レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
カオスロワ避難所スレ
-
「おいお前達、いつまで外にいるつもりだ?」
「ひっ!」
鉄板を用意するより早く、扉が開いて中からありえない体躯と眉毛の男が現れた。
ホープの指示通り、彼と共に少数の戦力のみを連れて先にスイス基地についていたレジスタンス、アポリアである。
「いや……なんか知らないけど、私に主催者代行になってくれって……」
「……悪いが、この私のマシーン頭脳でもさっぱり理解不能なんだが……」
アポリアに見下ろされ、若干困った様子でベルは状況を説明した。
〜ぽんこつ説明中〜
「というわけよ……」
「わかっていただけましたか大きい人! 望むなら、あなたも代行してくれて構いませんから!」
ベルが説明を終えると同時に、ルビーはアポリアにも救いを求めた。
自分がこの先生き残るには、なんとしてもベルを連れて行くしかないのだ。
黒はおそらくもうおとしただろう。あとは、この大男さえおとせば……
「……話はよくわかった。ルビーとやら」
「あぁ……!」
ルビーは感動のあまり涙を流した。
やはり、しつこくても誠意を見せれば相手はいつかちゃんと分かってくれるものなのね――
「ところで、ここがどこだが知っているか?」
「え? スイスですよね?」
「スイスのどこだ?」
「レジスタンス基地前です」
「そうだ。看板が立っているからな。わかりやすいだろう。
…………レジスタンスが、何に抵抗しているか、当然、理解しているな?」
「そりゃもちろん。こんなバトルロワイアルを開いた主催者たちを倒すため――」
ルビーは、そこで固まった。
ついでに、ベルと黒も「あっ」と小声で叫びつつ固まった。
「に、逃げ――」
「逃がさん! トラップ発動! 拷問車輪! デモンズチェーン! 永続魔法発動! 悪夢の拷問部屋!
さらにバイサーデスとバイサーショックを召喚ッ! さあ、主催陣営のことを色々と吐いてもらおうか!」
ルビーはとっさに逃げようとするが、どこから用意したのかアポリアの執拗なカード攻撃によりあっさり捕獲された。
これから一体自分はどうなってしまうんだろう?
ただ少なくとも言えるのは、どうあがいても絶望しか待っていなさそうなことだけだった。
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板