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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

2101チバQ:2014/10/03(金) 21:31:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014100300534
苦境の大統領、背水の陣=上院過半数割れに現実味−中間選挙まで1カ月・米
2日、米ワシントンの集会で演説するオバマ大統領(EPA=時事)
 【ワシントン時事】オバマ米大統領の残り2年間の任期を左右する11月4日の中間選挙まで、あと1カ月となった。「背水の陣」を敷く大統領は、政権の実績を訴える全国行脚を本格化。しかし、与党・民主党への逆風がやむ兆しはなく、下院に続き上院での過半数割れが現実味を増している。
 「米国はこの4年半の間に、欧州、日本、他の先進国の合計を上回る雇用を創出した。私の政権の決定がもたらした結果だ」。大統領は2日、イリノイ州の大学で演説し、2008年の「リーマン・ショック」直後にホワイトハウス入りし、米経済を立て直したとアピールした。
 一方、大統領は「共和党は中間層を助ける経済政策に反対し、賛成したのは富裕層の大規模減税だけだ」と酷評。「選択(すべき政党)は明らかだ」と、民主党への支持を訴えた。大統領は選挙本番まで、同様の演説を各地で行いたい考えだ。(2014/10/03-14:40)

2102チバQ:2014/10/04(土) 09:08:37
http://mainichi.jp/select/news/20141004k0000m030096000c.html
米中間選挙:投票まで1カ月 共和が上院過半数奪還なるか
毎日新聞 2014年10月03日 21時43分

 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領の残り任期2年の浮沈を左右する中間選挙(11月4日)まで1カ月となった。大統領は2009年の就任時に落ち込んでいた経済の回復・成長をアピールし、野党・共和党が格差是正策を阻んでいると批判する。しかし、掲げる「成果」の評価は分かれ、支持率は低迷。与党・民主党は苦戦しており、共和党が下院の過半数を維持すると同時に、上院の過半数を奪還するかどうかが焦点になっている。


 「この秋の投票用紙に私の名前はないが、間違わないでほしい。これらの(私の経済)政策が投票用紙に込められている」

 大統領は2日、地元の中西部イリノイ州で約1時間の演説を行い、中間選挙は自身の経済政策への信任投票だと訴えた。大統領は、失業率改善▽新規雇用の大幅創出▽製造業や株式市場の好調▽医療保険改革(オバマケア)−−などを「成果」として誇る。しかし、共和党は、政府支出や規制の増加で経済成長を阻害してきたと大統領を批判。世論も真っ二つに割れている。

 06年中間選挙はイラク戦争、金融危機直後の10年は経済・雇用、オバマケアという明確な争点があったが、今回は「選挙を貫く一つの争点がない」(米公共放送サービス)。イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」への対処も、大統領がイラクとシリア両国への空爆に踏み切ったことで、共和党の「弱腰」批判も大きくならず、国民の関心はオバマケアや移民問題に分散している。

 大統領の支持率は低迷しており、ウォール・ストリート・ジャーナル紙などの9月の調査では、前月に続き過去最低の40%。与党が大敗した1994年当時のクリントン大統領、06年当時のブッシュ大統領の同時期の支持率を下回る。

 大統領への不満を背景に、共和党は優位に選挙戦を進めており、既に過半数を握る下院で議席を増やすと共に、上院(定数100)過半数の奪還を目指す。

 焦点となる上院の改選対象は、補欠選3議席を含む計36議席だ。内訳は民主党21議席、共和党15議席で、共和党は6議席を上積みすれば過半数に達する。

 選挙分析機関クック・ポリティカル・リポート(9月29日付)によると、36議席のうち民主党は11議席、共和党は15議席を確保する見通しで、接戦は10議席。複数のメディアは、うち4州は共和党が、2州は民主党がやや優勢と伝える。残るカンザス▽コロラド▽アイオワ▽アラスカ−−4州で、共和党が2州以上で勝てば8年ぶりの過半数奪取となる。

2103チバQ:2014/10/04(土) 09:18:56
http://www.sankei.com/world/news/141003/wor1410030040-n1.html
2014.10.3 18:54

米中間選挙まで一カ月 上院のカギ握る接戦州と無党派層 全般情勢

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2日、米イリノイ州エバンストンの大学で演説後、手を振るオバマ大統領(UPI=共同)
 2016年の米大統領選挙を占う中間選挙(11月4日投票)まで1カ月。オバマ政権への審判が、いよいよ下される。共和党が過半数奪還を目指す上院の帰趨(きすう)は、5〜9州の接戦州の結果にかかっている。

(ワシントン支局)



 選挙の予測分析で定評のある「ローゼンバーグ・ポリティカル・リポート」はアラスカ、ノースカロライナ、コロラド、アイオワ、カンザスの5州を上院の接戦州に位置づけている。

 上院(任期6年、定数100)の改選議席は36。同リポートによると、現時点で共和党が非改選議席と合わせ、49議席を確保する勢いだ。このため接戦州のうち2州で勝利すれば、過半数(51議席)を確保すると予測している。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」は、この5州にルイジアナ、アーカンソー、ジョージア、ミシガン各州を加えた9州を接戦州としている。同サイトによれば、非改選を合わせ共和党は46議席、民主党は45議席に届いており、過半数を確保するためには9州のうち5州で勝利する必要がある。共和党は6州で優勢としているが、勝敗がどちらに転ぶか微妙な「トスアップ」と呼ばれる状況にある。

 「クック・ポリティカル・リポート」によると、有権者の党派別構成比は共和党支持者25%、民主党支持者31%に対し、無党派層は42%を占めている。

 2004年に31%だった無党派層はその後、増加の一途をたどっており、オバマ氏が大統領に就任した09年(37%)からは5ポイント伸びた。議会で先鋭化する民主、共和両党の対立への嫌悪感が背景にあるとみられる。無党派層のうち44%が共和党、38%が民主党に投票すると回答している。

 一方、「ピュー・リサーチ・センター」の調査では、ここにきて「テロ」が主要な争点として有権者の間に急浮上している。

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」とのテロ戦を反映したもので、共和党支持者の87%、民主党支持者の67%が、投票する際の「非常に重要」な判断材料だとしている。拡大する一方の戦局は、残る1カ月間の選挙戦における流動的要因となっている。

 こうした世論も意識し、オバマ大統領はイスラム国への対応に追われる合間を縫い、接戦州のノースカロライナ州などを遊説し、1日にはイリノイ州入りした。世論は大統領の「指導力の低下」に批判的な目を向けてきた。このため遊説では「危機のときにあって、立ち上がる国は米国以外にはない。世界は米国の指導力を求めている」と、自身と米国の指導力をしきりにアピールしている。

(青木伸行)



 上院選で米メディアが最も注目するのが、ノースカロライナ州での民主党現職ケイ・ヘイガン氏と、州下院議長を務める共和党のトム・ティリス氏の戦いだ。5月の共和党予備選で保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」系を破って本選に進んだティリス氏が、ヘイガン氏を僅差で追う展開となっている。

 ティリス陣営は、オバマ大統領が今年初め、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」を「二軍チーム」に例えてその脅威を軽視していた発言を紹介し、ヘイガン氏もイスラム国の脅威に沈黙していると批判するCMを今週公開した。

 大統領選で両党の党員集会が全米で最初に行われる重要州のアイオワ州では、引退する民主党現職の議席をめぐり、同党下院議員と共和党の州上院議員による新人同士の争い。オバマ政権の医療保険制度改革や最低賃金引き上げ、環境規制強化が争点で、共和党がやや優位とみられる。

 過半数を目指す共和党にとり現有議席は落とせないが、カンザス州で波乱が起きている。伝統的に共和党への支持が強い「レッド・ステート」の一つだが、無所属のグレッグ・オーマン氏が4選を目指す共和党のパット・ロバーツ上院議員をリード。選挙戦は当初、両氏と民主党候補の三つどもえだったが、9月に民主党候補が撤退した結果、オーマン氏が反ロバーツ票を糾合する形になっている。

 オーマン氏は超党派の立場から、ロバーツ氏が米議会での共和、民主両党の党派対立に加担してきたと批判。米政界の機能不全への不信感を強める有権者の支持を集めている。

 各党から複数の候補者が立候補できるルイジアナ州、リバタリアン党も出馬するジョージア州では半数以上を得票できる候補者がなく、それぞれ12月と来年1月の決選投票に持ち込まれる可能性がある。

(加納宏幸、小雲規生)

2104チバQ:2014/10/05(日) 23:20:34
http://www.sankei.com/world/news/141005/wor1410050011-n1.html
2014.10.5 11:33
【岐路に立つ米国】
中間選挙 民主、投票率低下に危機感 「オバマ司令官」の資質争点 海野素央・明治大学教授

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海野素央・明治大学教授
 米中間選挙(11月4日投開票)まで1カ月。オバマ大統領が誕生した2008年大統領選と、その後の国政選挙で南部バージニア州の民主党陣営に加わり、戸別訪問を通じて米有権者の政治意識を実地調査している海野素央・明治大学政治経済学部教授に、今回の選挙の展望を聞いた。(黒瀬悦成)

                  ◇

 −−苦戦の民主党はどう選挙を戦っているのか

 「民主党は投票率の低下に強い危機感を抱いている。中間選挙は通常、大統領選より投票率が下がる。特に(政治意識の薄い)若者、(生活に忙しい)中南米系や黒人の投票率が低くなる。近年の民主党は、これら『異文化連合軍』を結集して勝ってきたので、彼らの票を逃せば致命的だ」

 「9月の中旬から下旬にかけ、バージニア州北部で民主党のコノリー下院議員(第11選挙区)などの陣営に入り156軒を戸別訪問した。ターゲットとしていたのは『12年の大統領選でオバマ氏に投票したが、10年の中間選挙で投票しなかった人』で、やはり若者や人種的少数派が多かった」

 「10年の中間選挙で民主党は、共和党や茶会の票まで取り込もうとする“攻め”の選挙を展開したが、今回は支持基盤を固める“守り”の選挙に徹している」

 −−下院に加え上院も共和党が奪還するかが焦点だ

 「接戦州の南部ノースカロライナ州をどちらが取るかが勝負の分かれ目となる。民主党が上院も落とせば、オバマ氏は大統領令を振りかざして政策を進めることになるが、民主党が上院で勝ったとしても、議会が機能不全になっている現状に変わりはないだろう」

 −−「イスラム国」の脅威は選挙に影響するのか

 「今回の選挙の隠れた争点は『オバマ氏の全軍最高司令官としての資質』だ。米主要紙の世論調査でも、米軍のイラク空爆を機に、有権者は経済の次にテロを争点として重要視している」

 「オバマ氏の演説の内容も変わった。米国のリーダーシップをここまで強く訴えたことはなかったのではないか。オバマ氏は、イスラム国に米権益へのテロを許せば、『医療保険制度改革』『イラクとアフガニスタンでの戦争終結』といった政権のレガシー(実績)が吹き飛んでしまうことを意識しているのは確実だ」

2105チバQ:2014/10/06(月) 00:03:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141004-35054700-cnn-int
ブッシュ氏、弟に大統領選出馬促す 「偉大な指導者」の資質
CNN.co.jp 10月4日(土)16時26分配信

ワシントン(CNN) 米国のジョージ・W・ブッシュ元大統領(共和党)は4日までに、弟であるジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事に2016年の次期大統領選への出馬を促していることを明らかにした。

米フォックステレビとの会見で明かしたもので、この問題について話し合ったことがあり出馬を励ましたが、ジェブ氏は「まだ決心がつかない」と答えたという。

しかし、元大統領は「彼は大統領になりたがっている」とし、その職務遂行の在り方などを十分理解しており、「偉大な大統領になるだろう」とも主張。ブッシュ家では父親のジョージ・H・W・ブッシュ氏も大統領を務めており、ジェブ氏は大統領のあるべき姿を承知しているとも語った。

ジョージ・W・ブッシュ氏は今年5月、CNNと会見した際、弟の立候補への期待を表明していたが、ジェブ氏の考えは把握していないとも明かしていた。

一方、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の妻バーバラさんは今年1月、ジェブ氏が出馬しないことを願うとの考えを示していた。また、2013年4月の米NBCテレビとの会見では、ブッシュ家出身の大統領は「もうたくさん」との思いも吐露していた。

次期大統領選では、民主党の有力候補としてクリントン元国務長官が浮上。共和党では「本命」がいない混戦模様となっている。

2106チバQ:2014/10/07(火) 23:12:11
http://www.sankei.com/world/news/141007/wor1410070009-n1.html
2014.10.7 06:07

米で同性婚“合法化”ますます拡大 米連邦裁、ユタなど5州の上告を棄却

 【ワシントン=加納宏幸】米国で同性婚を禁止した州法の合憲性が問われている裁判で、米連邦最高裁は6日、ユタ、バージニアなど5州の州政府の上告を棄却した。これにより同性婚が認められる州は24州とコロンビア特別区(首都ワシントン)に拡大する。

 AP通信によると、判断が保留されているコロラド、カンザスなど6州でも認められる可能性が高いという。

 連邦最高裁は昨年6月、結婚を男女間に限定する連邦政府の「結婚防衛法」に違憲判決を下していた。連邦最高裁はユタ州など5州から出されていた下級審の違憲判決に対する上告について検討する方針を示していた。判断の理由は明らかになっていない。

 同性婚をめぐっては、法の下の平等を定めた憲法の規定が争点となっている。ユタ州などでは下級審で同性婚禁止が違憲とされた。

2107チバQ:2014/10/10(金) 22:00:58
http://www.sankei.com/world/news/141010/wor1410100049-n1.html
2014.10.10 17:51

オバマ氏、寂しい選挙戦 低支持率でお荷物に






9日、カリフォルニア州へ向かうためホワイトハウスを出るオバマ大統領(ロイター)
 米中間選挙まで3週間余りとなっても、オバマ大統領の動きが鈍い。民主党候補にとって大統領の応援は選挙運動の切り札になるはずだが、支持率の低迷で接戦州からお呼びがかからない状態。厳しい選挙を戦う候補には、かつて弁舌で国民を熱狂させた大統領がお荷物となっている。

 大統領は中間選挙絡みのイベントで7日にニューヨークを日帰りで訪れ、9日からは西部カリフォルニア州へ。日程上は東奔西走している。

 ただ内実は資金集めパーティーや、経済の回復を国民向けに説く演説ばかり。行き先に注目の選挙区は含まれず、民主党候補のてこ入れで接戦州に乗り込む場面がない。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、大統領の支持率は現在42・5%。不支持はこれを10ポイント超上回る52・8%だ。(共同)

2108チバQ:2014/10/10(金) 22:14:06
http://mainichi.jp/feature/news/20141010k0000e030169000c.html
米大統領選:民主党ウェッブ氏「経歴に自信」予備選に意欲
毎日新聞 2014年10月10日 10時17分(最終更新 10月10日 15時08分)

シンポジウムで講演するジム・ウェッブ前米上院議員=東京都港区のANAインターコンチネンタルホテルで2014年10月9日午前10時44分、大前仁撮影
シンポジウムで講演するジム・ウェッブ前米上院議員=東京都港区のANAインターコンチネンタルホテルで2014年10月9日午前10時44分、大前仁撮影

 2016年の米大統領選への出馬意欲を示す民主党のジム・ウェッブ前上院議員(68)は9日、東京都内で毎日新聞のインタビューに応じ、「自分の経歴に自信を持っている。国民と対話しながら(出馬の)状況を見極める」と述べた。同党の候補者指名争いでは、ヒラリー・クリントン前国務長官(66)が6割超の支持を集めているが、ウェッブ氏は対抗馬の一人とみられている。

 近年の米国では民主、共和両党の間で価値観の相違が顕著になっている。ウェッブ氏は「両党の支持基盤が急進的な方向に行ってしまったが、国民の大半は中道にいると思う。中道の人々は政党ではなく、(急進的な意見に左右されない)指導者を求めている」と明言。レーガン共和党政権時に海軍長官(1987〜88年)を務め、民主党の上院議員(2007〜13年)だった経歴を踏まえ、超党派の支持を集める自信をのぞかせた。

 ウェッブ氏は知日派の一人で、ベトナム戦争に従軍し、上院時代には東アジア太平洋小委員長を務めた。日米同盟について「存在しなければ、アジア太平洋地域はもっと危険な状況に置かれている。この地域で最も重要な同盟」と評価した。「日本国民が決めていくこと」と前置きしながら、集団的自衛権の行使を認めた日本の閣議決定を支持する考えも示した。【大前仁】

2109チバQ:2014/10/13(月) 15:13:16
http://mainichi.jp/select/news/20141013k0000e030140000c.html
米国:中間選挙、標的はオバマケア
毎日新聞 2014年10月13日 11時10分(最終更新 10月13日 11時21分)

オバマケア批判をする共和党候補の選挙集会=米南部バージニア州ビーバーダムの農場で2014年9月27日、及川正也撮影

 「保険料は今までの3分の1。5ドル(約540円)の自己負担で診察を受けられる。とてもいい保険だ」。米中西部インディアナ州在住の主婦バーバラ・グロドジキさん(63)は昨年初めに退職し、医療保険を失った。パートタイムの仕事を掛け持ちしたが、保険を提供してくれる企業はなく、月550ドル(約6万円)の保険料を捻出できず途方に暮れていた。

 しかし、オバマ大統領が主導し今年1月に導入された医療保険改革(通称オバマケア)で新たな保険に加入できた。低収入者には補助が出る。グロドジキさんは「感謝している。正規雇用が少ない今の米国にとって解決策だ」と言う。

 国民に医療保険加入を義務づけるオバマケアは約5000万人の無保険者を救済するのが目的だ。ただし、収入の少ない人には助けになるが、収入が比較的高い中間層や保険料を分担する企業にはしわ寄せが及ぶ。

 全米展開する有名レストランチェーンで働く中西部オハイオ州の女性(26)は「実際にはフルタイムで働いているのに、パート扱いされている」と訴える。正社員向けの保険料割引はされず、保険には入っていない。

 オバマケアでは、週労働時間30時間以上の正社員50人超を雇用する企業は、保険を提供しないと罰金が科せられる。企業側の反発で適用は1〜2年延期されているが、コスト増を恐れる企業側は抜け道を探り始めている。

 フィラデルフィア連銀が公表した企業調査によると、オバマケアの影響で18%の企業が社員を削減し、同じく18%が保険提供の義務がないパートを増やした。中小企業団体の全米独立企業連盟は「より多くの企業が従業員への医療保険の提供を中止せざるを得なくなる」と言う。

 「共和党と民主党とでは政策が180度違う。私はオバマケア廃止法案に賛成する」

 9月27日、首都ワシントンに隣接するバージニア州ビーバーダムの大農場で開かれた共和党の選挙集会。下院選に立候補したデビッド・ブラット候補(50)が訴えると、約600人の聴衆から歓声が上がった。

 地方の私大で経済学を教える無名の新人ブラット氏は6月の共和党予備選で、下院ナンバー2で大統領候補の呼び声もあった現職のエリック・カンター院内総務を破り、知名度が一気に高まった。

 共和党は2010年3月の法成立後もオバマケア撤廃に固執してきた。連邦最高裁が12年6月に合憲判断した後もあきらめず、13年10月には与野党の攻防が激化し17年ぶりの政府機関一部閉鎖に至り、政界は大混乱に陥った。保険を自助努力の報酬ととらえ、保険の選択は市場原理に基づく個人の自由と主張する共和党にとって、オバマケアは富の再配分による「ただ乗り」で、経済成長を阻害する「社会主義的政策」と映る。一方、民主党リベラル派にとっては、オバマケアはオバマ政権最大の「遺産」だ。

 米国社会の断層を浮き立たせるオバマケア。9月時点で、米国民の各種世論調査の平均値は不支持が51%と支持の39%を上回る。ブルッキングス研究所によると、中間選挙で候補者が最も多く取り上げる最大の争点となっており、共和党が民主党を批判する際の「最大の攻撃材料」となっている。【米南部バージニア州ビーバーダムで及川正也、写真も】

2110チバQ:2014/10/13(月) 23:28:06
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141012-OYT1T50048.html
米中間選挙、勝敗左右する「ミレニアル世代」
2014年10月13日 18時26分

9日、米カリフォルニア州サンタモニカで、対話集会を開いたオバマ大統領(左)=AFP時事

 【ワシントン=白川義和】11月4日の米中間選挙を前に、1980年代から2000年代初頭に生まれた「ミレニアル世代」の支持をつかもうと、オバマ政権も野党共和党も躍起になっている。

 フェイスブックやツイッターなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じた選挙運動の効果が期待でき、若年層の投票率が上昇すれば、選挙結果にも影響を与えるからだ。

 オバマ大統領は9日、若者との対話集会をカリフォルニア州サンタモニカで開き、2000年以降に社会進出したミレニアル世代が「最も教育水準が高く、最も多様でデジタル技術に一番習熟している」とたたえた。「この世代のDNAには企業家精神がある」と語り、オバマ政権が大学学費ローンの助成や安価な医療保険の導入で若者の成功を支援しているとアピールした。

2111チバQ:2014/10/13(月) 23:52:07
http://www.sankei.com/world/news/141013/wor1410130001-n1.html
2014.10.13 17:00
【アメリカを読む】
「六年目の浮気」オバマ大統領は打破できるか? 例外はクリントン氏のみ





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インディアナ州プリンストンの鋼材加工会社で演説し、自身の経済政策の成果を強調するバラク・オバマ大統領。11月4日投開票の中間選挙は、与党民主党劣勢のまま終盤戦に突入している=3日(AP)
 米国の政界には「六年目の浮気」という言葉がある。地下鉄の通気口から吹き上げる風でマリリン・モンローのスカートがまくれるシーンで知られる映画「七年目の浮気」(1955年)をもじった造語らしく、大統領任期6年目の中間選挙で有権者が野党になびく現象を指す。シリアでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」への空爆に踏み切った民主党のバラク・オバマ大統領(53)は、このジンクスによる民主党の損失を最小限に食い止められるだろうか。

例外はクリントン氏のみ

 第二次大戦後の大統領で「六年目の浮気」を逃れられたのは民主党のビル・クリントン元大統領(68)だけだ。

 共和党はクリントン氏自身のホワイトハウス元実習生、モニカ・ルインスキーさん(41)との「浮気」を追及することで1998年の選挙戦を有利に進めようとしたが、好調な景気は民主党を後押しした。共和党が不倫疑惑を理由に大統領弾劾を求めて行った過度のネガティブ・キャンペーンも嫌気されたとみられ、民主党は下院で5議席増、上院で現有議席維持という勝利をおさめた。

 大統領の個人的な「過去」よりも、有権者は経済的な繁栄という「未来」に目を向けたといえるだろう。

 だが、6年目の中間選挙で大統領が信認を得るのは容易なことではない。大統領の任期が2期8年に限定されている米国では、任期2年余りを残す時期に行われる中間選挙は過去6年間近くの実績を前向きに評価するよりも、最後にお灸を据える場になる傾向があるからだ。

 今年11月4日の中間選挙で、共和党がオバマ氏の「過去」に焦点を当てようとするのは自然なことだ。

「イスラム国は二軍」

 オバマ氏は今年1月、米誌ニューヨーカーのインタビューで、イスラム国をプロバスケットボールNBAの二軍チームにたとえた。

 「二軍チームがレイカーズのユニホームを着ていたとしても、彼らはコービー・ブライアントにはなれない。米本土へのテロをたくらむウサマ・ビンラーディン(2011年に殺害)のネットワークと、地域で権力闘争を繰り広げる聖戦主義者との能力には差があると思う」

 最高指導者のビンラーディン容疑者によって率いられていた国際テロ組織・アルカーイダが米国にとっての直接の脅威であるのと異なり、シリアからイラクに勢力を拡大するイスラム国の動きは地域での宗派対立の一環である−。オバマ氏がこう見ていたのは明らかだ。

2112チバQ:2014/10/13(月) 23:53:42
 9月28日に放映された米CBSテレビのインタビューで、オバマ氏は「クラッパー国家情報長官は情報機関がシリアで起きていることを過小評価したと認めている。確かにその通りだ」と述べ、イスラム国の脅威を侮っていたと認めた。

 オバマ政権の「過去」に、共和党はさっそく飛びついた。

高いシリア空爆への支持

 「テロを打ち破る意志のある指導者が必要とされている。その脅威を『二軍』などといって軽く扱うことをせず、自ら責任を負い、決して情報機関のせいにすることのない指導者を」

 共和党の選挙戦略を担う党全国委員会のラインス・プリーバス委員長(42)は2日、ジョージ・ワシントン大学での討論会でこう述べた。「二軍」発言を取り上げて民主党候補を攻撃するCMを流し始めた共和党候補も出てきた。

 もっとも、こうした戦略が奏功するほど、ことは単純ではないだろう。2日に発表されたワシントン・ポスト紙とABCテレビの世論調査によると、オバマ氏によるイスラム国への対処方針を支持したのは8月の42%から50%へと上昇。共和党支持層では30%にとどまったものの、80%がシリア空爆を支持し、民主党支持層の74%を上回った。

 中間選挙は、共和党が引き続き下院で過半数を握ることが確実だ。焦点は上院で過半数を持つ民主党がこの状態を維持できるかどうかに絞られている。

 雇用統計の改善などで景気の先行きに期待が高まる中、オバマ氏は「経済」に焦点を当てている。最低賃金の引き上げやインフラ整備に取り組むと強調し、これを停滞させているとして共和党を非難している。

 共和党にとっては、こうしたオバマ氏の批判に反論し、共和党政権という「未来」に希望を持たせるメッセージを発することができるかが課題となる。(ワシントン支局 加納宏幸)

2113チバQ:2014/10/14(火) 21:08:41
http://www.sankei.com/world/news/141014/wor1410140023-n1.html
2014.10.14 19:59

米大使人事、党派対立で空転、47人が承認待ち オバマ大統領の大口献金者指名 “資質”に疑問も

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 【ワシントン=加納宏幸】党派対立のあおりを受け、米国の大使人事が宙に浮いている。オバマ大統領が大使に指名しながら、上院で審議が進まず、承認を得られていない候補者は47人に上る。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」への空爆に参加するアラブ首長国連邦(UAE)やバーレーン、戦闘部隊の撤退が目前に迫るアフガニスタン、新たな関係の構築を模索するインドなど、重要性を増す国々の大使が軒並み承認待ちの状態だ。

 高官人事を承認する権限を持つ上院では、与党の民主党が過半数を占めるが、共和党が承認手続きを遅らせている。昨年11月、民主党主導で人事承認に必要な賛成票を従来の60票以上から51票以上に引き下げる規則改正案を可決したことが、かえって党派対立の火に油を注ぐ格好となった。

 上院は9月に韓国、フランスなどの大使人事を承認した。残る47人のうち37人が公聴会を終えているが、具体的な手続きは11月4日の中間選挙後となる。

 米国務省は「高位の代表者である大使を派遣することは極めて重要であり、上院は(承認手続きを)前進させてほしい」(ハーフ副報道官)と促している。

 ただ、オバマ大統領への大口献金の論功行賞として政治任命された大使候補が「資質」を問題視されているのも事実だ。ノルウェー、アイスランド、アルゼンチンの大使候補は公聴会で、赴任予定国を訪れたことがないと明かし、いまだに承認を得られていない。

2114チバQ:2014/10/15(水) 21:45:00
http://www.sankei.com/life/news/141014/lif1410140024-n1.html
【岐路に立つ米国】
共和党が掲げる「2つの恐怖」…イスラム国&エボラ出血熱 中間選挙の争点化





(1/2ページ)【過激組織「イスラム国」】
 【ワシントン=加納宏幸】米中間選挙まで約3週間となり、上院の過半数を目指す野党共和党は「2つの恐怖」を争点に掲げ始めた。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の脅威と、エボラ出血熱の感染問題だ。感染問題では、オバマ大統領や与党民主党の対応の遅れを批判している。

 「エボラ出血熱を軽視し、大した問題ではないように行動してきたのは間違いだった。(感染が)制御不能になる可能性がある」

 次期大統領選で共和党の候補の一人とされるランド・ポール上院議員(非改選)は最近、保守系ラジオ番組でこう語った。エボラ出血熱対策を強化するため西アフリカに派遣する3千人規模(最大4千人)の米軍に関しても、帰国の際に艦内で感染が拡大する事態への懸念を表明し、政権の判断に疑問を呈した。

 テキサス州の病院でリベリア人男性がエボラ出血熱で死亡したことを受け、共和党の中には、不法移民問題と西アフリカからのエボラ出血熱の感染を結びつけて論じる候補者まで出てきている。

 接戦州の共和党上院議員候補はこのところ、米情報機関がイスラム国の脅威を過小評価していたと認めたオバマ氏の発言をテレビCMで取り上げている。リベリア人男性の治療に関わった看護師の女性が感染したことが確認されたことで、エボラ出血熱もオバマ政権の「見通しの甘さ」の追及材料となりそうだ。

 米世論調査会社ギャラップが13日発表した調査によると、有権者が中間選挙で重視する課題は経済、雇用に続き「連邦政府の機能の仕方」「イスラム国」が上位を占めた。いずれも共和党に有利に働く課題との結果が出ている。共和党はオバマ政権の機能不全を示す格好の例として、イスラム国やエボラ出血熱をとらえている。

 ただ、共和党にも“弱み”はある。連邦政府の歳出削減を進めてきたため、これがアキレス腱(けん)になる可能性もあるからだ。

 エボラ出血熱のワクチン開発を進めてきた米国立衛生研究所(NIH)のコリンズ所長は10日、米ネットニュースのハフィントン・ポストに「ここ10年の研究支援の減少がなければワクチンの臨床試験が終わり、準備が完了していたかもしれない」と語った。民主党系団体は関連予算を抑制してきたとして、共和党を非難するCMを発表した。

2115チバQ:2014/10/17(金) 07:49:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014101702000122.html
エボラ熱 米中間選挙の争点に 政権の対応、共和が批判

2014年10月17日 朝刊


 【ワシントン=斉場保伸】エボラ出血熱患者の治療に当たっていた二人目の女性医療従事者への感染の疑いが発覚したことでオバマ政権の対応が遅れているとの見方が強まり、一気に政治問題化してきた。十一月に中間選挙を控えた米国では選挙戦でエボラ熱をめぐる与野党の議論が熱を帯びており、「最大の争点となった」との見方も出ている。
 ロイター通信によると、野党共和党のリーダー、ベイナー下院議長は十五日、「オバマ大統領は、エボラ熱が流行している国からの渡航禁止を絶対に検討すべきだ」と強調。後手後手に回っているとされるオバマ政権の対応ぶりに批判の焦点を定めた。
 十四日に米紙ワシントン・ポストとABCテレビが実施した世論調査では、回答者の65%が米国内での流行拡大を懸念。さらに、64%が政府はもっとすべきことがあると不満を訴えており、ベイナー氏はこの世論に乗った格好だ。世論調査では、オバマ氏の対応を「支持する」と答えたのが41%なのに対し、「支持しない」が43%で上回っており、オバマ氏にとっては厳しい情勢だ。
 十五日、オバマ氏は予定されたニュージャージー州などでの選挙応援日程を延期し、英独仏など欧州四カ国首脳とのビデオ会議と、緊急閣僚会合を相次いで開催。危機感を表明しつつも、「米国内での流行を阻止できる」と強調して国民に冷静に行動するよう促した。
 しかし、オバマ政権は共和党の求める渡航禁止措置について、「渡航を完全に禁止すると、人員や機器の迅速な流れを妨げる」(アーネスト報道官)として現時点では検討していない。米政治専門紙ヒルによると、与党民主党は「公衆衛生関連予算の削減を(下院で多数を占める)共和党が進めたことに責任がある」と反論を展開している。
 四年に一度、十一月に行われる米大統領選挙では十月に突然発生し、選挙結果を決定付けるような出来事を「オクトーバー・サプライズ(十月の驚き)」と呼ぶ。今回は中間選挙だが、米メディアは共和党優位の予想が多く、「エボラ熱は二〇一四年のオクトーバー・サプライズ」(ヒル紙)との見方が出始めている。

2116チバQ:2014/10/17(金) 07:50:19
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014101702000120.html
見えぬ敵 募る不安 「感染」相次ぐダラス

2014年10月17日 朝刊


15日、エボラ出血熱の感染が疑われる医療従事者が相次いで確認された米テキサス州ダラスの病院=北島忠輔撮影
写真
 【ダラス(米テキサス州)=北島忠輔】エボラ出血熱に感染して死亡したリベリア人男性の治療に携わった米テキサス州ダラスの病院関係者から、感染が疑われるケースが相次いだ。男性の死亡から十五日で一週間。国や州の保健当局はエボラ熱対策に懸命だが、地元住民の間では、見えない敵を相手にする不安が徐々に広がる一方で、過剰反応をいぶかる声もあった。
 感染の現場となっているのはダラス中心部から北に約四十キロにあるテキサス・ヘルス・プレスビテリアン病院。広大な敷地に病棟が立ち並ぶ総合病院だ。
 外来の診療を終えた女性は「院内は落ち着いた様子だったが、複数のスタッフが感染したと聞いて、どこまで広がるのか底知れない感じで少しこわい」と不安を口にした。
 最初に院内感染が確認されたのは看護師のニーナ・ファムさん(26)。三日後の十五日未明には、発熱の症状を訴えた同じ治療チームのアンバー・ビンソンさん(29)から感染を示す反応が出た。地元保健当局の責任者クレイ・ジェンキンスさんは十五日、「さらに感染者が出た時の準備をしている。とても現実味のある話だ」と感染者が今後も続くとの見方を示した。
 ダラスのマイク・ローリング市長もこの日、住民に冷静な行動を呼びかけた。
 だが近くに住む男性(38)は「どうすればいいのかも、よくわからない。じわじわと心配に思う人が増えているのでは」と話す。
 ダラス郊外にあるファムさんのアパートの入り口には「立ち入り禁止」の張り紙。飼い犬と散歩するファムさんとよく立ち話をしたベスティ・ボルガーさん(56)は、メディアの反応が不安をあおっていると指摘する。「手順のミスが感染の一因と言われているけど、しっかりした看護師よ。今の騒ぎぶりは不思議。本当の悲劇はアフリカで起きているのに」と話した。

2117チバQ:2014/10/19(日) 16:08:45
http://www.afpbb.com/articles/-/3029200
米副大統領の息子、コカイン使用で海軍を除隊
2014年10月17日 16:41 発信地:ワシントンD.C./米国
【10月17日 AFP】米国のジョゼフ・バイデン(Joseph Biden)副大統領の息子が今年、コカイン検査で陽性と判定され、米海軍予備役を除隊処分となった。米政府高官が16日、AFPの取材に認めた。

 この件に詳しい匿名の政府高官によると、ハンター・バイデン(Hunter Biden)氏(44)は2012年から予備役将校を務めていたが、昨年の薬物検査で陽性と判定された。

 ハンター・バイデン氏は声明で、除隊を認め、後悔していると述べた。

「米海軍に服務するのは私の人生の名誉だった。深く後悔しており、自らの行動により除隊となったことを恥じている」とハンター・バイデン氏は弁護士を通じて発表された声明で述べた。

「私は海軍の判断を尊重する。家族の支援と愛情により、私は前に進む」

 副大統領の事務所からは正式なコメントは発表されていない。

 米海軍のライアン・ペリー(Ryan Perry)中佐は電子メールで、プライバシー法の規定によりハンター・バイデン氏の除隊についての詳細は公表されない可能性があると述べた。(c)AFP

2118チバQ:2014/10/20(月) 21:27:23
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141020-OYT1T50129.html
「スタメン落ち」オバマ氏、中間選挙応援依頼で
2014年10月20日 21時04分
 【アッパー・マルボロ(米メリーランド州)=井上陽子】11月4日に迫った中間選挙に向け、オバマ大統領は19日、東部メリーランド州と中西部イリノイ州で、知事選の民主党候補者の応援演説を行った。


 民主党が強い両選挙区を遊説開始の地に選んだ形だ。イスラム過激派組織「イスラム国」などへの対応が不十分として、オバマ氏は支持率を低迷させており、最大の焦点である上院選の接戦州の遊説は、避けざるを得ない状況のようだ。

 「共和党は、反対ばかりを主張する。必要なのは行動だ」。アッパー・マルボロにある高校の体育館。オバマ氏が声を張り上げると約8000人の支持者が大きく沸いた。その一人、ラワン・カーターさん(38)は、「大統領は批判されるけど、この地域での人気は変わらない」と話す。

 次に向かったのは、地元のイリノイ州。約6200人の支持者に迎えられたオバマ氏は、民主党のクイン州知事への支持を訴えた。

 オバマ氏は、4年前の中間選挙では9月下旬から遊説を始めたが、今回は「スタメン落ち」(米紙ニューヨーク・タイムズ)の状態。接戦を戦う民主党候補にとって、オバマ氏の応援は逆効果になりかねず、応援依頼は少ないとみられる。

2119チバQ:2014/10/21(火) 21:25:17
交通事故が怖いから車にも乗らないほうがいいし
家事が怖いから火も使わないほうがいい
リスクがゼロの行動なんてゼロだって教えるのが教育ではないの?

http://www.sankei.com/world/news/141021/wor1410210031-n1.html
2014.10.21 14:30
【エボラ出血熱】
「感染の恐れ低いが…」 中学生訪米団、派遣取りやめ 「不安拭いきれない」秋田・にかほ市





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 秋田県にかほ市は、21日に出発を予定していた姉妹都市・米南部オクラホマ州ショーニー市への中学生の訪問団派遣を取りやめた。利用する空港があるテキサス州ダラスでエボラ出血熱の二次感染者が出たため「保護者らの不安が拭いきれないと判断した」としている。同様の米訪問団がエボラ出血熱を理由に派遣を見合わせたのは、全国で初めてとみられる。

 訪問団は斎藤光正教育長を団長に、仁賀保中2年生14人(男子4人、女子10人)と教諭、市職員各1人の計17人。21日に秋田空港から成田空港を経由してダラス・フォートワース空港に到着。ダラス市内のホテルに1泊し、現地時間の22日に約300キロ北にあるショーニー市にバスで向かい、ホームステイや学校訪問を行って28日に帰国する予定だった。

 市が保護者の意見を聞いた上で、18日に取りやめを決めた。市企画課の斉藤義行課長は「感染の恐れは極めて低いが、保護者の不安が少しでもある以上、派遣できない。大人のように自己責任というわけにはいかない」としている。

 外務省は西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネへの渡航を延期するよう呼びかける「感染症危険情報」を出しているが、米国は対象外。領事局政策課は「感染者の治療にあたる医療従事者として渡航するのでない限り、米国渡航に関するアドバイスはしていない」としている。

 訪問取りやめは現地の風評被害につながる恐れもあるが、斉藤課長は「帰国した生徒がいじめの対象となったり、風邪で発熱しても周囲が混乱するなどの事態も考えられる。先方に事情を説明し、理解も得られた」と話している。

2120とはずがたり:2014/10/23(木) 14:26:27
物心付いた時のアメリカ大統領ってカーター(在77-81)だった気がする。

元祖弱腰大統領カーターがオバマ外交を大批判
‘WE WANTED TOO LONG’
ISISの勢力拡大を許したのはオバマの弱腰のせいと、カーター元米大統領が批判
http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2014/10/post-3426.php
2014年10月16日(木)13時31分
ハワード・コプロウィッツ

 カーター元米大統領が、イスラム教スンニ派テロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)への対応をめぐり、オバマ大統領を批判している。オバマの対応の遅れが、ISISの勢力拡大を許したというのだ。

 皮肉にもカーターといえば、大統領退任後こそ平和活動で高い評価を得ているが、在任中は弱腰外交を徹底的に批判された人物。特にイランで起きたアメリカ大使館人質事件は、解決まで400日以上を要し、カーターは対応の遅さを非難された結果、1期で大統領の座を失った。

 そんなカーターが見ても、オバマの煮え切らない外交はイライラするらしい。「アメリカは様子見の期間が長過ぎた。ISISはシリアにいる間に、資金力、戦闘能力、武力を蓄えることができた」と、フォートワース・スター・テレグラム紙に語っている。

 カーターは、無人機を使ったアメリカ人テロリストの殺害についても、「司法の裁きを受けさせるべきだった」と異論を唱えた。カーターが問題視しているのは、アメリカ生まれだが、イエメンのアルカイダ系武装勢力の幹部となったアンワル・アル・アウラキらの殺害だ。

「アメリカの無人機が過去数年で在外アメリカ人4人を殺した。私に言わせれば、わが国の憲法と人権に反している」

 カーターは、オバマの消極的な中東政策全般にも不満のようだ。「状況は刻々と変わっている」とカーターは指摘する。「オバマ政権で国防長官を務めた人物が、退任後に次々と、大統領には断固たる行動力がないと強く批判している」

 パネッタ前国防長官はその1人だ。パネッタは回顧録で、イラク駐留米軍の規模を拡大するべきだとオバマに進言したが、聞き入れられなかったと記している。十分な兵力を配置しなければ、イラクはますます不安定化すると、パネッタは考えていたという。

「イラクではアルカイダが再び勢力を拡大し、スンニ派とシーア派の衝突も悪化している。米軍の規模の小ささは、こうした状況に自分たちで対処しろとイラク軍を突き放したようなものだと、私は今も思っている」と、パネッタは書いている。

「ホワイトハウスはアメリカの影響力や国益を守るよりも、とにかくイラクから手を引きたがっているという印象を、イラクの味方に与えてしまった」

[2014年10月21日号掲載]

2121チバQ:2014/10/23(木) 21:13:07
http://www.sankei.com/world/news/141023/wor1410230005-n1.html
2014.10.23 00:09

カナダ首都で銃乱射 議事堂に侵入、慰霊碑警護の兵士負傷






22日、首都オタワ中心部の戦没者慰霊碑の現場は警察によってテープが張られた(AP)
 カナダの首都オタワ中心部にある戦没者慰霊碑で22日午前、銃を持った男が警護中の兵士を撃ち、すぐ近くの連邦議会の議事堂に侵入した。数十発の発砲音が聞こえ、警察は議事堂を閉鎖した。カナダでは20日にも兵士を狙ったテロとみられる事件があったばかりで、政府がテロの警戒レベルを上げていた。中東の過激派「イスラム国」の壊滅に向けた米軍主導の空爆に加わったハーパー政権に反発した動きの可能性もある。撃たれた兵士は救急車で病院に搬送されたが、負傷の程度は不明。

 ハーパー首相は無事だという。カナダ放送協会(CBC)などによると、議事堂内で男1人が射殺されたとの情報がある。複数のグループによる犯行の可能性があり、議事堂内に男の仲間がいるとの報道もある。

 カナダでは20日にケベック州モントリオール近郊で、州内の男(25)がカナダ軍兵士2人を車でひき、1人が死亡した。(共同)

2122チバQ:2014/10/23(木) 21:13:41
http://www.sankei.com/world/news/141023/wor1410230009-n1.html
2014.10.23 07:42
【カナダ議事堂銃撃戦】
議事堂で犯人射殺、兵士も死亡…共犯も? イスラム国空爆に反発か
 カナダの首都オタワ中心部にある戦没者慰霊碑で22日午前、銃を持った男が警護中の兵士を撃ち、道路を挟んだ向かい側の連邦議会の議事堂に侵入した。数十発の発砲音が聞こえ、警察は議事堂を閉鎖した。

 カナダでは20日にも兵士を狙ったテロとみられる事件があったばかりで政府がテロの警戒レベルを上げていた。

 AP通信によると、議事堂近くのショッピングモールでも発砲があった。

 中東の過激派「イスラム国」の壊滅に向けた米軍主導の空爆に加わったハーパー政権に反発した動きの可能性もある。カナダ放送協会(CBC)によると、議事堂内で男1人が射殺された。

 2〜3人のグループによる犯行の可能性があり、議事堂内に男の仲間がいるとの報道もある。

 撃たれた兵士は救急車で病院に搬送されたが、負傷の程度は不明。現場一帯は議事堂や政府機関、各国の大使館などが立ち並ぶ。ハーパー首相は無事だという。

 カナダでは20日にケベック州モントリオール近郊で、州内の男(25)がカナダ軍兵士2人を車でひき、1人が死亡した。車の男はイスラム教に改宗した人物でイスラム国などに参加する恐れがあり、治安当局が警戒対象90人の中に入れていた。(共同)

2123旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/10/24(金) 22:26:31
中間選挙前に米連邦議会・選挙の「豆知識」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141024/t10015683091000.html
アメリカでは11月4日に連邦議会などの選挙が行われます。4年ごとの大統領選挙のちょうど中間に行われるため「中間選挙」と呼ばれていますが、選挙が行われる連邦議会や選挙の仕組みなどにまつわる豆知識「トリビア」をまとめました。

“決戦は火曜日”
大統領や連邦議会の選挙は「11月の第1月曜日のあとの火曜日」と150年以上前の法律で定められています。当時、国民の多くは農業に従事するキリスト教徒でした。春から秋の農繁期や教会に行く日曜日には投票に行くことはできませんでした。しかも、当時最も早い交通手段は馬車でした。投票所に行くのも1日ががりで、途中で宿泊しなければならない人たちもいました。そのため、投票日が火曜日となりました。しかし、現代では、ほとんどの有権者が火曜日は仕事や学校があります。インディアナ州やデラウェア州など一部の州や、企業の中には投票日を休日にするところもあります。

議会議事堂
アメリカの首都ワシントンのシンボル的存在で、「世界中で最も有名な民主主義政府の象徴」とたたえられるのが連邦議会議事堂です。アメリカの50ドル紙幣の裏側にも描かれています。ドーム状になっている屋根の真下、議事堂の中央部分の呼び名は「奴隷解放ホール」。建設に携わった奴隷労働者たちの功労をたたえるため、2007年にその名前が付けられました。1863年に設置された高さ6メートルの女神像の名は「フリーダム」。名称の一つ一つが、アメリカの歴史や思想を表しています。

上院で賛成・反対が同数なら
議会上院の定数は100議席です。採決を行い、賛成と反対が同数になった場合、決裁権を持つのは上院の議長です。議長は副大統領が兼務しているので、「議長決裁」は政権与党の意向が反映されやすくなります。2000年以降は民主党と共和党の上院議席が50ずつの同数、もしくはきっ抗していたため、共和党のチェイニー副大統領兼上院議長が8件の議案で「議長決裁」を行いましたが、民主党が支配的になったオバマ政権以降は一度も行使されていません。

上院仮議長
上院の議長を兼務するバイデン副大統領が議長の仕事ができないときに代わりに議長の仕事を任されるのが「仮議長」です。慣例で上院で過半数を占める政党の中で最も議員歴が長い議員が選ばれます。現在は議員歴40年で74歳になる民主党の長老議員が務めています。しかし、この「仮議長」も実は名誉職。上院の実際の議事運営は「仮議長代行」が担います。慣例で同じ政党の若手議員が指名されます。

“代打の代打”
大統領が辞任したり、死亡したりして職務不能の状態になったとき、代わりを務めるのは副大統領です。その副大統領も同時に職務不能になったときには下院の議長が大統領職を引き継ぎます。今は野党の共和党議員が務めていますので、大統領と副大統領が職務不能になると野党の議員が大統領の職務を継承します。大統領権限の継承順位2位の要職を今は野党の共和党が担っているのです。さらに大統領権限の継承順位3位は上院の仮議長。4位以下は再び政権の閣僚が並び、国務長官、財務長官、国防長官、司法長官などと続きます。継承順位3位の上院の仮議長は上院で過半数を維持している民主党議員が務めていますが、今回の選挙で上院の過半数を共和党に奪われた場合、民主党は大統領権限の継承順位2位だけでなく、3位のポストも失うことになるのです。

2124チバQ:2014/10/26(日) 19:39:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2014102600143
語られない「格差」=事態悪化の懸念も−米中間選挙
 【ワシントン時事】11月4日に迫る米中間選挙で、国内で深刻化する経済格差の問題が真正面に論じられていない。オバマ大統領は中間所得層の強化を訴えるものの、与党民主党議員は支持率が低迷するオバマ氏と距離を置こうと懸命。一方で野党共和党議員は、過激組織「イスラム国」への対応の遅れなどに攻撃の矛先を向けている。
 「今の政権は『敵』という感じだ。自分の主張をするのは難しい」。ウェストバージニア州で苦戦を強いられているラホール下院議員(民主)は、米メディアの取材にこう漏らした。23日公表のピュー・リサーチ・センターの世論調査によると、登録有権者の32%が「反オバマ」の立場で投票すると答えており、政権への風当たりの強さがうかがえる。
 そのオバマ氏が1月の一般教書演説で最優先課題に掲げたのが「格差是正」だった。しかし米経済政策研究所(EPI)のエコノミスト、バレリー・ウィルソン氏は、中間選挙で「格差の議論はない」と言い切る。候補者は失業率などの一定の改善を受け事態を楽観している上、共和党は歳出増を伴う雇用創出策などに反対の立場で、議論の土俵に立っていないと語る。
 むしろ共和党議員の多くは「イスラム国」や「エボラ出血熱」の問題で危機をあおり、後手の対応に回っているオバマ氏と民主党議員を同一視して攻撃する手法を展開している。
 一方、2008年に深刻化した金融危機後、国民の所得や富の格差は拡大が続く。連邦準備制度理事会(FRB)の調査によると、家計の純資産が多い上位5%の超富裕層の富が全体に占める割合は、13年は63%に上った。これに対して、下位50%の世帯の富はわずか1%に落ち込んでいる。
 オバマ氏はこれまで、連邦職員の最低賃金引き上げや税制改正などによる格差是正を求めてきたものの、共和党主導の下院が拒み続けてきた。仮に中間選挙で同党が上院も制すれば、大統領と議会の対立は決定的になり「中間層や貧困層が置かれた状況は悪化する」(労働者支援団体スタッフ)との懸念は強い。(2014/10/26-18:44)

2125チバQ:2014/10/26(日) 20:00:25
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014102602000125.html
香港行政長官 親中派議員が辞職要求 「混乱長期化、民心失う」

2014年10月26日 朝刊


 【香港=加藤直人】香港の梁振英行政長官に対し、立法会(議会)の親中派政党である自由党の田北俊議員が辞職を要求した。梁氏は自身の秘密報酬疑惑や「長官選が低所得者層に左右される」などの発言で批判を浴びており、香港の混乱収拾を図るうえで、さらに求心力を失いかねない事態になりつつある。
 二十五日付の香港紙・明報によると、自由党の有力議員である田氏は「道路占拠による混乱を収拾できず、民心を失っている」と厳しく批判し、梁氏に直接辞職を求めたという。立法会の議席の六割以上を占める親中派議員から辞職要求が出たのは初めて。
 二十四日には初代行政長官の董建華氏が会見し「危機に力を発揮している」と梁氏を擁護した。だが、梁氏が最近「平時と同じようにぐっすり眠れる。五秒以内に眠りにつく」「事件について政府も、青年を含む香港人も反省すべきだ」と述べたことが新聞報道で明るみに出て批判が拡大した。
 梁氏は二十五日、香港のテレビ取材に「辞職しない」とあらためて強調し、「香港基本法は等しくすべての階層の人に選挙への参加を認めている」と釈明した。テレビ報道によると、梁氏は二十八日から予定していたフランス、イタリア、英国の欧州三カ国訪問を取りやめ、占拠の解決に専念することを決めたという。
 また、民主派は次の対話を求める政府の提案に応じるかどうかをデモ隊に問う投票の実施日を二十六、二十七日の二日間に増やし、投票できる対象者も政府庁舎前のアドミラリティ(金鐘)だけでなく、コーズウェイベイ(銅鑼湾)とモンコック(旺角)のデモ参加者にも拡大した。
 ただ、投票にかける要求内容については、民主派はハードルを上げた。政府が提案した民間各層との対話について、当初は「二〇一七年以前の選挙改革も議論すべきだ」としていたが、「一七年の長官選で住民指名を確立するため」などと変更。このため、投票結果に基づいて政府に要求しても、住民指名を拒否している政府が受け入れる可能性は低い。

2126チバQ:2014/10/26(日) 20:40:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014102500149
銃規制、反対派の動き活発=接戦なら決め手に−与党候補、政権から距離・米中間選挙


「米国銃所有者協会」本部で取材に応じる広報責任者のエリック・プラット氏=15日、米南部バージニア州スプリングフィールド
 【ワシントン時事】西部ワシントン州の高校で男子生徒による乱射事件が起きるなど、学校や職場での銃犯罪が絶えない米社会。オバマ政権の銃規制強化の取り組みが行き詰まって以降、銃の問題が政治の場で論じられる機会は減ったが、規制反対派は11月の中間選挙に向け、将来の規制強化の芽を摘もうと動きを活発化させている。
 「私はバラク・オバマではない」。南部ケンタッキー州から上院議員を目指すグライムズ候補(民主)は、与党から出馬しているにもかかわらず、銃規制などをめぐるオバマ大統領の政策を批判するビデオを公開した。グライムズ氏はビデオの中でクレー射撃を披露。いかに銃に親しんでいるかをアピールした。
 グライムズ氏が挑むマコネル上院院内総務(共和)も銃規制反対論者で、規制の是非は争点になっていない。それでもグライムズ氏は、大統領から距離を置く姿勢をあえて見せなければ、保守色の濃い同州では勝負できないと考えたとみられている。
 大統領は、2012年に東部コネティカット州ニュータウンの小学校で起きた乱射事件後、銃購入者の犯罪・精神疾患歴の確認義務化などを柱にした「常識的措置」の実現を呼び掛けた。豊富な個人資金を持つブルームバーグ・ニューヨーク市長(当時)も、強く銃規制を訴えた。
 だが、議会で規制法案可決の見通しが立たなくなると、機運はすっかりしぼんだ。ロビー活動に詳しいジョージ・ワシントン大のスティーブ・ビレット氏は「規制推進団体は成功を収められず、意気阻喪している」と分析する。
 対照的に規制反対派は、候補者支援に巨費を投じ、銃所持の権利擁護を声高に主張し続けている。また、規制を支持する候補を標的に激しい「落選運動」を展開している。調査団体「責任ある政治センター」の集計によれば、全米第1の規制反対団体、全米ライフル協会(NRA)は、中間選挙のために2700万ドル(約29億2000万円)を費やした。
 会員約40万人の規制反対団体「米国銃所有者協会」の広報責任者エリック・プラット氏は、規制反対の有権者の動向について、ある候補の主要政策に賛同していても、規制を認めていればそれだけで背を向けると説明。接戦になるほど「銃問題は決め手になり得る」と強調した。(2014/10/25-14:41)

2127チバQ:2014/10/27(月) 23:52:39
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014102701001755.html
米中間選、上院過半数めぐり攻防 投開票日まで1週間
2014年10月27日 21時02分
 ホワイトハウスで記者らと話すオバマ米大統領=22日(ゲッティ=共同)
写真
 【ワシントン共同】オバマ大統領の2017年初頭までの残り任期を左右する米中間選挙は11月4日の投開票日まで残り1週間となり、最終盤の戦いに入った。連邦議会下院は共和党の過半数維持が有力。焦点の上院選は過半数を死守したい民主党と、議席の積み上げへ勢いをみせる共和党が激戦区で激しい攻防を続けている。
 共和党が上下両院を制すると、政権と議会の対立はさらに激化、オバマ氏の政権運営は一層困難な状況に陥り、移民制度改革など重要政策の実現はほぼ不可能となる。
 共和党は、オバマ氏の見通しの甘さがエボラ出血熱の感染拡大や過激派「イスラム国」の台頭を許したと批判を展開。

2128チバQ:2014/10/28(火) 00:08:15
http://www.sankei.com/world/news/141027/wor1410270035-n1.html
2014.10.27 20:15
【エボラ出血熱】
米2州、強制隔離を取りやめ 「英雄に無礼」と批判受け

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(1/2ページ)【エボラ出血熱の脅威】
 【ワシントン=小雲規生】西アフリカでエボラ出血熱の治療に当たり、帰国した医療関係者を一時的に強制隔離していた米国の2州が、強硬策の緩和を余儀なくされている。エボラ出血熱と戦った「英雄」に最低限の敬意を払うべきだとの批判が噴出したためで、2州の知事は26日、自宅からの外出禁止に“軽減”する措置を相次ぎ発表した。

 ニューヨーク州のクオモ知事は26日の記者会見で、隔離の撤回と外出禁止の導入を明言。ニュージャージー州のクリスティ知事も同様の緩和策を表明した。

 強制隔離が導入された背景には、ギニアから今月17日に帰国した医師が23日に陽性反応を示すまで、人口密集地のニューヨークを地下鉄で移動していたことが判明し、州民に感染の不安が広がったことがあった。

 ニュージャージー州は強制隔離導入を発表した当日の24日、早くもシエラレオネから帰国した看護師を病院内の簡易トイレ付きテントに強制隔離していた。

 しかし、この看護師が26日、CNNテレビの電話インタビューで「非人道的な扱い」を批判。エボラ出血熱の症状がないため、感染を拡大させる可能性が極めて低いことも考慮されず、隔離されたテントの環境が粗末なことも人権面から問題視された。

 ニューヨークのデブラシオ市長も「前線から帰ってきた英雄が無礼な扱いを受けている」と批判。オバマ政権も西アフリカに向かう医療関係者が減少する懸念などから撤回を促したとされ、民意をすくい取ったはずの強制隔離は、わずか2日で転換に追い込まれた。

 ただ、感染拡大への不安は州民に残っており、同様の措置を導入したイリノイ州は26日の時点で見直していない。各州は今後も州民の不安感の払拭に頭を悩ませそうだ。

2129チバQ:2014/10/28(火) 21:07:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2014102800526
上院激戦、最終決着越年も=米中間選挙まで1週間


 【ワシントン時事】オバマ米大統領の残り2年間の任期を左右する11月4日の中間選挙まで1週間。下院では野党・共和党の過半数維持が確実視されており、与党・民主党が上院の過半数を死守できるかどうかが最大の焦点だ。ただ、激戦州では一進一退の攻防が続いており、一部の州で決選投票にもつれ込み、最終決着が年明けまで持ち越される可能性もある。
 中間選挙は4年に1度の大統領選の中間年に行われる国・地方の統一選挙。連邦議会では今回、上院(定数100)の36議席と、下院(同435)の全議席が改選される。上院の現有議席は民主党55(無所属2を含む)、共和党45で、共和党が6議席増やせば与野党が逆転する。
 米メディアによると、共和党は、西アフリカで感染が拡大するエボラ出血熱や、イラクとシリアで勢力を広げる過激組織「イスラム国」への対応をめぐって大統領を批判。民主党から奪還可能と踏んだルイジアナ、アーカンソー、アラスカ、アイオワなど10州で攻勢を強めている。
 民主党はこれらの州で防戦に追われる一方、共和党地盤のカンザス、ジョージア、ケンタッキー3州では同党候補の追い落としをうかがっている。米メディアでは、事前の予想通り共和党が多数を握る場合でも、議席差は伯仲するとの見方が大勢だ。
 一方、ルイジアナ、ジョージア両州ではどの候補も過半数の票を得られず、それぞれ12月6日、1月6日の決選投票に決着がずれ込む可能性が指摘されている。僅差の場合、他の州にも再集計の手続きがある上、カンザス州で善戦する無所属候補が当選時の所属会派を明言していないこともあり、大勢判明は大きく遅れる恐れがある。(2014/10/28-14:20)

2130チバQ:2014/10/29(水) 22:23:46
http://mainichi.jp/select/news/20141030k0000m030090000c.html
米中間選挙:目前の11月4日 上院の激戦州アイオワ
毎日新聞 2014年10月29日 21時04分

 11月4日の米中間選挙まで1週間を切った。与党・民主党が上院で過半数を維持できるかが焦点だ。上院奪還を狙う野党・共和党は、6議席を積み増す必要がある。カギを握る上院の激戦州を中心に注目選挙区の情勢を報告する。

 中西部アイオワ州東端にある人口約6000人の町マコーケタ。「ジョニ」「ジョニ」「ジョニ」−−。25日、ある飲食店に上院選の共和党候補、ジョニ・アーンスト氏(44)が赤いジャケット姿で現れると、約70人の支持者が星条旗を手に声を上げた。アーンスト氏が「米国の進む方向を変えなきゃいけない」と呼びかけると、割れんばかりの拍手と歓声があふれた。

 演説は、富裕層増税や医療保険制度改革(オバマケア)などオバマ政権の政策批判が中心。そこに上院へのくら替えを目指す民主党候補、ブルース・ブレイリー下院議員(57)のオバマ氏への同調ぶりを絡めた。

 アーンスト氏の切り札は、陸軍州兵を長年務め、イラク戦争の現場で輸送任務を担った経歴だ。イスラム過激派組織「イスラム国」への対処で「ブレイリー氏は軍事行動に煮え切らなかった」と切り捨て「外交政策を理解している上院議員が必要だ」と訴えた。

 会場の元海軍大佐、トム・バッドさん(64)は「ジョニは母であり、生命を尊重し、農業をやり、(州上院議員として)均衡予算を作ってきた最適の人物だ。一方のブレイリーはオバマのすることに100%賛成してきた」と顔をしかめた。

 同州は民主、共和両党の支持が拮抗(きっこう)し、大統領選で勝敗が揺れ動く「スイング・ステート」だ。引退する民主党のベテラン、トム・ハーキン上院議員(74)も常に僅差で勝利してきた。新人同士の今回は、激戦に拍車がかかる。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、直近の世論調査の支持率平均値は、アーンスト氏が46.7%で、ブレイリー氏の45%とほぼ並ぶ。

 共和党は、人気の低下したオバマ大統領と候補者を結びつけて批判する選挙戦術を展開。一方、民主党は最低賃金引き上げなど中間層支援を打ち出すと同時に、人工妊娠中絶に反対する共和党候補の「極端さ」を批判し、若者や女性を引きつけようとする。

 「共和党候補は連邦政府による最低賃金をばかげたこと、と呼んだ。しかし、アイオワでフルタイムで働いても年1万5000ドル(約160万円)しか稼げない。貧困にあえいでいることこそ、ばかげたことだ」

 ブレイリー氏は24日、州都デモインの鉄鋼労働者が集まる集会で訴えた。大企業の海外移転を防いで雇用を守ることなど、製造業の重要性を強調した短いあいさつを終えると、ジュースやビールを手にチリドッグを食べる約60人の労働者に「あなたたちの味方です」と声をかけ、握手して回った。

 アイオワ州には両党の大物が次々と応援に入った。民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(67)やエリザベス・ウォーレン上院議員(65)、共和党はランド・ポール上院議員(51)やニュージャージー州のクリス・クリスティー知事(52)−−。大統領選の各党候補者選びで全米で最初に投票が行われる重要州だけに、応援には2年後の大統領選に向けた支援網構築の思惑もにじむ。

 ドレイク大のデニス・ゴールドフォード教授(政治学)は「アーンスト氏は男性有権者で大きく先行する。ブレイリー氏が女性有権者でのリードを拡大できれば勝つチャンスがある」と見通しを語る。【米中西部アイオワ州デモインで西田進一郎】

2131チバQ:2014/10/30(木) 23:12:57
http://mainichi.jp/select/news/20141031k0000m030115000c.html
米中間選挙:カンザス上院選、無党派の波拡大
毎日新聞 2014年10月30日 21時37分

 1932年を最後に上院選で共和党候補が負けたことがない中西部カンザス州で異変が起きている。4選を目指す共和党現職のパット・ロバーツ氏(78)が、無所属の実業家、グレッグ・オーマン氏(45)と横一線の戦いを強いられているのだ。農業と畜産業が盛んな「共和党王国」が揺れている。

 「オーマン氏はカンザス州民に不正直な、単なる民主党候補だ。無所属ではない」。ロバーツ氏は17日、州東部オーバーランドパーク市のホテルで、いら立ちをあらわにした。同席した2016年大統領選候補の一人と目されるポール・ライアン下院予算委員長(44)も「リード(民主党上院院内総務)やオバマ(大統領)を支持するリベラル以外の何ものでもない」と批判した。

 現職が落選すれば、上院で6議席上積みして過半数奪還を目指す共和党の計算が狂いかねない。党の実力者が次々応援入りし、保守系団体はオーマン氏と大統領を重ねるネガティブ広告を地元テレビで集中的に放送。オーマン氏が08年上院選の民主党予備選に立候補したことなどを挙げて「民主党候補」と印象づけ、支援に回る一部共和党支持者や無党派の引きはがしを狙う。

 「異変」は夏に始まった。ロバーツ氏は党の候補者を決める夏の予備選で、長年ワシントン近郊に自宅を持ち、カンザスに戻る際は友人宅に宿泊していたことを暴露されて「地元軽視の中央政治家」との印象が広がった。

 同じ頃、オーマン氏は、赤と青のユニホーム姿の人たちが泥にまみれながら米国旗がついた綱を引き合うテレビ広告を流していた。赤は共和党、青は民主党のシンボルカラー。「両党は米国のことより勝つことに執着している。何かを変えないといけない」と訴える広告が話題を呼んだ。

 昨秋の政府機関の一部閉鎖に象徴される党派対立と政治不信が米国内に広がる。米ギャラップ社は1月、自らを無党派とする国民が13年に過去最高の42%に達したと発表した。

 州西部ドッジシティーのサリー・コーブルさん(64)は「議会は党派争いばかりで、もはや州の代表ではなくなっている。ワシントンは変わってほしい」と語る。長年ロバーツ氏を支援してきた共和党支持者だが、今回はオーマン氏を支持する。

 民主党候補が9月に上院選から撤退すると、オーマン氏への支持は無党派や共和党支持層の一部、さらに民主党支持層にも広がり、支持率でロバーツ氏と並ぶようになった。

 オーマン氏は事前に予定を公表しない「ステルス(捕捉しにくい)運動」(米誌タイム)を展開する。共和党側に攻撃の糸口を与えたくない思惑がある。久々に支持者を集めた22日のミニ集会では、「民主党の将来も共和党の将来も全然気にしていない。気にしているのは米国、カンザスのことだ」と語り、大きな拍手を浴びた。
 
 同州のウォッシュバーン大のボブ・ベイティ教授(政治学)は、「勝敗は予測不能」と語る。そのうえで、過去の中間選で投票した人のうち無党派は2割以下にとどまった点を挙げ、「今回有権者登録した約3割の無党派が、実際に投票に行くかどうかが勝敗のカギを握る」と話す。【オーバーランドパークで西田進一郎】

2132チバQ:2014/10/30(木) 23:13:51
http://mainichi.jp/select/news/20141030k0000e030191000c.html
エボラ出血熱:帰国者対応、米の国内対立は深刻
毎日新聞 2014年10月30日 10時53分(最終更新 10月30日 12時18分)

 【ワシントン及川正也】西アフリカでエボラ出血熱の治療に携わり、帰国した米国人医療従事者らへの対応を巡り、科学的根拠に基づく「柔軟」な措置を訴える米政府と、国民の不安に応える「厳格」な措置をとる一部州の間で対立が深まっている。両者の論争は過熱し、間近に迫った中間選挙の争点にも浮上している。

 オバマ大統領は29日、ホワイトハウスにエボラ熱患者を治療した医師や看護師らを招き「米国の英雄」と称賛。エボラ対策の「最善の方法は流行を発生地で根絶することだ」と強調し、医師らの役割の重要性を強調した。

 米政府の指針では、防護服無しでの治療など感染リスクが高い場合に限り、医療従事者の外出や旅行を制限するが、感染の兆候が出るまで隔離はしない。流行地域への医師らの渡航意欲をそがないようにとの配慮もある。

 しかし、29日には新たに西部カリフォルニア州が西アフリカからの入国者や、エボラ熱患者に接触した人を一定の条件下で「強制隔離」すると決定。ニューヨーク、ニュージャージー両州を皮切りに導入された「強制隔離」やそれに準じる厳しい指針を採用する州は、米メディアによると少なくとも8州に増えた。

 背景にはエボラ熱の拡散に対する米世論の懸念の広がりがある。29日発表のCBSテレビの世論調査では80%が西アフリカからの帰国者全員の隔離を支持した。強硬派の急先鋒(せんぽう)でニュージャージー州のクリスティー知事(共和党)は「(強制隔離は)世論の常識だ。微動だにしない」と強調し、オバマ政権と対立。CNNテレビの調査では中間選挙の投票判断で36%がエボラ熱問題を「極めて重要」と回答するなど、選挙戦を左右する課題に浮上した。

 強硬措置への抵抗も表面化した。ニュージャージー州の病院に隔離され、感染が確認されず自宅があるメーン州に戻った女性看護師ケーシー・ヒコックスさん(33)は、「自宅隔離」を求める州当局の要請を拒否した。29日にテレビ出演したヒコックスさんは政府指針に基づき体調を自己管理しており、感染の兆候もないと指摘。「制約が続くなら裁判所に訴える」と表明した。弁護士も「強制は正当性がなく違法だ」と批判している。

2133チバQ:2014/10/30(木) 23:14:49
http://mainichi.jp/select/news/20141030k0000e030172000c.html

米中間選挙:アイオワ上院選 最初の投票州に大物続々応援
毎日新聞 2014年10月30日 09時24分(最終更新 10月30日 10時37分)



11月4日の米中間選挙まで1週間を切った。与党・民主党が上院で過半数を維持できるかが焦点だ。上院奪還を狙う野党・共和党は、6議席を積み増す必要がある。注目選挙区の情勢を報告する。

 中西部アイオワ州東端にある人口約6000人の町マコーケタ。「ジョニ」「ジョニ」「ジョニ」−−。25日、ある飲食店に上院選の共和党候補、ジョニ・アーンスト氏(44)が赤いジャケット姿で現れると、約70人の支持者が星条旗を手に声を上げた。アーンスト氏が「米国の進む方向を変えなきゃいけない」と呼びかけると、割れんばかりの拍手と歓声があふれた。

 アーンスト氏の切り札は軍歴だ。陸軍州兵を長年務め、イラク戦争の現場で輸送任務を担った。イスラム過激派組織「イスラム国」への対応で、当初は軍事行動に消極的だった対抗馬の民主党候補、ブルース・ブレイリー下院議員(57)を、「煮え切らない」と切り捨て、「外交政策を理解している上院議員が必要だ」と訴えた。会場にいた元海軍大佐、トム・バッドさん(64)は「ジョニは母であり、生命を尊重し、農業をやり、(州上院議員として)均衡予算を作ってきた最適の人物だ」と話した。

 アーンスト氏は、富裕層増税や医療保険制度改革(オバマケア)などオバマ政権の政策を批判し、ブレイリー氏のオバマ氏への同調ぶりを絡めた。

 同州は民主、共和両党の支持が拮抗(きっこう)し、大統領選で勝敗が揺れ動く「スイング・ステート」だ。引退する民主党のベテラン、トム・ハーキン上院議員(74)も常に僅差で勝利してきた。新人同士の今回は、激戦に拍車がかかる。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、直近の世論調査の支持率平均値は、アーンスト氏が46.7%で、ブレイリー氏の45%とほぼ並ぶ。

 共和党は、人気の低下したオバマ大統領と候補者を結びつけて批判する選挙戦術を展開。一方、民主党は最低賃金引き上げなど中間層支援を打ち出すと同時に、人工妊娠中絶に反対する共和党候補の「極端さ」を批判し、若者や女性を引きつけようとする。

 「共和党候補は連邦政府による最低賃金をばかげたこと、と呼んだ。しかし、アイオワでフルタイムで働いても年1万5000ドル(約160万円)しか稼げない。貧困にあえいでいることこそ、ばかげたことだ」

 ブレイリー氏は24日、州都デモインの鉄鋼労働者が集まる集会で訴えた。大企業の海外移転を防いで雇用を守ることなど、製造業の重要性を強調したあいさつを終えると、ジュースやビールを手にチリドッグを食べる約60人の労働者に「あなたたちの味方です」と声をかけ、握手して回った。

 アイオワ州には両党の大物が次々と応援に入った。民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(67)やエリザベス・ウォーレン上院議員(65)、共和党はランド・ポール上院議員(51)やニュージャージー州のクリス・クリスティー知事(52)−−。大統領選の各党候補者選びで全米で最初に投票が行われる重要州だけに、応援には2年後の大統領選に向けた支援網構築の思惑もにじむ。

 ドレイク大のデニス・ゴールドフォード教授(政治学)は「アイオワは共和、民主、無党派がほぼ均等だ。過去2回の大統領選でオバマ氏に勝利をもたらした無党派は既に民主党から離れており、共和党に比べて投票率の低い民主党支持層が投票に行くかどうかが勝敗を決める」と語る。【米中西部アイオワ州デモインで西田進一郎】

2134チバQ:2014/10/30(木) 23:18:38
http://www.sankei.com/world/news/141028/wor1410280002-n1.html
2014.10.28 05:00
【米中間選挙 審判の現場・上】
焦点はオバマ大統領の指導力 「2年後」見据え応酬 激戦区・アイオワ州





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16日、アイオワ州スーシティーで開かれた討論会で論戦を展開する民主党のブレイリー(左端)、共和党のアーンスト(右端)両候補
 16日夜、中西部アイオワ州の西端スーシティーにあるモーニングサイド大学に上院選候補のブルース・ブレイリー(民主)、ジョニ・アーンスト(共和)両氏が顔をそろえた。

 ブレイリー氏は連邦下院議員から上院へのくら替えを狙う。女性のアーンスト氏は、イラク戦争で実戦経験がある退役軍人(陸軍)の州上院議員。最後の直接対決となった討論会は、激しい応酬となった。

 焦点となったのは、オバマ大統領の「指導力」だ。

 アーンスト氏「エボラ出血熱の感染拡大を阻止するために、一時的に(西アフリカへの)渡航禁止措置を取るべきだ。オバマ大統領の指導力は機能不全だ」

 ブレイリー氏「確かに、必要な措置は何であれ取る必要がある。だが、疾病対策センターの予算を削減したのは共和党ではないか」

 トウモロコシの大規模穀倉地帯「コーンベルト」の真ん中に位置するアイオワ州は、選挙のたびに有権者の投票動向が民主、共和両党に揺れ動く「スイング・ステート」だ。2004年の大統領選では、ブッシュ氏(共和党)を約4千票の僅差で勝たせた。08年と12年はオバマ氏に軍配を上げている。

 今回の上院選も、どちらに転ぶか五分五分の「トスアップ」(コイン投げ)と呼ばれる激戦となっている。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」は、予想される得票率をアーンスト氏47・5%、ブレイリー氏45%の僅差とはじく。

 有権者の政党支持率は共和党46%に対し、民主党45%。どちらに投票するか、決めあぐねている有権者も無党派層を中心に7・4%存在する(米紙USA TODAY)。討論に聞き入っていたケンドール・ゾエラーさんも、その一人だ。

 「大統領選では08年がオバマ氏に、12年はミット・ロムニー氏(共和党)に入れた。今度の中間選挙はトスアップ。理由はオバマ氏の指導力のなさです」

 こうした不満は共和党支持者はもとより、民主党支持者からも聞かれた。地元紙スーシティー・ジャーナルのブレット・ヘイワース記者は「多くの有権者が、『指導力の空白』を失敗だとみている」と指摘する。

 選挙戦も最終盤に入り、ブレイリー陣営はミシェル大統領夫人を応援に迎え入れた。ここでも不人気のオバマ氏を敬遠する空気がある。共和党からはニュージャージー州知事のクリス・クリスティ氏、ランド・ポール上院議員、マイク・ハッカビー前アーカンソー州知事ら次期大統領選の候補者と目される面々が、相次いでアイオワ入りした。

 アイオワ州では、大統領選の候補者を選ぶ党員集会が全米に先駆けて州都デモインを中心に開かれる。ここでの結果は、その後の候補者選びの流れに大きく影響するとされ、ヘイワース氏は「彼らがアイオワでの感触を探るために来ていることは明らかだ」と話す。

 民主党支持のルーシー・チャールストンさんは「私たちの動向を全米が注目しています。中間選挙も、ここでは大統領選の前哨戦です」と強調する。一方、共和党支持のデビー・クックさんは「民主党はヒラリー(クリントン前国務長官)が出るでしょう。共和党の候補者が誰であれ、中間選挙で勝てば、大統領選での党への『賭け金』がつり上がる」と意気込んだ。

 (アイオワ州スーシティー 青木伸行、写真も)

     ◇

 オバマ大統領の残り任期の成否を左右する11月4日の中間選挙の投票まで約1週間。上院で野党・共和党が過半数を奪還できるかどうかのカギを握る3つの激戦州をルポする。

2135チバQ:2014/10/30(木) 23:19:35
http://www.sankei.com/world/news/141029/wor1410290002-n1.html
2014.10.29 05:07
【米中間選挙 審判の現場・中】
“無所属”候補旋風に共和党ベテラン苦戦 カンザス州

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記者会見で無所属候補を攻撃するロバーツ上院議員(左)。ライアン下院予算委員長も応援にかけつけた=17日、カンザス州オーバーランドパーク
 「ワシントンの政治は崩壊している。民主党も共和党も政治的な駆け引きにしか関心がない」。15日にカンザス州の地元テレビ局で開かれた討論会に臨んだグレッグ・オーマン氏(45)は、明快な口調で政治の機能不全を訴えた。オーマン氏の売り物は、民主党にも共和党にも属さない無所属候補であることだ。

 論戦の相手は共和党の現職、パット・ロバーツ上院議員(78)。親子ほど年の離れたオーマン氏の発言を必死にメモに取り、司会者から何度も発言の制限時間オーバーを指摘される姿には、4期目を目指すベテランの余裕はない。

 カンザス州は伝統的に共和党が強い。大統領選では1968年以来、選挙人を獲得し続け、上院選では39年以降、全2議席を維持している。

 にもかかわらず、直近の一部世論調査ではロバーツ氏が支持率でオーマン氏を下回っている。オーマン氏は予算すらまともに決められない責任の半分はオバマ大統領や民主党にあるとしながらも、もう半分の責任は共和党にあるとの論法で支持を広げているのだ。

 「党派対立には飽き飽きしている。長く選挙に参加してきたが、オーマン氏のような候補者に投票できるのは初めてだ」。州内最大都市ウィチタでオーマン陣営のボランティアとして活動するロッド・ミランさん(65)は声を弾ませた。

 しかしロバーツ氏は、オーマン氏の無所属イメージは「虚像」だと主張する。

 討論会から2日後の17日、ロバーツ氏はカンザスシティー近郊での記者会見で、「私の対立候補は、実際は民主党員だ。オバマ氏を応援し、妊娠中絶を支持している」と言い切った。

 確かに、今年6月に出馬表明したオーマン氏には、「本当に無所属なのか?」という疑惑がつきまとう。民主党候補への献金を長らく続け、2008年には民主党から上院選出馬を目指した過去もあるからだ。

 この疑惑は9月、ロバーツ氏の対抗馬だった民主党候補が出馬を取りやめたことで急速に真実味を増した。それまでロバーツ氏はオーマン氏と民主党候補を支持率で引き離していたが、これを機に民主党支持者の票がオーマン氏に集約されたのだ。

 政治評論家のフレッド・バーンズ氏は「民主党のリード上院院内総務らがオーマン氏を後押しするために民主党候補の出馬をやめさせた」と言い切る。

 だが、実情はもっと複雑だ。

 ロバーツ氏は8月の共和党予備選で草の根保守運動「ティーパーティー(茶会)」系候補に予算削減への取り組みが不十分だと批判され、苦戦した。ところが本選では、穏健な保守層が妊娠中絶や銃規制に否定的なロバーツ氏に水面下で反旗を翻し、オーマン氏を支援しているのだという。

 ウォッシュバーン大学のマーク・ピーターソン教授は「穏健な保守層は共和党支持者の3分の1程度。これが民主党支持層と結びついてオーマン氏を後押ししている。投票率が上がればオーマン氏勝利の可能性も十分ある」と分析する。

 当のオーマン氏は、議員になった場合は民主、共和両党のうち多数派と組むとしつつ、メディアへの露出を極力控え、多くの争点で立場をあいまいにして両党支持者からの集票を図る。

 しかし、この戦略は逆に不信感も招いている。州都トピカ近郊のステーキハウスで働くアニータ・ナジーロさん(42)は、「78歳になるまでワシントンの政治に浸ってきたロバーツ氏には投票したくないけど、オーマン氏は信用できない」とまくしたてた。(カンザス州トピカ 小雲規生、写真も)

2136チバQ:2014/10/30(木) 23:21:49
http://www.sankei.com/world/news/141030/wor1410300027-n1.html
2014.10.30 12:00
【米中間選挙 審判の現場・下】
「チェンジ」が現職苦しめる ノースカロライナ州、投票率確保競争

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民主党のケイ・ヘイガン上院議員(加納宏幸撮影)
 2008年の米大統領選で、オバマ大統領は「チェンジ(変化)」というスローガンで勝利した。あれから6年。南部ノースカロライナ州の上院選では、野党・共和党新人、トム・ティリス州下院議長(54)が同じ言葉で「オバマ・チルドレン」の民主党現職、ケイ・ヘイガン上院議員(61)を苦しめていた。

 「上院の議案採決で、ヘイガン氏の投票のうち96%はオバマ氏の政策を支持するものだった。この国にはチェンジが必要だ」

 ティリス氏は22日、州西部のウィンゲート大学講堂で学生や住民に呼び掛けた。前夜のテレビ討論にヘイガン氏が欠席したことを紹介し、「彼女にとり最高のパフォーマンスだった」と冗談を飛ばすと、会場から笑いが起きた。

 NBCテレビとマリスト大学(ニューヨーク州)による最新の世論調査では、ティリス氏は約4ポイントあったヘイガン氏との支持率の差を約3週間で解消し、43%で並んだ。

 ヘイガン氏は08年にオバマ旋風に乗って初当選した一人だ。それだけに、接戦を制したいティリス氏は、今や人気が低迷する「オバマ銘柄」の烙印(らくいん)をヘイガン氏に押す戦術を徹底する。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」への政権の対応が後手に回った問題では、上院軍事委員会に属するヘイガン氏にも責任があると追及した。

 講堂でティリス氏の話を聞いていた、2児の母で英語教師のローラ・ピーダドさんは「ティリス氏には何かを変えることを期待する。ヘイガン氏はオバマ氏の政策を支持する以外に何もしていない」と語った。

 ノースカロライナの政治を長年観察してきた政治アナリストのジョン・デービス氏は、ティリス陣営の戦術を賢明だと指摘する。

 「民主、共和両党の支持層が41%ずつで均衡しているノースカロライナでは、投票率を上げた方が選挙戦を制する。不人気なオバマ氏に『反対票』を投じることを奨励するのは、最高の動機付けとなる」

 デービス氏が「ティリス氏優位」とみるもう一つの理由は、共和党州委員会が実施している「ブーツ・オン・ザ・グラウンド(地上部隊)」作戦だ。州全域に10以上の拠点を設け、運動員が直接有権者に投票を呼び掛ける。「共和党では今までになかった手法だ」(デービス氏)という。

 ヘイガン氏はテレビ討論に欠席した21日、州東部ウィルソン郡シムズの農場を訪れた。

 「農業の重要性を知っているから、民主党、共和党の考えに関係なく地元を第一に考えてきました」

 ヘイガン氏はティリス氏が地元の農業に冷淡だと非難。イスラム国などの争点化も「ティリス氏が語れる政策はそれだけ。(予算削減で)不評な公教育など、州の政策に触れたくないのでしょう」と受け流した。

 陣営は、ティリス氏が州議会で教育予算の削減を看過したと批判することで、民主党の有力な支持層である女性や若者、黒人など少数派の票の掘り起こしを狙う。25日にはクリントン前国務長官が応援に訪れた。

 「支持率40%のオバマ氏に近い候補と、不人気な州議会を体現する候補。お互いが相手の弱点を突く選挙戦になっている」

 ノースカロライナ州立大のスティーブン・グリーン教授(政治学)は言う。「州民の多くは教育問題を心配しており、共和党が州議会と関係のない候補を立てていれば先行できていた」とも指摘した。

 州外から約1億ドル(約108億円)が流れ込む「史上最も高価な上院選」(ワシントン・ポスト紙)。両陣営は選挙CMでも互いをののしり続けている。(ノースカロライナ州ウィンゲート 加納宏幸)

2137チバQ:2014/11/03(月) 16:20:12
http://www.afpbb.com/articles/-/3030463
アップルのクックCEO、同性愛を公表 「神の最高の贈り物の一つ」
2014年10月31日 08:28 発信地:ワシントンD.C./米国
【10月31日 AFP】米アップル(Apple)のティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)が30日、同性愛を公表した。クック氏はこれまでに同性愛を公表しているCEOの中では最も著名な人物となり、企業幹部の中の同性愛者について新たな注目が集まっている。

 クックCEOは米ビジネス誌ブルームバーグ・ビジネスウィーク(Bloomberg Businessweek)に寄稿した手記の中で、「はっきりさせておきたい。私は同性愛者であることを誇りに思っている。神が与えてくれた中でも最高の贈り物の一つだと考えている」と語った。

 米大手企業のCEOで同性愛を公表したのはクック氏が初めて。また、米ペンシルベニア大学(University of Pennsylvania)のビジネススクール、ウォートン・スクール(Wharton School)によると、米経済誌フォーチュン(Fortune)選出の世界トップ企業500のCEOの中で、同性愛を公表している人はいない。

 クックCEOは、自身の性的指向について社内で秘密にしていたことはないとした上で、平等についての公的な声明として同性愛を認めることは自身のプライバシーよりも重要だと表明。今回の公表は、マイノリティー(少数派)のために立ち上がるという個人的な闘いの一環であり、この価値観はアップルが企業として推進するものでもあると語っている。

「同性愛者であることは、マイノリティーの一員であることがどういう意味をもつのかについてのより深い理解と、他のマイノリティー集団の人々が日々直面する課題を垣間見る窓を私に与えてくれた」

「われわれは、自分たちの価値観を守るための闘いを続けていく。この素晴らしい企業のCEOとなる人なら誰でも、自身の人種、性別、性的指向にかかわらず、同じことをするだろう」

 業界に詳しいエンドポイント・テクノロジーズ・アソシエイツ(Endpoint Technologies Associates)のコンサルタントでアナリストのロジャー・ケイ(Roger Kay)氏は、クックCEOの同性愛は業界内では既に知られていたと指摘しつつも、「これにより、同性愛文化がより主流になると思われる。要職に就いている他の人々にカミングアウトを促すきっかけになるはず」と分析している。

 レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー(LGBT)など性的少数者のロビー団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン(Human Rights Campaign、HRC)」のチャド・グリフィン(Chad Griffin)代表は、「クック氏の発表により、数え切れないほどの命が救われるだろう」と称賛。「世界中の数百万人の人々が刺激を受けることになる。ティム・クック氏は、LGBTの若者が思いつく限りの大きな夢を持つことができる、医者や国会議員、そして世界一のブランドのCEOにだってなれる、ということを証明した」と述べた。(c)AFP/Rob Lever

2138チバQ:2014/11/03(月) 16:25:18
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0SP7ME20141031
UPDATE 2-米アップルCEOが同性愛を公表、「誇りに思っている」
2014年 10月 31日 13:18 JST
[30日 ロイター] - 米アップル のティム・クック最高経営責任者(CEO)が、ブルームバーグ・ビジネスウイーク誌への寄稿で、同性愛者であることを公表した。クック氏は「同性愛者であることを誇りに思っており、神が私に与えた素晴らしい贈り物の1つだと考えている」と述べた。

同氏は性的マイノリティーであるLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の支えになりたいと表明。「自分が何者なのか悩んでいる人の助けとなったり、孤独を感じている人を慰めたり、平等を求める刺激になったりするなら、同性愛者であると公表することは自分のプライバシーを犠牲にする価値がある」とし、「すべての人の平等のために、これからも声をあげていくつもりだ」としている。

また、「アップルで働く同僚の多くは、私が同性愛者であることを知っているが、そのことで異なる扱いを受けているとは感じていない」と述べた。同社の会長を務めるアート・レビンソン氏は、クック氏を「勇敢だ」とし、「取締役会と会社全体を代表して言うが、われわれはティムがアップルを率いていることをとても誇りに思っている」と述べた。

一方、ロシアやイラン、アフリカの一部などの保守的な市場では、クック氏の同性愛公表が同社のビジネスにどう影響するかは不透明だ。アップルは売上高の半分以上を海外から計上しており、中国は同社にとって2番目に大きな市場となっている。

同性愛者の権利保護団体「ディグニティーUSA」のマリアン・ダディバーク氏はロイターに対し、「米企業番付フォーチュン500掲載企業で同性愛者であることを公表した初のCEOとして、ティムはビジネス界の同性愛嫌悪を多少なりとも和らげることに貢献している」と語った。

株式時価総額で米国最大の企業のCEOが同性愛を公表したことは、時代がいかに変わったかを示している。2007年に英石油大手BPのジョン・ブラウンCEO(当時)は恋人に同性愛者であると暴露され、その後辞任した。ブラウン氏は30日、ロイターに電子メールで「公表を決断したことで、ティム・クックはロールモデルとなった。実業界で変化が加速することになるだろう」と述べた。

ツイッター上やシリコンバレーの著名経営者の間では、公表を支持する声が広がっている。米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、クック氏を「勇気あるリーダー」とたたえた。

IT業界は比較的、性的指向についてオープンだとされている。ホワイトハウス向けに将来の労働市場に関する報告書をまとめているデータサイエンティストのビビアン・ミン氏によると、米IT業界で働く人の約15%がゲイもしくはレズビアンだという。メディア業界もほぼ同程度で、そのほか医療では10%、金融では9%、政府機関では8%となっている。

*クック氏の寄稿文はこちらをご覧ください。

buswk.co/1DBoBfo

2139チバQ:2014/11/03(月) 16:34:34
http://www.sankei.com/world/news/141102/wor1411020028-n1.html
2014.11.2 22:54
【米中間選挙】
上下両院の「ねじれ」解消か 最大の争点は「オバマ大統領」 米政治の方向性左右

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 1日、米ミシガン州デトロイトで中間選挙の応援演説をするオバマ大統領(ロイター=共同)
 【ワシントン=青木伸行】米中間選挙が4日投開票される。2期目のオバマ大統領の残り2年間の任期と、政治の方向性を大きく左右する選挙の焦点は、下院(定数435)で多数派の野党・共和党が上院(定数100)でも過半数を奪還し、上下両院を制するかどうかだ。

 4年ごとの大統領選挙の「中間」の年に行われる中間選挙では、2年に1回の連邦議会選挙が行われ、上院(任期6年)の3分の1、下院(任期2年)の全議席が改選される。上院は今回、36議席を改選。全50州の州知事選(今回は36州)も含め、地方の首長選や議会選も実施される。

 米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が各種世論調査をまとめた2日現在の情勢によると、上院の改選後予想議席は、民主党が45議席、共和党が47議席をほぼ確保したとされ、共和党がやや優位だ。残り8州は激戦で、いずれが過半数を取るかは予断を許さない。

 上院の現有議席は民主党55(同党系無所属2を含む)、共和党45。共和党は6議席を増やせば過半数を制して多数派となる。

 激戦8州のうちルイジアナ、ジョージア両州では得票が過半数に達した候補がいなければ決選投票となるため、議席確定が12月以降にずれ込む可能性がある。
 同サイトによれば、下院は共和党が228議席(現有233)、民主党が181議席(同199)をほぼ確保したとされ、共和党が多数を維持する見通しだ。

 中間選挙は、大統領の任期(4年)のうち、2年目の半ば過ぎに行われるため、大統領と政権への中間的な評価、審判という意味をもつ。

 2009年の就任当時は67%あったオバマ氏の支持率は現在、42%まで落ち込んでいる。就任当初は民主党が上下両院の多数派を占める中、大型景気刺激策(09年2月)や医療保険制度改革法(10年3月成立)などを次々と実現した。

 だが、これらの政策に反発する保守派が巻き返し、10年の中間選挙で共和党が下院で多数を奪還すると、上下両院で多数党が異なる「ねじれ」が発生。移民制度改革など多くの法案や政策が停滞し、オバマ氏の人気を押し下げた。

 共和党が上院を制すれば、オバマ氏は一層苦しい状況に置かれる。2年後の大統領選もにらみ、党派対立がさらに激化するとみられる。

2140チバQ:2014/11/03(月) 16:35:50
http://www.sankei.com/world/news/141102/wor1411020014-n1.html
2014.11.2 15:49
【米中間選挙】
「これまで最もネガティブな戦い」、目立つ相手候補を中傷するTV広告





 ビッグデータの活用による有権者の細分化など、回を重ねるごとに進化を遂げる米国の選挙。しかし今回の中間選挙では、相手候補を中傷するテレビ広告がこれまで以上に目立ち、旧来型の戦術が健在であることもうかがわせた。サンフランシスコ大のケネス・ゴールドスタイン教授は、今回の中間選挙は中傷広告の率が極めて高く「これまでで最もネガティブな選挙戦かもしれない」と話す。

 中間選挙は大統領選と比べ投票率が低い。そのために民主党が頼ったのが中傷広告だった。中傷が政治離れを招くとの批判は常に上がる。しかし同教授は「中傷広告にさらされるほど有権者は投票に行く」という現実を指摘する。

 両党は2年後の大統領選も視野に入れ、ビッグデータの蓄積にも力を入れた。データを効率的な選挙運動につなげるノウハウは民主党が得意としてきたが、今回は共和党も多額の資金を投入し巻き返しを図った。(共同)

2142チバQ:2014/11/03(月) 17:00:30
http://mainichi.jp/select/news/20141102k0000m030097000c.html
米中間選挙:フロリダ州知事選 共和、中道寄りへ修正
毎日新聞 2014年11月01日 21時50分

 支持層として「保守」「白人」のイメージが強い共和党。だが、強硬な保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の退潮と、ヒスパニック系有権者の増加を受け、そこから脱却をせまられている。最も接戦と注目される南部フロリダ州の知事選から、軸足を中道寄りに戻そうとする共和党の戦略がうかびあがった。

 10月21日のテレビ討論会。「茶会のせいで、共和党があまりにも保守的になった」。前知事のチャーリー・クリスト氏(58)は「古巣」を批判した。2006年知事選は共和党候補として当選したが、10年は上院選で茶会派候補に負けた。今回はくら替えした民主党からの出馬だ。

 クリスト氏を「政治的ご都合主義」と非難した共和党現職のリック・スコット氏(61)は、10年知事選で茶会の支持を受けた。だが当選後には、低所得者向け医療扶助(メディケイド)の対象拡大など、茶会が求める「小さな政府」とは異なる方針を打ち出した。

 10年中間選挙で共和党議員の大量当選の原動力となった茶会。米調査会社ピュー・リサーチ・センターによると、茶会を「好ましくない」と思う国民は、10年3月の25%から今年10月には49%へと倍増。予算審議などで茶会系議員がみせた非妥協的態度が反発を招いたとみられる。再選を狙うスコット氏の「茶会離れ」は、有権者感情を配慮したものだ。 茶会自体も勢いを失った。州内最大組織「南フロリダティーパーティー」代表、エベレット・ウィルキンソン氏(36)によると、12年大統領選でオバマ大統領の再選を阻止できず、「欲求不満がたまったり、失望したりしたメンバーがいる」。最盛時、州内に大小約100組織があったが、今はその7割程度という。

 テレビ討論会の翌日。スコット氏はマイアミ近郊のヒスパニック系経営者の店舗を中心に遊説。キューバ系の副知事候補を引き連れて、雇用創出などの実績を強調した。陣営幹部のハイメ・フロレス氏(58)は「ヒスパニック系を対象に、共和党がこれほど熱心に選挙運動をしたのは初めて。この4年でより開かれた党に変わった」と胸を張る。

 マイアミを中心に州人口の24%を占めるまでになったヒスパニック系。かつては、対キューバ強硬策を望む亡命キューバ人を中心に、共和支持層が多かったが、若い世代が増えた今は民主支持が多数派だ。スコット陣営の熱心な選挙運動は、「共和党離れ」に対する危機感の表れだ。

 フロリダ州は、大統領選のたびに民主、共和両党の勢力が拮抗(きっこう)する「スイング・ステート(揺れる州)」。人口が全米3位の大票田でもある。オバマ大統領は08、12年の選挙で、州内のヒスパニック系の7割の支持を獲得し、勝利に結びつけた。

 この日の遊説の応援弁士は、ジュリアーニ元ニューヨーク市長(70)。08年大統領選で共和党予備選に出馬した穏健派は「(全米で増加する)ヒスパニック系の支持は重要。特にフロリダではそうだ」と指摘し、16年の大統領選に向け、地固めする必要性を訴えた。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の世論調査の支持率平均値はクリスト氏43・7%、スコット氏42.7%。超激戦が続いている。【フロリダ州マイアミで草野和彦】

2143チバQ:2014/11/03(月) 17:04:01
http://mainichi.jp/select/news/20141031k0000e030241000c.html
エボラ出血熱:隔離めぐり米で論争…帰国の看護師vs州
毎日新聞 2014年10月31日 12時11分(最終更新 10月31日 12時48分)
 【ワシントン及川正也】西アフリカでエボラ出血熱の治療に携わって帰国した米メーン州の女性看護師、ケーシー・ヒコックスさん(33)への対応を巡り、自宅での「隔離」を要請する州当局と、これを拒否するヒコックスさんの対立が高まっている。30日にはヒコックスさんが自転車で外出を強行し、警察が追尾する事態も発生。州は法的な強制措置も辞さない構えだが「強制隔離」は憲法論争にも発展するなど波紋が広がっている。

 ◇人権か、公共の福祉か

 「絶好のサイクリング日和」。米テレビは、恋人の男性と自転車で外出したヒコックスさんを追いかけ、州警察の車両が追尾する映像を放映した。ただ、警察はヒコックスさんの外出を止めなかった。メーン州当局はヒコックスさんの弁護士と交渉したが決裂。ルページ知事は「あらゆる権限を行使する」との声明を出した。

 ヒコックスさんはエボラ熱流行国のシエラレオネから24日に帰国し、ニュージャージー州の病院に隔離され、その後、陰性と判明しメーン州の自宅に戻った。ヒコックスさんは、米疾病対策センター(CDC)が発表した指針に基づき体温測定など体調を自己管理し衛生当局にも連絡していると指摘。感染の兆候もなく隔離は必要ないとしている。

 指針は感染危険度を4段階に分類。エボラ熱の兆候がある場合はいずれもすぐに隔離される。防護用品を着用せずに治療した場合などは危険度が最高の「高リスク」とされ、兆候がない場合でも公共交通機関の利用などが制限される。ヒコックスさんは危険な状態での治療はしていないという。

 ノースウエスタン大のユージーン・コントロビッチ教授は「破壊的な感染症のリスクにさらされた場合は(兆候がなくても)隔離は正当化される」と公共の福祉を優先する。だが、米自由人権協会(ACLU)は「個人の権利が侵害されていいのは公衆衛生への脅威が深刻になった場合に限る」と反論するなど見解は分かれている。

2144チバQ:2014/11/03(月) 17:05:39
http://mainichi.jp/select/news/20141101k0000m030111000c.html
米中間選挙:「過半数」高い壁 ルイジアナ上院選
毎日新聞 2014年10月31日 22時44分(最終更新 11月01日 01時02分)
 米南部ルイジアナ州の上院選で4選を目指す民主現職マリー・ランドリュー氏(58)は、支持率40%前後を得て首位を走りながら、議席確保が危ぶまれている。同州は各党から複数候補が出馬できる特殊な選挙制度を持ち、過半数を獲得した候補がいなければ決選投票となる。その場合、共和党に競り負けるとの分析もあるからだ。全米の上院選が拮抗(きっこう)した場合、4日に過半数を占める政党が決まらない可能性がある。

 「(2005年8月の)ハリケーン・カトリーナなど、数々の災害からの復興に尽力してきた。私が復興予算可決に努力している時、相手は反対票を投じた」。州内第2の都市バトンルージュで10月20日、ランドリュー氏は、共和党候補のビル・カシディ氏(57)を「復興の妨害勢力」と厳しく批判した。4日に過半数を獲得できなければ、12月6日の決選投票で、別の候補を支持していた共和党非主流派のティーパーティー(茶会派)がカシディ氏支持にまわる。

 ランドリュー氏のピンチを救うため、クリントン元大統領も応援に駆け付け、「10年以上、彼女の献身ぶりを見てきた」と実績を強調。会場の支持者500人のうち約100人はバスで動員された黒人高齢者で、黒人層へのアピールを図った。

 1996年、02年の2回は決選投票で競り勝ったランドリュー氏だが、前回08年は「ハリケーン救世主」の期待感とオバマ大統領初当選の勢いで黒人票を得て一発当選。しかし今回はハリケーン特需の効果が薄れ、オバマ氏の不人気という二重苦に直面する。会場にいたランシー・ボイドスニーさん(74)は「バラバラになった支持基盤が前回ほどまとめきれない。一発で勝たなければ厳しい」と危機感を募らせた。

 米国勢調査によると、高潮などで壊滅的な被害を出したカトリーナの影響から、05、06年で23万人以上が州外に避難し、半数以上はいまも戻らない。防波堤建設事業費を含め15億ドル(1670億円)以上の復興予算は可決されたが、計画は遅れ気味だ。

 茶会が支持する別の共和党候補のロブ・マネス氏(52)は10月21日、州南部ラファイエットの公園で「共和党候補も金で政治を動かす亡者だ。ワシントン政治家2人を打ちのめす準備はできてるかい」と気勢を上げた。

 決選投票でマネス氏支持者がカシディ氏に投票するのか。陣営幹部は言葉を濁すが、集会にいたロナルド・レブランクさん(72)は「気に入らなくても、民主よりマシな共和党に入れる」と語った。

 ルイジアナと似た選挙制度の南部ジョージア州の上院選でも3候補が競り合い、1月6日の決戦にもつれ込みそうだ。上院を制する政党が決まるのは年明けに持ち越される可能性も出てきた。【ルイジアナ州ラファイエットで堀山明子】

2145チバQ:2014/11/03(月) 17:09:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141103-00000039-san-n_ame
米中間選挙 共和党、上院でやや優位 追い詰められるオバマ氏
産経新聞 11月3日(月)7時55分配信

米中間選挙 共和党、上院でやや優位 追い詰められるオバマ氏
中間選挙の現有勢力と改選議席(写真:産経新聞)
 【ワシントン=青木伸行】米中間選挙が4日投開票される。2期目のオバマ大統領の残り2年間の任期と、政治の方向性を大きく左右する選挙の焦点は、下院(定数435)で多数派の野党・共和党が上院(定数100)でも過半数を奪還し、上下両院を制するかどうかだ。

 4年ごとの大統領選挙の「中間」の年に行われる中間選挙では、2年に1回の連邦議会選挙が行われ、上院(任期6年)の3分の1、下院(任期2年)の全議席が改選される。上院は今回、36議席を改選。全50州の州知事選(今回は36州)も含め、地方の首長選や議会選も実施される。

 米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が各種世論調査をまとめた2日現在の情勢によると、上院の改選後予想議席は、民主党が45議席、共和党が47議席をほぼ確保したとされ、共和党がやや優位だ。残り8州は激戦で、いずれが過半数を取るかは予断を許さない。

 上院の現有議席は民主党55(同党系無所属2を含む)、共和党45。共和党は6議席を増やせば過半数を制して多数派となる。

 激戦8州のうちルイジアナ、ジョージア両州では得票が過半数に達した候補がいなければ決選投票となるため、議席確定が12月以降にずれ込む可能性がある。

 同サイトによれば、下院は共和党が228議席(現有233)、民主党が181議席(同199)をほぼ確保したとされ、共和党が多数を維持する見通しだ。

 中間選挙は、大統領の任期(4年)のうち、2年目の半ば過ぎに行われるため、大統領と政権への中間的な評価、審判という意味をもつ。

 2009年の就任当時は67%あったオバマ氏の支持率は現在、42%まで落ち込んでいる。就任当初は民主党が上下両院の多数派を占める中、大型景気刺激策(09年2月)や医療保険制度改革法(10年3月成立)などを次々と実現した。

 だが、これらの政策に反発する保守派が巻き返し、10年の中間選挙で共和党が下院で多数を奪還すると、上下両院で多数党が異なる「ねじれ」が発生。移民制度改革など多くの法案や政策が停滞し、オバマ氏の人気を押し下げた。

 共和党が上院を制すれば、オバマ氏は一層苦しい状況に置かれる。2年後の大統領選もにらみ、党派対立がさらに激化するとみられる。

2146チバQ:2014/11/04(火) 22:05:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014110400535
焦点の上院、異例の大接戦=米中間選挙投票始まる


 【ワシントン時事】オバマ米大統領の残り2年間の政権運営を大きく左右する米中間選挙の投票が4日午前、東部諸州を皮切りに全米各地で始まった。下院は野党・共和党が政権批判を追い風に過半数の議席をさらに伸ばす勢いで、上院で与党・民主党が多数党の座を死守できるかどうかが最大の焦点だ。即日開票されるが、上院は異例の大接戦となっており、大勢判明が大きくずれ込む可能性もある。
 今回の中間選挙は際立った政策上の争点がなく、共和党は大統領の指導力を問う選挙と位置付け、エボラ出血熱や過激組織「イスラム国」への対応をめぐって政権批判を展開してきた。共和党が8年ぶりに上下両院を制する結果になれば、大統領の政権運営は一層厳しさを増しそうだ。(2014/11/04-20:10)

2147チバQ:2014/11/04(火) 22:07:24
http://www.sankei.com/world/news/141104/wor1411040024-n1.html
2014.11.4 17:00
【米中間選】
政治資金、過去最高に 4千億円、広告過熱





 米中間選挙に民主、共和両党の候補や政治団体などがつぎ込んだ資金の推計は約36億7千万ドル(約4163億円)に上り、中間選挙としては過去最高額になる見通しだ。テレビ広告の過熱が一因で「カネのかかる選挙」が止まらない。

 政治資金監視団体センター・フォー・レスポンシブ・ポリティクスが公表した。中間選挙で過去最高だったのは2010年の約36億3千万ドル。候補者の支出は減少傾向にある一方、別動隊ともいえる外部の政治団体などの支出が増えたという。背景には、無制限に献金を集めて特定の政党や候補者を支援する「特別政治活動委員会(スーパーPAC)」の存在がある。テレビ広告の資金源となり、相手候補へのネガティブキャンペーン(中傷攻撃)を繰り返す構図が激戦州で目立った。

 ウェズリアン大(東部コネティカット州)によると、州知事選と上下両院の議員選のテレビ広告は昨年1月から今年10月9日までに約180万回放送され、費用は総額9億1800万ドル(約1042億円)に達した。(共同)

2148チバQ:2014/11/04(火) 22:07:54
http://www.sankei.com/world/news/141104/wor1411040021-n1.html
2014.11.4 14:47

テロで崩壊、貿易センター跡地にビル開業 NY市民、感慨ひとしお

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ニューヨークにオープンした「1WTC」の玄関=3日(ロイター=共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】2001年の米中枢同時テロで崩壊した世界貿易センター跡地に建つ「WTC1号棟」(高さ約541メートル)が開業し、最初のテナントである出版大手コンデナストが3日入居した。

 同ビルは104階建てで総工費約39億ドル(約4440億円)。テロの教訓から強固な構造が特徴で、「米国で最も安全な建物」(ビル管理者)ともいわれる。06年に開業する予定だったが、景気悪化などで完成がずれ込んでいた。

 米メディアによれば、「ニューヨーカー」や「バニティ・フェア」などの雑誌発行で知られる同社はビル中層の20〜44階部分を利用。この日、“第一陣”として社員約200人が入り、残り約3200人も順次続く。投資会社やスタジアム運営会社なども近く、入居する予定だ。

 コンデナスト関連社員としてWTC1号棟で新たに勤務することになったマリアンヌ・ケイシーさんは、同時テロの際、貿易センターで勤務中だったものの、消防士だった親族に助け出された経験を持つ。「(ビル開業は)米国にとって偉大なことだ。私はここで働くことを誇りに思う」とロイター通信に語った。

2149チバQ:2014/11/04(火) 22:13:09
http://www.sankei.com/world/news/141103/wor1411030042-n1.html
2014.11.3 20:28
【米中間選挙】
4日投開票 米メディア、共和党の上院過半数を予測 「接戦8州」最後の攻防

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 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領の残り2年間の任期を大きく左右する米中間選挙は4日投開票される。米主要メディアは2日、共和党が下院(定数435)に加え、上院(同100)でも過半数を獲得すると予測した。ただ、接戦州では1、2位の候補者の支持率の差が5ポイント未満しかないとみられており、候補者や陣営は選挙戦最後の週末、必死に投票を呼び掛けていた。

 上院の焦点は、米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が激戦を予想している「接戦8州」=表=に絞られてきた。共和党が現有45議席に6議席を上積みすれば過半数の51議席を確保できる。すでに2議席増が有力視されており、接戦8州のうち4議席の確保で過半数に達する見通しだ。

 2日付の米紙ワシントン・ポストはこの8州のうち6州で共和党が優位にあると予測し、同党の過半数51を上回る53議席をうかがう勢いだと報じた。

 米紙ニューヨーク・タイムズも2日、共和党だけでなく民主党陣営も選挙戦が共和党に傾いているとみていると報じた。

 共和党はイラク戦争の長期化によってブッシュ前政権に厳しい審判が下った2006年の中間選挙で上院の多数を失っており、今回過半数を獲得すれば8年ぶりの上院奪還となる。

 オバマ氏は最後の日曜日となった2日、コネチカット、ペンシルベニア両州で州知事選の候補を応援した。ただ、接戦を繰り広げる上院選の民主党候補は、支持率が40%程度に低迷しているオバマ氏と距離を置いている。両州では上院選は行われない。

 選挙を取り仕切る民主、共和両党の全国委員長は2日、ABCテレビの番組に出演。民主党のシュルツ氏は有権者の動員に成功したことを挙げ、「民主党は上院(の過半数)を維持する」と述べた。共和党のプリーバス氏は同党も期日前投票の呼び掛けを重視してきたとし、「動員では勝っている」と反論した。

 下院は、各種世論調査では共和党の過半数維持がほぼ確実視されている。

2150チバQ:2014/11/04(火) 22:21:20
http://mainichi.jp/select/news/20141104k0000e030171000c.html
米中間選挙:下院、いびつな線引き…共和の過半数確実
毎日新聞 2014年11月04日 11時34分(最終更新 11月04日 12時35分)

 【ワシントン西田進一郎】4日投開票される米中間選挙で、上院選挙(定数100、改選36議席)では民主、共和のどちらの党が過半数を制するかが焦点になる一方、すべての議席が改選される下院選挙(定数435)では共和党の過半数維持が早くから確実視されてきた。いびつな選挙区の線引きなどで特定政党の候補者が早くから当選圏に入る「無風区」が多いのが一つの要因だ。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、2日時点で共和党が固めた議席は204。「優勢」や「有利」を含めると228となり、過半数を超えた。一方、民主党も181議席が当選圏内に入っており、激戦区はわずか26議席しかない。

 原因の一つは、特定政党に有利な選挙区の線引き「ゲリマンダー」の存在だ。米国では、10年ごとの国勢調査に基づき、区割り見直しが州知事・議会の主導で行われる。共和党は2010年中間選挙で大勝し、現在の線引きを主導した。民主党支持者の多い地域をまとめ、それ以外の地域で共和党が多く議席を獲得できるようにしたとみられるいびつな線引きが行われた。

 南部ノースカロライナ州は12年の下院選(13選挙区)で、民主党候補の総得票数は共和党候補を上回った。しかし、一部の民主党候補に票が集中したため、獲得議席は共和党が9議席と圧勝し、民主党は4議席にとどまった。この結果について「ゲリマンダーの象徴だ」と批判された。

 選挙分析機関「クック・ポリティカル・リポート」によると、無風区増加の流れは過去15年で強まり、両党の支持割合に大きな開きがない下院の選挙区は、1998年には164あったが、今回の中間選挙では90にまで減少しているという。

 分析したワッサーマン氏は、米国内で政治的に考えの近い人たちと暮らすために引っ越す動きが続いているとし、「有権者のこうした選択とゲリマンダーが組み合わさり接戦区が減少してきた」と説明した。

 選挙区によって住民の党派の色分けがはっきりしたことについては「政治的な国民分断」とも指摘されている。

 ◇ゲリマンダー◇

 自党に有利になるように選挙区の区割りを改変すること。19世紀に米マサチューセッツ州知事ゲリーが選挙区の区割りを変えたところ、ギリシャ神話の火竜「サラマンダー」に似た不自然な形の区になったことから生まれた造語。

2151チバQ:2014/11/04(火) 22:21:55
http://mainichi.jp/select/news/20141105k0000m030073000c.html
米国:民主党にも共和党にも向かい風中間選挙
毎日新聞 2014年11月04日 20時16分

 【ワシントン西田進一郎】オバマ政権に対する国民の評価が示される中間選挙の投票が4日朝(日本時間同日夜)、始まった。オバマ氏の支持率は40%前後と就任以来最低の水準で低迷し、与党・民主党は苦戦を強いられている。ただ、攻める野党・共和党も盤石ではない。連邦議会への支持率は直近でわずか14%で、与野党への政治不信が投票率を低下させ、選挙結果に微妙に影響を与える可能性もある。


 「やらなければならないことは明日投票に行き、知り合いをみな連れて行くことだ。もし我々が(投票に行かず)家にいれば、相手(共和党)に決定権を与えてしまうことになる」

 ミシェル・オバマ大統領夫人は投票を翌日に控えた3日、東部メリーランド州で演説し、投票率低下への危機感をあらわにした。共和党が白人の中高年層を中心に固い基礎票を持つのに対し、民主党は若者や女性、黒人やヒスパニック系などから強い支持を受けてきた。こうした支持層は、中間選では投票に行かない傾向が強い。これまでの選挙同様、投票率が落ち込めば民主党がより大きな打撃を受ける。

 米紙ワシントン・ポストなどが10月末に発表した世論調査では、中間選に注目しているという回答は「非常に」と「やや」を合わせて68%だった。これは2006年中間選前の80%、10年中間選前の76%を大きく下回る。調査機関「米有権者研究センター」は、各党の候補者を決める予備選での投票率が今回、過去最低だったことから、本選の投票率も大きく落ち込むのではないかと予測している。

 今回は06年中間選のイラク戦争、10年中間選の医療保険制度改革(オバマケア)といった世論の関心を一点に集める争点がない。関心は経済やオバマケア、イスラム過激派組織「イスラム国」への対処などに分散。オバマ大統領の信任投票の色合いが濃くなり、盛り上がりを欠いている。10年は保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」がうねりとなって共和党が大勝したが、今回はどちらにも強い「追い風」は吹いていない。

 もともと中間選は大統領選のように関心は高まらず、投票率が低い。ピュー・リサーチ・センターによると、第二次世界大戦以降、大統領選は50、60%台がほとんどで、12年は54%。これに対し、中間選の投票率は30、40%台で推移し、前回の10年は37%で、08年大統領選より約20ポイント低かった。

2152旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/11/05(水) 19:45:53
51対49で民主がコントロールすると思ったんだけど。思ったより逆風強し。

米議会上下両院 共和党の多数派決まる
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141105/t10015967231000.html
アメリカ議会の中間選挙は、野党・共和党が下院に加えて上院でも8年ぶりに多数派になることが決まりました。
与党・民主党は議席を大きく減らして敗北し、オバマ大統領の政権運営は一段と厳しさを増す見通しです。

上院100議席のうち36議席と下院の435議席すべてが改選されるアメリカ議会の中間選挙は、一部の州で開票作業が続いています。
アメリカABCテレビによりますと、これまでに上院で、与党・民主党の候補者11人と野党・共和党の候補者22人の当選が確実になりました。
この結果、改選されない議席も合わせて民主党は45議席、これに対して共和党が52議席を確保して多数派を奪還することになりました。
共和党は接戦が見込まれた州のうち、南部のケンタッキー州、アーカンソー州、ジョージア州、ノースカロライナ州や中西部のカンザス州と、アイオワ州、さらに西部コロラド州を相次いで制しました。一方、下院では、民主党の候補者180人と共和党の候補者242人の当選が確実になり、共和党は過半数に必要な218議席を上回ったうえ現有の233議席も超えて多数派を維持しました。
共和党が上下両院で多数派となるのは8年ぶりで、民主党は議席を大きく減らして敗北しました。
選挙戦で共和党は、イスラム過激派組織「イスラム国」やエボラ出血熱への対応などを巡ってオバマ大統領の指導力を強く批判しました。
これに対し、オバマ大統領は雇用情勢の改善など経済運営の成果を強調し、民主党への支持を訴えましたが、過去最低の水準に低迷した支持率の回復にはつながらず、厳しい結果となりました。
今後、オバマ大統領の政権運営は一段と厳しくなり、任期を2年残して、政策実行力が弱まるいわゆる「レームダック化」が進むことは避けられない見通しです。

2153旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/11/05(水) 19:53:09
カーター元大統領の孫敗れる=米知事選
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2014110500451
 【ワシントン時事】米CNNテレビなどが4日伝えたところによると、中間選挙のジョージア州知事選に民主党から出馬したカーター元大統領の孫のジェイソン・カーター氏が、共和党の現職ネイサン・ディール氏に敗れた。
 カーター氏は教育関連予算を削減したなどとディール氏を批判。ディール氏の経済政策もやり玉に挙げたが、及ばなかった。(2014/11/05-13:25)

共和知事、現有上回る=次期米大統領選に有利か−中間選挙
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2014110500551
 【ワシントン時事】全米50州のうち36州が改選となった中間選挙の州知事選では、共和党が躍進し、米主要メディアによると、5日午前2時(日本時間同日午後4時)現在、24州で当選を確実にした。共和党は非改選7州と合わせ、現有の29州を上回る31州を手中にした。
 州知事は、州ごとに選挙人を総取りする大統領選で大きな政治力を発揮するとされる。共和党の勝利は、2016年の大統領選の動向に影響を与えそうだ。
 知事選は、民主党が現職の改選州の多い共和党に攻勢をかける展開になったが、共和党は現有州の多くを手堅く確保した。ジョージア州知事の座を狙い民主党から出馬したカーター元大統領の孫のジェイソン・カーター氏は、共和党現職に敗北。フロリダ州でも、共和党現職のスコット氏が、同党から民主党にくら替えした前職のクリスト氏を小差でかわした。
 共和党の次期大統領候補に取り沙汰されるウィスコンシン州の現職ウォーカー氏は、自転車メーカー創業者一族の民主党の女性候補に勝利。共和党はさらに、伝統的に民主党の地盤であるメリーランド州やオバマ大統領のお膝元イリノイ州を奪取した。
 民主党は、ハワイ州で日系のイゲ氏が当選。ペンシルベニア州でも共和党現職を破ったが、獲得州は8州にとどまっている。(2014/11/05-16:22)

米首都住民投票でマリフアナ支持=連邦議会が否決も
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2014110500668
 【ワシントン時事】米首都ワシントン(コロンビア特別区)では4日、中間選挙に合わせて嗜好(しこう)目的のマリフアナ(乾燥大麻)使用の合法化を問う住民投票が行われ、賛成票が過半数に達した。米国では既にコロラド、ワシントン両州で使用・販売が認められており、オバマ大統領もこれを容認する姿勢を示していた。
 ただ、特別区の住民投票の結果は連邦議会が覆すことができるため、最終的な行方は不透明だ。(2014/11/05-16:23)

共和初の黒人女性議員=米中間選挙
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2014110500725
 【ワシントン時事】4日投票の米中間選挙の下院議員選で、ユタ州4区から出馬していた前サラトガスプリングズ市長で黒人女性のミア・ラブ氏(共和)が当選を確実にした。米主要メディアが5日伝えた。ラブ氏は黒人女性初の共和党の連邦議会議員になる。
 ラブ氏はハイチ系で、ニューヨーク市生まれ。サラトガスプリングズ市議会議員、同市長を歴任した。2012年の下院選にも、規制緩和や政府の役割縮小といった保守的な公約を掲げて出馬したが、敗退していた。(2014/11/05-17:25)

2154チバQ:2014/11/05(水) 21:05:35
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050030-n1.html
2014.11.5 20:03
【米中間選挙】
ハワイ州知事に日系3世イゲ氏、祖父母は沖縄県出身





 米中間選挙のハワイ州知事選で、民主党候補で日系3世のデービッド・イゲ州上院議員(57)が4日、共和党候補のジェームズ・アイオナ元副知事(59)らを破り勝利した。米主要メディアが報じた。ハワイ州で日系人が知事に就任するのは、1974年から3期務めたジョージ・アリヨシ氏以来2人目。イゲ氏は、知名度はそれほど高くなかったものの、日系人コミュニティーの支持や好感度の高さで選挙戦を制した。12月1日に就任する。

 現地メディアによると、イゲ氏の父方の祖父母は沖縄県出身。父親は第2次大戦中、日系人で組織された陸軍の第442連隊に所属。米国への忠誠心を示し勇敢に戦ったとして勲章を受章した。

 ハワイ州の選管当局によると、イゲ氏の得票率は約49%、アイオナ氏は約36・5%(開票率不明)。(共同)

2155チバQ:2014/11/05(水) 21:06:03
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050031-n1.html
2014.11.5 20:07
【米中間選挙】
慰安婦問題で連携の知韓派議員が善戦 韓国メディア報道 





 韓国メディアは5日、米中間選挙で野党共和党が上下両院を支配したことで「オバマ大統領はレームダック(死に体)化が避けられない」(YTNテレビ)と報じた。一方、聯合ニュースは、朝鮮半島政策で米国は「超党派的なアプローチ」を取ってきたとし、「大枠での政策変化はないだろう」との見通しを伝えた。

 SBSテレビ(電子版)は、与党民主党の敗北は「既に十分予見されていた」と指摘。オバマ氏の支持率が過去最低水準に低迷していることが「最大の敗因だ」と報じた。

 聯合ニュースは、知韓派議員らでつくる超党派の「コリア・コーカス」所属議員が善戦したと報道。旧日本軍の慰安婦問題で在米韓国人らと連携するマイク・ホンダ下院議員がややリードしていることも伝えた。(共同)

2156チバQ:2014/11/05(水) 21:20:06
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050023-n1.html
2014.11.5 14:33
【米中間選挙】
オバマ民主惨敗、共和党が上下院ともに過半数 カーター孫は落選

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4日、米中間選挙で共和党候補の勝利を喜ぶ支持者ら=米ニューヨーク(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米政権の今後2年間の行方を決める米中間選挙は4日投開票され、米CNNテレビは野党共和党が、焦点の上院(100議席)で過半数の51議席を固めたと報じた。共和党は下院(定数435)でも過半数を確保しており、上下両院で主導権を獲得した。

 共和党は、ブッシュ共和党政権が大敗した2006年中間選挙以来、8年ぶりの過半数となった。これに対し、民主党は44議席にとどまっており、現有55議席(無所属2を含む)を減らすことが確定した。

 共和党の過半数の帰趨を占うアラスカ、コロラド、アイオワ、カンザス、ニューハンプシャー、ノースカロライナ、ルイジアナ、ジョージアの「接戦8州」。CNNはコロラド、ジョージア、カンザス、ノースカロライナで共和党、ニューハンプシャーで民主党がそれぞれ当選を確実にしたと報じた。

 ケンタッキー州では共和党のマコネル上院院内総務が再選を確実にした。共和党はコロラドを含む5州で民主党から議席を奪うことを確実にし、ケンタッキーのほかサウスカロライナなど12州で議席を守った。

 下院では共和党が189議席、民主党が109議席をそれぞれ固めた。

 全米50州のうち36州で実施された州知事選では、CNNがオハイオ、サウスカロライナなど11州で共和党候補の当選が確実になったと伝えた。民主党はペンシルベニアで共和党現職を破るなど3州を固めた。ジョージアではジミー・カーター元米大統領の孫で同州上院議員のジェイソン・カーター氏が民主党から出馬したが落選確実となった。

 共和党は選挙戦で支持率が低迷しているオバマ氏と民主党候補の近さを強調。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」やエボラ出血熱への対応でオバマ氏の資質を追及した。こうした選挙運動が投票行動に影響したとみられる。

2157チバQ:2014/11/05(水) 21:22:04
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050027-n1.html
2014.11.5 17:53
【米中間選挙】
「悪役」いとわぬ交渉屋 共和党上院率いるマコネル氏






4日、米中間選挙上院選の激戦州ケンタッキー州で勝利し、支持者に手を振るマコネル氏(左)と妻のイレーン・チャオ氏(AP)
 米上院の多数派となる共和党のトップが、議員歴30年のミッチ・マコネル院内総務(72)=ケンタッキー州選出=だ。上院の顔として、共和党のベイナー下院議長とともにオバマ政権と対峙することになる。

 上院共和党を率いる院内総務となって約8年。舞台裏の交渉能力には定評がある。自ら“悪役”を演じることをいとわないというのが周囲の評。大統領への野心を見せたことがなく、上院議員としての仕事に満足しているという。

 これまでオバマ大統領や上院民主党と激しく対立する場面もあったが、土壇場では超党派の合意形成に尽力し、逆に党内保守派の怒りを買った。党内をまとめて共和党の存在感を高められるかが課題となる。

 妻はブッシュ前政権で労働長官を務めた台湾系のイレーン・チャオ氏。「選挙陣営で最も貴重な戦力だった」と妻の献身をたたえた。(共同)

2158チバQ:2014/11/05(水) 21:22:35
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050029-n1.html
2014.11.5 18:09
【米中間選挙】
「決められない政治」とレームダック化に拍車 漂流と混迷深める米政権

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4日、米ホワイトハウスで行われた会議に参加するオバマ大統領(AP)
 米国はどこへいくのか−。中間選挙は、その方向性を示すものとして注目された。結論から言えば、オバマ大統領の米国は漂流と混迷の度を深め、「内憂外患」の政治環境は厳しさを増すだろう。

 「チェンジ」を掲げ、国民の希望と期待を背に就任したオバマ氏の約6年間は、「決められない政治」への転落の軌跡であった。

 その最大の要因は、オバマ氏の指導力の欠如であり、米国社会の分裂という基本構造を背景にした、2大政党による対立の先鋭化だった。オバマ氏は国民の「内向き」志向と歩調を合わせ、外交・安保政策の“足かせ”ともなってきた。

 そうした指導力の欠如と「決められない政治」に、中間選挙で国民が「ノー」を突きつけたといえる。

 「決められない政治」を、議会における闘争の力学という観点だけからいえば、オバマ氏のリベラルな政策に対する反動として、10年の中間選挙で共和党が下院の過半数を奪還し、議会に「ねじれ」が生じたことは見逃せない。

 そして今回、共和党が上下両院で主導権を握り、「ねじれ」が解消されたことで、政権と議会が真正面から対峙(たいじ)する構造へと変容した。

 オバマ氏の残り任期の約2年間は、膠着(こうちゃく)状態が続くだろう。オバマ氏の不人気が分裂を増幅させながら、「決められない政治」と政権のレームダック(死に体)化に、拍車がかかることは間違いない。政治に対する国民の不満も、高まっていくことが予想される。

 ただ、負の側面ばかりではない。共和党の外交・安保政策などが反映されれば、「強い米国」という方向性を後押しすることもあり得る。

 危惧(きぐ)されるのは、国内の膠着状況が、対外的にも“停滞”をもたらすことだ。不確実性を増すアジアや中東をはじめとする国際情勢は、力の「空白」を許容しうる状況にはない。

 今のところ、オバマ氏の「遺産」となりそうなのは、堅調に推移する経済しかない。世界経済は成長を続ける米国と、減速傾向にあるユーロ圏などとの「二極化」がみられる。それでも米国民はまだ、恩恵を実感できずにいる。

 今後、「ポスト・オバマ」をめぐる動きが本格化する。次期大統領が就任するまで、「負の遺産」を残さないことがオバマ氏の使命だ−。こう言うと悲観的過ぎるだろうか。(ワシントン 青木伸行)

2160チバQ:2014/11/05(水) 21:25:46
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141105-OYT1T50178.html?from=hochi
米ワシントンとオレゴン州、マリフアナを合法化
2014年11月05日 20時06分
 【ロサンゼルス=加藤賢治】米国の首都ワシントンとオレゴン、アラスカ両州で4日、娯楽を目的にしたマリフアナ(大麻)の使用を合法化するかどうかを問う住民投票が中間選挙の投開票とともに実施された。


 ワシントンではマリフアナの所有、栽培、オレゴン州では所有、販売などへの賛成が過半数を占め、合法化されることが決まった。日本で危険ドラッグが問題となる中、米国ではマリフアナ合法化の流れが加速している。

 アラスカ州の結果は判明していないが、同州でも所有、販売が合法化される可能性がある。

 娯楽用のマリフアナ合法化は、2012年にコロラド、ワシントン両州の住民投票で初めて認められ、コロラド州では今年1月に販売が始まった。今年8月の同州の娯楽用マリフアナの販売額は約3400万ドル(約39億円)だった。

2161チバQ:2014/11/05(水) 21:27:13
http://www.afpbb.com/articles/-/3030909
3人目のジョージ・ブッシュ氏が政界入り、米テキサス州
2014年11月05日 14:21 発信地:ワシントンD.C./米国
【11月5日 AFP】米政界の「ブッシュ王朝」に、新たなメンバーが仲間入りした──テキサス(Texas)州公有地管理局の局長を選ぶ投票で、ジョージ・P・ブッシュ(George P. Bush)氏(38)が当選したことが、地元メディアの報道で分かった。

 P・ブッシュ氏は、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前大統領のおいで、ジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)元大統領の孫、そして、大統領候補として取り沙汰されているジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)元フロリダ(Florida)州知事の息子だ。地元メディアは、60%近くの得票率で対抗馬に大差を付けて勝利する見込みと報じている。

 弁護士で企業経営にも携わっているP・ブッシュ氏は、多くが政界入りを果たしてきたブッシュ一族のうち、初挑戦の選挙で勝利を収めた初の人物となる。

 ブッシュ家に対しては、米国内で支持派と反対派の双方が混在するが、ジョージ・W・ブッシュ氏が2001年に大統領となる前に知事を務めていたテキサス州の政界ではその名は依然として有利にはたらく。

 石油資源に恵まれた同州の採掘権を管轄する公有地管理局は通常、あまり注目を浴びないが、若きP・ブッシュ氏は局長選挙運動に数百万ドル(数億円)の資金を集め、新記録を打ち立てていた。

 メキシコ生まれの母親を持ち、スペイン語を流ちょうに話すP・ブッシュ氏は、ヒスパニック系住民の票獲得を狙う共和党にとって魅力的な候補者となっている。(c)AFP

2162チバQ:2014/11/05(水) 21:28:18
http://www.afpbb.com/articles/-/3030982
オバマ大統領の民主党惨敗、米中間選挙
2014年11月05日 20:10 発信地:ワシントンD.C./米国
【11月5日 AFP】4日に投開票が行われた米中間選挙で共和党が上下両院で過半数を獲得したことにより、与党・民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領にとって残り任期2年の困難な道のりは確定した。

 オバマ政権と不評な政策に対し有権者たちが抱く不満の波に乗り、共和党は100議席のうち36議席が改選された上院で少なくとも7議席を民主党から奪い、2006年以来、8年ぶりに両院の主導権を握った。一方、435議席すべてが改選された下院では、2010年以来の多数派を維持したばかりか、さらに14〜18議席を上積みし、1946年以来となる最多議席数を獲得しそうだ。

 共和党の重鎮で上院指導部のミッチ・マコネル(Mitch McConnell)議員は、過去30年で最大の難敵に挑まれたがケンタッキー(Kentucky)州で勝利し、民主党のハリー・リード(Harry Reid)議員と入れ替わり多数党の同院内総務となる。マコネル氏は勝利演説で「(オバマ政権の)大きな政府の実験は長引き過ぎた。新たな方向へ進む時だ」と述べ支持者らを沸かせた。

■ドミノ倒しさながらの惨敗

 開票直後から、民主党にとっては悲惨な夜だった。上院ではアーカンソー(Arkansas)、ノースカロライナ(North Carolina)、コロラド(Colorado)でドミノ倒しのように次々と現職が敗北。逆に共和党が強いジョージア(Georgia)、カンザス(Kansas)、ケンタッキー州で挑んだ民主党候補はまったく太刀打ちができずに終わった。アイオワ(Iowa)では同州初の女性上院議員が誕生し共和党が52議席目を獲得した。ルイジアナ(Louisiana)州では民主党の現職が勝ちきれず、12月の決選投票へ持ち込まれた。

 同時に36州で実施された知事選でも、共和党はフロリダ(Florida)、ウィスコンシン(Wisconsin)、カンザスといった主要州できっちり再選を果たした他、民主党が優勢の「青い州」といわれるメリーランド(Maryland)やマサチューセッツ(Massachusetts)でも勝利した。しかし、オバマ大統領の地元イリノイ(Illinois)州の知事選は最も痛手だっただろう。イリノイでは現職、民主党のパット・クイン(Pat Quinn)氏を、共和党のブルース・ラウナー(Bruce Rauner)氏が追い落とした。

■有権者の強烈な拒絶

 歴史的に現職大統領が率いる党は、大統領の任期2期目の中間選挙で敗北することが多い。ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)元大統領以降は例外なく、野党が議会の主導権を握った状態で現職が退任している。

 議会で立法の基盤を失ったオバマ大統領は、任期最後の期間でどんな改革案を通過させるにも困難が伴うだろう。景気回復にもかかわらず米国内に広がる苛立ちの空気に共和党は巧みに乗じ、オバマ大統領とその政策を攻撃することを選挙戦の基本とした。

 共和党のテッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員は米CNNテレビに対し「オバマ氏の掲げる政策に対する強力な拒絶だ」と語った。クルーズ氏は他の共和党議員らと同様に、特に16年の次期大統領選を見据え、国のかじをとる責任は今や共和党の肩にかかっていると述べた。

 共和党の圧勝は大方の予想をさらに上回るものだった。ミシガン大学(University of Michigan)のマイケル・ヒーニー(Michael Heaney)助教はAFPの取材に対し、この中間選挙で「共和党は考え得るほとんど最高の結果を手にした」と述べた。

 逆境に置かれたオバマ大統領は7日、ホワイトハウスに両党の上下両院の院内総務を招く予定だ。(c)AFP/Michael Mathes

2163チバQ:2014/11/05(水) 21:30:54
http://mainichi.jp/select/news/20141105k0000e030230000c.html
米中間選挙:共和、両院で過半数 オバマ民主敗北
毎日新聞 2014年11月05日 13時08分(最終更新 11月05日 14時07分)
【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領の6年間にわたる政権運営への審判となる米中間選挙は4日、投開票された。下院(定数435)は、野党・共和党が過半数(218)を維持した。焦点の上院(定数100、改選36)でも共和党が議席を伸ばし、過半数を奪還した。オバマ民主党の敗北が決定的となった。

 議席を伸ばした共和党がオバマ政権への対決姿勢を強めるのは必至だ。2010年に下院を共和党に握られて以降、オバマ氏の主要政策は共和党との対立でほとんど実現していない。この対立がさらに先鋭化して政権運営は一層厳しくなり、オバマ氏のレームダック(死に体)化がより進むのは避けられない。

 米政界の焦点は16年の次期大統領選に向かう見通しだ。

 米メディアによると、下院では共和党が過半数を維持した。現有233議席を超える議席獲得の勢いがあり、第二次世界大戦後では最多の246議席に迫る可能性もある。

 焦点の上院は、現有勢力が民主党55(無所属2含む)、共和党45で、うち非改選は民主党34(同)と共和党30。改選議席のうち共和党が6議席上積みして21議席を確保し過半数に達した。共和党はブッシュ前政権時代の06年中間選で、イラク政策への批判を受けて上下両院の多数を失った。下院は10年に奪還しており、今回、上院奪還で8年ぶりに上下両院を共和党が支配することになった

 米メディアによると、上院の改選議席のうち共和党はウェストバージニア、サウスダコタ、アーカンソー州などで民主党から議席を奪うことが固まった。ケンタッキー、サウスカロライナ、テキサス州など現職15人がすべて当選を確実にしている。21議席を固め、改選前15議席から議席を伸ばした。

 一方、ルイジアナでは過半数の票を得る候補がなく、12月6日の決選投票にもつれ込むことが確定。決選投票では共和党が有利とみられる。

 また、36州で行われた州知事選では日本時間午後1時時点で、共和党が15州、民主党が5州で勝利を確実にした。

 今回の選挙は、雇用創出策や医療保険制度改革(オバマケア)、イスラム過激派組織「イスラム国」への対応など、「オバマ政権への評価」を問う選挙となった。民主党は景気回復の実績を掲げ、格差是正策などに反対する共和党を批判。共和党はイスラム国やエボラ出血熱への対応を巡る政権の危機管理能力や指導力の不足を非難し、上下両院を共和党に任せるよう訴えた。

【ことば】米国の中間選挙

 大統領選の中間の年に行われる連邦議会、州知事などの統一選挙。連邦議会では今回、各州2人の上院(定数100、任期6年)のうち36議席が、下院(同435、同2年)では全議席が改選される。また、全米50州のうち36州で知事選が実施される。現職大統領に対する国民の「信任投票」の色彩が強く、野党が議席を伸ばすことが多い。投票日は大統領選と同様、連邦法の規定で「11月の第1月曜日の次の火曜日」と決められている。

2164チバQ:2014/11/05(水) 21:31:56
http://mainichi.jp/select/news/20141105k0000e030234000c.html
米中間選挙:経済、外交に不満募る 民主敗北
毎日新聞 2014年11月05日 13時29分(最終更新 11月05日 20時01分)

 【ワシントン西田進一郎、清水憲司】4日投開票された米中間選挙は野党・共和党が、8年ぶりに上院を与党・民主党から奪還した。2008年秋のリーマン・ショックからの景気回復やイラクとアフガニスタンでの二つの戦争からの撤退など、ブッシュ前政権時代からの「負の遺産」に取り組んだオバマ氏だが、6年にわたる内政、外交政策に国民は厳しい審判を下した。

 民主党敗北の背景には、米国民を広く覆う不満や不安がある。米メディアの出口調査によると「米国は間違った道を進んでいる」との回答が65%で、「正しい道を進んでいる」とした31%の2倍以上に達した。また、ワシントン・ポスト紙などによる先月の調査では、米政府の国家問題への対処能力がここ数年で「低下した」との答えが53%に上った。さらに、その責任はオバマ氏と民主党にあると考える人が、共和党にあると考える人の3倍に上り、不満の矛先がはっきりと民主党に向かっていた。

 不満の筆頭は、株式市場が史上最高値を更新し、失業率も6年ぶりの水準に改善するなど米経済が回復しているのに、人々に実感が及んでいないことだ。オバマ氏は1日、「最悪の経済危機から回復し、最近半年の成長は過去10年で最速のペースだ」と力説した。就任時に破綻のふちにあった経済は、大規模財政出動や米連邦準備制度理事会(FRB)の大胆な金融緩和で世界経済のけん引役を期待されるまでに回復した。

 ただ、中低所得者の中には、リーマン・ショック時に株式や住宅を手放さざるを得なかった人も多く、経済回復の恩恵が広がらなかった。賃金上昇も鈍く、中低所得者ほど回復を実感しにくい。実感を持ってもらうために掲げた最低賃金引き上げなどの低中所得者対策も共和党の反対で実現していない。恩恵を受けた高所得者層には共和党支持者が多いことも、経済政策への支持が上がらない皮肉な事態につながっている。

 ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入やイスラム過激派組織「イスラム国」による米国人2人の殺害、カナダでのテロ事件など外交・安全保障環境の悪化が与えた国民への不安も逆風となった。特に、イスラム国は米軍が11年に撤退したイラクと、米国が関与に慎重姿勢をとったシリアを舞台に台頭。オバマ政権の外交政策の信頼性を揺るがした。当初イスラム国を過小評価していたことは政権の危機管理能力に疑問符をつけ、エボラ出血熱への対応の混乱がそれに拍車をかけた。

 クリントン政権の政策顧問を務めたブルッキングス研究所のウィリアム・ガルストン上級研究員は、選挙に臨む米世論の雰囲気について「『欲求不満、怒り、不安』の三つの言葉で要約できる」と指摘。「政府は物理的な危険から守るだけでなく、確信を持って直面する課題に対処する能力があると示すことで、国民に安心を与える。その観点からすると、今はひどい失敗をしている」と分析した。

2165チバQ:2014/11/05(水) 21:32:41
http://mainichi.jp/select/news/20141105k0000e030236000c.html
米中間選挙:大統領VS議会、対立激化は必至
毎日新聞 2014年11月05日 13時36分(最終更新 11月05日 13時53分)

 【ワシントン西田進一郎】4日投開票された米中間選挙は野党・共和党が、8年ぶりに上院を与党・民主党から奪還することが確実になった。共和党が今後、議会で攻勢を強めるのは確実で、オバマ政権との対立が激化するのは必至だ。共和党は持論の減税など経済成長策の実施を求める一方、医療保険制度改革(オバマケア)の廃止を迫る構えだ。しかし、オバマ大統領も根本理念で譲れない政策には拒否権を行使する見通しで、政策実現に向けて大統領令の連発など議会を迂回(うかい)する姿勢を鮮明にすれば、両者の緊張が高まりそうだ。

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 共和党が下院に続いて上院の過半数を奪還すれば、上下両院で多数党が異なる「ねじれ」が解消する。これまでは上院民主党と下院共和党が対立し、法案は両院を通らなかったが、共和党が主導する法案が両院を通る可能性が高まる。構図はこれまでの「上院民主党対下院共和党」から「大統領対議会共和党」に変わる。

 上院共和党トップのミッチ・マコネル院内総務は「立法の行き詰まりに終止符を打てる。米国民が望む法案を(可決して)大統領の机の上に届けることができるようになる」と意気込む。

 オバマ政権の経済・雇用政策を批判してきた共和党は、選挙戦で訴えてきた減税などで雇用を創出する経済政策の実現を急ぐ構えだ。また、2016年の次期大統領選の同党有力候補の一人と目されるランド・ポール上院議員は2日のNBCテレビの番組で「我々はオバマケアを廃止すべきだ。明確に優先し、廃止の法案を通すよう努力する」と語った。

 オバマ氏は昨年秋にオバマケアの変更に関する法案には拒否権を行使する姿勢を鮮明にしている。民意を受けた議会の意思に拒否権を行使することは理解を得にくい。これまで議会との協議に熱心ではなかった大統領が、共和党との協議に臨むように態度を変えるか注目される。

 オバマ氏は1月、「今年を行動の1年にする」と宣言し、中間選の結果にかかわらず自ら掲げる政策実現に向けた強い意志を表明。共和党の協力が得られない場合は大統領権限を駆使する姿勢を示しており、残り2年で「レガシー(業績)」を作るため大統領令を連発する可能性もある。

2166チバQ:2014/11/05(水) 21:33:31
http://mainichi.jp/feature/news/20141105mog00m030015000c.html
米中間選挙:カリフォルニア、ルイジアナ・・・移民国家の多様な投票風景
2014年11月05日
 【ニューオーリンズ(ルイジアナ州)堀山明子】ジャズの都、米南部ルイジアナ州ニューオーリンズで4日、中間選挙の投票所を取材した。1892年に白人専用の鉄道車両から排除された市民が差別撤廃を訴えて提訴するなど、公民権運動の草分け的な役割を果たした地域だ。市人口の6割が黒人。2008年のオバマ大統領初当選の時には2時間以上待ちの長い列ができ、黒人有権者の意識の高まりを示す象徴的な印象を与えた。あれから6年たった今年はどうか。 

 長い行列ができると評判の住宅地の投票所に行ったが、投票開始時間の午前6時前にできていた数人の列は、開始と同時に解消された。「行列を覚悟で、会社に遅刻しないよう早く来たんだけど」と午前6時すぎに到着した白人男性は、少し拍子抜けしていた。地元テレビでは市郊外の投票所の行列を伝えていたが、今年はあまり長い列ではなかった。

 米国では州ごとに選挙制度が違う。多くの州では夏ごろに政党公認候補を決める予備選を行ってから、中間選挙を迎えている。しかし、ルイジアナ州はこの日が事実上の予備選日。しかも一つの政党から何人でも立候補でき、非党員も投票できる独特の制度を持つ。候補者が乱立することから、米メディアは当地に流れるミシシッピ川流域の密林にちなんで「ジャングル予備選」と呼んでいる。

 この日は、上下両院議員や裁判官、州高官の選挙だけでなく、14案件の住民投票も行われた。さらに一部では、市長や警察署長、教育委員の選挙も実施。よほど道筋を決めてから投票所に行かないと、ジャングルで迷子になりかねない。


 日本と違うのは、投票日の2週間前ぐらいまでに有権者登録をしなければ投票できないことだ。この段階で脱落するのは、情報が不足しがちなマイノリティー(少数派住民)に多く、民主党系の人権団体は支持基盤を底上げするため、バスで郡事務所まで送迎して登録手続きを手伝う。

 ニューオーリンズでは今年の中間選挙で、期日前投票に連れて行くバスツアーに特に力を入れ、08年を6000人以上も上回る2万3000人余が投票をすませた。投票日当日に盛り上がりが欠けるのは、投票率の低下だけでなく、前倒しで投票したことも関係しているようだ。

 それにしても、何か物足りない。西部カリフォルニア州で選挙を取材してきたロサンゼルス特派員として、ニューオーリンズの選挙風景に違和感を覚えたのは、投票所の様子だ。会場となる小学校など公共施設は入り口付近に、小さく投票所番号が書かれた案内があるだけで、分かりにくい。これでは、よほど事前に自分の投票所を調べておかないと、気づかないだろう。

 カリフォルニア州では「ここが投票所です」という看板が、英語、中国語、ヒンズー語、日本語、クメール語、韓国語、スペイン語、タガログ語、タイ語、ベトナム語の10カ国語で掲げられている。英語が不得手なアジア移民への配慮は明白だ。

 投票用紙は英語だが、投票方法や候補者名、住民投票の内容が翻訳された100ページ以上の「投票情報ガイド」が配られ、あらかじめ勉強できる。ガイドは、大型活字版と音声吹き込み版がそれぞれの言語についている。

ちなみに、ここに掲載されたロサンゼルス市内の投票所写真は、支局助手に頼んで撮ってもらったのだが、東部の首都ワシントンで生まれ、同じく東部メーン州で育った助手は「東海岸で、こんな多言語な投票所は見たことがない」と驚いていた。カリフォルニアにいると移民国家の米国は、どこでも多言語で選挙案内が行われるものだと思っていたが、英語を母語としない移民有権者に対する支援策も、投票権法の実践方法も、州ごとに違うのだと気づいた。

 アジア系人権団体によると、ニューオーリンズなどでの公民権運動の高まりの中で1965年に制定された連邦法の投票権法は、75年と82年に改正され、移民有権者が投票所に英語の達者な支援者を同伴できるようになった。身障者や読み書きできない人の支援項目は、アジア系移民の運動で多言語支援まで拡大したのだという。

 カリフォルニアに比べて不親切に見えるニューオーリンズの投票所。しかし、黒人の公民権運動の土台があってこそ、アジア系が投票しやすいカリフォルニアが生まれたのだ。

2167チバQ:2014/11/05(水) 21:37:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014110500782
政治の行き詰まり深刻に=共和党指導部の手腕カギ−米


 【ワシントン時事】中間選挙を終えた米議会には、予算や債務上限引き上げ、移民制度改革など経済、内政分野で課題が山積する。上下両院を制した野党共和党内の超保守派は依然として、オバマ政権の目玉施策、医療保険改革法(通称オバマケア)の見直しを追求しており、同党指導部が党内調整に失敗すれば、政治の行き詰まりは一段と深刻になる。
 共和党のマコネル上院院内総務は4日夜、悲願だった事実上の上院トップの座をほぼ確実にした勝利宣言の場で「合意可能な事項では協力する義務がある」と表明し、民主党との政策協議に前向きに応じる姿勢を示した。
 さらに、これまでも重大局面では両党が協力してきたと強調。「オバマ大統領がそうした機会を与えてくれるよう祈る」とオバマ氏の側にボールを投げた。
 4年前の中間選挙で共和党が下院の過半数を獲得して以来、米国は与野党対立から財政問題で揺れ続けた。2013年10月には暫定予算が成立せず、17年ぶりの政府機関の閉鎖に突入。政府借り入れの枠組みである連邦債務上限の引き上げもぎりぎりまで決まらず、デフォルト(債務不履行)危機に直面した。
 現在の15会計年度暫定予算は12月11日までの措置で、債務上限も15年3月15日に期限を迎える。現在の議会が暫定予算を一定期間延長したとしても、15年初めに発足する新議会は予算、債務上限の対応に迫られる。
 共和党は上院で過半数を獲得したものの、議事妨害を阻止して主要法案を通過させるには、民主党の一部の協力を得て60票を獲得する必要がある。米メディアによると、法人税改正やエネルギー関連法案では超党派の協力が可能という。
 しかし、超保守派「ティーパーティー(茶会)」系勢力は大統領との徹底対決を主張。選挙直前には、マコネル氏がオバマケア見直しに消極的と攻撃した。共和党が上下両院で主導権を握ったことで、党内の亀裂がより鮮明になるとの指摘もある。(2014/11/05-18:19)

2168チバQ:2014/11/05(水) 21:37:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014110500779
中東外交、一層困難に=過激派伸長に拍車も−米中間選挙


 【カイロ、エルサレム時事】米中間選挙でオバマ大統領の与党・民主党が敗北を喫したことで、大統領が過激組織「イスラム国」やイラン核問題への対応など中東外交で指導力を発揮するのは一層困難となった。米国の対応が後手に回れば、中東各地で過激派の伸長に拍車が掛かる恐れもある。
 中東地域では、オバマ大統領の外交への評価は低い。昨年夏にシリアでの空爆を見送ったことで結果的にイスラム国の勢力拡大を許し、今年9月にシリア領内でも空爆に踏み切らざるを得なくなったことから「ちぐはぐ」との見方が強い。
 エジプトの外交アナリスト、ホサム・ハサン氏は、共和党が上下両院を制したことで「大統領は今後2年間、イスラム国への作戦強化など重要な決断をさらに下しにくくなった」と指摘する。かねてオバマ政権の外交姿勢に不信感を抱いてきたサウジアラビアなど親米アラブ諸国の懸念を増幅させかねない状況だ。
 イラン核協議での進展も望みにくい。イスラエル・バルイラン大のエタン・ギルボア教授は「共和党の方が民主党よりイスラエル寄りだ」と指摘。イランと敵対するイスラエルが、核協議でイランに譲歩しないように「米国に圧力をかけるのは容易になった」と分析した。(2014/11/05-18:13)

2169チバQ:2014/11/05(水) 21:38:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014110500725
共和初の黒人女性議員=米中間選挙


 【ワシントン時事】4日投票の米中間選挙の下院議員選で、ユタ州4区から出馬していた前サラトガスプリングズ市長で黒人女性のミア・ラブ氏(共和)が当選を確実にした。米主要メディアが5日伝えた。ラブ氏は黒人女性初の共和党の連邦議会議員になる。
 ラブ氏はハイチ系で、ニューヨーク市生まれ。サラトガスプリングズ市議会議員、同市長を歴任した。2012年の下院選にも、規制緩和や政府の役割縮小といった保守的な公約を掲げて出馬したが、敗退していた。(2014/11/05-17:25)

2170チバQ:2014/11/05(水) 21:40:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2014110500598
「決められない政治」へ不信感=対立激化か妥協か−岐路に立つ二大政党・米中間選挙



米中間選挙の投票所に設置された用紙記入用の台=4日、ニューヨーク
 【ワシントン時事】4日の米中間選挙は、野党・共和党が上下両院の過半数を制した。しかし、この結果を米国民が共和党に信頼を寄せた表れと分析する向きはほとんどない。むしろ選挙戦を通じて浮かび上がったのは、「決められない政治」を続ける与野党双方への不信感だ。
 米メディアによると、共和党の最大の勝因は、過去最低水準の40%前後に低迷するオバマ大統領の支持率だ。「米国民は大統領と民主党に不信任票を投じたにすぎず、共和党を信任したわけではない」(観測筋)というわけだ。
 下院での共和党勝利の背景には、自党に有利な選挙区割り「ゲリマンダー」も影響したとされる。2008年のオバマ旋風に乗って当選した「オバマ・チルドレン」の上院議員が改選期を迎えたことも、共和党に有利に働いたのは間違いない。
 一方、ワシントン・ポスト紙が先月下旬に行った世論調査によると、連邦政府の対処能力が過去数年間に「悪化した」と答えた人は全体の53%。その責任について「大統領・民主党と共和党の双方にある」と回答した人は56%に達した。
 中間選挙の投票率は分かっていないものの、同調査で「必ず投票する」と答えた人は65%。10年の71%から大幅に減少した。「ねじれ」議会となった10年以降、党派対立のあおりで政府機関が閉鎖に追い込まれるなど米政治は停滞しており、国民が不信を募らせているのは明らかだ。
 上院の過半数を奪還すれば、共和党は事実上、法案の命運を握り、大統領指名人事の承認権も手にする。同党の保守強硬派「ティーパーティー(茶会)」系の議員からは、政府・民主党とは一切妥協せず、医療保険改革(オバマケア)法などを廃止すべきだとの声が早くも上がっている。
 16年の大統領選までの2年間、両党は妥協点を探る政治に踏み出すのか、独自の主張にこだわって党派対立を激化させるのか。ワシントン・ポスト紙は社説で「国民の不満の根は政治が機能していないことにある」と指摘し、両党に歩み寄りを促している。(2014/11/05-15:13)

2171チバQ:2014/11/05(水) 21:46:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014110500551
共和知事、現有上回る=次期米大統領選に有利か−中間選挙



4日、米中間選挙で上下両院を制した共和党のシンボルカラー、赤色に照らされたニューヨークの名所エンパイア・ステート・ビル(写真左)。写真右は2012年11月6日、民主党のオバマ大統領再選時、青色に照らされた同ビル(AFP=時事)
 【ワシントン時事】全米50州のうち36州が改選となった中間選挙の州知事選では、共和党が躍進し、米主要メディアによると、5日午前2時(日本時間同日午後4時)現在、24州で当選を確実にした。共和党は非改選7州と合わせ、現有の29州を上回る31州を手中にした。
 州知事は、州ごとに選挙人を総取りする大統領選で大きな政治力を発揮するとされる。共和党の勝利は、2016年の大統領選の動向に影響を与えそうだ。
 知事選は、民主党が現職の改選州の多い共和党に攻勢をかける展開になったが、共和党は現有州の多くを手堅く確保した。ジョージア州知事の座を狙い民主党から出馬したカーター元大統領の孫のジェイソン・カーター氏は、共和党現職に敗北。フロリダ州でも、共和党現職のスコット氏が、同党から民主党にくら替えした前職のクリスト氏を小差でかわした。
 共和党の次期大統領候補に取り沙汰されるウィスコンシン州の現職ウォーカー氏は、自転車メーカー創業者一族の民主党の女性候補に勝利。共和党はさらに、伝統的に民主党の地盤であるメリーランド州やオバマ大統領のお膝元イリノイ州を奪取した。
 民主党は、ハワイ州で日系のイゲ氏が当選。ペンシルベニア州でも共和党現職を破ったが、獲得州は8州にとどまっている。(2014/11/05-16:22)

2172チバQ:2014/11/05(水) 22:17:34
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050040-n1.html
2014.11.5 21:23
【米中間選挙】
共和党知事、相次ぎ誕生 オバマ大統領の地元イリノイ州でも

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 【ワシントン=小雲規生】今回の中間選挙では36州で知事選が行われ、全50州のうち、共和党が知事を務める州が選挙前の29から31以上になることが分かった。民主党が強いとされる複数の州で共和党候補が勝利したほか、大統領選の激戦州として注目されるフロリダ州などでも軒並み共和党候補が当選を決めており、2016年の次期大統領選に向けて弾みがついたかたちとなった。

 共和党はオバマ大統領の地元のイリノイ州で、新人のロウナー候補が減税を訴え、民主党現職から知事職を奪還。リベラル色が強いマサチューセッツ州でも実業家のベイカー候補が引退する民主党現職の失政を批判して、後継を目指す新人候補を破った。伝統的に民主党が強いとされるメリーランド州でも共和党候補が勝利した。

 また共和党は12年の大統領選の激戦州でも知事職を維持。フロリダ州では共和党現職のスコット知事が、共和党から民主党にくら替えして出馬したクリスト元知事を破った。ウィスコンシン州では次期大統領選の候補としても名前があがる現職のウォーカー知事が民主党候補を下した。

 共和党はペンシルベニア州で現職知事が敗れたものの、非改選分を含めた知事を確保した州の数は31以上になる見通しだ。

 知事選挙では現職の改選数が多い共和党に民主党が攻勢をかける形となり、共和党に不利との見方もあった。一方の民主党には上院での苦戦を知事選の勝利で挽回したいとの思惑があったが、「誰も予想していなかったことが起きた」と米メディアも驚く結果となった。

 州ごとに選挙人を総取りする大統領選で、知事は大きな力を発揮するほか、大統領の多くが知事を経験していることから、「未来の大統領候補」として、その行政手腕が注目される。

2173チバQ:2014/11/05(水) 22:18:05
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050039-n1.html
2014.11.5 21:16
【米中間選挙】
大統領選へ動き加速 ヒラリー氏軸に展開

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2日、米ニューハンプシャー州マンチェスターで行われた民主党の集会に訪れ、おどけた表情で親指を突き上げるヒラリー前国務長官(右、AP)
 【ワシントン=加納宏幸】米中間選挙でオバマ米大統領に「ノー」が突き付けられ、2016年の大統領選をにらんだ有力候補の動きが早くも活発化しつつある。中間選挙で自党候補の応援に奔走した各候補は、早ければ今月から来年初めにかけて相次ぎ態度を表明する見通し。民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官への支持が圧倒的に高く、共和党も「クリントン氏に勝てる候補」を探すことになりそうだ。

 各種世論調査では、クリントン氏が民主党支持層の6割以上の支持を集め、他を引き離している。ただ、アキレス腱(けん)となりそうなのは、夫のクリントン元大統領の慈善事業を通じてウォール街の金融業など大企業との関係が深いことだ。

 オバマ氏が掲げる「中間層への支援」を重視する同党リベラル派の間では、「反ウォール街」の代表格であるエリザベス・ウォーレン上院議員の出馬を期待する声もある。クリントン氏は最近、ウォーレン氏に対抗し、「企業やビジネスが雇用を作るなどと言わせてはいけない」と述べ、政府の役割を重視するリベラル派への配慮を示した。

 共和党の各有力候補は、クリントン氏のように党内で圧倒的支持を集めておらず、クリントン氏を意識した発言が目立つ。

 ケンタッキー州選出(今回非改選)のランド・ポール上院議員は4日のFOXニュースの番組で、同州でクリントン氏の応援を受けた民主党の上院議員候補が敗れたことを挙げ、「クリントン氏に力がないことが分かった」と挑発した。

 保守系のテッド・クルーズ上院議員も最近のテレビ番組で、共和党の中道派を大統領候補にすれば「クリントン氏が次の大統領になるだろう」と述べた。クルーズ氏の念頭にあるのはブッシュ前大統領の弟、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事だ。中道派として急速に支持を集めている。

 同じ中道派ではニュージャージー州のクリス・クリスティ知事も出馬に意欲を示す。共和党支持層には、12年大統領選で敗れたミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事の再挑戦に期待する声があるが、本人は出馬を否定している。

2174チバQ:2014/11/06(木) 06:45:52
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN0IP2PU.html
米共和党が州議会選でも大躍進、総議席数は過去最高の勢い
2014年11月6日06時21分
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 [シカゴ 5日 ロイター] - 米中間選挙で下院に続き上院でも過半数議席を獲得した共和党は、州議会選挙でも大きく躍進した。

 全米州議会協議会(NCSL)によると、民主党はウェストバージニア州下院、ネバダ州の上下両院、ニューハンプシャー州下院、ミネソタ州下院、ニューヨーク州上院、メーン州上院、コロラド州上院、ワシントン州上院、ニューメキシコ州下院の過半数議席を共和党に明け渡した。これにより共和党が過半数を握る州議会は57から67に増えた。

 選挙前の州議会の勢力図は、共和党の総議席数が3836、民主党が3448、その他が26だった。

 共和党関係者によると、同党の総議席数は1928年につけた過去最高の4001議席を上回る勢い。

2175チバQ:2014/11/06(木) 22:05:38
http://mainichi.jp/select/news/20141106k0000e030166000c.html
オバマ米大統領:共和党と協力模索 雇用創出など
毎日新聞 2014年11月06日 11時34分(最終更新 11月06日 14時05分)
 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は5日、与党・民主党の惨敗となった中間選挙を受けてホワイトハウスで記者会見し、「(任期残りの)2年をできる限り生産的なものにするため、新たな議会と協力したい」と述べ、野党・共和党との協力を模索すると表明した。雇用創出など考え方の近い分野から協力を目指す。ただ、オバマ氏は議会が可決した法案に対する拒否権行使に言及し、主要政策では対立が続く可能性もうかがわせた。

 オバマ氏は会見で共和党下院トップのベイナー下院議長、上院トップのマコネル院内総務と電話で協議したことを紹介。「国民は我々に政策を進めるよう望んでいる。両党の全員がその気持ちに応える責任があり、私は大統領としてそう努める特別な責任がある」と述べ、議会に協力を呼びかけて政策を実現する考えを強調した。7日に与野党の議会指導者をホワイトハウスに招いて協議する。

 オバマ氏は協力分野として、雇用創出や米国製品の輸出促進、子供や若者の教育への投資を挙げた。中間選と同時に5州で行われた最低賃金引き上げを巡る住民投票で全て賛成が多数を占めたことに触れ、連邦政府の最低賃金引き上げに共和党の理解を求める考えを示した。当面の課題としては、エボラ出血熱対策やイラク、シリアでの軍事行動の権限更新、暫定予算が期限切れする前の予算措置を挙げ、協力を求めた。

 ただ、「議会は私が署名できない法案を通すだろうし、議会の人たちが好まない行動を私は取るだろう」とも語った。そのうえで、共和党が強く反対している移民制度改革に関し、年内に大統領権限を行使して取り組む考えを改めて表明した。

 これに先立ち、マコネル氏も地元の南部ケンタッキー州で記者会見した。マコネル氏は「オバマ氏が全て署名するかどうかは分からないが、我々は(上下両院で)法案を可決することができる。この政治の行き詰まりと機能不全を終わらせることができる」と語り、共和党の上院奪還が米政治の停滞打開につながるとの見通しを示した。

 中間選挙の結果を踏まえて協力姿勢を示した両者だが、移民制度改革のほかにも火種は残る。共和党内では医療保険制度改革(オバマケア)の廃止を求める声が依然強い。マコネル氏は「オバマケアは大変な立法上の誤りだ」とし、その中身の変更を迫る考えを示した。オバマ氏はオバマケアの骨格を変えるような修正には応じない姿勢を繰り返し示しており、共和党がオバマケアの廃止・修正を目指せば、再び対立が深まる可能性がある。

2176チバQ:2014/11/06(木) 23:38:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141106-00000088-reut-int
アングル:民主党の中間選挙惨敗、「ヒラリー大統領」には追い風
ロイター 11月6日(木)15時57分配信

アングル:民主党の中間選挙惨敗、「ヒラリー大統領」には追い風
 11月5日、中間選挙が終わった今、米国の政治はすでに2016年大統領選に向けて動き出している。共和党、民主党のどちらに軍配が上がるのか、戦いの火蓋は切られた。ニューヨークで3日撮影(2014年 ロイター/Carlo Allegri)
[ニューヨーク 5日 ロイター] - 中間選挙が終わった今、米国の政治はすでに2016年大統領選に向けて動き出している。上下両院で過半数議席を獲得するという快挙に沸き立つ共和党、中間選挙で大敗を喫しヒラリー・クリントン前国務長官に望みを託す民主党。どちらに軍配が上がるのか、戦いの火蓋は切られた。

民主党の中間選挙敗北は、ヒラリー氏にとってはむしろ追い風との見方もある。不人気のオバマ大統領と距離を置きやすくなるほか、大統領に代わって党のリーダーとしての役割を担うことができるからだ。

また、共和党主導の新議会で、保守派の草の根運動「ティーパーティー(茶会)」が共和党主流派と衝突でもすれば、共和党の政権運営能力に疑問符がつき、ヒラリー氏への期待感が高まる可能性がある。

かつてビル・クリントン政権下で戦略担当だったクリス・レーハン氏は「共和党と大統領が協調するのはそもそも難しい。政治が停滞し、喫緊の課題に対応できない事態は十分考えられる」と指摘。「政権の外にいるヒラリー氏は、イメージが向上する」と話す。

共和党の有力大統領候補は、今回再選を勝ち取ったオハイオ州のジョン・ケーシック知事とウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事のほか、共和党知事協会の会長として共和党知事候補の応援に尽力したニュージャージー州のクリス・クリスティー知事。候補選びはこの3人の知事を軸に展開する見通しだが、本命は絞り切れていない。

<ヒラリー人気、民主党候補に必ずしも貢献せず>

ただし中間選挙では、ヒラリー・クリントン氏が支持した候補者が必ずしも有利だったわけではない。ヒラリー氏が資金調達に協力したか、もしくは応援演説を行った26人の候補者のうち、12人が当選、13人が落選した(1人は決選投票に持ち越し)。

共和党は、民主党敗北はヒラリー氏の責任との世論醸成にやっきになっている。共和党大統領候補の1人とされるランド・ポール上院議員は「有権者はきょうオバマ大統領とヒラリー氏にはっきりとしたメッセージを送り、彼らの政策を拒絶した」とツイートした。

(Gabriel Debenedetti記者 翻訳:吉川彩 編集:加藤京子)

2177チバQ:2014/11/06(木) 23:47:15
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141106-OYT1T50133.html?from=ycont_top_txt
大敗の責任はオバマ氏?…米民主党指導部留任か
2014年11月06日 20時10分
 【ワシントン=今井隆】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)などは5日、米中間選挙で大敗した与党・民主党の指導部が留任する公算が大きくなっていると報じた。


 党内では、大敗の責任はオバマ大統領にあるとの見方が強く、指導部の責任を問う声は広がっていないようだ。

 上院は少数派に転落したものの、トップのハリー・リード院内総務の交代を求める意見は少ない。また、リチャード・ダービン院内幹事ら現指導部はリード氏続投を支持している。下院トップのナンシー・ペロシ院内総務は5日、同僚議員らへの書簡で続投の意向を表明した。ステニー・ホイヤー院内幹事も続投の意思を明らかにしている。

2014年11月06日 20時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2178チバQ:2014/11/07(金) 18:53:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014110702000133.html
米中間選挙圧勝の共和党 「現実的協調」か「強硬」か

2014年11月7日 朝刊


 【ワシントン=斉場保伸】米中間選挙でオバマ大統領率いる民主党の大敗から一夜明けた五日、勝利した野党共和党の上院の多数派リーダーとなるマコネル院内総務は地元ケンタッキー州で記者会見し、オバマ氏に「大統領が単独で物事を進めようとするのは間違いだ」と議会を重視するよう警告した。オバマ氏をけん制しつつ、現実的な協調の道を探ろうとのメッセージと受け止められるが、党内には勝利の勢いに乗ってオバマ氏をたたこうという強硬論も浮上。分裂含みのスタートとなっている。
 共和党は上院の過半数を奪回、八年ぶりに上下両院を制した。マコネル氏は選挙戦で最大の標的としたオバマ氏と五日に電話し「共和党と民主党が合意できる分野を探ることを楽しみにしている」と話したことを明らかにした。特に貿易協定では、政府のまとめた協定を議会に送るよう促した。環太平洋連携協定(TPP)の議会承認が念頭にあるとみられる。
 ロイター通信によると、マコネル氏は昨年激しい与野党対立が招いた「政府閉鎖」の戦略をとらないと明言。さらなる歳出削減では幅広く協議する姿勢を示した。しかし、共和党内からは、議会とオバマ氏が対立した場合には政府閉鎖を排除するべきではないとする不満の声も出ている。
 共和党上院議員の中で最も保守的とされるリー氏は、医療保険改革(オバマケア)などを念頭に「オバマ政権が進めてきた政策を可能な限り破棄すべきだ。最後の二年の無法をチェックしなければならない」と強硬な姿勢を示した。
 ホワイトハウスで五日記者会見したオバマ氏はケンタッキー州特産の「ケンタッキーバーボンでマコネル氏とグラスを傾けるのが楽しみだ」と友好的な雰囲気を演出したが、政権運営には波乱が見込まれる。

2179チバQ:2014/11/07(金) 19:04:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141106-OYT1T50176.html?from=ytop_ylist
米政局、焦点は米大統領選に…共和党は混戦模様
2014年11月07日 10時33分
 【ワシントン=今井隆】米中間選挙がオバマ政権与党・民主党の大敗で終わり、米政局の焦点は、2016年の米大統領選に移った。


 オバマ大統領の求心力低下が進む中、民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官を軸に党指名候補選びが進みそうだ。共和党は、今回の勝利を大統領選につなげたい考えだが、本命不在で混戦模様だ。

 投票から一夜明けた5日、積極的な発言が目立ったのが共和党の大統領選「有力候補」だった。穏健派のクリス・クリスティー・ニュージャージー州知事はCNNテレビで、「共和党にとって大変いい夜だった」と話した。政府機能の極端な縮小を主張するリバタリアン(自由至上主義者)に人気のランド・ポール上院議員も同テレビに出演し、共和党が信任を得たと訴えた。

 2人は共和党の中でも遊説での人気が高く、今回の選挙では激戦州を回り、勝利に貢献した。

2014年11月07日 10時33分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2180チバQ:2014/11/07(金) 19:07:56
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050044-n1.html
2014.11.5 21:41
【米中間選挙】
「黄昏のオバマ」(上)「弱い米国」転換圧力 

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オバマ米大統領
 「オバマ政権のシリア政策は、アサド政権への対処策を明確にしておらず、破綻の危機にひんしている」

 ヘーゲル国防長官は最近、ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)に2ページの覚書を送り付け、批判したという。国防総省の内部では、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」を「空爆だけで打倒することは困難だ」(同省高官)とし、戦略的には本来、シリアへの地上軍投入が必要だとの本音がくすぶる。

 地上軍の投入論は共和党の間でも強い。投入を拒絶するオバマ大統領が今後、上下両院を支配する共和党からも強い圧力にさらされることは間違いない。

 ナショナル・インタレスト誌のダニエル・ディペトリス氏は、「ホワイトハウスが共和党の要求を拒否することは、難しくなるだろう」と指摘した。

 共和党は、イランの核開発についても、核の平和利用を認めるオバマ政権とは異なり、一切の核開発を禁止すべきだと主張しており、今後のイラン核交渉に影響が及ぶ可能性もある。

足元を見る中露

 日本にとっても重大関心事の「アジア重視政策」はどうか。中東やウクライナ情勢に手を取られる状況下でも、オバマ氏は「リバランス(再均衡)戦略に変更はなく維持する」と強調。政府筋も同政策が「議会の構造の変化に影響されることはない」としている。

 ただ、対中国では、「米国の方から米中関係を悪化させるつもりはなく、中国とはさざ波を立てたくないというのが本音だ」と、ある元政府高官は解説する。

 このため、民主党の大敗後初の外遊となる10日からの中国訪問では、習近平国家主席との会談で、「エボラ出血熱対策や対イスラム国での協力など、対中『融和色』が押し出される」(同)とみられる。

 中国、それにロシアも、今後は求心力がさらに低下するであろうオバマ氏の足元を見るに違いない。

 共和党は、こうした政権の対中姿勢に不満を募らせる。南シナ海で中国が軍事用滑走路などを建設している問題でも、「オバマ政権は見て見ぬふりをしている」との批判が聞かれる。

 共和党が政権を対中抑止政策へと誘導できるのであれば、日本やフィリピン、ベトナムにとって同党の大勝は歓迎すべき状況だ。

国防費削減歯止め

 共和党はまた、国防予算の大幅削減のトレンドに一定の歯止めをかけようとするとみられる。こうした「強い米国」を回復する試みは、緊縮財政下にあっても社会保障の充実を図る「大きな政府」を志向する民主党・オバマ政権と衝突するのは避けられない。

 「小さな政府」と「大きな政府」を基軸とする共和党とオバマ政権・民主党の対立は、外交・安保面では「強い米国」か「弱い米国」かをめぐる対立となって表出しそうだ。(ワシントン 青木伸行)

2181チバQ:2014/11/07(金) 19:08:37
http://www.sankei.com/world/news/141107/wor1411070013-n1.html
2014.11.7 09:55
【黄昏のオバマ】
(下)「死に体」回避へ険しい道

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5日、米中間選挙の結果を受け、ホワイトハウスで記者会見するオバマ大統領(AP)
 米中間選挙での民主党惨敗を受け、オバマ大統領は5日、上院で共和党を率いるマコネル院内総務(ケンタッキー州選出)に秋波を送った。

 ◆じわり対話機運

 「マコネル氏とはケンタッキー・バーボンを楽しみたい。彼が好きな飲み物が何かは知らないが」

 ホワイトハウスのイースト・ルームに詰めかけた記者団からの笑い声はまばらだった。オバマ氏の長広舌は記者に何度も遮られ、「自分がいまやレームダック(死に体)だと思うか」という質問も飛んだ。

 オバマ氏は残り2年余の任期で実績を残そうとしている。それには医療保険制度改革(オバマケア)や予算編成で対立を深めてきた共和党指導部との関係修復が課題だ。共和党が求めるオバマケアの見直しに関して、オバマ氏は提案に耳を傾けると強調した。

 「経済面での国民のニーズにこたえるため、ともに前進させられる分野がある」。こう述べたオバマ氏は、雇用創出や社会資本整備の分野で共和党と協力することに期待を示した。

 オバマ氏が7日にマコネル氏、共和党のベイナー下院議長ら議会指導者をホワイトハウスに招くのを前に、選挙戦で互いを激しく批判した与野党に「対話」の機運が出てきている。

 マコネル氏は5日、ケンタッキー州での記者会見で「自由貿易協定と税制改革はオバマ氏と一致できる」と宣言し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉促進や法人税減税を念頭に、オバマ氏に前向きな対応を求めた。企業活動を活性化させる政策では政権を後押しする考えを示したといえる。オバマ氏も記者会見で「輸出拡大や新市場の開拓では共和党と協力できる」と呼応した。

 ◆移民問題など火種

 ただ、対立の火種は少なくない。

 予算編成では共和党の主導が決定的になったため、マコネル氏は「(昨秋のような)政府機関閉鎖は起こらない」とする。しかし議会がオバマケア関連予算の削減や富裕層への減税などを盛り込んだ予算を組めば、オバマ氏の拒否権発動もありえる。

 また、共和党が重要視する、カナダとテキサス州を結ぶ新パイプライン建設について、オバマ氏は環境への影響を考慮して許可に慎重だ。逆に共和党はオバマ氏がこだわる最低賃金引き上げに反対する。

 オバマ氏が記者会見で「最重要」な政策だとした、不法移民に市民権取得の道を開く移民制度改革関連法案も対立点の一つだ。オバマ氏は優秀な人材を米国にとどめる狙いから実現を目指してきたが、共和党は不法入国の増加を招くとして反対姿勢を崩さない。

 マコネル氏は記者会見で、オバマ氏が大統領令で移民制度改革を進めれば「闘牛の前で赤い布を振るようなものだ」と指摘。共和党の反発で「他の重要課題を処理する機会が台無しになる」と述べた。

 オバマ氏がレームダック化を逃れられるかは、議会との対立を続けてきた行動パターンを変えられるかにかかっている。(ワシントン 加納宏幸、小雲規生)

2182チバQ:2014/11/07(金) 19:12:43
http://www.sankei.com/world/news/141107/wor1411070010-n1.html
2014.11.7 08:41

米連邦高裁が4州の同性婚禁止を支持 判断迫られる最高裁

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 【ワシントン=小雲規生】米オハイオ州シンシナティーの連邦高等裁判所は6日、同裁判所が管轄するオハイオ、ケンタッキー、ミシガン、テネシーの4州の同性婚を禁止する法律を支持する判決を示した。これまでに4つの連邦高裁が出している同性婚禁止法への違憲判決と食い違う内容で、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「連邦最高裁が同性婚問題の判断を迫られることはほぼ間違いない」としている。

 各州の同性婚禁止法をめぐっては6月以降、4つの連邦高裁が相次いで違憲判決を出している。また連邦最高裁は10月、これらの違憲判決からの上訴を取り扱わないと発表。それまで19州だった同性婚を合法とする州の数は現在までに32州に拡大している。

2183チバQ:2014/11/08(土) 22:29:15
http://www.sankei.com/world/news/141108/wor1411080025-n1.html
2014.11.8 10:45
【米中間選挙】
オバマ氏が議会指導者と会談 移民制度めぐり口論も「溝」浮き彫りに

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7日、ホワイトハウスで与野党幹部らと協議するオバマ米大統領(左から2人目)(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は7日、中間選挙で勝利した野党共和党幹部ら議会指導者をホワイトハウスでの昼食に招き、中間層支援など一致できる政策での協力を求めた。ただ、オバマ氏は共和党が反対する不法移民の市民権取得に道を開く移民制度改革を実行する決意を表明し、与野党の溝が浮き彫りになった。

 会合には、来年1月から上院で過半数を握る共和党から多数党指導者となるマコネル院内総務、ベイナー下院議長ら、民主党からリード上院院内総務、ペロシ下院院内総務らがそれぞれ出席。政権側からはバイデン副大統領、ヘーゲル国防長官らが参加した。

 オバマ氏は共和党指導者に対し、「米国民は政治の行き詰まりに不満を持っている」と指摘。その上で「政策については民主党か共和党かではなく、機能するかどうかで判断したい」とし、協力を呼び掛けた。

 具体的にはエボラ出血熱やイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対処するための支出を承認するよう求めた。

 また、肝いりの移民制度改革法案に関しては、すでに共和党が過半数を握る下院でたなざらしになっていることを挙げ、大統領令による実現を念頭に「行動をとる」と述べた。

 これに対し、共和党指導者は強く反発した。AP通信によると、オバマ氏は移民制度改革でベイナー氏と口論となり、仲裁に入ろうとしたバイデン氏を怒った様子で遮ったという。

2184チバQ:2014/11/08(土) 22:32:31
http://www.sankei.com/world/news/141108/wor1411080029-n1.html
2014.11.8 11:21
【米中間選挙】
バージニアは民主勝利 米上院、残り2議席に

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 米中間選挙の上院選で激戦となり、勝敗が確定していなかった南部バージニア州で7日、民主党現職マーク・ウォーナー氏に挑んだ共和党新人のエド・ギレスピー氏が敗北を宣言し、ウォーナー氏が勝利した。米メディアが伝えた。

 上院(定数100、改選36)の議席配分は共和党52、民主党は無所属2を含め46となった。残り2州のうち、アラスカは集計作業を続行中。ルイジアナは12月6日に上位2候補による決選投票を行う。

 バージニアでは開票率99・96%で、ウォーナー氏は約107万票を獲得。ギレスピー氏を約1万6千票上回っていたが、ギレスピー氏が再集計を求める可能性が取りざたされていた。(共同)

2185名無しさん:2014/11/08(土) 22:38:11
http://mainichi.jp/select/news/20141109k0000m030079000c.html
米国:国務省ナンバー2に大統領次席補佐官
毎日新聞 2014年11月08日 22時17分(最終更新 11月08日 22時26分)

アントニー・ブリンケン氏=ロイター
アントニー・ブリンケン氏=ロイター
拡大写真
 【ワシントン及川正也】オバマ米大統領は7日、米国務省ナンバー2の国務副長官にホワイトハウスのアントニー・ブリンケン大統領次席補佐官(52)=国家安全保障担当=を指名したと発表した。民主党が敗北した中間選挙後、初めての主要人事。残り任期が2年余となるなか、ホワイトハウスに通じた高官を国務省に送り込むことで、テロ対策など重要な外交問題の立て直しにホワイトハウスの影響力を行使したい狙いがあるとみられる。

 国務省出身。クリントン元政権で国家安全保障会議(NSC)スタッフ、シンクタンク研究員などを歴任し、オバマ政権ではバイデン副大統領補佐官(国家安全保障担当)を経て13年1月から現職。シリアの化学兵器使用問題、ロシアのクリミア掌握などウクライナ問題、イスラム過激派組織「イスラム国」対策などにあたった。

 米誌フォーリン・ポリシーによると退任したバーンズ前副長官の後任を巡っては、ケリー国務長官がイラン核問題を担当するシャーマン国務次官を強く推したが、オバマ大統領が押し切ったという。

2186チバQ:2014/11/08(土) 22:40:46
http://mainichi.jp/select/news/20141108k0000e030189000c.html
デトロイト市:再建計画承認、破綻から再生へ 連邦裁判所
毎日新聞 2014年11月08日 11時17分(最終更新 11月08日 11時23分)
 【ワシントン清水憲司】米中西部ミシガン州の連邦破産裁判所は7日、昨年7月に財政破綻したデトロイト市の再建計画を承認した。米史上最大の自治体破綻を起こした同市は徹底した歳出削減とともに、治安改善にも着手。地域再生への取り組みを本格化させる。

 再建計画は、金融機関が約7割の債権放棄に応じ、市職員らの退職年金も減らして、180億ドル(約2兆円)の債務を70億ドル削減する。財政破綻でパトカーが駆けつけるのに1時間もかかるなど市民生活に大きな影響が出たが、今後は17億ドルを警察や消防の体制整備など治安確保に充てられるようにする。市のデトロイト美術館はゴッホやピカソの名画などを所蔵しており、債務削減のため一時は売却も検討されたが、日本を含めた国内外からの寄付で散逸を免れた。

 地元メディアによると、破産裁のローズ判事は「公正で実現可能な計画。美術品を売れば、デトロイトの未来を奪うことになった。市は正しい決定をした」と述べた。再度の破綻を避けるため、10年間は州知事任命の委員会の監督を受ける。

 同市は20世紀初頭から、ゼネラル・モーターズ(GM)など自動車産業の都市として発展したが、日本車の攻勢で工場の閉鎖や移転が相次ぎ、人口は1950年の180万人超から現在の70万人に激減。2009年のGMやクライスラーの経営破綻も加わり、破綻に追い込まれた。

2187チバQ:2014/11/08(土) 22:56:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014110800160
慰安婦決議のホンダ氏8選=日系候補は全員当選−米下院選



オバマ米大統領(右)と言葉を交わすマイク・ホンダ下院議員=7月23日、カリフォルニア州(AFP=時事)
 【シリコンバレー時事】4日投票された米中間選挙の下院選(カリフォルニア州)で、2007年に下院で従軍慰安婦問題をめぐる対日非難決議採択を主導した民主党の日系有力議員マイク・ホンダ氏(73)は7日、記者会見し、「(相手候補の)逆転は不可能な票差だ」と勝利宣言した。米主要メディアも相次いで当確を伝えた。
 ホンダ氏は、同じ民主党から出馬したインド系のロー・カンナ元商務次官補代理(38)を相手に苦戦。不在者投票の開票の行方が焦点となっていた。ホンダ氏は2000年に初当選し、8度目の当選。
 ホンダ氏を含め、今回の下院選に出馬した日系候補4人は全て当選を決めた。上院のメイジー・ヒロノ議員(67)は改選対象でないため、日系の連邦議員数は選挙前と同じ5人となった。 
 ホンダ氏の当選により、下院は共和党243議席、民主党183議席。(2014/11/08-11:36)

2188チバQ:2014/11/10(月) 00:11:14
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E7%B1%B3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%80%81%E6%AC%A1%E6%9C%9F%E5%8F%B8%E6%B3%95%E9%95%B7%E5%AE%98%E3%81%AB%E9%80%A3%E9%82%A6%E6%A4%9C%E4%BA%8B%E3%82%92%E6%8C%87%E5%90%8D%E3%81%B8-%E5%88%9D%E3%81%AE%E9%BB%92%E4%BA%BA%E5%A5%B3%E6%80%A7/ar-AA76R4f
米大統領、次期司法長官に連邦検事を指名へ 初の黒人女性

AFPBB News
1日前
【AFP=時事】米ホワイトハウス(White House)は7日、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領が退任するエリック・ホルダー(Eric Holder)司法長官の後任にロレッタ・リンチ(Loretta Lynch)氏を指名すると発表した。

 リンチ氏は、ニューヨーク東部地区の連邦検事。上院の承認を得て就任すれば、黒人女性初の米司法長官となる。

バラク・オバマ(Barack Obama)大統領が退任するエリック・ホルダー(Eric Holder)米司法長官の後任として指名する予定のニューヨーク(New York)東部地区連邦検事のロレッタ・リンチ(Loretta Lynch)氏(2014年3月26日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News© AFPBB News 提供 バラク・オバマ(Barack Obama)大統領が退任するエリック・ホルダー(Eric Holder)米司法長官の後任として指名する予定のニューヨーク(New York)東部地区連邦検事のロレッタ・リンチ(Loretta…
 ジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)大統領報道官によると、大統領が9日にリンチ氏の指名を発表する際には、同氏に加えて9月下旬に辞意を表明したホルダー長官も同席する予定だ。

 4日に投開票が行われた中間選挙では民主党が大敗し、共和党が上下両院の議席の過半数を掌握した。これを受け、リンチ氏の指名承認に影響があるとの見方もあるが、同氏は大統領の側近ではないことから、上院での承認は難航しないとみられる。

【翻訳編集】AFPBB News

2189チバQ:2014/11/11(火) 21:16:42
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0T04KP20141111
〔情報BOX〕2016年米大統領選、民主・共和党の有力候補
2014年 11月 11日 18:09 JST

[ワシントン 5日 ロイター] - 米国では中間選挙が終わり、注目は既に2016年に行われる大統領選挙に移っている。

以下に2016年大統領選で、民主・共和党の大統領候補となる可能性がある人物をまとめた。

<民主党>

ヒラリー・クリントン氏(67歳)

民主党の最有力候補とみられている。世論調査でも、民主党有力候補として名前が挙がっている人物中で一番支持率が高い。2008年に大統領選挙に立候補したが、予備選挙でオバマ大統領に敗北した。2009─2013年に国務長官を務めた。1993年から2001年までの間はビル・クリントン大統領夫人として米国のファーストレディーだった。まだ正式に立候補を表明していないが、既に全国的な支持基盤ができている。

ジョー・バイデン副大統領(71歳)

2008年からオバマ政権の副大統領。デラウェア州選出上院議員を6期務めた。専門は外交分野。1988年と2008年に大統領選に挑戦したが予備選で敗北。次回大統領選への出馬検討をほのめかしている。

マーティン・オマリー・メリーランド州知事(51歳)

2014年末に州知事の任期が終了する。昨年は、全国でいち早く大統領選の民主党候補指名争い選挙が行われるニューハンプシャー州とアイオワ州を中心に、民主党候補の応援を積極的に行った。

エリザベス・ウォーレン氏(65歳)

マサチューセッツ州選出上院議員。元ハーバード大学教授で、米金融業界との関係はさほど良好でない。リベラル派を中心に出馬を求める声が多いが、自身はその意思はないとしている。進歩主義的な活動家の間で人気が高い。


バーニー・サンダース氏(73歳)

バーモント州選出の無所属上院議員。ここ1年ほどアイオワ州とニューハンプシャー州で積極的に活動。出馬の可能性を表明している。

2190チバQ:2014/11/11(火) 21:16:57
<共和党>

ランド・ポール氏(51歳)

ケンタッキー州選出上院議員。出馬の可能性を示している。父のロン・ポール氏は共和党の大統領予備選に何度か出馬した。伝統的に共和党の支持基盤でない若年層や少数派などにもアピールしている。

クリス・クリスティ・ニュージャージー州知事(52歳)

今年1月にニュージャージー州とニューヨークを結ぶジョージ・ワシントン橋の道路閉鎖で渋滞などが生じた問題で、同氏の関与が疑われ支持率が一時下がった。共和党州知事協会の会長として選挙資金を集め、中間選挙では共和党知事候補の応援に尽力した。それに伴い支持率も持ち直している。

ポール・ライアン下院議員(44歳)

2012年には共和党の副大統領候補だった。米金融業界からの支持が厚い。1999年から下院議員で、多くの政治評論家からは、同氏の野心は下院で存在感を高めることとの指摘がある。中間選挙では共和党の応援活動を行ったが、大統領選について具体的なことは言っていない。

ジェブ・ブッシュ氏(61歳)

元フロリダ州知事で、父は第41代米大統領のジョージ・ブッシュ氏、兄は第43代米大統領のジョージ・W・ブッシュ氏。移民や教育に関する政策で穏健的姿勢を示しており、共和党保守派からはさほど支持されていない。

マルコ・ルビオ氏(43歳)

2010年中間選挙で草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の波に乗り上院議員に当選した。2013年には移民制度改革を推進し、茶会の怒りを買ったが、その後関係改善に努めている。

テッド・クルーズ氏(43歳)

テキサス州選出の上院議員。ティーパーティーの支持を集めている。2013年10月には、オバマ大統領が実施を目指す医療保険改革法関連の予算が含まれている暫定予算案の成立を阻止しようと上院議場で長時間演説を行い注目を集めた。


リック・ペリー・テキサス州知事(64歳)

2012年に出馬を表明した。その時の討論会で、自身が廃止を求める政府機関の名前を思い出せなかったという失態で、選挙戦から撤退した。それ以降今回の出馬に向け準備を進め、テキサス州の経済政策の実績をアピールしている。

ボビー・ジンダル・ルイジアナ州知事(43歳)

副大統領候補としてしばしばとりざたされており、出馬を検討していると明らかにしている。2013年初めに「共和党はくだらない党になることを止めるべきだ」と発言し、党内から批判が集まった。

マイク・ハッカビー氏(59歳)

前アーカンソー州知事。2008年に共和党予備選で敗北した。2012年の大統領選は、福音派信者からの支持を集めていたが、出馬を見送った。世論調査の支持率は高く、2016年に出馬する可能性はある。

リック・サントラム氏(56歳)

元ペンシルベニア州選出上院議員。保守派カトリック教徒の支持が厚い。2012年には出馬を表明し、重要州であるアイオワ州の党員集会で勝利。2014年も積極的に選挙活動を行っている。

2191チバQ:2014/11/11(火) 22:05:27
http://www.sankei.com/world/news/141110/wor1411100005-n1.html
2014.11.10 11:00
【鼓動2014】
衝撃のカナダ・オタワ議事堂銃乱射事件 寛容な多文化主義の行方は?





(1/3ページ)

時計塔が建つカナダ連邦議会議事堂前には、射殺された兵士を悼む花が捧げられていた(黒沢潤撮影)
 カナダの首都オタワで起きた銃乱射事件が同国国民に衝撃を与えている。国内では治安強化をめぐる議論が沸騰。「多文化主義」を掲げる国柄でありながら、イスラム教徒はかつてないほどの逆風にさらされている。(オタワ 黒沢潤、写真も)

 「事件からわずか5日後なのに議事堂の見学ツアーが再開されることになった。外に開かれたカナダの特徴を示すものだ」

 議事堂のホールで10月27日、男性ガイドのフィリペ・ボワ氏は記者(黒沢)ら見学者約30人にこう強調した。議事堂前でこの日、警戒していた警察車両は3台だけ。カナダ政府の寛容な姿勢が見て取れる。

 ただ、議事堂内を歩くと様相は一変。数万冊を所蔵する巨大な図書室近くの壁にある弾痕のような穴(直径1センチ)について治安担当者に尋ねると、「それをあなたに話す必要はない」と一蹴された。

 カナダでは1960年代、東部ケベック地域の独立を求める集団のテロが相次いだ。その後数十年は平穏な状況が続いたが、米中枢同時テロ以降、イスラム教に関わる事件が発生。

 東部トロントでは06年、車両爆破未遂事件が起きたほか、オタワでは今年9月、ジハード(聖戦)主義者が活動組織を作ろうとして投獄された。今回も、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」壊滅に向け、政府が今月、空爆参加を表明したことなどが犯行動機とも指摘される。

 世論調査によれば、国民の55%が政府の治安対策を不安視していることもあり、政府は治安情報庁の権限を強化する方針だ。

 東部オンタリオ州、クイーンズ大学のキース・バンティング教授(政治学専攻)は「事件後、カナダ国民は連帯して政府の治安対策を支持する傾向にある」と指摘した。

 一方で、政府の方針に反発する声は少なくない。大学職員のルネー・ニーソン氏(62)は「“警察国家”は許容できない」と批判。大学生のジョセフさん(29)も「国民は、自由を尊ぶカナダの価値観に基づいて生きる権利がある。自由を阻害するのは間違いだ」と主張した。野党も政府を批判している。

 乱射事件はイスラム社会にも大きな影響を与えている。「イスラム国」対策で派遣された戦闘機の空軍基地がある西部アルバータ州では、モスクの窓ガラスが割られ、壁に「自分たちの国に帰れ」といった文字も書かれた。

 移民国家のカナダは1971年、人種、宗教、言葉の壁を乗り越えた社会実現のため、「多文化主義」を国家政策として導入し、年間数千万ドル(数十億円)の予算を拠出している。

 オタワのイマーム(イスラム教指導者)、サミ・メトワリ師(40)は「カナダに住む約100万人のイスラム教徒は大学教授やエンジニアなど社会の中枢としても活躍し、完全にカナダの一部、システムの一部となっている。多様性、寛容さを尊ぶカナダ社会は私たちを偏った目で見るべきではない」と訴える。

    ◇

カナダの銃乱射事件

 イスラム教に改宗したマイケル・ゼハフ・ビボー容疑者(32)が10月22日、カナダの首都オタワにある戦没者慰霊碑付近で警護中の兵士を射殺。近くの連邦議会議事堂に侵入し、数十発乱射した後に射殺された。容疑者は事件前に旅券を申請しており、当局による発行の遅れが犯行動機との見方もある。

2192チバQ:2014/11/11(火) 22:08:59
http://www.sankei.com/world/news/141111/wor1411110002-n1.html
2014.11.11 17:00
【アメリカを読む】
蠢き始めた共和党の大統領候補たち ブッシュ前大統領の弟が「本命」





(1/4ページ)

中間選挙で共和党候補の応援演説を行うジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事。2年後の大統領選に向けて、その動向に注目が集まっている=10月29日、コロラド州キャッスルロック(AP)
 米中間選挙(11月4日)が終わると大統領選挙は「予備選」の段階に入る−とは共和党関係者の言葉だ。早くも2016年大統領選への出馬が有力視される政治家たちはポジション争いを始めている。共和党有力候補の一人、クリス・クリスティー・ニュージャージー州知事(52)は、エボラ出血熱への対処方針で民主党のバラク・オバマ米大統領(53)と激しく衝突し、メディアの注目を集めている。

エボラ熱対応で注目

 クリスティー氏は、西アフリカのシエラレオネでエボラ出血熱患者の治療に当たった女性看護師、ケイシ・ヒコックスさん(33)を病院に強制隔離したことで批判を浴び、自宅からの外出禁止に緩和した。ヒコックスさんが、隔離されたテントから「非人道的な扱い」を電話でテレビに“告発”したのが一因だ。クリスティー氏は憤(ふん)懣(まん)やるかたない様子だ。

 「ありとあらゆるたわごとが出ているが、彼女は携帯電話もインターネットも使えたし、(ニュージャージー州)ニューアークの最高のレストランからの出前も食べられた」

 クリスティー氏は患者と接触した可能性がある帰国者を21日間、強制隔離する決定は変わっていないと強調しているが、歯にきぬ着せぬ発言は物議を醸している。政敵に対する報復として、側近が意図的に橋の渋滞を引き起こした疑惑もここへ来て蒸し返されている。

 それでも、クリスティー氏は強制隔離騒動の最中に、大統領選への意欲を明確にした。

 「来年初めまで決める気はないが、隠し立てするつもりもない。明らかに(立候補を)考えている」。10月26日、FOXテレビの番組でこう述べた。

「本命」はブッシュ氏

 ただ、これから共和党の「本命」として周辺がにぎやかになりそうなのは、同じ中道でもクリスティー氏ではなくジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(61)の方かもしれない。ジョージ・W・ブッシュ前大統領(68)の弟だ。

 米紙ワシントン・ポストとABCテレビが10月20日に発表した世論調査では共和党支持層でジェブ・ブッシュ氏が15%でトップになった。設問は、12年大統領選でオバマ氏に敗れたミット・ロムニー前マサチューセッツ知事(67)が出馬しない場合に誰に投票するかというもの。ブッシュ氏はランド・ポール上院議員(12%)、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事(11%)、ポール・ライアン下院予算委員長(8%)、マルコ・ルビオ上院議員(8%)を上回った。

2193チバQ:2014/11/11(火) 22:09:19
 ブッシュ氏は中間選挙の終盤に応援で各地を飛び回った。息子のジョージ・P・ブッシュ氏(38)が「父は(大統領選を)真剣に考え、進めている」と述べたこともあり、その動向に注目が集まっている。

 米CNNテレビはサウスカロライナ州での私的会合に出席した人物の話として、ジェブ・ブッシュ氏が「もし出馬するとすれば、国を前に進め、国民を一体化させるためだ」と述べたと報じた。ブッシュ氏は、年末か来年初めに大統領選への態度を明確にするという。

路線対立も絡む激闘

 そうなると、より強硬な保守派に位置する将来の大統領候補も黙ってはいない。

 保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)の支持を受けるテッド・クルーズ上院議員(43)は米CNBCテレビで、ジェブ・ブッシュ氏に関して、こう述べた。

 「(過去2回の大統領選で敗れた)ジョン・マケイン上院議員やロムニー氏のような候補者を立てたら、数百万人の有権者が投票に行かなくなる。ヒラリー・クリントン前国務長官が次の大統領になるだろう」

 前述のワシントン・ポスト紙の世論調査で、クルーズ氏への支持は4%で9位にとどまっている。一方のクリントン氏は民主党支持層の65%という圧倒的な支持を受ける。

 共和党内では、茶会系を中心に穏健派のジョン・ベイナー下院議長(64)を引きずり下ろそうとする動きがある。「クリントン氏に対抗しうる人物」を探す共和党の候補者選びは、党内の路線対立も絡んだ激しい展開が予想される。

 ロナルド・レーガン大統領基金は中間選挙に先立つ10月30日、来年9月16日に共和党の大統領候補による討論会を開催することを早々と発表した。

(ワシントン支局 加納宏幸/SANKEI EXPRESS)

2194チバQ:2014/11/13(木) 20:53:10
http://mainichi.jp/select/news/20141114k0000m030018000c.html
米上院:共和党が53議席 アラスカ当選確実で 民主46
毎日新聞 2014年11月13日 17時56分

 複数の米メディアは12日までに、中間選挙の上院アラスカ州選挙区で、野党・共和党のダン・サリバン候補の当選が確実になったと報じた。上院(定数100)の獲得議席は、共和党が53、民主党が46になる。残る1議席は12月6日に行われるルイジアナ州の決選投票で決まる。

 開票は終わっておらず、アラスカ州によると11日夜時点でサリバン氏と民主党現職のマーク・ベイゲッチ候補の得票率は約3ポイント差。しかし、サリバン氏は声明を出し、勝利を宣言している。【ワシントン】

2195チバQ:2014/11/18(火) 20:44:51
http://www.news-postseven.com/archives/20141117_285251.html
ハワイで独立運動の兆し 観光収入や軍の使用料で自立の機運
2014.11.17 16:00

 ウクライナ問題、イスラム国、香港デモ。世界の地殻変動の底流にあるのは、「国家とは何か?」という問いにほかならない。国家の定義を揺るがせたスコットランドの独立投票こそ否決に終わったが、その流れは今後強まると、大前研一氏は予想する。

 * * *
 スコットランドがあのような民主的アプローチで住民投票を何の混乱もなく粛々と実施できた事実が、さすが紳士の国イギリス、と感心したものだ。一方、その後遺症で世界各地の独立運動が勢いづくのは間違いない。

 実際、中国では北京政府が相当過敏になっており、スコットランドの住民投票に関する報道はタブーだった。香港の行政長官選挙制度改革を巡る民主派のデモや、新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区、チベット自治区の独立運動に影響を与えるのは必至だからである。

 意外なところではハワイが独立運動に目覚め出している。もともと独立した王国だったのに力ずくでアメリカに併合された、という思いが一部の住民には強いので、再び独立国になって観光収入やアメリカ太平洋艦隊の司令部がある真珠湾の使用料などで自立していこう、という機運が盛り上がっているのだ。

 世界で最も独立運動の火種をそこかしこに抱えているのはヨーロッパである。たとえば、デンマークでは本土から遠く離れた北大西洋のフェロー諸島、さらに北方のグリーンランドが独立気運を高めている。フェロー諸島は隣にあるアイスランドが独立国なのだから自分たちも、と意気込む。世界最大の島であるグリーンランドは、デンマークではなく海峡を隔てた対岸のカナダやアメリカと付き合って生きていきたいと考えている。

 また、イタリアでは工業化が進んでいる裕福な北部のロンバルディア州、ヴェネト州、ピエモンテ州、エミリア=ロマーニャ州などで独立の声が絶えない。農業が中心で貧しい南部を切り離せ、それができないなら自分たちが出ていく、と昔から主張している。その動きはEUができて少し沈静化していたが、スコットランドに刺激を受けて再燃しつつある。

 もっとも独立運動が蠢くのはスペインだ。高度な自治が与えられているカタルーニャ州、バスク州、ガリシア州、アンダルシア州は各々が一つの国だと思っており、国家を維持できていることのほうが不思議なくらいである。

 なかでもカタルーニャ州は州政府が独立の是非を問う住民投票を11月に実施すると約束していたが、スペイン憲法裁判所が住民投票に反対しているスペイン政府の提訴を受理して投票差し止めを命じたため、住民投票は見送られた。

 これらの例を見れば、「国家」というものが、いかに移ろいやすく、刹那的かがわかるだろう。いちおう国際法上は「国民」「領土」「主権」の三要素を満たせば、国家として認められることになっているが、実際は「他国からの承認」が第四の要素になっている。

 そして、その場合の「他国」とは、国連安全保障理事会で拒否権を持っている安保理常任理事国のアメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシアの5か国であり、事実上「欧米(アメリカ、イギリス、フランス)が認め、中国とロシアが反対しないこと」が、国家として認められる第四の要素になっている、と私は考える。

※SAPIO2014年12月号

2196チバQ:2014/11/18(火) 20:49:16
http://mainichi.jp/select/news/20141118k0000e030186000c.html
米国:ミズーリ州で非常事態宣言 黒人射殺の大陪審決定前
毎日新聞 2014年11月18日 10時21分

 【ニューヨーク草野和彦】米中西部ミズーリ州ファーガソンで今年8月、丸腰の黒人青年を射殺した白人警官の訴追について審議している大陪審の決定を前に、ニクソン州知事は17日、州内に非常事態を宣言するとともに、州兵出動の行政命令に署名した。知事の声明によると、決定後に予想される抗議デモとそれに伴う「不測の事態への備えの一環」という。

 今月中に予定される大陪審の決定について、米メディアは起訴見送りの可能性もあると伝えており、その場合は激しい抗議行動が予想される。ファーガソンでは、商店が窓に板を打ち付けて防御するなど緊張が高まりつつあるという。

 ファーガソンでは8月の事件直後、黒人らのデモ隊が警官隊と衝突、一部が商店での略奪行為に走るなど暴徒化した。当時も州兵が投入され、警察の指揮所で警戒にあたった。

2197チバQ:2014/11/18(火) 23:48:29
http://www.sankei.com/world/news/141118/wor1411180038-n1.html
2014.11.18 22:55

移民制度改革で「オバマVS共和党」過熱 「職務怠慢」と大統領令の発動に言及

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(1/2ページ)

16日、オーストラリア・ブリスベンで記者会見するオバマ米大統領(AP=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領が重要視する移民制度改革で、改革関連法案の議会成立を待たず、大統領令の発動で“強行突破”する考えを表明し、野党共和党が激しく反発している。中間選挙で改革案に慎重な共和党が上下両院を制し、法案成立にメドが立たなくなったとの判断に傾いたためだが、不法移民者に事実上の「恩赦」を与え、永住の道を開くことになりかねないと共和党側は批判しており、攻防が激化しそうだ。

 オバマ大統領は16日、訪問先のオーストラリアで移民制度改革に関し、「私に権限があるのに永久に待つことはできない。誰の目から見ても壊れた制度を改善しないとすれば、職務怠慢になる」と述べ、大統領令を発動する考えを表明した。

 約1100万人とされる不法移民のうち、最大約500万人を国外退去の対象から外す改革案を週内にも正式発表する。

 ホワイトハウス関係者の話を基に報じたFOXニュースによると、大統領の改革案は、入国後に出産するなどして米国生まれの子供を持つ450万人以上の不法移民者の国外退去を「延期」することが柱。すでに市民権を得ている親と暮らすため、不法入国した子供も対象者に組み込む。

 一方で、さらなる不法移民の流入を防ぐため、国境警備の強化も盛り込む。

 しかし、中間選挙で共和党の保守系議員や候補者は、不法移民に実質的な市民権を与えることは、さらなる不法入国を助長すると民主党を批判してきた。

 共和党のベイナー下院議長は「大統領令による『恩赦』を進めれば、他の案件を危険にさらすとオバマ氏には伝えている。われわれは戦う」と牽制(けんせい)。移民制度改革法案の共同提案者で、共和党重鎮のマケイン上院議員も、大統領令の発動は議会との関係に悪影響をもたらすとメディアを通じて警告した。

 大統領令で移民制度改革を強行すれば、12月11日に期限が切れる暫定予算案の可決や、次期司法長官に指名されたロレッタ・リンチ氏ら高官人事の承認に影響が出るのは確実だ。

2198チバQ:2014/11/21(金) 21:08:20
http://www.sankei.com/world/news/141121/wor1411210037-n1.html
2014.11.21 17:47

米民主党のウェッブ氏、次期大統領選に出馬準備 クリントン氏に挑むか





 米民主党のジム・ウェッブ元上院議員(68)は21日までに、2016年次期大統領選の出馬を検討する準備委員会を立ち上げたと発表した。

 大統領選に向け、具体的な行動を起こした政治家は初めてとみられる。出馬が有力視されるクリントン前国務長官に、民主党予備選で挑む可能性がある。

 ウェッブ氏はアイオワなど大統領選の重要州を回り、出馬への意欲を示していた。声明では「われわれの国を立て直す必要がある」と訴えた。

 ウェッブ氏はベトナム戦争の従軍経験があり、海軍長官などを歴任。上院議員時代は外交委員会の東アジア・太平洋小委員長を務め、日米関係の強化にも尽力した。(共同)

2199チバQ:2014/11/21(金) 21:08:35
http://www.sankei.com/world/news/141121/wor1411210035-n1.html
2014.11.21 16:49

次期大統領選の布石か クリントン氏、オバマ米大統領の移民制度改革「支持する」





 米民主党のクリントン前国務長官は20日、声明を発表し、オバマ大統領の移民制度改革を「支持する」と表明した。長官退任後のクリントン氏が政治問題で見解を表明するのは珍しく、次期大統領選への布石と受け止められている。

 クリントン氏は大統領が自らの権限で改革に乗り出したのは、議会の「責任の放棄」が原因だとして、下院の多数派を占める共和党を批判した。

 しかし恒久的な改革には、超党派による立法措置が必要と指摘。「誠意のある人たちが一致点を見いだすと確信している」と将来の法案成立に期待を示した。(共同)

2200チバQ:2014/11/25(火) 01:01:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2014112400363
ヘーゲル米国防長官辞任へ=「イスラム国」対処で刷新か


 【ワシントン時事】米メディアは24日、ヘーゲル国防長官が辞任すると一斉に報じた。オバマ大統領が同日午前11時(日本時間25日午前1時)すぎに発表する見込み。与党・民主党が大敗した4日投票の中間選挙後、オバマ政権閣僚の辞任は初めてとなる。
 米紙ニューヨーク・タイムズによると、米当局者はヘーゲル氏の辞任について、過激組織「イスラム国」の脅威に対処する上で、オバマ大統領は違う人材が必要と判断したと説明した。大統領は先週末に決断したという。ヘーゲル氏とホワイトハウスのぎくしゃくした関係も最近報じられていた。
 オバマ政権の安保チームで唯一の共和党員であるヘーゲル氏は2013年2月、政権2期目発足後に国防長官に就任。アジア太平洋へのリバランス(再均衡)政策、アフガニスタン撤退戦略や緊縮財政の中での国防体制再構築などに取り組んできた。(2014/11/25-00:24)


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