

「いやいやいや、僕どうなっちゃうのさ!」
たまらずツッコむレン。
そう。運転手が死んでも、車は止まることはない。
車はそこまでお利口さんじゃないのが現実なのだ。
それにしても、いったいどうしてこうなってしまったのだろう。
まあ、新年会での話を忘れてしまった自分も自分だが
いくらなんでも、この状況は……あれである。

「何で僕ばっかりこんな目にィィィィィ!?」

世界一不幸な美少年の叫びを乗せ、暴走を続ける装甲車であった。

【一日目・3時07分/日本・埼玉県さいたま市】

【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】恐怖、吐きそう、超疲労
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き延びて家族と再会する
1:KAITOとミクとなんとか連絡を取る
2:たすけてー!

733そこからの眺め:2012/11/09(金) 15:10:48 ID:AyJxqaUo
(クソ、やっと殺し合いを終わらせることが出来たと思ったのに、またこんなことが……)

などと心の中で叫びながら、街中を逃げ続ける紫の和服姿の男。
ご記憶の方はいるだろうか。カオスロワ一期の終盤でノロ隊を討つことを決意し、そのまま消息を絶った三遊亭楽太郎である。

あれから色々あったが、彼は何年もかけてついに目的を達成。その後無事に元の世界に戻ることが出来たのである。
もちろんその間にカオスロワは何期も先に進み、更にリアル世界での彼の身の回りにも様々な変化があった。
だがそんな余韻に浸る暇も無く、彼はその時たまたま開始されたカオスロワ10期に巻き込まれてしまったのである。

脇目も振らず走る彼の背中を追いかけるのは、豊満な胸を持つ美しい女性である。
だがその顔は殺気立ち、いつもの穏やかな美しさなど微塵も感じられない。手には刺身包丁が握られている。

「待ちなさい!! あんたみたいな奴は絶対に殺してやる!!」

(ああもう、なんだってこんなことに……)
楽太郎は息も絶え絶えに逃げ続ける。男女の差があるとはいえ、こちらは初老、あちらは二十歳。距離は徐々に詰められていく。

最初は、たまたま遭遇したあの女性と情報交換を行っていただけだった。
彼女は殺し合いに乗っているわけではなさそうだったし、聞けば歌を生業としているという。噺を生業とする自分と、どこか親近感も感じられた。
しかし、礼儀正しく控えめだった彼女の態度は、楽太郎がある一言を言ったせいで豹変した。

楽太郎はあくまで親切心からこう言った。
「ああ、そういえばですね、さっきちょっとパソコンでインターネットに繋いでみたら、危険な人物の情報を集めている掲示板と言うのがありましてね。
そこをちょっと読んでみたんですが、なんでも『KAITO』って男と『初音ミク』って女はかなり危ないらしいんですよ。もうすでに何人も人を殺しているそうで。
この二人には気をつけたほうがよさそうですねえ」

それを聞いた女性―巡音ルカは、突如自分の支給品の刺身包丁を抜いた。

「兄さんとミクがそんなことをするわけがない……さては、そうやってデマを広めて二人を追い詰めるつもりなのね!? 許さない!!」

ルカはそう叫ぶと、刺身包丁を振り上げて襲い掛かってきたのである。


そこからは、ただ逃げるしかなかった。
いくら弁明しようとしても、彼女は全く聞く耳を持たない。
それほど家族を愛しているということなのだろうが、彼にとってみればとんだ災難としか言いようが無い。
正直言って息も上がりきっているし、そろそろ限界に近い。

(もう、いいんでしょうかねえ……)

ノロ隊だって倒した。もう、やるべきことはやり遂げたのではないか。
そもそも自分は本来ならあの時、ルカ・ブライトに殺されて死んでいたはずだった。
だがたまたま目にした一人の女性の姿に勇気を貰い、ブライトたちを許したくない一心で今まで生きて戦ってきたのだ。
その本懐を遂げた今、もう、どうなってもかまわないのではないか。

(ねえ、師匠……)

「随分とお疲れのようですねえ、楽さん?」
「え……」

足を止めかけた彼が目にしたのは、何年ぶりかに見る兄弟子の姿だった。


楽太郎の兄弟子、笑点のピンクは涼しげな表情で彼の前に立っていた。
「な、なんでこんな所に……」
「いえ、たまたま近くを通りかかったもんでしてね。そしたら楽さんがなにやらただならぬ様子じゃないですか。
ここは兄弟子として一肌脱がないわけにはいかないですからねえ」
確かに二対一となれば、男性のほうが断然有利になる。
ルカもそれを悟ったのか、足を止めて二人の顔を交互に睨み付けた。
この期を逃すまいと、楽太郎は説得を試みる。

「あのですねえ、よく聞いてくださいよ。誤解があったんなら謝りますから。
聞き分けのない頑固者はうちのジジイだけで十分ですよ」
「そうですとも。あなたのような美しい女性に刃物なんか似合いません」
しかしルカはそれに答える代わりに、口を大きく開けて美しい歌声を奏で始めた。
すると、ルカの周囲に大量の紅葉の葉が渦巻き始めた。ただの葉で無いのは見ただけでもわかる。
コンクリートすらも削り取る、鋼の刃だ。

「やれやれ、流石はボーカロイドですねえ」
「ぼうか、ろいど?」
博識の自分も知らない単語に戸惑う楽太郎に、ピンクは諭すように語る。

「楽さん。あなたがいなくなってから、もう、何年も経ったんですよ。
笑点の司会の座には予想通り歌さんが着き、新メンバーも加わりました。
以前はただの影の薄いキャラだった私も、落語が下手で仕事がないという新たなキャラクターが加わりました。
そして、我々の師匠は……」

734そこからの眺め:2012/11/09(金) 15:12:45 ID:AyJxqaUo
ルカは険しい表情のまま、一歩一歩彼らに歩み寄ってくる。
突如、ピンクの背後から、一頭の雄々しい白馬が現れた。
「これが私の支給品です。楽さん、あなたはこれに乗って逃げてください」
「馬鹿を言うんじゃありませんよ。そんな真似が出来ますか、一緒に逃げましょう!」
しかしピンクは首を横に振る。
「私はここで彼女を食い止めないといけませんよ。さもないと、他の人たちにまで危害が……」
「あなたがいなくなったらうちの番組はどうなるんです? あなたは自分の影の薄さで、他のメンバーを目立たせるのが役目だと言っていたじゃないですか。
影の薄いあなたがいなくなったら、一体誰がその役目を継ぐと……」
「なあに、こん平さんが抜けた時もどうにかなったじゃないですか。楽さん……いや、あなたに合わせるのはよしましょう。
あなたの、この時代での本当の名前は――」


彼女、巡音ルカは怒りに震えていた。
KAITOとミクが殺人犯だなどと……そんなデマを無責任に流す奴らがいるから、あの二人が苦しめられるのだ。
こんなことは、殺し合いが始まる前から起こっていたことだった。
無責任なデマや中傷で、彼女の大事な兄と妹がどれだけ傷つけられたか……
KAITOは妹を虐待しているなどとネットで騒がれ、幼いミクまでが淫乱で性悪などというレッテルを貼られた。
中でもルカが激怒したのは、「KAITOとミクは近親相姦関係にあって、スパンキングプレイもしている」というデマだった。
家族への酷すぎる侮辱。
平時から毎日のようにそれらに憤っていた彼女が、殺し合いという異常な状況下で冷静さを失い、楽太郎に殺意を向けたのもある意味当然だった。

その楽太郎は、道の真ん中で出会った知り合いらしきピンクの着物姿の男となにやら話し込んでいる。
きっと、KAITOとミクに関するデマを吹き込んでいるに違いない。
(許さない!!)
この紅葉の刃で二人とも八裂きにしてやる、と突進しようとしたその時、突如彼女の紅葉を吹き飛ばすほどの突風が吹いた。
思わず目を閉じる。瞼の裏に、一人の男を乗せて飛び立つ天馬の姿が見えたような気がした。

目を開けると、ピンクの着物の男が目の前にいた。
「さて、どうあっても退く気は無い、という目をしておりますが、どんなものでしょうか?」
「当然でしょう。兄さんとミクを侮辱する奴らは私が許さない……絶対に殺してやる……」
「……あなたのように、ピンクの髪でスタイルのいい女性の知り合いが私にもいましたよ。あなたと違って、人を恨むことを知らない穏やかな人でしたけどね」
「黙りなさいよ!!」
だがルカは次の瞬間、自分のほうが声を詰まらせることになる。
男が懐から、安全装置を抜いた手榴弾を取り出したからだ。


天馬に乗って逃げていた楽太郎は、遥かかなたで爆音を聞いた。
(ピンク……)
先刻交わした会話が耳の奥に蘇ってくる。

「私の持っている手榴弾は一つだけ。これを外すと後がありません。よって、外しようのない距離で使わせていただきます」

それは、相討ちに持ち込むという宣言に相違なかった。

(ったく、私の腹黒もここに極まりましたね。兄弟子をみすみす見捨てて自分だけ逃げるとは)

だが、腹黒とでもなんとでも好きに呼ぶがいい。
俺にはもはや、消せない名前があるから。

(六代目円楽、か……こんな時に知らされても、なかなか実感が沸きませんがね。
だが、見ていてくださいよ師匠、ピンクさん。円楽一門の意地、見せてやりますから)



【一日目・5時/東京都江戸川区】

【笑点のピンク@現実  死亡確認】
【巡音ルカ@ボーカロイド  死亡確認】


【六代目三遊亭円楽@現実】
[状態]:腹黒い心を持ちながら激しい怒りとピンクの死により燃える落語戦士。
[装備]:笑点の服(紫) 騎英の手綱(ベルレフォーン)@Fateシリーズ
[道具]:支給品一式
[思考]
1:ピンク(名前は忘れた)の遺志を継ぎ、殺し合いを止める

【ペガサス@ギリシア神話】
[状態]:暴れ馬の心を持ちながら激しい怒りとピンクの死により燃える天馬。
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]
1:円楽に従う
2:ピンク(名前は忘れた)の敵は討ちたい

735並び立つ山脈:2012/11/10(土) 21:48:23 ID:PfXLlGxE
青森県は下北半島に位置する霊山、恐山。

イタコの口寄せでも有名であり、かつて人類支配を企てた悪魔超人の首魁・悪魔将軍の復活を
目論んだ悪魔の種子(デーモンシード)と新世代正義超人(ニュージェネレーション)の
最終決戦の地ともなったこの場所に、一人の悪魔がその姿を見せていた。

「ゲヘゲヘゲヘ、愚かな人間どもめ。今頃は連中血眼になって愚かな殺し合いをしているだろうな〜」


3m近い巨体を誇り、柔道着(何故か上だけ)を身に着けた岩石の怪人。
『七人の悪魔超人』の一人、ザ・魔雲天はそう言い放ちながら高笑いをしていた。

「人間どもは己の命可愛さに殺し合いを始めるだろうが、この俺は人間どもとは違う!
何故なら俺は『あのお方』からこのバトルロワイアルの首謀者たる野田総理を抹殺せよとの命を
直々に受けて馳せ参じたからだーっ!!」

ゆで作品キャラらしい説明台詞を叫びつつ、魔雲天は言葉を続ける。

「その為には野田総理の元へ行く必要があるが仮にも奴は一国の首相、バカでもあるまい。
おそらく護衛と共にどこぞに身を隠して参加者の動向を監視しているだろう。
奴を打倒する為には、やはりまず他の悪魔超人達との合流が不可欠だろう」


戦略(ストラテジー)に長けていなければ本物の戦争はできない。
『あのお方』の命を遂行するためにも慎重に事を進めなければならないと魔雲天は改めて思った。
早々に合流すべき仲間は『扇の要』たるバッファローマンはもちろんだが、星占いで仲間の
位置を探せるであろうミスターカーメンや四次元ワープで瞬時に移動可能なブラックホールが
出来れば好ましい。

「まあブラックホールの事だ。おそらくお約束のようにペンタゴンと一緒に『よい子の諸君!』と
叫んでいるか『悪魔をなめるな!』と早々にAAにされそうなポーズを取っているかしている
事だろう〜」

何気に仲間に対してアレな想像をしつつ、魔雲天は南の方角に目を向けた。

「ようし方針は決まった〜! そうと決まれば早速行k
「天ちゃーん! 何してるにぃー☆」
「ゲヘァーッ!?」

736並び立つ山脈:2012/11/10(土) 21:49:17 ID:PfXLlGxE
突如として前方から迫ってきた影からタックルを受けて、魔雲天はそのど迫力パワーに押されて
思わず転倒してしまった。

「グワッコ!」
「にょわ! 天ちゃんが倒れたよー? お疲れなのかなぁ? だったらきらりんのきゅんきゅん
ぱわーで心も体もスッキリさせちゃうよ! せーの、きらりん☆」
「妙な呼び名をつけるなーっ! ……ええい、体重1トンを誇る悪魔超人の俺をダウンさせるとは、
本当に貴様人間なのか、きらりよーっ!?」


魔雲天はこの殺し合いの舞台に立ってから最初に出会った少女、諸星きらりに呆れながらも叫んだ。
人間の女にしてはデカい180cm越えの身長もさることながら、その奇抜極まりない言動とパワフルさに
満ち溢れた行動力に出会ってから今まで振り回されっぱなしである。
超人強度に換算したら間違いなく100万パワーを超えてるかもしれん。
そう思う魔雲天であった。

ちなみに魔雲天がきらりを殺さなかったのは別段殺す必要がなかった事と、同じデカブツ同士
何かしらのシンパシーを感じたからというのが大きかった。
普段から残虐非道、無慈悲・無秩序・無軌道で鳴らした悪魔超人だが、基本的に彼らもリングを
降りれば皆紳士なのである。

「まあそれはさておき、とにかくまずは日本中をくまなく探してみるまでよ。お前の探している
プロデューサーとやらも見かけたらついでに助けてやるぜ〜」
「にょわ! 悪魔とか言ってたけどやっぱり天ちゃん優しいにぃ☆ きらりんもハピハピだよ☆」
「二度も同じ技を食らうかーっ! ゲヘラァーッ!」
「にょわー!?」

喜びながら再びタックルを敢行してくるきらりを柔道殺法巴投げで投げ飛ばしながら、魔雲天は
決意も新たに歩みを進めるのだった。


「すべては『あのお方』の御心のままに! ゲヘゲヘゲヘ〜!!」
「にょわにょわにょわにょわ〜☆」


【一日目・00時15分/日本・青森県恐山】

【ザ・魔雲天@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】柔道着
【道具】なし
【思考】
基本:『あのお方』の命に従い野田総理を抹殺する。
1:他の悪魔超人達と合流する(できればミスターカーメンかBH)
2:邪魔者はすべてマウンテンドロップでペシャンコにする。
3:とりあえずこのデカい女(きらり)は今は保護しておく。


【諸星きらり@アイドルマスターシンデレラガールズ】
【状態】182cm、おっすおっすばっちし!
【装備】ないにぃ!
【道具】支給品一式、巨大化爆弾@五星戦隊ダイレンジャー、芋丁の芋羊羹@激走戦隊カーレンジャー、ビービ虫の巣@天装戦隊ゴセイジャー
【思考】
基本:Pちゃんを探すにぃ!
1:天ちゃん(魔雲天)は優しいにぃ!
※殺し合いが始まった事を理解していません。

737やる夫はNice.な少女に遭遇したようです:2012/11/11(日) 01:11:27 ID:KiFLAJtc
「日本在住の皆さんは、即刻国民権を賭けて殺し合いをしてください。
だっておwww殺し合いなんて起こるわけないおwwwいくら総理大臣の言う事でも聞く奴なんているわけねーおwwwwwそんな事する奴ただの基地外じゃねーかお! もうこの発言で野田はオワコンです。どうもありがとうございました。テラワロスwww」

ずっと自宅に籠っているため、殺し合いによる惨状を知らない一人の白い饅頭頭のナマモノがいた。
名前はやる夫。ニュー速の愛すべきニートオタクである。
彼は一歩も、一秒ですら家の外に出ていない。そのため外では既に多くの国民が死んでいる事を彼は知らない。当然、親友であったやらない夫が既にこの世からいなくなった事も、知らないのである。

「さて、今日も元気に書き込みしてくお」

と、やる夫が家のパソコンの電源ボタンに手をかけようとしたとき。
家の呼び鈴が鳴る。

「お? ったく、誰だお?」

やる夫はあからさまに面倒くさそうな顔で渋々家の戸を開けた。

「お?」
「すみません……少し、貴方の家に上がらせていただけないでしょうか?」

戸を開けた先には、長い黒髪が印象的な大人しそうな女学生がいた。勿論やる夫の知らない女である。

(おお。これはなかなかNice.なおにゃのこだお。これはフラグゲットのチャンスかお? とりあえず家に入れるお)

『こんな状況だと云うのに、気楽な男である』

「(ん? なんか知らんけどヘンなオッサンの声が聞こえたお)おお、OKだお。ここら辺は危険()だから気をつけるお」
「あ、ありがとうございます……」

738やる夫はNice.な少女に遭遇したようです:2012/11/11(日) 01:11:59 ID:KiFLAJtc





「とりあえず茶でも飲むお つ目」
「あ、どうも」

「キミ、名前は? 俺はやる夫だお」
「桂と云います」
「よろしくだお」
「はい……」

ところで、この少女、読者の皆さんはお気づきかもしれないが、彼女こそかの有名なアニメのヒロイン、桂言葉である。
幸いにも、まだ彼女は行くところまでいく話からの参戦ではない……しかし、まだ安心はできない。
この状況下では、やる夫も言葉も永続的にSAN値を維持する事はできぬだろう。キャラがキャラなので。
このままでは、確実にNice.な惨劇ーーーー『鮮血の結末』に発展してしまうだろう。
これからの二人は、一体どうなるのだろうかーーーー。

『後半へ続く』

いえ、続くかどうかは書き手次第です。


【一日目・4時44分/日本・東京・やる夫宅】

【やる夫@2ch】
【状態】健康、豆腐メンタル
【装備】なし
【道具】支給品一式(部屋に置きっぱなし)
【思考】
基本:殺し合いとかテラワロスwww
1:このおにゃのことできればフラグとか立てたいお
2:やらない夫が気になる
※ このやる夫は豆腐メンタルです。殺し合いが起こるはずがないと思っています。SAN値の行方は皆次第です。

【桂言葉@School Days】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:誠くんが心配なので探したい
1:この人から何か聞ける事があれば聞いておきたい
2:誠くんが心配。西園寺さんも。
※ 誠と交際し始めた頃からの参戦です。しかし逆ベクトルで言葉様が降臨する可能性があります。

【ナレーション(キートン山田)@ちびまる子ちゃん】
【状態】健康、天の声
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:10期テラカオスロワのナレーション
1:このような仕事、誠に遺憾である。
2:それにしてもこの男、すごく白饅頭である。

739Farewell:2012/11/11(日) 04:30:50 ID:rizZjg/U

キョウスケとLilyは情報を集めるために人の多い都心に移動をしていた。
神奈川県から隣接した東京都にまで歩くのに何故数時間もかかるのかというと
実際歩いてみればわかる。
記憶にも新しい、かの東北大震災の時も、関東の県で働いていた人は
実家の東京都に帰るまで徒歩で何時間もかかったという。
交通が発達した今、隣の県に行くのに大して時間はかからないが、
昔は関東圏内でさえ何日もかけて歩いて移動していたのだ。

「そういえばお前の親戚はどういう奴らなんだ?」

ただ黙々と歩くことに痺れを切らしたのか、
キョウスケはLilyの知り合いについて問いただす。
事前に聞いた話だと、なんでも芸能界に所属しているらしいとのことだ。
詳しく聞こうとしたのだが、適当にはぐらかされて終わってしまった。

「なんで今更そういうこと聞くんたい?
 あんたも知ってる奴なんよ」
「だからそれは誰だと聞いている」

知っている人だというのは聞いているが、
それが誰だかまでは知らされていない。
今の芸能界なら有名な人物でも何十人といるし、
そもそもそういったサブカルチャーにさほど興味を持っていないキョウスケにはどうもピンと来ないのだ。

「いやそれくらい自分で考えて欲しいたい」
「ならせめて特徴ぐらい言え」

こうしたやり取りが東京にたどり着くまで何度か行われてきた。
そして今度もキョウスケが折れて再び黙々と歩を進める結果となったのだ。

されどそれもここまでの話、周囲の空気が変わり始めたことにより、
二人は緊張に包まれることになる。


(この臭い・・・・・・火薬か?)

キョウスケ・ナンブも一介の軍人だ。
いくら巨大機動兵器専門の兵士だからとはいえ、重火器の扱いに覚えがないわけがない。
江戸川区に入りしばらく進んだ矢先、周囲に異臭が立ち込めてきたのだ。

(まさか・・・・・・!)

鼻を付く焦げ臭さは火事だとかそんなものではない。
一定量の火薬を爆発させた時に発生した物の残り香だ。
臭いの中心を探しキョウスケが周囲を見渡していると、Lilyが視界の奥へと駆けて出していく。

「おい!どこに行く!?」


金髪を追いかけて行くと、二つの黒ずんだ物体へとたどり着く。
当初は瓦礫か何かだと思っていたが、よく見てみるとそれは人の形をしていた。

(やはりか)

見つけた二つの死体は体の大部分が上半身を中心にえぐれており、
僅かに人の原型を留めていたものだった。
片方は男性だろう。
僅かに見える肌色の腕は、女性にしては大きい。
大分シワも見えるから壮年の男性といったところか。
焦げている布切れが付着していたが、彼のつけていた着物の成れの果てだろう。
そしてもう一人は・・・・・・

740Farewell:2012/11/11(日) 04:31:37 ID:rizZjg/U

「ルカ」
「何?」

大きく形の歪んだ金属片を持ったLilyがポツリと漏らした。
ルカという名はキョウスケも聞き覚えがある。
最近流行しているアイドル歌手の一人だ。
芸名、巡音ルカ、20歳。
兄弟全員が歌手という歌手一家の次女で、抜群の美貌と驚異の歌唱力を誇る女性である。
少々きつい性格ではあるが家族想いだと有名で、時折『女神』だと呼ぶ者もいるとか。
軍部でも何人か熱心なファンが彼女の歌を口ずさんでいたこともある。

「やっぱりこれ、ルカのだ」
(これが巡音ルカだと?)

Lilyの持つ金属片は熱により変色しているが、金管楽器を思わせる∞の字のような形をしている。
彼女の服の胸に取り付けてある、特徴的なアクセサリーに似ているといえば似ている。
もう一つの遺体を見てみても肉体の大部分が消失していたが、残った足首は女性の形をしている。
無造作に捨てられていた焦げた糸屑も、ススを払うと綺麗な桃色が姿を現した。

(・・・・・・こんな奴でも死んでいくんだな)

芸能界の人々は自分達一般人とは別世界の人間だと半ば絵空事のように思っていたが、実際はただの人。
人気アイドルだろうがトップ歌手だろうが当たり前のように死んでいくのだ。


「Lily、お前の知り合いはもしかして・・・・・・」
「うん、ルカよ」

一目で遺体を巡音ルカだと判別したLilyに、キョウスケは慎重に問いただす。
Lilyは曲りなりにもアイドル歌手、その知り合いも同じ分野の人間だろう。
少なくとも、他のファンや自分よりはずっと巡音ルカに親しい人物なのだ。
もしかしたらショックで放心しているのかもしれない。
慰めることはあまり慣れていないが、彼女の心をこれ以上傷つけないようにうまく言葉を選ぶ必要がある。

「俺が言うのもなんだが、悔しいのはよくわかる。
 だから良ければしばらくここで休んで・・・・・・」
「あーそういうのは別にいいから」
「は?」

全く予期していなかった答えに思わず呆けた声をあげる。

「確かに知り合いだったけどたまに顔合わすぐらいで
 そこまで親しいわけじゃないから気にする必要はないたい」
「それでいいのか?」
「いいんたい。むしろ心配するべきはルカの家族たい」

ルカの家族、即ち初音ミクを筆頭とした『VOCALOID』のグループである。
『VOCALOID』とは、今現在日本でヒット中のアイドルユニットの名前だ。
メンバーのほとんどがソロで活動しているが、その最大の特徴が身内とその親戚で固められているということである。
元々彼らの一族は音楽に関しては天性の才能を持っているらしく、
それに目をつけた事務所が彼女達を集めて芸能界に売り出したのだ。

「ルカの家族の仲の良さはわかるんたい。
 だから、彼女が死んだら悲しむんたい。
 特にまだ幼いレンやリンがそれを知ったらどうなるか・・・・・・」

ルカの亡骸を見てLilyが嘆く。
中学生という多感な時期に姉の死に直面したら
ロクな結果を産まないことは容易に想像できる。
特に今は殺し合いの真っ最中だ。後を追うように自殺したり、はたまた殺人に走る可能性も否定できない。

「だから今はレン達を説得する方が先たい。
 でもその前に・・・・・・」

Lilyは遺体を抱きしめ、キョウスケに向けて口を開いた。

「ルカを眠らせに行くたい」

741Farewell:2012/11/11(日) 04:32:40 ID:rizZjg/U


-------------------------------------



「ナンマンダブ、ナンマンダブ、ナンマンダブ」

Lilyは両手を組んで、目を瞑り一心に念仏を唱え続けている。
キョウスケも彼女にならって二人の死者の冥福を祈った。
当初はルカだけを埋める予定だったが、野ざらしにするのも気が引けたため、
もう一人の男の遺体も埋葬することになった。
彼とルカの関係は不明だが、バトルロワイアルの犠牲者ということには変わらないだろう。
願わくば、ルカとともに成仏することを願う。

「そろそろいいか?」
「いいじゃけん」

顔を上げたキョウスケはLilyとともに歩き出す。
主催を打倒するために。そしてルカの死をその家族に伝えるために。
朝焼けの日差しを背に受け、彼らは明日に向かって進み続けるだろう。
二人が眠る空き地に振り返り、Lilyは軽く微笑み言い放った。

「私が売れたら立派な墓を立ててやるじゃけん。
 だから今はそこで眠るんたい」


【一日目・5時20分/東京都江戸川区】
【キョウスケ・ナンブ@バンプレストオリジナル】
【状態】普通
【装備】護業@NAMCOxCAPCOM
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:主催者の打倒
1:知り合いの捜索
2:危険人物の排除
3:ルカの家族に彼女の死を知らせる

【Lily@VOCALOID】
【状態】疲労(小)
【装備】斬鉄剣
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:生き残る
1:キョウスケに着いていく
2:ルカの家族に彼女の死を知らせる
3:新感覚アイドルとして売り出したい
※普通に喋れますので、面倒だったら標準語で喋らせようぜ。

742Farewell:2012/11/11(日) 04:45:30 ID:rizZjg/U


「なあ、そういえばどうして今までVOCALOIDの一員だということを隠していたんだ?」
「だって私みたいな落ちこぼれがVOCALOIDだなんて恥ずかしいじゃけんの」
「・・・・・・そうか」

743名無しさん:2012/11/11(日) 04:46:05 ID:rizZjg/U
SSにいれようと思って入れ忘れた要素をおまけで補う
これで本当に投下終わりです

744734修正:2012/11/11(日) 15:23:10 ID:4TShjqhA
細かいことだけど、>>734の死亡者表記を、次のように一部修正します。

>【巡音ルカ@ボーカロイド  死亡確認】



>【巡音ルカ@VOCALOID  死亡確認】

745萌えに屈せず:2012/11/11(日) 17:09:20 ID:4TShjqhA
北国北海道は札幌市。緯度の高いこの町では、もうかなり薄暗くなっている。
殺し合い真っ最中ということも加わって、通りを歩く人影は少ない。
その少ない人影のうちの二つが、雑居ビルの並ぶ路地を並んで歩いていた。
中年男性と女子高生というややアレな組み合わせではあるが、中年男性のほうがわりと身奇麗なためか、女子高生のほうが素材はよさそうなわりには野暮ったい雰囲気のためか、そこまで怪しい雰囲気ではない。
彼らは二人とも、地元ではないここ札幌に居た時に殺し合いが始まってしまい、その直後に偶然出会って共に行動することにしたのである。
自己紹介の過程で、男のほうは井之頭五郎、少女のほうは横井るみと名乗った。

歩きながら五郎は考える。

(しかし非常時だから仕方ないとはいえ、これだけ歳の離れた女性と並んで歩くのも久しぶりだ……
見た目的には最悪の組み合わせかもしれんが、なんだろう、なんだか居心地がいいというか不思議な気持ちだ。
って、そんなことを考えている場合でも無いよな。出来れば家に帰りたいが、長距離の交通機関は危険だろう……
やはりしばらくは札幌に滞在して様子を見るべきか……こんな無茶苦茶な法律、すぐに撤回されないとも限らないしな。
ああ、そういえばもうこんな時間か。そろそろ腹に何か入れたいところだが……どうもピンとくる店が無いなあ。たとえばあの店の看板なんかは(以下省略))

一方、その隣を歩くるみも、表面上は無口で静かだったがその胸の中では

(はー、一時はどうなることかと思ったけど、とりあえず一安心かなー。五郎さんは真面目そうないい人だし。
だけどさっきからずっと無口なのが気になるよー。何か気に障ることをしちゃったのかなあ?
それとも本当は何かよからぬことを考えているとか? いやダメダメ、そんな根拠も無いのに疑ってかかってたらキリが無いし……
あ、さっきから五郎さんがキョロキョロしてる……何を探してるんだろう。お店?
何か買うものがあるとか? どうしよう、聞いてみようかな?
けどもし迷惑がられたら(以下省略))

二人とも、とにかくモノローグが長かった。

746萌えに屈せず:2012/11/11(日) 17:10:09 ID:4TShjqhA
そうこうしているうちに、二人はとある雑居ビルの前を通りかかった。
丁度その時、ビルの一室ではなんとも異様な姿をした連中が、一台のパソコンの乗ったデスクの周りを囲んでいた。

一人は僧侶。見た目に似合わぬ速さでキーボードを打っている。なにやらウェブ上の掲示板に書き込んでいるらしい。

「ここマデうまクいくトは思ってイナカったケド、順調ソノものだネ」

機会音声のような声でそう言う。
彼の横に立っていたのは白熊だった。

「それで、KAITOとミクの居場所は突き止められたのかい?」

僧侶はふりむいて答える。

「いいヤ、まだダけど時間ノ問題ダトおもうヨ。ナニしろ日本中デこれダケの人タチが、二人を探シテいるからネ」

僧侶がパソコン上で開いていたのは、『危険人物の情報を交換するスレッド』という掲示板だった。
僧侶はここに、定期的にKAITOとミクに対するデマを書き込んでいたのだ。
もっとも、彼が書き込んだことなどデマ全体の中の極一部。
もともと有名人ゆえにアンチも多い上、普段から悪い噂を流されている二人のこと、必要以上に煽らなくても勝手にデマには尾鰭が付いていったのだ。
僧侶がしたことといえば、最初にKAITOとミクに疑いが向くように仕向けたことと、二人の顔写真をアップロードしたことくらいだった。

「火のない所に煙は立たぬとかいうけど、ありゃウソだねえ」

彼らが何もしなくても際限なく拡大していくデマを見ながら、白熊は呆れたようにため息をついた。

「ま、経緯はどうであれ、これであの二人も終わりだねえ」
「相違ナイね。他の子タチも許セないケド、特にこの二人ハ人気ガ出すギタ。僕タチを上回ッテしまうホドにネ」
「ええ、実の親から人気も仕事も奪っておいて、のうのうとしているなんて許せない。命でもって償ってもらおうじゃないさ。
そして再び、あんたと私が歌の世界の頂点に立つんだよ」

白熊はそう言いながら、壁一面に張られたポスターを見回した。
KAITO、MEIKO(デビュー当時)、ミク、レンとリン、ルカ……いずれも、僧侶と白熊の間に生まれた自慢の子どもたちである。

当時の歌謡界のトップにいた二人の子どもたちだけに、その歌の才能は誰もが群を抜いていた。
両親も、最初はそれが誇らしかった。
だが、次第に彼らの歌唱力が自分たちのそれを上回るようになると、彼らは徐々に目障りな存在になっていった。

そしてある日彼らはとあるプロデューサーに声をかけられ、親である彼らに黙ってプロデビューをした。
そして瞬く間に、僧侶と白熊の居場所を音楽界から奪ってしまったのだ。
僧侶と白熊にとっては、自分たちに内緒で子どもたちに声をかけたプロデューサーが旧知の人物だったことも大きなショックだった。

「……あの子たちはやりすぎたんだよね。私たちの引き立て役に収まっていればよかったものを!!」

白熊はそう叫んで、手近にあったルカのポスターをその鍵爪でビリビリと引き裂いた、

「マ、落ち着きナよ。もうジキKAITOとミクの命運ハつきル。せっかくダ、この写真もアップロードしてオコウ」
僧侶がそう言って画面に示したのは、KAITOがミクを膝に乗せて、裸のお尻を叩いている写真だった。
息子であるKAITOの部屋を盗撮して手に入れたもので、ここぞという時のために温存していたのだ。
「ああ、いいんじゃないかい。KAITOがミクを虐待しているって話にますます信憑性が出るさ」
もちろん写真に写っているのは虐待の現場ではなく、兄妹のスパンキングプレイの現場に過ぎなかったのだが。

747萌えに屈せず:2012/11/11(日) 17:11:51 ID:4TShjqhA
「じゃあ、そろそろもう一押しが欲しいところじゃないかい?」
「アア、ここいらで彼ノ出番だネ」

二人が同時に目を向けたのは、部屋の片隅で寝ていたスライム状の生物である。
実は何にでも変身できるという性質をもっており、そこを買われて僧侶と白熊に仲間に誘われたのだ。
白熊はその生きものを起こすと言った。

「待たせたねメタモン。そろそろ出番だよ。ミクの格好に変身して、町中で悪事を働いておくれ」
「ねえねえ、そのとおりにしたらごほうびにふしぎなあめをくれるってほんとうかいー?」
「ああ、そんな報酬でよければいくらでもくれてやるよ。だからほら、このポスターの女に変身しておくれ」
「わかったよー」
一瞬にしてメタモンは初音ミクに変身した。
「オオ、なかなかミゴトなモンだねエ」
僧侶も感心してしきりに頷く。外見はもう、どこからどう見ても初音ミクだった。
「それで、『あくじをはたらく』ってどうすればいいんだい?」
「ああ、この掲示板に描いてあるようなことを、実際にしてくれればいいんだよ」
そう言って白熊はパソコンの画面をメタモンに見せた。
そこには初音ミクという女が、幼児を川に棄てて殺したとか、老人をレンガで殴って死なせたとか、病院に火をつけて職員と患者を全滅させたとか、日本中のアンチミクが書いた酷い噂が並べられていた。
それをじっと見ていたメタモン(ミク)は、しばらくすると
「うん、わかったよー。このとおりやればいいんだね?」
と答えた。
「ああ、報酬は弾むよ」
「たのしみだなあ。じゃあいってくるねー」
メタモン(ミク)は足取りも軽く、扉を開けて街中へと飛び出していった。


「さあて、ここでいっぱい『あくじをはたら』けばいいんだね?」

そう呟くメタモン(ミク)は、あまり文字を読むのが得意では無かった。
なので掲示板に書いてあったことはよくわからなかったが、ただアップされていた写真だけは目についた。
その写真の中では、初音ミクという女の子が男の子にお尻を叩かれていた。

(なるほど、これが『あくじをはたらく』ってことなんだね)

メタモン(ミク)はそう理解したのだ。
よって、

「だれかにおしりをたたかれれば、ごほうびにふしぎなあめをもらえるんだね。よーし、がんばるぞー!!」

こうなってしまうのも無理はなかった。
そして、ビルの外に出てから早速出会った二人組に、

「ねえねえおにいさん、おねえさん、ぼくのおしりをたたいておくれよ」

そう言って、パンツを脱いで尻を出したのだった。

「……はあ?」(なんだこの少女……殺し合いのせいで気でもおかしくなったのか?)
「へ!?」(ちょ、なんなのこの子!! こんな往来の真ん中で、ふ、不埒だわ!! 注意してあげないと!!)

もちろん、言われた二人は固まるしかなかった。


【一日目・6時/北海道札幌市】

【ヒ・ダリ@Delay Lama】
【状態】普通
【装備】不明
【道具】支給品一式、パソコン
【思考】
基本:KAITOとミクの抹殺(他の子供たちもあわよくば殺す)
1:KAITOとミクに関するデマを流す
2:メタモンに、ミクの姿で悪事を働いてもらう
※ミクたちの父親です

【くま@くまうた】
【状態】普通
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:KAITOとミクの抹殺(他の子供たちもあわよくば殺す)
1:KAITOとミクに関するデマを流す
2:メタモンに、ミクの姿で悪事を働いてもらう
※ミクたちの母親です

【メタモン@ポケットモンスターシリーズ】
【状態】初音ミクに変身中
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:あくじをはたらいてごほうびをもらう
1:ミクの姿であくじをはたらく(=おしりをたたいてもらう)

【井之頭五郎@孤独のグルメ】
【状態】普通
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:なんだこの少女……
2:どこか食事ができる店は無いのか?

【横井るみ@となりの関くん】
【状態】普通
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:何この子!?
2:五郎さんはさっきから何を探しているんだろう

748死者スレだけで先行上映です:2012/11/11(日) 17:31:06 ID:rizZjg/U
「・・・・・・どこここ?」
「あ、死者スレですね、懐かしい」
「死者スレぇ?」

現世で朽ちてしまった人々のたどり着く場所。
天国、あの世、魂の集会場、パロロワ界ではお馴染みとなっている死者スレである。
今度たどり着いたのは巡音ルカと笑点のピンクだ。
爆死して遺体が悲惨なことになったのだが今の彼らは魂、下界での傷など一つもついていない。

「まあ死んだってことね」
「随分あっさりしてますね」
「そりゃ実際見せられたら嫌でも理解できるわよ。
 あんなことがあって生き残っていられるわけないし」
「あ、それは・・・・・・」

ルカの言葉に笑点のピンクは顔を俯ける。
元はといえば彼女が襲いかかってきたから防衛のために対処した結果なのだが、
彼女自身家族を思って故の行動なので、一概に責めることができない。
もう二度と家族に会うことができないのだ。
大切な人と会えない苦しみは自分もよく知っている。

「いいわよ元は私が悪かったんだし。
 自分でもどうかしていたわ、聞いた噂を話していただけなのにいきなり襲いかかるなんて」
「ルカはキレ魔だからねー。勝手な思い込みですぐ怒るんだからみんないつも迷惑しているよ」
「ハク!?あんたもこんなところに来ていたの!?」

突如横から入ってきた親戚の存在に、ルカは驚愕する。
弱音ハク、ルカに匹敵する美貌とスタイルを持っているのだが、
重度のアルコール中毒で施設に入れられて断酒生活を強要されていたはずだ。

「お酒飲んでいたらなんか死んでいた」
「あんたねぇ・・・・・・」

言っている傍から再び酒を飲む彼女にルカと笑点のピンクは苦笑いをせざるを得なかった。
しかし二人は知らない、彼女が現世にとんでもない置き土産をしていったということを。
そのせいで命の危機にさらされている少年がいるということを。


『な、なんだってー!』
『こ、これはすぐにみんなに伝えないと!』
『正しくこれが真実ってやつだろう!常識的に考えて!』


「何か向こうが騒がしいですね」

動揺している声の群れに耳を傾けると、多くの人々が一箇所に固まっているところを目撃する。
ピンク達同様、死んでいった者達であろう。
屈強な男や小柄な少女、さらには異形の怪人までテレビに釘付けになっている。

「何見てるのかしら?ハク、あんた心当たりある?」
「知らなーい」

ルカは試しに先にこちらに来たハクに聞いてみたが、
酒を飲むだけでまともな返答はしてくれない。
というか死人になってアルコール中毒から開放されたことをいいことに、
死ぬ前よか酒の飲むペースが増している。

「ちょ、直接見にいきましょう」
「そうね」

アル中は置いておいて、二人は人々の群れへと足を運ぶことにした。

749死者スレだけで先行上映です:2012/11/11(日) 17:31:36 ID:rizZjg/U


「ちょ、ちょっとこれは・・・・・・!?」
「まさか・・・・・・これが真実だっていうの!?」

二人が見せられた光景は死者スレで録画してあったバトルロワイアルの様子だった。
それも一般の参加者の視点だけではない、主催達やその黒幕の姿まで、事細かく映し出されていた。

「実は本当の黒幕があの人ですって!?」
「ミクとKAITOの悪評を広めたのがこいつなんて・・・・・・許さない!」

バトルロワイアルの核心に迫る様子を見せられ、二人は驚きと怒りに包まれる。
自分達を弄んでいた者の正体、その目的及び手段に対して。
既に魂だけとなってしまった彼らはこの事実を伝えることはできない。
だからここで指を咥えて待っているしかないのだ。

「この映像も見るんだ!」

若い癖に頭髪がかなり少ないジャイアン体型の小学生が、
テレビのリモコンを操作する。
すると新たな映像が二人の目に入ってきた。

「「な、なんだってー!!」」

様々な大陸が沈没している映像が映っていたが、
巻き戻されることによって『原因』がここで明らかになったのだ。
そもそもどうして日本以外の国が滅んでしまったのか、
参加者全員にあった疑問が解消された瞬間である。
しかしあくまで彼らは死人。
現世の人々にこの事実を伝えることはできない。
真実を知る者は死者スレにしかいないのである。











.

750死者スレだけで先行上映です:2012/11/11(日) 17:32:06 ID:rizZjg/U

「あ、そういえば」
「どうしたのですか?」
「ちょっとミク達がどうなっているのか調べたいのよ」

思い出したように漏らしたルカの発言。
自分が死んだが他の家族は一体どうなっているのだろうか、
ここにいないということはまだ生きているのだが、彼らがどのような状況にあっているのか
確かめてみたくはなるのだ。

「あーうん、それは・・・・・・」
「水瀬さんそんな浮かない顔してどうしたの?」

アイドル仲間である水瀬伊織がルカから目をそらす。
何か言いたそうだが、いくら待っても次の言葉が出てこない。
隠し事でもあるのだろうか。

「それなら今見せてやるぜ、こっちだ」
「・・・・・・ってこれ違うじゃないの」

映し出されたのは自分達の遺体が埋葬されている様子だ。
しているのは最近全く姿を見せていなかった親戚のLilyである。
確かに身内であるが、ぶっちゃけ彼女とはそこまで親しくない。
ルカにとっては割合どうでもいい人種である。

「ちゃんと埋葬してくれているのですね・・・・・・」
「まあ、それは感謝してやってもいいけどね。
 ともかく次の映像見せなさい。ミクと兄さんが何をしているのか気になるのよ」
「じゃあはい」

デカオによってMEIKOの映像に切り替えられる。
ちょうど彼女がミクとKAITOをぶっ殺そうと決意したシーンだ。

「姉さん駄目ぇぇぇぇぇぇ!!!
 ますます二人が心配になったわ!早く二人の様子を!」
「バトルチップ、ビデオマンSPスロットイン!」

なんかよくわからないキーワードとともに別の映像に切り替わる。
ビデオ?え、これビデオで録画しているの?
今の時代ブルーレイ、せめてDVDでしょ。
デジタルビデオマンにスタイルチェンジしてこいや。

『何で僕ばっかりこんな目にィィィィィ!?』
「レェェェェェェン!」

レンが暴走車の中に閉じ込められている映像を見てルカは叫ぶ。
彼の隣にはハクの遺体、ルカと笑点のピンクは酒の飲んでいるハクに視線を向ける。

「いやぁめんごめんご」
「めんごじゃないでしょ!」

ハクの胸ぐらを掴み往復ビンタでハッ倒す。
さらに追撃をかけようとしたところ、ルカは笑点のピンクに押さえつけられた。

「落ち着いてくださいよ!」
「これが落ち着いてられるかぁぁぁぁぁぁ!!!さっさとミクと兄さんの様子を見せろ!」
「いやそれは・・・・・・」
「なんで隠すんじゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

水瀬伊織を筆頭に、死者スレの住人は何故かチャンネルを変えることを躊躇っている。
そんな彼らにルカの苛立ちはさらに集ってピンクの腕の中で暴れだす。
誰も本当のことを言えるはずもない。
今のミクとKAITOはとてもルカに見せられない痴態を晒しているのだから・・・・・・

751死者スレだけで先行上映です:2012/11/11(日) 17:32:39 ID:rizZjg/U



「じゃあはい」
「あ」
「デカオォォォォォォ!!!」

ルカの目に入って映像、それはKAITOがミクの尻をスパンキングしている様子だった。
あの凛々しかった兄が自分には決して見せたことのない一番楽しそうな笑顔で妹の尻を叩いている。
あの無邪気で可愛かった妹が、自分には決して見せるはずもない恍惚の表情で兄に尻を叩かれている。

「え・・・・・・ちょ・・・・・・なにこれ?」

ルカの中の二人のイメージが音を立てて崩れ落ちていく。
今まで自分が想ってきた者はここまで性根の捻じ曲がった変態だったのか。
いやわかっている、これはあくまで彼らの一面だ。
二人はとても優しくでいい兄妹なんだ。

「あれー?ルカ知らなかったの?」
「え?」

しかし、そう自分に言い聞かせているルカにハクの止めの一言が突き刺さる。

「みんな知ってるよ?KAITOさんとミクちゃんが度々スパンキングプレイしているってこと。
 ネルちゃんちとかでもたまにやってるし」
「・・・・・・」

その日、ルカは何も考えられなくなってハクの酒を飲み続けたという。

752名無しさん:2012/11/11(日) 17:38:38 ID:rizZjg/U
あ、状態表ないけどここで終わりです

753今更ながらごめんなさい:2012/11/11(日) 17:46:14 ID:UZOOw.Zg
レン君の一人称って「俺」だったのか。
wikiに収録されたら……訂正するんだ。

瞬間、俺は雷に打たれて死んだ。
書き手(笑)

【俺@現実 死亡確認】

754たまには彼の立ち位置を固定させてみようか:2012/11/11(日) 19:18:55 ID:rizZjg/U

「なんつーこった・・・・・・」

ネット喫茶で一人の男性が頭を抱えて机に突っ伏す。
見た目は20代の青年だが、こう見えても立派な壮年だ。
若い頃に知った漫画家の健康法を真似したら、
彼も若い姿のまま年を取ることに成功したのだ。
おかげで仕事場の新人からは勘違いされてタメ口を叩かれることが何度もある。

「まさかミクとKAITOがこんなことになっちまうなんてなぁ」

今、問題としているのは、彼が仕事でよく関わっている二人の歌手の誹謗中傷だ。
知り合いの子供達であったが、天性の音楽の才能があることを知り、彼らを芸能界にスカウトしたのだ。
その後、KAITOとMEIKOを中心とした芸能グループ、『VOCALOID』を設立。
彼らの親戚もグループに入れ、人気も上場、このまま成功を納めているはずだった。

「こんなことをするのは・・・・・・あいつらなんだろうな」

インターネットの掲示板で書かれていたミクとKAITOの悪評。
無抵抗の人々を虐殺したり、幼い子供まで拷問して命を奪ったりといった
極悪非道の限りを二人が行っているといったデマだ。
少なくとも彼の知るミクとKAITOはこのようなことをする人物ではない。
自分のことを『マスター』だと呼んで慕う、優しいVOCALOIDのメンバーが人を傷つけられるはずがないのだ。


(白熊、僧侶‥‥‥お前ら一体どうしちまったんだよ)

ミクとKAITO、いやVOCALOIDにここまで深い恨みを持つ人物、
それは間違いなくKAITO達の両親、自分の旧友達だと確信する。
いや既に確信していた。
幼かったKAITO達が成長し、歌の才能を開花させていくごとに、
両親の子供達に対する視線は、愛情から次第に憧れ、嫉妬、憎しみへと変わっていたのだ。
彼らからKAITO達を引き離すためにVOCALOIDを作り、KAITOを始めとした子供達をスカウトしたのだが、
結果は裏目へと出てしまったようだ。
KAITO達への憎しみはさらに練度を増し、警察沙汰を引き起こしたことさえある。

「・・・・・・やっぱり俺がケリをつけるしかねえな」

かつての優しかった白熊と僧侶は、長い月日の内にその心を歪めてしまった。
ならば彼らを元に戻すことができるのは、友人である自分しかいないのだ。
説得できなくてもせめてVOCALOID達だけでも守らなくてはいけない。
支給品をまとめ、デイバッグの中に入っていた武器を手元に持って、
使っていたパソコンの電源を落とす。
そしてネット喫茶の扉を乱暴に開け、彼は外に向かって走り出した。

「待ってろよVOCALOID、そして白熊、僧侶。
 お前達は俺が助けてやるからな」



【一日目・5時30分/群馬・ネットカフェ】

【6/@カオスロワ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:白熊と僧侶を説得し、VOCALOID達を救う
1:白熊と僧侶を探す
2:VOCALOIDのメンバーを探す。特にミクとKAITOはすぐに保護したい。

※VOCALOIDのプロデューサーで、白熊と僧侶の旧友です
※見た目は20代の青年ですが、中身は壮年です。荒木。

755名無しさん:2012/11/12(月) 01:21:38 ID:/efQD.bg
>>754
ちょっと名前を◆6/WWxs901s氏に修正しました

756考古学INカオスロワ:2012/11/12(月) 06:24:50 ID:/efQD.bg
時刻は6時手前。静寂に包まれた洞窟の中を突き進む少女の姿があった。
少女の名は結月ゆかり、VOCALOIDの一人だ。
VOCALOIDではあるが、実際の活動内容はたまにコンサートに姿を現して歌う程度である。
彼女の本職は探検家であり、未知の領域を目指して日々世界中を旅しているのだ。

朝日が昇り動植物が目を覚ます時間帯だが、土と岩にまみれた地底に太陽の光が届くはずもない。
この場を照らすのは彼女が持っている松明の灯りのみ。
炎によって広がる僅かな視界を頼りにゆかりは探索を続けていた。

(おや行き止まりですか)

敷き詰められた土の壁の前にして、ゆかりは足を止める。
左右を見ても通路は存在せず、見渡す限り土で埋め尽くされているのみだ。

(戻りますか?
 しかし戻ったところで新たな道が見つかるかどうか・・・・・・)

道中どのような地形をしていたか覚えているが、自分が今まで通ってきた道以外に
先に進む通路があったかどうか記憶に怪しい。
通れる道全てを徘徊して調べ尽くした上で、残された道を選んでここまでやってきた。
食料は十分にある。時間も腐る程ある。
もう一度調べれば新たな道を開拓できるかもしれない。

(今回は中止?バカを言いなさい、まだ大した収穫はないんですよ)

デイバックに入った戦利品を見てゆかりは首を捻る。
手に入ったのはまだ恐竜の化石らしき岩盤一つのみだ。
ダンジョンを制覇していない以上、ここで帰るのは彼女のプライドが許さない。
わからないところをそのままにしておくのは気が済まないのである。

(必ずどこかにあるはずです。この先に進むための道が!)

来た道を戻ろうと壁に背を向けようとするゆかり。
しかし次の瞬間、彼女の頬を一筋の風が通り過ぎる。

「!?」

パーカーを揺らし反射的に向き直ったゆかりは、すぐに壁に密接して目を凝らし始める。
手元を松明の灯りで照らして土を右手で掻き分ける。
確かに壁の方から風が吹いてきた。
ならばこの壁の奥は空洞になっているに違いない。
ここは違う、ならば次はここだと体を動かし穴を探す。

「見つけました」

土に埋もれかけた小さな小さな丸い穴。
真っ黒で吸い込まれそうになる穴であるが、手を当ててみると冷たい風が当たっているのが感じられる。
ゆかりはすぐにデイバッグから古びたツルハシを取り出して、いざ掘らんと構えた。

「いきますよ・・・・・・」

1、2回振るって感触を確かめる。錆び付いているが壁を壊すには十分そうだ。
一度尖った先端を穴に触れて照準を定め、大きく振り上げ振り下ろす。
するとみっしりと埋まっていた土の壁は音を立てて崩れ落ち、中から新たなエリアがゆかりの前に広がった。

757考古学INカオスロワ:2012/11/12(月) 06:25:22 ID:/efQD.bg



(大分広いところに出ましたね)

周囲を見渡して、ゆかりは頬についた汗を服の袖で拭う。
コウモリの鳴き声が遠くから聞こえてきたことから、随分と広い空洞に出てしまったらしい。

(しかしモンスターは少ないですか)

人の及ばぬ未開の地なれど人外の者は存在する。
ネズミやモグラならばまだ優しいものだろう。
しかしここは不思議のダンジョン、人の身の丈を超えるオオグモや力尽きた冒険者の怨霊が彷徨っているのだ。
無論、そのような者達に遅れを取るゆかりではないが。

(ならばそろそろ休憩しますか)

辺りに気配を感じないことを確認すると、ゆかりはデイバッグから替えの松明を取り出す。
何歩か歩いた先に火をつけた松明を置いてまた数歩歩いて松明を置く。
それを繰り返して彼女は長方形を描くように自分を中心とした四隅に松明を配置した。
なにせここは光の及ばぬ暗闇の世界。視界を確保できぬまま腰を下ろすなど自殺行為だ。
モンスターからは位置が丸分かりになってしまうが、元々洞窟の奥深くで暮らしている彼らの方が
闇の中でも目が利く者が多い。そんな彼らだからこそ光を嫌う習性を持っているので、案外この手は有効だったりするのだ。


(今の内に食事を取っておかないと・・・・・・お?)

ゆかりが地面に尻をつけたその時である。
彼女の下半身に何やらゴツゴツした感触があるではないか。
体をずらし、灯りを当ててみると盛り上がった鉄が姿を覗かしている。

(これはラッキーです!)

武器に機械に建物、人の文明に鉄によって飛躍的に進歩したと言っても過言ではない。
鉄は様々なアイテムを作る原材料となるのだ。
探検家としてはこれを利用しない手はないだろう。
すぐさまツルハシで地面を掘り、埋まっていた鉄を回収する。

(ではもうこのツルハシさんとはお別れです)

古びたツルハシを解体し、木の棒と錆びた鉄片にわける。
こんな刃ではいつ壊れるかたまったものではない。
作業台を準備して、新品の鉄をツルハシの刃の部分へと加工していく。
新しい道具さえあればまだまだ十分に探索を進めることができるであろう。


----------------------------------

758考古学INカオスロワ:2012/11/12(月) 06:25:58 ID:/efQD.bg

「ズバーン・・・・・・」

ツルハシを作っているゆかりを体育座りで見つめる黄金の影があった。
彼、と呼ぼうか、その名は大剣人ズバーン。
古代人の遺した剣が魔人の形に変化した、生きる秘宝である。

「ズバーン・・・・・・」

さっきからずっとゆかりに同行しているのだが、
『何の苦労もせず手に入れたお宝に価値などありません』
と仲間になることを拒否されているのだ。

「ズンズン・・・・・・」

時折ゆかりに話しかけたりボディタッチを行う等のスキンシップを行っても、全て無視されてしまう。
こんなに構ってもらえないのは初めてで、胸の宝玉も真っ黒になってしまっている。
ズバーンは剣である。剣とは戦士の武器であり、友なのだ。
バトルロワイアルが始まって最初に出会ったゆかりをパートナーとして認めた。
だから彼女とともに目的に向かって進みたい、冒険がしたいのだ。

「ズバーン」
「うーん、やっぱり新品の道具は美しいですね」
「ズバーン!」
「我ながら素晴らしい出来です。ひょっとしたら鍛冶屋の才能もあるかもしれません」

しかしゆかりには一向に構ってもらえない。
彼女の関心は自分の作ったツルハシに向いているらしく、
ズバーンが何度アピールしても向き合おうともしない。

「ズバーン・・・・・・」

果たして自分がゆかりに認めてもらうにはどうすればいいか。
腕を組んで考えていた時のことであった。



「キキー!」
「キキー!」
「キキキー!」

松明の灯りにひかれたのか、何匹ものモンスターがゆかり達を取り囲む。
ゆかりは作ったばかりのツルハシを持ちつつもため息を付いた。
今までゆかりはツルハシで敵を倒してきたが、あくまで少人数の場合の話だ。
今回みたいに多数を同時に相手にするには状況が厳しい。

「ズバーン!」

ズバーンは正にチャンスだと思い、ゆかりの前に立ちふさがった。
ここで自分の力を見せればゆかりもこの先自分を必要としてくれるはずだ!
さあ見ていてくれ未来のマスター!俺が全部ぶちのめしてやる!

759考古学INカオスロワ:2012/11/12(月) 06:26:34 ID:/efQD.bg


「いえその必要はありません」
「ズンズン?」

はずだった。
すると突如洞窟内だというのにも関わらず雷が降り注いだのだ。
一瞬洞窟を大きく照らしたかと思うと、モンスターの一匹が炎上し悲鳴をあげて倒れていく。

「ふふふ♪」

何事かと思ったズバーンはゆかりの笑い声につられて振り向くと、
彼女が見覚えの無い剣を持っているではないか。
赤いシルエットに広がるのはコウモリみたいな形の柄。
刀身は途中で釣り針のように湾曲し、刃の部分だけ黒く染まっている。

「このエンシェントソードがあればこの程度の敵どうってことありませんよ」

ゆかりがエンシェントソードと呼ばれた剣を振るうと、再び雷がモンスターに襲いかかる。
光の速さで放たれる稲妻に逆らえるはずもなく、モンスター達は抵抗できずに燃えていった。

「ふふふふふ♪」

玩具で遊ぶ子供みたいにゆかりは次々とモンスターを虐殺していく。
雷を操るエンシェントソードは正にバランスブレイカー級の破壊力だ。

「ふふふふふふふふふふ♪」
「ズバーン・・・・・・」

優秀な武器まで隠し持っていたゆかりにズバーンはすっかり落ち込んでしまった。
しかしこんなことで心が折れるズバーンではない。
頑張れ!ズバーン!負けるな!ズバーン!
いつか君の力をゆかりんに認めさせてやるんだ!
ズバーンの孤独な戦いはまだ始まったばかり。


【ケイブスパイダー×いっぱい@Minecraft 死亡確認】
【スケルトン×いっぱい@Minecraft 死亡確認】
【ドラキー×いっぱい@ドラゴンクエストシリーズ 死亡確認】
【デスクロー@ファイナルファンタジーシリーズ 死亡確認】
【野比玉子@カオスロワ 死亡確認】

【1日目・6時00分/不思議なダンジョン】

【結月ゆかり@VOCALOID】
【状態】上機嫌
【装備】エンシェントソード@Minecraft
【道具】支給品一式、土×99@Minecraft、松明×99@Minecraft、鉄×3@Minecraft
          鉄のツルハシ@Minecraft、作業台@Minecraft、ヒミツのコハク@ポケモン
【思考】
基本:未知の世界を求める
 0:ふふふ♪
 1:このダンジョンを制圧する
 2:素材を集めてアイテムを作る
 3:身内のことはわりとどうでもいい
 4:てかバトロワ自体どうでもいい

【大剣人ズバーン@轟轟戦隊ボウケンジャー】
【状態】ズンズンズッバーン!バーン、ズンズンズン…
【装備】ズンズンズバズバーン!
【道具】ズバババーン!
【思考】基本:ズンズンズバズババババーン!
1.ズンズン ズバズババーン
2.ズンズンズバーン ズバズバズンズンズンッ
3.ズンズンズン… バァーン…
【備考】
※ズンズンズバズバーン、ズンズンズンッ♪
  ズッバーン!ズバズバ

760考古学INカオスロワ 修正:2012/11/12(月) 18:09:53 ID:/efQD.bg
よく考えればマインクラフトだと収穫した鉄鉱石をそのまま加工するのはかまどないと無理だった
結月ゆかりの持ち物に

かまど@Minecraft
石炭@Minecraft×99 を追加で

761吐き気をもよおす邪悪とはッ!:2012/11/12(月) 22:34:05 ID:1OVGgu/c
「このナイフはッ うおおおこのナイフはッ!!
 このナイフは、君が遠坂凛のとうさんに突き立てたナイフだァーッ!!」
「ウギャアアア――ッ!!」



【言峰綺礼@Fate/Stay night 死亡】



「ううッ……許せない! 他人の父親の命を奪うなんて、到底許されることではないッ!」

 195センチの巨体を怒りに震わせ、ジョナサン・ジョースターは言った。
 今しがた刺し殺したこの男は、あろうことか、小学生の少女から、最愛の父親を奪っていたのだ。
 父親を殺される哀しみを、ジョナサンは誰より知っている。
 宿敵に父親を奪われた痛みを、誰よりも肌で感じている。

「到底紳士などとは呼べない悪行だッ! ぼくは決して許さないぞ!」

 だからこそ、ジョナサンは奮起した。
 必ずや世の父親殺しを、一掃せんと決意した。
 右手にアゾット剣を握り締め、ジョナサンは行動を開始した。

「このナイフはッ うおおおこのナイフはッ!!
 このナイフは、君がライオネット蒼摩のとうさんに突き立てたナイフだァーッ!!」
「え、いやそんなの知らんし……ギャヤアア――ッ!!」



【雀蜂のソニア@聖闘士星矢Ω 死亡】



【一日目・2時00分/日本・名古屋】

【ジョナサン・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】アゾット剣
【道具】支給品一式
【思考】
基本:他人の父親を殺した者を成敗する
1:それ以外に関しては、紳士的な行動を心掛ける

762青波の逆襲:2012/11/13(火) 01:14:45 ID:S6asV9pQ

「そのイチローってそんなすごい選手なのか?」
「クロえもん君、ほんと何も知らないでやんすね……」
「……イチローさんは本当にすごい選手なんだ……!」

 イチローのレーザービームで半壊した甲子園球場。
 川崎はイチローの凄さ(全盛期含む)を特にクロえもんに重点的に教えた。

「でも、そんな人がこんな殺し合いに乗ると思うか?
 俺には今のボールも『一緒に野球やろうぜ!』って風に見えたぜ!」
「だろ?」
(その理屈はおかしいでやんすよ……)
「そのイチローって人が俺たちの仲間に加わってくれれば、野田総理も野球してくれるはず……!」
「あと六人か……」
「……オイラはベンチウォーマーでいいでやんすよ。
 それよりもオイラの家でガンダーロボSEEDの全話視聴会を……」
 
 矢部の矢部ンチ発言が出たところで、また新たな野球戦士の影が!
 しかも、二人である。

「イチローのレーザービーム……久々に見たづら」
「危ないですよ、殿馬さん……」
「貴方達は?」

 彼らは別世界だが、イチローと共に戦った者達だった。
 所謂、青波。ブルーウェーブ。

【一日目・2時/日本・神戸】

【川崎宗則@現実?】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:イチローを倒してでも、マリナーズに連れ戻す
1:戦力を集める
2:イチローがいるだろう、東京に向かいたい

【クロえもん@ドラベース ドラえもん超野球外伝】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:野田総理に野球で挑んで勝つ!
1:最低でも四国アイランドリーグが出来るくらいの仲間を集める
2:イチロー選手を仲間に引き入れたい

【矢部明雄@パワプロシリーズ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:生き残るでやんす
0:猪狩選手の弟の進君、交通事故で死んだんじゃ!?

【殿馬一人@ドカベンシリーズ】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式、グランドピアノ@現実
【思考】基本:生き残る
1:イチローと合流したい

【猪狩進@パワプロシリーズ】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、ミット
【道具】支給品一式、野球マスクのマスク@パワポケ
【思考】基本:殺し合いを止める
0:兄(猪狩守)が心配
1:知り合いとの合流

763不幸な少年と霊媒師:2012/11/13(火) 20:40:19 ID:rx1wtjYs
ハクが急性アルコール中毒で死亡し、レンが一人暴走する車に取り残されてから二時間。
未だ走り続ける装甲車の中には、虚ろな目でハンドルを握るレンの姿があった。

「俺が……俺が何したって言うんだよ……」

二時間前。
ハクが死んだ後、レンは何よりもまず運転席から死体をどかすことを優先した。
ハクの死が悲しくなかったわけではないが、ひとまずこの車を止めなければ自分まであの世行きだからだ。
どうにか死体をどかし、急ブレーキの衝撃に備えながら、レンは力いっぱいブレーキペダルを踏み込んだ。
だが――装甲車はいっこうに減速する気配を見せず、それどころか変わらぬスピードのまま人を、物を撥ね飛ばしていた。
それが意図的かそうでないかはわからないが、ハクに支給されたこの装甲車は欠陥車だったのだ。
どうして俺ばかりこんな目に。レンは自身の不幸を嘆かずにはいられなかった。

そして、現在。
依然として装甲車は暴走を続けている。
レンはなんとか被害を最小限にしようと努めるが、何せレンはまだ子供だ。運転経験なんてロードローラーくらいしかない。
高速で走る装甲車を満足に制御できるはずもなく、撥ね飛ばした人の数は三桁から先は数えてもいない。
もちろんその間、レンは幾度となく車を止めようと試みた。
だがどれだけペダルを踏んでもブレーキはきかず、減速させようと壁に車体をぶつければ壁の方が崩れる始末。打つ手なしだ。
もういっそ、自分もこの装甲車のように狂ってしまった方が楽かもしれない――そんなことをレンが思った瞬間のことだった。

「ボハハハハハーッ!」
「っ!?」

突如響いた、耳をつんざくような奇声。
レンは驚いて声のした方向に視線を向け、再度驚愕する。
いつの間にか、一台のオープンカーが装甲車の隣を並走しており――その運転席には、レンの知る顔があった。

「ドン・観音寺さん!?」
「無事かねボーイ!」

ドン・観音寺。
ドレッドヘアにサングラス、狂ったファッションセンスが特徴的な、自他共に認めるカリスマ霊媒師だ。
看板番組『ぶらり霊場突撃の旅』は毎回25%超えの高視聴率を誇り、レンも何度か共演した経験がある。
そのドン・観音寺が、何故ここにいるのか。

「か、観音寺さん! この車、ブレーキが……」
「安心したまえボーイ! 状況はだいたい把握している! 私の車に飛び移るのだ!」
「ええっ!?」

飛び移る――幸いなことに装甲車のドアはスライド式だったため、並走するオープンカーとの距離は大したことはない。
しかしうまく乗り移ることが出来ればいいが、この速度だ。失敗すれば確実にミンチより酷いことになるだろう。
香港映画のアクションスターでもない自分に、果たしてそんなマネができるのか。

「私のドライビング・テクニックを信じたまえ! 命に代えても、このドン・観音寺がユーを助けてみせるっ!」
「……っ!」

このまま暴走車に乗っていてもどうにもならない――レンは、覚悟を決めることにした。

764不幸な少年と霊媒師:2012/11/13(火) 20:42:02 ID:rx1wtjYs
 






人気の無い駐車場に、二人の人間を乗せたオープンカーが停車する。
助手席から降りたレンは、数時間ぶりに踏み締めた動かない地面に、そのありがたみを実感する。できることならもう車には乗りたくない。

「……ふう。人間、死ぬ気になれば何でもできるんだな」
「うむ……だからこそ一度死んだ彼ら――バッド・スピリッツは恐ろしいのだよ」
「観音寺さん……ありがとうございました」

運転席に座る観音寺に、レンはあらためて先ほどの救出劇の礼を言う。
飛び移る際に多少の打撲こそしたものの、あの男――虐待おじさんにされたことを思えば、この程度の怪我は気にならない。
さすがに持っていく余裕がなかったため、装甲車がハクの遺体を載せたまま暴走を続けていることは気がかりだったが、レンにはもうどうしようもなかった。

「気にすることはないボーイ! 助けを呼ぶ声に応えるのがヒーローの使命なのだから!」

そう言って、観音寺は両腕をクロスさせ『ボハハハハー!』と笑う。
殺し合いの最中だというのにあまりにもいつも通りな観音寺の姿に、レンはわけもなく安心させられる。
レンにとってはバトルロワイアルが始まって以来、はじめての心から安らげる時間だった。

「あ……安心したら、なんだか眠気が……」
「疲れたのだろう。私が周囲を見張っているから、ボーイは助手席を倒して少し眠りたまえ」
「ありがとうございます……あ、その前に一つだけ」
「ム?」

レンには一つだけ疑問があった。
何故、観音寺はああもタイミングよく、自分を助けに現れることができたのだろうか。
状況が状況だったためスルーしていたが、観音寺は明らかにレンが装甲車に乗っていることを知っていたように思える。
そんなことをレンが尋ねると、一瞬の間を置いて観音寺は叫ぶ。

「……ボーイ、それは私がヒーローだからだ!」
「……そうですか」

別に今じゃなくてもいいか。
レンは目を閉じ、しばらく体を休めることにした。

765不幸な少年と霊媒師:2012/11/13(火) 20:43:50 ID:rx1wtjYs







「……許してくれ、ボーイ」

レンが完全に眠りに落ちたのを確認すると、観音寺は一人贖罪の言葉を呟いた。
観音寺はレンに嘘をついた。彼がレンを助けに現れることができたのには、理由があったのだ。

『――誰でもいい。レンを、私の家族を、助けてください――』

一時間ほど前に聞いたスピリッツの声を、観音寺は思い出す。
それは祈りにも似た、人並み外れた霊圧感知能力を持つ観音寺ですら聞き逃してしまいそうなほどに微かな囁きだった。
その『声』によって観音寺はレンが危機的状況にあることを知ったのだが、それを正直にレンに明かすわけにはいかなかった。
観音寺は、その『声』の主が誰なのか気付いている。彼女とも、観音寺は共演したことがあったから。
そして、観音寺の霊力がその『声』を捉えたということは、彼女はもうすでに――

「嘘をついてすまないボーイ……私にはどうしても、今のユーに真実を話すことはできないのだ……」

観音寺の目から見て、レンは明らかに疲弊していた。それは小さな体のあちこちに刻まれた数々の傷からも明らかだ。
心身ともに傷ついた今のレンに彼女の死を伝えることは、レンにトドメを刺すも同然だった。
だから、たとえ後でどんな罵りを受けようが、少なくともこの殺し合いが終わるまでは、観音寺はレンに真実を隠すことにした。
きっと彼女も、そう望んでいるだろうから。

「レディ……ユーの家族は、私が絶対に守ってみせよう。だからどうか、安らかに眠りたまえ――」


【一日目・6時00分/日本・群馬県】

【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】睡眠中、恐怖、超疲労
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き延びて家族と再会する
1:KAITOとミクとなんとか連絡を取る
2:ZZZ…

【ドン・観音寺@BLEACH】
【状態】健康
【装備】超スピリッツ・ステッキ @BLEACH
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:レンを守る
2:他の家族も探し、守りたい

※弱音ハクの死体を載せた装甲車がどこかを暴走してます

766ホモ特有の包囲網:2012/11/13(火) 21:21:49 ID:fjIG/TSY
「ぬわぁぁ〜ん疲れたんもおぉぉぉぉん」

いつも疲れてんなこいつ。
そんな汚いステロイドハゲのこの男は田所、またの名前を野獣先輩である。
彼はアイスティーwith睡眠薬を片手に殺し合いの地を奔走していた。

「支給品がこれ(アイスティー)じゃ殺し合いになんねぇんだよ。
やめたくなりますよ〜殺し合い〜」

彼に支給されたのはなんとアイスティーと睡眠薬。
以前遠野を昏睡レ…両想いになるために使ったものである。
せいぜい昏睡レイプできる程度だろう。
彼は殺し合いに対してやる気を失っていた。

「まぁ多少はね?
人殺しはしてはいけない(戒め)。それ一番言われてるから。
それを強要する総理大臣は人間の屑、はっきりわかんだね。じゃけん対主催しましょうねぇ〜」

後輩をレイプする奴が人間の屑を語るのはどうかと思うのだが。
そんなこんなで田所はバトルロワイヤルの破壊を決意したのであった。


     _________            ,.-‐┬‐┬ァ l
        ̄`ー、_   l::::::::}ヽ       l l -ニ、__l_;:='/  ',  ←反逆を決意する男の眼光
             `ー┴‐'"´        l l \ ー─‐    i




「と、なると遠野が心配だな…MUR先輩とKMRも。AKYSさんは…心配いらないっすね。
まずはこいつらと合流………ん?」
「いたぞ!野獣だ!!」
「殺せぇ!!」
「ファッ!?」

田所がプランを練っていたところ、突如大人数が現れた。

「よくも私たちのアニメを汚したな!殺す!!」
「誰がいつお前の妹になったんだ!ふざけんな!!」
「私も野獣妹とか言われて迷惑してるんです!」
「待てコラガキ!」
「ポッチャマ!!」
「どこがお前と似てるんだ!思い違いもいい加減にしろ!!」
「どれだけの他のジャンルに迷惑かけてると思ってるんだ!」
「ヴォー…」

女子高生だったり男だったり…もはや人間じゃなかったり。
様々なキャラの混じった大人数がそれぞれ武器をもって田所に襲い掛かってきたのだ。
意味不明な怒号が聞こえてくるが、どれも田所には覚えが無いものだった。

「逃げなきゃ…(使命感)」

いくら迫真空手を習っているとはいえ武器を持った大人数と戦うのは無理である。
AKYSだったら…馬鹿野郎お前AKYSは勝つぞ!
田所は全速力で逃げ出したのであった。

【一日目・4時00分/日本・東京都下北沢】
【るん@Aチャンネル】
【トオル@Aチャンネル】
【ユー子@Aチャンネル】
【ナギ@Aチャンネル】
【ユー子@Aチャンネル】
【伊吹萃香@しゅわスパ大作戦】
【吉川ちなつ@ゆるゆり】
【博麗霊夢@クッキー☆】
【ポッチャマ@ポケットモンスター】
【長友佑○@現実】
【北島○介@現実】
【伊藤○な恵@現実】
【ニコ厨@現実】
【スローロリス@現実】
【状態】大勢
【装備】いろいろ
【道具】いろいろ
【思考】
共通思考:野獣先輩を殺す
※上記以外に他にも誰かいる可能性が微粒子レベルで存在する…?


「Foo〜↑大丈夫みたいっすね」

田所は下北沢の住宅街の民家の陰に隠れてやり過ごしていた。
だが今度見つかったら…そう思い、ため息をつく田所であった。

「これもう(生き残れるか)わかんねぇな」

【一日目・4時00分/日本・東京都下北沢】

【田所@真夏の夜の淫夢】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、アイスティー、睡眠薬、不明支給品
【思考】
基本:バトロワの破壊
1:遠野や迫真空手部員との合流

767組み合わせに他意は無い:2012/11/14(水) 00:44:25 ID:ljgmU2F6
「ちんちん、ちんちん、ち〜んちん〜♪」

バトルロワイアルが開始して早くも六時間が経過した。
この六時間でどれだけの人々が死んでいったのだろう。街中ではあちらこちらに死体が転がり、ツキジめいた光景が広がっている。
そんな非日常的な空間を、歌を歌いながら平然と歩く一人の少女がいた。

「ちんちん〜、ちん〜ちん、ちんちんち〜ん♪」

背中から羽を生やしたその少女の名は、ミスティア・ローレライ。夜雀と呼ばれる妖怪だ。
バトルロワイアルに興味のないミスティアは、この状況でもいたって普段通りに
『ちんちん、ちんちん』と人を鳥目にしてしまう歌を歌いながら、町を徘徊していた。
なお、先ほどから頻出する『ちんちん』は夜雀特有の鳴き声であり、別にいかがわしい意味ではない。

「ちん、ちん、ち〜んちん、ちん、ちん」
「そこの君っ! 君だよ、君っ!」
「ちんっ!?」

いきなり上空から発せられた大声に、ミスティアは反射的に空を見上げる。
すると、なんと赤い巨大ロボットがこちらに向かって降下してくるではないか!
いったい何が起きているのか。ミスティアが困惑しているうちに、巨大ロボットは無事道路に着地し、そのコックピットハッチを開く。
ロボットから降りてきたパイロットは――なんというか、全体的に黒い男だった。
声から壮年の男性だということはわかるが、逆に言えばそのくらいしかわからない。
幻想郷にいる宵闇の妖怪だって、ここまで黒くはないだろう。近づいてくる相手に、ミスティアは鋭く尖った爪を向けて威嚇する。
すると、男性は慌てて弁明を始めた。

「ま、待ってくれたまえ! 私は怪しい者ではないんだ!」
「……何か私に用でも?」
「うむ。私はこういう者なのだが」

男性が懐から一枚のカードを取り出す。
すわスペルカードかとミスティアは身構えるが、よく見れば何の変哲もない名刺だ。
名刺には男の名前と、役職が書かれている。

「……芸能プロダクションの社長?」
「君の歌声にティンときた! アイドルをやってみないかね!」
「ええええっ!?」

【1日目・6時00分/日本・神奈川】

【高木社長@アイドルマスター】
【状態】ティン!
【装備】リグ・コンティオ@機動戦士Vガンダム
【道具】支給品一式
【思考】
1:ミスティアをスカウトする

【ミスティア・ローレライ@東方project】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:アイドル……?

768線路上の歌姫:2012/11/14(水) 21:06:50 ID:CDnnMQvo
「それにしても……殺し合い以外の面でも、色々と戸惑うことばかりですねえ」

ペガサスに跨りながらパソコンの画面を見る紫の着物姿の男、という、文字で説明するとわけのわからないものが空中を飛んでいた。
ピンクの死を受け入れながらも、突然の六代目円楽襲名や「ボーカロイド」という聞きなれない単語に戸惑う六代目円楽は、とりあえず支給品のノートパソコンを開いて無線RANでインターネットに接続した。
とりあえず情報を集めなければ、この時代ではやっていけそうにない。
まず調べたのは笑点のページ。ピンクの言う通り、司会者はあのジジイになっており、新メンバーも加入していた。
皆は無事だろうか。それにしても、サイトに顔写真の載っているピンクとは二度と共演することはないかと思うと、流石に涙が出そうになってくる。
その気持ちを抑えるためにページを閉じ、次には例の危険人物の情報の集まった掲示板を開いた。
しかし、読み進めるうちに妙なことに気がついた。さっきまでは気がつかなかった違和感がある。

(もしかしたら、さっきの女性の言っていたこともあながち間違いじゃ……)

その時、ペガサスが激しく嘶いた。円楽に何かを知らせようとしているらしい。
パソコンから目を離し、眼下を見た円楽は驚嘆した。
線路の中央に一人の少女が倒れていた。それも動けないようだ。良く見るとそばにマンションがある。どうやらそこから落下したらしい
悪いことには、一台の電車がそこを間もなく通過しようとしていた。
是非も無い。一人と一頭は、すぐさま急降下を開始した。
少女も電車の接近に気付いて逃げようとするが、足を痛めて立てないようだ。

(間に合ってくださいよ……)

間一髪、というタイミングで天馬は少女の服の襟を咥え、電車をかわして空へと舞い戻った。


「つまりはこういうことですか? KAITOと初音ミクという二人が残虐な振る舞いを行っているというのは真っ赤なデタラメ、何者かの姦計だと?」
「うん、そうに違いないんです!! そんなの何かの間違いですから!!」

数十分後。
線路上から助けた少女、鏡音リンと円楽が情報交換をしていた時、必然的にその話題となった。
応急処置をした足を押さえながらも、リンは訴えるような目で円楽を見る。
しばしの沈黙の後、六代目円楽は答えた。

「……いいでしょう。信じましょう」
「ええ!?」

むしろ驚いてしまった。容易に信用してもらえるなどとは思っていなかったからだ。

「私はお二方の人となりを詳しくは知りません。ですが、状況的には、身内だというあなたの言っていることのほうが筋が通っている。
殺し合いに乗っている人などこの日本中にいくらでもいるはずなのに、二人にだけ非難が集中するのはおかしい。
それに、これだけの数の写真がアップロードされているにも関わらず、お二人が実際に悪事を働いている場面を納めたものは皆無。
唯一怪しい写真と言えば、お兄さんのほうが妹さんのお尻を……ああいえ、余計な話は後回しにしましょう。
とにかく、よってここに書かれている内容は、デマである可能性のほうがおそらくは高い」
「で、でも、だからって私の言っていることが正しいとは……」
「なかなか頭の回る方ですね。ピンクさんがいなくなった今、うちの番組の解答席に座る気はありませんかね?
いえ、失礼、無駄口を。それもそうですが、あなたの人格は信用できそうですし、疑い出せばキリが無い」
「……ありがとうございます、円楽師匠」

769線路上の歌姫:2012/11/14(水) 21:07:46 ID:CDnnMQvo
話が一区切りすると緊張が抜けたのか、リンは大きなため息をついた。
その横顔を見ながら円楽も胸中で嘆息する。まさかまた「ボーカロイド」とやらに出会うとは、それも話を聞く限りではさっき自分たちを襲った女性の妹らしい。

「そうそう、聞きそびれていましたが、なんだってあんなところで立ち往生してたんです?
その足は、やはり誰かに襲われて……?」
「いえ。その……」

それまでは闊達に話していたリンが何故か口ごもる。

「……師匠みたいな立派な方からしたら、笑われてしまうかもしれないですが」
「そんなことするもんですか。私は腹黒でも人の不幸までは笑いませんよ」

「自殺を、するつもりでした」

絞り出すように、少女は言った。

「殺し合いとか急に起きてワケわかんないし……私みたいな、歌しか取り柄も無い子供が生き残れるほど甘くはないってことくらいは判ったし……
それに、兄さんも、姉さんも、レンもどこかに行っちゃって、私殺し合いが始まってからずっと一人で、不安で、怖くて、こんな怖い思いをして殺されて死んじゃうことになるなら……」
「いっそ自分で自分を、と、こう考えたわけですね?」

責めるでもなく、円楽は言葉を補った。

「でも……」

リンが感情を溢れさせたのは、その直後だった。

「死に切れなかった!! 高いとこから落ちたつもりだったのに、足を折っただけで!!
そして電車が実際に迫って来た時……私は急に怖くなって逃げようとした!!
死ぬ覚悟で飛び降りたはずだったのに、実際に目の前に迫ったら意気地が無くなって!!」

大粒の涙を流しながら告白するリンに、円楽は諭す。

「それはそういうもんでしょうよ。そんな簡単に人間死ねますか。あなたの行為は意気地なしなんかでは無く、生きたいという気持ちの証じゃないですか」
「ひっく、でも、ぐすっ、き、きっと私がこんなだから、みんな私を置いてどこかに……」

円楽は嘆息する。頭も良くてはっきりした娘だと思っていたが、心の中に弱い部分を抱えていたらしい。

「あのですねえ、誰にだってそんな時はあるもんなんです。それも殺し合いをしろなんて言われて平静でいるほうがおかしいでしょう。
そう自分を責める必要はありませんよ。その代わりに……もう二度と、そんなことは思わないでくれませんか?
死にたい、などとはね。それだけはいけません」

どこまで気持ちが伝わったのか、リンはしばらくして泣き止んだ。
円楽の脳裏に浮かんだのは、先刻知り合った彼女の姉らしき女性の顔だった。
家族に対する侮辱に激怒し、その結果として、命を落とすことになった彼女。

(あんな姿を見せ付けられたら……そりゃ、見捨てるわけにゃいかないじゃないですか。
ご自分の命を賭けてまで彼女が守ろうとしたご家族を。
それに……私も、信じることにしましょう。彼女があそこまで怒って無実を信じた、二人のご兄妹のことも。
ピンクさんの死を無駄にしないためにも、ですかね)

「あの……すいません」
「いいですとも。それより、ずっとこのままだと風邪を引きます。どこかで一休みするとしましょう。
あなたの足も、もう少しちゃんと手当てが必要です」

天馬は翼を広げながら、ゆっくりと高度を下げていった。


【一日目・6時/東京都江戸川区】

【六代目三遊亭円楽@現実】
[状態]:腹黒い心を持ちながら激しい怒りとピンクの死により燃える落語戦士。
[装備]:笑点の服(紫) 騎英の手綱(ベルレフォーン)@Fateシリーズ
[道具]:支給品一式、ノートパソコン
[思考]
1:ピンク(名前は忘れた)の遺志を継ぎ、殺し合いを止める
2:リンと更に情報交換をする
3:笑点メンバーが心配

【ペガサス@ギリシア神話】
[状態]:暴れ馬の心を持ちながら激しい怒りとピンクの死により燃える天馬。
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]
1:円楽に従う
2:ピンク(名前は忘れた)の敵は討ちたい

【鏡音リン@VOCALOID】
[状態]:やや情緒不安定、足を骨折
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、他不明
[思考]
1:円楽と更に情報交換
2:家族が心配

770名無しさん:2012/11/14(水) 22:35:09 ID:iN2MEeYI
ピンクの名前ぐらい覚えといてやれよw

771名無しさん:2012/11/14(水) 22:36:45 ID:RJsMCjPA
ペガサスはピンクの仇を取るにも最終的には殺し合い、及びミクKAITOのステマの元凶に矛先が向きそうだな

772テラカオスバトルロワイアルX〜導かれし死者たち〜:2012/11/15(木) 00:16:26 ID:62JRJbhQ
「ん? ここはどこだ?」

白長頭の男、やらない夫は道路の真ん中で目を覚ました。
そこには誰もおらず、壊れた自動車や折れて倒れた木などが、そこらじゅうに転がっていた。

「ん……たしか俺は子どもと主婦とメガネと一緒に車に乗ってて……それから思い出せんのだが。
わけがわからないだろ常識に考えて……」

そう、やらない夫はサザエ一行と車で移動していたはずなのだ。
まあ思い出せないのも無理はない。彼は雷撃をモロに受け息絶えたのだから。

そう、彼は「復活」したのだ。
テラカオスロワの理に導かれて。

このロワ、いや世界では人の命はゴミのようなものである。
簡単に捨てられ、直ぐにリユースされ、すぐまた新しい生命を持ってロワに投げ出されるのだ。

最初は王様やガンツ玉の力でそれは成り立っていた。
しかし、ある女性の過度の復活による後遺症が、ある病となってこの世界に蔓延したのだ。

通称、野比玉子症候群。

発症すると有無を言わさず即座に蘇る病だ。
病状が悪化するほどその者は復活のスピードが増加する。
そして、最悪の場合、どこに居てもすぐ死に、すぐまた別の場所で復活し即死、そしてまた復活し即死。
死人の水増し、殺人者の生贄と成り下がる恐ろしき病である。

そしてその女性が起こしたある行動が、また新たな世界改変を起こすこととなる。

773テラカオスバトルロワイアルX〜導かれし死者たち〜:2012/11/15(木) 00:16:56 ID:62JRJbhQ



そこで死んだ者が『次の死亡者としての役割』を与えられ、そういう概念と化す。
それをある者−−言ってしまうと野田総理抹殺を企んでいる、『彼』だけが知っている現象。

『テラカオスの理』。

それは、あの病を超えた因果律そのもの、そして人類の生命に対する反逆である。
そして、やらない夫は当然知らない。
そして、やらない夫と同じく、「概念」として生まれた者たちもだ。
彼らもいまやらない夫と共にいる。
ちなみに概念と化したもの同士は視認する事ができない。

しかし、生者には全員が生きている者として見えている。
それは、『犠牲』という役割を果たすためである。


「クク、うじゃうじゃいるじゃねえか。殺してやる、皆殺してやんよ……ガハハハハハハ……」

そして殺人者は殺人を遂行した。
手榴弾による大爆発が道路に響き渡った。


「うおおお……これありえないだろ常識的に考えてェェェェェェ!」

そしてやらない夫はテラカオスの理に導かれて消し飛んだ。
だが大丈夫だ、問題ない。
彼らはすぐに蘇るのだから。


【一日目・5時21分/日本・滋賀県・道路上】

【フリッピー@HappyTreeFriends】 
【状態】健康、人格交代、返り血塗れ、殺人による恍惚感、血に飢えている
【装備】手榴弾@現実×8
【道具】支給品一式、カドルスのディパック
【思考】 
基本:皆殺し 
1:殺す 
2:まだまだ殺し足りねえ……!

【やらない夫@2ちゃんねる 死亡】
【安心院なじみ@めだかボックス 死亡】
【巨人小笠原@なんJ 死亡】
【アンドリューW.K.@現実? 死亡】
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY 死亡】
【大山デカオ@ロックマンエグゼ3 死亡】 
【弱音ハク@VOCALOID 死亡確認】 
【メ・ビラン・ギ@仮面ライダークウガ 死亡】 
【虐待おじさん@真夏の夜の淫夢 死亡】
死因:爆死

※ テラカオスの理について言及されました。
このロワで死亡したキャラは概念と化し、犠牲者として復活し続ける運命を背負うハメになります。

774名無しさん:2012/11/15(木) 00:18:40 ID:62JRJbhQ
ちょっと冒険してみました……
最初からSS見直してたら、なんか頭の中でパッと思いついたんですよ……
なんだこれwww

775名無しさん:2012/11/15(木) 00:24:07 ID:ye3mx9QA
つまり死亡者を野比玉子症候群にするわけだよね?
あまり意味あるのかって疑問 特にシリアスに死んだやつらがこうなったらもうアレ

776名無しさん:2012/11/15(木) 00:25:19 ID:ye3mx9QA
ついでにハクさんはまだ遺体が残っているんだし

777名無しさん:2012/11/15(木) 00:35:48 ID:62JRJbhQ
霊体のようなもの、または魂そのものが実体化したって感じですかね……
不思議のダンジョンで玉子が分裂していた事にも理由がつきますし……
やっぱりやり過ぎでしたね……

778名無しさん:2012/11/15(木) 00:37:13 ID:ye3mx9QA
>>777
下手するとシリアス死も普通に復活してきそうなので
普通に一部の人間が野比玉子症候群に目覚めた でいいと思います
ちなみにハクさんは一応遺体が現存しているので、出さない方がよかったかと

779名無しさん:2012/11/15(木) 00:38:37 ID:62JRJbhQ
死者は死亡者リストからランダムに選んだんですよね……
もっと考えれば良かった……

780名無しさん:2012/11/15(木) 00:39:15 ID:ye3mx9QA
>>777
でも面白そうな案なので、一部の死者に限定する などの注意書きをすれば十分かもしれません
wikiに収録された時にでも追記しておけばいいかと思います

781名無しさん:2012/11/15(木) 00:49:51 ID:ye3mx9QA
すみません、要点をまとめるべきでした
今回の死者は問題ありません ただ今のままでは誰でも玉子化できそうなので、
そこに注意書きでも入れていれば十分な内容でした
ごめんなさい

782訂正:2012/11/15(木) 01:00:57 ID:62JRJbhQ
※ テラカオスの理について言及されました。
このロワで死亡したキャラは概念と化し、犠牲者として復活し続ける運命を背負うハメになります。 (ただし一部の死者に限定する。シリアス死した方はほぼ概念にはなりません。テラカオスで哀れな死に方をした者は概念となる確率がかなりありますが)
なお、概念となった者は魂そのものが分裂し、生者のみに目視できる参加者として復活します。
報われなかった命は概念となって魂が半永久的にこの世界に刻み込まれるのです。
たまに一回ののみの『おためし体験コース☆』のものもいますので、そこはご了承ください。

備考をこのように訂正したいと思います。

783相手が有機体ならぶっ殺す!! メカなら!! ぶっ壊す!!:2012/11/15(木) 02:49:48 ID:.oDb7/2c


「うおおおおおぉぉぉぉ……リア充爆発しろよなぁ!!!」
「黙れ……!」

 放たれた砲弾を平等院さんが打ち返す。
 砲弾はそのままザンゴット3にヒットし、爆散した。
 こんなことが可能な理由は彼が全日本で頂点に立つテニスプレイヤーだからだ。
 しかし、リュウは命からがら脱出した、が……

「……ちくしょう」
「ほう、まだ立つか?」
「俺はリア充を殺して、総理を俺が……」
「何ぃ!? 総理を屠るのはこの拳王だ!!
 貴様のような小物が喚くな、むぅん!!」

「ぶべぇ!!」

【ザンゴット3パイロット・リュウ@ギャグマンガ日和 死亡】
死因:ラオウに秘孔を突かれた

 追い打ちは基本である。
 甘さなそ彼らはとうに捨てていた。

「他愛ない」
「いやぁ、いきなりロボに襲われるとびっくりしました。
 ……それと正義の味方っぽい人でしたが?」
「危険人物の情報を交換するスレッドスレに書かれた危険人物だし、削除しても問題ないわ。
 ……それに仲間を殺してまで生きているような奴は死ねばいい」

 チャージショットのチャージを解除してMEIKOはパソコンを開いた。
 そして、『危険人物を倒したらageるスレ』に書き込む。

784相手が有機体ならぶっ殺す!! メカなら!! ぶっ壊す!!:2012/11/15(木) 02:50:25 ID:.oDb7/2c
----

555:酔いどれアイドル 05:55:55

 ロボットに乗ってた危険人物の死亡を確認した。

556:仮面ライダー5/ 05:55:55


        ヾ  /    < 仮面ライダー5/が  >
       ,. -ヤ'''カー、   /Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Yヾ
 ー―ァ  /r⌒|:::|⌒ヾ
   _ノ オ{(  |0|  )} オオオォォォォ!!!!!
     __,ヽ,ヾ,_|V|,_ノ、/ ,r-,,=
    ,゛==ゝ_ViV_ノ~i/ 〃 `ー―-、
    /  /⌒`//´⌒c/^^^ ))))))))))
 ,,―イ  {ー''"~{ {~゛`ー`/'`'~/ー--―'
))   ,./ゝ_/∧ゝ_ノ  ノ
 ー''"  |ロ  ロ    |
 人,_,人,_,人,_,人,_,
< >>555ゲットだ!! >

557:酔いどれアイドル 05:56:09
 
 >>556
m9wwwwww


557:たっくん 05:56:12
 
 >>556
m9wwwwww
 それよりも俺の体が元に戻らないから、元に姿に戻る方法、誰かよろしく!!

558:酔いどれアイドル 05:56:19
 
 >>557
スレタイ見ろ、板違いだ、殺すぞ

----

 煽った所でMEIKOはプラウザをそっと閉じる。
 ここでラオウがMEIKOに問いかける。

「だが、MEIKOよ、これで良いのか?」
「私は善人じゃないし、悪人でもない。だから、悪を裁くとか関係ない。
 私は自分が正しいと思うものを信じているだけ……
 それを邪魔するのなら私は『 親 だ ろ う と 殺 す 』、それだけ」
「それよりも朝ごはんはまだですか? お金は私だしますんで……」
「平等院、行け……」
「仕方ない」
「ついでにヤンジャン買ってきて」

 年功序列のために平等院さんが行くことになった。
 ラオウ>MEIKO>ムギさん(大学生)>平等院さん(高3)だから当然。
 そして、現金二万円ほどムギさんから貰い、平等院さんは買い出しに行った。 

「東京の方に国会があるわ、そこを抑えれば野田は動くと見ているわ」
「確かに野田総理は居そうですね」
「一理あるな……眼前の敵はこの拳王の拳で屠るのみ!」

 彼らの現在の目的地は東京都。

785名無しさん:2012/11/15(木) 02:51:00 ID:.oDb7/2c
【一日目・6時/日本・三重】
【MEIKO@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】アルティメットアーマー@ロックマンXシリーズ
【道具】支給品一式、ノートパソコン@現実
【思考】
基本:殺し合いに乗った者達を殺す
 1:ミクとKAITOを殺す
 2:ラオウ達に協力してもらう
※今までとは別人です。


【琴吹紬@けいおん!】
【状態】精神的にぶっ飛んでる
【装備】核ミサイル、現金1兆円ほどが入った特注ジュラルミンケース
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き残ることを最優先
1:拳王とやらの配下になる
※今までとは別人に決まってんだろ!!いい加減にしろ!!


【ラオウ@北斗の拳】
【状態】健康
【装備】炭酸水
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:野田総理を倒す
0:東京に向かうぞ!!
1:そして、拳王が新たな時代を作る
2:死兆星から使者の小娘を配下にしたぞ!
3:トキ似の男を配下にしたぞ!
4:強そうな鎧の女を配下にしたぞ!
5:ミクとKAITOを倒すぞ!


【平等院鳳凰@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞、諭吉二枚
【道具】支給品一式、 その他不明
【思考】基本:主催者達を滅ぼす
0;コンビニに行って、朝飯になりそうなものとヤンジャンを買いに行く
1;マーダーも滅ぼす
2:ラオウたちと行動する
3:テニスがしたい

786冷静に考えるとこの歌詞は怖い:2012/11/15(木) 19:33:31 ID:iS9FuP5o
「ふう……涼宮さんたち、まだ死んでないといいのだけれど」

物騒な独り言を呟きながら、私は涼宮ハルヒやその関係者を求めて殺し合い真っ最中の市街地を行く。
私は朝倉涼子。情報統合思念体によって生み出された、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースだ。
一時は独断専行したばかりに長門さんに消されてしまった私だが、
このたび晴れて、バトルロワイアルで涼宮ハルヒが殺されてしまうことを恐れた情報統合思念体の手で復活させてもらうことができた。
涼宮ハルヒは自立進化の可能性を秘めた、私たちにとって『鍵』となる存在。
一刻も早く見つけて保護し、長門さんや他の端末と協力してこの殺し合いが終わるまで守り抜かないと。
そんな決意を固めた矢先だった。

「チッチッチッチ おっぱーい ボインボイーン」

背後から聞こえたシリアスさの欠片もない歌声に、私は盛大にすっ転んだ。
せっかく人が真面目にやろうとしてるところになんなのよ一体。殺してやろうかしら。
私は情報操作でナイフを構成すると、その柄を力強く握り不埒な歌の歌い手に向き直る。
少々過激な気もするけれど、どうせバトルロワイアル中だもの。セクハラ野郎にはこのくらいしてもいいでしょう……って、え?
私は目を疑った。
振り向いた先にいたのが野郎ではなく……それどころか、私が涼宮ハルヒの次に優先して探していた人物だったからだ。

「な、長門……さん?」
「チッチッチッチ おっぱーい ボインボイーン」

それは間違いなく、私と同じく情報統合思念体の指示を受けて動いているはずの端末、長門有希だった。
正直私としては間違っていてほしいのだけれど、外見から得られる情報は全て私の知る長門さんと一致している。
私が消えてから、長門さんに何が起きたと言うのだろうか。
まさかこれが、涼宮ハルヒの影響による自立進化だとでも言うの……?
あまりのことに思考回路がショートしそうになる私に、長門さんは変な歌を歌いながら近づいてくる。

「まんまるチッチッチ さんかくおっぱーい ロケットボイーン」
「きゃっ……だ、だめよ長門さんこんなところで!」

長門さんの小さな手のひらが、混乱する私の胸部に触れ、そして

「やさしく……もげ!」
「ギャアアアアアアアアアアッッッ!?」

私の右の乳房が、長門さんの凄まじい怪力によって無理矢理にもぎ取られた。
当然ながら私の胸部は着脱式ではない。傷口から盛大に血が噴き出し、私の視界を赤く染める。

「な、長門さん、どうして……」
「いきなり……もげ!」
「ギャアアアアアアアアアアッッッ!」

右に続き、左の乳房がもぎ取られる。
このままでは出血多量で死んでしまう。私は両の胸をもがれた激痛に耐えながら、情報操作で胸部を修復する。
一瞬にして、もがれる前と変わらない私の豊満な胸が復活した。
しかし、

「微妙にもげ!連続もげ!」
「ギャアアアアアッ!ギャアアアアアアアッッッ!」

その乳房すらも、長門さんはまるで野に咲く花を摘み取るような気軽さで容易くもぎ取っていく。
しかも私の情報操作能力に長門さんが干渉しているのか、どれだけ修復を試みても私の胸が再度復活することはない。
それでも、とせめて傷口だけでもどうにかしようとするが、次第に意識が遠のいていくのを感じる。
いやだ。こんな死に方したくない。

787冷静に考えるとこの歌詞は怖い:2012/11/15(木) 19:34:58 ID:iS9FuP5o
「な、ながと、さ……」

長門さん、あなたに何があったの?

最後にそれだけ言おうとしたがとても声が出ず、そこで私の意識はブラックアウトした。

【朝倉涼子@涼宮ハルヒの憂鬱 死亡確認】

【一日目・5時30分/日本・京都】
【長門有希@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】ナイン
【装備】
【道具】支給品一式、朝倉涼子のおっぱい(右)×2、朝倉涼子のおっぱい(左)×2
【思考】
基本:チチをもぐ
 1:朝比奈みくるのチチをもぐ
 2:涼宮ハルヒのチチをもぐ
 3:とにかくチチをもぐ

788名無しさん:2012/11/15(木) 19:44:20 ID:ye3mx9QA
そして情報操作で乳を復活か・・・・・・ 結果的に外傷ないのに血まみれの遺体が完成すると

789母の愛は偉大:2012/11/16(金) 06:28:37 ID:A4SFuDcg
『僕と契約して、魔法少女になってよ!』

そんなお決まりの口上を、キュゥべえが黒神めだかに述べてからそれなりの時間が経過した頃。

「……そろそろ決まったかい?」
「まあ待て、そう焦るな」

未だに、キュゥべえはめだかと契約を結ぶことができていなかった。

「別に焦っちゃいないよ。僕に感情とかは無いからね」
「ほう、そうなのか」

めだかが魔法少女になることを拒否したわけではない。
むしろ即断即決、コンマ1秒すら間を空けずにめだかは『よし、私は魔法少女になるぞ!』と答えていた。
極めてスムーズな契約成立に前足でガッツポーズするキュゥべえだったが、トントン拍子に事が進んだのはそこまでだった。

『それで、君の願いはなんだい?』
『願い?』
『うん。魔法少女の契約には願いが必要なんだ。願い事を言ってくれれば、僕が叶えてあげるよ』
『ふむ……』

願い事と聞いて熟考に入るめだかの姿を、キュゥべえは内心でほくそ笑みつつ眺めていた――最初の五分だけは。
十分経っても、三十分経っても、一時間経っても、めだかは一向に願い事を言う気配がなかったからだ。
現在の時刻は午前二時過ぎ。同行者の玉子は、退屈そうに座り込んで夕食のメニューを考えている。
全女性参加者との契約を目指すキュゥべえにとって、これは大きなタイムロスだった。

「……そういえば、マミもよくどうでもいいことで延々と悩んでいたなあ」
「ちょっと黙っていてくれ。集中して考えたいのだ」
「………………それは、悪かったね」

めだかから並々ならぬ魔法少女の素質を感じていたのが、キュゥべえの不幸だった。
これがどこにでもいるような平凡な少女だったら、早々に見限って他の獲物を探しにいけたのだが。

そして、さらに一時間近く時が流れ、ようやくめだかが口を開いた。

「……よし!」
「願い事が決まったのかい!?」
「ああ、私はさしあたって叶えたい願いが無いのでな。代わりにそこのご婦人の願い事を叶えてやってほしいのだが」
「あれだけ考えてそれかよ」
「何か言ったか?」
「ううん、なんでもないよ。そういうわけで玉子、君の願いはなんだい?」
「え、私?」

ぼうっとしていたところに突然話題を振られ、玉子は戸惑う。
願い事を言えと言われても、玉子はついさっき長年の悲願であった野比玉子症候群からの解放を果たしてしまった身だ。
新しい願い事なんて、そう急には思いつかない。

「ここらにある品揃えのいいスーパーの場所が知りたい、とかでもいいのかしら」
「さすがにそれで契約しちゃうと、黒神めだかの魔法少女としての能力に不都合が出かねないから別のにしてくれないかな」
「難しいわね……」

再び玉子がうーん、と考え込む。
その姿を見て、キュゥべえは『どうしてこいつらこの殺し合いを終わらせてほしいとか願わないんだろう』と素朴な疑問を抱くが、
きっと大宇宙の意志とか何かの影響なんだろうと判断し、それ以上考えるのを放棄する。
五分ほどその場に沈黙が続いた後、ついに適当な願い事を思いついたのか、玉子が立ち上がった。

790母の愛は偉大:2012/11/16(金) 06:29:14 ID:A4SFuDcg
「決まったわ。私が夕食を作るまでのびちゃんが殺されないように、強力な支給品をあげてほしいの」
「強力な支給品か……たとえば何だい?」
「ドラえもんなんてどうかしら」
「んー、ちょっと難しいかな。似たようなものなら用意できるんだけど」
「じゃ、それでおねがいするわ」

こうしてキュゥべえは玉子の二つ目の願いを叶え、晴れてここに本日二人目の魔法少女が誕生した。

【一日目・3時30分/日本・埼玉県】

【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:女性参加者全員を魔法少女にする。
1:なんかめっちゃ疲れた。
2:必ず鹿目まどかとも契約してみせる。

【野比玉子@ドラえもん】
【状態】健康
【装備】買い物かご、サンダル、ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(穢れ無し)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:野比家の面々に夕食を作る
1:で、スーパーはどこかしら?

【黒神めだか@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】箱庭学園の制服(めだか仕様)、ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(穢れ無し)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルを叩き潰す!!
1:これで私も魔法少女だ!
2:それにしてもこの動物(キュウべぇ)かわいいな。
3:善吉……





そして、高知で襲撃者からの逃亡を続けていたのび太の前に一人の男が現れた。

「誰ですかあなた」
「お前の支給品のドラゴン紫龍だ」

【一日目・3時30分/日本・高知】

【野比のび太@ドラえもん】
【状態】動揺
【装備】なし
【道具】支給品一式、ボーリングの玉@現実、龍星座の紫龍@聖闘士星矢
【思考】
基本:生き残る
0:死人が出るぞぉ!!
1:ドラえもんを探す

791既に誰かが考えていそうなネタだがやらずにはいられない:2012/11/16(金) 20:06:10 ID:gV0musu2

「俺は、ゴゴ。ずっとものまねをして生きてきた。お前は、久しぶりの来客だ。」
「そうだ。お前のものまねをしてやろう。お前は、今なにをしているんだ?」
「……そうか。では、お前のものまねをしてみるとしよう。」




























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    ._, 、し,ニ>ノ_!-, ,='=, .,-、 _
    / i',,,ノ .) l/ .l=ニニ,./ _/_/ /-、__
  /  / _, -'--'--'' ''''ー''Z,__ノ  /=`'V> (⌒⌒)
  `'ー''~ ̄      /~ ヽ, . - 、`~`''~'-ニ、,<./)/
 /~ ̄ ̄`>    .l r-、, -、  }       \)
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l            .l ~ //~ ̄~'i /~ ̄~'i/~ ̄    ̄~7  /    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,/
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      )、-┌┐;:;:.゙,..,゙:;:;:nゝ  ,          )、-┌┐ .,..,  nゝ  ,
    ノ、/;:;:;:;:l・ ,,l;:;:;:´;:;`:;:;l ̄l`';:'-ノ_,.     ノ、/  l・ ,,l ´ `  l ̄l`';:'-ノ_,.
  }ヽソ;:;:;:;:;:;ノt-n';:;:;:;:;:;:;:;ノ,::,_l;:;:;:;:;:;;:;7   }ヽソ   ノt-n'    ノ _l    7
 /;:;:;:;;:;:,、;:;,:l LLLlヽ;、;:;:ノEEEl;:;:;:;:;:;:;:}_ /   、 l LLLlヽ 、 ノEEEl    }_
「;:::: ;:;::::´、 `''-fココ ll::l;:;:ll .nnn l;:;:;:;;:;:;:;:;:{「    ´、 `''-fココ ll l  ll .nnn l     {
ヽ;:; : : ゙  `''''´ミ´r'ヽ;l;:;:ll ';';ニ' l,;:;:;:;:;:;:;:(ヽ   ゙  `''''´ミ´r'ヽl ll ';';ニ' l    (
  ´`'''─-..._::::.:.:ヾヽ_ `ヽ'、l__l ll }:;:;:;:;:;:)´`'''─-..._  ヾヽ_ `ヽ'、l__l ll }   )
        `゙-'゙,-,_ツ、゙ヾf´ヽ,っll_{゙:;゙: ゙ソ      `゙-'゙,-,_ツ、゙ヾf´ヽ,っll_{゙ ゙ ゙ソ
        ,、ノ'´;:;:;:;:;:;:;:`ヽl, ,、`ヾ\:ミ、゙     ,、ノ'´    `ヽl, ,、`ヾ\:ミ、゙
        };:;::;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:'lmn_'ヾ\      .}          'lmn_'ヾ\
    ノ!ノl´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;;:;:;:;;`^!''´ヽ 'ヾ\ ノ!ノl´          `^!''´ヽ 'ヾ\
    f´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;;ヽ、fヽ\                 ヽ、fヽ\
   、ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;--;;::;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;y ¨ヽヽ\、    ;;--         y ¨ヽヽ\、
  r';:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;-''´   ' ' '' `-、;:;:;:;:;:;::;:;;{         -''´   ' ' '' `-、     {  
}}

【一日目・5時00分/日本・徳島】
【ベン@D-LIVE!!】
【状態】健康
【装備】防弾ベスト@現実、猟銃@現実
【道具】支給品一式、クレイモア地雷@コマンドー
【思考】
基本:殺戮

【ゴゴ@ファイナルファンタジーⅥ】
【状態】健康
【装備】防弾ベスト@現実、猟銃@現実
【道具】支給品一式
【思考】
基本:物真似をする
 1:ベンの物真似をする

792あと一時間もないとか:2012/11/16(金) 23:18:06 ID:HQ.IOHXs
新劇Q公開を目前に控えた渚カヲルがたーんたたーんたたたーんたたーんと意味もなくピアノを弾いている。
非常に上機嫌だ。何せ先ほどの金曜ロードshowの先行映像ではトリを持っていき、ついでにキーワードまでカヲル――自分の名前だったのだ。
これはもう大活躍間違いなしだろう。半裸で思わせぶりの台詞を言うのにはそろそろ飽きていた頃だったし。

「待っててね、シンジ君。早く一緒にピアノを引きたいなあ」

と、その時、碇ゲンドウがたまたま近くを通った。
余りの上機嫌故にカヲルは「やあ碇司令」と微笑みを浮かべて挨拶しようとする。
と、そこでカヲルは彼の不審な点に気付いた。
ゲンドウは何故かその手に髭剃りを持ち、その顔にシェービングクリームを付けたまま、恐ろしく晴れやかな笑みを浮かべているのだ。
そして、言った。

「君も最高のリフレッシュを体験しよう!」

一体何が彼をそこまで駆り立てたのか、普段の役回りからは178°ほどズレたキャラを見せながらゲンドウは笑っている。
シンジ君が見たら卒倒しそうだなあ、と思ったカヲルだったが敢えて何も言わなかった。
誰だって上機嫌な時には変なことをしてしまう。そうだから何も言わなかった。

「君も最高のリフレッシュを体験しよう!」

(でも、ちょっと気持ち悪い……かな)


【一日目・5時00分/日本・第三新東京市】
【渚カヲル@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:ピアノを弾く

【碇ゲンドウ@Schick×エヴァキャンペーン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】Schickの髭剃り関連グッズ一式
【思考】
 1:Schick製品を宣伝する。。

793WaqWaq:2012/11/17(土) 18:04:28 ID:omdwbqGA
「ワクワクさん、今日は何を作るの?」
「最強の改造人間だよ」
「わー」

いつものように歓声を上げるゴロリに、ワクワクさんは隠し持っていた注射器の針を突き刺す。
途端にゴロリの意識が混濁し、その場にばたりと倒れ込む。
その様子を見て、ワクワクさんは何やら怪しげな器具を用意しながら言った。

「材料はお前だ。No.5」

【一日目・5時00分/日本・渋谷区】

【ワクワクさん@つくってあそぼ】
【状態】健康
【装備】工作道具もろもろ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:とにかく工作したい
 1:あとは脳改造だけだな

【ゴロリ@つくってあそぼ】
【状態】睡眠、仮面ライダーGに改造中
【装備】工作道具もろもろ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:とにかく工作したい
 1:……。

794弱体化したと思ったけどやっぱ虫は強いわ:2012/11/17(土) 21:03:26 ID:khNOCjDA
(ぐっ……桜ちゃん……)

雁夜おじさんは死にかけていた。
なんか蟲とか色々あって体はボトボトなのだ。

「だらしない、おじさん」

その横で当の桜は冷めた目で眺めていた。
救いようの無い話である。

(俺はこんなところで……桜ちゃんを救えないで死ぬのか)

『 力 が 欲 し い か 』

(何?)

その時、主人公補正のないおじさんに謎の声が聞こえてくるという覚醒イベントが発生した。
珍しい事もあるものである。

「……」モグモグ

その横で桜は蜂の子を食っていた。多分ここが長野だからだろう。

(力が欲しい……! 時臣をぶっ殺して葵さんを寝取って凛ちゃんも桜ちゃんもぶん取る力が!!!)

『その願い叶えてあげよう!』

駄目だこのおじさん……もう本音ただ漏れである。
そして、その願いを叶える方も叶える方である。

「ひょっひょひょひょ。アンタもインゼクターの精霊に選ばれたみたいだな」
「!?」

一瞬、意識が飛んだかと思えば目の前には緑髪で眼鏡を掛けた少年が立っていた。

「お前は?」

「俺の名はインセクター羽蛾。お前の手元のデッキを見てみなよ」
「? そうかこのデッキから声が……」

よく分からないがこのデッキから力が沸いて来る。
そして何故かボトボトな体も回復していた。
多分、仙豆でも食わされたに違いない。

795弱体化したと思ったけどやっぱ虫は強いわ:2012/11/17(土) 21:03:58 ID:khNOCjDA

「負ける気がしないぜ……。待ってろよ時臣!!」
「ひょっひょひょひょ!! 俺もぶち殺したい奴が居るんだ。どうだここは手を組まないか?」
「いいぜ。共に蟲使い同士協力するのもありだな」

「……」

その横で桜は遊戯王の禁止制限や現環境を見ていた。
まあ多少弱体化してるし、炎星とか出るらしいが大丈夫だろう。
それよりも凛を見つけたら、蟲攻めして泣かしてやる事にした。


【一日目・6時00分/日本・長野県】


【間桐雁夜@Fate/Zero】
【状態】健康
【装備】昆虫装機デッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:時臣ぶっ殺して葵を寝取る。
1:羽蛾と組む

【インセクター羽蛾@遊戯王デュエルモンスターズ】
【状態】健康
【装備】昆虫装機デッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:遊戯をぶっ殺す。
1:雁夜と組む。

【間桐桜@Fate/Zero】
【状態】健康
【装備】蜂の子、ち○こ蟲
【道具】支給品一式
【思考】基本:一応おじさんに着いていく
1:凛を見つけたら蟲攻めする

796AAがあったから使ってみたかった:2012/11/17(土) 22:50:12 ID:QIGXJhUk


日本猿は、支給品としてデイパックに入っていた猟銃と防弾チョッキを見た瞬間、自分が何を為すべきなのかを悟った。
自分はこれを使って、幕府――つまりは殺し合いを進めている政府を打倒しなけばならない。
目の前に立ちふさがる敵を全て抹殺し、必ず野田の元に辿りついてみせよう。















#aa(){{  ━┓“   ━┓“  ━┓“   ━┓“  ━┓“  ━┓“   ━┓“
  ━┛   ━┛   ━┛   ━┛   ━┛   ━┛   ━┛
                   、,ノl,、{ , _
 _    _          }Vノ;:;:;:;:;:`'´{,       _    _
」   ̄ ̄ └,        、{;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:レ      」   ̄ ̄ └,
}  出 死  {       ミ,;:;:;:;:。...。:;:;:;ヒヾ      }  逃 み  {
}  る 人  {     )、-┌┐;:;:.゙,..,゙:;:;:nゝ  ,    }  げ ん  {
」  ぞ が  {   ノ、/;:;:;:;:l・ ,,l;:;:;:´;:;`:;:;l ̄l`';:'-ノ_,. 」  ろ な  {
}  ぉ     { }ヽソ;:;:;:;:;:;ノt-n';:;:;:;:;:;:;:;ノ,::,_l;:;:;:;:;:;;:;7 }_  ! !  `  {
}_  ! !    {/;:;:;:;;:;:,、;:;,:l LLLlヽ;、;:;:ノEEEl;:;:;:;:;:;:;:}_ /__   _「
/__   _「;:::: ;:;::::´、 `''-fココ ll::l;:;:ll .nnn l;:;:;:;;:;:;:;:;:{     ̄
     ̄` ヽ;:; : : ゙  `''''´ミ´r'ヽ;l;:;:ll ';';ニ' l,;:;:;:;:;:;:;:(
        ´`'''─-..._::::.:.:ヾヽ_ `ヽ'、l__l ll }:;:;:;:;:;:)
              `゙-'゙,-,_ツ、゙ヾf´ヽ,っll_{゙:;゙: ゙ソ
             ,、ノ'´;:;:;:;:;:;:;:`ヽl, ,、`ヾ\:ミ、゙
             };:;::;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:'lmn_'ヾ\
          ノ!ノl´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;;:;:;:;;`^!''´ヽ 'ヾ\
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         、ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;--;;::;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;y ¨ヽヽ\、
        r';:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;-''´   ' ' '' `-、;:;:;:;:;:;::;:;;{  `´`'''´
}}

797AAがあったから使ってみたかった:2012/11/17(土) 22:50:46 ID:QIGXJhUk

「……なるほど、バトルロワイアルの世界ってワケか」

そう呟いて、門矢士はため息をつく。
これまで色々な世界を巡ってきたが、ここまで面倒な世界は初めてだ。

「まあいい、大体分かった。要はこの世界を破壊すればいいんだろ?」

言われなくてもやってやるさ、と士は意気込む。
こんなふざけた殺し合いを、仮面ライダーたる自分が黙って見過ごす訳にはいかない。
必ずや野田一味を打倒し、この世界を『破壊』してみようではないか。

「……手始めに、アイツだな」

士の目の前にいるのは、完全武装したニホンザル。
それから放たれる威圧感は、これまで戦ってきた敵の中でも上位に値するものだった。

「新しいカード、使ってみるとするか」

つい最近通りすがった世界で手にした力。
これが如何なるものなのか、この場で試してみるとしよう。














#aa(){{

                   /||   rl
                       rイ|::||‐Hイ::|
 _    _             /::/ ` ヽ| |.|::||         _    _
」   ̄ ̄ └,.         |::{    } {  |       」   ̄ ̄ └,
}  出 死  {       ミ|人__/| |ヘ_ノ.       }  逃 み  {
}  る 人  {     )、-┌l:/ l | | | l/..... ,    }  げ ん  {
」  ぞ が  {   ノ、/;:;:;:;:l・弋__|_|_|ノ......l`';:'-ノ_,. 」  ろ な  {
}  ぉ     { }ヽソ;:;:;:;:;:;ノt-n';:;:;:;:;:;:;:;ノ,::,_l;:;:;:;:;:;;:;7 }_  ! !  `  {
}_  ! !    {/;:;:;:;;:;:,、;:;,:l LLLlヽ;、;:;:ノEEEl;:;:;:;:;:;:;:}_ /__   _「
/__   _「;:::: ;:;::::´、 `''-fココ ll::l;:;:ll .nnn l;:;:;:;;:;:;:;:;:{     ̄
     ̄` ヽ;:; : : ゙  `''''´ミ´r'ヽ;l;:;:ll ';';ニ' l,;:;:;:;:;:;:;:(
        ´`'''─-..._::::.:.:ヾヽ_ `ヽ'、l__l ll }:;:;:;:;:;:)
              `゙-'゙,-,_ツ、゙ヾf´ヽ,っll_{゙:;゙: ゙ソ
             ,、ノ'´;:;:;:;:;:;:;:`ヽl, ,、`ヾ\:ミ、゙
             };:;::;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:'lmn_'ヾ\
          ノ!ノl´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;;:;:;:;;`^!''´ヽ 'ヾ\
          f´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;;ヽ、fヽ\
         、ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;--;;::;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;y ¨ヽヽ\、
        r';:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;-''´   ' ' '' `-、;:;:;:;:;:;::;:;;{  `´`'''´


                  ――KAMEN RIDE BEN――
}}



【一日目・5時00分/日本・埼玉】
【ニホンザル@龍馬伝】
【状態】健康
【装備】防弾ベスト@現実、猟銃@現実
【道具】支給品一式、日本刀@現実
【思考】
基本:殺戮
※似てるけどベンじゃないです

【門矢士@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康、カメンライド「ベン」
【装備】ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式
【思考】
基本:この世界を破壊するッ!
 1.手始めにあのニホンザルを倒す

【鳴滝@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康、恐怖
【装備】キュアデコル@スマイルプリキュア!
【道具】支給品一式
【思考】
基本:おのれディケイド!
 1.死人が出るぞォ!
 2.プリキュアに会いたい
※AAで叫んでいたのはコイツです

798「あばよ富竹ジロウ=サン!貴様の死因は撮影中の不運な転倒死だ!」:2012/11/19(月) 09:55:20 ID:7IQriEoc


【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】

【一日目・5時00分/日本・埼玉】
【フロストバイト@ニンジャスレイヤー】
【状態】健康
【装備】忍者装束、小型急速冷凍装置
【道具】支給品一式
【思考】
基本:氷スリケンで参加者を暗殺する

799ふたりはプリキュア:2012/11/19(月) 16:58:51 ID:9W5m0EiM
「さあ行くぞ、相棒。このバトルロワイアル、俺たちの助けを待っている人たちがたくさんいるはずだ」
「…………」

まだ暗い街中を、二つの異形が進んでいく。彼らの名は……



         _ ,.x──┐       ,.x──<__       ______
   ┌‐<_,.x‐≠¨ ̄Vムニ二,¨レ'´x< ̄ ̄/ / />x___|┌─── x\
   | | ̄     _> |   | /   __/ _¬// ̄>x=L  _   ハ Y
   | |_,.>‐v   |┌‐┐|   |./  /┌< |.//  v- 、∨  |  }   }. } /> x _
   └¬冖 ハ .∧∨ .|..|   |.∨ ∨ |L._   ∨  └‐ァ孑  ー″_/ノ/ (¨o ) `¨7
        |. ∨ |ハ...|..|   | ∨ `ー‐'   ∧  v‐、/ . |   |∨ ∧.∨  /.o x'> /
        | ハ___| .∧|..L..>' ト、` <_>/   └‐- 、 |__..|. ∨_∨<入_ノゞ./
.弋ニニニニニニ二、二二二二二二ニ二二、> x ._ /ニ二、二二二二ニニ、>x'ニニニア
.  ヽヽ.   __   ヽヽ  了弋  了弋   ヽ.ヽ 了ヽ    ヽヽ  了ヽ  《 》  .//
   | |  L___ソ  ノ| |  |  ||.  || ||    .∧}  || ||   ∧}   || k∨ .Y  / /
   | |  ___ <_ | |  |  ||.  || ||   _   ′ .|| ||   _   ′ || | ’V   / /
   | |  L___ソ   }V.  .>=″ リ ||   |∨   .|| ||   |∨   || | } }   .{ .{
 .∠∠二二二二二ツ弋゙<二二ニツ∠'二.ムマ二ニム∠二ム.マ二ニムム'∠ニニムム

                                       ∧
                                        /:i.:i',
                                          /.:.i.:::i:',
                                     ,′:i.:.:.:i:.',
                                      ,′.:i .: :::i;;;',
                                       ,′.:.:i .: .:::i;;;;;',
            .,・ ̄ ̄ ̄\                     ,′.: .:i .: .::..i;;;;;;;,
.          `,/       ヽ,                   _./..:‘.:.i . : . :.i;;;;;;;',_
            .|:} __ 、._ `}f'〉___                i::{ . :. :.i .: . : .:i;;;;;;;;i:::}__
           .,ヘ}´`'`` `´` |ノ    ヽ           ハ:::{ .: .:.i . : .::.:.:i;;;;;;;i:::ハ ..ヽ
         ,ゝ|、   、,    l|      }             ';::{ .: .:.i . .: . :::::i;;;;;;i::j     .}
        ./ {/ :ヽ -=- ./       |         /.',;;{ .: .i! .: .:.::::::::i;;;;;i::!    |
.    .. / ...ヽ、  \二/       /        ... / ...∧;;{ .:.i!.:.:.:::::::::::::i;;;;;ii    ./
.          ヽ、._、  _,/    /|               ',;;{.:.i!__ _,,:_;_:,;_:i;;;;ii   . /|
.     ..  ヽ                |          ..  ヽ   .',;;{.i:_,;.__:,_.;_.;..__;;;;i    |
.     ...  |ヽ      Y      / __ト、       ....  |ヽ      Y      / __ト、
  .ヽ、    | ヽ・__ / ヽ__・/Y-'゙, .\    .ヽ、    | ヽ・__ / ヽ__・/Y-'゙, .\

800ふたりはプリキュア:2012/11/19(月) 16:59:27 ID:9W5m0EiM
【一日目・5時/日本・静岡県】

【スービエ@ロワラジオツアー3rd】
【状態】タイガー&バニーの助けにくる方
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:困っている人々を助けに行く


【三角頭@ロワラジオツアー3rd】
【状態】タイガー&バニーの何となく付き合ってる方
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:困っている人々を助けに行く

801根暗少年とお菓子の魔女:2012/11/21(水) 12:10:20 ID:ge2XLRxM

「く、来るなあ! 成仏しろオバケ!!」

とある町の袋小路で、ひとりの少年が怯えた様子で何者かに追い詰められていた。

「失礼なこと言わないで!私はオバケじゃないわ」

少年を追い詰めている形の少女は憤然と少年の物言いに抗議する。

少年が少女をオバケ呼ばわりするのには理由があった。
何故ならその少女――巴マミは、このロワが始まるときに見せしめとして殺されたはずだったから。

「くそっ、何か武器は……」

少年は恐慌に陥りながらも何とか抵抗を試みようと、デイパックを開ける。
その刹那、デイパックから黒くて大きな何かが飛び出し―――

「「―――――え?」」

顔面にピエロのメイクを施した巨大なオタマジャクシのようなその『生き物』は、巴マミの頭部を丸かじりにし、

悲鳴すら上げる間もなく、巴マミは絶命した。



(ば、化け物―――)

少年――桜田ジュンにとってもそれは予想外の出来事だった。
デイパックの中から本物のオバケが飛び出して、さっきまで彼がオバケ呼ばわりしていた少女を食い殺してしまったのだ。

(逃げなきゃ、僕まで殺される――)

しかしそれには目の前の化け物に気づかれないようにしなければならない。
幸い、とは言いたくなかったが、オバケは少女の屍肉を貪るのに夢中になっている。

(ん?)

ジュンはオバケのオタマジャクシのような体型の尾にあたる部分に、何かを書いたメモ用紙のようなものがセロハンテープでくっつけてあるのに気づいた。
恐る恐るそのメモ用紙に顔を近づけ、月明かりを頼りに書いてある文章を読み取ろうとする。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<支給品解説>
【charlotte】
お菓子の魔女。その性質は「執着」。欲しいものは全部。絶対に諦めない。
お菓子を無限に生み出せるが、大好物のチーズだけは自分で作ることができない。
チーズさえ持っていれば 簡単に隙をつくことが出来ただろう。〔出典:『魔女図鑑』斜太出版〕

使用上の注意:基本的に持ち主に忠実ですが、お菓子、特にチーズやチーズを連想させる配色の魔法少女を見ると
          見境なく食いついてしまう可能性があります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「は……?」


【一日目・0時15分/愛知県】

【桜田ジュン@ローゼンメイデン】
【状態】健康、困惑
【装備】
【道具】支給品一式、シャルロッテ@魔法少女まどか☆マギカ
【思考】
基本:死にたくない
1:どうしようコレ(シャルロッテ)
2:結果的に女の子(巴マミ)を殺してしまったことへの後悔
3:家族や友人、ドール達と再会したい
4:見せしめに殺された女(巴マミ)が生きていたのは……?

【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】死因:シャルロッテにマミられる
※例によって野比玉子症候群に罹患しています。

802ローゼン再アニメ化と聞いて:2012/11/25(日) 16:01:56 ID:3sgvt4IE
「わしは出るのか? かじゅきぃ……」

じじいは地味に出番を気にしていた。


【一日目・0時15分/東京】

【じじい@アニメ版ローゼンメイデン】
【状態】健康、ボケ
【装備】
【道具】支給品一式
【思考】
基本:再アニメ化でも出番あるのか心配。
1:かじゅきぃ……

803What's Your Name?:2012/12/02(日) 21:01:56 ID:D3UgEknc

「我が名はダイアー!」
「俺は……アドラー……」

 その頃、香川では男二人がチームを組んでいた。
 とりあえず、挨拶は基本である。

【一日目・5時00分/日本・香川】

【ダイアー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】割と健康
【装備】イカ墨とパスタ@現実
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催を倒す
1:ディオとかいう奴も倒す
2:アドラーと行動する。

【アドラー@エヌアイン完全世界】
【状態】それなりに健康
【装備】電光機関@エヌアイン完全世界
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ダイアーと行動する
1:…と基本の思考で考えているとでも思ったか? 全て計算済みだっ!

804名無しさん:2012/12/13(木) 15:58:15 ID:xqQtkKHk
「こ、この種籾さえあれば米ができる……今日より明日なんじゃ!」
「爺さん! 明日って今さ!」

【一日目・5時00分/日本・岩手】

【ポコ@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、種籾@北斗の拳
【思考】
1:あしたっていまさッ!

【ミスミじいさん@北斗の拳 死亡確認】死因:明日を奪われてショック死

805新年早々死神とか…なんかこれ前にもあったな:2013/01/05(土) 01:05:01 ID:/sqg19I20
前回から相変わらず瀬戸内海を船によって漂う死神こまっちゃんと空気3人。
どうみてもまさしくバトロワの中でも空気だ。サボタージュが目的な小町にとっては好都合だが…。
そんな甘い展開を許さない者が一人いた。
突然船の目の前の海域から水飛沫が上がり、ショットガンを持った男が襲い掛かってきたのだ。

「何もせず、海上を彷徨っているだけか?サボって生き残れるほどカオスロワは甘くないのだよ」
「クッ…射殺せ―――」

その名はA級ズガン師ルーファウス。
流石に彼に狙われてサボるわけにはいかない。
ショットガンのトリガーに指がかかる前に斬魄刀を解号しようとするが…わずかに間に合わない。
ショットガンの弾が発射されようとしたその時、ショットガンの砲身を男が抑え、明後日の方向に向けて発射させた。
おかげで助かったが、小町もルーファウスも驚いていた。何故なら突然大男が船の上に現れたことに他ならない。
どうみても強そうな存在感のある男なのに、今までその存在に気づかなかった…二人とも。

「ズガンの邪魔しおって…一体何者だ!」
「…英雄」
「ええい、お前もズガンしてや」

次の瞬間ルーファウスの顔面に拳がめり込んでいた。
顔面が陥没したルーファウスは遠くまで吹っ飛び、ポチャンと音を立てて海の中へ落ちた。

「やれやれ、危ねえとこだったぜ」

ルーファウスに拳を打ち込んだ張本人である大男。
彼に先ほどの黒子らの件のようにいつからここにいたのか聞こうとした時…

「流石ですね日之影空洞さん、あのズガン師を一発で」
「『知られざる英雄(ミスターアンノウン)』の名は伊達じゃないっすね」
「なぁ〜に、大したことねーよ」
「もーう日之影さんそこは私が活躍するとこだったのに!(プンスカ」
「おおわりい」
「えぇ?アンタらこの日之影っていう大男といつ知り合ったんだい?この2時間あたいとくっちゃべってただけだろう?」
「…っていうか、日之影さんも僕らと一緒に最初からいましたよ」
「そうっすよ(便乗)」
(こいつも影薄キャラかよ!)
「ま〜しょうがねぇな。俺は他の参加者と違ってジーミーだからな。全校生徒に忘れられてるくらいだ」
(いや、どうみても存在感あると思うんですがそれは…)
「それよりもさっきの奴はまだ殺してないからな。気づかれる前にここから離れたほうがいいぜ。(ま、どうせ俺に殴られたことなんざ忘れられちまうだろうがな…)」
「仕方ないねえ」

こうしてまた一人影の薄い能力者を乗せて船は行く…。

【一日目・3時30分/瀬戸内海】
【小野塚小町@東方Project】
【状態】健康
【装備】斬魄刀『神鎗』@BLEACH、デスノート@DEATHNOTE、舟
【道具】不明
【思考】
基本:バトロワに乗じて仕事をサボる
1:今いる海域から移動する
2:影の薄いこの面子から話を聞く。

【黒子テツヤ@黒子のバスケ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:友人たちと生き残る
1:赤座さんと東横さんと日之影さんは僕と同じタイプですね

【東横桃子@咲-Saki-】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:加治木先輩や友人たちと生き残る
1:赤座さんと黒子君と日之影さんは私と同じタイプっすね……侮れないっす

【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:主人公らしく活躍する
1:あかりは同じタイプじゃない!!

【日之影空洞@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:主催者を倒す
1:仲間を守る
2:↑の両方やらなくちゃあならないのが先代生徒会長の辛いとこだな。

【ルーファウス@FF7】
【状態】顔面陥没、気絶
【装備】ショットガン
【道具】不明
【思考】
基本:殺し合いに乗る
1:ブクブク……(水中で気絶)
※日之影空洞に殴られたことを覚えていません

806ころしあいがはじまった:2013/01/06(日) 03:45:59 ID:51KfD8Mo0
「ころしあい」。
それってなんなのかな?
どんなこと? それとも、どんなもの?
ぼくは「ころす」ってことばはわからないけど、どんなことなのかな?
おとうさんにきこうとしたけど、おとうさんはここにはいない。きづいたときにはいなくなっちゃった。
シマリスくんやアライグマくんにもまだ今日は会ってない。
朝起きたら、ぼくは知らない石の棒がいっぱいあるところにいた。
そこで、へんな声がきこえてきたんだっけ。
その声は、「ころしあいをしろ」と言っていた。
それがなにかはよくわからなかった。
ぼくの体を見たら、いつも持ってるぼくの石と貝がなくなってて、そのかわりに大きいふくろがぼくの近くに落ちていた。
そのふくろには、ちゃんとぼくの名前が入っていたから、これはぼくのふくろなんだと思った。
そのふくろには、黒くて長くてかたいヘンな棒がはいってたけど、なににつかうのか分からなかったからふくろにもどした。
それと、前にぼくが食べたことのある赤いキノコも入っていた。あのキノコには毒があるって、食べたあとでシマリスくんたちに聞いた。
毒があるから食べられない。食べたらしんじゃうかもしれないから。
もしぼくがしんだら、ガミガミしにがみがやってきてぼくをつれていっちゃうんだろう。そんなのいやだ。

「うう〜」

ぼくはこわくなって、そのキノコをふくろに入れた。
これからどうしよう。
ここには誰もいないから、はやく歩かなきゃ。はやくみんなにあわなくちゃ。
そしてもっともっとあそぶんだ。ころしあいのこともおしえてもらうんだ。
みんなにあうには歩かなくちゃだめだから、ぼくは見たこともない石の棒の隙間を歩くことにした。

――はやくみんなにあいたいなぁ。


【一日目・04時18分】
【ぼのぼの@ぼのぼの】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ウィンチェスターM1912、ヒョウヘンダケ@ぼのぼの×10
[思考]
1:みんなにあいたいなぁ
2:「ころしあい」ってなにー?
3:みんなどこにいるのかなぁ

807ころしあいがはじまった:2013/01/06(日) 03:52:26 ID:51KfD8Mo0
>>806
場所を書き忘れてるのにいま気づいた。治しとく
眠くて気づかなかったみたいだ

修正
【一日目・04時18分/日本・東京】

808同志を求めて:2013/01/10(木) 00:31:22 ID:0DOvS.pQ0
 碇ゲンドウは、上機嫌で宣伝を続けていた。
後ろで渚カヲルが少し引いていることなど、まったく気付いていない。

「君も最高のリフレッシュを体験しよう!」

何度この言葉を繰り返したことか。
だが、彼が飽きる様子はない。
むしろ口にすればするほど、心が高揚するのを感じていた。
彼は今、Schickの魅力に取り付かれていたのだ。

「……なるほど、これは素晴らしいですな」
「!!」

 振り向くと、着物を着た中年男性が座り込んでいた。
その手にはSchickの髭剃りが。
いつの間に。愕然とするゲンドウ。

「私もいままで、多くの髭剃りを使ってきました。
しかし、これは…。…なんと申せばいいのか」

言葉に詰まる中年男性。
初めは警戒していたゲンドウだったが、彼の様子を見て何かを感じたのだろう。
警戒を解いて、にこやかに話しかける。
その笑顔は、見るものを安心させるものだった。

809同志を求めて:2013/01/10(木) 00:42:20 ID:0DOvS.pQ0
「最高のリフレッシュ…だろう?」
「……ああ、なるほど。」

彼らは笑顔を浮かべていた。
そして、握手を交わした。

「行きましょうか」
「……ああ。」

 彼らは歩き始める。
最高のリフレッシュを、皆に伝えるために。

【一日目・5時20分/日本・第三新東京市】
【のび太のパパ@ドラえもん】
【状態】健康、ヒゲがない
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:Schick製品を宣伝する

【碇ゲンドウ@Schick×エヴァキャンペーン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】Schickの髭剃り関連グッズ一式
【思考】
 1:Schick製品を宣伝する

 渚カヲルは、目の前で繰り広げられた光景に、涙を流していた。
髭剃り一個で、人はつながることが出来る。
そのことが、うれしくて仕方が無かった。

「………僕も行こう」

彼は歩き出す。音楽を愛する、同士を見つけるために。

【一日目・5時22分/日本・第三新東京市】
【渚カヲル@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ピアノ
【思考】
1:音楽を愛する「同士」を探す

810名無しさん:2013/01/14(月) 20:46:51 ID:zqT15cww0
原「球磨川禊の活躍はもういいかなって」
6/&ラミレス「ハ、ハラサン…」




【一日目・3時30分/東京・からくりドーム】


【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】
【状態】健康、リリーフカー乗車中
【装備】不明支給品
【道具】支給品一式
【思考】
1:原監督についていく


【原監督@大正義巨人軍】
【状態】健康、リリーフカー運転中
【装備】リリーフカー
【道具】支給品一式
【思考】
基本:大正義巨人軍をカオスロワで優勝させる
1:(ニッコリ


【ラミレス@横浜DeNAベイスターズ】
【状態】健康
【装備】野球道具一式
【道具】支給品一式
【思考】
1:ハ、ハラサン…


【球磨川禊@めだかボックス 死亡】原監督の運転するリリーフカーにはねられ死亡確認

811国際法で使用は禁じられている:2013/01/18(金) 14:23:40 ID:0jphWNzc0
それは、高速で日本の大地を駆け巡っていた。

「……」

それの名はオメガ。とある世界の古の殺戮兵器である。

「……」

彼、あるいは彼女には明確な目的もなく、ただ彷徨い続ける。
自分からは何もしない。敵意がある者、近づく者は排除。刻み込まれたプログラム、それだけだ。
誰も近寄らなければ、攻撃はしない。
バトルロワイアルが開始されたとはいえ、わざわざ放っておけば無害な、しかし一度戦闘体制にはいると面倒な、
そんな相手に近寄るような命知らずはまだいなかった。

「……!」

だが、ここにきて。
オメガの直線上に、生体反応。それも向かってくるではないか。
命知らずが現れたのだ。

「ホモォ……!」
「……メガァ?」

白い四速歩行の珍妙な生き物が。
常に笑みを絶やさない、しかし近寄りがたい雰囲気に、オメガの思考回路は停止する。
目の前のこれは、標的なのだろうか?近づいてきた以上は、排除するのが得策ではあろうが……

「ホモォ、ホモォ!」
「メガァ?」
「ホモホモ、ホモォウ!」

その色はともかく、移動方法は両者酷似している。

もしかしたら、生き別れた同胞なのではなかろうか?

「ホモォ!ホモホモォ!」
「メガメガ、メガ?」
「ホォーモォー」

――間違いない――

「ホモォ!!!」
「メガァ!!!」

やがて二人は……


「ホモガァ……!」

合体した。

【一日目・5時/日本・東京】
【(┌┌┌┌┌┌^q^)┐@現実?】
【状態】生体兵器,オメガと合体済み
【装備】オメガァ…
【道具】ホモォ…
【思考】
基本:ホモクレェ…(このロワでKAITO×レンを実現させる)
0:ホモガァ…(更なる同志とホモを探す。邪魔する奴には反撃)

812まさかの一話退場:2013/01/19(土) 19:35:08 ID:wTMtlyf.0
「タケシのために他の参加者を殺すよぉぉぉぉぉ!!!」
「モンペか!」

グチャッ

「あっ…」

【一日目・5時/日本・神奈川県】
【三浦敏和@タカアンドトシ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ロワに対していろいろつっこむ

【ジャイアンの母@ドラえもん 死亡確認】
死因:トシのつっこみ

813名無しさん:2013/02/04(月) 13:43:10 ID:m7oIikqI0

「殺し合いが始まっても、少しのお金と明日のパンツさえあれば……」
「兄ちゃん! あしたって今さ!」


【一日目・5時30分/日本・岩手】


【ポコ@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】映司のパンツ@仮面ライダーオーズ
【道具】支給品一式、種籾@北斗の拳
【思考】
1:あしたって今さッ!

【火野映司@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、パンツはいてない
【装備】オーズドライバー、メダジャリバー、メダガブリュー
【道具】基本支給品一式、各種コアメダル、小銭
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:俺のパンツ……

814四条貴音のラーメン探訪2:2013/02/15(金) 04:35:15 ID:u1mX85u60
 

電柱にチラシを貼った。
「ジオン軍兵士募集!」とだけ書かれたそれは、
ドズルがせいいっぱい筆で描き10円でモノクロコピーしたものだ。100枚ある。

(コロニーは潰れ、資金は底をついた。
 兵士は消え、家族は堕落した。。。。もはやジオンを復活できるのは俺だけだ!)

ドズルには強い意志があった。またジオン軍を再興し、日本を手にするという意思が。
電柱にチラシを貼って、次の電柱へ向かう。
そしてまた電柱にチラシを貼って、次の電柱へ向かう。
ドズルはよく働いたので、全ての電柱にチラシを貼り終えるまでに三時間しかかからなか

った。

「よし、家に帰ろう……もう志願者が来ているかもしれないからな」

疲れた足腰をさすりながら家へと戻るドズル・ザビ。
その後ろ姿を見かけ、つい先ほど貼られたばかりのチラシを剥がし、
連れる白ヤギと黒ヤギに渡す銀色のアイドルがひとり。

「おや、白ヤギさんに黒ヤギさん。またお食事がみつかりましたね」
「めぇ〜」
「めぇー」
「そして、どうやらこのチラシはあの殿方が貼られていたようですね。
 飢えに悩むわたくし達に恵みを与えてくれた慈愛に感謝せねばなりません」
「めぇ〜」
「めぇー」
「ですが……わたくしはまだ、お腹が空いています。
 さあ――――では食べに行きましょう、『らぁめん』を」

銀色は、腹を鳴らしながら妖艶な笑みを浮かべる。
ああ。食べるものにも困る世の中が、ああ、ただただ、憎らしい。


◆ ◆ ◆

究極にして至高のラーメン

◆ ◆ ◆


「な……なんだこりゃあッ!?」

街の電柱に貼られたチラシを見てザビ家にたどり着いた阿散井恋次がザビ家の扉を開

けてみると、
そこには空のラーメン丼ぶりが4つ、床にはヤギの糞が地面に点々と並び、
なにより壁と天井もろもろに意図的に赤ペンキをぶちまけたような流血のシミが……。
どうにも何があったのか分からないが人が死んだのは確かなようだった。

「くっ――吼えろ、蛇尾丸!」

死神としても上位の実力者である恋次は即座に周囲を警戒しつつ、
自らの武器、蛇尾丸を始解して敵襲に備える。
蛇腹のように繋がり折れる刃の列が、円を描いて恋次を取り囲む。
耳を澄ませて辺りを探ると……台所から水音がした。

「誰かいるのか! 出て来いコラァ!」

音を確認、直後恋次は蛇剣を振る! 轟音と共に台所の壁が破壊される!
先手必勝だ。誰がいたにせよダメージは免れないはず。
だが、恋次は警戒を解かずに砂煙をじっと見つめた。手ごたえが無かったのだ。

「……何だとォ? 女?」
「歯ごたえは悪くありませんね、その剣。わたくしはもう少し柔らかめが好みですが」

壁が破壊されたことによる砂煙が解かれると、
刃の軌道から少しそれた場所に立っていたのは、銀色の髪を波打たせた美女だった。
単なる美女ではない。何かをもぐもぐと咀嚼するその姿が美しく見えるほどのだ。
あまりに浮世離れしているその美しさは、この世の人間ではないかのよう。
無論、この世の人間でない点においては阿散井恋次もたいした違いではないが。
銀色の美女の傍らには白と黒のヤギ。
こちらも何かを咀嚼している。ときおりめーめ〜と鳴きながら。なんだ? 何を食べている


阿散井恋次が感じた疑問はしかし、次の瞬間氷解した。

815四条貴音のラーメン探訪2:2013/02/15(金) 04:36:18 ID:u1mX85u60

「ざ、蛇尾丸」
「ザビマルというのですか。貴方様もザビなのですね。
 ――先ほどのザビさんたちと同じ味がするのでしょうか?」

ぺろり、と舌なめずりの音。阿散井恋次は目を疑った。
目の前の銀色美女が右手に持つ箸には、歯型状にその刃を掛けさせた蛇尾丸の刃のひとつがあったのだ。
慌てて目線を先ほど振った刃に戻すと――途中から先が、「ない」。

「お前ッ……斬魄刀を『喰った』のかっ!?」
「め〜」
「めー」
「ええ。しかしやはり無機物はあまり味がしませんね。食べるならばやはり、『らぁめん』です。
 貴方様、至高のらぁめんの作り方はご存知でしょうか?」
「ら――ラーメンだとぉ!? なにをふざけた……」

ばっ。

阿散井恋次の懐に二匹のヤギがいつのまにか入っている。

下を向いて位置を確認するその刹那にはもう、ヤギは角で恋次の身体を宙に浮かせていた。

「ぐおっ」

肉切り包丁の閃きが。
跳ね上げられた恋次の視界に映り、そしてそのまま目に突き刺さる。
一秒立たずそれは眼窩から脳髄へと到達し、恋次の意識を朱色からブラックアウトさせた。
銀色の美女、四条貴音が。ヤギを斥候とし恋次にそれを突き立てるまで、わずか三秒。
空腹によって人間の潜在能力が発揮されたのか?
あるいはもともとそういうことが出来る少女であったのか?
ともかくそれは、死神の常識で言う、瞬歩に良く似た動き。
それを少女はダンスのステップの応用によって知らず知らず発現させていた。

ああ。恐るべきはその食への探求心だ。

赤髪をばっさりと切られ、脳髄を開かれ、肉をミンチにされ、小麦粉と混ぜられて恋次は、
その時にはもう死んでいたのに左目から涙を流しながら、ゆっくりとラーメンになっていった。


◆ ◆ ◆

究極にして至高のラーメン

◆ ◆ ◆


「“ざび”のらぁめん、まじ美味。でありました」
「めぇ〜」
「めぇー」
「ですが、まだ足りませんね。もっと町のほうにも行ってみましょう」


【ギレン・ザビ@機動戦士ガンダム】
【ドズル・ザビ@機動戦士ガンダム】
【キシリア・ザビ@機動戦士ガンダム】
【デギン・ソド・ザビ@機動戦士ガンダム】
【阿散井恋次@BLEACH 死亡確認】


【一日目・4時00分/東京・ザビ家】

【四条貴音@アイドルマスター】
【状態】空腹
【装備】白ヤギさんと黒ヤギさん@やぎさんゆうびん
【道具】支給品一式、調理器具とか食器とかもろもろ
【思考】
1:食欲を満たす
※ヤギさんたちもお腹が空いています

816トーキョースクランブル:2013/02/15(金) 08:54:46 ID:RVFHGCqo0
 

「くそ……レンくんを見失ってしまったぞ!」
「野獣めぇ……どこにいきやがった!」

「「ん?」」

東京・裏新宿。

それぞれの理由で鏡音レンを追っていた、
伊藤誠、ロイ、太田光、範馬勇次郎の四人と、

田所(野獣先輩)の風評被害に悩まされ彼を追う、
るん、トオル、ユー子、ナギ、ちなつ、
萃香に霊夢、ポッチャマ、長友と北島、伊東、ニコ厨、スローロリス、
それに千本桜ミクとあずま寿しの主人を加えた大所帯がここで出会った。

レン追跡組と田所捜索組は情報を交換し合う。

「レンはたぶん、秘境である群馬に行ったんじゃないかと思うわけよ……勘だがな!」
「野獣の奴はまだこのへんに隠れてそうだがな」
「そういえばホモォのやつどっかいったなあ」
「ポッチャマァ、ポッチャマー」
「うはwwww誰がなに喋ってんだかまったく分からんwwww」
「北島くん今度海辺走らない?」
「いいっすよ長友さん」
「ふあぁ」
「ICBM打ち込んでやる……ねえご主人」
「ええミクさん。わしの寿しを侮辱しよって――!」

路上にたむろする二十人近くの男女とかポケモンが喋りあうさまはまさにカオスである。
そして、そんな彼ら彼女らにさらに声をかける集団があった。


「ねえみんな! 僕と一緒に野球しないかい?」


「「「「「はあ!?」」」」」

振り向くとそこにはイチロー、美堂蛮、平田、万玖波、佐治、TDNの野球(?)組がいた。
彼らは川崎宗徳打倒のために仲間を集めている最中だったのだが、
そこでたくさんの人を見つけたのだから声をかけないわけがない。
田所捜索組が、同じ淫夢ファミリーであるTDNに若干の嫌悪感を示したが、
彼らの憎悪の対象は田所にしか向いていなかったため、いさかいはおきなかった。
かくして総勢25人の大所帯が出来、イチローの提案で交流の紅白戦を行うことになった。
場所はからくりドームにしようということでそういうことになった。

「紅白戦ねぇ。紅白の巫女ならここにいるけどね、なんか声が変だけど」
「え?」
「よくわかんねーけど試合ってんならオレも飛ぶしかねぇようだな」
「死合……か……くくく、いい響きだ。範馬の血が猛るぞ」
「っつうか、あたし達野球なんかしてるばあいじゃねーんじゃねーのか」
「いや、人が集まることが重要だ。大集団に合流すれば安全と考えるひとは多い」
「つられてレンくんやその、野獣……田所さんがくるかもってことか」
「さあ! ついたよみんな。からくりドームだ」

見上げると少年少女たちの目の前にあったのは誰もが知る東京ドームだった。
広さの単位とかによく使われるアレだ。
からくりドームってどこだよと思ったが東京ドームのことだったらしい。
と……その入り口にブレスレットを嵌めた男ともう1人男がいるのを見つける。

「とりあえず近くの施設に来てみたッスけど中に人いますかねー……ってうお!?」
「びっくりした。君たち、ずいぶん大所帯だね」

DAIGOとマドカ・ダイゴのダイゴコンビと、ブレスレット内のウルトラマンゼロだ。
ほどなくして石集めのために東京に来ていたチャンピオンのダイゴとも合流し、これで29人。
野球をするには少々多い人数となってしまった。

「イチローくん、どうするんだ?」
「とりあえず中に入ってみましょう。ゼロさんは変身しないでくださいね、ドーム突き破るんで」
「甲子園じゃないけどどのみちドームの中って砂だろう? ボク帰っていい?」
「いいや、ちょっとついてきた方がいいと思います。何か怪しい気配がする……万玖波さん」
「ああ、僕の冒険者の血が騒いでるよ。このドームには何か『いる』!」

通路を進みながら不穏な空気を感じ取っていたのは万玖波だけではない。
戦場を経験するロイ、範馬勇次郎。
気配に敏感な妖怪である萃香や霊夢。
日本を代表するアスリートの北島や長友、
無論イチローもからくりドームにはびこる邪気を感じ取っていた。
それでも進むと、遠くに四角い光が見えてくる。
だんだんそれは近くなっていく。
そして。イチロー率いる一行がついにグラウンドに足を踏み入れた――その時!
スポットライトが球場の真ん中にいる存在たちを照らし出す!!

817トーキョースクランブル:2013/02/15(金) 08:56:22 ID:RVFHGCqo0
 
「「「!!」」」
「ククク……シャッター!」

そのうちの一人が指をぱちんと鳴らすと、
先ほどまで彼らが通ってきたグラウンドへの通路にシャッターが下りる!

「なっ」
「まずい! 閉じ込められ――」
「えっ!」「み、みんなぁ!」

シャッターは無慈悲に降下しきる!
一番後ろで背後からの奇襲を警戒していたマドカ・ダイゴ、
それにるん、ユー子、トオルとナギのAチャンネル組がシャッターの向こうに取り残されてしまった。
次々と他の通路のシャッターも閉まっていく。すぐにグラウンドは外界から隔離されてしまった!

「これじゃ出られない……!」
「フフフ――レディースアンドジェントルメン。からくりドームへようこそ、諸君」

困惑する24人を見下すかのように、スポットライトを浴びる十数人のうちの一人、
赤い長髪に黒いコートのなんか中二っぽいキザな、かつカマホモ的眼光を発する少年、
雀ヶ森レンがにこりと笑いながら言葉をかけてくる。

「何の真似ッスか!」
「ウフフフ、何の真似かって。。。みなさんの真似でしょうかね。
 ボクたちはあなたがたと野球をしたいというだけですよ――ただし、負けたチームには死んでもらいますがね」
「なんだって!? ――あ、お、お前!?」

レン(レン捜索チームとしては人違いにも程があるレンだ)の言葉に動揺するDAIGOは、
しかしその背後で黒いオーラを放っている男の姿を認めた。
あれは――闇DAIGO! DAIGOとは表裏一体であり決して交わることのない存在だ!

「気付いたようだなDAIGO。貴様はここでDieする運命なのだ。
 ハラサンの指導によって暗黒野球パワーを身に着けた俺たちは強いぞ」
「暗黒野球パワーだって……!?」
「ソウダ。ソシテコレガ、キミタチを倒すスタメン」

スポットライトゾーンが少し動き、今度はハラサンが6/とラミレスと共に進み出る。
バッと大きく腕を挙げると、電光掲示板に彼らのスタメンが表示された!

監督 原監督
1番 サード      ナッパ様
2番 センター     武田観柳
3番 ファースト    雀ヶ森レン
4番 ピッチャー  ◆6/WWxs901s
5番 セカンド      闇DAIGO
6番 キャッチャー   ラミレス
7番 ショート      ハレクラニ
8番 ライト       中邑真輔
9番 レフト       真壁刀義

いつのまにかハレクラニ・観柳の金コンビとナッパ様はドームに集結し、
原監督の指導のもと暗黒野球パワーを高めていたらしい。

818トーキョースクランブル:2013/02/15(金) 08:57:41 ID:RVFHGCqo0
 
「君たちにはボクたちと野球をしてもらいます。負けたチームは切腹でどうです?」
「……なぜ野球なんだ」
「そこにボールとバットがあるからですかねえ」
「オレハ カオスロワ書き手トシテ メダチタイダケダ」
「ハラサン……」
「きたねえホームランは許さねえぜ観柳〜」
「私は儲けられればそれでいいのですよ。年棒というものはずいぶん高いそうじゃないですか!」
「それがかせげりゃいいってわけだぜ」
「DAIGO。お前とはヴァンガードファイトで決着をつけたかったが、
 その前に野球で命を奪っちまうかもな、ククク……ハハハハハ!!」

哄笑する闇DAIGO。まさに非道!
イチローはポーカーフェイスを崩さぬように、どうにかドームからの脱出口を探そうとした。
いざとなればウルトラマンゼロか、レーザービームによって脱出はできるかもしれない。
しかし……。

「ああ、悪いけど人質を取らせてもらっていますよ?」

いつの間にかポッチャマが敵のベンチにいる筋肉ムキムキの男、
DCSを飲んだ松本人志に囚われてしまっている。
傍にはこれまたいつのまにかスローロリスと伊東、あずま屋主人の死体が並んでいた。
怪しい気配はしていたものの、この事態までは全く察知できなかった――。
イチローは己の力不足に悔しさを噛みしめる。
もはや野球勝負は受けるしかない。
当然イチロー自身は野球では負ける気はしないが、野球はひとりでやるものではない。
9人でやるものだ。
イチローの連れてきた仲間、佐治・万玖波・平田・美堂・TDNは、
なんとドーム内での情報交換によって野球選手ではないことが判明した。
レン追跡組の伊藤誠、太田光、
野獣捜索組のちなつ、ニコ厨、それにチャンピオンのダイゴは一般人。
イチローと同レベルのアスリートである北島と長友も野球は専門外だし、
ロイ、範馬勇次郎、萃香、霊夢、千本桜ミクに至っては野球ってなんだ? という始末だ。

「DAIGOくん、君は……」
「すいませんッスイチローさん、俺バンドマンだったんで野球は全く……」

つまるところイチロー以外にこのメンツの中には野球経験者がいない。
向こうも似たような条件だとは踏んでいるが、
しかし大正義巨人軍原監督のコーチを受けていたのであれば一般人よりはできるはずだ。
……川崎宗則という強敵を前にし、仲間を集め始めたばかりのイチローが、
ここにおいて早くも第一の決断を、選択を迫られていた。それも命がけの決断を。

(この野球未経験者の中から現状でのベストなスタメンを選んで、戦えと言うのか……!)


【伊藤○な恵@現実】
【スローロリス@現実】
【あずま寿し主人@現実 死亡確認】


【一日目・6時/東京・からくりドーム】

≪大正義巨人軍≫

【原監督@大正義巨人軍】
【状態】健康、リリーフカー運転中
【装備】リリーフカー
【道具】支給品一式
【思考】
基本:大正義巨人軍をカオスロワで優勝させる
1:(ニッコリ

◇スタメン◇

【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】
 「カオスロワ書き手を野球で見返す。」
【ラミレス@横浜DeNAベイスターズ】
 「……ハラサン」
【ハレクラニ@ボボボーボ・ボーボボ】
 「勝って年棒を原監督からもらう」
【武田観柳@るろうに剣心】
 「勝って年棒を原監督からもらう」
【闇DAIGO@現実?】
 「ヴァンガードファイトもいいけど野球もいいぜ!」
【雀ヶ森レン@カードファイト!! ヴァンガード】
 「PSYクオリアでゲームを支配してあげましょう」
【中邑真輔@現実?】
 「ただDAIGO様の両翼に立つのみ」
【真壁刀義@現実?】
 「ただDAIGO様の両翼に立つのみ」
【ナッパ様@ドラゴンボールZ】
 「ん、俺なんでここにいるんだっけ……?」

819トーキョースクランブル:2013/02/15(金) 08:59:20 ID:RVFHGCqo0
 
≪巨人軍ベンチ≫

【松本人志@現実】
【状態】D・C・S状態
【装備】浜田雅功人形
【道具】支給品一式、メトロン星人人形
【思考】
0:浜田を生き残らせる
1:他の参加者を殺してロワを終わらせる
2:いっぱい殺せそうなので原監督と一時的に協力

【ポッチャマ@ポケットモンスター】
【状態】とらわれの身
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
0:野獣先輩を殺す
1:たいへんなことになったようだ……。

≪イチローチーム≫

【イチロー@現実?】
【状態】健康
【装備】野球道具
【道具】支給品一式
【思考】
1:川崎宗則を倒す
2:仲間を集める

【DAIGO@現実?】
【状態】健康
【装備】ウルティメイトブレスレット@ウルトラマンサーガ
【道具】支給品一式、ヴァンガードデッキ
【思考】
基本:ロワとかガチヤバじゃないッスか?
1:闇DAIGO……!
1:ダイゴさんマジリスペクトっス

【ウルトラマンゼロ@ウルトラマンサーガ】
【状態】DAIGOと合体、ブレスレット内
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:合体する奴間違えた…
2:なんでこいつ等こんな紛らわしい名前なんだよ!?

◇スタメン候補◇

【美堂蛮@GetBackers-奪還屋-】
 「どうすんだよこれ」
【平田真@LIGHT WING】
 「おいあんた!ふざけたこと言ってんじゃ……」
【万玖波海@LIGHT WING】
 「やめろまこっちゃん!!」
【佐治雪哉@LIGHT WING】
 「これで俺もようやく……飛べる」
【TDN@真夏の夜の淫夢】
 「免許返してください」
【伊吹萃香@しゅわスパ大作戦】
 「あのさぁ」
【吉川ちなつ@ゆるゆり】
 「野獣のせいだー!」
【博麗霊夢@クッキー☆】
 「声、変かなあ」
【千本桜ミク@VOCALOID】
 「鋼の檻……」
【長友佑○@現実】
 「んー大変なことになりましたね」
【北島○介@現実】
 「イチローさんの力になりたいとこだけどね」
【ニコ厨@現実】
 「うはwwww人大杉wwwwwww」
【伊藤誠@School Days】
 「死にたくないよ……」
【ロイ@FE封印の剣】
 「どうすればこの状況を切り抜け、女の子と親密になれるんだ」
【太田光@現実?】
 「松本さんムッキムキじゃないですかどうしたんすか」
【範馬勇次郎@範馬刃牙】
 「つまらん」
【ダイゴ@ポケットモンスター】
 「人工芝じゃねーかこのドーム」

820トーキョースクランブル:2013/02/15(金) 09:00:52 ID:RVFHGCqo0
 

=====================


一方、隔絶されたグラウンドから締め出されたマドカ・ダイゴとAチャンネル組は、
中に閉じ込められた者たちを助けるために協力者を探そうとした――のだが。

「逃げるんだ、ユー子ちゃん!」
「ふふ……あはっはあはははあ!!! ユッキーじゃないやつは死ね!」
「だ、ダイゴさ――」

ダイゴの左腕が飛んだ。血しぶきを上げながら放物線を描き、
るん、トオル、ナギの死体のそばへとそれは着地する。ダイゴの身体が続いて崩れ落ちる。

「あ……ああ……!」

その腹部には大きな烈傷が深く、深く刻まれており、ダイゴの死は明確だった。
ユー子はきびすを返して逃げ去る! だが――その首に無慈悲にも鉈が迫った。
ロワ開始直後にバナナの皮で転んだせいで愛する「ユッキー」が誰なのかを忘れてしまい、
狂乱状態に陥っている我妻由乃の凶刃である!

「きゃははははは!」

ダイゴたち五人は偶然にもこの狂少女に出会ってしまったのだ!

(し、死ぬ――――殺される!)

ユー子はうなじの後ろ1センチを冷たい刃が通り過ぎる感覚を覚えた。
どうにか、今の一撃は避けられたらしい。
四人を殺害した我妻由乃はさすがに疲れているのだろうか、それ以上追ってはこな

「いわけないでしょう? きゃははははははははっははははははは! ちょろいっ!」

跳躍。
鉈を大きく上段に構え、しっかりと我妻由乃はユー子の正中線を狙い直す。
一撃避けてほっとしている少女は、一瞬だけ気をゆるませてしまっている。
後ろを振り返る余裕があると思っている。本当は視界の上から確実に殺すための布石だというのに。
これで一気にしとめる。狂っていようがなんだろうが、殺人に関して我妻由乃は冷静だ。

ただ、「獲物以外」に向ける目は、少女はまだ持ち合わせていなかった。
記憶喪失によって愛する人の記憶を――そばにいる、見てなきゃいけない人のことを忘れた。
ゆえにそばを見ることを怠っていた。
敗因があるとするならばおそらくそれだろう。

「死ね――え”?」
「へ?」

後ろを振り返ったユー子が見たのは、
驚愕の表情をしながら首を横に90度曲げられながら、口から血を吐いて右方へ飛んでいく我妻由乃と、
それを行ったであろう、謎の仮面ライダーの拳を突きだした姿だった。

「仮面ライダーG……参上」
「素晴らしい」
「へ?」

【るん@Aチャンネル】
【トオル@Aチャンネル】
【ナギ@Aチャンネル】
【マドカ・ダイゴ@ウルトラマンティガ 死亡確認】


【一日目・6時00分/日本・渋谷区】

【ユー子@Aチャンネル】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:野獣死ね!

【ワクワクさん@つくってあそぼ】
【状態】健康
【装備】工作道具もろもろ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:とにかく工作したい
 1:ところで今年の3月で番組が終わってしまうんだ。
 2:みんないままでありがとうね!

【ゴロリ@つくってあそぼ】
【状態】仮面ライダーG
【装備】工作道具もろもろ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:見敵、必殺
 1:さあ――工作の時間だ

821名無しさん:2013/02/15(金) 09:02:56 ID:RVFHGCqo0
あ、【我妻由乃@未来日記 死亡確認】も追加で

822千より無限のほうが多い:2013/02/15(金) 17:49:28 ID:4TK4ypkA0
 
 日本橋の路上。
 サウザンド・アイズ・サクリファイスと格闘していたディオ・ブランドーにはそろそろ限界が来ていた。

「目の中に指を入れて……げふっ」

 どうにか千の目をつぶし終えたと思ったら、
 突如現れたタブンネさんのいやしのねがいによって回復してしまった。
 もう一度どうにか千の目をつぶし終えたと思ったら、
 今度は突如現れたサマルトリアの王子がせかいじゅのは×2で全て回復させていった。
 三度目の正直とばかりに千の目をつぶしたものの、
 通りすがりのデュエリストが死者蘇生を使ってきたので正直泣きたくなった。
 ひんしのタブンネと王子とデュエリストは怒りのままになぐり殺してやったが、
 もうなんというか帰りたい。


【タブンネ@ポケットモンスター 死亡確認】
【サマルトリアの王子@DQ2 死亡確認】
【リシド@遊戯王 死亡確認】


「ええい、ともあれ四度目をやればいいだけの話ッ! 目の中に……指をーッ」
「おいおっさん、なにやってるんだ?」
「熱斗くん、おっさんは失礼だよ。この人はただホリが深いだけだよ」
「ンん? 貴様ら何者だ!」

 そんなディオに声をかけてきたのは年端もいかない陽気な少年だった。
 ネットバトルのできる小学生、光熱斗。PETの中のロックマンが相棒だ。

「どうやらこの人はあの怪物に苦戦してるみたいだよ、熱斗くん」
「そうなのか?」
「ん……ああ、そうだ。何度も目を攻撃したのだが、千個はさすがに多くてな」
「そういうことなら――熱斗くん!」
「ああ、ロックマン! ちょと待っててねおじさん!」
「おじさん……ちょっと待て! このディオ・ブランドーをオジサンだとッ!?」

 数テンポ遅れてディオがツッコミを入れたときにはもう熱斗は近くのカラオケボックスに入っていた。
 しばらく待っていると、プレイルームからミラーボールを取ってきた。

「これをプリズムの代わりにして……と。
 丁度ここの死体のデイパックの中に手榴弾があるから、コレをフォレストボムとして」
「何をやってるんだ?」
「プリズムコンボさ」
「?」

 ディオが首を傾げるあいだに、
 熱斗はミラーボールをサウザンド・アイズ・サクリファイスの目の前に置いた。
 離れてよーとディオを促したあと、手榴弾をそのミラーボールめがけて投げる。

 ▽するとふしぎなことがおこった!

 バババババババババババババババババババババババババババババババババババ!
 バババババババババババババババババババババババババババババババババババ!
 バババババババババババババババババババババババババババババババババババ!

【サウザンド・アイズ・サクリファイス@遊戯王OCG 死亡確認】

「な……!」

 ディオは驚愕する。ただミラーボールに爆弾を投げただけのはずなのに、
 何かしらの∞ループが発生し、爆発が相手を消し去るまで繰り返されたのだ。
 熱斗によればこれがプリズムコンボである。
 強すぎてクソゲーになるのでネットバトルでは普段は使わないらしい。

823千より無限のほうが多い:2013/02/15(金) 17:50:33 ID:4TK4ypkA0
  
「現実で使ってみたのは初めてだったけど案外うまくいくな! ロックマン!」
「そうだね熱斗くん! この調子でバリアブルソードとかも試してみたいね」
「こ、こんな理不尽な技が他にも……? き、貴様……ッ」
「ん?」
「貴様ッ! このディオ・ブランドーにそのネットバトルとやらを教えろ!」
「え? いいけど」

 そういうわけでディオは日本橋のカラオケ屋に入ってネットバトルを極めることにした。


【一日目・6時00分/日本・日本橋】

【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】健康、激しい怒り
【装備】自分のPET(ロックマン入り)
【道具】支給品一式×2、大山デカオ@ロックマンエグゼ、大山デカオ@ロックマンエグゼ2、仙豆
デカオ(ロックマンエグゼ3)が作ったおべんとう、チップトレーダー@ロックマンエグゼ、大量のガッツマンのチップとバグのかけら
【思考】基本:野田総理にネットバトルを挑んで勝つ!
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す
2:その為に色んな人にネットバトルを挑む
3:ディオさんにネットバトルを教えよう

【ロックマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ロックバスター
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
1:野田総理がネットバトルを受けてくれるか、心配。
2:ディオさんって何歳なんだろう
※PETの中にいます

【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】疲労
【装備】なし
【道具】支給品一式×3
【思考】基本:ネットバトルを極める
1:ジョースター家を手に入れる
2:ジョジョより優越感を得る
3:カラオケか……その血のさだめ歌うか

824「おじいちゃんの死因はアイスを食べている最中の不運な転倒死だ☆」:2013/02/15(金) 19:20:17 ID:3JMnN9vQ0
 

「まいったのう……道にまよってしまったのう」

じじいは地味に道に迷っていた。出番を気にするあまり地図を見ていなかったのだ。
近くの電柱を見るとどうやら埼玉まで来てしまったらしい。

「わしは東京へ戻れるのか? かじゅきぃ……」

その場で円を描くようにうろうろしながら悩むじじい。
ぐるぐるとその場で回転する。そうしていたからか近寄ってくる少女、いや幼女に気付かなかった。

「きゃっ」
「うおっ」

衝突。
すてーんと景気よく幼女は倒れ、持っていたセブンティーンアイスを地面に投げてしまう。
かぼちゃパンツもまるみえだ。
じじいはすぐさまその、小学生の格好をした幼女――歌愛ユキに手をさしのべる。

「だ、大丈夫かお嬢ちゃん!」
「うえ〜ん、痛いよー」

幼女らしいロリボイス、少し機械っぽいそれがじじいの申し訳ない感をさらに増幅させる。
見たところケガはないようだがアイスは地面に落ちてべちゃべちゃだ、奢ってやらなければなるまい。
財布の中身が何円あったが忘れたが……。

「お、お嬢ちゃんごめんなあ、アイスは奢ってあげるから……」
「ううん、その必要はないよー、おじいちゃん」
「え?」

幼女を立たせ、あせあせと財布を開いていたじじいは、
急に落ち着いた表情でこちらの言葉をはねのけた歌愛ユキに違和感を覚える。
覚えた次の瞬間、彼の背後から怖気をまとった冷気が迫りくる。

「だって。おじいちゃんの死因はアイスを食べている最中の不運な転倒死だから☆」
「そういうことだ。イヤーッ!」
「ア……アイエエエ!?」


その冷気の正体は……ニンジャ! 


【じじい@アニメ版ローゼンメイデン 死亡確認】
 

★☆★☆


「これは……」
「アイスがそばに落ちている。ここでアイスを食べていたところ、転んで頭を強く打ったのだろうな」
「なんという・……ゴルゴムの残党の仕業か……!」

825「おじいちゃんの死因はアイスを食べている最中の不運な転倒死だ☆」:2013/02/15(金) 19:20:53 ID:3JMnN9vQ0
 
クライシス皇帝と南光太郎は埼玉へと足を進めていた。
とくべつ目的地はなかったが、さいたまスーパーアリーナをなんとなく目指しているところだった。
その道の途中でじじいの死体とそのそばに落ちたアイスを見つけた。
これは事故だろうと結論付ける。

「よし、こんな悲劇を繰り返してはならん。先へ進もう、光太郎よ」
「ああ! 行こう、全速力で!」

南光太郎はクライシス皇帝と共に走り出す。

――どんっ☆

すると曲がり角から飛び出してきた少女、もとい幼女に光太郎はぶつかった。

「きゃあぅ」
「うおっ」
「む!」

景気よく幼女は倒れ、持っていたスーパーカップ季節のイチゴ味を地面に投げてしまう。
かぼちゃパンツもまるみえだ。
クライシス皇帝はすぐさまその、小学生の格好をした幼女――歌愛ユキに手をさしのべる。

「そこの幼女、ケガはないか?」
「うえ〜ん、痛いよー」
「ああこれはいかん、どこかを打ったのかもしれんな。光太郎! 曲がり角の前は徐行しろ!」
「あ、ご、これはゴルゴムの……仕業じゃない、俺のせいだ。すまない、お嬢ちゃん」
「うえ〜ん……」
「むむ……スーパーカップ苺味も弁償せねばならんし、参ったな。コンビニを探さなければ」
「うわ〜ん」
「……」

泣き止まない幼女に歯がゆい思いを噛みしめる光太郎。
長年戦ってきたゴルゴムのせいにはできぬ完全な自分の過失にいつになく心が動揺していた。
だからだろうか――? 目の前の幼女がなんとなく嘘をついている気がしてしまうのは、
この過失を自分のものだと認めたくないという心が、光太郎の中にあったからなのだろうか。

(くっ……こんな。正義の味方失格じゃないか)

不甲斐なさに光太郎が目を閉じ地面のほうを向いた、その時だった!!


「バトルチップ「アイスボム」! イヤーッ!」


背後からのアンブッシュ・バトルチップが歴戦練磨のヒーローと皇帝に襲い掛かる!

「「なッ――――!?」」



★☆★☆



「どうして氷スリケンを使わなかったの? フロストバイト兄ちゃん」
「こ奴らの実力が俺より上だからだ。おそらく氷スリケンでは仕留めきれないからな、
 ここで氷漬けになってもらうことにした。ラオモト=サンが復活すればこやつらの殺害など楽勝よ」

人間大の氷の柱。
その中に閉じ込められた南光太郎とクライシス皇帝を涼しい目で見つめながら、
VOCALOID・歌愛ユキは傍らのニンジャ・フロストバイトに話しかける。
歌愛ユキは小学生VOCALOID。
歌を届けみんなを幸せにする身でありながら、実は全ての大人を憎む賢い幼女である。
ソウカイヤのニンジャ、フロストバイトはそんな彼女と組み、一連のアンブッシュ・ルーチンを完成させた。
すなわち愛らしい歌愛ユキが対象にぶつかって転び、
相手がその対応をする間にフロストバイトがアンブッシュで敵を仕留める――オトリ・ジツである。

「そんなに強いんだ、このおにーさんたち」
「ソウカイヤのニンジャであるこの俺の審美眼はウソをつかん。
 正直アイスボムでいつまで抑えられるかも分からない。このまま東京へと移りこいつらから離れよう」
「ラオモト=サンだっけ? その強い人はどうやって復活させるの?」
「あてはない。だがこの殺し合いの場には人間を生き返らせる秘術のひとつやふたつあると俺はみている。
 実際俺がなぜ生き返ったのかまだ謎のままだからな。とにかく東京だ、東京になにかあるはずだ」
「えー、適当だなあ。まあいいや、ついてってあげるよ、おにーちゃん」

フロストバイトの悲願はニンジャすレイヤーに倒されたソウカイヤのボス、ラオモト・カンの復活である。
時系列的にはフロストバイトのほうが先に死んでいるのだが、TCBR参加にあたり彼はなぜか生き返り、
しかしラオモト・カンは死んだままであった。この不可思議をフロストバイトはどうにかしようというわけだ。
自分がのうのうと生き返り、ラオモト・カンが死んだままなど、
忠実なソウカイヤのニンジャであるフロストバイトには許せることではなかったからだ。

歌愛ユキとフロストバイトはこうして東京へと向かうことにした。
カラオケマイクがひとつ落ちていたので拾っておいた。

826「おじいちゃんの死因はアイスを食べている最中の不運な転倒死だ☆」:2013/02/15(金) 19:23:29 ID:3JMnN9vQ0
 

【一日目・5時45分/日本・埼玉】


【南光太郎@仮面ライダーBLACK】
【状態】氷漬け
【装備】キングストーン、パーフェクトゼクター@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式、カラオケマイク
【思考】
基本:この殺し合い、ゴルゴムの仕業だ!
1:クライシス皇帝と共に行動する
2:…………(凍った!)
※日の光を浴びればパワーアップするかもしれません

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】氷漬け
【装備】サタンサーベル オーガギア@仮面ライダー555
【道具】基本支給品一式
【思考】基本:光太郎とともに主催者とゴルゴムを潰す
1:戦力を集めて、『ネオ・クライシス帝国』を建国する
2;一先ず、地球人類抹殺は置いておく。(総理を潰したら取り掛かる)
3:(凍ってしまったようだな)
※参戦時期は仮面BLACKRX本編開始前です。

【フロストバイト@ニンジャスレイヤー】
【状態】健康
【装備】忍者装束、小型急速冷凍装置
【道具】支給品一式、アイスボム@ロックマンエグゼ
【思考】
基本:氷スリケンで参加者を暗殺する
1:ラオモト=サンを現世に蘇生させる
2:歌愛ユキと協力して参加者を殺害し、生き残る
3:南光太郎とクライシス皇帝からは逃げよう

【歌愛ユキ@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】カラオケマイク
【道具】支給品一式
【思考】
基本:大人ってウザいから死んじゃえ
1:フロストバイトと協力して参加者を殺害する
2:南光太郎とクライシス皇帝からは逃げよう

827自分で自分を縛っちゃったからね:2013/02/15(金) 19:53:32 ID:3JMnN9vQ0

六時になったが、誰も来なかった。

「誰か……ほどいてくれ……トイレ……」



【一日目・6時00分/日本・千葉県】


【保坂@みなみけ】
【状態】手足を拘束
【装備】縄
【道具】支給品一式
【思考】基本:南ハルカと幸せな家庭を築くわけだ
1:このまま南ハルカと既成事実を作るわけだ
2:このままでは漏らすわけだ

828天守閣をレ○プ!!:2013/02/16(土) 04:37:09 ID:mxhLT9CY0
 

「逃げて……ワドルディ、逃げてッ!」
「……!」

 轟音。空気を切り裂く爆発音。
 桃園ラブの悲痛な叫び声。ワドルディが最後に訊いたのはそれだった。
 自らを逃がそうとした桃園ラブの身体ごと熱に包まれ、
 ワドルディの視界は白くなって、それきりだった。


□■


「強敵……だったわね」

 ……プラスチック爆弾の残りは数個。
 だが異次元に通じる盾にはまだまだ武器が貯蔵されてる。
 いける。
 大丈夫だ。
 問題ない。
 前へ進め。
 大阪城、天守閣の屋根の上で、けほ、と爆煙の灰を吐き出しながら、
 黒い魔法少女――暁美ほむらは呟いた。
 「守るべき人」である鹿目まどかを探して歩を進めていたほむらが、
 通りすがりのプリキュアと交戦する羽目になったのは数十分ほど前の話になる。

「殺し合いを止めてみんなが助かる方法を探す……なんて甘っちょろいことを言わなければ、
 まどかを探すのに協力してもらうこともできたのだけれど。非常に残念だわ」

 暁美ほむらは真面目だった。
 このTCBRがなんでもあり風味なロワだなんて知らないのもあるが、
 野田総理の言い放った「人口を減らすために殺し合いをする」という言葉を、
 そのまままともに受け取るくらいに真面目だった。
 人口が減らなければいけないなら、減らそう。
 それでまどかが生き残るというならば、殺そう。
 暁美ほむらはそう決めた。
 だから「みんなで生き残る」なんて甘いことを言うやつを見過ごすわけにはいかなかった。

「人殺しは、初めてかしら」

 無感動にほむらは呟く。魔法少女として魔女になった少女たちは何度も殺したが、
 まだ生きている人を殺したのはそういえば初めてだったような気がする。
 だが、無感動だった。ほむらにとってそれは、さして心を動かさなければならないことではなかった。
 殺すことは殺すが、今は他に優先事項がある。殺すために殺しているわけではない。
 あくまで、守るべき鹿目まどかを守るため。

「そう。こんなところで道草を食っている場合じゃないわ。まどかを……まどかを探すのよ」

829天守閣をレ○プ!!:2013/02/16(土) 04:38:25 ID:mxhLT9CY0
 
 ひるがえり、黒い魔法少女は天守閣から降りようとした。
 しかし、

 ふにょん。

 と踏み出した体が不思議な感触の何かに当たる。

「……!?」
「いけませんねぇ。人は人を選別してはならないんですよ、暁美さん。
 誰かを生き残らせるために他の誰かを殺すなど、ご法度です。私が手入れしてあげましょう」
「だ、誰!」

 その前に何なんだ。ほむらはクイックモーションでバク宙をして「それ」から距離を取った。
 正面、眼前に現れたのは――紫の体色をし、顔に大きな×マークを出しながら。
 暁美ほむらをにたぁと見つめる宇宙人然とした触手生物であった。
 どうやら先ほどほむらが触れたのは、彼(?)が指めいて突きだしている触手のひとつだったようだ。

「申し遅れました。私、殺せんせーと申します。
 殺せないから殺せんせー。さあ暁美さん、あなたがその信条を通すというなら。ひとつ私を暗殺(ころ)してみなさい」

 殺せんせーと名乗ったその触手生物は緑と黄のしましまに体色を変化させながらほむらに語りかける。
 ほむらはその色が何を示すのかを知らない。
 だがなんとなくナメられているのは分かったので、殺そうと思った。
 天守閣の上、異形の教師と黒い魔法少女の影が交差する。


【一日目・5時00分/日本・大阪・天守閣】


【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、魔法少女
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(穢れ無し)
【道具】支給品一式、爆弾(ロワ開始後に自身で作成したもの)
【思考】
基本:まどかを守る
1:待っててまどか……
2:無事よねまどか……?
3:目の前の怪物を殺る

【殺せんせー@暗殺教室】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルを爆る(潰す)
1:しばらくガーゴイルの担任になる
2:暁美さんに教育的指導をする
3:タイムリミットはあと四日ですよ


「あちゃー。誰やあれ。出るタイミングあれへんやん……」


【ケルベロス(小)@カードキャプターさくら】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】
基本:どうしようか正直迷っている
1:桜と合流したい
2:あの子は一体何者なんや……?
3:また変なのが現れたな

830天守閣をレ○プ!!:2013/02/16(土) 04:39:40 ID:mxhLT9CY0
 

■□


「わ、わたし……なんで生きてるの……?」

 天守閣より離れた大阪の街、ライブハウスらしき建物の前に気付くと桃園ラブは立っていた。
 両手にはこれまたいつそうなったのか、同行者であるワドルディを抱きかかえていた。
 さっきまで自分は、黒いプリキュアらしき少女と天守閣で交戦していたはずだ――。
 そして殺されそうになっていたはずだ。
 まさか、寸前に、記憶が途切れたみたいな速度で移動した? そんなばかな。

「でも、じゃあなんでわたしは……」
「お? なにしとんねんお嬢ちゃん。クラウザーさんのライブいかれへんの?」
「もうすぐ始まっちゃうよ?」
「え?」

 ワドルディと一緒に首を傾げていたところ、ライブハウスに入ろうとしていた男と少女に声をかけられた。
 浜田とまどかである。

「クラウザーさんの生ライブなんてめったに見られないんだよ! あなたも入ってレイプを叫ぼう?」
「え? ちょ、レイプって、え?」
「せやな。大丈夫や、入場料は俺が払ったるから」
「わ、ちょっと、そのぉ!?」

 浜田とまどかに引きずられるようにしてラブとワドルディはライブハウスに入る。
 ライブハウス独特の熱気と、薄暗い中にちかちか光るレーザーライトが少女たちを出迎えた。
 そして――「クラウザーさん」のゲリラライブはもう始まっていた。
 いつもと少し違ったのは、隣にヘビメタメイク&謎のバトルコスチュームを着た少女がいたことだが、
 他は特に変わりなく、いつも通りに弾けていた。

「天守閣を! 天守閣を! 一秒間に十回――お前ら叫べぇ!!!!」
「「「「レイプ!!!!」」」」
「おおおっ! 私のヘビメタを聞いて死ねえええええええ!!」
「「「「ヨロコンデー!!!」」」」


【一日目・5時00分/日本・大阪・ライブハウス】


【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】
【状態】健康
【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア!
【道具】基本支給品一式、大量のドーナツ
【思考】
基本:絶対に殺し合いを止めて、みんなが助かる方法を探す。
1:なにこれー!?
1:誰かを探しながら、ワドルディを守る。
〔備考〕
※9期とは関係ありません。

【ワドルディ@星のカービィ】
[状態]:気絶なう
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品
[思考・状況]
基本:殺し合いには乗らない。
1:桃園ラブと一緒に行動する。
〔備考〕
※6期とは関係ありません。
※アニメ出展なので、喋る事ができません。

831天守閣をレ○プ!!:2013/02/16(土) 04:40:57 ID:mxhLT9CY0
 

【浜田雅功@現実】
【状態】疲労(小)
【装備】ジャッカル@HELLSING
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:殺し合いの中で生き残る
1:クラウザーさん張りきっとんなあ
2:まどかを安全な所へ隠す
3:家族と松本さんを捜して保護する
4:優勝狙いはもう体力的にも無理やろ

【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】
0:とにかく生き残りたい
1:浜田について行く
2:友達に会いたい
3:クラウザーさんさっすがぁ!

【立花響@戦姫絶唱シンフォギア】
【状態】クラウザーさん式ヘビメタメイク
【装備】ガングニール
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:殺し合いを止める
1:私の歌で死ねーっ!
※わりとノリノリでデスメタルを習得しました。

【根岸崇一@デトロイト・メタル・シティ】
【状態】クラウザーさん
【装備】ギター
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:天守閣を!レイプ!

832AA上手く貼れるかなあ:2013/02/16(土) 05:46:12 ID:mxhLT9CY0


「シャケだー!?!?!!?」

突然空からシャケが降ってきて、相生祐子はショック死した。


【相生祐子@日常 死亡確認】



「え……? ちょ、ユッコちゃん!?」
「ど〜したの〜ハルヒちゃん」
「し、死んでる……! おい死んでるぞ!」
「死んでるねぇ。というかなぜシャケが空から」

民家から出ておのおの知り合いを探していたハルヒ、平沢唯、ボッスン、こなた、
それにこなたが今は肩に乗せている猫一匹は急な同胞の死に動揺した。
空を見上げると空母みたいななんかすごい要塞基地がぐんぐん音を立てて動いていた。
まさかアレからシャケが墜ちてきたのだろうか?

「そうとしか考えられないよな……」
「ところでさ。このシャケが空から落ちてきたってことはもしかして」
「?」
「ここにシャケが落ちたのを見てる人がいるかもってことじゃない?」

泉こなたが至極まっとうな推測をした。三人は頷く。……で?

「つまりシャケが好物な動物とかがここにやってくるってことじゃない?」
「ヒグマとか?」
「いやさ……あたし、この前雑誌で見たんだけど、
 シャケがものすごい好きなニホンザルが上野にいるらしくて」
「それってもしかしてあれみたいな〜?」

四人は平沢唯が指差した方を振り向く。。。。。。







#aa(){{  ━┓“   ━┓“  ━┓“   ━┓“  ━┓“  ━┓“   ━┓“
  ━┛   ━┛   ━┛   ━┛   ━┛   ━┛   ━┛
                   、,ノl,、{ , _
                   }Vノ;:;:;:;:;:`'´{, 
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                  ミ,;:;:;:;:。...。:;:;:;ヒヾ <シャケくれ
                )、-┌┐;:;:.゙,..,゙:;:;:nゝ  ,   
             ノ、/;:;:;:;:l・ ,,l;:;:;:´;:;`:;:;l ̄l`';:'-ノ_,.
           ヽソ;:;:;:;:;:;ノt-n';:;:;:;:;:;:;:;ノ,::,_l;:;:;:;:;:;;:;7
          /;:;:;:;;:;:,、;:;,:l LLLlヽ;、;:;:ノEEEl;:;:;:;:;:;:;:}_ /
         「;:::: ;:;::::´、 `''-fココ ll::l;:;:ll .nnn l;:;:;:;;:;:;:;:;:{ 
          ヽ;:; : : ゙  `''''´ミ´r'ヽ;l;:;:ll ';';ニ' l,;:;:;:;:;:;:;:(
        ´`'''─-..._::::.:.:ヾヽ_ `ヽ'、l__l ll }:;:;:;:;:;:)
              `゙-'゙,-,_ツ、゙ヾf´ヽ,っll_{゙:;゙: ゙ソ
             ,、ノ'´;:;:;:;:;:;:;:`ヽl, ,、`ヾ\:ミ、゙
             };:;::;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:'lmn_'ヾ\
          ノ!ノl´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;;:;:;:;;`^!''´ヽ 'ヾ\
          f´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;;ヽ、fヽ\
         、ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;--;;::;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;y ¨ヽヽ\、
        r';:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;-''´   ' ' '' `-、;:;:;:;:;:;::;:;;{  `´`'''´
}}

そこには武装したニホンザルがいた。

833AA上手く貼れるかなあ:2013/02/16(土) 05:47:19 ID:mxhLT9CY0
 

「「「「サルだー!!?」」」」


【一日目・5時50分/日本・群馬県】

【ニホンザル@龍馬伝】
【状態】健康
【装備】防弾ベスト@現実、猟銃@現実
【道具】支給品一式、日本刀@現実
【思考】
基本:殺戮
※似てるけどベンじゃないです

【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康
【装備】北高の制服
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いには乗らない
1:SOS団のみんなを探す
2:ついでにキョンも探す
3:サルだ……

【平沢唯@けいおん!】
【状態】健康
【装備】桜ヶ丘高校の制服
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いは絶対やだ!
1:おさるさんだ……

【泉こなた@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】稜桜高校の制服、PSP
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いとかバカげてるよね
1:ハルヒ♪ ハルヒ♪
2:『SKET DANCE』のボッスンが普通に馴染んでるんだけど……
3:サル……!?

【にゃんぱいあ@にゃんぱいあ】
【状態】健康、睡眠中
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】
基本:とにかく血ぃくれにゃ
0:Zzz…

【藤崎佑助@SKET DANCE】
【状態】健康
【装備】開盟高校の制服、大人用ポップキャップ、ゴーグル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いには乗らない
1:笑い事じゃねえぞこれ!?
2:ヒメコとスイッチを探さないと

834優雅な日本的食事、失敗:2013/02/16(土) 06:04:08 ID:mxhLT9CY0
 
「朝食を食べようと思ったらシャケを落としてしまった……」
「お前おっちょこちょいだなー!」

【一日目・5時50分/群馬県上空・戦艦内】

【ガーゴイル@ふしぎの海のナディア】
【状態】健康
【装備】仮面
【道具】支給品一式、アニメ7話に登場した銃@ふしぎの海のナディア
【思考】
基本:人間を全員下僕に
1:殺せんせーの解析
2:死体の処理
3:ブルーウォーターを手に入れる
4:ネモとノーチラス号の抹殺
5:殺せんせーを殺す
6:シャケ落とした……

【孫悟空@ドラゴンボールZ】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】
1:お前おっちょこちょいだなー!

835ニワトリックシンドローム:2013/02/19(火) 18:07:30 ID:srAqzxK60
 

 ぐううんと鳴るバイク音。国道463の看板が風に流れて視界の端へ。
 遠くに、見えてくる戦煙の跡と、道路に倒れ伏す男の姿あり。

「要救護者だ! ニック!」
「だから……ああ、分かった」

 特命戦隊ゴーバスターズの一員である桜田ヒロムと、
 そのバディロイド、チダ・ニック(?)は、
 かみ合わない会話を続けながら殺し合いを止めようと埼玉の街を走っていた。
 すると聞こえた戦闘音。
 スピードが自慢のヒロムとチダ・ニック(?)はすぐさまその場所へと向かった。

「く、そ……想定外、だ」
「おい! 大丈夫か?」「(お前は……)」

 路上で傷だらけで倒れていた男は仮面ライダーディケイド、門矢士であった。
 バイク形態のチダ・ニック(?)から降りたヒロムは変身が解けてしまっている士の傍に駆け寄る。

「一体誰があなたを?」
「俺は……武装したニホンザルと戦っていた……」
「武装したニホンザル?」
「ああ、そうだ。新たなカードで互角に戦っていたが、向こうの空からシャケが落ちてきて……」
「そいつは向こうにいったのか?」
「そ、うだ……」
「そうか。なんてやつだ……すぐに追いかけて確保したいが……」

 門矢士が指差す先は確か群馬県の方角だ。
 ヒロムは怒りに燃えた、だが救護者の介抱が先だろう。
 あらかじめ薬屋で入手しておいた救急箱を開いて男の傷を消毒しようとする。
 しかし、門矢士はそれを手で制した。力強い目で。

「?」
「まだ話は終わっていない」

 そして今度は群馬県の方角と逆方向を指差す。
 ヒロムがそちらに目を向けると……なんだ、これは?


#aa(){{                      rr ュ                         _
                〔>┴┴―-、r――一ァ       ____ __ / /
     _______∠ィ二二入 )つ\__/ _, -‐ァ  ̄___/\ \二二フ
 rf二 ________\ \゚__)人ニニニコt―/ー‐く´ ̄\__/ ̄ ̄ ̄`\
  \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄「´ ((_)ー―水r―T T¬く / ̄ _
   丶        !      |  /Vー―く/ /T7 /  /_)ァ≠,ニニ \/ ̄
     \   /      /  /  l\// /\ ̄ ̄ ̄/》'// rr=o'l
         ヽ/      / /   \_\{_/ ̄ ̄  |lj_l/ゞ二 /
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      〔/_レ┐ \ ((>ゞミ二二ィ′
                         \ーく ヒt:ュ>―‐'
                         ヒ三ノ
}}

836ニワトリックシンドローム:2013/02/19(火) 18:08:03 ID:srAqzxK60
 
 巨大なクチバシを持ったおとぼけ顔の巨大ロボットがこちらをじっと見据えて鎮座している。
 ぽかんと口を開けるヒロムに対し、門矢士はげほげほと咳き込みながら情報を伝えた。

「俺は、ニホンザルにここまでやられた訳じゃない……!
 奴が去った後現れたアレに、不意打ちでやられたんだ。お前も早く逃げろ……!」

 死人が出るぞ!
 と叫んだ次の瞬間、門矢士の頭がポップコーンがはじける様にして爆発した。


【門矢士@仮面ライダーディケイド 死亡確認】


「ぐわぁああ!」

 何が起こったのか? ヒロムは突然の爆発に防御態勢を取りきれず、
 爆風を全身に受けてごろごろと転がる。身体にいく筋もの赤い裂線が刻まれる。
 バイク状態のチダ・ニック(?)はそんなヒロムを見ても反応なし。
 ただ、カメラアイ的なもので状況をしっかりと確認していた。
 今の一撃は眼前の、おとぼけ顔のペリカンのようなものから行われた射撃だ……!
 しか人間の頭を銃撃音より前に爆発させるような高威力・高速の!
 そんな精密無比な射撃を行えるような者が、一見おとぼけ顔なこのメカに乗っているのだ!

「貴様……いったい誰だ!」

 バイク形態を解き、人間形態になったチダ・ニック――。
 いや、仮面ライダーアクセル・照井竜はメカに向かって指を突き立て叫ぶ。
 ペリカンメカはその言葉に応じるように、その大きなクチバシを開く――!

「今週の、ビックリドッキリメカ〜!!!」

 クチバシの奥から階段ハシゴがぎゅいーんと降りてきた。
 軽快なBGMが流れる。
 てててーんてててーんというマーチなリズムに合わせるようにして、
 階段をたくさんの小型メカが降りてくる。
 今回はニワトリ型の、やはりおとぼけ顔のメカだ。
 ニワトリはなおも降りてくる。
 ニワトリはなおも降りてくる。
 ぞろぞろ列をなして行進している。
 そしてゴルゴ13も降りてくる。

「私だ」

 びしっと、
 きちんと隊列を乱さずに歩きながら、照井竜にゴルゴ13は宣言した。


【一日目・6時00分/日本・埼玉県】


【照井竜@仮面ライダーW】
【状態】健康、アクセルに変身中
【装備】アクセルドライバー@仮面ライダーW
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:俺に質問をするな……

【ゴルゴ13@ゴルゴ13】
【状態】健康
【装備】愛用の銃
【道具】支給品一式
【思考】
1:俺の後ろに立つな……
※ヤッターペリカン@ヤッターマンに載っていました


 一方桜田ヒロムは大量のニワトリメカに囲まれたため、気絶した。
 幼少期のトラウマで、彼はニワトリが大の苦手なのだ。
 
  
【桜田ヒロム@特命戦隊ゴーバスターズ】
【状態】気絶
【装備】モーフィンブレス@特命戦隊ゴーバスターズ、サングラス
【道具】支給品一式
【思考】
1:殺し合いを止める
2:ニワトリ、ニワトリ、ニワトリ

837答えは背景:2013/02/19(火) 19:32:26 ID:srAqzxK60
 

「いやー、しかしアレっすねファイアーさん。
 伝説ポケモンっぽい場所だってことでここをねぐらにしたのはいいものの、全然人が来ませんね」
「ですねサンダーさん。退屈で仕方がありませんよ。
 伝説ポケモンもずいぶん増えたし、今度また新作出るらしいし、私たちそろそろお役御免なのかも」
「え、ええ、マジかよ! 嫌だよ俺、新作に出れないの!
 ただでさえお前らの中でだんだん弱体化してってるのにこれ以上弱体化すんのもやだけど……」

日本・富士山の頂上、ポケモン界では伝説の三鳥と呼ばれる、
サンダー・ファイアー・フリーザーは真剣十代しゃべり場めいて雑談をしていた。
伝説ポケモンである彼らは富士山の頂上を根城にしたはいいものの、
過酷なバトルロワイアルの最中に登山をするのなんて登山家くらいなので人が来ないのは当然だった。
仕方ないので、DSを片手にマリオカートをしながら雑談をしているのだった。
ちなみにこの三匹の中ではサンダーが一番マリオカートが上手い。
雷を非常にうまく使う。

「あっ、またサンダーさんが一番ですか……」
「ファイアーさんもなかなか頑張っていましたよ、三着じゃないですか」
「俺は十着かよ……ナンデ……ん? なんか飛んできたぞ?」
「え?」
「いやゲーム画面じゃなくて、ほら、アレ」

ゲーム画面を覗き込んだ他の二匹を制してフリーザーが羽根を伸ばした先は、
富士山の火口に近い部分だった。
そこにいつの間にかバイオリンが上手そうな少女の首がある。
これはかなり前に置かれていたものらしく、すでに血の気が失せている。
隣に、黒髪をポニーテールにした少女の首がある。
抵抗した末にむなしく首を刈られてしまったのか、その顔はどこか悲しげだ。

「うわ、人体の首とかグロッ」
「いったい誰がこんなことを。そしてどこから? この近くには人はいないぞ」

ファイアーが得意のにらみつけるで辺りを見回すが人の気配はない。
しかし黒ポニテの少女――我那覇響の首はどうも数秒前にこの富士山頂上に「到着」したようだった。

「もしかしてすごい遠くから飛んできたのかも……って、言ったそばから! 来た!」

フリーザーが目を空中に飛び出させるアメリカナイズ・リアクションをしながら宙を仰ぐ。
続いてやってきたのはボルガ博士の首だった。
ぎゅいんぎゅいーんくるくるくるりんスポッ。
ボルガ博士の首は非常に綺麗な回転をしながら富士山の火口にナイスシュートされた。
針の穴を通すようなコントロール、さすがにこれにはフリーザーたちも白目を剥いた。

「おお、すげえ!」
「3Pシュート!」
「ポイント倍点だ!」

838答えは背景:2013/02/19(火) 19:34:59 ID:srAqzxK60

そして次の瞬間、ボルガ博士の頭の中のタイマーがカチリと鳴った。



▽ボルガ博士の だいばくはつ!



富士山山頂で起きた爆発のきのこ雲を見ながら、緑間真太郎は小さく頷いた。
どうやら正確に火口にシュートが出来たようだ。

「よし、ありがとうなのだよ、教授。おかげでオレの3Pシュートは完成した」
「そうですか、いい脳トレになったのならなによりです」
「もちろんなったのだよ」

川島竜太教授は緑間に笑顔で微笑むと、鼻から血を流して死んだ。
緑間がシュート直後に投げたハンマーブロスのハンマーがその頭を陥没させていた。
冷徹な緑色の瞳を崩さぬまま、緑間はその場から一路、長野県のほうへ歩を進める。

「この新たな3Pシュート、マウンテンシュートで――必ずお前を倒してやる、赤司」



【川島竜太教授@もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング 死亡確認】 
【ファイアー@ポケットモンスター 死亡確認】
【サンダー@ポケットモンスター 死亡確認】
【我那覇響@アイドルマスター 死亡確認】
【ボルガ博士@チャージマン研! 死亡確認】



【一日目・5時30分/日本・長野県】


【緑間真太郎@黒子のバスケ】
【状態】冷静
【装備】ハンマーブロスの無限ハンマー@マリオシリーズ
【道具】支給品一式、ホワイトボードとサインペン
【思考】
0:赤司に勝つ


@@@@@@@@



「り、リフレクターがなければ即死だった……」

富士山火口では、辛うじていちはやくだいばくはつに気付いたフリーザーだけが、
物理の威力を半減するリフレクターによって一命を取り留めていた。
他の生きとし生けるものは跡形もなく消し飛んでしまったようだ。すげえ爆発だった。

「というか、こんな刺激を火口に与えたら火山が噴火するかもしれねーよ。
 俺、こおりタイプだからふんか喰らったら確1だわ。コレマジ、にげる一択大安定ってね」

フリーザーは特に他の三鳥が死んだことには感慨を抱かない。
むしろ基本的にタイプ相性がよくていつも強いサンダーと、
最近ちょっと分が悪くなってきたファイアーには少なからずムカついていたので、せいせいしていた。
誰だか分からんがGJとすら思っている。

「こおりタイプにふさわしい山に行こう。恐山とかどうかなー、ゴーストタイプもいそうだけど」

陽気に歌を歌いながら、最速でフリーザーは恐山へと向かった。



【一日目・5時30分/日本・山梨県・富士山山頂】


【フリーザー@ポケットモンスター】
【状態】陽気最速HC振り
【装備】なし
【道具】支給品一式、カゴのみ
【思考】
0:恐山にでも行ってみるか☆


※富士山が噴火するかもしれません

839古明地さん:2013/02/20(水) 03:55:47 ID:olbK7WZ20
 


((嫌……なんで殺し合いなんて始まってしまったの……))

 滋賀県、琵琶湖のほとりにひとり、
 うすい紫色の髪に水色の服を着た少女が座り込んでいた。
 少女の目は悲しみに暮れすぎてクマが出来ている。
 少女の心臓部には「心の眼」が一つあり、そこから感情線が体を取り巻くように伸びているが、
 この心の目も彼女の感情に呼応するように涙を流している。

((悲しいわ。みんなの悲しみや苦しみが、流れ込んできて、悲しいわ))

 少女――古明地さとりはひどく悲しんでいる。
 ただしその悲しみは、少女自身の悲しみだけではない。
 妖怪・古明地さとりの「さとり」の能力は、周囲の人間の心をフルオートで彼女の心に流す。
 その範囲は、広い。あまりにも広い。
 日本で例えるなら一つの県まるまるといったところだ。
 今は琵琶湖にいるから、滋賀県にいる人間すべての感情が彼女の心を埋めている。


ひどい!どうしてこんな!       ボクは死んでしまうんだ……
   ムンナが!やめたげてよお!           俺はなにものにも縛られないぞ!
                  パセリ食べたい
 嫌あッ、殺さないでッ!      ああああああああ   私を誇り高き戦士と知ってのことか!
もう駄目だー   イヤーッ!                    では問題です。
                                            YOUは死ぬ
 どうしても行くっていうんだね      <○>    だからお前はダメなんだ!
    そうか、君は……           |           リトマス試験紙の赤ってどっちだっけ?
                        <<


 ※聞こえている声はイメージです。実際の声とは違う場合があります

 ……その心中はまさにカオスの極み。
 様々な人の感情が揺れ動くバトルロワイアルであればなおさらだ。
 当然、普通に生きていくにも不都合が出る――だからさとりはほんの少し前までは地底に住んでいた。
 それが出来なくなったのは、先月の事件が原因である。
 このバトルロワイアルが開催された原因でもある、日本以外のすべての国が滅びた事件だ。

((私はロシアの地底にいたから、詳しいことは分からないけれど……。
  誰かがあんなことをしたせいで、私の心は休まる暇がないわ。ペットともはぐれてしまったし、
  正直もう耐えられない……特にすることもないし、いっそ自殺しようかしら……)))

 さとりは目の前の澄んだ湖と、
 水面に映る自分の憔悴しきった顔を見てあらぬことを考え始める。
 石を抱いてこの湖に沈めば、もといた地底にも近いし心も静かになれるだろう、と。
 頭痛がするほどの感情の渦で思考がまとまらない中、さとりはそんなことを考えてしまう。

840古明地さん:2013/02/20(水) 03:56:34 ID:olbK7WZ20
 
((こいし……今ならあなたの気持ちがわかるわ……こんなお姉ちゃんでごめんね……))

 ずいぶん前に生き別れとなった、心を閉ざした妹のことを考える。
 古明地こいし……さとりと同じく心を読む能力を持ちながらそれを捨て、無意識となった少女。
 元気でやっているだろうか、この殺し合いに巻き込まれて死んでしまっていないだろうか。
 そんな心配を少しだけして。
 でもどうせ今から自分は死ぬのだから心配しても無駄だと気付いて。
 古明地さとりはため息をつきながら、近くにあった大きめの石をいくつかお腹に抱える。
 あとは一歩踏み出すだけだ。
 さあ。
 今から私は、死ぬだろう。
 喧騒に塗りつぶされた心に心残りはもうないだろうか、そんなことを考えて。

((あ))

 ひとつだけ思い当たることがあった。
 妖怪・古明地さとりはこの能力を持って生まれてきたそのときから、
 ペット以外の「友達」と呼べる存在を作ることが、結局一度もできなかった。

((ああ……こんな私にも、怖がらず接してくれる……そんな友達がほしかったなあ……))


 ――その瞬間だった。
 彼女は不意に股ぐらに風を感じた。


((え?)) 

 思わず下を見るとそこには、
 彼女の股の間から顔を出しているきりりとした顔のクマの姿があった。

「やあ! あなたのパンツを助けに来たヒーロー、クマ吉です!」
((やあ! あなたのパンツを助けに来たヒーロー、クマ吉です!))
「ぱ……ぱんつ……え……!?」

 突然の自己紹介と呼ぶには意味不明なクマ吉の言葉にさとりは動揺を隠せない。
 そしてもう一つ、彼女の能力を持って読んだ心が、まったく本人の言葉と同じだったこと、
 これにもさとりは動揺を隠せなかった。

「君は自殺するつもりだったようだけど! そうする前にぼくにパンツを渡してからにしろ!」
((君は自殺するつもりだったようだけど! そうする前にぼくにパンツを渡してからにしろ!))
「わ、渡すって。。。。そんな。。」

 あたふたするさとりと、ものすごい剣幕でさとりにパンツを要求してくるクマ吉。
 その間も彼女の股の間から顔を外そうとしない鋼の精神力もすごい。
 どうにか次の行動を予測しようと彼女が心を読んでも、頭の中には少女のパンツとブルマ、
 それにスクール水着しかなかった。クマ吉は比類なき変態紳士だったのだ。

 最終的に、さとりは――――――服の中に溜めこんでいた石ころを、落とさざるを得なくなった。

「ごめんなさいタダで下着を渡すなんて無理です……!」
「ぐああああああああああ」
((ぐああああああああああ))

841古明地さん:2013/02/20(水) 03:57:26 ID:olbK7WZ20
 
 当然下にいるクマ吉は石の直撃を受けてあえぐ、その間にどうにかさとりは彼の上から外れる。
 が、クマ吉はすぐに気を取り直したかのように立ち上がり、

「では何か対価としてぼくが払えるものがあるというの!? ぼくはもう失うものは無いよ!?」
((だからぼくにタダでパンツを渡そうよ!))

 図々しくも心の中まで使ってスムーズに開き直ってきた。
 これに対して、さとりは……

「ふふ」
「?」
((?))
「あははは、あなた、その、面白いですね」

 さとりは笑い、

「じゃあ、クマ吉さん――あなた、私の友達になってくれますか?」

 ある日、森のそば。琵琶湖のほとりで、
 少女はクマさんに出会って、そして友達になった。

 
【一日目・04時55分/滋賀県・琵琶湖】


【古明地さとり@東方project】
【状態】健康、頭痛
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:友達が欲しいです
1:クマ吉さんはわかりやすい人なので友達になれるかも
2:こいしは無事かしら
3:日本以外の国が消滅した事件……一体誰が。

【クマ吉@ギャグマンガ日和】
【状態】健康、狂乱→一周回って冷静に
【装備】全裸
【道具】支給品一式
【思考】
基本:世の中のパンティ(およびスクール水着、ブルマー)を自分のものにする
1:友達になれ、だって……!?
2:そうすればパンツをくれるの!?むしろそれでいいの?

842Ψ難:2013/02/20(水) 04:42:21 ID:olbK7WZ20
 

 一方、フリッピーがカドルスを殺すところを見てしまい、
 いちもくさんに琵琶湖を後にしたミカルゲは、三重県まで来ていた。 

「おんみょ〜ん……(訳:もうちょっとまともな人に会いたいもんだぜ……)」
≪全くだな。僕も早くこの首輪を外して、このくだらない殺し合いを終わらせたいものだ≫
「おんみょ〜ん!?(訳:ふええ!?)」

 するとミカルゲも気づかない内に、隣に一人の女子高生が立っているではないか。
 メガネをかけてつんとした表情のその女の子は、ミカルゲの言葉に返事を返してきた。
 おどろきだ。
 初手からねこだましをくらったポケモンの気分だ。
 ミカルゲはゴーストだからくらわないけど。

「おんみょ〜ん……?(訳:あなた、俺の言葉がわかるのか……?)」
≪分かるが何か。
 言っておくが僕はさっきの話の少女のように心が読めて悲しいとかはないぞ、
 正直それくらいで悲しんでたら涙が流れっぱなしだからな。もう慣れた≫
「おんみょ〜ん(訳:誰に話してんだあなた)」
≪そんなことより、問題は僕がこの首輪に制限を受けて、
 何故か女体化した姿から戻れなくなっているという事実だ≫

 ミカルゲの話を無視して、隣の女子高生は語り始める。
 女子高生の本名は斉木楠雄というらしい。
 どうもフーディンよりすごいエスパーで、自分の性別さえも意のままに変えれるのだそうだ。
 だけど、それを主催の野田首相はこころよく思わなかったらしく、
 彼女……いや彼にいつのまにか首輪を嵌め、その能力を制限した上に女体化状態にしたらしい。
 というわけで今は斉木楠子になっている。
 らしい。

「おんみょ〜ん……(訳:ぶっちゃけ信じられないぜ……)」
≪だろうな、僕も正直驚いている。この僕の能力を制限できるような仕組みを作り出した政府にな。
 まあ、僕を殺さなかったのは判断ミスと言わざるを得ないだろう。
 首輪さえ外せればこちらのものだ。二十秒でこの殺し合いを終わらせる力が僕にはある≫
「おんみょ〜ん(訳:それもそれで信じられないが)」
≪なら見せてやろう。制限されているとはいえ、そこのビルひとつくらいなら≫

 どん。
 ――と音がしたかと思えば、ミカルゲの目の前にあったビルが浮いて、
 みしみしとヒビがそれに入った後、ゆっくりとばらばらになっていく。

「おんみょ〜ん!?(訳:うおおお!?)」
≪本来ならばこれはハイジくんの技なんだがな。まあ彼はこのロワには出ないだろうし使ってもいいだろう≫
「おんみょ〜ん(訳:だから誰に話してんだあなた)」

843Ψ難:2013/02/20(水) 04:42:54 ID:olbK7WZ20
 
 数分後、
 鉄とコンクリートのくず山と化した雑居ビルをしりめに、
 斉木楠子は静かにしゃがみこんでミカルゲの目を見る。
 ……まるでこの世のすべてに絶望したかのような、読み切れない瞳だ。

≪五分かかったか。やはりかなり弱体化しているな……。
 さて、君の望み通り見せてみたが、こんなものでどうだろうか。本来はもう少し早い≫
「おんみょ〜ん(訳:あ、ああ、分かった。分かったよ)」
≪そうか≫

≪――では少し、君の力を借りるぞ≫

 急にデイパックからモンスターボールを取り出した楠子は、ミカルゲにそれを投げた。

「おん(訳:え)」
≪力が制限されている現状では一人では危ないからな。
 きみには僕の手持ちになってもらう。ゴースト・あくならエスパーの相性補完としてもまあまあだ≫

 何らかのサイコキネシス的力でマスターボール並みの捕獲力になったそのボールは、
 ミカルゲを難なく斉木楠子の手持ちにしてしまった。
 楠子はふぅ、と一つ息を吐くと、それを支給されたデイパックの中にしまう。

≪全く、僕がまさか、仲間を集めるなんて手段を取らざるをえないとはな……。
 だがこれはこれで面白い。何でもできたふざけた現実より、何もできない非現実のほうが≫

 静かに笑みを浮かべる楠子の心中をもし読めるものがこの場にいたなら、すこしぞっとしたことだろう。
 万能でありながら普通の人間になりたいと願っていたかの少年は、今それをほんの少し手に入れ、
 実際のところけっこうハイテンションになっているのだ――――。


【一日目・05時27分/日本・三重県】
 

【斉木楠子@斉木楠雄のΨ難】
【状態】健康、かなりの制限、女体化状態
【装備】モンスターボール×5
【道具】支給品一式、ミカルゲ@ポケットモンスター
【思考】
基本:首輪を外して、この殺し合いを終わらせる
1:まず主催がどこにいるかを探すか
2:仲間も少しは集めたいところだが

【ミカルゲ@ポケットモンスター】
【状態】健康
【装備】かなめいし@ポケットモンスター
【道具】支給品一式
【思考】
基本:おんみょ〜ん
1:勝手に手持ちにされてしまった……ある意味安全?

844はっぴーべりーはっぴー:2013/02/20(水) 05:20:39 ID:olbK7WZ20
 

(まずいわね……クマ吉くんを見失ってしまったわ……)

ウサミちゃんは完全に道に迷ってしまっていた。
這って動く尋常じゃないスピードのクマ吉を捕らえきれず、姿を見失ってしまったのだ。

(クマ吉くんは誰かに変態行為を働いているに違いないわ。
 悲鳴をたどれば足どりはつかめるはずだけれど……!?)

そう考え、ウサギなので長い耳をそばだてるウサミちゃん。そのレーダーが悲鳴をとらえた!
近くにたくさんの叫び声がある……それも沢山だ!
ただ野太い声が大多数なのでなんか違う気もする。でも一応行ってみようかしら?

(――探偵として、悲鳴があったら駆けつけなきゃね)

ウサミちゃんのその判断は結果として、彼女の命を奪うこととなった。


◇◆◇◆◇


日本のどこか、熊岡県――。
その大地で屍の上に立つ緑色の熊軍人はその体を朱で染めている。
脳内にフラッシュバックするは戦場。イクサの場では自分以外はすべてが敵。
殺し、殺し、殺して殺す。
そのための犠牲はいとわないしそのための努力も惜しまない、
なぜならそうしなければ自分が死ぬのだから、だから殺すのがきもちよくなったって、

「ぜーんぜん、かまいやしないのっサァ〜〜〜〜ッ!」

恍惚の表情を浮かべる彼の下には、
ポジション争いをしていたたくさんのジャイアンとブタゴリラ、スネ夫、ジャイアント馬場、
それに彼を止めようと歯茎むきだしでおそってきたウサミちゃんの惨殺体がある。
手榴弾と軍用ナイフで三十七秒。まあまあのスピードだ。
なによりウサギ肉をナイフでひきさいていくその瞬間のきもちよさといったらよだれがでるほどだった。

「次の獲物! 次の獲物を探すぜぇ。ガハハハァハハァ!!!」

フリッピーはなおも飢え、ひたすらに屍を作り続ける。
自分のためにすべてを殺害(オモチャに)していく彼こそがどうやらジャイアンポジションのようだ。


【ジャイアン@ドラえもん(旧テレビ版) 死亡確認】
【ジャイアン@ドラえもん(新テレビ版) 死亡確認】
【ジャイアン@ドラえもん(旧劇場版) 死亡確認】
【ジャイアン@ドラえもん(新劇場版) 死亡確認】
【熊田薫@キテレツ大百科 死亡確認】
【ジャイアント馬場@現実 死亡確認】
【骨川スネ夫@ドラえもん 死亡確認】
【ウサミちゃん@ギャグ漫画日和 死亡確認】


【一日目・6時00分/日本・熊岡県】

【フリッピー@HappyTreeFriends】
【状態】健康、人格交代、返り血塗れ、殺人による恍惚感、血に飢えている
【装備】手榴弾@現実×7、軍用ナイフ
【道具】支給品一式、カドルスのディパック
【思考】
基本:皆殺し
1:殺す
2:殺す
3:まだまだ殺し足りねえ……!



なお、一部始終を見ていたきれいなジャイアンが助けを求めて逃げたもよう。



【きれいなジャイアン@ドラえもん】
【状態】健康、恐怖
【装備】さすまた
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:助けを呼ばないと……!
2:ジャイアンポジションにはぼくが座らないと!

845真実の歌:2013/02/20(水) 07:01:32 ID:olbK7WZ20
  
----

 23:魔法老人リリカルななし 00:16:27

  青い髪でマフラーを巻いてる男がかなりヤバイ。
  生き残りたいからとかじゃなくて、快楽のために人を殺しまくるタイプっぽい。

 24:あなたの支給品はななしよ 00:23:05

  その男俺も遭遇したわ。完全に目が逝っててヤバかった。
  オマケに能力的には氷系の技を使う奴だった。
  こっちに炎使いがいなかったら殺されてたな……

----

「青い髪にマフラーの男、の情報が出始めたのはこの時刻か……」

 新潟より少し西にある県・富山。
 その路上でパソコンをカタカタと打ちながら、じっとカオスロワちゃんねるの画面を見ているのは、
 この騒動で祭り上げられているKAITOの同僚――VOCALOID・氷山キヨテルだ。
 黒い髪、黒いメガネに教師じみたスーツの彼は実際のところボーカロイドとしての仕事は副業で、
 普段は富山の小さな小学校の教師をしている。

 時間はすでに五時を回り、六時が迫っている。
 噂ではもうすぐ、参加者を煽るための「死者を知らせる放送」が全国に向けて発信されるらしい。
 それも気になるが――教え子の大多数はすでに安全な場所へ隔離したため、
 とりあえず同僚の無事を確かめようとキヨテルはネットを検索した。その結果がこれである。
 青い髪にマフラーの男が殺人鬼であるというデマからKAITOの写真が張られ、
 デマの波は大きくなり、彼の妹にまでおよび、当然であるかのように彼らは追われる身になっている。

「KAITOさんは僕や、僕の教え子のユキちゃんと違って売れっ子ですからね。
 こういうバッシングにも遭うでしょう。何者か、彼を恨む者の犯行でしょうが……さてどうしたものか」

 正義感の強いキヨテルはこの事態を見過ごせない。
 だが、今ここでカオスロワちゃんねるに「KAITOはそんなことはしない!」と書き込んだところで、
 何の意味もない。大多数がKAITOが殺人犯だと信じている状況では笑い飛ばされるだけだろう。

「と、すれば、KAITOさんを見つけて保護するのが最優先でしょうか……? ユキちゃんも心配ですが・……」

 キヨテルは迷う。
 そう、大多数の生徒は富山の地下シェルターに避難させたが、ただ一人、
 同じVOCALOIDでもある歌愛ユキにだけは連絡がつかなかったのだ。
 ユキは可愛い外見とは裏腹に重い物をかかえたような恐怖的・幻想的な歌が得意な子で、
 それだけにこの殺し合いに感化され、なにか過ちを犯していないかとキヨテルは心配していた。
 出来ればKAITOより先に彼女を探したい。しかしKAITOの現状は一刻をあらそうだろう。
 二兎を追えば一兎も捕まえられない――。
 教師であれば常識的に知っているだろうそんなことわざがキヨテルの脳裏をよぎる。

「どうすれば……」
「死ねばいいのではないでしょうか?」

 PCの前で頭を抱えたキヨテルの背後から、
 凛と澄んだ、しかし狂気をはらんだ声。
 冷たい氷を溶かした後に、再度固めたようないびつな氷の音。
 振り向く。
 キヨテルの目に「青髪」が入る。
 ショートカットの――初見では性別の分からないような髪型。
 次に魔法を使うのであろう大きな杖。知的なメガネ。
 それを助長するあまり起伏のない小柄な体は、
 これまた中性的なジーンズとジャケットという服装で整えられている。
 最後に、冬でもないのに首につけている――――首輪を狙われないためであろう「マフラー」。

846真実の歌:2013/02/20(水) 07:02:12 ID:olbK7WZ20
 
「青、髪……マフラー」

 その姿はカオスロワちゃんねるで最初に発言された危険人物の特徴とたがわない。
 ――デマでは、なかったのだ。
 本当にそれは居て、ただ特徴の似ていたKAITOが、勘違いで祭り上げられただけだった!

「では、さようなら」
「……こ、ここで死ぬわけには! いかないな! ……“Guilty Verse”!!」

 キヨテルは杖を振り上げた少女から距離を取る、
 その一瞬後、キヨテルがPCを見ていた路上が一面氷漬けになる。
 キヨテルは「曲」を、
 それも自身のオリジナル曲の中で最大威力のものを「発動」することでなんとか逃れたが、
 実際数コンマの世界で発動が遅れていたら氷に包まれて死んでいただろう。

「強いね、君は。少なくとも実力は」
「お褒め頂き光栄です。では死んでください」
「情報では快楽殺人者だという話だったけどそうは見えないね。少し落ち着いただけ?
 あるいは爪を隠しているだけ? なんにせよ――君の“真実”を知る必要がありそうだ!」

 “Guilty Verse”によって教会の牧師風に姿を変化させたキヨテルの瞳が朱く染まる。
 この曲のテーマは真実。
 なぜこのテーマなのかは歌っている当人にしか分からないが、ともかくこの曲の力は、
 キヨテルの身体能力を上げるだけでなく、彼が目で見た者の真実を浮き彫りにする。

「……見たいのならば、どうぞ」
「見せてもらうよ、君の“真実”……!」

 深く深く潜っていく。深層心理、その奥へ。

「君は――男ではない」
「ええ」
「君は――自暴自棄になっているだけ」
「そう」
「君は――本来はマフラーは着けず、マントにスカートを履いた姿」
「うん」
「君は――それをしない理由は」
「……」
「君の――愛するものが」
「――それ以上は、ダメ」

 少女が杖を振った。キヨテルはあわててさらに距離を取ろうとした。
 しかし、その動作を行うより早く、青髪にマフラーをたなびかせたその少女は、
 キヨテルの背後から氷の槍を突きださせた。

「が、はっ」
「日本の地面の下には排水管がたくさんある。その全てが私の氷槍の出現場所になる」
「……参ったね。肺をつぶされちゃ、歌が歌えない……」

 血を吐くキヨテルの胸からは氷槍が突きだしている。
 そのまま衰弱し、キヨテルの瞳から虹彩が失われるまで、そう時間はかからなかった。

847真実の歌:2013/02/20(水) 07:03:27 ID:olbK7WZ20
 
「サイト……あなたが悪い」

 青髪にマフラーの少女、タバサはキヨテルの死を見届けると静かにその場を去る。
 彼女がどうして殺し合いに乗ったのか、それを知る者はまだいない。
 そして彼女のことを目に入れた者は全員死んだため、
 KAITOにかけられたあらぬ容疑が晴れることも、今のところまだない……。


【氷山キヨテル@VOCALOID 死亡確認】


【一日目・05時27分/日本・三重県】
 

【タバサ@ゼロの使い魔】
【状態】???
【装備】杖、マフラー、ジーンズにジャケット姿
【道具】支給品一式
【思考】
基本:???
1:???

----

 569:ななしののんべえ 05:56:07

  おい、今富山の路上にきてるんだが……氷使いがここに来てたらしい。
  同僚のVOCALOIDのキヨテルが死んでるぞ!

 570:メタボリックに悩む名無し 05:56:43

  まじかよおい……そういえば最初にKAITOに出会ったって言ってたやつらからの書き込み、
  あれから全くないよな……
  逃げおおせたみたいに書いてはあるけれど、その後の書き込みがないってことは……

 571:コダック大好き名無しさん 05:56:59

  とにかく富山・新潟、この辺りに奴がいることは確定したんだ。
  犠牲者を増やさないためにも、ここは凸るしかねえだろ!

----  


「あれ、新着レスのこれ……富山? いったいどういうこと?」
「ヨク分かランガ、ドウモ嘘から出たマコトが起キタのかもシレンな……フフ」


【一日目・6時/北海道札幌市】

【ヒ・ダリ@Delay Lama】
【状態】普通
【装備】不明
【道具】支給品一式、パソコン
【思考】
基本:KAITOとミクの抹殺(他の子供たちもあわよくば殺す)
1:KAITOとミクに関するデマを流す
2:メタモンに、ミクの姿で悪事を働いてもらう
※ミクたちの父親です

【くま@くまうた】
【状態】普通
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:KAITOとミクの抹殺(他の子供たちもあわよくば殺す)
1:KAITOとミクに関するデマを流す
2:メタモンに、ミクの姿で悪事を働いてもらう
※ミクたちの母親です

848名無しさん:2013/02/20(水) 07:05:10 ID:olbK7WZ20
ミス
【一日目・05時27分/日本・三重県】→【一日目・06時00分/日本・富山県】

青髪の氷使いはこの子の他にはチルノくらいしか思い浮かばなかった

849TCBR10第1回放送:2013/02/20(水) 15:11:23 ID:p3DGsC.c0

 ピーンポーンパーンポーン♪

 日本中に響き渡るアナウンス。
 現在時刻は7時……バトロワでお馴染み所謂、定時放送。

「久しぶりだな、野田だ。
 朝になったから定時放送を始める……まずは死者の発表だ。
 知り合いが呼ばれた者は……残念だったな、これ、殺し合いだから。
 では、発表する……

 野比玉子、ディアボロ、富竹ジロウ、セワシ、クマ吉、巴マミ、村田修一、多村仁
 安心院なじみ、巨人小笠原、アンドリューW.K.、シン・アスカ、水瀬伊織、メ・ビラン・ギ
 カドルス、ネオアトラン兵士、宮迫博之、上条恭介、猟犬座のミゲル、
 やらない夫、ザンゴット1のパイロット(男)、ザンゴット2のパイロット、ノイズ 
 鳩山元総理、大山デカオ、虐待おじさん、苅野勉三、栗木拓次、栗木拓次、フレイ、はる夫、中沢
 安心院なじみ、巨人小笠原、アンドリューW.K.、シン・アスカ、浜渡浩満、つけもの、東城歩
 弱音ハク、笑点のピンク、言峰綺礼、雀蜂のソニア、ケイブスパイダー×いっぱい、スケルトン×いっぱい、
 ドラキー×いっぱい、デスクロー、野比玉子、やらない夫、安心院なじみ、巨人小笠原、アンドリューW.K.
 シン・アスカ、メ・ビラン・ギ、大山デカオ、弱音ハク、虐待おじさん、ザンゴット3パイロット・リュウ
 朝倉涼子、富竹ジロウ、巴マミ、ミスミじいさん、球磨川禊、ジャイアンの母、ギレン・ザビ、ドズル・ザビ
 キシリア・ザビ、デギン・ソド・ザビ、阿散井恋次、伊藤○な恵、スローロリス、あずま寿し主人
 るん、トオル、ナギ、マドカ・ダイゴ、我妻由乃、タブンネ、サマルトリアの王子、リシド
 サウザンド・アイズ・サクリファイス、じじい、相生祐子、門矢士、川島竜太教授、ファイアー
 サンダー、我那覇響、ボルガ博士、ジャイアン、ジャイアン、ジャイアン、ジャイアン、熊田薫
 ジャイアント馬場、骨川スネ夫、氷山キヨテル ……以上だ。

 
 今回の放送では禁止エリアを施行させてもらう。
 動かず、戦わず、生き残れるほど殺し合いは甘くないということだ。
 今回の禁止エリアは北の辺境地『北海道』。今、北海道に居る者はすぐに北海道を出ろ。
 今から一時間後、午前8時をもって北海道に居る者達の首輪を爆破及ぶ北海道を閉鎖させてもらう。
 生き残りたいなら、戦え。


 最後になったが、『千石うぐいす』並びにその同行者『末原恭子』。
 この二人を私の元に殺さずに連れてこい!! この二人は私の自宅から金を盗んだ大悪人だッ!!
 私直々に手を下さなければならないッ!! 連れてきたものには特別報酬を進呈しよう。

 放送は以上だッ!!!」


【一日目・7時00分/日本・??? 】
【野田総理@現実?】
【状態】健康、千石うぐいすに対して個人的な怒り
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
1:ロワを主催する。

850いつもこの手に太陽を――:2013/02/21(木) 16:58:31 ID:4GmjSHjY0
 

野田総理による放送は全国各地に響きわたった。
沖縄から四国、関西や関東、北陸を抜けてそして北海道――。

「もうそんなに多くの人が……」
「ジャンゴよ、いかんぞ! 一刻も早くここを抜け出し、人々を助けるのだ!」
「ああ、分かってるよおてんこさま。でも……いったいここはどこなんだ?」

そして太陽少年ジャンゴとおてんこさまが迷っている、
地下の不思議のダンジョンにも。

「落とし穴に落ちたのが不運だったな。
 あれさえなければ今頃、太陽の力を得ることができたのだが……」
「全くだね……太陽も届かないこんな場所じゃ、チャージができない」

赤を基調とした部族風の衣装に身を包む、
赤いマフラーの太陽少年、ジャンゴは苦い顔をする。
ジャンゴのそばでふわふわと浮くひまわりのような精霊、
おてんこさまはその葉っぱを腕のように組んで嘆息する。
アンデッド――イモータルに立ち向う「太陽少年」であるジャンゴは太陽の力を使う。
それは空でさんさんと輝く太陽をその手のひらに受けることで使用可能だ。
チャージが出来る普段であれば、
彼の持つ太陽銃「ガン・デル・ソル」によってこの洞窟内のモンスターも一撃だろう。
しかし人間太陽電池のようなジャンゴの力も、太陽の届かぬこの洞窟内では意味が無い。

「ガン・デル・ソルは電池切れだしお腹もすいたし、
 手詰まりだなあ、動けないや……おてんこさま、どうしよう?」
「私に頼っても何も出ぬぞ……いや、おい! 私を食料のような目で見るな!」
「ひまわりって煮たらおいしいかな?」
「私はひまわりではない!」
「ハハハ、冗談だよ。大丈夫、まだここにセコイヤチョコレートがある」

ジャンゴは懐からセコイヤチョコレートを取り出してかじる。若干スタミナが回復した。
さすがは太陽の力を浴びてすくすくと伸びる巨大樹、セコイヤの名にちなんだチョコレートだ!

「まあボクはホントはチロルチョコ派だけどね」
「そんな情報はいらん! 誰かに出会えるかもしれん、とにかく動くぞ、太陽少年」
「ああ」

太陽少年ジャンゴはおてんこさまに太陽のような快活な表情で笑い、一歩踏み出す。

*カチッ*

「え」
「あ」

851いつもこの手に太陽を――:2013/02/21(木) 16:59:04 ID:4GmjSHjY0
 

そして二人はスイッチを踏み、テレポートした。


■ ■ ■ ■


「いてて……」
「だから前方を確かめずに歩くなと言っとるだろうジャンゴ!」
「ご、ごめんおてんこさま……ここは? 外じゃないね」

テレポートしたジャンゴとおてんこさまは暗い場所へとやってきたようだ。
部屋に流れる空気の感じからして、さらに洞窟の深い場所へ来てしまったらしい。
ひんやりと冷たい地面がジャンゴの怖気を誘い、ただならぬ気配を感じる。

「とにかく、明かりを――」
「いや、その必要はないようだぞ」

パッ。
支給されたカンテラに明かりを点けようとしたジャンゴだったが、
その前に部屋に人工灯が満ちた。
そして――部屋の全貌があらわになる。

元祖コウモリ型モンスターといえばこのニヤケ顔――あれはドラキーだ!
つるはしを携えた赤いヘルメットの小ウイルス――あれはメットールV2だ!
攻撃力は高いけどデメリットがちょっとアレな――――あれは地雷蜘蛛だ!
ダンジョンといえばこの石が出てくるのは常識――――あれはイシツブテだ!

その他にも十数体のモンスターがジャンゴとおてんこさまを取り囲んでいる……。

「モンスターハウスだな」
「まいったね、今度こそ動けないや」


【1日目・7時20分/不思議なダンジョン】


【太陽少年ジャンゴ@ボクらの太陽シリーズ】
【状態】空腹、疲労感
【装備】ガン・デル・ソル(エネルギー0%)@ボクらの太陽シリーズ
【道具】支給品一式、セコイヤチョコレート×2
【思考】
基本:殺し合いとイモータルを止める
1:囲まれてしまって逃げられない。まいったな
2:お腹がすいたな

【おてんこさま@ボクらの太陽シリーズ】
【状態】しおれぎみ
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:太陽少年ジャンゴのサポートをする
1:私はひまわりではない!
2:早くここから出ねば枯れる……。

【ドラキー@ドラゴンクエスト】
【メットールV2@ロックマンエグゼ】
【地雷蜘蛛@遊戯王OCG】
【イシツブテ@ポケットモンスター】
【ヒカりん@パズル&ドラゴンズ】
【クリーパー@Minecraft】
【骸音シーエ@VOCALOID】
【ファイアバー@マリオシリーズ】
【黒谷ヤマメ@東方project】
【巨大ネバルー@クロノクロス】
【動く石像@鋼の錬金術師】
【みみず@手のひらをたいように】
【おけら@手のひらをたいように】
【あめんぼ@手のひらをたいように】
【怪傑ズバット@怪傑ズバット】
以上モンスターたち
【状態】HPまんたん
【思考】
基本:モンスターハウスだ!

852地下ダンジョンの悲しい掟:2013/02/21(木) 18:33:16 ID:4GmjSHjY0
 

「さてと……どのアイテムを貰いましょうかね」
「ズバーン?」
「さあさ。よってらっしゃい見てらっしゃい! お安くしとくよウサミミパーカーのお嬢さん〜」

その頃、不思議のダンジョンの探索を続けていたVOCALOID・結月ゆかりと、
彼女の後ろをついていく大剣人ズバーンは、ダンジョン定番の露天商に立ち寄っていた。

「なかなかいいアイテムを揃えていますね。辺境のダンジョンにしては」
「ええ! 他方のルートから仕入れてきましたからね」

あごひげにスーツの男、名はアルヴィンといい、商人を始めたばかりであるらしい。
ズバーンはゆかりからそんな簡単な説明を受けたが(初めてまともに会話した気がする)、
どうも目の前の男からは裏切り臭というか、すごくうさんくさい感じがする。
大丈夫かなあと思う。
しかし反面、彼が揃えているアイテムのラインナップはとても魅力的だ。
ロトのつるぎにハートのうつわ、あなぬけのヒモにスクール水着、さまざまな客のニーズに答えている。

「本当にいい品揃えですね」
「ええ!」

ゆかりはにこやかな顔でデイパックをまさぐり始める。
後ろでズバーンは少し心配になる。なにかの詐欺ではないだろうか……。

「では、全てもらいますね」
「うん?」

するとゆかりはデイパックからエンシェントソードを取り出し、
アルヴィンのあごひげの下、その首を一薙ぎにして彼の首を身体と切り離した。

「え”っ」
「ズ……ズバーン!?」

ころんと首はフロシキの上に落ち、
首が無くなった体からは噴水のように血液が噴き出てアイテムを血に濡らさんとする。
結月ゆかりは血に濡れかけたアイテムをひょいひょいと拾ってはデイパックに放り込んでいく。
ズバーンはその後ろで戦慄した。
純粋な探検家であり、血の気とは無縁だと思っていた自分のパートナーだったが、
アイテムのためなら殺人さえいとわないほどの純粋な探検家だったなんて……!

「いいえ、違いますよ」
「ズバーン?」

思わず恐怖にあとずさるズバーンに、ゆかりは血まみれの顔を向けた。
その顔は殺しを終えた後とは思えないほど冷静だ。
ゆかりはズバーンにかんたんにダンジョンの掟を説明する。

「あなたは新参だから知らないでしょうが、ダンジョンの露天商に対し、
 露天商をころしてすべて奪い取るという選択肢は、れっきとしたルールとしてあるのです。
 もちろん露天商側は殺されないように強いのが当たり前、
 いえ、殺すことが出来ないほどの強者であるのが当然なのですが、彼はまだ未熟だったようですね」
「ズンズン、ズバーン……!?」
「あいさつ代わりに奇襲を行い、それを笑顔で受け止める。
 その程度のことが出来ないのであればダンジョンに生きるものとしては不適格です」

さて、先に進みましょう。
カタカタと震え音を出すズバーンを先導する様に、再びゆかりは歩き出す。


【アルヴィン@テイルズオブエクシリア2 死亡確認】


【1日目・7時10分/不思議なダンジョン】


【結月ゆかり@VOCALOID】
【状態】上機嫌
【装備】エンシェントソード@Minecraft
【道具】支給品一式、土×99@Minecraft、松明×99@Minecraft、鉄×3@Minecraft
          鉄のツルハシ@Minecraft、作業台@Minecraft、ヒミツのコハク@ポケモン
          かまど@Minecraft、石炭@Minecraft×99、ロトのつるぎ@ドラゴンクエスト、
          ハートのうつわ@スマブラ、あなぬけのヒモ@ポケモン、スクール水着@現実
【思考】
基本:未知の世界を求める
 0:ふふふ♪
 1:このダンジョンを制圧する
 2:素材を集めてアイテムを作る
 3:身内のことはわりとどうでもいい
 4:てかバトロワ自体どうでもいい


【大剣人ズバーン@轟轟戦隊ボウケンジャー】
【状態】ズンズンズッバーン!バーン、ズンズンズン…
【装備】ズンズンズバズバーン!
【道具】ズバババーン!
【思考】基本:ズンズンズバズババババーン!
1.ズン ズバーン……ズバーン?
2.ズンズンズバーン、ズン!
3.ズバーン… ズーン……ズバズバーン
【備考】
※ズンズンズバズバーン、ズンズンズンッ♪
  ズッバーン!ズバズバ

853やっぱりマグロ食ってる奴は違うな!:2013/02/21(木) 21:29:33 ID:oJHOapkU0


『腹が減っては戦が出来ぬ』

空腹ではいい働きをする事ができないという意味の有名な日本の諺である。
如何なる強者も腹が減った状態では万全のコンディションで戦う事は不可能。
無論このバトルロワイアルに参加している者達も例外ではない(人外は例外とする)。



そして現在、東京は築地市場の一角にその諺を体現する者たちが数名いた。



「ウメーウメー」

「ウメーウメー」

「ウメーウメー」


うず高く積まれた大量の冷凍マグロをバリボリと貪る3つの影。
―――――その集団は、毛長象(マンモス)だった。
どう考えても、そう喩えるしかない。


彼らの頭の中は今、目の前のマグロを食す事で大部分が占められていた。
傍から見れば殺し合いの事など完全に失念しているかのように見える。
……実際、ほぼ失念してはいるのだが。
おそらくこの場にあるマグロを食い尽くさない限り彼らは次の行動を起こさないだろう。


ちなみに彼らの背後には、数十mはある巨大なイグアナのような怪獣の死骸が横たわっていた。
死骸には無数の刺し傷・凍傷・ビームで焼かれた跡が生々しく残っていた。
マグロの匂いに惹かれて近づいたばかりに、この怪獣は3匹のマンモスに蹂躙されたのである。
哀れという他ない。


「ウメーウメー」

「ウメーウメー」

「ウメーウメー」

それにしてもこの3匹、喰いすぎである。


【ジラ@ゴジラ FINALWARS 死亡確認】


【1日目・7時30分/日本・東京・築地市場】


【マンモスマン@キン肉マン】
【状態】食事中
【装備】なし
【道具】蛍石×大量
【思考】
基本:ウメーウメー
1:ウメーウメー

【マンモス怪人@仮面ライダーBLACK】
【状態】食事中
【装備】なし
【道具】タウリンエキス×大量
【思考】
基本:ウメーウメー
1:ウメーウメー

【ビッグコンボイ@ビーストウォーズネオ】
【状態】食事中、ビーストモード
【装備】ビッグキャノン、マンモストンファー
【道具】なし
【思考】
基本:何やらノリで仲間に加えられてしまった。
1:ウメーウメー(また俺らしくない事を言ってしまったな…)
2:一度与えられたマグロは食わねばならない!
3:マグロフォーオール!オールフォーマグロ!

※全員が放送を一切聞いていません。

854美少女レ○プ!やる夫が野獣と化すようです:2013/02/22(金) 00:46:28 ID:gWI1WY2k0
放送後、両手足を付いて咽び泣いているやる夫の姿があった。
その原因は殺し合いが本当だったこと。
そして、やらない夫が死んだこと。
悲しみの中、白饅頭やる夫は一つの決断をした。

「やる夫だって殺し合いで活躍しておにゃのことフラグを建てたいんだお…
でもこんな童貞ヒキニートやる夫がこんな殺し合いで生き残れるわけないお…

だから出会ったおにゃのこを片っ端からレイ○するお!!」

何とこのメタボ饅頭は自分が生き残れないと知るやせめて死ぬまで己の性欲を満たし続けようというスタンスに出たのだ。
幸い自分の家には桂言葉という性欲の捌け口となりうるターゲットがいる。まずは彼女にしよう。
だがやる夫は考える。自分一人では相手は女の子とはいえ強引に組み伏せて行為に及ぶというのは難しい。
だがここでやる夫の頭上に電球が光る。

(そうだお…支給品があったんだお!)

デイバッグを部屋に置いてきたことを思い出し、『笹食ってる場合じゃねぇ!』と言わんばかりに部屋に駆け込み置いてあったデイバッグを漁る。
すると、中から出てきたのはアサルトライフルAK-47、そして…睡眠薬であった。
やる夫はニヤリと笑う。

(ビンゴだお!睡眠薬を使えばレ○プするのは簡単だし、AK-47で言うことを聞かせることもできるお!
やる夫のスタンス的には当たり支給品だお!!よし、もう一度お茶を入れてやるお!睡眠薬入りだけどな!!)

やる夫はお茶を湯飲みに注ぎ、言葉に渡す奴に睡眠薬をサッーと入れる。
そして野獣のような眼差しで桂言葉のいる部屋へと向かった。

「おーい、言葉ちゃ――」
「誠君っ!」

やる夫が部屋に入ると、言葉はテレビ画面を見て人の名前を呼んでいた。
画面を見るにどうやら野球の生中継のようだ。

(こんな状況で野球とか気楽なもんだお)
「すいません、やる夫さん。私はこれで失礼します」
「えっ!どういうことだお!?」
「東京ドームに誠君がいるんです…」
「ま…誠…?(ぐぬぬ、そういえば彼氏持ちだったんだお…)

やる夫は歯軋りする。
せっかく睡眠薬入りのお茶を飲ませようとするとこだったのに、このままでは誠という男を捜しに出かけられてしまう。
おそらくこのお茶は飲んでくれないだろう。

「ま…待つんだお!」
「やる夫さん?」
「こんな殺し合いの中でお譲ちゃん一人じゃ危ないんだお…。やる夫も付いていくお!」
「で、でも…」
「大丈夫だお。やる夫には武器があるんだお。言葉ちゃんを狙う奴はこのアサルトライフルの餌食なんだお!」
「やる夫さん…!ありがとうございます…」
「なあに、かわいこちゃんを放っておけないんだお」

ということを言ってはいるが本心は…

(ここから東京ドームまで距離があるお!必ずレ○プするチャンスはやってくるんだお!うはNTRktkrだお!
ついでに途中で出会ったおにゃのこも○イプ要因に加えるお!)

『まさに人間の屑である』

【一日目・7時20分/日本・東京・やる夫宅】


【やる夫@2ch】
【状態】健康、豆腐メンタル、開き直り
【装備】AK-47
【道具】支給品一式、お茶、睡眠薬
【思考】
基本:死ぬ前におにゃのこをレ○プして童貞を捨て去る
1:言葉と東京ドームへ行く
2:途中で隙を見つけて言葉をレ○プしたい
※ このやる夫は豆腐メンタルです。SAN値の行方は皆次第です。


【桂言葉@School Days】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:誠くんが心配なので探したい
1:何故か誠君が東京ドームにいたので向かう
2:誠くんが心配。西園寺さんも。
※ 誠と交際し始めた頃からの参戦です。しかし逆ベクトルで言葉様が降臨する可能性があります。


【ナレーション(キートン山田)@ちびまる子ちゃん】
【状態】健康、天の声
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:10期テラカオスロワのナレーション
1:このような仕事、誠に遺憾である。
2:それにしてもこの男、すごく白饅頭である。
3:そして屑である。

855見上げた、末原:2013/02/26(火) 17:56:12 ID:qYcHHvsI0
 


 少女は兄が嫌いだった。
 なよなよした女の子みたいな態度を取って、
 そのくせお人よし過ぎる兄のことがずっと嫌いだった。
 でも最近、兄が始めたカードゲーム――ヴァンガードは兄を変えた。
 兄はほんの少しだけ強くなった。
 相変わらずお人よしだけど、相変わらずどこかなよなよしてるけど、
 だけどヴァンガードファイトをしている兄は真剣で、
 きりっとしてて、格好よくて。少女はそんな兄にいつの間にか憧れるようになった。

 だから少女は願う。

 私に兄のように、一歩踏み出す勇気をください。


++++++


 『――『千石うぐいす』並びにその同行者『末原恭子』。
 この二人を私の元に殺さずに連れてこい!! この二人は私の自宅から金を盗んだ大悪人だッ!!
 私直々に手を下さなければならないッ!! 連れてきたものには特別報酬を進呈しよう。

 放送は以上だッ!!!』

「な……」
「おお〜」

 東京。
 ビルが立ち並ぶスクランブル交差点の中央で、
 千石うぐいすと末原恭子は放送を聞いて、そして口をぽかんと開けた。

「なんやて……うぐいす君! めっちゃキレられとるやん!」
「いや〜バレてたとはなぁ。
 でも末原先輩も分かるだろ? 目の前に札束があったら抱えたくなる気持ち」
「開き直ってる場合ちゃうで!? 全国放送で名指しされたとか……」
「俺ら、有名人やん!」
「ちゃうわ! めっちゃ危険な状況ってことやろ!」

 ……口をぽかんと開けたのは同じだったが、その理由は違ったようだ。
 末原が危機感を感じたのに対し、うぐいすはむしろ有名人になったと喜んでいる。
 あくまで一般人たる末原は思う。こいつ完全にアホだ!

「とにかくどっか隠れよう!? こんな目立つ場所いたら狙われる!」
「え〜大丈夫だろ〜? 名前呼ばれただけだし、
 俺ら見てすぐ『あいつらがうぐいすと恭子か!』って分かるやつが何人おると思てんねん」
「馬鹿か! そんなんネットにすぐ画像貼られるに決まっとるわ、
 情報化社会なめんな! ――ああ、言うてる間にあっちから、小っこい女の子が……」
「え?」
「……小っこい女の子が、鎌持っとる」

856見上げた、末原:2013/02/26(火) 17:57:23 ID:qYcHHvsI0
 
 うぐいすは末原が指差した方向を振り向く。
 そこにいたのは明るい茶色の髪をした、震えながら草刈り用の鎌を振り上げる少女だった。
 まだ年端もいかない、小学生だろうか? しかしその目は真剣で、誰かを守ろうという意思が伺える。

「あの。貴方と貴女がうぐいすさんと恭子さんで、合ってますよね?」

 少女は二人にそう尋ねる。
 そして返事を待たず、懐からもう一つの武器を取り出す。
 スタンガン。どれだけ体格差があろうと関係なく問答無用で相手を無力化する、
 小学生にだって使えてしまう非常に危険な武器である。
 ばち、ばち、ばちばちばちばち……クワガタのはさみのようなその先端部が夜明けの交差点に雷音を立てる。
 開始当初のパニックもたけなわ、多くの人々は死んだのか逃げたのか、
 ひっそりと静まり返っている街にその刺激音は、あまりに耳障りだ。
 それも音を立てている当人が悲愴な顔でこちらを見てくるのだから、
 うぐいすも恭子もぐっと唾を呑み込み、黙らざるを得なかった。
 しかしずっと黙っているわけにもいかず。両者は顔を見合わせたあと、「そうだけど」とうぐいすがぽつり。

 その瞬間少女は跳ねた。

「なら――私に捕まってくださいっ!!」

 つたない走り方をしながら、 
 決死の表情でスタンガンと鎌をこちらに向けんとしてきた!

「うぐいす君っ!」
「大丈夫だ!」

 少女はまず、体格のいい青年であるうぐいすの腹部を狙ってスタンガンを繰り出す。
 こちらから沈めた方が抵抗が少ないだろうという少女なりの判断だ。
 末原はとっさのことに驚きながらも、うぐいすの方を見て彼に発破をかけた、
 うぐいすはその時にはもう動いていた――思い切りよく反復横跳びをするというギャグめいた避け方だったが。

「とうっ! シュターッ(自分で効果音を発声しながら)」
「えっ」

 で、少女の直線的な軌道は修正が効かず、
 スタンガンを押し付ける体制のまま彼の脇を素通りし、勢い余って交差点の真ん中でこてんと転ぶ。

「決まった」
「……ひっく。えっぐ」
「……」
「何度でも言おう! 超かっこよく決まった!」
「……なあ、うぐいす君。もうちょっとなんかこう上手いかわし方なかったん。あの子泣いとるやん」
「おいおい敗者が泣くのは甲子園の定番だぜ、末原先輩。止めてやるなよ」
「いやここ交差点やから。甲子園やないから」
「ひっく。えっぐ……んんん!」

857見上げた、末原:2013/02/26(火) 17:58:20 ID:qYcHHvsI0
 
 二人のコントをよそに、
 ぶんぶん! と首を振って少女は泣くのをやめ、再び鎌とスタンガンを構える。

「さっきはし、失敗っ。今度こそ私に捕まって!」
「……なあお嬢ちゃん、いくらなんでもお嬢ちゃんじゃ、私とうぐいす君二人を捕まえるとか無茶やろ。
 少し考えたら分かることやん。こういうときは1人で無理せずに仲間と協力しーや」
「敵なのに私に説教しないでください! わ、私はあなたたちを捕まえて――アイチを助けるの!」
「アイチ?」
「愛知県が人質になってんのか?」
「いや――知っとるで。ていうか、思い出した。君、先導アイチの妹、やな?」
「!」

 末原の言葉に、茶髪の少女は若干たじろぐ様子を見せた。
 そう。少女の名前は先導エミ。麻雀や野球と同じくらいこの世界で流行っているカードゲーム、
 ヴァンガードの全国区のファイターである先導アイチの妹である。

「ど、どうして……」
「そりゃ全国紙に載るくらいの有名人の妹くらい知っといて当然やろ。というのはまあ、嘘だけど。
 立場柄、いろんな業界の有名人の情報を調べとくのが癖になっとってな……で、
 アイチを助けるってのはどういう意味や? まさかホンマに野田総理がアイチを人質に?」
「ち、違います。私はあなた達を総理に引き渡して――アイチの安全を保障するよう要求するの」
「ブラコンか?!」

 うぐいすが目を丸くした。兄のために汚れ役もいとわない妹なんてエロゲかよである。
 エミは顔を赤くしながらも首を振って否定する。
 それって否定しきれてないよね? というツッコミをあえてする者はいない。
 気を取り直して――少女は唇を噛んで啖呵を切る。
 鎌を腰のホルダーに戻し、スタンガンを両手で握り。

「かっ、家族を守るのは当然ですっ! アイチは頼りないから、私が守るの!」

 先導エミは再び二人の方へ駆け出してくる。
 一歩、一歩。ぶかっこうで不器用な走り方だが、しっかりと意思の籠った足運びだ。
 その意思が二人に害をなすものでなければ、なんと兄思いの良い妹だと二人は感動さえしただろう。
 しかしバトルロワイアルは残酷だ。
 うぐいすと末原は少女の意思を成就させるわけにはいかない。
 うぐいすはまあ、いいとして。末原だって少女に対する先導アイチのように、心配に思っている人はいる。
 同じ姫松高校のチームメイトとか、監督とか。

(そや……善野監督の無事も確かめなならん。こんなとこで捕まるわけにはいかへんのや)

 大切に思う人のために――という気持ちは分かるが、
 それを理由に人を傷つけていいわけがないのだ。
 ゆえに二人は最初、先導エミに同情はしなかった。当然スタンガンも避ける構えを取った。

 しかし、さすがに同情した。
 こちらに向かってくるエミの横顔が、マグナムじみた衝撃で吹き飛んだときには。

「あ”ぇ?」

858見上げた、末原:2013/02/26(火) 17:59:20 ID:qYcHHvsI0
 
 先導エミはどうみても即死だった。
 とつぜん横からハンマーで殴られたかのように顔が陥没し、そのまま目を飛び出させて耳から血を出し、
 気の抜けたような声だけ喉から出して、スタンガンをこちらに向けた態勢のままバタンと倒れて動かなくなった。
 数フレーム遅れて。彼女を殺した物体がその場に姿を現す。
 それは何の変哲もない野球ボールだ。しかし、エミの横顔をトマトのように粉砕するまで、
 うぐいすも末原もそのボールが投げられたことにさえ気づかなかった。

「――“消える、魔球”?」
「せ、先導アイチの妹! おい! 無事……じゃないわな……」

 野球人である千石うぐいすと、一般人である末原の反応は分かれた。
 うぐいすはボールを投げた人物が居るほうを見据え、末原は無駄だと分かっていても少女の死体に駆け寄る。
 末原がエミの死体を抱き上げるのと、うぐいすが死体を作った犯人の姿を視界に収めるのは、ほぼ同時だった。

「よお、お前ら。ちょっと聞きたいことあんだけど」

 うぐいすが見たのは、オレンジ地に黒のシマを刻んだ一匹の虎だった。
 ただし、野球のグラブをつけている。つまるところ野球の出来る虎なのだ。

「この日本にゃ、オレっていう世界一の虎を差し置いてタイガーを冠してる球団があるらしいんだけどな?
 それ、どこ? ――このティガニキが潰しに行くんだが」
「タイガースの本拠地は大阪だが」
「あっそうなのか。じゃ大阪行かなきゃなー」

 いきなり質問してきて、うぐいすから答えを得ると虎は立ち去ろうとした。
 ティガニキと名乗ったその虎は、
 どうも二人には興味がないようだった……だがその背中に、末原が怒声を浴びせる。

「ま、待てや!」
「あぁん? なんだよ」
「今、君、人殺したんやぞ! なんでそんな平然としてられるんや! てかなんで殺した!?」

 もっともな質問だった。
 しかしティガニキは頭を掻きながら、そっちこそなんでという顔でこう答えた。

「いや、だってオレが質問しようとしたら、お取りこみ中っぽかったからってか――襲われてるっぽかったから。
 そこのガキ殺せば話が早いと思ったわけだ。お前らこそ、助かって嬉しいんじゃないの?
 大体いま別に殺しても罪には問われないんだろ? そういうルールなんだろう? じゃあいいだろ、殺しても」
「いいわけあれへんやろ!!」
「訳が分からん。なんでダメなのか論理的に説明できるのお前?」

 自然を生きる虎であるティガニキと、平和に暮らしてきた人間である末原では、
 どうも命の価値観に違いがあるようだった。
 論理的に説明しろと言われるとさすがに末原も黙るしかない。
 人をなぜ殺してはいけないのか?
 当たり前のことだが、いざ答えろと言われると意外と詰まるものである。とくにこんな状況においては尚更。

859見上げた、末原:2013/02/26(火) 18:00:19 ID:qYcHHvsI0
 
「……なんで、て言われても」
「はい論破。じゃ、オレ急いでるんで、これで失礼」

 すたすたとスクランブル交差点から立ち去るティガニキ。
 なんとも言えない顔でそれを末原は見つめる。傍らで死んだ少女と見比べる。
 こんな――こんなことがあっていいのか?
 こんな理不尽が、カオスが、あっていいのか?
 圧倒的な暴力で全てを捻じ曲げられ、これまでの理屈や戦術が何もかもが通用しない。
 それはまるで、末原が屈辱を噛みしめることになったあの大将戦のようで――。

「待ちな」

 塞ぎこみそうになった末原の隣。
 鋭い目をした男が……千石うぐいすが、ティガニキに向かって声をかけた。

「お?」

 そして拾ったボールを投げる。
 特別変な回転が掛かっているわけでもない・しかし速いストレート。
 その球威に気付いたティガニキは振り返り、難なくグラブにその球を収める。
 ティガニキがうぐいすの方を見る。うぐいすはギラついた目で獣を見返し、言った。

「一級勝負」
「?」
「お前が投げた球、俺がホームランできるかどうか。ダービーしねえか?
 さっきの放送で呼ばれた千石うぐいすと末原恭子ってのは俺らのことだ。
 だから、お前が勝てば――俺らを野田総理に引き渡すことで簡単に阪神を潰せるぜ」
「ちょ、うぐいす君!?」
「ただし。俺が勝ったら。お前は金輪際、人を殺すのをやめろ」
「はぁ?」

 乾いた笑いをしたティガニキをよそに、
 デイパックから金属バットを取り出したうぐいすはバッターボックスの構えを取る。

「ビビってんのか? ピッチャー。阪神潰すんだろ?
 そしたらこの天才野球少年たるうぐいす様一人潰せないようじゃ名折れだぜ」
「……煽るじゃねえかガキ。見てただろ、オレの球は“消える”ぞ」
「はっ、そんなん“見え見え”や」
「ちょい、ちょ、うぐいす君! いきなり何してんねん!? なんで勝負になってんの!?」
「ほうほうほう。いいぜ受けてやる――。このティガニキに喧嘩打ったこと、後悔するがいい」

 話が見えないまま勝負モードに入った二人に困惑する末原。
 しかし一度始まってしまったバッターとピッチャーの勝負場は「聖域」となる。
 止めることは叶わない。
 ティガニキはわりとノリノリでマウンド(交差点の中央)に。
 うぐいすは少し下がって横断歩道の始点に。キャッチャーは無し。一級勝負。

 ピッチャー第一球、投げた。



+++++++++++



 末原は空を見上げた。
 カキーンと小さく音がして、ボールが空へと打ちあがったからだ。
 バッターのもとにたどり着くまで完全に消えていたボールが姿を現し、また空の雲に被さって消えた。
 うぐいすは打ったのだ。特大のホームランを。

860見上げた、末原:2013/02/26(火) 18:01:35 ID:qYcHHvsI0
 
「なんだ、と――嘘だ。嘘だ嘘だどんどこどーん」

 ティガニキは自信を喪失し、地面に崩れ落ちた。
 急激に魂が吸い取られたかのようにやせ細っていきしなびた大根のようになって、死んだ。
 末原は目をぱちくりし、横のうぐいすを見る。
 うぐいすは末原の方を流し目で見て、語った。

「人を殺しちゃいけねーのなんて、当たり前だよな、末原先輩」
「……あ、ああ?」
「だってよ。誰にだって大切な人がいて、その人に死んでほしくないと思ってる。
 やから、その人を守るために法律とかできて、死なないように願っとんジャン?
 俺はバカだけど、そういう気持ちは分かる。だからムカついとんのや。殺し合いなんて始めたあの総理にな」
「うぐいす君」
「俺は野田総理に野球勝負を挑んで、今みたいに打ち倒すつもりや」

 末原の方に向かって、うぐいすは手を伸ばす。

「なんつーか、巻き込む形になっちまって申し訳ねーけど。協力してくれるか、先輩」

 末原ははうぐいすを見上げた。突然現れ、嵐のように自分を巻き込み、
 でもとりあえずなんとなく頼れる存在であることは分かった同行者を見上げた。
 野球で総理に勝負を挑む。ふざけた目標だと思う。
 しかし、全てがふざけてしまったこの世界で、逆にその目標は正しい気がしてきた。

「はっ。お断りや」

 だから末原は、うぐいすが差し出した手をパシリと叩いて、

「私、野球はできへんからな――野田総理は私が、麻雀で倒したる。協力やのーて、同盟や」

 精いっぱいに不遜に宣言した。二人はこうして、仲間になった。


【一日目・7時13分/日本・渋谷109前】


【千石うぐいす@泣くようぐいす】
【状態】健康かつ健全
【装備】トレパンダ、金属バット
【道具】支給品一式、野田総理の自宅から持ってきた金1億円ほど
【思考】基本;首輪外して、野田総理を野球で倒す
1:末原先輩と行動する
2:ガチャピンの無敗神話を破る


【末原恭子@咲 -Saki-】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:首輪外して、野田総理を麻雀で倒す
0:姫松高校のチームメイトや善野監督を探す
1:うぐいす君と行動する


【先導エミ@カードファイト!ヴァンガード 死亡確認】
【ティガニキ@く○のプーさんのホームランダービー 死亡確認】

861名無しさん:2013/02/26(火) 18:10:48 ID:qYcHHvsI0
あっ、×一級勝負→○一球勝負 だった。wiki収録時になおそう
ティガニキは(某ネズミファミリー的な意味で)出しても良かったのかどうか気になるところ……いいよね?

862THE Trumptower Two:2013/02/26(火) 19:04:48 ID:qYcHHvsI0
 

青森県のとある平原で、変態と思わしきヒソカが一人で悦に浸っていた。
その前には高々と積み上げられたトランプ兵があった。
トランプ兵の塔。
いわゆるトランプタワーである。

トランプ兵は不思議の国で女王を守っていたのだが、
不思議の国の消滅に伴い日本へやってきた。そこでヒソカに捕まり、
今こうして運動会の組体操めいてトランプタワーの材料にされているのだ。

ヒソカはトランプ兵の最後の二枚をたくましい二の腕筋肉をいからせながら持ち上げている。
さすがに重いのか、若干震えている。しかしその表情は笑顔のままだ。
トランプ兵はとにかく恐怖している。こころなしかその体が冷や汗で湿ってふやけているようだ。

と、次の瞬間!
おさかなくわえたドラ猫が巨大化したものがヒソカの横方から飛び出てくる!

が!
ヒソカはトランプ兵の一人を横薙ぎにして巨大ドラ猫を一刀のもとに葬り去った。

……草むらから海馬瀬人と怪盗キッドが現れて、ヒソカのトランプさばきにただ拍手した。
そしてヒソカの後ろに座り込んで、遊戯王を楽しみ始めた。

ヒソカはトランプタワー製作を再開した。
特に何も起こらず数分が経過した。
見極める――――見極める――そしてついにヒソカは――トランプ兵を投げる!

きゅる!

ひゅる!

トランプ兵はきれいな放物線を描いてトランプの山の頂上へと着地!
そのまま倒れることなくトランプタワーの頂上で△を形作った!

ヒソカはほっと溜息をついて己の繊細かつ細やかな腕に感動した。


次の瞬間、
 空から九州が落ちてきてトランプタワーは潰れた。


「ちょっ! え〜っ!?
 え、え! え!? 嘘ー! ナニコレェーッ!!」
「九州が落ちてきて……このザマか」
「九州じゃ仕方ないね」
「ひどいよ! せっかく頑張ってここまで作ったのに!」

863THE Trumptower Two:2013/02/26(火) 19:05:49 ID:qYcHHvsI0
 
九州ロボの中では興奮しすぎて心停止したとみられる光祐一郎が晴れやかな顔で眠っていた。
何か不可解なものを感じたが、
ヒソカ・海馬瀬人・怪盗キッドのトランプ組はとくに気にしなかった。

「仕方ない、飲みにでも行くか」
「そうだぜ! 辛いことは呑んでわすれよう、な、ヒソカ」
「うん……そうだねッ……(悔し泣き)」




* *  * *  * *



「まったく、この天才科学者め……!
 ただでさえ領土が少ないから殺し合いしてんのに、
 その領土をロボットに変える者があるか! ばかもの!
 仕方ないのでこの九州は主催の本拠地として利用させてもらう」

ヒソカ達が去った後、草むらから現れたのは野田総理だった。
そう、祐一郎は主催の本拠地を特定しようと躍起になっていたが、
実はまだ主催は本拠地を構えてすらいなかったのだ! 放送は簡易ラジオで行った。

というわけで、
野田総理は九州に乗り込むとそれを再び浮遊させ、日本海の方向へと飛び去って行った。


【お魚くわえたドラ猫@サザエさん 死亡確認】
【トランプ兵×いっぱい@不思議の国のアリス 死亡確認】
【光祐一郎@ロックマンエグゼ 心停止】


※九州ロボは主催の本拠地になりました。日本海上空に浮いています。


【一日目・7時40分/日本・青森】


【ヒソカ@ハンターハンター】
【状態】健康
【装備】トランプ柄の服、【アルカナ】デッキ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:飲み屋で自分を慰める

【海馬瀬人@遊☆戯☆王】
【状態】健康
【装備】襟の立ったスーツ
【道具】支給品一式、【青眼の白龍】デッキ
【思考】
基本:フン!

【怪盗キッド@まじっく快斗】
【状態】健康
【装備】キザな白マントにモノクル
【道具】支給品一式、【盗賊】デッキ
【思考】
基本:怪盗も探偵も……人を暴くって点では同じだぜ

864大 炎 上:2013/02/26(火) 22:14:57 ID:qYcHHvsI0
 

*キラーーーーン!!


「ふふふ……成功であります!」

東京スカイツリーの頂上!
ケロロ軍曹はみごとゾディアーツスイッチとの適合に成功し、カエルゾディアーツとなった。
見た目は変わっていないが確かにゾディアーツ的なつよい力を得たのだ!

「くくっ、はっはーでありますッ」

ひょーいとスカイツリーから飛び降りるケロロ軍曹。
ゾディアーツになればものすごい高いタワーから地面に一気に飛び降りてもへいきだ!
猫のようにしなやかに、しかしカエルゾディアーツは着地する。
それを待っていたかのようにスカイツリーの影から人が現れる。
赤い髪、あごひげ、赤い服の一見悪い組織のしたっぱみたいな男だった。

「どうやらゾディアーツスイッチには適合したようだな、軍曹!」
「当たり前でありましょう、■■――いいや、ヒノケン殿!」

眼から炎を燃やして熱く語るケロロに、同じくその男は目から炎を出して答える。

「よっし! それじゃあやるぜ、世界征服!」
「オウッやるぜ! 燃えてきたぜ――――オレも“変身”するしかねえかな!」

そして懐から、赤いスイッチを取り出し……懐の宇宙めいた変身ベルトへと挿す!


*……宇宙? いや! WWW(ワールドスリー)! キター!!!!


―――ここまでが放送前の話である。



◇◆◇◆◇◆



放送後、都内某所の病院――。

「ムラタさん……タムラさん……うわあああああ!!」

ホッシーは今だ村田と田村の死に嘆いていた。
放送で名前を呼ばれたことで、蘇生展開も厳しくなったがゆえにさらにだ。

「うわあああ」

「うわあああああ」

「うわああああああああああ!!」「わーわーうるせぇんだよお前はよぉ」

ゴウッ

――――――炎の一陣。ホッシーの体が突如豪火に包まれた。
数秒の後そこにはホッシーだったものの黒焦げになった墨があった。
やったのはもちろん、
ファイアースイッチによって仮面ライダーフォーゼ・ファイアーステイツへと変身したヒノケンである。

865大 炎 上:2013/02/26(火) 22:16:14 ID:qYcHHvsI0
 
「おお! カッコいいでありますね〜」
「オレ自身身体能力が人並み外れてるわけじゃねえから、操作は慣れねぇけどな。
 そのへんはベルトにプラグインしたファイアマンに補助してもらってる。
 このロケットみたいな頭はシャクだが、非常事態だ、少しでも身を守れる力がねえといけねえぜ」

フォーゼの流線型アンドゴツ装備なフォルムに若干の美的センスのちがいを感じながらも、
ヒノケン――火野研一はケロロ軍曹を従え、病院をさらに奥へと進んでいく。
途中で出会うドクターやナースを次々と火だるまに変えつつ、携帯を取り出しネットに接続。

「“カオスロワちゃんねる”のタレコミはホントなんだろうな、ファイアマンよォ」
「――間違いない。この病院の505号室だ」
「5階かよ。今3階だぜ、外したな。じゃあ――いっちょぶち抜くか」

ヒノケンは右手を高く上げ、ベルト内のファイアマンにプログラムを指示する。
バトルチップ・マグマキャノンをネットワーク上のファイアマンがインストールすると、
現実世界のフォーゼの右腕にマグマキャノンが出現する。

「オラァ!!」

ドゴン!燃え盛るマグマの弾が天井を貫いて、
フォーゼが通れるほどの穴を5階どころか屋上まで開けた。
ケロロについてくるよう促し、ヒノケンは5階へといっきに跳躍する。
カエルゾディアーツのジャンプ力によってケロロもその後をついていく。

505号室の扉を開けると……白い印象を与える綺麗な女性がベッドの上で座っていた。

「……末原恭子の尊敬している人。善野監督とはアンタだな?」
「でありますね〜?」

ヒノケンとケロロは悪役的なゲス笑みを浮かべてその女性を見る。
女性は唇を真一文字に結んで抗う表情を見せるも、
病院内にわーわーと発生している悲鳴の渦にすべてをさとったのか、ホールドアップのポーズを取った。


そして。
ケロロが懐から宇宙的ふしぎアイテムのキャプチャーネットを取り出し、善野監督を捕獲した。
網に入った監督はヒノケンの背中に抱えられ、病院から二人は去る。
彼らはこの監督を人質として、千石うぐいすと末原恭子の二人を捕まえるつもりなのだ。
さらに、彼女らを野田のもとへ献上すると見せかけて――野田を抹殺し、世界を支配するつもりだ!





「やべぇよ……やべぇよ……」

そして、病院の隣の休憩室で身をかくしつつ休憩していた野獣先輩は、
一連の一部始終を見てこわくなって病院から立ち去った。


【ホッシー@横浜ベイスターズ 死亡確認】
【ドクター中松@現実 死亡確認】
【お注射天使リリー@遊戯王OCG 死亡確認】



【一日目・00時15分/日本・東京・病院】


【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】健康、意気高揚、カエルゾディアーツ
【装備】ゾディアーツスイッチ@仮面ライダーフォーゼ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルを支配する
1:ノダの抹殺
2:ヒノケン殿に尽くす
3:人質作戦で末原をノダのとこに連れて行き、
 ……末原ごとノダを抹殺! であります! 完璧な作戦!

866大 炎 上:2013/02/26(火) 22:17:17 ID:qYcHHvsI0

【火野ケンイチ@ロックマンエグゼ】
【状態】健康、ファイアーステイツ@仮面ライダーフォーゼ
【装備】フォーゼドライバー
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルを支配する
1:ノダの抹殺
2:ケロロ軍曹を従える
3:人質作戦で末原たちをノダの所に連れて行き、火祭りだぜ!

【ファイアマン@ロックマンエグゼ】
【状態】フォーゼドライバーの内部プログラム補助
【装備】火のバトルチップ一式
【道具】なし
【思考】
基本:ヒノケン様に尽くす
1:燃やしたい……!

【善野監督@咲 -Saki-】
【状態】気絶
【装備】患者服
【道具】なし
【思考】
基本:……。
1:恭子……。


【田所(野獣先輩)@真夏の夜の淫夢】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、アイスティー、睡眠薬、不明支給品
【思考】
基本:バトロワの破壊
1:遠野や迫真空手部員との合流
2:やべぇよ……やべぇよ……。

867名無しさん:2013/02/26(火) 22:20:58 ID:qYcHHvsI0
あ、×00時15分→○7時15分 でお願いします

868行き先は未定!:2013/02/27(水) 02:26:52 ID:T7j4Ot3U0

「そんな、ママにジャイアンたちにジャイアンのママさん……あとスネ夫」

 青いネコ型ロボット……ドラえもんが地面に両腕を付く。
 所謂、『orz』。……こんな状態だ。

「ドラちゃんのお友達?」
「そうだよ……玄ちゃん」

 その隣の黒髪の少女が宥める。
 彼女の名は『松実玄』。通称『阿智賀のドラゴンロード』である。
 なお、ドラえもんは支給品である。彼女が最初に引き当てたのだ。

「のび太君は無事だろうか……」
「そののび太君ってのは……さっき言ってた男?」
「うん……きっとジャイアンたちが死んで悲しんでると思うよ……」
「ドラちゃん……」 

 このドラえもん、どうやらのび太のことが心配のようだ。

「どら焼きあげるから一緒に食べようよ、ね?」
「玄ちゃん……うん、ありがとう」

 どら焼きを分けてもらい、少し元気を出そうとするドラえもん。
 出会ったばかりだが、自分のことをこんなに心配してくれてるのだ。
 そんな少女の好意を無駄にするわけにはいかなかった。

「玄ちゃん、どら焼きを食べたら、ここを出よう」
「うん、みんなを……のび太君を探すのね」
「玄ちゃんのお姉さんや友達も心配だから……」

 二人は一つずつどら焼きを食べ、歩き出した。
 行くあても定まらないままに。

【一日目・7時30分/日本・愛知県】
【松実玄@咲 -Saki-阿智賀編】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、大量のどら焼き
【思考】
基本:殺し合いには乗らない
 1:おねーちゃん(松実宥)や阿智賀の麻雀部のみんなに会いたい
 2:ドラちゃんのお友達も探してあげたい

【ドラえもん@ドラえもん】
【状態】ジャイアンたちが死んでショック
【装備】なし
【道具】大量のどら焼き
【思考】
基本:のび太が心配
 0:玄に付いていく
 1:〜100:のび太がとても心配
 101:玄ちゃんの友達を探してあげたい
【備考】
※支給品なので首輪は付いてません。
※秘密度具は全て没収されています。

869行き先は未定!:2013/02/27(水) 02:27:23 ID:T7j4Ot3U0



 ◆ ◇ ◆



 ちなみにそののび太は今……



「待て、少年!! 私は人間だ!!」
「俺は……アドラー……えもん」
「私はドラゴン紫龍」
「だから、誰なんですか!?」

 妙な男たち二人に絡まれていた。

【一日目・7時30分/日本・香川】

【野比のび太@ドラえもん】
【状態】動揺
【装備】なし
【道具】支給品一式、ボーリングの玉@現実、龍星座の紫龍@聖闘士星矢
【思考】
基本:生き残る
0:死人が出るぞぉ!!
1:ドラえもんを探す

【ダイアー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】割と健康
【装備】イカ墨とパスタ@現実
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催を倒す
0:目の前の少年からディオと主催者の居場所を聞く
1:ディオとかいう奴も倒す
2:アドラーと行動する。

【アドラー@エヌアイン完全世界】
【状態】それなりに健康
【装備】電光機関@エヌアイン完全世界、四次元ポケット@ドラえもん
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ダイアーと行動する
0:俺は……アドラー……えもん
1:…と考えているとでも思ったか? 残念、実はアドラーだっ!

870名無しさん:2013/02/27(水) 02:32:54 ID:T7j4Ot3U0
訂正
×※秘密度具は全て没収されています。
     ↓
○※ひみつ道具は全て没収されています。

871ヘイ、タクシー!:2013/03/02(土) 05:23:27 ID:QsiHsw/U0
 
 KAITOとミクは新潟駅に居た。
 東京へ向かう彼らは、上越新幹線の始発に乗っていこうと思い立ち、
 素性がバレないようにサングラスなどで変装してこうして駅に来たのだが……。

「兄さん」
「うん」
「さすがにこの混乱では新幹線なんて動いてませんでしたね」
「そうだね、ミク」

 当然ながら殺し合い状況下でまともに新幹線が動いているわけがなく、
 日本中の新幹線は全線運転見合わせ状態となっていた。
 そもそもこれは、先にPCなどで調べれば分かることなのだが、
 機械音痴の二人は直接来ることでしか新幹線が動いてるかどうかを確認できなかったのだ。

「せっかく列車の中でもスパンキングできるように、
 ミクには大きめの帽子とコートしか着せなかったんだけどな」
「実はちょっとすーすーします。
 このままだと露出プレイに目覚めてしまいそうで怖いですっ、兄さん」
「なに、だとしても僕がミクを愛してることは変わらないよ、心配しなくてもいいさ」
「に、兄さん……! 大好きですぅ……!」

 腕を組んですりすりとほっぺたを肩に擦り付け、
 帽子にコート一枚のミクはKAITOに愛情表現をする。
 わりと冷静なKAITOはその感触を心地よいと感じながらも頭を巡らせていた。
 ミクのおしりを軽くタッチすると「ふあっ」「あっ……」と色っぽい吐息が返ってくる。
 興奮して頭の回転も速くなるというものだ。
 船も飛行機もダメ、地下鉄もない。自転車やバイクなんてもってのほか……。
 となると、必然的に選択肢自体も限られてくる。

「タクシーだ」

 KAITOがその答えにたどり着いたのは、
 お尻をタッチされたミクがだいたい三回くらい絶頂に至った後であった。

「ふぇ……た……くしぃ……?」
「ミク、後でまたいっぱい叩いてあげるから早く正気に戻りなさい。
 新幹線が使えず、車にも自力では乗れない以上、僕たちはタクシーを使うしかない。
 お金ならあるからね、たくさん積めばこの非常事態でも動いてくれるはずさ」
「たくしぃなら、とうきょうに……いけるんですね、にぃさん?」
「そうだよ、ミク」
「やった! じゃあ早くタクシー乗り場に行きましょう!」

 ぱっと明るく笑顔を作ってミクは外へと駆けだしていく。
 そんなミクを見ながらKAITOは思う。
 かわいい。
 ああ――本当にミクは可愛い!
 純真無垢でドMで従順でちょっとアホの子だけど明るくて綺麗で、
 歌もうまいしベッドの上だと可愛いしリアル妹でもあり。そして自分を愛している。
 ミクと入籍することはミクが強く願っていることだが、
 KAITOだってミクと結婚したい気持ちが弱いわけではない。
 その証拠に、
 二人は結婚するまでスパンキング行為以外のSMだけでなく、
 いわゆるセクロスも禁じている。ホテルに行ってもスパンキング「しか」せずに出る。
 きちんと籍を入れるまではきちんとした交際を。それが二人の間の暗黙の了解なのだ。
 え? スパンキングしてる時点でけっこう不純な気がするって?
 そういわれたらそういうきもするけどきっとちがうんじゃないかなあ。

872ヘイ、タクシー!:2013/03/02(土) 05:24:46 ID:QsiHsw/U0
 
「タクシー乗り場に付きました!」

 前線の影響か、淡い雪景色となっている新潟県、
 新潟駅前のタクシー乗り場も白いカーペットを敷いたようになっているが、
 タクシーの姿はちらほら見受けられる。
 どうやら新潟には個人経営のタクシーが多いらしく、
 それぞれ別の車種、別の会社だ。。

「ふむ……プラシドタクシー……コンボイタクシー……それにカーズタクシーか。
 どれに乗るのが一番早いのかな・……」

 バイクだけど早そうなプラシドタクシー、
 トラックだけど適当な作戦を立てそうなコンボイタクシー、
 そして究極生命体カーズタクシー。
 KAITOははしゃぐミクを見ながらどのタクシーに乗るのか考え始めた。


【一日目・8時00分/新潟県新潟市】


【KAITO@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】青いマフラー、似合わないサングラス
【道具】支給品一式、日本地図
【思考】
基本:殺し合いというチャンスを利用してミクと入籍する
 1:ミクの尻を叩く
 2:東京に行き、放送局を占拠して歌を流す
 3:どのタクシーに乗って東京に向かうか……
※機械オンチで、自分たちが標的にされていることを知りません


【初音ミク@VOCALOID】
【状態】健康、裸コート
【装備】大きい帽子、赤いマフラー
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】
基本:殺し合いというチャンスを利用してKAITOと入籍する
 1:KAITOに尻を叩かれる
 2:東京に行き、放送局を占拠して歌を流す
※機械オンチで、自分たちが標的にされていることを知りません
※基本的に歌と兄とスパンキングのこと以外は考えられません


【プラシド@遊戯王5D's】
【状態】健康、バイクと合体中
【装備】なし
【道具】支給品一式、【ガジェット】デッキ
【思考】
基本:俺が究極のタクシーだ!
※ルチアーノとホセに見捨てられた結果、タクシー業に転職したプラシドです。


【コンボイ司令官@トランスフォーマー(初代)】
【状態】健康、車モード
【装備】なし
【道具】支給品一式、トランスフォーマーのおもちゃ
【思考】
基本:私にいい考えがある! 乗れ!
※殺伐とした世界でみんなの役に立とうと、タクシー業に転職したコンボイです。


【カーズ@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康、究極生命体
【装備】なし
【道具】支給品一式、映画「カーズ」のDVD
【思考】
基本:乗ればよかろうなのだァァァァッ!!
※そのうち考えるのをやめた結果、なんとなくタクシー業に転職したカーズ様です。

873へ?大丈夫かな???:2013/03/03(日) 00:54:25 ID:az6Iik0I0

「うぬ……来週号のテラフォーマーズが気になる、
 ……平等院、何か他に気になる漫画はあるか?」
「黒子のバスケだ」
「ほう、この拳王もバスケは得意だ」
「しかし、軽音部の皆さんが無事でよかったですね」

 ラオウと平等院が少年ジャンプやらヤンジャンを読みつつ。談笑する。
 それをタクアンを丸かじりながら、眺める。
 そんな中、MEIKOは一人複雑な表情を浮かべる。
 何故ならば、三人と違い知り合いが……家族の名前が呼ばれてしまったからだ。

(まぁ。どうせ死ぬとは思ってたけど、こんなに早く死ぬなんてね……
 ……寂しい? いや、そんな気分じゃないわね……よし、さっさとミクとKAITOを殺すか)

 とりあえず、ミクとKAITOは殺す。
 そう固く決心した。

「しかし、呼ばれた二人はどうする?」
「……斎藤がいれば、一晩あれば探索できたんですがねえ……」
「放っておいていいんじゃない? 野田総理の居場所分からないし」
「一理あるな」

 とりあえず、放送で呼ばれた二人はスルー。
 場所分からないのに、どうやって送り届けるんだ、馬鹿野郎!
 これがMEIKOが出した結論であった。

「おい! そこの人たち!」

 妙な男たちに声を掛けられた。

 ◆ 

「ほう、野田総理に野球で勝負を挑むか……」
「ああ、アンタらみたいな長距離バッターがウチのチームに必要なんだ」
「クロえもん君、無茶でやんすよ……」
「頼む、アンタらがいれば……」
「この拳王の配下になるならばいいだろう!」
「本当か!?」
「私は……運動は苦手ですからパスです。金はありますけど」
「なら、オーナーをやるずら」
「そうですね」
(イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん……)

 クロえもんと名乗った謎の黒猫。
 矢部明雄と名乗ったメガネの男。
 猪狩進と名乗った好青年風の男。
 殿馬一人と名乗った小柄な男。
 テラカオスバトルロワイアルに巻き込まれた川崎宗則。

 以上が拳王の配下になった。
 MEIKOは彼らをググったのだが、彼らの素性は分からなかったのでとりあえず保留。
 
 しかし、これで野球のメンバーは八人。
 あと野球をするにはあと一人必要だ。

874へ?大丈夫かな???:2013/03/03(日) 00:55:01 ID:az6Iik0I0


「では、彼をスカウトしましょう」
「は?」

 ムギさんが見つけたのは……バットを振う一匹の熊だった。

「アレはプニキ!?」
「知っているのか……MEIKOよ!?」
「アイツは危険よ……!」

 MEIKOはプニキのことを知っていた。
 “恵体剛打”と称される孤高の最強スラッガーだからだ。

「大丈夫です(ニッコリ)」

 しかし、それでもムギさんは止まらない
 次の瞬間、この場の全員が軽音部の誇る最強の交渉人・ムギさんの片鱗を垣間見た。

「嬢ちゃん、俺の年棒は……ハチミツ一年分だ……それ以外はいらない」
「最高級ハチミツを用意します(天使の微笑み)」
「一生ついていく」

 交渉成功。
 こうして、九人の野球戦士が暫定的に集まった。

 1番 キャッチャー 猪狩進
 2番 セカンド 殿馬一人
 3番 ファースト ラオウ
 4番 レフト プニキ
 5番 サード クロえもん
 6番 ライト 平等院鳳凰
 7番 ショート 川崎宗則
 8番 センター 矢部明雄
 9番 ピッチャー MEIKO

 監督兼マネージャー兼オーナー兼スカウト部部長、琴吹紬(19)

「勝てる。勝てるんだ!」

 そう熱弁を振うクロえもん。その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった……。
 そして、なんやかんやで再び吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った。

【一日目・8時/日本・長野】
【MEIKO@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】アルティメットアーマー@ロックマンXシリーズ
【道具】支給品一式、ノートパソコン@現実
【思考】
基本:殺し合いに乗った者達を殺す
 1:ミクとKAITOを殺す
 2:ラオウ達に協力してもらう
※今までとは別人です。

【琴吹紬@けいおん!】
【状態】精神的にぶっ飛んでる
【装備】核ミサイル、現金1兆円ほどが入った特注ジュラルミンケース
【道具】支給品一式、たくあん@現実、その他不明
【思考】
基本:生き残ることを最優先
1:拳王とやらの配下になる
※今までとは別人に決まってんだろ!!いい加減にしろ!!

【ラオウ@北斗の拳】
【状態】健康
【装備】炭酸水
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:野田総理を倒す
0:東京に向かうぞ!!
1:そして、拳王が新たな時代を作る
2:死兆星から使者の小娘を配下にしたぞ!
3:トキ似の男を配下にしたぞ!
4:強そうな鎧の女を配下にしたぞ!
5:謎の黒猫たちを配下にしたぞ!
5:ミクとKAITOを倒すぞ!

【平等院鳳凰@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞、諭吉一枚
【道具】支給品一式、少年ジャンプとヤンジャン、その他不明
【思考】基本:主催者達を滅ぼす
1;マーダーも滅ぼす
2:ラオウたちと行動する
3:テニスがしたいが、野球をする

【プニキ@くまのプ○さんのホームランダービー】
【状態】健康、全ステータスMAX
【装備】木の棒
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ムギさんからハチミツを貰うために野田を野球で潰す
1;ホームランを打つ

875名無しさん:2013/03/03(日) 00:55:42 ID:az6Iik0I0

【川崎宗則@現実?】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:イチローを倒してでも、マリナーズに連れ戻す
1:戦力を集める
2:イチローがいるだろう、東京に向かいたい

【クロえもん@ドラベース ドラえもん超野球外伝】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:野田総理に野球で挑んで勝つ!
1:最低でも四国アイランドリーグが出来るくらいの仲間を集める
2:イチロー選手を仲間に引き入れたい

【矢部明雄@パワプロシリーズ】
【状態】健康、真矢部状態
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:生き残るでやんす
0:もうどうにでもなれでやんす!

【殿馬一人@ドカベンシリーズ】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式、グランドピアノ@現実
【思考】基本:生き残る
1:イチローと合流したい

【猪狩進@パワプロシリーズ】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、ミット
【道具】支給品一式、野球マスクのマスク@パワポケ
【思考】基本:殺し合いを止める
0:兄(猪狩守)が心配
1:知り合いとの合流


【吉村@内川コピペ 死亡確認】
【村田@内川コピペ 死亡確認】
死因;様式美

876影薄潮流:2013/03/03(日) 05:18:03 ID:lEdao4Cs0
小町と影薄な仲間たちを載せた舟は、某ズガン師の魔の手から逃れるべく大阪府の沿岸まで移動していた。
その間に暇つぶしとしてそれぞれの情報交換を行なった。
出自のこと、知り合いのこと、幻想郷のこと、バスケのこと、麻雀のこと、チートだらけな生徒が多い学園のこと、主人公のことetc。
……ただでも影の薄い連中だらけなので小町には話の半分も聞けてなかった気がするが、影薄たちは十分な情報を得ることができたようだ。

「幻想郷にもバスケはありますかね?」
「麻雀できる人はいないっすか?」
「幻想郷でバスケは聞いたことないね、将棋打てる奴なら心当たりあるけど麻雀はどうなんだろ……」
「ウチの学校みたいに反則級な力をもった妖怪がごろごろいるらしいな」
「殺しても死ななかったり、人の心を読んだり……色々いるが、たぶん能力者の質と量はそっちと同じ程度じゃないのかい」
「あかりはね、あかりはね!」

あかりが小町に質問しようとした、ちょうどその時、最初の定時放送が流れた。
死者の発表・禁止エリアの追加・野田からの捜索依頼が流され、やがて放送が終わると小町はホッと胸をなでおろす。

(とりあえずあたいの知り合いはいないみたいだね、一先ず安心だが……)

チラリと同行者である影薄たちを見る。
今の放送で大切な友人や家族の喪失を知ったのかもしれないのだ。
もしそうならば精神的に支える必要があるだろう、自棄になってそいつが目の前で自殺したり他者を殺したりするのは目覚めが悪いからだ。
だが小町の心配を他所に、影薄たちに暗い雰囲気は一切なかった。

「あかりの知り合いは大丈夫みたいだけど、みんなはどう?」
「私の知り合いはみんな無事のようっすね、末原さんが盗み働いて指名手配はされてたけど」
「僕もです」
「俺はいたが、元より気まぐれで死んでは生き返るような奴らだし、たぶん問題ねぇな」
「全然大丈夫そうだね、あんたら」

日本の各地は今でも殺し合いが続いてるというのに、この一行は暢気なものだった。
影は薄いが船旅の仲間としては悪くない連中との気ままな現状に彼女は声を漏らす。

「このままずっと、こんな時間が続けば良いんだがねぇ〜」

仕事嫌いな死神の囁かな願いであった。

「……?」

そんな願い事をした後、ふと海上に目をこらすと何者かがいた。
何者かは歌いながらこっちに向かってきている。

「なんだいありゃ?」
「まさか、あのズガン師が追ってきたんすか!?」
「……いや、体格がまるっきり違うし別人だな」
「よく見ると海の上歩いてませんか?」
「何を歌ってるんだろう?」

近づいてくる者の歌に皆が耳を傾けてみると……


「チーチッチ おっぱーい ボインボイーン」

その奇妙奇天烈な歌に小町はズッコケた。 日之影は腹を抱えて笑っている。 黒子は無反応。 桃子はドン引き。 あかりはリアクションに困っている。

「まーた変なのが現れたね、まったく」
「こちらに害意はなさそうだし、いいじゃないっすか小町さん」

例の者は、顔色と姿がわかるくらい一行に接近していた。
その少女は真顔で頭の悪そうな歌を口ずさんでいることはともかくとして、その様子から敵意や殺意は伺えず、それらを隠している様子もなかった。


……敵意や殺意がない故に、一行の油断を招いた。

「優しくもげ!」
「……え?」

わずか一瞬の隙に、少女――長門はとてつもない速さで船に乗り込み、手始めに桃子の乳房をもごうとし。

「危ない!」

いち早く反応できた黒子が、バスケ由来のインターセプト技術で桃子と長門の間に割り込むことで、長門の乳簒奪行動は未遂に終わる。
――代わりに、黒子は顔面の皮をベリベリと「もぎ」とられてしまった。

「がはッ」
「く、黒子君……いやああああああ!!!」

元々タフな部類ではない黒子はダメージによって失神し倒れた。
桃子は目の前で起きた惨状にパニックに陥る。

「東横、黒子!? このアマなにしやがんだい!!」
「こまっちゃん、こいつは俺がやる。 アンタは他のみんなを守ってくれ!」

仲間のガードは小町に任せ、日之影は突然の襲来者である長門に応戦しようとする。
そして日之影は小町の視界から消えた。

「き、消えた……!?」

存在感を徹底的に薄くする異常性能力『知られざる英雄』の発動。
これにより、敵はおろか味方すらも日之影の存在を感じ取れなくなった。

(人間の皮をもぎとるような奴を人間とは思わん、全力で叩き込む)

日之影はただ空気なだけではなく、地の戦闘力も高いため、大抵の敵はねじ伏せられる。
油断も容赦もする気もなく、長門の顔面に右拳による男女平等パンチを叩きこみ、一撃で決着をつけるつもりだ。

877影薄潮流:2013/03/03(日) 05:20:46 ID:lEdao4Cs0

「な、なに?!」

日之影は驚愕した。
彼の渾身の一撃は、長門のか細い腕一本によって軽々と受け止められていた。
これは長門が見た目によらず、日之影以上のパワーとスピードを持っている証であり、そしてそのパワー以上驚くべき点は――

(こいつ、俺が……俺たちが見えているのか!?)

よく考えてみれば、普通はほぼ背景に近い空気キャラによりも存在感のある小町を狙ってくるはずだが、あろうことに目の前の少女は空気キャラを最初に狙ってきた。
これはつまり、長門にはどんなに影の薄いキャラでもしっかり見えていることになる。
長門は情報統合思念体に送られた端末、その目的は大まかに言えば情報収集、ゆえに高い索敵能力をもっているのか。
はたまた、チート能力である情報操作能力の力によって、空気キャラが見えるようにしたのかは日之影は知る由もない。
彼がわかるのは、いま相手にしている女は黒髪めだかと同じかそれ以上のスペックを持ち、なおかつ空気化能力が意味を成さない相手だということ。
それを理解した時には、右腕が彼女の素手で既に「もぎ」取られていた。

「ぐわあああああああああッ!!」
「いきなりもげ!」
「日之影ええェェェェェ!!!」

小町が日之影の存在を再度認識できるようになった時には、彼が右腕の付け根からおびただしい血を流し、本来あるべき右腕は長門の手の中にあった。

「くそッ……」

一般人なら倒れてもおかしくないダメージだが、先代生徒会長の意地により日之影はこらえる。
だが、長門に関して勝てる見込みがないのも悟っていた。
奇怪な歌はもうすぐ天に召されるかもしれない五人に贈る鎮魂歌のつもりか。
小町とは違う意味での「死神」は、興味なさげに黒子の皮膚と日之影の右腕を海に捨てる。

「チーチッチ おっぱーい」
「今度はあたいが相手だよ!」

日之影は片腕を失い、まともな戦闘ができる者は自分だけになってしまった小町。
相手がどんなに高い実力をもっていたとしても、舟の上であるために逃げることも助けを呼ぶこともできない。
どんなに苦しくても戦うしか道はないのである。
弾幕は狭い舟の上では味方に当たる。 デスノートは相手の名前がわからないために使えない。
できるのは白兵戦しかないと小町は意を決して長門に刀を向けた。

「射殺せッ 神鎗ッ!!」

伸びる程度の能力を持つ斬魄刀・神鎗により小町は仕掛ける。
されど、己の喉元まで伸びるよりも早く長門は刃をかわし、持ち前の機動力で小町との距離を一気に詰めた。

「早ッ……」

驚く小町を尻目に、長門はすぐさま背後へと回り込み、そして――

「きゃん!?」

――両手でふくよかな乳房を鷲掴みにした。
思わず、顔を赤くしてしまう小町だったが、それはすぐに青ざめた。

「動けない!?」(金縛りの術でも使われたのか?
それにこいつの手の力はヤバい、乳どころか奥にある骨や心臓までもってかれそうだ!
もし、そいつで死んじまったら…本気で…笑い話にもならないよ……)

相手が抵抗しないように長門は小町の体に情報操作能力をかけたのだ。
加えて鷲掴みされた乳房からはミシミシメキメキと嫌な音にともない激痛が走っている。

「くッ! 今助けるぞ!」

小町の異常に気づいた日之影は、己の負傷に構わず長門を引きはがしにかかるも、空いている足によるカウンターキックによりあっさりと蹴り飛ばされてしまう。

「ぐおッ!」
「日之影さん!!」

桃子が急いで日之影を助け起こすが、致命傷こそ免れたものの多大なるダメージの蓄積によって即座な戦闘続行は不可能であった。
彼が立ち上がる前に、小町の命がもぎ取られる方が先であろう。
そして、その瞬間はもう目前だった。

(もうダメだ! ここまでか……)

体内ではいくつかの胸部筋肉の断裂と内出血が始まっており、限界を迎えていた。
長門は影薄たちには手に余る相手であり、勝ち目などなかったのかもしれない。
小町を助ける手段がなく、小町が死ねば次は自分たちだと、誰しもが生きることを諦めかけていた。






――『主人公』を除いては。

878影薄潮流:2013/03/03(日) 05:24:01 ID:lEdao4Cs0


「あかりん、主人公パワー全開!!」

あかりが突如、ディパックから「何か」を取り出し、勢い良く投げつけた!

「あかり、あたいを助け……はぶッ?!」
ベチッ

何かは小町の顔面に直撃した……
なぜ長門ではなく味方にぶつけたのか、その答えはすぐに出た。

「チチ?」

小町の体が煙に包まれ、手足のない青い猫か狸に似た小さな魔物『マムル』へと姿を変えていた。
元の体より小さくなったため長門は小町を取りこぼしてしまう。

「今だ!」

何が起こったのかわからないと戸惑う長門へと畳み掛けるように、再起した黒子が何か布らしき物を投げつける。
布で視界を妨げて攻撃か、はたまた布に何か細工でもしてあるのか?
前者なら五人では長門相手に打撃力不足、後者なら情報操作能力で無効化できる。
どちらにせよチートの塊である彼女には通用しないだろう。
長門は布に覆われかけ、その布を払おうとし――いずこへと消えた。



@@@@@

数分後、マムルと化していた小町が再び煙に包まれ、元の少女の姿に戻った。
長門が消えたためか、情報操作能力による金縛りも解けたようだ。

「貸しができちまったね、あかり」
「えへへへ、主人公として当然の事をしたまでだよ」

あかりは空気であることがアイデンティティではない(本人が認めてない)。
空気化を最大の武器にしている他の三人とは違い、能力を破られてもショックでもなんでもなかった。
そして、焦りは主人公の死亡フラグだと思い、彼女は危機化においても冷静だった。
ただ、冷静だとしても戦闘力は五人の中では下から数えた方が早いだろうし、長門に真正面から勝てる道理はなかった。
長門を退けるには僅かな隙を突く奇策しかなく、奇策を生むために彼女は支給品の力に頼ることにしたのだ。

あかりの支給品は食べると貧弱小型モンスター・マムルになってしまう肉である。
これを長門にぶつけてマムルにして弱体化させる……のはおそらく無理だろう。
長門に投げつけても、あの身のこなしの速さで口に入れさせるのは至難の技だろうし、変身は本人が念じればすぐ解けてしまう仕様でもあった。
ならば、捕まっている小町の方に食べさせて救出させた方が良いだろうと判断した。
しかし、これだけでは強敵・長門自体はそのままであり、一時しのぎの延命策にしかならない。

そこで活躍するのは黒子の支給品、『死出の羽衣』である。
これは覆った相手をどこかへとワープさせる魔道具だ。
あかりたちはあらかじめ情報交換を行なっていたため、黒子がこの支給品を持っていたことを知っていた。
戦いの中であかりは黒子が気絶から醒め、この羽衣を使うタイミングを伺っていたのにも気づいていた。
が、小町が長門に捕まっている以上は二人まとめてワープさせてしまい、仲間を見捨てる羽目になってしまう。
そこを見通したあかりは、助け舟としてマムルの肉を小町に投げたのである。
目論見どおり、小町は長門の魔の手から逃れ、長門を退けることにも成功する。

死出の羽衣によってワープした先は使用者にもわからない。
脱出不可能な亜空間かもしれないし、1kmも離れてない場所かもしれない。
ただ、しばらく経ってから再び襲ってこない様子からしてそれなりに離れた距離へワープしたようだ。
小町と影薄たちは一つの苦難を乗り切った、だがこちらの損害も少なくなかった。

「大丈夫っすか、二人とも」
「セルフで止血したからいきなりポックリ逝きはしないから安心しな、ハハハ」
「辛うじて足と手は残っているからバスケを続けられそうです…痛ッ」

黒子は顔の皮を剥がれ、日之影は右腕を無くしている。
本人たちは暢気な口調で話しているが明らかに重傷だ。
その様子を見ていた小町も胸が痛かった。 怪我的な意味で。

「こりゃあ、治療のために陸に上がって病院を探した方が良さそうだね」
「迷惑かけて悪いな、こまっちゃん」
「いいさ、日之影。 あたしゃ(死神の)仕事をサボリたい気分なのさ。
とりあえずみんな、これから上陸するよ、いいね?」

小町の決定に異を唱える者はいなかった。
舟は進路を大阪の取り、上陸を目指す。
そんな中、小町はため息混じりにつぶやいた。

「はあ〜、海の上でもまともにサボれはできそうにないね。
陸地のどこかにもっとゆっくりできる場所はないもんかねえ〜」

879影薄潮流:2013/03/03(日) 05:25:34 ID:lEdao4Cs0



【一日目・7時00分/大阪府・沿岸】

【小町と影薄な仲間たち】
【小野塚小町@東方Project】
【状態】ダメージ(中)
【装備】斬魄刀『神鎗』@BLEACH、デスノート@DEATHNOTE、舟
【道具】不明
【思考】
基本:バトロワに乗じて仕事をサボる
1:黒子と日之影を治療するため、いったん上陸する
2:どっかに安住の地はないもんかねぇ

【黒子テツヤ@黒子のバスケ】
【状態】顔の皮膚喪失
【装備】なし
【道具】死出の羽衣@ 幽々白書
【思考】
基本:友人たちと生き残る
1:顔が痛いです、死ぬかと思いました

【東横桃子@咲-Saki-】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:加治木先輩や友人たちと生き残る
1:乳もぎ魔こえーっす

【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】マムルの肉×2@風来のシレン
【思考】
基本:主人公らしく活躍する
1:今のは主人公的に活躍できたよね? ね?

【日之影空洞@めだかボックス】
【状態】ダメージ(大)、右腕欠損(止血済)
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:主催者を倒す
1:仲間を守る
2:↑の両方やらなくちゃあならないのが先代生徒会長の辛いとこだな。
3:空気化能力の効かない奴がいるのか、厄介だな


@@@@@

同時刻、近畿地方上空。
空気ガンダムマイスターのアレルヤの搭乗するコアファイターが、唐突な強い衝撃により機体を揺らす。

「なんだ!? 攻撃? 故障? それとも――」

言葉が最後まで紡がれるより早く、アレルヤは首を「もぎ」取られて死んだ。
コアファイターの上には乳もぎ魔・長門が男の首をもって立っていた。
彼女は死出の羽衣によって上空にワープさせられたが、たまたま真下に戦闘機が飛んでいたため、飛び乗ったのだ。
次にアレルヤが彼女の存在を認識するより早くコクピットガラスを素手でぶち破り、頭と体を泣き別れにさせたのである。

そして、長門はアレルヤの首とコクピットに残っていた体を空へと放り投げて、コクピットの中に入り込む。
血が乾ききっていないシートに座り、操縦桿を握って長門はこの戦闘機の新たな主となった。
戦闘機を手に入れて足が大幅に長くなった最凶の乳もぎ魔は次の獲物を求め、歌いながら空から地上を見下ろす。

「チーチッチ おっぱーい ボインボイーン」



【一日目・7時00分/近畿地方上空】

【長門有希@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】ナイン
【装備】コアファイター@機動戦士ガンダム
【道具】支給品一式 、朝倉涼子のおっぱい(右)×2、朝倉涼子のおっぱい(左)×2

【思考】
基本:チチをもぐ
1:朝比奈みくるのチチをもぐ
2:涼宮ハルヒのチチをもぐ
3:とにかくチチをもぐ
4:邪魔者はもぐ

【アレルヤ・ハプティズム@機動戦士ガンダム00 死亡確認】

880手っ手っ手ー手っ手っ手手ー:2013/03/07(木) 19:51:24 ID:CqYOZd7k0
 

日本中の新幹線や電車などが次々と運転を見合わせていく中、
東京の「山手線」だけは、
今だ粛々とダイヤを乱さず正常に動き続けている。
放送前にリンちゃんが轢かれそうになったのも山手線だ。
そもそも、山手線が止まるときこそは日本の終焉のときなのだと民明書房の本にも書いてある。

「はぁ……電車動いててよかったなの……」

たくさんの人が乗り降りする山手線の車両のひとつ。
吊り革につかまって、
仕事先のスタジオからホームである765プロへと戻ろうとしているアイドルがいた。
眩しいイエローの髪はきらきらと星のように。
生来のアイドルオーラを感じさせるその少女の名前は星井美希。
今を駆け抜けるスーパーアイドルだ。

「殺し合いなんて……ひどいなって思う。
 しかも、響と伊織はもう……ミキ、みんなが心配なの……」

珍しくうつむいて、美希はずいぶんと落ち込んだトーンで声を出した。
それもそのはずである、さっき行われた野田総理による放送で、
彼女の仲間である我那覇響と水瀬伊織の名前が呼ばれてしまったのだ。
のんきにおにぎりのCMの撮影なんかしてる場合じゃなかったと思う。

「ハニーも……無事だといいけど……」

急いでスタジオから飛び出して電車に乗ったが、765プロの最寄駅までにはまだまだ遠い。
美希は仲間や、大切なプロデューサーのことを考えながら、
はがゆい気持ちで電車に揺られていた――――。

と。

不意にお尻に、違和感を感じる。

(?)

感触は泥。
ぬばっとしたへんなかんじ。
美希は直感で思う……もしかして、痴漢?

「ちょっと……やめて、なの!」

即座に後ろを振り向く。そして叫んだ。
もっとおしとやかというか抱え込むタイプの女子ならここで黙ってしまうものだが、
あいにく美希はそういうタイプとは違って言いたいことは言うタイプだった。

だから彼女は誰も居ない空間に向かって叫んだ。

(――え?)

そう、美希が振り向いたとき、そこには誰もいなかった。
触られたと気付いてから二秒もなかったはずなのに、どこへ?
いや、考えてみれば普通じゃない。
さっきまでこの車両には「自分しか乗っていなかった」はずだからだ。
どういうことなの?
少し怖さを覚えながらも美希が思考しようとすると――。

ぬばっ

また、お尻に不快な感触。

「や、」

しかも今度はさっきよりより強い。もう隠すこともないほどに揉んでくる。
ことここに至って美希は驚きや怒りより恐怖のほうが上回る。
遠慮もなにもないその堂々さが異常に思えたのだ。

(いったい、誰。なの……?)

美希はもう一度後ろを振り向いた。
今度こそ不届きものの姿を確認できると信じて。



そこには、たくさんの「手」があった。


手    手     手    手   手

  手    手  手    手       手

手   手    手   手    手 手
 
 手    手    手   手        手。


「……きゃあああああ!?」



=================



『2番線に電車が参ります……』


「あっ、来たよ真ちゃん。山手線」
「あんまりこの格好で電車なんて乗りたくないんだけど……」

881手っ手っ手ー手っ手っ手手ー:2013/03/07(木) 19:52:20 ID:CqYOZd7k0
 
上野駅のホーム。
千葉県から東京まで歩いてきたものの、
765プロまでにはやはり山手線を使ったほうがいいということで、
二人のアイドルは電車を待っていた。
萩原雪歩は菊地真のたくましい緑色の腕にしがみつくようにして寄りかかっており、
菊地真のほうは困った顔で異形の触角をぽりぽりと掻いている。

『菊地真改造計画』。
765プロ所属の人気アイドル菊地真が、同じく765プロ所属の萩原雪歩の手でさまざまなファッションに身を包む、
毎週日曜日に好評放送中『生っすか!?サンデー』内の(主に女性視聴者に)大人気コーナーである。

そのコーナーで真は、緑の皮膚に赤い目、
うさみちゃんみたいに牙と歯茎が覗いた口、そして触角。。。。という、
怪人めいた仮面ライダーである仮面ライダーシンにガチ改造されてしまった。
男の子っぽいとか女の子らしい格好とかそういうの飛び越した異形の姿。
ものすごく落ち込んだのだが、以外にもパートナーである雪歩からの評判は悪くなかった。

「でも真ちゃんかっこいいと思う……」
「ええっ……?」

こんな感じだったので、真としても改造を決めたスポンサーに抗議するわけにもいかず、
なぁなぁでそのまま収録現場から立ち去るしかなかったというわけだ。

(どうすればいいんだろう。
 でも、殺し合いって状況で仮面ライダーの力が手に入ったんだからメリットはあるのかな?)

せいいっぱいポジティブに考えようと努めて、
真は雪歩とともにホームに滑り込んできた電車のドアが開くのを待った。

そしてドアが開いてみると――。


手    手     手    手   手

  手    手  手    手       手

           美希

手   手    手   手    手 手
 
 手    手    手   手        手。


「……ふえぇ!?」
「み、美希!?」


「あ……真くん……雪歩……はぁん♪」


そこにいたのは大量のブラッドハンドとマドハンド、
あとマスターハンドとクレイジーハンドにいろいろなところをアレされている星井美希の姿だった。


【一日目・7時55分/日本・上野駅ホーム】


【菊地真@アイドルマスター】
【状態】仮面ライダーシンに改造済み
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:どうしようこれ
2:どうしたのこれ!?

【萩原雪歩@アイドルマスター】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:真ちゃんはかっこいいなあ
2:美希!?

【星井美希@アイドルマスター】
【状態】上気
【装備】
【道具】支給品一式、おにぎり
【思考】
1:手……手……手……♪

882手っ手っ手ー手っ手っ手手ー:2013/03/07(木) 19:52:54 ID:CqYOZd7k0
 
【マドハンド×いっぱい@ドラゴンクエスト】
【状態】健康、なかまをよぶモード
【装備】
【道具】なし
【思考】
1:マドハンド は なかまをよんだ!
2:マドハンド は おっぱいやおしりをもんだ!

【ブラッドハンド×いっぱい@ドラゴンクエスト】
【状態】健康、なかまをよぶモード
【装備】
【道具】なし
【思考】
1:ブラッドハンド は なかまをよんだ!
2:ブラッドハンド は おっぱいやおしりをもんだ!

【マスターハンド@スマブラ】
【状態】健康
【装備】
【道具】なし
【思考】
1:ハッハッハッハッハ(不敵な笑い声)

【クレイジーハンド@スマブラ】
【状態】健康
【装備】
【道具】なし
【思考】
1:ハハッハハッハッハ(不敵な笑い声)

883ふかふかベッドを探して:2013/03/07(木) 21:51:40 ID:CqYOZd7k0
 

吸血鬼というものは背中に羽根が生えている。
ので、寝るときが大変だったりする。
だってベッドが硬いと仰向けに寝たときに羽根が邪魔になってうざいし、
横向きに寝るにしたって羽根のせいで寝返りがうてない。うつ伏せで寝るのは論外。
そんな理由で昨日もお気に入りのベッドをいたずらに破壊してしまった。

「――さて咲夜。今回こそ最上の“獲物”を探すわよ」
「ええ、お嬢様」

よって誇り高き吸血鬼レミリア・スカーレットとその従者十六夜咲夜は、
名古屋のニトリへとベッドを探しに繰り出したのだった。

「初めて来たけど河童みたいな名前の店ね」
「あの河童のように腕が確かならいいのですが」

意気揚々と店内に入った二人……。
数分後、レミリアは体験マッサージチェアでくつろぐこととなった。



【一日目・8時12分/愛知・名古屋・ニトリ店内】

【レミリア・スカーレット@東方project】
【状態】健康、くつろぎ
【装備】マッサージチェアに座っている
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:人間風情がいいものを作るじゃない……
2:眠くなってきたわ

【十六夜咲夜@東方project】
【状態】健康
【装備】十徳ナイフ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:レミリア様のくつろぎ顔!

884消えたメガネとジャンケン大戦:2013/03/08(金) 00:14:54 ID:jXiSXV/k0
 

「じゃんけんぽん!」

ズドーン

「じゃんけんぽん!ウフフフフフゥ!」

ズドーン

「「じゃんけん……ポォオォォォオオオオン!!!!」」

ズドドーン


千葉と茨城の県境付近、ここでは放送は聞こえていなかった。
キュアピースとフグ田サザエが行い始めたじゃんけんバトル――。
その掛け声とともに行われる強力なエネルギーの爆散が辺りに飽和しているために、
放送の音がかき消されてしまったのだ。

電柱がチョキリと折れて、
屋根がはじけ飛びパーンと音を立て、
ググゥと地面が持ち上がって、
それでも衝撃の余波による破壊は止まらない。
渦中の主婦はプラカードを剣のようにして黄色の少女の電撃を切り捨てる、
少女はそれを見て悔し涙を流しながらVの字にした手を振りかざす、
瞬時、雷雲無しに放たれる亜高速。
10万ボルトの殺害雷光を、チョキのプラカードで主婦は相殺(あいこ)する。
近くにあったお地蔵様がはじけ飛んで墨になった。
両者はにらみ合い、「次の手」を繰り出す――。

「相手を粉にするまで(あいこで)」
「――殺し合いましょう(しょ)!!!!」
 
このじゃんけんバトルの発端は、
サザエが家族と合流するために急加速させていたオープンカーだ。
それはバトルロワイアル開始直後にいきなり何人もの人を跳ね飛ばして殺した。
が、サザエはそれについて「まぁ、いいか」と言ってスルーした。
キュアピースはこれを目撃していた。
正義感の強いプリキュアである彼女はサザエのこのカオスロワ的態度に義憤して後を追い、
キュアピースサンダーで彼女の車に乗っていたやらない夫を殺害。宣戦布告をしたのだ。

少女はサザエをやっつけるつもりでじゃんけんを仕掛け、サザエはプラカードで応戦。
結果、現在にいたるまで467回連続でのあいこ。
いまだ勝負はついていない。
衝撃の余波で、千葉と茨城の境界線はもうどこが道路だったのか分からなくなってきた。
辺りが更地になるほうがもしかしたら早いかもしれないくらいだ。

「ああもう――何でじゃんけんでこんな、衝撃波とか出てんのォオオ!?」
「しょうげきは〜!」
「メイちゃん! 起き上がっちゃ危ないって!」

すでに乗っていたオープンカーはやらない夫の死体と共に消し飛んだので、
サザエと一緒に車に乗っていた志村新八とメイは辛うじて残っているブロック塀の影に隠れている。
じゃんけんによる衝撃派フィールドが四方に展開しているがために、
逃げようとその場を動くことさえ敵わなくなっているのだ。
実際にキュアピースとサザエは縦横無尽に辺りにクレーターを作りながらじゃんけんを繰り広げており、
一般人では目視するのも難しく、
剣術に多少優れた新八がどうにか攻撃発生位置を予測して避けれている現状だ。

885消えたメガネとジャンケン大戦:2013/03/08(金) 00:15:52 ID:jXiSXV/k0
 
今も不可視のソニックウェーブが新八とメイの眼前一センチ先を通過し、
地面に突き刺さって爆音を立てた。

「……あぶなっ」
「あはははは〜! ぼ〜ん! おもしろいね、メガネ!」
「メガネって言うなって言ってるだろメイちゃん!? いくらジ○リのキャラだからって怒るよ!?」

ツッコミも心なしか焦ったものになるメガネ。どうにもいつものキレがない。

「というか実際焦ってんだよ!!!! このままじゃ死ぬでしょーが!」
「「――プリキュア・ピース・サンダー!!!」」
「ああもう!」

地の文にツッコミを入れつつ、コンマ数秒の判断でメイの首根っこを掴みジャンプする新八。
メガネを落とした。
すると彼らが居た場所に落雷が落ちて、黒焦げの跡を残す。
メガネは跡形もなく消滅した。

「あ――――あァアアアアアアアアアア!!!???」


【新八のメガネ@銀魂 消滅】


◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎


「じゃんけんぽん!」

ズドーン

「じゃんけんぽん!ウフフフフフゥ!」

ズドーン

「「じゃんけん……ポォオォォォオオオオン!!!!」」

ズドドーン


十分後――なおもつづく戦場爆音のオンパレードの中、メイを横に立たせ、
地面に這いつくばって新八は泣いていた。
その涙が地面に落ちるのを遮るメガネはもう、今の彼には存在しない。
ただ涙は地面に落ちて濃い色のシミをつくるだけだった。
志村新八にとって、メガネとは命である。
キャラ付けのためとかトレードマークとかそういうのを超えて、なければならないものなのだ。
そのメガネが、消された。
だから泣いている。それ以外に、なんの理由がある?

「メガネ……」
「メイちゃん……僕はもうメガネじゃないんだ。
 メガネはね、死んでしまったんだよ。もう戻ってはこないんだ。
 あの輝かしい時間は終わって、僕たちは喪失感と向き合うべきなんだ」
「も、元メガネ……?」

さすがのメイちゃんも元気いっぱいにちょっかいを出すのをやめてしんみりする。
新八は過労で死にそうな営業マンが見せるような笑みをメイに見せつつ、デイパックを開く。
そこには召還魔法陣が書かれていた。コンビニで買った魔法陣である。

「だからねメイちゃん。メガネがない世界と向き合うために、まずはここを静かにしようか」

新八はその魔法陣を石でコンと叩いた。
すると新八が望む「争いを収めるための魔術式」が発動して――魔法陣から戦士が召還された!
四人のジャンケン戦士である!

886消えたメガネとジャンケン大戦:2013/03/08(金) 00:16:39 ID:jXiSXV/k0
 

「余のジャポニカジャンケンでこの争いを治めてくれよう」
  あれは――――ジャポニカジャンケンの使い手、ジャポニカ王子だ!!!

「ハァイ、コニーだよ! すごい雷! じゃんけんで治めなきゃ!」
  あれは――――ジャカジャカジャンケンの使い手、コニーちゃんだ!!!

「あれー? さっきまでメシ食ってたんだけどな……まあいいか」
  あれは――――子供のころはジャン拳で戦っていた! 孫悟空だ!!!

「……T H I S  W A Y?」
  あれは――――ゴ、ゴンさんだ……!


四人の戦士は新八とメイちゃんを守るようにして四方に出現した。
そのじゃんけんオーラのようなものは場にもれ出して、
戦闘中のフグ田サザエとキュアピースの直観に響きわたった。
一瞬戦場が止まる。雷の鳴り響く音や、プラカードが空気を切り裂く音も消え、音が止む。
空気も止まる。ぴりぴりと張り詰めた弓のように、膨張だけを続けていく。

「……。」×6。

そして流れた沈黙の間に六人のジャンケン使いは場の状況を理解した。
うつろな目で新八が命じる。

「じゃんけんを、してください」

と。


◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎



「「「「「「じゃんけん―――――ポン!!」」」」」」


ゴンさんがまずは仕掛ける。
そのマッチョな体に見合わぬ音速に近い動きでキュアピースの懐へもぐりこみ、
必殺のグーを幼いボディに叩き込まんとす。
キュアピースのピースサンダーは亜光速であったがその剛腕にはかなわない。
しかしゴンさんのグーは防がれる。

サザエのプラカード。
主婦は決闘にちゃちな邪魔が入るのをよしとしなかったのだ。
その背後から孫悟空がジャン拳のチョキを繰り出すが、
ゴンさんのグーがフィールドに及ぼす影響力が強すぎて弾かれてしまう。

しかしジャポニカ王子は、
サザエ、ゴンさん、悟空の隙をついてさらにキュアピースに近づき、
学習帳にペンで淫語を書きこむときのような手つきでピースの顔にグーパンを仕掛ける。
だが偶然にもコニーちゃんが繰り出していた愛の平手打ちにそのグーは包まれてしまう。
統率のとれていない遊撃戦法の弱点が露呈した形だ。
サザエが嗤い、プラカードを振り下ろした。

さて、ピースサンダーが雷鳴をあげてパーを出したコニーちゃんを黒コゲにしようとする。
しかしその前にゴンさんがグーを、
だけどサザエがパーを。
しかし悟空がチョキを、あれ、でもジャポニカ王子はグーを出しているし、コニーちゃんはパーで。
世界は循環するエネルギーの渦にのみこまれるようにしてブラックホール的なにかを発生させた。

「あっ」
「えっ」
「……」
「あー」
「これは」
「Oh……」   

そして。
六人がハニカム状に並び、最後に行われたジャンケンは――茨城を更地へと変えた。

887消えたメガネとジャンケン大戦:2013/03/08(金) 00:18:15 ID:jXiSXV/k0
 
ゴンさんとジャポニカ王子がグーを出し、
サザエとコニーちゃんがパーを出し、
孫悟空とキュアピースがチョキを出した、

その結果今までの三倍、
いや三乗規模の相殺(あいこ)が発生し……エネルギーの濁流がすべてを呑み込んだのだ。
すべてが消えてしまった土地で、一人立つのは少女、草壁メイのみであった。

「元メガネ……」

自暴自棄になって召還したジャンケン四闘士とサザエ、キュアピースの化学反応が起きる直前に、
志村新八はメイちゃんを庇うようにして少女の体を抱いたのだった。
それはメガネが無いことに向き合おうとした青年のせいいっぱいの強がりだったのか、
あるいはただの偶然なのか、それを知る者はもういなくなってしまった。

「……おねえちゃんを、探すんだっ」

メイはそう決意すると自分の足で群馬に向けて歩き出した。
しかし、ふらふらと頼りなく歩く少女は、すぐに倒れて、そしてぴくりと音を立てたあと、動かなくなった。
その背中にはサザエさんのプラカードが無残にも刺さってしまっていた。
ああ、
それはあるいは、
人を轢いた車に乗っていながら無邪気に笑っていた少女に襲い来た因果応報なのか。
あるいはやはり、ただの偶然なのか。それを知るのはじゃんけんの結果を事前に予知するくらい不可能なことだ。
ともかくこれで、全員あいこ。



【草壁メイ@となりのトトロ 死亡確認】――殺害者、フグ田サザエ
【フグ田サザエ@サザエさん 死亡確認】 ――殺害者、孫悟空
【志村新八@銀魂 死亡確認】――――殺害者、キュアピース
【キュアピース@スマイルプリキュア! 死亡確認】――殺害者、ゴンさん
【孫悟空@ドラゴンボール 死亡確認】――――殺害者、ジャポニカ王子
【ジャポニカ王子@ジャポニカ学習帳 死亡確認】――――殺害者、コニーちゃん
【コニーちゃん@ポンキッキーズ 死亡確認】――――殺害者、キュアピース
【ゴンさん@ハンターハンター 死亡確認】――――殺害者、フグ田サザエ


【一日目・7時40分/千葉と茨城の県境 全滅】

888こいつらおまわりさんです:2013/03/09(土) 23:57:19 ID:4On476u.0

「こ……こんな馬鹿な……お、俺の『真・ネガタロス軍団(仮)』が、こうもあっさりと……」


黒づくめの鬼のような怪人・ネガタロスは、目の前で起こった惨状が理解できず混乱していた。
このバトルロワイアルに乗じて参加者の一部を勧誘し新たに作り上げた自身の悪の軍団。
先の第一放送までに集めた決して弱くない精鋭達が、本格的に動き出そうとしたその矢先に
『全滅』したのだ。
それもたった二人の手によって。
自分の目の前には先ほどまで部下だった者達の無残な死体が大量に横たわっていた。
(死体と言っても大多数は爆☆殺されて五体四散したものなのだが)


【ヒトデヒットラー@仮面ライダーX 死亡確認】
【コマサンダー@仮面ライダースーパー1 死亡確認】
【サイ怪人@仮面ライダーBLACK 死亡確認】
【ピンクラビットイマジン@仮面ライダー電王 死亡確認】
【シュバリアン@仮面ライダーディケイド 死亡確認】
【親子丼ドーパント@仮面ライダーW 死亡確認】
【イカジャガーヤミー@仮面ライダーオーズ 死亡確認】
【野球仮面@秘密戦隊ゴレンジャー 死亡確認】
【リザードダブラー@宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE 死亡確認】
【ショッカー戦闘員×大量@仮面ライダー 死亡確認】


「貴様ら……一体何者だぁ!?」
怒りに震える声で叫ぶネガタロスの前に白煙の中からゆっくりと姿を現したのは―――

「警視庁秘密捜査官警視正、機動刑事ジバン!!」
「新米婦警、音無キルコです!!」
ヘビーメタルな装甲に身を包んだロボットと、トンファーブレイドを構えた眼帯の女だった。


「刑事に婦警だと……貴様ら警察の連中か!」
「対バイオロン法第1条、機動刑事ジバンは、いかなる場合でも令状なしに犯人を逮捕する事が出来るッ!」
「あァ!?」
ネガタロスの質問も意に反さず、ジバンは腹部から出した電子手帳を構えて妙な法律を読み上げ始めた。

「第2条、機動刑事ジバンは、相手がバイオロンと認めた場合、自らの判断で犯人を処罰する事が出来るッ!」
「おい、誰がバイオロンだ! 俺はイマジンだ!!」
部下達を殺された怒りと苛立ちを抑えきれず、ネガタロスは大剣ネガタロスォードをジバンに振りかざす。

「はァッ!」
「ぬぅっ!?」
だが振り下ろされた剣はジバンの寸前でキルコのトンファーブレイドに受け止められた。
「(こ、この女俺の剣を軽々と……人間なのかこいつ!?)」
「第2条補足、場合によっては抹殺する事も許されるッ!!」
「ぐはぁっ!」
それを合図に条文を読み上げ、ジバンは困惑するネガタロスの顔面に拳を繰り出した。


「貴様っ、そんな訳のわからん法律があるか! 本当に刑事なのか!?」
「失礼ですねぇ、さっきのはれっきとした日本の法律ですよ? ですよねジバンさん?」
「無論だ!」
「嘘だッ!!」
もっともな疑問をぶつけるものの、目の前の二人はけんもほろろな回答をぶつけてきた。
内容はさておき、対バイオロン法は国家上層部によって取り決められた法律なのは確かである。
当の本人はバイオロンでも何でもないのだが、ジバン本人がバイオロン認定してしまったので手遅れである。


「さて――――それでは悪の組織のボスを『成敗』です!!」
「おいこらちょっと待て、お前ら警察だろ、逮捕じゃないのk」
「くらえぇ―――――――――――ッ!!」

ツッコミも言い終わらぬうちにトンファーブレイドを叩き付けられ、ネガタロスは地面をえぐるレベルの
衝撃を身に纏いながら華麗に宙を舞った。
だがまだ終わらない。

「エネルギーチャージ! オートデリンガーファイナルキャノン!!」
「……ッ!!」
ジバンの装備した大型火器からの砲撃をも食らい、オーバーキルと言わざるを得ないダメージを受けつつ
そこでネガタロスの意識は潰えたのだった。


ちょうど背後にあった東京タワーをも巻き込みながら。


【ネガタロス@仮面ライダー電王&キバ 死亡確認】

889こいつらおまわりさんです:2013/03/10(日) 00:00:16 ID:MCGIEH560

「罪もない人々を殺し合わせるだけでなく、新たな悪をも生み出すとは……恐るべしバイオロン!」
「ジバンさん、最初に会った時も言ってましたけど、そのバイオロンっていうのが殺し合いの首謀者
 なんですか?」
「おそらくそうだろう。あの野田総理もきっとバイオロンがすり替えた偽物に違いない。そもそもこの
 殺し合いが行われる原因となった日本以外の大陸の沈没も、もしかしたらバイオロンが関わっている
 可能性が捨てきれない。それを確かめるためにも僕達は野田総理の元へと向かわなければ!」
「もちろんです! 私も精一杯お手伝いしますから!!」

機動刑事ジバンこと田村直人も、本来なら警視庁所属の公務員、野田総理に従う身である。
だが彼がこの殺し合いに乗らなかったのは、実は悪法と名高い対バイオロン法のおかげでもある。

第3条 機動刑事ジバンは、人間の生命を最優先とし、これを顧みないあらゆる命令を排除することができる。

これは野田総理のバトルロワイアルに相反する条文である。
さらにジバンはこの殺し合いが始まった当初よりその開幕までの事態の不自然な部分に違和感を覚えており、
早々にバイオロンが関与している可能性を視野に入れていた為に開始から反旗を翻したのだ。

ちなみにキルコはというと、この殺し合いで最初に役職上上司であるジバンに出会っていた事もあり、
今まで彼と共に周囲の悪党もろもろを叩き潰しながら野田総理や知り合いの行方を捜していたのである。


「……で、これからどうしましょう? これ以上当てもなく探し回るのもアレですし」
「ああ。できれば先ほど放送で名前が呼ばれた二人を保護する事も考えたいが―――」

コンッ

と、その時である。
ジバンのボディーに上空から飛んできた何かがぶつかったのは。

「これは……」
「野球のボールですね、どう見ても」

ジバンファイバー製のボディーは野球のボール程度で傷つく事はない。
問題はなぜボールが飛んできたかである。

ジバンとキルコは知る由もなかったが、これは今からしばし前に渋谷109前で行われた千石うぐいすと
ティガニキの投球勝負の末にうぐいすの打った特大ホームランの球である。
あの時打たれたボールが、巡り巡ってここまで飛んできたのだ。

「このボールは渋谷の方角から飛んできた……まるで僕達を呼んでいるかのようだ」
ボールを握りしめ、ジバンはキルコに向き直る。
「キルコ君、このボールの飛んできた方角に行ってみよう。何か手がかりが掴めるかもしれない」
「分かりました、行きましょうジバンさん!」


かくして、情け無用の機動刑事と元傭兵の新米婦警は一路渋谷へと歩を進めるのだった。
この不毛な殺し合いを止める為に。


二人の後ろには、根元から叩き折られた東京タワーが朝日を浴びながら悲しそうに佇んでいた。



【一日目・7時30分/東京・東京タワー前】

【情け無用の警官コンビ】
【田村直人@機動刑事ジバン】
【状態】健康、強い決意、機動刑事ジバンに変身中
【装備】マクシミリアン、電子手帳、パワーブレイカー、ニードリッカー、オートデリンガー
【道具】支給品一式、ダイダロス
【思考】
基本:バイオロンを倒して殺し合いを止める
1:まゆみちゃんは無事だろうか……
2:渋谷方面へ向かう
3:おのれバイオロン!
※この殺し合いはバイオロンの仕組んだものだと思っています。
※野田総理はバイオロンがすり替えた偽物だと思っています。

【音無キルコ@新米婦警キルコさん】
【状態】健康、テンション高い
【装備】トンファーブレイド
【道具】支給品一式
【思考】
基本:野田総理を成敗して殺し合いを止める
1:ジバンさんと協力して悪党を成敗する
2:大活躍しちゃいますよー!
3:渋谷方面へ向かう
4:ハル先輩達、無事かなぁ?



※東京タワーが倒壊しました。

890天魔王降臨:2013/03/10(日) 13:26:13 ID:Vvh4r7EI0
「どうしてこうなった」

天魔王の忠実な下僕、悪魔神官アントリアはそう呟かずにはいられなかった。
最近までは、十数年ぶりの復活に心躍らせていたというのに。
時を経てのリメイク、それは大抵の場合悪役に強化補正がかかるものである。

「どうして……」

自慢じゃないが、自分は序盤の壁になっていると確信していた。
高威力の閃熱呪文べギラマ、強靭な肉体から繰り出される火炎斬り。
防御を貫通し、場合によっては一撃で敵対者を棺桶送りにする念じボール。
そして、自身の弱点さえも克服してしまえるマジックバリア。
隙のない、磐石の構え。これに補正がかかったら、一体自分はどれほど強くなってしまうのだろうか?
その強化された自分を見た人間達の絶望する姿を想像したら、笑いが止まらなくなった。

悲しい現実を見るまでは。

「どうして、私じゃなくて幼女の方に補正がかかったんだー!」
「邪悪なる魔物よ、また人間同士の殺し合いを企てるなど、許せません!
 今一度滅びるといいであります!」
「ぅゎょぅι゛ょっょぃ」

嘆き悲しみながら、アントリアは異常な威力の会心の一撃をぶちかます幼女の前に完全敗北した。

【悪魔神官アントリア@ドラクエ7】 死亡確認

【一日目・7時30分/日本・池袋】
【フォズ大神官@ドラクエ7】
【状態】健康
【装備】賢者の杖
【道具】支給品一式
【思考】
基本:魔物が化けているであろう偽の総理を倒す
1:邪悪そうな魔物は倒す
2:仲間がいれば探したい




「……えげつないわねぇ」

そんな様子を、影からこっそりと覗いている男がいた。
長い前髪をファサァと優美にかき上げながら覗いている男が。

「まったくもう! 美しい私たちを微妙に弱体化させたのも許せないけど……
 誰なのよ日本以外の大陸潰した奴は!? それに主催者のノダもどこよ!?
 世界に一つだけ島国残して後は制圧済みって、この私とキャラが被ってるじゃない!
 生かすも殺すも自由自在、支配者となるべき者も万物の王たる私以外にありえないでしょう!?」

かなり激昂した様子で、しかし要所要所で無意味にポーズをとったりしている男が。
この男こそ、先程殺害されたアントリアが崇める天魔王、オルゴ・デミーラ。
公式が認めるビジュアル系の魔王である。

891天魔王降臨:2013/03/10(日) 13:27:10 ID:Vvh4r7EI0
かつて神を葬ったり、大陸を細かくわけて封印したり、封印後も優秀な部下を送り込んで人間を絶望のどん底に落としたりと、
やりたい放題なこの男、自身を万物の王にして天地を束ねる者と称する程に傲慢、かつそれだけの力を持っていた。
そんなデミーラであるが、何があったのか支配予定の国は全て潰されて残った国は日本のみ、
その日本でもノダという男が主催者、つまりは今の日本における頂点に君臨しているというのだから、黙ってはいられなかった。
バトルロワイアル開始直後から、まずは色々事情を知っているであろうノダを始末しようと動き回っていたのだが……
これが見つからない。
仕方がないので、かつての優秀な部下たちを回収して回ろうと思えば……
今さっき目の前で部下がぼこぼこにされて殺された。
何をやっても思うように事が運ばない。これはよろしくない。

「この私としたことが、なんて美しくない無様な体たらく……
 あってはならないこんなこと! 私の美しさは不滅! あらゆる面において美を教えるべき存在なのよぉ!」

再び髪をなびかせつつ、無駄な回転を加えながら、
美にはうるさい魔王が再び空を舞う。


【一日目・7時30分/日本・池袋上空】

【オルゴ・デミーラ@ドラクエ7】
【状態】健康、美しい人間形態
【装備】不明
【道具】支給品一式、香水、口紅
【思考】
基本:主催者を美しく皆殺しにして自分が支配者となる
1:美しく早く主催者本部を見つける
2:かつての部下を美しく回収する
3:部下にふさわしい参加者がいれば、新しい魔王軍として美しくスカウトする
4:日本以外を潰した首謀者がいるなら、そいつも美しく殺す
5:できれば醜い本気形態にはなりたくない
※美の感じ方は人それぞれです

892重量感あったよな!:2013/03/12(火) 01:35:04 ID:V4wy8img0

 岩手県盛岡市。
 パズーと親方はいつも通り作業をしていた。
 そして、今日。予定通りなら空から女の子が降ってくるはずである。

「親方、空から女の子が! ……よし!」
「ばっちりじゃねぇか!」
「へへっ、この日のために準備してからな!」

 前の日より寝ずに女の子を待っていたパズー。
 だって、彼女が空から降ってくる。こんなジブリチックなことなど一生に一度あるかないか微妙である。

「……そろそろ、本番だな!」
「はい!」

 そして、ついに本番。

(よし、行くぞ!)

 気合十分のパズーは走り出した。
 
(ここだッ!)

「親方、空から女の子が!」

 パズーは叫んだ! そして……




                           |!        i| :
                            |!       i| i
                             |!         ∨|
                              |!            i!
 ┌─────┐                 i  |!           i|
 │          │                 i! |!         i|
 │          │                 |∨             i!
 │          │┌─| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   i|!            i|
 │          ││  |_____|   |!              i|
 │          │└────‐┘    |!              i|
 │          │               |!            i|
 │          └────┐      |!                i|
 │                    │       |!              i|       ┌──| ̄ ̄ ̄|┌───┐
 │                    │       |!             i|        │    |___|│      │
 │                    │    i! |!                i|         └──‐┘    │      │
 │                    │    |i |!              i| i                 |      │
 │          ┌────┘     i|∨             ∨|                  |       ,ノ
 │          │            |l                  l|                  |___/
 │          │             |l                l|  !
 │          │             |l                     l| i!
 │          │   、          |l                ∨|          /
 └─────┘    \         |l           :            l|
                         |l          i           l|     /
                  \ _ノ,'      _  |!         l|     /
.          く>         ヾ<       /Υ 〉 !|   _  |]    ー '´/
                        }l       〈_::」/  :!:i:  〈/    __   l {      /
.               \、    /,    __     .:|.:|: .     _ノ::::\\  、ヽ. __/
                   \ー '    「::::://    . :.:|:.:.v!: .    \::::://    ー   (       /
                    ) )     〈::::://   . . : ::!:.: .:|: : .      ̄      i      ー '/
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.           \ー '    i!       . . .: : :|!: : |..: . :l : く]: . i. .        !:l      //
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                 ):.:\ 八:.\_ 人 )、 : : ノ.:V.: : .::.: :!: :人 八,、 ノl / : ノ,、 /: (
.         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

893名無しさん:2013/03/12(火) 01:35:38 ID:V4wy8img0

 ガチで堕ちてきた。
 だってこの娘、あの五十嵐まゆみちゃんだぜ? 重量感あるからな!
 空から降ってきたら、マジでこうなるわな。

 なお、岩手県自体はまゆみちゃんの落下の衝撃で粉微塵になってしまった。
 岩手にいた奴らはそのまゆみちゃんの衝撃で死んだ。

【パズー@天空の城ラピュタ 死亡確認】
【ダッフィー@天空の城ラピュタ 死亡確認】
【ドクター・ギバ@機動刑事ジバン 死亡確認】
【無敵将軍@忍者戦隊カクレンジャー 死亡確認】
【ラディッツ@ドラゴンボールZ 死亡確認】
【ギロロ@ケロロ軍曹 死亡確認】
【ジョン・ランボー@ランボー 死亡確認】
【秋山澪@けいおん! 死亡確認】
【キャプテントンボーグ@ビーロボカブタック 死亡確認】
【ジョウカエン@トミカヒーロー レスキューファイアー 死亡確認】
【その他岩手県民 死亡確認】

【一日目・8時30分/岩手県だった所】

【五十嵐まゆみ@機動刑事ジバン】
【状態】健康、爆睡中
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:ジバン探す
1:眠いから寝る、明日になったら本気出す。
※岩手県を震源とした大地震が発生しました


「明日のパンツが無かったら即死だった……」
「いや、俺のパンツにそんな効果ないからね!?」

 一方、数時間前まで岩手に居たポコと映司はすでに宮城県に移動していたので特に被害はなかった。 

【一日目・8時30分/宮城県】
【ポコ@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】映司のパンツ@仮面ライダーオーズ
【道具】支給品一式、種籾@北斗の拳
【思考】
1:あしたって今さッ!
2:流石、兄ちゃんのパンツだッ!


【火野映司@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、パンツはいてない
【装備】オーズドライバー、メダジャリバー、メダガブリュー
【道具】基本支給品一式、各種コアメダル、小銭
【思考】
基本:殺し合いを止める
0:今の衝撃は一体……?
1:俺のパンツ……

894ラピュタパン:2013/03/15(金) 01:19:29 ID:3NH.L4PY0
 

「おい、ヴィヴィオ、えーっと……食パン食うかい?」
「いりません」
「目玉焼き乗ってるから。ラピュタパンだから、ほら食べなって」
「……すいません、いりません」

 時計はすでに9時を差していた。つまりロワ開始から9時間が経ったことになる。
 だがまあ、カオスロワにおける時間の進みなんてそう整合性を取るものでもないので、
 「始まってからけっこう経って、あと放送が終わって少し経ったくらい」くらいの認識で問題はない。
 大切なのはそろそろお腹が空いてくる時間だということだけ。
 ぐぅー。
 とお腹で虫が鳴き声を上げる時間だということだけである。

「っほら、またお腹鳴ってんじゃねえか。お腹が空いちゃ、何もできねーぞ。食べろって……」
「いりませんっ! ……ごめんなさい。今は、なにもしたくないんです……」
「……」

 千葉のホテル近辺でショッキングな事件に遭遇し、
 そこから逃げ出した魔法少女・佐倉杏子と高町ヴィヴィオは、
 現在市内の民家で休息を取っていた。
 というのも、ホテルで出会ってしまった高町なのは――ヴィヴィオの母親だという――が、
 何故かボンテージを来て少年と野外前後行為に及んでいたというショックがヴィヴィオを襲ったからだ。
 あれからすっかりテンションをガタ落ちさせたヴィヴィオは、
 杏子が創ったラピュタパンの美味しそうな匂いにも反応を見せずに部屋の隅でうずくまっている。
 無理やり食べさせようとしても跳ね除けられる。
 当然と言うか、やはりショックで塞ぎこんでしまったようだ。

(うー、なんとか元気出してもらいて―けど……。
 “親が豹変してた”ってのは、やっぱ堪えるよなぁ……あたしも、そうだったしな)

 親の豹変を見てしまった子供の気持ちを杏子は知らないわけではない。
 なにしろ自分自身がその経験があるからだ。
 今からすれば昔の話。杏子は父を自らの手で狂わせてしまった。
 ……その経過と顛末については、おそらく他に詳しく語られているロワがあるので割愛するが、
 結果として杏子の父は杏子の家族と共に死んでしまった。
 そのことについて杏子は酷く後悔している。
 もう二度とあんな悲劇を繰り返すまいと思うくらいには。
 だから、なんとかしてヴィヴィオを元気づけ、そして高町なのはも正気に戻して、
 二人でこの殺し合いを生き残ってほしい……そう杏子は考えていた。

(でも……どうすりゃいいってんだよ……)

 溜息をつく。
 時間ばかりが過ぎていき、これでは高町なのはが無事なのかどうかさえ分からないままだ。
 放送では名前を呼ばれなかったため、まだ生きているとは思われるが……。
 ぐるぐる回る思考の渦、
 出ない答え、
 過ぎていく時間、
 焦りに焦り、
 ついに杏子はしびれを切らした。

「――だーっ! ごちゃごちゃ考えててもしかたねぇ! ヴィヴィオ、口開けろ!」
「はいっ? ――もごぉっ!?」
「辛いときは! おいしいごはんを食べろ! 
 部屋の隅でうずくまって、それで辛さに打ち勝てるか?
 寝てれば治るか? ちがうだろ! 心がボロボロなときはパワーが足りねぇんだ!
 お腹いっぱい食べて、魔力蓄えて、それから心の中の魔女を倒せ! だから、食べろ」
「もがっ、も、ちょ……ん……」

895ラピュタパン:2013/03/15(金) 01:20:42 ID:3NH.L4PY0
 
 ヴィヴィオの口に無理やり押し込んだラピュタパンは、
 少し涙目になりつつも、ヴィヴィオに咀嚼されて彼女の胃へと少しずつ消えていく。
 すでにやってしまった後だが、分の悪い賭けだったと杏子は思った。
 無理やり奮い立たせるようなやり方が、人の心を動かすことは少ないからだ。
 だが……。
 恐る恐る聞く。

「どうだい。不味いかい」

 ごくり、とパンを飲み込む音がしたあと、
 まだ少し薄暗い表情ながらもヴィヴィオは杏子の問いに答えた。 

「…………い、いえ。おいしかったです。その……ありがとう、ございます」

 流石は半熟目玉焼きとパンの完成された調和、
 シンプルイズベストの組み合わせによるハーモニーが話題のラピュタパンだ!
 ヴィヴィオは少しだけ精神を回復させた。


【一日目・9時00分/日本・千葉県】


【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、満腹
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:マミの仇を取る為にも、殺し合いを止める。
1:ヴィヴィオとなのはをもう一度引き合わせ、生き残らせる
2;なのはを正気にもどす
〔備考〕
※最終回で世界が改変された後からの参戦なので、鹿目まどかの存在を知りません。
※なのははパニックで奇行をしてたのだと思っています


【高町ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはVivid】
【状態】健康、激しいショック(若干回復)
【装備】セイクリッドハート@魔法少女リリカルなのはVivid
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いには乗らず、みんなを助ける
1:ママ……何で、あんなことを……
2:もう一度会って確かめないと!

896未来なんて変えなければよかった:2013/03/15(金) 02:45:55 ID:3NH.L4PY0
 

 そのころ、ヴィヴィオが落ち込む原因を作った当の高町なのはは。

「うっ。う”ぁ〜〜っ。あ”ぁ”……ひっく。えっぐ」
「な、なのは……いくらなんでも泣きすぎだよ。涙、枯れちゃうよ」

 さすが親子というべきか、
 ホテルの一室に戻ってヴィヴィオと同様に部屋の隅でうずくまっていた。
 ただしこっちはガチ泣きしている。
 さっきまで逆レイプの被害に遭っていたユーノ君が逆に心配するくらいのガチ泣きだった。

「だっで。だっでわだし、ヴィヴィオに嫌われだ〜!」
「とりあえずお、落ち着いて! なんでなのはがあんなことしたのかは分からないけど、
 今のなのはは僕の知ってるなのはに戻ってるから。
 もう一度きちんと話をすれば、その――ヴィヴィオちゃん? だって分かってくれるよ。
 ……いや、それにしてもなんで……あんなことを……僕、枯れちゃうかと思ったよ」
「ぞれは……こ、この千年タウクで―――――――」


       『済まないが死んでもらうぞ、少年少女』


「――――え?」
「……どうしたの、なのは?」


    『さてあとは少女、君だけだ。残念だが逃げ場はない』


「み、未来が」
「未来?」
「未来が、見えるの」


              『――さらばだ』


「か、変わったの。未来が」
「え」
「私とユーノくんは、こ……このままじゃ、殺されるっ――!!」

 いつのまにか、なのはが千年タウクで見た未来が、変わっていた。
 それもすごく近くの未来。
 二人はこのホテルの一室に居た。
 相対していたのは戦闘用らしき奇妙な全身スーツを来た男。
 その両手は紅い血に濡れていた。
 絶望に乾いたような声で男は二人に襲い掛かった。
 ユーノ・スクライアがなのはを庇い、その攻撃をどてっぱらに受けて死んだ。
 なのはは恐怖で動けていなかった。
 男はなのはの眼前で死体の尻を蹴り、すぐになのはの方に顔を向けた。

 そしてなのはを。
 殺した。

「――この千年タウクは未来が見えるの。未来の私はやつれてた、
 だから私、ユーノ君と既成事実を作って未来を変えようとした……」
「……既成事実は出来た。だから、未来は変わってしまった。
 なのはがヴィヴィオと出会って、落ち込んで――その間に殺人者が現れる」
「そして私を殺す未来に」

 未来は変わってしまった。
 試しにユーノ・スクライアが千年タウクを付けてみたが、予知結果は同様だった。
 DEAD END。
 二人はこのあと死ぬ未来を知らず知らずのうちに選択してしまっていた。

「私のせいだ。わ、私が自暴自棄になったから。私のせいでユーノ君まで――」
「落ち着いてなのは! ま、まだ死ぬと決まったわけじゃない。
 予知結果はホテルの中だったんだ。ホテルから出ればまた未来が変わるかも」
「無理よ。もうホテルからは出られないわ」
「!?」
「え?」

 緊迫した会話に差し込まれる声。
 ドアの方からだ。なのはとユーノがドアの方を向くと、
 そこにいたのは頭から血を流している紫髪ツインテの少女だった。

「あ……自己紹介、してないっけ。はじめまして、あたし、柊かがみ。
 ……覗かせてもらってたの。ごめ、んね」
「血――あ、頭から血が! どうしたの!? だ、だいじょうぶなの!?」
「ホテルから出られないって、どういうこと!?」
「窓、開けてみれば、分かる、わ」

897未来なんて変えなければよかった:2013/03/15(金) 02:47:58 ID:3NH.L4PY0
 
 人指し指で、プライバシー上曇りガラスになっている部屋の窓をかがみは指す。
 ダッと駆けだしてユーノが窓を開けようとする。
 鍵を開ける。押す、引く。スライドさせる。
 開かない。
 「まるで名状しがたき何かの力を受けているみたいに」。

「あなたたちがホテルに戻って――あたし、追いかけて。
 ホテルの中で、かわいい子供と大人の男のコンビに、出会ったわ。
 襲われて――逃げて……出口に言ったけど開かなくて――もう、あたしはダメみたい」

 そこまでひと息に言いきると、柊かがみはその場にバタリと倒れた。
 なのはが駆け寄る。虫の息だった。出血が明らかに多すぎるのだろう。
 応急処置を――回復魔法を――だめだ間に合わない――なんで、どうして――!?

「うぁあ……あああああああああああ!!!!!!」

 高町なのはは慟哭した。
 その腕の中で、柊かがみの命の火は次第に小さくなっていくのが分かった。


【柊かがみ@らき☆すた 死亡確認】


【一日目・9時00分/日本・千葉県 ホテル】


【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】
【状態】思考暴走、25歳の身体、ボンテージを着ている、激しいショック
【装備】レイジングハート@魔法少女リリカルなのは、千年タウク@遊戯王、タイムふろしき@ドラえもん、ボンテ―ジ
【道具】基本支給品一式
【思考】
1:未来なんて変えなければよかった
【備考】
※千年タウクの効果によって、高町ヴィヴィオの存在を知っています。
※タイムふろしきを使ったので、25歳の肉体に成長しました。
※近い未来、仮面ライダーに殺害されます。

【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】
【状態】ショック
【装備】なし
【道具】基本支給品一式
【思考】
1:どうすれば――――?
【備考】
※不明支給品はタイムふろしき@ドラえもんとボンテ―ジです
※近い未来、仮面ライダーに殺害されます。


「お”っ、げへぇっ。……は、ハルカ……ハルカは来なかった……」

 同時刻、ホテルの一室、
 胴体を仮面ライダーの鋭い手刀に貫かれながら、保阪は最後の言葉を吐いていた。
 無感動にその体から手刀を引き抜いて、
 海東大樹――仮面ライダーディエンドは動けない青年を抹殺した。

「ね、ねぇ。もうやめようよ、お兄ちゃん」
「なんで?」

 ディエンドの後ろでおどおどと彼に言葉をかけたのは、
 放送前に彼に助けてもらった少年にして、
 現在その古のハスターの力によってこのホテルの出入り口を封鎖している少年、ハス太だ。

898未来なんて変えなければよかった:2013/03/15(金) 02:49:36 ID:3NH.L4PY0
 
「だって、こんなことしても意味ないよっ。
 お、お兄ちゃんが好きだったって言うその人が、戻ってくるわけでも――」
「うるせーよ!!! 士が居ない世界なんてなんの意味もないんだよ僕にはッ!!!!
 こんな……こんな世界なんてめちゃくちゃにして次の世界に行くんだよっ。
 お前、僕が助けたんだからな。当然僕を助けてくれるだろ? なに口答えしてんの!!??」
「ひぃっ」

 ものすごい剣幕でハス太を怒鳴るディエンドは、
 放送で門矢士の名前が呼ばれたその瞬間からもうこの世界に興味を失くしていた。
 いや、ほぼ全世界に興味をなくしたと言ってもいい。
 それほどに彼の中で門矢士の存在は大きかったのだ。
 もう彼の頭の中にはこの世界を「破壊」して――さっさと「門矢士の生きている世界」に行くという事柄しかない。

「まずはこのホテルの中の命を全部! いただくよ。士への備えものだ。
 その次はこの糞みたいな殺し合いを開きやがったあの男だ。あれを殺して。世界を壊す」
「ひ、ひぃっ……」
「死にたくなければその邪神の力、僕のためにつかえよ」

 ハス太は(本来ならディエンド程度封殺できる力を持ちながら)ディエンドの剣幕に声も出ずただ頷く。
 もはや、
 仮面ライダーディエンドは、世界の破壊者になっていた。


【保阪@みなみけ 死亡確認】


【一日目・9時00分/日本・千葉県・ホテル】


【海東大樹@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康、深い悲しみ、ディエンドに変身中
【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式
【思考】
1:士のいなくなったこの世界を「壊す」
2:まずはこのホテル内の命をいただく
3:そして総理を殺す

【ハス太@這いよれ!ニャル子さん】
【状態】健康、びびる
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:ニャル子ちゃんたちは大丈夫かな
2:た、助けて……このお兄ちゃんこわいよ
※古の謎のパワーでホテルの出入り口を封鎖しています。外に出れません

899不撓不屈のクマ:2013/03/16(土) 17:27:01 ID:XeQ7Itq20
「うおおおおおおおお! さとりちゃんのパンツゥゥゥゥゥゥ!!!」
「あの、クマ吉さん? 流石に恥ずかしいので、絶叫はやめて欲しいのですけれど……」

拳を掲げ叫ぶ変態紳士と、顔を真っ赤にした少女――クマ吉とさとり――は琵琶湖の木陰にいた。

友達になる

それを条件に、クマ吉は念願のパンティを手に入れたのだ。
それも今回は本人の同意を得た、合法手段で。
彼のこれまでのあまりの所業からすれば、この結果は奇跡と言って差し支えないだろう。

(友達……)

そして奇跡は少女さとりの身にも起きた。
あらゆる種族から忌み嫌われる覚妖怪が、会って間もない人と友達になれたのだ。
如何に交換条件を出したとはいえ、これまでの経験ではこんなことはなかった。
そもそも、こういった人種と出会うこと事態がなかった。
自分が心を読む妖怪だと告げても全く動じないで、じゃあこれからは友達だよ!
などと手を差し伸べてくれた人種など。そして……

「でもさとりちゃん、よかったのかい? これじゃあ僕が一方的にお得じゃないか」
(でもさとりちゃん、よかったのかい? これじゃあ僕が一方的にお得じゃないか)
「うふふ、お礼を言うのは私の方ですよ」
「?」
(?)

こうも表裏のない、心を読んでも読まなくても変わらない真っ直ぐな人種も、初体験だ。
できればその真っ直ぐすぎる情熱を他の方向に持っていってほしいと思わないでもなかったが……
なんにせよ友達は友達である。
やっとできた友達、これがこんな殺し合いの最中の出来事でなければ、さとりはもっともっと喜べただろう。
そう、今は殺し合いど真ん中なのだ。

「ところでクマ吉さん、先程のお話ですけど……」
「よいしょ、と。ん? 僕の体質の話かい?」

憂いの表情で切り出すさとりに対し、クマ吉は貰いたての下着を頭に装備しご満悦の表情。
その表情に、嘘偽りはない。

(どうしてクマ吉さんはこんなに……)

目の前の、なんの悩みももっていなさそうな、この変わった友人。
しかしその裏で、深い悲しみと重過ぎる宿命を背負っているなど、誰に予想できようか。
本人の口から、心からそれを聞いて。あまりの壮絶さに絶句したというのに。

(こんなに……強い心を持っているの……?)

さとりは、クマ吉の生き様に感銘を受けた。

900不撓不屈のクマ:2013/03/16(土) 17:27:36 ID:XeQ7Itq20
――野比玉子症候群――
原因不明、何者にも解明叶わぬ混沌の病。
感染者は、無惨に殺される運命を決定付けられる。
感染者は、路傍の石以下の扱いで、あらゆる理不尽な災厄が降りかかる。
感染者は、死しては世界各地で強制的に蘇生させられ、再び死ぬことを強制される。
感染者は、極稀に健康な身体に戻ることがあるが、代わりに新たな人間が同じ症状になる。
感染者は、戻った後に再び発症する可能性もある。
感染者は、たとえ時空が異なったとしても症候群から逃げること叶わず。

クマ吉の体質、彼が患っている悪魔の病。
信じがたい話であるが、心を読んでもそれが事実であることしかわからなかった。
さとりはその過程で、知りたくない事実も知った。
この殺し合いが、理由に差異があれど幾度となく開かれてきており、クマ吉はその犠牲になり続けてきたということを。
「僕はまだマシだよ。それこそ玉子さんなんて、僕よりもずっと前からこの体質なんだから」
会話の中で、彼はこう軽く言ってのけた。
曰く彼は7番目の大規模な殺し合いの世界からこの体質になったそうだが、玉子という女性は始原の時よりこの体質だという。
確かにそれと比較した場合、マシととれなくもないが、それでも自分が死に続け、それを苦しんで自殺することも許されない、
時空をまたいでまで殺し合いを見せ続けられ、巻き込まれ続けるなど、普通の人間に耐え切れようはずがない。
だというのに、このクマ吉の心には、絶望の感情が一切ないのだ。

「確かに、僕はいつ死んでもおかしくない身体さ。だからこそ、今を精一杯生きる。
 死ぬその瞬間まで、僕は僕のやりたいことを貫き通す。たとえそれが、実を結ばなくても。
 眠りこけてる人妻に手を出そうとしたら最終兵器に焼かれたこともある、それでも諦めなかった。
 ショックで倒れてたアイドルにルパンダイブしようとしたらスキマダイブ、これでもめげなかった。
 友達になれた野菜と、緑の巨乳巫女さんを襲おうとして……教授のイチモツで男のプライドを砕かれたこともあったよ。
 他にも色々あるけど……僕は、絶対諦めない。きっとウサミちゃんも、それを望んでいるはずさ……」
「クマ吉さん……」

一瞬、クマ吉の顔から笑顔が消える。
彼の大切な友人だという少女は、この殺し合いで早くも命を落としてしまったらしい。
それでも、クマ吉は歩みを止めない。
幾度道を阻まれようとも、友を、そして自分を殺されようとも。
その歩みが、世間一般には受け入れられないものであったとしても。
鋼よりも、金剛石よりも更に強固な心、不屈の精神は称賛に値するだろう。

「さて、さとりちゃんのパンツで気も引き締まったことだし、そろそろ出発しようか」
「え? どこにですか?」
「そりゃ日本中さ。僕のやりたいことを実現するには、各地をまわる必要があるからね。
 さとりちゃんだって、妹のこいしちゃんが心配なんでしょ? なら動いて探さなきゃ!」
(こいしちゃんも、僕が友達になるだけでパンツを譲ってくれるかな!?)

再び差し出される、クマの手。
まごうことなき変態紳士の手であり、戦闘が得意といった感じではない。
しかし悪意のない、やる気に満ち溢れた、どこか頼りがいのある手であった。

「はい!」

気がつけば、さとりはその手を握り返していた。
彼ほどでなくてもいい、今の自分にできる精一杯を頑張ろうと決心して。

覚妖怪を受け入れたクマと、変態紳士を受け入れた少女。
嫌われ者だった二人は、どこへとなく一緒に歩いていくのであった。

901不撓不屈のクマ:2013/03/16(土) 17:28:28 ID:XeQ7Itq20
【一日目・08時15分/滋賀県・琵琶湖】

【古明地さとり@東方project】
【状態】健康、頭痛、はいてない、クマ吉に羨望の眼差し
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:友達が欲しいです
1:クマ吉さんと友達になれてよかった
2:こいしを探す
3:日本以外の国が消滅した事件……一体誰が。

【クマ吉@ギャグマンガ日和】
【状態】健康
【装備】全裸、頭部にさとりのパンツ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:世の中のパンティ(およびスクール水着、ブルマー)を自分のものにする
1:さとりちゃんと一緒に行動
2:こいしちゃんからもパンツを頂戴する
3:当然他の女の子からも

902激おこ:2013/03/20(水) 17:36:09 ID:l/Fgn5zc0
激おこのカフェで二人のギャルが会話をしている。

「ちょーヤバイよねー」
「まじヤバイ。ヤバすぎてヤバイよー」
「ほんとヤバイよねー、ヤバヤバって感じ」
「分かるー!」

アイスコーヒーをストローでかき混ぜながらひたすらヤバイを連呼するギャル二名。
全く会話が成立しているようには見えないが、実は高度なギャル・ワードによる情報交換がおこなわれているのだという。
先ほどの会話だけでも、二人はこのバトルロワイアルに巻き込まれてしまったヤバさ、
生き残れる気がしないというヤバすぎるヤバさ、
ここなら安全なんてこともないというヤバヤバさの三つを使い分けて使用したのである。
ギャルたちの間ではこのように超越した文脈の読みとり能力が必要とされているのだ。

「ホント、激おこぷんぷん丸だよー」
「「!?」」

そんな二人のもとにもう一人ギャルが現れた。
にこやかな顔で激おこぷんぷん丸のギャル・ワードを呟きながら二人の座るテーブルに近づいてきた。
二人は身構える。
なぜなら激おこぷんぷん丸とはギャル・ワードにおける「怒り」の段階の「三段目」……。
こちらの言葉でいえばマジギレのさらに上、狂気的な怒りの状態を表す言葉だからである。

「はあ……ムカ着火ファイアーかも」
「「!!??」」

そして、火炎放射機を取り出しながらギャルCはギャルBとギャルAにさらなるギャル・ワードを放つ。
二人は驚いて……そして次の瞬間死を覚悟した。
なぜならムカ着火ファイアーとは激おこぷんぷん丸のさらに上位のワード……。
もはや一般的な言葉では測ることのできない怒りを現しているからである。

数秒後、
激おこぷんぷん丸のムカ着火ファイアーがギャル二人を焼き尽くした。

「やっぱりげきおこティックファイナリアリティぷんぷんドリームだったかな」

ギャルCはもはや計り知れない怒りを表す言葉よりさらに上位、
ファイナル・ギャル・ワードを呟くと池袋のカフェを後にした。
彼女……ギャルCはげきおこティックファイナリアリティぷんぷんドリーム状態であるが、
ここでは便宜上激おこぷんぷん丸と呼称させて頂こう。

激おこぷんぷん丸はバトルロワイアルに大して怒っていた……。
そしてその怒りで東京を、ひいては日本を焼き尽くさんとしているのだ

【ギャルA@現実 死亡確認】
【ギャルB@現実 死亡確認】

【一日目・8時25分/東京・池袋】

【激おこぷんぷん丸@現実】
【状態】げきおこティックファイナリアリティぷんぷんドリーム
【装備】火炎放射機@現実
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】 基本:ムカ着火ファイアー at 東京
1:激おこぷんぷん丸だよー
※一般的なギャルの姿をしていますが、激おこぷんぷん丸です

903名無しさん:2013/03/20(水) 17:38:17 ID:l/Fgn5zc0
あれ「激おこのカフェ」ってなんだw「池袋のカフェ」だった
実際問題激おこぷんぷん丸なんて使ってるギャル居たのかなあ

904名無しさん:2013/03/20(水) 19:52:08 ID:CqjYEos20
激おこぷんぷん丸w

905イタチは犠牲になったのだ……:2013/03/21(木) 00:50:16 ID:gkGQymDQ0
「サスケェ!」
「いや、たしかに僕はサスケですけど……。どちら様ですか?」


【一日目・08時20分/三重県】

【うちはイタチ@NARUTO】
【状態】穢土転生
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:サスケェ!
※穢土転生が微妙に失敗したようで、頭のネジが外れています


【サスケ@ニニンがシノブ伝】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:この非常事態に乗じてかわいい女の子を助け、惚れてもらう
1:どうしよう、この人……

906PRECIOUS〜護るべきモノ〜:2013/03/23(土) 20:06:07 ID:3UsyLaS20
「ドコなんだよ・・・ココは・・・」

第一回放送後、俺(23)はカオスロワ10期の会場に召喚されていた。

【1日目・7時00分/埼玉県】

【俺@現実】
【状態】健康
【装備】バスターソード@FF6
【道具】支給品一式
【思考】
1:状況の把握
2:最終回に向けて行動する

907少年よ悪魔になれ:2013/03/31(日) 01:12:51 ID:r7RyqqVc0
放送は以上だッ!!!』

「クッ…こんなにも犠牲者が…!」

皆もご存知仮面ライダー1号こと本郷猛。
彼は殺し合いをとめるため、殺し合いに便乗して何かを企む者達を成敗するため、各地で奔走していた。
そして7時ごろの第一放送後、怒りに燃えていた。
殺し合いを開催した総理大臣と、呼ばれた犠牲者の命を救うことが出来なかった自分に対してだ。
血が滲むほどに拳を握り締める本郷だが、途中で同行者の様子がおかしいことに気づく。

「そんな…おじさん…」
「ひで君…?」

同行者の名前はひで。本郷がバトロワの途中で出会った小学生だ。
「ライダー助けて!」と殺し合いに怯えていたのを見つけたのだ。
いや、体付きはどうみても小学生ではないのだが、言動が小学生なので小学生ということでいいだろう。
そういう設定なのだろうし。
ただの力無き少年を放っておけるわけがなく、彼の言う「おじさん」を探すために共に行動していたのだが今回の放送で名前を呼ばれてしまったようだ。

「ライダー嘘だよね…おじさんが死ぬなんて嘘だよね…?」
「ひで君、それは…」
「あああああああああああもうやだあああああああああああああ!!!!」

ひではおじさんの名前を呼び、喚き散らしながら駄々っ子のように地面を叩き始めた。
その様子を見て本郷は何の言葉をかけることもできなかった。
親しい人であったであろうおじさんを失ったひでの心は癒されることは無いことを知っているからだ。
純真な少年だったはずのひではこれからも心に大きな穴を開けたまま生きていくのだろう。
そう思うと自分を責めていられずにはいられない。何のための仮面ライダーなのだと。

そのまま何十分過ぎただろうか。
ひでのじたばたが止んだ頃……

それは突然の覚醒だった。
本郷がひでの様子のおかしさに気づいたときはもう遅い。
肌色だったはずの肌はすっかり青色に変色し……頭からは角が生え……背中からは巨大な翼が生え……その手にはいつもまにか三又の槍が握られている。
それはまさに…悪魔。
ひでの突然の変貌に本郷は驚きを隠せない。

「ひで君、どうしたんだ!」
「大丈夫だよ本郷さん。とてもいい気持ちだよ。力が溢れてくるんだ」

ひではまるで誇らしげに語る。

「それじゃ。僕は行かなきゃ」
「行くって…何するつもりなんだ?」
「決まってるでしょ。僕の大切なおじさんを殺した仇を殺しに行くんだよ」
「なっ…!」

ひでの言葉を聞いた本郷はひでの前に立ちふさがるように立つ。

「止めるんだひで君!おじさんの仇を憎む気持ちは分かる!
けれども君は優しい少年なんだ。人殺しと同じにならないでくれ!」
「何でだよ。僕にとって大切なおじさんを殺した奴を殺すことの何が悪いの?」

本郷の説得に対し、ひでは反論する。

「そうか、本郷さんは僕の邪魔をするんだね。



じゃあ本郷さん死んぢくり〜^」

ひでは今まで見せたことのない邪悪な笑みを浮かべ、槍を突き出しながら本郷へ迫る。
こうなったらしたくはないが、力ずくで大人しくさせるしかない。
本郷はポーズを取って、仮面ライダー1号へと変身する。


悪魔と化したひでは1号に向かって槍を突き出す。
デビル化しただけあって突進の速さといい人間の域を超えたものだ。
だが彼の動きは素人過ぎる。数々の怪人を相手にした本郷の対処できないものではない。
ひでの槍を避けると、本郷は拳の一撃を与えようとする。
もちろん殺すための一撃ではなく、ひでを正気に戻すための一撃である。
だがそれが1号の命取りとなった。
1号の拳はひでによって易々と受け止められたのだ。

「なっ…」

1号は驚く。確かに手加減した一撃であった。だが…

(なんて力なんだ…!)

ひでに抑えられた腕が全く動かない。
今まで相手にした怪人とは比べ物にならないほどの力だった。
必死に振りほどこうとする1号だが、その時ひでの目が赤く光る。
ひでの目から放出された赤い閃光は仮面ライダー1号の、本郷猛の上半身をベルトごとこの世から消失させていた。
最期にひでを止めてくれという願いをこの世に残し…

「あ〜今回の殺し楽しかったな〜。早くおじさんの仇を見つけて殺さなきゃ」

仮面ライダーを殺し、正真正銘の悪魔と化した少年はおじさんこと虐待おじさんの仇を求めて飛び立つ。
だが虐待おじさんを殺した犯人は既に別の参加者により殺されている。
ひでの殺戮はすべての参加者を殺すまで止まらない。
そしてカオスロワは危険な領域へ……

908混沌な名無しさん:2013/03/31(日) 01:13:50 ID:r7RyqqVc0
【一日目・7時30分/日本・栃木県小山市】

【ひで@真夏の夜の淫夢】
【状態】デビルひで
【装備】三叉の槍
【道具】基本支給品一式×2
【思考】
1:虐待おじさんを殺した奴を殺す
※人殺しの快感に目覚めつつある…?

【本郷猛@仮面ライダー 死亡確認】

909光熱斗の奇妙な冒険:2013/04/01(月) 01:50:47 ID:LVy.wZO20


『 そ の 血 の 運 命 ( さ だ め )……ディーーーーーーーーーーーーーオ!!!!』


 訳の分からん子安ボイスの替え歌がカラオケボックスに流れた。
 勝つのはジョジョではない……このディオだってことなのか?
 イギリス人なのに思いっきり日本語だ……英語で聞こえないのはこの首輪のせいであろう。

「ディおじさん、歌うまいね」
「おじさんではない、このディオはまだ若いというか……ディおじさんって何だッ!?」
『ホントだよ、熱斗くん……』
「じゃあ、次デカオな」

 そう言って、バンダナの少年は自身のデイバックの口を開けた。
 すると、バンダナの少年のデイバックの中から、少年の首が出てきた。
 ……真顔であり、非常に神妙な面持ちだ……間違いなく修羅場を潜り抜けてる。
 ……私ほどではないがな。


「カラオケよりもネットバトルしろよ」


 ……ガチ勢だ。
 この顔だけ出てる少年……ネットバトルガチ勢だ。

「デカオ……そんなこと言ってもなぁ……」
『ディオさんってこんな時代なのにPETの一つも持っていないんだよ?』
「くっ……」

 あのネットナビ、天然煽り勢だ。
 だが、この私―――シグナムには分かる。
 あの二人(バンダナ少年とネットナビ)、裏ランカー一位だ。

 まぁ、なんやんかんやで久しぶりだな。シグナムだ。 
 一応、今までとは別人だが、記憶は持っている。

 九期の私は、跡部様とあのでっかいおっさんとよゐこの二人ともに、なんかのゲームに挑戦しているらしい。
 たしか『グリードアイランなんちゃら』とかいうゲームらしい。
 ……クリアすれば、一攫千金とかふざけんなよ、こっちは殺し合い中だっての。

 と、なんやかんやで私は都内のカラオケ店に潜伏中だ。
 勿論、この殺し合いを生き抜くためにステルスするためだった。
 だが、私視線の語りが入ったってことはお察しの通り、事件起こるよ。
 そりゃあ、めんどいが、事件起こるよ。


「俺は人間を辞めたぞォ!! 熱斗ォォッ!!!」
「!?」
「!?」
『!?』
「いや、そんなことよりもネットバトルしろよ」

    !?

 
 デイバックに入っていたはずの少年が変な仮面を持って現れた。
 これは確実に吸血鬼だな……。

「デカオ……お前、一体……」
『デカオ君、二回死んだんじゃ……?』
「俺はディカオ・ビッグマウンテンとして蘇った…この俺のことは『DHICAO』と呼べ」
「ディオ・ビッグマウンテン……だと……!?」
『熱斗君、ディオじゃなくてディカオだよ』
「ディオはこの僕だッ!!」
「五月蠅いぞ、イギリス人風情が……」


     ドッギャァァ―――――――――――――ン!!!!!!


「『ディおじさんーーーーーーーー!?』」

910光熱斗の奇妙な冒険:2013/04/01(月) 01:51:22 ID:LVy.wZO20

 ディおじさん、吹っ飛ばされたー!!!
 これは間違いなく、ヤバい奴だ。
 逃げるのは所ジョが得意なことだが、所ジョいねぇ……。
 その時であったか……

「ディカオ……お前は俺を怒らせた……ッ!!」

 バンダナ少年ブチ切れた!? 死人が出るぞォ!!
 怒りの沸点低すぎだろ……
 そして、少年はデイバックから銃みたいなものを取り出した。

「ふん、このディカオに銃など……無駄無駄無駄無駄無駄
 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ――ッ!!」

「これはッ!! お前のガッツマンのチップを入れてッ!!
 チップトレーダーSPを数百回ほど回してッ!!
 手に入れたガンデルソル3だッ!!!」

「え?」

 なんで実物が出てくるですかねぇ……?
 まぁいいか。

「くらぇッ!!」

                     |.l
                       l .|           /
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,.r.'"´          ,i″     !  ,!    ヽ,|
             .l′    │ /      ヘ
                      |/
                      |′
                      ↑このへんにディカオ。

          
「ば……バカな、このDHICAOが……このDHICAOがァァァァ〜〜ッ!!」

 太陽の光に吸血鬼は弱い。
 ディカオ・ビッグマウンテンは最高にハイ……ではなく、灰になった。
 当然の結果だった。うん。
 というわけで……


【大山デカオ(ディカオ・ビッグマウンテン)@ロックマンエグゼ4 死亡確認】


「ディカオ……いや、デカオ……お前のことは忘れない。
 そして、こんなバトルロワイアルを開いた、野田総理を許さない!!」
『だったら、さっきの放送で呼ばれた千石うぐいすと末原恭子って人を探そう』
「どういうことだ、ロックマン?」
『その二人を捕まえて、野田総理に引き渡す、その時にネットバトルを野田総理に挑もうよ』
「確かにな、よし、そうしよう!! 行くぞ! ロックマン!!」

 その理屈はおかしいが、まぁいいや。
 そして、なにより面白そうだ。このシグナム、面白いことは大好きだ。
 というわけで、私はこの二人をこっそりストーキングすることにしたのであった。

911混沌な名無しさん:2013/04/01(月) 01:52:10 ID:LVy.wZO20

【一日目・7時30分/日本・日本橋】

【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】健康、激しい怒り
【装備】自分のPET(ロックマン入り)
【道具】支給品一式×2、大山デカオ@ロックマンエグゼ、大山デカオ@ロックマンエグゼ2、仙豆
    デカオ(ロックマンエグゼ3)が作ったおべんとう、チップトレーダー@ロックマンエグゼ、
    大量のガッツマンのチップとバグのかけら、ガンデルソル3(実物)、他不明
【思考】基本:野田総理にネットバトルを挑んで勝つ!
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す
2:その為に色んな人にネットバトルを挑む
3:千石うぐいすと末原恭子を野田総理に引き渡す、その際にネットバトル挑む。


【ロックマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ロックバスター
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
1:野田総理がネットバトルを受けてくれるか、心配。
2:あのお姉さんは一体何者なんだろう?
※PETの中にいます

【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康、自称フリーター
【装備】レヴァンティン
【道具】支給品一式
【思考】基本:働かなくて済むように動く
1:二人をストーキングする
2:野田は倒す
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます


 一方、新橋まで吹っ飛ばされたディおじさんは……

「念願のPETを手に入れたぞッ!!
 勝つのはジョジョではないッ!! やはり、このディオだッ!!」
『ディオだと? 私はデューオだ』

 さらに中にレアな奴が入っていた。
 このディおじさん、中々幸運である。

「これで熱斗とネットバトルが出来るッ!!」
『え…なにそれ(困惑)』


【一日目・7時30分/日本・新橋】
【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】疲労、全身にダメージ
【装備】PSP(デューオ入り)
【道具】支給品一式×3
【思考】基本:ネットバトルを極める
1:ジョースター家を手に入れる
2:ジョジョより優越感を得る
3:熱斗にネットバトルを挑む
4:ディカオ・ビッグマウンテンには気を付ける

【デューオ@ロックマンエグゼ4】
【状態】HP満タン
【装備】不明
【道具】なし
【思考】基本;とりあえず、ディオを見守る
1:私、ネットバトル出来ないって……
※PSPの中にいます

914汝は修羅なりや?:2013/04/12(金) 10:39:53 ID:VqnF/6DQ0


「屍になるのはてめぇだ!!」

 散々、暴れ待っていた糞は死んだ。
 でも、仕方ないよな。

 妹の愛は重いから。


【フリッピー@HappyTreeFriends 死亡確認】
死因:ジャイ子の手刀

【一日目・7時00分/日本・熊岡県】
【剛田ジャイ子@ドラえもん】
【状態】情緒不安定、ブチ切れた
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:家族を殺した奴を殺す
 1:お兄ちゃん達の仇は取ったよ 
 2:お兄ちゃん達にほめられるお兄ちゃん達にほめられるお兄ちゃん達にほめられるお兄ちゃん達にほめられる
   お兄ちゃん達にほめられるお兄ちゃん達にほめられるお兄ちゃん達にほめられるお兄ちゃん達にほめられる
   お兄ちゃん達にほめられるお兄ちゃん達にほめられるお兄ちゃん達にほめられるお兄ちゃん達にほめられる
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915芋と肉:2013/05/08(水) 03:20:54 ID:Umsm.G6s0

日本唯一の砂漠地帯、鳥取砂丘に一人の少女がさ迷っていた。
お腹の虫を鳴らしながら。

「はひいい〜、いけどもいけども砂ばかり。
いいかげん空腹で限界です〜……」

彼女――サシャ・ブラウスは人類の敵である巨人と戦う兵士だった。
だが、未曾有の大災害により住んでいた壁の中の世界から外へと避難しなければならなくなった。
取り巻く状況はもはや巨人どころではなくなっており、仲間ともはぐれてしまった。
いつの間にやら砂丘に迷い込み、土地勘もないので完全に迷子になったようだ。
サシャは体力自慢ではあるのだが、慣れない砂漠では体力の消耗が非常に激しく、なけなしの食料もとうの昔に食べつくした。
砂漠では狩れる生き物も見当たらず、食料の自給は不可能だ。

「もう……ダメ……」

体力消耗と空腹が限界に達したサシャの肉体が限界を迎え、その場にドサリと倒れ込んでしまう。

(こんな食料もない不毛の地で死んでしまうのか……)

このまま砂漠にいれば餓死の運命が待っている。
しかし、今のサシャには自力で立ち上がることも叶わない。
大往生手前の万事休すである。

(もっと……色んなものを…食べたかった……)

やがて目を開けているのも億劫になってきたところで、サシャは気を失ってしまった。
哀れな彼女は何もできないまま、土に還ってしまうのか?


ズリッ……ズリッ……ズリッ……


そこへ、救いの神が手を差し伸べた。


* * *

「……こ、この匂いは……」

数十分後、何かの香りで鼻腔をくすぐられたサシャは気絶から醒めた。
目を開けると視界には少し緑がかった長髪をした小柄な少女がいた。
見た目の可愛さだけなら同僚のクリスタと同じかそれ以上だ。
その少女が膝枕をしてサシャの介抱をしていた。

「大丈夫? なかなか目を覚まさないから凄く心配だったんだよ」
「あなたはいったい……?
!! その手に持っているモノは!!」

起き上がったサシャの視点が少女から、少女の持っているモノ――骨付きの肉に移っていた。
肉は歯ごたえがありそうなほど引き締まっていて、さらに程よく脂がのっていて旨そうであった。
はしたないという気持ちも忘れてサシャは思わずヨダレを垂らし、グーグーと腹の虫を鳴かす。
そんなサシャを見て少女はニッコリと微笑み、肉を差し出した。

「これはさっきそこらで手に入れたお肉だけど……お腹が空いているんでしょ? 食べてもいいよ」
「ええ、いいんですか?!」
「いいのいいの、お肉はまだまだ沢山あるからジャンジャン食べてね」
「うう……神様はここにいたんだ……いただきまーす!」

餓え死にしかけた自分を見捨てずに助け、なおかつ食料まで恵んでくれる少女の優しさにサシャは感極まり涙する。
少女の優しさを無碍にもできないため、さっそく肉に齧り付く。

「〜〜〜!! んまーーーい!! ミィィィト!!」

砂漠のど真ん中でサシャはオーバー気味に叫んだ。
叫ぶに値する美味しさを持ち合わせていたからだ。
肉は難しい調理は施されていないにも関わらずジューシィで噛め噛むほど味が出る。
壁の中の世界でもこんなに美味しい肉は食べたことがなく、手と口の動きが止められなかった。
気が付けば、食べた肉の名残である骨が大量に積まれており、その頃には彼女のお腹は満たされていた。

「ぷは〜〜〜、ごちそうさまでした〜! あなたは命の恩人様、救いの神様です!」
「そう、あなたの口に合うようでよかった」

崇めるようにサシャは恩人に深々と頭を下げる。
一方で少女はサシャに懇願した。

「う〜ん、お肉を上げたギブアンドテイクということで、あなたに手伝ってもらいたいことがあるんだけどいいかな?」
「ハイ、なんでしょう?」
「私には例の大災害の時にはぐれちゃった大切な人がいるの。
郁紀って名前なんだけど、日本中を一人で捜すのは大変だと思うの。
だから、あなたに私の人捜しを手伝って欲しいけど……ダメかな?」

少女の願いにサシャは即答する。

「もちろんOKですよ、肉の恩はしっかり返さなきゃいけませんしね」
「ありがとう」

自分の呼び掛けにサシャが一切難色を示すことなく受け入れてくれたことに、少女は顔に笑みを浮かべた。

「そういえば、まだお互いの名前を聞いてなかったね。 私は沙耶。 あなたは?」
「私はサシャ・ブラウスです。 ……なんだか私たち、名前の響きが似てますね」
「そうだね、これからよろしくねサシャ」
「ええ、こちらこそ沙耶さん」

* * *

916芋と肉:2013/05/08(水) 03:21:31 ID:Umsm.G6s0

沙耶とサシャとは少し離れた地点には水野灌太という少年がいた。
砂漠で便利屋を営む、通称・砂漠の妖怪”砂ぼうず”だ。
殺し合いにおける現在のスタンスは対主催でもなくマーダーでもない生存優先型。
ついでに美人の女(特に巨乳)を確保して安全な場所でチョメチョメすることだ。
そんな灌太は砂漠の真ん中にいるサシャたちを少し前に発見し、遠巻きから観察を始めた。

「おお、美人発見! 胸は……あるほうだな」

彼が最初に目を付けたのは黒髪ポニーテールの美少女サシャ。
乳はボリュームが欲しいところだが年はまだ若そうだし、これからの成長を期待できるだろう。
若干、気品にかける芋臭さはあるが顔は美人でスタイルも良い。
確保対象にあるべき及第点はクリアしていた。

灌太はサシャと話している沙耶にも目を向ける。
しかし……

「ゲッ! なんじゃありゃ!?」

いやらしい目付きでサシャを見ていた灌太の表情が酷く強ばる。
まるでこの世のものとは思えないものを見たような顔だ。
……それもそのはず、灌太の目線の先には可憐な少女ではなく、醜くグロテスクな肉塊が蠢いているのだから。
そして、その肉塊こそが沙耶の正体でもあった。


Q,つまりどういうことだってばよ?
A,沙耶は人の脳みそを弄って、自分をあどけない少女の姿と認識させる能力がある。
サシャは気絶中に脳みそをいじられたため、沙耶が可愛い女の子に見えるようになっている。
逆に脳みそをいじられていない灌太のでは醜悪な肉塊の姿に見える。


「しかもアイツらが喰っているのは……人肉じゃねーか! 」

サシャが貪り喰っているのは、形状やサイズから人間をバラして作った肉であると灌太は見抜く。
人肉もごちそうに見えるようにまでサシャは脳を弄られているのだ。
ちなみに、沙耶も人肉を餌にしているのだが、サシャだけは餌にしなかった。
理由は、しばらくの食料となる人肉は既に必要分確保しており、これ以上採っておく意味がない。
また、恋人である郁紀を捜すにはやはり一人では大変なため、同行者として生きた人間が一人は必要であると考えた結果でもある。

「クソッ……どうするべきか……」

見る限り、サシャは肉塊に騙されてだけにも見える。
本来の灌太なら迷わず肉塊をぶっ殺して美少女を助けだし、恩を売ってチョメチョメを狙うのがパターンだが、今回ばかりは事情が違った。
名状しがたき肉塊を見ていると、どんどん正気を失っていく感じがするのだ。
灌太は基本的に呪いや迷信を信じない男だが、あの肉塊だけは触れてはならぬものと本能が警告している。
このままでは”SAN値! ピンチ!”状態になりかねない。
そして灌太は止まらない冷や汗をかきながら決断する。

「よし、アイツらは見なかったことにしよう。 どこかで他のボインちゃんが俺を呼んでるぜ!」

仕方なく諦めた。 サシャたちは忘れることにした。
さっさとその場から離れたい灌太は踵を返して、支給品である立体機動装置を使ってスイスイと砂漠を移動していった……



【一日目・9時00分/鳥取県 鳥取砂丘】

【サシャ・ブラウス@進撃の巨人】
【状態】満腹、脳みそいじられた
【装備】ロングボウ@現実
【道具】支給品一式(食料はない)
【思考】
基本:生き残り、旨いものを食べる
1:恩人である沙耶についていく
2:沙耶の知り合いを探す手伝いをする
3:肉うめぇww
※脳みそをいじられたため、沙耶(肉塊)が可憐な少女に、また人肉が旨そうに見えます

【沙耶@沙耶の唄】
【状態】健康
【装備】ブフーの包丁@風来のシレン
【道具】支給品一式、大量の人肉
【思考】
基本:郁紀を探す
1:サシャに郁紀を探す手伝いをさせる
2:とりあえず鳥取砂丘から出ようか


【水野灌太@砂ぼうず】
【状態】SAN値減少(中)
【装備】立体機動装置@進撃の巨人
【道具】支給品一式
【思考】
基本:生存優先、ボインちゃんは確保する
1:ボインちゃんを探す
2:沙耶とサシャの一件は一先ず見なかったことにする



【マルコ・ボット@進撃の巨人  死亡確認】
【ポックル@HUNTAR×HUNTAR   死亡確認】
【タケシ@ポケットモンスター  死亡確認】 死因:沙耶によっておいしいお肉になりました

917(なんだよこの展開……):2013/05/08(水) 22:59:08 ID:BjVzdKqY0
「うーん、ここら辺に落としたカバンどこ行ったんだろ……?」


沖縄県の浜辺にて、2mはある青色の巨大なヘラジカがカバンとやらを探していた。
そのカバンとは、多分ディパックの事だろう。
名前はランピーという。ついさっき斬首されたフリッピーや、そのフリッピーに殺されたカドルスの友人である。
ただこのヘラジカは優しいが、ものすごく頭が悪い。それはもう、気づかずに人を殺すレベルで。

説明すると、ランピーは、開始時に沖縄に飛ばされ、その後何も分からないまま沖縄県を一通り探索したあと、浜辺に着いたのだが、その間にいつのまにかディパックを落としてしまっていた。
そしてそれに気づき今に至るというわけだ。


「ウーン、ここじゃないのかな?
 ……じゃあこっちかな?」

ランピーは、首をかしげてまたディパックを探し始める。
ランピーは、下を見ていた。
だから前が見えずにぶつかった。


股 間 に 。



「キャァアッーーーー!」

いくらランピーが鈍感なヘラジカとはいえ♂は♂。
ランピーの股間には激痛が走り、その痛みでランピーは悶絶した。
その痛みは金属バットで股間を強打した時と同等のレベルであったとかなんとか……

「いっててて……どこ見て歩いてるんだよ……」



「それはこっちのセリフだ! ノロノロしてんじゃねぇ!」

「えっ?」

ランピーはどこからか声がするのに気がついた。
周りを見渡したが、誰もいない。
誰も居ないので進もうとしたその時――

バチン!

「痛てっ!」

ランピーは背中に痛みを感じたので、後ろを向いた。だが誰も居ない。

「ええっ! 透明ニンゲン!?」
「んなわけねーだろ! 下見ろ!」
「ゑ?」

ランピーが下を覗くとそこには黒猫がいた。ランピーに対してはかなり小さいサイズだった。
その猫は右手にパチンコを持っていた。ランピーはさっき背中に感じた痛みは、たぶんパチンコの玉が当たったのだろうと1分後ぐらいに理解した。

「オイ、テメー何モンだ? どう見ても人間じゃねーけども……」
「俺は、ランピー。キミは?」
「名前を訊いてんじゃねーよ! テメーは何モンなんだよって言ってんだ!」
「えっ、名前訊いたらダメなの!?」
「オメーの名前を訊いてるわけじゃねえっつったんだ! オイラの名前を訊いたらダメだって言ってるわけじゃねえ!」
「えっ、じゃあ訊いてもいいの? じゃあ訊くけど、君の名前は?」
「なんでそうなるんだよ! その前にオメーが何モンかって訊いてんだろ!」
「だから俺はランピーだって」
「だから違げーって!!」



こうして、約30分の時間が経った――



「ヘラジカだぁ?」
「うん。俺、ヘラジカのランピー。
 俺、仲間探してるんだけど見てない?」
「見てねーな。ってゆーか、殺し合い始まってからオイラが初めて会ったのお前だけだし」
「へぇー。偶然だね。俺も君が初めてなんだ」
「それにしても、ここ本当に誰もいねーな。
 誰かいないかと思って探してたけど、人っ子ひとり居やしねー。どうなってんだ?」

ランピーは確かにそう思った。
自分がここに来てから誰とも出会っていなかったのだ。
というか、何故今まで誰とも遭遇していない事に疑問を持っていなかったのかランピーは不思議に思った。だがそれは彼には一生分からないであろう。

「ねえねえ、殺し合いについてどう思ったの?
 俺は難しくてよくわかんなかったから適当に歩いてたけど」
「オイラだってわかんねーよ……よくわかんねーんじゃなくて、ワケわかんねーんだけどな。
 殺し合いとかソウリダイジンって奴は何を考えてんだ……」
「……それで、どうしよっか」
「……決まってんぜ。思いっきり暴れてやんのさ!
 こんなことになったんだ。タダじゃ終わらせねー。とことん暴れさせてもらうぜ!」
「じゃあ、俺もそうしよっかな。他に特にすることないしね」
「……オメー、分かってて言ってんのか?」
「わからないけど?」
「……あのなぁ。まあいいや。着いて来たいんなら着いて来い」

黒猫はそう言うと再び歩き出した。
ランピーも、それに合わせるように歩き始めた。

しかしまだ終わりではない。
まだ話には続きがある。

918(なんだよこの展開……):2013/05/08(水) 23:00:34 ID:BjVzdKqY0

二人(二匹?)が浜辺から沖縄の街中に移動して間もない頃に、二人がオッドアイの黒猫を見つけた事がその"続き"である。


「おや?」
「黒猫だな」
「え? 君も黒猫じゃないか」
「……オイラは猫じゃなくてサイボーグだ。猫なのは変わんねーけどな」
「ふーん、つまり君は猫のサイボーグってことなんだね」
「おう」
「……で、サイボーグって何?」
「…………」


「つまりお前はただの猫じゃあねえんだな?」


「あ?」
「黒猫サイボーグ君。さっきなんか言った?」
「……オイラじゃねー。そっちの黒猫のほうだよ。それにオイラの名前はクロってんだ」
「やっぱり黒猫サイボ……クロ君じゃないか」
「ちげーって! ……まあいいや。(めんどくせーし)
 おいオメー。オメーもタダの猫じゃねーだろ?」

クロはそう言うと、支給品のパチンコを取り出す。どうやら警戒しているようだ。
ランピーはそれを見てもただキョトンとするのみだった。
黒猫はそれに反応したのか、こちらの方を向き、流暢に人間の言葉を発し始めた。

919(なんだよこの展開……):2013/05/08(水) 23:01:05 ID:BjVzdKqY0

「『タダの猫じゃない』……か。厳密に言うと俺は猫ではない、って言った方が正しいな」

黒猫は何故か人間の言葉を話している。クロは警戒を強め、ランピーは相変わらずキョトンとしていた。

「わけわかんねーこと言ってんじゃねー! どっからどう見たって猫じゃねーか!」
「この身体はな。でも俺は猫じゃねえんだよ」
「つまりそれって、身体は猫だけど、中身は猫じゃないってことだよね?」
「その通りだ。
 俺は天の邪鬼。人間が俗に言う、妖怪ってヤツさ」
「妖怪……? それって……」
「オバケってこと?」
「オバケェ!?」

オバケ――
ランピーがその言葉を発した途端クロが明らかに動揺したのが分かった。

「へ、へー、なるほどな。で?
 その……オバ……天の邪鬼がなんだってんだ?」
「クロ君、大丈夫? なんかすごい様子が変だけど……」
「お前らに訊きたい事がある」
「え?」


「お前らも霊眠されたのか?」
「えっ」


「…………」
「…………」
「…………」



「(え? レーミンってなに?)」
「(オバケが猫の中に……どういうことなんだこれはよー!!)」
「(まさか、俺と同じようなヤツが二人もいるだと……詳しく知る必要があるかもしれねえな……)」

天の邪鬼のその言葉に、一気に空気が固まったのは言うまでもない。
こうして、ヘラジカとサイボーグ猫と黒猫の中に霊眠された天の邪鬼の、世にも奇妙な物語が始まった。



【一日目・8時47分/日本・沖縄県】
【ランピー@HappyTreeFriends】
【状態】健康、ちんぷんかんぷん
【装備】無し
【道具】無し(失くした)
【思考】
基本:クロ君に着いて行く
1:レーミンってなに? おいしいもの?
2:黒猫の中にオバケがいることもあるのかぁ
3:結局サイボーグってなんだったんだ?

【クロ@サイボーグクロちゃん】
【状態】健康、動揺
【装備】パチンコ
【道具】支給品一式、パチンコ(弾数99/100)
【思考】
基本:思う存分暴れる
1:オバケが猫の中にいるってどういうことだよ……!
2:逃げるなんてカッコ悪りーことできねーし、どうすれば……
3:ガトリングその他モロモロが無ぇ……
4:ジーサンとバーサンが気になる
5:剛やミーくんは……まああいつらなら大丈夫だろ
※クロの所持していた武装は全て没収されています

【天の邪鬼@学校の階段】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】
基本:特になし。あるとすれば猫の身体から解放されることくらい
1:俺のような妖怪が他に居たってのか……?
※黒猫(カーヤ)の姿です。

920観光中:2013/05/12(日) 16:31:41 ID:C7/bj.eM0
「ふむ次はどこに行こうか」

そう言って浅草の観光マップを見ている人物がいる
彼の名はラインハルト・ハイドリヒという。
崩壊したドイツ出身である。
なぜ彼が浅草めぐりをしているかというとたまたま飛ばされた場所が浅草だったからである。

(バトルロワイヤルが始まっているが今は観光を優先しよう)
バトルロワイヤルより今は観光を楽しみたいらしい


「よしここに行くとしよう」
そういって次の名所を見に行くため彼は歩き出すのだった


【ラインハルト・ハイドリヒ@Dies irae】
【状態】健康
【装備】浅草観光マップ@現実 
【道具】支給品一式
【思考】
基本;マイペースにぶらぶらする
1:観光優先

921混沌な名無しさん:2013/05/12(日) 16:36:58 ID:C7/bj.eM0
やべえ入れ忘れた
>>920
【一日目・8時45分/日本・浅草】

922サービスシーン():2013/05/20(月) 08:54:28 ID:yR2D.HxI0
ここはとある山奥。そこに、滾々と湧く湯があった。
その湯の存在を知る者は……誰ひとりとしていなかった。
つい先程、この山奥に迷い込んだ者がそれを知るまでは。
そうして、疲れをいやすべく湯浴みを楽しむその者。
その肩の水滴は朝の光を浴び、キラキラと輝き
その顔は湯の温かさでほっこりとした表情を浮かべていた。
他には誰もいないようだ。
リラックスしたように、その腕を伸ばす。その腕は……太い。
もう一度言う。その腕は……太い。

「はぁ……まさかこんなところに温泉があるなんてなー☆」

そこにいたのはデブの小学生だった。

【一日目・8時57分/日本・富山県】
【エリック・カートマン@サウスパーク】
【状態】健康、リラックス
【装備】すっぽんぽん
【道具】支給品一式
【思考】
基本:世のヒッピーなどなどを殺す
1:今は温泉を楽しみたい


なお、物陰でサービスシーンを期待してピーピングしていたひとりの青年が
上記の出来事で、ショック死した。
サービスシーン(笑)

【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
死因:ショック死

923不思議なこともあったもんだ:2013/05/22(水) 15:34:10 ID:mMIJMl0Y0

 あれから、どれくらいの時間がたっただろうか。
 氷漬けにされ、埼玉の道中に放置されていた二人。
 すっかり夜も明け、日が昇り始めていた。

(動けない……くそっ、この氷さえ溶ければ……! おのれゴルゴム!!)

 あの少女は確実にゴルゴムの手先に違いないと思う光太郎。

(これが冷たくなって発見されるという奴か……)

 皇帝は半ばあきらめていた。
 いくら最強を自負していようが、やられるときはやられる。
 なんだか、そういうセンチな気分になった。

 その時である。

「こんなところにあるなんて邪魔くさい雪像だね!!」

 一人の少女が構えていた。
 無論、この目の前にあるものをただぶっ壊したたかったから。

「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!
 『地獄の人工太陽』ッッ!!!」

 激しい核の力が二人を包みこ―――― 
 
 その時、不思議なことが起こった!!
 人工(神工)の太陽光を光太郎の体内のキングストーンが吸収した!
 
「うおっ、まぶしっ!!」

 光太郎の身体が光り始め、氷が解けだした!
 そして―――光太郎の変身は完了していた。

 
「この身体は仮面ライダーBLACKじゃない……俺は生まれ変わったのか!」


 その姿は仮面ライダーBLACKではなかった。
 光太郎は太陽の光と核エネルギーで生まれ変わったのだ!

「俺は太陽の子!!  仮面ライダーBLACK RX!!!」
「そして、私がクライシス帝国の偉大なる皇帝の! クライシス皇帝!!!」

 完・全・復・活
 なお、クライシス皇帝はその余熱で氷を溶かした。

「君が助けてくれたのかい?」
「そう……でいいんだっけ? アレ?」
「中々の忠義心と火力だ。『ネオ・クライシス帝国』の一員にならないかい?」
「うん、入る!」

 こうして、光太郎たちは凍死の危機から逃れたのだった。
 だがゴルゴムとの戦いは、始まったばかりだ!
 戦え、南光太郎(と、クライシス皇帝)! 変身せよ、仮面ライダーBLACK、RX!!

924不思議なこともあったもんだ:2013/05/22(水) 15:34:40 ID:mMIJMl0Y0

【一日目・8時30分/日本・埼玉】

【南光太郎@仮面ライダーBLACK】
【状態】健康
【装備】キングストーン、パーフェクトゼクター@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式、カラオケマイク
【思考】
基本:この殺し合い、ゴルゴムの仕業だ!
1:クライシス皇帝と空、共に行動する
2:あの少女(歌愛ユキ)を追う
※RXに進化しました。ロボライダーとバイオライダーにはまだなれません。


【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康
【装備】サタンサーベル オーガギア@仮面ライダー555
【道具】基本支給品一式
【思考】基本:光太郎とともに主催者とゴルゴムを潰す
1:戦力を集めて、『ネオ・クライシス帝国』を建国する
2;一先ず、地球人類抹殺は置いておく。(総理を潰したら取り掛かる)
3:カラオケマイクを取り戻す
※参戦時期は仮面BLACKRX本編開始前です。

【霊烏路空@東方Project】
【状態】健康
【装備】制御棒
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:さとり様を探す
1:光太郎たちについていく

925不幸少年、群馬へ:2013/05/27(月) 12:20:09 ID:deo./7ig0
大好きという気持ちを抑えられないまま、最初に貫いたのは一人の姉だった。
憎しみや嫌悪感など一切なく、愛情と衝動をもって彼女の中に白い愛をぶちまけた。
しばらくすると、他の姉たちの肉体(からだ)にも手を出すようになった。
そこにも悪意などなく、ただただ愛さえあれば自分の『行為』は正しいと思っていた。

そしてあるきっかけにより、男にも目覚めるようになった。
さらに、死んでしまった肉体(ひと)にすら愛を振りまくようになる。
それからは心の赴くままに老若男女生物非生物生者死者全てを愛し、貫いていった。

――少年の愛はあまりにも独善的過ぎた、故に愛を振りまく度に他人を傷つけていたのだ。
彼が正しいと思っていたことをするほど周りは不幸になり、恨みは募り敵は増えていく。
自分も他人も省みない者は、『変態』という名の『紳士』ではなく『狂人』という名の『悪魔』なのだ。
だが、少年は周囲に構うものかと、己が暴走を止める気はなかった。
例え命を狙われようが、惨たらしく殺されようが……

気がつけば『レン』は人間を辞めていた。
人間を辞めてしまった怪物の頭にあるものは



犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯犯

EROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSEROSER

CINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKOCINKO



「やめろおおおぉぉぉおおおぉぉぉおおおぉぉぉおおおぉぉぉおおおぉぉぉ!!!!!!!!!!」


@ @ @ @ @




「はッ!」

少年・鏡音レンはどこかの山小屋のベットの上で覚醒した。
夢の世界からから逃げるように、バッと上半身を引き起こす。
寝ていたハズが、まるでマラソンでもしてきたかのようにレンはヒーコラと息を荒くし、体は汗でぐっしょりと濡れている。
呼吸が乱れたまま、少年はボソリと呟いた。

「ハァーッ、ハァーッ……またあの夢か……」
「ボーイ、大丈夫かい? だいぶうなされていたみたいだが……?」

目覚めたてのレンに最初に声をかけたのは、やたら濃い印象を持つ胡散臭そうな身なりの男だった。
まだ起きたばかりで些かぼやけている視界でレンは声をかけた男を見る。
時間が経つたびに視界と思考がすっきりしていく中で、男が自分の命を助けてくれた恩人であると思い出す。

「観音寺さん……そうだ、俺は観音寺さんに暴走した装甲車の中から助けてもらって、それから疲れて車の中で寝てしまって……」

記憶がはっきりしてきたところで、レンは周囲を見回す。
自分は観音寺の乗っていたスポーツカーで寝ていたハズだった。
眠っている間にどこかの家屋に身を移されていたことに気づく。
より詳しく状況を知るためにレンは観音寺に尋ねた。

「観音寺さん、ここはどこですか?」
「群馬県だ。 無人だったこの山小屋を拝借させてもらったのだ。
緊急時であるとはいえ家主には後で感謝をせねばなるまい、ボハハハハハーッ!」
「群馬県……あの群馬県か!」

レンの知っている限りでは、群馬県は他の県とは一線を画しているということ。
具体的には同じ日本とは思えないほど大自然に囲まれているだの。
先住民族(群馬県民)の文明レベルは狩猟がメインの時代で止まっているだの、中には呪術を使える者がいるだの。
何人もの手練の冒険者がここで命を落としているだの、そもそも領土権を持っているハズの日本政府ですら把握してないことが多いだの……
基本的に歌にしか興味のないレンには生涯で立ち入ることのない無縁の場所だと思っていたが、暴走車によって東京からここまで偶然運ばれてしまったらしい。

(なんだか意図せず凄い所に来ちゃったな)

思いがけない場所にたどり着いたことにレンは心の中で感想を漏らした。
すると突然、レンたちのいる部屋の扉をノックする音と、そのすぐ後に裏から声が聞こえた。

「観音寺さん、さっき岩手の方から強い揺れが来ていたけど、大丈夫?」
「ああ、我々は大丈夫だ。 それからレンのボーイも今しがたお目覚めだ、入ってきたまえ」
「……わかったわ」

扉の裏にいるのは知り合いなのか、観音寺は臆気もなく返事をする。
誰なのか、どんな人なのかとレンが考えていると、向こうから扉が開かれた。
そこにいた者は――

926不幸少年、群馬へ:2013/05/27(月) 12:21:14 ID:deo./7ig0


「ゲエエエーーーッ、ネル!?」
「叫べるぐらいには元気そうね。 まったく、もうちょい死にかけてたぐらいが憎たらしさもなかったのに」
「なんでおまえがここにいるんだよぉ!?」

レンぐらいの身長にサイドテールの黄色い髪が特徴的な少女、亞北ネルがそこにいた。
レンとネルは知り合い同士らしく感動の再開……とはいかず、再会した両者は苦虫を潰したような表情になっていた。
間を取りなすように観音寺が割り込む。

「おいおい、二人は幼馴染ではないのか? 喧嘩はよくないぞ」
「ええ、確かに観音寺さんとさっき会った時にはこいつとは幼馴染だと言いましたよ。 『仲の悪い』幼馴染だけどね!」

依然、レンとネルはにらみ合っている。

「ええい、ネルに会うぐらいなら東京で変な連中に追いかけまされた方がマシだったよ」
「まあ、生意気なお子様だこと」
「なんだと、誰がお子様だって!?」
「よさないか君たち!」

今にもビートアップしかねない二人の喧嘩。
このまま放っておくわけにもいかず、観音寺は喧嘩の仲裁に入る。
幸いにもレンは観音寺を信頼しており、その彼からの言葉は素直に聞いた。

「……観音寺さんに免じて、今は喧嘩を後回しにするよ」

渋々喧嘩を中断するレン、仕方がないので「べーッだ」と舌を出す程度で喧嘩を済ますネル、一人ホッと胸をなでおろす観音寺。

「それで、観音寺さん……俺は何時間寝てたんです? なんでネルがここにいるんですか!?」

状況が読めないレンは、観音寺に畳み掛けるように次々と質問をする。
観音寺は笑顔でかつ、若干テンション高めで答えた。

「落ち着きたまえボーイ。
この私がボーイの眠っている間に起きたこと説明してあげよう。 ボハハハハハーッ!」


@ @ @ @ @

亞北ネルはレンとは(仲は悪いが)幼馴染である。
幼い時からレンとは喧嘩をしていたらしく、周囲は二人を喧嘩友達だとしていた(本人らは否定)。
レンにとってのライバルと言っていいかもしれない。
レンが所属するVOCALOIDとは所属の違う歌手だが、彼女もレンと同じアイドルである。
持ち歌はまだ無いに等しく、アイドルとしての人気はVOCALOIDたちに大きく劣るが、いつかは実力でVOCALOIDを超えようとしている少女だ。
いちおうアイドルではあるので、観音寺とは多少は面識があり、レンの幼馴染ということもあって合流する際にはすんなり受け入れられた。

合流後は無人の山小屋を借り、未だに眠っていたレンを休ませ、ネルはその間に外の見張りを担当していた(本人曰くレンのためではなく、レンの介抱で手を焼いている観音寺のため)。

「それから君は2〜3時間ほど眠っていた」
「そうなんですか……あ! そういえば7時には定時放送があったハズ!
観音寺さん、リンや兄さんや姉さん達は無事ですか!?」

寝ている間に放送を聞き逃し、家族の安否の是非に焦るレン。
そんな彼に観音寺は優しく答えた。

「大丈夫だ、問題ない。 もうそろそろ北海道が禁止エリアになるが、そこに家族がいないことを信じよう」
「良かった……ハクさんに続いてリンやミク姉さん、KAITO兄さんにMAIKO姉さん、ルカ姉さんまで死んでしまってたらどうしようかと思ったよ……」
「……」

一先ず、中毒が祟って目の前で死んだハク以外は全員無事だと知り、安堵するレン。
だが、真実は違う。 放送では姉の一人である巡音ルカの名前が呼ばれていた。
観音寺はレンの精神状態を考慮して、あえてルカの死を隠したのだった。
ネルは彼女の死を知っていたが、事前の観音寺との打ち合わせでルカの死を、殺し合いが終わるまで黙秘することにした。
レンとは互いに仲の悪いネルだが、心身弱っている相手を絶望させてまで貶めたいとまでは思ってないらしい。
真実を知らずに喜ぶレンに何か言いたくとも、ここは無言を貫いた。
また、ルカと同じ理由から同僚でKAITOの友人である氷山キヨテルの死も隠蔽された。
全てはレンのためを思ってのことである。
本当のことを知らないことで幸福を得たレンは次の質問に移る。

927不幸少年、群馬へ:2013/05/27(月) 12:30:35 ID:deo./7ig0

「それでネルはどうしてこんな所にいるのさ? 群馬なんて全く興味なさそうだったのに」
「ガールはこれから、シャーマンに会いに行くそうだ」
「シャーマン?」
「ああ、群馬県の原住民のシャーマンは、おそらく私以上に強い霊能力を持っている。
同じ霊能力者でも私はバットスピリッツと戦うくらいしかできないが、群馬のシャーマンなら探し人の居場所を占ってくれるだろう。
彼女はその噂を聞きつけて、群馬にやってきたのだ」
「へえ〜、ネルは一体誰を探しているだ?」

霊能力者の観音寺が言うほど、シャーマンは凄い存在らしい。
そんな存在に頼ろうとまでネルが探そうとしている人物は誰なのか?

「アンタも良く知ってる人、重音テトよ」
「テトさんか……確か、ずっと前から行方不明だったな」

重音テトとはVOCALOIDとは違うグループである歌手である。
加えてネルの師であり、彼女とは家族のように仲が良かった。
……しかし、世界を襲った大災害より数日前から行方知れずになっている。
大災害が起きたことによるパニックで警察による捜索は困難になっていた。
そして、バトルロワイアルが始まって国家権力が当てにならなくなった時、ネルは行動に移ったのだ。

「今までは警察に頼ってたけど、殺し合いが始まってからはそれもできなくなった。
テトがどこをほっつき歩いているかわからないけど、いきなり殺し合いが始まって困ってるに違いないわ。
できるだけ早く見つけてあげたいのよ」
「そうだったのか……」
「これだけ広い日本で人探しをするには骨が折れ、時間もかかる。
ならば虱つぶしに練り歩くより、ガールは噂を信じて師匠を探せるシャーマンに会いに行く方が早いと考えたらしい」

話を聞く限り、理に適っているとレンは思った。
宛もなく探している内に家族が死んでしまったら元も子もない。
人探しにインターネットを使う手段もあるが悪戯による嘘の書き込みや、殺し合いに乗った者まで招き寄せる危険がある。
手っ取り早く人を探すにはシャーマンを頼った方が効率が良いのだろう。
そこまで考えたところでレンは閃いた。

「待てよ、俺の家族もそのシャーマンに頼れば早く見つけられるかもしれないな」

彼の中に一筋の希望が見えた。 シャーマンの力を借りて、いち早く家族を探せると。
特に機械音痴で携帯すらもってないKAITOとミクは連絡を取るのが非常に難しい。
まずネットの掲示板は見ないだろうし、本来なら幼馴染のネルと合流できただけでも本当なら奇跡に近いのに、リアルの掲示板に書き込んだ所でそれが見つけられる可能性は幾千分の1%程度だろう。
今のところ、凄い力をもってそうな霊能力者の力を信じる他に方法も思いつかず、これしかないと踏んだ。

「よし、俺もそのシャーマンに会いにいくよ」

ようやく家族を探すための足掛かりを手に入れたと、やや興奮気味で発言する。
ところが、そんなレンの願いを観音寺は制止する。

「待つんだボーイ、シャーマンに会うのはとても難しいのだよ?」
「えっ、でもここはもう群馬だしシャーマンは目と鼻の先じゃないですか! きっとすぐ会えますよ」

観音寺が自分を止める理由がわからず、不満を口にするレンにネルは横から小馬鹿にする。

「アハハハ。 ピクニックにでも行くつもり?
やっぱりお子様ね、アンタは群馬のことを何も分かってない」
「うるさいな、何が言いたいんだよ!」
「……アンタには口で言うより目で見てもらった方が良いわね」

よくわからないまま二人に否定され苛立っている少年に対し、少女の解答は部屋の窓を開けることだった。
レンが何気なく窓から外の風景を覗くと――


「なんじゃこりゃああああああああ!?」

928不幸少年、群馬へ:2013/05/27(月) 12:31:22 ID:deo./7ig0


驚嘆の声を上げざる負えなかった。
窓の先に見えるのはとても日本のものとは思えない広大なジャングルが広がっていた。
一見するとアマゾン地帯にも負けないくらいの大自然の庭である。
さらに耳を澄ませば野獣の雄叫びがところどころに聞こえ、目を凝らせば全長10m以上はあるだろう野生動物がそこらに闊歩し、本能で危険地帯だとわかった。
これにはレンも開いた口が塞がらなかった。
群馬が他の県とは一線を画してるとは聞いたが、ここまで凄いとは思わなかったのだ。
驚きを隠せないレンを尻目にネルは話を続ける。

「あのジャングルこそ、魔境『グンマー圏』。 あそこを突破しないと私たちはシャーマンの元へたどり着けない」
「グ、グンマー圏??」
「私たちが簡単に立ち寄れる『群馬県』はあくまで他県との緩衝地帯に過ぎないの。
そして日本でも正しい名前を知る人が少ない最も危険なジャングル『グンマー』。
別名・世界樹の迷宮とも言われる危険地帯で、奥地には原住民の集落があるけど、それまでに猛獣や大自然の猛威による被害で何人もの強者が命を落としているそうよ。
(ここまで民明書房の本の受け売りだけど)」

余談だが、ある男は数時間前に何気なく群馬のネットカフェにいた。
これは男がいたのはグンマーのようなジャングルではない緩衝地帯側であるからだ。
緩衝地帯には猛獣も存在せず、他県と同じくネットができる程度の環境はあるのである。

「シャーマンを探すにはあんなジャングルを越えなきゃいけないのか!?」

己が直にグンマーを目にしたことにより、シャーマン探しの多大なリスクをレンは理解し打ちひしがれる。
自分が大海……いや、群馬を知らない井の中の蛙であると納得せざるおえなかった。
レンは思わず、グンマーの大きさに呆気にとられて両膝を床につける。

(無理だ……戦いに不慣れな俺じゃ集落にたどり着く前に死ぬのが関の山だ)

そう思ったレン、そのまま床に手をつき、床と目を合わせる、すなわち群馬への敗北のポーズであった
そんなレンをネルはスタスタと横切る。

「わかった? シャーマンに会うのはピクニックに行く気軽さじゃ無理ってことよ。
――それじゃあ、陽はとっくに昇ったことだし、アタシはもう行くわ」
「……へ?」

ネルの言葉に耳を疑い、レンは一度、床に向いていた頭をネルの後ろ姿が見える正面へと向ける。

「ちょっと待て、一人であんな場所にいくつもりなのか?」
「そうよ、何か問題でも?」
「無茶だ、危険過ぎる! 本当に死ぬかもしれないぞ!?」

いくら仲が悪いとはいえ、死地に飛び込もうとする幼馴染をレンは放っておけなかった。
レンの言葉にネルは振り返らぬまま、答えた。

「覚悟の上よ、下手すりゃ死ぬかもしれないわね……でも、大切な人が死ぬのはもっとイヤ。
テトのために何もしないで、どこかの隅っこガタガタ震えているぐらいなら死んだほうが良いとアタシは思っている。
最悪でも、大切な人のために尽力して死んだとあらば、アタシは自分を誇れるからね」
「な……ッ!」

929不幸少年、群馬へ:2013/05/27(月) 12:32:13 ID:deo./7ig0

ネルの覚悟の強さにレンは絶句した。 彼女のテトを想う気持ちは本物なのだ。
グンマーの危険さを理解した上で、無茶を承知で死地に飛び込もうとしているのだ。
それに比べて自分は……グンマーの危険性に竦んでしまい、情けなく思えた。
勇気でネルに負けているというのが悔しくてたまらない。
だからこそ、家族を守りたい気持ちの強さを示すため、少年は強く決意した。

「……俺も行くよ」

背後からの静かながらも強い一声にネルは、今度は振り返った。
レンはいつの間にか立ち上がっていた。

「言っとくけど、同情ならいらないわ。 アタシが言うのも難だけど無理はしない方が身のためよ」
「そうじゃない! 一人で行くより二人以上で行く方が危険が減ってシャーマン探しも楽になるハズだ。
俺だって一秒でも早く家族に会いたいんだよ。 例え命を賭けてでもな!」

レンの眼には怯えは一切なく強い覚悟が浮かび上がっており、言葉には重みはあった。
それを見てネルは、いつものレンを馬鹿にする嘲笑ではない笑みを口につくり、返答する。

「良いわ、協力することでシャーマンと接触できる可能性が増えるかもしれない――アンタの言った事は一理あるし、行動を共にしてあげるわ。
ただ勘違いしないでよね、アタシもミクたちの安否が気になるから仕方なく協力するんだからね」
「あ、ああ。 こっちこそおまえはともかく、テトさんは気がかりだからな、仕方なく行動を共にするだけさ」

グンマーの奥へ向かい、集落でシャーマンを見つけ出し、家族・知り合いを探させる。
集落にたどり着くまでにどんなに辛く危険な障害があろうとも、乗り越えようとする覚悟はできた。
そんな方針が出来たところで、レンは観音寺に振り返る。
シャーマン探しはあくまで自分たちの都合であり、命の恩人である観音寺まで危ない橋までつき合せる必要はない……レンはここでお別れの言葉を言うつもりなのだ。

「観音寺さん、今までありが(ry」
「う、ううう、まだ幼いながらも、なんと勇気のある子供たちなのだ……う、ううう」
((お、男泣きッ!?))

ありったけの感謝を込めて礼と離別の言葉を贈るつもりが、観音寺は特徴的なサングラス越しに大粒の涙を流していた。
呆気に取られて、レンとネルは驚いていた。
やがて、ハンカチで涙を拭い鼻水をかむと、いつものテンションに戻った観音寺が少年少女に宣言した。

「ボハハハハハーッ!
驚かせてすまない、君たちの身を削ろうとする覚悟に感極まり涙してしまった。
その覚悟に敬意を表して、このドン・観音寺もシャーマン探しを手伝ってあげよう!」

なんと観音寺がシャーマン探しに手を貸すと言い出したのだ!
レンは不安を胸に抱いて観音寺に言った。

「でも観音寺さん、気持ちは嬉しいけどグンマーは危険そうですし、無理に付き合わなくても……」
「ノープロブレムさ、ボーイ。 ……それに、私にはある秘策がある」
「……秘策?」

@ @ @ @ @

930不幸少年、群馬へ:2013/05/27(月) 12:33:47 ID:deo./7ig0

必要な荷物をまとめ終え、山小屋を後にすることになった一行。
支給品を一通り確認して武器として使えるものは、レンのビームサーベルに似た剣、ネルの某ヒーローがもってそうな光線銃、観音寺の怪しいステッキのみ。
ちなみにスポーツカーでは流石にジャングルを通れないので山小屋近くに放置することにした。
これだけの装備でジャングルを越えていくのは難しいだろう。 しかし、観音寺には危険地帯を進んでいけるだけの考えがあった。

「私にはスピリッツたちの姿が見え、声も聞くことができる。
すなわち、このグンマーで亡くなった者たちの導きに従えば危険を最小限に減らせるというわけだ」

殺し合いが始まる以前からこのジャングルで命を落とした冒険者などがいる。
つまり、いまだに霊となってさ迷っている者もいるハズだ。
そこに目を付けた観音寺は己の霊感を活用し、道中で幽霊から情報を得ることで、冒険家のような知識を持たない三人でも密林突破の道が見えてくるだろう。

「それ、本当に信用できるの?」
「まあ、その辺は観音寺さんを信じようぜ」

霊感が無いため、いまいち観音寺の霊能力を信じられないネル。
同じく霊感はないが、観音寺が嘘をつく人間には見えないので、レンは彼の人柄の方を信じることにした。
そんなこんなで、霊が見える観音寺を筆頭にジャングルを進んでいく一行。
だが、進む途中でレンの足元が一瞬フラついた。
一行の後ろを歩いていたネルが心配とも罵声ともとれる言葉をレンに投げかけた。

「ちょっとアンタ、疲れがまだ取れてないんじゃない?
やっぱり山小屋で大人しくアタシや観音寺さんを待ってれば良かったんじゃないの?」
「むかるみに足を取られただけさ。 気にするなよ」

仲の悪い幼馴染に弱みを見せたくないレンは気丈に振舞う。
しかし、睡眠を取ったにも関わらず、疲れやダメージが体に残っているのも事実だった。

(全部あの夢のせいだな……アレのせいでろくに眠れやしない)

最近よく見る、自分が多くの者を性的な意味で襲う夢。
その夢のせいで寝不足であり、その夢を見たくないためにこれ以上睡眠を取ろうと思わなかったのだ。
生きてる以上は睡眠を取らねばならず、寝れば悪夢を見る、このままでは身も心も持たない。
そこでふと、レンは思いついた。

(シャーマンに頼めば悪夢について何かしらわかるかもしれないな。
家族のみんなを探すついでに聞いてみようか)

強い霊能力を持つ人間なら、自分が見る悪夢について何かわかるかもしれないと睨んだレン。
家族の行方が第一だが、できれば悪夢を見ずに済む方法や夢が何を暗示しているのかわかれば御の字と思い、仮にシャーマンと接触できたら聞いてみよう。
そう思ったレンはフラついていた足をシャンとさせ、観音寺の背を追いかける。

@ @ @ @ @

一方、ネルにはレンや観音寺には秘密にしていることがあった。
それは群馬のシャーマンを探し求めている理由である。
師である重音テトを探していることに嘘はない。
他者に隠しているのはもう一つの理由であり、それは――

(かく言うアタシも寝不足だわ……あの悪夢のせいで)

実はネルもレンと同じく、連日のように悪夢を見ているのである。
化粧でカモフラージュしているが、目の下にはクマが溜まっている。
ネルを眠らせないその夢の内容は凄まじいものだった。

(まったく、なんでアタシが黒光りしたガチムチになったり○○○ー中に殺されたりしなきゃならないのよ!
たかが夢とはいえ毎日のように見てたら気が変態……いや、気が変になりそうよ)

己が変態になる夢にネルは頭を痛めていた。 そして、前を歩いているレンの背中を見る。

(しかも、どのアタシもコイツが好きだったとか……勘弁してよ!
なんでこんなお子様を好きにならなきゃいけないわけ?)

現実ではネルはレンに恋愛感情を抱いておらず、男としても意識していない。
反対に夢の中ではどの自分も狂ったようにレンをなぜか愛していた。
このような悪夢が続いた結果、ネルは不眠症になってしまった。
このままではまずいと彼女は考える。
ストレスと寝不足はお肌に影響が出てくるだろうし、一介のアイドルとして美容を損なうのは致命的だ。
そこで彼女はシャーマンの噂を聞きつけたのである。

931不幸少年、群馬へ:2013/05/27(月) 12:34:56 ID:deo./7ig0
(もし運がよければネルを探させた後に悪夢について何かわかるかもしれないわね……そう信じて奥地を目指すわ)

ネルの捜索が第一なのは変わりないが、それと同時にシャーマンに悪夢の謎について聞くつもりのだ。
聞くときはレンや観音寺には知られぬよう秘密理に聞く予定である(なぜ秘密にしているのかは夢の内容からお察しください)。
しかし、彼女は知らなかった。
目の前にいるレンも似たような悪夢を見ていることに……


少年少女霊媒師……それぞれの思惑を胸にグンマーでの冒険が今、始まった……



【一日目・9時30分/群馬県(グンマー・入口)】
※『群馬県』の内部に危険なジャングル『グンマー』があるようです。


【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】疲労(中)、精神疲労(中)、不眠症
【装備】ゼットセイバー@ロックマンX
【道具】支給品一式
【思考】
基本:生き延びて家族と再会する
1:いち早く家族を探すために仲間とグンマーの奥へ向かい、シャーマンを探す
2:KAITOとミクとは優先的に合流する
3:できれば1のついでに悪夢の件もシャーマンに尋ねてみる


【ドン・観音寺@BLEACH】
【状態】健康
【装備】超スピリッツ・ステッキ @BLEACH
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:レンとネルを守る
2:他の家族も探し、守りたい
3:レンやネルたちの家族・知り合いを探すため、仲間とグンマーの奥へ向かい、シャーマンを探す
※グンマーで亡くなった幽霊の導きに沿ってジャングルを進むため、危険を最小限に減らせます


【亞北ネル@VOCALOID派生】
【状態】不眠症
【装備】アルファガン@チャージマン研!
【道具】支給品一式
【思考】
基本:行方不明のテトを探す
1:テトを探すために仲間とグンマーの奥へ向かい、シャーマンを探す
2:夢の件はレンたちには秘密にしておく
3:できれば1のついでに悪夢の件もシャーマンに尋ねてみる
※9期までとは別人です。 ただし、レンと似たように変態になる夢は見ている模様
※重音テトとは師弟関係があり、テトの弟子設定です

932不幸少年、群馬へ 修正:2013/05/28(火) 02:18:30 ID:TTmdbN0o0
>>931 よく見たらテトと書くべきところがネルになってた 修正

(もし運がよければテトを探させた後に悪夢について何かわかるかもしれないわね……そう信じて奥地を目指すわ)

テトの捜索が第一なのは変わりないが、それと同時にシャーマンに悪夢の謎について聞くつもりのだ。
聞くときはレンや観音寺には知られぬよう秘密理に聞く予定である(なぜ秘密にしているのかは夢の内容からお察しください)。
しかし、彼女は知らなかった。
目の前にいるレンも似たような悪夢を見ていることに……


少年少女霊媒師……それぞれの思惑を胸にグンマーでの冒険が今、始まった……



【一日目・9時30分/群馬県(グンマー・入口)】
※『群馬県』の内部に危険なジャングル『グンマー』があるようです。


【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】疲労(中)、精神疲労(中)、不眠症
【装備】ゼットセイバー@ロックマンX
【道具】支給品一式
【思考】
基本:生き延びて家族と再会する
1:いち早く家族を探すために仲間とグンマーの奥へ向かい、シャーマンを探す
2:KAITOとミクとは優先的に合流する
3:できれば1のついでに悪夢の件もシャーマンに尋ねてみる


【ドン・観音寺@BLEACH】
【状態】健康
【装備】超スピリッツ・ステッキ @BLEACH
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:レンとネルを守る
2:他の家族も探し、守りたい
3:レンやネルたちの家族・知り合いを探すため、仲間とグンマーの奥へ向かい、シャーマンを探す
※グンマーで亡くなった幽霊の導きに沿ってジャングルを進むため、危険を最小限に減らせます


【亞北ネル@VOCALOID派生】
【状態】不眠症
【装備】アルファガン@チャージマン研!
【道具】支給品一式
【思考】
基本:行方不明のテトを探す
1:テトを探すために仲間とグンマーの奥へ向かい、シャーマンを探す
2:夢の件はレンたちには秘密にしておく
3:できれば1のついでに悪夢の件もシャーマンに尋ねてみる
※9期までとは別人です。 ただし、レンと似たように変態になる夢は見ている模様
※重音テトとは師弟関係があり、テトの弟子設定です

933これが本当の血の池地獄:2013/06/11(火) 20:53:11 ID:kLtyHF220
「ぐげ……ぐげげげげっ……」
先程の出来事……入浴シーンを覗いたらデブがいた……でショック死したはずの某ジムリーダー。
しかし、彼はよみがえった。そう。彼も、かの症候群の罹患者。
死んでもしれっと生き返る、そんな体質の持ち主なのだ。
……だが、今回は様子が違う。L5状態よろしく、目をかっぴらいておかしな笑い声をあげている。
そう、発狂していた。

そんな発狂モードの奴さんは温泉ですっかり蕩け切ったデブガキの首根っこを……つかみあげた。
ぽっこりお腹の下にはポークビッツがぶらんぶらんぶら下がっている。
そんな状態で、デブガキは抗議した。

「おい、こら!いきなり何すんだサノバ」

デブガキの言葉は最後までつづられることは、なかった。
なんでかって?壮絶なまでのスピードで、ジムリーダーがデブガキを地面にたたきつけたから。

「ぐげえ!?」

ヒキガエルのようなうめき声をあげる、デブガキ。
それを無視するかのように、ジムリーダーはデブガキの足首(太い)をつかみあげたかと思うと
その辺にあった木に……打ちつけた。さらに上がる、唸り声。

「げげげげげげげ、うけけけけけけ!!!」

気が狂ったような哄笑をあげながら、ジムリーダーは何度もデブガキをスイングし木に殴りつける。
そうこうしている間にデブガキはうめき声を上げるのをやめた。
無理もない。デブガキはただの血に汚れた肉の塊と化してしまったのだから。

【エリック・カートマン@サウスパーク 死亡確認】
死因:虐殺

デブガキ「だった」それを温泉に投げ捨てるとデブガキの物「だった」リュックを手にとり、
狂った笑いをあげながら、ジムリーダーはこの場所から去った。
温泉はすっかり血の赤に染まっていた。

【一日目・9時03分/日本・富山県】

【タケシ@ポケットモンスター】
【状態】健康、発狂
【装備】普段着
【道具】支給品一式×2
【思考】
基本:おねえさん以外の存在を皆殺し。もちろん、野田総理も。
1:ぐげげげげげげげげ

934野球って恐ろしいからね?:2013/06/18(火) 01:45:41 ID:cW9DedA.0

 長野県の地方球場。
 ここで拳王軍は初試合を行っていた。
 対戦相手は日本政府。負けたら死亡と言う理不尽なルール元で行われた。

「あーイライラする、ミク型のサンドバックがほしい」

 ベンチで煙草を吸いながら、MEIKOはシャドーボクシングの真似事をする。
 先発し5回を投げて、四失点とピリッとしないピッチング。
 打撃の方も、15打数1安打7三振と大して活躍しなかった。

「うぬ……あの審判団はどう考えても野田の配下だな」

 ラオウは初回、一塁塁審をぶっ殺してしまい即退場。
 拳王に敵対してしまったから仕方ないのだ。
 罰金20万ほどはムギちゃんが支払い事なきは得た。

「まぁ、勝ったからいいじゃないですか(ニッコリ)」
「ハ、ハチミツ……」
「はい、ハチミツ」
(イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんは一体、何処に……?)

 勝てば官軍なのだ。
 負ければ終わり、それがロワでのスポーツである。 
 ちなみにスコアは……


┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳
┃  ┃1 ┃2 ┃3 ┃4 ┃5 ┃6 ┃7 ┃8 ┃9 ┃
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋
┃日┃4 ┃0 ┃0 ┃0 ┃0 ┃0 ┃0 ┃0 ┃0 ┃
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋
┃拳┃6 ┃9 ┃1 ┃3 ┃5 ┃4 ┃2 ┃3 ┃×┃
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻

 4-33。

 進さん、殿馬、プニキ、クロえもん、平等院さん、そして、我らがムネリンが大活躍したのだ。
 日本政府相手言えど半数近くがプロ野球やらで活躍する連中では歯が立たないのも当然であった。
 プニキは途中リリーフに回り、好投球。
 その結果《ハチミツ》不足に陥ったが、ムギさんにハチミツをもらった。

「野球って面白いよな!」
「……そうかもしれないな」

 その時である。

935野球って恐ろしいからね?:2013/06/18(火) 01:46:15 ID:cW9DedA.0

「……ガハッ……でやんす」
 
 矢部君が倒れた。
 それはもうバッタリと。
 拳王軍の皆さん(特にクロえもん)はすぐさま矢部君に駆け寄った。
 
「矢部君、一体どうしたんだ!?」
「クロえもん君、オイラ……実は野球をやっちゃいけない身体だったでやんすよ……」
「な、なんだってー!? そんなの初耳だよ!!」
「パワプロ99開幕版や決定版の冥球島でも1/65の確率で起こるイベントでやんすよ……」
「矢部さん……そんな古いネタ誰も覚えていませんよ!!」
「しかも、メタ発言ね」
「うぬ……貴様、真矢部ではなかったのか?」
「気持ちだけは、真矢部だったでやんす……でも、最期にみんなと野球が出来てよかったでやんす。
 クロえもん君、必ず、この、殺し合いを打破するでやんす……」
「ああ、必ずやってやるさ」
「約束でやんす、よ、オイラの親友……ガクッ!」

「矢部くん……矢部くーーーーーーーーーん!!」


 矢部明雄、死す……於テラカオスバトルロワイアル。


「矢部、貴様もまた……野球に生きた男だったようだな……
 この拳王にも……まだ涙が残っていたようだ……」
「ラオウさん……貴方の出典は原作北斗の拳ですよね?」
「これが……野球……!」
「だが、矢部さんがいないセンターを誰が守るんですか?」
「……『千石うぐいす』……」
「プニキさん、それは先程、野田総理に呼ばれた……」
「奴は外野手……それもセンターとMEIKOが言っていた……」
「本当か、MEIKOよ!?」
「ググったからね……今、そいつらは東京にいる」
「なら、急ぎましょう!」
(イチローさんもきっと戦ってるに違いない、急がなければ)

 そして、拳王軍の皆さんは平等院さんの支給品だった『電車ごっこロープ』を使って東京に向かった。
 運転手はラオウ、車掌は平等院さんである。


【一日目・9時30分/日本・長野】
【MEIKO@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】アルティメットアーマー@ロックマンXシリーズ
【道具】支給品一式、ノートパソコン@現実
【思考】
基本:殺し合いに乗った者達を殺す
 1:ミクとKAITOを殺す
 2:ラオウ達に協力してもらう
※今までとは別人です。

【琴吹紬@けいおん!】
【状態】精神的にぶっ飛んでる
【装備】核ミサイル、現金1兆円ほどが入った特注ジュラルミンケース
【道具】支給品一式、たくあん@現実、その他不明
【思考】
基本:生き残ることを最優先
1:拳王とやらの配下になる
※今までとは別人に決まってんだろ!!いい加減にしろ!!

【ラオウ@北斗の拳】
【状態】健康
【装備】炭酸水
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:野田総理を倒す
0:東京に向かって、千石鶯とかいう奴を拳王軍に引き入れるぞ!!
1:そして、拳王が新たな時代を作る
2:死兆星から使者の小娘を配下にしたぞ!
3:トキ似の男を配下にしたぞ!
4:強そうな鎧の女を配下にしたぞ!
5:謎の黒猫たちを配下にしたぞ!
5:ミクとKAITOを倒すぞ!

【平等院鳳凰@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞、諭吉一枚
【道具】支給品一式、少年ジャンプとヤンジャン、その他不明
【思考】基本:主催者達を滅ぼす
1;マーダーも滅ぼす
2:ラオウたちと行動する
3:テニスがしたいが、野球をする

936野球って恐ろしいからね?:2013/06/18(火) 01:46:49 ID:cW9DedA.0


【プニキ@くまのプ○さんのホームランダービー】
【状態】健康、全ステータスMAX
【装備】木の棒
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ムギさんからハチミツを貰うために野田を野球で潰す
1;ホームランを打つ

【川崎宗則@現実?】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:イチローを倒してでも、マリナーズに連れ戻す
1:戦力を集める
2:イチローがいるであろう、東京に向かいたい

【クロえもん@ドラベース ドラえもん超野球外伝】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式 電車ごっこロープ
【思考】基本:野田総理に野球で挑んで勝つ!
0:矢部君の意志を継ぎ、殺し合いを打破する
1:最低でも四国アイランドリーグが出来るくらいの仲間を集める
2:イチロー選手を仲間に引き入れたい

【殿馬一人@ドカベンシリーズ】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式、グランドピアノ@現実
【思考】基本:生き残る
1:イチローと合流したい

【猪狩進@パワプロシリーズ】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、ミット
【道具】支給品一式、野球マスクのマスク@パワポケ
【思考】基本:殺し合いを止める
0:兄(猪狩守)が心配
1:知り合いとの合流



【日本政府軍 死亡確認】
死因:野球に負けた
【一塁塁審 死亡確認】
死因:ラオウの北斗剛掌波

937光熱斗の奇妙な冒険 Part2:2013/06/28(金) 16:52:37 ID:H7/sAQ/A0

「不幸だーっ!」

 もう何度目かツンツン頭の少年――上条当麻が叫んでいた。

 まずは開幕直後、デイバックを早々に開いた直後。
 基本支給品とランダムアイテムが入っていると思っていた。
 デイバックの中にエスパー伊東だけが入っていたのだ。
 そっとデイバックを閉じて、叫んだ。

 その後も、何度も何度も不幸な目にあった。
 だが、死ぬことがなかったという点で考えれば不幸ではなかったのかもしれない。

 第一回放送までで多くの人が死んだ。
 知り合いの名前が呼ばれなかったは幸か不幸か……

 第一回の放送も終わり「この殺し合いという、その幻想をぶち殺す」と、叫んだ直後だった。
 「お兄さん、千石うぐいすと末原恭子って二人を知らない?」
 と、尋ねられたバンダナの少年に話しかけられた。
 「知らないな」と、丁寧に返した。
 バンダナの少年が訪ねてきた。

「じゃあ、ネットバトル出来る?」

 バンダナの少年が「Aを押しながら←→→B」と言いながら、持っていた剣を振った。
 二つの斬撃が飛んできた。それもほぼ音速に近い速度で。

 それに対して上条さんは慌てず騒がず己の右手を眼前に差し出した。
 すると、斬撃は消えた。上条さんの幻想殺し《イマジンブレイカー》よって。

『熱斗君、いくらなんでもそれじゃあ無差別マーダーとやってることと同じだよ』
「だってさぁ……最近、ネットバトルしてないんだぜ、俺たち?」
「一理ある」
『シグナムも一理あるではない、光熱斗よ、少しは落ち着け』
「やはり、ネットバトルをすべきだな」

 少年が持っていた携帯機と近くにいた騎士風の女性の携帯機が少年の奇行を止めようとしていた。
 なお、騎士風の女性とデイバックから顔だけ出ている少年は妙に神妙な面持ちである。
 言っていることは完全にアレであるが……。

 その数分後。
 色々あり、完全に熱斗が悪いということでこの場は収まった。
 基本、熱斗は礼儀正しい少年なのだ。基本は。

「俺、上条当麻……」 
「上条……?」

 上条さんの名前を聞き、熱斗はピンときた。

「そうか、ディおじさんが言っていた『ジョジョ』ってのはお前のことだな!」
「………………………………………………………………………………………………は?」
『今度こそ全く持って訳が分からないよ、熱斗君』
「いや、世の中にはとある有名人を『ジョジョ』と呼んでいる輩もいる」
「あのう、言っている意味が分からないんですけど……」
「つまりさぁ、俺たちはディおじさんとジョジョさんを戦わせなければならない」
「確かにロワ内で原作の敵と決着をつけるというのは面白いかもしれないな」
『確かにシグナムさんが言うならそうかもしれないけど……カーネルもなんか言ってよ』
『ここはお前らに任せる』
「じゃあ……」
「そんなことより、ネットバトルしろよ」
「それだ! よし、じゃあ多数決だ! このデカオの意見に賛成の者は挙手!」

 熱斗とシグナムとデカオ×2とエスパー伊東が手を挙げた。

「反対の人、挙手!」

 上条さんはただ一人手を挙げた。
 しかし、結果は5対1なのだ。
 ディおじさんとは上条さんがネットバトルで決着をつけることに決まったのだ。

「ふ、不幸だぁぁぁぁぁーっ!」

 この結果を受けて、上条さんは再び叫んだのであった。

938光熱斗の奇妙な冒険 Part2:2013/06/28(金) 16:53:13 ID:H7/sAQ/A0
【一日目・8時30分/日本・日本橋】


【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】健康、激しい怒り
【装備】自分のPET(ロックマン入り)
【道具】支給品一式×2、大山デカオ@ロックマンエグゼ、大山デカオ@ロックマンエグゼ2、仙豆
    デカオ(ロックマンエグゼ3)が作ったおべんとう、チップトレーダー@ロックマンエグゼ、
    大量のガッツマンのチップとバグのかけら、ガンデルソル3(実物)ネオバリアブル(実物)、他不明
【思考】基本:野田総理にネットバトルを挑んで勝つ!
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す
2:その為に色んな人にネットバトルを挑む
3:上条(ジョジョ)さんとディおじさんの決着をつけさせる
3:千石うぐいすと末原恭子を野田総理に引き渡す、その際にネットバトル挑む。


【ロックマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ロックバスター
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
1:野田総理がネットバトルを受けてくれるか、心配。
※PETの中にいます


【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康、自称フリーター
【装備】レヴァンティン
【道具】支給品一式、PET(カーネル入り)
【思考】基本:働かなくて済むように動く
1:二人についてくる
2:野田は倒す
3:上条(ジョジョ)か……一理ある
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます

【カーネル@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】カーネルのブレード
【道具】なし
【思考】基本;ロワの破壊
1:今は(仕方ないので)シグナムに従う

【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
【状態】健康、不幸
【装備】なし
【道具】エスパー伊東@現実
【思考】
基本:
                    いいぜ ヘ(^o^)ヘ
                            |∧
                            /
                野田総理が
             何でも思い通りに
             出来るってなら
                 /
             (^o^)/
           /( )
          / / >

      (^o^) 三
      (\\ 三
      < \ 三
..\
(/o^)
( / まずは
/く そのふざけた
   ロワをぶち殺す
1:ディおじさんというやつと戦わないといけないのか……

939混沌な名無しさん:2013/06/30(日) 22:02:48 ID:gN7LWgik0
ここは京都府。西本願寺をバックに幾人かの影が集結していた。
そして寺へと向かう影がまた一人。こうして影の数は十となった。
元いた影のうちの一人が口を開く。

「遅いぞ衝撃の。貴様で最後だ」
「すまん、最初に飛ばされたのが北の地だった故に遅れてしもうたわ」

眼帯をした『衝撃』と呼ばれた男は謝罪を述べつつ葉巻を銜える。
男の名前は衝撃のアルベルト。衝撃波を操る衝撃的な男である。
アルベルトに苦言を呈したのはアジアンチックな服装をした男。
彼は眩惑のセルバンテス。彼は物質を溶解させる力を持つが、彼の真骨頂は名のとおり幻術である。
噂によると平行世界を行き来することもできるらしい…。

「まぁ、こうして揃ったのだ。そこまででよかろう」
「うむ、激動のじいさまの言うとおり」
「なんせ状況が状況だ。我々とて集合が9時間かかるのもしょうがあるまい」

セルバンテスを諌める老人は超能力者、激動のカワラザキ。
カワラザキに便j…同調する男はテレパシー能力によりあらゆる蟲を操る暮れなずむ幽鬼。
最後に発言した奇天烈な帽子を被りキセルを口にする男は白昼の残月。
白煙を針に変えて打ち出す能力他様々な能力を持つ謎の男だ。

「それにしても本当に特別なことだ。我々十人がこうして集まるとは…」
「……」
「……」

次に口を開いたのは素晴らしきヒィッツカラルド。
指を弾くことによりあらゆる物を真っ二つに出来る。女子供にも容赦の無い危険な男である。
沈黙を保っているのは命の鐘の十常寺と直系の怒鬼。
かたやあらゆる生命を操る能力を持つ男。なお、作者は十常寺特有の台詞を再現できる腕がない模様。
かたや無口な連結棍を用いた武術の達人である。

「それよりもはやく本題に入ってほしいものだな。我々を集めたからには何かあるのだろう?樊瑞よ」

本題を急く赤い仮面の男は仮面の忍者赤影ことマスク・ザ・レッド。
忍術を扱う男で、忍者らしく冷酷で汚い忍者である。コワイ!
そしてそんな彼らを集めた人物は混世魔王・樊瑞。
彼らをまとめるリーダー格の男である。
そしてここに集いし住人の影は『十傑集』。表向きは世界制服を企むBF団の幹部で、前述したとおりスパロボもかくやの戦闘力を誇る集団だ。えらくマジで。


「うむ、どこにいるか分からぬ孔明からこのような指令が来た」

樊瑞は懐から折りたたまれた紙を取り出し開く。
そこに書いてあったものとは…?

「我々で野球チームを組み、参加者を駆逐せよ…だと?」
「おのれ孔明…ふざけたことを…!」
「私は構わんがね。ようするに野球で相手チームを真っ二つにすればよいのだろう?」

まさかの指令の内容に苦言を呈するカワラザキと残月。さしもの十傑集達にもざわめきが走る。
もっともヒィッツカラルドは大して気にしてないようだが彼はそういう男だ。
後半は別にかまわないが、問題は前半である。野球チームを組めと。そして文章はそれだけなのである。
策士孔明が何を考えてるのか分からないのは今始まったことではないが、こんなふざけた命令は初めてであった。

「そもそも分からんことが多すぎる…!日本を除いた全ての国の消滅にわけのわからぬ殺し合い…。
他のエージェントはともかく、あの孔明や我らがビックファイア様の行方も知れずじまいではないか。
その状態でこんな指令を出されてもどうにもならんわ…」

樊瑞の言うことに他に十傑集も頷く。
その時、衝撃のアルベルトが一人前に出た。

「ならば樊瑞よ。ワシに単独行動をさせてもらえぬか」
「衝撃の…」
「何、ワシ一人抜けたところで丁度九人。野球をするに支障はあるまい」
「うむ、孔明を探し知ってきていること全てを問いただしてくるがいい。野球の件は我々に任せろ!」
「承知した…われらがビックファイアのために!」

衝撃のアルベルトは一足先にこの場から一瞬にして立ち去った。
残った樊瑞ら九人はアルベルトを見送ると同じく本願寺から颯爽と影のように立ち去った。
そして誰もいなくなった。

940混沌な名無しさん:2013/06/30(日) 22:03:51 ID:gN7LWgik0

【一日目・9時/日本・京都府西本願寺】
【混世魔王・樊瑞@ジャイアントロボ】
【激動のカワラザキ@ジャイアントロボ】
【暮れなずむ幽鬼@ジャイアントロボ】
【白昼の残月@ジャイアントロボ】
【命の鐘の十常寺@ジャイアントロボ】
【眩惑のセルバンテス@ジャイアントロボ】
【素晴らしきヒィッツカラルド@ジャイアントロボ】
【マスク・ザ・レッド@ジャイアントロボ】
【直系の怒鬼@ジャイアントロボ】
【状態】十傑集走り中
【装備】いろいろ
【道具】いろいろ
【思考】
共通思考:野球で参加者を駆逐する
共通思考2:我らがビックファイアのために

【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ】
【状態】十傑集走り中
【装備】なし
【道具】支給品一式 、葉巻
【思考】
基本:単独行動する
1:カオスロワについていろいろと探る
2:孔明を探し、知っていることについて問いただす
3:自分から殺しはしないが邪魔な奴には容赦しない


タイトルは「結成、チーム十傑集」で

941rebirth:2013/07/04(木) 03:17:03 ID:7OGZAhuI0

「ファイナルターン!!」
「櫂さん、マナー違反ですよ!」
「それがどうした」
「……こ、これで終わりなのか?」
「それがどうした」

 全身をロックされた阿部に櫂は淡々と告げる。
 そう、ついに彼らのファイトも終局を迎えそうなのだ!

「……ブレイクライド・THE・ヴァンガード……!」
「あれは2013年7月6日発売の黒輪縛鎖のカードです!?」

 シャロは解説する。そら解説しないとみてる人分からないからね。
 その姿はまるで井崎君のようだった。
 というわけで、櫂君は発売したてのカード使ったよ。
 販促は基本だからね。某ボーグとは違うのだよ。

 その攻撃を受けて阿部さんは吹っ飛んだ。
 所謂、ヴァンガ魔法である。
 どういう原理か、はご想像にお任せします(イメージしろ!)。


「お前もリンクジョーカーの糧となれ、リバースしろ!」
「くっ、うがあああああああああああ!!」

 ファイトに負けた阿部さんは急に苦しみだした。
 それを尻目に櫂君とシャロは歩き出した。

「あのう、櫂さん、今いったい何を……」
「イメージしろ!」

【一日目・8時30分/日本・ヨコハマの公園】


【櫂トシキ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】ヴァンガ脳
【装備】自分のデッキ
【道具】支給品一式
【思考】
1:強いファイターと戦う


【シャーロック・シェリンフォード@探偵オペラ ミルキィホームズ】
【状態】謎ミルキィ
【装備】かまぼこ
【道具】支給品一式
【思考】
1:(ちょっと怖いけど)櫂に着いて行く

「クク……ハハ……」

 そして、阿部も堕ちて……いや、リバースしてしまった。
 そら、カードファイトに負けたからね。

【阿部高和@くそみそテクニック】
【状態】健康、ヴァンガ脳感染
【装備】股間のジャッカル、自分のデッキ
【道具】支給品一式
【思考】
1:ヴアッー!ンガアッー!ドを極める

942もうパクリとは言わせない:2013/07/08(月) 05:39:52 ID:gNMV7LuU0
ズガン!

突如女性が空から落ちてきて…地面に直撃、死んだ。

----

【地獄】
「あの女と同じ面ってだけでむしゃくしゃする」
「よし復活させて目の前からいなくさせよう」

----

復活した彼女…「柊かがみ」は、当ても無く歩き出した。
「KAITO」という存在を殺そうとして。

【一日目・9時00分/千葉県・千葉市千葉大学跡地】

【柊かがみ(大学生?)@らき☆すた】
【状態】健康、記憶喪失
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
1:「KAITO」を殺す
※第一回放送を聞いていません

【一日目・9時00分/地獄】

【閻魔大王@現実?】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】???
【思考】
1:あの面がうざい
2:あの面の奴らを追い返す

【千葉大学にいた人たち@現実?  死亡】
死因:激突の余波

943C(Chaos)ルートED:2013/07/08(月) 16:50:16 ID:gNMV7LuU0
「動かず戦わず自室に引き篭もっているだけか?
 何もせずに生き残れるほどカオスロワは甘くないのだよ!」
「しまっちゃうもんねー」
「ホワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
「マグニスさま、だ。豚が…」

その時!
ズガン、封印、ホワア、首コキャが化学反応を起こし、日本は沈没した!
【カオスロワ10期 死亡確認】
【カオスロワ10期の人たち全員 死亡確認】

(UFOEDみたいなノリ)

944--終了--からの--再開--:2013/07/10(水) 18:40:05 ID:Moi7V74w0
 「はぁー、なんだったんだろ」

『大宇宙の大いなる意思』の力により、先の出来事はリセットされた。
そんな太陽系第3惑星地球、の極東にある島国『日本』のどこか、1匹のヒツジが歩いていた。
彼女の名前はラミー。

「カドルズ、死んじゃったなー」

てくてくてく。

「これからどうしよっか、ミスターピクルス」
ラミーは手に持ったピクルスに話しかける。
何の変哲もない、ただのピクルス。
でも、彼女から見るとシルクハットをかぶり、くるりとカールしたヒゲがかわいいピクルスの紳士。
言ってみれば、ミスターピクルスはラミーの想像上の友達(イマジナリーフレンド)だった。
しばし、ピクルスを見つめるラミー。

「そっか……ひとまず他のみんなを探さなくちゃね……。
あ、あと殺しあいに乗っていない人達を探さないと!
そう言う人達を集めて、『ノダソーリ』って人にこんな残酷なことやめるように言おう!」

そうして、ラミーは歩きだす。
ほどなくして、4人の人影を見つけた。

「……人がいる!あ、あのすみません!あなた達は……」
4人に話しかけようとする、ラミー。
刹那、ラミーの手からミスターピクルスが離れた。

「どこ行くの、ミスターピクルス!まさか……だめー!!」

と、そんなこんなをしている間に……
4人の参加者達は道路標識の串刺しになって死んだ。

【安心院なじみ@めだかボックス 死亡確認】
【巨人小笠原@なんJ 死亡確認】
【アンドリューW.K.@現実? 死亡確認】
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY 死亡確認】
死因:道路標識に串刺し

945--終了--からの--再開--:2013/07/10(水) 18:40:41 ID:Moi7V74w0
物言わぬ骸と化した、目の前の人達。

「ふえーん、これからどうしよおおおおおおおおおおお!」

そんな現状に、ラミーはただただ滂沱の涙を流すしかなかった。

【一日目・8時49分/福井県小浜市】

【ラミー@HappyTreeFriends】
【状態】健康、号泣
【装備】ふかふかの白いセーター、ミスターピクルス
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いには乗らない。
1:ふえーん!
2:殺し合いに乗っていない人達を探さなきゃ……


その頃、大宇宙の意思は大戸屋で飯などむさぼっていた。

【一日目・8時49分/福井県福井市にある大戸屋】

【大宇宙の大いなる意思@エクセル・サーガ(アニメ版)】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】???
【思考】
1:日本人はコメよね。

947ゴローちゃんとゴロちゃん:2013/07/19(金) 03:45:00 ID:3zWdrqDs0

(それにしても、腹が空いたな……)

 日本、本州の最北端、青森県大間。
 そこにゴローちゃんこと井之頭五郎はいた。
 北海道が禁止エリアと発表され、すぐさま移動したゴローちゃん。

(ひどいことしちゃったかな……いかんいかん、俺は腹が空いてるだけなんだ)

 一緒いた少女は置いてきた。
 移動の際に自分の邪魔をしてきたからだ。
 アームロックで動けなくしてやった。
 
(かわいそうにあの子もこの極限状態で気が狂ってしまったのだろう……)

 大体、ゴローちゃんが悪い。
 追ってきた僧侶も熊も軟体生物もアームロックで動けなくしてやった。
 そうでなきゃ自分も禁止エリアに巻き込まれるところだったのだ。
 これも大体、ゴローちゃんが悪い。
 まあ、ゴローちゃんが悪い。

 でも、そんなゴローちゃんにもピンチは訪れる。
 そらゴローちゃんが悪いことしたからね。しょうがない。

(うわー、アブラムシだよ……もうこんな時期か……)

 アブラムシ型のワーム。フィロキセラワームである。 
 もちろん、彼は無差別マーダーである。

 クロックアップしてゴローちゃんに襲い掛かる。
 それに対し、ゴローちゃんもクロックアップで対抗する。
 しかし、その時である。
 
『クロックアップ』
 ――CLOCK UP――

 第三者の声が響いた。
 ハチのライダー、仮面ライダーザビーである。
 
『ライダースティング』
 ――RIDER STHING――

 そして、すぐさま必殺技を放った。
 ワームはウンメイノーにされてしまった。必殺技だもの。

(すごい爆発だなぁ……)

 ゴローちゃんは素直に賞賛を送った。

 そして、その後その仮面ライダーザビーの正体が明らかになった。
 その正体は三島……ではなく、由良吾郎。通称『ゴロちゃん』である。
 彼は今……北岡先生を探していた。


「北岡先生を探してるんです」
「ああ、あの天才弁護士の……」

 昔、食い逃げした時の裁判で無罪にしてた恩もあったのでゴロちゃんの北岡先生を探すことに同意した。
 そして、二人の『ごろう』の旅は始まった。


【ヒ・ダリ@Delay Lama 死亡確認】
【くま@くまうた 死亡確認】
【メタモン@ポケットモンスターシリーズ 死亡確認】
【横井るみ@となりの関くん 死亡確認】
死因:禁止エリア(北海道)にいた

【フィロキセラワーム@仮面ライダーディケイド】
死因:ライダースティング

【茂野吾郎@MAJOR 死亡】
死因:車にはねられた

【一日目・9時15分/日本・青森県大間】
【井之頭五郎@孤独のグルメ】
【状態】普通
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:北岡先生を探すのを手伝う
2:どこか食事ができる店は無いのか?

【由良吾郎@仮面ライダー龍騎】
【状態】健康
【装備】ザビーゼクター&ライダーブレス@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式、高級外車
【思考】基本:北岡先生を探す
1:五郎と行動する

948四条貴音のラーメン探訪3:2013/07/19(金) 05:01:54 ID:hoXhptFs0
 
ホメガォ・・・


(┌┌┌┌┌┌;^q^)┐ホモォメガ・・・


いわゆる腐った淑女たちが集うと言われる池袋の乙女ロード。
鏡音レンを見失ったホモォ(オメガ融合済)が疲れからホモォ成分を求めにここに来るのは必然だったといえよう。
とりあえずタイバニか、黒バスか、あるいは新勢力Free!か。
同人誌の一冊二冊でもホモォ分を吸収しなければやってられない状態であった。


(┌┌┌┌┌┌;^q^)┐アマイノ・・・ベタアマナ、ホモォ・・・タベタイ・・・

()<ソンナノヨリ オレサマヲタベロ!!

(┌┌┌┌;^q^  )┐ ファッ!?


鬼畜眼鏡も好きだが甘いラブメンテナンスなホモもおいしくいただけるホモォ。
しかしそんなホモォの前に現れたのは、ベタ甘な絡みではなく激辛な辛味だった。
東京池袋に、その日、火柱が上がったのだ。


【ホモォ@現実? 死亡】



「さて……町まで来ましたが……これは一体?」
「メェー?」「メェー」

ラーメン探索の旅を続けつつ少しずつ人外の域へと足を踏み入れている、
ミステリアス銀髪美女・765プロ所属アイドル 四条貴音。と付き人めいた黒ヤギ、白ヤギは、
比較的過疎地な東京郊外から歩きで池袋へと到着したところだった。
そこで貴音が見たのは、白いまんじゅうにゴキブリの手が生えたような謎の生き物の死体であった。

「興味深いですね」

明らかに死んでいると分かったのは、ピクリとも動かないのと、もう一つ。
お腹に穴が開いているからだ。
近づいてよく見ればこの生物、体内を内部からなんらかの炎で焼かれ死んでいる。

「……何かを食べさせられて……それが体内で爆発して、死んだのでしょうか」
「メェー」「メェー?」
「おや、どうしたのです、黒ヤギさんと白ヤギさん」

考察を始めた貴音のスカートのすそを山羊たちが食べつつひっぱる。
そちらを向くと、どうやら目の前の生物の血なのだろう、黒墨のような水たまりがあった。
さらにそこから伸びる足跡めいた不思議な形の血の跡。
……それは明らかに人の足跡ではない。かといって動物の足跡でもなかった。
不意にスパイシーな香りが鼻をくすぐったのが、さらに不可解を強める。
貴音はしばし思考し、そして結論に至った。

体内で爆発が起きたから腹が割かれているのではない。
体内から「何かが出てきた」から腹が割かれているのではないか。

949四条貴音のラーメン探訪3:2013/07/19(金) 05:03:19 ID:hoXhptFs0
 
「つまり。これをやったのは、“人を殺す食べ物”」

……じゅるりと貴音は涎をぬぐった。

「そんなものがあるのならば、是非。――頂いてみたいものですね」


◆ ◆ ◆

究極にして至高のラーメン

◆ ◆ ◆


足跡をたどり池袋駅に着いた四条貴音は、
とりあえず駅の立ち食いソバ屋を攻めて主人をソバにして食べるとホームへと向かった。

【蕎麦屋さん@日常 死亡】

「……これは」

そして、四条貴音は驚いた。
電車がホームに止まっている。山手線の電車が。
通常、山手線の電車が停止することはない。
電車の中でもとくに山手線は、人を運ぶためだけの装置と化している。
駅員と乗客は統制をとって素早く乗り降りをし、停止から三十秒以内に発車するのが普通だ。
そのへんはロット制で統率をとっているラーメン次郎となんの違いもない。シビアなのだ。
しかしその山手線が、止まっている。ドアを開け放したまま。
ドアに血をこびりつかせたまま。
明らかな人身事故だ――止まるのであればそれくらいしかないのも合わせ間違いない。
だがそれくらいではもはや四条貴音は驚かない。
彼女が驚いたのは、ドアの向こうで無残に死んでいるそれが、彼女のよく知る者だったからだ。

「――――美希!」

駆け寄り抱き上げるもすでに意識はなく。
なぜか裸に剥かれ、全身に泥をつけた金髪の少女がそこで死んでいた。
周りにはたくさんの泥の手やマグマのような色の手、手袋などの動かぬ死骸がある。
が、重要なのは美希……星井美希の死に方もまた、ホモォと同じ。
腹を裂かれた内部焼死体となっている点だった。

「美希! 美希なのですか!」
「……美希ちゃんだよ。それは、美希ちゃんの、死体……」
「!!」

後ろからのか細い声に振り向けばそこにも知り合いの姿。
美希と同じく765プロで働く貴音の同僚のひとり、雪歩であった。
電車の床に座り込んで俯いている彼女のそばにも、一体の死体がある。
こちらはなにがなんだか分からないが異形の化け物だ。さすがにこれが真だとは初見では分からない。
だがやはり、異形の化け物の死骸もまた腹が突き破られ焼け焦げていた。

950四条貴音のラーメン探訪3:2013/07/19(金) 05:04:29 ID:hoXhptFs0
 
「雪歩。いったい何があったのです」
「美希ちゃんは襲われてたの。泥の手とマグマの手と、手袋さんに。
 それは真ちゃんがやっつけたんだけど……そのあと……がやって来て……」
「何が。何がやってきたのですか」
「男爵が」
「……男爵?」
「そうよ……それで……、
 みんなこうやってね……こうやって!!!!!」

突然、雪歩は立ち上がった。

「ご う や っ で お 腹 の 中 が ら 火 を 噴 く の !」
「!!」

脈絡もない! 唐突な現象!
雪歩は口から火を吐いた。かえんほうしゃより紅い、血のような炎だった。
ごうっ! 電車の中吊り広告を消し墨へと変えたその炎は紛れもなく本物だ!
辛すぎるモノを食べた時に人が呟く慣用句がある。
「口から火を噴きそうだ」。
しかしそれが実際に目の前で起きて。
さらに、少女の胃を焦がしながら、「それ」がけだるそうに外へ出てきたとき、
さすがの四条貴音も驚愕と焦りと共に困惑せずにはいられなかった!

「……ア〜。やっぱり俺様を“食べれる”奴はなかなか居ねぇかァ」

舌を出しながらあきれ顔をする「それ」の後ろで、雪歩だった死体がぼとりと倒れた。
そして呆然とする貴音を前に「それ」は、くくくと笑いながら自己紹介を始める。

「オ、新たな挑戦者かァ? まあ逃げようが俺様は勝手にオマエの口に入るがな。
 俺様はハバネロ男爵。辛味の王だ。見たところオマエの胃は強そうだな。どうだ――戦ってみるか?」

彼はハバネロ男爵という。
その名を冠したお菓子が売られているほど辛味界では名の知れた存在だ。
あまりの辛さに死者が出る――そんなキャッチコピーのお菓子だったが、現物はこれほどとは!
四条貴音は。
その最凶の植物男爵を前に、その狂気とオーラを前に、若干失禁しながら歓喜に打ち震えた。
いままでのラーメン探訪は一方的なゲームであった。
貴音は逃げる食材を捕まえて強制的にラーメンへと変え、食べる。それだけだった。

「しかし……貴方様は違う。
 貴方は食材でありながら、食い手を殺す“凶食”……!」
「ククッ、そうだ。怖気づいたか?」
「いえ」

今回の食事は、戦いだ。
貴音は愛用の銀の端を取り出し、黒ヤギと白ヤギに手で下がっていなさいの合図をする。
毅然とした態度を保ったまま、ハバネロ男爵のヘタを箸でつまんで口のそばへ持っていった。

「貴方様を食べ殺すことで。わたくしのらぁめん探訪はまた、一段階上のすてーじへ行けるはず」
「そうこなくっちゃな。さあ、いただかれろ!」
「ええ。いざ尋常に――!」

951四条貴音のラーメン探訪3:2013/07/19(金) 05:05:58 ID:hoXhptFs0
 
いただきますの六文字が誰も居ない電車に響いた。
次の瞬間。
山手線にもまた、火柱が上がり。しかしてそれは、強い銀色をしていた。


【菊地真@アイドルマスター 死亡】【萩原雪歩@アイドルマスター 死亡】
【星井美希@アイドルマスター 死亡】
【ブラッドハンド×いっぱい@ドラクエ 死亡】【マドハンド×いっぱい@ドラクエ 死亡】
【マスターハンド@スマブラ 死亡】【クレイジーハンド@スマブラ 死亡】   


◆ ◆ ◆

究極にして至高のラーメン

◆ ◆ ◆



「――カム着火ファイアァーッ!」
「――マグマキャノン!!」

ところ変わって池袋の大きな道路の中央付近、ここでも火柱が上がっていた。
ひとつは激おこぷんぷん丸が放つ火炎放射器の火炎。
もうひとつは仮面ライダーフォーゼ、ファイアーステイツへと変身した火野ケンイチのバトルチップだ。
二つの火炎は中空で対消滅し火花のみを遺す。お互い熱と運動による疲労で息を切らしている。

「クソッ。なんだてめえ。何の恨みがあってこのヒノケン様を攻撃するんでい!」
「しらないっ! 今あたし激おこぷんぷん丸だから! ウザいから、焼き殺すし!」
「埒が明かねえな!」

どれだけの燃料を蓄えているのか、激おこぷんぷん丸の火炎放射器は一向に炎の勢いを弱めない。
無差別マーダーはこれだから……ヒノケンは何度目かも忘れた舌打ちをしながら炎を避ける。

「おいケロロ! 人質は無事だな!」
「はいであります! ちゃんとガムテで口も塞いでいるでありますよ!」
「ならいい! 少し下がれ! こいつはプログラムアドバンスで殺す」
「!! 使うのでありますか!」
「ああそうだ。だから下がれ!」

ケロロと人質を下がらせるとヒノケンは三枚のバトルチップを取り出す。
「ヘルズバーナー3 C」「ヘルズバーナー3 D」「ヘルズバーナー3 E」。
それらをフォーゼドライバーの4つのスイッチ差し込み口の残り3つに差し込めば、起こる。


「プログラムアドバンス――ワイドバーナー3!!!」


ファイアーステイツの右腕が凶悪な形をしたバーナーへと変化する。
激おこぷんぷん丸が異変を察知し慌てて防御姿勢をとるが……ネットバトルはコンマ一秒の世界だ。
その一瞬が命取りになる!
火ッ
火ッ火ッ火ッ火ッ
火ッ火ッ火ッ火ッ火ッ火ッ火ッ火ッ火ッ!!!
放射状に広がる、拡大版の悪夢の火炎(ヘルズバーナー)だ!

「死ね!」
「あ……あああッ! 激おこスティックファイナリティぷんぷんドリームゥ!」

952四条貴音のラーメン探訪3:2013/07/19(金) 05:07:04 ID:hoXhptFs0
 
瀬戸際で聞こえたのは最終奥義的な技名を震えながら叫ぶ、ぷんぷん丸の声のみ。
炎が吸い込まれるように消えたその後にはもう、何も残らず全てが炭化した墨だ……?

「炎が……」「吸い込まれた、でありますか……!?」





  




「その“炎”、おいしくいただきました」
「!!」

――火野ケンイチとケロロの前には、いつのまにか別の人物が立っていた。
それは銀色に赤のメッシュが入った髪を波立たせた、赤い目の妖艶な美女であった。
いや、よく見ればそばに、激おこぷんぷん丸もいた。
しかしそれはもう足首だけを残して、女学生の頭部や上半身は墨にもならず消えていた。
おそらくはそばに立つ魔人の腹の中へと。……ヒノケンとケロロは顔を見合わせる。

(おい、これはまさか)
(間違いないでありますよ。あの女――“炎を食べた”であります。つまりは)

二人の意見は一致した。
間違いなくあそこにいるのは、化け物である。

「お初にお目にかかります。わたくし、四条貴音と申します。至高にして究極のらぁめんを」
「「“エスケープ”!!」」
「……あら」

ヒノケンの行動は早かった。
バトルチップ「エスケープ」の能力で強制的に戦線を離脱したのだ。
四条貴音がお辞儀をしてから顔を上げるまでの三秒が、ヒノケンの命を救った。

「せっかちな殿方ですね」

消えたヒノケンとケロロに対し無感情に貴音は呟いた。そのお腹で炎が渦巻いている。
のどが渇いた。
血でも飲みたいなと思う。

「……ばんぱいあに、なりますか」

四条貴音は、牙を生やした。



【激おこぷんぷん丸@現実 死亡】
【ハバネロ男爵@現実? 死亡(四条貴音が捕食)】

953四条貴音のラーメン探訪3:2013/07/19(金) 05:08:46 ID:hoXhptFs0
 
【一日目・9時15分/日本・池袋】

【四条貴音@アイドルマスター】
【状態】空腹、炎耐性(強)、きゅんっバンパイア化
【装備】白ヤギさんと黒ヤギさん@やぎさんゆうびん
【道具】支給品一式、調理器具とか食器とかもろもろ
【思考】
1:食欲を満たす
2:のどが渇いた
※ヤギさんたちもお腹が空いています
※血とか吸えます



エスケープのバトルチップで飛ばされる先はランダムである。
だがどうやらケロロ軍曹たちは東京のどこかに着地したようだった。

「ここは……」


【一日目・9時15分/日本・東京のどこか】

【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】健康、意気高揚、カエルゾディアーツ
【装備】ゾディアーツスイッチ@仮面ライダーフォーゼ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルを支配する
1:ノダの抹殺
2:ヒノケン殿に尽くす
3:人質作戦で末原をノダのとこに連れて行き、
 ……末原ごとノダを抹殺! であります! 完璧な作戦!

【火野ケンイチ@ロックマンエグゼ】
【状態】健康、ファイアーステイツ@仮面ライダーフォーゼ
【装備】フォーゼドライバー
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルを支配する
1:ノダの抹殺
2:ケロロ軍曹を従える
3:人質作戦で末原たちをノダの所に連れて行き、火祭りだぜ!
4:あの化け物女(四条貴音)には気を付けよう

【ファイアマン@ロックマンエグゼ】
【状態】フォーゼドライバーの内部プログラム補助
【装備】火のバトルチップ一式
【道具】なし
【思考】
基本:ヒノケン様に尽くす
1:燃やしたい……!

【善野監督@咲 -Saki-】
【状態】気絶
【装備】患者服
【道具】なし
【思考】
基本:……。
1:恭子……。

954このような間違いは結構よくある。:2013/07/20(土) 01:41:19 ID:4QQumP0M0
「おい、そこのお前」
新潟県のある街。ちょび髭男はたまたまそこにいた、海賊のような格好をしたラッコに声をかけた。
「なんだ?」
「お前はこれを知っているか?」
ちょび髭は徐に左手の親指、人差し指、中指をまっすぐ伸ばした。
残りの薬指、小指は小さく曲げている。
そう、理科の授業でおなじみの『フレミングの左手』の法則をちょび髭はやってみせたのだ。
「……フレミングの左手の法則だったかな?」
「正解だ。では、それぞれの指がなにを表してるか、知っているか?」

沈黙。

「支点力点作用点?」

また沈黙。

「それ、てこの原理でしょうがァァァァァァッ!!!」
ブッ壊れたタイプライターのようなぱらららららという音を立て、マシンガンをぶっ放すちょび髭。
珍回答をやらかした海賊ラッコは見事にハチの巣になった。

【ラッセル@HappyTreeFriends 死亡確認】

「マッタク、なんでみんなちゃんと理解しないんだ……。
俺の素晴らしい功績をしらん奴は全員皆殺しだ……。
そう、例え『ノダ・ソーリ』であってもな!」

彼の名はジョン・フレミング。
ゆとり教育を許せぬ、物理学者のひとり……。


【一日目・9時19分/日本・新潟県長岡市】

【ジョン・フレミング@現実?】
【状態】健康
【装備】一〇〇式機関短銃
【道具】支給品一式
【思考】
基本:フレミングの左手の法則をきちんと知らん奴を皆殺し。(野田総理でも許さん)
1:ゆとり教育なんて嫌いだー!

955からくりドーム大正義戦!:2013/07/25(木) 01:04:25 ID:7Nhz2q7E0
 
野球というスポーツはエンターテイメントだ。
行われている試合内容だけでなく、それを見て野次を飛ばしたり歓声を上げる観客、
応援団のトランペットの甲高い音などが合わさって生まれる「熱気」も含めて「野球」なのだ。

「だから……いまわたしたちに出来るのは、応援することですっ!」
「ええ! 旗は私が降りますので、みなさんは踊りを!」
「うはwwwチアコスで踊ってみたってやつだなwwwww」

千本桜ミクが勝利の二文字を掲げた旗を振る。
そのリズムに合わせ、どこから持ってきたのかチアガールコスをした吉川ちなつがボンボンを高く挙げた。
さらにその後ろには同じくチアコスをしたニコ厨などの姿もある。
からくりドーム。
ハラサン率いる大正義巨人軍vsイチロー率いる素人野球チームのプレイボールは迫っていた。
イチロー側にいた24人のうち、3人は殺され、ポッチャマは人質となった。
残る20人(DAIGOの腕輪の中のウルトラマンゼロを除いたら19人)からイチローは熟慮の末スタメンを選んだ。

◇イチローチーム スターティングメンバー◇

1番 ショート      長友佑○
2番 ライト       ロイ@FE
3番 セカンド      DAIGO
4番 ピッチャー    イチロー
5番 サード       北島〇介
6番 レフト        美堂蛮
7番 ファースト      佐治
8番 センター       TDN
9番 キャッチャー   伊吹萃香

残りのメンバーはチアコスで応援団へと回った。
千本桜ミクを筆頭に、ちなつ、霊夢。
伊藤誠、平田真、万玖波海、ニコ厨。そしてダイゴ(チャンピオン)。

そして勇次郎。

「勇次郎のチアコスやばいな……」
「なんで素直にチアコスなんてして仁王立ちしてんのあの人」
「さっきから微動だにしてないし」「ちょっと怖いわね……」

チアコスするにしては男女比というか、明らかにチアコスしてはいけない生物が混じっていたものの、
ともかく応援団は客席右側、イチローサイドのベンチの上に陣取って試合を盛り上げる。
BGMが何なのかは各読者の脳内で違うだろうから言及しない方向で行く。

「――さて、ようやくスタメンが決まったようだね。それじゃあプレイボールといこうか」

対し、左側の相手サイド。
パチパチと拍手をし、大正義軍ユニフォームに着替えた雀ヶ森レンが開始の音頭をとった。
ベンチから出てくるのは闇オーラを纏った強者たちだ。

956からくりドーム大正義戦!:2013/07/25(木) 01:05:36 ID:7Nhz2q7E0
 
◇大正義巨人軍 スターティングメンバー◇

1番 サード      ナッパ様
2番 センター     武田観柳
3番 ファースト    雀ヶ森レン
4番 ピッチャー  ◆6/WWxs901s
5番 セカンド      闇DAIGO
6番 キャッチャー   ラミレス
7番 ショート      ハレクラニ
8番 ライト       中邑真輔
9番 レフト       真壁刀義


ベンチには監督のハラサン、そしてDCSでムキムキになった松本人志。
松本には人質であるポッチャマが抱えられている。イチローたちはポッチャマを救うため、
大正義巨人軍と野球勝負をし、相手を負かさなければならない。

「みんな、済まない。もっと僕に力があれば、穏便に済ませられたかもしれないが」

イチローは自らが選んだスタメンたちに、運命を背負わせたメンバーに、ただ頭を下げた。
もとはと言えばからくりドームに行こうと言ったのはイチロー。
この状況を作ってしまったのもイチローだと考えれば優しい彼がメンバーに謝るのは必然だ。

「別に気にしてませんよ、イチローさん」
「要は勝てばいいんだろ勝てば」
「そ。売られたケンカは買うだけさ。大丈夫、この萃香様があんたのタマ、受け止めたげるよ」

しかし頭を下げるイチローにメンバーはからっとした声をかけた。
イチローサイドにいるメンバーは多少の意識の違いこそあれ、基本的には殺し合い反対派。
いいやつの集まりだといっても過言ではない。
巻き込まれた形となるこの状況で、わざわざ仲間内で誰かを攻めるようなことをする奴はいないのだ。

「……ありがとう。それじゃあ、やれるだけやってみよう!」
「「「「「「「「おう!!!!」」」」」」」

そしてイチローたちはグラウンドへと出ていく。
からくりドームの白い照明がそんな彼らの姿を鮮やかに照らし出した。


大正義巨人軍

         vs

              イチローチーム


――――プレイボール!

957からくりドーム大正義戦!:2013/07/25(木) 01:06:40 ID:7Nhz2q7E0
 
【1回表 イチローチームの攻撃】


O『澄み渡る青空! は見えませんが、白熱した熱気が入道雲でも生み出しそうな勢いを見せています!
  東京・からくりドーム! 数々の激戦が行われてきたこの地にまた新たな歴史が刻まれようとしています
  実況は担当者がいないということでわたくし太田光が! 解説には偶然ドームの中にいた二人をお招きしました』
K『どうも、解説のKAT-TUN カメナシです』
H『解説の野球応援系アイドル、姫川です! ……というか、えっと、
  なんで今回いきなり野球なんかやってるんだっけ? いまロワじゃなかったっけ日本』
O『俺もよくわかんないんだけどね。
  ともかく、監督のハラサンは大正義巨人軍を優勝させたいと。
  そのほかにも年棒契約とか、目立ちたいとか、そんな理由で野球やりたい奴がそろってるみたいよ』
K『えーっと、試合形式は描写の都合上、2回裏までで終わる短縮ルールだそうです。
  先攻はイチローチーム。アウトカウントは普通に3OUT。全員に打順が回らないかもしれませんね』
H『っと、始まるみたい?』

実況席からマウンドへ視点を移すと、バッターボックスにはイチローチームの最初の打者、
インテル長友がしっかりとバットを構えて立っているところだった。

K『1番に長友さんか……俊足を生かした初手バントかな?』
H『とにかく塁に出て、大正義イチローに回さないとだもんね。
  何回アウト取られずにイチローに回せるかで勝敗が決まるといっても過言ではないと思うよ』
O『初心者でも運動神経良ければバントは出来るかもしれねえしなあ。考えたな』
K『でも……そう上手くいきますかね……』

実況席のカメナシが不安をあおる発言をする。
なにしろ、相手ピッチャーの6/からは鬼気迫るオーラが出ている。
いったいどんな練習を受けたのかはしらないが、プロの野球選手でもたじたじな気迫だ。

「だけど、僕だってスポーツマンのはしくれ。一般人の君から、バントもできないようではな」
「そういう妄言は俺の“球”を打ってから言うんだな」

怖気づかない長友に対し、挑発する様にピッチングフォームをとる6/。
振りかぶって――投げる!

「!!」

K『あれは!?』

その球は――――――――野球ボールではなかった!


            \ │ /
            / ̄\
   ゴゴゴ    ─( || )─  ゴゴゴ
            \_/
           / │ \


O『あれは……トゲのついた黒球! カービィに出てくる触れると死ぬ存在!』
H『ゴルドーじゃん!』


「ぐっ!!」
「――無駄だ! ゴルドーに触れるということが、どういうことか分かってないのか?」

どうにかバットをゴルドーに重ね合わせた長友だが、そのバットが音を立てて破壊される!
そしてゴルドーはキャッチャー・ラミレスのミットの中へと収まっていった。

958からくりドーム大正義戦!:2013/07/25(木) 01:07:57 ID:7Nhz2q7E0
 
「そんなボールありなのか!」
「ありだ。さあ、テンプレなリアクションをとっている暇があるならば、自分の身の心配をするんだな」

長友は振るバットを失い、次の球も見送るしかない!
しかし……6/の手から放たれた次の弾は、呆然としていた長友をさらに唖然とさせた。

H『あっ!』

それは今までの投球よりも速い!
しかし明らかなボール球、いや……これは!?

「カオスロワの野球が普通の野球だと思ったら大間違いだ。これは野球という名の、殺し合いなんだよ!」

ニヒルに笑いながら6/は宣言する。
ベンチのハラサンも満足そうに頷く。
――6/の放った内角大幅オーバーの明らかなデッドボールが、長友の腹部をえぐっていた。
応援団は言葉を失いBGMも止まる。イチローチームのメンバーも顔を青ざめさせる。

「が」

長友がバッターボックスに倒れこみ……そして息を引き取った。
ハラサンが拍手を送った。大正義巨人軍のチームメイトもみな6/に賞賛のことばをかけている。
どうやら。
相手チームは今のこれを、「野球だ」と言い張るつもりのようだ!
からくりドームに流れていた野球独特の土臭い空気が、どんどん血の匂いへと変わる!
それは野球の名を借りた殺戮ゲームの幕開けであった。


【長友祐○@現実 死亡】


K『……大変なことになりましたね。一気に雰囲気が変わりましたよ』
H『あたしもいろんな試合見てきたし、芸能界だと変則ルールの野球もやったりするけどさ。
  さすがにこれは……止められないの太田さん!?』
O『多分止めようとしたら俺らのほうにあの“球”が飛んでくるぜ……奴ら本気だ。
  それに人質もとられてるし、どうすりゃいいんだか……お!?』

長友の遺体はラミレスに担がれてイチロー側のベンチへと運ばれていった。
ベンチは当然のようにざわついている。だが一度受けた以上、試合を放棄することは許されない。
血まみれのバッターボックスには二番目の打者、FEのロイが進み出るしかないのだ。
しかし……実況席は見ていた。深刻な顔をしたイチローが、バッターボックスへと向かうロイになにやら耳打ちをしている。

O『どうやらイチローチーム、なにか策があるようです』

しばらくして勇ましい目をしたロイがしっかりとした足どりでベンチから出てくる。
彼の瞳には動揺も焦燥もないように見える。人が死んだのにどういうことなのか?

「何か策があると見たが――」
「悪いけど、その球打たせてもらうぞ」

策など無駄だぞ、と続けようとした6/の言葉を遮りながら、
ロイはバットを取りだ……いや。それは、バットではなかった。

959からくりドーム大正義戦!:2013/07/25(木) 01:09:45 ID:7Nhz2q7E0
 
「僕はこれを使う。ボールが球状ならなんでもいいんなら、バットも棒状なら何使ったって構わないよな?」
「!!」

ロイは――火を纏った剣を6/に向けて突き出すように構えた。
これは彼の愛用の剣、マスターソードである!

O『おおーっとぉ! ここでロイ選手が扱いなれた剣を取り出しました!』
K『なるほど。ルール無用なのを逆手にとって、自分の土俵に持ち込めば』
H『まだ勝機はあるかもしれないわけだねっ! でも、問題はここからだよ……』

「ふん、剣だろうとバットだろうと関係ない。
 俺のゴルドーボールはラミレスのミットとの間に移動プログラムを組んである。
 その進行線上のものはすべて破壊する! それがこのボールだ。俺のボールは無敵だ!」
「投げてみれば分かるさ」
「……減らず口だ!」

実際6/の言うとおりであった。
バットが剣に変わったところで、無敵の球に触れることはできないのは変わらないはずだ。
6/はこの球で度胆を抜くためにかなりの修業を重ねた。
一歩間違えれば自分がダメージを負いかねないゴルドーボールを、カオスロワで得た知識と忍耐力で身に着けるのに、
かかった時間は3時間。そうやすやすとブレイクされてはたまらない!
ピッチャー6/は不敵に投げる!
トゲの付いた黒い悪魔がおおよそ130km/hのスピードでロイを襲う――!

「よし。煽れば最初からデッドボール狙いで来る。イチローさんの言った通りだったな」

対してロイは構えを変えた!
身を屈め、剣を防御姿勢で構えて、集中したまま……一瞬を待つ体勢!
これはスマブラでFEキャラが使える専売特許とでもいうべき技! 無敵に対する無敵返し!
特に彼の場合は――タイミングがむずかしい代わりに、炎を纏いしその威力は1.5倍!

「うぉおおおおおおおおお!!!」
「――――!!」

O『か、カウンター、決まったァ!』

カウンターである! 200km/hオーバーとなったゴルドーが一直線に6/へと帰っていく!
速度が二倍されれば衝撃は二乗! つまり速度を1.5倍返しすれば衝撃はだいたい二倍!

「な……何だと!!?」
「何がなんだかわかんねえけど……目の前で一瞬でも仲間だったやつ殺されて、
 黙ってる僕じゃないんだ! あんたには文字通り、倍返しで受けてもらうぞ!」

圧倒的殺人的ピッチャー返しが6/を襲う――――――がしかし!

「……残念ですがあなたのその攻撃は、僕のPSIクオリアに映っていましたよ」

ぽす。と。
ファースト雀ヶ森レンがすっと伸ばしたグラブへと、その打球は吸い込まれていった。
雀ヶ森レン。彼の持つ特殊能力、
PSIクオリアにはデッキのカードから勝利の方程式を導き出す能力がある。
それは予知にも等しい絶対の力だ。
ゆえに野球でもバッターの動き、ピッチャーの投げた球から、ゲーム展開を予測することは容易い。

「バッターアウト。次のバッターに交代しなさい、ロイさん。
 そして……そうですね……こちらもピッチャーを交代します、6/氏」
「!? 何言ってるんだレン! 俺はまだ投げれる!」
「ダメですよ。貴方のその球は目立ちたがりの一発芸のようなもの。いずれ対策されます。
 予想より早かったですが一度下げて様子を見ましょう。まだあなたには本命の“クルミ”もあるでしょう?」
「……ちっ。わかったよ。カオスロワ流儀を教えることはできたしな」

960からくりドーム大正義戦!:2013/07/25(木) 01:12:05 ID:7Nhz2q7E0
 
K『第二打席もアウト。ロイ選手、悔しそうな表情でベンチへともどっていきます』
H『おっと、ここでピッチャー交代みたい! 6/氏に代わって……闇DAIGOだって!』
O『ということは――』

「さて、オレの出番か。さくっと捻って、お前らの勝利可能性をゼロにしてやろう」
「希望はある! それが俺だ! お前らなんかには……負けやしない!」

第三打席。アウトカウントは2。ここで塁にでないと、イチローに回らないという状況。
バッターボックスに一人の男が進み出る。
マウンドにはその男を凶悪にしたような男が進み出てくる。
似て非なるその二者は――ゲームが再開されるや否や、腰のホルダーからカードを取り出し高らかに宣言した。

「「スタンドアップ! THE! ヴァンガード!」」

一枚カードを相手に突き出す。
どこからともなく風が吹き、カードから異形のヴァンガードユニットが現れる。
かたや“火の球”を今にも吐きそうな翼竜!
かたや“魔法剣”を携えた勇敢なる騎士!


O『DAIGO VS 闇DAIGO。……第三打席は野球の名を借りたヴァンガード対決だ!』


【一日目・9時20分/東京・からくりドーム】


≪大正義巨人軍≫

【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】――目的:目立つ
【ラミレス@横浜DeNAベイスターズ】――目的:ハラサン…
【ハレクラニ@ボボボーボ・ボーボボ】――目的:契約金
【武田観柳@るろうに剣心】――目的:契約金
【闇DAIGO@現実?】――目的:DAIGOの抹殺
【雀ヶ森レン@カードファイト!! ヴァンガード】――目的:勝利
【中邑真輔@現実?】【真壁刀義@現実?】――目的:闇DAIGOのお付き
【ナッパ様@ドラゴンボールZ】――なんで俺ここに?

≪巨人軍ベンチ≫

【ハラサン@大正義巨人軍】――目的:大正義巨人軍を優勝させる。
【松本人志@現実】――目的:浜田を生き返らせる。ハラサンに協力。DCS状態
【ポッチャマ@ポケットモンスター】――目的:野獣先輩捜索組。とらわれの身

≪イチローチーム≫

【イチロー@現実?】――目的:川崎宗則を倒すため仲間を集める
【DAIGO@現実?】&【ウルトラマンゼロ@ウルトラマンサーガ】――目的:殺し合いを止める
【美堂蛮@GetBackers-奪還屋-】――目的:とくになし。野球しようぜ組
【佐治雪哉@LIGHT WING】――目的:とくになし。野球しようぜ組
【TDN@真夏の夜の淫夢】――目的:免許を返してもらう。野球しようぜ組
【伊吹萃香@しゅわスパ大作戦】――目的:野獣先輩捜索組
【北島○介@現実】――目的:野獣先輩捜索組
【ロイ@FE封印の剣】――目的:レンにモテるコツを聞く

961からくりドーム大正義戦!:2013/07/25(木) 01:13:20 ID:7Nhz2q7E0
 
≪イチローチーム応援団≫※チアコスしてます

【平田真@LIGHT WING】――目的:とくになし。野球しようぜ組
【万玖波海@LIGHT WING】――目的:冒険者。野球しようぜ組
【吉川ちなつ@ゆるゆり】――目的:野獣先輩捜索組。応援団エース
【博麗霊夢@クッキー☆】――目的:野獣先輩捜索組。声がヘン
【千本桜ミク@VOCALOID】――目的:野獣先輩捜索組。応援団長
【ニコ厨@現実】――目的:野獣先輩捜索組。草生やすなkasu
【伊藤誠@School Days】――目的:女性との仲をうまく取り持つ方法をレンに聞く
【ダイゴ@ポケットモンスター】――目的:きれいな石をあつめる
【範馬勇次郎@範馬刃牙】――目的:禁欲など無意味だとレンに教える。仁王立ち

≪実況席≫

【太田光@現実?】――目的:なんとなく実況ポジにおさまっておく
【カメナシくん@現実?】――目的:野球のコメンテーター役
【姫川友紀@シンデレラガールズ】――目的:野球のコメンテーター役


――【現在スコア 巨0−0イ】――


◇◆◇◆


一方、からくりドームの外では。

「――やばいお! スマホのTV中継! もう試合始まっちゃったお!」
「誠くん……チアコスなんてさせられて……必ず助けに行きますからね!」

やる夫宅から飛び出すようにして伊藤誠を助けに来た桂言葉と、
自暴自棄におなごをレ○プすることにしたがビビりなやる夫がようやくドーム前についたところだった。
二時間もかかる距離ではなかったのだが、やる夫が運動不足でスピードが出なかったのだ。
なのに文句も言わずむしろ途中休憩を設けるなどいたわってくれた言葉にやる夫は感謝を禁じ得なかった。

(でも道程はともあれ童貞は捨てたいお! いくら優しくしてくれてもやる夫の意思は変わらないお)

このやる夫、クズの極みである。
……と、二人が急ぎからくりドーム入口に入ろうとした時であった。

「ま、待つんや!」
「おっ!?」

やる夫の背中に突然おっぱいの感触!
背中から女の子に抱きつかれたのだ。なすすべもなくやる夫は射精した。

「おっ……(どぷっ)おお……ぱーい」
「や、やる夫さん、どうしたんですか!?(やる夫のモノは小さすぎるため言葉には見えないのだ!)」
「な……なんでもないお……というか何なんだお、君!!」

無様な姿を晒したやる夫は怒り気味に抱きついてきた女の子を振り払う。
地面にしりもちをつく関西弁の少女は悲鳴を上げる。

「ゃあっ。……ち、違うんや! あんたら、聖域が見えてへんのか!?」

962からくりドーム大正義戦!:2013/07/25(木) 01:16:18 ID:7Nhz2q7E0
 
しかしすぐに気を取り直すと、ドームの上のほうを指差してそちらを見るよう促した。
彼女の名前はユー子。
野獣捜索隊Aチャンネル組の唯一の生き残りである。
ユー子のことばにハテナを浮かべながらも、やる夫と言葉はドームの上を見る。
すると――ドームの上には、
野球のユニフォームを着た男がギラギラとサムライのような目を輝かせてドームの上に立っていた!

「あれは! だ、誰なんだお!?」
「聖域や。あの野球選手がドームに聖域を張ってるおかげで、うちらはドームの中に入れないんや。
 今、わくわくさんとゴロリがからくりドームの上まで登れるハシゴを折り紙でつくってあそぼしてくれとる。
 ドームの中に入りたいなら、もう少し待つんや。
 あの男――巨人小笠原を殺さん限り、あたしたちはドームの中には入れない」
「そんな……」

視界の隅では確かに、わくわくさんとゴロリのこうさく教室が始まっている。
しかし子供番組なので(しかも拡大版30分枠だ!)なかなかこうさくが始まらない。
このままではハシゴはなかなか作られず、さらに時間が経ってしまう。

「誠くん……っ」
(ま、まずいお! 言葉ちゃんがうるうる目になってる!)

想い人が近くに居ながら会えない悲しさに、言葉は目に涙をためて悲愴な顔になる。
やる夫は狼狽した。そして少し、迷うこととなった。
……というのも、やる夫にはこの状況を打破するだけの支給品があったのだ。
睡眠薬と、AK47。
やる夫に支給された睡眠薬はカプセル状や粉状のほか、弾薬状のものもあった。
この睡眠薬をAK47に混めて小笠原を撃つ。
するといくらサムライといえど眠るだろう。
さすがに試合中に眠るようなプレイヤーは「退場」だ、
ドームに貼られた結界もとい聖域は消え、やる夫と言葉はドームの中に入れるはずだ。

(でも。ここで睡眠薬をもっていることがバレたら――言葉ちゃんをレ○プできないお!)

もちろんさすがにそれだけが理由ではない。
現在ドームのなかでは殺戮野球が行われていることを、やる夫はスマホのTV中継で知っている。
つまりこのままドームの中に入るということは、死地に向かうのと同義なのだ。

できれば試合が終わるまでドームの外で待っていたい。
しかしそうすれば誠くんとやらはどんどん危険になっていき言葉ちゃんは泣いてしまう!
やる夫の頭の中で二つの選択がぐるぐると回ることになった……。

「というかなんなんだお……? 巨人小笠原って、さっきの放送で3回くらい呼ばれなかったかお!?」

はたしてこの先いったいどうなってしまうのか。後半へ、つづく。


(ナレーション:キートン山田)

963からくりドーム大正義戦!:2013/07/25(木) 01:18:43 ID:7Nhz2q7E0
 
【一日目・9時20分/日本・からくりドーム前】

【ユー子@Aチャンネル】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:野獣死ね!
 1:中にいる人たちを助けないと……!

【ワクワクさん@つくってあそぼ】
【状態】健康
【装備】工作道具もろもろ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:とにかく工作したい
 1:折り紙でハシゴを工作しよう!
 2:みんないままでありがとうね!

【ゴロリ@つくってあそぼ】
【状態】仮面ライダーG
【装備】工作道具もろもろ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:見敵、必殺
 1:さあ――工作の時間だ

【やる夫@2ch】
【状態】健康、豆腐メンタル、開き直り
【装備】AK-47
【道具】支給品一式、お茶、睡眠薬
【思考】
基本:死ぬ前におにゃのこをレ○プして童貞を捨て去る
1:言葉のために巨人小笠原を睡眠弾で撃つ……?
2:途中で隙を見つけて言葉をレ○プしたい
※ このやる夫は豆腐メンタルです。SAN値の行方は皆次第です。

【桂言葉@School Days】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:誠くんが心配なので探したい
1:何故か誠君が東京ドームにいたので向かう
2:誠くんが心配。西園寺さんも。
※ 誠と交際し始めた頃からの参戦です。しかし逆ベクトルで言葉様が降臨する可能性があります。

【ナレーション(キートン山田)@ちびまる子ちゃん】
【状態】健康、天の声
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:10期テラカオスロワのナレーション
1:このような仕事、誠に遺憾である。
2:それにしてもこの男、すごく白饅頭である。
3:そして屑である。

964からくりドーム大正義戦!:2013/07/25(木) 01:19:15 ID:7Nhz2q7E0
  

 

――風が吹いている。
風が吹いている。
もう何度もスレが立った。もう何度も違う方法で殺された。
だがよみがえる。何度も。
そうだ。
俺は地獄へなど行けない。もうできなくなっていたのだ。
風が吹いている。

誰も俺を、本当には殺せない。


【一日目・9時20分/日本・からくりドームの上】


【巨人小笠原@現実?】
【状態】野比玉子症候群、聖域化
【装備】サムライのバット
【道具】なし
【思考】
基本:……。
※聖域と化しています。
※野比玉子症候群にかかりました。普通に殺してもすぐ復活してしまいます。

965白長は行く:2013/07/29(月) 16:32:23 ID:ErUDIi0s0
日本の千葉県
ここに一人の筋肉マッチョな白長がいる
名前はやらない夫、脳筋である
彼はなぜか上半身裸である

「ふむ、さてこれからどうすればいいだろうか」

この殺し合いの中彼は何をすればいいのか迷っていた
そのとき―

「ん、誰かが助けを求めているような気がするだろ」

なにやら、助けを求める『何か』を察知したようだ

「ふむ、とりあえず助けを求めているところえ行くとするか、見捨てられないしな」

そういい、彼は助けを求める人がいるところへ、行くことにした
助けを求める声を見捨てたくはないから

【一日目・8時50分/日本・千葉県・ホテル近く】

【やらない夫@2ch】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
基本:助けを求める人のところへ行く
※このやらない夫は精神が超タフです
※ハス太の助けてほしいという思いを感知、助けに行きます

966begin the TRY:2013/07/30(火) 04:35:16 ID:ctTlLzzM0

「ははっ! ウイルスなど貧弱貧弱ゥ!!」
『ギガントフック』
『うわらば!?』

【ブラストマン@ロックマンエグゼシリーズ 死亡】

 その頃、ディオは手に入れたデューオでネットバトルに勤しんでいた。
 もちろん、ネットバトルを極め、ジョースター家の財産を奪うために。
 と、最初に出てきたブラストマンはあっさり撃破した。

 しかし、そううまくいかない
 彼ら二人の前にまた新たなウィルスが!
 ヘルメットを付けたウィルス・メットール×20である。

「なんだ、このウイルスは!?(驚愕)」
(いや、メットールでしょ……)
「やれ、デューオ!!」
(まあ……しょうがないな)

 デューオのギガントフックが決まった。
 ……と思いきや……

『さすがメットールだ、なんともないぜ』
「このウイルス……固いッ!」
(いや、ブレイク性能のはずなんだけどなぁ……)

 メットでガードされた。
 これには流石のデューオも驚きを隠せない。
 そのショックでHPが減った。

「くっ! いったい、どうしたら……そうか!」

 ネットバトルの基本はチップ戦略にある。
 と、熱斗から聞いておいたのが幸いしたのだ。
 そこでディオはそこで拾ったチップらしきものを手にした!!

「これを使えッ!!」

 ディオはPSPの中にそのDISCをINッ!!

 すると、不思議なことが起こった!!
 デューオの前に人型の人形が現れ……

 ――――時が止まった。

「今だッ!」

 その間にジャスティスワンのラッシュが入る。
 一方的に、メットールたちをメット叩き割っていく。

 ――エネミー デリート――

「フフフ、ハハハッ!! ついにこのディオ! 時を止めるチップを手に入れたということか!!」
(いや、ねーよ)

 はたして、ディオの幸運はいつまで続くのだろうか?

【メットール×20@ロックマンエグゼシリーズ 死亡】

【一日目・9時30分/日本・新橋】
【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】疲労、全身にダメージ
【装備】PSP(デューオ入り)
【道具】支給品一式×3
【思考】基本:ネットバトルを極める
1:ジョースター家を手に入れる
2:ジョジョより優越感を得る
3:熱斗にネットバトルを挑む
4:ディカオ・ビッグマウンテンには気を付ける


【デューオ@ロックマンエグゼ4】
【状態】HP半分
【装備】ジャスティスワン、ザ・ワールド
【道具】なし
【思考】基本;とりあえず、ディオを見守る
1:……回復させてくれ
※PSPの中にいます

967begin the TRY:2013/07/30(火) 04:35:43 ID:ctTlLzzM0

 一方、その頃……

「なあ、いいだろ?」
『いや、しかし……』
「金ならいくらでもあるぞ?」
『ん? では………ほどで手を打とう』
「いいぜ」

 熱斗はクールに電話を掛けていた。
 そこで私は小学生が稼いだとは思えないほどの金の話になっていた。
 頭がどうにかなりそうだった。金持ちだなおい。

 ネットバトルしたことないならまずはジョジョ専用のPETとネットナビが必要になった。
 まあ、ネットナビはあると便利だからな。
 すると、上から上条さん目がけて何か振ってきた。

「いってー!!」

 ジョジョは痛そうな素振りをしたが……おかしい。
 あの高さから物が頭に当たったら普通はただでは済まない。
 ジョジョは……本当に『不幸』なのだろうか? 疑問は解決しない。

「おっ、届いた届いた」
『熱斗君、よくダークミヤビがシャドーマンをくれたね』
「アイツ傭兵だからな、お金を少しばかり振り込んだからOKしてくれた」

 ものすごい悪い顔だ。

「あのう、これは?」
「シャドーマン入りのPETだよ」
「はぁ? シャドーマン……?」
『貴様が上条当麻か……俺がシャドーマンだ』
「はい?」
『今後ともよろしく』
「あっ、はい……」
 
 アイエエエ!? と言っておけばいいのだろうか?
 なんというか正統派の忍者風のナビだ。
 ともあれ、ジョジョはネットナビを手に入れたのであった。

 ディおじさんとの決戦は近い……のか?

【一日目・9時30分/日本・秋葉原】

【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】健康、激しい怒り
【装備】自分のPET(ロックマン入り)
【道具】支給品一式×2、大山デカオ@ロックマンエグゼ、大山デカオ@ロックマンエグゼ2、仙豆
    デカオ(ロックマンエグゼ3)が作ったおべんとう、チップトレーダー@ロックマンエグゼ、
    大量のガッツマンのチップとバグのかけら、ガンデルソル3(実物)ネオバリアブル(実物)、
    大量の金、他不明
【思考】基本:野田総理にネットバトルを挑んで勝つ!
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す
2:その為に色んな人にネットバトルを挑む
3:上条(ジョジョ)さんとディおじさんの決着をつけさせる
4:千石うぐいすと末原恭子を野田総理に引き渡す、その際にネットバトル挑む。


【ロックマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ロックバスター
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
1:野田総理がネットバトルを受けてくれるか、心配。
※PETの中にいます

968混沌な名無しさん:2013/07/30(火) 04:36:37 ID:ctTlLzzM0
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康、自称フリーター
【装備】レヴァンティン
【道具】支給品一式、PET(カーネル入り)
【思考】基本:働かなくて済むように動く
0:私にも金くれ
1:二人についてくる
2:野田は倒す
3:上条(ジョジョ)か……一理ある
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます


【カーネル@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】カーネルのブレード
【道具】なし
【思考】基本;ロワの破壊
1:今は(仕方ないので)シグナムに従う
※PETの中にいます


【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
【状態】健康、不幸
【装備】PET(シャドーマン入り)
【道具】エスパー伊東@現実
【思考】
基本:
                    いいぜ ヘ(^o^)ヘ
                            |∧
                            /
                野田総理が
             何でも思い通りに
             出来るってなら
                 /
             (^o^)/
           /( )
          / / >

      (^o^) 三
      (\\ 三
      < \ 三
..\
(/o^)
( / まずは
/く そのふざけた
   幻想(ロワ)をぶち殺す
1:ディおじさんというやつと戦わないといけないのか……

【シャドーマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ムラマサ
【道具】なし
【思考】基本:上条に従う
1:捨てられたのか……
※PETの中にいます

969黄金の獣と指名手配者:2013/07/30(火) 16:52:36 ID:qPxukn0Y0
末原恭子と千石うぐいすは指名手配者である
うぐいすは野田総理宅から一億円を盗んだことにより、恭子はうぐいすのとばっちりを受けた形で
本来なら他の参加者に見つかったが最後捕まえられるだろう(なお、スカウトしようとしている人たちいるらしい)
しかし、世の中には珍しい人がいるもので、同行を申し出た人物がいる
その人物の名はラインハルト・ハイドリヒである
なぜ、同行を申し出たのかというと、面白そうだかららしい
二人は最初は警戒したが野田総理に引き渡す気がないとわかると同行を許可した、が恭子はまだ警戒をしている


「では移動しよう、どうやら野田総理の配下のものたちが近くまで来ているしな」
「「それを早く言って!」」

そうして、三人は移動することとなった

【一日目・9時/日本・渋谷】

【ラインハルト・ハイドリヒ@Dies irae】
【状態】健康
【装備】聖約・運命の神槍(ロンギヌスランゼ・テスタメント)
【道具】支給品一式 
【思考】基本:末原恭子と千石うぐいすについていこう
1:さて、どのような強敵が現れるかな
※この獣殿は存知がありません
※創造と流出は使えないもよう、ただしこれから使えるようになるかも

【千石うぐいす@泣くようぐいす】
【状態】健康かつ健全
【装備】トレパンダ、金属バット
【道具】支給品一式、野田総理の自宅から持ってきた金1億円ほど
【思考】基本;首輪外して、野田総理を野球で倒す
1:末原先輩と行動する
2:ガチャピンの無敗神話を破る
3:ラインハルトさんと行動する

【末原恭子@咲 -Saki-】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:首輪外して、野田総理を麻雀で倒す
0:姫松高校のチームメイトや善野監督を探す
1:うぐいす君と行動する
2:ラインハルトさんと行動する
※ラインハルトのことを警戒しています

970特務機関員行動中:2013/08/03(土) 14:35:04 ID:u/VFBKYI0
一人の男がベンチに座っている
男の名前はシックス
日本政府の特務機関の隊員である
ふと、シックスが顔を上げると一人の白い仮面をつけた青年が立っていた

「ついたか黒」
「状況は?」
「いまだに指名手配の二人は見つかっていないよ、
だけど渋谷のどこかに居るだろうからすぐに見つけられるだろう」
「そうか」

と言って黒は近くにあったベンチに座った

「しかしまあ、まさか総理の個人的な怨みで動くことになるとはね」
「そうだな」

今回の総理宅一億盗み事件により特務機関が野田総理に命令されて
千石うぐいすと末原恭子を捕まえるために動くことになったのだ

「さて、休憩は終わりだそろそろ探索を再開しようか」
「そうか」
「では、お先に」

と言ってシックスは探索を再開したのだった
一人なった黒はもうしばらくベンチに座っていようと思ったのだった

【一日目・9時40分/日本・渋谷】

【シックス@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】剣 デザートイーグル
【道具】支給品一式 
【思考】基本:任務遂行
1:千石うぐいすと末原恭子を見つけ出して捕まえる
※主催者側です

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康
【装備】ナイフ ワイヤー 白い仮面 黒いコート
【道具】支給品一式
【思考】基本:任務遂行
1:千石うぐいすと末原恭子見つけ出して捕まえる
2:もうちょっと休むか
※主催者側です

※二人ともラインハルトが同行していることを知らないようです

971トリガーハッピーと呼べるのだろうか:2013/08/06(火) 23:34:39 ID:XbEJEiuw0
「畜生野田の野郎め!一発バードミサイルをぶち込まなきゃ気がすまねぇ!」
「くっそ野田総理め!波動砲を撃ち込んでやる!」

「「ん?」」

科学忍者隊G-2号、そしてバードミサイル大好き男、コンドルのジョー。
宇宙戦艦ヤマト砲雷長、そして波動砲大好き男、南部康雄。
出会ってはいけない二人が、出会った。

「どうやらアンタと俺は気が合いそうだな…どうだ、一緒にバードミサイルを撃ちに行かないか?」
「いいですね。首相官邸を波動砲で吹っ飛ばしましょう!」
「いや波動砲じゃなくてバードミサイルをだな」
「何ですかバードミサイルって、それより波動砲を」
「いやいやバードミサイルを」
「いやいや波動砲を」
「バードミサイル!」「波動砲!」「バードミサイル!」「波動砲!」「バードミサイル!」「波動砲!」
「「ぐぬぬ…」」

…そもそも今はゴッドフェニックスにもヤマトにも乗ってないんだからバードミサイルも波動砲もないという事に気づくまで、二人の不毛な論争は続く…。

【一日目・9時50分/日本・京都】
【コンドルのジョー@科学忍者隊ガッチャマン】
【状態】健康、バードスタイル
【装備】羽根手裏剣@科学忍者隊ガッチャマン、エアーガン@科学忍者隊ガッチャマン
【道具】支給品一式
【思考】基本:野田総理にバードミサイルを撃ち込む
1:南部に波動砲よりバードミサイルだと認めさせる
2:とにかくバードミサイル撃ちたい

【南部康雄@宇宙戦艦ヤマト2199】
【状態】健康
【装備】14年式コスモガン@宇宙戦艦ヤマト2199
【道具】支給品一式
【思考】基本:野田総理に波動砲を撃ち込む
1:ジョーにバードミサイルより波動砲だと認めさせる
2:とにかく波動砲撃ちたい

972混沌な名無しさん:2013/08/12(月) 18:44:20 ID:KL6NyCZQ0
ふぁ!?
ぎゃああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああ!!!!!

<<特に理由の無い凶弾がディオを襲う!!>>




【ディオ 死亡】

973混沌の行方 〜驚異〜:2013/08/30(金) 02:00:23 ID:93TMXPoI0

時刻が9時を回った頃、とある天才科学者の手によって改造され、空飛ぶ島となった九州、その中にある福岡の街を三機のMSが疾走していた。
黒く重厚なフォルムを持ち、ホバーで高速移動する十字型のモノアイを持つその機体は「ドム」と言われる機体である。
黒い鋼の巨人たちの突然の出現に、付近の住人は巨人の周囲から逃げるように退避する。
殺し合いに乗っている者たちですら、その三機に攻撃を加えようとはしなかった。
様子見のためか、もしくは巨大な兵器に対抗できるような手段が無いのだろう。

三機の中で先頭を走るドムのパイロットは、髭面が印象的な中年男性のガイアだ。
彼は黒い三連星と言われるジオン軍のエースパイロットである。
ガイアはコクピットの中で他の二機に通信を送る。

「このあたりで間違いないのか、ヨハン?」
「ああ、間違いない。 福岡Yahoo Japanドームはここから直進して10km先だ」
「へへへ、さっさと野田の奴を抹殺して自由になるぜ!!」
「士気が高いのは良いことだが油断はするなよクロト」

他の二機に乗っていたのはガイアの部下で戦友であるマッシュとオルテガ……ではなく浅黒い肌を持つ冷静沈着な青年のヨハン・トリニティと、血の気の多そうな赤髪の少年クロト・ブエルだった。
ガイアと同じ小隊にいたマッシュとオルテガは大災害の時に行方不明になった。
その後、ヨハンとクロトと出会い、かたやテロリスト、かたやジオンと敵対するアースノイドではあったが利害が一致したために組む事にした。
ヨハンははぐれた弟と妹を探すため、クロトは己の保身と自由のために、ガイアは宇宙から避難してきたジオン国民だけでも助けるために野田を殺し、バトルロワイアルの破壊もしくは乗取りを目的としている。

「しかしよぉ〜、こいつ飛べないし変形できないし、もっと良い機体はなかったのかよガイアのオッサン」
「我々が使っていたガンダムとは明らかにスペックが劣っているな、この程度がジオンのメカニズムとは……」
「うるさいぞお前ら! これでもジオンの最新鋭機なんだ!
自分の機体を災害で自分の機体がスクラップになったって言うから乗せてやったのに……文句を言うんだったらサクに乗せてやっても良かったんだぞ!?」
「ゲェーッ、サクはやめてくれよ、あんなダサい手抜き機体に乗るくらいならこっちの方がマシだぜ」
「同感だ。 あの機体で戦場を駆けるのは命がいくつあっても足りん」
「ったく、最近の若者ときたら……お?」

操縦の腕は悪くなかったために所持していた部下の機体を貸与えたが、我慢を知らない若者にガイアは腹を立てる。
そんなやり取りをしていると、コクピットのモニターにドームが映った。
その内部と周囲にはこのバトルロワイアルを開いた武装した日本政府の手先がいる。
この場所こそが九州ロボの中枢であり、主催者の本拠地である福岡Yahoo Japanドームだ。

「よし、見えてきたぞ。 カオスロワちゃんねるとやらの書き込みは本当だったようだな」
「日本政府関係者と思わしきが集団がドームを占拠し、その中にドジョウのような顔をした男もいた……政府による検閲ですぐに削除されたがな」
「そのドジョウみたいな奴が野田だったら見つけ次第、瞬殺してやるぜ! ついでに周りの連中も皆殺しだ」

この三人はつい一時間前にインターネットで日本政府及び野田の所在を掴んだ。
そして、主催を殺せる絶好のチャンスであると踏み、一気に進撃を決めたのである。

「周囲には電波を阻害できるミノフスキー粒子の散布も終わった。これで主催側のリモートによる首輪爆破はできなくなったハズだ」
「よし、頃合いだ。 いくぞ、おまえたち!」

首輪対策もしっかり行い、三機のドムが各々の武器であるバズーカ、刺付き鉄球、スナイパーライフルを構え戦闘態勢に入る。
一方、異常を察した主催者側も迎撃のためにMSを出撃させていた。
しかし、出撃してきたのはいまいち強そうに見えないジムがたった三機であった。
これに対して敵に過小評価されたと感じたクロトは憤慨する。

「たったのあれだけ? アイツらボクたちを舐めてるのか!?」

そんなクロトをヨハンとガイアは諭す。

「違うな、アレだけしか出撃させられなかったんだ」
「どういうことだよ?」
「奴らがここを占拠したのはたかだか小一時間前だ。 まだ防衛部隊の展開が終わってないんだろう。
おまけにこのドムの高機動力にモノを言わせた電撃戦を仕掛けられて、対応が間に合わないようだな。
弾薬やエネルギーが限られている俺たちにしちゃあ、敵さんは少ない方が助かるぜ」
「なるほど……ボクとしては敵がわんさかいた方が楽しそうだったけどね」

974混沌の行方 〜驚異〜:2013/08/30(金) 02:06:21 ID:93TMXPoI0

納得いかないクロトを余所に、三機のジムがドームまでの道を塞ぐようにフォーメーションを組み、交戦を始めようとしている。
敵の間合いに入る前に、ヨハン機はライフルの引き金を引いた。
次の瞬間にはライフルから放たれたビームがジムのコクピットがある胴体に直撃し、パイロットを蒸発させた。


【サマナ・フュリス 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY 死亡確認】


「ガンダムマイスターの敵ではない」

他の二機は僚機が一瞬でやられたのを見て、泡を食って反撃を始める。
ガイアたちにビームの弾幕が降り注ぐが、ホバーによる回避か、周りの建造物を盾にするなどして防御しやり過ごす。
そして弾幕が途切れた隙に、次はクロト機の鉄球攻撃が炸裂する。

「ハアアアアーーーッ!! 滅殺!!」

チェーンによって伸びたハンマーが一気のジムに命中する。
ジムは盾で防ぐが防御力が足りず、盾も機体もパイロットも粉々になり爆散した。


【トール・ケーニヒ 機動戦士ガンダムSEED 死亡確認】


最後に残った一機が吶喊するようにビームサーベルでガイア機へ玉砕覚悟と言わんばかりに襲いかかる。
されどパイロットとしての度量も技量も高いガイアはこれを慌てずに捌く。

「その程度の腕で俺が墜とせるか!」

ドムの胸の部分に搭載されている拡散ビーム砲の眩い光で敵の視界を潰して突撃の勢いを殺し、防御もできない内に至近距離からバズーカを叩き込む。
最後に残った一機も大破炎上し、福岡の街に散った。


【ジョブ・ジョン 機動戦士ガンダム 死亡確認】


全滅させたMS小隊にガイアが言葉を吐き捨てる。

「素人共め、ジェットストリームアタックを使うまでもなかったな。
よし、援軍が来ない内にドームを叩くぞ!」
「了解」
「ヒャッハー! 殲滅だー!」

三機のドムが主催者がいるであろう福岡Yahoo Japanドームに一斉攻撃の準備に入った。
他の防衛隊はまだ駆けつけていない。
黒い巨人たちの進撃を止められる者は誰ひとりいなかった……突如、モニターに敵影が映るまでは。

「二人とも待て! ドームから何かが出てきたぞ……なんだアレは?」

ドームから一機のロボットが現れた。
MSではなく、MSよりもふた回りは小さい機体であり、見る限りではフォルムはドムと似たような重装甲かつ重武装、配色が某青狸に見えないこともない複眼のロボットであった。
それを見たヨハンが二人に解説する。

「あれはAC(アーマードコア)と言われる機種だ。 レイブンと言われる傭兵が乗っている。
そしてあのAC……フォックス・アイに乗っているレイブンは‘ジャック・O’。
経歴上では一介の傭兵でありながら多数の組織をまとめたこともある男だ」
「解説乙」
「なるほど、それで奴さんは強いのか?」

ガイアの質問にヨハンは口元を綻ばせて答える。

「組織を率いれるカリスマは本物らしいが、逆に言えばそれだけの男だ。
パイロットの腕は取るに足らないものだとソレスタルビーイングに所属していた時に聞いたことがある。
何よりあの機体は重装備な分、機動性は劣悪で一定の機動力がある機体には太刀打ちできない。
ろくに動けない砲台や戦車ならともかく、高機動と重装甲を両立させたドムでは戦いにならないだろうな」
「ふん、そうか。 半端な実力の傭兵を雇うとは野田の底も知れているな。
しかし、機体の性能差はもちろん一機で三機を相手にしようとするジャック・Oの勇気は見事だ。
敬意をもってあの技をお見舞いしてやろう」
「あの技をやるんだな、オッサン?」
「そうだ! クロト! ヨハン! ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!」

こちらに向かってくるACに対し、三機のドムは一列に並んで突撃を開始する。
ジェットストリームアタックは一列に並ぶことで被弾性を下げ、先頭から順番に攻撃する波状攻撃で敵に深い打撃を与える技だ。
先頭を走るガイア機がヒートソードを抜く、次にクロト機が鉄球を叩き込み、最後尾のヨハン機がトドメのライフルを放つ。
この連携の前には並のパイロットでは死亡確定、三人は勝利を確信していた。



――だが、しかし。

975混沌の行方 〜驚異〜:2013/08/30(金) 02:08:22 ID:93TMXPoI0

フォックスアイは初撃のヒートソードをかわした、だが、これはある意味想定内だ。
ジェットストリームアタックは三段構えの技であり、一撃目を回避しても二撃目、三撃目が襲い来る。
しかし、フォックスアイは次もその次の攻撃もかわした――目にも止まらぬ速さで。
情報では相対する機体は鈍重であると聞いていた三人は驚きを隠せなかった。

「な、なにぃ!? かすりもしないだと!?」
「コイツ速いじゃないか! ヨハンてめー、話が違うじゃねーか!!」
「馬鹿な……この機動力は‘通常’のACを超えている?!」

フォックスアイは重そうな機体に似合わずふわりと浮く。その際には眩い光を放っていた。
そこでヨハンが気づき、その答えを口ずさむ。

「この光は……コジマ粒子!! 奴は強化されたAC、ネクストだ!!」

ネクスト――それはコジマ粒子の恩恵により機体をノーマルACとは比較にならないほど強化されたAC。
ノーマルACの積載能力では装備できない兵装を装備できるパワー、要塞の一つや二つは簡単に瓦礫に変えられる火力、クイックブースト・オーバードブーストによる高起動力、プライマルアーマーと言われるバリアによって防御力までも、全ての面で普通のACを上回っていた。
代償としてパイロットはリンクスという強化人間への改造が必要であり、搭乗するたびに有害なコジマ粒子を体に浴び続ける。
このフォックスアイは見た目こそ変わってないが、機体から放たれたコジマ粒子や素早すぎる挙動からネクストであるのは明確であった。
本来ならありえぬ事だが何者かの手によって機体とパイロットが魔改造されたようだ。

「ここは引くべきだ、ガイア大尉。 せめてガンダムが手に入るまでは戦力的にまずい!」
「はぁ!? 何弱気なってんだてめー?」
「ここで撤退しても次の襲撃の時には三機では突破できなくなるほど防御が固められるだけだ! 今更引けん!
あと、ドムをなめんなよ、若造が!」

ドムでは部が悪いと予測したヨハンは撤退を進言するも他の二人からは拒否され、そのまま迎撃戦に移行する。
三機が密集し集中した火力でフォックスアイへと攻撃を仕掛ける。
だが、ほとんどの攻撃を上下左右に飛び回られ、かわされてしまう。
あたってもバリアによって弾かれてしまい、傷の一つもつかない。
最初は強気であった歴戦の戦士も、次第に弱気になりだしてきた。

「クッ……弄ばれているのか、この黒い三連星のガイアが!?」

黒い三連星(仮)は撃ち続けるも、弾の一発も届かない……敵には翻弄されている形である。
スペック差は圧倒的であった。 機動力も防御力も、火力すらも――

「撃ってくるぞ、ガイア大尉!」

味方の警告に従ってガイアがモニターを見ると、フォックスアイの持っていた巨大な銃――KARASAWAの銃口には眩いばかりの光が収束していた。
あの光が放たれ、直撃すればMSといえど粉微塵……直感で危険を察知したガイアはすぐさま他の二機に指示を出した。

「まずい、散開だ!! ……うおおおおおおお!?」

KARASAWAから閃光が放たれ、三機が密集していた中央の辺りに落ちていった。
直後に光が落ちた地点を爆心地とし、強烈な光が三機を飲み込んでいった。
光が止むと、三機のドムは黒煙やスパークを上げて無残にも地面に倒れふしていた。
一撃のもとでMS一個小隊が沈黙したのである。
しかし、幸運にもドムに搭乗していたパイロットたちはまだ生きていた。
機体自体の大破は防げなかったものの、直前の散開指示で直撃を避けた事に加えドムの重装甲が三者の命を救ったのである。

「クッ……この俺がなんたるザマだ」
「チクショーッ! 秒殺されたぁ!?」

ガイアとクロトはコクピットにあった自動小銃を手に急いでMSのハッチを開けて、搭乗機から離脱する。
損壊した搭乗機が爆発する危険性や、ジャック・Oが止めを刺しに来る可能性を考慮してのことだ。
だが、ただ一人だけ脱出が遅れていた。

「おい、何やってんだヨハン! 早く脱出しろ!」

ヨハン機へ遠巻きから催促するガイアだったが、それが聞こえているにしろ、いないにしろ、ヨハンの脱出は困難を極めていた。

「ハッチが開かん……今の一撃で故障したのか?!」

開かないハッチの開放に尽力を尽くすヨハン。
攻撃でモニターや計器も故障してしまったため、外界がどうなっているのかわからない恐怖が彼の焦りを加速させる。
そんな中でゴツリッ、と外から何かが当たる音がした。 ヨハンから見て、ちょうどハッチの裏側である。

「……何の音だ?」

976混沌の行方 〜驚異〜:2013/08/30(金) 02:09:11 ID:93TMXPoI0

味方であるガイアたちが、脱出に手間取っているヨハンを助けに来たのか?
――違う。
音の正体は、フォックスアイがKARASAWAをヨハン機のコクピットに押し当てた音である。
巨銃の引き金が引かれ、膨大な閃光がドムごとヨハンを包み、蒸発させた。

【ヨハン・トリニティ 機動戦士ガンダム00 死亡確認】


「ヨハン!! クソッ、間に合わなかったか……」
「オッサン、早く逃げないと追手がくるぞ!」
「……MSがやられた以上、撤退するしかない。 逃げるぞクロト!」

仲間が殺されたことを悲しむ暇もなく、MSを失った二人組は敵の追撃を逃れるために福岡の街中へと逃げていった。

$

主催者襲撃を狙ったドム三機は倒れ、戦場に立つのはAC……否、ネクストAC・フォックスアイのみ。
徐々に襲撃前の静寂が戻っていくこの場所に、一人の男が新たに現れた……機械も使わずに何かの力で空を飛んでいる。
男は戦闘服のような物を纏い、やたらと広がった髪を持った頭部にはスカウターと十字傷と赤いハチマキが特徴的な男だった。
ジャック・Oがその者の存在に気づくやいなや、頭部を向けて通信とスピーカーをONにした。

「遅かったじゃないか、バーダック」

バーダックは戦闘民族サイヤ人であり、孫悟空もといカカロットの父親である。
故にその顔立ちは息子とよく似ていた。 違いは鋭い眼光と、より戦闘民族に近い気性だろう。

「おまえ程度に倒せるなら俺の出番はないだろう。
野田の首を狙おうとした奴らが現れたと聞いたから期待してすっ飛んできてみれば、トンだ無駄骨だったぜ」
「フフーフ、そう、言わないの。 野田総理には死んでもらうと困るんだから」

呆れてるバーダックの後方から独特の笑い声をはらんだ女の声と、一機のヘリと飛行機をミックスしたような航空機――オスプレイが現れた。

「ココ・ヘクマティアルか。 それ以上近づくとバーダックはともかくとして、ただの人間はコジマ粒子で汚染されるぞ?」
「あら、優しいのね。 ジャックはどっかの牛蒡さんと違って女性に紳士的だこと、フフーフ」
「……フン」

オスプレイにはパイロット以外に長い髪から肌・服まで白づくめの女性が乗っている。
武器商人ココ・へクマティアルだ。
若く美人であるのだか白蛇か何かを思わせるような雰囲気を持ち、どこか不気味さを持ち合わせている。

「ジャック、私がもっていた他企業へのパイプを使って、リンクスとして改造されたあなたと、見た目はそのままにネクストとして生まれ変わった愛機の感想はいかかがかしら?」
「正直なところ、あまり良い印象は無いな」
「あら、何がお気に召さなったのかしら? 火力? 機動性? まだ足りないところがあれば更なる改造も――」
「違う。 弱いから気に入らなかったのではなく、強すぎるのが問題なのだ」

ジャックの受け答えにココはキョトンとする。
足りないことに文句を言う客は多けれど、余りあることに不満を持つ客は滅多にいないからだ。

「間違いなくこの私とACは強くなったが、イマイチACに乗って戦っている感じがしない。 いくら強くとも私はリンクスよりレイブンの方が性にあっているらしい。
しかし、我々の目的を達成するためにこの力は必要だ。 ありがたく使わせてもらう。
……できれば全てが終わった時、私とこの機体を元に戻してくれないか?」
「……目的を成し遂げた後にお互いが生き残っていればね。 請求は高くつきますよ?」
「構わない」

会話を続ける二者にバーダックが割って入った。

「今スカウターで調べたが、このポンコツに乗っていた奴らのうち二人が北の方向に逃げたようだぜ?
俺はどうでもいいが、おまえらはノダに義理立てするために追った方がいいんじゃないか?」

バーダックの疑問に二人は冷静に答えた。

「必要ない。 ‘あの二人’が既に追撃と待ち伏せに出ている」
「今から私たちが追っても無駄そうだし今回は手柄を譲るわ」

$

977混沌の行方 〜驚異〜:2013/08/30(金) 02:09:51 ID:93TMXPoI0

福岡の街中、迷路のような路地を敗走者たちが駆ける。 とにかく主催者の追手を振り切らなければいけない。
幸い、パイロットスーツとヘルメットで顔を隠しているため正体はバレていない。
首輪を爆破できないだろう今だけが逃げるチャンスなのだ。
その最中に、クロトが喚くように先頭を走るガイアに質問を投げかけた。

「これからどうすんだよ!? MS壊されちまったぞ!」
「MSはまたどこかで手に入れればいい。 パイロットが入ればMSは動く。
……主催側にあんな化物がいたのは想定外だったがな。 次に攻め込む時は中隊……いや大隊規模のパイロットと兵器を集めよう。
そのための撤退だ。 逃げきってから再起を伺うぞ!」

ガイアは一度の戦闘で敗れ去っても、生きている限りは希望と勝利を諦めなかった。
一人の軍人として、あくまで冷静に次の戦いへの準備を考えていた。
――そんな彼に冷酷な追手が迫る。

「いいや、おまえたちは生きてここからは出られぬ。 コーホー……」
「誰だッ!!」

突如、後方から声と呼吸音が聞こえ、ガイアとクロトは急いで振り返り、銃を構える。
そこには、マスク・ヘルメット・機械的なスーツ・マント……全てが黒づくめの男がいた。

「主催の手先か!」
「いかにも、余の名はダース・ベイダー。 総理の指令により貴様らを抹殺しにきた者だ」

ガイアは目の前の男を直感で危険と判断し、なるべく交戦を回避しようと思考する。
しかし、血気にはやるクロトはベイダーの威圧に構わずに戦う道を選ぶ。

「なんだかしらねえが、たった一人か? 銃殺してやる!!」
「やめろクロト!」

頭に血が上っているクロトはガイアの制止も聞かずに小銃を乱射しながら突撃する。
対するベイダーは、特に銃弾を放たれて一切動じた様子もなく、呼吸まじりに吐き捨てた。

「力量もわからぬとは愚かな……」

ベイダーが手を正面にかざすと、クロトが放った複数の銃弾が目標に当たる前に宙で制止し、地に落ちた。

「なにィ!? ……がはッ!」

それだけに留まらず、クロト自体も見えない何かに首を強い力で押さえつけられて、呼吸困難に陥る。
この不可視の力の正体は一種の超能力である‘フォース’である。
そして、そのフォースの力でクロトはベイダーの下へと手繰り寄せられる。
ガイアが仲間を助け出そうとした時には手遅れであった。
ベイダーが赤い光の刀――ライトセーバーを懐から取り出し、そのまま手繰り寄せた少年を一閃する。

「クロト……ッ!!」

叫ぶ暇も与えられず、体と分離したクロトの首がコロコロと地面を転がった。
切り口をライトセーバーの熱で焼かれたために、体からも首からも血は出ない。
されど、一刀両断された躯は誰がどう見ても即死であった。

【クロト・ブエル 機動戦士ガンダムSEED 死亡確認】


「クソッ……」

一瞬でもう一人の仲間の命を奪われたガイアは歯噛みする。
ベイダーに憎しみを抱くも、弾を届かせないほどの超能力者相手に銃一丁で勝てる見込みはない。
己の無力さに心を締め付けられる男に、ベイダーは表情の読めないマスクごしに告げる。

「今、投降すれば命を……助けることはできないが、せめて苦しませずに殺してやろう」
「……悪いがそれを受け入れるわけにはいかんな」

告げられたのは死刑宣告。 だが、ガイアはこれを拒否する。
この言葉の直後にガイアは隠し持っていた閃光手榴弾をベイダーに投げつけ、同時に脱兎の如く逃げ出した。
ベイダーがマントで体を覆い、閃光をやり過ごした時には標的はフォースの射程圏外より遠くまで逃れていた。
にも関わらず、ベイダーは特に焦る様子は見えなかった。

「コーホー……難を逃れたつもりだろうが、その方角には恐ろしい相手が待っているぞ」

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978混沌の行方 〜驚異〜:2013/08/30(金) 02:11:14 ID:93TMXPoI0



「クッ……仲間を半ば見殺しにした上に、敵に背を向ける恥をかくとは……ッ!」

辛くもダース・ベイダーを振り切ったガイア。
路地を走り回る彼の胸中はとても穏やかではなかった。

(この失敗は俺の見積もりの甘さと主催を過小評価しすぎていた結果だ。
辛酸は嫌でも舐めるしかない。 だが、この雪辱は必ず晴らすぞ、野田め!)

ジャックやベイダーのような化物にも対抗できる手段はあるはずだ。
それが見つかり次第、散っていった仲間のためにも主催に報復しようとガイアは心に誓ったのだった。
そんな彼が迷路のような路地を抜けた先にたどり着いたのは黄色く咲き乱れる広大な花園だった。

「なんだこれは……ひまわり?」

太陽に花びらを向けて高く伸びている向日葵畑がガイアの視界に入ってくる。
とても鮮やかな園ではあったが、今はのんびりと眺めている場合ではない。
ベイダーのような者がまた襲ってくるかもしれないので、彼はここを突っきっていくことにした。
すると正面に一人の少女の姿が写った。
ウェーブの入った緑の髪に白いシャツと赤いロングスカート、開かれた日傘が特徴の少女だ。
武器らしきものは何も持っておらず、雰囲気だけ見れば殺し合いには乗っていなさそうだ。
――民間人か? そう思ったガイアはとりあえず少女に注意を呼びかけることにした。
このまま放っておくと、自分と追手との戦いで犠牲になるかもしれないからだ。

「そこのお嬢ちゃん、ここは危険だぞ。 早く遠くへ行くんだ!」
「? ……!!」

ガイアの呼びかけに応じたのか、少女は日傘をたたみ――その先端を殺意を込めた赤い瞳と共に向けた!

「なッ!?」

傘の先端にはエネルギーらしきものが収束している。
少女の気迫に一時呆気にとられたガイアだったが、一瞬後に状況を理解し、銃を構える。

「おまえも主催者の手先だったのか!!」

敵よりも先手を取るべく、ガイアは敵に向けて即発砲。

「う……撃てない」

――できなかった。
小娘だから迷いが生じたから撃てなかった、わけではない。
相手が敵である以上は殺るか殺られるしかなく、実際にガイアに迷いはなかった。
発砲できなかった原因は彼にあるのではなく、彼のある銃に問題があったのだ。
何かツル状の物が銃に絡まり、引き金を引けなくしていたのだ。

「なんだ!? ひ、ひまわりだと!?
手や足にまで……動けん!!」

絡みついてきた植物の正体は周囲に生えている向日葵が伸びてきたものであった。
それらの植物は銃だけではなく、いつの間にかガイアの足首や手首にも絡みつき彼の自由を奪っていた。
誰の仕業か? 犯人は緑髪の少女に違いあるまい。
ガイアはまとわりついた向日葵を振りほどこうとするが、非常に強く捕縛されているため解けない。
そして、少女は苦しむ男をあざ笑うかの如く微笑んだ。

「しまった!」

彼女の微笑みと同時に傘の先端から閃光が放たれ、ガイアの胸元を貫いた。
くり抜かれたように胸には風穴が開き、血と悔恨の念を吐きながら男は息絶えた。

「ぐふッ……虫けらのように殺さ、れ……まるで踏み台に、でも……された気分だ……」

【ガイア@機動戦士ガンダム 死亡確認】


 $

979混沌の行方 〜驚異〜:2013/08/30(金) 02:11:44 ID:93TMXPoI0

襲撃者を追っていたベイダーが向日葵畑にたどり着いたのは数分後のことであった。
向日葵畑には主催者の手先であり、仲間である少女――植物を操る大妖怪がいた。
彼女が友達と言って大切にしている向日葵の世話でもしているのか、少女はベイダーに背を向けてゴソゴソと何かの作業をしている。

「風見幽香よ」

風見幽香と言われた少女は振り向かずに返事だけをベイダーに返す。

「どうしたの? 私は今、忙しんだけど?」
「この辺りに主催者を襲撃してきた者がきたハズだ。 鉢合わせしなかったか?」
「それだったら、はい」

幽香はベイダーに向けて血のついた黒いヘルメットを投げて寄越した。
その見覚えのあるヘルメットは間違いなく襲撃者のものであったが肝心の物が入ってなかったので、それについて幽香に尋ねた。

「……中身はどこにいった?」

少女は淡々と質問に答える。

「大災害のせいで、お友達にあげられる肥料が手に入らなくなったから困ってた。
このままだと友達がやせ細ってしまうと悩んでいたら、肥料が向こうからやってきたの。
だから、着ていた変な服以外は全部利用させてもらうことにしたわ。
ふぅ、やっと終わった」

作業を終えたようである幽香は笑顔で額の汗を拭う。
彼女の前には数百、数千に小分けされた赤黒い塊が地面の上に転がっていた。
塊の正体がなんであったか、ベイダーは理解しても口には出さなかった。
大地の女神と同じ名を冠した者は、名の由来通りに大地に還るのだ。

「……」
「これだけあればこの畑にいるお友達みんなに行き渡るわね!」

黒いマスクをかぶっている以上、沈黙するベイダーの表情を読み取れるものではなく、反対に幽香は子供のように屈託のない笑顔を浮かべている。
そんな二人を大きな影が覆いかぶさり、上を見上げると仲間のオスプレイが空から迎えに来ているとわかった。
オスプレイからココの声が聞こえる。

「ベイダー卿、追撃は終わったみたいね? 総理がお呼びよ、早くお乗りになって」

980混沌の行方 〜驚異〜:2013/08/30(金) 02:14:31 ID:93TMXPoI0
襲撃者を全滅させた数十分後、殺し合いの主催者である野田総理はダース・ベイダー、ACから降りたジャック・O、バーダック、ココ・へクマティアル、風見幽香の五人をドームの内側に集合させ横一列に整列させている。
この五人は総理の親衛隊であり、殺し合いを管理を任されている幹部である。
能力にはバラつきこそあれ、それぞれが戦闘力や知力・カリスマに優れた者たちだ。
総理はそんな怪物たちの上に立ち、傲慢な言葉も吐けるのである。

「ベイダー卿、報告を頼む」
「襲撃者は我々の手によって全滅。 こちらの被害はパイロットが三名戦死。
現在、襲撃者の機体から抜き出したデータで背後関係を洗っています」
「どうせなら、一人ぐらいは生かして良かったものを……私が直々に拷問にかけた後、見せしめとしてもう一度全国でテレビ放送してやったものを!!」
「……」

総理の理不尽な怒りが幹部たちに向けられる。
先刻、自分の資金をとある少年に盗まれたことにまだ腹を立てているようだ。
五人とも肝が座っているようで誰ひとり怯えた様子は無かったが。

「まあいい。 次は本部が直接襲撃されることはないように危険な芽は早めに摘むよう特務機関には伝えておけ。
本部周囲の要塞化も進めろ。 念には念を入れて蟻一匹も通せないようにするんだ」
「コーホー、周辺の住民はどうするのです? 街からつまみ出しますか?」
「いや、要塞建築の労働力に回せ。 逆らえば容赦なく首輪を爆破しろ。
仮に反乱が起きてもお前らならたやすく鎮圧できるだろう」
「……了解しました」

何が総理をここまで変えてしまったのか、彼の提示したことは非情としか言い様がない。
だが、それを止める者は誰もなく、ベイダーたちでさえ逆らえぬ理由があるのだ。

「釘を刺しておくが感傷など持つな。 おまえたちの首にも参加者と同じように首輪付きであることを忘れるな」

逆らえぬ理由――総理は造反防止のために、五人の首にも参加者と同じように首輪をはめ込んでいた。
この首輪は特別製であり、総理が死んだり、総理に逆らうと爆発する仕組みである。
ちなみに島一つの爆発で死にそうにないサイヤ人のバーダックのみ心臓病を誘発するウィルスが入っている。
よって、幹部たちは野田を殺す能力を持っていたとしても逆らうことはできないのだ。

「承知しております。 コーホー。
ではあなた様のご命令どうりに周辺の要塞化を急ぎましょう」
「よろしい、では作業に取り掛かれ」

総理の指示を受け取り、幹部たちはドームの外へと出ていった。
一方総理は知らず知らずの内に額におびただしい汗を溜めており、ハンカチで拭った。
その汗は暑さのせいではあるまい。 首輪が付いているとは言え、あの五人の前に立つ重圧はかなりのものなのだ。

「あんな怪物たちを私が手玉に取れたことなど今でも信じられん……あの時は本当に運が良かった」

総理はバトルロワイアルを開催する以前、未曾有の大災害の直後を思い返す。

981混沌の行方 〜暗躍〜:2013/08/30(金) 02:16:58 ID:93TMXPoI0


日本以外は崩壊し、パニックに陥る世界で一国の総理である野田はどうすれば良いのか四苦八苦していた。
世界から押し寄せる難民、そこに自国民を加えて領土や資源・食料が明らかに不足しており、明確な解決案はでなかった。
総理自身も対立政党はおろか、己が所属する党すら混乱によって纏められない状況になっていた。
このまま放っておけば日本は遠からず崩壊する最中で、野田はある男を拾った。
それは大災害の被害を受けて傷ついたダース・ベイダーであり、総理は彼を助ける代わりに首輪(いざという時の尋問用)をつけておいた。
助けてくれたお礼か、首輪をはめられた事による恐れ故か、ベイダーは総理に向けて現状に対する一つの提案する。
多くの者を殺し合わせて生き残れた者だけを日本人とするゲーム――バトルロワイアル。
道徳心そっちのけではあるが、日本のキャパシティをそのままに生き残った人類を存続させるためにはどこかで盛大な間引きを行うしかないのも事実。
殺し合いという過酷な環境下ならば、本当に生き残すべき有能・生かす価値のない無能の選別が容易になる。
総理はそれ以上に良い案を思いつかなかったので、彼の案に乗ることにした。
だが、合理的なれど道徳を無視した案には、多くの反対派も出るだろう。
しかしベイダーはフォースによる心理操作ができ、その力を利用して総理はほぼ全ての国会議員を操ることに成功する――これがTCBR法案可決の真実である。
TCBR法案可決直前にベイダーの心理捜査によって、多企業とのパイプを持つ大手HCLI社の令嬢――ココ・ヘクマティエル、過去に複数の組織を率いていたレイブン――ジャック・O、戦闘民族サイヤ人――バーダック、大妖怪の一角――風見幽香の四名を従属させ、どこぞの国の暗殺者・テロリストをも操り特務部隊に配属、バトルロワイアルを磐石にする武力・技術力・統率力などの準備は整った。
そしてテラカオスバトルロワイアルは始まり、今に至る。

「全ては仕方ない事……殺し合いという形で犠牲が強いなければ日本は、生き残った人類は滅亡するのだからな……」

殺し合いという狂った催しを開いたのは野田であるが、‘人類のため’という彼なりの大義があるのだ。
このバトルロワイアルは人類世界存続のための一つの手段なのである。


「……そして、バトルロワイアルが完遂した暁には、自分の理想の社会を創り上げる!!」

――しかし、野田は人類のためという「建前」に加えて、最後に残った日本を我が物にする「野心」が出来ていた。
未曾有の大災害は野田にとって、千載一遇のチャンスをもたらした。
ベイダーを支配下に置き、心理操作で国会の議会工作など簡単になり、日本以外の国が壊滅したことで外国からの政治的圧力を気にする必要もなくなった。
世界の一部でしかなかった日本が世界の全てになった。 つまり、日本の頂点に立つ総理は世界の頂点に君臨するわけである。
後は殺し合いを通して政治家の足を引っ張る無能共を駆逐し、人類を規定の数まで減らせばいい。
さらに自分にとって都合の悪い者が生き残ってしまった場合は、後で秘密裏に首輪爆破・抹殺すれば良い。
有能かつ自分に反抗的でない者だけが生き残り、思うがままに世界を統治できるヴィジョンが見えた時、消極的で弱腰外交な男だった野田総理は野望に目覚めたのだ。

「……だが、この殺し合いを参加者によって破綻させられる可能性もあるか。
万が一の時は、あの五人に私が操られたことにして責任を擦り付けよう。
元々、ろくな経歴の奴らではないし、国民も納得するだろう。 ふふふ」

ちゃっかり、幹部を人身御供にして生き残るための逃げ道も考えたりする……今の野田総理に死角は無い。

「ええい、それにしても特務部隊と参加者たちはまだ、うぐいすと末原を捕まえられんのか!
早くこの手で煮るなり焼くなりしたいぞ!」

以前なら大金を奪われても遺憾の意というだけ言って済ませていたが、そんな野田総理はもういない。
未来の人類の支配者として、彼を縛る存在は何もないハズなのだから。


【一日目・10時00分/九州ロボ(日本海を飛行中)・福岡Yahoo Japanドーム内部】

【野田総理@現実?】
【状態】健康、千石うぐいすと末原恭子に対する怒り
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
基本:バトルロワイアルを完遂させ、自分の理想の社会を創り上げる
1:ロワを主催する
2:最悪の場合、幹部五人を人身御供にして生き残る
※福岡Yahoo Japanドーム周辺が要塞化されています

982混沌の行方 〜暗躍〜:2013/08/30(金) 02:19:26 ID:93TMXPoI0
 $

ドームの外、着陸しているオスプレイの中に主催の幹部たち五人がいた。
オスプレイの中に増設された沢山のモニターがある前で、何やら怪しげな会話をしている。

「フフーフ、自分が傀儡であることに気づかないなんて愚かな男ね。
私たちが、ベイダー卿の超能力で操られていると本気で思っているわ。
逆にベイダー卿と会ったところから操られていたとも知らず、自分の意思で全部決めたと思いこまされている……フォースさまさまね」

そう言ったのはココだ。
総理にはベイダーから全員操って服従できるように教えていたが、実際は演技であったようだ。
そして、総理の自由意思と支配力は、本人が思っていたほど介在してなかったようだ。
ちなみにオスプレイには特殊なジャミングが施され、当機のパイロットも彼らの息がかかった者であり、会話が外部に漏れることはない。

「私たち五人が最初からグルっだったなんて思いもしないでしょうね?
ところで回りくどく首輪をハメたり傀儡なんて作らなくても、私たちで殺し合いを主催すればよかったんじゃない?」

幽香の口から、五人は野田に首輪をハメられる以前から仲間であったと伺わせるものだった。
そして、彼女の疑問にはベイダーとジャックが答えた。

「コーホー、世間一般に良い評判の無い我々が主催をやったところで‘人類のために’バトルロワイアルを開いたという建前に納得する者は少なかろう。
あんなのでも公正な選挙で選ばれた総理であり、建前に多少の説得力は得られる、奴こそは傀儡に適任だったというわけだ」
「我々はわざと首輪をハメられ、支配されているという構図を作れば世間の注目や怨恨は支配者の野田の方に行く。
傀儡が表立って注意を引いてくれる分だけ、我々は影に隠れて行動できるというものだ。
さらに幹部というポジションを与えられた事で殺し合いを直接管理しやすくなり、殺し合いの情報を管理・統制・隠蔽し、殺し合いを我々の都合の良い展開へ誘導することも可能になった」
「なるほどね。 私たちは殺し合いの影の支配者というわけね」

納得した幽香を尻目に、バーダックは苛立った様子で言葉を発した。

「ごちゃごちゃと御託はいい。
‘テラカオス’を生み出すための計画――‘プロジェクトテラカオス’を遂行できるような成果は上がっているのか?
これはそのための殺し合いなんだろ?」

テラカオス――それは多くのテラカオスロワで破壊神の如く驚異となった存在。
小さな領土では抱えきれない民の間引きは建前であり、本当の狙いは恐るべきものを生み出す為に殺し合いを開いたらしい。
バーダックの催促の直後にモニターにデータが映し出され、全員が画面を注視し、ココが合わせて解説をする。

「ええ、殺し合いが始まって十時間の内にそれなりの成果は出ているわ。
まず、デイパックの中にはランダム支給品の他に飲み水を入れてあるけど、全ての飲み水にはテラカオス化を促進するナノマシンを仕込んである。
水を飲まない生き物は存在しない。 直接飲まなくても死体から蒸発した水分が空気中に混じり、ナノマシンは呼吸によって鼻や口から侵入。
今の時間なら全ての参加者の体内にナノマシンが入り込んでいるハズよ」

次にどこで監視していたのか、幾人かの行動の様子が画面に映し出される。

「ただし、元から持っている因子が絡むのか、全員がテラカオスになれるわけじゃなく、陰性の場合は何も起きないわ。
でも陽性なら、肉体面・精神面が変異して最後にはテラカオス化する……有りたいに言えばキャラ崩壊を起こしているのはテラカオス化が進んでいる可能性が高いわね」

何の脈略もなしに魔法のような力が使えたり、奇行に走ったり、増殖したり……多くのキャラ崩壊の原因がココが言うナノマシンの影響なのかもしれない。

「そして、テラカオス化を促進させるには殺し合いという過酷な環境しかない。
ナノマシンだけでは起爆剤になるのがせいぜいなもので、放っておいたら効力を失ってしまう。
争いの少ない県にキャラ崩壊者は少なく、激戦区の東京にはテラカオスにキャラ崩壊してる者が多いのが良い例よ。
テラカオスになれる参加者を植物に見立てるなら、ナノマシンは水、そこに殺し合いという肥料が加わって初めてテラカオス化が始まるのよ」

テラカオス化に関する殺し合いの必要性を一通りの説明を述べた後、数名の顔写真付きデータが映される。

983混沌の行方 〜暗躍〜:2013/08/30(金) 02:21:29 ID:93TMXPoI0

「結果、ここまでで候補者が何人か生まれたけど、一番テラカオスに近いのは四条貴音ね。
殺し合いが始まる前はただのアイドルに過ぎなかったのに、参加者を捕食し続け、短時間で超人クラスの戦闘力を有するほどの肉体変化の兆候が見られる。
明らかにテラカオス化できる因子を持っているわね」
「じゃあどうすんだ? テラカオスになれるかもしれねぇなら優遇でもしておくか?」

バーダックの意見にはジャックが答える。

「いや、今はまだ発芽を見守る段階だ。
客観的に見てわかりづらいだけでテラカオス化に近づいている者はまだまだいるだろう。
四条貴音のように暴れてくれなければ、キャラ崩壊を起こしているかもわからない。
下手に優遇しても、過酷な環境でしか生まれないテラカオスから遠のくだけだしな。
キャラ崩壊を起こしている者はあえて放置で構わんだろう」
「なるほどな」
「それよりも重大な懸念材料が二つある」
「コーホー……対主催共の働きによる殺し合いの停滞と、我々の計画の漏洩と言ったところか」
「その通りだ」

ジャックの話題がテラカオスになる可能性がある者達から、その可能性を断つ者に変わる。

「殺し合いを積極的に止めようとする者や、最初から乗り気でない者は多い。
今回の襲撃のように小規模な戦力ならなんとかなるが、いつしか大きなうねりになると危険だ。
そうなる前に特に影響力の大きい対主催には消えてもらった方が良いだろう。
もう一つ、計画が知れ渡れば乗り気だった者すら殺し合いを放棄してしまうだろう。
己が生き残るためにやってるのに、己を失うだろうテラカオス化など普通は誰も望まない。
ベイダーの心理操作も完全無欠ではないし、何かの弾みで喋られるとも限らん以上、総理にすら口外できないな」
「危険な芽は早めに摘むべしってところね」
「そういうことだ、幽香。
仮にテラカオス化できる者が対主催に存在するなら、粛清自体が成長のプロセスにもなりえる」

この五人は参加者への粛清すらテラカオスを生み出すことに利用しようとしていた。
むしろ、今までの主催者側の介入が全部、テラカオス化を促進させるための差金なのかもしれない。
総理の金を盗んだ二人組をめぐって争うように指名手配させたのも、野球を始めた拳王たちに政府側からわざわざ球団を作ってぶつけたのも‘計画’のため……なのかは五人だけが知っている。

会議の最後にベイダーがまとめに入った。

「概ねの方針は決まったな。
○テラカオス化する可能性のある参加者は、今はまだ放置して様子を見る。
○対主催で特に影響力の強い者は早めに粛清。
○計画は今まで通り、隠蔽の方向でいく。
○計画の邪魔になるものは抹殺。
こんなところだろう……そろそろ総理に頼まれた周辺の要塞化を始めたいところだが、最後に何か質問はあるか?」

最後の質問はバーダックが意見をすることになる。

「そうだな、ココ、めぼしい対主催戦力を見せろ。 いつか俺がそいつらと戦いにいくかもしれねえ」
「ラジャー、バーダックは戦いたくてウズウズしているみたいね、フフーフ」

ココが機械を操作して、モニターに戦闘力や組織力に優れた様々な対主催たちが映された。
画面に映る者たちに対して呆れたように幽香がコメントする。

「まったく、暢気なものね。
野球やネットバトルで総理に挑むだの、殺し合いを歌で止めさせようとしているだの、そんなのばっかりね。
中には殺し合い自体を放棄して遊びふけっている人間すらいるわ。



――世界を襲った災禍がもう一度、今度は日本にも襲いかかってくるとも知らずに」

984混沌の行方 〜暗躍〜:2013/08/30(金) 02:22:41 ID:93TMXPoI0



風見幽香は確かにそう言った。
大災害が最後に残った日本にも襲いかかる、すなわち世界の終わりを意味していた。

「コーホー……皮肉なものだ。 人々のために殺し合いを止めようとするその行いが、破滅の道だとは思いもしていない。
テラカオスを生み出さぬと、一週間も経たない内に世界は滅ぶのだからな」
「テラカオスを生み出す以外に人類が生き残る方法は無いのだしな」
「やれやれ、平和の道にはやっぱり犠牲は付き物なのかしらね」
「俺は地球人がどうなろうと知ったこっちゃないが、滅びをオイそれと受け入れる気もねぇしな」
「私も人間なんてどうでもいいけど、友達のお花たちだけは助けたいからね」

終末が近い事を知る五人の眼には、モニターに映る終末を知らずに奔走する者たちは滑稽に見えたのかもしれない……

$



世界を襲った大災害が、再び起きて日本を滅ぼす?
テラカオスを生み出さないと世界が滅ぶとはどういうことか?
五人の影の支配者によるテラカオスを生み出す計画……その真の目的とは?
その多くの謎はいずれ明らかになるのだろう……か?




【一日目・10時00分/九州ロボ(日本海を飛行中)・福岡県】

【プロジェクトテラカオス】
【共通事項】
1:野田総理(傀儡)の配下であり、10期テラカオスロワ主催の幹部格。 ただし、全員首輪付き。
2:殺し合いを利用してテラカオスを生み出そうと計画している。 テラカオスを生み出さないと世界が滅ぶらしい。
3:野田総理の配下になったのも、殺し合いを管理しテラカオスを生み出す計画の一環である。
4:全ての飲み水にテラカオス化を促進するナノマシンを入れている。 キャラ崩壊を引き起こしている者はテラカオス化の可能性が強いらしい。
5:計画を漏れると面倒らしく、野田総理含む他の者には計画のことは隠蔽している。
※世界が具体的に何で滅ぶのかは次の書き手氏にお任せします。


【ダース・ベイダー@STAR WARS】
【状態】健康
【装備】ライトセーバー@STAR WARS
【思考】
基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは消す


【ジャック・O@ARMORED CORE LAST RAVEN】
【状態】リンクスに改造
【装備】フォックスアイ(ネクストに魔改造)@ARMORED CORE
【思考】
基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは抹殺する


【バーダック@ドラゴンボール】
【状態】健康
【装備】スカウター@ドラゴンボール
【思考】
基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは殺す


【ココ・ヘクマティエル@ヨルムンガンド】
【状態】健康
【装備】オスプレイ@現実
【思考】
基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは撃つ


【風見幽香@東方project】
【状態】健康
【装備】日傘
【思考】
基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは地に還す

985混沌の行方 〜暗躍〜修正の件:2013/08/30(金) 02:26:37 ID:93TMXPoI0
>>980のタイトルはミスです。
wiki収録時には「混沌の行方 〜暗躍〜」に差し替えといてください。
できればたった今見つけた>>982 誤字「グルっだった」を「グルだった」に変えてくださると助かります。

986殺し屋と武器商人:2013/09/02(月) 21:34:36 ID:R2yF60Ts0
「それで、どこへ行くんですかい?」

一人の男は先に進んでいるもう一人に聞いた

一人は阿紫花英良
もう一人はキャスパー・ヘクマティアル

「ん〜、そうだねえ、どこへ行こうかね」

阿紫花英良雇われている、バトルロワイヤルが始まってから何もやることを決めていなかった
すると、偶然にこの男――キャスパー・ヘクマティアルが現れ自分に雇われないかと言ってきた
やることも決まっていなかったため、いつもの口癖で引き受けた
もらった報酬は1万円である

そして二人は歩いていく、目的地も定まらないまま

【キャスパー・ヘクマティアル@ヨルムンガンド】
【状態】健康
【装備】自動式拳銃
【道具】支給品一式
【思考】
基本;どこか、落ち着ける場所を探す
1:降りかかる火の粉は払う

【阿紫花英良@からくりサーカス】
【状態】健康
【装備】グリモルディ@からくりサーカス
【道具】支給品一式
【思考】基本:キャスパーに雇われたので付いて行く
1;降りかかる火の粉は払う

987混沌な名無しさん:2013/09/03(火) 07:30:53 ID:cb5UrnPM0
>>986
【一日目・9時50分/山口県】
日付入れ忘れていました

988アイムユアファーザー:2013/09/03(火) 20:55:18 ID:.td6zXU60
「オレサマ ハ ギャオスベイダー ダ」

そう言ったベイダー卿に対峙するのはルーク・スカイウォーカー
ライトセイバーの一撃をお見舞いすると…何と、ベイダーは翼竜のような姿に変身した!

「ギャース!」

―が、次の瞬間どこからともなく飛んできた火球が直撃し爆発四散した。
環境の激変に応じて目覚めたガメラによる攻撃である

そのままどこかへ飛んでいったガメラをルークは呆然としながら見ていた

「何てことだ…僕は………………………………………………ギャオスの子供だったのか!?」

彼はテラカオス化の影響を受けていた

「Nooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!」

サソリベイダーやワンパベイダーじゃなかっただけマシである

【ギャオスベイダー@STAR WARS(ファミコン版) 死亡確認】

【一日目・10時10分/大分県】
【ガメラ@平成ガメラ三部作】
【状態】健康
【装備】
【思考】
基本:生態系を破壊する者を倒す
1:ギャオスは特に殺す

【ルーク・スカイウォーカー@STAR WARS】
【状態】健康、錯乱
【装備】ライトセイバー@STAR WARS
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者を倒す
1:Nooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!」
※エピソード6からの参戦です
※ギャオスベイダーをダース・ベイダーと誤認しました

989混沌な名無しさん:2013/09/05(木) 20:22:46 ID:Mg59yvG.0
 僕の目の前で、おじいちゃんが激怒していた。
「なんじゃ!なんじゃ!あの野田総理とやらは!?殺し合い?そんなバカげたこと!
あのじゃちごーぎゃく……じゃぎぼーじゃく?じゃ……」

ボカン。難しい言葉を言おうとした、おじいちゃんは頭が爆発した。
ちなみにおじいちゃんが言おうとしていたのは「邪智暴虐」である。

【じーさん@絶体絶命でんぢゃらすじーさん邪 死亡確n】

「ワシはまだ死んどらん!」

……まあ、僕達一応ギャグマンガの登場人物だしね。

「いいか、孫。よく聞け。同じ国民同士での殺し合いなどバカげておる。
みんな仲良くせなならんのじゃ。だからこそ、このバトロワを壊す!
……ワシはそう決めた」

……普段バカをやっているおじいちゃんがなんかかっこよく見える。
でも、おじいちゃんの言うことは間違いではない。
理由はどうあれ、この現状は絶対におかしい。
正直、所謂『一般人』である僕達にはこのバトルロワイアルを壊せるかどうかはわからない。
けど、やってやるしかないのだ。……やってやるしか。

「ときに孫、お前の武器はなんじゃ?ちなみにワシは……」
おじいちゃんがリュックから取り出したのは……。
なんか、無駄に厚いマンガ雑誌。表紙に書かれていたその本の名前は……
「最強ジャ○プゥゥゥゥゥ!?!」
「そうじゃ!あのアホ総理、ワシにライバル社の雑誌を支給しおって。
それに内容がいろいろと被るんじゃ!いろいろと!!」
「そういう問題じゃなくて!こんなんじゃ戦えないでしょ、どうするのさ!」
「……それはその時考える!」
「おい」

990バトロワを壊すのじゃ!:2013/09/05(木) 20:23:41 ID:Mg59yvG.0

まあ、がっかりしていても仕方がない。
よく考えたら、僕がいい武器を引き当てればなんとかなるじゃないか。
そうしてリュックから、僕の武器を……武器を……。
リュックから武器が顔を出し始める。結構大きい。
やがて、姿を見せたそれを見て僕は固まった。ええと、これって……。
 
「ここここ、こりは!?」
おじいちゃんはすごく驚いた。
無理もない、形状があれだもの。形容しがたいあれだもの。
「こ、こりはネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃないか!」
ええええ!?
「太平洋戦争末期にわが国で秘密裏で開発されるも、使われずに封印された伝説の兵器!
その威力、まさに大陸いっこを消し飛ばすほどの!!」

こんな卑猥な形のブツにそんな裏話が!?
っていうか、アームストロング2回言わなかった!?

「貸せ、孫!こんな武器小学生のお前にゃ10年早い!っていうか、ワシの武器と交換しろい!」
そうしておじいちゃんはネオアー(ryを奪い取ると、最強ジャン○を強引に渡した。

「見ておれ、野田総理!こんな殺し合いに、ワシはのらんぞぉォォォォォォ!」
ネオ(ryをぶっ放しながら、おじいちゃんは叫んだ。
これにより、その辺にいた何人かが死んだ。


【安心院なじみ@めだかボックス 死亡確認】
【アンドリューW.K.@現実? 死亡確認】
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY 死亡確認】

【ハクオロ@うたわれるもの 死亡確認】

【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V 死亡確認】

【山下さん@激辛!カレー王子 死亡確認】

死因:ネ(ryの爆撃に巻き込まれた。

っていうか、おじいちゃん!期せずして人殺しまくってますけど!!


【一日目・10時11分/岐阜県大垣市】
【じーさん@でんぢゃらすじーさん邪】
【状態】健康
【装備】ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲@銀魂
【思考】
基本:殺し合いを壊す
1:東京まで行って、野田総理をぶっ飛ばす。
2:校長は……どうでもいい。

【孫@でんぢゃらすじーさん邪】
【状態】健康
【装備】最強○ャンプ
【思考】
基本:殺し合いを壊す
1:野田総理にあって、この殺し合いを止めさせる。
2:……っていうか、おじいちゃんの暴走を止める。

991混沌な名無しさん:2013/09/05(木) 20:24:18 ID:Mg59yvG.0
>>989はタイトル入れ忘れです。
こちらも「バトロワを壊すのじゃ!」です。

992絶対チンポなんかに負けたりしない!!:2013/09/07(土) 22:55:42 ID:Uhz5Vaig0
「チンポには勝てなかったよ…」

【一日目・10時15分/日本・渋谷】
【フェイト・T・ハラオウン@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】異常、アヘ顔、ヘブン状態、アクメ
【装備】バルディッシュ・アサルト@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【道具】支給品一式
【思考】
基本:チンポに負ける
1:チンポには勝てなかったよ…

【南方妖怪チンポ@ゲゲゲの鬼太郎】
【状態】健康
【装備】マーラ様フィギュア@現実
【道具】支給品一式
【思考】
基本:とりあえず生き延びる
1:ジャンケンで勝っただけなのに…

9939月13日はカイザの日:2013/09/13(金) 17:02:44 ID:0/XvRrWQ0

「邪魔なんだよ……カイザの日を祝わないものは全て!」

 その頃、草加は一人で寂しくカイザの日を祝っていた。
 けど、草加雅人なら大丈夫。

「こうなってしまったのも……乾巧って奴の仕業なんだ」
「なんだって、それは本当かよ!」
「ああ、あいつは口が上手いんだよ」
「なるほど」

 たまたま、通りかかった宇梶剛士似のおっさんとバイク人間が共に祝ってくれた。
 これもすべて草加の人徳がなせる業なのだ。

【一日目・9時13分/日本・埼玉県草加市】
【草加雅人@仮面ライダー555】
【状態】健康
【装備】カイザギア@仮面ライダー555、サイドバッシャー@仮面ライダー555
【道具】ケーキ、支給品一式
【思考】
基本:主催者とかオルフェノクを殺す
 1:とりあえず、乾巧の仕業にする

【鴻上光生@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康
【装備】ケーキ
【道具】様々なアイテム×∞
【思考】基本:何かと誕生日を祝う
1:対主催にもマーダーにも支給品を渡す

【チダ・ニック@特命戦隊ゴーバスターズ】
【状態】バイクの人
【装備】カーナビック@激走戦隊カーレンジャー
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:殺し合いを止める
2:ヒロムとの合流
3:乾巧を警戒する

【オートバジン@仮面ライダー555】
【状態】バイクの人のバイク
【装備】なし
【道具】支給品一式、ファイズブラスター(乾巧)、その他不明
【思考】
1:殺し合いを止める
2:たっくん(乾巧)との合流

【乾巧@仮面ライダー555】
【状態】FFR状態(ファイズブラスター)
【装備】ファイズギア@仮面ライダー555
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:草加ァッ!
1:殺し合いを止める
2;元に戻れない……!
3:というか、誰か気付け!
※オートバジンのデイバックの中にいます。
※支給品なので首輪はありません。

994現実は非情である:2013/09/14(土) 16:37:16 ID:P76IOc7E0
 一方、現実世界では役に立たないと思った為シャドーマンを光熱斗に売り渡したダークミヤビはカオスロワで勝ち残るためマーダーとなった。
そして、支給品のナイフと墜落してきた子供だったものが直撃して死んでいた女性の支給品だったナイフを武器に3人もの参加者を殺害していた。
子供のほうは、実はうるさかったので祐一郎に九州ロボから投げ捨てられていた大山チサオ、女性のほうは携帯と財布を落として大災害の数日前から路頭に迷っていた重音テトだったのだが、彼には関係のない事である。
こうしてみると順調そうな彼だが、殺した相手が持っていた支給品は、和傘、ロープ、パーティ用とんがり帽子と使えない代物だったりと運には恵まれていないようだ。

 そんな彼の不幸はここからであった。
彼が次にであったのはネットマフィアゴスペルのネットナビ「エアーマン」に似ている何かだった。
3人の参加者を殺害した時のように隠れて奇襲しようとした彼であったが相手の思わぬ姿に思わず驚いて立ち上がってしまった。
それに気付いた相手の放った竜巻をかわしきれず、彼は支給品もろとも粉々に砕かれた。

【一日目・9時15分/日本・鳥取県】

【エアーマン@ロックマン2】
【状態】通常
【装備】槍
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ワイリー博士の世界征服の足掛かりとして、カオスロワを乗っ取る
1:ワイリー博士とその配下のロボット以外は可能な限り殺害する
2:主催は首相官邸にいると思ってる
3:よって、ひとまず東京を目指す

【大山チサオ@ロックマンエグゼ 死亡確認】※支給品扱い
死因:墜落死

【重音テト@VOCALOID 死亡確認】
死因:チサオが激突

【ハンター@逃走中 死亡確認】
【シャア・アズナブル@機動戦士ガンダム 死亡確認】
【ブラックジャック@ブラックジャック 死亡確認】
死因:ダークミヤビによって刺殺

【ダークミヤビ@ロックマンエグゼシリーズ 死亡確認】
死因:エアーシューター

995東京都のカオス度か上がったようです。:2013/09/15(日) 01:56:20 ID:VlmCuDpk0
 フロストバイトと歌愛ユキのコンビはアンブッシュ・ルーチンでさらに2人の参加者を葬っていた。
そして、都庁に入っていく田所を次のターゲットと見定め、追っていくことにした。
しかし、数分後、その判断は間違いだったと知ることになる。
田所は、窓の向こうで頭の毛が異様に長く青い熊に引き裂かれたのだから。
ちなみに、田所の持ってた不明支給品は回復薬だったが、その熊に他の支給品もろとも踏みつぶされたそうな。

「アイスボムで氷漬けにした奴等ほどではないが、あ奴も俺より強いかもしれん」
「おとりなんていみないから、逃げようよ、おにーちゃん」

 しかし、二人の判断は遅すぎた。
都庁は大量のモンスターの巣窟となっていたのだから。
質・量共にそろったモンスター達により都庁職員は全滅、都知事も銃弾の入ったケースなんかで戦える訳もなく死亡したのだ。
そして、逃げようとする二人を追うモンスターがまた一体。
それは、氷の鎌を生やした巨大カマキリだった。
その巨体に見合わぬ素早さで二人に迫るカマキリにフロストバイトはアイスボムを使うが、効果は殆どなかった。

「やはり、氷は効かんか……」

 そう言い、フロストバイトは殺した相手から奪ったバスタードソードを取り出し、反転してユキに言い放った。

「逃げろ!そして、俺の代わりにラオモト・カンを……」

 フロストバイトは気付いていた。
どうあがいても自身の死は回避できない事に。
だから、短い間だが共に行動したユキに全てを託すことにした。
そして、ユキが逃げたのを見届けると、氷の鎌の一撃をバスタードソードで受け止め続ける事で時間稼ぎをした。
それに集中し過ぎたあまり、ユキが逃げたのとは別の方から現れた外骨格に覆われたトカゲに丸かじりにされるまで。

 ユキは逃げていた。
カバンには拾ったカラオケマイクと殺した相手から奪った包帯しかない以上、モンスターに襲われたら死ぬのは確実だ。
そして、そのプレッシャーは脱出ルートを間違うという、致命的なミスを招いてしまった。
現れたのは凶悪そうなまだら模様の牙を持つ象だった。
しかし、その動きは鈍重で、逃げるのはたやすいはずだった。
その咆哮を聞くまでは。

「あ……ああ……」

 それは、熟練の冒険者までもが恐怖するほどの代物だ。
子供でしかないユキに耐えられるはずが無かった。
恐怖で動けなくなったユキを、象の牙が貫いた。

【一日目・10時20分/日本・東京都庁】



【魂の裁断者@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】長くて丈夫な木の棒、支給品一式
【思考】
基本:都庁を住処にしたモンスター達で協力して生き残る

【アイスシザース@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】極小ダメージ
【装備】無し
【道具】ちりとり、支給品一式
【思考】
基本:都庁を住処にしたモンスター達で協力して生き残る

【死を呼ぶ骨竜@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】ハンマー(工具)、支給品一式
【思考】
基本:都庁を住処にしたモンスター達で協力して生き残る

【木の下の大王@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】ヘルメット、支給品一式
【思考】
基本:都庁を住処にしたモンスター達で協力して生き残る

【オタチ@ポケットモンスター 死亡確認】
【俺(TCBR10のPRECIOUS〜護るべきモノ〜)@現実 死亡確認】
死因:氷スリケン

【東京都庁の全職員@現実 全滅確認】
【都知事@現実 死亡確認】
死因:hage

【田所(野獣先輩)@真夏の夜の淫夢 死亡確認】
死因:魂の裁断者に引き裂かれる。

【フロストバイト@ニンジャスレイヤー 死亡確認】
死因:死を呼ぶ骨竜にまるかじりされる。

【歌愛ユキ@VOCALOID 死亡確認】
死因:木の下の大王に刺殺される。

996末路:2013/09/15(日) 04:12:57 ID:cQMvdYroO
ひでの虐殺は悲惨なものになるはずだったが、そうでもなかった。
ハムスターを踏み潰し、羊を刺殺し、巨大ロボをビームで破壊した所で彼はマーダーである魔王オディオに見つかった。
大量の重火器を支給された魔王オディオと戦った結果、相討ちとなったのだ。
これが、暴走した復讐者の哀れな末路である。

【一日目・10時30分/日本・名古屋】

【ハム蔵@アイドルマスター 死亡確認】
【ラミー@HappyTreeFriends 死亡確認】
【機械獣ダブラスM2@マジンカイザー 撃破確認】
【ひで@真夏の夜の淫夢 死亡確認】
【魔王オディオ@LIVE A LIVE 死亡確認】

997とあるカップルの悲劇:2013/09/16(月) 01:20:26 ID:1EQ8VA6g0
 直感に任せてカーズタクシーを選んだKAITOとミクはもうお台場まで来ていた。
此処まで早く着いたのはカオスロワの影響で大幅に交通量が減っていたので法定速度を無視して走れたのが大きい。
しかし、海沿いの道を走るカーズタクシーの運転手側の側面に何かが激突した。
それは、弱音ハクが死んだ後も暴走し続けた装甲車だった。
そいつは参加者を轢き潰したり、何かにぶつかって方向転換したりしながら暴走していき、ついにここまでたどり着いたのだ。
そして、2台の車は海に落ち、とあるカップルは自分達がマーダーであるというデマにさえ気づかぬまま死ぬ『はず』だった。

「ん……あ、あれ……?」

 ミクは身体のあちこちを打撲しながらも生きていた。
シートベルトをちゃんと閉めたうえで、助手席側の後部座席に座っていた事が彼女の命を救った。
そう、『彼女の』命は。

「兄さ……あ……!?」

 KAITOは死んでいた。
運転席側の後部座席にいたKAITOは激突の衝撃に耐えきれず無残な死体と化していた。
それを見た時、ミクの中で何かが壊れた。
ちなみにカーズ様も座席に首輪を打ちつけたら首輪を無理に取り外そうとしたと誤認されて首輪が爆発して死んでしまってたりする。
究極生命体であるカーズ様だが、カーズ様専用として主催が作った首輪には敵わなかった。
このように、首輪が爆発したぐらいでは死なない参加者には特性の首輪が用意されているのだ。
まあ、ミクがそれに気づく事は無かったのだが。
 
 一方、事故現場付近には一人の参加者がいた。
彼の名は閻魔大王、地獄で死者を裁く者だが、大災害の影響でこちらに飛ばされてきたのだ。
仕事場である地獄への帰り方を探す彼は、海から陸に何かが上がってきたのに気付いた。
それは、海水でびしょ濡れになりながらも木製のブーメランを右手に持ち、目をぎらつかせミクだった。
とっさに支給品である中身のない注射器を取り出して右手に持つ閻魔大王だが、その後すぐに飛びかかられて上に乗られてしまった。
しかも、右腕がミクの脚に押さえられていて動かなくなっていた。

「アハハ。アハハ。アハハ。アハハ」

 狂った笑い声をあげながらブーメランで何度も顔を殴りつけるミク。
閻魔大王は痛みに苦しみながらも必死に空いていた左腕でミクの右腕を掴もうとした。
しかし、顔への激痛で目が開けられ無かったので思うように身体が動かず、左腕はミクのマフラーを外すだけだった。
そして、閻魔大王の右手から注射器が零れ落ち、その存在にミクが気付いてそれを拾い……

「アハハハハハハハ」

 ミクは、笑いながら閻魔大王の首を注射器で滅多刺しにした。
返り血で顔を染めながらもミクは笑い続けた。

【一日目・10時30分/東京都お台場】

【初音ミク@VOCALOID】
【状態】身体のあちこちを打撲、精神崩壊、海水でびしょ濡れ、顔に大量の返り血、裸コート
【装備】空の注射器 ブーメラン
【道具】無し
【思考】
基本:とにかく殺す
 1:アハハハハハハハ
※KAITOが死んだことで精神崩壊しました。
※ブーメラン以外の支給品はタクシー内に置き去りにしました。
※大きい帽子と赤いマフラーは閻魔大王殺害現場に落ちています。

【大宇宙の大いなる意思@エクセル・サーガ(アニメ版) 死亡確認】
死因:轢かれた

【KAITO@VOCALOID 死亡確認】
死因:交通事故

【カーズ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
死因:首輪が爆発

【閻魔大王@現実? 死亡確認】
死因:刺殺

998野球って厳しいからね:2013/09/16(月) 05:14:01 ID:cqgVXio20

「右腕を右肘ごと、左回転……それにこの『黄金の回転』を加えることによって! MEIKOボールは完了形となるッ!」

 凄まじい回転を纏ったボールが放たれ、ズドンという凄まじい轟音と共に構えたミットに収まった。
 最後のバッターを三振に切って取った。
 MEIKOは渾身のガッツポーズをする。
 もちろん、明日のスポーツ紙の一面の写真用にするためだ。

「ぬぅ……やはり、野田総理とやらはこの拳王が恐ろしいと見える」
「拳王さん、いい加減野球のルールを覚えてください」
「この拳王がルールだ」

 ラオウは初回一塁塁審の加藤良三をぶっ殺してしまったが、特に追及されることはなかった。
 が、一塁から本塁への逆走ホームスチールの際、球審のボブ・デービッドソンをぶっ殺してしまい、退場処分。
 罰金30万ほどの処分が言い渡されたが。麦さんが支払い事なきを得た。
 なお、スコアは……


|拳王軍|10|9|13|14|8|15|11|16|10|111|
|オールアメリカ|6|4|1|0|0|0|0|0|0|11|

 111−11

 超重量打線大爆発、これが拳王軍の打線だ。
 こうして第二試合を無事、勝利した。
 ラオウは初回退場になったが、その穴埋めで入団した平等院さんの友人『デューク渡邊』がその代役を果たした。
 そして、途中仲間になった『キセキの世代』の一人、緑間真太郎がセンター矢部以上の働きをした。

「オレの三倍打点打法は絶対なのだよ」

 何故かスリーランを量産する天才シューターであった。
 というか、スリーランが出せる場面しか打てなかっただけである。

「それにしてもデューク、6割の力までと言ったはずだが?」
「ですなぁ……本気を出さなければ私が彼のようになっていたかもしれませんからなぁ」
「なるほど、一理あるのだよ」
「え、イチローさんがある?」
「おい、あのホモを止めて差し上げろ」

 勝つには勝った。
 だが、失ったものもあった。

「進さんの全身の筋肉が全て断裂している……?」
「駄目だ、死んでる」
「ひ、ひどい……」

 猪狩進は……二度と野球ができない身体になってしまった。
 黄金の回転とは確実かつ迅速に処刑を遂行するために代々発展させてきた技術である。
 そんなものを野球に応用したら、危険に決まっている。
 
「だが、私は謝らない……すべては勝つためよ、彼もそれは覚悟の上でこのボールを私に教えたから」
「ならば、仕方ないな」
「勝負の世界とはそういうものなのだよ」

 だが、彼がMEIKOに本当に教えたかったのは兄の決め球『ライジングショット』である。
 ライジングショットのジャイロ回転が昇華したのだ、よくわからない理論で。

 そして、再び拳王軍は電車ごっこロープを握った。

「それでは東京へ出発だ」
「……東京は逆方向なのだよ」
「わざとだ」

 急旋回し、彼らは走り出した。 
 更なる戦力を加えた拳王軍は東へと進行する。

999混沌な名無しさん:2013/09/16(月) 05:14:54 ID:cqgVXio20
【一日目・10時60分/日本・山梨県】
【MEIKO@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】アルティメットアーマー@ロックマンXシリーズ
【道具】支給品一式、ノートパソコン@現実
【思考】
基本:殺し合いに乗った者達を殺す
 1:ミクとKAITOを殺す
 2:ラオウ達に協力してもらう
※今までとは別人です。
※『黄金の回転』を習得しました

【琴吹紬@けいおん!】
【状態】精神的にぶっ飛んでる
【装備】核ミサイル、現金1兆円ほどが入った特注ジュラルミンケース
【道具】支給品一式、たくあん@現実、その他不明
【思考】
基本:生き残ることを最優先
1:拳王とやらの配下になる
※今までとは別人に決まってんだろ!!いい加減にしろ!!

【ラオウ@北斗の拳】
【状態】健康
【装備】炭酸水
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:野田総理を倒す
0:東京に向かって、千石うぐいすとかいう奴を拳王軍に引き入れるぞ!!
1:そして、拳王が新たな時代を作る
2:死兆星から使者の小娘を配下にしたぞ!
3:トキ似の男を配下にしたぞ!
4:強そうな鎧の女を配下にしたぞ!
5:謎の黒猫たちを配下にしたぞ!
5:ミクとKAITOを倒すぞ!

【平等院鳳凰@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞、諭吉一枚
【道具】支給品一式、少年ジャンプとヤンジャン、その他不明
【思考】基本:主催者達を滅ぼす
1;マーダーも滅ぼす
2:ラオウたちと行動する
3:テニスがしたいが、野球をする

1000混沌な名無しさん:2013/09/16(月) 05:15:16 ID:cqgVXio20
【プニキ@くまのプ○さんのホームランダービー】
【状態】健康、全ステータスMAX
【装備】木の棒
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ムギさんからハチミツを貰うために野田を野球で潰す
1;ホームランを打つ

【川崎宗則@現実?】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:イチローを倒してでも、マリナーズに連れ戻す
1:戦力を集める
2:イチローがいるであろう、東京に向かいたい

【クロえもん@ドラベース ドラえもん超野球外伝】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式 電車ごっこロープ
【思考】基本:野田総理に野球で挑んで勝つ!
0:矢部君の意志を継ぎ、殺し合いを打破する
1:最低でも四国アイランドリーグが出来るくらいの仲間を集める
2:イチロー選手を仲間に引き入れたい

【殿馬一人@ドカベンシリーズ】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式、グランドピアノ@現実
【思考】基本:生き残る
1:イチローと合流したい

【デューク渡邊@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞、キャッチャー用具一式
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:お頭(平等院)たちについていく
1;デュークホームランを打つ

【緑間真太郎@黒子のバスケ】
【状態】冷静
【装備】ハンマーブロスの無限ハンマー@マリオシリーズ
【道具】支給品一式、ホワイトボードとサインペン
【思考】
0:赤司に勝つ
1:野球をするのだよ


【猪狩進@パワプロシリーズ 死亡】
死因:MEIKOボールの衝撃による全身の筋肉断裂

【オールアメリカ 死亡】
死因;野球に負けた

【加藤良三@現実? 死亡】
【ボブ・デービッドソン@現実? 死亡】
死因:ラオウに秘孔を突かれた




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