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おしえてえらいひと

1ウゴウゴ:2006/03/10(金) 14:13:50
わからないことがあったら、とりあえずきいてみようね♪

110カハモナク:2011/09/21(水) 23:39:26
大昔からの予想として、「Gが捩れのない群のとき、複素群環CGの可逆元は
一点にsupportを持つ、つまり c \delta_g の形である」というものがあります。
(複素数でない体を考えることもあります。)
可逆元はともかく、CGの元がvN環LGでユニタリのときは何とかなりませんか?

111のろうゐるす:2011/09/23(金) 07:48:06
任意の群Gに対して、ZGの可逆元は(\pm1)Gに限るってのもあるな。
これのユニタリ版ならどうにか出来るんじゃないか?ほうほう。

112のろうゐるす:2011/10/09(日) 18:08:34
(1) hyperfinite II_1 orbit equivalence relationのfull groupの部分群 G で、
discreteかつ非従順なものは存在するか?
(2) hyperfinite II_1 factorのユニタリ群の部分群ではどうか?
ここで、discreteとは2-normに関してdiscreteってことね。
つまり、 sup{ Re \tau(g) : g in G } < 1.
gがfull groupの元なら、\tau(g)は固定点集合の測度。

まったくの当て推量では、7:3で存在するかな。

113みーしゃ:2011/10/10(月) 20:19:38
水の惑星 地球

114のろうゐるす:2011/10/15(土) 10:33:35
任意の有限生成無限群 G = <S> は非有界Lipschitzな調和関数を持つか?
有限生成系 S はsymmetricであるとしておく。G 上の実関数fが、
Lipschitzとは、\sup_{x \in G} \max_{s \in S} | f(xs) - f(x) | < +\infty;
調和とは、 \forall x \in G に対して \sum_{s \in S} f(xs) = f(x)
が成り立つときを言う。
もし G が一様凸Banach空間上のaffine等長・非有界な作用を持つなら、
非有界Lipschitzな調和関数を持つことが知られている。
だから、(T)でない群や双曲群はOKだ。SL(3,Z)はどうなんじゃろ?

115MMR:2011/10/17(月) 06:46:44
>>114
IHPで平和が言及してた問題ですね。
仁虎羅が「持たない群はない」と主張していましたが、
そのときの議論には埋まらないギャップがありました。。

116まことふ:2011/10/23(日) 17:21:48
逆に>>112 の例になり得ない(かつなるべく小さい)非従順群ってどんなのがあるんでしょね?
SL3(Z)とかぐらい?

117のろうゐるす:2011/10/23(日) 18:32:26
うむ。T群の像は相対コンパクトになるから、無限離散ではありえない。
さらには禿げるプの性質を満たすことぐらい分かるよ。たぶん。

118のろうゐるす:2011/10/26(水) 12:56:55
Calkin環 Q 上の有界なコサイクルはコバウンダリ?
σをQの(内部的)自己同型とする。a ∈ Q(H) が"コサイクル条件"
sup_n \| \sum_{k=0}^{n-1} σ^k(a) \| < +∞
を満たすなら、∃d such that a = d - σ(d) ?
Note: A ∈ B(H) が
sup_n \| \sum_{k=0}^{n-1} σ^k(A) \| < +∞
を満たすなら、∃D such that A = D - σ(D).
Proof: Z_0 := 0, Z_m := \sum_{k=0}^{m-1} σ^k(A) とすると、
Z_m - σ(Z_m) = A - σ^m(A).
D_n := n^{-1} \sum_{m=0}^{n-1} Z_m に対して、
D_n - σ(D_n) = A - n^{-1}Z_n.
(Z_n), (D_n)は有界だから、D として D_n の弱集積点をとればよい。■

119のろうゐるす:2011/10/27(木) 15:44:37
ノートを書いたよ。
/notes/bcc.pdf

120のろうゐるす:2012/02/04(土) 17:44:04
上の話の続きとして、
H^1( G, \ell_\infty(G)/c_0(G) )
を調べてみたら、群 G が可算完全のときはゼロであることが分かった。
それ以外のときはワカラン。ふむう。

121さとう:2012/02/05(日) 09:32:02
>>118 よく解っていないんですが、
こないだの栗栖の話みたいにCHが関係してそうですね。

122のろうゐるす:2012/02/07(火) 15:30:49
irngの次はnaratukaだよ。お遊びでやってることが次々論文になるね。ふむう。

123みーしゃ:2012/02/07(火) 21:26:21
のろさん次々だねえ。
次はnorotakaで行こう!

124のろうゐるす:2012/02/08(水) 05:52:47
遺憾ながら昨年以来の仕事はどれも論文にする価値の薄い中途半端なものばかりだ。
今年は何とかしたいのう。

125のろうゐるす:2012/02/12(日) 19:10:32
ひょんなことから、Pパ+T崎の共著論文を発見。
因子環の雲丹足り群のホモとピー群が自明になる条件についてだけど、
今ならホモとピー群が自明でない例が作れるんじゃないか?

126のろうゐるす:2012/03/13(火) 08:45:12
群・部分群のペア H < G に対する以下の条件を考える。
G の任意のユニタリ表現 π は、もし H への制限 π|_H が
weakly regularなら、 G 上でもweakly regular。
(weakly regular = regular repnにweakly contained)
H < G がco-amenable(G/H上にG-invariant meanが存在する)なら
上の条件が成り立つけど、他に例はないものか?

127のろうゐるす:2012/05/18(金) 15:27:56
ヒマなので、>>118-120をmathoverflowに投稿してみた。
問題をopenにすれば、もう俺が考えなくてもいいしな。ほうほう。
http://mathoverflow.net/questions/97275/sz-nagys-unitarizability-theorem-in-the-calkin-algebra

128まことふ:2012/12/23(日) 19:46:58
スラブ系(キリル文字由来)の表記について。
例えば、よく使われるGelfand-Naimarkという表記は実際には正当性がなく、
英文誌で用いられたGelfand-Neumarkか、キリル文字を転写する決まったルールに則って
ロシア語の論文の表記を写したGel'fand-Na\u{\i}markのどちらかにすべきという立場がある。
さらに、Tannaka-Kreinの場合、ボロのあの論文では論文自体はKreinなのにMathSciNetでは
Kre\u{\i}nという表記で登録されている。どうしてこうなったんだろう?
卦兄との連作ではその場のノリでそれぞれNeumarkとKre\u{\i}nにしてしまったが,よく考えたら
アクセントなしかありのどちらかで統一した方がよかったような気がしてきた。

129さとう:2012/12/24(月) 06:46:08
名前は本人の表記に合わせるのが良いと思います。

130のろうゐるす:2012/12/24(月) 16:24:11
しかし、過去の人物であって別のやり方が通例となっている場合はそうとは限らんだろってことだろ。
そういや日本人も以前は長母音を上に線引いて指示してたけど、今はやらないね。

131のろうゐるす:2013/01/05(土) 11:45:45
初等的従順群のクラスEAとは、以下の条件を満たす最小のクラスのことだ。
(1) EAは、全ての有限群と無限巡回群Zの和集合 B を含む。
(2) EAは、部分群、商群、拡大、増大和について閉じている。
ある性質(P)がEAにおいて真であるためには、以下で十分であることが知られている。
(イ) 性質(P)は B において真である。
(ロ) 性質(P)は増大和、B による拡大(*)について閉じている。
(*: 1-> N -> G -> H -> 1で N \in (P) & H \in B => G \in (P).)
一般に初等的従順群のC*環の性質について知りたいのだが、近年の分類理論の中に、
群環が上の操作で閉じているようなクラスはないものだろうか。
Zによる拡大(半直積)だって、不変な忠実跡もあるわけだし。
何かしら非自明なことを示せれば、これらの環がQDであることも分かるだろう。

132さとう:2013/01/05(土) 17:35:22
言われてみると、EA群環がキル老師の分解階数について有限な気がします。

133まことふ:2013/01/05(土) 18:26:20
思い違いかもしれんけど,C*(\opus_\infty Z) = C(\prod_\infty T)の分解指数って無限じゃないの?

134のろうゐるす:2013/01/05(土) 19:13:39
うむ。グッドポいント!
一応参考論文
http://arxiv.org/abs/1210.4050

135さとう:2013/01/05(土) 19:17:04
そう言われると、全然ダメですね。馬鹿でした。

136まことふ:2013/01/05(土) 22:00:31
ところで>>134 のQuestion 3.7って無理じゃない?@_@?
軍艦がI型じゃなかったらUHF(特に非自明単純)商があるから無理だし,
I型だったら指数有限の正規可換部分群があるんだから非自明な有限次元既約表現が
あってやっぱり非自明単純商をもつのでは?

137さとう:2013/01/06(日) 02:02:58
でもやっぱり、UHFをテンソルして、分解階数有限を示して、
UHF関係なくQDってストーリーが正しい気がします。

138のろうゐるす:2013/01/07(月) 08:16:56
思い返せば、近年のvN因子環分類における重要なinnovationの多くはrelative化にあった。
vN環に関する性質Pを、vN環のinclusion A \subset Bに一般化"relative P"するというものだ。
そこで、A \subset B が AF embedding とは、Aの任意の有限部分集合に対して、それを大体
含むようなBの有限次元部分C*環があるときを言う。駄々羅の昔の結果によれば、
Aがexact QDであることと、A\subset B(H)がAF embeddingであることが同値だ。
C*環と忠実跡の組(A,\tau)に対して、A\subset A''を考えたらどうなるのか?
AF環の接合積の議論を流用できないものかどうか。

139さとう:2013/01/07(月) 09:41:02
キル老師と黒田さんの内部的QDを\tauの表現で切るって事ですか?

140のろうゐるす:2013/01/07(月) 10:54:24
ほう。そういやそんなものもあったけな。

141ぴじょん:2013/02/11(月) 08:25:09
C*環に跡状態がただ1つ存在して、しかも忠実なら、そのC*環は単純ですか?
さらに核型を仮定したらできますか?ほう。

142さとう:2013/02/11(月) 14:56:29
よく解らないですけど、イデアルの半中心的漸近単位 p_i を考えて、
a->lim_i \tau((1-p_i)a)のスカラー倍を考えると忠実でない跡状態ができるから、
単純になるんじゃないかなー。

143のろうゐるす:2013/02/11(月) 16:41:29
>>142 ふむう。\tau(p_i)→1 だからその論法じゃダメだと思うよ。
例えば、A=C*(F_2), J=\ker(A \to O_2)とするとき、idealの族
{I : IはAのidealでJに含まれ、A/Iはtracial stateを持つ }
を考えるとZornの補題とT(A)のコンパクト性から極大元I_0をとって来られる。
A/I_0はtracial stateを持ち、極大性から任意のtracial stateはfaithfulだけど、
I_0≠Jだからsimpleじゃない。もっと努力すれば、反例を作れるんじゃないか?

AH環やその従順群による接合積では反例を作れないから、従順な場合は難しそう。

被約離散群環のときは
(1)Gが非自明な従順正規部分群を持たない
(2)Gの被約群環がsimple
(3)Gの被約群環がunique tracial state
が同値って予想があるけど、分かってるのは(2)or(3)ならば(1)ってことだけ。

144マーフィー:2013/02/11(月) 17:30:40
ワシの法則(結果)もあるぜよ..

145のろうゐるす:2013/02/11(月) 17:53:00
http://www.ams.org/journals/proc/2000-128-12/S0002-9939-00-05605-7/
ほうほう。非可分非従順な反例があるのか。サンクス。マーフィーと言えば幽霊だな。
ところで、faithful tracial stateを持つ従順C*環はマーフィーのQTS性(任意の商が
tracial stateを持つ, 従順性の仮定のもとBedosのhyper何ちゃらと同値)を持つのか?
AH環やその従順群による接合積は持つぞ。

146のろうゐるす:2013/02/11(月) 18:01:51
上の論文の一番最後に可分な例があるかどうか分からないって書いてあるけど、
非可分な例から簡単に作れるよね。
なぜなら、A が(非可分)unique tracial state τ なら任意の可分部分C*環 B に
対して、可分unique tracial stateな C で B⊂C⊂A となるものがある。
なぜなら、T(B) は汎弱可分だから、次の条件を満たす可分な B_1 を見つけてこられる。
B⊂B_1かつ、B上のtracial stateで B_1 上のtracial stateに延長できるのは τ に限る。
あとは B_1⊂B_2⊂… とやって ∪B_n を考えればよい。

147のろうゐるす:2013/02/11(月) 18:03:54
おや、早トチリしたようだ。書き込む前にちゃんと考えないと。

148のろうゐるす:2013/02/12(火) 08:59:12
>>146-147 一晩寝たら、やっぱり正しかったことが分かった。上の設定の下、
(1) B内の稠密な列 x_1,x_2,...をとる。D_0 := B
(2) Claim: ∃D_n 可分 D_{n-1}⊂D_n such that 任意のμ in T(D_n) に対して
| τ(x_i) - μ(x_i) | < 1/n for all i=1,...,n
∵もしそうでなければ、コンパクト性より ∃μ in T(C) such that
| τ(x_i) - μ(x_i) | >= 1/n for some i=1,...,n
となり、|T(C)|=1に矛盾。
(3) B_1 := closure ∪D_n は可分で、任意の μ in T(B_1) は B に
制限すると τ 。
(4) あとは B_1⊂B_2⊂… とやって closure ∪B_n を考えればよい。

149のろうゐるす:2013/02/12(火) 09:19:55
>>145
そういや任意のexact環はCARのsubquotientになるんだったっけ。
さらに従順環はCARの従順部分環のquotientだったような気がする。
十数年前に学んだことなのでもうすっかり忘れてしまったよ。

150さとう:2013/02/12(火) 11:14:57
すごい勢いで数学するんですね、勉強になります。

151のろうゐるす:2013/02/16(土) 09:53:53
von Neumann環 N を固定したとき、全行列環 M_n の N への埋め込みは全てユニタリ同値
だってことを論文に書く必要があるんだけど、何かいい文献を誰か知らんかね。
埋め込み e_{ij} と f_{ij} が与えられたときに、e_{11} と f_{11} がM-vN同値であること
を言えばいいんだけど、これは(generalized or extended) dimension function d
に対して n d(e_{11})=d(1)=n d(f_{11}) であることから従う。ところがこのことが
ちゃんと書いてある教科書がないんだよね。忠実状態が存在する(あるいは可分)の
時だけでもいいんだけどね。(可算性の仮定があれば、中心は普通のL^\inftyだし、
次元関数の出力値に基数を使う必要もなく簡単に記述できる。)教科書でなく論文でも
型に関係なく書いてあるのはShermanのしか見つからんかった。忠実状態が存在する
(あるいは可分)の時だけでもいいんだけどね。う〜ん。

152みーしゃ:2013/02/16(土) 13:55:38
何年も前に話したね.
可出井村先生の本にはなかったのね.

153のろうゐるす:2013/02/16(土) 16:16:35
TakもKadRinもDixもStrZsiもPedもSakもBlaもダメだった。
面倒だけど、有限のときと無限のときに分けて書くか。

154みーしゃ:2013/02/17(日) 23:41:23
maximal argumentを使いたくないんなら
次の議論がまあまあシンプル.
N=M_n(C), \rho, \sigma\colon N\to Mとする.

1. Mがfinite
central traceがあるから,\rho(e_{11})\sim\sigma(e_{11})

2. Mがproperly infinite
\rho(e_{11})\sim1である.
実際,M\cong\rho(N)\otimes (\rho(N)'\cap M)
で,\rho(e_{11})は\rho(e_{11})\otimes 1と変形.
relative commutantはproperly infiniteだから,
B(\ell^2)をテンソル積で含む.
よって\rho(N)\otimes B(\ell^2)の中で
\rho(e_{11})\oti1は1\otimes 1に同値.

なので\rho(e_{11})\sim\sigma(e_{11}).

I_\infty型factorの埋め込みは
minimal projectionで切ったコーナーのタイプによりけりだ.

155のろうゐるす:2013/02/18(月) 12:47:54
うむ。ありがとう。だが、そういう面倒なことは[Tak]に書いてあるから大丈夫。

156のろうゐるす:2013/02/18(月) 17:06:08
そのスジの人からKadRinのExercise 6.9.14とのタレコミを受けたが、もう送っちゃってたよ。

157あぶらみ:2013/03/05(火) 07:28:56
無限次元単位的単純(核型)C*環 $A$ の勝手なmasa $B$ は当然non-atomicですが、
$A$ 上の勝手なtracial stateを $B$ に制限したものはnon-atomic measureになりますか?

160のろうゐるす:2013/03/28(木) 17:10:24
II_1でないvN環のcentral sequenceについては疎いんだが、
C*環 A のnorm central sequence (a_n)_n は A^{**} のcentral sequence:
$f( [a_n, x]^* [a_n, x] ) \to 0$ for every x in A^{**} & f in S(A)
って事実は(non-trivialだと思うが)どこかで誰か使ってる?

161のろうゐるす:2013/03/29(金) 07:52:37
うむ。事実だと思ったのは勘違いだったようだ。

162のろうゐるす:2013/04/05(金) 17:56:57
>>143-145 任意の被約群環は性質QTSを持つのかのう?

163のろうゐるす:2013/04/07(日) 21:48:02
QTSについて論文を書いているのだが>>144の人は謝辞が欲しければこっそり名乗り出てくれ。

164のろうゐるす:2013/04/30(火) 15:40:48
KOSの論文
http://arxiv.org/abs/1301.5737
についての感想だが、有限次元ではどこまで成り立つのだろうか。
とりあえず行列環が2ベキ次元のときは良いようだ。量子情報理論に何か応用がないかな。
実行列環 M_n の上の線形汎関数 f_0,f_1,...,f_k を考える。ただし、f_0=Tr.
このとき、n=2^l, k<n-1 なら、直交射影 p で f_i(p)=f_i(1)/2 for all i
となるものが取れる。
証明:ホモロジー指数の計算により、grassmanian G(2n;n) から R^k への
Z_2 同変連続写像 p -> (f_i(p)-f_i(p^\perp))_{i=1}^k は零点を持つ。
http://arxiv.org/abs/1006.2263
証明にホモロジー指数を使うので、2ベキ次元以外には対応できない。

165いぎー:2013/06/01(土) 16:53:45
n > 1 のとき L F_n \not\subset L^\infty(O^+_k)?

166こーひー:2013/06/01(土) 17:22:18
O^+_kが何のことかは知らないけど、finite injectiveでなければ、
フツーはLF_2を含むよ。ってゆーかそうでない例は知られていない。

167かぴも:2013/09/01(日) 05:11:10
可分II_1型vN環 M の超積 M^ω の分類問題です。集合論とは距離を置くことにして、
自然数集合N上の超フィルタωは固定したうえでZFCで考えることにして、できるだけ
多くの M^ω を見分けたいんだけど、幾つありますか?コンヌ埋め込みは未知としても、
full,Γ,McDuffで少なくとも3つあることは分かるんですが。L(F_2)^ωの基本群は何?

168のろうゐるす:2013/09/13(金) 14:27:41
Gがコンパクト量子群, C^u(G) full algebra, C(G) reducedとして
C^u(G) -> C^u(G) \otimes_{\max} C^u(G)
-> C(G) \otimes_{\max} C(G)
-> L^\infty(G) \otimes_{\bin} L^\infty(G)
を考えると、どこまで C^u(G)上faithful?もっと一般に余作用を考えたら?
ところでC(G)ってoppositeと同型なの?

169のろうゐるす:2013/09/13(金) 19:18:20
ふむう。ぐるぐる検索したところ、C(G)にはantipode S があるけど*-homでないそうな。
テンソルの右側の成分は C^u(G)^{op}にして最初のhomを(id\otimes S)\Deltaにした方が
センス良さそうではあったのだが。

170のろうゐるす:2013/09/13(金) 21:54:18
ほうほう。どうも世の中にはunitary antipode R というものがあるらしいね。
とりあえず、state
\omega_h(\lambda \times \rho)\Delta: C^u(G) -> C
が何なのかは誰か知ってるはずなので、万が一counitだったら教えて。
\rho: C^u(G) -> B(L^2(G,h)), \rho(x) = J_h R(x^*) J_h;
\omega_h the GNS vector state on B(L^2(G,h)).

171みーしゃ:2013/09/13(金) 23:08:52
いや〜203に乗れて助かった.

それはcounitじゃなくて
ユニタリ表現v(s)にかけたものはスカラー行列\dim H_s / \dim_q H_s.

172のろうゐるす:2013/09/14(土) 07:29:45
それは良かった。連休前ということもあり祇園の辺りは修学旅行生でごった返してたよ。
回答ありがとう。するとcounitになるにはKac typeじゃないとダメっちゅーことだな。
それでもなお、そのstateがreducedの上で連続だったら余従順だったりしないの?

173みーしゃ:2013/09/14(土) 09:21:15
そうかもしれんよ.

174のろうゐるす:2013/10/05(土) 18:56:18
局所コンパクト群 G が余コンパクト従順閉部分群 H を持っていたら、全C*群環 C*(G) は核型?
余コンパクトとは、等質空間 G/H がコンパクトってことね。
モヂュラ関数 Δ_G|_H と Δ_H が異なるときは、G/H に非零な G 不変測度は存在しないから、
上の条件を満たしていても G が従順になるとは限らない。
条件を強化して、G にコンパクト部分群 K が存在して G = KH としても応用上それほど違わない(?)。
例: G=SL(n,R), H=上三角(可解群), K=SO(n)。より一般に、概連結な G についても同様に G = KH。
概連結な G に対して、C*(G) が核型であることはHilbert 5th + 連結Lie群の表現論から従う。

C*_red(G) が完全であることなら、コンパクト G 空間 G/H が従順であることから分かるんだけどね。

175さとう:2013/10/06(日) 11:04:25
Hilbert 5th + 連結Lie群表現論の部分がよく解りません。どこかに載ってる議論なんですか?

176のろうゐるす:2013/10/06(日) 11:57:10
さあ。局所コンパクト群の専門書を見ればどこかには載ってると思うよ。
G が概連結とは G/G_0 がコンパクトなこと。ここで G_0 は単位元の連結成分。
このとき、Hilbert 5th解決により、コンパクト正規部分群 L が存在して、
G/L をLie群にできる。G/L は概連結なLie群なので、最大従順正規部分群で割ると
半単純Lie群となる。結局、G を従順根基 N で割ると、G/N は半単純Lie群。
岩沢分解を考えれば、余コンパクトな可解部分群を見つけてこられる。
アレ? G=KHになってるのか?Lie群の従順根基について勉強しないと。
他にもどこか間違ってるかも。

177さとう:2013/10/06(日) 14:10:27
へーそんな話があるんだ、勉強になるな。
いいかげんな事を聞きますが、似た議論で C*(G) のRFD とか QDも出たりしますか?

178のろうゐるす:2013/10/06(日) 15:03:50
SL(n,R)の有限ユニタリ表現(つまり有限I型, 有限II型)は自明なものしかないから、
RFDではないね。QDでもないはず(n>2なら自明表現が孤立してるから)。

179のろうゐるす:2013/10/06(日) 15:12:34
>>175
連結Lie群の全群環が核型であることは、半単純Lie群の全群環がI型であること
から従う。半単純Lie群がI型であることは既約ユニタリ表現の分類理論の結論の
ひとつ(従順部分群のユニタリ表現からの誘導表現として出てくるものが全て)。

180さとう:2013/10/06(日) 20:19:13
非従順群の扱いに慣れていないので、「従順なのにQDじゃない全群環」って不思議な感じがします。
のろさんにとっては、わりと当たり前なんですか?

181のろうゐるす:2013/10/06(日) 21:11:56
アレ?I型でコンパクトがたくさんだから多分QDだね。
単位的でないから有限型ユニタリ表現がなくてもいいのか。

182のろうゐるす:2013/11/16(土) 10:20:31
まったくナンセンスな質問かも知れんが、Out(O_2)やOut(R)は同型か?
O_2は君津環、Rは超有限因子環。これらの群は普遍的で特に構造がないpolish群と
いうのが俺のフィーリングだ。同じように普遍的で構造がない群は皆同型かも知れぬ。
可算無限集合N上の全単射全体の成す群とか、その"mod有限集合"versionとかはどう?
とりあえず単純かどうかぐらい分からんか。

183のろうゐるす:2013/12/04(水) 17:26:27
ふとした疑問なのだが、kap稠密定理ってスペクトル込みで出来るのかな?
A⊂B(H) が単位的C*部分環のとき、任意の T∈A'' に対して、ネット T_i∈A で、
T_i→T (SOT), sp(T_i)→sp(T) (Hausdorff距離) となるものが見つけられる?
可逆元を可逆元で近似することなら出来るのだが。

184ブッコ:2013/12/05(木) 16:16:22
>183
成り立たなさそうです。これでどうでしょうか。

A=C[0,1]をH=L^2[0,1]に掛け算作用素として作用させます。
A"=L^{infty}[0,1]です。

x=1_[0,1/2]\in A"とすると、sp(x)={0,1}です。d_HをHausdorff距離として、
x_nをAの列とします。もしd_H(sp(x_n),sp(x))→0となったとすると、
ある番号Nがあって、n>Nに対して d_H(sp(x_n),{0,1})<1/4です。

特に任意のsp(x_n) (n>N)の元λは
min(λ,1-λ)=d(λ,{0,1})<=d_H(sp(x_n),{0,1})<1/4
を満たすので、sp(x_n)は[0,1/4)\cup (3/4,1]に含まれます。
sp(x_n)は連続関数x_nを掛け算作用素として考えた時のspec、よって連結です(中間値の定理)
よって、各nに対してsp(x_n)はI=[0,1/4)またはJ=(3/4,1]に含まれます。

よって{n>N; sp(x_n)はIに含まれる}または{n>N; sp(x_n)はJに含まれる}のいずれかは無限集合です。
前者が無限集合{n_1<n_2<・・・}であったとします。
するとx_{n_k}<=1/4ですから、その強極限はxになり得ません。後者の場合も同様です。

よってsp(x_n)→sp(x)となるx_nはAからはとれません。

185ブッコ:2013/12/05(木) 17:17:16
>>184
min(|λ|,|1-λ|)<1/4
I=(-1/4,1/4), J=(3/4,5/4)
とするべきでした。すみません。

186のろうゐるす:2013/12/05(木) 18:38:05
うむ。そりゃあそうだ。

187のろうゐるす:2013/12/20(金) 18:00:52
Rがunital f.g. ringのとき、EL(n>2,R)は(T)を持つが、unitalでないときは、
交換子群( = EL(n,R^2))が無限指数を持ちうるので一般に (T) ではない。
そこで予想は「EL(n,R)において交換子群がrel (T)を持つ」ということになるが、
はたしてどうだろうか。これはEL(n,R)が2次元以上の既約表現たちに対して
(T)を持つことと同値だ。特に、R = { f ∈ Z[X] : f(0)=0 }のときはどうか。

188のろうゐるす:2013/12/20(金) 18:25:14
あれ?ぴちょかーの結果はナンだったっけ?

189のろうゐるす:2014/01/16(木) 09:50:40
今野埋め込み予想のC*環版を安直に考えると、「任意の可分C*環$A$は核型C*環(O_2でよい)の
C*超積の部分環(さらに条件付期待値あり)として実現できる」ってなるけど、どうなんだろ。
条件付期待値ありのverは、今野予想より強いのでhopelessだけどね。そもそも何の役に立つのやら。

190さとう:2014/01/16(木) 12:39:48
キル老師の様にカッコイイ特徴付けとかあればいいですね。

191のろうゐるす:2014/01/28(火) 16:48:58
AがC*環, τ 跡状態, p in A 直交射影のとき, 任意の x in pA(1-p), || x || < 1 に対して
τ(1+(p-xx^*)^{1/2}-(1-p-x^*x)^{1/2}) = 2τ(p)
になるんだけど, なんか簡単な理由でもあるのか?
このクイズの答えは掲示板のどこかに書いておいた。

192のろうゐるす:2014/01/28(火) 18:05:42
ほう。「クイズの答え」って書いたけど、現在の証明に納得がいっていないので、
もっと一般的な現象なのか、また背後に何かしらの機構があるのかを知りたいってことね。

193s:2014/01/28(火) 20:20:15
多項式近似からτ((1-xx^*)^{1/2})=τ((1-x^*x)^{1/2})
これからすぐに分かるんじゃないでしょうか

194のろうゐるす:2014/01/29(水) 00:42:47
うむ。その通りだ。当たり前だったね。

195さとう:2014/02/10(月) 02:56:16
>>192 降参です。一週間考えたけど、よく解りませんでした。
悪化マン、アンダー損の非可換 Lyapunov定理とか近い事考えてると思うんですが、、、

196のろうゐるす:2014/02/18(火) 22:39:45
不亜羅波勝良の定理に、nonseparableなC*環では二つの自然なAFの定義に違いが
出るというのがあるが、vN環ではどうなんだろ。例えば、非加算集合 I に関して、
ITPFI II_1因子環 \bigotimes_I M_p の同型類は自然数 p によるのだろうか?

197のろうゐるす:2014/03/12(水) 21:26:27
群 G 上の擬準同型とは, 実数値関数 q: G -> R であって, ある定数 K>0 に対して、
| q(xy) - (q(x) + q(y)) | < K for all x,y in G
が成り立つもののことだ. 以下の2結果が良く知られている.
・双曲群はnontrivial(つまり非有界な)擬準同型をたくさん持つ.
・SL(3,Z)などの高階格子は非有界な擬準同型を持たない.
G 上の非有界擬準同型 q を考えて, G の群構造を忘れて単に距離空間と思うと,
弱い条件: ∀R>0 ∃S>0 s.t. for all x
q(B(x,R)) ⊂ B(q(x),S) & B(q(x),R) ⊂ N_K(q(B(x,S)))
が成り立つ. ここで, N_K は K-近傍を意味する.
この弱い条件は, q が疎商写像であるということと同値だ.
問題: 任意の可算離散群 G に対して実数値疎商写像は存在するか?
提案: 距離空間に対して距離性質(T)を定義して, 以下を示す.
 (1) それが疎商写像で閉じていることを示す.
 (2) 距離性質(T)を満たす群は(T)群に限ることを示す.
 (2) SL(3,Z)が距離性質(T)持つことを示す.

198のろうゐるす:2014/04/06(日) 08:30:46
無限局所有限体 K に対して,局所有限群 G=PSL(n,K) のC*群環 A を考えると,
A はAF環で単位指標の核 I は単純環になるのだが,具体的にK_0を計算できないだろうか?
I が単純であることは,I上稠密に定義された正定値跡が正則表現跡の定数倍に限る
ことから従う.(τがI上稠密に定義された実正定値跡ならexp(-τ(1-g))はG上の
正定値跡になるので,鐚損・富むの指標剛性を使うとτ(1-g)がg \neq 1に依らない
ことが分かる.)

199のろうゐるす:2014/04/09(水) 12:01:31
超有限II_1型因子環 R が擬対角的かという問題があるが、一般に安定有限環と
擬対角環のテンソル積は(安定)有限的だ。安定有限環同士のテンソル積で、
安定有限的でない例は知られていないのだが、例えば
M = l_\infty(N;M_n) / c_0(N;M_n)
は擬対角的ではないが安定有限的だ。M \otimes (M or R) は有限的か?
無限組み合わせ論に精通していれば解けるかもしれない。

200のろうゐるす:2014/04/15(火) 10:04:43
>>131 が解けたらしいな。
http://arxiv.org/abs/1404.3462
そういやウィンダムが「恐ろしい子ッ!」と言っておったわい。

201のろうゐるす:2014/05/23(金) 09:33:06
取り立てて重要ではないがフト気になったこと。
Xが局所有限とは限らないグラフ距離空間のとき、有界有限幅核はell_2(X)上の
有界作用素になるとは限らない。この場合の一様蝋環 C*_u[X] は有界作用素で
有限幅を持つものたちの閉包と定義されているが、その部分環として対角作用素と
有限幅平行移動作用素たちで生成される環 B が存在する。つまり B の元は
有限幅で sup_x #{ y : T_{x,y} \neq 0 } < \infty & sup_y(同様) を満たすものたちだ。
はたして、いつ B は C*_u[X] で稠密になるのであろうか?

202のろうゐるす:2014/06/04(水) 18:46:51
Aronszajn--SmithやLomonosovに影響されて次のようなことを考えてみたが、
どうだろうか。余り考えていないので簡単に反例が見つかるかもしれないが。
Aがバナッハ環, V, W が左Aバナッハ加群, T: V -> W がコンパクトA線形写像.
予想: Vは有限次元であるか, 非自明なA不変閉部分空間を持つ.

203のろうゐるす:2014/06/04(水) 22:18:26
フツーに間違って種。ほう。

204のろうゐるす:2014/06/21(土) 17:14:16
群 G の(可算)集合 X 上の作用が全面的に従順であるとは、任意の G 軌道上に不変平均があるときを言う。
別の言い方をすれば、\ell_\infty(X) から \ell_\infty(X)^G への G 不変条件付期待値があるときをいう。
G_1 と G_2 が X 上に可換に作用していて、両方とも全面的に従順なら、G_1×G_2 作用も全面的に従順?
証明が見つからないから反例があるのだと思うが、はたしていかに。

205がくせい:2014/06/26(木) 14:19:52
Xへの作用が全面的に従順なのは、各点の固定部分群が余従順なときですよね。
すると、G_1×G_2の作用による固定部分群は固定部分群の直積を含んでいて、
小さい部分群が余従順だから、大きい部分群もそうで、全面的に従順?

206のろうゐるす:2014/06/26(木) 14:46:24
ふむう、ふむう。そんなに簡単なのか。

207のろうゐるす:2014/07/04(金) 09:51:33
「局所コンパクト群 G が従順ならvN環 L(G) も従順、Gが離散のときはその逆も正しい」は
基本的な命題だが、有限型とは限らない一般のvN環に対して性質(T) を定義して、
この命題の「従順」を「性質(T) 」に置き換えられないものか。たぶん「従順+性質(T) = I型」と
なるのだろうが、それでよい。そもそも、(T)群で L(G) が半有限でないものはあるのだろうか。

208のろうゐるす:2014/07/04(金) 10:44:59
あいや。(T)群はunimodularだった。というわけで上の話は空っぽかな。

209のろうゐるす:2014/07/04(金) 10:45:47
ところで格子を持たない局所コンパクト(T)群はあるのかのう。


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