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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ
4067
:
とはずがたり
:2019/12/23(月) 01:26:19
>>4066
エジプトのような途上国は、ドイツのような先進国と比較して資金調達コストがかさむ。これが再生可能エネルギーのLCoEを引き上げていた。
2016年時点のLCoEの値をより詳しく示した図4は、図3とよく似ている。違いは斜線を施した値を追加したことだ。斜線の値は、エジプトにおける資金調達コストが、ドイツと同等まで下がったと仮定したときのLCoE。
化石燃料を利用する右端の技術は資金調達コストにあまり影響を受けない。しかし、太陽光や太陽熱、風力は強い影響を受ける。特に集光型太陽熱はこのような条件のもとで初めて化石燃料と競合可能になるほどだ。
慢性的に電力が不足、需要がさらに拡大
エジプトはアフリカ有数の大国だ。GDPはアフリカ2位、人口は3位の位置にある。2015年の経済成長率は4.2%であり、近年の電力需要の伸び率は5〜6%の範囲にある。だが、電力が足りない*4)。特に電力需要が伸びる夏季には供給が追い付いていない。
エジプトは産油国ではあるものの、自国の需要をまかなうことはできず、産出量が顕著に低下している*5)。2013年時点の発電量1681億kWhのうち、91.2%を火力が担っているため、この状況はまずい。
そこで、政府は2020年までに再生可能エネルギーから20%の電力を得る計画を立案。政治的な混乱があり、計画は2022年に延期されたものの、20%の目標を堅持している。
計画によれば、20%のうち、12ポイントを風力から得る。規模は7200メガワット(MW、720万キロワットに相当)。残りの6ポイントを水力(2851MW)、2ポイントを太陽光(1320MW)でまかなう計画だ。
…
まずは大規模水力を開発
エジプトにおける再生可能エネルギーの開発の歴史は長い。まずは大規模水力、次いで大規模風力の開発を進めてきた。
「エジプトはナイルの賜物」という言葉があるように、水力発電の歴史はナイル川の歴史と重なっている。
開発の歴史は半世紀を超える。1960年にはナイル川上流部のアスワンに最初の大規模水力発電設備「アスワン第一ダム」(水力発電設備の出力270MW)が開発(図5)。図5ではダムによって形成されたナセル湖が、図中央下にギザギザの水域として写っている。
その後も、「アスワンハイダム」(2100MW、1967年)、「アスワン第二ダム」(270MW、1985年)と続く。1993年時点では国内の総発電量475億kWhのうち、水力で17.9%をまかなう規模となった。その後、2008年まで100MW以下のダムをさらに2つ建設している。
6ポイントをまかなう計画のために必要な水力発電の増強量は、ほぼゼロだ。逆に言えば、大規模水力を開発する余地がほとんど残されていない。
…
FIT制度で民間の投資を呼び込む
ここまでエジプトの風力は国営事業(NREA)として進んできた。政府は2014年に固定価格買取制度(FIT)を導入、競争入札制度と組み合わせることで民間の投資を促し始めた。
その結果、風力、太陽光、太陽熱がバランス良く成長すると見込みだとした。太陽光が風力以上に伸びる結果、2030年時点で太陽光の累積導入容量が風力を超え、2040年まで拡大し続ける。
太陽熱発電は2040年以降に急速に大規模化するため、2050年時点では太陽熱、太陽光、風力の順に規模が大きくなる見込みだ(図7)。
…
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