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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

3435荷主研究者:2019/04/14(日) 21:53:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190321_12009.html
2019年03月21日木曜日 河北新報
<仙台空港>旅客チャーター便に貨物搭載実験、国際貨物需要掘り起こし 震災で取扱量減の回復へ

タイへの旅客チャーター便に積み込まれる貨物

 東日本大震災で大きく落ち込んだ貨物取扱量を回復させようと、仙台空港で20日、タイ国際航空が運航する旅客チャーター便に貨物を載せる実験が行われた。宮城県の受託事業で、通常は貨物を搭載しない旅客便を活用して東北の国際航空貨物の潜在需要を実証し、新たな定期便就航にも結び付けたいという。

 荷主は東北の自動車メーカーと研磨機メーカーの2社。20日朝に到着した同航空の旅客チャーター便に自動車部品など約1トンが積み込まれ、約2時間後にタイに向け輸出された。

 空港を運営する仙台国際空港(名取市)が実証実験への協力を呼び掛け、日本通運が荷主2社から集荷。一つの大口貨物に仕立て、同じく協力企業の日本航空が積み込みを担った。

 実証実験は24日に発着する旅客チャーター便でも行われ、輸出だけでなく輸入も実施する計画。ゴールデンウイークなどの期間に離着陸する便でも実施を検討しており、貨物需要を把握して新規就航のセールス材料にする。

 仙台国際空港貨物営業グループの伊良波長治チーム長は「仙台からの貨物搭載にはまだ伸び代があると分かり、有意義だった」と強調。日通仙台航空支店の木村慎也次長も「これまで成田空港まで1日輸送して出していた。地元仙台から輸出できるのがメリット」と説明する。

 仙台国際空港によると、仙台空港の2011年度の国際貨物取扱量は159トンで、10年度に比べ1620トン減った。被災した影響で物流が成田空港にシフトしたためで、その後も回復していない。

3436荷主研究者:2019/04/14(日) 21:55:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190323_12043.html
2019年03月23日土曜日 河北新報
<仙台市バス>「直営継続は無理」外部監査人、民間譲渡提言

 仙台市包括外部監査人の瀬戸卓公認会計士は22日、市バス事業の経営改善計画などを調べた2018年度の監査結果を公表した。行政判断で維持する不採算路線以外は、民間に事業譲渡しても影響は限定的とみられ「もはや直営の継続は無理がある」と指摘した。

 市交通局は17年3月、全路線が赤字の市バスの経営改善計画(17〜21年度)を策定。利用促進により乗車効率の向上を図る一方、利用客の少ない路線は減便などで費用を抑制することを打ち出した。

 監査結果は、走行1キロ当たりの人件費が民間平均の1.7倍で、労働生産性が低いことが赤字の要因と分析。「乗車効率の改善が優先度の高い課題と言えるか」と疑問を投げ掛けた。

 減便による利便性の低下がさらなる利用者減少を招き「バス事業が負のスパイラルに陥る」と指摘。「民間に事業譲渡し、サービス水準を維持しながら経営改善を図ることが望ましい」と提言した。

 宮城交通などに運行委託する営業所、出張所が民営化した場合の収益も試算した。東仙台営業所(宮城野区)では3500万円の営業利益が見込まれ「民間譲渡は可能」と指摘した。

 瀬戸監査人は市役所で開いた記者会見で「市の経営改善計画にはさまざま課題がある。コスト構造にメスを入れ、民営化を含む抜本的な対策を検討すべきでないか」と強調した。

3437荷主研究者:2019/04/14(日) 21:56:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190323_12033.html
2019年03月23日土曜日 河北新報
関電不動産開発、仙台圏に攻勢 中心部にマンション郊外で一戸建て分譲へ

仙台市青葉区大町に建設する新ブランドのマンション完成予想図

 関西電力グループの関電不動産開発(大阪市)が仙台圏で事業を拡大している。東日本大震災後、不動産需要が旺盛な仙台市中心部でマンションの新ブランドを展開し、他デベロッパーと顧客獲得を争う。郊外では前身の時代から培ってきたまちづくりのノウハウを生かし、大型開発プロジェクトを進める。

 同社は1月、市地下鉄東西線の青葉通一番町駅近くの青葉区大町1丁目で新ブランド「シエリア」のマンション建設に着工した。鉄筋コンクリート23階、総戸数90戸。2021年3月完成を見込む。約30平方メートル〜約160平方メートルの全16タイプの住戸を用意し、多様な生活スタイルに対応する。

 IoT(モノのインターネット)技術を採用し、外出時に施錠や家族の帰宅が確認できるサービスを導入する計画。開放された空地を設けることで容積率の割り増しなどが認められる市の「総合設計制度」を活用し、青葉通に面した箇所に緑化を施す。

 これに先行してJR仙台駅東口の若林区新寺では20年1月、シエリアの12階建てマンションが完成する予定だ。

 不動産関係者によると市中心部では18〜21年に各デベロッパーが計約20棟、1800戸規模の新築マンション供給を計画する。

 関電不動産開発仙台住宅事業部の担当者は「大町のマンションはシエリアの旗艦物件。オフィスビル取得や商業施設開発など事業領域を広げ、街の魅力を高めたい」と話す。

 関電不動産開発は16年に関電不動産とMID都市開発(旧松下興産)が合併して誕生した。関西や首都圏を中心に事業を展開し、宮城県内でも1970年代以降、住宅団地の新富谷ガーデンシティ(富谷市)のまちづくりなどに参画した。

 現在、泉区の泉パークタウンで最後の開発区域「第6住区」の開発にも携わっている。22年春以降に一戸建て用地1965区画を分譲予定。三菱地所やパナソニックなどと共同で事業に取り組み、参加企業の先進技術やサービスを導入した社会課題解決型のまちづくりを目指す。

 関電不動産開発の勝田達規社長は「この街に住む方が、心から住んで良かったと思うようなまちづくりに貢献したい」と意気込む。

3438荷主研究者:2019/04/21(日) 22:45:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190325_11027.html
2019年03月25日月曜日 河北新報
<始動!若林署>(上)分割/繁忙署の負担軽減

当直勤務に当たる仙台南署員。無線や通報、相談電話が次々と入った=13日夜

 仙台市若林区荒井地区に4月1日、宮城県内で約30年ぶりの新設警察署「若林署」が誕生する。東日本大震災の津波浸水域を含む同区全域を受け持つ。多くの被災者が移り住む新しい街で、復興まちづくりの一環として治安をどう守るのか。役割と課題を探った。

 「若林区若林4丁目で追突事故。けが人あり」

 1日午後7時ごろ、110番を受理した県警通信指令室から仙台南署当直に無線連絡が入った。署員2人が小走りで事故捜査用のワゴン車に乗り込み、現場に向かった。

 約15分後、今度は太白区西の平1丁目で人身事故が発生したと連絡があった。2人は若林4丁目の事故処理を終えると一息つく間もなく、約6キロ離れた現場へ急いだ。

<秋田全県に匹敵>
 1日夕〜2日朝までの当直時間中に南署が受けた通報は34件。「怪しい車が止まっている」「外がうるさい」といった住民の声にも署員は現場に足を運んだ。丸1日が当直態勢となる土日祝日には、100件近い通報が寄せられることもある。

 刑事担当の男性巡査長(30)は「現場から現場へのはしごは日常茶飯事で、2時間寝られればいい方だ。完徹(完全徹夜)の日もある」とこぼした。

 南署は仙台市の若林、太白両区のほとんどを管轄してきた。東の太平洋岸から西の山形県境までと広範囲で、管内人口は約36万人と県内24署で最多だ。

 管内の昨年の刑法犯認知件数は2247件で秋田県全体(2460件)に匹敵する。5年前に比べて全県で3割減った一方、管内の減少率は1割未満にすぎず、相対的に繁忙度を増している。

 仙台市全5区への警察署設置は1989年の政令市移行から続く検討課題だ。90年の泉署開設で若林区が唯一の空白区になり、区民らが再三にわたって陳情。2005年に14年の開設がようやく決まったが、東日本大震災の被災署の再建が優先され、計画は5年遅れた。

 若林署の実現をライフワークとした同区選出の元県議千葉達さん(73)は「警察署は生活安全のインフラだ。地域密着で活動してほしい」と期待する。

<円滑な連携必要>
 170人態勢でスタートする同署は主に南署から人員を振り分けられたが、県内有数の規模だった南署の分割には懸念もある。

 大規模署は人員面での機動力を生かした捜査が可能だ。太白、若林両区で昨年10〜11月に6件連続発生したひったくり事件では他の事件も抱える刑事1、2課以外の警察官を総動員して聞き込みと張り込みを繰り返し、容疑者の早期逮捕につなげた。

 隣り合う両区を2署で分担すれば、それぞれきめ細かな活動ができる半面、広域的な事案では円滑な連携が求められる。若林署副署長に就く県警の及川謙太郎同署準備室長は「他署と助け合い、時には競い合いながら住民の安心、安全に貢献したい」と話す。

[メモ]若林署は県内25カ所目の警察署で、若林区荒井東1丁目に立地。鉄筋4階の庁舎は延べ床面積約4100平方メートル。鉄筋2階の車庫・倉庫棟も設ける。用地取得を含む総事業費は約30億円。仙台東署から卸町、仙台南署から若林区中央幹部、連坊、河原町、六郷、荒井の各交番を編入し、6交番体制をとる。

3439荷主研究者:2019/04/21(日) 22:45:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190326_13012.html
2019年03月26日火曜日 河北新報
<始動!若林署>(下)変貌/復興へ治安が鍵に

発展著しい荒井東地区に立つ若林署(中央左)。東側には地下鉄車両基地と仙台東部道路が並ぶ

 若林署は仙台市若林区荒井の大規模な土地区画整理事業地の東端に建つ。一帯には東日本大震災の被災者が再建した住宅が並び、新しいまちづくりが進む。仙台の復興の象徴とも言える地域だ。

<防災機能を強化>
 署から約100メートル南に荒井東市営住宅(11階)がそびえる。市内外の被災者だけでなく一般入居者も含め約300世帯が入る。

 昨年12月下旬、同住宅の一室で死後数カ月とみられる住人男性(60)の遺体が見つかった。男性は1人暮らしで近所付き合いはなかった。住民同士の見守りの限界を示した一件だった。

 住民らでつくる荒井東町内会の庄司宗吉会長(83)は「警察署が近くにあるのは心強い。住民は震災の傷を抱え、心のケアが必要だ。課題を共有し、協力してもらえればありがたい」と期待する。

 署の東側は震災の津波が押し寄せた仙台東部道路が南北に走る。津波浸水域に隣接する署として防災機能を強化させたのも特徴だ。

 敷地内の倉庫棟2階に自家発電機を置いたほか、太陽光発電パネルも設置し災害時に電源を確保する。断水時に使えるマンホールトイレや水、食料を備蓄して災害対応に当たる警察官をバックアップする。救命胴衣やゴムボートなどの資機材もそろえた。

<区西部に懸念も>
 約500メートル北の市地下鉄東西線荒井駅は、仙台の東の拠点として周辺開発が進む。マンションやショッピングモール、イベント施設が続々と建ち、観光客や買い物客など外部から大勢が集うのと比例して治安悪化への懸念も高まる。

 今月中旬まで仙台南署長を務めた県警の鈴木孝彦首席監察官は「人口増加に伴い交通事故や犯罪が増える可能性がある。地域と連携して、スピード感ある対応が必要だ」と指摘する。

 若林署は当初、住民らの要望で区の中央部を貫く国道4号沿いや区役所周辺への立地も検討された。その後、十分な用地を確保でき、地下鉄開業で人口が増えることなどが考慮され、現在地に決まった。

 区のほぼ東端への立地により、区西部の一部地域は仙台南署の管轄時に比べ警察署まで遠くなった。西部は古い住宅地が多く、空き巣や忍び込みなどの侵入盗が多発している。

 区の最西部に近い南材地区町内会連合会の菅井茂会長(74)は「車がない高齢者は地下鉄を乗り継がないと警察署に行けなくなる。近くの交番ですぐに相談できる体制を整えるなど機能を充実させてほしい」と望む。(報道部・古賀佑美、荘司結有)

[メモ]仙台市の町名別住民基本台帳によると、若林区荒井地区(荒井大字、荒井1〜8丁目、荒井東1、2丁目、荒井南)の人口は1月1日現在で5350世帯、1万2854人。東日本大震災前の10年4月の同地区(当時は荒井大字のみ)に比べ世帯数は2倍、人口は1.8倍に増えた。

3440荷主研究者:2019/04/21(日) 22:51:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190326_12042.html
2019年03月26日火曜日 河北新報
<民営化の針路 仙台空港>(上)競争激化/地方間で新路線を争奪

台湾からの旅行者らでにぎわう仙台空港の国際線到着ロビー

 仙台空港は2016年7月、全国の国管理空港で初めて民営化されて以降、旅客数の最多記録を更新するなど東北の空の拠点として存在感を高めている。東急電鉄など7社による運営会社「仙台国際空港」(名取市)が、民間ならではの事業展開で早くも結果を出した一方、前例のない地方空港ビジネスだけに誤算も少なくなかった。同社の現在地を振り返り、課題を探る。(報道部・保科暁史)

<台北線が10倍に>
 東急時代に渋谷再開発などに携わった後、未経験の空港運営に挑んで3年近く。仙台国際空港の岩井卓也社長は今、うれしい誤算に期待を膨らませる。

 民営化前、わずか週2便の仙台-台北線が19年7月、週19便の運航になる。「まさか3年で約10倍に増えるとは思いもよらなかった」と驚きを隠さない。

 仙台空港民営化の2日前、国際線では初の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾が就航。17年9月には国内LCCピーチ・アビエーション(大阪市)が路線を開いた。

 仙台国際空港は、旅客数に連動した着陸料制度を導入し、航空会社の新規就航や増便のリスクを減らした。さらに若者や女性の利用が多いLCCの就航が、潜在需要を開拓した。座席の供給量が増えても搭乗率は高い状態が続き、相次ぐ増便を呼び込んだ。

 仙台空港の成功は、東北の他空港にも波及した。花巻空港では18年8月に台北線が就航。青森空港では19年7月、路線が開設される。その他の空港でも多くのチャーター便が運航された。台湾から東北を訪れた延べ宿泊者数は18年、約50万人となり、16年に比べて倍増した。

<大きい経済効果>
 文字通りの誤算もある。新たな国際線の就航地がまだ一カ所も開拓できていない。岩井社長は「民営化から3年後には中国への新路線が誕生するのではないかと考えていた」と明かす。

 訪日客の増加に伴い、地方空港の路線獲得競争も過熱している。仙台空港に続いて高松や神戸、鳥取なども民営化され、今後も多くの空港で予定されている。新規就航に向けた需要喚起などで航空各社にアピールする。

 ただ、民営、公営にかかわらず、地方空港の路線誘致では訪日客需要を取り込みたい自治体との協力も必要になる。

 ある航空会社によると、国際線1路線で年間億単位の経済効果が見込めるとされ、多くの自治体は多額の税金をつぎ込んででも誘致する価値を見いだしている。訪日客の宿泊費や交通費を補助金で負担するインセンティブを航空会社に与え、路線を呼び込んでいる。

<県との連携必要>
 宮城県も新年度、新路線を就航した航空会社に対し、1路線当たり最大3000万円を助成する事業を導入する。

 航空会社関係者は「国際線の誘致には発着枠の調整や国の認可取得など規制が多く、民間だけでは限界がある。仙台国際空港は宮城県などと連携を深めるべきだ」と指摘する。

3441荷主研究者:2019/04/21(日) 22:52:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190327_12005.html
2019年03月27日水曜日 河北新報
<民営化の針路 仙台空港>(中)独り立ち/訓練重ね運用経験積む

真剣な表情で航空機トラブルの図上訓練に臨む空港運用部の担当者ら

 仙台空港は2016年7月、全国の国管理空港で初めて民営化されて以降、旅客数の最多記録を更新するなど東北の空の拠点として存在感を高めている。東急電鉄など7社による運営会社「仙台国際空港」(名取市)が、民間ならではの事業展開で早くも結果を出した一方、前例のない地方空港ビジネスだけに誤算も少なくなかった。同社の現在地を振り返り、課題を探る。(報道部・保科暁史)

 「エンジン停止の確認は速やかにできていたか」

 仙台空港で3月11日、航空機の滑走路逸脱を想定した図上訓練があった。国土交通省から仙台国際空港(名取市)に出向した職員が、対応を指摘した。

<ノウハウを学ぶ>
 仙台空港は2016年7月に民営化したが、滑走路の管理や事故発生時の対応など空港運用の専門性が高い業務は国から専門職員の出向を受け、仙台国際空港空港運用部の担当者がノウハウを学んできた。その期限の3年が迫り、7月以降は独り立ちしなければならない。

 トラブルが発生した場合は管制から一報が入り、状況によって現場での情報収集や関係機関への連絡、滑走路閉鎖の手続きなどが必要になる。運用ルールの把握はもちろん、迅速で的確な判断が担当者に求められる。

 民営化からたった1カ月余りの16年8月、大きなトラブルが起きた。航空大学校の小型プロペラ訓練機が胴体着陸。火災などは起きなかったが、滑走路を約3時間閉鎖した。

<トラブルに対応>
 当時、対応の中心になったのは出向職員で、同社の担当者はサポートに回った。空港運用部運用企画グループの野川達也統括グループ長は「経験値がなく、先の想定ができない中での判断の難しさを痛感した」と振り返る。

 同社の担当者に空港運用の経験者はほぼいない。運用ルールを覚えるだけでなく、ルールが作られた背景も調べることで過去の教訓を学んだ。最も重要な判断力、調整力に必要な経験は図上訓練などの疑似体験を積み重ねて養った。

 18年12月には、小型機が着陸時に滑走路を外れるトラブルが発生した。直前に同様の事故を想定した訓練をしていたこともあり、運用部の担当者が関係機関と連携して対応。約2時間半後に滑走路を再開した。

 「これで自立できる」。野川統括グループ長は確信を得た。

<「健全な恐怖感」>
 民営化後、運営会社の有責事故や重大事故は一件もない。空港運用の経験はなかったが、仙台国際空港に参画する東急電鉄や前田建設工業の出身者は、鉄道運行や建設作業の現場で安全を担う人材育成の重要さを身に染みて知っている。

 仙台国際空港の岩井卓也社長は「もうかる、もうからないは社会的使命を果たしてからできる話。安全への健全な恐怖感は、どの業界にも共通する感覚ではない。空港経営はわれわれにとって、親和性の高い分野への参入だった」と語る。

3442荷主研究者:2019/04/21(日) 22:52:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190328_12004.html
2019年03月28日木曜日 河北新報
<民営化の針路 仙台空港>(下)体制整備/人員拡充し攻めの経営

20億円をかけて整備したピア棟。減価償却費などが今後の負担となる

 仙台空港は2016年7月、全国の国管理空港で初めて民営化されて以降、旅客数の最多記録を更新するなど東北の空の拠点として存在感を高めている。東急電鉄など7社による運営会社「仙台国際空港」(名取市)が、民間ならではの事業展開で早くも結果を出した一方、前例のない地方空港ビジネスだけに誤算も少なくなかった。同社の現在地を振り返り、課題を探る。(報道部・保科暁史)

 仙台国際空港(名取市)に吸収合併された宮城県の第三セクター、仙台空港ビルの社員らは2016年7月、戦々恐々として民営化を迎えた。

<素早い意思決定>
 乗り込んでくる運営会社の株主企業は東急電鉄や豊田通商などの大手企業だ。「脱落者が出るのではないかと思った」と、空港ビル出身の馬場秀治人事総務グループ長は振り返る。

 三セクとは意思決定の早さが全く違った。空港ビル時代から要望があった携帯電話の充電設備などは、すぐに整備された。売り上げやコストに対する意識が違う。戸惑うケースも少なくなかった。

 仙台国際空港の従業員数は19年4月で160人を超え、民営化前に比べて倍増する。株主企業の出向者約30人と空港ビルなどの出身者約70人に加え、民営化後に中途採用した数が70人近くに上る。

 人員体制の急拡大は、仙台国際空港で深刻な人員不足が続いていたことの裏返しでもある。

 金子次郎取締役管理部長は「運営者を決める提案コンペの段階で必要人員を想定したが、実際に始めてみなければ分からないことが多かった」と語る。

<東北出身者7割>
 ほとんどの社員が未経験の業務に当たった。休暇は取りづらく、残業に追われた。岩井卓也社長は「日々の業務を回しながら体制を直していくのは本当に大変だった」と説明する。

 救いは、航空業界の人材流動性が高かったことだ。航空会社や空港運営会社などの経験者を次々と採用できた。そのうち7割を東北出身者が占める。東北の地方銀行を辞め、2月に入社した管理部の木村泰知さんは「交流人口の拡大で東北の経済を発展させるというミッションに共感した」と話す。

 社員のバックグラウンドが多様化する中で、三セク出身者たちが感じていた「民営化アレルギー」は薄まった。馬場グループ長は「岩井社長が最初、『皆さんが主役』と言ってくれた通り、われわれを重視してくれた。出身母体を意識しなくなった」と強調する。

<設備投資 負担も>
 企業としての足元が固まってきた一方、経営面では今後、厳しい局面を迎える。2期目の17年度に初の利益を計上。3期目の18年度も黒字は維持できそうだが、「設備投資で来期は非常に厳しくなる」(岩井社長)という。

 44年度の目標に掲げた年間旅客数550万人に対応できる旅客搭乗棟(ピア棟)を18年10月、20億円をかけて整備した。18年度の旅客数は358万人ほどの見込み。先行投資で建設費を抑えようという経営判断だが、年間で億単位になる減価償却費や管理費などがのし掛かる。

 ターミナルビルの大規模なリニューアルも計画する。岩井社長は「新規の設備投資を背負いながら利益を出していくということが次の挑戦だ」と意気込む。

3443荷主研究者:2019/04/21(日) 22:57:46

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/4346/
2019-03-26 みやぎ建設新聞 #物件(仙台圏)
108企画/仙台市二十人町に賃貸マンション新築/RC10階建て約1470㎡で45戸/大木建設の施工決まる

 108企画(仙台市宮城野区二十人町302の11 坂口栄司代表取締役)は、仙台市宮城野区二十人町に賃貸マンション「108レジデンス」(仮称)の新築を立案し、大木建設の施工を決めた。

 建設場所は仙台駅東第二土地区画整理事業内で、仙台市宮城野区二十人町305の1地内の敷地344平方㍍。仙台駅に徒歩圏内の至便なエリアだ。

 計画では、ここにRC造10階建て、延べ1468・68平方㍍、45戸の賃貸マンションを新築する。

 設計・監理はエムズ企画設計が担当。2020年3月上旬の完成を予定している。

3444荷主研究者:2019/04/21(日) 23:32:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190327_12006.html
2019年03月27日水曜日 河北新報
<ニトリ>東北初の都心型小型店、仙台ロフトに4月5日オープン 駅前需要取り込みへ

東北初のニトリエクスプレスが開業する仙台ロフト

 家具チェーン大手のニトリ(札幌市)は4月5日、東北初の都心型小型店舗「ニトリエクスプレス」を、JR仙台駅西口(仙台市青葉区)の仙台ロフト5階にオープンする。仙台駅周辺は大型商業施設の相次ぐ改装で人の流れがさらに活発化しており、同社は需要の取り込みを図る。

 ニトリエクスプレスは売り場面積約1200平方メートル。小型のインテリアや生活雑貨など、電車でも持ち帰り可能な商品を中心に約5500点を取り扱う。広い売り場が必要なソファやベッドなど大型家具は展示しないが、店内での注文には対応する。

 ニトリホールディングス広報部の担当者は「通勤客や若年層、主婦層をターゲットにしている。今後の東北での出店場所は乗降客の多いターミナル駅を中心に調査中」と説明する。

 仙台駅周辺では、仙台パルコ(仙台市)とエスパル仙台を運営する仙台ターミナルビル(同)が施設を改装して品ぞろえを強化。ニトリエクスプレス開業で、仙台ロフトは今年1月から進めてきた大規模改装を終える。

 仙台ロフトの前田誠一館長は「駅前の立地を生かしつつ、新店などを迎えて館全体の集客力アップ、魅力度アップを目指したい」と意気込む。

3445荷主研究者:2019/04/21(日) 23:56:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190401_13006.html
2019年04月01日月曜日 河北新報
<マーブルロードおおまち>アーケード パッと明るく 改修終了

明るくなったマーブルロードおおまち商店街。関係者がくす玉を割り、工事の完成を祝った=仙台市青葉区一番町3丁目

オブジェとして復活した昔話の人形。桃太郎やかぐや姫などが通行人を楽しませる

完成したマーブルロード商店街の一番町通り側ゲート=仙台市青葉区一番町3丁目

マーブルロード商店街の完成を祝ってオルガンの演奏をする仙台在住の音楽家・斎藤めぐむさん=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市青葉区のマーブルロードおおまち商店街のアーケード大規模改修工事が終わり、31日に記念式典があった。商店街はより明るくなったことに加え、出入り口の路面が滑りにくい素材に張り替えられるなど安全性も向上した。

 式典には関係者ら約20人が出席。おおまち商店街振興組合の相沢博彦理事が「改修工事で、安心で安全な商店街に近づけた。多くの皆さんが楽しい時間を過ごしてほしい」とあいさつ。くす玉が割られると通行人からも歓声が上がった。

 改修工事はアーケードの老朽化に伴うもので、一部に雨漏りがあったアクリル樹脂製の屋根をふき替え、鉄骨部分は明るい白色に塗り直した。雪や雨の日に滑りやすいと指摘があった入り口4カ所の路面を天然の御影石に張り替えた。

 商店街に点在するモニュメント柱(高さ約2.5メートル)の上に設置され、約15年前まで時報に合わせて動いていた6体のからくり人形(高さ約50センチ)はオブジェとして復活。買い物客の注目を集めていた。

 入り口ゲートは周囲の景観に合わせたデザインに変更し、夜間はLED照明で7色に輝くようになった。

 若林区の主婦小山千恵子さん(70)は「改修前より商店街が明るくなって気分がいい。アーケード街は仙台の顔なので、街のイメージアップにつながるのではないか」と話した。

3446荷主研究者:2019/04/21(日) 23:58:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190401_13020.html
2019年04月01日月曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>混雑激化 訪日客増で拍車 JRなど4両編成増検討

乗客で混み合う仙台空港駅のホーム

 仙台空港アクセス線は東日本大震災後に乗客が増え続け、時間帯によって乗車できないほどの混雑になっている。沿線の宅地開発の進展に加え、仙台空港を利用する訪日外国人旅行者(インバウンド)の急増が拍車をかけた。共同運行する仙台空港鉄道(宮城県名取市)とJR東日本は輸送力の強化を模索するが、アクセス線特有の障壁もあり、混雑緩和は容易ではない。

<乗車諦める客も>
 3月25日朝、大きな荷物を抱えた観光客らが続々と仙台空港駅(名取市)の列車に乗り込んだ。2両編成の列車はぎゅうぎゅう詰めになり出発。途中の南仙台駅(仙台市太白区)では高齢女性が混雑に驚き、乗車を諦めた。

 仙台空港鉄道が運営する仙台空港、美田園、杜せきのした3駅の2017年度の1日当たりの乗降客は初めて1万人を超え、6年連続で過去最多を更新した。10年度に比べて約60%も増えた。

 震災後、被災地からの移転や復興需要も相まって沿線の宅地開発が進み、通勤通学客が増えた。仙台空港も16年7月の民営化以降、旅客数を拡大し、17年度は過去最高の約344万人を記録した。運営会社の仙台国際空港は、18年度は358万人程度を見込む。

 仙台空港鉄道によると、インバウンドのうち、バスで周遊する団体客以上に個人客が増えていることもアクセス線の利用率を高めたという。

 アクセス線開通で乗客が減り、廃止されていた空港と仙台駅を結ぶリムジンバスも10年ぶりに復活し、3月16日に運行が始まった。4月には杜せきのした駅に隣接するイオンモール名取(名取市)の増床も予定され、さらに乗客増加が見込まれる。

<特有のハードル>
 一方、3月のダイヤ改正では2両編成と4両編成を一部入れ替えただけで全体の輸送量は変わらなかった。

 JR東仙台支社は単線区間の仙台空港-名取間の制約や、仙台駅ホームの列車の混雑状況といった現状を踏まえ、増便ではなく4両編成を増やす「増結」を優先的に検討する。

 増結には車両の新造か、支社管内の車両運用を見直してアクセス線に使う車両をもっと確保するかの2通りがある。新造は2両だけで億単位の費用がかかり、完成に数年を費やす。投資判断は慎重にならざるを得ない。

 現実的なのは車両運用の見直しだが、アクセス線特有のハードルがある。最大6両をワンマン運行するアクセス線の車両には、ホームに設置したカメラから映像を受信し、運転士がドアの開閉や発車を判断するためのモニターが備わっている。他線の車両を走行させるにはモニターを加える改造工事が必要になる。

 仙台支社の担当者は「改造は1年以上かかるが、費用は新造より1桁低い。まずはアクセス線に使える車両を捻出できるか前向きに考える」と説明する。

 仙台空港鉄道の菅原久吉社長は「輸送力強化は早く実現したいが、財務状況が厳しい。費用の分担なども含めてJRや宮城県などと協議を進める」と話す。

[仙台空港アクセス線]2007年開業。仙台空港-仙台間(17.5キロ)を快速17分、普通25分で結ぶ。車両は仙台空港鉄道が3編成とJR東日本が4編成を保有し、現在は1日上下計86本を運行する。

3447荷主研究者:2019/04/28(日) 14:38:17

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190402_12006.html
2019年04月02日火曜日 河北新報
<大塚家具>仙台ショールーム閉店へ 東北唯一の店舗、経営悪化受け5月上旬に

大塚家具の仙台ショールームが入る複合ビル=仙台市青葉区花京院

 大塚家具(東京)が、東北で唯一展開する店舗「仙台ショールーム」(仙台市青葉区)を5月上旬に閉店する方針を固めたことが1日、同社への取材で分かった。経営悪化に伴う店舗整理の一環。空きスペースには業務提携する貸会議室・ホテル運営の「ティーケーピー」(TKP、東京)が入る見込み。

 インターネット通販の普及などに伴い、大塚家具の2018年の店舗売り上げは前年比12.9%減少した。18年は全国6店舗を閉店し、規模の適正化を進めている。

 仙台ショールームは09年、JR仙台駅北側の複合ビル「ソララプラザ」3〜8階に開店。18年4月に規模を縮小し、空いた7、8階にTKPの貸会議室「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」がオープンした。TKPは同店の稼働が好調であることから増床を検討している。

 大塚家具によると、仙台ショールームの売り場面積は7483平方メートルで、全国14店舗中7番目と中規模に当たる。従業員30人は別店舗で雇用を続ける。

3448荷主研究者:2019/04/28(日) 14:42:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190403_13025.html
2019年04月03日水曜日 河北新報
津波で被災の仙台・藤塚地区、集団移転跡地に食・農・温泉施設21年秋にもオープン

「アクアイグニス仙台」の完成イメージ。「居久根の駐車場」が囲む敷地内の中心部に畑やハウス、レストランなどを配置する

 東日本大震災で被災した仙台市若林区藤塚地区に、レストラン、農園、温泉などの複合施設「アクアイグニス仙台」を整備する計画を2日、建設業の深松組(仙台市)が発表した。市の防災集団移転跡地利活用事業に応募し、候補に選ばれた。牧歌的な空間で有名シェフ監修の料理やデザートが味わえる場所とし、国内外からの誘客を図る。

 同社によると、敷地面積3万4000平方メートル。農園レストラン、ベーカリー、地元食材が並ぶマルシェ、物販棟、温泉棟などを建設する。延べ床面積は計1万平方メートルに及ぶ。温泉棟は高さ16メートルの3階建てで、津波発生時は避難場所に使う。

 田んぼビオトープ、収穫体験ができる畑、イチゴやトマトのハウスも配置する。周囲は駐車場とし、屋敷林「居久根(いぐね)」に見立てて樹木で包む。2020年春に着工し、21年秋ごろのオープンを目指す。地元から200人程度を雇用する。

 カフェやレストランのメニューは、世界的に活躍するパティシエの辻口博啓氏、鶴岡市のイタリア料理店「アル・ケッチャーノ」オーナーシェフ奥田政行氏、東京の人気店「賛否両論」店主笠原将弘氏が、地元食材を取り入れて考案する。3人はイベントとして開く料理教室にも参加する。

 「アクアイグニス」ブランドの施設は、同名の運営会社(東京)が三重県菰野(こもの)町で展開し、多くの行楽客を集めている。仙台市の施設は同社と深松組が共同運営する予定という。

 深松組の深松努社長は「すぐ近くに仙台空港があり、外国人観光客の利用が見込める。沿岸部の周遊観光の拠点にしたい」と話した。

3449荷主研究者:2019/04/28(日) 14:42:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190403_12050.html
2019年04月03日水曜日 河北新報
<イオンモール名取>19日に増床リニューアルオープン 杜せきのした駅と直結

杜せきのした駅とデッキで直結する増床棟

 イオンモール(千葉市)は19日、イオンモール名取(名取市)を増床リニューアルオープンする。2007年2月の開店以来、増床は初めて。隣接する既存棟も大規模改装し、増床着工前の16年度に年約950万人だった来館者を約1200万人に拡大する集客効果を見込む。

 増床棟は鉄骨3階、延べ床面積約2万5000平方メートル。1階はピロティ形式の駐車場となる。2階には吹き抜けの空間を配し、屋根付きのデッキで仙台空港アクセス線杜せきのした駅と直結する。2、3階には東北初出店の飲食店など計約50の専門店が入る。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190404_12005.html
2019年04月04日木曜日 河北新報
<イオンモール名取>総店舗240、東北最大級、19日に増床リニューアルオープン

杜せきのした駅とデッキで直結する増床棟

 イオンモール(千葉市)は19日、イオンモール名取(宮城県名取市)を増床リニューアルオープンする。2007年2月の開店以来、増床は初めて。隣接する既存棟の大規模改装も行い、増床着工前の16年度に年約950万人だった来館者を約1200万人に拡大する集客効果を見込む。

 増床棟は鉄骨3階、延べ床面積約2万5000平方メートル。1階はピロティ形式の駐車場となる。2階には吹き抜けの空間を配し、屋根付きのデッキで仙台空港アクセス線杜せきのした駅と直結する。2、3階には東北初出店の飲食店など計約50の専門店が入る。

 既存棟を含めた延べ床面積は約14万2000平方メートル、総店舗数は約240で、同社が東北6県で運営する14のショッピングモールの中で最大規模となる。

 既存棟には人気の食物販店を集めた「けやきマルシェ」を新設。名取市の子育て支援拠点施設や市図書館の返却ボックスなども備え、地域連携を深める。

 主なターゲットの30〜40代ファミリー層への訴求力を強めながらシニア世代の取り込みも進め、福島、山形両県にも一層の商圏拡大を図る。イオンモール名取の前森剛志ゼネラルマネージャーは「近隣だけでなく、車で1時間以上の場所からもお越しいただき、長い時間ショッピングを楽しめるような店づくりをしたい」と話す。

 イオンモールの三嶋章男常務営業本部長は「既存の有力店の増床が一番投資効率がよく、確実な集客につながる」と強調する。

 一方、東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)で計画する商業施設の開業時期については、「建設コストが高まっており、新規出店は時機を見ながら慎重に進める」と説明する。

3450荷主研究者:2019/04/28(日) 14:43:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190405_12034.html
2019年04月05日金曜日 河北新報
<仙台空港>18年度旅客は361万人 過去最多更新、営業損益2年連続黒字

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)が4日発表した2018年度の同空港の旅客数(速報値)は前年比5.0%増の361万1938人となり、17年度に続き過去最多を記録した。国内線、国際線ともに新規路線の就航などが功を奏した。同社の18年度の営業損益は2年連続の黒字となる見通し。

 国内線の旅客数は330万1127人で前年比4.5%増えた。昨年4月、東北と山陰を結ぶ初の定期便として地域航空会社フジドリームエアラインズ(静岡)が運航を開始した出雲線や、既存路線の増便などが押し上げた。

 国際線は10.7%増の31万811人。訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加に加え、前年に就航したピーチ・アビエーション(大阪)の台北線が通年運航したことなどが寄与した。

 19年度の目標旅客数は376万人に設定。営業損益も3年連続の黒字を見込む。仙台国際空港の担当者は「エアポートセールスを積極的に強化し、東北全体の交流人口拡大に取り組んでいく」と話した。

3451荷主研究者:2019/04/28(日) 14:43:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190405_13059.html
2019年04月05日金曜日 河北新報
東北初の都心型ニトリ 仙台ロフトにオープン 雑貨中心5500点

生活雑貨を中心に5500点以上の商品が並ぶ店内

 家具チェーン大手のニトリ(札幌市)の都心型小型店舗「ニトリエクスプレス仙台ロフト店」が5日、JR仙台駅西口(仙台市青葉区)の仙台ロフト5階にオープンした。都心型小型店舗の出店は東北で初めて。生活雑貨を中心にそろえ、通勤客らを取り込む。

 店舗面積は約1200平方メートル。仙台市郊外に3カ所ある大型店舗の5分の1程度の規模となる。食器や台所用品、収納グッズなど5500点以上を並べる。大型家具はデジタルカタログを使って注文できる。

 午前10時〜午後9時。22日までの記念セールは東北6県のニトリ31店舗でも開催する。

3452荷主研究者:2019/04/28(日) 14:44:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190406_12009.html
2019年04月06日土曜日 河北新報
仙台圏の新築マンション18年は1346戸 過去10年で最多、価格は高止まり

 2018年の仙台圏の新築マンションの供給戸数は前年比174戸増の1346戸と過去10年で最多だったことが、広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支社の調査で分かった。平均価格はコンパクトな間取りが増えたため、前年比161万円減の4236万円。坪単価は依然として高水準で、集客数は鈍化している。

 仙台圏の供給状況は表の通り。市場をけん引する青葉区は中心市街地に14棟581戸と、5年ぶりに500戸を超えた。若林区は市地下鉄東西線沿線に3棟121戸、太白区はあすと長町エリアを中心に6棟375戸だった。

 少子高齢化の影響で、郊外から中心市街地へ転居する中高年層が増えた。1、2LDKの人気が高まったため、青葉区の平均価格は約800万円下がった。

 坪単価はほぼ横ばいの188万円。東日本大震災前の10年の1.5倍となる水準で高止まりしている。震災以降の資材費や人件費の高騰が原因とみられる。

 3、4LDKが主戦場となるファミリー層の買い控えが響き、18年12月末時点の期末成約率は前年比3.8ポイント減の78.1%だった。

 同社東日本カンパニー営業推進室の吉野敦室長は「建設費の高騰はすぐには解消されないため、坪単価は今後も高止まりする可能性が高い。開発業者や建設業者の企業努力に期待するしかない」と話した。

3453荷主研究者:2019/04/28(日) 21:20:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190410_12005.html
2019年04月10日水曜日 河北新報
<ヤフー>7月に仙台オフィスを開設 財務・経理の一部を移管

 インターネット検索大手のヤフー(東京)は9日、仙台市青葉区の市中心部に今年7月、仙台オフィスを開設すると発表した。本社の財務・経理業務の一部を移管し、初年度は従業員30〜40人体制を予定する。

 仙台オフィスの床面積は約380平方メートルで、民間のビルに入居するとみられる。地元採用の従業員と業務委託先のスタッフが詰める。今後、従業員を増やす方針で、UターンやJターン希望の社員を募る。

 同社は事業継続計画(BCP)や復興支援の観点から、積極的に複数拠点化を図っている。2012年には石巻市の石巻河北ビルに「石巻復興ベース」を開設。八戸市にも八戸センターがある。仙台オフィスの設置で全国15カ所目となる。

 管理部門の強化のため、同社はバックオフィスの開設を検討。先行他社へのヒアリングなどを行い、仙台への開設を決めたという。経営をサポートする質の高い管理部門構築を目指す。

 同社の本間浩輔、坂上亮介の両常務執行役員が12日、仙台市役所を訪問。郡和子市長に立地表明書を提出し、仙台を進出先とした理由や業務内容を説明する。

 郡市長は9日の定例記者会見で「市の経済成長戦略2023はICT(情報通信技術)による地域産業の高度化を重点プロジェクトに掲げる。ヤフーの進出決定は大きな弾みになり、うれしい」と期待を寄せた。

3454荷主研究者:2019/04/28(日) 21:29:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190411_13045.html
2019年04月11日木曜日 河北新報
学都仙台の交流拠点に 東北学院大五橋キャンパス、近隣住民に概要説明

東北学院大五橋キャンパスの完成予想図

 学校法人東北学院(仙台市青葉区)は10日、市環境影響評価(アセスメント)条例に基づき、旧仙台市立病院跡地(若林区)に整備する「五橋キャンパス」の概要を近隣住民に説明した。今年10月下旬にも解体工事を始め、2023年4月の供用開始を目指す。

 大学キャンパス整備準備室長を務める東北学院の原田善教常任理事は説明会で「学都仙台の連携交流の拠点として、新たなにぎわいを創出したい」と理解を求めた。

 新キャンパスは、中央の広場を囲み、ホール棟(地上4階)、講義棟(同7階)、高層棟(同16階)、工学部が入る研究棟(同8階)の4棟で構成する。延べ床面積は約6万4000平方メートル。

 ホール棟には大型パイプオルガンを備えた多目的ホール(1000席)、高層棟には地域との連携・共働の支援施設や図書館などが入る。市民向けの公開講座や学術セミナーを開くなど、開かれたキャンパスを目指す。

 五橋キャンパスは、愛宕上杉通を挟む既存の土樋キャンパス(青葉区)と一体化した都市型キャンパスとの位置付け。市地下鉄南北線五橋駅と高層棟を地下通路でつなぎ、学生らの移動がスムーズにできるようにする。

3455荷主研究者:2019/04/28(日) 21:33:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190412_12056.html
2019年04月12日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率4.48% 2ヵ月連続で低下 駅東の大型成約影響 3月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた3月の仙台市内のオフィスビルの空き室率は、前月比0.04ポイント低下の4.48%だった。仙台駅東での大型成約があって2カ月連続で下がり、1992年の調査開始以来過去最低だった昨年12月の4.40%に次ぐ低さだった。

 調査5地点のうち、最も低い仙台駅前は2.90%と最低を更新した前月と変わらなかった。駅東はIT系企業の拡張移転と自社ビル建て替えに伴う移転で大型成約があり、0.57ポイント低下の7.40%だった。

 県庁・市役所周辺は他地区からの移転で中小規模の成約があり、0.23ポイント低下の6.65%と3カ月連続で改善している。

 一番町周辺はオフィス用品店の店舗縮小に伴う大型解約の影響が大きく、0.20ポイント上昇の3.39%。周辺オフィスは0.18ポイント上昇の8.08%だった。

 仙台支店の担当者は「広い空き室が少ない状況は依然として続いている。2020年以降に予定される大型ビルの供給までは、空き室率の大きな変動はないだろう」と説明する。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の349棟。

3456荷主研究者:2019/04/28(日) 21:34:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190412_12070.html
2019年04月12日金曜日 河北新報
東北最大級ゲストハウス 13日オープン 仙台

学生寮だった建物を改装したゲストハウス

 仙台市太白区門前町にゲストハウス「ホットイン仙台長町」が13日、オープンする。学生寮だった施設を改修し、ゲストハウスとしては東北最大級の24室に最大85人が宿泊できる。

 不動産業「いぶきエステート」(青葉区)の企画、運営。最大8人が泊まれる相部屋のドミトリーが10室、和室を含む個室が14室がある。女性専用の部屋やシャワールームも備える。

 1階の交流スペースに大きなソファや机を置き、共同キッチンを隣に設けた。今後は茶話会やヨガ教室を通じて地域住民と交流する機会をつくることも検討する。1泊2600円から。

3457荷主研究者:2019/04/28(日) 21:44:52
>>3453
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190413_11003.html
2019年04月13日土曜日 河北新報
<ヤフー>仙台進出を市役所で正式表明 従業員採用を開始

郡市長(中央)に立地表明書を提出した坂上常務執行役員(右)らヤフー幹部

 インターネット検索大手ヤフー(東京)の幹部が12日、仙台市役所を訪れ、7月に青葉区の市中心部に開設する「仙台オフィス」の立地表明書を郡和子市長に提出した。同社は新オフィスで働く契約社員20〜30人の採用を始めた。

 立地表明書などによると、仙台オフィスは民間ビルの1フロア380平方メートルに設置。本社の財務、経理業務の一部を移管し、7月1日にオープンする。契約社員20〜30人は採用後、正社員への登用を視野に入れる。業務委託先のスタッフも10人程度が働く。

 市は、市内に事務管理部門やコールセンターを新増設・移転する事業者に固定資産税相当額を助成する制度を設けており、同社も対象にする見通しだ。

 最高財務責任者(CFO)の坂上亮介常務執行役員は、2013年から河北新報社と復興支援イベント「ツール・ド・東北」を主催し、宮城県との縁が深まった経緯を説明。「仙台と東京は近く、新幹線で本社と行き来しやすい。東北大もあり、優秀な人材が豊富だ」と進出理由を語った。

 郡市長は「若い人材の東京流出に歯止めがかかると期待している。学生の人気が高い企業が、市内に働く場をつくる意味は大きい」と歓迎した。

3458荷主研究者:2019/04/28(日) 21:45:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190413_12002.html
2019年04月13日土曜日 河北新報
シェアオフィス+貸倉庫 仙台・丸山運送が複合施設開設

個人が利用できるデスクやソファなどを配したシェアオフィス

 シェアオフィスや貸倉庫、大会議室などを備えた複合型施設「STUDIO(スタジオ)080」が仙台市宮城野区苦竹にオープンした。運営は総合物流の丸山運送(宮城野区)。商品在庫などの保管が同じ建物内でできるシェアオフィスは珍しく、物流企業ならではのネットワークを生かし、起業家らをバックアップする。

 元印刷工場のビル(鉄骨3階、延べ床面積約4000平方メートル)を改装した。2階に1人用の固定デスク12席、月決めや時間貸しなどで利用できる共用デスク14席のワークスペース、200人収容の大会議室などがあり、1階に0.8〜5.1平方メートルの貸倉庫63区画を設けた。区画をつなげて使うこともできる。

 両階にある8〜29平方メートルのレンタルオフィス全6室は既に入居者が決まり、今後は増設を予定する。他に通常の不動産契約が必要な賃貸オフィスが3室ある。

 丸山運送は仙台港近くの本社が東日本大震災の津波で大きな被害を受け、内陸部のバックアップオフィスとしてビルを取得し、通信設備などを移管した。事業の多角化を図る中、空きスペースを活用して物流や企業同士のマッチングで新たに生まれるビジネスをサポートしようと、施設の開設を決めた。

 レンタルオフィスの入居者は、フラワーアーティストや自動車パーツの輸出入業者など幅広い。スタジオのコミュニティーマネジャー栃山剛さん(35)は「企業の成長過程でハードルになる物流や商品管理の問題も、オフィスと倉庫が近ければ解決しやすい。国内外の企業との接点を生かし、マッチングにも力を入れたい」と話す。

 利用料・管理費は固定デスクが月2万2000円、フリースペース会員が1万1000円。フリースペースは2時間500円、1日1500円で利用することもできる。貸倉庫は1980円から。連絡先は022(355)8108。

3459荷主研究者:2019/04/28(日) 21:46:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190414_13039.html
2019年04月14日日曜日 河北新報
<仙台医療センター>新施設が完成、災害対応強化 33診療科660床の体制に

完成した仙台医療センターの新施設

 仙台市宮城野区の宮城野原公園総合運動場の一角に隣接地から移転を進めていた国立病院機構仙台医療センターの新施設が完成し、13日、現地で記念式典があった。5月1日に開院して入院患者を受け入れ、7日に外来診療を開始する。

 新施設は地上11階、延べ床面積約6万2700平方メートルで、総工費は約290億円。33診療科660床の体制となる。

 県の基幹災害拠点病院として免震構造を備え、屋上ヘリポートを整備したほか、救命救急センターの機能を拡充。県が周辺に整備する予定の広域防災拠点と連携する。

 式典には行政、医療関係者ら約120人が出席。橋本省院長は「資材高騰などで整備に時間を要したが、無事に完成して喜びはひとしおだ。災害時の拠点として役割を果たし、患者に優しい病院を目指す」とあいさつした。

 開院日の5月1日は、現在の施設に入院中の患者200人前後が引っ越す。

3460荷主研究者:2019/04/28(日) 21:57:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190417_13013.html
2019年04月17日水曜日 河北新報
読書欲そそる2万冊 仙台・出版社荒蝦夷が古書店をオープン

「自然災害を読む」「仙台・宮城を読む」など、独特な分類の「古本あらえみし」の店内

 仙台市の出版社荒蝦夷(あらえみし)が15日、宮城野区榴岡4丁目に「古本あらえみし」を開店した。ライター、編集者である土方正志代表(56)の蔵書を中心に、希少本や話題書を含め約2万冊がぎっしりと並ぶ。

 店は2階建て民家の1階約16平方メートルに開設。土方さんが資料として買い集めた写真集や東北の文学・歴史・民俗、災害関連のほか、趣味のミステリーや幻想文学の単行本、文庫本、雑誌を個性豊かに取りそろえている。

 店作りや値付けは親しい古書店主の助言を受けた。店内商品の最高額は2012年に亡くなった写真家深瀬昌久さんの作品集「鴉(からす)」の30万円。1908(明治41)年発行の夏目漱石の短編集「草合」の初版本は3万円とした。地方出版社の新刊コーナーも設け、初回は那覇市のボーダーインクを取り上げた。

 開店時には5、6人が列を作った。太白区の自営業中村清史さん(46)は「怪談や東北の作家が気になる。しばらく本から遠ざかっていたが、読書欲がくすぐられた」と喜ぶ。外国文学と思想・哲学系の計13冊を購入した男性(37)は「新刊書店にない本や高くて買えない本も半額で手に入った」と声を弾ませた。

 土方さんは「目指すのは若い頃に通っていたような『昭和の古本屋』。本好きはいつの時代もいる。はやりのカフェはないが、しっかりと本を届けたい」と話す。

 当面の営業時間は正午〜午後8時で不定休。連絡先は022(298)8455。

3461荷主研究者:2019/04/28(日) 21:57:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190417_12026.html
2019年04月17日水曜日 河北新報
仙台-成田空港にディズニー経由の夜行バス 1日1往復運行

仙台―成田空港線の運行開始に合わせテープカットする関係者ら

 JRバス東北(仙台市)と成田空港交通(千葉県成田市)は16日、仙台-成田国際空港間を東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)経由で結ぶ夜行高速バスの運行を始めた。両社の共同運行は初めて。

 運行に先立ち同日午後、JR仙台駅東口バス乗り場で開業セレモニーがあった。JRバス東北の吉田豊社長は「インバウンド(訪日外国人旅行者)や宮城からの海外旅行者に多く利用してもらい、地域発展と国際交流に寄与したい」と強調。安価で乗り換えなくTDLに行ける点もアピールした。

 東北運輸局の及川三千男旅客第1課長は「利便性が向上し、インバウンドが東北の観光資源に目を向ける重要なツールになる」と期待を寄せた。

 新路線は1日1往復で、運賃は仙台-成田空港間が大人7700円(往復12340円)、仙台-TDL間が大人5000〜7400円。JRバス東北の青森、盛岡、秋田、山形、福島・郡山発着の既存路線も同日、ダイヤを改正しTDL乗り入れを始めた。

3462荷主研究者:2019/04/28(日) 22:07:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190419_13018.html
2019年04月19日金曜日 河北新報
伊達騒動と深い関わり 仙台・榴岡の文化財「釈迦堂」320年経て大修復

解体が始まった屋根の下をチェックする小山教授(右)ら

修復する釈迦堂。手前に三沢初子と綱村の母子像がある=2018年8月

 仙台藩4代藩主伊達綱村(1659〜1719年)が母三沢初子の冥福を祈って建立し、東日本大震災の影響などで劣化が進んだ仙台市宮城野区榴岡の市登録文化財・釈迦堂が全面修復されることになり、解体工事が始まった。約320年前の創建以来初めての大修復で、完成当初に近い姿に復元する。2021年の作業完了を目指す。

 釈迦堂は仙台藩を揺るがした寛文事件(伊達騒動)と関わりが深く、母子愛を象徴する歴史的建造物として知られる。高さ11.8メートル、幅・奥行きは7メートル。当初は現在のみやぎNPOプラザ(宮城野区榴ケ岡)付近にあったが、1973年、宮城県図書館の建設に伴って初子の菩提(ぼだい)寺である日蓮宗本山・孝勝寺の境内に移った。

 さらに本堂の建設などに伴って境内で移築を繰り返し、震災では壁などが破損して倒壊の恐れが生じた。元は瓦屋根で白木造りだったとされ、周囲に縁側が張り巡らされていたが、移築を繰り返すうち縁側は外され、屋根は銅板に替わるなど大幅に改変された。

 孝勝寺は昨年、綱村の300回忌に合わせて修復を計画。総工費約1億3000万円のうち、6000万円の寄付を募っている。寄付者には税の優遇措置を適用する指定寄付金制度を活用する。

 今月初旬、施工業者が小山祐司東北工業大教授(日本建築史)の指導を受けて屋根の銅板などを外す作業を始めた。約2カ月かけて解体し、仙台藩が残した建築物に関する記録などと照らし合わせて作業する。

 孝勝寺の谷川海雅(かいげ)貫首(80)は「親子愛や慈悲の心を象徴する文化財として後世に受け継ぎたい」と意気込む。寄付に関する連絡先は同寺022(256)5402。

[釈迦堂]1695年建立。伊達騒動に巻き込まれた綱村の命を守ろうと、母初子が懸命に祈りをささげたことに感謝して建てられ、母子愛を象徴する。初子が身に付けていたとされる約5センチの仏像が守り本尊。綱村が釈迦堂周辺に多数の桜を植え、榴岡公園は桜の名所となった。近くに初子の墓「政岡墓所」がある。

3463荷主研究者:2019/04/28(日) 22:10:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190419_12027.html
2019年04月19日金曜日 河北新報
<エスパル仙台>生鮮品充実「通勤客ぜひ」食品コーナー改装開店

生鮮品を充実させたエキチカキッチン

 仙台ターミナルビル(仙台市)は19日、仙台市青葉区のエスパル仙台本館地下1階の総菜や食品を扱う「エキチカキッチン」をリニューアルオープンする。改装は12年ぶり。生鮮食品を充実させ、通勤客らの需要に対応する。

 ◇

 仙台駅東西地下自由通路に面するエキチカキッチンは、以前から1割増の1370平方メートルに新規3、リニューアル12の計15店舗が加わり、既存店と合わせて計23店舗に改装した。

 通勤客らのニーズに合わせて生鮮食品コーナーを拡充。「いたがき」(仙台市)は別店舗だった野菜と果物の売り場を一体化させ、野菜の6割は宮城県産を取り扱う。

 総菜コーナーでは、東北初出店の中華料理店「GINZA過門香」が東京・銀座本店で一番人気のマーボー豆腐を販売。玄米専門店「寝かせ玄米DELIいろは」は無添加弁当を出す新業態を展開する。

 仙台ターミナルビルの松崎哲士郎社長は「駅周辺に建設が予定されているオフィスビルが稼働すれば、さらに通勤客を取り込める。地場産品も多いので、観光客にも利用してほしい」と話した。営業時間は午前10時〜午後9時。

3464荷主研究者:2019/04/28(日) 22:16:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190420_12023.html
2019年04月20日土曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>乗降客最多370万人 国際便増で押し上げ

 仙台空港アクセス線の2018年度乗降客数(速報値)は370万9281人となり、過去最高を更新したことが19日、県のまとめで分かった。東日本大震災後の12年度から7年連続で最高値を更新した。

 乗降客数は前年度比で1.5%増えた。駅別では、仙台空港202万6288人(前年度比6.5%増)、美田園52万4364人(2.9%増)、杜せきのした115万8629人(6.7%減)だった。

 格安航空会社(LCC)による国際線の便数増などで仙台空港の18年度旅客数が過去最高となり、乗降客数を押し上げた。美田園駅周辺の宅地開発が進んだことも利用増につながった。

 杜せきのした駅は、近くの大型商業施設が増床工事のため一部閉鎖していたこと、駅と施設を結ぶ連絡通路が通行できなかったことで利用客数が減った。

 通勤通学や仙台空港の発着便が多い時間帯の混雑解消が課題。県空港臨空地域課の升谷成幸課長は「車両の増結などで利便性を高めるよう努め、利用者をさらに増やしたい」と話す。

3465荷主研究者:2019/04/28(日) 22:16:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190420_12044.html
2019年04月20日土曜日 河北新報
<イオンモール名取>東北最大240店集結 リニューアルオープン

ファッションや雑貨の専門店が並び、初日から買い物客らでにぎわう増床棟

増床棟の吹き抜け部分で、関係者がテープカットしてオープンを祝った

 イオンモール(千葉市)が運営するイオンモール名取(名取市)が19日、増床リニューアルオープンした。延べ床面積約2万5000平方メートルの増床棟にアパレルや飲食店計46店が入り、規模は約14万2000平方メートル、約240店に拡大。同社の東北にある14のショッピングモールの中で最大規模を誇り、年1200万人の来館者を見込む。

 オープニングセレモニーは増床棟の象徴である吹き抜けの「杜のテラス」であり、イオンモールの吉田昭夫社長、山田司郎名取市長らがテープカットしてオープンを祝った。午前9時、開店を待っていた約2500人が店内に流れ込んだ。

 東北初出店となるのは、アパレル雑貨とカフェ「ベイフロー」、生活雑貨「ビーデザインホーム」など19店。市子育て支援拠点施設、尚絅学院大の地域連携交流プラザも開設された。店内の案内をモニターに表示するデジタルサイネージを36台設置し、災害時は緊急テレビ放送に切り替える。

 1歳の長女と訪れた岩沼市の会社員佐藤舞さん(33)は「子どもが遊べる場所や、私と夫が好きな服の店も新しくできた。家族で長い時間過ごせる」と話した。

 改装に伴い、駐車場は600台増えて4500台。営業は専門店午前9時〜午後9時、イオン午前9時(食品売り場は午前8時)〜午後10時、レストラン午前10時〜午後10時、シネマ午前9時〜午前0時。

3466荷主研究者:2019/04/28(日) 22:16:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190420_12043.html
2019年04月20日土曜日 河北新報
<イオンモール名取>増床、大規模改装「地域住民くつろげる場に」吉田昭夫社長

[よしだ・あきお]1983年ジャスコ(現イオン)入社。ジャスコ東北開発部長、イオンモール営業本部長などを経て2015年から現職。今年3月からはイオン副社長も務める。

 イオンモール名取が2007年の開業以来初めて、増床と大規模改装を実施した。イオンモールの吉田昭夫社長(58)に狙いと展望を聞いた。(聞き手は報道部・古賀佑美)

 -増床の目的は。

 「イオンモールは地域で最も支持される店を目指している。オンラインビジネスにはない、リアルな店の人との触れ合いを重視した。増床棟の杜のテラスは、リゾートホテルの雰囲気でお迎えし、くつろげるスペースにした。地域の待ち合わせ場所になる。モールの魅力につなげたい」

 -地域の特徴をどう店づくりに反映しているか。

 「名取市は子育て世代が多く、人口が増えている。市の子育て支援拠点施設を入れ、地域との関わりを持たせた。増床棟はじゅうたんを敷き、子どもが転んでも痛くないようにした。高齢者も足が疲れにくい。郵便局や図書館の返却ボックスもあり、地域のインフラとして活用してほしい」

 -20年にイオンモール利府(宮城県利府町)の新棟ができる。競合しないか。

 「地域に合わせてコンテンツを変えるので影響はないとみる。利府は既存店と足すと、名取より規模が大きくなる可能性がある。ファミリー、高齢者など客層によってゾーニングし、どんな世代も楽しめる施設にする」

 -東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)でも開発を予定している。

 「アパレルばかりではなく、スポーツ施設やカルチャー関連など、生活に潤いを与えるコンテンツを考えている。物販も食も、良質なものをバリエーションを増やして提供したい」

3467荷主研究者:2019/04/30(火) 15:12:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190424_12048.html
2019年04月24日水曜日 河北新報
真空部品製造のミラプロ 仙台工場開設へ 放射光関連受注も目指す

郡市長に仙台工場開設の立地表明書を提出した津金社長(左)

 真空関連部品・機器製造のミラプロ(山梨県北杜市)は23日、2020年4月に仙台市泉区に仙台工場を開設すると発表した。東京エレクトロンが生産する半導体製造装置向けの部品の生産拠点とする。当初は正社員約30人を雇用する予定で、操業から3年目には80人以上に増やす計画だ。

 津金洋之社長が仙台市役所を訪れ、郡和子市長に立地表明書を提出した。

 同社によると、東京エレクトロンが15年まで「仙台テクノロジーセンター」として使用した泉区大沢の土地と建物を18年12月に取得した。土地は約2万1500平方メートル、建物は2階建てで延べ床面積約1万平方メートル。10億円弱をかけて改修工事を行い、東京エレクトロンに供給する真空部品などの生産を始める。

 ミラプロは、岐阜県飛騨市にある重力波観測装置「KAGRA(かぐら)」に真空技術を提供した実績があり、仙台市内への建設が決まった次世代放射光施設の真空部品の受注も目指す。仙台工場を拠点に、医療機器メーカーに供給する部品の製造も視野に入れる。

 津金社長は「仙台は住みやすく、拠点開設は長年の夢だった。東京エレクトロンに近く、雪も少なく、物流に支障がない」と進出を決めた理由を説明した。郡市長は「有能な若い人材の地元定着に向け、大きな意味がある」と歓迎した。

3468荷主研究者:2019/04/30(火) 15:17:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190425_13001.html
2019年04月25日木曜日 河北新報
<仙台・勾当台>東北の「食」発信拠点に 市が運営事業者決定、8月カフェレストラン開設

8月上旬にオープンするカフェレストランの完成イメージ

 仙台市は東北の魅力発信拠点として、青葉区の勾当台公園に常設する施設の運営事業者を決定した。市内のレストラン運営会社など2社の共同企業体で、3月末まで園芸相談所があったグリーンハウス勾当台を改修。東北の食材を使ったカフェレストランを8月上旬にオープンさせる。

 運営事業者はレストラン運営ハミング・バード(仙台市)、イベント企画ユーメディア(同)の共同企業体。市は3月に公募を始め、5事業者の提案内容を審査して共同企業体を選び、今月22日に協定を結んだ。

 市は選定理由に関し「多彩な料理のメニュー開発、東北中のワイナリーを集めたイベントの運営といった実績がある」と説明する。

 計画によると、5月中旬から改修工事に入り、面積約115平方メートルの建物内に調理室、飲食スペースを整備。建物と定禅寺通をつなぐ空間はオープンテラスとし、市民広場などで行われるイベントを楽しみながら飲食できるようにする。

 市は1250万円を上限に工事費の一部を負担するほか、イベント実施にも800万円を助成。東北の魅力を学生が発掘するプログラム、有名シェフによる東北の食材を使ったメニュー開発などが検討されている。共同企業体は2025年3月まで運営する。

 東北の魅力発信拠点は、今年1月までグリーンハウス向かいにあった「ライブラリーパーク」の後継施設で、市は東北の食のアンテナショップと位置付ける。

3469荷主研究者:2019/04/30(火) 15:18:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190425_12072.html
2019年04月25日木曜日 河北新報
「かわまちてらす閖上」名取にグランドオープン

名取川の堤防沿いに建てられた商業施設「かわまちてらす閖上」=25日午後、宮城県名取市閖上

 東日本大震災の津波被害を受けた宮城県名取市閖上地区で、商業施設「かわまちてらす閖上」が25日、グランドオープンした。市内外の23事業者が飲食や物販・水産加工品販売など27店舗を出店する計画で、当初は23店舗でスタートした。復興が進む閖上地区でにぎわいづくりの拠点を目指す。

 敷地面積約4500平方メートルで、木造平屋の施設3棟などが連なる。初日は各店が野菜や水産加工品を格安で販売したり、笹かまぼこなどを振る舞ったりして、大勢の来客でにぎわった。

 年中無休。5月6日までゆりあげ港朝市駐車場からシャトルバスを随時運行する。

3470荷主研究者:2019/04/30(火) 15:18:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190425_12073.html
2019年04月25日木曜日 河北新報
買い物と交流の場に 複合商業施設「ブランチ仙台」フルオープン

買い物客が休憩できる中央広場を設けたブランチ仙台

 大和ハウスグループの大和リース(大阪市)は25日、仙台市泉区長命ケ丘2丁目に複合商業施設「ブランチ仙台」の西側施設を開業した。先行開業した東側施設と合わせてフルオープンとなる。

 西側施設は鉄骨2階で、延べ床面積は1万6130平方メートル。しゃぶしゃぶ食べ放題店、カフェ併設型の書店、フィットネスクラブなど20店が連なる。地域活動を支援する交流スペース「まちスポ」も入った。

 みやぎ生協(仙台市)など5店が入る東側施設には5月、託児所機能付きオフィス「ママスクエア」が東北で初めて出店する。

3471荷主研究者:2019/04/30(火) 15:41:09
さくら野百貨店跡地を再開発して高速バスターミナルを整備すれば良いのではないかねぇ。容積率上乗せ等の規制緩和で投資を誘導する必要はありそうだけど。

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23498
2019/4/25 日刊建設新聞 宮城版
交通ターミナルを検討 仙台都市圏の課題解消へ(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮するように、ターミナル施設の整備を検討する。高速バスの発着場所が点在し、乗り継ぎが不便といった課題を解消するため、高速バスを中心とした新たな交通結節点のあり方を探る。まずは交通結節点の規模や候補地を抽出するため、簡易公募型プロポーザルで調査業務を委託する。24日にプロポの手続きを公告しており、5月9日まで参加申請を募る。

 同事務所は2月3日に、県や仙台市、東北経済連合会、県バス協会、JR東日本とともに「仙台都市圏の将来を考えるシンポジウム」を開催。その中の意見交換で、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能について、多くのパネリストから提案が寄せられた。

 パネリストの一人である村井嘉浩知事は「高速道路をはじめとする交通インフラ整備の進展や国際観光交流の活性化などにより、東北地方のゲートウェイとして物流・交流拠点間の連携強化や交通結節機能の強化が求められている」と指摘していた。

 こうした提案を踏まえ、交通結節点としての仙台駅の機能を高め、鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の整備を検討することにした。

 ターミナル施設の候補地に関しては、仙台の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路として整備が計画されている「仙台東道路」のルートも考慮しながら、仙台駅周辺のインターチェンジなども含めて選定作業が進められることになりそうだ。

 候補地や施設規模の検討に向け、最初に「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」をプロポで委託する。業務内容は、交通結節点の規模と候補地、整備手法の検討や、交通結節点機能強化検討会準備会(案)の運営補助、同検討会(案)で実施すべき内容の考察など。業務の履行期間は2020年2月14日まで。

 プロポの参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。

 プロポの技術提案書は5月30日まで受け付ける。技術提案を求める評価テーマは、仙台駅周辺の▽交通結節点において導入すべき機能を検討する際の着眼点②交通結節点整備における候補地選定と整備規模を検討する際の着眼点――となっている。

3472荷主研究者:2019/05/26(日) 10:42:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190505_12041.html
2019年05月05日日曜日 河北新報
<仙台塩釜港>貨物量過去最多の4866万トン 18年、自動車など押し上げ

 宮城県は、仙台塩釜港の2018年の貨物取扱量(速報値)をまとめた。前年比4%増の4866万トンで、2年ぶりに過去最高を更新した。復興需要などを受け、仙台、石巻、塩釜の全3港区でそれぞれ取扱量を伸ばした。

 全体の約9割を占める仙台港区は3%増の4228万トンだった。完成自動車は2%増の999万トン、原油は5%増の634万トンで、工場や製油所の堅調な生産が支えた。

 石巻港区は15%増の395万トン。2018年3月に石巻市雲雀野地区で石炭バイオマス混焼発電所が稼働した影響で、木材チップが43%、石炭が28%の増加となった。

 塩釜港区は岩手県の被災地向けに出荷する砂利と砂の取扱量が前年比4倍の14万トンに増え、全体では7%増の244万トンとなった。

 県港湾課の担当者は「経済の伸びや復興需要で取り扱い量が伸びている」と分析。23年度には仙台港区の高砂コンテナターミナルの拡張工事が完了する見通しで、県は荷主への売り込みを強化している。

3473荷主研究者:2019/05/26(日) 10:43:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190505_13043.html
2019年05月05日日曜日 河北新報
<仙台・定禅寺通>自転車乗ったまま渡らないで!晩翠通との交差点スクランブル化で県警が注意

スクランブル化した定禅寺通と晩翠通の交差点

 仙台市青葉区の定禅寺通と晩翠通の交差点は本年度、歩行者信号が青の時に斜め方向へも横断できるスクランブル交差点に切り替わった。「便利になった」との声がある一方、交差点内で走行が禁止されている自転車の進入が相次ぎ、宮城県警が注意を呼び掛けている。

 ◇

 県警交通規制課によると、スクランブル交差点の横断歩道は歩行者専用で、自転車の走行は道路交通法で禁止されている。自転車は車両用信号に従うか、降りて手押しして横断歩道を渡る必要がある。

 スクランブル交差点を導入してからの約1カ月間、多くの歩行者が歩いている交差点内で、斜め方向に走行する自転車が、歩行者と接触しそうになるケースが目立つという。

 同課の庄司順次長は「スクランブル交差点での自転車の走行禁止というルールが浸透していない。自転車利用者はルールをよく理解し、安全に走行してほしい」と話す。

 県警によると、定禅寺通と晩翠通の交差点は2011年3月、歩行者信号が青の間は車の信号を全て赤にする「歩車分離式信号」になった。導入後、歩行者は斜め方向に横断できないルールが浸透しなかった経緯もあり、スクランブル交差点に切り替えたという。

3474荷主研究者:2019/05/26(日) 10:48:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190510_13044.html
2019年05月10日金曜日 河北新報
津波で全壊したサイクルスポーツセンター 来秋開業へ工事本格化 名取・閖上

くわ入れで工事の安全を祈願する山田市長

 東日本大震災の津波で全壊した宮城県名取市サイクルスポーツセンター管理棟の建設工事が本格的に始まるのを前に、閖上地区の現地で9日、安全祈願祭があった。完成は2020年7月の予定で、センターの開業は20年秋を見込んでいる。

 市幹部や工事関係者ら約30人が出席。神事の後、山田司郎市長らがくわ入れをして工事の安全を祈った。山田市長はあいさつで「閖上地区に新たなにぎわいを生み出し、観光面での復興のシンボルになる」と期待感を示した。

 新たな管理棟は鉄筋コンクリート造6階で、延べ床面積は約3100平方メートル。掘削に成功した天然温泉の浴場を備え、震災前より40人多い最大100人の宿泊を受け入れる。自転車120台程度を保管できる車庫棟も建てる。

 サイクルスポーツセンターは1975年4月に開業。東北で唯一のサイクリング専用施設として親しまれ、最盛期の82年度には約5万4500人が利用したが、津波で施設が全壊した。

 復旧後は震災前と同規模となる1周約4キロのサイクリングロードのほか、スケートボード場やバスケットボール練習場、子ども向け遊具なども整備する。敷地面積は約3万6000平方メートルで、総事業費は約20億円。温泉掘削費用の一部はインターネットのクラウドファンディングで賄った。

3475荷主研究者:2019/05/26(日) 10:48:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190510_12051.html
2019年05月10日金曜日 河北新報
オフィスビル空き室率 仙台駅前、最低更新 4月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた4月の仙台市内のオフィスビルの空き室率は、前月比0.01ポイント低下の4.47%と3カ月連続で下がった。仙台駅前は0.09ポイント下げて2.81%となり、1992年の調査開始以来の最低を更新した。

 全5地区で大きな成約、解約の動きはなかった。一番町周辺はビル内での増床や他地区からの移転拡張があり、0.13ポイント低下の3.26%。自社ビルへの移転集約があった影響で、県庁・市役所は0.23ポイント上昇し6.88%。駅東は7.55%、周辺オフィスは8.23%でともに0.15ポイント上昇した。

 仙台支店の担当者は「賃料は上がり続けているものの、需要は依然高い。空き室率は当面、低水準で推移するだろう」と話す。調査対象は延べ床面積が約990平方メートル以上の349棟。

3476荷主研究者:2019/05/26(日) 11:04:47

http://logistics.jp/media/2019/05/14/3147
2019/05/14 物流ニッポン新聞
幸信商運、東北営業所を本格稼働 海上輸送需要の受け皿に
t.kokudo

 幸信商運(縄谷幸克社長、東京都中央区)は7日、東北営業所(仙台市宮城野区)を本格稼働させた。東日本大震災で壊滅的な被害を受けた仙台市蒲生北部地区の第1号復興プロジェクトで、ドライバー不足を背景に加速する海上輸送ニーズの受け皿を担う。

 1万1700平方メートルの土地を取得し、2階建ての事務所棟(200平方メートル)と平屋建て倉庫(990平方メートル)を設置。関東と関西から海上輸送された水道管など重量物のピッキングと手直しを行い、協力会社がトラック10〜15台を駆使して東北エリアに納入する。

 仙台港を挟んで対岸に位置する旧営業所が手狭になったことから、野積み用スペース・シャシーヤードを2倍、事務所スペースは4倍、倉庫面積も1.5倍に拡張するとともに、倉庫はテントハウスを鉄骨造りにして新設移転した。投資額は土地と建物を合わせて6億5千万円程度。

 更に、ドライバーと作業員の休憩施設を新たに設置するほか、既に2期の構想にも着手している。将来的には東北一円から貨物を集荷し、仙台港から国内外に海上輸送で供給するサービスも視野に入れている。

 同社は時代の変化を先取りし、拠点の新増設に注力している。昨年は4月に鹿島営業所(茨城県神栖市)を新設移転させたのに続き、9月には千葉営業所(千葉県八街市)を開設。今後も鹿島営業所の2期を年内に竣工させるのに加え、九州への進出もにらむ。

 また、北海道苫小牧市のあけぼの地区に保有する土地の有効活用もテーマに掲げる。国内の基盤整備が完了した段階で、東南アジアへの展開も検討していく意向だ。

 宮越勉常務は「昨年10月に仙台市から土地を購入して今年2月に着工した。旧営業所はオープン翌日に東日本大震災に見舞われ、建物もトラックもフォークリフトも流された。あの時は被災から1カ月後の4月14日にシャシーのヤードを整備し、今回と同様に一番最初に業務を再開した」と振り返る。

 また、「震災から8年が経過した今、こうして新たな船出を迎えたのは非常に感慨深いものがある。地元の運送事業者と連携し、東北経済の活性化に貢献していきたい」と話している。(沢田顕嗣)

【写真=野積み用スペース・シャシーヤードを2倍にするなど拡張】

3477荷主研究者:2019/05/26(日) 11:05:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190514_12037.html
2019年05月14日火曜日 河北新報
<仙台空港>リニューアルで出発階グッと便利に 21年度完成予定 物販、飲食店充実 搭乗もスムーズに

東北6県の名産品を販売するショップなどが並ぶ仙台空港ターミナルビル2階

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は、国内・国際線の出発ロビーなどがあるターミナルビル2階の大規模リニューアルを計画している。物販、飲食店の充実を図るとともに、旅客がよりスムーズに搭乗できるよう動線を見直す方針で、2021年度の完成を目指す。

 改修するのは、2階の出発ロビーや保安検査後の搭乗待合室など。各航空会社のチェックインカウンターから保安検査場を経て搭乗待合室に至る動線も、各社と協議して設計に着手する。

 出発階は到着ロビーと比べて旅客の滞留時間が長く、店舗を中心としたリニューアルで利用者の満足度を高める狙いがある。搭乗待合室で買い物が楽しめるようにすることも検討する。

 18年度の旅客数は過去最高の361万人。着陸料など航空系収入だけでなく、直営小売店やテナントの増加で非航空系も増収となった。旅客搭乗棟(ピア棟)増築に伴う経費、減価償却費の増加はあったが、経常利益6400万円、当期純利益1億3500万円と2年連続の黒字決算だった。

 19年度の目標旅客数は376万人。岩井卓也社長は「民営化から3年で国際線旅客数はほぼ倍の31万人になり、国内線も伸びている。東南アジアの中距離路線の獲得など新規就航、増便を図りたい」と話す。

◎10連休旅客数、前年比24.5%増

 仙台国際空港は大型連休期間(4月27日〜5月6日)の旅客数(速報値)をまとめた。前例のない10連休とあって、国内線と国際線を合わせた旅客数は13万2609人と前年より24.5%増えた。

 国内線は21.9%増の11万9222人、国際線は54.3%増え1万3387人。

 国際線はチャーター便が16便運航されたほか、定期便も台北線の増便で座席数が増え、旅客数の大幅増につながった。

 仙台国際空港の担当者は「10連休で旅の予定を組みやすく、利用増につながった」と話した。

3478荷主研究者:2019/05/26(日) 11:10:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190515_12051.html
2019年05月15日水曜日 河北新報
<仙台駅西口>活性化へ市関与を まちづくり協・商議所意見書提出へ

 仙台市青葉区の青葉通に立地する企業や町内会でつくる「青葉通まちづくり協議会」と仙台商工会議所は、同区の仙台駅西口エリアのまちづくりについて、市に積極的な関与を求める意見書をまとめた。近く提出する方針。

 駅西口エリアはさくら野百貨店仙台店が2017年2月に閉店したほか、青葉通を挟んで向かい側の商業ビル「GSビル」が解体工事中で、空洞化が著しい。東北の玄関口でもある同エリアのにぎわいを創り出すため、両団体は市に開発事業者への指導など積極的な関与を促すことにした。

 意見書は、ケヤキ並木と調和する景観の形成や、買い物客らが歩いて回遊しやすい空間づくりを求める。また、規制緩和や特区制度活用の働き掛け、事業者との情報交換の場の設定も盛り込む。

 商議所は「青葉通沿いには築50年を迎えるビルも林立しており、市には長期的なまちづくりを視野に入れた方策を立ててほしい」と話している。

3479荷主研究者:2019/05/26(日) 11:14:30

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/4522/
2019-05-16# みやぎ建設新聞 物件(仙台圏)
東北整備局仙台河川/仙台東道路の計画検討/パシフィックコンを特定/延長約9㎞の自動車専用道路新設

 東北整備局仙台河川国道事務所は、仙台東道路の事業性を検討する「仙台都市圏幹線道路整備計画検討業務」の委託先選定を、簡易公募型プロポーザル方式によりパシフィックコンサルタンツを特定した。

 技術評価点は192・8点。技術提案者は特定者のみ。

 仙台東道路は、仙台市中心部と仙台東部地区を結ぶ自動車専用道路として新設を計画している路線。仙台市街地の東側には、仙台塩釜港や仙台空港、中央卸売市場といった拠点施設が集中しており、近年は三陸沿岸道路や常磐自動車道の整備によって交通量も増え、目的が異なる交通が混在している。このため円滑な交通確保、ネットワーク機能の強化、交流人口の増加等による、東北全域の発展まで効果が波及し得る路線として事業化を検討中。

 検討範囲は、仙台東部道路の仙台東IC〜仙台港IC付近から、仙台市中心部西側の仙台西道路付近までで、延長約9㌔㍍の区間。

 今回の整備計画検討業務は、意見聴取と結果分析による課題整理、ルート帯案を抽出して道路整備計画の比較資料作成、今後に開かれる社整審道路分科会東北地方小委員会の資料作成などを委託する。履行期限は2020年2月28日。

 なお、整備計画検討業務(18年度は道路予備設計含む)と関連する仙台都市圏幹線道路設計業務はパシフィックコンサルタンツ。交通結節点検討業務は日本みち研究所・セントラルコンサルタントJVがそれぞれ担当した。

3480荷主研究者:2019/05/26(日) 11:19:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190517_11010.html
2019年05月17日金曜日 河北新報
<仙台市役所>本庁舎建て替え 低層部・敷地周辺「民活」導入探る

 仙台市は市役所本庁舎の建て替えで、新庁舎の低層部や敷地周辺ににぎわいを創出するため、民間活力の導入可能性を探る「サウンディング型市場調査」に乗り出す。計画の検討段階で民間事業者の意向を把握し、市場性などを判断する手法。低層部の商業機能、勾当台公園市民広場との一体的活用に関し、民間側からアイデアを募る。

 開発業者や商業コンサルティング事業者、金融機関が対象。20日に市役所で事前説明会を開催し、6月17日まで提案や意見、課題を募集する。6月中に応募事業者のヒアリングを実施し、詳しい内容説明を求める。

 低層部の商業機能、新庁舎周辺広場と市民広場の活用について(1)想定するターゲットと店舗構成のイメージ(2)望ましい事業方式や採算性の考え方(3)営業時間や設計への要望-などを調査する。

 調査結果は7月に公表する。市は提案内容を踏まえ、民間活力導入の可否を判断する方針。今回の提案実績は新庁舎整備に関わる事業者選定に結び付けない。

 有識者の本庁舎建て替え基本計画検討委員会は、現時点で新庁舎の高さを最大80メートル(19階建て)とし、低層部(1〜2階想定)に市民利用機能、商業機能を設ける方向で検討している。

 低層部の面積は最大3000平方メートル程度になるとみられ、平日夜間や土日祝日の市役所閉庁日も開放し、市民活動やイベントに活用することをイメージする。

 サウンディング型市場調査は、青葉区の青葉山公園の公園センター(仮称)整備などで導入実績がある。市役所の建て替えでは、横浜市が取り入れている。

 市本庁舎建替準備室の担当者は「市民が恒常的に出入りし、集える新庁舎にできればいい」と期待する。

3481荷主研究者:2019/05/26(日) 11:28:06
>>3329
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190518_13013.html
2019年05月18日土曜日 河北新報
市中心部へのアクセス向上 仙台「宮沢根白石線」浦田工区が来月29日全通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190518kahoku01.JPG

 仙台市が整備を進めている都市計画道路「宮沢根白石線」のうち、泉区の浦田工区(823メートル)の全線開通が6月29日に決まったことが17日、分かった。国道4号仙台バイパスと泉区南光台地区、県道仙台北環状線がつながり、市中心部へのアクセスが向上する。

 浦田工区は地図の通り。バイパス交差点から北環状線までの123メートルは、2011年9月に先行開通した。南光台トンネルを含む残りの約700メートルの区間が今回、利用開始となる。

 片側2車線で、トンネル上部にはバス停や転回場、公園を整備。丁字路交差点として暫定利用中の仙台北環状線、都市計画道路鶴ケ谷中山線との接続部は十字路交差点に変わる。

 浦田工区は02年に事業着手し、事業費は約100億円。当初は今年3月の全線開通を目指したが、入札不調があり、工事が遅れた。

 市北道路建設課の担当者は「仙台バイパスから市北西部に抜けるルートが複数に増え、北環状線の交通量の減少が期待できる」と話す。

3482荷主研究者:2019/06/02(日) 22:37:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190518_12003.html
2019年05月18日土曜日 河北新報
高齢者の足にEVバス試行 仙台・泉パークタウンで実証実験へ

実証実験で使うEVバス

 仙台市泉区の泉パークタウンで27日、電気自動車(EV)の低速小型バスを使った実証実験と試乗体験会が始まる。高齢化が特に進む寺岡地区を巡回し、導入の課題や有効性を探る。EVバスの運用主体などに関する議論を経て、2020年度の運行サービス開始と、将来の自動運転化を目指す。

 実施するのは東北大や自治体、企業でつくる産官学組織「東北次世代移動体システム技術実証コンソーシアム」。6月7日までの平日1日5便を運行し、住民ら計30人以上の試乗を見込む。

 定員10人で、運転手と説明者を除き最大8人が試乗できる。寺岡4丁目の商業施設を発着点に、4〜5丁目の住宅街の公道約2キロを時速20キロ未満で走る。

 将来の自動運転化に向けて、車体に取り付けたセンサーで道路などの3次元地図を作製。路線バスとの乗り継ぎを想定し、試乗者は走行位置や路線バスの時刻表などが分かるアプリの操作も体験できる。

 実証実験後、EVバスを生かしたまちづくりなどを自治体や公共交通事業者、住民らが議論する。コンソーシアムは、小回りが利くEVバスや超小型EV車は買い物や通院、路線バス停留所までの移動手段に活用できると想定。路線バスには主に停留所からの幹線道を走ってもらうことで、競合せずに移動時間の短縮や運行頻度の増加につなげられるとイメージしている。

 寺岡地区でこれまであった説明会では、住民から「地域コミュニティーがEVバスを運用すれば、運転手などシニア世代の雇用にもつながる」と期待の声が上がったという。

 泉パークタウンは1月1日現在、高森、寺岡、桂、紫山の4地区に約1万200世帯、2万5750人が暮らす。市の17年の統計で寺岡地区の高齢化率は37%と特に高い。

 コンソーシアムの関係者は「泉パークタウンは住宅や商業施設、病院などがあり高い魅力を持つが、高齢化による交通移動問題は例外なく押し寄せている。次世代交通が実用化すれば、同様の問題を抱えるニュータウンにも展開できる」と思い描く。

3483荷主研究者:2019/06/02(日) 22:45:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190521_11015.html
2019年05月21日火曜日 河北新報
<宮城県>10施設の再編検討、年内に基本構想 県懇話会初会合で公表

県有施設の再編の在り方について意見を交わす懇話会のメンバー

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190521kahoku01.JPG
移転・再編を検討する県有施設

 宮城県は20日、老朽化などに伴う大規模改修や機能再編の検討対象とする県有10施設を公表した。県庁で同日あった有識者懇話会の初会合で示した。本年度内に施設整備の基本構想をまとめ、移転や建て替えなどの方針を決める。

 再編を検討する施設は表の通り。県有の公共建築物766施設のうち(1)築年数が30年以上経過(2)大規模の改修が必要(3)県民生活に直接的に関わる-などの条件で選定した。有識者会議による議論が既に始まっている仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)も含めた。

 各施設の建設候補地として、現在使われていない県有地など8カ所も提示。仙台市宮城野区安養寺の裏圃場跡地(約6.2ヘクタール)や同区宮城野の仙台医療センター跡地(約5.5ヘクタール)、栗原市若柳の栗原農高跡地(約2ヘクタール)などを示した。

 懇話会は財務や福祉、文化振興などの有識者6人で構成。座長に就いた東北大の堀切川一男教授(摩擦工学)は取材に対し「20年後に胸を張って残せる施設にするため、しっかりと議論したい」と語った。

 2020年度の県震災復興計画の完了後を見据え、県は本年度の新規事業として老朽化した施設の再編検討に着手した。事業費は約3700万円。

 会合では、東洋大の南学客員教授(自治体経営)が講演。民間活力の導入で建物の維持管理費を大幅に圧縮させた自治体や、複数の文化交流施設を集約して機能を強化した全国の先進例を紹介した。

3484荷主研究者:2019/06/02(日) 22:47:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190522_11021.html
2019年05月22日水曜日 河北新報
<仙台市>外国人宿泊20万人超 18年、台湾定期便増 後押し

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190522kahoku01.JPG

 仙台市は21日、2018年の市内の外国人宿泊者が20万4340人に達し、4年連続で過去最多を更新したと発表した。台湾からの観光客が仙台空港の定期便増加などで伸びたため、17年から21%増となった。20万人は東日本大震災前の水準の約2倍となる。

 市によると、14〜18年の外国人宿泊者数の推移はグラフの通り。5年連続で増加している。

 18年は台湾からの宿泊者が38%増加し、8万8150人となった。国・地域別で最も多く、全体の4割超。伸び率もトップだった。

 仙台空港発着の台湾との定期便が週1往復増え、週13往復になった効果のほか、8月に定期路線が就航した花巻空港(花巻市)から仙台を訪れる人が増えたことが要因とみられる。

 台湾に次いで宿泊者が多かったのは中国で2万9116人。タイ1万1554人、米国1万1062人、香港7152人、韓国7013人と続いた。タイは18%の増となり、台湾に次ぐ伸び率だった。

 市文化観光局の担当者は「日本へのリピーターが増え、東北や仙台に関心が高まっている」と分析する。

 市内の外国人宿泊者は、震災前の08年が9万8210人だった。震災発生でいったん激減したが、14年の6万8834人から回復基調となり、18年までの4年で約3倍に急増した。

 日本人を含む宿泊者は2.5%増の587万3875人、うち市中心部は4.0%増の447万9340人。フィギュアスケート男子で五輪連覇した市出身の羽生結弦選手(24)=ANA、宮城・東北高出=の祝賀パレードが4月に開かれ、押し上げたとみられる。郊外の秋保温泉は3.5%減、作並温泉は5.2%減だった。

3485荷主研究者:2019/06/02(日) 22:48:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190522_11025.html
2019年05月22日水曜日 河北新報
<仙台市>仙台圏企業の上場アシスト 労務や財務集中支援 支店経済脱却へ8社程度募集

仙台未来創造企業のロゴマーク。認定されると名刺などに使用できる

 仙台市は仙台都市圏の中小企業の株式上場に向け、集中支援プログラムに乗り出す。上場を目指す8社程度を「仙台未来創造企業」として認定し、上場要件となる労務、財務など内部管理体制の強化を支援する。地域経済を引っ張る企業の育成で、首都圏への人材流出や支店経済に頼る産業構造からの脱却を狙う。

 地元企業の上場支援は、市が3月に策定した「経済成長戦略2023」の基幹事業で、全国でも珍しい。東北では2014年に車用品店など運営のホットマン(仙台市)が上場して以来、新規上場はない。

 支援対象は(1)市内に本社・本店がある(2)都市圏(塩釜市、富谷市など周辺13市町村)に本社・本店があり、仙台市への高い経済波及効果が見込まれる-の一方を満たす中小企業。5年以内に国内の証券取引所への上場を目指していることが条件となる。

 未来創造企業に認定されると、上場に詳しい弁護士や税理士、社会労務士から内部管理体制への助言が得られる。社内に担当役員を置く場合は人材紹介会社のあっせん、市経済局に補助金申請する場合は審査で優遇を受けられたりする。

 市は27日〜7月5日に参加企業を募集する。6月25日には説明会を兼ねたセミナーを開く。市幹部らの審査会が7月中旬、応募企業の(1)上場への意欲(2)事業の成長性(3)企業の安定性(4)地域経済への波及効果(5)上場の実現可能性-を評価し、未来創造企業を決定する。

 市は新規上場を後押しする七十七銀行、東北大、東京証券取引所の3者連携などとも協調する方針。8月から20年3月末まで、幅広い支援策を認定企業に集中投下する。

 郡和子市長は21日の定例記者会見で「上場企業の輩出は地域経済に大きな効果がある。後に続く企業が現れるなど、全体に波及することを願う」と期待した。

3486荷主研究者:2019/06/02(日) 22:50:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190523_13013.html
2019年05月23日木曜日 河北新報
<仙台塩釜港>乗用車タイヤ輸出、初の日本一 北米航路が後押し

仙台塩釜港で輸出用タイヤを検査する税関職員(仙台塩釜税関支署提供)

 横浜税関は22日、2018年に仙台塩釜港から海外に輸出された乗用車用タイヤは前年比6.0%増の916万8000本で、輸出数量で初の全国1位になったと発表した。国内の港から輸出された乗用車用タイヤのシェアも26.3%で、初の全国トップとなった。

 仙台塩釜税関支署によると、高品質の国産タイヤに対する海外の需要は高く、岩沼市の工場で生産されたタイヤの輸出量が伸びた。今年3月まで仙台塩釜港と北米を直接結ぶコンテナ定期航路があったことも後押しした。

 大手自動車メーカーの海外生産拡大に伴い、タイヤメーカーも現地生産を増やしている。10年から8年連続でトップだった名古屋港(名古屋市)の輸出数量は3位にとどまり、輸出が堅調だった仙台塩釜港が17年の2位から最上位になった。2位は博多港(福岡市)。

 輸出国別で最も多かったのは米国の265万本で、全体の約3割を占めた。ロシアの100万2000本、ドイツの90万7400本、カナダの73万5000本と続いた。

 輸出額は6.6%増の585億5000万円で、博多港に次いで全国2位だった。仙台塩釜港の輸出総額2789億8000万円のうち、21.0%が乗用車用タイヤだった。

3487荷主研究者:2019/06/02(日) 22:54:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45235090U9A520C1L01000/
2019/5/24 20:17 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市、若者にラブコール 東京圏へ人口流出 全国最多
東奔北走

3488荷主研究者:2019/06/02(日) 23:18:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190525_12003.html
2019年05月25日土曜日 河北新報
医療用ロボが歩行訓練お助け 仙台にケアセンター開設

両脚に装着した「HAL」が歩行をアシストし、運動機能回復を促す=仙台市泉区

 医療用ロボットを手掛けるサイバーダイン(茨城県つくば市)と医薬品卸のバイタルネット(仙台市)などは25日、最先端のロボット技術を活用した歩行トレーニングができる「仙台ロボケアセンター」を仙台市泉区八乙女3丁目のバイタルネット八乙女ビルに開設する。脳卒中や脊髄損傷で後遺障害を負い、リハビリ後に自宅療養する人の社会復帰を後押しする。

 全国8カ所目、東北で初めてとなるロボケアセンターには、サイバーダインが開発したロボットスーツ「HAL」を3台(S、M、Lサイズ)配備。両脚18カ所に貼った電極パッチで脳から筋肉に送る電気信号を検知し、モーターを作動させる仕組みだ。

 HALは歩行時の重心の位置や関節の動きをコンピューターで計測。トレーナーが利用者ごとのメニューで適切な歩き方を補助する。自力では動かせない関節の可動域を広げ、筋力を上げることで自力歩行につなげる。

 運営に当たるバイタルネットの加藤康則センター長は「HALを置く医療施設は限られる上、退院後は使うことができない。職場復帰など自立を目指す人に利用してほしい」と呼び掛ける。

 利用料は90分1万8000円。予約が必要で、利用前に症状を確認するカウンセリングを受ける。25日午後1時からは記念講演会と内覧会がある。連絡先は022(218)6115。

3489荷主研究者:2019/06/16(日) 21:58:23
>>2372
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23658
2019/5/25 日刊建設新聞 宮城版
工業団地移転に121億円 西松建設が施工/年内の造成着工へ(仙台六丁の目組合準備委)

 仙台市六丁の目元町・六丁目土地区画整理組合設立準備委員会(梶原功理事長)は、仙台市に組合設立認可を申請した。市が24日、事業計画書案の縦覧を開始した。仙台工業団地の移転に伴い、跡地と移転先の計16haを1事業で開発する。総事業費は約121億円。7月の組合設立を目指し、年内に移転先約9.7haの造成工事に着手する。跡地約7haは、商業用地と住宅用地の土地利用で2022年以降の着工を見込む。

 準備委は、機械製造などの組合加盟社と移転先の地権者で構成し17年12月に設置。16日付けで仙台市に組合設立認可を申請した。事業計画書案の縦覧や意見書の提出を経て7月の組合設立を目指す。業務代行予定者は西松建設(本社・東京都港区)で設立総会後は業務代行者となる見通し。

 既存団地は、国道4号沿いで地下鉄東西線六丁の目駅付近に位置する。移転先は、仙台東部道路仙台東インターチェンジ付近の農地(若林区六丁目字南ほか)約9.7ha。工場の移転改築費は、保留地売却費や移転補償費を充当し、25社が移転する予定。保留地面積は約5万5200平方mで、移転跡地に集約する方針。

 跡地と移転先を合わせて区画整理を実施するため、事業計画案は両地区合算の土地利用計画と資金計画で作成した。総事業費は121億2000万円。工事費は114億7000万円で、整地費9億3100万円、公共施設の調整池整備費は6億2600万円、道路築造費は5億6000万円を計上する。

 移転先は造成2カ年

 移転先の土地利用は大半が工業用地で、雨水調整池と幅員9mの道路を配置する。元が水田のため、土で圧密をかけるプレロード工法で高さを1.5〜2mに盛土する。造成工事は年内着工の予定で約2カ年を見込む。

 国道沿いの移転元は、事業面積が約7ha。このうち約5haを商業用地に設定し、残り約2haのうち約1haは集合住宅用地を配置する。公園は2106平方mで国道沿いに1カ所置く。道路は、市道六丁の目元町線の拡幅・改修と新規道路を整備し、東西に伸びる区画道路は幅員12mとする。

 準備委は、年内に移転先の造成工事着手を目指す。2019年着工の場合で、2021年までに造成を完了させて移転する事業者に土地を引き渡す。工場・事業所の新築工事と既存工場の解体に約1カ年を見込み、2022年以降、跡地で商業系用地の整地工事を進める見通し。

3490荷主研究者:2019/06/16(日) 21:59:16
>>3489
http://www.senmonshi.com/archive/02/02E9SKTFYD4ZB1.asp
2019/05/27 建設新聞
【東北・宮城】仙台市六丁の目元町・六丁目土地区画整理準備委が事業計画縦覧/業務代行予定は西松建設

 仙台市六丁の目元町・六丁目土地区画整理組合設立準備委員会(仙台市若林区六丁の目元町9の25 梶原功代表)は、仙台市若林区六丁の目元町および六丁目地内で民間施行による土地区画整理事業を計画しており、西松建設による業務代行を予定している。

 事業計画の縦覧を仙台市役所で6月6日まで行っており、意見書の受け付けを経て早ければ7月上旬の本組合認可公告を予定。順調に行けば7月末から8月に開催する設立総会で役員選定や業務代行の決定などを審議する方針だ。現在、地権者は35者。

 この事業は、若林区六丁の目地区の仙台工業団地が操業から50年が経過し団地内施設の老朽化による更新が迫っていることに加え、団地周辺の宅地化および商業化に伴う工場操業環境の悪化を受けて、工業団地を移転するもの。

 区画整理の対象は、移転先となり2018年5月に市街化区域(工業専用区域)に編入された若林区六丁目地内の約9・7㌶と、現在の工業団地がある六丁の目元町の一部約7・0㌶。移転先の現況は農地となっており、載荷盛土による造成を実施。また、六丁目地区は仙台市の「東西線沿線まちづくりの基本方針」の中で、仙台市営地下鉄東西線六丁の目駅に近い交通利便性を活かした民間集合住宅や地域商業、賑わいを生み出す集客施設の立地が求められていることから、住宅や商業施設などの誘致を進めていく方針だ。

 施行後の移転元・移転先の土地計画は▽道路2万4250・33平方㍍▽公園2106・98平方㍍▽水路6635・41平方㍍(調整池5872・73平方㍍含む)▽宅地7万8421・27平方㍍▽雑種地218・31平方㍍▽市有地285・12平方㍍▽保留地5万5200平方㍍―。移転元地については近隣商業地域に変更する予定で、計画人口は約680人、住宅約220戸、延べ約2万9000平方㍍(うち駐車場約8100平方㍍)を見込んでいる。また、2106・98平方㍍の街区公園1カ所も設けるとしている。

 造成は移転先用地から着手し、早ければ8月末にも着工する予定。工事期間は約2カ年とし、並行して換地も進めていく方針だ。また、移転元については22年夏ごろから、地権者の引っ越し・既存施設の解体が完了した箇所から順次着工し、約1年半での造成完了を予定。事業完了は26年度を目指す。

 提供:建設新聞社

3491荷主研究者:2019/06/16(日) 22:13:31

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45376260Y9A520C1L01000/
2019/5/28 19:08 日本経済新聞 北海道・東北
フィリップス、仙台に医療・ヘルスケアの共創拠点

3492荷主研究者:2019/06/16(日) 22:25:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190530_13040.html
2019年05月30日木曜日 河北新報
<宮城県民会館建て替え>仙台医療センター跡地が「適地」 有識者会議

 仙台市青葉区にある東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の建て替えの方向性を議論する第3回有識者会議が29日、県庁であった。出席した委員7人全員が、移転候補地として宮城野区の仙台医療センター跡地を「適地」とした。

 県は、更地か今後使う見通しがない仙台市内の県有地計4カ所を候補地として提示。委員らは、唯一の商業地でJR仙石線宮城野原駅が近いことなどから、宮城野原公園総合運動場北側の医療センター跡地が集客施設整備に適していると判断した。

 跡地は5万4500平方メートル。県は今後、運動場の一角に移転、開院した医療センターと用地を交換して取得する予定。

 会議では、仙台市が整備を検討する音楽ホールとの差別化も議題に上った。委員からは、幅広いニーズに対応する劇場型を目指す県民会館について「人材を育成する機能を持たせるべきだ」などの意見が出た。

 座長の志賀野桂一東北文化学園大特任教授(文化政策)は「広大な敷地を活用できるのは魅力。東北を代表するホールとなるよう知恵を出したい」と話した。

 県は8月下旬に予定する第4回会議で意見を集約し、本年度中に基本構想をまとめる。

3493荷主研究者:2019/06/16(日) 22:25:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45477010Q9A530C1L01000/
2019/5/30 19:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
きらやか銀と仙台銀、仙台で顧客開拓連携

3494荷主研究者:2019/06/16(日) 22:30:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190531_13026.html
2019年05月31日金曜日 河北新報
<JR東>松島海岸駅改修 22年完成目指す 「日本三景にふさわしく」

改修後の松島海岸駅のイメージ。手前の新設、奥の既設両ホームにエレベーターを設置する

 JR東日本仙台支社は30日、宮城県松島町のJR仙石線松島海岸駅の改修計画を発表した。今夏に仮駅舎を着工、冬ごろに現駅舎から切り替えた上で、2021年冬に新駅舎の利用を開始する。全ての工事完了は22年春の見通し。

 新駅舎は鉄骨3階、延べ床面積約670平方メートル。正面に大型のガラスを配置し、内部が明るく開放的な空間になるようデザインした。外観は周辺環境に配慮した落ち着いた色合い。駅側に1番線ホームを新設し、既設の2番線ホームとともにエレベーターを設置する。総工費18億円を国と県、松島町、JRで負担する。

 現駅舎は1927年開業の木造駅舎。多くの観光客らが利用するが、エレベーターがないなどバリアフリー対応が課題だった。仙台支社は「バリアフリー化と合わせて観光案内のスペースも設け、日本三景松島にふさわしい駅舎に整備したい」と説明する。

3495荷主研究者:2019/06/16(日) 22:31:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190531_13008.html
2019年05月31日金曜日 河北新報
松島水族館跡地「松島離宮」起工式 国際的観光拠点に

くわ入れする(左から)村井知事、佐藤社長、桜井町長

 宮城県松島町のマリンピア松島水族館跡地で30日、観光施設「宮城県 松島離宮」の起工式があった。日本三景・松島で滞在型観光と交流の拠点を目指す施設。東京五輪・パラリンピック前の2020年4月に飲食施設など海側の半分が先行オープンし、同9月末に全面開業する予定。

 起工式には事業主体の総合商社「丸山」(蔵王町)、県や町の関係者ら約60人が出席。佐藤義信社長と村井嘉浩知事、桜井公一町長がくわ入れし、工事の安全を祈った。

 村井知事は「待望の着工。松島エリアの新たな観光拠点として国内外に名をとどろかせてほしい」と期待した。佐藤社長は「東日本大震災を乗り越え、憩いの場だった水族館の思い出を大切に国際的な施設にしたい」と述べた。

 施設は木造一部鉄骨2階で延べ床面積約2470平方メートル。総事業費約17億円。地場産品を生かした飲食・物販店、地元文化財を展示する博物館、体験ゾーンなどが入る。通訳が常駐する観光案内所を設け、訪日外国人旅行者(インバウンド)対応も強化する。

 敷地面積は約6540平方メートルで、内陸側に松島湾をイメージした庭園兼イベントスペース、水遊びができる池などを整える。

 敷地は県の所有で、県が跡地利活用案を民間に公募して決定した。

3496荷主研究者:2019/06/16(日) 22:31:46

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23692
2019/5/31 日刊建設新聞 宮城版
宅地開発が造成着工 仙台八木山南の約4ha(みつば)

 宅地建物取引業のみつば(仙台市宮城野区、小松勝男代表取締役)は、仙台市太白区八木山南地区の宅地開発「ニュータウン八木山南」について、仙台市から21日に開発許可が下りたため、造成着工した。施工者はガイアート(東北支店・仙台市宮城野区)。区域面積は約4ha。分譲区画は一般住宅が105区画、商業用地が2区画で計107区画。計画人口は104人。来年9月ごろの造成完了を予定している。

 開発許可申請の内容を見ると、区域面積は太白区八木山南2-1-1他の3万9575平方m。仙台赤十字病院の南側で、電磁材料研究所(電磁研)の研究所跡地をみつばが取得した。地目は宅地が3万1173平方m、山林が8402平方m。

 予定建築物は戸建て住宅と店舗。公共施設は道路、公園1カ所、緑地1カ所、下水道、防火水槽1基(40立方m)、消火栓1基などを設ける。土地利用別の面積は、一般住宅が1万8519平方m、商業用地が5839平方m、道路が8073平方m、公園が1192平方m、緑地が5928平方m。商業用地の1区画は調剤薬局の立地が決まっている。

 道路は幅員10mが2606平方m、幅員6mが5327平方m、幅員3mが137平方m。下水道は本管が口径200mm×1041m、組立1号人孔が29個、宅内汚水桝が口径600mm×2個と口径400mm×105個、宅内雨水桝が口径600mm×1個と口径330mm×105個。

 みつばは、1980年8月2日設立の株式会社。全日本不動産協会の会員。関連会社は小松都市開発。主な取引先は、大和ハウス工業、セキスイハイム東北、積水ハウス、伊藤建設、一条工務店宮城、スモリ工業、東和総合住宅、岩沼市など。

 主な分譲地の開発・販売実績を見ると、1987年5月に利府町花園ニュータウン建売住宅フェア、2006年3月に仙台市若林区上飯田分譲地22区画の販売、11年8月に多賀城市丸山分譲地49区画の販売、14年2月に石巻市鹿又分譲地75区画の販売、16年7月に仙台市若林区荒井土地区画整理地30区画の販売などを手掛けた。

3497荷主研究者:2019/06/16(日) 22:39:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190601_12037.html
2019年06月01日土曜日 河北新報
路線バス値上げを仙台市などが申請 10月の消費税増税で

 仙台市交通局と宮城交通、ミヤコーバス(ともに仙台市)は31日、路線バスの運賃を、10月に予定される消費税増税に合わせて引き上げる改定を国土交通省に申請した。認可されれば10月1日以降、初乗りが150円から160円になる。

 市バスの値上げ幅は150〜180円区間は10円、320〜1140円区間は最大20円。200〜310円区間は据え置く。通勤・通学定期券(1カ月)は230円区間の場合、通勤が180円、通学が150円の値上げとなる。

 宮城交通など2社は150円と270〜800円区間は10円、810〜1340円区間は20円、石巻-鮎川線の1350〜1500円区間が30円。160〜260円区間は据え置く。定期券(1カ月)は250円区間が通勤で200円増、通学で170円増となる。

 いずれも仙台市青葉区中心部の「120円パッ区」「東西線結節100円」の両均一区間は据え置く。

 市交通局は市地下鉄の値上げも今後、申請する。

3498荷主研究者:2019/06/16(日) 22:41:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190601_12040.html
2019年06月01日土曜日 河北新報
<Q&A>仙台駅東口に新コールセンター開設へ 最大300人を地元で採用

かわだ・てつお 武蔵大卒。82年NEC入社。NECネッツエスアイ執行役員などを経て、17年6月から現職。川崎市出身。

 コールセンター運営などを手掛けるIT関連サポート業のキューアンドエー(Q&A、東京)は、仙台市宮城野区に7月、新たなコールセンター「仙台駅前センター」(仮称)を開設する。仙台市内の拠点は青葉区にある二つのセンターに続く3カ所目。最大300人の従業員を地元で採用する予定という。

 新センターはヨドバシカメラ仙台第2ビルの6階で、床面積は1278平方メートル、席数は204。電子決済サービスなどの受け付け業務を担う。6月中旬に採用を始め、7月中旬に業務をスタートする予定。稼働状況に応じてオフィスの拡張も視野に入れる。

 オフィスの3分の1は従業員の研修トレーニングや休憩のためのスペースに充てる計画。セキュリティー、情報漏えい対策として出退勤には顔認証システムを導入する。

 Q&Aは全国に10カ所のコールセンターを持つ。仙台市には2005年に開設。現在は2カ所合わせて従業員約700人を雇用し、最大規模の拠点となっている。雇用環境や人材育成などの点で他地域より優位性が高いと判断し、3カ所目の開設を決めた。

◎女性活躍のモデルに 川田哲男社長に聞く

 キューアンドエーの川田哲男社長(59)は仙台市内で河北新報社の取材に応じ、市内に3カ所目の拠点を開設する理由などを語った。(聞き手は報道部・丸山磨美)

 -新拠点を仙台に開設する理由は。
 「他地域より会社の認知度が高く、人手不足の中でも人員を十分確保できている。経験豊富なスタッフがそろい、育成指導面でも優位性が高い」
 「オペレーターになるまでの研修に1〜6カ月かけるなど人材育成を重視している。仙台は離職率が低く、ノウハウも蓄積された」

 -新拠点の特徴は。
 「人材育成のためのスペースを広く確保し、休憩スペースも工夫する。見えない客との電話でのやりとりに集中して取り組むと負荷がかかる。オンオフの切り替えができる環境にして雇用の維持、継続につなげたい」

 -今後の展望は。
 「チャットボット(自動対話システム)など業務の自動化に取り組むが、人間がつなぐ業務も残る。デジタル化で技術が進化する一方、ITリテラシー(使いこなす能力)の面で高齢者らとのギャップが広がる。つなぎ役としての業務は一層必要とされるだろう」
 「仙台の従業員は女性が半数以上で管理職も多い。1000人を雇用する仙台の職場が、女性活躍のモデルになるようにしたい」

3499荷主研究者:2019/07/07(日) 10:46:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190604_12008.html
2019年06月04日火曜日 河北新報
貸し会議室、シェアオフィスなど今秋オープン TKPとリージャスが連携

広々とした共有スペースが特徴のスペーシスの別拠点

 貸し会議室大手ティーケーピー(TKP、東京)が、レンタルオフィス大手の日本リージャス(東京)と連携した全国初の施設を仙台市青葉区のJR仙台駅北側の複合ビル「ソララプラザ」に今秋オープンさせることが3日、分かった。需要が高まる貸し会議室とシェアオフィスを一体で運営する。

 5月の大塚家具仙台店閉店で空いたソララプラザの3〜6階を活用する。連携の第1弾として、4階にリージャスの「SPACES(スペーシス)」を開設する。3階は共同受付、5、6階はTKPの貸し会議室になる。いずれも9月にもオープンする。1フロアは約2000平方メートル。

 スペーシスは利用者同士の交流を目的にしたシェアオフィス。共有スペースが多く、人脈づくりや事業の協働にもつなげる。仙台は東京、名古屋、福岡に続き、全国で4拠点目。

 TKPは2018年4月、ソララプラザ7、8階に「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」を開店。稼働率が好調のため、大塚家具撤退後の増床を決めていた。

 TKPの河野貴輝社長は「稼働状況を見て、貸し会議室とシェアオフィスの割合を柔軟に変えながら魅力的なオフィスにしたい」と話した。

 日本リージャスは世界でシェアオフィスを展開するIWG(スイス)の日本法人で、約150拠点を持つ。TKPは3日、日本リージャスを完全子会社化したと発表した。

 仙台市内には現在、駅前を中心にTKPが10拠点、リージャスが5拠点を構える。

3500荷主研究者:2019/07/07(日) 11:06:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190607_12039.html
2019年06月07日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>藤崎創業200年 時代は令和へ、地域と歩み変化に対応

平成最後、創業200年の幕開けににぎわいを見せた初売り=1月2日

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令和の時代を迎えた藤崎。地域の老舗百貨店として市民に親しまれている=仙台市青葉区一番町

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 100万都市仙台は、ヒト・モノ・コト・カネがダイナミックに動く。仙台経済圏のトレンドや旬の話題を掘り下げる金曜日の新コーナー「ing せんだい進行形」。初回は特別編として東北を代表する百貨店、藤崎を特集する。藩制時代の仙台城下に産声を上げ、今年は創業200年。顧客第一、創意実行、地域発展を掲げ、経営環境の激変や災害といった難局を乗り越えてきた。時は折しも平成から令和へ。時代を超えて杜の都に根を張る老舗百貨店の今を紹介する。(報道部・水野良将)

 新元号の令和が始まって3週間余りの5月23日、藤崎は人気の化粧品に焦点を当てた電子商取引(EC)サイトを開設した。

  バトンつなぐ

 化粧品13ブランド、フレグランス9ブランドの商品計約1500点が対象。顧客はサイトで、藤崎本館(仙台市青葉区一番町)1階の売り場で販売する商品を注文。配送に加え、青森を除く東北5県の計17の小型店舗で受け取れる。

 従来は売り場の販売員が電話で注文を受け、小型店舗に取り次いでいた。営業企画部の高橋伸介さん(38)は「年間数千件の利用実績があるサービスをオンライン化することで店頭の接客時間を増やし、誘客につなげる。実店舗の強みとECの利便性を掛け合わせたい」と説明する。

 情報技術の革新は近年、購買行動に大きな影響を及ぼしている。経済産業省によると、2017年の消費者向けECの市場規模は16兆5000億円。10年の2倍以上に膨らんだ。

 藤崎もEC強化に着手し、既に食品ギフトを中心に約1500点を取り扱う。物産展や返礼用のハンカチなどを対象にインターネット予約サービスも実施し、18年度のEC売上高は15年度の3倍に増えた。

 小野寺宣克常務(59)が語る。「諸先輩が築き上げてきた信頼、歴史のバトンを受けて時代の変化に対応していきたい」

  消費志向激変

 藤崎は1819(文政2)年、大町に開業した太物商(木綿商)が始まり。1912(明治45、大正元)年に株式会社「藤崎呉服店」を設立、30(昭和5)年に「藤崎」に社名変更し、本格的な百貨店経営に乗り出した。

 戦後の高度成長期から平成初めのバブル期にかけ、業績は右肩上がりだった。売上高は50年代の10億円台が90年代には500億円台に達した。70代の藤崎OBは「ブランド品がどんどん売れ、同僚と『給料は10年で倍になるな』と話していた」と明かす。

 バブル崩壊後は消費マインドが冷え込み、売り上げが大幅に減少。2008年のリーマン・ショックで消費不振が一段と深刻化した。売り上げの構成比も変遷し、以前は衣料品が6割近くを占めたが、現在は3割程度に減少。食料品が衣料品と並ぶ主力となり、雑貨も伸びている。

 営業推進部の斎藤重禎ゼネラルマネージャー兼本店長代行(59)は「入社した1980年代と比べ、消費者の志向や生活スタイルが大きく変わった。古いものに固執せず新しいことに挑戦し、お客さまに合ったサービスや商品を提供していくことが大切だ」と話す。

  若手 原動力に

 環境の激変に対応し、生産性向上や事業構築につなげようと、藤崎は2018年度、30代の従業員3人でつくる「未来創造ラボ」を経営企画部内に発足させた。

 実践した取り組みの一つに、「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」がある。従業員が担っていた定型業務をパソコンのソフトウエアが代行し、自動化する仕組み。中元や歳暮の商品情報登録、ECサイトの受注処理などに導入し、人的作業計約900時間を削減した。

 ラボの根本雄二さん(36)は「百貨店業界での先例が少ない中、予想以上の業務に適用できた。私たちがリソースを投入すべき業務は何か、従業員に意識の変化をもたらした価値は大きい」と強調する。

 激動の昭和、平成を経て令和へ。藤崎の歴史や実情に詳しい東北大史料館の加藤諭准教授(40)は「藤崎は地域と寄り添い、信頼感がありつつも変化し続けてきた。それこそが200年の強みであり、次の時代に歩みを進める原動力になるはずだ」と指摘する。

3501荷主研究者:2019/07/07(日) 11:06:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190607_12046.html
2019年06月07日金曜日 河北新報
<仙台空港>バンコク線再開 10月30日から週3便

仙台-バンコク線に使われるボーイング777-200型機(タイ国際航空提供)

 タイ国際航空は7日、仙台空港とタイの首都バンコクを結ぶ国際定期便を5年ぶりに再開させると発表した。タイと東北を行き来する観光客の増加を踏まえ、10月30日から週3往復運航することを決めた。

 仙台空港から水、金、日曜の午前11時15分に出発し、現地時間の午後4時5分にバンコク郊外・スワンナプーム国際空港に到着。同空港発は火、木、土曜の午後11時50分で、日本時間の翌日午前7時半に仙台空港に到着する。

 使用する機材はボーイング777-200型機で、エコノミークラスが279席、ロイヤルシルククラスが30席となっている。

 タイ国際航空は2013年12月、仙台-バンコク間の定期便を初めて就航させたが、同国で反政府デモが発生した影響で搭乗率が下がり、14年3月限りで休止した。

 近年、雪や桜を見るため東北を訪れるタイの観光客が増加し、仙台空港を発着するチャーター便が頻繁に運航されていた。

3502荷主研究者:2019/07/07(日) 11:07:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190607_13012.html
2019年06月07日金曜日 河北新報
<仙台空港>深夜便数を抑制 時間延長目指す宮城県、新たな騒音対策提示へ

 仙台空港(名取、岩沼両市)の24時間化を含む運用時間延長を目指す宮城県が、深夜帯の離着陸便数を抑制するなど新たな騒音対策をまとめ、地元に提示することが6日、分かった。延長に必要な地元同意に向け、騒音への不安解消を図る。

 対策は(1)午後11時〜翌朝5時の離着陸を1夜間2回以内に制限(2)市街地上空を避け、海側に離着陸する「優先滑走路方式」の実施率向上(3)住宅の防音対策に助成制度を創設-の3項目。

 深夜帯の離着陸回数は、2044年度の乗降客数を550万人、貨物取扱量2万5000トンとして試算。午後11時〜翌日午前5時は鉄道が運行していないことなどから1.7便にとどまると見込んだ。

 延長を目指す時間帯のうち、夜間(午後9時半〜11時)と、早朝(午前5時〜7時半)は計16.1便の離着陸を想定した。深夜帯の便数を抑えることで、住民の騒音に対する懸念を払拭(ふっしょく)したい考え。

 優先滑走路方式は既に導入しているが、実施率は5割強にとどまっている。風向、風速に加え、離着陸が同じ方向になるため、主に混雑時間帯は山側に離陸するケースが多い。

 県は2016年4月〜17年3月の気象データを基に試算した結果、便数が少ない午後10時〜午前7時に同方式を運用できる割合は、離陸時77.8%、着陸時87.6%に引き上げられるとした。

 防音対策は、航空機騒音防止法で補助対象外となる62デシベル以下の地域のうち、57デシベル以上の地域で、寝室の内窓やエアコンの設置への助成を打ち出す。

 県は新たな対策を7日の岩沼市議会調査特別委員会で示すほか、地区協議会や町内会などに順次説明する。

3503荷主研究者:2019/07/07(日) 11:08:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190608_12043.html
2019年06月08日土曜日 河北新報
高速4路線を値上げ ミヤコーバス、来月から

 ミヤコーバス(仙台市)は7日、仙台-気仙沼線など仙台発着の高速バス4路線の運賃を、7月1日から一部区間を除き値上げすると発表した。運転手不足に伴う賃金引き上げや車両更新など、経費の増加による採算悪化が理由。

 対象は気仙沼のほか古川、加美、鳴子の各路線。片道の値上げ幅は仙台-本吉の200円が最大で、2100円になる。仙台-気仙沼は100円増の2100円。仙台-古川、仙台-大衡は900円で据え置く。

 気仙沼線は三陸道歌津インターチェンジ(IC)-小泉海岸IC間を高速道に経路変更し、2停留所を廃止。所要時間は8分短縮する。気仙沼発の朝2便は東北大病院(仙台市青葉区)まで延伸する。延伸分の運賃は100円。一部ダイヤ改正も行う。

 古川線、加美線、鳴子線は3カ月定期を新設する。

3504荷主研究者:2019/07/07(日) 11:26:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190611_12039.html
2019年06月11日火曜日 河北新報
<トヨタ東日本>子会社シーエスシー、仙台事業所8月開設 受発注システム開発

郡市長に立地表明書を提出した三浦社長(左)

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)子会社のシステム開発会社「シーエスシー」(静岡県裾野市)は10日、仙台市青葉区に今年8月、仙台事業所を開設すると発表した。三浦聡社長が同日、市役所で郡和子市長に立地表明書を提出した。

 仙台事業所は現在、トヨタ東日本内にある駐在所を拡充する形で開設する。駐在所の従業員を異動させるなどし、10人体制で始動する。トヨタ東日本の人事管理システム、同社の発注先企業の受発注システムの開発、保守などを担う。

 三浦社長は「トヨタ東日本の工場がある岩手、宮城両県の中間地点も検討したが、人材採用などの面で仙台市が適切と判断した。情報系の専門学校が非常に多く集中し、IT企業も集約している」と説明した。

 郡市長は「若者だけでなく、市にUIJターンする人の雇用の場が増えると期待している」と歓迎した。

3505荷主研究者:2019/07/07(日) 11:28:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190611_11048.html
2019年06月11日火曜日 河北新報
<みやぎ県北高速道>築館工区1.7km開通

開通を祝い関係者がテープカットした

 東北自動車道と三陸沿岸道を結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」(約24キロ)の栗原市の築館工区(1.7キロ)が完成し、9日に現地で開通式があった。

 片側1車線で国道4号築館バイパスと県北高速幹線道の築館東インターチェンジ(IC)を結ぶ。着工は2013年5月で、事業費は約69億円。

 式典には県や栗原、登米両市の関係者らが出席。村井嘉浩知事は「県北地域の産業、観光振興、救急医療活動への支援に大きく寄与することが期待される」とあいさつした。千葉健司栗原市長や熊谷盛広登米市長らがテープカットして、開通を祝った。

 県北高速幹線道の未完成区間は佐沼工区(登米市、約3.6キロ)のみ。県は20年度の全線開通を目指す。東北自動車道と接続する栗原IC(仮称)は18年に国土交通省から整備の許可を受けた。着工や運用開始時期は未定。

3506荷主研究者:2019/07/07(日) 11:28:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45960450R10C19A6L01000/
2019/6/11 19:28 日本経済新聞 北海道・東北
宮城の7事業所が地域創生協議会 課題分析し事業化支援

3507荷主研究者:2019/07/10(水) 20:54:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190612_12014.html
2019年06月12日水曜日 河北新報
<NTT東日本>仙台に新ビル 23年完成、放射光施設と連携

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190612kahoku01.JPG
再開発される仙台中央ビル。解体は来月始まる

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http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190612kahoku03.JPG

 NTT東日本が、仙台市青葉区中央の中心市街地にある仙台中央ビルの再開発に乗り出すことが11日、関係者への取材で分かった。同区の東北大青葉山新キャンパスに建設される次世代型放射光施設との連携を見据え、施設を利用する企業向けのオフィスや寄宿舎を備えた複合ビルを整備する。完成は施設の稼働に合わせて2023年6月を予定し、来月にも既存ビルの解体工事に着手する。

 新ビルは16階程度で延べ床面積約2.4ヘクタールを計画する。投資額は約100億円。NTT東が所有する土地をグループのNTT都市開発(東京)が借地し、ビルを建て替える。解体は20年9月に完了、新築工事は21年7月開始の見込み。

 上層部を含む半分以上は情報セキュリティー上の安全性を高めたオフィスとなる。膨大なデータの高速処理が可能なサーバーや、NTTグループが独自開発したAI(人工知能)学習向けのサーバーを活用することで、研究の高度化や迅速なデータ解析ができる。

 下層部には企業をはじめ、起業家や投資家、学生らが共同利用するコワーキングスペースを設ける。交流を通じた共同研究や開発を促し、新規事業やサービスの創出を手助けする。企業の研究者らが寝泊まりできる寄宿舎も整備する。

 地上階には、誰もが立ち入れる市民参画空間として「イノベーションスペース」を設置する。放射光施設を利用する企業と住民、学生らが交流できる場所にするほか、情報発信の拠点として利用してもらう。各機能は施設利用が見込まれる企業などに聞き取りして詰めた上で、今後策定する基本設計に盛り込む。

 新ビルはNTT東が青葉区に持つ仙台青葉通ビルなどを経由し、放射光施設と高速大容量の通信回線で結ばれることで、現状で数テラバイト(テラは1兆)〜数十テラバイトとされる膨大な解析データを円滑に利用できる。

 NTT東は新ビルの運用に当たり、連携協定を結ぶ東北大に加え、宮城県や仙台市、地元金融機関などと協調。ICT(情報通信技術)を駆使して地域の課題解決を図り、東北の経済をけん引する「仙台エコシステム」を構築する。

 現在の仙台中央ビルは1962年完成。通信機器の営業や電報の受け付けを担っていたが、17年末に閉鎖された。NTT東は再開発に当たり、ホテル建設などを検討したものの放射光施設と連動した街づくりを図る方針に転換した。

[次世代型放射光施設]光速近くまで加速された電子が放つ強力な光を利用し、物質をナノ(10億分の1)レベルで分析する。整備運営は官民共同で行う。光科学イノベーションセンター(仙台市)と宮城県、仙台市、東北大、東北経済連合会が5者連名で誘致を提案した。3月に敷地造成に着手し、2023年度の運転開始を目指す。国内では九つの放射光施設が稼働しており、創薬や新材料開発など、多分野の製品開発に使われている。

3508荷主研究者:2019/07/10(水) 20:54:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190612_12030.html
2019年06月12日水曜日 河北新報
<NTT東・新ビル>企業集積後押し 産学官の化学反応で人材育成に期待

次世代型放射光施設のイメージ図(左上)と建設用地(光科学イノベーションセンター提供)

 再開発計画が明らかになったNTT東日本仙台中央ビル(仙台市青葉区)は、東北大青葉山新キャンパス(同)に建設される次世代型放射光施設を活用した産官学連携の象徴的な存在となる。先端科学を生かした地域課題の解決や地域活性化に向けて、地元の関係者らは再開発に期待を寄せる。

 放射光施設は2023年度に稼働予定。施設周辺には企業、大学などの研究開発拠点の集積が期待され、既に仙台市と宮城県は税制優遇により立地を加速させる方針を打ち出している。

 市企業立地課の山田健一課長は「企業集積の後押しになる」と歓迎する。市は企業集積に必要な都市基盤整備、中心部の老朽ビル建て替えなど民間投資を促しており、山田課長は「仙台中央ビルが成功例になれば、他のデベロッパーや地権者に波及する」とみる。

 国と共同で放射光施設を整備・運営する産学連携組織「光科学イノベーションセンター」(仙台市)の高田昌樹理事長は「(施設立地に伴う)企業集積の目に見える起点になるかもしれない」と先を見据える。

 放射光施設には膨大なデータのやりとりができる通信環境が欠かせない。「データ管理が重要になる中、NTT東のビジネス展開を注視している。ウィンウィンの関係を築きたい」と関心を寄せる。

 東北は少子高齢化、過疎化といった「課題先進地域」とされる。NTT東と連携協定を結ぶ東北大の青木孝文副学長は「さまざまな産業の現場で情報通信技術(ICT)を駆使して課題を解決し、新しい価値を生み出す人材の定着が重要になる」と指摘。

 その上で東北大が注力する起業家育成を念頭に置き「(新ビルが)産業現場と研究者、学生が化学反応を起こし、人材育成につながる場になるといい」と語る。

 宮城県新産業振興課の日下開副参事兼課長補佐は「県内のベンチャーや中小企業にとっても、利便性の良い街中のビルは魅力的だ。企業の交流、情報交換が進むだろう」と話した。

3509荷主研究者:2019/07/10(水) 20:55:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190612_12029.html
2019年06月12日水曜日 河北新報
<NTT東・新ビル>AI実験施設を開設 データ解析に対応

東京・蔵前のスマートイノベーションラボの作業スペース(NTT東日本提供)

 NTT東日本は本年度、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)技術の実証実験施設を仙台市青葉区の仙台青葉通ビルに開設する。地域活性化などを狙いとした仙台中央ビルの再開発に先行して地元企業や大学と共同でデータ解析や検証に取り組み、新ビジネスの創出や社会課題の解決を図る。

 施設の名称は「スマートイノベーションラボ」。AI学習に必要なデータを高速処理する専用サーバーや共同検証ルームを備え、NTT東と共同で実証実験を行う企業や研究者らに無償で貸し出す。

 膨大なデータ解析に対応し、時間差(タイムラグ)が小さい「低遅延」で安全な通信環境を提供。専門スタッフがデータの収集・解析をサポートする。

 地元企業と東北大などの産学連携による利用を想定し、新技術を生かしたビジネスの検証と実現を後押しする。IoTによる農・漁業の効率化に向けたデータ収集にも取り組む方針。

 2023年に完成予定の仙台中央ビルと高速大容量の通信回線で結ぶ計画で、次世代型放射光施設を軸とした「仙台エコシステム」の一角も担う。利用状況などを踏まえ、将来的には同ビルへの移設も検討する。

 NTT東は昨年6月に蔵前ビル(東京)にラボを開設。企業や自治体などと約20の実証実験を行い、AIによる部品外観検査の省力化やカメラ映像の分析に取り組んできた。地域ごとに異なるニーズに対応しようと、仙台のほか札幌市にも年度内の開設を予定する。

 宮城支店の担当者は「さまざまな課題を地域と一体になって解決し、特色ある発展を手伝いたい」と話す。

3510荷主研究者:2019/07/10(水) 20:58:03
>>3362
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1189947.html
2019年6月12日 15:58 ケータイWatch
細田 頌翔
楽天モバイルが仙台に新店舗、「Apple 仙台一番町」跡地に出店

 楽天モバイルは、「楽天モバイル 仙台一番町店」を7月12日にオープンする。出店場所は宮城県仙台市の「ぶらんど〜む一番町商店街」内で、1月に閉店した「Apple 仙台一番町」の跡地。

 4月にオープンした「楽天モバイル 渋谷公園通り店」「楽天モバイル 池袋東口店」に続く大型店舗で、東北地方最大の楽天モバイルショップとなる。

 商店街から気軽に入店・相談できるように、出入口付近にコンシェルジュカウンターを設置。また、契約カウンターは従来の横並びではなく、両隣を気にせず手続きできる個別の丸テーブルを採用する。

 営業時間は10時〜20時、最終受付は19時。地下鉄東西線「青葉通一番町」駅から徒歩約4分の場所にある。

3511荷主研究者:2019/07/10(水) 21:14:00
>>3507-3509
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190613_12001.html
2019年06月13日木曜日 河北新報
<NTT東・新ビル>人と情報集まる場に/中村浩宮城事業部長に聞く

[なかむら・ひろし]上智大卒。1986年NTT入社。NTT東日本取締役ビジネス開発本部副本部長兼第1部門長などを経て、2017年6月から現職。宮城事業部宮城支店長、東北復興推進室長を兼務する。56歳。東京都出身。

 NTT東日本の中村浩取締役宮城事業部長が河北新報社のインタビューに応じ、仙台市青葉区の仙台中央ビル再開発計画について「人と情報が集まるビルを中心に、企業、自治体、東北大と連携する仕組みをつくり、仙台の街を盛り上げたい」と話した。(聞き手は報道部・丸山磨美、高橋公彦)

 -産学官が協調して地域活性化を図る「仙台エコシステム」の構築をコンセプトとして掲げる。
 「これからは企業や自治体が持つデータの連携が必要になる。人が出会い、データを持ち寄り、新たなものを生み出す環境をエコシステムと呼んでいる。新しいことを始めようとする人が加わり、そうした循環をうまく回すことで仙台を盛り上げたい」

 -2023年度に完成する次世代型放射光施設(青葉区)との連携を見据える。
 「放射光施設の建設は仙台にとって明るい話題で、コンセプトを考える一つのきっかけになった。施設に集まる企業、研究者らには仙台に成果を落としてもらいたい。仙台中央ビルと高速大容量の通信回線で結ぶことで、企業の開発部門の入居をイメージしている」

 -設備などの特徴は。
 「通信に対するニーズは増える。仙台青葉通ビル(青葉区)のデータセンターと連携することが大きな特徴だ。他社の通信回線も導入して災害時の事業継続計画に対応するほか、高性能のコンピューターを備え、自前のハードを持たない人も人工知能(AI)活用やビッグデータ解析ができる。分析などはわれわれがサポートする」

 -新ビルに期待することは。
 「街が元気になるような仕組みをつくり、通信会社として情報の中心的な存在にできないか、との思いがあった。みんなが集い、仕事ができるコワーキングスペースを設けた。人と情報が集まるビルにしたい」
 「仙台は学生が多いが、卒業後は県外に出る人が少なくない。卒業後もそのまま働ける街であってほしい。学生を中心としたベンチャーも、老舗も大企業も自治体も、一緒に仕事ができる環境を整える」

 -宮城以外の東北との連携は。
 「各県にあるデータセンターを結びたい。仙台で解析した結果を各県に送ることもできる。ビルを中心に仙台、東北全体が盛り上がる仕組みをつくっていく」

3512荷主研究者:2019/07/10(水) 21:22:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190613_13035.html
2019年06月13日木曜日 河北新報
地下街のない街仙台 構想浮かんでは消え半世紀

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190613kahoku01.JPG
店舗がなく、壁面広告が続き殺風景な仙台駅の東西地下自由通路

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190613kahoku02.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190613kahoku03.JPG
店舗が連なり、にぎやかな札幌市の地下街=札幌市中央区(札幌都市開発公社提供)

 「仙台市にはどうして地下街がないの?」。素朴な疑問が「読者とともに 特別報道室」に寄せられた。JR仙台駅に地下自由通路や地下歩道はあるものの店舗はなく、地下街とは様相が違う。東北最大、人口108万都市なら地下街があってもよさそうなのに、なぜ存在しないのか。取材を進めると、地下街構想が浮かんでは消えた仙台特有の事情があった。

◎駅前商店街の反発強く

 JR仙石線の地下化で、2000年に全面開通した仙台駅の東西地下自由通路。東口の宮城野通からJR、市地下鉄の駅構内を経て青葉通、あおば通駅まで約700メートルをつなぐ。

 途中、エスパル仙台店の食料品売り場に入る約40メートルはにぎにぎしい。それ以外は壁面広告が続き、殺風景だ。市民が黙々と歩く文字通りの「通路」。東北の玄関口としては少し寂しい。

 地下街を整備する話は、これまで一度もなかったのか。市都市整備局に尋ねると、幹部職員は記憶をたどり「昔はあったが、中心商店街が反対して立ち消えになった」と教えてくれた。

 河北新報に掲載された過去の記事を調べると、地下街の開発は1960年代ごろ、全国で進んだ。仙台も時流に乗ろうと商工会議所が67年、検討委員会を設置したものの実現しなかったと分かった。

 その後も82年の東北新幹線開業、87年の市地下鉄南北線開業、仙石線の地下化、2015年の東西線開業など、仙台駅の姿が変わるたびに地下街を望む声は上がった。ただ、具体的な話には発展しなかった。

 市議会の会議録をたどると、構想が水泡に帰した背景が分かる。02年、当時の市幹部はこう答弁した。

 「新幹線の関係で(仙台駅整備構想の)絵としては出ていたが、地元商店街の地盤沈下になるということで相当タブー視され、具体的には進まなかった」

 名掛丁商店街振興組合(青葉区)の元理事長岩崎一夫さん(81)は、南北線開業前の地元経済界の空気を覚えている。

 「反対というよりは、やめた方がいいという雰囲気だった。地下街は危険で、コストがかかる。大型店が進出し、地上店舗の不利益になるとの理由だった」

 市中心部は駅前から中央通、一番町にかけて六つの商店街がアーケードを連ね、仙台の「顔」として歴史を刻んできた。地下街は新たな顔となる恐れがあり、街を支える商店街には受け入れ難い構想だった。

 「政令市になると、どこも判で押したように地下街を造りたがるが、地元商店街が衰退するだけ。地下街は喫緊の課題じゃない」

 クリスロード商店街振興組合(青葉区)の前理事長鈴木泰爾(ひろみ)さん(78)は90年代後半、当時の藤井黎市長にこう強くくぎを刺したことを思い出す。

3513荷主研究者:2019/07/10(水) 21:23:07
>>3512-3513 続き

◎72年大阪の大規模火災機に規制強化

 都市空間を有効利用した地下街は、にぎわいの核になる。JR東京駅の八重洲地下街は有名。約180の飲食店などが連なり、首都の活気を支える。札幌市のさっぽろ地下街、福岡市の天神地下街など全国20政令市の約半数に存在する。東北はJR盛岡駅西口に小規模な地下街がある。

 「仙台は商店街の反対もあったが、構想が浮上した時期も良くなかった」

 東大大学院工学系研究科の広井悠准教授(都市防災論)は、仙台に地下街がない要因をこう指摘する。

 地下街開発は1960年代ごろピークを迎え、仙台商工会議所も67年に検討委員会を設置した。ところが、72年に大阪・千日デパートで118人が犠牲になる火災が発生し、地下街開発は規制が強化された。

 広井准教授は「当時、駅前整備は地下街とペデストリアンデッキの二択だった。地下街の規制が厳しくなり、仙台は後者を選択したのだろう」と解説する。

 今後も仙台に地下街が生まれる余地はないのだろうか。

 実は、あの殺風景な仙台駅の東西地下自由通路には驚きの仕掛けがある。JRと市地下鉄の間の約200メートル区間は壁が薄く、くりぬけばいつでも店舗が設営できる構造になっている。

 市都市整備局の幹部は「将来、地下街開発の機運が高まったときに備え、可能性を残している」と明かす。

 肝心の機運はどうか。仙台商工会議所の広報担当者は「議論は全く出ていない」と話す。市幹部も「将来のまちづくりの選択肢という程度」と冷ややかだ。

 青葉通沿いの企業や商店街などでつくる協議会は昨年9月、「青葉通まちづくりビジョン」を公表した。仙台駅の地下自由通路を市地下鉄東西線青葉通一番町駅まで延長し、地上と地下を回遊できる歩行者ネットワークを提唱した。ただし、ビジョンに地下街開発の構想はなかった。

 協議会の渡辺博之副会長(58)は「札幌、名古屋などのにぎわう地下街もあるが、仙台は事情が異なる。いまさら地下街を造るより、地上の商店街を活性化すべきだ」と強調する。

 近年、地下街は大規模災害時の一時避難場所の役割も担う。天候に左右されず安全な空間を提供できる利点が見直されつつある。

 広井准教授は「地下街は人に優しい空間で、にぎわいづくりのツール。街の活性化を目的に全国で再び地下街開発が進んでおり、仙台で議論が再燃してもおかしくない」と指摘する。

(上村千春)

3514荷主研究者:2019/07/10(水) 22:06:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190628_12040.html
2019年06月14日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>出張拠点や営業所機能、起業家らで活況 シェアオフィス浸透

エンスペースのラウンジ。カフェのような雰囲気で、利用者やスタッフが気軽に集まり交流する

秘書機能を備えたリージャスクラックス仙台=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市中心部でシェアオフィスが活況だ。首都圏など県外からの出張拠点、企業の営業所機能のほか、起業家やフリーランスの活動の場としても幅広く活用される。利用目的によってサービスや雰囲気もさまざま。大規模オフィスビルの不足感も追い風に、オフィスの新しい形として定着しつつある。

(報道部・古賀佑美)

◎新形態 個々のニーズに対応/人脈の拡大も後押し

 青葉区国分町1丁目の7階建て複合ビルを丸々使った「enspace(エンスペース)」は、東北最大級のシェアオフィスとして昨年6月に開業した。ITサービス業エンライズコーポレーション(東京)が運営する。

 個室80室のほか、共有の仕事場として使うコワーキングスペースや会議室を備え、IT関連企業など62社が利用する。ビジネス交流会などのイベントには開業以来延べ約2万5000人が訪れた。利用者が集うラウンジはカフェのような雰囲気だ。

 利用する経営コンサルタント「サーキュレーション」(東京)の横谷尚祈さん(32)は「内装のデザインが凝っていて雰囲気が気に入っている。人脈が広がるのも利点だ」と話す。施設内に8月、東北支社を開いて腰を据えるという。

 仙台でのシェアオフィスサービスは2010年、JR仙台駅に隣接する仙台マークワンビルに業界大手「リージャス」がオープンして本格化した。大手不動産会社も参戦した現在は市中心部に少なくとも15拠点。レンタルオフィス、コワーキングスペースなど名称もさまざまだ。

 リージャスはホテルのフロントのような落ち着いた雰囲気のエントランスが印象的。受け付けスタッフが電話の取り次ぎや郵便の受け取りをしてくれる秘書機能があり、弁護士など来客が多い士業にも人気だ。

 今月1日、青葉区中央2丁目にオープンした丸紅リアルエステートマネージメント(東京)の全国1号店「M-LABEL(エムレーベル)」は個室メインのシンプルな造り。東京から2時間弱という仙台の地の利を生かし、出張拠点としての利用を見込む。

◎空室不足 働き方改革も影響/開設一層進む可能性

 仙台市でシェアオフィスが拡大する背景には、オフィスビルの空きが不足していることに加え、働き方の変化も影響している。2020年にはJR仙台駅周辺に大型ビルの完成が相次いで予定され、シェアオフィスの開設が一層進む可能性もある。

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた市内のオフィスビル空き室率の推移はグラフの通り。08年のリーマン・ショック後にオフィスの撤退と縮小、大型ビルの供給が重なって一時20%を超えた。その後は景気回復の一方、新規供給がなく18年末には過去最低の4.40%を記録。賃料は坪単価1万円弱に高止まりする中、初期経費のいらないシェアオフィスが台頭した。

 不動産仲介の三幸エステート仙台支店によると、18年に市内で開設したオフィスの6割が100平方メートル以下と小規模。森本泰史支店長は「仙台の営業所は3〜5人が多く、小割りのシェアオフィスがなじむのではないか」と分析する。

 営業や専門職は会社に固定デスクを置かない働き方が広がりつつある。不動産サービスCBREの稲毛敦士仙台支店長は「シェアオフィスは在宅と会社勤務の間。働き方改革の時流に乗り、ビジネスとして確立された」と考える。

 仙台のオフィスビルは20年に大型4棟が完工し、仙台駅周辺への密集が進む。リージャス日本法人の親会社で貸会議室大手ティーケーピー(TKP、東京)の河野貴輝社長は「駅前のビルに大企業が入れば、取引する中小の会社が近くのシェアオフィスを使うようになるだろう」と見込む。

 市産業振興事業団の起業支援センターの笹井一史センター長は「小さな企業でも中心部にオフィスを構えられれば対外的な信用力も高まる。人脈も広がりやすく、起業の環境が整う」と歓迎する。

3515荷主研究者:2019/07/10(水) 22:42:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190619_11046.html
2019年06月19日水曜日 河北新報
音楽ホール建設「二重行政」 新県民会館と「同じ」 仙台市議会で一般質問指摘次々

 「後世から用途の重なる不要な施設と批判されかねない」。18日の仙台市議会6月定例会一般質問で、市が検討する音楽ホール建設と、県が進める青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の市内への建て替えを巡り「二重行政」との指摘が相次いだ。

 渡辺拓氏(自民党)は県の有識者会議が県民会館の移転先として、宮城野区の仙台医療センター跡地を適地としたことに触れ「比較的近い場所に同じような施設ができる」と懸念した。

 市はクラシックを中心とした2000席規模の多機能型ホールを市中心部に整備することを検討する。一方、県も県民会館を2000席規模を視野に入れた劇場型ホールに建て替える。

 渡辺氏は二つの施設の機能分担や集約に関し「トップ同士が話し合うべきだ」と提案。2016年の地方自治法改正で設置され、同年7月の初会合以来、休眠状態が続く市と県の調整会議を再開させ、村井嘉浩知事と協議するよう求めた。

 柳橋邦彦氏(市民ファースト仙台)は「市単独での音楽ホール建設には反対する」と宣言。「少し前なら二重行政と言われたはず。せっかく県が興行型ホールを造ると明言したのだから、感謝すべきだ」と語り、建設構想の撤回を迫った。

 郡和子市長は、新県民会館は「比較的大音量のポップスなど中心」、音楽ホールは「生音源のオペラなど舞台芸術で力を発揮」と違いを説明。「(機能を)すみ分けて議論が進んでいる。知事とは今後も意見交換する」などと答弁した。

3516荷主研究者:2019/07/10(水) 22:44:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190619_12005.html
2019年06月19日水曜日 河北新報
仙台市中心部の通行量 JR仙台駅周辺に集中 東西通路など3地点で過去最高

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190619kahoku01.JPG
通行量トップだった仙台駅の東西自由通路

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 仙台商工会議所と仙台市は、市中心部で金曜日(5月24日)と日曜日(26日)に実施した通行量調査の結果(速報)をまとめた。両日ともJR仙台駅・東西自由通路がトップで、調査を始めた1972年以降で最高を記録した。ペデストリアンデッキ・エスパル前とハピナ名掛丁商店街内の松沢蒲鉾店前でも過去最高となり、人の流れが駅周辺に集中する傾向が顕著に表れた。

 調査8地点は図、各地点の通行量などは表の通り。平均は金曜4万62人、日曜4万9007人といずれも前年比2.8%増だった。

 東西自由通路は金曜が5万9119人、日曜が6万9535人と2割以上の大幅増。日曜のペデストリアンデッキは3.7%増の5万8158人、名掛丁は6.7%増の6万619人で過去最高を記録した。調査日にプロ野球東北楽天のホームゲームがあったことも影響した。

 2016年以降は商業施設やホテルの開業が相次ぎ、駅周辺の3地点は年々通行量が増えている。一方、ぶらんどーむ一番町商店街の大井宝石店・フォーラス前、一番町四丁目商店街のカワイ・浅久前は金、日曜とも前年を下回った。

 商議所の担当者は「駅前の通行量が全体をけん引している。定禅寺通まで回遊させる施策が必要だ」と話した。

 調査は毎年、5月の金曜と日曜の午前9時〜午後8時に実施。中心市街地活性化や商業立地検討の基礎資料になる。

3517荷主研究者:2019/07/28(日) 10:29:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190620_11012.html
2019年06月20日木曜日 河北新報
老朽化進む「鶴ヶ谷第2市営団地」 10棟に集約、土地活用へ 地域再生目指す

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 仙台市は1970年代に建設し、老朽化が進む宮城野区の「鶴ケ谷第2市営住宅団地」の再整備に乗り出す。約11万平方メートルの敷地に広がる58棟の集合住宅を建て替え、バリアフリーの高層住宅10棟に集約し、土地を有効活用する。2021年度に着工し、34年度の完成を予定する長期プロジェクト。「成熟団地」の再整備により、高齢化に直面する地域の再生を目指す。

 第2市営住宅は、2〜9階建ての集合住宅60棟1630戸が立ち並ぶ。このうち2棟は東日本大震災後に建て替えたが、残る58棟は1970〜73年度に建設され、50年近くが経過する。

 昨年9月時点で1198世帯が入居。このうち40.4%は65歳以上の高齢者の単身世帯が占める。建物はバリアフリー化が進んでおらず、一部を除きエレベーターが設置されていない。

 再整備の基本計画によると、新市営住宅は10棟1042戸を建設し、現在の約7割に抑える。市営住宅再整備後の再入居率が近年、約6、7割にとどまる傾向などを踏まえた。

 住宅は45%を単身者向け(2K、35平方メートル)とする。2、3人世帯向け(50平方メートル)は45%、4人以上世帯向け(65平方メートル)は10%の割合で整備する。

 建物は敷地中央に集約し、7棟は高層の8〜10階建て、3棟は低中層の5、6階建てとする。1階は車いす対応とし、全棟にエレベーターを2基設置する。

 建物の集約で、敷地周縁部に計4万5500平方メートルの有効活用地が生まれる。市はさまざまな施設の立地可能性を検討し、地区全体の活性化に結び付ける。

 再整備は五つの工区に分けて実施する。着工区の入居者の敷地内移転、解体・建設工事、次の工区の入居者移転を順次、繰り返す。市は7月に全体説明会を開催し、2019年度内には基本設計に着手する。

 鶴ケ谷団地は1967年、市がモデル住宅地として造成に着手した。70年までに建設された「第1市営住宅団地」は、2017年度に建て替えを終えている。

3518荷主研究者:2019/07/28(日) 10:30:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190621_13011.html
2019年06月21日金曜日 河北新報
地域商圏の衰退鮮明 仙台への一極集中が加速 18年・宮城県調査

 宮城県は、県内の消費者が買い物する地域を調べる2018年消費購買動向調査(商圏調査)の結果をまとめた。各商圏を訪れる地域内外の買い物客数(吸引人口)は仙台市以外の10商圏で減少。仙台への一極集中と、それ以外の地域の商業基盤の衰退傾向が鮮明になった。

 調査対象となる商圏の数は、15年調査時と比べて1減の14となった。旧志波姫地区で、日用品や食料品などを除く商品の地元購買率が25.1%となり、商圏形成要件(30%)を満たさなかった。

 東日本大震災後に進んだ地域の人口減少などを背景に、旧気仙沼の吸引人口が15年比15.5%減の4万6607、旧築館が15.0%減の1万307になるなど、6商圏で10%以上の大幅減となった。

 仙台市内の4商圏はいずれも増加した。仙台宮城野は9.3%増の14万7013だった。15年7月に仙台うみの杜水族館が開業した影響で、周辺商業施設の利用客が増えたことが理由とみられる。

 市中心部を含む仙台青葉の吸引人口は34万8489で、微減だった前回から1.5%の増に転じた。商圏に含まれる市区町村は前回比5増の33となった。仙台圏以外の県北、県南にも広がる「超広域型」の商圏を形成し、商圏人口は県内の74.9%を占めた。

 吸引人口10万人以上の広域型が仙台太白、仙台宮城野、仙台泉、名取、旧古川、旧石巻。同2万人以上の地域型が多賀城、利府、富谷、大河原、旧迫、旧気仙沼。規模が小さい地区型は旧築館のみとなった。

 県商工金融課の担当者は「商圏は県内にバランスよく分布しているのが理想だ。地域の商業をどう振興するかが課題になっている」と分析する。

 商圏調査は18年10月中旬、県内公立小3年の保護者を対象に調査票1万3637枚を配布し、79.7%から回答を得た。合併前の旧市区町村単位で買い物の動向を調べる。

3519荷主研究者:2019/07/28(日) 10:35:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190622_12029.html
2019年06月22日 河北新報
<インバウンド>仙台空港→村田・蔵王・川崎 観光拠点を結ぶ高速バス今年も

仙台空港を出発するエアポートライナーの第1便

 仙台空港と村田、蔵王、川崎の仙南3町の観光拠点を結ぶ高速バス「みやぎ蔵王三源郷エアポートライナー」が21日、2019年度の運行を開始した。来年3月31日まで1日2往復運行し、訪日外国人旅行者(インバウンド)を中心に2次交通として活用してもらう。

 18年度に続く運行で事業費は約1000万円。国の交付金を活用した18年度とは違い、19年度は3町が事業費を出した。路線は18年度と同じく仙台空港発の便は村田、蔵王を順に経由し、最終地点の川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園までを約1時間50分で結ぶ。

 停留所は遠刈田温泉神の湯前(蔵王町)など3カ所増やし、10カ所とした。運賃は仙台空港から道の駅村田(村田町)が800円、みやぎ蔵王こけし館(蔵王町)1000円、湖畔公園1400円と設定した。

 18年度の1日当たりの利用者はほぼ1桁で、ゼロの日もあったという。村上英人蔵王町長は「バンコク便が復活する時期に合わせ、プロモーションに出向く。旅行企画も用意しており、インバウンドの利用者を増やしたい」と話した。

 仙台空港で式典があり、3町の関係者ら約20人が出席し、第1便の出発を祝った。

3520荷主研究者:2019/07/28(日) 10:40:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190624_11031.html
2019年06月24日月曜日 河北新報
<ニュース深掘り>名取・閖上で「まちびらき」 先行例の知見生かして

まちびらきを迎えた名取市閖上地区の街並み。コミュニティーづくりなど課題は多い

 東日本大震災で壊滅的な津波被害を受けた宮城県名取市閖上地区で5月下旬、復興の一里塚となる「まちびらき」があった。イベントなどを通じて活気を取り戻しつつある閖上の姿を市内外に発信したが、被災者の心のケアやコミュニティー形成などソフト面の復興は緒に就いたばかりだ。暮らしやすく、にぎわいのある街をどうつくっていくか。地域再生の試みは「祭りの後」に正念場を迎える。

 「『買い物に困っている』『病院が近くにない』という話はよく聞く。でも、かつてのような近所付き合いがなくなり、不安だというのが一番じゃないかな」。閖上中央町内会長の長沼俊幸さん(56)が地域の課題を挙げる。

 「昔も不便だったが、近所を何軒か回れば誰かが助けてくれた。今はどこに誰が住んでいるのか分からないから寂しいだろうね」

 長期化した仮設住宅暮らしの影響も残る。イベントでは同じ仮設団地にいた住民同士が集まり、賃貸住宅など「みなし仮設」からの移住者らは孤立しがちだという。

 復興まちづくりが進み、被災経験のない新住民の転入が続く。地域の構成員は多様性を増している。長沼さんは「仮設時代よりコミュニティーづくりは難しい」とため息をつく。

 閖上復興に向けた土地区画整理事業の着工は、震災の約3年7カ月後。現地再建か否かを巡って住民の合意形成が難航したのが理由だった。

 被災地では後発になったものの、各地の先行例に学び、迅速な課題解決につなげることも可能になったはずだ。閖上地区まちづくり協議会代表世話役の針生勉さん(56)が「後出しじゃんけんは負けない」と言う通り、知見を生かした取り組みに期待したい。

 住民の交流に向けては、仙台市あすと長町地区の災害公営住宅の事例も参考になる。

 入居者の孤立防止を目指すNPO法人の仲介で、多様な団体が集会所を拠点にイベントを開く。参加者の顔触れが固定化しないための工夫だ。「あすと食堂」という食事会ではテーブル席以外にカウンター席も用意し、1人でも入りやすい環境を整えた。

 仙台に限らず、被災各地で災害公営住宅や集団移転先でのコミュニティー形成の試みが重ねられている。住民主体の取り組みを基本としつつ、外部の知恵や支援を柔軟に取り入れる発想は欠かせない。

 閖上は住宅街だけでなく、地域経済や観光の拠点機能を併せ持つのが大きな特徴だ。震災メモリアル公園や来春開館予定の震災伝承館のほか、グルメやレジャーなどの集客施設が続々と開業している。

 山田司郎名取市長は今後の重点項目として(1)定住促進(2)交流人口拡大(3)企業誘致-の3点を挙げる。住民の協力を得ながら地域の魅力を発信することで、さらに人や企業を呼び込む好循環が生まれることだろう。

 苦難を乗り越え、生まれ変わろうとする閖上。まちびらきには市内外から予想を超える2万人が訪れ、高いポテンシャル(潜在力)を示した。地域の未来は明るい。そう確信している。

(岩沼支局・小沢一成)

[閖上の復興まちづくり]計画人口は震災前の4割弱となる約2100人。5月末時点で1265人が暮らす。現地再建への合意形成が難航し、土地区画整理事業の認可が2013年11月、工事着手が14年10月と遅れた。災害公営住宅の整備は18年12月までに完了した。地区内では津波で住民754人が犠牲となり、海から内陸1キロ以内の木造住宅はほぼ全て流失した。

3521荷主研究者:2019/07/28(日) 10:47:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190625_12007.html
2019年06月25日火曜日 河北新報
ナオミ、東北に営業攻勢 充填機メーカーが食品業者に売り込み

新しい仙台営業所にできたショールーム

 小型充填(じゅうてん)機で国内トップシェアのナオミ(大阪府)は、東北での営業を強化する。仙台市の仙台営業所を5月末に移転・拡大オープンし、20日には東北で初めての製品展示会を開催。人手不足や従業員の高齢化が深刻化する東北の食品業者に売り込み、製造の省力化や自動化を後押しする。

 若林区から泉区に移った営業所は2階建て複合施設の1階部分に入居。床面積約80平方メートルで、ショールームや商談スペースを設けた。広さは従来の約2.5倍で、同社が札幌、広島県福山市、福岡市に配置する計4営業所で最大規模となる。

 ショールームには液体、粘体、球体といった多様な形態の充填物に対応する約10機種をそろえる。顧客が自社商品を持ち込み、充填のテストもできる。

 同社は昨年7月に東北初の拠点となる仙台営業所を開設。それまでの関東支社(さいたま市)管轄に比べ顧客への訪問頻度が増え、アフターサービスも容易になった。売り上げは開設10カ月で初年度目標の2倍を超え、東北の顧客数も2倍に増えたという。

 20日は食品機材を扱う商社向けの展示会を開き、東北で人気が高い空気式の「エアーピストン充填機」の新商品を7月の発売に先駆けて披露した。

 同社の取引先は約5000社に上り、うち4割が水産関連業者。東北ではアカモクなど充填が難しい商品が多い一方で、パック詰めは手作業が主流となっている。同社は作業負担軽減の需要を狙い、高齢者や女性でも扱いやすい小型充填機への転換を進める。

 駒井亨衣(ゆきえ)社長は「少子高齢化の課題解決が会社としての役割。人手不足が顕著な東北で、充填機の拡販を通じて機械化をサポートし、食品業界を盛り上げたい」と話す。

3522荷主研究者:2019/07/28(日) 10:48:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190625_12033.html
2019年06月25日火曜日 河北新報
インテリジェント・コスモス研究機構の解散決定 新事業の創出担い30年

ICRの解散を決めた株主総会

 東北6県と新潟県の官民が出資する第三セクター、インテリジェント・コスモス研究機構(仙台市、ICR)は24日の株主総会で、解散に関する議案を承認した。1989年の設立以来、新ビジネス創出を推進した30年の歴史に幕を閉じた。

 青葉区のホテルであった総会には約70人が出席。担当者が解散理由や今後の見通しを説明し、議案を原案通り可決した。ICRの内田龍男社長は「東北と新潟の産学官連携に大きな基盤をつくり上げたと自負している。今後は清算の終結に向け努力する」と述べた。

 ICRによると、3月末現在の資本金は約85億円、累積赤字は約36億円。清算会社が年内にも未収債権の回収や未払い債務の弁済をして残余財産を確定し、株主に分配する。

 青葉区に所有した敷地約2ヘクタールと建物6棟は既に一般競争入札で同市内の不動産業者に売却。賃貸スペースに入居するベンチャーなど15社・団体は同じ建物で事業を継続する予定。

 ICRは宮城県や仙台市、東北電力など214社・団体が出資して発足。研究開発会社設立や起業支援など新ビジネスの創出を担った。収入が年々減少するなどして経営環境が悪化。2018年1月に解散方針を決めていた。

3523荷主研究者:2019/07/28(日) 11:04:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190628_12042.html
2019年06月26日水曜日 河北新報
<トップに聞く>再開発へ産官学連携 ICTノウハウフル活用/NTT都市開発・中川裕社長

 複合施設の建設について語るNTT都市開発の中川裕社長

 NTTグループの総合不動産企業、NTT都市開発(東京)の中川裕社長が仙台市内で河北新報社の取材に応じた。同社は青葉区のNTT東日本仙台中央ビルの再開発を担う。「新ビルを皮切りに、ICT(情報通信技術)を組み込みながら全国の各都市が成長、発展していける街づくりに取り組む」と語った。(聞き手は報道部・丸山磨美、高橋公彦)

 -2023年度に完成する次世代型放射光施設(青葉区)との連携を見据える。
 「放射光施設の稼働に合わせ、国内外の企業の研究所が集まる。新ビルのオフィスやコワーキングスペースは研究者らがデータ解析に使うほか、学生が泊まり込んで議論をし、新しい何かを生み出す場所になればいい。複合的な機能を持たせたい」

 -ビルは17年に閉鎖されて以来、手付かずだった。
 「JR仙台駅から近く、非常に恵まれた場所にある。建物が老朽化し、再開発が課題だった。当初はホテルも検討したが、地元の学生が生き生きと働ける環境をつくるなど、地域に役立てるような施設を整備する方向に変わった」
 「放射光施設は新しい産業や事業を生み出し、仙台が科学技術を基軸にした街として成長するチャンスだ。NTTグループの最先端のICTやサービス、ノウハウをフル活用し、地域を後押ししたい」

 -NTTグループは全国の中核都市を中心に街づくりを進める方針を掲げる。
 「再開発と街づくりをマッチングさせていくことが仕事になる。一方で、全国の中核都市は街を発展させるための計画や志を持っている。切り口は観光などさまざまで、われわれはその手伝いをさせてもらう。行政や財界、街の方々にヒアリングを重ね、みんなが喜ぶ仕組みを考えたい」
 「新ビルのような産官学が連携した施設は当社として初めて。街が継続的に成長するには産業や雇用が必要になる。今後、仙台の事例が全国的に広がり、各地でアイデアが出るといい」

 -7月にNTTアーバンソリューションズ(US、東京)の社長に就任する。
 「街づくり事業を推進する枠組みをNTTグループで構築しようと、都市開発など2社の上にNTTUSをつくった。仙台の再開発が同社最初の街づくりになるかもしれない。若者が生き生きと働ける場、人の集う場が生まれ、実感してもらえたらありがたい」

3524荷主研究者:2019/07/28(日) 11:18:44

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46601190W9A620C1L01000/
2019/6/27 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
巨大顕微鏡「ご用聞き営業」 東北大発ものづくり革命

3525荷主研究者:2019/07/28(日) 11:26:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190629_13018.html
2019年06月29日土曜日 河北新報
楽都仙台に100人収容の新ホール クラシック専用、仙台朝市近くに来春誕生

ビル内に造るホールのイメージ

 仙台市青葉区中央の仙台朝市近くに2020年4月、クラシック音楽専用の小ホールが誕生する。仙台市のピアニスト庄司美知子さんが新たに建設するビルに設け、収容人数は100人。若い音楽家にも使いやすい規模で、仙台の音楽文化の裾野拡大を図る。

 新ビルは鉄筋コンクリート4階で、延べ床面積約644平方メートル。庄司さんの自宅跡に建設する。7月8日に着工、来年4月1日の開業を予定する。

 ビル2階に設けるホールは約92平方メートル。バイオリン演奏などがしやすいよう、ステージはなく天井高約3.2メートルを確保し、自然な残響を目指した設計。座席は可動式で、音楽以外の用途にも使える。ピアノ2台を配備する。

 ホールは、庄司さんが主宰する音楽教室「仙台中央音楽センター」の業務の一環で運営。貸しホールの運用のほか、子どもや中高年を対象としたコンサートなどを定期的に開く。JR仙台駅に近い好立地を生かし、クラシック音楽を身近に楽しむ文化の普及を図る。

 若手音楽家らの独奏や室内楽のコンサートは、200〜300人収容のホールで集客に苦労したり、数十人規模の会場で採算が取れなかったりするケースが少なくない。庄司さんは長年、後進育成に関わる中で「100人規模のホールが欲しい」との声を多く聞き、音楽大学を卒業して仙台に戻る若手が表現できる場をつくろうと開設を決めた。

 庄司さんは「小さいコンクールや個人のリサイタル、発表会にも利用してほしい。仙台朝市で買い物がてら気軽に足を運べるようなコンサートも開きたい」と話す。

 音楽センターは新ビル完成後、隣接する勅使河原ビル内から移転。ホールの他に、ダンスやコーラス向けのスタジオ、ピアノ練習室などを設ける。

3526荷主研究者:2019/07/28(日) 11:28:13

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00522292?isReadConfirmed=true
2019/7/1 05:00 日刊工業新聞
オフィスナビ、仙台市に支店 東北初拠点

 オフィスナビ(東京都千代田区、金本修幸社長、03・5244・4848)は1日に仙台市に支店を開設する。同社の支店は7拠点目で、東北の拠点は初。新支店の住所は、仙台市青葉区本町1の1の8、電話番号は022・211・6556。

 企業の同市への進出支援に向け、社内連携を通じたスピード感のある業務の推進や、現地の物件貸主との関係性の向上を狙う。

 同市は理工系大学など教育機関が豊富で若年層の人口も多いため、優秀人材の確保に向け、近年オフィス開設が盛ん。また市も市内への企業誘致や支援に力を入れている。

(2019/7/1 05:00)

3527荷主研究者:2019/07/28(日) 11:30:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190702_12007.html
2019年07月02日火曜日 河北新報
仙台-中部線就航へ LCCエアアジア 来月上旬想定

仙台空港

 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)が、仙台空港と中部空港を結ぶ定期便の新規就航を計画していることが1日、分かった。実現すれば、LCCによる仙台-中部間の就航は初めて。

 関係者によると、8月上旬の開設を想定し、午前と午後の1日2往復を運航するとみられる。同社は仙台-中部線の開設を目指したが、2016年10月に見送った経緯がある。

 同社の定期路線は現在、拠点の中部と新千歳(札幌市)、台北(台湾)を結ぶ2路線。エアアジア・グループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)が日本と北米などを結ぶ長距離路線の開設に意欲を示しており、拠点施設の候補に仙台空港を挙げたことがある。

 仙台空港では、2013年4月にピーチ・アビエーション(大阪)、16年6月にタイガーエア台湾のLCC2社が参入。仙台-関西空港など3区間で定期便を運航している。

3528荷主研究者:2019/07/28(日) 11:30:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190702_12004.html
2019年07月02日火曜日 河北新報
パルコ2が3周年 仙台駅前 にぎわいけん引 売り上げ好調 秋に大改装

3周年記念として売り場フロアでこけしの絵付け体験が開かれた=6月30日

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口のファッションビル「仙台パルコ2」が1日、開館3周年を迎えた。本館を含むパルコ仙台店全体の売上高は、2018年11月から8カ月連続で前年同月を上回り、好調を維持する。秋には大改装を予定しており、商業施設が集中する駅周辺の集客力がさらに高まりそうだ。

 パルコ2は6月21日から、3周年を記念して東北6県の伝統工芸品の創作イベントを実施。青葉区のパート従業員古沢尚美さん(37)は30日、長女の碧空(そら)さん(10)とこけしの絵付けを体験した。「娘と良い思い出ができた。パルコ2ができてから仙台駅前によく来ている」と話した。

 パルコ2は16年7月1日、30代以上をターゲットに、地上9階、テナント84店でオープン。本館を含む18年度の売上高は前年度比0.8%増の201億9700万円と200億円を突破した。来客数は約1820万人で、19年度は1900万人を見込む。

 6〜9階のシネマコンプレックス、東北名物をそろえた1階の飲食店が好調。18年11月にセミセルフの化粧品売り場を3階に設けたことで中層階の買い回りも増えた。秋にはテナントの一部を見直し、大型総合衣料品店などを入れる。

 パルコ仙台店の久保田晋一店長は「イベントや飲食の『コト消費』が目的のお客さまを『モノ消費』へ誘導することが課題だ。接客やサービスに力を入れ、元気な店を増やしていきたい」と話した。

3529荷主研究者:2019/07/28(日) 11:31:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190702_12053.html
2019年07月02日火曜日 河北新報
アイベックス、仙台-成田線を再開 全日空便と合わせて1日3往復に 仙台空港で記念式典

仙台市のフラダンスグループが踊りを披露し、成田―ホノルル線の利便性向上をアピールした

 仙台空港を拠点とするアイベックスエアラインズ(東京)は1日、運航休止していた仙台-成田線を再開した。同路線は既存の全日空便と合わせて1日3往復となる。同日、仙台空港で記念式典が開かれた。

 人気が高い成田-ホノルル線を重視し、往路は午後5時半仙台発、午後6時半成田着。復路は午後4時成田発、午後5時仙台着。成田での最短の乗り継ぎ時間は往路が1時間40分、復路が1時間15分で、既存便から大幅に短縮される。

 シカゴやシンガポールなど世界11都市から仙台までの乗り継ぎ時間も改善される。アイベックスの浅井孝男社長は、「インバウンド(訪日外国人旅行者)とアウトバウンド(出国日本人)双方の増加を促し、東北の地域活性化につなげたい」と力を込めた。

 初日の往路搭乗者数は74人乗りの約半分。うち半数が国際線への乗り継ぎ利用だった。7月の予約状況は現時点で約50%。今後は搭乗率75%を目指す。

 同社ホームページで2日から予約販売する5日〜9月30日分の片道航空券を7000円で販売するキャンペーンを実施する。

3530荷主研究者:2019/07/28(日) 11:32:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190703_73002.html
2019年07月03日水曜日 河北新報
<JR東日本>五輪に向け利用しやすく 仙台や福島など4駅改修へ

仙台城本丸大広間をイメージした仙台駅2階コンコースの床改修後のイメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社は2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、会場となる宮城スタジアム(宮城県利府町)、あづま球場(福島市)に近い駅のバリアフリー化や美化を目的とした改修を行う。仙台、利府、多賀城、福島の4駅が対象で、本年度中に完了する予定。

 組織委員会などが策定した交通機関の利用しやすさなどについてのガイドラインに対応する。目の不自由な人向けの誘導・警告タイルの改良、多目的トイレの改修や洋式化を図るほか、駅内の壁や床を修繕。仙台駅在来線ホームにある案内サインの4カ国語表記も進める。総予算は6億円弱。

 仙台駅2階の中央口改札外のコンコース床の改修では、天井と同様に仙台城本丸大広間をイメージし、畳を想起させるデザインを採用。歴史が感じられる雰囲気にする。福島駅西口の大ひさしは、福島市と共同で福島県産材を使って整備する。

 五輪期間は宮城、福島両県のボランティアと連携し、駅構内での案内態勢を強化する方針。

3531荷主研究者:2019/07/28(日) 11:49:25

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190706-393908.php
2019年07月06日 09時05分 福島民友新聞
JR常磐線・東京-仙台間『直通特急再開』発表! JR東日本

 来年3月までに計画する常磐線の全線再開に合わせ、JR東日本は5日、東京―仙台間を直通で結ぶ特急列車を再開させると発表した。品川駅か上野駅と、仙台駅の間で運行する方針。

 現在の車両「E657系」を増やして対応する計画で、東京―仙台間の直通運転のほか、途中駅での乗り換えなどの運行区間や停車駅、料金、本数などは検討を続けている。JR東は特急の再開について「復興が進んでおり、沿線都市間の輸送の需要増も期待できる」としている。

 常磐線が品川駅に乗り入れる前の上野―仙台間の特急列車は震災前、一日最大で直通列車が下り3本、上り4本(2011年3月時点)が運行。県内ではいわき、原ノ町など常時停車する駅と、時間帯などによって止まる駅を合わせて最大13駅に停車していた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で一時休止し、現在は東京―いわき間に制限されている。

 JR東は、来年3月までの再開に向けて富岡―浪江間の復旧工事を進めている。双葉郡の休止している各駅周辺は、除染とインフラ整備を一体的に進める特定復興再生拠点区域(復興拠点)に指定されており、政府と地元町は来年3月までに、各駅周辺の避難指示を先行して解除する方針。

 門馬南相馬市長「復興の弾み」

 東京―仙台間での特急列車再開の発表を、地元自治体は歓迎した。浜通りの13市町村でつくる常磐線活性化対策協議会の会長を務める門馬和夫南相馬市長は「復興の弾みになる。特急の利活用による経済・産業の発展や観光振興を図るなど、今後も復興の取り組みを進めていく」と喜んだ。

 清水敏男いわき市長は「観光、ビジネスなどによる交流人口拡大や医師確保の推進につながる」と期待。立谷秀清相馬市長も「沿線住民の移動手段多様化、さらには交流人口、関係人口の拡大に寄与すると期待している」と話した。

3532荷主研究者:2019/07/28(日) 12:02:03
>>3113
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190709_12035.html
2019年07月09日火曜日 河北新報
<杜の都信金>新本店が完成、営業を開始 本部機能を集約

関係者がテープカットして新本店ビルの完成を祝った

 杜の都信用金庫が仙台市青葉区国分町3丁目に建設した新本店ビルが8日、営業を開始した。区内に分散していた本部機能と本店営業部を集約した。

 ビルは鉄骨地上6階、地下1階で敷地面積約1200平方メートル。1階に本店営業部が入り、3階以上に総務、経営企画など本部の各部門が移った。2階に大ホールと職員休憩用の図書室を設け、駐車場は地下などに計17台分、現金自動預払機(ATM)は4台備える。

 同信金の前身の一つの旧仙台信金は1932年、同じ国分町通で創業した歴史を持つ。完成記念式で星倫市理事長は「地域社会の発展という設立の原点に立ち返り、充実した金融サービスを提供していきたい」と述べた。

 中央支店本部ビル(青葉区中央1丁目)に移っていた本部機能のうち、システム管理部門は9月に新本店ビルに移る予定。その後の中央支店本部ビルの空きフロアの活用方法は検討中という。

3533荷主研究者:2019/08/18(日) 14:55:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190710_12037.html
2019年07月10日水曜日 河北新報
<エアアジア>仙台-中部線 来月8日に就航

 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)は9日、仙台空港と中部空港を結ぶ定期便を8月8日に就航させると発表し、航空券の販売を開始した。LCCによる仙台-中部線の就航は初めて。

 毎日午前と午後の1日2往復、エアバスA320(180席)で運航する。同社として中部-新千歳、中部-台北に続く3路線目で、初の東北路線となる。

 同社は以前計画した仙台-中部線の開設を2016年10月に取り下げた経緯がある。広報担当者は「これまでLCCがなかった路線であり、レジャーやビジネス利用の需要が期待できる」と説明した。

 宮城県の村井嘉浩知事は「愛知県とは自動車産業を中心に経済的なつながりが強く、ビジネス面の交流が一層活発になる」との談話を出した。

3534荷主研究者:2019/08/18(日) 15:19:46
>>3454
http://www.senmonshi.com/archive/02/02EBBMJKHVT055.asp
2019/07/12 建設新聞
【東北・宮城】竹中JVで20年8月の着工へ、東北学院五橋キャンパスの整備

 学校法人・東北学院(仙台市青葉区土樋1の3の1 松本宣郎理事長)は、仙台市若林区清水小路にある旧仙台市立病院跡地に五橋キャンパスの整備を計画しており、施工業者を竹中工務店・錢高組・橋本店・仙建工業JVに決め、2020年8月にも着工する。

 この事業は、教養教育型の総合大学としての魅力発揮に向け、既存の土樋キャンパスと一体的な「アーバンキャンパス」の構築を目指しており、従来のキャンパス機能に加え市民利用も可能なホールやカフェテリアを設け、地域との連携機能を持つ交流拠点として整備するもの。

 建設用地は、仙台市若林区清水小路3の1ほか地内で、敷地面積は1万7557・15平方㍍。用途地域は商業地域、建ぺい率は80㌫、容積率は西側道路境界より50㍍の範囲が500㌫、50㍍を超える範囲が400㌫。防火指定は防火地域となっている。

 各施設は、礼拝から市民交流まで多目的な「ホール棟」が地下1階地上4階建て、延べ5450平方㍍。自由度と機能性を備えた「講義棟」は地下1階地上7階建て、延べ1万8080平方㍍。多様化する教育メゾットに対応した「高層棟」は地下1階地上16階建て、延べ1万8120平方㍍。教育・研究のシナジー効果を生む「研究棟」は地下1階地上8階建て、延べ1万9970平方㍍。このほか、地下駐車場として延べ2330平方㍍を確保し、合計延べ床面積は6万3960平方㍍を試算している。

 今後のスケジュールは、旧仙台市立病院の解体に際し仙台市条例により環境影響評価の手続きを本年度第3四半期までに行い、12月にも旧仙台市立病院解体工事に着手。併せて五橋キャンパスの実施設計を完了し、20年8月から本体工事に着手、22年9月の本体竣工、23年4月の五橋キャンパス供用開始を目指すとしている。

 なお、設計は佐藤総合計画、環境影響評価の作成は復建技術コンサルタントが担当した。

 提供:建設新聞社


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