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カオスロワ避難所スレ
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今も不可視のソニックウェーブが新八とメイの眼前一センチ先を通過し、
地面に突き刺さって爆音を立てた。
「……あぶなっ」
「あはははは〜! ぼ〜ん! おもしろいね、メガネ!」
「メガネって言うなって言ってるだろメイちゃん!? いくらジ○リのキャラだからって怒るよ!?」
ツッコミも心なしか焦ったものになるメガネ。どうにもいつものキレがない。
「というか実際焦ってんだよ!!!! このままじゃ死ぬでしょーが!」
「「――プリキュア・ピース・サンダー!!!」」
「ああもう!」
地の文にツッコミを入れつつ、コンマ数秒の判断でメイの首根っこを掴みジャンプする新八。
メガネを落とした。
すると彼らが居た場所に落雷が落ちて、黒焦げの跡を残す。
メガネは跡形もなく消滅した。
「あ――――あァアアアアアアアアアア!!!???」
【新八のメガネ@銀魂 消滅】
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
「じゃんけんぽん!」
ズドーン
「じゃんけんぽん!ウフフフフフゥ!」
ズドーン
「「じゃんけん……ポォオォォォオオオオン!!!!」」
ズドドーン
十分後――なおもつづく戦場爆音のオンパレードの中、メイを横に立たせ、
地面に這いつくばって新八は泣いていた。
その涙が地面に落ちるのを遮るメガネはもう、今の彼には存在しない。
ただ涙は地面に落ちて濃い色のシミをつくるだけだった。
志村新八にとって、メガネとは命である。
キャラ付けのためとかトレードマークとかそういうのを超えて、なければならないものなのだ。
そのメガネが、消された。
だから泣いている。それ以外に、なんの理由がある?
「メガネ……」
「メイちゃん……僕はもうメガネじゃないんだ。
メガネはね、死んでしまったんだよ。もう戻ってはこないんだ。
あの輝かしい時間は終わって、僕たちは喪失感と向き合うべきなんだ」
「も、元メガネ……?」
さすがのメイちゃんも元気いっぱいにちょっかいを出すのをやめてしんみりする。
新八は過労で死にそうな営業マンが見せるような笑みをメイに見せつつ、デイパックを開く。
そこには召還魔法陣が書かれていた。コンビニで買った魔法陣である。
「だからねメイちゃん。メガネがない世界と向き合うために、まずはここを静かにしようか」
新八はその魔法陣を石でコンと叩いた。
すると新八が望む「争いを収めるための魔術式」が発動して――魔法陣から戦士が召還された!
四人のジャンケン戦士である!
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