レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
カオスロワ避難所スレ
-
「右腕を右肘ごと、左回転……それにこの『黄金の回転』を加えることによって! MEIKOボールは完了形となるッ!」
凄まじい回転を纏ったボールが放たれ、ズドンという凄まじい轟音と共に構えたミットに収まった。
最後のバッターを三振に切って取った。
MEIKOは渾身のガッツポーズをする。
もちろん、明日のスポーツ紙の一面の写真用にするためだ。
「ぬぅ……やはり、野田総理とやらはこの拳王が恐ろしいと見える」
「拳王さん、いい加減野球のルールを覚えてください」
「この拳王がルールだ」
ラオウは初回一塁塁審の加藤良三をぶっ殺してしまったが、特に追及されることはなかった。
が、一塁から本塁への逆走ホームスチールの際、球審のボブ・デービッドソンをぶっ殺してしまい、退場処分。
罰金30万ほどの処分が言い渡されたが。麦さんが支払い事なきを得た。
なお、スコアは……
|拳王軍|10|9|13|14|8|15|11|16|10|111|
|オールアメリカ|6|4|1|0|0|0|0|0|0|11|
111−11
超重量打線大爆発、これが拳王軍の打線だ。
こうして第二試合を無事、勝利した。
ラオウは初回退場になったが、その穴埋めで入団した平等院さんの友人『デューク渡邊』がその代役を果たした。
そして、途中仲間になった『キセキの世代』の一人、緑間真太郎がセンター矢部以上の働きをした。
「オレの三倍打点打法は絶対なのだよ」
何故かスリーランを量産する天才シューターであった。
というか、スリーランが出せる場面しか打てなかっただけである。
「それにしてもデューク、6割の力までと言ったはずだが?」
「ですなぁ……本気を出さなければ私が彼のようになっていたかもしれませんからなぁ」
「なるほど、一理あるのだよ」
「え、イチローさんがある?」
「おい、あのホモを止めて差し上げろ」
勝つには勝った。
だが、失ったものもあった。
「進さんの全身の筋肉が全て断裂している……?」
「駄目だ、死んでる」
「ひ、ひどい……」
猪狩進は……二度と野球ができない身体になってしまった。
黄金の回転とは確実かつ迅速に処刑を遂行するために代々発展させてきた技術である。
そんなものを野球に応用したら、危険に決まっている。
「だが、私は謝らない……すべては勝つためよ、彼もそれは覚悟の上でこのボールを私に教えたから」
「ならば、仕方ないな」
「勝負の世界とはそういうものなのだよ」
だが、彼がMEIKOに本当に教えたかったのは兄の決め球『ライジングショット』である。
ライジングショットのジャイロ回転が昇華したのだ、よくわからない理論で。
そして、再び拳王軍は電車ごっこロープを握った。
「それでは東京へ出発だ」
「……東京は逆方向なのだよ」
「わざとだ」
急旋回し、彼らは走り出した。
更なる戦力を加えた拳王軍は東へと進行する。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板