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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1とはずがたり:2008/11/20(木) 23:44:28
関連スレ

農業スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/l40
エネルギー綜合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042778728/l40
環境スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1053827266/l40
電力スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1081280165/l40
メモ
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/energy/index.html

4023とはずがたり:2019/10/14(月) 22:37:37

>東北電力も、事故など系統運用上の支障が生じた場合には電源側(発電所側)の制御を行うことを条件に、送電系統増強工事期間中でも新たな接続を可能とする前提で、いわゆる系統増強募集プロセスを実施する予定です。
こんなのやってたんだ。
>電源側(発電所側)の制御を行うことを条件に、送電系統増強工事期間中でも新たな接続を可能とする前提
ってのはこんな感じのやつ↓だな。
http://tohazugatali.dousetsu.com/soden/battandwind01.html#s-10

風力発電 約90%は北海道・東北 系統接続の厳しさ増
2017/06/15
https://solarjournal.jp/windpower/18324/

7年ぶりに導入量が約30万kw台となった風力発電。今後も着実に増え続けさせるためには、系統連系問題の解決が欠かせない。そのための取り組みや課題など、風力発電のスペシャリスト、中村成人氏に語ってもらった。

累計導入量は338万kW
2020年代に1千万kWへ
2016年度の風力発電導入量は推計で約30万kWと、2009年度以来、7年ぶりに30万kW台となりました。確実に増えてはいますが、もう1つ物足りません。単年度の導入量が今より一桁上がった時、国内に風力発電の市場ができたとはじめて言えるでしょう。

2016年度までの累計導入量は推計で338万kW。開発中案件の1049万kWと合わせると1387万kWとなります。政府の2030年度の風力発電導入見通しは1000万kWですが、2020年代の早い段階に前倒しして達成できるものと期待しています。

約90%を占める北海道・東北
厳しさを増す系統接続の制約
開発中の1049万kWのうち、北海道が253万kW、東北が683万kWと、風況の良い場所が多い両地域で90%弱を占めます。この両地域で系統接続の制約が厳しさを増しています。

北海道電力は昨年4月から、風力発電所を系統連系する場合、蓄電池の設置などによる出力変動緩和対策を新たな技術要件に定めました。蓄電池の設置自体は技術的に可能ですが、かなり大きな容量の蓄電池を用意する必要があり、事業の採算性が厳しくなることが予想されます。

東北電力でも昨年5月末、東北北部エリアの基幹系統を含めた送電線の熱容量超過が生じる可能性があるため増強が必要と公表しました。送電系統の増強終了まで風力を含む新たな電源の接続受付は中止。増強には長期間を要するとのことでした。

こうした両社の方針について、再生可能エネルギーの接続可能量の検証などを行ってきた経済産業省の系統ワーキンググループ(WG)で、専門家による議論がなされ、当協会もオブザーバーとして参加し積極的に建設的な意見を述べました。

WGでは、北海道に関しては、風力発電所に蓄電池を設置することに替わる有効な対策について、また東北北部エリアについては、長期にわたる系統の増強工事期間中の対応策など、さまざまな角度から活発な議論が展開されました。

結果、北海道電力は同WGで、変電所など系統側に蓄電池を設置し、必要となる蓄電池の設置容量合計を低減するという選択肢(とは註:これhttp://tohazugatali.dousetsu.com/soden/battandwind01.html)を示しました。同電力では4月12日から、系統側に蓄電池を設置する前提で、新たな風力発電の接続募集を開始することを公表しました。

東北電力も、事故など系統運用上の支障が生じた場合には電源側(発電所側)の制御を行うことを条件に、送電系統増強工事期間中でも新たな接続を可能とする前提で、いわゆる系統増強募集プロセスを実施する予定です。

2017年度も、引き続き系統連系に関する課題の克服に取り組みます。経産省や各電力会社、広域機関とのコミュニケーションを密にして、風力発電の導入拡大が進むよう尽力したいと考えています。

4024とはずがたり:2019/10/15(火) 10:37:52
FITの高すぎる初期の40円等の案件からカネ毟ろうと云う魂胆だな。訴訟リスクなどあるかもしれないけどやってみて欲しい♪

経産省、「発電側基本料金」の導入へ! 全発電種にkW一律の課金・調整措置の行方は?
https://solarjournal.jp/sj-market/31671/
2019/09/10

経済産業省は、8月20日の再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会において、第3次「中間整理」を公表した。発電者に対しkW一律に課される「発電側基本料金」について、FIT単価27円以下の案件については実質免除との方向性が示された。

「発電側基本料金」導入へ
全発電種にkW一律の課金

「発電側基本料金」とは、今後の再生可能エネルギーの系統連系ニーズの増加により予想される送配電関連コストに対応するため、発電者にもその費用負担を求めるものだ。

系統利用者である発電者は、系統連系による受益の分だけ、送配電関連コストの一部の固定費について新たに課金されることになる。これは2018年6月の、電力・ガス取引監視等委員会「送配電網の維持・運用費用の負担の在り方検討ワーキング・グループ」においてその方向性が決定されている。

8月20日に発表された、再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会の第3次「中間整理」によると、「発電側基本料金」は電源種別を問わずkW一律の課金となる。ただし、すでにFIT認定を受け調達価格が決まっている案件と、「発電側基本料金」の制度導入後に認定価格が決まる案件とでは、それぞれに対する調整措置が異なるとして議論が進められていた。
調整措置の方向性議論
実質免除の線引きに注目

すでにFIT認定を受けている発電所について、今回の「発電側基本料金」がいわば後付けのかたちで課されると、運用コストが増大することが懸念されている。

今回の中間整理では、「原則、調達価格の算定において制度上、追加的な利潤配慮がなされていないものについては、発電側基本料金による追加コストと同水準を調整する措置を置くことを検討する」と明記された。

「追加的な利潤配慮がなされていないもの」とは、2015年7月以降の認定で、太陽光であれば買取単価27円/kWh以降の案件を指す。つまり、買取単価27円kWh以下であれば、買取単価に調整措置分が上乗せされ、実質的な負担をしなくてよいということになる。

裏を返せば、2015年6月以前に認定された案件については、調整措置がなされず、負担増となる可能性が高くなった。

「発電側基本料金」の導入は、2020年以降できるだけ早い時期とされおり、具体的なスケジュールは未定。今後、新規FIT認定案件の取り扱いや具体的な要件等も含め、調達価格等算定委員会で議論される予定だ。

4025とはずがたり:2019/10/15(火) 17:19:30
どんな記事かなぁ〜

ゴミを黄金に変える術、食品業界には一石二鳥
消費者の環境意識に配慮、ヤシ殻やリンゴの皮などを活用
https://jp.wsj.com/articles/SB10048301983862384494604585611702793481686
By Heather Haddon and Lucy Craymer
2019 年 10 月 15 日 12:59 JST

 食品・飲料メーカーは生ごみを丹念にチェックし、新たな収益の可能性を探している。

 米菓子大手モンデリーズ・インターナショナルやコーヒーチェーン大手のスターバックス、ビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)などは、長らく廃棄処分にしてきたヤシ殻などの残りかすや、ビール醸造過程で出た使用済み穀物などを活用し、新たな食品や飲料の開発を試みている。そうした製品が、食材の無駄を減らし、環境への負荷を抑えるよう求める消費者に支持されると期待しているのだ。

 「食品廃棄物につ...

全文記事を読むには

4026とはずがたり:2019/10/15(火) 22:06:59
>>4005
太陽光とバイオマスはお腹いっぱいなんで風力にそろそろ注力して欲しい。

バイオマスは木質ペレットの輸入関税を炭素税とか環境税とか熱帯森林保護税とか何でも良いので理由つけて掛けても良いレベル。

奥村組、石狩湾バイオマス発電所に着工/22年8月運開予定
https://www.denkishimbun.com/archives/45439
New 2019/10/15 7面

 奥村組が100%出資する石狩新港新エネルギー発電合同会社(札幌市、原田治社長)は、石狩湾新港工業団地内に設置予定のバイオマス発電所に着工した。7日に石狩八幡神社で安全祈願祭・起工式を開催。プロジェクトや工事関係者ら19人が参加し、工事の無事を祈願した。2022年8月の運転開始に向け、着実に準備を進めていく。
 発電所の定格出力は5万1500キロワット。燃料には木質ペレットやパームヤシ核殻を使用し、主に東南アジアから年間約22万トンを調達する。想定する年間発電量は3億6千万キロワット時で、一般家庭の約12万1千世帯分の年間使用電力に相当する。


●石狩湾バイオマス発電所
・石狩新港新エネルギー発電(合)=奥村組
・2022.8運開予
・2019.10着工
・出力:51.5MW
・燃料:木質ペレット・PSK
・燃料量:22万トン/年
・想定発電量:3億6千万kWh/年 360GWh/Y

4027とはずがたり:2019/10/15(火) 22:20:51
>>3394

■ 工事進ちょく7割,室蘭バイオマス発電所の外装お目見え
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2019/08/14/20190814m_01.html
【2019年8月14日(水)朝刊】

室蘭マリンブルーの外装が見え始めた室蘭バイオマス発電所の心臓部
 室蘭市港北町の室蘭港中卯埠(ふ)頭で、東南アジア原産のパームヤシ殻(PKS)を燃料に発電する国内最大級となる「室蘭バイオマス発電所」の整備が順調に進んでいる。工事の進ちょく率は約7割で、高さ約55メートルの発電所の心臓部・循環流動層ボイラーの外装が見え始めた。来年5月の商業運転開始を目指している。

 同発電所は、JXTGエネルギーと日揮が室蘭バイオマス発電合同会社(青井伸夫社長)を設立、整備を進める。PKSを100%使う国内初の発電所となる。

 同社によると、工事の進ちょく率は約7割で「スケジュール通り順調に進んでいる」という。発電所の心臓部となる循環流動層ボイラーの整備が進み、現在、ボイラーに水を張っての耐圧試験に入っている。室蘭は冬場に風が強いことを考慮し、安全確保のため板金の外装が施された。色は、JXTGエネルギー製造部室蘭事業所の180メートル集合煙突と合わせた、室蘭マリンブルーを採用している。

 PKSは1万トン級の貨物船で月3、4回、本輪西埠頭に運び、隣接する防塵(じん)フェンスを巡らせた置き場に一時保管する。飛散カバー付きの幅約1メートルのベルトコンベヤーで、約800メートル先の発電所へと運ぶ。これらの設備も7割程度が完成しているという。

 8月に入り作業がピークを迎え、1日約400人の作業員が構内で整備を進める。気温が高い日もあり、毎朝の健康チェックや飲料水の提供、塩あめの職場への常備など熱中症の対策を図っている。

 今後、11月末の工事完了を見込み、12月から総合試運転、来年5月の商業運転開始を目指す。燃料となるPKSの調達について、同社は「安定確保に向け順調に契約が進んでいる」としている。

 発電所の人員については、JXTG室蘭から4月以降、9月の時点で30人が同社に配属となる予定で、試運転を経て40人弱の態勢となる見通し。青井社長は「安全を最優先に、試運転、商業運転につなげたい」と意気込む。施設の保安灯など夜間照明の設置については「社内で知恵を絞っている」という。
(粟島暁浩)

●室蘭バイオマス発電所
・室蘭バイオマス発電(合)=JXTGエネルギー・日揮
・2000.5運開予
・着工:2017
・出力:75MW
・燃料:PSK(100%)
・燃料量:3〜4万トン/月(1万トン級の貨物船で月3、4回)→36〜48万トン/年か
・想定発電量:5.4億kWh/年 540GWh/Y

4028とはずがたり:2019/10/15(火) 23:11:14
昭シェル系バイオマス発電の京浜バイオマスパワーが失火を起こしてたのか。。

>倉庫に貯蔵されている燃料は約3万2500トンに上るという。
3万トンは確か室蘭バイオマスの保管ヤードの規模でだいたいこんなもんなのか。

バイオ燃料倉庫火災、鎮火せず 悪臭、川崎駅付近にも
https://www.kanaloco.jp/article/entry-163059.html
社会 神奈川新聞  2019年04月22日 20:13

 川崎市川崎区の京浜臨海部に立地する発電会社「京浜バイオマスパワー」で16日に発生した燃料貯蔵倉庫の火災の消火活動が難航している。市消防局によると、22日現在、木くずなどでできた大量の発電用燃料がくすぶり続け、鎮火に至っていない。有害物質は含まれていないものの煙は市街地にも漂い、悪臭への苦情が市消防局などに連日寄せられている。

 同局によると、いぶされた状態で燃えているのは木質ペレットとヤシの種殻で「燃えやすい燃料である上、量が多く、放水しても染み込んでいかない」。約1万5千平方メートルの倉庫に貯蔵されている燃料は約3万2500トンに上るという。

 開口部の少ない倉庫の構造も放水の妨げになっている。熱と煙がこもった内部での消火活動は困難な状況。19日午後に外壁の一部を壊し、くすぶる燃料を屋外に運び出した上で放水を続けているが、「運び出せたのは半分程度。ゴールデンウイーク前には消し止めたいが、鎮火のめどは立たっていない」と説明する。

 まきをたいたようなにおいは約4キロ離れたJR川崎駅周辺にも届き、「煙くさい」「洗濯物ににおいが付く」といった苦情は約50件に上る。同社を傘下に収める出光興産広報部は「近隣住民に多大な不便と迷惑を掛け、申し訳ありません」とした上で「燃料は天然由来で有害物質は含まれていない」と説明している。

 火災は16日未明、船着き場から燃料を運ぶ東洋埠頭所有のベルトコンベヤーから出火、倉庫内の燃料に燃え移ったとみられる。22日午前8時現在、消防士延べ520人を投入し、24時間態勢で消火活動に当たっているという。

4029とはずがたり:2019/10/15(火) 23:16:14
うお,欲しい(;´Д`)ハアハア

米テスラ、家庭用蓄電池で日本本格参入へ 20年春設置
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50995760V11C19A0000000/
エレクトロニクス 自動車・機械 環境エネ・素材
2019/10/15 18:11

価格:税別99万+施工費用
蓄電容量:13.5kWh…4人世帯の約1日分の電力消費量
出力:5kW
発売時期:2020年春

4030とはずがたり:2019/10/19(土) 12:38:12

OPECによる石油カルテルには北海油田で対応し,今回の地球温暖化には遠浅の北海の洋上風力などで対応。どちらも北海さまさまの地の利ではあるけど嘗ての覇権国家のイギリスの対応力は侮れんな〜。

https://twitter.com/kei_sakurai/status/1183733134812041220
Keiichiro SAKURAI
@kei_sakurai
英国の再エネ、先の4半期におけるシェアが4割に達し、史上初めて化石燃料の発電量を超える。 https://theguardian.com/business/2019/oct/14/renewable-electricity-overtakes-fossil-fuels-in-uk-for-first-time
ほんの10年足らず前は化石燃料が8割を占めていた。石炭火力は2025年の禁止を前に続々と閉鎖、1%未満に。
Renewable electricity overtakes fossil fuels in UK for first time
New offshore windfarms opening in third quarter mark milestone towards zero carbon
theguardian.com
午後10:15 ・ 2019年10月14日・Twitter Web Client

4031とはずがたり:2019/10/20(日) 09:27:06

OPECによる石油カルテルには北海油田で対応し,今回の地球温暖化には遠浅の北海の洋上風力などで対応。どちらも北海さまさまの地の利ではあるけど嘗ての覇権国家のイギリスの対応力は侮れんな〜。

https://twitter.com/kei_sakurai/status/1183733134812041220
Keiichiro SAKURAI
@kei_sakurai
英国の再エネ、先の4半期におけるシェアが4割に達し、史上初めて化石燃料の発電量を超える。 https://theguardian.com/business/2019/oct/14/renewable-electricity-overtakes-fossil-fuels-in-uk-for-first-time
ほんの10年足らず前は化石燃料が8割を占めていた。石炭火力は2025年の禁止を前に続々と閉鎖、1%未満に。
Renewable electricity overtakes fossil fuels in UK for first time
New offshore windfarms opening in third quarter mark milestone towards zero carbon
theguardian.com
午後10:15 ・ 2019年10月14日・Twitter Web Client

4032とはずがたり:2019/10/26(土) 20:28:29
日経の記事以外纏まった情報が集まらない。。

2018/12/25 12:45
太陽光も「グリッドコード」作成へ、経産省が方針
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/122411816/
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ

…「グリッドコード」とは、電力システムの信頼性や経済性を保持するために、そこに接続する分散電源などが順守すべき包括的な条件を定めたもの。

…欧州では、欧州共通のコード作成が進んでおり、…

…日本では、系統連系に関わる要件やルールが4つの文書にまたがって規定されている。…

風力発電設備については、今後1〜2年でグリッドコードを整備し、2021年度以降、順次導入することになっている。

 今回(とは註:18.12開催の新エネルギー小委員会・系統ワーキンググループの会合)、太陽光やバイオマス発電、火力発電についても、風力と並行してグリッドコードの整備を進めることになった。…

グリッドコードの体系及び検討の進め方について
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/shin_energy/keito_wg/pdf/020_01_00.pdf
2019年3月
資源エネルギー庁

国際エネルギー機関(IEA)によれば、自然変動再エネ導入比率や電力システムの状況等に相関して6つの運用上のフェーズが存在する。
・フェーズ1ではローカル系統での調整が必要となる。
・フェーズ2では系統混雑が現れ始め、需要と変動再エネのバランスが必要となる。
・フェーズ3では出力制御が起こり、柔軟な調整力や大規模なシステム変更が必要となる。
・フェーズ4では変動再エネを大前提とした系統と発電機能が必要となる。
・フェーズ5では変動再エネの供給が頻繁に需要を上回り、交通や熱の電化による柔軟性確保が必要になる。
・フェーズ6では変動再エネの余剰・不足がより長い時間軸で発生し、合成燃料や水素等による季節貯蔵が必要になる。
? フェーズ4にはアイルランドとデンマーク、フェーズ3には欧州各国(ドイツ、スペイン、英国等)、フェーズ2には北米・南米・アジア・オセアニアの各国が位置する。日本はフェーズ2、九州は再エネ導入が進む欧州各国と同じフェーズ3に位置する。
? IEAの試算によれば、2030年時点で日本全体はフェーズ3に位置し、調整力の必要性が一層高まる見込み。

(参考)第19回系統WGにおける委員の御意見
? グリッドコードは技術のみならず経済にも影響を及ぼすことから、送配電事業者のみに任せるべきではなく、競争中立性を確保した上で検討すべき。

? 系統連系に係る技術要件(グリッドコード)が作られた当時と再エネの導入状況が変わってきた…。当時は電源が系統に迷惑をかけないようにすることを前提に整備が進められ、一般送配電事業者も再エネ導入に消極的だった。今後は電源がいかに系統運用に貢献するかということも考えていくべき。
? 再エネのイナーシャ機能等を有効に活用すれば、例えば北東北募プロでいえば、同期安定性が緩和する可能性がある。
? グリッドコードの要件は最低限の事項にすべきであり、それを超えてインセンティブによって誘導していくような事項を盛り込むことになると議論が拡散するおそれがある。

? 再エネ事業者の役割
? 再エネ事業者は発電できればよいというだけでなく…どのような貢献が可能か考えて欲しい。

? 既設電源への適用
? 既設電源については、リプレース時に系統運用に資する要件を求めてはどうか。

日本における系統連系に係る現行の規程
? 日本における系統連系に係る規程は、電気事業法第17条に規定する託送供給義務等(オープンアクセス)の下、大きく分けて、「送配電等業務指針」、「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」、「系統連系規程」、「系統連系技術要件(託送供給等約款別冊)」、「系統アクセスルール」、から構成されている。



グリッドコード化への取組み状況
http://jwpa.jp/keitoubukaiseminar/1-2_Gridcode_eno_torikumi.pdf
2019年2月21日
一般社団法人 日本風力発電協会

4033とはずがたり:2019/10/26(土) 20:33:45

2019/03/25 07:00
ニュース
再エネ「グリッドコード」、広域機関で審議、太陽光はパワコンが焦点
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/032312072/

…国内の…既存の系統連系に関する規定や技術要件は、自然変動再エネの大量導入を想定していなかった…

技術要件の原案などを、電力会社やメーカーなどの業界団体を主体に作成した場合、迅速性や中立性の確保に課題があり、…今回、経産省は、広域機関(OCCTO)に専門的な人材を置くなど予算措置を講じて具体的に検討できる体制を整備する、との案を提示し、委員から了承された。

 太陽光発電のグリッドコードに関しては、電力系統との連系点を通じて、送電の状態を監視・制御するパワーコンディショナー(PCS)の仕様などがカギとなる。…

第20回 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会 系統ワーキンググループ
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/shin_energy/keito_wg/020.html

開催日
2019年3月18日

議事要旨
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/shin_energy/keito_wg/pdf/020_gijiyoshi.pdf

(関係電力会社)
? 東北北部募集プロセスにおいて、ストーム制御機能と出力変化率制限機能を優先して導
入していきたい。ただし、JWPAが検討しているその他の制御機能についても系統制約を
緩和するものであるので、JWPA と相談しつつ可能な限り導入の検討を進めたい。
? 風車にどのような電圧制限機能があるか把握していないため、今回の東北北部募集プ
ロセスにおける電圧対策としては電源の申込内容も踏まえつつ、系統側で STATCOM に
よる制御等で対応する予定。風車側の対応が必要になれば、別途お願いすることとした
い。

4034とはずがたり:2019/10/26(土) 21:03:04
<アンシラリーサービス>

風力発電が電力系統に提供できる
アンシラリーサービス
関西大学 システム理工学部 准教授 安田 陽
https://www.energy.iis.u-tokyo.ac.jp/html_seminar/20150511/20150511_6.pdf

!Now: アンシラリーサービスも提供できる風力発電
! 有効電力制御
! 出力抑制と給電指令(ディスパッチ)
! 出力変化速度(ランプ)制御
! 無効電力制御
! 周波数応答制御
! ガバナ応答 (デルタ制御)
! 疑似慣性

風力発電所の系統運用への貢献(有効電力制御)

! いくつかのメーカから提案されている最新型の有効電力制御では、系統に関する性能目標を達成するために風車および風力発電所の電気的出力を管理することができる。

! 風力発電を●出力抑制することにより系統にアンシラリーを提供する機会を提供することが可能となる。

! 風力発電所で出力抑制が可能であると、風力発電所を自動発電制御(AGC)に組み込むことも可能となる。近年、いくつかの風力発電所がAGC給電指令により運用されている。

! 出力変化速度の制限は、それを行うことが正当化される系統運用条件に対してのみ行うことができ、多用すべきではない。

風力発電所の系統運用への貢献(無効電力制御)

! 電力系統から見れば、風力発電所の無効電力供給能力は、動的な電圧サポートが必要な系統の強化に用いられる調相機やSVC、STATCOMのようなさまざまな動的無効電力補償装置と同等である。

このような特徴をもつ風力発電所により、連続的な電圧
制御を用いて効果的に系統を強化することが可能となる。

風力発電所の系統運用への貢献(ガバナ応答制御)
! DFIGおよびフル定格コンバータをもつ風車の多くは、系統周波数の変動に対してリアルタイムで出力を調整する能力をもっている。

! 系統が公称周波数のときに風車が出力可能な電力以下で運転していれば、系統周波数が不感帯より低下した際に出力を上げることも可能である。したがって、(中略)風車も系統に対して瞬動予備力として貢献することも可能である。

! ほとんど大多数の系統運用条件では、他の従来型電源でこの機能を提供した方がよりコスト効率が高くなる。風力発電所のこの機能が系統から必要とされるときのみ、この能力を提供することが望ましい。

風力発電所の系統運用への貢献(疑似慣性)
! 慣性応答をもつ風車がいくつかのメーカから提供されている。ガバナ応答とは異なり、慣性応答はより高速で過渡的な性質をもつ。したがって、この特性を用いることで発電電力量が制限されるという不利益は発生しない。
! 風車の慣性応答は同期機のものまねではない。ほとんどの系統で重要な尺度となっている周波数低下の程度を制限する優れた性能が、風車制御により提供することが可能である。

4035とはずがたり:2019/10/27(日) 01:21:02

<容量クレジット>

パートII 太陽光・風力発電の限度     2017.2.16 小野章昌
http://www.engy-sqr.com/lecture2/174part2ono.html
電力系統に対する貢献度として「容量クレジット(発電容量kWによる貢献度)」があるが、太陽光・風力は概して低い数値(貢献度)しか持てず、また太陽光・風力が増えるほどその価値(貢献度)は低下していく。

変動性:太陽光・風力の発電量は大幅に、かつ急速に変動する。したがって急速に運転開始できる(あるいは出力を増やすことができる)別の安定電源を必要とする。

余剰性:太陽光・風力の発電量が大きい時に需要が少ない場合は余剰発電が発生する。とりわけ太陽光・風力の占める割合が電力系統内で大きくなるとその問題が生じる。一方太陽光・風力の発電量(kWh)を増やし、発電割合を大きくするためには、自身の稼働率が低いことを考えると沢山の設備を作る必要がある。設備量100万kWの原子力発電から得られる発電量(kWh)と同じ発電量を得るためには、風力の場合は2〜4倍、太陽光の場合は4〜8倍の設備量が必要となる。

第 3 章
風力発電大量導入時の電力系統の運用
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jwea/36/3/36_417/_pdf
3.5 安定な電力供給に対する 風力発電の貢献

電力系統を設計する際の重要な問題は、風力発電の設備容量のうちのどれだけが、統計的にピーク負荷時に保証された容量として貢献できるかである。風力発電の設備容量のうちの安定な容量は容量クレジットと呼ばれる。風の変動性のために、風力発電の容量クレジットは他の発電技術より低い。にもかかわらず、風力発電の設備容量のうちのある一定程度は安定であり、電力系統のアデカシーに貢献する。

4036とはずがたり:2019/10/27(日) 01:23:58
>>4035

>電力系統を設計する際の重要な問題は、風力発電の設備容量のうちのどれだけが、統計的にピーク負荷時に保証された容量として貢献できるかである。
これは揚水発電とかLNG火発とかがメインになる,詰まりそいつらは設備容量に対して100%ってことでいいんかな?

4037とはずがたり:2019/10/27(日) 01:58:26
大規模な火力発電所も故障はするしその場合大きく欠落するので大変な対処が必要になる。まあパラダイムシフトが起きてきてて,風力発電は入れれば入れる程平準化する面もあって,旧態依然の認識をなんとか啓蒙しなくてはという安田先生のご努力https://twitter.com/YohYasuda/status/1187160197417975808は一般送配電事業者の需給管理のご努力は同様敬意を表すべきだな〜。

ただツイッターは人を説得する場では無く,自分の好きな言説を何も考えずに集める場という傾向が非常に強いから不毛な努力とも云えるんだよな・・

風力発電の系統連系〜欧州の最前線〜
Powering Europe:wind energy and the electricity grid
欧州風力エネルギー協会(訳:日本風力エネルギー学会)
European Wind Energy Association (translated by Japan Wind Energy Association)
http://www.jwea.or.jp/publication/PoweringEuropeJP.pdf

1.2.3 従来型電源の不確実性
エネルギー源である風は常に変動するため、しばしば風力発電自体に信頼性がないと主張されることがある。
しかし、完全に信頼性のある発電所や発電方式は存在せず、全ての設備はある時点で故障する可能性がある。実際、大規模発電所が停止する場合は、その原因が偶然や必然あるいは計画停電にかかわらず、電源喪失や偶発事故の要件となる。火力発電所の場合、未計画の供給停止による喪失量は、そのエネルギー供給量の約 6%に相当する。火力発電所や原子力発電所が予期せずトリップした場合、その影響は瞬間的に 1,000 MW にもなる。これまでも電力系統は、変動する需要だけでなく、このような瞬間的な出力変動にも常に対応してこなければならなかった。この問題に対処するための方法は風力発電の変動性にも適用でき、実際すでにいくつかの国々で実証されている。

風力発電は間欠的なエネルギー資源であると誤って表現されることが多い。電力系統レベルでの間欠性とは不定期な間隔で運転と停止を繰り返すことを意味するが、これは風力発電では当てはまらず、間欠的という表現は誤解を与えやすい。風力発電は確かに出力が変動する発電方式ではあるが、その変動性のために本質的に信頼性の乏しいエネルギーであると誤って説明されることが多い。

電力系統の需要と供給はもともと大きく変動するものであり、計画されたり計画されていない多くの要因の影響を受ける。…電力の変動は今に始まったことではなく、電力系統に元々内在する固有の特性である。

…風力発電の出力は変動するが、その変動はかなりの範囲で予測することができる。その変動は系統運用に全
く影響が無いわけではなく、風力発電が電力需要量の大部分を占めるときに特に重要な要因となる。

1.4.1 風力発電と風力発電所
最先端の制御性能などの風力発電の最新技術は、アンシラリーサービスによる系統のパフォーマンスを強化するように設計されている(>>4043)。このように風力発電所の特性を最大限活かし出力抑制を最小限にすることが、風力発電の効率的で大規模な系統連系に対して極めて重要である。最先端の風力発電所は、電圧制御や有効電力制御、フォルトライドスルー (FRT) などの性能を持つ「系統親和性のある」発電所となる。また、系統の慣性を模擬することもできるようになる。系統におけるこれらの特性の経済的価値は費用に比例させて価格に反映させることが望ましい。

4038とはずがたり:2019/10/27(日) 01:58:37
>>4037

風力発電は変動電源であるが、その変動性は電力系統の計画やスケジューリングにあわせて数秒、数分、数時間および季節ごとといったさまざまな時間スケールで予測可能である。一時間内の変動は運転予備力、数時間に亘る変動は負荷追従予備力に関係する。…

風力発電の最新の予測技術によって、系統運用に即したタイムスケールでの変動を定量的かつ正確に予測することが可能となる。

欧州ではグリッドコードの要件が歴史的に発展してきたが、その方法は結果的にメーカーや開発事業者に多大な非効率性を与えてきた。技術的要件の一元化は全ての関係者の効率を最大化するので、可能で適切な限り利用することが望ましい。しかし、技術的要件を完全に一元化することは現実的でないことには注意する必要がある。極端な場合、各加盟国の中で最も厳格な要求事項を実施しなければならなくなる可能性があるが、このような状況は望ましいものではなく、経済的にも魅力がなく、効率的でもない。

1.4.2 風力発電大量導入時の電力系統の運用
電力系統内の風力発電の導入率を増加させるためには、風力発電所に可能な有効電力制御のほか、柔軟性のある電源や需要家側の対策、国際連系線を通じた電力取引、エネルギー貯蔵など、電力系統の柔軟性を増加させる可能性のあるあらゆる手段を検討しなければならない。

風力発電の導入率が大きくなった場合、それに必要な追加予備力を削減できる可能性のある場合は、系統運用者は常に通告時間の短縮と風力発電の短時間予測の組み合わせを適切に利用することが望ましい。このような予備力は、1 時間予測の不確実性が増加したときに負荷追従予備力として必要とされるからである。既存の発電所もこれまでと違った方法でスケジューリングと運用を行えば、このような予備力として使うこともできる。大規模な変動電源の連系のために古い発電所を設備更新したり将来の電源構成を再考したりするときは、低応答性の発電所を含む既存の発電所をより柔軟性のある方法で運用するだけでなく、より柔軟性の高い電源(例えばオープンサイクル・ガスタービン (OCGT) やコンバインドサイクル・ガスタービン (CCGT) による火力発電、水力発電など)を用いることが望ましい。国際連系線を通じて隣接エリアの柔軟性のある予備力へのアクセス性を改善することも、系統の柔軟性を改善する方法の一つである。

欧州では、従来型発電が風力発電に置き換えられている。欧州レベルでの大規模風力発電の容量クレジット>>4035-4036は2020 年に予測される風力発電導入率に対して定格出力の10%のオーダーである。分散した風力発電を集合化し連系線を援用することにより、欧州レベルでの容量クレジットは増加する。

4039とはずがたり:2019/10/27(日) 20:00:31
おおっ,系統用の蓄電事業に転用できるんだな♪

まだプレスリリースにも出てない。
https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2019/index.html

増えるEV電池、大型蓄電で再利用 伊藤忠まず中国勢と
【イブニングスクープ】
エレクトロニクス 自動車・機械 環境エネ・素材 アジアBiz
2019/10/25 18:00日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51399440V21C19A0EA1000/?n_cid=SNSTW001

伊藤忠は車載用電池のリユースなどを手掛ける深?パンドパワー(中国・深?市)と資本・業務提携し、太陽光発電など再生可能エネルギーの需給を調整する蓄電池への転用を促す。

4040とはずがたり:2019/10/27(日) 20:01:09
>>4039
伊藤忠はこんな事業も

次世代リチウムイオン電池メーカーへの出資について
2018年12月17日
https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2018/181217.html

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:鈴木善久、以下「伊藤忠商事」)は、半固体リチウムイオン電池の研究・開発を行う24M Technologies, Inc(本社:米国マサチューセッツ州、CEO:Richard Feldt、以下「24M社」)の第三者割当増資を引き受けました。本出資を通じて、当社と24M社は次世代リチウムイオン電池のグローバル製造・開発事業を共同推進します。

4041とはずがたり:2019/10/31(木) 14:32:47

日本の地熱賦存でベース電源は賄ってしまえるかも知れないぞ♪これどうなってるかなあ〜,3年程経ってるが。

地熱発電の普及課題に突破口、地下水を使わない世界初のシステムを開発
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1610/24/news052.html

日本に豊富な資源量があるものの、課題も多く利用が進まない地熱発電。こうした地熱発電のさまざまな課題を解決できる可能性がある新方式の発電システムを、日本のベンチャー企業と京都大学が開発し、実証に成功した。一般的な地熱発電システムのように地下から温泉水をくみ上げるのではなく、地上から送り込んだ水と地中熱を利用するのが特徴のシステムだ。
2016年10月24日 09時00分 公開
[陰山遼将,スマートジャパン]

 ベンチャー企業のジャパン・ニュー・エナジーは2016年10月12日、京都大学との共同研究で開発した新方式の地熱発電システムを用いた実証に成功したと発表した。「JNEC(ジェイネック)方式」と呼ぶシステムで、一般的な地熱発電のように地下から温泉水をくみ上げることなく発電が行えるのを特徴としている。同社によれば、世界初のシステムになるという。

 日本は地熱資源に恵まれている一方、その利用率は数%にとどまっている。その原因なっているのが、適地が国立公園や自然公園の中に集中しており、発電所の建設が難しい場合が多いという点が1つ。また、地中から大量の熱水をくみ上げることによる、温泉源への影響も考慮する必要がある。そしてこうした事前の調査や調整、さらにその後の発電所の建設工事にも多くのコストを要するといった点が挙げられる。

 ジャパン・ニュー・エナジーのJNEC方式という地熱発電システムは、こうした現状の課題をクリアすべく開発したものだという。その特徴の1つが温泉水を地下からくみ上げるのではなく、地上から水を注入し循環させる「クローズドサイクルシステム」を採用した点だ(図1)。

 これは地下1450メートルまで埋設した「二重管型熱交換器」の中で、地上から加圧注入した水を地中熱によって温め、液体のまま高温状態で抽出する。次にこの高温となった液体を地上で減圧して一気に蒸気化し、タービンを回すことで発電するという仕組みだ。

運用コストを大幅に削減
 温泉水を利用する一般的な地熱発電の場合、揚水管の内部などに不溶性成分が析出・沈殿し固形化するため、メンテナンスや交換が必要になる。加えて地下の蒸気や熱水が枯渇しないようにするため、発電に使用した熱水を地下に戻すための還元井の設置も必要だ。だが、温泉水を利用しないJNEC方式であれば、こうしたコストも大幅に削減できるという。

 ジャパン・ニュー・エナジーはこのJNEC方式の地熱発電について、大分県玖珠郡九重町に建設した「水分発電所」で実証を行った(図2)。実証運転を継続している同発電所では、さらなる性能向上へ向けた技術開発を進めるとともに、大規模化も図る計画だ。現在は24kW程度の出力を、2025年をめどに3万kW(キロワット)にまで拡大するとしている。

4042とはずがたり:2019/10/31(木) 14:33:13
イオンと中部電力、ポイント付与で「卒FIT」電気を囲い込み
住宅太陽光の余剰電力を「WAONポイント」に還元
工藤宗介=技術ライター
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/111411686/?ST=msb

4043とはずがたり:2019/11/12(火) 14:25:01
FITの抜本改革で“低圧太陽光バブル”は終焉へ、入札制度は100kW以上に拡大
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1911/12/news044.html

「FIT制度の抜本的改革」に向けた議論が本格化。FIT開始以降、国内で急速に普及し、安全面での懸念も指摘されている野立て型の低圧太陽光発電は、2020年度からこれまでのような投資目的での新規開発は事実上難しくなりそうだ。
2019年11月12日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 「第5次エネルギー基本計画」に盛り込まれた「再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)の抜本的改革」に向け、2019年夏から本格的な議論がスタートしている。

 FITの抜本的見直に向けては、各種の再生可能エネルギー電源について、メガソーラーや風力発電などの大型の電源を「競争電源」に、小規模な地熱、小水力、バイオマス、低圧太陽光発電などを、地域で活用する「地域活用電源」に分類し、それぞれの枠組みに最適な制度を検討していく流れとなっている。具体的に、競争電源は買取価格の決定方法を入札制度に移行し、FITから自立した電源として市場競争を促すことで低コスト化を進める。一方の地域活用電源については、当面は現状のFIT制度の枠組みを適用する方針だ。ただし、FITを適用する案件については、新たな条件設定を設ける。

委員会では、まず地域活用電源の定義を「自家消費型」と「地域消費型」に分類している。自家消費型とは、建物の屋根や敷地になどに発電設備を設置し、発電した電力をその場で消費するタイプ。なお、自営線で同一敷地外に供給する場合も自家消費型として認められる。一方の地域消費型は、災害時に地域住民に利用されることを前提とした上で、通常時は地域の需要家(地域新電力など)に対して売電(送電)を行うタイプだ。なお、どちらのタイプであっても地域活用電源として認められるには、「レジリエンスの強化に貢献すること」が必要としている。

 「競争電源」に分類される高圧以上の太陽光発電については、既に買取価格の決定に入札制度を導入している。2019年11月5日に開かれた調達価格算定委員会では、2020年度の入札条件に関して事務局案が示された。

 これまで合計4回の入札が行われているが、現状、入札制度の対象となっているのは連係出力500kW以上の案件だ。ただ、これまでの議論で、入札対象範囲を広げ、より小規模な案件についても入札制度に移行させる方針が示されている。

 今回の委員会では昨今の太陽光発電事業に関するコストの低下や、これまでの入札結果などを踏まえ、入札対象範囲を100kW以上とする方針が示され、概ね了承された。ただ、正式な決定は2018年12月17日に予定している、第5回の入札結果の公表を受けてからとする。

 現状、入札における買取価格の上限は、非公表で実施することとなっている。第4回の上限価格は14.00円/kWh(キロワット時)で、第3回より1.50円引き下げられた。なお、第4回の最低落札価格は10.50円/kWh、平均落札価格は12.98円/kWhで、入札を重ねるごと買取価格の平均値は下がっており、入札制度の導入によるコスト低減効果が表れている。

4044とはずがたり:2019/11/12(火) 18:12:50
太陽光発電業者で集まって,過積載分とか貯めて放電するサービス成立せんかなぁ〜。九州島内500kVループ送電罔出来たら余裕が生まれるんちゃうの?

コロン(鹿児島市)…ウェブ関連サービスなどを手掛ける
http://www.colon.ne.jp/solor-energy/

立地:コロンエナジー頴娃(鹿児島県南九州市)
種別:太陽光発電所
出力:2.5MW
連系出力:1.9MW
運開:2014年3月24日
年間予想発電量:約267万kWh
売電単価:円/kWh(FIT・売却先:)
事業用地:

立地:コロンエナジー上別府(鹿児島県南九州市)
種別:太陽光発電所
出力:1.5MW
連系出力:1.5MW
運開:2015年5月20日
年間予想発電量:約161万kWh
売電単価:円/kWh(FIT・売却先:)
事業用地:

立地:コロンエナジー大浦(鹿児島県南さつま市)
種別:太陽光発電所
出力:2.3MW
連系出力:2.3MW
運開:2015年8月20日
年間予想発電量:約257万kWh
売電単価:円/kWh(FIT・売却先:)
事業用地:

名称(立地):コロンエナジー四方寄(熊本市)
種別:太陽光発電所
出力:約2.5MW
連系出力:約2MW(500kW*4)
■蓄電池仕様:出力500kW・容量1.2MWh(NEC)→夜間に放電。
建設開始:
運開:2016年5月13日
年間予想発電量:約304万kWh
売電単価:40円/kWh(FIT・売却先:九電・無制限・無補償の出力抑制が系統接続の条件)
事業用地:

立地:コロンエナシ゛ー下関(山口県下関市)
種別:太陽光発電所
出力:1.2MW
連系出力:?MW
運開:2019年3月6日
年間発電量:約160万kWh
売電単価:円/kWh(FIT・売却先:中国電?)
事業用地:

2016/04/16 01:45
ニュース
鹿児島のコロン、蓄電池併設型メガソーラーを建設、出力抑制に対応
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/041601638/?i_cid=nbpnxt_reco
金子 憲治、加藤 伸一=日経BPクリーンテック研究所

…連系出力を超える太陽光パネル容量を設置する「過積載」を採用している。そのため日中に連系出力を超えた発電量を生み出し、その分を蓄電池に充電するという運用も技術的に可能になる。ただし、現在の固定価格買取制度(FIT)の運用では、こうした蓄電池の運用は認められていない。コロンでは、将来の制度変更を睨み、こうした運用手法の可能性に関し、NECと協力して検証することも検討している。…

4045とはずがたり:2019/11/12(火) 19:54:56
特に最新の大容量(作東・赤穂辺り)は過積載が大きい。タダ同然の安くなったパネルで貴重な系統空き枠を有効活用する為に東向きと西向きに設置して結果的に出力が平準化されたりしてるといいんだけど。。

会社:パシフィコ・エナジー(東京都港区)
https://www.pacificoenergy.jp/business/solar/
国内11件・合計930MWの発電所の開発を手がけうち4件・合計227MWが完工

■運転中

発電所名(立地):「パシフィコ・エナジー久米南メガソーラープロジェクト」(岡山県久米南町)
種別:太陽光発電所
出力:約32.2MW
連系出力:約26.4MW
設備認定日(経産省):2012.11
建設開始:2014.6
運開:2016.3
年間発電量:kWh見込
売電単価:32円/kWh(FIT・中国電)
事業用地:

発電所名(立地):「美作武蔵メガソーラープロジェクト」(岡山県美作市)
種別:太陽光発電所
出力:約32.2MW→42.0MW
連系出力:約26.4MW
設備認定日(経産省):2012.12
建設開始:2014.12
商業運開:2016.7
年間発電量:kWh見込
売電単価:32円/kWh(FIT・中国電)
事業用地:

発電所名(立地):「パシフィコ・エナジー古川メガソーラープロジェクト」(宮城県大崎市)
種別:太陽光発電所
出力:56.9MW
連系出力:?MW
設備認定日(経産省):2013.6
建設開始:2015.6
商業運開:2016.12
年間発電量:kWh見込
売電単価:円/kWh(FIT・東北電)
事業用地:

発電所名(立地):「パシフィコ・エナジー細江メガソーラープロジェクト」(宮崎県宮崎市)
種別:太陽光発電所
出力:96.2MW
連系出力:?MW
設備認定日(経産省):2013.1
建設開始:2015.3
商業運開:2018.2
年間発電量:kWh見込
売電単価:円/kWh(FIT・九電)
事業用地:

発電所名(立地):「パシフィコ・エナジー美並メガソーラープロジェクト」(岐阜県郡上市)
種別:太陽光発電所
出力:54.8MW
連系出力:42MW
設備認定日(経産省):2016.3
建設開始:2018.2
運開:2019.7
年間発電量:年間約5500万kWh見込
売電単価:非公開円/kWh(FIT・中部電)
事業用地:ゴルフ場跡地

4046とはずがたり:2019/11/12(火) 19:55:06
■建設中

発電所名(立地):「作東メガソーラープロジェクト」(岡山県美作市)
種別:太陽光発電所
出力:257.7MW→日本で出力最高
連系出力:150MW
設備認定(経産省):2015.3
建設開始:2017.4
運開予定:2019.9予
年間発電量:年間約2億9000万kWh見込
売電単価:32円/kWh(FIT・売却先:中国電)
事業用地:旧ペニンシュラゴルフクラブ湯郷コースの跡地と旧作東セントバレンタインリゾート計画の跡地
特色:両面ガラスタイプパネル・直流1500V

発電所名(立地):「いわきメガソーラープロジェクト」(福島県いわき市)
種別:太陽光発電所
出力:42.3MW
連系出力:150MW
設備認定(経産省):2014.3
建設開始:2017.9
運開予定:2019.8予
年間発電量:年間kWh見込
売電単価:円/kWh(FIT・売却先:東北電)
事業用地:

発電所名(立地):「豊田メガソーラープロジェクト」(愛知県豊田市)
種別:太陽光発電所
出力:62.1MW
連系出力:41.25MW
設備認定(経産省):2014.3
建設開始:2017.10
運開予定:2019.12予
年間発電量:約7400万kWh見込
売電単価:円/kWh(FIT・売却先:中部電)
事業用地:

発電所名(立地):「備前メガソーラープロジェクト」(岡山県和気郡)
種別:太陽光発電所
出力:111.8MW
連系出力:MW
設備認定(経産省):2016.9
建設開始:2018.7
運開予定:2020.4
年間発電量:kWh見込
売電単価:24円/kWh(FIT・売却先:中国電)
事業用地:

発電所名(立地):「夢前メガソーラー発電所」(兵庫県姫路市)
種別:太陽光発電所
出力:72.4MW
連系出力:MW
設備認定(経産省):2016.11
建設開始:2018.7
運開予定:2020.8
年間発電量:kWh見込
売電単価:円/kWh(FIT・売却先:関電)
事業用地:ゴルフ場跡地

発電所名(立地):「赤穂メガソーラー発電所」(兵庫県赤穂郡)
種別:太陽光発電所
出力:102.144MW
連系出力:60MW
設備認定(経産省):2017.3
建設開始:2019.4
運開予定:2021.2
年間発電量:約1億2500万kWh見込
売電単価:24円/kWh(FIT・売却先:関電)
事業用地:ゴルフ場跡地を再開発

4047とはずがたり:2019/11/12(火) 19:55:36
>>4045-4047

2019/04/11 18:00
兵庫県に102MWのメガソーラー、パシフィコ・エナジーが着工
三菱UFJ銀行など融資、パネルはJAソーラー、パワコンはTMEIC
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/041112126/

2018/08/24 11:16
パシフィコ・エナジー、岡山と兵庫のゴルフ場跡にメガソーラー、112MWと72MW
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/082411430/?i_cid=nbpnxt_reco

2018/11/06 05:00
日本最大260MWを主導するパシフィコ・エナジーの革新力
国内トップのコスト力で大規模プロジェクトを次々と開拓
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/302960/110500170/?ST=msb&P=1

2016/04/21 08:09
岡山県久米南町で32MWのメガソーラー竣工、パシフィコ・エナジーが開発
EPCはTEC、パネルはインリー、パワコンはTMEIC製
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/042101738/?i_cid=nbpnxt_reco

2018/02/08 15:46
郡上市で55MWのメガソーラー建設、パシフィコ・エナジー
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/020810737/?i_cid=nbpnxt_reco

2017/10/20 16:08
豊田市に62MWのメガソーラー着工、パシフィコ・エナジー
EPCは千代化、パネルはシャープ、パワコンはTMEIC製を採用
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/102009598/

パシフィコ・エナジー 兵庫県赤穂郡で発電容量102メガワットの 大型太陽光発電所の建設を開始
2019.04.10 18:00
https://www.atpress.ne.jp/news/181665

パシフィコ・エナジー、兵庫県にメガソーラー着工
2019/4/12 12:48
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43657210S9A410C1000000/

パシフィコ・エナジー 岐阜県郡上市で 発電容量55メガワットの大型太陽光発電所 建設を開始
2018.02.02 10:00
https://www.atpress.ne.jp/news/148561

2019/05/28 17:50
美作市、「太陽光パネル新税」の導入目指し、議会に条例案提出へ
総務省の同意など、実現までには高いハードルも
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/052812230/

4048とはずがたり:2019/11/12(火) 20:06:19
今だったら蓄電池必須だろうが2015と早かったせいで未設置の様だ。くそ〜

九州最大のメガソーラー着工、発電能力96MWで2018年に稼働
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1504/01/news029.html

宮崎市にあるゴルフ場の建設予定地が巨大なメガソーラーに生まれ変わる。140万平方メートルの広大な用地に30万枚の太陽光パネルを設置して、発電能力が96MWに達するメガソーラーを建設する計画だ。2018年の春に運転を開始する予定で、3万3000世帯分の電力を供給することができる。
2015年04月01日 13時00分 公開
[石田雅也,スマートジャパン]

 九州で最大のメガソーラーを建設する場所は宮崎市のほぼ中央にあって、周辺は山林で囲まれている(図1)。もともとゴルフ場を建設する予定だった140万平方メートルの土地を転用した。発電能力は96.2MW(メガワット)に達して、現時点で国内最大の「大分ソーラーパワー」(82MW)を上回る。

 このプロジェクトは米国系の発電事業者2社が共同で実施する。GE(ゼネラルエレクトリック)グループのGEエナジー・ファイナンシャル・サービスとバージニア・ソーラー・グループのパシフィコ・エナジーが事業者である。すでに3月30日に建設工事を開始して、2018年の春に運転開始を予定している。

 年間の想定発電量は公表していないが、太陽光発電の設備利用率(発電能力に対する実際の発電量)の最新の標準値14%で計算すると1億1800万kWhになる。一般家庭の使用量に換算して3万3000世帯分に相当する。2012年度に固定価格買取制度の認定を受けていることから、1kWhあたり40円(税抜き)の買取価格を適用できて、年間の売電収入は47億円にのぼる見込みだ。

4049とはずがたり:2019/11/12(火) 20:35:10
>>4045-4049

元気な外資系か。。日本企業は何をやっとんねん。。

パシフィコはとは総研調べで
出力…パネル出力(MW) 連系出力(MW)(一部推定)
営業中…282.1 214.7
建設中…648.444 585.45
合計…930.544 800.15

となかなか好調。

ファンドに組み込んで世界中の金持ちが濡れ手で粟のようである。。まあ俺も買えば良いんだけど小口でも売ってくれるのかな??

2015/04/05 15:46
九州最大級96MWのメガソーラー、外資系企業出資し、三菱東京UFJなど350億円融資
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/article/NEWS/20150405/412722/?i_cid=nbpnxt_reco

太陽光発電のデベロッパーであるパシフィコ・エナジー(東京都港区)と、米GE(ゼネラルエレクトリック)グループのGEエナジー・フィナンシャル・サービスは…共同出資すると発表した

 ゴルフコースを建設する予定だった約140haの土地

太陽光パネルの設置容量96.2MWに対し、PCSの定格出力は63MW

パシフィコ・エナジーは2012年に設立された。バージニア・ソーラー・グループの傘下で、米大手エネルギー・不動産関連企業のJamiesonグループに属す。

GEエナジー・フィナンシャル・サービスは、世界各地で2GWの太陽光発電事業に対し、19億ドルの株式と債務投資を行ってきた。

ゴルフ場跡地に宮城県最大級の57.1MWメガソーラー
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1602/01/news067.html

ゴルフ場跡地のメガソーラーへの転用が加速しているが、宮城県でも新たなプロジェクトが進んでいる。パシフィコ・エナジーが推進しているパシフィコ・エナジー古川メガソーラープロジェクトである。
2016年02月01日 11時00分 公開

4050とはずがたり:2019/11/12(火) 20:39:29
美作市「発電パネル税」で条例案 事業者対象、6月議会に提案
https://www.sanyonews.jp/article/901922

 美作市は24日、太陽光発電事業者を対象にした法定外目的税「事業用発電パネル税」を創設する条例案をまとめた。28日開会の6月定例市議会に提案する。導入には総務相の同意が必要で、早ければ2020年度からパネル1平方メートル当たり50円を課税する。市によると、太陽光発電に関する法定外目的税の導入を目指すのは全国初という。

 経済産業省に事業用として届け出ている市内約180カ所を対象とし、年間9400万円の税収を見込む。今後、新設される施設にも適用する。自然環境の保全や防災対策などに充てる方針で、税の在り方は5年ごとに見直す。

 市内では、作東地域で全国最大級の大規模施設(約400ヘクタール)が今秋稼働するのをはじめ、ゴルフ場跡地などに発電所の立地が相次いでいる。新たな財源の確保と、発電所で大規模災害が発生すれば市の財政負担が懸念されることから課税が必要と判断した。

 岡山県によると、県内自治体の法定外目的税は県の産業廃棄物処理税があるが、市町村の創設事例はない。

 市は市民代表らによる市総合戦略推進会議に2月に導入を諮問。同会議は4月、おおむね妥当と萩原誠司市長に答申していた。
(2019年05月24日 20時54分 更新)

岡山県美作市が太陽光パネル税導入を検討 「二重課税」が今後の焦点に
2019/08/02
https://solarjournal.jp/solarpower/31195/

晴れの国、岡山県の美作市が太陽光パネル税の導入を検討している。 自治体が条例で制定できる法定外目的税として、1平方メートルあたり50円の課税。 対象となるのは、10kW以上の野立て太陽光発電設備だ。 議論を呼んでいる新しい税制度の争点について考える。

1平方メートルあたり50円
早ければ2020年にも
岡山県美作市は、事業用太陽光発電所のパネル面積に応じ、発電事業者に課税する「事業用発電パネル税」の新設を進めている。

10kW以上の野立て事業用発電設備を対象とし、パネル1平方メートルあたり50円の課税。10kW未満及び屋根置き太陽光は対象にならない。対象期間は2020年度から2030年度の10年間で、すでに稼働している発電設備も対象となる予定だ。

このパネル税創設の目的について、美作市は「安心安全な環境の保全を目的とし、防災対策、生活環境対策及び自然環境対策のための施策に要する費用に充てるため」としている。

2000年に新設された「法定外目的税」という仕組みでは、自治体の条例によって税目を新設することが可能。全国では、これまでに使用済核燃料税や砂利採取税などの導入事例が存在する。美作市もこの法定外目的税を利用して新設を進めており、市議会での条例可決の後、総務省の同意が必要となる。

事業用発電パネル税条例は、6月25日の美作市定例会に上程されたものの、継続審査となっている。

「二重課税」との指摘
これからの審議の争点に
岡山県のすすめる「晴れの国おかやま 太陽光発電のススメ」によると、岡山県内はどの地域においても太陽光発電に優位性があり、県の1kWあたりの平均年間発電量(平成24年度アンケート回答者平均)は全国平均値より約16%も高い。

こうした背景があり、岡山県東部に位置する美作市にもいわゆるメガソーラーが多数建設されてきた。しかし、一部の市民からは、「環境への影響や災害時の二次被害などが起こりやすくなるのでは」といった懸念の声が挙がっており、同市は事業用発電パネル税の検討に至っている。

太陽光発電設備が建設されると、市には固定資産税が新たな税収となるものの、設備の減価償却とともに税収も下がっていく。今回のパネル税は、償却期間にかかわらず10年間の税収が保証される仕組みになっており、市側には税収の補填という意図もあるとみられる。

一方で、このパネル税は「二重課税」に該当するのではないかという意見も出ている。太陽光発電事業者には、すでに法人税、法人住民税、法人事業税や償却資産税が課されていることに加え、発電パネルの面積に応じた課税方法は、固定資産税の課税標準と同じだからだ。

さらに、パネル税の創設は新たな太陽光発電設備の建設を抑制し、再生可能エネルギーの主力電源化を目指す国の方向性に沿わない可能性もある。

今後の審議は、二重課税に該当するかどうかが焦点となりそうだ。

4051とはずがたり:2019/11/12(火) 20:52:07
>>3766など遠野関連

J&Aエナジー:最大出力約14.5MW、年間発電量約2万MWh

SBエナジー:出力約1.2MW、年間発電量は約1390MWh見込

ソネディックス・ジャパン:出力46.6MW。年間想定発電量は5万3000MWh

2018.11.28
メガソーラー、景観に配慮を 遠野市が行政指導へ
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/11/28/29761

 遠野盆地を一望する遠野市の高清水山(797メートル)山麓で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画が持ち上がり、地元松崎地区の住民に懸念が広がっている。眺望が「日本の原風景」と称される同山からパネルが見える恐れがあるほか、一部が県指定の土石流危険区域にまたがるためで、市は事業者に対し景観への配慮や災害防止について行政指導する構えだ。

 メガソーラーは、台湾企業などが設立した東京都のJ&Aエナジー合同会社が計画。同社が地元自治会に示した資料などによると、松崎町光興寺の民有林など47・5ヘクタールを地上権設定契約で確保し、最大出力約14・5メガワット、年間発電量約2万メガワット時(一般家庭換算約4500世帯分)を見込む。

 来年6月に着工し、2020年の完成、稼働を目指す。事業期間は20年間を基本とし、全量を東北電力に売電する方針。同社は造成工事を巡り、パネルの間に緑地帯を設けて景観に配慮すると説明。災害防止のため森林法など関連法令を守って工事し、万が一に備えて土砂流出防止の木柵を設置するなどと理解を求める。


SBIエナジー、遠野市で営農型メガソーラー、畑ワサビを栽培
2019/09/03 18:04
工藤宗介=技術ライター
https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/news/00001/00200/?ST=msb

6月17日から商業運転を開始

総面積約1.9haの耕作放棄地に太陽光パネルを設置

出力は約1.2MW、年間発電量は約1390MWh見込

東北電力に売電

売電単価は32円/kWh

千葉県匝瑳市に続く2件目の営農型

売電収入の3%を営農支援金としてオービットファームに拠出

NECネッツエスアイ、岩手県でメガソーラー建設開始
エネクトニュース2018年6月23日 20:00 0
https://www.excite.co.jp/news/article/Leafhide_eco_news_eoMKwbx29y/

発電出力は46.6MW、太陽光パネルを約10万枚
NECネッツエスアイ株式会社(以下「NECネッツエスアイ」)は6月22日、岩手県遠野市でメガソーラーの建設を開始したと発表した。

発電所建設プロジェクトはソネディックス・ジャパンをはじめとするグループの計画によるもので、NECネッツエスアイが設計・調達・施工を約117億円で受注した。プロジェクトは建設段階に入り、2020年の春に完成が予定されている。

新発電所は総面積約100万平方メートルの敷地に太陽光パネルを10万枚強設置し、発電出力は46.6MWにのぼる。年間想定発電量は5万3000MWhで、一般家庭の消費電力量に換算して1万7650世帯分に相当する。

大型太陽光発電所のプロジェクトが続々
NECネッツエスアイは太陽光発電所の建設事業を注力分野の1つとしており、2016年には出力58MWのメガソーラーを建設から保守まで併せて受注した。

ソネディックス投資グループは、世界各地で太陽光発電所の開発から運営までを手がけている。合計600MW以上の稼働中の太陽光発電所を保有するのみならず、数百MWの発電所の開発も進めている。同社の日本における発電能力は遠野市のプロジェクトを含めると、合計169MWになる。
(画像はNECネッツエスアイ公式ホームページより)

4052とはずがたり:2019/11/12(火) 22:32:53


以下パシフィコ以外の案件

運営会社:?
瀬戸内Kirei太陽光発電所」岡山県瀬戸内市
種別:太陽光発電所
出力:235MW→出力2番目
連系出力:186MW→連系出力最高
建設開始:
運開予定:
年間発電量:
売電単価:円/kWh(FIT・売却先:)
事業用地:

運営会社:ユーラス
ユーラス六ヶ所ソーラーパーク」青森県六ケ所村
種別:太陽光発電所
出力:148MW→商用運転中で国内最大(18.11)
連系出力:118MW
建設開始:
運開予定:
年間発電量:
売電単価:円/kWh(FIT・売却先:)
事業用地:

運営会社:ソフトバンク
ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」北海道安平町
種別:太陽光発電所
出力:111MW→商用運転中で国内2番手(18.11)
連系出力:79MW
建設開始:
運開予定:
年間発電量:
売電単価:円/kWh(FIT・売却先:)
事業用地:

その他巨大プロジェクト…これら固定価格買取制度(FIT)初期に認定を取得し未着工の案件は、今後の制度変更で買取価格の適用年度が変わったり運転開始期限が付くなど、プロジェクトの継続が難しくなる可能性も高い

岩手県遠野市での600MW

青森県横浜町での500MW

長崎県佐世保市宇久島での430MW

4053とはずがたり:2019/11/17(日) 23:08:46

冬の太陽光は宛てに出来ない印象だったのに冬の発電が想定を上回ってピークが4月なのはなかなか。
道東(太平洋側)は寒いけど雪が少ないとは聞くけど寒い方が発電効率良いみたいだしな。
>十勝の雪は例年、4月ころに溶けはじめ、そのころにこのメガソーラーの発電量がピークを迎える。
>この理由として、冬季は晴天が多いことに加えて、空気が澄んでいるために、ほかの季節に比べて太陽光パネルへの入射量がさらに多くなるためではないかと推察している(図6)。

浦幌第一発電所というのは第二が同じ土地所有者で別の開発業者が担当した発電所がある為だそうな。

2019/01/29 06:00
メガソーラー探訪
冬に最も発電量を稼ぐ北海道浦幌町のメガソーラー
無制限・無補償の出力制御が条件となるもファイナンスに成功
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/302960/012800181/?i_cid=nbpnxt_reco

発電所名:「PVNext EBH 浦幌第一発電所」
種別:太陽光発電所
立地:北海道十勝郡浦幌町(比較的冬の降雪が少ない地域)
太陽光パネル出力:約1.95MW
パワコン出力:1.75MW(無制限・無補償の出力抑制(出力制御)が接続条件・2MW以下なので蓄電池不要https://wwwc.hepco.co.jp/hepcowwwsite/energy/recyclable_energy/fixedprice_purchase/pdf/solar_power_pv_tec.pdf)
経営主体:アルタイル・ソーラー(SPC)←土壌汚染対策を手がけるエンバイオ・H(開発時には太陽光関連事業を手掛けるネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市)と合弁)
土地:元砂利採取地(比較的平坦)借り入れ

売電開始:2017年2月に
売電単価:36円/kWh

4054とはずがたり:2019/11/17(日) 23:11:57
俺の持論が来た来たと思ったけどもう3年も前から開発されてたのかっw

2016/07/06 16:47
太陽光パネルを東西に交互に傾ける新手法、敷地内の年間発電量を30%増
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/070602937/?i_cid=nbpnxt_reco
加藤 伸一=日経BPクリーンテック研究所
クリーンテック ラボ

4055とはずがたり:2019/11/17(日) 23:14:35
>>4054
商品化されてるようだ。
売れ行きはどうなんやろ??

Fソーラーパッケージ Mタイプ 特設ページ | NTTファシリティーズ
https://www.ntt-f.co.jp/campaign/f-solarm/

4056とはずがたり:2019/11/17(日) 23:19:07
おお,実際に稼働してる♪
太陽光パネルが安くなったらこうこなくっちゃ。南中時のみ発電量が暴騰して系統容量喰うアホらしいシステムは禁止してこれを主体にしたい♪

連系出力は未公表??

「F志和太陽光発電所」
2019年1月末から発電を開始
出力:2831.76kW
年間発電量:3231MWh
>「最大電力点追従制御(MPPT)」を備えるパワーコンディショナーを導入し、方位ごと発電量を最適に制御して発電電力の最大化を図る構成になっている。
>想定の年間発電量も18%高められる見込み

太陽光:
太陽光パネルをM字型に配置、発電量18%アップ
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1902/08/news042.html

NTTファシリティーズが広島県で建設を進めていたメガソーラーが完成。太陽光パネルを東西向きでM字型に設置することで、発電量を高める仕組みを導入したのが特徴だ。
2019年02月08日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 NTTファシリティーズが広島県広島市で建設を進めていたメガソーラー「F志和太陽光発電所」が完成し、2019年1月末から発電を開始した。太陽光パネルを東西向きでM字型に設置することで、発電量を高める仕組みを導入したのが特徴だ。

 F志和太陽光発電所は出力2831.76kW(キロワット)で、年間発電量は一般家庭1080世帯分に相当する3231MWh(メガワット時)を見込んでいる。

 一般的な発電所では、太陽光パネルを南北方向へ傾斜させて配置する。一方、F志和太陽光発電所では、太陽光パネルのアレイをM字型に、そして東西方向に向くように設置した。同社ではこれを「M字型アレイ工法」と呼んでおり、隣接パネルの影を避けるための離隔が不要となり、従来の南北方向への配置と比較して、敷地面積あたりの太陽電池パネル容量を増やすことができるという。

 さらに「最大電力点追従制御(MPPT)」を備えるパワーコンディショナーを導入し、方位ごと発電量を最適に制御して発電電力の最大化を図る構成になっている。

 NTTファシリティーズはこのM字型アレイ工法を採用する太陽光発電設備の一式を、「Fソーラーパッケージ Mタイプ」として販売している。今回、自社所有のF志和太陽光発電所ではこのシステムを導入することで、太陽光パネルを南北向きに設置する従来の工法と比較し、設置容量を23%増やすことができた。想定の年間発電量も18%高められる見込みだという。

2019年02月04日

「F志和太陽光発電所」の竣工について
https://www.ntt-f.co.jp/news/2019/19020401.html

4057とはずがたり:2019/11/18(月) 00:03:38
2019/06/18 05:00
メガソーラー探訪
亘理の被災地メガソーラー、東北なのに設備利用率17.6%の秘密
「1haに1MW超」で面積効率2倍、過積載率1.6倍
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/302960/061700200/?ST=msb

「亘理太陽光発電所」
山佐(岡山県新見市)…アミューズメント機器の開発・販売、航空機・船舶リースなど・後発ながら計画・建設中のものも含め、連系出力ベースで約500MW、パネル出力ベースで約700MWの案件を手掛けている。

太陽光パネル出力:79.548MW
パワコン定格出力:49.3MW(連系出力)
総事業費:約200億円
着工:2017年6月
運開:2019年3月2日

本発電所の特色:
●パネル設置容量の面積効率は、通常の約2倍になっている。

一般的なパネル配置の設計では、尤も日が低く影が伸びる冬至の午前9時から午後3時でもパネルに影がかからない様にするのに対して,本発電所では「春分と秋分の午前9時から午後3時の間に、太陽光パネルにアレイの影がかからない距離」

同社の試算による年間予想発電量は7588万kWhで、PCSと連系機器の設備利用率は17.57%に達する。国内の新設メガソーラーの設備利用率は15〜16%と見られる

>太陽光パネルのカタログ上の出力(公称最大出力)は、標準試験条件(STC)である1000W/m2の日照下で測定した際の出力値なのに対し、実際の国内サイトでは快晴時の正午でも700W/m2程度の日射しかない
この辺は一寸おかしいような。。

4058とはずがたり:2019/11/21(木) 14:22:44
3年半前の記事。
もう実証事業は終わって事業化へ進んでる頃かな??

再エネ100%を記録したポルトガル、ADRで需給調整に挑む
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1611/24/news037.html

2016年5月に一時的に電力消費における再生可能エネルギー100%を達成するなど、積極的なエネルギーシフトを図っているポルトガル。NEDOおよびダイキンはその首都リスボンで、自動デマンドレスポンス(ADR)による電力需給の安定化を目的とした実証実験を開始する。ADRで再エネの導入拡大と電力需給のバランスを取ることが狙いだ。
2016年11月24日 09時00分 公開

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2016年11月22日、ポルトガルの国立エネルギー地質研究所(LNEG)と共同で、再生可能エネルギーの大量導入に伴う電力需給安定化を目的とした自動デマンドレスポンス技術の実証事業を実施することに合意したと発表した。同年11月21日に基本協定書(MOU)を締結し、さらにNEDOとリスボン市は同市の施設を実証サイトとすることに合意する施行協定書を締結している。

 実証事業はダイキン工業を委託先として、ポルトガル側パートナーであるEDP、EFACEC、everis Portugalと共同で、リスボン市庁舎など複数のビルに蓄冷機能を有するビル用マルチエアコンを導入。このエアコンは電力の供給量に応じて電力消費の上限を自動で制御できるデマンドレスポンス機能を備える。前日の天候や日々のエアコンの使用状況などから電力需要の推移を予測し、これらのエアコンの電力消費量を自動で調整する制御システムと連動させる。こうして空調自動デマンドレスポンス(ADR)システムを構築する。

 さらに現地の電力小売事業者および複数の中小規模の再生可能エネルギー発電施設をアグリゲーターとしてとりまとめ、バーチャルパワープラント(VPP)を構築する事業者が、電力供給の調整を行う。



再エネ100%を達成したポルトガル
 ポルトガルは世界の中でも特に再生可能エネルギーの導入が進んでいる国だ。原子力発電所を持たないポルトガルでは、エネルギーの大半を国外から輸入する化石燃料に依存してきた。そのために増大した貿易赤字が大きな課題となり、国内への再生可能エネルギーの導入を推し進めてきたという背景がある。2016年5月には連続107時間にわたって、国内の全ての電力消費を再生可能エネルギーでまかなったという記録が報告され、話題となった。

 2015年の実績を見てみると、総エネルギー消費のうち約31.9%を再生可能エネルギーが占めており、水力発電を加えると全体の64.8%を賄っていることになる(図2)。ポルトガルの再生可能エネルギーで特徴なのが、風力発電の導入量が多い点だ。2015年実績では7割以上を占める。一方、太陽光発電はバイオマス発電より導入量が少ない。

 再生可能エネルギーの導入が広がる一方で、懸念もある。出力が変動する再生可能エネルギーの比率が今後さらに高まることで、電力需要のピーク時に十分な供給ができないのではないかという問題だ。NEDOはこうした背景から電力需給安定化に貢献する自動デマンドレスポンス技術の実証事業を決めた。

 リスボン市では電力消費の約4割をエアコンが占めるという。そこで今回の実証では、エアコンの利用がピークを迎え電力需要が高まる夏季においても電力の需給バランスを調整できる自動デマンドレスポンスの仕組みを構築し、再生可能エネルギーを安定的に使えるようにすることを目指す狙いだ。

4059とはずがたり:2019/11/21(木) 14:32:25
>>2897-2898

自然エネルギー:
神話を破壊、111%の電力生むデンマークの風力
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1612/19/news085_4.html
2016年12月19日 13時00分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]

▲神話1:風力発電の比率が高まると、系統が不安定になり制御できなくなる→そりゃ代わりの対策は必要。

・神話2:変動する風力発電は、主要な電力源として役に立たない→風況が良ければ成立する。記事では年間を通じた記載が無いのでこれだけでは神話とすることはできないかも

▲神話3:風力発電を増強すると、それに合わせて火力発電も増やさなければならない→代替策がある。

・神話4:風力発電の大量導入には蓄電池などのバックアップ電源が必要不可欠→国際連系してスウェーデンの揚水発電がバックアップとして機能しているのでこれは神話ではなく事実。日本も勿論巨大な揚水発電を持っている。

・神話5:連系線は系統間の大規模な電力のやりとりには向かない→中部電・北陸電・関電の間にはそれなりの規模の連系接続がある。

・神話6:国をまたがる連系・送電は陸続きでないと困難だ→日本でも強化の流れはある。不可能ではないがコストは掛ける必要は当然ある。コストを下げるのは利用率である。

・神話7:連系線は短時間の変動を吸収できない→日本の連系線利用ルールがクソだと解る。。
>図6から分かることがもう1つある。短時間で連系線の容量を使い切ったり、減らしたり自在な運用を生かしていることだ。それどころか、短期間に送電方向を逆向きに切り替えている。輸出から輸入へ、また輸出へ。自由自在だ。
>日本国内では連系線を利用する場合、最短でもスポット市場において翌日分の容量を確保できるにすぎない。これでは風力の変動を吸収することは難しい。
>デンマークでは当日も市場メカニズムを利用して動的に連系線を運用している。その結果が、図6で複雑に揺れ動く利用量の変化となって現れている。

4060荷主研究者:2019/12/11(水) 23:07:55

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52363900Z11C19A1L61000/
2019/11/19 19:38 日本経済新聞 南関東・静岡
静岡・御前崎港のバイオマス発電、中部電・鈴与商事が出資

4061とはずがたり:2019/12/12(木) 18:29:15
Germany takes the first step toward a supergrid
By David Roberts on Jun 24, 2013
https://grist.org/climate-energy/germany-takes-the-first-step-toward-a-supergrid/

Renewable energy sources, at least wind and solar, are variable ? the wind isn’t always blowing, the sun isn’t always shining. This is something every glib(軽薄な) pundit(批評家) on the internet cites as a reason(as a reason:というのも,位?) we’ll need fossil-fuel(fossil[fasl]化石) or nuclear “baseload” power plants for the foreseeable(予見出来る) future. It’s a frustrating topic, since people who actually study the subject (like NREL[米・再生可能エネルギー研究所]) have shown that there are all sorts of ways to handle variability(可変性→変動性) without disrupting(distupt:混乱した・崩壊した) the grid.

One of those ways is transmission(送信→送電?): building power lines to take renewable energy from where it is abundant (often remote areas) to where it is needed (mainly big cities). More specifically, the idea is to build high-voltage direct-current (HVDC) lines that would carry energy over long distances from remote sites and feed it into the alternating-current (AC) lines that serve urban areas. (The DC vs. AC question is interesting, but not particularly essential for understanding the bigger questions.)

Transmission is a somewhat vexed(苛々した・盛んに論じられる→話題の?要討論の?) subject in the energy world. It brings land/wildlife-focused enviros(熱心な環境活動家・enbironは取り囲む) and local-energy enthusiasts in tension with mainstream enviros and lots of large corporate interests(bring A in tenshon with B:AをBと対立させる?). I’m a local-energy guy myself and have, in the past, pushed back against the kneejerk(knee-jerk:膝蓋腱反射・お決まりの行動) resort(リゾート→皆が良く訪れる場所) to more transmission.

Still(それでもhttps://www.eibunpou.net/13/chapter32/32_2.html). Even stipulating(〜を契約の条件として要求する) that we can and should do much, much more to encourage local energy ownership and management; even stipulating that local energy is capable of much more than most forecasts give it credit for; even then, I think new transmission infrastructure is to be welcomed.

Here’s my logic. There are lots of ways other than transmission to handle variable renewable energy and help stabilize its presence on the grid: energy storage, sophisticated distribution grids, demand response, more energy efficiency, etc. Eventually (hopefully?), those other means will allow local, variable, renewable sources of energy to provide smoother, more constant service. And they’ll ensure that every bit of renewable capacity is used to the fullest. But it looks to me like renewables are scaling up much more quickly than those complementary technologies(結局,これら補完的な技術よりも送電罔がより速く規模拡大できるように私には見える). Until we have more robust local energy systems, I think we’re going to need the brute-force method, i.e., transmission. (I’m open to hearing arguments to the contrary.)

4062とはずがたり:2019/12/12(木) 18:29:30
>>4061


The $10 billion plan just approved by parliament will involve three high-voltage direct-current (HVDC) lines running north to south, through Corridors A, C, and D respectively. (I don’t know what happened to poor Corridor B.) Here’s their nifty illustration:

https://grist.files.wordpress.com/2013/06/ieee-german-grid-hdvc-lines.jpg
IEEE Spectrum

Like much else in the clean-energy world, HVDC lines have been the target of considerable innovation recently. It’s now possible to route them through existing AC corridors(回廊地帯・重要な交通ルート・廊下), using existing towers, thus minimizing the need for disruptive(破壊的な>disrupt:混乱した) siting battles. Work is underway on high-tech converters that can also act as breakers, allowing power to be cut off in an instant in the case of fault or accident on the AC grid ? at least in that sense, HVDC lines are getting “smarter” than existing AC lines.

In approving these lines, Germany is taking the first step toward a much-discussed “supergrid” that will interconnect all of Europe:



4063とはずがたり:2019/12/23(月) 01:15:04
>太陽光エネルギーの分野を先導するドイツに比べて、エジプトでは2倍以上の太陽光が降り注ぎ、南部の町アスワンでは、雲のない青空の広がる日が年間330日以上を数える。紅海からは常に風が吹き寄せ、海岸沿いのほぼ未開発の不動産は、大規模な風力発電施設を建設するには最適な場所だ。

エジプト、再生可能エネルギーに期待
2014.10.08
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9805/

 エジプトではここ数年、不安定な経済にさらに追い討ちをかけるように停電が頻発し、国民の日々の生活に支障をきたしている。 その原因は単純だ。アラブ世界でも最も人口密度の高いエジプトで、高まるエネルギー需要に生産がまるで追いついていないのだ。そして、外国から燃料を輸入するだけの経済的余裕もない。政情不安により、過去に計画されていた再生可能エネルギーの開発は立ち止まってしまったままだ。しかし、もし停電問題が解消されなければさらなる騒乱を引き起こすのではないかという不安に加え、政府の財政難を緩和するためにも、アブドルファッターフ・アッシーシ(Abdel Fattah el-Sisi)大統領による新政権は、これまで以上に断固とした政策を実行しようとしている。

◆財政へのしかかる補助金の負担

 エジプトの電力は、90%が石油と天然ガスで占められている。この両方が不足し、さらに送電容量も追いつかない昨今、電力会社は定期的に停電を実施しなければならない状況に追い込まれている。

 多くのエネルギー専門家は、50年間にも及ぶ政策決定の拙さが原因であると指摘する。中でも特に問題なのが、化石燃料の価格を人工的に低く抑えてきた政府からの補助金制度である。

 例えばディーゼル燃料の価格は、補助金のおかげで1リットル1エジプトポンド(15.26円)に抑えられている。隣の国ヨルダンでは、同じ量が103.64円である。おかげで、両国を分ける狭い海峡では安い燃料を持ち込もうとする密輸入がはびこり問題となっている。

 燃料への補助金制度が最初に導入されたのは、1960年代、ガマール・アブドゥル・ナーセル(Gamal Abdel Nasser)大統領による社会主義政権時代である。当時エジプトの人口は3000万人前後を行ったり来たりしていたが、その後、国は急成長して人口も3倍近くに膨れ上がり、それと平行して補助金を受ける燃料の需要も増加した。1日の石油の消費量だけを見ても、1995年から2013年の間に、45万8000バレルから73万8000バレルに増加している。

 それと同時期に、国内の石油および天然ガスの生産量は減少している。1990年代半ばには1日に90万バレルの石油を生産していたのが、2013年には70万バレル以下に落ち込んだ。また、地元産業が大きく依存していた天然ガスも、生産量は2009年をピークに減少を始め、今では国外から初めてガスを輸入する準備を進めている。

 2011年初めに、長年政権に就いていたホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領が失脚し、後に続いた政権はどれも、せっかく手にした指導権を危険にさらすのを恐れて、補助金制度の削減に及び腰だった。

 おかげで、エジプトは巨額の対外負債を抱えることとなり、2014年の第1四半期には450億ドル以上に膨れ上がっていた。外国のエネルギー企業へ負っている60億ドルの支払いも滞り、ほとんどの企業は未払い金を受け取るまではこれ以上の開発は進められないとしている。

 エジプトのエネルギーモデルを調査した専門家は、劇的な改革が実施されない限り、この国の将来は危ないと懸念している。

4064とはずがたり:2019/12/23(月) 01:15:25
>>4063
◆再生可能エネルギーへの期待

 一部のエジプト国民は、この現状を歯がゆい思いで見守っている。なぜなら、この国にはほとんど手をつけられていない風力および太陽光エネルギー資源が豊富に存在するからだ。太陽光エネルギーの分野を先導するドイツに比べて、エジプトでは2倍以上の太陽光が降り注ぎ、南部の町アスワンでは、雲のない青空の広がる日が年間330日以上を数える。紅海からは常に風が吹き寄せ、海岸沿いのほぼ未開発の不動産は、大規模な風力発電施設を建設するには最適な場所だ。

 政府の補助金制度のおかげで、石油やガスに代わるエネルギー源が経済的に競争力を失ってしまったが、アッ=シーシー大統領はこのほど、5カ年計画で補助金を段階的に削減していく政策を実施し、その結果化石燃料の価格が上昇を始め、風力および太陽光エネルギーの持つ潜在性へ新たな期待が高まりつつある。

 ムバラク政権は、2020年までにエジプトのエネルギーの20%を再生可能エネルギーに切り替えるという目標を立てていたが、現状は、風力および太陽光エネルギーから生産されるエネルギーはわずか1%未満である。エジプト政府の数値によれば、その他8%の電力がアスワン・ハイ・ダムで生産されている。

◆変化の兆し

 現在、再生可能エネルギーは国内で一部の強力な支援者を得ようとしている。 多くの大型工場を経営する軍隊が、太陽光テクノロジーの利用を検討しているというのだ。エジプト軍は国内経済にも大きな影響を与えているが、その役割は明確には定義されていない。

 ある軍関係者は、電力供給源への外部からの攻撃に備え、陸軍の基地に太陽光パネルを設置する計画に個人的興味を示している。

 そしてさらに注目すべきは、最大のエネルギー消費者である産業界が再生可能エネルギーへ関心を示し始めていることだ。天然ガスの不安定な供給に辟易していたイタリアのセメント会社は、エジプト南部にある自社工場の近くに120メガワットの風力発電施設を建設する計画中であるという。

 天秤は明らかに、再生可能エネルギーの方へ傾いているようだ。今のエネルギー危機が早期に解消されなければ、今後さらなる社会不安が起こる恐れがあり、政権はようやく思い腰を上げ始めた。政府関係者によれば、再生可能エネルギーの開発に勢いをつける奨励策が今後数週間以内に発表される予定であるという。

4065とはずがたり:2019/12/23(月) 01:19:41
>>4063-4064

>エジプト政府は2025年までに天然ガスの消費量を半分まで減らし、国内のエネルギー供給の42%を再生可能エネルギーによるものにするという目標を発表した

エジプトがBRICSに続くなら再生可能エネで電力供給を整える必要があるしそれは可能である筈だ♪

エジプトの砂漠にそびえ立つ、世界最大級のソーラーファーム
8月 24, 2018
by 小田めぐみ
https://ideasforgood.jp/2018/08/24/biggest-solar-farm-in-egypt/

エジプトと聞いて、多くの人が想像するのは砂漠にそびえ立つ巨大なピラミッドであろう。そんなエジプトの砂漠で今、世界最大規模の太陽光発電所(ソーラーファーム)の建設が始まっている。

首都カイロの400マイル南に位置するベンバン(Benban)で、280億米ドルを費やし建設中なのが、ベンバンソーラーファームだ。このソーラーファームは世界中から集まる複数のエネルギー大企業によって経営され、30の独立した太陽光発電施設から構成される。

雇用される従業員は4000人。ソーラーファーム全体は2019年に完成予定だが、発電施設の一つはすでに2017年12月に操業を開始。最終的には、1.8ギガワットの電力を生み出し、何十万もの家庭や会社に電力を供給する予定だ。

エジプトは長年化石燃料に依存してきており、使用されている電力の90%は石油と天然ガスによって生み出されたものである。さらに、国民が安く利用できるようにするため、化石燃料に対して補助金も与えている。

その影響もあってか、WHOの最近の発表において、カイロは世界で2番目に汚染された大都市として名前が挙げられてしまった。これを受けて、エジプト政府は2025年までに天然ガスの消費量を半分まで減らし、国内のエネルギー供給の42%を再生可能エネルギーによるものにするという目標を発表したのだ。

ベンバンソーラーファームは、この目標達成に大きく貢献するものとなる見込みだ。また、環境問題に対する努力を大きく推進しているシーシー大統領は、先日、紅海のスエズ湾での大規模風力発電所建設を含むいくつかの新たなエネルギー関連プロジェクトを発表した。このように、現在エジプトは国を挙げてエネルギー問題に取り組み始めている。

国土の大半が砂漠であり、灼熱の太陽光が降り注ぐエジプトにとって、太陽光発電はまさにうってつけのものであろう。また、昨今化石燃料に加えて原子力発電の是非についての議論も起こっている日本にとっても、再生可能エネルギーの利用の促進は今後ますます重要になっていくことは間違いない。

ソーラーファームの今後の動向に注目しながら、わたしたちの今後のエネルギー利用についてしっかりと考えていきたい。

【参照サイト】The world’s largest solar farm rises in the remote Egyptian desert
https://www.latimes.com/world/middleeast/la-fg-egypt-green-power-20180730-story.html

4066とはずがたり:2019/12/23(月) 01:25:53
自然エネルギー:
太陽神ラーが風と勝負、エジプト
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1701/24/news091.html

経済規模が大きな途上国はいずれも電力不足に悩まされている。経済成長に追い付かないのだ。砂漠の国エジプトにも電力問題がある。政府は再生可能エネルギーで電力の20%を得る計画だ。ドイツのフラウンホーファー研究所が、各種のエネルギーコストを計算、最も安価な技術は何だろうか。
2017年01月24日 13時00分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]

 灼熱の砂漠が広がるエジプト(図1)。エジプトで再生可能エネルギーを開発するなら、太陽光発電や太陽熱発電が適していそうだ*1)。しかしより適した発電方式があった。ドイツフラウンホーファー研究所の調査結果だ。

 発展途上国(途上国)は先進国よりも大規模に再生可能エネルギーへ注力している。2015年には、投資額や新規導入量でOECD諸国を上回った(関連記事)。再生可能エネルギー導入の機運がある。

*1) エジプト南部のアスワンは、世界で最も雨が少ない場所として知られている。1951年から1978年の年間降水量の平均値は、わずか0.5mmだった(日本は800〜4000mm)。

 途上国がエネルギー開発を進める際、不足しがちなのが基礎的な調査だ。自国の各地域でどのようなタイプの再生可能エネルギーが適しているのか、発電コストはどの程度に落ち着くのか。

 同研究所の太陽光関連の部署(フラウンホーファーISE)は、カイロに立地するドイツ大使館の委託を受け、太陽光発電関連のEPC事業者であるエジプトSolarizEgyptと共同で発電コストを調査、「Electricity cost from renewable energy technologies in Egypt」として公開した。

風力が最も安い

 2016年第3四半期時点にエジプト国内で新規発電所を建設した場合の発電コストを、図2に示す。意外なことに、太陽光発電(黄色)よりも風力発電(青色)の発電コストが低い。

 縦軸は発電コストを2016年時点のドル価格に換算したもの。発電所の開発から廃止まで全期間中に発生する費用を、全期間中の総発電量で割ったLCoE*2)の値である。

*2) LCoE(Levelized Cost of Electricity)は運用中の発電コストだけではなく、設計や建設、保守管理、燃料費、撤去など全てのコストを含むため、さまざまな発電技術を横並びで比較しやすい。

 陸上風力発電のLCoEの値は、1キロワット時(1kWh)当たり、0.048〜0.102ドル。LCoEの値に幅があるのは、風力発電に適した立地とそうでない立地があるからだ。建設コストは1100〜1500ドル/kWの範囲となった。

 太陽光発電は規模や設置方式から3種類に分かれている。系統に接続する2種類をまとめると、0.079〜0.181ドル/kWhとなった。大規模太陽光の一部が風力とほぼ互角の位置にあり、2種類の火力とも競争可能な位置にある。太陽光の建設コストは1kW(最大出力)当たり、1300〜2000ドル。

 高温で乾燥した地域に向くとされている集光型太陽熱発電は、エジプトでは最もコストが高かった。0.125〜0.218ドル/kWhである。立ち上げ時に必要な建設コストは、4000〜5200ドル/kW。

 風力発電は、LCoEはもちろん、建設コスト(初期投資費用)においても太陽光や集光型太陽熱によりも勝っているものが多い。これが現時点の結論だ。



再生可能エネルギーへの投資が発電コストを左右する

 フラウンホーファーISEは、現時と将来の発電コストを予測する一方、発電コストをより引き下げる方策も示した。鍵は資金調達コストにあった。

4067とはずがたり:2019/12/23(月) 01:26:19
>>4066

 エジプトのような途上国は、ドイツのような先進国と比較して資金調達コストがかさむ。これが再生可能エネルギーのLCoEを引き上げていた。

 2016年時点のLCoEの値をより詳しく示した図4は、図3とよく似ている。違いは斜線を施した値を追加したことだ。斜線の値は、エジプトにおける資金調達コストが、ドイツと同等まで下がったと仮定したときのLCoE。

 化石燃料を利用する右端の技術は資金調達コストにあまり影響を受けない。しかし、太陽光や太陽熱、風力は強い影響を受ける。特に集光型太陽熱はこのような条件のもとで初めて化石燃料と競合可能になるほどだ。


慢性的に電力が不足、需要がさらに拡大

 エジプトはアフリカ有数の大国だ。GDPはアフリカ2位、人口は3位の位置にある。2015年の経済成長率は4.2%であり、近年の電力需要の伸び率は5〜6%の範囲にある。だが、電力が足りない*4)。特に電力需要が伸びる夏季には供給が追い付いていない。

 エジプトは産油国ではあるものの、自国の需要をまかなうことはできず、産出量が顕著に低下している*5)。2013年時点の発電量1681億kWhのうち、91.2%を火力が担っているため、この状況はまずい。

 そこで、政府は2020年までに再生可能エネルギーから20%の電力を得る計画を立案。政治的な混乱があり、計画は2022年に延期されたものの、20%の目標を堅持している。

 計画によれば、20%のうち、12ポイントを風力から得る。規模は7200メガワット(MW、720万キロワットに相当)。残りの6ポイントを水力(2851MW)、2ポイントを太陽光(1320MW)でまかなう計画だ。



まずは大規模水力を開発

 エジプトにおける再生可能エネルギーの開発の歴史は長い。まずは大規模水力、次いで大規模風力の開発を進めてきた。

 「エジプトはナイルの賜物」という言葉があるように、水力発電の歴史はナイル川の歴史と重なっている。

 開発の歴史は半世紀を超える。1960年にはナイル川上流部のアスワンに最初の大規模水力発電設備「アスワン第一ダム」(水力発電設備の出力270MW)が開発(図5)。図5ではダムによって形成されたナセル湖が、図中央下にギザギザの水域として写っている。

 その後も、「アスワンハイダム」(2100MW、1967年)、「アスワン第二ダム」(270MW、1985年)と続く。1993年時点では国内の総発電量475億kWhのうち、水力で17.9%をまかなう規模となった。その後、2008年まで100MW以下のダムをさらに2つ建設している。

 6ポイントをまかなう計画のために必要な水力発電の増強量は、ほぼゼロだ。逆に言えば、大規模水力を開発する余地がほとんど残されていない。



FIT制度で民間の投資を呼び込む

 ここまでエジプトの風力は国営事業(NREA)として進んできた。政府は2014年に固定価格買取制度(FIT)を導入、競争入札制度と組み合わせることで民間の投資を促し始めた。

 その結果、風力、太陽光、太陽熱がバランス良く成長すると見込みだとした。太陽光が風力以上に伸びる結果、2030年時点で太陽光の累積導入容量が風力を超え、2040年まで拡大し続ける。

 太陽熱発電は2040年以降に急速に大規模化するため、2050年時点では太陽熱、太陽光、風力の順に規模が大きくなる見込みだ(図7)。



4068とはずがたり:2019/12/23(月) 01:33:08
豪州、2032年に電力を全て再エネに コストは「ゼロ」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41256770U9A210C1000000/
2019/2/14 16:15

成長するオーストラリアの再生可能エネルギー産業を支える条件
先端技術・豊富な自然エネルギー・整備された制度と投資案件
https://www.austrade.gov.au/local-sites/japan/archive-content/ce-top

オーストラリアの再生可能エネルギー産業では太陽光や良好な風況、地熱などの豊富な自然エネルギーに裏打ちされた発・蓄電先端技術の開発・実証が進み、世界でも産業となっています。政府の制度・政策も同産業を後押しし、優れた投資案件を国内外の投資家・企業にご紹介されています。

産業環境

2014年時で再生可能エネルギーによる発電量はオーストラリア全体の15%を占めていました。120超の水力発電、71の風力発電、150万戸の住宅の屋根に太陽光発電が設置され、139のバイオ燃料プラントが稼働しています。
2020年時の大規模再生可能エネルギー目標値が33,000 GWhに設定され、今後総発電能力が5,500 MWとなる 30から50件のの大規模ソーラーや風力発電が計画され、400億ドルを超える投資と15,000以上の新たな雇用創出が期待されています。

4069荷主研究者:2019/12/29(日) 20:13:16

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53690890T21C19A2L41000/
2019/12/23 15:08 日本経済新聞 北海道・東北
JXTG、室蘭バイオマス発電所の試運転始める

4070とはずがたり:2020/01/05(日) 23:56:49
>町内4地区に蓄電池併設の太陽光発電設備を設置し、災害対策本部や避難所となる各公共施設を自前の送電線で結ぶ。平常時は太陽光やバイオマス発電による電気を各施設で消費し、停電や悪天候時でも最大3日間、最低限の電気を供給できる電力を蓄電池にためておく。売電は行わない。
すげえ!蓄電池は自営線で供給,三日ぐらい持つレベルと意欲的だ。

三日間堪え忍ぶより蓄電池にバイオマス発電でブラックスタートの補助電源ぐらいにはならないのかな??

地震倒木を燃料に 厚真町が再エネ発電所 廃熱でイチゴ栽培も
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/361500
2019/11/05 05:00

 昨年9月の胆振東部地震で被災した胆振管内厚真町は本年度中に、町内で太陽光発電所と木質バイオマス発電所の整備に着手する。全域停電(ブラックアウト)を教訓に、停電時も複数の避難所に電気を安定供給できるようにする。地震で大量発生した倒木でバイオマス発電を行い、その廃熱をハウスに送ってイチゴ栽培に利用するなど、再生可能エネルギーを活用した「厚真発」の復興モデルを構築する。

 大規模な土砂崩れに襲われた富里地区をはじめ、町内4地区に蓄電池併設の太陽光発電設備を設置し、災害対策本部や避難所となる各公共施設を自前の送電線で結ぶ。平常時は太陽光やバイオマス発電による電気を各施設で消費し、停電や悪天候時でも最大3日間、最低限の電気を供給できる電力を蓄電池にためておく。売電は行わない。

4071とはずがたり:2020/01/09(木) 22:56:21
https://twitter.com/Knjshiraishi/status/1215046726953758720
Kenji Shiraishi
@Knjshiraishi
すごい。かつて石炭火力が主力だったスペインが電力ミックスを大きく転換し電力部門からのCO2排出を2019年に3割以上削減。英国と同様、天然ガスと再エネを大きく伸ばしてきた。主要因はEU-ETSの排出枠価格がトン25ユーロ(3千円)に達し、石炭火力の価格競争力が落ちたこと。

4072とはずがたり:2020/01/20(月) 11:28:25
先ずはLNG調整力,その次は揚水発電でその次ぎか次ぎ位だろうけどそういう保守的な予想を覆す威力が資本主義的イノベーションには備わっている。

再エネ先進国は、蓄電池導入コストが電力料金を下回る「蓄電池パリティ」へ
https://solarjournal.jp/solarpower/33165/
2020/01/14

住宅で発電した電力を最大限活用する方法として、また災害対策としても大きな期待を集める蓄電池。再エネの先進国であるドイツ、そして日本での導入はどのように進むのだろうか。

ドイツは「蓄電池パリティ」へ
VPPでの利用も始まるか
FIT制度導入やその後のFIP移行など、常に日本の先をゆく再エネ先進国ドイツ。同国は、蓄電池についても日本の半歩先を進んでいる。

ポイントは、グリッドパリティならぬ「蓄電池パリティ」。つまり、蓄電池の導入コストが電力料金を下回ることだ。

下のグラフで示されているように、ドイツ貿易・投資振興機関(GTAI)による2019年1月のレポートでは、「太陽光発電システム+蓄電池」のコストが2018年末に電力料金を下回り、パリティを達成している。2019年以降は導入のメリットがさらに大きくなる試算だ。これにより、蓄電池の導入が加速することが予測される。

ドイツにおける家庭用電気料金と
太陽光発電システム・蓄電システム価格の推移
http://tohazugatali.dousetsu.com/news/graph01.jpg
出典:ドイツ貿易・投資振興機関(Germany Trade & Invest)

また、GTAIの同レポートによると、ドイツ国内においては過去25年の間に170万件、合計45GWにも上る太陽光発電設備が導入された。その大半を占めるのが住宅の屋根に設置されたものであり、そのことが小規模な蓄電池マーケットの成長を支えた。また、蓄電池を活用することで、太陽光発電の自家消費率は平均で35%から70%まで上昇するという。さらに、2020年までに、単年の蓄電池導入は5万件に達する可能性があるとも予測している。

ドイツの事情に精通しているエネルギージャーナリストの北村和也氏は、「過当競争気味のドイツのVPPにおいても、蓄電池利用が始まるだろう」と語る。

日本でも進む価格低減
リチウムイオンが鉛以下へ
一方、日本においては、まだまだ海外と比べて蓄電池の導入コストが高いことが課題だ。

下のグラフは系統用蓄電システムのコスト推移だが、リチウムイオン電池の国内価格が2016年から2017年の間に急激に下がっている。その後も価格低下を続け、2020年には鉛蓄電池の価格を下回る見込みだ。しかし、海外と比べると未だ高い水準にとどまっている。

系統用蓄電池システムの価格推移
http://tohazugatali.dousetsu.com/news/aj_tak20191127_ec.jpg
出典:経済産業省

前号でもお伝えした通り、資源エネルギー庁が示した家庭用蓄電システムの目標では、2020年度に、2018年度から2年間で半値の6万円?9万円/kWhにまで低減することが設定されている。

目標達成には、蓄電地そのもののコストだけでなく、コストの約30%を占める流通や、パワーコンディショナのコスト削減も求められている。ZEHに関連した補助金が新たに設定されるなど、家庭用蓄電池の導入を促進する施策も進められており、引き続きの価格低減に期待が高まる。

SOLAR JOURNAL vol.31(2019年秋号)より転載

4073とはずがたり:2020/01/23(木) 13:43:10
低温で二酸化炭素を資源化する手法を発見
プレスリリース 掲載日:2020.01.2
https://research-er.jp/articles/view/85101

(1)これまでの研究でわかっていたこと
二酸化炭素を再び資源化するためには、これまで400度程度の温度で、水素と固体触媒を用いて還元し、一酸化炭素やメタンなどへ転換する方法が知られています。このプロセスは、ドイツではパワートゥガスと呼ばれ、すでに実証が進められています。ただ、この方法は比較的高い温度を必要とし、回収した二酸化炭素と再生可能エネルギーを用いて、欲しいときに欲しいだけ資源化できる方法ではありませんでした。

(2)今回の研究で新たに実現しようとしたこと、明らかになったこと
本研究グループは、回収した二酸化炭素と、再生可能エネルギーから得られた電力と電解水素を用いて、常温から100度台という低い温度範囲で、効率よく速やかに二酸化炭素を資源化する手法を開発することに成功しました。ルテニウムという金属の微粒子を、セリウム酸化物という材料の上に微細に載せた固体触媒を創出し、これに外部から弱い直流電場を印加すると、二酸化炭素が効率よく一酸化炭素やメタンへと資源化されることを見出しました。これまでにこのような低温で欲しいときに欲しいだけ安全に資源化を進められるプロセスは存在せず、本発見は二酸化炭素の資源化、化石資源の消費削減に大きく貢献可能な技術です。

4074荷主研究者:2020/01/26(日) 12:02:00

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20200110-449155.php
2020年01月10日 08時50分 福島民友新聞
「水素製造拠点」3月7日の開所軸 世界最大規模!浪江に整備

3月7日の開所軸 浪江に整備の水素製造拠点

 浪江町に整備されている世界最大規模の水素製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」の開所が3月7日を軸に調整されていることが9日、関係者への取材で分かった。開所後、4〜6月にかけて設備の点検や接続試験などを行い、7月から本格的な水素製造と実証研究に入る。

 同施設は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東芝、東北電力、岩谷産業が計画。敷地内の太陽光発電で生んだ電気を使い、世界最大級の水電解装置(最大10メガワット)で水素を製造する。

 施設の運転を通じて水素製造の効率化・低コスト化に向けた課題の洗い出しと解消、需要に応じた供給システムの構築も図り、国と県が掲げる「福島新エネ社会構想」をけん引する。製造した水素の一部は、東京五輪・パラリンピックでの活用が見込まれている。

4075とはずがたり:2020/01/31(金) 14:07:01
連系は浜岡原発の廃炉分がガバッと空いてるから使ってくれよ!!130基では少なすぎるわっ!

遠州灘沖に風力発電 再エネ会社、最大130基計画浮上
https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/640088.html
(2019/5/31 07:25)

 御前崎、掛川、袋井の3市にまたがる遠州灘の沖合約1〜10キロ付近の洋上に、風力発電設備を65〜130基の規模で配置する建設計画が進められていることが30日、関係者への取材で分かった。再生可能エネルギー電源開発会社パシフィコ・エナジー(東京)が計画、2022年着工、25年の運転開始を目指している。
 同社などによると、総出力65万キロワット、最大130基の整備を想定。中部電力への売電を計画し、御前崎市内に変電所を設置するための用地取得を進めるという。ただ、遠州灘沖の計画地周辺は本県有数のシラス漁場で、漁業者の反発が予想される。
 関係法令では、国が海域利用の促進区域に指定する際、県や地元市、漁協などでつくる協議会の設置が必要とされる。南駿河湾漁協(御前崎市)の組合長を務める薮田国之県漁連会長は「県内の漁業者にとって欠かせない漁場。漁業者の同意なしに建設計画が進められるはずがない」と語る。
 パシフィコ・エナジーは30日、環境影響評価(アセスメント)法に基づき、事業概要をまとめた配慮書を国と県に提出。県庁や各市役所などで31日から配慮書が縦覧される。

4076とはずがたり:2020/01/31(金) 14:07:25

浜松・佐久間と龍山に風力発電 中電子会社が28基計画
https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/675664.html?news=640088
(2019/8/31 08:14)

 中部電力子会社のシーテック(名古屋市)が浜松市天竜区佐久間町、龍山町の山中で市内最大規模となる風力発電事業を計画していることが30日、分かった。2千〜4千キロワット級のプロペラ型風車(高さ約110〜155メートル)を最大28基設置し、総出力は最大約7万5千キロワットを想定。2028年4月の営業運転開始を目指す。
 同区水窪町などの山中ではJR東日本子会社が風車20基、最大出力6万キロワットの風力発電計画を22日に公表したばかり。市は再生可能エネルギー事業を支援する方針で3月、主に天竜区の山間部など19カ所を陸上の風力発電候補地として示した風力発電ゾーニング計画を策定したが、両社ともに候補地を数カ所含むエリアを事業想定区域に選んでおり、同計画が事業の“呼び水”になったとみられる。
 風車の設置予定地は佐久間町の戸口山(標高1026メートル)から同町と龍山町をまたぐ白倉山(1027メートル)までを南北に結ぶ地域。既存道路の拡幅や土捨場の確保など改変が及ぶ可能性のある範囲を含めた事業実施想定区域の面積は約4131ヘクタールを見込む。計画が順調に進めば、24年4月ごろに着工する。
 同社は9月30日まで、環境影響評価(アセスメント)の第1段階である計画段階環境配慮書を市役所や関連地域の協働センター、同社ホームページなどで公開している。同月上旬には佐久間、龍山両町で住民説明会を開く予定。同社広報担当者は「あくまで計画段階。地元住民や行政から意見をもらい事業を具体化したい」と話す。

4077とはずがたり:2020/01/31(金) 14:07:52
クマタカとサンゴの保全を、高知 風力発電計画、環境省が意見書
https://www.at-s.com/news/article/science/654169.html?news=675664
(2019/7/5 17:11)

 環境省は5日、高知県の「今ノ山」(土佐清水市、三原村)で計画されている風力発電施設に関し、周辺で生息が確認されている絶滅危惧種クマタカの保全を求める意見書を経済産業省に提出した。計画地近くの海域にはサンゴ群集があり、工事で発生する土砂の流入にも懸念を示した。
 「ジャパンウィンドエンジニアリング」(東京)が最大46基の風車を設け、総出力19万7800キロワットの計画。
 意見書は環境影響評価(アセスメント)手続きの一環で、クマタカの衝突事故回避策など、必要な措置が取られない場合は風車の数や設置区域を見直すべきだとしている。

4078荷主研究者:2020/02/03(月) 21:21:48

https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202001/CK2020012302000156.html
2020年1月23日 東京新聞
洋上風力 全国で原発10基分の計画 将来性ある再生エネルギー

http://tohazugatali.web.fc2.com/epower/PK2020012302100065_size0.jpg
銚子沖では国が2013〜17年に洋上風力発電の実証事業に取り組んだ。現在は東京電力が商用運転する(新エネルギー・産業技術総合開発機構提供)

 洋上風力発電は、海に囲まれた日本にとって、太陽光に続く将来性のある再生可能エネルギーだ。

 日本風力発電協会の試算では、風車の土台を海底に固定する「着床式」だけでも九千百万キロワットの潜在力があり、単純計算で最新型の原発六十〜七十基分に相当する。現在、原発十基分ほどに当たる約千四百万キロワット分の事業計画(一部、区域の重複あり)で、騒音や生態系への影響を調べる環境影響評価(アセスメント)の手続きが進む。

 ただ、日本は海域利用のための法整備が遅れたこともあり、ヨーロッパや中国には大きく後れを取る。世界風力会議(GWEC)の二〇一八年報告書によると、世界の洋上風力の導入量は二千三百十万キロワット。このうち八割以上は英国、ドイツ、中国の三カ国が占める。一方、日本は一九年末現在六・五万キロワット(半洋上風力を除くと二・一万キロワット)で、同じ島国の英国の百分の一以下にとどまる。

 洋上風力には、▽陸上より安定して強い風が吹く▽土地の制約がなく大規模設備を建設できる▽風車の土台を新たな漁場として活用できる可能性がある-などの利点がある。その半面、海底の送電線敷設などが必要で建設・維持費がかさむため、大量導入によるコスト削減が不可欠だ。

 洋上風力の建設方式は、「着床式」と、風車を海上に浮かべる「浮体式」の二通り。メガサイト鹿島や東電の銚子沖の計画はいずれも着床式だが、遠浅の沿岸が少ない日本では適地に限りがあり、浮体式の普及にも期待がかかる。 (宮尾幹成)

4079荷主研究者:2020/02/03(月) 21:23:47

https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202001/CK2020012302000157.html
2020年1月23日 東京新聞
鹿島港 洋上風力の組み立て拠点に 近隣の千葉・銚子沖適地

http://tohazugatali.web.fc2.com/epower/PK2020012302100061_size0.jpg
洋上風力発電の風車組み立て拠点として整備される見通しとなった鹿島港の一画。後方の風車は、陸上にあるサミットウインドパワー鹿嶋発電所=鹿嶋市で

http://tohazugatali.web.fc2.com/epower/PK2020012302100062_size0.jpg

 洋上風力発電所を建設する際、大型風車などの設備をあらかじめ組み立てる拠点となる基地港が、鹿島港の外港地区(鹿嶋市)に国の直轄事業で整備される見通しとなった。近隣では千葉県銚子沖が洋上風力の適地として有望視され、東京電力が最大三十七万キロワットの発電所を計画中。こうした計画の前線基地となることで、県は鹿島港の利用促進や周辺への関連産業集積にもつなげたい考えだ。 (宮尾幹成)

 十四日に開かれた県地方港湾審議会(知事の諮問機関)が、外港地区の一画(五ヘクタール)を基地港にするとの港湾計画変更案を了承。二月中旬に予定される国の交通政策審議会(国土交通相の諮問機関)の港湾分科会で正式に決まる。

 洋上風力発電を巡っては、沖合の海域利用のルールなどを定めた「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律(通称・洋上風力発電普及法)」が昨年四月に施行された。

 国は、地元合意などが整った銚子沖など四カ所を有望な区域として、風況や地質の調査に着手している。このうち長崎県五島沖が昨年末、法律に基づく「促進区域」に初めて指定された。銚子沖も近く指定される方向だ。

 洋上風力の発電設備は大型化が進み、最大規模の一・三万〜一・五万キロワット級では柱の高さが二百メートル、風車の直径が二百五十メートルにもなる。海上での建設作業を減らすには、陸上である程度、組み立てておく必要がある。鹿島港は、巨大な資機材の搬出入や保管、組み立てのための広いスペースを確保でき、銚子沖にも近いことから名乗りを上げた。

 県港湾課は「洋上風力は部品が一万〜二万点と多く、事業規模が数千億円に至る場合もあり、地元産業への波及効果が期待される。成長が見込める作業で、質の高い雇用創出にもつながる」と熱視線を送る。

 県内にも洋上風力の実績はある。神栖市の鹿島港沖では、海岸に近い防波堤上に風車を設置する「半洋上風力」と呼ばれるタイプの「ウィンド・パワーかみす第1・第2洋上風力発電所」(計十五基、三万キロワット)が稼働中。この沖合に三十六基(一八・七万キロワット)を建てる「メガサイト鹿島」の計画も進む。

4080荷主研究者:2020/02/03(月) 21:36:23

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54818960U0A120C2X93000/
2020/1/24 18:40 日本経済新聞 東北
Jパワー、秋田県で風力発電稼働 4万キロワット

4081荷主研究者:2020/02/03(月) 21:54:26
>>4080
https://www.sakigake.jp/news/article/20200125AK0009/
2020年1月25日 秋田魁新報
Jパワー、風車18基稼働 にかほ市、出力計4万キロワット

にかほ市の仁賀保高原で運転が始まった「にかほ第二風力発電所」の風車

 電力卸大手の電源開発(Jパワー、東京)は24日、秋田県にかほ市の仁賀保高原で建設を進めていた風力発電施設「にかほ第二風力発電所」が完成し営業運転を開始したと発表した。出力は4万1400キロワットで、県資源エネルギー産業課によると県内の風力発電所では3番目の規模。

 Jパワーによると、同社が100%出資する事業会社「ジェイウインドにかほ」(東京)が2017年7月に着工、19年3月からの試運転を経て運転を始めた。

 全高約120メートル、2300キロワットの風車18基を、Jパワーの別の子会社が整備した「仁賀保高原風力発電所」(15基、2万4750キロワット)の北側に8基、南側に10基設置した。

 発電した電気は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して東北電力に売電する。Jパワーグループによる県内の風力発電施設は、仁賀保高原風力発電所、由利本荘海岸風力発電所(由利本荘市)に次いで3カ所目。

 にかほ市内で稼働する大型風車は41基となった。

4082とはずがたり:2020/02/13(木) 22:22:36
バイオマスはなんとか熱利用主軸に移すべき。FIT骨抜きにする為にバイオマス燃料の輸入関税高くしてもええんちゃうか。脱原発の為に石炭やらバイオマスやらに期待してた時期が自分にも恥ずかしながらあったのは事実、、

バイオマス発電の輸入燃料が急増。日本の電力料金の海外流出は増えるばかり
田中淳夫 | 森林ジャーナリスト
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20200213-00162918/
2/13(木) 12:19

 2019年のバイオマス発電と石炭混焼発電用の木質ペレットとPKS(ヤシ殻)の輸入量の統計が発表されている。それによると、輸入木質ペレットは前年比1・5倍の161,4万トン、PKSは 同じく1・3倍の163,8万トンと爆発的に増えていた。(日本木材新聞より)

 バイオマス発電は、木材等のバイオマスを燃焼させて行う発電だからCO2排出が理論上ゼロ(燃やした分、また成長することで吸収する)ということで推進されてきたが、蓋を開けてみれば国内では調達しにくく輸入に頼ることになってしまった。それでは輸送にかかるエネルギーを考えただけでもまったくCO2削減に寄与しない、というより増やしてしまう。

 それだけではない。バイオマス発電はFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)で割高な電力料金に設定されている。つまり我々の支払う電気代に燃料費分が上乗せされているわけだが、輸入燃料を使うということは、その分を海外に流出させているということだ。環境には役立たない、日本の富が海外に出てしまうと、二重に馬鹿げたことを行っているのだ。(もちろん火力発電の石炭や石油、LPGなどの燃料だって海外から購入しているから富の流出だが、価格は安い。)

 せっかくだから輸入先(日本の富の海外流出先)を見てみよう。

 まず木質ペレットはベトナム産が1位の89万トン、全体の55%も占めている。昨年までカナダ産が首位だったのに様変わりだ。カナダのペレット工場でトラブルがあったことが原因らしいが、それでもベトナムの伸び率は大きい。ベトナムは木工業が盛んで、日本が輸入している建具や家具もベトナム製が多い。その製造時に出るおが屑もペレットとして輸入したということか。ほかマレーシアやタイも伸びている。

 PKSはインドネシア一国で128万トンと他国を圧倒している。2位のマレーシアが36万トンだ。ちなみにPKSの原料は、オイルパームのヤシ殻である。油分を含むので熱量が高いと喜ばれるが、何かと問題視されていることは繰り返し記してきた。ようするに日本は、パーム油の2大生産国からパーム油を搾った滓まで輸入しているわけだ。

 製材屑と油の搾り滓という廃棄物まで輸入してくれるのだから、これらの国にとって日本は超お得意さんになるだろう。

 ちなみに今度はアメリカの木質ペレット製造会社から長期の輸入契約(15〜20年)をしたそうで、そのうちアメリカ産ペレットが席巻するだろう。

 しかし、バイオマス発電所が儲かるのは、FITの制度で割高に電力を購入してもらえるからである。そしてFITは20年間で終了することが事前に決まっている。つまり割高の買取がなくなる。通常は20年間で普及させて採算が合うようにすると見込んでいるためだが、バイオマス発電のコストは燃料代の占める割合が高くて、おそらく引き合わなくなる。そうすれば閉鎖になる可能性が高いのだ。

 事業者は、それまでに稼げたらよいつもりかもしれないが、バイオマス発電所の廃墟が林立することになりかねない。長期契約はそこまで見込んでいるのだろうか。付け加えれば、特定の国からの大量購入は、流通も含めた価格上昇を招くことも懸念されている。それでも維持できるのだろうか。視界不良のバイオマス業界である。

4083荷主研究者:2020/02/16(日) 12:03:47

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00546001?isReadConfirmed=true
2020/1/29 05:00 日刊工業新聞
グリーン発電会津、バイオマス発電を高稼働維持 木質チップ安定調達

バイオマス発電は原料確保の路網整備が課題

 【いわき】グリーン発電会津(福島県会津若松市、斎藤憲輔社長、0242・75・2220)が木質チップの安定調達によりバイオマス発電設備の高い稼働率を実現している。100%国産の木質材で5700キロワットの発電施設を年間320日の安定稼働を持続する。各地で取り組まれているバイオマス発電が成功するカギの一つが、地域の山林から原材料を安定供給するための森林の伐採や輸送に必要な路網の整備だ。

 グリーン発電会津は総合林業のノーリン(福島県喜多方市)が90%、グリーン・サーマル(東京都港区)が10%を出資して2010年に設立。再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)で国内第1号となるバイオマス発電設備を12年7月に稼働した。

 燃料木質材を供給するノーリンは植林、伐採、貯木、製品化と林業のすべてに関わる。発電設備に必要な年間6万トンのチップは保有する山林から5000トン、会津地域から3万5000トン、それ以外から2万―3万トンを調達する。

 自社の加工工場から出るチップを確保し、製品材は製材工場へ供給する。福島県喜多方市内に保有する7万平方メートルの木材リサイクルプラントで年間5万トンの未利用材を処理する。チップはトラック40台で輸送する。

 グリーン発電会津が安定した稼働を維持している最大の要因は原料チップの安定調達だ。ノーリンの斎藤邦雄社長は、今後、他の事業者がバイオマス発電を成功に導くには「山林の伐採、搬出をスムーズに実現する路網の整備が最大の課題」と強調する。

 福島県会津地方には全国でも有数の3420万立方メートルの森林資源があるが、利用は年間10万立方メートルにとどまっている。将来的に「30万立方メートルは供給できるようにするためにも森林の路網を整備し、木材の抜出コストを下げることが重要だ」(斎藤社長)と指摘する。

 さらに「現在の路網を道幅8メートル程度に拡張し、トラックが入れるようにするだけで生産の倍増につながる」(同)とみる。国内では丸太の価格1万数千円(1立方メートル)に対し、伐出・運搬コストが70%程度を占める。路網が整備されているオーストリアは丸太の価格1万円のうち同コストが半分程度で済む。斎藤社長は「路網の整備が林業を活性化し、バイオマス資源の安定供給につながる」と訴える。

(2020/1/29 05:00)

4084荷主研究者:2020/02/16(日) 12:20:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200130_32019.html
2020年01月30日木曜日 河北新報
岩手・大船渡にバイオマス発電所完成 国内最大級、出力7.5万キロワット

営業運転を始めた大船渡バイオマス発電所

 岩手県大船渡市の太平洋セメント大船渡工場にバイオマス発電所が完成し、営業運転が始まった。発電出力は国内最大級の7万5000キロワットで、年間発電量は約11万9000世帯分に相当する。

 総事業費は約235億円。発電事業は太平洋セメントと電力供給会社イーレックス(東京)の共同出資で設立した大船渡発電が担い、全量をイ社に販売する。3割を大船渡工場内で利用し、7割を外部に売電する。

 営業運転は1日に始めた。発電燃料は東南アジアから輸入したパームヤシ殻などを90%、石炭を10%の割合とする。将来的にバイオマス燃料の割合を高めたいとしている。

4085とはずがたり:2020/02/19(水) 23:15:02
https://twitter.com/i/timeline
Keiichiro SAKURAI
@kei_sakurai

7分
世界の洋上風力発電市場、2028年までにコスト半減、市場規模は7倍増との予測。WoodMac。
風力発電市場に占める割合は現在の10%から、25%へ。

https://greentechmedia.com/articles/read/woodmac-offshore-wind-capacity-to-rise-7x-by-2028
WoodMac: Global Offshore Wind Capacity to Rise Sevenfold by 2028
As the onshore wind market matures, the game-changing technology advances will move offshore.

ROLF KRAGELUND FEBRUARY 13, 2020

4086とはずがたり:2020/02/20(木) 17:55:52
「北向き」斜面で特高メガソーラー、大分・中堅企業の挑戦
稼働後2年も、雑草がほとんど生えない秘密
https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/feature/15/302960/060300198/?ST=msb&P=5
金子憲治 日経BP総研 クリーンテックラボ

4087とはずがたり:2020/02/20(木) 20:47:03
アレイ列間を1mに詰め、発電量を最大化した松阪市のメガソーラー
電力線通信によるストリング監視、セグウェイを導入
https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/feature/15/302960/062700043/?i_cid=nbpnxt_reco
加藤 伸一 日経BPクリーンテック研究所
2016.06.28

4088とはずがたり:2020/02/21(金) 16:37:59
ブレークスルー!?

カリウムイオン電池台頭、「リチウム」に閉塞感 45秒満充電・高出力密度
残る課題はリチウムイオンを超えるエネルギー密度の向上
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/03631/?n_cid=nbpnxt_twad_2002rn
野澤 哲生 日経クロステック/日経エレクトロニクス
2020.02.17

4089荷主研究者:2020/02/27(木) 21:23:17

https://www.sakigake.jp/news/article/20200209AK0010/
2020年2月9日 11時1分 秋田魁新報
洋上風力拠点に…能代港埠頭造成へ8500万 県当初予算案

 秋田県は2020年度、洋上風力発電事業の拠点として能代港の機能を強化するため、大森地区の埠頭(ふとう)用地の造成に着手する。測量、地質調査、設計の費用8500万円を港湾整備事業特別会計の当初予算案に盛り込んだ。

 既存の埠頭周辺の海面を埋め立て、新たに10ヘクタールを埠頭用地とする。護岸約700メートルの建設工事や埋め立てなどを合わせた総事業費は41億円。20年度は調査・設計を行い、21年度から工事を開始。24年度の完成を目指す。

 完成後は、洋上風力発電の事業者が、風車の羽根(ブレード)や柱(タワー)などを一時保管するヤードとして利用する。

 能代港は、洋上風力発電を優先的に整備する「促進区域」の候補に国が位置付けている「能代市、三種町および男鹿市沖」に近く、今後は風車をはじめとした関連資機材の取扱量の増加が見込まれる。

 このため県は先月23日の県地方港湾審議会で、2030年代半ばまでの開発方針を定める能代港港湾計画改訂案を示し、能代港大森地区の埠頭を拡張する計画を盛り込んだ。

 埠頭用地の造成はこの計画に基づくもので、今回着手する10ヘクタールは、大森地区で埋め立てが計画されている約23ヘクタールの一部。

 県港湾空港課は「洋上風力発電を推進するための基地として、港湾機能の強化を図りたい」としている。

4090とはずがたり:2020/03/02(月) 00:37:33
莫大な揚水発電の容量持つ日本もなにか地球の為に役立てられんかねえ。。

https://twitter.com/kei_sakurai/status/1234114490989334529
Keiichiro SAKURAI
@kei_sakurai

世界の定置型エネルギー貯蔵システム市場は昨年(?)の4GWから2024年には15GWに拡大との予測。WoodMac。

WoodMac: Global Energy Storage Installations to Hit 15GW by 2024
The 2020s are the decade when the energy storage market comes of age, with potentially profound implications for the global energy system.
greentechmedia.com
午後10:53 ・ 2020年3月1日


WoodMac: Global Energy Storage Installations to Hit 15GW by 2024
The 2020s are the decade when the energy storage market comes of age?with potentially profound implications for the global energy system.

KARL-ERIK STROMSTA FEBRUARY 24, 2020
https://www.greentechmedia.com/articles/read/woodmac-global-energy-storage-installations-to-hit-15gw-by-2024

4091とはずがたり:2020/03/03(火) 21:40:30
ポルトガル、ノルウェー、コスタリカが再生可能エネルギー100%に到達、水力発電がカギか‐気候危機44
2020-01-25 2020-01-27 エネルギー, 気候危機 34428view
エネルギー
https://hontounikachinoarumonowa.com/2020/01/25/%e3%83%9d%e3%83%ab%e3%83%88%e3%82%ac%e3%83%ab%e3%80%81%e3%83%8e%e3%83%ab%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%80%81%e3%82%b3%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%aa%e3%82%ab%e3%81%8c%e5%86%8d%e7%94%9f%e5%8f%af%e8%83%bd/

谷口たかひさです。



その再生可能エネルギーが、国の電力の100%に到達する国が出てきています。

 

ポルトガル

ポルトガルは比較的早い段階で、再生可能エネルギーへの投資を開始
その努力が実を結び、2018年3月には再生可能エネルギーが、国の103.6%の電気を発電
そのうち、55.5%を水力、40.2%を風力、残り(10%未満)を太陽光で発電
またそれまでのポルトガルでの発電に比べ、2,100ユーロ(20〜30億円)のコスト削減、180万トンのCO2削減に成功
火力発電に割いていた2,000万ユーロ(20〜30億円)の補助金は廃止
 

ノルウェー

ノルウェーは2018年、国の98%〜100%の電力を再生可能エネルギーで発電
うち96%が水力
またこの国はグリーントランスポーテーションにも取り組んでおり、10年もしないうちに国の自動車はすべて電気自動車となる見込み
 

コスタリカ

2017年には1年のうち300日を再生可能エネルギーだけで発電
主に水力発電
2018年にはカルロス・アルバラド・ケサダ新大統領が、化石燃料を禁止
コスタリカは「砂の上に城を立てるようなものだ」と周りに言われていた30年前から再生可能エネルギーに着目、それが正しかった事を証明する
 
僕も5月の中旬にコスタリカをお話会で訪問する予定ですが、この新大統領は再生可能エネルギーの他に軍事費を廃止し、福祉や教育にまわす事を決定。

本当に価値のあるものは?がわかっている大統領ですね(^^)


4092とはずがたり:2020/03/12(木) 20:27:48
風力発電の電波障害、事業者が対応 斉藤能代市長、認識示す
https://www.sakigake.jp/news/article/20200311AK0017/
2020年3月11日 掲載

 能代市議会は10日、一般質問で斉藤滋宣市長は、市内で計画している風力発電により電波障害が発生した場合について「事業者が適切な対応を講じると考えている」と述べた。

 大手商社・丸紅などでつくる「秋田洋上風力発電」(東京)が能代港湾区域内で行う洋上風力と、「白神ウインド合同会社」(能代市、代表社員大森建設)が八峰町から同市にかけての陸上で計画中の風力発電の現況を議員が質問した。

(全文 468 文字 / 残り 280 文字)

4093とはずがたり:2020/03/13(金) 20:55:05

>20MWの太陽光発電の電力を用いて、世界最大級となる10MWの水素製造装置

南九州の太陽光発電所から九電の停電要請時にタダ同然で買い付けして逼迫緩和出来るようにしたい。
ただそれだと春秋の極一時しか安く電気が手に入らないのが悩ましい所。。

やはり四国へ繋げて四国経由で関西迄送りたい。

再エネを利用した世界最大級の水素製造施設、実証運用を開始…福島県浪江町
3/9(月) 13:30配信レスポンス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200309-00000012-rps-sci

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、東芝エネルギーシステムズ、東北電力、岩谷産業の4者が、2018年から福島県浪江町で建設を進めてきた、再生可能エネルギーを利用した世界最大級の水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」が完成し、実証運用を開始した。

FH2Rでは、18万平米の敷地内に設置した20MWの太陽光発電の電力を用いて、世界最大級となる10MWの水素製造装置で水の電気分解を行い、毎時1200Nm3(定格運転時)の水素を製造し、貯蔵・供給する。製造・貯蔵は、水素需要予測システムによる市場の水素需要予測に基づいて実施。また、電力系統側制御システムによる電力系統の調整ニーズにあわせて、水素製造装置の水素製造量を調節することにより、電力系統の需給バランス調整を行う。

この水素の製造・貯蔵と電力系統の需給バランス調整の最適な組み合わせを、蓄電池を用いることなく水素エネルギー運用システムにより実現することが今回の実証運用の最大の課題となる。 このため、FH2Rでは今後、それぞれの運転周期の異なる装置で、電力系統のディマンドリスポンス対応と水素需給対応を組み合わせた最適な運転制御技術を検証する。

なお、FH2Rで製造した水素は、主に圧縮水素トレーラーやカードルを使って輸送し、福島県や東京都などの需要先へ供給する予定だ。

レスポンス 纐纈敏也@DAYS

4094とはずがたり:2020/03/13(金) 20:57:07
>>4093
例えばこんなんで300MWだとのこと。

九電のみならず四電や中電,更に関電迄巻き込めば1200MW位増やせそうだ。

自然エネルギー:
再エネの出力制御量を30万kW減らせる、九州電力が連系線の送電量を拡大
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1904/15/news053.html

九州電力が4月1日から九州本土と本州をつなぐ関門連系線のシステム開発を完了。2019年4月1日から運用を開始しており、九州エリアから他エリアへ送電可能量を最大30万kW程度拡大した。
2019年04月15日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 九州電力は、再生可能エネルギーの導入推進に向け、2018年2月28日に経済産業省資源エネルギー庁の「再生可能エネルギー出力制御量低減のための技術開発事業」を受託し、「転送遮断システム」の開発に取り組んできたが、このほど、開発したシステムについて実効性を確認できたため、2019年4月から関門連系線の再生可能エネルギーの送電可能量拡大に活用している。

 九州エリアでは、太陽光発電などの再生可能エネルギーの急速な導入に伴い、特に軽負荷期では、昼間帯に電力の供給が需要を上回り、火力発電の出力抑制などを行っても供給と需要とのバランスがとれない場合には、太陽光発電等の出力制御を実施している。

 九州電力では太陽光発電などを最大限活用するため、九州と本州をつなぐ送電線(関門連系線)を経由して、他エリアへも送電している。ただ、他エリアへ送る電気の量を拡大するためには、関門連系線の事故などが発生した際でも、電気のバランスを保てるように、瞬時に発電機を停止させるシステム(転送遮断システム)が必要になっていた。

 今回開発した「転送遮断システム」を活用することで、九州エリアから他エリアへの再生可能エネルギーの送電可能量を最大で30万kW(キロワット)程度拡大することが可能となった。これにより、再生可能エネルギー電源の出力制御量の低減が期待される。

4095とはずがたり:2020/03/13(金) 21:01:26
郡山・三森峠に「風力発電所」建設計画 24年の運転開始目指す
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200312-00010018-minyu-l07
3/12(木) 13:04配信福島民友新聞

 風力発電事業を展開している日本風力開発(東京)の子会社「三森風力開発」(同)が、郡山市西部に位置する三森峠の稜線(りょうせん)上に風力発電所の建設を計画していることが11日、分かった。最大出力約39メガワットを想定、2024年の運転開始を目指す。
 郡山市が同日の3月市議会一般質問で明らかにした。三森風力開発によると、3000〜3600キロワットの風車を最大で14基設置する予定。市によると、年間発電量は一般家庭約3万世帯分の使用量に相当するという。

4096荷主研究者:2020/03/14(土) 20:09:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55991810T20C20A2TJC000/
2020/2/23 22:11 日本経済新聞 電子版
水素供給、コスト減進む 割安タンクや大型発生装置

4097とはずがたり:2020/03/18(水) 00:04:06
宮城
<液体バイオマス発電>石巻に建設 24年稼働目指す
https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190503_12011.html
2019年05月03日 金曜日

 再生可能エネルギー発電を手掛ける「G-Bio(ジーバイオ)イニシアティブ」(東京)が、宮城県石巻市にバイオマス発電所の建設を計画している。マメ科植物から精製する新しい液体バイオマス燃料を採用し、2021年4月着工、24年6月の運転開始を目指す。

 予定地は三陸沿岸道石巻港インターチェンジ(IC)の北約4キロの同市須江にある山林約8万平方メートル。出力10万2750キロワット。年間消費電力で一般家庭約23万世帯分の発電を見込む。

 燃料には乾燥地や塩害地で栽培できるマメ科植物を使用。従来のパーム油に比べて二酸化炭素の排出量が少なく、コストも半分程度になる。アフリカなどの海外で栽培・精製し、石巻港(石巻市)で陸揚げ後、発電所まで陸送する計画。

 現在、宮城県の環境影響評価(アセスメント)条例の手続きを進めている。7月までに通知される知事意見書を踏まえ、現地調査に入る予定。

 同社によると、建設地は地元関係者や地権者らから打診を受け、選定した。担当者は「説明会の開催や積極的な情報提供を行い、地元住民の理解が得られるよう配慮する」と話した。

4098とはずがたり:2020/03/18(水) 00:06:43
新庄でバイオマス発電稼働 端材燃やし6800kW出力
https://photo.kahoku.co.jp/
河北新報

もがみバイオマス発電とマルカ林業(ともに新庄市)が、新庄市の新庄中核工業団地に建設を進めてきたもがみ木質バイオマス発電所が完成し、1日、稼働を ...

もがみ木質バイオマス発電プロジェクト
http://mogami-biomass.jp/

4099とはずがたり:2020/03/18(水) 00:08:45
どれもリンク切れ。

https://www.kahoku.co.jp/

【写真】新庄でバイオマス発電稼働 端材燃やし6800kW出力
八戸バイオマス発電が稼働 年間発電量2万7000世帯分見込む
宮城・川崎にバイオマス発電所 仙南の木質チップ活用、来月稼働
白石に大規模風力発電所建設へ 再生エネ2事業者が各自計画
仙台港石炭火力をバイオマス専焼に 地球温暖化などを懸念し計画変更
学都仙台の交流拠点に 東北学院大五橋キャンパス、近隣住民に概要説明

4100荷主研究者:2020/03/29(日) 13:37:16

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20200308-466475.php
2020年03月08日 08時50分 福島民友新聞
世界最大の製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」開所

福島水素エネルギー研究フィールドの開所式でテープカットする参加者

 浪江町の棚塩産業団地に7日、世界最大規模の水素製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」が開所した。製造した水素の一部は東京五輪の聖火台や聖火リレー用トーチの燃料などに使われる。町は二酸化炭素(CO2)排出量の2050年までの「実質ゼロ」達成を宣言しており、水素を利用したまちづくりの実現を目指す。

 同拠点は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、東芝エネルギーシステムズ、東北電力、岩谷産業などが総事業費約200億円で整備した。約6万8000枚のソーラーパネルが並ぶ太陽光発電設備を使い、世界最大級の水電解装置(最大10メガワット)で水素を製造する。

 水素で走る燃料電池車(FCV)約560台を満タンにする量を1日で作ることができ、7月に実証を始め、本格的な製造・供給に入る。

 水素は、国と県が掲げる「福島新エネ社会構想」に基づき、県内や東京都内などで幅広く使われる見通しで、専用トレーラーなどで運ばれるという。

 開所式でNEDOの石塚博昭理事長は「技術開発や情報発信などの取り組みを通じて、水素社会の実現に向けてまい進していく」と語った。

4101とはずがたり:2020/04/04(土) 22:33:34
大規模な海外産のバイオ燃料利用の火発は問題が色々大きいようだがまあこの規模なら。。熱利用もして欲しい所。

持続可能な社会へ貢献、バイオマス発電所稼働 燃料は地元間伐材活用、1万5000世帯分電力販売 舞鶴 /京都
会員限定有料記事 毎日新聞2020年4月3日 地方版
https://mainichi.jp/articles/20200403/ddl/k26/020/327000c
京都府

 林ベニヤ産業(本社・大阪市中央区)は2日、舞鶴市平に建設を進めていた「林ベニヤ舞鶴バイオ発電所」が1日から営業運転を開始したと発表した。出力6800キロワットで、一般家庭1万5000世帯分の電力を固定価格買い取り制度で全量売電する。燃料となる木質チップの大半は自社工場の合板端材で賄うが、地元の山林の間伐材を活用し、持続型社会に貢献するという。市によると、府内最大のバイオマス発電所となる。

 林ベニヤ産業は1946年の創業。資本金1億円。舞鶴工場と七尾工場(石川県)がある。2019年3月期の売り上げは210億円で、従業員は330人。合板製造でも再生可能な針葉樹を原料としており、「わが国針葉樹合板のパイオニア」を掲げている。バイオマス発電と併せて持続可能な社会を目指しているという。

4102とはずがたり:2020/04/21(火) 18:30:08
いやぁ〜なかなかの規模ですな☆

でも風力発電121MWってことは設備利用率が2~30%だから25%だとして30MW級の火力発電所が出来た感じである。まあこう言ってしまうと未だ未だ小さい。。

周囲を見渡すと八戸5号LNG416MW,能代1〜3号石炭1800MW,秋田4号石油600MW,仙台4号LNG468MW,新仙台3号LNGコンパウンド1046MW,原町1・2石炭2000MW,東新潟あれやこれや,新潟5号LNG109MWとかだしな。

日本最大規模、121MWの風力発電所「ウィンドファームつがる」が運転開始
2020年04月07日掲載
https://www.kankyo-business.jp/news/024701.php

グリーンパワーインベストメント(以下、GPI/東京都港区)のグループ会社グリーンパワーつがる(青森県つがる市)は4月1日、日本最大規模となる風力発電所「ウィンドファームつがる」の商業運転を開始した。総出力は121.6MW。

同風力発電所は、つがる市の屏風山周辺地域に約2年半の工事期間を経て完工した。ゼネラルエレクトリック社製発電機(出力:1基あたり3,200kW)を38基設置。鰺ヶ沢町の津軽港(旧七里長浜港)から陸揚げされ、鹿島建設(東京都港区)が現場への輸送、据付、建設などの工事を請け負った。

4103とはずがたり:2020/04/25(土) 01:47:43

東北の地銀連合がシンジケート組んで東北の新時代の大規模風力電源地帯化♪

ジャパン・リニューアブル・エナジーに対して筆頭七十七銀行に加え青森銀行・秋田銀行・岩手銀行・東邦銀行・山形銀行の各県のトップバンクが集結☆

新潟も含めて今回の警戒宣言みたいに奥羽越列藩同盟のスキームで行きたいw

東北の6地銀、風力発電に協調融資
地域金融 金融機関 環境エネ・素材 東北 宮城
2020/4/8 13:50
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57810500Y0A400C2L01000/

4104とはずがたり:2020/04/25(土) 01:53:29
>>4103
まあ正直あんま大きくないなあ。。けど計画は最終的には最大75MWに拡大されたようだ。

それは兎も角こんな一箇所で終わらずに東北中に融資先を広めて欲しいとこ♪

https://www.jre.co.jp/company/profile.html
出資者:ゴールドマン・サックス、シンガポール政府投資公社(GIC)

https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/detail/furyoku_miyagikami.html
(仮称)宮城加美風力発電事業 ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社
所在地 :宮城県加美郡加美町
原動力の種類 :風力(陸上)
出力 :最大60,800kW(60.8MW)

加美町内で6万kW風力発電 事業者が配慮書提出 31年度着工見込む(県)
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=17817
[2017/1/31 宮城版]
 県の環境影響評価技術審査会(会長:山本玲子尚絅学院大学名誉教授)が30日に県庁内で開かれ、加美郡加美町内で計画されている民間の風力発電事業について、計画段階環境配慮書の1回目の審議を行った。同地ではジャパン・リニューアブル・エナジー(東京都港区、中川隆久代表取締役)が発電量6万1200kWを見込む「仮称・宮城加美風力発電事業」を計画している。同社は31年度から工事に着手し、33年度中の操業開始を目指す。

 ジャパン・リニューアブル・エナジーは県に対し、昨年12月中に計画段階環境配慮書を提出。これを受けて県は、30日付で同技術審査会に審議を諮問した。

 同配慮書によると、同社が風力発電事業を計画しているのは、加美町漆沢地区の山林内。事業を実施する想定区域は、漆沢ダムの東側の敷地約1340ha。想定区域の一部は、県立自然公園と県自然環境保全地域にかかっている。

 同社はここに、1基あたり2000〜3400kWの電力を発電する陸上設置型の発電機を最大18基設置するとしている。発電機はブレード(プロペラ)を3枚備え、台座からブレードの最高点までの高さが121〜150mになる見込み。また、回転するブレードの直径(ローター径)は、82〜108mになる見込みだ。18基による最大出力は6万1200kWを見込む。

 想定区域の近くにはやくらいゴルフ倶楽部などがあるものの、住宅地からは3km以上離れている。同社によると、送電線が比較的近くまで通っており、国道347号や町道など既存道路を利用することで、工事では取付道路や送電線の新設が短距離に抑えられるという。

 今後、事業が認可されれば、同社は31年度中に工事に取り掛かり、2年程度で完成させる意向。工事資材は仙台港で陸上げし、国道4号や国道347号を経由して現地に搬送する計画だ。運転開始は33年度中を見込んでいる。環境アセスメントの手続きは、環境管理センター(東京都八王子市)が請け負っている。

 同技術審査会で委員からは、薬莱山周辺への景観や環境に配慮することや、猛禽類をはじめとする動植物への環境影響について意見が述べられた。同社は想定区域内に建設する発電機の仮配置範囲を示し、そこに発電機を配置した場合に見える景観などについて、今後、同技術審査会で説明していく方針。

 同技術審査会は2月21日に2回目の審議を行い、村井嘉浩知事への答申案をまとめる。同社は今後、同配慮書の承認以外に事業実施に関する方法書や環境影響評価でも審査会の承認を求め、それを経て開発許可などの認可を求めていくことになる。

(仮称)大崎鳥屋山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について
2019/10/18  環境省  facebook twitter 社員に共有
令和元年10月18日
https://b2b-ch.infomart.co.jp/news/detail.page?IMNEWS1=1667567

(仮称)大崎鳥屋山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、18日、「(仮称)大崎鳥屋山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、宮城県大崎市及び加美郡加美町において、最大で総出力75,000kWの風力発電所を設置する事業である。

4105とはずがたり:2020/04/28(火) 20:17:43
>例えば、Brighsunのリチウム・硫黄バッテリーブランドである2Uは容量1kWh当たりの価格が100豪ドル(約6827円)程度しかないとのこと。リチウムイオン電池1kWh当たりの価格は2018年の時点で10.1万円であることを踏まえると、リチウム・硫黄バッテリーがいかに安価であるかが分かります。

大容量バッテリが安価に実用化されてくると脱石炭,脱原発も見えてくるな〜。

124 名前:とはずがたり[] 投稿日:2020/04/28(火) 20:15:25
2020年04月24日 06時00分ハードウェア
10分の充電でスマホが1週間使えて充電1回で電気自動車を2000kmも走らせるバッテリーが登場
https://gigazine.net/news/20200424-brighsun-lithium-sulfur-battery/

オーストラリアを拠点とする自動車メーカーBrighsunが、従来の二次電池の5〜8倍ものエネルギー密度を誇るリチウム・硫黄バッテリーの試験を開始したと発表しました。この技術を応用したバッテリーが実用化されれば、理論上、1度の充電で2000kmもの距離を走行できる電気自動車が実現すると期待されています。



リチウム・硫黄バッテリーは、負極にリチウム、正極に硫黄を使用することで質量当たりのエネルギー量が非常に高い上に比較的軽量という長所があることから、世界中の企業がこぞって研究を行ってきました。しかし、負極のリチウムが樹枝状晶(デンドライト)になってしまったり、正極に多硫化物(ポリスルフィド)が付着したりして性能が極端に低下してしまうため、寿命が短いという課題が実用化を阻んでいました。

そこで、Brighsunは特許を取得した技術によりデンドライトやポリスルフィドの発生を抑制することで、実用的で高性能なリチウム・硫黄バッテリーの開発に成功したとのことです。また、リチウム・硫黄バッテリーには、ありふれた物質である硫黄を使用することで低コストに生産できるというメリットもあります。例えば、Brighsunのリチウム・硫黄バッテリーブランドである2Uは容量1kWh当たりの価格が100豪ドル(約6827円)程度しかないとのこと。リチウムイオン電池1kWh当たりの価格は2018年の時点で10.1万円であることを踏まえると、リチウム・硫黄バッテリーがいかに安価であるかが分かります。

Brighsunは目下、リチウム・硫黄バッテリーの大量生産に向けて投資家と協議を進めており、早ければ2020年末にも量産体制の構築に着手できる見通しだとしています。

4106とはずがたり:2020/04/30(木) 04:24:05

さてこん時の投資がこのコロナ禍でどうなってるか

ゴールドマンが積極投資、倒産急増の再エネ業界
再エネ事業者の優勝劣敗が鮮明になってきた
https://business.nikkei.com/atcl/opinion/15/221102/051100457/
大西 孝弘
ロンドン支局長
2017年5月12日

4107とはずがたり:2020/04/30(木) 04:30:46
一寸欲しいな♪

2020.04.04 SAT 12:00
ポータブル風力発電機でオフグリッドなライフラインを構築せよ!:FETISH #28
https://wired.jp/2020/04/04/wired-vol36-fetish-28/

4108とはずがたり:2020/04/30(木) 21:27:21

遂に着工か?!感慨深い。

離島4分の1用地にメガソーラー建設へ 国内最大、京セラなど出資
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200429-00331910-kyt-l26
4/29(水) 21:00配信京都新聞

 京セラは28日、長崎県の五島列島に国内最大の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を設置・運営する事業会社に、計6社で約500億円を共同出資すると発表した。2020年度中に建設を始め、23年度中の稼働を目指す。計画発表から6年を経て、プロジェクトが本格始動する。

 約2千人が住む五島列島北部の宇久島(長崎県佐世保市)で、島の面積の4分の1に当たる用地に太陽光パネルを敷設する。出力規模は約48万キロワット。1年間で一般家庭17万3千世帯の年間電力使用量に相当する約51万5千メガワット時(メガは10万)の発電量を見込む。

 生み出した電気は長さ64キロの海底ケーブルで送電し、全量を九州電力に売電する。メガソーラーの一部では、パネルの下で牧草などを栽培する営農併設型とする。総投資額は今回の出資を含め2千億円規模となる見通し。

 メガソーラーを運営する合同会社「宇久島みらいエネルギーホールディングス」に、京セラと九電子会社の九電工、古河電気工業など6社が出資する。発電所の建設と運営を通じ、過疎化が進む離島の経済振興も図る。

 京セラなど4社は同日、ゴルフ場開発が中止された鹿児島県鹿屋市の丘陵地で出力約10万キロワットのメガソーラーの営業運転を始めたことも発表した。総投資額は約400億円。二酸化炭素(CO2)削減効果は年6万2千トンという。

4109とはずがたり:2020/05/06(水) 19:53:18
メタノールをガソリンに混ぜるようにジェット燃料に松根油に混ぜてCO2排出量減らせるかも。しかも副製品として使えるなら尚更良いではないか。
>材料は特殊ではない。松根油は松の根以外からも採取できる。針葉樹であれば製紙チップや製材端材からも副産物としても得られる。テレピン油や残渣のロジンはそのようにして商品化されている

投稿日:2019/11/8
松根油、航空燃料復活の可能性
文谷数重(軍事専門誌ライター)
https://japan-indepth.jp/?p=48824

松根油は復活するのではないか?

かつて松根油(しょうこんゆ)と呼ばれた燃料があった。戦争末期に生産が試みられた代用燃料だ。松の切り株を掘り起こしチップ化する。そこから樹脂を蒸留回収した燃料である。日本はそれを航空燃料に使おうとしていた。

この松根油が復活する兆しがある。精製と改質により軍用航空燃料としての利用が期待されているためだ。松根油燃料はジェット燃料と同様に利用できる。その上で性能でも優れるのである。

その利点は何だろうか?

整理すれば次の3つである。第1は高比重の利点。第2は低コストの利点。第3は再生可能エネルギーの利点だ。

■ 高比重燃料の利点

第1の利点は高比重がもたらす高性能である。簡単にいえば容量燃費が15%向上する。これは軍用燃料としての利点である。

今日、飛行機はほぼジェットエンジンを利用している。これはプロペラ機やヘリコプターも同じだ。大雑把にいえば過半はジェットエンジンでプロペラを廻している。

その燃料は何でもよい。灯油・軽油系のジェット燃料だけではない。軽いガソリンでもアルコールでもメタンガスでもよい。重い重油でもアスファルトでも動く。さらにはマーガリンでも石炭粉でもアルミ微粉末でも動作する。

もし、飛行機を重油で動かせばどうなるだろうか?

比重増加により飛行距離は大幅に伸びる。燃料の熱量はほぼ比重に比例する。つまり燃料タンクにヨリ大量のエネルギーを詰め込める。例えばタンク容量1000リットルの飛行機があり比重0.8の灯油では800km飛べるとしよう。燃料を比重0.9の重油に変えればその距離は900kmに伸びるのだ。(※2)

松根油燃料はそれを実現する利益がある。その比重は0.93におよぶ。(※3)主成分であるカンフェン、αピネン、リモネンを抽出する。その分子をダイマー、トリマーとして重連、三連につなげればその程度の比重に達する。

しかも物性も問題とならない。航空燃料では凍結温度や粘度も問題となるが松根油燃料では基準は合格する。重油のように高空で固まりエンジンが止まるといった問題は生じない。

つまり松根油燃料で飛行機の性能は向上する。従来のジェット燃料JET-A/B、JP-4/5/8の比重は0.75?0.8だ。それが松根油燃料では0.93となる。つまり比重で15%増となる。同容量の燃料で飛行距離が15%も伸びるのだ。

これは軍用燃料として魅力である。例えば航続距離が不満足視されるF-35B型でもA型同様の戦闘行動半径が達成できるのである。

4110とはずがたり:2020/05/06(水) 19:53:35
>>4109
■ 低コスト

第2は低コストの利点である。松根油は比較的低価格でジェット燃料にできる。その点で現用の軍用高比重燃料よりも優れる。

今でも高比重燃料は使われている。例えば比重0.93のJP-10燃料や1.08のRJ-5燃料だ。

たが利用は限定される。JP-10は巡航ミサイル用、RJ-5はラムジェット用だ。いずれもキロ単位でしか使用されない。燃料をトン単位で消費する飛行機には用いられていない。

なぜなら合成燃料であり高コストだからだ。

合成燃料の製造法は迂遠だ。例えば合成ガソリンで有名なFT法は水素と一酸化炭素から作る必要がある。天然ガスや石炭を一度そこまで分解してから合成するのだ。当然ながら非効率である。熱量100の原材料から40の合成燃料も作れない。

高比重合成燃料はさらに高額につく。JP-10ほかではその上でシクロペンタンつまり炭素5環体の合成をしなければならない。合成ガソリンのように一発合成できない。しかもその後には重連化や水素添加が必要なのである。

それが松根油燃料では効率化される。単純蒸留と精製だけでシクロペンタンであるカンフェンあるいは寸前のαピネン、リモネンが得られるのだ。あとは重合と水素添加だけで高比重燃料となるのだ。

そのコストは合成ガソリンの倍程度にとどまるだろう。FT法による合成油の生産コストはざっと1リットル1ドルとされる。その倍とみれば松根油は2ドル程度で製造できる。これは高比重燃料としては破格である。価格未公表だがJP-10やRJ-5では10ドルは超えるからだ。
松根油燃料はこの時流に沿っている。高比重燃料では唯一のカーボン・ニュートラルだからだ。

材料は特殊ではない。松根油は松の根以外からも採取できる。針葉樹であれば製紙チップや製材端材からも副産物としても得られる。テレピン油や残渣のロジンはそのようにして商品化されている

やや離れるが原油価格高騰への対処ともなりうる。松根油は原油由来ではない。また天然ガスや石炭といった化石燃料の生産や消費と競合しない。また種子油脂を主原料とするバイオ燃料とは異なり食料資源とも競合しないのである。

4111とはずがたり:2020/05/08(金) 21:03:30
2028年迄に世界の洋上風力の発電力は7倍になる

19-25年の間に設置されると期待される発電力の8割以上が既にawardされている(資金調達が終わっている?)。
陸上風力のLCOE(エネルギーのlebelized費用=平等化費用?=パリティ的な何か?)は20年代を通じて低下し…

WoodMac: Global Offshore Wind Capacity to Rise Sevenfold by 2028
https://www.greentechmedia.com/articles/read/woodmac-offshore-wind-capacity-to-rise-7x-by-2028
As the onshore wind market matures, the game-changing technology advances will move offshore.

ROLF KRAGELUND FEBRUARY 13, 2020

The 2020s will be a new chapter for the wind industry, according to Wood Mackenzie research, as offshore wind’s share of the annual global wind market reaches 25 percent by 2028, up from 10 percent last year.

Onshore wind matured as an industry over the past 10 years. This maturation will continue in the new decade, as onshore wind increasingly competes with solar and suppliers undergo further consolidation.

Meanwhile, WoodMac finds that installed offshore wind capacity is expected to grow 7x by 2028. More than 80 percent of the capacity expected to be installed between 2019-2025 has already been awarded.

While the levelized cost of energy (LCOE) for onshore wind will continue falling in the 2020s, none of the sector’s advances in turbine tower design, blade materials or controls will be true game-changers, according to Wood Mackenzie’s Dan Shreve.

Groundbreaking technology advancements now generally fall within the offshore wind sector as opposed to onshore.

LCOE had already dropped significantly for offshore wind in recent years as companies invested in purpose-built equipment and designs targeting offshore wind. That trend will continue in the 2020s as technology costs continue to fall.



4112とはずがたり:2020/05/08(金) 23:08:21
寿命は鉛電池の100倍以上、充放電の課題を解決した新しい亜鉛電池を開発
日本触媒が新しい亜鉛電池の開発に成功。水・炭・亜鉛と資源的に豊富かつ毒性のない材料で、低コストに作れることが特徴で、燃えるリスクなどもないという。亜鉛蓄電池の普及課題とされてきた寿命についても、1万サイクル以上の長寿命性能を実現した。
2020年02月20日 07時00分 公開
[スマートジャパン]
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/2002/20/news045.html

 日本触媒は2020年2月18日、自社開発の亜鉛電池用セパレータと亜鉛負極に、活性炭を組み合わせた「カーボン-亜鉛ハイブリッド畜電池」を開発したと発表した。主な構成要素が水・炭・亜鉛と資源的に豊富でかつ毒性のない材料で作れることが特徴で、燃えるリスクなどもないという。亜鉛蓄電池で課題とされてきた寿命についても、1万サイクル以上の長寿命性能を実現したとしている。

 亜鉛蓄電池は負極に亜鉛を用いた充放電可能な電池。リチウムイオン電池などと異なり、電解液に有機溶媒を使わないため、高い安全性が高い。さらに、鉛などの有毒材料やレアメタルを用いないため、資源・環境的にも優れるというメリットがある。しかし電池寿命に課題があり、乾電池としては利用できるが、充放電可能な蓄電池としての活用は難しいとされていた。これは、亜鉛蓄電池の充放電を繰り返すと、亜鉛電極からデンドライトと呼ばれる亜鉛の針状の結晶が対極へ向かって成長することにより、正極と負極が短絡しやすいことが大きな原因だという。

 そこで日本触媒は、樹脂製セパレータとは異なる、鉱物粉末をシート化した独自構造のセパレータを開発。デンドライトによる短絡を抑制し、充放電サイクル劣化を抑える独自の亜鉛負極材料の開発にも成功した。これらの要素技術を組み合わせて開発したカーボン-亜鉛ハイブリッド蓄電池は、正極に活性炭を用い、物理容量である電気二重層容量を利用している。一方の負極は、亜鉛の電気化学反応を行うため、物理容量と化学容量のハイブリッド電池とした。そのため、電気二重層キャパシタ(EDLC)の長所である高出力特性・長寿命特性を持ちながら、弱点である容量性能を、電池材料を用いることで克服しているという。

4113とはずがたり:2020/05/08(金) 23:38:25
太陽光発電と系統電力を併用できるハイブリッド蓄電池が登場。フライホイール用い
日本フライホイールが新型蓄電装置を開発
https://www.denkishimbun.com/sp/48123
2019年12月23日
太陽光発電の電気と系統電力を併用しながら蓄電もできる「ソーラーユニスター」
 日本フライホイール(名古屋市、田中一彦代表取締役)は、太陽光発電による電気と系統電力を状況に応じて使い分けながら、太陽光の電気を貯蔵できるハイブリッド蓄電装置を開発した。電力を回転エネルギーに変換し蓄電できるフライホイールを用いて、太陽光の電気を使うのと同時に貯蔵ができる。雨天時や夜間など太陽光発電ができない時は、系統電力に自動で切り替わる。田中氏によると、フライホイールを用いて太陽光発電と系統電力を併用できる装置は世界初という。

 開発した装置の名称は「ソーラーユニスター」。主に太陽光発電による直流の電気を交流に変換するインバーターや電気を三相から単相に変える変圧器、フライホイールで構成する。機器の大きさや部品の数は必要最小限とし小型・軽量化した。

 フライホイール1基当たりの大きさは直径約45センチメートル、高さ約8センチメートルで、出力は3キロワットとなる。電力貯蔵能力は100%負荷の場合、約1分間の連続運転が可能。何基でも連結できるので、太陽光発電の出力や顧客の電力使用状況に合わせた規模で設置できる。

 フライホイールはエネルギー損失が少なく高効率な上、充放電サイクルに制限がないなどの強みがある。田中氏は、摩擦や空気抵抗を最大限抑えられる構造を独自で開発。消耗する部品がなく、耐久性にも優れている。

 ソーラーユニスターは日本フライホイールが開発・設計し、伸和電機製作所(埼玉県戸田市、鈴木啓泰代表取締役)が製造する。量産体制を整え、2020年度にも販売を開始する予定。工場やコンビニ、集合住宅、ホテルなどへの納入を目指す。

 田中氏は「太陽光の電気をフル活用し、エネルギーコストの低減や地球温暖化防止に貢献できる製品。フライホイールの効率性や安定感をPRし、家電感覚で社会に溶け込ませていきたい」と話している。

電気新聞2019年12月17日

4114とはずがたり:2020/05/08(金) 23:43:57
「超電導フライホイール」で太陽光の出力安定化、実用化に前進
甲府市内のメガソーラーに併設して実証、充放電効率87%
https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/news/16/012210539/
金子憲治 日経BP総研 クリーンテック研究所
2018.01.22

参加者(社)…山梨県と鉄道総合技術研究所、古河電気工業、ミラプロ

実験場所…甲府市にある米倉山太陽光発電所の敷地内

規模…直径2mのフライホイール(弾み車)を内蔵,重さ4t

蓄電能力…定格出力300kW、充電容量100kWh むぅ,ちいせえw直径2mではこんなもんか

運用…隣接して稼働する出力1MWのメガソーラーの出力変動を緩和 

コスト…「競合するリチウムイオン蓄電池と比較しても、長期運用を前提にすればコスト面でも戦えるレベルになってきた」(鉄道総合技術研究所)

将来…将来的には「超電導磁気軸受(SMB)」の性能を高めてフライホイールの重量を10tまで重くして、大規模化する開発計画を持っている。

直径2mで4トンだから10tにしても大して大きくならない??

4115とはずがたり:2020/05/08(金) 23:45:12
同時同量なの?同量だけだよね??

米マイクロソフト、315MWをメガソーラーから調達、1企業の太陽光購入案件で米最大
2020年までに使用電力の60%を再エネに
https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/news/16/032610918/?i_cid=nbpnxt_reco_atype
大場 淳一 日経BP総研 クリーンテック研究所
2018.03.26

4116とはずがたり:2020/05/18(月) 22:54:25
これこれ。朝晩の買い取り価格を上げて南中前後の買い取り価格を下げるべき。
そうすればこの東西配置で発電量の平準化が可能になってもっと連系出来る。

パネルが昔に比べるとタダ同然に安くなってきてるからこっちも採算性向上してる筈だ。FITはその辺推すべき

千葉県にメガソーラー、パネルを東西方向に配置し、面積効率を向上
NTTファシリティーズが新タイプの設置レイアウトを導入
https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/news/16/041807214/?i_cid=nbpnxt_reco
工藤宗介 技術ライター
2017.04.18

4117とはずがたり:2020/06/09(火) 23:40:17

>発電規模は111メガワット(直流ベース)

ゴルフ場跡にメガソーラー 上富田に県内最大規模、22年稼働へ
https://this.kiji.is/611439310581318753
2020/3/14 14:30 (JST)3/14 16:01 (JST)updated
c株式会社紀伊民報

 和歌山県上富田町市ノ瀬のゴルフ場跡に、大規模太陽光発電所(メガソーラー)が建設される。計画では、現在県内で稼働しているどの施設よりも規模が大きく、発電量は一般家庭4万世帯分の使用量に相当する。2022年春からの稼働を目指す。

 メガソーラーを建設するのは、再生可能エネルギーの発電を手掛ける「パシフィコ・エナジー」(東京都)。2012年創立で、岡山県や宮崎県、宮城県など全国6カ所でメガソーラーを稼働させているほか、6カ所で新たに建設している。近畿では兵庫県姫路市と赤穂郡でも建設中だが、県内では上富田町だけ。

 上富田町のメガソーラーは計画によると、ゴルフ場だった18ホール(広さ約74ヘクタール)の敷地にパネルを設置する。発電規模は111メガワット(直流ベース)で、同社が手掛けるメガソーラーでは近畿で最大規模になる。

 工事はシャープの子会社「シャープエネルギーソリューション」(大阪府八尾市)が請け負い、2月に着工。現在、樹木の伐採をしている。

 完成後には、年間約1億5千万キロワット時の発電量を想定しており、すべての電気を関西電力に売る。

 パシフィコ・エナジーの広報担当は「18年間の売電期間中、約90万トンの二酸化炭素排出を削減することに貢献できる」としている。同社は今後、大規模太陽光発電に加え、洋上風力発電の施設も計画していく方針で「太陽光も風力もクリーンエネルギーであり、世界的な課題となっている脱原発や化石燃料依存の低減に貢献できる。これまで培ったノウハウを生かし、再生可能エネルギーの普及に努めたい」と話している。

■ゴルフ場跡を有効に 地元の市ノ瀬地区

 建設地は市ノ瀬地区の財産区と愛郷会から借りる。ゴルフ場は元々27ホールあり、9ホールの敷地には別の企業のメガソーラーが17年春から稼働している。新しい計画によりゴルフ場すべてがメガソーラーに替わることになる。財産区議長の秋月秀公さん(70)は「ゴルフ場跡地の有効利用について検討や協議を重ねた結果、太陽光発電事業に決まった。今後も地区のさらなる発展に向け、努力していきたい」と話す。

4118とはずがたり:2020/06/09(火) 23:40:41
発電能力だけではなく発電量にも拘って欲しいとこっすね?。まあ勿論発電能力の増強は大歓迎だけど。

洋上風力が日本でも早く盛んに成って欲しい。

東電、再生エネを25%以上に 30年代、洋上風力や水力で
6/9(火) 16:25配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f150e6ed00e9b2cbbe3adc7fe0ceb08c2e6ef2ab
共同通信

 東京電力ホールディングスが発電能力に占める再生エネルギーの比率を、2030年代前半までに25%以上に引き上げることが9日、分かった。現在は20%だが、国内の洋上風力発電の新設や海外の開発で、発電量を増やす。

 大量の温室効果ガスを排出するため環境への負荷が大きい、火力発電への依存を小さくする。再生エネによる電気を調達したい企業や家庭の要望にも応える。

 東電の再生エネ事業を分社化し、4月に事業開始した東京電力リニューアブルパワーの文挟誠一社長が共同通信のインタビューで明らかにした。陸上より安定して風が吹くとされる洋上の大規模風力発電に力を入れると説明した。

4119とはずがたり:2020/06/14(日) 17:29:31

風力発電大量導入を考慮した 2050 年長期エネルギーシナリオ
における電力系統投資・経済モデル分析
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jweasympo/39/0/39_492/_pdf
安田 陽,濱崎 博

例えば、北海道の名寄幹線は道北と道央を結ぶ 254kV(侭・とは註:187kVと思われる)の主要幹線であるが、現在、北海道電力により空容量がゼロと公表されている[19]。運用ルールの改善により、既存の容量のままでも風力発電の接続は十分可能であると推測されるが[20]、さらなる導入のためには早期の増強計画が必要不可欠となる。

本モデルによる解析では、図 4 に示すように名寄幹線への投資が順調に進み(とは註:外生的に徐々に増強を仮定する様だ)、現在の約 500 MW から 2030年に 5.4 GW、2050 年 9.5 GW(500 kV 電圧階級グレードアップに相当)に増強されると、年間流通電力量も2030 年で 28.4 TWh、2050 年で 48.4 TWh となり、道北地域(西名寄変電所ノードへの接続)だけでも 2030 年に 10.3 GW、2050 年には 18.8 GW の風力発電を受け入れ可能となる。

4120とはずがたり:2020/06/14(日) 17:34:07

北海道北部送電https://www.hokubusouden.com/は宗谷地方の豊富な風力資源を貧弱な北電のインフラを使って道央へ持って行く為に自前で稚内や豊富から中川迄187kVの高圧の送電線を引き,また需給ギャップを埋めて送電線を最大限利用する為に巨大な蓄電池を設置する超注目の事業である。

さて懸案の一つが,中川に電気が着いても100kVの送電線しか無い事だったが,そんなわきゃないと云う事で無事昇圧が決まったようである。報道されないだけで既定路線なのかもしれない。

残るは名寄幹線の増強だけど見当たらなかった。。
http://tohazugatali.dousetsu.com/soden/furyoku-soya-rumoi00.html#20.06

安田先生の計算によると8.2%しか使ってない様なので巨大蓄電池もあるしまあ余裕ってのもあるだろう。

https://solarjournal.jp/sj-market/21247/2/
再エネが繋げない? 送電線「空き容量ゼロ」は本当か
2017/12/28

「空き容量ゼロ」なのに
実際の利用率は20%未満
解析の結果は驚くべきもので、東北電力が「空き容量ゼロ」としている全14幹線(送電線の線路)において、実際の利用率はいずれも20%未満(2016年9月1日〜2017年8月)であることが分かった(表1)。利用率が最も小さい十和田幹線(上北〜岩手)の利用率は2.0%、次いで北部幹線(上北〜岩手)が3.2%、最大でも北奥幹線(能代〜青森)の18.2%だった。

実潮流に基づく空き容量の年間平均値は、最小の奥羽幹線(羽後〜宮城)でも1154MW、最大の十和田幹線(上北〜岩手)に至っては9756MWもある。さらに、懸念材料とされてきた送電混雑も、実際には年間を通じて全く発生していないことが明らかになった。

北海道電力エリアにおいても、状況に大差はない。「空き容量ゼロ」とされた幹線は6路線あるが、実際の利用率は次の通り、いずれも20%未満だ。函館幹線(双葉〜北七飯):15.3%、日高幹線(南早来〜岩清水):13.4%、旭川南線(旭川〜旭川嵐山):12.9%、道南幹線(西双葉〜大野):10.9%、道央南幹線(西双葉〜南早来):9.5%、名寄幹線(西名寄〜旭川嵐山):8.2%

4121とはずがたり:2020/06/15(月) 01:07:10
是非活断層のある志賀は除却して志賀原発1900MW分の電力の中電・関電への送電能力を風力発電で賄いたい♪
少なくとも小さい方の1号機540MW分は嘗ての臨界事故(とその隠蔽),活断層確定(反対してるのは陸電のみ)で即廃炉にせよ。

17基で71.4MWだとすると,残り97基の計画だと350MW位か。導入には十分の空きじゃの〜☆

能登で風力発電計画 東京の企業、27年稼働へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfeb899d5ddf3374510bbbeeaad120b7f7a5629f
6/13(土) 0:31配信

北國新聞社
 七尾市と中能登町、志賀町にまたがる山間部で、風車17基を設置する風力発電事業が計画されていることが12日分かった。リニューアブル・ジャパン(東京)が開発し、2027年からの稼働を目指す。石川県内では現在、計74基の風車が設置されており、同社を含めて新たに計97基を設ける計画がある。計画は、強い風が吹き収益が見込めるという能登に集中している。

 リニューアブル・ジャパンが設置する風車は高さ約168メートルで、長さ約60メートルの羽を3枚備える。発電出力は17基で約7万1400キロワットを見込み、北陸電力に売電する。一般家庭約3万4千世帯分が使用する電力量に相当するという。24年5月の着工を目指す。

 リニューアブル・ジャパンは、全国で100カ所以上の太陽光発電や風力発電の開発を進めており、石川では初めて。担当者は「シミュレーションの結果、風の通りが良く、収益が見込めると判断した」と語った。設置場所への移動に既存の道路を活用でき、新たな開発が必要ないことも魅力という。同社は今後、北陸で風力発電の設置を進める方針だ。

 石川県エネルギー対策室によると、12日現在、県内では、12カ所に計74基の風車が設置されており、すべて内灘町以北となっている。現在、輪島市など能登の5カ所で計97基を設置する計画がある。

 輪島市に21基の風車を設ける計画を立てている電源開発(Jパワー、東京)の担当者は「能登は山間部に風車を建設しやすい平地もある。事業者にとって魅力的な場所の一つだ」と話した。

北國新聞社

4122とはずがたり:2020/06/15(月) 01:07:32
>>4121
>12日現在、県内では、12カ所に計74基の風車が設置されており

日本における10kW以上かつ総出力20kW以上の風力発電設備の分布図(石川県)
https://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/case/pref_17.html
稼動年月 設置者 設置場所 定格出力(kW) 基数 総出力(kW) 風車メーカー 用途
2003年11月 内灘町 内灘町 1,500 1 1,500 GE Wind Energy 売電事業
2004年11月 北陸パワーステーション(株) 七尾市 1,500 6 9,000 REpower 売電事業
2006年11月 北陸パワーステーション(株) 七尾市 1,500 4 6,000 GE Wind Energy 売電事業
2007年2月 酒見風力発電(株) 志賀町 1,990 1 1,990 Enercon 売電事業
2007年11月 くろしお風力発電(株) 志賀町 1,990 5 9,950 Enercon 売電事業
2009年10月 日本海発電(株) 志賀町 2,400 4 9,600 三菱重工業 売電事業
2011年1月 日本海発電(株) 志賀町 2,400 5 12,000 三菱重工業 売電事業
2015年3月 ㈱能登の風 志賀町 1,870 4 7,480 Enercon 売電事業
2010年6月 一般社団法人輪島もんぜん市民風車 輪島市 1,980 1 1,980 Repower 売電事業
2010年12月 能登コミュニティウインドパワー(株) 輪島市 2,000 10 20,000 Repower 売電事業
2007年3月 日本風力開発ジョイントファンド(株) 珠洲市 1,500 10 15,000 GE Wind Energy 売電事業
2008年2月 日本風力開発ジョイントファンド(株) 珠洲市 1,500 10 15,000 GE Wind Energy 売電事業
2008年12月 日本風力開発ジョイントファンド(株) 珠洲市 1,500 10 15,000 GE Wind Energy 売電事業

以上で珠洲30,輪島11,志賀20,七尾10,内灘1の72基確認。残り2基は何処だ??小さいやつでカウントされてないのかな?


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