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カオスロワ避難所スレ
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「そうか……。情報、ありがとう、マダムジェニファー」
「だから、私の名前はルイズ!何度言ったら分かるの!!」
「 ? そういえば、前見た時より若いね。マダム」
「当たり前でしょ!私は、そのマダムじゃないんだから!!」
スイス基地と間違ってイギリス基地にきてしまったリュウセイ、マミは現在マダムジェニファーと合流していた。
そこで、マダムからリュウセイ達は主催側、ディバイン・カオス、カブトボーグはウザイ連合についての情報を得ていた。
これ程の情報を持っているとは、流石はマダムジェニファーといったところである。
「俺達は行くよ。マダムも気をつけてくれ」
リュウセイはマダムに背を向ける。
「やっぱり、行くのね。リュウセイ」
「ああ」
「……分かってるの?敵は強大よ。いくら貴方でも危険すぎるわ……」
マダムの言うとおりだった。確かに、リュウセイはテラカオス・ドゥバイを倒し世界を救った英雄だろう。
だがそれは仲間が居たからだ。修造、イチロー、YOKODUNA、南光太郎、剛田夫妻、KAITO、沢庵……そしてマンソン。
特にマンソンの音楽センスには、全員が助けられた。
マンソンが居なければ今頃、全員宇宙の藻屑だった筈だ。
だが、そんな仲間達はもう居ない。全員この世を去ってしまっている。
「それでも……行くの?」
「……。ああ」
「そう……。本当、男って馬鹿よ。サイトもアンタも……」
マダムは思い出す。自分を逃がすために、ボーグうざい連合にたった一人で戦いを挑んだ今、無き恋人を……。
【平賀才人@ゼロの使い魔】死亡確認
「……。待ちなさいリュウセイ。これを」
「これは?」
これから戦場に向かおうとするリュウセイをマダムが引きとめ、ある物を渡した。
そのある物に、リュウセイは驚きを隠せなかった。
「トムキャット・レッド・ビートルVモデル……」
そう、それは以前リュウセイが世界大会にて使用した、トムキャット・レッド・ビートルの強化版。
リュウセイは既に無くなっていたと思っていた。
「マンソンがね……。いざって時の為にって……」
「マンソンが……。でも禁止行為に引っかかる筈じゃ……?」
「そうならないように、ちゃんと細工してあるわ。それと後もう一つ」
マダムはもう一つのマシンをリュウセイに渡す。
「シーザー・カエサル・エンペラーまで……」
「これは、眼帯を着けた男から預かったわ。自分より貴方が持つほうが相応しいって……。勿論これも細工済みよ」
「眼帯?まさか……な」
リュウセイは二つのマシンを握り締める。
「持って行きなさい。その棺桶だけじゃ不安でしょ?」
「まってマダムジェニファー。貴女はどうするの?」
リュウセイの前から去ろうとするマダムをマミが引き止める。
「さぁ?サイトも死んじゃったし……」
「なら私達と行きましょう!」
「でも……」
「何時いかなる時でも、希望は捨てちゃ駄目!どんな時でも必ず絶望は希望に変わるわ!!」
「……そうね。ならその言葉を信じて私も着いて行かせて貰ってもいいかしら?」
「勿論だ!行こう!マダムジェニファー!!」
それを聞きマダムは既に捨てた筈の希望を思い出した。
そして笑みを浮かべた。
「……ありがとう。でも一つだけ言わせて。私はマダムじゃないわ」
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