したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

カオスロワ避難所スレ

754たまには彼の立ち位置を固定させてみようか:2012/11/11(日) 19:18:55 ID:rizZjg/U

「なんつーこった・・・・・・」

ネット喫茶で一人の男性が頭を抱えて机に突っ伏す。
見た目は20代の青年だが、こう見えても立派な壮年だ。
若い頃に知った漫画家の健康法を真似したら、
彼も若い姿のまま年を取ることに成功したのだ。
おかげで仕事場の新人からは勘違いされてタメ口を叩かれることが何度もある。

「まさかミクとKAITOがこんなことになっちまうなんてなぁ」

今、問題としているのは、彼が仕事でよく関わっている二人の歌手の誹謗中傷だ。
知り合いの子供達であったが、天性の音楽の才能があることを知り、彼らを芸能界にスカウトしたのだ。
その後、KAITOとMEIKOを中心とした芸能グループ、『VOCALOID』を設立。
彼らの親戚もグループに入れ、人気も上場、このまま成功を納めているはずだった。

「こんなことをするのは・・・・・・あいつらなんだろうな」

インターネットの掲示板で書かれていたミクとKAITOの悪評。
無抵抗の人々を虐殺したり、幼い子供まで拷問して命を奪ったりといった
極悪非道の限りを二人が行っているといったデマだ。
少なくとも彼の知るミクとKAITOはこのようなことをする人物ではない。
自分のことを『マスター』だと呼んで慕う、優しいVOCALOIDのメンバーが人を傷つけられるはずがないのだ。


(白熊、僧侶‥‥‥お前ら一体どうしちまったんだよ)

ミクとKAITO、いやVOCALOIDにここまで深い恨みを持つ人物、
それは間違いなくKAITO達の両親、自分の旧友達だと確信する。
いや既に確信していた。
幼かったKAITO達が成長し、歌の才能を開花させていくごとに、
両親の子供達に対する視線は、愛情から次第に憧れ、嫉妬、憎しみへと変わっていたのだ。
彼らからKAITO達を引き離すためにVOCALOIDを作り、KAITOを始めとした子供達をスカウトしたのだが、
結果は裏目へと出てしまったようだ。
KAITO達への憎しみはさらに練度を増し、警察沙汰を引き起こしたことさえある。

「・・・・・・やっぱり俺がケリをつけるしかねえな」

かつての優しかった白熊と僧侶は、長い月日の内にその心を歪めてしまった。
ならば彼らを元に戻すことができるのは、友人である自分しかいないのだ。
説得できなくてもせめてVOCALOID達だけでも守らなくてはいけない。
支給品をまとめ、デイバッグの中に入っていた武器を手元に持って、
使っていたパソコンの電源を落とす。
そしてネット喫茶の扉を乱暴に開け、彼は外に向かって走り出した。

「待ってろよVOCALOID、そして白熊、僧侶。
 お前達は俺が助けてやるからな」



【一日目・5時30分/群馬・ネットカフェ】

【6/@カオスロワ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:白熊と僧侶を説得し、VOCALOID達を救う
1:白熊と僧侶を探す
2:VOCALOIDのメンバーを探す。特にミクとKAITOはすぐに保護したい。

※VOCALOIDのプロデューサーで、白熊と僧侶の旧友です
※見た目は20代の青年ですが、中身は壮年です。荒木。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板