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金融機関観察スレッド
1
:
■とはずがたり
:2002/11/07(木) 17:40
銀行・証券・信託銀行・生保・損保といった金融機関とその子会社・関連会社の観察スレッド
1470
:
とはずがたり
:2008/05/23(金) 16:53:47
動く山形金融界
山形信金と山形庶民信組 合併契約正式に締結
時期は来年2月に前倒し
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20080521-OYT8T00850.htm
2009年に合併することを基本合意していた山形信用金庫(本部・山形市)と山形庶民信用組合(本店・同市)は21日、合併契約を締結した。09年5月だった合併時期は、合併目的の早期達成を図るために同年2月16日に前倒しする。
合併後の組織は信用金庫として、名称も「山形信用金庫」とする。出資比率は1対1で、新理事長は同信組の伊藤直光理事長、新会長は同信金の佐藤三朗理事長がそれぞれ務め、21日に行われた調印式で2人が合併契約書にサインした。
合併後には本支店合わせて計17店舗、職員数計約200人体制となる。預金残高は約1104億円(2007年3月末時点)となり、県内信金では鶴岡信金(本店・鶴岡市)に次いで県内第2位の規模になる。
(2008年5月22日 読売新聞)
1471
:
とはずがたり
:2008/05/24(土) 01:38:15
結構厳しいこと書いてあるねぇ・・県外,特に仙台で新銀行宮城荘内北都銀でもつくって県外店舗移管し共同展開すると良いんではないか?共通のシステム導入後なら効果でかいし。
【特報 追う】東北の地銀、再編活発化? 荘内・北都統合で
2008.5.22 02:15
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/yamagata/080522/ymg0805220216000-n1.htm
荘内銀行(山形県鶴岡市)と北都銀行(秋田市)が持ち株会社化による経営統合を決めた。東北では初となる県境をまたいだ地銀再編。かねてからオーバーバンキング(銀行過剰)が指摘されてきた東北の金融業界は、地元経済の疲弊と競争の激化も重なって、新たな局面を迎えつつある。この統合劇は今後どんな展開をみせるのか。
「経営統合は夢だった」
今月14日、会見場に入ってきた荘内銀の町田睿頭取は、晴れやかな表情で語った。荘内銀は、旧殖産銀行(現きらやか銀行)との合併を進めていたが平成12年に破談した経緯がある。
町田頭取は「小さい銀行は、たとえブランド力があっても資金面でのハンディが大きい。経営統合がこれを埋めるための答え」と規模のメリットを強調。北都銀の加賀谷武夫頭取は「経営環境が変わる中、ベストの選択。東北は今後も景気の縮小が続くと思う。道州制の議論も進んでおり、環境に合わせた広域金融グループを模索した」と統合理由を説明した。
2年後の共同持ち株会社設立を目指すという。
一方、統合を疑問視する声も出ている。ライバルとなる山形銀行の長谷川吉茂頭取は「東北地方にも金融再編の波が押し寄せてきた」との認識を示しつつ、「(経営状態が)良い銀行ならば統合は必要ない。国内の銀行統合で“満額回答”の結果が出ているケースはない」とバッサリ。
■ ■
九州・博多−。東北の両行の統合が発表された14日、福岡、熊本、長崎の地銀3行を傘下に置く持ち株会社「ふくおかフィナンシャルグループ(FG)」の幹部が初の決算会見に臨んだ。
九州は東北とともに、人口に比して地銀が過剰な地域とされたが、ここ数年で一気に金融再編が進んでいた。東北の地銀関係者も再編の先行モデルとして注目していたが、決算内容は統合効果が出たとはいえない厳しいものだった。経常利益は昨年11月の予想から51%減の258億円、税引き後利益は同95%減の12億円にとどまった。
ふくおかFG総務広報部は「サブプライムローン問題などの外部要因が響き、残念ながら統合メリットは出ていない。各行の県外支店の統廃合を進めているが、大幅なコスト削減が見込める3行のシステム統合は再来年で、効果が出るのはまだ先になるだろう」と明かした。
一般に持ち株会社方式による統合は、合併に比べ合理化効果は限定される。荘内銀、北都銀も持ち株会社方式を選択。システム統合も経営統合後数年かけて行われる見通しだ。
両行は名前を残すことでこれまでのブランド力を生かす戦略だが、東北の有力地銀幹部は「今回の県境をまたいだ統合では、そもそも重複店が少なく、統廃合によるリストラ効果が期待できない」と分析する。
1472
:
とはずがたり
:2008/05/24(土) 01:38:36
>>1471-1472
■ ■
東北の地銀を取り巻く環境は想像以上に厳しい。
統合発表の前日、日銀仙台支店が特別調査の結果を公表した。東北の貸出動向についてで、東北では今後、住宅ローンの減少をはじめ、企業や自治体が借り入れを減らし、地銀の貸出環境が悪化する可能性が強まると指摘した。さらに安永隆則支店長は「従来型の預金・貸出モデルの維持は難しい」との厳しい見解を示し、新たなビジネスモデル構築を促した。
また特別調査によると、東北の不良債権比率は5・1%と全国平均の3・9%を大幅に上回っていた。今回の統合も北都銀の自己資本の毀損がきっかけだった。北都銀の加賀谷頭取は「統合の一番大きな要因は自己資本比率の低下」と認める。同行は3月期決算で有価証券の評価損が約128億円に拡大、自己資本比率が5%台まで低下していた。
また荘内銀の町田頭取は「東北に同好の士がいれば」と、他行の参加も歓迎し、一層の規模拡大を追求する考えを明らかにしている。
東北6県の貸出残高は15兆円で、神奈川1県分にも及ばないが、そこで15行の地銀がしのぎを削ってきた。メガバンクやゆうちょ銀行の攻勢もあり、業績が低下。貸出先に困った地銀は有価証券の運用に活路を見いだそうとしたが、サブプライムローン問題を発端とする金融市場の混乱が直撃、単独で生き残るには厳しい財務状況の地銀は少なくないとみられる。
秋田の金融関係者は「この統合で東北での地銀再編の動きが活発化する可能性は十分ある」と話す。
◇
【用語解説】荘内銀行と北都銀行の統合
平成22年をめどに設立される持ち株会社の傘下に両行が入り、現行名のまま営業を続ける。管理部門などを共有化して経費節減を図り経営を効率化、商業集積が進む仙台圏などでの勢力拡大を狙う。両行の預金残高は計約1兆8000億円で、統合すれば東北の地銀で6番目の規模。
1473
:
とはずがたり
:2008/05/24(土) 15:42:38
きらやか銀:経常益は19億円赤字 初決算、合併費かさむ−−3月期 /山形
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20080524ddlk06020413000c.html
きらやかホールディングス(HD)は23日、合併後初となる、きらやか銀行の08年3月期決算を発表した。経常収益は前期(旧山形しあわせ、殖産両行の合算)比0・5%減の319億5600万円、経常利益は19億6600万円の赤字。当初は黒字を見込んだが、合併費用や不良債権処理費用がかさみ、初年度は厳しい結果となった。【大久保渉】
統廃合でできた空き店舗の資産価値の目減り分を特別損益に計上したことや、人員合理化の促進を目的に退職金を積み増したため、合併費用が計画を上回った。不良債権処理費用も、予想を約18億円上回った。
これらの一時的な要因に加え、本業でも苦戦を強いられた。預貸金収支や手数料収支などの利益を示すコア業務純益は、前期比11・9%減の41億200万円。貸出金残高が減った結果、利息が同比6億3000万円減、手数料も同比5億2100万円減少した。
これらの結果、当期純利益は36億3700万円の赤字。前期に比べ58億8300万円改善したものの、黒字には至らず4月には業績の下方修正を余儀なくされた。
また、米サブプライムローン問題に端を発する株式市場の混乱により、有価証券の評価損が前期の72億9600万円から123億900万円へと膨らんだ。この影響で、自己資本比率は前期比0・38ポイント低い6・94%と、7%を割った。
09年3月期予想は、経常収益280億円、経常利益28億円、当期純利益30億円と黒字決算を見込んだ。約250人の人件費削減などで14億円の合併効果が出ることや、合併費用がなくなることを踏まえた。
決算内容について、粟野学頭取は「株主や取引先の皆様におわび申し上げる」と陳謝。
また、合併後1年を振り返り「思ったより大変な作業だった。事務手続きの統一など内向きのエネルギーを、これほど費やさないといけないのかという感想。やっと行員が外に目を向けられる環境になった」と述べ、合併効果をいち早く出すことを今後の課題にあげた。
◇きらやかHD社長に粟野氏
きらやかHDは23日の取締役会で、長谷川憲治会長と沢井誠介社長が退任し、粟野学専務がきらやか銀行頭取のまま社長に就任する役員人事を内定した。6月26日の株主総会で承認を得て正式決定する。【大久保渉】
毎日新聞 2008年5月24日 地方版
1474
:
とはずがたり
:2008/05/25(日) 15:57:08
社長12年…朝日生命・藤田氏ついに退任へ
http://www.asahi.com/business/update/0523/TKY200805230004.html
2008年05月23日06時35分
朝日生命保険は22日、12年という異例の長期在任となっていた藤田譲社長(66)が代表権のある会長となり、後任に佐藤美樹常務(58)が昇格する人事を発表した。総代会を開く7月1日付。
藤田氏は96年4月、社長に就任。その後、朝日生命は生保危機や超低金利による「逆ざや」の影響などを受け、深刻な経営危機に陥った。00年9月には東京海上火災保険(当時)などと「ミレア保険グループ」の結成を発表し、生損保の枠を超えた経営統合を目指した。
しかし、02年3月期決算で、主要生保としては初の経常赤字に転落。03年1月にはミレアとの統合計画が破談となり、その後は「独立路線」で経営再建に注力してきた。
記者会見した藤田社長は「(12年は)ずっと坂道で重い荷物を背負っている感じだった。完全復活にはほど遠いが、安定に向けたステージには立てた」と振り返った。佐藤氏は「規模を拡大するより、特色ある会社を目指したい」と抱負を語った。
1475
:
とはずがたり
:2008/05/27(火) 22:51:07
豪ウエストパック銀行とセント・ジョージ銀行、合併条件で合意
2008年 05月 26日 14:16 JST
http://jp.reuters.com/article/marketEyeNews/idJPnJS816379620080526
[シドニー 26日 ロイター] 豪銀4位のウエストパック銀行(WBC.AX: 株価, 企業情報, レポート)は、同5位セント・ジョージ銀行(SGB.AX: 株価, 企業情報, レポート)に提案した約166億豪ドル(160億米ドル)の買収提案について、デュー・ディリジェンス(資産査定)の結果、そのまま進めることに合意した。セント・ジョージ銀行が26日発表した。
両行は、先に発表したセント・ジョージ銀行株1株とウエストパック銀行株1.31株を交換するという条件の合併実行合意を締結した。
両行は独占交渉期間を延長したが、セント・ジョージ銀行はより優れた提案があれば自由に検討することができる。
統合新会社の時価総額は約660億豪ドルと、コモンウェルス銀行(CBA.AX: 株価, 企業情報, レポート)の610億豪ドルを抜くことになる。資産価値ではナショナル・オーストラリア銀行(NAB)に次いで国内2位となる。
記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。
c Thomson Reuters 2008 All rights reserved.
1476
:
とはずがたり
:2008/05/28(水) 00:41:02
口座は持ってないけど心情的に関つくをおーえんしてるぞヽ(゚∀゚)ノ
茨城の吸収合併も一度きぼぬ。寧ろどっちでもいいから県外勢との経営再編がいいなぁ。。
常陽132億円の大幅減益 3行で決算発表 茨城は3期連続黒字
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20080517/CK2008051702011991.html
2008年5月17日
常陽(本店・水戸市)、茨城(同・水戸市)、関東つくば(同・土浦市)の三行は十五日、それぞれ二〇〇八年三月期決算を発表した。
常陽は、有価証券の価格下落に伴う減損処理と売却損の計上などで、純利益は百二十九億円と、前年同期を百三十二億円下回った。〇七年度の減益は一過性としており、〇八年度の純利益は二百五十億円を見込んでいる。一株当たりの配当は今期四円(通期八円)。
茨城は、純利益は八億円で三期連続黒字を計上。一株当たりの配当は一円を予定。関東つくばは、経常収益や特別損益の減少から前年同期比二十八億円減の三十五億円を計上。前年に続き一株当たり十円を配当する。
また茨城は、川嶋烈頭取(68)が退任し、後任に溝田泰夫専務(60)が内定したことを明らかにした。六月二十七日の株主総会で正式決定する。川嶋氏は相談役に就任する見通し。 (高橋知子、塙幸雄)
1477
:
とはずがたり
:2008/05/28(水) 00:44:29
地理、鉄道、経済の話題中心のブログ。だそうで趣味被るなぁw
七十七否定派なんてのも俺と同じだ。
1年前のエントリですけど
>きらやか、福島、大東、そして仙台銀行の南東北の第二地銀4行が
>最終的には合流するのが既定路線なんじゃないかな。
>現状でも「東北おむすび隊」と称して、この4行はATM提携してますし。
なんてのは注目だ
http://trippin217.blog.shinobi.jp/Category/3/
きらやか銀行〜東北地方銀行再編か?〜
1478
:
とはずがたり
:2008/05/29(木) 00:56:05
GE、レイクの売却先決定は6月になる見込み=イメルトCEO
2008年 05月 28日 19:46 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-32001620080528
[北京 28日 ロイター] 米ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)のイメルト最高経営責任者(CEO)は28日、日本の消費者金融事業「レイク」の売却先決定は6月になるとの見通しを示した。
イメルトCEOは「われわれの見通しでは、発表は早ければ6月末で、年末までに売却を完了する。日本勢の数社が引き続き関与している」と記者団に述べた。
GEが3月に実施した最終入札には、アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)とプロミス(8574.T: 株価, ニュース, レポート)、新生銀行(8303.T: 株価, ニュース, レポート)の3社が参加。関係筋によると、アコムやプロミスが3000億円程度の買収価格を提示したの対して、新生銀行は3500―4000億円程度を提案。GEは現在、新生銀行に交渉相手を絞りつつあるもようだ。ただ、将来の過払い返還請求のリスクをGEと買い手との間でどのように分担するかなどについて調整余地があり、最終的な買い手になるかどうかは流動的な情勢だ。
c Thomson Reuters 2008 All rights reserved.
1479
:
とはずがたり
:2008/05/29(木) 18:39:00
仙台銀、純損20億円 7期ぶりに赤字決算
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080523t12015.htm
仙台銀行は22日、2008年3月期決算(連結)を発表した。経常収益は前年同期比1.1%増の202億5300万円となったが、経常損益は20億8100万円の黒字から11億4600万円の赤字、純損益は12億7800万円の黒字から20億2400万円の赤字となった。赤字決算は、創業期を除くと2001年3月期以来3度目。
米サブプライム住宅ローン問題による金融市場の混乱で、保有する一部の有価証券の時価が、取得価格よりも大幅に下落。30億3900万円の減損処理をしたことが響いた。
09年3月期は「景気の足踏み状態が続く」とみて経常収益は16億5300万円減の186億円を想定。一方、「赤字は一時的な要因」として経常利益は18億5000万円、純利益は9億5000万円をそれぞれ見込む。
08年3月期の自己資本比率は0.96ポイント減の8.59%。
本業の利益を示すコア業務純益は、預金利息の増加で資金利益が減少し、11.6%減の23億2600万円だった。
不良債権処理額は、貸倒引当金の積み増しで37.4%増の15億4900万円。金融再生法に基づく不良債権残高は3.9%増の286億3700万円となった。
貸出金残高は、中小企業や個人向けが伸び悩み、2.3%減の4813億8400万円。譲渡性預金を含まない預金残高は2.5%減の6999億1000万円だった。
◎「統合や合併考えはない」三井頭取
仙台銀行の三井精一頭取は22日の決算発表会見で、荘内銀行(鶴岡市)と北都銀行(秋田市)が合意した経営統合方針に関連し、「統合や合併は生き残るための選択肢の一つだが現在、(自行に)そうした考えはない」と述べた。
この日は、2008、09年度が対象の中期経営計画も発表。10年3月期の数値目標として、年間平均の貸出金残高5010億円、預かり資産残高427億円などを掲げた。三井頭取は「収益増と経費削減を実行し、来期は何としても黒字転換する」と強調した。
◎専務に信夫氏昇格
仙台銀行は22日、信夫俊雄代表取締役常務が代表取締役専務、馬場豊常務が代表取締役常務、御園生勇郎取締役企画部長が常務に昇格する役員人事を内定した。6月27日の株主総会、取締役会で決定する。
2008年05月23日金曜日
1481
:
やおよろず
◆N22LLUydY2
:2008/05/31(土) 23:23:52
仙台銀行
貸出金は将来収益の源泉ですから、貸出額にしろ評価額にしろ、減少は歓迎材料とはいえないと思います。
貸出金の減少・有価証券は横ばいにもかかわらず、預金の減少により、
短期資金運用も減少、譲渡性預金による短期資金調達も減少しています。
貸出金 490 → 478
有価証 206 → 204
譲渡預 23 → 13
コール 50 → 27
預金計 718 → 700
PLにインパクトを大きく与えているのが「その他の証券」の償却損
来期の損益をうらなう上で、中身が気になるところです。
1482
:
やおよろず
◆N22LLUydY2
:2008/06/01(日) 03:47:47
七十七銀行
貸出金は将来収益の源泉ですから、増加は基本的に好材料です。
貸出金の増加により、コールでの運用減少・調達増加となっています。
預金の増加が貸出金の増加に当てられており、資金も効率的に運用されているものと思われます。
気になるのは、繰延税金資産の大幅な積み増しです(2→19)。
貸出金 3117 → 3147
有価証 2069 → 2069
譲渡預 298 → 304
コール 182 → 164 (運用)
コール 63 → 79 (調達)
債オペ 13 → 10 (調達)
預金計 4732 → 4765
税引前純損益は18→20と増加していますが、
気になるのは、貸倒引当金繰入額が、10→5となっていることです。
宮城県内の景気に対する見解も仙台銀行とは温度差があるように感じられます。
1483
:
とはずがたり
:2008/06/01(日) 13:45:31
>>1480
あざーすヽ(´ー`)/
俺,恥ずかしながら簿記とか財務諸表とか会計とかの知識は皆無なんですけど,仙台はサブプライムの一時的ショックで赤字を叩き出したとはいえ運用先も伸び悩んでいる,七十七は堅調に貸し出ししてるけど将来への見込みをやや甘く見てるって感じでしょうか。
1484
:
やおよろず
◆N22LLUydY2
:2008/06/02(月) 01:02:27
>>1483
>仙台はサブプライムの一時的ショックで赤字を叩き出した
これは、わからないです。
私には当然、仙台銀行や監査法人もどこまで掴んでいるのやら。
「その他の証券」で減損とのことですが、これは出資証券なのでしょう。
つまり、どこかのファンドに投資しているということです。
そのファンドは、さらに別のファンドに投資してという感じなので、
直接投資しているファンドがサブプライム関連損失がなかったとしても、
そのファンドが出資しているファンドはどうなのか、
更にそのファンドが出資しているファンドはどうだ?という風に詰めていくと、
まだ、サブプライム関連損失が出てくる可能性があるのです。
1485
:
とはずがたり
:2008/06/02(月) 10:44:44
なるほど。
その連鎖の中にサブプライムだけ含まれてないなんて事は可能性としては殆ど無いでしょうから波及も全体に亘ったんですね。
それにしてもとんでもない商品開発して白昼堂々と販売してくれたもんです・・。
ここ数年の熱狂が終わってみれば残ったのは原油高だけでは救われないなぁ。。
1489
:
荷主研究者
:2008/06/19(木) 23:18:34
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080502303.htm
2008年5月2日04時36分 北国新聞■北陸の経済ニュース
◎預金5兆円突破 北陸銀 「復活」鮮明に
北陸銀行は一日、総預金残高が四年ぶりに五兆円を超えたと発表した。一時の金利上昇を追い風に、団塊世代の退職金や年金など個人マネーを取り込んだ。銀行の運用原資となる預金の額は、金融機関の規模を示す主要指標で、公的資金の注入を受けた同行の「復活」を印象付ける。
北陸銀行の総預金(譲渡性預金含まず)は、四月末で五兆七百一億円に達した。昨年三月末の四兆九千百五十億円に比べ、一千五百五十一億円増えた。
特に、個人預金は退職金専用定期預金などが好調で、三兆三千五百八十七億円となった。満期を迎えた郵便貯金からの切り替えも多いとみられる。
国債と投資信託を加えた個人預かり資産は、過去最高の三兆九千六百二億円に上り、同行は「幅広い資産運用ニーズに応えた結果」としている。
1491
:
荷主研究者
:2008/06/20(金) 00:20:50
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200805230036.html
'08/5/23 中国新聞
西京銀が東京支店も廃止へ
--------------------------------------------------------------------------------
西京銀行(周南市)は、東日本唯一の営業拠点である東京支店(東京)を8月22日に廃止する。近畿地方で唯一の大阪支店(大阪市)を5月23日に廃止することも決めており、支店網を山口、広島、福岡3県に集約する。
東京支店は1988年に開設。法人営業が中心だが、地元企業の出先との取引が伸びず、業績が低迷していた。メガバンクの攻勢で、「情報収集力に劣り、業績の伸長が見込めない」と撤退を決めた。同支店はコーポレート営業部に再編して周南市の本店近くのビルに移転。電話やインターネットを中心に首都圏の顧客に対応する。
1497
:
とはずがたり
:2008/06/23(月) 02:08:36
アホやねぇ。。>3割が行員の説得「無視」
>「振り込め詐欺救済法」が21日に施行され、被害金を返還する仕組みが動き出した。
こんなの保護する必要あるんかいね?グルになって振込詐欺被害者詐欺が起きるだけちゃうか?銀行員が注意を促しても被害にあった場合救済されるのかね?
振り込め詐欺の被害者、3割が行員の説得「無視」
2008年6月22日3時2分
http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY200806210233.html?ref=goo
振り込め詐欺被害者の約3割が、金融機関の現金自動出入機(ATM)コーナーや窓口で行員らから事実確認を促されたのに被害に遭っていたことが警視庁の調査でわかった。「自分はだまされない」という思いこみや「もし本当だったら」との懸念から被害につながっていた。
一方、振り込め詐欺の被害は月間ベースで第2次ピークを迎えそうな勢いだ。「振り込め詐欺救済法」が21日に施行され、被害金を返還する仕組みが動き出した。
この調査は、振り込め詐欺のうち借金返済や会社でのトラブルなどを名目にしたオレオレ詐欺の被害者が対象。昨年1年間に300万円以上をだまし取られた30歳代〜90歳代の429人(男性114人、女性315人)に被害に遭った状況などを尋ねた。
全員が「振り込め詐欺を知っていた」と回答し、8割以上が「自分が被害に遭うとは思わなかった」と答えた。また約3割の129人が「行員から注意喚起された」とし、言葉巧みに誘導された結果、行員の呼びかけにもかかわらず金を振り込んでいた。
「注意喚起されていない」と回答した人も約6割近く。警察幹部は「詐欺グループが無人のATMコーナーに被害者を誘導するケースが増えている」と警戒する。
振り込め詐欺被害は07年1月、テロや資金洗浄への対策としてATMでの10万円超の現金振り込みが禁止され、いったん激減した。だが、社会保険事務所や自治体の職員らを装う還付金詐欺が増え、今年4月の被害額は約33億円にのぼり、月間ベースでは04年8、9月に次いで3番目に多かった。今年1〜4月の被害総額は前年同期の1.7倍の約111億円。(勝亦邦夫)
1499
:
とはずがたり
:2008/06/24(火) 18:40:06
>>1210
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2008年(平成20年) 2月3日(日)付け紙面より
鶴信金 酒信金 合併を正式決定 3月17日、県内最大の信金誕生
http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/0/ad_vw.cgi?p=dy:2008:2:3
鶴岡信用金庫(本店・鶴岡市馬場町、加藤捷男理事長)と酒田信用金庫(同・酒田市本町三丁目、加用貞二理事長)の臨時総代会が1日、それぞれ行われた。合併契約書締結承認に関する件、合併に伴う定款の一部変更に関する件など提案された全議案をそれぞれ原案通り承認、3月17日の合併が正式に決まった。預金残高1431億円(昨年3月末現在)の県内最大の信金が誕生する。
合併の方式は対等合併だが、鶴岡信金による事実上の吸収合併。存続機関、合併後の名称ともに「鶴岡信用金庫」。本店・本部はともに鶴岡信金の現本店・本部となる。新理事長は加藤理事長が就任、加用理事長は常務理事(酒田地区担当)に就く。合併で新金庫は自己資本比率16・56%、役職員251人、22店舗となる(数値はいずれも昨年3月末現在)。酒田信金の現在の本店は、酒田中央支店と改称する。
両信金の合併への動きは2005年6月、酒田信金側が鶴岡信金側に打診しスタートしたが、当時、酒田信金は多額の不良債権を抱えていたこともあり一度は立ち消えになった。
その後、酒田信金は06年2月、信金中央金庫から60億円の出資を受けて経営基盤を強化、不良債権処理を進め、それを受けて同11月、酒田信金は再度、合併を要請した。昨年6月に加藤、加用両理事長が記者会見し、合併を正式に表明。今年1月16日に合併契約書に調印した。
臨時総代会では、鶴岡信金は合併決議に関する件、合併契約書締結承認に関する件、合併に伴う理事選任に関する件など計6議案、酒田信金は合併決議・解散決議の件、合併に伴う推薦役員選任の件など5議案をそれぞれ原案通り承認した。
2日午前に鶴岡信金本部で行われた記者会見で冒頭、加藤理事長は「この合併は両信金にとってめでたいこと。経営力の強化を図り、地域の皆さんに質の高い金融サービスを提供することで、地域経済の発展に貢献できると確信している」とあいさつした。
加用理事長は会見で、合併前に経営基盤を整備し鶴岡信金の負担を軽減することを目的に、酒田信金が上部組織の信金中央金庫などから資本支援を受けることを明らかにした。
酒田信金は昨年度決算で25億円の繰越損失を計上している。支援金額については「できるだけ少なく申請したい。負の遺産を持ってはいけない」(加用理事長)と明らかにしなかった。
1500
:
名無しさん
:2008/06/24(火) 23:21:14
南都銀行なんですが、
通帳にお金があるのに引き出しが出来ませんこういうことあるんですか?
印鑑、通帳、住民票、免許 本人確認出来ているのに出してくれません
今弁護士と相談しています。
こんなことありますか?こんな経験した人がいればどうしたか教えて下さい。
1501
:
とはずがたり
:2008/06/24(火) 23:34:10
>>1500
まじっすか??最近女房が南都銀行に定期預金をしたばっかなんですけど。。
昔の定型化された銀行風景の一つに巨額の預金をおろそうとすると支店長が出てきて応接間に通され引き出さないでくださいよとと懇願されなかなかすんなりおろせないってのがありましたけどそういうのでは無いんですかね?今時そんなウェットな銀行あんま無さそうですけど。。
1502
:
とはずがたり
:2008/06/25(水) 00:58:23
NOVA破綻は文部スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116734086/940
でやってきたが,これは銀行モノの記事としてみた方が面白いかも。
【独裁の果て〜NOVA元社長逮捕】(上)「これでおれも銀行頭取かよ」
2008.6.24 23:21
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080624/crm0806242323051-n1.htm
平成13年末に破綻した石川銀行の不正融資事件に絡み、金沢地検の取り調べを受けたNOVA顧問(当時)の、26ページにわたってつづられた供述調書がある。同行から増資への協力を懇願されたNOVA元社長、猿橋(さはし)望(のぞむ)容疑者(56)が、「ワンマン社長」らしく鶴の一声で承諾し、得意絶頂となっている姿が生々しい。
13年4月中旬、大阪・心斎橋のNOVA統括本部11階の社長室。猿橋容疑者は同行の頭取、専務の2人と向きあった。2人は「好きなポストを差し上げますから、何とか65億円を貸してほしい」と懇願した。当時、同行は増資70億円分の引き受け先が見つからず、切羽詰まっていた。
困惑した猿橋容疑者は2人を応接間に下がらせ、顧問に「大丈夫かな」と相談した。顧問は「やめた方がいいですよ。もしやるとしても弁護士や公認会計士を入れて精査してからにしなきゃ」と進言。しかし、猿橋容疑者は頭取の言葉を信用したのか、「よし貸そう。銀行だから心配いらんだろ」と融資を決断した。
頭取らは喜びのあまり、「NOVA銀行と思ってもらって結構です」などと持ち上げた。2人が帰った後、慢心した猿橋容疑者は冗談を言って笑いとばした。
「これでおれも銀行の頭取かよ」
融資後、1カ月を経過しても、65億円が戻る気配はなかった。事態に気づいた猿橋容疑者は、顧問に「このままだと株主総会が開けない。何とかならないか」と泣きついた。猿橋容疑者自らも、取り立てに金沢へ出向く騒ぎになった。
NOVA関連各社は、同行から250億円超の巨額融資を受ける見返りに、融資の一部約120億円を増資名目で銀行側に還流させる「見せかけ増資」に手を染めていた。不正な取引にもかかわらず、猿橋容疑者が「250億円を融資してくれるなら、増資を引き受けよう」と明言していたことが、供述調書にも記されている。
不正融資事件の公判で、検察側はNOVA側の関与も指摘したが、最終的に罪には問われなかった。しかし、増資の代わりに受け取った株は同行の破綻で紙くず状態。それがNOVAの経営を最後まで苦しめたと指摘する声は多い。
猿橋容疑者は実質的にNOVAの7割以上の株を所有し、配当や役員報酬などで多額の収入があった。ピーク時の資産は100億円ともいわれ、破綻後、その金満ぶりに批判が集まった。象徴が、大阪・難波のオフィスビル20階にあった「豪華社長室」だった。
元側近は5年ほど前、完成したばかりの豪華社長室に案内された。猿橋容疑者は「いいでしょう」と言いながら、高級酒が並ぶバーカウンターや窓からの眺望、8畳の茶室などを見せびらかした。
破綻直後、当時の保全管理人が豪華社長室をマスコミに公開し、「会社の私物化」と批判された。猿橋容疑者は「社長室でなくVIPを案内するモデルルーム」と反論した。元側近も「取締役会を開くこともあったし、銀行関係者を案内してお茶を出したこともあった」と完全な私物化は否定する。
ただ、奥のベッドルームやシャワーの存在までは知らなかった…。しかし、豪華社長室はすでに改装され、今は空き部屋となっている。
◇
全国30万人の受講生を路頭に迷わせ、公の場から姿を消していた猿橋容疑者が大阪府警に逮捕された。NOVAを急成長させた「超ワンマン社長」の軌跡を追う。
1503
:
荷主研究者
:2008/06/30(月) 00:33:57
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080607302.htm
2008年6月7日03時39分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎金大と包括連携 北國、北陸銀
北國、北陸銀行は六日、それぞれ金大と包括的に連携・協力する協定を結ぶと発表した。ともに九日に覚書を交わす。指定金融機関として先んじて申し出た北陸銀行の動きに合わせ、地元の北國銀行も提案し、同時協定となったという。
金大が両行と締結するのは「包括的連携協力協定に関する覚書」。地元企業に関する情報提供、大学発ベンチャー企業への投資、知的財産活用、人材育成、資金運用の支援など、それぞれ幅広い分野で連携を進める。
金大で九日に行われる調印式は、北陸銀行が午前十時から、北國銀行が午後一時半から。同大は「北陸銀行から先に提案があったので、この順になった」とする。
北國銀行とすれば、指定金融機関の北陸銀行を相手に「同着」に持って行くことができ、同大出身の安宅建樹氏が頭取を務め、石川に本店を置く唯一の地銀として、面目を保った形だ。一方、北陸銀行は「当行を午前中とすることで、金大が配慮してくれたのではないか」とする。
それぞれの調印式には、いずれも中村信一学長が出席し、高木繁雄頭取、安宅頭取と覚書を交わす。両行とも今後、連携の具体化を進めるとしており、金大を舞台にした両行の争いは「次は中身での勝負」(両行関係者)となる。
1504
:
とはずがたり
:2008/07/01(火) 01:28:53
来年の都議選迄ちゃんと覚えておきやがれ,都民どもヽ(`Д´)ノ
新銀行東京1016億円減資決定 都の出資8割超消失へ
6月30日21時5分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000974-san-bus_all
東京都が400億円を追加出資して経営再建中の新銀行東京は30日、株主総会を開き、累積損失を解消するため、1016億円の減資を決議した。8月末に実施する。また、取締役会の機能を強化するため、会長職を新設。総会後の取締役会で元東京都副知事の大塚俊郎取締役会議長が兼務することを決めた。
新銀行は平成20年3月期決算で開業以来3期連続の最終赤字となり、累積損失は1016億円に上った。減資が実施されると、都が設立時に出資した1000億円のうち8割超が消失することになる。減資後の資本金は200億円、資本剰余金は372億円で、うち都の出資比率は88%。ただ、追加出資分は議決権のない優先株を引き受けて出資しており、議決権ベースの出資比率は84%と設立時と変わらない。
総会では、取締役5人を再任したほか、元東京都民銀行常務執行役の内田泰司とみん信用保証常勤監査役を社外取締役に選任。内田氏は都民銀で本店営業統括部副部長や新宿支店長を務めるなど営業畑が長い。新銀行では取締役で唯一の銀行経験者として、第三者の立場で営業強化に向けた助言をしてもらう方針だ。
1507
:
とはずがたり
:2008/07/10(木) 11:56:55
>>1494
>>1385
>>1424
週刊ダイヤモンド編集部
【第157回】 2008年07月01日
三井住友銀行がバークレイズ出資 邦銀大手の次なる一手に注目
http://diamond.jp/series/inside/07_05_002/
三井住友銀行は今年7月上旬をメドに、英大手銀行のバークレイズに対して約1060億円の出資を行なう。バークレイズは約9500億円の第三者割当増資を予定しており、三井住友銀行のほかにも、カタール政府系のカタール投資庁、中国政府系の国家開発銀行、シンガポール政府系のテマセク・ホールディングスなどが出資する。三井住友銀行の出資比率は約2%となる見込みだ。
今年1月にはみずほコーポレート銀行が米大手証券のメリルリンチに約1300億円の出資を行なった。今回の出資は、それと並び、欧州銀行に対する過去最大級の投資額となる。
三井住友銀行にとって出資の最大の狙いは海外事業の強化である。バークレイズは英国の旧植民地であるアフリカ、中東などの新興国に強く、三井住友銀行にとっては事業基盤を築く手間が省ける。さらに、資産運用に強いバークレイズから資産運用商品の供給を受けることも期待している。
一方のバークレイズは、サブプライム関連損失に加え、昨秋にはオランダの大手銀行ABNアムロの買収を断念するなど、経営環境が厳しいなか、アジア地域での事業を強化する狙いもあるようだ。
「今回の出資は純投資ではない」(三井住友銀行)と、資本のみならず、戦略的な業務提携であることをことさらに強調するのは、みずほコーポレート銀行によるメリルリンチへの出資を意識してのこと。
みずほコーポレート銀行が行なったメリルリンチへの優先株出資は、「9%という年間配当利回りを目的とした純投資」(みずほコーポレート銀行)。
これに対して、三井住友銀行は普通株への出資であり、「過去の実績では年間配当利回りは10%超」(三井住友銀行)と、純投資としても魅力的。さらに業務面でのシナジーという一石二鳥を狙おうというわけだ。
だが業界内では「たかだか数パーセントを出資したところで、業務関係の強化などできるはずがない」と、冷ややかな声が少なくはなく、業務提携の成否は未知数だ。
今後の注目は三菱UFJフィナンシャル・グループの動向だ。今年末のシステム完全統合を終えれば、メガバンクのなかでサブプライムの傷が最も浅く、財務余力も大きい同社が攻めの経営に打って出る可能性は高い。同社が1980年代に買収した米カリフォルニア州の地銀であるユニオン・バンク・オブ・カリフォルニアの成功もあり、さらなる米地銀買収もうわさされている。
いずれにせよ、国内事業が頭打ちになるなか、不良債権処理問題が一段落したメガバンク各社にとって海外事業強化は喫緊の課題である。この攻勢の好機に、単なる純投資を超えた本業強化への布石を打てるかどうか、各社の一手が注目される。
(『週刊ダイヤモンド』編集部 松本裕樹)
1508
:
荷主研究者
:2008/07/13(日) 23:28:57
http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2120
2008年6月25日 新潟日報
農林中金新潟支店が来年廃止
農林中央金庫は25日、新潟支店(新潟市中央区)を2009年7月に廃止し、新潟支店廃止後の業務は北陸3県の営業拠点となっている富山支店(富山市)に引き継ぐと発表した。
経営効率化を図るため、国内拠点の店舗統廃合を07年度から地域ブロック単位で段階的に進めている一環。
新潟支店の最終営業日は09年7月17日。支店廃止後は会員向け窓口として、小規模な「推進室」を設置する。富山支店には休日明けの7月21日から、農林水産業向け貸し出しなど主な業務が継承される。個人の取引は本店(東京都千代田区)扱いに変更される。
同支店は出張所として1943年に開設。職員数17人。今年3月末現在、貸出金5億3700万円、預金8083億3900万円。
1509
:
とはずがたり
:2008/07/18(金) 02:48:07
シティグループ、独リテール銀行業務を77億ドルで仏銀行に売却
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200807110116.html
2008年7月11日
[フランクフルト 11日 ロイター] 米金融サービス大手シティグループは11日、ドイツのリテール銀行業務をフランスのクレディ・ミュチュエルに77億ドルで売却すると発表した。売却は世界的な業務再編の一環。
シティグループのドイツ業務は、2006年時点で全体の税引き前利益の3%近くを稼ぎ出し、同グループの欧州業務の中核をなす。
シティグループによると、売却で税引き後利益が約40億ドル、自己資本比率(Tier1)が3月末時点から60ベーシスポイント押し上げられる。
クレディ・ミュチュエルはフランス第3位のリテール銀行。ドイツ銀行はクレディ・ミュチュエルに競り負けた。
1510
:
とはずがたり
:2008/07/18(金) 02:56:23
新生銀行はノーローンとか云う消費者金融を持ってたんだっけかね。
新生銀行がレイク買収へ 5800億円で
http://www.asahi.com/business/update/0711/TKY200807110197.html
2008年7月11日19時22分
新生銀行は11日、「レイク」の名前で展開する米ゼネラル・エレクトリック(GE)グループの消費者金融事業を買収することで合意したと発表した。買収額は5800億円。消費者金融業界でプロミス、アコムなど大手4社に次ぐ規模になる。
売却されるのは、GE傘下のGEコンシューマー・ファイナンス(GECF)が展開する個人向けローン事業。貸付金残高は昨年12月末時点で6860億円。GECFは店舗の削減などを進めてきたが、GEは将来の高収益は難しいと判断。売却先を探して入札を実施していた。
1511
:
とはずがたり
:2008/07/18(金) 14:18:02
米銀を再び窮地に追い込む「カバードボンド」導入の衝撃
http://diamond.jp/series/closeup_e/07_19_001/
(前略)
まず、サブプライム問題の源流を遡(さかのぼ)ると、1980年代初頭からの証券化技術に行き着く。20世紀最大の金融イノベーションの一つをもたらしたといわれる証券化は、そもそもは先述した自己資本比率規制の足かせを逃れるためのテクノロジーだった。
非常に簡単にいえば、自己資本比率規制によって、銀行は1億円の資産に対して最低800万円の自己資本を確保しなければならない。総資産が100兆円を超えるメガバンクであれば、8兆円以上の自己資本が要る。
ところが、ローン等の資産を証券化して売却すれば、それらの資産は貸借対照表からはずすことができる(オフバランス化)。少ない自己資本で大きな資産を動かし、巨額の収益を上げることができる仕組みだ。
当初は政府系のジニーメイ(米 連邦政府抵当金庫)、ファニーメイ(米連邦住宅抵当公庫)の住宅ローンから始まった証券化は、自動車ローン、リース資産、奨学金ローンといった優良資産に拡大し、はてはジャンクボンド、サブプライムローン(信用力が低い低所得者層向けの住宅ローン)までがその対象になった。
厳しい基準を満たしたローン担保証券を担保にして新規の証券(CMO)が発行され、その概念の拡大適用がサブプライム問題の元凶ともなったCDO(債務担保証券)を生んだ。
このCMOの考案者の一人が、世界最大手の資産運用会社の一つである米ブラックロックの最高経営責任者、ローレンス・フィンク氏である。
フィンク氏は、CMOを創り出した時点で、その最大の問題点も認識していた。すなわち、証券化されたローン資産の元利返済に延滞が生じた場合、「誰が回収の責任を持つのか」ということである。
おカネを貸した銀行が不良資産回収の役割を負うのはもちろんのことだが、その不良資産が証券化によって、すでにオフバランス化されているならば、損失を被ることはない。直接の損失を被るのは、ローン担保証券を買った投資家になる。
(中略)
カバードボンド最大の特徴は、担保証券を発行して投資家に売却してもオフバランス化されない点にある。つまり、発行銀行が担保証券の原資産であるローン回収義務を負い、担保証券の元利払いが滞った場合は、投資家は発行銀行に支払い請求する権利を有する。貸し手・借り手の権利関係が契約上も慣習上も明確だから、投資家も安心だ。
金融の基本を見失い、無制限な証券化を繰り返してきた米国にとって、カバードボンド導入は投資家の信頼を取り戻す決め手ともなりえよう。
しかし、事はそう簡単ではない。カバードボンドを導入すれば、米国の商業銀行・投資銀行はオフバランス化されているローン資産を開示し、自らの資産として再び貸借対照表に計上せざるをえなくなる。
そうなれば、再び巨額の自己資本不足に陥るのは必定で、増資に走るか、担保証券資産を投げ売りするしかない。そのいずれにせよ、金融市場にとっては超弩(ど)級の打撃になる。(後略)
1514
:
とはずがたり
:2008/08/08(金) 18:45:05
不適切な証券販売で米シティに罰金1億ドル 巨額の証券買い戻しへ
2008.8.8 08:28
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080808/fnc0808080828004-n1.htm
【ワシントン=渡辺浩生】米金融大手シティグループは7日、オークションレート証券(ARS)と呼ばれる金融商品を不正販売していたとされる問題で、米証券取引委員会(SEC)とニューヨーク州との和解に基づき、75億ドル分のARSを投資家から買い戻すと発表した。シティは同州に対して1億ドルの制裁金も支払う。
ARSは一定期間が過ぎると入札で金利を再設定する証券だが、低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題に端を発した金融市場の混乱で売買は停止し、投資家は換金できない状態だった。
同州のクオモ司法長官は、ARS販売で最大手のシティが投資家にいつでも換金できると偽って不正な販売を行ったと指摘し、SECも調査を続けていた。シティは今回、個人投資家に購入代金返却に応じる。
スイス金融大手UBSなど他の大手金融機関も同様の対応を迫られる見通しだ。
シティは今回の買い取りで最大5億ドルの損害が発生すると発表したが、機関投資家向けに販売した残る120億ドル分についても買い取りを迫られる可能性があり、損失が膨らむ可能性もある。
1515
:
とはずがたり
:2008/08/10(日) 12:35:01
なんかゴテゴテしてて判りにくいけど,荘内銀行による北都銀行の救済合併ってことですかね。
体力つけて山形・秋田両県を核に青森・新潟・仙台等へ進出して東北のスーパーリージョナルバンクへ育って欲しい所。
最終協定書を締結、北都銀・荘内銀 経営統合へ資本提携
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080809d
北都銀行(秋田市、斉藤永吉頭取)と荘内銀行(山形県鶴岡市、國井英夫頭取)は8日、経営統合を前提とした資本提携に関する最終協定書を締結した。5月14日の基本合意に沿った内容で、法的拘束力を持つ。両行は、それぞれ銀行名を残して管理部門の機能などを共有化する「オープンプラットホーム型持ち株会社」を設立し、2010年4月の経営統合を目指す。
最終協定によると、北都銀は「A種優先株式」1億776万8000株を発行し、荘内銀は79億7483万2000円(1株当たり74円)を9月26日までに振り込んで第三者割当増資を引き受ける。1株当たりの配当は年5円55銭(7・5%)。議決権はないものの、経営統合を妨げる事態が起きて荘内銀が必要と判断した場合、議決権のある「B種優先株式」に転換請求できる。
また、北都銀は、金融市場の変化などによって追加的な資本提携ニーズが発生する場合に備えて荘内銀を引受先とする20億円分の新株予約権(2694万2000株)を発行する。
両行の頭取を責任者とした共同戦略会議を設置し、経営の効率化を図るという。持ち株会社の社名や本拠地は未定。
(2008/08/09 10:01 更新)
もっと知りたい ニュースの「言葉」
議決権(2005年3月5日)株主総会で役員選出などの議案に対する議決に株主が参加できる権利のこと。株式の保有比率が増すほど行使できる権利も大きくなる。議案は原則的に過半数の賛成で議決されるため、保有比率が2分の1を超えれば役員を派遣して取締役会を支配し、経営権を握ることができる。3分の1超を保有した場合は、合併など企業にとって重要な事項を決める特別決議で拒否権を持つことができる。
経営統合(2004年4月1日)事業規模の拡大や重複する業務を合理化し、効率的な経営を目指すのが狙い。経営統合の形態は同じ業種の複数企業による合併や持ち株会社設立が一般的だ。持ち株会社の設立は戦前の財閥復活を防ぐため、独占禁止法で長く禁止されていたが、事業会社は1997年12月、金融業界も98年3月に解禁され、みずほフィナンシャルグループの設立など大手銀行再編の呼び水となった。 合併だと企業同士の融和に時間がかかるため、取りあえず持ち株会社を作り、その傘下に従来の会社が収まる緩やかな経営統合が増えているが、その分、合理化効果が...
資本提携(2005年4月13日)会社同士の提携の中で、単なる業務提携とは異なり、資本参加や株式取得による深い関係を目指す提携を指す。フランスの自動車メーカーのルノーと日産自動車の資本提携が典型例。他の会社に第三者割当増資を行うなどの手法もある。いわゆる企業の合併・買収(M&A)もその一つ。新日本製鉄など鉄鋼大手3社は買収防衛策として株式持ち合いを検討しているが、それも資本提携の一種といえる。
持ち株会社(2005年4月20日)株式保有を通じて複数の企業を支配する会社のこと。支配のためだけに株式保有を目的とするのは「純粋持ち株会社」で、自らも事業を行っているのは「事業持ち株会社」。戦前の財閥は純粋持ち株会社にあたり、戦後長い間、財閥の復活につながるとして禁止されてきた。1997年に解禁された後は、機動的なグループ戦略を立てやすいことからメガバンクやメーカーなど多くの企業が採用した。
1516
:
とはずがたり
:2008/08/10(日) 14:07:53
>>1514
スイス金融大手UBSが2兆円規模の買い戻し オークション証券を不適切販売
2008.8.9 11:02
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080809/fnc0808091101005-n1.htm
スイスの総合金融大手UBSは8日、米自治体などが発行するオークション証券(ARS)の不適切な販売問題で、投資家が保有する計186億ドル(約2兆400億円)分すべてを買い戻すと発表した。
販売の際にUBSが投資家への十分な説明を怠ったとして訴えていたニューヨーク州などとも和解、同州などに対し罰金計1億5000万ドルを支払うことも決めた。現在の証券価格が下落しているため、罰金も含めた損失は9億ドル程度を見込む。
ARSをめぐっては既に米銀行大手のシティグループ、米証券大手のメリルリンチも大規模な買い戻しを決めており、大手3社の買い戻し額は計360億ドル規模に達した。シティとメリルは個人投資家、中小企業などが対象で、機関投資家向けも含めた買い戻しを決めたのはUBSが初めてという。(共同)
1517
:
とはずがたり
:2008/08/11(月) 23:32:18
三菱東京UFJ銀行を独禁法とかで訴えられないのかな?スター銀行のサービスの裁量の範囲内に思えるんだが
三菱東京UFJ銀行:東京スター銀にATM契約解除を通告
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080805k0000m020168000c.html
三菱東京UFJ銀行が、東京スター銀行に対し、自行の顧客が東京スター銀のATM(現金自動受払機)を利用できる契約の解除を最終通告したことが4日、分かった。三菱東京UFJの顧客は東京スターのATMから手数料無料で現金を引き出せるが、三菱東京UFJが手数料を東京スターに支払っており、見直しを求めてきた。三菱東京UFJは東京スターが見直しに応じなければ、年内にもATMの契約を解除し、利用できなくする方針。
1518
:
とはずがたり
:2008/08/13(水) 12:26:08
サーベラスあ銀買収
>>25
りそなと提携
>>665
あ銀普銀転換
>>792
ヤフーと提携解消
>>893
GM子会社に出資
>>1102
住信と提携
>>1343
>>1347-1348
>>1354
東海上手を引く
>>1446
業績不振
>>1460
6月下旬の記事だが。
かつて政治家のサイフ、あおぞら銀が“経営迷走”
今度は米サーベラスの投資に付き合わされ
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_06/t2008062035_all.html
業績が大幅に悪化したあおぞら銀行。金融当局も憂慮している(クリックで拡大)
大手銀行の一角を担うあおぞら銀行の経営が迷走している。同行では2008年3月期の業績が大幅に悪化。金融当局も「筆頭株主の米投資ファンド、サーベラスグループ主導の経営を憂慮し始めている」(金融庁関係者)という。同行は“政治家のサイフ”と揶揄(やゆ)され、1998年に経営破綻した日本債券信用銀行が前身。経営の迷走ぶりが「いつか来た道」とならないことを祈るばかりだ。
あおぞら銀の08年3月期決算(連結)は散々な結果だった。売上高にあたる業務粗利益は前の期の1143億円から397億円まで約65%も減少。これでは人件費などの経費をまかない切れず、本業のもうけを示す実質業務純益は119億円の赤字となった。
最大の要因は、米サブプライム住宅ローン問題に伴う金融市場の混乱。証券化商品が暴落し、429億円の関連損失を出した。
さらに、米ゼネラル・モーターズ(GM)の金融子会社だったGMACへの出資も業績悪化の火ダネとなり、149億円の損失が発生した。
金融当局が憂慮し始めているのは「GMACへの出資に代表される案件」(金融庁関係者)という。そもそも、あおぞら銀はどのような経緯で出資することになったのか。金融関係者はこう解説する。
「GMACはGMが自動車ローンや住宅ローンを提供するためにつくった会社だが、GM再建の費用を捻出するため、06年11月、GMAC株の51%がサーベラスを中心としたグループに売却された。この際、あおぞら銀もサーベラス側の一員として5億ドル(当時の為替レートで575億円)を拠出した」
当時、あおぞら銀の経営陣は「GMACへの投資は成長戦略の一環」と説明していた。ところが、サブプライム問題の影響をモロに受けたGMACは、巨額の関連損失を計上するハメになり、同社向けの投資は価値が激減した。そのため、あおぞら銀も減損処理をせざるを得ない状況に追い込まれてしまった。
大手銀行幹部は「あおぞら銀はそれまで、GMACとは何の関係もなかった。サーベラスの投資案件に無理やり付き合わされたとみるのが自然」と指摘。金融当局も「あおぞら銀が再び“機関銀行化”しないよう見守る必要がある」(金融庁関係者)としている。
あおぞら銀では2月、1年前に就任したばかりの能見公一CEO(最高経営責任者)が退任した。農林中央金庫出身でその手腕を買われてCEOになったが、「能見氏を知る金融幹部によると、能見氏はサーベラスのやり方に嫌気がさし、あおぞら銀を去った」(有力金融筋)という。
筆頭株主のサーベラスは4月にあおぞら銀株の公開買い付けを行い、出資比率を45.5%まで高めた。これは「あおぞら銀株をまとめて売却してしまうための布石ではないか」とみられている。
あおぞら銀の動向から目が離せない。
ZAKZAK 2008/06/20
1519
:
とはずがたり
:2008/08/13(水) 21:22:28
三菱UFJ、米銀をTOB完全子会社化…3000億円規模
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080812-00000031-yom-bus_all
8月12日14時40分配信 読売新聞
三菱東京UFJ銀行は12日、傘下の米有力地銀ユニオン・バンク・オブ・カリフォルニア(本部・サンフランシスコ市、UBOC)を完全子会社化する方針を固めた。
同日午後にも発表する。UBOCの親会社である米持ち株会社に対する株式保有比率を、株式公開買い付け(TOB)で現在の約65%から100%に引き上げる予定で、取得金額は3000億円規模。大手銀行による米上場金融機関の完全子会社化では過去最大規模となる。
完全子会社化で富裕層の多い米カリフォルニア州での営業強化を狙うとともに、三菱UFJフィナンシャル・グループの連結決算に業績堅調なUBOCの利益を一層取り込みたい考えだ。
UBOCは、カリフォルニア州など米西部を中心に約340の拠点を持つ。
最終更新:8月12日14時40分
1520
:
とはずがたり
:2008/08/13(水) 21:23:49
米銀を完全子会社化 三菱UFJ銀、3320億円でTOB
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080813-00000001-fsi-bus_all
8月13日8時26分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
三菱東京UFJ銀行は12日、連結子会社でニューヨーク証券取引所に上場している米金融持ち株会社ユニオンバンカル・コーポレーション(UNBC、米カリフォルニア州)を、TOB(株式公開買い付け)で完全子会社化する、と発表した。三菱UFJフィナンシャル・グループで保有する約65・4%を除く全株式を買い付ける。買い付け金額は約30億ドル(約3320億円)となる見通し。完全子会社化で意思決定の迅速化を図り、米国での事業展開を強化するのが狙いだ。
TOBが成立すれば、UNBCは上場廃止となる。TOBの期間は18日から9月15日まで。価格は1株につき63ドルで、買い付け資金は手元資金でまかなう。UNBCは米カリフォルニア州を地盤とし、傘下に預金残高で全米20位の中堅地銀であるユニオン・バンク・オブ・カリフォルニアを持つ。ただ、上場会社のままでは独立性を保つ必要があるため「グループ戦略などで機動性に欠ける」(三菱UFJ幹部)と判断した。
邦銀はバブル崩壊後の不良債権処理の過程で、海外事業の縮小を余儀なくされた。しかし、欧米勢に比べてサブプライム(高金利型)住宅ローン問題に伴う関連損失が少なく、相次ぎ海外で攻勢に転じている。みずほコーポレート銀行が1月、米証券大手メリルリンチに約12億ドル(約1300億円)を出資。6月には三井住友銀行が英銀大手バークレイズに約5億ポンド(約1060億円)を出資することで合意している。
サブプライム関連での巨額損失で苦境に立たされている欧米金融機関は、中東やアジアの政府系ファンドや邦銀に資本面での支援を仰いでおり、邦銀にとっても、欧米勢への資本支援は「海外展開を強化する上での好機」(大手銀幹部)といえる。
ただ、三菱UFJは、みずほや三井住友のように、欧米の金融機関への出資という手段を取らなかった。サブプライム問題に伴う金融市場の混乱が続き、欧米金融機関の損失がさらに拡大することも予想される中、損失をかぶる恐れのある他社への出資をあえて避け、グループ戦略の強化を選択したもようだ。
三菱UFJは、UNBCの完全子会社化を「米国での成長戦略の布石」(三菱UFJ幹部)と位置付けており、UNBCを軸にM&A(企業の合併・買収)も含めた米国事業の強化を図るものとみられる。
◇
【用語解説】ユニオンバンカル・コーポレーション(UNBC)
三菱UFJフィナンシャル・グループ系列の米国の金融持ち株会社で、設立は1953年。UNBCの完全子会社で中核銀行のユニオン・バンク・オブ・カリフォルニアはカリフォルニア州に本拠を置き、約330の支店を北米に展開する。もとは旧三菱銀行と旧東京銀行のそれぞれの現地法人銀行だったが、96年に旧東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)が発足したのに伴って合併した。
1521
:
とはずがたり
:2008/08/13(水) 21:25:32
>>1519-1521
<三菱UFJ>米銀を完全子会社化 3320億円でTOB
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080812-00000111-mai-bus_all
8月12日21時44分配信 毎日新聞
三菱東京UFJ銀行は12日、子会社の米ユニオン・バンカル・コーポレーション(UNBC)に株式の公開買い付け(TOB)を行い、完全子会社化すると発表した。現在も三菱UFJグループでUNBCの発行済み株式65.4%を保有するが、完全子会社化で欧米での収益基盤を固める。
TOBは18日〜9月15日に実施し、買収費用は30億ドル(約3320億円)。グループで保有するUNBC株も三菱東京UFJ銀に集約する。
UNBC傘下の米地銀ユニオン・バンク・オブ・カリフォルニアは332店舗を展開し、預金残高は全米20位の約4兆6000億円。08年3月期に710億円の最終(当期)利益を計上した。
日本の大手銀行では、みずほコーポレート銀行が米メリルリンチに約1300億円、三井住友銀行が英バークレイズに約1050億円を出資、三菱UFJの動向が注目されていた。【斉藤望】
1522
:
とはずがたり
:2008/08/13(水) 22:47:37
第一生命、豪生保に376億円出資 業務提携も
http://www.asahi.com/business/update/0808/TKY200808080183.html
2008年8月8日12時26分
第一生命保険は8日、オーストラリアの大手生命保険会社、タワー・オーストラリア・グループに約376億円を出資すると発表した。タワー社の株式29.7%を買い取る。
第一生命によると、タワー社は豪州で第9位の生命保険会社で国内シェアは11%。今後は職員を派遣し、団体保険や資産運用などの業務提携も進める方針。
第一生命は7月にも、タイの大手生命保険会社、オーシャンライフへの約100億円の出資を発表。日本の国内市場は少子高齢化で縮小傾向が続いているため、海外攻勢を強めている。
1523
:
とはずがたり
:2008/08/20(水) 16:26:21
大津に県内拠点を開設
農林漁業金融公庫
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008081900178&genre=B1&area=S00
農林漁業金融公庫は19日、関西3カ所目となる滋賀拠点の開設式を大津市で行った。認定農業者や食品加工関連で融資を拡充し、600億円規模の貸付残高の維持を図る。
滋賀拠点は国民生活金融公庫大津支店内に設け、農林漁業金融公庫近畿支店(京都市下京区)から、滋賀担当職員6人が移る。融資は農業や食品加工流通が主な対象で、集落営農や経営改善に取り組む農家らを支援する。
また、出張相談を彦根、東近江、高島、甲賀市の県内4カ所で月1回ずつ開催。各エリアの担当職員が融資相談などに応じる。
10月の政府系金融機関の統合で、国民生活金融公庫や中小企業金融公庫などと合併して「日本政策金融公庫」に生まれ変わるが、農林水産部門として機能は引き継ぐ。
開設式では、農林漁業金融公庫の松本敏夫理事らが出席し、「拠点新設により、統合後もきめ細かな融資サービスに取り組める」とあいさつした。
1524
:
とはずがたり
:2008/08/23(土) 21:34:10
米国:カンザス州の地銀破たん 今年9件目
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080824k0000m020023000c.html
米連邦預金保険公社(FDIC)は22日、カンザス州当局が地方銀行コロンビアン・バンク・アンド・トラストの業務を停止したと発表した。景気低迷と住宅価格下落で経営が行き詰まった。米国では今年に入り9件目の銀行破綻(はたん)となる。
同銀行の6月末時点での総資産は7億5200万ドル(約827億円)、預金量は6億2200万ドルと規模は小さい。ミズーリ州の銀行が店舗や資産の一部を引き継ぐ。(共同)
毎日新聞 2008年8月23日 18時37分
1525
:
とはずがたり
:2008/08/24(日) 03:34:22
米リーマン・ブラザーズに買収観測 サブプライムで業績悪化
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/172563/
00:28更新
業績が悪化している米証券大手リーマン・ブラザーズに関し、買収や資産売却などの観測が市場を駆け巡っている。リーマンはサブプライム住宅ローン問題関連の損失拡大で株価が低迷。2008年6〜8月期末を間近に控え、資金繰りへの懸念もあり、近く何らかの対応を決めるとの見方が強まっている。
英紙フィナンシャル・タイムズは21日、リーマンが今月上旬、韓国産業銀行などと最大50%の出資に関する交渉をしたが、価格面で折り合わず、決裂したと報じた。しかし、ロイター通信が22日、銀行側が買収などの選択肢を排除していないと伝えると、リーマン株は急上昇した。
リーマンは、サブプライム住宅ローン問題による市場の混乱が本格化した昨年夏以降、今年5月末までに60億ドルを超える同ローン関連の損失を計上。08年3〜5月期は最終損益が赤字に転落した。(ニューヨーク 共同)
4兆円超の資産売却交渉 米証券大手リーマン
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/finance/170747/
08/18 08:52更新
業績が悪化している米証券大手リーマン・ブラザーズが、商業用不動産など400億ドル(約4兆4000億円)規模の保有資産の売却交渉に乗り出したことが18日までに明らかになった。英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。
財務体質の強化が狙いで、売却対象は商業用不動産と関連する金融商品。これまでに米投資会社ブラックストーン・グループなど数社と交渉し、リーマン側は売却後に資産価値が目減りしても50億ドルまで負担する条件を提示したという。
交渉が不調に終わった場合、商業用不動産部門を本体から分離、上場することも検討する。9月に予定している2008年6〜8月期決算の発表までに方針を決める見通しだ。リーマンは3〜5月期決算では1994年の上場以来、初めての赤字に転落した。(共同)
1526
:
とはずがたり
:2008/08/26(火) 13:43:11
デンマーク中銀、中堅銀行を救済買収
http://www.asahi.com/business/update/0826/TKY200808250361.html
2008年8月26日1時12分
【ロンドン=尾形聡彦】デンマーク中央銀行は24日、デンマークの中堅銀行「ロスキルド銀行」を、同国内の銀行団と共に救済買収すると発表した。民間だけでは買い手が見つからず、国内の金融システムに悪影響が出る可能性があるとして異例の買収に踏み切ることにしたという。
AP通信によると、ロスキルドはサブプライム問題の影響や国内の住宅ローンのこげつきで経営が悪化していた。
1527
:
とはずがたり
:2008/08/28(木) 12:53:55
三菱UFJ、傘下のアコムを子会社化へ 出資比率40%
http://www.asahi.com/business/update/0828/TKY200808280075.html
2008年8月28日10時52分
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は、グループ会社で消費者金融大手のアコムを子会社化する方針を固めた。グループ全体でアコムの発行済み株式の15%を保有しているが、9月中にも約40%まで高める考え。株式の取得方法については、株式公開買い付け(TOB)などを含め検討している。
06年の貸金業法改正で、消費者金融業界の業績は伸び悩んでいる。アコムは系列メガバンクとの関係を強めて信用力を増し、市場から資金調達したい考え。
三菱UFJFGも、景気後退で個人向け事業の業績が振るわない。ただ、消費者金融業は「根強い利用者層があり、中長期的にみれば業績は回復する」(同グループ幹部)と見ており、子会社化でアコムの収益を連結対象に取り込む狙いもある。
消費者金融業界では、7月に新生銀行とアコムが「レイク」の名前で日本で消費者金融事業を展開する米ゼネラル・エレクトリック(GE)子会社の争奪戦を展開。敗れた三菱UFJ陣営は、この分野での戦略の見直しを進めていた。
1528
:
とはずがたり
:2008/09/04(木) 13:34:26
うぉっすげぇ!!
リーマン買える体力ついたとしたんなら詐欺みたいな三菱のUFJ買収も已む得なかったかな。。
三菱UFJ、米リーマン買収を検討か…英紙報道
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080904-OYT1T00383.htm?from=main4
【ニューヨーク=山本正実】英紙タイムズ(電子版)は3日、三菱UFJフィナンシャル・グループが、経営不振の米証券4位のリーマン・ブラザーズへの大規模な出資や買収を検討していると報じた。
リーマンに対する資本参加を巡っては、韓国産業銀行(KDB)も株式25%を5〜6兆ウォン(約5000〜6000億円)で取得する計画を提案していると報じられている。このほか、米大手投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)による同社の資産買い取りも伝えられている。
タイムズ紙の報道によると、日本の銀行関係者の話として、「(株式取得の資金の)数十億ドル程度は容易に調達できる」としている。
ただ、リーマンが来週にも発表する6〜8月期決算で業績が悪化する可能性がある。また、リーマンが自社の資産を売却したヘッジファンドとの取引に問題があるとの指摘もある。タイムズ紙によると、三菱UFJは、リーマンの決算発表を待つ構えだと報じている。
(2008年9月4日12時27分 読売新聞)
1529
:
とはずがたり
:2008/09/11(木) 07:19:44
米リーマン:株価45%下落 経営不安が深刻化
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080910k0000e020014000c.html
【ワシントン斉藤信宏】米証券大手リーマン・ブラザーズの経営不安が深刻化している。9日には、これまで出資を求めてきた韓国の政府系金融機関、韓国産業銀行との交渉が不調に終わったとの報道が伝わり、必要な資本調達ができないとの観測からニューヨーク株式市場で売りが殺到。終値は前日比6.36ドル安の7.79ドルまで下落、値下がり幅は44.95%に達した。事態を重く見たリーマンは急きょ、18日に予定していた08年6〜8月期決算発表を10日午前に前倒しした。
リーマンは6月に発表した08年3〜5月期決算で、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題に絡む評価損など70億ドル(約7500億円)を計上し、上場以来初の最終赤字に転落。6〜8月期決算でも多額の損失を計上して2期連続の赤字になるとみられており、1月からの株価の下落幅は88%に達している。このため、10日の決算発表では、同時に経営再建策も公表して市場の不安を和らげたい考えだ。
ただ、9日には米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が格付けを引き下げる方向で見直すと発表するなど、経営環境は厳しさを増している。立て直しに不可欠な増資も、8月下旬からの株価急落で「増資できるかどうか、見通しが極めて不透明になっている」(米エコノミスト)というのが実情。
増資の引受先については、8月下旬以降、日本の大手証券や大手行の名前も取りざたされているが、具体化には至っていない。米国では3月に証券大手ベア・スターンズが破綻(はたん)している。増資の道筋をつけられない状況が続けば、リーマンもさらに厳しい市場の批判を受ける可能性もある。
毎日新聞 2008年9月10日 10時45分
韓国産業銀:米リーマン買収検討
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20080823k0000m020162000c.html
【ワシントン斉藤信宏】韓国の政府系金融機関、韓国産業銀行(KDB)が、米証券大手リーマン・ブラザーズの買収を検討していることが22日、明らかになった。ロイター通信がKDBの広報担当者の話として報じた。
広報担当者はロイター通信に「リーマンへの出資について、買収も含めてあらゆる可能性を検討している」と述べたという。リーマンは、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題の影響で業績が悪化。08年3〜5月期に上場以来初の赤字に転落した。今年3月の米証券大手ベア・スターンズ破綻(はたん)以降、市場で経営不安説が流れて株価低迷が続いていた。
毎日新聞 2008年8月23日 1時41分
1530
:
とはずがたり
:2008/09/11(木) 07:34:42
米リーマン、赤字4200億円 資産売却の検討も
http://www.asahi.com/business/update/0910/TKY200809100266.html?ref=goo
2008年9月10日21時52分
【ニューヨーク=丸石伸一】経営不安が高まっている米証券大手リーマン・ブラザーズは10日、08年6〜8月期決算で不動産関連の評価損約56億ドル(約6千億円)を出して39億ドル(約4200億円)の赤字を計上、2四半期連続の当期赤字となる見通しだと発表した。損失を穴埋めする資金を調達するため、一部資産の売却などを検討していることも明らかにした。
当初は決算や経営戦略について18日に発表する予定だったが、9日に株価が急落したため急きょ前倒しした。米国では7日に政府系住宅金融機関の救済策が発表されたばかり。市場に追いつめられての発表は、米国の金融不安の根深さを改めて示した。
リーマンによると、住宅ローン関連の資産を、売却などで大幅に圧縮。さらに商業用不動産の多くを09年2月末までに別会社に分離することも決め、不動産関連の損失が今後拡大する可能性を抑える。また、資産運用部門のニューバーガー・バーマンや富裕層向け事業などの持ち株比率を半分以下に引き下げ、営業権を売却する交渉を進めていることも明らかにし、30億ドル以上の資本増強効果が見込まれるという。株主への配当を大幅に減らすことも決めた。
だが、戦略発表の予定を早めた影響で、検討していたとされる大規模な追加増資などは打ち出さなかった。「株主利益を最大化するため、すべての戦略的な代替策を検討する」と追加策を今後発表する可能性があることを示唆したものの、市場では資本不足への懸念が強いため、経営不安を一掃できるかどうかは不透明だ。
リーマンのリチャード・ファルド会長兼最高経営責任者(CEO)は決算見通し発表後の説明会で、追加増資や身売りの可能性について具体的には言及しなかった。ただ「提案があれば取締役会で検討される」と述べ、提案自体は拒まない姿勢を示した。
リーマンは6月に発表した3〜5月期決算で、94年の上場以来初の当期赤字を計上。社長ら幹部2人が辞任し、60億ドルの増資を打ち出して財務体質の改善を図った。だが、その後も追加損失の拡大で業績がより悪化するとの見方が広がっていた。
欧米メディアの間では一時、リーマンが韓国の政府系金融機関、韓国産業銀行(産銀)などへの身売りを検討している、とも報じられていた。産銀との出資交渉が不調に終わったと伝えられた9日は株価が前日より45%も急落し、約10年ぶりの安値をつけた。その産銀は10日、「現時点では条件を巡ってリーマンと意見の違いがあり、協議を中断した」と発表した。
株価だけでなく、リーマンの倒産リスクを避けるために取引されるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の保証料も大きく動いた。CDSは、リーマンの社債を持つ投資家らが事前に保証料を払い、リーマンが倒産するなどして債務不履行になった時に社債の元本を保証してもらう契約。この保証料が9日、前日より50%超跳ね上がり、「5年内に倒産する確率が20%超」と算出される水準に達した。
米証券大手ベアー・スターンズが身売りに追い込まれた今年3月も、連鎖破綻(はたん)の連想でリーマンのCDS保証料は跳ね上がった。だが、その時の水準を9日は60%程度も上回った。市場関係者が「金融大手では見たことがない」という水準で、投資家の不安が異常なまでに高まっていることを示した。
市場では「ベアー社のように、取引先が資金を引き揚げているのではないか」との懸念も出た。9日夕には、同業大手ゴールドマン・サックスが「リーマンとの取引を続けている」と明かすなどしたが、ウォール街のディーラーからは「業績回復策など何らかの展望を示さないと市場は収まらない」との声が上がっていた。
1535
:
とはずがたり
:2008/09/14(日) 22:56:34
米リーマン破綻回避協議大詰め リスク資産分割など焦点
http://www.asahi.com/business/update/0914/TKY200809140176.html
2008年9月14日22時3分
【ニューヨーク=丸石伸一】米証券大手リーマン・ブラザーズの経営危機をめぐり米金融当局と大手金融機関は週末までの決着を目指して協議を続けた。金融システム全体に不安が広がる連鎖を断つには早急な対応が不可欠とみられているが、具体的な対応策で協議が難航している模様で、行方は予断を許さない。
12日夕に始まった官民の金融トップによる緊急会合は、ニューヨーク連銀で13日も引き続き行われた。リーマンの問題をきっかけに、金融市場ではほかの米金融大手にも不安が広がっている。会合の参加者たちは、週明けの取引が始まるまでに「リーマン・ショック」の根を絶ち、市場を安定させる狙いで協議に臨んでいるものとみられる。
会合には、ニューヨーク連銀のガイトナー総裁や財務省のポールソン長官ら金融当局側と、米国の銀行と証券大手の最高経営責任者(CEO)らが参加。関係者によると、13日の協議は夕方まで続いたが結論が出ず、14日も続けられる見通しだ。
米紙ウォールストリート・ジャーナルなどによると、13日の協議では、リーマンが保有する資産について、損失リスクが高いものと健全なものとに分割する方策などが検討項目に挙がっている。買い手候補とされる米銀大手バンク・オブ・アメリカや英銀大手バークレイズは、損失含みの資産を引き受けることに慎重で、現状ではリーマンを丸ごと買収することは望んでいないという。
リーマンの資産を分割する際の資産価値の評価や、損失リスクが高い資産を分離した後の処理方法などをめぐって協議は難航している模様だ。
買い手探しに失敗し、解決策を打ち出せないまま週明けを迎えれば、金融市場が大きく混乱する恐れがある。リーマンが顧客らの信用を失って事業が行き詰まり、清算に追い込まれるような事態になれば、リーマンが発行する社債などを持つ投資家や資金をやりとりしている取引先に大混乱が生じ、金融システム全体が揺らぐショックを与えかねない。こうした事態を回避するためにも、破綻(はたん)を回避する解決策を早急に打ち出す必要があるとみられる。
1536
:
とはずがたり
:2008/09/15(月) 17:50:26
うぉっ!!
リーマン、破産法の適用申請…バンカメはメリル合併発表
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080915-OYT1T00336.htm?from=main1
【ニューヨーク=山本正実】経営難から身売り交渉を進めてきた米証券4位のリーマン・ブラザーズは15日、自主再建を断念し、連邦破産法11章に基づく会社更生手続きの適用を申請した。
一方、米銀行2位のバンク・オブ・アメリカは同日、米証券3位のメリルリンチを救済合併することで合意したと発表した。
低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題に伴う昨年夏以降の混乱は、米金融業界の大型再編に発展した。
リーマンは14日、身売り先として最後まで有力視されていた英バークレイズから、買収を断念したと通告された。バンク・オブ・アメリカも一時、リーマン買収を検討したが、公的資金投入など米政府による支援が得られなかったため、メリルの買収に方針を転換した。
バンク・オブ・アメリカとバークレイズの両行が買収交渉から退いた結果、リーマンは法的整理に追い込まれた。
バンク・オブ・アメリカによるメリルリンチの買収総額は約500億ドル(約5兆3000億円)。2009年3月までに合併を完了させる予定だ。
メリルは4〜6月期まで4四半期連続で赤字を計上し、今回のリーマンの経営危機に連鎖し、株価が急落していた。このため、バンク・オブ・アメリカに救済してもらう形になる。
米大手銀行・証券が破産法の適用を申請するのは異例だ。身売り先が見つからず、自主廃業を迫られた日本の山一証券と似た状況と言える。3月に事実上、破たんした米証券5位のベア・スターンズに続き、半年間で3社の大手証券が淘汰(とうた)にさらされる異常な事態となった。
(2008年9月15日15時59分 読売新聞)
1537
:
とはずがたり
:2008/09/15(月) 18:43:57
リーマン破たんに社員「こんな急に…」
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20080915-408915.html
15日に連邦破産法の適用申請を発表した米証券大手リーマン・ブラザーズの日本のオフィスがある東京・六本木ヒルズには、社員らが緊迫した様子で駆け付けた。報道関係者の取材に「こんな急に…」と驚いたり、口を閉ざしたりした。
オフィスは29〜33階。2階にある受付で男性が「担当者が不在で何も言えない」とこわばった表情で繰り返す。様子を見に来たという女性社員は「分からない」と困惑した表情で、足早に立ち去った。
オフィスから出てきた男性社員によると、社内には、多くの社員が集まっているという。「客に迷惑を掛けないように対応したい」と男性。
投資関係部門に勤める別の40代の男性社員は「マーケットの環境が急に動いてしまったので、あり得る話ではあるが、こんなに急に(業績が)悪くなるとは思っていなかった」と分析。「今後は法律に従って粛々とやるだけ。リターンを求める分、リスクもある。今後は人それぞれだが、1からリスタートするしかない」と落ち着いた様子で語った。
「会社からは説明がなく、自宅でニュースを見て知った。ショックで今は何も話したくない」。10年近く勤務する女性は言葉少なだった。
六本木ヒルズに散歩で立ち寄った男性(51)は「名前は知ってる会社だし、自分が知らないところで仕事や生活と関連しているかもしれないが、難しい話でよく分からない」と話していた。
[2008年9月15日17時27分]
1538
:
とはずがたり
:2008/09/15(月) 20:38:31
◎AIG、FRBに異例の支援要請=経営難で「4兆円必要」の報道も
2008年09月15日13時19分 / 提供:時事通信社
http://news.livedoor.com/article/detail/3814104/
【ニューヨーク14日時事】米証券大手リーマン・ブラザーズの経営危機に続き、米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の経営不安が高まってきた。複数のメディアは14日、AIGが米連邦準備制度理事会(FRB)に対し、異例の短期融資を要請していると報道。米紙ニューヨーク・タイムズは、AIGがFRBに対し、400億ドル(約4兆2000億円)のつなぎ融資を求めていると伝えた。
1540
:
荷主研究者
:2008/09/16(火) 01:07:03
http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2171
2008年7月29日 新潟日報
第四銀、長岡も2支店統合へ
第四銀行(新潟市中央区)は28日、来年11月に長岡市の長岡、表町の両支店を統合し、本店に次ぐ大規模店舗「長岡営業部」を新設すると発表した。同6月には上越市に「高田営業部」も新設する予定で、県内拠点都市に相次いで大型店舗を構える。両拠点で個人客向けの相談業務に力を入れるなど提案型の営業を通じて総合金融サービスの提供を進める。
長岡営業部の店舗ビルは地下1階・地上6階建てで、長岡市の「大手通中央東地区市街地再開発事業」の一環として、現・長岡支店の隣接地に建設される。同行は建物部分に約15億5000万円を投資する。地下駐車場を除いた延べ床面積は約4360平方メートルで、営業施設のほか、大型のセミナールームも設ける。
総合金融サービス業を掲げる同行は近年、多様な金融商品を提供するため、ローンや資産運用についての相談機能を強化している。
長岡、高田の両営業部には、顧客のプライバシーに配慮した相談ブースを充実させた「コンサルティングプラザ」を初めて設ける。両地域の個人ローン相談の拠点「ローンセンター」も同プラザへの移設を検討している。
また、両営業部とも同行のグループ会社、新潟証券(長岡市)が出店する予定。株式取引も含めた多様な金融サービスが一カ所で受けられるように利便性向上を図る。
一方、同行は長岡市の「長岡西支店」も同年7月、長岡市古正寺のショッピングセンター敷地内に移設する。同支店でも専用の相談ブースを備えた「コンサルティングデスク」を設けるなど相談機能を強化。同デスクの設置は新潟市の内野支店に続いて2カ所目。
同行総合企画部は「ネットバンキングなど非対面のサービスが充実しているが、お客さまとの対面の営業を強化することも重要。相談機能を強化し、幅広いニーズに応えたい」としている。
1542
:
とはずがたり
:2008/09/16(火) 01:55:37
宮銀、あすから動産担保融資 太陽銀も22日
2008年09月15日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=11011
宮崎銀行(小池光一頭取)は興銀リース(東京都)、オリックス自動車(同)、オリックス(同)と提携し、動産を担保とした融資の取り扱いを16日から始める。
融資は企業が所有する営業用動産を有効活用するもの。3社のノウハウを生かし動産の価値判断を行い担保設定する。
また、宮崎太陽銀行(宮田穂積頭取)も興銀リース(東京都)と提携して、動産を担保とする融資の取り扱いを22日から始める。
担保対象は工作機械や建設機械・特殊車両などで、興銀リースが査定する。
1544
:
とはずがたり
:2008/09/16(火) 10:47:48
思い上がりと破滅の悲劇 リーマン破綻――フィナンシャル・タイムズ
2008年9月16日(火)07:00
http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20080915-01.html
(フィナンシャル・タイムズ 2008年9月14日初出 翻訳gooニュース) ジョン・ギャッパー
リーマン・ブラザーズが前回、1984年にいったん破綻したときの顛末を、ケン オーレッタが著書「ウォール街の欲望と栄光?リーマン・ブラザーズの崩壊」で書いている。この中で同銀のリチャード・ファルド氏は激しく、誇り高く内向的な、債券取引のトップとして登場する。内部抗争のせいで同社が身動きとれなくなっても、ファルド氏は売却の必要性を受け入れなかった。
1984年の当時、リーマンは結局アメリカン・エキスプレスに売却され、ファルド氏はその後、リーマンのCEOとなる。ファルド氏のもとでリーマンは1994年に分離独立し、以来、リーマンがゴールドマン・サックスなどのウォール街企業をしのぐことは決してないという懐疑的な業界予測をよそに、邁進を続けた。
リーマンが変身したのは、変身しなくてはならないとファルド氏が主張したからだ。ファルド氏は、チームワークの必要性を絶え間なく強調し、内部対立を排除していった。主力の債券取引のほか、資産管理やエクイティー部門を強化し、業務の幅を拡大した。
しかし実のところ、ファルド氏自身は全く変わっていなかった。それまでと全く同じ、暗く内向的で頑固で、リーマンに忠実。自分の会社を売るなどとんでもないと、売りたくないと頑なだった。そしてリーマンはここ半年、必死になって会社を建て直そうとしていたのだが、最後には結局、ファルド氏のプライドと頑固さが銀行再建の妨げとなってしまった。
ウォール街4位の銀行にまでリーマンを成長させたファルド氏は、受け入れがたきを受け入れられなかった。緊急に必要な資金を作るには、相当数の自社株を安価で売るか、資金運用部門を売却するしかなかった。しかしファルド氏はこのどちらにも、なかなか踏み切らなかったため、結局は間に合わなかった。
「ディック(リチャード)は売却に対して、病的な抵抗感があったのだと思う」 ある銀行マンはこう言う。リーマンの株価が下がり続け、その将来に対する不安が立ちこめるようになっても、ファルド氏はリーマンを帳簿価額よりも安く評価するような資本注入(たとえば韓国産業銀行から)はいっさい受け入れられないと拒否した。
そのような出資を受け入れてしまえば、リーマンの価値は実際にはわずかなものに過ぎないと認めてしまうことになる。そんなことになれば、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーやメリル・リンチに匹敵する存在になるまでリーマンを大きくしてきた、自分のこれまでの努力が全て水泡に帰してしまう。そんな展開は、ファルド氏にとって決して受け入れられるものではなかったのだ。
しかしファルド氏の失敗は、自分が好まない取引を拒否したことに留まらない。ここ1年、ウォール街に吹き荒れた信用収縮危機にどう対応すべきか、ファルド氏は目に見えて混乱し、曖昧な態度を取っていた。社内にも社外にも、明確なメッセージを発信できなかったことが、さらにリーマンを痛め付けた。
社内的には、今のこの金融危機が世界を大きく変えてしまった、その影響がいかに深刻かをはっきり認識するのが遅れた。昨年10月には、不動産開発業者ティシュマン・スパイヤーと共同で不動産会社アーチストン・スミスの買収をそのまま進めて、220億ドルを払っている。その2カ月前の8月時点でウォール街はすでに信用収縮の打撃を受けていたのに、リーマンはこの買収を敢行したのだ。
市場が危険な状態にある中、アーチストン・スミスのようなこうした取引のせいで、リーマンの不動産リスクは高まっていった。そしてリーマン社員によるとこの間、前社長で最高執行責任者(COO)のジョー・グレゴリーは前年の債券取引のリスク・プロファイルを引き下げようとしなかった。潜在的利益を手放したくなかったのだ。
1545
:
とはずがたり
:2008/09/16(火) 10:48:04
>>1544-1545
今年6月、リーマンは3〜5月期決算で28億ドルの赤字を計上し、60億ドルの緊急増資を実施したが、その頃にはもう事態は制御不能になっていた。ファルド氏はグレゴリー氏とエリック・キャラン最高財務責任者を解任したが、それでも秩序を回復させられなかった。「リーマンはあらゆる段階でことごとく遅れをとり、後手後手に回っていた」と、ある銀行関係者は言う。
この今年6月時点でファルド氏はついに社員に対して、会社はかなりひどい混乱状態にあると認めている。「5四半期にわたってまずい判断が続いた」と述べ、もっと積極的に立て直しを計るべきだったと語っている。この時点でリーマンに残されていた頼みの綱は、ファルド氏には好ましくない形で大量の資金を集めることしかなかった。
こうした状態で対外的には、リーマンが自分たちの救済策として何をするつもりなのか、不透明感が広がった。
韓国産業銀行(KDB)と交渉している情報が外にもれ、あるいはリーマンは資産運用部門ニューバーガー・バーマンを一部か全部、売却するのではないかという可能性も取りざたされた。
リーマンの破綻は金融市場にとって、そしてウォール街全体のとって、不安材料だ。またファルド氏によって揺るぎない愛社精神と仲間意識を叩き込まれた社員2万4000人にとっても、これは悲劇だ。社員の多くは、資産の大半をリーマン株で運用していた。しかしそのリーマン株はもはやほとんど価値を失ってしまった。
ファルド氏にとっても、古典的なギリシャ悲劇的な意味で、これは悲劇だ。あまりにも自分の全てを、自分の人生と自分自身そのものを、この銀行に注ぎ込んできたせいで、その衰退を受け入れられなかったのだ。もっと早くに売りに出ていたら、リーマンは生き残ったかもしれない。けれどもファルド氏はプライドが高すぎた。思い上がりのあとに、破滅がやってきたのだ。
フィナンシャル・タイムズの本サイトFT.comの英文記事はこちら(登録が必要な場合もあります)。
(翻訳 加藤祐子)
1546
:
ホッシュジエンの国内ニュース解説
:2008/09/17(水) 07:11:47
アメリカ最大手の証券会社「ゴールドマン・サックス」は、
先月までの3か月の決算を発表し、サブプライムローンの
焦げ付きに端を発した金融市場の混乱によって収益を圧迫され、
最終利益は前の年の同じ時期に比べて70%減少しました。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
彡ミ ___ __ これはウソだな。G.サックスはサブプライムと
|ヽ /| ,,,,,,,,l / / 石油高騰政策で未曾有の巨利を得ていた筈だ。
|ヽ | | ミ ・д・ミ/_/旦~~
⊥ |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| となると、リーマン破綻も世界的な金融
凵 `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l 政策のシナリオの可能性が高いですね。(・A・ )
08.9.17 NHK「ゴールドマン 70%減益決算」
http://www.nhk.or.jp/news/k10014150861000.html
Google 検索「ゴールドマンサックス 史上最大の利益」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%80%80%E5%8F%B2%E4%B8%8A%E6%9C%80%E5%A4%A7%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%9B%8A&lr=&aq=f&oq=
1547
:
とはずがたり
:2008/09/17(水) 17:25:26
結局アメリカが潰したのはリーマンだけって事か?
AIG:米政府が救済、最大9兆円融資 株79%取得権、公的管理下に
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080917dde001020046000c.html
【ワシントン斉藤信宏】米連邦準備制度理事会(FRB)とニューヨーク連銀は16日、経営危機に陥っていた米保険大手AIGに対して最大850億ドル(約9兆円)を融資する方針を決めた。期間は2年。融資と引き換えに、米政府がAIG株式の79・9%を取得する権利を確保し、公的管理下に置いて経営再建を支援する。AIGの資産を事実上の担保とすることで納税者の利益を守る。保険契約は保護される見通し。低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題に伴う金融危機は、米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)に続き、AIGも政府が管理下に置いて救済するという深刻な事態に発展した。
FRBは「AIGの破綻は金融市場での資金調達コストの急上昇につながる恐れがあった」と支援に動いた理由を説明した。AIGは破綻を回避できるとみられるが、政府による株式取得は既存の株主価値の希薄化につながる恐れがある。
AIGはリーマンの経営破綻を受けて資金繰りが悪化、米格付け会社が相次いで格付けを引き下げたため、保険業務上必要な高い格付けを維持できない懸念が強まっていた。リーマン破綻直前の14日には、格付けの維持に向け100億ドル規模の増資計画とリストラ策に加えFRBへの400億ドルのつなぎ融資申請などを発表したが、FRBからいったん、融資を断られていた。
AIGはサブプライム問題に絡む損失を計330億ドル(約3兆4600億円)計上しており、08年4〜6月期まで3四半期連続の赤字に転落。サブプライム絡みの住宅ローン担保証券(MBS)を大量に保有しており、追加の評価損発生への懸念が強まっていた。
◇国内子会社売却も
米連邦準備制度理事会(FRB)は、救済策を発表した声明で、「融資はAIGの資産売却で返済される」と、AIGに積極的なリストラを促した。AIGは日本でアリコジャパンなど生命保険3社とアメリカンホームなど損害保険2社を運営しており、こうしたグループ会社の売却を迫られる可能性がある。
いずれも保険事業は順調なため、売却が決まれば、国内大手生損保や銀行などを含め、激しい争奪戦が繰り広げられるのは必至。国内生損保業界の大規模な再編につながるとみられる。ただ、アリコが保有するAIG株の価値が大幅に下落しており「本業はいいが、財務面での劣化が心配で簡単には飛びつけない」(大手生保)との見方もある。【辻本貴洋】
==============
■ことば
◇AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)
1919年創業。本社・ニューヨーク。130以上の国・地域に進出し、従業員は約11万人。保険業務のほか、デリバティブ(金融派生商品)取引や金融商品の保証などを幅広く展開してきたが、金融市場の混乱に直撃され、巨額の損失を計上した。日本では、生命保険3社(アリコジャパン、AIGスター、AIGエジソン)と損害保険2社(アメリカンホーム、AIU)を運営し、富士火災とジェイアイ傷害火災の最大株主。破綻した旧千代田生命保険など国内生保の積極的な買収を進めるとともに、格安の保険料を売り物に業績を伸ばし、生保3社の保険料等収入は国内大手4社に次ぐ規模。
毎日新聞 2008年9月17日 東京夕刊
1551
:
とはずがたり
:2008/09/17(水) 20:11:13
HBOSとロイズ合併協議/米金融混乱、欧州に波及
2008/09/17 19:05
http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/article.aspx?id=20080917000445
【ロンドン17日共同】英大手金融グループのロイズTSBと、HBOSが合併する方向で協議入りした。英BBC放送が17日報じた。米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破たんをきっかけにHBOSの株価が急落し、信用不安が広がっていた。
両グループは正式なコメントをしていないが、ロイズによる事実上の救済合併とみられる。米金融界の混乱が欧州に波及、世界的な業界再編の機運が高まりそうだ。
HBOSは個人向け業務が主力で預金を集めているが、銀行間取引など金融市場からの資金調達の割合がほかの英大手銀行に比べて高いとされ、「資金調達が苦しくなっている」(大手証券アナリスト)との指摘があった。
また、HBOSは住宅ローンなど不動産融資に強みがあるが、英国では不動産価格の下落で不良債権の増加も懸念材料だった。このため、リーマンが破たんした15日以降、株価が急落。16日までの2日間で半分近い時価総額を失った。
1554
:
とはずがたり
:2008/09/18(木) 00:44:27
北都銀行は5億保有、リーマン発行債券 秋銀はなし
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080917d
北都銀行は16日、経営破たんしたリーマン・ブラザーズが発行する債券を、円建てで4億9200万円(簿価)保有していると発表した。
回収可能額は「まだ見通しが立っていない」としている。2008年9月中間期、09年3月期の業績予想はほかの要因と合わせて予想が可能になった時点で開示する。
一方、秋田銀行は「(リーマンブラザーズ関連の)債券、株式いずれも保有していない」としている。
(2008/09/17 09:43 更新)
1555
:
とはずがたり
:2008/09/18(木) 12:05:06
米欧で金融再編加速 モルガンとワコビア合併か?
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008091801000213.html
2008年9月18日 10時07分
【ニューヨーク17日共同】米メディアは17日、米証券大手モルガン・スタンレーが米銀大手ワコビアとの合併を検討していると報じた。米証券大手リーマン・ブラザーズの破たんや、米政府が支援を決めた保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の経営悪化で、金融機関の経営に対する不安が強まったのが背景。
また英BBC放送は、英大手金融グループのロイズTSBが、同HBOSと合併することで合意したと報道。ほかにも米メディアで再編に絡む報道が相次いでおり、信用不安を背景に米欧の金融再編に向けた動きが一気に加速する形となった。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が関係者の話として伝えたところによると、ワコビア側が同日、モルガン・スタンレーのジョン・マック最高経営責任者(CEO)に電話をかけ、合併をめぐって話し合った。
モルガン側は米住宅金融大手ワシントン・ミューチュアルなど、ほかの金融機関との合併も考慮しており、同紙によると交渉は初期的な段階。
1556
:
とはずがたり
:2008/09/18(木) 18:22:23
破たんで社員持ち株が紙くずに リーマン社員の「天国から地獄」
2008年09月17日21時06分 / 提供:J-CASTニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/3823627/
破たんしたリーマン・ブラザーズ証券には、社員報酬を一部、自社株で支払う制度がある。仕事のモチベーションを高めるためだが、それが破たんで紙くず同然となる悲劇を生んだ。中には、億円単位で財産を失った社員もいるようだ。海外では、自虐的になった社員が、社名ロゴ入りグッズをネットで売り出すケースも出ている。
「ハイリスク・ハイリターン」年収1億日本人社員も
「数か月前に首になったリーマン社員は、『すごくラッキー!』と喜んでいます。残っていれば、持ち株の価格がゼロだったわけですから」
ある外資系金融機関の幹部は、知り合いの元社員の話として、こう明かす。
破たんした米証券大手のリーマン・ブラザーズでは、社員報酬の一部を自社株で支払う制度があり、リーマン株の3割は社員が保有している。これは、日本法人のリーマン・ブラザーズ証券も同じだ。元社員の喜びは、裏を返せば、多くのリーマン社員にとっては、悲劇だったことを意味する。
同社によると、社員持ち株制度は、株主として会社の価値を高める意識を持ってもらい、同時に長くいてもらおうと考案した。ただ、持ち株を売るには条件があり、社員は簡単にはできない。同社では、条件の内容は言えないとしているが、関係者によると、受け取りから数年後か、退職、住宅購入などの場合に限られるという。
元社員は、退職後に持ち株を順次売り、損失を免れていた。
関係者によると、リーマンには、税率の有利さから、ボーナスの一部を退職時に後払いする制度もある。元社員は、解雇による数千万円の割り増し退職金とともにボーナスの一部後払いも受け、億単位の金を受け取っていた。知り合いの外資系金融機関幹部は、「残っていたら、まったく別のシナリオだった」と話す。
とはいえ、この幹部は、社員の悲劇について、「あまり同情できない」と漏らす。投資会社は、リーマンのように雇用が不安定だと年収が高い傾向があり、「ハイリスク・ハイリターン」の世界だからだ。元社員も、首にはなったが、年収が1億円にも達していた。
ロゴ入りグッズ、続々ネットでオークション
もっとも、ハイリスクの世界とはいえ、リーマン社員には、突然の損失に対するわだかまりもあるようだ。
米ネットオークション「イーベイ」では、なんと社員が使っていたとみられる社名ロゴ入りグッズが次々に売られているのだ。例えば、ロゴ入りのダッフルバッグを出品したアメリカ人は、「歴史の一部をその手にできるチャンス」と自虐的なメッセージを添えた。08年9月17日夕には、5人が入札し、4623円の値が付いていた。
このほか、ロゴ入りのマグカップや帽子、ボールペンなど400件以上が出品されている。中には、なぜか「リーマンの破たん」の英文を入れたドメイン名まで売りに出され、出品から9時間後には、10万円以上の値が付いた。ただ、日本人の出品はほとんどないようだ。
リーマン・グッズの出品について、前出の外資系金融機関幹部は、「社員の連帯感を高めるために、文房具やタオルなどのロゴ入りグッズはいっぱいあります。世界で、リーマンファミリーの意識を高めてもらうためです。そんなグッズを売る背景には、経営が悪いのに、なぜ自分が首になるのかという不満があるのでしょう」と話している。
さらに、海外では、破たん直後に、段ボール箱やスーツケースなどに持ち物を入れて会社から運び出す光景が報じられたが、この幹部は、「このケースは、不満とはちょっと違うと思います。破たんすると社員が入れなくなるのを見越して、持ち出したのでは」としている。
一方、社員の今後の扱いについて、リーマン・ブラザーズ証券の広報担当者は、「日本で約1300人いる社員は、解雇してはいません。支援先を探しており、今はまだ見通しが立たない段階です」と話している。
1558
:
とはずがたり
:2008/09/18(木) 19:20:09
◎モルガン・スタンレー、ワコビアと合併か=シティなどはS&L最大手に関心−米紙
2008年09月18日07時32分 / 提供:時事通信社
http://news.livedoor.com/article/detail/3824012/
【ニューヨーク17日時事】証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)などをきっかけに、米金融大手が再編の動きを加速させている。ニューヨーク・タイムズ(電子版)は17日、証券大手モルガン・スタンレーが大手銀ワコビアなどとの合併を検討していると報じた。一方、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は同日、銀行大手のシティグループやウェルズ・ファーゴが、経営難に陥っている貯蓄貸付組合(S&L)最大手のワシントン・ミューチュアル買収に関心を示していると伝えた。
1563
:
とはずがたり
:2008/09/19(金) 23:33:25
富士火災:株価続落28円安、大株主AIGの経営不振響き
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080918k0000m020120000c.html
17日の東京株式市場で、米最大手の保険会社AIGが大株主になっている富士火災海上保険の株価は2日続落し、前日終値比28円安の230円で取引を終えた。AIGの経営不振の報道が相次いでいることから売りが先行した。株価の下落について、富士火災は17日、「AIGの経営状況で、当社が直接的な影響を受けることはない」とのコメントを発表した。
AIGは、オリックスとともに富士火災の発行済み株式23.04%を保有する最大株主。【野原大輔】
1564
:
とはずがたり
:2008/09/20(土) 10:18:58
北洋銀、道銀が資本増強 今月末 劣後ローン100億円規模(09/20 06:54)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/118779.html
北洋銀行と北海道銀行は十九日、九月末までにそれぞれ百億−百数十億円程度の資本増強に踏み切る方針を固めた。十月の北洋銀と札幌銀の合併で道内地銀が北洋銀、道銀の二行体制になるのを控えて、両行とも自己資本の充実で財務体質を強化する。
複数の関係者によると、調達額は北洋銀が百数十億円、道銀は百億円程度。全額を保険会社などから、弁済の順位の劣る劣後ローンとして借り入れる。資本増強で北洋銀の自己資本比率は8%台後半−9%台、道銀は10%台半ばから後半に上昇する見通し。
北洋銀の三月末の自己資本比率は前年同期比1・66ポイント下降の8・45%。財務健全性に問題はないが、十月十四日の札幌銀との合併に備えるとともに、景気低迷で経営不振に陥る融資先企業の増加も懸念されるため、資本増強を行う。
一方、道銀の三月末の自己資本比率は同0・22ポイント上昇の10・13%。ただ、国から注入された公的資金三百五十億円の本年度中の完済を目指しており、調達した資金を公的資金返済に充てるとみられる。
金融庁によると、二〇〇八年三月期の全国の地銀全体の自己資本比率は10・3%。
◇
劣後ローン 企業が破たんした場合などの弁済順位が一般債権より劣る融資。その代わり金利は高く、貸し手には利点もある。金融機関にとっては、自己資本の一部に組み入れられるため、銀行や信金は自己資本比率向上のため利用している。主な貸し手は生命保険会社や損害保険会社などの機関投資家。
1565
:
とはずがたり
:2008/09/22(月) 15:04:18
米証券、銀行持ち株会社に ゴールドマンとモルガン(09/22 13:19)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/119189.html
【ニューヨーク21日共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は21日、米証券首位ゴールドマン・サックスと2位モルガン・スタンレーが銀行持ち株会社となることを承認した、と発表した。
サブプライム住宅ローン問題による金融危機の直撃を受け、米証券大手5社はベアー・スターンズとメリルリンチが救済買収され、リーマン・ブラザーズが破たん、生き残った2社も証券業務だけでは資金繰りが厳しく、総合金融への業態転換を迫られた。
銀行持ち株会社になることでFRBから銀行向け資金供給を受けられるようになる上、銀行子会社を設立して預金も集められるため、資金繰りが容易になるとみられる。
1566
:
とはずがたり
:2008/09/22(月) 19:53:27
e株リポート:特集 米国金融崩壊
http://mainichi.jp/life/money/news/20080922org00m020010000c.html
リーマン・ブラザーズ、AIG、メリルリンチ…。米国を代表する金融機関が相次いで破綻・救済措置に陥り、ウォール街は1929年の大恐慌以来の大パニックに陥った。世界の金融市場に大きな影響をもたらし、株価下落も収まる気配を見せない。最新の状況を追うとともに、この混乱をもたらした犯人の1人といえる「投資銀行」の存在を検証した。
◇リーマン、メリル、AIG…ウォール街が震撼 始まった「信用恐慌」
ウォール街を1930年代以来の大激震が襲っている。
9月15日、経営危機に陥っていたリーマン・ブラザーズが、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請。さらにサブプライム問題による資産劣化で苦しんでいたメリルリンチが、米大手銀行のバンク・オブ・アメリカに総額500億ドル(約5兆2000億円)で事実上救済合併されることが決まった。
16日には、米連邦準備制度理事会(FRB)が米保険最大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)に最大850億ドル(約9兆円)のつなぎ融資を実施すると決定。政府がAIG株の79・9%の購入権を得ることになり、同社は実質政府の管理下に入ることになった。
「リーマンショック」に揺れたニューヨーク株は15日、前日比504ドル急落と史上6番目の下げ幅で、米同時テロ直後以来の大暴落となった。一方、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)は16日、前週末比で一時約3倍に急上昇するなど短期金融市場で資金を出し渋る動きが広がった。さらに原油価格も一時1バレル=91ドル台にまで下落し、7カ月ぶりの安値をつけるなど、世界中のマネーは一斉にリスク資産から逃げて「安全」へと動いた。FRBや日銀は市場に大量の資金を供給し、なんとかパニックを防ごうとしている。そこまでの措置が必要なのだ。これは、いわば「信用恐慌」の始まりである。
◇ルービニ教授の「予言」 壊滅の投資銀行
この大きな波に呑み込まれたのが、米国の投資銀行だ。ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、メリル、リーマン、ベア・スターンズの米独立系投資銀行5社は、その存在感から「ウォールストリート」と称されてきた。それが3月に経営破綻したベアに続いて、新たに2社が消滅、もしくは買収される事態となった。18日には、モルスタが米銀ワコビアなどとの合併を検討していることが報じられるなど、その波は残る2社をも襲う勢いだ。
このような事態を予想していたのが、3年前に米国の住宅バブル崩壊を指摘していたニューヨーク大学のノリエル・ルービニ教授だ。7月にブルームバーグのインタビューで、「米投資銀行4社(ゴールドマン、モルスタ、メリル、リーマン)は破綻するか、もしくは伝統的な商業銀行によって買収されるだろう」と予言していた。ルービニ教授は、その理由の1つとして、資金調達における「脆弱性」を挙げていた。
その脆弱性とは「担保付きファンディングモデル」である。投資銀行や証券会社が商業銀行と一番異なるのは、預金業務を持たないことだ。銀行にとって預金は低コストで得られる資金。その預金を受け入れることができない投資銀行は、株式や社債、銀行からの借り入れなど、通常の企業と同じ手段で資金を調達することになる。なかでもレポと呼ばれる取引での短期借り入れが最も多い。
レポ取引とは買い戻し条件付き売却契約のことで、証券を担保として使った融資である。融資を受けたい側は、保有している証券を銀行などの買い手に売り、証券を1カ月後など将来の一定の日に、一定価格で買い戻す契約を結ぶ。買い戻し価格は当初の売却価格より高く設定され、その差額が融資の金利となる。担保とする証券は、日本では通常国債となるが、米国では株式や資産担保証券(ABS)、住宅ローン担保証券(RMBS)なども含まれる。
1567
:
とはずがたり
:2008/09/22(月) 19:55:16
>>1566-1567
レポによる調達は従来、格付け会社などからは安定した調達手段とみなされてきた。しかし、担保としている証券の価格が安定しているときはいいが、サブプライム問題で価値は下落。追加担保の拠出を求められるなど状況は一変した。それが顕在化したのが、ベアとリーマンの破綻だった。メリルがバンク・オブ・アメリカに救済合併されたり、モルスタも銀行との合併を探る理由には、このような背景がある。
◇市場が狙う次の標的 来年は200件破綻?
経営が不安視されている金融機関はまだある。米貯蓄金融機関(S&L)最大手のワシントン・ミューチュアルは預金量で米銀6位の規模だが、サブプライムローンを含む住宅ローンが業務の中心となっているため、業績・財務の悪化が目立っている。株価は足元で2ドル前後まで低迷。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドは8月下旬から一気に跳ね上がった(図)。
CDSは企業が倒産して、貸し付けたお金を返してもらえないといった信用リスクを対象とするデリバティブ(金融派生商品)。CDSスプレッドは、保証元本に対する保証料(プレミアム)の割合で、この数字が上昇することは、信用力が低下しているとみられているわけだ。モルスタやゴールドマンのスプレッドも上昇しているのは、「資金調達構造の問題を市場が意識しているから」(松本康宏・新生証券シニアアナリスト)である。
経営の不安定さが増しているのは、ワシントン・ミューチュアルだけではない。モルスタとの合併が検討されている大手銀行のワコビアもCDSスプレッドが上昇している。4〜6月期で87億ドルの最終赤字を計上するなどサブプライム関連損失による業績悪化が深刻だ。さらに米国内では、実体経済の悪化により「年内に20〜30、来年は100〜200の金融機関が破綻すると予想されている」(中空麻奈・JPモルガン証券クレジット調査部長)。米連邦預金保険公社(FDIC)によると、昨年は3件だった銀行の破綻は今年に入り11件となっている。FDICは、資本や流動性が不足するなど経営の健全性の観点から、6月末時点で117行を「問題リスト」に入れている。投資銀行に続き、商業銀行や地域金融機関が金融システムを揺るがす日はそう遠くないだろう。
◇欧州、日本、アジアも株安連鎖止まらず
リーマンショック後、米政府が公的資金を入れてAIGを救済したにもかかわらず、各国の株価は続落している。欧州では、ロンドン市場で17日、FTSE100指数の終値が4912・4と3年3カ月ぶりに5000を下回った。ドイツ株式指数(DAX)は5860・98とほぼ2年ぶりの安値水準。日経平均は18日の終値が1万1489円30銭と年初来安値を更新。株安はアジア地域にも連鎖し、香港ハンセン指数は一時2年ぶりの安値をつけた。
金融不安は世界を駆け巡り、株価もどこまで下落していくのか、その先は見えない。
しかも、下落のトレンドはまだ止まりそうにない。ヘッジファンド動向に詳しい草野グローバルフロンティアの草野豊己代表によると、投資銀行も含めた欧米金融機関は、リスク市場での大きなプレーヤーとなっているヘッジファンドに多額の資金を供給し、“一蓮托生”で市場での存在感を増してきた。だが、金融機関自身が危なくなっているうえに、市場の混乱でヘッジファンドの運用成績も悪化している。ヘッジファンドの淘汰がより進めば、市場の混乱は増してしまう。
さらに、みなが疑心暗鬼になる信用恐慌の様相を呈してきたことで、投資家は手元流動性を高め、リスク資産へのカネの流れはより細くなる。この流れが止まらない限り、投資家不在の状況は続き、市場にマネーを呼び込むことはできない。
マーケットにかかった霧はまだ晴れそうにない。【週刊エコノミスト編集部・緒方欽一】
2008年9月22日
1568
:
とはずがたり
:2008/09/23(火) 03:57:13
三菱UFJがモルガン・スタンレーに9000億円出資へ
2008年9月22日(月)23:23
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20080922-567-OYT1T00592.html
三菱UFJフィナンシャル・グループは22日、米証券2位のモルガン・スタンレーに最大9000億円を出資することで合意したと発表した。
出資比率は10〜20%で、15%以上を取得すれば筆頭株主となる。三菱UFJはモルガンに少なくとも1人の取締役を派遣する方向だ。
国内金融機関の外資系金融機関に対する出資としては過去最大。米証券4位のリーマン・ブラザーズの 破綻 ( はたん ) を引き金に、世界的な金融再編の波が国内金融機関を巻き込む形で広がってきた。
サブプライムローン問題の影響で、米証券では、メリルリンチが商業銀行のバンク・オブ・アメリカに救済合併されることが決まり、リーマンが破綻するなど再編・ 淘汰 ( とうた ) が加速している。
三菱UFJによると、今月12日にモルガン側から出資要請があった。リーマンの経営危機説が強まった時で、欧米金融機関は短期金融市場での資金調達が困難に陥っており、モルガン側が財務体質の健全な三菱UFJに信用力の補完を求めたものとみられる。
三菱UFJは、手元資金を活用してモルガンの持ち株会社の普通株を第三者割当増資で引き受ける。20%取得を目指し、モルガンを持ち分法適用会社として収益の一部も取り込む考えだ。米金融不安で苦しむ米大手証券の信用力を補完し、海外での企業の合併・買収(M&A)業務を強化する狙いがある。
モルガン・スタンレーは1935年設立。本社はニューヨークで、世界35か国に拠点を持ち、従業員数は5万人以上。総資産9888億ドル。米大手銀行JPモルガン・チェースとともに、1830年代にロンドンに設立された銀行を前身とする。
1569
:
とはずがたり
:2008/09/23(火) 20:33:15
野村は商業銀行部門が無いけどそこら辺は大丈夫なのかな?
ともあれ歓迎したいが。
野村がリーマンアジア部門を買収、欧州部門も優勢に
2008年 09月 23日 16:12 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-33888920080923
[東京/ロンドン 23日 ロイター] 野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)は22日、経営破たんした米リーマン・ブラザーズ(LEHMQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)の日本を含むアジア・パシフィック地域部門を買収することで同社と基本合意した、と発表した。
アジアにおける投資銀行部門の拡大やITプラットフォームの吸収が狙い。関係筋によると、野村はリーマンの欧州部門の買い手としても優勢という。
アジア部門の買収について最終的な金額はまだ確定していない。しかし、関係筋によると、野村はリーマンのアジア業務をアセットベースで約2億2500万ドル(約238億円、106円で換算)と見込んでおり、これに加えて人材流出を防ぐ人件費(リテンションフィー)が上乗せになる見込みで、買収総額は総額500億円を超える可能性がある。
野村は今回の基本合意により、リーマンのアジアにおける株式、債券、投資銀行部門の3部門を買収し、3000人超の雇用や事業インフラを引き継ぐ。ただ、リーマンのトレーディングに関連する資産と負債は買収しない。
アジアで業務の拡大を目指している野村は、アセットマネジメント業務では商品開発力の向上や販売網の確保が進んでいるものの、投資銀行部門では欧米の金融機関に先行を許している。野村の渡部賢一社長は、信用収縮を背景に欧米の金融機関が事業縮小期に入った局面をビジネス拡大のチャンスととらえており、人材の獲得や買収に前向きな方針を示していた。今年春に野村は約6000億円を調達し、こうした買収に備えてきた。
<野村、欧州部門の買い手候補として優勢に>
リーマンは現在、世界の各地域ごとに事業売却を進めており、北米事業は英大手銀行バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)が約17億5000万ドル(約1855億円)で買収することが決まった。
残る欧州部門の売却作業も進んでいる。ここでも買収に関心を示す野村はバークレイズと競合していたが、欧州部門の売却作業を担当するプライスウォーターハウスクーパーズはロイターに対し「現時点で売却の交渉は1社としか進めていない」と語り、別の関係筋はそれが野村だと述べた。
複数の関係筋によると、野村はリーマン欧州の株式と投資銀行部門を買収する意向だ。リーマンの欧州部門には約6000人の従業員がいる。
(ロイターニュース 江本 恵美記者、スティーブン・スレイター記者)
野村 リーマン欧州部門買収へ
http://www.nhk.or.jp/news/t10014286471000.html
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証券最大手の「野村ホールディングス」は、経営破たんしたアメリカの大手証券会社「リーマン・ブラザーズ」のアジア部門に続いて、新たにヨーロッパ部門も買収することで最終調整に入りました。
関係者によりますと「野村ホールディングス」は、海外事業を強化するため、22日発表した「リーマン・ブラザーズ」のアジア部門の買収に続いて、新たにヨーロッパ部門も買収することで最終調整に入ったということです。リーマン・ブラザーズのヨーロッパ部門は、10か国以上で株式の引き受けや企業買収の仲介などの証券ビジネスを展開しています。一方、野村は、サブプライムローン問題で損失が出たアメリカの事業を見直す一方で、アジアやヨーロッパについては拡大する方針を打ち出していました。今回の一連の買収によって、リーマン・ブラザーズが持つ企業買収の仲介や株の引き受けなどの優秀な人材や顧客基盤を手に入れることで、アジアとヨーロッパでの事業を一気に拡大することをねらったものとみられます。日本の大手金融機関の間では「三菱UFJフィナンシャル・グループ」が、アメリカの証券大手のモルガン・スタンレーに対して最大で20%の株式を取得することで合意するなど、金融危機をきっかけにしたアメリカの大手金融機関の再編に参入する動きが相次いでいます。
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